――「ガンダム」を歴史として解釈する映像にしたくないわけですね。
「ぼくも、ある程度は年代を追って作るべきではないか、
ということでアムロとベルトーチカのシナリオを書いてみました。
しかし、それは出資者集団が拒否しました。
そして、その拒否はとても正しい、ということがやってみてわかったのです。
そうなると、その瞬間から年表というものは、なくなっていきます。
つまり、アムロは結婚していたのではないのか、
みたいな話で映画を作っていったら、それこそ夫婦の痴話ゲンカを描かなければならなくなってしまいますから、
そうなったらシャアなんか登場しませんよ(笑)」
――確かに本末転倒してしまいますね。
結局、映画を作るということは、年表をつくることとはチョット違う。
ただ、ぼくがそう考えても、年代記物のフィーリングだけはとるために、
ある程度は年齢を上げることは、やらざるを得なかったのです。
それが、いまは癌となってしまっていると、
今回の「逆襲のシャア」はそういうように理解しています。」
――「ガンダム」が観る人ごとに世界観を構築できるということが、かえって、
作品自身を拘束してしまっている、と考えていらっしゃるのですか。
「しょせんは『ガンダム』はロボット物なんだ、と語ってもらいたいのだけれども、
ことが『ガンダム』になると、なぜか製作周辺部にそういってひとが全然いなくなって、
みんながまじめすぎる働きをみせてくれるのです。
でも、本当はぼくのやり方と、もうひとつ別のガンダムワールドが厳然として存在しているということは、簡単にかたづけられる問題ではないんですね。
けれども、現実に映像の部分は、走ってしまいますし、
そのことによって、ぼくが恥をかくということは『Ζ』の時にもう覚悟していますから、
それをイヤとはいいません」
途中で下げ忘れますた。
大変申し訳ないです。
>>822 お疲れです
きになさらず〜
ベルトーチカ・・・・観たかったよ俺は。・゚・(ノД`)・゚・。
俺も角川版の小説のほうが好きだったので、
ベルトーチカ・チルドレンはぜひ観たかったよ…
>それをイヤとはいいません
後に富野は語る。
「イヤでしたね。ええ、とてもイヤでした。」
「いいません」であって「思いません」でないとこがミソですな。
富野に訊け!が読みたいが、あれは単行本になるんだろうか。
>>827 あれは立ち読みしなされ
アニメ氏だから恥ずかしいかもしれんが・・・・
けっこう身につまされるというか励みになってるよおいらは
富野本スレっつーか、信者スレなくなった?
>>829 本当だ・・・、落ちちまってるね
何ということだ、ハゲ神様の天罰が下りそうだ新スレどうしよう?
劇場版イデオンパンフレット
DOBULE RELEASE
A CONECT 接触編 Be INVOKED 発動編
THE IDEON イデオン
これはがいしゅつですか?
それとも現在発売中の本に載ってますか?
もし、そのような場合うpを控えますので情報をお願いします。
ガンガンいこうぜ!
いのちをだいじに。
お金だいじに
いろいろ犯ろうぜ
お金つかうな
>>833 ガンガンいきますよ〜
>>834-837 何か、よくわからんがとりあえず
今回の「これでも読んでお待ちください」のコーナーでは
御大以外発言スレ「08劇場版」パンフをうp
これでも読んでもちつけ。
イデオンのパンフは明日の夜まで情報を待ってうpします。
>>838 パンティ脱いで待ってま〜〜〜〜〜〜〜す☆
そういや、ターンAの時にプロレス誌で富野X佐竹対談があって、
「カプコンの人に絵を頼んだけど、僕は対戦ゲームなんて物は、
嫌悪するね。だって痛めつけるだけで痛みが伝わらないなんて、
絶対間違ってるっ!」と熱く偏った主張をしてたね。
ならガノタを痛めつけないでください
>842
痛みは伝わってるから無問題。
ガノタはMだから痛めつけられるほど、ハゲを愛してしまうのです。
・・・すまん、そりゃトミノ信者だった。
DOBULE RELEASE
A CONECT 接触編 Be INVOKED 発動編
THE IDEON イデオン
MESSAGE 最終回のために
総監督 富野喜幸
映画監督という作画的行為を成す物が己の作品を公開するにあたって
言うべきことではないと承知しながらも、
やはり書かざるを得ないということは苦しい。
作り手側の事情があるからといって、
評価なり評論される対象は作品であって作品が生まれる事情ではない。
しかし、この"イデオン"については
どうしても記しておかなければならない事と思えるので、ここに記させていただく。
元来がテレビのシリーズ物であった"イデオン"はかなり膨大なストーリーを抱え込んでいて、
3時間強の分量の中に収まるものではなかった。
にもかかわらず、あえて一挙公開という暴挙に出たのに3つの理由があった。
1つは、物語の気分が全くみえないダイジェストとすることを嫌ったということ。
2つ目はテレビ版のダイジェストでしかない作品を映画版と銘打って2本、3本と上映して、
ファンたちに必要以上の出資を強要することを嫌ったということ。
特にこれについては、この数年のアニメ・ブームとかいう風潮の中、
所詮はテレビ版の改さんでしかない映画版が
大手を振って通るということへの疑問があるからである。
小生に関して言えば、それを先の"ガンダム"でやった張本人である。
張本人であるから、その痛みが分かる。
殊に、ファンに対して3度まで出資を強要したということには
申し訳ないことだと思っている。
同じ金を使うのならもっと他の良きことへ使って欲しいという思いが、
他の世の父親たちと同じにあるからだ。
しかし、"ガンダム"の時は、"ガンダム"を成立させたティーン・エイジャーの力を
大人たちに示したかったという発意があった。
だから、決して間違ったことはやってはいないという自信があった。
しかし、出資を強要したのではないかといううしろめたさは変わることなくあった。
それらを回避するためには"イデオン"は一挙公開しかないと決意していた。
そのために己が泥をかぶってすむことならば、それで良いと・・・・・・。
その結果起こる作品についてのあらゆる非難を被ることを覚悟で、
小生は針の筵に座っている。
848 :
通常の名無しさんの3倍:03/07/02 18:17 ID:LHVRkAqy
そして、第3の理由はもし、一部、二部という興業形式をとった時に、
一部の入り(作品の出来でなく)の状況によって、"イデオン"の本来の完結編が、
再び公開されること無く、終わった場合、"イデオン"は本当に未完に終わってしまう。
それを最も恐れた、といえる。
それは事情論とは別に、作り手側が最も恐れることである。
そのために、ともかく完結部分を描き、発表したいという作り手のできる
最小限度のことをやってみようとしたわけである。
我々スタッフはファンと共に、
かつてみることのなかったエピローグを見たかったのだというたった1つの点に賭けて、
今回のダブル・リリース方式を採用したのである。
そのために映画版のドラマは、ドラマとして成立することなく発端と発動を直結させた。
まとめたのではない。直結でしかない。
これは作劇を遠く離れ、そのために各スタッフから声優から「冗談じゃない」という声があがった。
矛盾に満ちて、何が物語なのかという思考さえも働かせることなく、
"イデオン"は"発動編"のラスト・アクションに入る。
どう断罪されてもそれに抗弁する術を小生は持たない。
しかし、それを承知で公開の機会を与えて下さった松竹及びに各劇場の関係者には、
心から御礼申し上げる。
そして、それを承知で観に来てくださった皆様方にも心から御礼申しあげたい。
そして、各スタッフに対しても・・・・・・。
本映画は"イデオン"の最終回でしかないと言える。
ここに至る間に我々スタッフの万感の思いが込められている事もまた事実である。
非は全て小生にある・・・・・・。
また、sage忘れた・・・
次こそ気をつけます。
髭の話題が出てたので、
Newtype 1999年 1月号
富野由悠季1999ガンダムAプロジェクト監督インタビュー
GUNDAM RISING 胎動
こちらはがいしゅつですか?
それとも、現在手に入る出版物に載っていますか?
そのような場合、うpを自粛したいと思いますので
情報を宜しくお願いします。
ガンガンいこうぜ!
髪の毛をだいじに
>>851 ガンガンいきたいんですが、土日は家に居ないので
明日の夜まで情報をまってうpしたら小休止。
自分的にはすでに恒例コーナーになった
「これを読んでお待ちください」では
Newtype 1999年 1月号
富野由悠季1999ガンダムAプロジェクトから
メッセージ部分だけを抜粋
また他監督スレに高松信司をうp
"ガンダムAプロジェクト"と富野監督へメッセージ
大河原 邦男
新たな20年に向けて、新たなガンダムがどう動くのか、大変な仕事だとは思いますが、
スタッフとしてもファンとしても楽しみにしてます(談)
北爪 宏幸
当時と現在では世相もかなり違うと思います。
ですから、また「あのガンダム」ではなく、当時のアニメを変えたように、
今度も現在のアニメを一新するような魅力のある新しい
「ガンダム」が発表されることを富野監督に期待してます。
出渕 裕
「1stガンダム」からの宇宙世紀をとことん掘り下げ、
スキ間を濃く埋めていくか(アイデアだけはあるんですけどね)、
「ガンダム」というブランド名を最大限利用してまったくの別物、
たとえばガンダムという名の宇宙船で舞台も地球圏から離れたくらいの代物に
創造しなおすか・・・くらいしかないのでは。
中途半端は却って身を滅ぼすよーな気がする。
あと、富野アニメはロードムービーがキテル!キーワードはこれですかね
美樹本 晴彦
最初のガンダムが見せてくれた新鮮さと興奮をまた期待したいですね(談)
カトキ ハジメ
監督がどんな「ガンダム」を創るつもりなのかまだわからないが、
これまでのトミノスタイルが変わるとは思えない。
それまでの若者の好みや流行なんかを意識しないで、
我流を全開にしてやって欲しいです。
煮詰めた挙句ににじみ出るトミノ演出に期待しています。
佐野 浩敏
わがままいっぱいにやって欲しい。
何から何まで冨野さんの「匂い」がプンプンするものが見たいです(談)
川元 利浩
新しいスタッフがつくる流れと、
富野監督の演出スタイルが融合してつくられる新しいガンダムに期待しています。
逢坂 浩司
悶絶、絶頂、虚脱の中から生み出されたドラマの上に、
キャラクターたちがどういう人間性を見せ、なによりも富野由悠季という男でもあり、
親でもある人がフィルムを通じて今度は何を我々に問いかけてくるのか。
ワクワクしながら見届けたいと思います。
がんばってください
村瀬 修功
ガンダムというよりもディレクションのもとで仕事したときに得たものが、
現在、ものをつくる上での基礎になっていると思います。
サンライズのプロデュースに期待します。
石垣 純哉
安田朗さんの新キャラ、シド・ミードさんの新メカが動くのを見たい。
その魅力を存分に伝えてくれるのを楽しみにしています(談)
そして破綻。
そして公的資金導入
破綻戦死りそなガソダム
富野由悠季1999ガンダムAプロジェクト監督インタビュー
GUNDAM RISING 胎動
実は"Aプロジェクト"の話は、すでに'96年の春に出ていたんです。
そして、僕がそのとき一生懸命に考えたのは
『ファーストから始まったガンダムのシリーズを、個々の作品の内容だけでなく、
それを取り巻く状況もひっくるめて、全肯定するようなものにできないか』ということでした。
そのための世界観や物語のアウトラインができたところで、
次のガンダムは僕にとって本当の意味での新作になるだろうから、
そのための準備として「ブレンパワード」を監督させてもらって、
シリーズ創りの練習をしました。
そうして「ブレンパワード」の練習をやりながら、
'97年から'98年にかけて「タイタニック」が大ブームになり、
アニメでいえば「エヴァンゲリオン」と「もののけ姫」がそれぞれのスタンスで成功した
――という経緯を見てきたわけですが、
そのなかで僕は「タイタニック」以後、映画の作り方は完全に変わるだろうと実感しました。
そして、自分がAプロジェクトに関して考えていたことが、
決して間違ってはいないという確信をもちました。
と同時に、Aプロジェクトを実際にオンエアさせていただくことができれば、
これまでのガンダムとは違うものができるだろうという確信もまた生まれたんです。
これについて僕は、先月号のカトキハジメくんとの対談のなかで映像作品を
つくる立場から自分の考えを述べましたが、
直接のテーマからはずれているということで、その部分は活字にはなりませんでした。
ここで改めてお話しておくと、こういうことです。
まず「タイタニック」という映画は、これまで主にSFXを駆使した
アクションものを撮ってきたジェームス・キャメロン監督が、
脚本まで自分でタッチして《物語》をつくろうとした
――つまりストーリーテリングに重点を置いている点で監督の姿勢が変わったと思いました。
それだけでなく、キャメロンがあえて巨費を投じてチープなラブストーリーを
つくったということには大きな意味があって、
映画とはこういうものでいいんだということを、
彼は実際の作品として、提示してみせてくれました。
つまり、これだけ日常的にCGがあふれているいま、
もはや映像的なセンス・オブ・ワンダー(驚きの感覚)だけでは映画は成り立たない。
SFXでいくら刺激的な映像をつくっても、すぐ飽きられてしまいます。
そんな時代に、なおかつ映画をつくっていかなくてはいけない立場として、
何を目指せばいいかなと考えてキャメロンと彼の周囲にいる、
とてもいいインテリジェンスをもった人たちが、ああいう映画をつくったのです。
それはどういうことかというと、
みんながおもしろがれる、みんなが泣ける、みんながサスペンスを感じられる、
そういうわかりやすいところに話を落としたんです。
要するにキャメロングループのスタッフたちは、映画とか物語の原理原則に立ち返ったわけです。
ヒロインが絶世の美女でなく、親しみを持てる程度の美人であることも含めて、
みんながとっつきやすい映画にしたから、あれだけヒットしたんでしょう。
「タイタニック」には、高尚なテーマやメッセージはありません。
ですが、映画というのは本来《活動写真》だし、
なによりもまずエンターテイメントであり、芸能であるわけですから、それでいいんです。
最近の日本でインド映画のコメディーが受けているのも
同じようにみんなが楽しめるオープン・エンターテイメントだからこそです。
そういう映画状況を考えた時に、僕は確実に"「タイタニック」以後"
という言い方ができるとおもいました。
映画は、ついにSFXやCGの技術を使いこなしながら、
そういう刺激だけに頼らない原理原則のお楽しみという部分を手に入れてきた、と。
だは、アニメはどうなんだと考えたときに、
アニメの場合は実写と違ってすべてを嘘八百のところから積み上げていく世界ですから、
その根もとを支える設定がなければならない。
ガンダムの場合、それは人型ロボット=モビルスーツなんだから、
それを組み込んだ活動代写真をつくればいいんじゃないかと思ったんです。
そういう意味で、これまでのシリーズを全肯定しながら新しい世界をつくっていくという
Aプロジェクトの方向性は、僕はそれほど間違っていないと思うし、
映像作品として、「タイタニック」以後に発表するガンダムとして、
とてもあっけらかんとしていていいなという作品にしたいのです。
その上でいうと、今度のガンダムはみんながわかるような話で、
ちょっとだけミステリアスな部分がある。そういうものになります。
それがドラマ上のサスペンスを生むだろうし、技術論でいえば、
人と巨大なモビルスーツが物語のうえでどう絡みうるのか、
その点も改めて考えて製作に入っています。
また、内容的には「ブレンパワード」の後半で試みたように、
敵味方が入り乱れた話になるでしょう。
ですが、それはとても複雑な話になるのかといったら、
決してそうではないんです。構造としてはすごくシンプルです。
ひとつヒントになることをお話すると、
昔からあるチェンジリング(取り替えっ子)の話も出てくれば、
かぐや姫やシンデレラのような要素もある。
つまり、おとぎ話とか童話がもっている原理原則が物語のベーシックな部分、
これを全部、今度のガンダムには入れました。
こういえば、すごくわかりやすいでしょう?(笑)
実はこれが、いまお話できる範囲での嘘偽りのないAストーリーの骨子、
ということになりますね。
以上です。
土日はうpはお休みさせて頂きます。
申し訳ないです
タイタニックについてはアニマックスの特番でも言ってたな
録画しとけばよかった
パイパニック
>>866 話自体は確かに限りなくチープだが、なにか世界に奥行きがある
名前のない脇役一人一人の演出に手を抜いていないというか
まあとにかく見て損は無い