★★★☆イタリアについて話そう16★★★☆

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610アナル作家
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その1

Afaな空気がまとわりつく、あまりにも有名な古都フィレンツェ。
今、ここでイタスレのOFF会が密やかに開かれようとしている。
そう、隠密に。
このOFF会は公けになってはいけないのだ。
なぜならイタスレの大半を閉めるであろう女性の参加禁止。
これまたAfaなイタスレの男どもだけが集まるOFF会なのだ。

しかし、俺たちはまだお互いの顔を知らない。
ましてや誰が来るのかもわからない状況だ。
俺たちは俺たちにしかわからない暗号をフィントイタリアーノの掲示板を使って
確認しあい、このOFF会にこぎつけたのだ。
フィンイタには悪いが、使わせてもらったよ。
そのオープニングページは暗黒な背景色にニチョの夜景を思わせる星の羅列・・・・。
日陰者の俺たちにはもってこいだ。

それにしてもこの記念すべきイタスレOFF@フィレンツェ。
俺たちはその主催者さえ知らないのだ。
とりあえず、シニョーリア広場のダヴィデ像レプリカの下が集合場所だが、
はっきり言って目立ちすぎるぞ、この場所は。
まぁ、フィレンツェに来たことのないやつらでもわかりやすい場所、と言えばそうだが。

俺は仕上げのビデを済ますと丁寧に手を洗った。

そろそろ時間だな。
俺はホテルを後にした。
611アナル作家:02/07/10 04:09
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その2

ダヴィデ像は夕刻のシニョーリア広場でその包茎だけが目立っていた。
ムケチンの彫刻にどうしてしなかったのだろうか。
イタリア人は真性包茎が普通なんだろうか。
それにしても、いつ見ても頭のでかい男だな。ダヴィデ。
俺はそのケツ側に回って待つことにした。

この周りにはまだ日本人の男らしき人影は見えない。
もう、8時を過ぎているのにまだまだ明るい。

ふと気がつくと一人の日本人の男がこちらに向かって歩いてくる。
おっ。参加者か?
スレンダーな身にぴったり張り付くシャツを着ている。
パンツも細身だ。「いかにも」な服装は参加者の一人に違いない。
洋服の上からはうっすらと筋肉の線がわかる。
そこそこのイケメンだし、なかなかの俺好み。

男はまっすぐに俺のところに来ると「蚊が多いですね。」
と言った。
俺は「蚊取り線香ならイタリアにも売っていますよ。」
と答える。
実はこれ、秘密の合言葉なのだ。

男 「主催者です。まだまだ蒸し暑いですね。」
俺 「はじめまして。本当にフィレンツェは暑いですね。」
男 「予定は8名ほどです。皆さんゆっくりされているようですね。あ、俺は土田です。」

『土田』なんて嘘だろう。ま、この手のOFF会で本名名乗るほうが馬鹿だわな。
それにしても、感じのいいやつだ。
OFF会が楽しみになってきた。
612アナル作家:02/07/10 04:10

***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その3

土田さんと後の連中を待つ。

土田 「スレを立てたことありますか?」
俺 「イタスレ?」
土田 「ええ。」
俺 「あ、ありますよ。」
土田 「俺、この前立ててみたんですけど、削除行きになっちゃいましたよ。」
俺 「あ、じゃ、土田さんは『もうひとつのイタスレ15の1』さんですね。」
土田 「実は。」
俺 「なーんだ。俺、アナルですよ。」
土田 「あ、俺たちケコーンしましたよね。」

気が合うわけだ。スレ単位でケコーンするくらいだからな。
それにしても、土田さんの最後の言葉にはどきっ。
ほんとにケコーンしてもいいです。俺。
勃っちゃいますよ。土田さん。
この次はスレじゃなくてティムポ勃ててホスイ。

それにしてもみんな遅いなー。

と、不意に後ろから
「かっ、蚊が多いですね。ゼェゼェ・・。」
と言ってくるやつがいた。
振り向くと稲本似のciccobello野郎がいた。

「蚊取り線香ならイタリアにも売っていますよ。」

俺たちは声を合わせて答えた。(気が合うんだよな。)

稲本似のciccobello野郎は「留学キボン」であった。
613アナル作家:02/07/10 04:10
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その4

ふぃーみんがオネエ歩きで登場したのはそれからまもなくだった。
やっぱりやせていた。ガリオタのAAのようだ。めがねはかけていないが。
続いて伊藤さんが、参考書を片手にやってきた。
既にOFF会には欠かせない人物になっている。
あと3人。
もう、勘のいいイタスレの皆さんはお分かりだろう。誰が来るのか!
そう、足りないのは、はまちさんとたきーのさん、そしてたきーのさんに5ユーロでやられた日から
内縁の妻(?)的存在になった此処未だ。

すると、向こうから真っ黒に日焼けした好青年がやってきた。
その堂々とした歩き方、その遠くを見つめるまなざし、
まちがいなく、はまちさんだ!磯の臭いを撒き散らしながらも
髪の毛はジェルでオールバックに決めている。

俺 「はまちさん、すごいですねー。どこの整髪剤使ってんですか?」
は 「ヤナギヤポマードに決まってんだろ。」
俺 「どこで売ってんですか?それ。」
は 「紅海の近くで闇のらくだ売りから買うんだよ。あいつら、何でも持ってやがる。」

はまちさん、もしかしてコックリングも掘り出し物かもな。
掘り出し・・・・、俺も掘ってホスィ。
俺、実は前から惚れてたんです。それに、俺好みのイケメン。
あ〜今夜はどんなことが起こっても後悔はしそうにないな〜。
よかった。
ホテルでイチジク、2回ほどやっておいたんだ。
その後シャワ完もやったし、肛門毛の処理もぬかりない。

そして・・・・・。
向こうからやってくるのは・・・・。
614アナル作家:02/07/10 04:11
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その5

まだまだ明るいフィレンツェの街。
この明るさの中、その二人は既に腕を組んで歩いていた。

正直、俺はクラクラ、っというめまいさえ覚えた。
なぜなら、夕日を背にその二人はあまりにも美しく見えたのだ。
周知の目をはばからない度胸のよさ、
うれしそうな二人の笑顔、
二人ともおしゃれな洋服のセンス、
日本人なのに日本人臭さを微塵にも感じさせないその二人に。

「蚊が多いですね。」

唖然とする俺たちに真面目そうな40ほどの男が語りかけた。
すると、もう一人の若い方の男が
「蚊取り線香ならイタリアにも売っていますよー!」
といたずらっぽく言った。

俺 「此処未・・・・。」
ふぃーみん 「たきーのさん!!」

感動とは勃起を伴うものなのだろうか。
この瞬間、勃起していないやつなんていただろうか!
なんてセクシーな二人なんだ!!

既に悶々となる俺たち。
夜は長い。
615名無しさん:02/07/10 04:14
まつぼっくりは日本に持っていけないよ。
616名無しさん:02/07/10 04:15
>>615大作の邪魔するなYO!ヴォケ!
617名無しさん:02/07/10 04:18
OFFキター
618名無しさん:02/07/10 04:19
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
619名無しさん:02/07/10 04:23
たきーのの子供が此処未です。
620アナル作家:02/07/10 04:25
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その6

巨大包茎を持つダヴィデ像を背景にイタスレOFF会@フィレンツェが
産声を上げた。

いやがおうにも盛り上がる俺たち。
盛り上がっているのは雰囲気だけではない。
股間は大盛り上がりだ!

主催者の「もうひとつ」こと、土田が一時会の会場となる
リストランテへと俺たちを先導する。

中世の街並みは迷路のようだ。
その石造りのパラッツォの間を土田はまるで
蛇のように動く。
蛇がたどり着いた先は・・・・。

ひとつのパラッツォのドアだった。
土田がチトーフォノを鳴らす。
「Sono Io.」
それだけ言うとドアは開いた。
ドアを入ると中庭が広がった。
その中庭に、テーブルといすが並んでいる。
看板も何もない、レストラン。
俺たちが入っていくとひげを蓄えた紳士が出てきた。
「Buona sera,Signori.」

俺たちはパラッツォの中の席へと案内された。
今日はこの時間になってもまだ蒸し暑い。
エアコンが効いた部屋の中で食事するほうがいいだろう。

土田 「ここ、知ってる人しか入れないんですよ。ちょっとある人から教えてもらって。」
ふぃーみん 「ヘぇー、こんなところがあるんだ。この次から俺も使っていい?」
土田 「だめですよ。今日は特別なんです。その・・・ある人がぜひ、特別に、って・・。」
伊藤 「誰ですか?その"ある人"、って。」

伊藤さんがそういうと、土田はうつむいてこう、言った。
土田 「後で、いらっしゃると思います。」
621アナル作家:02/07/10 04:25

***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その7

宴はシャンパンで始まった。
「たきーのは下戸ですが、今日は一口だけいただきますよ。」
たきーのさんもご機嫌のようだ。

「じゃ、イタスレの男子会に祝して、カンパーイ!!」
此処未がはしゃいだ。
かわいいじゃないか!これがたきーのさんをも狂わせるゆえんか!
それにしても、たきーのさんばっかり此処未を独り占めにして、
ちょっと俺、よこしまな考えがよぎっちゃいますよ。

ここで俺が此処未にちょっかい出して、たきーのさんがジェラシーで
萌え萌えになったら3人でベッドパーティーが盛り上がる、っと・・・。
お、いかんいかん、最初から妄想してると後でがっかり、ってことに
なりやすいからな。

ふぃーみん 「ねぇ、だれかPCもってきてないの?」
俺 「今日は秘密のOFF会ですよ。持ってきてもしょうがないでしょ。」
伊藤 「でも、気になるな。」
土田 「あ、PCは後で。ここの食事、最高にうまいんですよ。まずは食べましょうよ。」
はまち 「おいっ、魚はないのかよ!」
此処未 「はまちさん、まぁまぁ、フィレンツェといえば、肉ですから。」
留学キボン 「ひぇ〜、うまそうっ!イタリアに来て最高の食事、っすよ。生き返る〜。」

留学キボン、貧乏くせぇこと言うなよな。たきーのさんが笑ってるぞ。

俺たちは舌鼓を打ちつつ、和やかな談笑に酔った。
しかし、その下半身は既に野望に満ち満ちていたのだった。
622アナル作家:02/07/10 04:25
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その8

きっと伊藤さんはガリ専なんだろう。
さっきからふぃーみんにつきっきりだ。ふぃーみんはそんな伊藤さんより
たきーのさんが気になってしょうがないようだ。
当のたきーのさんはそ知らぬ顔をしながらもちょくちょく此処未のことを
見ている。やっぱり、ステディなんだな、と思う。
目に見えないたきーのさんのガードで俺は此処未に話しかけられないでいる。
ちょっと鬱だ。

俺は外専で、このごろデブ専になり気味だったから、今日のこのOFF会は
ことのほか新鮮に思える。
どっちかっていうとしょうがなくてデブ専になったようなところもあるから、
本来の好みであるスレンダーな体系は俺を昔の純な頃に戻させてくれる。

それにしてもみんなスレンダーだし、イタリア人よりおしゃれだ。
土田のぴた、っと張り付くシャツ、さっきから気になってしょうがない。
だってビーチクがはっきりわかるんだもん。
う〜〜〜、舐めまわしたいよー。
でも、はまちさんも捨てがたい。
兄貴肌のはまちさん、たきーのさんとは違うオーラが漂ってる。
そういや、たきーのさんとはまちさんはどういう関係なんだろう。
そういう関係になったことないのかな?
留学キボンはさっきからたきーのさんに必死に話しかけている。
たきーのさん、ちゃんと質問に答えながらも言っていることがわかりにくい。
この辺はイタスレの中と変わらないんだな。

性欲と食欲を同時に満たすことは出来ない。
留学キボン以外はみんなあまり量を食べていないようだ。
そういう俺もちょっと控えめにしている。

留学キボン、後で吐くなよ。
623アナル作家:02/07/10 04:26
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その9

一通りの食事が終わり、ヴィンサントを味わう。
たきーのさんは水だ。
それとは対照的にはまちさんは煽るように飲んでいる。
そんな粗野なところもはまちさんの魅力だ。
兄貴、バックで掘りまくってホスィ・・・。
さっきから伊藤さんがふぃーみんの股間に手を当てている。
ちょっと、気が早いよ、伊藤さん。
でも、ふぃーみんもまんざらじゃない顔をしているところを見ると
それなりに気に入ったのかな?
此処未は飲みすぎたのだろうか、たきーのさんに
グッタリと寄りかかっている。その顔がまた、萌えだ。
此処未はネコの模範だな。
俺もそんなネコになれたら・・・・・。

土田 「じゃ、この後、ちょっとしたロカーレに行きましょう。
    って言ってもこの向かいですけどね。」

この向かいにそんな場所まであったのか?
俺たちはレストランを出ると土田について行った。

地下に続く階段がぽっかりと口をあけていた。
俺たちは土田に続いて降りていった。
クラブのようだ。
既に此処未は踊りまくっている。くぁわいいな〜〜。此処未。
たきーのさんは座ってお茶を飲んでいる。
おっ?!横にはまちさんがいるぞ。何話してんのかな?
・・・・えっ?はまちさんがたきーのさんの手を握っている。
・・・・あっ、あっ、あ〜〜〜〜〜っ!!?
キスしたぁ〜〜〜〜〜!!!
624アナル作家:02/07/10 04:26
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その10

俺はとっさに此処未のほうを見た。
此処未は踊りに夢中でこっちを見ていなかったみたいだ。
なんとなくほっとする俺。
はっ!じゃぁ、俺が此処未に近づいてもいいじゃないか!

ぽんっ、と手を打つとさっそく俺は此処未に近づいた。

俺 「此処未ぃ、踊りうまいね。」

(あ〜〜〜〜〜っ、なんて陳腐な言葉しか出てこないんだよ〜。)

此処未 「あっ、アナルさん、ここ、なかなか選曲いいですよ。
     気に入りました。」
俺 「いつ、フランスから来たの?」
此処未 「もう、2週間くらいになります。」
俺 「へぇ〜。いろいろまわったの?」
此処未 「最初の一週間はミラノでしたよ。」
俺 「たきーのさんのとこ?」
此処未 「ええ。」

そのうれしそうな笑顔に思わず、ドキッとした。
こんな此処未にたきーのさん、いったいなんてことを・・・・。

此処未 「アナルさん、僕、アナルさんにお礼を言わなきゃいけませんね。」
俺 「え?なんかした?」
此処未 「アナルさんのおかげでたきーのさんとこうしていられるようになったわけだし・・・。」
俺 「いや、それは俺のおかげじゃないよ。相性が合ったんだろ?」

そう言いながら、心の中で俺は唇を噛みしめた。
(ケッ、俺が仕掛けたのかよ。)
俺は曲にノリながら此処未のケツに手をまわした。
ハッ、と一瞬俺のほうを見る此処未。
と、その顔が青くなり、体が凍りついた。
俺の肩越しに此処未は「それ」を見てしまったのだ!
625名無しさん:02/07/10 04:28
渦中の大姉御の紹介か・・・
626名無しさん:02/07/10 04:31
   ,..,、,、、..,_
  .;'`: :、、: : :' ':.
 ;;´` :゙ :..' ゚∀゚:,' <此処未タン、イイ!!
  ' 、;: ...: ,:. ..‐'゙
627名無しさん:02/07/10 04:32
ここですか世界中のイタリアファンの欲望が集まってるというスレは。
628名無しさん:02/07/10 04:35
つーか、ホンキで面白いのですが。正直参った
629名無しさん:02/07/10 04:35
欲望がビンビンです。
630名無しさん:02/07/10 04:36
>>628
ふぃーみんですか?
631名無しさん:02/07/10 04:37
渦中の大姉御の紹介のレストラン。
あとで彼も加わるのかな?
632名無しさん:02/07/10 04:38
>>630
なんでそうなる?違うよ
ネタばらしは避けようよ
633名無しさん:02/07/10 04:40
>>630
上で小説で名前が使われてる誰かだと考えるのは自然だね。
634名無しさん:02/07/10 04:40
アナルタン、センス良すぎ!
いいもの読ませて貰って感謝感激。
635名無しさん:02/07/10 04:41
続きまだ?
もうおしまい?
636名無しさん:02/07/10 04:42
>>633
自然なの?でも、違うよ〜。
637名無しさん:02/07/10 04:42
ギャグだな
638名無しさん:02/07/10 04:43
多分「正直参った」ってレスが余分なんだと思う。
639名無しさん:02/07/10 04:44
>>636 OK
640アナル作家:02/07/10 06:41
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その11

此処未の目には避けられない現実が映っていた。
はまちさんとたきーのさんはやはり、出来ていたのだった。
と、此処未の視線にはまちさんが気がついたようだ。
一瞬困ったような顔をしたもののたきーのさんに何か耳打ちすると
今度はたきーのさんと一緒にこちらを笑いながら見た。

此処未は走り出していた。
外へ飛び出す此処未。追いかける俺。
外に出ると俺は此処未の腕をつかんだ。
此処未は泣きじゃくって、俺の胸に飛び込んできた。

「こんなこと・・・こんなこと、って・・・!!」

すると、ふぃーみんが出てきた。
「アナル・・・。」

俺は唇の前に人差し指を立て、黙るように促した。
ふぃーみんはきびすを返すとまた地下へドカドカと入っていった。

ふぃーみんが中へ入ると既にそこにたきーのさんとはまちさんの姿はなかった。

ふぃーみん 「なんてこと!此処未にひどいことしておきながら、ばっくれるなんて!
        たきーのもはまちも見損なったわっ!」
伊藤 「あ、たきーのさんとはまちさんなら、さっき土田さんと一緒にあそこのドアから出て行きましたよ。」
ふぃーみん 「えっ?」

伊藤さんがいつの間にかふぃーみんの後ろに立っていた。

伊藤 「土田さん、他のみんなも探していたみたいだけど、見つからないんで、俺に後で伝えて、って・・。」
ふぃーみん 「留学キボンは?」
伊藤 「あ、土田さん達と行きましたけど、後でここに戻ってきます。」


泣きじゃくる此処未。
こういうの、役得、ってやつですかね。
俺、すっかりモッコリしちゃいますた。
641アナル作家:02/07/10 06:41
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その12

留学キボンが走って戻ってきた。
「い、伊藤さん、(ゼェゼェ)いま、あっちで、みんな待ってますから。(ゼェゼェ)」

ふぃーみん 「まぁ、まぁ、この子、ったらこんなに汗かいちゃって。
        わかったわ、ちょっと上の様子見てくるから、あんたはここで水でも飲んでなさい。
        ボーイさんっ!!」
ふぃーみんは手を叩きながらボーイを呼んで留学キボンのために水をオーダーすると
俺たちの様子を見に上がってきた。
今度はふぃーみんが凍りつく番だった。

ふぃーみん 「ちょっとちょっとぉ〜、なによこれ!アナル、あんたもずるいわねっ!
        此処未がこんな状態なのを利用しちゃってさっ!」

ハッ、とわれに返る俺と此処未。
つい、雰囲気に呑まされてディープキスしちゃってますた。

ふぃーみん 「ちょっと、土田さんがみんなを呼んでるみたいなんだけど・・・。
        此処未、あんた大丈夫?」
此処未 「う・・・うん。でも、たきーのさんとはまちさんの顔は見たくないな・・・。」
ふぃーみん 「そりゃそーよねぇ・・・。」
俺 「俺がついてるよ。なんかあったら、あいつらぶん殴ってやるから。」

此処未が俺の手を握ってくる。
俺は今、本気であいつらをぶん殴ってもいい、と思った。

ふぃーみんと伊藤さん、そして俺と此処未は留学キボンの後に続いた。
642アナル作家:02/07/10 06:42
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その13

ロカーレの裏口を出て、100メートルほど行くと留学キボンはとあるパラッツォの
中へと入っていった。俺たちもやつに続く。
エレベーターに乗って6階まで行く。
エレベーターの二重扉を開けて向かいのドアのベルを鳴らす留学キボン。

「Chi e'?」
「ボ、僕です。留学キボンです。」
「Che?」
すると、チェーンをかけて、太ったおばさんがドアを少し開けた。
「Che vuoi?」
「あっ、す、すみません、間違いましたっ!」

なんだ、間違ったのかよ。
留学キボン 「ごめんなさい、皆さん、一階下でした。」
俺たちは階段で一階下に降りた。

エレベーターの正面の扉のドアベルを鳴らす留学キボン。
すると、今度はすぐにドアが開いた。
土田が顔を出した。
「おい、遅かったな。なんかあったのか?」

留学キボン 「すみません、ドア、間違っちゃって。」
土田 「ま、早く入って。こっちこっち。」

中に入るとそこにはイタリア人の男たちもたくさんいた。
人いきれのするその中を奥へ奥へと進んでいく。
周りの連中はみんなゲイのようだ。
俺たちを見てウィンクするやつや投げキッスを送るやつもいる。
きっとその手のハッテン場なんだろう。
それにしてもみんな超イケメンだ。
なんなんだ、ここは!
643アナル作家:02/07/10 06:42
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その14

奥のひときわ豪華な扉を開けるとそこは本棚に囲まれた
クラシックな広い部屋だった。
シャンデリアが下がり、よくわからない彫刻があちこちにある。

ゆったりとした革のソファーにたきーのさん、はまちさんがもうひとりの
日本人、そして一人のイタリア男と談笑していた。
俺たちが入っていくとたきーのさんがすっくと立ち上がった。

たきーの 「此処未・・・。」
とっさに後ろを向いてしゃくりあげ始める此処未。

たきーの 「ちょっとこっちにおいで。」
此処未 「やだっ。」

たきーのさんは此処未に近づくとその腕を引っ張った。

俺 「やめろよっ!いやだ、って言ってんだろっ!」

間に入ろうとした俺をたきーのさんは笑顔で制した。
何かとても越えられない神の様な強さに圧倒され、俺は固まってしまった。
俺の後ろからはまちさんが俺を抱きしめた。

えっ?

たきーのさんは此処未を連れてまた奥の部屋へと消えていった。
俺はあっけに取られながらもはまちさんにがっちりと抱きかかえられてる自分に
酔ってしまった。こんな・・・・。なさけないやら、うれしいやら。
やばい、やばいよ、はまちさん・・・。そんなことされたら、俺・・・。
既に俺ははまちさんの思うがままだった。
はまちさんに乳首をひとつねりされると、俺はトコロテンになりそうになった。

部屋には何か香のようなものがたかれていた。
いつしか明かりも暗くされていたのだった。
644アナル作家:02/07/10 06:43
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その15

いつの間にか、ソファーはベットと化していた。
かなり大きなベットだ。
酒の勢いか、それともこの香の様なもののせいか、
俺たちは皆、意識が定かではなくなっていった。
留学キボンが素っ裸になっている。
まだ少年の体を残したその体にふぃーみんが舌を這わせている。
その下使いはねっとりと、そしてちょろちょろと余念がない。
伊藤さんがそのふぃーみんの股間を下から揉みしだいている。

俺は・・・・。はまちさんの奴隷になっている。
土田が俺の隣に来てはまちさんの奴隷になりたがっている。
既にケツをはまちさんに突き出している。
けれどはまちさんは土田を放置し、俺のケツマンに指を突っ込んでいる。
あきらめた土田はオナニーをし始めた。
そこにもうひとつの手が現れた。
土田を四つんばいにさせるといきなりそのケツマンを掘り出した。
土田の先走りだけでは潤滑油として足りなかったらしく、
土田は痛がっている。
「ひゃーーーーー!!いたっ、いたっーーーー!!!」
痛がっているのか、喜んでいるの変わらない声を出す土田。

いつの間にか、もう一方の隣では此処未が四つんばいになっていた。
もちろん、上に乗っかってるのはたきーのさんだろう。
此処未があえいでいる。
その声を聞いているだけで俺はイキソウになった。

はまちさんが俺の肩甲骨にかじりつく。その痛さがまた官能を呼ぶ。
「あっ、あっ、はまちさん、俺、いきます、いきますっーーー!!」
はまちさんのホリは強弱のつけ方がプロってる。
俺の直腸から前立腺へと続く官能ラインがビンビン感じてる。
ついに果てると俺はゴロっと仰向けになった。

隣では土田が半べそをかいている。
645アナル作家:02/07/10 06:43
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その16

留学キボンが吐いたらしい。
あまりの臭いに誰かが窓を開ける。
だから、あんまり食べると、こうなる。

横を見るとたきーのさんとはまちさんが絡んでいる。
たきーのさんが下になってどうしようもない声を上げている。
はまちさんがたきーののわがままなケツをひっぱたいている。

ふ、と此処未が俺を潤んだ瞳で見つめているのに気がついた。
此処未の猫っ毛をもてあそぶ俺。
俺たちも絡み始めた。


延々と続く乱交パーティー。
いつまでも続くいやらしい音。
そして男臭い匂い。
俺たちは夢見心地で性戯に暮れた。

「たきーのさん・・・。」
隣で寝ていた此処未が寝言を言った。
涙が、ツーーーっと一滴流れた。

こいつ、心底たきーのさんに惚れてんだな。
俺の場所なんかないことを悟った。
妙にむなしさが襲って俺の目からも涙がこぼれた。
646アナル作家:02/07/10 06:44
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その17

朝がきた。
裸で寝転がる俺たち。
ただ一人、洋服を着て身だしなみを調えている人がいる。
たきーのさんだ。

俺が目が覚めたのに気がつくとたきーのさんが言った。

たきーの 「夕べはすみませんでした。」
俺 「・・・・・・。」
たきーの 「此処未も大人にならないと。」
俺 「大人、って?」
たきーの 「此処未は世間を知らなすぎるんですよ。」
俺 「でも、此処未は本気でたきーのさんのことを・・・。」
たきーの 「たきーのにはたきーのの世界があります。自分の世界を持っていないと。」

「あたしたちみたいな人間は世間じゃ、ゴミ扱いよ。ゴミはゴミなりにたくましくなんなきゃね。」
ふぃーみんが寝ぼけまなこで続けた。
「人生、っていろんなことがあるんですもの。あたしたちは強いわよー。ゲイ、って人一倍
打たれ強くなるもんよ。」

たきーの 「あ、ふぃーみんさん、おはようございます。これからちょっと病院に行ってきます。
      みんなを起こしたくないんで静かに。ちょっと手伝ってもらえますか?」
ふぃーみん 「え?」
たきーの 「あ、ええ・・・・。土田さん、出血がひどくて、早く手当てしないと・・・・。」

見ると、土田が青白い顔をして毛布に包まっている。

たきーの 「よかった。いざ、っていう時のためにいつも生理用ナプキンを持ってるんです。
       これはパンツに敷けるし、なんと言っても清潔ですからね。
       日本製ですから、局部を傷つけることもありませんよ。」

なるほどー。だからたきーのさんは生理用品に詳しいのか。
ふぃーみんと俺はすばやく服を着ると土田を運ぶのを手伝った。

階下に行くと車が待っていた。
647アナル作家:02/07/10 06:44
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その18

スポーツタイプの高級車。中にはサングラスをかけた男がいた。
助手席にはイタリア人の男。
なんか、見たことが・・・・。
あ、夕べ部屋にいたやつらだ。

俺 「俺もついていかなくて大丈夫ですか?」
たきーの 「大丈夫、彼らもいますから。それに、席がありませんよ。」

そうだった。俺とふぃーみんは彼らを見送ってまた部屋へと戻った。

戻ると、此処未が起きていた。

此処未 「アナルさん・・・。」
俺 「あ、おはよう。ちょっと、トラブルがあってね。たきーのさん、出かけたから。」
此処未 「ううん、ちょっと、僕、昨日は変だったから、アナルさんに謝ろう、と思って。」
俺 「変?普通だよ。それに、みんな昨日は変だったよ。」
ふぃーみん 「あ〜ら、アナル、あんたが一番変だったわよっ。」

無理矢理此処未を笑わそうとする俺たちの意図と反して、此処未はまた泣きじゃくり始めた。
俺は此処未の頭をなでた。

伊藤さんや留学キボン、はまちさんも起きたようだ。
皆、土田のことを心配していた。
改めて部屋を見回すと、こりゃ大変なことになっていた。
俺たちはまず、片付けることにした。
土田の出血はかなりひどかったようだ。留学キボンのゲロも異臭を放っている。
俺たちがガサゴソやっていると、その音を聞きつけてか、掃除のおばさんが入ってきた。

「Buongiorno,Signori.」

それだけ言うとおばさんはてきぱきと掃除を始めた。
俺たちは仕方なく外へ出ることにした。

もう、昼近く。
小腹のすいた俺たちは何か口に入れるものを探すことにした。
フィレンツェは今日も蒸し暑くなりそうだ。
648名無しさん:02/07/10 06:45
それにしてもなんで初の顔あわせなのにこんなに嫉妬深い人々なの?
じぶんの獲物に少しでも触れたら完璧な敵なの?
不思議で仕方ない。逆恨みってあるんだね。
649アナル作家:02/07/10 06:45
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その19

近くのバールでパニーノとビールを飲む俺たち。
全員、かなり疲れている。
まぁ、夜通しあれだけセクースしたんだから当然だが、
それにしてもなんだか頭が重い。
グータラしていたらたきーのさんが戻ってきた。

俺 「あ、たきーのさん、土田さん、大丈夫でしたか?」
たきーの 「はい。致命傷には至らなかったらしいです。でも、今は安静にしていないと。」

たきーのさんの提案で俺たちはミケランジェロ広場に行くことにした。
バスに乗ってミケランジェロ広場まで行くと、フィレンツェの街並みが見渡せた。
赤茶色に続く家並み。
ドゥオーモ。アルノ川。ベッキオ橋。
フィレンツェ、ってきれいだな。

ふぃーみんがビールを人数分買ってもってきた。
ふぃーみん 「ササ、もう一回乾杯しましょうよ。」

俺たちはビールを一気に飲み干した。
すると、おかしな現象が俺たちに起こった。
なぜか夕べの部屋の中に立ち込めていた香の香りがするような気がした。
みんなも同じ感覚になったのだろう。
お互いに顔を見合わせる。

なんだなんだ?
突然、此処未がズボンを下ろした!
650アナル作家:02/07/10 07:00
***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  その20

なに?なにやってんだ?此処未、おい、!!
すると、伊藤さんもズボンを下ろした。
えっ?!
見るとふぃーみんも留学キボンもズボンを下ろしている。

俺も知らぬ間にズボンを下ろしていた。

俺たちは公衆の面前でズボンを下ろしたのだ。
しかも・・・・・。
次々にお互いの体を欲していた。

伊藤さんがふぃーみんのケツを掘る。
ふぃーみんが留学キボンのケツを掘る。
留学キボンが俺のケツを掘る。
俺が此処未のケツを掘る。
伊藤さんのケツをたきーのさんが掘る。
そしてたきーのさんのケツをはまちさんが掘る。
こうして、イタスレの男衆7人が数珠つなぎとなったのだ!!

なんという!!
羞恥心も常識もあると思っていたのに、なぜ、こんなことに!!

あっけに取られている観光客の後ろから警官が笛を吹いて走りよってきた。

タイーホ、である!!!

あっけに取られたのは見ているほうばかりではない。
俺たちもあっけに取られていた。

これがかの有名な事件の真相である。
http://www.mb.nma.ne.jp/~dai_/diary/image/1025849502.jpg
イタリアの男性7人が、と書いてあるが、それはイタリア「に住んでいるイタスレ在中」の男性7人という
ことだったのだ!!
651アナル作家:02/07/10 07:00

***イタリアOFF会の風景***@フィレンツェ−アナル版  最終回

警察で尋問を受ける俺たち。
検査のため、尿を取った。
すると、意外な結果が俺たちを待っていた。

薬物反応が出たのだ。

しかし、俺たちみんな薬物なんてやっていない。
考えられるのは・・・・・・。
あの臭いだ!!香だ!!!

俺たちが鑑別所の中で鬱になっていると
突然保釈許可が下りた。

誰だ?誰がいったい・・・・・。
警察を出ると既に夕方になっていた。

警察の前には今朝見たスポーツカーが止まっていた。

「おかえり。みんな。」

スポーツカーからサングラスの男が出てきた。
まず、たきーのさんのところへ行くと軽くキスした。
そして、次にはまちさんにもキスした。

なんだ?誰だ?!!

サングラスをはずしたその男を見て、残りの俺たちは皆「あっ」と声を上げた。

お待ちかね、そう、あの大姐御、ナカータ姐さんだったのだ!!
俺たちの保釈金をポン、っと払い、そして、薬で陶酔の世界へといざなった男だったのだ!!!
隣にいたのは姐さんの恋人か?

「夕べのレストランは気に入りましたか?今日はもっと楽しいところに行きましょう。」

あんなことがあったにもかかわらず、俺たちは警察の裏手にある秘密のロカーレへと
また足を運ぶことになったのだった・・・・・。
イタスレに終わりがないように、ゲイ道にも終わりはないのであった。


―――完―――
652アナル作家:02/07/10 07:01
やっとできますた。
ハー・・・・。一気に書き上げると大変だな。
「連続投稿」になって、間あけないといかんのだね。