国土交通省がタクシー運転手の乗務する1回当たりの走行距離を制限するのは過剰な規制だとして、
タクシー会社「名古屋エムケイ」(名古屋市北区)が取り消しなどを求めた訴訟の判決で、
名古屋地裁(福井章代裁判長)は31日、請求を却下する一方、運転手が制限を超えて乗務するこ
とを求める請求は認めた。
訴状によると、国交省中部運輸局は2009年11月、日勤運転手の走行距離を最高270キロ
に制限する公示をした。
同社は「安全や過労防止のため既に労働時間が制限されており、あらためて規制する合理性がない」
と主張していた。
親会社のエムケイ(京都市)によると、同グループは他に札幌、東京、大阪、福岡の4地裁で同
様の訴訟を起こしている。判決言い渡しは名古屋が初めて。
名古屋エムケイは10年7月、中部運輸局による値上げ指導を不服として名古屋地裁に提訴。
エムケイ側の主張が認められ、同年11月の認可を受け、現在も初乗り400円の運賃を継続している。
ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130531/trl13053113320004-n1.htm