【裁判】イレッサ和解勧告、国側も拒否の方向

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ネ申耳又(110320)φ ★
肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる訴訟で、菅政権は25日、大阪、東京両地裁の和解勧告を受け入れない
方向で検討に入った。
国とともに被告の輸入販売会社アストラゼネカ(大阪市)はすでに両地裁に拒否の回答をしており、まず大阪地裁で
2月25日に判決が言い渡される見通しになった。

原告側は和解勧告の受け入れを決めていた。

細川律夫厚生労働相や枝野幸男官房長官のほか、江田五月法務相と仙谷由人前官房長官が25日、官邸で対応を協議。
近く最終的な判断を菅直人首相にあおぐ。

両地裁が7日に出した和解勧告は国とア社に救済責任があるとしたうえで、「(医師向けの)添付文書に副作用の
十分な情報が記載されていなかった」と指摘した。

和解勧告は、国にも厳しい内容になっており、判決も同様のものになる可能性がある。
しかし、厚労、法務両省の幹部の間では「勧告を受け入れると、不確実な安全情報でも確認を求められるようになり、
新薬承認が長引くなど審査に影響が出かねない」「国の注意喚起は適切だった。過失を前提にした和解勧告には応じ
られない」との考えが大勢を占めている。
「重篤な肺がん患者に特別な効果がある新薬は、副作用を覚悟しながら投与しており、謝罪と賠償には応じがたい」
(法務省幹部)との声も根強い。

細川厚労相はこれまでの会見で「国としては承認や安全対策について誤りはないと主張してきた。和解への対応に
ついては薬品行政の根本にかかる事案であり慎重に対応したい」と和解協議入りには消極的な姿勢を示していた。

ア社は24日、「和解になれば抗がん剤の開発や治療に重大な影響を及ぼしかねない」と勧告を拒否した。

一方、原告・弁護団は25日、和解勧告に応じることを求める申入書を菅首相あてに提出。
水口真寿美弁護士は「首相がきちんと判断し、和解協議の席についてもらいたい。菅首相に最後の望みを託している」
と述べた。

asahi.com(朝日新聞社)
http://www.asahi.com/health/news/TKY201101250434.html


関連スレ
【裁判】輸入販売社が和解勧告を拒否 イレッサ副作用訴訟
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1295867341/l50