【コラム/介護】さざ波 介護現場ぬくもりの言葉 滋賀 読売新聞[08/07/18]

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1依頼471@釣りチルドレン8号(080731)φ ★
 通勤の道すがら、デイサービスセンターの前に、小さな黒板がイーゼルに立てかけてある。
よく喫茶店の入り口でランチメニューなどを書いてある、あれだ。

 そこには短い文章が、毎日書き替えられており、気になって足を止める。

 「暑い一日。水分とって、体調に気をつけて」

 そんな言葉に触れると、「本当に暑いなぁ」と感じる一方で、胸の内にすーっと清涼感が漂う。
今日も一日、頑張ろうか、と元気をもらう。

 聞くと、開設以来3年半、平日は欠かさず続けているという。

地域とつながっていられるようにと職員の発案で始めた。毎朝、職員や看護師十数人が順番で、
身近な出来事や四季折々の話題を文章にして、道行く人に、ささやかだが、心のぬくもりを伝えてきた。

 「いつも読んでますよ」。いつしか、反響も寄せられるように。「こんな優しい人らのお世話になりたい」
と施設利用のお年寄りが来たり、「一緒に働きたい」と就職希望者が来たりと触れ合いの輪は広がった。

 ただ、介護現場の実情は厳しい。今月、公表された財団法人「介護労働安定センター」の調査では、
昨年度の介護労働者の離職率は21・6%で前年度より上昇した。低賃金などが原因という。

 神戸で、独り暮らす私の母も週1回のデイサービスを楽しみにしているが、
最近は昼食の配膳(はいぜん)時間が遅れ気味だなどとこぼす。どうも職員数が
減ったせいらしい。

「後期高齢者」と妙な呼称を与えられたお年寄りもつらいだろうが、サービスを切り詰めざるを得ない、
介護現場も切なかろう。

 「毎日の言葉は、職員が自らを励まそうという意味もあるんです」。

そう明るく話すセンターの職員さんたち。頑張って。(大津支局長 青野達哉)


読売新聞 2008年7月18日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20080717-OYT8T00726.htm

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2名前をあたえないでください:2008/07/20(日) 00:36:30 ID:15r7mArK
3名前をあたえないでください
>最近は昼食の配膳(はいぜん)時間が遅れ気味だなどとこぼす

入浴やリハやレクの準備がずれ込んでも、食事はデイの要だから遅れるのはありえないと思われ