★東京五輪招致、東京に勝算は? ロビー活動がカギ 「皇室」による招致構想
2016年の五輪開催立候補都市の1次選考をトップで通過した東京都が、
本格的な国際招致活動を開始した。開催都市は来年10月、約110人の
国際オリンピック委員会(IOC)委員による投票で決定する。
国際招致活動は、シカゴ(アメリカ)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)を
含めた4都市がしのぎを削るが、東京に勝算はあるのか−。戦略と課題を探った。
■ライバル
1次選考では、インフラ面を中心とした開催計画で高い評価を受けた東京。
だが、ライバル都市はいずれも強力で、招致実現に向けた課題は山積する。
最大のライバルとされているのがシカゴだ。平成8年のアトランタ以来の五輪開催を目指しており、
北京の8年後に同じアジアでの開催を目指す東京よりも有力視されている。
通算3度目の五輪招致にとなるマドリードも強敵。これまでの経験に加え、国民の支持率も90%と
4都市の中で最も高い。リオデジャネイロも、「初の南米開催」という点で存在感を示そうとしている。
都関係者によると、東京が勝利を収めるためには「8年後のアジア開催」という見方を覆した上で、
IOC委員の5割弱を占めるヨーロッパ票をいかに切り崩すかが、ポイントになるという。
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080622/oth0806222152009-n1.htm ■諜報戦
4日のIOC立候補都市決定を受けて、11日に開かれた都議会オリンピック招致議員連盟の総会。
東京オリンピック招致委員会幹部が、今後の招致活動方針について
「いかにIOC委員から票を獲得するかに尽きる」と気勢をあげた。
五輪招致は票獲得のため、「IOC委員への接待攻勢が半ば常識となっていた時期もある」(関係者)が、
近年はIOCが行動規範を定め、委員への個別訪問などを禁止している。
ただ、五輪招致を目的としない国際競技大会やイベントでの委員へのアピールは可能。
規範に抵触しないレベルでの「ロビー活動」が要求されそうだ。
招致委はすでにIOC委員の家族関係や発言を調べてアプローチの検討作業に着手。
商社の人脈などもたどる準備も進めており、都幹部は「諜報戦と思ってやる」と話す。
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080622/oth0806222152009-n2.htm ■「皇室」の協力
水面下のロビー活動以外にも、派手な招致キャンペーンも必要だ。
最近の五輪招致では、国家首脳級の協力が不可欠で、例えば2014年のソチ(ロシア)冬季五輪は、
プーチン大統領の強力なアピールで開催地に選ばれたと言われている。
そこで、都が熱望するのが「皇室」による招致活動。
石原慎太郎知事は皇太子さまに招致の「旗頭」になっていただく構想をぶち上げた。
20日の定例会見で石原知事は、委員の投票が行われる来年10月の
IOC総会(コペンハーゲンで開催)へのご出席を、正式に政府を通じて要請することを明らかにした。
IOC委員には、王族や貴族階級出身者が目立つ。世界最古の王朝として国際社会で認知されている
日本の皇室が招致に乗り出せば、「ヨーロッパ票を切り崩せるきっかけになって勝算がみえてくる」(都幹部)と期待する。
ただ、関係者によると、皇室が招致に直接協力するのは困難との見方も。
このため、「王室があるデンマークに皇室外交という名目で、総会と同時期に訪れるという方法もある」と
“秘策”を示唆するが、実現の可能性は不透明だ。
国際招致活動の最初の山場は8月の北京五輪。東京は、日本オリンピック委員会(JOC)と協力して、
拠点となるホテルに設置する「ジャパンハウス」でプロモーション活動を展開する。
産經新聞
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080622/oth0806222152009-n3.htm ▽過去スレ
【五輪招致】 2016年五輪開催地、5都市に絞り込みで秘策は? 石原知事「ないよ。あったら君に言うわけない。つまんない質問すんな」
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1212193910/ 【対中強硬派?】 石原慎太郎都知事 北京五輪開会式「行きます」と明言
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1212625796/