◆デイリーリサーチ、ネットコミュニケーションに関する調査
新聞やニュースで「Blog」という言葉が説明もなく使用されるほど、ネット上の
コミュニケーションツールは社会に浸透しているようだ。そんなネットコミュニ
ティの実態を探ってみた。(中略)
掲示板や SNS、Blog など、Eメール以外のネット上のツールを通じて何らかの
コミュニケーションをとったことがあるという回答者162人に「ネット上で対話
する相手」を聞いてみた。
最も多い回答は「ネット上で知り合った人」で55.6%(90人)。昨年と同様、
もともと知っている相手よりも、ネット上の知り合いが最も多いとの結果だ。
以下は「会社・学校の友達・知り合い」47.5%(77人)、「同級生などの古い
知り合い」37.0%(60人)と続いた。(中略)
では、最も回答を集めた「ネット上で知り合った人」とはどのように出会ったの
かを見てみよう。「ネット上で知り合い、定期的に連絡を取っている相手」が
いるという124人に、そのきっかけを尋ねた。
最も回答を集めたのは「ブログ(自分が訪問)」で29.8%(37人)。前回、最も
回答が集まった「掲示板」は前回の33.3%から26.6%(33人)に減少している。
以下は掲示板と同数で「SNS」26.6%(33人)、「ブログ(相手が訪問)」
21.8%(27人)などが続いた。
かつて、掲示板はネットコミュニケーションの花形であったが、ネットコミュニ
ケーションの主役の座は、Blog・SNS に移行してきているようだ。
最後に、ネット上で知り合った同士が実際に会って親睦を深める「オフ会」の参加
経験を見てみよう。300人の回答者全員に、オフ会への参加経験を尋ねてみた。
「ある」との回答は18.0%(54人)。5人に1人程度がオフ会への出席経験がある
と見ることができる。昨年の調査では11.4%であり、オフ会経験者は増加した
ようだ。
mixi などの SNS では、コミュニティなどを中心としたオフ会が盛んに開催されて
いるとの話も聞こえてくる。ネットとリアルの垣根はこれからも下がっていくこと
だろう。
全文japan.internet.com:2007年11月15日 17:30
http://japan.internet.com/research/20071115/1.html