★恵迪寮100歳祝って大合唱 OBら800人「都ぞ弥生」 北大(09/23 07:10)
北大の学生寮「恵迪(けいてき)寮」の百周年記念行事が二十二日、同大構内で開かれた。
全国から集まった同寮OBら約八百人が、寮歌「都ぞ弥生」を大合唱し、
秋晴れのエルムの森に歌声を響かせた。
北大には前身の札幌農学校開校の前年一八七五年(明治八年)から寄宿舎があり、
恵迪寮と名付けられたのが一九○七年(同四十年)。
一世紀の歴史を祝おうと恵迪寮同窓会(中瀬篤信会長)が主催した。
当時の寮生が一二年(同四十五年)につくった「都ぞ弥生」の大合唱は、
クラーク会館前の芝生で行われた。OBや現役寮生らが肩を組んで、
「都ぞ弥生の雲紫に−」で始まる北の雄大な自然をつづった詞を歌い上げた。
同寮の元執行委員長で、百年実行委員長の横山清・アークス社長(72)は
「寮あっての私の人生。上下関係や友情、大事なことはすべて学んだ。
いつまでも歌い継いでほしい」と願う。
合唱に先立ち、構内の寄宿舎跡では五十年ぶりに復元された歌碑の除幕式も行われ、
作詞者の故横山芳介さんの五女・朝子さん(71)=埼玉県=は
「天国で父も喜んでいるでしょう」と感慨深げだった。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/51061.html