中国国家ネットゲームアニメ漫画産業(北京)発展基地が先ごろ、「中国のシリコンバレー」といわれる中関村で
設立された。基地は中関村ハイテクパーク海淀園、石景山園と雍和園からなり、同じ日に名札が掲げられた。
国家新聞出版総署の龍新民署長、于永湛副署長、北京市常務委員兼宣伝部長の蔡赴朝氏、孫安民副市長及び
北京市新聞出版局などの関連機関、ゲーム・アニメ・漫画制作会社の代表ら200人近くが「基地」の
設立セレモニーに参集した。
設立セレモニーの終了後、北京市新聞出版局 孫向東局長は記者団に対し、「ゲームアニメ漫画産業基地の建設を
加速するため、北京市は税収、人材育成、評価表彰などを含む一連の産業支援政策を実施する。具体的には、基地に
立地するゲーム・アニメ・漫画企業は中関村ハイテクパークの産業優遇政策を享受すると同時に、国のハイテク産業と
文化産業の重点奨励対象にもなる。さらに、海淀区内にある多くの大学、研究院などと共に優秀なゲーム・アニメ・漫画の
人材を育成する基地を建設、関連の政府支援を受けていく」と語った。
統計によれば、2004年、北京のネットゲーム市場規模は1.7億元で、ゲーム市場総規模が8.2億元であったが、2005年は
それぞれ2.6億元、11.7億元となり、年間伸び率が52.9%と42.7%となった。今後の目標について、同局の○微副局長は
「政府の支援と企業の努力により、今後、北京市のアニメ・漫画とゲーム産業の年間伸び率を50%前後でキープし、2010年
までに年間売上高で40億元を突破させ、関連産業に400億元の収益をもたらす。また今後5年間で、北京オリンピックを
契機に、年間売上高が億元を超える企業を5〜10社ほど育成し、オリンピック関連で、独自の知的財産権を持つゲームや
アニメ、漫画製品を数多く開発していく」と述べた。
2005年10月28日、広州での「国家ネットゲームアニメ漫画産業発展基地広州黄埔園区」設立後、北京は、上海・成都に
続き、「国家級ゲームアニメ漫画産業発展基地」となった。これで、中国政府のゲームアニメ漫画産業振興計画に
応じ、国家新聞出版総署から承認を得た4つの国家級基地が設立されたことになる。アメリカや日本、韓国などの
アニメ、ゲームが大量に流れ込む現在の中国市場で、今後、これら4大基地がどの程度中国独自の個性をもって存在感を
示せるか、今後の動向が注目される。
>> MYCOMジャーナル 2006/06/06[**:**] <<
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/06/06/383.html ★関連スレ
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