【学術論文】「信頼性なし」東大・論文不正疑惑、調査委が最終報告[06/03/30]

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1エマニエル婦人(060514)φ ★
東京大学大学院工学系研究科の多比良和誠教授と助手の論文不正疑惑で、
同研究科の調査委員会は30日、最終報告書を公表した。

その中で、調査委は、調査対象となった4本の論文について「再現性、信頼性はない」との判断を下した。
また、実験の正しさを裏付ける酵素を助手が購入していたことなど新たな疑惑を指摘し、
改めて論文の信頼性に強い疑いを投げかけた。

多比良教授らは、3月20日までに4本の論文のうち、2本については、再実験結果を提出していた。
ところが、この2本についても、1本は最終的な結論までの再現が出来ておらず、
結論まで行き着いたとしていた1本については、論文通りに実験が成功した場合に発生する
「hDicer」という酵素を、助手が市販ルートで購入していることが判明。

さらに、この論文についての再実験の手法と結果が、別の研究者が行った実験との間で
著しく異なっていることから、「データが作為的に作られた疑いがある」と指摘した。

これにより、4本の論文のすべてで、実験ノートや生データなどの客観的な情報が
管理保存されていないうえ、再実験でも論文の正しさが証明されなかったとして、調査委員会では
「研究の科学的意味をもたない」と結論付けた。調査委員長の松本洋一郎教授は
「極めてねつ造に近い状態だが、断定はできない」と述べたものの、研究科の平尾公彦科長は
「学術の根幹にかかわる背信行為で、厳しく対処したい」と述べ、厳正な処分を求める考えを示した。

この問題を巡っては、日本RNA学会が昨年4月、「実験に再現性がない」として、
東大に12本の論文の調査を依頼。東大の調査委は、このうち、多比良教授が東大教授に赴任した
99年以降に発表し、比較的検証が容易な4本について調べていた。

(2006年3月30日13時57分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060330i203.htm
2名前をあたえないでください:2006/03/30(木) 15:03:17.92 ID:uL2+X3gn
東大も落ちたもんだ・・・・



と、筑波に落ちた俺が言ってみる。
3名前をあたえないでください:2006/03/30(木) 15:34:34.07 ID:NwicTj9w
>>2
いい大学はいればいいってもんでもないさ…気にするな

と、東大を出たが社会になじめずニートな俺が言ってみる
4名前をあたえないでください:2006/03/30(木) 15:44:40.59 ID:m4oPZukk
おれ院生時代にテーマとして渡された論文が捏造論文
で、再現できなくて教授に一年間白い目で見られてた。
捏造(本人は誤認だと言っているが)が判ったのは
卒業してから。同じ思いしている院生いっぱい
いるんだろうな
5名前をあたえないでください
スレタイを見て「不正疑惑」に対して「信頼性なし」、つまり
論文は正しいって意味かと思ってしまったよ。