最終結論 最強の動物

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130名無虫さん
>>122
その本読んだ。今度買おうか。
>>129が書いているように、他の肉食獣を縄張りから排除する戦いを雄ライオン
はしている訳で、頭もトラより大きく、前肢も長い。
 胴の長さはトラ有利で、体重もそれに加わる。
 しかし、100年くらい前にはシベリアトラに大きなものがいたかも知れないが、
現在ではせいぜい400頭しかおらず、また大きなものも頭胴長220p程度、
体重300kgは現在の野生では無理ではとの事で、もはや昔バーバリライオンという
大きなライオンがいましたというのと、変わらないとある。
 それで、現在最大個体のいるベンガルトラとマサイライオンでは、とか、実際に
戦ったであろうカスピトラとインドライオンでは、となるが、やはり肉食獣同士に
戦い慣れたライオンわずかに有利、とならざるを得ない。

 更に、野外で実際に出くわした場合と、コロシアムや檻の中で、あるいは
縦横20mくらいの穴を掘って戦わせたらという、生態学的にどちらが上位かという
話と、実際に格闘したらどうかというのは、全く違う、とある。
 野外で、サバンナ的な環境で出くわしたら、トラであれライオンであれ、
アフリカゾウには道を譲る。たとえトラオタのいうように勝つにしても、相当
深手を負う可能性も多く、そんな無駄な事はしまい。
 1匹だけでいるゾウを、突き刺しによる失血でより高い確率で倒し、骨格も
頑丈にする事で、
-「ビジュアル百科 ネコ類」にトラの骨格があったが、「絶滅巨大獣の百科」
にあったスミロドンの骨格に比べるとさすがにスリムだった-
大型獣と戦い傷を受けてもより頑張れるように進化していったのがサーベル
タイガーで、人間が単独性の大型獣を滅ぼすと、敏捷性を欠く彼らも滅びた、
という事か。もともとトラ、ライオン、滅んだドウクツライオンは、大型獣を
主に狩る様には出来ておらず、そのニッチはサーベルタイガーが滅んだ現在、
人間を除けば開いている、と言うことか。