1 :
名無虫さん :
03/06/25 00:17 ID:2vWX/hij
2 :
微針 ◆ge1Y.fz/pQ :03/06/25 00:21 ID:zM+ZtAxr
祝・新スレ!今後ともよろしく!!
4 :
名無虫さん :03/06/25 03:44 ID:???
スレ題「異翅目談話室」でも良かったか まあいっか
5 :
... :03/06/25 07:02 ID:jkbxnoCe
半翅目談話室にして欲しかった・・・・(当方Homopteraのゴニョゴニョ専門)
>>4 今度立てるときそうしましょう。
>>5 ええっ、なんでしょうか。気になる・・・
とりあえず前スレ埋まるまでサゲときます。
7 :
名無虫さん :03/06/26 09:24 ID:tVeFakPq
2ゲト
8 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/06/28 21:44 ID:V3mj12F/
自己レスしてしもた。
>>998 の間違いです。
カメムシも面白いですよ〜。
新スレへ移住。
>>8 図鑑の生態写真、見てると楽しいです。
さてと、風呂入るとします。
>前スレ996 アシボソトビイロサシガメって,もしかして採った?採れる場所知ってる?
11 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/06/28 22:21 ID:HwrLs3xV
>>9 楽しいですね。本州も高知県並に調査すればいろいろ出そうですね。
わたしは風呂出ました。明日の採集楽しみ〜。
>>10 いえ、知らないです。ただ埼玉県昆虫誌に記録出てます。
初めて本種の名前を知ったのは、1992年あたりの昆虫と自然で
Nさんが「埼玉県のカメムシ類」として紹介してた文です。
なんでも長谷川先生が1980年に紹介したのが始まりとか。
やっぱりレアなんですか?
ところで横浜の採集できそうな自然ってどれくらいあります? 以前カナコンの特別号でケブカカスミカメの東限だか北限が横浜 とかかれていた(円海山特集号)ので、円海山はおさえたのですが・・・ 神奈川のI町でイトアメンボ採れたっていうニュース聞いた時は 神奈川に滞在しようかと思ったほどでした・・・ しかも同じI町でNeolethaeus minomoensisが採れたという情報が。スゲエ。
訂正 Iでなく、ゴニョゴニョ。 と、とにかくヒサゴナガカメムシとかスコットヒョウタンナガカメムシ とか普通に採りたいなあっと。
14 :
じこぼー :03/06/28 23:07 ID:???
>>12 横浜西北部は山が荒れちゃってるし、
人の出入りが多すぎるので採集には向かないかも。
横須賀市になりますが、大楠山の山頂駐車場(クルマで入れる)
あたりで灯火やるとおもしろいかもしれませぬ。誰も来ないし。
全面的に照葉樹林なので、栃木とは全然違っていいんではないでしょうか。
あと、京浜急行の三崎口駅に近い小網代の森とか。
>>14 あの辺カミキリ採りに行く人もいますしね。
横浜市内だとやはり緑地公園巡りになるのでは。
虫じゃないけど自宅近くにサワガニがいたりして、意外な
ものがいると思うんですよね。まだこれといって良いもの
採ってませんが。
16 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/06/29 09:13 ID:851tkM+S
おでかけ前に祈願カキコ。
>>14 ありがとうございます。
横須賀線で行けますかね。大楠山、聞いたことあります。
なかなか面白そうなポイントですね。土ふるっても、葉っぱ叩いても退屈しなそう。
ただ電車乗るのに重装備はかっこわるいかな。クルマで行くか。
小網代もよさそうですね。海岸でアメンボ採りもオツかも。
>>15 緑地公園っていいムシいます?
公園はなかなか足を運ぶ機会がなくて実感が湧きません。
でもモッコクの例もあるから、定期的に見回る必要もありそうですね。
現在薄曇りながらも日差しが出そう。 今日は奥日光まで車を走らせてきます。 高速は使わないで。っていうかお金ないから使えない罠。
18 :
微針 ◆ge1Y.fz/pQ :03/06/29 09:18 ID:BTltcO6G
>>16 ルリボシカミキリの採れた公園があったりしますので、
意外と侮れないところもありです。
カメムシに関係無いのでsage。 今日もお散歩採集。いつもの神社ですが、切り倒したケヤキやクヌギ等で土場の 用になっている場所があり、そこで、全国区のノコギリカミキリ、ノコギリクワ ガタ、アヤモンヒゲナガクチキムシ、ハギキノコゴミムシ、地味目のカミキリ2 種類。なかなか自分にとっては豊作な日でした。 で、なにより今日の目玉は桜の木に産卵中のコスカシバ発見!!スカシバガの 中では最普通種だけれども初物なので興奮しました。 ネットを持っていなかったのでどうかと思いましたが、フィルムケースでどうにか 上手く採りました。暴れてすぐにボロになるというので、そっと自宅へ。 問題は展翅をどうするかなんですよね。今まで本格的な展翅をやった事がないので。 まあ本物のヒメバチみたいに展翅せずに多少形を整えるという手もありますが。
20 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/06/29 22:41 ID:rFSy5Bde
>>18 ルリボシですか。意外と公園のほうが面白いのはいそうですよね。
栃木県の宇都宮にも中央公園というのがありますが
そこで栃木県では珍しいトカラウロコアリというのが採れたりしています。
>>19 スカシバおめでとうございます。
翅に鱗粉が少ないから、はげる心配は少ないとしてその分展足が必要ですかね。
美しい種はなるべく美しく作りたいものですが、私の場合そういうのに限って
あとで触角折ったりしています。
私の散歩採集といったら町内自転車採集になります。
自宅の近くのコナラ林でイガラシカッコウムシとかミドリカミキリが採れました。
五月の始めごろでしたが、いまは材木が撤去されてしまったようです。
ヒメクチキムシダマシなんかも近くで採れてるあたり侮れませんね。
本日の採集・・・日光市光徳沼→山王林道→湯元スキー場→馬返し 天気が曇りながらも奥日光は晴れていることを信じて車を走らせた。 目的は湯元でカスミカメを採ることだった。 まず光徳沼に寄ってみた。湯元の手前である。よさそうな場所を探していると 大きなネットを近くに置いて二人の男女?が立っていた。 虫屋も活動の時期である。車を止め、ヤブを突っ切ってゆく。 すぐに目の前のササの上にオオマダラカスミカメの仲間が死んでいた。 こんな早い時期にいるの? 色は真っ黒だったので、霧降で8月の終わりに採ったやつの 黒化型かと思っていた(結局別種、詳しくはのちほど)。 ズミやカラマツ、グミの類を叩いてシンシュウトビ・ケブカトビ・オオホシチビといった お約束のカスミカメを採った。グミミドリカスミカメはまだ幼虫のようだ。
22 :
名無しさん :03/06/29 23:49 ID:aXlRiPif
カメムシは臭いよとくに踏むと
23 :
名無虫さん :03/06/29 23:59 ID:8x+rSZRb
庭のほおずきが、カメムシにやられてしまった、、
>>22 そうですね。わたしは幸いまだないですが。
靴でなら何回か・・・
>>23 ホオズキカメムシでしょうか。群生しててなかなかです。
ホウ(カメムシの別名)のつく植物なので「ホオズキ」といいます。
昔からこのカメムシは知られていたのですね。
川が流れていて、山側に渡ってみた。 川沿いにいろいろ花が咲いていたので叩いてみるとPhyllus属の カスミカメが落ちた。2頭は黒、もう1頭は赤褐色だった。 まだくわしく見ていないので何かは分からない。 しばらく道を歩いて、川に降りた。流れは弱く、浅い。 タニガワミズギワカメムシが群生していて、石の上によく止まる。 さらにでっかいマルトゲムシが一頭いて、感動した。 Saldula属のよく分からないミズギワカメムシを1頭吸った。 他にも行きたい場所があったのでひとまず引き返した。 ヨモギからコアオカスミカメとシラゲヨモギカスミカメを採って そのまま山王林道を走ってみることにした。
山王林道は日光から栗山村に抜ける林道で知ってる方もいくらかいるだろう。 初めて走ったが、舗装されていて走りやすかった。 ただ栗山村のカンバン手前で引き返してしまったので残りは知らない。 なにしろ栗山まで40km近くあるそうだ。そのうち4kmだけしか走らなかった。 コメツガ・ツガを叩いてセグロベニモンツノカメムシ?を見たり オオマダラカスミカメ類の幼虫を見た。ズミからはリンゴクロカスミカメ の幼虫が採れた。まわりはシラカバ・ダケカンバが最初目立っていたが しだいにカラマツばかりとなった。 ほどなくして視界が開け、下界に涸沼などが見えた。 シラカバ・ナナカマドなどが目につく。コメツガもあった。 ただカメムシは採れなかった。かわりにヨモギかなんかの葉っぱに キンヘリタマムシが止まっていた。あまりの美しさにしばし感動。 初めて見るタマムシで、意外に大きい。 その後キンヘリをリリースして、湯元をめざした。
湯元の湯滝に寄ろうとしたが車がいっぱいで断念。 そのまま湯元温泉に向かい、スキー場の駐車場近くまで入った。 車を停め、スキー場のゲレンデを歩く。約一ヶ月前にきたっきりだったが もう緑が茂っていた。入口にコメツガと思われる大木があって 三本に分かれているが、一本は折れそうだったのか、切られている。 その切り口に去年、トガリヒラタカメムシが止まっていたので 今年もいるかと思って少し調べてみた。しかし採れず。 その大木のまわりにはコメツガらしき伐採木が何個も積まれていて キノコなどが生えている。樹皮の下は湿っておりやや古い。 アトコブゴミムシダマシなんぞがペアで落ちてきたのには驚いた。 あまりのでかさに感動し、せんべいのおかきを思い出していた。
しかし甲虫が採れてもカメムシが採れなくてはいけない。 キノコの状態からしてヒラタくらいはいるだろう。 そう思って1本の伐採木に生えたキノコをはがしてみた。 ちょうど木の下面で日影になっている。受け皿を下にして・・・ するとヒラタカメムシ属の幼虫が落ちた。色は灰色、小型であった。 これはいける、と思って木をひっくり返して、下面を見やすくした。 すると表面にトガリヒラタカメムシがいた。オス・メスちょうど1頭ずつ。 幼虫も小さいのがついている。ここで完全に発生していることを確認した。 オスは小型、ほかに1頭死体を見た。マツコヒラタに似た雰囲気である。 どちらも触角を激しく震わせ、動作も敏捷で他のヒラタカメムシとは 異なる印象をもった。ほかにヒラタカメムシは採れなかった。
場所を変えるために歩いた。 地表に見られる、毛だらけの短翅ミズギワカメムシを採るためだ。 カスミカメもいろいろいそうなヨカン。 モミの太い立ち枯れを囲む二人の虫屋を発見した。 年配の方らしく、ネットを持っていたのでカミキリでも採っているのだろう。 去年わたしはその立ち枯れで、ヘリグロアオカミキリを採った。 また大きなクモゾウムシも何頭か見ている。有名なのだろうか。 ウツギを叩くとシマアオカスミカメが何頭も採れたが これもホストだろうか。ただ幼虫はいなかった。 コンロンソウがある程度育っていたが、開花すればこっちに移るのか。 幼虫はコンロンソウにつくらしい。
シマアオカスミカメは去年はコンロンソウにいたが 開花していたかは覚えていない。ただ、7月の頭だったことは覚えている。 そしてウツギからはほかにNeolygusの仲間が結構採れた。 2、3種は混じっているだろう。まだくわしくは見ていない。 草原を横切る溝は一本目は乾燥していて、ミズギワカメムシはいないかと 思われたが二本目は水が少しあったので安心した。 そして短翅の灰色っぽいミズギワ2頭をゲット、ほかにSaldulaの 分からないのをいくらか採ってきた。 ヘリグロミドリカスミカメ?を採ったツガには今年はまだなにもいない。 かわりに別のツガ?からクロオオマダラカスミカメらしき幼虫と クチナガケブカカスミカメと思われる赤い幼虫を一頭ずつ見かけた。
そしてヨモギによく見られるクロマルカスミカメは 幼虫成虫ともに多かったが、クビワヨモギカスミカメと クロモンコアオカスミカメはまだ成虫がおらず、幼虫らしきものが 結構見られた。ヤナギにはシモフリカスミカメなどがいた。 ズキンヨコバイもヤナギ・ハンノキ類に多く、いろいろ見られた。 その後湯元を出て、帰りに馬返しのヒラタポイントに寄った。 しかしノコギリヒラタカメムシしかいなかった。 ヤナギからはクロスジヤナギカスミカメが採れた。 キモンクロハナカメムシも見られた。 ここで時間となり、帰宅した。今日もいい採集となった。
32 :
じこぼー :03/06/30 01:36 ID:???
Aeliaさんは裏男体林道の方は行かないの? 植生がだいぶ変わって、面白そうだと思うけど。 あと、いろは坂登らずに、足尾の方に向かう旧道の細尾峠とか。
今回採れたオオマダラカスミカメの1種は 全体が黒色の大型種でオオマダラカスミカメPhytocoris ohataensisに比肩しうる。 オオマダラに似るが体に緑色部を持たず、各脛節に2個の白い明瞭なリングを 持つことで区別される。後腿節の斑紋もやや異なっている。 オオマダラ自体1頭しか持っていないので、標本を集めてまた検討してみたい。 クロオオマダラカスミカメとは体長・体色などでまったく異なり とくに上翅に淡い斑紋を持たないことで区別できる。 栃木県で採集したPhytocorisはこれで7種となった。 オオマダラ・トビマダラ・ウスモンオオマダラ・クロオオマダラの4既知種と 3種の不明種からなる。
>>32 裏男体は植生、どんな感じになってます?
まえまえから行こうとは思うのですが、機会がなくて地図みてるばかりです。
ハイマツなんかあるとうれしいですが。
細尾方面は120なら乗ったことありますが、120をまたぐ形で伸びている
くねくねした峠道は乗ってません。やはり植生変わってます?
一応3不明種のおおよその覚書です。 Phytocoris sp.A 日光市JR日光駅トイレ・日光市小倉山のモミ 体は美しい薄緑色で、楔状部にはっきりしない紅色の紋がある。脚は赤褐色。 小型で複眼はよく発達している。日光駅で最初発見し、その後トイレのクモの巣、 小倉山近くのモミで採集した。
Phytocoris sp.B 日光市霧降のカエデらしき植物上 8月下旬に採集した。大型で体は緑色を帯びた褐色、つや消し状となる。 脚は基部が薄くなる。1頭だけしか採れていない。 Phytocoris sp.C 日光市光徳沼のササ上 今回得られた。すでに死んでいたがこんな早くに発生することを 初めて知った。ただこの仲間の幼虫はいくつか見られた。 大型の種で全体が黒く、各脛節に明瞭な2個の白いリングがある。
37 :
じこぼー :03/06/30 04:19 ID:???
>>34 志津小屋のあたりまでいけば、亜高山帯っぽい感じです。ハイマツとはいかないけど
コメツガとかがあって。
その途中でも、道ばたにショウキランが結構出てたりして、下よりは植物の種類が
多いように感じたんですけどね。ダートだけど普通のクルマで入ってます。
そっから分岐する行き止まりの林道も数本あります。
細尾峠の旧道の方は一度通っただけですが、比較的山に入りやすくて、
林内に倒木も多くて土が厚そうな感じでした。交通量少ないんで
ちまちまクルマ止めて探し歩くにはいいかなと思って。
38 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/06/30 09:26 ID:fKbBe11G
おはようございます。
>>37 ありがとうございます。志津小屋あたりでは珍しいヒラタが採れてたりしますが
細尾となると、奥日光の有名採集地からは離れてしまうために
カメムシの記録があまりないようです。近々出かけて調べてみます。
今日もいい天気です。どこにいこうかな〜♪
39 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/06/30 21:18 ID:AMrImmIb
本日の採集・・・黒羽町八溝山 脱輪してあせった。カメムシはめぼしいのいなかった。甲虫もいない。 ただ、山頂付近はほんとにブナがあってクマザサも茂ってた。 雨がふったのと時間がなかったのが残念。ノリウツギを確認したがつぼみ。 また開花時期にでかけてみようと思っている。
40 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/01 20:46 ID:ncJ+0GEg
本日の採集・・・渡良瀬遊水地 ヤナギからヤナギウスバツヤカスミカメを採る。 そして植えられたタブから多分タブグンバイを採る。 ヒョウタンカスミカメも多かったが、アブラムシでも吸っていたのだろうか。
おとといの日光湯元、ゲレンデを横切る溝で ヒラヤマミズアブっぽいのがいたこと思い出した。 灰色っぽくて腹がすこし平たかった。 湿った土の上に止まっており、ミズギワカメムシを採りながらの発見だった。 群馬や埼玉でも採れているらしいが、稀な種のようである。
42 :
じこぼー :03/07/02 05:32 ID:???
43 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/02 20:54 ID:jXG6Bb9g
>>42 ありがとうございます。上はキベリヒゲナガサシガメで
下はイチモンジカメムシです。キベリは南西諸島行かないと見られないので
うらやましいです。触角が長くていいサシガメですよね。
イチモンジは白い帯の個体と赤い帯の個体がいて、性差にかかわらず出るそうです。
カメムシ亜科における、同一種の色彩変異ってNezara以外では
なかなか図鑑で取り上げてないですが、調べてみると面白そうですね。
44 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/03 16:15 ID:Wl15ZhQI
昨日の採集・・・宇都宮市鶴田沼 三つの公約を果たすべく、久しぶりに鶴田沼にでかけた。三つとは、 1.積まれた朽木に生えたキノコからキノコカスミカメを採ること 2.アシナガサシガメの大量発生現場を押さえ、かつ捕食シーンを見ること 3.帰りに宇都宮市睦町の中央公園でモッコクを問い詰めること である。天気は晴れながらも、宇都宮は雲行きがあやしいが採集にはもってこいだった。 クルマで入るのは容易ではなく、駐車場もないため、バスで出かけた。 はやる気持ちをおさえて雑木林へ急ぐ。 そして倒木がいくつも目に入ったが、去年のままなので朽ち方が激しい。 そしてキノコカスミカメ、特にツヤキノコカスミカメは・・・幼虫だった。 アシナガサシガメに至っては確認できない。カが多すぎ・・・ しかし、キモンナガカメムシらしき幼虫を数頭見かけてご機嫌。
触角のカラーリング及び全体の感じからなので 断定はできないが、秋にここで越冬成虫を1頭、アカマツから採っていた。 ここ鶴田沼の例・そして宇都宮の鬼怒川河畔林の例を統合すると いずれも地面からそう離れない、アカマツ(鶴田)や スギ・ヒノキ(鬼怒川)の大木の樹皮下に越冬している傾向が強い。 このことは、キモンナガカメムシが地表性で、越冬時のみ地表から 大木に這い上がって樹皮下に潜ることを示唆しているのだろうか。 青森のIさんの例も、トチノキ樹皮下からまとまって得られたという。 地表性で目に付きにくいことが、本種が稀とみなされる 一つの要因ではなかろうか。ちなみに発見時はムラクモナガカメムシによく似ている。
その幼虫だが、3頭発見でき、いずれも地表の落ち葉にみられた。 2頭持ち帰り、一頭は黒く、もう一頭はより若いようで赤だった。 いずれも死んでしまったが、若いほうは脱皮途中だった。 他の観察事項としてエゴノキと思われる立ち枯れにニイジマトラカミキリが けっこうついてたほか、樹皮下からコモンキノコカスミカメを 1ペア採った。これで3種のキノコカスミカメが鶴田沼にいることになる。 さらに、クロモンヒメヒラタホソカタムシが2頭見られ、 思わず吸ってしまったが、果して普通種だろうか。 コナラは樹液が出て、カナブン・カブトムシが見られ、ケシキスイも多い。
鶴田沼のほうに行く。ヌマトラノオの花が美しい。 ショウマの類も咲いてて、いろいろなハチがいて楽しい。 そのヌマトラノオに黄色いテントウらしき虫がいた。 ジュウクホシ?と思い近づくと、なんとジュウニホシツツハムシだった。 それも大量についていた。ただしカメムシはなにもいず残念。 ハッチョウトンボも、まだ発生していないのかはたまた私の目が へぼいのか、まったく見られなかった。 かわりにハラビロトンボのメスを見て気を紛らわした。 帰りにアカマツに生えたヒトクチタケをつまんで、マツヒラタカムシや マツコヒラタカメムシがいないかチェックしてみた。 なにやらつまんだところ、ゴミムシダマシくさい。 もしや、と思い割ってみたところカブトゴミムシダマシ?が入っていた。 牧草地ではオオクロトビカスミカメが出ていた。1頭吸った。
その後中央公園に行った。モッコクがあった。 しかしキジラミもカスミカメもいず残念。 しかたなく図書館で本読んで帰った。 キノコカスミカメ、鶴田沼では二つの生息環境に分けられそう。 まだはっきりとは断定できないがおおよそこんな印象を持った。 A 「やや湿った」倒木の下面・倒木のキノコの下・下面に生えるキノコの表面 B 立ち枯れ・半倒木(いずれも乾燥気味)の樹皮下・キノコの下 Aにはクロキノコカスミカメとツヤキノコカスミカメが見られ Bではコモンキノコカスミカメが見られる。大平でも当てはまる。 すみわけが存在しているようだ。
49 :
名無虫さん :03/07/03 17:30 ID:tFz9O8sb
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50 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/03 17:42 ID:Wl15ZhQI
>>49 すまん、割烹着好みなんだ。
ヤングはどうも食指が動かん。
上のカキコはParaeliaかAelioidesです。私にあらず・・・と信じたい。 さて、去年の今日は石橋駅前の自販機で ヒメウストビサシガメを採った日です。クモの巣にかかってました。 ヒメトビサシガメに似て頭部の複眼後方が広がっていて 前腿節の歯列が1列だけ、というかわいいサシガメで渡良瀬の 板倉東洋大前駅でも死体を拾っています。 実は野外の生息環境でゲットしたことがないので、いつか必ずと思っています。 あれから一年か・・・ 実際国内ではどれくらい採れているのでしょうか。 フィリピンから記載されているので、おそらく日本には広く分布してそうですが。
いや、Aeliomorphaか? ところでここ最近サシガメとの出会いがない。 こないだ何年かぶりにアカヘリサシガメを見たのだが 初めて見るサシガメってほんといない。 神奈川とか茨城ではハリサシガメというのが採れているけど はたして栃木にもいるものなのだろうか。 ヒラタカメムシの幸運パワーをサシガメに、そしてサシガメだけでなく 他のカメムシたちにも分けてほしいのだが・・・ 去年はそういえばキイロサシガメをうれしくなってつまんだら 刺されてしまったこともあったっけな。
栃木県で採集されているものの、稀なサシガメに アシマダラアカサシガメというのかいます。 これは沖縄ではそう珍しいものではないといわれてますが 分布の北限であろう栃木では、宇都宮の記録があるのみです。 クロバアカサシガメも同一の場所?から採れているようで 倒木の下でいっしょにいるのか、生息環境が非常に気にかかります。 私はクロバアカなら幼虫とともに成虫を採りましたが 河川敷の野焼き跡のビニルの下という、きわめて不安定な? 環境で採集しました。はたしてアシマダラアカサシガメも そうした環境で越冬することがあるのでしょうか。 アカシマサシガメを見習って、まねしてほしいなあ。 静岡の方のHPにも本種が出ていて、うらやましい!
まちBBSによると板倉キャンパスが白山に統合されるらしい。 渡良瀬とおくなっちゃうべよな。 ますます板倉さびしくなっちゃーな。 幸運なことに私の卒業するまでは安泰なのでよかったけど。 渡良瀬といえばそろそろクロズヒョウタンナガカメムシが採れる頃だ。 スゲで手を切りながら、根元・地表を見回して採るのは楽しい。 しかし一昨年多産だったポイントは大雨で水没して以来、採れない。 まだ今年は見ていないけど、どうなっただろうか。 とにかく狭い範囲に生息していて、かつ生息場所では個体が多いので 新しい産地を見つけたいところだ。さらにセスジアシナガサシガメも出る頃。 クロアシナガサシガメも見つけたく思っているがそれがなかなかムズイ。 小型で黒いというが、はたしてセスジと同所的に生息しているのか。
なんかサシガメにシフトしてきたみたいw ま、カメムシならわけへだてなく好きなんだけど、今日のサシガメ欲はなんなんだ。 採れぬムシほど情がわくのはしかたのないことだが。 サシガメネタ、もう一つ。関東で最近採れはじめたウスイロカモドキサシガメ というのがいる。これは千葉の記録があるが栃木で採れないものか。 Tridemula ishiharaiという1994年に友国先生が記載したもので 種小名は石原保先生に因むものである。 図鑑に載っていないがポツポツ採れているようで、どんなものか激しく知りたい。 栃木にもいるEmpicorisのように枯草とかブッシュにいるのか。 ああっ、埼玉のコブカモドキサシガメも欲しいぃぃぃっ。 叶わぬ夢をカスミカメで紛らわすAeliaであった。相変わらず駄文でスマソ。
56 :
じこぼー :03/07/03 23:10 ID:???
Aeliaさま一発回答ありがとうです。まだ不明カメムシいくつかあるので またお願いします。 全然知らなくてもカキコ読んでると楽しめるので、就職してもよろしくです。
>>55 Tridemulaはカシ類などの照葉樹をスイープするとたまに採れます.
Empicorisは樹上から垂れ下がった枯葉付きの枝や,南方ではバナナの枯れた葉を叩くと採れます.
カモドキの仲間は未記載・録種だらけだそうです.
58 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/04 00:47 ID:IQiQfIOn
>>56 こちらこそお願いします。
カメムシの写真は見てて飽きません(他の虫とか動植物も)。
就職してもこの板は1日たりとも忘れないでしょう。
毎日、頭の中に思いついたことをそのまま書いているので
乱文になってしまいがちで、カキコするたびにすまなく思ってます。
しかし役に立っていることを知り、うれしくなりました。
>>57 カシなど、となると栃木では難しいです。
シラカシすくっても採れればいいですが。
栃木県で照葉樹林といったら益子の西明寺とか大平・足利あたりのスダジイとかかな。
筑波山にみごとなカシがあったけど、気候の暖かさを実感しました。
カモドキでEmpicorisは今のところマダラしか持ってませんが
オオカモドキとどこが違うのでしょうか。日本昆虫図鑑のEmpicorisは
オオカモドキになってましたが。
59 :
Aelia 野木駅 :03/07/04 14:08 ID:mFzPUPVD
栃木県野木町にナカイケミヒメテントウ豊産 カメムシも採れた
60 :
_ :03/07/04 14:11 ID:???
61 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/04 16:46 ID:NuJOIJcp
本日の採集・・・野木町野木 きょうは東北線沿いに点在する湿地で採集した。 渡良瀬遊水地から東にわずか2.5kmの場所で、かつてそこまで湿地が 形成されていたことのなごりでもあるかのように、野木町では 点々と湿地があり電車からもそれらを確認できる。 今日はそのなかの一つを選び、駅から歩いて採集に向かった。 まわりが田んぼで雑木林もあって里山の風景漂う場所である。 ただし線路をはさんで東側はごく最近、埋め立てが始まり ヤナギの小群落は残っているものの、北側はどこまで工事されるか 分からない状態である。今回の採集は道が通る西側だ。
野木町はベニバハナカミキリやヤマトチビコバネカミキリで カミキリ屋さんには少し名が通っているかもしれない。 栃木県の南の玄関口だ。 農道をあるいてすぐ、水の浅い休耕田があった。 草をかき分けて、小さい網で水面をすくう。 水面に浮遊する小さなムシを採るためだ。トビムシが非常に多い。 ハネカクシもポツポツ、そしてウンカも多い。 そんななか、シロヘリミズギワカメムシを見つけた。 石橋・日光の例から考えて湿地性の種と思っていたが、やはりここでも その予想が当たる形となった。草が茂った水面をすくって結局 4頭ほどを採集できた。小型で翅の外縁が広く白化している。
地表にはヒラタヒョウタンナガカメムシとトゲシラホシカメムシがいて とくに後者は個体数が多かった。 ヒラタヒョウタンは石橋においても休耕田の湿った地表で採れ、 今市でもやはり同様の環境でえられた。 湿ったところがすきなのだろうか。茶色い幼虫らしきものも見られた。 他にカタビロアメンボが多く、ケシミズカメムシも見られた。 カタビロはMicroveliaで、1頭だけ長翅型が採れた。 カメムシ以外ではジュウサンホシテントウやイネゾウムシを見かけた。 その後休耕田の東側をすくったり、地表を見たりした。 地表に、今市で採ったグンバイムシの1種がいた。 野木にもいたのか。結局ここ以外の場所とあわせて20近く見た。 Cysteochilaによく似た感じのグンバイである。 草が茂っていて水面が見えにくく、すくいづらくなったので ビーティングに切り替えた。
たたくといろんな虫が落ちた。ヌカカの見たことない種が落ちた。 そして休耕田の東側でナカイケミヒメテントウが採れた。 福井県の中池見湿地から最近記載された種で 黄褐色、上翅の小楯板周囲が広く三角形に黒くなる美麗種。 長らく原産地だけで採れていたようだが、数年前に渡良瀬遊水地から 二番目の産地として報告され、さらに栃木県塩谷町の湿地からも 報告された。今回の例も湿地で得られ、栃木県で三番目の産地になるか。 渡良瀬遊水地の範囲に入るだろうが、小さな規模でも昔から 発生を続けてきたことに驚くとともに、この一帯を保全することの 重要性を感じた。住宅地からはわずかに数100mしか離れておらず さらに南側には工業団地の建物が立っている。 線路の向こう側の工事といい、この環境の保全は保証が難しいかもしれない。
このテントウも10頭近く見ることができ、スイーピングなら もっと多くの個体が得られたことだろう。 一頭だけを持ち帰り、あとはリリースした。 ほかにもヒメテントウの類が数多かった。 また、湿性植物と深くかかわりのある?ミツモンヒゲナガゾウムシも 今回初めて確認できた。これまで写真でしか見たことがなく また1986年の記載なので図鑑には載っておらず、スネアカヒゲナガゾウムシと どこが違うんだろう、と思っていた。今回実際にミツモンを見て スネアカとは全く異なることが分かった。 こうした甲虫以外にも双翅類など特徴的なものが多く見られた。 ただ、トンボは一頭もみられなかった。羽化殻は見かけたのだが。
少し離れた場所に移動した。 とてもいい環境でアシ原が目立つ。 休耕田にはウキクサ、そして初めて見る大きなウキクサがあった。 すくってみると、カギアシゾウムシのような小さなゾウムシがいくつか採れた。 さらに植物上に1頭だけムモンチャイロテントウを見つけた。 遊水地には数多く生息しているが、ここにもいたのか。 さすがにクロズヒョウタンナガカメムシは見つからないかと思いはしたが 長靴を持参していないので立ち入る場所が限られていた。 しかも暑いので、暑さに弱い私はここで帰ってしまった。 また次の機会があれば訪れたい場所である。 今回地表をみたが、サシガメの類は見られなかった。 もしいるとすれば、トビイロサシガメ類に期待できそうである。
カメムシで採集したものはほかに ヒメハナカメムシの1種、ハネナガマキバサシガメ、 フタトゲムギカスミカメ、ヒメヒラタナガカメムシである。 セスジマキバサシガメなど湿地を好むものもいそうだ。 今市と異なり、オオヒメヒラタナガカメムシは採れなかった。 また用水路にはカメムシ類はいなかった。 ゲンゴロウ類の生息が考えられる休耕田も、大きな ネットがあればオオイチモンジシマゲンゴロウが採れたかもしれない。 実際野木町の記録もある。今回はチビゲンゴロウと キベリクロヒメゲンゴロウらしきものを見たのみである。 水生カメムシの採集も視野に入れて、ぜひとも新しいネットを買って 調査してみたいものである。
ナカイケミヒメテントウ、静岡のレッドリストに載ってたり 神奈川でも採れてるようですね。
相変わらずバリバリ採集してますね。 ところでナカイケミヒメテントウのような最近記載された種まで 把握しているようですが、それは普段レッドデータに目を通して ネットで画像を確認されているという事でしょうか?
70 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/04 20:59 ID:NuJOIJcp
かなり酔っ払ってきたが、カキコしてみる。 福井県は暖流の影響で暖かく、ナカジマシロアリやオガサワラチャイロカミキリ の記録もあるように、暖地性の種類が日本海側のわりによく記録されている。 今回カメムシの追加記録を見たかぎり、カスミカメで暖地性の種類が ちらほらと見受けられた。たとえばイヌガヤにつくオオミドリカスミカメ。 イヌガヤ自体関東以西?に多いのでもちろんそれにつく本種も おのずと分布が制限されてくる。福井で本種が採れたということは イヌガヤがあるということ、すなわち生息するに十分なイヌガヤがあるということだろう。 また、アカメガシワにつくガマカスミカメも記録されている。 これに関しては栃木でも記録があるし、また山形まで記録されているので 福井にいても不思議ではなさそうだ。
72 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/05 10:41 ID:pJc54VNo
おはようございます。 71をカキコしたあと、強烈に気持ち悪くなって、寝てしまいました。 青春チューハイ1缶で酔っ払うほど酒にはとことん弱い私です。 現在、気持ちのいい青空がひろがっていて、虫捕り行きたいオーラが出ています。 ただし、マイカーというものを持っておらず、親の帰宅を待っているところです。 今日は、四時半に自宅を出て日光のコンビニ灯火巡りでもしてきます。 ライトトラップの機材も持たぬゆえの、節約採集です。 こうしてまごまごしているのもなんなので、お昼食べてそこらでも見てきます。
昨日の自宅灯火採集、小記録。 ヒメヨモギカスミカメ・ヒメナガカメムシ・トサカグンバイ飛来。 これがもう少し経つと、Microveliaが加わってくるんだよね。 コモンキノコカスミカメ、乾燥に強いのか昨日までメスが生きてました。 生息環境もほかのキノコカスミカメとは異なって 地表から離れているからもっともなのかもしれません。
74 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/05 22:50 ID:udAP9o5X
日光行ったけど、霧雨でなにもいない。ガソリン代もったいなかった。ウツ。
75 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/06 00:32 ID:dwWM6F1b
寝てた。 こないだ見た夢でザオウウンカが出た。 「私ったら近頃英語で夢を見るの、ワーオロックンロール、それはジオスに 通っていーるーかーらーね、英会話のジオース」っていうCMがあったけど 今回それをじでいくような形となったようだ。 「私ったら近頃和名の夢を見るの、ワーオキツネザル・・・」 いみわかんね。もうねよ。
76 :
微針 ◆ge1Y.fz/pQ :03/07/06 00:40 ID:6TXHxSgQ
和名でふと思った事。ジョウカイボンて漢字で表記できるものなのかな? 飛んでるとなんとなく分かるんだけどカミキリと間違えて掬ってしまう。 で、なんだジョウカイボーンかよ・・・。などと思う。 自分はジョウカイボンの事は「ジョウカイボーン」と呼んでます。 まさに意味はないですが。
浄海坊?
78 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/06 15:15 ID:RmBhDvUn
>>76 昆虫と自然でも扱ってましたね。わたしも由来はわかりません。
目につくジョウカイボンはたいていクビボソジョウカイが主ですが
種分化の著しさは興味あります。
毎年新種が、ある一定の区域でゴソゴソ出てます。
ジョウカイボンって異端児があまりいないような気がしますが
日本産だけでしょうか。異常に羽が丸いのとか
脚がトゲトゲしてるのとか出ても良さそうな気もします。
>>77 そんな感じだったと思います。
ゲンゴロウとかも調べると面白いかも。
79 :
コンサル :03/07/06 15:17 ID:8vQnQ8Aj
>>78 Podabrusですか? あれはいつも頭が痛いです。もー、Podabrusで逃げ
てますけどね。Pagaroniaと同じく。
80 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/06 15:32 ID:RmBhDvUn
>>79 たしかに、外見そっくりで中見ないと分からないヤツってのは頭痛いですね。
クワキヨコバイも最近になって研究がすすんでますが
おそらく100は越しそうですね。
なにかいい手引書がないものか・・・
同じ難関でもアリはデータベースあるからマシか。
81 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/06 18:54 ID:owM1dQnK
先ほどの採集・・・石橋町細谷 雑木林の一角にある実をつけたエノキからケヤキツヤカスミカメ1メス採集。 これで少ないながらも毎年発生していることを確認した。 このエノキでは毎年この時期に本種が採れ、オスも見られる。 ただし幼虫はまだ見たことがなく、6月の調査が必要である。 また、冬期にはこのエノキからそう離れないシラカシの樹幹に生えた コケの下で集団越冬している場面に遭遇した。 まとまった数を得る機会だったが、あまり採らなかった。 夏にはほとんど採れず、自宅の灯火にたまに来る他は、ここに記したように エノキから採れた以外の記録がない。
82 :
名無虫さん :03/07/07 00:13 ID:vQpbWRob
どうでもいいけど沖縄原産のシークワァサとかいうミカンのジュースがカメムシの臭いを 発していた。
83 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/07 00:48 ID:bUGFnb3K
>>82 シークワァサってヒラミレモンのことだっけ?
果実がくさいのか、それとも加工すると臭いのか興味ありますね。
カメムシの臭いがする物って探してみるとあるものです。
たとえば卵焼きを盛り付けたあとの皿を水に浸して
スポンジで洗う段階の前なんか、ほんのりカメムシくさいです。
また、カメムシ図鑑第二巻のにおいもどことなく
カスミカメムシっぽい香りがするのですが、たまたまそうなったのか
またはイメージしてにおいをつけたのかは不明です。
84 :
微針 ◆ge1Y.fz/pQ :03/07/07 00:59 ID:8lGUnThF
自宅周辺のジョウカイボンは確かセボシジョウカイだったかと。 しかし浄海坊と書くとすると、何か中国や日本の故事に関係ありそうな 感じですね。 あとカメムシの臭いというと、レモンバームやレモングラスといったレモン 系の臭いがするハーブも、人によってはカメムシの臭いと感じるようです。 レモンバームは近所の公園で半ば雑草のように生えていますが、私にとって は爽やかでリラックスできる良い香りなのですが・・・。
86 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/07 09:40 ID:DYO7YhH6
きのうのIDはBUGだったのか・・・
>>84 そのセボシジョウカイも伊豆や関東南部ではよく似た別種の
オカベセボシジョウカイという種類が混じるようですね。
ほんとにジョウカイボンって何種になるか分からない!
ハーブ系はカメムシっぽいの多いようですね。
でもカメムシのにおいを嗅ぎ慣れている?私にはあまり感じなさそう。
>>85 さんくす。さっそくみてみます。
85さんの紹介されたリンク先の「キンイロジョウカイ」の写真って 1990年に記載されたキイロジョウカイってのに すごく似てるんだけど、どうだろう。 栃木県の標本で記載されたとあったけど、どこが基準産地なんだろうな。 栃木県においては渡良瀬とか塩谷の湿地で採れていて カラーの標本写真もあるのですが、それによく似てるような・・・
>>85 平清盛絡みだったとは面白い。それにこのサイト、デザインも良いし
趣味合いそう。情報ありがとうございます。
89 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/07 12:45 ID:zGKluxFh
こんな雨だと採集いけなくてつまらん。 きょうは七夕か。 タナバタ・オトヒメ・ハゴロモ・ナガレボシ・カクレボシ なんて名前のついた虫もきっとお嘆きでしょう。 その虫とは・・・
90 :
微針 ◆ge1Y.fz/pQ :03/07/07 12:55 ID:8lGUnThF
ショウジョウバエとはまたマニアックな・・・。
分かってしまいましたかw 明日は曇りらしいけど・・・
ナガカメムシのオスで前脛節が曲がってて中ほどにトゲがついてるのがいるけど やっぱりメスゲットのために頑丈なのかな。 それとも落下した果実を抱えるのにああなったのか。 もし交尾のときメスにつかまるためだとしたら、マウントはどうなるんだろ。 カブトの交尾みたくなる?
さらにチャイロナガカメムシのオスの後腿節ってメスより太いけどこれも どうしてなんだろうか。オスとの闘争用? ヒサカキの上で群れていて、メスを見つけたところでライバルが多い? 翅の多型とそれに伴う前胸背の形の変異だけでなく こうした性差を見つけるのって楽しいと思う。 オオチャイロナガカメムシのオスをもっていないので分からないけど Lethaeusにもあらわれる形質なのだろうか。
さっき日光の自然の抱える問題やってた。 杉並木あっとこは、まーず大変だなやー、と思った。 まさか一人できっちゃうわけにいがめ? 湖の水質問題、シカの増加などほんとに考えさせられた。 明日はその舞台に出かけるわけだが、カメムシ達にとっても楽園である 日光がこれからも輝きつづけてほしいと思った。 そしてヤセオオヒラタカメムシの成虫が採れることを祈った。 さらにはカバヒラタカメムシというでっかいヒラタが採れることも。 そしてマタタビからハナアカミドリカスミカメが採れることも。ちと欲張りか。
スタバが栃木にやってくるんだと。ナウい喫茶店できてうれしいなや。 小山っていう南の玄関口にできる。
96 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/08 00:12 ID:MThU+/O3
ID確認あげ。 そろそろヨツボシカスミカメが出るころです。 でも雨続きでなかなか大平に行けないです。
97 :
Aelia 竜頭の滝 :03/07/08 17:37 ID:mvzvjCkI
速報 でかい不明のカモドキサシガメとれた マダラとは全く異なる
98 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/08 21:27 ID:cVUzc0Uf
本日の採集・・・日光市中宮祠湯川→日光市千手が浜→日光市菖蒲が浜 梅雨の晴れ間とはいかないものの雨はやむようなので出かけてみた。 今回の目的は昨日あげたように、まずヤセオオヒラタカメムシの成虫を得ること、 カバヒラタカメムシを採ること、そしてハナアカミドリカスミカメを採ること。 とくにヤセについては今回の目玉と自分の中で決めていた。 前回幼虫だったコロニーは今頃成虫に・・・ウシシ。 今日の採集は車ではなくバスでの採集行となった。
とりあえずバス代をうかすために、竜頭の滝で降りて、そこから湯川沿いに 歩いた。ハイブリッドバスの時間まであと二時間くらいあったので 湯川沿いの立ち枯れをみてゆく。シラカバの立ち枯れもあり、 なかにはツリガネタケの生えたものもあり、カバヒラタの影を追う。 しかしなにもおらず、モミと思われる樹皮のない古い立ち枯れに 生えているキノコからも何も採れず。クロバズイムシハナカメムシを 期待したが微塵もなかった。下草のミヤコザサをたたいて ナラオオホソカスミカメを、湯川の左岸コケ上で不明のミズギワカメムシ を吸ったにとどまった。下草が雨上がりで濡れているのが不快だった。 そしてしばらく散策してからハイブリッドバスに乗り換えた。
雨は降っていないものの山の半分はきれいに雲に覆われていた。 とりあえず期待できそうだ。千手が浜まで行こうとしたが 川沿いの流木がおいしそうだったので、西ノ湖入口で下車した。 まずズミを叩いてシンシュウトビカスミカメをたくさん採った。 さらに下草に止まるシオジツヤマルカスミカメを1頭採集。 Apolygusとしては大型の種で、黒化した個体だったので最初なんだか分からなかった。 イボタを叩くとオオチャイロカスミカメの幼虫が落ちた。 そして川沿いに降り立った。しかしヒラタカメムシAradus consentaneusが いっぱいいるだけでなにもいない。ヒラタカメムシは最初幼虫が採れた。 初めて見る幼虫だったので成虫をぜひとも拝みたかった。 しかし落としてみてがっかり。 Peritropis属のキノコカスミカメ幼虫を2頭ほど見かけたが これが成虫になればニセコモンか。 この一帯の朽木や倒木のキノコにはいろいろ甲虫がいて飽きない。 オオゴマダラコクヌストを採ったが思ったより大型で美しい。 さらにアカバマルタマキノコムシやツブエンマムシの仲間も見られた。
千手が浜に向かって歩きながらカエデやヤマブドウ、ミズナラなどを叩く。 さらに下草のルッキングも兼ねた。そうしたところ以下のカスミカメが採れた。 チャモンミドリカスミカメ? エサキミドリカスミカメ ハナアカミドリカスミカメ ケブカトビカスミカメ ニレオオホソカスミカメ リンゴクロカスミカメ ニセクロツヤカスミカメ ニレノクロカスミカメ その前にハイブリッドバスに乗る場所でミズナラから キアシクロホソカスミカメを3頭採った。
目標のハナアカミドリカスミカメは、ヤマブドウと他の植物の絡んだ 場所から2頭採れた。赤みがかかった美しいカススミカメである。 ニセクロツヤは、初めてメスを採った。下草に静止していた。 ニレノクロは初めて成熟した成虫を見た。これはイケマ?の花に いたのと、下草に静止しているのを採った。 白い花の咲く木からはチャモンミドリ?が数多く得られた。 ほかのNeolygusはまったく見られない。今回ウツギを叩かなかったが 当地には少ないのか、それとも花期が終わったのか分からない。 そしてヤセオオヒラタのポイントへと向かった。 倒木をどかしてビックリ。あれほどいた幼虫が消え、わずかに1頭いるだけだった。
そんなはずは・・・ 終電?のバスをあきらめてその倒木のあった場所の落ち葉をかいたり ほかの倒木をみたがまったくいない。 そんな、と思ってあらためてもとの倒木の表面を見たところ なんとその表面にコロニーを作っていた。 前回は下面の日の当たらない場所に作っていたのが今回は表面に。 なんとも極端なカメムシである。もっともコロニー暴いた私が悪いのだが。 結局成虫は一頭もおらず、また羽化待ちとなった。 しかし面白い観察事項があった。 ここで風呂タイム。続きはあとです。
面白いというかそんなに面白くないかも。 実は表面ばかり見ていた倒木だが、1頭が小さな穴に潜り込んでいるのを 見てはっとした。もしかして倒木の中のすきまにもいるのではないか。 片方の切り口は崩れて、もろくなっていた。そこで切り口のあたりを 足で踏んですこし崩してみた。すると中はフレーク状になっていて ケアリの巣ができていた。そしてやはり内部の材の表面に 三令ほどの小さめの幼虫が集団を形成していた。 それらとは離れてより大きい幼虫が2頭ほど確認できた。 ようするに外敵に襲われやすい小型の幼虫は材の内部の空間に、 ある程度大きくなって羽化間近の幼虫は材の表面に集まるのではないだろうか。 まだ1本の倒木を見ただけなのでなんともいえないが、こんな傾向を感じた。
その後の成虫を期待してポイントを離れ、菖蒲が浜まで歩いた。 湯元まで行く予定を取りやめて、菖蒲が浜のスキー場ゲレンデで採集することにした。 初めての採集で、湯元とは下草にササがなく、モミなども見られない、 かわってシラカバが多いことが分かった。採集できそうな場所は狭いので あまりカメムシはおらず、トビカスミカメの仲間を採っただけだった。 シラカバなどからはニレオオホソカスミカメと思われる 緑色のアブラムシによく似た幼虫がよく見られる。 葉がところどころ白くなっているのはマタタビだったか。 それならなにかカスミカメがいるだろうと思って 近づいてみた。するとヤマブドウも絡まっていてツタもすごい。 とりあえず叩いてゆく。しばらくしてツタから落ちたのか 今まで見たこともないような巨大なカモドキサシガメが落ちてきた。 これは予想外だった。日光の1200m以上の山地帯でEmpicorisが採れるとは。
巨大といっても8mmほどだか、それでも普段見るマダラカモドキサシガメの 約2倍はある。肉眼でみた感じでは翅に1対の黄色い斑紋がないようだ。 これはしめた、と思ってあたりを叩くもベニミドリカスミカメが採れただけで 追加はなかった。 疲れたのでここで終了、バス停に行くがあと1時間待ちらしい。 そこでまたしてもバス代をうかすために歩いた。 テレビでこないだやっていた菖蒲が浜を見にいく。 なるほど、湖というか湖岸に油膜が浮いていた。 ミズギワカメムシは近くにいたものの、これでは水質も分かる。 キャンプ場に入ってしまったのでここで戻ってふたたび歩く。 さすがに疲れてたどり着いたバス停で休む。下草に目をやると クロボシタマムシがいた。何回逃がしても這い上がってくる。 そんなこんなでバスが来て、今回の採集は終了。 Empicoris sp.の採集は意外だったが 栃木県のカメムシがまた増えてよろこばしい限りである。
自宅に戻ってマダラカモドキサシガメと今回のサシガメを比べた。 すると大まかながらこんな違いが分かった。 体長 マダラカモドキサシガメ・・・5mmほど Empicoris sp.・・・8mmほど 頭部 マダラカモドキ・・・複眼は大きい。複眼後方部は短く、背面に強く隆起する。 E.sp.・・・複眼はより小さい。複眼後方部はより長く、背面への隆起は弱い。 前翅の斑紋 マダラカモドキ・・・先端寄りの外縁に1対の黄色い小さな斑紋がある。 E.sp.・・・全体が白と黒のまだら状で、一対の斑紋はない。 コブカモドキサシガメかと思ったが前胸背に目立ったコブはない。 大きさからは、オオカモドキサシガメであろうか。 これはレッドリストに載っているので詳細が知りたいものである。
108 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/09 00:06 ID:FxKu2xHm
ID確認あげ。 今日はアオズキンヨコバイが目についた。 しかもセグロと同種なのかどうか知らないが真っ黒なのもいて面白かった。 ヨコバイもとろうとは思うこともあるけど、いまいち手がつけられない。 生殖器見ないと分からないから、難しい。 とくにEmpoasca(だっけ?)の緑のヤツとか・・・ そういやモミだかツガにつく濃い目の緑のヒメヨコバイはいなかったな。 かわりにハルニレから黄色いヒメヨコバイが採れたが。
109 :
かりしうす :03/07/09 08:47 ID:G3ik7zOT
>104 なるほど,材表面で群れてましたか. 私もNeuroctenusの数種(N. ater, N. castaneus, N. sp.)で梅雨明け頃に成虫が 表面で群れているのを観察したことが何度かあります. 不思議なことに真夏になると綺麗さっぱり居なくなります.温帯に分布するMezirinaeの習性なのかもしれません. でかいカモドキは別属のEmesopsisじゃないでしょうか? 今週末はブナ帯で調査,ワクワク♪
>109 自己レス Emesopsisは本州に分布してないそうです. オオカモドキか,近年に記録されたEmpicoris ussriensisの可能性がありそうです.
111 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/09 15:29 ID:hSNyFUBD
>>109 はやく成虫の群集を見たいものです。
ブナ帯での調査、どちらでですか?
なにかいいもの採れるといいですね。
>>110 検索表でEmesopsisの項目に前翅中央翅室基部に小さい室があると
かかれてましたが今回採ったものは中央翅室基部に室はありませんでした。
Empicorisが栃木に2種もいるとは驚きでした。
本日の採集・・・粟野町入粟野→大平町下皆川 今日は近場の山まで車使って出かけた。粟野はいままでじっくり採集 したことがないので環境の下見もかねて行ってみた。 自宅から一時間ほどでほどよい山々がポイントになるようだ。 ただし今回は雲が厚く霧雨がひどいので、少しビーティングをして退散。 そのまま大平へ向かった。いつものポイントである。 曇りで雨は落ちてこないのが幸いだった。
アカメガシワを叩くとクロツヤチビカスミカメが落ちた。 幼虫も1頭見られたのでここで発生していることは間違いない。 ただしガマカスミカメはどうやっても採れなかった。 クズからはヒゲナガカスミカメ今年初採集。 ほかに別のクズで1頭目撃した。渋い色合いの種である。 前にエゴノキから採ったカスミカメの幼虫は成虫になったか 確認するためにその場所でビーティングしてみた。 するとApolygusが1頭出た。なんだ、がっかり。 ハギカスミカメグループであった。 ヨツボシカスミカメはまだ小さい幼虫だった。ヘクソカズラにつくようだが 今年は枯れてしまったのか、いっぱい見られたポイントはないようだった。
林道の山側の茂みからはヒョウタンカスミカメの幼虫が採れた。 ツヤヒョウタンという種類は西日本に多いようだが 温暖な大平にはいるのだろうか。もしいるとすれば栃木県初記録なので 羽化することを期待して持ち帰った。 コナラ・アカメガシワなどが重なった場所から1頭得られた。 センダン?が実をつけていたのでカスミカメを期待して叩いた。 すると黒っぽい小型種が1頭受け皿に落ちていた。 すぐに飛び立ったので急いで手でふさいで、再び受け皿に戻した。 なんとか戻ってくれたので、ドキドキしながら吸った。
このカスミカメについては後に記す。所属がまったく分からない。 さらにクワを叩いたところメダカカスミカメが成虫幼虫あわせて採れた。 アカホシだろうか。それにしては色合いが薄くて小型だ。 アカスジだとしたら???これもまたあとで考えよう。 いままでメダカカスミカメの仲間は日光で採ったきりだったので うれしかった。ただし成虫はよく飛ぶ。今回も飛ばれたのだが 幸い日影だったので白っぽい本種を目で追えた。 そしてまたしても不明なカスミカメの幼虫が採れたので これもクワの葉といっしょに持ち帰った。 腹部が赤く、他は暗い赤色をしている。ツヤカスミカメっぽい印象を受けた。
116 :
とも :03/07/09 16:03 ID:hWV7pLt4
今回得られたチビカスミカメはオスで全体が暗い赤褐色、 翅は黒味が強い。触角第2節は基部が広く淡色、他は黒い。 中脛節の先端約2分の1は淡い色合いとなる。 光沢は弱く、背面は細毛で覆われる。 もっとも似ているのはチャイロホシチビカスミカメだが 手元にメスしかないのでオスを得てからこの個体と比較してみたい。 ちなみにチャイロホシチビは触角第2節の黒色部は先端付近に限られ、 背面はより明るく栗色である。 シラゲヨモギカスミカメの脱毛個体とも考えたが 前足と中足が黄色くないことや、触角の色、複眼の形状がまったく異なる。
>>116 見てもしないのに、見てねえ、と決め付けるのはいかがなものか。
よく見たらやっぱりチャイロホシチビカスミカメのオスっぽい。 まあいいか。でも触角の色が気にかかる・・・
120 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/10 00:00 ID:DeQyd1+K
ID確認あげ。 オオクロヒョウタンカスミカメ飼育した時は コナラとリンゴの皮で成功したけど、果して今回は・・・
どうやら今回採れたSejanusはクロツヤチビカスミカメになりそう。 これは日光の戦場ヶ原のシラカバでも採っているので 垂直分布?がはげしく広い種なのだろうか。 それとも別種という罠があるのか。ほかにも日光の市街地近くの河原で採った。 ちなみに栃木県のSejanusは他にニセクロツヤチビカスミカメを自宅の灯火で採った。 これ以外には採れていない。クロツヤチビとは触角第2節の色彩や より細い体型、前翅に明らかな白い斑紋があることで区別できる。
123 :
微針 ◆ge1Y.fz/pQ :03/07/10 13:54 ID:POGQGZoK
今日、倒木上でオレンジ色のカメムシの幼虫がヤスデを捕食して いるのを見かけました。自分より数倍大きいヤスデを捕食してい る姿はなかなか愛嬌がありますね。 TVでよくヤスデ大発生などといって、あまり天敵がいないイメージ ですが、結構カメムシの餌になっているんですね。
124 :
ギコナビ入れたアエリア :03/07/10 17:12 ID:6dsALitR
テスト
125 :
ギコナビ入れたアエリア :03/07/10 17:18 ID:6dsALitR
>>123 黄色いカメムシ幼虫ってサシガメですかね。
ヤスデを食べるのはビロウドサシガメ亜科が多いようですが
はたして正体はなんなのか気になります。
たしかにヤスデをある程度専門に食べる虫ってあまりいなそうですよね。
ヤスデではなくムカデを食べる虫にノコギリハリアリというのがいますが、その他には思い浮かびません。
多足類ではなく甲殻類に宿る虫としてワラジムシヤドリバエなるものもいますがこれまたマイナー・・・
126 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/10 17:31 ID:6dsALitR
127 :
_ :03/07/10 17:34 ID:???
ウスベニホソチビカスミカメ、西日本ではどれくらい採れたのだろう。 ヒロユキさんと聞いてなぜか思い浮かびました。
129 :
微針 ◆ge1Y.fz/pQ :03/07/10 18:09 ID:POGQGZoK
今日見たカメムシですが、腹部が丸っぽくってあまり サシガメのイメージではなかったです。いつも行く場所 なので又探してみますが、今日まで見たことの無いタイプでした。 なんか最近甲虫よりもカメムシの方が多く目についたりします。
130 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/10 20:11 ID:6dsALitR
>>129 ぜひ探してみてください。1頭だけでしたか?
もしかしたら倒木の下に新成虫が群れているかもしれません。
幼虫から成虫を当てるのはなかなか難しいのですがそれを飼育する
楽しみもあります。いまカスミカメを飼育していますが
クワの青い実をおいしそうに吸っています。
動物性の餌も卵巣発達のためなどに必要らしいのでとりあえず
ハマキガの幼虫でもとってこようかと考えています。
131 :
nume :03/07/10 20:14 ID:gUkG7SkW
test
ちなみにカメムシ図鑑にはけっこうイモムシを捕食している カスミカメの写真があります。 わたしも昨日採ったチャイロホシチビカスミカメがコアオカスミカメを 懸命に吸っているところをみて肉食性なんだなあ、と思いました。 シダカスミカメ亜科とかアオナガカスミカメ亜科はどうでしょうか。 特定の植物に固有にみられる割合が大きいからすべてとはいわないまでも 多くが純植食性なのかもしれません。
ヒョウタンカスミカメ羽化してる。もしくは脱皮。 ケース動かしちゃったけど大丈夫かな。 早く結果がしりたいです。ドキドキ。
脱皮終わってた。結局まだ5令っぽい。 色はまだ赤いけどこれからつくんだろうな。
135 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/11 00:13 ID:GbD1NhtH
ID確認あげ。 タッパーで密封に近くすると葉っぱの鮮度って落ちないものですね。 このまま順調に育ってほしいものです。 今年は1993年の再来っぽい。明日も大雪、ブリザードが吹き荒れて バナナでクギが打てるほどの寒さ。これではせっかくの海の家もかわいそう。
中華マンかよw とにかく今年の夏はおそらく冷夏。 カメムシの出現に影響がなければいいのだが。 もちろん採集には行きやすいので、卒論を兼ねた採集調査も のびのびとできそうなのでうれしいのだが。でも夏は暑くなくっちゃ。 灯火採集はあきらめるしかないのかな。
137 :
名無し募集中。。。 :03/07/11 05:31 ID:GM48Ey1T
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時事ニュースを長州選手に語らせるとスゴい
http://sports3.2ch.net/test/read.cgi/wres/1057726004/
138 :
名無虫さん :03/07/11 06:14 ID:z8+TP8qf
ベニツチカメって子育てするんだねえ、しらんかった。 さっきNHKでやってた。
なんかツチカメって足を見てるとゴキっぽいと思いません?
>>135 Aeliaさんて気象板にもいってるのねw
141 :
... :03/07/11 22:04 ID:???
Aeliaさんマジで大学受けなおして、九大とか北大の昆虫分類の研究室行かないか? あんたなら一流のカメムシ分類学者になれるような気がするのだが・・・・
>>141 Aelia氏は文系、しかも就職も決まっている。
今から数学化学を頭に叩き込んで理系国立大学入るのは相当きついか
>>142 甲虫の分類屋で某公立博物館の某学芸員は、文系学部の出身ではなかったか?
農学博士の学位も取得していたはずだが。
などと惑わすような発言をするのも問題か・・・・・・
大学入り直しは金もかかる あしながさしがめ基金??
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
こんにちは。栃木はまた晴れて猛暑です。
群馬の伊勢崎で33℃・・・
>>138 なんの番組でしたか?
ベニツチはメスが口吻に突き刺した落下果実を幼虫に運んだりします。
ある大学が研究を進めているようで、社会性を持つ種であることが分かってきました。
このツチカメムシに限らずミツボシツチカメムシも卵塊を運ぶ写真が
平凡社の本に出ているので、意外とこの仲間は子育て好きなのでしょうね。
ジムグリツチカメムシも子育てすればタコ採り・・・なんちゃって。
>>139 トゲトゲの足がね。ツチカメゴキブリってのもいるくらいだから
擬態して得する部分があったりする?
ま、虫自体は擬態なんてことは考えないと思うけど。
反対にゴキブリツチカメムシっていたら面白そうですよね。
翅が全体膜質で触角がしゅるっとしてるの。
>>140 関東の天気が悪かったり、逆に猛暑だと気になるもので・・・
セミスレとかに出没してます。
>>141 いやあ、もういいですよ。英語だってやばいのに・・・
もう勉強はカンベンです。
ただこれからもカメムシをはじめ虫たちとは付き合ってゆきたいものです。
>>142 とくに数学なんてムリです。
高校二年で捨てて、センター試験は22点くらいでしたから。
分数の計算が最近あやしいので重症かも。
>>143 もう惑いません(w
将来はひたすら虫捕りでしょう。休日は。
なにか短報でも書きながらマターリイイ!
>>144 あしながさしがめ基金ですか。
大学で遊んでるとある晩、体液吸われちゃったりして。
逆に優秀な成績だと採集旅行費用が100万くらい出たりしてね。
149 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/12 15:23 ID:7kEnThyf
>>145 昨日は疲れてねるぽでした。
昨日の採集・・・大平町下皆川
またしても林道で採集。2種のApolygusを認めた。
1種はおそらくフタモンアカカスミカメでハギから、
もう1種はツマグロハギカスミカメらしく、アカメガシワの花から採れた。
枯れ葉つき枯枝からはアシナガサシガメと思われる若い幼虫が採れる。
さらにメダカアトキリゴミムシも一頭採れた。
前胸背側縁が薄く張り出し、前翅は点刻されていてなんとなく鮫肌にみえたので
おそらく間違いないと思う。
ハンノキなどからはケブカアカツヤカスミカメの幼虫が採れ、
成虫も一頭だけみられた。これで先日の不明幼虫はケブカアカツヤと判明した。
メダカカスミカメも一頭採れたがやはりアカホシと違い 小楯板と爪状部先端に赤い斑紋がない。 クロツヤチビカスミカメもアカメガシワから少し採れた。 チャイロホシチビカスミカメも採れたがまたしてもメス。 アカメガシワの立ち枯れにトラカミキリが三、四種いた。 クロ、トゲヒゲ、キイロのようだった。キスジも一頭みた。 ヒノキを叩いてもチャイロホシチビはいないのが不思議だった。 別名ヒノキチビカスミカメというくらいだから、いてもいいのに。 ちなみに石橋で初めて採集した時は、ヒノキから採れた。 不明ヒョウタンカスミカメの幼虫はオオクロヒョウタンカスミカメ らしいことを付け加えておく。
149のメダカアトキリはやっぱり怪しいかも。 アリスアトキリゴミムシは何回か採れたんだけどなあ。
152 :
名無虫さん :03/07/12 15:39 ID:UbiQOvR7
153 :
_ :03/07/12 15:40 ID:???
154 :
名無虫さん :03/07/12 16:27 ID:+mT3Kj/l
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155 :
O塚 :03/07/12 16:37 ID:???
マターリしながらも熱さもある。 良スレ! 勉強させていただきます!
秋田じゃ今月下旬からカメムシ駆除だYO! アカヒゲホソミドリカスミカメだっけ? あきたこまちの大敵だYO! うちの集落も一斉雑草刈りさせられるYO!
158 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/13 21:06 ID:AXFM5shM
>>156 わたしのカキコ、ときどき間違ってるときもありますから
そのときはごめんなさい。あといつも長文すまないです。
>>157 そのカスミカメも「イネホソミドリカスミカメ」と名前がかわったようです。
うちの灯火にもたまに飛んできます。
イネの大害虫ですね。
本日の採集・・・益子町高館山→矢板市県民の森入口 雨が降りそうだったが出かけてみた。高館山は久しぶりである。 着いてすぐにサンショウからクロバカスミカメを2頭見つけるも逃げられる。 落ち葉からオオツヤナガカメムシを期待するもカメムシ類が非常に少ない。 雨上がりで余計なのか。わずかにNeolethaeusの幼虫と、 これは初めてなのだが大平で最初に発見した 黄色いムクゲカメムシをここでも1頭、発見することができた。
アカマツの立ち枯れに白いキノコが目立つ。 はいでゆくとマツコヒラタカメムシのオス1頭と、 まとまった数の幼虫が見られた。つくづくトガリヒラタに似ている。 オスが特によく似ている印象だったが、今日幼虫を見て腹部腹節 が複雑なだんだら模様になっていたので、トガリそっくり、と思った。 キノコカスミカメはいなかった。ヒトクチタケにはカブトゴミムシダマシがいた。 立ち枯れにはマツヒラタカメムシはいなかったが、 大きなヒラタカメムシと思われる脱皮殻があった。 しかしこれはイボヒラタカメムシのものかもしれない。 その後倒木でイボヒラタを1頭発見できた。
再び来た道を戻り、アカメガシワの花を叩く。 するとガマカスミカメらしき黄緑色の幼虫が採れた。 そしてよく見ると、ガマカスミカメの成虫がいた。 大平であれだけ探したにもかかわらずいなかったのだが、ここにはいた。 実物は思ったよりも小型で、吸虫管ですえたのでそれほど敏捷ではなかった。 Sejanusと思われる幼虫も1頭みられたが、これは成虫はいなかった。 場所を移動してアカメガシワなどを叩いた。 アカメガシワにはガマカスミカメがまたいた。 そしてクロバカスミカメをようやく1頭採り、ツマグロハギカスミカメらしきものも 採集することができた。 ここで雨が強くなったので車を走らせてどこにいくか考えた。
今日は実は粟野町の入粟野まで行こうとしていた。 この前行って、雨が降っていたので帰ったというところである。 山に霧がかかっていたらやめようと思っていたので、粟野の北半田 という場所まで走ったときに山々を見たら入粟野方面が雲で覆われて 山がまったく見えなかったので引き返して、益子に行こうということになったのである。 時間がもったいなかった。 益子を出たのが12時すぎだったが そのままどうしようかと思っていて、ふらふらしていた。 宇都宮に入り道場宿緑地という鬼怒川左岸の広場に行ってみた。 河岸段丘ができているようで、崖みたくなった場所がみえる。 ただしカメムシはいなそうだったので引き返した。 国道4号で矢板の県民の森にでも行こうと思った。
矢板の山々も霧がすごい。 もうここでいいと思ってヨモギなどを叩く。 ハンノキらしき木からはイトヒゲニセマキムシが採れた。 これは見た瞬間にヒメマキムシとは違うと思った。触角が細いし翅もより分厚い。 こんな方法で珍種が採れるなんて、と驚いた。 名前がとっさに思い浮かばなかったのがおかしかった。 カスミカメはヒョウタンカスミカメの仲間とフタモンアカカスミカメが採れた。 場所を移動してササからヒゲナガササカスミカメを採る。 触角が非常に長いカスミカメである。 あまりに植物が水滴だらけなのでここで終わりにして 帰りは塩谷のほうをまわって帰った。ドライブ採集は楽しかった。
追加 矢板でモミだかツガを叩いた時にまとまって キボシツツハムシだかムツキボシツツハムシが落ちてきた。 これはホストなのだろうか。さらに目の錯覚だろうか、 1頭がノミハムシのごとくはねたように見えた。 このツツハムシの仲間を最近見るようになってからちょっと興味が出てきた。 サルナシからヤマトヨダンハムシでも採ってみたいと思うけど こればかりは難しいだろうなあ。ヤマナシだっけ。
ヤマトヨダンハムシは確かにヤマナシの方ですね。(現物見たことないけど) 食べるならサルナシですね、まさにミニキーウイ。 ところで例のカメムシ幼虫探しに行きましたが空振りでした・・・。 まあまた巡り合うだろうと。そうしたらタッパーででも飼おうかと。
167 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/14 18:56 ID:wMCVm0Nq
>>166 食草がサルナシかヤマナシか迷ってました。
本州中部だけにいるってのがいかにも珍種っぽいですよね。
大陸にもいましたっけ? あっちでも同じもの食べてるのかな。
カメムシの飼育はほんと面白いですよね。
いまカスミカメの羽化を待ちわびているところです。
正体は分かりましたが、それでも早く成虫が見たい
途中送信してしまった。 それでも早く成虫が見たいものです。 タッパーってほんと葉っぱの新鮮さが保たれます。 でもこれって空気があまり通らないということだからいいことなのかな。 明日はカメムシ採りに出かけると思うのでいまから場所考えてます。 なにか採れるといいなあ。 それ以前に雨が降らないことを祈ろう。雨さえなければ大丈夫なんですが。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
170 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/15 17:34 ID:fMCYHFnq
本日の採集・・・粟野町上粕尾(山の神)→粟野町上粕尾(前日光高原) 晴れ間が見えていい天気なので採集に出かけた。カスミカメをとりたい。 そんな一心で車を走らせて一気に粟野の山奥へ。 まず山の神によさそうな林道があるので行ってみた。しかし通行止めのようなので 途中まで入ってそこから歩いた。アジサイの仲間からクロバカスミカメと コアカソグンバイが採れたのみだった。雨は降っていないが路面がぬれている。 しかたないので横根山まで登ろうと、再び県道に戻り山道を走った。 カーブは緩めだったが道が狭い。幸い車が少なかったのでゆっくり登れた。 やがて足尾町のカンバンが見えたところで道は2つに分かれる。 右折して横根山・前日光高原方面に行く。井戸湿原というのがあってまあまあ知られているか。
訂正。車の少なさから考えて栃木県民以外にはなじみは薄いかも。 植物屋さんにはどんな植物で知られているんだろう。 その林道を走るとやがて左に無料駐車場がある。 そして道路をはさんで向かい側が草原になっていて ズミやヤナギ、ミズナラが生えている。草もヨモギやスゲなどが密生していて なかなかカメムシがいそうだった。林道沿いにはリョウブやノリウツギが あってNeolygusが豊富だった。標高は1100mほど、時間があればまた訪れたい。 この一帯で採れたカスミカメは、ウスイロホソカスミカメがヨモギから Neolygus属のうち不明な三種ほどがノリウツギ・リョウブから モンミドリカスミカメがミヤマハンノキから採れた。
ウスモンオオマダラカスミカメと思われる幼虫も多い。 これは足がだんだら模様でなかなか美しい。 日光の湯元では8月の上旬に成虫が採れたので 毎年の季節のサイクルに発生がきちんと合っていることを実感した。 しごくもっともなことだが感動した。 もしかしたらカメムシは気温に左右されにくいのだろうか。 1種だけではなんとも言えないが。 さらにスゲからはズグロナガグンバイが採れた。幼虫が多い。 ウスイロホソは最初、あまりの大きさに名前が思いつかず アキグミにつくオオホシチビカスミカメの古くなったツルツル個体? などど勝手な同定をしていた。続いてヨモギから追加される本種を見て ああ、これがウスイロホソか。でけー。と感じた。 ヨモギを叩いても採れなかった本種との初対面であった。
ヨコバイもなにやらかわったものが目につく。 シマサジヨコバイの黒くなったようなヤツとか なにやら難しそうなトガリヨコバイやら。日光とは違った印象。 カスミカメもどことなくちがう。まずNeolygus。 ミヤマハンノキを叩いたらモンミドリカスミカメの嵐。 光徳で叩いた時はヒゲナガミドリがペアで採れたがその代わりだろうか。 リョウブからはフタモンウスキを小さくしてより緑を濃くしたような ものがまとまって採れた。さらに小型で翅の黒紋が退化して 楔状部先端が黒くなるだけのこれまたやっかいなヤツも一頭追加。 これらを採る前にリョウブからは本物の?大きなフタモンウスキを採る。 果して何種のNeolygusがいるのだろうか。10年ぶりに訪れたが 本格的な採集は今日がはじめて。しかも二時間も採集していない。 これはまたくるっきゃないよ。
時間が迫っていたので別の場所でヤナギから アシアカクロカスミカメを採った。これはヤナギに多かった。 なぜか後腿節の白い部分が緑になっていた。 その後さらに別の場所に寄ったがほんとに時間切れ。 惜しみつつも2時15分に出発、誰もいない県道を粟野の市街地まで ぶっ飛ばす。粟野の市街地までですでに30kmほど走っていた。 3時35分に自宅到着。60.7kmだった。 今回モンミドリカスミカメだけがNeolygusでなんとか同定できた。 栃木県のリストに入ってなかったらまた新たな一種が加わることとなる。
ヤマトヨダンハムシは朝鮮半島、シベリア、中国、ベトナム、ビルマ、インドと かなりワールドワイドに展開?していますね。 今日は庭でナガメが飛んでいました。赤いのはよく目につきますね。
>>175 すごいワイドですね。
ベトナムやビルマの記録は高地でしょうか。
もし低地にもいるなら日本でも南西諸島たりにいてもよさそうですね。
ヒマラヤあたりに起源がある?
カメムシでもヒマラヤに種類の多いものがあります。
クロハナカメムシ属はおそらくここが種分化の基点だと図鑑にありました。
日本産だけ見ててもどれも個性的な斑紋で同定はやさしいですが
ヒマラヤあたりだとどんな色彩でしょうかね。青いケシにならって青いハナカメムシ?
ナガメ、わたしも見ました。
平地にもいますが今日は1000mほどの地点です。
カメムシ科でこれほど広く見られるのって栃木じゃこのカメムシくらいかも。
177 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/16 09:03 ID:UbE1ijFr
9日に大平町で採集してきたヒョウタンカスミカメの幼虫は けさ羽化してました。オオクロかと思ってケースを開けると・・・ なんとツヤヒョウタンカスミカメでした。栃木県初記録。 西日本に多いとあったのであらためて気候の温暖さを認識しました。 カラーリングはどちらかといえばマツヒョウタンっぽい感じですが 前胸背がツヤツヤで触角も太くありません。 ヒョウタンカスミカメとはまったく異なっています。ああよかった。
178 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/16 16:22 ID:pV6o1akn
本日の採集・・・日光市小倉山→日光市萩垣面 小倉山では林道ののり面のハギやシラカバ・トウヒの植栽を叩いた。 さらにモミなども叩いたのだがヒョウタンカスミカメを採ったのみ。 あとはアキグミからグミミドリカスミカメを採った。 ウスアカカスミカメらしき幼虫はまだ小さい。 トウヒからは緑色のトガリキジラミが採れた。翅の外縁が黒く縁取られていた。 萩垣面では稲荷川左岸に出かけた。オニグルミの木があって その下草からはニセクロツヤチビカスミカメらしき幼虫が採れた。 オニグルミだけに見られると図鑑にあったが実際に確認できてよかった。 アカマツのマツケブカカスミカメは終令幼虫だった。 古い立ち枯れの樹皮下からクロキノコカスミカメ今年初採集。 時間がきたのでここで帰った。
ツヤヒョウタンカスミカメが羽化したのはほんとにうれしかった。 9日に採ったのが4令で、その一日後に脱皮して5令である。 きのう羽化だから5日間5令だったわけだ。 飼育はきわめて簡単で、タッパーに幼虫とクリ・クワの葉を入れる。 そして湿ったティッシュいれてふたして完成である。 クワの実にカメムシの卵がついててそれが孵化していたが それも餌になったかもしれない。 同じケース内で飼っていたケブカアカツヤカスミカメは脱皮した カメムシ幼虫を吸っていた。ツヤカスミカメは肉食性がある。 ヒョウタンカスミカメももしかしたら吸ったかも知れない。 これで栃木県から記録のあるヒョウタンカスミカメは ヒョウタンカスミカメ・マツヒョウタンカスミカメ・ クロヒョウタンカスミカメ・オオクロヒョウタンカスミカメ・ ツヤヒョウタンカスミカメの5種となった。
180 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/16 21:54 ID:WOFufYDT
トリビアにイセエビの行進なんか出てたよ。 おれもなんかネタ出そうかな。 「ハサミをもった・・・カメムシがいる」なんてね。
181 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/17 17:04 ID:5IENs1rY
Rostriaキター そして、手元の不明ミズギワカメムシの解明キター どうやら日光市湯元で毎年たくさん採れる短翅の毛だらけミズギワは ヒメミズギワカメムシMicracanthia hasegawaiのようです。 当地では他の長翅ミズギワと混生してて、飛び跳ねないので採りやすいです。
本日の30分採集・・・大平町下皆川 いつものポイント。ビーティングでクロツヤチビカスミカメと アカホシメダカカスミカメを採った。 さらに林道脇の落ち葉からフタガタカメムシ状の翅がまんまるい ムクゲカメムシも採れた。これに関してはいろいろいて何種になるかも分からない。
この前結構綺麗なハネナガウンカの一種らしきウンカと採りました。 羽は完全に開いて止まっていて、羽の外側は茶色、内側は透明、 茶色の部分の翅の脈は赤で綺麗です。 デジカメ持っていればなあ・・・。
184 :
透過光 :03/07/17 23:06 ID:???
私はこの時期に自宅近くの雑木林の林縁で アヤヘリハネナガウンカらしき大型の種類を何頭かみかけました。 しばらく後に、栃木県のインセクトという雑誌に県のハネナガウンカが まとめられていて、本種(だったかな)も掲載されてました。 記録はポツポツあるようでした。 もしかしたらクワヤマだったかもしれませんが、採集しておこうかな。
>>184 早速確認してみましたが、残念ながら該当するウンカは見当たりませんでした。
それはそれとして、素敵なサイトですね。お気に入りに追加しました。
ウンカ関係の図鑑は持ってないのです。大図鑑は一時期購入を考えた事もあり
ましたが、丸善で重版の実物を見た時、プレートの写真が古いわりに高額なの
で止めときました。他に類書が無いので価値はあるのでしょうが、やっぱり
プレートの美しさ重視なので・・・。
たしかに色が重要な群、または翅形が決め手となる群は あの図鑑では物足りないですよね。 カメムシはわりあい解説がきちんとしてますが、やはり写真は一部を除いてだめです。 分冊でいいから改訂版でないかな〜。目録出すのもうれしいのですが。
188 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/18 15:32 ID:8iFG06Ne
今日、上で書いたハネナガウンカを捕らえた場所にもう一度足を運びました。 菌類のはびこる杭に、ハネナガウンカの幼虫らしきものが2,3匹程いました。 なにを餌としているのだろうか?
>>189 なかには菌類を栄養とする種類もいます。
コガシラウンカの仲間も菌類に見られることがあり、わたしも実際見ました。
ハネナガウンカの大型種で菌類というとなんでしょうね。
マエグロハネナガウンカとかは菌につくような気がします。
アカメガシワハネビロウンカなど和名から分かるように
植物につくのももちろんたくさんいますが。
192 :
透過光 :03/07/18 22:10 ID:???
北大図鑑はその後英訳版が出ましたが、和文とはどこが違っているんでしょうか。 脱線ごめんなさい。 キノコに群れるブーメラン、私も見たいです。 アヤナミ、アカフ、チマダラは遭遇しました。
>>191 ああ、あっててよかったです。
コガシラウンカの平たく楕円形の幼虫はけっこう見ますが
ハネナガウンカはキノコで見たことはほんとないです。
トンボ図鑑、宇都宮の県立図書館にありますが、なんか色が濃いように思います。
ある先生もトンボ界の回顧記事で、色のことをかかれてました。
イトトンボの検索で模様によるのがあったと思いますが
あれって100パーセント確実なんですかね。
>>192 英訳版もあるんですか。知りませんでした。
わたしは専らビーティングで見る程度ですね。
ススキから採れる白っぽい小型のはきれいですね。
194 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/19 01:23 ID:WkWP3xYE
昨日の採集・・・粟野町口粟野 思川右岸の道路沿いをビーティングした。ハギからはApolygusが そしてほかの植物からホシチビカスミカメ、コアカソグンバイ、ヤブガラシグンバイ、 Apolygus、さらにツノアカツノカメムシが羽化していた。 山地帯であることをあらためて実感する。 霧雨でなにも採れないのでここでやめた。なにかいいカメムシ採れないものか。
>>192 ブーメランとは言いえて妙ですね。今までハネナガウンカを見た事が無かったので、
見つけたときはかなり驚きました。
検索してみると、場所によってはレッドデータブックに載っていて、昔は珍種だった
ようです。多少は良いムシと巡り逢うようになってきたみたいです。
そろそろ何かイイ甲虫に巡り逢いたいものです。
196 :
透過光 :03/07/19 21:49 ID:???
今日ウシカメ捕れました。 枯れた禾本科雑草に何気なくいたのでびっくり。
197 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/20 16:00 ID:VMU5MO6R
ハネナガウンカですが、唯一アカハネナガウンカだけはよく見ます。 ススキなどに止まってて美しいですね。 ウシカメムシは林でしか採ったことないですが、 カメムシはほんとに驚くような場所で採れること多いですよね。 もう環境は変わってしまいましたが、栃木県の南河内町というド平地で 空き地に放置されたたくさんの伐採木があって、その樹皮下から ズイムシハナカメムシ・アシブトハナカメムシ・コバネアシブトハナカメムシを 発見、採集したことがあります。彼らにっては普通の環境なのですが 普段見ないハナカメムシがまとまってみられたので驚きました。 この時は高校生だったので、あまりハナカメムシなどには開眼しなかったので もっと採集しておけばよかった、と後悔しています。 ズイムシハナは一頭だけでしたが、ほかの2種は複数いたような記憶があります。 コバネだって珍しいのに、モッタイナイ。
訂正 アシブトハナカメムシ→クロアシブトハナカメムシ 図鑑などによると日本でアシブトとして記録されたものは クロアシブトとなるようで、真のアシブトは記録されていないかもしれません。 日浦さんが日本から初めて「アシブトハナ」を記録した際の 部分図から、それはクロアシブトであることが分かっています。 アシブトとは、 1.more obtusely angulate ostiole 2.not strongly curved paramere 3.much smaller ectospermalege などの点で区別される(ROSTRIAより)。 和訳は、、、英語ダメダメなので適当ですが、要するに よりobtuselyに突出する臭腺開口部、それほど強く曲がらない把握器、 及びより小さいectospermalegeにより区別されるらしいです。英語わからん。 どうしてもアシブトと言ってしまうクセが抜けないです。
本日の採集・粟野町上粕尾前日光高原 なんと、オオメノミカメムシを逃がしてしまう!!! これについては後ほど。まだ悔しいです。。。 高原に通じる県道は高原の手前数キロのところで山道となり カーブごとにいろは坂のようにカーブ番号がついている。 38カーブまであり、周囲はノリウツギやハンノキ類、イタドリなどがあり とくにリョウブとノリウツギはカミキリに良さそうである。 通る車は日曜にもかかわらず少ないので、のびのびと採集できる。 これらの花を見ながら車を停められる場所を探した。 そしてようやく、停められる場所を見つけて歩いてみた。
イタドリが目についたからであったが、その途中にもいろいろ枯れ木などがあり 興味ひかれた。しかしろくなものがおらずイタドリにもなにもいなかった。 せっかく降りたのにしゃくなので、車より上のほうにも登ってみた。 ほどなくキリが実をつけていた。 ネットがないのでただ見るだけだったが下草になにかいないかと叩いてみた。 なにもいなかった。そしてイチゴの類を見つけた。 ベニイチゴホソカスミカメでもいればいいのに。 そう思いながら葉裏を見上げて観察した。すると細長い影が目に入った。 ベニだ!近くの葉っぱにもついていた。ただ叩いてもなかなか落ちない。 シダカスミカメ亜科は爪間の付属毛が発達しているようで しがみつくのに好都合なのだろうか。成虫を2頭採集し 真っ赤な幼虫もみられた。栃木県からの記録は知らない。
ほんとにできすぎた話だが、思い通りにムシが採れるとほんとにうれしい。 その後高原へと車を走らせた。 雨は降っておらず、晴れ間ものぞいてひとまず安心した。 先日の無料駐車場に車を停めてビーティングした。 ただ、今回はより奥に進みたかったのでほどほどにして切り上げた。 草原の中にはあまり入らなかった。前回、マダニに刺されたからである。 ノリウツギからNeolygusを採ったが斑紋が安定していて2頭とも同種であろう。 車を少し走らせる。まわりはリョウブやノリウツギ、ヤナギなどがある。 たちまち道路に停めてまた叩く。リョウブからは薄い緑色のNeolygusが 採れた。そしてベニミドリカスミカメがまとまって落ちた。 シラカバがあったので叩いた。ツツジとともに重なった部分を叩いたら チャイロホソナガカメムシが落ちた。
このカメムシは県内からすでに報告されており記録は少なくはないが 今まで見たことがないナガカメムシの一つだった。 ネット上でもいくつか本種の画像が出ていて、見てはため息だった。 今回の状況から、本種がヤマツツジに多く見られるという報告 を自ら確認する形となりうれしかった。 においはカメムシ科の臭いに近く、ムラサキナガカメムシでも 採ったかのような雰囲気だった。 さらにアカマツからはズグロマツカスミカメをまとめて採った。 これも初めて見る種でうれしかった。 Pinalitus属だが、オオキベリカスミカメ(現在セダカマルカスミカメ) が本属に入れられていたことを思い出した。 両者とも似ても似つかないことを、ズグロを見て確認する。 もともとズグロマツも、ズグロキベリと呼ばれていた。 ズアカマツカスミカメも見られないものか。これははるかに分布が限られている。
とりあえず収穫があったのでまた車を走らせる。 すると左側にやや広い草原が目に入る。 Uターンして入ると湿地となっていた。 スゲなどが多く、叩いてみた。シダも茂っておりなにかいそうだ。 しばらくしてオオメカメムシ類の若令幼虫かと思うほど 小型で黒く、頭の幅の広いカメムシを受け皿の上に見つけた。 摘もうとしたところピーンと跳んでしまった。 しまった。オオメノミだったか。時すでに遅く、追加はなかった。 本種は仙台をタイプ産地とする種で、記録が少なく埼玉で最近 採れたようだがめったにお目にかかれない。 小型ということで見逃されている部分もあるだろうが、栃木県からの 記録はおそらく未記録であろう。 近似のアマミオオメノミの記述には、湿地で見られるとあったが 今回の採集例と環境が一致する。よって湿地を見ることがポイントだろう。 湿地にいる小型種ということで一般に採集されないものなのか。 今回は50%成功ということで納得したいが本当に残念である。
湿地ということでミズギワカメムシも探してみたが 今回は時間がないのと長靴をもっていなかったので 詳しく見ることができなかった。 ヒメミズギワカメムシや、さらにはかわった種類が期待できそうだ。 さらには水たまりからミズムシ類が採れる可能性もある。 スゲからはほかにホソメダカナガカメムシとズグロナガグンバイが採れた。 ヨコバイ・ウンカでは、ヒロヨコバイの仲間とトガリヨコバイの仲間が 目についた。ザオウウンカ?のような黒い筋のあるウンカも目についた。 ともあれ、オオメノミカメムシの生息場所は目星がついたので よしとしようか。
205 :
透過光 :03/07/20 22:48 ID:???
湿地は壊れやすい環境です。 立ち入りはなるべく避けた方がいいでしょう。 故郷なだけに、僭越ながら一言。
ケブカアカツヤ、羽化失敗でした。スマソ。
>>205 林の木立が切れていきなり小さいながらも草原が見えたので
入ってみるとスゲとシダだけがひたすら茂ってました。
掘り返した跡があったり、水もほとんどなく、くぼ地に少したまるほどでした。
水源は不明、水気も湿地の中心にあるくらいでまわりは乾燥してました。
オオメノミのリベンジを果たしたいところですが、それはひかえておきましょうか。
秋も深まれば枯草を叩いて、ということもできそうですが。
207 :
透過光 :03/07/20 23:46 ID:???
言い方が少しきつかったかも知れません。 周囲に井戸湿原があり、そこの植生がちらつきました。 誰も見ていないから、根こそぎやっちゃえとか、そういう虫屋に なってほしくはなかったもので。 ネクイハムシなどでそういう事例がありますから。 とりあえず、植生にダメージの少ない方法でお願いします。
ネクイハムシは確かに綺麗で欲しい虫ですけど、 其処までやる人もいるのですね。w
>>207 いえいえ、そこまではしないです。
そんなことしてまで採ってもうれしくないですし。
カメムシもなるべくタコ採りを避けてます。
ネクイハムシ、たしかに生息範囲が限られてるので根こそぎはだめですよね。
なるべく踏み荒らし過ぎないよう気をつけて行ないたいです。
井戸湿原、どんな感じだったかもう忘れてしまいました。
このくらいの季節に行ったのが1989年でしたから。
>>208 ほんと信じられないですよね。
210 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/22 18:07 ID:2e4tF6id
チタケ食べる派私一人あげ。
211 :
_ :03/07/22 18:08 ID:???
ベニイチゴホソカスミカメ、足が薄い緑だった。 色の対比が見事だと思いました。
>>210 下処理大変じゃないんですか?
水にさらすのでしたっけ?
>>213 わたしは食べただけなので詳しくは分からないですが
味は絶品です。水にさらすということはあく抜き?
料理すると黒くなってしまうのであまり食べない人多いのかな。
>>214 確か白い乳液を含んでいて、その乳液が非常に辛いので水にさらして
抜かないと食べられないとの事です。
216 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/22 20:02 ID:2e4tF6id
さっきおしんの再放送にガッツ出てきたね。
同じ県民として喜ばしく思うあげ。
>>215 その成分から乳タケ→ちたけとなった説があるようです。
なるほど、水にさらすから香りが少ないのかな。
あれって香りありましたっけ?
>>216 乾燥したものは、「干しニシン臭」がするそうです。
栃木で異常な人気とも。
干しニシンですか。シイタケとはまた違うのかな。 たしかに栃木では人気高いです。 福島でも食べるようですね。
219 :
透過光 :03/07/22 23:17 ID:???
私が食べたのは塩蔵品だったのか、何がおいしいの?て感じでした。 やはり生の状態でないとダメでしょうね。
>>219 塩蔵品でしたか。
うちはもっぱらうどんに入れてます。
色合いが悪くてもおいしいです。
こないだ会った福島の人は、「栃木の人がみんなでやってきてチチタケ採ってくけど、 こっちじゃあんまり食わないねえ」って言ってました。 南会津あたりは食うのかも。 チチタケは乳が辛くないので、あんまり水にさらすことはないですね。 キチチタケとか、ツチカブリなんかは乳が辛いんで、水にさらした上で 高温の油で調理するそうです。 確かに土産で売ってるのは真っ黒になってますね。 って、実はあのスレ貼ったの私だったりして。 カメムシと関係なくてすまんです。
222 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/23 17:57 ID:TlTInU4t
>>221 そうだったんですか。
いきなり栃木県人御用達と書かれていたのでカキコしてしまいました(w
夏にも生えるということを初めて知り、さっそく出かけようかと思いました。
でもキノコ採りはしばらくごぶさたです。もっぱら買ってます。
福田屋オープンだったので出かけてきました。混んでました。
宇都宮近辺の人なら知ってるかな?
駐車場も戻ってくるとほぼ満車でした。
224 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/24 09:57 ID:b0pUbWPa
栃木県のカスミカメムシ140種突破あげ。 7月15日の採集で「ウスモンオオマダラ」としたカスミカメの幼虫、 後腿節がピンクで、体の緑色とコントラストが強かったので トビマダラカスミカメの幼虫であることが判明しました。訂正します。 また、同日のモンミドリカスミカメも、チャモンミドリカスミカメに訂正します。 ほんと、図鑑手元に置かないとだめですね。また買おうかな。 今年は雨が多すぎです。 湯元のコメツガ叩いてズアカシロテンツヤカスミカメ採りたいです。
225 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/24 21:04 ID:EBszfGFn
本日の採集・石橋町中大領→石橋町上台 晴れ間が出たので採集に行った。中大領のクヌギからウスバツヤカスミカメ を採るつもりだった。このカスミカメはウスバツヤカスミカメ群の中で最も 小型、そして平地にもいるかわいらしい種類である。 石橋では自宅の灯火、石橋高校の灯火、そして中大領のクヌギから採れているが いずれもまとまって採れたことはなかった。 中大領のポイントでは唯一幼虫も採れた場所で、一帯のクヌギに生活するもの と思われる。しかし今日は採れず、かわりにヒョウタンカスミカメの仲間が 幼虫もあわせて採れた。ただのヒョウタンのようで太く、ツヤも少ない。 タダヒョウタンはヨモギやヤナギなどいろいろな植物から採れるので 今回の例もそうした食草の広さを表しているんだろうと思った。
クリにはツヤコガネのようなコガネが多い。 倒木のキノコを見たがキノコカスミカメはいなかった。 腐葉土作りのためか、落ち葉が集められた場所があって その落ち葉からいろんな虫が見られた。クロサシガメらしき幼虫が多く ハネカクシ、アリヅカムシも見られた。 上台の休耕田に移動した。 その前にネムノキを叩いた。オオクモヘリの幼虫が多かった。 ネムチビトビカスミカメは幼虫らしきものが見られただけだった。 この休耕田では、野木町での例から グンバイムシの一種が狙いだったが採れず。 シマウンカが多かった。そして地表にキイロサシガメの若い幼虫を 一頭だけ見かけた。石橋の野外で見る本種は初めてだった。 今日採ったヒョウタンカスミカメ、ちょっと調べてみる。 どうも体表に立毛がないようで、3頭のメスともにそうらしい。 もしそうだったら、ヨモギヒョウタンかもしれない。
Aelia さんは台紙を多用されるそうですが、三角台紙ですか?それとも四角で 虫体を全部貼るのですか? 使用の紙や作成方等参考にしたいので、教えて頂けるとありがたいです。
228 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/25 10:53 ID:ly+7ZxQ6
>>227 虫体を針でさすのは嫌いなのですべて台紙に貼ってます。
台紙は三角台紙で、大きさは適当です。
使う紙もこれまた安いもので、プリンタ用紙を買ったときに入っている
一番上の厚めの白い紙を切って使ってます。
だいたい10mm間隔で縁と平行に切り、その切ったやつをハサミでそれぞれ
ジグザグに切ってゆけばたくさん台紙ができます。
台紙パンチというのもあるんですが、わたしは手作りでやってます。
なんか標本作りの醍醐味っていうか、そういう過程も楽しんでます。
ラベルはほんとはしっかりした紙で作らないといけないのですが、
わたしはプリンタ用紙で印刷して作ってます。
四角で全貼りのほうが安全で、はずれる心配もないのですが カメムシの場合、全貼りにするといざというとき 体下の観察がしにくいので三角の先端に貼ってます。 なんか、カメムシを全貼りするとこわれそうでいやです。 ただ、ナガカメムシのように腹が高かったり 大型のカメムシのように腹がツヤツヤしてたりするものは たまに台紙からはずれるのでこれはある程度あきらめています。 展足ですが、最近はあまりこだわってません。 触角は触角比など見る必要があるので伸ばしてますが それでもすこしは曲がっています。
どうやらきのうのヒョウタンカスミカメは体表に立毛がなく 寝ている毛だけが見られました。 しかも後腿節のひざだけに1本の毛があるだけで その前方には毛がなかったです。 2頭はどちらもメスですが、2頭ともこの特徴でした。 臭腺開口部の形態も、日光と矢板、石橋のタダヒョウタンとは少し 異なるようです。 タダヒョウタンは体表に立毛が顕著で、後腿節には先端付近に2本 またはそれ以上?毛があります。ううむ、やはりヨモギだったか。 古い個体とも考えられますが、それにしては体表全ての立毛が 抜けるとは考えにくいし、幼虫も混じっていたので到底古い個体とは 考えにくいものです。 今日、もう一度採集をこころみてきます。
>>228 >>229 ありがとうございます。参考になりました。
展足は、自分もきっちりしようと思いつつ、最終的には形がある程度
整えば良いか・・・。と妥協してしまいます。
232 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/25 15:16 ID:xIjNu6Ns
>>231 わたしは対象が小さく乾燥しやすいので
もう割り切ってそのまま貼ってます。
今年はすずしいので乾燥が遅いため、まあまあ展足はできてますが。
本日の採集・・・石橋町中大領
昨日のツルツルヒョウタンとタダヒョウタンとの比較標本を得るために
でかけた。タダヒョウタンは姿川沿いの草原に多かった。
そしてクヌギからは幼虫は得られなかったものの、オスが2頭採れた。
ほかにもいたが、採らなかった。
オス同士で比較、さらにタダのメスとも比較したところ次のような相違点が見つかった。
つづく
233 :
_ :03/07/25 15:17 ID:???
234 :
名無虫さん :03/07/25 15:25 ID:Kr0f5UsW
このヒョウタンカスミカメは今のところクヌギから得られている。 特徴はヨモギヒョウタンカスミカメに似るが採れた植物が疑問なために 一応?つきで、ヨモギヒョウタンカスミカメとしておく。 区別点は次のとおり。ほかにもいろいろありそうだがこんな外観である。 検索表っぽくしてみた。 1.体表の立毛は密で側面から見るとよく分かる。触角第3節は 乳白色で、先端約2分の1は暗化する。暗化する範囲は変異があるが 少なくとも先端部は広く暗化する。後腿節はひざ以外にも 前方に毛を持つ。・・・ヒョウタンカスミカメ -.体表に立毛を欠く。触角第2節は前種よりも太い。第3節は乳白色で 先端は小さく赤褐色となる。肉眼では全体的に白っぽく見える。 後腿節はひざに一本の毛をもつ。・・・ヨモギヒョウタンカスミカメ?
栃木県からはこの2種によく似たホソヒョウタンカスミカメ と思われるものが日光市萩垣面の稲荷川左岸で採れている。 今までヒョウタンカスミカメとしてきたが、細い体型と立毛がないこと、 それに後腿節がやや湾曲することで ホソヒョウタンカスミカメであることをほぼ確定した。 日光市のほかの場所では採れておらず、近くの小倉山でも ヒョウタンカスミカメだけが採れている。 これで栃木県から記録のあるPilophorus属のカスミカメは ヒョウタンカスミカメ・ヨモギヒョウタンカスミカメ?・ ホソヒョウタンカスミカメ?・オオクロヒョウタンカスミカメ・ クロヒョウタンカスミカメ・マツヒョウタンカスミカメ・ ツヤヒョウタンカスミカメの7種となった。
238 :
名無虫さん :03/07/25 19:48 ID:f59doZYU
>わたしはプリンタ用紙で印刷して作ってます。 これは最低だよ。回転するようになると整理のときに邪魔になる。 結局後で全部取り替えることになるから、今からでもケント紙を買って作ったほうがいいよ。 これから人に標本を託すこともあるだろうから、誰にも喜ばれるものを作ってください。
>>Aelia ◆mYl7EDbJMI さま いろいろなご意見大事になさってください。 必ず後でありがとう!です。(わたしもおうちゃくばかりだけどごめんなさいですぅ!)
>238 「回転するようになると」というのは、針の穴が広がってラベルが 回ったり外れやすくなること?
紙がペラいとね。
242 :
240 :03/07/25 22:53 ID:???
少し反論するが、別の場所に刺したり、穴を木工ボンドで補強すれば 十分だと思う。 顕微鏡的な観察以外では外さないしね。 むしろ問題なのはプリンタのインクの退色かな。 インクジェットでは黒さえも光で白くなってしまう。 レーザーやインクジェットの顔料系なら大丈夫?
顔料系は退色に強いと売り文句にありますね。 顔料系の安いプリンターを買おうと思ってます。
>> トナーは劣化するとポロっと外れることあり 少なくとも昔のゼロックスコピーはそうだった 今のものは改善されているかも知れない 紙の質が関係しているかも知れない やっぱり黒インクが一番 自然劣化に対しては鉛筆も強い
245 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/26 15:00 ID:FU9WXzYl
レス遅れてごめんなさい。 >ちゅんさん これはシマサシガメです。成虫は見かけによらず活発なので なかなか撮りづらかったのではないでしょうか。 風格を感じさせる素晴らしいショットですね。 >標本作製 ありがとうございます。わたしもなんとかしないと、と思ってても 後回しにしがちなのでいいかげんなラベルになってたり この頃はラベルつけてません。鉛筆でかくのも液浸にはいいと聞いてたので もしかしたら鉛筆に乗り換えるかも。でも面倒か。 ラベルはたしかにクルクルまわってるのがあります。 台紙と同じように穴を固定しようかと思ってますが ラベルはずして観察することが多いので、一回開けた穴とは別の場所に刺してます。 穴は目立たないからいいかなー、と。
246 :
名無虫さん :03/07/28 01:07 ID:+WVk6zEo
>>242 そんな遠まわしなことしないで、素直に厚紙使えばよい。
ボンド使うなんて現実的でないし、小さなラベルだったら何度も穴の差し替え不可能。
顔料系なら昔からHPだったけど、最近は国内メーカーでも出しているらしい。
水生昆虫屋はHP使っている人が多い。(液浸の場合)鉛筆手書きもOKだけど、見にくいし面倒。
247 :
242 :03/07/28 07:20 ID:???
>246 プリンタ用紙にも厚紙があるから、自分はそれを使っているよ。 ボンドは標本作成用だからいつも手元にあるし。 あと、ラベルの内容もデータベース化しているから、ダメになったら いつでも再生可能。 ちなみにたまたまHPだよ。
248 :
242 :03/07/28 07:23 ID:???
追記 個人的には、昔からあるこのスタイルの紙ラベルももう止めたら どうかと思っている。 何か別の印刷しやすい素材で作っている人いないかな。 スレ違いになってきて申し訳ない。
249 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/28 13:04 ID:pZPNpdF+
いろいろためになります。 長所、短所を考えていろいろやるのも楽しいですよね。 自分のラベル見てると紙質や表記がバラバラでそれもまたいい。 さて、いまから土ふるいしてきます。 正確にはリターですが昨日100均でザル買ったので試してみます。 ツルグレンも自作できればいいけど、そこまではいいか。では行ってきます。
250 :
名無虫さん :03/07/28 14:17 ID:AjK8gH0o
じゃあ、厚紙つかってるんじゃんw だったらボンドは要らんね。
ラベル絡みで多少揉める展開も珍しいな
252 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/28 16:10 ID:TcVdiiTr
>>250 いや、感熱紙とかそういう質の違いであって、厚紙は使ってないです。
ラベルとはいえないような、仮ラベルの状態です。
253 :
名無虫さん :03/07/28 17:45 ID:rslZArEX
>>245 :Aelia ◆mYl7EDbJMIさま ありがとうございます。and
おつかれさまです。
また、撮れたら来ますね。曇り空でしたのであまり動かなかったのですけれど、
晴れてたら、あっちこっち動き回るのですね。(風格とかはかんにんですぅ。)
255 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/29 12:18 ID:cYaa/ao1
>>254 お待ちしています。よく目につくサシガメでかわいいですよね。
さっきまでカスミカメのSchuhのサイトでカタログ見てました。
http://research.amnh.org/invertzoo/miridae/index.php これによるとカメムシ図鑑以降に記載された数種が載っててホストも載ってて
かなりいいです。さらにマダラダルマカメムシの学名も変わってました。
午後はまたリター篩いしようかな。
昨日は石橋町中大領で篩いましたが、ヨツボシチビナガカメムシが落ちただけでした。
一応、目についた甲虫もすべて吸いました。
小型の細いアリヅカムシか三種くらい入りました。
クロバカスミカメがApolygusから新属Apolygopsisに転属して Apolygopsis nigritulus (Linnavuori,1961)となる。 そして同時に琉球から Apolygopsis furvocarinatus Yasunaga,Schwartz and Cherot,2002 が新種として記載されている。ホストはPittosporum tobira。
ほかに新属新種として Nepiolygus arare Yasunaga,Schwartz,and Cherot,2002 琉球 ホスト Glochidion oboratum G.zeylandicum Pinalitopsis rhodopotnia Yasunaga,Schwartz,and Cherot,2002 四国・本州 ホスト Cephalotaxus harringtonia などが載っていた。
>>257 カンコノキはG. obovatumすね。
ob-(反)+ovatum(卵形の)=倒卵形の
259 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/30 00:20 ID:sjsTEAO2
>>258 ありがとうございます。ということはもう一方のやつは
カギバカンコノキかな?
カンコノキというとミヤコキンカメムシがつくイメージがありますが
実物や写真はじっくり見たことがなかったです。
カンコノキにもカスミカメがつくんですね。
マダラダルマカメムシの学名
Isometopus mahal Distant,1910→I. mirificus Mulsant and Rey,1879
Carvalhoが1951年にmirificusのシノニムとしていた。
mirificusはフランスから記載されたが、mahalはインドから記載。
そしてギリシャや日本の石垣島など分布は広いようである。
260 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/30 20:34 ID:p0HHGsim
夏を感じさせる今日の自宅灯火飛来のカメムシ グンバイカスミカメ ケシカタビロアメンボ シロヘリナガカメムシ? ヒメナガカメムシ ヒラタヒョウタンナガカメムシ ヒメヨモギカスミカメ チャバネアオカメムシ ツチカメムシ ヒメアメンボ 特にグンバイカスミカメはこの時期に飛来する種で今年初観察。 ケシカタビロアメンボも灯火で初観察。
臭くないカメむしっているの?
>>261 小さくてさわってもにおいをあまり感じないものは多いです。
それら以外の大型種ではにおいの出る臭腺が退化した
ヒメヘリカメムシの仲間などでしょうか。
ヒメヘリカメムシの仲間も少しにおいはしますが、それほどではないです。
キベリヒョウタンナガカメムシ チビナガカメムシ追加 カエルも一匹いて、一生懸命に虫を食べてます。
>>261 ナガカメムシ科、ホシカメムシ科、オオホシカメムシ科は臭く無いのが多いと思う
オオトビサシガメの匂いなんかは良い匂いだと思う
ヘリカメムシ科、ホソヘリカメムシ科、カメムシ科、ツノカメムシ科、ツチカメウシ科は臭いのが多いと思う
ハナカメムシなんかは小さいくせに、意外に臭い
265 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/07/31 09:58 ID:maJ0XWIE
ミズギワカメムシも臭くない気がします。 水生のやつってあまりかがないからかな。 昨日は益子町高館山のリターを篩いましたが雨でダメでした。 ケシナガカメムシとツチカメムシ幼虫が落ちました。 あとはノミナガクチキとかムクゲキノコムシとか。 ムクゲキノコムシもみてみるといろいろあっていいですね。ただしちっちゃい。
ちなみに先日のクヌギのヒョウタン、ヨモギとは触角の色が 異なってました。ヨモギの写真は触角第3節の先端は広く黒色でした。 変異など調べるためにあと少ししたらクヌギ叩きに出かけてきます。 栃木県のPilophorus ホソヒョウタンカスミカメ Pilophorus erracticus 日光市萩垣面で採れているが採集地は今年、河川敷の道が拡張されてしまい 周囲のヤナギやアキグミはほとんど伐採されてしまった。 他種に比べて細型、体表に立毛を欠き、後脛節はやや湾曲する。
ツヤヒョウタンカスミカメ P.lucidus 大平町下皆川で採れた。西日本に多いようだが 北海道でも採れているので全国的にはいるらしい。 今のところ飼育で羽化した一頭だけが手元にある。 マツヒョウタンカスミカメ p.miyamotoi 石橋では自宅灯火で、日光ではアカマツから採れている。 他の種に比べ太めで、触角第2節も太い。
オオクロヒョウタンカスミカメ P.niger 石橋町下古山・石橋町下石橋で採れている。 前者はコンビニの灯火で、後者は雑木林で採れた幼虫を羽化させた。 大型で黒色、足も頑丈な印象を与える。 ヨモギヒョウタンカスミカメ? P.okamotoi 石橋町中大領のクヌギから採れているが他にもいるだろう。 ヒョウタンカスミカメに似て触角第3節先端が赤く、 体表に立毛がない。触角の色彩に疑問はあるが一応、ヨモギとしておく。
ヒョウタンカスミカメ P.setulosus 最も普通な1種で、石橋町・宇都宮市・日光市・矢板市などで採った。 石橋では姿川草原のヨモギでアリとともに成虫・幼虫ともに採れるほか 灯火にも飛来する。 クロヒョウタンカスミカメ P.typicus 石橋町・大平町などで採れている。 クズにいて、黒色小型、腹部はくびれておりアリによく似ている。 ほかにも日光市湯元で大型の1種が採れている。 ヒョウタンカスミカメに似て黒っぽいがまた次の機会にくわしく書きたい。
暑くて採集行ぐ気しねーな。とーとパソコンやってら。
蒸し暑いですね。部屋の湿度がなんと80%・・・。 カメラの防湿庫用の湿度計にて。
日差しもけっこう強いです。 まだ出かけてないです。なかなか腰が上がらないです。 ノミナガクチキが元気よく跳ねてます。
MTB乗る時はほとんどスポーツサンダルなので 日焼けクッキリ。これからの先は暑さに弱い Aelia さんには地獄ですね。
274 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/01 14:16 ID:TjAKKy9S
こんにちは。こっちは晴れてます。 わたしの愛車はママチャリです。これに乗って石橋町の各地をまわります。 タイヤの空気があまいのでそろそろ入れようかと思ってますが そのままジャリ道走ってて不安になります。 冷夏なら暑さに負けずに虫捕りできるからいいなと思ったけど やっぱり夏はこうでないとだめですね。 暑さには弱いけど、暑いのが好きです。
ヒョウタンカスミカメ2種の触角第3節です。
@がクヌギの不明種で、Aがタダヒョウタンです。
ttp://up.2chan.net/q/src/1059714687026.png 昨日の採集・・・石橋町下石橋→石橋町細谷→石橋町中大領
クヌギのヒョウタンに一度火がついたらもう止まらない。
というわけで各地の標本と比較するために石橋の各地をクヌギ目的で
探し歩いた。といっても午後五時半過ぎだったのであまりまわれなかった。
下石橋ではクヌギからウスバツヤカスミカメが採れた。
しかしヒョウタンはいない。そのままふらふらしたが
いい林がなく、そのまま姿川のサイクリングロードで細谷の林に行った。
この林にクヌギがあると思いきや少ない。 ハゼノキがあったので、埼玉のミナミトゲヘリカメムシの例を考えて 叩いてみた。するとアカスジキンカメムシが多く見られた。 コナラ、クヌギを叩くがなにも落ちない。そしてエノキの実を叩いたら オオチャイロナガカメムシが1頭落ちた。 鹿沼市でもエノキの実での採集例が報告されている。 ひさびさの再会だったがすばやく飛んでなかなか止まらない。 この行動はチャイロナガカメムシやチャイロホソナガカメムシに似ている。 下草に止まって落ちたのでようやくつまんだ。 しかしなんとなくかわいそうだったので逃がしてやった。 結局ここでもヒョウタンはいなかった。
細谷の姿川サイクリングロードでカヤキリ初見。 さすがに大きくかっこいい。 最後に中大領のクヌギを見た。近くのクリから1頭ヒョウタンを落とす。 あとはいなかった。 クヌギでもいる木といない木があることは分かった。 これ以外にも各地の雑木林を探してみたい。 そして年一化かどうかも調べてみようと思っている。
まったりと熱いスレですねえ。 ROMって勉強させていただいてます。
280 :
名無虫さん :03/08/01 20:44 ID:ZNoq0wVL
>>1、うちは嫌い派が多数だな、なぜならお茶を飲もうとしてお湯をお茶っぱを入れ たがその中にいつの間にかカメちゃんが潜入→飲む(−Д−)ウェー。こんな事があり まして・・・・只でさえ季節になると周りで大量発生だというのに・・・・・。
すごいね、お茶に混入するほどたくさんいるなんて。 カメムシ入りのお茶はウェーかもしれないな。 でも、嫌いになれないほど美しいカメムシもけっこういるんだよね。
ハーブティーと思って飲め
カメムシを愛してますがさいわい、食べものに入ったことはないですね。 においも薄めると香水になるらしいけど 果してハーブのような香りになるのかな。わたしは試してないですよ。
284 :
280 :03/08/01 21:35 ID:ZNoq0wVL
>>281、禿同とくに後半(笑)、・・・・・・。>>282、ワラタ、あなたも是非。 >>283、確かにクサイと良い臭いって微妙なところがありますね。ゆで卵とおなら とか・・・・・。
∧_∧ ∧_∧ ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕 = ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
286 :
金魚 :03/08/02 23:32 ID:???
>>275 おひさでございます。
神奈川のクヌギにいたのとその図と同じです。
しかし何故クヌギを見たですか?
自分は歩きざまに道脇から伸びたクヌギの葉を何気に見たら
ヒョウタンがいたです。その直後このスレ見たらAelia氏も
やはりクヌギでヒョウタン。ユング派じゃないですが、
共時性というものがなくもないと感じる一コマだったです。
モッコクにいたカスミカメは今はもう消えたです。
そう言えばモッコクトガリキジラミの和名はどこに出てるですか?
TrizoaでモッコクにつくのはT.gymnantheraeだけと思うので、
その原記載からT.g.=モッコクトガリとして話たですが、
琉球目録あたりかと思って見たですが出てなくて、
和名の出典わかったら教えてホスィです。
>>286 TrizoaじゃなくてTriozaだよ
288 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/04 12:32 ID:BpHbKwvo
モッコクトガリキジラミの名前は神奈川昆虫同好会の 円海山特集号に出ています。 Trioza ternstroemiae Matsumoto モッコクトガリキジラミ 円海山域にモッコクは自生しておらず、移入種と考えられる、とあります。 わたしもトガリキジラミの仲間は採集したときにある程度 見るようにはしてますが、モッコクのはモッコクトガリくらいしかないと思ってました。 他にもシラカバを叩くと白っぽい緑で触角の黒いTriozaや ヤナギを叩くとたまにオレンジで頭部が黒いTrioza、 アキグミからも緑色の大きなTriozaが採れますね。どれも標本にはしないですが。 昆虫目録以降も追加と学名変更などいろいろあって キジラミもなかなか面白そうです。
クヌギの件、なんだか不思議ですね。 わたしはたまたまウスバツヤカスミカメを採りたくて 七月のこの時期ならと思い叩いてみたのです。 すると初めてクヌギからヒョウタンの仲間が落ちたので 別種の可能性も考えて持ち帰ったら別種と分かりました。 ヒイラギの写真もなかなか謎ですね。 ちなみにクヌギヒイロ、たいへんうらやましく思います。 発見時の状況や個体数など教えてほしく思います。
金曜日の採集・・・石橋町上台→石橋町上古山→石橋町上台 上台の雑木林でクヌギを探す。しかしなく、茂みを叩いた。 すると石橋町三例目のセスジナガカメムシが赤く小さな幼虫とともに採れた。 その後成虫と若い幼虫をもう1頭ずつみた。発生地点のようでイモ類があった。 クズの花が咲いていた。葉っぱもふくめ叩くとなんと メンガタカスミカメが1頭採れた。石橋町初記録。 栃木県でもっとも標高の低いところでのメンガタは今まで 大平町のものだったが、その標高を更新したようだ。 もっとも小学3年の頃、同じ石橋町の大松山運動公園の灯火で 本種らしきカスミカメを見た思い出があったが 採れなかったので石橋町の目録には入れてなかった。 今回、本種の生息を確実に記録できた。 これで石橋町から記録のあるカメムシは220種ほどとなった。 標高が低く山地帯に入らない町の記録としては 比較的豊富な種数だと思っている。
さらにクズからはヒゲナガカスミカメが1頭採れたが これは石橋町で3年ぶり、2頭目の記録となった。 メンガタカスミカメとあわせてやや山地性?のカスミカメが採れた ことはこの地点が町内で標高が高いことを示しているのだろうか。 ちなみに石橋町の標高は62m〜80mほどである。
ヒノキが実をつけていたので叩いてみると ツノカメムシの大きな幼虫とヒメツノカメムシ、チャイロナガカメムシなどがいた。 ここで場所移動して姿川に行く。下古山にクルミがあるので叩いたら ヒョウタンカスミカメがいた。 そして上台の姿川沿いの公園にあるヨモギからシラゲヨモギカスミカメを採った。 植栽のシモツケ類にもヒョウタンカスミカメがいた。
293 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/07 12:59 ID:snzGJx4S
きのうの採集・・・日光市湯元 湯元スキー場でクチナガケブカカスミカメを採りたかった。 湯元まで電車・バスで行った。曇っていたが雨はほとんど降らなかった。 まず湯ノ湖湖畔のヤナギを叩く。するとキマダラツヤカスミカメがたくさんいた。 ニレからはニレオオホソカスミカメも1頭採れる。 さらに歩いてノリウツギからクロバカスミカメを採る。 トガリヒラタカメムシを採った場所に行くと やはり幼虫・成虫が多くいた。ただし木の下面にみられた。 オスは前回よりも大きいものばかりだ。 おそらく前回は発生初期?メスも1頭採る。 あまり採ってもかわいそうなので、残りはそのままにしておいた。
草が刈られていて、いじってみた。 ツヤナガカメムシの一種はいなかった。 植物上にキクカスミカメがいた。そしてカスミカメの幼虫が採れた。 マキバカスミカメかと思っていたら、マダラカスミカメの成虫が 同様に一頭だけ採れたので、マダラカスミカメの幼虫かもしれない。 ノリウツギからNeolygusを採る。フタモンウスキか。 クロバカスミカメもいた。 マーガレットみたいな花が多く、ハナアブも見られた。 なんとトモンハナバチも1頭みた。腹部の模様がうつくしい。
トモンハナバチはこんな高い標高にもいるのか。 そしてトウヒ。まとまって生えている。 叩くとクチナガケブカカスミカメがいた。 そしてクロオオマダラカスミカメと思われる幼虫もいた。 さらに薄い緑色のヒメヨコバイのなかまもいた。 クチナガケブカカスミカメはマツケブカカスミカメより黒っぽい。 白い小さな花をつける木があった。 シナノキらしい。花をみるのは初めてだ。 湯元にはあまりないのか、ここではこの木を初めてみた。 叩くと黄緑色のカスミカメが逃げた。幼虫も少しいた。 これはヒメウスミドリカスミカメだろうか。 そのまま歩いてウスイロホソカスミカメを多数採った。 ヨモギではなく、別の植物に多い。 そのまま歩いて五色沢沿いを歩いた。
流木がたくさんあり、キノコも生えていた。 ヒラタカメムシを期待した。 ノコギリとエサキが採れた。クロキノコカスミカメも多い。 最初白い幼虫をニセコモンキノコカスミカメだと思ったがそうではなかった。 エサキは一頭だけ白っぽい色彩のものがいた。 形態はエサキとは変わらないが、別種かとおもった。 ニッポンヒメヒラタカメムシもいた。成虫と幼虫が少しだった。 ここで引き返す。のどが渇いてジュースを買おうとしたからだ。 ヨモギやマーガレットみたいな花などを見る。 クロモンコアオカスミカメとフタモンカスミカメがいた。 クビワヨモギカスミカメ(キクではなかった、前のも訂正)もいる。 カメムシ以外ではキノコにハチモドキハナアブがいた。
ジュースを2本飲んで、今度は一昨年ヒョウタンカスミカメを採った場所に行く。 湯元スキー場ではヨモギを叩いてもヒョウタンカスミカメは一頭もとれない。 ヤナギの木からも採れなかった。 平地のものより大きいので別種かとも思ったが 一頭しか標本がなく、触角第3節も見られないので追加がほしかった。 果して採れるか。記憶では低い木を叩いて採った。 さらにここから少し離れた場所のヨモギ?から ウスモンオオマダラカスミカメも2頭採ったこともあるので、 あわせて期待した。あれ以来見ていない。 その場所とは、斜面になった草原である。 ヤナギの低木とヨモギが生えている。開発後の草原のようである。 今回パワーショベルと事務所があった。なにか立つのだろうか。
ヤナギを叩く。するとアリとともにヒョウタンカスミカメが採れた。 結構多い。しかしオオマダラカスミカメ類はいなかった。 水がたまっていてスゲもあった。ミズギワカメムシの小さい幼虫がいた。 まわりを歩くと、スゲが茂っていた。 やがて人工で掘ったのか小川が流れている。 前日の雨で水がたまったのだろうか。通常も水はあるようだ。 スゲを叩くと黒い翅の退化したミズギワカメムシがいた。 大きめだった。そして地表にも1頭いた。 ヒメミズギワとは翅の色彩や大きさ、体表の毛がないことで区別できる。 これより小型の個体を日光で採っている。 この場所を離れ、少し歩いた。 五色沢沿いに入り、立ち枯れを見つけた。 乾燥していたが、ここでニセコモンキノコカスミカメらしきものを見た。 採らずに逃がしたがオスのようだった。 湿ったキノコにはつかないのだろうか。 樹皮をはがしたらいた。この立ち枯れにはほかにゴマダラコクヌスト類や ボウズナガクチキがいた。 ヒラタカメムシはいなかった。
五色沢沿いを歩く。水道ポンプの施設らしきもののまわりの ノリウツギを叩く。Neolygusがいた。逃げられた。 さらに歩いて流木を見つけた。ヒラタカメムシとエサキヒラタカメムシがいた。 またノリウツギを見つけた。その前にヤマブドウ?のつるを叩いた。 カモドキサシガメがいそうだったからだ。しかしいない。 ノリウツギを叩いてより黄緑色のNeolygusを採った。 そのまま歩いてスキー場のゲレンデに戻り、シナノキの花を叩いた。 しかしカスミカメは採れなかった。 ここで時間となったのでバス停に戻った。
Neolygusは少なくとも二種は採った。 オスを比較したところ、複眼間の距離が小さく、緑色で翅の黒紋が発達するものと より複眼間の距離が大きく、黄緑色で翅の黒紋は小さいものがいた。 今回は湯元だけになったが今後も別の場所を訪れてみたい。 ヤセオオヒラタカメムシを採った千手ヶ浜もどうなっただろうか。 しばらく光徳牧場より東の光徳と三本松あたりも行っていない。 季節を変えればいろいろ採れそうである。 光徳で一頭しか採れていないカバノキトビカスミカメ?も追加したいものである。
302 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/08 18:25 ID:MP2YzE8N
303 :
721 :03/08/08 18:27 ID:BhTL2O8z
タイ料理に入っているパクチー(香菜)はカメムシのにほい。すきなんだよ。あれが。
>>303 かいでみたいな、それ。
ヒメヒラタカメムシにハアハアしてしまいました。すごい。
電撃殺虫機にカメムシ集まっている。 時々バチッ!と音がする。 近くに寄ったら多少カメムシ臭がしたが、風が吹いて薄まっているお陰で ちょっとだけミントっぽいと思えなくも無いすっとする臭いだった 手で直に触れたらさすがにきついが。この臭い物質はアルデヒド で、香水を作れるらしい。臭い物質の一部をカルボン酸に酸化、 残りを水酸基に還元してエステルでも作るのか?
306 :
なおやん :03/08/10 22:52 ID:CUlteqSR
はじめまして。 カメムシはかわいいです。
307 :
だむす :03/08/11 11:40 ID:EXMCoZRy
以前はカメムシちゃんは沢山我が家にも飛来してきたが、この頃とんと見かけない。 やはり、農薬のせいかな。 だれかに聞いたが、カメムシは山林から飛来すると言ってた。 それにしても、カメムシの臭いはなんだ、とてつもなく臭い!
いやカメムシは幅広く色々な所に生息するよ。
都会の公園でも色んな種類のカメムシを見るね。
310 :
名無虫さん :03/08/11 14:29 ID:QcrkyKjE
Aelia ヨォ〜 お前,痛すぎるわ.どっか逝けや. こんな板でマスターベーションしてどうすんねん?
311 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/11 14:35 ID:Q2EPbylQ
? ショッピング帰りに2ちゃんつけたらこのザマか。
312 :
_ :03/08/11 14:36 ID:???
カメムシのにおいもいろいろですね。
今日も採集に行かないですがまた採りたいな。
>>310 オナニーきもちいいよ。
カメムシが採れると野外オナニーしっぱなし。
>>313 夏厨は放置した方がいいっす。
しかし暑すぎだわ
>>315 スケバハゴロモ Euricania fascialis ですな。
>>316 :名無虫さん さま ありがとうございます。
はごろもなのですね。なんか、ちっちゃくてかわいかったですぅ。
(カメムシと関連なかったのですか...ううぅ...ごめんなさいですぅ...)
>>315 316さんに同じくスケバハゴロモだと思います。
カメムシとは遠い親戚です。
こうした虫の画像はなんでも面白いし好きなのでこれからもよろしくお願いします。
Aeliaさん、お盆休みでしょうか? 書き込みがないので寂しいです。 一応上げときます
320 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/16 14:20 ID:4CKkSsXs
ごめんなさい、バイトで忙しいのと 天気が悪いのとでなかなかカキコできません。 採集結果だけでなく、栃木県のカメムシについてちょっと書こうとも 思うのですが、長続きせず話がそれてしまうと悪いと思ったりで なかなか決意できません。 一度栃木県のカメムシリストということでカキコしてみることも 考えましたがどうでしょうか。 もちろんこのスレは一日たりとも忘れずチェックしてます。
そういうの、2chじゃなく自前のサイトつくってうぷできないのでしょうか。 ここでするなという意味じゃないです。ここでもしていいから、 WEBにあってくれると、いつか必要になったときに 検索にひっかかりやすいかなーと。
Aelia著 栃木県カメムシ類データベース 85,000円
>>321 サイトですか。作っても更新とか面倒で放置しそう。
それにかなり内容があいまいなので公開はちょっと・・・です。ごめんなさい。
ここでは小出しにしてシリーズということで進めようかな。
例えば栃木の○○属について、とか以前やったような比較とか。
もちろん採集にも出ますが、もう少し詰め寄って書いてみようと思います。
ただ、「何何に○○がいた。そして○○をたたくと○○がいた。」だけではなく
いろいろ考察や、他所での状況なども交えて。
>>322 高すぎ!
データベースなんてとんでもないです。
採集ノートもつけてないので過去の記録はあまり分からないです。
なるほど。無理強いはできませんが残念ですね。 観察記録のようなものはオープンソースと似たようなものだと思います。 あやふやな記録であっても、大勢で共有すれば何かの役にたつこともあるでしょう。 > ただ、「何何に○○がいた。そして○○をたたくと○○がいた。」だけではなく > いろいろ考察や、他所での状況なども交えて。 これに期待します。頑張ってください。 掲示板に種名と学名を羅列したところで誰も読まないでしょうから 続けても無意味(言葉がきつくてすみません)という気がしてなりませんでした。
sage
327 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/17 14:39 ID:/czKU/uS
シロヘリカメムシ
アカホシカメムシ
ガマカスミカメ
エサキナガカメムシ
の頭文字でいいですか?
>>326 オドリコナガカメムシがしずおか自然図鑑に載っているらしい。
オドリコは伊豆の踊子だったのか。
sage
330 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/18 01:03 ID:BHTfpFF7
サタニクバエ ゲンロクニクバエですか。 サタニクバエの学名で命名者がHoだったと思いますが おおよそサタエンシスとして記載されたのが中国産のシノニムになったのかな? ほかにも日本の地名を冠した和名だけが残っている種がいますね。 イオコクロバエ、ゼニゴギンガクシマバエ・・・ さて、前スレで学研の中高生生物図鑑の「ヒラタカメムシ」の標本写真は マツヒラタのオスの間違いであろうとしましたがこれも間違いで、 どうやらトガリヒラタカメムシのオスらしいことが分かりました。 当然実物を見ていないので断定はしませんが マツヒラタ・トガリヒラタ・ヒラタ、それに形のよく似た スズヤヒラタのオスを用いて、標本写真と見比べてみました。
学研の学研生物図鑑「昆虫V」P.112 ヒラタカメムシ Aradus consentaneusとされているオスの写真から分かった 大まかな特徴は以下の通りである。 1.体は一様に黄褐色で結合板に淡色部・黒色部が見られる以外明瞭な黒斑はない。 2.触角は細く、第2節もっとも長く、残りの2節の和にほぼ等しい。 3.触角第3節は黒色で明瞭な斑紋がなく、末節とほぼ等しい長さ。 4.頭部は横<縦で、複眼後方は直線状に狭まり明瞭な角をなさない。 5.前胸背は側縁が鋸歯状で前角にも歯が見える。 6.小楯板先端は淡色斑をもつ。 7.結合板はおのおの側縁はあまり突出せず、ほぼ一続き。 8.第8腹節(背面から見える最後の腹節)は外縁が丸みを帯び、突起はない。
ここで真のヒラタカメムシの特徴について 上の各項に当てはめて書いてみよう。使用した標本は 日光市千手が浜のオスである。 1.体はやや淡い褐色で結合板などに黒斑がある。 2.触角は細く、第2節は残りの2節の和よりはるかに短く、 第3節とほぼ等しい長さ。 3.触角第3節は基部が広く淡色となり、末節よりはるかに長い。 4.頭部は横≒縦で、複眼後方は明瞭な角をなす。 5.前胸背は前角付近が歯状に突出するのみで、残りの側縁に明瞭な突起はない。 6.小楯板先端に淡色の紋はない。 7.結合板はおのおの下端が突出する。 8.第8腹節は外縁が丸みを帯びず、突起がある。
これらの相違点から分かるように 学研のヒラタカメムシと真のヒラタカメムシはまったくの別種で あることが分かる。 では学研の方はなんという種類なのか。 わたしは前回マツヒラタであろう、とした。 その根拠は体が一様に黄褐色であること、 触角の比が異なること、結合板側縁の形状がマツヒラタに似ていることなどだ。 しかし、先日トガリヒラタカメムシのオスを3頭採集して なんとなく学研の個体に似て見えたので、今日改めて比較したところ マツヒラタではなくどうやらトガリヒラタらしいことが分かった。 ここでマツヒラタとトガリヒラタの相違点を示してみよう。 次に続く。
両方ともオスで比較した。 マツヒラタは大平町下皆川、トガリヒラタは日光市湯元である。 なおトガリヒラタは3頭とも微妙に色彩や前胸背側縁、 前胸背隆条、第8腹節の形状が異なっているがいずれも個体変異であろう。 マツヒラタとトガリヒラタのオスは一見よく似ており、 学研の個体とともに共通した形質も見出せた。それは次の点である。 1.触角第2節はもっとも長く残りの2節の和にほぼ等しい。 2.頭部は横<縦。 3.結合板は側縁がほぼ一続きで、第8腹節外縁に突起がない。
では、マツヒラタとトガリヒラタの相違点はどうだろうか。 マツヒラタ 1.体は赤褐色で前胸背側縁や翅の側縁は淡色、結合板はほぼ一色。 2.触角第3節先端は明瞭な淡色部がない。 3.複眼後方は明瞭な角をなす。 4.前胸背は前角が鋸歯状で残りの側縁に明瞭な突起がない。 5.前胸背の隆条は中央部の4本のみ。 6.小楯板先端は淡色とならない。 トガリヒラタ 1.体は黒っぽい褐色で翅は側縁ふくめて基部が淡色。結合板は淡色部と暗色部がある。 2.触角第3節は先端が明瞭に淡色となる。 3.複眼後方は明瞭な角をなさない。 4.前胸背側縁は全体的に明瞭な歯状突起がある。 5.前胸背の隆条は中央の4本のほかに、側角の近くに短い隆条がある。 6.小楯板先端は淡色となる。
学研の写真の個体は
>>331 に示したように触角第3節に明瞭な斑紋がないことで
マツヒラタと共通する。
そして複眼後方が直線的で、前胸背側縁が鋸歯状、
小楯板先端が淡色、結合板は淡色部と暗色部が見られるという点で
トガリヒラタと共通する。
こうなると、触角の色彩のみが共通するマツヒラタと同定するよりは
色彩だけでなく形態での共通点もいくつかあてはまるトガリヒラタと同定
したほうがすっきりする。
マツヒラタの種小名がunicolorであることを分かっていて、
写真の結合板の色彩を見ずに一色に近い、ということでマツヒラタと
あらかた決めてしまった点がまず間違いだった。
トガリヒラタとするのに疑問な点はやはり触角第3節の 淡色部の有無だが、これは当然個体差もあるし、 実際手元の3頭でも、1頭は淡色部がやや不明瞭となっている。 全体の色彩も黄色がかっているが、これは古い標本だからではないだろうか。 そうすれば触角第3節の淡色部も見えにくくなったりするのではないかと思う。 なお、スズヤヒラタにも全体的な形は似ているので 栃木県立博物館のスズヤヒラタ写真とともに比較してみた。 スズヤは全体的に暗色で、触角第3節の淡色部は先端2分の1よりはるかに 広いこと、触角末節は非常に短いこと、前胸背前角・側縁に明瞭な 歯状突起がないこと、小楯板先端は淡色とならないこと、 結合板は淡色部がないことなどでトガリヒラタと異なる。
長くなってしまったが、学研の個体はこうした点から ヒラタカメムシではなくトガリヒラタカメムシとするのが適当と思われる。 もしそうなら、初めてトガリヒラタがカラー写真で紹介されたことになる。 解説はヒラタのままのようだ。 トガリヒラタの生態の書かれた国内の文献は寡聞にして知らないので 私の少ない観察例から少し紹介しておきたい。 2002.7.24 根元を残して折れたコメツガ?の折れた部分に静止するメスを1頭採集。 本種の初採集である。翅がやや短い。
観察地点はすべて日光市湯元の湯元スキー場である。 2003.6.29 初採集後、何度か折れたコメツガを見たが追加できなかった。 この日は近くの伐採木を見ていた。キノコが生えていてなにかヒラタがいそうだと 思いキノコをはぐと、Aradus属の幼虫が落ちた。複数、灰色の美しい個体。 成虫が必ずいると思い、この木をひっくり返して地面に接していた部分を 見えるようにした。するとオスが1頭採れた。続いてメスも1頭採れた。 伐採木の表面には見られず、日影を好むようだ。ほかに1頭、オスの死体を見る。 このときのオスは小型だった。 2003.8.6 再びこの伐採木を見てみた。すると幼虫と成虫がまとまって見られた。 オスも大きかった。他のヒラタカメムシは見られなかった。 ただあまり集中して観察しなかったので、もしかしたら他のヒラタカメムシもいるかもしれない。
341 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/18 15:52 ID:wUNGwBu7
本日の採集・・・石橋町中大領 採集で得られた主な知見 1.カザリツヤカスミカメが採集された(栃木県初記録)。 2.セスジアシナガサシガメ?幼虫とオオクロトビカスミカメが石橋町新記録。 3.ビロードサシガメの幼虫確認。 4.シロヘリツチカメムシの二化?成虫及び幼虫が見られたこと。 今日は午後、雨が降っていないのでクヌギのヒョウタンカスミカメ 狙いで中大領に出かけてみた。姿川の左岸は整備されないジャリ道で 雑草や背の高いススキなどが生えており、車の通行はほぼ不可能である。 そこを自転車でこいでゆくと雑木林につく。そのジャリ道だが わだちを除いて中央には単子葉植物が茂っている。 道路に覆い被さったススキをみて、これはアシナガサシガメや ユミアシサシガメが得られないかと期待した。
これらのサシガメは地表性でススキなどの単子葉植物が茂って 暗くなった地表や、これらの植物の葉裏、根元などにみられる。 さっそく自転車を降りて、道路中央の植物の根際を見る。 石橋町からはウデワユミアシサシガメ?が得られているほかは ユミアシサシガメ属、及び大型のアシナガサシガメは得られていない。 そうした未記録の種を期待して探索した。 するとすぐに、白く菌のようなものが生えた双子葉植物の 根元に静止する、黒っぽい小型のアシナガサシガメを見つけた。 クロアシナガサシガメかと思い、栃木県新記録かと思ったが 翅がないのでセスジアシナガの幼虫らしい。石橋町新記録である。 その後より大型の黒っぽい幼虫を見つけ、セスジらしいことを確認した。
セスジアシナガを発見する前だったか後だったか忘れてしまったが 地表にオオクロトビカスミカメを見つけた。 これも石橋町新記録である。わたしはほかに宇都宮市鶴田沼の牧草地で 確認しているが単子葉植物を食するのだろうか。 その後離れた場所でも1頭見つけた。広い範囲に生息しているのだろう。 ちなみにセスジアシナガは広い範囲で見つかった。 とくに白く菌の生えた根元やアリが巣を作る根元に多く見られ、 一つの草に3〜4頭ほど見られることもあった。 いずれも幼虫で、成虫は見られなかった。目についた大きな双子葉植物だけ 根元を見て幼虫を観察したが、他の植物の根元にもいるのかもしれない。 菌に集まるトビムシや小昆虫、アリを捕食しているのだろうか。
訂正 双子葉植物→単子葉植物。 目についた大型の単子葉植物だけ根元を見てセスジアシナガの幼虫を確認した。 双子葉植物は見ていないがこれらの植物、 あるいは小さな単子葉植物の根元にも見られるかもしれない。 ビロードサシガメの幼虫も見られたが、石橋ではこれまで成虫を 散発的に見かける程度だった。幼虫が見られるということは 生息に適しているということか。 車の走行がほとんどないので植物も育ちやすいのだろう。 そうしたことがこれらのカメムシの生育を可能にしているようだ。 雑木林に向かうために自転車を進める。 ヨモギをたたくとシラゲヨモギカスミカメが採れた。 そして休耕田の水面にはケシカタビロアメンボとアメンボ類の 小さな幼虫がいた。ケヤキの生えた林縁に咲くツルボの花をたたくと キモンクロハナカメムシと思われる幼虫が1頭採れた。 おそらくケヤキのアブラムシなどを捕食していて移動してきたものと思われる。
雑木林の入口に自転車をとめる。 そしてクリを叩いた。受け皿を見るとなんとカザリツヤカスミカメがいた。 初めて見る本種にドキドキしながら逃げられないように吸虫管で吸った。 クリにいるとは驚いた。生息も予想しなかったのでうれしかった。 さらにその後1頭を見たが逃げられてしまった。 2頭ともクリから採れた。栃木県からの記録は知らないが おそらく栃木県初記録ではなかろうか。 クリからはヒコサンテングカスミカメも採れ、クヌギからヒメハナカメムシ の仲間も採れた。クヌギからはヒョウタンカスミカメは採れなかった。 ほかのクリを叩いたがカザリツヤカスミカメは採れず、 ヒコサンテングカスミカメが少し見られた。 カナビキソウの混じる草原をビーティングすると シロヘリツチカメムシの成虫が1頭採れた。小型だった。 石橋では5月頃見ているがこの個体は二化目だろうか。 さらに幼虫も2頭ほど見られた。 カザリツヤカスミカメという珍種が石橋町で採れてよかった。 ほかにもまだ未記録のカメムシが石橋町にはいることだろう。 これで石橋町のカメムシは220種ほどとなり、 栃木県のカメムシは506種となった。
カメムシ図鑑の写真でも分かるようにカザリツヤの体型はずんぐりしている。 ヒメセダカカスミカメのように体は盛り上がっている。 背面から見ると普通のツヤカスミカメだ。 色彩は本当に見事で渋く、まさにカザリの名にふさわしい。 体下は薄い赤褐色で、背面とはまた対照的な美しさがある。 クリにつくアブラムシを捕食していたのだろうか。 今後石橋町や他所のクリ、そしてクヌギやコナラも調べることにした。
石橋町に行って、町の人に 「このへんにカメムシ兄ちゃんいる?」って聞けば Aeliaタンに会えるかな・・・
348 :
透過光 :03/08/18 21:00 ID:???
余計なお世話なのですが、私はAeliaさんのためにも、発展的解消として 独自サイトを持たれることをお勧めしたいです。 情報はかなりな量になっているでしょうし、そうなると掲示板には 向かないように思います。 見ていて楽しいのですが、掲示板である必要はあるのですか? それと、あなたの努力を無駄にしないためにも、報文は書くべきです。 私も採集と標本作成をしますが、ちゃんとした資料を利用して 同定ラベルをつけるまでには相当なコストがかかります。 かなり発見が多いようなので、本当に県レベルで初記録と確認できるなら、 何らかの雑誌なりに載せておかないと種の保全のためにもマイナスだと 思います。 ネットの書き込みでは全く引用もされませんし、そういう意味では 前の方が書かれたように、無意味です。 不快に思われるでしょうが、ほんとにもったいないですよ。
自分でノートもつけているのだろうし、そのうちどっさり 報告文を書いてくれる予感 その間はここにいくらでも書き込んでもらって、みんなで それ見ながら楽しくマターリしよう
350 :
透過光 :03/08/18 22:41 ID:???
まあ、ほんとに余計なお世話なんですよね。 失礼しました。
いえいえ、気になさらないで下さい。 なかなか報文を書かない私への愛のムチだと思って 心の中にとどめておきたいです。 とりあえずはここで遊ばせてください。 カメムシのことを知ってもらえたらと思い、いろいろまた書きます。
352 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/19 18:25 ID:oigZLFcn
353 :
タロ :03/08/19 21:54 ID:???
>>327 しずおか自然図鑑を購入しました。
踊り子のイメージから華やかなカメムシを想像していたのですが違うようです。
オドリコナガカメムシについてはモノクロ上面図の他、
地味なカメムシで天城山固有種で稀少だというくらいしか情報がなかったです。
天城山を訪れた時にでも探してみたいのですが、生態など何か情報をお持ちですか?
他にアカスジキン、オオキン、クサギ、ヒラシマナガが掲載されていました。
ベッコウハゴロモですね。小さい虫なのにバッチリ撮れていてさすがです。 小学館の図鑑NEOお薦めです。これも、この前のスケバハゴロモも載っていてるし、 写真がきれいで昆虫基礎知識のおさらいにもグッド。 このスレはチェックさせてもらっているので大丈夫だけど、 アップローダの記事に出先のスレ名を書いていただけるとうれしいです。 写真の話題を読みたい時に楽なので。
356 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/20 08:57 ID:CS6+CoUS
おはようございます。
>>353 おおっ、買われましたか。もしやこのスレ見てですか?
わたしもほしくなってきました。
掲載情報ありがとうございます。天城山固有ですか。
伊豆のあたりはこのカメムシに限らずイズササキリとか
なんとなくかわった種が発見されてて、興味があります。
オドリコナガカメムシ Scolopostethus odorikoは1995年に友国先生が
記載したもので、原記載論文は見たことないですが
昆虫と自然の「半翅目特集」にモノクロ写真が出ています。
わたしはこの種についてはまったく知らないのですが 同属のコカスリナガカメムシ Scolopostethus thomsoniと思われる カメムシは日光の湯元、標高1400mほどの草地で毎年5月頃に採っています。 このカメムシはヨーロッパに広く分布し、日本でも北海道から記録がありますが 本州からの記録は知りません。本州でも高い山々にはいると思います。 ヨーロッパのサイトではピットフォールトラップに落ちるとあるので 地表を徘徊して暮らしているのでしょう。 他の地表性ナガカメムシと同様に。落下した果実や実を吸収するのだと思います。 湯元での採集状況は日なたの刈り草の下や雑草間で採集していて ある程度時間があれば複数採れます。ただ個体数は多くないようです。 また林内では採集したことはありません。
これらの状況から考えてオドリコナガカメムシも
地表の落ち葉の下にいるのではないでしょうか。
ほかにタケヤナガカメムシ・モリモトナガカメムシというのがいますが
前者は熊本の内大臣、後者は西表島から記載されています。
形態や生態はまったく知りませんが、これらも地表性かもしれません。
>>354 ベッコウハゴロモかわいいですね。
色合いがまたスケバとは違った美しさです。
>>355 わたしの書いたカザリツヤカスミカメはふたばちゃんねるの
落書き板というところにあります。
そちらには生態などは詳しく書いてないです。
359 :
タロ :03/08/20 20:33 ID:???
Aeliaさん情報ありがとうございます。
見つけるのは難しそうですね。来月にでも天城山に行ってみようかな。
しずおか自然図鑑ですが、このスレ見て興味が出たので買いました。
静岡に採集旅行にでも行かれるなら買う価値があるような気がします。
日本のハナアブもこのスレで再発を知りぎりぎり間に合いました。
>>355 :も私です。うっかりハンドルを落としてしまいました。
こんばんは、
>>358 :Aelia ◆mYl7EDbJMI さま、
>>359 :タロ さま ありがとうございます。
他所に行く時には、気を付けますね。失礼いたしました。
あたしも、図鑑買おうと思います。(でも、植物図鑑です。古本屋に保育社のが
二つほどありました。【小学館の図鑑NEOも、チェックしときますね。高いんですか?】)
わたしごとで、失礼致しました。ごめんなさいですぅ。
sage
>>348 同意!
>「これで石橋町のカメムシは220種ほどとなり、栃木県のカメムシは506種となった。」
なってねーっつーの。それがわかっていないようだな。
紙面にしなければ誰も利用できないし、貴重な採集品も死蔵そのもの。
348さん同様、歯がゆく思っている人は多いはずだ。
まあ、わかってるよ。 卒論にはするからそれで少しはいい? まあいいわけなくて、いずれどっかに報告するからさ。
>>362 基本的にROMだがこういう場合に声高なカキコを
するというのはいかがなものか。
まあ、私の漫然としたカキコだけでなく こうした意見もありがたいものです。 今日もクヌギからヒョウタンカスミカメを採った。
Aeliaさんへ カメムシの記録ですが、Rostriaはちょっと方向が違うと思うので、栃木県なら、昆虫愛好会の「インセクト」あたりにまとめられたら良いと思います。 隣の群馬県では、Hさんが群馬昆虫楽会の「乱舞」に群馬県のカメムシをまとめられています。それを超えるようなものを期待します。
368 :
透過光 :03/08/23 06:54 ID:???
補足しますと、リストをまとめられたら栃木県立博物館のSさんに 確認してもらうといいでしょう。 かつてカメムシ屋だったんですが、今はどうなのかな。 というか、県博にいるのか?
>>363 いずれどっかに…
しないな。
ここまで溜めてきた奴がいまさら書くか?
あんまり期待しないほうがいいぞ。
>>370 いや、彼は真面目だからやってくれるハズ。何年先になるかわからないが、
ここはじっくり待ってみようと思う。
>>370 「何年先になるかわからないが、」とやっぱりみんな思っていたりする。。。。
鶉タソはもうこないの?
372 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/23 22:11 ID:BM0DHIbC
いや、採集ネタも兼ねてこのスレに来ようかなと思っていたもので。
久々に「スゴイ」カスミカメが採れてしまいました。
>>366 いいナガメです。カメムシ科なのにくさくないのがいいですね。
>>367 乱舞、群馬の県立図書館で見れますか?
内容が知りたいです。Hさんのご活躍は存じています。
インセクト、そろそろ7月号が出るころですかね。
>>368 Sさんは学芸員を辞められてもとの仕事についている、との情報を
ある方から聞きました。
カメムシ以外にもいろいろ記録されてますね。
「とちぎの昆虫」が出てほしいですね、はやく。
>>369 いえ、少しずつ出そうと思ってます。
きろくたんぽう、に出すかもしれませんが
写真ナシでも大丈夫そうなのを・・・
以前ジムグリカメムシの記録出したら、写真つきのほうが
いいのでは、と言われ写真を撮らぬままになってしまいました。
拙者も接写がしてみたい。
>>370 待っててください。
社会人になればお金にも少しは余裕が出そうなので
同好会に入ってバリバリとはいかないまでも報告を出したいです。
>>371 来ました。今日も暑かったですね。
あっちにも突撃しちゃうぞ。
21日の採集・・・石橋町下石橋→石橋町橋本 下石橋の森林でクヌギを探していたらあったので さっそく叩いてみた。道路沿いで目立つが、ここは気にしない。 するとケアリとともにクヌギのヒョウタンカスミカメが落ちてきた。 やはりまだいたのか。幼虫も1頭採れた。 その後、前回ウスバツヤカスミカメを採ったクヌギまで行って 叩いた。ヒョウタンはいなかったがウスバツヤが1頭採れた。 近くのクヌギからはヒメハナカメムシ類が採れた。 どうもヒョウタンカスミカメはいる木といない木があるようだ。 橋本でもクヌギを叩くがヒコサンテングカスミカメが採れただけだった。 橋本ではほかに植えられたハゼノキから アカスジキンカメムシやクサギカメムシが見られ、 アカスジキンカメムシのものだろうか、若い幼虫も多かった。
クヌギのヒョウタンは、幼虫でも触角第3節先端が赤くなることで 区別できるようだ。 そして成虫は腹部腹面基部が広く淡色となることで 全体が暗色のヒョウタンカスミカメと区別できる。 中大領の採集ポイントから東に数`離れた場所だが 新たな産地が見つかった。
本日の採集・・・日光市萩垣面 バイトを3時に終えて、そこから直接日光に直行した。 一時間半くらいかかり、4時半過ぎに到着した。 天気は晴れで夕立はなかった。 ただ、霧降方面の山は曇っているようで、また男体山もみえなかった。 目的はいくつかあったが、まずホソヒョウタンカスミカメは 生息できているのか、を知りたかった。 前回訪れた時は重機により、川沿いの道が広げられ、 周囲の木々も切られてしまい、乾燥化というかうっそうとした 雰囲気がなくなってしまったのだ。 さて、今日は採れるだろうか。 期待を胸に周囲のヨモギを叩いてみた。コアオカスミカメらしき 幼虫が落ちた。さあ、がんばるぞ。 道をあるいて、クルミ類を見るが葉は変色しているものが多い。 カスミカメは採れなかった。 またヤマグワからも何も採れなかった。
アキグミをたたくと、クロツヤチビカスミカメらしき幼虫がいた。 ただし成虫はおらず、グミミドリカスミカメもいなかった。 アカマツを叩く。マツケブカカスミカメの採れる木だったが もう成虫もいなかった。前回は幼虫を見たがあれから 一ヶ月以上も経っているから当然なのかもしれない。 アキグミをたたいてなんとかカスミカメやカメムシを採りたかったがいない。 クズも花が咲いていて、叩いてみるがヒゲナガカスミカメはいない。 これはどうやら・・・ ヒョウタンカスミカメも採れないものか。誰かでてこい。 本当に虫影薄くなった(時期が時期だけに当たり前か)なあ。
ヤナギを叩いてヒョウタンカスミカメを期待する。 この河原は手の届く場所にヤナギが非常に少なく、 目につくのはアキグミばかりである。 あの細いヒョウタンカスミカメはいないのかな。 そう思って受け皿を見ると、なんと黒い小型のカスミカメが。 瞬時に「クロヒサゴ」だ。と思った。 受け皿を歩いていて、逃げられないように急いで吸った。 ああ、きてよかった。 急にここがすばらしい場所に思えた。追加を望むも採れず。 帰宅して調べた結果メスだったが、ヤナギにつくのだろうか。 ちなみにカメムシ図鑑では標本写真だけであり、記録も少ないようだ。 栃木県での記録は知らないが、日光の市街地郊外で採れるとは思わなかった。
ヒョウタンカスミカメ同様行動は敏捷である。 色彩はツヤクロマルカスミカメそっくりで、美しい黒にこれまた美しい赤い足。 思ったより小型の種である。 近くのヤナギから目的の細いヒョウタンカスミカメを採り、 少ないながらも別々のヤナギで2頭採った。 やはり普通のヒョウタンとは違って黒っぽく、細型、触角第2節も強く太まる。 カバノキからはムモンウスバツヤカスミカメらしきものが採れた。 これは日光でたまに見られるツヤカスミカメで、今年初採集。 ほかに立ち枯れの近くの石の上と樹皮下で、アラゲオオヒラタカメムシを見た。
突然ですが、Aelia さんは某カメムシサイトのBBSに出入りしてません でした? 1、2年程前にそのBBSでカメムシの標本作成法に関して質問してアドバイス を受けた事がありますが、もしやAeliaさんじゃないかという気がして。
Aeliaさんへ 群馬県のカメムシに関しては、Hさんに直接コンタクトをとられるのが良いと思います。カメムシ研究会の名簿を見れば連絡先がわかると思います。 もしカメムシ研究会に入っておられないなら、入会をお勧めします。年会費は1000円と激安になっています。 カメムシニュースのバックナンバーを全部揃えても、大した額にはならないと思います。
>>372 :Aelia ◆mYl7EDbJMIさま きっと、O型ですね!
うふふ...ありがとうです。
383 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/24 20:42 ID:/6TGNB6R
Hypseloecus kiritshenkoi Kerzhner, 1970
Hosts
Salix rorrida [Salicaceae]
クロヒサゴカスミカメはヤナギにつくことがすでに知られていました。
日光でその生態をあらためて確認することとなりました。
>>380 いえ、出没してません。
2ちゃん以外のBBSは投稿のしかたが分からないのでしてません。
もっぱらロムってます。
>>381 カメムシ研究会には入ってます。会費はらわないとなあ。
Hさんとコンタクトとってみます。
>Salix rorrida [Salicaceae] エゾヤナギの学名はS. roridaですね(roridus=露にぬれた)
ロリータ?
>>382 なぜにO型?
ちょと知りたいです。
>>384 おひさです。エゾヤナギ、ぐくってみます。
>>385 ナボコフですね。ヒメシジミを研究していたようです。
ごごはさいきょうのかめむしをとりにいくぞ。
わお!
………捕れなかったかったのか?ま、そんな日もあるさ。
390 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/26 14:46 ID:Dsk1EJVK
モチツツジカスミカメのこととかいろいろ面白いページを見つけました。
ttp://rfecol.kais.kyoto-u.ac.jp/~sugiura/interest.html 昨日の採集・・・日光市小倉山→大平町下皆川
小倉山ではヒョウタンカスミカメをヨモギから採った。
ヤマハギは今年は咲くのが早かったようだ。
フタモンアカ・ウスアカカスミカメが見られた。
モミから採れるオオマダラカスミカメはまだ幼虫だった。
クロオオマダラの幼虫に比べて緑色が鮮やかだった。
また、日当たりの良い切り株に生えたキノコから
ツヤキノコカスミカメが1頭見られた。
大平では落ち葉からムクゲカメムシ類を採った。
眼の退化した種は5頭ほど採れた。また黄色い小型種と
普通の黒い種も採れた。オオツヤナガカメムシらしき死体も1頭採る。
枯れ木のキノコからコモンキノコカスミカメの幼虫が採れた。
年二化なのだろうか。前回は6月下旬に成虫を見た。
ホシチビカスミカメもクズで見られた。
391 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/27 17:02 ID:qY0WHMyh
えさきあめんぼ、かびてた。うつ。 むくげかめむし見ようと、ひょうほんばこ開けたら。
かびていたむしたち。 エサキアメンボ クロトビサシガメ オオクロナガカメムシ コバネヒョウタンナガカメムシ オオメカメムシ ヒメナガカメムシ ヒメクロカメムシ ホオズキカメムシ セスジアシナガサシガメ ハネナガマキバサシガメ ハラビロマキバサシガメ コセアカアメンボ シマアメンボ ヒゲナガヘリカメムシ マツヒラタカメムシ チャマダラカスミカメ
>>392 やっぱり発砲スチロールの箱では湿気が進入してしまうのしょう。
ドイツ箱の値段が問題でしたらいっそのことタッパーにポリフォームでも貼って
標本箱にする方が良いかも。
私の場合、未整理の標本はスーパーの小さいトレーに並べてジップロックに入れて
靴箱に重ねて収納しています。乾燥剤は使用していませんが、開けていない為か
今のところカビは発生していません。
やはりお菓子の王様はドリトスだ。 とくに最近はまっているのがペスカトーレ風味か。 ドリトスクラシックとはまた異なる味わいだ。 単調な風味ではなく、ペスカトーレ独特の素材の豊かさを うまく実現できた?、今年最高のシロモノだ。 しかも100g入りなのがうれしい。 量も質も最高である。
>>カメムシ博士 トマト系ソースをディップするのもまたよし、かと・・・。
おねぇはポテロングが好き。 えへ、遊びに来ちゃった。じゃ、ばいばい?。
>>397 そうそう、昔売ってたドリトスについてたっけ。
あれつけるとおいしいよね。
ケチャップだとまた違った味になりそうだけどやってみようかな。
>>398 ポテロング、あれはさっぱりしてて好きです。
手軽につまんでサクサク。
CMで一本につなげてたけどあんなに長いんですね
バイオハザードってゲームでもあったよね。 どういう意味だっけ? >微針さん アドバイスありがとうございます。やっぱり湿気ですよね。 ジップロックって密封度高いのですね。 これならスーパーで買えるからお手軽です。 しまうところですが、とりあえずタンスにでも入れておきます。 標本はひたすら干します。 コナチャタテも、かじるんですね。あまり被害ないと思ってたらムクゲカメムシを 1頭食べられてました。気をつけなければ。 とりあえず樟脳を入れておきました。
かび まず
にしてもコナチャタテがそんなに食欲旺盛とは驚いた 侮れないもんだなあ。
生物災害ですか、ありがとうございます。 コナチャタテもあなどれませんよね。 さっきカメラつき携帯をはじめて買ったのでさっそく、 手持ちの標本を写してみました。ラベルは非常にはっきり写りますが ミズギワカメムシはぼやけてました。 マツモムシは比較的きれいに写りました。 昼間の撮影が楽しみです。
どうやら針がなくなった。 むし社に注文しようか。 定期購読やめちゃったからなんとなく注文しづらいけど。 値上げの影響はどれくらいだったのだろうか。 わたしは、けっして値上げしたから購読をやめたわけではないが やはり経営は苦しいのだろうか。 カラーや連載記事が増えたことはうれしいが 今後どうなってゆくのか、見守ってゆきたい。 と同時に昆虫と自然が前のように、アットランダムな内容に戻ることを 期待、してもムリか。 500号記念のMさんの寄稿にだけ同意してたなあ、オレ。
月刊むしはいいとして、昆自ってなんであんなになってしまったのだろう。 シロウト意見になりそうだが、 あんな内容であの値段は高すぎはしないか。 500号記念の寄稿、なにか一人一人足早に過ぎてはいないか。 紙面の制約があるのは分かるが、ひとつひとつ読むのが忙しかった。 せめて最初の著者だけでも10ページくらい、図や写真なども 併用して語ってほしかった。 なにか「やっつけ仕事」みたいな印象をうけた。 あれでは買いたいとは思わないね。紙の質もいただけない。 さらに、写真の質がひどすぎることもしばし、いやいつもひどい。 いつだったか、トゲナベブタムシの写真を見たことがあったが モノクロなのは仕方ない。しかし、モザイクをかけたような およそ「写真」とはいいがたい物体が陳列されているのには参った。 だったら細密画でも添えるくらいのことはしてほしかった。 カメムシとは関係ないことになってしまった。 しかも内部事情どまったく知らないで意見してしまったが 雑感ということで書き記しておく。
思い出した。 半翅目の特集号出した時、水生カメムシは紙面の都合うんぬんといいわけしてたな。 あれから一年近く経つわけだが、まったく掲載されないのはどうしてだろうか。 さしずめH先生あたりに頼んだがまだ原稿がこないのか? 水生カメムシも最近、琉球列島を中心に種類が増えてきたり アメンボ科で属が独立したりシノニムができたりと話題は尽きないわけだが 楽しみにしているのは私だけではあるまい。 また、ミズムシも属単位で種類が増えたが、一般誌での紹介なども ある程度はしてほしいものだが・・・
不平ばかりというのもなんなので。 ちなみにアメンボ属のGerrisは大所帯だったが 亜属が独立したりして Aqualius Macrogerris Gerris属などができたようだ。 表現がつたなくてスマン。 そしてハネナシアメンボはnepalensisのシノニムとなった。 キタヒメアメンボが新たにGerris属に加わり、 未知の可能性のあるMacrogerrisが栃木県立博物館の紀要に出ている。 これらのグループ以外では タイワンシマアメンボの学名が変更、 トガリアメンボ・亜科単位での日本初記録、 セスジアメンボ類2種の追加などか。 他にもウミ・シロウミ・シオの生息観察などが興味深い。 わたしの知らない論文・報告ももちろん多いだろう。
>>405 >わたしは、けっして値上げしたから購読をやめたわけではないが
やはり経営は苦しいのだろうか。
「副業」?はぼちぼちなようで
410 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/30 16:34 ID:r61r9CKp
>>409 やはり副業のほうで赤字を補っているのでしょうか。
このままだと「世界のアリヅカムシ大図鑑」はでないようですねw
本日の採集・・・益子町高館山
栃木県初記録と思われるヒメダルマハナカメムシ?が
採れたが、逃げられてしまった。まずはこのことを書かねばなるまい。
クズと他の植物、それにマツの枯枝の茂りあったブッシュを叩いたところ
まずヒゲナガカスミカメの幼虫が採れた。
さらに受け皿に、ズアカシダカスミカメらしき黒い小さな虫を見つけた。
しかし瞬時にしてダルマハナカメムシ属のカメムシであることを察知。
吸虫管には入れたのだが、宇都宮に移動する途中、もしくは移動先で
吸虫管から逃げられてしまった。
分布から見て、このカメムシはヒメダルマハナであった可能性が高い。
ダルマはより大型で、北方系だからだ。
ましてや珍種のメダカダルマハナだったとも考えにくい。
ヒメダルマハナは個体数は多いものの、暖地系らしく栃木からの
記録は知らない。
リベンジもこめて、近いうちに高館山に再トライしたい。
逃げられた虫をいくらくやしがっても戻るものではない。
これまで自分が採った珍種にくらべりゃ・・・
などと負け惜しみを言い聞かせてはいるものの、ハァ・・・である。
ほかに、ハギからLygocoris属Neolygus亜属の カスミカメが採れたが、高館山で初めての本属の記録となった。 この個体はメス、おそらくコモンミドリカスミカメと思われる。 日光で今頃の時期に、イタドリから採れる小型種に一致するだろう。 ハギにはほかにApolygusをみた。 ネムノキから、オオクモヘリとネムチビトビカスミカメを採集。 枯れ木のキノコからは、クロキノコカスミカメが採れて 高館山に産するキノコカスミカメが1種判明した。 ツマジロカメムシの幼虫が多い。そしてトゲカメムシの成虫も。 オオツマキヘリカメムシの幼虫も見られ、山地帯であることを思わせた。 がけ下の落ち葉からは、黒いムクゲカメムシが見られ、幼虫も1頭確認。 大平の、黒色小型種とよく似ている。 オオモンシロナガカメムシ・ヒナナガカメムシも確認。
ちなみに、ヒメダルマハナについて昆虫データベースで検索かけると、 原記載の所在とかタイプ産地が出てくるが OsumiがOsoumiになってたりして面白い。 Carayon自らが、そう記したのだろうか。宮本先生の訂正は? 原記載論文そのままの引用だったら大変興味深い。 Osoumiは大隅、鹿児島の地名である。 高館山は以前から記しているとおり、暖地系のカメムシが数多く、 県内ではこの近辺でしか見られないような種もいくつかある。 植生も暖地性を示すものが多く、西明寺周辺はよく調査されているようだ。 以下に、これまで高館山・あるいは雨巻山で採れた暖地系のカメムシを記す。
順不同であることをことわっておく。 モンキツノカメムシ 高館山・地表の落ち葉下で越冬。2exs エサキモンキに似るが、小楯板の模様・前胸背側角の形状などで区別できる。 県内からの記録はなく、エサキモンキはごく普通に報告されている。 西日本ではそれほど珍しくはないようだが、関東、特に埼玉などでは 採集例も少ない。高館山では3月の発見以降、野外での発見例はない。 ヤスマツチビナガカメムシ 雨巻山ふもとのリター、数頭 本県に分布する二種目のBotocudoとして記録した。 きわめて狭い範囲に見られ、ヒナナガカメムシ・ケシナガカメムシと ともにみられた。三ミリ程度の地味な種で、同属のヨツボシチビナガは 県内各地で採れているが、ヤスマツチビナガはより暖地系の種なのか 県内からの報告はなく、関東では皇居調査や八丈島などから採れていた。 地味というだけで見逃されていて、あるいは県内全域にいるものかもしれないので 暖地系という表現は正しくないかもしれない。
そうだ、これから何でも初めて益子で採れたカメムシを南方系としてしまう きらいが出てくるかもしれない。慎重にしたいものだ。 ヤスマツチビナガカメムシのいた場所は5月1日以降見ていないので、 季節消長などは不明である。6月頃には幼虫が見られるかもしれない。 ケシナガカメムシ 高館山・雨巻山のリター 多数 最初、高館山の林道路肩のリターから採れた。 以降高館山では七月下旬にも成虫が見られたし、雨巻山・さらには 西に数10`離れた大平町の林道路肩のリターからも発見された。 黒っぽい種で、翅は退化傾向にある。 これも県内には広くいそうだ。 なにしろ全国の分布情報が分からない。
アカメガシワが生えている時点で暖地系という区分に入るのだろうか。 太平洋側でのアカメガシワの自生北限はいわきだったろうか。 栃木県内での北限は?わたしは宇都宮市北部の鞍掛トンネル入口で見た。 大平のアカメガシワはみごとなくらいに多く、 オオホシカメムシ・ヒメホシカメムシはもちろんのこと、 クロツヤチビカスミカメ、それに固有のナカボソタマムシ・トビハムシも多い。 益子の高館山にもあることはあるのだが、林道沿いとなると なかなかまとまった場所がない。 それにも関わらずガマカスミカメが採れた。大平では記録のない種である。
ガマカスミカメ 高館山のアカメガシワ・数頭 数頭、というのは時期をのがしたからか。七月上旬のことである。 実は大平でアカメガシワをみるたびに本種を意識していたが採れなかった。 栃木県立博物館の標本庫で、葛生町あたりの標本を見ていたので 位置的にもほぼ同じである大平になぜいないのか不思議だった。 益子での採集例は、ポツンと生えた木からで、幼虫も混じっていた。 思ったより小型だったが、これがアオナガカスミカメ亜科に含まれていることが にわかに信じられなかった。 今日、アカメガシワを叩いたが採れなかった。 秋になるとまた出るのだろうか。再会を楽しみにしている。
オオツヤナガカメムシ 高館山のリター、数頭 これは暖地系という区分でいいのか。 県内では足利と田沼で採れていて、どちらも県南部である。 高館山においてはリターで採れている。 クロツヤナガカメムシにくらべ細身で、足も長い。 以上5種を中心に挙げてみたが、とくにモンキツノの発見はうれしかった。 茨城で採れていたものを本県でも発見したい、という望みがかなったからだ。 それにプラス、本日のヒメダルマハナカメムシを加えたい。 再採集に成功することを願っている。 個体数の少ないものではないので、いつか採れる日がくるだろう。
418 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/08/31 16:32 ID:nodSrQaG
本日の採集・・・益子町高館山 きのうのヒメダルマハナのリベンジを果たすためにまた来てしまった。 幸い雨は降っておらず、まずまずのコンディション。 ミンミンゼミの声がとてもここちよく聞こえる。 まず、きのう採集できたポイントへ向かう。 キイチゴの類が茂っていることを知ったが、図鑑にはキイチゴ類に いるようなことがかかれていたので、採れそうな予感がした。 しかし、付近ではまったく採れず。 ヤサハナカメムシのうちの1頭が変わって見えたので 採集したがただのヤサハナカメムシだった。 オオヒキヨモギ?を見つけたが、タバコカスミカメ?はいなかった。 林道沿いをビーティングするもまったく見つけられなかった。
クズの茂った場所で採れたので、どうしてもクズを見ると 叩きたくなってしまう。 そのおかげで、ホシチビカスミカメを2頭採った。 カシなどの落ち葉にはトビムシやオオハリアリが多い。 オオモンシロナガカメムシも多く、ヤサハナカメムシと 思われる赤い幼虫も1頭見た。 カナムグラの花にはクロバカスミカメ?がいた。 しばらく林道を歩いてビーティングしたが ヒメダルマハナはまったく採れなかった。 ある程度歩いたので、引き返すことにした。 林道を登ってゆく。車を停められるようになっていて、 そこから別の細い未舗装の林道が出ている場所がある。 その林道の先は3月に行ったきりで夏はどういう環境か 知らなかった。なにか採れればと思ってその林道を進んでみた。
思ったより林道は明るく、下草もいろいろあった。 ヒゲブトグンバイがつく植物がなんとなくあるような気がして ビーティングしたり虫こぶを探したがいなかった。 林道の先は明るく開けていて、れき質でアカマツなどがまばらに生えている。 ほかにヤナギらしいものなどがあったことを覚えていた。 ヤマノイモ?やテイカカズラ?の茂った場所を叩く。 するとヒメイトカメムシの幼虫が落ちた。 さらにたたくと成虫が落ちた。 そしてなんと、探していたヒメダルマハナカメムシが1頭落ちていた。 ああ、これでようやくリベンジを果たせた。 ヒメイトカメムシも結局6頭ほど見た。まとまって見たのはこれが初めて。 ヤマナラシなどを叩いてエサキモンキツノカメムシを見たが ヤマナラシでも食べるのだろうか。そもそもヤマナラシに ついてたかどうか覚えていない。 アカマツを叩いたらマツノヒゲボソカスミカメが1頭いた。 アカメガシワも叩いたがヒメダルマハナは追加はできなかった。
今度は逃げられないように、タッパーに移した。 ここで雨が降ってきたので帰宅した。 帰宅して見てみると、メスだった。なんと後足が黒い。中足も黒っぽい。 ヒメダルマハナは足が黄色だという。 体長は・・・2mm。複眼の幅と複眼間の幅は、複眼間の幅のほうが大きい。 いったいこのBiliaはなんなのだろうか。 ダルマハナは、体長が2〜2.45mmで、北日本に分布。 メダカダルマハナは、体長が2mmで、複眼の幅と複眼間の距離はほぼ等しい。 分布は本州・四国・九州で珍しい種である。 この2種は、足の一部が暗化する。 というわけで、今回採れたヒメダルマハナ?はとりあえず 追加個体を比較するまでダルマハナカメムシの1種としておく。
なんとまあ、私という人間は面白いもので 目的のカメムシが採れてしまうと、もうあとの生息調査など忘れて 早く帰りたくなってしまう。 しかも一回逃げたものだったから、もう採れてしまうとうれしさのあまり 心そこにあらずで、追加を採ろうとかそれどころではなかった。 また来て、追加個体を採りたいと思う。 成虫越冬なら、樹皮の下にいるのだろうか。 ムクゲカメムシよりは見つけやすいと思うので、それも調査しようか。 カスミカメは大平との共通種がまた増えた。ホシチビカスミカメである。 大平での例から考えて、高館山にも生息が予想されるカスミカメとしては ヨツボシカスミカメが考えられる。 このカスミカメは大平では、ヘクソカズラなどにいて個体数も多い。 今回高館山でも、ヘクソカズラを叩いたが本種は見られなかった。 時期を変えての調査が必要だ。
平成教育委員会にアメンボ出てた。 どうやらダルマハナカメムシは西日本にも分布するようです。 カメムシ図鑑の第二巻が手元にないので確認は来週ですが 体長も、ダルマの最小個体と考えるのがいいようです。 2日で2頭というのは、スイーピングをしないことを考えても 稀なことを示しているのでしょうか。 ヤサハナはたくさんいましたが。 モリモトヤサハナも1頭いたことを付け加えておきます。
ハナカメムシといえば、なかなかクロアシブトハナカメムシは野外で採れないですね。 灯火ではたまに採れていますし、何年か前には草原に放置された 伐採木で見られましたが、ほんと少ないです。 ズイムシハナはもっと稀なようで、1頭しか採ってません。 コバネアシブトハナも。 それとは別にヒメハナカメムシ類はよく採れますが同定が難しいです。 いままで、Orius属はすべて「ヒメハナカメムシ種群」としてましたが こないだ、あらためてカメムシ図鑑の第二巻で ヒメハナカメムシの検索表見てたら、おおよその区別点が分かりました。
わたしはこれらのグループは主に草原で採集し、 一部は雑木林、樹皮下の越冬個体を採集しています。 前々から、色調の異なる個体や妙に動きの速い個体を見てきましたが どれも同定はしませんでした。 しかし、このままではよくないので、今後できるだけ石橋町内、 または栃木県内でヒメハナカメムシを積極的に採集して、 ある程度は同定してみようと思っています。 ただ、色彩と、一部毛の有無などの外部形態のみでの同定です。
本州にいるヒメハナカメムシは ツヤヒメハナ コヒメハナ ナミヒメハナ タイリクヒメハナです。 ツヤ・・・前胸背の後角に毛がある。翅は薄い褐色。 コ・・・腿節は暗化しても先端は必ず淡色。翅は楔状部先端のみ暗化。 以下の2種は腿節・脛節は暗化するときは全て暗化。 ナミ・・・翅の楔状部は通常暗化しない。 タイリク・・・翅の楔状部は暗化する。 こんな感じですが、色彩は変異があり、あくまで目安です。 さあ、どんな結果になるか。 ちなみに色の薄い種は草原でよく採れます。
さあ、9月だ。 世間では学校が始まるころだが・・・ わたしはカメムシ採りにいそしもうか。 9月のカメムシで忘れてはいけない、というか忘れられないカメムシは 何度か書いているが、やはりジムグリカメムシだろうか。 秋に出るらしいが、栃木では記録がごく少なく、 全国的にもなかなか見られないらしい。 私は高校のプールサイドで採ったっきりで、しばらく会っていない。 ビニル袋にいれた本種が、光に向かってはばたいていたのを思い出す。 ああ、こんな地中に適応したやつも飛ぶのか。と。 ジムグリに会いたい。ただしヘビはごめんだ。
ヘビといえば、きょうは妙になめらかで大型のトカゲを見た。 いつもの黒くて青いではなく、薄い褐色ですごく大きかった。 あんなでかいトカゲは初めてで、最初移入種かと思った。 ニホントカゲという種類なのだろうか。 うちのまわりにはああいう大きさの個体はいなそうだ。
429 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/01 22:36 ID:Zt62qE3w
ウミウシかわいかった。 本日の採集・・・石橋町中大領 ヒメハナカメムシを採りたくなった。 雑木林でまず、カスミカメを探すもいない。 雑草の生えた地表にはビロウドサシガメの成虫が出ていた。 アカシマサシガメ成虫とホソサシガメ幼虫、それにトビイロサシガメ類と 思われる小さな幼虫がいた。セスジアシナガサシガメはまだ幼虫。 ヒメハナカメムシはイネ科植物やヨモギを叩いて10ほど採れた。 足が黒い個体を1頭検し、腿節先端が淡色だったので コヒメハナらしいことが分かった。 ほかにオオクロトビカスミカメは幼虫もいて、よくはねていた。 ツユクサからはオオクロセダカカスミカメが見られた。 ヒョウタンカスミカメ・クロヒョウタンカスミカメもいた。
>>429 ヒメハナカメムシは♂の把握器を見なければ確実じゃないと思われます。
やっぱり難しいなあ。
431 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/02 17:59 ID:zEpLnqJ1
>>430 色彩だけではだめですよね。
ただ、できるだけ多くの個体は採ろうと思います。
いままで採らなかったことが多かったです。
本日の採集・・・益子町高館山
ダルマハナカメムシの追加個体を得るためにまたしても出かけた。
よさそうな場所でビーティングをする。そしてがけ下の落ち葉も見た。
すると、黄色で細いムクゲカメムシと、矢板・大平で採った翅の退化した
暗褐色のムクゲカメムシが採れた。
翅の退化したムクゲカメムシがここで採れたのは初めてである。
これで高館山のムクゲカメムシが全て大平の種と共通することが分かった。
といっても、外見だけなので別種という可能性もあるかもしれないが。
場所を移動して、こないだダルマハナカメムシを再び採集できた場所に行く。
テイカカズラみたいなものが絡まっているところを叩いて
2頭採集できた。両方ともメスであることが分かった。
オスがほしかったが、また次の機会か。
少し離れた別のテイカカズラからは採れなかった。
ヒメイトカメムシも多く見られた。
オスならより複眼が大きく、複眼の幅と複眼間の幅が等しくなりそうだと 思っていた。つまりメダカダルマハナカメムシであることを期待していた。 林道の先はまだ道がある。 その道を進みながらススキを叩いて、ユミアシサシガメの仲間と思われる幼虫を1頭見る。 少し進むとアカマツなどの生えた草原があった。 コナラからヒメグンバイを見つけた。 アカマツにはマツトビカスミカメとマツノヒゲボソカスミカメがいた。 下草はスゲの類があるようで、ホソメダカナガカメムシがいた。 草原の地表を見たが、アシナガサシガメ類などはいなかった。 結局今回のダルマハナカメムシ2メスは両方とも体長が2mm程度で、 中足と後足が黒かった。 オスの追加を待ちたい。
手元にヒョウタンカスミカメ属Pilophorusの標本がいくつかある。 チビカスミカメ亜科に属する細長い種で いずれも体に白い毛の帯をもっている。 今年、クヌギで不明ヒョウタンを採ってからというものの 同定が難しいこともあって、分類をあまり気にしなかった本属をより意識しはじめた。 もちろん、このグループは嫌いではなくむしろ好きで 採集に行くたびに意識はしていた。 たとえばアカマツを見るとマツヒョウタンはいないか (この種は出現時期が短いとある。わたしは6月と9月に見た。) とか、クズをたたきながらクロヒョウタンはいるか、など。 今年に入って、ツヤヒョウタンを幼虫から羽化させたこともあった。 栃木にいないと思っていた種が採れ、さらなる発見を期待した。
結局ツヤは採れなかったが、その後クヌギから ヒョウタンカスミカメを採った。 このいきさつについてはすでに書いたので詳しくは書かないが ヒョウタンカスミカメと思っていたのが実は別種だったのである。 体表に毛がなく、触角第3節先端は少し赤くなる程度、 腹部腹面は基部数節が淡色となる、などなど・・・ これとは別に、日光で採れたヒョウタンに似て細い種があった。 ヒョウタンと別種で、どうやらホソヒョウタンらしいことは分かっていたが 今ひとつ踏み切れずにいた。 しかし、クヌギの不明ヒョウタンの発見がきっかけで、 再び標本を比較したところ、やはりホソヒョウタンらしいことが分かった。
互いに似た種が多い中で、よく観察すれば各種ともたいていは同定できること が分かってきたのだった。 以下に、これまで手元の標本を見て、あるいは図鑑を参考にして 自ら確認できた形質を元に、栃木県産Pilophorus属の検索表を作ってみた。 栃木県で確認できたPilophorusは次の通り。順不同。 ヒョウタンカスミカメ クロヒョウタンカスミカメ ツヤヒョウタンカスミカメ ホソヒョウタンカスミカメ マツヒョウタンカスミカメ オオクロヒョウタンカスミカメ クヌギのヒョウタンカスミカメ 以上7種を確認し、手元に標本がある。
栃木県産ヒョウタンカスミカメの検索表 1.体は全体が黒色となる・・・2 −.体は暗色で、翅は褐色となる・・・3 2.体長は小さく3mm程度。頭部は前胸背よりはるかに幅広い。 体は中央がややくびれる。クズによく見られる。・・・クロヒョウタン −.体長はより大きく5mmほど。頭部は前胸背より狭い。 体はそれほどくびれない。灯火・雑木林で採れている。・・・オオクロヒョウタン
3.前胸背の光沢は強い。翅は明るい赤褐色。 雑木林の林縁で得られた。・・・ツヤヒョウタン −.前胸背の光沢は鈍い。翅は赤褐色から暗褐色・・・4 4.体は幅広く触角第2節は強く太まる。翅は赤褐色で白い毛帯との コントラストははっきりとしている。 灯火、アカマツから採れた。・・・マツヒョウタン −.体はより細く触角第2節はそれほど強く太まらない。 翅は褐色から暗褐色で、毛帯とのコントラストは強くない・・・5
5.体は細く、翅は暗褐色。触角第2節は先端やや強く太まる。 触角第3節先端は小さく暗化する。体表に立毛はなく、短く寝た毛が多い。 河原のヤナギから採れている。・・・ホソヒョウタン −.体はより幅広く、翅はより明るい褐色。触角第2節はそれほど強くは 太まらない。体表は立毛があるかない・・・6 6.触角第3節先端は広く暗化する。体表に立毛が多い。 腹節腹面はすべて暗色。灯火やヨモギ、クルミなどで採れる。・・・ヒョウタン −.触角第3節先端は小さく赤色となる。体表に立毛はない・ 腹節腹面は基部の数節が淡色となる。 灯火・雑木林のクヌギで採れる。・・・クヌギのヒョウタンカスミカメ
県内全域を調査したわけではないので傾向などはまったくわからないが おおよそ次のような地点で採集・観察した。 分布 クロヒョウタンカスミカメ・・・宇都宮市・石橋町・大平町・益子町・渡良瀬遊水地 オオクロヒョウタンカスミカメ・・・石橋町 ツヤヒョウタンカスミカメ・・・大平町 マツヒョウタンカスミカメ・・・日光市・石橋町 ホソヒョウタンカスミカメ・・・日光市 ヒョウタンカスミカメ・・・宇都宮市・日光市・石橋町・渡良瀬遊水地 クヌギのヒョウタンカスミカメ・・・石橋町 このなかでもっとも個体数が多く、垂直分布も広い種はヒョウタンカスミカメで 県内でもっとも標高の低い地点にある渡良瀬遊水地(標高17mが最低らしい)から 日光市湯元の草原のヨモギ、標高1400mほどの地点まで見られる。
441 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/04 00:06 ID:aHm7Dl+u
ヒョウタンカスミカメ類の解説をしていたわけだが また新たに?へんてこりんな種が採れたわけで。 それを検討する必要が出てきて、それ以外に今日の日光湯元は カスミカメの新記録・新知見のオンパレードでいろいろ 書きたいことが山盛りで、一部、図鑑とにらめっこする必要もあるわけで また自然死?したダルマハナカメムシの展足もせねばならないわけで ああ、やることたくさん。今夜も徹夜か。
ヒョウタンカスミカメに次いでよく見られる種は クズに多いクロヒョウタンカスミカメである。 ヒョウタンカスミカメほど垂直分布は広くはなく、クズのない山地帯では 見られないが、県南の草原や林道脇のクズで得られている。 残りの種はいずれも記録されている地点は少ないが クヌギのヒョウタンカスミカメは生息地においてはある程度まとまって 採集することができ、幼虫も見ることが可能。 ホソヒョウタンも、現在は日光市のみの記録だが、河川敷一帯のヤナギから 散発的に得られている。
オオクロヒョウタンは石橋町の2地点から採集された。 コンビニの灯火と雑木林で、後者の例は幼虫の発見だった。 飼育したところ羽化し、本種と判明した。 比較的いろいろな木から採れるようなので、他所にも生息しているであろう。 マツヒョウタンは日光市では小さなアカマツから、石橋町では灯火で それぞれ得られている。これもまとまって採れたことはない。 大平など、アカマツの多い地域では生息が期待できる。 ツヤヒョウタンは今のところ大平での一例があるのみ。 幼虫からの飼育で、無事羽化させることができた。 石橋において、雑木林をしばらく調査してきたが本種は得られなかった。 このことから、さらなる調査とこまめな来訪が必要であろう。 また、本属は灯火によく飛来するので、自宅以外にも野外での 灯火採集、つまり「屋台設置」が必要となる。
とても肝心なことがある。 ネットを使え、である。スイーピングなしでの調査はあまりにも無謀だ。 ここまでネットなしでカメムシを採りつづけてきた人間も珍しかろう。 とくに、パァーっと飛んでいってしまうカスミカメには必要である。 受け皿に落ちて、飛ばないようにあたふたしたり、飛びはじめたのを 必死で手で覆ったり、受け皿に返したりするのは、非常に危ない行為だ。 ほんとにカメムシ採る気あるのか、と言われても返す言葉もない。 さて、ヒョウタンに戻ろう。 実は、クヌギのヒョウタンは2000年8月10日に、自宅灯火で採集されていた。 古い標本を見直していて分かった。これも調査の醍醐味か。 触角第3節先端が赤くスポットされていた。立毛もない。 腹板基部は淡色である。さらに2001年7月1日の個体も本種だった。
古い標本を見ていて発見したことはとりあえず、このことだけである。 あとは、今後の調査にまかせたい。 さて、昨日は日光の湯元に出かけてきた。 着く前に雨が降り出していたが、やむことを信じてカバノキを叩く。 するとヒョウタンカスミカメの仲間が落ちた。しかし逃げた。 正体が知りたくて叩いたが採れず、その後道路を渡って湯ノ湖湖畔の ツツジを叩いた。すると大型の1頭が採れた。 さらにハンノキ?の仲間からも1頭採れた。 まとまって採れることはなく、また幼虫もいなかった。
帰宅して調べてみると、どうやら体表に立毛がない様子。 そして大型の方の触角第3節は基部を残して暗化している。 体色も黒味が強かった。 まだヒョウタンカスミカメの可能性もあるので、いまのところは 別種とはしないが、当てはまるような種は分からず今後の追加が待たれる。
きのうの採集・・・日光市湯元 トウヒにつくクロオオマダラカスミカメの幼虫はさすがに成虫になっただろう ということで、約一ヶ月ぶりに湯元に出かけた。 オオマダラカスミカメ属Phytocorisは私の大好きなカスミカメの一つなので できるなら、クロオオ以外の種も採りたかった。 石橋駅を出て、宇都宮駅で日光線に乗り換える。そして日光駅まで。 日光駅のトイレは遅くまで明かりがついているらしく、 去年と同様にオオマダラカスミカメの一種を2頭採集できた。 さすがに、トイレのなかで吸虫管を使うのは勇気のいることだった。 薄い緑色で足が赤褐色の小型種である。 これは近くの小倉山のふもとで、モミからも採集している。 いろは坂以上で見たことはなく、また日光駅・小倉山以外では採集したことがない。
バスに乗った。車で行くこともあるが、バスというのもなかなかいい。 ただし日光駅から終点の湯元温泉までは片道1650円もかかる。 JR日光駅前から乗る人は少なかったが、東武日光駅前から乗る人は多かった。 やはり、前日に旅番組で日光を紹介したからだろうか。 いろは坂のあたりまではまあまあの天気だったが、いろは坂の終盤あたりから 雲が厚くなり、竜頭の滝あたりから雨がおちてきた。 どしゃぶりに近かったが、湯元あたりでは小降りになっていた。 終点のひとつ前、湖畔前というバス停で降りて、とりあえず採集準備をする。 カバノキ?が目についた。さて、何が出るかな。
植栽のようで、三本ほどが道路に面して生えていた。 どれどれ。あっ、薄い、ほんとに薄い緑色のカスミカメがいた。 どうやら、ウスバホソカスミカメ類のようだ。 ちょうど最盛期のようで、個体数は多く幼虫らしきものも落ちる。 正体は分からないが、この属が栃木にいるとは思わなかった。 分布からして、北海道から記録のあるウスバホソカスミカメだろうか。 ちなみに林縁に自生するカバノキ?からは採れなかった。 キマダラツヤカスミカメもメスがやや落ちた。 ヒョウタンカスミカメの仲間が1頭落ちたがこれは逃げられた。 さらに、頭胸部が美しい緑色のオオマダラカスミカメ類が1メス採れた。 これはオオマダラカスミカメの緑色型の極端な個体だろう、という結論になった。 詳しくはこの後に書くことにする。
サクラ?を叩いたら緑色のカスミカメが逃げた。 一瞬のことだったので残念。 いろいろ叩いたが何も採れないので、道路を渡り湖畔のヤナギやツツジ、 ハンノキ?を叩いてみた。するとツツジから大型のヒョウタンカスミカメが1頭採れた。 そしてハンノキ?からも1頭。いずれもメスだった。 ヒョウタンカスミカメによく似ているが、個体変異か別種なのかよく分からない。 ヒョウタンカスミカメより大型で体色が黒っぽく、触角第3節は基部を残し 全体が黒くなっている。オスの追加が待たれるところである。 ハルニレを叩いてみたが、なにも採れず。 さすがにニレオオホソカスミカメはいなかった。
ここらで雨が強くなり、一時屋根の下で雨宿り。 通り雨のようで、空が一部明るかった。しばらくすると小降りになったので また採集に向かう。ヨモギからクロモンコアオカスミカメを採る。 こっちに多いコアオに比べて黒い斑紋が発達したかっこいいカスミカメである。 湖畔のヤナギに、クロツヤトビカスミカメだろうか、黒い幼虫が1頭いた。 そこからスキー場に向かう。 トガリヒラタカメムシのいる伐採木を見たらまだいた。 幼虫と成虫が少し。採らずに進んだ。 トウヒのある場所まで、いろいろ見ながら進んだ。 立ち枯れのモミにはカミキリはいなかったが、クモゾウムシがいた。 あたりのイネ科植物にはナガムギカスミカメと思われる幼虫が多く、成虫も少しいた。 ヨモギにはフタモンカスミカメが多い。 シナノキは実になっていて、カスミカメは採れなかった。 頭胸部が薄い緑色のヨコバイが1頭いた。これはシナノキハトムネヨコバイか。 雨はやんでいたが、下草がぬれていて靴もぬれた。
トウヒのあるところにたどりついた。 さっそく叩いてゆくと、しばらくして黒いカスミカメがあおむけになって落ちた。 クロオオマダラだ。オス1頭と、メス2頭を採った。 オスは全体が黒く、別種のように見える。 クチナガケブカカスミカメはもういなかった。 花が終わって実になったノリウツギを叩く。去年はこれでオオマダラカスミカメの メスを採集していたからだ。 今回、まだLygocoris属のNeolygus亜属は多く見られた。 幼虫の個体もいて、あと少しは楽しめそうだ。 クロバカスミカメも少し見られた。さらにオオマダラカスミカメのオスが1頭採れた。 Neolygus亜属は少なくとも3種ほど混じっていて、標本にしないとよく分からない。 ここまでで、カスミカメ以外ではハネナシサシガメを見たのが収穫だった。 地表の石の上にとまっていた。成虫を見るのは何年ぶりだろうか。
トウヒを叩く前に、ヨモギでツヤカスミカメと思われる白い幼虫をいくつか見かけた。 シロテンツヤカスミカメの幼虫だろうか。 そのあと、黒いツヤカスミカメを1頭採った。 シロテンツヤの黒化型か、それともコベニモンカスミカメの黒化だろうか。 ズアカシロテンツヤは足が赤っぽいので違う。 これも図鑑で見てみないとよく分からない。 一昨年ハヤシオオカスミカメを採った場所も叩こうと思ったが 下草がぬれているのでやめた。また車でも使って来ようと思う。 このあとは特になにも採らず、5時台のバスで帰ろうと思い、バス停まで歩いた。 5時のバスはまだこない。時間が少しあったので、最初に叩いたカバノキ? をまた叩きにいった。ヒョウタンカスミカメがほしかった。 しかし採れなかった。かわりにミカドミドリカスミカメ?と思うような 大型のNeolygusが1頭採れた。これも種類はよく分からない。 ここでバス停に戻り、帰った。帰りは宇都宮で寿司を食べた。
今回、まずウスバホソカスミカメの仲間が採れたことが収穫だった。 植栽にしか見られなかったということは移入なのか はたまた、もともと日光のものをここに植えて 三本ともほかの木に囲まれることなく目立つ位置にあるから発生しているのか。 道路沿いということで今までちょっと、恥ずかしいので叩くことをひかえていたが こうした発見があるので、今後は堂々と採集したいと思う。 オオマダラカスミカメの緑化型が採れたことも収穫だ。 最初は別種だと思っていたが、自宅に帰りこの日採集したオスと手元のメスと 比較した結果、触角第2節基部が白くなり、第3節基部も小さく白、 上翅楔状部は先端が広く暗色となる、中足脛節に三つの白いリングをもつ、 後足腿節先端付近の白い紋が大きいこと、 後足脛節の基部近くに一つの白いリングをもつことなどから同じ種だと決定した。
今回採れた緑化型で別種かとも思わせた顕著な色彩は 頭胸部が一様に美しい緑色となることである。 オオマダラカスミカメは前胸背が通常暗色になり、今回採集したオス・手元のメス も同様に暗色となっている。 そして、各腿節基部は広く淡色となっているが、これも通常は淡色とならないようだ。 まだ2頭と比較しただけなので変異の幅は分からない。 ただ、こうしたことからは緑化型の一例として考えることができるだろう。
ベニイチゴホソ、そのままにしといたら食われてた。 やはり管理しないとだめだな。 今回のオオマダラカスミカメの件で、未同定で今まで別種にしてきたものが 急に色彩変異ではないかと思って、再び調べてみたところどうやら オオマダラとは明らかに区別できうる種とわかりほっとした。 この仲間も分類が未完結なので、同定しづらいものも多いが 近日、手元の標本をもとに解説してみたいと思う。
Aelia君の文を読んでいると、その場の雰囲気が目に浮かんで、 なにやら一緒にその場に居たかの様な錯覚がします。 スレ違いと煙たがられそうだけど、最近あっちは殺伐としてて、鶉君と 会話しづらいので、こっちに来ました。おじゃましました。
>>457 いらっしゃいませ。
あっちはかなり殺伐としてたけど、ようやく落ち着いたようですね。
こっちはいい天気ですが、暑いので採集には行きません。
なるべく分かりやすく書いてるつもりでも、長文になったり
植物がきちんと同定してないなど、いろいろ直す点はありますが
よろこんでいただけたらありがたいです。
夕方はバイトなので、また遅く来ます。
バイトは5時半からなのでもう少し。 やっぱりオオマダラと思っていた緑みどりしているヤツは別種っぽい。 以下に見出せた形質を書き出しておきます。 2種の区別点 1.体長 オオマダラ 8mm / 緑色の種 7mm 2.触角第2節基部の白色部 オオマダラ 白色部と黒色部の境ははっきりしている。 緑色の種 白色部は暗色部との境目は不明瞭。 3.複眼と複眼間の距離 オオマダラ 複眼≒複眼間の距離 緑色の種 複眼<複眼間の距離 4.前胸背の色彩 オオマダラ 広く暗色となる。 / 緑色の種 全体が緑色
5.小楯板 オオマダラ 側縁につながる小さい1対の黒斑がある。 緑色の種 黒斑はなく、2本の褐色の帯がある。 6.膜質部 オオマダラ 周辺が暗色となり、ほかは目立った斑紋はない。 緑色の種 全体に薄い黒色で、不規則な小さい斑点をもつ。 7.ふ節 オオマダラ 全体的に細長く、褐色を帯び、末節は暗色。 緑色の種 より短く、全体的に暗色。 メス同士を比較したが、オオマダラのオスも参考にした。 緑色の種の、オスが見たいものである。 これで栃木県のPhytocorisは8種を確認できた。
おねぇはAelia君の文を読んで、勝手にAelia君と脳内デート(虫採り)を 楽しんでますよ。脳内だから安心して。 でも実際はクモが怖い。一瞬心臓止まる程。 Aelia君には苦手な昆虫っているの?
ある種荒れる要素を持ち込んでまつよ。
463 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/05 09:04 ID:EieGqveq
おはようございます。
>>461 苦手な虫ですか?
やはり室内に出るクロゴキブリやチャバネゴキブリでしょうか。
ゴキブリでも不思議と野外性のゴキブリは平気で、オオゴキブリは
唯一標本として持っているゴキブリでもあります。
マダラゴキブリはクロゴキに似た形ですが、これも触りたい。
また、沖縄の林でゴキブリ採集というのも悪くないですね。
クモは採集はしませんが、なるべく見るようにしてます。
ヒゲナガツヤグモというのがいますが、あれをハエトリだと思ってました。
さて、カメムシ図鑑を見てきた結果また訂正すべき箇所が出てきました。
まず、ここ最近発見して同定が二転三転したり 自己完結したりで恥ずかしい限りだったダルマハナカメムシ。 ダルマハナカメムシの分布域が、古い大図鑑では北海道〜九州とあって これで益子の個体をダルマハナとしていましたが 最新のカメムシ図鑑ではやはり、分布は国内では北海道と本州でした。 しかも北日本に分布、体長も2mm〜2.45mmと大型です。 もう一度書きますが、わたしの採ったダルマハナ類は1.8mmほど、 中足・後足は部分的に暗化しています。 ヒメダルマハナは足の色彩からしてまったく異なります。 すると当てはまるのはメダカダルマハナカメムシです。 2mm前後、腿節・脛節は一部を残して暗化する、とあります。 そして「オス」は複眼と複眼間の距離がほぼ等しくなる、とありました。 どうりで私の採ったメスは、複眼と複眼間の距離が等しくならず 複眼間の距離のほうが広いわけです。広い、といっても少しですが。 というわけで、栃木県益子町高館山で採集された3メスのBilia属は メダカダルマハナカメムシのメス、という判断になりました。 最初の発見はクズやキイチゴ類の茂った場所、そしてその後 テイカカズラの茂った部分からまとまって採集されましたが 範囲は狭く、また調査自体も少ないので、オスの発見も含めがんばりたいです。
そしてこれは意外だったですが、おととい湯元で採集した ウスバホソカスミカメ属Blepharidopterusは、オスの触角と 脛節が暗色となり、全体薄い色のメスとは異なる印象です。 これはオスの特徴から、スジウスバホソカスミカメであることが分かりました。 図鑑での分布域は奈良と高知ですが、寒冷な日光にいるとは思いませんでした。 しかも寄主はオニグルミとありますが、湯元ではカバノキ?に多数、 しかも出現時期もかなり遅い9月上旬、幼虫もいました。 ということで栃木県日光市湯元で採集されたBlepharidopterus属は スジウスバホソカスミカメということが判明しました。
そして、同じ日に採れたシロテンツヤらしき黒いツヤカスミカメは 小楯板に点刻がないことから、コベニモンカスミカメの黒化したメスという ことがわかりました。ベニモンつきのメスもほしい。 さらに、ミドリカスミカメのほうも少し種が増えそうですが、 いまのところ三角紙にいろいろ入れてしまったのであとで 取り出して調べてみます。
サシガメって嫌なイメージあったけど
結構可愛い〜〜
http://www.toyama-mpu.ac.jp/hp/mi/96110049/2shut.htm サシガメは吸血するのにとても時間がかかります。一回の吸血に15分くらいかかります。
また、一回の吸血量がとてもおおく、失血死してしまうマウスもいます。
本当は平たい虫なのに吸血後はまるで風船のようになっています。
また、サシガメの別名はkissing bug.キスするようにやさしくさすので、
まったく痛みはありません。
なんかチューチュ必死ですってる感じがいい
このページのサシガメって南米のシャーガスサシガメか? 日本の普段昆虫襲っている種類に刺されたら、結構痛いらしいが。 自分は(サシガメではないが)マツモムシとコバンムシに やられた事はある。1日痛い。 大きな動物からの吸血専門のシャーガスサシガメは 痛くない刺し方を知っているのかな。
>>467 サシガメよりこの学生と思しきお姉ちゃんすごいよ。
もう卒業したのかな。
生きてるヒト回虫を満面の笑みで手掴みにする乙女など
そうそういない。
檄萌え
470 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/08 23:13 ID:85T5N6vH
虫を愛でる姿がかわいらしいですね。 こんな女性に刺されてみたい。 オオサシガメは琉球にもいますが、生息状況はどうなんだろうな。 5日の採集・・・石橋町細谷 姿川右岸の農道で採集。草原からヒメハナカメムシ類と オオクロトビカスミカメの幼虫を確認。 6日の採集・・・日光市湯元 スジウスバホソカスミカメのオスがもっとほしいので出かけた。 車での移動だったので、途中三本松に寄ろうと思った。
三本松は、戦場ヶ原にある。 そこでトビマダラカスミカメをペアで採っているが 追加がほしいので寄ってみた。手前で志津方面に曲がって カバノキを叩きにいってみた。 カバノキトビカスミカメが採れている。さて、なにかいるかな。 結局クロツヤチビカスミカメとコベニモンカスミカメを採っただけだった。 緑色のカスミカメが1頭逃げた。
小雨が降っている。 三本松方面に戻って歩くが、けっきょくビーティングで トビマダラは採れなかった。ササを叩いて ジュウジカスミカメを今年初採集。2頭採れた。 湯元へ行く。前回同様に道沿いのカバノキを叩く。 スジウスバはいっぱい。そしてミカドミドリかと思ったミドリカスミカメ が2頭ほど追加できてうれしかった。ヒョウタンカスミカメはいない。
近くの小さなミズナラ?も叩いた。 すると模様のない変わったミドリカスミカメが1頭採れた。 体型はまるっこく、フタモンウスキ風。 そして湯ノ湖周辺を歩いてみた。 スゲのような草があって、枯れたものが堆積している。 ヒラタヒョウタンナガカメムシが多い。 短翅気味の個体を一頭だけ持ち帰った。 湖畔はクロベが多い。クロベの枯れ葉つき枯枝から オオムクゲカメムシを1頭とる。これはひさしぶりだ。 いろは坂より上でしか採れないのでうれしい。 その後湿地などをみたがなにもいなかったので戻る。
戻って、ヤナギを叩く。湖畔から少し離れたところに生えていた。 たたくと細い感じのミドリカスミカメが採れた。 これも初めて見るような種だ。いったいミドリカスミカメは何種いるのか。 ここらで時間が来て帰った。 帰りは小来川方面に抜けた。狭い山道で難儀したが楽しかった。 収穫は、予想外の無紋ミドリカスミカメだろうか。 これはぜひ追加個体がほしいものだ。
今年もアカスジキン見つけられなかった。 いつもフジとミズキ見て回ってるのに何でだよう。 灯火採集で辛うじて残骸だけ拾った。
漏れは赤くてへなへなした若葉についているのを目撃したが。 あれは何の木か。
>>475 >>476 コブシをみると良いかもしれません。
若葉はたしか赤っぽくなかったかな。今の時期だと実についてます。
>>476 アカメガシワなんてことは・・
>>477 おお、ありがとうございます。
この次はコブシを探してみます。
482 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/10 12:15 ID:ZEaB/bqO
こんにちは。やっと新しい携帯を買いますた。 P505iという安いやつにしました。初めてのカメラつき携帯で 画素はほかのに比べて少ないですが、ルーペを携帯のカメラにかぶせて はりつけて接写すると、なかなかいいのが撮れます。 初めてでまだいろいろ分からない点もありますが、とりあえず 手元のオオマダラカスミカメを自然光と蛍光灯の明かりをあわせて撮ってみました。 うーん、イイ。
とりあえず手元のヒラタカメムシとかを写してみた。 さすがに点刻までは撮れないが、体表の隆条など質感がうまく出た。 ルーペ自体をもう少しきれいにしてみようかな。
484 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/11 14:01 ID:nAkxpNzo
本日の採集・・・益子町高館山 どうしてもメダカダルマハナのオスがほしかった。 その前に別のポイントでアカマツ?の粗朶を叩いてみた。 するとヤスマツチビナガカメムシが1頭採れた。 これは南東に少し離れた雨巻山以外の場所での初記録となった。 その後メダカポイントに向かうが落ちるのはヒメイトカメムシばかり。 これで今年は終わりなのか。8月の採集を怠っていたとはいえ、淋しすぎる。 もともと稀な種のようだから仕方がないといえばそれまでなのだが。 9月に入って残暑が厳しい。8月の分の暑さがまだ残っているのだろう。 晴れるのはいいけど、採集にはちょっとつらいね。
携帯のカメラにズームついてるの知らなかった。 それをつかって、ルーペと併用で1.8mmほどの メダカダルマハナカメムシを写してみた。 32万画素なのでズームにはちょっとつらいところがあったが、 なんとか爪状部の光沢や、黒い脛節はちゃんとうつった。 携帯画面で3cmくらいになっていた。 自然光の下ならもっときれいに写るかもしれない。
カメアタマ大好き?
つまんね
アケビコノハ飛んできた。 ハネナガマキバサシガメが飛んできた。
本日の採集・・・大平町下皆川 Biliaの生息を予想してでかけた。林道沿いをとりあえず叩く。 しかし何も採れず。しかたなくアカホシメダカカスミカメと オオヒキヨモギからNesidiocorisと思われるオリーブ色の ホソカスミカメを採って帰った。 ヤブキリのメスを見つけ、翅の先端をつまんだら噛まれた。 前胸背をこわごわつまんで捕まえてみた。意外と小さかった。 とにかく暑すぎなのでわずか1時間と10分で採集終了ーw 感想・・・まーず9月だってのにあちーんじゃねーんけ? まじっぽいしよ。こんだくっときはタオルもってぐようだなや。
23日はインセクトフェアだったな。 町民バレー大会に参加するから行けないや。 一昨年あたりにいったきりだけど、まだ標本売ってるかな。 カメムシあさりたいけど、次どこでやるんだろ。 お金ためて、クロヒメヒラタとかオオヒゲナガ買いたい。 採集のほうは明日にでもババーンとぶちかましてこようか。 ハヤシオオカスミカメがババーンと採れたらいいな。 今度はオスがくるといいな。まだ体やわらかいかな。 さて、チンポを握った手で寿司にギ・・・ じゃなくて楽しいバイトにまたでかけてきます。 最近ロクなネタがないこと、アワビ申し上げます。
後半、厨房に入ったら、理解しがたい場所に縮れ毛が落ちてた。 いわゆる、○ン毛。 もしかして自分が?という錯覚に陥ってしまった。 さすがに、バイトの女の子に見せるわけにもいかなかったので ここは紳士的にそっとつまんで、ポイした。 パプアニューギニアのパプア、とは縮れ毛のことらしい。 パプア、papua、pilosa? ピロサではないか。そもそもpilosaとsetosaの区別すらつかん。 ああ、明日こそは採集に行くぞ。
ツノアオカメムシ 図鑑でアオクチブトカメムシの下に、似たような大きさで 似た雰囲気で書いてあった 「子供の科学」に、「4齢幼虫の時だけ肉食になります」と書いてあって なるほどクチブトの下に書いてあったわけだと変な納得 後年、北のほうに行って結構見つける。 図鑑ではちょっと光沢のある緑かと思っていたら、 金緑の粉をまぶした様な美しい色彩にびっくり。 後にアカスジキンカメなども見つけて綺麗と思ったが、 ツノアオの金粉のきらめきは忘れない
もう怖くて寿司食べられない…
494 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/16 22:52 ID:UK79VO2X
>>492 子供の科学に書かれていたのですか。知りませんでした。
幼虫は成虫よりも区別がやさしいですが
ツノアオもときに動物性の餌を必要とするのですね。
生きている時の輝き、わたしも好きです。
標本にすると褪せてしまうのが残念ですが。
中国のサイトでもPentatomaと思われる緑色のカメムシが出ていますが
やっぱりカメムシ科の代表選手ですよね。
>>493 ご来店お待ちしています。
本日の採集・・・塩谷町上寺島→矢板市県民の森→矢板市下伊佐野→ 日光市萩垣面→日光市馬返 今回は思うがままに県民の森方面へと出かけた。カメムシは採れるか。 上寺島の東荒川ダムの近くによさそうな林道があったので車を停めた。 路肩に落ち葉が積もっていたので見てみたらムクゲカメムシの運動会だった。 いくつか吸って、チビツヤナガカメムシを1頭拾う。 植物は青々としているもののさすがに時期は遅く、カメムシはほとんど落ちない。 あと一ヶ月早ければカスミカメが期待できたが・・・ 水が流れて湿った山肌沿いの下草からクチナガグンバイを1頭とる。
時期が遅くて非常にやる気が出なかった。 雨が降ったのかうけ皿に水がたまるのもやる気出ない。 ハギも終わりに近いようで咲き残りからウスアカカスミカメをとる。 セミの声もまばらだ。どうやら山のシーズンは終わりらしく また来年のご来店をお待ちしています、とでも言っているようだった。 そうですか、さぼっていた私がアホでした。 気を取り直して?林道を進んでゆくと広場のようになっていた。 そして古い伐採木にキノコのトッピング。これは見るっきゃない。 キノコ・樹皮・そしてたまった落ち葉を見たところ 短翅のムクゲカメムシがいくつか見られた。やっぱり短翅はカコイイ。 吸った。そしてホソカタムシやさまざまな小甲虫。 ノコギリヒラタカメムシとエサキヒラタカメムシもいる。 エサキはもっとも多く、色彩が2パターンあるようだった。 白っぽい灰色と、灰色のもの。白っぽい個体は新鮮なのだろうか。
エサキばかりでうんざりしながら樹皮をはぐ。 すると黒っぽいオオヒラタカメムシ亜科の幼虫が落ちた。 ヤセオオヒラタにしては黒すぎる。なんだろう。 もしかしてクロナガヒラタ? 期待しながら樹皮をはいでゆくと、樹皮の裏にクロヒラタカメムシが止まっていた。 やった、自力で採集できた〜。このカメムシを自分で採ることを 夢見て、足利や茂木に出かけていたのだがようやく果たすことができた。 しかし塩谷で採れるとはまったく考えていなかったので少し拍子抜けした。 結局メスが2頭ほど、オスが6頭ほど見られた。 栃木県内では足利や茂木でのみ採れていて、今回の例は県内の北限となった。
実物はやっぱり貫禄がある。でかい。 前胸背の後縁がえぐれているのですぐに本種と分かる。 一頭だけ、メスが小さな幼虫とともに観察できた。 やはりコロニーをつくるのだろうか。 採集できた木は一本だけで、乾燥してかたい状態。 それはどこにでもありそうなものだった。 カメムシ以外で目をひいたのはクロホソゴミムシダマシか。 最初、キクイゾウムシかと思ってひっくり返すと本種だった。 実物を初めて見たのでちょっとうれしかった。 ほかにもまわりたいのでここで場所移動。
アエリアはいい奴だけどチョッと変わってんな。 悪い意味でいってんじゃないからな。
空は曇っていたが雨は落ちない。県民の森でモミのあるポイントに行く。 モミからオオマダラカスミカメを採ろうと思っていたが カメムシはまったく落ちない。チョッキリの仲間が落ちたくらい。 そのあと、八方ヶ原に行こうと思い車を走らせる。 前に、八方ヶ原の手前?の林道でオオマダラカスミカメの仲間を採った 記憶があるが、当時はカスミカメに興味がなかったので どんな種だったかはまったく覚えていない。 そうした種類が採れればと思っていた。当時は9月の10日に来た。 県道は狭いがまあまあいい状態。ササ類が茂っていてところどころ 舗装されていない林道の入口があるが車をとめにくい。 途中、チェーン装着場で車を停めてあたりをビーティングしたがなにもいない。 八方ヶ原の山の駅駐車場のカンバンを通り越して しばらく走ると車が停められそうだったので停める。 そしてなんの目的もなく歩き出す。あー、なにもいね。
>>499 さんくす。カメムシ大好きです。
駐車場に車が止まっていたがかまわずにヨモギを叩いたりした。
やっとアムールシロヘリナガカメムシの短翅型と
緑色のApolygusとシロテンツヤカスミカメが採れた。
Apolygusはクロモンコアオカスミカメとツマグロアオカスミカメ?らしい。
ともあれカスミカメが採れた。
シロテンツヤは今年初ゲット。幼虫らしきものもいくつかいたが成虫はこれ1頭のみ。
小楯板にまぶしい点刻がある。ああ、やっぱりシロテンツヤだっ。
その後ハギの花からコモンミドリカスミカメ?とフタモンアカカスミカメらしき
ものを採集する。コモンは久しぶりの採集で、2頭も採れて満足。
しかしあまりにも採れないので、日光に行くことに決めた。
時刻は3時ちょっと前。とばせば4時過ぎには着くか。
車を動かしてから、八方ヶ原が見たくなり、駐車場に入る。 まわりはどこも栃木ナンバー・宇都宮ナンバー。 やはり日光にくらべて知名度はイマイチなのか。 しかし歩くのがだるくなり、すぐに引き返す。 帰ってから地図で見ると、有名なレンゲツツジ群は道路の反対側で しかも林道を入ってゆくらしかった。 季節はずれのツツジ群を見ようと思ったがもう来年にしよう。 冬にはこの林道は通行止めらしい。 さあ、日光に行くぞ。
帰りの山道を時速70`くらいで下った。さすがに気持ち悪い。 すれ違った車は三台ほど。さびしー。 山道を走り、塩谷の町に入り、463号で一気に藤原まで。 そこからウェスタン村の信号を右折、道なりにはしり、所野の交差点に たどりつけばもうポイントはすぐそこ。 法定速度という概念はあえて考えずに走ったら一時間くらいで着いた。 日光市萩垣面は稲荷川、前回クロヒサゴカスミカメを採った場所。 それとホソヒョウタンカスミカメがまだいることを期待して訪れたのだ。 しかしさすがにカスミカメのカの字もなかった。
訂正 463号→461号 そこで、最後にヒラタカメムシの1種を採った馬返までいってみた。 倒木はまだあった。しかしノコギリヒラタカメムシのオスの死体が一つと、幼虫 らしきものがいるだけだった。 別の倒木にはヒメヒラタカメムシのコロニーと、トビイロオオヒラタカメムシ の幼虫がいただけ。 まあ、トビイロオオヒラタカメムシの幼虫がまとめて見られたのは 初めてだったのでよしとしようか。 ちなみにヤナギを叩いてキモンクロハナカメムシを見たが カスミカメはまったくいなかった。 ここで疲れたので採集やめ。 帰りに今市で寿司を食べて帰った。 感想・・・クロヒラタカメムシ採れてよかった。
505 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/18 14:52 ID:CFBK+WpX
暑い。今日も採集に出かけた。 暑さに加え、あまりにもヘボイ状況に辟易していたが最後に・・・ 本日の採集・・・茂木町深沢 地図で見ていてよさそうな山道があり、メダカダルマハナも採れるかもしれない ということで出かけた。一時間ほどで着いた。 茨城に入って再び栃木に入る、という県境が入り組んだ場所だった。 明るい林道を期待していたがどうやら山の影、というかちょうど日の当たりにくい 場所に作られた細いものだった。路肩はススキがせり出していて、少し不安だった。 まわりの樹種も変わり映えがしない。そして側溝の落ち葉にもムクゲカメムシはいない。 アカイボトビムシが多いのが印象に残った。 ハネカクシ・アリヅカムシはいたが、これも採れば面白いんだろうな。 しかし処理方法がわからないので、将来甲虫に足を踏み入れた時にでもトライしよう。
カメムシは、というと古いカワラタケ?からクロキノコカスミカメ、 ハギからメンガタカスミカメとフタモンアカカスミカメ、 そして秋型のクロバカスミカメが採れた。 キイチゴの類を叩くもメダカダルマハナは採れない。 つる類も叩いたが・・・ 引き返して今度は山道を下った。車をとめた地点も通り越して けっこう下った。しかしながらアカマツからマツトビカスミカメが採れただけ。 しばらく歩いてから引き返した。 カナムグラの花からメンガタカスミカメを採る。 枯れ葉つき枯枝を見つけては、アシナガサシガメ類を採ろうと叩くも ヤサハナカメムシくらいしかいない。
ああ、暑い。もうだめぽ。 またガソリン無駄にしてしまったよ。しかたない、高館山に行ってみるか。 つくづく自分のへぼさにイライラしていた。 車をとめた場所が近くなってきた。 コンクリートばりの壁面にススキが枯れて伸びていたので叩いてみた。 すると、Empicorisらしき小さな幼虫が1頭落ちた。 幼虫がまだ小さいから成虫はいないだろうと思いつつもまた叩いた。 すると、大型のEmpicorisが1頭落ちてきた。 「でかい!」と思った瞬間飛び立とうとしたので、とっさに手を覆いかぶせた。 逃げられはしなかったものの、少し力が入ってしまい、 虫体を圧迫してしまった。足が1本とれてしまったようだ。 しかしながら欲しかったサシガメが採れて一安心。
いやあ、不思議なものでいざイイ虫が採れてしまうと これまで漂っていたダメダメ感が一気に 霧が晴れるように、パァーッと消えてしまう。 遠出してムダだった、が急に「遠出して良かった。」に変わる。 とりあえずいいのが採れた、ということで満足しながら 高館山に向かった。それほど離れていないのですぐについた。 いつもの場所に車をとめて、おにぎりを食べようと思った。 その前に、もう一回Empicorisを見ようとタッパーをあけた。 すると死んでいた。ああ、やっぱり強くおさえたのが悪かったか。 翅の斑紋パターンをみると、どうもマダラカモドキと異なり 先端近くの外縁に黄色い斑紋がないようだ。 白い斑紋はあるのだが。大きさといい、なにか違う。 これは家に帰ってからのお楽しみになりそうだと思った。
肝心のメダカダルマハナカメムシはやはりいなかった。 ヒメイトカメムシはかなり見られた。 時間もきていたのでここで引き返して帰った。 問題のEmpicorisを手元のマダラカモドキサシガメと比較してみた。 すると次のような点が特徴として分かった。 ***本日採集したEmpicoris*** 1.体長はひとまわり大型 2.複眼の長さ<複眼後方部(頬部)の長さ 3.頭頂はそれほど強く隆起しない 4.前胸背の後縁寄りの正中部に黒いコブがある 5.口吻第一節は基部と中央に明瞭な黒紋がある 4の特徴がとくに著しい。この点を勘案すれば 埼玉県から記録されたE.ussurensisコブカモドキサシガメになるのだろうか。
コブカモドキの名を初めて見たのは昆虫と自然で 「埼玉県のカメムシ」という記事だった。 Rostriaにも記録があると思う。 埼玉県昆虫誌にも記録が出ているが、寄居町から採れているらしい。 Kanyukovaが記載したもので、種小名からしてウスリー地方のものであることが分かる。 自分はてっきり、コブは2対あるものと考えていたので意外だった。 今回採った個体についている「コブ」は側面から見て分かるもので ほんとに小さい。形はとくに特化してはいない。 最初、ゴミだろうと思ってティッシュでこすってみたが落ちなかった。 これだけで同定するのはあまりに安易だが とりあえず今日採れたEmpicorisはコブカモドキサシガメということで 記録しておきたい。栃木県からの記録は知らない。
訂正 コブは2対→コブは1対 体長からすれば、前回日光で採集した大型のEmpicorisに似ているが より複眼が大きく、前胸背にコブがあり、口吻第一節の白色部は明瞭である。 栃木県で採集できたEmpicorisはこれで3種となった。 さらなる種類が分布していそうだが、どうだろうか。 実は今日採集したカモドキサシガメは、ウスイロカモドキサシガメかも しれないと期待していたのだが、とんでもないものに化けてしまったようで うれしいながらも少々驚いている。 幼虫も採っておけばよかったか。とりあえず今後、あの近辺でススキなどを 中心に注意を払うとともに、積極的にEmpicorisを採ろうと思う。
訂正 本日の採集・・・茂木町深沢 ↓ 本日の採集・・・茂木町深沢→益子町高館山 いつも、初めてのカメムシを採集したあとは、次はどんなのが採れるかな と予想するのだが、いつも突拍子もないところから記録が出てくる。 さすがに今年はもうカスミカメは採れにくいということで、ナガカメムシ あたりで新記録が出るかもしれない。 自分にとっての新記録だっていい。わたしはまだケブカナガカメムシを 採っていないしオオケブカナガカメムシだって採っていない。 栃木県からは2種とも記録があるのだがどうも私には採れない。 記録ばかりに気をとられるのもよくないが、新しい出会いというのは いつでも新鮮なものだ。 標本を見るたびに記憶がよみがえってくるのがまた楽しい。 こうした楽しみをいつまでも忘れずにカメムシをつきあってゆきたい。
カメムシをつきあってゆきたいってなんだ。 カメムシとつきあってゆきたい。 どうでもいいことに気をまわすのも虫屋の性か。
ばかじゃねーの
515 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/19 23:24 ID:DSzNb6Fv
お、書き込みしようとしたら小バエがたかってる。 どうやら514の自己紹介のようですな。 あげないと見てくれないよ。 本日の採集・・・石橋町中大領→石橋町細谷 とくになにも採れなかった。マダラカモドキサシガメが採りたくて 出かけたのだがどうやら越冬期を狙ったほうがよさそうだ。 乾燥がひどいのか、地表にあれほどいたセスジアシナガサシガメは 成長した幼虫が1頭いるだけだった。 成虫になって分散したのかな。 細谷も同様、なにもいなかった。
粘着デブのくせして
手元のEmpicoris3種の比較図を書いていた。 3種の間に限ってだが、前足に出現する斑紋の位置は基本的に相同なことがわかった。 つまり基節は淡色で中央に1コの黒点、そして先端は広く暗色となり 腿節は暗色で三つの白いリングがある。腿節先端から数えて三つ目のリングは 腿節のほぼ中央に位置し、そのリングから基節方向への暗色部分、 つまり腿節の基半部は広く淡色化する。 脛節は四つの白いリングがあり、基部はかならず白色、そして先端は広く黒色となる。 こうして文で書いても分かりづらいので、あとでペイントしてうぶします。 この斑紋パターンで三種を比較したところ どうやら2群に分かれるようです。
ごめん、言い過ぎた。
粘着とおっしゃる理由を述べましょう。 掲示板はコミュケーションの場ですよ? あと少なくともカメムシに関する話題をかきましょうね。 たとえばモチツツジカスミカメはどうして粘着物質に捕まらずに すいすい移動できるのか、とかさ。 カメムシに関するカキコ、頼みますよw
なんだよ、言ってから反省してるの? どうせなら、Aeliaのオマンコ野郎とでも罵るくらいにしなさい。 あ、そしたら漏れが快感おぼえちゃうか。最近しこってないし。 とにかく、後悔しないようにカキコしましょう。 あっちと違ってホイホイ削除できませんから。 ヨロシク!!!
520書いて少し後悔してないと言ったらウソになるかも。 とにかく、トム叩きやめれ。 トムも名無しにするくらい配慮してはほしいけどコテ名乗りたい 気持ちも分からなくはないんだ。 以上遠い異国への伝言でした。
Aeliaっていい香具師だな。(TT)
。 ○ ○  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ というお話だったのサ・・・ カモドキサシガメという和名の由来、Empicoris culiciformisという種小名 みて納得。そのまんま、カに似たという意味だし。 フィンランドのサイトの画像がヒットするけど、ハマダラカに似てる。
524 :
傍観者 :03/09/20 00:03 ID:???
このやり取り正直怖いぞ。 電2のかほり。
もう9月もラストスパートですね。秋、真っ盛り!!! 秋野太作もあき竹城もみんなひとつの秋の下でくらしている。 もちろんこのぼくもだ。 秋のカメムシラインナップ。 今の時期・・・ジムグリカメムシでしょうか。わたしは数年前に見つけて 以来ずっとご無沙汰です。地面掘ればいるのでしょうが、これは採れないなー。 10月・・・山では冬ごもりのシーズンはじまるか。 紅葉のなかで越冬カメムシかくれんぼかな? 11月・・・平地ではそろそろ虫の音も消え、霜も降りてくるでしょう。 越冬前のカメムシをとりまっし。
秋の採集・調査もガンバッテ下さい! むちゃな運転はしないでネ。
これから本格的な秋になるけど、カメムシ・テントウムシが一面びっしり というのが確実に見れる場所ってあるかな。
>>527 山の中の谷の出会いみたいなところ。
その近くに白い壁の建物でもあれば、晴れた日にたくさん集まる。
ダムの堰堤なんかも面白い。
時期的には10月半ばから11月始めぐらいかな。
それを過ぎたら、越冬場所を探さないといけない。
529 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/21 17:23 ID:PuGEe5xT
>>526 ありがとう!気をつけます。
>>527 わたしもそんな光景を見てみたいですね。
>>528 ダムですが、草木ダムに行ったことがあります。
ミヤマツノカメムシを1頭だけ見ました。
きのうの採集・・・石橋町細谷→石橋町上台 すべてはEmpicorisのため。ススキなどの茂みを叩く。 細谷では林縁のダイズなどからイトカメムシの幼虫をまとめて見た。 しかしEmpiは採れず、上台の休耕田へ。 ホソサシガメが地表にいた。ほかはなにもいず。 そして上台の雑木林へ。ススキの枯れたやつを叩くとEmpi幼虫が。 しかし成虫はいない。コナラから自宅以外の野外で初めて グンバイカスミカメを一頭採った。 自宅のはツツジグンバイを食べ、近縁のミナミグンバイカスミカメも ウスオビグンバイというこれまたStephanitis属のグンバイを食べる。 今回の例はヒメグンバイを食していたのだろうか。
となるとUleristes属も食べることになる。 図鑑ではグンバイムシを食べるとあるが、ほかに何属のグンバイを食べるのだろうか。 別所で枯れ葉つき枯枝から2頭の幼虫を見る。 しかし成虫はいなかった。最初の1頭だけ持ち帰った。 さて、なにを食べるのかな。とりあえずトビムシでも採ってくるか。 本日の採集・・・大平町下皆川 Empicorisは採れなかった。ススキにはユミアシサシガメ類の幼虫がいただけ。 ハギからApolygusを一頭採る。ヌルデ?にはアカホシメダカカスミカメがいた。 欲しい時にとれないEmpicoris。今まで標本あつめなかったのがいけなかった。
Empicoris雑考 カモドキサシガメを探して枯れたススキや他の樹木を叩くと必ずといっていいほど ユウレイグモやヤリグモの類が落ちてくるが、足の長さといい 全体の色合いといい、カモドキサシガメそっくりだ。 もしかしたらEmpicorisはこうしたクモたちにも擬態しているのではないか。 幼虫は全体に薄い色でヤリグモに、成虫はより大きく色もやや濃いので ユウレイグモに似せたのか。 色彩のみならず、緩慢歩行という点も類似性をうかがわせる。 クモの巣にいるアシナガサシガメの話を聞いたことがあるが もしかしたらこれらのEmpicorisもこうしたクモ、特に本日ススキで多く得られた ユウレイグモの巣のおこぼれや、卵のうを吸っているのかもしれない。 秋も深まり、虫も少なくなってきた。 Empicorisは灯火にも来るので、いつか自宅で灯火採集を行ないたい。 もしかしたらマダラカモドキが採れるかも。
534 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/25 17:51 ID:i/3LcYmT
本日の採集・・・益子町下大羽高館山 小雨の降るなか短時間で採集。目的はEmpicoris。 なんとなくいいところに車をとめて降りて叩いてみる。 アカマツの枯れた幹に黒いサシガメの幼虫が集まっていた。 ヤニサシガメかと思い見てみたらヨコヅナサシガメだった。 そして皮をはいだらマツコヒラタカメムシが一頭見られた。 さらに幼虫らしきものも。これ以外に大きな幼虫の脱皮殻がみられたが これはマツヒラタなのかイボヒラタなのかはたまた別の種か。 ヒトクチタケも生えたいい環境だった。 ちなみにイボヒラタは同所からはすでに記録しているが マツヒラタはまだ採集していない。 ほかのものも叩く。ハギも。そして別の木にあった枯れ葉などが まとまったところ(クモの巣?)を叩いてやっとマダラカモドキサシガメ が一頭採れた。幸い雨だったので飛び立たなかった。
またハギを叩いたらコモンミドリカスミカメ? が落ちてきた。色合いが薄くてかっこいい。 ススキのいい群落があったのを見つけた。 枯れた葉も見える。叩くとたくさんのユミアシサシガメ類の幼虫がいた。 灰色をしていた。ほかにアシナガサシガメも1頭見る。 しかしEmpicorisはいない。 ほかの場所でススキを見たが小さな幼虫が1頭見られただけだった。 車を移動してより上に行く。ハギからコモンミドリカスミカメと思われる メスを採った。そしてヒゲナガカスミカメも2頭みた。 しかしススキや枯れ葉つき枯枝を叩いてもEmpicorisは落ちなかった。 雨が強くなってきたのでここで採集終わり。 とにかく1頭は採れてよかった。それにしても採集しにくい。
ふたばに、クロオオメナガカメムシがうぷされていた。
栃木県からは那須町からの記録があるだけである。
草原に見られるが少なく、あっちの写真も草原なのかクローバー上の個体だった。
おもしろいことに、カニグモ類が捕食しているのが
クロオオメナガカメムシである。なかなかグルメだなあ。
ぐくってみたらアメリカのサイトがヒット。
http://creatures.ifas.ufl.edu/beneficial/bigeyed_bugs.htm これによるとクロオオメナガカメムシの所属するHypogeocoris属は
Geocoris属(日本ではヒメオオメカメムシ)とは次のような点で区別されるという。
1.口吻第1節は第2節より長い。頭部は点刻されるかザラザラしている。Geocoris
−.口吻第1節は第2節とほぼ等しいかより短い。
頭部は点刻されず光沢が強い。Hypogeocoris
537 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/09/28 18:53 ID:THl71WAb
クロツヤオオメカメムシという和名になってたんだっけ。 どっちにしてもぐぐっても出ない。いじやける。 本日の採集・・・真岡市根本山 なんの変哲もない低山だが真岡ラベルというのもまた乙なので様子を見に訪れた。 自宅から車で30分ほどの場所というのもうれしい。 しかし時期が遅いのでなにも採れなかった。シーズン中はなにかデカイものが 隠れていそうなヨカン。オオトビサシガメとかの「デカイ」ではない。 シダにはズアカシダカスミカメがたくさん見られた。 枯れ木に生えたキノコにはクロキノコカスミカメがいた。
ウチワコガシラウンカがまとまって出たのは不思議だった。 斜面のガレ場に堆積した落ち葉からはいろんなアリヅカムシが出た。 カメムシでは、褐色のツチカメムシが出たが羽化直後とも考えて採らなかった。 褐色型はたまに出現するらしいけど、とっとけばよかったかな。 側溝の落ち葉に目を転じてみたら、ムクゲカメムシがいた。 長翅で足全体が黄褐色のものと、やや短翅で腿節が暗色、ほかは黄褐色のものがいた。 サクラ?の樹幹に生えたコケをはがしたらトビイロオオヒラタカメムシが 1頭だけ落ちてきた。よく見たら立ち枯れだった。 ここで暗くなってきたので帰った。
539 :
名無虫さん :03/09/28 19:18 ID:9kub2S+X
(ハットリクンガヤッテキタ!!)
>>539 実写版で映画になったらしいね。香取くんがやってた。
あとは、セーラームーンも実写で帰ってくるらしい。TBSで。
みぶのシンユーストア
今日は塩谷にいぐど。
あまりにへぼすぎて・・・ きのうの採集・・・今市市小林→塩谷町船生→益子町下大羽高館山 今市・・・鬼怒川河原で石をどけてカワラムクゲカメムシ採る。 幼虫ばかり目についた。クロツヤミズギワカメムシもいた。 これは三化くらいするのだろうか。タニガワミズギワは見ていないが いるだろうか。 塩谷・・・なにもいない。ムクゲカメムシの一種も見当たらない。 小型の種で、図鑑に「河原の石の下にはいっそう小型の別種がいる。」 とあるがおそらくその種だと思う。五月にはいた。 益子・・・斜面の土どめに植えられたキヅタからカタビロクサビウンカ? がみられた。クサビウンカとは幼虫の形が異なる。 ススキの枯れたもの・キヅタの枯れたものからカモドキサシガメ類の 幼虫を2頭採った。
本日の採集・・・日光市馬返 以前ヒラタカメムシの一種を採ったカバノキ?のキノコをはぐ。 ツヤキノコカスミカメが一頭いた。自分にとって高標高の新記録だ。 いままでは日光市小倉山の記録がもっとも高いものだった。 今回それを200mから300mほど更新したようだ。 大谷川右岸の落ち葉をみたがチビツヤナガカメムシが1頭と ムクゲカメムシ類の幼虫がいただけだった。キタフタガタカメムシはいない。 もっと時間があればじっくりみてみたかったがあいにく時間だった。 一時半に帰った。
Aeliaタンは「とちぎの昆虫I」をゲットしたのかな? 異翅目392種ってのはどうよ?
546 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/01 00:08 ID:FP5vtQQD
>>545 もう出たの?詳細きぼんぬ。
ちなみに私の個人データでは文献含めてカメムシ類は515種です。
ううむ、栃木県庁文章公開班に問い合わせてみよう。
訂正 文章公開班→文書公開班です。 やはり分冊ですたか。とちぎの土壌生物は見たことありますが とにかく記録が緻密でした。 石橋町は資料採集のプロットに含まれてませんでしたが、 近隣の国分寺・壬生は入っていたので今回もそんな感じかな? カメムシでは、以前に栃木県立博物館にジムグリカメムシと ズイムシハナカメムシ、ダルマカメムシなどを預けましたが そういうのもどうなったんでしょうか。
このニュースの2003年2月号の寄贈資料の欄に シコククチブトカメムシ 1点というのがある。 これは原記載以来記録が長らくなかった種でかなりの珍品。 このカメムシを見に面河渓まで行くのもよさそうだ。 オモゴミズギワカメムシってやつも見てみたいな。
アダチアカサシガメの記録も出てた。 本州・伊豆諸島・四国・西表と分布は広いけど個体数が少ないんですね。 千葉が原産地だけど、そっち方面に行けば少しはいるんだろうか。 サシガメといえば、最近熱を入れ始めた?マダラカモドキ、 成虫採るまでにはまだ少しかかりそう。 一番いいのは越冬狙いか。 あと、前胸背の色彩はオスが暗くなる傾向があるようです。 そうなると、日光の大型の不明種はコブカモドキのメスになるかも知れません。
訂正 マダラカモドキ→カモドキサシガメ コブカモドキと比べて日光産はより大型で複眼がより小さく 前胸背の色合いが薄いです。そして前胸背に低い突起があります。 もっと多くの個体を採集して比較する必要がありますが、 日光産の個体はこうした点からコブカモドキのメスとしておくのがいいのかもしれません。
552 :
Aelia 石橋駅 :03/10/01 15:16 ID:yLkeXJlr
とちぎの昆虫買いに県庁までいってきます
とちぎの昆虫、買いますた。 1と2あわせて4600円ほど、あわせて1300ページとかなりのボリューム。 内容ですが、ある群はよく調査されていますが やはり調査が不十分な群も多かったです。 甲虫ではジョウカイボンの解説がとても面白かったです。 ちなみに「土壌生物」のほうで解説されたアリヅカムシやトビムシなどは 今回この目録には収録されていません。
ちなみにもっとも興味のあったカメムシ群もかなりの追加ができる。 また、いくつかの漏れも見られた。 一方で私の知らなかった種も確認できたので これらについてはのちほど書いてみようと思う。 これで同好会に入って「目録に追加できるカメムシ」をしばらくは 小ネタとして投稿できそうである。 カメムシ以外の近縁グループではセミはほぼ十分、 アブラムシも専門の方がいらっしゃるのでかなりまとまったものとなっており しかもいくつもの和名が新しく提唱されていた。 コナジラミも会誌の記録などを中心にまとまっている。 カイガラムシは同定の難しさもあるがこれも比較的よく調査されている。 残りのヨコバイ・キジラミだが、これはまだまだ増えそうだ。 特に埼玉県の記録と比較するとその差は歴然だろう。 専門の先生がいらっしゃることもあろうが、これらのことは私にとって カメムシ以外もぜひ集めよう、という野望の火種になった。
内訳です。 とちぎの昆虫で扱った分類群と種類数 カゲロウ目 70 トンボ目 98 カワゲラ目 60 ゴキブリ目 5 カマキリ目 5 続きは夕飯食べに出かけた後。甲虫は3528種。でもまだ追加できそうだ。
556 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/01 21:14 ID:ENcn6QJe
再び。 カゲロウ目 70 トンボ目 98 カワゲラ目 60 ゴキブリ目 5 カマキリ目 5 直翅目 110 ナナフシ目 5 ハサミムシ目 11 ガロアムシ目 2 アザミウマ目 33 同翅目 709 半翅目 392 脈翅目 65 甲虫目 3528 ネジレバネ目 3 膜翅目 1265 シリアゲムシ目 20 双翅目 896 毛翅目 86 鱗翅目チョウ 131 鱗翅目ガ 2379 合計 9873 ただしシミやハジラミ、チャタテムシはあつかっていないようです。
とちぎの昆虫で見出した新しい記録は16種だった。
それぞれはつぎの場所で私見など述べてみた。
そのままプラスすれば私の記録では栃木県内のカメムシは531種になる。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/travel/1614/1047557620/l100 ミドリカスミカメは古い記録で疑問もなくはないが
分布することは十分考えられる。
渡良瀬遊水地の昆虫確認種目録で、採集記録がないリスト形式のものを
コピーしたのが手元にあり、それらにはダルマハナカメムシや
オオヘリカメムシなど、県南端の低標高地で記録されるとは到底
思えない種類が多く記録されていた。今回その文献は引用されていなかった。
よってダルマハナカメムシはとちぎの昆虫には載っていない。
またウスイロナガカメムシもこの渡良瀬目録・インセクトに種名を
見たが同定に疑問があるのか、やはり載っていなかった。
今回は自然環境基礎調査でえられた記録と文献記録が主なので 以前に集められた博物館の収蔵標本は検しなかったのだろう。 カスミカメはやはり同定できないものが多かったのだろうか。 ツヤカスミカメ亜科は未同定をのぞくとわずかに4種だけが記録されている。 最新の図鑑がなかった当時を考えると無理もないし わたしもそのままsp扱いで石橋町のカメムシをまとめていた。 序章にもある通り、この目録を基本にして全ての群を網羅した 栃木県の昆虫目録ができることを期待したい。 せっかくだからカメムシの各科について雑感など書き留めたいと思う。
ちなみにクビナガカメムシとムクゲカメムシ、カメムシ型類についての1988年までの 栃木県立博物館の収蔵標本はすでに目録として1988年に出版されている。 今回はその目録の記録を、採集場所だけ再録してある。 目録以外のグループ、つまり水生・カスミカメ〜サシガメについては今回が 初めてのまとまった記録となった。 クビナガカメムシ科 ヒメクビナガだけが記録。ほかに石橋などでクロクビナガを確認。 いずれも冬期に幼虫越冬している。石の下などにみられるが群生は見ない。 成虫は6月頃に現れる。
オオムクゲカメムシ科 オオムクゲカメムシが日光の高標高地から記録されている。 わたしも湯元で複数採集した。ほかに数種記録しているが本科に入るのか 次科に入るのかは分からない。黒っぽい種はこの科に含めている。 オオムクゲより小型で黒い種は複数含まれていそう。 翅にいろいろなタイプが見られ、落ち葉の中やキノコの生えた朽木から まとまって採集される。日光市・塩谷町・矢板市・大平町・益子町・真岡市 そして足利市ではこの仲間の幼虫を見ている。 もっとも採集しやすいのは、林道脇の側溝で落ち葉を探せば見られる。 真岡市では根本山のふもとで採集できたが、これがもっとも低い標高での採集例か。 続く。
石橋においても、側溝など探せばいるかもしれない。 お隣壬生町では天神沼だか弁天沼というのが鹿沼市寄りの場所にあるが そこでは山地性のオオツマキヘリカメムシが採れており、 低山地のファウナが混じっているようだ。 そこではムクゲカメムシの生息が期待できそうだ。 黒色でない種を2種ほど確認した。1種は褐色を帯びた短翅の種でこれまで 矢板市で1頭だけ採れていたが、最近になって大平町と益子町からも記録され 個体数も少ないながらまとまって見られた。 もう1種は黄色い翅をもった細長い種で、大平町と益子町で記録された。
きょうのカメムシとり・・・うつのみや市つる田沼 きょうはてんきがよかった。だからカメムシをとろうと思った。 どこがいいかしあんしたけっ果、うつのみや市にあるつる田沼にしようと おもった。自転車をはしらせて一じかんくらいでつる田沼についた。 とちゅう、たいらやというスーパーでジュースをかった。 てきとうなばしょにじてんしゃをとめてさっそく沼にでた。 しょくぶつが少し、はえていた。白いうえきばちのさらをもって そのしょくぶつをたたいた。 たたいたところに、虫がいることがおおいのでたたくことで虫を 落としてとることができる、とおそわった。 つづきます。
小さなはちがおちてきた。コバチというはちで、ほかのむしのたまごなどに きせいするので、こんなに小さくなっている。 ぼくはきょうから、コバチというはちもとることにした。 なぜならカメムシとりに行くたびにいろんなコバチがおちてたのしいからだ。 もし、あつめだしたら? もっとたのしくなるとおもう。だからきょうからコバチもとることにきめた。 きゅうちゅうかん、というポンプみたいなどうぐで、小さい虫もすいすいとれた。 コバチはほんとにいろいろなしゅるいがいてたのしい。 そしてかられた草がかれてつまれていたので、そこもさぐってみた。 つづきます。
こういうふうに、つまれた草はかれてゆく。 そうしたかれくさをえいようにする、ちいさいトビムシというのがたくさんあつまる。 そうしたトビムシを食べるむしがまたあつまる。 ほかにもかれくさをたべるむし、そしてアリなどもあつまってくる。 まるでかれくさが大きないえで、むしたちがかぞくのようだ。 さて、くさをさぐった。そしたら、ムクゲカメムシというちいさいカメムシが みつけることができた。これはぼくのだいすきなカメムシだった。 なのですごくうれしかった。なんかいも、くさをさぐった。 ムクゲカメムシもいっぱい。さらにユミアシハナカメムシというしゅるいも いた。しかもようちゅうもいた。今までつる田沼でしかみたことがない。 このカメムシとムクゲカメムシはどちらも、ちいさい虫をえさとするようだ。 つづく。
ムクゲカメムシ、は前にもつる田沼でようちゅうを見ていた。 そのときは10月のおわりだったのでようちゅうが一匹しかいなかった。 しかもようちゅうはしいくしても、せいちゅうにならなかった。 だから、そのしょうたいが知りたかった。 きょう、あらためてこのせいちゅうをみてほかのばしょのムクゲカメムシとは あんまりちがわないようにおもった。 くわしくはみていないので、あとでみてみようっと。 しっち、につまれた草もみた。スゲというくさがおおい。 しばらく草をたたいたりしてたらオオヒメヒラタナガカメムシというのがいた。 これは今市という、つる田沼よりとおくはなれたばしょでとっていた。 どうしてつる田沼にいるんだろう。だいはっけんだとおもった。 つづく。
このカメムシはスゲをえさにしているのでいてもふしぎではない。 でも今市・それに日光でとれたばしょはひょうこうが200メートルよりも高い ばしょなので、つる田沼みたいなひくいばしょでとれるとはおもわなかった。 しかし、シマアメンボやホソメダカナガカメムシという、ひくい山から上のほうに みられるしゅるいが、つる田沼でもみているので、きっとつる田沼も山なんだろう。 ぼくのすんでいる石橋町では、オオヒメヒラタナガカメムシはいない。 かわりに小さくていろのうすい、ヒメヒラタナガカメムシというのがたくさんいる。 すんでいるしゅるいがちがうげいいんは、ひょうこうの高さにあることがわかった。 つづきます。
けっきょく、オオヒメヒラタナガカメムシはせいちゅうが二匹だった。 一匹ははねがケガしているので、とらなかった。 ようちゅうがおおかった。赤っぽいいろをしていてなかなかきれい。 ほかにホソメダカナガカメムシもみたし、ヒゲナガカメムシというしゅるいもみた。 この二しゅるいもスゲがすきなカメムシだ。 ほかにいたのは、オオクロセダカカスミカメ・キベリヒョウタンナガカメムシ・ ヤサハナカメムシ・オオクロカメムシなどのカメムシ。 しっちにはうすいちゃいろで、あたまが黒いはねのみじかいウンカと、黒くてはねの みじかいウンカ、テラウチウンカ、トガリヨコバイのなかま、ヒメヨコバイみたいな みどりいろでちいさめ、でもからだのはばが広いヨコバイがいた。 きらきらひかった、スゲハムシのなかまもいたし、黒いツブゴミムシのなかま、 ハガクビナガゴミムシ?、アオヘリホソゴミムシ、ほかにもいろんなゴミムシや ハネカクシ、そしてアリヅカムシもちょっとだけみた。 つづきます。
グリーントラストうつのみやのおじさんもいた。 あいさつをして、ぼくはじこしょうかいをした。 おじさんはしょくぶつをしらべているらしい。 ほかにもべつのおじさんがきた。このおじさんはこのちょうさのてつだいを ときどきするようだ。ぼくもしょうらいこんなことをしてみたい。 しっちをはなれて、ノリウツギのみがあったのでたたいた。 そしたらヤスマツナガカメムシがいっぱいいた。 小さなようちゅうもおちた。赤いいろだった。 シダやクヌギもたたいてコバチもとる。 さらにクリえんのほうにあるいた。 しっちにおりてスゲをたたいてみたらハネナガマキバサシガメがいた。 さらにヤチバエ?とシマバエ?がいた。 ヤチバエはうすいちゃいろで、はねはとうめいのてんてんがたくさんついていた。 シマバエはくろっぽいいろだけど、とてもきれい。 さらにヤマノイモ?がからみついたアズマネザサ?をたたいてコバチをとった。 つづく。
ほんとはしっち、はしょくぶつのらくえんだからむやみに入ったらだめだね。 しょくぶつさん、ごめんなさい。 ばしょをかえて、もりのなかにいった。 くちきにはえたキノコなどに、きょねんはキノコカスミカメやアシナガサシガメが いたけど、きょうもみなかった。まえにきたときもほとんどいなかった。 さらにおくにすすんだけど、ここらへんでおわりにした。 かえりも一じかんくらいでいえについた。 ・・・きょうのまとめ・・・ ムクゲカメムシがたくさんとれた。オオヒメヒラタナガカメムシがはじめてここでとれた。 コバチをあつめだしたけど、いがいにたのしい。
もし小さな子供にカメムシの楽しさを伝えるにはどうしたらいいかと思い いつも書いている日記をくだけたものにしてみた。 なるべく分かりやすく、形態用語などはひらがなで書くようにした。 いつかもし子供が生まれたら、とらいおんハートの一節ではないが ときにはこうした、「伝える」ということも考えに入れておいたほうがよいかもしれない。 子供を虫屋にさせるには、まずはいっしょになってイメージ、そして実践だ。
あらためて本日の採集ダイジェスト。 宇都宮市鶴田沼で採集。去年は10月下旬という時期だったため ムクゲカメムシは幼虫しか採れなかった。今回は時期を早めて成虫を狙う。 湿地のわきに積まれた刈草をたたくとムクゲカメムシが落ちた。 すべて長翅でほかの場所の個体とは変わりない様子。幼虫も多い。 ヤサハナカメムシもいたが、途中でユミアシハナカメムシも混じる。 ユミアシハナの幼虫も見られ、よい発生場所となっている。 湿地では鶴田沼初のオオヒメヒラタナガカメムシが幼虫とともに見られた。 もっとも低い標高ではないだろうか。もしかしたらヒメヒラタナガカメムシと 混生しているかもしれない。 ちなみに前回低標高記録だった今市市の針貝湿地ではオオヒメヒラタのほかに ヒメヒラタナガもみられた。 石橋町ではオオヒメヒラタは見られずヒメヒラタがいる。 壬生の天神沼でもヒメヒラタだけが採れている。ただし一回だけの採集なので 時期を変えて採集に訪れる必要がある。
ノリウツギの実からはヤスマツナガカメムシが幼虫とともに落ちた。 なお、今回からコバチの類も採集するようにした。 カメムシ採集のたびに採れ、しかも多様性に魅力を感じたからだ。 カメムシが採れなくてもコバチを採れば楽しいものだ。 今日もいろいろ採れた。 ほかにオオクロセダカカスミカメとホソメダカナガカメムシを1頭ずつ採集。
573 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/06 22:13 ID:XItaZLKN
本日の採集・・・大平町下皆川 天気が良くないけど出かけてみた。コバチを集めようと。 電車に乗っていつもの林道へ。そこらじゅうを叩いたりしてコバチの類がいろいろと とれてゆく。落ち葉も見たところ、無翅のコバチがまたたくさん見られる。 路肩の雑草の根際の土からイネクロカメムシを1頭採った。 生きた個体はこれが初めてだ。 側溝の落ち葉に、久しぶりにルイスチャイロナガカメムシを見た。 チャイロナガカメムシも同時に見る。 ススキなどを叩くがカモドキサシガメは落ちなかった。
林道を今度は反対に進む。 オオヒキヨモギは枯れはじめていたが、少しだけNesidiocoris? の仲間が見られた。 イネ科?植物やススキを叩くがカモドキサシガメは幼虫すら落ちなかった。 ほかにも枯れ葉を探ったりしていたら、なんとウンモンカスミカメが1頭いた。 これは初めて見るカスミカメで予想外だった。 成虫で越冬でもするつもりだったのだろうか。 栃木県からの記録は知らないが、日本本土に広く分布するようで 県内の他の地区にもいるだろう。 美しい小型の種で、メダカカスミカメに似ている。 ちなみにアカホシメダカカスミカメはここでも見られる。 前回、下皆川に来た時にハギを叩いて小型の緑色のカスミカメを逃がしたが もしかしたら本種だったかもしれない。
そのまま進むとシダが多く生えた場所があった。 枯れたシダもあったのでいっしょに叩いてみた。 ズアカシダカスミカメばかりが落ちた。本種のだろうか、黄緑色の幼虫もいた。 そしてしばらくすると、クビワシダカスミカメの長翅型が1頭採れた。 今まで短翅ばかり見てきたので新鮮だった。 しかしこの1頭以外にクビワシダは見られなかった。 その後も林道を進むがカラスが多い。 そして大きな道とぶつかったところでまた引き返して採集を終わりにした。
I went to Nakadairyo,Ishibashi,TOCHIGI pref to collect bugs. But there were no interesting species. So I enjoyed collecting very minute wasps. I don't know the names of them, but I fascinated their form and color variation. The certain way to get them is sweeping. I have no insect net, so I beated the grasses and branches. About 50 wasps I could get. It is preasant to open the unknown world's door.
学校の先生に通じるかな。英語はなんとか単位もらえたからよかった。 本日の採集・・・石橋町中大領 カメムシはいいのが採れなかった。 草原からコアオカスミカメ?とクヌギからヒメハナカメムシ類を採ったくらい。 草原にはヒメハナカメムシ類が多く、ほかにもいろいろいた。 稲刈りの終わった田んぼのワラからホソハネコバチを採る。 実は前にこのへんでいろいろ見てたのだがもう時期が遅くてあまりいなかった。 クワからアシブトコバチも採った。 ほかにも木を叩いたりしてトビコバチやコマユバチを採った。 これからどこ叩いても面白いと思うとワクワクする。
車パンクして援護待ち 暗いよ〜
災難でしたね。でもその間、Aeliaさんの事だから、 ライトに集まる虫でも観察していた事でしょう。
まだ帰ってなかったりして。
いや、もう帰ってきましたよさすがにw ジャッキはあったけどレンチがなかったので家からもってきてもらいました。 ちなみにライトはなく、自販機の明かりがたよりでした。 虫を観察しようと思いましたが、なにもいませんでした。
582 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/08 17:37 ID:OW6Ue3CE
本日の採集・・・石橋町細谷 田んぼの隅に残された小規模な林で採集。 カシ類の茂みやイネ科植物やマメ類などの小さな草原、林縁のササ類などから コバチ・コマユバチを採集した。 ササ類からはオレンジ色のトビコバチが複数採れた。 あと、同じササ類・スギのクモの巣についた枯れ葉などを叩いたら マダラカモドキサシガメが交尾していた。幼虫も1頭いた。 思わぬところで欲しいものが採れてよかった。
そうだった、ツクツクボウシのメスが木に止まってた。 1頭だけだった。つかんだら飛んだけど落ちた。
584 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/09 17:58 ID:3pQled0P
本日の採集・・・益子町下大羽高舘山 カメムシの採集がてらコバチも採集した。 まずきょうは、西明寺に車をとめて歩いた。大きなカシの木の下で ホシサジヨコバイ?を採ったがこれは初めてみた。 緑色で翅の会合部にポツポツと斑紋がついている。 そのまま歩いて適当に木や植物、キノコなどを叩いたりはいだり ススキを見つけては枯れた部分を叩いていた。 側溝に沿ってのびているスゲの仲間からアシナガサシガメを1頭見て、 ススキからはカモドキサシガメの幼虫が1頭落ちた。 そして前に見たススキのポイントではユミアシサシガメの幼虫が落ちた。 コバチ・コマユバチは小さく地味なものが多い。 翅に模様がついてるのが欲しいのだが。 落ち葉からはまた小さなコバチが採れた。 黄色のムクゲカメムシと、アシナガサシガメがいた。 さらに植物上にモンキツノカメムシが互いに離れない場所でオスが2頭、 さらに登ったところで木を叩いてメスが2頭見られた。 栃木県でこんなにモンキツノが見られるとはうれしいものだ。
少し歩いて、林の中の道を西明寺方面に歩く。 カシなどの大木が多いが、照葉樹林の北限に近いらしい。 落ち葉は乾燥していた。コバチが1頭採れた。 そしてケシナガカメムシが2頭見られたので1頭採った。 今まで林道の路肩で採っていたので、林の中で見ると ちょっと変わって見えた。 ツチカメムシもいた。蚊がいるので、また冬にでもこようかな。 西明寺に出て、車のある場所に行く。 自販機があるので、そこでジュースを買う。 自販機の中の虫を見るのが好きなのでのぞいてみると なんとビロードハマキが死んでいた。 ああ、こんな形で初対面とは。とてもきれいだった。
そうそう、茨城から来たおっちゃんに、なにしてるのか 聞かれたのでカメムシ採ってるといった。 ただそれだけ。こうしたコミュニケーションも楽しいものだ。 車を走らせて、前回カモドキサシガメの幼虫を採った キヅタのところに行った。 叩いてみるとまた、クサビウンカみたいなのが落ちてきた。 成虫を1頭だけ採る。ほかにアオバハゴロモが多い。 コバチは少なかった。カモドキサシガメの幼虫も1頭しかいない。 しばらく叩いていると、なにやら褐色で足の黒い小さな アシナガサシガメ類の幼虫が1頭落ちていた。 明らかにカモドキサシガメとは異なる。 成虫が見たいのでたたきつづけた。
どき・・・どき・・・ ウスイロカモドキサシガメかっっっ。 こんな形で見つけるとは・・・まだ幼虫・・・ ・・・・・・新しい北限?・・・・・・ いやっっっ、まだ決まってない・・・ それより・・・成虫が見たい・・・ 早く出てくれっっっ・・・ まるで黒沢の気持ちになったかのごとく(ウソ) 必死になりながらたたきつづけた。しかし幼虫ばかりで この日は時間がきてしまった。 ただ幼虫はだいたい10頭以上はいたので、また時期を ずらして来てみようと思っている。 ほかにオオツマキヘリカメムシが見られた。 さらに、これはまだ見ていないのだがナガカメムシの パーツが見つかった。小楯板と腹部。 大きさからするとツヤナガカメムシか何かだろうか。
とりあえず次のような特徴が分かった。 全体的に細型で、カマ状の前足と長い前基節、細長い中足と 後足から、アシナガサシガメ亜科の幼虫であることは確かだ。 1.体長は大きいもので3mmほど。 2.体は薄い褐色で目立った斑紋はなく、触角や翅芽、足は暗色。 3.足はだんだら状ではなく、前基節先端付近に1個の淡い斑紋がある。 4.触角基節はもっとも長く、第2節はその約半分の長さ。 5.第3節と第4節の和は第2節の長さよりわずかに長い。 6.第3節は第4節よりわずかに短い。
7.前腿節はよく膨らみ、棘列は明瞭で長く腿節基部付近からはじまり 先端付近で終わる。基部の最初のトゲはもっとも長く、腿節の直径よりも長い。 そして長短あわせて15本ほどの列をなし、最後にまた長いトゲを出して終わる。 最後のトゲは基部のトゲよりは短いが腿節の直径ほどの長さ。 8.前脛節は短く、ふ節は前脛節とほぼ同じ長さ。 前脛節とふ節を合わせた長さは前腿節よりも短い。 9.頭部を側面から見ると、複眼後方は丸みを帯びた直角をなす。 10.前胸背は中央後方で著しくくびれ、ゴミアシナガサシガメのものによく似る。 3頭を持ち帰り、もっとも大きい個体を観察したもの。
果してこの幼虫は誰なんだろう。 栃木県で見られるアシナガサシガメ類は4属いる。 アシナガサシガメ属のもの、つまり唯1種 アシナガサシガメの幼虫は足がだんだらで、前腿節が それほど膨らまずほぼ平行なこと、前腿節の棘列は 腿節の中央付近からはじまること、それに前ふ節が 脛節よりはるかに短いことで異なり、 Gardena属、私が見たのはセスジアシナガだが 色彩が全体的に暗色なこと、前腿節はそれほど膨らまないこと、 腿節の棘列がまったく異なること、前ふ節が脛節より短いことなどで区別できる。 上の2属はまた、前胸背が著しくくびれず、わずかにくびれる程度。
そして同所に見られたカモドキサシガメ属は 体が白っぽく暗色の斑点が多くあることや、足がだんだらであること、 前腿節の棘列が異なること、前胸背はくびれないことなどで区別でき、 残るゴミアシナガサシガメ属は幼虫を知らないが 前胸背の形状は今回の幼虫と、ゴミアシナガサシガメの成虫は似ている。 ただ、ゴミアシナガのように長い毛で覆われず、 ゴミアシナガの前ふ節は前脛節よりはるかに短いことで区別できよう。 以前参考にしていたウェブのサシガメの検索表は見つからず フロリダのpdfの検索表もなかなか分かりづらい。 ヒメアシナガサシガメはたしか前腿節の棘列の違いでほかの アシナガサシガメ類とは別族になっていたと思う。 もっとも長いトゲがどう、という区別点だったが忘れてしまった。 もし今回の幼虫がヒメアシナガサシガメだとしたら関東から記録はあるのだろうか。 三重県のレッドリスト準備書に名前を見たが あっちではどのような分布なのだろうか。 それともまったく別の種なのか。こればかりは成虫がほしいところである。
行動を見たところ、前足の動きが活発だった。 カモドキサシガメはこんなに活発だろうか。 そうした違いも見ると面白い。
今回得られたアシナガサシガメ類の幼虫は ユニークな前腿節の棘列と長い前ふ節、著しくくびれた前胸背などを あわせ持つ種であることが分かった。成虫になるとどうなるのかは知らないが ほかにはない特徴で、どの種からも明らかに区別できる。 今のところはアシナガサシガメの1種としておく。 栃木県からの記録は知らないが、今後も調査を続けてゆきたい。
訂正 ほかにはない特徴で、→こうした特徴をあわせ持つのはほかにはなく、 またしても新しいサシガメが増えた。 今後は地表性のトビイロサシガメやユミアシサシガメなどにも注目してゆきたい。 埼玉で採れているアシボソトビイロサシガメを栃木でも採りたい。 前の方で、ウスイロカモドキサシガメと書いたが ほんとに最初見たときはこの種ではないかと思った。 というのもウスイロの成虫の写真は足にだんだら模様がなく この幼虫も足にだんだら模様がなかったからだ。 しかしウスイロカモドキはカモドキによく似た体型なので まったく異なることが分かった。
訂正 あわせ持つのは→あわせ持つ種は 訂正ばかりで申し訳ないがいったん下書きしてから書くべきかな。 まあいいか。 マダラカモドキサシガメを昨日ペアで採ったが 袋ごしにいじってたら足が1本折れてしまった。 ほんとにfragile assasin bugである。 前胸背のカラーパターンを見たところオスはメスよりも暗い色をしていた。 よってコブカモドキとしている種と大きさがよく似た日光の個体は 前胸背が淡い色となることでコブカモドキのメス?としておくのが妥当かもしれない。
イマイチだな 線が汚い 模様付けしたいなら、 ハンドで書いてスキャナで取り込んでから フォトショでやってください。
すまんです、ふたばの落書き板で書きましたが今市ですた。 線ももうすこし細くしたのがよかったね。 キャプも間違うし。
昨日、ムシャクシャしていて行くあても無く夜の街を彷徨っていた。 すると、目の前に殴るのに調度良さそうな大きさの木が立っていた。 ごん! と、一発殴ってみた。 「くせ〜!!」 何が起こったのだ? 良く見ると木の表面には茶色く小さな虫がびっしり! そう、カメムシだった。 僕の拳には、十数匹のカメムシの死骸がへばりついて むせ返るような異臭を放っていた。 スカッとさせるつもりが、余計にフラストレーションを溜める結果になってしまった。 おっと、まだ言ってなかったんだ。 カメムシさん、ごめんね!
>>600 マルカメムシですかね。そろそろ集団越冬の時期です。
いっつも単独で調査ですか?
>>602 たまに二人でやる時がありますがたいていは一人です。
遠くの山奥だのは一人では心細いですが
近場で済ますことが多いので一人でやってます。
Aeliaさん、昆虫詳しすぎ! 学者さんか何かですか?
いえ、栃木在住の文系大学生です。 カメムシが特に好きで集めていますが、最近トビコバチやコマユバチに開眼しました。 来年の春卒業ですが、卒論以外に単位が10足りません。 夏の間遊んでしまったからですね。 アリとキリギリスのキリギリスみたいw 冬を乗り越える、つまり春を迎えるにはクビキリギスにならなくてはいけません。
え! 学生さんだったの? 俺の想像では、郵便局員とか地味な公務員系の真面目オサーンだと思ってたよ。 これからも頑張ってね。
607 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/13 14:12 ID:XAd8DftN
>>606 いえいえ、まだまだヤングですからw
本日の採集・・・益子町下大羽高舘山
こないだのアシナガサシガメを採りに行った。
ある程度みられたがすべてハネナシ。もしかしてこれが通常装備
つまりりっぱなadultなのか?オスらしき個体は黒っぽい。
とりあえず10頭ほどを土とともにケースにいれた。
これがアホだった。ケースには虫だけ入れればいいのに。
帰ってきたらみごとに虫が土とまぜこぜになって弱っていた。
まあ、採れるポイントは分かったからいいけど残念。
シダを叩いてカモドキ類の幼虫を見た。
あとはシダにアブラムシとズアカシダカスミカメ、
そして小さなトビコバチや翅のないヒメバチなどを見たりした。
雨が降ってきたのでこれでおしまい。
アシナガサシガメがまたスゲっぽいのから1頭採れた。 Gardena属はほんとにオオアシナガサシガメなんているんだろうか。
・ここ最近フィーバーしているアシナガサシガメの1種についての雑考・ 9日に採ってきた2頭をそのままビニル袋にいれて ぶんながったままにしておいたら、弱っているようだった。 しかしさっき新しいケースに土とともに入れたら元気だった。 乾燥には強いのだろうか。 ともに入れておいたケシナガカメムシは死んでいた。 また長い前腿節に対してとても短い脛節を持つことから 獲物はトビムシやダニか。 とりあえず明日はトビムシ採りに行こうと思う。
関係無いけどクビキリギリスの鳴き声を聞くと 暖かくなったなーと思う。 >コマユバチに開眼 文献等資料を集めるの大変じゃないですか?
クビキリギス、そうですね。 暖かくなった日の夜に、ジーっていうの聞くといい季節になったと思います。 コマユバチですがとりあえず、採るだけ採って三角紙に包んでいます。 資料は、ゆっくり集めようかな〜、と。 有剣類だったら、ある程度文献は揃いそうですが コマユバチやトビコバチはどうなんでしょうね。 アシブトコバチはファウナヤポニカがありますが。
そうそう、コマユバチで触角の基節だったか あれが異様に長い種がいますね。 全部がそうなのかな?なんかすごくかっこよかったです。
とちぎの昆虫について・つづき ミズカメムシ科 ムモンミズカメムシが記録されている。ヒシの上に多いようだが わたしは群生を見たことがない。 埼玉ではヘリグロミズカメムシが採れているので注意する必要がある。 ケシミズカメムシ科 全国に見られるケシミズカメムシが栃木からも記録。 これは微小なため見つけづらいが、慣れれば多数採ることができる。 宇都宮や今市、渡良瀬で採ったがカタビロアメンボとよく似ている。
イトアメンボ科 ヒメイトアメンボが知られていてわたしもこれ以外の種の分布は 考えてはいなかったが、ごく最近、宇都宮の北部から オキナワイトアメンボが記録された。日影の水辺に見られるという。 対馬では渓流の水際にいたといい、これは県内の渓流もみるっきゃないよ。 カタビロアメンボ科 4種が記録されているが、うち1種は「カタビロアメンボの1種」として 記録されている。渡良瀬からの文献記録のみになっているが こういう場合は他の種とどう違うのか併記してほしい。 また標本を実見できなかったのならsp扱いでは載せないほうがよいのでは。 ホルバートケシだろうか。 ホルバートは石橋・南河内などで採集している。 ケシより幅広く寸詰まりな体型をしている。
アメンボ科 11種が記録されており、本州に見られるほとんどの種が知られている。 これ以外の追加はなさそうだ。 もしあったとしても県北の高山帯からキタヒメアメンボが記録されるくらいか。 渡良瀬遊水地からは記録の少ないアメンボがいくつも得られていて 環境のすばらしさを表している。 ミズギワカメムシ科 5種が記録されていて、うち1種はSaldula spとしてある。 たしかにこのグループは斑紋に変異が多く種としての区切りがよく分からない。 湿地などにみられる珍しいモンシロミズギワカメムシも記録があり わたしも宇都宮市鶴田沼で採集している。 これら5種以外にも何種か採集している。
クロツヤミズギワカメムシはその名のとおり全体が黒く タニガワミズギワのように淡い斑紋を持たない。 大きな河川の河原に多いが、タニガワのように山間部・山地帯の流れには見られないようだ。 塩谷町で最初採集し、その後宇都宮市でも確認した。成虫は塩谷町で5月と10月に見た。 ヒメミズギワカメムシは翅があまり発達しない種で 日光市湯元で草原を横切る小さな湿った溝で採集した。 地表をピョンピョン跳ね、肉眼では銀色っぽく見える。 全体が毛で覆われた特徴ある美麗種。
県外でも湿地で得られているが珍しい種のようだ。 最近、長翅型が報告・図示されているがわたしはまだ見たことがない。 また幼虫も知らない。他のSaldula属の種と同所的に見られる。 Saldula属の1種 小型で翅の縁が広く淡色となる。 シロヘリミズギワカメムシとしているが実際はどうなのか不明。 湿地でよく見られ、石橋町では休耕田に限ってみられ 姿川沿いにはまったく見られない。 日光市では小規模な湿地、野木町では田んぼの一角に残された湿地で それぞれ採集された。野木町のその湿地はかなり小規模だが ナカイケミヒメテントウやミツモンヒゲナガゾウムシが見られ 環境の保存が必要である。宅地化にのまれなければよいが。 ほかにも、日光市の湯元・光徳で淡い斑紋が発達しない 膜質部の茶色いSaldulaを採っているがよく分からない。
コオイムシ科 コオイムシ・オオコオイムシ・タガメが記録されている。 コオイムシは県内で見たことはないがほかの2種は見ている。 石橋町ではタガメが灯火に飛来するが現在は不明。 タイコウチ科 タイコウチ・ミズカマキリ・ヒメミズカマキリが記録されている。 ヒメは渡良瀬の池に見られた。 タイコウチは姿川でみたし、ミズカマキリはプールにいた。
メミズムシ科 メミズムシが記録されている。幼虫は茶色で背面に砂粒をつけている。 湿地や水際でみられる。 ミズムシ科 8種が記録されている。県内には比較的多くの溜池があり記録は多いほうだろう。 「真岡市の動植物」にはミズムシが記録されているが今回は記録されていない。 誤同定もしくは標本を実見できなかったのか。 真岡以外の県内での記録はない。わたしも見たことがなくただの沼にいるのか この種の好む生息環境もよく分からない。 またミヤケミズムシが渡良瀬から記録されていたと思うが抜けているようだ。 生息地には多数いるので県内にもいることと思う。 コミズムシ類やチビミズムシ類で今後いくつか新しい種を記録できるかもしれない。
コバンムシ科 コバンムシが今市市から記録されている。 溜池が少なくなっている現在、本種も個体数が減っているようだ。 流水性の種がメジャーらしく、日本で溜池に見られるというのは珍しいらしい。 ナベブタムシ科 ナベブタムシが記録されている。きれいな水に見られ、わたしも福島の舘岩村で採った。 トゲナベブタムシは、おそらくいないだろうし、カワムラナベブタムシが採れたら もう賞金ものだろう。
マツモムシ科 マツモムシとコマツモムシが記録されている。 マツモムシは結構見ることがあるが、コマツモは見たことがない。 キイロマツモムシが奥鬼怒沼にいる可能性がある。 マルミズムシ科 ヒメマルミズムシが記録されている。 特定の藻が繁殖する池にいるらしい。 以上両生・水生カメムシのおおよその内容である。 小型種を中心にまだ記録は増えそうだ。とくにミズギワカメムシは 埼玉県の例から見てもまだ追加は見込めそう。
ここから陸生カメムシとなる。 フタガタカメムシ科は記録されていないがわたしは日光で採っている。 馬返と湯元、地表の落ち葉や下草、キノコからの採集。 小型で地味ゆえに見逃されてきたのだろう。とくにオスはムクゲカメムシ やハナカメムシに近い、薄黒い種。超かわいい。舐めたいくらい。 カスミカメムシ科 膨大なのでゆっくり亜科ごと、必要に応じて属ごとに進めてみることにする。 その前に風呂に入ってこようと思う。 湿った指でのカキコというのも乙なものだ。
訂正 ムクゲカメムシやハナカメムシに近いのは外見です。類縁は近くはないです。 少なくともムクゲカメムシはまったく。
624 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/14 16:07 ID:T/W+UFpo
湿りすぎて昨日はその後書かなかった。 本日の採集・・・益子町下大羽高舘山 きのうのアシナガサシガメをまた採集しに出かけた。雨は降らないだろうと 思っていたら降ってきた。しかしサシガメを7頭採り、ケースにいれた。 今度は土は入れずにそのまま。やはり翅のある個体はいない様子。 真のアシナガサシガメ、つまりSchidiumは1頭いた。 しかも手にキノコバエの仲間?を持っていた。 体のわりに小さい獲物だったが、体が細いので少しの栄養でも 全体に養分がいきわたるからあんな餌でも平気なのか。 そして雨が降ってきたのでコバチ・コマユバチ採りにシフトした。
まわりの木々や下草のシダ、スゲなどからいろいろ採れた。 どれも初めてみるようなものばっかりだった。 今は同定はまったくできないが、将来調べたい時に重要な資料になると 思うから、いまのうちに集めておこうと思う。 もしカメムシに飽きても、いや、飽きないが、カメムシ以外の虫もやっていると 楽しみや知識が広がるからいいことだと思う。 カシの類からはあまり採れなかった。 下草を叩いてゆくと採れる印象だった。 ススキも叩いてみた。カモドキサシガメは幼虫も落ちなかったが オオアオホソゴミムシが5頭くらい落ちた。 これって珍しいんじゃ?と思ってしばし眺めていた。 いつも見るアオヘリホソと違って全体が銅色を帯びた緑で美しい。 ススキが好きなんだろうか。
アシナガサシガメの1種は今のところ二箇所で採れていて 生息地では個体数も多い。 これからどう生活を送ってゆくのか調査したい。
いまとちぎの昆虫見たら、オオアオホソゴミムシは 西那須野町と足利市から記録されているだけだった。 本当に珍しい種のようです。
カスミカメムシの配列は九大目録のように 亜科はアルファベット順だが、学名は一部の種を除いて最新のものにならっている。 キノコカスミカメ亜科 2種が記録されており、クロとキノコカスミカメの1種とある。 クロはもっとも普通で分布も広い。 ほかにコモンキノコカスミカメとニセコモンキノコカスミカメ、 ツヤキノコカスミカメを採集している。 コモンは宇都宮と大平でともに立ち枯れから、ニセコモンは日光の湯元で 倒木と立ち枯れから、ツヤは日光と宇都宮でそれぞれ立ち枯れや朽木から 採集されている。ツヤは暖地性の種のようだが 日光市馬返、標高約700mの地点でも採集している。
これら4種以外はいずれも南方系のようで本州南岸や八丈島、 佐渡島に2種ほどを分布する以外にはいずれも南西諸島にみられ 小笠原や対馬にも1種ずつ見られる。 シダカスミカメ亜科 フタガタシダとズアカシダが記録されている。 フタガタは前胸背がすべて黒くなることでクビワシダと区別される。 フタガタは採ったことはないが、クビワは石橋をはじめ宇都宮、 田沼などでシダから採集している。短翅ばかりを秋から冬にかけて 見ていたが、ごく最近、大平町で長翅の個体を1頭採集できた。 フタガタは栃木市・今市市からの記録が載っている。 ズアカシダはもっとも個体の多いもので各地で見ており、 自宅の庭にある植物にも見られることがある。
ほかにホソカスミカメ類を数種採集している。 タバコカスミカメは栗山からの記録が載っていたと思うが 誤同定だったのか今回は記録されていない。 トマトなどにつくようだが、栃木にもいるのだろうか。 タバコカスミカメに似て体色が暗く、頭部が暗色で 翅に明瞭な斑紋がない種を大平町のオオヒキヨモギから多数採集している。 益子町でもこの植物がごく狭い範囲に生育していたが カスミカメは見られなかった。 ノイバラホソカスミカメは最初日光市の河原で幼虫を見たが その後渡良瀬で成虫を採集、石橋町の姿川沿いのノイバラからも多数確認、 壬生町・そして宇都宮市の河原でも見ることができた。
ベニイチゴホソカスミカメは粟野町のエビカライチゴ? から紅色の幼虫を含めて何頭か採集できた。 しかし管理が悪く、虫に食べられてしまった。 これ以外に追加できそうな種はあるだろうか。 チャイロホソカスミカメは奈良県で採れているがこれは 栃木にもいるかもしれない。食草が分かれば少しは調査できそうだが。 あとはヒメシノブゴケを問い詰めてコケカスミカメを採ることか。 四国のみの分布となっているがおそらく本州にもいるのではないか。 採集する人が目をつけなかったポイントをいかに見つけるかが 今後の発見のカギともなりそうだ。
あれ、チャイロチビカスミカメだっけ? カメムシ図鑑を買っておこう。 ツヤカスミカメ亜科 5種が記録されており、うち1種は塩谷町風見から記録された Deraeocoris spである。他の4種もすべてDeraeocorisだ。 カメムシ図鑑の第二巻が出る前に編集されたようで もし図鑑以後の編集だったら未同定種も名前をつけて記録できただろう。 まさかこの5種だけが記録されていたはずはあるまい。 まず記録されている種について書いてみる。 マツノヒゲボソカスミカメ 各地から記録がある。ただしアカマツはあまり調査しない、 もしくはそれほど生えていないのか記録は多くない。 県南の山地帯にはアカマツが多い。 石橋では灯火に来たものや、アカマツの樹皮下で越冬しているものを見た。 幼虫は白く粉状の物質をつけている。
失礼。マツノヒゲボソカスミカメはAlloeotomus属でした。 モンキクロカスミカメ 県北東部・那須町から記録がある。 日光にはなぜかいないようだ。 植生に違いがあるのだろうか。わたしも栗山で採った以来まったく見ていない。 オオモンキカスミカメ 日光も含め北東部から記録がある。 日本最大のDeraeocorisで、日光の千手が浜ではズミに多い。 シロテンツヤカスミカメ 県北の山地から記録がある。 日光でも湯元でヨモギからよく採れる。
Deraeocoris sp. 塩谷町風見から記録がある。 おそらく鬼怒川のヤナギもしくは周辺の植物から採れたのではないだろうか。 カワヤナギツヤカスミカメという、黒っぽい小型の種は 今市市小林の鬼怒川でヤナギからよく採れた。 この種もそれにあたるのかもしれない。 小林では秋にヨシ類から採れたことがあり、たまたま止まっていたのだろう。 石橋町でも河原・河原のヤナギ・灯火で採集している。 ヤナギにはオオアブラムシがついていたが、その枝から成虫が採れた。 捕食していた個体と思われるがアブラムシと色彩がそっくりだった。
手元の記録ではツヤカスミカメ亜科はこれら5種を含め19種だった。 (塩谷町のsp.をカワヤナギツヤカスミカメとして) うち石橋町から9種、日光市から7種が確認された。 日光市ではマツノヒゲボソを除いてすべてがDeraeocoris属である。 樹木上で生活する種の多い属で、日光はその条件を満たすほど ゆたかな樹林、樹種があるという証だろう。 また最多の石橋町では7属と、属数も豊かである。 グンバイカスミカメのようにツツジなどでグンバイムシを捕食する種や 里山的環境に見られる特異なカイガラツヤカスミカメなどが見られ 灯火での採集例も比較的多い。 冬期には越冬個体を観察するなど、ツヤカスミカメにおいては 現在よく調べられている自治体となっている。 もっとも石橋町はわたしの住む町なので当たり前ではあるが。 以下に解説する。なおカワヤナギツヤはすでに解説したので省く。
636 :
名無虫さん :03/10/14 22:50 ID:UGsdgK+q
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.casinoglamour.com/~14ts/japanese/
カザリツヤカスミカメ 石橋町の雑木林から最近採集された。クリから2頭だったが1頭は逃げた。 8月中旬だったが、それ以前の幼虫段階の確認などまだ知らない点が多い。 クヌギなどにつくがアブラムシでも捕食しているのだろうか。 一見キマダラツヤカスミカメに似た美しい種。 ケブカアカツヤカスミカメ 石橋町の石橋高校で採った個体だけしかなかったが、今年大平町で幼虫をまとめて 確認、成虫も1頭採集できた。全体が軟毛で覆われる。
638 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/14 23:05 ID:T/W+UFpo
21歳だけど29日で22歳。
去年までドライブ採集しなかったけど、今年からバリバリ車乗るようになって
栃木県のカメムシが大幅に増えた。一度やったらやみつきだよ。
ガソリンもったいないけど、一時間も走れば大平(下都賀郡)まで行ける。
叩くだけ叩いて苦労せずに採集することもできるし、前もってポイントを
おさえておけばほぼ100パーセントで狙ったものを採集できる。
採れなきゃ側溝で落ち葉かきすればいいだけ。目の保養にはなる。
ほかにも鶴田沼とか高館山とかあるのでマジでお勧め。
http://www.aelia-ikakusai.com/~9393/onnawaumi
↑ごちゃっぺだと思ってっぺ?ほんとだかんな。 カイガラツヤカスミカメ 石橋町の雑木林で採集している。幼虫はまだ見たことがない。 5月に記録があり、晩春のカメムシのようだ。 オスはメスに比べて黒っぽい。 キマダラツヤカスミカメ 日光市湯元でヤナギやカバノキ類から採れる。 ウスバツヤカスミカメ 石橋町で灯火や雑木林から採集されている。 クヌギから採れることが多い。
ひとりごと。 世の中ではいま昆虫学会大会なんですね。 厚木は今頃熱気に包まれているのでしょう。 来年こそは出かけて入会するぞ。 きょうは渡良瀬にいってまいります。 ミスジウンカまだいるかな。 このウンカにつくコバチなんか採れたら楽しいだろうな。 じゃ行ってきます。
641 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/10/16 14:47 ID:FKbl8e0f
土日だったようですね。さすがに平日はやんねーか。 昨日の採集・・・渡良瀬遊水地 ひさしぶりの遊水地。ただしまわりの堤防の草原だけで終わり。 本体までは達しなかった。草原を叩いていて感じたことは 石橋とあまり内容は変わり映えがしないことだった。 ただしハネナガマキバサシガメがやけに多い。 そしてシロヘリクチブトカメムシの幼虫や成虫がいるのを見て 世の中変わったな、温暖化だな、ふふーんと思った。 そして1頭だけ、キイロヒメテントウが落ちたのでオヤオヤッと思った。 コバチ・コマユバチもいろいろ採った。 植栽の細いカエデに、ミスジトガリヨコバイ?がまとまって見られた。 クスノキから、やっとクスグンバイが採れた。 今までタブでしか採っていなかったがこれでまた食樹が増えた。 クワも叩いたがこちらは何も落ちない。 ススキなども叩いた。地表のタデ?からはキジラミがたくさん採れた。
本日の採集・・・益子町下大羽高舘山 また益子か。とりあえずヒマだったので出かけてみた。 もうアシナガサシガメ類はいいのでそこらを叩いてハチとりに いそしむ。がけに生えたヨモギやいろいろな雑草を叩くと イカダニのような黒い小さな虫がいた。 フタガタカメムシの仲間かと色めき立ったが、腹を曲げている アザミウマと分かった。 ハギからは、翅のないごく小型のトビコバチが採れた。 オオメノミカメムシのように体が寸詰まりで、とてもかわいらしい。 キヅタから、マダラカモドキサシガメを1頭採る。 まだツクツクボウシが鳴いていた。
ちんちんかゆいよー
ヒサカキの実にはモンキツノカメムシが5頭くらい見られた。 ほかにヒメツノカメムシが1頭いた。 エサキモンキツノカメムシは見られなかった。 メダカダルマハナカメムシの採れた場所も見てこようと そのまま歩いた。 途中からまわりの高い植物も叩いてみた。 するとBiliaの幼虫がいた。 まわりを叩くとだいたい8頭くらいはいただろうか。 以前に成虫を採ったポイントの手前から広く生息していることがわかった。 2頭持ち帰った。 ヒメイトカメムシはまだ見られた。 ヤマナラシを叩くとエサキモンキツノカメムシとセアカツノカメムシが落ちた。 ハギに、ハギカスミカメの仲間が1頭いた。
>>643 自ら摩擦してみてはどうだろうか。
きっと白い悪魔が潜んでいるだろうから、出してしまえば直るよ。
まだ詳しくは見ていないが、このBiliaの幼虫は
メダカダルマハナカメムシである可能性が高い。
ケースの中で大きな1頭がアブラムシを捕食していた。
しばらくすると、小さいほうの1頭もいっしょになって吸っている。
なかよくわけっこしている姿はかわいらしい。
私はわけっこというのが嫌いだ。
たくさんあるシュウマイだったら、7割はオレによこせというタイプだ。
彼女ができたとして、彼女が食べ物に執着する人だったら
おそらくうまくはいかないだろう。
いや、その時は私がオトナになって半分ずつにすればいいのだが。
せいふろ 出たら ライブ すっぺ。 とちぎの昆虫 の 続きに なっと。 あと ちっと したら カキコすんべ。
せいふろってなんですか?
>>647 風呂のことです。据え風呂→すえふろ→せいふろです。ほかにもいろいろあります。
とちぎの昆虫続き
コベニモンカスミカメ
日光市光徳・湯元で採集した。いずれも小楯板が黒い個体で
メスでも黒いようだ。小楯板に色がついた個体がみたい。
ちなみにシロテンツヤの黒化型に似るが、小楯板には点刻がない。
光徳では、9月にカバノキ類から採集された。
シラヒゲウスバツヤカスミカメ
カメムシ図鑑に黒磯市の個体が載っている。
カシワ林に見られる種で少ない。わたしも見たことがない。
カシワ自体見たことが少ないが、那須方面にはカシワ林があるのだろうか。
ハナアカカスミカメも生息が期待できそうだ。
オオウスバツヤカスミカメ 日光市で採集している。ムモンウスバツヤに似て翅の革質部に黒い紋がある。 ムモンウスバツヤカスミカメ 日光市で採集している。日光市市街地郊外でも採れている。 湯元では、10月にササ間の地表の落ち葉下で採集したが成虫越冬だろうか。 ズアカシロテンツヤカスミカメ 全体が黒で足は赤い。湯元・湯川でいずれもコメツガで採れている。 学研生物図鑑昆虫Vのクロバカスミカメは本種かもしれない。 となると、もっとも早く図示されたことになる。
ズアカシロテンツヤカスミカメの「湯元・湯川」はいずれも日光市です。 ヤナギウスバツヤカスミカメ 渡良瀬遊水地のヤナギに多い。全体が緑色を帯びた美しい種。 6月から7月に見られる。 今市市では調査が少なかったが見ることはできなかった。 また日光市でも見られなかったが、はたして山地にも生息するのだろうか。 ケヤキツヤカスミカメ 石橋町で採集されている。灯火・雑木林の樹幹に生えたコケの下、エノキの実 でいまのところ見ている。集団越冬を雑木林でコケの下にいるものを見た。 越冬期以外では、灯火にきたり、最近ではエノキの実から少ないながらも採れることが分かった。
グンバイカスミカメ 石橋町で採れている。灯火に来るものが多く、7月下旬にとくに多い。 生息場所での採集は自宅と雑木林だけの二箇所。 自宅ではツツジグンバイのついたツツジから、雑木林ではコナラから採れた。 グンバイムシに似た姿で、グンバイムシを捕食する。 ヒコサンテングカスミカメ 石橋町・壬生町・大平町などで採れている。非常に小型で細長いツヤカスミカメ。 石橋町では秋にクリに多く見られる。 雑木林の落ち葉から、越冬中の成虫を採ったことがある。
本日の採集・・・上三川町鞘堂 ひさしぶりにこの雑木林に来た。上三川といっても、道路をはさんで西側は石橋町だ。 なぜかこの一帯は上三川町が東北線を越えて入り組んでいる。 石橋町として考えることもあったが、また再び上三川町として考えるようになった。 なぜ石橋町にした時期があったか・・・? それは高校生の時に「石橋町のカメムシ」というテーマで研究発表する前に この林でいろいろカメムシを採っていた。それ以前にも現在の家に引っ越す前に 幼少のころ何度か足を運んでいた思い出の場所だった。 ダルマカメムシという非常に珍しいカメムシも採れていたが 住宅地図で確認すると、厳密には上三川町に含まれることがわかった。 しかしながらダルマカメムシをぜひリストに入れたかったので 石橋町、としてこの一帯を扱ったのだった。 神社もあるので長らく林が保存されてきたのだろう。 かなり多くの種類が発見されている。
ではなぜ1年近くも訪れなかったのか? それは家から遠いのと、犬が三匹くらいいて吠えたこと、 それと以前あった倉庫をつぶして住宅がたくさん建ってなんとなく調査しづらくなったからだった。 実は今日の午前中に、教習所で免許更新の講習があって その帰りにでもこの林によってみようと思っていた。 教習所に行く途中、林の縁の道を自転車で走りながら様子を見た。 木がいろいろ伐採してあり、枯れ葉もたくさんついていた。 マダラカモドキサシガメが採れそうだった。 教習所から帰り、お昼を食べて採集道具を持って再び訪れた。
これらの枯れ葉を枝ごと叩いてマダラカモドキサシガメを5頭ほど採った。 幼虫も多かった。そしてトビコバチやコマユバチも採ってすぐに帰った。 以前にも林内で枯れ葉つき枯枝を叩いて多くのマダラカモドキサシガメを見たことがあった。 今回の例は、道路沿いに重ねられた枯枝で日当たりが良く乾燥していた。 本種がよく採れたのは地表に接したやや湿った部分で もう少し時間をかければさらに追加できそうだった。 しかし5頭も採れれば満足だったのと 吸虫管のうちの最初の一つをくわえるほうのチューブとは反対のチューブをくわえて 使用してしまったため、吸った虫がフィルターにたまってしまったので ここまでにした。 いずれも小型で翅の外縁に黄色い斑紋がある、複眼後方はよく突出することなどで マダラカモドキであることが分かった。
カメムシに手で触れてしまいました。 分泌液が手につきました。 ついた部分がオレンジ色になりました。 くさいです。 ハンドソープ、シャンプー、洗濯用洗剤、 食器用洗剤、染み抜きを試しましたがとれません。 もうだめぽ…
>>655 歯磨き粉をつけると、臭いが誤魔化せる。
つけた後、その部分を泡立つくらいこすってから
30秒くらい放置して、その後でぬるま湯で流す
緑茶を飲んだ後の茶殻でこするとかもある
>>654 スレ違いな話題ですが、昆虫の分類、同定に関して独学で
図鑑の間違いを指摘できるレベルに達したのですか?
>>655 最近はあまりなくなりましたが、うっかり越冬中のカメムシを
つまんでしまい、指が・・・ということがあります。
色がつくんですよね。
>>656 わたしはひたすら水で洗ってました。洗剤つけて。
歯磨き粉、茶殻なんていう方法もあるのですね。
バイト前にカメムシつまんで、どれくらい消せるか試してみようかな。
>>657 昆虫一般はまったくダメです。カメムシの一部のグループなら
おおよそは分かりますし、図鑑の間違いもあからさまなものは分かります。
写真同定でのミスもたまに見つけたりしてます。
ただ、自らの不明種の同定能力はまだまだトンデモの世界です。
本当は文献ひっぱったり、専門家に送ればいいのですが
またこれも一興かと。楽しくつきあってゆきたいものです。
今日はカメムシを採りにいくにょろ。 珍しいのが採れたらいいにょろ。 ではではいってくるにょろ。
Aelia君。 取り合えずキミは昆虫学会よりも前に半翅学会に入り給え。キミの膨大な 未発表データを是非Rostriaに投稿して欲しい。 連絡先は国立科学博物館の友国先生だ。メールで入会を受け付けてくれる。 年会費も2000円で非常にお得ダゾ。
>>660 入ってます。年末までに、分布記録を中心とした特集号を出すとのことで
原稿依頼が51号に載っていましたね。
いつも出す気にはなるのですが、なぜか面倒になってしまいそのままにしがちです。
採りっぱなしではいけないことは分かってますが
将来かならず、小出しながらも投稿してゆきたいです。
インセクトにも貢献します。こうなったら公言だ!!!
今日もすごいのが採れました。
第二陣に今から出発してきますが、コバチ採集がメインになりそう。 前半戦です。↓ 本日の採集・・・藤岡町三毛毛毛山→岩舟町大字地図見てから 毛が三つで一つの漢字です。轟の毛バージョン。 みかも山に出かけてみた。最初どこから入るのか分からず、 佐野の町谷町のほうにまわってしまった。 ここはカタクリで有名でシーズンはすごく混む。 山には車で入れないようなのでしかたなくコンビニで地図を見た。 すると東から入れるようだった。 移動してみてびっくり、公園化されていて車は入れなかった。 おまけに人が結構いて、ビーティングするのもはばかられた。 いろいろ歩いてみれば面白そうだが、また今度ということで 岩舟・大平方面へ車を走らせた。 なんとなく興味のあった場所へ向かう。 県道から外れた山の中へと通じる道路近辺だ。 以前ちょっと寄ってみたっきりとなっていて環境が知りたかった。
みかも山では一応採れるだけ採ってみたが面白くないので すべてリリースした。カメムシはヨモギからコミドリチビトビカスミカメ、 周辺の雑草からクロヒョウタンカスミカメ、そしてシダからズアカシダカスミカメ。 あとはヒメクビナガカメムシの幼虫やツヤマルシラホシカメムシ、 シラホシカメムシ類の幼虫をみた。 ほかに手すりに止まっていたアリガタバチ、そしてコバチが印象に残った。 アリガタバチも採ってみるといろいろなサイズがあって楽しい。 でも、今日は逃がした。まあいいか。まったりしよう。
移動した場所。道路の東側に伐採した枝が枯れて積み重ねられていた。 通りながらなんとなくカモドキサシガメがいそうに思えた。 道が広くなり、住宅地に入りそうだったのでUターンして その枯枝にもどった。 さっそく叩いてみる。 どうやらヤサハナカメムシとクロオビセマルヒラタムシの天下のようだ。 見るカメムシ全てがヤサハナカメムシ。幼虫もいっぱいいる。 カモドキはいないのかなー。そう思いながら叩いてゆくと ホシハラビロヘリカメムシのような、薄い色のカメムシがいた。 腹部側面を見たがちょっとんん?と思った、と今書いていて思う。 どうやらこのあたりはなんとも表現のしがたい点お許しいただきたい。 見てみてびっくり、アズキヘリカメムシだった。 えええ、こんなところにい? 今まで採ったことがなかった種だけに喜びもひとしお。 そしていつもながら、思いがけない場所での思いがけない種との対面に感動。 結局狭い範囲で5頭ほど見つけたが、全部採るのもどうかと思い1頭だけ持ち帰った。
持ち帰ったのはオスだった。現地ではメスと思っていたのだが。 メスは3頭くらいで、あとはオスだったかな。 いずれもクヌギの枯れ葉やその周辺で見つかった。 周囲は山林に囲まれていて、本種の生育するようなマメ類は見当たらなかった。 下草のマメ類も考えられるが、周囲は伐採してあり、切り株だけがあった。 地表は土が剥き出しで、小さな流れを境にして西側がこの伐採地、 東側が山肌で、比較的うっそうとしていた。
ほかに、アカメガシワの伐採枝やクリなどもあり、アズマネザサ?も混じっていた。 オオホシカメムシがいるのはアカメガシワのせいだったのか。 コガシラコバネナガカメムシも久しぶりに1頭だけ見かけたが これもアズマネザサについていたのだろう。 ヒコサンテングカスミカメ、クサギカメムシなどもいた。 そして目当てのマダラカモドキサシガメも2頭採れた。 切り株の樹皮を剥ぐとケブカハナカメムシがいた。 そして転がっていた木の切れ端をどけてみると、 木の接地面にムクゲカメムシが1頭だけついていた。 このことから、ここが十分な日陰のある山林であったことが予想される。
栃木県のアズキヘリカメムシの記録は少なく、 今市市と足利市から記録があるのみ。 埼玉や福岡でもレッドリストに掲載されているし 和名でぐぐっても、トップにヒットするものはオオクモヘリカメムシの間違いだ。 ヘリカメムシで初採集、というのは久しぶりだ。 残るはヒメハリカメムシか。これも欲しいと思って調査してるけど いつも採れるのはハリカメムシとホソハリカメムシばかり。 キベリヘリカメムシは鷲子山だけの記録かと思っていたら 宇都宮市で古く採れているほか、最近は藤原町でも採れているようだ。 クララが狙い目。苦くてくらくらするからクララらしい。 クララも立っている場合ではなさそうだ。
さっきの採集・・・石橋町細谷 カメムシはたいしたものがいなかった。 稲刈りしたあとの田んぼで、ワラをいじってトビムシを採って帰った。 はたしてアシナガサシガメは食べてくれるだろうか。 アズキヘリ、体のわりに触角が短めでイイ。 体型を見たかぎりでは、以前Acanthocoris(オオクモヘリカメムシ が所属している属)にいれられていたのもうなづける。 現在はホシハラビロ・ハラビロが所属するHomoeocerusになったが 見れば見るほどかわいらしいヘリカメムシだ。 福岡の例では、アズキを栽培する農地が減ったことが 減少の原因の一つとしてとりあげられていたが、 アズキ畑に進出することが減った現在、もとの野生の寄生植物で 細々と、場所によっては、もしくは私たちの目につかない場所で 太々と暮らしていることを願ってやまない。
失礼、Anacanthocorisです。 Acanthocorisはホオズキカメムシの属ですね。 トゲ・カメムシに対してトゲナシ・カメムシが作られたのだろうか。
ありゃりゃ。もう既に半翅学会には入ってましたか。 それは失礼した。では次は昆虫学会に入会して口頭もしくはポスターで 成果を発表する事を目標として欲しい。今年の厚木の大会ではなんと 小学生が発表していたぞ。それも大学生の卒論に遜色無い内容だった (と言うと少し大げさだが)懇親会に出たら学生服を着た高校生もいて ビックラこいた。キミも是非彼らに続いて欲しい。ちなみに来年の昆虫 学会は北大らしいぞ。来年北の大地で会えるのを楽しみにしている。
>>670 >キミも是非彼らに続いて欲しい。ちなみに来年の昆虫
>学会は北大らしいぞ。来年北の大地で会えるのを楽しみにしている。
(・∀・)カコイイ!
672 :
名無虫さん :03/10/22 21:10 ID:gxlWsz/m
この季節もう家の中に300匹くらい入ってきてガラスがもう真っ黒 くちゃいくちゃい 掃除機で吸って燃やしてますよ 速くカラスに食われちゃえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>>672 死ねよテメエが臭えんだよ!!チンカス野郎
674 :
名無虫さん :03/10/22 21:15 ID:gxlWsz/m
バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バ カ バ カ バ カ バ カ バ カ バ カ
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゙;"''∵ ' :"‘ ノ ノ ノ
>>1
>>670 ぜひ会いましょう。
虫屋も若手が盛り返す兆しでしょうか。いいことです。
>>672 入る家は入るものですね。
うちはクサギが1頭入ったばかりです。
マルカメムシに噛まれてみたい。
昨日の採集・・・石橋町橋本 そこらの林。キバラヘリカメムシがいた。 キノコ叩いたらコガネコバチが落ちた。きれい。 カエデにはアブラムシにしてはハイカラなクロバネカマガタアブラムシがいた。
Aelia ◆mYl7EDbJMI 糞コテuzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
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本日のウゼー・・・ 二匹くらいうるさいアブがいたので精子のついたティッシュに丸めておいた。
本日の採集・・・野木町野木 7月に来たっきりの小さい湿地を調べた。 水枯れでしょぼんぬ、タマゴクロバチでも採れるかなと思ってたのに。 しかたなくススキやスゲを叩いたり、枯れたものの堆積を見てみた。 相変わらずナカイケミヒメテントウの洪水、かなりの密度だ。 ムモンチャイロテントウもたくさんいて、羽化直後の個体も見た。 ほかにイネゾウムシを一頭、そしてガマキスイらしき甲虫も見た。 クビナガゴミムシは2種いる様子。 カメムシはとくに変わったものはいなかった。 ヒメトビサシガメ幼虫など。ハネナガマキバサシガメ多い。 地表にはセスジマキバサシガメ。ほかに周囲の雑草からヒョウタンカスミカメなど。
ヒメヒラタナガカメムシもいたし、ニッポンコバネナガカメムシ?もいた。 キベリヒョウタンナガカメムシもいたし、コバネヒョウタンナガカメムシも。 トゲシラホシカメムシが多く、他のシラホシ類は成虫は見なかった。 あと、Cysteochilaっぽい幅の広いグンバイムシも一頭いた。 その後、やや離れた場所のタデ類のある休耕田で このグンバイムシが多数見られた。 ツヤコアオカスミカメも2頭見て、一頭採集。 タデにみられる種で、石橋以外で見たのはこれが初めて。 コアオカスミカメより色合いが明るく、翅の黒紋はより広く発達する。 コバチ・コマユバチは結構見られた。 アリガタバチが採れたのがうれしい。 夏場だったらもっといろいろ採れるだろう。
氏ね
sageでしか書けないお前が(ry それともぼくのオナペットになるかい?
本日のゴミレス・・・684 今日は684がわざわざ訪ねてくださった。 自らの醜さに氏ねといったのだろうか。これまたあっぱれだ。 カメムシスレなのだからわざわざここに来てまで自己紹介、というか 近況報告しなくともふさわしいスレがあるわけで、そうした判断ができないのであろう。 684は一般の人間とは 1.くさい 2.ちんこが小さい 3.社会から脱落している などの点から区別できる。栃木県からは未記録。
本日のゴミレス・・・685 自分もsageでしか書けない人間だ。 みんな心のどこかしかにゴミをもっているが 今回はそれがたまたま露呈してしまったのだろう。 Aeliaも十分くさい、ゴミだ。社会のゴミですがこれからも頑張らせてください。 自己批判になっていないけど批判のつもり。
とまあ、マターリしててもあれなので殺伐といくか。 カメムシポエム カメムシ 四文字だけど 深い何かが眠る それは この世の闇や 苦しみ・たたかいではなく 夢と光 そう 朝のひとすじの木漏れ日に似た 淡いよろこびが 眠っているのだろう。 カメムシ 人は忌み嫌い 分かろうともしない くさい ただそれだけで 片付けようとする 道端のざっそうも 生えている、の 一言で忘れ去られる みんな分かってあげようよ カメムシだって 心がある カメムシ ぼくの愛した こんちゅう かたちにとらわれない おおらかな奴 においも 個性 みんな違って それでいい 愛が終わることもありましょう でも ぼくの愛は 終わらない
というわけで、ポエマーな妖精、Aeliaをいつまでも穏やかでいさせてください。
どうした? 急に乱れて、大丈夫か?
いや、いつもそういうキャラでしょ。
たまに童心に返ることもありますがすまんです。
カメムシは今の時期でもまだまだ採集できるようですが、 越冬中ではなく、活動中のカメムシを採集できるのは だいたい何月位までですかね。
>>693 本来の生活場所、たとえば寄主植物の上での採集例として
わたしは11月の上旬にシダからクビワシダカスミカメを採ったことがあります。
さらに11月中旬にはヨモギからシラゲヨモギカスミカメも採りました。
一見か弱く見える小さなカスミカメですが
成虫で越冬しないことを考えるとかなり遅い記録ではないかと思われます。
今の時期なら草原でシロヘリクチブトカメムシが採れそうです。
なるほど。意外に遅くまで活動しているのですね。
本日の採集・・・大平町下皆川 土壌性のコバチ、とくに翅がないやつがいろいろ採りたくて出かけた。 側溝の落ち葉やススキの根元の落ち葉をさぐっていろいろなコバチを採る。 ビーティングも使用して。シダからはクビワシダカスミカメの短翅タイプが採れた。 しかしズアカシダのほうが圧倒的に多い。 車が入らない林道のほうにはしばらく寄っていないので ススキでもあるかと思い立ち寄ってみた。 周囲のコナラやクリを叩いてみる。 するとチビクロハナカメムシのようなハナカメムシが一頭落ちた。 瞬時にモンシロハナだ!と叫び初採集。栃木県からの記録は知らない。 近県では埼玉の鳩山から記録があったと思う。 本土では珍しい種に属するという。 この時点ではまだ一頭しか採れなかった。
ヒラタハナカメムシかとも思ったが 触角の先端2節は淡色で体長もより小さい。 翅の肩部から伸びる半透明の帯がよく目立つ。そして膜質部の中央を黒帯がつらぬく。 なんとなくアザミウマに似ているが捕食のための擬態と思えばなんのことはなかった。 体型からメスであることが分かる。 そのまま道を進むと林道の両脇にススキが茂っていてカモドキサシガメによさそうだった。 しかし幼虫が2頭採れただけだった。シブイロカヤキリモドキが多い。 そしてテイカカズラの茂みからヒメイトカメムシをたくさん発見する。 益子の高館山みたいにメダカダルマハナカメムシでもいないかと思って探したが 見ることはできなかった。 ススキなどを叩くがいっこうにカモドキサシガメの成虫は採れない。 しだいに林の中へと入ってしまったので引き返した。 モンシロハナが採れた場所でふたたびビーティングをしてみた。 するともう1頭採れた。これもメスのようだ。道をはさんでほぼ同じ地点での採集。 アザミウマも少し落ちたのでこれを食べているのだろう。
そして別の林道に進みしばらくコバチを採ってから、帰ろうかと なにげなく吸虫管を見たらモンシロハナが逃げていなくなっていた。2頭とも。 やはり生かして持ち帰るならタッパーは必要だ。 再び引き返して採集をこころみるも追加はなかった。 まあまた採れるさ。と思う。 時期が遅かったからメスが2頭だけだったのであって 最盛期なら幼虫やオスだって見られるはずだ。 だいたいいそうなポイントは分かったので来年またトライしてみたい。 逃げられるというオチがあったものの、栃木県のハナカメムシがまた1種増えた。 同定だが、間違えることのほうがはるかに難しいくらい 特徴ある種なので、他の種類と間違えることはないと思われる。 触角の先端2節が淡色となること、翅の半透明の模様、膜質部の黒帯、 そして真っ黒な足と腹面をあわせもつ3mmくらいのクロハナカメムシに似た種。 実際にはヒメハナカメムシに縁が近いようである。
糞コテきえろ!!
〃γ"''/~/"r 〈(_| | |~ |~ /^ ) y ()/)/~ /~ |~ |~ |~ /)ヾ かわいいでしょうぇぇぇぇぇ へ^〈,l,,、,,|,,、,,,,,|~,,,,、〈~,,/⌒|)\ l:::::: ゛ ゛ ,,;;::''''' ヽ Aeliaは死んでくれよ |:::::::: ,,,,;;:::::::: __ | むヴぇ |::: " __ :: <'●, i ┌― '゙-ゞ,●.> ::::::... | むヴぇ、むヴぇ ヽ.\l__ ( O,:O) l Aeliaはクソスレ \\/. | \__ ヽ. __,-'ニニヽ l むヴぇむヴぇむヴぇむヴぇ ヾ ヽ ヾニン" / \ l | /
お、産業廃棄物以下のレスが。 追記 昨日はヒメホシカメムシの短翅個体を生きてる状態ではじめてみた。 あとアキグミ?の花にクロバカスミカメがいた。
>>699 禿同
2chに固定はいらない
固定はうせろ!!!!
ジサクジエンか。 議論しなくていいから楽だよね。 わたしはここと質問スレ、あとマジメなスレにしか参加してないからいいいでしょ。 この板には興味あるスレ少ないし。
>>703 オマエモナー
学生なのにどうやって働くのでしょうか。
あなたの知恵を教えてください。
違いますよ。卒業論文の仮提出が来月の11日ですもの。 まあマターリしましょうよ。 雨音に耳を傾けながら尾奈ってリフレッシュするのもいいかもよ。 三角紙標本が30枚位になった。 そろそろ整理しないとな。
あらあら、カメムシポエムだめだったかしら。 ポエム馬鹿にしてません蚊? ズムーイン朝でも「朝のポエム」というコーナーありましたよね。 花王の提供だったかな。 ポエムは人の心を揺り動かすこともあるのです。 詩のボクシング、あれはキモチイイ!!
叩いたら、結構痛い固定になってきたな(ワラ
いや、もともと痛いですよ。 固定叩きってけっこう面白いですか?>710 わたしはこういうの参加した事ないから知りたい。 あと何回もいいますがポエムをバカにしないでください。
Aelia氏ね
ナイスポエムw 犬のうんこにはなれましたね。おめ。
オレはaelia好きだぞ。採集もしたいだろうけど、まず大学真面目に 行けよ。
>>714 プッ自作自演で自己擁護ですか(爆笑wwwwwwwwww
Aeliaちょっとほんっとキモいんだけど。
ププッ わたしは名無しで書くことはしませんよ。 なんかさー、決め付け厨って必死なんだよね。とりあえず涙ふけよ(爆笑!!!
おわび -715さんへの言葉- 2003.10.29 こんな時間からリハビリにはげむ715さんを揶揄してしまってごめんなさい。 わたしだってポエムを馬鹿にされたらつらいです。 715さんだって今頃わたしのレスに怒りを覚えていることでしょう。 715さん、ごめんなさい。 本当に申し訳なかった。あなたの怒りに満ちた顔を想像したら本当に申し訳なくなって。 715さん、すぐに許してはいただけないでしょうがどうか気を落とさないでください。 そうだ、ポエムりませんか? そうすれば一日ハッピーで暮らせますよ。 もしそうすることで715さんの心が落ち着くならわたしもうれしいです。 謝罪のかわりにポエムに逃避することは、第三者から見れば ほんとうに無礼千万でしょう。わたしもよく分かっております。 ただ715さんのことを傷つけてしまった以上は私も責任を取らせて頂きたいのです。 どうかお察しください。そしてともに頑張りましょう。
アホ
□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□■□■□□■□□□□■□■□□□■■■■■□□□□ □■■■■■□□■□□□■□□□□■□■□□□□□□□□□□□□ □□□□□■□□□□□■■■■■■□□□□□□■■■■■□□□□ □□□□□■□□□□□■□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □□□□■□□□□□■□□□■□□□□□□□□□□□□■□□□□ □□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□□ □□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
小学生にいたずらしたエロ教師は 昆虫博士って呼ばれていたんですって( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
虫オタでロリコンだなんて2ちゃんねらーだわ!きっと( ´д)ロリ(´д`)ロリ(д` )
>>722 Tessaratomidaeの仲間だと思います。
日本にはいませんが台湾や中国にはいます。
熱帯系の大型のカメムシで「オオカメムシ」と呼ばれています。
カメムシ科とよく似ていますが翅脈がヘリカメムシのようになっていて
触角が4節だったかな。詳しくは川島書店の昆虫分類学?という本に
外国に産する科の特徴が簡単にかかれています。
きのうの採集・・・埼玉県栗橋町 利根川の河川敷。カメムシはろくにいなくてコバチ採り。 今日の採集・・・益子町高館山 とくにカメムシはいない。Biliaも幼虫。 アシナガサシガメの一種の成虫、つまり翅の完全なのはいなかった。 ウデワユミアシサシガメ?が湿った草原にいた。 あとヒメクロカメムシなども見た。
オオカメムシはでかい分、においもすごそうですね。 本日の採集・・・大平町下皆川 の前に、昨日分追加。 キヅタが絡まったために衰弱した木が切り倒されていた。 キヅタは花が咲いていて、アオモンツノカメムシがいそうだった。 叩いてみると案の定15頭ほどみつけ、交尾個体も見られた。 また、ヒメアオモンツノカメムシも1頭だけ見られた。 アオモンツノより翅の紋が赤っぽく、前胸背側角の突出も鈍い。 キヅタが倒されてしまったのは残念だが 衰弱した木は倒れる恐れがあるから仕方ないか。
本日の採集・・・大平町下皆川 〜モンシロハナカメムシを求めて〜 先日、逃げられてしまい「目撃」のみの記録になってしまったモンシロハナカメムシを なんとしても採りたかったので今日は大平にやってきた。 ふもとに車をとめて歩く。途中、斜面にヌルデ?の枯れ葉つき枯枝があったので 叩いてみるとマダラカモドキサシガメが1頭採れた。 ほどなくしてモンシロハナが採れた場所につく。 しつこく、といっても数分程度だがコナラ・クリなどを叩く。 その間にいろいろなことが思い出された。 「これで採れなかったらほかはないと思え」 「モンシロハナ採れなかったの?」 「おいおい、チビクロハナの間違いじゃなかったの?」
なんとしても採りたい。しかしコバチなどが落ちるだけ。 ヒメグンバイもいた。 そして数分後、やっと1頭だけ採れた。小さいのでオスかと思っていたらあとでメスだと分かった。 とりあえずコンビニの箸袋に入れ、逃げられないようにサイフの中に入れた。 追加はできなかったが、無事採集できて安心。 その後テイカカズラの茂みを叩いてメダカダルマハナカメムシを探したがいなかった。 あまり時間をかけているとまた逃げられると思ったので早々と帰ってきた。 まとまった地点から3頭も採れ、その密度に驚いた。 これでやっと安心できる。
質問。タトウ標本を貯めてるらしいけど、脱脂綿上に並べてあるカメムシを とる時に、繊維が符節に絡む所為で引っ張った時に取れてしまったりしません?
>>729 わたしは脱脂綿の上に並べずに、そのまま入れてます。
展足はよほどの種でない限りはこのごろしてません。
インセクトフェアで買った、脱脂綿の上に並んだ標本はけっこう触角やふ節が取れました。
手元に沖縄のものがいくつかありますが、カスミカメなどはあきらめています。
屋久島で採集されたものに、おそらくホソミツヤキノコカスミカメと思われる
大型のキノコカスミカメのメスがありますが、これも自慢の触角が取れてしまいました。
宮崎だけに分布しているのではない様子。
カメムシ図鑑には写真がないのではっきりとは同定できませんが
もし当時に知ってたらもっと手厚く?ケアしたのになあ。
t.A.T.u標本
>>730 そうですよね。やっぱり壊れますよね・・・。
そのまま入れるのも手か。
外ウ標本
これからの季節は標本の整理+たまに越冬中のカメムシ採集かな?
| \ |Д`) ダレモイナイ・・ |⊂ | ♪ Å ♪ / \ ランタ タン ヽ(´Д`;)ノ ランタ タン ( へ) ランタ ランタ く タン ♪ Å ♪ / \ ランタ ランタ ヽ(;´Д`)ノ ランタ タン (へ ) ランタ タンタ > タン
>>734 そうですね。いろいろ見ていると発見が多いです。
トゲヘリカメムシのなかにヒメトゲヘリが見つかった?模様。
>>735 ミタヨ
>732 タトウに脱脂綿でない素材を使用してみてはどうですか。 ティッシュやトイレットペーパー、揚げ物用のキッチンシートなど いろいろ考えられます。 脱脂綿より引っ掛かることは少なくなります。 また、標本にする時は台紙貼りにしかしないと割り切れば、仰向けにして 並べておけばいいですよ。脚を上に伸ばしておけば、腹部表面が観察しやすくなり、 かえっていいかも。
>>737 キッチンシートがよさそうですね。ありがとうございます。
今日は朽木上にオオモンシロナガカメムシを見かけました。
なかなか素早い奴でした。
漏れもそろそろ標本整理しないとなあ。 あと送る標本もなかなか準備のばしのばしでイクナイ! えいや、と決めたらやらないとダメダメです。 オオモンシロナガ、これからも越冬するからみられるね。 霜でガチガチにならない11月中にいろいろ落ち葉いじってみようっと。 本日の採集・・・益子町高館山 ヨコバイ祭りの気分だった。場所は石材採掘跡に近い小規模な草原で水が流れ込んで 湿った草原になっている。湿地とまではいかない。地表は白っぽい土。 ススキがしげっていて、チガヤ?やスゲの類もあった。 活動期に調査してみると面白いのが採れるかもしれない。
ヒラタグンバイウンカがかなり見られたことは貴重だと思う。 あとはタテスジウンカ、トビイログンバイウンカ、オオヨコバイ、 オオトガリヨコバイ、ヤノトガリヨコバイ、トガリヨコバイ、 ウスイロヒロヨコバイ、ナガウンカ類、ナガラガワウンカ類、ホソサジヨコバイ、 コブウンカ類の幼虫などがいた。 カメムシはいつものメンバー。ウデワユミアシサシガメ?とアシナガサシガメ、 カモドキサシガメ類の幼虫、キベリヒョウタンナガカメムシ、ヒメクロカメムシ、 ヒゲナガカメムシなど。
>>740 ■■■■■
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朝のCymusは自演じゃないよ。 あのあとすぐに唐沢山にカメムシ採りにいったから。 本日の採集をポエム風にする?ううーんどうしよっかな。フランシーヌがここにいるから聞いてくる。
どうもこのごろ滞りがちですね。 わたしがヘボです。 卒論の準備にかこつけてサボっているようにも感じている日々。 とちぎの昆虫との比較もまだ残ってますのでそれなどを続けてみようかと。 思うのだけど。 なんか めんど草くなって これが連続していてなんともダルトーン。 日和見主義・・・ お前がニッポンをだめにした・・・ まるで黒沢の後ろで涙を流す若者のように・・・
今日は佐野の唐沢山まで採集に行きました。雨が降っていたことはわたしの あ、福田屋で北海道物産展なんですよ。でかけてきますね。あとで。
昨日は佐野の唐沢山まで採集に出かけた。雨が降っていたことはわたしの やる気を少し失わせるに値するものだった。 それでも雨はきっと止む、きっと、きっと、キットカットでハバブレイクタイム!! きっと止むさ、そう信じてハンドルを握って小雨の栃木路を走る。 大平町は雨が強かった。もうだめぽか。みかも山周辺も同じ色合いの雲をしていた。 雨が降っているのはどうしてなんだろう。自宅周辺は降っていないのにどうして降っているのですか。 どうしてですか。どうしてだろうか考えているといつのまにか着いていた。 心理が織り成す不思議な現象だった。 そして雨は降っていた。雨に苦しめられた。 どうしてだ、ここ連続で雨じゃないか。これではせっかく平日に休みをとって かわいい子供と出かけようと前々から計画を練っていた若い父親はかわいそう。 かわいそう率10%くらい。
雨に対して不快感を抱きながらもビーティングしてみた。自然との対話の瞬間。 そうしたところ次のような結果が得られた。 1.アズキヘリカメムシがいたよ。 2.アオクサカメムシが多いな。やった一頭は黄帯型だ。 アズキヘリカメムシはかなり個体が多い様子。 アオクサのきおびタイプは2頭目。うれしかったー。でも逃がした。 でかいカメムシって展足面倒くさくってね。 あとはホシチビカスミカメ・コミドリチビトビカスミカメを見た。 アカマツの樹皮下にはヤニサシガメの幼虫がいた。 そしてアシナガサシガメがここにもいた!!!!!!!!!! さらにマツヒラタ。ウニコロール。トリコロールにしたかったがやめといた。 これはもう見飽きた。 ウラジロガシ?にはアミメクサカゲロウが10頭くらい見られた。あれの生きたのははじめてみた。 そして帰った。つまんない採集。
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ちなみにこれはLigylocoris slossoni Barberの再発見の報告。 これまで4頭ほどしか知られていなかったのがこのたびの発見で 4〜5令幼虫も含めて50頭ほどが追加されたという。 前半部分のわずかな部分の大まかな要約を以下に書き出してみた。 訳は自信なし。乱筆スマソ。 slossoniの原記載はBarberが1914年に1オスに基づいておこなった。 しかしながら後のLigylocoris属のレビジョンで彼自身が slossoniを検索表からはずし、疑問種とした。 なぜならテネラルで不完全な個体だったからだ。(1921年) その後、1メスがカシワ類の枯れ葉から採れ、slossoniは有効種として昇格され 再記載がおこなわれた。(1924年) 中略 Barberのコレクションでslossoniとされている種のほとんどが未記載種で あることが分かり、barberiと名がついた。(1986年) slossoniはbarberiとは、頭部は一様に暗赤色で、前胸背の毛は少なくまばら、 前胸背の襟部は明らかな溝によって区切られ、後胸側板は光沢があり、 腿節と脛節は赤っぽく、黄色いふ節とは対照的、そして前腿節は1本の大きなトゲをもつ。 もうこのくだりですでに熱いですね。 ナガカメムシは大好きなのでよけいにそう感じるのかもしれない。
あ、カメムシでいうmetapleuronってどのへんだろう。 辞書も見ないで書くなと小一時間(ry と言われるかもです。metaだから後なんだろうけど。
ぐぐるとアリやハチがひっかかるけど 胸の何処かだよね?
甲虫の場合側板だけどカメムシの場合はどうかってことか。
ありがとうございます。 甲虫やハチ、アリは区別がはっきりしていて明らかですが カメムシだとわかりづらかったです。 ラテラル・ベントラルということは側腹面ってことかな。 epimeronは後胸側板か。 胸板がいくつかのパートからなるカスミカメムシなどは区別があるようで カメムシ図鑑にも図が出ていたと記憶してます。うーむむずい。
昨日の採集の前に。 やっとのことで、県全体のリスト、そして県内4ヵ所のリストができました。 下書きの段階ですが。 栃木県532種 石橋町220種 渡良瀬142種 大平町111種 鶴田沼109種です。 後半またバイトなのでいなくなりますがとりあえず結果報告。 石橋町は、平地であることを考慮してもなかなかの数だと思う。 大平町は平地の雑木林はまったく手をつけていない。 いろいろ反省すべき点はありそう。つーか、ある。 ホシハラビロヘリが記録されていない大平はキモイ。
とりあえず生息環境を四つのカテゴリーにわけてみた。 カテゴリー重複はあるのだが、ここは1種につき一つとして考えた。 この判断に泣かされることもしばしばだったが、おいおい説明しようと思う。 1.水生 2.草原など雑草間 3.樹上、木の樹皮下 4.地表・地中 ナガカメムシにおいては、エノコログサの穂に登っているコバネヒョウタンナガカメムシを 2にあてはめたが、他のヒョウタン類、たとえばサビヒョウタンナガカメムシは 地表で見つかることが多いので4に入れた。ヒラタヒョウタン、キベリヒョウタンも同じ。 ただ、クロズヒョウタンナガカメムシはスゲ上に見られ、花穂にもいるようなので 雑草間の2にしてある。ほかにも、オオメカメムシ亜科のヒメオオメは地表、 オオメは雑草間、ここまではいいのか。 コバネ、ああここがちと苦しかったんだ。 コバネ亜科のホソコバネとコガシラコバネはアズマネザサにいる。 この類は木として扱ったが、日光にあるようなササは雑草としておいた。 だからアズマネザサにつくカメムシは全て3に、 クワヤマカスミカメやヒメクモヘリカメムシは2にそれぞれ入っている。 なんか分かりづらいかも。 扱った。
最後の「扱った」は間違い。 栃木県 532種 ・水生 49種 9.2% ・雑草間 166種 31.2% ・樹木 230種 43.2% ・地表、地中 87種 16.4% 樹木に固有のカスミカメムシの占める比率が大きい。 ツノカメムシも豊富で、本州にみられる既知種のほとんどが県内から記録されている。 多くのカメムシを育む樹種の豊富な森林が県内各地に広がっているからだ。 また、高度も平地〜亜高山帯までと広く、高度によって違った種類が見られることも要因である。 草原などにみられる種も次いで多い。 貴重な種も多いが、草原の減少で個体の存続が危ぶまれている種もある。 県内は良質な湿地や池沼が残っており、水生の種も比較的多く報告された。 比率は低いが、これは飛躍的に「樹木性」の要素が増えたためである。 地表・地中の種も豊富だ。ツチカメムシは本州に産するほぼ全ての種が報告された。
石橋町 220種 ・水生 17種 7.7% ・雑草間 80種 36.4% ・樹木 75種 34.1% ・地表、地中 48種 21.8% 石橋町と言われても正直ハァ?だと思う。宇都宮の南に隣接する細長い町で、町の南北を 姿川という川が貫いている。周辺は田園地帯、川沿いは草原が発達している。 石橋高校があり、クイズ大会で優勝したこともあったが最近はどうだろう。 インセクトにも県博物館の収蔵目録にもなかなか載らない「石橋町」。 その内訳をみると、水生は低調。植物の豊富な池沼がないからだ。 標高が低いこともあって、山間部にいる水生カメムシも採れない。
ギコナビにしてみた。 雑草間の種がもっとも大きな比率。これは姿川草原の調査が生んだ賜物と思われる。 今後、雑木林の調査などが進むと比率は減るだろうが、 石橋町を特徴づける指標になることは間違いない。 カスミカメムシやナガカメムシ、カメムシなどがよく見られ、個体数も多い。 雑木林が主体の「樹木性」のカメムシもついで多い。草原・雑木林どちらもよく調べられているので あわせるとちょうど町全体の7割、つまり植物に依存する、 あるいはなんらかのつながりがある種の割合をも示している。 樹木性の種については、一部野外での生息状況を見ずに入れているものもある。 マツヒョウタンカスミカメは石橋町ではいずれも灯火で採れているし 種類の不明なチビカスミカメ?も灯火の一例だけだが、樹木につくものとして考えた。 地表性の割合は大きい。草原の地表に多い種、森林の地表に多い種、 食餌植物にしばられることなく草原でも森林でも広く見られる種もいくつかある。 町の規模のわりに、ツヤツチカメムシ属が3種見られるなど興味深い。
そう、これはわたしも苦労したのでもう作ってません。 脂ですが、かなり出ます。 ババアメンボなどの小型種はそうでもないけど、コセアカなどがすごかったような。 当然きちんと管理しないと、そこからカビが出ます。 足が水平にならないのもダメダメ、そして前足の形質も重要なので 伸ばそうとするとすぐに折れてしまうし。
渡良瀬遊水地 142種 ・水生 20種 14.1% ・雑草間 59種 41.5% ・樹木 25種 17.6% ・地表・地中 38種 26.8% 水生は、鶴田沼につぐ比率の高さ。アメンボ類が特に豊富で貴重種もこでは数多く生息している。 しかしながら、石橋町同様に山間部の種類が欠如している。 近隣では小山市からヤスマツアメンボが記録されているが渡良瀬では記録がない。 石橋町では雑木林の水たまりに限って見られるので、県南のほかの地域でも同様なのかもしれない。 渡良瀬遊水地は草原・湿地が発達するので、草原性の種類、雑草間に見られる種が主体をなし 周辺他所との共通種が多い。またいくらか暖地系の種類も含まれている。 樹木に見られる種は少ないが、点在する雑木林を調べれば追加は可能と思われる。 ヤナギ林の発達が特徴的で、それらに依存するカスミカメ2種は県内ではここでしか記録がない。 地表・地中性の種類は四つのカテゴリー中で二番目に多い。 地表に落下した実を食したり、小昆虫を捕らえたり、地中で生活する種がこれにあたる。 ヂムグリツチカメムシは記録の少ない稀種。
大平町(ほとんど下皆川の林道周辺) 111種 ・水生 5種 4.5% ・雑草間 39種 35.1% ・樹木 46種 41.4% ・地表・地中 21種 18.9% 大平町、とあるが全体を調べたわけではなく、ほぼ全て下皆川の林道で記録したもの。 水生を除いて以下で述べることは「下皆川」で確認した事例に基づく。 水生は5種と低調。アメンボ類の記録は「とちぎの昆虫」を参考にした。 林道でも水環境はほぼ皆無で、小さな流れがあるにすぎない。 雑草間に見られる種類は、道沿いに狭くできた草原でよく採れた。 クズ群落ではカスミカメ類が多かった。
つづき 森林環境を代表して、樹木に見られる種は最多の46種だった。 といってもうっそうとした森林ではなく、日当たりのよい山肌を通る林道。 アカメガシワやリョウブ、クリ、ヌルデなどが視界によく入る。山地性の要素が入りはじめる。 また、オオホシカメムシなど暖地性の種類もよく見られる。 地表性・地中性の種は少なめだが、林道の路肩は斜面や岩肌になっており十分なリターがなかったこと、 イネ科植物の育つ草原がなく、それらの地表に多いサシガメ類、ナガカメムシ類が見られないことなどが 理由として考えられる。キベリヒョウタンナガカメムシ、サヒビョウタンナガカメムシなどは 石橋町においては姿川の草原地表に見られる。 それでもオオムクゲカメムシ?の仲間が3種ほど見られたり、 ルイスチャイロナガカメムシが見つかったのは特記すべきことである。
鶴田沼 109種 ・水生 18種 16.5% ・雑草間 41種 37.6% ・樹木 32種 29.4% ・地表、地中性 18種 16.5% 宇都宮市の郊外にある鶴田沼。標高は120mとやや高く、山地の要素が入り混じる。 水生の比率が高く、2割近い。しかしながら周辺の雑木林や牧草地の調査が進めば比率は減るだろう。 シマアメンボは平地で見られない種の一つで、鶴田沼は県内の分布の辺縁に当たると見てよさそう。 エサキアメンボの生息は貴重で、水際の地表にはモンシロミズギワカメムシも多い。 雑草間で採れる種は多い。ほとんどを目録に頼ってしまったが自らの調査でもいろいろ追加できた。 湿地のスゲにはホソメダカナガカメムシがいて、最近はオオヒメヒラタナガカメムシと思われる種も確認した。 県南では見つかっていない種で、石橋町ではまったく採れていない。 樹木に見られる種、あるいはつながりのある種はやや少ない。環境から見てこの倍は記録できそう。 キノコカスミカメが3種みられ、カワラタケ類にいる2種、それと立ち枯れの乾いたものにつく種がいる。 古い記録で、キタヒメツノカメムシも採れているらしい。 地表・地中性の種も少ないが、これも追加が増えそう。キモンナガカメムシという珍しい種が 林内のアカマツ樹皮下で採れたが、地表に近かった。 後日鬼怒川の河畔林で越冬群を見る機会があったが、ほとんどが地表近くだった。 このことから、おそらく本種は地表、リター内で暮らしているのではないかと思う。 ただし活動期は調査していないのであくまで予想である。
14日の採集・・・宇都宮市鶴田沼 分ごとにメモってみた。ドキュメント形式。 11:53 自転車で自宅出発 12:15 石橋町上古山集落センター通過 12:20 弥五郎次橋を渡り壬生町へ 13:10 鶴田沼着 13:14 カタビロアメンボの1種を採る→新記録 13:15 シロネ?をみる→いない 13:25 湿地地表→コバネナガカメムシ一頭、あたりはもう草刈終わり 13:27 アカマツ→マツノヒゲボソカスミカメ、マツホソアブラムシ多、キモグリバエ類もいた
13:27 シダ→いない 13:32 積わら→ムクゲカメムシ少ないながらいた、霜がおりないからまだいるか ほかにヤサハナカメムシ、チャイロナガカメムシ?幼虫、ヒナナガカメムシ、キベリヒョウタンナガカメムシ ユミアシハナカメムシもみられた。トビムシがとても多い 14:05 枯れ木樹皮→いない 14:05 キノコ→いない 14:15 コナラ→いない 14:20 スゲ→ヒメハナカメムシ類、ハネナガマキバサシガメ 14:31 スゲ→ホソメダカナガカメムシ 14:31 アズマネザサ→ホソコバネナガカメムシ、モリモトヤサハナカメムシ 14:45 積わら→アカスジナガムクゲキスイが非常に多い
14:57 朽木→いない 15:00 キノコ→いない 15:03 牧草地、草を刈ったあと。コバネヒョウタンナガカメムシ 15:09 シラホシカメムシ 15:11 トゲサシガメ 15:17 ユミアシサシガメ類の幼虫 15:19 オオクロカメムシ 15:22 ヒメクロカメムシ いずれも刈った草や刈られた株などのビーティングで採集した 15:51 終了 17:00 自宅到着 7種を新しく記録することができた。 いずれも普通にみられる種類ばかり。 モリモトヤサハナカメムシはアズマネザサによくいるので狙ったらいた。
本日の採集・・・宇都宮市東木代町 ヒメトゲヘリカメムシが採りたくなったので出かけてみた。 そのまえに、モンキハシリカスミカメが採れる土手に行ってみたがさすがに草は刈られていた。 雑木林の林縁で落ちたクヌギなど枯れ葉をさぐったり、枯れたやぶを叩いた。 ヒメヒラタナガカメムシがいたので採る。オオヒメではないようす。 これで宇都宮市には2種のCymusがいることになった。当地はコバネマキバサシガメも採れていたと思う。 真岡方面の丘陵地に入るのだろうか、いくぶん山地系の要素が混じっているらしい。 コガシラコバネナガカメムシもいた。コバチ・コマユバチもいろいろいるので採った。 この調子ならキモンナガカメムシも・・・と思ったがそうはいかなかった。 土手の中央から届く限り、コナラやクヌギ、クリのの枝を叩いてコバチ・コマユバチ、 そしてヒメハナカメムシ類を採った。クヌギカメムシの交尾個体もけっこういたし、ヒメグンバイもいた。 そして向側のクヌギの枯れ葉つきの枯枝から、マダラカモドキサシガメを1頭採った。 これは結局4頭採った。そして場所を移動した。
サイクリングロード沿いで、鬼怒川の側、つまり東側はきれいに草が刈られていたが 西側は路肩に沿って狭いながらも草が残っていた。ためしに叩いてゆく。 すると灰色で足が赤褐色、後腿節が太いヤチバエの仲間らしきものがけっこういた。 ヒゲナガヤチバエはいないと記憶している。夏の頃もここらへんでこのてのハエを見たような記憶がある。 オレンジ色の小さなクロバチ?がいたので採った。 そのまま走って、キモンナガカメムシの採れる林へ行く。 手前にも林があり、手が届く限りクヌギを叩いたがなにもいなかった。 そして目的の林へ。でもコナラやクヌギ、シラカシなどを叩く。 いろいろ採れるのでおもしろいからだ。キモンクロハナカメムシが1頭いた。 いや、この前の林だったかな。いろいろ混ざっている。今日、ケシハナカメムシもここで見たんだっけ。 ここでは触角第一節?が異様に長い、オレンジ色のコマユバチを採った。 そしてキモンナガカメムシは一頭だけ、ヒノキの樹皮下で見た。地表に近い。 採集はしないで、また会えたねと眺めてからリリースした。膜質部の模様が顕著だった。
このキモンナガ、見た目はムラクモナガカメムシみたいな印象を受ける。 チャモンナガカメムシはスマートだけど、キモンナガはずっしりとした体型だ。 一昨年は大量に越冬個体を見た。去年も冬期に1頭だけ見た。普段はどこで生活しているだろうか。 最後に、ヒメトゲヘリカメムシの採れる河原の草原に行った。 3頭を持ち帰る。1頭がメス、あとの2頭はオス。 石をどけると、そのまわりにじっとしていた。灰色なので見分けやすい。 夏には幼虫もみられ、よい発生地となっている。 同じ鬼怒川の二宮町でも多数採れた記録がある。 そしてここで終わりにして帰った。
きのうみたヤチバエがあっちにいた。 本日のさいしゅう・・・石橋町中大領 クヌギ・コナラからたまに採れるケブカヒメハナみたいなやつが気になった。 昨日採れたのがそうげだったから。 前にもこんなのが採れていたので、それを最初にとった中大領にいった。 そのまえに、地表でセスジアシナガサシガメを探したがいなかった。 林にいくと、クヌギは葉っぱがほとんど散っていた。 クリはやや残っていた。叩くと薄い色をしたヒメハナカメムシを5頭採った。 枯れ葉つき枯枝があったので、叩くとマダラカモドキサシガメが1頭採れた。 濃い褐色のケブカヒメハナカメムシ?はいないようだ。
キムタクさえも霞むようなオトコになりたい。 つまり、自分の質、クオリティを高めるにはどうしたらいいか。 これは男なら誰しもがもつ危機感、そして願望であるかもしれない。 しかしながら私は、その中の突然変異だったようでトンと興味はない。 メンズノンノンを読むわけでもなく、アンアンを立ち読みするわけでもなく。 違う快感でアンアンすることはあるのだが・・・ 「はい、アーンして」 「ううむ、今日のしもつかれはバッチグーだ」 こうした会話が生まれるのは果していつになるのだろうか。 淡い危機感は覚えども、実行に移せずただ虫に情熱を注ぐ日々。 虫はいくらかわいがっても、料理はつくってくれないしテレビを見て笑ってくれない。 あ、そういえばあった。「はいアーンして」 相手は銀色のヘラを私の口に入れて、白衣を着てたっけ。
ageさんは本当に外人なんだろうか。 fore tarsiとか流し読みじゃないよね? descrimbedをdiscrimbedって綴ってもつっこみなかったな。
生粋の日本人でしょ。
こんにちは。スレ主のAeliaです。 本日、大変な罪を犯してしまったのでのちのち報告に伺います。 ふたばにもよろしくです。
判明していること。 ・自分の今後の振る舞いで改善されるかもしれない。 ・自分の心理が招いたこと。 ・社会上許されないことであり、恥ずべき行為。 たいへん申し訳なく思っています。 とりあえず帰宅したら報告します。あー、バカだ。
778 :
名無虫さん :03/11/21 16:27 ID:sUqDE3tR
何があったの?
交通関係のトラブルと見た
心の中にしまっておこうと思ったのですが、 あえて書くことで戒めとしておきます。 実は、先週の木曜日にバカ食いしてしまい、10日間無駄遣いしない、 コンビニででかい弁当は買わないとこころに決めていました。 宣言までしたのだから、それを破ることは許されないし恥ずべき行為です。 今日は8日めに当たります。しかしながら、心が傾いてしまった。 「一週間もったんだから、たまにはいいだろう」と思い 塩焼きそばと、ソースカツ丼、雪印コーヒー、サラダおかきを一気に食べました。 自分を正当化しながらのきょうの「背信」行為。 やせることを公言しながら裏切ってしまったおのれの情けなさ。 今後は「一週間」ごとにバカ食いすることに決めてしまいました。 こうして書いている今でも、「一週間もったんだから」と 自ら弁護に走ってなさけないなさけない。あー、もうみてられない。 自分にとっては重大な罪です。
そんだけ山駈けずり回って、でもちょっと体型気になる状態なのか?
そんな事か〜〜〜〜〜〜〜!! ∧_∧ .' , .. ( ) ,"⌒ヽ, .∴ ' <⌒ヽ /"⌒ヽ 丶⌒"- ─ヽ, .∴ ' ”,, ,,("⌒丶 丿 人 rー ─"" , ∴ ∴(入 ヽ,ヽ←Aelia (_ ソ \, \彡-―""-――= ̄" ,,"" "`: ∴.' ヽ > | ) ", ' ,,, __―__ _ー=_ ソ ノ 丿 | ( 入_,, ノ二三"ー ̄− _ =二__",,, _,,(⌒ / 丿 | ” ( ノヽノ ,,.,ノ | | /” / ,,/ r⌒ ) _| / ノ ( | (_ ,ノ / | |_ _,, _ ,/ _ ノ (__ノ ( / ヽ_)”
食べすぎで下腹が出てて、非常にみっともないです。 せめてベルトの金具を一番最後の穴に入れたい。
道路近辺のポイントは止めて深山幽谷、10キロ以内誰もいないような 場所で一週間程サバイバル採集に逝け。
これから寒くなるのでゴールデンウィークあたりにしようかな。 あ、仕事始まるからダメか。 運動も取り入れて気長にやります。 本日の採集・・・石橋町上台 訂正・・・これまでのカキコでテイカカズラ→スイカズラ よってメダカダルマハナカメムシがいるのはスイカズラです。 コナラなどからヒメハナカメムシとろうということで出かけた。 なぜか全くいない。河川敷のクリやコナラにはいたのに。 やはり草原から二次的に飛来して、アブラムシを捕食するのだろうか。 今日の上台の当地は雑木林に近い日の当たらない細い林道脇。 ヒメハナカメムシ類が生活するような草原は発達していない。 かわりに、スイカズラなどのあるアズマネザサを叩いたら ヒメイトカメムシが2頭いた。石橋町新記録。 これで221種の生息を確認することができた。
ヒメイトカメムシはスイカズラが好きなようだ。 そこにいるアブラムシでも捕食するのだろうか。 益子町でスイカズラにつくことを知ってから、大平町でも確認した。 益子町の場合はメダカダルマハナカメムシもセットで見られるのだが これに関しては珍しいようで、大平でも採れない。 今回の例で、ヒメイトカメムシがスイカズラ大好きなのがより明らかになった。 思いがけない種の出現だった。スイカズラはヒメイトカメムシ、というイメージが あったものの、今回はヒメハナカメムシのことにせいいっぱいだった。 マダラカモドキサシガメは幼虫だった。 なぜヒメハナカメムシなのか、というとどうしてもケブカヒメハナカメムシが いるような気がしているからだ。 これについては、もう書いたので簡単に説明するが 先日宇都宮市東木代町で採った一頭が、濃い褐色で毛が目立つので ケブカヒメハナカメムシではと思い、その前に採った個体を含めて追加しようと思っているからである。
石橋町 221種 ・水生 17種 7.7% ・雑草 81種 36.7% ・樹木 75種 33.9% ・地表 48種 21.7% ヒメイトカメムシはイトカメムシとともに「雑草」のカテゴリーに入れた。 植物に依存、あるいは生活の場とする種のうち 草本植物にいるものを「雑草」、木本植物にいるものを「樹木」として扱った。 スイカズラは草本かどうか迷ったが、草本にした。 暖地系の種類のようで、宇都宮市鶴田沼、足利市、益子町、石橋町、大平町で記録されている。
スイカズラ「おら木本だぬ。」 まあ草本木本の境界は曖昧らしいし、 「雑草」の扱いでもあまり違和感ないね。
木本でしたか。結構目にするけど雑草っぽいと思ってました。 ありがとうございます。
すごいあゆだな。目の前で見たの?
Aeliaもとうとう彼女が欲しくなったらしいな。
Aeliaのクソ馬鹿は、名無しで荒すのやめろボケ!! ごみ箱に頭突っ込んで悶死しろ、ゴキブリ野郎ザコ固定が!!死ね!!! 基地害は基地害なりの板に移住して欲しいわ!!
ハァ? 例えばどこよ。野生生物板はマジメなスレしか興味ないしなあ。
>>794 スルーした方がいいぞ。まともじゃないから。
>>793 ハゲドウ
Aeliaばか丸出しでウザイな。
きょうも無駄遣いしちゃった。ぎゃははは。
これからの季節は路面の凍結や霜などで 足元が滑りやすくなるよね。 転倒には十分注意して採集をすすめてくださいな。
>Aeliaさん 虫板ではどうもありがとう。 酒井 香氏でなくて酒井 雅博愛大助教授でしょうか。も少しお勉強しないとdameね。 (来年は愛大昆虫展行こかなー) ではでは...
>>801 そう、雅博先生のほうです。香氏はハナムグリ類の研究家です。
bifolia channelにLeptocorisaが出てた。 昨日の採集・・・大平町下皆川 ここのカメムシを卒論締め切り一ヶ月前になって必死に確認している。 一種でも多く記録して精度の高いリストをつくりたいからだ。 なにしろキベリヒョウタンナガカメムシやホシハラビロヘリカメムシが記録されていない。 これは明らかに調査不足だった。そして採集ノートも観察記録も手元に残していない。 手元の標本をあせりながら調べても後の祭り、矢祭、宇都宮市上戸祭。 というわけで昨日もバイト終わってから暗くなるまでの短い時間を調査に当てた。 林道のススキからマダラカモドキサシガメを採りたかったが幼虫だった。 しかし、シロヘリクチブトカメムシとアズキヘリカメムシを新しく記録できた。 前者はすでに渡良瀬遊水地から記録されていて、当地でも生息はある程度予想していた。 後者は最近採集されだして、前前回の岩舟町鷲巣の記録を皮切りに、 前回の佐野市富士町唐沢山、そして今回の大平町下皆川である。 ちょうど三つの市町が横並びになっている。 それに足利市の記録を合わせると四つが横並びでラインを形成できる。 ちなみに今市市でも記録がある。 山間部に比較的多いことが分かってきた。
そして、ヒサカキだったか枯れ葉がまとわりついていたので叩くと ツヤアオカメムシが落ちた。これも新記録。 Glaucia属をはじめとしたビショップ博物館のカメムシ科コレクションについての 考察ノートが面白い。Carpocoriniでぐぐってご覧あれ。 側溝の落ち葉はさみしくなってきた。 ウロコアリの仲間がいた。ノウロコー そしてオレンジ色の小さなナガカメムシの幼虫。 これはケシナガカメムシだったか、記憶にあるが特定できない。 ヒメクビナガカメムシの幼虫も1頭確認した。 野山は紅葉も終わりに差し掛かった。 槇原なんとかの「冬がはじまるよ」を口ずさんでいると サッポロビールの冬物語のCMを思い出す。
805 :
ウホッ :03/11/25 11:23 ID:???
>槇原なんとかの「冬がはじまるよ」を口ずさんでいると サッポロビールの冬物語のCMを思い出す。 槇原じゃネタになってしまうな(w CMやってたの12年前くらいだから、Aeliaは当時小学生か
「冬がはじまるよ」がCMソングだったのは思い出せないけど 雪模様のきれいなCDだったよね。 確か家にあるから探し出して久々に聴いてみようかな。 ・・・・と、スレ違いスマソ。
>>805 4年生くらいでした。1991年あたりですね。
うちで最近、当時発売だった冬物語のグラスを見つけましたが
使って間もなく割れました。風化したのかな。
>>806 CDもってるんですか?聞いてみるといいかも。
実は先週の歌の大辞典で聞いて思い出しました。
本日の結論・・・ヒメハナカメムシ3種はいる。 先日、クヌギからケブカヒメハナカメムシっぽいのを採ったこと、 その後積極的にこれらを探していることを書いたが、昨日あらためて ヒメハナカメムシ各種の特徴を図鑑で確認した。 日本本土にいる種で外部形態で同定がやさしいのは、ケブカヒメハナ、ツヤヒメハナだった。 ケブカヒメハナのだいたいは分かっていたのでツヤヒメハナの項を見た。 前にもヒメハナカメムシについて調べ、何回か集めたことがあったが この時は、交尾器見ないと難しいが前翅と足の色彩でおおまかに同定できる ナミ・コ・タイリクについてポイントを定めていた。
ツヤヒメハナはもっともわかりやすく頭部先端が淡色になることで同定できるが この時はツヤはいないものと思って特徴はろくに見ていなかった。 採集したものの、色彩での同定はやはりムリがあった。 なので今回は外部形態に重点を置いて、交尾器見ないと難しい ナミ・コ・タイリクの3種はとりあえずあきらめた。 ツヤヒメハナの頭部先端が淡色になるという形質は、今回写真でも確認した。 「なんだ、こっちのほうが標本から見つけやすいな」 この色彩に加えて、前胸背は光沢が強いなどの特徴。 さっそく標本を調べる。翅が淡色できれいな個体をつまんでみた。 すると頭部先端が黄色っぽい。前胸背もつやややかだ。 「はい、ツヤヒメハナ確認。」 これで2種は確実になった。このツヤヒメハナと、先のケブカヒメハナ?である。
ツヤだと分かった標本は2001年に石橋町上台の姿川沿いの草原で採ったものだった。 ほかにもう1頭確認した。残りの標本はいつか調べる。 たしか休耕田で採ったものと記憶している。イネ科植物で生活するという記述とも一致する。 念のために頭部が黒い個体、つまり検索表の最後の3種、ナミ・コ・タイリクのどれかの確認をした。 すると石橋町下長田の姿川草原の個体が一致した。前胸背もよりざらざらしているように見えた。 いずれの確認もメスでおこなった。オスも調べようと思う。
ちなみにケブカヒメハナは前胸背の前角と後角に一本ずつ後角毛がある。 宇都宮市東木代町の個体は、斜め横から前胸背を見て、前角に明らかに長い1本の毛と 後角にやや長い1本の毛を見出せた。左側だけを確認したがこれは明らかに 他種とは異なる特徴である。 狭くやや隆起した瘤状部と光沢のある濃い褐色の前翅もケブカヒメハナによく似ていた。 まだこれだけで同定するのは不安定かもしれないが、 草原で採れる種とは異なることが分かった。 よってこの個体、および石橋町中大領でクヌギから採れた1オスは ケブカヒメハナカメムシとしておく。 これで少なくとも三種のヒメハナカメムシが県内にいることになる。
よって、これまでヒメハナカメムシ種群としていた表記を ツヤヒメハナカメムシ ヒメハナカメムシの一種 ケブカヒメハナカメムシ? にしようと思う。 ヒメハナカメムシの一種、はもう少し詳しくするなら コヒメハナカメムシ亜属の一種とするべきか。でも煩雑だし本土には ケブカ以外に他の亜属は分布しないからいいか。 栃木県全体では2種追加で534種を自ら確認できた。
さっきの採集・・・石橋町下石橋 雑木林でヒメハナカメムシを採ろうとしてクヌギのポイントにいったら葉が落ちてた。 そのまま進んで、畑に出てみた。雑木林に囲まれていて誰もいない。 虫採るならイマノウチということで、畑の縁に出て、まわりのコナラやクヌギをたたいた。 ヒメハナカメムシはまったくいなかったが、植えられたツツジやスイカズラ、枯れ葉つきの枯枝などから 下石橋地区初記録のカメムシが8種採れた。 ヒメイトカメムシは最近石橋町から記録されたもので、今回もスイカズラから採れた。 ほかは以下のとおり。ハネナガマキバサシガメ マダラカモドキサシガメ イトカメムシ ヒメナガカメムシ種群 アカヒメヘリカメムシ ブチヒゲヘリカメムシ アオクサカメムシ。 下石橋は調査が遅れており、上台地区では140種ほどが採れているのに比べて 約90種ものひらきがある。今回見つけたポイントは稲刈り後の水田ということで なにか水生の種類が採れればとおもう。 下石橋は雑木林の調査しかしてこなかったので、水田で採れるカメムシの記録は あまりない。 これで下石橋から記録されているカメムシは49種となった。
トゥデイの採集・・・Yumoto,Nikko,JAPAN. 樹皮からハナカメムシが採れはしないかと思い、出かけた。 いなくて、キタヒメツノカメムシ・シロテンツヤカスミカメ、そして ブチヒラタナガカメムシ?を採った。あとはコバチ・コマユバチ。 ヒメミズギワカメムシの採れる溝は水があったが、いたかどうか調べる時間がなかった。 トガリヒラタカメムシの採れる木からはメスが1頭見られた。 葉っぱは落ちていたが、前白根山が雪色だった以外はまだ雪も積もっていない。 落ち葉もバリバリいじれる。 イギリスのサイトに北海道でも記録されたStygnocorisと コゲチャナガカメムシDrymus brunneus?が新しく載ってた。 Kleidocerysでググってみなんしょ。
冬季に採れるカメムシは茶色系がほとんどな気がするけど 実際はカラフルな奴も採れるの?
1cmくらいのあやしいのが、みかんの葉っぱから死んだフリして転げ落ちた… なんで?
815サン もともとカメムシは地味なのが多いです。 カラフルどころではアカスジキンやツノアオが 大きく立派ですが前者は幼虫で、後者は卵で越冬します。 あとは夏の間緑色だった種も冬は褐色になって まわりの色にとけこんだり。
818 :
ロ :03/11/28 16:51 ID:???
816サン 擬死かな?危険を察知すると死んだふりをします。 危機を逃れるために落ちることが多いかな。 Lisのツチカメムシのカタログをpdfで見てたら ヒメクロツチの学名がヒメツチのシノニムだった。
819 :
名無虫さん :03/11/29 11:19 ID:M0eUYUkL
820 :
みい :03/11/29 11:42 ID:9qAhrzEO
1さんって可愛いのねえ(*^.^*)エヘッ ところでみいは東京でカメムシって見たことないんですけど ここをみるといっぱい種類があるようね(@_@;) で、全てクサいんですか? カメムシの画像みたいのだけれどUPお願いできるかしら?m(_ _)m
>>819 そのスレ好き。たまにロムってます。
>>820 体が小さいやつはあまり臭くないです。マルカメムシは例外ですが。
一般にくさいと言われるのはカメムシ科、その他カメムシ型類に所属する
仲間で、クヌギカメムシ科、カメムシ科、ツノカメムシ科、マルカメムシ科
などは文字通りカメムシくさいです。
エビイロカメムシ科、ノコギリカメムシ科、キンカメムシ科はそれほどくさくなく、
ツチカメムシ科に至っては、芳香の域に入れてもいいくらいです。
画像ですが、私は写真撮らないので
ツチカメムシとかキンカメムシでぐぐってみては。
ニワカさんみたいに画像集めるのも楽しそうだけど。
追記 もちろん私は画像も集めてません。 国内のサイトだけでなく、海外にもいろいろ面白いサイトがあります。 cedarcleek incectはナガカメムシなどの標本写真がグッド。
栃木県の民謡は何度聞いてもいいね。 木綿のハンシモーク 恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向かう列車で 華やいだ街で 君への贈り物 さがすさがすつもりだ いいえ あなた 何にも 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って染まらないで帰って 大平へ ぼくは旅立つ 雨の中傘もささず 冬枯れの山で 新しいカメムシ さがすさがすつもりだ いいえ ここは なんにも欲しい虫はないのよ ただ枯草いじっても 虫なんていないわ いるはずがないもの 大平で 半日が過ぎ 空にはもう朝日が出ていた 口にくわえてた 吸虫管の中 なにもなにも採れていない 落ち葉の下も 立ち枯れの樹皮をめくってみても ただ虫の虚像が 目の前でおどるだけ 目の前でおどるだけ 大平を 調査に選んだ しかしもう虫はいない このまま採れずに 終わりなのかなあ ぼくはぼくは帰れない 大平よ 最後に 欲しい欲しい虫をねだるわ ねえ 南の島にいる ツヤミズムシください ツヤミズムシください (いるわけねーだろ、ヴォケ!!!)
ツノカメ虫というのもあった。 ヒラリヒラリ Hilaraはオドリバエ 姿川の 雑木林 夏の昼の ミズキの木の中 交尾器としての突起 それを受けるための器官 ペンダーグラスト器官と 呼んで 間奏 ウズーラに訪ねてみた いつまで採るのかと いつになれば飽きるのかと ウズーラは答えた 終わりなどはないさ 人としては終わってるけど そうじゃあ ガンバッテねと 侮辱されたのはずっと前で ラベル いまだつけてない これやばいんじゃないと気づいたのは 今さらになって だった あー台紙貼りのツノカメムシ落ちた ボンドは使ってはいけない ニカワ使うそれだけでよかったのに また採りたいと思ってしまった 後悔したけど遅かった フトハサミツノカメムシのオス
ずっと替え歌ネタというのもいいんだけどここいらでピシッとしようか。 先頃書いた、Lisのカタログ、これはブロツワフの学会誌で pdfで見られる。(Cydninae Lisでぐぐって、URLにwrocという文字列があるところ) ヒメクロツチカメムシとして記録されていた種の学名 Geotomus palliditarsis CostaはCostaが記載した翌年、1882年頃に ヒメツチカメムシGeotomus pygmaeusのシノニムとされている。 ヒメツチカメムシは現在ではFromundus属に入っている。 では、ヒメクロツチカメムシとして記録されていた種の学名はどうなってしまうのか? 保育社の図鑑(後述)、栃木県立博物館、野生生物目録でpalliditarsisの名前を見た。 栃木県立博物館の「ヒメクロツチカメムシ」は明らかに ヒメツチカメムシとは異なる印象である。 ヒメクロツチカメムシについて写真が載っている図鑑はなく ただ保育社の原色図鑑の全面改訂版に紹介が載っているのみ。 新潟から記録されている、そして混同されていたとある。 しかし、Lisのカタログを読み進めていくうちに 不安ながらも合点がいく記述があった。 それは、Geotomus convexus Hsiaoという、中国あたりから 記載された種の分布の項にJapanとあったからだ。1977年の記載、 保育社の図鑑も1977年に出たものと記憶しているから、 もしこのconvexusが「ヒメクロツチ」の正体で 図鑑がもう少し後に出ていたなら、いくらか混乱は免れたかもしれない。 以上のことはまったくの想像だが、カメムシ図鑑の続刊に期待したい。 まだツチカメムシネタがあるから書いておこうと思う。
また忘れるところだった。 ヒメツヤツチカメムシ Chilocoris piceusの日本からの記録は誤同定らしい。 Signoretが1800年代後半に記載した種。 では平地で見られる黒くて小さなツヤツチカメムシはなにか。 クロツヤツチカメムシ C.nigricansということになるのだろうか。 これはホロタイプの産地が鉄道の駅だったとの記述もあり面白い。 JosifovとKerzhnerが1978年に記載した種でこちらはJapanも含まれている。 さらに、オオツヤツチカメムシとして記録されているC. nitidusも 日本からの記録に?がついていた。これはMayrが1800年代後半に記載。 大きなツヤツチカメムシで、私は死体しかみたことがない。 チャイロチビツチカメムシは種のランクを上げるということで 1994年に記載された日本亜種から独立種になっていた。 もともと目録にはParachilocoris minutusとして載っていたが 1994年にLisが日本産(目録では石垣島)を nipponensisとして亜種記載していた。 以前金魚さんにこのことを聞かれて分からないままにしていた。 同じ会誌のpdfから出た話だったが申し訳なかった。 ここに謹んでお詫びします。 まだいろいろあるんだ。
Lisのカタログは1997年までに報告されている種をまとめたものだった。 その中のMacroscytus属であるツチカメムシ M.japonensisの項で Horvathが1919年に記載したコツチ M.fractercusは 1978年にJosifovとKerzhnerの共著論文でシノニムにされたとして シノニムリストに載っていた。クロツヤツチカメムシの記載論文で 触れたのだろうか。 そしてそれとは別に1995年にLisが神奈川の葉山から M.confususという種を記載していた。 コツチではないかと思い、同じ会誌の別の号に載っている LisのMacroscytus属のレビジョン(カタログより後の号)を見たところ、最初のところに シノニムとしてfractercus Horvath,1919 →confusus Lis,1995とあった。 これでなるほどと思った。 よって日本のMacroscytusはツチ、コツチであることが分かった。 しかし沖縄などには別種がいそうだ。
いきなりですが・・・私はDAPUMPのファンなのです。 できれば大好きな『if』を替え歌にしてくれませんか?
原曲が不安なので、とりあえず間違い覚悟で書いてみるけど訂正よろ。 高鳴る鼓動は夕暮れの 君の素肌にリンクする 見せないプライド 鮮やかな君の姿にスィンクする Don't you know it 月の明かりを背負い 絡んできた 運命の糸を追う もしもきみが一人なら 解けるのかな魔法は (俺の行く末ひそかに暗示する人honey) もしもきみが もうだめぽ。1番だけでも教えて下さい。
高鳴る鼓動は夕暮れの 君の姿にシンクする 見せないプライドささやかな 君のすべてにスィングする Do you know it? 月の明かりを背負い 絡んできた運命の糸を追う 願い その答えは見えない 邪魔な雲が隠すんだ その先は もしも君がひとりなら 迷わずとんでゆくさ (俺の行く末暗示する人Honey!) もしも誰かといたときは 解けるのかな魔法は 張り裂けそうな胸の痛みは♪ チョイ不安だったので歌詞カードを見ました。 「姿」を「素肌」と間違うところがAeliaサンらしいねw
831 :
830 :03/11/29 19:44 ID:???
訂正 (俺の行く末密かに暗示する人Honey!)
thx. 素肌のほうがどきっとするよね。 あんまりうまくできなそうだけどがんがってみます。
高鳴る鼓動は目の前の 君の姿にシンクする 見せない動揺震える手 君の全てがマーヴェラス Can I get you? 夢にまで見た君に 出会えたこと運命に涙する 想い この想いは負けない 姿探し追いつづけた長い日々 もしも今日もダメならば 迷わず飛んでゆくさ (日光湯元のスキー場ゲレンデまでHoney!) もしもシーズンオフならば 今年はあきらめよう 次くる年想い新たに♪ ある出会いの歌です。分かるかな〜?
834 :
830 :03/11/29 20:22 ID:???
どうもありがとう。感動してしまいました。 出会いの歌・・・わかるようなわからないような・・・てな感じです。スマソ。
実はカメムシとの出会いです。
Pantilius hayashii ハヤシオオカスミカメという種類が日本にいますが
けっこう珍しいようで、採れている個体は少ないです。
そんな種をわたしは長らく求めていました。
新種記載する際に用いられた標本に栃木県日光市湯元の標本が含まれていたことも知り
ますます会いたい気持ちがふくらみました。
そして出会いは突然。カメムシたちが少なくなる9月のある日、
日光の湯元スキー場のゲレンデで林縁の植物をたたいていたときに偶然メスが採れました。
羽化したばかりのようで、柔らかかったのを覚えています。
その後図鑑で、初秋にあらわれるとあったのでああやはりと思いました。
それからはまったく出会えません。
ちなみにぐぐっても出ず、海外の同属の種が少しヒットします。
前に見ることができた、BioImagesというイギリスのサイトは
パスワードなどを要求してくるようになりました。
ついこないだナガカメムシのStygnocorisが見られたと思ったのに。
一応この画像を見てください。Pantilius属の基準種でヨーロッパなどに分布しています。
http://www.gardensafari.net/wantsen/pantilius_tunicatus.jpg
836 :
名無虫さん :03/11/29 20:48 ID:FNIpqB5/
カメムシ大好き。 あしぎん、あぼーん。
ところでロサリア=Aelia ?
そう。 Aeliaはラテン語だとエリアと読むらしい。 アエリアでもいいかなと思ったけどたまには、と思いロサリアに。
840 :
830 :03/11/29 22:26 ID:???
ロサリアのスペルは?
Rosaliaです。たしかベニボシカミキリ属のこと。 日本にはルリボシカミキリ、フェリエベニボシカミキリ、 ベニボシカミキリの三種がいて、とくにベニボシ類は美しく珍しい種です。
842 :
830 :03/11/29 23:22 ID:???
「Rosalia」もいいね〜 でも最初見たときに十字架を思い浮かべてしまいました。 私は確か、そういう関係の幼稚園に通っていたのでw
十字架っていみなのかな? ジュウジカスミカメやジュウジナガカメムシという種の学名には cruciataというのがついてて、クロス→ジュウジって意味なんだなってオモタ。 うちは近い幼稚園が一つくらいだったからそういうのなかったな。
赤→バラとか。
845 :
830 :03/11/29 23:38 ID:???
いや、違うと思う。 十字架をロザリオっていうでしょ? だからそう思っただけ。 しかしカメムシにも素敵な名前が多いのには驚いた。 何もわからないのに今夜はたくさんカキコしてごめんなさい。
846 :
830 :03/11/29 23:39 ID:???
845は843へのレスです。
>>844 ローズ、ロザリアか。なるほど。
>>845 初めて知った。自分こそなにもしんなくてスマソ。
また来てね。
>>847 魔王ってw
ラクテンってフリテンくんとかそういう類でしょ。
怪しいホムペは踏まないようにしましょう。地震キタ。
とわざとignorantをdisguiseしたところで マルツチカメムシもMicroporus属に移動。 ハマベツチカメムシはByrsius属に。そしてFabriciusが記載した種になるらしい。
あ、849の一行目は楽天さんのホームページへのレスです。
8頭身のカメムシはキモイ。 と思ったけどそうでもない。 足銀がとうとう・・・になってしまい今まで人ごとだったのが 急に現実としてのしかかってきました。 けさの読売栃木版はなにごともなかったように、と書いてるけど・・・ さあ今日から12月。師走です。一年間早い。 どうら今年もあゆがレコ大とって、そんで紅白みて終わるんだな。 カメムシもいろいろ採りました。
まだ一日あったね。平田篤胤。
___ | \ \ / / )))) | / /_ ⊂ノ | ヽヽ |\ / / / i 、、 | ヽヽ |\ | \ / / \ \ Λ_Λ ド ド |ヽ |\ | | / / \ \( ´Д`) Aeliaさ〜ん / / ヽ 亀 ⌒\ / ノ 虫 /> > / / 6三ノ / / \ \ ` ̄ ― / ん、 \ \ ―― (__ ( > ) ⌒ヽ ’ ・`し' / / 人, ’ ’, ( ̄ / ((( ))) Y⌒ヽ)⌒ヽ、 ) | 〜 (; ´Д`)ヒィ \_つ 〜 / つ _つ 〜 人 Y し'(_) Aelia
おはようございます。 昨日からわからなかったことなんだけど、 819ってここと何か関係あるの?
819は、たまたまその時間帯に生活板でトップに上がっていた カメムシ関係のスレを、別クリックすることなく 直接クリックしてスレのURLをコピペしたのでしょう。 そのアドレスだと現在トップに上がっているスレのどれかがヒットしてしまいます。 その後836さんが正しいURLをリンクしています。
わかったよ〜!
ワラタ
859 :
カメムシ大っ嫌いの&rlo;し無名&lro; :03/11/30 23:37 ID:wb02Ntma
>>855 おっしゃるとおり、そのとおりです。819=836でした。ごめん。
こっちのスレはカメムシ好き好き大好き〜(*^_^*)、あっちのスレはカメムシきらーい(>_<)
(((( ;゚д゚)))ガクガクブルブルっていう住人がつどつて居るように思う。
だけどあのカメムシのどこがいいんだろうと私は思う。
まあこの板は基本的には昆虫や野生動物が好きな住人が多いしねえ。 それとカメムシといっても色々で、素晴らしく綺麗なのもいるし。 とは言っても嫌いな人には理解できないの仕方が無いね。 女性の好みなんかもそうでしょ。
私はカメムシといえば臭いカメムシしか知らなかったけど ここを覗くようになってから奥が深いってことがわかったよ。 それだけでもよかったなぁ、と思うけど。
862 :
カメムシ大っ嫌いの&rlo;し無名&lro; :03/12/01 11:26 ID:iT0sbZyW
>>860 反論するつもりはさらさらないが、女性の好みとカムメシの好き嫌いを一緒にされたら
女性が怒ると思われ…。
863 :
861 :03/12/01 17:27 ID:???
私は女性ですが特に怒ったりしませんよ。 他人の趣味や好みに対してアレコレ言うつもりもないし。
864 :
名無虫さん :03/12/01 19:07 ID:5UaYCHDU
保育社図鑑にエサキヒラタあげ
もちっと分るように解説希望。
頼まれたのでこれカキコします。
>>865 Aeliaです。
なぜかこのスレが途中でぶったぎれてカキコもできません。
しかたなく携帯であげで見ましたがだめでした。
864はわたしです。
保育社の原色昆虫図鑑の初版に「すずやひらたかめむし」として
載っている個体はエサキヒラタカメムシのオスのようです。
初版はもっていなくて、じっくりと眺めたこともないので驚きました。
1976年に記載されたカメムシなのでその前から載っていたことになります。
2chのトップから入ってまた「お気に入り」登録し直すとかしてみれば?
Aeriaがいないうちに彼が童貞かどうかについて議論しよう
頼まれました。 ↓
>>869 その画像は北隆館の大図鑑のスズヤの解説と違っていて
触角第三節に白い斑紋がないのが不思議です。
それに栃木県立博物館の目録で「マツヒラタカメムシ」とされている種の
写真、あれはどうみても図鑑で解説されているスズヤヒラタです。
触角第三節に白い斑紋、それにマツヒラタに比べて細い頭部中葉、
前胸背前角の明瞭なトゲ状突起など一致します。
藤原町でまとまった個体数が採れているようです。
だから果して日本のはスズヤなのかなと。
ちなみに保育社のやつはオスのエサキです。
スレ主のPCが未だに不調らしいので再び依頼を受けました。
>>871 フィンランドを含め各地のリスト見てると昔から昆虫学が
盛んだったことが計り知れますね。
その証拠に1900年代後半になって記載されたカメムシがほとんどいません。
カメムシだけでなく幅広く手がけたFallenや専門のFieber,Reuterなどが
活躍した時代にカメムシ採ってみたい!
スレ主よりの依頼です。
>>873 おもしろい!
おそらくヒラタカメムシ科のMezirinaeあたりかな。
腹部先端が丸くなっているのでオスだと思います。
第三紀なら時代も近いし、現在の分類も当てはまるかもね。 どういう状態か分かりませんが、代理人さんおつかれさまです。
>>875 いえいえ、かえって楽しませてもらっています。
スレ主より依頼がありました。
と、言っても2件目は代理人へなので照れますが。
>>875 大きさも10mmくらいと、一般的なサイズですしね。
>>876 いつもお世話になっています。
パソコンからi-mode用へ入ることもできないのかな?
未だにスレ主のPCが調子悪そうなので、代理を務めさせていただきます。
>>878 カメムシスレだけ真っ白です。パソコンからi-mode用にクリックしても。
昨日の採集・・・益子町下大羽高館山
日光の湯元で採れたKleidocerysはブチヒラタナガのようだが
分布域、それに採れた木など疑問点があった。
ウスイロヒラタとは明らかに色彩が異なる。
というわけで記録がある産地、高館山にでかけた。しかしとれない。
メダカダルマハナカメムシの幼虫がいた。
そしてムナクボホソチビヒラタムシを思わず採ってしまう。
不明のアシナガサシガメ、やっとより大きい幼虫が採れた。
成虫が待ち遠しい。はやく送りたい。
880 :
名無虫さん :03/12/03 19:08 ID:z/nze6RR
>>スレ主どの カメムシの幼虫の写真見せて欲しい。 あと幼虫はどういうところにいるのかも教えて。
ここのスレ主はデジカメ持ってないからなあ。 カメムシ 幼虫 でぐぐれば色々あるんじゃない? 幼虫は成虫と同じ場所にいる事が多いようだが。
スレ主より。
>>880 写真は撮れません。デジカメないんですよ。
とりあえず採るのがせいいっぱい、撮るのはもう少しなんです。スマソ。
>>881 そう、たいてい成虫と幼虫が見られますよね。
植物で群れてたり。
あぼーん
あぼーん
今日のスレ主は・・・・ 今から粟野まで出かけてきます。 かめたんとれますよう祈願カキコ。
いてえんだよう〜。 きもんだよう〜。 2拍子そろってますね。ここにいる人たちは・・・・・。
おいなりさん、こんにちは。 長谷部バルカン@管理人です。 わたしはふけがたくさんあります。 最後に一言!:おまえらきもいんだよう〜。
>>887 そうですか。ふけがある・・・・。
じゃあ、あなたも十分にきもい仲間ですね?
でも私にはふけなんてありませんが。毎朝シャンプーしてますから。
Aeliaサンからです。
>>886 きもんだよ。キモンナガカメムシ。
それともspiracleのことだら?
>>887 こんにちは。松崎しげるのディナーショウは面白かった。
代理人は女の人ですか?
Aeliaサンより承りました。 水曜日の採集・・・那須町の大深堀 小深堀というところではチャイログンバイとアザミグンバイが採れているようだ。 かねて行きたいと思っていて、あらためて地図を見た。 するとど平地のようす。ため池はありそうだが。 様子を見に行ったが、遠くてしかも現地は別荘だらけ。 うかつに知らない道を入っていって別荘でした、ではしゃれにならない。 よって道を不安そうに走って、ようやくよさそうな道に折れる。 大深堀という場所らしい。高久甲、高久丙、高久乙のどれか。 ちなみに宮崎の綾町だったか、そこは甲からすべてそろっているらしい。 地名って不思議。
続きです。 とりあえず知らない町、知らない風景。 とおくには那須の山々、麓にはアトラクション施設などが小さく見えた。 車を止めた。牧草地、草原、そして湿地。夏に来れば良かったと思った。 湿地でカメムシを採った。ほかはちょっといなすぎ。 オオヒメヒラタナガカメムシの生息を確認。 ホソメダカナガカメムシとニッポンコバネナガカメムシも。 さらに湿地のグンバイムシ、なんだろう、Cysteochilaっぽいのも採れた。 もしかして「チャイログンバイ」とはこれのことか? アザミは枯れていた。アザミグンバイはいない。 さらにすごいと思ったのは、湿地の近くの流れがすんでいて それは前日のまでの大雨のもたらすものだと思っていた。 よく見ると、トビゲラの巣があった。自然の流れか。 ヤチエグリトビゲラかなー、などと妄想した。 ○をつなげたようなやつで、コバントビゲラ?ということにしておいた。
またまた続きです。 結局カメムシはそれだけだった。しかし、すごくよさそうだった。 ユミアシサシガメ類の幼虫もいくつか採れた。 灰色のやつで、県内に広くいるが、こんなところにもいるとは思わなかった。 そしてこの日、ある疑問がうまれた。 「チャイログンバイ」ってこの湿地のやつじゃないの? 図鑑には中央山岳地帯以北で採れ、稀とあるし 埼玉でも山で採れている様子。小深堀とかここらは平地だよね? 実際、湿地に行く前に地面のイチゴ?の類を見てみた。 葉には白い斑点があった。しかしいなかった。
もう一丁続きです。 チャイログンバイってほんとにいるのかな。 おのれの調査不足とへぼさを認めながらも、ちょっと疑問だった。 今日の日光市での採集を行なうまでは・・・ 木曜日の採集・・・粟野町井戸湿原手前 オオメノミカメムシを逃がしたリベンジだったが採れなかった。 その前にいろいろ木の樹皮を調べたがなにもいない。 ニッポンヒメヒラタカメムシらしきものと ミヤマカメムシ、クロヒメツノカメムシ?を見たくらいで あとは幼虫、ツノアオカメムシとあと1種小さな赤っぽい幼虫だった。 かわりに湿地で黒い小さなコバチを採った。これで終わり。 ここにくる前に倒木の樹皮も調べたがヒラタカメムシ類はいなかった。 ガソリンがもったいなかったのよねぇ。
これも読んでね。 本日の採集・・・宇都宮市高ヘラ山付近→塩谷町風見→日光市萩垣面 大平町下皆川にでも出かけてカメムシ増やそうとしたけどもう卒論がギリギリだったので やめて、塩谷でクチナガグンバイをみたくなったのと 萩垣面の倒木とハンノキ類の林などをみたくなって出かけてみた。 石那田あたりから塩野室に抜ける県道を走り、途中で山道に入った。 以前から通りかかるときにシダなどをみて、アシナガサシガメ類がいそうだと思っていた。 山間部でくらいので。しかしながらなにもいなかった。 コバネマキバサシガメが採れたと思うが、山地系なのは確か。 なにもいないので、今市市に入り、鬼怒川の小林橋を渡り塩谷町風見へ。
続きです。 風見名物、クチナガグンバイを探す。 その前に、ケヤキの樹皮をはがした。ヒメハナカメムシ類が1頭いた。 あとはタマゴクロバチやアカボシチビヒメハナムシ?、ヒラタキクイムシ?の仲間などがいた。 クチナガグンバイの木は種類がわからないが独特の樹皮だ。 その樹皮をもつ木を探した。クチナガの採れる木とは別のをはがしてみた。 しかしいなかった。そこでクチナガの木をはいでみた。 すると1頭だけいた。ちょうど身長くらいのところに。 また会えたね、やっぱりここは定着していることを確認、採らずに移動した。
そのまた続き。 ちなみにクチナガグンバイは茂木町でも樹皮下から採集している。 まとまって採れることはなく、活動期も林縁や林内の下草で1頭採れたくらい。 萩垣面へいく。モミをたたくといろいろなコバチが採れた。 コマユバチらしきものもいた。 樹皮はかたくてはぎづらい。そして稲荷川の左岸で流木を見る。 しかしどれも古すぎた。ヒラタカメムシ類はいなかった。 そして道を歩いて、終点まで行った。夏には分からなかった林の木々がよく分かる。 すごい、すごいよ。モミやハンノキ類、ヤナギ類?などがあった。 立ち枯れの樹皮にはヒゲブトハネカクシの小さいのがけっこういた。 ケアリの仲間?が土で道をつくっているようでそれに来たのだろうか。 越冬しているようだった。 カメムシはいない。ほんとにいない。ツヤカスミカメでもいないかと思ったのだが。
そのまた続きの続き。 モミの枝が、ちょうど手の届く位置にあった。 そして枯れ葉などが積もっていてよさそう。地面にあった太い木の棒でたたいてみた。 すると枯れ葉やいろんなハエやコバチとともに、大きなグンバイムシが目に入った。 明らかにでかい。そしてコアカソでないことはもう分かった。 チャイロか、チャイロなのか。あー、チャイロだ。 チャイロでした。 しかもたくさんいる。20は採れそうだったがそれもどうかと思い6頭だけ持ち帰った。 モミにつく??? 近くには別の木があった。そこから移動したのだろうか。 地表のカワラタケ類の生えた倒木からも1頭採れた。 そしてその別の木の樹皮下からも1頭採れた。 ビーティングの受け皿についていた個体かもしれないが、とにかくいっぱいいた。 ああ、チャイログンバイって大きいな、やっぱりいたんだと思った。
ここまでです。 チャイログンバイがなににつくかは知らない。 ただ、国立科学博物館の専報にはグンバイムシの寄主植物のリストが載っていたと思う。 本種をビニル袋に入れたが、動作がけっこうすばやい。 そしてよく飛ぶ。飛ぶ音がするほど、あ、またブーンっていった。 グンバイムシが飛ぶのは当たり前だけど、大型で色合いからして意外と鈍そうなやつも 飛ぶんだなあ、と妙に感動している。 オスはやや暗色だが、メスは明るい茶色で本当に美しい。 飛翔することから、やはり近くの木から移ってきたのだろう。 モミの枝は葉が落ちることなく、近くの木の枯れ葉も積もっているから 越冬するには最適なのだろう。
902 :
名無虫さん :03/12/08 00:17 ID:y4xyoAFW
俺は地上からカメムシを殲滅したい。
うむ。ガンガレ。
スレ主より承りました。 本日の採集・・・南河内町町田、三王山 石橋町の南部に隣接する南河内町でカメムシを本格的に採集することにした。 将来国分寺町も含めた三町で合併するので石橋以外でも調査を開始することに決めた。 目録作りのためで、三町あわせて300種を目指す。 その手始めに、何度か通っている田川沿いの場所に出かけてみた。 南河内町の町田という場所は過去にいろいろ興味ある種類が採れている。 材木上でクロアシブトハナカメムシ、コバネアシブトハナカメムシ、ズイムシハナカメムシが採れ、 さらに近くの地表でキイロサシガメの幼虫、草原でフタボシツチカメムシを記録した。 これらはあまり採集例がないが、半径50m以内で採れた。 まず田川におり、いろいろビーティングなどをした。 とにかく目録作成のためなので、ひとつでも多くのカメムシを採る気でいた。 5種類採れた。そして材木のあった空き地へ行く。
続きです。 空き地はいくらか湿地になっている。 ここでは6種採れ、ルリクチブトカメムシは久しぶりにみた。 そして雑木林へと移動した。アズマネザサがはびこっていたが なんとか入れるようだった。ここでも枯れ葉をたたいたり落ち葉をみたり 植物をたたいたりした。15種ほど確認できた。 林床は湿り気があり、コナラ、クヌギのほかにヤマコウバシやキヅタ、ヤブラン?などが あった。河畔林というほどでもないが、宇都宮市東木代町の鬼怒川の 雑木林になんとなく似ている気がした。 スギもあり、樹皮をむけばキモンナガカメムシがいたりして。と思った。 地表近くをはいだら、いた。3頭ほど見かけて、1頭を採集した。 ああ、やっぱり里山的なカメムシなんだろうか。 自宅からこんなに近い場所で採れるとは思いもよらなかった。
907 :
カメムシ大っ嫌いの&rlo;し無名&lro; :03/12/08 20:34 ID:qmmT12OK
272 :おさかなくわえた名無しさん :03/12/08 20:21 ID:76M8nb0+ 家にカメムシ出ない人は出る人の悲惨さを分かってくれない。 世の中で一番タチの悪いやつなのに! これがまっとうな人間の平均的な意見だ。
>>907 嫌いなのは仕方ないし多数意見なのは分るが、
それが「まっとうな人間」でカメムシ好きがまっとうでない
と言うならそれは違う。
906の続きです。 キモンナガカメムシは宇都宮市鶴田沼でのアカマツ樹皮下で採れて以来 ずっと同市東木代町の鬼怒川の雑木林で採れていた。 今回の例も同じく雑木林でスギの樹皮下に越冬していた。 一応県内での南限ということになる。 いると思いながら、そして頭の中で「キモンナガ」と念じてすぐの発見。 チャモンナガカメムシのほうが少ないのでは?とさえ思っている。 その後新4号をくぐると、カナムグラの花が咲いていた。 そこからコアオカスミカメを見る。 そしてサイクリングロード沿いにササ類をさぐってから 稲刈りの終わった水田でわらからいろいろ見出した。 11種のカメムシがいたが、シロヘリクチブトカメムシがいたのには意外だった。 石橋町でも採れており、今回は初めての越冬個体だった。 結局この日は34種のカメムシを南河内町で確認したことになる。
早くパート3に移行した方が代理人の手間も省けるだろうから、 時々埋め立てカキコをしてみる。その際はレス&転載不要と入れるから。
>>910 埋め立てカキコですか・・・・。
そうすると私の役割も終わりが近づいてくるのですね。
ちょっと淋しいかもしれません。
でも、早めに移行すればスレ主もスッキリするだろうし
いいことなのですね。
今日は店じまいかな。 埋め。
立て。
ます。
こんばんは。 今夜もAeliaサンより依頼を受けました。 栃木県のカメムシについて。 カスミカメは膨大、水生については述べたのでマキバサシガメから。 文献はとちぎの昆虫、そして自己記録。 学名については九大の昆虫目録をベースにカメムシ図鑑二冊、 円海山の昆虫、Lisのカタログ、ネット情報、国立科学博物館専報などなど。 命名年は書かない、つづり間違いはご愛嬌。 マキバサシガメ科 Nabidae Prostemmatidae 1.アシブトマキバサシガメ Prostemma hilgendorffi Stein 石橋・大平・渡良瀬など 2.キバネアシブトマキバサシガメ 石橋・渡良瀬など、文献・壬生。 これら2種はいずれも地表で小昆虫を捕食する。 Rostriaには検索表もついているようだが、読んでいない。 原色昆虫百科という本は長谷川先生がカメムシを執筆したと思うが アシブトマキバサシガメ亜科は前胸背に襟がなく 前脛節の褥板が発達している、などと書かれていた。
続きです。 いろいろミスってるな。 Prostemmatinae そしてキバネの学名はProstemma kiborti (Jakovlev)です。 Nabidae 3.アカマキバサシガメ Gorpis brevilineatus (Scott) 大平 日光 4.ベニモンマキバサシガメ G. japonicus Kerzhner 文献・塩原 5.ハラビロマキバサシガメ Himecerus apterus (Fabricius) 日光 6.クロマキバサシガメ Himacerus (Stalia) daurica (Kiritshenko) 日光 7.ハネナガマキバサシガメ Nabis stenoferus Hsiao 石橋 宇都宮 渡良瀬 8.コバネマキバサシガメ N. (Milu) apicalis (Matsumura) 大平 宇都宮など 9.エゾマキバサシガメ N. (M.) reuteri Jakovlev
その続き。 エゾマキバサシガメの分布、日光 文献・塩谷 10.キベリマキバサシガメ N. (Nabicula) flavomarginatus Scholtz 文献・那須 11.セスジマキバサシガメ Stenonabis uhleri Miyamoto 石橋 宇都宮 渡良瀬 マキバサシガメは11種。那須町御用邸から採れているキベリマキバは北方系。 ほかに牧草地からも採れている様子。 那須町からはほかにも北方系の種で県内ではここだけの記録しかない種がいる。 ムラサキカメムシ、クロツヤオオメカメムシなどがあげられる。 エゾマキバはコバネマキバに似る。日光市戦場ヶ原付近で採れた。 クロマキバは草原の地表に比較的多いが分布は山地に限られる。 コバネマキバについては、粟野町で長翅の個体を採集したが捨ててしまった。 その後短翅個体を見るたびに惜しかったと思う。
その続きの続き。 埼玉県からはオオナガマキバサシガメが採れている。 遊水地にはいないだろうか。湿地の調査ではまだいろいろな種が隠れていそう。 茨城県大洗町ではほっそりとしたネッタイマキバサシガメ?も採れている。 ハナカメムシ科 Anthocoridae Anthocorinae 1.チビクロハナカメムシ Anthocoris chibi Hiura 2.チャバネクロハナカメムシ? A. confusus Reuter 3.クロハナカメムシ A. japonicus Poppius 4.キモンクロハナカメムシ A. miyamotoi Hiura 5.メダカダルマハナカメムシ Bilia ophthalmica Carayon et Miyamoto 6.モンシロハナカメムシ Montandoniola moraguesi (Puton) 7.ヒメハナカメムシの1種 Orius (Heterorius) sp 8.ツヤヒメハナカメムシ Orius (H.) nagaii Yasunaga 9.ケブカヒメハナカメムシ? O. (Xylorius) miyamotoi Yasunaga ?
これまた続き。 どうも分布を忘れるな。 チビクロハナは今市、文献で宇都宮市 チャバネクロハナ?は日光市、脛節が褐色で翅も褐色を帯びる。死体を採ったが破損。 クロハナは石橋 日光 渡良瀬 キモンクロハナは石橋 日光 メダカダルマは益子 モンシロハナは大平 ヒメハナの一種は各地 ツヤヒメハナは石橋 ケブカヒメハナ?は石橋 宇都宮。 かなりはしょっている部分もあるが、ヒメハナ類はもっと広く分布している。 メダカダルマは稀な種だが、晩秋にはかなりの幼虫が発見できた。 モンシロハナは本土では珍種、大平でまとまって採集された。 チビクロハナもあまり多くなく、今市市のアカマツから採ったきり。
これまた続きの続きです。 Lyctocorinae 10.クビレヤサハナカメムシ Amphiareus constrictus (Stal) 石橋 11.モリモトヤサハナカメムシ A. moromotoi (Hiura) 石橋 南河内 大平 宇都宮 12.ヤサハナカメムシ A. obscriceps (Poppius) 各地 13.ケシハナカメムシ Cardiasthetus pygmaeus pygmaeus Poppius 石橋 渡良瀬 14.ユミアシハナカメムシ Physopleurella armata Poppius 宇都宮 15.ズイムシハナカメムシ Lyctocoris beneficus (Hiura) 南河内 16.クロバズイムシハナカメムシ L. obscurus Kerzhner 日光 17.クロアシブトハナカメムシ Xylocoris (Proxylocoris) hiurai Kerzhner et Elov 石橋 南河内 18.コバネアシブトハナカメムシ X. (Xylocoris) cursitans (Fallen) 南河内 Lasiochilinae 19.ケブカハナカメムシ Lasiochilus (Dilasia) japonicus Hiura 石橋 南河内など
とりあえずここまでです。 同定が不安定なヒメハナカメムシの類をひとつとしたところ19種になった。 文献記録は省いたものが多い。 ただしズイムシハナカメムシ亜科の14から18はいずれも記録が少ない。 ユミアシハナは今のところ宇都宮市鶴田沼にやや多産する以外に記録を知らない。 ズイムシハナはもっとも珍しい種のようで一頭のみ。 クロバズイムシハナはより黒っぽい小型の種で、立ち枯れのキノコから採れた。 クロアシブトハナは灯火に来る個体や庭、材木で見た。 コバネアシブトハナも珍しい種のようで南河内の1産地しか知らない。 この南河内ではズイムシハナカメムシ・アシブトハナカメムシが同所で 採れていて貴重な産地だったが、現在は材木はない。 県内で記録できうる種としてはダルマハナカメムシだろうか。 北方系の種でBilia属中もっとも大型。
922 :
埋人 :03/12/10 01:23 ID:???
>>代理人さん 名前欄が長いから「埋人」としました。 このコテでの書き子は全て埋め立てなので放置して下さい。
923 :
埋人 :03/12/10 01:24 ID:???
上げてしまった・・・。
924 :
埋人 :03/12/10 01:26 ID:???
埋め。
925 :
埋人 :03/12/10 01:34 ID:???
立て。
10以内にあがっているうちはカキコできるようです。 代理人さん、ありがとうございます。 埋人さんありがとうございます。 いつまた不安定になるかは分からないですが、次スレでもよろしくです。
おはようございます。
>>922 埋人サン、おかげさまでAeliaサンが書き込みできたようです。
ありがとうございます&おつかれさまでした。
>>926 とりあえずは復活おめでd!!
また何かあったらいつでもどうぞ。
と、いうわけで一旦上げておくねw
ありがとうございます。 あげてほしいときにまた頼みます。 というわけで締めの目録、グンバイムシからまた今夜スタートです。
929 :
927 :03/12/10 08:14 ID:???
頑張ってね!
ここがさがってると、スレ主には読むことも書くこともできないようです。 というわけでまた依頼を受けました。 ヒゲナガサシガメの属がSerendibaになってたあげ。 コリヤナギグンバイ=ヒメチャイログンバイだったあげ。 ただし和名はコリヤナギ、学名はヒメチャイロあげ。
>>930 名無しで荒らすことの意味ってなんですか?
>>932 この板には、コテハンを勝手に悪者にして
煽り文句を書き込む荒らしが居ついている。
>>930 もそれ。気にしないで良い
あげてくれてありがとう。 実は目録と学名書き写したノートを学校に置いてきてしまい 必死で別スレからコピペしてました。ああ助かったw 夕飯食べたらグンバイムシからまたスタートね。
>>933 ありがとうございます。よくわかりました。
実は私は930のような荒らしにイチイチむっとしちゃうのです。
>>934 ごくろうさまですw
また下がってきたら連絡願います。
学名を付した自作リストがなくなってしまい 見つかる可能性が著しく低いので学名は省きます。 グンバイムシ科 Cantacaderinae 1.オオウチワグンバイ 石橋 2.ウチワグンバイ 石橋 南河内 大平など Tinginae 3.マルグンバイ 文献・栗山 4.ズグロナガグンバイ 塩谷 壬生 足利 5.ヒゲブトグンバイ 文献・栃木 6.ヤブガラシグンバイ 石橋など 7.コアカソグンバイ 日光 粟野 文献・宇都宮 8.ボタンヅルグンバイ 文献・塩谷 9.Cysteochila属の1種? 今市 野木 那須 10.キクグンバイ 石橋 南河内など 11.ヤナギグンバイ 石橋 宇都宮 渡良瀬 文献・茂木
12.チャイログンバイ 日光 文献・那須 13.ヤマコウバシグンバイ 石橋 宇都宮 文献・宇都宮 14.クスグンバイ 渡良瀬 15.ナシグンバイ 石橋 文献・渡良瀬 16.ツツジグンバイ 石橋 大平 文献・渡良瀬 17.シキミグンバイ 石橋 文献・田沼 18.トサカグンバイ 石橋 日光 文献・渡良瀬 19.アザミグンバイ 文献・那須 20.ヒメグンバイ 石橋 大平 文献・渡良瀬 21.クルミグンバイ 今市 日光 文献・渡良瀬、宇都宮 22.クチナガグンバイ 石橋 塩谷 茂木 文献・宇都宮、塩谷
平地で見られるおおよその種類は記録できている。 日光や那須などの山岳地帯でさらなる種の記録は望めないだろうか。 たとえば那須連山のヤマグルマからヤマグルマグンバイを狙ったり (これは1997年の昆虫と自然に図が出てました) ミヤマグンバイのどれかや、ハシドイグンバイ(栃木にハシドイがあれば)、 尾瀬のあたりから報告されたハセガワグンバイなんてのも記録されそう。 また南部の低山地に目を転ずれば、八丈島で比較的多産が確認された サガミグンバイやマツムラグンバイなんてのも採れないとも限らない。 いろいろぬかしてみたがもう少しなにかいそうな気がしてならない。 気になった種をいくつかちらほら。オオウチワは灯火で採れることが多い。 ウチワより前胸背の膨隆が顕著で色彩もやや薄い。 マルグンバイはコケに住む種。これはいくらやっても採れない。 ヒゲブトグンバイは虫こぶを作るというが実際見たことなし。
ボタンヅルグンバイは塩谷町の自然に記録があってわたしも出かけてみたが なにも採れなかった。 Cysteochila属の1種とした種は湿地にいて、シソ科でも食べてるのだろうか。 コアカソグンバイのことを考えてシソとしたので確証はない。 茶色の美しい種。個体数は比較的多く、また栃木県の北端と南端で採れているように 分布はかなり広い様子。 チャイログンバイはけっこう各地で採れているらしい。 わたしもつい最近、念願を果たせた。けっこう大きなグンバイ。 ヤマコウバシは記録が少ないものの、各地にいると思う。 ダイズみたいな葉っぱが枯れたままついたヤマコウバシを目印にしておけば、 4月の下旬くらいに若葉についた本種を見られることと思う。
クスグンバイは今のところ渡良瀬遊水地のタブやクスにだけ見られる。 これは木について移動してきたのだろうか。 栃木県で確実な産地はここくらいかもしれない。 5月と9月あたりに成虫を見かけた。 アザミグンバイは実際みたことがない。BioImagesというサイトで アザミの花に集まるTingisを見たがこんな風景にいつ出会えるのか。 栃木県から記録がないが、ヨモギグンバイもそういやみたことがない。 これは日本のどっかの百科事典に載っていて驚いたような記憶。 ゴミアシナガサシガメも写真つきであったかも。 クルミグンバイはとくに珍しくないだろうけどあまり見ない。 クルミからちょっとだけ採ったくらい。 クチナガグンバイはたまに採れるけどなににつくのやら。 一番確実なのは冬期の樹皮はぎ。やりすぎに注意。
サシガメ科 Reduviidae Harpactorinae 1.ヨコヅナサシガメ 2.ハネナシサシガメ 3.アカサシガメ 4.オオトビサシガメ 5.トゲサシガメ 6.アカヘリサシガメ 7.シマサシガメ 8.ヤニサシガメ Reduviinae 9.クビアカサシガメ サシガメ科。これら2亜科はよく樹上で見かける。 アカサシガメやシマサシガメはひらひら飛ぶ。 fly bugとはこのことだろうか。ヒラリヒラリと舞い遊ぶようにに姿消したリノコリス。 栃木県から追加できそうな種はあまりいない様子。 茨城県や神奈川県で採れているハリサシガメくらいか。
分布忘れるわ長文わで読みづらいですね。 ヨコヅナは石橋 文献・南那須など ハネナシは日光 アカは大平など オオトビも同様に大平など トゲは宇都宮 アカヘリは日光 藤原など シマは大平など ヤニは石橋など クビアカは栗山など。 などばっかりから分かるようによく目に付くこともあって記録は多い。 ただし平地にいる種類は少なく、たとえば石橋町ではヨコヅナ・シマ・ ヤニしか記録がない。
>>943 のサイトの人は、虫こぶや葉に潜る虫の研究を主に、
他にも変形菌やらハチやら色々出てきます。
カメムシの話題もあって結構面白いです。
946 :
コソサノレ :03/12/10 22:34 ID:XOEaYpBa
ところでさ〜、もう「・・・・大嫌い3」はやめようぜ。 Aeliaも早く彼女でも作って、下界の生活ってもんを経験しようぜぇ。 とりあえずカメムシより女だぞ。
>>943 ほんとだ、自分に似てるかも。
サイト終了がただただ残念ですね。
わたしのネット生活はおそらく終わらないと思うけど。
彼女ですか。自分はあまり尽くすタイプではないので面倒だな。
濃厚な愛よりはさらっとした愛のほうがいいね。
ずっと手え握ったり、っていうのはちとカンベン。
カメムシがいいんだよ。今の自分には。
なんちゃってな、いざできるとカメムシスレなんか半年くらい
ぶんながったまんまにしてたりして。
人の心というものは分からないですが、今の時点ではカメムシ重視。
きれいでしょ ヒラヒラと いい女でしょ ↑こういうの嫌い。
じゃあ、どんなのがいいの?
949は自らいい女でしょオーラを発していると仮定したカキコです。 容姿を飾りまくって、自分を痛々しいほどにアピールする。 こういう人ほど、考え深くそして裏切りはとまらないと。 そうではなく、何気ない行動で男の心を動かすような人がいいんですよ。 つまり意図的な行動で男を釣るのではなく、自分の真のやさしさや かわいらしさがひとりでに、あふれているというか。 あまりあれこれ注文をつけるようなナリではないし こういうことを「語る」のはあきれるのでやめにしますが すくなくとも、ガツガツしたような印象の人はのーさんきゅーということです。
リアルではこんなんじゃないけど保守的なところはありますです。 トビイロサシガメ亜科 1.ヒメウストビサシガメ 石橋 2.トビイロサシガメ 石橋 日光 渡良瀬 3.クロトビイロサシガメ 石橋 4.オオトビイロサシガメ 文献・矢板 5.ホソサシガメ 石橋など 6.ヒメトビサシガメ 石橋 大平 文献・渡良瀬 ヒメウストビは頭部の複眼後方部がふくれる。少ないようで石橋では 駅の自販機に朝、ひっかかっていた。クモの巣。 オオトビイロサシガメは古い文献記録。本当にいるのだろうか。
あー、やっぱりノートないと学名すら出てこないね。 トビイロサシガメ亜科はStenopodinaeだっけな。 細い足。違ってそうだからやめといたものの記憶力の後退は著しい。 昨日はキイロアシブトマキバサシガメの属名が出なくて困った。 しばらくしたら、ああ、出たよ。Phorticus。 これはProstemmaとはどうやら別族らしい。 なんなんだ、Phorticus。 ベトナムの麺、それはフォー。 モナーを虐待するからな。それはフォォォォォォォ。
カテキン茶が苦かった。 かといってフラバン茶は味がしない。 やっぱりヘルシア緑茶だね。
955 :
950 :03/12/11 00:23 ID:???
自分なんかもうその道はとっくに諦めたけど。
まあ、あれきらいこれきらい言ってるとほんとに誰もつかなくなるけど それはそれでいいかと。
958 :
950 :03/12/11 07:29 ID:???
おはようございます。 今日の天気は微妙だけど、どこかへ採集に行くのかな?
959 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/12/11 15:10 ID:KZsnQpZh
きょうは学校でした。
Saicinae ウデワユミアシサシガメ 石橋 宇都宮 大平 渡良瀬 益子 キベリユミアシサシガメ? 足利? Empicorinae マダラカモドキサシガメ 石橋など コブカモドキサシガメ? 日光・益子 セスジアシナガサシガメ 石橋・渡良瀬など オオアシナガサシガメ 文献・益子 ゴミアシナガサシガメ 今市 アシナガサシガメ 益子 佐野 文献・真岡 アシナガサシガメ亜科の1種 益子 ユミアシサシガメのうちキベリは栃木県立博物館の標本をみた気がする。 足利だったと思うが、実際野外で見たことはなくより分布は南にあるようだ。 コブカモドキ?はマダラカモドキより大型で前胸背に瘤がある。 2頭しか採れていない。目録にはなく、学名をEmpicoris ussuriensisという。 もっともこの仲間は未記録・未記載だらけらしいから あるいは日光・益子の種は別種なのかもしれない。 ゴミアシナガはたまたま落ち葉の下にいた。 オオアシナガは文献記録。実際いるのかどうか知らない。 アシナガの一種は成虫待ち。翅がない成虫かもしれないが 最近1頭だけ大きいのが採れた。 全体が薄い褐色で足は全体黒い。小型種。
Ectrychodinae ビロウドサシガメ 石橋 宇都宮 クビグロアカサシガメ 石橋 宇都宮 渡良瀬 アカシマサシガメ 石橋など アシマダラアカサシガメ 宇都宮 クロバアカサシガメ 宇都宮 Peiratinae クロサシガメ 石橋など クロモンサシガメ 石橋など キイロサシガメ 石橋 南河内など アシマダラアカサシガメとクロバアカサシガメは同じ 宇都宮市道場宿で採れている。アシマダラは樹皮の下などで越冬するらしい。 クロバについてはわたしも幼虫含め一気に3頭を見出した。 河川敷のゴミの下で、土の地面だった。 いずれも個体数が少ないので追加記録がほしい。 キイロサシガメも灯火採集をやらないせいかあまり目にしない。 以上サシガメだったが、地表性の種類、とくにトビイロサシガメ亜科の種は まだいくらか記録できそうだ。 埼玉の例ではほかにウストビサシガメやヒメホソサシガメ、 さらにアシボソトビイロサシガメなども記録がある。 これらの種は栃木県にもいておかしくない。
番号は面倒なのでつけない。 ヒラタカメムシ科 Aradidae Aradinae カバヒラタカメムシ 文献・日光、栗山 ヒラタカメムシ 日光 スズヤヒラタカメムシ 藤原 マツコヒラタカメムシ 益子 大平 田沼 エサキヒラタカメムシ 日光 矢板 黒磯 トガリヒラタカメムシ 日光 トゲヒゲボソヒラタカメムシ? 文献・塩谷 ノコギリヒラタカメムシ 日光 石橋 大平など マツヒラタカメムシ 大平 田沼 足利 文献・藤岡 フトヒゲヒラタカメムシ 日光 Aradus sp. A 日光 黒い、白斑あり、ノコギリに似て小型 Aradus sp. B 日光 灰色で腹部は淡緑色、触角は著しく短い、非常に美しい Aradus sp. C 塩原 ノコギリに近似、しかし触角基方淡色、その他 Aradus sp. D 今市 もっとも衝撃的、灰色な美麗種、見当もつかない
Aneurinae カクムネヒメヒラタカメムシ 茂木 ヒメヒラタカメムシ 日光 ニッポンヒメヒラタカメムシ 日光 粟野 ツヤヒメヒラタカメムシ 日光 石橋 大平 益子 など Aneurillus sp. 塩谷? Mezirinae Arbanatus sp. 石橋 大平 宇都宮 クロヒラタカメムシ 矢板 オオヒラタカメムシ 矢板 粟野 アラゲオオヒラタカメムシ 日光 ヤセオオヒラタカメムシ 日光
トビイロオオヒラタカメムシ 石橋町など Neuroctenusの1種 日光 イボヒラタカメムシ 大平 益子 足利 文献・藤岡 樹林の豊富な日光市に多い。とくにAradusの多様性には驚かされる。 sp扱いの4種は三ヶ月ほどの間に確認したもので まだまだ知らない種が眠っている可能性を十分示唆している。 いずれの種も川沿いで、流木あるいは立木の樹皮下で採れたもの。 ほかにもいろいろ興味ある種があるがここでは省く。
イトカメムシ科 Berytidae ヒメイトカメムシ 石橋・益子・大平 文献足利 アカオオイトカメムシ 文献日光など イトカメムシ 石橋・大平 文献足利 ナガカメムシ科 Lygaeidae Lygaeinae セスジナガカメムシ 石橋など アシアカナガカメムシ 文献・栗山 アカヘリナガカメムシ 日光など ヒメジュウジナガカメムシ 文献・遊水地、足利市 ジュウジナガカメムシ 日光・渡良瀬など Orsilinae エチゴヒメナガカメムシ 文献県内 ヒメナガカメムシ 県内各地 ヒメイトカメムシは最近スイカズラから多数採れることが分かる。 アシアカナガカメムシは見たことなし。 ヒメジュウジナガカメムシは暖地系だが少ないながら県南にはいる様子。 ジュウジナガは渡良瀬に多い。
966 :
950 :03/12/11 16:25 ID:???
そういえば、うちの庭にはカメムシが多いんだけど 隣が広〜い空き地で木も草も伸び放題だから仕方ないのかな? とにかくAeliaサンが見たら喜びそうな状態でw
967 :
名無虫さん :03/12/11 16:34 ID:2+RDl52a
>>966 環境には猛烈に悪いだろうけどよくりんご園で消毒に使うようなでっかい殺虫剤散布機で
殺虫剤で空き地を徹底的に消毒することを勧める。それが世のため人のためだ。
968 :
950 :03/12/11 16:43 ID:???
>>967 それにはかなり費用がかかりますよぉ。
その空き地は他人のものですから。
私の家には畑があるわけでもないので
カメムシがいても洗濯物につかなければ特に嫌ではないです。
カメムシいるのか。 自然があるのはいいことですね。
970 :
950 :03/12/11 17:32 ID:???
隣の空き地には野鳥も来る。 家の庭の木の実を食べてる姿がかわいいね。 朝は台所の出窓に鳥がとまるんだけど、 斜めになってるから、うまく立てなくて つつつつつ〜と滑ってあわてる姿もかわいい。 カメムシは窓のサッシと網戸の間にもいて 夏の朝窓を開けると死んでたりすることもあるよ。
972 :
名無虫さん :03/12/11 18:21 ID:VEVztRG8
このスレもあと少しだね。
今日か明日か・・・てとこかな。
鳥といえば、二階でコソコソやってたときにハトが窓にぶつかった。 よけいにびっくりしたよ。窓には鳥の跡。 さっきまでリストつくってましたが学名省いて紙面節約です。 ニ段組で九枚。 亜科はでかい科、または亜科の多いサシガメだけに当てはめました。
コソコソってw
よけいにびっくりということは 他にも何かびっくりすることがあったんだね?w
ずいぶん下がっていたので上げておきます。
978 :
名無虫さん :03/12/12 10:45 ID:Zn/oVCB1
>>971 隣だろうが何だろうが「カメ嫌いの家」に入ってくるカメムシを一匹残らず殲滅することは
生を受けた人間として当然なすべき神聖なる義務だ。
なお次スレ名は「カメムシ好き好きだ〜い好き」にしてほしい。俺は絶対に行かないから…。
979 :
名無虫さん :03/12/12 13:52 ID:reI98Yf+
>「カメ嫌いの家」に入ってくるカメムシ 何の罪もないのに
次スレは「カメムシ総合スレ」にすればよかったかと。
タイトルが紛らわしさを出している事は否めないので。
で、提案なのですが「カメムシ総合スレ」を立てませんか?
そしてそちらを本スレにして
>>971 の方にはその旨を書いて
誘導するというのはどうでしょうか?
いや、みんなに嫌われているカメムシをこんなにも愛してるんだ ということで、せめてスレタイだけは一般的なカメムシのイメージにしてあります。 なんつーか、自虐的?みたいな。 すでに立ててしまったスレを先に使って、4からは総合スレにしましょう。 もとはといえば勘違いして新スレたてた私が悪いのですが あまり乱立してても仕方ないかと。
今から仕事するから禁ネットです。 とりあえず7時くらいまで。 ではすたーと。
983 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/12/12 20:06 ID:Ykp4o9db
日テレ見てる? もう期待しちゃうよ。www
うんうん、みんな良い仲間、カメムシも仲間なんです。 オオアカカメムシ、一見オオカメムシみたいに見えるけどカメムシ科です。
985 :
銀次 :03/12/12 20:19 ID:???
何で学名がオオアカカメムシなんだよ。
見た見たw そしてアク禁解除あげ。
正しくは和名、だよね。
で、学名が思い浮かばないわけだが。Druryが記載したのは分かるんだけど。
>>986 おめ。
リストって内容に誤同定がぼろぼろあったとしても、 何かの会誌に載せて貰えば取りあえずは〜さんによる その地域のリストとして認められるのだろうか? それと発表されたリストは検証されないのだろうか?
990 :
名無虫さん :03/12/13 08:34 ID:++5PKsF6
>>979 >「カメ嫌いの家」に入ってくるカメムシ
>何の罪もないのに
存在すること自体が罪だ。
>>988 東京ってナウイね。
>>989 誤同定か。標本の照会は求められそうだね。
たとえば埼玉における「キベリヒゲナガサシガメ」の記録とか。
これはユミアシサシガメの仲間であることが分かっています。
>>990 嫌いな人にとっては罪だと思うだろうね。
わたしもクロゴキブリは罪だと思うけどゴキブリ大好きさんにとっては
クロちゃんマンセーなわけで。
しばらく席をはずすのでここで一応1000ゲットです。
あとはまかせた。
992 :
名無虫さん :03/12/13 09:33 ID:2cNGiMVo
ゴキブリ大好きさんがいること自体すごすぎる。 それに比べたらカメムシは可愛いもんだ。
>>993 オマエガナー゚(゚^▽^゚)゜。 ブヒャヒャヒャ
>存在すること自体が罪だ。 嫌いな人にとってはそうでしょう。 というわけでこの話題は終了で。
そろそろ終わりだな
Aeliaはまだ板のトップにスレが無いと書き込めない状態なのか??
(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン ∨) ((
(;´Д`) スミマセンスミマセン ( 八) 〉 〉
ヾ (´Д`;)、 コノトオリデス ノノZ乙
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