【albi-】学名総合スレッド@野生生物2【-opsis】
1 :
1 :
03/01/30 02:39 ID:???
2 :
1 :03/01/30 02:40 ID:???
3 :
1 :03/01/30 02:40 ID:???
4 :
1 :03/01/30 02:41 ID:???
■参考書籍(順不同) 平嶋義宏『生物学名命名法辞典』平凡社 1994 平嶋義宏『新版 蝶の学名 ――その語源と解説』九州大学出版会 1999年 平嶋義宏『生物学名概論�』東京大学出版会 2002年 小林圭三他『原色日本昆虫生態図鑑3カミキリ編』保育社 1966年 小森厚『どうぶつ学名散策』東京書籍 1983 内田清一郎『鳥の学名』ニューサイエンス社 1983
5 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/01/30 02:51 ID:h+64F4eo
>>1 お疲れ様です。さっそくかいていい?
Medamatento メダマテントウ属です。
6 :
名無虫さん :03/01/30 15:22 ID:qbvHdDoO
35歳。
去年まで金無し君だったけど、白血病解析プロジェクトとUD Agentで
二年で350万個のたんぱく質を解析した。一度やってみなよ。
初回にかぎらず、1ドルも払わずとも(お金も儲からないけどね)誰でも参加できる。。
BGで計算するだけ計算してプレイはできないけど、いつでも止めれるし、ルーレットって赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる(0や00が出るとダメだけどね)。
金なきゃヤフオクやビッダで稼げばいいだけ。暇つぶしになる。
もしかしたらプレステ2とか当たるらしんいでマジでお勧め。
http://p-q.hp.infoseek.co.jp/
7 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/01/31 20:28 ID:j25uh0N9
Muscaあげ。イエバエ属です。イエバエ科はMusciidae。 ムスカっていうと、ラピュタ思い出すなあ。 イエバエから取ったのかな?目があああ。
8 :
1 :03/01/31 21:05 ID:???
ハエはギリシャ語でmya,ラテン語でmusca, Muscivora forficata オナガタイランチョウ の属名は「ハエ+食べる」 オクラホマの州鳥で、シザーテイルドフライキャッチャーと呼ばれ 敏捷にハエを採るらしい。 ちなみに種小名はラテン語で「フォーク状になった」
9 :
... :03/02/01 04:53 ID:???
. / , \ / / l ヽ ,r' / ヾ,、 ゙, . / イ/ ` ` 、 } { i | ゙ 、,,`' 、 , j レ'、, | ,:r'"''‐ `'゙、 ,、‐‐、 l ゝ」、 、 , ,、‐''゙゙、゙'、-――t'''/ / l | 私の名前がハエだと? ,ゝ‐、_,',. ' ,O 〉 V .( ゙, j i ゆるさん。秘密を漏らした ',.ヽソ. '、,,、 -'" / / j Aeliaには死んでもらう!! '‐レ゙ .,r' ノ l` ` 、 i'" ゙ヽ、,/ . ゙、 ,,、 -‐'" ノ ヽァ、 ゙、'´ .. ,r゙ ノ ヾ^゙ヽ、 . ゙, ./ ,、r' / \ !、 / ,、r'" / /`'ー- `'''"入 ̄ ,、r ''" ,、/ / く .Y'" .,、r'"/ / /" ` 、', ,、r''" /_____/ ,、 - ''"´ ̄ ̄`゙i zz,,,/ \ ,、 '" ,、 ''" | / \
バルスクモガニってのがいた気が。Balss そうでしたか。myiaとmuscaなんとなく似てますね。さんくす。 vola関連で種小名でmaccilivoraとかいうのを見たことあります。 植物名プラスvoraってのもありえるよね。 この時間帯でまたーりお茶だと。ふう。
11 :
1 :03/02/02 21:36 ID:Cz662Q1g
てなわけで、こっちが浮上。 >>前スレの998 >私の採ったカメムシを一つ。Dimorphopterus bicoloripes >ヒメコバネナガカメムシです。 Di(2)+morpho(形)+pterus(翅) bi(2)+colori(色)+pes(足)ってのはずいぶんシツコい学名だね。 そういえば翼竜にディモルフォドンってのがいる。
あっちで1000取りました。スマソ。 その名の通り、翅に2型あります。コバネナガカメムシと ニッポンコバネナガカメムシですが、普段は短翅ですが、ときに長翅 が出ます。しかしヒメコバネの短翅は見たことないですし、 同属の他種は分かりません。 足は確かに2色ですが。わかりづらいかも。 カスミカメに、coloripesという種小名のがいました。 最近学名が変わったアカホシカスミカメで、Creontiades coloripesです。 これからも、間違いなど多いと思いますが、よろしくお願いします。
13 :
ぶるぶる :03/02/02 22:55 ID:ewYoNtLa
教えて下さい! 長野県千曲川分流の河川敷(国民宿舎だか青年の森が近くにあったような 気がします。)河川敷と言っても少し山林の中に入ったところでっしたので、 そんなに広くはありませんでした。 そこで、釣りをしようと思い、準備していたら周囲から全長30cm位はある 蜘蛛がうようよ出てきて私の方に寄って来たんです。見た目は、黒くて表面は 甲殻類のように硬そうでした。私にはエイリアンにしか見えませんでした。 炭に火をつけていたので、炭をやつらの方に投げたりしたんですが、炭を避け て寄ってきたんです。怖くなって近くに止めていた車まで避けながらいったので すが、やっぱり追ってきました。もう、むちゃくちゃ怖かったです。 一体、あの蜘蛛はなんなのでしょうか?
14 :
1 :03/02/02 23:19 ID:???
↑よくわかんないけど、ゴライアス・バブーンスパイダーと
いうやつではないでしょうか!
>>12 Creontiadesはヘラクレスの息子のひとり「クレオンティアデス」
らしいけど、どんな人物像かはわからない・・・
15 :
ぶるぶる :03/02/02 23:53 ID:ewYoNtLa
>>14 ゴライアス・バブーンスパイダーって、足ながいのでしょうか?大きさも
そんなにあるものですか?
どっか、写真とか見ることができるとこありますか?
17 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/03 00:07 ID:0wlbCUOu
日本にいるクモで30cmというのは知りません。スマソ。 オオジョロウグモはでかいけど、南西諸島だし。 Creontiadesってそういう意味だったんですね。知りませんでした。 ヘラクレスの息子ってのも立派なのかな? カスミカメは立派じゃなく弱弱しいけど。 Myiomma コガシラダルマカメムシ属 Myiophanes ゴミアシナガサシガメ属 どっちもMyioがつくけど、どういう意味なんだろう。
18 :
ぶるぶる :03/02/03 00:19 ID:ZHNmodVU
>>16 ありがとうがざいます。
レスしときますた。
でも、誰かわかる人がいたら教えて下さい。
>>1 遅ればせながら、新スレ乙です。
>>2-4 は良いまとめになっててgood!
20 :
1 :03/02/03 00:44 ID:???
>>19 ども。今後ともよろしくお願いしまふ。
>>17 myio-は「蝿の」でいいと思う。平嶋さんの本に
Myiophobus pulcher キムネフタスジハエトリ
という鳥が出ていて「ハエの+恐怖」だそう。
ommaはギリシャ語で「眼」
Chrysomma キンメチドリの属名 「金の+眼」
Amblyomma ダニの一属 「鈍い+眼」
phanesは「見せる」に関係あると思うんだが・・・
ハエトリって鳥にもいるんだね。 myioはハエの、でしたか。さんくす。 たしかに図鑑に出てるコガシラダルマの眼は特異でハエみたいです。 複眼が頭部の大半を占めている、すごいやつです。 ゴミアシナガはハエには見えないけど、ゴミ(ちり)の中にいて 茶色っぽい色から、ハエを連想させるのだろうか。 ommaが眼だと分かると、カスミカメのCampylommaも眼が関係 するのだろうか。緑色で小さな種ですが。
22 :
1 :03/02/03 13:52 ID:/kQkwDuf
23 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/03 16:38 ID:dBt7oLmM
カンピロバクターを忘れていました。 といっても、意味は分からなかったので助かりました。 おととい採ったカメムシシリーズ2 Aneurus galiae カクムネヒメヒラタカメムシ?です。 つやけし状で、革質部に薄い帯があります。 前胸背は、他種とあまり変わらないように思えます。
24 :
1 :03/02/03 19:40 ID:PXFXxKq3
Aneurusはa(無い)+neura(脈)、とあてずっぽうを言ってみる neuraを勝手にneurus(男性形?)にしていいのかな。 ↑このへんがよくわかってない。 あと種小名はgalliaeなら「フランスの」だけどね。
25 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/03 19:58 ID:dBt7oLmM
そうです。前翅に目立った脈がありません。 全体的に膜質です。細くて目立たないという場合もありますが。 ほかのヒラタカメムシでは革質部と膜質部の区別があり、脈も明瞭です。 このヒラタカメムシは、Kerzhnerが記載しました。 分布域は・・・どこだか忘れてしまいました。 栃木県においては、県北〜県南の山地で得られています。 Neuroctenusというヒラタカメムシは、脈+櫛という意味かな? 櫛みたいに膜質部の脈が複雑だった気がします。
26 :
1 :03/02/03 23:09 ID:PXFXxKq3
27 :
ぶるぶる :03/02/04 00:25 ID:???
>>27 日本産ですか?コガネグモかなんかかな?オニグモ科だと思うけど。
ナガマルコガネグモに見えなくもないけど。
similisもあるけど、similarisってのもあった気がします。
意味は同じかな?
29 :
ぶるぶる :03/02/04 00:35 ID:???
>>28 御意見ありがとうございます。
日本で私が見かけた種であるとすると、やっぱり蜘蛛だったんですか。
こいつは、群れますか?私に四方から近寄ってきたんですけど、ものすご
く恐怖でした。大きさも結構ありましたし・・・
毒とかあるんですか?
毒はわかりません。川原っていうと、アオグロハシリグモという罠も・・・ これ以上はわかりません。スマソ。 assimilisとなると、似ても似つかぬだろうか。
31 :
ゆにゆ :03/02/04 01:29 ID:gfvKZAje
らけせ
32 :
1 :03/02/04 12:40 ID:???
>>30 残念でした。assimilisのas-はad-(〜に向かって、ここでは強意)が変化
したもので意味はやはり「似た」です。ほかにpersimilis(全く似た)なども。
Abudefduf assimilis ルリスズメダイ
33 :
1 :03/02/04 17:00 ID:???
【バリケン Cairina moschata】 moschataは「麝香(英語のmusk)臭のある」だけど バリケンって匂うのか? ジャコウウシ Ovibos moschatus Cairinaは何だろうな。Cairineという名前由来かな? Kairineという化学物質もあるらしいが・・・
ああ、やっぱり似たでしたか。むずい。 dissimilisならどうだろうか。
35 :
1 :03/02/05 11:06 ID:A3noOJs3
dissimilisはさすがに「似てない」だね でも何に「似てない」のか。クワガタ好きな人教えて アマミノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis dissimilis
36 :
1 :03/02/05 11:06 ID:???
【ヘイケガニ Neodorippe japonica】 新しいDorippe属。で、Dorippeはギリシャ神話のニンフの名前みたいなんだ けど、カタカナ「ドリッペ」で検索すると『海のトリトン』関係ばっか出て くる・・・。
37 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/05 11:14 ID:Sel2VFk+
学校前にカキコ。 ミゾムネヒメサビキコリの種小名はyuppeですた。 ppeつながりで。
38 :
1 :03/02/05 20:42 ID:r8N2C3EE
39 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/06 13:39 ID:Y+0GWILL
水辺だから、魚もくうのか。すげーなあ。 そういやゴミムシにもDromiusというのがいました。 ホソアトキリゴミムシ属です。
40 :
1 :03/02/06 14:59 ID:VJOUDbBT
あ゛あ゛あ゛〜〜!!
DolomedesはDromo-と全然スペリングが違うじゃねーか・・
>>38 は全面取り消し!! 逝ってきます(恥!
うーん、気を取り直して
Orodromeus オロドロメウス(鳥盤目恐竜)「山+走る者」
oro-はoreo-と同じでギリシャ語で「山の」
41 :
1 :03/02/06 15:02 ID:???
42 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/06 15:55 ID:EKwVhu3/
>>41 サラマンダーって種分化激しいみたいですね。
aeneaがプロンズ、銅色とありました。
タマカメムシも銅色のつやがあり、Sepontiella aeneaという学名です。
もともとSepontiaとして記載されましたが、宮本先生が1990年頃に
本種を基として新属Sepontiellaを創設しました。
Esakiaからひっぱれます。
43 :
1 :03/02/06 17:47 ID:???
aeneus(-a, -um)で検索で一番ヒットするのはネターイギョの コリドラス・アエネウス(通称青コリ)ですね。他に Callidium aeneum ミドリヒラタカミキリ Heliophanus aeneus チビクロハエトリ Laufeia aenea エキスハエトリ Eristalinus aeneus ドウガネホシメハナアブ
44 :
1 :03/02/07 15:34 ID:???
>>41 のサイトに
Umaというトカゲの属名があったでつ。
アリゾナのユマYuma族から来ているらしい。
あとユタUtahから来たUtaという属も。
45 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/07 18:20 ID:NggKmj77
ハエトリも属がよく変わるから難しいね。 エキスハエトリのエキスは、エックスの意味なのかな? ガガンボでUlaという属がいました。前に書いたかな?尾が関係してそう。 あと、最近栃木から新記録のガガンボで種小名がmegacaudaというのがありました。 付属器がでかいのだろうか。
46 :
1 :03/02/07 21:28 ID:NRHgtArD
rとlを間違えてはいけません(説得力なしw) 尾はギリシャ語で-urus, ura, urum(前に付くときはuro-) ラテン語でcaudus, a, um(caudi-)ですね。 あとギリシャ語でcerco-, cercusつーのもあります。 モナモンキー Cercopithecus mona (尾+猿) (↑前スレで誰かが挙げてくれた) オオカラモズ Lanius sphenocercus (くさび形の+尾)
47 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/07 23:39 ID:YGE6h08J
まさにウロ覚えでしたね、スマソ。 ほかにも、ゴミムシダマシにUlomaってのがいますが、これも尾じゃないのね。 ツシマカマキリモドキという珍しい種がいますが 属名がたしかCercomantispaだったとおもいます。レッドリストに載ってました。
カスリヘビギンポ属:Ucla UCLAっすよ
尾索動物 Urochordataなんてそのままっすね。 同じくそのままのシリグロハマキArchips nigricaudanus(ハマキガ)。 ♀の尾端に特殊な黒い鱗毛があることより。
50 :
1 :03/02/08 14:35 ID:yqzfW3GM
>>48 面白い!
ハイガシラホオジロ Emberiza cia
のCIAなんてのもありますね。(鳴き声の擬音かららしい)
51 :
1 :03/02/08 15:22 ID:???
Prionurus scalprum ニザダイ 「ノコギリ+尾」 Trachurus japonicus マアジ 「ざらついた+尾」 Trichiurus lepturus タチウオ 「糸+尾」「細い+尾」
興味深い学名集めたページを見つけました。 一つだけ紹介。Tianchiasaurus nedegoapeferkima (恐竜)は 映画ジュラシックパークの出演者の名前の一部をつなぎ合わせたやつだそうで。 ("NE"ill, "DE"rn, "GO"ldblum, "A"ttenborough, "PE"ck, "FER"rero, "K"night, R"I"chards, "MA"zzello) この学名でググればいけまっせ。ガイシュツならスマソ。
53 :
1 :03/02/08 17:27 ID:yqzfW3GM
>>52 おんもしれえ〜!!!!!!!!!
Curiosities of Biological Nomenclatureってトコですね?
いや〜これはスゴイ! ブックマーク10個ぐらい入れたくなる!(藁
これからチビチビ読みますけど(時間かかる)、
とりあえず52さんサンキュ!
54 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/08 17:49 ID:OJAwB5el
>>52 おもしろいです。さんくす。
カメムシのTexasはいいなあ。
55 :
1 :03/02/08 22:38 ID:yqzfW3GM
うーん、面白いなあ。 Hortipes terminator(クモ) Batman(魚) Ninjamys(カメ) Sayonara(魚)…
56 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/09 15:01 ID:axTDD2eX
結構ムシも名前でてるね。 学者さんもいろいろ。Steyskal,Distant,Kirkaldy,Wilson,Erwinなどなど。 Leonald davinciiなんてのもあったね。属名の最後がdで終わってもいいんだっけ?
57 :
1 :03/02/09 16:23 ID:DnWCQwOo
Leonardo davinciiですね。
dで終わっちゃダメという規則があるの? たまたま少ないだけでは?
>>47 のCercomantispaですが、
ヒメカマキリモドキがMantispaなんですね?
Mantisはカマキリ(ウスバカマキリ属)なのはわかるとして、
最後のpaは何なんだ?w
58 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/09 22:31 ID:RLWnHf95
そうかな。なんとなく目にしてないから違和感を感じるだけかもね。 最後がpaで終わるのに、Euaspaという蝶がいました。なに蝶だかは忘れましたが。
59 :
1 :03/02/09 23:08 ID:ngpXXLG7
イチモンジシジミ属みたいっすね、
チョウの学名はひらしませんせの本を見りゃいいんだろうけど
持ってないんで・・
福井県産昆虫類リスト
http://www.erc.pref.fukui.jp/gbank/insect/order8.html というところからカマキリを。何か書きたいことがあればどうぞ。
ヒナカマキリIridopteryx maculatus
ハラビロカマキリHierodula patellifera
ウスバカマキリMantis religiosa
コカマキリStatilia maculata
チョウセンカマキリTenodera angustipennis
オオカマキリTenodera aridiforia
ヒメカマキリAcromantis japonica
60 :
1 :03/02/10 14:50 ID:???
ヒナカマキリIridopteryx maculatus Irisはギリシャ語で虹の意味だけど、 (ニジマスの旧学名 Salmo gairdneri irideus) そういうカマキリの属があるみたいすね。ヨーロッパ産かな? 植物のアヤメ属もIrisですが。
61 :
1 :03/02/11 14:26 ID:???
ハラビロカマキリHierodula patellifera hierosはギリシャ語で「神聖な」(ヒエログリフは神聖文字)だけど hierodulusは「寺院にいる奴隷」という意味があるらしい。 それの女性形ってことは…聖・女奴隷? 何か伝説とかあるのかも。 patelliferaは「patellaを持つ」ってことだと思われ patellaは小皿の意味で、人間なら膝蓋骨だが、昆虫では膝節? それが目立つということなのかな? Patellaはオオツタノハガイの属名にも使われている。
62 :
1 :03/02/11 14:29 ID:FCKTYa+q
質問なのでageてみる
63 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/12 10:59 ID:QDGSWc5X
ハラビロカマキリの白い紋を小皿に見立てたのかな? むりやりな解釈でスマソ。 angusipennisってなんだっけ? 何回もangus・・・って聞くけどどうも覚えられないです。
64 :
1 :03/02/12 15:00 ID:QXoIWmTy
angustipennisは「細い翅」っすね。
>>63 はtが抜けてます
ウスバカマキリ Mantis religiosa
religiosaは「宗教的な・神聖な」
Ficus religiosa インドボダイジュ
Illicium religiosum シキミ
カマキリの動作を「拝む」と捉えたわけですね。
65 :
530 :03/02/12 17:24 ID:ClDmHRgP
66 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/13 03:09 ID:VrJcnUdc
angustiは細いっていう意味か。さんくす。 fuliginosaっていうのはなんなんだろうか。カメムシの種小名であった気がします。
67 :
名無虫さん :03/02/13 13:40 ID:oKMcEQNy
fuliginosus, a, umはラテン語のfuligo(煤=すす)から来た 「煤だらけの、黒ずんだ」という意味。 Miniopterus fuliginosus チチブコウモリ しかしよく似たfulgidusやfulgensになると 「輝いた」の意味だからややこしい。 Ailurus fulgens レッサーパンダ フリギとフルギで大違い。
68 :
67=1ですた :03/02/13 14:09 ID:oKMcEQNy
コカマキリStatilia maculata これは人名かな? 暴君ネロの妻の一人に スタティリアというのがいたらしいが・・ maculataは「斑点のある」 チョウセンカマキリTenodera angustipennis オオカマキリTenodera aridiforia この属名は全く分からん。 aridiforiaはaridifoliaの間違いだった(元のサイトが誤植) aridus「乾いた」+folia「葉」?
69 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/13 15:16 ID:OKgSy4Pu
>>67 解説さんくす。たしかオオヘリカメムシだった気がします。
foliaですか。ミヤマグンバイの種小名もfoliaceaでした。
70 :
透過光 :03/02/13 22:40 ID:???
既出かも知れませんが、チョイネタ。 ハチの仲間で Podium plesiosaurus を学名に持つ種がいることを 知りました。 かなり凶悪な顔だちのアナバチです。
71 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/14 12:36 ID:lCDVLe3n
>>70 和名はないのかな?海外?
Podisusというアメリカのカメムシを思い出しました。
72 :
708 :03/02/14 12:54 ID:uTGpch1s
ケサラン パサラン という学名をつけられた種がいるという噂を聞きました。 コケのような植物……らしいです。 非常に妖しい話なのですが、ここの皆さんなら何かご存じかと思いました。 どなたかご存じでしたら教えて下さい。
74 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/14 13:17 ID:lCDVLe3n
学名と種小名の語尾がnでそろってるから実際学名があるのかもね。 サルオガセかなんかかな?
75 :
1 :03/02/14 16:22 ID:vlWTdLu0
76 :
1 :03/02/14 16:28 ID:???
Podiumは「足+ium」で 建築用語や「指揮者が乗る台」などの用法もありますが、 Lycopodium 「狼の足」→ヒカゲノカズラ Leontopodium 「ライオンの足」→ツノゴマ Pachypodium 「太い足」→パキポディウム(多肉植物) など植物の属名に多いですね。
足関係かどうか知らないけど、Mecopodaクツワムシ属や Podabrusクビボソジョウカイなんてのを思い出しました。
78 :
透過光 :03/02/14 23:02 ID:???
>71, 75 ブラジル産だそうです。 非常に細身で、特に頚部が長いということです。 もう一つアナバチの小ネタで、母音なし。 南米産のZyzzyx
79 :
1 :03/02/14 23:03 ID:???
メ、メ、メ、メコポーダ!?(←喜びすぎ) といいつつmeco-はトカゲのEumeces(良い+長さ=長い)のmecesと 関係あるかな? Podabrusの方はabro-(繊細な)と関係あるかな? でもこういうシンプルな学名は ラテン語やギリシャ語そのものだったりするからなー。
80 :
1 :03/02/14 23:34 ID:???
>>78 それは
>>52 のサイトの、
Wordplay(言葉遊び)>Alphabetical Orderというところには
アルファベット順で遅い学名としてもでてますね。
Zyzzyzusという腔腸動物(原文ママ)が最後らしい。
ナガラガワウンカGaraga nagaragawana
なんかも英米人からすれば相当読みにくいと思うが・・・
>>78 セナガアナバチの仲間とみた。ゴキブリ狩るんだよね、日本のは。
メコポダの長い足、ポダブルスの繊細な足、どれも意味的にはよさそうですね。
ジョウカイボンは繊細というより、きゃしゃですが。
Zyzzyxはジッジクスとでも読むのかな?
途中で送信してしまった。 Culexというカも最後はxで終わりますね。
83 :
透過光 :03/02/15 09:04 ID:???
>81 Zyzzyxはドロバチモドキ(亜)科の方で、ハナダカバチに似た種のようです。 朝夕活動し、幼虫にはハエを与えるとありました。 P.plesiosaurusといい、本物を見てみたいですが、マイナーすぎて 入って来ないでしょうね。
84 :
名無虫さん :03/02/15 15:31 ID:RoaqS2LW
xで終わる学名は、 thrix(毛)onyx(爪)pteryx(翼)のつくもの など少なくないですね。 多いのはs, a, m(植物に多い)の御三家のほかは e, n, o, r, xぐらいかな? iは種小名では人名につく用法があるので多いが、属名では少ない
85 :
名無虫さん :03/02/15 15:40 ID:SMIlFn6H
86 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/15 21:30 ID:98ktNdGL
>>83 ドロバチモドキですか。マイナーすぎです。北隆館の図鑑には載ってました。
Nippononissonとかいう属名じゃなかったっけ?
87 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/15 21:31 ID:98ktNdGL
すまそ。Nippononyssonですた。
88 :
透過光 :03/02/15 23:41 ID:???
仮定の話ですが、地球外生命体が発見された場合、または 人工生命体がつくられた場合、心情的にラテン語以外の 言語を使用したい気がしませんか? どこかでそのような話があるでしょうか。
89 :
名無虫さん :03/02/16 00:49 ID:X/697tdb
どんなチームが発見(合成)するかにもよるが 今だとエイゴになってしまうヨカーン! 遺伝子の名前なんかはそうだし・・・
90 :
透過光 :03/02/16 09:23 ID:???
通称としては英語でもいいでしょうが、生物についてはやはり学名が 必要でしょうね。 ラテン語は、使用国がなく、かつ知られた言語ということで選ばれたので しょうが、同じ基準で他にあるのかな?
91 :
1 :03/02/16 17:20 ID:jX4gukc2
サンスクリット、古典アラビア語、古典漢語・・・ 恐竜の化石にKakuru(アボリジニの伝説の虹のヘビ)と名付けたように、 少数民族の言葉から採用するという例もありえますが。 すでに滅びたか滅びかけつつあり、十分に記録の残っている言語(たとえばアイヌ語)で 一から体系を組み立てるなんてことがあれば面白いですが、 いまの最先端の学界にそこまでの余裕はないのでは?
92 :
1 :03/02/16 17:24 ID:???
スイマセン
>>76 の
×)Leontopodium 「ライオンの足」→ツノゴマ
○)Leontopodium 「ライオンの足」→ウスユキソウ(エーデルワイス)
でした。全然違ってた。
93 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/19 14:43 ID:9aPqSuM0
スピノサスモモというのが月刊むしにのってましたが、 スピノサ・スモモ?それともスピノサス・モモ? 種小名がspinosaかspinosusだったかあいまいです。
94 :
1 :03/02/19 16:41 ID:???
>>94 さんくす。ドメスティックということは国内ってことかな?
属の性、いろんな形があってすごく難しいですね。
Polyは多いという意味だっけ?ipnusはなんだろう。発光器?
96 :
1 :03/02/20 15:47 ID:???
domesticus, a, umは「国内の・地元の」からほとんど「栽培・飼育された」 という意味で使われていますね。 Sus scrofa domesticus ブタ Gallus gallus domesticus ニワトリ Pryctolagus cuniculus domesticus カイウサギ
97 :
1 :03/02/20 16:03 ID:???
↑というか「家の」の方がもともとの意味だっけ(ラテン語でdomus=家)
まあ「家・故郷」ってことで
Saxidomus purpuratus ウチムラサキガイ
saxi-は「岩の」
>>94 ipnusは「かまど・炉」とあるから、発光器のことだと思うけど
なにせ実物を見たことないのでよくわかんない。
98 :
1 :03/02/20 19:52 ID:???
>>96 訂正
× Pryctolagus cuniculus domesticus カイウサギ
○ Oryctolagus cuniculus domesticus カイウサギ
最近訂正のほうが多いな・・・Oryctoは「掘る」
99 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/20 22:50 ID:lMNCkTtn
なるほど、ありがとうございます。 ムシにあんまりついてないのは、広域分布だったりするからかな? イエカミキリのイエは、家の材につくからだし。 ブタの種小名にscrofaとありますが、サビキコリの仲間にもそんなのがいました。 なんだろ。毛深い?
100 :
1 :03/02/20 23:16 ID:jzFooyLd
↓これだね ヒメサビキコリAgrypnus scrofa scrofa scrofaはラテン語で「牝ブタ」という意味。Susも「ブタ」。
101 :
1 :03/02/21 00:42 ID:???
ついでにAgrypnusはagro-「野の」+ypnus「眠り」と思ったが agrypniaで「不眠症」の意味らしい。 ゴマフトビケラ属 Agrypnia なんてのもいる。うーむ謎だ。
102 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/21 10:10 ID:6lS/RGkj
1さん、ありがとうございます。 チャイロヒメサビキコリというのもいますが、確かA.scrofellaみたいな 感じでした。おそらくヒメに似てるんだろうな。 コメツキでブタってのも謎ですね。色合いからでしょうか。 ゴマフトビケラ属ですか。成虫の翅の模様はきれいです。 でも不眠症と関係あるとしたら面白いですね。 幼虫が冬もいるから不眠なのか。 ナガタマムシ属のAgrilusも野と関係あったりする?Aglirusだったかな?
103 :
1 :03/02/21 21:07 ID:???
ナガタマムシはわからんちん。スマソ。 エビガラスズメのAgriusはギリシャ神話の人物で ミイロタテハのAgriasは「野の」だっけか?
104 :
1 :03/02/21 21:22 ID:COFcXWLo
【貝の学名シリーズ 1】 シンプルなものから Solen strictus マテガイ solenは「管」 Solenodon paradoxus ハイチソレノドン「管+歯」 Solenostomus cyanopterus カミソリウオ「管+口」 strictusは「まっすぐな・直立した」
105 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/21 23:55 ID:XzXvr22l
ミカンキンカメムシというカメムシの属名がたしかSolenoshedium とかいうものでした。目録には載っていません。 管といったら口吻のことかなあ。
106 :
名無虫さん :03/02/22 14:56 ID:/T7RcSzd
これっすね。 Solenosthedium chinense ミカンキンカメムシ しかしGoogleでも全世界から1件しか出てこない・・・ 【貝の学名シリーズ 2】 Chlamys senatoria ヒオウギガイ chlamysは「マント」。 senatoriaは「元老院」らしいが、意味不明。じじいのマントか? 接続形はchlamydo-となりまつ Chlamydosaurus kingii エリマキトカゲ 「マント+トカゲ」 Chlamydoselachus anguineus ラブカ 「マント+鮫」 chlaenaも同じ Hapalochlaena maculosa ヒョウモンダコ 「柔らかい+マント」
107 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/22 15:38 ID:UjYCiwvx
そういやクラミドモナスっていう微生物みたいのがいましたね。 それもマント関連だろうか。 Solenosthediumでしたか。中国ではオオサザンカの害虫らしいです。 日本ではセンダンなんかについてます。
108 :
1 :03/02/22 19:55 ID:BCdDy7X/
あーそういやそうだね>Chlamydomonas。単細胞緑藻ですね。 あとChlamydia(クラミジア)なんてのもあった。 Acteniceromorphuschlamydatusベニバネフトヒラタコメツキ 属名「Actenicerus(シモフリコメツキ?)属+形」 種小名「マントをもつ」 Tephrochlamysjaponicaチャバネトゲハネバエ 属名の「tephro-」は「灰・灰色の」らすい。
109 :
1 :03/02/23 14:11 ID:GI9Ve+G4
【貝の学名シリーズ 3】 Chion semigranosus フジノハナガイ chionは「雪」。 Chionodoxa luciliae チオノドクサ(ユリ科) 「雪+栄光」 Chionoecetes opilio ズワイガニ 「雪の+住人(oecetes)」
110 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/23 14:50 ID:kTvmgGfQ
Chioneaという、冬に雪の上に現れるはねなしのガガンボがいます。 名前も雪と関係してるのか。
111 :
1 :03/02/23 17:24 ID:???
クモガタガガンボっていう香具師ですね。 翅なしのガガンボってゆーからザトウムシみたいな体型かと思ったら けっこう力強い感じですね。Chioneaはたぶん「雪の(もの)」でしょう。 う〜む、セッケイトビケラというのは聞いたことがあったが なんでガガンボがこんな難儀な道を・・・ Aelia氏はキノコも詳しそうなので Tyromyces chioneusオシロイタケ
112 :
1 :03/02/23 17:29 ID:???
トビケラじゃなくてカワゲラじゃんか・・・また自滅w
113 :
1 :03/02/24 17:17 ID:0Ri7j4E9
【貝の学名シリーズ 番外編】 Lioconcha hieroglyphica 種小名は「ヒエログリフ(神聖+文字)の」だが 和名はなぜかカタカナオミナエシガイだゴルア! Meretrix lusoria ハマグリの学名。meretrixは「売春婦」。 lusoriaは「遊びの・戯れの」という意味らしい。
114 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/24 21:53 ID:2tYdedbE
>>111 キノコはほとんど知りません。でもオシロイタケはオオキノコムシがつくので
名前くらいはなんとか・・・といったかんじです。
トガリヒラタカメムシの種小名もhieroglyphicaだったような。
なんでヒエログリフなんだろう。
115 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/25 11:37 ID:/2TIJ4k3
histrioってつくのもいるけど、なんで歴史なんだろ。
116 :
1 :03/02/25 15:30 ID:tfwnXXzz
>>115 histrio, histerは「俳優」の意味。
Histrio historio ハナオコゼ
Hister japonicus ヤマトエンマムシ
Eos histrio ヤクシャインコ
Dendrobates histrionicus ハイユウヤドクガエル
エンマムシは擬死するからで、ハナオコゼは岩や海藻に擬態するから
だと思うけど、インコやヤドクは色彩が派手だからかな?
ちなみに
hystrix は「ヤマアラシ」
hystero-なんとかは「子宮」に関係ある(ヒステリーの語源)
117 :
金魚つかい ◆shellshxyo :03/02/25 21:33 ID:Po/yTqIV
このスレは面白いし勉強になりますね。 ハマグリの種小名が「遊び・戯れ」というlusoria になったのは、タイプ標本が貝合わせ用の蛤だったので、 子女の遊具であることを意識して付けられたと。 池とか水路にいるヒメタニシ Sinotaia quadrata histrica これも俳優と関係あるんだろうか? 基亜種名のquadrataは殻が何となく四角っぽいからかな。
118 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/25 21:55 ID:y8ZJfXtS
サーバ負荷78?すげーな。
1さん、ありがとうございます。目からウロコ状態です。
エンマくんのHisterも関係してましたか。
国後から記載されたKulilhister(いまは亜属)を思い出しました。
国後のエンマムシってことですね。
>>117 合わせ貝ってきれいな絵が書いてあるやつですか?
うちにあさりのやつがありました。
119 :
1 :03/02/25 23:43 ID:???
>>117 あーやっぱりそうでしたか〜>ハマグリ
自信がなかったんで、書ききれませんでした。
これからも宜しくお願いしまつ。
>>118 貝合せの貝があるなんて、由緒ある家柄?
しかしアサリというとこが小市民かもw
120 :
1 :03/02/25 23:54 ID:???
で、ヒメタニシ Sinotaia quadrata histricaですが
・・・よくわかりません。quadrataは「四角形の」が多いようですが、
http://www.bigai.ne.jp/pic_book/data31/r003072.htmlに >体層に3本の明瞭な螺肋とその間に弱い螺肋が1本ある。 殻表は白っぽく磨
>耗したような個体が多い。
とあるので、たまたま螺肋が4本とか殻口が四角形の個体だったとか…
いや、このへんでやめとこ。
>>118 クロヒゲカミムラカワゲラ Kamimuria quadrata
オオマグソコガネ Aphodius quadratus
これも四角形ですか?
カミムラカワゲラですか。前胸背が一般に四角いカワゲラだから それに由来しているのかな。 イシガキヒロムネカワゲラ(いまはシノニム?)というのもいましたから。 マグソコガネは分からないです。頭の突起が四角形とか? シカクエンモンバチという、四角形まんまのハチもいます。 和名ばっかでスマソ。
122 :
1 :03/02/26 00:14 ID:???
histricaは、俳優の意味だとしたら、殻頂が白くなる→白粉に見立てたとか? あー結局書いちゃったよ・・・ SinotaiaはきっとSino(中国の)+Taia属ですよね。 あとタニシ科 (Viviparidae)の基本属Viviparusは「胎生の」 という意味っすね(タニシが胎生なんて初めて知ったw) Lacerta vivipara コモチカナヘビ 連続カキコすまそ。
123 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/26 10:09 ID:bSeopGBX
コモチカナヘビって北海道にもいるやつだっけ? ヒゲブトナガカメムシの属名はAppoloniusです。なんて素敵なんでしょう。 カメムシ自体は小さく地味ですが。
124 :
2やんねるで超有名 :03/02/26 10:13 ID:5EGwFjFw
125 :
名無虫さん :03/02/26 10:53 ID:Bjc5RBD5
学名ってラテン語ですよね? ラテン語の発音はローマ字と同じようなもんなの?
126 :
1 :03/02/26 15:15 ID:???
うーん、読み方ですか・・・。 命名規約などには読み方については特に決まりがない。 欧州では英語風・独語風などそれぞれの言語に合わせて読んでいる。 で、日本人としては、どうせならラテン語本来の発音に近づけようと いうことじゃないでしょうか。それはいわゆるローマ字読みに近くなる。 ただし近年は英語が国際的に共通語のようになってきているので 国際電話でやりとりしたり学会で発表したりする人は 英語読みしないとやっていけないということもあるでしょうしね。 まあ人それぞれなので、「こう読まなければいけない」と 押し付けるのはイクナイと思いますね。 「英語としては」「厳密なラテン語としては」となら ある程度は言えるかもしれませんが
シクラメン キクラメン サイネリア シネラリア 首吊って氏ね
128 :
1 :03/02/26 21:10 ID:acC1fvOW
即レス。 イタヤガイのalbicansってなんでしょうか。 虫でもnigricansってのがいます。
130 :
1 :03/02/26 21:42 ID:???
形容詞albusやnigerから派生した albico(白くなる), nigrico(黒くなる)という動詞の 現在分詞だそうでつ。 だから英語で言うとwhitenningみたいなもので、自動詞の場合 「白くなりつつある・白くなる性質を持つ」でしょうが、 まあ「白っぽい」ということでいいのではないでショーカ。
131 :
金魚つかい ◆shellshxyo :03/02/27 00:21 ID:iwSxt655
pectenっていう種小名のホネガイもいたですね。
英名もビーナスの櫛 Venus Comb Murex(Murexってどういう意味かな?)
ttp://www.crowncity.com/shellfish/Murex.htm じゃ食い物シリーズでも。前スレとか見てないから外出スマソ。
ヒジキ Hizikia fusiformis
アケビ Akebia quinata
ヒジキのfusi〜(紡錘形の)は浮嚢の形からだろうね。葉も細長い紡錘形だけど。
quinataは「食いたいな」じゃなくて、5角形?
葉か花かどこかの形と関係あるのかな。
132 :
1 :03/02/27 00:54 ID:???
quinataは掌状複葉の小葉が5枚ってことで ミツバアケビ A. trifoliata(三+葉)と区別したんだろうけど、 ゴヨウアケビ A. pentaphylla(五+葉)なんてのもあって なんか失敗してますよねw ゴヨウアケビは小葉3〜5枚らしい
五角形じゃなかったですか。 ツバキ Camellia japonica 日本のカメリア お茶 Camellia sinensis 中国のカメリア 山茶花 Camellia sasanqua なんてのは外出でつか?
>>130 さんくす。現在分詞ですか。黒っぽい、白っぽい。
いまだなに虫についてたか思い出せない。
サザンカがsasanquaってのがかわいいですね。
地名ですが、キベリユミアシサシガメの学名は
Polytoxus serangolensisです。セランゴルってどこでしょうか。
ちなみにMillerが1940年に記載しました。
135 :
1 :03/02/27 14:39 ID:???
>>134 セランゴール(スランゴール)はマレーシアの州のひとつ。
クアラルンプールの周辺。Polytoxusのtoxusはギリシャ語のtoxa「矢」かな?
和名は「弓」だけど・・・。toxaは〜toxin(毒)の語源でもある。
テッポウウオの属名Toxotesが「射手」と、ひらしまサンの本にあった。
136 :
1 :03/02/27 15:13 ID:???
>>131 >Murexってどういう意味かな?
murexは「紫色の染料を採る、トゲのある貝」の名前だそうです。
貝紫というのはよく知りませんが、ホネガイから採ったんすか?
muricatus「ホネガイのような」という形容詞もありまつ。
>130の訂正
×whitenning → ○whiteningですた
137 :
1 :03/02/27 15:40 ID:hPi+GdB1
カメリアあげ。 Camellia japonica subsp. rusticana ユキツバキ rusticanusは「農夫の・野に生ずる」 rusticusも「田舎の」 Hirundo rustica ツバメ Omphalius rusticus コシダカガンガラ
138 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/27 19:48 ID:4+fES5if
セランゴールはマレーシアですか。 Millerはマレーのサシガメの新種をどっかの昆虫学会雑誌に記載してました。 キベリもその中で記載されました。 ヒメウストビサシガメNeostaccia aspericeps Miller,1940は 目録では本州とフィリピンが分布域でした。 年号からみて、この種も同じ論文で記載されたのかもしれません。 マダラヒョウタンナガカメムシの種小名もrusticusだったような。
139 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/02/27 19:52 ID:4+fES5if
ちなみにヒメウストビは複眼後方が広く突出しています。< >こんなかんじ。 今日は初めてクロバアカサシガメLabidocoris insignisを採りました。 Yemma signatusとかクロモンコアオカスミカメApolygus atrosignatus などsignのつくものがいますが、紋という意味でいいのでしょうか。
140 :
1 :03/02/27 23:10 ID:J3PONk6+
どうなんでしょ。signumは「印・斑紋」なので
signatusは「斑紋のある」
atrosignatusは「黒い斑紋のある」でいいと思うが、
insignisは「著しい・顕著な」で、模様とは関係ないような。
Tadarida insignis オヒキコウモリ
ところでこれキモイね。Oto(耳)+stomus(口)というのも頷ける。
Otostomus signatus ミミクチマイマイ(南米産)
ttp://www.bigai.ne.jp/pic_book/data19/r001846.html aspericepsはasper(平滑な)+ceps(頭)なんですか?
>>140 ミミクチマイマイ、ほんとに耳っぽい殻口でしたね。
signumの解説さんくす。クロバアカは確かに顕著な色合いです。
aspericepsはそうですね、つややかな感じの頭でした。
Staccia plebejusウストビサシガメや、Eremocoris plebejus
オオムラクモナガカメムシについてるplebejusってなんですか?
とても気になります。教えてください。
142 :
1 :03/02/28 00:05 ID:wLbBZkQT
plebejusはplebeiusと同じで「平民の」→「普通の」という意味でした。 ヒメシジミ Plebejus argus はリンネが蝶を「騎士」「神」「妖精」などに分けたとき 「平民」の代表としてつけた属名らしい。 英語でもplebeianという形容詞がある(知らなかったけどw)
143 :
金魚つかい ◆shellshxyo :03/02/28 14:50 ID:sTiKOAj6
>>136 murex、そもそもが貝の名前だったですか。
貝紫はツロツブリとか、シリアツブリとか、まあ骨貝と同じアッキガイ科の貝から採るし、
同じ科で磯に沢山いるイボニシから貝紫を採って染色してる人もいるですよね。
調べたらpurple(紫)もツロツブリの一名Purpuraに起源するという説もあるみたいです。
ヒメナガカメムシもplebejusだったけかな。確かに平民っぽい虫だ。
耳と言えばアワビの属名Haliotisもhali(海)+otis(耳)かな?
殻全体が耳介形だからと思うですが、「私の耳は貝の耳」とかいう詩を思い出す。
で耳だとaurisってのもあるかな…ギリシャ語とラテン語?
Ellobium aurisjudae ユダノミミガイ
Ellobium aurismidae ミダノミミガイ
Cassidula aurisfelis 猫の耳貝 (ネコの学名はFelis catusだね)
>plebejusはplebeiusと同じで「平民の」→「普通の」という意味 カメムシ図鑑のヒメナガカメムシの項でplebeiusと綴るのは 誤りとあったけど、意味が違ったりするわけじゃないんだね。 誤植かと思ってたけど、誤植とも違うような感じですね。
>Cassidula aurisfelis 猫の耳貝 (ネコの学名はFelis catusだね) カメノコハムシにCassidaという属がいますが、どういう意味なのでしょうか。 あと、Felisacusという前胸背の異様に長いカスミカメがいますが ネコと関係するのでしょうか。シダのFernは関係なさそう? クビナガシダカスミカメFelisacus insuralis この属は日本では沖縄だけにいます。
146 :
1 :03/02/28 20:44 ID:???
>>143 いやー面白いっすねー。
ミダってニダじゃなくて「王様の耳はロバの耳」のミダス王ですね。
Haliotis asinina ミミガイ
このasininaも「ロバのような」じゃないのかなー?
Equus asinus ロバ
Ellobiumはどういう意味でしょうねえ。
Ellobius talpinus キタモグラレミング
なんてのもいますが。
147 :
1 :03/02/28 20:46 ID:???
148 :
1書き忘れスマソ :03/02/28 20:52 ID:kjnLWZfp
Cypraea felina felina クロダカラ ってやつも英名はCat Cowrie / Catlike Cowryとなっているから felina(felinus)も「ネコっぽい」なのかな、と。
さんくす。cassisは兜とかいう意味か。 Hydrocassisというムシがいますが、これは水の兜ってことかな。 例によって、なにムシだか忘れましたが。 acusは針ですか。acutaとかacuminataという種小名をたまに見ますが これも針とか、とがった意味でしょうか。
150 :
1 :03/02/28 23:58 ID:???
植物では、葉の形などをいう場合 acutusは「鋭形の」 acuminatusは「鋭尖形の」 と区別してますね。
>143 私の耳は貝の殻 海の響きをなつかしむ ジャン・コクトー ですね。
152 :
金魚つかい ◆shellshxyo :03/03/01 11:44 ID:YxJk3jM8
>>146 多分ロバの耳かもです。実際細長くてそんな形してるもんね。
acutusとかacuminatusとかよく見る名前、なるほろ。
ところで宝貝のCypraeaって何ですか?
銅なのかな…
>>151 そう、それだ!言われて恥めて気づいたです。
王様の耳と黒糖が激しくハイブリッドしてしもた。
じゃ、再び食い物シリーズで
バカマツタケ Tricholoma bakamatsutake (*´д`;)
153 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/01 13:36 ID:vZiFSuuj
>>150 おおっ、やっぱり尖ることだったのか。メマトイにもacutaがいたかも。
ケシチビマメコメツキの種小名はissunboshi。かわいい。
154 :
1 :03/03/01 16:40 ID:???
>>152 タカラガイのCypraeaは女神Cypriaから来ているのではないでしょうか。
美の女神ウェヌス(ヴィーナス、ギリシャではアプロディーテー)は
Cyprus(キプロス)島の浜辺に流れ着いたとされ、
(ボッティチェルリの『ヴィーナスの誕生』はその風景)
ヴィーナスの別名をCypriaというんですよね。
Cypripedium japonicum クマガイソウ 「ヴィーナスの+サンダル」
しかし銅cypriumももともとCyprusから来ているらしいし、学名では
Cyprinus carpio コイ
というのも、ギリシャ人が鯉に初めて接触したのがキプロス島だったからとか
どっかで読んだような気がします。
まあ全部キプロス仲間ということで(大ざっぱ?)
誰か詳しい人のツッコミを待ちませう。
155 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/01 21:27 ID:kRgg7aI3
キプリスモルフォというチョウもいますが、これは銅?
あおきしま、いい加減に荒らしは止めろ!! むしむしネットもお前がカキコしないから、みんな平和だ!
>>155 チョウの学名はヒラシマさんの本にどうせ詳しく出てるだろうから
イマイチ調べる気がしない(笑 スマソ
インドあたりのシャクガにAuximaという属名があったのかな?
いまはSarcinodesなのかな? よくわかんない。
Aucuba japonica アオキ
158 :
1 :03/03/02 18:29 ID:???
今日は大収穫でごきげんです。
>>157 キシマつながりでproximaという種小名みたことあります。
>>158 アブでHybomitraというのがいますが、これはなんでしょう。
Harpoceraというカスミカメムシもいます。
コブヒゲカスミカメ Harpocera orientalis
160 :
1 :03/03/03 06:39 ID:???
>159
シラミ目のサイト(
>>3 の一番上)を見ると
>hybo, (G) - A hump; hump-backed
ってなってるねえ。あとオドリバエ科にHybosという属があるみたいだけど
関係ないか。カスミカメのceraは触角だと思うが。
ってなんでこんな時間にカキコしてるんでしょう・・・
mitraってそんな意味だったですか。確かに形が似てるです。
Mitromorpha(シズクニナ)っていうのもあるですが、
これは二次的にフデガイ型のって意味かもですね。
でharpaつながりのコブヒゲカスミカメHarpoceraですが、
Harp-i-じゃなくてHarp-o-ceraになるですね。
harpiformisって貝があるですが、接続は品詞で変わるですか?
http://www.gastropods.com/h/Shell_Microcithara_harpiformis.html Hybosは背中盛り上りで、和名が〜セダカオドリバエだからバッチリ関係あるですね。
アツバコガネ科Hybosoridaeはセダカってない肝するですが。
オドリバエは日本に1000種くらいいるらしいですが、交尾器がやたら凝ってたり、
熱帯のは顔にトナカイの角みたいのがあったりで面白虫。
162 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/03 16:30 ID:6eIAdEQU
アツバコガネのアツバは、厚い翅? コブヒゲカスミカメの触角は死ぬと末節が ちぢれてハープ状に曲がるからかな? タテゴトウンカの種小名見てみると、harpって入ってるかもね。 ガだかチョウのハルペも、ここからきていたりして。 セダカオドリバエ、眼が赤くてなかなかかわいいです。 林でホバリングしてます。
163 :
1 :03/03/03 18:35 ID:???
>161 よくわかりまへん。接続母音はギリシャ語では-o-に、ラテン語では-i-に なるのが原則ですが、同じ語の組み合わせ、例えば flavus(黄色)がmarginatus, a, um(ふち・へり)に付く場合でも キベリミジングモ・セマルハコガメ・メキシコゴファーガメ, オオフタオビドロバチなどではflavo-になってて、 キヘリモンガラ・ゴマウツボなどではflavi-となってますね。
164 :
1 :03/03/03 18:36 ID:iu8Tasly
>>164 ハルポケラカワイイー。URLにwanzenとあるのでドイツのサイトでしょうか。
こっちのとは別種でしょう。でも黒化が著しく、まるで日光の個体を見ているようです。
触角第二節のふくらみもなんか、目立ってる気がします。
タテゴトウンカ、学名さんくす。交尾器が竪琴の形してるらしいです。
ゴモクムシでHarpactoriaなんていうのいなかったっけ?
166 :
1 :03/03/03 23:12 ID:???
さんくす。アリににたマキバサシガメとか Atractotomusに似たカスミカメムシがみられました。 ヨーロッパですね。オランダ語のページあったので、もともとオランダ の人のサイトなのでしょう。カメムシの同定はイギリスの方でした。 Pantilius tunicatus、なかなかきれいですね。 日本のP.hayashiiもきれいですが、それとは違った美しさでした。
>>154 レスし忘れすまそ。宝貝はCypriaからだったですか。勉強になったです。
銅のcyprium(英語のcopperも)はキプロスが銅の産地だったんで、
そう呼ばれたと聞いたです。熊谷草は花の形がってことですかね。
citharaも初めて知りました。Eucitharaがコトツブ(琴小螺)なのも納得。
キッターラ、シタール、チター、ギターみんな仲間だったんだ。
マンドリンとバラライカは仲間はずれか。
スジボラ属LyriaはLyraが元なのかな。ハデスマキボラカコイイ。
接続母音は謎が残りますですか。
>>165 Harpactoriaって何だろう。Harpalusゴモクムシ、Harpaliscusニセツヤゴモクムシ、
コペポダにHarpacticusハルパクチクスってのもいるですね。
昔に那須でヒゲナガササカスミカメErimiris tenuicornis
見た気がしたですが、tenui〜って、長い?細長い?(多分簡単過ぎでスマソ)
>>169 ゴモクムシじゃなかったかも。なにかで見たんですが。
なにかの間違いの可能性大です。
タイワンゴモクムシだかは、Hyperpalusみたいな感じでした。
石垣と台湾だけってことはレアかも。図鑑には載ってませんでした。
ヒゲナガササカスミカメ、触角長いですよね。たまに標本いじってて破損しないかと
ひやひやしています。メスはBrachypterusですね。
171 :
1 :03/03/04 13:45 ID:???
>Harpalus ゴモクムシ 古代ギリシャにHarpalosハルパロスという人がいたみたいですね。 「アレクサンドロス大王の主計官。前324年、公金横領してアテーナイに 逃れんとした」だそうで、しょーもないやつかもw Harpaliscusはそれに縮小辞-iscusがついたものでしょう。 あとHarp-で始まるもので琴に関係ないのは オウギワシ Harpia harpyja なんてのがありますね。ギリシャ神話の半鳥半女の怪物ハルピュイア (ハーピー)由来。
172 :
1 :03/03/04 14:08 ID:???
tenuis, e, 連結形tenui-は「てぬるい」じゃなくって(誰もそんなこと 言ってねーか)ラテン語で「細い・薄い」ですね Cyrtopeltis tenuis タバコカスミカメ Mitrella tenuis コウダカマツムシガイ Zoysia tenuifolia コウライシバ(細い+葉の)
173 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/04 19:58 ID:F8Omz54w
tenuicaudaというムシもいました。 タバコカスミカメは属名が変わって、Nesidiocorisになってました。
174 :
1 :03/03/04 22:00 ID:???
ああ、学名はテキトーにネットから拾ってるのが多いんで 変更はどしどし指摘してくさい。 Nesidionで「小島」(Nesos島+idion縮小辞)という意味があるようだが なんででせう。
175 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/05 02:15 ID:oIaZ1W3C
小島。なんだろ。 Nesoploxiusというヒラタカメムシの属を最近知りました。 もともとPloxiusという属があるのかな?
tenuiご教示ありがとうございます。 羅和辞典なくても仏和辞典でも何となく意味がわかる場合もあると、 最近きづきますた。伊和辞典なら尚更?
あぼーん
178 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/05 09:24 ID:KI+V9d/b
Nepa nepaあげ。ヨーロッパ産のヒメタイコウチです。
179 :
1 :03/03/05 11:46 ID:???
>>175 , 178
Proxiusならヒラタカメムシ科にあるみたいですね。
ラテン語でネパはもともと「サソリ」の意味らしい。
Aeちゃん(なれなれしい? 笑)は海外採集行とかはしないの?
180 :
1 :03/03/05 11:51 ID:???
>>167 >Pantilius tunicatus
このtunicatusは「上着(チュニック)を着た」というのが
原義だと思いまつ。
TUNICATA 皮嚢動物亜門(尾索動物亜門とだいたい同じかな?)
Xanthia tunicata オオモンキキリガ
>>179 別にいいですよ。あえて反対しませんw
Nesoproxiusの間違いだったかも。間違えてばっかしでスマソ。
日本にもいますが、キュー大の目録には載ってません。
サソリ・・・タイコウチの英名がwater scorpionなのでそのままですね。
でもヒメタイコウチっておとなしいイメージあります。
海外は行きません。でも大学卒業したら行くかも。
>>180 上着を着たってことは着飾るということでもあるのかな?
別のサイトで拡大した本種の写真見ましたが、渋い色合いでした。
Paradieuches lewisii今年は採れません。
わずかに破損した一頭が採れたのみ・・・キモンナガカメムシです。
182 :
□□□□□斉藤涼子□□□□□ :03/03/05 13:46 ID:b7w05k/j
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183 :
名無虫さん :03/03/05 14:16 ID:9bCIDrXR
なんでスヌーピーに投票するんだよw サイトウカバイロコメツキ・サイトウオオクリイロクシコメツキ が種小名にsaitoを含みます。 リョウコは知らない。 リョウゾウニンフジョウカイというジョウカイボンはいる。 Podabrus ryozoi
185 :
1 :03/03/05 17:22 ID:???
>>184 しょーもな・・・けどよく出てくるねえ。
別スレのForcipomyiaのForcipo-はforceps(鉗子・ピンセットなど)
から来ていると思われ。
Forcipiger flavissimus フエヤッコ(←わかるよね)
あとtunicですが、ローマでは丈の長い、どちらかというと肌に
直接着る衣服らしい。医学ラテン語で粘膜=tunica mucosaなんてのも
ある。あとギリシャ語ではこれに相当するのをchitonと言うらしいが
ヒザラガイのchitonと関係あるのかな?
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/ancients/wear.html 古代ギリシアの衣服
↑前に出たchlamys, chlainaも載っている
>>185 見られてしまいましたかw
Forcipomyiaは、沖縄のリストに載ってるのを覚えてました。
カザリマスガタヌカカというのがいる属だったかな。大図鑑にも載ってました。
ピンセットってことは把握器かなんかの形からでしょうか。
bicaudataはフタオでした。これも把握器関係かも。
>185 Chitonってそんな意味だったですか。 てっきりヒザラガイ類そのもを指す言葉と勝手に思い込んでたです。
188 :
1 :03/03/06 12:58 ID:???
>>187 よくわからんのですわ。ただヒザラガイは英語でもchitonとか
sea cradle(海のゆりかご)とかいう他、
coat-of-mail shell(鎖カタビラ貝)という言い方があるらしっすね。
その辺に可能性があるのではないかと・・・
ウスヒザラガイ Ischnochiton comptus
ischno-は(これまた)「薄い・細い」
>>181 >海外は行きません。でも大学卒業したら行くかも。
Aelia氏東南アジアの無人島に食料とともに置き去り→
ズリセン猿状態でひたすら採集→1年後、新種多数記載ウマー
というのを見てみたい・・・
189 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/06 14:50 ID:3RAUW7kM
国立科学博物館の専報見てたら、ナガカメムシのIschnorhynchus亜科の
和名がムラサキナガカメムシ亜科からホソクチナガカメムシ亜科になってました。
>>188 を見て、あらためてIschnoとは細いという意味なんだなと思いました。
ほかに、ツノコバネナガカメムシ属がIschnodemusという名前です。
細い・体という意味でしょうか。
サバイバー生活しながら採集か。標本どうやって保存しようか。
もっとも、採り子になって巨万の富を築きたいですね。
190 :
1 :03/03/06 20:03 ID:???
>巨万の富 チョウや甲虫ならともかく、カメムシでも金になるの? Ischnuraasiatica アジアイトトンボ(属名は細い+尾) なんてのもいまつね。 ネットでヒザラガイ探してたら Ischnochiton oniscus チビヨロイヒザラ ってのが出てきた。oniscusって「ワラジムシ」じゃん。
191 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/06 20:32 ID:3RAUW7kM
カメムシはならないかな?そもそも巨万の富自体がムリな罠。 Satsuma cardiostoma ココロマイマイ Satsumaという同好会誌があるけど、ここから取ったわけじゃないよね。
192 :
1 :03/03/06 20:57 ID:???
Satsumanus satsumae (Matsumura) サツマヨコバイ? ってのがいるらしいんだが、日本産昆虫学名和名辞書(DJI) で和名が出てこないのはなぜ。
193 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/06 21:32 ID:3RAUW7kM
なんででしょ。大図鑑にはへぼいながらも図が出てるのにね。 コウシュン・オキナワはDJIに和名出てるかな? 前に書いたHarpactoriaは、サシガメ科のHarpactorinae見たからでした。 おそらく、モンシロサシガメ亜科だったと思いますが、どうして モンシロなんでしょうね。Rhinocorinaeだったら分かるけど。
194 :
名無虫さん :03/03/06 21:33 ID:adPUqn9P
すまなんだ、ワシがあげたばっかりに。194さんのIDから。 adPUgn9P ardens Polytoxus ardens ウスアカユミアシサシガメ delibuta Haematoloecha delibuta アシマダラアカサシガメ Piesma josifovi シナノチビカメムシ Ulostylis westwoodi クヌギカメムシ gokani Onychomesa gokani アシナガサシガメの一種 9はラテン語知らない。 Panaorus albomaculatus モンシロナガカメムシ
全然だめだな。adPUqn9Pじゃないか。 quadrimaculata Ulochera quadrimaculata ヨツモンカメムシ nigroapicalis Paromius nigroapicalis ツマグロホソナガカメムシ
197 :
1 :03/03/06 23:58 ID:???
うわ、すごいことになってまつねw
ardensは「燃える」、apicalisは「尖端の」だったかな?
あとはよう分かりませんですばい。
>>193 コウシュン・オキナワってなに?
ardens、燃えるですか。ウスアカはたしかにそんな色です。 コウシュンヨコバイ・オキナワヨコバイのことです。和名なしだったりする? 日本野生生物目録には載ってたと思うけど。 いずれも松村先生の記載になります。 ヨコバイにはYokobaiという文字列の入る属はないのかな。 アワフキはたしかAwafukiellaとかいうのがいたような。 ウンカもUnkanodesとか。セミもツマグロゼミがNipponosemiaという 属に入ってます。もしかしたら転属したかも知れませんが。 あ、でもKamemusiという属はなかったし、文字列もなかったでした。 ヨコバイに限ったことでないようですね。
199 :
金魚つかい ◆shellshxyo :03/03/07 12:03 ID:dLFrQwsH
キュー大目録は大図鑑とかに出てる和名でも落ちてるですよね。 DJIもほぼ同じ(?)だからやっぱり出ない和名があるみたいかも。 雑誌「Satsuma」は昆虫関係だから違うと思うですが、単に鹿児島だから? マイマイのSatsumaは何でなのか、パリ万博に薩摩国で出展したりしてたんで、 日本の別名みたいな感覚があったのか、薩摩焼からの連想か… でもSatsuma属タイプのニッポンマイマイS.japonicaは九州にいないという。 S.cardiostomaココロマイマイは殻口がハート型なので「心臓の口」、和名もそこから。 別名と言えば日光産でClausilia fusangensisというキセルガイがあるですが、 これは日本の別称「扶桑」の中国読みらしい。 apicalisは英語でもapicalですね。ヒタチマイマイの亜種に Euhadra brandtii roseoapicalis オゼマイマイがあるですが、 殻の天辺がバラ色になるということみたいです。 以上、マイマイばかりでスマソです。
マイマイイイ! 日本の別名「ジパング」の名がついたコハナバチもいます。 ジパングコハナバチの種小名はjipanguです。って前に書いたか。 じゃあ、間違ってついてしまった種小名の例を一つ。 沖縄のアシナガグモでtanigawaiというがいますが、 これはtanikawaiの誤りでした。今は亡き大熊千代子先生の命名と記憶しています。 先生亡き後、そのT氏が沖縄で日本未記録(発見時は新種と思っていた?)の アシナガグモを発見し、記念に和名をチヨコアシナガグモとしたそうです。 クモにはほかに、マユミテオノグモ(松田まゆみ氏)など なかなかかわいらしい名前が多いです。
大熊さんで思い出したですが、 ウズグモ属Uloborus(=有毒の)なのに実際は無毒クモだ、 とクモの学名と和名に出てました。 でも、むしろウズの語源である巣の渦巻き飾りが、 輪になった蛇のウロボロスUroborosに似てる気がするですが、 スペル、特にlとrを西洋人が間違えるわけないから、やっぱり関係ないですか? あと和名ですが、アライトコモリグモって粗糸〜とおもってたら、 アライト島でみつかったからというのは不意打ちですた。
202 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/07 15:24 ID:+w3Bw4ig
ウズグモってあのちっこくて種分化はげしいやつですよね? 毒はないと思いますが、やっぱりlとrの間違いじゃない? 種小名でjokohamaなんてのもありますから。あ、でもこれは表記の違いか。 アライト、わたしも初耳です。アライト島ってどこなんですか? 最近記載されたオニグモに、チュラオニグモというのがいました。 種小名はchuraとなってました。ちゅらさんからヒントを得たのでしょうか。 美しいという意味ですが、アオオニグモみたいな色してたと思います。
203 :
1 :03/03/07 15:34 ID:???
オオタニシなんかの属CipangopaludinaのCipango-ってのも「日本」なの?
(マルコポーロは日本をCIPANGOと記した)
元になったPaludina属はpalus「沼」から来てると思われ
>>201 ウロボロス、引っかけ問題っぽいですねw。
204 :
1 :03/03/07 15:54 ID:???
apicalisはapex(複数apicis)から来ているのか・・・
Laevapex nipponica カワコザラガイ「laevis平滑な+頂点」
なんてのもありまつね。
貝の学名ではほかに
Arca noae ノアノハコ 「箱船」「ノアの」
Conus musicus ガクフイモ 「円錐=イモガイ」「音楽の」
Glossus humanus リュウオウゴコロ 「舌」「人の」
http://www.bigai.ne.jp/pic_book/data10/r000933.html なんてのが目につきますた。
corisってハゼなんだね。ぐぐったらいっぱい出てきた。 昔、アクアライフとかいう月刊誌でMusecocorisというハゼを見ました。 体に音符みたいな模様がついてて、なるほどと思いました。
corisはベラで、ハゼはgobiusじゃないの? しかし『アクアライフ』まで目を通してんのか・・・手がつけられんw。
たまたま見たので即レス。ベラかも。間違いスマソ。 ダイビングワールドとマリンなんとかっていうのも見てます。 主にお魚さんの写真見るの好きなもんで。
208 :
1 :03/03/08 01:34 ID:???
ベラでなんかネタないかな。キュウセンの属名Halichoeresは、 Hali-(海の)+choeres(仔豚)でいいのだろうか。 Hylochoerus モリイノシシ属 「森+子豚」 Potamochoerus カワイノシシ属 「川+子豚」
>202
千島の阿頼度(アライト)島みたいです。
チュラ鬼、こう書くとダメですね。
ウズグモって種分化激しいのですか?
ホラヒメグモ科もすごいみたいですが。これは洞窟性だから当然かも。
ガクフ芋は確かに模様が楽譜っぽいですね。
それで思い出しましたが、有名なマダガスカル固有のヤシの一種に
Ravenea musicalis というのがあるですね。唯一、真水生のヤシで、
実が熟すと一斉に水面に落ちて、あっちでポチャン、こっちでトブン、
まるでミュージカル状態なので、この名がついた、
とキュー植物園のおばさんに教えてもらいました。
http://www.plantapalm.com/vpe/photos/Species/ravenea_musicalis.htm
210 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/08 09:33 ID:Ric5n1wa
ウズグモは島ごとに分化しています。 イヘヤウズグモとか。 アライト、千島でしたか。どっか南の島かと思いました。 南の島ということで、ミナミナカヒラアシヒメハナバチの種小名です。 austraroinsuralis また綴り間違ってそうですが、南の島となってます。
211 :
1 :03/03/08 14:42 ID:???
>>209 金魚つかいさんはやはり只者ではないですね。
にじみ出る学識の広さ深さがプロっぽいですよ。
キセル祭りはハズしたけど(笑、まあ案外お茶目、みたいな・・・)
これからも宜しくホネガイします!
あのあと気づいたんですが、模様を楽譜に見立てる発想は
Voluta musica Linnaeus, 1758 ガクフボラ
ってやつの方が由緒正しいのですね。
南米のハエトリグモにもTullgrenella musicaってのが
いるみたいだけど、ツルグレンってあのツルグレンの人?
212 :
1 :03/03/08 14:58 ID:???
>>210 たぶんaustralo-だと思う・・どっちにしろGoogleじゃヒットしないけど(笑
ところで渡りをしたり、分布の広い鳥なんかでは
リュウキュウツバメ Hirundo tahitica (タヒチの)
オオソリハシシギ Limosa lapponica (ラップランドの)
みたいなとんでもない所の地名がついたのがあるけど、
日本にいる昆虫ではどう?
213 :
1 :03/03/08 15:03 ID:???
あげましょう。 ツバメチドリ Glareola maldivarum (モルジブ諸島の)
214 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/08 20:45 ID:2YRAsrET
あげましょう。綴り間違いスマソ。 とんでもない地名のついたのは、和名ならじわじわ出てくるけど学名ではどうだろ。 とりあえずコロラドアシブトコバチなんていうハイカラなのがいますが、 coloradensisだったらアタリですね。 Fauna Japonicaには載っているだろうか。 ツルグレンは、ダニの学者さんだっけ? ベルレーゼ装置の人はトビムシでしたが。
215 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/08 21:05 ID:2YRAsrET
あ、ヒメスズメの種小名ってascordensisじゃなかったっけ? もし違ってたらすまんが、アスコルドってどこらへんのこと指すのかな? パラウヒラタカメムシ Neuroctenus parawensis ルソンケラトリバチの種小名 luzonensis ヒメコマツモムシ Anisops tahitiensis これくらいかな、自信あるのは。でもまちがってそう。 和名のトンデモさんは、カシミールコクヌストモドキとかいろいろあります。
216 :
1 :03/03/08 21:44 ID:???
Brachymeria coloradensis コロラドアシブトコバチ これですか、なるほど。昔からいたの? 考えてみれば、昆虫などでは 発見される前に人為分布で人知れず拡がることもあるんでしょうね。 Deilephila askoldensis ヒメスズメ askold島はウラジオストックの近所。前に1回出たことがある。 あとEuaspaってのを聞かれて、漏れが答えて、しばらくしてからまた 聞かれて、漏れも忘れてて、また調べて答えたことある(爆 漏れはいいけど、Aelia氏はその若さでアルツ君はやばいのではw
ほんとだ。やばいかも。 アシブトコバチ、どうなんでしょう。まさか天敵導入じゃないよね。 地名シリーズ。 タイリクヒメイエバエ Fannia kikowensis いったいどこの地名でしょう。 ハネナシアメンボ Gerris nepalensis ネパールから日本に渡ってきたのか。
218 :
1 :03/03/08 23:59 ID:???
kikowはわからないねー。でもぐぐると韓国のサイトに Dialineura kikowensis O^uchi, 1943 (ツルギアブ科) てのもあるから、オオウチさん(誰やねん)の 足跡をたどれば採集地が判るかも。 あとテキトーにさがしてたら アオモンイトトンボ Ischnura senegalensis なんてのが出てきた。
219 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/09 00:29 ID:YfNXp1qM
Ouchiさんは、双翅を専門にしていたのかな? 日本の目録ではいずれも1940年あたりの記載です。 エノキゾノアブとか最近発見例の相次いでいるヒメキイロコウカアブ、 それにメバエの仲間も記載してました。 ツルギアブは最近、はなあぶという会誌に日本産の検索表が出たらしいですが、 なじみの薄いムシですね。春になるとよく白っぽいのがいます。 Darwiniaとかいうのがいたと記憶。さあ、なんだったろ。 ダーウィンってことはオーストラリア区のムシ?と思ったら ツルギアブのサイトがあって、ニュージーランドあたりの種の写真がいくつかありました。
220 :
1 :03/03/09 01:40 ID:???
>>52 さんの挙げてくれたサイト(改めて感謝!)によると
ダーウィンに因んだ属名は9,種小名は120以上あるって書いてあるね。
Darwiniaは植物にもあります(フトモモ科・オーストラリア固有約60種)
ウォーレスはどうでしょうか。 Asarkinaというヒラタアブがいますが、大図鑑ではAsarcinaとなっていました。 これは人名からとったものなのかな?
222 :
1 :03/03/09 21:01 ID:???
例のサイトに >Wallacea darwini Hill, 1919 (stratiomyid fly) ってのが出てまつ。stratiomyidってミズアブ? sarcinaで「荷物・包み」なんて意味があるけど、それが「無い」とか。 Asarkina porcina ナガヒラタアブ(DJIから) このporcinaは「豚のような」つーことでいいんでせうか。 Cervus porcinus annamiticus ガンジスホッグジカ
Hillさんか。Hullさんという方もいますね、双翅のプロは。 Wallacea、思い出しますた。これはミズアブです。 日本にも同属の種がいて、円海山の目録に出てました。 和名はなしでしたが、果してキュー目録には載ってたかしら。さんくす。 ナガヒラタアブ、豚っぽくでっぷりした印象はありますね。 なんか色合いも腹部が黄色が主体で、黒帯はそんな発達してないと思います。 ちなみにAsarkinaでぐぐると、フランスなどの素晴らしいサイトにたどり着きます。 そのシカの学名、シカという意味ですか? イタリア語でクワガタムシという意味は、cervoなんとかと言います。 直訳で飛鹿虫というらしい。
224 :
1 :03/03/09 22:30 ID:???
そうっすよ。ニホンジカはCervus nippon。 cervinus「鹿のような」は ムネアカタヒバリ Anthus cervinus(色と模様でしょうね) シカノツノガイ Murex cervicornis(カコイイ! ぐぐってみれ) cervicornis「鹿の角の」は、他スレでも話題になっていた オオキバウスバカミキリ Macrodontia cervicornis とか、ネブトクワガタにもいるようですね。
>210 ウズグモ、西南諸島ではそうみたいですね。 本土のが地域分化してると最近分かった、みたいなのがあるかと誤解してシマタ。 コロラドアシブトコバチはFauna Japonica出てるです。産地はアメリカと日本。 でも日本のどこだか忘れたです。東京かどこかだったか…進駐軍について来た? 「はなあぶ」と言えば、南那須町でイナゴの佃煮作ってる人、 ヤドリバエの蛆出てきてるのに食べてるのは凄いと思ったですね。 >211 スマソ、激しく只の只者ですので生暖かい目で見てやって下さいです。 ガクフボラ、確かに芋貝より楽譜っぽいですね。 ツルグレンはクモの論文も多いみたいです。 ベルレーゼはトゲダニとかのダニ類もけっこう記載してるみたいです。 クワタガは日本でも古くシカムシとも言ったラスィですが、 シカダカラ Macrocypraea cervus もあるですね。
遅れ馳せながら、変な地名のついた虫 Lucilia papuensis ミヤマキンバエ (その辺の山で採ったのがパプアってのも嬉しい) Neomyia timorensis ミドリイエバエ (チモール) Blattella germanica チャバネゴキブリ (German cockroach ) Periplaneta americana ワモンゴキブリ(America cockroach) Periplaneta australasiae コワモンゴキブリ(Australian cockroach) 特にPeriplanetaって「地球ぐるっと」みたいで、おッ規模な名前と思うです。 で、数あるensisモノの最強は ヨシエビ Metapenaeus ensis かなw
227 :
1 :03/03/10 13:18 ID:???
>>226 そのエンシスはラテン語の「剣」でそ!(違ってたらスマソ)
それを言うなら
マテガイモドキ Ensis ensis (Linnaeus, 1758)
なんてのもあるぢゃないですか。
スジヒラタハネカクシ亜科にあるらしいPseudopsisという属も謎です。
和名だと「ニセモドキ」って感じ? 本体がないっちゅーねん!
Pseudopsis→偽の眼ってことはないよね?oph-ってなるはずだもんね。
ヨツメハネカクシの単眼を思い出してしまいました。
>>224 おおっ、やっぱり鹿でしたか。シカノツノガイ、ぐぐってみます。
>>225 やっぱり載ってますか。ファ、たまにリストであるけど、高くて手が出せません。
土生さんはゴミムシもやるけどアシブトコバチもやるんですね。
ケバエでritsumeikanaというのがいました。大学に献名するなんてしゃれてますね。
229 :
1 :03/03/10 21:18 ID:???
ああ〜そうかも知れませんねえぇぇぇ<ops opsで十分「目・顔」の意味だした。opHis, ophi(o)-だと「蛇」に なっちゃうよ。あとophtalmo-で「目」というのもあるけど。 Chlorophtalmus borealis マルアオメエソ どっかのスレで出ていた、いわき市の魚メヒカリ。 属名は「緑の+目」、種小名は「北の」
もしかして、アメリカのオハイオも蛇からきてたりして。 Anophtalmo-という属は眼がないのですね。Anophilusとかいうベッコウバチ はどうでしょうか。クロベッコウ属ですが。
すまそ、送信して気付いた。Anopilusでした。 メダカダルマハナカメムシ Bilia ophtalmica イリオモテボタル属はRhagophtalmusという名前じゃなかったっけ?
232 :
1 :03/03/11 00:25 ID:???
あの〜、Anopliusでは・・・?w これもan + hoploで「非武装の」ってことでないの。 rhago-は前も出たけどギリシャ語の「破れる」(例:hemorrhage=出血)か 「液果・葡萄」ってのしか思い当たらないんだよね。誰か教えてホスイ
233 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/11 09:48 ID:Au3/7Z7t
また間違えた。鬱。 ヤマモトクロベッコウはAnospliusですが、sはたまたま入れたのでしょうか。 それともspliusで意味があるのでしょうか。 ベッコウは棘持ちが多いので、cnemiaとかCteno-というのが見られます。 イリオモテボタルは眼が大きく、二分される、もしくはえぐれる?のでRhagoだと思います。
234 :
1 :03/03/11 12:50 ID:???
cteno-は「櫛」だけど-cnemiaは「すね(脛)」でスネ。(←おいおい) 前に誰かが出してくれた アシブトヘリカメムシ Anoplocnemis phasiana てのが「非武装の+脛」ってことで。 ところでこのphasianaって キジ Phasianus colchicus と関係があるのだろうか。 語源はキジがコルキス(現在のグルジア)のPhasis川(現リオニ川)流域に 産することからつけられたらしいのですが。 サラサバイ Phasianella solida という貝もどこがどう「キジ」なのかと小一時間・・・
シマタ!マテガイモドキがあったか。これ最強ensisです!(剣だけど) これでは最強スレにはまだまだ参加できんです。 rhago-ではシギアブ科 Rhagionidae、Rhagio属を連想したですが、 これはrhagion(ある種の毒グモ)ということで、無関係みたいですね。 ただ命名の理由はよくわからんですが。 マダラガ科のルリハダホソクロバ Rhagades pruniの rhagades(亀裂)なら「破れる」からの派生語ですかね。 Phasianella ventricosa キジバイがあるですし、 この類はpheasant shellと言うですが、 Ph.australisなんか模様と形が雉っぽい気もするですね。 Phasianema lirata もは形は似てるですが〜emaって何ですか?
>>235 なるほど。キジバイなんてのがあったとですか。確かにキジや
ヤマドリの羽根模様に似てますね。さんくすです。
で、スソキレクチキガイ Phasianema lirataですが、
オオシマトビケラ Macronema radiatum 「長い+糸」
イシハラカメムシBrachynema ishiharai 「短い+糸」
のようにnemaでギリシャ語の「糸」ってのがあるけど
nemaで終るのはは中性名詞なのでlirataはliratumにならなければイクナイ
のでは?ということで、わからんです。そもそもlirataつて何でしょう。
http://erato.acnatsci.org/wasp/search.php/5226 というところに、
Fusus liratus�Gould,�1849
という香具師は、
Fusus lyratus Deshayes, 1843
とは語源的に違うのでヨロシク!みたいに書いてあって悔しいですw
237 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/11 21:32 ID:EWoUSiek
スネですたか。スマソ。 lirataってなんでしょう。Liriomyzaというハエは関係ある?
238 :
1 :03/03/12 00:17 ID:???
Lirio-はギリシャ語のユリ。これがラテン語になるとLili-と RがLになるから謎。 Liriomyza sativae トマトハモグリバエ の属名は「ユリ+吸う」(ハアハア)で、種小名は何か sativa「栽培された」という種小名をもつ植物につく感じだけど、 トマトの学名はLycopersicon esculentum(食用の)だね。
239 :
1 :03/03/12 00:28 ID:???
別スレで話題騒然(でもないかw)の オハグロガキモドキ Saccostrea cucullata の属名はsacco-(袋)+ostrea(牡蠣)だけど、種小名は ズキンカメレオン Calumma cucullata モーリシャスドードー Raphus cucullatus みたいに頭巾cucullusに関係アリということっすかね。 ヨローッパの頭巾って、どんなの?
240 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/12 14:36 ID:IwJhVifl
リコピンも、トマトの学名から来てるんだね。 頭巾か。ムシでズキンヨコバイなんてのがいますが、果して使われているかどうか。 ズキンヌカグモなんてクモもいますが。
241 :
1 :03/03/12 16:24 ID:???
ズキンヨコバイ Idiocoris vitticollis ですね。属名はidio-(固有の・特異な)+coris(カメムシ) 種小名はvitti-(帯の)+collis(首) ところで アオズキンヨコバイ Batracomorphus mundus のbatraco-ってカエルの意味ですが何か言うことありますか?w
242 :
1 :03/03/12 16:38 ID:???
243 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/12 18:30 ID:oea1gezS
カエルの形か。たしかにずんぐりしてて目立った斑紋もなくて似てるかも。 アオズキンヨコバイ属は最近になってたくさんの未記録種が出てます。 専門のH先生はすごいですね。あんなのどれも同じに見えます。 mundus,前にも出ましたね。ホソムナグロキイロカスミカメの種小名もmundusですた。 ヌカグモはまだ出そうですね。その属、日本からはまだ正式に記録されてないだけかも。 イチフサは熊本の市房山ですね。採集のメッカらしい。 その和名、もしやTさんとこのリスト?あれは重宝します。 カイホツズキンヌカグモ返しの術w
244 :
1 :03/03/12 23:24 ID:???
mundusなんて出たっけ? 形容詞だと「きれいな、さっぱりした、清潔な」 って意味かな。(名詞だと「世界」とかいろいろ…) クモは「日本産クモ類目録 Ver.2003R1」というPDFのHTMLキャッシュを 見ただけです。カイホツって人の名前? 昆虫だとズキン関係は セダカモクメ Cucullia perforata というのがそうかもね。(名前からじゃヤガとはわからなかったっす) カッコウハジラミ Cuculoecus latifrons ショウビンハジラミ Cuculiphilus coromandus これらはLが1個足りないcuculus(カッコウ)から来ていると思われ。
カイホツは人名です。いずれも科博の専報で記載されてると思います。 では、ナガズキンコモリグモはどうだろう。 蛾かチョウの交尾器でククルスという部品があるけど、これも頭巾からきてるのかな。
246 :
山崎渉 :03/03/13 12:53 ID:???
(^^)
247 :
1 :03/03/13 16:37 ID:???
ナガズキンコモリグモ Trochosa aquatica ですか。trocho-は「車輪」ですね。 Trochus maculatus ニシキウズ クモの場合は転節trochanterに関係はないか?と言ってみるテスト。 ところでなんでアクアティカなの? こいつも水に潜るの? ククルスはどっちかわかりまへん・・・。でも学術用語は基本的に 使い回しが多いですな。前に出たmitraも(人間の)解剖学用語では 心臓の「僧帽弁」だったりもする。(「僧帽筋」は違うらしい) クロスジクチブトゾウムシ Macrocorynus psittacinus psittaco-は「オウム」の意味。
248 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/13 18:01 ID:jQHT3UI3
転節に棘とか毛があるかないかで属を決めるから なにか顕著な形質があるのかもね。あれ?ハエトリだったかな? コモリグモも水に潜るのかな。アオグロハシリグモは魚も採るらしいけど。 クロスジ−は沖縄のムシですね。なんでオウムなんだろ。 corynusでなく、Coranusという属がサシガメにいます。
249 :
1 :03/03/13 22:18 ID:???
Macrocorynusはたぶん「長い・大きい」+coryne「棍棒」っすね。 水草のクリプトコリネは肉穂花序が「隠れた+棍棒」ではなかったかと。 Coranusはわかんねーな・・・
棍棒か。きっと口吻のことだろうな。クチブトってくらいだから。 ヨフシウロコアリ属はQuadristrumaです。数のついた属名って珍しいですか? 触角が4節だからヨフシらしいです。10節のトフシアリは10ってついてたかな。
>>245 交尾器のククルスはcucullus。
♂交尾器で、♀の腹部を挟む部分(valva)を尾側先端の突出した部分。
ズキンのようにも見えないこともないか。
しかしCuculliaのどこがズキンなんだろ。
lirataつながりでArgyrotaenia liratanaフタモンコハマキ。意味知りませんが。
それから数つながりで
Quadricalcariferaアオシャチホコ(シノニムなっちゃったけど)と
Hendecaneuraヒメハマキの一種。
>247 受け売りですまんです。 ナガズキンコモリグモ Trochosa aquatica ですが、 「クモの学名と和名」には >Trochosa キタコモリグモ属 速く走るクモの意の造語 >[ギ]trochao 速く走る + [ラ]-osa(-osusの女性形) 〜に富んだ とあるです。種小名はもちろん水生の、ですが、水辺にでもいたのか? lirata は調べたこともないですが、何となく筋目のある貝に多い名かと。 帯状、筋状の斑紋とか彫刻に関係するような。 ついでなので別スレで出したヒョットコイトウムシオイ Chamalycaeus nakashimai ditacaeus nakasshimai(クビレイトウ)が人名なのはもちろんですが、 亜種ヒョットコも、TanakaとTaniokaの二人の貢献者、 「二人のTa〜」=di-ta にcaeusを付けたというですが・・・。
速く走るのか。たしかにコモリグモはすばやいですね。
>>251 ククルスさんくす。で、フタモンコハマキの学名についてるtaeniってなんでしょうか。
ヒメハナバチの亜属にTaeniandrenaというのがいるので気になりました。
254 :
1 :03/03/14 14:35 ID:???
>>251 cucullusの件さんくすです。
valvaってのも「両開きの扉」とか「(二枚貝の)貝殻」って意味ですね。
BIVALVIA 双殻綱(二枚貝綱)
>Quadricalcarifera アオシャチホコ
のcalcar-は「蹴爪」と「石灰(岩)」の両方あるけど前者ですかね。
Hendecaneura(11本の脈)も学名コレクターとしてはオイシイっすw
255 :
1 :03/03/14 14:56 ID:???
>>252 あちゃー、そうでしたか! そういえば例のシラミ目のサイトに
>=trochanter (G) - A runner; the ball on which the hip bone turns
てのもあるから、そのあたり関係あるかもですね。
しかしこれで私が『クモの学名と和名』も読んでないことがばれてしまった(藁
ちなみにlirataは、ここに
>lir, =a (L) - A ridge
とあるから「尾根・うね→隆条」ということですかね。
ditacaeusは事情を知らないと絶対わからんですね。
欧米のどっかの国の掲示板で誰かがトンデモ説を流してるヨカーン!(同情
256 :
1 :03/03/14 15:09 ID:???
>>253 taenia, taenio-はギリシャ語のtainia(帯)からきた言葉で
Argyrotaeniaは「銀の帯」、
Taeniandrenaは「帯のあるハナバチ(Andrena)」
いちばんシンプルなのがサナダムシの
Taenia solium 有鉤条虫
あと、熱帯魚ファンなら、
Melanotaenia boesemani ハーフオレンジレインボー 「黒い帯」
とか。
calcaratumという種小名も石灰に関係してる? それとも昔のカルカラ浴場に関係あるとか。 taeniは帯か。帯もfasciataとかろいろあってややこしいね。
258 :
1 :03/03/14 23:33 ID:???
>>257 calcaratus, -a, -umは「ケヅメ(または花の距)のある」
Ceratophrys calcarata コロンビアツノガエル(後肢の鋤状突起が発達)
Tropidia calcarata アコウネッタイラン(唇弁に距がある)
calcareus, -a, -umは「石灰の・石灰岩の」
CALCAREA 石灰海綿綱
Titanopsis calcarea ツルナ科の多肉植物(園芸名‘天女’。
石灰質土壌に生える)
だと思うが、例外もあるだろうか?
ちなみに大浴場はカラカラCaracalla(ローマ皇帝の名)でやんした
259 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/15 15:29 ID:OjQWJE+7
ケヅメか。さんくす。 アコウネッタイランの学名のTropidは、マツムラグンバイの亜属名Tropidocheila にも使われてますが、どんな意味でしょうか。 カラカラグモはもしかして、浴場?
260 :
名無虫さん :03/03/15 15:32 ID:nc6QMn7K
261 :
1 :03/03/15 18:34 ID:???
>>259 tropis, toropido-はギリシャ語で「(船の)竜骨」。
Tropidurus ヨウガントカゲ属 「竜骨+尾」
Tropidolaemus ヨロイハブ属 「竜骨+のど」
竜骨のように線状に盛り上がった突起をいう場合が多いと思うが
ヨロイハブの例は根拠がよくわからない
ラテン語ではcarinaが似たような意味(carinatusなど)
>カラカラグモはもしかして、浴場?
まあそんなに浴場しないで・・・w
262 :
251 :03/03/15 20:04 ID:???
lirat-の件感謝。 Quadricalcariferaは「けづめ」の方ですね。脚の特徴でしょう。 Hendecaneuraは翅脈の特徴だったと思うけど。 Hendecaついでに、メイガにHendecasisってのもいますが・・ -valvaってのもけっこういますね。 Digitivalvaチビカザリコガは「指状の扉」か?翅が細いせいかな。
263 :
1 :03/03/15 23:49 ID:???
Rhopalovalva(棍棒状のvalva)なんてのもありますね。 やっぱ交尾器のvalvaってことはないですか? Hendecasisもわかりませんスマソ。 やっぱ平嶋センセの本ぐらい揃えないとだめだな・・ カイメンの学名を調べていたら グミカイメン Tetilla japonica の属名と同名のスペインのチーズがあって、意味は「小さなオパーイ」と いうことがわかり、もしやと思う春の夜。
>255 lirataはridgeでしたか。ありがトウザンイモ。 lineataとほんのり似た印象で捉えていたですが、 なるほど確かにそんな感じのが多いと思うです。 valveは二枚貝の殻を言うとき普通に使うですね。なぜかshellとは言わんです。 でもvalveはやっぱ対になってないと言わんですか? ガイシュツのmitral valve(僧坊弁)の形はよく分からんですが、 tricuspid valve(三尖弁)とかもあるですし、 それとも単に開いたり閉じたりすればvalveと言うですか?
265 :
1 :03/03/16 17:42 ID:???
ようわからんです。valvaの訳語にfolding doorってのがよく出てきますが それって英和辞典だと蛇腹型に折れ曲がるドアの図が描いてあったりします。 昔からあんな洒落たものはあったんですかね? 医学・昆虫学・貝類学とか分野によっても違うんでしょうね。 学者さんが英語でハピョーウするときvulva(陰門)にならないよう祈るばかりです。 クロスジグルマ Architectonica perspectiva ってのはなんで「建築」「透視図法」なんですか。
266 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/16 20:38 ID:ZLThxqk6
tropidoさんくす。竜骨ですか。グンバイムシの口吻は周りが隆起した溝に 収納されているから、ここから取ったのかもね。Tropidocheila ナガカメムシでもTropidothoraxというのがいました。目立たないけどたしかに 隆起物があった気がいたします。 Rhopalusというヒメヘリカメムシがいますが、棍棒という意味なんですね。 触角第4節が確かに長くて棍棒みたいです。 ほかの棍棒の可能性として後腿節という罠もありそうですがw 今日図書館でみたものから、さっそく披露してみます。 コダマコギセルの種小名 ecoe エコー。カコイイと思いました。
コダマコギセル Proreinia echo ですね。美青年ナルキッソスに失恋して山に入りこだまになった というギリシャ神話のニンフEcho(絵だとたいてい微乳w)。 モーリシャスホンセイインコ Psittacula echo カコボラ Monoplex echo なんてのもある。インコのほうはワカケホンセイに近いとすればよく喋るのかも。 カコボラは属名がCymatiumとなってたりM. parthenopeumの亜種になって たり判断がつかないですけど、Monoplexのplexってなんですか。 マツカワガイ Diplex perca なんてのもありますよね。「襞・折り目」みたいなもんだと思うけど・・ あとルリシジミの亜種?Celastrina argiolus echoって有効なの? 各担当者の方(おいおい)よろしくおながいします。長文スマソ
Cymatiumってなんでしょうか。 ミゾナシミズムシの学名はCymatia apparensですが。 あと、echoでしたね。いつも間違ってスマソ。 simplexという種小名なら見たことあります。シンプルな折り目?
269 :
1 :03/03/17 15:29 ID:???
>いつも間違ってスマソ
いや、このヒトは全部ソラで覚えてるんだな・・・といつもビビってます・・
http://www.bartleby.com/61/84/C0838400.html ってとこによると
cymaは古典建築に見られるS字型の断面をもつ技法をいい、
原義はギリシャ語の「波」であるとか書いてあるね(イラストあり)。
cymatiumはそれに縮小辞がついたもので意味は同じ。
cymatiaはその複数でもあるが、学名の場合は
それを女性形にした造語でしょう。
カコボラは殻のカーブが件の曲線っぽいからか?
あと前にCymoってカニのことを聞かれたことがあるけど
海神Nereusの娘50人ハアハア、の中にCymoってのがいるんスよね。
たぶん「波」の擬人化だと思うが、ヒマな人は「Cymo greek myth」
とかでぐぐってみれ。
simplexはそのまま「単純な」という形容詞だけど、
語源的にはそのplexが入ってるのカナー?
このへんは怖いので(何が?w)やめときます。
波ですか。脛節の歯状突起列が曲がってるからかな。 Cymoという属のカニがいて、キモガニかサイモガニかという話がありますが、 結局はキモガニになったんでしたっけ?この場合も波でしょうか。 さらにCymus,Cymodema,Cymoninusというナガカメムシがいます。 これらは全てヒラタナガカメムシ亜科に入ります。
あ、キモガニ出てましたね。読みはやっぱキモのほうがしっくりきますね。
>267 近年この仲間をまとめたBeuという学者によれば、 カコボラはCymatium(Monoplex)parthenopeumとするのが妥当とのこと。 太平洋の熱帯部を除く世界中に分布してるですが、 日本の学者は日本のは別種としてechoと名づけたです。でも違いは殆どなし。 Mono〜という属も怪しくて亜属レベルがせいぜい、とBeuは言ってそうしたです。 plexはおっさる通り、多分折り目によってできた襞のことと思うですね。 マツカワガイは両側に葉状に張り出した板状の襞()が目立つです。 Mono〜はコウモリボラが属タイプで、形よりBiplexを意識した名のかも。 Plecopteraカワゲラ目を以前はネ責翅(せきし)目と言ったですが、 plex=ネ責なのかな。昔の人は教養あると思うです。 カワゲラが後翅を縦襞状に折り畳むことと関係あるのかな。
>265 うっかりレスし忘れるとこですた。 なるほどvalvaはやっぱり動きのある扉状のものなのかもですね。 >学者さんが英語でハピョーウするときvulva(陰門)にならないよう祈るばかりです。 知らずにもっと恥ずかしいこと言ってる人もいるかもですw そう言えばヒガイVolva volvaなんてのがあるですね。 >クロスジグルマ Architectonica perspectiva クルマガイ属は実物を見れば、その幾何学的構築的デザインに見惚れるです。 バベルの塔さながら。perspectivaは裏側のヘソ穴が広くて、 殻頂まではっきり見通せることを表すかも、と思うです。 この属のは全部そうですが、ヘソ穴にも凝った彫刻があるですよ。
274 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/18 09:51 ID:n5aCHZsU
Volvox→ボルボックスというのはない? 似たような音でBolbo-というのを見たこともあります。
275 :
1 :03/03/18 13:29 ID:???
>perspectivaは裏側のヘソ穴が広くて、 >殻頂まではっきり見通せることを表すかも 禿しく納得! こういうのは実物を見ずに写真だけ、じゃ分かりにくい ですもんねー。さんくす。 >カワゲラが後翅を縦襞状に折り畳むことと関係あるのかな こうゆうことも漏れは知らなかったりもするぞエッヘン(って自慢するな) オオヒゲマワリ(誰も言わないよね・・・)のVolvoxは volvo「転がる、回転する」という動詞から作った造語かな。 サンシキアサガオのConvolvulusは「巻きつきっ子」 チョッキリのInvolvulusは「巻き込みっ子」と覚えれば覚えやすいかも。 ヒガイのVolvaは語源的には同じ(包み込む)かも知んないけど ラテン語ですでに「子宮・特に豚のコブクロ」という意味がありますたな。 コブクロは切り刻んだものしか見たことないけど、ヒガイに似てますか? このvolvaはvulvaとも言い、のちに意味が拡張されて 陰門、さらには陰裂全体をも指すようになったそうです(事務的)
276 :
1 :03/03/18 22:04 ID:???
カコボラのparthenopeumはギリシャ神話の妖精Parthenopeから来てると思われ。 (パルテノペで検索するとイタめし屋ばっかヒットするけど・・・) ギンヤンマの学名Anax parthenope juliusってのも古いのかな? そもそもパルテノペって名前がギリシャ語の parthenos (処女)から来ているのでしょうか。 パルテノン神殿はそうらしいですが。 コウモリボラ Cymatium femorale ってのもイカツイわりには、蓋がちっこくて変。 femoralisは(人間の)太腿に形が似てるから?
ああ、ボルボックスは回るということか。さんくす。 Cymindisというゴミムシは波関係ある?ダイミョウアトキリゴミムシ がこれに属していたかと。
278 :
1 :03/03/19 20:09 ID:???
Cymindisねー。これはぐぐるとソクラテスの 『クラテュロス』という言語(哲学)論に行き着くのよ。そこで 「the bird which the Gods call 'Chalcis,' and men 'Cymindis'」 って文が出てくるんだけど、ギリシャ語辞典ないとよくわからんですね。スマソ キマティウムの続き(気づいたこと) Cymatium vespaceum ハチボラ 「スズメバチのような」 Cymatium hepaticum ジュセイラ 「肝臓の」 Cymatium corrugatum シワフジツ 「皺のよった」 Cymatium testudinarium カネツケフジツ 「亀のような」 ジュセイラってのはどういう漢字を書くんでしょう。 ショクコウラ=蜀江螺ということはこないだ知ったんですが
279 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/19 20:37 ID:0gNF4MXO
さんくす。人名っぽいのかな。 またまたCymo関連でトビゲラでCymophyesというのがいた気がします。 testudinariaはカメのような、ということでチャイロカメムシの謎が解けました。
280 :
1 :03/03/20 00:10 ID:???
>phye (G) - Growth, stature 「成長」??? Cephalophyes cyanura オジロモンヒメハマキ 「頭+○○」 Idiophyes niponensis コマルガタテントウダマシ 「特有な+○○」 Nanophyes japonicus ヒシチビゾウムシ 「小人+○○」 Limnophyes tamakireides 「沼+○○」 Limnophyes tamakitanaides Limnophyes tamakiyoides のおげふぃん三兄弟もあるね
Euphyes セセリチョウ 「よく成長した・形の良い」 これは平嶋本からなので尊敬されません(w
282 :
1 :03/03/20 00:52 ID:???
お〜! さんくす! じゃ自信をもってw Eriophyes japonicus クリフシダニ 「羊毛+成長」(虫エイを作るが…) Heterophyes heterophyes nocens 有害異形吸虫 「異る+成長」 追加。
283 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/20 10:42 ID:IEomzBiz
phyes、成長っぽいですね。 Cymophyesは波のある場所で成長するからか。 ところでユスリカの種小名はかなりユニークですね。 地名+動詞・形容詞などの組み合わせというのが結構あります。 oyabeventralisとかtamasecundaというのも見かけました。
284 :
1 :03/03/20 20:43 ID:???
「多摩2号」って感じ? tamaprimaはいないの?
secundaが2号? prima関係で多摩はよく知りませんがyunoprimaというのは見たことあります。 湯ノ湖産のユスリカです。
286 :
1 :03/03/21 00:59 ID:???
以下の三種を称して「日本三美螺」と言うですよ。 Cymatium hepaticum ジュセイラ (壽星螺) Cymatium rubecula ショウジョウラ(猩々螺)(少女裏じゃないわけだが) Cymatium flaveola バンザイラ (万歳螺) 壽星螺は江戸時代の図鑑「目八譜」に出てるですが、 名前の由来は「通称」とあるだけ。 壽星とは竜骨座の星の中国名で黄色い星らしい。 壽星桃(アンズ)もあるですが、これも黄色っぽい。 でも壽星螺は赤に近い橙褐色(hepatic)でどっちにも似てないみたいな。 猩々螺は学名も貝も猩々っぽい色だからOKか。 万歳螺はゲトしたら本当に万歳したくなる美貝だから。学名は黄色っぽい?
>286 アカムシユスリカは今もその学名と思うです。 エリユスリカ亜科に属するですが、同亜科の他種に比べて 幼虫はえらくゴツくて異様な感じがするですね。頭なんか金緑の燻し色で。 オオユスリカと並んで住民に迷惑かけながらも琵琶湖の浄水に役立ってるです。 ユスリカは種類が大杉なので最初はtamaaterとかtamabrevis とか 少し真面目だったのがtamahamurai、tamahikawaiと地名になって、 最後はtamanegiなんてのも。あとでホモニムにならない工夫とは思うですが。 でもtamakitanaidesは何故か九州産で本当に汚い場所で採れたラスィ。 でもそのサイト、ハリガネムシが鼻から、ガクガクフ(((( ;゜Д゜)))ブルブル
あ! 大きな間違いスマソ。そして訂正アリガタバチ。 何かとんでもない勘違いしてたですね。 トホホ…遠い海にシッタカ貝採りに逝ってきますです…
291 :
1 :03/03/21 14:29 ID:???
↑ん? 何だかわからないけど、こちらこそいろいろTHXです。 しかし何でユスリカにもそんなに詳しいですか? 熱帯魚のエサの冷凍アカムシは輸入ですよね ヘパといえばオオミスミソウ(俗称雪割草) Anemone hepatica var. japonica f. magnaの季節でつね。
292 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/21 14:48 ID:T0CMeFA5
バイト休憩あげ。 pdfのは、佐々さんが1989年に書いた日本のユスリカかな? そのサイト、非常にオイシイですよね。 ちなみにアカムシユスリカの属名はもとの属名に戻されました。 セーザー(文字が出ない)がたしか処理したと思います。 Akamusiyusurika属は残念ながらシノニムとなってしまったわけです。 このことは「ユスリカの世界」に載っています。 笑った属名 Agurayusurika Okayamayusurika Gunmayusurika
293 :
1 :03/03/21 22:36 ID:???
そうか、流れが見えていなかった。
>>289 さんどうもです。
しかし何でユスリカでこれだけ語れる人が3人もいるですか…
Aguraって何? あとDJIだとTsudayusurikafudosecnudaってのが
出てくるけどタイプミスだよね
ユスリカはほんと細分化してるね。シノニムはどれほど出るのだろうか。
アグラってなんでしょ。アグラユスリカという一頭しか知られていない稀な種です。
オスの付属器だか把握器の形をとったのかも。
secnudaはsecundaだよね。なんとなくDacnusaというの思い出した。
>>290 戻ってきて〜、お願い。
295 :
1 :03/03/22 16:02 ID:???
>294 Dacnusa sibirica ハモグリコマユバチ って香具師ですね。ギリシャ語のdacno^「噛む・刺す」と関係ありそうだが。 対マメハモグリバエ生物農薬として輸入されているようですね。 Dacne japonica ニホンホソオオキノコ
296 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/22 17:39 ID:sp6Q+ldb
コマユバチは産卵で刺すか、大アゴで噛むかですよね。 アゴの形がおおきな分類特徴ともなっています。天敵データベースかどっかに 農園で見つかるコマユバチの大まかな検索表がでてたと思います。 Dacnusaが噛む・刺すに関係ありそうだと知って、驚きですた。さんくす。 Hypodacnusaもおおよそ同じ意味だったのか。
297 :
1 :03/03/22 21:46 ID:???
↑わかんないすよ。信用しないように。 シャコガイTridacnaは何が3個なのか、戻ってきたら問い詰めませう。 hypo-は基本的に「下」なんだけど(ウシヒフバエ参照) Hypoxis aurea コキンバイザサ などは「やや」という意味になるらしい(oxisは「酸っぱい」) ショカツサイ(アブラナ科)のエカキムシはハエなんだっけ?
シャコガイはなにが三つだろ。噛む歯が三つとか。 クロオオメナガカメムシはHypogeocorisですが、この場合は「やや地面のカメムシ」 といったところかな。草原で見られるようですが。 Hypodacnusaは下に刺す、つまり寄主の下側とか皮膚の下に刺す。なんて推測してみました。 アブラナのエカキムシならハエでしょう。なんだかは知りませんけど。
299 :
1 :03/03/23 20:36 ID:???
なるほど、地面に潜るわけではないんですか。 ラッカセイ Arachis hypogaea は完全に「大地の下」なんだけどね。
300 :
1 :03/03/23 20:42 ID:???
ついでに300げっと。 カカポ Strigops Habroptilus 属名「フクロウstrixに似た」、種小名「柔らかい+羽毛の」 …って書いたっけか。
301 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/23 22:30 ID:iB2kolPJ
Eremocoris planusゲットあげ。ムラクモナガカメムシです。 Eremophylus hirtus ケブカチビカスミカメにもEremoってあるけどなんでしょうか。
302 :
名無虫さん :03/03/23 22:35 ID:OKkQ+ufx
>ユスリカはほんと細分化してるね。シノニムはどれほど出るのだろうか。 失礼だね。素人の浅はかさ。
いやいや、Yさんがユスリカの世界の、各属の解説の文で 「検討を要する」とか「新参シノニムの可能性を否定できない」と書いていたから もし、シノニムがあるとしたらどれくらいかな?と思っただけですよ? 失礼だねって、別にあからさまに批判したわけでもないでしょ? 私は素人です、浅はかです、だからなんですか? ここは学者さんしかカキコするなって?あなたはさぞかしすごい人物なのでしょうね。
また例を出さないと文句言われてしまいますので。 エダゲヒゲユスリカ属Cladotanytarsusの解説の部分。「ユスリカの世界」P.225 ・・・C.hibaraoctavusはC.vanderwulpiの新参シノニムの可能性を否定できない。
305 :
名無虫さん :03/03/23 22:49 ID:OKkQ+ufx
ほにょ?
ちょっと乱筆になってしまいました。スマソ。 至らない点など多々ありますが、どうかお許しを。マターリいきましょう。 Hinomoto nihonensis 那須のゴルフ場も今はどうだろうね。巨大タマキノコムシです。
307 :
1 :03/03/24 00:48 ID:???
>>301 eremo-は「砂漠・寂しい土地」ということらしいでつね。
Eremophila alpestris ハマヒバリ 「砂漠+愛する」
Eremobius phoenicurus ヒトリカマドドリ 「砂漠+生きる」
ヒラシマせんせの命名法辞典では
ハマヒバリがEremophilusになってるんだが、
それだと南米のナマズの1属がひっかかる。
あとEremophilaは植物にもある(オーストラリアのハマジンチョウ科)
305 名前:名無虫さん 投稿日:03/03/23 22:49 ID:OKkQ+ufx ほにょ?
>>307 そういう意味ですか。ケブカチビカスミカメは最近新属新種として
日本(高知)から記載されましたが山地性です。
おそらく色彩が暗くさびしいことからつけたのかも知れないですね。
ムラクモナガカメムシだって森林性だけど、砂漠にもいるのだろうか。
これも色彩が関係してそうです。以上推測してみますた。
biusみて思い出したけど、ニセコメノゴミムシダマシの属名がBiusだったと思います。
「生きる」ってなんか力こもってますね。
311 :
1 :03/03/24 17:19 ID:???
>>310 metoponってのがギリシャ語で「額(ひたい)」の意味なんすよねー。
アデヤッコ Pomacanthus xanthometopon
「黄色+額」なんかはなるほど納得なんだが
ttp://lion.zero.ad.jp/~zam11953/hirune/adeyakko.jpg ゼニゴギンガクニクバエ Metopia stackeibergi
トド Eumetopias jubatus 「良い+額」?
このへんは(ハエは和名も)よくわからん。あと前スレで誰かが
Bumetopia oscitans japonica ウスアヤカミキリ
というのを出してくれたがこれは「牛+額」でよかったのかな?
>>309 >ニセコメノゴミムシダマシの属名がBius
ワラタ。どこでも生きていけそう。
Caccobius brevis ヒメコエンマコガネ 「糞+生きる」
Alphitobius laevigatus ヒメゴミムシダマシ 「大麦+生きる」
Phloeobius gibbosus セマルヒゲナガゾウムシ 「樹皮+生きる」
このへんはわかりやすいような(生態的に違ってたら教えて栗)
312 :
bloom :03/03/24 17:26 ID:yxxYfwH/
313 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/24 21:21 ID:uu886UAj
>>310 DeMeijereは双翅の学者ですね。特に南方系がお好き?
あの本は属自体は全部載ってるけど、主要なのしか和名ついてません。
>>311 ダルマカメムシはIsometops属ですが、これも額と関係ある?
ゼニゴの種小名はstackerbergiの誤植でしょうね。
ちなみにもともと石川から新種記載(Kurahashi?)されましたが、シノニムで消え
和名だけが残りました。ヒコサンギンガクニクバエも同様っぽくて
種小名は中国っぽい地名がついてました。Fanの記載だったかと。
セマルヒゲナガゾウはなににつくんだったかな。
ササセマルとかミカンセマルってのもいて比較的なんでも食べる?
>>313 ダルマカメムシ Isometopus japonicus
ですね。
ヒコサンニクバエ Angiometopa hikosana
みたいにmetopus, -a, umのようにラテン化して使っているのかも
知れませんね(angio-は「包まれた」、iso-は「等しい」)
>ゼニゴの種小名はstackerbergiの誤植でしょうね。
マジっすか?
ヒコサンギンガクニクバエ Metopia suifenhoensis
は黒竜江省の「綏芬河」だと思います(ピンインだとsuifenheだが)。
Fanは范滋徳っていう人?(←これは全然あてずっぽ)
そもそもギンガクって「銀額」?
訂正即レス。stackelbergiです。 いまはシノニムで消えたけどハネボシスナニクバエ記載したかと。 ほかにもハナアブなど双翅が専門です。
>>311 metoponなるほど納得です。額にホームベースをくっ付けたような
メンガタの顔は見事と思うです。自然の不思議を感じるですね。
Metopiaのあるヤドリニクバエ亜科Miltogrammatinaeは
所謂ニクバエ=剛毛バリバリっぽくないです。
MetopiaとMiltogrammaの違いがよくわからんですが、
Miltogrammaはどういう意味になるですか?
>>313 ユスリカですが和名はなくても良いですが、goryoensisはどうしたかと。
質問スレで再度質問したですのでAeliaさんでも、ユスリカに詳しい別の方でも
よろしくお願いするです。
>1
水生昆虫でもカワゲラとかトビケラは良い所じゃないとあんまりいないですが、
ユスリカはどこでもいて種類も色々なので、気軽に採れるです。
水生昆虫としては最も身近な一つなので、語る人も沢山いると思うです。
317 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/25 14:48 ID:tWj697zp
トビケラといえば来月あたりの「昆虫と自然」はトビケラ特集ですね。 エグリトビケラの解説キボーンなところです。 Miltogrammaだったか、和名のダブリがありましたね、ハナバチヤドリニクバエ。 学研の図鑑のはどっちだったかな。 ヒコサンの種小名はヘイロンチャン省の地名でしたか。 Fanはカエルキンバエも記載しましたね。chiniという種小名がかわいい。
318 :
1 :03/03/25 16:48 ID:???
>>311 の訂正
>Alphitobius laevigatus ヒメゴミムシダマシ 「大麦+生きる」
のalrhito-は「大麦粉」ですた。Aiphitoという白い穀物の女神がいたらすい。
>>316 milto-は「黄土色〜朱色〜赤」らしいが、元来の意味がわからないす。
grammaは「描かれたもの」→「絵」です。
スジベニコケガなどのMiltochrista属の説明がヒラシマ先生の本にあると思うが…
>>317 カエルキンバエなんてものがこの世にいるんだね・・・
幼虫はホントにカエルに寄生するの?
ヤシ・ソテツの学名解説(フロリダ州ヤシ・ソテツ協会)
http://www.plantapalm.com/wianame.htm まあヤシとソテツが一緒になってることからもわかるように園芸家向けのサイトで、
例のRavenea musicalisをmusicaleとしている(世界でここだけ!)あたりが
ちょっと不安だが(笑)、まあ参考までに。
>318 Miltogramma、なるほど。腹部の斑紋か何かから付いたですかねぇ。 平縞関係はクモのしかモテナーイのです(つД`;) カエルキンは日本ではLuciliaキンバエ属の亜属にするですが、 外国ではBufoluciliaを属扱いするのが多いみたいと思うですね。 欧米ではカエルへの寄生が確認されてるですが、日本ではまだなので、 確認すれば極めて限られた人々の間で神扱いされるかもですね。 農薬散布とカエルの減少のせいでカエルキンバエも稀種になってしまった… ヤツ・ソテシのHP、そこもなかなか参考になるですね。 発音表記が興味深いと思うです。 leucotricha→yellow + hair 何でこれだけ黄色?
320 :
1 :03/03/26 17:31 ID:???
>Bufolucilia bufo(複数bufonis)=ヒキガエルがつく蜘蛛や貝がけっこういまつね。 トリノフンダマシ Cyrtarachne bufo クリイロミヤコボラ Bursa bufo ミヤコボラ Bufonaria rana (Ranaはアカガエルの属名) >leucotricha→yellow + hair 何でこれだけ黄色? よく見つけましたね! まあフロリダの退職者の方々ですから(w ここはひとつヤシ研究家佐竹利彦氏(精米機のサタケの元社長)に因む 石垣・西表特産の Satakentia liukiuensis ヤエヤマヤシ に免じて勘弁してやって下さい
321 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/26 20:01 ID:Ar+9Of3D
ガマカスミカメ Coridromius bufo 前にも出ましたね、Dromius。このカスミカメはアカメガシワにいるようです。 カエルキンバエはカエルの鼻腔に宿るようです。鼻詰まりつらそう。 Satakentiaのntiaってなんでしょうか。
322 :
1 :03/03/26 21:04 ID:???
SatakeとKentiaを掛けているようです。Kentiaは ケンチャヤシ Howeia forsteriana の旧属名です。 因みに現在のHoweiaの語源は、先日悪い人が捕まった豪ロードハウ島。 ついでにヤシ科で、 カンノンチク Rhapis excelsa(高い) シュロチク Rhapis humilis(低い) はなぜか実物の背丈と逆なんですよねー。
ケンチャにしてもニッパにしても学名ママ読みが多いでつね。 そう言えばシュロのTrachycarpus fortuneiの fortuneiって植物でも昆虫でも貝でもあるですが、 Fortuneって偉い人ですか?
324 :
1 :03/03/27 15:08 ID:???
他はよく知らないけど、植物に関しては、fortuneiは イギリスの園芸家/プラントハンターで、幕末期に日本を訪れた Robert Fortune(1812―1880)に因むと思われ。 江戸の園芸文化の豊かさに驚き、絶賛した一人だそうで、 著書『江戸と北京』は講談社教養文庫に入って松。 ちょっとぐぐってみると、じゅーよーな植物に名前が残ってますね。 ダイモンジソウ・ヤブソテツ・ヌマトラノオ… キンカンは属名がFortunellaです。
保育社の旧図鑑にフォルチュンオオキノコなんてのが出てました。 いまのオビオオキノコの一種だったと思います。 佐竹さんの名前は平凡社の図鑑で知りました。ヤシ以外もやってらっしゃるのでしょうか。 ちなみにhumulisってなるとカナムグラに由来する名前ですね。
326 :
1 :03/03/27 21:34 ID:???
平凡社の図鑑って、イ左竹義輔の間違いじゃないよね、と恐る恐る言ってみる(笑 カナムグラはHumulus japonicusで、ビールのホップと同じ属なんだね。 ふむふむ、(←許してやって下さい)正直知らんかったっす。 で、Humulusを属格にするとhumuliになるのではないかな。 カナムグラニセハリオタマバエ Asteralobia humuli カナムグラヒメゾウムシ Psilarthroides humuli
あらら、佐竹さんは二人でしたか。スマソ。 なんかサウタケダルマガムシが浮かびました。Hydraenaとかいう属だっけ。 種小名はsautakeiでした。外人? ふむふむ、ホップと同じでしたか。カナムグラ地獄のつらさといったら。 イラクサ地獄のほうがもっとひどいか。 クロマダラナガカメムシHeterogaster urticae イラクサにつくのか。
328 :
名無虫さん :03/03/27 23:34 ID:WD7AiPJb
>324 あ、そうでしたか。たぶんその方ですね。 何だかトンデモない無知ぶりを発揮してしまったと思うです。 恥ずかしいです。無性に恥ずかしいです。 でもカナムグラがホップと同属だったというのもここで聞かなきゃ 一生しらずにいたと思うですね。 イラクサと言えばイラクですが、iraqensisはあるみたいですが、 属名にイラクが付いたのはあるですかね。
330 :
1 :03/03/28 17:39 ID:???
今日は栃木の「とちおとめ」を食べた。カメムシはついてなかった(藁 イラクという国名が出来たのは第一次大戦後で、 欧州の伝統的見方で言えばあのへんは「メソポタミア」ですからね… iraqensisなんて、よくぞあったって感じですね。 ペルシャダマシカ Dama mesopotamica なんてのもいますが、全然関係ない南米のでかいカラシンにも パクー Piaractus mesopotamicus と付いていたりもします。問い詰めたわけじゃないけど、 たぶんどっかの大河2本に挟まれた所なんでしょう。 あと、メソポタミアはバビロニアがあったところでもあるので シダレヤナギ Salix babylonica もイラク関連動植物ですね。
331 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/28 18:55 ID:SjkssWaP
帰りますた。さすがゴミムシ王国でした。 イモな私はワタラセハンモドもチビアオゴミもみられませんでしたが あんなにたくさんのクロモンヒラナガゴミは初めてでした。 あとオビヒメコメツキモドキを初めてにして三頭も見たこともラッキーでした。 カメムシはふられましたが。 さて、イラク情勢が緊迫する中での私のお薦めはやはり、 最近になって新属新種として記載されたAfghanoderusというグンバイムシです。 このグンバイムシの属するウチワグンバイ亜科 (日本及び世界からは基準属のCantacaderとタカサゴグンバイ属Phatnomaの2属) で三番目の属らしいです。由来は見てのとおりアフガニスタンから つけたもので、最後のderusはCantacaderのderを使ったようです。 ぐぐればPDFで記載ひっぱれたけど、今はどうなんだろ。 中近東はほかにもAgrammaの新種などいろいろいて楽しいですね。
332 :
1 :03/03/30 00:24 ID:???
アラビア語からギリシャ語・ラテン語になったものは多いようです。 属名ではジャスミンのJasminumとかウコンのCurcuma、タンポポのTaraxacum、 オオトカゲのVaranus、アイゴのSiganusとか 種小名ではアサガオのnilとかフジマメのlablab、ナツメのjujubaとか。
333 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/30 17:42 ID:AyjhUryM
日本語のついた属をいくつか考えてみた。 Hira ナガクチキムシの一種。比良山からとった? Micadocantharis ジョウカイボンの一種。 Chokkirius チョッキリの一種。 Unkanodes ウンカの一種。 Kaicoccus ミヤマコナカイガラムシ属 山梨の甲斐から。
334 :
1 :03/03/30 20:19 ID:???
>>333 セグロナガクチキ Hira suturalis
このへんですね。比良(地名?)と関係あるの?
ラテン語ではhira, -ae「腸」という意味があるが関係ないか・・・
タカオシャチホコ Hiradonta takaonis
こんなのはどうなのかね。まさかヒラシマさん?(w
335 :
名無虫さん :03/03/30 20:24 ID:oJtLw4qQ
336 :
1 :03/03/31 23:20 ID:???
334の セグロナガクチキ Hira suturalis のsuturalisはラテン語のsutura「縫い目」と関係あるような気がするが 虫でも貝でもけっこういまつね。
337 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/03/31 23:51 ID:j2XNvu2B
フタモンアカカスミカメの種小名hilarisは腸と関係ないの?
338 :
金魚つかい ◆shellshxyo :03/04/01 03:55 ID:bCB1i2BC
339 :
1 :03/04/01 22:36 ID:???
よくまあそんな写真をw。いやー、いい芸風ですなー(金魚使いサンのですよ) hilarisは「陽気な・華やかな」って感じなのかな。 キボシカミキリ Psacothea hilaris hilaris ヒョウダマ Natica hilaris そりから、sutureは縫合ですか。なるほど。 suturatus, -a, -umなんつーのもありますね。 サクライモ Conus suturatus ところで和名「ヤキイモ」って貝があるのね・・・正直シランカッタ
340 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/02 12:06 ID:NwB7CDkv
hilaris→華やかかも。フタモンアカの場合。 subhilarisニセフタモンアカと区別つきにくいけど。 ヒラリ関係でHilarimorphaというハエ思い出しました。オドリバエモドキ?
341 :
1 :03/04/02 15:22 ID:???
「陽気な・華やかな」というとfestivus, -a, -umというのもありますね。
「祭り」に関係あるんだろうけど。
ヤマジハエトリ Aelurillus festivus
アオウミウシ Hypselodoris festiva
フェスティバム(シクリッドの一種) Cichrasoma festivum
>>340 なるほど、Hilaraという属があるんですね。
スジブトナガレオドリバエ Hilara pachyneura
カマキリナガレオドリバエ Hilara mantis
そもそもオドリバエって何が「踊り」なんですか? しかも流れ??
しかもカマキリ??? この虫解説きぼん。
ナガレヒキガエル Bufo torrenticola(torrens流れ+cola住人)
>>341 オドリバエ科は踊るように群飛するです。一般には雄が群飛して雌を松ですね。
種類によって飛び方とか飛ぶ場所とかいろいろで、ナガレオドリバエ属Hilaraは
渓流なんか上で群飛したりするです。幼虫も川に住むのがけっこういるみたい。
カマキリは脚がカマ状になってると思うです。この科は他の虫を捕食するです。
あと雄が雌に求愛給餌(婚姻贈呈)することでも有名だし、脚から糸を出したり・・・
ただオドリバエという名は英語のdance flyの訳だと思うです。
連続スマ祖。学名の話に戻るです。
>>339 Hilarimophidaeとわ!これまた超マイナーの虫を知ってるですねw
普通は実物見てもこの科の虫と気づきさえしないかもですね。
オドリバエモドキなんていう名前がついてたですか。
>>340 古生物学者の鹿間博士はヤキイモなんて名前は貝に気の毒杉だから、
学名のmagus(=magical)を捩ってマジュツイモに改称汁!
と言ってたですが、全員にシカトされてたような。
色や柄が変化激しくて七変化の芋貝なんでmagusなのかもです。
貝だとその名もオマツリボラFestilyria festivaがあるですね。
昔はメッチャ高価な貝だったですが、今でも高いです。
ポチポチ書き込んでた某スレ住人です(w オドリバエ←dance flyですか。 例の昆虫の新しい目のカカトアルキ(←heel walker)は定着するかな? 一報を聞いてぐぐったら「踵歩きギプス療法」しか引っかからなくてポカーン。 さてはて、蛾の仲間で属名が和名なやつを集めてみますた。 ヒカゲヒメハマキ Hikagehamakia(シノニム) ウドノメイガ Udonomeiga ナカジロトガリバ Togaria チビムジアオシャク Mujiaoshakua ニッコウシャチホコ Shachia ギンシャチホコ Ginshachia(シノニム) キイロエダシャク Aoshachia(シノニム:アオシャチホコの仲間と間違えて命名?) チビクロアツバ Chibidokuga スジシロコヤガ Koyaga 松村松年が命名したものが結構ありますが、 蛾以外の仲間ではどんなものでしょうか? Hiradontaはわかりません。Fusadontaもいるから日本語っぽいんですが。 ほかにも寄主植物の和名がついてるのは色々あると思います。 イモつながりで(強引やな)ナガイモコガ Acrolepiopsis nagaimoとか。 強引ついでにマジカルつながりで トミナガクロミノガ Striglocyrbasia maguae 属名=は「魔女の帽子」、種名は「魔女っ子メグ」とのこと。 ミノがいわゆる「魔女の帽子」の形をしていることから。
345 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/02 23:02 ID:Y8XjNvDo
やっぱりぁゃゃですね。かわいい。 festivaっつったら、渡良瀬の代表選手、クロズヒョウタンナガカメムシだべ。 Pachybrachius festivus 本州だけにいるってのも妙だけど。 今年はまだ採ってません。成虫越冬なのかどうかも。 オドリバエモドキは、平凡社の大百科に科の和名だけついてました。 たしかS枝先生が1973年に記載した一種だけだと記憶しています。 Dryophilocoris saigusai キベリナガカスミカメ のS先生です。 モドキがつく双翅はほかにもムシヒキアブモドキとかツリアブモドキなどいますが どれもマイナーですね。 ガの属名さんくすです。トミナガクロミノガもS先生だっけ。 Kibagaっていう属なかったっけ?
346 :
名無虫さん :03/04/02 23:05 ID:1kdkh5mu
347 :
1 :03/04/03 01:53 ID:???
>>342 いつもいつもサンクスです。
>脚から糸を出したり・・・
ってさらっと書いてあるけど無知な私には驚愕(((;゚д゚)))ガクガクブルブルです。
>>344 うすうす感じつつ、期待しておりましたw
(蛾スレもROMらせていただいてます…)
これからもよろしくお願いしマツカレハ(このくらいしか知らない…)
>>345 Dryophilocorisのdryo-は「木」とくに「樫の木」ですよね。
それを愛するコリス、と。
Collybia dryophila モリノカレバタケ
349 :
名無虫さん :03/04/03 02:56 ID:kMaKORAm
350 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/03 21:27 ID:cQBeAKAw
日本産に限っては、もしくは海外のもそうかもしれないけど、 カシではなくミズナラとかコナラについてますね、Dryophilocoris. 平地でも5月頃コナラたたくとたまに採れます。 hamadryasとかいう種小名をカイガラムシあたりで見かけましたが 植物だろうか。hamadryadだったかな。とにかくhamadry-だったような。
351 :
1 :03/04/03 22:22 ID:???
>350
コナラ・ミズナラもいちおうアラカシやシラカシと同じQuercus属だから
そのへんの落葉組もdrysに含めたのかも知れませんね。
古代ギリシャのdrysが正確に何を指すか知らないけど、
酒樽に使われるヨーロッパオークもQuercus roburというらしいっす。
Hamadryasはギリシャ神話の「木の妖精」(画像あり、笑)
ttp://www2.ktarn.or.jp/~zatusou/yousei04.htm 中南米のカスリタテハ属の属名がHamadryasで、他に
Papio hamadryas マントヒヒ
なんてのもテストに出ますね(嘘
向こうのオークは、落葉性でミズナラ近縁のヨーロッパナラを 指していることが多い。 明治頃に、暖帯域出身(長州か薩摩か佐賀かは分からない)の 翻訳家が、ドングリの出来る木ということでカシと訳してしまった。 まあナラとか言うとオナラみたいで嫌だったのかも知れんが
そんなことよりスレとあんま関係ないんだけどですが、 この前ラヂヲ聴いてたですよ。NHKFM。 そしたらNHK邦楽技能者育成会の卒業演奏会とかいうのやってて、 そん中に井上某作曲「水脈」って曲の演奏があったです。 三味線とか十七絃とかに合わせて女の人が力んだ声で朗読するですが、 よく聴いてたら、その朗読の内容ってのがこんなんですよ。 「暖温帯。 常緑広葉樹林で特徴づけられ〜…ビャビャン… コナラ属Quercus。 Quercusはケルト語で良質の木材の意とも、 また実を豚の餌にしたことからラテン語で豚の意とも言われる・・・ビャビャン・・・」 もう、マジに聴いちまったじゃないかと。しかもホントに豚なのかと。 で、本当にブタと関係あるですか?<351 あとチビクロアツバは何でヤガなのにChibidokugaですか?<344
354 :
名無虫さん :03/04/04 06:32 ID:izC6gLLR
355 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/04 18:03 ID:YHYclQ+D
カシもケルクスだったんですね、かんどー。 コナラに混じって生えてるクリはCastaneaという属名だっけ?カスタネットという楽器もここから きていることを最近知って、おおっ、と手を打ちました。 種小名でもcastaneipennisとか色関連でついてたりしますね。 Chibidokugaはチビドクガとして記載した松村先生がつけたと思います。 で、後にアツバであることが分かり和名は変わって、属名がそのまま残ったと。 所属が変わっても和名が残ったり属名が残ることは多いですが、 むやみに変えないほうがいいと、今日読んだ「虫の名・・・」に書かれてました。 研究の変遷が分かって案外楽しいかもね。
356 :
1 :03/04/04 20:54 ID:???
>>352 なるほど。古代ギリシャのdrysも、ローマ時代のQuercusも、
それから近代中部ヨーロッパで学者がイメージしたQuercusだって、
実態は違うということもありうる訳ですね。英語や日本語も然り、と。
>>353 ヒラシマ本には古代ラテン語のQuercusはカシワを指したとありますが
その語源までは書いてないですね。ケルト語「良い材」説は
牧野図鑑でも触れています。いっぼうでドングリを豚の餌にする
という話もよく聞くので、何らかの説があるのかも知れないですね。
ラテン語でブタを指す一般的な語はporcusなので
「食え、ポルクス」→クェルクス とか(スイマセン…)
団栗ついでに、解剖用語のglans(亀頭)はラテン語で「ドングリ」。
balanitis(亀頭炎)という言葉も
ギリシャ語のbalanos「ドングリ」から来ているとか。
357 :
金魚 :03/04/05 00:18 ID:???
>「食え、ポルクス」→クェルクス それだったですか! 思いも寄らない由来があったですね。 フジツボをドイツ語で「海のドングリ」というのも解らんかったですが、 Balanusがドングリなら、なるほどその訳なのか、と思ったです。 でもあっちのドングリはフジツボと似てるですかね。
358 :
1 :03/04/05 21:50 ID:???
>345 トミナガクロミノガはS先生とそのお弟子さん。種名はきっとお弟子さんでしょう(w >347 こちらこそよろしくです。見られてましたか。 >353 なんか「歌う生物学」みたいっすね。 チビクロアツバは>355さんの仰せのとおり(他力本願w Aeliaさんthanx)。 コマドリとアカヒゲみたいな大変なことにはなってませんが。 Psycheはミノガに残っているわけですが、魂と蛾って何か関係あるのかいな。 ラテン語だと蛾はtineaとblatta。でもって、Tineaはイガ(衣蛾)の属名、 Blattaはもう一つの意味のゴキブリで使われとりますが。 そういう意味ではBlattaって忌み嫌われそうな名詞やなあ。 ところで漏れの名前の元のニセハマキはImmidae(←Imma)なのですが、 Immaってなんでしょ? 少し学名を投下。hamadry-はこれだけしかなかった。 Asthena hamadryas マンサクシロナミシャク ナラ・カシ関係はたくさんあるのでいくつか。 Synanthedon quercus カシコスカシバ Phiaris castaneana クリイロヒメハマキ Cydia glandicolana サンカクモンヒメハマキ(幼虫がドングリ食べる) Phyllonorycter acutissimae ニセクヌギキンモンホソガ(ニセの方にクヌギってついてるw) ナラって言われると「奈良」とも間違いそう。
360 :
1 :03/04/06 18:04 ID:???
>Psyche
蛾または蝶の蛹を経て羽化するという現象が
不滅の霊魂の象徴になったということですかね。
蝶・蛾と霊魂に関する民俗と信仰については↓
http://www.isis.ne.jp/landscape/020501.html いかにも工作舎系な文章なので読みにくいかも(藁
まあ、わかったようなふりをするのがコツですね。
プシュケの神話↓
http://www02.so-net.ne.jp/~ars/greek.html >Imma
わかりません。インマ調べ中とか言っても許されないですよね。かわりに
>少し学名を投下
こっちのほうにに食い付きます(笑
Asthenaは神話由来かな? asthenos「弱い」に関係ありそうですが
Asthenosoma ijimai イイジマフクロウニ 「弱い+体」
殻の板が癒合してなくてふにゃふにゃしてるらしい。
「筋無力症」をmyasthenia(myo筋肉+asthen+ia症)という。
361 :
名無虫さん :03/04/06 18:06 ID:B0Pm/9A8
362 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/06 18:36 ID:c15yi/bq
ううーむ、いろいろ書きたい。とりあえず。 Immaは、ImmitationのImmiかなーと思ったりして。偽者。 Immiの意味、どうなんでしょうか。イミテーションゴールドという歌もありますね。 私は本物志向ですがw Myosidesって前に出たっけ?コバンゾウムシの属名です。これも筋肉?
あ、ニセマキさん、hamadryasの件さんくす。 けっこうあると思ったら案外ないものですね。 どっかで見たんだよなあ。
>>360 Psycheの件thanxです。「羊たちの沈黙」を思い出してしまった。
Asthenaは「弱い」でいいかも。ペナペナの弱っちい翅なのです。
>>362-363 ニセハマキは英語でもimma mothで、
false leaf-roller mothではないのです。
だからimmaって何だYO!と言いたい気分でして。
ちとぐぐったところ、属Hamadryasはカスリタテハらしいですが。これかな?
365 :
1 :03/04/07 20:36 ID:???
>>362 myo-は「ネズミ」でもあり「筋肉」でもあるからなあ。
>上腕二頭筋(力瘤)の盛り上がりが、ハツカネズミの腹部に似ていることから、
>ギリシャ語のネズミmys が筋肉の意になり、このmys に由来してmyos、myo
>が筋肉を表す前綴として使われる。
http://www.apha.jp/top/yakuen/MYO.htm どこが似てるっちゅーねん!と思うが、実際そう使われていることは確かですね。
-idesは名詞化語尾で、「〜の息子」というのがもともとの意味。
Myosidesは「ネズミの息子」の可能性は?
>>359 Phyllonorycter acutissimae ニセクヌギキンモンホソガ
の属名は「pyllon(葉)+orycter(掘る者/物)」でしたっけかね。
Orycteropus afer ツチブタ 「掘る+足」(種小名は「アフリカの」)
Oryctolagus cuniculus カイウサギ 「掘る+兎」(種小名は「うさちゃん」)
ってこれもガイシュツかも・・・
366 :
1 :03/04/07 20:38 ID:???
【お詫びと訂正】
本スレの
>>141-142 あたりで
Neostaccia aspericeps ヒメウストビサシガメ
のasperi-を「滑らか」と書きましたが、
正反対の「粗い」ですたトホホ…ごめんなさい。
367 :
金魚 :03/04/08 00:00 ID:t3GbT5g/
>>335 >>339 チビドクガなるほどなっとくです。
学名は適格有効なら所属変わっても変更するわけにいかんですからね。
コウゾみたいなもんかな、いやこれはコマドリ型か。
>>360 これもなるほどですね。トビケラにも〜psycheが結構あるですね。
水生の我みたいなもんだから解るですが。Hydropsycheなんかまんまですね。
immaはimmeo [ラ] もぐる、入り込む と昆虫分類学に書いてありますた。
368 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/08 18:05 ID:oKxqgMQ4
>>364 カスリタテハかも。ああ、またもやもやが晴れた気分です、サンクス。
で、フサヒゲサシガメの種小名はimmitisだと思いますが、金魚さんのあげた
「もぐる・入り込む」という意味なら合点がいきますね。
フサヒゲはマツに潜んでアリを捕食するからです。
もっともレッドリストに載るほどの稀な種類で、私も見たことはないです。
>>365 ネズミの息子ですか。たしかに白っぽい毛に覆われててネズミっぽくは見えるかも。
ムシクサコバンは色つきだからあまりわからないかも知れませんね。
むしろ別属のオウコバンゾウムシなどのほうが灰色っぽく見えるかも。
oryctoとつく虫を考えてて浮かんだのが、何のかかわりもないOchyromera。
見た目がなんとなく似てないですか?アシブトゾウムシ属で
最近になって種類が倍以上に増えています。
>>366 いえいえ、ありがとうございます。
表面が粗いのですかね。そういやつやもなく鈍い色合いでした。
>>367 もぐる・入り込むですか。ニセカザリハマキってカナメモチにつくんだっけ?
あれ、ニセオドリハマキだっけ?ちょっと自信なしです。
370 :
1 :03/04/08 23:17 ID:???
>>368 immitisはラテン語の形容詞だと思ふ。辞書には
「(果実などが)未熟な」「(ワインが)酸っぱい」「harsh無慈悲な?」
「rude不作法な?」などがあるが・・・
アリを食うから酸っぱいとか? Aeタンこんど味見キボンヌ。
それはそうと、イミテーションの綴りはimitationじゃん!
あちきもたった今までimm-と思い込んでたわけだが。
マネシヤドクガエル Dendrobates imitator
371 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/09 20:38 ID:OGzcRLjS
そういやザラアカムネグモの属名も頭にAsperってついてました。 背甲がザラザラしているのだろうか。 immitisは酸っぱいかな。それとも腺でアリを誘惑して捕食するから無作法? なんだろう。イミテーション、私もはじめて知りました。 ちなみにbatesってなんですか?ベーツでないことは分かるのですが。
372 :
1 :03/04/09 21:24 ID:???
batesはギリシャ語で「歩く者」だそうです。 Dendrobates auratus マダラヤドクガエル 「木+歩く者」 Phyllobates bicolor アシグロフキヤガエル 「葉+歩く者」 Hylobates hoolock シロマユテナガザル 「森+歩く者」 Psammobates tentorius テントヤブガメ 「砂+歩く者」 Pelobates fuscus ニンニクガエル 「土+歩く者」
>>367 Imma、どもです。昆虫分類学は盲点だったです(w
幼虫が葉の間に入り込んでいれば納得なのですが、
少なくとも日本では葉っぱの表面を囓っていたような。
日本産は1種だけ:Moca monocosma カザリニセハマキ
>>370 imitatrixってのはimitatorの女性名詞でしょか?
Phrynohyas imitatrix マネシドクアマガエル
374 :
1 :03/04/10 20:19 ID:???
375 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/10 20:35 ID:Fz/g2M9i
昆虫分類学は川島書店から1989年の発行だったと思います。
私も持ってなくて、足利の図書館で最近見ました。
ジムグリカメムシの仲間の図があったような。
>>372 batesさんくす。ちなみにBatoceraは関係ないですよね。
さらにLoxobatesなる属が思い浮かびました。
Loxoとは・・・?ヒイロカスミカメモドキ属Pseudoloxopsも関連してそうです。
当然Loxopsという属もあるのでしょうが。
376 :
1 :03/04/11 00:29 ID:???
377 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/11 21:53 ID:2ifZxriQ
斜め・交差したか。loxopsは斜めの足?うーん、生殖器の突起かなんかかな。 ちなみにPelobatesのPeloは土とありますが、 Pellaというハネカクシは土と関係あるんですか? Pella comesという種類などがいますが。comesって来るってこと?
378 :
1 :03/04/12 00:47 ID:???
>>377 -pusなら「足」だけど、-opsは「目・顔・〜に似た」でしょう。
ネットだと
クヌギヒイロメクラガメ Pseudoloxops miyamotoi
というのが見つかりました。しかーし!
Loxops属はスズメ目のハワイミツスイ(意味は「イスカに似た」だと思う)
ちなみにLoxopus属は南米のヒメバチ科?(透過光サン降臨キボンヌw)
ということで、謎です。
Pellaは単純すぎてわかんない罠。ラテン語だと
Pella マケドニアの町の名。アレクサンダー大王の出身地
pellax 「魅惑的な」(ナミヒラタケシキスイEpuraea pellaxはこれ?)
pellis 「皮・毛皮・覆い」
pello 「叩く・打つ」…なんてのがあるけどギリシャ語かも知んないし。
comesは「仲間・同伴者・旅人」など。
380 :
透過光 :03/04/12 08:50 ID:???
>378 1様 呼ばれるなんて、珍しいことです。 御推察通り、ググれば出て来ますね。 ヒメバチのカタログはさすがに持っていないのですが、 中国経済昆虫誌にも記載がありません。 何か面白い話題を見つけたら、また報告します。
381 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/12 20:35 ID:jHgZL8pP
>>378 うーん、斜めの顔かなあ。一般にカスミカメって額垂直だし。
クヌギヒイロはレッドリストに載ってましたね。分布が局地的だけど
もっと調査すれば案外たくさんいるかも。レッドリスト載っててもいっぱいいる
種はいますし。ただ環境の変化に弱い種類であることは間違いないです。
Peritropisはどうだ!!!
Peritrechusは?よく目にするPeriについて教えてください。
382 :
1 :03/04/12 22:35 ID:???
>>380 わっ、お呼び立てしたみたいで恐縮でつ。さんくす&よろしく!
>>381 peri-はギリシャ語の前置詞由来で「周辺の・周囲の」みたいな意味。
英語でも「周辺機器」をペリフェラルとかなんとか言うし、
潜水艦の「潜望鏡」はperiscope(周り+見る)と言いますね。
もしかして
>>226 の金魚サンのPeriplanetaネタわかってなかったでしょ(w
trechusは「走る」らしい。(ただのTrechusはチビゴミムシ、by平嶋)
ところでPeritropisって日本にもいるの?
383 :
1 :03/04/12 22:43 ID:???
思い出し追加あげ。 トビハゼ Periophthalmus modestus (周りを見る目という意味か、目が顔の辺縁についているという意味か?)
384 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/13 00:19 ID:UJQdMB13
じゃあ、Perigonaなんてのも周りの・・・ということかな? ちなみに金魚さんのには気付きませんでした。 Peritropisは最近になって日本から6種ほど記載されました。 いずれも複雑な模様のある白っぽい種類です。 わたしはシラカバの上で採りましたが、保護色なのかも。 Peritropis insularis シマコモンキノコカスミカメなど。 カメムシ図鑑第二巻に日本産全種載ってます。 で、がいしゅつかも知れないけど、tropisってなんでしたっけ? イトカメムシでもMetatropisってのがいましたが。
385 :
1 :03/04/13 22:54 ID:???
gonus, -a, -um, gono-は
ギリシャ語のgony(ひざ)から「関節・節」
Polygonum タデ属 「多い+節」
ギリシャ語のgonia(かど・隅)から「角張った」
Gonocephalum スナゴミムシダマシ属 「角張った+頭」
の両方ありますね(元は同じなのかも知れないが)
tropisは「竜骨(キール)」
>>261 ,
>>266 参照
ゾウムシによく使われてるようだが
386 :
金魚 :03/04/14 03:42 ID:???
tropisで思い出したです。 オオベソマイマイ属Aegistaというのがあるです。 Aegistaはギリシャ戦士の丸い盾と思うですが、 この類は丸くて平べったいのでこれはよく意味がわかるです。 で、そのうち周囲に竜骨があるのをケマイマイ亜属Plectotropisというですが、 「Plecto」は何の意味ですか?
おひさあげです.
>>374 想像だけど,cosmaは「順序」から転じて,翅にある点列を指してるんじゃないかと思います.
Moca monocosmaカザリニセハマキには前翅の端に一列の点線が,
Eucosmaスソモンヒメハマキ属は前翅にでっかい点列があるのが特徴.
平嶋センセはEucosmomorphaの説明でEucosmaの語源をeukosmos(きちんとした)
としてるけどこれはどうかなあ?
>>378 ぐぐってみたらやっぱりホモニムが絡んでました.
ヒイロカスミカメモドキ属はもともとLoxopsとして記載されたんだけど,
すでにハワイミツスイにLoxopsがつけられてた罠.
それでPseudoloxopsと命名し直したわけですな.
でもPseudo-だけ残っているのは違和感ありますねえ.
>>382 Periは「周辺の」から転じてPseudo-とかPara-と同様にも使われますんで、
かならず「周辺」という意味をなさないこともあるかも.
>>385 gonia,チョウやガだと翅の形で使われるようですね.
Anomis mesogona アカキリバ
Gonepteryx ヤマキチョウ属
>>386 ぐぐったらPlectoは「ヒダのある」とありますた.
Plecopteraカワゲラ目はここからきてるらしいです.
388 :
1 :03/04/14 20:59 ID:???
>>386 エージス蝸牛ですか!
plecto-は、ニセマキさんもおっしゃっているように
pleco-と同じで「編む」とか「襞を寄せる」に関係あるみたいですね。
Euplectes ハタオリドリ属(良い+編み手)
Schoenoplectus ホタルイ属(イグサ+編まれた物)
plectro-になると、「蹴爪・弦楽器のバチ・打つ」などの意味になるようですが。
>>387 いろいろサンクスです。
cosma:なるほど、平嶋サンは学がありすぎるのかも…w
絵が見てみたい。ガの図鑑欲しくなってきました。
loxops:おかしいな、漏れもぐぐったはずなんだけど、そこまでたどり着けなかった。
うちのGoogleは性能が悪いに違いないw いやいや、どうもです。
Eucosmetusというナガカメムシもこの関係?
>>385 さんくす。
Tenagogonusというアメンボがいますが、この場合どんな意味でしょうか。
tropisも度忘れしてました。Peritropis、周りの竜骨か
ニセマキさんの示したPara、偽の?竜骨かどっちかでしょうか。
この属は最近GorcryzaさんやLinnavuoriさんが記載してます。
ていうか、日本産のカスミカメを1960年代にLinnavuoriさんは記載したので
現在はもしかしたら、と思ったら健在でした。
ニセマキさん、ヒイロカスミカメモドキさんくす。私もぐぐってみます。
Plectro-が気になって検索かけたらPlectrocosmaなんて蛾がいたYo! 爪の列・・・バチの列・・・?? あ,ぐぐりはフレーズ検索じゃないですので.ただの検索で. 紛らわしくてスマソ.
さらに連カキスマソ。 Pseudoloxopsは、ヒイロカスミカメ属ですた。 ヒイロカスミカメモドキ属のほうはごく最近Y先生が記載したものです。 ちなみにカスミカメのデータベースでみましたが、圧巻ですね。 Phytocorisなんて打ったらもう、こんなにというほど出てきます。 もちろん転属はいろいろありそうですが。
394 :
金魚 :03/04/15 04:18 ID:???
>>387 なるほど、Plectoは襞があるですか。確かに竜骨禿げしくて襞っぽいかも。
カワゲラのPlecoと同じとは、どうも学習能力が欠如してると反省するです。
395 :
1 :03/04/15 20:24 ID:???
>>388 の「エージス」は「イージス」でしたトホホ
>>390 Eucosmetus
cosmeticus(ギリシャ語でkosme^tikos)となると
「配列された→整った」という意味が強くなるのかな?
そこから英語の「cosmetic=化粧の」につながるわけで。
ある羅英辞典の「cosmeta」というところに
slave girl in charge of the wardrobe(衣装担当の少女奴隷)と
書いてあって、ちょっと萌えw
>>391 Tenagogonus
tenago- は「水溜まりの・浅瀬の」ということで
アメンボだけに「水溜まりの膝」ってことでは?
>>392 ちなみにplectro-で確実と思われるのは
Plectrophenax nivalis ユキホオジロ 「蹴爪+誇示する者」
Plectranthus japonicus ヒキオコシ(シソ科) 「蹴爪(距)+花」
とかです。
396 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/15 22:29 ID:lPh7BrNf
>>395 くだんのナガカメムシ、たしかに渋くまとまってます。
Eucosmetus sordidus オキナワシロヘリナガカメムシという種類が図鑑にあります。
またフェアで買った沖縄のカメムシに本種がいっぱい入ってたので
普通種なのでしょう。大型でなかなかいいムシです。
アメンボの件もさんくす。
ユキホオジロの種小名のnivalisは白という意味ですか?
シロヘリツチカメムシの種小名はniveimarginatusです。
NIVEAという化粧品もありますね。美白を追求してゆくのでしょうか。
>>395 plectro-ありがとです。
Actiasオオミズアオ属のシノニムにPlectropteronってのがあるそうです。
「蹴爪+羽」で確かに特徴をとらえてますね。
>>396 nivalis 「雪で覆われた」
niveimarginatus <- niveus「スノーホワイトの」+「縁」
でいいんでしょうか?
Niveus、蛾の中ではまあ知られている種類におおくてびっくり。
Catocala nivea シロシタバ
Ourapteryx nivea ウスキツバメエダシャク
Chionarctia nivea シロヒトリ
こんなのもあった。
Eucosma niveicaput モンシロスソモンヒメハマキ(白い+頭)
398 :
1 :03/04/16 00:15 ID:???
シロヒトリは属名も「雪のArctia(ヒトリガ属)」ですか。 イイズナ Mustela nivalis アワユキダカラ Lyncina nivosa なんてのもいますね。nivosus, -a, -umは「雪だらけの」 という語感かな。 ちなみにLyncinaという属名は Lynx(オオヤマネコ)の形容詞化っすね、といってみるテスト
399 :
金正日 :03/04/16 00:18 ID:???
,rn
r「l l h. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 、. !j |
ゝ .f _ |
| | ,r'⌒ ⌒ヽ、. │
http://freehost.kakiko.com/hiroyuki/ ,」 L_ f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ. │ こんなのあったニダ
ヾー‐' | ゞ‐=H:=‐fー)r、) |
| じ、 ゙iー'・・ー' i.トソ |
\ \. l ; r==i; ,; |' .人_
\ ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___
\ ノ ハヽ |_/oヽ__/ /\
\ / / / |.
y' /o O ,l |
400 :
1 :03/04/16 01:25 ID:???
>>396 sordidusは「汚れた」ですね。ついでに質問。
>またフェアで買った沖縄のカメムシに本種がいっぱい入ってたので
…ってのは標本を買ったってこと? 中身見れないの?
401 :
金魚 :03/04/16 02:51 ID:s1L1UQDQ
>>398 Lyncina属のタイプはL.lynxヒメホシダカラ(別名ヤマネコダカラ)かな。
宝貝の名前には猫、大山猫、豹、虎が揃ってるですね。
Erronea felina クロダカラ(猫の
Cypraea pantherina ヒョウダカラ(豹の
Cypraea tigris ホシダカラ(虎
tigrisと言えばやはりチグリス-ユーフラテスを思い出すでが、
Euphratesとはどういう意味ですか?
学名じゃなくて恐縮するです。
402 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/16 09:12 ID:S+g2Tvek
nive-は雪に関係あったのですね。
>>400 中身?
標本というか、佃煮状態で1つのパックに入ってるのを買いました。
いずれも灯火採集のようでした。
マエグロキノウエナガカメムシSadoletus vaideziや
トカラナガカメムシLethaeus tokaraensisっぽいナガカメムシなどが
いっぱいはいってました。
403 :
1 :03/04/16 20:59 ID:???
>>401 ヤマネコダカラ! そうでしたか、ありがとございます。
ユーフラテスはヘブライ語で「流れ/川」を表すperathという言葉から来ている、
という説があるようですが、ここを見ると、
http://www.ibiblio.org/bgreek/archives/96-08/0850.html なんか向こうの人も議論してるみたいで、よくわからないっすね。スマソ
>>402 佃煮状態! なるほど分かりますた。
いや〜、しかしそんなの見たことないですね、われわれ一般人としては(藁
インセクトフェアってやつですか? いっぺん逝ってみようかな。
Lethaeusは地下の世界にあるという「忘却の川」Letheから来ていると思われ。
Sadoletusは人名由来かな(Sadoletという人名がけっこう引っ掛かる)
404 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/16 22:59 ID:dMhgiSV9
>>403 Letheが忘却なら、タガメのLethocerusは忘れた触角?
たしかに背面からは見えません。
LethaeusはLethaeiiniという族を形成する顕著なグループで
日本には基準のLethaeusとNeolethaeus、カメムシ図鑑の並びと外見から
判断してDiniellaがこの族に含まれるようです。
ナガカメムシのカタログ見ればすぐ分かるんだろうけど、文献疎いので不確かでスマソ。
Sadoletはフランス人でしょうか。サドレー?
似たつづりでSabuletさんがいるようです。
Europian Chinch BugはIschnodemus sabuletiじゃなかったかな。
405 :
山崎渉 :03/04/17 08:51 ID:???
(^^)
406 :
金魚 :03/04/17 09:34 ID:???
>>403 なるほどヘブライ語"phrt"かAvestanの"huperethra"か…
学名じゃないのにありがとう存じます。
何だか格調高い場所でつね。
と言いながらAvestan説のKilmonさんは書き逃げしちゃってるしw
ヘブライだのAvestanはミミズ文字でとても自分じゃ調べられないから
ぜひKilmonさんの根拠を見たかったですが。
407 :
1 :03/04/17 16:46 ID:???
>>406 そうなんすよね、キパーリ言ってるわりには、あとが続いてない(藁
さて、
Achatina fulica アフリカマイマイ
の属名はギリシャ語のakhates「瑪瑙=めのう」から来ているんですね。
(fulicaは鳥の「オオバン」)
てなわけで【宝石シリーズ 1】
adamas:ラテン語で「ダイヤモンド」
Adamas formosus アプロケイルス科卵生メダカの一種
(↓画像あり)
http://www.killifish.f9.co.uk/Killifish/Killifish%20Website/ Ref_Library/Adamas/A.formosus.htm
jaspis:ラテン語で「碧玉」
Jaspis coriacea ギョクカイメン
smaragdinus, -a, -um:ラテン語で「エメラルドのような」
Smaragdina aurita キボシルリハムシ
408 :
金魚 :03/04/18 10:44 ID:???
>>407 アフリカマイマイはオオバンだったですか!
てっきりA.fulica=ア.フリカと思ってたですよ(アフォ…
しかし模様がオオバンってことなのかな。
そのメダカformosus!でもダイヤに似てるかどうか微毛かも。
smaragdinusは貝だとエメラルドカノコSmaragdia viridisがあるですね。
日本にもクサイロカノコがいるですが、緑色の貝は珍しいと思うです。
ところで陸産貝のビロウドマイマイ類にChloritisとうい属があるですが、
これは宝石ですか?
409 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/18 18:18 ID:wGDvvdOZ
ギョクカイメンのcoriaceaってなんでしょうか。 ミヤマグンバイDerephysia foriaceaと響きが似てたもので。 どちにの種小名も知りたいです。分かったら教えてくださいませ。
410 :
■□■週間アイドル盗撮ランキング【4月】■□■ :03/04/18 18:21 ID:dmCSS5vn
411 :
名無虫さん :03/04/18 18:21 ID:8l/abrhR
412 :
名無虫さん :03/04/18 18:56 ID:DG4kBFy5
413 :
1 :03/04/18 20:16 ID:???
>>408 >しかし模様がオオバンってことなのかな。
オオバンFulica atraは真っ黒ですしねえ…。書き逃げします(w
>Chloritis
どうなんでしょ。緑泥石chloriteというのはあるみたいだけど
宝石じゃなさそうだし。-itisという女性形を造る縮小辞があるから
「緑っ娘ちゃん(キュ!」ということではないですかねえ。
黒+itisでMelanitis=コノマチョウという例あり鱒。
>>409 coriaceusは韓国には関係なくて、「革質の・強靭な」とのこと。
オサガメ Dermochelys coriacea
ガッカラコンブ Laminaria coriacea(和名がヘン)
ミヤマグンバイはfoliaceaですね。「葉のような」。
グンバイトンボ Platycnemis foliacea
たまたまこっちもグンバイがつくけど、このトンボは
なんでグンバイであり葉状なの?(見た目イトトンボっぽいヤシだよね)
あとpemphigus foliaceus「落葉性天疱瘡」って病気もあって
何だか知らんが怖すぎるので調べたくない(藁
【宝石シリーズ 2】
amethystinus, -a, -um 「紫水晶のような」
Morelia amethystina アメジストニシキヘビ
saphirinus, -a, -um 「サファイアのような」
Favonius saphirinus ウラジロミドリシジミ
carbunculus 「ざくろ石」…もとは「石炭のかけら」
そこから「火花」とか「赤い腫れ物」とか
赤くて小さいいろいろなものを指すみたい。
Etelis carbunculus ハチジョウアカムツ
415 :
金魚 :03/04/19 02:38 ID:???
オオバンは黒ですよねぇ。調べたら種名がatraっていうくらいだし。 アフリカマイマイも皮が厚くて黒っぽく見えるのもあるですが、 Fulica属に多少模様があるのがいるですかねぇ・・そんな厳密なもんじゃないかもですが。 前に羅和辞書調べたらChloriteが出てて、でもマイマイは全然緑じゃないんで、 どういう意味が隠されてるのか謎だったですが、やっぱり謎ですね。 グンバイトンボは足に軍配型の板状部があるですが、何のためですかね。 確かにcarbunculusでイメージぐぐると赤ムツさんといっしょに キショい画像が(;´Д`)
416 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/19 18:39 ID:+vcAn7mr
>>414 さんくす。Coriomerisというトゲヘリカメムシ属も革みたいな色してるからかな?
Coriomerusが正しいと聞きましたが、どっちが意味あるでしょうか。
あと、foliaceaでしたね。葉っぱでしたか。勝手になんかの植物だと思ってました。
Carbulaというカメムシ思い出しました。トゲカメムシ属です。
こちらは、赤いものよりはむしろ、炭のかけらみたいな色してます。
417 :
ニセマキ :03/04/19 22:17 ID:ZMUBS/rB
carbunculusでイメージぐぐり試してしまった・・・ でもヒメクロコメツキAmpedus carbunculusが採集できますた(w 赤点はどこにあるのでしょうか? うーん,地味なガの仲間だとムズカシイお題ですね<宝石 Glyphipterix gemmula ヒメキスジホソハマキモドキ gemmula<gemma「宝石」 前翅に青光りする斑点をちりばめているのが語源と思われ. Gonepatica opalina フタスジエグリアツバ opalina「オパールのような」 どこがオパールなのか小一時間(略
418 :
1 :03/04/19 23:21 ID:???
>>415 オオバンFulicaはfuligo(煤,
>>67 あたり参照)という語と関係あるらしいから
「煤けた」という含みがあるとか? それかオオバンに味が似てるとか(w
>(Chloritis)は全然緑じゃないんで
あちゃーそうなんですか! お役にたてないでスマソ。
グンバイトンボの件さんくすです。もしかして常識ですかね?
>>416 Corio-の部分は「カメムシの」の可能性もありますね。
Corioxenidae カメムシネジレバネ科ってのはたぶんそうでしょう。
meris, merusはよく「部分」と訳されているけど、
今市わかりやすい例がないですね。
Carbulaは「炭+ula(縮小辞)」で、成り立ちはCarbunculusと同じですね。
してみると
>>417 のヒメクロコメツキも「炭のかけら」ってことなのかな。
419 :
1 :03/04/19 23:23 ID:???
>>417 わっ、凄いですね。gemmaについては
Acropora gemmifera オヤユビミドリイシ(サンゴ) 「宝石+持つ」
という持ちネタ(藁)があったが、オパールとは!
いや、ありがとうございます!
【宝石シリーズ 3】
ambar:ラテン語で「琥珀」
Liquidambar formosana フウ「液状の+琥珀」(樹液に因む)
ギリシャ語で琥珀はelektoronだが、
近代以降はもちろん「電気」という意味になっちゃうわけで・・・
Electrophorus electricus デンキウナギ
420 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/19 23:51 ID:+vcAn7mr
merisは部分ですか。 よくOncomerisとかPlatymerisという属を見かけるのでなんだろうと思ってました。 カメムシの部分。うーん、むずいですね。ありがとうございました。 語尾にmeraとつくのもいるけど、これも部分という意味ですか? 宝石シリーズ、わたしも考えたけど見つからない。 しかしいろんな種類がいるものですね。とっても楽しいです。 デンキウナギの学名、よくできてますね。電気が好きなんですね。
422 :
栃木石橋 ◆mYl7EDbJMI :03/04/20 02:19 ID:hptEGpKo
ambarに似た語列でケブカメツブテントウ属Jambariaみたいのあったなあ。
423 :
山崎渉 :03/04/20 04:24 ID:???
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
424 :
1 :03/04/20 22:04 ID:???
おおっ、ラピスラズリすげえっす! あんまりそういう色に見えないけど、 海モノは写真と色が違うからな・・・ 真珠は、貝類に「真珠+産む」ってヤシらがいまつねえ。 Pinctada margaritifera クロチョウガイ Margaritifera laevis カワシンジュガイ このへん↓がきれいでいいかも(;´Д`)ハァハァ Sacura margaritacea サクラダイ
425 :
1 :03/04/20 22:05 ID:???
426 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/20 22:34 ID:8QWYQIoh
うわー、メツブまったく違うつづりだしw 訂正さんくす、メツブは「目」(紋)があって「ツブ」のように小さい? Malacocorisellaという最近記載された属がいますが これもマラカイトに関係している? Malacocorisに近いようです。カスミカメです。
427 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/21 17:40 ID:QUtS8GPW
連続スマソです。 ケシナガカメムシTomocoris japonicusのTomoってなんですか?
428 :
1 :03/04/21 20:47 ID:???
>>426 malaco-はギリシャ語のmalakos「軟らかい」由来です。知らないとその辺の
マラコロジー(malacology,軟体動物学)のえらいひとが泣きますよ(w
>>427 tomo-, -tomaなどはギリシャ語のtome^「切る」から来ています。
英語でも輪切りにするような「断層撮影術」をトモグラフィtomographyとか
いいますね。〜切除術は-tomyといいます(ロボトミーlobotomyは「脳前葉
切除術」で、別にロボットrobotとは関係ないので注意、って知らなかったのは
俺だけ?)
ツノアオカメムシのPentatomaは「五+切る」という意味ですが、何ででしょう。
429 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/21 21:11 ID:QUtS8GPW
>>428 Malacoは軟らかいですか。そういやカスミカメってきゃしゃだもんね。
マラコロジーってなんかいい響きですね。
tomaは切るですか。ああ、そうでした、Pentatomaがいましたね。
「五」角形になるように角が切られているということかな?
なるほど、ケシナガはどこが切れてるんでしょうね。
見てみたけど小さすぎて難しい!
EctomocorisのEcは?またしても謎が・・・
ちなみにロボットの語源はポーランド語のrobotaから来ています。
robotaは働くという意味だそうです。
中学校の英語の教科書に出てました。
あれ?ハンガリー語だったかな? ニュークラウンという教科書です。時々ためになる英語ですね。
眼粒の眼は「複眼が大きい」と言う意味のようです
432 :
金魚 :03/04/22 13:04 ID:???
433 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/22 13:17 ID:gdI2YaI9
虫採りいぐまえに2ちゃんみっぺと思ってつけたら上がってたので即レス。
>>431 メ ツブテントウですか。また一つ謎が解けました、さんくす。
>>432 コンコロジーですか。硬いという意味かな?
正反対のことだよね?
智子リス、そのサイトのやつは見事に膜質部がないですね。
truncatusにいたっては、その名の通りですね。
翅が切れてるか。japonicusだけしかじっくり見てなかったので
そういう考えが出てきませんでした。
意外と海外の基準種はみんなツマキリタイプなのかもね。
って、このTomocorisだってWoodwardか誰かが1950年あたりに作ったんたよね。
major→majuscula?この違いが分かりません。教えてください。
また、minor→minutaでいいのかな?
434 :
bloom :03/04/22 13:19 ID:NlQB14sc
435 :
名無虫さん :03/04/22 13:20 ID:c+L3+JSV
436 :
1 :03/04/22 15:52 ID:???
>>429 ロボットの語源はチェコ語じゃなかった(K. チャペックはチェコ人)?
まあいいや(笑
ectomo-は例のシラミ目のサイトに「cut out=切り落とす」と書いてあるね。
ecto-というのが「外に」という意味だけど、それとtome^が合体したのだろうか?
それで思い出したけどギリシャ語のentomon(昆虫)という言葉は
en-「内に」+tome^「切る」ということで、切れ込み(くびれ)のある昆虫を指しており、
ラテン語のinsectも全く同じ語構成(seco^=切る)なのではなかったかな。
>>432 conchaがラテン語で「貝殻」っすね。ひねくれ者なので、あえて貝以外でw
Cassida concha キイロカメノコハムシ
Hydractinia epiconcha カイウミヒドラ 「上+貝」=貝につく
Puntius conchonius ロージーバルブ 「貝殻のような」?←これは自信なし
仏語苦手なのでコキーユはよく分からんけど、たぶんそうでしょう(おいおい)
イタ系の女性名コンチータConchitaは
ラテン語で「貝採り人」の意味があるようだが、海女さんみたいなもん?
Truncalaって属名はラテン語のtrunco^って動詞(「断ち切る」、過去分詞が
truncatus, -a, -um)にala「翼」をくっつけたんじゃないですかね。
truncatus(断ち切られた)の例:
Haworthia truncata ハオルチア・トランカータ(園芸名『玉扇』)
http://www.paul.enders.claranet.de/Pflanzen/H_trunk.htm >>433 magnus, -a, um「大きい」の比較級が
major, major, majus「より大きい」、
それに縮小辞のculusがついて「やや大きめ」ということでは?
同様にparvus, -a, -um「小さい」の比較級が
minor, minor, minusってことで。
minutus, -a, -umというのは意味も語源も同じだけど
文法的には別の形容詞なんじゃないかな(ああ、文法の話は苦手、w)
438 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/23 00:23 ID:7NnGGIV4
>>436 そうだ、チェコです。カレルチャペックさんでした。
ectomo、切り落とす。なにが切れてるんだろう。ちなみにサシガメです。
conchaは貝殻でしたか。
カイウミヒドラの種小名epiは上とありますが、Epidausというサシガメはどうですか?
Epistropheというハナアブもいたような気がします。
>>437 比較級さんくす。ああ、すっきりしました。
439 :
1 :03/04/23 22:00 ID:???
Epidausは Eurytides epidaus epidaus エピダウスオナガタイマイ というのもいますね。神話関係じゃないかな? Epidaurosという地名もあるが。 Epistropheは 詩の「結句反復」という意味で英語にもなっているけど、 stropheも英和辞典に載っていて、古代ギリシャ合唱舞踊隊の「正旋舞歌」とのこと。 左方向にぐるっと周りながら歌う歌の形式らしいので、 花の上で回るという意味ではないかと。…ああ、トンデモの予感。ツッコミきぼんぬ。
440 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/24 10:01 ID:ZyKEcvpj
おはようございます。
>>439 Epidausは神話関係でしたか。種小名をsexspinusといいトゲ持ちです。
触角も長くてなかなかかっこいい種です。
Epistrophe、きっとホバリングしているのを特徴に捉えたのかも。
Epilachnaっていうテントウはどうでしょうか。
Lachnaって顆粒とかいう意味だっけ?
441 :
1 :03/04/24 20:41 ID:???
エピ楽なは、ヒラシマせんせいの本にも「エピラクナ問題」として載ってましたね。 ギリシャ語でlachne^「羊毛」らしい。 Lachnustropicalis クリオオアブラムシ Lachnoderma asperum アリノスアトキリゴミムシ 【宝石シリーズ追加】 属名でサファイア関係 Sapphirina 撓脚亜綱の一属(どんな香具師かは不明) ラテン語succinum「琥珀」に関係あり? Succinea lauta オカモノアラガイ
442 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/24 23:17 ID:U40ivDt9
羊毛ですか。たしかにアリスアトキリゴミムシは毛が多いです。 宝石関係はいっこうに浮かばないです。 セイボウあたりならいろいろいるかも知れませんが。 ところでふたばにクダヒゲガニがうぷされてましたが、 属名がLophomastixとありました。mastixってヒゲですか? ヒゲブトアリの属名もRhopalomastixですが、 これは棍棒状の触角に由来しているのでしょうか。 英語でヒゲはmastacheだっけ?語感が似ているかも。
443 :
1 :03/04/25 00:21 ID:???
そりゃmustacheだっぺ(笑 これはフランス語経由だけど、もともとはギリシャ語のmystaxで 学名では「上唇」「口髭」の意味になります。 Saguinus mystax クチヒゲタマリン Polypedates leucomystax シロアゴガエル 「白い+上唇」 Balaena mysticetus ホッキョククジラ 「口ヒゲ+cetus鯨」 Mystusという東南アジアのナマズもヒゲが目立ちます。 しかしmastixとなるとギリシャ語のmastyx「鞭」のほうじゃないかな。 Uromastyx aegypticus エジプトトゲオアガマ は「尾+鞭」という説明をどこかで見たことがある。 lopho-は鶏のトサカとか兜の頭飾りだから、Lophomastixは単に 頭に鞭がついている、ということかな? もっともトラフカラッパが Calappa lophosだから、甲殻類では何か意味があるのかも知れない。 クダヒゲガニは触角が2本合わさって管状になるんだっけ?
444 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/26 00:52 ID:udL+kc8d
mastixは鞭でしたか。 カラッパって属名そのまま読みなのかな?それとも日本語? なんか気になりました。
445 :
1 :03/04/26 20:03 ID:???
446 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/27 00:42 ID:dn7IavrR
最近夜更かししすぎて合歓椙です。 カラッパ、インドの方言でしたか。 前にも出たけど、方言とか現地語の学名って面白いですよね。 時に難解ですが、ひもといていくと結構勉強になります。 グマガトビケラのグマガも、沖縄の言葉で小さいという意味だそうです。 Gmaga属だっけ? なんとなく、Kuvera。ヒシウンカです。
447 :
1 :03/04/27 21:31 ID:???
Gumaga okinawensis グマガトビケラ ↑これっすね Tobikera misakiana ミサキツノトビケラ
その手は
>>344 でだしちゃいましたからねえ・・・あ,まだあった.
Scasiba okinawana オキナワスカシバ
さすがにKamemushiはないですね。 Unkanodesとかは出ちゃったかも知れないし。 Awafukiellaなんてのも消えちゃったかな?
450 :
1 :03/04/28 00:22 ID:???
DJIで「kame」の検索結果: > Ctenichneumon kamegamoriensis > Eupithecia kamedai カメダカバナミシャク > Kamendaka saccharivora サトウマダラハネナガウンカ > Scymnus pirikamenoko アイヌノヒメテントウ > Ukamenia sapporensis サッポロヒメハマキ 3番目のカメンダカって何でせう? 2番目のEupitheciaって「真の/良い+猿」ってことですか? Pithecia pithecia シロガオサキ(オマキザル科)
Eupithecia(カバナミシャク属),ぐぐった範囲では良い+猿であってそうです. 止まっているときの斑紋が猿を連想させるのでしょうか? たいがい前翅の真ん中に黒い点があってそれが目,腹が鼻で, 前翅のまわりの波模様が皺??・・・と妄想してみるテスト. このグループの英名pugも「猿」という意味から来ているような. ちなみに1000種くらいの蛾の中でも巨大な属の一つだと読んだことがあります. カメダカバナミシャクの亀田さんは北海道の研究者の名前ですが, 残念ながらEupithecia detritataのシノニムになってしまいますた. 「Came」ならたくさんありそうな予感.とりあえずCamelliaツバキ.
452 :
金魚 :03/04/28 04:00 ID:???
カバナミシャクは何となく猿に似てるかもですね。 でも本家のPithecia pitheciaは何か変な顔と思うです。 上野動物園に行った時は必ずアネハヅルを見に行くですが、 何で属がAnthropoidesなのか以前から謎だったです。
453 :
1 :03/04/28 21:27 ID:???
>>451 1000種ですか、凄いですねえ。>猿シャク
Eupithecia detritataの種小名は何でしょう。
detritusはいわゆるデトリタス/デトライタス(沈降・堆積する生物由来の
有機物)でもありますが、元の意味はdetero^「擦る」の過去分詞で
「擦られた/削られたもの」ということらしいです。
カンナ屑か石の削りカスか知らないけど、
そういうのを-ata(身に付けている)という感じかな?
>>452 アネハヅルのAnthropoides=「人間ぽいです」という説明はよく見かけますが、
なぜなのかは今市書かれてないですねえ。
しかも種小名がvirgo(処女)でハアハアの予感!
和名や英名のdemoiselle craneというのは翻訳なのかな?
それとも一目見ただけで誰でもハアハアしまつか?
455 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/28 21:45 ID:wQZUgJsy
>>450 一番目のCtenichneumonはヒメバチですね?
瓶ヶ森から書かれたのでしょう。高知です。
ichneumonってどういう意味ですか?ichnoは細いという意味って出てたけど。
ウンカやヨコバイは奇抜な名前が多いですよね。
ほかにもSogataとかTonga?なんてのがいます。
456 :
1 :03/04/28 22:19 ID:???
>>455 「薄い・細い」はischno-(イスクノ-)ですね。
ichneumonはギリシャ語で「追跡するもの・狩人」で、
Ichneumon octoguttatus ヤツボシヒメバチ
などヒメバチに使われているほか、
Herpestes ichneumon エジプトマングース
というのがいます。古代ギリシャからマングースはichneumonと
呼ばれていたらしい(生物学名概論)
457 :
1 :03/04/29 23:57 ID:???
458 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/30 01:20 ID:sm3sLAYd
>>456 ありゃ、狩人でしたか。
>>457 仮面高、いわれてみればそうかもしれませんね。
インド系でしょうか、Phtoraというゴミムシダマシがいました。
プートラってなんでしょうか。
459 :
金魚 :03/04/30 13:26 ID:xWcTfiPY
>>457 ウンカ類にはやたらヘリ立った構造の顔のがいたりするですよね。
グンバイもそうですが、人間には意味不明な構造にしか見えんです。
>>458 ブッダの弟子にシャーリプートラっていたですから人名か何かですか?
日本の巻貝にこんなのがいるです。三つとも横山博士の命名。
Alvania maya マヤツボ (マヤ=ゴータマの母の名)
Alvania dharma ダルマツボ
Alvania asura アシュラツボ
舎利子色不異空空不異指色色即是空〜
460 :
1 :03/04/30 16:55 ID:???
>>458 Phthora narana ヒメムネミゾヒラタゴミムシダマシ
つーやつですね。phth-という綴りはいかにもギリシャ語っぽい。
日本人が発音するとしたら「プトーラ」でしょうかね。
例のシラミ目のサイト(
>>3 の一番上)に
>phthor, -a (G) - Destruction, decomposition
とあるからPhthoraは「破壊」とか「分解」ということでは。
Dryophthorus japonicus スギキクイサビゾウムシ
(drys=樫,ここでは単に「木」の意味か)
Pityophthorus jucundus トウヒノヒメキクイムシ
(pitys=pine, fir, 要するに針葉樹)
あと似たようなのに
>phtheir (G) - Destroy, waste; lice; a kind of pine cone
というのもあって、シラミ目Phtheirapteraにも使われているように
「シラミ」の意味もあるますから、上の2例もそっち系かも。
461 :
1 :03/04/30 16:57 ID:???
>>459 Asura dharma dharma ヒメホシキコケガ
なんてのもいまつね(あ、ニセマキさんの領分を侵してしまったw)
例のCuriosities of Biological Nomenclatureのサイトに
Buddhaites Diener, 1895
という軟体動物がついてるけど、モノがわからない。
462 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/30 20:17 ID:zwwIoylx
>>459 ダルマコメツキモドキの種小名もdharumaだったかも。
ほかにもダルマメバエなんてのがいますが、
これにかんしてはDalmanniaという属名なのでそのまま読みかも。
>>460 朽木とかにつくので分解っぽいですね。
中根先生が記載したと思うけど、新属新種かな。
とりあえず目録では1属1種で記載が1988年でした。
Pityo関係で、Pityopsallusというカスミカメの亜属もいました。
>>461 最近南西諸島のアリがまとめて記載されましたが、
多くが種小名にmazuとかhutanなどとありました。なんでしょうか。
領分つうか,外に飛び出せないだけなんですけど(w
Shaka atrovittatus クビワシャチホコはどうやら「釈迦」らしいです.
イボタガのBrahmaeaもインドの言葉らしい(Curiosities- 参照)なんだけど,わからず.
ただ語源が同じっぽい英名brahmin mothsのbrahminは「インテリ」だそうだから,
そういう意味なのかもしれません.
Phthor-つながりで
Phthorimaea operculella ジャガイモキバガ.
ジャガイモの最悪の害虫ということで,破壊者っぽいなあ.
ヒメハマキの破壊者Olethreutesは平嶋本に載ってました.
>>453 に亀レス,とはいってもdetritataはわかりません.
幼虫の模様か習性というのも考えたのですが,幼虫自体わかってないようですし.
Eupitheciaは日本の蛾でも1,2を争う大所帯です.でもDrosophilaには激しく負けます.
Virgo datanidia トガリヨトウ・・・ぜんぜんハァハァできない(w
464 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/04/30 21:37 ID:TE73dVMr
>>463 Brauminaというコガネムシがいますが、そういった意味なのでしょうか。
てっきりBraumさんにつけられたコガネムシだと思ってました。
実際日本の種でなにか記載してなかったっけ?
465 :
名無虫さん :03/04/30 22:44 ID:7kL7SsJD
>>460 >>phthor, -a (G) - Destruction, decomposition
>とあるからPhthoraは「破壊」とか「分解」ということでは。
Phytophthora infestans ジャガイモ疫病菌
なるほど、なるほど、という感じ。
466 :
1 :03/05/01 16:42 ID:???
>>462 >多くが種小名にmazuとかhutanなどとありました。なんでしょうか。
詳細(正しいスペルもw)わかったらおながいします。
中国語かも知れない。
>>463 Shaka, Virgo, …おもろいっす!
ブラフマンBrahmanは古代インド哲学の概念で
「宇宙を支配する原理」を意味し、「梵」はその宛字ですね。
カースト制度の一番上の僧侶階級バラモンというのも同じです。
(そこから英語でも俗語でBrahmin=インテリと言うようになった)
その「原理」を人格化したのが創造神ブラフマーBrahmaで
破壊神シヴァ,維持神ヴィシュヌとともにヒンズー教の主神でもありまつ。
イボタガBrahmaeaや
>>464 のアカチャコガネBrahminaは
単に発見地か分布の中心地がインドだったりするんじゃないですか?
467 :
1 :03/05/01 16:44 ID:???
>>465 >Phytophthora infestans ジャガイモ疫病菌
こちらこそ、なるほどです。
infestansは「蔓延する・はびこる」とかいった意味なんですね。
検索したら
ブラジルサシガメ Triatoma infestans
なんてのが出てきました。
468 :
金魚 :03/05/01 19:11 ID:???
>>460-461 プートラは人名じゃなかったでしたか!アヒャ!
Buddhaites Diener, 1895は-itesが付いてるあたりからして
アンモナイトか何かかも。Dienerは地質-古生物学者で、
ヒマラヤあたりの三畳紀アンモン貝も研究したみたいです。
Dieneriteという鉱物もあるみたい。
469 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/02 10:32 ID:cReoTNYT
>>466 フタモンヒメアリ Monomorium hiten Terayama,1996
ツヤウロコアリ Smithstruma mazu Terayama,Lin et Wu,1996
です。やはり中国語ですかね。
ほかにも
イガウロコアリ Smithstruma benten Terayama,Lin et Wu,1996
ホソヒメハリアリ Ponera bishamon Terayama,1996
ホソウメマツオオアリ Camponotus bishamon Terayama,1999
キイロムネボソアリ Leptothorax indra Terayama et Onoyama,1999
ヤエヤマムネボソアリ L.basara Terayama et Onoyama,1999
チャイロムネボソアリ L.kubira Terayama et Onoyama,1999
ヒラセムネボソアリ L.anira Terayama et Onoyama,1999
フシナガムネボソアリ L.antera Terayama et Onoyama,1999
なんてのがいます。とくにムネボソアリが面白いですね。
470 :
1 :03/05/02 14:50 ID:???
>>469 なるほど、イガウロコ以下は弁天、毘沙門、因達羅(いんだら)、伐折羅(ばさら)、
宮毘羅(くびら)、安底羅(あんてら)、額爾羅(あにら)で、最後の5つは
十二神将ですね。そうなるとhitenは日本語「飛天」で、mazuはマズーではなくて、
中国の民間信仰の女神「■祖」(■は女へんに馬)だと思われ。
>>468 アンモン貝イイ! ボネリ虫やミドリユウグレ虫(古っ!)も好きです。
471 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/03 22:49 ID:ZMl485C9
>>470 へえ、そんな由来があったんですか。
形態差に乏しいアリにつける学名にもってこいですね。
ほかにも、tsukuyomiとかいう変わった名前がありました。
472 :
ニセマキ :03/05/03 23:42 ID:fuS5udAN
これであってまつか? ボニンムネボソアリ Leptothorax santra 珊地羅(さんとら) オガサワラムネボソアリ Leptothorax haira 波夷羅(はいら) ヤドリムネボソアリ Leptothorax bikara 毘羯羅(びから) ハヤシムネボソアリ Leptothorax makora 摩虎羅(まこら) あと真達羅(しんだら),招杜羅(しょうとら),迷企羅(めきら)キボンヌ. 中国シリーズならI氏による月刊むしのカトカラを忘れるわけには. 最近の分しか見てないけど. ウスズミナマリキシタバ Catocala jouga 嫦娥 ユウギリキシタバ Catocala kaki 夏姫 ヨギリキシタバ陝西省亜種 Catocala obscera baihi 梅妃 ヨギリキシタバ雲南省亜種 Catocala obscera bukeihi 武恵妃
473 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/03 23:51 ID:ZMl485C9
>>472 そのアリの詳細きぼんぬ。
もしかしてアリデタベース更新されたんですか?
サンタロメバエ、は奄美の三太郎峠に由来するらしい。
たったらsantaroensisだよなあ。santaroiになってた気がします。
475 :
1 :03/05/04 00:24 ID:???
>>471 月読命(つくよみのみこと)ですね。
>>472 カトカラ命名者は宮城谷昌光ふぁん? 中国語読みでつけたほうがよかったかも…。
Diospyros kaki カキ(カキノキ科)
下2つは唐の玄宗皇帝の妃だけど、肝腎の楊貴妃は?
>>466 ブラフマン多謝です.どっかで読んだような気がするんですけど,思い出せません.
イボタガのミステリアスな模様と関係があったら嬉しいんですが,違いますか(w
Taleporia amariensis アマリチビミノガ
最初見たときamamiensisの誤植かとオモタ
入れ違いスマソ
>>475 柿と夏姫は関係ありますか?
カトカラの命名者は石塚氏です.最近月刊むしでチマチマ記載してらっしゃいます.
このシリーズまだいたハズなんだけど,今調べられませぬ.
Aeliaさん去年の月刊むしありません?
ドウキョウキシタバとか,いくつか亜種とか報告してたはずなんですが.
>>475 >中国語読みでつけたほうがよかったかも…。
それ、私も思いましたです。
479 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/04 00:52 ID:Z4PkrjpS
>>474 さんくす。意外と増えてましたね。
ヤミゾウロコアリ、欲しくなった。私のお膝元ではないかw
>>475 つくよみのみことですか。あとkamitetaなんてのもありましたね。
これはなんでしょうか。
>>476 アマリってどこかな。天利?天城なら静岡とか奄美大島ですが。
>>477 月刊むし、ありますが平積みなために探すの苦労します。
明日あたり調べてカキコします。スマソ。
アニヤニクバエのアニヤは地名っぽいな〜。
誰かファウナヤポニカもってない?
スマソ、笠利が奄美で、天城は徳之島だったかも。 地名ヲタあやうしw
韮崎の甘利山かな?
チビミノガって種分化激しいのね。 もしかしたらピドニア化したりして。ほかにも地名ついてるのいる?
484 :
1 :03/05/04 20:07 ID:???
>>477 >柿と夏姫は関係ありますか?
ないと思います。てゆーか、kakiが日本語で「柿」ということを知った外国人は、
ユウギリキシタバは柿につくのか!と早合点しちゃうよね。
>>479 Sinonipponia aniyai アニヤニクバエ
ってからには安仁屋さん(姓)って人がいるんじゃないの?
むかし広島〜阪神にいた安仁屋ってピッチャー知らないでしょ(w
>>483 ピドニア化って何? ピドニアはヒメハナカミキリのことですよね。
>>484 あにゃ〜、aniyaiでしたか。なら人名ですね。
ピッチャー知らないです。沖縄っぽい名前ですね。
ピドニアは地域ごとに種が分かれていて、複雑ということです。
チビミノガも山ごとに種がちがってたらなーと。
でも、それはありえないですね。
今日は雑木林見てきましたが、ヒメグンバイが多かったです。
種小名をdebilisといいますがなんでしょうか。
486 :
XXX :03/05/05 18:42 ID:???
debilis=デビル そのまま
>>485-486 日本語で「デビル」という場合は、普通 devil ですな。
想像するに、英語のdebility (= 弱い)に類する言葉ではないかと。
ヒメグンバイは弱々しいのかな?
488 :
1 :03/05/05 21:25 ID:???
debilis, -e はラテン語で「不具の・虚弱な」だと思いまつ。 Aristolochia debilis ウマノスズクサ Bufo debilis テキサスミドリヒキガエル 英語のdevilに対応するラテン語はdiabolusですね。 Mobula diabola ヒメイトマキエイ とか。
489 :
1 :03/05/05 21:27 ID:???
あ、10分もたってるのにかぶった、鬱。
>>483 「ピドニア化」で言いたいことはわかりましたが、虫屋以外だとサパーリかも(w
で、チビミノガは、ピドニアみたいに激しく分化してるかどうかまで
研究が進んでないと思うけど、あれほどは分化してないかと。
スレ違いにならないように地名付きチビミノガを。これしかなかったです。
Taleporia shosenkyoensis トガリチビミノガ
ミノガの学名眺めてたらこんなのがいたっす。
Dahlica parthenogenesis
きっとparthenogenesis(単為生殖)の世代があるんでしょうね。
491 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/06 15:13 ID:2cLira08
みなさんありがとうございます。
ヒメグンバイは弱弱しいです。色も薄くてぼけた感じです。
>>488 Aristoってなんですか?中国のオサムシにAristocarabusという亜属がいます。
>>490 甘利山、昇仙峡はいずれも山梨ですね。
S先生の生まれが山梨であることも関係してるんですかね。
先生の採集品から先生自ら記載したとか。
492 :
。。。 :03/05/06 22:54 ID:???
受験でaristoractっいう単語を覚えたでしょう。
>>492 いや、基礎英単語ターゲットやったけど、途中で投げ出したから知らないです。
abstractなら分かるけど。
aristocratならわかるけど。
495 :
1 :03/05/07 00:20 ID:???
aristo-は「最高の」です。 aristocratは「貴族階級」。cf. democrat ウマノスズクサのAristolochiaはこの植物のギリシャ古名ですが、 原義は「最高の出産」だとか(花の形が子宮を思わせることから)。 あと植物の種小名にarisratus, -a, -umとあるのは ラテン語で「芒(のぎ)のある」だそうです。 Chenopodium aristatum ハリセンボン Ischaemum aristatum var. glaucum カモノハシ(どっちも植物)
496 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/07 20:19 ID:YT6MBQOA
>>495 最高の、ですか。そういやアリストっていうクルマもありましたね。
カモノハシのglaucumってなんでしょうか。
ヒメイエバエにもglaucaという種小名をもつものがいたと思います。
グレーっていう意味かな?
497 :
1 :03/05/07 21:26 ID:???
glaucus, -a, -umはギリシャ語で「青灰色の」って感じだす。 植物では銀葉っぽいものに使われますね。 Quercus glauca アラカシ
498 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/08 15:32 ID:9E+KFBXx
おおっ、やっぱり灰色っぽいんですね。 ススユミアシサシガメという種の種小名はflammatusですが これはどうでしょうか。ってがいしゅつだったらすまないので ちょっと学名投下します。 ツヤアオカメムシの属名はGlauciasですが、これはどういう意味でしょうか。
499 :
1 :03/05/08 22:41 ID:???
flammatusは「炎色の」ってことでたぶん既出。 ツヤアオカメムシはやっぱり色からでしょう。 ちなみにglaucusという色は元は海に関係が深いらしく、ギリシャ神話には Glauke^(グラウケー、海の女神の一人)とかGlaukos(魚に変身した漁師)とかの 人名がよく出てきます。これとは別にGlaukosというリュキアの王もいたようです。 Memphis glauce アオキノハタテハ(南米産)
500 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/09 10:00 ID:Kk+Yz0Ff
500ゲットしていいですかね。
>>499 海ですか。Glauciasの基準種がそういう色なのかな。
おそらく熱帯に起源がありそうです。あっちのカメムシはほんといろいろな色ですから。
アオキノハタテハのMemphisはやはりメンフィスですかね。
似たような(似てないか)響きで、Gorpisというマキバサシガメがいますが
これはどういった意味でしょうか。
501 :
1 :03/05/09 23:59 ID:???
Memphisは神話のナイル河の女神で、エジプトの地名でもありますね。 テネシー州のメンフィスもそこから来ているらすい。 Gorpisですが、スマソ、見当もつきましぇん。
キノハタテハ・・・あの仲間の分類をAelia氏にやってもらいたい
503 :
金魚 :03/05/13 02:30 ID:???
>>499 glaukusハナグモリGlauconome chinensisの別名がアオアサリというのも
穴勝ちかですかね。グラウケーの方と関係あるかもですが。
後半の〜nomeは何なんでしょう?
504 :
1 :03/05/13 18:14 ID:???
>>503 グラウコノメー(Glauconome,ギリシャ語でGlaukonome^)も
ギリシャ神話のニンフの名前みたいです。
海神ネレウスNereusの50人の娘がネレイデスNereidesと呼ばれていて、
その名前には諸説あるようですが,その中の一人です。
↓このページの一番下に一覧表と楽しい画像があるます。
http://www.paleothea.com/Nymphs.html それぞれの名前は,海にゆかりのある言葉からつけられたものが多く,
この中にはグラウケー《灰色》やグラウコノメー《灰色の支配?》のほか,
前に出たキュモ《波》とか,学名に使われてるのがいろいろあります。
ドトー《与える者》
Doto japonica マツカサウミウシ
アンフィトリテー《取り囲む第三の者?》
Balanus amphitrite タテジマフジツボ
キュモドケー《波への備え》
Cymodoce japonica ニホンコツブムシ
スペイオー《洞窟》・・・ラテン語ではeiがiに変化してSpioに
Prionospio variegata ベニスピオ(ゴカイ) 「鋸+Spio」
505 :
動画直リン :03/05/13 18:21 ID:tiMZUK+G
506 :
金魚 :03/05/15 04:40 ID:???
>>504 詳しくご教示ありがとう存じます。ニンフの名前でしたか。
ご紹介のページ、意味もわかって(よくわからんのもあるですがw)なかなか良いですね。
しかし日頃何も考えずに見てた名前がイパーイあるです。
スピオなんか硫化水素臭い泥にいるのに優雅な名前だったとわ。
EratoとかDorisとかNaiadesとかとか…。
しかし50人のニンフに全て名前というか意味というかがあるのも凄いと思うです。
というより海に関連した概念をニンフとして扱ったということかもですが。
SailingとかRunningといった概念まで神格化されているのは海で生きた人ならではですかね。
一番下の絵もその他の絵も心休まる絵で大きかったら壁紙にしたいのが沢山。
507 :
山崎渉 :03/05/21 22:13 ID:???
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
508 :
山崎渉 :03/05/21 23:58 ID:???
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
509 :
1 :03/05/22 01:09 ID:sr5R3haA
保守ageっす〜。 Agelastica coerulea ハンノキハムシ
510 :
Aelia ◆mYl7EDbJMI :03/05/22 01:16 ID:El+OM0kx
Agonum babai ババヒラタゴミムシ Agapandium ってタマキノコムシだっけ? Sastragala esakii エサキモンキツノカメムシ ageは見つかりませんでした。苦しいかな?
512 :
透過光 :03/05/22 07:01 ID:???
>511 ニセマキ様 サイトの御紹介ありがとうございます。 ヤドリガの全種が確認できて、非常に助かりました。
513 :
山崎渉 :03/05/28 14:48 ID:???
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
514 :
1 :03/05/28 20:27 ID:???
あちゃー、また山崎がきたのね。 すんません、このところクソ忙しくてまともにレスが書けません… いちおうROMってますんで(亀虫・蛾・貝・生態写真・やもタン・ホウネンエビほかもw) そのうち参入しまつ。よろしくー。
>>514 こんばんは。文字レススマソ。
私といったら・・・ほぼ毎日虫捕りの毎日です。
来年の今頃は・・・でもこの板、こころのやすらぎになっていいですよね。
あげ
517 :
名無虫さん :03/07/09 16:58 ID:HuqjVm0F
ちゃんとage
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ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。 貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。 黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。 (黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。 また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。 「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。) 彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
522 :
名無虫さん :03/08/08 01:08 ID:ucdZyd4/
N速+のメガマウススレから流れてきました。 こんなスレがあったとは! 記載するときはここに聞きに来よう…。
523 :
1 :03/08/08 02:05 ID:???
>>522 ようこそです。お役にたてるとは思えませんが、いつでも遊びに来て下さい。
こんな刷れあったんだ。良スレですな!遅レスですが・・・
>>261 ヨロイハブはのどの下側の鱗相にこういった特徴があるんですよ。以前はアジアハブ属
Trimeresurusだったんですが、こういった理由で別属が立てられました。
>>270-271 「サイモ」が正しいみたいですよ。人名らしいです。
>>330 アマゾン・オリノコ川の間でしょうかね。
>>425 宝石じゃなくて宝玉ならどうよ?ほい。
Boiga jaspidea ジャスパーオオガシラ(ナミヘビ科)
しかし、良くやってるね…虫の話にはついていけませんよ。
つことで、また来ます。
525 :
1 :03/08/10 23:55 ID:???
>>524 なるほど、ヨロイハブ理解しました。
ジャスパーオオガシラもさんくすです。
Cymoは英語読みしたらサイモになるってことでしょうね。
526 :
1 :03/08/10 23:57 ID:Yt6KpToc
他スレから勝手に失敬!スマソ
http://science.2ch.net/test/read.cgi/wild/1028039613/409 >マダガスカルのヤモリでUroplatus alluaudiiてのがいますよ。
おー、ヒラオヤモリ君じゃないですか。
Uro(尾)+plates(櫂・オール)ってのはどっかで書いたかな?
で、Alluaudって人は少なくとも2人いて、
1.シャルル・アルオーCharles A. Alluaud,1861-1949,フランスの
昆虫学者で、『Guide de l'entomologiste a Madagascar』なんて本を出してる
2.フランソワ・アルオーFrancois Alluaud,19世紀フランスの政治家
植物のアルオーディアAlluaudiaと鉱物のアルオ−ド鉱(Alluaudite)ってのは
フランソワのほうみたいです。
527 :
1 :03/08/11 00:09 ID:???
しまった! Uroplatusはヘラオヤモリだった! よく間違うんだよなあ・・・ しかもplatusは「平たい」という形容詞か。久しぶりで混乱スマソ
ヤモリはどっちだろう… マダガスカル北部(モンタンブレ?とかいったな)にしかいない種でかなり 珍しい。昆虫学者のほうかも。機会があったら調べます。
>521 関係無いこと書くな、殺すぞキサマ。
sarsっつう種名のオサムシが記載されたそうだが・・・うーむ。
533 :
1 :03/08/23 20:22 ID:Z2xCJRM7
>>531 私も知りたいです。
サルベージも兼ねてage
月刊むしで、中国からセダカオサムシ・ニセセダカオサムシの仲間が 3種記載されました。 そのなかの1種がサーズセダカオサムシということです。 命名した方も迷いはあったそうですが お医者さんということでこうした病気の根絶を願い、などと書かれていたような。 わたしはこういう命名は好きです。
>>534 ちょっと趣味の悪い命名だな。
中国=SARSという短絡的な発想は、かの国に失礼だろう。
イムラさんです。
アフリカの虫に「aids」とか。。。 。。やっぱり嫌だな。
へー。日本の方ですか。多少それくらいのユーモアがあってもいいんじゃないかと 常々思ってたんですがね。 研究者のセンスも、だんだんと変わってきましたね。
541 :
オストラキング ◆gQikaJHtf2 :03/09/08 17:17 ID:W9SJ7IaX
leberisが「脱皮する殻」だというけど どういう語源なんだろう? どなたかご存知?
543 :
1 :03/09/09 02:09 ID:Sz/81Nsy
544 :
A ◆ddc./BhcxA :03/09/09 09:38 ID:k8QuFjQ/
>>542 ブラックユーモアw
前はこんな部分での遊び、許されなかった部分があったからね。不謹慎だ!みたいな。
まぁSARSってのも取りようによっては相当不謹慎だけど。
545 :
オストラキング ◆gQikaJHtf2 :03/09/09 14:13 ID:EjGw1PYY
なるほどー。 ヘビの皮で脱皮ですか。 ためになりましたです。
546 :
名無虫さん :03/09/09 18:33 ID:pMabnHF6
学名は記号
547 :
(・(ェ)・) :03/09/11 00:25 ID:tv0jR66E
質問です ホッキョクグマの学名を検索したら Ursus maritimusと Thalarctos maritimusの 二種類がでてきたのですが、どちらが一般的ですか? ちょこっと調べたところ Ursusはラテン語で、Thalarctosはカタロニア語らしい と聞いたのですが
(・(ェ)・)< クマー...
(・(ェ)・)ノ< 待ッテルカラネ...
つか、サズで死んだ人とかもいるのに悪乗りとしか言い様がないよな<DQN医者 神戸の虫にサカキバラ〜とか大阪の虫にタクマン〜とか、 不謹慎とかじゃなく、関係した人たちや虫にも失礼な記号だな。 >547 よく知らんが、元がカタロニア語だろうが日本語だろうが、 この場合属名の語源は関係なくて、 北極熊の所属がどっちの属になるかの考え方の違いだろう。 ヒグマと同属と思うならUrsusで、別属のThalarctosだと思うならそれを使え。 北極熊はヒグマに禁煙、もしくは白いヒグマみたいなもんじゃないの? と思うならUrsusを使ったらいいと思う。
551 :
1 :03/09/11 13:46 ID:???
>547 546に禿同。ちなみにThalarctosは thal(=thalassa,海)+arctos(熊)のギリシャ語では? maritimusはラテン語で「海辺の」。
552 :
1 :03/09/11 13:47 ID:???
550に禿同、の間違いでした
555 :
1 :03/10/05 01:34 ID:???
>>554 属名のOphiophagusはギリシャ語のophis(蛇)+phagein(食う)で問題ないと思います。
種小名のhannahは、ネットだと
1.「巨人」の意味ととる説(ただし元が何語だかわからない)
http://www.wikipedia.org/wiki/King_Cobra 2.ギリシャ神話の樹上に棲むニンフの名ととる説(ただしそれに当るギリシャ語不明)
http://aherp.com/is/serpentes/ohannah_e.htm なんてのが出てきます。ユダヤ人の女預言者というのは寡聞にして知りません。
西洋女性名Annaなどのおおもとはヘブライ語のhannah(恵み)みたいですが。
キングコブラが記載されたのは1836(Cantor)のようですが、このくらいの時代だと
諸般の事情で今となっては命名の意図がわからないことはよくあると思います。
Edmund C. Jaegerという人の『A Source-Book of Biological Names and Terms』
という本にもしかしたらあるかも知れません。お役にたてずスマソ。
556 :
554 :03/10/05 10:04 ID:???
1さん、ありがとうございました。 Cantor 1836 の記述はよく見かけるのですが、いずれも citationがなく、出典が分かりません。 Encyclopidea Of Animal Life (Vol.6) 1975 には、R.Mellという南アジアのヘビの専門家とされる人の著作からの引用が載っています。 それによると、Mellが中国で初めてキングコブラに出会った際に、そのあまりの大きさに驚き「Hannah,the giant!」とつぶやいたということです。 問題は、ここにも citationがない為、このMellの著作が1836以前か以後か、またMellがどこの国の人か、が分らないという事です。 これが1836以前であれば、hannahはMellの自国語で「巨人」の意味と考えることも出来そうですが...
>>475 同意
ところで話変わるけど、携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)
久夛良木氏は,“PSPはゲーム業界が待ち望んだ究極の携帯機”として説明。「ここまでやるかと言われるスペックを投入した」という。
発表によれば「PSP」は,曲面描画エンジン機能を有し,3Dグラフィックでゲームが楽しめる。
7.1chによるサラウンド,E3での発表以来,クリエイターたちにリクエストが高かった無線LANも搭載(802.11)。
MPEG-4(ACV)による美しい動画も楽しめるという。これによりゲーム以外の映画などでのニーズも期待する。
外部端子で将来,GPSやデジタルチューナーにも接続したいとする。
また,久夛良木氏は,繰り返し「コピープロテクトがしっかりしていること」と力説。会場に集まった開発者たちにアピールしていた。
さらに,ボタン設定なども明らかにされ,PS同様「○△□×」ボタン,R1・L1,アナログスティックが採用される。
この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
いきなり変なこと書いてスマソ…
GBAと比較してみてどうなんですかね?(シェア以外で)
鼬害
559 :
名無虫さん :03/12/14 19:59 ID:I9qji92a
保守age
教えて君で申し訳ないのですが 「sarasinorum」 の語源や意味を教えていただける方、 こちらにいらっしゃいませんでしょうか。
>>560 サラシンツヤクワガタの種小名かな?
ある人の夫妻に命名すると、苗字+orumの形になります。
でいいかな?1さん。
562 :
1 :03/12/18 21:14 ID:Mn5ZgNk2
おっと遅レスすまそ。 ぐぐってみると Stegodyphus sarasinorum イワガネグモ科 Myza sarasinorum セレベスミツスイ(鳥) Xenopoecilus sarasinorum スラウェシ島リンドゥ湖産メダカ科魚類 Odontolabis sarasinorumサラシンツヤクワガタ(スラウェシ島産) Rhacodactylus sarasinorum ルーズゲッコー といずれもスラウェシ(セレベス)島ゆかりのものが出てきますね。(クモは知らん) ということで『Reisen in Celebes Ausgefuhrt in den Jahren 1893-1896 und 1902-1903(1893−1896年と1902-1903年のセレベス旅行記)』, 2vols., Wiesbaden, 1905. というのを書いたPaul & Fritz Sarasinという兄弟(スイス人?)がぁゃιぃ。 わしゃドイツ語読めんので根性があったら調べてみてくだちい。 なお-orumは名詞の複数属格なので 夫妻への献名だけじゃなくて兄弟にもつきます(姉妹は-arum)
感動です。 駄目元で聞こうと思って書き込んだものの これほど迅速に判明するとは!! 即レスで返事をくれたAeliaさん、1さんどうもありがとうございました。 お二人の意見ではsarasinorumという種小名はサラシンさん達に献名されたものということですね。 ようやく謎が解けました。ありがとうございました。 ちなみに私が探していたのはRhacodactylus sarasinorumでした。
564 :
名無虫さん :03/12/22 13:42 ID:OWw4WPf+
ああああ、あ、あ、
565 :
sage :04/02/11 23:55 ID:jPFHhzyv
保守せんで大丈夫か?
Okissus
567 :
名無虫さん :04/02/12 22:44 ID:Gkgw9qTn
モラモラ(=マンボウ) フソフソ(=オオチョウザメ) グログロ(=クズリ) ピカピカ(=カササギ) ナジャナジャ(=インドコブラ)
ブフォブフォ
569 :
↑ :04/02/13 10:03 ID:???
馬鹿
570 :
A ◆ddc./BhcxA :04/02/13 14:29 ID:rmMW7aFQ
>>563 Rhacodactylus sarasinorumはサラシン氏に由来してます。
でも、夫婦だった・・・かな?オランダ人だったような?
ちなみにこのヤモリはニューカレドニア産です。
571 :
名無虫さん :04/02/13 21:05 ID:KFoCe5NR
>>568 Bufo bufoはヨーロッパヒキガエルですた。
573 :
名無虫さん :04/05/06 12:46 ID:YM9EMtFo
金絲猴 rhinopithecus roxellanae
574 :
名無虫さん :04/05/06 13:11 ID:CPCX6kIE
【ゴールデンレス】 このレスを見た人はコピペでもいいので 10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。 そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
575 :
名無虫さん :04/05/06 14:11 ID:YM9EMtFo
オオムラサキ sasakia charonda hewitson
576 :
名無虫さん :04/05/25 20:11 ID:GawSOR5x
あげ はちょう
なつかしいスレだな。 Elathousという珍品のコメツキが古く日光から記載されてるけど ElaterとAthousの複合だろうなと思う。 コメツキも、AdzusaとかKometsukia、Futomigiwaなどしゃれた名前が多いね。
Ulanar保守
579 :
1 :04/09/13 02:44:37 ID:???
>>578 Aeliaタン久しぶり。
いやー放置しちゃって申し訳ないねぇ。
この板自体来てないもんで・・・
社会人カメムシ生活はどう?
といっても次いつ来るかわからないけど。
とても充実してます。 わたしは地下スレでちょぼちょぼカキコしてるけど 自分なりに楽しんでます。またよろです。
S.humilisって何なのか誰か教えてください
582 :
1 :04/11/12 01:56:00 ID:???
>>581 もう見てないかな。
S. humilisってのはSで始まる属名を省略してるんです。
属名はその文章の前の方を見ないとわかりません。
例)
Solea humilis インド洋のササウシノシタ科魚類
Stenus humilis メダカハネカクシ属の一種
などなど無数にあると思われ。分類群を絞ると探しやすくなるかもしれない。何の種類ですか?
ちなみにhumilis(中性形humile)はラテン語で「低い」という意味です。
583 :
名無虫さん :04/11/23 11:01:21 ID:sWHRtpIU
すごい過疎っぷりですね。でも質問です。 chrysopa だけでカゲロウの仲間全般をさす名前だと思って大丈夫でしょうか? また日本語に読み方を直すとどうなるのでしょう。クリソパ?シュリソパ? どうぞよろしくお願いします。
金色の目? クサカゲロウの属名にはいってたな。 全部はささない。
585 :
名無虫さん :04/11/23 21:48:48 ID:esb6rC2J
くりそぱ だよ。
586 :
1 :04/11/27 01:43:09 ID:???
>>583 >584-585の通りだと思うけど、なんか目的があっての質問かな?
クサカゲロウはアミメカゲロウ目(脈翅目)で
いわゆるカゲロウ(短命の象徴、カゲロウ目)とは全然別のグループなんだけど
そのへんはオケかな?
皆様返答ありがとうございますm(_ _"m) ちょっとカゲロウについて語り合う機会(笑)があり、生まれた疑問でした。 一口でカゲロウといっても大分複雑のようですね。勉強になります。 とりあえず口で学名言うときになんていうのかわからなかったので、質問させていただきました。
588 :
名無虫さん :05/02/01 21:30:48 ID:oCFMtRwe
ほす
なんかネタもなくあがってるな hortivagaってどうゆういみ?
590 :
1 :05/02/12 01:48:15 ID:???
>>589 おーす久しぶりぃ!
hortusはラテン語で「庭」(英語でも園芸のことをhorticultureという)
vagusはラテン語で「歩き回る」という形容詞だよん。
ヒメオオクワガタ Nipponodorcus montivagus(山+歩き回る)
591 :
1 :05/02/12 01:51:59 ID:i29b0nYq
ニュー速+に立ってた。「学術名」じゃなくて「学名」と言ってほしい。
【ネット】新種のサル、学術名の命名権をネット競売に
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1107930462/l50 ワシントン──南米ボリビアのマディディ国立公園で発見された新種の
サルについて、発見者が8日、サルの命名権をネットオークションにかけると
発表した。売上金は、国立公園の管理・運営費にあてるという。
野生生物保護協会(WCS、本部ニューヨーク)のロバート・ウォレス氏は昨年、
マディディ国立公園の自然保護区で、新種のサルを発見。ティティ属に属する
このサルは、身長約30センチ、体重約1キロで、果物が好物。体毛は明るい茶色で、
頭頂部にはっきりした金色、頬や喉に明るいオレンジが入っている。尾の先端が白く、
手足は濃いワイン色。基本的につがいで行動し、朝には人間が抱き合うような姿勢で
互いにつかまりながら前後に動く「ダンス」のような行動をとるのが特徴的だという。
新種の生物の命名権は通常、発見者にある。ウォレス氏によると、学術名を決める
際には動物命名法国際審議会(ICZN)の「国際動物命名規約」に従う必要がある。
動物は多くの場合、生息地や特徴、習性などから名前が付けられる。新種のサルは、
公園内では鳴き声から「ルカ・ルカ」と呼ばれていたという。
落札者がつける新種の名前は今後、あらゆる文献で使われることになる。
売上金はボリビアの野生生物保護団体を通じて、国立公園の管理・運営に使われる。
オークションは2月24日から3月3日の間、www.charityfolks.comで行われる。
http://cnn.co.jp/science/CNN200502090007.html
質問なのですが、ゴミムシでMecygnathusDaemeliがどこを探しても見つかり ません。 他にギネスで掲載されているサソリのヘテロメトラススワンメルダミも ギネス以外で全然出てこないのです。 こいつらが見られるサイトをご存知ありませんか?
593 :
1 :05/02/12 03:12:33 ID:???
594 :
1 :05/02/12 03:32:45 ID:???
>>592 MecygnathusのほうはGoogleでもでてこないけど、スペル間違いではない?
甲虫でMecognathusというのはいるみたいだが、
ゴミムシかどうかわからん(英語読めない)しdaemeliと一緒に出てこない。
daemeliだけだとカエルとかいろいろ出てくるが・・・お役にたてずゴメソ
>>593 >>594 いえいえ。
ありがとうございました。
MecygnathusDaemeliはオーストラリアのゴミムシで5〜6p程度に見えました。
検索で全く分からないのでつい質問してしまった次第です。
和名は全く参考にならないと思いますが、オバケナガゴミムシでした。
強烈な印象の外見なので検索に引っ掛からないのは意外としか言い様がありません。
>>596 >>597 ありがとうございます。
Mecynognathusだったとは失礼しました。
ゴミムシ(Carabidae)に興味があって調べていたのですがようやく見つかりました。
それにしても絶滅危惧があるとは残念です・・・。
599 :
名無虫さん :2005/04/14(木) 15:26:35 ID:nGT58FoI
キノコムシというから、なにキノコムシかと思ったら 文化的なキノコムシのほうでしたね。
亀レスですが、>590dクス。 マルタマキノコムシは日本のでさえ 属単位で未記録があるから、いくらでもつけようと思えば saitamasaitamanusとか、nichanneriusとかできそうだよね。
602 :
1 :2005/05/16(月) 02:24:16 ID:XCc7Ha1+
新種のネズミ発見か、ラオスで「カニョウ」と呼ばれ
http://cnn.co.jp/science/CNN200505130012.html バンコク――野生動物保護協会(WSC、本拠・ニューヨーク)は12日、東南ア
ジアのラオスで新種のげっ歯類動物を発見したと報告した。
(以下略)
↑これは本文にイマイチ出てないが新種新属新科という大発見らすい。
Laonastes aenigmamusと命名されている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Laotian_Rock_Rat によると
Etymology
The genus name for this animal, Laonastes, means "inhabitant of stone". This
is in reference to its presence around limestone rocks. The specific epithet
aenigmamus means "enigmatic mouse" referring to its unknown position among
the rodents.
のことだが、aenigmamus(謎の)はいいとして
なんでLaonastesが"inhabitant of stone"になるのかわからない。
すげー発見ですね。 ホタテエソの発見よりもすごいです。
604 :
名無虫さん :2005/05/21(土) 01:45:05 ID:???
605 :
名無虫さん :2005/05/21(土) 18:50:59 ID:YoH19Sc3
初心者レスで申し訳ないですけど「-テリウム」ってどういう意味ですか?
606 :
1 :2005/05/22(日) 00:27:30 ID:???
theriumはギリシャ語θηριου(テーリオン)のラテン語化で
そのまま「獣」という意味です。
Megatheriun メガテリウム(奇蹄目) 「大きい+獣」
Gomphotherium ゴンフォテリウム(長鼻目)「釘+獣」
など新生代の絶滅哺乳類にお約束のようにつきますが、現生でも
Ceratotherium simum シロサイ 「角+獣」
などの例があります。
>>604 そこの関連スレよく集めたね! もしかして新種マニア?
607 :
名無虫さん :2005/05/22(日) 03:17:34 ID:???
>>606 >>604 のスレは、科学ニュース+板にある。
ニュース+系の板は、2ch運営陣に許可を得た記者しかスレッドを立てられない。
ふざけたタイトルをつけたり、重複スレッドを立てたりすると記者の権利を剥奪される。
その代わり、過去ログを閲覧したりとか各種検索を楽に行えるなどの特権もある。
>>604 のスレの
>>1 のpure記者も、その機能を利用して
過去ログスレッドタイトルを検索し、「新種」でヒットしたスレッドを並べただけだろう。
608 :
605 :2005/05/22(日) 05:51:42 ID:???
>606 thx 長年の喉のつっかえが取れた気分です ホモテリウム メガテリウム バルキテリウム ブロントテリウム エラスモテリウム etc 新生代の「獣」達 ふー
609 :
名無虫さん :2005/06/09(木) 21:58:14 ID:BHEaDGKu
「微生物の名前で‘独島は韓国領’知らせる」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=64382&servcode=400§code=400 ��微生物の名前を通じて、「独島(ドクト、日本名・竹島)は韓国領土」とい
う事実が全世界に広く伝えられる。
��韓国生命工学研究院のユン・ジョンフン博士研究チームは独島で、これまで
学界に知られていない新しい微生物バクテリア(2属3種)の菌株を発見し、
国際学界に登録したと、9日、明らかにした。
��菌株の名前にはすべて「独島(Dokdo)」が含まれた。 各バクテリアは
「独島韓国(Dokdonella koreensis)」、
「独島東海(Dokdonia donghaensis)」、
「ヴァージバシラス独島(Virgibacillus dokdonensis)」、
「マリバクター独島(Maribacter dokdonensis)」、
「マリノモナス独島(Marinomonas dokdonensis)」
と名づけられた。 これら名称は、微生物分類学分野で権威がある学術誌「IJ
SEM」に登録された。
��研究チームはこのほか、「独島」の名前を付けた微生物
「東海独島(Donghaea dokdonensis)」1属と
「ポラリバクター独島(Polaribacter dokdonensis)」、
「ポフィロバクター独島(Porphyrobacter dokdonensis)」
の2種も、国際学界に登録する作業に取り組んでいる。
朴邦柱(パク・バンジュ)科学専門記者�<
[email protected] >
なんとも拙い記事だね。 記者の知能がもうすこしよけりゃ、も少しマシな記事になるのに・・・ 採集が採取、じゃ無理もないがな。
あ、新聞での用語のことね>採取 yahooの生き物なんでも情報でいろいろ見てゆくといい。
612 :
名無虫さん :2005/11/08(火) 03:11:15 ID:2f5TaTiC
ほす
613 :
名無虫さん :2005/11/09(水) 02:05:30 ID:TK4kbVma
エチレングリコール水溶液を植物細胞にかけると はじめは植物細胞の体積が減るんですが、時間が 経つと元に戻るのはなぜ?教えてくださいお願い します。(体積は植物細胞に囲まれた部分だとおもわれ)
Banasa
615 :
名無虫さん :2005/12/26(月) 17:06:06 ID:???
記載論文書いてる。 いい名前をつけたいと考えてるけど思いつかない。 名前って難しいね。
616 :
名無虫さん :2006/03/25(土) 16:59:34 ID:15uTuZFg
カニ?エビ? 南太平洋の新種は「毛皮のロブスター」
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200603140010.html パリ──フランスの研究者が7日、南太平洋の海底2300メートルで昨年見つ
かった新種の甲殻類を、仏国立自然史博物館誌に発表した。研究者は、その姿を
「まるで毛皮を着たロブスターの様だ」と話している。
新種の甲殻類が見つかったのは、チリ領イースター島の南約1500キロの海底。
大きさ約15センチ、絹のような細いブロンドの毛に覆われ、深海に生息するため
目の機能がない。他に似た種類がないことから、分類上の「科」と「属」を新設し、
そこに分類された。
学名は、ポリネシアの神話に出てくるエビやカニの女神「キワ」と、ラテン語の
「毛むくじゃら」から、「キワ・ヒルスタ(Kiwa Hirsuta)」と名付けられた。
また、新設された科名は、キワを取って「キワイデ(Kiwaidae)」となった。
研究者は、「毎年、多くの新種の動物が見つかっているが、『科』が新設される
ほどのものは珍しい」と話している。
617 :
名無虫さん :2006/03/32(土) 16:49:51 ID:TyAmglep
618 :
名無虫さん :2006/05/15(月) 22:04:50 ID:TfmyWSoD
フタバスズキリュウは新種 発見から38年
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006051501004474 福島県いわき市で1968年に化石が発見された「フタバスズキリュウ」は、新
属新種の首長竜であることを国立科学博物館や群馬県立自然史博物館の研究チーム
が突き止め、15日発表した。
発見から38年。最近の研究成果から頭部やひれの骨が特徴的であることが分か
り、新属新種と判断された。学名は「フタバサウルス・スズキイ」と命名され、1
9日発行の英国の古生物学会誌に掲載される。フタバスズキリュウという名前は和
名として残る。
この化石は、当時高校生だった鈴木直さん(54)=いわき市在住=が、同市を
流れる大久川の河岸で発見。国立科学博物館が中心となって発掘した結果、頭、胴
体、ひれなど全身の約70%の化石が見つかった。
まだ未記載だったのか
620 :
名無虫さん :2006/05/28(日) 21:26:56 ID:???
Futabasaurus suzukii これまでは Elasmosauridae gen. et sp. indet としか書きようがなかったみたいだね。
621 :
名無虫さん :2006/06/30(金) 03:39:08 ID:???
「カメレオン」の様に体色が変化、新種の毒ヘビ発見
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200606290013.html ジャカルタ──周囲の環境に応じて体の色を変えるカメレオンの様に、体色が変
化する新種の毒ヘビが、インドネシア・カリマンタン島(マレーシア名:ボルネオ
島)で見つかった。世界自然保護基金(WWF)が27日に発表した。体色が変わ
るヘビは、非常に珍しいという。
WWFによると、昨年カリマンタン島中部のカプアス川上流のベトゥンにある、
クリフン国立公園内の湿地帯で見つかった体長約50センチのヘビは、捕獲時は赤
褐色だった体色が、バケツに入れて数分後に白色に変化。研究者らは非常に驚いた
という。
研究者らはヘビの特徴を調べた結果、ナミヘビ科ミズヘビ属の新種と判断。学名
を「Enhydris gyii 」、英名「Kapuas Mud Snake」、和名仮称「カプアスカワ
ヘビ」として、学会に報告した。
は虫類にはカメレオンのように、天敵から身を守るために周囲の色に合わせて、
体色を変える種類がある。しかし、体色が変わる仕組みについては、まだ詳しく分
かっていない。
インドネシアとマレーシア、ブルネイが領土を有するカリマンタン島では、手つ
かずの自然が残っており、WWFによれば1996年以降の10年間で、361種
類に上る新種の動植物が見つかっている。しかし、各地で森林伐採や開発が進んで
おり、貴重な生物多様性が破壊される恐れがあるとして、懸念されている。
622 :
名無虫さん :2006/07/03(月) 12:41:07 ID:???
Enhydrisギリシア語で「水の中」か。これだけ単純な属名ってことは、Enhydrisミズヘビ属の設立は相当古いんだろうな。あるいは由来する語が。
623 :
トリブ :2006/08/17(木) 23:46:40 ID:kcl5y4g6
グンクニル居るらしいぞ
624 :
名無虫さん :2006/08/23(水) 00:46:37 ID:FQhYOT22
独のヒトラー・カブト 第二次大戦マニアなどに異常人気
http://www.sankei.co.jp/news/060822/kok075.htm 1匹15万円、標本盗難も
【ベルリン=黒沢潤】ドイツの独裁者、ヒトラーに由来する名を持つカブトムシ
が最近、ネオナチや“第二次世界大戦マニア”などの間で異常な人気となっている。
カブトムシの名は「アノフタルムス・ヒトラリ」。胴部分がくびれた形などがナ
チスの制服に似ていることから、この名が付いた。洞窟(どうくつ)に住むため目
が見えないこのカブトムシは、ドイツの昆虫愛好家オスカー・シャイベル氏が19
30年代に発見した。
このカブトムシをめぐっては、独誌シュピーゲルによれば、ドイツの昆虫取引市
場では今月、1匹1000ユーロ(約14万9000円)の高値で売買されたとい
う。
異常人気のため、独南部ミュンヘンの動物学研究所では、標本がほぼ全部盗まれ
る事件まで発生。同研究所のマーティン・ベール研究員は「マニアは今、生息地ス
ロベニアに大量に押し掛け、捕りあさっている」と語る。
ドイツで敗戦60年の昨年あたりからヒトラーへの注目度が高まったことに比例
するように、人気が上昇したこのカブトムシ。独メディアの間では「このカブトム
シもヒトラーの名を持つがゆえに乱獲され、絶滅の危機にひんする可能性が高い」
(シュピーゲル誌)と危惧(きぐ)する声も出ている。
Anophtalmus hitleri(画像アリ)
http://service.spiegel.de/cache/international/0,1518,432345,00.html
625 :
名無虫さん :2006/08/23(水) 11:42:53 ID:???
メディアが通報を恐れて「カブトムシ」と書いたんだな! それはメクラチビゴミムシの仲間だ。 しかしこんな和名では、メディアに名前を出せねえw ゴミムシの仲間、と書くくらいなら良かったのだろうが そしてこの仲間の有名な種が「チョウセンメクラチビゴミムシ」
626 :
名無虫さん :2006/08/29(火) 20:38:07 ID:UEmE9Klt
学名のハイフネーションで困ってます。 参考図書を教えて頂けないでしょうか。
627 :
名無虫さん :2006/09/05(火) 02:19:18 ID:???
>>626 ラテン語の入門書に書いてあるんじゃないかな。
音節に分ければいいわけでしょ?(純粋ラテン語の部分は)
講談社現代新書のやつにあったと思うけど、絶版かも。
628 :
名無虫さん :2006/12/12(火) 14:20:59 ID:???
一生懸命学名考え中。 難しいねー。 とりあえず献名にだけはしたくないなあああああ。
629 :
名無虫さん :2006/12/17(日) 03:09:46 ID:???
>>628 協力しますよ。命名者のセンスや教養が、さりげなく伺えるような学名は実にかっこいい。まあ、献名して恩人に感謝するのもいいことだと思うけどね。
630 :
名無虫さん :2007/01/07(日) 16:02:56 ID:???
そういえば、トキの学名は Nipponia nippon ですが、 nipponというのは、ラテン語にはない単語ですよね? だから、ラテン語風に活用させてるということだと思うのですが、 何故、この活用だったのでしょうか…。
631 :
名無虫さん :2007/01/09(火) 09:13:05 ID:???
>>630 活用させてないんじゃね?
種名って活用していないことが多い希ガス
632 :
名無虫さん :2007/01/27(土) 16:26:56 ID:GTw39dNk
633 :
名無虫さん :2007/02/11(日) 03:57:14 ID:???
>>630 属名(名詞)のあとにくる種小名が形容詞の場合、活用する。
形容詞じゃなく名詞の場合は、活用しない。
Nipponia nippon の nippon は名詞として使ってることになる。
(「日本の」という形容詞なら nipponicus, -a, -um みたいに活用する。
この場合は属名が女性名詞だから nipponica)
>>632 Isothrix は「等しい+毛」という意味だね。何が等しいのかわからんが。
634 :
名無虫さん :2007/03/28(水) 00:44:42 ID:???
635 :
名無虫さん :2007/09/03(月) 19:55:29 ID:???
ほす
636 :
名無虫さん :2007/09/22(土) 20:00:47 ID:eCDuguk7
南ベトナムのテナガコガネについてきたラベルに Cheirotonus f. ssp と書かれていたのですが、これはテナガコガネ属ということまでしかわかっていないってことですよね? Cheirotonus sp と書くのが普通ではないのですか?
637 :
名無虫さん :2007/09/23(日) 10:02:15 ID:???
Cheirotonus fナントカ の subspecies じゃねえの?
638 :
名無虫さん :2007/09/23(日) 12:13:29 ID:???
最初はそう思って調べてみたんですけど、fから始まる種名はあることはあるんですが 台湾や中国に生息するテナガコガネで南ベトナムとはだいぶ離れているんですよねぇ・・・ 北ベトナムにもっと近い種類がいるんですけどfから始まる名前じゃないんです。 formの意味かなとも思ったんですけど違いますかね?
639 :
名無虫さん :2007/09/23(日) 14:28:28 ID:???
その個体がメスだったのでfemaleの略だったり その場所に書くとは思えないがw fが付くのは2種類。 しかし、台湾にいる奴と秦嶺山脈にいる奴だからなあ
640 :
名無虫さん :2007/09/23(日) 17:07:43 ID:???
sspはsubspeciesだろう 同定は記載をあたるしかないんじゃね? 昆虫の世界はややこしそうだけどさ てゆーか種名が略されてるってのがかなりアレだよな
641 :
名無虫さん :2007/10/02(火) 22:09:26 ID:odYADnff
質問させてください。 図鑑を見ると、ボタンの学名はpaeonia suffruticosa(P.moutan)と書かれています。 特定の範囲、位置、ランクをもった分類群の正名はひとつなので、 どちらかが本当の正名なんだと思うのですが。どちらなんでしょうか? 種と変種で二通りの記載があるのならランクにおいて意見がわかれるので理解ができるんですが、 この場合だと同じランクなのでよくわかりません。
642 :
名無虫さん :2007/10/03(水) 00:55:28 ID:???
synonymだったけど、あまりにもメジャーだったからカッコ付けて表記してるとかじゃね? 植物の事情はしらんけどさ と思ってpaeonia suffruticosa moutan synonymでググったらやっぱりそうだった といわけでPaeonia suffruticosaで正式のはずよ
蝶が好きですよw
644 :
名無虫さん :2007/10/03(水) 12:27:19 ID:Yfjuur1m
>>642 そういうなあなあな使い方って多いんですかね?
せっかく規約をつくって厳密に決めているのに・・。
そこまで有名な異名なら保存名に登録してもよさそうな気がするんですが。
学名に対する理解が浸透してないということなんでしょうか。
牧野先生や大井先生などの権威ある図鑑でもそうなっていてよくわかりません。
645 :
名無虫さん :2007/10/07(日) 05:56:17 ID:???
>>644 或る日或るBBSでの論議より。参考になるかと……。
>植物の分類上の位置づけについては、研究の進展に伴って日に日に変化しており、
>特に球根植物に関わりの深い単子葉植物では、以前にユリ科を中心に大幅な
>「科」の編成替えがあって、朝日新聞など一般紙でも大きく取り上げられた
>経過があります。
>その後も単子葉植物についての整理がキュー・ガーデンを中心に進められて
>いたようですが、最近作業が完了して正名で75,000種、異名を含めて200、000種の
>チェックリストが公表されました。
>つ
ttp://www.kew.org/wcsp/monocots >ここを検索することで、すべての種の正名、異名の関係をチェックすることが
>できます。
>一番驚いたのは「ヒガンバナ科」が消滅していることです。
>すべての種かどうか分かりませんが、今までヒガンバナ科に属していた主要な種は、
>新しい体系では「Alliaceae」(日本名ではたぶん「ネギ科」)に移っています。
>ちょっと腑に落ちない感じではありますが、これが最新の位置づけということになるのでしょう。
>もちろん、今後ただちにこれに従う、という必要もないでしょうが、
>反応の早い欧米の資料などでは、これがどんどん採り入れられてくると思いますので、
>承知しておくことはムダではないと思います。
>>また、ヒガンバナ科が消えましたか。。。クロンキストの時は面食らいましたが、
>>度重なる分類の変遷には慣れたというか、また始まったなぁ〜というのが
>>偽らざる感想。。。
>>こういうことがあるんだ、という認識は持っておきたいですね。
>>園芸の世界では、依然としてエングラーで事足りますから、
>>大きな支障にはならないでしょう。
646 :
名無虫さん :2007/10/07(日) 06:12:22 ID:???
>>644 連投スマソ。
>>643 続き
> 単子葉植物についてはダールグレンが種皮の構造を詳細に調べてユリ科やヒガンバナ科などを
> 細分する分類体系を1990年代に発表しました。
> その後、DNA解析の成果をまとめたAPG System、その5年後に発表されたAPG U2003をみると、
> ダールグレンの分類がほぼ追認されたようになっています。
> 最新の分類はその成果を受け入れているようです。
> ただ、ヒガンバナ科が消滅したとするのはどうでしょうか。
> APGU2003の分類では散形花序に咲くものをネギ科、ヒガンバナ科、アガパンサス科に分類し、
> ヒガンバナ科とアガパンサス科はネギ科に含めてもよい科とされています。
> ちなみに、ハナニラなどのグループは散形花序を持ちますが、ネギ科から外れ、
> アスパラガス科の一員であるテミス科に分類されています。
> 記憶力の低下が著しい私には覚えきれないです。
647 :
名無虫さん :2007/10/07(日) 20:16:18 ID:???
植物分類は引っ掻き回し過ぎだw 未だにエングラー頼りの書籍が多いというのに クロンキストなんか最早ギャグになっちまったw APG U2003 で纏められた、朝日百科「世界の植物」「植物の世界」クラスの図鑑が欲しいなあ 一から叩き直しだ!
648 :
644 :2007/10/09(火) 12:32:17 ID:x62xTNrc
>>645-646 属名が違っているのなら納得はできるんですけどね。
見解の相違があるのだろうということで。
しかし例にあげたPaeonia suffruticosa(Paeonia moutan)の場合、
属名は一致しているんですよね。
先日本を読んで、種形容語で保存名に登録されているのはトマトとあとひとつ忘れましたが、
2つしかないというのを知って642さんの意見が正解なのかなと思うようになりました。
保存名の登録には委員会での決定が必要なのですみずみまで対応するのは不可能な気がしますし・・
649 :
名無虫さん :2007/10/09(火) 13:09:23 ID:???
植物はなんやら難しいな 動物のマイナージャンルでよかった
>>647 >APG U2003
>で纏められた、朝日百科「世界の植物」「植物の世界」クラスの図鑑が欲しいなあ
10マソ超えますから、おいそれとは購入できませんが、
ほんとうに揃えたいシリーズですよね。見てるだけでうっとりする(w
>>648 いま、RHSのA-Z(p.744)見てみたんですが、たしかにそうなってますね。
本来、 Paeonia suffruticosa syn.P.moutan
と記述するべきでしょうねぇ。
まあ、校訂上、簡潔を心がけた結果でしょうが。
ただ、この場合、(Moutan)は、mが大文字なので、
学名ではなく、英名では?
というのは、同じA-Zで、キンポウゲ科ヘレボルス属の
Helleborus argutifolius (p.509)を見てみると、
syn.H.corsicus, H.lividus subsup.corsicus (Corsican hellebore)
と標記されているので、そう推察したのですが。
>>642 さんのように分かってらっしゃる方が、?と思って調べれば、
ハハーン!と判明することですが、
このまま植物個体に添えてラベル挿してあれば、知見の乏しい私など、
Moutanって命名者?と誤解してしまいますね(w
連投・長文スマソ
>>649 植物はなんやら難しいな。 動物のマイナージャンルでよかった。
私的に混乱を招くと思われる点はだいたいこんな感じかと……。
1.植物界の場合には、動物界や細菌界と異なり、「国際植物命名規約」の他に、
栽培種、園芸種用の「国際栽培・園芸作植物命名規約」と、ラン科植物用の
「国際ラン科植物命名規約」があり、併用・併記されていること。
2.1.の園芸規約では、登録品種名をコーテーションマーク内‘ ’に、
『各国語』で記述することができること。ただし、「品種名は各国語記載が
望ましい」とされていても、ラテン語で登録されてしまう場合もあること。
3.原則、国際植物学会議が行われるごとに、研究成果や知見等に基づく
(実際には、ある種や属の国際的権威が亡くなると、学界の権力関係や
統一見解がガラリとひっくり返り、科・属ごとゴッソリ改定されること
等も有りw)分類体系の「見直し」や「整理」が行なわれること。
4.委員会の許可を経た保存名リストに記載されれば、先取権原則の例外として、
新記載異名を廃棄することなく、その種の異名として、正式名と併記できること。
5.日本では、更に学名のラテン語発音由来のカナ標記、
(古典ラテン語の発音、教会ラテン語の発音、英語式発音等)英名等各国語名、
和名、地域名、流通名、商標登録名(パテント名)、雅名、通称名等が互いに
干渉、混用、誤用され、それが孫引きでどんどん拡がっていること。
ただ、園芸規約で品種名を各国語記載できるのは便利なんですけどね。
動物界でも、選抜品種を
>Canis lupus familiaris‘ Deutsche Schäferhund ’ とか、
>Felis catus‘ Persian Chinchilla Shaded Silver ’
などと記載できたら、便利だと思われ(w
652 :
名無虫さん :2007/10/10(水) 16:04:40 ID:???
>>647 >>650 よくわからんのだが、2003年以前に出版された本が
APGU2003に従ってまとめられているの?
653 :
名無虫さん :2007/10/10(水) 19:51:53 ID:???
エングラー分類で纏められたのが、朝日百科「世界の植物」 クロンキスト分類で纏められたのが、朝日百科「植物の世界」 で、今は朝日百科ではなく別の雑誌名になってしまったようだが そこに新たに、APGU2003による分類で纏められた 植物の全科にたいして、代表的な種を数種ずつ載せて 冒頭にその科の特徴となる外見とか、現在分かったDNAの並びとかの 情報も載せた本を出して欲しいなあ、とw だが、朝日新聞社の評判は科学系では未だに高いものの ここ10年くらい、叩かれっぱなしだからなあwww 特に2ch系でw
654 :
名無虫さん :2007/10/10(水) 19:58:35 ID:???
しかし同じようなものをディアゴスティーニが作ると 多分途中で打ち切りになるw 園芸植物中心のフルールや花百科には、ちょっと興味が持てなかった 徹底して科ごとにまとまった植物図鑑を見たほうが植物に詳しくなる 「春の花壇」「夏の山の木」「秋の草原の花」なんてまとまりで 載っている植物図鑑読んでも、上手く記憶にヒットしない限り なかなか科ごとの特徴まで捉えられない 各分類群に対する基礎知識を整えてから 園芸植物にハマると一気にどっぷり浸かるw
655 :
名無虫さん :2007/10/10(水) 20:35:47 ID:???
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ′′′′′′′■■′′■■′′■■′′■■■■■■′′′′′■■■ ■■■■■■′■■′′■■′′■■′′■■■■■■■■′′■■■■ ■■■■■′′■′′′′′′′′■′′■■′′′■■′′■■■■■ ■■′′■′■■■′′■■′′■■′′′′′■■■′′′′′′■■ ■■′′′■■■■′′■■′′■■′′■■■■■′′■■■■′′■ ■■′′■■■■■′′■■′′■■′′■■■■■′■■■■■■′′ ■′′■■■■■■■■■■′′■■′′■■■■■■■′′′■■′′ ■′′■■■■■■■■■′′■■■′′■■■■■■′′■′′′′■ ′′■■■■■■■■′′′■■■■■′′′′′′■■′′′′′■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
656 :
名無虫さん :2007/10/11(木) 03:21:24 ID:???
つうかオンラインでやってくれ
657 :
名無虫さん :2007/10/15(月) 10:56:24 ID:J6pi3qTX
本屋に行ったら、田中学先生だったかな 新しい命名の本がでていました。以上です
658 :
650 :2007/10/16(火) 09:19:28 ID:???
よく資料に当たらず、不正確な書き込みしてしまって申し訳ない<(_ _)>
659 :
名無虫さん :2007/10/26(金) 20:00:45 ID:TyFUZk8Y
>>658 だれに謝ってるの?
どのへんが不正確なの?
660 :
名無虫さん :2008/02/21(木) 04:51:20 ID:S4F3sZsX
巨大なカエルの化石発見、大きさはボウリング球ほど
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200802190016.html ワシントン(AP) 大きさがボウリングのボールほどの巨大なカエルの化石を発
見したと、米ストーニー・ブルック大学の研究者が18日、米科学アカデミー紀要
(PNAS)に発表した。約7000万年前、白亜紀に生息していたと見られ、体長
40センチ、体重4.5キロほどで、歯や強い顎(あご)も持っており、食欲旺盛
だったようだ。
同大学のデイビッド・クローゼ博士率いる研究チームが、アフリカ大陸東方沖のマ
ダガスカルで、1993年に化石の一部を発見。1個体分の骨格が見つかるまで、時
間がかかったという。
学名は、ギリシャ語で悪魔を表す「Beelzebub」と、ラテン語でカエルを意味する
「bufo」を組み合わせ、「Beelzebufo ampinga」と名付けられた。
現在、世界で最大のカエルは、アフリカ西部に生息し、体長30センチ、体重3キ
ロ前後に生長するゴライアスガエル。しかし、見つかった化石は、ゴライアスガエル
よりも、南米に生息するツノガエルの仲間に近く、マダガスカルと南米がかつて、つ
ながっていたことを示唆できるという。
661 :
名無虫さん :2008/05/29(木) 16:03:56 ID:EC4aJiWQ
662 :
名無虫さん :2008/05/29(木) 16:30:45 ID:EC4aJiWQ
>>661 綴りを察するに、
Materpiscis attenboroughi だろうね。
materはラテン語で母、piscisは魚。学名を造語するときは、通例語をただ並べるのではなく母音-i-(または-o-)でつなぐから、
Matripiscisとでもする方がしっくりくると思われる。まあ、現在じゃ欧米の学者もラテン語は勉強しないらしいから、適当に付けたのかもしれんね。
attenboroughiの方は、学名の発音に関して教訓深い単語。よく「学名はローマ字読みすればよい」という人・本があるけど、
欧米の人名や地名にちなむ学名には、ローマ字読みが不可能な場合が多い(ex.英語の-gh-、独語の-ch、sch-、仏語の-eauとか)。
だから、固有名詞部分はその国の言葉で発音して、語尾などの純粋なラテン語部分(ex.-i、-anus、-ensis、-orumなど)からはローマ字読みするとよいね。
たまに語尾も英語読みする日本人がいるけど(上の例なら、アイ、エイナス、エンスィズ、オゥラムとか)、ちょっと気持ち悪いっす。
663 :
名無虫さん :2008/05/29(木) 16:33:12 ID:???
あー俺アイとイ、両方使ってるわ なんかイだと個人的に気持ち悪い場合がある 聞いてる人は気持ち悪がってるんだろうなあ
664 :
名無虫さん :2008/08/14(木) 11:05:25 ID:q105pGKx
1 ◆amd...CAKk @窓際記者こしひかりφ ★ 2008/08/11(月) 21:20:38 ID:???0 ★最小の「新種」ヘビ、地元民は以前から知っていると怒り 米国の科学者が今月初め、カリブ海東部のバルバドスで体長10センチ未満の ヘビを発見したと発表したが、地元民らが「昔から知っているヘビで新種ではない」 と、怒りの声をあげている 米ペンシルベニア州立大学の進化生物学教授、S・ブレア・ヘッジズ博士が新種 として発表したヘビは、丸めても25セント硬貨ほどの大きさで、世界最小と見られ ている。ヘッジズ博士はこのヘビに、妻カーラさんの名前をとって、学名 「Leptotyphlops carlae」と命名した。 この命名に、地元民が激怒。チャールズ・アトキンスさん(43)は、「彼が自分の 発表を自慢したいなら、すればいい。でも、あのヘビは、子供時代に単なる主婦 だった母が、わたしに見せてくれたものだ」と、地元では以前からよく知られていた 種類だと主張。
665 :
名無虫さん :2008/08/14(木) 11:06:07 ID:???
666 :
名無虫さん :2009/01/15(木) 12:29:24 ID:???
667 :
名無虫さん :2009/07/02(木) 18:16:31 ID:???
>>662 francoisiを「フランソワイ」と読んでいたが、
sの字まではフランス語の規則に従うわけだから、
このsは母音に挟まれることで有声化して、
「フランソワジ」なんだよな。
>>663 しかも長音だから「イ」じゃなくて「イー」。
668 :
名無虫さん :2009/07/23(木) 17:59:21 ID:???
ウサギの学名 Leporidae が読めないんですが、なんとよむのでしょうか…。 電子辞書だと レポーイディ もしくは リポーイディ と聞こえるのですが 自信がないので…。
In person he is sober and humane, but in his posts he likes to provoke. ,
670 :
名無虫さん :2009/11/23(月) 21:34:22 ID:FHLv28XZ
>>668 ラテン語読みするならレポリダエ。
英語読みなら、アクセントが po にあるから、レポーリデイとかレポーリディーになる。
ちなみに、Leporidaeは属名じゃなくて科名。
ウサギにも色々な種類があるのは知ってると思うけど、それらは属が違うから、科でまとめる。
なお、英会話で使うなら(たとえ学会だったとしても)
Leporids(レポリッヅ;アクセントはレ)と言った方が通じやすいと思う。
意味はほぼ同じ。-idae で終わるラテン語分類階級名は -ids と直すのが英語の慣習。
671 :
名無虫さん :2010/02/25(木) 22:38:49 ID:hXBdKHeR
すみません。 [163]みたいに接続母音(-o-、-i-)を使って学名を作っている場合、この-o-や-i-は短母音になるのでしょうか?長母音になるのでしょうか? 古典ラテン語でどう発音するのか知りたいので。
672 :
名無虫さん :2010/02/27(土) 02:13:04 ID:rLlBiqce
地名に由来することを示す種小名接尾辞-ensis/ense -ica/icum/icus -ana/anum/anus 後も一つaかeみたいなの(例:Hibiscus waimeae 自生地のワイメア渓谷に由来) この辺はどう使い分けられているのでしょうか。
673 :
名無虫さん :2010/03/04(木) 13:39:23 ID:???
>>671 どちらも短母音。短く発音しますよ。
非常に稀に例外があるかもしれませんが。
674 :
名無虫さん :2010/03/06(土) 23:36:19 ID:???
>>673 おお!ありがとう。
ラテン語の発音は英語よりは簡単なのは助かるんだけど、
学名を付けるときは、JとIの区別して欲しいな。
例えばヤーヌスが語源の-tianusだったら、トヤーヌスとティアーヌスで凄く悩む。
675 :
名無虫さん :2010/03/07(日) 11:33:15 ID:???
>>674 -tianus の語源が Janus って、どこの情報かな?
-tianus という形は、由来や所属を表す形容詞を作る語尾 -ianus, a, um を、 -t で終わる
単語(もしくは語幹)に付けたとき、たまたま現われる文字列に過ぎないと思うよ。
-s で終わる単語(もしくは語幹)なら -sianus になるし(例、magnus→magnusiana )、他の子音でも同様。
そもそも -ianus, a, um は、ほぼ同じ意味の形容詞語尾 -anus, a, um の前に
語調や音節を整える -i- を挿入して出来た(すなわち -i-anus)と考えられるから、
そういった成り立ちからして、Janus と関係があるようには思えない。
それと、IとJに区別はあるよ。前者は母音として使われるときの表記で、後者は子音。
それと関連するけど、-tianus を「…トヤーヌス」と発音するシチュエーションはちょっと考えられない。
あなたのいう通りにこの場合の -ianus が Janus に由来すると仮定する。
すると、i は子音ということになるが、ラテン語は子音の繰り返しと二重子音以外に子音と子音が衝突することは普通ないから、
そもそも -tianus という造語はありえないことになる。
残された可能性は i が子音である場合だが、これは十中八九、自分が上で説明した-ianus, a, um の場合であって、
その発音は「…ティアーヌス、ティアーナ、ティアーヌム」となる。そしてこれが最も妥当。
ラテン語の発音はほぼローマ字の通りで簡単だと言われるが、やはりかつて生きて話された言葉であって、
文法の随所に、言葉独特の理不尽さや不文律のようなものを持っている。その点は英語や現代語と変わらない。
(「-tianus の発音が…トヤーヌスでない」と説明するのにこれほど手間がかかるとは、自分でも驚いた)
ラテン語(しかも学名という特殊なシチュエーション)といえど、言葉は言葉。
時間をかけてでいいから、多くの学名を頭に入れ、比較する作業をしてみてください。
やはり言葉は習うより慣れ。そうする中で自然にモノになってくると思います。
676 :
名無虫さん :2010/03/07(日) 15:13:01 ID:???
とりあえずありがとう。 頑張ってみます。 >-tianus の語源が Janus って、どこの情報かな? 記載文にローマ神話のIanusから学名を作ったとか書いてたので。
677 :
名無虫さん :
2010/03/07(日) 15:26:34 ID:??? しかも今見たら-dianusでした。 LANケーブル抜いて首吊ってくる。