§§語源を解説するスレ§§

このエントリーをはてなブックマークに追加
70世界@名無史さん
>>68
【天上天下唯我独尊】(てんじょうてんがゆいがどくそん)
元は、ドイツ哲学の観念性を揶揄する言葉。
カントなどを代表とするドイツ哲学の観念性は、近代において大き
な影響力を持ち、ヘーゲルを経て、思想的伏流として、マルクス主
義の独善性の形成を招いた。
ヴィトゲン・シュタインは、唯我論(Solipsism)への深い探求の
末に、これを克服し、天上(形而上)においても天下(形而下)に
おいても、唯我論が独逸において尊ばれていることの非を指摘した。
転じて、今日では西欧人(特にドイツ人)の尊大さを皮肉る意味を
持つ。
略して【唯我独尊】とも言う。

次のお題は「朱に交われば、赤くなる」