汪兆明って悪いヤツだったの?

このエントリーをはてなブックマークに追加
44匿名希望さん
たとえ中国共産党が潰れても中国での評価は覆りません。
よくて「日本に騙されて結果的に主権を売り渡してしまった孫中山先生の愛弟子」。
何しろ彼とその後継者たちは重慶政府への和議工作が日本の敗色濃厚で期待薄となった段階ですら
日本政府やその派遣軍への協力以外に延命の術がなかった哀れむべき人たちだからです。
45世界@名無史さん:2001/06/19(火) 17:09
>>44
なにしろ、南宋の秦檜・岳飛の例があるからね〜。
46世界@名無史さん:2001/06/19(火) 21:35
>>36
案外、中国の民衆はそう考えていたのかもね。
47世界@名無史さん:2001/06/20(水) 18:05
>>44 どうかな?その日本の敗戦後の、つまり現在にいたるまでの中国の(政権の)評価次第だろうね。戦後の中国が全く失敗と評価されるようになれば、「ありえたかもしれない別の可能性」への興味も出てくる。
48匿名希望さん:2001/06/21(木) 18:28
国際社会における中国の地位回復、失われた権益や国土の回収を
その時代の至上命題とする立場を中国のインテリが崩さぬ限り
汪兆銘の南京政府がたとえ日本租界の撤廃に成功してはいても
「中国本土」どころか「満州国」からも着の身着のままで
「威張り腐っていた」日本人を追い出し、戦勝国の一員どころか
五大常任理事国の地位に上らしめた「第二次国共合作」路線に背いた
中国人を評価することはできません。
政治の功罪は動機ではなく結果で判断すべきという判断基準からはそうなります。
「ありえたかもしれない別の可能性」こそ対日屈従そのものですし、そのままで経済復興を遂げた所で
先に挙げた至上命題に代替できないからです。
戦後の中国の経営責任問題は、共産党か国民党かの歴史的選択肢を再考させる別の問題でしょう。
そして中国の「一般庶民」が、岳飛を追慕するように汪兆銘の志を惜しむ事は
「現実主義者」より「理想主義者」の大義名分が歴史劇で大向こう受けする以上
すでに歴史上の人物に成っているのでこれからますますなくなるでしょう。
ただし中華民族の大同団結を強調する視点から反日を契機としたナショナリズムを絡めて
溥儀と同様、日本に騙された被害者としてクローズアップされるかもしれませんが。
共産主義は20世紀の流行り病ですが、「愛国主義」は時代によって「国」の中身が違えど
中国を中国たらしめるものです。
中国人が「国」の面子よりも民生の向上を重んじる時代など来るのでしょうか。
少なくとも建前としてならありえないのは?