俺、法学部の歴史オタなんだが

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1世界@名無史さん
史学科じゃない歴史オタって珍しい?
2世界@名無史さん:2011/03/16(水) 17:37:42.36 0
オレが学生時代そうだった>法学部で歴史オタ
図書館入り浸って法学から逃避するかのごとく歴史関係の本ばっか見てた
3世界@名無史さん:2011/03/16(水) 17:42:11.24 0
おお、あわれな>>1
汝は勉強しておらぬバカ者じゃな
法思想史とか政治史とか法制史とかキリがないくらい歴オタの巣窟じゃ
4世界@名無史さん:2011/03/16(水) 18:03:44.47 0
>>2
俺もそんな感じだった

>>3
まあ確かに政治史とかあるね。
法学部は史学科の次に歴オタが多い学部なのかな?
5世界@名無史さん:2011/03/16(水) 19:26:30.39 0
経済学部にも多いんじゃ?
6世界@名無史さん:2011/03/16(水) 20:09:36.62 0
史学科は学生の絶対数が少ない。
しかも、男の場合、親や教師も勧めない。

法学部は政治系なら、政治史・外交史・政治思想史・国際政治論など、
経済学部なら、日本経済史・西洋経済史などの歴史系の科目があるので、
そういう講義やゼミを受ければ、教授の専門の時代やテーマによっては、
普通に歴史の勉強ができる。
7世界@名無史さん:2011/03/16(水) 21:16:43.58 0
>>6
確かに史学科は親や教師に反対されることが多い。
しかしライト層や中堅層の歴史ファンはともかく、ヘビー層の歴史ファンの場合、7〜8割は史学科に進学していると思う。

>>5
経済って歴史ファン多いか?あまり多いようには思えない。
8世界@名無史さん:2011/03/17(木) 01:36:19.86 0
工学部で歴史オタな俺が通りますよ
9世界@名無史さん:2011/03/17(木) 02:27:14.69 0
>>8
ナカーマ発見
でもやっていくのキツクね?
10世界@名無史さん:2011/03/17(木) 02:27:40.57 0
自分も商学部卒で歴史ヲタ。学部選択は結構迷ったんだが、史学科に行った後の
進路が想像できなかったので、商学部にした。
歴史以外の文学に全く興味がなかったのも大きかったな。
11世界@名無史さん:2011/03/17(木) 02:47:41.73 0
>>9
周りに語れる友達が居ないのはきついw
でも、趣味だからね
これで食っていこうとは思ってないから気が楽っちゃ楽
12世界@名無史さん:2011/03/17(木) 05:05:04.33 0
歴史ファンが仮に100人いる場合、
50人は史学科
15人は法学部
10人は経済学部
10人は商学部
10人はその他文学部
5人は理系
こんな感じになるのかな?

>>11
歴史ファンが史学科以外の学部に進学するのはメリットもデメリットもある、ってことか?
メリット・・好きな時代を自由に調べることができる
デメリット・・周りに歴史を語れる友達がいることは少ない
13世界@名無史さん:2011/03/17(木) 05:07:05.32 0
昔ネットで史学科出身でない歴史ファンを馬鹿にする人を見たんだがそういう人はどういう神経してるんだ?
まあそういう人はごく少数だろうけど。
14世界@名無史さん:2011/03/17(木) 05:26:05.81 0
最近ネットで史学科出身でない歴女を馬鹿にする人を見たんだがそういう人はどういう神経してるんだ?
まあそういう人はごく少数だろうけど。
15オツガイ ◆EAbyJft1LY :2011/03/17(木) 06:59:58.39 0
>>1
オスマン帝国の研究で有名な鈴木董氏は法学部出身で博士号までとってる。
歴史学者の経歴としては珍しいけど、全くいない訳ではないね。
16山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/03/17(木) 07:28:32.76 0
>>13
やったことはありませんが、聞くところより推測してみますに。
・自分達は茨の道(史学科)を選んだのに、生活で妥協するぐらいの歴史愛しかないという気持ち
 >>10の様な方に対しては、ルサンチマンを働かせることもあるのでしょう。
・所詮一次史料を読まずに語っている(とは限らないのですが)という気持ち
・史学出身でない歴史学者もいるが、史料集めはうまくても読解がずれているという人が目立つ
という理由であろうと思われます。

まあ、所詮趣味の道でそうやいのやいのと噛み合う必要もありますまいが。
馬鹿にされても仕方がないのは、トンデモ系だけです。
私の家の近所にも、「学者は分かっていない!」という九州王朝系の自称歴史研究者
の方がいらっしゃって、議論を求められましたが、丁重にお断り致しました。
17世界@名無史さん:2011/03/17(木) 09:07:09.51 0
経済学部だけど歴史好き
ラテン語とギリシャ語まではなんとか
でも専門の学者じゃないと1次資料とかなかなか見せてもらえない
論文や書籍どまりになるね
18世界@名無史さん:2011/03/17(木) 09:24:48.51 0
>>15
東大法学部だって、日本政治史や東洋思想史の現教員も法学部出身の大家だろ
19世界@名無史さん:2011/03/17(木) 12:47:13.13 0
>>16
史学科というのは歴史ファンにとっての陸軍大学校みたいなもんでしょうか?
つまり史学科を出れば歴史ファンの中ではエリートになりやすくなる、という点で。

なんか史学科出身の歴史ファンがそうでない歴史ファンを馬鹿にする姿が陸軍大学校を卒業した人がそうじゃない人を馬鹿にする姿に似てる気がした。
20世界@名無史さん:2011/03/17(木) 12:51:42.38 0
>>16
一次史料が読めないって歴史ファンにとってはそんなに恥ずかしいことなんですか?
21世界@名無史さん:2011/03/17(木) 14:44:00.27 0
>>20
横槍だが
ただ好き! ってレベルで留まるなら別に恥ずかしいことはない
しかし、もう一歩踏み込んで突っ込んだ話をしたくなるレベルになると
読めないってことで劣等感を感じることはある

それだけでなく、読めない=情報源が制限されるっていうマイナス面もあるし

しかし、読解がずれる、って痛感することがあるわ
知っていないと恥をかくけど、史学史にはどうしても食指が動かない
まあ、大略を掴んでしまえば後は野となれ山となれという自分の姿勢も悪いんだろうけど
22世界@名無史さん:2011/03/17(木) 15:19:36.31 0
いざ、史学的な読解、史料批判ができるようになりたいと思っても
そういう修練を積む機会も指導者もいない他学部では難しいもんね。
史学部生でなくとも、そんなトレーニングを受けられる所ってないのだろうか。
23世界@名無史さん:2011/03/17(木) 16:04:52.84 0
史学科の人で他学部の歴史ファンを見下してる人ってどれくらいいるんだろう?
俺は法学部の歴史オタだが史学科の人に馬鹿にされたことはない。

>>22
基本的にはないだろうな・・
24世界@名無史さん:2011/03/17(木) 17:54:48.22 0
学際は特に目新しいものでもないし、近現代史なら十分にチャンスはあると思うけど。
政治・経済・哲学・法律・文学・軍事etc…。
こういうとこ出身で歴史的分野で頑張っている人は沢山いるし、趣味ならなおさら関係ないと思われ。
ただし理系出身の人はなんか変な歴史本出す人の割合が比較的多いと思う。
25世界@名無史さん:2011/03/17(木) 18:13:29.36 0
旧帝史学科修士だが、割り切って学問は修士までで、さっさと県庁に勤めた俺勝ち組。
博士課程は地獄だぜ。
26世界@名無史さん:2011/03/17(木) 19:15:00.91 0
東洋史スレとか見てると、史学科の院生や若手あたりの陰湿さが気持ち悪い。
学部だけで一般人になる人はともかく、院まで行くと性格が捻じ曲がるいい見本だ。

史学科の院生や若手あたりの、他学部や一般人に対する異常なまでの蔑視感情は、
実生活での「地獄」の裏返しなのかね。
27世界@名無史さん:2011/03/17(木) 20:19:02.20 0
>>26
他学部の歴史ファンを見下している史学科の人っていうのは院生が多いのかな?
28世界@名無史さん:2011/03/17(木) 20:25:53.91 O
院はどの学部学科の院も性格ねじ曲がった奴多くね?
ストレートで就職してない内面の不安定さがそうさせるのか。
或いは性格で就職失敗して院に逃げ込んだ奴だけかも知れんが。
29世界@名無史さん:2011/03/17(木) 20:32:28.99 0
>>28
院生は確かに変わってる人多いな・・・
30世界@名無史さん:2011/03/17(木) 23:39:11.80 0
>>1>>5-6>>15>>17
イスラーム史では、エジプト近代史の加藤博は経済学博士。

>>18
京大の東洋思想史の山室信一は東大法学部出身だったような。
31世界@名無史さん:2011/03/18(金) 12:33:14.99 0
日本史オタなら国文学科の奴も多そうだけど、世界史なら英文・仏文・中文……も多いのかな?
32世界@名無史さん:2011/03/18(金) 13:00:07.59 0
文理関係なく、どこの学部にもある○学史は、
史学部以外の○学部出身の教授が教えてたりする。
数学史の教授は数学科、医学史の教授は医学科出身だったり。
だからどこにでも歴オタはいるはず。
33世界@名無史さん:2011/03/18(金) 13:26:14.83 0
○学史は落ちこぼれが行くゼミじゃね?
経済学部だと、数学ができない人が行く定番ゼミが経済史。
34世界@名無史さん:2011/03/18(金) 15:06:59.46 0
判例は歴史っぽくて好きだったわ
35世界@名無史さん:2011/03/18(金) 16:36:36.56 0
>>33
少なくともうちの大学の法学部の法制史は別に落ちこぼれじゃねえぞ。
36世界@名無史さん:2011/03/18(金) 18:11:54.80 0
>>33
否定はしないが、それ言っちゃうと、史学部の低偏差値がそもそも…
センターの歴史科目8割以下で入れちゃうとかどうよ?
一方で、非史学科でも東大京大一橋の文系は論述式試験なこともあって
下手な史学部生や歴オタよりは広い歴史の知識と素養があったりする
37世界@名無史さん:2011/03/18(金) 20:26:16.83 0
>>36
うちの大学では他の文系学部より偏差値6〜7高かったけど
他大学ではむしろ低いの?
38世界@名無史さん:2011/03/18(金) 21:31:33.64 0
史学

64 上智・史        早稲田・地理歴史
63 明治・考古学
62 −
61 学習院・史       立教・史
60 青山学院・史      明治・日本史/西洋史

国文

64 国際基督教・アーツサイエンス   早稲田・文
63 −
62 早稲田・国語国文
61 上智・国文   立教・日本文
60 学習院・日本語日本文

哲学

64 上智・哲学
63 −
62 立教・文芸思想
61 −
60 −
39世界@名無史さん:2011/03/18(金) 21:31:53.32 0
経済

67 慶應義塾・経済B/商B  早稲田・国際政治経済
66 慶應義塾・経済A    早稲田・経済
65 慶應義塾・商A
64 上智・経営    国際基督教・アーツサイエンス  早稲田・社会科学/商
63 上智・経済
62 立教・経済/経営/国際経営
61 中央・経営/会計     明治・経済
60 中央・商業貿易     明治・商/経営/会計/公共経営  立教・会計ファイナンス/経済政策

法学

67 慶應義塾・法律
66 上智・国際関係法    早稲田・法
65 上智・法律/地球環境法
64 中央・法律
63 立教・法
62 学習院・法       中央・国際企業関係法
61 明治・法律       立教・国際ビジネス法
60 −
40世界@名無史さん:2011/03/19(土) 07:25:17.65 0
学歴厨の格付けチェックはいらないよ
41世界@名無史さん:2011/03/19(土) 07:46:55.73 0
上げてまで損なことが言いたいとはな
Fラン必死すぎ
42世界@名無史さん:2011/03/19(土) 07:58:51.58 0
学歴・学部・職業に関係なく、趣味で歴史の本読んでる人間も多いし、
史学科なんて絶対数が少ないんだから、この板でもそんなに多くないだろう。
学歴のランクは趣味に関係ない。

なんで、こんな板でまで学歴差別したがるのかね?
43世界@名無史さん:2011/03/19(土) 08:39:04.49 0
結局、三度の飯より、他人からのどんな評価より
とにかく歴史が好きで好きでたまらなくて勉強した人には
史学部だろうが博士だろうが敵わない。

でも、独学だと怪しげな我流に陥る危険もあるんだよね。
趣味だからそれでも構わないという人もいるだろうが
自分は歴史好きなのに、史学的教育を受けてないために
史学的観点が弱いのは悔しく感じてる。
44世界@名無史さん:2011/03/19(土) 08:53:08.03 0
法学部でも経済学部でも学部だけで社会に出る大半の人は、
法律や経済の専門知識や視点が身についてるわけではないから、
史学科だって学部だけなら似たり寄ったりでは?
45世界@名無史さん:2011/03/19(土) 08:54:27.16 0
>>22
総合大学だったら、他学部に潜り込んで学ぶことくらい簡単だろ
本人にやる気があるなら、なおさら

教員はそういう向学心に対しては便宜を図ってくれるものだよ
46世界@名無史さん:2011/03/19(土) 09:15:18.24 0
とはいえ、それで本来の自分の学部の勉強がおろそかになって、
留年したり、卒業できなくなったら本末転倒だなw

まあ、史学科に行かなかった時点で趣味とわりきって独学するか、
その○○学部の○○史で勉強するかだな。
47世界@名無史さん:2011/03/19(土) 11:52:36.08 0
>>1
法学部がとくに歴史オタが多いとは思わないが、
法律系はともかく、政治学科系は近現代史をやる科目が少なくないから、
歴史に関心のある連中は、そこそこいるだろうな。

でも、学生の分母からいったら経済とか商の方が多いから、
史学科行くほどのめりこんでないマニアは、そっちにも相当多いはず。
48世界@名無史さん:2011/03/19(土) 12:28:17.66 0
日本の法律も制定にあたって影響の受けたのが英米法か大陸法か、
ドイツ法かフランス法といった議論があって、授業ではかなり
法制史に踏み込んで講義が行われるのが普通じゃない?
少なくとも俺の大学では憲法、民法、刑法の講義ではそうだったが。
だから講義にあたっては、近代史の知識がある程度必要とされた。
49世界@名無史さん:2011/03/19(土) 12:52:39.83 0
ローマ法は結構深く古代ローマを勉強できるし
きどってラテン語を答案に書いたりできて楽しいよ
50Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/03/19(土) 12:59:50.51 0
旧帝文学部落ちて私大法学部行った私が通りますよ。
更に政治学系の大学院行ったけど。

>>47-48
あと地域研究系は地域史必須だね。
ぶっちゃけると、地域研究は「歴史を題材にした創作物」ですら研究の種にする。
「この創作物は何故人気があるのか」「どこからこういう表現が出てくるのか」
を研究するわけ。このあたり間口は相当広い。
51世界@名無史さん:2011/03/19(土) 13:37:19.64 0
>>43の言う「史学的教育」ってのは軍隊で言うところの参謀教育みたいなものだろうか?
52世界@名無史さん:2011/03/19(土) 13:45:22.92 0
>>51
史学概論とか史料論、文書学みたいなもんだろ
53世界@名無史さん:2011/03/19(土) 15:04:29.17 0
>>52
史学概論なんて史学史みたいなもんで、自分で本読めば十分。

史学科の専門的なんちゃらを習得するやつって、基礎演習とか史料講読みたいな、
ゼミ形式で論文や史料読んだり、レポート発表するやつのことだろ。
54世界@名無史さん:2011/03/19(土) 15:21:11.33 0
産業遺産ということで、産業革命以後の近代史は
工学畑の人にオタが結構いるようだ。
55世界@名無史さん:2011/03/19(土) 15:23:55.34 0
私は農学部出身だけど、作物や野菜、果実の原産地や流通の歴史は
学んだしそれなりに知識あるよ。
56世界@名無史さん:2011/03/19(土) 15:40:54.51 O
史学科生の知人が何人かいるけど、彼らは知識量というより、知識の検索能力がずば抜けているんだよな。
一つの時代、地域、テーマに関して、やたらとマニアックな知識がある歴史オタクは腐るほどいるけど、
それらを体系的、俯瞰的、網羅的に整理して、視点を変えて結び付ける能力は、やはり本職の連中にはかなわん。
57世界@名無史さん:2011/03/19(土) 16:10:33.78 0
知識量ではなく知識の扱い方だもんな
自ずと語る内容の含蓄も違ってくる訳だ
58世界@名無史さん:2011/03/19(土) 16:46:05.96 0
いやいや、法学部の学生がみんな弁護士になるわけじゃないし、
経済学部の学生がみんなエコノミストになるわけじゃないのだから、
史学科の学生だって大半は、義務的にゼミのレポートこなして、
規定の卒論書いて卒業していくだけだよ。
すごい人は、どの学部でも全体のホンのひとにぎり。

趣味で勉強するのなら、出身学部なんて関係ないよ。
逆にプロや院生がタコツボ的な視野狭窄になりがちって話も聞くし。
59世界@名無史さん:2011/03/19(土) 17:16:53.21 0
>>58
でも史学科に歴史オタじゃない人は基本的にはいないと思われ。
法学部や経済学部はなんとなくって人もいるが。
60世界@名無史さん:2011/03/19(土) 17:23:15.74 O
そりゃ“史学科”といったってピンキリだろうし、全員が全員スペシャリストだとは思わないけどさ、
トータルとして見れば、少なくとも在野の“歴史ヲタ”よりは訓練されているだろう。
61世界@名無史さん:2011/03/19(土) 17:50:38.89 0
在野(というか、史学科以外の人)もピンキリ、史学科生もピンキリ。
優劣つけるのは、意味がない。
62世界@名無史さん:2011/03/19(土) 17:54:37.06 0
史学科という看板だけで勝負しようとする虎の威を借る狐ほど恥ずかしい奴はいない
63山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/03/19(土) 19:08:10.48 0
>>56
特に大学院まで行くと、調べ方・考え方・疑い方を勉強するところですからね。

>>61
とりあえず、誰かしら師は設けておいた方がよいと思われます。
生涯に最低一人、何らかの理由があれば最大三人ほどは。
歴史哲学や史観はともかく、史料講読は基本で、独学も難しい。
64世界@名無史さん:2011/03/19(土) 19:21:28.97 0
何でも独学は難しいでしょう。
学問というのは、師匠について、1年2年と年単位でやらんと
その後の独学も、メソッドがわからんので変な方向に行ってしまう。
法律や工学なんかは、特にそういう傾向はありますな。
65世界@名無史さん:2011/03/19(土) 20:18:54.84 O
>>62
論争で負けた奴に限って言いそうな捨て台詞だからやめとけ。
66世界@名無史さん:2011/03/19(土) 20:48:42.86 0
>>63
といっても史学科じゃない場合師匠を見つけるのは難しいぞ。
史学科じゃないならネットの歴史系の掲示板でいろんな人に意見聞くくらいしかないと思われ。
67世界@名無史さん:2011/03/19(土) 20:58:21.04 0
経済学部の経済史なんて、教授の専門によっては普通に中世史やってたりするから、
その先生で十分だろ。
68山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/03/19(土) 21:14:17.13 0
>>66
これは日本史の話で、なかなか適用は難しいと思うのですが、公開講座での
学習や通信教育によって、特定の分野で論文を書いたり、それまで知られて
いなかった地域の史料を発掘したりして、見事な成果を挙げられた方々がい
らっしゃいました。

市井で言えば、いわゆる近代史学とは異なるのですが、漢学系の学者から学
ぶ機会もありましたが、今は難しいでしょうね。
20代でも、家の方針で小学生の頃から四書五経を読まされてきたという人
が今でも存在していますが、塾は流行りそうに無い。

難しいことだとは思いますが、人間いかなる状況に陥り、いくつになってい
ても学習意欲を持つことが、一番大切なのだろうと思っております。
69世界@名無史さん:2011/03/19(土) 21:28:12.10 0
史料を読める必要ってあるんでしょうか?
まあ史料が読めないと疑い方とかは分からないかもしれない。
でも本を何十冊も読んだりネットで調べまくれば十分な知識を得ることができると思います。
70世界@名無史さん:2011/03/19(土) 21:56:56.31 0
アニメ専門学校に行かないアニオタは珍しいか?というのと同じだろ
71世界@名無史さん:2011/03/19(土) 21:59:01.69 0
研究者になるわけでもなく、個人の趣味として読書するだけなら、
活字史料や翻訳史料で十分だろう。
別に論文書くわけでも、発表するわけでもないんだから。
72世界@名無史さん:2011/03/19(土) 22:19:43.13 O
>>69
本も中身による。小説を何百冊読んだって意味がない。
活字で現代語訳でもいいから、史料に当たるのが一番だよ。
73世界@名無史さん:2011/03/19(土) 22:23:10.66 0
>>72
小説は読んでないな。
現代語訳の史料なら読んでる。
74世界@名無史さん:2011/03/19(土) 23:31:47.00 0
ここまでカンタニャック氏の話題無し

今ググったら法学部教授になっておられた(汗
75世界@名無史さん:2011/03/19(土) 23:34:22.26 0
訂正
法学部ではなくて理工学部で民法を教えておられる
なんか万年講師っていう印象しかなかったが考えてみれば随分月日が経っているんだよな(遠い目
76世界@名無史さん:2011/03/20(日) 00:09:32.49 O
>>73
現代語訳でも立派だろ
井沢ヲタは小説片手に史料否定するぞw
77世界@名無史さん:2011/03/20(日) 04:19:20.58 0
世間知と専門知の障壁が低そうに見えるかラナ、歴史は
78世界@名無史さん:2011/03/20(日) 06:05:34.05 0
>>69
本人が歴史を勉強するときに何を求めてるかによるんだと思う
知識は誰でも調べれば増やせるが、材料でしかない
79世界@名無史さん:2011/03/20(日) 12:24:17.98 0
まあ世界史板で言えば史学科卒の連中(特に院卒研究者)より
他学科の方が人格的にまともな人間が多いように感じるので
歴史学的方法を心得てさえいるなら他学科卒ながら学識ある人こそ招きたいところ
80世界@名無史さん:2011/03/20(日) 12:26:12.00 0
>>79
史学科卒、というより院卒ってそんなにタチ悪いのか?

つか史学科の人が他学部を見下してるって本当の話か?
81世界@名無史さん:2011/03/20(日) 12:37:33.67 0
史学的に歴史を解釈していると自称する人達が
物語的に解釈してる人を見下す様子ならここかしこで見れる
82世界@名無史さん:2011/03/20(日) 13:03:05.81 0
史学科で「専門的」に学んだ人間しか歴史を語るなって感じの、
史学科原理主義みたいな雰囲気も鼻につくことがある。
83世界@名無史さん:2011/03/20(日) 13:07:52.73 0
>>82
雰囲気とは?教えてください。
84世界@名無史さん:2011/03/20(日) 13:41:40.16 0
雑談系のスレみたいなところで、世界史スレの衰退が話題になったとき、
「院生以外お断り」「院生以上限定」とか、そういう声が湧いて出るよね。

あと、ローマ史関係では塩野叩きが目立つし。
85世界@名無史さん:2011/03/20(日) 14:10:18.67 0
>>84
つまり、史学科原理主義というよりは院生原理主義、ってことか?
86山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/03/20(日) 14:18:30.63 0
史学畑は、非史学畑の収入の多さに嫉妬を抱く。
非史学畑は、同じ趣味でもより専門性(知識に限らない)がある相手に嫉妬を抱く。
単に自分にないものを持っているという理由で叩き合っている様に見えます。
ニュース系の板に多い、理系の文系叩き(鳩山総理以降やや後退)もそうですが。
87山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/03/20(日) 14:20:51.26 0
別に嫉妬している訳ではない、相手の態度が大きいだけだという声もあるでしょうし、実際に
態度に問題がない訳でもないでしょう。
しかし、単に相手の行動に起因する問題なら、泰然自若と構えていれば済む話。
どうも、顔を真っ赤にせんばかりの人には、当人の中にも抱えているものがある様に見えます。
88世界@名無史さん:2011/03/20(日) 14:30:51.72 0
つー鏡

ココ置いときますね(苦笑
89世界@名無史さん:2011/03/20(日) 15:43:08.45 0
>>85
院生って中途半端な立場だからかなぁ。
一般人から見れば、就職できなかった落ちこぼれのニート予備軍に過ぎ
ないんだけど、院生にとっては、「就職できなかったんじゃない、研究した
かったんだ」というプライドがあるんで、排他的になってるような気がする。
90世界@名無史さん:2011/03/20(日) 19:43:16.23 O
歴史を司馬本で語りたがる奴に、史学が「そりゃ違う」と訂正すると司馬ヲタが逆切れ、みたいなものだろ。
91世界@名無史さん:2011/03/20(日) 19:59:49.83 0
>>90
別に史学以外の歴オタが全員司馬オタなわけじゃないだろ。
92世界@名無史さん:2011/03/20(日) 20:03:31.45 0
司馬の場合は、明らかにエンターテイメントである小説と、
文明批評、史論的なエッセイや対談集は区別した方がいいだろう。

小説はエンタメだから、創作や意図的な事実の改変がおこなわれている。
(「燃えよ剣」とかが剣豪小説や時代小説寄りのエンタメってのは、
ちょっと読めばわかることだろ?)

エッセイとかは司馬なりの歴史観や文明論を表明しているものだが、
そういうジャンルも許容できない人が司馬や塩野を叩いてるのだろう。
93世界@名無史さん:2011/03/20(日) 20:08:30.09 0
大仏次郎のフランス近代史三部作や「天皇の世紀」、
海音寺潮五郎の「西郷隆盛」とか、史伝というジャンルもあるわけで、
わかりやすく歴史を紹介する「叙述」の分野ってものもなければ、
一般人も困るだろう。
94世界@名無史さん:2011/03/20(日) 20:31:11.27 0
司馬や塩野はあくまで小説家だし歴史観や文明観の価値は2chの書き込みと変わらんだろ
別にそれ自体は悪くないけど、それをまともな歴史観や文明論かのように書かれたら叩きたくもなる
95世界@名無史さん:2011/03/20(日) 20:40:57.18 0
小林秀雄みたいな批評家も文明論や史論めいたものを書いてるけどね。

確かに一次史料を使った研究は専門の研究者中心に行うものであるにせよ、
一般向けの叙述や批評は別だろう。
96世界@名無史さん:2011/03/21(月) 00:24:51.53 0
史学科というか院まで行くとOBになってもしばらくは出身大学の研究大会の案内が来るから
アマとか嘱託で研究するにしても専門家や教授とコンタクトが取り続けることが可能という点で有利かな。

アマとか他専攻の人って複数の専門家からまともな批判を受ける場を設けるだけでも大変だし。
97世界@名無史さん:2011/03/21(月) 01:35:40.75 0
「キリ」の史学科です。
ほんっとにレベルの低い三流以下。
一次史料を読む訓練もなく、
ヨソの大学の名誉教授の暇つぶしか
いくつかの大学を渡り歩いている若い非常勤講師。
マイナーな時代が好きだったので、同志もおらず
先生からも放置プレイ。

結局自力で図書館通いしてた。
まあ、大学生活でほとんど歴史関係の本ばっかり読んでたから
それはそれで意義はあったと思うけど。

だからまともな史学科で史料を調べたり読み解いたりする訓練をした人に
比べるとなんか引け目を感じる。
98Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/03/21(月) 12:06:10.95 0
>>94
司馬や塩野の文明批評とかエッセイとかは
肩書きが小説家なだけでジャーナリストとか評論家とかどっかの社長が
語ってるのと変わらんだろう。
同じ名前で何冊も継続して出してる分、2chの書き込みよりはましだが
こういう見方もある程度のものだと思う。
TVに出てる政治評論家と同レベルと思えば目くじら立てることもない。
99世界@名無史さん:2011/03/21(月) 12:32:14.16 0
一般人が本屋の歴史棚でおそらく一番簡単に手に取れるのが司馬遼や塩婆様で
それゆえに彼らの語ることを「これが歴史」と思うのは当然なのでは。
実際、それも歴史である訳だし。
もしも、それらが「歴史」でないと主張したいなら、具体的に誰の何を読めば
何が得られるのかまで手取り足取り教えてくれないと。
一般人は基本的に分かりやすい方に流れるものだし。
100世界@名無史さん:2011/03/21(月) 12:48:23.42 0
自分もドマイナーな分野やってたけどと
他大学まで行けば専門かそれに近い人はいるだろうし
自分からコンタクトを取り続ける努力をすればいいんじゃね

史料批判については院生や近場の歴史系郷土系の博物館学芸員に教えを乞うとか
やりようはいくらでもあると思う。
101世界@名無史さん:2011/03/21(月) 13:26:43.05 0
塩婆や司馬は小説だから読むななんて言ったら、
教科書か学者の書いた専門書しか読めなくなってしまう。

一般人が趣味や娯楽や暇つぶしで読む分には、
塩野や司馬のエッセイや評論で十分だろう。
もっと興味や関心がわけば、中公旧版の日本・世界の歴史があるし、
個別のテーマは新書でいくらでも出てるだろう。

郷土史とか真面目に調べようと思ったら、>>100で言われてるように、
近場の学芸員とかに教えを乞うのもいいかもね。
博物館で古文書講座とかやってるし。
(院生は自分の就活でいっぱいいっぱいだから、他人の世話は無理)
102世界@名無史さん:2011/03/21(月) 13:33:51.19 0
司馬については、明らかな創作である小説と、
小説執筆の過程で集めた文献などから得た知識を背景にしたエッセイ・批評や、
小説の中の地の文章でよく出てくる「余談(エッセイ的部分)」は、
区別して考えた方がいい。
103世界@名無史さん:2011/03/21(月) 14:41:31.11 0
学芸員は郷土史で報酬を貰っているのであって
通史のために配置されているわけではないよ。
104世界@名無史さん:2011/03/21(月) 15:34:40.33 0
>>99
世間知の世界の住人のままでええじゃん
105世界@名無史さん:2011/03/21(月) 16:12:48.89 0
そそ、彼らがみんな世間知の住人を脱してしまったら
史学院生がdisって気晴らしする相手がいなくなっちまう
106世界@名無史さん:2011/03/21(月) 16:15:40.55 O
受験生なんですがMarch以上の私立法学部でおすすめ順を教えてください
107世界@名無史さん:2011/03/21(月) 16:49:18.34 0
新聞の特集かなんかで読んだが、
塩野が司馬に、"日本には歴史研究か歴史小説しかない"といわれた、と。
ということはそれ以外も海外にはあるわけで、
歴史っていってももっと幅広いジャンルがあるんじゃないかね??

有名どころだと、ジャレドダイヤモンドは生物学者だけど、
『銃、病原菌、鉄』の冒頭で われわれ歴史教育を受けたものとしては て
なことを言ってるし。
史学科はいわゆる"歴史学"をやってるとこなわけで、
とても狭い手法でしかやってないんだとおもう。
だれかが興味もって、自分でいろいろ過去のことに思いを馳せてたら、
それはやっぱり歴史を考えるということになるのでは??
108世界@名無史さん:2011/03/21(月) 16:59:40.17 0
>>107
日本も実際は多々あるのだけど、認められにくいのだと思う。
>>98みたいな考え方で低く見ている傾向がよい例。
109世界@名無史さん:2011/03/21(月) 17:09:05.65 0
連投失礼。

そうそう、読んでて思い出したが、Amazonの歴史系書籍の書評って、
いかにも史学科出身の専門家ですって感じの"ぶった"批評がけっこう
ある気がする。

専門をやってる強みの部分はたしかに素人には手出しできなさそうなのは確か。
しかし、公開の場で彼らの世界特有の語彙を振り回してたり、
その"ぶった"口調を恥ずかしくもなく使ってるのなどを見ると、
インテリジェンスとしては大したことなさそうな人が多い気がする。

つまり言いたいのは、史学科って、
自分たちの世界で満足しちゃってる専門バカが多そうってこと。
ま、自分の専門しか世界をしらない人って
どこの世界にもいっぱいいるけどね。
でも歴史ってもっと広くて柔軟な視点が必要なものだと思うんだけどな〜

ま、もちろんそんなんじゃない人が多いんだろうけどね。
110世界@名無史さん:2011/03/21(月) 18:08:41.18 0
>>109
>もっと広くて柔軟な視点
と称して、似非知識人や修正主義者が歴史を玩具にするんだろ。
111世界@名無史さん:2011/03/21(月) 18:33:40.99 0
>>110
まあ、確かにそういう手合いが多いのも事実だけど、
史学科原理主義のにほいがプンプンするレスでもあるな。

史伝とか史論というジャンルも許容できない?
112世界@名無史さん:2011/03/21(月) 20:11:26.07 0
じゃなくて、教養課程や中高の教科書レベルでもっとまともな歴史を教えろよ
あんなもん誤謬が多い上にクソ詰まらないし何の役にも立たないと誰得
113世界@名無史さん:2011/03/21(月) 20:39:29.25 0
http://livedoor.blogimg.jp/amosaic/imgs/1/c/1cddb669-s.jpg

ちょっとレベル落とすことになるけど東大入りなおそうかな
114世界@名無史さん:2011/03/21(月) 21:42:37.47 0
>>112
高校世界史の教科書は素晴らしいと今まで思ってました・・・
まともな歴史を教えてもらえる本って具体的にどんなものか
また、もし市販されてるなら教えてもらえないでしょうか?
115世界@名無史さん:2011/03/21(月) 21:44:47.99 0
>>112に期待age
116世界@名無史さん:2011/03/21(月) 22:10:42.02 0
史学科原理主義の人間って軍隊で言うなら(性格の悪い)参謀将校みたいだな。
参謀将校はエリートだが性格の悪い人は陸軍大学校を出ていない人を見下す。
これと同様に、史学科は歴史に関してはエリートだが性格の悪い人の場合は史学科を出ていない人を見下す。
117世界@名無史さん:2011/03/21(月) 22:16:40.77 0
>>116
史学科が歴史ファンにとっての陸軍大学校なら歴史ファンにとっての参謀本部はどこになるんだ?
118世界@名無史さん:2011/03/21(月) 22:30:21.20 0
外大
119世界@名無史さん:2011/03/21(月) 22:52:46.22 0
軍隊にたとえるなら史学科は士官学校では?
120世界@名無史さん:2011/03/21(月) 22:53:49.55 0
経済学部出身でヨーロッパ中世の経済史やってる大学教授と、
史学科出身で普通の会社員や主婦になった人を比べて、
後者が歴史に関して陸大出の天保銭組と言えるのか?
121世界@名無史さん:2011/03/21(月) 23:07:30.93 0
>>120
その大学教授は軍隊で言うなら「無天から将官になった人」という感じかな。
それと、天保銭組が優秀とは限らない。無天がダメとは限らない。

まあ、軍隊で言うなら史学科は陸大と言うより海大かもな。
海軍は大学校出てなくても将官になれてる人が何人もいる。

>>119
一定レベルの知識をもった歴史ファン=将校という設定で。

>>117
大学院
122世界@名無史さん:2011/03/21(月) 23:24:52.92 0
そもそも、経済学部や商学部の教授にも、経済史とか商業史という名目で、
普通に中世史とか近世史やってる人もいるんだけどね。
123世界@名無史さん:2011/03/22(火) 00:15:38.16 0
軍隊でいうなら史学科出身は歩兵科や騎兵科、経済学畑から来た人は輜重兵科とかそんな感じだと思う。
124世界@名無史さん:2011/03/22(火) 00:26:19.68 0
史学科出身でない歴史に関しての参謀本部員や将官になるというのは可能?

>>123
輜重兵科ってえらく冷遇されてる兵科だったような・・
砲兵はどこの学科出身に相当するだろうか?
125世界@名無史さん:2011/03/22(火) 03:44:42.51 0
政治史や外交史だと法学部出身者の独壇場だろ
史学の正統と重なる領域なのにw
126世界@名無史さん:2011/03/22(火) 04:33:48.19 0
総じて、社会科学系学部での「史」研究は社会科学理論の適用の関係から近現代中心にならざるをえない

時代を問わずに好きにやりたいという人は史学科に行くしかない

ただし、史料へのアプローチなどは職人芸的なところがあるし、そういうノウハウは史学科の先輩が有しているのを伝授して貰える
社会科学系学部だと、ゼミでさえそういう先輩からの技術伝授は望めない
127世界@名無史さん:2011/03/22(火) 07:37:28.95 0
法律、経済、外語などは、研究を依頼してくる者がいるわけで
シンクタンク・ビジネスとして成立しやすいんだよ。
史学は基礎研究なので、ビジネス的に成立させるには
ブロパガンダ素材の提供という形にとびつくしかない。
128世界@名無史さん:2011/03/22(火) 08:24:08.61 0
>>126
決して必ず近現代中心にならざるを得ないという訳でもないよ
基本的に古代でも中世でも扱いたい時代を扱ってる
ただ、例えば日本の古代律令制を史学者と法学者がやるのでは違うように
研究の立ち位置が別になってしまうけど
129世界@名無史さん:2011/03/22(火) 11:16:13.56 0
>>126>>128
社会科学系学部での「史」研究の問題点は、
「社会科学理論の適用の関係から近現代中心になる」点に加えて、
「近代の西欧の価値観に基づいて解釈を行うために、
 非西欧地域固有の文化、社会、制度を劣ったものとして捉えがちになる」点
だと思う。

社会科学系学部の「史」研究でとりあげられるのは、
ほとんど西欧諸国(とりわけイギリス、フランス、ドイツ)ばかりで、
アジア・アフリカ諸国はまともにとりあげられない。
アジア・アフリカ諸国がとりあげられたとしても、
中国、東南アジアなどの先進国、新興国くらいしかない。
130世界@名無史さん:2011/03/22(火) 11:45:18.59 0
イスラム法はイスラム史とセットな関係上、
預言者の時代から現代までのアフリカもやるし中央アジアもやるんだがな
131世界@名無史さん:2011/03/22(火) 18:44:06.70 0
とても史学とは呼べないお遊戯だけどね
132Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/03/22(火) 19:03:36.58 0
>>126
法学部に関しては法制史で古代ローマの王政時代からやったりもするし
そこまで近現代限定というわけでもない。
欧米中心なのは事実だけど、今の日本の法体系が大陸法と英米法の
ごたまぜだから、ある意味仕方ないんだよね。
大学で学ぶのはどうしても日本の国内法中心だし。

経済学部は、近現代の欧米史の中でも現代アメリカ史に
割と偏ってそうな印象がある。
133世界@名無史さん:2011/03/22(火) 19:35:40.16 0
商学部の先生でも中世やってる人の例

研究分野
・経済史
・西洋史

論文
・中世初期東フランクの都市と市場
・中世初期東フランクの流通関係国王文書
・西欧中世初期の修道院における所領と市場-コルヴァイ修道院の事例から-
・西欧中世初期市場史の一考察-ヘクスター=コルヴァイ区域の市場をめぐって-
・中世初期コルヴァイ修道院所領の空間構造-市場史研究の前提として-
134世界@名無史さん:2011/03/22(火) 19:36:06.86 0
なぜ社会科学系学部の講義を聴いたこともない>>129
「近代の西欧の価値観に基づいて解釈を行うために〜」などと知ったような口を利けるのか疑問。
135世界@名無史さん:2011/03/22(火) 19:46:10.31 0
経済学部でも中世やってる人の例

専門分野とテーマ
・フランス中世都市財政史
・ヨーロッパ中世市場史
・ヨーロッパ中・近世社会経済史

論文
・フランス中世都市の財政構造をめぐって―シャンパーニュ大市都市プロヴァンの会計簿の検討―
・フランス中世都市財政史研究の動向―1950年以降のフランス学界―
・フランス中世都市の財政と『自治』―プロヴァンの都市会計簿(1274−1331年)を素材にして―
・15世紀中葉プロヴァン都市会計簿の分析―中世後期フランス都市の財政構造の1例―
・シャンパーニュ大市、都市当局、在地住民―プロヴァンを中心にして―
・シャンパーニュ大市における慣習的租税の税額表
・フランス中世都市財政史研究の動向―1990年代のフランス学界―
・中世後期フランス都市制度の諸側面―シャンパーニュ諸都市の行・財政制度―
・フランス中世都市における財政・租税制度―トロワの場合 (1) (2)―
・14世紀中葉プロヴァンの会計記録再考−1360年会計簿 エディションの試み−
・シャンパーニュ地方都市トロワのカルチュレールについて
・フランス中世財政・租税史料論の動向
・中世後期フランス都市行財政諸記録の性格と機能について―都市会計簿と都市議事録を中心に―
136世界@名無史さん:2011/03/22(火) 19:51:05.88 0
>>132
>経済学部は、近現代の欧米史の中でも現代アメリカ史に割と偏ってそうな印象

いや、それはすごい誤解だわ
アメリカ経済史やってたのって、KOのOKD先生やCBのAKMT先生ぐらい
政治史も同様の傾向があって、アカデミズムにおけるヨーロッパ偏重主義は意外と根強い
137世界@名無史さん:2011/03/22(火) 19:52:35.24 0
「題材がヨーロッパ中心」と「価値観がヨーロッパ的」は厳密に区別してもらわないと。
138世界@名無史さん:2011/03/22(火) 19:55:45.07 0
>>135
>経済学部でも中世やってる人の例

それってすごい特殊事例だわ
Q大MRMT門下が周辺に拡散しているだけのこと

東京だと、ヨーロッパ中世経済史の大家だった一橋MSD門下から中世経済史の後継者は出なかったしな
139世界@名無史さん:2011/03/22(火) 19:56:33.19 0
>>138
特殊事例だったら何か問題あるの?
140世界@名無史さん:2011/03/22(火) 20:04:26.33 0
現在の事象に関心を持って入学して来る学生に、古代中世を勉強する意義を伝えることが出来れば、問題はないと思うよ

でも、そういうことは相当上位の大学じゃないと無理だと思うけどね
141世界@名無史さん:2011/03/22(火) 20:06:24.98 0
>>133の商学部でフランク王国やってる人について、もう少し

研究分野
初期・盛期中世ドイツにおける流通。
市場開設・造幣・流通税(関税)徴収に関する国王特許状の分析を中心に研究中。

趣味
鉄道、郵便、街歩き。

略歴
高校2年。
世界史の授業で、フランク王国が云々、カール大帝が云々、あたりでお手上げとなる。
「世界史なんか2度とやるもんか」と思った。

大学経済学部在学。
面白半分でもぐりこんだラテン語の授業から脱出できなくなり、そのまま勢いに呑まれて
西洋経済史研究室へ漂着。

大学院経済学研究科在学。
気がつけば、フランク王国が云々、カール大帝が云々、の毎日。
文学部西洋史研究室・独文学研究室にお世話になったのもこの頃。
この間1年近く国外留学、昭和天皇の死去はウィーンで聞いた。

大学商学部講師、その後助教授となり現在に至る。
142世界@名無史さん:2011/03/22(火) 20:08:09.56 0
>>140
古代中世を勉強する意義ってわざわざ大学で学ぶことか?
143世界@名無史さん:2011/03/22(火) 20:12:57.66 0
>>137
「価値観がヨーロッパ的」と「西欧信仰に伴う宗教観」は厳密に区別してもらわないと
144世界@名無史さん:2011/03/22(火) 20:28:28.06 0
>>143
「価値観が純ヨーロッパ的」と「価値観がヨーロッパかぶれの日本的」は厳密に区別してもらわないと。
145Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/03/22(火) 20:31:24.87 0
>>136
それは申し訳ない。
最近の有名な経済学者ってアメリカの大学出身が大部分だから
学説の背景としてアメリカ経済史やるのかなと思ってたんだけど
そうでもないんだね。
146世界@名無史さん:2011/03/22(火) 21:34:18.90 0
なんか話が研究者の話題になってるけど、
もともとは史学科以外の歴史オタ=歴史好きの話題だったんじゃないのか?

研究者に話題になるとスレの主題からズレる。
ここはプロの研究者とか史学科プロパーのことをメインに語るスレじゃない。
147世界@名無史さん:2011/03/22(火) 22:11:03.23 0
185 :世界@名無史さん :2007/12/27(木) 21:23:29 0

こういう方もいらっしゃる。

199×年3月A大学商学部商学科卒業
199×年3月A大学大学院商学研究科博士課程後期商学専攻満期退学
その後6年間の一般企業勤務(とくに営業部門で日本全国を行脚)

再び社会人大学院生として、
200×年3月B大学大学院経済学研究科修士課程企業経営専攻を修了
200×年3月C大学大学院文化科学研究科博士課程修了
D大学人文学部歴史地理学科には200×年4月に助手として採用され、
200×年4月から専任講師(地理学担当)

A大学大学院時代には近世日本経済史・商業史を、
B大学大学院時代には近代日本経営史・経営管理論・経済地理学を、
C大学大学院時代には経済地理学・現代日本経済史を主に学ぶ。
   
現在の研究分野  
1つめは、A大学大学院時代に研究した近世日本における捕鯨業史
2つめは、明治後期から昭和戦前期までの日本における百貨店業の成立史
3つめは、戦後期以降の日本陶磁器業の経済地理学的研究
そして2・3番目の研究は企業時代に実際に全国の百貨店を取引先として
美術工芸品を販売した経験から出発している。
 
主な担当科目 基礎演習、地理学野外実習、交通の歴史、世界地誌
148第20軍団兵:2011/03/23(水) 00:30:44.08 0
>138
そのQ大MRMT先生はまだお元気ですか?(私が史学の世界から遙かに遠ざかったせいですが)
私が某場所でお目にかかったときは「...老人性うつにかかってまして(^_^;)」とお話しされていたことを思い出します。
私自身が著書自体を『中世農民の世界』以後読んでいない状況なのが問題ですが...
149世界@名無史さん:2011/03/24(木) 18:22:23.49 0
だから、このスレはアマチュアやマニアの話メインだろうが。
150世界@名無史さん:2011/03/25(金) 03:24:29.50 0
いや、少々脱線しても面白いからいいと思う
わざわざ新規スレ立てるには分野がよくわからない話題だし。
需要があれば、また元の話題に戻るでしょ
151世界@名無史さん:2011/03/25(金) 13:47:24.23 0
日々の報道で、映像や画像、そして被災者のコメントを眼にすればするほど、
東日本大震災の被害が想像を絶するものであったことを思い知らされる。

さらに「原発事故」である。「復興」などと簡単にいう人がいるが、いま、現場では、
そんな悠長なことなどいっていられない状況であることは、東京にいる私にも想像がつく。

それでも、現地の苦悩と混迷を自分のなかで受けとめ、遠くにいても何か役に立てないかと
考えている人は、数多くいることであろう。それも、個人レベルで。

しかし、個人からの物資支援を、現地では受けつけていない。「持参すればいい」と思うかもしれないが、
けっきょくその物資を仕分けしたり配分するのに多大な手間がかかるのだ。

そこで、カネが活きる。被災地である仙台在住の経済史学者・小田中直樹さん
(東北大学大学院教授)は、自身のブログのトップに「同情するならカネをくれ。」
というメッセージを掲載。寄付金や義援金が現地の自治体に「直接」届く方法が記されている。

ちなみに、「同情するなら……」のフレーズは、1994年に放映されたドラマ「家なき子」で、
主人公・相沢すず役の安達祐実が発したものであることは、多くの方がご存じであろう。

小田中さんは、現地から発することのできるギリギリのユーモアとして、同フレーズを使っている。
くれぐれも、ベタに読みとって小田中さんにクレームなどつけぬように。

いま、さまざまな組織や団体が寄付金・義援金をつのっている。他方、自身も被災の当事者である
宮城県や仙台市、岩手県、福島県などの自治体が指定する口座へ送金すれば、相手の顔が見えるかたちでの
被災地・被災者支援が可能になると思われる。振込手数料の有無もふくめて、
「小田中直樹2011仙台ドタバタ日記」(http://d.hatena.ne.jp/odanakanaoki/)で確認してみてほしい。
http://news.nifty.com/cs/item/detail/ygt-20110324-110324000283/1.htm
152世界@名無史さん:2011/03/26(土) 09:21:51.04 0
法学部の歴史オタといえば、
通産官僚から歴史物の著述家になった八幡和郎とかいるな。
153世界@名無史さん:2011/03/26(土) 10:26:05.97 0
俺のサヴィニー様とか!
154Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/03/27(日) 12:30:47.30 0
>>152

オーストリア・ハプスブルク史だとNHK出身の加藤雅彦とか
同じ国でも文学から歴史著述に来た菊地良生とか
ドイツ文学・日本との比較文学やってた江村均とか
結構本業外の人の著述が多い。
155Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/03/27(日) 12:58:27.60 0
×江村均
○江村洋

間違えた。
156世界@名無史さん:2011/03/27(日) 15:25:07.33 0
手元にあるニュージーランド近代史の研究書も、どっかの大学の英語教育教員の紀要論文をまとめたものだった
157世界@名無史さん:2011/03/27(日) 16:11:11.00 0
Fランの外国語教員には史学科院卒の研究者崩れも結構居るそうですが
158世界@名無史さん:2011/03/27(日) 16:15:26.85 0
それで給料もらえて生活できてたら、いいんじゃないの?
無職の自称研究者よりは。
159世界@名無史さん:2011/03/27(日) 16:31:48.62 0
もっとちゃんと勉強したいんだけど何から手をつけていいのかも判らないんだよな
あちこちの図書館にある本片っ端から読むくらいしかできてない
仕事やめても構わない貯金ができたら史学部入りたい
160世界@名無史さん:2011/03/27(日) 16:51:24.17 0
まずは何に興味があるのかをはっきりさせないと駄目だろう。
161世界@名無史さん:2011/03/27(日) 19:32:15.98 0
『〜研究入門』みたいなタイトルの本がたくさんでてるじゃん。
そういうのが無い分野でも参考になる。
162世界@名無史さん:2011/03/30(水) 15:30:39.47 0
>>154
オーストリア史は20年ほど前まで西洋史の研究対象にはなってなかったからな
近代化や帝国主義という問題関心からずれてたわけで

冷戦体制崩壊で世界的に民族問題が再燃する中で、初めて研究対象として浮上してきた
163世界@名無史さん:2011/03/30(水) 17:24:13.79 0
オーストリア関係は、史学科出身じゃない人の本が多いが、
英国紋章学の森護さんも元NHK職員だった。
164世界@名無史さん:2011/03/30(水) 18:08:02.89 O
経済学も資本主義成立事情だとか制度事の比較やろうと思うと歴史が関わるし、法学も同様だわな。
日本で紋章学だとかはマイナーだし、そも調べても発表する場所がないのも多いし。

カルタとか遊戯の歴史について調べてたマジシャンがいだけど名前が出てこない。
165世界@名無史さん:2011/03/31(木) 00:03:45.51 0
>>162
近年の帝国論研究で最も注目を集めているのは、
オスマン帝国とロシア帝国だ。

近年では、ロシア帝国・ソ連が、
広大なユーラシア大陸にそれなりの法秩序を維持し、
しかも民族形成の苗床となったことを評価している。

近年のロシア帝国史研究の動向については、
松里公孝
「ソ連崩壊後のスラブ・ユーラシア世界とロシア帝国論の隆盛」
山下範久編『帝国論』 講談社 2006年

ロシア帝国とオスマン帝国、ハプスブルク帝国の比較としては、
ドミニク・リーヴェン、松井秀和訳『帝国の興亡』上・下 日本経済新聞社 2002年
166世界@名無史さん:2011/03/31(木) 04:25:26.85 0
私…
ロシア帝国も嫌いだし
帝国論喋る男も大嫌い!
167世界@名無史さん:2011/03/31(木) 06:30:21.55 P
でもアメリカ帝国は大好き!
168世界@名無史さん:2011/03/31(木) 07:45:50.38 0
銀河帝国も
169世界@名無史さん:2011/04/04(月) 18:43:27.45 0
正直なところ、不本意な仕事をしながら、趣味で歴史の勉強するのと、
明日の見通しも立たない不安定な状況で歴史の研究者をめざすのは、
どっちが幸せな人生なんだろうな。
170世界@名無史さん:2011/04/04(月) 18:57:11.81 0
最終的にはその人の価値観、人生観次第と言ってしまえばそれまでだけど、
個人的には不本意なままgdgdやっているよりは、例え不安定でもやりたいことをやっている方が後悔は小さい気がする。
171世界@名無史さん:2011/04/04(月) 19:17:34.64 0
でも、マンガとかはプロになって締切や人気を気にしながら、
神経ズタズタボロボロになって描き続けるよりは、
趣味で好きなときに好きなもの描いてる方が幸せでは?

すべてのマンガ家が鳥山明みたいになれるわけじゃないんだし。
172世界@名無史さん:2011/04/04(月) 19:19:14.71 P
食えていけるなら研究者だろうけど、そもそも職が無さそう
173世界@名無史さん:2011/04/04(月) 21:07:41.90 0
>>171
だから、歴史研究の場合も、ポスト獲得のために学界のトレンドやら需要に合わせて、
自分の興味のない時代や分野をイヤイヤやるくらいなら、趣味で好きなことやってた方が、
ひょっとしたら幸せかもね。
174世界@名無史さん:2011/04/04(月) 21:56:36.89 0
歴史をやる喜びだけ味わえるなら幸せかといえば、そうとは限らない。
歴史をやる苦しみも味わってこそ幸せだと思う人間もいる。
175世界@名無史さん:2011/04/04(月) 22:55:11.40 O
>>169
前提として、不本意な仕事が果たして長く安定してやり続けられるかが問題だ。
リストラされるかもしれないし職場が流されてしまうかもしれない。

今までそれを考えなくて済むだけ幸せだったんだろう。
176世界@名無史さん:2011/04/05(火) 02:06:44.29 0
>>174
歴史に限ったことじゃないが、趣味のレベルだと自分で自分に追い込みをかけるのにどうしても限界あるから、
単に楽しい・嬉しいでとどまってしまってそこまでで終わってしまう感じはするね。
それ自体が悪いというわけではないけど、もう一段、二段上のより深い喜びまで行くにはやはり苦しみを経てというのは確かにあると思う。
177世界@名無史さん:2011/04/05(火) 05:23:18.02 0
仕事が苦痛なのに趣味にまで苦痛はいらないです
178世界@名無史さん:2011/04/05(火) 14:11:09.61 0
2chで叩かれてる歴史作家とかライターも、好き勝手書いてるというよりは、
編集者の要求で書かされてるって面が大きいからな。
179世界@名無史さん:2011/04/05(火) 16:44:23.49 0
高校生の頃はアニメやゲームの影響で古代史にのめり込み、
大学生になってからは啓蒙思想や社会主義といった近代史に関心が移り、
卒業してからは再び古代の生活史に回帰した。
今はルクレティウスの著作を邦訳で読んでいる。
180世界@名無史さん:2011/04/05(火) 17:54:18.69 0
ある意味、そういう遍歴が可能なのが「趣味」の歴史の強みだよね。
院生とか研究者になったら、そういうあっちこっち遍歴するのは無理だし、
専門外がどうのこうのって言われるし。
181世界@名無史さん:2011/04/07(木) 13:25:18.25 0
歴史学者だけど、昨今は自分の好きな研究だけやってればいいと言う状況じゃないよ。
大学の教育や雑務の話は置いておくとしても、研究自体が科研費など含めてどんどん
競争的資金しかもプロジェクトベースになってるから、課題作文しなきゃいけないことも多い。
182世界@名無史さん:2011/04/07(木) 22:02:47.87 0
>>180
ある分野を究めた後に遍歴するようになった人なら例がある。

・護雅夫
 突厥など中央アジア古代の遊牧民を中心に研究していたが、
 イスラーム化以後のトルコ史についても多くの論考を発表し、
 その関心はタンズィマートや近代思想史、トルコ共和国にまで及ぶ。

・羽田正
 サファヴィー朝史を研究していたが、『イスラーム世界の創造』(東京大学出版会、2005年)で
 「イスラーム世界」という語がはらむ問題を指摘し、イスラーム史研究のあり方に一石を投じる。
 国や地域を越えた本当の世界史の構築を目指すべく、東インド会社の研究に着手。
 その研究成果は『東インド会社とアジアの海』(講談社、2007年)にまとめられる。

「院生とか研究者になったら遍歴ができない」というのは必ずしも当てはまらない。
183世界@名無史さん:2011/04/07(木) 22:47:37.17 0
一橋大学って文学部はないけど西洋史の権威と言われる教授が昔いたよね
中世史の阿部謹也先生だったっけ?
184世界@名無史さん:2011/04/18(月) 16:50:25.39 0
増田四郎とか上原専禄とか渡辺金一とか
185世界@名無史さん:2011/04/18(月) 23:40:38.99 0
186世界@名無史さん:2011/04/19(火) 00:23:35.95 0
経済学部商学部等で西洋経済史やってる人もやはり中世が限界なんかな?
あまり古代をやってる人ってみたことがないけど
187世界@名無史さん:2011/04/19(火) 00:26:49.85 0
古代についての論文は引き合いがないからな
欲しいのは金融が発達してくる11世紀より後だよな
188世界@名無史さん:2011/04/24(日) 14:50:55.84 0
「歴史オタ」って言ってる時点でプロの研究者とかじゃなくて、
趣味人のことだろ?

NHKの熱中人とかで紹介される、城オタ、武将オタのマニアのことだろ?
189世界@名無史さん:2011/04/24(日) 14:57:48.44 0
>>188は城オタ、武将マニアなの?
190世界@名無史さん:2011/04/24(日) 21:42:42.88 0
世間で歴史オタと見られてるのは、そういう人が多いな。
191世界@名無史さん:2011/04/24(日) 22:01:33.87 0
在野の郷土史家とかどういう扱いなんだろう
オタやマニアとはまた毛色が違うような
192世界@名無史さん:2011/04/24(日) 22:15:47.33 0
プロの売文家という扱いだろう
地域興しで生活しておるもの
193世界@名無史さん:2011/04/25(月) 04:41:10.77 0
>>188
クリエイター関係の場合、
職業人でも「金のために嫌々働いている人」と
「趣味が高じて今の仕事に就いた人」を分けて後者をオタと言ったりするよ。
194世界@名無史さん:2011/04/25(月) 18:41:08.37 0
でも、日本3大城オタは
安住紳一郎(アナウンサー)、阪東三津五郎(俳優)、春風亭昇太(落語家)
だからなあ。

まあ、安住は城オタで鉄オタで特撮オタでその他、いろんなオタという人だがw
195世界@名無史さん:2011/04/25(月) 19:20:32.18 0
で、世界史オタはいないの?
196世界@名無史さん:2011/04/25(月) 19:36:32.88 0
>>195
世界史の範囲って歴史一般だから普通は歴オタと呼ぶのでは?
197世界@名無史さん:2011/04/25(月) 20:26:59.21 0
受験勉強でもないのに、趣味で世界史全部カバーする奴はいないだろ。

世界史系なら、まず中国史オタと西洋史オタの二大勢力に分かれるし、
前者なら春秋戦国オタ、三国志オタとか愛新覚羅オタ、シルクロードオタ、
後者ならローマオタ、中世オタ、ベルばら・ナポレオンオタ、ナチオタなど、
それぞれの趣味で細分化される。
198世界@名無史さん:2011/04/25(月) 21:02:04.17 0
>>197
受験勉強ではかなり広大な域の世界史をカバーできて凄く楽しかった自分は
あっちこっちに興味を持ちながら、それらをより合わせて総括した
歴史概論や比較歴史みたいな分野が趣味になっていった。

だから、春秋戦国オタとかローマオタみたいな感覚で「どこの国のオタ?」「何時代のオタ?」
と聞かれても特定の地域や時代を答えられない。
でもそこで「結局、何時代のオタ?」「で本当はどこの国のオタ?」と繰り返し聞いてくる人達は
歴史一般に興味あるというのを理解出来ないのだろうかとちょっと不安に思ってる。
199世界@名無史さん:2011/04/25(月) 21:20:05.78 0
でも、中国史マニアは西洋史(とくにオリエントとか古典古代)にあんまり関心なさそうだよ。
その逆もしかり。
200世界@名無史さん:2011/04/25(月) 21:26:59.85 0
199の知ってる人達がたまたまそうだっただけでは?
それこそ、このスレの1が法学部の歴オタが珍しいと思ってスレ立てたように
201世界@名無史さん:2011/04/25(月) 21:43:16.00 0
>>198
仲間をようやく発見した
イスラム関連、西欧・東欧、インドに南北アメリカ、中国、東南アジア、日本と
あっちこっちつまみ食いしてるけど、世界史板でも俺みたいなのは少数派

カンボジア内戦とコパン王朝史、第一次十字軍、
マリとカトナの発掘(メソポタミア)、後漢書、エウセビオスを並行して読むのって
自分では認識していなかったけど、やっぱりおかしいらしいなー
202世界@名無史さん:2011/04/25(月) 21:48:45.44 0
要するに、「広く浅く」派と「狭く深く」派がいるってことかな。
「狭く深く」といっても、三国志マニアみたいに、三国時代前後には異様に詳しくても、
他の時代や地域には驚くほど無知で無関心なわけだが。
203世界@名無史さん:2011/04/25(月) 21:57:48.15 0
>>202
それって単に三国志が好きなのであって、別に歴史が好きな訳ではないんじゃないかな。
歴史が好きなら、他の地域や時代の歴史にも自然に関心を抱くはずでしょ。
204世界@名無史さん:2011/04/25(月) 22:08:42.79 0
三国志マニアって、
当時の税制、農業や文化史とかも詳しい人っているの?
やっぱ戦史オンリー?
205世界@名無史さん:2011/04/25(月) 23:06:34.16 0
>>201
同時並行していろいろな地域や時代の本を読んでいけるといいんだけど、頭の中がごちゃごちゃになってくるんだよね。
俺の頭ではやりたくても真似できない。だから一時代集中型である程度自分で納得するところまでやったら
他へ移るという感じで地道にやっているよ。それで新しいところに手をつけたり、以前興味を持ったところにまた戻ってきたりしている。
206オツガイ ◆EAbyJft1LY :2011/04/25(月) 23:14:31.87 0
>>201
僕も少し似てるかな。イスラム史関連の本読んだら、次は東欧史に行って、
その次はインド史に、それを読み終わったら今度はラテンアメリカという風に、
あちこちつまみ食いで読んでる。そうやって読まないと飽きてしまうんだよね。
まぁ、>>205の言うように頭がゴチャゴチャになっちゃうこともたまにあるけど。
207世界@名無史さん:2011/04/26(火) 00:44:28.68 0
三国志っていっても「演義」オタと歴史オタは違うんじゃないか。

私は西洋史も東洋史も好きだけど。
高校の時に図書館で「ライフ人間世界史」がおもしろくて片っ端から読んだ。
「進歩の時代」で19世紀ヨーロッパが特に好きになったけど、
「中国」「イスラム」「古代アメリカ」どれもおもしろかった。
あとはムック本版の「未来への遺産」なんか読んだからそれこそあっちこっちいろいろ。
そのあたりが出発点なので、好きな国、時代はあってもそれ以外はムシ、なんてことはない。
いろいろかじってたらそのうち世界地図と年表が頭の中で埋まっていって
つながりが増えていくのでますますおもしろくなってますますあちこちいろいろ…。
208世界@名無史さん:2011/04/26(火) 01:45:38.29 0
>>200
このスレの>>1は、法学部の歴史オタが珍しいと思ってスレ立てしたんじゃなくて、
法学部の歴史オタが珍しいと思われていると思ってスレ立てしたんじゃないの。
209世界@名無史さん:2011/04/26(火) 01:50:24.75 0
>>204
戦史や人物萌えで始めたとしても、その戦いや人物に関わることを片っ端から掘り返していくから
土木技術、税制、文化、外交と時代社会丸ごと詳しくなっていく人達もいる
三国志くらいなら中国語覚えれば現地の文献や新説を漁ったり、古語勉強して原典読んだりできるしね

只、残念に思うのは、三国志ファン達が後漢三国時代の例えば税制をせっかくマニアックに勉強しても
宋や元の税制と比べて〜みたいな話には関心を示さないことだ
況やローマやフランクをや…

>>207
十年前ならまだしも今はもう色々入り乱れてて、敢えての「演義」派って少なそうだよね
210世界@名無史さん:2011/04/26(火) 02:23:06.51 0
フランク族連合体の税制って調べるだけ無駄そう
211世界@名無史さん:2011/04/26(火) 02:57:35.95 0
>>210
なるほど。他の歴史に興味を持ったり調べたりしないのは
こういう考え方だからなのかな。
212世界@名無史さん:2011/04/26(火) 07:04:58.59 0
俺は古代の多地域間交流史やってたから
>>201みたいにユーラシア全域をつまいぐいしつつ
コパンとか新大陸にも手を出してた

いまは郷土史やってる
213世界@名無史さん:2011/04/26(火) 07:49:05.57 0
>>1
高卒の歴史オタだっているんだから、どってことないよ
214世界@名無史さん:2011/04/26(火) 21:05:12.53 0
小学生の歴オタだっているだもんね♪ レキッズとかいうらしいが…
215世界@名無史さん:2011/04/27(水) 00:13:58.27 0
オタが多い時代ってどこの時代なんだろう?

俺の予想では
三国>>>WW2>ローマ>フランス革命>>>中世ヨーロッパ>>>その他
216世界@名無史さん:2011/04/27(水) 00:22:22.51 0
ナポレオン戦争ヲタと中世西欧ヲタはビザンツヲタよりも遭遇しない気が
三国志、ローマ、二次大戦、モンゴル、近世北部欧州・・・・
217世界@名無史さん:2011/04/27(水) 00:33:50.36 0
世界史の中で人気面でメジャーな部類に入るのって三国志・ローマ・WW2ぐらいか?
218世界@名無史さん:2011/04/27(水) 00:38:55.31 0
ハリウッド映画から察するに、近現代>18世紀西欧>絶対王朝期=中世西欧>古代ローマ>古代ギリシャ>古代エジプト
219世界@名無史さん:2011/04/27(水) 00:47:56.30 0
人気度はこんな感じじゃない?

三国志

超メジャーとメジャーの壁

WW2
古代ローマ

メジャーの壁

モンゴル
WW2以前の近代
中世ヨーロッパ
フランス革命

中堅の壁

ここに入ってないものは比較的マイナーになると思う。
220世界@名無史さん:2011/04/27(水) 00:53:31.57 0
ローマがメジャーとしてWW2と同列に語られるのは
塩婆の功績の大きさを感じさせられるね
221世界@名無史さん:2011/04/27(水) 00:57:41.74 0
世界史の時代の人気度をプロ野球でたとえてみよう。
三国志が巨人だとすれば、ローマが阪神、WW2が中日ってところか?
222世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:00:56.74 0
モンゴルはリーグ三位から日本一になった千葉M
223世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:12:12.91 0
>>219
流行り廃りが最近激しいけど、だいたいそんな感じだろうなー
224世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:12:38.23 0
野球でたとえるなら
三国=巨人
WW2=阪神
ローマ=中日
WW2以前の近代=ソフトバンク
フランス革命=日ハム
モンゴル=ロッテ
中世ヨーロッパ=楽天

ってところじゃないの?
225世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:15:49.82 0
>>224
ローマとWW2ってどっちが人気なんだろうな?よくわからん。

>>223
流行り廃りって言っても3強は衰退することはないと思う。
226世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:17:19.07 0
人気面で野球で言うところのオリックスのような存在になってしまう時代はどこだろう?
227世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:18:09.22 0
>>225
いや、古代ローマはここ10年くらいだぞ
その前はモンゴルで、その前はシルクロードだったんだし
WW2と三国は不動だけど
228世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:25:56.40 0
野球でたとえるなら>>224のたとえ方が無難。

>>226
東南アジア史とかかな?
229世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:46:06.95 0
>>227
世界史の人気度において1位三国、2位WW2はほぼ鉄板?
230世界@名無史さん:2011/04/27(水) 01:51:07.55 0
ガチガチの鉄板、ダービーのサクセスブロッケンくらい鉄板
231世界@名無史さん:2011/04/27(水) 02:03:21.53 0
だからこそ「俺、世界史得意だよ、特に三国『志』」
と普通にサラッと言われたときのウワァ…感もトップだね
せめて三国時代と言えっていうか、それでもウワァ感残るけど
232世界@名無史さん:2011/04/27(水) 02:30:22.62 0
>>229
注意しないといけないのが日本限定で、の話だな
あと三国ってここ30年でワッと増えたと思うんだけど
233世界@名無史さん:2011/04/27(水) 03:03:46.49 0
日本から一歩も出ずして全世界人民の実態を見抜く
スーパーエリートの>>232さんが仰るのだから、間違いない
234世界@名無史さん:2011/04/27(水) 03:18:09.89 0
えっ、もしかしてお前みたいな非スーパーエリートの馬鹿愚民って三国志が世界中で大人気だとでも思ってるの???
235世界@名無史さん:2011/04/27(水) 04:37:38.72 0
思うのは勝手、推測するのも勝手だよ、もちろんスーパーエリート様は
コンサル会社にやらせた世界中での三国志人気調査の結果を書き込んでいるのだが
236世界@名無史さん:2011/04/27(水) 05:11:55.80 0
>>233
日本から一歩も出ずして全世界人民の実態を見抜く
スーパーエリートの>>233さんが仰るのだから、
三国志がアジア・アフリカ・ヨーロッパを問わず大人気なのは間違いない
237世界@名無史さん:2011/04/27(水) 06:01:14.90 0
ここって何スレ?
238世界@名無史さん:2011/04/27(水) 10:27:31.15 0
俺史学科だったけどちんぷんかんぷん
239Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/04/27(水) 14:12:47.68 0
WW2以降は政治だのホロコーストだの戦争認識だのの話になるから避けてるなあ。
純粋に歴史として学べない。
歴史として距離置いて学べるのはせいぜい第一次大戦まで。
ローマくらいになるとそういう面じゃ気楽だね。

>>219
メソポタミア・エジプト・マヤ・アステカ・インカ辺りの
古代文明系列はどこに入るんだろうか。
考古学かも知れんけど、博物館じゃ結構人気の展覧会だし
好きな人もかなりいそうだけど。
私も好きだし。
240世界@名無史さん:2011/04/27(水) 14:45:17.06 0
>>239
政治認識を避けると純粋な歴史になるって不思議なレスで
ちょっと面白いから詳しく聞きたいんだけど
「純粋に歴史として学ぶ」ってどういうことを指してますか?
241世界@名無史さん:2011/04/27(水) 15:30:43.29 0
日頃から政治論争ばかりしている連中には「純粋に歴史を学ぶ」感覚が分からないんだねw
242世界@名無史さん:2011/04/27(水) 16:22:06.74 0
>>241
分からないので、どういうことなのか分かるように説明お願いします。
243世界@名無史さん:2011/04/27(水) 18:23:28.51 0
>>241
世界史板見てても、近現代の中国や韓国にしか関心のないような連中が多いからな。
近代以降の中韓の政治史という特定の分野にだけ、異様に詳しい知識を持っているが、
かなり偏った視点、史観を通したものだし、他の時代や地域、あるいは文化史などには、
全く興味も関心もないような感じだ。

だが、近現代の中国新書スレを見てても、院生っぽい連中の興味は政治史に偏りすぎで、
文化史とか社会風俗史なんかには何の興味もなさそうなんだよな。
244世界@名無史さん:2011/04/27(水) 18:36:25.33 0
歴史には歴史認識としての政治認識も内包されているから、
政治認識を排して歴史を純粋に学ぶということがどういうことなのか分かりません。

歴史はそもそも政治認識を下敷きに記述され解釈されてきたというのに
政治認識を避けて、それを純粋の歴史なんて呼べるのだろうか?
245世界@名無史さん:2011/04/27(水) 18:45:14.89 0
あたりまえだが、どんな分野でも政治史を全く無視することはできない。
しかし、政治そのものを前面に押し出さない文化史とか社会風俗史の分野もある。
246世界@名無史さん:2011/04/27(水) 18:45:15.97 0
政治認識と歴史が全く別個の事柄なのは自明、その程度の事すら認識出来ないんだよね
247世界@名無史さん:2011/04/27(水) 19:03:03.66 0
>>245
そうすると「純粋の歴史」とやらは文化史とか社会風俗史
と言ってるように読めるのですが、>>245さんはそう思ってるのですか?

>>246
本当に全く別個のものなのか、何故に別個のものか
バカにも分かるように説明お願いします。

どんな史観の下敷きにも意識的にせよ無意識的にせよ政治認識があって
それによって歴史が記録されているのにも拘らず、
政治認識を取り除けば純粋の歴史になるというのが、やっぱり分かりません。
248世界@名無史さん:2011/04/27(水) 19:15:00.84 0
史観と記録が別個のものという事すら認識出来ていないとこうなる
249世界@名無史さん:2011/04/27(水) 19:17:20.12 0
>>247
「純粋の歴史」ってのが、どういう意味で言ってるのかわからないけど、
政治的な価値判断を含まないという意味なら、政治史よりはそれに近い面はある。

でも、美術史や建築史、芸能史や都市生活史にしても、政治と無関係ではない。
日本の浮世絵とか黄表紙にしても社会風刺とか出版統制とかとかにふれざるをえないから。

それでも、文化史は政治・外交史に比べて、政治的な価値判断が露骨には表に出にくい。
250世界@名無史さん:2011/04/27(水) 19:58:17.29 0
>>248
政治的意図による選択によって何を記録し何を記録しないかが決まっている。
また、記録から何を読み、何を読まないかは史観によって左右されている。
そうすると、政治的意図からも史観からも独立した記録というのはありえないのでは?

>>247
自分もその「純粋の歴史」ってのがどういう意味で使われているか分からなくて
>>239に質問してみました(が、答えはまだ返ってきてない)

>>247さんが説明しているように政治的影響を含まずにはいられないというのは同意です。
しかし、そうすると>>245さんの言うような「純粋の歴史」=政治的な価値判断を含まないもの
という定義は存在し得ないのではないかと思うのです。
251世界@名無史さん:2011/04/27(水) 20:41:35.16 0
>>250
読む、読まないってのが、まず意味が解らない
記録する、しないが、全て政治的意図によるというのも理解出来ない
252世界@名無史さん:2011/04/27(水) 21:02:41.81 0
>>250
>政治的意図による選択によって何を記録し何を記録しないかが決まっている。

一般の商人の契約文書や、農民同士の間の土地利用をめぐる規定についても
政治的意図があるっていうのか?
政治政治というが、政治が一般庶民の生活に深く関与するようになったのは、
せいぜいここ100年くらいのことだ。
過去に記録を残した者の全てが政治家、官僚というわけではないだろ。
政治史ばかりが歴史だと思うなよ。
253世界@名無史さん:2011/04/27(水) 21:56:38.99 0
>>252
全く同感なんだが、それでも中世日本の農民同士の権利争いの文書でも、
琵琶湖畔のある村の文書からは、武家領主や幕府を巻き込んだ政治的な争いの様子が
浮かび上がってくるんだよな。

農村文書も権利争いや訴訟にまつわるものだと、否応なしに政治の影がちらつく。
254世界@名無史さん:2011/04/27(水) 22:03:08.98 0
>>251
例えば、ある事をある史観で説明すると、
同時に、見落とされたり切り落とされたり説明されなくなるものも有る訳です。

>>252
一般の商人の契約文書に対しても、それがどういうものだったか説明するのに
その人の史観、政治的背景は自然と入り込みます。
>政治史ばかりが歴史だと思うなよ。
そういうことは一言も書いてないので、それは>>252さんの妄想だと思うけど
もし歴史とは政治史というようなことを自分が書いてたらのなら引用して教えて下さい。

>>239によると、「純粋に歴史として学ぶ」には政治認識を取り除くとよいそうですが
政治認識を取り除くと純粋に歴史を学べるというのは何故なのか、
そして「純粋に歴史として学ぶ」というのがどういうことか知りたいので教えて欲しいだけです。
255世界@名無史さん:2011/04/27(水) 22:06:45.84 0
>>254
それは歴史じゃなく論文とか出版物の話だね、はいお終い
256世界@名無史さん:2011/04/28(木) 00:51:48.32 0
だからさー、第二次大戦だと実際にその時代を生きていた人がまだ健在で
しかも両親や祖父母から「あの時はこうだった」みたいな話を聞いてきた人が
たくさんいるわけで。
だからそれは「歴史」じゃなくて「体験談」だからそういう話をいろいろ聞いてたら
「純粋な歴史」として見られない、っていうことじゃないの?
257世界@名無史さん:2011/04/28(木) 01:10:22.07 0
最初に言い出した奴がこの粘着に
お前違うよこうだからと言ってやれば即終わるだろうに
258世界@名無史さん:2011/04/28(木) 03:16:44.52 0
このスレに居る人間って、基本的に史学科生ではない歴オタが中心で
細かい考察・言葉の定義にこだわらず、直感で語っている奴が多いと思ってたんだが
259世界@名無史さん:2011/04/28(木) 07:23:30.33 0
2次大戦あたりだとウヨサヨ的な煩わしい話が前面に出てきやすいんで歴史を純粋に楽しみにくいってことだろ?
大雑把に言えばただそれだけのことじゃないのか。
もちろん、完全に政治認識とは無縁の歴史というのはあり得ないのも事実ではあるんだが、
そこまで厳密な意味で「政治認識」とやらを話題に出したわけじゃないだろう。
260世界@名無史さん:2011/04/28(木) 08:11:42.63 0
>>258
「史学科生ではない歴オタ」と一緒くたにするのが間違い。

スレタイにある通り法学部の人間であれば、術語の定義の大切さは重々承知しているはず。
言葉遣いに無頓着な奴は法律家として失格。法学はそんないい加減な世界ではない。
261世界@名無史さん:2011/04/28(木) 15:20:36.22 0
>>260
すごい馬鹿が現れたな・・
262世界@名無史さん:2011/04/28(木) 15:27:39.33 0
>>261
触れてやるなよ……

誰と戦っているのかも分かっていない奴が
語句の定義にこだわって粘着なんて寒すぎるだろ……
263世界@名無史さん:2011/04/28(木) 15:33:34.76 0
>>262
誰と戦っているのかも分かっていない奴?
アンカーが付いてるのも見えないのか?
264世界@名無史さん:2011/04/28(木) 15:51:03.06 0
>>262
触れちゃいけない馬鹿の間違いだったようだな
以後スルー推奨
265世界@名無史さん:2011/04/28(木) 16:33:46.97 0
>>263-264
こういう奴らしかいないから史学科が馬鹿にされるんだろうな。
266世界@名無史さん:2011/04/28(木) 16:54:44.85 0
「歴オタって馬鹿ばっかり」
267世界@名無史さん:2011/04/28(木) 17:22:40.98 0
プッ
レベル低いなこのスレ
268世界@名無史さん:2011/04/28(木) 17:32:07.46 0
>>264
×触れちゃいけない馬鹿の間違いだったようだな
>>263は触れちゃいけない馬鹿のようだな
269世界@名無史さん:2011/04/28(木) 18:12:24.53 0
そんなことより、非史学部でも歴オタしてる奴らは
歴史のどこに魅力を感じてるかとか、そういう話でもしようぜ
270世界@名無史さん:2011/04/28(木) 18:46:41.18 0
歴史関連書籍の面白さに惹かれた、かなあ
一つの事件が起こった原因・結果とその過程が明らかにされてて、面白い
その事件の意義・エピソードの解説も色々合って
こういう見方も出来るのかっていうのが新鮮でよかった
271世界@名無史さん:2011/04/28(木) 20:32:57.23 0
歴史の本を読むと、今の自分たちがどうして
こうしているのかが分かって愉しいね
あと、過去にこういう世界があったと想いを馳せるロマンかな
272世界@名無史さん:2011/04/30(土) 15:40:41.64 0
歴史の素朴な魅力つったらやっぱり
英雄たちの活躍に胸踊らせることだろうなぁ
三国志や日本戦国が人気なのはそれが一番の理由だろうし
ぶっちゃけ特撮ヒーローを見る心理とあんま変わらないんだが
それが実際の過去の出来事で知識を得られるってのも大きい
273世界@名無史さん:2011/04/30(土) 15:55:43.31 0
風俗史がメイン。
当時の衣食住を妄想すると異世界に迷い込んだみたいで楽しい。
274世界@名無史さん:2011/05/01(日) 16:09:48.33 0
日本史なら、戦国ヲタや幕末ヲタは>>272タイプで、
幕末以外の江戸ヲタや平安ヲタとかは>>273タイプかな。
275世界@名無史さん:2011/05/01(日) 16:34:34.89 0
江戸はまだしも、平安時代は一般人はまだ竪穴式に住んでんだよな
風俗史は過去の暮らしが分かって楽しい半面、暗澹とすることも多いね
276世界@名無史さん:2011/05/01(日) 17:56:11.75 0
でも平安時代が好きなオタって、
宮廷や貴族社会の風俗や文化が主たる関心対象で、
庶民にはあんまり興味ないんじゃないか?
せいぜい武士どまりでは?
277世界@名無史さん:2011/05/01(日) 18:27:19.64 0
日本の平安オタにあたるのが、西欧の16〜18世紀オタかな
少女漫画や少女小説的な世界でよく消費されているせいか
華やかな宮廷文化や王族貴族だけが関心対象の人達が多い
そういう層は歴史好きといえば歴史好きなのかもしれないが
異世界のおとぎの国愛好者といった方がしっくりくる
278世界@名無史さん:2011/05/01(日) 18:32:38.27 0
西欧の中世物のドラマだと、
30年近く前の「アイバンホー」とかは小奇麗でオーソドックスな騎士ものだったが、
この間、NHKのBSでやってた「大聖堂」は地上波で流せないレベルだったな。
279世界@名無史さん:2011/05/01(日) 19:43:00.60 0
>>277
近世ヨーロッパが不潔な社会だということは、ここ10年くらいでむしろ共通認識になってきたし、
その醜い部分も含めて魅力を感じるオタも増えてきたよ。
280世界@名無史さん:2011/05/02(月) 17:18:25.51 0
「大聖堂」は不潔というより、エロと残虐シーンのてんこもりだったからな。
地上波ゴールデンタイムは無理そう。
281世界@名無史さん:2011/05/02(月) 17:24:43.40 0
>>276>>277
被差別民や辺境の蛮族とかが好きな俺は少数派なのか?
282世界@名無史さん:2011/05/02(月) 20:15:31.81 0
>>281
いちいち自分が少数派かどうかが気になるのはなんで?
283世界@名無史さん:2011/05/02(月) 21:05:40.65 0
自分が少数派だと嘆くのはオタクによくあるマイナー自慢の様式だろ
284世界@名無史さん:2011/05/02(月) 21:17:40.05 P
ま〜たバカどもが騒ぎ出したよ。

>>281気にするな。
285世界@名無史さん:2011/05/02(月) 21:31:43.17 0
このスレの>>1もだけど、自分が少数派かどうか聞いてどうんだろ
自分の好きな分野に人が少ないと自信持てないのかね
286世界@名無史さん:2011/05/02(月) 21:46:42.44 P
なんか「少数派」という言葉が出るたびに過剰反応する奴がいるね。
単に自分がどういう立ち位置なのか知りたいだけだろうに。
「自分の好きな分野に人が少ないと自信持てない」なんて、どんな人生歩んできたんだか。
287世界@名無史さん:2011/05/02(月) 21:59:54.37 0
スレが進んでると思ったらまたバカ共か
下衆の勘ぐり同士で一言余計だから雰囲気悪くなるんだよ
288世界@名無史さん:2011/05/02(月) 22:06:47.44 0
>>286
どの程度を少数派と呼ぶかは一概にいえないだろうに
すぐに俺って少数派?と聞く人が散見されるのは
よほど少数派にこだわりがあるんじゃないかと思ってさ。
289世界@名無史さん:2011/05/02(月) 22:26:09.74 P
>>288
大半の人はお前のような下らないこだわりを持っていないし、
持っていたところで歴史の話と少しも関係ないだろうが。
本題は無視して揚げ足取りばかりするから荒れるんだよボケ。
290世界@名無史さん:2011/05/02(月) 22:31:43.52 0
俺は少数派?なんてのは、
このスレだけじゃなくてどこでも見られる書き込みだしな
291世界@名無史さん:2011/05/02(月) 22:37:25.40 0
>>289
質問に対しては答えや考察を投げれば済むのに
質問自体を叩くのはおかしくないか?
292世界@名無史さん:2011/05/02(月) 22:37:53.71 0
281だけど、マニアックな嗜好なのかな、と思っただけ。
サンカの生活とか面白いし、
蝦夷が今の東北にいたと思うと、
同時代の源氏物語とかより面白く思うんだが、
世間一般ではどうなのかっていう。
自分の趣味がどういう立ち位置なのかって意外とわからないから。
293世界@名無史さん:2011/05/02(月) 22:40:20.92 P
>>291
最初に>>281の質問自体を叩いた馬鹿野郎はどこのどいつだか言ってみろ?
294世界@名無史さん:2011/05/02(月) 22:55:24.22 0
おまえらほんと煽り合いが好きだなw
295世界@名無史さん:2011/05/02(月) 23:06:13.91 0
自分が批判されたと思い込むと粘着して攻撃せずにはいられないだけだろw
296世界@名無史さん:2011/05/02(月) 23:55:41.10 0
>>292
答えてくれてありがとう
ちょっと自分には分からない心理だったので聞いてみたんだが
きつい聞き方に感じさせたならすまんかった

世間一般全体で見るのは漠然として自分はわからないが
平安期なら、東北の図書館に行くと自治体編纂系や自費出版の
蝦夷・郷土史の比率が高くて人気があるんだなぁと感じてた
しかし今回の震災であの辺りの図書館どうなったんだろうな
297世界@名無史さん:2011/05/03(火) 07:51:11.71 0
ぷっ今更何いってんだw
明らかに煽り文書いておいて自分の書いたレスが読めない文盲かよ
歴史スレなのに心理が聞きたいとかやっぱりスレ違いもいいとこの
どうでもいいことで他人を馬鹿にしたレスして粘着すんなよ
298世界@名無史さん:2011/05/03(火) 12:25:24.65 0
>>1
本題にもどると、法学部であれ、経済学部であれ、高卒であれ、
歴史好きはいくらでもいるだろ。

ほとんどの鉄オタが本職の鉄道員ではなく、一般人であるように、
歴史オタが史学科出身である必要はない。
オタク=熱中人(NHK用語)なんだから。
299世界@名無史さん:2011/05/03(火) 13:14:52.99 0
幼い頃から歴史好きで、俺より成績悪かったのに歴史をやるために
一浪して文三から史学科、今も一刻一刻を全て歴史に捧げてるって感じの幼馴染がいるんだが
そいつを見てると自分の歴史に対する態度では、歴史好きと言っていいのだろうか?言えるのだろうか?
と自問してしまって歴オタだとあまり公言できなくなった。
300世界@名無史さん:2011/05/03(火) 13:29:24.97 0
>>298
どんだけ昔の本題に戻ってるんだ
さすがにもう>>1は居ないだろ

>>297
せっかく沈静化しようとしてるのに煽んな

>>299
俺も同じこと考えた時期があったが
本業に専念しようと歴史関連の本一週間絶ったら、禁断症状が出てきて吹っ切れた
301世界@名無史さん:2011/05/03(火) 13:40:58.28 0
オタク=プロではないから、学歴や知識の程度は関係ないよ。
その分野に関心があって、熱中してるなら、十分オタクだろ。

鉄オタやアニオタに置きかえて考えたら、わかるだろ。
302世界@名無史さん:2011/05/03(火) 15:29:43.03 0
むしろ、史学科とか国際文化学科とか、その手の歴史系のゼミのある学科に行ったら、
純粋に趣味や娯楽でなくななるからな。
院まで行ったら、本当に自分の好きな内容で自由に勉強できなくなるし。
303世界@名無史さん:2011/05/03(火) 17:52:49.01 0
史学科に行ったってそちら方面の仕事は見つからない。
結局歴史に無関係の仕事をしながらシュミで続けるしかないんで。
304世界@名無史さん:2011/05/04(水) 00:53:10.07 0
歴史を進める原動力は経済だと思ったから、
あえて経済学部を選んだよ。
生物やるなら化学を、化学やるなら物理をやれみたいな、
そんな感じだと思ってる。
唯物史観に傾くかもしれないけどな。
305世界@名無史さん:2011/05/04(水) 02:07:31.08 0
経済より政治、技術の方が影響大きいだろ
306世界@名無史さん:2011/05/04(水) 02:49:47.86 0
経済より政治、技術より
一番影響が大きいのは、人間だと思ったから
人間を学ぶために文学部哲学科に入学。
ナナミンコースが待っている予感がしてならない。
307世界@名無史さん:2011/05/04(水) 04:24:38.82 0
東大哲学科出たのに全然活かせる就職先なくて、上海で日本語学校の講師やってる奴いたなあ
法学科はともかく哲学科は、、、
308世界@名無史さん:2011/05/04(水) 05:08:53.86 0
史学科や哲学科は男女で就職の難易度が変わってくるしね…。
知人女性の場合だと、私大で好きな歴史をやって普通に就職、
4.5年勤めて主婦になった後は再び一日中〜半日好きな歴史に没頭し
今は自治体の郷土史編纂で報酬貰ったり、公募に応募してみたり
海外史跡を旅行したりと楽しそうに暮らしてる。
309世界@名無史さん:2011/05/04(水) 11:56:55.34 0
そういう話聞くと、女がうらやましいよな。
専業主婦になったら、外でガマンして嫌な仕事する必要もなく、
比較的自由に時間を利用できるわけだし。

まあ、結婚できればの話だけど。
310世界@名無史さん:2011/05/04(水) 12:01:14.58 0
なあに、伴侶の理解がなければ女でも変わらないさ
今の時代、男でも専業主夫という選択肢もある訳だし
311Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/05/04(水) 12:07:50.27 0
>>309-310
そもそも女は派遣やフリーターが多いから残業とか少ないし、
趣味に回せる時間が多いというのもあるな。
習い事行く代わりに歴史の本を読む、みたいな。
312世界@名無史さん:2011/05/04(水) 12:40:35.33 0
>>311
旦那という奴隷を働かせて、自分は歴史の本の読書三昧
なんてギリシア市民
313世界@名無史さん:2011/05/04(水) 18:16:48.66 0
ネットやりだして、とくにウィキが登場するようになってから、
活字の読書量がめっきり減った。

猛省せねば・・・
314世界@名無史さん:2011/05/05(木) 07:17:13.48 0
ネットのお陰で、専門家がブログ等で書評を
沢山公開してくれるようになった。
素人には分からない間違いの指摘や批判があって非常に参考になる。

が、その反面、普段書籍を読む際も
内容を丸ごと信じて覚えたら危険かもしれないと
どこか疑いのまなざしで身構えて読むようになってしまった。
以前は気持よく本の中に入り込んで読んでいたのになぁ。
315世界@名無史さん:2011/05/07(土) 08:30:07.66 0
>>314
以前は、ちょっと調べものするだけでも重たい百科事典引っ張り出したり、
図書館に行ってたもんだが、ここ数年はグーグルとウィキですませてるもんな。
おまけにBSとかが歴史・教養系の番組いっぱいやってるし。

たまに本を買っても「積ん読」状態で放置のことが多くなった。
316世界@名無史さん:2011/05/07(土) 09:34:16.08 0
世間知の世界ではその程度で十分だろ
317世界@名無史さん:2011/05/07(土) 10:04:08.00 0
>>314
自分は法学出身者なので
法理念や法制度を素人レベルの勘違いで捉えたまま
説明している残念な歴史の本をたまに発見することがある

著者は非法学部教授とかなんだけど、必ずしも誰もが
専門外の事まできちんと確認取って書いてる訳じゃないんだよね
318世界@名無史さん:2011/05/07(土) 16:43:26.69 0
でも、前近代の法制度は、近代法とは全く異なる理念や原理に基づいてるから、
別に現代の法学にとらわれる必要ないんでは?
319世界@名無史さん:2011/05/07(土) 17:17:52.47 0
>317
逆に法学畑の人間が歴史の本を書いているのを読んでいて
「一寸は引用する史料に見識をもてよ」と突っ込みたくなる本もあるけどね
320世界@名無史さん:2011/05/07(土) 20:00:04.83 P
>>317
俺が一番「こいつ分かってないな」って思うのは、
「○○市では××行為を厳罰をもって規制する法令が定められていたが、
それは市民の間で××行為が頻繁になされていたことの裏返しに他ならない」って記述。

>>318
「当時の法原理を自分勝手に解釈する」と「現代の法学にとらわれない」は全く別物。
前近代と近現代の法は違うというなら、まずその違いを具体的に説明するのが筋。
そもそも、「法学やってきた連中は現代法の枠組みでしか解釈できない」というのは歴史学科卒の偏見。
321世界@名無史さん:2011/05/07(土) 22:02:42.17 0
それぞれ得手不得手あるのは当然なんだから、協力してやればいいじゃん。
分野跨いだ研究の方が科研費取りやすいし。代表者になったら大変だけど、
分担者でやる分には学際的な研究が一番楽しいし勉強にもなる。

>>320
それは専門知識とかいう以前に、そいつが非常識な馬鹿ってだけじゃね?
322世界@名無史さん:2011/05/08(日) 01:11:13.49 P
>>320
中華帝国やビザンツ帝国のような中央集権的な行政制度が敷かれた国はともかく
中世日本や西欧の法は当時者間の紛争を収めるのが第一目的で公正の担保は二の次

上段の記述は正解に近いと思うよ、認識が実態と離れてるのは>>320と思う
323世界@名無史さん:2011/05/08(日) 02:07:09.50 0
>>319
それは前提としてきちんとした知識があった場合。

それ以前に、近代法・現代法についての法概念や立法趣旨を
単純に間違えてるのがたまにある。
著者が同じ大学の法学教授あたりに一言「こうだっけ?」と聞いとけば
恥かかずに済んだろうに…って感じの、ね。
324世界@名無史さん:2011/05/08(日) 02:35:24.69 0
>>323
史料批判が甘いのは歴史学系の人間から見れば十分に恥ずかしいことになるんだよ。
単純に知識がないのと同じぐらいに。
325世界@名無史さん:2011/05/08(日) 03:52:16.81 0
>>324
単純に知識が無ければ専門家に聞けば済む。
それを怠って本に書いてしまう恥ずかしさと
史料批判の精度はまた別のこと。

もし、専門家に聞くだけで史料批判の精度を
及第点に訂正できるなら史学科の人間は誰も苦労しないよw
326世界@名無史さん:2011/05/08(日) 03:53:46.30 0
>>322
そうか?ケースバイケースだろ。
中世日本だって身分制社会なんだから、身分に応じて量刑に差があった。
庶民が貴族に危害を加えることが頻発してたから、貴族に対する加害が重罪だった訳じゃないだろ。
327世界@名無史さん:2011/05/08(日) 04:27:12.09 0
>>323だが、すまん、アンカー間違えてた。
>>319宛じゃなくて>>318宛だった。
328世界@名無史さん:2011/05/08(日) 08:12:26.07 P
>>322
1行目と2行目と3行目が全く繋がっていないと感じるのは俺だけか?
しかも「認識が実態と離れてる」と侮蔑しておきながら論拠は皆無。
329世界@名無史さん:2011/05/08(日) 08:32:56.04 P
>>326
百姓が武士に危害を加えると重罪、とか罪を加重したりする式目や分国法って
多分無かったんじゃないか。 まあケースバイケースではあるけど
上から方向性の強い方針を推し進める為の定めよりは、現状対応の方が圧倒的に多い
>>328
当時の法原理は上からのあるべき姿の押し付けより、下からの要請に因るってことだよ
>>320自身も論拠が皆無
330世界@名無史さん:2011/05/08(日) 11:16:49.96 0
>>329
法原理の意味分かってる?
用語は正しく使用しましょう。
331世界@名無史さん:2011/05/08(日) 16:25:57.02 0
また日本語の問題かあ
多分大切なことなんだろうけど
傍から見て楽しいものじゃないから余所でやって欲しいなあ

>>320の一段落目
ああ、それたしかによく見るわ
煽りぬきで聞きたいんだけど、現代法学的にはそういうのってどう解釈するの?
332世界@名無史さん:2011/05/08(日) 16:32:20.70 0
法律なんか一回出せば長期間有効なのだから
何回も形を変えて出しているかどうかに着目する。
333世界@名無史さん:2011/05/08(日) 16:42:16.89 0
>>332
つまり、頻繁に行われていたかどうかを判定するには
過去に似たような法令が複数回出ていないかどうか調べないといけない、という感じ?

工学部歴オタだからこういうの聞く機会がないので、うざいかもしれんがちょっと助かる
334世界@名無史さん:2011/05/08(日) 18:12:53.31 0
>>331
厳密に言えば、これは法社会学の領域

ただ。この手の記述は法制史家のミッタイスにもあったはずだから、
別に法律疎い人に限った見方ではないだろう
335世界@名無史さん:2011/05/08(日) 20:25:38.22 P
>>329
で、「当時の法原理は上からのあるべき姿の押し付けより〜」ってのは、
>>320のどの箇所に対する文句なわけ?
そもそも当時って何? 俺は一度も「古代」「中世」「近世」などと時期を明示したことはないのだが?

しかも法原理の意味も完全に誤用。だから>>317のようなことを言われるんだよ。
336世界@名無史さん:2011/05/08(日) 23:36:33.53 0
>>334
おお、そんな分野があるのか。気になるからその分野の本漁って見る

そして、他の人のレス複合すると
>>320一段落目の見方をするのは全部が全部間違いではないけど
似た文章見かけたら脊椎反射のように適用するのは危険、という感じ?

ただ、この解釈だと歴史本さらりと読んだだけじゃあ、間違いかどうか判定できんような……
まあ、素人解釈だからこう結論付けるのは早漏れかもしれんけど
337世界@名無史さん:2011/05/09(月) 01:11:27.57 P
>>335
明示したことがなくても>>335が「解ってない」と誤解して思い込むような法原理の時期は
古代中世の特定地域だから、歴史を解ってない>>335が心配する必要は無いよ
338世界@名無史さん:2011/05/09(月) 09:40:08.38 0
このスレのここ最近の書き込みみてると、
法学部で真面目に法学やってた連中って、つくづくウザいと思うわ。

まあ、史学科の上から目線もいやらしいけどな。
339世界@名無史さん:2011/05/09(月) 11:58:59.49 0
ここは歴史を娯楽で趣味にしてる非史学科の人間が
感覚で喋ってる素人語りスレだから
用語が間違ってようが、説明不足だろうが
何となく意味通じればいいんだよね。

学校のテストでもないのに、顔を真赤にして
いちいち学術的な厳密さなんて持ち込まなくていいから。
340世界@名無史さん:2011/05/09(月) 13:14:12.28 0
おまえも相当、嫌味だなw
341世界@名無史さん:2011/05/09(月) 13:35:03.67 0
>>339
ここは学問板だしなあ
趣味程度のレベルだったら
↓に行けばいいじゃん

歴史難民
http://toki.2ch.net/nanminhis/
342世界@名無史さん:2011/05/09(月) 14:01:10.37 0
2chを本気で学問の場とか思ってる方が気持ち悪い。
学問板というのは、学問する場ではなくて、人文科学の一分野である歴史を対象としているから、
板の分類上、「学問板」にカテゴライズされているにすぎない。

本当に学問したいのなら、こんなとこでウダウダ言わずに、しかるべき場で論文を発表すればよい。
343世界@名無史さん:2011/05/09(月) 19:01:16.28 0
>>341
学問云々を言う前にスレタイ確認しろよ。
「法学部の歴史オタ」という時点で完全にただの趣味になっているスレ確定じゃないかw
344世界@名無史さん:2011/05/09(月) 19:03:00.65 O
>>320
ちょっと考えればおかしいってわかるよね。
日本でもっとも刑が重い罪は外患誘致。法定刑は死刑しか無い。でも外患誘致罪は明治41年の現行刑法制定以来、一度も適用された例が無い。

罪の重さは犯罪の頻度に比例しない。「許さない」という立法者の意識に比例する、というのが自分の仮説。但し「こんなに頻発する。許さない」と立法者が考えることは当然あるだろう。
345世界@名無史さん:2011/05/09(月) 20:16:44.75 P
>>344
ちょっと考えれば、近代と中世・古代が違うことくらい解るよね
いや、考えなくても当然知ってるべき前提か
346世界@名無史さん:2011/05/09(月) 20:44:08.39 0
>>345
罪の重さは犯罪の頻度に比例しないって事自体は
例えば、近代大陸法と古代ローマ法でも一緒だよ。
347世界@名無史さん:2011/05/09(月) 21:35:18.35 P
>>346
犯罪の頻度に比例して刑罰を加重することは
ローマなんかの古代社会や中世社会に広く見られるあり方だよ
348世界@名無史さん:2011/05/09(月) 21:37:15.88 0
>>341
真剣に学問やってる人間なら、金にも業績にもならない2ちゃんは真剣に
学問する場ではないってことくらいわかると思うんだけどな
349世界@名無史さん:2011/05/09(月) 22:20:57.22 O
>>347
そうなの? 何かソースあるのかい? それとも思いつき?
350世界@名無史さん:2011/05/09(月) 22:25:57.07 0
中世に限らず、普通に現代だって刑罰の重さと犯罪の頻度とは関係するだろう

犯罪の予防というのは刑罰の重さと処罰の確実性(フォイエルバッハ)
予防的観点を一切無視する絶対的応報刑論(カント)をとるなら別だが
351世界@名無史さん:2011/05/09(月) 22:30:49.37 0
この辺の法制に関するレスは面白いわー
煽り合いにならん程度にやってくれるといいなあ
352世界@名無史さん:2011/05/09(月) 23:55:07.84 O
>>350
だからといって、些細な犯罪に極端な重罰で臨むかな。逆に頻度は少なくとも、立法者が許せないと考える犯罪(反逆とか)は重罰で臨んだはず。

勿論「こんなに頻発することが許せない」という考えは合理的だから、相関があることは間違いあるまいが。
353世界@名無史さん:2011/05/10(火) 01:24:29.35 P
>>345=>>337=>>329はひたすら「中世と近代は違う」と教条通りに繰り返すだけで何の証拠も挙げないね。
官僚の答弁みたい。
354世界@名無史さん:2011/05/10(火) 01:47:21.37 P
>>352
何故極論に走るかな、多くが慣習や現実対応に沿って定められた時代だし
行政や司法も多くの国家じゃ近現代ほど絶対的でなかったんだから
立法者の意向より、犯罪抑止目的などの現実からの要請が重視された
>>353
最初のとき>>320から一度も証拠挙げてないよね>>352
355世界@名無史さん:2011/05/10(火) 09:18:21.26 0
ミッタイスの「ドイツ法制史」を簡単に探しただけなのであれだが、

>>320 規範的な意識の例(応報的契機)だと
メロヴィング朝においては死刑の規定があまりなかったのに対し(教会が嫌がったとある)
カロリング朝では、教会は態度を変更し、断食に関する規定違反に対して死刑を持って定めるなど「ほとんど法外ともいいほど多数の死刑規定を科している」
ゲルマン人が多く聖職者について、ゲルマン的な価値観がより強く入ってきたからだとある。現実にどこまで適用されたかは疑問だけど

>>354 の現実対応の例(予防的契機)だと
中世(中期以降)ドイツで公的な権力が衰弱化すると、除隊された傭兵や盗賊騎士、浮浪者が常習犯化して治安を悪化させたので、
常習犯を処罰規定を設けたり、死刑や切断刑の頻発などの厳罰化が行われた
こちらについては「刑法の厳格化は政治権力の弱さの徴表」としている

つまり、いろんな例があるわけで、「中世は現実対応ばかり」、
逆に「罪の重さは犯罪の頻度に比例しない」まで言ってしまうと言い過ぎだと思う
356世界@名無史さん:2011/05/10(火) 18:35:14.93 0
なんか法制史スレみたいな流れになってるけど、
ここって、法学部出身(または学生)だけど、本当は法律よりも歴史が好きな歴史オタク、
歴史マニアのためのスレじゃなかったのか?
357世界@名無史さん:2011/05/10(火) 18:58:09.77 P
>>355
言いたいことは分かるが、俺がいつ「罪の重さは犯罪の頻度に比例しない」と言った?(「しないこともある」ではなく)
アンカーで示してもらえるか?
358世界@名無史さん:2011/05/10(火) 19:04:54.93 0
『罪の重さは即、犯罪の頻度に比例する』と考えてるような文はおかしい。
という意味であろう>>320のレスを

『罪の重さは 絶 対 に 犯罪の頻度に比例しない』と言うのはおかしい。
という主張に読み替えて、突っ込みをしてきた>>355

これでは法学や法制史の話をいくら持ち出しても解決しないし、意味ないよね。
359世界@名無史さん:2011/05/10(火) 19:45:48.35 0
何か言い返したいだけの思いつきによるレスって感じで
論点からズレた枝葉レベルの話になってたし
もうこの話は終わったほうがいいよ。

法制史の語り自体は面白かったんだが、それは別スレでやった方がいいかもな。
360世界@名無史さん:2011/05/10(火) 20:27:38.91 0
361世界@名無史さん:2011/05/10(火) 23:34:20.35 0
ってか、法学部って歴史学の王道・政治外交史講座が設置されてるとこじゃん
政治外交史オタなら、狂喜乱舞して狂い死にしてるはずだろ
362世界@名無史さん:2011/05/10(火) 23:38:45.07 0
このスレって非史学科の歴オタスレじゃなかったのか
法学部に拘るのは一体何なんだ?
363世界@名無史さん:2011/05/10(火) 23:45:16.92 0
>>362
スレタイを読書百遍(ry
364世界@名無史さん:2011/05/10(火) 23:57:31.11 0
法学部の人間の場合、本当に法律に興味・関心があって入学したわけではない人も多い。
あくまで卒業資格と就職のためとわりきってる者が多いんじゃないのか?

だから、法律そのものに関心がなく、三度の飯より歴史が好きって人も普通にいるだろう。
365世界@名無史さん:2011/05/11(水) 00:43:34.92 0
>>361
そこに自分の興味関心が一致する人はこのスレには来てないと思うw 
法学部の政治外交史は基本的に近現代中心だからそこに興味がなかったらそれまでだからな。
366世界@名無史さん:2011/05/11(水) 06:21:07.25 0
本当に三度の飯より歴史好きなら
将来飯を食うための打算で興味もない法学部なんかに来ないだろ
よしんば来たとしても、視野を広げるために他学部に入るのであって
法律だろうが物理だろうが至る所に歴史を見出していけるから
どこでも歴史の勉強ができて幸せになれる

よって、このスレでグダグダレスし合ってたり
〇〇史には興味ない人だっていると言ってる俺達はヌル歴オタなんだろうなw
367Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/05/11(水) 16:02:59.43 0
>>364
自分の場合は法学部に国際関係の学科があったから入ったって感じで
肩書きは法学部卒でも国内法はあんまりやってないんだよね。
政治学科系でもそういう人結構いるんでないかなあ。

院でインドネシアやったのも国際関係研究の一部としての地域研究的な部分が大きい。
368記憶喪失した男:2011/05/11(水) 17:18:59.23 0 BE:443165142-2BP(791)
正直いって、一次資料を見ている史学科生には、歴史を見る目で勝てる気はしない。
大学の教養学部で、一次資料レベルの講義を一度だけ受けたが、
めちゃくちゃ難しく、迫真に迫った講義であり、
ただの一般書を読んで論じている我々とは別世界の天上人なのを感じた。

史学科の人は専門バカになりがちな印象があるので、我々、素人の歴史好きが、
全体的な歴史知識を検証し、視点を定める必要はあると思う。
だが、一次資料を見ることは、歴史研究において、
科学であるか魔術であるかぐらいのちがいがあり、科学たるべきには、
一次資料の閲覧が必須。

ウィキペディアは歴史の一次資料の保管場所を明記するべきだと思う。
369世界@名無史さん:2011/05/11(水) 18:22:24.94 0
>>368
確かに、我々がちょっとアカデミックな話したところで
よく訓練された史学科生が歴史を扱うシビアさとは世界が違う。

しかし、専門的な史料の扱い方をきちんと知らない人間が
一次史料一次史料と徒に強調してこだわるのは
少々盲目的な一次史料信仰じゃね?
転回論のことはどう思ってるの?
370世界@名無史さん:2011/05/11(水) 18:31:06.61 0
ただ、史学科といってもピンキリだからな。
三流大の史学科や歴史系学科なんて、研究者養成なんてめざしてないし、
卒業後は普通にサラリーマンや主婦になる学生ばかりだから、
非史学科の歴史オタが>>368みたいに卑下する必要ないんじゃないか?
ていうか、>>368は史学科生がなりすました書き込みなんじゃないのかw


法学部の学生が、みんな弁護士めざして勉強してるわけじゃないのと同じ。
371世界@名無史さん:2011/05/11(水) 19:02:01.38 0
すぐにそういう低レベル層の存在を主張する奴は
そういうところの出身なんだろうなぁと推察されるのだがw
372世界@名無史さん:2011/05/11(水) 19:11:04.95 0
一般の歴史オタクというか、歴史好きの大半はそんなもんだろ。
研究者養成を視野に入れてる、ごく一部の大学の院生レベル基準で語られてもなw

このスレは、あくまでオタク、趣味人としての歴史好きが対象なんだし。
373世界@名無史さん:2011/05/11(水) 19:24:32.50 0
史学科生や法学部生がピンキリなように
きっとオタクや趣味の程度もピンキリだと思うけどね

難しいのは嫌だけど気軽に歴史小説読むのが好きというもいれば
専門誌に独自の研究考察を趣味で連載したり出版してる人もいるだろう
374世界@名無史さん:2011/05/11(水) 20:43:21.67 0
まぁこんなところで厳密に分けてもしょうがない
375世界@名無史さん:2011/05/11(水) 20:47:05.60 0
>>366
三度の飯より歴史が好きでも、スポンサー(親)が反対して史学科断念した奴もいるだろ。
とくに男の場合は。
376世界@名無史さん:2011/05/11(水) 21:14:08.60 0
そいつは歴史より親のほうが大事だってことだろ
(親の方が大事なのは素晴らしいことだと思う)
あるいは親くらい説得する力も振り切る力もない程度に
「三度の飯より歴史が好き」ということだ

だいてい、学費なんて全額免除になるし
返済不要の奨学金も貰えるしなんとでもなるよ
377世界@名無史さん:2011/05/11(水) 21:19:26.17 0
まあ、「三度の飯より」ってのは、あくまで定型的な比喩表現であって、
実際問題としては、たいていのオタクは一社会人として仕事と趣味を両立させてるし、
生計維持や家庭の平和のため現実的な職業選択してるからなあ。
378世界@名無史さん:2011/05/11(水) 21:34:16.51 0
史学系で院に行っても就職率は3〜4割で
30代無職を量産しているのが現実。
379世界@名無史さん:2011/05/11(水) 21:39:04.04 0
俺、老後になったら、史学科に行くんだ…
380世界@名無史さん:2011/05/11(水) 23:47:51.09 O
>>379
最近の院には、そういうおじさんおばさんが稀ではないよ。
381世界@名無史さん:2011/05/12(木) 20:57:55.99 0
いいのぉ。俺も一山当てたら史学科で勉強したい。
ペルシア語とモンゴル語と中国語を覚えて、イラン史やるんだ……
でも真面目に研究者を目指している若者からしたら、迷惑だろうな。
時給800円のパートしながら2,000円のランチ食べてるおばさん
みたいなモノだろう。
382世界@名無史さん:2011/05/12(木) 21:00:27.31 0
別に真面目に勉強するならなんでもいいだろうよ
383世界@名無史さん:2011/05/12(木) 21:24:00.51 0
>>381
それ、何てシュリーマン
384世界@名無史さん:2011/05/13(金) 08:15:10.41 0
>>381
語学を覚えるだけなら今すぐできるから勉強するのオススメ。
現地の友人が出来て史跡に遊びに行ったり歴史書を送ってもらったり
ネットで現地の歴史紹介を読み漁ったりとすごく楽しいぞ。

こうやって誰得俺得な自分の趣味に走った知的好奇心の満たし方に
邁進できるのは貴重なことなんだと思う。
史学科に行って研究となると、自分の発表する内容に公共性が求められるから
あまりにも個人的趣味に走り過ぎたことはできないしね。
385世界@名無史さん:2011/05/13(金) 20:41:12.10 0
法学部の歴史オタって、やっぱり学芸員資格くらい取ってるのかな?

学芸員って、なかなか就職なさそうだけど。
386世界@名無史さん:2011/05/14(土) 19:05:27.95 0
就職に直結しなくても、学芸員資格取っておけばよかったな。
博物館実習とかもあるし。

もう社会人だし、年取りすぎて手遅れだけど・・・
387世界@名無史さん:2011/05/14(土) 21:04:49.59 0
通信教育でも学芸員資格は取れるぞ
388世界@名無史さん:2011/05/15(日) 12:19:06.31 0
>>362-363
スレタイは「俺、法学部の・・・」だけど、スレ立てした>>1自身が
「史学科じゃない歴史オタって珍しい?」って言ってるんだから、
>>362の「非史学科の歴オタスレ」って解釈でいいと思う。
389世界@名無史さん:2011/05/16(月) 00:33:35.79 0
>>362の「法学部に拘るのは一体何なんだ?」って誰にいちゃもん付けてるの?
どこにもそんな人いないが。
390世界@名無史さん:2011/05/16(月) 01:37:36.93 O
俺の友人にも法学部なのに史学科の俺よりも歴史好きなやついるぞ
そして彼の知識量と好奇心には素直に尊敬の念を抱くね


つまり珍しくないってこと
391世界@名無史さん:2011/05/16(月) 08:15:04.36 0
同心円で、一番外側から、尚古趣味(昔好き)→考証(事実の確定)→歴史学(事実同士の因果性)
と大学の史学概論で習うんだけど、ここでいう歴史オタってとどのつまり尚古趣味だよね
392世界@名無史さん:2011/05/16(月) 10:26:14.27 0
それだけとは限らない
393世界@名無史さん:2011/05/16(月) 10:49:02.80 0
尚古趣味(昔好き) ってのは歴史的事実に必ずしもこだわらない、フィクションや小説を含むわけ
「歴史が好き」とかいう手合いは、大体このレベル

郷土史で地道にその地方の歴史的事実を確定していくのなんかは、典型的な考証の範疇やね

歴史学を気取るなら、確たる歴史的事実を元に、ある一定の理論的立場から歴史的事実同士の因果関係を論じることは最低要件
394世界@名無史さん:2011/05/16(月) 11:13:52.49 0
歴史に興味を持つ人は「昔好き」であるという考え方は
時間軸を大切にする日本的な社会科歴史教育の賜物だと思う。
欧米では時間軸よりも因果関係を中心にした考え方だから
歴史に興味を持つ人は「原因探求好き」の割合が多い。

もちろん、日本にも「昔好き」という訳ではないけど
「原因探求好き」なので歴史好きになったという人はいる。
だから、一概にどうこうは言えないんじゃないかな。

それに、尚古趣味レベルの手合いは歴史学を気取れないレベル
という最初から馬鹿にした意識が透けて見えるのもどうかと。
395世界@名無史さん:2011/05/16(月) 15:04:53.96 0
>>391
未だにそんなこと教えてる大学あるのかw
396世界@名無史さん:2011/05/16(月) 16:39:12.42 0
大学の中でなら「学術に向かえよお前ら」的な意味でありえるけどな
だが学術の外にいる只の歴史好き相手にまで同じ事を主張するのは
馬鹿の一つ覚えでナンセンスw
397世界@名無史さん:2011/05/16(月) 19:50:42.78 0
スレ立ててまで史学科でない自分を語り合ってる奴らなんだから
本当は史学科や歴史学に対してルサンチマンがあるんだろ

史学科に行く勇気もなく、かといって歴史を趣味と割り切ることもできず
学芸員資格とか老後に史学科とか未練がましく言ってるのがいい証拠
398世界@名無史さん:2011/05/16(月) 20:46:15.01 0
史学科行ってもサラリーマンや主婦になるなら、一般学部出の歴史オタと大差ない。
399世界@名無史さん:2011/05/16(月) 21:07:11.20 0
法学部行っても歴史家や歴史小説家になるなら、史学科出の歴史オタと雲泥の差。
400世界@名無史さん:2011/05/16(月) 21:15:48.83 P
法学部行ったら歴史家にはなれないし、歴史小説家もピンキリ
401世界@名無史さん:2011/05/16(月) 21:25:36.08 0
なんと
今更また法学部出の歴史家について語り合いたいとな?
402世界@名無史さん:2011/05/16(月) 21:25:36.63 0
>>400
>法学部行ったら歴史家にはなれないし

歴史学の王道である政治外交史は法学部出が多くを占めてるだろ
403世界@名無史さん:2011/05/16(月) 21:30:48.16 0
>>402
それって史学科に行っても歴史学のメインストリームは
法学部出に奪われちゃうってこと?ひどくね?
404世界@名無史さん:2011/05/17(火) 01:03:28.79 0
そういう単純な話じゃない。
405世界@名無史さん:2011/05/17(火) 02:44:31.68 0
>>395
じゃあ普通の大学ではどういうことを教えるの?
406世界@名無史さん:2011/05/17(火) 04:00:53.81 0
そもそも史学概論という名前の講義が残っている史学科(あるいはそれに類似するコース・課程)が絶滅危惧種。

歴史学と趣味の歴史や歴史小説などとの違いを説明するかどうかは、概論講義(西洋史概説とか日本史Iとか
その手の名前の科目だが、実際はオムニバス講義だったり教員が好きなように喋るので中身はバラバラ)を
担当する教員の個性による。
407世界@名無史さん:2011/05/17(火) 08:48:36.57 0
>>406
>そもそも史学概論という名前の講義が残っている史学科(あるいはそれに類似するコース・課程)が絶滅危惧種。


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   /: : ヽヾ/: : l/::l |/|||llllヾ,、  / |: :/ , -==、 l\:::|: : : :|i: | /   う う  前  |
.   /: : : //ヾ ; :|!: イ、||ll|||||::||    ノノ  イ|||||||ヾ、 |: ::|!: : イ: ::|/   な 思 が
   /: : ://: : :ヽソ::ヽl |{ i||ll"ン    ´   i| l|||l"l `|: /|: : /'!/l     ん う
 ∠: : : ~: : : : : : : :丶ゝ-―-      ,  ー=z_ソ   |/ ハメ;, :: ::|.   だ ん
   i|::ハ: : : : : : : : : : : 、ヘヘヘヘ     、  ヘヘヘヘヘ /: : : : : \,|.   ろ な
   |!l |: : : : : : : : :、: ::\    、-―-,      / : : :丶;,,;,:ミヽ   う  ら
     丶: :ハ、lヽ: :ヽ: : ::\__  `~ "      /: : ト; lヽ)   ゝ
       レ `| `、l`、>=ニ´        ,  _´ : :} `   /
         ,,、r"^~´"''''"t-`r、 _  -、 ´ヽノ \ノ   /    お ・
       ,;'~  _r-- 、__     ~f、_>'、_         |  で  前 ・
      f~  ,;"     ~"t___    ミ、 ^'t         |  は  の ・
      ,"  ,~         ヾ~'-、__ ミ_ξ丶     |  な  大 ・
     ;'  ,イ ..          ヽ_   ヾ、0ヽ丶    l     学・  /
     ( ;":: |: :: ..          .`,   ヾ 丶 !    \____/
     ;;;; :: 入:: :: ::      l`ー-、   )l   ヾ 丶
     "~、ソ:: :い:: :     \_  ノ ,    ヾ 丶
408世界@名無史さん:2011/05/17(火) 19:39:05.00 0
>>406
そうかな。ちゃんとした史学科のある大学なら史学概論はどこでもあるでしょ。
最近はそのちゃんとした史学科が減ってきているからアレなんだけれども。
409世界@名無史さん:2011/05/17(火) 22:11:17.54 0
何故法学の話になるのかタイトルが原因かと思ったが
質問スレッドでも法律・経済史に分類されてて何かどうでもよくなった
410世界@名無史さん:2011/05/20(金) 15:28:17.83 0
親父が死んだから学費がいらない士官学校に行ったんだけど、
戦史コースが廃止された。
早く引退して年金貰って歴史家になりたい。
411世界@名無史さん:2011/05/20(金) 16:00:05.28 0
ヤンウェンリー乙
412世界@名無史さん:2011/05/20(金) 17:01:03.17 0
そんな田中芳樹の出身学部は実は「国文学科」だったりする。
本当は中国古典文学を専攻したかったのに、当時の学習院大には中国文学科がなかったので、
代わりに国文学科で幸田露伴の中国古典物を研究することにしたとか。
413世界@名無史さん:2011/05/20(金) 17:27:49.38 0
だったら学習院に何故行ったんだ
東大でも京大でも行けばいいのに
414世界@名無史さん:2011/05/20(金) 18:01:10.63 0
北岡、御厨、刈部、新田あたりの教官に教わりたいなら法学部だしね。
415世界@名無史さん:2011/05/20(金) 18:15:38.36 0
芳樹は別に近現代の政治外交史をやりたかったわけじゃないよ。
もともとの関心は中国の古典文学。だから、幸田露伴の研究で妥協した。
416世界@名無史さん:2011/05/20(金) 22:44:48.40 0
中文がなくて国文しかないとわかっているのに「妥協して」学習院に行った理由がよくわからない。
就職のことを考えて法学部に行ったとかならまだしも、中文と国文じゃ就職面ではどっちにしても同じだしそこで妥協する意味が無い。
417Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/05/21(土) 01:50:31.01 0
>>416
当時はそれなりに差があったんでないかなあ。>中文と国文
何しろ40年前だから。今みたいに金さえあれば大学行くような時代でもないし、
熊本から東京の私立大行ったってことだから金もかかったろう。
と言っても、Wikipediaの経歴見るに高校から私立行ってたようだから
当時にしちゃ随分金持ちの家だったようだ。
おまけに田中が進路決めた1970年前後は、大学紛争とかあって(安田講堂事件が69年くらい)
国立大学で落ち着いて学べる環境じゃなかったという話もある。
さすがに皇族が通う学校ではそういうのはないだろうという読みもあったのかなと。

加えて田中が大学行ってた70年代前半当時の情勢から考えて、
国文だったら普通にやってれば中学か高校教師の職に紛れ込めたろうけど
(これから高校増やしていこうという時期でもあったし)
中文じゃそれも無理だったと思う。
418世界@名無史さん:2011/05/21(土) 03:48:13.00 0
そもそもそんなに深く考えて無かったんだと思うぞ。
文学部に行けば中国古典ブンガクできるだろJK程度の認識だろ。

昔はネットもなかったし、大学も広報に力入れてなかったからけっこう分からなかったもんなんだよ。
419世界@名無史さん:2011/05/21(土) 13:52:16.88 0
赤本とかは当時からあったと思うし、
受験する際に入学願書や要項取り寄せたら、
どういう学科があるかくらいわかりそうなもんだが。
420世界@名無史さん:2011/05/21(土) 15:44:44.90 0
田中芳樹はなんでブサイクなのに文章は上手いの?
文章上手いのにブサイクなのはなんで?
421世界@名無史さん:2011/05/21(土) 15:56:33.99 0
歴史好きの、さえない黒髪の東洋人って、
ヤンって田中本人のことだろ。
422世界@名無史さん:2011/05/21(土) 16:28:01.46 0
さえない黒髪?
黒髪どころか…
423世界@名無史さん:2011/05/21(土) 16:47:50.73 0
禿禿
424世界@名無史さん:2011/05/21(土) 16:55:09.32 0
田中芳樹にとっての「こうありたい自分」が、『創竜伝』の竜堂始だろう。
私立大学の東洋史講師で、身長190cm、モデル体型のイケメンw
425世界@名無史さん:2011/05/21(土) 17:55:53.08 0
>>419
だからそもそもの「中国古典文学やりたかった」ってのが、そんなたいそうな
熱意じゃなかったんだろ?って話だよ。赤本を精読すりゃ載ってたかも知れないが、
そんなことより合格するかどうか、大学生になれるかどうかが大事でしょ、
普通の受験生にとっては。

他の中文ができて学習院よりレベルの高い大学は落ちたというのも十分有り得るよね。
あの当時のレベルは知らんけど、学習院と東洋と二松学舎受かったとして、後2者の
どちらか選ぶ人って、中国古典文学やりたいと思ってた人であっても、やっぱり少数派だろ。
426世界@名無史さん:2011/05/22(日) 11:43:33.85 0
田中芳樹が、還暦まであと2年って何気に衝撃だな。
読者も、それだけ年食ったってことだし。
427世界@名無史さん:2011/05/22(日) 16:19:35.09 0
銀英伝に出会って、○○年、その間、自分がどれだけ成長できたのかと思うと、
まことに忸怩たるものがある。
その間、2chやらグーグルやらウィキが登場して、すっかり不勉強になった。
428世界@名無史さん:2011/05/22(日) 16:23:34.09 0
むしろ俺の歴史遍歴は
芳樹に植え付けられた反西欧親中国観をいかに崩すかだった
大学に入る前に概ね覆せて良かった
429世界@名無史さん:2011/05/22(日) 16:33:12.09 0
でも、芳樹って、それほど反西欧かな。
銀英伝の帝国対同盟の構図なんて、スターウォーズの丸パクリっぽいし、
帝国側は西欧的(というかドイツ的)な貴族趣味全開だし。

西欧の民主共和制の価値観と貴族趣味に中国の三国志演義とか水滸伝の要素と、
スターウォーズやらガンダムやらをごった煮にしたような感じだが。
430世界@名無史さん:2011/05/22(日) 16:35:59.66 0
でも、少なくともアメリカは嫌いだろう。
431世界@名無史さん:2011/05/22(日) 17:14:44.44 0
親米派にはそう見えるのだろう、信仰めいたものがあるからね。
432世界@名無史さん:2011/05/22(日) 17:31:35.52 0
銀英伝の頃は、思想的にバランスがとれていて、少なくともエンタテイメントとして成立していたと思う。
創竜伝ぐらいからは思想面が鼻についた。
433世界@名無史さん:2011/05/22(日) 18:33:01.71 0
>>426
今の大学生は背教者ユリアヌスも北方水滸伝も知らないよね。
司馬遼太郎と塩婆は辛うじて名前だけ知られているが。

なお、ここでいう「大学生」に歴史オタと時代小説オタは含まない。
434Ryuju ◆RlujhF6VrA :2011/05/23(月) 10:11:24.99 0
>>429
銀英伝は単なる西欧趣味と言うより、現代欧米・キリスト教史観から見た
「歴史的汚点」を凝縮して摘出した感のある作品だと思う。

ゴールデンバウムはナチスの優生思想だし。
帝国が共和国を倒す辺りは古代ギリシャの没落や
古代ローマの帝政への移行をイメージさせる。
後者については議論あるだろうが、
近代以降の欧米知識人には民主・共和制理想化志向が強いことを考えると
「腐敗した民主政治」と「名君による専制政治」を対比に持ってくる辺り
やっぱりアンチテーゼだろうと思う。

後宮システムとかは中国史っぽいけど水滸伝というイメージはあんまり無い。
435世界@名無史さん:2011/05/23(月) 19:29:23.92 0
ローゼンリッターの戦闘描写は三国志や水滸伝の豪傑っぽい。
ヤン・ファミリーも梁山泊に集結した好漢たちって感じがする。
436世界@名無史さん:2011/05/24(火) 00:45:56.34 0
以前あった田中スレにも書いたと思うけど、つーかスレと全く関係ないが
田中の銀英伝は海外のSF小説のパクリだよ、今風に言うとワンピース(読んだことないけど)みたくインスパイアされまくり
優生学は60年代・70年代に米のSF小説で頻繁に取り上げられているテーマだし
専制国家が宇宙を支配するというのは海外SFでは鉄板
437世界@名無史さん:2011/05/24(火) 18:24:15.68 0
ただ、本人の中国古典趣味が随所に散見されるけどね。
後宮の設定とか、ラインハルトの出世ぶりとか、ローゼンリッターの白兵戦描写とか、
中国史や中国小説でありがちの設定や描写だ。
438世界@名無史さん:2011/05/24(火) 21:22:36.42 0
というか、見事なくらいに中国の故事のコピペ小説。
439世界@名無史さん:2011/05/26(木) 18:20:37.53 0
ラインハルトの来歴なんて、衛青とかカク去病のパクリだよな。
440世界@名無史さん:2011/05/26(木) 21:01:16.51 0
ラインハルトが大事なところで武后の台詞を言ったり爆笑もんだったねw
441世界@名無史さん:2011/05/27(金) 21:00:53.67 0
kwsk
442世界@名無史さん:2011/06/02(木) 13:17:44.41 0
明治憲法と日本国憲法の天皇の地位の違いについて

憲法は国家権力を組織する基本原理を宣言し、その原理に従って一定の機関を創設し、それに一定の
権力を授け、同時にそれを制限する法規範であった。憲法一条は、国民主権の原理を宣言することにより
天皇がもはや主権者ではないことを表現し、天皇という機関は創設するが、それには実質的な権力は
授けず、その権力を無にまで制限することを規定したものである。このことは、象徴という言葉が天皇の
法的地位を表現するために案出された経緯から生ずる帰結である。
天皇に対して「象徴たるべし」と命じた憲法の法的意味は、天皇は実質的な政治権力を
行使してはならないということと解さなければならない。
(「憲法1」第三章 国民主権と象徴天皇制 高橋和之執筆 101頁より)

高橋和之も現在の天皇の地位は現行憲法によって創設されたと憲法の教科書で説明しています。
また、八月革命説からも法的革命によって天皇の地位と統治機構が変わっているというのは
憲法学上の通説ですね。
443世界@名無史さん:2011/06/02(木) 17:43:59.64 0
認証機関という側面はあるけど
書類や手続きの不備がない限り受理する自動認証なんだよね。
444世界@名無史さん:2011/06/02(木) 17:53:24.90 0
プラカード事件は?
445世界@名無史さん:2011/06/02(木) 17:59:31.92 0
朕はたらふく食うとるぞ 汝ら人民は飢えて氏ね。。。
446世界@名無史さん:2011/06/07(火) 03:12:42.13 P
法学部や理学部の出身者が書いた歴史の本と
歴史学科が書いた歴史の本を読み比べると、決定的な相異点があることがわかる。
さらにいえば、法学部と理学部の間にも断絶がある。

歴史学科は本流なので多様な価値観の本が出ているが、
法学部や理学部になると、細かい持論に差異があってもおおまかな思考法は共通している。
447世界@名無史さん:2011/06/18(土) 14:39:29.12 0
高校の日本史や世界史なんて、とくに普通科の進学校の場合、
受験向けにさっささっさと先に進んだり、問題演習やったりと、
本来の歴史好きにとっては無味乾燥で全然面白くなかった。

狭く深い内容を丁寧にやってくれる大学の講義の方が面白かった。
一般教養の日本史や西洋史、法学部の政治外交史や政治思想史の方が、
高校のやたら急ぐ、内容の薄い授業より、はるかにマシだった。
448世界@名無史さん:2011/06/18(土) 15:09:51.11 0
あんまり進学を意識しなくていい中の下より下の学校の授業や、
受験科目じゃないA科目(世界史Aや日本史A)の方が密度が濃くて、
面白かったりする。
449世界@名無史さん:2011/06/18(土) 15:12:43.46 0
世界史B日本史A取ってたけど、Aの方は授業時間半分だし教科書もぺらっぺらだったわ
450世界@名無史さん:2011/06/18(土) 15:31:44.93 0
その代わり、世界史Aとか日本史Aって、
教科書全部やらずに先生が内容をピックアップして、
そこだけ詳しくやってた感じだったな。
451世界@名無史さん:2011/06/18(土) 16:07:28.62 0
教科書の重要語句や文章にアンダーライン引くだけの授業なんてのもあるしな
授業や教師の影響で歴史好きになる、というケースは本当にあるんだろうか
452世界@名無史さん:2011/06/18(土) 16:08:00.56 0
世界史研究と世界史辞典と世界史年表を行ったり来たりでノート作るのが楽しかった
453世界@名無史さん:2011/06/18(土) 16:31:11.72 0
自分が現役高校生の頃は、教科書なんて最後まで終わらないものって前提で、
日本史なんかは明治初期くらいまでしかいかなかったような記憶があるけど、
最近は大学受験対応のため、戦後まで絶対いかなきゃならないらしくて、
それで>>451みたいな、味も素っ気もない授業になるんだろうな。

結局、歴史は趣味で読書してるのが、一番楽しいってことだな。
454世界@名無史さん:2011/06/18(土) 17:57:28.98 0
まあ、大学は大学で、板書もせずに延々しゃべり続けるだけの講義とか、
黒板に断片的ななぐり書きくらいしかしない講義も多いけどね。

大学1年のときの一般教養の日本史で、きちんとした板書してくれた先生は、
まだ若い非常勤講師だったけど、若いだけに熱心だったのかな。
455世界@名無史さん:2011/06/18(土) 18:01:34.30 0
板書ほど無駄なモノはない。レジュメ配れよ。
中には自分のノートを見ながら板書している奴がいるけど、頭おかしいな。
コピー機のない時代からきたのか。
456世界@名無史さん:2011/06/18(土) 18:07:41.62 0
レジュメだと、高校の授業プリントと同じで、居眠りする奴も多いよなw
457世界@名無史さん:2011/06/18(土) 18:17:25.35 0
居眠りさせるような、つまんない内容の話を一方的にしてんだろ。
レジュメをはじめの3分で黙読させて、それを元に議論するとかやり方かんがえろよ。
それでもダメなら、学生のほうが救いようがないってことだ。
458世界@名無史さん:2011/06/18(土) 18:22:29.65 0
レジュメには年号や外国語の表記だけ書いておいて
具体的な解説は学生に筆写させればよろしい。
459世界@名無史さん:2011/06/18(土) 20:26:52.34 0
よろしくねーよ低能、何の授業だ
460世界@名無史さん:2011/06/18(土) 21:03:38.39 0
レジュメやパワポは教師が楽するために使うんだよ。
いちいち板書とか面倒くさいしチョーク塗れになるからヤダ。
461世界@名無史さん:2011/06/22(水) 18:14:31.65 O
虫食いレジュメにすれば。昔、行政法の先生の講義がそうでしたが。
462世界@名無史さん:2011/06/22(水) 19:47:27.05 0
虫食いレジュメなんて、それこそ高校のワークブックや授業プリントだな。
463世界@名無史さん:2011/06/22(水) 19:55:44.57 0
>>454
若いだけに実績作りに必死だった

史学なんて議論と個人研究のための文献確保以外大学で学ぶ意味はない
個人で確保できる史料には限界があるし
偏見や新たな視点を手に入れるための議論は一人じゃ難しいから大学で史学やるんだ
464世界@名無史さん:2011/06/22(水) 19:58:59.83 O
461の先生は石川先生ですね。
465世界@名無史さん:2011/06/22(水) 20:23:19.52 0
大学で虫食いは無いな、あほのやること
466世界@名無史さん:2011/06/25(土) 14:32:15.10 0
やっぱり、好きなことは趣味にとどめておく方が楽しいんだよな。
研究者スレとか見てたら、ホントそう思うわ。
467世界@名無史さん:2011/06/27(月) 22:49:15.74 0
>>466
そこで郷土史ですよ、競争も激しくないし
一見、つまらなそうにみえても実際はドラマがある
資料も探せば意外とあるし、所詮趣味なので好きな時に好きなだけやればおk
地域の風習や空気が分かってるという優越感もある
468山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/06/29(水) 01:50:57.32 0
問題は、地元贔屓の電波になりやすい点です。
それと、集めた史料の保管がいい加減で、集めるだけ集めて却って危険にさらすことがある。
「郷土史家」本人が亡くなられた後、遺族が勝手に売却・焼却処分されることもざら。
やたら滅多公的機関に寄贈するのも、仕舞いこまれるだけであまりよくありませんが。
(むしろ、地域の宝ほど地域の家にあるべきで、寄贈しない方がいいと思います)
日頃から、横のつながりも作っておくことですね。
研究するにせよ、史料の行き先を決めるにせよ、本人だけでやると危険です。
469世界@名無史さん:2011/06/29(水) 08:06:32.49 0
>(むしろ、地域の宝ほど地域の家にあるべきで、寄贈しない方がいいと思います)

一旦複製を作らせて貰えばいいだけのことなんだがな
470世界@名無史さん:2011/06/29(水) 19:53:10.06 0
>問題は、地元贔屓の電波になりやすい点です。

wrbで電波を飛ばすことだけが生き甲斐の人のコトバには説得力がありまつねw
471山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/06/29(水) 20:05:04.93 0
>>469
本物の展示でないと、見分けがつかない人が大多数でも来館者は来ないとい
う現実がありまして。
それと、日本刀に限らず美術・工芸品を中心に複製は難しいものが多いです。
絵一つとって見ても、硯を研ぐことも含めた文房四宝の職人、最近最期の伝
承者が引退された膠(の一種)の職人、絵具の職人(現在では水銀等の理由
で生産禁止なものを含む)などがあり、当然のことながら、絵を描く技術自
体も伝承されておりません。
今の日本画家は、線を引けなくなってしまった。
まあ、最近復元された名古屋や熊本のお城のものでもいいのなら、複製でも
いいでしょうが、本物があればそちらが必要とされるでしょう。
(名古屋城の絵画は、取り外しのきくものが疎開して無事)

一番いいのは、「個人蔵」の貸出による展示だと思いますね。
これは最近どんどん新しい資料が出て来て一般の目に触れる機会も増えた。
いい傾向だと思います。
472世界@名無史さん:2011/07/01(金) 20:24:20.92 0
ある資料館(あえてジャンルはぼかす)で、
企画展示に関連した学芸員の方の講演を聴く機会があったけど、
正直、あんまり話すの上手じゃないね。

レジュメや資料に沿って話してるのに、話が全然まとまってないし、
1時間、ものすごく退屈だった。
473世界@名無史さん:2011/07/01(金) 21:07:11.27 0
>>1
俺も慶應法学の歴史オタ
歩く六法とは俺の事よ。
474世界@名無史さん:2011/07/11(月) 18:30:37.89 0
俺も法学部出の歴史好きだけど、政治・外交史系メインに勉強してたから、
別に法制史が好きってわけじゃないし、法律についてはとくに詳しくないw

普通の歴史マニアだな。
475世界@名無史さん:2011/07/16(土) 15:42:43.02 0
新書一冊読み通す気力も体力もなくなった。
とばしとばしで何ページかななめ読みするのが精一杯。
476世界@名無史さん:2011/08/16(火) 18:54:14.84 0
うーん、読んでてけっこう疲れるスレだったな。
まぁ面白いっちゃあ面白いが。

専門的な歴史と2chは別だろ、ってのに一票。
歴史学らしく厳密さを求めて批判するのもいいけど、
もちっと話が発展するようにしてほしいかな
477世界@名無史さん:2011/08/16(火) 21:55:48.80 0
つうか、正しい歴史認識とは何か定義してくれよ、史学部。

学者か院生がネトウヨとか言ってたりするよな、この板
478正しい歴史認識:2011/08/17(水) 19:17:27.14 0
アナウンサー: 「在日について、社民党へのインタビューです。在日の存在についてどうお考えですか?」
福島代表: 「日本人はその存在を認める必要があるでしょう。共存するべきです」
アナウンサー: 「たくさんの日本国民の税金が支払われている問題については?」
福島代表: 「日本国内に存在するのだから、日本人が支払うのは当然です」
アナウンサー: 「本来日本人の土地を使用している問題については?」
福島代表: 「今更、出ていけとは言えないでしょう。現実を受け入れるべきです」
アナウンサー: 「政党の一部には、国外追放を主張するなど過激な意見もありますが?」
福島代表: 「嘆かわしいことです。自分たちが気に入らないからといって、そういう荒唐無稽な公約を掲げるような政党は国民の信頼を失うでしょう」
アナウンサー: 「しかし、犯罪なども多発しており、住民や国民の不満が鬱積しています」
福島代表: 「日本人にも犯罪者はいます。犯罪多発を理由に外国人に出て行けという主張は人種差別であり人権侵害です」








アナウンサー:「以上、在日米軍に対する社民党のコメントでした」
福島代表 :「ええっ、ちょっと待て!!!!!!!!!!!!!」
479世界@名無史さん:2011/08/17(水) 20:32:09.07 0
480 忍法帖【Lv=23,xxxPT】 :2011/08/19(金) 18:00:58.21 0
sage
481世界@名無史さん:2011/08/26(金) 12:13:04.88 0
俺は法学部出身の世界史オタだ。○○学史の研究が好きだ。今はニートだ。
482お前らこの問題とける?:2011/09/04(日) 14:10:55.22 0
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/history2/1311494060/
日本近代史板 【国際法】日本は無条件降伏したか【法学議論】


A店が、Bさんに動産「甲」を売りました。
その売買契約には、所有権留保特約が付されています。
Bは、その事情を知らないCに「甲」を転売しました。
その後、Aは、Bの債務不履行を理由に、売買契約を解除します。
AはCに、「甲」を引き渡せといえるでしょうか。簡単な理由を付してお答えください。

483世界@名無史さん:2011/09/23(金) 00:30:09.98 0
今初めてこのスレを先頭から読んできた。俺は今40代前半で90年頃の史学科出だけど、随分
史学科を持ち上げているような気がした。一応日本の大学上位5つをあげると
だいたいの人があげる学校の史学科を出ているが、俺の同級生は、
他大学・他学部の滑り止めで入ってくる人が多かった。なので、特に歴史ファン
でも無いような奴が殆どだったと思う。例外は、日本の考古学に興味を持ってた
連中くらいだろうか。彼らは在学中から発掘のバイトなどをして、卒業後も
その道に進んだようだ。入学して、滑り止め学科だと判明した時点で、かなり
やる気が無くなった。
 更に、当時は(俺の在籍したところが特別だったのかも知れないけど)
ソ連が解体に向かっているにも関わらず、マルクス主義が予想以上に幅を
利かせていて、教授達はアナール派などを取り入れているのに、
東欧の共産主義崩壊を、大衆の勝利とか、資本主義が成熟しないうちに
社会主義になったのが間違いとか、マルクス史観を当て嵌める傾向は、
院生の先輩に多かった。

 もうひとつ、日本史専攻の連中は史料批判とかかなりやらされたようだが、
西洋史専攻は、教授が翻訳している洋書の翻訳をゼミでやらされた(ゼミの
学生が分担して翻訳してきて、ゼミでミスを校正する)。
 卒業してだいぶ立ってからフランスに行く機会があり、雑談時に「西洋史専攻卒」
だといったら、いきなりラテン語で話し始められ、しかもその人は歴史学科
ではなかった(その人文系ではあったが)。その人曰く、西洋史(イスラムとかは
眼中にないらしい)をやるなら、ラテン語を学んでいてあたりまえ、とのことだった。
 まあ、こっちは、教養課程で漢文の読み下しはやらされるので、それと
似たようなことかと思ったものの、それ以来ヨーロッパ人の前では史学科卒とは
言わないようにしている。
484世界@名無史さん:2011/09/23(金) 00:33:31.91 0
(連投)
 あと、どこかにも書いてあったけど、インドとイスラムについては授業はまったく
無かったように思う(東南アジアもアフリカもなかったけど)。今は少しはあるのかな。

 まあそういうわけで、日本史専攻の史学科の人は、史料批判とかで引け目を
感じるのは、史学科以外の方が感じるのと同じ。そして、少なくとも90年頃までの
日本の大学で西洋史(正確には西欧史だけど)をやってた連中の殆どは、
一般人だと思う。当時は史料を取り寄せるにも、図書館を通じて、海外の大学から
取り寄せる、など面倒だった。今はネットで史料が直接見れたりするので、
大分違うと思うので、ひょっとしたら最近の史学科の人は、西洋史でも、
学部からみっちり史料に接することができるのかも知れないが。。。。
485世界@名無史さん:2011/10/06(木) 21:11:28.26 0
面白かったぞ
486世界@名無史さん:2011/10/20(木) 01:50:05.22 0
うーんでも何だかんだいって、歴史好きの史学科以外の人間にはうらやましい
だって研究機関でないと取り寄せられない史料とかやっぱあるだろ?
それを読んで訳わかんなくても、教授に質問したりできるんでしょ

文献多すぎて混乱しそうだが、やっぱいいなあ
俺はあんま頭よくないんで史学科のある国立にはいけなかった
経済学部だから分野によっては歴史と関係あるけど、歴史そのものを学びたかった
まあ門外漢なんであくまでイメージだけど
487世界@名無史さん:2011/10/20(木) 21:10:06.33 0
図書館のラインナップが悪いとチクショウって気にはなるよなあ
488世界@名無史さん:2011/10/21(金) 01:32:55.57 0
同志社の図書館へは何度か行ったが立命館には一度も行かなかった
同志社へ行く度に史学科があるのは同志社じゃなくて立命館なのになと思うと何か釈然としなかったけどね
489世界@名無史さん:2011/10/21(金) 22:57:07.38 0
>>486
当時の話だけど、史料の取り寄せは(正確にはコピー、マイクロフィルム、写真など)
最低でも一ヶ月、長ければ半年とかかかった。
論文を書くにしても、ひとつの史料だけじゃ書けないから、複数の史料を
申請するんだけど、許可が出るまでが時間がかかるし、全部の史料が届くまで
待ってられないから、取りあえず論文書き始めて、最後の史料が来てから
修正とか、本当に面倒くさい時代だった。

教授に質問はできるし、そもそも教授が史料をもっていたりするが、
一般人学生にはあまり関係なかった。そして研究者を目指している連中は、
史料と引き換えに教授の僕になるか、それが嫌なら自費自力で頑張るしか
なかった。

確かに、当時を過ごしていた他の学科の学生よりはよかったかも
知れないけど、今のネット時代と比較すれば、今のネットの方が次元が
違うくらい簡単に史料が見れる。楔形文字の解読なんて、最近では
オックスフォードが、世界の一般人の支援をあおぐ為にどんどんアップしてる。
490世界@名無史さん:2011/12/08(木) 21:48:18.90 0
>>483
感動・・・というほどじゃないけどいい話を見たのでage
491世界@名無史さん:2012/01/01(日) 17:21:45.42 0
法学部出身で法律系の仕事をしているけど世界史オタです。
492世界@名無史さん:2012/01/01(日) 19:16:40.94 0
法学部って法律ばかり勉強しているように思われているらしいけど
やたら多趣味な人が多いからね。
というか他学部の人間は自分の専攻以外に興味を抱かないのが普通だと
卒業してから知ってカルチャーギャップだわ。
493世界@名無史さん:2012/01/01(日) 19:50:51.43 0
法学部は仕事のツール勉強してるだけだから仕事以外に趣味があるけど、
他学部行くようなのは趣味を学んでるだけだから趣味以外の勉強しないしな
494世界@名無史さん:2012/01/03(火) 20:23:59.28 0
京大工学部の香具師がやたらとミステリーに詳しいので聞いてみたら
教授から専門分野以上に文学作品や小説を読めとはっぱをかけられていたらしい
495世界@名無史さん:2012/02/24(金) 09:21:14.18 0
496世界@名無史さん:2012/02/24(金) 14:24:36.89 0
はぁ!?ほぼ中卒の俺を馬鹿にしているのか!
497世界@名無史さん:2012/02/24(金) 14:26:47.39 0
政経の問題を国語の問題だと思って開いて、一瞬ビックリしてしまったw
498世界@名無史さん:2012/07/05(木) 03:04:26.33 0
>>472
あばうとすぐる
499世界@名無史さん:2012/07/05(木) 11:55:49.28 0
法学部卒でありながら史学専攻の文学の学士号を持つおいらがきましたよ

>>1
大学評価学位授与機構という文部科学省のやってる独立行政法人があってね。
取得単位審査・論文審査・筆記試験を受ければ文学の学士号が取れるよ。
500世界@名無史さん:2012/07/16(月) 13:01:28.82 0
大学時代、一般教養で歴史の授業やってる講師の先生とか見てて、
歴史学者に憧れるというか羨ましいと思ったこともあったが、
いまはネットで院生とか若手研究者の実態とかもわかるようになったから、
やっぱり趣味で好きな時代やテーマの本を自由に読んでる方が幸せだと思う。
501世界@名無史さん:2012/07/16(月) 15:16:29.06 0
逆に、文学部卒の弁護士とか司法書士はいないの?
502世界@名無史さん:2012/07/16(月) 15:50:30.00 0
昔は文学部に法律コースがあって、法学士になれた。
師範学校が前身の大学に多かった。
60才以上の人には、文学部卒の弁護士がいるよ。
503世界@名無史さん:2012/07/16(月) 15:54:28.44 0
それから、50才台の人だと過渡期で法文学部という名に改組されているかな?
504世界@名無史さん:2012/07/16(月) 17:13:10.05 0
>>501が聞いてるのは、文学や歴史を専攻してるガチの文学部出身者で、
司法試験や司法書士に合格したような人のことじゃないのか?

まあ、高卒の弁護士もいるから、他学部出身の法曹はいるだろうな。
505世界@名無史さん:2012/07/16(月) 19:06:16.62 0
もともとの「文学部」は「理学部」と対になる概念で、
(だからよくある文学をやる学部だという理解は全くの誤解)
今の文学部より守備範囲が大きかった
506世界@名無史さん:2012/07/16(月) 19:27:23.79 0
>>505
それはわかる。
坪内逍遙も帝大の文学部出身だけど、実際の専攻は理財学(経済学)だったし。
でも、>>501が言ってるのは、現在の一般的な意味での文学部だろう。
高卒の弁護士もいるのなら、英文学を専攻してた弁護士がいてもおかしくない。
507世界@名無史さん:2012/07/16(月) 19:29:36.74 0
>>506を訂正
坪内逍遙の帝大での専攻は理財学ではなく、政治学だった。
508世界@名無史さん:2012/07/17(火) 18:50:24.10 0
政治学やってた人が英文学でシェークスピア研究の大家になるってのも、
明治ならではの話だな。
509世界@名無史さん:2012/07/17(火) 20:52:37.65 0
発言者の言葉遣いよりも彼の言わんとした概念自体を重視する法学界では
>>505のような人間はものすごく嫌われる。
上っ面ばかり鵜呑みにして文意を読み取れない人間だと思われる。
それから、上の方のやり取りにあった「必ずしも〜ではない」を「絶対に〜ではない」と誤読するような連中。
法律の知識がうんぬん以前の基本的な国語力の問題なので、知性そのものを疑われる。
510Ryuju ◆RlujhF6VrA :2012/07/17(火) 21:11:24.00 0
そーいや現大阪市長は早稲田の政治経済学部出身と聞いた記憶が。
トラブルに巻きこまれて弁護士目指したとか。
いったん弁護士になったけど学部の専攻に戻ってきた口か。
511世界@名無史さん:2012/07/17(火) 21:31:32.45 0
>>505>>502っていうアンカーをつけるの忘れてました。
本筋からそれてるのは承知のうえで勝手に補足しました。
これでいい?

でも>>509みたいな好き嫌いの感情むき出しにしたり
知性がどうのって罵倒するような人って
法学界ではどんな評価なんだろうね。

リベラルアーツをちゃんとやり直したほうがいいんじゃないかなあ。
512世界@名無史さん:2012/07/17(火) 21:37:16.91 0
>>504
おれの頃は、文学部や医学部で弁護士になった奴がいたよ
講義でそういうもぐりもいたな
やる気があって教授にどんどん質問するので歓迎されていたな
教養でれば一次試験免除だからいいけど、高卒で弁護士は大変だよな
もう20年前の話だけど、あの頃すでに弁護士はあまり割のいい商売
じゃないと囁かれていたが、今は資格取っても無職がいるらしいな
513世界@名無史さん:2012/07/18(水) 09:59:24.03 0
世の中には司法試験も国1も公認会計士も受かったような人もいたらしいから、学部より頭と努力次第でしょ。
514世界@名無史さん:2012/07/18(水) 18:15:33.49 0
>>511
他学部出身や高卒の法律家も含めてそんなのゴロゴロいるから
いちいち目くじら立てる方が馬鹿扱い
515世界@名無史さん:2012/07/18(水) 19:02:27.34 0
高校時代、世界史も現代社会も習ったが、ホッブスとか習った記憶がない。
西洋史に興味があったから、歴史の本でホッブスやリバイアサンのことは知ってたが、
きちんと授業で習ったのは大学の政治思想史の講義のときがはじめてだった。

ぶっちゃけ、高校の授業なんて印象に残らない、つまらない内容だったから、
記憶に残ってないのだろうか?

516世界@名無史さん:2012/07/24(火) 17:15:20.19 0
>>515いやおれは現代社会でホッブズを習った記憶はあるぞ
つまり授業の面白さは関係なしに覚えているものは覚えてるし、覚えていないものは覚えていない
ただそれだけの話
517Ryuju ◆RlujhF6VrA :2012/07/25(水) 11:30:20.90 0
>>515-516

自分は高校の世界史でホッブズ習った記憶がある。
ロックとかモンテスキューとかルソーとかと並んで、社会契約論の絡みで。
覚えてるかどうかはどういう文脈で習ったかにも寄るんでないかと思う。

ちなみに個人的には、ホッブズの思想は啓蒙専制君主に受け継がれてると思ってる。
518世界@名無史さん:2012/07/30(月) 23:43:05.92 0
>>2
自分もそうだったな。
あの頃、もっと真面目に法学の勉強して法律関係の資格でも取っておけばよかったな。

まあ、いまは司法試験受かって弁護士になっても仕事がないなんて言われてるらしいが。
519世界@名無史さん:2012/07/31(火) 19:41:48.32 0
>>499
学士号取得なら、大学の通信教育とどうちがうんだろう、それ?
取得単位って、どこで取得した単位?
520世界@名無史さん:2012/08/01(水) 18:15:09.35 0
法学部にいたけど、真面目に法律の勉強したことはない。
政治史や政治思想史、外交史や国際政治論など、歴史系の科目を中心に履修し、
歴史の本ばっかり読んでたな。
一番面白くて印象に残ってるのが一般教養でとった日本史と西洋史の講義。

法学部生としてはクズだったな。
521世界@名無史さん:2012/08/02(木) 12:06:12.79 0
>>2とか>>520みたいな法学部生の予備軍なんだが
そうなったら卒業後はどうなるんですかね。
法で結局趣味の延長だけ学んで適当に就職する位なら
史学やら政治やら行っても同じかなあ
522世界@名無史さん:2012/08/02(木) 16:13:40.81 0
政治学科は早稲田の政経とかを除いたら、ほとんどが法学部に置かれてる。
実定法に興味がなければ、法学部で政治支・外交史中心にやるって道もある。
523世界@名無史さん:2012/08/02(木) 16:15:34.71 0
>>522を訂正
× 法学部で政治「支」・外交史中心にやるって道もある。
○ 法学部で政治「史」・外交史中心にやるって道もある。
524世界@名無史さん:2012/08/04(土) 10:09:43.34 0
>>521
別にたいして変わらんよ
どんな分野であれ、まじめに勉強してればなんでもいい
525世界@名無史さん:2012/08/06(月) 08:36:21.17 0
936:世界@名無史さん :2007/06/12(火) 20:49:23 0
ここまでのまとめ♪

・史学科は先を読む力がない
・史学科は実務でゴミ
・ほとんどの院生が食いつめ、野垂れ死に寸前
・ヨレヨレの服を着て 髪もセットせずに図書館で背中を丸めている
・史学科卒の主な就職先はコンビニ勤務、テレアポ・訪販営業
・既に人生終わっている
・史学科に進学したものの一般就職で口がない、院卒だけど非常勤にもありつけない
・業績積まないうちに気付けばOD、PD逃してアカポスはほぼ絶望的
・教員採用に受からない
・中高の講師にはなったけど臨時で先がない
・奨学金が返せない
・40代で常勤取れず無職童貞
・親もそろそろ逝きそうなのに貯蓄0
・無意味に肌の乾いた香具師が多い
・全員キモヲタデブニート
526世界@名無史さん:2012/08/06(月) 09:34:00.76 0
史学科の臭さは異常だよな、秋葉系ヲタの方が臭わない。

デブ、メガネ、ズボンにシャツin、リュックに紙袋がいつもの格好らしい。
プライベートでも。
527世界@名無史さん:2012/08/06(月) 10:25:30.27 0
ヨーロッパの史学科の人たちはどんな感じなんだろうね
上流階級の子弟でお金に困らない人たちがやってるイメージあるが
528世界@名無史さん:2012/08/07(火) 21:14:52.96 0
ヨーロッパは検証され尽くしていない史料が山ほどあるわけでテーマは選びやすいだろうな
ある意味人海戦術的作業だろうけど
529世界@名無史さん:2012/09/02(日) 09:42:52.96 0
>>525
やばいな。
俺、法学部卒だけど、何項目かあてはまるわw
・ヨレヨレの服を着て 髪もセットせずに図書館で背中を丸めている
・既に人生終わっている
とか・・・
530世界@名無史さん:2012/09/02(日) 18:51:00.97 0
学芸員の資格くらいは、とっておきたかったな。
531世界@名無史さん:2012/09/11(火) 17:59:49.52 0
大学生のとき、一般教養で日本史習った講師の当時の年齢をとっくにこえてしまった・・・
いまの自分を思うと忸怩たるものがある。
この先、ずっとこんなこと思いながら、一生終わるんだろうな。
532世界@名無史さん:2012/09/17(月) 09:23:36.36 0
法学部の歴史オタでも、これに該当してる人間は多いと思う。

・先を読む力がない
・実務でゴミ
・ヨレヨレの服を着て 髪もセットせずに図書館で背中を丸めている
・既に人生終わっている

・全員キモヲタデブニート
533世界@名無史さん:2012/09/25(火) 19:20:10.53 0
歴史なんて、クソの役にも立たないよな。
534世界@名無史さん:2012/12/16(日) 23:02:18.10 0
せやな
535世界@名無史さん:2012/12/21(金) 02:30:39.45 0
>>533
知ってると楽しいだろ

楽しいは役に立つ
収入になるかどうかって意味での役に立つ、であれば
その人が作家にでもならないと難しいだろうけどさ
536世界@名無史さん:2012/12/21(金) 07:26:16.51 0
法学部出身の歴史家って近代史にはいっぱいいるけどね。
537世界@名無史さん:2012/12/24(月) 21:57:50.03 0
東大だって文Tの方が文Vより優秀だし
地頭は法学部の奴の方が良い奴多いだろうしね
538世界@名無史さん:2012/12/28(金) 09:37:49.35 0
近現代史って政治外交史がメインだから、法学部政治学系の方が活躍している。

歴史オタとして趣味が本業(歴史系の作家)になったのは、元官僚の八幡和郎がいるな。
539世界@名無史さん:2012/12/29(土) 19:12:42.05 0
八幡センセは、若い頃、フランスのENA(国立行政学院)に派遣留学していた頃の体験記が処女作だが、
フリーの作家になってからは江戸時代の歴史本ばっかり書いてるな。
540世界@名無史さん:2013/03/18(月) 13:55:12.04 0
法学部で中華民国憲法を研究している人いるから、歴史に関係する人もいると思うよ。
541世界@名無史さん:2013/03/19(火) 10:21:58.33 0
東大法学部
http://www.j.u-tokyo.ac.jp/about/kyoin/kyoju.html
苅部 直 教授 アジア政治思想史
久保 文明 教授 アメリカ政治外交史
源河 達史 准教授 中世教会法史
中山 洋平 教授 ヨーロッパ政治史
西川 洋一 教授 西洋法制史
新田 一郎 教授 日本法制史
平野 聡 准教授 アジア政治外交史
松原 健太郎 教授 東洋法制史
和仁 陽 准教授 日本近代法史


京大法学部
http://kyodai.jp/shokai/staff.html
伊藤 孝夫 ITO, Takao 基礎法 日本法制史 教授
伊藤 之雄 ITO, Yukio 政治学 日本政治外交史 教授
小野 紀明 ONO, Noriaki 政治学 政治思想史 教授
唐渡 晃弘 KARATO, Teruhiro 政治学 政治史 教授
佐藤  団 SATO, Dan 基礎法 西洋法史 准教授
高谷 知佳 TAKATANI, Chika 基礎法 日本法制史 准教授
寺田 浩明 TERADA, Hiroaki 基礎法 東洋法史 教授
奈良岡聰智 NARAOKA, Sochi 政治学 日本政治外交史 准教授
森川 輝一 MORIKAWA, Terukazu 政治学 政治思想史 教授
542世界@名無史さん:2013/03/21(木) 18:56:22.46 0
>>541
この人たちは法学部の出身なの?
543世界@名無史さん:2013/03/24(日) 20:44:50.40 0
なんだかんだで東大や京大で院までいってりゃ、
田舎大学や私大で講師の口くらいはあるだろうな。
結局、東大か京大に行ったものの勝ち。

凡人は嫌な仕事を嫌々しながら、趣味で読書するのが関の山。
544世界@名無史さん:2013/03/25(月) 21:22:46.86 0
結局法学部アピールがしたかったスレ主なのでした
545世界@名無史さん
>>541はスレ主が書いたの?