キリストは本当に神なのか?

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232世界@名無史さん
私はある大学で神学を専攻しています。
全国の神学部を擁する総合大学の中でもかなり自由な環境のところです。

イエスという名前は、当時のイスラエルでは日本で言う「太郎」にあたるような、オーソドックスというか、メジャーというか、要するによく使われる名前であったそうです。
今の日本で太郎が使われているかということはあまりないと思いますが、イメージとしては太郎が適切だと思います。

>>228さん
クリスチャンにとって、イエスという人物は救い主(=キリスト)であって、神ではありません。
同様にキリストも神を指す言葉ではありません。救い主(=メシア)を意味する言葉です。
神は絶対の存在として、救い主イエスとは別に存在します。
その神の一人息子がイエスとなったわけです。
神は、その一人息子イエスをキリストとしてこの世に遣わせました。
「イエスがキリストであるということを信じるか信じないか」が、キリスト教に対しての信仰があるかないかの基本的な分かれ道となります。
基本的なことですが、三位一体というのは、父なる神と子なるキリストと聖霊が「同じ」ものであるというのではなく、神性を持ったペルソナであるという共通点において同じだという考えです。
少し長くなりましたが、簡単に言うとキリスト教の神はキリストではなく神であり、ユダヤ教の神もモーセではなく神であり、イスラム教の神もまた、ムハンマドではなく神であるのです。