>>638>>644>>645 ユダヤ人差別・迫害のキリスト教側の言い分のひとつに
「神殺しの民」がありました
ユダヤ人こそがイエスを十字架につけて殺してしまったのだ、として
神を殺すような奴らを殺して何が悪い、とユダヤ人虐殺は正当化されてきた
民族としてイエス殺害の責任を背負わされていたということですな
(現在ではどの教派もこの立場を取っているところはもちろんない)
たしかに新約聖書を追えば
ユダヤ人がイエスを十字架につけよと叫んだことになっている
しかしこれは当時の時代背景(ローマの支配下)や
十字架刑がローマの刑罰であったこと(ユダヤの刑は石打ち)などから
現在では事実性を疑われているんですな
つまりイエスの死からしばらくたって新約の原型ができつつあるとき
時の権力者(ローマ)におもねて生き延びを計る初代教会が
ユダヤ人たちにイエスの死の責任をかぶせすぎたのかもしれないと
しかしそんな研究は20世紀まではなかったわけですよ
それまでは聖書の字面通りユダヤ人を「神殺し」としてきたのが
キリスト教会およびキリスト教圏の歴史の一面であるんですね
以上わかりやすくするためにかなりおおざっぱな言い方をしましたんで、
訂正加筆あればぜひヨロシコ
これにまつわるチラ裏はキリスト教総合スレに書いておきますです