キリスト教徒がムスリマの嫁を貰うことはめったになかったろうが、ムスリムが キリスト教徒の嫁や妾を持つことは当たり前にあった。 また、イスラムに改宗したイベリア半島人がアラブ人やベルベル人と通婚する のも普通にあった。混血しまくりでしょ。
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/05/05(金) 00:41:11 0
てことは今のスペイン、ポルトガルの人々にはかなりアラブ人、ベルベル人の 影響があるってこと?ポルトガル人の2,5%には黒人の影響があるらしいよ あと東欧の人々にも北アフリカ系の影響があるらしい。
>>358 ムスリマは夫が改宗しない限り結婚できない
ムスリムは異教徒が嫁でも結婚できるし、その子はムスリムとして
育てられるという風にきいたが、理解としてはこれであってる?
>>360 イスラム法学的にはそれでおk。
でもイベリアでは、キリスト教徒と結婚する女性が改宗して
キリスト教徒になってしまう例(ナバーラ王室に嫁いだカスィー家
出身女性など)もまれにあった。
362 :
世界@名無史さん :2006/05/05(金) 11:41:27 0
>>361 加えてレコンキスタ進展以降は普通の庶民もイスラムからキリスト教に
改宗したり、結婚の際相手をイスラムに改宗させるのではなく
自分達がキリスト教に改宗したりしている。
結局イスラム法学の建前はともかく、実際は両勢力のパワーバランスで決まった。
イスラムが弱ければ如何に法学者が喚こうと自主的および結婚に伴うクリスチャンへの
改宗は増加していった。
363 :
世界@名無史さん :2006/05/23(火) 20:16:44 0
あげます
さげます
365 :
世界@名無史さん :2006/06/24(土) 17:32:37 0
祝一周年!
366 :
世界@名無史さん :2006/07/16(日) 02:55:52 0
月例レコンキスタに上がりました。
367 :
世界@名無史さん :2006/07/16(日) 18:41:25 O
ナスル朝の最後の王 ボアブディルはアルハンブラを去った後、どうなったんだろう
368 :
たしか :2006/07/16(日) 21:01:56 0
中公新書「西ゴート王国の遺産」鈴木 康久 著 を読んでいます。 法律などがメインですが、ローマ・カルタゴの植民からレコンキスタまでの歴史も簡単に通して紹介されています。 私は割と分かりやすい記述だと思うのですが、このスレ的な評価はどんな感じでしょうか?
370 :
世界@名無史さん :2006/08/02(水) 19:15:44 O
自分で判断しな。 過疎ってるから意見をもらうのは無理と言うものだ。
371 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 18:51:10 O
晒しage
372 :
カラジチ ◆mWYugocC.c :2006/08/18(金) 13:22:45 0
>>369 名前が全部スペイン語で統一されてるのが読みにくい……
ディオクレシアーノ帝って誰やねんっ!
久々に保守以外の書き込み見たw >スペイン語 だよなw 俺としては、オノリオ帝とかアンニバルとかにツボった。
アル・アンダルスには封建社会は存在したのか。 アラビア・ベルベルの部族社会はいつの時代まで存続したのか。都市社会でも 部族社会的な特徴はあったのか。
375 :
世界@名無史さん :2006/09/05(火) 02:54:31 0
アンニバル=ハンニバル、は分かったが、オノリオ帝は一体?
ホノリウス? とおもって読み返したらやっぱりホノリウスだった。 こーいう現地表記みたいな感じの本は面白いといえば面白いんだけどね…
377 :
世界@名無史さん :2006/09/05(火) 13:49:10 0
>>354 お書きになっている以下の地名を可能な限り
ローマナイズ表記で記して頂けませんでしょうか?
セビーリャ = イシュビリーヤ = イスパリス(ラテン語)
サラゴーサ = サラクシュタ = セサル・アウグスタ
トレド = トゥライトゥーラ = トゥライトゥム
カルタヘナ = カルタージャンナ = カルタゴ・ノバ
なにとぞ宜しく御願い申し上げます。
HISPALIS CAESAR AUGUSTA TOLETUM CARTAGO NOVA/CARTHAGO NOVA
379 :
世界@名無史さん :2006/10/09(月) 18:24:33 0
イスラム王朝下でも、古来の地名を音写しただけだったんだな。 征服王朝だから、アラビア語で全く新しく無関係な地名を付けることもありえたろうにね。
380 :
世界@名無史さん :2006/10/10(火) 01:18:29 0
10世紀に、ムスリム統治下のスペインから派遣されたイブラーヒーム・イブン・ ヤークーブという使節が、シュレースヴィヒで聞いた歌声について、 「犬の吠え声に似ているが、もっと獣じみた実に恐ろしい音声」 と形容している。 中東の人間にとっては、ヨーロッパの音楽は非常に異様な感じに聞こえたらすぃ。
>>379 そういえばファティマの奇跡で有名なポルトガルのファティマは
純然たるイスラム起源(ムハンマドの娘ファーティマに由来)ですな。
イスラム的な名前を持つ村に聖母マリアが現われて予言し、カトリックの聖地になったってのが面白いけど。
382 :
世界@名無史さん :2006/10/10(火) 11:05:02 0
>>381 ていうか、聖母マリア信仰も、エジプトの女神イシス信仰を、キリスト教に置き換えたものだが
ついでに言えばマリア(マルヤム)は、イスラームでも聖女の扱いをされているね。
分岐してから独自に発展し、大きな差異が生じているが、基本的に イスラム教⊃キリスト教⊃ユダヤ教 だろ?
むしろケルトの大地母神が変化したものでは>マリア信仰。 北西ヨーロッパだけじゃなくて、スペインでも北のほうはそれがあると思う。
386 :
世界@名無史さん :2006/11/04(土) 15:56:16 0
>>385 土着信仰を各地で吸収しているからな
迫害一辺倒じゃキリスト教の定着は無理だったろうから
387 :
世界@名無史さん :2006/11/06(月) 19:35:33 0
スペイン人は、白人ではなくて中東の人々との混血だよ。 8世紀から15世紀まで、実に800年もの永きに渡ってイスラム教徒に支配され、相当混血してるよ。 だから、スペイン人の容姿は、褐色の肌で、黒髪で、アラブ人と見分けが付かない人が多いよ。 ついでに言えば、スペイン人はジプシーとも混血してるよ。フラメンコなんて、ジプシーの踊りだしね。
↑↑↑ これコピペなんでレス無用。 なんか色んな板のスペイン関係スレ全部にこれを貼って回ってる 暇人がいるみたい。
387は、ゴート人支配時代に、スペイン人がみな、金髪碧眼だったと考えていると思われる。 当時イベリア半島に入ったゴート人など少数で、恐らく住民であるケルトーイベリアーローマ人と 比べると、1/10〜15程度だったと思われる。しかも、現地人と結婚できる法律ができたのは、 最後の100年程度。となると、住民の殆どが、ローマ時代の住民となる。 で、そのローマ時代の住民が金髪碧眼だったかというと、それもなんともいえない。 そもそもイタリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガルの、いわゆる南欧の国々は、 長い歴史の間に混血しているが、殆ど、金髪碧眼は主流ではない。茶髪、黒髪、ブルネットなどが 多く、身長もあまり高くない。 また、アンダルス時代にアフリカから流入した人種は、アラブだけではなく、ベルベル人も多い。 また、ジプシーは、インドのラージプートあたりの出身で、アラブではない。しかも ジプシーは欧州でもどこでも閉鎖的・及び差別的扱いを受けたから、あまり混血していない。 ということで、387は、あまりにも無知をひけらかしているだけ、と思われる。 稚拙な内容から、多分背伸びしている厨房だと推測される。
だからマルチコピペにレスをしてどうしようと(ry
>>380 イスラム教では管楽器が好ましくないものとされてるらしいね。
ハディースの方に一箇所だけそういう記述があるそうで。
392 :
. :2006/11/08(水) 13:21:59 0
南欧っていってもイタリアはかなり金髪碧眼、肌の白い人達が多いと思う
393 :
世界@名無史さん :2006/11/08(水) 18:21:01 0
トルコの軍楽隊は?
394 :
世界@名無史さん :2006/11/15(水) 23:10:53 0
ゴヤの絵画が盗難 NYに輸送途中
ニューヨーク(CNN) スペインで18世紀に活躍した宮廷画家
フランシスコ・デ・ゴヤの絵画が先週、米オハイオ州のトレド美術館から
ニューヨーク市内マンハッタン地区にあるグッゲンハイム美術館に輸送途中、
何者かに盗まれた。両美術館が13日、共同で発表した。
美術館側は作品発見につながる有力情報に、最高5万ドルの報奨金を提供するとしている。
盗まれたのは1778年に描かれた子どもたちの絵で、トレド美術館の収蔵品。
100万ドル以上の保険金がかけられている。
今週グッゲンハイム美術館で開幕するスペイン美術展で展示するため、
ペンシルベニア州スクラントンを経由し、プロの美術品輸送会社によって
ニューヨークに運ばれる途中だった。
フィラデルフィアの米連邦捜査局(FBI)関係者は、あらゆる手がかりや
情報を検討していると述べたうえで、計画的な犯行との見方を示した。
2006.11.15
Web posted at: 12:28 JST
- CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200611150005.html
395 :
世界@名無史さん :2006/12/03(日) 14:51:37 0
396 :
世界@名無史さん :2006/12/26(火) 15:18:27 0
397 :
世界@名無史さん :2007/01/21(日) 04:50:34 0
Julio Caro BarojaのLos moriscos del reino de Granadaを読んでみた。 厳密にいうとモリスコなんで、アル-アンダルスではないんだけど、とにかく 明瞭に、厳密な分析がなされていると思う。民俗学的な考察もあって面白い。 古典だと思って(第一版は1957年発行)後回しにしていたけど、色々自分の中 で不明だった部分も明らかになったよ。
398 :
世界@名無史さん :2007/03/01(木) 00:40:59 0
月例保守に上がりました。
399 :
世界@名無史さん :2007/03/02(金) 14:41:02 0
イベリア半島の人間には黒人の血がかなり混ざってると聞くが スペイン人の場合金髪碧眼がかなり居る。南スペインでも。なんでかな?
400 :
世界@名無史さん :2007/03/03(土) 16:44:07 0
ケルト系の形質じゃなかろうか。
401 :
世界@名無史さん :2007/03/04(日) 19:05:28 0
へスス・ナバスっていうアンダルシア出身のサッカー選手は 顔の造りは典型的な浅黒い地中海系で眼は青だった。 案外、そういった人たちも多いんじゃない?
逆にマグレブでも金髪碧眼のベルベル系はさほど珍しくないぞよ。
スペインのモスク
イスラム建築
405 :
世界@名無史さん :2007/04/01(日) 08:19:34 0
ナバーラのトゥデラはムデハル建築で有名だが、 ムスリムが建てたことが明確な建物は 残っているかどうか・・・ エブロ川流域は随分後までムスリムが根付いていたよな
407 :
世界@名無史さん :
2007/04/06(金) 02:26:12 0 イスラーム支配下のアンダルスは洗練された華やかな文化が栄えた。 当然ながら男色や少年愛も盛行したが、どんな文学作品があるのだろうか? 「鳩の首飾り」などは有名過ぎるので除外して下さい。