>>633 鉄が青銅より劣ってるという話の時点でわかれ
>>635 いやそういう話じゃないだろ
ヘシオドスのは。
神と人がともにいた黄金時代>白銀時代と零落した果ての現代って話じゃ
637 :
世界@名無史さん:2010/03/04(木) 21:44:36 0
>>636 しかしヘシオドスが自分の時代をそう呼んだということ自体が前8世紀の
ギリシアでは鉄器が普及していたことを示す。
高温を出す段階以前の製鉄技術じゃ青銅の武器には性能面で大きく劣るのだから
青銅の武器を供給するだけの資源と施設があるなら、鉄製の武器を使わないのは自然な流れ。
鉄器の普及だけなら、エジプトでも遅くとも前24世紀頃には普及してる
639 :
世界@名無史さん:2010/03/04(木) 23:48:44 0
>>638 それは隕鉄で本来の意味での鉄器ではないよ。
>>639 隕鉄の鍛造は普通の製鉄よりも遙かに高度な設備と繊細な作業が必要
もし本当に隕鉄から作られた鉄器が在ったなら、普通の鉄器は余裕で製造可能
>>636 だから、当時鉄は金銀はおろか青銅にも劣る金属だって認識だったんだろ
つまりその程度のものしか作れなかったって事じゃあないかな
>>637 物質としての鉄の存在が知られていたとしても、その鉄が普及して武器として普通に使われてたとは言えないと思うけど。
ローマも中国の戦国七雄も鉄の農具を使用していたが
歩兵のメイン兵装は青銅の剣だしな
644 :
世界@名無史さん:2010/03/11(木) 01:33:05 0
>>643 西アジア→ヨーロッパの鉄は鍛鉄で中国の鉄は鋳鉄、鋳鉄は固いがもろい。
だから西アジアやギリシア、ローマでは早くから鉄製武器が使用されたが
中国では鉄製農具は戦国時代から使用されたが鉄製武器の普及は遅れた。
>>644 無知もここまで来ると酷いなw
鍛鉄が最初に使われ始めたのはおそらく漢代中国、アフリカ東部が先の可能性もあるけど
少なくとも、ギリシャやローマ等の欧州圏では100%無い。
646 :
世界@名無史さん:2010/03/11(木) 02:56:53 0
>>645 無知なのはどっちさ。確かに中国でも早くから鍛鉄は作られていた。
しかしすぐに鋳鉄の製造が始まり農具などとして普及したが鉄製武器
の普及はおくれ、三国時代になっても一部では青銅製の武器が使用
されていた。一方ヨーロッパでは14世紀ごろ高炉が発明されるまで
鋳鉄は作られていない。
鋳鉄じゃない、銑鉄。高炉による銑鉄生産の始まりが漢代中国
で、秦もローマも現実に鉄製武器を使用していない
中国では漢代に銑鉄から造られた武器が使用され始めてるけどね。
欧州圏では同時期に青銅製武器の性能を越える鉄製武器が使われた事は無い
648 :
世界@名無史さん:2010/03/11(木) 12:00:05 0
アッシリアは既に前7世紀にはその軍隊全部を鉄製武器で武装していた。
649 :
世界@名無史さん:2010/03/11(木) 15:20:40 0
中近東文化センターが調査を続けているトルコのカマン・カレホユック遺跡で、
紀元前2100〜同1950年の地層から、小刀の一部と見られる鉄器1点が
発見された。 鉄滓と、鉄分を含んだ石も確認され、鉄づくりが行われていた
ことが確実になった
これまでは、人工的に鉄を作り出したのはヒッタイト人とされてきた。
中国で鉄器が登場するのは前7世紀ごろ、普及したのは戦国時代の
前4世紀ごろで、弥生時代だった日本にもそのころ伝わったらしい。
同文化センターの大村幸弘・アナトリア考古学研究所長は「鉄の生産は
アナトリア半島で独自に始まり、後に北方から進入し征服したヒッタイト人が
武器として利用し、その技術を秘密として守ることでオリエントに覇を唱える
帝国を築き上げたのだろう」と語った。2009.03
ケオプスピラミッド内、カルノックスフィンクスの下から鉄製の小刀と鎌が発見され
先王朝時代の墳墓から鉄のビーズが発見されている。
ナイジェリアのノク遺跡で紀元前3500年頃の地層から鉄滓と熔鉱炉の跡が確認された。
旧ソ連の学者ペシキンは「数次の発掘の結果
紀元前2000年までにアフリカでは鉄の熱間加工が広く普及していた事を確認した」と語った。
651 :
世界@名無史さん:2010/03/12(金) 02:49:52 0
古代エジプトのものは隕石、
溶鉱炉で有名なナイジェリアのノク遺跡は最古で紀元前900年前。
半世紀前の説を持ち出されてもなぁ。
652 :
世界@名無史さん:2010/03/12(金) 02:51:27 0
○隕鉄
ケオプスピラミッド内、カルノックスフィンクスの下から発見された鉄製の小刀と鎌は普通の鉄
知ったかぶりしないようにw
というか、その程度の事も知らずに何故このスレに来てるのか謎だわ
ナイジェリアのノク遺跡の熔鉱炉はカーボンテストの結果が紀元前3500〜2300年頃と出てる
654 :
世界@名無史さん:2010/03/12(金) 04:14:32 0
ごめん、木村愛二のファンとは知らなかった。
ごめん、あちこち荒らしてる無知なキチガイだと気付いてた。
656 :
世界@名無史さん:2010/03/12(金) 05:47:18 0
ほめてくれてありがとう。
一言忠告しておくと、ふつうはクフ王とか放射性炭素年代測定と
表記するんよ、あの方以外はね。
するんよ(笑)って、例の人が苦しい時に出て来る定型句なんだよねw
>ふつうはクフ王とか放射性炭素年代測定と表記するんよ
何を言いたいのか意味不明w
あと、生物学や考古学でも普通にカーボンテストと言うからw知ったかぶりは恥ずかしいね。
クフ王のピラミッドの内部にスフィンクスが見つかったのか
とビックリした。「カルノック」という表記は普通はしない。
カルナック神殿参道のスフィンクスな。
660 :
世界@名無史さん:2010/03/12(金) 17:12:37 0
自爆!?
661 :
世界@名無史さん:2010/03/12(金) 19:18:15 0
662 :
世界@名無史さん:2010/03/16(火) 01:09:49 0
可愛いよ。
あーくそ古代エジプトはかっけえなあ!
ナショゲオ見てたら夜中だってのに燃えちまってしょうがねえよ!
パルテノン神殿が建った時代でもギリシャは小国乱立で小競り合いばかりしている状態の後進地帯、
同じ時期というかその何千年も前にはエジプト・ペルシャは広域統一政治機構を持った先進国な
なっていたんだよな。
弥生時代の日本と、漢朝や阿育王のインドとの対比みたいものだ。
古谷野晃先生『古代エジプト 都市国家の誕生』を読んでいるのだが、
「ファラオは都市の神というよりも、社会を形づくり、都市を守る役目を果たしていた」
とか……つまりそれは具体的にどうだったんです?みたいな文が多すぎですよ
都市は密集していたのか散村っぽかったのか
商業は活発だったのか未発達なのか
どっちなんすか先生?!
クソマニアックなある個人サイトには
メンフィスやヒエラコンポリスの都市図が載ってた
神殿群と市民の住居群が離れてて
家と家同士は比較的密集していると考えればいいのか
それとも物が残ってないから地図が白いのか
668 :
世界@名無史さん:2010/05/21(金) 21:09:27 0
ttp://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052101000923.html 世界遺産学部の募集停止 定員割れ続きサイバー大
インターネットですべての講義を行う国内初の大学として開校した
サイバー大(福岡市、吉村作治学長)は21日、大幅な定員割れが続いているとして、
今年の秋以降、世界遺産学部の学生募集を停止すると発表した。
在学生が卒業するまでは授業を続ける。
二つある学部のうち、残りのIT(情報技術)総合学部は募集を継続する。
サイバー大は2007年4月、ソフトバンクなどが出資した
「日本サイバー教育研究所」が運営する株式会社立の大学として開校。
同大は「需要予測が大きすぎ、計画通りに学生が集まらなかった」としている。
今後はソフトバンクとの連携を強化して、IT・ビジネス分野の人材育成に特化した大学を目指す。
サイバー大の定員は1学年1学部600人。
1〜4年までの在学生は2学部計1092人で、うち世界遺産学部は412人。
両学部とも定員割れが続いていた。今春の入学者は世界遺産学部が47人、IT総合学部が111人だった。
サイバー大をめぐっては、過去に対面などによる学生の本人確認をしていなかったことが発覚、
文部科学省が運営改善を求めたこともあった。吉村学長はエジプト考古学の研究で知られる。
2010/05/21 20:53 【共同通信】
669 :
世界@名無史さん:2010/05/22(土) 19:55:20 0
サイバー大プレスリリースのタイトルは「IT総合学部の強化について」。
ものはいいようですな。
長野在住なんだがエジプト展やってたんで見に行ってきた
展示物はよかったが、物販が完全に空港の土産物屋+吉村本みたいな感じに
671 :
世界@名無史さん:2010/05/29(土) 01:43:01 0
672 :
世界@名無史さん:2010/06/15(火) 00:44:43 0
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010061400840 文化財修復センター開所=大エジプト博物館を支援−JICA
【カイロ時事】国際協力機構(JICA)が技術協力する大エジプト博物館保存修復センターの開所式が14日行われ、
スーザン・ムバラク大統領夫人や石川薫駐エジプト大使らが出席した。
センターは、2012年以降に開館予定の大エジプト博物館に主に収蔵される文化財の修復や記録作成を手掛ける。
センターは、大エジプト博物館建築予定地近くのクフ王の大ピラミッドに程近いカイロ郊外ギザに建設。
JICAは文化財保存修復などの専門家3人を長期派遣した。
約120人の職員が働き、エジプト政府は文化財保存修復の拠点にしたい意向だ。
現在、カイロ中心部の考古学博物館に展示されているツタンカーメン王のマスクなど
古代エジプトの財宝の多くは将来、大エジプト博物館に移される予定。
(2010/06/14-20:19)
ネコ王が人間だったと知ってがっかりした。
可愛い猫が玉座で寝てる姿を想像してハァハァしてたのに。
674 :
世界@名無史さん:2010/06/18(金) 12:36:08 0
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010061800298 ツタンカーメン即位年代を特定=放射性炭素の測定法で−英考古学者ら
【カイロ時事】黄金のマスクで有名な古代エジプト王ツタンカーメンが
王位に就いたのは紀元前1353〜31年ごろ−。
英オックスフォード大などの国際考古学チームは、放射性炭素による年代測定法で、
エジプトの有名なファラオ(王)の即位年代をこれまでより明確に特定したと
18日発売の米科学誌サイエンスに発表した。
同チームは、各国にある博物館などから入手した計211に上る
古代エジプトの植物サンプルを基に年代測定を行った。
(2010/06/18-10:42)
675 :
世界@名無史さん:2010/06/24(木) 18:25:14 0
676 :
世界@名無史さん:2010/06/24(木) 23:15:16 0
>>603 ツタンカーメンの死因はマラリアではなく血液疾患、ドイツ研究チーム
ttp://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2737429/5909498 【6月24日 AFP】古代エジプト王朝のツタンカーメン(Tutankhamun)王は、マラリアではなく、
遺伝性の血液疾患「鎌状赤血球症(SCD)」で死亡した可能性があるとの研究が23日、
米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)オンライン版に発表された。
死因に関しては今年2月、エジプト、イタリア、ドイツの国際チームが、DNA鑑定やCTスキャン
などによる研究の結果、「王は免疫不全の状態で、おそらく落下により、突然足を骨折したために
命にかかわる状態となって、マラリアに感染し死亡した」との見解を示した。
だが、独ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所(Bernhard Nocht Institute for Tropical Medicine)の
チームがこのほど放射線を使ってミイラの足を詳細に調べたところ、SCDの形跡が認められたという。
SCDは最も一般的な遺伝性疾患の1つで、赤血球の一部が通常の球状ではなく鎌状になって血流が
阻害され、慢性痛や感染症、組織死をもたらすというもの。
研究者らは、真の死因を究明するためにさらなるDNA鑑定を行う必要があるとしている。(c)AFP
鎌形赤血球症
http://www.weblio.jp/content/%E9%8E%8C%E7%8A%B6%E8%B5%A4%E8%A1%80%E7%90%83%E7%97%87 鎌状赤血球遺伝子を持つ者は、日本にはほとんど見られないが、
マラリアが比較的多く発症するアフリカにはかなり見られる。
これは鎌状赤血球が短時間で溶血してしまうため、マラリア原虫が増殖できず、
マラリアの発症を抑えるためである。
鎌状赤血球の遺伝子とマラリアの流行には深い関係がある。
マラリアは幼児期にかかると、死に至る可能性が高い感染症である。
つまり、鎌状赤血球症自体は保有者の生存に不利であるが、
マラリア蔓延地域ではその遺伝子をヘテロに持つものは非保有者と比べて
相対的に自然選択において有利であり(生存確率が高い)、
この遺伝子が維持されていると考えられている。
しかし保有者ばかりになれば、保有者同士の子にはホモで持つ者が増えるため、
非保有者が頻度依存淘汰的に有利になり、非保有者の割合も一定に保たれていると考えられる。
確かこれ黒人に多い病気だよな
以前アメリカのドラマでアフリカンアメリカンの男がこの症状って話が合った
基本的にアフリカと南インド、ペルシャ湾岸の病気
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010063000866 秘密の地下トンネル発見=セティ1世墳墓−エジプト
【カイロ時事】エジプト考古最高評議会は30日、南部ルクソールの地下墳墓群「王家の谷」にある
古代エジプト第19王朝(紀元前1292〜同1186年ごろ)の王セティ1世の墓で、
同評議会のザヒ・ハワス事務局長らが、墓付近からさらに掘り進められた
174メートルに及ぶ秘密の地下トンネルを発掘したと発表した。
トンネルは完成状態だったが、行き止まりで、壁面装飾はスケッチの段階にとどまっていた。
セティ1世の墓は壮麗な装飾で知られている。
事務局長は「セティ1世は(生前に)墓の中に秘密の墓を造ろうとしていたようだ。
息子のラムセス2世が父の死後、作業を中断した可能性がある」と指摘した。
(2010/06/30-18:01)
昨日午前中たまたま家にいてNHKハイビジョンのツタンカーメンの妻の墓発掘か?
みたいな番組を見たんだけど面白いね
地中海の他の地域の歴史はよく本で読んでるんだけど、エジプトは不勉強なんで
何かおすすめの書籍や映像ってありますか?
吉村のおっちゃんの以外で。(別に嫌いなわけじゃないんだけど、違うところから入りたい)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000103-jij-int 古王国時代「最高の墓」を発掘=首都南郊で未盗掘―エジプト
7月7日18時36分配信 時事通信
【カイロ時事】エジプトのホスニ文化相は7日、首都カイロ南郊のサッカラで、古王国時代第6王朝(紀元前2322―
同2191年ごろ)のファラオ(古代エジプト王)専属の書記長の墓を、考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長率いる
エジプト調査隊が発掘したと発表した。墓は未盗掘で、「この時代の最も見事な墓」という。
現場は、世界最古の巨大石造物とされる「階段ピラミッド」の西方。書記長はセンドゥワという名で、息子の墓
も同時に発掘された。死後の世界に導く彩色された「偽扉」のほか、地下20メートルの墓からはアヒルの形をした器や、
太陽神ラーをあがめる記念碑オベリスク(高さ30センチ)が見つかった。
>>682 西村洋子先生の「古代エジプト史料館」(というサイト)が
ハイレベルな洋書を適宜翻訳紹介して下さっていて、海外サイト
へのリンクも充実していて勉強になる。初心者にはレベル
高すぎかもしれないが、普通とは違うところから入りたいと
おっしゃるので。