テオドシウス帝までだっけ
個人的には、スティリコの扱いに興味があるんだがなあ
来年までおあずけか
937 :
名無し:2005/12/26(月) 22:28:45 O
多分ゲルマン人の詳細は来年にまとめると思う。
漏れ買うのは年末になりそうなので
ユリアヌスの記述の(辻氏やギボンのと比べて)感想キボン。
>>939 そんな・・・大雑把で結構ですw
辻・ギボン両氏は彼を好意的に書いてるので
塩野女史の扱い方がわかればいいので・・・
941 :
世界@名無史さん:2005/12/27(火) 07:08:29 0
発売日age!
942 :
世界@名無史さん:2005/12/27(火) 15:00:08 0
文庫派sage@貧乏学生、図書館で借りる
カエサルよりアウグストゥスのがかっこよく思えるおれは少数派なのか?
>944
カエサル、
アウグストゥス、
ティベリウス、
この三人は、かっこよさが全く違うかもしれんが、
たとえばどんなところがそう思う?
顔が。
顔か。
948 :
:2005/12/27(火) 22:57:06 0
読み終わった。
理髪師に激怒するユリアヌス萌え。ローマ史は詳しくないけど謀殺説なんてあったの?
あと、目次に「聖アンブロシウス 在位〜」なんてあるから一瞬混乱+驚愕。
だが読み終えて納得。シンマクスカワイソス
ユリアヌスを取り上げるなら理髪師のエピソードは欠かせないもんな
>>945 アウグストゥスは漸進主義じゃね?
当時の人は自覚してなかっただろうけど、
周りを騙し騙し帝政を始めたのがすごい。
これが婆の言う「一つ一つは合法だが・・・」ってやつだと思うけど、
急進的すぎてヌッ頃されちゃうカエサルよりすごいと思うんだ。
買った。読み始めた。なんか今回のは薄いな。
952 :
世界@名無史さん:2005/12/28(水) 16:42:59 0
読み終わったけどさ、
殉教は一神教徒にしか生じえない現象であり、多神教徒には馴染まない現象で
あることがわかってくるとか、
21世紀の現在、最も一神教徒らしい一神教徒は、もはやキリスト教徒ではなく
イスラム教徒のほうに多いが、自爆テロがどちらの側に頻発しているかを思う
だけでも、ギリシア・ローマ宗教の徒に殉教者が出なかった理由にも、肉迫
可能ではないかと思う、
とかいうくだりには違和感を感じたよ。
多神教徒である日本人が第二次世界大戦で行った特攻はどう説明する?
あらゆる宗教の最初の目標は殉教者を出すことである、てか。
>>952 事実上の現人神天皇陛下一神教類似で説明つくじゃないかな
955 :
世界@名無史さん:2005/12/28(水) 17:28:30 0
ローマ皇帝も神格化されていたわけだが。
956 :
世界@名無史さん:2005/12/28(水) 19:32:57 0
14巻でいちばん感動したところ
塩野七生「ローマ人の物語14」より
----------------------------------------------
この意味では、ユリアヌスに投げつけられ、
今日でもこの通称で続いている「背教者」という蔑称は、
実に深い意味のこもった通称とさえ思えてくる。
もしかしたら、三十一歳で死んだこの反逆者に与えられた、
最も輝かしい贈り名であるのかもしれない。
------------------------------------------------
>956
むむむ。なかなかに
行間を読む力のある奴だ。
そして心の分量が多い奴だ。
>954
「天皇陛下万歳」と特攻したのではなく、
多くは母さんと叫んで特攻したというぞ。
>>958 いや、特攻隊の多くは突撃前にヒロポン(覚せい剤)を
打っていた。
戦後日本軍所有の覚せい剤が大量に放出されたことが
戦後最大の覚せい剤汚染が起こった。
>959
坂井三郎の著書では
軍医が覚せい剤というのを伏せて打ったとあるね。
・・・ていうかお前は
ローマを滅ぼそうとするキリスト教徒だな
アンブロシウスの文章のように吐き気のするそれだ。
あいてにするんじゃなかった・・・
今読み終わった。ユリアヌスに結構ページを割いていたね。
塩野氏の言うようにユリアヌスの治世が19年なら世界は
まったく違う歴史を歩んでいたんだろうかな。
POVを一般的な見解である可のように見せる手腕はさすがだ。
964 :
世界@名無史さん:2005/12/28(水) 22:07:51 0
カラカラ、コンスタンティヌスでローマの国体は完全に潰れてたから
ユリアヌスが長生きしてもどうにもならんだろ。
>>962 19年続いて、しかもユリアヌス路線を確実に継承する
後継者を選び得たならば、あったかもね。
966 :
:2005/12/28(水) 22:28:56 0
質問:謀殺説ってどうなの? 「ミソポゴン」って「髭嫌い」って意味?
ユリアヌスが10年でも長生きしていれば、ローマ再興はなったかもしれない。
と妄想してます。
>>966 再興とまではいかないまでも延命の「最後の努力」になったかもしれないな。
ただ、ローマが凄まじい勢いで壊れてきているのに、指導者
階級の人間のほとんどが自分(の組織)の権益を最優先に考えて
いるのは怖い話だな。
ローマは、最後まで努力したけどキリスト教に負けましたっていう、
題名がすごく皮肉っぽくていいな。
婆はほんとにキリスト教嫌いなんだな。
今年はかなり土俵際一杯でしたね。確か最初の方の巻は、8月頃に出てなかったけ?
今となっては記憶のかなただが。。。最初の方の巻って、何月にでてたんだっけ?
来年は、12月31日とかになりそうな予感。。。。
1 巻 (1992/07)
2 巻 (1993/08)
3 巻 (1994/08)
4 巻 (1995/09)
5 巻 (1996/04)
6 巻 (1997/07)
7 巻 (1998/09)
8 巻 (1999/09)
9 巻 (2000/09)
10 巻 (2001/12/20)
11 巻 (2002/12/11)
12 巻 (2003/12/13)
13 巻 (2004/12/22)
14 巻 (2005/12/27)
やっぱカエサルの下巻が最速。モチベーション高かったんだろうねぇ。12月にずれたのは、
一休みの時期からか。。。
972 :
世界@名無史さん:2005/12/29(木) 02:05:03 O
責任感と高揚感のカクテルがユリアヌスを酔わせた…
このくだりに酔わされつつ萌えた俺は背教者…
… 殉 教 し て く る 。
キリスト教あっての西洋文明。
キリスト教はヘブライズムそのものではないし。
西洋文明の根幹はプラトンではなくキリスト。
啓蒙思想以来のインテリ気取りのヴァカどもが中世を
暗黒時代としか見なかったからな。
ウィーン体制を「保守反動」という側面でしか考えなかったのと似ていて。
ウィーン体制は確かに保守だが、必ずしも反動的ではないし。
974 :
世界@名無史さん:2005/12/29(木) 04:24:52 O
ヘブライズムからの脱却を試みたユダ公がキリシタン…という線はあり?
昨晩読了しました
テオドシウスの扱いがちょっとカワイソス
このスレで塩婆がカエサル萌えという話があったが、確かに
ネロ死後の内戦期の記述で「カエサルならああした」
「アウグストゥスならこうした」としつこく書かれると
どうにもウザイっす。
塩野は司馬遼太郎同様、あくまでフィクション作家なんだから、小説の内容を
歴史的事実だという前提で捉えて論じても意味ないよ。彼女自身、歴史学者からの
批判を受けて、小説なんだから虚構が盛り込まれているのは当たり前と開き直って
いる。まあ、そんなこと言ったら多くの歴史がタイムマシーンでもない限り、
真実かどうかなんてわかるなるけどね。
>>971 カエサルの巻が最速なのは、同じ史料使って続けて書いたせいもあると思う。
他の巻なら論文も新たに買って読まないと行けないけど、
カエサルの一代記の前半と後半なら、そんな必要もあんまりなさそうだし。
やっぱり魅力的(塩野にとってw)な男がでてくると筆が走って
楽しいね。
>>956の下りはじーんときた
以前のスレで『ローマ人の物語』は塩婆の思いの伝わらないラブレター
と書いてあって、妙に納得したけど。
それ以前にカエサル時代は古今東西の資料が豊富だからね。
カリギュラに対するラブレターも書いたら面白い。古代の英雄は美化されている
かもしれないから、真相は藪の中。
982 :
世界@名無史さん:2005/12/29(木) 16:46:43 0
関係ないけど司馬遼太郎の後釜マジで狙ってるという噂があるんだがw
ソレは無理だ。
日本史に対する圧倒的な無理解が高い壁になってる。
しかし、まぁよくやり遂げたよな。(まだ終わってないけど)
15年間も。ここで塩野の身になにかおこったらどうするんだろう。誰か書きつぐんだろうか?
もし書き継ぐとしたらだれだろうね(不謹慎な想定で悪いんだけど)。