ただの理系出身じゃないぞ。理系の博士号所持者で、マヂに論文ガシガシ
書いていたような人。こんな経歴の持ち主が首相になるのは、この理系軽視社会では
おそらく絶後だろうなぁ。
694 :
世界@名無史さん:2009/09/23(水) 00:03:24 0
科学史を大学院で専攻してみたいんですが、
どこの大学院でやっているんでしょうか?
検索してもあまり出てこないみたいで・・・
ちなみに自分は理学修士で
今は一応、会社の技術者です。
戦前戦中生まれなら、
理系のトップは大企業の養成工、
大学へ行けるなら東北大、
って感じだったらしいけど。
養成工出身世代の皆さんが定年退職した瞬間に、バブル崩壊〜失われた何十年に突入。
東大
697 :
世界@名無史さん:2009/09/29(火) 20:29:35 0
698 :
世界@名無史さん:2009/10/10(土) 13:38:35 0
699 :
世界@名無史さん:2009/10/11(日) 08:41:13 0
700 :
世界@名無史さん:2009/10/21(水) 23:06:06 0
701 :
世界@名無史さん:2009/10/21(水) 23:08:17 0
702 :
世界@名無史さん:2009/10/24(土) 13:58:59 0
,r= = ==、、
,. ─|`ヽ─<
,≠ -:/|:!::ト、- ヽヽ
 ̄ ̄ ̄|||━\| ━\| ト、 15年ほど前、マイクロソフトをパロディで批判して
.|: |||" 'ー'ー' "|::|')|` マイクロソフトから圧力をかけられたライターがネットを使って反撃に出て
.|_,____,__|||:| `エエ´/:/: |. 結局マイクロソフトからごめんなさいを勝ち取った事があった
.| T i T |||:|<ニ /:ハ : l. そこでのウィンドウズの隠語が「運動図」
」┼:!:┼┘ゝ .|:イ |:::|
ttp://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/msisdirty.html#mandala  ̄ ̄ ̄|||━\| ━\| ト、 当時から考えるとよもや
.|: |||" 'ー'ー' "|::|')|` アップルとジョブスのほうが悪人めいた世の中がくるとはおもわなんだ
Appleが企業のコンピュータルームから一般人に向けてコンピュータを解放した勢力の一つであることは事実だしな
悪になったかどうかはともかく、音楽プレイヤー企業になるとは思わなかったよ
MS追っかけてるわけじゃないが、みかんせいじん騒動はMSこわいよって思ったよまじで
あれから改善はされてるのかねえ。
703 :
世界@名無史さん:2009/10/24(土) 14:29:15 O
俺もそうだが理系な人々はあまり科学史には興味がないんじゃないかな。
もっとダイナミックな国家の形成とか民族、文化の拡散等に興味がある。
704 :
世界@名無史さん:2009/10/24(土) 14:56:52 0
理系の民間企業研究者を長く続けてきた私も、古典文学鑑賞やら、史学の一分野の個人研究やら、
哲学思想の入門書読み齧りやら、朝の番組での政治経済の話でみのもんたにツッコミ入れるのやらが
趣味だ。さすがに仕事以外で理系の情報に触れる気分にならない。精神医学は別だけど、あれは
文系っぽいからな。
コンピウタは2、3年使っているうちに動かなくなると、色々いじるよりも買い替えを選択肢の上位に
持ってくる。理系って言ってもそんなもんだ。
705 :
世界@名無史さん:2009/11/28(土) 13:14:17 0
日本の古い研究者(言い換えれば、科研費などの既得権益をこれまで享受してきた人々)は、
長年の研究努力の末に成果を上げた、ごく一握りの成功物語を例に挙げて、
「一見無駄に見える研究も大切で、いつかは芽が出る」だの「地道な研究にこそコストをかけるべき」
と唱えるのが大好きだ。
だがそれらのセリフは「最終的に成果を上げた研究」のみに通じる「後出しジャンケン」であり、
その陰には国税を投入する必要のなかった研究が山盛りである。
いくら成功物語を感動的に解説しても、
「自分たちが握って離さない補助金という既得権益が、どれだけ科学技術発展に貢献しているか」
の説明にはならないのだ。
スパコンに使われているチップの多くには、市販PCに使われる汎用品が採用されている。
市販PCが日進月歩(というより秒進分歩)で技術進化するのに合わせて、
最新のチップに交換することでスパコンの性能を一気にアップグレードできるのだ。
このように最近スパコンは、最小のコストで世界一の性能を発揮できるように設計するのがトレンドである。
そもそもスパコンの性能とは、本体性能×アルゴリズム×ソフトウェアで決まる総力戦である。
それに対して、日本の次世代スパコンは多くの部品が独自のものであり、
技術進化にリアルタイムついてゆくために汎用部品を採用して随時交換するという発想はない。
たとえ一旦は性能で世界トップになっても、抜かれてしまったら、
また一から設計しなさなければならないのだ。しかも、
Cellで見られるように基礎技術ではトップクラスなのに、
その上位の戦略レベル(政治的な意味を含む)の違いで国内では台無し、
海外では存分に利用されているのだから、本当に目も当てられない。
http://etopirika.blog.so-net.ne.jp/2009-11-19-1
706 :
世界@名無史さん:2009/11/28(土) 13:15:03 0
実際に事業を取り巻く状況を見ると、これまではNEC、日立、富士通の三者が参画して、
国と共同開発していたのに、NECと日立が開発から離脱し、富士通だけになった。
その結果、スパコンの技術も「ベクトル型」と「スカラ型」というに方式併存という計画が、
「スカラ型」だけになった。
主要なプレイヤが抜けた上に、技術も大きく変わっている。
計画自体の立て直しが必要なタイミングのはずなのに、「審議会では小変更で同じ結果が得られると承認された」という理由で、
増額した予算を要求しています。
スパコン以外のコンピューティングの性能が上がったため、かつてはスパコンでやっていた計算も
ワークステーションや分散コンピューティングでできるようになった。
高性能スパコンでないとだめな分野はどんどん小さくなっている。
もちろん、その分野で頂点の研究をするためには、世界トップのスパコンが必要です。
でも、その領域は、決して大きくはない。そういう事情について、僕や一部の仕分け人はだいたいわかっていました。
http://etopirika.blog.so-net.ne.jp/2009-11-19
>>705-706 今週の週刊新潮のコラム、高山正之・変見自在も、
スパコンに関したネタだな。
708 :
世界@名無史さん:2010/01/19(火) 13:45:17 0
709 :
世界@名無史さん:2010/01/22(金) 15:03:06 0
711 :
世界@名無史さん:2010/02/01(月) 12:11:45 0
トンデモが何であるかは、ガードナー『奇妙な論理』に出されている
例を考えてみるといいかも知れない。
いうまでもなく、NSDAP一味は最悪例として取り上げられています。
もちろん、始めはトンデモ扱いされた学説がいつしか通説になった例は稀ではない。
トンデモだから弾圧するという態度では、結局そうでないものも弾圧されるだろう。
しかし、少なくとも学問的に認められる説に成長したものと、トンデモのままのものとでは、
やはり差異がある……はずである。
トロフィム・デニソヴィッチ・ルイセンコ
遺伝子の存在を否定する似非学者。スターリン、フルシチョフに取り入り
遺伝学者の粛清に関与する。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1264346787/l50
古代は木材が活用されてたけど
木材の防腐処理ってどうしてたんだろうか?
古代
中世
近代
で各時代の概要を知りたく探しているんだけど全然ヒットしない
予想としては
古代は焼いて表面を炭化
中世はタールなんか塗って
近代で鉛の入った塗料かななんて思っているんだけど
知っている方がいたら教えてください
調べてきた
古代は焼き丸太と地面付近を粘土で覆って水気をさける様子
平安京かなにかの資料に掲載されてた
714 :
世界@名無史さん:2010/03/29(月) 15:01:37 0
14 :オーバーテクナナシー:2008/10/03(金) 22:59:50 ID:7i+Acvgs
思考盗聴器がアイドルや女子アナにつけられたりしたら、思考盗聴している人がメールでアイドルや女子アナの情報をパパラッチに流して、喫煙写真を撮られたり、彼氏に腰を擦りつけている写真を撮られたりして、大変なことになると思います。
集団ストーカーされて、自殺するアイドルや女子アナも出てくると思います。
特許庁のホームページに思考盗聴器が発明されている事実があるなら、発明した人たちが悪い事に使わないように、国や警察が管理するべきだと思います。
15 :企業の研究員:2008/10/04(土) 21:31:42 ID:kkAcGQbF
我々の会社では特許申請されていて官報などに公開されている、情報関連の
装置を添付されている図面通りに試作しているが、実に80パーセントの装置
は実際に作ると動かない、つまり頭の中だけで考えた装置で実際に製作して
いないという事がすぐに分かってしまう、インチキ装置が大部分だ、
特許は書式さえ整っていれば実際に作動しなくとも申請が受理される。
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/future/1221644728/l50
715 :
世界@名無史さん:2010/04/01(木) 12:28:13 0
716 :
世界@名無史さん:2010/04/02(金) 17:13:55 0
717 :
世界@名無史さん:2010/04/06(火) 08:38:10 0
ルネサンス時代には、「知識人」と「技術職人」ははっきりわかれていて、
それは大学内での服装にもあらわれていたよな。
知識の伝統の中にいるスタッフや学生が「長着」を着用していたのに対し、
職人たちはタイツの着用を習慣にしていた。
レオナルド・ダ・ヴィンチも、「万能の天才」などではなく、実際には
稀有の優れた「職人の親方」だった。
外科医も床屋がやってたんだろ
近代外科医の祖パレも床屋
今でも外科医のやってることは基本的には切ったり貼ったりだからな
もっとも今は昔よりはるかに医学的知識が必要だけど
719 :
世界@名無史さん:2010/04/06(火) 21:46:22 0
>>693 2ちゃんではなぜ日本は理系軽視国ということになってるんだろ。
文系で高収入・社会的地位が高い仕事に就いているのは法学部・経済学部などの
出身者で、歴史学部・哲学部・文学部の出身者が優遇されているとは思えんが。
そもそも日本は明治以来、欧米にキャッチアップするために実学を優先してきたわけだし。
駐フランス西ドイツ大使は、あるとき娘に質問された。
「ねえ、どうしてパパは、叔父さんみたいに有名じゃないの?」
西ドイツ大使は答えた。
「パパとヴェルナーは子供の頃、果物屋の店先にロケットを撃ち込んでしまってね。
親父に大目玉を喰らって自宅謹慎を言いつけられたんだ。パパは素直に謹慎してたんだけど、
ヴェルナーの奴は三日目には家を抜け出してまたロケット花火を打ち上げたんだ。それ以来、ずいぶん打ち上げているよ。
あのときパパも一緒についていったら良かったかも知れないね。そうしたらパパも有名になれていたかもしれないよ」
この西ドイツ大使の名はジギスムント・フォン・ブラウン。かのヴェルナー・フォン・ブラウンのお兄さんである。
>>719 まず間違いなく、理系軽視国ではないよな。
法律・経済を学んだ者が国家運営や企業運営に携わるのは自然な流れだし、
大学院卒業者をどう扱うかという問題も明らかに理系の方が深く議論されているし、対応もされている。
大学生なら、(法を除く)文系院への進学が就職的な意味で死亡ルートなのは良く知っているだろうし。
ただ、実学に偏りすぎてる感じはするな。
実際に働いている人間はともかく学生なんかはもっと科学史や技術史、
科学に携わるものの理念や知財、科学思想なんかを勉強してもいいと思う。
そういった思想に関わる事柄の変遷や歴史的事件を勉強していくことは、
将来的に変な思想に嵌らないようにするために必要なことだとは思うのだが。
現在、その辺の勉強は学生の自主性に任せる形になっているが、
そういう思想史の独学は、ある種の偏向の原因にもなるのでやはり適切な指導は必要だと思う。
無関心もよくないことではあるし。
日本人が西洋の文化を理解したつもりで実は理解していない、とはよく指摘されることだが、
漏れはアメリカ人も実はヨーロッパの文化を理解していないのではないかと思えることがよくある。
19世紀の英国で「サイエンティスト」という語彙が創られたが、この語は当初、ネガティブな
意味を含んだ言葉だった。一般教養を重視するジェントルマン的気風がいまだに旺盛な
当時の英国では、専門的に科学に従事する者はうさんくさくみられていた。
この語は世紀がだいぶ進んでから、むしろアメリカでよく使われるようになった。
ここは専門家の国であり、アメリカ人は実際的な人々だったから。
ちなみにある英国人は、アメリカや日本と同じく後進国だったドイツの学者について、
彼らは一般に自分が携わる学問の意味を深く問うことなく、ともかく既成「科学」の
特定分野で独創的研究「業績」を上げることを至上の価値とし、他の学問分野については
驚くほど無知だったと書き残している。
723 :
世界@名無史さん:2010/06/01(火) 22:06:13 0
科学は技術に結びつくが、東洋風オカルトは技術に結びつかないからな。
これを同列に論じようとは余程の暇人。
科学技術抜きでは文明人としての
>>80の生活は一日たりと成り立たないが、
陰陽なんとか説なぞ無くても一生涯にわたって支障はない。
724 :
世界@名無史さん:2010/06/01(火) 22:50:05 0
↑勝手に他のスレに人の発言を書き写さんでくれよ。
このスレの
>>80に迷惑だろ。
>>722これは支那思想の影響じゃないか?個々の分野の点的な追求よりも
教養人を目指す(儒)ものがより偉いという。その当時のサイエンティストは
支那語でいえば「方学者」に当たる含意があったのだろう。ちなみにこの
考えより以前、専門に工学を扱うものが居たらしく(雲梯の発明者など)、
その当時は教養者よりも地位は低くない。
もう世界史板も終わりだな・・・
工作員しか残ってないじゃん。
728 :
世界@名無史さん:2010/06/10(木) 12:24:04 0
日本の理系にはなぜ痛い勘違い人間が多いのかな。
「文系の仕事なんて、理系の人間でも出来るからな。その逆はまず無理だが」
「数学が苦手だから文系の経済学部に行く奴が疑問で仕方無い」
「英語力に関しては、理系のが授業で使う率が高いから出来る」
「日本のようなモノづくりの国に文系が増えてるなんて亡国の兆し以外何者でもない」
こんな意見ばっか。
729 :
世界@名無史さん:2010/06/10(木) 14:11:43 0
>>722はいいとこ突いてると思う。
イギリスはどの分野もまんべんなく基礎学問ががっちりしている。
だからぱっとしない反面、根が強くてタフ。
イギリスはジェントルマン階層があるからな。
「働かざる者食うべからず」のような共産主義的発想が学問をむしばむのだ。
730 :
世界@名無史さん:2010/06/10(木) 16:22:31 O
日本人の理系で本当に欧米並みの創造なことやってるのは
早慶含めた超一流15大学に過ぎない
これら以外は酷過ぎ
昭和40年創立以来、企業の下請単純労働だけやってるとかな
自分で起業して成功するだけの理系コンテンツも地頭もない
いきなり日大を例に挙げるのは笑えるかもしれんが、
日大の理系学部出て触媒の発注手配と納期管理しか出来ない奴がいた
この仕事、今は派遣にやらせてるよ
何のために理系学部出たのか分からんし、こんなバカは学位剥奪もんだろ
かと思えば慶応経済出て構造解析やってる奴もいるわけで、
要は人種と地頭の問題に過ぎず、バカはどんだけ金かけてもバカ
宗教関連スレとか哲学関連スレとかで、
価値相対主義的なレスとか素朴唯物論的なレスとかがたびたび出てくる割には、
アリストテレス思想、あるいは因明、あるいは荀子思想にしっかり根ざしたような、
存在者の分類とか階梯とかの話にしっかり触れるレスがほとんど出てこない辺り、
文系・理系を問わず、基礎理論あるいは論述の枠組の構築が、
日本ではおざなりになってるということが、根底にあるんじゃなかろうか。
繰り返すが、このことは、文系・理系を問わず(!)日本の学問の脆弱点になっていると思う。
実学といえども、それを下支えする論理学なり基礎理論なりが根底にあるけれども、
「それが何の役に立つの? 生活に直接役立たないことなんて不必要なんじゃないの?」
の一言で、そうした基礎的哲学の教養がばっさり切り捨てられてしまう傾向が、
世間一般にあるんでないかと思うのだが。
基礎的哲学の教養が日本でさほど重視されないことの根底には、
上の人も書いてるような、西洋諸国に「技術的・経済的に」追いつけ追い越せ、が、
至上命題にならざるを得なかった歴史的事情があるからかとも思う。
また、アリストテレスによるならば、「技術の上部に位置するのが理論である」はずなのだが、
なぜか日本では、理論がさほど評価されず、技術が一方的に珍重される傾向がある。
「成績が良いなら、進学するなら、理工系こそ一番」というあの社会通念も、そのあらわれなのではないか。
もっとも、江戸期以前の日本でも、独創的理論研究者たちが出なかったわけではないが、
明治期以降、そうした学者たちは、なぜかあまり後世に評価されてこなかった。
>>731推敲
おざなりになってるということ
↓
なおざりになってるということ
歴史学の世界では、科学を本質的に自然哲学とする考え方と、科学を自然を理解し
統御するための一連の職人的技法と手続きとする考え方が存在している。
なぜこうなるかというと、近代科学というのは伝統的な思弁的自然哲学が、魔術的・
数学的・職人的伝統の中ではぐくまれた実用主義と融合した結果生まれたものだから。
で、日本社会では後者の見方をとる人が多いんジャマイカ?
それと、日本では戦後、マルクス主義が盛んになったが、マルクス主義を背景とする
経済史家たちは、近代科学という融合体のうちの実戦志向の伝統に重点を置いていたから、
その影響もあるのかもしれない。
お薦め
「暗号解読」
著者はあの「フェルマーの最終定理」を書いた、元理論物理学者→英BBC入社の変わりダネ
理路整然とした文章だが、メチャクチャ面白い暗号史
「我々が知っていることすべての短い歴史」
著者はアメリカの中堅小説家で、バリバリ文系
だが、一念発起して独力で科学史を勉強
論文読みまくり、科学者に聞きまくりで、自分が理解した事だけを忠実に文章化
...小説家なだけに読みやすい上、最先端科学がメチャクチャわかりやすい
>>731もう一箇所推敲
たびたび出てくる割には → たびたび出てくる一方で
>>732 ふむふむ、伝統的に職人技を志向する傾向が強いからということですね。
日本が応用分野に強いことの理由ですね。
ただ、これがドイツやオーストリアだと、職人技の追究と理論研究とが平行してる感じもありますが、
この違いはどの辺りから来たんでしょうかね。
ギリシア思想やスコラ哲学との関わりも考えられますけど、
その一方で、仏教や儒教にも、理論研究の長い伝統がありますし。
>>735 古代の日本に大陸の哲学が入ってきたとき、日本人はまず漢字の習得と駆使とに
追われているだけで、思想的な理解というところにまではなかなか達しなかったらしい。
仏教哲学についても、それを理解しようと努力したのは専門の学問僧だけであって、
一般の日本人は哲学的論議には興味を持たなかった。おまけに学問僧の業績は
ほとんどすべて漢文で記されていたから、一般人とはなんらの交渉もなかった。
日本に最初に伝わった宗派は三論宗だったが、この宗派の理論的思索というのは
日本人の好みに合わなかったらすぃ。
738 :
世界@名無史さん:2010/06/19(土) 07:01:13 0
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、スコットランドなかんずくグラスゴーの
造船業・機械工業はイギリス帝国経済にとって不可欠な存在だった。
世界の工場ともよばれ、ブリテン連合王国のなかでも「発展は北にあり」と
いわれるほどの繁栄ぶりだった。
しかし第一次世界大戦期になると、スコットランド経済は徐々に地盤沈下していった。
スコットランド経済停滞の原因の一つとして、実学志向の弊害があげられる。
スコットランドの教育機関は実学志向が強く、数学など基礎研究が軽んじられた。
その結果、世界の技術革新に水をあけられることとなった。
日本もそのうちスコットランドみたいになるんじゃね?
>>738 イギリス特にスコットランドは、
彫った土がそのまま燃料に成る
非常に質の良い泥炭に恵まれた。
19世紀まで銑鉄にも使えた。
今、イブン・アル・ハイサムについて調べたいと思ってるんですが、
彼の時代の科学史的流れを深く掘り下げた本とかありませんか?
日本にいても入手可能なら英語の本でもいいです。
741 :
世界@名無史さん:2010/07/21(水) 14:22:29 0
実は、飛行機の発明を巡っては、この時期に世界中で動きが並行していてね。
ちゃんと記録に残る形で成功したのはおそらくライト兄弟が最初だろうが、
国によっては全然違うことが言われてんのよ。
たとえばロシアでは、世界初の航空機をつくった人と言えば、これはアレクサンドル・モジャイスキーということになっている。
アデールより6年前の1884年7月20日、30メートルほどジャンプしたそうだ。
もっとも、直後に大破したんで一般的には失敗とみなすんだが、
ロシア人はこれが世界初だと信じてやまねえのよ。
さらに、アルベルト・サントス・デュモンって人がいてね。
ブラジルではこの人こそが飛行機の父だと言われている。
あまり知られていないが、日本でも二宮忠八って人が1891年にプロペラ飛行の実験に成功しているんだぜ。
しかし、誰が何と言おうと、フランスでのアデールの地位は確固としたもんよ。
フランス語で飛行機のことをアヴィオンって言うんだが、これはアデールがつくった飛行機の名前に由来してるくらいだからな。
ちなみに、映画を発明した人ってのも、日本ではトーマス・エジソンだと言われることが多いが、
フランスではリュミエール兄弟だとされている。
映画ってのは、いったいどの時点をもって発明とするかの定義が難しいらしくてね。そのへんで解釈が分かれるらしいぜ。
http://fban.blog9.fc2.com/blog-entry-115.html
742 :
世界@名無史さん:
>>741 外国語ができると少なからず、そういう事案に出会うね。
自国語とは違う世界観が観られるというのが外国語学習のおもしろさでもある。