926 :
世界@名無史さん:04/06/29 23:11
日本の昔も今も、それからローマだって、しっかりした女は強いし、しっかりした男は強い。
それだけの話だと思うけど。
いいかげんなこと書いたらいかんので、とりあえず適応にしっかりした女性を
古代ローマから。
カエサルの母。
ブルータスの母。
アウグストゥスの妻。
ティベィリウスの前妻。
コルブロの娘。
などなど。
欧州選手権でギリシャが決勝進出!
929 :
世界@名無史さん:04/07/03 05:10
あのチェコを破ったとは・・・
>>901 テュケのコイン、多いかしらん? ずいぶん時代が下ったあとのアンティオキア鋳のことかな...
テュケはオーケアノスの娘とする説があるから、海に関係あるのでしょ。
>>904、929
レストンクス
多くは紀元前350年のやつですか。前180年頃のもあったかな…
結構な枚数もってるんですがどれ見てもガレー船の舳先しか打刻されてないもんで。
神話とか全然知らんので気になってたんです
>>931 欧文サイトを探してみたらどうだろうか。
933 :
世界@名無史さん:04/07/06 23:27
「責任倫理についてトゥキュディデスの例を取り説明しなさい」という
問題があるんですが、ぜんぜん分かりませんでした。
どなたか分かる方、宜しくお願いします
934 :
世界@名無史さん:04/07/06 23:49
ペロポネソス戦争を最後まで書く素振りを見せておきながら、
途中で終えたツキジデスは責任感のない香具師です。
これが模範解答であろう。
935 :
世界@名無史さん:04/07/06 23:51
>>933 てゆうか、「責任倫理」ってなに?
それを説明してよ。
大学の試験かレポートだったら、
講義でなんか聞いただろ。
それ抜きにこんな質問をしたって駄目だろ。
もっといえば、
こんなところでそんな質問をするお前はダメだろ。
936 :
世界@名無史さん:04/07/06 23:52
937 :
世界@名無史さん:04/07/07 00:26
>>933 トゥキュディデス自身、トラキア方面軍の指揮官として参戦し、
結果、任を全うできず、追放の憂き目に遭っている。
そんな境遇のなかで戦史を綴ったのであるから、
そりゃ「責任倫理」なるものとも無縁ではいられなかっただろうな。
ヘロドトスの『歴史』に比べれば、自分の戦史は面白くないと、
率直にまず言明しているあたりに、彼の重さというものが滲み出ている。
また、最後まで書けなかったというが、もしかすると、
こんな自分が最後を書くべきではない、と彼は痛感したのかもしれない。
それにしても、トゥキュディデスの戦史は暗い、というか、重いな。
938 :
世界@名無史さん:04/07/07 00:26
>>935 確かにそうですね。駄目人間です
責任倫理と書きましたが
どうやらトゥキュディデスの倫理観について聞いているようです
トゥキュディデスにとって「責任」とはどういうものを言うのかと聞いている
のではないでしょうか?
939 :
世界@名無史さん:04/07/07 00:34
>>937 レスありがとうございます
とても分かりやすく参考になりました
まずウェーバーの「職業としての政治」を読んでみる(分量は少ない)。
そうすると行為そのものに固有の価値を認め(ある意味、結果を度外視し)、
心情の良さ純粋さを行為の正当化の基準とする心情倫理と、
それよりもむしろ行為の結果(たとえそれが予測不可能な部分を含むにせよ)
そのものに責任を取ろうとする責任倫理とが峻別されていることが判るだろう。
そして後者が政治家にとって不可欠のものであることも。
(普通「責任倫理」といえばウエーバーのこの論文の議論を指す)
これをアンフィポリスで失敗した軍人としてのトゥキュディデス像になり、
あるいは彼のペリクレスやニキアス、アルキビアデス評価と絡めるなりで
レポートぐらいは書けると思う。あとは自力でがんばること。
941 :
世界@名無史さん:04/07/07 00:40
>>940 レスありがとうございます
明日、早速図書館へ足を運んでみようと思います
942 :
世界@名無史さん:04/07/07 12:43
哲学者を生んだ古代ギリシア人と現在のギリシア人が別民族とか聞いたんだが、
それはどのくらい別民族なんですか?
あの辺り一帯の民を総称してギリシア人だと思ってたんだが、
現在のギリシア人はオスマン帝国に占領されたトルコ人ってこと?
頭の悪いこと言ってたらゴメンな
943 :
世界@名無史さん:04/07/07 13:33
>>942 今の、ギリシア一縁に住んでてギリシア語を母語にしてる人達は、
まず、東ローマ時代にスラブ人と交じって
オスマントルコ時代にもスラブ人と交じって、トルコ文化の影響も受けてるわけ。
>現在のギリシア人はオスマン帝国に占領されたトルコ人
ってことはないけど、
古代ギリシア人とは、文化的断絶があるんだよね。
「スラブ人と交じって」と言っても人種的なことではなく、文化的なことね。
やっぱギリシア正教に馴染んだとこでの断絶が大きいでしょ。
944 :
世界@名無史さん:04/07/07 14:13
古代ギリシア人と現代ギリシア人の民族性の断絶については、
東ローマ人が「ローマ人」と自認してたことが大きい。
東ローマ人を「ギリシア人」と呼んだのは、フィレンツェなどの西側の他称。
東ローマ人は、今風に言うなら「ギリシア系ローマ人」だったわけだが、
もちろん当時はこんなふうに国民と民族を多層的に整理する意識はなかった。
――まあ、な買ったと言っていいくらい希薄だった。
東ローマでは、多分「ビザンツ出身のローマ人」とか「アテネ出身のローマ人」
って意識の方がスタンダードだったはず。
「生活文化の共通性を基盤にした共通の帰属意識」を民族の定義とするなら、
極論っぽく聞こえるだろうが、
古代ギリシア人と現代ギリシア人の断絶をつなぐ
ミッシングリンクは中世ローマ人、ってのが結論になる。
ただし、現代ギリシア語は古代ギリシア語と無関係のスラヴ系言語とか
血がまったくつながってないとか言うのは嘘っぱち。
946 :
世界@名無史さん:04/07/07 17:52
日本語の現代文と古文みたいなものではないの?
947 :
世界@名無史さん:04/07/07 21:33
イタリアどころか地中海世界をまとめたローマ人(つーかイタリア人)と、ルネッサンスの
頃からのいくつも小国に分かれて争いばかりしていたイタリア人が、同じ人種とはまったく
思えないのですが、やっぱりどこかで人種が入れ替わってたの?
>>947 スレ違いだけど答えとく。
ローマっ子の「人種」は、そんなに変わってないだろ。
ローマ人の人種ね、
そりゃ皇帝だってヌビア出身とかシリア出身とか出たくらいだから、いろんな血が入ってるだろうさ。
それでも「入れ替わった」ってほどではないと思うがなー。
てか、人種と民族をもう少し区別した方が、質問の論点が絞れるんじゃねーかな?
亀レスで話の流れとは関係ないけど
ギリシャ優勝しましたユーロ2004
すごい・・・・
>>946 古典ギリシア語の教科書に「古典ギリシア語を勉強すれば現代ギリシア語の文語も大体読める」とあった。
帝政ローマって領土拡大止めて奴隷供給が止まってから、
個人所有の奴隷もわりと積極的に奴隷解放してますけど、
それはどうしてなんでしょうか。
五賢帝頃は奴隷反乱も少なかったぽいし、反乱が抑えられなかったからとかはないと思うんですが。
どうも教科書じゃその辺ぼけてる希ガス。
カラカラ勅令のあとに全ローマ市民が平等になったってのはなんとなく分かるんですけど。そう書いてあるし。
952 :
世界@名無史さん:04/07/07 22:54
>>951 なぜ、ローマの平和の時代にも奴隷解放がおこなわれ続けたか?
1.奴隷の供給が以前より減った分、需要も以前より減ったから。
2.奴隷解放したのちもクリエンテラ関係による奉仕を期待できたし、
解放すれば、養育費が必要なくなるから。
ちなみに、カラカラ以後、ローマ市民か否かの区別は無意味となるが、
だからといって「全市民が平等」になったわけではない。
五賢帝末ころから、ホネスティオレスとフミリオレスという身分階層が
形成され、かつてローマ市民が有していた特権的地位はホネスティオレスが
独占するようになっているから。
953 :
世界@名無史さん:04/07/07 23:11
>>952 一番目の理由は納得いかないぞ
以前は供給過剰だったということか?
954 :
世界@名無史さん:04/07/08 00:41
>>953 1世紀末ころからラティフンディアつまり大量の奴隷労働力を投下した
プランテーションに翳りが見え始める。小プリニウスの書簡あたりを見よ。
また、大規模征服戦争がおこなわれていた共和政末期ころは、
ラティフンディア(ただしこれも一部地域のみ)がおこなわれていたが、
それでも明らかに供給過剰。なんせ、奴隷の値段も他時代に比べれば
安かったから、奴隷はある意味消耗財だった。奴隷反乱の頻発の背景も
そのあたりにあったのだろう。
955 :
世界@名無史さん:04/07/08 00:50
957 :
世界@名無史さん:04/07/12 07:06
スウェトニウスで、
アウグストゥスがアレキサンダー大王の遺体に対面したとありましたが、
いつまで遺体は残ってたんでしょう? やっぱミイラだったのでしょうか?
レーニンや、ツタンカーメンみたいにご対面できたのかな?
あと、アウグストゥスのベッドなど家財一式もいつまで残ってたのでしょう?
何もかもゲルマン民族大移動あたりで失われたのかな?。゚・(ノД`)人(´Д`)人(Д` )・゚。
959 :
世界@名無史さん:04/07/14 23:13
960 :
世界@名無史さん:04/07/15 00:27
スパルタの政治体制におけるエフォロイとは何だったのですか?
監察官というのはわかるのですが、選抜方法や地位などはどのようなものだったのでしょう?
また、端的な質問で恐縮ですが、ヒッパグレタイって何ですか?
961 :
世界@名無史さん:04/07/15 07:21
962 :
世界@名無史さん:04/07/15 07:23
963 :
世界@名無史さん:04/07/15 15:41
964 :
世界@名無史さん:04/07/15 21:14
塚本青史の「マラトン」を読んだんですが謎が・・・。
世界史人名用語集ではテミストクレスは名門の生まれということになってたんですが、
「マラトン」ではアルペケ区という混血人居住区に生まれたとあります。
どっちが正しいんですか?
>>962 トンクス
>>963 だいじょうぶだす。日本語ページだけでもだいぶ手がかりになりますた。
明日のテストは何とかなりそうだ・・・。
あ、漏れ大学生です。
966 :
世界@名無史さん:04/07/16 00:57
>>965 > 明日のテストは何とかなりそうだ・・・。
> あ、漏れ大学生です。
うそだろおい・・・
この国も終わりだなorz
>>964 アルペケじゃない。アロペケ。
名門の生まれと居住区に矛盾があるかね。
判らなければぐぐれ。
demos
初期キリスト教団の様子をローマ側からみた資料ってないでしょうか?
ピラトゥス提督の裁判記録を読みたいです。
>>967 ありません。
教団化していないし(初代教会云々は耶蘇教会の神話です)、
第一山ほどある政治犯裁判のほんの一例に過ぎない。
>>968 レスさんくすです。ないのか・・・_| ̄|○
>>967 その前に総督と提督を間違えてるのをなんとかせんとぐぐっても正しい情報にたどり着けないと思うのは漏れだけだろうか?
>970
ご教示ありがとうございます。完全に間違えていた・・・
しかしイエス・キリストと弟子たちに関するリアルタイムの客観的資料ってほとんどないんですね。
死海文書みたいな偶然的発見を待つしかないのだろうか・・・
>>971 どうでもいいけど、歴史(学)としてあの宗教の教祖を語る際には、
イエス・キリストじゃなくて、イエスと言いなさい。信者でも。
>>971 > リアルタイムの客観的資料ってほとんどないんですね。
皆無ですが。
歴史におけるリアルタイムの客観的発言って面白いよね。
プラトンのパンクラチオン(゚听)ツマンネとか・・・
>>972 正論。ヤソを「救世主」と認めない人間には不愉快この上ない。