このスレッドの趣旨は一般的に教科書に載っているような『経済史』、
例えばある二国間貿易での主な輸出品目を列挙することや、
会計制度や為替システムの時代による発展を考えることではなく、
歴史の流れや動きの経済学的側面をとらえ、その動因を探ることです。
経済学というのは要するに
人間のあらゆる活動や社会システムを
損得計算と、モノや金の移動・交換という観点から斬る営みをさします。
人間のあるところ、必ず経済あり、
というわけで、あらゆる歴史的事象を経済で斬ってみませんか?
日本史板でも世界史板でも全く人気のない経済史ですが、
経済学や商学を学んだ方、この板には結構いるはず。
そうでない方も関心のある限りご参加ください。
でもマル経の方はそっち方面の議論は遠慮してね。
あまり難しく考えずに議論しましょう。
>>1 歴史を経済学的に考えることがまさに「経済史」じゃないのか?
最初の数行の意味がよく分からん。
>>6 本来は、ね。
でも、実際『経済史』の名のもとにやっていることは
「室町時代には土倉ができて、連雀商人や振り売りが〜」とか
荘園制度や税制の時代による変遷とか、そんなものばかり。
何時の間にか、【経済を支える個々のシステムの移り変わり=経済史】に
なっちゃってるということだよ。
それだけでなくて、例えば軍事行動や民族大移動などの歴史的事象を
経済学的な側面から分析して論じたいといってるのさ。
広義では、経済史に入るのかな?
8 :
世界@名無史さん:03/05/15 06:03
>>7 軍事行動も民族大移動も、たいがいの事柄は経済史的に説明しようと思えばできるし、
むしろ現に経済史のひとはそうしているだろう。
なぜなら、世界事象を経済という側面から説明すること、これは経済史という学問の
定義そのものだから。
国際金本位制の行き詰まりから第一次世界大戦の勃発を説明してる人なんて
いくらでもいるし。民族大移動にしても人口論アプローチしてる人いそう。
>>8 経済という切り口でどこまで説明可能なのか、
考えるのも面白いと思うんですよ。
切り口は、政治・軍事・文化・宗教・外交・心理・科学技術、或いは自然環境など
無数にあるし、それらが複雑に絡み合っていますから。
哲学板にはたまにあらゆる出来事の原因を経済で説明しようとする人がいます。
自分では現実的だと信じてるらしいけど、ああいう人はちょっとね・・・。
まともなエコノミストの態度ではないと思います。
ご指摘の通り、ABCD包囲網とか、ブロック経済が植民地政策にもたらした影響とか、
論じ尽くされた感があります。
しかし手垢のついてないテーマはまだ沢山あるとおもいます。
ぜひ語りましょう。
10 :
世界@名無史さん:03/05/15 06:17
某予備校では本来政経担当の講師による
世界史の近現代史講座があるくらいです
このスレ期待してます。
11 :
世界@名無史さん:03/05/15 06:19
「帝国主義」などはいかがですか?
本来経済学の用語とのことですが。
当てにはならないよ。
そもそも19世紀以前の統計なんぞまともなデータ
あまりないだろ。数字が明確にならないとこればっかりは
限界がある。確かアダムスミスの国富論も英国史の経済的
側面からの分析が中心だったりするがやはり統計が
少ない。理論や仮説としてはいいが、現実的な歴史
そのものとなるとデータがしっかりしていないと
信頼はできないよ。モデル論以上のものにはならないだろ。
>>11 マル経の用語なので全く分からず、たった今調べてみました。
ホブソンというジャーナリストが、19世紀欧米列強の植民地進出を
経済合理性で説明しようと考え出し、レーニンが有名にした理論のことです。
資本主義経済の進展によって、大資本(会社)が海外に投資を行い、
その現地の資産を守るために会社が政府に働きかけて
軍隊を送り込み、ついには現地の政府を廃して国を占領してしまう。
この論理をImperialismと呼び、レーニンは資本主義は必ずこの帰結をもたらすと考え
資本主義に反対しました。
しかし、実際に資本が投資を行った土地と、
軍隊による侵略が行われた土地はほとんど重なることがないという研究結果もあり、
空論だったのではないかとも言われているそうです。
>>13 そんなに厳密性を追求しなくても・・・
色々な意味で無理ですし(私の力量、時間、等々)、
前近代を現代と同じ手法で分析してもあまり意味がないのでは。
モデル論・仮説で十分だと思います。
15 :
世界@名無史さん:03/05/15 08:29
>>7はつまり、経済制度史に対して経済事件史(事件史の経済的説明)を志向している
ってのかな?
しかし
>>11の「帝国主義」がマル経の言葉でわからんってのも情けない。
近現代史の基礎用語だろ。
16 :
世界@名無史さん:03/05/15 08:31
追加
ホブソンやレーニンは南ア戦争や第一次大戦を経済的に説明したわけだろ。
まさに
>>1の志向するところと同じじゃん。
>>15 >>14の解説は明快でありがたく思っています
史学の方だと政治中心のわかりきった解説になるでしょう?
私はむしろ経済学的な解説を欲していたので。
18 :
世界@名無史さん:03/05/15 10:50
>>17 ?????
>史学の方だと政治中心のわかりきった解説になる
帝国主義についてはむしろ経済史的説明が優越してきて、最近になって
政治史的・思想史的な議論が流行りだしてきているんだけど
自分勝手な敵(ニビル星のようなもの)を妄想してませんか?
>>18 15さんと同一人物ですか?
「わかりきった」は主観的すぎる表現だったと反省しております。
あなたの解説もぜひお聞きしたいです。
この時代に暗い私ですが概説書に物足りなさを感じていたので。
20 :
世界@名無史さん:03/05/15 11:58
19世紀は植民地主義と言われてたような・・・。
結局これがブロック経済を引き起こし、金融政策は機能しなくなる。
そのため財政政策として、ケインズ的財政政策と共産・ファシズム
社会主義的財政政策の2つの方法で世界が2分され、第2次世界大戦へ。
21 :
世界@名無史さん:03/05/15 21:33
グーツヘルシャフトは?
22 :
世界@名無史さん:03/05/15 21:50
23 :
世界@名無史さん:03/05/16 00:47
24 :
世界@名無史さん:03/05/16 00:50
思えば林健太郎が「グーツヘルシャフト考」を書いていたころは、
経済史と政治史は今ほど疎遠じゃなかったんだよな。
25 :
世界@名無史さん:03/05/16 12:09
ルターの宗教改革も、背景にはフッガー家が牛耳る経済への反発がありました。
26 :
世界@名無史さん:03/05/19 16:15
租税法の先生が黄巾の乱は塩に税をかけすぎたために
ハイパーインフレが起こったためだとおっしゃっていた。
そういや、経済封鎖って意味あるのか?
対象の国の経済を破綻させたり、弱めたりするのには効果が有るけど
政権の崩壊や戦争への決心を鈍らせたりはほとんど聞かないし
逆にそれが戦争のきっかけになった場合のほうが多いような
1です。立てっぱなしですみませんでした。
スレ立ての翌日から急に忙しくなってレスができませんでした。
取り急ぎレスします。
これからも忙しく、あまり書込みできそうにありません。
よって私の関心とは違いますが、グーツヘルシャフト等
経済システムそのものに関する書込みもぜひどうぞ。
>>20 失礼ながら論理に飛躍がありすぎかと。
>>25 >>26 そういった話題は興味深いのでぜひ論じてください。
>>27 場合分けして考える必要がありそうですね。
>>15 >>16 >>18 >>23 無意味にhostileなレスですが、一言。
私も高校の教科書に載っているような説明ならできます。
「帝国主義」という言葉には3つの側面があるでしょう?
第一に歴史的な意味、第二に経済学的な意味、第三に政治思想的な意味です。
>>11さんはあくまで経済用語としての『帝国主義』を聞かれたわけです。
ですから3つの要素のうち、純粋に経済理論としての部分のみを抽出して書きました。
「史学の方だと政治中心のわかりきった解説になる」その通りでしょう。
あなたの所属する学会か何かの動向は、私や11さんの関心の対象外です。
>>18の書込みはちょっと見当違いですね。
>経済制度史に対して経済事件史(事件史の経済的説明)を志向しているってのかな?
その理解で結構です。
>ホブソンやレーニンは南ア戦争や第一次大戦を経済的に説明したわけだろ。
>まさに
>>1の志向するところと同じじゃん。
ホブソンとレーニンの説明は誤っていました。
>>9にも書いたように本来経済では説明できないことを
無理に経済から説明しようとしたからです。
30 :
世界@名無史さん:03/05/20 16:17
>>27 逆効果になる事例が多いよね。ナポレオンの大陸封鎖令もイギリスを弱体化させる
つもりで出したものだけど、結果としてはイギリスがヨーロッパに見切りをつけて
アジアやアフリカに目を向けての帝国主義政策を開始することになり、「光栄ある
孤立」を演出する結果になってしまった。
31 :
世界@名無史さん:03/05/21 11:39
ノーベル賞受賞者達が一堂に会したクルーズ船が難破し、無人島に流れ着いた。
生物学者
「諸君、悲観するには及ばない。私は、缶詰を持参した。
だが、なんとしたことか、缶切りを忘れてしまった」
化学者
「いやいや、悲観するには及ばない。私は考えた。
火をおこす。缶を暖める。缶は膨張、破裂する。缶切り必要ない」
物理学者
「なるほど。しかし、物理学者である私は、大型のパチンコをつくり
玉がわりにぶつけ割ることを提案したい。
ところで、経済学者の君はどう思う。何か名案はあるかね」
経済学者
「・・・・・・簡単だ。缶切りを持っているものと仮定すればよいのだよ」
32 :
世界@名無史さん:03/05/21 12:14
期待あげ
33 :
世界@名無史さん:03/05/21 16:37
認識の不一致を追及するスレッドです。
悪い。黄巾の乱→紅巾の乱
方国珍
浙江の塩商人。
1348年、密告されて反乱。海賊となる。
追討軍を返り討ちにして元の官職を要求。
反乱と帰服を繰り返して勢力を拡大していった。
彼の反乱に反応するかのように紅巾の乱がおこる。
紅巾の乱の最中には張士誠に対抗して朱元璋と同盟。
張士誠が滅びると朱元璋に降伏。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
36 :
ぬきぬき部屋:03/05/21 21:50
37 :
第20軍団兵:03/05/21 23:56
ヨーロッパ方面は小麦が軸になるのかな?
塩はフランス王国の「ガベル」以外経済史的には影が薄い気がします。
専門じゃないので知識不足ですが。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
>>31ワラタ
経済学って本当にそういう学問。
昔レーガン大統領が
「経済学者は物事が起こってからそれを合理的に説明しようとする唯一の専門家である」
と言っていたらしい。
>>33 ??
どういうことですか?
>>34 なるほど。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
塩見のローマ人読んだだけですけど、
ポエニ戦争以前からゲルマン人は食い詰めるたびに南下していたみたいだとか、
ローマがシチリアとの価格競争に負けて、小麦の生産を諦めて葡萄酒作りに切り替えたとか、
その頃あたりから自作農民の没落が始まったとかそういうことですか?
43 :
世界@名無史さん:03/07/19 22:49
44 :
世界@名無史さん:03/07/30 03:37
>>39 >昔レーガン大統領が
>「経済学者は物事が起こってからそれを合理的に説明しようとする唯一の専門家である」
>と言っていたらしい
そんなの例にすらなってないですよ。だってレーガン自身が経済政策で大失敗している。
なのに自分の経済政策の失敗の原因を日本の責任にしようとなすりつけようとしたり、
それと関係なく当時の米国の世論は「レーガンの経済政策は素晴らしい!」だなんて
いっていた。
でもそのときから経済学者は彼の失敗を見抜いていたんだけど、誰も信じてくれないから
ただ笑うしかなかったんですよ。
ロバート・マートン&マイロン・ショールズの経営していたLTCMの倒産以来、
ノーベル経済学賞と経済学者の威厳が落ちているのは事実だけどねー。
46 :
世界@名無史さん:03/08/22 07:57
age
47 :
世界@名無史さん:03/08/23 14:50
経済史を語って。
うちの大学の経済史の教授、なんか他に教えることができないから
経済史やってる、みたいな感じで、頼りない。
48 :
世界@名無史さん:03/08/23 22:49
日本の経済史って、いまだに大塚史学のような珍説がまかり通るからな(プ
1です。
久々にレスします。(あまり盛り上がらないけど・・・)
>>42 ゲルマン人はなぜ南下したのでしょうね?
経済学的に説明すれば、「彼らは南下した方が得だと考えたから」なんですね。
なぜ彼らはそう考えたのでしょう?
どこにそんな当てがあったのか?
日本の荘園から逃散した浮浪人なら、血縁を辿って寺社の荘園に転がり込めば
食えると考えたでしょう。
それでも物凄く思い切った決断だったと思うんですよね。
なぜゲルマン人は日本の農民より思い切ったことができたのでしょうか?
それはまずはサンクコストの大きさの違い(田は畑よりも収穫を上げるのに労力が掛かる)
でしょうが、民族性も大きなファクターでしょうね。
このように、私の関心は経済で説明できる部分とそうでない部分を
分けることにあります。
>>44-45 それはあまり実態に近いとはいえませんね。
レーガン自身が経済政策を立案したわけじゃありません。
彼のブレーンであった経済学者たちが立案したのです。
それを後から対立する学者グループが批判したのです。
日本でも竹中が散々批判されているでしょう?
経済学はあくまで事象を分析する道具であって
未来予測を可能にすることはできないのです。
まあ、それで良いというわけじゃありませんけどね。
>>47-48 『経済史』、良く分からないのでごめんなさい。
私は商学部出身でミクロ経済以外ほとんど分からないのです。
51 :
世界@名無史さん:03/09/25 22:16
古代ローマは、貿易よりも農業に依存した経済だった
ルネサンス期のイタリア諸都市もそう
近代でさえこの傾向を断ち切れなかった
都市とは地主たちの消費の場だった
52 :
世界@名無史さん:03/09/25 22:18
ブールジュは湾が浅瀬になって貿易港じゃなくなった
唐辛子の普及で香辛料貿易に終止符が打たれた
53 :
世界@名無史さん:03/09/25 22:24
>>13 イギリス経済は、産業革命後も依然ジェントルマンの富に支えられていたという
植民地からの搾取で得た富も含むのだろう
54 :
世界@名無史さん:03/09/29 17:36
どなたか、初心者でも読めて、あんまりマル経色の濃くない経済史の本を推薦していただけないでしょうか。
ちょっと大きめの書店で探してみたんですが、マル経用語が飛び交っているような本ばかりだったので・・・
55 :
世界@名無史さん:03/09/29 20:41
>>49 中国人も旧満州とかよくわからない土地に飛び込んでいきますよね
あれはどういう思考回路なんだか
56 :
世界@名無史さん:03/09/29 21:35
>>50 経済史じゃなくて経済学説史になっちゃうけど一つ教えてあげよう。
レーガノミクスの基礎になったサプライサイドという経済学は、レーガンという
市場原理主義というか金持ち優遇主義の要請で、その場で作られた屁理屈集
でしかない。確かに、ブレーンであったラッファーなどは経済学者であったが、
政治的主義を正当化するための屁理屈を作った時点で経済学者としての魂を
売ったという事で良いと思う。
ちなみに、レーガノミクスについての普通の経済学者の評価は「壮大な実験」。
失敗すると予想していた。なお、竹中にしてもそうだが、その後サプライサイドを
喧伝している人たちは、基本的に学位という資格面ではきわめて怪しいが、教授
という職業は持っている一種のロビーストやスポークスマンばかり。
ちなみに、あれだけ論争を繰り広げたケインジアン、新古典派のそれぞれの学説は、
一通り教科書に載っている。が、サプライサイドという自称理論には、スタンダードな
モデル等一切なく、あっても統計的に否定されたものばかりで、教科書には載ってい
ない。それどころか、マンキューだかスティグリッツだか忘れたが、有名な教科書中
のコラムで「禿げしく電波」と酷評されている。
57 :
世界@名無史さん:03/09/29 21:39
>>56 でも、英国のサッチャー首相の政策は評価する声もあるけど
58 :
世界@名無史さん:03/09/29 21:41
どうせ経済史やるんなら、それぞれの時代の通貨事情と経済状態という
切り口から見てみたら面白いと思う。
例えば、日本で言うなら室町時代の、私鋳銭発行に伴う荘園の発達と幕府の衰退とか。
あと、江戸時代の米徴税システムと金・銀複本位制とか。江戸時代の日本は、何気に
金融面では世界の先端(ただしスタンダードにあらず)だったので、大変に面白そうな
テーマが一杯見つかる。
金・銀の交換比率が変動相場制だったり、米徴税システムに端を発してだと思うけど
堂島で世界で最初の商品先物取引が行われたり、為替制度という国内の送金システム
とか。そして、江戸という一大消費地(当時世界最大の都市)を実現したインフラと流通・
決済のシステム(両替商)。
ヨーロッパでも、銀行制度がらみで色々面白いネタはありそうだね。
59 :
世界@名無史さん:03/09/29 21:42
>>57 ねーよw
両方とも政権交代した瞬間に景気回復したんだよw
60 :
世界@名無史さん:03/09/29 22:06
>>59 メージャー保守党?ブレア現首相?
どちらのときに?
61 :
世界@名無史さん:03/09/29 22:09
>>58 70年代以降の日本も、
台湾みたいに大量の金を保有したり
90年代に円を廃止して米ドルなど外貨を流通させれば
どうなっていただろうか?
62 :
世界@名無史さん:03/09/30 14:59
>>49 大移動はフン族に攻められてローマ領内に逃げ込んだから
と定説ではされていたはず
それ以前にはローマに攻められて奴隷にされた者もいる
63 :
世界@名無史さん:03/09/30 20:05
>54
いまだに歴研が、マルクス主義を標榜してる以上しょうがない。
貨幣のないところでも経済史はある!?
ヨーロッパ、イスラム圏、インド、中国、日本どのように経済の発展が
異なるのだろう?
しろうとからみると、科学技術の進歩と経済の進歩を混同してしまう。
65 :
世界@名無史さん:03/10/01 13:15
>>64 貨幣のない文明はない
西欧中心主義に立脚した狭義の貨幣観によらなければ、の話だがw
66 :
世界@名無史さん:03/10/03 19:17
>>61 今の時代の日本の通貨制度は管理通貨制度といって、紙幣に裏づけと
なる資産がありません。そのため、金保有は必要ありません。
外国為替も変動相場制なので、こちらも資産の裏づけが不要です。
だから、金を保有したからって何にも起きないでしょう。
逆に、台湾みたいに固定相場制(管理フロート制)を採用している国では
ドルとの交換を保証しなければならないため、金や米ドル資産の保有(い
わゆる外貨準備)が必要になります。ちなみに、公に米ドルを流通させて
いる国はないと思いますよ。
「台湾みたいに」を「対ドル固定相場制だったら」と捉えて回答します。
まず、固定相場制になるという事は、IMF8条国からの脱落という意味です。
次に、固定相場制の国には金融政策の自由がありません。
アバウトな表現ですが、日本経済がアメリカ経済の一部になります。
で、日本は経常収支黒字国ですので、ドルはつられて上がります。
このことがアメリカ経済に大きな悪影響を与え、大幅なドルの金融緩和が
行われる事になると思います。その結果、恐らく日本ではまたバブルになる
くらいの好景気になるかも知れません。そして、対ドル固定なので日米間
の経常収支不均衡は更に広がり…多分、最終的にアメリカに「変動相場制
復帰」か、「円レートの切り上げ」をお願いされることになると思います。
さて、円レートの切り上げが予想されたら、何が起きるかというと、今の中国
で起きているような、資本の流入が起きます。だって、切り上げられる通貨に
しておいて、切り上げ後に戻せば確実に儲かるからです。
この流れが加速すると、逆にドル暴落の危機が発生します。
かくして、プラザ合意の二の舞というか、プレトン・ウッズ体制の崩壊というか
世界恐慌というか、そういう金融危機が再発する事になるでしょう。
固定相場制というのは、本質的に外部のショックに対して極めて弱い通貨
制度なので、経済の発展とともに寂れていくのは歴史の必然なのです。
67 :
世界@名無史さん:03/10/04 18:47
サッチャー政権のしたことで政権交代後変更されたことは?
国有企業の民営化は進行中だし、今は刑務所や公教育の民間委託にまで進んでいるが
68 :
世界@名無史さん:03/10/04 22:51
69 :
世界@名無史さん:03/10/06 09:47
>>67 イギリスの景気は低迷している上に
抵抗勢力(公務員や軍需産業を含む官公系労組)が強い
そうしたユニオンに属せない社会的弱者は放置w
70 :
世界@名無史さん:03/10/06 10:00
それで犯罪大国に、と
71 :
世界@名無史さん:03/10/06 11:50
韓国は物売り多いそうでうが
英国もビクトリア朝時代まで多かった
今の英国でできますかね
NYだと海賊版CDとかビデオの露店があるそうだけど
72 :
世界@名無史さん:03/10/06 12:39
うちの大学の教授は大塚先生マンセーなんですけど、
大塚先生っていう人はどういう人なんですか?
大塚先生の本を読めばわかることですが、
もしよろしければ簡単に教えていただければと。
73 :
世界@名無史さん:03/10/06 20:13
>72
ウェーバーを誤読して、
こともあろうにマルクスとくっつけたお間抜けさん。
外国の書籍だけを読んで、
自分の都合のいいところを抜き出し
理論を強弁し、日本の後進性を
徹底的にいやしめる進歩的知識人の典型盲説
当然欧米では、笑いものになるどころか
批判の対象にすらなっていません。
でもマルクスバカの日本学者にはバイブル(プ
74 :
世界@名無史さん:03/10/06 20:19
とにかくベンチャーどころか物売りでいいから小さな商売で食いつなげないものですかね
ロンドンの路上物売りは、ユダヤ人から、野宿までして生活切り詰められるアイルランド人に取って代られたそうです
>74
ニューヨークで空き缶拾いのキングになるという手があるよ。
>>66 ユーロの安定の基礎はユーロ加盟各国中央銀行の金の購入だろ。
米国も金保有でのテコの原理とやらで通貨の安定と流通のバランスを図っている
と言う説は捨てがたいがね。
77 :
世界@名無史さん:03/10/08 15:06
>>76 レバレッジのこと?
早くブレトンウッズ体制から脱出しなさいって。
レバレッジは偏りを人為的に作り出してそこから利益を得る
手段だから、むしろ経済の不安定さは増すんじゃないの。
カジノ資本主義マンセー
>>77 では、他の金融先進国の金保有高が日銀に比して
異常に多いことはどう見る?
80 :
世界@名無史さん:03/10/09 02:35
81 :
世界@名無史さん:03/10/09 02:37
つーか、なら何故円高になるんだ?w
管理通貨制度では、マネーサプライの増減も為替レート変動の要因の一つ。
82 :
世界@名無史さん:03/10/09 09:20
日本は円が暴落したら危ないな
ところで、野生の動植物を食べていけるとか、自給用作物が育ち易い
といった統計で出にくい事情は経済学ではどう扱うの?
心理的には、金銭の重要性の程度が違ってくると思うが
ハイパーインフレの国も買いだめが置き易く消費の意味合いがちがうよね
83 :
世界@名無史さん:03/10/09 09:47
>>82 > ところで、野生の動植物を食べていけるとか、
絶対反対。
中国のように何でも食べていたら自然破壊につながる。
あの広大な砂漠のような中国国土は昔は森林に覆われていたらしいよ。
それが例えば他民族が攻めてくるのがわかりやすいように森林を破壊し、
漢方薬や食用にするために自然動物を殺してしまい、動物を絶滅の危機にしている、
ちなみに 朝鮮トラ(朝鮮だけど中国と似たようなものだから)は
今は動物園にしかいないらしい。
人間が生きてゆくために利用する土地は別にしておき
自然や動物は手を付けずのまま残しておくべき。
84 :
世界@名無史さん:03/10/09 10:16
ブラジルのマナウスの貧困層はそうやって食いつないでいる
というか、グリーンレボリューション以降のアジアにおいて、
飢餓が発生する分けが無いと思いますが。
86 :
世界@名無史さん:03/10/09 16:22
>>73 ありがとうございます。
たしかにマルクスとウェーバーについて語っていました・・・
あまり講義を聞いてなかったのでうろ覚えですがw
>85
北朝鮮をみよ!(w
88 :
世界@名無史さん:03/10/10 21:15
>>85 飢餓はむしろ、富の偏在から起きる。他に対してどれほど開かれているかが重要。
…日本、ヤヴァいかもw
チョトスレ違い? サゲ。
90 :
世界@名無史さん:03/10/31 23:14
韓国人もまた移民してるぞ
中南米とかに
91 :
世界@名無史さん:
北朝鮮のぼろぼろの国土継承したくないよな