∂外国から見た諸国∂

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1世界@名無史さん
わかりにくいタイトルですが…。
色々な外国人により記録された諸国の書物について語りましょう。
などなどその国にとっての外国に記録されたものについて語りましょう

例)宣教師が残した中国についての記録
  貿易商がのこした東南アジアについての記録
  スペイン人が残したインカの記録
  等々…。
2世界@名無史さん:03/04/03 23:04
ジョナサン・スウィフト 「ガリヴァー旅行記」
31:03/04/03 23:08
あ、出来れば内容も(むしろ内容を)お願いします。
ルイス・フロイスの「日本誌」でも買ってみようかと本屋へ行くと、
数十巻もありあきらめました…。

日本で言う安土桃山時代はアジアとヨーロッパは対等だけど、
その後は違ってくるから、それによる違いもおもしろそう。
4山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/03 23:10
>2
欧州以外で実在する国は日本だけでしたね。
>3
「日欧文化比較」、「日葡辞書」という選択肢もありますが。
5世界@名無史さん:03/04/03 23:13
イブン・バツータ旅行記 角川文庫
内容は、、、
流し読みしただけで全然覚えていない。今度の連休に読もう。
6世界@名無史さん:03/04/03 23:16
>4ガリバー旅行記
日本がでてくるんだ
どんなカンジででてくるんですか
71:03/04/03 23:18
日本の事は結構誉められているって印象がありますが、どうなんでしょう。
意外に東南アジアとかも「西欧以外唯一の文明国」とか言われてるかも。
81:03/04/03 23:23
買ったら?っていうのではなく、
内容についてここに色々書きこんだら、
見ている人全員にとっての大きな発見もあるかも、ということです。
どこかのスレで、安土桃山時代頃では結構アジアも悪く言われるが、
幕末は圧倒的に西欧優位なので、好意的に書いてある、と読んだ記憶があります。
9山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/03 23:24
>6
出て来るのはラピュータの章。ラピュータから不死人の居る国に行き、
更にそこから不死人の国の王の義兄弟である将軍の治める日本に行き
オランダ船で祖国へ帰るというもの。
三浦半島辺りに上陸して江戸に行き、そこから長崎に行くことになっ
ていました。なお三つの国はみな風刺のための舞台になっています。
おそらくは ラピュータ→観念的な議論や無駄な研究風刺
      不死人の国→不死を望む人々を風刺
      日本→金儲けを信仰に優先させる人間(オランダ人)風刺
なお原作者はライデンで「生類憐みの令」について聞かされて大笑い
したという話(典拠不明)もあり、それが「馬の国」の元ネタでは無
いかとも言われています。
10世界@名無史さん:03/04/03 23:34
ヌアンガサキ(長崎)がでてた
11世界@名無史さん:03/04/03 23:54
新大陸の原住民も「姿美しく・・・」って書かれてたって聞いた。
宣教師は誉め癖があるんだろうか?
12山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/03 23:58
あるフランス人神父などはイエズス会の報告を聞いて日本を理想化し
(東方の信仰をキリスト教の別の姿と捉えた)、「諸君、この欧州に
あるものなど所詮東方の国の影に過ぎないのですぞ」と著作の中で述
べていました。
13世界@名無史さん:03/04/04 00:05
>>11
やっぱり「すごい」ところを宣教した方が手柄になるので、
自分が宣教したところは美化するのでは。
14世界@名無史さん:03/04/04 00:10
大唐西域記
151:03/04/04 00:12
例えば、フランシスコ・ザビエル等は、
世界中を巡っているわけですが、
それぞれその国に対する反応はどうなんでしょう?
日本は結構誉めてる気もしましたが。
(日本を誉めてるっていうのはネットでちらっと見た程度なので、
詳しい方本当かどうかお願いします。)
16山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/04 00:18
>15
マリア昇天の日に上陸して見た日本の印象はかなり良かったようです。
「かくも遠くの地で出会った人々は、今までに私が会った人々のうち
では、最高の人々です。異教徒の中に、日本人に匹敵するほどの民族
を見出すことは、ありえないことのように思われます。彼らは非常に
礼儀正しく、総体的に善良で、悪意をもたず、驚くほどプライドが高
く、ことのほか名誉を大切にしています。」(ゴアへの通信文)
17世界@名無史さん:03/04/04 00:41
>>1
俺は、西尾幹二著『国民の歴史』(扶桑社)で知ったんだが
高瀬弘一郎『キリシタン時代の研究』(岩波書店)という立派な装丁の本がある。(欲しかったけど高い!)
たしかこの本には、宣教師たちが公の場で読まれる書簡とは別の日本人
に対する本音を書いた、内部史料が出てきたよ。外面はいいことを言っている
宣教師たちの本音はだいたいカブラルに近かったのではと考えるのも無理は
ないな。現実は甘くない。上智大学のクリスチャンの人たちは、きっとザビエルの
美辞麗句ばかり取り上げて日本人を喜ばすはずだ。
18世界@名無史さん:03/04/04 06:25
ガリヴァーは将軍に面会して踏み絵を免除してもらっている。
その前に上陸自体不可能なはずなのが大問題なのだが。
19まあ:03/04/04 07:42
>>9
『ガリバー旅行記』は、例えば「巨人になった話」を語るために、
主人公が巨大化するというトリックではなく、
小人の国に漂着するというトリックを用いることで成功した。
そういう意味で、『ガリバー旅行記』の語りの構造は、
現代のテーマパークでの疑似体験に似たところがある。
『ガリバー旅行記』の各篇をテーマパークと見なし、
何を疑似体験させているのか考えれば、主題が明確になるだろう。

ブロブディングナグ篇が「小人」の疑似体験、
リリパット篇が「巨人」の疑似体験なのは自明であり、問題は無い。
フウイヌム篇は「獣」の疑似体験である。

複数の国が登場する第三篇の扱いは難しいが、
飛行島ラピュータ、学者の国バルニバルビ、不死人の国ラグナグ、
と並べてみれば共通点がはっきりする。
これらは当時の英国から見た未来の国、超先進国なのである。
超先進国に驚いているガリバーの視点は、
南の島の酋長が文明国の様子を語った『パパラギ』に近い。
つまり、第三篇は「野蛮人」の疑似体験をする話なのだ。

そういう旅の一部として考えれば「日本」の意味も判る。
つまり「日本」は、「キリスト教徒であることが罪」
という意味の裏返しの国なのであり、ここでガリバー(と読者)は、
当時の欧州人が迫害していた「異教徒」を疑似体験するわけだ。
スウィフトが司祭であったことを思い出せば、この裏返しは、
『人肉食提案』と同じくらいスリリリングな皮肉だったはずである。
20世界@名無史さん:03/04/04 11:32
>>12
ヨーロッパ人は中国のことも理想化してた時代がある。
啓蒙主義者のヴォルテールとか。

話はそれるが、こういうのは一時日本ではやった「イギリス本」を連想させるな。
林望氏の著書とか。

21世界@名無史さん:03/04/04 11:53
わあかりぬくぁいたあいとるうでしゅうねえ
221:03/04/04 12:22
21>すみません…。いいタイトルが思いつかなくて。

17>そういう二面性もやはりあったのですね。

日本だけでなく、南米の記録なんかは、今その文化が残っていない以上
とても貴重な資料だと思うのですが、どういうものがあるでしょう?

・日本の婦人の髪は油で臭い
・そのせいか白髪がない
・公式の場では顔を黒く塗る
などという記述があるそうですね。うろおぼえですが。
23世界@名無史さん:03/04/04 12:29
>>22
「日本の女性は処女性を重んじない」
「日本人は性病にかかっても恥ずかしいことだとは思わない」
なんてのもあったなw)
24山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/04 12:56
>22
「日欧文化比較」です。やや極端に記してある部分があり実際には共通
していたものをねじまげた記述も見られます。
>23
処女性云々はまあ嘘でもありませんでしたが。
25世界@名無史さん:03/04/04 13:20
「善良なる野蛮人」みたいな言葉だか概念だかなかったか?

幕末〜明治にかけての欧米人の日本見聞記的なものを読むと
現在日本人が東南アジアなどの発展途上国への旅行記にそっくりなものが少なくない。
貧しいが素朴な人々、
とか
近代的文明は未発達だが精神的に豊かな生活
とか。


実際そういう面もあるんだろうが、
文明人(?)側からの勝手な幻想である部分も多そうだな。
そしてこの幻想は普遍的なのか。
26世界@名無史さん:03/04/04 13:36
>>25
なんか、国籍問わず、外国のことをやたら誉める人って、
実は優越感を抱いているがゆえ、という面もありそうだな。

>幕末〜明治にかけての欧米人の日本見聞記
この時代の欧米では、産業化・都市化が進んでたから、自分達が失って
しまったものを日本に見出したということか。
ちなみに現代の日本では、『お金とモノから解放されるイギリスの知恵』
『イギリス式お金をかけず楽しく生きる!』『ゆとりの国イギリスと
成金の国日本』などというタイトルの本が出版されているw)

西欧でも、ワーズワースやコールリッジなどのロマン派詩人達に見られる
田園志向は、このような都市化現象と裏腹の関係にあったといっていい。
反文明的思想を持っていたウィリアム・ブレイクは、工場の煤煙で汚れた
ロンドンに対する呪詛の言葉を述べている。

27つーか:03/04/04 13:37
誉めるところが無いような国でも、
罵詈雑言ばかり並べるわけにはいかないから、
無理やり誉め言葉を探したら、そんな表現になんだよ。
28世界@名無史さん:03/04/04 13:39
>>25
「高貴な野蛮人( noble savage)」でしょう。
典型はアメリカ・インディアンの戦士と日本のサムライ。
ジャン・ジャック・ルソーの「自然に帰れ」思想が流行していた頃にもてはやされた。
文明人のそういう勝手な幻想は普遍的で、それこそタキトゥスの「ゲルマニア」
にもそういう描写がある。古代ローマ以来変わっていないのね。
書き手は忘れたけど、「最近のブリタニア人は贅沢柔弱なローマの風俗に
染まってしまって嘆かわしい」と書いた古代ローマ人もいたな。
29世界@名無史さん:03/04/04 13:48
http://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/london.html
『ロンドンの見世物』 全3巻  The Shows of London (1978)
リチャード・D・オールティック 小池滋監訳
井出弘之+高山宏+浜名恵美+村田靖子+森利夫訳 国書刊行会

この本の第U巻の第20章のタイトルが「高貴な野蛮人再考」だ。
なるほど、見世物を介して一般化されていった観念か。
あまり名誉な称号とは言い難いですな。
30世界@名無史さん:03/04/04 13:52
>>8
>幕末は圧倒的に西欧優位なので、好意的に書いてある

現代の欧米人が、日本のことを悪く書くことが多いのは、もはや昔のような
圧倒的な優越感を抱くことができなくなった、という面もあるのか。

ところで、「ロンドン日誌」というHPの、『変わりゆく「ザ・シーズン」』
に、こんな記述があった。

ttp://archive.honya.co.jp/contents/khirose/London/
とくに英国に多額の投資をしている米国と日本の企業人は少なからず招待されているようで、
また、こういうイベントを喜ぶのだそうである。ある新聞に紹介されていたアメリカ人
ビジネスマンのコメントによると、「英国の階級社会のエキゾチックな風習がかいまみられて
面白かった」というような反応が典型的らしい。私自身は不幸にして(?)こういう接待を
受ける立場にはないが、実際に行く機会があったならば、同じように感じることだろうと思う。

というわけで、ちょっと極端に表現すると、いまや「ザ・シーズン」は、お金を持って
英国にやってきた外国人が、英国の階級社会というフィールドで、「文化人類学的観光」
をするという場になりつつある。興味半分のガイジンに、フィールドワークの対象にされたら、
まあ貴族としても居心地は良くないだろう。自然と足が遠のく。その後を、ガイジンも
含めた社用でお金を使えるし、個人的にも小金持ちという人たちが闊歩しているというわけだ。



31世界@名無史さん:03/04/04 13:59
特命全権大使 米欧回覧実記

カタカナの文章はとにかく読みにくい。
自然、解説書に頼ることになる。
32世界@名無史さん:03/04/04 14:04
巴里ハ天宮ノ如シ
33世界@名無史さん:03/04/04 14:16
リヴィングストン『アフリカ探検記』

「われわれが、彼らのところへいくのは、より優れた民族の一員としてであり、
人間家族のより劣った部分を向上させたいと願う政府の公僕としてである」
34でも:03/04/04 14:17
自国や自分の文化圏との比較だけで書いている場合は、
「蛮地」の記述にどれだけゲタを履かせているのか考えて、
好意的記述の割り引き率を計算する必要があることになる。
でも、複数の「蛮地」を比較して記述してある場合は、
そのグループ間の相対評価は信頼できるんじゃないか。

例えばベイジル ホール『朝鮮琉球航海記』は、
1816年に朝鮮と琉球に立ち寄ったイギリス船の記録だが、
朝鮮について「忍耐強く接する必要のある付き合いにくい人々」
と評価しているのと対照的に、琉球については絶賛している。
中国の役人を接待する宴会外交は琉球の得意技だったから、
同じやり方で英国人も誤魔化されたわけだが、
そういう予備知識をもって批判的に読んでも、
当時の琉球人と英国人の交歓は心温まるエピソードであり、
19世紀前期の琉球の雰囲気を良く伝えていると思う。
35世界@名無史さん:03/04/04 14:29
>>34
西洋人はアイヌ人のことは、日本人と比べて好意的に書いているケースが
多いけど、これはどう?
36世界@名無史さん:03/04/04 14:58
アイヌは白色人種(コーカソイド)だ、という説があったからねえ。
「好意的」というより「同情的」ではないかな?バチェラーのアイヌへの
キリスト教布教事業とかから見ると。
37それは:03/04/04 15:01
分子生物学が結論を出すまで、「アイヌはコーカソイド」
という仮説も有力だったから、一種の身内びいきだろう。
アフガンに出かけた日本人は、
現地のモンゴロイド系の民族に親しみを持たれ、
日本人の側も何となく好感を持つようになったらしいが、
それと似たようなもんだと思う。
38世界@名無史さん:03/04/04 15:46
>>26
ではヨーロッパが貧弱でトルコに圧迫されてた時代の西欧人は
非西欧世界をどう記述しただろうか?
39世界@名無史さん:03/04/04 17:58
十字軍なんかはどう記録してるんでしょうね。
40世界@名無史さん:03/04/04 18:37
>アイヌは白色人種(コーカソイド)だ、という説があったからねえ。
その説の唱えられた理由は、モンゴロイドならばあるはずの蒙古斑が
アイヌ民族には無いからだとか聞いた気が・・・
41世界@名無史さん:03/04/04 19:02
>蒙古斑
これ良く聞くけど何処にあるんですか?
俺にももちろん有るはずなんだけど
42世界@名無史さん:03/04/04 19:20
ダライ=ラマがノーベル賞を受賞して以来「チベットマンセー!」な本が多いが、
河口慧海の「チベット旅行記」はチベットの政治・風俗・習慣を手加減なく批判していて
結構笑えると同時に、中国の言う「解放」も一理あるかも…と思わせてしまう。
(もちろん褒めるべき事は誉めているが)

しかし日韓併合=朝鮮人民解放論だと中共のチベット解放論も認めざるを得ないのだが…
厨を呼び寄せて「チョンかえれ」とかなりそうだな…スマソ 余計なこと言って
43トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/04/04 20:24
>>34
ペリーが琉球に寄港した時も、道路の石畳や石造のアーチ建築に大変驚いたそうですね。
最初、蛮地であれば武力で交渉するつもりが、「下手な態度を見せるとこちらが野蛮人だと思われかねない」と判断して、対等な話し合いに切り替えたようです。
この時も、琉球側の丁重なもてなしを米国人達は絶賛していますね。
44世界@名無史さん:03/04/04 20:46
>44
具体的にはどういう風にかかれているのですか?
45ナポレオン@松山:03/04/04 20:47
確か、琉球は自分が交流を持ちたくない外国を適当に追い返すために
偽の国家制度を作って本当の支配層はみんな隠れてしまい、
偽大臣にドンチャン接待をさせてウヤムヤのままお帰りいただく、
というスゴイ技を持ってたと思いますが。
記憶違いかな?
46世界@名無史さん:03/04/04 21:47
ペリー懐石料理で胸焼け ワロタ
47世界@名無史さん:03/04/04 21:48
>>40 >>41
http://www.harenet.ne.jp/senohpc/mouko.html
写真付きのサイトを探したけどなさそうで・・・
親戚やお知り合いでお子様が生まれた方がいらっしゃいましたら
子褒めかたがた見せていただいては?
48世界@名無史さん:03/04/04 22:00
>>42
浅見タンでつか?
49世界@名無史さん:03/04/04 22:36
浅見タン?誰?
50世界@名無史さん:03/04/04 23:04
南米の都市を描いた西欧の絵は残ってないかな・・・。
今は遺跡ばっかりだし、現役の頃をみてみたい。
51世界@名無史さん:03/04/04 23:40
「琉球のもてなし」で思い出したけど、キャプテン・クックの一行は、
ハワイに着いたとき、非常にいい思いをしてる。
その日がマカヒキ祭(年に一度訪れるロノ神に対して司祭が供物を捧げ、
土地の豊饒と王の力を更新してもらう)だったのがその理由。
ハワイ島の人々にとってはクック一行=ロノ神だったから、盛大な歓迎を
うけた。
しかし一行が出発した後、嵐に巻き込まれ、マストが折れたため、島に引き返す。
ここから悲劇が起こるわけ。
52世界@名無史さん:03/04/05 00:10
>>51
呪力がないとわかった以上、容赦はしないぜ!てな感じでしょうか?
ピサロやコルテスの征服との間一髪の差ですな。
53世界@名無史さん:03/04/05 17:24
ペリーはいろいろ訪れてるんですね。
朱印船時代の記録はないのかな。
54世界@名無史さん:03/04/05 20:32
英語の辞書でByzantinという言葉を引くと、
「(迷路のように)入り組んだ; 理解しにくい,複雑な」
という意味があるね。
昔の西欧人のビザンツ人に対するイメージなんだろうけど。
55世界@名無史さん:03/04/05 20:34
>>54
ビザンチンとゴシックという言葉には何か関連が?
ゴシック様式のあのゴシックです。
56世界@名無史さん:03/04/05 22:20
>>55
ゴシックは「ゴート人の」という意味。
ゲルマン人の一部族であるゴート族です。
57世界@名無史さん:03/04/06 17:36
シドモア日本紀(?)はおもしろくよめました。
あれをよむと…今はつまらないなぁ、と。
みんな洋服だし優雅な宮廷行事もなさそうだし。
58世界@名無史さん:03/04/06 20:53
司馬遼太郎のだったと思うが、
戦国のころ日本にやってきたバスク人の水夫を書いた短編のなかで、
「日本の女のナニは横にスジが切れている」という噂が
当時の南蛮の船乗りどものあいだに広まっていた、とあったと
記憶してるが、これのソース知ってる香具師いる?
59世界@名無史さん:03/04/06 21:02
>>58
うーむ。知らないけど気になるな・・・。マイクロフィルム検索してみる
から辺りをつけてくれ。
60世界@名無史さん:03/04/07 21:32
日本人が書かなかった日本―誤解と礼賛の450年 
イアン リトルウッド (著)
イーストプレス ; ISBN: 4872571355

日本という国、日本人という民族は、欧米人の目にどのように映っているのだろうか。
サムライ、蝶のような女たち、美の民、異質な人々という4つの固定的イメージで
塗り固められてきた、欧米人の日本観を掘り下げる。

第1部 異質な民族(分類不能な日本人奇妙な生き物不思議な知恵 ほか)
第2部 美と芸術の国(実在するおとぎの国歴史の力瞑想の地 ほか)
第3部 蝶のような女たち(「優しさ」と「従順」の美徳心を持った蝶みだらな民族 ほか)
第4部 サムライの幻想(笑顔に隠されたものサディスト武士道 ほか)

61山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/07 21:36
>>57
楠公さんや義経の話は昔ほどメジャーでは無いし・・・でも基本的な生活は
戦前まではほとんど変わらなかったんですよね。今でも面白い部分を出そう
と思えば出せます。我々がそれを怠っているだけのこと。
62パシッチ ◆mWYugocC.c :03/04/07 22:58
>>58
む、その話、見た覚えがありますぞ。
手元にないんで確認できないが、アーネスト・サトウの「外交官の見た明治維新」(岩波文庫)だったと思う。
63世界@名無史さん:03/04/07 23:06
>>58
>>62
わたしは森瑤子の小説『甲比丹』(カピタン)で読んだ。
64世界@名無史さん:03/04/07 23:09
>>54
西欧人のビザンツ人に対するイメージは悪いものが多いけど、たぶん、
ビザンツ側にも西欧人に対して文句言いたいことがいっぱいあったんだろうな。
実際、コンスタンティノープルで我が物顔にふるまうヴェネツィア商人
に対して暴動が起きたこともあったし。
65世界@名無史さん:03/04/08 01:09
>>64
十字軍がビザンツ帝国に攻め込んで、略奪をはたらいた件もお忘れなく。
66世界@名無史さん:03/04/08 02:23
あの、ちょとスレの要旨からずれてるかもしれませんけど、
英語で朝鮮のことを「Korea」っていうのは、「choreo-」っていう「踊る」って言う単語(例:Choreograph=踊りの振り付けをする)
から来てるっていう話を聞いたことがあります。なんか昔西洋人(何人か知らないけど)が朝鮮に来た時に
踊りで接待されたのかなんかで、「踊る人達」っていう名前になったとか。朝鮮にそんな有名な踊りあったっけ…(すんません、「喜び組」しか頭に浮かんでこないです)

つうわけで、その国の名前の由来を見てみるのも、西洋人がどういうふうにその国を捉えたかをかんがえるきっかけになるかも。
また韓ネタすまそ。
67世界@名無史さん:03/04/08 02:28
Koreaは高麗
68世界@名無史さん:03/04/08 02:45
>58
漏れは安部譲二のエセーで読んだよ(w
69世界@名無史さん:03/04/08 03:55
>>58
戦後日本に進駐してきた米兵が街に繰り出す時に
「日本人の女のナニが横に裂けてるって噂が本当か確かめないと」
と軽口を叩いてたという話を読んだ事があります。
70世界@名無史さん:03/04/08 07:00
CHICK COREA ♪Return to Forever
71世界@名無史さん:03/04/08 11:45
日本を黄金の国と思ってたのはマルコ・ポーロからかと
思ってたら、それ以前からイスラム商人の間で、黄金の
島ワクワクって伝説になってたんだね。
72世界@名無史さん:03/04/08 11:59
イブン・バットゥータの『歴史序説』(岩波文庫)に「ワークワーク」
は出てきたけど、特に「黄金の島」という描写は無かったな。
アラビアン・ナイトには出てくるの?(読んでお世話になった(藁)けど
忘れた)
73世界@名無史さん:03/04/08 12:40
「ワークワーク」について述べた最古の記録は、イラン人イブン・フルダーズビフの
『諸道路と諸国の書』(9世紀後半成立)だとか。手元の本に藤本勝次氏の邦訳が
引用されていたんで、そこから引用してみる。
「シーン(シナ)の東にワーク・ワークの地がある。この地には豊富な黄金があるので、
その住民は飼犬の鎖や猿の首輪を黄金で作り、黄金の糸で織った衣服を持ってきて
売るほどである。またワーク・ワークには良質の黒檀がとれる」
74世界@名無史さん:03/04/08 15:42
>>72
「バットゥータ」を「ハルドゥーン」に訂正。恥
75世界@名無史さん:03/04/08 16:08
勝海舟かなんかの日記で
「西洋人は腰を振り歩いて、大きく、醜い」
というのがあったような…。確かじゃないけど。
76世界@名無史さん:03/04/08 21:54
>>75
当時の日本人とは歩き方がまったく違うからね。
77山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/08 21:55
>76
それまでの日本人は両足をそろえるようにして歩いていた、というのは物珍し
さからもてはやされる事が多いですが別に定説というわけでは・・・。
78世界@名無史さん:03/04/08 22:04
>>77
幕末に西洋式錬兵法の一環として、反手反足の歩法が導入されるまでは同手同足で歩いていたはずですが…。
浮世絵などに描かれている人物も同手同足で歩いているように表現されていますよね。
明治に入って、体育の授業に軍事教練を元に体操と歩法が加わった為にそれが一般的になったのでは?
79山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/08 22:15
>>78
そう言われていますが、だからといって公式に認められているとはとてもい
えません。もっとも私もこれ以上強く言えるものを手元においていないので
すが。(以前某教授が著書の中で叩いていたのですが何の本だったか)
ただ「はい」が近代に移入されたとかいった面白そうな話を鵜呑みになさら
ぬ方がよろしいということで。
80世界@名無史さん:03/04/08 23:19
「KGBの世界都市ガイド」

文字通り、世界各国に派遣されたKGBのメンバーによる世界の都市ガイド。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794964919/qid=1049811190/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-3433680-3292331
81世界@名無史さん:03/04/09 00:40
>>79
「はい」は英語のイエスの翻訳語で、明治以降に定着した日本語だと聞いたことが
ありますが、鵜呑みにしちゃいかんのですか?
82世界@名無史さん:03/04/09 04:29
>77 >78
というより、歩いたり走ったりに手を振るという習慣がそれまでは無く、
雇ったヨーロッパの教官が手を振って歩かせたら側行歩になってしまい、
対行歩にさせるのに苦労したとか聞いたが。

で、この話を知ってから馬の走り方にも同じ法則があるのに気がついた。
我々が競馬場で目にするサラブレッドは対行歩で走る。
しかし、アフリカの草原を走り回るシマウマは側行歩である。
TVで目にすることがあった時注意してみてください。(脱線)
83かおりん祭り:03/04/09 04:31
http://www.saitama.gasuki.com/kaorin/

  〜oノノハヽo〜
     ( ^▽^)/⌒\                       , −-
     ((ニ[二=(  こんなのがございま−−==≡≡す♪  ))
   /∧=:||  \_/                       `ー‐‐'
     じ/___/
84山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/09 07:07
>81
江南からという話もありますね。ただ19世紀はじめに書かれた「江州多良尾
風俗問状答」には「余所ではへい、とかはい、とか答えるところをここではお
う、と答える。」と書いてあります。
>82
ああ、よく(絵画を)見たら確かにそう見えますね。
85山崎渉:03/04/17 09:39
(^^)
86山崎渉:03/04/20 04:56
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
87世界@名無史さん:03/04/28 01:34
age
88世界@名無史さん:03/04/29 11:50
モンテスキューはナポリを訪れて、
ナポリ人の一番の特徴は怠惰と極貧であり、施しで暮らしている人が多いと
書いています。
89世界@名無史さん:03/04/29 13:35
檀君の下では大韓が人界最高の存在
90世界@名無史さん:03/05/11 23:52
ゲーテはイタリアマンセー
91山崎渉:03/05/21 22:30
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
92山崎渉:03/05/28 15:43
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
93世界@名無史さん:03/05/29 21:19
→朝鮮通信使

倭のものどもは滑稽なほど礼儀を知らない。笑うべし。
94世界@名無史さん:03/06/10 23:53
age
95世界@名無史さん:03/06/22 09:51
age
96世界@名無史さん:03/06/27 21:25
17世紀にイタリアを旅行したある英国人は、イタリア人の大げさなやり方に
慣れるのは容易ではないといって、こう記しているそうでつ。

「彼らの言葉の特徴はこんな具合だ。つまり、彼らはある種の誇張無しには
話をすることができない。ものや人を賞賛するときには、とりわけそうである。
そういうときには、誰でもストゥペンド(仰天すべき)、メラヴィリオーゾ(驚異的な)、
そしてインパンコラ(比類のない)と言うのである」
97世界@名無史さん:03/07/09 08:16
age
98山崎 渉:03/07/15 12:42

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
100世界@名無史さん:03/07/18 09:34
age
101世界@名無史さん:03/08/09 22:58
あげ
102世界@名無史さん:03/08/09 22:59
これマジで稼げるよ!2ちゃんに貼ってあるからってネタじゃありません(w
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103あさがお:03/08/09 23:32
104世界@名無史さん:03/08/12 04:48
ctyuiopiiuyttrewwq
105世界@名無史さん:03/09/08 03:22
unko
106世界@名無史さん:03/10/11 16:43
age
107世界@名無史さん:03/11/20 20:24
宋代や明代の中国人の目には、中世日本の社会はどう映ってたんだろう?
何かそういう記録がありませんかね?
108世界@名無史さん:03/11/20 21:07
朱元璋は日本に手を出さないよう子孫に言い残したらしい。
元が中原から追われた原因が日本遠征の失敗にあると考えたのかな、
高句麗遠征の失敗で滅びた隋の例もあるし。
109世界@名無史さん:03/11/20 21:30
中世の日本には、中国の商人やら僧侶やら外交使節やらが来てたと
思うけど、彼らは何も書き残さなかったんだろうか・・・
110世界@名無史さん:03/11/21 00:00
朝鮮人なら通信使が来ていろいろ書き残してるけどね。
『海東諸国紀』とか『老松堂日本行録』とか。
111世界@名無史さん:03/11/21 17:11
南洋諸島かどこかでは太平洋戦争は神々の戦として伝えられているらしい。

西洋文明なんかそれまで見たこと無い人たちだったので神様達が二手に分かれて
お互い大いなる神の力で争っているように見えたらしい。
112世界@名無史さん:03/11/24 18:03
>>108
インターネット電子図書館「青空文庫」から内藤湖南の公演「日本文化の独立」を
引用します。出典は筑摩書房の内藤湖南全集 第九巻。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000284/card3036.html
「しかし明の太祖も悧巧で、忽必烈のやうな失敗をするのは詰らぬと考へて、
自分が死ぬ時に遺訓といふものを書いた、それにはいろ/\な事を書いてあるが、
其の中に海外で征伐をしないといふ國が書いてあります、その中に日本が眞先きにある
(笑聲起る)。」
113世界@名無史さん
ジョージ・マカートニー卿が清について書いた文章

「中華帝国は有能で油断のならない運転士がつづいたおかげで過去150年間
どうやら無事に浮かんできて、大きな図体と外観だけにものをいわせ、近隣
諸国をなんとか畏怖させてきた。古びてボロボロに傷んだ戦闘艦に等しい。
しかし、ひとたび無能な人間が甲板に立って指揮をとることになれば、必ずや
艦の規律は緩み、安全は失われる。艦はすぐには沈没しないで、いばらくは
難破船として漂流するかもしれない。しかし、やがて岸にぶつけて粉微塵に
砕けるであろう」