キーガンの指摘するアザンクールでの弓兵の役割はだいたい下の二点
>>・その後英長弓兵は武器を弓から白兵戦用のものに持ち替え、身動きの取れない貴族を次々討ち取っていった。
キーガンの説明だと弓兵は白兵戦用の武器を持っていなかったから、
フランス兵が落とした武器や杭を打ち込む際に使ったハンマーを武器にして
フランス軍の隊列の両側面に向かって攻撃を仕掛け、
この攻撃が決定打となってフランス側は崩壊したって事になっている。
>>・長弓による攻撃は最初の数分のみであり、長弓は勝利の決定的要因ではない。
決定的ではないにしろ、この点もけっこう重視しているように見えた。
この最初の射撃でフランス騎馬兵の突撃を誘発させてその後の流れを作り出したって感じ。
長弓は決定的ではなかったけど、長弓兵は決定的な働きをしたって言えるのかな。
簡単な流れにすると
長弓による威嚇、
威嚇に乗ったフランスの突撃、
イングランドの騎士がフランスの騎士の突撃を受け止める、
長弓兵がフランスの騎士の両側面へ突撃、
フランスの敗走とそれに伴うイングランドの追撃、
フランスの撤退、イングランドの勝利。
904 :
世界@名無史さん:05/01/21 17:43:19 0
>>903 >>長弓兵がフランスの騎士の両側面へ突撃、
弓兵が両側面に突撃したのですか?
905 :
世界@名無史さん:05/01/21 18:11:11 0
多分問題は、エドワード3世の時代とヘンリー5世の時代の違いだと
思うのだけどどうだろうか。
14世紀の甲冑ならロングボウで射抜けそうだけど、アザンクールの
ころになると抜くのは難しそうだ。というか、アザンクールの勝利は
ロングボウにとっては、オマケみたいなもののような気もする。
戦術的には同じだと思うけど、これを、ロングボウの勝利だというと、
確かに問題があるとは思う。(ええーと、そう言われているのかな?)
>>904 そだよ。
といってもキーガンはフランス本隊側面に弓兵が直接突撃した、
とは考えてないみたい。
フランスの騎士本隊は極度に密集していたけど、
それ以外に本隊からはぐれて
ウロウロしている騎士がけっこういて、
そういう騎士を狙ったと推測している。
弓兵は本隊ではなくこのはぐれた騎士を狙って
数人一組で一人の騎士に襲いかかり殺害していく。
これを見た本隊が動揺し、敗走に陥る。
こんな感じかな。
>>905 従来はロングボウの勝利って呼ばれていたよ。
ただ最近、ロングボウってそんなに強いのかって?
疑問が色々と出て、
実際に実験したり、
史料の再点検をしたことで変わってきたみたい。
907 :
世界@名無史さん:05/01/22 19:10:31 0
>>905 ロングボウの勝利ではなくてロングボウをうまく使った戦術の勝利でしょうね。
学者の中には武器が戦いを決したと勘違いしている者達が結構多いと思うな。
ロングボウ部隊だけで闘ったわけではないしね。
908 :
sporran:05/01/22 21:12:24 0
変な質問して宜しいですか?
弓の矢羽ですけど、矢羽は一本の矢に3から4まい。尾羽か風切り羽根をつかいます。
一羽の鳥が風きり羽根を左右で40枚、尾羽を10枚持っていたとして、鳥一羽から出来る
矢は16本ほど。日本の武士は24本でしたっけ?を常時持っていますが、一回の戦で消費される矢のかずと、それを満たすだけの鳥はどうだったのでしょう?
武士の良い矢は鷹など猛禽類でしたが、そうそう手に入るものではないでしょう。
それ以外にも一般兵卒も矢を使います。中国は諸葛さんが分捕った矢が数万本などの数字を出していますね。西洋はガチョウやらアヒルなどの羽を使ってたようですが、それでも鳥の数は足りたのでしょうか?
鳥の羽根以外で代用は可能だったのでしょうか?
>>908 今、クロスボウの矢についての資料しかないので、クロスボウの矢羽根の場合を。
クロスボウの矢だと、羽根の部分は鳥の羽の変わりに木や、革、骨などを使うことが多々あります。
後、特殊な矢として羽根の付いていない高速タイプというのがあります。
これは射程距離が短いみたい。
他に矢の後ろの部分に下のような切り込みを入れて羽根の代わりにした矢もあります。
.┌─┐
.| ..|
/ \
\/\/
ここまで、sir-ralph payne-gallwey, the crossbow,london, 1903,pp.17-18,128
使われる矢の本数の目安となるデータとしては
1359年にイングランド王が発注したデータがあります。
矢850,000本以上、弓20,000、弦50,000。
この年フランス遠征がありましたが、この発注分全てが遠征用というわけではないと思いますが、
一年でだいたいこのくらいは使うと言うことだと思います。
robert hardy,the longbow;
in anne curry&michael hughes(edt.),arms armies and fortifications in the hundred years war,suffolk,1994,p.169
ちなみに、この時遠征に参加した弓兵の人数は5,000、メン・アット・アームス4,000名です。
(凄いことに弓兵も何も全員騎馬兵!!)
それとその他1,000名(たぶん歩行の者)。
andrew ayton,english armies in the fourteenth century;
in anne curry&michael hughes(edt.),arms armies and fortifications in the hundred years war,suffolk,1994,p.31
矢が結構高くて数が限られてるなら、敵が矢を打ち尽くすまで待つような戦術はあったんでしょうかね?
三国志のマンガでは、諸葛孔明がわざと敵軍に矢を打たせて、それを回収したなんて話もでてますね。
ブレイブハートかなにかの映画では、「矢は金がかかるが、蛮族の歩兵をつかえばタダで済む」と王が言う場面もありました。
ただ、中世では戦闘中に矢を回収することはほとんどなかったと言われています。
912 :
世界@名無史さん:05/01/23 15:10:31 0
>>910 羽根の付いていない矢があるんですか?ちゃんと狙えないのでは?
クロスボウで羽根のない矢を撃ったことがありますが、10m程度飛んだところで
急上昇してあさっての方向に向って行ったので、相当の近距離でないと使えないと思います。
>>888、892
レスが遅れた、すまん。
用語上の区分というか、根本的にあの時代に「中世の『クロスボウ』」のようなものが存在したのか?
って事自体が謎らしいぞ。
>>892が言ってるような事は確かによく言われる事だけど、実態は結構違ったらしいしな。
特に弦の引き方なんかも、クロスボウや弩は腕とか腰とか脚力とかで引いたりするけど、
ガストラは弓床(ガイド部分全体)が上下二つに分かれてて、上の部分を前方にスライドさせて
ツメを弦に引っ掛けて、下の部分を後ろから腹で押してくってやり方みたいだし。
この辺は「古代のエンジニアリング」↓に載ってるが。
http://www.chijinshokan.co.jp/Books/ISBN4-8052-0500-8.htm >>886 「ボウガン」は「ボウガン社」ってとこの登録商標だって聞いた事がある。
和製英語だと思ってた方がいいみたいだが…。
でも確か「クロスボウ」も今はバーネットの商標だとか言われてるぞw
>913 ガストラフエテスについて同意。
謎というよりも基本的には別物だよね。
ただ、ギリシアで「クロスボウのようなもの」といえばアレでしょう、と。
中世の弩兵に手持ちタイプのガストラフエテスを渡しても、
ちょっと練習すれば使ってくれそう。
>914
正直、即レスビビッタw
そうだな、構造上の相違はあっても、結局見てくれとかは似通ってる
らしいんだよなw
弓床に直角に弓を取り付ければ大体は同じになるしな。
場所がらを考えれば確かにおっしゃる通り。
しかし
>中世の弩兵に手持ちタイプのガストラフエテスを渡し
たら、無駄に腹筋の強い兵士だらけになりそうだがw
どこかの本にイングランド軍は
歩兵も弓兵もまとめて「射手」扱いされていたと
書いてあったのを見たのですが
アザンクールにいた五千の弓兵というのにも
長柄武器で武装した歩兵は含まれていたんでしょうか?
>>916 そういう人は長柄武器と弓の両方を持っていたと思われます。
ヘンリー5世の頃にはイングランド軍の全兵士は有給になっていて、
装備によって支払う給料が決まっています。
騎士身分の人でも弓だけを持ってくると弓兵扱いになったり、
逆に普段弓兵やってるような農民が槍持って甲冑付けてくると
メン・アット・アームスの給与が出たりしたみたい。
武器検査の細かい規定はまだよく分かんないけど、
だいたいこんな感じで兵種を分けをしていたって目安ならここに。
ttp://www1.neweb.ne.jp/wb/kaname/ahund/calaarm.htm 弓を持たず槍だけ持ってきたら、たぶん追い返されたか、
従士の装甲兵って扱いになるか、
弓を渡されて弓兵扱いになるんじゃないかと。
弓と矢は王が用意したみたいですから。
>918
そこにある弩兵というのは、どういう弩を扱ったんだろう?
単に弩兵がいたから編成したのか、それとも、
弓とは別の特別な役割を果たすためにわざわざ100名集められたのか。
>>919 なぜ弩兵がいて別扱いなのかは他の史料を見てないから解らない。
おそらくジェノヴァかその辺りの傭兵をたまたま雇えたから雇った、
という程度のことだとは思う。
>>例のにゃあにゃあさん
ありがとうございます。
そこの数値を見ると兵士の数がすごく多いですね。
当時のイングランドがこんなに動員できたとは思いませんでした。
ロングボウで矢を上に向けて射た場合、どのくらいの高さに上がるでしょう。
野球だと、高さ60メートルの東京ドームの屋根に打ったボールが当たることがあります。
プロによるバッティングの初速は、いい当たりで時速160〜200Kmといわれます。
矢の場合、高さ60m以上に上がったら、地上に落ちる時には時速150kmくらいにはなってるかもしれませんね。
手持ちの3DCG製作ソフトウェアに付いていたダイナミクス計算ツールで、初速およそ150km、仰角45度で60gの塊を打ち上げた所、
おおむね飛距離250メートル、高さ最高60m、そして落下時の速度は時速155kmという結果になりました。
…ただし空気抵抗が入っていませんので、あまり参考にはならないかも。
空気抵抗入れないと意味無いし、
空気抵抗が無い倍委でも、初速より落下時の速度が速いなんてアリエン。
永久機関作れるよ。
空気抵抗が無かったら、同じ高さにおいては同じ速度ってことになるんかねー
あ、上に打ち上げた場合の、登りと下りとでってことね
>925
確かに、細かいこと言えば、「速度」は違うからね。運動の向きが違うから。
そういうときは、「同じ速さ」と言えば用語的には完璧っすね。
>>922 真上へ打ち上げたときのデータは見たことないからわからないけど、
キーガンの本には200か300mくらい先のフランス兵を狙った長弓兵の矢は
30mの高さに達してから降って来たとあるよ。
>にゃあ師
毎度ながら、大変参考になります。ありがたや、ありがたや ナムナム
やはり60mはムチャでしたね。30mでも相当な高さですし。 (バルセロナ五輪の開会式で聖火台に矢を放って火をつけましたがあの高さが24mだそうです)
30mからの落下は、公式だと、空気抵抗なし・静止状態からの鉛直自由落下時の速度がだいたい時速80kmといったところですか
有効射程の仰角で、初速が時速150km程度だと着弾時の速度は120km/hあたりかな〜
(せっかく高さの記録をだしていただいたのに肝心の結論部がいいかげんで、ほんと申し訳ないッス)
しかし、こうして見ると城壁や砦などの高いところから下へ矢を射るのがすんごく有効な感じがしてきます。
ちなみに>922のダイナミクス計算は発射時には少し高さがあって、落下時の速度計測は地面からのものなので、1メートル半くらいの高さの差があります。
落下時のほうが速くなったのはそのせいかなと思いました。
しかしやはり空気抵抗をいれると全然違うようですね みなさまご指摘ありがとうございます。
(ダイナミクスシミュレータにも空気抵抗を入れてみて、野球のボールを模したものでホームランの軌道に近づけて抵抗値を調節しましたが、
矢のほうは小さすぎてうまくいかず・・・orz)
>927
となるとやっぱり、最大射程よりはだいぶ手前を射ていたわけですな。
931 :
世界@名無史さん:05/01/30 15:42:16 0
>>929 狙撃の場合ならそうだろうな。
だが、戦闘用の矢は先端が尖っていて、しかも重量があるのでフラフラと落下してくる矢でも素肌に当たれば
怪我するだろうな。
それと馬も怪我したり、驚いてたじろいたかも。そう考えれば、最大飛距離内に入った途端に、矢の雨を降ら
せる戦法は効果的だったかも知れないな。
932 :
世界@名無史さん:05/01/30 15:43:09 0
フガー。
933 :
世界@名無史さん:05/01/30 16:04:09 0
弓なんかに頼るより鉄砲で弾幕張ったほうが安上がりなんだが・・・
934 :
世界@名無史さん:05/01/30 19:06:07 0
鉄砲は曲射できないな。
935 :
世界@名無史さん:05/02/01 17:55:53 0
イングランドのロングボウマンは曲射で的を射る練習もしていた。
936 :
世界@名無史さん:05/02/05 11:48:36 0
今週のこち亀で洋弓と和弓の射ち比べが登場。
両者とも根本から原理が異なるんですね。素人には勉強になりました。
アーチェリーの弓に取り付ける付属具のようなもの、あれは照準器と
バランス用のウェイトだったんですね・・・
937 :
世界@名無史さん:05/02/11 01:16:24 0
どうでもいいが
ロングボウってAoEUの名前だろ?
長弓隊としか学校で習ってないぞ。
938 :
& ◆lTaNA1R1Nk :05/02/11 02:29:55 0
939 :
937:05/02/11 03:29:09 0
いいかげんにしろよ矛兵ザコ共。
お前らなんか町の人で俊殺だボケ。
だーいぶ上の方で矢を何本持ったのかって言うような疑問があったけどさ。
1シーフ(束)=24本っていう単位?を見た事があるけど誰か知らないかしら。
子供向けってほどじゃないが専門的な本じゃあ無かった気がするからこんな情報あんまり意味ないかもしれねーけど……。
941 :
世界@名無史さん:05/02/11 03:56:20 0
告発しますB 2004/11/22(Mon) 00:21
なぜ、左翼団体は、2chに対して圧力を掛けないのか?その秘密は、そこにあります。
そして私は、ここに告発します。
2chに対して左翼団体が圧力を掛けないのは、左翼団体自身が2chのデータ販売の顧客である為です。
2chは、2chの保守ユーザのデータを左翼に販売しています。左翼へのデータ販売は、かなり古くから行われていました。
そして、このデータ販売の顧客に、2002年の末頃からは朝鮮総連が加わり、2003年の半ばからは、韓国の某企業も加わりだしました。
右翼は宣伝活動の為に2chを利用し、左翼はデータを得る為に2chを利用しているのです。
だからこそ2chは、右翼団体からも左翼団体からも圧力を受けないのです。
そして、私たち日本人のデータは、どんなにセキュリティーに気を使おうとも、
2chという巨大な穴を通して、国内の外国組織はおろか、世界中の組織に漏れ続けているのです。
942 :
世界@名無史さん:05/02/12 17:36:15 0
>>940 手元の英和辞典を引いてみたらこのように;
sheaf(複数形sheaves):【名詞】(穀物・矢・本などの)束;箙(えびら)
【他動詞】〜を束ねる。
ドイツ語schaub「(干し草などの)小束」「(毛髪の)束」と同語源の単語だそうな。
943 :
世界@名無史さん:05/02/12 23:30:06 0
>>940 うお、英和辞典でわかるような事だったとは。
調べず書いてしまってお恥ずかしい。
1Sheafが24本っていうのが正しいなら24の倍数で持ってたのかなあと思うけれど
前の書き込みに10本前後で重かったとあるので24本を1束として持っていたという事でいいのだろうか。
あとこれもまたすっごい上にポロっと書いてあった照尺に関連する?事で、
手元の写真に可動式の照星ビーズがついているものがあります。
ただその写真のものは戦争用でなくて18世紀の訓練・競技用のようで、太矢ではなくて弾丸発射用の弩です。
楯突戦の解説が無いとは・・・と思ったら大河板でしたか。
相手と接近して戦う「馳組戦」の場合について、ご説明致しましょう。
(ただ、大河板には貼らないで下さいよ)
馬を静止させた状態で真正面から相手の内冑(うちかぶと=顔面)を射た戦法
を重視する説もありますが、馬を走らせつつ、弓手に相手を捉えて、やはり
内冑を射る事が重視されていました。
もっとも、治承・寿永の内乱の頃には相手の馬を射たり、初めから組打に望
む場合が増えています。
『春日権現験記絵』にも、馬を射られた武士の落馬する様子が描かれています
ね。成立したのは1世紀後の事になりますが。
いずれにせよ、脚本家は大河ドラマの映像に活かす気は無さそうですが。
>地味が乏しく
地味云々はさておき(亡弊国として税を一部免除される国も多かったですが)、
馬に乗るのが巧みな武士の多かった事は、『吾妻鏡』にも記されています。
だからといって、西国武士が弱かったという事にはなりませんが。
訓練された騎射芸の本場は西国でしたし、東国にも船戦に長けた武士がいた
など、従来の『平家物語』史観は次第に否定されつつあります。
東国武士は馬を操ること自体は巧みであったものの、いざ戦うとなると組打
を好んでおり、対する西国武士は騎射と打物を得意としていました。
馬を直接相手の馬に当てる事も、この頃よく行われています。
>切通の置石について、これで防御になるのかを疑問がっているが、
狭い道を通る時だけではなく、馬は一寸した障害物にもすぐ動揺するので、
十分だったでしょう。逆に、こうしたものに驚かず、広い場所であれば飛び
越えていけるのが、名馬の条件の一つでした。
余談ながら、坂道の移動には馬は不向きで、近代まで山間部の移動・輸送に
は、専ら牛が使用されています。
南北朝時代に下馬戦が増えたのも、騎乗者に不利な環境を演出するゲリラ戦
が増えた事が主な理由でしょうね。山や藪の奥に逃げ込んでしまうので。
948 :
世界@名無史さん:2005/03/23(水) 09:25:07 0
ザンブラクage
949 :
世界@名無史さん:2005/03/24(木) 22:42:01 0
武者系の和弓を習っている者ですが、
流派の教えでは、矢はなるべく短くした方が
的中に有利であると教わりました。
参考までにどうぞ。
950 :
世界@名無史さん:2005/03/28(月) 02:29:53 0
武者系→武射系
951 :
朱由檢:2005/04/14(木) 21:57:15 0
確かにヨーロッパで騎射戦術はみないよね。
弓術と馬術のどっちに問題があったのかな?
キリスト教じゃないかな。
剣は、十字架の形をしていて騎士の為にあると権威付けたから。
騎士は当然、剣を持って戦うようになるし。