1 :
SPECTRA70er:
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/whis/1031971589/l50/116より 手始めに世界史板らしく、でかいコンピュータ中心の歴史区分の私案を。
先史時代 指折り計算機(!)の時代
古代 計算機械の時代
前期 そろばん、計算尺の時代
中期 歯車式計算機の時代
後期 PCS(パンチカードシステム)の時代
中世 単体コンピュータの時代
前期 ABC,ENIACなどの試作機、商用化以前の時代
中期 UNIVAC−IからIBM7000及び1400まで、機種毎アーキテクチャの時代
後期 IBM360のシリーズコンピュータの時代
近代 ネットワーク化コンピュータの時代
前期 オンライン・リアルタイム、TSSの時代
中期 仮想記憶コンピュータ、ミニ・コンピュータ並立の時代
後期 IBM−PCから始まる実用パーソナル・コンピュータとの並立の時代
主に、ハードウェアと機械語・アセンブラの話題で。
私の時代区分に異論のある方々も。
2 :
世界@名無史さん:02/09/25 22:22
だから、英国系の業績を無視しないでください。
コロッサスとか。
確かに1970年代まではWWII以来暗号解読に使われていた関係もあって
機密でしたが。
悲しい時には町のはずれで
電信柱の明かり見てた
七つの僕には不思議だった
涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る
瞬きするたびに形変えて
夕闇にひとり 夢見るようで
しかられるまでたたずんでいた
ああ僕はどうして大人になるんだろう
ああ僕はいつごろ大人になるんだろう
目覚めたときは 窓に夕焼け
妙にさみしくて 目をこすってる
そうか僕は 陽ざしの中で
遊びつかれて 眠ってたのか
夢の中では 青い空を
自由に歩いて いたのだけれど
夢から覚めたら 飛べなくなって
夕焼け空が あんなに遠い
そういえば1ではバベジも抜けてるし。
5 :
世界@名無史さん:02/09/25 22:33
・・・産業史の、ほんの一部のテーマに過ぎない。
ベンダー(フレームメーカー)の方?
たぶん【いるかな?】世界史が専門でない世界史板住人スレからの流れかな?
8 :
世界@名無史さん:02/09/25 22:44
BC65頃に作られたギリシャの自動天球儀は地球を中心に太陽・月などが
回っている。多数の歯車が複雑に絡み合っており、2000年前の
コンピューターといえる。
って本当?
詩人バイロンの娘アウグスタ・エイダは人類最初のプログラマー。
とリーダーズに書いてある。
10 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:00
タイガー計算機は古代中期ですか?
閑話休題。
PCの登場以後を「近代後期」でひとくくりにしてしまうのはちょっとね。
1995年以後を「近代」から分離して「現代」にすべきでしょう。
そう分類すると「近代後期」は日本ではちょうどPC-9800シリーズの時代でもある。
「現代」の特徴は
・Windows、X-Windowの普及によるWindowシステムの一般化。
・インターネット(特にWWW)の普及。
この2点。
さらに
・PCの高性能化、WSの廉価化、PC-UNIXの普及により
PCとWSとの区別が消滅しはじめたこと。
・汎用機がいよいよ化石のような存在になり、
非常に特殊な限定された場所でのみ使用されるに
すぎないものになってしまったこと。
・スーパーコンピュータのベクトル型からスカラ型への移行。
この三つの現象も挙げられる。
私の予想では「次の時代」は5年後あたりに始まると見る。
「次の時代」の特徴は
・コンシューマゲーム機とエンドユーザ向けPCの境界が消滅し、
エンドユーザ向けPCとコンシューマゲーム機と家庭用の各種メディアプレイヤー、AV機器などを
全て兼ねたような「家庭用総合メディア端末」とでも言うべきものに一本化される。
・WSとPCの境界もいよいよ消滅する。
このようなものになるのではないかと思っております。
どうでしょう?
就職してすぐの頃、動かなくなったタイガー計算機が放りだしてあったので、
開いてみたことがあった。シャフトが折れていた。
そのあと、コンピュータ入門セミナーでバベッジの解析機を知った。
とっさにタイガー計算機の歯車だらけの中身を思い出した。
あ、英語的にはオーガスタだったな。
13 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:05
素朴な質問なんですが、コンピュータの父と言われるバベッジの
汎用歯車計算機(解析機関)って、実際、フォン・ノイマンとかの先駆者に
影響与えてたんでしょうか?
バベッジの機械は結局完成せずに日の目を見なかった訳で、(後になって、
それがコンピュータの概念を先取りしてたということが評価された)
それが無くても結局コンピュータは作られ、現代のように発展していったと
思うのですが...。
やっぱ、1はメインフレーム屋さんのs「世界観」か「歴史観」だね。
その意味では面白い。
実際の職場では無言の反発があってお互いに近寄らないから
ある意味、異質の考え方に触れる良い機会とは思う。
あと、注文としては計算機科学的に画期的な事件を時代区分に
取り入れることはするべきだと思う。
15 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:14
>エンドユーザ向けPCとコンシューマゲーム機と家庭用の各種メディアプレイヤー、AV機器などを
>全て兼ねたような「家庭用総合メディア端末」
うちのマクはすでにそうなってるな。
テレビもビデオもコンポも手放したし。
まあやってるゲームはコンシューマーとはかけ離れた
ヲタなハードコアシムばっかだがな(ワラ
17 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:20
>>13 バベッジの解析機関が無くてもコンピュータの歴史はほとんど変わらなかったと思うよ。
フォン・ノイマンが居なかったら10年くらい遅れてたかもしれないけど。
しかし、解析機関がもし無かったらプログラム言語AIDAが作られることは無かったはずだ。
18 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:23
バベッジの解析機関が後世再評価されたのと、プログラム内蔵コンピュータができたのと
どちらが先なんだろう。
19 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:34
>>17 ありがとうございます。
確かにルーチンとサブルーチンの2つのプログラム概念を取り入れた初の
プログラム言語ADA(Iはいらんそうです)の業績は大ですね。
21 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:55
げふ、げふげふ。
でわ、まず古代から検討するとしようの。
皆の衆も知ってのとおり、アパカスや算盤の起源は紀元前3000年のメソポタミアに遡る。
計算器としては、先史時代の指折りシステムを除けば、最古のものといってよいじゃろ。
じゃが、計算尺はどうかの。せいぜいが17世紀の発明じゃな。日本に入って発達したのは
19世紀末じゃから、同時代とするのはいかがなものかとも思うが、世界に冠たる日本の算
盤についてだけ言えば17世紀頃じゃから、ま、良いとするかの。
歯車式計算機というのは、何を指しておるのかの。パスカルやバベッジの実用にならなかっ
たようなものを入れるならば、17世紀から存在しておるから、計算尺の起源とあまり変わら
んのじゃがのう。
実用的な手回し式ならば、マーチャント計算機や日本のタイガー計算機じゃが、それじゃと
PCSと時代が重なってくるの。
ホレリスの統計機、パンチカードシステムが実用化されたのは、1890年のアメリカ国勢調査
の時じゃで、時代を分けるのもちと難しいかもしれんのう。
それにしても、この時代区分を考えた1は、メインフレーム至上主義者じゃな。
UNIX前史であれば、エヂソンのユニバーサル・タイプライターとティカーをデジタル通信機
器の先駆として掲げるじゃろうて。
その後身であるTTYと紙テープシステムがASCIIコードを育んだのに対して、PCSのホレリ
スコードはメインフレーム用のEBCDICコードになったのじゃから、100年前からメインフレ
ーム屋とUNIX屋はコミュニケーションが困難じゃったということじゃろの。
22 :
世界@名無史さん:02/09/25 23:59
>>20 本当にADAでプログラミングをしてる連中が存在するのか?
実装を見たことがないので、ちょと信じられない気もするのだが。
そもそも、何の用途でADAの出番があるんだろう。
23 :
世界@名無史さん:02/09/26 00:00
ワルサーとかマーチャントとかの電動計算機ってのは、中身はタイガー計算機と同じ
ものだったんだろうか。
24 :
世界@名無史さん:02/09/26 00:03
25 :
世界@名無史さん:02/09/26 00:15
>>24 つーか、DODが開発したんだから、自分とこでは調達仕様になっているんだろな。
COBOLも、もともとはDOD、国防省の調達仕様に指定され、さらに政府調達仕様になって
普及したんじゃなかったかな。
まぁ、COBOLのようにデファクト・スタンダードになることはありえないだろうね。
現代はMS支配の中世暗黒時代
27 :
世界@名無史さん:02/09/26 00:34
28 :
<1>むしとりおぢさん:02/09/26 11:17
>>21 別にメインフレーム至上主義者ではないが、35年間メインフレーム一筋ではあった。
パーソナル・コンピュータ、ミニ・コンピュータ、制御用コンピュータを加味すると
どういう時代区分になるのかな。
コンピュータの開発はロズウェルで墜落したUFOの技術によって飛躍的に進んだ。
調査は当時ロスアラモスにいた第一線級の科学者の手によって行なわれた。
このとき調査団にノイマンもいた。
このときのUFO技術の一つがノイマン形コンピュータである。
さらにUFOの技術はのちのICBMの開発やアポロ計画にも活かされた。
現段階においてもUFOの技術的調査は続行されているが、ほとんどの場合、
軍の最高機密として一般の目に触れることはない。
30 :
世界@名無史さん:02/09/26 23:42
プログラミング言語や計算機って、基本的には、機械処理用符号の処理技法
産業史のカテゴリーの道具史に属するものだろう。
符号をディジット(指数)で処理することによって労働生産性は高まったけど、
符号処理の職人技はツールによってどんどん簡易化されて、
とりたてて特殊な技法ではなくなってゆくだろう。
だれもが簡易なツールによって
符号処理を意識せずに業務処理や制作作業を遂行する。
この傾向が進むと、類似信号(アナロジー)による著作物が復権する。
フラッシュによるコンテンツを観れば、その傾向がうかがえる。
>29
オカルトから見た歴史?
元ネタ教えてくらさい?
32 :
世界@名無史さん:02/09/28 08:03
>>30 産業史の一ジャンル??
紙や活版印刷の発明に匹敵すると思うんだけど
34 :
世界@名無史さん:02/09/28 08:20
>>33 紙や印刷術よりもっと大きいでしょう。
文字の発明に匹敵すると思う。
>>31 雑誌『ムー』のバックナンバーを参照されたし。
36 :
世界@名無史さん:02/09/28 12:47
提案なのですが、コンピュータの歴史を世界史として語るのであれば、専用の暦
を定めたほうがよいのではないかと思うのですが。
なにしろ、早いテンポで変化してきた世界ですから、通常の暦年で表記したので
はあまり歴史っぽく語りにくいので、西暦1962年を元年とするコンピュータ暦を提
唱します。
この年はビートルズがデビューした年ですので、これ以前をB.B、これ以降をA.B
とし、かつて、コンピュータの世代は5年サイクルであるという説があったのを受け
て、一世紀を5年として換算するとよいではないかと思うのですが。
これでいくと、ビッグブルー(IBM)帝国の形成期がちょうど紀元前後になります。
今年は紀元9世紀の初頭ということですが、これで年表を作ってみたいと思います。
37 :
世界@名無史さん:02/09/28 12:48
コンピュータとビートルズじゃ何の関係も無い。
せめてENIAC紀元
38 :
世界@名無史さん:02/09/28 13:36
>>37 ENIAC誕生(西暦1946年)を元年とし、5進数表記して、5年で1世紀とすると、今年は
A.E 212年で、22世紀の始めということになるな。
IBMとUNIBACの死闘を紀元前後に持ってきたいところだが、それはしょうがないとし
て、これでいくか。
39 :
世界@名無史さん:02/09/28 16:06
そういうのはやめといた方が無難じゃないの?
後から参加しようとおもった奴が話がサパーリわからず
結局スレが閑散化する原因になると思う。
しかしそれがわかってて目先の問題に最適なツールを得るため
やたら方言を作りたがるのが計算機屋の悲しきサガ?
40 :
世界@名無史さん:02/09/28 16:20
確かに元年を決めるだけにした方がいいと思う。
unix系が過小評価されてるようなきもするが。
42 :
世界@名無史さん:02/09/29 01:52
unix的には1970年が紀元元年
43 :
世界@名無史さん:02/09/29 05:24
今年はMS27年
44 :
世界@名無史さん:02/09/29 06:37
階差機関とか、
コロッサスとかはなかったことにすんのか?
それはおかしいぞ。
45 :
世界@名無史さん:02/09/29 06:41
コンピュータの定義からやんないと歴史なんか作れないYO!
とりあえず、「電子計算機」以前と以降に分けてみない?
befor electronと
erra electronてな感じで。
世界初の電子計算機の誕生日は誰か調べてくれ。
46 :
世界@名無史さん:02/09/29 18:22
47 :
世界@名無史さん:02/09/29 18:25
早い終末だなあ。
それじゃ天地創造と終末と両方を経験する人もたくさん居そうだ。
しかし集積度や演算速度は日々向上しているが、どちらかといえば
それは量的な進歩だよね。
質的な進歩はしないものなんだろうか?
49 :
世界@名無史さん:02/09/30 22:59
>>42 >>45 忘れてた。1970年1月1日00:00が紀元だったんだ。
んで、終末はその2**31秒後じゃないか。
はい。紀元は1970年で紀元前はBefor Bell Lab の略として、B.B
紀元後はAnno Unixの略でA.Uとしましょう。
なにしろ、メインフレームの終末は1999年12月31日に到来してし
まっているからね。
はじめに言葉があった。
数えよ!と主は言われた。
すると自然数が生まれた。
主はそれを見て善しとされた。
第一日目のことである。
時は移り、数は変わった。
加えそして減ずべし!と主は言われた。
そして整数が生まれ、0が生じた。
主はそれを見て善しとされた。
第二日目のことである。
時はうつり、桁が変わった。
乗ずるものは除するものに等しいと主は言われた。
四則演算と実数の誕生である。
主は0で除するものに災いあるべしと言われた。
第三日目のことである。
第四日目に、主は形あるもの現れよと言われた。
そして図形が生まれ、その陰に無理数が生じた。
主はそれを見て眉をひそめられた。
日はうつり、桁が変わった。
主は形あるものを数で測れと言われた。
そして関数が生まれ、虚数とベクトルが生じた。
第五日目のことである。
第六日目に、主は群と環と体を創造し、第七日目に
到って休息され、主はため息をつかれた。
51 :
世界@名無史さん:02/09/30 23:23
と、「国際事務機械」社に君臨する神サマはのたまわった。
主はほむべきかな。
ホサナ!
53 :
世界@名無史さん:02/09/30 23:39
>>48 質的な進歩ならまずはノイマン型、つまりプログラム内蔵方式。
ポインティングデバイス。
ビットマップディスプレイ。
ネットワーク。
並列。
こんなところかな。
どちらかというとハードウェアの進歩は量的な進歩(より速く、より大容量)にかかわるものが多くて
質的な進歩はソフトウェア的なものが多いような気がする。
チューリングはどうよ?
ハードウェア設計の初っ端って感じなのか?
ホモだし、毒リンゴ食べて死んじゃうし。
56 :
世界@名無史さん:02/10/01 19:56
>>54 チューリングマシンは無視できませんね。
また、計算機科学の軍事利用という大事な側面の生き証人(もう、死んでるけどね9
57 :
創世記 第XI章:02/10/01 20:39
さて、全ての地はおなじ数とおなじ単位をつかっていた。人間は、
東のほうから移動して、アルビオンの島につき、そこに定住した。
かれらは預言者ニュートンの言葉を聞き「さあ、計算をする機械を
つくろう」といい合った。かれらは浮かれ女エイダと魔術師バベッジ
に誘われるままに、指を折るかわりに歯車を作り、アバカスの石の
かわりに穴のあいた板を綴った。つぎにかれらは、「さあ、解析を
する機械を作り、あらゆる式を計算できるようにしよう!」といった。
しかし主は、人間の子らがつくろうとしている数式を読み計算をす
る機械をみようとして下り「なるほど、かれらはみな一つの単位だ
けを使う団結した職人で、その大事業をはじめたばかりだ。どんな
計画も、完成できないはずはない、とかれらは思い込んでいる!
さあ、われわれは、かれらの単位を乱しに行こう、そうすれば、お
互いの部品が噛み合わなくなくなるだろう!」とおおせられ、主は、
職人の使う尺を乱されたので、かれらは塔のごとき機械を組み立
てるのをやめた。バベッジの未完の塔と呼ばれたのはこれである。
第四の封印がとかれた。見よ! 蒼ざめた馬をそれに載るものの名を
アランチューリングと言い、世のプログラマの半数がこれに従う。
59 :
世界@名無史さん:02/10/01 20:56
行く川のコンピュータは絶えずしてしかも元の
メインフレームに非ず、唯、風の前の塵に同じ。
60 :
世界@名無史さん:02/10/01 20:57
>>55 リンゴだったんですか。ホモゆえ迫害されて自殺したのは知ってたけど。
61 :
世界@名無史さん:02/10/01 21:01
>>60 と言われている、位の話でしょう、自殺。
謎の死。
アポカリプスまで行くのが楽しみ。
ロトの娘たちのお話キボン!
>>53 遅レスだけど、質的進歩にソフトウェアが多いのは、その方が実現コストが安いからでしょう。
共有メモリとか連想記憶とかFIFOバッファとか。
既存ハード上でエミュレートした方が早いし柔軟。
そういやアナログコンピュータって今はもうないの?
65 :
世界@名無史さん:02/10/01 23:24
まあ、ハードウェアはより速くより大容量でより故障が少なくらりさえすれば充分。
その上で何をやるかはソフトウェア次第だからね。
66 :
創世記 第XIX章:02/10/01 23:26
マルティックスを開発していたロトのもとに、旅人の姿をした天使がやってきた。
天使たちが家に入ると男たちがロトの家を取り囲み「お前の所に来た連中を出
せ。タイムシェアリングにしてやる」と叫んだ。ロトは男たちに、自分の娘達をス
ワップするからゲストに手を出さないよう頼んだが、聞き入れられなかった。
その時天使は正体を明かし、家族を連れて逃げるようロトに告げた。これから
マルティックスが放棄されるからである。しかしロトの娘の婚約者ふたりは、そ
れを信じず、かえってロトや天使を嘲笑した。
マルティックスから無事に撤退したのはロトと家族四人のみ。天使は「振り返っ
てはいけない」と忠告したが、これを守らなかったロトの妻は途中でフリーズし、
塩の柱となってしまった。
ロトと2人の娘が近くの町デックに到着したとき、神は燃えるコードをMAC計画
に降らせて全滅させた。
ロト父娘は、棄てられたPDP−7を見つけ出したが、二人の娘はこのままでは
子孫が絶えてしまうと考えた。そこで二人はロトをハックし、暴走したロトと交わ
った。やがて二人の娘は男の子を産み、その男の子達は、それぞれUNIXと C
言語の先祖となった。
67 :
世界@名無史さん:02/10/01 23:31
>>66 おお、めるし・びえん。
ついでだが、ロトが暴徒に娘たちのスペックを説明する場面が省略されたのがチョト
惜しかった。あれこそがクライマックスだったのに。
「この娘たちはまだ情報を書き込まれたことがない磁性体なのだ」
かな? イマイチかなぁ。
序章より
バベッジの塔がすでに古き言い伝えとなった頃、ヘラクレスの門の
彼方の大陸、メンロパークの魔法使いがしろしめす国に、再び歯車
を磨き、紙の板に穴を穿つものがあらわれた。
その広大な国のすみずみまで、スコアごとに人々を分け、その数を
数えるために、古き伝承を頼りにコードを穴に変え、別けそして並べ
るための技を磨き、堅き機械を組み立てる男がいた。
男の名はハーマン・ホレリス。
蒼き帝国の名が世に顕われるに先立つこと、3スコア半のことであっ
た。
完結したら、単行本か絵本きぼんぬ。
72 :
世界@名無史さん:02/10/02 02:54
ちょっと長いが、こんなのがあった。
未来のソフトウェア考古学
nicosia.is.s.u-tokyo.ac.jp/pub/essay/hagiya/7bits/koukogaku
73 :
世界@名無史さん:02/10/02 03:02
こんなのもあるよ。MAC計画は1963年。
▽コンピュータの歴史(年表)
www.infonet.co.jp/ueyama/ip/history/history_ct.html
ホレリスの建てた都市は領土を広げ、3つの邦を併せてCTRと名乗った。
恐れを知らぬセールスマンと迷いを知らぬ経営者達により、カルクス海を
臨む国々の間でもその名は知られるようになっていった。
やがて、世のすべての国々をおおう戦争が繰り返され、その2度目の戦
が終わる頃、アトランティスをはさみ、その両岸の地に相次いでバベジの
夢を真にかなえるものが出現した。
アルビオンの地で、賢者ノイマンと預言者チューリングの導きによって生
まれたColossusは、その誕生が深く秘められたため、新大陸の南の地で
2人の魔術師が生み出したチューブの塊、エニアックがその名を欲しいま
まにした。
そして、半スコアの後、全き形となったユニバックは、ホレリスの末裔を退
けて人々を分け数える座を占め、カルクス海を制し、世の汎用機の祖とな
った。
吟遊詩人アジモフは、万能となるべき未来のその名を「マルチバック」と予
言し、世の人々は正統なる覇者、ユニバックを称えた。
この時、再びIBMと名を変えていたホレリスの子孫達を率いていたのは、
終身執政官ワトソンであった。ワトソンは、IBMの元老院で行うあらゆる
演説の最後には、精巧なチューブを取り出し、元老院議員達に示しなが
ら、必ず次の言葉を加えることを忘れなかった。
「見よ!諸君。ここからわずか3時間の地に、かくも見事なパーツを何千、
何万と持つマシンがある。すでにわれ等はこの地の国勢調査を司る地位
から追われた。この敗北は何を意味するのか。我らは座して衰亡の道を
歩むべきか、否!元老院議員諸君、ユニバックは滅ぼされなければなら
ないと思う。」
しかし、カルクス海の覇者、賢者と預言者の祝福を受けたユニバックの
牙城に挑むには、ホレリスの末裔達はまだ無力であり、長き雌伏の時が
必要であった。
ハル年代記が面白いのでsageておくけど
古代:算盤に代表される、単純作業による計算道具
中世:バベッジの解析機関、”ボンブ”等の機械による暗号解読
近世:チューリングマシン、シャノンの情報理論によって”情報処理科学”始まる、ENIAC
近代:情報処理機械の普及、IT革命
現代:無線LANとユビキタス・コンピューティング
ではないかと。
ユビキタスとか言うよく分からない単語は日本でしか聞かないね・・・
父の跡を継いだ若き執政官ワトソンは、カルクス海の支配権を得よう
と決意し、多くの資源を投入して、あまたの人材を求めた。
執政官がアムダールを将軍に任命し、ユニバックとも戦える軍団を整
えるように命じたとき、「いかなる手段をもって?」と尋ねる将軍に、執
政官はただ一言「Think!」と答えたと言い伝えられている。
すでに輝けるチューブの時代は去り、石の時代が到来したこと、英雄
達の時代が終わったことを見ぬいたアムダールは、それぞれ同じ装
備を持つ360のケントゥリアからなる軍団と艦隊をきたえあげた。
世の人々は、歴戦の勇士からなる精強なケントゥリアと老兵や未熟な
兵からなる隊に同じ装備と同じ動きを要求する軍団編成に奇異の念を
抱いたが、すぐにその破壊的な力を知ることとなった。
多くの都市は、次々に戦わずしてこのIBMの新しい360軍団に門を開
いた。全てのケントゥリアが最強の部隊と同じように見える360軍団に
戸惑い、あえて運を頼りに戦おうとはしなかったのである。
そして、カルクス海とその沿岸の国々は戦乱の時代に入った。
この頃、ランドのユニバックは熟達した船乗りの操る大型で他を寄せ
付けない高速艦隊によってカルクスの海を支配していた。
その大きさと処理速度には誰も対抗することはできないと考えられて
いたが、IBMは船首に鉄の鉤を持つ梯子をつけ、漕ぎ手と戦士を兼
ねたケントゥリアを乗せた、醜く、船足は遅いが頑丈な船を建造して、
海戦に臨んだ。
ひとたび、IBM艦隊の鉄の鉤がユニバックの巨大な高速船の舷側に
打ち込まれるや、その高速による優位性は打ち消され、梯子をつたっ
てむらがり乗り込むセールスマンやSEとのサポート競争、売り込み
合戦に持ちこまれ、無敵を誇った大型高速五層ガレー船は次々に敗
れていった。
このようにして、ユニバックはひとつの都市としてランドの地に逼塞し、
衰亡しながらもIBMの軍門に下ろうとはしない他の辺境の殖民都市、
GE、RCA、NCR、ハネウェルなどの列に加わることとなった。
かくして、IBMはカルクス海の覇者として君臨し、ビッグブルー、蒼き
帝国がここに誕生したのである。
>>ハル年代記
いや面白いんだが、ハンニバルはどうすんだろう?
とオモタ。
>>67 天使たちが家に入ると男たちがロトの家を取り囲み「お前の所に来た連中を出
せ。タイムシェアリングしてやる」と叫んだ。
ロトは男たちに、未だパンチされたことのないカードのように無垢な自分の娘を
スワップするから、ゲストに手を出さないようにと頼んだが、聞き入れられなかっ
た。
−中略−
ロト父娘は、見棄てられたPDP−7の中に安住の地を見つけ出したが、二人の
娘はこのままでは子孫が絶えてしまうと考えた。そこで二人はロトをハックし、暴
走したロトと交わ った。やがて二人の娘は男の子を産み、その男の子達はそれ
ぞれUNIXとC言語の先祖となった。
82 :
世界@名無史さん:02/10/04 21:37
sageるに忍びない。
次のネタを
>>81氏が考える間にageておく。
そして、蒼き帝国が凱歌をあげる時がきた。救世主がこの世に誕生する2年前、
この年上演された伝説の予言者クラークと演劇の鬼才キューブリックの合作に
なる壮大な未来劇の中で、天がける空船「ディスカバリー」を御するマシンは帝
国の名にちなんで、HALと名づけられたのである。
このとき、ビッグブルーの民衆の勝利の歓声を背中で聞きながら、ひっそりと
帝国を去る者がいた。アムダールその人であった。眼前の強敵が消滅すれば、
有能な軍事指導者が権力者に疎まれるのは歴史の教えるところである。すで
に戦いは終わったに等しいにもかかわらず、さらに装備を一新した370のケン
トゥリアの編成を終えた老将軍には、その軍団の指揮権は与えられなかった。
さて、カルクス海の覇権をめぐる攻防はすでに決着が付いたとはいえ、東方に
は着々と力を蓄える異邦人がいた。帝国にとっては、取るに足りない存在のよ
うに思えたが、同朋間で激しく争うために、すでに凋落した帝国の辺境都市と
結び、戦い方を学んでいた彼等の一部族が失意の将軍に手を差し伸べた。
不和虚無灰卓の使者、羽仁葉璃は「我らの父は、ビッグブルーの計算機が生
んだ新型爆弾の義性となり、恨みをのんで世を去った。我らの力は弱いが、奇
襲をもって帝国に挑もうと思う」と将軍に語り、帝国の370のケントゥリアと見分
けの付かない軍団の作り方を教えてくれるよう懇願した。
ハニバルの願いを容れたアムダールは、軍師となることを引き受け、東方の部
族に軍団の装備と戦法をあますところなく教え、ハニバル達の部族は帝国の軍
と見分けがつかないばかりか、さらに強力な軍団を整え、思いもよらぬ方向か
ら一挙に帝国の中心に攻め入ることとなった。
コンパチ山脈は、帝国の北辺の守りとなる険しい山脈で、この地を越えることは
技術的にもコスト的にも困難であり、利益が出ることは稀と考えられていたし、
周辺機器はともかく、冬のコンパチ山脈のCPU峠を大軍が通過することは不可
能と考えられていたが、ハニバルは、写像を含む大軍団を率いて、大きな義性
を払いながらも、峠を越え、一気にビッグブルーに襲い掛かった。
油断していた370軍団の被害は甚大であり、混乱の中で戦えば敗れるありさま
であったが、主力を温存して平野での戦いを避け、弁護士を雇い、法の砦に立て
篭もって持久戦に切り替えることで、ハニバルの軍団の猛攻をしのぎ、やがて、
ハワイ島で灰卓兵の斥候が罠にかかるや、一気に逆襲の訴訟攻勢に出た。
無敵と思われたハニバルが敗れる時がやってきた。敗北から退勢となり、本国
からの援軍を得られない孤立した軍団にとって、もはや和解金を支払っての撤
退以外に道はなかったのである。
このようにして、第二次ポウエキ戦役は終結した。
コンパチ山脈ワラタ。
坂村研とTRONの話キボンヌ
(そういうスレか? というのは置いといて)
#あと、Σって、ここでは禁句なのかなぁ……。
1.息子のバルマーに唆されたジョブスが、敬虔なノブに試練を与える
東の国にノブという大変立派な男がいました。
たいそう画才に恵まれ、年一回の祭りのに命を懸ける幸福な暮らしをしていました。
そして何より、彼は誰よりも林檎の神を恐れ敬い、掟を守って忠実に祈りやささ
げものをし、邪教であるUnixやDOSを信じる人々を救うのに余念がありませんでした。
神ジョブスは、彼をまことに「ういやつ」と思っていましたが
彼の僕であるサタン・バルマーがささやきました
「ノブが神を恐れているのは理由がある。彼の富を奪ってしまえばきっと神への
信仰をやめるだろう」
進言を受け入れた神はサタンに命じてMacWorldExpoTokyoを頻繁に開きノブから富を奪
いますが、ノブは
「神が与えてくれた物を再び神が取り返しただけだ」
と、神への信仰をやめませんでした。
2.友達に責められるが、ノブには心当たりが無いので神に抗議する
しかし、再びサタン・バルマーはささやきます
「人間なぞ、所詮は実用性が無くなれば信仰を捨てるだろう」
進言を受け入れた神はサタンに命じてCPUをPowerPCにし仕様を頻繁に変更することにより
ノブからサードパーティー製のオフィススイートやゲームを奪います。
ノブは身に覚えの無い苦痛に耐えていましたが、妻や下僕に蔑まれついにはジャンク屋に
追放されます。
ここに至って、ノブはついに弱音を吐きます。自分の出生とこの世を呪ったのでした。
それを聞いた友人達が、今度はノブを責めます。
「神が間違うはずがない。君がこのような目に遭うのは、君が神を敬わず、不正をはたら
いたからだ」
敬虔さにおいては自信のあるノブは、自分がいかに身に覚えのないことで神に責められて
いるかを訴えますが、誰も聞き入れてくれません。自分たちの不敬虔さを棚に上げた友達
三人に責められるだけです。
彼はもはや友人たちを無視して、神を恨む詩を歌い始めます。
88 :
ノブ記3章・4章:02/10/05 03:19
3.神が降りてきて、ノブを完全にうち負かす
そこへ天界から神が降りてきます。
「GUIや爆弾マークや重いノートや砂糖菓子や....などの世界をだれが作ったのか」
と、神は自分の偉大さと人間の卑小さを、自分の作ってきた物を列挙しながら訴えます。
「君も同じ事が出来るのであれば、君のことを褒め称えよう」
神の前にいる人間とは、残酷な子供に追われている虫けらのようなものなのだと咄嗟に
悟ったノブは、神の言葉に対し
「卑しい私が何を答えることが出来るでしょうか。ただ口に手を当てるだけです」
と答えます。
4.平伏するノブに満足した神は、ノブに褒美を賜る
ノブの答えに満足した神は、今度はノブの三人の友達の方に向き直り、正しいことを語ら
なかったことを責めます。
ノブの取りなしによって彼らは許され、更にノブは、先にサタンに奪われた物の代わりに
OSXを貰いました。
めでたし めでたし
HALってIBMを一文字づつ手前にシフトさせたんだよね。
>>86 > 邪教であるUnix
>> 88
> OSXを貰いました。
>
> めでたし めでたし
いいのか?OSX = BSD Unix + NextStepだろに(W
ヨブ、じゃなかった、ノブに幸いあれ!
91 :
SPECTRA70er:02/10/05 10:57
>>85 どうぞ、どうぞ。
>>1としては、「OS/9for6809」「MINIX」「イニシャル・ローダー」
なども興味がありますので。
>89
その説、まことしやかに広まっているけど、原作者のアーサー・C・クラークは
きっぱり否定してます。
Heuristically purogrammed Algoristhmic computer
「発見的プログラミングをされたアルゴリズム的コンピューター」の略、というのが
本当のところ。
94 :
世界@名無史さん:02/10/11 04:03
出版期待続編期待age
>>92 ネタだろ?
っていうか、クラーク氏もイギリス人。ジョークの種を明かすようなガキぢゃない。
両方引っかけているのサ。「スリランカ・・・」だかどこかのエッセーで漏らしていたな。
96 :
世界@名無史さん:02/10/16 05:33
コンピュータ幼年期の終わり。
97 :
2チャンネルで超有名:02/10/16 05:39
98 :
世界@名無史さん:02/10/24 16:22
PCの起源はホームブリュワリーだよね。ホビーといってしまうと矮小化しすぎかもしれないが。
それはハードウェアにもソフトウェアにも通じるし、ハッキングにも通じるし、LINUXにも...
そういう伏流的な流れは1でも76でも表現しきれてない気がする。
99 :
世界@名無史さん:02/10/24 17:25
メインフレーム→→→+→→→→→→→→→→→→→→→→
↓
+→スーパー・コンピュータ→→→→→→
↓
+→ミニ・コンピュータ→→+
↓
+→→→→→+→(UNIX系)→
↑
+→パーソナル・コンピュータ→
↑
+→コンピュータ・ゲーム機→→
↑
マイクロ・コンピュータ→+→組み込みコンピュータ→→
↑
電子式卓上計算機
100 :
名無しさん@Emacs:02/10/24 18:50
100!
101 :
名無しさん@Emacs:02/10/24 18:54
>>99 電子式卓上計算機の前は手回しとかになんのかね。
もっと昔の話も知りたかったりして。
102 :
世界@名無史さん:02/10/24 19:28
旧ソ連・東欧圏は数学とかチェスとかは強かった割りに、
コンピュータ技術が大して進化しませんでしたね。
ハードウェアはともかくソフトウェアくらいはなんとかなりそうなのに。
逆ポーランド記法とかハンガリー記法とかあるけどあんま関係無いしなぁ。
103 :
名無しさん@Emacs:02/10/24 19:41
104 :
世界@名無史さん:02/10/24 21:53
これからのコンピューターは、
自らの意思をもち行動できるようになります。
機械の体を持つようになると、
人間と共に生活するようになります。
105 :
世界@名無史さん:02/10/25 00:16
>102
ハンガリーは数学教育の伝統があるだけあって人材結構出してますけど。
国が貧しかった分、移民後にしか目立った活躍できないのがネックですが。
ジョン・フォン・ノイマン (ノイマン型コンピュータの発案者)
チャールズ・シモニー (マイクロソフトでワード、エクセルを開発)
アンドリュー S.グローブ (インテル コーポレーション会長)
など
シモニーの話を読むと、いかに当時の東欧では旧式のコンピュータしか扱う
機会がなかったか分かります。
あとロシアのハッキング技術はかなり高いらしいですよ。
ttp://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20010313203.html ロシアのハッキング事情は信じられないほど進んでいる」と語るのは、米
セキュリティーポータル社の上級アナリスト、ケン・ダナム氏。
あ、そうだ。
ロシアついでにっていうのもなんなんですが、
インドってどうなの?
やっぱすごいの?
>106
そりゃレベル高いようですけどね。
ロシアとの違いはアメリカの企業が積極的に投資し、バンガロールやハイダラバード
といったシリコンバレーのような場所があることですね。
ただしそれ以外の地域はインフラが弱いのでどうなんでしょう。未だに安定した電力供
給が出来ないような国ですからね。
あと大学で勉強することのできるエリート層は英語ができる、というのもロシアとの大き
な違いだと思います。
貧しい国だとパソコンも古い、かなりスペックの低いものしかないので、軽いプログラム
を作る技術が発達する、っていう面もありますね。
最近ではインド人の技術者の賃金も上がってきてしまったようなので、フィリピン、中国、
ミャンマーなどがメインになりつつあるのかもしれません。
108 :
世界@名無史さん:02/10/25 19:38
1が言ってるのはコンピュータの歴史ってより計算機の歴史だな。
ライプニッツの二進法とか、そっちから行けばもっと面白いと思われ。
中国の易のほかに二進法の情報処理法て世界史上ではなかったの?
109 :
世界@名無史さん:02/10/29 23:45
ag
110 :
世界@名無史さん: