944 :
世界@名無史さん:2006/03/05(日) 14:28:55 0
中公新書「ソヴェト学入門」
ソ連の経済力がものすごい勢いでアメリカのそれを追い抜かすと予測するグラフが載っている。
>>944 そりゃ笑える・・・と思ったらキューバ危機の年に出た本か。
後知恵でどうこう言うのは・・・まあたしか数年後には、
農業の失敗の責任をとるかたちでフルシチョフが失脚するわけだが。
秘録 大東亞戦史 朝鮮篇/富士書苑
今とは違う朝鮮人の姿が見えてくる。変わらない所もあるけど。
塩野七生にハマって既刊を全部読んで、最近は佐藤賢一とかがおもしろくなってきている初心者です。
「海の都の物語」がとても面白かったのですが、これと同時代のヴェネツィアとフィレンツェ、ジェノヴァ
等のイタリアの都市国家についてお勧めの本とかないでしょうか?
歴史的な成り立ちは勿論、政治制度や経済制度の違いなどにも興味があるのですが・・・
948 :
世界@名無史さん:2006/03/07(火) 01:14:36 0
塩野の本って歴史書じゃないんじゃない?歴史エッセーかもしれないが。
この人の扱う範囲は俺も昔いろいろ本を買って読んでいたんだけど、
読む気にならない。
>>947 「君主論」はどうだろう
歴史の本じゃないが、当時の社会状況をつかむために
まあそれを抜きにしてもいい本だし
951 :
947:2006/03/08(水) 19:39:09 0
>>949-950 ありがとうございます。
とりあえずマキャベリ関係の本を漁ってみようと思います。
書店にグイッチャルディーニの『イタリア史』もあったんですが、
一冊が高い上に分冊なので図書館に入るまで待ちます・・・ ('A`)
>>944-945 その時期の本だと、左派雑誌『マンスリー・レビュー』のレオ・ヒューバーマンと
ポール・スウィージーが書いた『キューバ』(岩波新書,1961)なんかもおもろい。
カストロ以下の政府はやる気に溢れ、福祉は充実、行政は健全化…キューバの未来は五月晴れ!とか
5年位前に読んで色々考えさせられた。
953 :
世界@名無史さん:2006/03/08(水) 22:12:23 0
岩波新書『ナチスの時代』もすごい
西ドイツの学者の著者が書いた本文は今読んでもまっとうだが
訳者の註がひたすら余計
>>953 中国史で言う、いわゆる「贅註」ってヤツか……。
955 :
世界@名無史さん:2006/03/09(木) 20:58:31 0
>>948 塩婆の本は歴史書じゃないよ。よく調べてあるとは思うし、専門じゃない人がローマについて知ろうとするなら十分だとは思うけどね。
あの人の本は、参考文献から逆引きするとすごく便利に使えると思う。
スレ違いだったらスマソ。
ローマ人の「物語」として傑作つーことだな
ここは歴史書以外の本はダメなのけ?
世界史板が史学専攻者onlyで専門書以外は読むに値せずっていうなら退散するけど。
ズブの素人はなんでも興味があるんだいヽ(`Д´)ノウワァァン!!
それこそ地図帳みてるだけでもwktkできるぜ。
んなことない。ただ読み物と研究書の線は
はっきりしときたいヘンクツ(俺みたいの)がたまにいるだけだお
どっちも面白いものは面白いし、つまんないものはつまらん
よーし、パパが世界大アトラスをおすすめしちゃうぞ!
高いよパパン!
手元に地図帳を置いておきたいけど、
なかなかいい感じのがないんだよね。
みなさんは手元に地図帳を置いてます?
俺は山川出版の使ってますよ
吉川弘文館の世界史年表・地図
それと山川出版の高校教科書は手放してない
964 :
世界@名無史さん:2006/03/13(月) 13:27:07 0
ちょっと古い本だけど、「サイエンスパラダイムの潮流」という本は面白かったよ
中国の通史みたいなのって無いですかね?
宮崎市定とか貝塚茂樹とか陳舜臣とか色々あるだろうに
市定さんおすすめ
968 :
世界@名無史さん:2006/03/22(水) 18:31:51 0
>>965 手頃に入手できるものだと陳舜臣の「中国の歴史1〜7」講談社文庫
三皇五帝から中華民国の国共合作まで詳細に記述している。
>>965 俺も陳舜臣をおすすめするが、もし何冊も読みたくないという短気さんなら
「物語 中国の歴史―文明史的序説」(中公新書)を読むといい。
新書だからすぐ読める、ただし記述は清で終わってるが。
まあ現代史はよくまとまった本いろいろが出てるから、他を当たればいいだろう。
石原保徳『世界史への道』はどうですかの?
イタリア中世史の良書を探しているのだがなかなか見つからない。
その前後史の専門書は数多いが、中世となると
ヴェネツィア史関係がほとんどのよな気がする・・・
新書でシチリア王国があるけど、これまた狭いね。
973 :
世界@名無史さん:2006/03/26(日) 00:13:26 0
クシャーン帝国に関する本はありませんか?
974 :
965:2006/03/26(日) 01:07:31 0
厨丸出しな質問の仕方して申し訳無い&紹介してくれた人たちdクスでした。
975 :
世界@名無史さん:2006/03/26(日) 13:01:10 0
上でイスラム史で前嶋信次氏の概説を勧めてくれた人がいたが
ざっと見たところあまり面白そうではなかったので
バーナード・ルイス「イスラーム世界の二千年」(草思社)にした
高いけど
なんかネオコン御用達のイスラム学者とか悪口言われてるみたいだが
池内恵の言うような無批判な専門家じゃないところがかえって信頼できる気がする
スレ違いでごめん、proxyに繋がらないって出て見れなくなった所が出てきたんだけど、どうすればいいんですか?釣りとかではなく真剣に聞いています。お願います。自分にはこんなの初めてでよくわからないんです。
>>971 物語イタリアの歴史―解体から統一まで
藤沢道郎/中央公論社(中公新書)
これを勧める。中世イタリアだと主にフリードリヒ二世と
ボッカチオの記述がある。
>>975 イスラーム史だと
物語 中東の歴史―オリエント5000年の光芒 牟田口 義郎 中公新書
それほど長くなくて、それでいて面白い。
イスラーム及び中東の入門書には最適。
979 :
世界@名無史さん:2006/03/26(日) 20:58:04 0
中公新書の「物語 ○○の歴史」っておもしろいですか?
いろいろ出てるみたいですけど…。
>>979 お勧めはイタリア・中東・中国
逆に駄目なのはイラン。大半がホメイニ体制時の記述で
イランの歴史は半分以上が削除。
981 :
日本人:2006/03/26(日) 21:05:34 0
ちくま新書、「感染症は世界史を動かす」岡田晴恵著。細菌、ウイルスなどの
病原菌が社会に影響を与え、中世ヨーロッパ社会では壊滅的な打撃を与えたペスト
人類史を大きく動かした感染症の歴史からその脅威と対策を考える。
「アラブが見た十字軍」イスラム側から見た十字軍史。お勧めの良書。
984 :
世界@名無史さん:2006/03/27(月) 00:36:31 0
985 :
1999年7月以来…:2006/03/27(月) 00:55:31 O
予言が外れたとして無視されているが…
ノストラダムスは面白いですよ。
【卍】 ≦予 ̄>
G\(^■^ ラ
\ <!>+\
西欧の最も深いところから
貧しい人々の中から若い子供を生み
彼の舌で多くの人々をそそのかすだろう
その名声は西の王国にも広まるだろう
【諸世紀V‐35】
偉大なるゲルマン人の国の首長は
自分が王の中の王にあたかも手助けしたいかのようにふるまう
ドナウ国から彼は助けられる
彼の行動はどれほどの血の川を流すことだろうか
【諸世紀\‐90】
986 :
971:2006/03/27(月) 02:01:48 0
>977
どうも。でも、人選がイマイチなのであれは未読だった。
やっぱり、グィッチャルディーニ くらいしかないかな・・・
物語シリーズの話がでているので、個人的なおすすめは
○ヴェトナム、カタルーニャ △中東、ラテン=アメリカ、スイス
あたり
>973
クシャーナ朝のことであれば、
東方選書の『大月氏』は結構おすすめ
988 :
世界@名無史さん :2006/03/27(月) 16:37:38 0
世界史じゃないけど「隠された十字架」はイイ!
989 :
世界@名無史さん:2006/03/27(月) 18:37:21 0
>>981岩波新書 村上陽一著「ペスト大流行」は名作やで!
990 :
日本人:2006/03/27(月) 20:17:45 0
>>989 昔読んだ。立川昭二も似たような本書いている。
991 :
973:2006/03/27(月) 23:54:38 0
987さん、ありがとうございます。
読んでみます。
992 :
世界@名無史さん:
古い本だが、中公新書の「シベリア流刑史」。すばらしいよ。
とくに、デカブリスト事件で流刑になった貴族の若者たちの挿話は、
「知性・精神力・人間性とは何か」という問いに、究極の答えを示してくれた。