中世ヨーロッパの暮らし(2)

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637世界@名無史さん
なぜ、中世の西洋人は王侯貴族も含めて、ほとんど風呂に入らなかったの。
 夏なんか体臭が強くてたまらんだろうに。
 今でも西洋人は毎日風呂に入る奴は少ないそうだが。(富裕層含む)
 ロシア人とフィンランド人だけは、西洋人にしては珍しく、サウナに毎日入って
清潔らしいが。
 そう言えば、ロシア人の肌がきれいなのはサウナのせいか。
638世界@名無史さん:03/09/17 21:36
中世初期はまだローマ時代の習慣が残っていて、まめに風呂に入ったようだが
(公衆浴場も多かったらしい)。それが廃れてくると、入らなくなったらしいね。
ルイ15世が産まれて初めて顔を洗ったのが6才だったか7歳だったか。
そのあたりの公衆浴場の歴史と、外科医(というか床屋)による瀉血の関係について
知りたいですね。
639世界@名無史さん:03/09/17 21:44
 西洋人は体臭強いのに、毎日風呂入らないとは、恐ろしい世界だな。
 中世ヨーロッパ。
 ナポレオンは多いときは1日3回風呂に入っていたが。
 最低、1日1回。
 これって、当時のフランス人から見ると変人なのか?
640世界@名無史さん:03/09/17 21:52
>>639
フランス人は今でもフロに入りたがらない
641世界@名無史さん:03/09/17 21:57
 西洋人っってなんでそんなに風呂嫌い多いの?
 一日、風呂に入らないと、体中脂ぎって、かゆくなってたまらんが。
 日本人とは身体の構造が違うのか?
 ロシア人はサウナ好きだから、ある意味日本人以上の風呂好きだけど。
642世界@名無史さん:03/09/17 21:59
 石鹸は西洋で発明されたものだよね。
 中世に発明されたの?
 風呂嫌いの西洋人にはあまり需要がないと思われ。
 日本では戦国時代にポルトガル人が伝えたけど。
 
643世界@名無史さん:03/09/17 22:52
体臭がきついほどセクシーだったらすぃからな>ヨーロッパ

あ、でもこれは近世の話か?
644山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/09/17 23:01
忌避が極端になったのは15,16世紀ごろからだったかと。ルイ13
世の頃の宮廷に仕えていた老婦人の訓戒書には「せめて月に一度は髪を
洗うこと。年に一度は入浴すること。」と書いてあったそうです。
健康に悪いものとされていたようでルイ14世が即位後入浴したのは二
回だけ。しかも一回は気分を悪くして途中で止めている。
ロシア・フィンランドのサウナですが、民俗信仰の場でもありました。
というか今でもそうらしい。
645世界@名無史さん:03/09/17 23:07
「石鹸、歴史、発明」でグクッてみたが、驚く勿れ石鹸は既に古代メソポタミアの
粘土板に記録がある。
南欧では八世紀に石鹸製造が定着したが、獣脂と灰を原料にしたもので異臭がした。
12世紀からイタリアのサボナでオリーブ油と海藻灰を原料とした異臭のしない
石鹸が発明され、各地に広まった。
サボナが、シャボンの語源である。
646世界@名無史さん:03/09/17 23:11
場所にもよるとは思うけど、西ヨーロッパって日本と比べて空気が乾燥していて、
汗もあまりかかない感じだ。
だから湿度の高い日本のように毎日風呂に入らなくても意外に平気だったりする。
アメリカの西海岸でも同じ様な感じだ。
風呂に入る習慣が無かったってのも、気候も関係しているんじゃないかな。
647世界@名無史さん:03/09/17 23:18
 >>646
 でも、雨の日は湿度高いでしょ、ヨーロッパでも。
 そんな日は体が痒くてしょうがないと思われ。
 >>644
 宮廷に仕える女官でも、年1回入浴か。
 外国の使節が来た時とかどうするんだ。悪臭の世界だぞ。
 
648世界@名無史さん:03/09/17 23:20
まあ、それで香水とかが発達したんだろうw
649世界@名無史さん:03/09/17 23:24
蚤虱常駐の世界で、いまさら風呂に入らないくらいで痛い痒いも無いかと。
650山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/09/17 23:31
>>647
まあ当たり前でしたから。ルイ14世の場合、歯無しのせいで垂れ流し
になっておまるを手放せなかったからますます酷かった。
それと入浴は16世紀までは行われたようですがペスト流行などの後に
廃れたようです。逆に体に悪いとされるとは・・・。
「われわれの間では、全く人目を避けて、家で入浴する。日本では男も
女も坊主も公衆浴場で、また夜に門口で入浴する。」とルイス・フロイ
スも『日欧文化比較』の中で記しています。
永享2年(1430)に来日した朝鮮の特使朴瑞生も公衆浴場について
好意的に記しています。
651山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/09/17 23:34
>>648
一般的にはそう言われておりますね。日本でも年に二度(+物詣の前)
しか上流階級の女性が洗髪をしなかった平安朝の頃には香の文化がか
なり発達しました。
652世界@名無史さん:03/09/18 09:24
>>646
インドネシアとかベトナムの人はマメにシャワー浴びるらしいね
1日に3回とか
湿度の問題か、やっぱり
653世界@名無史さん:03/09/21 07:57
昨晩NHKでツンフト制度を知り、ぐぐって来ました
そんだけ
654世界@名無史さん:03/09/21 07:58
昨晩のN○Kの放送を見てツンフトでぐぐって来ました
655世界@名無史さん:03/09/21 07:59
二重書き込みになってスマソ
656世界@名無史さん:03/09/21 08:07
    >>646
でも、ヨーロッパも18世紀辺りまでは、森が多くて、湿度も今より高かった
はずだ
657世界@名無史さん:03/09/21 13:07
>>656
日本の湿気は世界でもかなり高い方。
 漏れは夏にタイに観光旅行に行って、1週間後に日本に帰ってきた時、
日本の方が湿度が高いように思えた。
 熱帯の国より湿度が高い国、日本。
658世界@名無史さん:03/09/21 13:41
6月にノルウェーに行ったとき、主観ではあるけど、
ずっと雨が降っているのにぜんぜんじめじめした感じがなくて驚いた。
湿度が高くなるといっても、日本で考えているのと程度が違うんじゃないかな。
とかまあ、生活習慣には多かれ少なかれ気候は関係していると思うわけで。
659世界@名無史さん:03/09/21 19:20
日本の場合、家を建てる時には最初に屋根をつけるが、外国の場合だとそうとは限らないようだ。
660世界@名無史さん:03/09/28 01:36
>>658

湿度が同じでも気温が違うと、絶対的な水分保持料が変わってくる。
当然気温が高い方が単位体積当たりの水分量は多くなる。
661世界@名無史さん:03/09/30 20:38
初夜権ってあったよね?

日本にも昔あったけど、それは主に「処女は忌み事なので舅か花嫁の父が初夜前に張り型などで破っておく」
というものだったらしい。 生理の血が穢れたものとするのと関連があるのかも。
民間信仰の一種?だったようだ。

中国では「試し腹」といって、嫁が子供を産めない体では困るから、結婚前にそういう事を専門に行なう男性に
孕ましてもらって、ちゃんと子供を産めると証明してから嫁に行くのだそうだ。
ちなみに、孕んだ子供はそのまま嫁入り先の家に連れて行くのだが、その家の血の子供では無いので、一生従僕扱いなんだとか。

ヨーロッパでの初夜権というのはどんな理由で行なわれていたのだろうか?
やはり、領主の特権?
662世界@名無史さん:03/10/01 18:55
>>661
過去ログにもあったが、基本的には「結婚税」という税金の一種、と考えていいのかも。

しかし、中国の「試し腹」っていつの時代のどの身分層の事なの?
そっちの方が興味あるw
663世界@名無史さん:03/10/01 20:03
>662
割と近年まで残っていた風習らしい。
そして、一般的な風習だったとか。

ちなみにこの風習が行なわれていたのが雲南省の辺り。
今でも一部残っているかもしれないとかどうとか…
664世界@名無史さん:03/10/02 00:36
>>663
漢族の一般的な習俗ではないんだねw
なんだかしらんが安心した
665世界@名無史さん:03/10/02 18:13
>664
どちらかというと満族の習俗だったとかも聞いた。
何にせよ今のところこれ以上の詳細な資料が無いので…
666世界@名無史さん:03/10/04 20:50
満族の奇習といえば「頭蓋変工」。
文化大革命の弾圧でようやく絶えるまで続けられた「高貴な新生児の頭蓋骨を
縦長に変形させる」というもの。
ってことは今もビリケン様がいるはずか・・・見たいw
667世界@名無史さん:03/10/04 20:54
中国の某博物館に展示されてた「寿星老人」の頭蓋骨思い出したw
668世界@名無史さん:03/10/13 16:53
保守
669世界@名無史さん:03/10/17 01:37
ヨーロッパでもナメクジは居るだろう
670世界@名無史さん:03/10/17 03:40
>>638
オソレスだが
それはルイ15世ではなくてルイ13世じゃ。
ちなみ、13世は産湯以外で初めて風呂に入ったのが14歳だったハズ。
671世界@名無史さん:03/10/17 03:48
>>646
イギリス(ホームステイ)留学したひとの話によると
「家族は風呂は週1だったので、それに従った」
とか。ヨーロッパには階級や裕福度や国柄にもよろうが
今でもあまり風呂に入らない習慣がありそうだ。節約なのか?

しかしマリー・アントワネットは朝夕風呂に入ってた大の風呂好きだそうで。
672世界@名無史さん:03/10/17 05:24
中世ではないが、
フランソワ1世とアンリ2世の愛妾で60歳になっても
不老の美肌をもつ化け物、ディアンヌ・ド・ポワティエは
毎朝、早朝に乗馬をしたあと、冷水浴をして美と健康を保ったそうな。
(真冬でも冷水あびてたそうだから凄い)
なんで、昔ってこんな個人差極端なんだ!?

あ、中世のころは入浴は一般的だったらしいです。
でも、大衆浴場が混浴だったため、いろんなエッチイことが起きていて、
当局が見逃すはずもなく、それで銭湯が少なくなっていったらしいが。