●過小評価されている歴史上の人物、事件は? ●

このエントリーをはてなブックマークに追加
1世界@名無史さん
絶対こういうスレ作る奴いると思ったよ。
とおっしゃらずに。
「過大評価」の姉妹スレです。
通説では取るに足らないとされている人物、事件にスポットライトを
あててその意義・重要性についてお願いします。
「過小評価」の方が資料が少なくて難しいかも。
しかし状況証拠から浮かび上がる意外な実像を探り当てる快感は
歴史好きならではかも。
2「過大評価」の作者:02/05/11 14:46
>1
私のマネすんなよ。

私がたった今、作ろうとしてたのに・・・。

でも、協力してやるよ。

へーゲル。

「哲学界のリーサル・ウェポン」
「哲学を完成させた男」
なのに、山川の教科書での記述はお粗末過ぎ・・・。

世間での評価も、最近ではいい方へ向かっているが、
少し前までは、「マルクスの源流のひとつ」か「現代思想家のたたき台」
くらいでしかなかった・・・。
3世界@名無史さん:02/05/11 15:13
「一将功成って万骨枯る」の言葉どおり
歴史上の偉大な政治家・軍人のもとで戦った名も無き兵士達
4 :02/05/11 16:09
「シチリアの晩鐘」事件かな。
あの事件の黒幕はビザンツ皇帝ミカエル8世であることは、皇帝の自伝の
中でも明らかにされている。そして当時アラゴン王国の首都サラゴサにいた
プロチダとビザンツ皇帝が連絡を取り合っていたこともあきらかだ。
蜂起鎮圧にむかったシャルルダンジューの艦隊を背後から襲ったペドロ3世
のアラゴン艦隊のタイミングも良すぎる。
晩鐘後の身体検査でフランス騎士がシチリアのおかみさんの胸を触って
暴動がおきた、とかいう次元の話ではないとおもうのだが。
5中華@名無史さん:02/05/11 16:35
太祖(後梁) 朱全忠
洪武帝(明) 朱元璋
6というか:02/05/11 16:35
過大評価されている人物や事件のほうは、まぁ、意見が分かれるにしても議論
が成り立つけど、過小評価されている事件や人物ってのは難しいね。

だって、過大評価されているんなら世界史の教科書に載っている人物や事件を
あげつらえばいいんだけど、過小評価されている人物や事件は普通なら教科書
レベルの情報源には記載されていないでしょう。
7世界@名無史さん:02/05/11 16:59
1889年 朝鮮 対日防穀令施行

1924年 アメリカ合衆国 排日移民法施行

1996年 イスラエル レビン暗殺

8世界@名無史さん:02/05/11 17:13
渤海国
9世界@名無史さん:02/05/11 17:16
通州虐殺
10世界@名無史さん:02/05/11 17:18
>>6
過小評価される国、団体、人物というのは総じて
対立する側に破れて闇に葬られて
後に悪役、過小評価されていることが多いから
そういう所から攻めていくといいかもしれない。
11世界@名無史さん:02/05/11 17:19
>>9
何これ?どういう事件?
12世界@名無史さん:02/05/11 17:32
フランス革命のジロンド派なんかどう?
13世界@名無史さん:02/05/11 17:39
古代シチリアでのカルタゴ対ギリシア植民地の戦争

ハンニバルが出陣してるので、対ローマポエニ戦争の前哨戦扱いされることが多いが。
ギリシア系対フェニキア系の地中海覇権争いとしても重要。
14「過大評価」の作者:02/05/11 17:43
メンシェヴィキ
15世界@名無史さん:02/05/12 09:14
>>13
過小評価されてる?
16世界@名無史さん:02/05/12 11:03
1898年 フィリピン共和国独立(マロロス政府) 米西戦争のドサクサで歴史から抹殺される。
17世界@名無史さん:02/05/12 12:29
>>16
それに限らず東南アジア史全般、過小評価され過ぎ。
学者の研究レベルとしては結構高い上に有名な研究者も多いのに、
なぜかマイナー扱い。
戦前の反植民地運動を中国とインドだけで片付けるな。
18林彪:02/05/12 12:44
日本での過小評価と言ったら、明代の建国の功臣連中でしょう
太祖に粛清された、で記述終わり
というわけで最強の軍師、劉基に一票

北伐成功させた徐達もマイナーだな
最近じゃ元は中国に飽きて草原に帰っただけと抜かす奴が出る始末
19世界@名無史さん:02/05/12 12:47
バビロニアタルムード

対ローマ戦争でエルサレムが陥落した後、
パレスティナ地域で編纂されたパレスティナ・タルムード(4世紀後半)が
さらにバビロニアで改訂編纂された(5〜6世紀)。
バビロニアにあったユダヤ人のセンターの達成。
普通ユダヤ人と言うと、古代イスラエル→民族離散→西欧での迫害史といった
ラインが重視されるが、メソポタミアでもユダヤ人の歴史が継続していたことを
考えると、もっと重視されてよい。
20世界@名無史さん:02/05/25 20:23
age
21世界@名無史さん:02/05/25 20:27
>徐州虐殺

後漢末、曹操と言う諸侯が徐州の民を虐殺した。
どーにも、政治的背景があったとか正統化されすぎ。
純粋に親の仇うちだと。

スレ違い?
22おなかいっぱい。:02/05/25 22:39
ノモンハン事件。
旧日本軍の出鱈目さをあらわす格好のプロパガンダとなったがマイナーすぎてか今一つ。
実態は双方痛み分けだったようだ。
内蒙古、外蒙古が絡んでややこしいが蒙古の独立がかかった闘いだったというのを本屋で立ち読みした記憶がある。
23世界@名無史さん:02/05/25 23:29
もとより事件として扱われてさえいないが、
オクタヴィアヌス(アウグストゥス)が、カエサルが愛人の
女性たちに書いた手紙を全部処分させた事。

・・・カエサルのこと、絶対に手紙の文章もうまいはず・・・
まして愛人たちに送った手紙・・・相手をその気にさせる口説き文句の
宝庫だろう・・・
それが残っていたら、後世の男たちはラブレターの書き方に
これほど苦労しなかっただろうに・・・
24世界@名無史さん:02/05/25 23:38
>>22
まぁでも、露西亜の戦車には敵わんけどな。
25カエサルの手記発見:02/05/25 23:49
きた みた やった
26シンドバッド:02/05/26 00:17
イスラム関係全般、特にインド洋貿易圏の形成について。
鄭和の遠征については大きく語られるけど、そもそも
鄭和がムスリムであり、彼の祖先の方が先に中東から中国に来たこと、
インド洋の航路はムスリムの船乗りに案内してもらったこと……
を語らなかったら、歴史を歪曲してしまう。
27世界@名無史さん:02/05/28 00:36
ドイツの大統領ヒンデンブルク
彼の死でヒトラーを押さえる者がいなくなった
28宇宙人:02/05/28 00:39
http://eccp.to/eccn/taiho.html
うちゅう人を古代エジプト人が虐殺していた!
謝罪と賠償を(以下略)
29世界@名無史さん:02/05/28 01:00
30世界@名無史さん:02/05/28 01:03
大津事件
31世界@名無史さん:02/05/28 01:45
>>26
そもそもパックス・イスラミカの評価が低すぎると思われ
32世界@名無史さん:02/05/28 01:46
>そもそもパックス・イスラミカの評価が低すぎると思われ

んだ。
33世界@名無史さん:02/05/28 01:55
ネヴィル・チェンバレン
34世界@名無史さん:02/05/28 03:33
日英同盟の破棄

この板にいるような人には常識かもしれないが
これが太平洋戦争の遠因になったことはもっと強調されるべき。
35リトル愚礼@ロズウェル逝きます!!:02/05/28 05:22
フランス国王シャルル七世。
ジャンヌを見殺したヘタレ、と酷評されているが、それも
「国に忠実なる」シャルルだからこそ!?
祖父の賢王シャルル五世も、同じ立場にいたら
同じようなことをしていたと思われ。

36遊び:02/05/28 05:45
映画「猿の惑星」

公民権運動、ベトナム戦争の真っ只中、権威が絶対だと思われていた時代
に、それが覆る事が有り得るんだという事を最もショッキングな方法で人々
の脳裏に焼き付けてしまった。アメリカの凋落は猿の惑星からはじまった。
37世界@名無史さん:02/05/28 08:12
俺。

俺は400年に渡って世界を守ってきたが
俺を評価する奴は誰もいねぇ
38日本@名無史さん:02/05/28 08:59

カキコしないでそのまま黙って守ってれば
世界史上最高の人物だったのだが。。。
39世界@名無史さん:02/05/28 09:37
リヒャルトゾルゲ && 尾崎秀美

色んな意味で忍者かと
今の日本ちゃんもどうなんだか・・・
40世界@名無史さん:02/05/28 14:51
赤軍粛清か?、これが無きゃヒトラーも二の足を踏んだのに
41世界@名無史さん:02/05/28 14:55
>>39
名前がばれたら、間者としては二流以下になっちゃいます
一番過小評価されてるのは、第二次大戦中のアメリカの暗号解読してた
おばちゃん連中
戦後は何事も無かったように民間へ
冷戦が激化したら再び雇用されて活躍
スパイとか暗号ってゾクゾクします
42遊び人:02/05/28 15:16
映画「JAZZ SINGER」

トーキー映画の登場によって英語の絶対的優位が確立、フランスやドイツの映画産業
をはじめとするエンターテイメント業界が壊滅。優位は現在に至る。
因みに、トーキー映画とラジオの普及がなければナチスが政権を握ることもなかった。
43世界@名無史さん:02/05/28 15:20
チンギス・ハーンの息子たち
親父だけが有名な気が・・
44世界@名無史さん:02/05/28 20:45
スレタイみて真っ先に鄭和が浮かんだけど・・・がいしゅつですか。
45リトル愚礼@ロズウェル逝きます!!:02/06/03 23:55
「過大評価」に比べると盛り上がらないなあ。
あら捜しが好きなのは、人間の性でしょうか?(w

ほかに過小評価されているといえば・・・
「医者としての」ノストラダムス
隔離法とネズミの根絶で
南フランスをペストから救った。プロヴァンスでは今でも英雄扱い。
ヨーロッパではむしろ医者として有名らしい。
もっとも、そのペスト根絶法も
予言能力で知ったなんてなってるから困ったモンです。

後、砂糖シロップを発明したのもこの人らしい。
カトリーヌ=ド=メディシスに
シロップ製法書なるものを献上している。
46世界@名無史さん:02/06/04 00:14
>45
>ヨーロッパではむしろ医者として有名らしい。

医者だけじゃなく、ルネッサンス期の文化人ということで有名といった
方がいいと思う。
だいたい日本ぐらいなんだよね。こんなにノストラダムスを大預言者だと
騒いでいるのは。すべて五島勉のせい(w

ジャムやお菓子のレシピ本をノストラダムスが書いたりしていた話は山本弘
のノストラダムス本で読める。
47名無し:02/06/04 00:18
>ノストラダムス
ハインリヒ・マンの『アンリ4世の青春』では
少年アンリの将来を予言する人物として描かれていたけど
これ史実なの?
48世界@名無史さん:02/06/04 00:18
過小評価されている人物を評価するには
自分でその資料を探さないといけないから難しいでしょう。
過大評価は資料が揃っているけど。
だから過小評価を掘り起こせる人は本当の世界史通かも。
49 :02/06/04 00:22
>>46
ノストラダムスは、世紀末のアメリカでもブームだったよ。
高校の授業でオーソン・ウェルズのナレーションのドキュメンタリー、
2度も見せられたよ。。。あれはなんだったのか今でも不思議。
50世界@名無史さん:02/06/04 00:35
>ノストラダムス
韓国でもメジャーです。
TURBOという超メジャーなHip-Hopユニットの歌にも出てきます。
日本からの輸入の可能性が強いとは思うけれど。
51世界@名無史さん:02/06/04 05:20
>>2
ヘーゲルはコピーライトのテクニックが見事だね
マルクスの有名な「ヨーロッパに妖怪が…」はヘーゲルに嫉妬して生まれたんじゃないかとまで思う
実際にマルクスはヘーゲルの批判的継承者だし
52世界@名無史さん:02/06/04 09:39
・ステッセル
この人がまいったしてくれなければ、両軍とも共倒れしてた可能性アリ。
引き際を知っている人は偉いと思う。
53世界@名無史さん:02/06/04 09:50
エルウィン・ロンメル

憎悪の対象でしかないナチスの中において、唯一尊敬の念を抱かせたナチスの軍人。
戦争中も、捕虜を決して無下に扱わず丁重にもてなし、戦後にはかつての敵からも感謝された英雄。
その戦い方も権謀術数を駆使し、本国からロクな補給もない少ない戦力で、北アフリカ戦線を連戦連勝した。
「軍オタかよ!」と思われるかもしれませんが、戦争中にあって敵味方から尊敬される人間と言うのはそんなにいないのでは?
54 :02/06/04 14:15
>>53
その文章を読んでると、ロンメルは過大評価の方に入れたくなるなぁ。
55世界@名無史さん:02/06/04 14:18
>>53
たしかにそうだね。

その壮絶な人生(悲劇)とあいまって、もっと語られてもいいはず。

やはり、ナチスの人間ならではの「過小評価」?

56東条総理の前に登場:02/06/04 14:54
>>53
しかしエルウィン・ロンメルは自分をひきたててくれた、
総統軟禁しようとしてたよ。
さすがに殺そうとはしてないけど。
彼は忘恩の賊では。

マンシュタイン将軍は反ヒトラーグループに誘われた時
「プロイセン軍人は決して謀反は起こさない」
と言い放ったそうだよ。
彼のほうが偉大では?


57ふにゃぽん:02/06/04 15:18
>>45
ほんとに、ノストラダムスは、ヘンな方面でばかりで有名になっちゃて・・・。

でも、かれの「詩」は文学的に見て価値があるわけ?

どうも、「旧約聖書」などと比べると、圧倒的に見劣りするけど・・・。
58世界@名無史さん:02/06/04 15:25
>>56
暗殺にロンメルは関わっていなかったようだけど。
マンシュタインよりグデリーリアンの方が過小評価でしょう。
電撃戦を発明したのに、ロンメルにいいところ取られるし。
59世界@名無史さん:02/06/04 15:27
唐の太祖・李渕と隠太子・李建成。
太宗・李世民が自分に都合のいい実録を書かせて、父を矮小化し兄の功績を抹殺した。
詳しくは「□■隋〜唐初の動乱期を語ろう!!■□」
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/whis/1012821411/l50
参照のこと。
60 :02/06/04 16:31
>>53
ロンメルは、本人の意思に関係なくヒトラー暗殺計画に組み入れられていたの
が幸いして、戦中ドイツの良心を代表する人物として戦後ドイツが過剰に宣伝
したんだよ。だから、過大評価に入るんじゃないか?
中東からコーカサスを攻撃できると進言してヒトラーのご機嫌をとったり、戦線
を広げすぎて自滅したり、肝心なときにいなかったり・・・。ナチスドイツが
調子いい時期、まともに英米と対戦していたのがロンメルだけだったから、良い
印象を得られたんじゃないのかな。
61遊び人:02/06/05 00:02
「関東大震災」

平和時の死者15万人って尋常じゃないぞ。関東大震災を発端に、暗黒の昭和史
が始ったと思われ。日本人の精神が荒廃し、日本列島は地震が多いという事実を
基に、大陸侵略が加速した。大日本帝国の崩壊は関東大震災から始ったのだ。
62世界@名無史さん:02/06/05 09:56
曹操

中学の歴史教科書には曹否の名前しか出てこない。
63世界@名無史さん:02/06/05 12:52
>>61
それなら「東京大空襲」の方が過小評価されすぎだろう。
たった一晩で10万人殺したんだぞ。しかも無差別爆撃だし。
ゲルニカで3000人無差別爆撃したのはあんなに有名なのに、なんで東京は・・・・。
64世界@名無史さん:02/06/05 18:30
>>63
無防備都市宣言しているのに攻撃したから。あと
WW2が始まってなかったし。
65ふにゃぽん:02/06/07 18:22
>>51
>ヘーゲルはコピーライトのテクニックが見事だね

だけど、彼の残した言葉は、誤解されているか、あるいは、恣意的に歪曲されている
ことが圧倒的に多い。
66世界@名無史さん:02/06/09 23:32
佐藤栄作
在任当時はサヨの勢力が強く正当に評価されなかったが
平和的に領土を取り戻した名宰相だと思う
もっともアメリカにはそれなりの思惑が有ったんだろうが
67 :02/06/10 03:28
>>66
確かに左翼色の濃いメディアには評価されなかったけど、戦後8年も首相に
居座り続けたのも佐藤栄作だけだから、実際は評価されていたのでは。
小泉首相にも息の長い政権を維持して、長期的な視野で日本を改革してもら
いたいもんだ。
68世界@名無史さん:02/06/10 21:36
日本人にはと言う条件が付くけど、やっぱり
WW1だろうねー。日本は、英、仏、独、露、伊、に
と比べると戦死者は問題にならないくらい少ない
し・・。軍オタでもWW1について知っている軍オタ
は少ない気がする
69日本@名無史さん:02/06/10 23:27
伊藤祐亨
児玉源太郎
加藤友三郎
後藤新平
西園寺公望
桂太郎
浜口雄幸
岡田啓介
米内光政
二階堂進
後藤田正晴
中曽根康弘

ちと過小評価じゃんねえ。
70 :02/06/10 23:31
皇国史観では足利尊氏や源頼朝は逆賊扱いされ、楠正成は英雄になってましたよね。
では、中国共産党史観では陳勝・呉広や太平天国はどのように扱われているのでしょうか?
特に後者は宗教を基盤にしているので扱いに困るのでは?と勝手に考えているのですが。。。
71世界@名無史さん:02/06/11 00:37
太平天国は外国支配に対抗した民族運動として
宗教的な部分は割愛されて称えられています。
72世界@名無史さん:02/06/11 05:51
>63
>それなら「東京大空襲」の方が過小評価されすぎだろう。
>たった一晩で10万人殺したんだぞ。しかも無差別爆撃だし。
>ゲルニカで3000人無差別爆撃したのはあんなに有名なのに、なんで東京は・・・・。

少なくとも日本人にとっては過小評価されているとは思いませんが。
たしかに2つの原爆のインパクトには劣りますが、過小評価されてるとは。

これらの爆弾落とした張本人(ルメイ)に我が国が勲章やってることの方が
過小評価というかあまり知られてないのがなんとも。
第二次大戦教えるときに忘れずに教えてほしい。
73世界@名無史さん:02/06/11 21:49
>>69
日本史ですか?
74世界@名無史さん:02/06/14 00:08
>>69
児玉源太郎や米内光政は過小評価なのか?
二階堂は何を評価すれば良いのか判らん?
後藤田や中曽根は未だ生々しすぎる


75遊び人:02/06/14 01:14
「五・一五事件」- 1932年犬養首相暗殺(二・二六事件の方が有名だけど)
時代が時代とはいえ、首相が暗殺されるって凄くねぇ? これを機に、日本の
政治家は逃げ腰になったな。舵取りが不在のまま、不慮の国際問題が起こる度
に無責任な内閣総辞職を繰り返し、ズルズル太平洋戦争に突入。
76世界@名無史さん:02/06/14 01:39
>>75
大日本帝国憲法下では簡単に内閣総辞職になる。
それに、調べたら犬養内閣から太平洋戦争までで
短命な内閣は無いぞ。書き込みは裏取ってから
するように
77世界@名無史さん:02/06/14 01:44
イチロー
野茂
伊良部
中田(英)
78遊び人:02/06/14 02:12
>>76 俺の目には短命に見えるけど・・・。大日本帝国憲法は知らん。
それより、政治家に与えた心理的影響の大きさを問いたかっただけ。
1932年は満州国建国を含めて様々な駆け引きが政治家と軍部の間で
行われていて、その後の経緯を踏まえると何かがあったなと。犬養首相
の英語によるインタビューを見たことがあるんだけど、非常にしっかり
したビジョンを中国大陸について持ってたね。残念だ。
1932年5月 斎藤内閣発足
1934年7月 斎藤内閣総辞職 岡田内閣発足
1936年2月 岡田内閣総辞職 広田内閣発足(2・26事件後)
1937年1月 広田内閣総辞職 2月林内閣発足(西安事件後)
1937年5月 林内閣総辞職 6月第一次近衛内閣発足
1939年1月 第一次近衛内閣総辞職 平沼内閣発足
1939年8月 平沼内閣総辞職 安部内閣発足(独ソ不可侵条約後)
1940年1月 安部内閣総辞職 米内内閣発足
1940年7月 米内内閣総辞職 第二次近衛内閣発足
1941年7月 第二次近衛内閣総辞職 第三次近衛内閣発足(松岡外相外し)
1941年10月第三次近衛内閣総辞職 東条内閣発足
1941年12月太平洋戦争勃発
79世界@名無史さん:02/06/14 06:42
「ディウ沖の海戦」を大きく取り上げてる高校の世界史教科書って、
どれくらいありますか?
80世界@名無史さん:02/06/14 16:45
確かに過小評価を論ずるって難しいね。
俺の場合は、自国史では重要視されているのに、日本の高校の教科書にはあまり出てこない、という観点から選んでみる。
 
タタールのくびき
 
オプリーチニナ
 
ブルガリア人の侵攻←相手が高校世界史ではいまいちマイナーなビザンツだから?。というかバルカン全般がマイナー。ステファン・ドゥシャン、トミスラフ、クレシミル、ステファン・トブルトコ、スカンデルベク。みんな自国じゃ英雄じゃん。
 
バルセロナ(というかカタルーニャ)
 アラゴン連合王国の本体と言っても良いのに、、、
81世界@名無史さん:02/06/16 03:35
過小評価されてる奴?

やっぱ、俺のことだな!!!
82世界@名無史さん:02/06/16 04:03
83世界@名無史さん:02/06/16 07:34
大日本帝国の功績を過小評価するなーーーーあ!!!!!!!!
84世界@名無史さん:02/06/16 10:39
二階堂進

「二階堂。アレはやるなあ。」
と昭和天皇の評価が高かった。
85世界@名無史さん:02/06/16 11:29
>>84
 アンタと昭和天皇、少なくとも二人も彼を評価する人間がいたのなら、
 世界史的にはそれで十分だろう。
86リトルグレティアヌス:02/06/16 22:32
クリコヴォの戦い

タタールのくびきのもと虐げられていたロシア人が
初めて真正面からモンゴルを撃破した戦い。
しかし、後にモスクワを略奪されたが。
最近では、この戦いがなかったと言い出す輩もいるし
お前の事だ●内義和!!!

後、レパント海戦も西洋主観に対する反動で過小評価されているような。
戦略的には確かに意味はなかったが、むしろ
「オスマン海軍無敵神話」を打ち砕いた精神的な面での意義のほうが
はるかに大きかったらしい。
おかげで、地中海のキリスト教徒の船乗りは
オスマン艦隊に対する畏怖感がまったく消え去った。
8774:02/06/16 22:49
>>84は69か?

ソース教えて
88世界@名無史さん:02/06/16 23:42
>>86
日本でクリコヴォの戦いなかった説の言いだしたのは岡田英弘だよ。
89世界@名無史さん:02/06/16 23:43
×説の言いだした→○説を言いだした

ちなみにリーグニッツァ過小評価は杉山正明から。
90世界@名無史さん:02/06/16 23:46
84のソースは
「陛下のご質問」 岩見隆夫著より

昭和天皇がいかに名君であったかわかってしまう本
この方ただもんじゃねえ!って感じ。
91世界@名無史さん:02/06/17 03:57
八木アンテナの生みの親の八木博士。
現在、日本の家の屋根に乗っかっているアンテナは、すべてこの人が作ってと言っても過言ではない。
発明当初、日本国内ではまったく評価されなかったが、欧米での評価は非常に高かった。
その技術は原子爆弾にも使用され、原子爆弾が最も威力の発揮する位置で爆発できたのは八木アンテナのおかげである。
最もこの事を知った博士は、戦後、罪悪感に苛まれて隠れるように生き続けたとか。
死ぬまで原爆の被害者に寄付金を続けたという逸話もあった(確かね)
92世界@名無史さん:02/06/17 15:06
>91
身近かつ素晴らしい発明なのに知名度が低い、ということから考えるとスレ趣旨に
ぴったしだ。

アンテナやってる人だと知らない人はいないけど、それだけじゃねえ…
93世界@名無史さん:02/06/17 16:18
第一次世界大戦。
WWIIの遠因(というかほぼ近因)であり、戦後の冷戦、アラブとイスラエルの対立にも直結しているというのに、まったく持ってマイナーな出来事だ。
94遊び人:02/06/17 20:02
「米西戦争」

キューバを廻るアメリカとスペインの戦争。アメリカの勝利により何故か太平洋にある
フィリピンの領有権をスペインから勝ち取り、ドサクサに紛れてハワイとグアムも獲得。
今では世界の警察官を自任するアメリカが、モンロー主義の衣を脱ぎ捨てて初めて海外
侵出の野心を示した(それも極東と太平洋に)歴史的な出来事。
太平洋戦争の決定的な遠因になったというのに、マイナーだよなぁ。
95世界@名無史さん:02/06/17 20:59
第二次大戦の遠因ネタはいくつあるんだ?
96遊び人:02/06/17 22:27
>>93
第一次世界大戦は、名前の通り思いっきりメジャーだと思うんだが。。。
犠牲者が多いにも関わらずアメリカで「Forgotten War」と呼ばれるのは、「朝鮮戦争」
だね。もし第二次朝鮮戦争が勃発すれば、メジャーになるんかな?
97世界@名無史さん:02/06/17 22:38
>>97
初のジェット戦闘機同士による空中戦という目玉があるのに
注目度が低いんだよなあ、日本では特需としてしか語られないし。
9874:02/06/18 01:09
>>90
悪いんだけどさあ、いちいち本を買ってられないから
具体的にその本の中で
昭和天皇が二階堂をどういうふうに評価してるのか教えてよ
何か二階堂を評価してるってだけで、
昭和天皇に対するイメージがガラガラと音を立てて崩れていきそうだ
99世界@名無史さん:02/06/19 05:20
向こうではそんなことないと思うけど、
ここ数世紀の西欧主導の世界を考えると、大航海時代というのを、日本人はもっと
注目すべき。あれが白人の原点でしょ。
100世界@名無史さん:02/06/19 05:28
>>99
でもあれは、地中海をイスラム勢力に完全に制圧されていたから、
大西洋に出ざるを得なかった訳で、大航海時代というのは自画自賛が過ぎるような気が。
それに新大陸でやったことといえば、キリスト教による教化と略奪、搾取。
ああ・・・・・確かに白人の原点だ。
10199:02/06/19 06:02
>100
経済学者ケインズ曰く、近代資本主義の誕生はスペイン、ポルトガルなどが
新大陸から略奪した金とか奴隷とかをイギリス公認の海賊にさらに略奪させて
そのあがりからはじまった。と言ってます。

その有名な海賊、フランシス・ドレイクが3年にわたって地球一周し(マゼランに
ついで2人目!)持ち帰った富は当時のイギリスの年間国家収入の3倍。
すべての対外債務をすべてかえして、東インド会社設立資金のもとになった。

すこし前のヘッジファンドによるアジア通貨危機なんて、海賊思想そのものちゃいます?
それから、グローバルスタンダード押し付けなんて、大航海時代からの遺伝子でしょ。

10274:02/06/20 12:05
どうやら質問には答えて貰えないようだな
一応、俺の二階堂に対する評価を言っておくと
中曽根再選を阻止するために、
福田と鈴木が組んで二階堂を擁立しようとしたのに、
土壇場で腰砕けに成ったヘタレ野郎というところだな
10399:02/06/21 05:03
大航海時代のつづき

日本の大陸侵略もスペイン・ポルトガルからの世界のトレンド(ある種グローバルスタンダード!!)
ののっとった行動であったと言えない?

それで太平洋戦争はスペイン(無敵艦隊)VSイギリス(女王陛下の海賊船団)に
なぞらえることできません??
104世界@名無史さん:02/06/23 04:11
>>86
レパントの海戦は充分有名だし評価も受けていると思う。
それとあなたの書いている内容はそのまま塩野七生のパクリ。
105世界@名無史さん:02/06/29 22:55
ソ連崩壊で未公開資料がいっぱい出てきており、一世紀単位の歴史見直しが必要と思う。
106世界@名無史さん:02/06/29 23:23
>103
>言えない?

わかって書いているだろうからこそ一応つっこんどく。

言えません。
107世界@名無史さん:02/06/29 23:31
逆に過大評価されている事件第1位は、原爆投下だと思うが・・・

まあ、日本人なら怒るのも当然だし、俺の意見を言ったまで。ゴメンな。
108遊び人:02/06/30 00:00
>>99
大航海時代はもちろんとして、西洋(特に北欧)の世界支配の意外な立役者。

「ジャガイモ」
もし、イギリスやドイツにジャガイモが伝わっていなければ・・・。イギリスが
7つの海を支配することも、ドイツが先進国になって第一&二次世界大戦を起こ
すことは無かっただろう。どんな気候でも栽培でき、栄養価の高いジャガイモは
西欧繁栄の最大の立役者といいってイイのでは。
109世界@名無史さん:02/06/30 00:06
いや、軍事史的に言っても大きいだろう。あれは。

それまで戦争と言えば戦場でするものであり、
戦場ではそれなりに英雄もいた。
総力戦とは言っても女子供は後方で武器弾薬その他軍需物資の製造に
関わるだけだった。
本格的な後方/敵本国への攻撃が行なわれるようになったのが
ほぼ第二次大戦からだが(正確にはスペイン内戦から)、
原爆によっていきなり究極まで行ってしまった。
象徴的なのが「その場に生まれていない者にまで被害が及ぶ」こと。

これによって戦争のやり方が決定的に変わってしまった。
今の戦争に「英雄」はいらない。
後、百年前なら米ソはとっくに何度もドンパチやってるだろうよ。
いいか悪いか別にして、原爆の影響ってのはそういうもの。
110世界@名無史さん:02/06/30 00:21
モンゴル帝国によるキエフ大虐殺とかって、あまり知られてないのかな?
モンゴルの将軍バトゥがやったやつ。
111世界@名無史さん:02/06/30 02:53
モンゴルってんなら南宋の名臣・忠臣は高校世界史でも黙殺されてんのな。
文天祥の「正気歌」の名文さ加減とかもっと有名でもいいと思うんだけど。
112ふにゃぽん:02/06/30 10:13
>>108
>「ジャガイモ」

確かにそうだだね。

さらに、ヨーロッパで、ジャガイモの不作による飢饉がなければ、
アメリカへの移民者の顔ぶれもいまとはかなり違っていただろうね。

少なくとも、ケネディー家は存在してなかっただろうね。

「ジャガイモ」は、いまやあまりに身近過ぎて、その歴史的な意味合いが過小評価されてる
ってことだろうね。
113世界@名無史さん:02/06/30 11:43
具体的に説明キボン
114世界@名無史さん:02/06/30 12:31
スタンフォードブリッジの戦い(ハロルド2世vsハロルド・ハードラータ)

この戦いが無ければハロルド2世がノルマンディー公ギヨーム(ウィリアム)に
ヘイスティングスで勝った可能性が高かった。
そうなっていればフランス貴族がイングランド王と言うねじれた関係が無くなり、
イングランドの歴史が大きく変わっていた可能性がある。その結果、
世界史も大きく変わっていた可能性が高い。
またハロルド・ハードラータがハロルド2世に勝ち、ギヨームまで破った場合、
ブリテンが北欧の歴史に組み込まれる可能性もあった。
115 :02/06/30 14:51
家康もかなり過小評価の気がする。
一般のイメージだと信長≧秀吉>>>>>>>>>>>>>>家康だけど

彼の立てた幕府は200年も続き、またヨーロッパの動きにも相当敏感だった。

116世界@名無史さん:02/06/30 15:02
れーにん
117ニダーランの歌 ◆X8WSYuDE :02/06/30 16:43
>>114さん
ハロルド2世・・・ノルウェーでは英雄扱いですな。
>>115さん
明石散人は
足利義教≧秀吉・家康>>>>>>>>信長
のようです。
ソースは「二人の天魔王」

で、過小評価されているといえばスコットランドのロバート=ブルース
スコットランド独立の立役者というのに
某映画ではただの気弱な王子様。
わかっちゃあいるんですがね、ウォレス監督。
史実では名前のイメージどおり勇猛な王だったようです。
118酔生夢死ジーモン三等兵@香宋我部家中:02/06/30 16:45
土佐の英傑 吉田東洋。
腐れ外道の武市ハンペン太の子分どもに
暗殺されてしまいました。
119酔生夢死ジーモン三等兵@香宋我部家中:02/06/30 16:49
中岡慎太郎。
龍馬のオマケ扱いにされている。
120世界@名無史さん:02/06/30 19:01
>>117
スコットランド自体が過小評価されているような気がする。
世界史の教科書にほとんど記述が無かったのには驚いたよ。
121世界@名無史さん:02/06/30 19:20
>106

なんでYO?

ただ、スペインVSイギリスは天下分け目だったけど、太平洋戦争は天下分け目では
ないか。
122世界@名無史さん:02/06/30 21:18
チェザーレ=ボルジア
初めて君主論読んだ時に、高校の世界史教科書に1行くらいは出てくるべき人物
だと思った。
123世界@名無史さん:02/06/30 21:31
>>115
信長・秀吉・家康の関係は
「創業/建設/守成」の問題に似ている。
それぞれの難しさは、単純には比較出来ない。

では何故、家康が「過小評価」されるか。
家康は「豊臣家を裏切った」というイメージが常に付きまとう。
主君の敵を討ったのがきっかけの秀吉とは、そこが違う。
他の大名たちにしても、結局は「徳川家が圧倒的な武力を持っていた」
から従っただけ。鳥羽伏見がそれを証明している。

いくら法システムを整えても、根本が今までの武家政権と同じだった。
そこが西欧型の専制君主になろうとした信長辺りと違うところ。
124世界@名無史さん:02/07/01 01:18
>122
父親は教皇子午線とかの関係もあって多少取り上げられてるんだがな。
如何せん、結果を残さずに死んだのが痛かった。
125世界@名無史さん:02/07/02 03:46
>>99
大航海時代の評価と研究は、欧米ではたぶん「当たり前すぎる」くらいに
大量にあるのでしょうね。
日本人から見ると、「参加できなかった」思いがあるでしょうけど、
太平洋戦争を経て、日本も大航海時代の流れに参加したのだ、という
視点から世界史を見なおす、というのは、かなり有意義な視点だと思います。

もし、99さんが研究者だったら、ぜひこれで論文を作成してほしいです。
12699:02/07/02 06:51
>125
要するに太平洋戦争で負けたということによってそういうあたりまえの視点が捻じ曲げられて
タブー視されてしまっていますね。

多くの日本人が欧米の戦勝国やアジアに対して侵略=道徳的に悪をおこなったとして
劣等感を感じているようですが、結局歴史とはそんなに甘っちょろいものではないですね。

悲しむべきは一般の日本人がほとんど疑問を持たずに欧米の洗脳を受け入れていること
ですね。
127世界@名無史さん:02/07/02 07:09
ケ小平はどうよ?
この人、色々賛否はあるだろうが、現在の中国躍進の下地は
この人が作ったといっても過言では無いだろう。
128125:02/07/02 07:19
>>126
いや、価値判断をそこに持ちこむのは如何かと思われ… (;´Д`)

「帝国主義は悪くない」という枠組に乗ってしまったら、元も子もないので…

むしろ、大航海時代から、領土的帝国主義という粗暴な携帯へ、
現在のルールのイニシアティブを握る帝国主義へ、と、帝国主義の
形態が洗練されてきたことを、見詰めるべきで…

たとえば、webの規格は、日本にもトロンという独特のシステムがあって
それでもってwww規格に対抗する目が数年前にはあったけど、日本行政は
その国際政治上の意味を理解しておらず、インターネットという最後の
大航海時代でも簡単に英米に敗北しました。この行政の世界戦略性の
なさも、50年前の大航海時代に色々コストを払ったが、得るところの少なかった
ことをいまだに反省できていないことの現れとして見る目が必要と思われ。
129世界@名無史さん:02/07/02 18:35
>>128
?、webの規格はtcp/ipでしょ。あれは初めから米国主導。BSDの成果。
トロンはMS-DOS(とWin)への対抗だろ
13099=126:02/07/02 19:39
おっしゃることは分かりますが、所詮、欧米の帝国主義も日本の帝国主義も程度の
差こそあれ、他者、他所を自分のために利用しよう!という思想において同根。

帝国主義は悪い!とか悪くない!とかは一言ではいえないような気がします。
勢力を拡大したいという本能的欲求は否定しがたいものがあります。
人間性の矛盾ですね。

そして、その歴史から学んだ結果、戦争のアンチテーゼが平和主義だと思います。

現代のグローバル企業っていうのは、冷戦もおわって、まさに経済の大航海時代ですね。

>この行政の世界戦略性の
>なさも、50年前の大航海時代に色々コストを払ったが、得るところの少なかった
>ことをいまだに反省できていないことの現れとして見る目が必要と思われ。
結局、日本人には大航海時代というのはなかなか理解できないものだと思います。
あの時代に風の力だけで、世界を一周するってのは、相当生死がかかっているわけで
かなりのバイタリティーがないとできません。よくいう日本人はリスクをとらないと
いうのも、西欧人はものすごいリスクをとって大成功をおさめた先駆者が先祖にいる
というわけで、伝統があるんでしょうね。
131遊び人:02/07/02 23:03
>>130
戦前の日本において、海外侵略に成功して貴族の称号を得た人とかっていたんだろうか。
戦前日本の階級制度を研究してる人はいないのか?(○万人の中国人を殺しましたとかの
話はイイから)どの様なリターンが侵略側の日本人個人にあったのかという切り口で日本
帝国主義を解説してくれるような研究はないのか?この辺が分からないと、あの歴史から
反省点を見出していくのは難しいな。
132世界@名無史さん:02/07/04 11:52
エカテリーナ一世
百姓娘から女帝なった。成り上がりなら二世よりもすごい
133世界@名無史さん:02/07/04 16:19
レーニンでしょ、やっぱり。
まあ、あと何十年かすれば再評価されるでしょうが、今の扱いはひどすぎる。

つくづく世界史って権力に左右されるんだなあと思う今日この頃。
134世界@名無史さん:02/07/04 16:39
唐突ですが、日清戦争時の、旅順虐殺事件。(一般市民含む1000〜2000人)
135世界@名無史さん:02/07/04 17:41
>>134
それって捏造のやつでは・・・
136世界@名無史さん:02/07/04 18:09
>>133
レーニンの社会主義思想は糞。
資本主義分析は出色。
学者なら良かったのに。
137世界@名無史さん:02/07/04 19:27
>>134
再現日本史
138世界@名無史さん:02/07/04 19:40
>135
134は、週刊再現日本史の最新巻を読んだんだろう(多分
でも、日支事変の南京についての論争は知ってるけど、
日清の旅順はそれ自体、初耳だったんで、
否定している論者とか本とかは知らんから教えて
139133:02/07/05 15:52
>>136
レーニンを罵倒するのに理由を言う必要もない。
この扱いはひどすぎる。

つくづく世界史って権力(とそれに規定される学問、情報云々)に左右されるんだとおもう今日この頃。
140世界@名無史さん:02/07/06 17:27
honnoujinohen
141世界@名無史さん:02/07/06 23:12
>>139
スターリンモナー
142世界@名無史さん:02/07/07 12:18
ベリサリオス

与えられた任務を、着実に成し遂げる職人としてもっと評価されて欲しい
職業軍人だからダメかなぁ…
143世界@名無史さん:02/07/07 16:50
>>141
スターリンはソ連を官僚主義的に歪めた上、中国やドイツの革命をぶっつぶしとるやないの。
144世界@名無史さん:02/07/09 20:13
チンギス汗の四男トルイ汗と妻のソルコクタニ・ベキ。

モンゴル皇帝モンケ、クビライ、初代イル汗フレグのお父っつぁんとおッかさん。
トルイは帝国の8割がたを相続し、ソルコクタニは賢妃として誉れ高い。

トルイに関しては兄ちゃんのチャガタイとオゴデイに暗殺された疑いあり。

モンゴル帝国全体が親族間の紛争でいっつもごたついていたのはここら辺に原因があるとも。二人の一番詳しい史料がペルシア語だったりするので、知っている人がかなり少なかったりする。(涙
145世界@名無史さん:02/07/12 08:47
安達峰一郎博士とかは?
英仏間の戦争食い止めてる。
でも、「戦争にならなかったこと」は、
戦争よりも事件的に過小評価されるんだよね。
あたりまえか。
でも安達博士は、
せめて日本ではもっと評価を受けていいと思う。

http://www.telework.or.jp/yamanobe/ym0301.html
146世界@名無史さん:02/07/13 18:51
>>143
良かれ悪しかれ、やったことのでかさということ。ヒトラーよりも極悪

モンゴル帝国を破滅に導いたといわれる、オゴタイ・ハーンの奥さん
147世界@名無史さん:02/07/31 17:37
森喜朗前日本国首相は、かなりの過小評価。
特に「神の国発言」は断じて失言などではない。全文を見ればわかる。名言だ。
148世界@名無史さん:02/08/01 13:48
過小評価というか、知られてないって事だが、
ルイ16世が鍵穴マニアだったというのは、
フランス革命の原因のウェートをかなり占めているから重大なことだと思われ。
149世界@名無史さん:02/08/01 13:55
>148
「鍵穴」マニア?
錠前作りが趣味だったのは有名だけど鍵穴マニアとわ?
ご教示願う。
150世界@名無史さん:02/08/01 14:27
>>149
「あ〜、この鍵穴の形サイコー」
っていう趣味もあったそうな。
151世界@名無史さん:02/08/01 16:08
ジョン王に一票
152世界@名無史さん:02/08/15 03:06
エジプト史はもっと教科書に載せるべき。
あと紙を作ったサイリン(変換できん)
前漢の時代には紙があったらしいけど紙の質を向上させたのは確からしい。
153世界@名無史さん:02/08/15 05:43
ピラミッド
あれはただの墓ではなくナイル川が西に移動するのを防ぐために全部川の西に作った
んだぜ。
154世界@名無史さん:02/08/15 08:08
鍵穴の形=マンコの形!!
155世界@名無史さん:02/08/15 22:18
>>150
彼に前方後円墳を見せてやりたかった
156今夜は夢にて三村・パーティー:02/08/16 01:47
>91
東北大生ですが
八木山アンテナだと思ってました.
157世界@名無史さん:02/08/16 16:25
ブレジネフはクソ。
レーニン、スターリン、フルシチョフは神。
158 :02/08/16 16:49
ルイ16世は、鍵マニアの他にも真性包茎で手術したとベル薔薇(まんが)
にあった。痛そう。うまく切れるのかね。。
159世界@名無史さん:02/08/16 16:54
明治時代の日本人で真珠の人工養殖を成功、技術を確立した人。

日本で真珠養殖が成功
→真珠の国際価格暴落
→真珠がほとんど唯一の外貨収入源だった中東諸国の困窮
→油田の探査を開始
→大油田発見!
→20世紀の戦争の歴史へ
160159:02/08/16 18:33
>>159 補足 1908年 御木本幸吉が真珠養殖の特許をとる。
161世界@名無史さん:02/08/16 19:16
ピラミッド造営に奴隷労働のイメージ張り付けたのはハリウッド映画だよね。エジプトしからしたらアメリカは歴史ないから民主の御神輿担ぐ
162世界@名無史さん:02/08/16 19:35
>エジプトしからしたらアメリカは歴史ないから民主の御神輿担ぐ

163世界@名無史さん:02/08/25 01:11
エジプトからしたらアメリカは歴史がないから民主の御神輿担ぐ

だろう
164世界@名無史さん:02/08/26 00:43
享保改革時の「足高の制」
これが以後も厳格に適用されていて、幕末に勝海舟や川路聖謨など下級武家の者が
高級な役職に登用されて歴史的難局を切り抜けられた(植民地化されなかった)んだって。
165世界@名無史さん:02/08/26 01:11
>>161
>ピラミッド造営に奴隷労働のイメージ張り付けたのはハリウッド映画だよね

ヘロドトスじゃないか?
166世界@名無史さん:02/08/26 04:08
>>115
家康は知名度からいっても微妙なところだけど、秀忠はどうだろう?
2代目のボンというイメージが強いが、幕府の重要なシステムは
彼の時代に成立しているものも多い。
167世界@名無史さん:02/08/26 04:14
>>166
でも、家康が駿府に鎮座していた次期が主でしょ。
168世界@名無史さん:02/09/03 23:10
age
169世界@名無史さん:02/09/03 23:32
モンゴル帝国。

かれら自身あまり記録を残さなかった所為で、「侵略者、野蛮人」だけ
で片付けられてしまっている。最近はそうでもないけど・・・。

その後のユーラシア大陸全体の政治、宗教、文化の諸相に決定的な影響を
残したのに、史料精査が余り進まなくてよく判っていないことが多すぎる。

扱う言語の数だけでも、ざっと10は行く。(恐ろしい!)
170世界@名無史さん:02/09/03 23:38
ageたかいがありました。よかった。
171ヒエロニムス:02/09/26 01:16
パウロ

よくも悪くも、キリスト教を立ち上げた男。事実上の「教祖」。
イエスは、キリストと呼ばれてもキリスト教の教祖ではない。
パウロなくしては、ルターもカルヴァンも現れなかった筈。
172世界@名無史さん:02/09/26 03:00
>>171
激しく同意!!
イエス自身は敬虔なるユダヤ教徒だった.
彼はいわば「ユダヤ教ナザレ派」の創設者といえても、
世界宗教「キリスト教の開祖」ではない。

ユダヤ教をギリシア人に広め、その過程で民族宗教の枠を
乗り越えさせたのが(異邦人の)使徒パウロ。
けど、現在のキリスト教の親玉=ローマ教皇は、
彼と仲の悪かった(とされる)ペテロの後継者だったりする(w
173世界@名無し:02/09/26 06:31
カルタゴの名将 ハンニバル将軍 あの人物はおそらく相当のキレモノだったかと。
常に不利な状況にありながらローマ軍を蹴散らし、首都ローマを目前にしながらカルタゴ本土の決戦に備え召集。
…ザマでは不運も重なり大敗。
174ふにゃぽん:02/09/26 10:34
そういえば、旧約聖書に出てくる預言者「エリヤ」も
あまり語られないね。

彼については、イエス・キリスト自身が、「私はエリヤの再来である」
みたいなこと言っているのに・・・。
175世界@名無史さん:02/09/26 10:48
>>173
ハンニバルは十二分に評価されていると思うが。
日本じゃいまいちマイナーだけどヨーロッパじゃ
アレクサンドロス大王・カエサルと並ぶ英雄だよ。
176コギャルとH:02/09/26 11:05
http://tigers-fan.com/~pppnn

http://www.tigers-fan.com/~fkijjv

ヌキヌキ部屋に直行
  コギャルとヌキヌキ
  全国地域別出会い
177世界@名無史さん:02/09/26 23:28
>>175
コーヒー・・・
178世界@名無史さん:02/10/11 17:28
怪僧ラスプーチン
帝政ロシアの滅亡を早めた。
179世界@名無史さん:02/10/11 19:01
イブンシーナとかかな?
西欧医学の基礎はイスラムの学者が築いた事を忘れとる!
180世界@名無史さん:02/10/11 19:29
ネビル・チェンバレン
ミュンヘンで、戦争をやる気マンマンで準備万全のヒトラーを巧妙にはぐらかし、
稼いだ貴重な時間を使って、戦闘機部隊を大車輪で増強、英国を救った。
チャーチルもこっそり評価している

ジミー・カーター
ソ連を屈服させたレーガン軍拡の大半は、
アフガン侵攻で対ソ政策を転換したカーター政権下で着手されている。
対ソ穀物禁輸とダブルパンチで、冷戦に決着を付けた。
むしろ、こっちの功績で平和賞をあげるべき
181世界@名無史さん:02/10/29 03:27
保守
182世界@名無史さん:02/10/30 20:03
age
183:02/10/30 20:14
朝日新聞社員の犯罪史
http://academy.2ch.net/korea/ ハングル板 (韓国)
http://homepage.broba.ws/asahicom/asahistory.htm
●渡辺秀実(21) →朝日新聞販売店員、新聞勧誘のため訪れ、会社員の顔を殴り重傷を負わせた
●松岡善隆(52) →朝日新聞販売店長、軽トラックで身体障害者をはねて殺害し逃げる
●鍋谷督成(39)→朝日新聞整理部記者、大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕
●西川至人(32) →朝日新聞専売店配達員、女性会社員(32)を強姦の疑いで緊急逮捕
●渡辺和彦(29) →朝日新聞松本支局員、住居侵入の現行犯で逮捕
●中村富生(68) →朝日新聞販売店経営、法人税法違反(脱税)罪で浦和地裁に在宅起訴
●内藤好之(57) →朝日新聞学芸部記者、器物損壊の現行犯で逮捕
●古屋聡一(30) →朝日新聞経済部記者、傷害の現行犯で逮捕
●川井真澄(24) →朝日新聞販売店従業員、会社員、谷森○さん(23)の首を絞めて殺害
●奥村恒彦(60) →朝日新聞嘱託、覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で大阪府警が逮捕
●脇元勝則(41) →朝日新聞専売所店長、競馬のノミ行為をしていたとして、競馬法違反容疑で逮捕
●戸田不二(55) →朝日新聞旭川支局記者、道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕
●山川幸生(30) →朝日新聞社会部記者、女子中学生にいかがわしい行為をし、強要の疑いで逮捕
●小川実(44) →朝日新聞販売店配達員、同僚の右わき腹を包丁で刺し殺人未遂の疑いで逮捕
●渡辺哲(24) →朝日新聞販売店店員、新聞購読の強要容疑で逮捕
●藤芳浩(39) →朝日新聞広告第五部次長、女性の前で下腹部を露出。公然わいせつで現行犯逮捕
●永島学(31) →朝日新聞外報部記者、都迷惑防止条例違反(粗暴行為の禁止)で現行犯逮捕
●西村章(60) →元朝日新聞社部長、 都迷惑防止条例違反(粗暴行為の禁止)で現行犯逮捕
●辻武彦(29) →元朝日新聞勧誘員、会社員から現金41万円を奪い、強盗の疑いで逮捕。
●東郷茂彦(56) →元朝日記者、女子高生の左足太股をなでまわす。過去痴漢での逮捕歴が9件
184世界@名無史さん:02/10/31 02:52
アメリカが戦場になった「フレンチ・インディアン・ウォー(日本語ではどういうか知らん)」。
これでカナダ(ケベック)がイギリス領になり、カナダ人とアメリカ人が英語を話すことになった。
さらに、英領アメリカの西にあったフランス領の一部がイギリス領に。
そして、この時のフランスに支援されたアメリカ先住民との血みどろの争いが、
アメリカの「銃を持つ権利」を決定付ける遠因の1つ。

フランス語が母国語だったら、あるいはアメリカが東海岸だけだったら、
と想像していくとこれがどれだけでかいかわかる。
185世界史@名無史さん:02/11/25 08:06
大正天皇

大日本帝国の賢君
在位期間が短かっただけで過小評価されすぎ
186アマノウヅメ ◆3O/knRokaQ :02/12/01 12:11
>>185
精神病とも言われとぃますが、後世の評価ひどすぎ。
和歌や書は、江戸時代以降では最高水準だったと専門家の間では言われています。
187世界@名無史さん:02/12/25 23:04
age
188世界@名無史さん:02/12/26 00:54
倭人は1500年にわたって大韓を善政する檀君を実際の人物で
あると認める。
189世界@名無史さん:02/12/26 01:12
大久保や山縣はもっと評価されてもいいと思う。
西郷びいきや陸軍嫌いの人達のせいで、色々悪く言われているが、
残した功績は多大。

あとスタ―リン、ヒトラーを超える極悪人かもしれないが、
かれがソ連を、アメリカと拮抗する大国に育て上げたのは事実。
190世界@名無史さん:03/01/08 00:40
ageさせていただきます

オスマントルコによる2度のウィーン包囲失敗だな
成功してれば、現在のドイツぐらいまで勢力を伸ばしていたかも
191世界@名無史さん:03/01/08 00:56
>189
大久保卿は評価されてないというか話題になりにくいという点で不憫さは感じるな。
192世界@名無史さん:03/01/08 01:53
ペタン元帥。
特別に何らかの功績を残した訳ではないが、
彼の苦衷はもっと知られてしかるべき。
いまだに「裏切者」とか書いてる本があるのは可哀想。
193世界@名無史さん:03/01/08 01:57
>>192
ペタンが出てきたんなら、ジローは?
194世界@名無史さん:03/01/08 02:03
>>193
WW2における働きを考えるなら、ジローよりダルラン。
「トーチ作戦」の時の北西アフリカのフランス植民地軍が
あっさり休戦したのはダルランの命令によるもの。
195世界@名無史さん
ヨーゼフ二世

母親マリア・テレジア、妹マリー・アントワネットに比べて地味な扱い。
宗教寛容政策や農奴制廃止など、画期的な政策を次々と打ち出している名君。