近衛隊・親衛隊の歴史

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1世界@名無史さん
ペルシア帝国の「不死隊」、帝政ローマの近衛隊、オスマン帝国の
イエニチェリ、ロシアのプレオブラジェンスキー連隊、英国の
コールドストリーム近衛連隊、ナポレオンの近衛隊、ナチスのSS、
ルーマニアのセキュリタテ、イラクの共和国防衛隊等々・・・
歴史上の近衛隊・親衛隊について語ってください。
2世界@名無史さん:02/02/21 00:24
ナポレオンのフランス帝国時代に老近衛兵。
かれらは最後の最後まで敵国と戦いました。
3世界@名無史さん:02/02/21 00:31
アイルランド近衛兵連隊もスコットランドハイランダースと並ぶ英国最強部隊です。
4世界@名無史さん:02/02/21 00:47
ピョートル大帝は近衛連隊長出身。
5世界@名無史さん:02/02/21 00:49
近衛隊・近衛兵の定義を簡単にきぼんぬ。
6世界@名無史さん:02/02/21 13:06
>>5
宮廷や戦場で常に君主の身辺に侍し、警護に当たる部隊かな。
エリートとしての名誉や特権をもつ。
国内の諸勢力を抑制する君主の武力。
7世界@名無史さん:02/02/21 13:15
>国内の諸勢力を抑制する君主の武力。
共和制でもKGBやフランスの国家憲兵なんかは、近衛隊・近衛兵に
近くない? 大統領府や書記局の私兵という意味で。
8世界@名無史さん:02/02/21 13:28
>>7
そうですね、共和国の場合、親衛隊と呼ぶ例が多いですが、
近代においては反革命運動を鎮圧するための革命政府の道具として
現れる例が多い(広義の警察任務)ので、親衛隊に近いと思います。
9世界@名無史さん:02/02/21 13:40
ローマの近衛隊やオスマン朝のイェニチェリの場合、あまりに権力を持ちすぎて、
主である皇帝の擁廃立を左右するようになっちゃったけどね。
10世界@名無史さん:02/02/21 13:44
>>6-8
ありがとんです。
軍隊内での格付けはかなり上の方と考えていいんですか?

日本の帝国軍も、近衛兵は郡に一人しか出してないといいますな。
11世界@名無史さん:02/02/21 13:58
>>10
ナポレオンの皇帝親衛隊の場合は上のほうだったみたいですね。
近衛隊・親衛隊にも2つのタイプがあって、
@高貴な家柄の子弟や、厳格なイデオロギー上の試練を通過した
 エリートのみが入隊を許される。
A隊員の出身身分は低く、奴隷や異民族、外国人であることが珍しくない。

でもこれと軍隊内での格付けがイコールで結ばれるのかどうか・・・
12世界@名無史さん:02/02/21 14:12
>>9
ローマ帝国の近衛隊で一番笑えるエピソードは、やっぱり
皇帝位を公開競売にかけたことだね。
ディディウス・ユリアヌスという銀行家が最高札で落札したけど、
案の定すぐ破滅した。
13世界@名無史さん:02/02/21 14:34
>>11
Aのメリットとして考えられるのは、
政治的利害に属さない、ってところですか?
色目人しかりグルカ兵しかりマジャール族しかり、異民族を登用する意図はさまざまだが・・・

@だと名誉職化し実戦経験の少ないお子ちゃま軍隊となる危険も伴う。
Aだと忠誠が徹底しないと外患を誘致する危険も伴う。
いずれにせよ、たぶん@とAの混成部隊はなかったと思います。
14世界@名無史さん:02/02/21 15:26
>13
ナチスドイツの武装SSについてはどう判断したらいいんだろうか?
戦争末期になってくると「純粋なドイツ人エリートの部隊」であるはずの
SSにスラヴ系やイスラム教徒まで含んだ師団が編成されたし。
エリートといっても旧プロイセン貴族が多かった国防軍からは
下に見られていただろうし。
15世界@名無史さん:02/02/21 18:17
>>13
モンゴル帝国の「キプチャク侍衛軍団」は色目人を登用していたのですか?
16世界@名無史さん:02/02/21 19:35
>>14
親衛とはドイツ語でLeibと言います。SSはナチの部隊であって本当の意味での親衛
部隊ではありません。伝統的な親衛部隊は下記の通り
プロイセン親衛第9擲弾連隊
ザクセン親衛第100擲弾連隊
バーデン親衛第109擲弾連隊
ヘッセン親衛第115近衛歩兵連隊
ヘッセン親衛第117歩兵連隊
バイエルン親衛歩兵連隊
プロイセン親衛第1胸甲騎兵連隊
バーデン親衛第20竜騎兵連隊
ヘッセン親衛第24竜騎兵連隊
プロイセン親衛近衛軽騎兵連隊
プロイセン親衛第1軽騎兵連隊
プロイセン親衛第2軽騎兵連隊
これら部隊の軍旗にはその歴史と何時親衛連隊になったか書かれた。
17世界@名無史さん:02/02/21 19:54
>>16
LAHは親衛隊と呼んでも差し支えないと思うが。
あとはGD師団の総統警護大隊かな。
日本だと近衛師団か。建前では優秀な人材のみを推挙することになって
いたようだが、実際は「並みより上」程度だったようだ。それでも装備はけっこう
優秀(日本では数少ない自動車化師団)、マレー進撃等で活躍した。
18世界@名無史さん:02/02/21 20:34
>>17
LAHですが、実態的にはバイエルン親衛歩兵連隊です。上記の内、
バイエルン親衛歩兵連隊だけは別口というべき組織なのです。
実はバイエルン軍には近衛部隊がなく、BLR(バイエルン親衛歩
を踏襲したのがLAHです。GDの全身は近衛軍団です。それが廃止
になったので作られた部隊。日本風に言うと、近衛師団が廃止された
から302保安中隊を作った。これと全く一緒の組織です。WW2時
代に総統警護大隊は親衛部隊に昇格してますからある意味で親衛部隊
でしょう。
1918:02/02/21 20:37
スマソ、文章が1行飛んでます。
>実はバイエルン軍には近衛部隊がなく、BLR(バイエルン親衛歩
兵連隊)が近衛なのです。つまりバイエルンでの近衛隊の表現方法が
ライプシュタンダルテです。それ
>を踏襲したのがLAHです
20靡莫:02/02/21 22:21
曹操が率いていた虎豹騎は、近衛隊・親衛隊ですよね?
歴代の隊長は曹氏一族(曹休、曹真、曹純)でしたし、
>11さんの分類だと、@に当てはまるでしょうか?
21世界@名無史さん:02/02/21 22:41
>>15失礼。色目人は文官への抜擢でした。
マジャール族は二重統治の要として、
グルカ族は夜行性と遠目を活かして狙撃兵に多く登用。

近衛兵に相応しい人材って、どんなんでしょうか?
肉体的にはもちろんだろうが、勇猛果敢であるとか強靭な精神力とか・・・
軍事教練なんかはやはり精神教育を重視したり殺人演習とかやったのかな?
22世界@名無史さん:02/02/21 22:49
>>21
近衛部隊は背が高い推奨175cm以上
均整整っている
ロボットみたいに歩ける
家柄がよい

世界中どこへ行ってもこの条件です。
23世界@名無史さん:02/02/21 23:00
フリードリッヒ大王の親父さん、フリードリッヒ・ヴィルヘルムI世の作った
巨人部隊は親衛隊になるんでしょうかねぇ。
24世界@名無史さん:02/02/21 23:09
イエニチェリは美少年ばかりそろえたそうですが、さぞや・・・w
25世界@名無史さん:02/02/21 23:11
近衛兵への適性

1つのことを、1日中続けることができますか       ○ ×

制服の折り目でひげを剃れるほど、プレスできますか○ ×

1日中、屋外で直立不動で立っていられますか○ ×

身長175以上で、体重70`以下だ○ ×

ハンサムだと周囲に認められている○ ×

自分はもちろん親戚家族、彼女親友に
反体制的な組織に入っている人はいない○ ×


5つ以上○があれば、いつでも近衛隊に入隊可能です(どこに?)
26世界@名無史さん:02/02/21 23:19
おれが王様だったら、美少女ばかりを集めて親衛隊を作りたいな。
27世界@名無史さん:02/02/21 23:25
>>23
あれはガーズですので近衛部隊です。現在でもポツダムのサンスーシ宮殿
警備のお巡りさんは身長2m近いのだけで構成されているよ…
写真を撮ったのだが…私は宙吊り状態になった…W
28世界@名無史さん:02/02/21 23:26
ビザンティンのヴァリャーギ親衛隊…
かっこわるいぞただの蛮族兵じゃねえか。
あんなの表紙に使うんじゃねえよオスプレイ。
29世界@名無史さん:02/02/21 23:58
まっ、ホワイトハウスやアメリカの在外公館の警備を担当
しているのも海兵隊ですね。財務省のシークレットサービス
もいますが。
30YP:02/02/22 00:43
>>25
それ、何処の近衛兵の適性ですか?
俺、身長165だから、ぎっりぎりローマ兵にはなれるが、
近衛兵は無理だぁ・・  

何にも書き込めないけど、このスレ応援age。
31  :02/02/22 10:20
イラクのフセイン親衛軍団も湾岸戦争前は精鋭部隊と大いに喧伝されてたけど、
いざ戦争が始まると思いのほかヘタレでしたな。
32世界@名無史さん:02/02/22 11:01
日本も近衛兵復活させれば良いのに。
軍隊は平和な時は役に立たないからさ、制服かっこよくして、サーベルでも持たせてさ
パレードなんかしたらショーがわりに楽しめるんじゃ?
皇室も芸能人集めて人気高めようとするよりそんなの集めて謁見の儀とかしたらかっこよくなんない?
33世界@名無史さん:02/02/22 11:33
>>32
皇宮警察にその役目やらせるとか?
34愚考:02/02/22 12:33
やっぱ美少女に制服着せるのが一番。
でもって同性同士で乳繰り合うのがええ
35世界@名無史さん:02/02/22 13:13
>>32
京都府警の平安騎馬隊がちょっと近い雰囲気ではある。
軍隊っぽさは皆無に等しいが・・・
はじめて写真で見たときは違和感ありありだったが心地よかった。
36maro':02/02/22 13:30
>>17
確かLWのHG師団にも総統警護部隊があったと思います。

二次戦中のイタリアで43年以前にこれにあたる近衛部隊は、MVSNの
"Moschettieri del Duce"(統帥近衛部隊)。43年以降のRSIなら
GNRの"M" Tagliamento大隊でしょうか。

ただ、現在も軍警察として存在するカラビニエーリ部隊も元は
ヴィットーレ・エマニュエレ1世の近衛部隊として誕生したと
聞きます。
37世界@名無史さん:02/02/22 14:49
>>28
ワランギア近衛隊のことですね。
キエフのウラディーミル一世がバシレイオス二世のために派遣した
スウェーデン戦士たちが起源らしいです。
1066年のノルマン・コンクェストの後は、イングランドを追われた
アングロ・サクソン人やデーン人も入るようになりました。
38世界@名無史さん:02/02/22 14:58
なにげに人気あるな、このスレ。
やっぱ世界史と軍隊は切っても切れない関係なのかな?
39世界@名無史さん:02/02/22 16:47
海軍や空軍の親衛隊が存在する国というのはありますか?
親衛隊というとどうしても陸軍というイメージですが。
40世界@名無史さん:02/02/22 21:12
>>24
イエニチェリは独身を通すことを義務づけられていたというのは本当ですか?
もし本当なら、いったい何のために?
41世界@名無史さん:02/02/22 21:17
>>40
兵士が妻子を持つと、命を惜しんで士気が下がるとスルタンが考えたからです。
しかし、そんなスルタンの命令に逆らい、兵士たちを結婚させていた聖人が(以下略)
42世界@名無史さん:02/02/22 21:20
>>39
と言うより、親衛隊や近衛というのは、本来は陸軍の最精鋭部隊。
昔の戦争では王様自身が軍を率いて戦場に出向いていたから、その周りを固める
親衛隊は最強部隊でなきゃならんの。
もちろんボディーガードの役割もするけど、実際に護衛の任についているのはご
く一部の部隊で、ほとんどの部隊は野戦訓練を受けているわけ。
第二次大戦中には、イギリスの国王ジョージ六世(現エリザベス女王の父上)は
もちろん戦場に行かなかったけど、近衛師団は最前線で戦ってた。

海軍や空軍は、王様自身が艦隊を率いたり、飛行機にのって編隊を指揮したりす
ることが無いからね。
43世界@名無史さん:02/02/22 21:30
>>41
それはローマのバレンタイン司祭の話では?
44世界@名無史さん:02/02/22 21:37
イエニチェリは結婚できたんじゃなかったかな
ただし、その息子はイエニチェリにはなれない
45世界@名無史さん:02/02/22 21:46
近衛兵は各国とも容姿端麗なものをそろえていたというのは
本当ですか?
46世界@名無史さん:02/02/22 23:40
アメリカでは海兵隊に取って代わったのかな?
47【^▽^】足軽浪人ジョーカー@長屋:02/02/22 23:42
ビザンティン帝国の近衛隊はノルマン人だったとか・・・
48世界@名無史さん:02/02/23 00:05
>>47
ビザンツなんて兵隊全員が蛮族って印象があるな。
49世界@名無史さん:02/02/23 00:25
>親衛隊や近衛というのは、本来は陸軍の最精鋭部隊。
>昔の戦争では王様自身が軍を率いて戦場に出向いていたから、

日本の旧軍近衛師団もこのタイプなんだろうけど、上の方でカキコした
KGBとか国家憲兵のように「国軍に対するカウンターパワー」の
近衛兵と二種類あると思う。文民の警察とミリタリーの中間に位置する
暴力装置(国境警備隊がそれに当てはまる国もある)。
日本で探すと、実は海上保安庁が実体としても法的にも近い位置にいる。
海外公館とか要人警護の一部は海保に警備させれば良いと思う。
50世界@名無史さん:02/02/23 01:37
>>39
親衛隊は精鋭部隊という意味ではないです。何らかの戦で皇帝やら祖国を窮地から
救った時に、皇帝や国王から真の勇者だと表彰された部隊の事なんです。それを
永年に渡り語り継ぎ、我が部隊は親衛旗を頂いたと語るための肩書きなんですよ。
これは連隊は原則、地域から召集されるためです。嬉しいでしょ…我が部隊は名誉
連隊だと言えることが…
51世界@名無史さん:02/02/23 02:07
イェニチェリはたしか、初期(16世紀くらいまで)は
除隊するまで結婚禁止、子弟の入隊禁止。
後期(19世紀の廃止まで)は結婚可・世襲可です。
数が多いこともあって、(とくに後期は)親衛隊というより
ただの常備歩兵軍といったほうが適切かもしれません。

>>24
徴収されてきたカプ・クルのうちとびきり容姿端麗頭脳明晰と見られた者は
内廷に入れて小姓・太刀持ちになります。
彼ら小姓は士官候補生となり、宰相クラスの軍人を輩出しました。
イェニチェリはそこから漏れた連中なので一段劣っていたんではないか、と。
52世界@名無史さん:02/02/23 09:47
>>45
ヴァティカンのスイス傭兵とか、ソ連のレーニン廟の前に立ってる兵士は
とびきりハンサムなのをそろえてたらしいです。
でもこれは親衛隊とはちょっと違うかな・・・
53世界@名無史さん:02/02/23 11:28
皇宮警察も長身長・容姿端麗が今でも採用条件にあるはずだよ。
前にTVでそう紹介されてた。
54世界@名無史さん:02/02/23 11:30
>>52
どちらもガーズですから近衛兵です。親衛部隊とは違います。
近衛=国王や大統領を警護する部隊及び式典を担当する部隊
親衛隊=一般部隊の中で名誉ある部隊の事
55世界@名無史さん:02/02/23 13:39
>>28
ビザンツ帝国の場合、単純素朴な蛮族のほうが、なまじ陰謀ずれした
ビザンツ人よりも信用できるという考えがあったのかもしれない。
56世界@名無史さん:02/02/23 17:23
>>54
「近衛隊」の定義はそのものずばりでしょうけど、
「親衛隊」に相当する語の原意はともかく
現在の日本語での意味合いは異なっているんじゃないですか?
漏れ的な「親衛隊」は近衛隊の他に、
体制イデオロギーの体現(ナチスの武装親衛隊に該当)
もしくは決戦投入用の戦略予備軍(ナポレオン1世の近衛隊に相当)
といった概念をも内包してますね。
57世界@名無史さん:02/02/23 20:01
ナポレオンの近衛隊は一般兵士に比べて待遇の面でも優遇されてたらしいね。
皇帝とは心情的な紐帯で結ばれていた。
ワーテルローでは「最後の切り札」として投入されたけど、結局退却を余儀なくされた。
58世界@名無史さん:02/02/23 21:22
ロシアからの後退時には、食料補給優先的に受けて怨嗟の的だったよ
59 :02/02/23 21:30
軍事板ネタっぽいけど,ナチの親衛隊に一人日本人がいて
最後のベルリン攻防戦で腹を切ったらしいね。
60世界@名無史さん:02/02/23 21:33
>>59
ナチの親衛隊って日本人が入ることが出来たんですか?
手塚治虫の『アドルフに告ぐ』のなかで日独混血の少年が
親衛隊に入るという話がでてきたけど、あれは漫画だからと
思ってた・・・
61世界@名無史さん:02/02/23 21:57
武装親衛隊には外国人義勇兵部隊があったんじゃなかったっけ?
62チャップリン:02/02/23 22:20
あったけど、日本人がいた言うのは寡聞にして知りませんね。
高橋先生あたりに聞きたいところですね
63世界@名無史さん:02/02/23 22:28
>>61
軍事板で聞くとすごく詳しく教えてもらえますよ。(笑)
Waffen SSには確か師団が30くらいあってその半分は外国人部隊。
フランス人・ワロン系ベルギー人・フラマン系ベルギー人・
オランダ人・デンマーク人・ノルウェー人・ユーゴスラビアのモスレム人・
ラトビア人・エストニア人・ウクライナ人などドイツに占領された国々で
志願者を募ったり、あとハンガリーなどではドイツ系住民から徴募したり。
でもそれらは師団の定員を満たすことなく実際には連隊規模で、モスレム人
部隊などもっぱらセルビア人の民間人を虐殺に熱中し、フランスに移されてからは
ストライキをするなどどの師団も戦力としては全く役に立たなかったらしい。
フランスや東欧諸民族の部隊は主としてレジスタンスやパルチザンとの
戦いやユダヤ人狩りに「活躍」した模様。
ただ北欧人とドイツ人の混成の「パイキング」機甲師団は
他の武装SSのエリート機甲師団と同様に強かったという。
(同師団はワルシャワ反乱の鎮圧に空軍の「ヘルマン・ゲーリング」
空挺機甲師団と共に活躍。)
他に捕虜のロシア人やイギリス人、インド人からなる部隊もあった。
ただドイツでは1943年ころ外国人の部隊は陸軍ではなくSSに所属させる
ことになったらしい。

以上大昔『第二次世界大戦ブックス』を読んで記憶に残ったことを
書きました。(^^;
64世界@名無史さん:02/02/23 22:46
ナチのSSって警察、秘密警察(ゲシュタポ)、保安諜報部(SD)、
髑髏部隊(強制収容所管理部隊)、武装SSなど、ありとあらゆる組織の
寄せ集めだね。
こういう性格の親衛隊は歴史上類を見ないんじゃないだろうか。
65世界@名無史さん:02/02/23 22:55
単に組織好きいう一面もあると思うけど、州権と国家に分裂してて行政が複雑なせいもあると思われ
66世界@名無史さん:02/02/24 11:03
ロシア史上有名なのがイヴァン雷帝の「オプリーチニキ」だね。
ツァーリの敵(多くの場合、大貴族)を叩き潰すのが仕事。
なかでもすごかったのがノヴゴロドの懲罰で、街全体が壊滅した。
67 :02/02/24 14:42
>>39
>海軍や空軍の親衛隊が存在する国というのはありますか?
WW2のソ連は空軍に親衛飛行連隊という、選り抜きの優秀のパイロットのみの
部隊があって、数多くのエースを生んでいます。(ソ連の上位撃墜王の大半がそこの
所属部隊で、相手のドイツ空軍も強敵と認めています。)

また当時のソ連陸軍の親衛師団は、ナチスのように希望者から人種・身体条件で選抜
(後に大分緩くなったが)する方式ではなく、モスクワやスターリングラードなどの戦功が
あった師団を自動的に親衛師団に昇格して、それをまとめて親衛軍団や親衛軍を
編成してました。
68世界@名無史さん:02/02/25 14:31
>>56
北朝鮮の護衛総局も師団規模どころか
一個軍団編成されていて(十万人規模とか)
たんなる近衛隊どころか、
最後の切り札的戦略予備軍らしいですね。
体制イデオロギーを体現しているかどうかは知りませんが。
つーか、まだ歴史的存在ではないけど(^^;
かの喜び組もここの少尉に任官されているようで、
後宮も兼ねているという所ですね。
「楊貴妃」が軍人という点が「遊撃隊国家」らしいですね。
冥土のヒトラーもスターリンも吃驚してるでしょう。
スターリンが出たついでに、
今は亡きKGBは確か国境警備隊を管掌していましたが、
あなたの言う「親衛隊」の定義は満たしてないようですね…
69世界@名無史さん:02/02/25 16:34
>>56
日本語でよく言う、大統領警護隊とか近衛部隊とか全部同じガーズなんですよ…
一方親衛隊と呼んでいるものでも本当はガーズだったり、ライプシュタンダルテ
だったりしてるのです。
私が近衛と親衛隊の区別はドイツ語におけるGUARDSかLEIBなのかで
分けてます。これらの各国語どこの訳でも普通、前者が近衛部隊(王室や大統
領直轄部隊)で後者が一般部隊の特別軍旗部隊を指しています。日本語はマス
コミや学者が勝手に造語してる場合が多く、且つ親衛連隊の軍旗はなかったた
め親衛隊という部隊は軍事用語にはありません。そこで分けるには英語やその
他言語におけるガーズと親衛旗部隊とで分けるのが妥当と思うのです。
70世界@名無史さん:02/02/25 17:31
>>1
平安日本を二分して武闘していた近衛家と親衛家の私兵のことですな。
71世界@名無史さん:02/02/25 18:36
>>70
元の語源はね…
72世界@名無史さん:02/02/25 19:47
>>70
嘘つくな
73世界@名無史さん:02/02/25 21:23
>>31
湾岸戦争直後に、フセインは南部のシーア派と北部のクルド人の反乱に対して
温存していた共和国防衛隊を派遣。
アメリカ軍には歯がたたなかったが、反乱軍には遺憾なくその内弁慶ぶりを
発揮して鎮圧。
74世界@名無史さん:02/02/26 00:53
イエニチェリは支配下のバルカン半島からギリシア系の物心ついていない子供を
ひっさらってきて(?)スルタンの子として育てたって聞いたけど・・・
(スルタンを父親だと彼らに刷り込んで洗脳って事?)

ギリシア系なのは、体格がいい奴が多いからだとか。
75世界@名無史さん:02/02/26 01:00
ルーマニアのセキュリタテは孤児を集めて、チャウシェスク夫妻に
絶対的な忠誠をつくすよう教育されたというのは本当?
彼らの親には、チャウシェスクの犠牲になった政治犯もいたとか・・・
76世界@名無史さん:02/02/26 01:19
>>74
もともと遊牧民には、血のつながりがない子供でもひろって
育て上げ、将来の戦力にするという習慣があったので、
その延長線上に出来た習慣なのではないかと思います。
ギリシア系に限らずバルカン半島のキリスト教徒の子弟が
多かったようです。
77世界@名無史さん:02/02/26 01:33
カプ・クル(オスマン皇帝直属の常備軍人階層。イェニチェリに限らない)
に「徴集」されたのは幼児ではなく青少年(10歳〜20歳くらい)、
子として育てたのではなく「スルタンの僕」として教育した。
78世界@名無史さん:02/02/26 14:02
イランの「セパーヘ・パースダーラーン」(革命防衛隊)はホメイニーと
イスラム革命の親衛隊。
反革命のクーデターを懸念した革命政府が、軍の粛清だけでは安心せず、
軍と対抗する軍事組織を必要とした。
ちなみに革命政権はシャーの秘密警察サヴァックにかわってサヴァマと
呼ばれる諜報機関を組織した。
その長官に任命されたのが旧体制下の治安組織の総責任者で、シャーの
幼馴染だったファルドゥースト将軍。
彼は革命が成功するかなり前からホメイニーと通じていたらしい。

79世界@名無史さん:02/02/27 17:48
マケドニアのフィリッポス2世は、重騎兵隊(ヘタイロイ)と
長槍歩兵隊(ペゼタイロイ)という二つの部隊を編成したけど、
息子のアレクサンドロスはペゼタイロイの中からさらに
精鋭を選抜して盾持ち隊(ヒュパスピスタイ)を創設。
これは国家の戦略予備兵力としての性格が強いかな。
アレクサンドロスの東征でも活躍した。
80世界@名無史さん:02/02/28 11:05
>>79
銀盾隊とも言うね。後継者戦争では精鋭として知られるけど、俸給目当てに
司令官のエウメネスを裏切った廉で、アンティゴノス王に全員生き埋めに
されちゃいます。ローマの近衛隊もそうだけど、みんな金次第でころころ
主人を裏切るよなあ。

81世界@名無史さん:02/02/28 21:08
ドイツ語の「シュッツシュタッフェル」は日本語に直訳すると
どういう意味ですか?
82世界@名無史さん:02/02/28 21:18
>>81
シュッツは警護、スタッフェルは要員
『警備員』の事。

83世界@名無史さん:02/02/28 21:37
>82
なんでそんな名前つけたんでしょうか?
最初は警備員から出発したんですか?
84世界@名無史さん:02/02/28 21:39
>>83
ナチ幹部の警護部隊だったからです。
85世界@名無史さん:02/02/28 21:46
86世界@名無史さん:02/03/01 14:46
>>80
アレクサンドロスの死後、秘書官だったエウメネスは、「盾持ち隊」の旧兵を
集め、自分のエリート歩兵部隊(銀盾隊)として再編成した。
隊員の多くはフィリッポス2世時代からの老兵で、60歳を越えているものもいたが、
その戦闘力にはいささかの陰りもなく、アンティゴノスの軍隊を幾度も撃破した。
ところがガビエネの会戦で、アンティゴノス軍によって家族が捕らえられたことを
知った「銀盾隊」の将兵は、エウメネスを裏切り、彼の身柄をアンティゴノスに
引き渡してしまう。
かくして「銀盾隊」は裏切り者の汚名にまみれることに・・・
87世界@名無史さん:02/03/01 18:35
現在のフランスの「共和国親衛隊」(ギャルド・レピュブリケーヌ)と
ナポレオンの「皇帝親衛隊」(ギャルド・アンペリアル)の間に
連続性はありますか?
88世界@名無史さん:02/03/01 19:22
「クラースナヤ・グヴァルヂヤ」ってのがありました
89世界@名無史さん:02/03/01 21:02
>>87
無いと思います。近衛竜騎兵部隊は庶民が入隊出来ないで有名な部隊。
どちらかというとルイ王朝1780年勅令の伝統をひいてます。
90世界@名無史さん:02/03/02 16:52
ナポレオンの「皇帝親衛隊」は、イタリア戦役のときのナポレオンの警護隊ギド
(嚮導隊)と、「立法院衛兵隊」(ギャルド・デュ・コール・レジスラティーフ)と、
「総裁政府親衛隊」(ギャルド・デュ・ディレクトワール)の三つが統合された
ものです。
そのなかでも「老親衛隊」(ヴェーユ・ギャルド)の擲弾兵が、選抜された歴戦の
精兵から成っていました。
91世界@名無史さん:02/03/02 17:29
>>84
同じ武装SSでも、師団によってランク付けがあったんですか?
○○師団は××師団より格上、とか。
92世界@名無史さん:02/03/02 17:35
>>91
WSSに序列はないよ…編成された順だから…
ただ、1Dと2Dは本来のWSS部隊。それ以外は増設部隊及び外人部隊。
93世界@名無史さん:02/03/02 17:57
イラクでは、1992年に「大統領警護隊」というのが創設されたらしいけど、
共和国防衛隊と、どう任務がちがうのかな。
最近あのへんの情報があまりはいってこないので・・・
フセインの次男のクサイ氏が隊長なんだって。
9480:02/03/03 12:52
>>86
へえー、ガビエネの会戦って言うんですか。当方、「プルタルコス英雄伝」と
「フィリッポスの歴史」しか原史料持ってないんで、詳しいことは分からんかったです。
サンクス。
ヘレニズム期の軍隊は傭兵が主体だった、とも言われてるけど、各王家は常備軍的な近衛軍
を持っていたんですかね(フィリッポス、アレクサンドロスは半常備軍的な重装歩兵隊を
持っていたらしいですが)。
95世界@名無史さん:02/03/03 13:09
>94
セレウコス朝には、精鋭長槍歩兵部隊がありました。
名前も同じ銀盾隊。
ほかの王朝についてはよく分かりません。
96世界@名無史さん:02/03/05 02:03
このスレは中国に
言及してないので挙げてみると
明朝の錦衣衛や清朝の侍衛処が
近衛兵に相当するな。
それにしても非民主主義国家のシークレットサービス部隊は
名誉を分かたれるだけでなく
政治にも影響力を及ぼすのは
多々あることだが、
その原型が上記両者に見て取れるな。
97世界@名無史さん:02/03/05 02:27
>96
隋の煬帝がつくった「驍果衛」はどうですか?
9896:02/03/06 01:31
>97
中国古典小説の『隋唐演義』の邦訳読んだとき、
煬帝の美少女護衛隊に萌えました。
これが演義の創作でなくて、
史実と見なされているのでしょうか?
そうだとすると、もしかしたら
その「驍果衛」が該当する訳ですかね。
99世界@名無史さん:02/03/06 01:43
>>86
っで挙句に全員生き埋めか‥
悲惨だな‥
100世界@名無史さん:02/03/06 01:49
驍果衛は、煬帝の高句麗遠征が失敗に終わった後、国内が不穏な情勢に
なってきたので、新たに兵を募集して煬帝の近衛隊をつくったらしいです。
それ以上のことはわたしもあまりわからないので・・・
101世界@名無史さん:02/03/06 13:20
アマゾネスみたいな女性の親衛隊員て、歴史上実在したのかな。
あったとしてもどのくらい役に立ったか分からないが。
102世界@名無史さん:02/03/07 11:13
ロシアで「オプリーチニキ」と並んで勇名なのが、銃兵隊(ストレリツィ)。
イヴァン雷帝によって創設されたが、17世紀になって、あからさまに政治に
介入するようになる。
ピョートル大帝が幼いころ、銃兵隊が反乱を起こし、実験は異母姉のソフィア
に握られた。
17歳のとき、摂政ソフィアにあやうく暗殺されそうになったこともある。
ピョートルがソフィアを追放したあと、彼の改革に不満を抱いた銃兵隊は
反乱をおこすが鎮圧され、約2000名が処刑された。
これによって銃兵隊は完全に解体。
103世界@名無史さん:02/03/09 14:55
>>101
貴婦人を守る女性部隊ならあったんじゃないの?
詳しくはしらないが。
昔は男子禁制の場所とかも多かったろうし。
ただ護衛の任務を超えるだけの
組織的発展を見るのは難しそうだ…
104世界@名無史さん:02/03/10 15:33
>>102
ピョートルによって銃兵隊が解体されたあと、プレオブラジェンスキー
及びセミョーノフ近衛連隊がつくられ、近代ロシア軍の中核となる。
後にイズマイロフスキー連隊も加えられた。
105世界@名無史さん:02/03/10 19:44
>>96
ttp://makky.pekori.to/hist/kn01ak.htm#k
錦衣衛は秘密警察的な要素が強かったみたいですね。近衛隊とは
言い難いかも。
106世界@名無史さん:02/03/10 21:40
>>105
旧ソ連のKGBみたいなもんですかね。
KGBは「連邦防諜局」と名前を変えて生き延びてるらしいけど。
107世界@名無史さん:02/03/11 12:18
>>106
機能別加算式分類
KGB=「諜報」+「防諜」+「国境警備隊(NOT親衛隊、近衛隊)」
CIA=「諜報」
錦衣衛=従機能「シークレットサービス」+主機能「特別捜査審問」
国家安全保衛部(北朝鮮)=「特別捜査審問」
護衛総局(北朝鮮)=「シークレットサービス」+「後宮」
108107:02/03/11 12:36
>>107
誤>護衛総局(北朝鮮)=「シークレットサービス」+「後宮」
正>護衛総局(北朝鮮)=「シークレットサービス」+「後宮」+「戦略決戦予備軍」

109107:02/03/12 17:15
>>107
誤>KGB=「諜報」+「防諜」+「国境警備隊(NOT親衛隊、近衛隊)」
正>KGB=「特別捜査審問」+「諜報」+「防諜」+「国境警備隊(NOT親衛隊、近衛隊)」
110世界@名無史さん:02/03/12 17:32
SS長官ハインリヒ・ヒムラーは最後にヒトラーに逆らって、
連合国と交渉しようとしたんだっけ?
111世界@名無史さん:02/03/12 17:53
そう。
結果的には無駄な努力だったけどね。
112世界@名無史さん:02/03/12 19:50
最後は英軍に逮捕されて、モントゴメリー元帥との交渉を要求したが
相手にされず、青酸カリを飲んで自殺。
彼が傾倒していたオカルトも、何の役にも立たなかった(藁
113世界@名無史さん:02/03/13 08:18
>>101
まだ歴史になってないが、
リビアのカダフィ大佐の護衛に
女子隊員たちが、いるそうだが…
ずっと前、NHKの教育チャンネルで
特集番組のテーマになってたという記憶が…
ご存知の方の詳細レスきぼんぬ。
114世界@名無史さん:02/03/13 12:48
http://www7.ocn.ne.jp/~yatti/graceforce/manuscript/woman.html
NHKの海外ドキュメンタリーで、リビアのカダフィ大佐を守る女性親衛隊の
ドキュメントが放送されていたことがあった。
現在、リビア(北アフリカにある国。エジブトの西隣)はカダフィ大佐による独裁政権
によって統治されている。そのカダフィ大佐を守る親衛隊の中に、女性のみによって
構成される部隊があるというのだ。
 カダフィ大佐は、男を立たせておくと4時間が限界だが、女はそれ以上もずっと
長く立っていられる、女の方が粘り強いなどと言っていた。おそらく、衛兵などで
起立するような仕事をさせたとき、男性兵士はだいたい4時間が限界なのに対して、
女性兵士はもっと長く起立していられるということなのだと思う。
115世界@名無史さん:02/03/13 15:19
>>113
金正日がまねたらいいのにね。
カダフィの方が「フェミニスト」なのかな?
116世界@名無史さん:02/03/13 20:38
>115
彼は理想的共産主義同志にて、男女差別をしないのでしょう。

……少なくともフェミニストではないと思った。現実主義者?
117世界@名無史さん:02/03/14 01:40
>>115
>>116
カダフィの容姿や性格考えるとカダフィが普通の兵士だったとしても親衛隊志願の女性殺到しそうだ。
もし金正日が普通の書記だったとすると(以下略)
118世界@名無史さん:02/03/14 07:17
>>69さんが言うような厳密な意味合いでも、
親衛隊も近衛隊も無い
独裁国家ってのは無さそうだよね。
そういう国の上記両隊って
なんかミーハーだけど萌えちゃうね。
女性親衛隊はさらに萌える(爆
119世界@名無史さん:02/03/14 11:12
ナチス・ドイツの場合、収容所に女看守がいたって話は聞いたことあるけど、
女性の親衛隊員はいなかったのかな?
120名無的発言者:02/03/14 11:17
撃ち殺すぞ、このハゲ!!>>119
121世界@名無史さん:02/03/14 16:09
>119
ヒトラー・ユーゲントの場合、女子もいましたが、
親衛隊に女性はいないでしょう。

ちなみにSSは資金稼ぎのためにいろんな事業に手を出してました。
単純労働には収容所の囚人を使うから人件費がかからず、低価格で
良質のものを提供できるという仕組みです。
122世界@名無史さん:02/03/14 23:22
中国史に詳しい方にお尋ねします。
元代に、「禁衛軍」というのがありますが、これも皇帝の近衛隊ですか?
123世界@名無史さん:02/03/15 16:32
>122
詳しく知らないのでスマソですが、
「紫禁城を守る軍隊」という意味でしょうし、
そのものずばりって感じですね。
ただ身辺警護とか他に相当の近衛隊があったり
したかもしれませんが‥
124世界@名無史さん:02/03/15 16:48
>>122
満洲軍では近衛部隊に相当してます。
125世界@名無史さん:02/03/16 20:32
えー、近衛隊・親衛隊の「制服・衣装」についても教えていただきたいのですが、
やはり普通の兵士より派手な服が多かったのでしょうか?
126世界@名無史さん:02/03/16 21:12
http://yasai.2ch.net/army/kako/992/992083763.html
関連スレ 軍事板 各国の近衛・親衛部隊
127世界@名無史さん:02/03/16 23:31
>>125
最新装備の支給が優先されてますね…近衛部隊の場合。
128世界@名無史さん:02/03/16 23:31
>>123
元代に紫禁城はない。あれは、明代。
「禁」は、禁裏、禁中なんかの禁。つまり、皇帝の居所の意。
禁衛軍は明代にもあるよ。
129YP:02/03/16 23:35
>125
ナポレオンの近衛兵は帽子に赤い羽根飾りだったそうですね。
主にフォーマルな場でのみの着用が本来的だったみたいですが、
近衛兵達は、戦場でも他の兵士と差別化したいために付けてたそ
うです。

あと、
ドキュソマルコム・マクラーレンの傀儡バンド、セックス・ピストルズの
ライヴでは肥満女にSSの格好させてセキュリティーさせてました。
130靡莫:02/03/16 23:58
古代中国の親衛隊としては、以下のものがあります。
(波多野善大『中国近代軍閥の研究』からの引用です)

まず、前漢です。
国都長安には南北両軍が置かれ、衛士が南軍に配属されて宮城の守備に任じられています。
その後、武帝の時代に三輔都尉が新設されると、衛士の一部はこれに属して関中の警備にあたり、
残りの一部は城門校尉に配属されて宮城の守備にあたりました。
そして、皇帝の親衛隊として期門・羽林の両営も新設され、関中六郡の良家の子弟を
その隊員としてあてています。

後漢光武帝は、前漢の七校尉を五校尉に減じ、これを宮城の防衛にあてています。
そして衛士・執金吾・羽林左右騎・虎賁・羽林の諸隊を設置して、
宮城内の守護及び皇帝の宿衛儀仗にあてています。
なお、これらの兵は、儒教思想に基づいて世襲化していました。
この中央軍・親衛隊の世襲化は、魏の曹操にも受け継がれています。
(曹操については、僕が>>20に書き込んだ「虎豹騎」が有名ですね)
131靡莫:02/03/17 00:40
>122
ご質問の「禁衛軍」に相当するかは分かりませんが、皇帝警備の部隊として、
元朝には「怯薛(モンゴル語に漢音を当てたもの。中国の史書では「宿衛」と訳)」
というものがあり、まだ部族制だったチンギス・ハンの時代から由来するものです。
「怯薛」は4部隊あり、兵員はモンゴル貴族の子弟から選ばれ、4人の部隊長はいずれも世襲でした。
132世界@名無史さん:02/03/18 11:37
中国における今の所つーか
おそらく最後の
文字通りの「禁衛軍」は、
清朝最末期の軍制改革で誕生した
満洲人オンリーの近衛軍ですね。

133世界@名無史さん:02/03/21 17:15
萌え。
134世界@名無史さん:02/03/21 17:22
ルイ13世ころできた「近衛銃士隊」はガイシュツじゃないね?

ダルタニャンが出てくるヤツ。どうやら実在の人物だそうだが。
135世界@名無史さん:02/03/21 21:33
>>134
4人とも実在します。一番偉くなったのがダルタニヤン。彼が近衛銃士隊を率いて
た当時の首相がリシュリーで、彼はリシュリーと組んでアルザス・ロレーヌなどの
占領に加担してます。
136世界@名無史さん:02/03/21 22:03
>>125
SSの制服の場合、それまでのドイツの制服の主流だった詰め襟の
ジャケットとは違い、開襟の上衣にネクタイという、都市の中間層に
モダンと思われるスタイルです。
ちなみに黒服と髑髏はヴィルヘルム1世の葬儀の際の近衛軽騎兵から
とったもので、さまざまな要素の寄せ集めでした。
137世界@名無史さん:02/03/21 22:18
>>136
プロイセンの近衛軍だが、一度も髑髏マークは使ってないよ…
近衛のマークは昔から黒鷲です。髑髏は親衛部隊のマーク
138世界@名無史さん:02/03/22 21:35
>>137
ご指摘ありがとうございます。
どうも日本語の文献はこういうところがいいかげんなようで・・・
ところで日本では髑髏というと不吉なイメージですが、ヨーロッパでは
そうでもないようですね。
139世界@名無史さん:02/03/22 23:08
>>138
このスレで数回説明してますが、日本では親衛隊=近衛と勘違いしてる場合が
多いです。ヨーロッパでは親衛部隊と近衛部隊は別物なんです。日本のマスコ
ミはいい加減過ぎます。
140世界@名無史さん:02/03/23 00:08
>>134
ダルタニャン−−本名: シャルル・ドゥ・バツ・カステルモール (1615?〜1673.6.25)
アトス−−本名: アルマン・ドゥ・シレーグ・ダトス・ドートヴィエイユ (1615?20?〜1643)
ポルトス−−本名: イザック・ドゥ・ポルトー (1617〜?)
アラミス−−本名: アンリ・ダラミツ (1620〜?)

みーんなガスコーニュ出身の下級貴族。高貴な生まれの人はいない。(涙

>>135
ダルタニャンが近衛銃士隊長になったのは、マザラン枢機卿が宰相になった時代。
厳密に言うと近衛銃士隊長は国王自身だから、隊長代理だけど。
141世界@名無史さん:02/03/23 00:48
>>136
>SSの制服の場合、それまでのドイツの制服の主流だった詰め襟の
>ジャケットとは違い、開襟の上衣にネクタイという、都市の中間層に
>モダンと思われるスタイルです。
ここでいうSSの制服は一般親衛隊(アルゲマイネSS)の黒制服のことだね。
で、当時詰め襟が主流だったかというと、そうでもない。
SA(突撃隊)も開襟だったんだけど、
これはWW1東アフリカ植民地戦線の熱帯用カーキ開襟シャツをまねたもの。
唯一まともに戦えたドイツ軍である東アフリカ帰還兵たちの復員行進は、
まるで凱旋式のようだったというし、カーキ色開襟にいいイメージがあったんじゃないかな。

しかし、一般親衛隊の黒開襟ジャケットはカコイイね。
一般に「ナチ親衛隊」つったらアレのことだもんな。
142世界@名無史さん:02/03/23 09:22
>>141
ナチが熱帯用カーキシャツを使ったのは単に、ミュンヘンでサープラス品として
熱帯シャツが無茶苦茶安く放出されたからだけの事。

日本風に言うと、東独の軍服がN田商店が安く放出したのでルンペンが大量に使
用したのと同じ…w
143138のつづき:02/03/23 15:38
髑髏のマークは第一次世界大戦でも、ドイツ陸軍の精鋭部隊の多くが
兜や車輛につけていたみたいですね。
ヨーロッパでは、海賊も髑髏の旗を使ったりするし、日本人と感覚が
違うなあ。
144世界@名無史さん:02/03/24 14:29
女子偵察兵と女子空挺隊員と女子近衛兵、
どれが一番萌えるかな?
漏れは空挺隊員だ。
145世界@名無史さん:02/03/26 14:14
>>144
フェミニストが作った実験国家なら
ありうる顔ぶれだな。
ウヨク系フェミニスト?
146☆キュストリン☆:02/03/26 14:33
俺も空挺かなぁ。
パラシュートで降下するスマートなひきしまった美人部隊!
SMGとか装備していて戦時は花形やもんなぁ。
147世界@名無史さん:02/03/26 20:50
アケメネス朝ペルシアの「不死隊」だけど、実態についてはよくわからない
らしいね。
王直属の精鋭部隊で1万人のペルシア人から成っていたけど、貴族だけだったのか、
それとも平民も混じっていたのかは不明。
同様に同数のメディア人も王の護衛部隊を構成していた。
148世界@名無史さん:02/03/27 15:19
女の君主や独裁者に仕えた男性ばっかりの親衛隊は?
そんなのないか。
149世界@名無史さん:02/03/27 20:23
ふつう親衛隊(軍隊)って男性ばっかりなものでしょ?
男性継承が基本の王朝にたまたま女帝が出たときはそうなるんじゃない?
150世界@名無史さん:02/03/27 20:55
ということはエリザベス1世とかは・・・
151世界@名無史さん:02/03/28 21:57
ドイツのポーランド侵入の口実になった「白色計画」(ファル・ヴァイス)は
SS隊員(ゲシュターポや保安諜報部員などから選抜され、特別行動隊として
編成されたもの)が実行しました。
ポーランド兵を装ったドイツ人がポーランド側からドイツの施設を襲撃する
計画です。
152世界@名無史さん:02/04/03 02:28
女性とあとせいぜい中性のみからなる、
ハーレム守備隊なら女性親衛隊もありうるな。
あとは貴婦人の護衛とか。>>103さんのレス参照。
つーか先取りされているが(爆
あとは支配者の個人的趣味か。
女ボディガードってのは、抱きごこちが良いかもしれないし。

153世界@名無史さん:02/04/17 18:20
歴史上の有名な女ボディガードって誰がいるのだろうか?
154アマノウヅメ:02/04/17 19:44
巴御前は?
155世界@名無史さん:02/04/23 18:59
アゲニチェリ
156世界@名無史さん:02/04/24 22:50
女が男を守るのが時代のトレンディだよな。
157世界@名無史さん:02/05/01 16:38
>152
女性からなるハーレム守備隊というのなら、
徳川家大奥をはじめとする各大名家奥向きの
別式女たちってのはどうだ?
158世界@名無史さん:02/05/01 17:25
北面の武士や、西面の武士、江戸時代の旗本なんかも
近衛兵、親衛隊の部類に入るのかな?
159世界@名無史さん:02/05/01 18:03
>>158
なりません。旗本はドイツ風に言うと徳川軍。北面&西面はBGSが近いのじゃ
ないのかな?
160世界@名無史さん:02/05/01 18:58
旗本のうちの書院番と小姓組番が親衛隊というべきものでしょう。
161jonn:02/05/01 19:33
(^^)
   ゝ` ̄ ̄\
  /  (・)(・) |
  |    ●   |◯  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  <\__σ__// < 警察予備軍なりよ!
○=キ  o o |'    \_____________
   |_____,|
   (___Y__)

http://www.hamq.jp/i.cfm?i=0321654
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=0321654
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=0321654
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=0321654
162世界@名無史さん:02/05/01 20:28
>>79
アレクサンドロス大王のヒュパスピタイは、戦闘においてもペゼタイロイ
(密集歩兵部隊)と同じ戦法を採るほか、遊撃機動戦や奇襲作戦、騎兵部隊の
側面および後方の防衛など、どのような戦法にも適応できることが
求められた。
大王の遠征では1000人の部隊が3隊あり、そのうちの一隊は王の
親衛部隊に任じられる精鋭中の精鋭だった。
163世界@名無史さん:02/05/03 00:16
>>160
近衛部隊じゃないかな?それらは…
親衛隊は譜代大名でしょう。彼らの仕事は外様の監視だもん…
164      :02/05/18 18:44
最強の親衛隊は
やはり奥さんが指揮をとるべきだな。
165世界@名無史さん:02/05/18 19:53
アフリカのダホメ王国には女性の親衛隊があったよ。
彼女たちは「アフリカのアマゾネス」と呼ばれていたけど。
166世界@名無史さん:02/05/18 20:47
>>165
ダホメ王国という単語を見て真っ先に思いついたのが「もうだめぽ」だった・・・
すまん、逝ってくる。
167世界@名無史さん:02/05/18 22:40
カダフィがうらやまちー。
168世界@名無史さん:02/05/18 23:28
徳川幕府には末期、奥詰銃隊いう旗本からなる最新装備の将軍近衛歩兵がいたね。

手もとの資料が少ないので、だれか教えてちょ
169世界@名無史さん:02/05/27 16:46
それにしても女ボディガードって
野郎どもの妄想そのものだよな。
貴婦人を守る(男子禁制の場もあるから)という
存在意義もありうるが、
男を守るというのは。
170世界@名無史さん:02/06/11 15:06
日本に復活したら萌えだな。
171世界@名無史さん
age