フェザーンって、ベネチアとかフィレンツェがモデルでしょ?
いやん。
あぼ〜ん
この人も銀英伝書いてた頃が一番良かったよな。
【銀河英雄伝説】
文学作品のタイトル。田中芳樹著。
20世紀末より21世紀初頭の日本において、一時的に隆盛をきわめ、またたくまに消え去った架空戦記・架空歴史ブームのさきがけ的作品の一つ。この作品が属するジャンルは、一段階の軽視を受け、ライトノベルと呼ばれた。
小中学の時に読んだら面白かったかもしれんが、
初めて知ったのが大学生になってからだった。
とてもあの調子よさと饒舌な文体にはついていけなかった。
過去の小説だよ
なんかスレの立て時が巧妙だね。>1
普段なら真っ先にクソスレ扱いされてボコられそうなのに、
今だとこの手の、のほほん系ネタスレには
あまり周囲の目がきつくない。
ま、sageでひっそりやりましょうか。
フェーザーン、ヴェネチア見立て、ってのはなかなかいいと思う。
すると帝国はオスマン・トルコか?
帝国はロシア帝国でしょう。
11 :
世界@名無史さん:02/01/29 16:46
ラインハルト=べジータ
キルヒアイス=ナッパ
13 :
世界@名無史さん:02/01/29 17:16
ルビンスキー=クリリン
ヤン=ゴクウ
アッテンボロー=ヤムチャ
16 :
世界@名無史さん:02/01/29 17:23
>>14 ば、馬鹿なっ!!ヤンはコダイススムであろうがっ!!!
えと、一応ドラゴンボール関連とおもいやして
艦隊戦は3次元機動をせず、なぜかナポレオン時代の陸戦以下に逆戻り
ヤン.ウェンり―ってはっきり言って売国奴だな。
「戦争は人殺しの下らん行為だ」とか「政治家なんて必要悪の存在だ」
なんて抜かして自国を救える手腕を持ちながらそれを生かさず、結局
ラインハルトの新帝国に滅ぼされることと成ってしまった。
政治的には統一されて一見合理的な結末だが、現実的に考えた場合
自由惑星同盟の連中は悲惨だ。国を奪われ、政治の権限を奪われ、
言語の全く異なる社会の中で暮らさなければならない。
特に国の滅亡による自らのアイデンティティ―の喪失は大きい。
国と言うものはいわゆる共同体の最大単位のものであり、
国の盛衰はその国に属する人々の物質と精神両面に大きな影響
を与える。国が栄えればそこに属する国民は物質的に豊かになり、
精神面においても大きな恩絵が得られ、お互いに強い共同体意識が
出来、未来に対して大きな歩みが出来る。逆に国が衰退し、滅亡すると
物質的に貧しくなるばかりでなく、精神的において同属同士の共同体意識が
崩れ、瓦解し、行き場を失った人々は生す術も無く絶望し、移民か難民かで
他の共同体に溶け込んでいくか、惨めに滅んでいくしかない。
今のアフガニスタンがその典型だ。アフガニスタンと言う、自分達の
最大の共同単位が崩壊している彼らは20年に渡る内戦と言う同士討ち
を繰り返し、述べ700万人と言う膨大な難民となって隣接する諸国に
流れ込んでいる。内戦が終わり、暫定政権発足に関する国際的な共同
援助と治安維持が約束されても信用せず、なかなか故郷へ帰ろうとしない。
国と言う共同体意識が崩壊しているが故にそうなっているのだ。
小説中に自由惑星同盟を占領した帝国軍が自分の力を誇示するために
航行する自由惑星同盟の船を臨検する場面が描かれているが、
ラインハルトの帝国統治が行われると言う事はそのような屈辱的な事が
これから先々各地で起こると言う事だ。
まあ実在しない人物をとやかく言っても仕方が無い。問題は国と言うものを
「民族や地勢学によってある特定の領域に固まった人々の同属意識に
よって生み出された、物質的精神的に必要不可欠な最大単位の共同体」
では無く「お上の政治屋供が自分の利益の為に下層の人民を強制的に
分割した支配のための道具」と履き違えたサヨク丸出しのDQN考え
を持った作者、田中芳樹であろう。
銀英伝が世に出た当時が1980年代と言うサヨクの力が依然強かった
暗黒時代であったため、作者がその流行に影響されてしまったという
可能性もあるが、現在でも小泉首相に「それだけ自衛隊を海外へ派遣したいの
ならまずご自分の息子さんを自衛隊にするべきでしょう」などとたわけた事
を言っているところを見ると、どうやら真性のテムパらしい
20 :
世界@名無史さん:02/01/29 18:02
アニメの話なんだけどね、
リベラルなマイホームパパ、って設定のキャゼルヌが
食後に、カミさんに皿洗わせながら、
「ボクは妻には頭が上がりません・・・」ってボヤイているのが笑えた。
これって、インテリ家庭ではギリギリ80年代までの光景でしょう?
21 :
世界@名無史さん:02/01/29 18:52
ヤンは米海軍のスプルアンスに似ていると思う。
「よし!敵の直前で全艦隊、直角に曲がって敵に横腹を見せろ」
「え!? 撃たれますよ!」
「いや、敵がびっくりして・・・」
詳細は忘れた。忘れたままがいいだろう
一言で言えばスペース三國志演義なんだけど。
>>23 比較的三國志はいってんのはイゼルローンぐらいだろ?
孔明が死んで姜維が後を継ぐ。
国が3つあるってだけで、
キャラも話も全然違うし。
25 :
世界@名無史さん:02/01/30 22:58
>19
激しく同意。
あれだけ小説の中で戦争を扱ってるというのに、
日本絶対悪的な思考はどうやったら生まれるのか分からん。
昔は「李家豊(りのいえゆたか)」とかいうペンネームを
付けてた所から見ると完全に中共万世な奴なんだろうな。
学習院の国文出がなまじ中国通を自任しているところがイタイ。
ここがヘンだよ銀英伝、になってkたな・・・・
27 :
世界@名無史さん:02/02/24 02:04
面白いことは面白いんだけどね。
大学卒業してもまだ戦略と戦術の違いを語るのに連年還付がどうこうとか言い出す奴を見ると萎える。
でもマスード将軍を説明するのに、ヤンウェンリーみたいな、、、とかいうと、みんな興味を持ってくれる。(w
わたしは『銀河英雄伝説』(小説・田中芳樹作)が嫌いだ。
ラインハルトが政権を取って一年もしないうちに、帝国が非現実的なスピードで
封建社会から脱皮してしまう。
農民解放というのは地代償却の取り決め、耕区分割、入会権の取り決め等々
非常に時間のかかる事業であって、ラインハルトが一声かけたからといって
半年一年やそこらで完了するようなものではない。
農民解放の過程についての説明を一行二行で終えて表層的な軍事史に
没入する田中の態度が腹立たしく思えるのだが、いかがなものか。
っていうかあれだけのハイテク軍事国家なのに農奴制って意味あったのか。
(埼玉県・コナン大好きッ子・26歳)
29 :
西国のアズマ帰依者:02/02/24 04:36
だから、そんなつまんないところで突っ込むなよ、田中芳樹に。
俺が高校のときファンだったけど、そういう突っ込みをして
楽しんでたのは確か。
しかし大学生、大学を卒業した人間がそんな無粋なつっこみを
して何が楽しいんだ?田中芳樹の面白さは結局キャラ萌えちゃうんかい?
30 :
西国のアズマ帰依者:02/02/24 04:40
銀河帝国があってそこに美形キャラがいる。
ミッターマイヤーやロイエンタール。
キルヒアイスに銀河を手に入れることができると思うか?と聞くラインハルト
伊達と酔狂で戦争をするアッテンボローに、パン屋の二代目チュン・ウー・チェン
ごくつぶしのヤンウェンリーに、ヒルダにオーベルシュタイン…
それまでそんなSF小説はなかったし、みんな面白がったんだよ。
佐藤大輔に経済構造のデタラメさをつっこむ無粋さと同じ。
31 :
世界@名無史さん:02/02/24 04:52
専制君主といえども、市民との社会的契約により公共の
福祉の範囲で、その権力を行使するにすぎない。
したがって君主が公共の福祉を越えて恣意的に権力を行使した
場合には、市民はそれに対抗する義務を負う。
そもそも君主制と共和制の違いは、市民の代表の選び方の差異に過ぎず
両者ともその職能は同一である。
よって最悪の民主制か最高の君主制かというヤンの疑問は、
当然に君主制になるのである。
ジークカイザー!
32 :
世界@名無史さん:02/02/24 05:00
恥ずかしながら(?)学生時代に読んだのでハマれなかったよ。
SFってのはspeculativeなモンだろ。
日常であんまり考えてないようなことを小説という形で気づかせてくれる、というような。
その点「銀英伝」は、どっかで見たような、どっかで読んだような、既視感を読後に感じるんだよね。
モノホンの歴史書読んだ方がナンボかマシ、という印象でした。
33 :
西国のアズマ帰依者:02/02/24 19:31
だから、君が田中芳樹を越えることができたんだよ、たぶん(藁)
デジャブーはたぶん、田中芳樹的なスペースオペラが一般化したせいじゃないのかな?
スペキュレイティブは、バラードの読みすぎだよ(藁)
おれもタゴン会戦時、同盟は人口20億ぐらいいなきゃダメだろうが、
長征後100年で人口が20万倍になるのか?などと突っ込んだもんだけど、
さすがに飽きた。
今じゃ強引に、歴史学的に説明をつけてしまう方が面白い気がする
34 :
世界@名無史さん:02/02/24 20:14
>>33 >デジャブーはたぶん、田中芳樹的なスペースオペラが一般化したせいじゃないのかな?
ちょっと違うと思う。
「銀英伝」っていうのは、既存の歴史エピソードや人物イメージを複合して架空の史書をつくりましょう、って試みでしょう?
(←ここが違うっていうならゴメンナサイですが)
だから、既視感が漂うのは当然、というか著者にとっては計算の内でしょう。
そして、キャラや設定のネタ元を深読みしたり、「史家」としての著者の腕前にいちゃもんつけたりするのも
(あるいは同じことの裏返しだが「強引に、歴史学的に説明をつけてしまう」のも)
読者の享受の仕方として予め予想されているはず。
問題は、こうした小説のありかた・読み方を「大人の知的な?楽しみ」として許容できるか、
「デカダン」として忌避するか、の違いでしょう。
ボクはどっちかっていうと後者かな?
馬琴以来の古典的な手法なんだよね。
膨大な歴史的資料を掘り返して再構築する、
これをスペオペに転用しただけ。
小説としてはあれでいいんじゃない?
それ以上求めないし、
それなりに面白いし。
>>34 個人的には、架空の「史書」じゃなくて「軍記物語」といったほうがしっくりくるような。
あれは架空歴史の史実を記したものじゃなくて、それを物語にしたものだと勝手に解釈してるんだけど。俺は。
だから、個人的には銀英伝のみからあの架空歴史を解釈するのって、
平家物語のみから平安末期の日本を解釈したり、
太平記のみから南北朝期の日本を解釈したりするのと、たいして変わらないような気がする。
ま、どうでもいいけどね。
37 :
西国のアズマ帰依者:02/02/24 21:40
まあ、
伝説がおわり歴史が始まる(銀英伝の最後)
な訳だから歴史が云々はちょっとズルイ批判なきもする。
38 :
ヤソ・ウェンリー :02/02/26 05:39
吟詠伝の特徴の一つは
より良き社会への理想の追求、人間の良識への信頼が
作品の前面に出ていること。この二つは帝国、同盟の
主な登場人物に備わっている。どちらかというと理想の追求は
同盟軍側、人間の良識は帝国軍側にあるな。
初版が高年齢者を対象にした徳間ノベルから出たこと、
アニメがサラリーマンを対象にしていること、
この二つの事実を見る限りでは、吟詠伝には架空戦記やキャラ萌えとは違った
ものを持っていたように思う。少なくとも送り手側はそう判断したんだろう。
大げさな言い方をすれば啓蒙の書みたいなところかな。
このようなことを出すメディアは八十年代には少なくなかったように思う。
同じ時期に放映していた、日本テレビの年末時代劇「田原坂」も、
主人公の西郷隆盛やその周辺を、そんな人間に描いていた。
灰谷健次郎が書いたのもそんな作品だったじゃないか。
でも、今の世の中ではそういった人間の理想や良識を説く啓蒙書なんて
意味を持たなくなってしまった。そういうことを説く役割だった
インテリ層も世の中の汚い現実を直視し、その中でどのように生き抜いて
いくかということを言うようになった。青木雄二とかね。そういえば、
田中芳樹と同じく大学院生から作家になった佐藤賢一が、三銃士の
ダルタニャンが史実ではどういう人物だったのかという本を岩波新書から
出したが、その内容は宮廷の生臭い人間関係の中で、ダルタニャンが
どのように出世していったかを書いたものだった。
いつから変わってしまったのだろうか。やっぱり九〇年代後半から
深刻になった不況のためか。それともソ連の崩壊でマルクス主義が
力を持たなくなってしまったからか。
39 :
ヤソ・ウェンリー:02/02/26 05:49
いづれにしても、ここ十年間で日本の知識人史は大きな曲がり角を
迎えたと言えるのではないか。
夏目漱石から脈々と描かれ、人々に読まれてきた、一般社会からズレた
ところのある理想家、というヤンみたいなタイプのインテリは
もはや日本の社会から受け入れられなくなっている。
2chで田中芳樹や灰谷健次郎が叩かれているのは、その一つの現れではないか。
銀河帝国正統政府万歳!
41 :
世界@名無史さん:02/02/26 15:47
42 :
世界@名無史さん :02/02/26 20:27
まあ、今の読者が作家を追い越してしまったんだろうな。
知識の面でも、社会観でも。
田中芳樹しかり、灰谷健次郎しかり、司馬遼太郎しかり(司馬はいいすぎか?)。
>>30 アァ(´д`)大ちゃんのコトは悪く言わないで・・
大ちゃんはインチキ歴史ファンの最後の砦・・
40間近で独身でギャルゲーが好きで、血糖値が高い最後の希望・・・
44 :
世界@名無史さん:02/02/27 22:14
ココロザシと尿酸値が高い最後の英雄・・・・・。
45 :
世界@名無史さん:02/02/27 23:10
>>43 佐藤大輔って実はそれほど正しくはないの・・・?
46 :
世界@名無史さん:02/03/04 19:15
47 :
世界@名無史さん:02/03/04 19:23
アスターテ会戦…アウステリッツの戦い
イゼルローン要塞戦…旅順攻略戦
帝国侵攻作戦…ナポレオンのロシア遠征
アムリッツア会戦…ゲティスバーグの戦い(特にビッテンフェルトの残存戦力)
帝国…アメリカ合衆国
同盟…アメリカ連合(南部連合)
フェザーン…インディアンテリトリー
以上だが
48 :
中華@名無史さん:02/03/04 23:02
>>47 アスターテ会戦 → サルフ山の戦い
アムリッツア会戦 → 戦国「秦」の李信将軍と「楚」の項燕将軍の戦いではないの?
局地的な戦いは上記の戦いかも知れないですが、全体的な流れは絶対この2戦を
手本にしていると思うんですが?如何でしょう?
49 :
ヤソ・ウェンリー :02/03/15 02:58
帝国軍→三国志(含演義)の魏軍がモデル。
証拠1:帝国軍の提督達は一軍の指揮官
証拠2:ラインハルトと曹操は共通点がある。(卑しい出自から一国の実験を
奪うまでに成り上がった。)
ヤン艦隊のモデルは水滸伝の梁山泊。
証拠1:メンバーが一芸に優れた職人肌の人間が多い。
証拠2:勝っている時でも国の停戦命令に逆らえない。バーミリオンと
対遼戦を見てみればわかる。
証拠3:ヤンと宋江の共通点。ヤンは民主制度下の軍人という立場に
宋江は皇帝の忠臣という立場に最後までこだわった。
ヤンは敵の人質になったりしなかったぞ。
見方には嫌がらせされたけど。査問会議とか。
51 :
ヤソ・ウェンリー:02/03/15 16:51
ヤンと宋江。この二人の自分の信念へのこだわりはストーリーに
大きく関わってくる。
水滸伝では、宋江の忠義へのこだわりが、梁山泊が朝廷の招安を受けて対遼戦や
対方臘戦を戦っていくという後半のクライマックスにつながる。
吟詠伝も同じ。ヤンの民主政治へのこだわりが六巻以降のイゼルローン共和
政府の樹立及び帝国とのイゼルローン攻防戦につながる。
まあ、細かい点ではたくさん違いがあるよ。
宋江には綺麗な奥さんはいなかったとか(藁)
52 :
世界@名無史さん:02/03/15 18:06
>>48 アスターテはほぼアウステリッツです。
1・攻撃側より防衛側が多い
2・連絡の不行き届き
3・防衛側の作戦内容
4・各個撃破
アムリッツアに至っては戦闘の流れと撤退方法がほとんどゲティスバーグ
(中央の8F壊滅はピケット師団壊滅では?)
トドメに最期に殿大活躍(スチュアートの撤退戦再現)
帝国侵攻作戦はどうみてもロシアの焦土作戦です。
全物資の挑発と後方補給線の遮断
53 :
世界@名無史さん:02/03/15 18:49
田中批判はSF板なりライノベ板なり政治板なりに任せることにして
世界史板としては47以降のような話で盛り上がりたいね。
同盟滅亡のモデルは蜀漢の滅亡。
蜀主力軍は敵主力に善戦してこれをくい止めていたが、その間に別働隊に
首都を襲われ、首都の連中はろくに抵抗せずあっさり降伏。停戦命令を
受けた蜀主力軍はひどく嘆いた。
54 :
ノストラダムスよりはあたってるぜ(w:02/03/16 01:02
戦争が終わったら大学に戻って建築学を勉強したいと言い、首都奪還直前にテロに倒れた
名将アーマッド・シャー・マスードのモデルは、ヤン・ウェンリー。
当初ソ連の侵攻・補給ルート攻撃の拠点として機能し、
後にタリバンの圧制に抵抗する人たちの最後の拠点となった
難攻不落のパンジシール渓谷のモデルは、イゼルローン要塞。
ソ連侵攻の頃からマスードに敵対し、
タリバンが勃興するとマスードと手を組んだが自分のヘマでタリバンに首都を占領され、
後にタリバン支持を表明したくせに、今はカルザイ議長と交渉しようとしている
グルブディン・ヘクマティアルのモデルは、トリューニヒト。
マスードの死後に後継者たちによって解放されたカブールのモデルは、首都星ハイネセン。
おお、銀英伝は予言の書だったのか!(w
56 :
Schneider:02/03/16 19:07
ゴールデンバウム朝・・・ブルボン朝
ラインハルト・・・ナポレオン
リップシュタット戦役・・・フランス革命
そういえば、アニメでのリップシュタット盟約締結の場面は
フランス革命のテニスコートの誓いの絵のパロディだったな。
58 :
何というかオタの方もなあそのに:02/03/17 12:56
59 :
世界@名無史さん:02/03/17 13:21
宇宙世紀の人間が「泣いて馬蜀を斬る」なんて台詞はいたらアカン
60 :
世界@名無史さん:02/03/17 13:32
>>33 同盟=中共でしょう。
長征は間違いなく毛択東から取ったんでしょう。
中国人の(それも毛択東時代)繁殖力から、考えて
それぐらい増えそうな気もするよ(W
61 :
チリから来ました〜:02/03/17 17:15
イゼルローン要塞は第一次世界大戦のベルダン要塞がモデルでは?
結構、というか、猛烈な戦死者が出たはず。
最初、読んだときは、銀河帝国=ドイツ帝国、同盟=フランス(同盟国旗は三色旗がベースになっていたと思う)
それに、シトレとかキャゼルヌとか、フランス人の名前みたいだし。
62 :
世界@名無史さん:02/03/18 04:25
つまらん
63 :
チリから来ました〜:02/03/19 22:50
64 :
世界@名無史さん:02/03/19 23:04
65 :
世界@名無史さん:02/03/22 02:16
4巻頃の、同盟にとってのイゼルローンはフランスのマジノライン。
迂回されて役立たず。
66 :
世界@名無史さん:02/03/23 00:22
大体、この本に限らず日本のSFだと「地球連邦」「銀河帝国」的国家、
「全民族が一つ/ごく少数の政府の下に支配される」という
未来像ってのが、やたら多いのは何故だ?
現実には、国家数は増えこそすれ、減ることはなかった。
「地球連邦」的存在のモデルだった国連も、
今やほとんど実際の、国際政治上の影響力はないと言っていい。
つまり短期的には、SFとは殆ど反対の方向に行っているってことだ。
「未来史」として捉えるなら、この点からも議論が出来ると思うが。
>>66 >現実には、国家数は増えこそすれ、減ることはなかった。
そうかな?
中世→近代を考えると政治体の数は減ってると思うんだけど。
ただ単純な外捜によって「多→少→一」と決めつける傾向は(日本SF界に?)確かにあるよね。
あと「国家」の質の変化に関する想像力も「銀英伝」の場合、貧弱だな。
未来でも、政府は税金を徴収して様々なサービスを給付し、
世襲または選挙による「統治者」を持ち続けることになるのだろうか。まさか?
結局「銀英伝」は小説ジャンルの中のすぐれた何かではあるんだけど、
最良の意味でのSFではない。
68 :
世界@名無史さん:02/03/23 00:56
>>67 >中世→近代を考えると政治体の数は減ってると思うんだけど。
うーん、それはそうかもしれないが、国家の形態の変遷という要素もあるんじゃないか?
伯領やら公領やらの集合としての国家があった時代、一皮むけば統一国家などフィクシ
ョンだったにすぎない。
このへんの要素も考えないと、国家の数という概念を持ち出すのは難しくないか?
といっている持論に大きな破綻があることに気がついたが、知らんぷりして書き込む漏れ。 (w
>>68 >国家の形態の変遷という要素もあるんじゃないか?
>このへんの要素も考えないと、国家の数という概念を持ち出すのは難しくないか?
同意です。
国家というか政治社会に対する想像力の問題ですね。
中世国家と近代国家・現代国家、そして考えられうる未来の「国家」はやっぱ全部違うはずなんで、
そこんとこをどっかで見たような「帝国」だの「連邦」だののイメージでクリアしようとするから(以下自粛)
でもまあ、「銀英伝」はそういうとこに目をつぶればそれなりに面白い、とは言っておかなければならない。
70 :
世界@名無史さん:02/03/23 01:19
要するに、スケールのでかいライトノベルだな。
71 :
世界@名無史さん:02/03/23 01:26
パルプの紙質を上質紙にしてみました。
72 :
世界@名無史さん:02/03/23 07:53
>>66 >大体、この本に限らず日本のSFだと「地球連邦」「銀河帝国」的国家
「銀河帝国」は、アシモフの古典「ファウンデーション」シリーズや、ハーバートの
「デューン」シリーズ以来SFの定番。映画「スターウォーズ」シリーズも忘れちゃ
いけない。本場は日本じゃなく、アメリカだ。
73 :
世界@名無史さん:02/03/26 00:11
>>66 逆に、日本ではその手の世界統一だの世界帝国だのがそんなに多くないように思うんだが?
銀河帝国はアシモフの前に考えたヤツがいたような気がする。
ジャック・ウィリアムスンあたりかな?
74 :
世界@名無史さん:02/03/26 00:30
>>72 ハインラインとかラリイ・ニーヴン、
アーシュラ・K・ル・グィンのハイニッシュユニバースなんかもわすれちゃいけないYO!
ル・グィンのテラ(地球)は環境管理に失敗した生き地獄なんだよね。
数億人にまで減ってしまったテラ人は、それでも他星系人とともに宇宙各地の一線で活躍している...
うーん、感動的だ。
人類だけの銀河系という設定は、アシモフのぱくりかな。
76 :
割り込みスマソ:02/03/26 02:07
77 :
世界@名無史さん:02/03/26 03:02
地球とシリウスの戦争での四英雄は、劉邦と漢の三傑でしょ。
>>73 大統一帝国が初めからあってそれが滅びていく話ってのは、ローマ帝国崩壊を
経験した西洋人には身近な話なんでは? 逆に日本人は発展史観だから。
「ファウンデーション」はSF版「ローマ帝国衰亡史」な訳だし。
78 :
世界@名無史さん:02/03/26 04:18
>>77 日本も帝国崩壊を経験したぞ。
ま、帝国つーかなんつーかタタール的瞬間占領だったけど。
79 :
世界@名無史さん:02/03/26 14:13
>>77違うかも
毛沢東=パルムグレン
劉少奇=チュン・ウーチェン
周恩来=タウンゼント
朱徳=フランクール
かもしれん…穿ちすぎか
80 :
世界@名無史さん:02/03/26 14:14
81 :
世界@名無史さん:02/03/26 23:32
>>80 「シリウス」じゃないよな。なんだっけ?
あ、板違い? (w
82 :
世界@名無史さん:02/04/03 15:58
どうしてユリアンがカンの後、総司令官になれるのか不思議だ。イゼルローンは民主制の国では?
軍司令官が世襲される?
もうこの時点で終わってると思う。
83 :
世界@名無史さん:02/04/03 16:27
それをいうなら議員を世襲できる今の日本は終わってるだろ(w
宗教の影響力が劇的に低下したという設定には、当時厨房だった俺にも
不可解だった。地旧教はあったけど、カルト教団だし。
人間には信仰が不可欠じゃないかなと思う。
>82
民主制の国だからといって、軍の人事まで民衆が決めるわけじゃなかろう。
ユリアンよりもむしろ、政治指導者のフレデリカの方が問題。
86 :
世界@名無史さん:02/04/03 17:57
>>84 禿同。
宗教の無い宇宙世界は「日本的」と思った。若い連中がこれにだまされて宗教って怪しんだって思うようになったらまずいよね。
佐藤大輔の「地球連邦の興亡」はイスラム教もキリスト教も元気な未来世界。こっちのほうがいいと思う。
星の名前で「メサイア」があり、イスラム教徒は地球のメッカの方向に礼拝し、ロシア人が多く移住した星にはロシア正教会のたまねぎ型尖塔が立っている。
87 :
世界@名無史さん:02/04/03 18:00
そうは思わないね。
政治指導者も、軍事指導者もいまの日本で民衆が選べるのか?
後者はもちろん、前者も自民党後援会が選んだ「後継者」を投票で
承認・非承認するだけ。それを日本は民衆が決めたと言っているのが現実。
注意しなければならないのは、フレデリカ・ユリアン体制下、
70万人までイゼルローンの人が減ったこと。
不信任を突きつけて去ったわけ。
去れること自体、投票の代替とみれば両者に大差ない
去ることもできないし、かといって候補者の質がどうしようもないのを嘆く
のとどっちが幸福なのやら。。。
88 :
世界@名無史さん:02/04/03 18:01
>>86 まあ、それは誉めすぎだろ。佐藤大輔が宗教を信じてるならともかく、
彼の場合、信じているのをなんとなくカラカッテイル節がある。
>>86さん
そうか、田中は宗教に関する理解が無かったという訳ですね。
そのくせ、耐震オーディンとかいう北欧神話っぽい神がでてくる。
道祖神の類でしか神を認識してないということかな。
90 :
世界@名無史さん:02/04/03 18:52
マイナーだが、ダゴン星域の会戦で、先勝の報告を受け取った同盟議長が、
「若い奴らが一仕事やったようだ」と、こともなげに言う場面は、
ヒ水の戦いのときの東晋の宰相が元ネタみたいだね。
91 :
世界@名無史さん:02/04/03 20:23
神話が道祖神というのもなんだかな…
信仰を書けない日本人が書かないというのはそれなりに評価したいが
>>91さん
道祖神を旅行者の安全を守る神とすると、現世利益追求型の信仰といえ
ます。
ビッテンフェルトが皇帝が不治の病に倒れたときの台詞に、「貢ぎ物を
むさぼるだけの・・・・・」のようなものがあったので、何か似てるな、との
感想です。少なくともクリスチャンではないのね、と思う。
名前だけは洗礼名のようなモノを持っている人物が豊富なのに。ヨーゼフ
なって、聖書からとったのではないかと思っていた。
アシモフのファウンデーションモノも宗教色を廃しているから、まあいい
か。愚民に科学を説明することなしに、それを奇跡とするのは錬金術師や
教会が行った知の独占をイメージしたな。アシモフ作品では。
93 :
世界@名無史さん:02/04/03 22:13
>>92 そういやファウンデーションって、
ヨーロッパが大荒れだった時期のアイルランドの修道院を想起させるねえ。
「知の保管所」ってやつですか。
94 :
世界@名無史さん:02/04/03 22:15
>>92 もしファウンデーション以外に「宗教的」なものがあったら
ファウンデーションの存在が薄れちゃうからかな?
>>93さん
そうそう。あと『薔薇の名前』の異形の建物(図書館)を持つ修道院とか。
第一ファウンデーションは、百科事典事業を隠れ蓑に設立された訳ですし。
>>92 宗教の目的も救済だから、物語で乱立させると厄介でしょうね。
聖書に関して本を出している程の人ですから、宗教を知らないから省いた
ということでもなさそうです。
銀英伝の宗教描写に関しては、たいそうな理由はないでしょ。
下手にキリスト教やイスラム教のような、現に信仰している信者が多い宗教出す
と、描写のしかたによっては信者からクレームが来ることもあるから、もうほと
んど信仰されてない神を使ってるだけ。
だから別にギリシャ神話でもケルト神話でもよいのだが、帝国側はドイツ系の雰
囲気で統一しているので、神もゲルマン神話(北欧神話)にしたんでしょ。
>>96さん
本格派宗教をあえて排除したのは、意図的だと思いますよ。
第六巻の地球衰亡の歴史で、宗教が人々を救うどころか、心身共に破滅に
導いたから影響力低下したとあります。どうも、伝統的な宗教や制度にた
いして不信感をちりばめた表現が目につきました。若干、影響受けた自分
を思い出します。
98 :
世界@名無史さん:02/04/04 00:00
やほーーーーい!!
宗教?SF?じゃあ、ゼノサーガしかないじゃんんん。。。
グノーシスをぶっつぶせぃィィィィッ!!!
99 :
世界@名無史さん:02/04/04 00:05
秋山完の「ペリペティアの福音」@〜Bを読んだら?
宗教・王様が出てきて面白いぞ
100 :
世界@名無史さん:02/04/04 00:06
ハイペリオンでも原始キリスト教でてくるよ。
101 :
世界@名無史さん:02/04/04 00:08
ハイペリオン、まんせぇー!!!
102 :
世界@名無史さん:02/04/04 00:12
個人的には秋山瑞人の『E.G.コンバット』に出てくる
新世代訳聖書という表現が気味が悪かった
103 :
世界@名無史さん:02/04/04 00:12
軌道要塞カステル・サンタンジェロ萌え
>>99、101
紹介ありがとうございます。読んでみる。
105 :
世界@名無史さん:02/04/04 10:56
>>96 あれは、個人的にはナチスドイツの真似だと思う。
というかルドルフ・フォン・ゴールデンパウム=アドルフ・ヒトラーだろう。
ヒトラーがゲルマン神話を演説に取り入れてたのは有名な話。
当時どれだけ日本に知識として普及してたか知らんが、
「安楽死」などを含めた障害者の排除も、ナチスドイツはやってたし。
この辺は銀英伝でもちょっと出てくる。
確かルドルフが優生思想の保持者だった。
106 :
世界@名無史さん:02/04/04 11:03
社会ダーウィニズムの風潮に便乗した
劣性遺伝の排斥法は日本でも制定されてたろ?
結構いろんな国で施行されてたぞ。
107 :
世界@名無史さん:
『天かける十字軍』…