1 :
2006年まで名無しさん:
決勝の最後で起きたあの「事件」。
まるでその場の怒りに任せて引き起こしたかのように見えたが、
実はそんな単純なものでは無かった。
フランスのために一度表明した引退から復帰したジダン。
もちろん、この大会が終われば本当に引退するつもりだった。
その決意に変化が生じたのは、あのブラジル戦だった。
後の武蔵である。
ブラジルの猛者達と戦いながら、ジダンは気づいていた。
自分の身体がまだ往年の輝きを失っていない事を・・・。
そして何より、自分の心がまだサッカーの魅力に囚われていることを・・・。
ブラジル戦が終わったとき、ジダンは思った。
まだ・・・やめられない。ピッチを捨てることはできない・・・。
4 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:21 ID:sGZUEQMA
2
ブーン((((((っ・ω・)っジャマダジャマダ ドケドケッ
だが・・・。ジダンには新たな葛藤が待っていた。
「今更、やっぱり引退しないなんて言えない・・・」
既に一度引退を撤回した身である。
ましてや、地元ドイツ、スター軍団ブラジル、ファンタスティックな
アルゼンチンなどの注目株が敗退した今、大会の話題は
自分の去り際のことで持ちきりだ。
観衆が、自分のラストダンスこそが本大会のクライマックスだと
期待していることを、彼は重々承知していた。
7 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:27 ID:uyy5RtHc
8 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:28 ID:mo8ct7HA
迷いを抱えたまま、決勝が始まった。
前半には危ないところもあったフランスだが、
後半から延長にかけて、次第にペースをつかんでいった。
必死に走るチームメイト達。彼らとボールを交わすうちに
ジダンは決意していた。
まだ、終われない。これが俺のラストゲームじゃない。
だが、どうする?
このままフランスが優勝すれば、自分はMVP,MOMに選出され、
マスコミは有終の美として、自分の「伝説」を書き立てるだろう。
10 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:30 ID:t4kVHwjk
どすこい!
答えは一つしかなかった。
まだ、このままでは終われないと自分が言えるような状況を
作り出すしかない。
そう考えていた時、近くにいたマテラッツィが話しかけてきた。
「ジダン・・・アンタやっぱり凄いよ。本当はまだまだやれるんじゃないか?」
「・・・そうかもな」
・・・まだやめられないよな。
ジダンは微笑むと、突然マテラッツィに対してその頭を・・・!
12 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:35 ID:QgfGhxuc
レッドカードを受け、ジダンは一人ピッチを去っていく。
だが、階段を一人でおりながら、彼の目は希望で輝いていた。
これで、自分が「まだ終われない」と言ってもみんな納得できるはずだ。
そう、今、ジダンの新しいダンスが始まったのだ。
カップは4年後まで預けておくぜ、イタリア・・・!
13 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:39 ID:1L4iIKis
そうだったのか!!
14 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:46 ID:pU/ogILw
( `Д´)
15 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:46 ID:rUiJMUhA
やけに説得力のある説だな。
16 :
2006年まで名無しさん:06/07/10 19:46 ID:mkJcAZWo
肩痛いのに皇帝みたいにテーピングしてくれないから機嫌悪かったんじゃない?
17 :
2006年まで名無しさん:06/07/15 21:39 ID:B4Mw843c
カナバ
18 :
2006年まで名無しさん:06/07/16 19:23 ID:TnCZcZ5I
映画の宣伝だろw
感動した
20 :
2006年まで名無しさん:
面白かった
でもこれだと待て兄貴が気の毒杉