【戦乱】関ヶ原で西軍が勝利した場合その弐【勃発】

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1 ◆zAnbFVoD9M
「関ヶ原で石田方勝利!」

<if歴史>  徳川家崩壊にも関わらず、豊臣政権は磐石には程遠い。東では上杉
        西では毛利が台頭、中央の関白羽柴秀秋は病身のため思うように政が
        行えず日本は混沌とし始める。おまけに宰相石田三成が瀬戸内海で海
        難にあい行き方知れずに。それを知ってか知らずか、毛利輝元から位を
        奪い謀殺した毛利秀元が中央進出を図り、関白と対立。一気に日の本に
        きな臭い戦乱の予感が漂う。

新規参加者を募集します。

歴史知識の有無は特にないです、法度は以下の通り

 ・歴史知識を誇らないこと、多少の間違いや矛盾は笑って受け入れる
 ・戦術スレではない
 ・ドラえもんは禁止


参考スレ「くしかつや三成・2」
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1061729148/
2U-名無しさん:03/09/07 21:03
「関ヶ原で西軍が勝利した場合」
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1059837358/

臨時大老会議で決まった現在の所領
領国割り(論功恩賞)改訂版
豊臣家:佐渡・越前・若狭・美濃・三河・飛騨・山城・伊賀・摂津・河内・和泉・紀伊・丹波・丹後・
播磨・淡路の国主で奥羽・尾張・伊勢・大和・豊後・筑前・肥前に蔵入地 500万石
その他、全国の主要鉱山と堺・博多・平戸を直轄する
     津野・龍造寺・片桐・大野に加え地方の少大名を直臣化(参加者現れるまで)
羽柴家:越中・加賀の国主 88.7万石(小早川秀秋が羽柴姓に改姓、総石高に付家老の
     小川・脇坂・朽木・赤座家を含む)
木下家:大和の内 30.9万石(但し、木下家一門での総石高)
浅野家:但馬の国主 11.9万石
毛利家:伯耆・出雲・岩見・隠岐・備中・備後・安芸・周防・長門・豊前の国主 190.1万石
小早川家:筑前の国主 43.8万石(小早川秀包が当主、博多5万石削除済み)
安国寺家:因幡の国主 11万石
上杉家:陸前・羽前・越後の国主で伊豆に飛び地(1万石) 183.6万石
(但し、40万石は直江領として)
宇喜多家 :武蔵・上野の国主 125.1万石
堀尾家:上総の内 13.8万石(宇喜多寄騎)
生駒家:上総の内 12.3万石(宇喜多寄騎)
中村家:上総の内 11.8万石(宇喜多寄騎)
前田家:陸中の内 50万石


3 ◆zAnbFVoD9M :03/09/07 21:04
佐竹家:下野半国・常陸の国主 82万石
岩城家:下野半国 21万石
石田家:近江の国主で伊豆に飛び地(1万石) 81.4万石
島津家:日向・薩摩・大隅の国主 74.1万石
小西家:肥後の国主 55.8万石
長曽我部家:阿波・土佐の国主 49.8万石
鍋島家:肥前の国主 46.4万石(平戸5万石削除済み)
大谷家:美作の内・備前の国主 40.3万石
平塚家:讃岐の国主 15.7万石
戸田家:美作の内 6万石
加藤家:下総の国主 37.3万石
増田家:伊予の国主 35.9万石
秋田家:羽後の内 30万石
筒井家:北伊勢 29.3万石
九鬼家:志摩・南伊勢の内 12.2万石
氏家家:南伊勢の内 10万石
織田家:南尾張 30.3万石
4 ◆zAnbFVoD9M :03/09/07 21:04
立花家:筑後の国主 28.2万石
真田家:信濃の内 27.6万石
石河家:南信濃 27.1万石(一族含む)
丹羽家:遠江の国主 26.8万石
田中家:甲斐の国主 23.5万石
宮部家:豊後の内 21万石
長束家:能登の国主 21万石
蜂須賀家:相模の国主 20.4万石
前田家:駿河の国主 16.1万石(前田玄以)
最上家:陸後の内 15万石
大友家:豊後の内 10万石
里見家:安房の国主 7.3万石
松平家:伊豆の内 5.1万石(松平秀康)
宗家:壱岐・対馬の国主 3.3万石
5前三州刺史 ◆JJi5gOTcvk :03/09/07 21:08
新スレ乙です。
6 ◆zAnbFVoD9M :03/09/07 21:09
現在のコテハン
  石田三成
  上杉景勝
  宇喜多秀家
  毛利秀元
  小早川秀秋&4将(朽木・赤座・小川・脇坂)
  帝(後陽成)
  佐竹義宣
  島津忠恒
  長曽我部盛親
  前田利政
  真田昌幸&石河
  松平秀康
  小西行長
7前三州刺史 ◆JJi5gOTcvk :03/09/07 21:19
参考までに・・

【諸侯家臣団一覧】

<加賀豊臣家(関白家)>

主君    羽柴(豊臣)秀秋 関白として大坂在住。神輿。
宿老筆頭 松野重元      太閤直々の秀秋付家老。実質的支配。
付家老   脇坂安治      四将の筆頭。加賀で政務。
付家老   小川祐忠      四将。加賀で軍務。
付家老   朽木元綱      四将。越中で政務。
付家老   赤座直保      四将。越中で軍務。
重臣     恵利暢尭      松野配下。関ヶ原で京極高知を討ち取る。
重臣     草刈重継      松野配下。
登用     板倉勝重 伊奈忠次 沼田祐光 服部康成 塙直之
       森岡信元 御子神吉明 初鹿野昌次 北畠慶好 北畠昌教

<宇喜多家>
新規採用:戸川肥後守・花房志摩守・岡越前守(以上は帰参)、
岩見重太郎・鈴木重朝・北条氏勝・大道寺直次・風魔一党

<筒井家>
古田織部


8九鬼 ◆z3xW6uSKFc :03/09/07 21:20
 Σ(゚д゚lll)ガーン  

9 ◆zAnbFVoD9M :03/09/07 21:23
 コテハン追加

  九鬼嘉隆
  織田秀信

ホスイ大名の中の人
  
  大谷吉継 増田長盛 長束正家

<織田中納言(秀信)家> 居城清洲城

【戦後の新家臣団】
木造大膳亮具正…大坂付惣家老。折衝担当。二万五千石
百々越前守綱家…国家老筆頭、政務担当。二万石
大崎玄蕃長行…軍務担当。八千石
堀監物直政…一万石

本多政重…三千石で客将待遇。保守母衣衆。
塩川兼満…財務担当、二千石。
他、織田有楽、津田昌澄、池田由之・元信

<長曽我部家>
家老 中内一友 桑名吉成
若年寄 宮地吉久(庶政) 横山友隆(軍務)
奉行衆 久万次郎 豊永藤五郎 山内三郎左衛門 野中親孝
浦戸城 本城 水軍 菅達長
安芸城 香宗我部親和 姫倉城 姫倉親幸 中村城 桑名吉成 窪川城 中島重房

阿波
阿波惣軍代 佐竹親直
阿波総目付 吉田康俊
徳島城 佐竹親直 一宮城 吉田康俊 脇城 池内真武 岡崎城 池左近吾衛門 
富岡城 中山田秦吉 大西城 吉田政重 仁宇谷城 宿毛甚左衛門
<大友家>
志賀親次・吉弘統幸・田原紹忍
11長曾我部盛親:03/09/07 21:35
とりあえず乙
<佐竹家>
佐々十竹・安積澹泊・鵜狩八兵衛・実山文之進・柳生?

<毛利家>
京都残留 小幡勘兵衛
隠密支配 内藤勘解由
小早川元包後継 小早川元倶
柳生?

<宇喜多家追加>
薄田兼相
<長曽我部家追加>
稲葉正成・戸波親清・島崎利明・依光蔵進・森弥五郎
<筒井追加>
筒井定次(順定父・前当主)官位:左近衛中将 羽柴伊勢中将
      筒井定慶(一門・定次義弟)伊勢神戸城主
      中坊秀祐 身分:筆頭家老
      松倉重政 身分:伊勢亀山城主
      井戸覚弘 身分:伊勢桑名城主
      古田織部 身分:客将
      小堀秀一 身分:順定近臣
      松本秀持 身分:筒井家御用商人「角屋」主
<真田家>
上田城代・矢沢但馬守頼康
海津上城・滝川三九郎一積

<松平家>
執政・本多富正
家老・山川朝貞/岡見治広/高屋越後/長谷部采女
侍大将・西尾仁左衛門/中村主水(御先手組頭)

漏れがありましたら申告をおながいします
14いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/07 22:04
真田と石河は別にございます。
15真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/07 22:20
〈真田家補足、訂正〉
上田城代・筆頭家老 矢沢但馬守頼康  海津城代 滝川三九郎一積
大阪屋敷 真田左衛門佐幸村      一門筆頭 真田隠岐守信尹
蟄居中  真田伊豆守信幸       家老   小山田壱岐守信誠
家老   河原右京介家綱       忍者頭領 出浦対馬守盛清
他    真田草の者・戸隠忍者多数
16島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/07 22:51
>宰相殿
会議が開催されるという事なら、帰国ネタは無効でお願いします。
尚、上杉に挨拶したのも、会議終了後という事で。

【当主と先代の居城】
島津忠恒・・・薩摩内城
島津惟新・・・大隅加治木城
島津龍伯・・・大隅国分城

忠恒は近々内城から転居する予定。

【支藩の所領】
島津豊久・・・日向佐土原・延岡・財部10万石
島津常久・・・薩摩出水5万石

以上2家は島津家の寄騎扱いの半独立大名。
島津常久は島津歳久の養子忠隣の子。薩州島津家の出身ということで出水に封地。

【その他主な家臣】
島津忠長・・・日向都城4万石
伊集院某・・・薩摩宮之城1万石
新納忠元・・・薩摩大口地頭
山田有栄・・・日向松尾地頭
樺山久高・・・薩摩指宿・山川地頭
種子島久時・・種子島

一門衆・島津忠長に伊集院旧領のうち4万石を給付。
家系の途絶えた伊集院家に当主忠恒の縁故とされるという者が入って宮之城を支配(未実施)。
延岡は豊久の所領だが、豊後の国境近くの松尾城には本家より山田有栄が在城。
簡潔に言えば、肥後国境に常久・新納勢が、豊後国境に豊久・山田勢が居るということです。
指宿・山川にいる樺山久高は島津水軍の棟梁という設定w。
スレ乙です

っていうか、コテハソに漏れが入ってない・・・
(´・ω・`)ショボーン
18始皇帝の(略:03/09/07 23:01
>島津公
正直、大坂から帰ったかと思った。
西国筋は、九州次第なんでよろしゅう。
(五十万石しかないし当家。)

まあ、おそらく貴家は傍観でしょうが(苦笑
19島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/07 23:07
会議が開催されるなら帰る理由ないんで。
とりあえず会議では毛利に味方すると約束したので、まあぼちぼちと。
>五十万石しかないし当家
それを言ったら島津の実高はもっと低いw
20始皇帝の(略:03/09/07 23:12
まあ、こっちでいいのか解らんが…
唐入り負担を考えてない方々に、
「戦は出来ネーよw」

だから帰りましたんで…
(その割りに突っ込みネタを用意するのが、性やんw)
21上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/07 23:12
先に向こう潰したい気マウンテンなんだが
22織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/07 23:16
【大坂・織田屋敷】
秀信「行くか・・・」

(20名ほど供回りを連れて登城。家老木造・堀、本多正重が同行)

自領へ密書
「茶会をするにも予には大坂の水は合わぬ。やはり山科かの 秀信」
23特別侍従:03/09/07 23:18
新スレ乙!
毛利は後藤又兵衛と母里太兵衛追加ね

岩見殿石河との面談はようしなされ!
レスさぼるからもれるんじゃw
24島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/07 23:20
>唐入り負担を考えてない方々に
ドリーミングなスレだからそんなものは何とでもなる・・・はず。
仮に戦になってもうちには多分関係なさそうだから大丈夫w
25太閤:03/09/08 01:29
新規参加者募集にございます
26特別侍従:03/09/08 03:11
新規参加者募集でございます

詳細は>>1 にて
27無名武将@お腹せっぷく:03/09/08 08:11
(  ^▽^)<人間て悲しいね
28無名武将@お腹せっぷく:03/09/08 08:36
29真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/08 17:57
【大坂城大手門前】

会議の開催を知り領国への途上より真田昌幸が戻ってきた。
昌幸「源二郎、待たせたな」
幸村「…父上、そこの者達は草の者ではありませぬか」
昌幸「対馬」
盛清「はっ…」
幸村「対馬をお側に置かれるとは、会議の内情をそう考えられましたか…」
昌幸「頼みの上杉殿も宇喜多公と同調し、毛利との戦は回避できぬ…
   故に対馬と草の者を招集し、急ぎ帰って参ったのじゃ」
幸村「戦は避けられませぬか………」
昌幸「やむを得まい」
幸村「………」
昌幸「わしは会議に出て、時間をかせぐ
   その間に城下の軍勢が戦を始めぬよう頼むぞ」
幸村「われら決死の覚悟で暴発を防ぎまする
   父上も豊家同士が戦う愚を説き説得してくだされ」
盛清「恐れながら、坊主殿の用意は整っております
   この策ならば失敗いたしても時間がかせげるかと…」
昌幸「わしは一時屋敷へ帰る。明日の会議は見物となろう…」

【真田昌幸が大坂に到着し、会議出席の準備が整いました】
【幸村の指揮下の兵が300(内100名は草の者)になり塗料を具足に塗り、
 赤備となりました】

前スレが容量オーバーのためこちら書き込みます。
30真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/08 18:14
【大坂真田屋敷】

昌幸「対馬…」
盛清「お側におりまする…」
昌幸「わかっておるな、最悪の場合には源二郎に死んでもらう」
盛清「…出来ることならば助けたいものですな…」
昌幸「この世が再び乱世に戻るは悲しき者ものじゃのう、対馬…」
盛清「………」
昌幸「乱が避けられぬとあらば…」
盛清「分かっておりまする」
昌幸「頼むぞ、対馬…」
31石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/08 19:46
新すれお疲れに御座る。


宇喜多屋敷の中村主水(兄)、弟の三与松を呼んで
「皆寝静まったか」
三与松「はい、皆眠りました」
主水「大給を呼べ。」
起きてきた大給残八郎「ふぁー、組頭様、なんでございますか」
主水「そちはこれより京の茶屋次郎四郎へ参れ、明日は11人で宇喜多様を守る」
大給「しかし・・京の茶屋で選び出したときに皆と決死の覚悟を誓い合いました
   今更仲間との近いに背いては、松平の血が泣きまする」
主水「心得違いをするな。そちは若く、妻子も無い。
更に傍流とは申せ松平四代親忠公の末裔じゃ。決死隊11人は皆40以上、
半寿を過ぎた者ばかりじゃ。生き延びよ。生きて茶屋の長谷部殿に復命するのも
立派な仕事じゃぞ」
大給「・・(泣いている)」
主水「泣くな、泣くな、まだわしらも死ぬとは決まって居らぬぞ・・」

【大給残八郎が京へ向かいました】
33特別侍従:03/09/08 20:58
新スレ乙
34宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/08 21:03
新スレ乙かれです〜
35いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/08 21:04
【石河宗林】
関白殿下に書状

秀頼様、諸侯会議初日に驚き、出るのはいやじゃとおおせ。
豊臣家、現在の氏の長者は関白殿下にございます。
二の丸御殿にて、関白殿下の御前にて諸侯会議を行うよう提案いたします。
後日、結果のみ、関白様の使者よりお伝えいただくように手配をお願いいたします。
36島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/08 22:23
【大坂】
【島津屋敷】

会議終了後、九州諸将集合して宴会中。面子は九州地栄えの島津忠恒、鍋島勝茂、立花宗茂。
(尚、宇喜多家の屋敷を囲んでいたのは立花弟です。)
この三大名は朝鮮出兵の戦友でもある。

忠恒「ははは、貴殿の九州探題に上杉殿は大変な怒りようであった。
   栄転の筈が、とんだ災難に巻き込まれましたな。」
鍋島「やめて下され。毛利殿に頂いた書状は既に関白様にお返し致しておる。
   やっかい事に首を突っ込むのは御免でござるよ。」
忠恒「それが正解じゃ。大老同士の諍いなど好きにやらせておけば良かろうて。」
鍋島「うむ。ようやっと乱世も終わったと思っておったのに。
   おや、立花殿。そのような怖い顔をしてどうなされた。」
立花「大老同士が無用の諍いを続け、盟主たる関白殿は会議にも姿を現さぬ。
   太閤殿下の死より僅か三年たらず…内府を討てば世も治まるかと思えばこそ
   治部殿の旗の元で戦ったというのに、これでは何も変わっておらぬ!」
鍋島「・・・。(あちゃあ、また始まったよ。立花殿は酔うといつも説教始めるんだよなあ)」
立花「このような情勢をただ眺めておることしか出来ぬわが身の無力さが歯がゆい。
   貴殿らは豊家の臣としてこのような状況に心を痛めはせぬのか?」
鍋島「いや、そりゃもちろん考えてますよ(自領が無事なら豊臣なんてどうなろうが・・・w)」
忠恒「立花殿、どのように崇高な理念を持ったとて、人には出来ることと出来ないことがござる。
   出来もしない事に悩んで心を痛めるよりは、自分の今出来る事に専念した方が宜しい。」
立花「島津殿、では我らの今出来る事とは何か?」
忠恒「こうして上手い酒をたらふく飲むことにござるよ、ははは。」
立花「真面目に聞いた私が馬鹿だった!!」
忠恒「そんな事言わずに立花殿もほれ、飲みなされ。」
立花「芋焼酎は嫌いじゃ!!」

【風雲急を告げる本州の諸将と正反対に九州の大名はマターリしています】
37島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/08 22:25
立花、鍋島はただの話相手ですのでご安心を。
ただ、彼らが悪の道に手を染めないように説得する事はあるかもしれませんがw
38上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/08 22:38
(初日終了後・島津屋敷)

上杉景勝がぶらりと屋敷を訪れる。

上杉景勝と申す。島津公に会いたい。

(島津公、ワシもまったりさせてくれw)
島津公、鍋島勝茂は国許ですぞ大坂にいるのは当主の直茂です。
40佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/08 22:46
諸侯会議初日の状況を傍観しつつ、石河の会議中断の提案を受けた後
「馬鹿馬鹿しい」と一言漏らした義宣。
  上杉との激論で頭に血の上る秀元が耳ざとく聞きつけ
秀元「右京大夫殿?豊家の明日を決める神聖な会議を馬鹿馬鹿しいとは
何事?」と怒鳴りつけた。
義宣「馬鹿馬鹿しいから馬鹿馬鹿しいと申したまで・・謙信気取りの
馬鹿と天下の宰相気取りの馬鹿の口喧嘩など聞くには堪えぬと申したのだ」
秀元「なんじゃと仮にも豊家の大老職に向かい何たる暴言」
義宣きっと秀元と景勝を睨み付け
「秀元殿そなた誰の許しを得て大老気取りをしておる。
そなたの大老就任など正式には発布されて折るまい。
勝手に輝元殿の大老禅譲を僭称しただけだぞ。会議の主催を
なさりたいなら関白殿下と秀頼様の許しを得て新規大老として
の挨拶を諸侯にするのが筋だろうが」一喝します。
41長曾我部盛親:03/09/08 22:52
【土佐浦戸城】

大坂から、盛親の命を伝える書状が届く。
筆頭家老、中内一友は困惑した。
宮地「ご家老。なんと。」
中内「うーむ。伊予国境の兵を減らせとの指示じゃ。」
宮地「うむむ。確かに増田殿との喧嘩はありえないが…」
横山「くくく。」
中内「横山、何が可笑しい?」
横山「大坂では、どうやら戦が始まるかもしれませぬな。」
中内「…なるほど。大毛利に面する反毛利派で狙われやすいのは、増田殿か。」
横山「毛利家としては、伊予は庭でございますからな。」
宮地「ふむー。しかし、それでは…」
横山「伊予という餌、あえて虎の前に投げてみるおつもりのようで。」
中内「両面狙いの釣りか。いずれにしろ、桑名には警戒させよう。」

【長曾我部家、伊予国境の兵を減。】
42上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/08 22:52
わしは大老僭称男を一喝しただけなんだがな。

あれ以外に既成事実化をとめる手があるか?
43佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/08 23:02
義宣「景勝殿もそうじゃ。馬鹿の一つ覚えの大声で一喝すれば
すむ問題ではなかろうが。秀元に一喝して頂くは関白殿下で
在らせられるのが本筋。貴公関白殿下を差し置いて毛利を
弾劾できる立場か?仮にも大老なら自らの面子より豊家の面子を
立てて自重されるのが本当であろうがーっ」
景勝「・・・・・・・・・・・・・」
義宣「宇喜多殿。貴公に剣呑な噂あり。豊家の天下を預かる大老
足るものよもや妙な戦仕度はなかろうが・・・火のないところに
煙は立たずと申しますぞ。
 毛利、上杉、宇喜多どいつもこいつもそろいもそろって・・
大老は豊家を専断できる立場か?
某は関白殿下と秀頼のご出席を賜らない会議なんぞ認めんぞ。」
秀元「そなた当家に喧嘩を売っておるのか?」
義宣「毛利にではない上杉と宇喜多の三大老にじゃ。天下を壟断せし
三馬鹿に指図されるいわれはないわ」
肩を怒らせ退室
44島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/08 23:04
>>39
鍋島家は島津家のように微妙な内情がある大名家です。
本来の当主は龍造寺高房。その執政が鍋島直茂。
ちなみに関ヶ原に出陣したのは高房と勝茂。
つーことで一概に当主が誰とは言えないんです。
それに勝茂は忠恒と似たような立場なので話相手にも丁度いい。
ま、諸侯会議ということで勝茂もいつの間にか上洛していたという事で。
つーか直茂だと親しげに喋れないしw
45毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/08 23:05
>>40 ふむさすがはどちらつかずの右京大夫どのよな
私は大老の亡き輝元殿から大老蜀を譲られ、それは正式な大老である
輝元卿が手続きをしたこと。
会議の開催は半年以上前から決まっておるわけで、いまさら上辺だけの
去勢はやめなされ。
貴殿は豊家・そして先の役で総大将を勤めた輝元公までもを侮辱したのじゃ

挨拶をしようにも 貴殿のような不埒者がさわいでおってはおちおち
挨拶もできぬわ

諸侯「たしかに」

【いきなりいきり立った佐竹公を諸侯は冷ややかな目で見ております】
46佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/08 23:06
テワケデ・・三大老にいちゃもんつけまあす。ww
よろしく反応よろ。
 それといつの間にか新スレ乙
島津殿へ
このスレでは直茂がずっこく立ち回って鍋島家が肥前で
独立大名になってるんです。

勝茂上洛の件は了解です、よろしくね。
48毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/08 23:10
>>44 たしか肥前は正式に鍋島が国主として認められ
龍造寺は豊家の直臣として捨て扶持あたえられたと思います

49毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/08 23:12
【初日の会議を終わり】

毛利秀元「あんなもので良いか?】
後藤又兵衛「まずは・・」

【秀元 またーり 関白殿下登場待ち】
50佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/08 23:14
「毛利殿。日和見仲間の輝元を馬鹿にして何が悪い。
不埒者ww大いに結構。毛利殿佐竹征伐の軍を水戸で
お待ちしておる。そなたに本当の武家の在り方を
おみせして進ぜよう。」
冷ややかな諸侯をひとにらみし
「徳川の暴挙、毛利の専断を阻止できなかった日和見
ども毛利の征伐軍に加わって束になってかかって来い。
www」
51上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/08 23:16
毛利が大老であるわけないのはわしも同感じゃが、
勝手にこやつが会議を始めたときに、どうやって顔を立てる?
関白殿下不在の隙をつくこやつの策が読めぬのか?

おぬしは大日本史とやらをさっさと編纂しておれ

っと上杉は冷静に諭しました。「どうやら一喝は怒り爆発というより策だったようだ」と佐竹公が考え直したかどうかは
歴史の謎らしい。
52島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/08 23:16
今後は九州連合として色々絡んでいきたいんで、鍋島、立花さん役を募集。
もちろん鍋島役は宇喜多殿でも構わないが。
現在、余りに孤独な島津公なのであった。絡み相手がいないと寂しい。

>>38
飲み屋で上司の愚痴をネタに同僚と酒を飲んでたら
その上司が飲み屋に現れて何故か同席するハメに。
そういう上司に限って「今日は上司とか関係ないから。楽しく飲むぞー」
とか言っちゃって。おまえがいたら、楽しく酒が飲めるかっての。
と、そんな感じの島津公。大老がぶらっと来るなよ、ぶらっとw
53佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/08 23:16
屋敷で家臣相手に「ふん。毛利への焼き討ちの準備にかかれ」
「なんですと?」
「佐竹一門の総力と意地をかけて毛利に一勝負しかけてくれるわ」
54上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/08 23:19
>52
それを厚顔無恥を装ってわざとやるのも策ってやつなわけでw

上杉「おらんのか?」
衛兵「あんた本当に上杉?普通ぶらっとくるか?」
上杉「・・・図星だ・・・」(内府の真似は難しいのお・・・)
55真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/08 23:24
【石河家大坂屋敷】

宗林が会議一日目の荒れようを一人嘆いていると
突如つむじ風が起き、風の中から老齢の男が現れた。
盛清「突然の参上、平に御容赦…」
宗林「何者じゃ!」
盛清「某は真田安房守様麾下の忍び、出浦対馬と申す」
宗林「真田殿の忍びとな、このように現れるとは内密の用であるな?」
盛清「左様…わが主よりの伝言にござる…
   石河家は中立を守られ、
   会議を出来るだけ長引かせて頂きたいとのこと…」
宗林「中立は分かるが、長引かせるとはいったい?」
盛清「騒動が起きたとき、秀頼様直臣と本丸城門を守る真田家が
   秀頼様をお助けせねばなりませぬ」
宗林「当然ではないか」
盛清「その混乱に乗じて戦を避ける策がわが殿にござる…。
   …ご返答は如何に?」
56 ◆zAnbFVoD9M :03/09/08 23:26
一応前スレにて大坂城に入ってるんやけど・・・(前スレ>>950
そんなに影が薄いのか?入ってるのに誰も呼びにいかんのか?
・・・・・いやいいけどさw

【大坂会議】

静かに鎮座する関白秀秋。左右には松野と恵利が控え、後ろには凄腕の剣客
らしき男が座る。
会議の流れを静かに見続ける。上杉が恫喝し、佐竹が無様なこの体たらくに怒り
心頭で去ろうとしている。
ゆっくりと秀秋の口が開かれる。

秀秋  「まず最初に言っておきたいことがある」

静まる一同。

57佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/08 23:27
 そこへ上杉景勝が訪れ義宣を諭します
「承知しました。某どっちつかずといわれては
立つ瀬はない。ですが上杉公貴殿にすべて一任し
ましょう。
その代わり、万一毛利征伐の軍を起すさいに先方
は某にしてくだされぜひにおたのみしますぞ  」

その翌日佐竹岩城等は大阪屋敷を空にし帰国準備に
かかります。

 
58 ◆zAnbFVoD9M :03/09/08 23:29
>>56続き

秀秋  「わしは確かに病に冒され不自由しておる。女子も抱けぬし粥も砂のように
     しか感じぬ。かといって酒も不味い。手首は童子より細うなった」

そこで眼を見開く。

秀秋  「だがこの秀秋、家臣に振り回されてもいなければ、発狂するほど頭を使って
     おるわけでもない。秀元とやらがわしを人形か何かと思っておるなら考え直す
     ほうがいいだろう」
秀秋  「豊臣の行く末を守るのが関白の勤め、それは理解しておるつもりだ。豊臣の
     権威、政は守らねばならぬ」

そして怒号に変わる。

秀秋  「豊臣も関白も無視しての九州探題の設置をわしが認めるわけが無かろうが!
     阿呆でも程がある!大体毛利に大恩あれど秀元とやらを大老と認めるなどと
     豊臣が明確な文でも書いたか!?職制を決めるは中央豊臣の職務、大老の
     血族が決めるのではない!身の程を知れ!」

59 ◆zAnbFVoD9M :03/09/08 23:33
>>58続き

静かに秀秋は眼を閉じ、続ける。

秀秋   「・・・毛利秀元とやら。豊臣宗家名代、そして関白として命じる。武士ならば
      潔く、腹を斬れ」

広間にどよめきが広がる。
60毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/08 23:39
>>58 を受け秀元は静かに語りはじめる

 まあそう熱くならずに、お体にさわりますぞ。
しかしながら関白殿下は何か勘違いをしておられる。
貴家はたしかに秀頼様後見役となりましたが、正式な政務をとるべき
職ではございませぬ。
政務を取るべきは大老にて、大老筆頭たる輝元殿がその権限を持って
それがしに大老職を譲られた。
探題職うんぬんは、他の大老同様の職権を用いたまでで、暫定的な
ものである。それらを正式に決めるがこたびの会議ではなかろうか?

当家は正式な手続きを踏んでおり、政務に関係のない貴家があれこれ
いうことが間違い。
ましてや松野某などが政務に口を出すなど言語道断でございます。
61石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/08 23:41
>>55
ワシは基本が本丸詰めじゃ。
そして、本丸には忍びも入れぬ。

なので、大坂屋敷の家臣に伝えたという前提といたしてくれ。

リアル独り言『あなた騙されてますよ』ふーむ、トラップを踏んだか(w

会議にて
過去、小早川様が亡くなられた時、前田様が亡くなられた時。大老職を譲ったというような前例はありませぬ。
豊家の臣として、毛利様の大老職、賛成いたしかねます。
62島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/08 23:41
【島津屋敷】

未だ宴会中。もはやくんずほぐれつ何が何だか・・・。
と、そこへ家臣があらわれる。

家臣「殿・・・」
忠恒「んー?なんじゃぁー?」
家臣「あの、客人です・・」

そこに居たのは額に青筋を浮かべ仁王立ちの上杉景勝。

忠恒「ぶっ(酒を噴き出す)」
鍋島「あの、上杉殿、此度は何様で・・・?」
上杉「貴殿らと酒が飲みたい。宜しいかな。」

言うなり返答も聞かず、勝手に座り酒を飲み始める景勝。

鍋島「島津殿、それがしちと急用を思い出した!それでは・・・」
忠恒「あっ、こらっ!そういえば立花殿は・・・?」
立花「ぐーぐーぐー(熟睡中)」
忠恒「・・・。」
上杉「どうした?貴殿も飲まれよ。この芋焼酎上手いぞ。」
忠恒「(つーか、おまえそれ俺の酒だろ・・・)」

【何故か宴会に上杉景勝が加った模様】
中村主水「宇喜多様がお呼びじゃ、ちと行って来る・・
(帰ってきて)供は三名と定められた故、わしらは供せずともよい、
ソレより明日は、わしが殿の名代として諸侯会議に出ることの方が
よかろうとの仰せじゃった、ありがたいことじゃ・・」
中村三与松「兄者が名代か。流石だな兄者」
主水「・・・そう喜んではおられぬのだぞ。諸侯会議での発言をこれから
考えねばならぬ、武人のわしには頭が回らぬ、三与松なんぞよい智慧はないか」
三与松「そういうことなら、燕仁兵衛を呼べ。あやつは本姓津金、燕はあだなじゃ。
仁兵衛と申し、行商人になる前は武田に使えていたのじゃ、
この手のことには詳しかろう」
燕仁兵衛「お呼びですか組頭」
主水「これこれしかじかじゃ。何か良い智慧はないか」
仁兵衛「それでは、このようになさりませ」

1,当家はあくまで関白様に従う。
2,毛利秀元の独断の罪は重い。当分領国にて謹慎して戴く。
  謹慎が解けて後、大老の沙汰あるも可。
3,宇喜多様に謀叛の疑いはない。そのことは当家が保証する。
4,当家伊豆韮山に築城の許可。
5,伊豆の石田領飛び地1万石の管理をお任せ願いたい。無論報酬はいらぬ。
6,当家はただ今無官であるから、従五位下三河守へ復位をお願いしたい。
  なお京大坂に屋敷地も賜りたい。

仁兵衛「発言の機会があるまで黙っていればようござる。機会を求められればいえば
よかろうと存ずる。」
64毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/08 23:49
>>59 どうやら病が重いようですな、錯乱しておられる。

先程もいったように、私は正式な手続きを踏んでおります。
豊家の秩序を乱しておるのは貴家ではございませぬか?
貴家は豊家を後見する役目はあっても天下の仕置きをする
権限はありませぬぞ。

それと石河とやらくだらぬ先例などだしてしゃしゃりでるでない
65 ◆zAnbFVoD9M :03/09/08 23:50
>>60

ふっと嘲笑じみた笑みを浮かべる秀秋。

勘違いをしておるは毛利のほうだ。言ったはずだ、わしは狂ってなどおらんと。で、
松野某が政務を口に出すなというのはどういうことだ。病に冒されたわしのかわり
に政務を代行しておる男が松野主馬だ。この男は亡き太閤様が直々にわしに下さ
れたわしの代理人ぞ。太閤様の意向を無視するか、愉快なことよな。

さらに言うぞ。秀元とやら、お前に大老の肩書きはない。この時点でここにたてる
わけがないな。大老が決めるというなら上杉様と宇喜多様がおる。この二人が決
めれば良い。豊臣が大老の名を許したのは毛利輝元公であって秀元おまえでは
ない。普通ならここにたどり着く前に七手組に斬られて首をさらされておるはずだ
が。輝元公の血族ゆえ武士として死なせようと思っておるのだ。さ、解ったらとっと
と腹を召せ。
66上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/08 23:51
上杉「さすがは島津公。いける口じゃの」
島津「ですな(なにさまのつもりだTT)
上杉「わしは笑ったことがない。貴公わしを笑わせてくれんか?」
会議の席にて中村、もぐもぐと口を開く

「拙者は・・松平二郎三郎名代中村主水輝康と申すもの・・
毛利殿は・・独断の罪は重い。しかしながら・・先代殿の功績も
多大でござれば・・当分領国にて謹慎して戴くが、この場は適当かと・・」
68宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/08 23:55
二日目なら当家も登城してますな

関白秀秋殿と(自称)大老秀元の息詰まる論戦
固唾を飲んで見守る秀家
69毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/08 23:59
おかしなことをいわれますな
松野に政務をともうされるが、そもそも貴家に政務をとられる
資格はございませぬ。
貴家が認めなくても輝元公が正式に認めららたものをなんで上杉公や
宇喜多公の許可がいりますのか?
松尾山ではずいぶんとふるえておられた殿下にしては勇ましいことですが
私にととやかく言う前に、無断で帰国した松平や勝手に街道封鎖をし、あわや
戦かという騒ぎで民への豊家威信をきずつけた宇喜多公の処分はいかにされる
おつもりで?
70真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 00:00
宇喜多殿同様、当家も本筋の会議に出席できますな。

昌幸は醒めた目で会議の行方を見守り、
紛糾する会議のどの場所でより効果的に策を使うか考えていた。
71上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 00:01
上杉は宿酔でボーっとしていたらしい
72佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 00:03
”ふん・・南宮山で空弁当を食べておられた御仁が勇ましいことを
日和見にかけては関白殿下も当家も毛利には勝てぬわ”
と内心思っています。
73上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 00:06
なおもボーっとしてます。
横目で島津公を見ます。
ぴんぴんしているのに嫉妬してます。
上杉「・・・(芋焼酎は翌朝に残らんと島津公が言っておったがあれは嘘か・・・図られた
74 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 00:07
>>69

当然いるに決まっておるだろうが。大老の職制は世襲ではないぞ?何度も
いうが職制を決めるのは豊臣の仕事だ。父親が認めたといって、あるいは
それが認めたといってどこの馬の骨ともわからん男に大老の名を与える
訳がなかろう。それこそ独断であり、天下乱れる元になる。

何事においてもお上が決めること。勝手に決めた、では国にならんだろう?
さ、わかりやすく説明までしてやったのだ。納得して腹斬れ。
時間軸で重太郎だけが浮いてる・・・

>宇喜多殿
薄田もおります
まあ宇喜多屋敷の留守番でしょう、てかこの男が一番頼りになったりしてw
中村、なおもモゴモゴとしゃべり続ける
「・・・松平は・・無断で帰国してはおらぬ・・謹慎中で国許におっただけじゃ・・
それが証拠に・・ここに関白様へお出しした書状もござる・・」

(前スレ>>914参照)

関白殿下
当松平家は現在当主が伊豆国に居ります。先の書状を拝見しますと、
領国に帰るには許可が必要とのことであります故、とりあえず在国の許可を
いただけませぬか?なお、在国が許されないと言うことで有れば急ぎ上方へ
参る所存でございます。当家は決して異心を抱いているわけではないということを
ご理解下さい。 秀康花押

「毛利のような・・不届き者とは違う。勝手なことをこれ以上申されるので
あれば・・致し方ない・・関白様御上意を以て、この主水・・成敗つかまつる・・」
77島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 00:14
>>62続き】

微妙な空気のまま無言で酒を飲む二人。
言葉もないまま、ただ酒を注ぐ音だけ室内に響く。

上杉「・・・ときに、島津殿。」
忠恒「何でしょう(うわっ喋った)。」
上杉「・・・ワシは普通にしておるつもりなのに、何故か皆に恐れられてしまうのが悩みの種でな・・・」
忠恒「はあ。」
上杉「会議の時の一喝、あれも相当怖かったと見えて諸侯目をまぁるくしておった。
   ワシはちょっと大声出しただけのつもりなのに・・・」
立花「ガバッ!!」

大の字で寝ていた立花宗茂、唐突に起き上がる。

立花「この世に道雪様の雷より怖いものなどない!!
   ・・・ドサッ。」
忠恒「寝言・・・?」
上杉「・・・。」
78石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 00:15
少々早送りで。

お君が知り合た商人(泰造)は輝元の死亡は本当らしいと話した。
そしてお君は三成と商人を合わせた。
三成の遭難のうわさも知っていた商人は驚いたが、
三成より「大坂まで運んでくれぬか?」との申し出に喜んで船を出した。

大坂では会議の最中であるらしいが三成は知らない。
三成の乗せた船が淀川をさかのぼり、大阪城の見えるところまで来た。

※新蔵との宿での会話は後日で、新蔵は大坂に共にやってきました。
三成の家臣として。
79上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 00:17
上杉「・・・・っぷ、ppp」
島津「(ニヤリ)笑いましたな」
上杉「がはははははははは」
島津「というわけで上杉公、この兜一杯の芋焼酎を一気に飲まれよ」
上杉「がははははは。ぐびぐびぐび。がはははははは」
島津「あ・は・は(こいついつか死なす)」
80島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 00:18
>>77続き】

一方、ふすまの奥で様子を伺っていた鍋島勝茂も
「親父の説教に比べたら、あんなもん屁でもないな。」などと一人で納得していた。
(その割には真っ先に酒席から退散した男)

忠恒「まあ、龍伯様に比べたらあの程度は何ていう事はござらん。
   凡百の大名は兎も角、それがしらにしてみれば格段驚くこともなかった故ご安心なされよ。」
上杉「・・・。」
忠恒「(あっ怒らせたかな。)」

上杉「うぇっうえっうえっwwwww」
忠恒「(いきなりの奇声に驚く)」

上杉「貴殿らは、お若いが中々に度胸が座っておると見える。
   酒を飲みに来た甲斐があった。楽しい酒席でござった。では失礼致す。」

来たときと同じように唐突に席を立った景勝であったが、何故か嬉しそうであった。

忠恒「・・・今の、笑い声?」

【これにて酒宴はお開き】
81上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 00:18
かぶったね。ワシの無しにしてください。島津公のほうが面白い
82石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 00:19
船に乗っている主な人物。

三成、お君、新蔵、泰造(小西家ご用達の回船問屋)
中村、言葉を継ぎながらしゃべり続ける・・一生の内で、
これほどこの口べたな男がしゃべったこともないであろう。

「輝元様のお許しとは・・初耳じゃ・・証拠はあるのか、
ないのか・・死人に口なしでいい加減なことをいうのは・・
それだけでも・・天下の仕置きをする人では・・ないの・・」
「街道封鎖のことをおっしゃるのであれば・・その前の付け家老
叩き出した話しは・・もっとひどい・・」

顔は紅潮し、目は大きく見開かれ、脇指越前則重に手が掛かり、
じりじりと毛利ににじり寄る。その姿、さながら鬼神。
84上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 00:20
>78
讃岐の港
軒猿「っちい。あと一歩だったのに・・・」
(上杉家の石田探索作戦失敗)
85小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/09 00:21
小西屋番頭 おーい、そこの船、当家の船のようじゃが、予定にはないぞ。
船頭 お侍様が、どうしても大坂にと言うて、きかんのですわ。
番頭 人助けなんぞ、一文にもならんわい、まったく。
石田が顔を見せる
番頭 ・・ ・・ ・・ ・・ へっ?
石田 早う、小西殿に知らせいっ!
番頭 へへーーーー
【会議初日の同時刻、石田三成、小西屋敷に到着】
86島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 00:26
芋焼酎飲んでる間に会議が随分進んでますなw

私見を言えば、毛利は確かに横暴だが、この金吾殿の言は更に横暴ですな。
仮にも大毛利の当主に対して諸侯居並ぶ満座で何たる仕打ちか。

・・・と立花宗茂が怒っておるのを、鍋島勝茂が横で諌めております。
かく言う島津忠恒本人は、何かいまいち無関心。
87真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 00:28
今まで沈黙していた昌幸が突如大声で怒鳴った。
昌幸「黙らっしゃい!!」
どちらに向けられた言葉かわからず関白も秀元も昌幸を睨みつけた。
ついでに景勝も驚きわれにかえった。
昌幸「御二方とも豊家を何だとお思いか!
   関白殿下も天下豊家を考えられるならば短慮はなりませぬ。
   毛利殿も今は亡き輝元の遺領を継承したと
   皆が認めたとはいえませぬな。
   そもそも今の状況を作り天下に乱の火種を植え付けた
   安国寺は未だ捕まってはおりませぬ」
諸侯「………」
昌幸「諸侯の方々はこの騒動に便乗し、何を考えておられるかは存ぜぬが、
   亡き太閤殿下が今この時をご覧になれば如何に思われるか…
   まず各家の兵の武装を解除されることをお願い致したい」
88上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 00:30
真田大音声に際して・・・
上杉「・・・(うええええ。でかい声だすな。吐き気がするわ)」
89石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 00:30
そうそう、忘れておりました。
パンパンッ 手を叩く
ドドドッと七手組の屈強な男たちが入ってくる。
全員の脇差を有無を言わさずに預かり、ドドドッと下がる。
まさに神業であった。
勝茂 「ダメッスよ宗茂殿…あんま興奮すっと奥方にチクルぞゴルァ…」
91島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 00:37
>>89
立花「これは父上の形見の短刀じゃ。気安く触れるでないわ!!」
取り上げようとした男たちを殴る宗茂。
更に凄まじい形相で男たちを睨みつける忠恒と勝茂(勝茂は何気に剣法の達人)。
やむを得ず、七手組も彼らには手をつけず引き下がった。

【立花、鍋島、島津の三将はいまだ所持】
92上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 00:38
上杉はうつらうつらしていたので、そのまま取られました。
93石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 00:40
89はなしでいいでーす。

94真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 00:41
昌幸は刀を七手組に預けた後、再び大声で怒鳴った。
昌幸「武装を解除されるや否や!!」
95石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 00:47
七手組のレスそのものを削除して下さい。すみませんでした。
存外あっけなく、中村は脇指を渡した。
「これは殿より拝領の脇指ゆえ、後で必ず返してくだされや・・」

しかし未だに毛利を睨んでいる。
97特別侍従:03/09/09 00:49
>>83 七手組の武装解除のおり、中村が脇差しに手をかけているのが
目にとまる。
たちまち、数名によって取り押さえられ、別室に連行。

毛利秀元「伊豆の秀康殿は物騒なご家来を抱えておられるな。
     ご自身は伊豆へ勝手に引っ込み、殿下 それがしを
     どうこう言う前に、このような狼藉は無視なされる
     おつもりか?」
98 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 00:52
>>94 

どうにも見当違いですな安房守殿。言わしてもらうとわしらは最初から大坂へは兵を
連れてきておるわけではないし、刀も七手組に城についたときから預けておる。武装
など最初からしておらんよ。・・・わしが斬られた際の報復の兵ならば領内で準備して
おるがな。

安房守殿。関白は最初から逃げも隠れもしとらん。穏便に此度の騒動を一人の男の
命で済まそうと思っただけに過ぎぬが。わしをけなすなら別に良い。無能で名が知れ
たわしだ、何をいっても無駄よ。

だがな、今回の豊臣宗家を無視した言動は許せんな。太閤様がお決めになった大老
職、無くなれば次の太閤が決めるが通り。次期太閤様がご幼少なれば無理に決める
必要も無い。そんなに軽いものではないのだ、大老という職はな。
99特別侍従:03/09/09 00:55
>>97 なしで
100石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 00:57
>>99
協力に感謝。
七手組はこの場に出てきていないことにして下さい。
101 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 00:58
>>97
随分と物騒な動きよな。気持ちは解るが。中村殿といったか、ここは会議の場
にて、戦場ではござらぬ。少々酷かとも思うが、あくまで口で戦いなされ。

秀元とかいったか・・・それだけ諸侯の怒りを買っておるということも理解する
べきではないかな?狼藉はいかんがそうさせようとしておるそなたの言動を
考えるのも必要だと思うが?
102 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 01:00
>>101
七手組がでてないそうなので中村殿が睨みつけてるのを見てやんわりと止めてる
感じでおながいします
上杉、おまいも大老なんだから何か言え
104毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/09 01:02
安房守殿 いつもながらその熱き義の心 いたみいる。

当家に関してはご存じのように 場外に警備の兵はいるものの
兵の数、軍備をもってしてもまったく平時のままにございます。
先に宇喜多公がそれがしを討つなどとほえておったときも、全く
相手にしておらなんだ。

当家の願いは豊家の繁栄のみ。
大老職は殿下のおっしゃるとおり、重い者だ。

先の大老・輝元公が太閤殿下より豊家の行く末を頼まれ、輝元公は
それに答えた、志半ばで倒れられ、その後をそれがしにたくされた。
みな豊家のことをおもってでございます。
その大老の重さをあろうことか関白殿下がまったくわかっておられぬが
それ菓子には情けなくて・・・

【毛利秀元 号泣】
では、>>88から再開でよろしいかな?

中村、刀から手を離し、真田の発言にうなづいている。
しゃべるのに疲れたらしく、また黙ってしまった。
ぽつりと一言。
「民が・・戦は望んでいるとは思えぬ。真田殿の申すこと・・賛成じゃ」
106おぎまる ◆JJi5gOTcvk :03/09/09 01:07
>>101

中村「確かに・・ここは戦場ではない・・失礼仕った」
もぞもぞと自らの席へ戻り、毛利殿を睨むのを止め、
もっさりとした表情で会議を眺めています。
やべ、裏のコテで書き込んでしまった。不覚。

中村の後ろに座っている津金(燕)仁兵衛、もどかしげに顔をしかめて
いる。席に戻ってきた中村に耳打ちして
「黙っていろといったはずですが。しばらく状況を見ましょうぞ」

【松平家は会議を見守っています】
108特別侍従:03/09/09 01:12
もしかして このスレは夜型が多いのか・・・・
たまたまこの二日は夜更かししているが・・・・

つらいのう・・・・

今夜は寝ます
109 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 01:14
>>104
(やれやれと諭すように)

おお良く解っておるではないか、泣くほど大老の職の重さを重要さを。だからろくに
実績も無いそなたに任せるわけに行かないのも、大老を僭称して国を乱れさせた
罪が極刑に当たるのもわかるであろう?

しつこいほど言うがそなたは大老ではない。ここで政に口出す存在ではない。
豊臣の繁栄を祈るならまず大老僭称を辞め腹を召すがいい。さすれば此度の
混乱はすぐ終わる。戦もしなくて済む。
豊家を繁栄させようというそなたならできるであろう?
110石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 01:20
【小西屋敷大坂会議初日の夕刻】
小西は三成の大坂帰還に驚き慌てて迎えに出た。
船から下り、案内されるままに小西屋敷へ入る三成。
行長「良くぞご無事で」
三成「心配かけましたな。」
小西行長より遭難の後の、情勢を聞きながら
三成「小西殿、少々疲れましてな、暫し眠らせてもらえませぬか?」
言葉を発したと同時に三成は眠りについた。

小西家より三成の無事を石田屋敷にも伝えた。しかし、石田家は
死んだように眠る三成を暫く養生させようと表ざたにはせず
深夜未明に、小西家に迎えの籠を出した。大坂に三成が入った事は
翌日の大老会議の最中に知れ渡る事になる。
111小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/09 02:38
パジェスの『日本切支丹宗門史』より

トクガ(徳川)を討ち滅ぼしたトヨトミの軍はセイグンと言われ、
あまたの大名がそれに参加していた。
セイグンの代表であるイシダ(石田)が航海において遭難したという知らせは、
セイグンを混乱に落とし入れ、モウル(毛利)とウキダ(宇喜多)、カンパク(関白)の争いを生んだ。
ドン・アウグスチノ(小西)は、ウキダの命令により、オサカ(大坂)の治安維持に奔走していた。
大坂の王城でセイグンが集まっていた日、ドン・アウグスチノはそこに行かずに屋敷で過ごした。
予定外の船がオサカ(大坂)に入った。その船はヤコボ・セウジロウ(清次郎)の船で、
そこには遭難していたイシダが乗船していた。彼は大変疲れていたが、充分に健康であった。
この日、ドン・アウグスチノは人目をはばからず、涙を流し、そして神に感謝の言葉をささげていた。
翌日より、ドン・アウグスチノの経営する商店では、神に感謝していることを表わすため、米を庶民に分け与えた。
2000人を超える人々が列をつくり、その人々に米を箱(マスのことか)で量って配り、その量は
大きな樽で百では足りないほどであった。(樽と俵を取り違えている可能性がある)
【小西行長、この日、久しぶりに安心して眠りについた】
112新蔵 ◆I.8nk3m2zM :03/09/09 08:59
しばらく来れぬ間に大変なことに…

>>823の続き

新蔵「殿、先程はいかがなさいましたか?」
三成「新蔵よ、この国に嵐が来るやもしれぬ」
新蔵「旅人の話ですか」
三成「しばしこの地で養生しようとも思ったが。お君の報告次第では出立を早めねばならぬ」

新蔵はこの時おぼろげながらに悟った。
目の前におわす御仁は関ヶ原の落ち武者ではなく、もしや西方の武将ではないかと。
もしそうなら、湯壷での三成の豹変にも合点がつく。
だが、ならば土佐の地に流れ着いていたのかという疑問は残るままだが。

三成「新蔵、ともかくいつでも出立出来る用意はしておけ」
新蔵「は」

【この後、>>78へ続く】

とりあえず当たり障り無い程度に。三成殿、ターン。
113真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 10:28
>>109
昌幸 関白殿下はまだ状況が分かっておられぬ。
   仮に毛利殿がここで腹を召すことにならば、
   家臣共が黙って見てるとは思えませぬ。
   恐れながら、この安房が天下を狙うとすれば
   この緊迫した状況の中、大坂に火を放ち混乱を拡大させ
   乱世へと戻し天下を窺いまする。

   毛利殿切腹を待つまでもなく火を放つこともできましょう。
   もしそうなった時、誰が一体どのように責任をとられるのか
   お聞きしたい!
114宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/09 11:06
回想レスです
諸侯会議初日が終わった日の夕刻、囲みを解かれた宇喜多屋敷に大坂在番や
近郊の豊家譜代小大名や大身旗本が続々と集まった。
百を越す人数が入り騒がしい大広間に桐紋の装束を着けた秀家が姿を現す。

秀家「よくぞ参られた!今日この場に集いし同志諸君に宣言する、我々は
   上様…秀頼様を戴く忠勇無双の豊臣軍である!」
旗本「おおぉ、我等は忠勇無双の豊臣侍に御座るわ!」
秀家「いわゆる、関白大老体制と呼ばれた、関ヶ原・徳川討伐後の政に偽り
   が混じった事は誰の目にも明らかである。なぜならば、政は大老の名
   を語る謀反人によって惑わされたからだ!」
譜代「まことに! 毛利の若造の専横は目に余る」
秀家「我々はいささかも政の目的を見失ってはいない。それは間もなく実証
   されるであろう。私は日々思い続けた。天下泰平を信じ、戦いの業火
   に焼かれていった者たちのことを。そして今また、あえてその火中に
   飛び入らんとする者たちのことを。」
115宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/09 11:10
続き
秀家「民草の心からの希求である天下泰平に対し、毛利はその強大な影響力を
行使して、ささやかなるその芽をつみとろうとしていた意図を証明する
に足る事実を私は存じておる。貴公達もご存じであろう、秀元めが独断
で行った京都所司代・九州探題任命の件を。この政は豊家のご威光を
無視し、ひいては豊家打倒を目的として行われたものである。
旧五大老体制に置いて禁止されし政を行った事をもってしても、呪わしき
   秀元の悪意を否定できる者がおろうか。省みよ!」

大広間に詰めた諸将が息を殺して聞き入る。
秀家「なぜ先の大乱が勃発したのかを。なぜ我らが豊臣秀頼様と共にあるのかを!
   私は刻を待った。もはや我が軍団にためらいの吐息を漏らす者はおらん。
   今、真の忠臣達の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて秀元に対し
   宣戦を布告するものである。
   仮初めの平和へのささやきに惑わされることなく、繰り返し心に聞こえて
   くる万民の希望のために…豊家に勝利を!」

皆が一斉に唱和する「うおおぉ! 豊家に勝利を! 秀頼様万歳!」
116宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/09 11:15
続き
広間に集まった諸将が秀家の若い演説に酔うのも無理は無かった、宇喜多家が
集めた諸将は普段から血の気が多い事で有名な者や世代交代で実戦を知らない
若武者達ばかりなのである。
一部の老朽な者達は大毛利との合戦で豊家が被る被害を考え、不安を憶えなくも
無かったが、若武者達や場の雰囲気に飲まれ、皆と唱和することによって昂揚を
覚えたのである。

こうして宇喜多秀家は豊家譜代小大名や旗本達の過半数を掌握することに成功した
のである。
117石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 13:54
新蔵殿。久しぶりですなw
【回想シーン】
三成と新蔵の会話が終わったところにお君が、泰造を連れて戻ってきた。
お君「殿、先ほどのお話は誠のようで御座います。丸亀城下にて
   小西家の回船問屋の番頭と知り合いまして、真偽を確かめて参りました」
三成「そうか。直ぐにでも大坂に向かわねばならぬ。」
泰造「何方かは存じ上げませぬが、もしも大坂にお向かいなされるなら
   私の船でお送りさせて頂きます。」
三成「そうか。それはありがたい」

新蔵は、会話のやり取りを黙って聞き確信した。この男(三成)は
先の関が原での西方、それも高名な武将であると。
新蔵「殿、直ぐに旅立つ支度を致しますので暫しお待ちを」
118石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 14:13
三成「泰造とやら直ぐにでも立つ故に船へご案内を」
泰造「かしこまりました」
支度のために皆が部屋を出ようとした時、三成は新蔵を呼び止めた。
三成「新蔵。お主に言わねばならぬ」
新蔵「はっ。」
三成「わしの名を聞いてもわしと共に旅立つか?」
新蔵「殿が何方であろうと何処までも殿とご一緒に」
三成は大きく息をし「・・・わしは石田三成じゃ」
新蔵「ガーン!」新蔵は脳天を打ち砕かれたような衝撃を感じた。
無言で三成の前に平伏し、言葉が出ない。
三成「新蔵、表を上げられよ。男と男の約束じゃ守れよ!」
やさしく微笑みながら新蔵に語りかけた。

まさか、自分が助けた男が石田三成であるとは思いもよらなかった。
心の中で敗将かと思い、また無礼な事も申したかもしれない。
複雑な心境のまま、旅したくを終え三成と共に船に乗り込み、大坂へ
向かった。道中の船の中でも新蔵は心の整理が付かず無口になり
殆ど誰とも話はしなかった。
三成は新蔵の複雑な心境が判り、あえてそっとしていた。
119石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 14:28
大坂に到着し、小西屋敷より石田屋敷に着いた新蔵は
正澄にお君が新蔵について話した為に部屋を与えられ、
正澄は丁重に御礼の言葉を言い褒美の品を渡した。

しかし、新蔵の心は大坂についても晴れない。三成が自分を家臣として
認めてくれるか。無礼な事があったのであれば許されるか。
考えがまとまらない。殆ど眠ることなく朝を迎えた。
やはり、殿がが目を覚ました後に拝謁し、お暇を頂く事にしよう。
新蔵は心にそう決めた。

正澄は三成無事帰還の報告のため大坂城に出向いた。
新蔵は屋敷の者に、殿がお寝覚めになられたならば知らせてくれと言い
自室にて報告を待っていた。
120石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 14:39
縁側より、庭を見ながら静かに時が過ぎる。
渡り廊下の向こうから誰かがやって来た。「殿が目覚めたか!」
綺麗な着物を着た女性であるである。部屋の前にて「失礼します」
と言い入ってきた女性はお君であった。
お君「新蔵様。殿がお目覚めになられましたよ。」
新蔵「なんとお君か。みちがえるの」
お君「正澄様から褒美の品として頂きました。似合いますか?」
照れながら新蔵に尋ねる。お君の無邪気な笑顔に少し心が和らいだ。
新蔵「とても似合ってるぞ」御世辞ではなく心からそう思った。


お君との中途半端な会話ですが新蔵殿ターン。
121島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 20:02
【大坂城】
【会議二日目】

無関心に会議の経過を眺めていた忠恒であったが
金吾秀秋の一連の口上が終わると、激昂する真田昌幸(>>113)を制して声を挙げた。

「真田殿、しばし待たれよ。私も、殿下にいくつかお聞きしたいことがある。
 そのような絵空事の話は私の話が終わってからでも良かろう。」
真田「む・・・。」

忠恒、金吾に顔を向けて曰く、

「先ほどから盛んに毛利殿の非を鳴らしておいでだが、私にはどうも合点がいきません。
 仮にも豊家の大名に対して、このような満座の席で唐突に腹を切れと仰せとは。
 殿下はいつから豊家の主宰者となったのでございましょうや。
 毛利殿に腹を切れとの仰せ、それは果たして秀頼様の御意思なのでございましょうか。」

金吾「関白たる私の意思は即ち豊家の意思ひいては秀頼様の意思である。」

「これは異な事を。豊家の意思は秀頼様の意思。それ以外の何者の意思ではないと私は思っておりましたが。
 殿下は我らと同じく秀頼様にお仕えする一諸侯、その他の何者でもございますまい。
 僭越ながら殿下のお振る舞いは殿下が盛んに非難なさる毛利殿のそれとどのような違いがございましょうや。」
122織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/09 20:11
会議がはじまってからの二日間、秀信は特に発せず。
(…毛利とは親しくねぇし、上杉に組すと監物が目の色変えるし。しかし連枝衆につけば……)
「ああ、治部が居れば‥‥」
と秀信が小さく呟いたのは隣に座っている讃岐の国主である某大名にしか聞きとられなかった。
123 ◆TytvlYFY12 :03/09/09 20:12
>>114-116
「上様万歳!!武蔵黄門様万歳!!」
広間で大唱和する旗本の中に織田信高・信貞兄弟もいた。
信高「毛利討つべし!!」
信貞「大公儀を支えるのは加賀関白様と武蔵中納言様なり!!」
すっかり秀家に呑み込まれている。
そしてもう一人、織田信長の甥にあたる男がそこにいた。

織田孫十郎頼長、蟄居している織田有楽斎の次男(嫡男)である。
関ヶ原で父を逃がすため犠牲となった兄河内守亡き後、家督を相続し、この時点で千五百石を領していた。
既に「かぶき者」として殿中で知られていた。

頼長「夜半に秀元卿の屋敷に火を放ち毛利の頭を潰しましょうぞ!」
さすがに宇喜多秀家もこの話にはスルーしたという。
124島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 20:14
>>121の続き】

忠恒の言に金吾の脇に控える松野主馬が反応した。

松野「島津殿、太閤様のご一族である殿下に対して何と言う口の聞き方か!
   無礼でござろう!!殿下は秀頼様より全権を託された御方である。
   私心により国政を壟断する毛利ずれと同一視するとは何たる不遜か。」

松野の言葉はなおも続く。

松野「そもそも関ヶ原にも自ら参上せず、僅か1500の兵しか寄越さなかった
   島津家が賢しげに秀頼様の名前を持ち出すなど言語道断。
   貴殿はどうやらこの状況が良く飲み込めていないようにござるな。」

嘲笑じみた松野の言に反応したのは忠恒本人より立花宗茂であった。

立花「貴様、陪臣風情が豊家の大名に向かって何と言う口の聞き方か!」

宗茂だけではない。その1500の中に居た一人である忠恒の横に座る豊久は
尋常成らざる形相で松野を睨みつける。言葉を発しないのは、本家に不利益を蒙るのを避けてのことであろう。
しかし、松野も豪の者。宗茂、豊久といった猛者二人の視線にも屈するところがない。
125 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 20:23
>>121

殿下をお守りするのが関白が努め。御年八歳の殿下の御意思をこの場で求めようと
いう貴殿の意見は本末転倒に思うが。
聞いても良いが殿下の毛利に対する印象は極めて悪いぞ。一度此度の暴挙をわしと
松野で病にも関わらず毛利屋敷に聞きに言ったことがある。秀頼様の質問状を持って
な。・・・この男は会おうともしなかった。病だといってそれっきりだった。馬鹿にしておる
と思わんか?
それに恐れ多くも宗家より此度の全権を任されておる。文もあるし何なら殿下・・・いや
淀様にお聞きなさるも良かろう。

宗家の負担を軽くし、且つ後の手本になるような厳罰をわしなりに考えて此度の秀元
極刑を決めた。毛利家には多大なる恩がある。だからこそ当主面した男一人の首で
おさめんとしておる。・・・これが大老家以外の大名なら即刻改易になるところだ。

松平家臣・津金仁兵衛、呆然としている中村に代わり発言。

津金「列席の諸侯様に申し上げます。松野様・立花様もしばらく、しばらく・・」
「ここは国政を論ずる場のはず。関が原の功績を争う場ではないはずです。陪臣であるから発言できぬ、
関が原でへまをしたから黙っておれ・・そんなことで争って何になりましょう」
「みなここでは平等のはずでござる。お静まりあれお二方」
127 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 20:34
>>124
・・・主馬、遠い地に僅かな友回りのみ、1500で駆けつけた島津殿を
小馬鹿にするような言動は慎め。・・・屋敷でしばらく謹慎とする。

松野   「!・・・・はは・・・(すごすごと松野退場)」

これで良いかな立花殿。あまりお怒りになるな。大名への口の聞き方は
これで詫びとさせてくれ。
128島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 20:37
む、続きの話を考えておったのだが、何だその回答は。
何の答えにもなっておらんではないか。ならば良し。

>>124の続き】

「黙れ!貴様のような陪臣ずれの軽口を許す島津家ではないわ。
 その千五百の兵はわが島津でも指折りの忠義を持った者たちである。
 道中食うものも食わず、甲冑すらも持たず、我が父の元に駆けつけた
 わが家臣の心根が貴様に分かるというか。
 私への嘲りなら甘んじてお受けしよう、しかし連綿とわが先祖が築き上げてきた
 島津の名を貴様のような下賎の輩に汚される事は断じて許さん。
 そもそも、此度は豊家の諸侯による会議の場である。
 貴様らのような佞臣が出る場ではない。下がるがよいわ!!」

忠恒の一喝に、常々松野の専横に不満を抱く幾人の諸侯も同調。
やむなく松野、恵利ら金吾の両脇の陪臣は別室に引き下がった。
129 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 20:41
>>128

・・・既にわし自ら下げたっつーの・・・(TT)
リロードしてくれよう・・・

しかたないので恵利も下げますよ・・・
引き下がった松野たちを見て津金
「関白代官の松野様が退席なら、わしも下がらねばならぬのかな」
松平の隣に座っている蜂須賀蓬庵(小声で)
「松野殿は例外じゃ、なんの力もないそちの発言など、元から相手にはされておらぬゆえ安心いたせ」
131 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 20:53
ちょっとむっとしつつ関白は続ける。

島津殿。答えになっておらぬと貴殿はおっしゃった。毛利の専横とわしの
専横が同じ事、秀頼様の家臣としては独断が多いということかな?

では言おうか。わしは皆が関白と認めてくれて、だからこそそれに応えんと
勤めておる。ここの秀元は役職がないにも関わらず勝手に動いた。

何度も言っておるではないか。この男は大老ではないと。既にこの世に大老
は二人しかおらぬ。・・・これで何故怒っておるかおわかりでござろう。
132佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 20:59
義宣 島津殿確かにこの場で切腹強要は無茶でござろう。
  だがな、この場の諸侯の反応を見たか?
  毛利への遠慮振り、独走の容認、某は関が原前夜の
  内府殿(家康)を見ているようであったぞ。
  武に優れし島津、立花両名は毛利の無茶を容認されるか?
  
  そして真田殿、貴公の意見は確かに正しい。だがなそれでは
  家康の横紙破りを難詰した利家公の過ちを繰り返すことにも
  なる。利家公が天下の平穏を願って穏便に処置をされた後
  加賀征伐、会津征伐そして関が原天下を巻き込む大戦争を
  起こしてしもうた。貴公には関白殿下が利家公の二の舞
  となり秀元が第二の家康殿にならんという確かな保証がおありか?
133島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 21:00
適当に書いたから何だか文章がおかしいなw

>>127
いや、あんな下げ方では駄目さ。
それより、秀頼様と金吾を同一視するのは不味くないかい。
結局のところ、忠恒はそれが言いたかっただけ。
豊家の意思を気取ったところで、わしらは金吾の家来じゃないから
そのように頭ごなしに命令される筋合いはないのさ。
あくまでも大老、奉行らによる合議制が太閤様のご遺志。
関白とはあくまで朝廷の位に過ぎず、関白が天下の奏者となるのは
太閤の世継ぎである秀頼様がいずれ関白に成られたときのみであろうかと。

貴殿が毛利に腹を切らせたいなら、奉行衆らと合議して
連名で毛利の非を鳴らさなければ説得力がないのではないかと。
丁度、関ヶ原前に治部が内府に行ったときのように。
134 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 21:07
>>133
なるほど・・・でも奉行衆もおいらがやってるんやけどw
正確には増田と長束やけど。奉行筆頭の三成まだ参会
できんだろうし小西殿は・・・うーむ全方位外交だからなんとも
いえないですねぇ・・・前田玄以は関東でかげ薄いし。

・・・つーことはわしの家臣をボロカスゆーたそちらの陪臣にわしらは
なんもいえんのだろうか?・・・おいらが言った訳じゃないのにねw。
135島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 21:09
毛利家に関して。
現代語ですいませんw

とりあえず輝元暗殺という事は島津は知りません。
輝元の葬儀を取りまとめた秀元に跡取りとして何の不満もないと考える。
元々、輝元の養子として太閤より一字を授かったほどの男でもある。

そして所司代任命。これは京都での騒乱を鎮めるための必要な措置であった。
少なくとも、他の大老である他家より適切な措置ではあった。
大老を自称しているのはご愛嬌。大毛利の威勢であればそれも無理なきことと考える。

島津にとって一番の関心事が小早川家問題。
小早川家に付家老が入る問題は表面上は毛利の専横とは無関係。
大老と関白が強権を推して小早川家に介入した事に不快感を覚えた。
史実で徳川家康の専横に非を鳴らした石田三成の如き感覚。

とり急ぎ、島津家が毛利家を擁護する理由としてはこんなもの。
毛利の専横については別に賛成も反対もない。200万石の大大名だ、威張って当然w
136佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 21:10
関白殿下に謹んで言上差し上げる。
真田殿、島津殿の言にも一理ございます。
よもや秀元殿も口約束で輝元公から大老禅譲なされては
おりますまい。輝元公から書状で禅譲の意思を受けて
おいででしょう。ここは秀元殿に、その書状を提示いただき
関白殿下と豊家の決で大老禅譲を追認されるべきか改めて
検討されては?
秀元の蟄居か切腹かの処置はその後決めても遅くありますまい。
確かに秀元切腹とあらば、改めて秀頼様の許可と二大老の意見も
ございましょうし関白殿下のみの断では島津、立花の御両者も
毛利家も納得はされますまい。
秀元殿、貴殿は輝元公の大老禅譲の書状ぐらいお持ちであろう?
よもや口約束ではありますまい?
137佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 21:18
てわけで佐竹は毛利の横暴はある程度まで容認する。
所司代どころか九州探題もまあ必要性あるし許してもよい
と思ってます。
が・・それには大老輝元の禅譲の書状を豊臣家に提示し、
追認を求めなきゃ無効でしょうがといいたい。
諸侯会議第一にすべきはそれでしょう。
さもなくば納得できんからあえて毛利に喧嘩売ったんですww
・・まあどうせ毛利はネタのような気がするが。
138島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 21:19
誤字訂正。
×少なくとも、他の大老である他家より適切な措置ではあった。
○少なくとも、手をこまねいていた他の大老より適切な措置ではあった。

>>134
勘違いされるな。
立花家は陪臣ではないw
あと>>128は一応、忠恒自身の言葉ね。

毛利が専横しているのは事実なのだから、貴殿まで強硬策に出なくても
関白という利を生かし、冷静に毛利を追い詰める策に出たら宜しい。
奉行衆を兼ねているなら使わなければもったいない。
面白ければ何役だろうが大いに結構。むしろ上手に生かすべき。
ここで秀元を殺さなくて減封するなり得意の暗躍wとか幾らでも方法はある。
ともかく、関白だからといって自身を豊臣の奏者だと勘違いするのは不味い。
それでは毛利の非は鳴らせない。だから忠恒がしゃしゃり出ました。
本来はマターリしていたいのにw
139真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 21:19
佐竹殿の申されること尤もでござる。
しかしながら亡き太閤殿下が蒲生氏郷殿死後に
若年を理由に大幅な減封を行われておりまする。
毛利殿は二十歳そこそこの若輩者、輝元殿の功績を考え、
30〜40万石豊家御預けとし、喧嘩両成敗として
此度の騒動を未然に防ぐことが出来なかった大老衆等も
同様の減封、豊家お預けとされるがよかろう。

何事も豊家の天下を安泰せしむる為でございますぞ。
140島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 21:21
>とり急ぎ、島津家が毛利家を擁護する理由としてはこんなもの。
と言いつつも、もちろん毛利との事前の口約束もある訳ですがw
一日目も沈黙を守らねばならず、二日目もただ座っているだけの蜂須賀蓬庵は、
津金を相手に愚痴をこぼし始める。

蜂須賀「(小声でくどくどと)全く当家は貧乏くじもいいところじゃ、関が原ではわしは西軍に味方したのに、せがれが東軍についていた咎を
蒙って草深き相模なぞへ減俸の上領地換え・・全く割に合わぬ。なんじゃ熊襲の末の島津如きがでかい顔をしおって、
あやつの親父の龍伯なぞ、太閤様九州征伐の折には頭を丸めて畳に頭を擦り付けてわびたくせにのぉ。
日和見の毛利が大老で、太閤様に小突かれていた金吾のこせがれが関白とは全くありがたき世の中よ」
津金「蓬庵さま、ちと言葉が過ぎましょうぞ、関白様をこせがれとは、なんですか(ささやくように小声で)」
蜂須賀「あんなアホなことで随分かかって押し問答しておるとはあきれ果てたはなしじゃよ、そこへいくと
わが親父の小六殿は言葉は少なかったが決めるときはぴしゃりと決めた、いや若きころの太閤様も、
松平殿のお父上もみな決断は早かった、そこへいくとどうじゃあの小倅どもはぐだぐだぐだぐだ往生際の悪いことじゃ」
津金「言っていいことと悪いことがございましょうが・・それなら退席なさいますか、佐竹様のように」
蜂須賀「いやそれはちと困る、わしもこの年で皺腹切るのはごめんじゃ、のぉ由良殿」
由良国繁(上野1万石)「いや、あの、わしに話を振られても困るが」
蜂須賀「なんじゃ昨日はあんなに『毛利の小倅は出来が悪い、長曽我部は飲んだくれ、ほんに近頃の若い者は』といっておったくせに」
由良「そ、それは昨日の話しじゃ」

【関東の小大名は明らかにやる気をなくしています】
142 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 21:33
>>138

そうなのか。合議制だったのかとあらためて知る無学なわし。知ってたらもっと
仲間集めやったんやけど。・・・うーむ、じゃぁあれやるか。毛利さん国帰って無
かったし、わしが葬儀場いって一部の連中と話してたのもスルーしてたし。
必死でフォローしてた和尚には悪いがw。

秀秋
・・・。実はな。輝元公が死んだのは病死となっておるがな。一時期妙な噂が
たってな。そのところがどうもわしには引っかかっておってな・・・
中村主水「当家は真田殿に・・・基本的に賛成で・・・ござる。さりながら・・・大老減俸の儀はさておき、お預けはちと筋違いか、と存じる。
宇喜田殿・上杉殿を・・お預けとされれば、一体誰が・・・天下の仕置きを・・・なさるるか?」

一呼吸おいて、ぜえぜえと息を切らせながらいう。

「毛利殿は・・官位剥奪のうえ・・立花様お預け。堪忍分として西国に土地を与えて、
毛利領は・・縁戚の方々が合議して統治を行われれば・・良いかと・・」

144佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 21:36
 ・・そういえば退室してました漏れ。
面後で津。話を続けるため退室は七手組に押さえられ
引き戻されたということでおながいしますm(−−)m
145島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 21:40
>>142
いいのでは。
散々ばら撒いたネタを拾って貰えるのは毛利殿も本望でしょうよ。
146真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 21:44
中村殿と申されたな。
貴殿はなにか勘違いされてはおらぬか?
今回の会議は元々、今後の豊家をどう安泰せしめるかを決めるものである。
天下の仕置きはおそらくこの議題(毛利謀反の疑い)の後に決まるであろう、
新大老、新奉行等が行うものである。
147佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 21:45
真田殿、天下の安寧を願われる貴殿のために某
毛利殿への暴言は陳謝しましょう。だがな先に申した
ように先大老輝元公の秀元への禅譲認可の書状ないし
証拠提示はねがいたいですな。
 関白秀秋殿下の疑問でもあるのだから。
148真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 21:57
佐竹殿、
秀元殿の大老就任は僭称でござる。
先に申した通りの減封をもって僭称の罪は罰せられたと申したまで。
わしは信濃の山猿故、少々言葉が遠回りになり申したかな?
中村「はぁ、左様で・・」

中村は案外素直に黙ってしまいました。やはり伊豆の無官大名では押しが弱いと見えます。
150石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 22:05
突然大きな声にて
関白とは、帝の代人として天下の政務を取るお方を指すのだ。
知らぬのか。
豊臣の氏長者でもある関白殿下に逆らうは、朝敵であり豊家の敵となる。
まだ政務取れぬ秀頼様は、豊家の主であり500万石の主ではありますが、
天下の政治は関白殿下が行うもの。秀頼様が元服され、政務取れるようになるまでは、
関白殿下の意志は、秀頼様の意思である。
さらに言わせていただくならば、毛利家の家督は秀就様が継ぐべきでありましょう。
秀元殿、豊家の許しなく、毛利家の主になれるとでも勘違いされたか。
151石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 22:12
毛利殿に問う。宇喜多殿、上杉殿、関白殿下に、書状にて毛利家の家督相続、
許可されたのかな?そうではあるまい。
ならば、貴殿は毛利家の代表ではないのだ。そのこと、お忘れになるな。
152毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/09 22:13
書状の件に対して

 輝元公の書状はある(実際ある過去レス参照)が、書状うんぬんより
この一年天下の政を行ってきたのはだれだということだ、

関白に対して
 この一年、政務多忙の中、殿下は病床に伏せ、といって健康であろうが
政をする資格もないが。
上杉は関東、宇喜多は立場を忘れて政務を怠り、治部はああいうこになった。

この一年豊家のことを考えてささえてきた私に対して、豊家の飯だけ食らい
何もせぬどおぞのやらのご連枝殿がなにをおっしゃる

殿下に置いてはすみやかに隠居なされよ。
貴殿にはもう何も言う資格がないわ
153島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/09 22:15
あ、石河家もネタにしようとしていて忘れていたw
何処の馬の骨とも知れぬ御仁が、奉行衆を差し置いて豊家の代表面をするのは如何かと。

>豊臣の氏長者でもある関白殿下
こらこらw貴殿は金吾殿を地獄の底へ叩き落す気か。
【大坂城】

諸侯会議は険悪。黒大夫は気が気でない…
(吉田殿、黙っているのも辛いぞー)
(…お主は座っていることも出来んか)
(勘弁してよー涙)
ここで、黒大夫は意識を失った。

吉田「真に申し訳ないが、主人盛親、病中ゆえ退散させてもらいます。」
吉田が、主人を肩に載せ、さる。
諸侯は、いささか無聊な退出劇に眉をひそめるが…

ささ、会議や会議って雰囲気になるw
155佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 22:26
毛利殿出馬ですね。
「某の言いたいのは毛利の政務代行ではない。現に所司代
新設も九州探題設置も某は賛成ですからな。
ただし関白殿下の訪問を無視し、先には関白殿下の頭がおかしい
などと・・貴殿の天下政務代行は豊臣家に陳謝し追認していただく
のが筋目でしょうと申しておる。」
156毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/09 22:39
>>155 もちろん右京大夫殿のいうことはもっともである。
そのための会議でもある。
会議招集の際に様々な問題を話し合おうといっておるし、他の
大老や治部が政務を執れぬ以上 それがしが政務を独断でやった
ようにみえるだけ。
いきりたっておるのは関白殿下お一人ではないですかな?
これでは会議が先にすすみませぬな
157石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 22:45
三成は石田正澄が生還の報告に行く前に走り書きの書状を
預けた。

此度は豊臣家大名歴々お集まりになり、豊臣家の行く末を
案じての会議をなされるとお聞きになりました。
しかしながら、風説によりますと輝元殿は暗殺されたとか
または、大名同士での矛先の小競り合いが多々あるとお聞きしております。
関が原の合戦より1年余り、ようやく太平の道が開けたと言うのに
なんという有様でしょうか。某は遭難事故より一命を取りとめ命からがらに
大坂に戻ってまいりました。会議に参加したいものの体が動かぬ故に
不本意ながら筆を取り兄上に書状を託しました。もののふの時は終わりに
致しましょうぞ。
                        石田三成 花押
大坂会議の席上で三成の書状が読み上げられた。         
158上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 22:47
「だまらっしゃい!!」。今まで無口を貫いていた上杉が突然叫んだ。
つかつかと毛利のもとに歩み寄る景勝。
脇差をむんずとつかむと
秀元の背後にまわり、羽交い絞めにした。

「関白殿下が腹を切れといっておるのだ。さっさと切らんかボケ」
「無礼者離せ!」と抵抗する秀元。
しかし、不識庵に並ぶべく日夜鍛錬に励んでいる景勝の膂力には逆らいようもない。

「切り方を知らぬならば、わしが教えてしんぜよう」
いうなり景勝は脇差を抜くと秀元の腹に深々と突き刺した。

上杉「殿下、逆賊めは討伐いたしました。そういえば、毛利公がまだいらしてませんな」
秀秋「?貴公がたった今、誅殺したではないか?」
上杉「これはただの逆賊にございます。毛利秀就公はまだ到着せぬのかと、それがしは聞いたのです」
159石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 22:48
狸の本性

15 :胸甲騎兵 ◆J2rclXD/6Y :03/09/09 14:44 ID:09aeDul8
発注者神
第一幕 9/9 深夜早朝に6秒モザ無し版と一番抜けるとこmp4超高画質1分版公開


ナローかつny?な馬鹿にもこれを見せてください。


初心者向けの神様御願いいたします。
160宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/09 22:48
黙って聞いたいた秀家

秀家「おこと等、何か勘違いしておられぬか…豊家当主秀頼様のご意向が金科玉条で御座るが、
    秀頼様はまだお若い、さればこそ豊臣の氏の長者で有られる関白秀秋殿が後見を成されて
    おられる。つまり、秀秋殿の言葉は秀頼様のお言葉で有られる。御同輩は豊家に使える諸侯
    であることをお忘れになったのかな…」
秀家「それに大老職とは、関白殿を補佐し秀頼様のお為になる政をするべく作られた重職、秀秋殿に
    異を申す事は、ただ二人残った景勝卿と儂に文句を言うも同然じゃが…」
蜂須賀老人の愚痴は続く・・

「(小声で)やれやれ毛利の倅はうるさいのぉ、おちおち居眠りもできぬわ、何が天下の政じゃ、関東東北の諸侯に
何もしなかったくせに何をいってけつかるんじゃ・・ブツブツ」
由良国繁「それはわしも感じておった、あやつがやったのは京に密偵を放ったことと家老をたたき出したことぐらいじゃ、
領国経営もやっておらぬではないか、天下天下と騒ぐやつに限ってまつりごとを知らぬ・・ブツブツ」
秋田実季(秋田30万石)「わだずのどころは30万石あることになっとるがよう、ずず(実)は5万石しかないんじゃ、
すかもこどす(今年)は不作だではぁ、年貢の減免の手続きをして貰いにきだんじゃがはぁ、毛利の餓鬼ははぁ
何もしぐさらねぇでよ、てめえのことばかり頭にあってよ、おらたちには何もしてねぇだよ。ほんどにホガネー(馬鹿な)殿様だべ」

【関東東北の諸侯は会議の展開に不満を漏らしています】
162石田三成 ◆qZVotAMymo :03/09/09 22:48
>>158は三成の書状を読み上げる前です。
163佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 22:48
会議が進まぬのは貴殿にも責任の大半はあろう。
某は先の暴言謹んで陳謝しましょう。
だがな、関白秀秋殿下、大老上杉景勝殿、大老宇喜多秀家殿
との意思疎通が会議より先決でござろう?
貴殿が三名との意思疎通のための一欠片の誠意を見せたとは
おもえんですな、某にはただの居直りをしておるとしか
思えませんよ秀元殿  」
164石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 22:50
佐竹公、流石に関東の名族、源氏の武将。
お見事なお言葉にございます。
165石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 22:52
トリップ変える。気分悪いの。今日は酒が入ってるから
余計にむかつく。159は偽者。
166石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 22:54
正澄が三成の書状を読み上げると場は静粛になった。
167特別侍従:03/09/09 22:55
居直りとは否ことをいわれる
のっけからけんか腰の殿下や いきなり街道封鎖などの令をだして
当家を目の敵にする宇喜多公にとりつく暇も内のが実情であろう
それがしは粛々と穏便に会議を始めたいのじゃが、血の気が多い
方々が多くて困りますな。

「限界っす今日は本当に失礼」
中村主水「御免!!、上杉殿天晴れ、それがし介錯仕る」

脇差を抜くと、瀕死で喘いでいる毛利秀元の首を、丁、と落とす。

中村「失礼仕った、奥山新陰流逆風の太刀、余興までにお見せしました」

席に戻ると手ぬぐいで手をぬぐい、また元の茫漠たる表情に戻る。

「主水康輝、景勝公毛利を誅するに及び、介添え。逆風の一太刀、西国太守も逆らうなく、諸侯寂として声もなし」
中村家譜の一節である。
169石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 22:59
静粛になったかに思えたがそれは一時の事。
各所大名が一応に大声で論議をし出した。
170石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/09 23:00
>>168
お見事っ!
171上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/09 23:00
「おええええええええ」
無言を貫いていた上杉が突然嘔吐した。

「おええええ(悪い夢を見たわ。最悪のタイミングで寝ゲロだわ)」
諸将「上杉公、大丈夫ですか?」
上杉「本日は調子が優れぬ。悪いが下がらせてもらう。毛利殿、関白殿下に失礼のないようにな」
っとゲロを拭きながら別室に下がる景勝。

先の大戦で不識庵以上の名声を得た景勝であったが、とんだところで失態をおかしたようだった。

島津「・・・(ニヤリ)」

(上杉が帰りました。悪いが前のネタは勝手すぎるのでなしにしてくんなませw)
172佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/09 23:02
貴殿に様様な批評や風聞が流れているのはご存知でしょう。
貴殿に悪意がなくても、それを違って受け取る御仁も多い。
 長門の一大名毛利秀元ならば曲げなくてもいいことでも
天下の大老としては曲げなくてはならぬ場面もある。
 この場は貴殿が三名に頭を下げて陳謝し許しを請う事も
必要・・天下に口出すならば理不尽でも堪忍と忍耐も必要
とする場面あると知られよ秀元殿

 んで上杉公、刺殺はまずいっしょ・・だからスルー
んで某も正直しんどいんで今度こそ本気で失礼
173石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 23:04
やつれ果てた体に鞭を打ち、三成は大坂城に登城していた。
書状だけでは収まりきらぬであろうと。

正澄が書状を読み上げた後、再びざわめき出した城内に大きな声が
「おまんこ!!!!!!!!!!」
声の主は石田三成である。
174石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 23:17
三成は第一声を発した後、場内を見渡し九鬼殿を見つけると
真っ先に駆け寄り手を握り御礼の言葉を述べた。
三成「此度は某の養女おくりとおまんをお助け頂き誠にありがとう御座います」
175宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/09 23:22
秀家「治部少、無事であったか!」
176石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 23:25
九鬼殿への挨拶をした後、場内を見渡す。
場は静まり返っている。

三成「ここにお集まりの各々方は共に豊家安泰の為に逆賊徳川を
   打ち滅ぼした同士ではないか!何故に物騒な物言いを皆で
   それも、秀頼様の居城でなされているのか!」


誰か返答待ってます。誰かにターン
177真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 23:26
昌幸「治部殿、無事であったか。今まで一体どこにおったのじゃ?」
178石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 23:31
175 177の声を聞き作り笑顔で応対をした。
心の中で「ご心配をおかけしましたな。」と
179石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 23:33
178付け加え。両御仁に片目をつぶり後世で言う「ウインクで挨拶をした」
180真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 23:36
昌幸「治部殿、毛利輝元公亡き後、豊家が分裂しておることぐらい
   貴殿の事ならば知っていよう。
   今は何とか決裂を防いでいるところじゃった。
   早う、関白殿下へ挨拶を述べられよ」
181石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/09 23:44
真田殿の声を聞き上座に座る関白殿下の方を向けなおした。
静かに歩み寄り、色々とご心配をお掛けしましたと陳謝した後
金吾関白就任の挨拶も述べた。
三成「関白殿下に有らせましては、豊臣家の象徴たるお人で
   あり、このように諸大名と論議を致しますのはこの
   三成にお任せいただければ宜しいかと存じ上げまする。」
182 ◆zAnbFVoD9M :03/09/09 23:52
>>181

(・・・いきなりでてきて論議から追放かよ・・・状況把握できてんのだろうかこいつ
は・・・とはいえ豊臣マンセーのこいつがわしをないがしろにはせんだろうし{秀頼様
の代理人やし}わしがぼろをださんとも限らんしな・・・ここはひいたほうが良いか)

関白  「無事のようでなによりじゃ。わしは(ry・・・であってこの秀元を認めておらん
     のが豊臣の総意じゃ。諸侯を震え上がらせた貴殿の差配を信じ後を託す。
     豊臣の名に傷つけたこやつを許すことだけはないように頼むぞ」

関白は下がります。
リアルでも寝ます。
183真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/09 23:59
(物事には順序というものがあろう
 しかし、治部少ならばわが提案も採用される可能性があるな…
 今は静観するとしようかのう…)

昌幸「………」

疲れが出てきたのでリアルで寝ます。おやすみ〜(藁)
184石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/10 00:03
三成「激論の最中にこの場よりお引き下がり頂くのは誠に不本意な事と
   存じ上げ間する。しかし、象徴たる関白殿下が諸大名と席を
   並べて、それも由々しき事態になりえそうな論議を致すのは
   如何かと申したまでに御座りまする。後々、議題の報告は
   致しますゆえに此処はこの三成にお任せ下りませ。」
三成が会議場に付いたときは各大名の大声が場内に響き渡り、
由々しき事態になる事を想定していました。

金吾殿。図星wいきなり出てきて状況把握できてないと思うw。
185島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/10 00:26
【大坂】

三成登場。その言を受けて金吾退席(>>181)。
さきほどまで金吾と問答をしていた忠恒、拍子抜けした表情で立ち上がる。

石田「島津殿、何処へ行かれる。」
忠恒「殿下がお下がりになられた。会議は終了でございましょう。」
石田「何を世迷言を。これよりはこの三成めが会議を取り仕切る故
   はやく席に戻られよ。」
忠恒「関白のいない会議が何の会議か。では失礼。」

三成の言を無視して場を去る忠恒。

(もはや大坂に居る意味もあるまい…)

【島津忠恒が会議から退出しました】
186島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/10 00:30
>>185続き】

その足で金吾の屋敷へ行き、先ほどの非礼を形式的に詫びる。
そして、国許への帰国の許可を願った。
金吾は忠恒を見てあまり機嫌の良い顔はしていない。

金吾殿、明日(今日かw)で宜しいので帰国の是非の返答下さいますよう。

【許可が下り次第、島津忠恒は薩摩へ帰国】
島津は石田役が気に入らないようだな
中村「じ、治部少じゃ、石田治部少が帰って来た」
蜂須賀「あの姿は・・まさしく石郎(石田の若様)じゃ。皆も見たか聞いたか、頼もしき限りぞ。
やはり人品が異なるのじゃなぁ、毛利のこせがれなど、あんなに小さくなっておるし金吾と島津などそそくさと
どこかへ雲隠れじゃ、いや、太閤殿下若き日の・・・そうじゃなぁ志津が嶽の時に似ておる(感激のあまり泣き出す)」
秋田「おー、あれが天下様がぁ。どごろで、今日は皆帰ったようじゃがどうしだのじゃ」
由良「むしろこれからでござろう」
津金「とりあえず、皆石田殿の話を聞きましょうぞ」

【東国諸侯は石田の帰還を讃えつつ、事態を見守っています】
石田登場にびっくりした諸侯会議は、関白と島津侯退席を受け、そのまま自然に2日目終了となる。

憔悴しきっている松平家名代中村主水、供の中村・津金・長谷川に抱きかかえられるようにして宇喜多屋敷へ帰還。
そこには、大給の報告を受け急ぎ馳せ下ってきた長谷部采女が居た。長谷部は家老であるから
侍大将中村より上役である。

中村「・・・かくかくしかじかにござりまする」
長谷部「毛利の処分で紛糾、石田帰還・・・か。まぁ、そちのような無骨者がよくもまぁやってのけたものよ、
このこと・・国許の殿にお知らせいたすべし、久慈新介は居るか!!」
久慈「は、御前に」
長谷部「そちはこれより、鎌倉建長寺の殿の元へ下れ。場合によってはご出馬いただくかも知れぬ」
津金「ここに会議の経過を記した書状もござれば、お持ちくだされ」
久慈「御意」

【久慈が使者として出立しました】

長谷部「宇喜多様、拙者は松平無官太夫家老、長谷部采女と申すものでござる。この度は宿をお貸しいただいた上、
諸侯会議へ列席を許され、真にありがたいことです。今後も松平は宇喜多の盟友でござれば、何があっても共に手を携えて参りましょう。
明日も中村が名代として出席し、拙者が供として随行いたしまする。」
190新蔵 ◆I.8nk3m2zM :03/09/10 08:35
>>120の続き

新蔵は現実の女には弱い。
忍びとしてのお君には何も思わなかったが、いざ着物を纏ったお君を前にすると、
何が何やら混乱した頭になってしまった。

新蔵「似合っているぞ」
振り絞った一言であった。
それでなくても殿の素性を知り困惑しているのだ。
そんな新蔵とは裏腹に、お君はからからと笑い出す。
お君「新蔵殿、お世辞は結構ですよ」
新蔵「い、いや、本当だ…」
焦点の定まらない新蔵を見て、お君は更に笑う。
新蔵「そ、そうだ、殿がお目覚めになったそうだな」
お君「ええ…」
新蔵「殿にお詫びせねばならぬ。随分と無礼な物言いをしてしまった。
   石田治部の名は俺でも知っている。まさかそんな御仁とは思わなかった」
お君「ふふふ」
新蔵「な、何を笑う?」
お君「いいえ、少々思い出して笑ってしまいました。
   …あんな楽しそうな三成様は久しぶりに見た気がします」
新蔵「楽しそう?」
お君「関ヶ原以後、緊張した毎日が続いていましたから…。
   良い気分転換になったことでしょう。私からもお礼申し上げます」
深々と頭を垂れるお君。
新蔵はますます困惑するばかりである。
191新蔵 ◆I.8nk3m2zM :03/09/10 08:36
続き
お君の豹変ぶりに手玉に取られた新蔵は、定まらぬ足を懸命に動かし
ようやく三成の部屋の前まで来た。
この中に石田三成その人が居ると思うと俄かに緊張してくる。
昨日までの「殿」とは別人の「石田三成」―。
鼓動を早める自分の心臓を押さえ込むように、部屋の戸を強めに叩く。

三成「新蔵か?入れ」
新蔵「失礼致します」
おどおどしながら部屋に入る新蔵。それを見て三成も笑う。
三成「どうした?昨夜は寝付けなかったか」
新蔵「はあ、枕が変わるとどうも…」
必死に取り繕う新蔵。
三成「今は大坂が大変な事になっておるらしい。
   わしも登城せねばなるまい。新蔵、おぬしも来るか?」
新蔵「い、いえ、滅相もございませぬ」
三成「そうか。ならばわしが帰るまでゆっくりとしてるが良い」
新蔵「その事ですが…実はお暇を頂きたく…」
三成「暇、とな?」
新蔵「殿が高名な方とは露知らず、無礼な振る舞いをしてしまいました。
   私のような粗忽者と行動を共にしては殿の品位が疑われまする。
   どうか、お聞きどけ頂けますよう…」
192新蔵 ◆I.8nk3m2zM :03/09/10 08:37
続き
頭を下げ、顔を上げようとしない新蔵。
生来の奔放さが消えた新蔵の姿に笑いがこみ上げてきたが、三成は優しく語り掛ける。
三成「新蔵、おぬしとの道中は誠に楽しかった」
思いがけぬ三成の言葉に、ついつい顔を上げてしまう新蔵。
三成「おぬしの姿を見て、政の本分を思い出した。
   全てはおぬしとの出会いがあったゆえだ。この国にはおぬしのような人間が必要。
   これからもわしに仕え、その姿を日ノ本に見せ続けるが良い」
新蔵は返す言葉が見つからない。「ですが…」と精一杯の固辞をするのみである。
三成「新蔵、男の約束を何と心得る」
新蔵「…」
三成「着いて行く、と申したではないか。おぬしともあろう者がそれを破るのか?」
新蔵「…申し訳ありませぬ。私が間違っておりました」
三成「うむ、良き哉。では行くか。新蔵、馬を引け」
新蔵「は?」
三成「は?ではない。大坂城じゃ」
新蔵「あ…。ははっ、直ぐ用意致しまする」

【三成、大坂城へ。新蔵は近くの宿に滞在します】

三成殿、ターン。続きは会議終了後にでも。
193石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/10 11:03
関白殿下が退場した後、
三成「それでは会議を続ける事に致そう。この三成が
   取り仕切りますが宜しいですかな?」
三成は諸将を見渡し、最後に上杉景勝の方を向いた。
昨夜の酒が残っていたのか、三成が景勝の方を向いたとき
ゲップが出そうになり、それを堪える為体が少々前かがみに
なった。三成から見てみれば無言で賛同し会釈をした様に見えた。
関白殿下の座していた上座に座り、諸将に対し海難事故で皆に
心配をかけた事を陳謝した。
194上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/10 16:38
注意:景勝はもう帰っています>193
195真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/10 19:25
治部殿、現大老衆不在の会議に意味はありますまい。
仮にこのまま続けたと致しても大老衆は納得されるまい。
本日はここまでとすべきではないか?
小西、遅れて会議に参加。

真田殿の申されること、的を射ております。
治部殿、ここはひとまずそれぞれの屋敷に戻ることといたしましょう。
明日にでもあらためて談合するがよろしいかと存ずる。
島津公にも明日は参加されるべく、使者を今宵のうちに。
関白殿下は「諸侯を震え上がらせた貴殿の差配を信じ後を託す。」と申されておった。
関ヶ原の最大の功労者たる石田殿が関白殿下に後事を託された談合。
明日以降、自身の意思にて参加されぬ大名方がおりましょうとも、その結論には従ってもらうしかあるまい。
大老であろうと、大身であろうと、豊家の家臣に変わりはない。
納得できぬとて、従わねばどうなるかはご存知にございましょう。

【あらためての談合を提案する小西。石田の復活で鼻息も多少荒いかも、ケケケケ】
197小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/10 20:12
450万年ほど昔のトリップ。失礼いたした。お忘れを。
198島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/10 20:58
差配を託すも何も石田殿が独断で決定する訳ではありますまい。
諸侯による合議で理不尽な決定が下されるとも思えん。
つまりは合議の末の決定には誰もが喜んで従うでしょうな、うむ。

と、会議に参加している諸侯は思ったことである。
199島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/10 20:59
ちと訂正。

×と、会議に参加している諸侯は思ったことである。
○と、会議に参加しているその他大勢の諸侯は思ったことである。
200石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/10 21:51
真田殿。小西殿の発言を受け
三成「確かにそのとおりですな。」と会議の終了を申した。
体も本調子ではなく、三成は会議終了後秀頼に拝謁し帰還報告をした後
大坂城を後にした。
大手門で新蔵が三成の帰りを待っていた。
新蔵「お疲れ様で御座りました。」
三成「出迎えご苦・・・・・」
その場に倒れこむ三成!新蔵が三成を慌てて抱えあげる。
新蔵「殿ーーーーーー!」
201石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/10 21:56
新蔵の呼びかけにうっすらと目を開いた。
三成「少々疲れが出たようじゃ。」
真田侯の閉会宣言を受け、中村

「それがよろしいかと存じまする。」

>>189は会議終了後の会話ということでおながいします。スマソ)

蜂須賀蓬庵「あー、長談義がようやく終わるかー、わしら3日目は何かいえるかの津金殿」
松平家臣津金「・・・何か、この度のまつりごとにご意見があればおっしゃればいいのでは?」
蜂須賀「うーん、意見を言うよりね、何か長老として存在感を示したいわけね」
由良「余り意味がないのでは・・」
秋田「おらほのいうごとば、あすだ上杉様に申し伝えておがねば殿として面目がたたねえだよ、んだな?」
松平家臣津金「そういうことでしたら、会議が終わった後で上杉様の所へ一緒に参りましょうぞ、通訳をいたします」
秋田「そらほんどにすまねえだ、んだば一緒に来てくれっかや?」
203真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/10 22:00
【会議終了後】
(いささか治部少を過信しておったようじゃな…
 治部少なしでも押さえることは押さえぬと
 今迄の策が水泡に帰してしまうわい)

病状が今ひとつ安定していない大谷刑部が家臣に支えられて
広間を出て行くのが昌幸の目に入った。

昌幸「刑部殿、お加減は如何かな?」
吉継「…あまり…」

耳元で昌幸がささやいた。
昌幸「会議はまだまだ続きましょうぞ。
   この安房めに策がござれば安心していただきたい」
吉継「…どのような?……」
昌幸「豊家並びに刑部殿には悪くはない話とだけ申す」

ヒントは前スレにあります。
吉継殿ターン(藁)
宇喜多屋敷に戻った松平家臣、宇喜多様にお礼言上の後、部屋に戻った。
そして、宇喜多家心づくしの夕餉の膳に向かい、しばしくつろいだ。

長谷部采女「しかし中村、そちがあそこまで弁が立つとは思いもよらなんだぞ」
中村主水「・・・拙者、ただただ夢中にてござった・・疲れました、いやはや疲れた!」
中村三与松「しかしさすがだな兄者。まぁ伏見の酒でも飲んで今日はぐっすり休んでくれ」
中村主水「や、ありがたい。・・この酒は澄んでいるのか、珍しいな・・ああ、コクがあって旨い酒じゃのぉー、国許の濁ったドブロクより旨いぞこれは」
三与松「これは小西屋の酒じゃそうな、上方ではこのように旨い酒もあるのじゃなぁ・・肴も旨いな」

余談だが、このころはようやく清酒が灘で作られ始めた頃である。東国の武士である彼らにとって、小西屋の酒は驚くべき美味であった。
濁ったどぶろくすら、村の祭りでもないと飲めないほどの貴重品だったのであるから、なおさらのことである。


ところが一座の中で一人だけ飲まない男が居た。津金仁兵衛である。
津金仁兵衛「組頭様、実は秋田様が会津侯(上杉氏)にお目にかかりたいと申しておられまして、拙者に随行を頼んでおられるのですが」
中村「(酔っている)うあー?ああ、秋田様か、あのズーズー弁の方か!よかろういって参れ、出すぎたまねはいかんぞ」

津金は早速秋田と共に上杉屋敷に向かった。

津金「拙者伊豆松平無官大夫家中、津金仁兵衛信朝と申すもの、秋田出羽守様の通訳として上杉様に面会しに参りました」
上杉家取次ぎ「は、それではしばらくお待ちを」
津金「これは上杉様、こちらは秋田出羽守様でござる。お会いしたいということでしたので取次ぎをいたしました」

秋田は、津金に通訳されて自分の言いたいことを伝えた。

・奥州の仕置きは未だすんでいるとはいえない状況で、陸奥では伊達の遺臣らしき者が一揆を起こしている。鎮圧して欲しい。
・豊臣家の出先機関が江戸にしかないので、なかなか出向けなくて困っている。酒田当たりに出先機関を作ってほしい。
・毛利を大老にするかしないかは、東北の諸侯にはどうでもいいことだ。上杉様におまかせする。これは国を出るときに
出羽の六郷・大宝寺などの小大名とも話してきた。
・上方で兵乱があったときには、われわれは関白様に付く。豊臣が政権を取っているのだから当然だ。
・今年の奥州は不作であるから年貢は減免してほしい。

(上杉様、よろしく)
206宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/10 22:56
>>189を受けて

秀家「なに、秀康殿と儂は義兄弟である、遠慮せずくつろげばよい。
   …しかし、松平家の家老であるそちが居ながら秀康殿の名代として
   会議に出ぬのは他の大名衆に対し礼を失せぬか?」

石田家に書状
毛利秀元の独断の数々許し難し、此を放っておいては豊家の威信も地に落ちよう。
また、秀頼様のお為にならぬ事明白である、関白殿と儂は豊家一門としてどの様な
ことが有ろうとも秀頼様をお守り致す。

小西家に書状
秀家の短慮で大坂の町衆に迷惑を掛けた、ついてはご面倒であるが、人々が落ち
着く様、弥九郎殿にお働き願いたい。
追伸 …万が一に備えて頂きたい。

石河家へ書状
秀頼様に変事が及ばぬよう、お城の警備には重々の配慮を願う、特に本丸に近づく
者には七手組の権限にて人別改めを厳重に行うべし。

大坂羽柴屋敷に家老の本多が向かいます。
本多「夜分失礼致す、松野殿はいらっしゃいますかな?」
(事前の打ち合わせが有るならば、本多に話して下さい)

畿内と周辺より御連枝派の旗本達が三々五々と集まって来ております、派閥内の
親類縁者や知人の大坂屋敷に分かれて宿泊しています。
207 ◆zAnbFVoD9M :03/09/10 23:33
>>186

随分急ぐのだな。何か国許に帰らぬといかん理由でもあったのか?
・・・こういうときの為にも九州あたりに伝令役がいるべきと思ったのだが。
・・・その顔は納得しとらんようじゃな?宇喜多様に勧められて行った事が
こうもそなた達のとさかに触れるとはおもわなんだ。次は話位は通すとし
よう。
・・・だが帰るついでに忠告だ。あの秀元と言う男、かなり裏でやっておる
らしい。輝元公のこと、少し調べれば貴殿も考えを改めると思う。

別段毛利が嫌いなわけではないぞ?あの男が危険ということだけは心の
隅にでもとどめておいてくれ。
道中気をつけてな。

関白は島津家の帰還を許可します
208佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 00:04
二日目会議終了後、関白殿下に面会を求めます。
「此度の会議では某の妄言により毛利めの暴走を留めるどころか
卑しくも関白殿下を道化にいたしたこと謹んでお詫び申し上げます。」
頭を下げ陳謝する義宣。(続きはおまかせでつ)

 
209佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 00:17
とりあえず石河殿、大老上杉邸、宇喜多邸、真田邸、大谷邸
等を訪れ似たような陳謝を述べます。
 そして石田治部邸にて・・
 「治部殿には御無事で何よりでした。明日の会議主催も期待
申しておりますすべて一任いたしましょう。
 が毛利の件については別、当家は一歩も引きませんぞ。
賢しらに天下の事を述べる気も興味もありません・・だが、
毛利の有り様は往年の徳川内府の如し、到底看過はできませんな。
よもや治部殿は毛利と妥協する気ではないでしょうな」
”毛利の専横許すまじ”の気迫で詰め寄りまつ。
210 ◆zAnbFVoD9M :03/09/11 00:29
>>208

気になさるな。・・・そもそもわしでは限界がある。つくづく無学というものは
堪えるものよな。・・・秀元に引く気がなければ戦になるのは仕方あるまい。
毛利をつぶしたくないのがわしの本心でもあるのだがなぁ・・・。
治部が帰ってきたなら任せるのが最善だろう。一応三日目も出るつもりだが
あの者ほどわしは学を持たぬし、かわす技をしらぬ。貴殿は治部の補佐を
できればしていただきたい。
・・・これで駄目ならば・・・糧秣兵装に気を配ることになろう。
わざわざのお越しに何も出来ぬは失礼でござるが酒も肴も女子まで禁じら
れておるのでな・・・これは小西殿より頂いた酒じゃ、わしの手元にあると欲に
かられそうでの。是非持っていってくだされ。

関白は佐竹家に御酒を振舞いました。

211いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/11 00:43
【石河宗林】
宇喜多殿に書状
お任せを。石河家、豊家に尽すためにある家と思し召されよ。

石田殿に書状
義兄殿のご無事を確認し安心いたしました。
後日、あらためてゆるりと酒でも酌み交わしたい。
当家、義兄がおられれば、安心して本丸に詰めることでき申す。
義兄に当家の意志を委ねることとし、会議には参加いたさぬこととする。
後はお頼みいたしますぞ。

佐竹家へ書状
会議での豊家に対する忠義ぶりには惚れ惚れといたしました。
さすがは佐竹様と、感服いたした次第。
当家は貴殿と治部殿がおられることに安心いたし、本丸警備に専念いたします。
まさに佐竹様は忠臣の名にふさわしきお方にございます。
(石河の息子・重正の室は後の時代の話だが、真田幸村の娘。その異母妹が、
佐竹義宣の弟・多賀谷宣家の後室『於田の方』。この時期の付き合いは不明ですが。)

大谷様に書状
お加減はいかがにございましょう。
ここ数日は、豊家にとっての大切な数日となりましょう。
その場に貴殿がおられることが、どれほどの心強さとなっていることか。
(石河の室は、石田の娘、妹の二説意外に、大谷の妹説がある。[尾張石河系図]
こちらの方が、根拠がはっきりしていて信頼度は高いのだが、ここでは石田妹説を取っています。)

【石河は本丸警護に専心いたします】
212島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/11 00:48
>>207を受けて】

毛利秀元について忠告を受けた忠恒は表面上はその言に同調した。
会議前に毛利との間で密約があった事を知らない関白の言葉を
心中でどう受け止めたかは定かではない。
その上で帰国の許可を賜った事に対し、感謝の言を述べて秀秋の前より辞す。

【訂正】
>>186では許可が降り次第、すぐに帰国と書きましたが
よくよく考えれば、この状況で帰国するのは流石に異常事態過ぎでした。

ということで、島津家の行動を帰国ではなく、以下のように訂正します。
会議を退席した忠恒は病を理由に三日目以降の会議への出席をキャンセルする。
会議には代理として豊久が出席(ただ参加するのみ)。
会議がほぼ終わった頃に、関白の許可を得て諸侯より先に帰国。
すいませんが、こういうことでひとつお願いします。
213 ◆zAnbFVoD9M :03/09/11 00:51
>>206

松野  「これは本多殿・・・そうですな・・・今拙者は謹慎の身ゆえあまり多くを
     語れませぬが・・・。秀元へ今までの非を認めさせることがえきれば戦
     をおこさずとも済むと思いまする。・・・なれど、あくまで認めぬならば、
     ・・・あとはお任せいたすよ。二日目に殿下は言うことは大体言い申した
     ゆえ、あとの判断は武蔵殿にお任せいたします」
214島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/11 00:55
【三日目】
小西屋敷に使者。
忠恒の会議への欠席を伝える。
先代から友好関係にある小西家にこの件で治部殿へ取り計らって貰うよう依頼。

「小西公、朝鮮での恩返しと思って宜しく取り計らってくださるよう
 お願いいたす。」
215上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 02:25
秋田公と面談

上杉「(だいぶ酔いも醒めてきたわ)当家の屋敷にようこそお二方。あれだけの失態を犯した余にわざわざ挨拶をしていただけるとは」
秋田「(あらまあ、意外に腰が低いわな)お体は大丈夫ですかな」これを松平家臣が通訳。
上杉「うむ。で、本題をお願いしたい」
秋田「(略)」
上杉「(略)」
二人(松平家臣もいれて)からの要望についての回答
1,一揆の件について
A、陸奥を治める堀、最上両公からの援軍要請があれば、即刻軍を率いて鎮圧する。秋田領内で同様の事件があった場合も、
  要請があれば援軍を派遣する。本来ならば領内不始末として改易の憂き目にあうだろうが、佐渡の乱でも示された通り、
  東国では未だ乱が治まっていないとの認識は宇喜多公も共有しており、問題はないかと。
2,酒田の出先機関設置について
A、前田殿も裁判ではなく統治のために鎌倉におわす。豊家への願い事は大坂に届けるしかあるまい。
3,毛利について
A、御意。先の大戦での会津会盟の結束が未だ崩れておらぬことに感謝したい。毛利が真に逆賊ならば討伐もやむを得ないが、
  奴はどのみち腹を切るものと考えておる
4、関白
A、当然。関白は関白だから関白。つまり偉い。さらに義は関白殿下にあり。ゆえに従うのみ。戦はしたくない。これ本音。
5,蔵入れ地以外は我らの領国。領国の収入は領国のもの。お家が傾かない程度に民を安んじるべき。蔵入れ地の民に関する要請で  あるならば承る。奉行に相談する。

216上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 02:42
上杉景勝、上杉家高家衆筆頭の武田信清を連れ、真田屋敷を訪ねる。

上杉「たのもー。わしゃ大老じゃ」
兵「ははー。しばしお待ちを」

昌幸「これはご苦労」
上杉「去年は一緒に戦えてよかったです。会津まで来てくれてありがとう」
昌幸「いえいえ」
上杉「で、本題。このものは我が家臣としておる、武田信清と申すものです」
昌幸「!・・・若、お久しゅうござります(平伏)」
信清「真田様、それがしは上杉様の家臣です。豊家大名たる真田様にそのような振る舞いをされては・・・」
上杉「うむ。真田殿、面を上げてくだされ」
昌幸「御意(目に涙)」
上杉「昌幸殿、最近、よからぬ話を耳にしたのじゃが・・・」
昌幸「?」
上杉「信玄公の二男である竜芳様にご子息がいたそうじゃ」
昌幸「・・・いまどちらへ」
上杉「先頃、極楽浄土へと旅立たれた。府中の寺院に隠棲していたそうだが、不慮の火事でその子ともどもなくなられたとか」
昌幸「おいたわしや」
上杉「となると、我が家臣信清が武田の正統となるが、武田の正統を家臣にするのは恐れ多い」
昌幸「・・・」
上杉「この話を貴公にした以上、信清は我が家臣とは思うておらん。信清殿をいつの日か、国持ちにしたい。ご協力を願う。この通りじゃ」(頭を下げる)

※真田公ご返答を賜りたく
>>206

長谷部「それはそうですね。家老の私が出ないというのは確かにまずい・・
中村も疲労しておりますし、明日は私長谷部采女休楽が名代として出席いたします
宇喜多様、毎度かたじけない・・」

>>215

秋田「はぁ、まんずありがてーことだますー、今後ともよろしぐおねげぇすます」

(以下津金の通訳)
・一揆鎮圧の件、要請があれば即刻きていただけるとのことでありがとうございます。宜しくお願いします。
ところで、ちと一揆について国許で気になる報告を聞きました。なんでも、一揆を煽動しているのは毛利の家紋を
付けた、フビライハン・マルコポーロと名乗る謎の二人組みであり、彼らは
「天下の仕置きはこれより毛利大老様が致すこととなった。一揆を起こすものはいずれ毛利様より大名に認められる」
などと触れ回っているとのことです。何分噂ですから確認の仕様もないのですが、上杉様にはお伝えしておきます。

・出先機関の件、毛利の件、関白様の件、了解しました。今後とも宜しくお願いします。
・年貢減免は蔵入れ地の民に関する要請であります。どうも困窮している民が謎の二人組みの煽動に乗ることが
多いのでわれら東北の諸侯は迷惑しておるのです。蔵入れ地の年貢減免をすれば、一揆も減ると思います。
お奉行様に宜しくお伝え下さい。
帰宅した津金の報告を聞き、酔いもさめていた長谷部・中村の両名は思わず顔を見合わせた。

長谷部「フビライハンとマルコポーロだと?いずれも鎌倉のころの唐(中国のこと)の人ではないか、何故そんな名を名乗る・・」
津金「秋田様に確認しましたが、どうやら南部でこの二人を祭っている寺があるとのことです、神の使いが毛利を讃えているという
体裁をとりたいのだろうと思います、人相風体に変わったことはなく、異人でもないそうですから名前はむろん偽名でしょうな・・」
中村「噂では諸侯会議の席で問い詰めることもできぬの・・しかし、その二人組みではないが・・・あやしげな易者なら、岡崎で・・見たぞ。
   なにやら、その男は加藤清正・・・」
長谷部「何故岡崎に加藤殿がおるのじゃ、加藤殿は熊本でとうに切腹して果てたのじゃがな、顔は似ておったかね」
中村「いや・・・まるで似ていない。しかし・・・確かに毛利大老様は天下一の殿だとか何だとかいうておったよ。」
長谷部「怪しいのぉ、実に怪しいのぉ・・」


219無名武将@お腹せっぷく:03/09/11 12:12
【豊臣家より布告】
下総加藤家。当主不在につき改易。領地は豊臣家の天領とする
勝手に他家を殺したり罪を着せるような行動を取らせないこと。
221人事係 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 14:04
>218、219
加藤清正は黒田討伐に功績があったとして、下総一国に加増転封されています。
初期には治部などに無理やり改易されかかっておりましたが、上杉と北政所が横槍を入れて防いでおります。

あと、風聞を流すのもよいですが、こうまで露骨だと逆に風聞の出元が狙われますので要注意。
徳川の子が風聞を流したとあっては、厳しい処置が下されるやもしれませんからな。

以上。よろしゅう
222大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/09/11 14:58
>>203
大谷「…安房殿、貴殿は豊家の臣か」
昌幸「無論」
大谷「…ならば好きなように」
昌幸「刑部殿にも御協力頂きたい」
大谷「…某は豊家の安寧を画するのみ」
昌幸「承知仕った」
大谷「…明日こそ正念場であろう」

【大谷吉継、真田への協力を約束】
223大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/09/11 16:17
蝋燭の灯りが揺れ動く度、吉継の眼光が妖しく光る。
会議は二日目を過ぎたが、平行線を辿るばかり。
終始無言を貫いてきた吉継であったが、ここに来てようやく筆を取り、
さらさらと書状を書き進めていく。

【奉行衆への書状】
此度の仕置き、其々の存念を聞きたい。
合議制は太閤様の御遺志、諸侯も無碍にはすまい。
私見としては戦を防ぐことを第一に考えている。
(三成には無事で何よりだった、の一言が付け加えられています)
>>221( ´∀`)ノ 先生!東軍諸大名の生死をはっきりしてください!!
>>219

>人事係殿

・・・加藤さんご存命でしたね・・・やっちゃったよ。
>>218は脳内あぼーんしてください。
>>217も嫌悪感を感じられたのであれば無しということで結構です。
226特別侍従:03/09/11 19:28
会社からカキコ・・・

表の東軍諸将一覧 どなたかしりませぬがナイス乙!
そろそろ新規の方々も増えてきたのでまとめいりますかな?
総務係殿よろしくw

前三州刺史殿
>>217くらいはぜんぜんOKの範囲だと思います。

ただ前々スレぐらいからの流れで 結果を相手に選択できないような
噂・政策等は一部荒らし(なぜか参加者ではなく??w)に不評を買う
ことはありますな。
227長曾我部盛親:03/09/11 21:29
会議2日目終了を待たずに、似ている人を小西屋敷に置いて…
大坂留守居吉田貞重は、会議途中退室の咎を詫びに、増田長盛のもとを訪ねた。
供を一人連れて…

増田長盛は、不機嫌な表情をみせつつ…
増田「宗性…悪戯はほどほどにせよ。盛親殿に言っておけ。」
吉田「さて、何のことやら。主君、酒害にて明日は欠席させていただきまする。」
増田「そのような事、使者口上で足りるではないか!」
吉田「実は、当家退城後、石田治部少輔様が登城されたと聞きまして…」
増田「それがどうした。」
吉田「会議欠席の非礼を、詫びようかと。増田様ご案内願えませんでしょうか…」
増田「…何か企んでいるのか。」
吉田「奉行衆には、良策でございましょう。ただ…」
増田「ただ?」
吉田「腹を括ってもらう事になるやもしれませんが…」
増田長盛は、不気味さを感じた。しかし、土佐衆の頑迷さは恐らく口を割らないだろう。
増田「解った、治部屋敷までいく。供せい。」
228長曾我部盛親:03/09/11 21:45
【大坂石田屋敷】

増田長盛は吉田貞重と供一人を連れ、石田屋敷を訪れた。

増田「治部少殿には夜分遅く申し訳ござらぬ。実は長曾我部家が明日以降の欠席のお詫び
   を兼ね、ご挨拶に参られました。某も土佐の後見故、まかり申した。」
蒲生「…これは。どうぞ。」

奥に通され、暫しすると石田三成が現れる。
増田「治部少殿、夜分すまない。」
石田「いえ、某の遭難に伴いご迷惑をかけた。して…」
増田が紹介を始める前に、供の者が吉田より前に…盛親であった。
増田「盛親!悪戯が過ぎるぞーーー」
意も解さず、盛親が頭を下げる。
盛親「親父殿、固いこと言うない。」
石田「…これは宮内少殿。」
増田「(こんな奴ばっか。)」
ここで酒が振舞われ、増田は自然と愚痴になる。
石田は微笑のうちに、冷徹な目を崩さない。
増田「…でのー佐吉がいなくなって、大変じゃったよ。」
盛親「大変でしたかな。」
増田「だってなー宰相は突っ走る。武蔵家は強硬。関白も…」
盛親「では、大老職を解消なされば良い。」
増田「な、な、な」
石田「ほう。」

【では、復帰オメの石田殿にターンw】
229真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/11 21:47
【大坂真田屋敷】

昌幸は内心、景勝の意図を計り損ねていた。
昌幸「若を大名に取り立てるは賛同致します…」
景勝「おおっ!賛同して頂けるとはありがたい」
昌幸「しかしながら、一つお願いしたき儀がござる」
景勝「わしに出来る事なれば御力になろう」
昌幸「宇喜多公に街道閉鎖を説いては下さらぬか?
  いらぬ不安を民に与えたとあらば豊家の威信が傷つきまする」
景勝「うむ…」
230佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 21:52
石田治部の屋敷から退去し夜半帰還の道にあった佐竹一行。
そこに光る白刃の光・・
「なっ・・なにやつ?」
「うっうわー・・」「ぎゃあぁぁああー」
ズシューズバッーッ・・その道は見る間に鮮血に染まり
赤黒い血溜りが・・。
「なっ・・まさか誰が・・?・いや毛利か?・・うわーっ」
それが義宣の残した言葉であった。
 なぞの凶賊が立ち去った後街道は地獄絵図の様相を呈していた。
供回り30数名の内20名が死傷残り全員が重症という惨事であった。
血塗れの家臣の一人が佐竹屋敷の家臣に助けを求め生死不明の重傷
にあった義宣を連れ戻す。
その救出で血まみれになった家臣の一人が治部屋敷に赴くものの
「とっ・・殿が・・殿がぁ・・」と泣きじゃくるばかり・・
石田が急を知って佐竹屋敷に駆けつけるものの「病気でござるゆえ
とっ・・殿は明日の会議に出席できめせぬ・・・これ以上は・・
どうかご容赦を・」泣いて土下座する家老。
一応大阪には「義宣は急な流行り病にて生死の境をさ迷っているゆえ
どうか会議参加はご容赦を(一応名代の岩城がいますが)」
 諸侯への挨拶状にすら死亡やら暗殺やらの言葉が飛び交っていたことに
当夜の佐竹家の混乱の凄まじさを物語っていた・・。

 【後世大阪で血溜り街道と呼ばれる地名すらついて名高き
  血溜り街道の変であった】
 
佐竹義宣・・現在意識不明のまま生死の境をさ迷っています

231小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/11 21:59
島津殿の使者が帰ってのち
小西 難儀な話を。恩も友誼もある。が、豊家への筋こそが何より大切。
    では、正直にいくとするか・・・。
【小西の使者が治部のもとへ。
島津殿より、当主が談合の場に出れぬことを詫びてくれと頼まれたことを伝える。】

小西屋敷にて関船にて急いで大坂に上ってきた宗と
小西 あの者、よう似ておるなぁ。
宗   ですな。
小西 何をお考えのことやら。
宗   ですな。知らぬふりで?
小西 朝鮮ではともに戦うた仲。信じるほかあるまいが。
宗   ですな。
【小西・宗、月見をしつつ葡萄酒を飲む】

※当家の使者が宗殿に届く時は、宗家の留守居が受け対応することになります。
232佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 22:00
翌朝・・大阪では佐竹が必死の隠滅を図ったにもかかわらず
佐竹義宣凶刃に倒れるの報はあふれ返っていた。
 佐竹家から強硬派の家臣が勝手に各商人に(小西を含む)武器弾薬や
兵糧の手配を始め「佐竹家では主君の弔い合戦か?」と市中を混乱の
渦に巻き込み始めた。
 急を知った国許では”主君が毛利に打たれて無念の死を遂げた”
と勘違いした家臣たちが武装して数十・・数百の単位で続々と上洛を開始。
東海道は正に戦争前夜の状況となっていた。
233上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 22:03
景勝は「おおっ」などと喜びながらも内心がっかりであった。
思ったより飛びついてこなかったからだ。
おそらく昌幸の涙も、同じようなものだったのだろう。さすが戦国。
この瞬間、田中吉政の寿命が延びたといっても過言ではない。
ラッキーだったな田中。

景勝「宇喜多公は独断専行が過ぎますな」
昌幸「?」
景勝「徳川と正面から戦った我らは、徳川の財物には一切手をつけなかった。
   それをかの御仁は、治部に泣きついて私の物としましたな。多少余裕のある当家などは大丈夫でしたが、
   佐竹殿などは蔵に金がないと今でも愚痴をいっておりますよ。貴公も大変であろう」
昌幸「まあ、そうですな」
景勝「今回も宇喜多公は戦をしたがっておる様子。金があるから良いでしょうが、我らは戦となれば厳しいですな」
昌幸「それが街道封鎖と何かつながりが?」
景勝「独断でやったのなら、それなりのお灸を据える必要もありましょう。ここでお灸をすえなければ、
   豊臣家としての戦を始めるでしょうな。お灸が効いたならば、戦は避けられるかもしれません。
   単独で毛利と戦をするなんて土台無理な話ですからな」

234佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 22:06
後追いで国許から宇喜多大老はじめ織田や秀康などや東海道筋の
諸侯宛に書状が届く
「大阪表にて主君の葬儀を執り行いたく多数家臣が通リますが
ご容赦のほど・・」
この事態を把握していない書状はますます諸侯を大混乱に陥れた。
まだ死亡していない義宣の弔問に訪れる大名や各家の家老まで
出てくることに・・。
235小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/11 22:07
小西屋敷に230の知らせ届く
兵3000を集め、100名一隊として、10隊を大坂の治安維持のために出す。
残り1000を屋敷で待機させ、1000を率いて石田屋敷に急ぐ。
236上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 22:18
>233続き
昌幸「むむむ」
景勝「宇喜多公は金持ち。かの御仁の性格からすると、我らが貧乏ということには、
   気づきますまい。その点、関白殿下は戦を避けるべく切腹を迫られてましたな。
   あの御仁、ずいぶん成長しておる」 
237佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 22:23
翌日諸侯会議は一日延期とされ犯人探索に費やされたが
結局犯人は見つからず、
表立っては流行り病で事を決着することになった・・。
だが「会議が長引いては迷惑だ早く処置せよ」秀元の一言で
の急遽の探索中止は治安回復を急ぐ石田や小西にも了解され
佐竹としては御家の恥を晒すことを恐れ泣く泣く単なる病と
公式記録に残す事を承諾した。  こうして一応事件は
何もなかったことにされたにであった・・・少なくとも
表面上は・・
238真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/11 22:24
【大坂真田屋敷】

昌幸「民百姓が不安を増大させれば豊家不信の一揆でも
   起きかねませんからな。
   宇喜多公に灸をすえるいい機会かもしれませぬ。
   わかり申した、協力致しましょう」
景勝「協力してくれるか、安堵したぞ」
昌幸「もしこの灸を受け入れねばどうなさるおつもりか?」
景勝「戦になるやも知れぬわ」
昌幸「…某が戦はさせませぬ……」
景勝「…それはどういう意味かな?」
昌幸「宇喜多公の御領地は上野とだけ申し上げましょう。
   今宵は遅くなり申した。某も年ですかな、疲れがでてござる。
   最後にご無礼ながら若を宜しくお願いいたす」

景勝は真田家の協力を得たものの、
昌幸が一体どのような行動に出るかつかみ損ねた。
239小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/11 22:28
小西家より、使者が奉行の各人、大老家、関白家に、ついで大名各家に。
変事の発生を報告。各屋敷内を厳重に警備するようにと。
まずは、それぞれが各屋敷にて動かれないようにと伝える。
佐竹殿の家臣に、状況を聞き取り調査。

佐竹殿、わかる範囲の情報をお願いいたします。
240上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 22:30
帰り道・・・
上杉景勝「・・・(やはり狸よ。あやつを旧主への恩で釣ろうとした儂はまだまだ甘いのお)」
武田信清「殿?どうかいたしましたか?」
上杉景勝「・・・おぬしの立志伝はまだまだ先になりそうじゃ。棚ぼたという奴はあきらめた方がよいな。
     とりあえず、3000石に加増いたす故、今後は兵を養い文武に励め」
武田信清「ははー。高家としてではなく、武家として励むこと誓いまする」
上杉景勝「たのんだぞ」

241小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/11 22:32
239は、237読む前でした。
対応、明日いたします。当家の動きは、これ以上は一日ではできないでしょう。
242佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 22:33
続いて佐竹家には豊家大老の名で毛利秀元が「悪戯に
天下に戦争の不安を煽る行為不届き至極・・よって
当分の間、義宣には蟄居謹慎を申し付ける。」
 と公布、実際戦準備に走った事を表ざたにするのを
恐れる佐竹家中は怒りを堪えこれを承諾、
 「卑しくも毛利家に疑惑がかかった事迷惑至極、
よって客分として(実は人質)佐竹義重を安芸に差し出してもらおう、
当然の迷惑料であろう、御家の安堵を図るなら否か諾かは
お分かりであろう?」秀元の非公式の申し出に対し
一応の回答は留保し家中混乱の沈静化に専念する他はなかった佐竹家
であった。
243 ◆zAnbFVoD9M :03/09/11 22:36
一連の事件の報告を聞き終えて。秀秋は松野と連絡をとり合った。
大坂には他に多くの忍がいたためあえて関白家は忍を広げなかった。その
為状況把握に多少のずれを生じさせたようだ。・・・我が家はシロ、というのは
わかったが。

(佐竹を叩いて得をするのはどこだ?・・・上杉は、全く覚えが無いともいえぬがここで
暴れるのにこのような後先考えぬ策はとらんだろう。・・それに大老をこれ以上敵に回
して我が家が持つわけが無い・・・。武蔵殿は論外、秀元ヌッコロヌで他に考えている余裕
がなかろう・・・。他にもいくつか浮かばぬ訳でもないが・・・・)

ふっと溜息

(仮想敵は一つでいい・・・そうだったな主馬・・・)

明日は遠出なので今日はこれで失礼。

244上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 22:38
屋敷に到着した上杉に凶報がもたらされる
軒猿「殿、佐竹公が賊に襲われ重傷とのこと」
景勝「うむ。我らが下手人と疑われてはかなわん。ここは一旦屋敷に待機せよ」
軒猿「御意」

景勝「同行のものは全員屋敷にて待機せよ。余は佐竹公の屋敷に向かう」

(事件当日夜、上杉はさっさと佐竹公の屋敷に行きました)
※237こそ取り消しになるかもしれませんな(ニヤリ
245真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/11 22:50
【大坂真田屋敷】

昌幸「上杉公も大した狐じゃわい…」
突如つむじ風を起こり出浦対馬が現れた。
盛清「…かつて沼田を支配していた当家にとって
   上野の民の心など如何様にでもというわけですな…」
昌幸「うむ、明日には河原右京が参る」
盛清「…右京殿に策をお与えなされましたか……?」
昌幸「与えてはおらぬ」
盛清「…それでは街道を封鎖されている宇喜多公と……」
昌幸「そういうわけじゃ。何も起きねばそれはそれでよい
   当家は大坂城警備の任をおっているゆえな…」
盛清「…佐竹殿の件はどのように?」
昌幸「当家に疑いがかかるようではいかぬな…」
盛清「…最悪の場合は………」
昌幸「……」
盛清「…やはり…」
昌幸「…出来ればこの策を用いずに済めばよいがのう…」

【上野の草の者へ密命が送られました】
246佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 23:01
>242はナシってことで。おながいしまつ。発言は毛利殿
まかせ。
しかし、我ながら立て続けに強烈なネタだな立て続けてww
247上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 23:02
佐竹屋敷に到着する景勝。ものものしい雰囲気に興奮。

兵「なにものじゃ!」
上杉「大老じゃ!見舞いに参った」

248佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 23:08
>242も一応保留しまつ。状況は諸侯のカキコに任せましょう。
但し犯人は不明でねww

249上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 23:11
強引に屋敷に入る上杉。
「名のある者よ、おらんのか!余と佐竹公の友誼はそんなものなのか!!」と叫ぶ。

250佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 23:13
そして247に対して、
「うっ上杉大老。こんな夜更けに何事でしょうやー」
家中ではひそひそ声で
”まさか上杉大老が殿を?””いやいや、まさか”
”犯人ならがこのような場に訪れるはずもなし”
結局家老のひとりが
「まことに申し訳なき儀なれど今宵当家にて流行病があって
屋敷内の立ち入りは遠慮いただいております。
例え大老であろうと御身体に万一のことがあってはいけませぬ
ゆえ屋敷内への立ち入りは遠慮願いたし」
其の間にも着々と屋敷内では戦支度が進んでいた。
251佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 23:18
249に対し「あっあっなにをなさいます景勝公。
例え貴殿であって、も」

家臣の静止にもかまわずずかずか進んでいく景勝。
252上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 23:22
上杉「突然の来訪失礼承知で訪ねて参った。許せ」
家臣「では、流行病ゆえ、今宵は・・・」
上杉「血のにおいがするな」
家臣「ギクっ」
・・・この会話の合間にも上杉景勝、島津屋敷と同様の先方でつかつか歩いてます
253佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/11 23:32
やがて景勝は義宣の寝所の前にたどり着いた。
家臣数十名との押し問答に堪り兼ねた医者が襖をあけた。
 「あっ・・上杉公」あわあわとして襖を閉めようとするが
黙って押し入る景勝。
 ・・・そこには血の気のない顔をした義宣が布団に眠っていた。

【以上は対応無理で津。なんせ意識不明。家臣・侍医対応となりますが
 容赦してください】
254上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/11 23:46
上杉景勝は絶句したと佐竹家文書に記録されている。
もっともいつも無口なので真相はわからんが。

いずれにしろ、上杉は見てしまった。
刀傷だらけの佐竹義宣の姿を。
止血に奔走する侍医の姿を。
そしてなにより、仇討ちを叫ぶ家臣の姿を。

景勝は佐竹義宣に「はようよくなれ、貴公がおらなければ、一体だれが大日本史を編纂するのじゃ」
と声をかけると素直に部屋を後にした。家臣や侍医たちは、泣いたという。

帰り際、彼は家臣に大声でいった。
「余は何もみておらん。大老を門前払いするとは、さぞかし勇気があったことであろう。さすがは佐竹公の家臣じゃわい」
そして耳元でささやいた。
「・・・誰だ。下手人は?」
佐竹家家臣はつぶやいた。
「わかりませぬ。しかし、毛利様とのうわさが」
上杉はなにも返事をしなかった。出来なかったのかもしれない。
255島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/12 00:06
【ニュースの母里】

母里太兵衛
「番組の途中ですが、ここで臨時ニュースをお伝えします。
昨夜未明、薩摩で大規模な爆発火災事故が発生しました。
現地に後藤又兵衛がいます。後藤さーん。」

はい、こちら薩摩の後藤又兵衛です。
現地時間昨夜午後23時ごろ、薩摩国坊津港において大規模な爆発事故が発生しました。
停泊中の商船などが被害を受けた模様で、詳細は不明ですが相当数の死者が出たものと思われます。
爆発の原因など詳しいことはまったく分かっておりません。
間もなく坊津港管理責任者の島津家家老樺山美濃守殿の会見が行われる模様です。

樺山美濃守久高
「現時点では事故の原因などについては不明、というしかございません。
何分、情報が錯綜している上に深夜での事故という事もあり、被害の詳細の把握も難しい状況です。
只今は混乱した港内の沈静化に務めておる最中でございます。
今後は原因究明に向けて島津家としても一層の努力をしていく所存です。」

以上、薩摩から現地の様子をお伝えしました。一度、スタジオの母里さんにお返しします。
256島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/12 00:12
【ニュースの母里】

母里太兵衛
「後藤さん、何か動きがあればまた伝えてください。
では、出来るだけニュースです。」

【諸侯、暗殺話分断してスマソ。続けておくれ】
257島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/12 00:16
>>231にちと注釈。
島津家の使者は忠恒が急病で出席できないと伝えています。

×島津殿より、当主が談合の場に出れぬことを詫びてくれと頼まれたことを伝える。
○島津殿より、当主が『急病のため』談合の場に出れぬことを詫びてくれと頼まれたことを伝える。
258宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/12 00:28
諸侯会議三日目への出席準備をしているところへ大坂所司代より通知が届く

秀家「市中に凶賊が出たと!許せぬ、秀頼様のお膝元で斯様な事を起こすとは!」
本多「…(殿もですよ…)… して本日の登城は如何なさいます?」
秀家「秀頼様に万一があってはならん!西の丸(横の旧秀長邸)に参る、
    重太郎と政重は供をいたせ、兼助留守を任せたぞ。」
薄田「承って候!」

秀家・岩見・本多が家中の精鋭五百と供に西の丸(横の旧秀長邸)へ詰めます
備前島屋敷には薄田が兵千名で籠もります。

大坂に来ている派閥内の旗本衆に指示を出します。
関白屋敷と石田屋敷にそれぞれ五百名が護衛に向かいます。
大坂所司代屋敷には五百名が手伝いに向かいます。
山陽・山陰道、港の関所には五百ずつが詰めてます
259石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/12 00:29
>>228続き。(いきなり大老職を解く話かw)

三成は静かに目を閉じ考えた。盛親の言葉に驚く増田。
盛親は三成の口が開くのを待った。

三成「盛親殿。某は土佐に漂流の後、ある家臣を召抱える事にした。
   新蔵はおるか!」
新蔵「はっ、ここに」
三成は両名に新蔵を紹介し、漂流の後の出来事、村を守る新蔵と
盗賊の戦の話などをした。新蔵は少々照れていた。

三成「正義とは何かをこの新蔵に教わったような気がした。」
新蔵「殿!おやめくだされ。」
三成「わしは武力には頼らぬ政治をする事にした」
盛親「な、なんと。」
三成「明日の会議ではその事を話、各大名の兵力の削減を話すつもりじゃ。
   まずは、自ら先頭にたたねばならない。国許の鉄砲鍛冶も廃業させる」
増田「良くぞ申された!」
そこへ佐竹が辻斬りに合い意識不明との急報が届いた。

適当にターン
(酒宴中の松平家中)

家臣・尾上一刀斎「申し上げます。佐竹左京様、襲撃されました。一命は取り留めたものの重傷とのこと」
家臣・桑野三十郎「申し上げます。佐竹屋敷は殺伐としております、武器屋に走るものもおります」

中村主水「何じゃ・・何故佐竹殿が斬られたのじゃ・・わからぬ」
長谷部采女「見舞いを出そうか、どうであろうか」
中村「ムムム、今見舞いをしても追い返されるばかりじゃ、しかも佐竹は仇敵ぞ」
長谷部「仇敵はこの際どうでもよい!凶事を見舞うのは武士の道というもの。見舞いは行ったことが大事じゃ、早坂よ、いってはくれぬか?」
早坂平四郎「では参りましょう」

・・・・
早坂「戻りました。佐竹様は見舞いどころではないようですが、門番がわたしの持参したさらし布は受け取りました。・・殺伐たるものです。」
長谷部「そこまで混乱するのか・・・」

【松平家臣は行方を見守りつつあります】
重太郎「とんだ所で災難が来たな。しかも当家は戦を控えておる」
兼相 「うむ。こちらはそれがしに任せよ、しかとお守りする」
重太郎「それがしも殿をお守りせねば・・・」
262小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/12 00:55
小西屋敷に知らせが届けられたのは、先日の米配りによって、
小西に恩を感じていた町人が知らせてくれたもの。偶然です。
病ではないと知りつつ、他家は佐竹家のためを思い、病という話を公式には受けた。

別件でつ
島津さん、公式にそう直しておくれだじょ。

263長曾我部盛親:03/09/12 00:58
随分適当なターンじゃw

盛親「右京大夫も襲われるとは。田舎大名には危険なところで。」
石田「…」
盛親「まあ、よろし。所司代には申しておこう。」
石田「よしなに。」
盛親「ただな。昨今の情勢を見て、大老職は害ぞ。」
石田「聞きましょう。」
盛親「ふ・・・。貴殿は鋭利な頭脳の持ち主。言わぬ。」
石田「(苦笑)
盛親「後は、貴殿の考えしだい。」

この、談合がどうなるかは、後の歴史が示す…
264宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/12 01:28
上野沼田城

収穫を祝う為行われた秋祭りの帰り道、主賓に招かれた進藤(沼田城代)が
すこし赤ら顔で馬を進める。
郎党「いやはや、秀家様が上方から寄越した一座の者達、見事な演奏でしたな」
進藤「うむ、京の都で磨いた腕は流石だのう、ご城主(岩見殿)もいらっしゃれば
    さぞ良かったのにな」
郎党「しかた有りませぬ、岩見様は大坂在番でお留守ですから、我らが民と親睦
    を深めることは、立派に留守を守ることに成りましょう」

突如つむじ風を起こり男が現れた。
茜屋「のんきに酔っぱらってる場合じゃ無いんだ〜よっ、進藤殿」
進藤「貴殿は、風魔の…」
茜屋「そうさ、相州乱波の茜屋絃三たぁ俺のことだよっ」
進藤「して貴殿何用で参った?」
茜屋「戸隠衆がこの地で動き始めたんだ〜よっ」
進藤「戸隠れとは真田の…頼めるか?」
茜屋「あたりめぇだ、貰った扶持の分くれぇは働いてみせる、風魔一党は負けねぇ〜のよっ」

風魔一党が上野・武蔵で防諜活動に入りました。
265無名武将@お腹せっぷく:03/09/12 17:49
狂えるほどに保守
266大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/09/12 22:12
大谷が把握している佐竹襲撃の情報は以下の通り。

一、佐竹義宣が何者かに襲われ重態
二、佐竹家臣の強硬派が軍備を進めている

平塚「最早会議どころではありませんな」
大谷「…大坂に乱を起こしてはならぬ」
平塚「会議の中止を?」
大谷「事ここに至ってはやむを得まい」
平塚「ではそのように取り計らいます」
大谷「頼む」

【奉行衆及び、宇喜多・上杉家に書状が出ます】
皆々様も突然の凶報に驚いておられると思いますが、表にて乱が起こるとあらば
未然に防ぐのが最上かと愚考致します。
騒動がある程度沈静化するまで、各自自国待機。会議は日を改めるべきかと。
皆々様のご意見をお伺いしたく存じます。
(賛成多数なら、合議制の上の『豊家の意思』として発令します)
267大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/09/12 22:25
会議三日目はさすがに中止でしょうから、吉継はのこのこ秀秋を訪ねます。

秀秋「ご苦労である」
大谷「…大坂で乱が起こるかも知れませぬ」
秀秋「ふむ」
大谷「…会議は中止にすべきと」
秀秋「…」
大谷「そうなれば毛利殿の処罰は一時棚上げせねばなりませぬ」
秀秋「…(ちょっと不機嫌)」
大谷「…会議を推し進めてまでの利益があるようには思わぬゆえ」
秀秋「確かに一大事ではあるが」
大谷「ご賢察を」

秀秋殿、ターン。
268小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/12 22:28
【小西行長】
小西家4番隊に町人より知らせが入る(米配りは絶大だーーーっ)
町人「小西様の御家中のお方にございましょうか」
隊長・結城弥平次「はい。何用にございましょう」(腰が低いのも、大坂町人に受けた)
町人「廃寺に、おかしな連中がおりますもので」
結城「よう知らせてくれた。して、いかほどの数、でどのような」
町人「詳しくはわかりませんが、50人以上は。血が落ちてもいましたゆえ、手傷を負っている様子」
結城「安心いたすがよい。当家がきっと調べてくれる」
269小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/12 22:28
【5・6番隊とともに、その廃寺に急ぐ】
結城「まだおるようじゃな」
5番隊・太田市兵衛「周囲を囲みおえたわ。鉄砲隊150を本堂に向けておる」
結城「うむ。では・・・太田殿」
太田「貴公らは何者ぞっ」(大声で呼びかける)
賊「休んでおりますだけで」
太田「怪我人もおるようじゃが?」
賊「喧嘩をした者がおるだけにございます」
太田「よいから出て参れっ!」
ガタッ、ザザザザッ、ドドドドッ 賊が抜刀して突撃・・・
ドガッ、ダーン、ドダーッン、ダダッダッーン!
ほとんど鉄砲で打ち倒され、数人を残し死ぬ賊ども
残る数人も残らず自決した。
その死体の中に、太田の知る顔があった。伊達家の者である。
事件の翌日にはすべてがあきらかになった。
伊達の残党の凶行であることが判明し、各大名家、豊家に報告がなされる。
小西家の面目は立ち、流石は小西様と大坂での庶民の人気は急上昇。
薬は小西と、商売も繁盛した。
会議三日目は、一部の大名の不参加はあるものの、開催されることとなる。
270小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/12 22:37
賊68名が死亡。
石田、上杉、佐竹のだれでも良いから殺す
上のような決意が書かれた書状が発見されたのが決め手となった模様。
もともとの怪我人が38名いたことで、佐竹家が一方的にやられたわけでもないことが判明。
佐竹家の家人が不甲斐無いわけでもないことが同時に証明された。
ではありますが、公式には賊を退治したとのみ。
佐竹家はあくまで病気で通すようですので、皆、知っていながら病として対応。
現役大名の差し金でなかったことで、安心感が広がる。
271 ◆zAnbFVoD9M :03/09/12 22:51
>>267
会議中に>>268-270の報告が入る。

関白  「とりあえず一段落のようだの」
大谷  「・・・伊達の亡霊とは・・・」
関白  「当主の首はいまだあがっていない。あのプライドの高い男が夜盗に
     成り下がるとは考えられんが・・・」
大谷  「考えられんが?」
関白  「・・・此度の凶報の説明はつく。一晩考えたのだが佐竹殿を討っても
     得をするものが浮かばんでな(苦笑)。あの者は上にも下にも平等に
     悪態をつく。豊臣のことを思ってのことだろうが出世からは離れる。敵
     にする理由が無くてな・・・」
大谷  「・・・ところで会議は?いまだ政情不安は解消されたとは・・・」
関白  「一応の下手人は出ておる。この状況でしないのは天下に示しがつか
     ん。そもそも何も決まっておらんのだからな」

【大坂で三日目の会議は行われる模様】
272大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/09/12 22:57
むむ、そんなに早く解決してしまうとは…。

>>271
大谷「…では会議に」
秀秋「うむ」
大谷「…承知。失礼致します」

【大谷吉継、会議に向かいます】
273佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/12 23:35
佐竹屋敷では騒然とした空気があった。
だが真犯人が解らない状況では手の内ようもなく、
毛利が主犯なり、いやいや宇喜多が、いや上杉が、と
主戦派ですら状況は把握しかねていた。
「豊臣家に正式に抗議して捜索の手を広げるべし」
との意見もあったが、
「それこそは自殺行為なり、事を公にすれば状況は
悪化する。本国でも事態を知れば大変なことに・・」
 そういった状況下小西行長が佐竹家に療養見舞いの名目で
訪れた。
274佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/12 23:42
「佐竹の御家中でも対応に困りかねておる様子ですな」
家老「いやいやまったく困っておりもうす」思わず愚痴がもれた。
その隙をついた提案とは
”ちょうど伊達家の残党が大阪に潜伏しており、これをもって
犯人に仕立てよう。とのことであった”
この場で「佐竹の武勇と家名に傷つけないように」との条件で
全ては了承され、>>268へ・・。
 ・・・だが佐竹の公式には病気との公布も小西の伊達犯人説の
強要といった隠蔽工作も全ての疑惑と諸侯の動揺を静めるには
至らなかった。
275佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/12 23:51
延期されていた諸侯会議が開催される、まさにの当日を
狙ったかのように下記の如き高札が佐竹屋敷前他の
各地数十箇所にたてられていた。
「我れクビライ・カーンよりの使者。鎌倉の世の過ちを但し
 天命ある聖王にこの国の玉座を委ねるべく
 ここに倭国の蛮王を天誅に下せる。
天の志を恐れるものは即退け、正しき者に天子の座を委ねるべし」

 これが便乗犯の犯行かは不明だったが、少なくとも佐竹家中の
強硬派を色めきたたせる効果はあった。
「やはり真犯人は別にあり」そういった声は静まることはなかった。
>>275

諸侯会議第3日目早朝・・宇喜多藩邸門前に、朝日を見る男の姿があった。
中村主水。そう、2日目の松平家名代を務めた男である、直情径行の熱血漢である。
中村は幼少のころから、朝日を見るのが好きだった。あの、真っ赤な色が好きなのだ。

中村「む・・」
門前になにやら高札が立っている・・

中村「何々・・我れクビライ・カーンよりの使者。鎌倉の世の過ちを但し
 天命ある聖王にこの国の玉座を委ねるべく
 ここに倭国の蛮王を天誅に下せる。
天の志を恐れるものは即退け、正しき者に天子の座を委ねるべし?何のことじゃ、さっぱりわからん、ははは・・
こりゃ、物知りの津金にでも聞こう・・」
津金「(叩き起こされて不機嫌)・・・なんですか騒々しい・・ああ、高札ね。ふむふむ・・クビライ・カーンというのは
鎌倉の昔の蒙古のみかどですな、・・・?!確か、毛利の家紋をつけた者が東北で一揆を煽動するときにいった偽名ではないか!!」
中村「ム・・・長谷部と宇喜多様にもこのこと伝えよ」
津金「いや・・・黙っておきましょう、これは何か・・きなくさい。宇喜多様を挑発するものやもしれぬ・・」

【松平家は静観しています】
277島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/13 01:31
【薩摩】

薩摩坊津で起きた爆発事故の続報。
被害の具体的な詳細が明らかとなった。
島津家の商船2隻大破、死者多数。
港に停泊中だった小西屋商船も爆発に巻き込まれ、関係者全員死亡。
その他、博多商人の商船や一般市民も多数巻き込まれ、死者は百人を超える見込み。

島津家の調査により事故当時、港に外国船と見られる不審船が停泊していたとの複数の目撃情報あり。
更に未確認情報ながらも事故直後、現場周辺に「石曼子・・天誅・・」
云々と書かれたビラがばら撒かれたとも。

これらの状況証拠から島津家はこの爆発が偶発的な事故ではないと断定、
第二次、第三次の破壊工作も予想される事から国内に非常事態宣言を発令。
国内の警戒を強めるとともに、不審人物の侵入を防ぐため、坊津、山川を始めとした
主要港への一切の入港を禁止(この処置は領内から破壊工作の危険が取り除かれるまで継続)。
緊急時であるため、公儀には事後報告の形として報告。

なお、島津家の報告の使者が大坂に到着するのは会議終了後。
現時点では大坂の諸侯でこの事件を知るものはいない。
何せ薩摩から大坂は果てしなく遠い・・・。

【島津家領内で非常事態宣言が発令されました】
【現時点で他国、会議への影響は何もありませんw】
278島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/13 01:40
【公儀への事件報告の模様(予想)】

石田「何ぃ、勝手な行動を!公儀からの指示を待ってから行動いたさぬか!」
使者「事件は大坂で起きてるんじゃない、薩摩で起きているんだ!」

使者の名前、青島某。
279上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/13 02:34
上杉家屋敷翌日

武田「佐竹公襲撃事件の下手人がとらえられたそうです。小西殿の手腕見事ですな」
上杉「ふむ。で、下手人はどこのどいつだ」
武田「伊達の残党の仕業だったとか・・・。当家も狙われていたそうにございますぞ」
上杉「話が出来すぎておるな。小西め、責任回避のために下手人をでっち上げたのではないか?」
ばさっ・・・軒猿の頭、唐突に登場。
軒猿「どうやら真実らしいですぞ。秋田公がいつぞや吹聴していた毛利一味を名乗る手はずだったとか・・・」
上杉「ということは陸奥で乱が起きる可能性もあるな。本庄に命じて即応のための軍を編成させるか。関白殿下には余から言上しておこう。信清、おぬしは会津に戻り、本庄の指揮下に入れ。あやつは無類の戦上手。励めよ」
武田「御意」
(上杉軍がマジ切れ。伊達残党を根絶やしにしまふ)
 
280島津忠恒 ◆0I4RB93Ktk :03/09/13 02:54
今更ながら暗殺騒動の顛末を確認。
ふむ、一つ火種を放り込むとするか。
どうせもうこの巻物に利用価値はない。

【上杉家屋敷】
差出人不明の巻物が上杉家の屋敷へ届けられた。

【巻物内容】
○○秀○殿

宇喜多直家、佐竹義宣の両名を討ち取られたし。
見事、事が成った暁には御家の再興をお約束いたす。

毛利秀元

巻物を手にした景勝は驚愕。紛れもなく秀元の自筆の署名である。
本文も署名の字体に相違ない。
が、肝心の宛先が所々塗りつぶされて読む事ができない。
どうにか「秀」の一字が読み取れるが、はて・・・?
秀元が充てた先は誰か、一体何者がこの巻物を上杉家に届けたのか。
謎は深まるばかりである。

【上杉家が謎の巻物を入手しました】
281無名武将@お腹せっぷく:03/09/13 03:00
宇喜多直家天正九年、死亡

巻物がニセであることは誰の目にもあきらかであり、上杉はそのくだらなさに怒りを覚えた。
282島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/13 03:13
気に入らなかったらスルーしてくれれば結構。
何か凹んだのでここで就寝。
佐竹侯襲撃事件により諸侯会議が延期されている間に、鎌倉建長寺の秀康の元へ急使大給残八郎が到着。
秀康「ただならぬことになっておるな・・八郎殿(宇喜多秀家)は無事か」
大給残八郎「は、無事でございます」
秀康「それはよかった。・・・わしも、韮山へ帰るぞ」
大給残八郎「上洛はなされませぬので?」
秀康「たわけ、今は謀反人にとって好機ぞ。大名がみな上方に居て、会議紛糾により長丁場になっておる。
伊達五十八万石、徳川二百五十五万石の残党が今一斉に立てば、天下は覆るぞ。わしはその押さえとして、伊豆にとどまる。」
大給残八郎「・・・そ、そうか・・」
秀康「西尾、聞いて居ったな?宇喜多様にこのことお伝えせよ。わかったな」
西尾「かしこまってそうろう」

【西尾は宇喜多への使者として発ちました】
伏見鍋島屋敷

勝茂「…略…と忠恒殿はお考えで御座る」
大坂城で行われている諸侯会議に出席した勝茂より報告を受ける。

直茂「…なる程のう、関白殿下は毛利家に責任を取らせるのではなく、秀元様に責任を取らせよう
    としておいでか…いまだ治まらぬ天下に荒事を起こしたくないのであろうな。」
勝茂「して、当家は如何しましょうや父上?」
直茂「無論、勝つ方に味方するしかあるまい」
苦笑いしながら決まり切った処世術を口にし、父は子に教える。

直茂「我ら大名は中央の政変に機敏に対応せねばどうなるかわからぬ運命(さだめ)よ。我ら大名の
    一挙手一投足に家臣の生活や領民の安寧が懸かっていること忘れるでないぞ。
    …されど次代を担うのはお前じゃ、お前が鍋島の家を保つのに良いと思うなら島津公の唱える
    九州大同盟(仮称)への参加、好きにするが良いわ」
285島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/13 20:54
【種子島】

村民「うわ、何だおめえらは。」
男A「ワタシタチハアヤシイモノデハゴザイマセーン
   ウンワルクフネガナンパシテコノシマニナガレツイテシマイマシタ。
   コノシマノトノサマニアワセテクダサーイ」
村民「おめえ、そんな事をしがない一村民のオラに言われても・・」
男A「イイカラサッサトアワセナサーイ」
村民「・・・。」

【種子島に異人が漂着した模様です】
286 ◆zAnbFVoD9M :03/09/13 22:12
うーむ・・・このままでは又居座られて会議が進まんしな・・・っちゅーわけで。

【上杉屋敷】

御子神  「関白護衛及び指南役を勤めさせて頂いておる御子神と申す。関白病につき
      遠出が出来ぬ上、家老宿老の恵利松野が謹慎の身ゆえ拙者が文を届けさせ
      て頂き申した。どうぞ御見分を」

関白花押
(要約)
会議に秀元がしゃしゃりでると話がすすみませんのでどうにか会議に参加できぬよう
手を打って頂きたい。秀頼様の文を出しても偽だ何だと動かぬまま諸侯を牛耳らせる
のは秀頼様の将来に必ず災いのもとになりますから。さすれば会議の進行はスムー
ズになり、蜂須賀殿や前田殿の手助けも容易になると思いますし。宇喜多様も助勢
してくれるはずです。ご一考くだされ。

【加賀豊臣屋敷】

松野   「・・・すまんな本多殿。実は・・・」
本多   「・・・ふむ・・・上杉殿には文を出されたのですな?」
松野   「はい。上杉様は蜂須賀、前田。あるいは清正あたりも」
本多   「宇喜多は浅野だな。そこからは腕の見せ所というところか?」
松野   「中央に権力を持てぬ勢力は瓦解します。我らは毛利を叩くところでは
      一致しておるはず」
本多   「・・・考えておきましょう」
松野   「お願いいたします」

関白、大老二人にフォローを頼んだようです
287織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/13 23:02
会議二日目終盤

>>117
「治部キタ━(゚∀゚)━!!」
なにゆえこの男はこれほど治部が気になるのだろう。
幼主を護る忠義の筆頭家臣という立場が秀信の敬愛する故太閤と重ねてみているのかもしれない。
忠臣ではないかもしれないのに。

会議終了後より秀信はにわかに動きはじめる。会議に参加している甲斐の田中吉政、女婿である伊勢の筒井順定
駿河の前田玄以の代理前田秀以(玄以長子)らの屋敷に行き協力を願う。
宇喜多秀家に使いを出す。「キリシタン緩和政策をすれば切支丹大名の支持も取りつけれますぞ。九州には切支丹も多いそうで」
小西家にも手紙「治部少輔殿の復帰で奉行の力も盛り返しましょう。切支丹の教えに帰依してる諸侯らの支持のために是非緩和政策を」
288織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/13 23:04
>>173ですな
会議前、松平家臣長谷部采女は西の丸の宇喜多侯に拝謁し、

「お人払いを・・」といった。

宇喜多「なんじゃ藪から棒に・・ま、よい。なんじゃ?」
長谷部「宇喜多様、今の官位は従三位中納言でござりましたな」
宇喜多「ああそうじゃよ。しかし分かりきったことを何故確認する?」
長谷部「従三位であれば、持節・征東将軍には十分なれますなぁ」
宇喜多「何が言いたいのじゃ、そちは・・ワシは三宅姓で源姓ではない、征夷大将軍にはなれぬはず」
長谷部「いや、持節・征西将軍とは平安の昔の官職にて、大将軍とは異なります、武家の棟梁で源氏の長者である征夷大将軍ではござらぬ、
     ただし、天皇様より節刀を賜りますゆえ専断の権を付与され・・」
宇喜多「ええまだるっこしい、要するに東国の大将で、将軍より下なのじゃな。で、それになるとワシはどうなる?」
長谷部「はばかりながら毛利様であろうが佐竹様であろうが命令ひとつで頭を下げまする、官職の上ではね。
     威張っている毛利殿も、従五位下長門守に過ぎず。持節として節刀を持ち、無法の臣下は斬っても良いことになっている
     天皇様の代理の宇喜多様には、逆らえなくなります。いわば切り捨て御免」
宇喜多「なるほど・・朝廷と伝統の力で毛利を押さえ込むわけか」
長谷部「そういうわけで、宇喜多様には、本日の会議にて官位の問題をとりあげて頂きたい。毛利問題は一時棚上げということで・・
     今のままでは、埒が明きませぬ、で、官位の予定でござるが」

宇喜多(豊臣)秀家 正三位 大納言兼持節・征東将軍
上杉景勝 従三位中納言兼持節・征東大使
石田三成 正四位下治部卿
小西行長 従四位下右京大夫
毛利秀元 従四位上左大弁
松平秀康 正五位下弾正少弼・征東副使
島津忠恒 従五位上右馬頭

長谷部「征東大使は征東将軍とほぼ同格。征東副使はその下でござる。また、左大弁は位は高いですが、軍権を持ちませぬ。
これで毛利様は丸裸。右馬頭は征夷大将軍になる人が元服した後なる職・・いわば将軍候補ですな
さ、どうでございましょうか、宇喜多様・・・官位の話を持ち出して、毛利を搦め手から押さえ込みましょうぞ」
290島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/13 23:40
>織田公
筒井順定の家督相続、結婚は諸侯会議終了後なんですが。
ちなみに当主の代理で会議に参加しているのは筒井定慶。
筒井家は名物茶器を捧げるなどかなり毛利派に近しい立場です。

織田公のやりたいようにしていただいて構いませんが、
そういう設定があるもんだと思い出してくらはい。
291織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/13 23:59
スマソ、会議終了後ね。すっかり忘れてた。定慶さんね。定次さんの代理の。
京にいたのは記憶違いか。まぁいいや、筒井屋敷の定慶さんに御面会。

筒井定慶「・・・」

【筒井定慶はいぶかしんでます】
292宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/14 01:45
>>286
関白家へ
本多「宇喜多にとって前田家は姻族、浅野・加藤・蜂須賀家も先の論功恩賞や
    移封時に何かと世話を焼いて御座る、その儀は承って候。
    関白家と当家、共に手を取りあいご宗家に馳走いたしましょうぞ。」

宇喜多から前田・浅野・加藤・蜂須賀家に書状
「我らはひたすらに秀頼様に忠義を尽くしましょう、会議では関白殿下にお味方下され」

>>287
織田家へ書状
切支丹禁教の廃止は当家も考えておりました。
全国(蔵入地)での禁教令を解除し、領内での切支丹布教・保護・寄進は各大名家の
判断に任せる旨の議題を会議に提出しましょう。

>>289
松平家へ
秀家「良き考えじゃが、官位については宗家と関白殿下にお任せしてある、儂が口出しする儀に
     あらず。されど秀康殿の三河守若しくは伊豆守拝命は関白殿に頼んでおこう」
>>292

長谷部「そうですか・・このこと関白様に申し上げていただけると後々有利になるのですがねぇ・・
     一任されているということでしたら致し方ない。それでは、わが主君が三河守に任官できるよう、お頼みくだされ。」
九州の切支丹大名分布図

小西家
切支丹大名。
宗家
当主義智は切支丹大名。小西行長の娘が正妻。
が、小西処刑後は妻をあっさり離縁して切支丹とも距離を置く。
切支丹は中央に便宜を図るための方便か。
筑前小早川家
前当主小早川秀包は切支丹大名だが既に病没。
宗家の毛利家は切支丹には否定的。
(重臣熊谷家を切支丹との理由で一族皆殺しに)
立花家
家祖立花道雪は大の切支丹嫌いで有名。
道雪に心酔していた家臣団の大半も切支丹に否定的。
鍋島家
切支丹禁制後、松倉、竹中らと並び尤も過酷な弾圧を課した大名家。
大友家
当主義統は切支丹政策で父宗麟と対立。
家宰田原紹忍は家中一の反切支丹。
切支丹志賀親次は既に他家に仕官。
宮部家
家祖継潤は比叡山門徒の出身。
島津家
切支丹、一向宗などを早い段階で禁教としていた。
>>294
ずいぶんと狙った発言ですね。
>>295
九州には切支丹大名が多いと聞いたので
裏千家に確認を取って調べてみますた。
297上杉 ◆j9lCIaXDC. :03/09/14 14:12
>286
上杉家返信
要約
「ご命令承りました。やれるだけのことはやりましょう。
 しかし、此度の関白殿下の采配、毛利に苛烈なのはかまいませんが、
 独断で兵を挙げ、街道を封鎖し、一大名の分際で七手組と通じ、その主面をするなど、
 勝手気ままな振る舞いをしておる御仁に何のおとがめもないことに私は憤りを感じております。 
 義なきところに権威は生まれません。豊家の威信を不朽のものにするためにも、
 厳正な裁きを願うところにございます。なお、会議において、私めがこのような発言をすることはありません。
 臣下同士がいがみ合ってなんの得になりましょうか。ひとえに関白殿下のご賢察にすがるのみであります」

・・・というわけで、上杉景勝が初日の大げんかの遺恨も忘れたかのように、毛利屋敷を訪れます。
(毛利屋敷)
兵「なにものじゃ!」
上杉「大老じゃ。秀元殿に面会願う」
というなり、兵の制止も無視して屋敷にズンズンと入っていきます。
殺伐とした雰囲気が漂い、上杉の供のものと毛利家の屋敷詰めのものの間で怒号が飛び交い出すころ、
秀元が現れました。

毛利いわく・・・
「これは景勝公、どういう風の吹き回しで?」
景勝応えて曰く
「ちと話したいことがあってな。この屋敷の庭は美しいのう」
毛利「ほう。それはありがたい。茶でも進ぜよう。参られよ」
※特別侍従殿、よろ

298無名武将@お腹せっぷく:03/09/14 14:18
汚い仔猫を見つけたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。
嫌がる猫を風呂場に連れ込みお湯攻め。
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。

その後に、乾燥した不味そうな塊を食わせる事にする。
そして俺はとてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。

その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して
猫の闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。
ぐったりとした猫をダンボールの中にタオルをしいただけの質素な入れ物に放り込み
寝るまで監視した後に就寝。
299上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/14 18:05
毛利出発と前後して・・・(上の騙されたTT仏じゃねーかw)
上杉景勝→宇喜多秀家宛書状
「私は関白殿下より命じられ、毛利を説得することにした。
 正否についてはわからん。この書状が貴公の元に到着するころには、
 かの者と話をしているだろうからな。
  さて、殿下の思いはただ一つ。豊家の安寧を保つこと。私とて同様である。
 今回の殿下よりの命令、真摯なものがありもうした。私としては是が非でもこれを成し遂げたい。
 そのためには奇策をとるかもしれぬ。戦を避けるため、やれることは何でもやるつもりである。
 故に、私は泥をかぶるつもりだ。そして、これがなにより重要なのだが、
 貴公にも泥をかぶってもらうことになるやもしれぬ。
 今後の展開がどうなろうが、それは豊臣家のためにしたことであるということだけは、
 あらかじめ覚えておいて欲しい。何があろうとも決して暴発することなかれ」

上杉景勝「・・・礼儀という奴じゃな・・・(ニヤニヤ」
300宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/14 20:49
>>299
秀家「流石は義の家、上杉であるな。」

宇喜多より上杉家へ書状
「儂と忠義の旗本衆は、秀頼様に逆らう者が無きよう目を光らせているものである。
毛利秀元が大人しく豊家の意向に従うのであれば騒動など起きぬ事でしょう。
秀頼様のお為に成るなら、貴殿と共に泥にまみれようと一向にかまいませぬ」
(何か罠に落ちていくような気分…w)

秀家「さて、北政所様に会ってくるか」
301 ◆zAnbFVoD9M :03/09/14 21:08
>>297

関白  「(ぐ・・・ううむ・・・)」

豊臣の血を有利にさせるに宇喜多様は必須・・・それに禍根を残すような手は将来
豊臣に不安を・・・。しかし上杉の返書は豊臣の信頼を求めている・・・。多少の傷は
避けては通れぬか・・・。

関白文

宇喜多様。此度の街道封鎖について秀元はともかく他の諸侯にも不満があると
聞いております。身の潔白は関白は疑いようもありませぬが・・・もしものときの
為の「とかげのしっぽ」をご用意なさってくだされ。

これを本多殿に届けます。
302宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/14 21:39
>>301
秀家より秀秋殿へ返書
「秀秋殿が某の事を気遣って下される、そのお気持ちだけで充分で御座る。
どうぞ会議の席ではこの秀家を叱って下され、例え一門・大老といえど豊臣宗家
と関白殿下の意向に背けばお叱りを受ける。
某が叱られることにより、其れを諸侯に知らしめる事が出来ましょう。
会議の流れしだいでは、賜った西の丸(横旧秀長邸)屋敷と大老職を返上し、
備前島屋敷にて諸侯会議が終わるまで謹慎致しましょう。
もし、宗家を蔑ろにする輩が出た場合、当家と忠義の旗本達は関白殿と共に戦い
まする、その準備をすることだけは黙認して下され。」
303宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/14 23:17
山城の国三本木、ここに一人の老尼が住む屋敷があった。
老尼の名は北政所、女性でありながら従一位と言う途轍もない官位を持つ人である。
静かに暮らす老女に今日も客が訪れた。

政所「虎之助、よう来てくれました、達者でしたか?」
清正「はっ下総への転封で出来た用事を片づけるのに手間取り、大坂に来ても諸侯
    会議でなかなか時間を作ることが出来ず、お伺いするのが遅くなりました。」
政所「堅苦しい挨拶などせずとも良いのですよ、そなたの顔を見るだけで心が晴れます」
清正「はっ、しかし先のお沙汰(論功恩賞)のお礼を申し上げねば…」
政所「ほほほ、先の沙汰で虎之助に加増をしたのはこの婆では有りませぬ」
清正「はっ、では上杉公でらっしゃいましたか?」
ゆっくりと茶をすすり老尼が言う。

政所「秀家殿ですよ、虎之助。秀家殿は虎之助の事を豊家の忠臣であると言って、
    ご自身の手柄に代えても酬いて欲しいと言うて下されたのですよ」
清正「なんと!宇喜多公でしたか、かの御人からは支度金まで頂戴しました」
政所「そうでしたか… 秀家殿は太閤殿下の養子であり、私が手塩に掛けて育てたお豪
    の婿殿でもあります。秀頼様と豊家を守り立てる事については余人と違い、如何
    なる事があっても疑わずとも良いでしょう、解りますね虎之助…」
清正「はっ、北政所様のお言葉この清正、肝に銘じまする」

北政所のこの発言の裏には、愛娘豪姫への思いがあった。
無論、この発言に至るまでには、北政所の下へ何度も会いに(遊びに)行った豪姫の行動
があった事は言うまでもない。
(秀秋殿すいません、勝手に北政所借りました申し訳ない)
西の丸宇喜多屋敷門前

松平家臣・津金仁兵衛「申し上げます、火急の用事あってまかりこしました、大老様はこちらですか」
宇喜多「何事じゃ・・」
津金は二人の男を連れてきていた。みな泣き顔で情けない表情である。
津金「これなるは、秋田出羽守様・小野寺義道様にござります。昨日小野寺藩居城横手城、一揆2万人により落城いたしました。
   一揆は秋田領内へ進軍中で、それとは別に秋田湊城放火炎上いたしました」
宇喜多「誠か、して一揆の首謀者は誰なのじゃ、泣いているだけではわからぬ!更に、このことは上杉様に伝えたのか」
津金「上杉様は只今お留守でございます、その上、方言がわからぬため、門番に言伝もできなんだと、私のところへ来た次第」
宇喜多「それ以前に問いたい。何故小野寺藩は一揆がそこまで発生するのじゃ、領内統治不行き届きではないのか」
小野寺「そうばいうげどよ、ことの起こりはおめぇさまがたが検地をやったからだべ。太閤様がおらっしゃったどきによ、
     太閤検地あっで、それ以来百姓はおらのいうことをみんなきかねえんだ」
(この件についてはttp://www.jumonji.net/we-jumonji/11-rekishi/r-017.html#r-017参照
宇喜多「ご政道をおぬしは誹謗する気か!」
小野寺「そうではねえよ、おらがいいてえのは、都から奉行様が来られたときには検地もまだましだったがよ、
     おらたち検地の仕組みわからねえだから、関ヶ原以来この方おらが藩ではけんかばかりだべ。
     お頼み申し上げますだ、上方衆に来て貰えねえか。兵を出して呉れ!!おらの城は落ちたんだべ!!」
秋田「おらからもお頼み申します。このままでは・・・おらの城もあぶねぇだ。諸侯会議で上洛するときに兵を連れてきたから
   国許には兵はほとんどいねぇだよ」

【宇喜多様、よろしく】
305前三州刺史 ◆JJi5gOTcvk :03/09/14 23:54
長谷部「・・・宇喜多様、主君の名代とは申せ、陪臣の拙者にも一言言わせて下され。
     此度の一揆の件、先ず秋田・小野寺の両人を国許へ返し、その上で上杉様とわが主に援軍を出す許可を下され
     そして、宇喜多様にも武勇の家臣を東国へさしむけられ、その者を援軍とする。
     とりあえずの措置といたしてはこれで如何でござろうか。」
306上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 00:11
毛利屋敷
上杉「悪いが国許に帰っていただけぬか?」
毛利「わしは内大臣ぞ1」
上杉「左様でしたな。しかし、これは関白殿下のご内意。貴公は官位を捨て、家督も秀就殿に返還なされよ」
毛利「うるさい!」
上杉「話を聞かれよ!これ以上、いくらわがままを言っても、落としどころなどないぞ。瀬戸際で生き延びようとしても、いつかは破綻する。
   関白が軍を起こすといっておるのは脅しではないぞ。ご連枝二人は名うての阿呆じゃ。感情の赴くまま、成否も考えず軍を起こすことなど、
   造作もないやつらじゃ。たとえ豊臣にとって無理な戦だろうが、何年も持ちこたえようが、負けるのはおぬし。底に変わりはないぞ」
毛利「ほう、ならば貴公が天下人。幸いではないか。はははは」
上杉「その道は望まぬ。これしかいいようがない。おぬしが国許に帰るならば、わしは大老職を辞して、国に帰るつもりじゃ。東北で風雲急を告げているともいわれておるからな。
    一揆でもおきれば、その責任にいたそう」
毛利「それならば大老は宇喜多のみか?」
上杉「宇喜多公にも職を辞してもらう。勝手に兵を上げ、街道を封鎖し、七手組みを家臣同様に使ったことは私戦そのもの。関白殿下にはすでに言上仕った。
    近いうちになんらかのお沙汰がくだされよう」
毛利「大老が居なくなって、誰が天下の采配をとる?まさか関白独裁か?」
上杉「いや、関白殿下の補佐役として天下を預けられるのはただ独り」
毛利「まさか・・・」
上杉「治部に任せる。もともと遭難前には豊臣家の執権を任す手はずだったしのう」
毛利「むむむ」
上杉「返答は行動をもって示せ。余も行動をもって約束を違えぬことを示す。もう会うこともあるまい。では、さらばじゃ」

(毛利公、勝手にすすめました)

307上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 00:17
上杉景勝、軒猿より一揆発生の報を聞く。
ただちに大坂城に登城し、
関白に対して、東国担当大老としての不手際を謝罪。
大老職を辞する旨伝える。きわめて異例のことに、関白秀秋も即座に辞任を承認。
汚名挽回の機会として、上杉に東北一揆討伐を命じる。

この裏に、毛利対策についての極秘の話し合いがされたとも聞くが、真相は不明。

※上杉景勝が国許に帰りました。帰国に際して前田利政に面会。猟官活動中の前田利政より陸中の守備を委任する旨の言質をとりました。
同日、使者超特急が大坂を出発。羽前の本庄に出陣命令を出しました。本庄軍はすでに前のレスで出陣準備の命令を受けているため、
すぐさま出動可能です。本庄、上杉家の中でも戦上手でしられてます(史実の福島城攻防戦を参照)
308上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 00:23
同日、移動途中で治部に書状。

「遭難よりの復帰なにより。かつて領国決めの際に毛利輝元公、宇喜多秀家公、余の三大老連名で約束したとおり、
貴公には今後、豊臣家の執権として、存分に天下の采配を振るっていただきたい。約を守ることは不識庵謙信公以来の当家の伝統である。
もし難色をしめすようなことがあれば、当家に相談くだされ。追伸・当家は大老職を辞しました。東北の不首尾が理由です。戦の恥は戦で返す所存。
吉報をお待ちくだされ」

佐渡の直江に書状。
「佐渡は優秀な家臣にでもまかせ、至急越後にもどり、兵を発すべし。佐渡駐留の兵を減ずることあたわず」 
309上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 00:30
大坂に一揆の報が届くより早く、
すでに事前の不穏との報を聞いて、出陣準備を開始していた山形城城主、本庄繁長は兵五千を海沿いの酒田城に待機させていた。
第一報が届き、続けざまの秋田、小野寺両家よりの援軍要請に対し、佐渡反乱鎮圧の前例をもって軍を発した。

小野寺家は小禄ゆえ一揆軍に不手際を取ったが、秋田家は大身。独力にて秋田城を死守し、援軍到着を待った。
(結城氏の秋田発言は、上杉が100人、前田ですら1000人ということを考えると、宇喜多に対するブラフとみるのが当然)

攻囲二週間。福島城攻防戦で伊達軍二万を寡兵にて打ち破った戦上手の本庄繁長がついに秋田に姿を現した。
310上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 00:37
ほ、本庄!

援軍の将が本庄繁長であることを聞いて、一揆の首謀者たる伊達の旧臣たちは恐れおののいた。
一揆軍二万を号しているとはいえ、実数は一万。その大半が土豪で、指揮官役の伊達旧臣たちとは意思の疎通も未熟な段階。
戦国最強の異名をとる上杉軍と野戦して勝てる状況にはなかった。
一揆軍は秋田城攻略をあきらめ、包囲を解いて横手城に退却を開始する。
そこに疾風のごとき速度で進撃した本庄軍が襲い掛かった。
先鋒を切るのは、本庄家にその人ありと謡われた猛将・繁長が五男・本庄重長である。

311上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 00:48
「あやつ、ワシの若いころにそっくりじゃ」
凄まじい速度で一揆軍に食らい付く五男の活躍に繁長は目を細める。
横には軍監として同行する水原親憲の姿が。
水原は「やるのう、おぬしのせがれは」と五男、重長の活躍を賞賛した。
事実、本庄軍先鋒は確実に一揆軍を混乱状態に陥れている。
勝利は誰の目にも明らかだった。

二刻ほどが過ぎたとき、水原は唐突に「わしはなぁ。おぬしがまた裏切らんかと心配しておったのだよ」とつぶやいた。
それを聞いた繁長はむっとした表情で言った。
「こんな奴らに与するほど、老いぼれてはおらん。わしが不識庵さまに逆らったのは天下が欲しかったからじゃ。見損なうな」
水原はそれを聞くと、安心したように高らかに笑った。

戦場に目をやると、一揆軍の死体が転がり、重長が誇らしげな表情でこちらに向かってきていた。


312上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 01:07
・・・・もはや大坂とは別の時間が流れ出す・・・・薩摩、大坂、東北と三つの時計が存在しはじめます

景勝の電光石火の大老辞任、一揆討伐決意から二週間。早馬に早馬を重ねた景勝は、会津に到着する。
すでに、本庄は横手城を攻略。周辺の治安回復に努めていた。
一方、直江山城は会津にて軍を編成。
帰農させなかった上杉軍のうち先鋒を除く1万を召集していた。すべては恐ろしいほどの速さで進む。
あまりの速さに、大坂では「上杉の自作自演」説も飛び出したが、この影で軒猿たちの超人的な働きがあったことはあまり知られていない。

この間、佐竹公が「まさかの時に」と会津に送った二万人の兵士はすでに佐竹公遭難の報をうけて領国に帰還の途上にあり、
羽後で一敗地にまみえた一揆軍だが、事前の入念な計画が功を奏して、最上領陸奥、堀領八戸では乱暴狼藉の限りをつくしていた。
すでに両家は上杉家に援軍を要請しており、会津に到着した景勝は早速、軍を陸奥に進めることを決意する。

そんなときであった、伊豆の松平秀康が1500の手勢(ほぼ最大動員)を引き連れて会津に現れたのは・・・・
わずらわしい政務から解放された喜びといまだ衰えぬ上杉軍の強さを再確認して終始上機嫌の景勝は、やや高飛車であった。

「遅いぞ。松平公。すでに謀反人どもの大半は征伐しておる。どうじゃ、ともに残党狩りに出向かぬか?」

(松平公、たーん)

>>312
秀康「申すまでもないことです。上杉様に負けてはおれません。残党狩り承知!!久しぶりに三河武士の強さ、見せましょう、どうじゃ者ども」
松平家臣「おーーーーっ!!」

上杉の援軍として出羽に参陣した松平1500の兵は、この時に備え野に伏して田畑を耕した者ばかり。
その勢いたるや凄ざまじく、単独で八戸の一揆3000を打ち破り、治安回復に尽力する。
奥山新陰流の太刀は唸り、鉄砲は火を噴く。松平の武威を見せ付ける戦いであった。

【松平家は上杉に協力し、奥羽で奮戦しています】
314上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/15 02:03
「おお、さすがは内府公の御子よ!やるのお」
負けずに上杉軍もがんばりました。

こうして、戦好きが暴れ周り、冬将軍到着前に、一揆軍は瓦解したという。
城を奪われた大名は小野寺ただ一人。先の大戦で培われた東北諸大名の連携体制が生き残っていたのが、
勝因の一つといわれる。事実、これより東北諸大名の友好関係は絶頂期を向かえ、文物の交流が著しく進展。
独立国家であるはずの諸大名だが、経済的な分業体制確立の萌芽すら散見されたという。

また、圧倒的勝利とは裏腹に首謀者のフビライハンなるものの捕縛は最後まで出来なかったが、
後半戦には返り忠の土豪が続出したこともあり、伊達の旧臣たちはつぎつぎ捕らえられ、ことごとく刑場の藻屑と消えた。

※恩賞の沙汰があるかは不明。それは大坂政界が決めること。欲しかったら松平どん、大坂に行かれよwわしはいらん

315宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/15 11:55
関白秀秋殿へ大老宇喜多名で書状(>>307の頃)

「奥州、羽州の各地で伊達残党による謀反が続発しております、諸侯会議に
参加している東北の諸侯を領国に帰還せしめ、謀反に当たらせましょう。
関東の諸侯(松平)で援軍を出せる者には出陣の許可をお与え下されませ。
乱を鎮圧次第すぐさま評定を開き、秀頼様の名で諸侯にお沙汰有るべきかと
領内で謀反おきし大名家は原則減封。但し、乱鎮圧にそれ相応の働きある時
はその罪を問わず、他領に援軍を派遣するなど働き目覚ましき諸侯には加増
有るべきと存ずる

減封対象大名
小野寺家…居城を落とされる大失態、お家取り潰し
秋田家…領内統治不備にて知行半分
最上・掘家…お咎め無し

加増対象大名
上杉家…反乱鎮圧の働き目覚ましく、その功績第一位
松平家…残党狩りに参加、しかるべき官位(三河守)に叙任有るべきかと
前田家…詳しい功績は不明だが、今後の奥州の治安(蔵入地)を守るため
     それなりの職に就任有るべきかと

沙汰については、功績第一位の上杉公のご意見を参考にしてくだされませ。」
316宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/15 12:21
奥羽各地で起こった伊達残党による大掛かりな反乱を受け、宇喜多家も
関東での治安維持に躍起になっております。

関東諸侯に治安維持活動への相互協力を提唱します。
東軍残党に懸賞金を掛け、その行方を追います。
在国の家臣は知行地に赴き、上方の家臣は代理を派遣して領民を慰撫します。
(慰問集団の派遣、郷士・庄屋・古老との会見)

本多「岩見殿、貴殿の沼田に不穏な動きが有ると聞きます、お気を付けあれ」
317石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/15 13:13
信濃領内において、木曽衆、諏訪衆らを家臣団に編成。
皆、心から忠誠を誓い、一致団結した。向こう20年、信濃国内で一揆は発生しない。
(江戸時代にも石河の仕置きは引き合いにだされたほど公平だったし)
諏訪殿を一万石の大名として家臣に組み込む。
これを豊家にたいして、許可を届け出る。(関白様、許可をお願いします)
318長曾我部盛親:03/09/15 21:41
当主不例につき、帰国致します。

盛親「(憮然)」
吉田「殿、兵の用意は如何に。」
盛親「当家は、暫し上方には関与せず。」
吉田「…」
盛親「大坂奉行衆に書状。淡路代官を至急よこせとな。未だ当家の接収に任せるとは
   怠慢と言っておけ。」
吉田「御意。」
盛親「後、関白、宇喜多、毛利、上杉に次の書状を…」

関白家中 松野宛。
当家は帰国致します。佐竹右京大夫も襲われる治安では、大坂にはいられん。
(これからは、口上。 豊家を守るならば、殿下は強く。強くならねばなりません。)

宇喜多家中 明石、岩見宛書状
当家は帰国致します。
ガス抜きの紛争は容認いたしますが、西国の現状考慮されたし。

毛利内府宛
若年ゆえの悪戯は好きになされ。お家を傾けないような程度にな。

上杉景勝宛
時は、各地で違うようで。四国は悠々たる時が流れる。鎌倉は時が止まっております。
いずれお会いすることもあるでしょう。

319真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/15 22:12
【大坂真田屋敷】

昌幸「奥州の伊達残党の乱も収まったようじゃな…」
幸村「大坂も佐竹殿襲撃以来特に何事もないかのように見えます」
昌幸「まだまだ戦乱の火種が残っておるぞ…」
幸村「父上は悪戯がすぎまする!
   某の知らないところでその火種を植え付けたのでございましょう」
昌幸「わしもまだ天下に未練があってのう…
   信玄公以来、本当にお仕えしたい人物はおらぬようじゃ。
   いっそこのわしが…」
幸村「なりませぬ!」
昌幸「このまま治まる天下ではあるまい…」
幸村「かようなこと……」
320島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/15 23:44
これは反乱勃発以前の出来事。

【島津屋敷】
【寝所】

三日目の会議を病と称して欠席した忠恒は寝所で昼寝中。

忠恒「ZZZ・・・」
柳原「島津忠恒様、にございますな?」
忠恒「!・・・何者じゃ。」
柳原「伊達が家臣、柳原戸兵衛。」
忠恒「逆賊の臣が何用であるか。我が首を掻きにきたか。」
柳原「そのつもりならばとっくに。」
忠恒「重位!!」

忠恒の声に寝所の前に控えていた護衛役東郷重位が襖を開けて登場。
侵入者に向けて電光石火の如く太刀を振り下ろすが、柳原、軽やかな動きで避ける。

東郷「・・・・!!」
忠恒「ほう、単独で屋敷に侵入するだけあって腕に覚えはあるようだな。」
柳原「東郷殿、刀をお納めくだされ。私は忠恒様に危害を加えに参ったのではござらぬ。」
忠恒「賊が抜け抜けと。良かろう、重位、刀を納めよ。」
東郷「・・・。」
忠恒「構わぬ、納めよ。」
東郷「・・・(無言で鞘に納める)。」
忠恒「では聞こう。柳原とやら、貴様が単身わが寝所に忍び込んだのはいかなる心算か。」
321 ◆zAnbFVoD9M :03/09/16 00:03

【東国での上杉の働きについて】
秀頼様も大層お喜びである。一揆の方がつけばじきに何らかの報償が与えられる
とのこと。これは関白からのつまらぬものだが、受け取ってくださるとありがたい
関白花押 

業物の日本刀と銀百貫がおくられました

【宇喜多様への返答】
ありがたきお言葉を頂き踏ん切りがついたと思っておった矢先に此度の一揆騒ぎ。
乱自体の収拾は早いかもしれませんが今回は国許にお戻りになるがよろしいと思わ
れまする。風聞の伊達が本当であれば宇喜多様の領土が危ないゆえ。秀元に対し
ては微力を尽くして止める所存にて。
恩賞などについてはもう少し考えさせてくだされ。小野寺は小国、秋田は大将が上方
におったための悲劇でござる。東国は内府についたものが多く政情が安定しておりま
せぬ。ここで少ない西軍のものを叩くと面倒になるやも知れませぬし。

【石河家への返答】
関白の名において許可いたす。豊家への忠義を全うされよ

【長宗我部家への返答(松野)】
この政情では当然の判断、四国への道中の無事を祈る次第。
(口上→強くでるにはやり易い地盤がいるものでござる。地はあり、大義をぶつける用意
はできもうした。・・・できることならば使わぬ強さを誇りたいものですがな)
322島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/16 00:18
【島津家の行動】

奥州で反乱が勃発、上杉景勝の帰国を受けて
会議の終了を悟った島津忠恒はじめ島津家一同も帰国。
>>320の続きはいずれまた。

【鍋島家】
島津家と同時期ではないが、関白、治部ら公儀重役に挨拶後、鍋島勝茂も帰国。
(親父殿の行動は宇喜多殿にお任せ)

【立花家】
都の治安が回復するまで大坂に留まる。
私兵をもちいて所司代小西行長と協力、混乱する市中の回復に寄与したとのこと。
323 ◆zAnbFVoD9M :03/09/16 00:22
【大坂城】

ひとり溜息を吐く秀秋。上杉は一揆鎮圧でいない、随分頑張っていた松平の家老?は
それについていった。佐竹は意識不明の重傷、宇喜多様も大老を辞させて江戸に戻り
なさるであろう。島津、長宗我部も国へ帰ったか・・・。寂しくなったものだ。

秀頼  「ひであき、きょうもかおいろがわるいのう・・・だいじょうぶか?」
秀秋   「いえ、今日は頭もよう働くゆえ普段より調子は良うございます。さ、算盤を
      御続け下され。多少は算術ができぬと女子に笑われますぞ」
秀頼  「うー・・・むずかしいぞこれ・・・」
秀秋   「慣れれば楽しめるようになりまする」

このような日々ならば楽に死ねそうなのだが。・・・懐に真新しい紙に書かれた文書が
しまわれている。豊臣家花押も押された、通告の書。
使わせないでほしいものだ。秀秋の顔は青いまま。

松平秀康「恩賞というほどのものではござらぬが・・転封の上、7千石ほど賜りたい。しめて5万8千石」
上杉「ははは、随分細かい恩賞じゃな。で、どこで5万8千石じゃ」
秀康「陸奥国津軽4万5千石。出羽国檜山(現在の秋田県能代)にて8千石、蝦夷地福山にて千石」
上杉「・・・そなた、この陸奥に骨を埋めるのか」
秀康「ここは良い政治をすれば、黄金楽土となる国でござるよ。これまでの領主が悪い政治をしてきたから
   貧しいだけです。拙者、この国を変えて見せましょう。ここは気に入り申したゆえ、骨を埋める所存」
上杉「官位はどうする?」
秀康「三河守でようござる、わが父も徳川三河守家康卿と長く名乗っておりましたし」
上杉「欲が少ないことじゃ、このような不毛の地へ移った上、官位も父の官位を継ぐのみか」
秀康「一揆征伐の恩賞はこんなものでしょう、上杉様こそ恩賞をいただけば・・・
   小野寺旧領3万石を、武田信清様に宛がわれてはどうですかな。上杉支藩武田家という格好でしたら、
   武田とつながりがある南部家の威光の強いこの地方の安定につながります」
中村主水「殿、気でも・・・どうかされたか・・・この森ばかりの何もなき地に・・移転とは・・」
秀康「そちは、この地が何もないと見えるか?津軽平野は豊かじゃぞ。更に檜山(能代)の木材・韃靼(だったん〔ロシア沿海州〕)の錦、
蝦夷の魚・・蕎麦も旨いぞ。しょっつるもあれば酒も旨い、おまけに女の子は美人じゃ」
主水「・・・豊かかもしれませんが、伊豆のほうが暖かでようございましょう。
   都にも近く、一朝・・・こと起こりしときには・・・上洛もさほど、苦にならない。
   昔、蒲生氏郷殿は会津へ移されたとき泣かれたそうですぞ、殿は、ここで・・隠居でもするおつもりか」
秀康「だから蒲生は滅亡するのさ。わが父は関東に移されたとき喜んで移住された。
   ま、わしは天下を取るような気は今はないがな。この地は豊かにすればいくらでもようなるぞ。
   長谷部、津軽移転を関白様・宇喜多様にお願いしてまいれ。なに、書状を届ければよい」
長谷部「わかりました。書状お預かり致します」

関白様・大老宇喜多様

秀康、津軽にて一揆を平定し、領民から話を聞くにつけこれまでの東北地方の政治は
ひどすぎたことを痛感いたしました。よって秀康、津軽に骨を埋め、民を豊かにするべく
尽力したいと思います。つきましては、津軽旧領4万5千石並びに大館8千石、蝦夷1千石へ
移して頂きたく、ここに書面にてお願い申し上げます。
また、三河守に復位のこと、こちらもお願い申し上げます。 

松平秀康 花押

【松平家の使者が大坂へ向かいました】
326上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/16 00:57
>324
上杉「わしは恩賞なんぞいらんよ。こたびは禊の戦であったからのう」
松平「ほう」
上杉「ただ戦費がかかり過ぎてな。新領国の国づくりも始まったばかりだし、何かと物入りでな。もし遠国で戦があっても斯様な戦はできんのう。
    佐渡でももらえるならば別じゃがのお」
松平「ですか」
上杉「ところで、貴公が陸奥に入りたいという願い。まことに結構なお話だが本音は別であろうに」
松平「・・・」
上杉「伊豆に移ってまだ一年。続けざまの転封は何かと辛かろう。それに最上殿と堀殿にも迷惑じゃしな。伊東が欲しいのだろ?」
松平「・・・御意」
上杉「伊豆からわざわざ1500も引き連れて参ったとあれば、蔵は空に近いのだろ?」
松平「汚名挽回の機会と思い、すべてをこの戦につぎ込みました」
上杉「よろしい。大老を辞任したわしにもはやなんの力もないが、関白殿下には言上しておく。ついでに治部が余への嫌がらせにもっていった一万石も頼めばもらえるかもしれんぞ」
松平「かたじけない。いずれにしろ、大坂に参らねばなりませんな」
上杉「大坂にて関白殿下にお会いした時には、上杉殿の内諾は得ていると申しておきなされ」

※一揆遠征軍が解散。上杉は会津に戻りました
※虎軍戦勝で忙しいでしょうが、毛利、石田両役殿、振ったネタにお答えいただきたし
327上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/16 00:58
入れ違いだけど、
続けざまの転封には、相手方が絶対嫌がる。後ろに敵を作りたくない上杉としては、最上と堀に悪い顔をするわけにはいかんのでな。
あしからず
328長曾我部盛親:03/09/16 22:27
【帰国日記1】
盛親は、帰国途上淡路と阿波によった。
阿波惣郡代、佐竹親直が迎える…
一行は徳島城へ入った。

盛親「淡路はどうだ。」
佐竹「火種はございます。今は、当家の支配ゆえ力技で抑えておりますが。」
盛親「ふむ、薬は毒。逆もある。して、阿波はどうじゃ。」
佐竹「それが、なかなか…やはり土佐者に対する反発は。」
盛親「(苦笑)さもあらん。蓬莱殿が家臣団に組み入れ去ってくれたのは幸いじゃ。」
佐竹「…ですが。」
盛親「この地であろう。」
佐竹「御意。兵を動かすに、土佐では遠すぎます。」
盛親「確かにな。細川、三好はここから立ったのだ。応仁以来この地は鍵よ…」
佐竹「では…」
盛親「本城を動く。だが、豊家には伝えねばならんな。」

【長曾我部家より、大坂公儀へ書状。本城を徳島へ移します。】


329長曾我部盛親:03/09/16 23:15
【帰国日記2】

土佐へ帰国したその日。
盛親は電撃的に指令を下した。

一、本城を徳島へ移す。
二、一領の衆は加増安堵。
三、但し、一領の衆の二男以降を召し上げる。
四、一領の衆は世継のみ残すこと許す。
五、三の者は阿波で知行を与える。

中内「殿…」
盛親「なんじゃ。」
中内「劇薬でございます…」
盛親「…わかっておる。しかしな。」
中内「太閤の侵攻…覚えている老臣には効きましょう。」
盛親「ふ。太閤の戦より遅れた地。劇薬やむなし。」

330真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/16 23:58
【上田城】
昌幸からの密書を受け取った城代・矢沢但馬守頼康は戦慄し、
一門筆頭の真田隠岐守信尹を呼んだ。

頼康「信尹殿、このような密書が殿より届けられました…」
信尹「……なんと沼田で一揆を!」
頼康「殿は再び沼田を手に入れたいようですな」
信尹「兄上は亡き太閤殿下をして表裏比興の者と呼ばせた謀将じゃ
   沼田ほしさだけでこのような危険を冒すはずがなかろう」
頼康「隠岐守殿は如何お考えか?」
信尹「…わからぬが…兄上ならば策があろう、
   われらも兄上を信じて沼田へ戸隠衆を潜入させるほかあるまい」
頼康「草の者はすでに潜入しておりますが…」
信尹「宇喜多殿とて凡人ではないぞ。
   出浦対馬は大坂におってこたびは動けぬ。
   代わりにもならぬが戸隠衆をもって補佐させよう」

【上野国内で真田忍びの動きが活発化しました】
【沼田近隣で農民が何者かに扇動され、不穏な動きを見せ始めています】
331長曾我部盛親:03/09/17 00:02
【帰国日記3】
上方を去る際、盛親は伏見にある人物を残した。
足利義種。
ただ、この人は未だ、認知されざる身分。
伏見総見という、地位を与え盛親はさった。だが、それも長曾我部の家宰の一部門。
大坂会議を別に見て、西園寺卿に会う。

足利「歌会わせは、東山様にかないませぬ。」
西園寺「ほほ。精進せねば。」
足利「…土佐からの書状でございます。」
西園寺は少々、驚いてみて書状を見る。

武家伝奏様。
貴血たる者は、器量はどうでございます?
きな臭い動きは当家も看過しております。
聞けば、西園寺家は琵琶の呪いもある家。氏は継がねど養子はありまする。
清華のお家。御筋に加えて頂き…

西園寺は煽りかつ多少無礼な書状に鼻時ろむ。
(長曾我部はんも、ゆうしって言わんのがいやらしい)

【久々振ってみました、西園寺卿w】
332宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/17 01:25
上野厩橋城
城内の一室で密議

小太郎「…という具合、沼田に向かった絃三は腕っこき、戸隠衆ごときを生け捕るは
     朝飯前よ」
西山「うむ、この件については明石様より承諾を得てある、存分にお働き下され」
小太郎「承知、風魔党の恐ろしさ教えてやりましょう…」

風魔小太郎が静かに襖を閉め、出て行く…
西山「明石様の予見した通りであったか、城主不在の旧領に騒ぎを起こしそのドサクサで…
    されど真田昌幸も愚かな事を、よしんば忍びが証拠を残こさなんだとしても、当家が
    騒ぎ立てれば只ではすむまいに…」

厩橋城、箕輪城で密かに動き有り…
風魔党の増援が沼田に向かいます。

岩見殿へ
早く復帰して下され
333 ◆zAnbFVoD9M :03/09/17 02:07
【松平家使者へ返事】

上杉家からの推薦もある。伊東を与えること自体吝かではない。豊家への
忠勤をこれからも続けるように。

以下口頭→あまり動きすぎるとくだらんことでつぶされかねんぞ。今正式に政を
       行う頭は治部少輔にて。そなたは闇夜に沈んだ者にとっての格好の
       提灯であることを意識しておくことだ。

【長宗我部家への返書】

随分いきなりの移転だな。やりたいことはわからんでもないが右衛門尉があわてて
おるぞ。流石に烏帽子親、そなたをよく知っておるようだ。そのうち行くだろうから安心
させてやってくれ(・∀・)

淡路には確か安宅某をおいておる。としますw。
>>326

秀康「ありがとうございます、上杉殿。そうですな・・伊東一万石を頂ければありがたきこと・・
   奥州移転の儀、やはり撤回したほうが良いようですな・・お勧めに従い上洛いたしまする・・」

秀康は大給松平家乗・中村主水とともに上洛の途についた。経費が嵩むため、供回りわずか10名。
残りの兵は家老本多富正が率い、国許へ帰った。
東北の残務は津金仁兵衛が横手にて進めることに。

さて、秀康一行は北陸を通り京都の茶屋邸にたどり着いた。
秀康「ああ、体も服もよごれたのぉ」
中村「茶屋殿から聞きましたが、今日には風呂屋が最近流行っておるそうですぞ、ちと参りますかな」
秀康「ふむ・・参るかな」
風呂から帰って来た一行を待っていたのは、長谷部采女であった。
長谷部「殿、関白様より>>333の如きお言葉を賜りました」
秀康「ふむ・・これは明日お礼を言上せずばなるまい・・」
335上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/17 20:22
関白家へ一揆鎮圧の書状
「一揆軍討伐終了いたしました。松平公の働きまことに鬼神のごときものであったことは前にも触れたとおり。
 さて、討伐に家中上げて乗り込んでしまったため、当家の金蔵まったくの空っぽに候。
 恐れながら申し上げれば、豊臣家の代官の某(いしこ某などとなのっておった気もしないでもない)の失態によって、
 発生した佐渡討伐とその後の駐留経費もかさむ一方です
 つきましては、拙者恩賞などまったくいらぬという気持ちに変わりありませんが、当分の諸役免除の認定あるいは佐渡一島を頂ければ幸い」

※手紙と前後して、伊東の撤退指示が出されました
336真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/17 21:31
【沼田城下】
沼田城下の町はずれでは何処からか流れてきた浪人が気勢をあげていた。

浪人「聞け皆の衆!!奥羽では伊達の内乱が起き、
   未だ天下は治まっておらぬ!」
農民「何だぁ?」
浪人「大坂では何者かによって佐竹殿が襲撃された」
農民「まあ、おらたちゃ関係ねえな…」
浪人「聞くところによればこの上野にも宇喜多公が統治されてから間もない
   皆はどのように思うか、
   宇喜多殿は名家の生まれで金が如何様に作られるかも知らぬ御仁。
   今はよくとも何時われらに苦役が来るとも限らぬ!
   我らの米や金はわれらが物じゃ、われらは戦わねばならぬ!!」
農民「そんなこといったって見地で武器は奪われちまったし…」
浪人「心配するな、わが同士が武器を提供しよう。
   立て!搾取の苦しみを知らぬ者を叩き潰すのじゃ!」
農民「苦しみ知らねぇ殿様にはついていけんだ…
   おらたちの金や米を守るだ!」

【沼田をはじめ上野各地で農民が武装を始めました】
【騒動に便乗して北条旧臣が上野の治安を乱し始めました】
岩見 「やっと沼田に着いたか」
薄田 「そのようだな」
岩見 「しかし本多殿の文を読んで駆け付けてきたが、何頭馬を潰した事か」
薄田 「言うな重太郎、しかし我ら2人でどうなるというのだ?」
岩見 「真田の爺ごとき我ら2人で十二分よ」

【岩見、薄田2人のみで沼田到着】
338長曾我部盛親:03/09/17 22:38
阿波徳島城】

現在引越し中。きりんさんも象さんも好きw(もとネタわかる人は略

>>321
佐竹「関白から如何に?」
盛親「病ゆえ冴えている、というべきか。」
佐竹「ほう、松野の操り人形ではなくなりましたかな。」
盛親「まあ、よい。関白から豊家の仕置きが直接きたのじゃ。」
佐竹「…大老職は崩壊ですかな。」
盛親「ふふ。ここは中央の器量を見るか。」
佐竹「そうですな、淡路で動くよりは様子見いたしましょう。」

【小ネタよりは傍観するよw】
【沼田城】

岩見 「進藤殿、鈴木殿、暫く留守で申し訳なかった」

深々と頭を下げる岩見

進藤 「いやいや、殿も大坂では大変で御座ったろう」
鈴木 「それに此度の真田の所業、まだまだ世の中平安とは申せませぬな
     しかし供回りも連れずに二人で来るとは」
薄田 「なに、儂が居れば大丈夫で御座る」
鈴木 「それもそうで御座るな。関ヶ原での活躍、耳にしておりまするぞ」
薄田 「いやなんの、あれしきでは暴れ足りないわい」
進藤 「それはそうと、なにやら一揆の気配が・・・」
岩見 「うむ、心を攻めるは上策、と唐の誰かが言っておったそうじゃ。儂が説得を試みる」
薄田 「お一人で御座るか?」(薄田は岩見と二人きりの場合のみ親密な口調になります)
岩見 「そうじゃ」
進藤 「御身に危険が」
鈴木 「そうで御座る。供回りだけでも」
岩見 「いや一人で良い。まずは町でも見物に参ろうかのぅ。それと薄田お主は暫く城内で隠れておれ」
薄田 「? ははっ」

岩見 「では、早速参ろう。獲物はいらぬぞ、上様から賜った脇差しだけでよい」

【岩見が一人で町を見物しています】

農民い 「なんと橙の着物とな。どこぞのお侍さんであろうかのぅ?」
農民ろ 「はて?」
農民は 「しかし目立つのぅ、誰じゃろ?」

【岩見が町で噂になっています】
340真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/17 23:24
【大坂真田屋敷】

昌幸「対馬よ、沼田へ行ってくれぬか?」
盛清「某が出向くまでもございませぬ…」
昌幸「会議が事実上流れた今、あの男を使うのは沼田でもよい」
盛清「…見事な謀略でございますな……」
昌幸「あの男を用意し、対馬が謀略の指揮をとれ
   そなたしか風魔一党を手玉にとることは出来ぬ故な」
盛清「御意…」
昌幸「この策が成功すれば天下はひっくり返る
   宇喜多公とてただでは済むまい」
盛清「宇喜多殿だけでよろしいのでしょうか?」
昌幸「大坂には幸村率いる精鋭と草の者がおる。
   いざともなれば、この安房守が大坂で乱を起こし
   豊家と心中しても面白かろう…」
盛清「…その心配はご無用にござる。
   この対馬、風魔や宇喜多公如きに負けは致しませぬ…」

【出浦盛清が沼田近郊の隠れ家へ向かいました】
341 ◆zAnbFVoD9M :03/09/17 23:40
>>335

此度の戦功を認め、一年間諸役免除とする。豊家の為にこれからも尽くせ。

(裏文書)
直接佐渡を渡すと必ず西国のあの男が騒ぎ出す。他にも示しつけるには既に
大老を退いた貴殿では苦しい。・・・よってこの文を豊家の代官に渡されよ。

要約  佐渡の金山を上杉に渡すことはいかんが見逃すなとも言わん。ある期日
    に限り見張り等を上杉とかわることを許す。上手くやれ。

秀秋  (見返りがなくば人は動かぬ・・・なれど公平なれ・・・か。難儀よの・・・)
342宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/18 00:02
備前島宇喜多屋敷
濃紺に赤糸・金糸で縁取りした装束を着込んだ男達が演説を聴く

秀家「顧みろ! 今回の事変は・・・! 天下の静謐を夢想した一部の楽観論者が招いたのだ!!
    毛利秀元の大老僭称などはその具体的一例にすぎぬ!
    また半月前! 奥州・羽州の穀倉地帯に大打撃を与えた伊達残党の反乱を見るまでもなく!
    豊臣家の天下は絶えず様々な危機にさらされているのだ!
    豊臣家! この天下の象徴を揺るがせにしないためにも! 我々忠義の臣が起つのだ!!」

旗本「おおぉー!」
旗本「我ら忠臣が起つべき!」
旗本「秀頼様の御為に!」

秀家のアジ演説今宵も絶好調(w
宇喜多が旗本衆(特に右派)の支持を取り付けております
343真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/18 00:13
【石河・上杉宛密書】

上野沼田で不穏な動きあり。
宇喜多公は大坂で毛利に備えるいるため、
一揆、内乱の際には鎮圧の協力を願いたし。
当家は大坂城門等の警備で領内が手薄のため
領国内の兵が手薄ですので宜しくお頼み申す。

(裏で画策してるけど、公には真田は沼田の件に関わっていないように
 見せている)
344上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/18 00:19
上杉発真田宛書状
「余は一揆討伐で金蔵を使いはたし、さきごろ関白殿下より一年間諸役免除のお約束を戴いたばかりである。
 宇喜多公は大身なれば自力でいかようにもできよう。昨今東国にはあまたの乱ありて、当家も佐渡、陸奥と事後承諾で
 平定の軍を発しておる。ゆえに貴公も大坂に使者を派遣する一方で、あらかじめ出兵の準備をしても問題はあるまい」

345宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/18 00:22
武蔵江戸城

明石「そうか、真田が動きだしたか、悲しい事だ…」
岡「上方の秀家様に早馬が向かいます」
花房「領内に布告を出します」
戸川「関東諸侯に密使を送ります」
明石「かねてよりの手はず、実行せよ。…されど、領民を守るべき手で
    領民達の血を流したくは無いものじゃ…」

領内(上野・武蔵)各地に大々的に布告
「人を殺した者、人を傷つけた者、人の物を盗んだ者は罰する」

領内の顔役郷士・大地主・古老に通告
「妄りに騒動を起こした者は厳罰に処す、但し当家に対する陳情の類は
公平に聞くものとする、まずは各地の代官に意見を述べよ」

関東名家と婚儀を結んだ家臣達が、事件打開に向け婚家と協議を始めました

北条氏勝と大道寺直次が旧北条家臣団と連絡を取り合います。
346上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/18 00:29
書状その2
「乱在りし場合は下州、常州の二カ国の太守であらせられる佐竹公や加藤清正公に働きかけなさるがよろしかろう」


上杉発関白殿下あて書状
「不肖・景勝謹んで言上申し上げます。それがしには信玄公の息女である妻がおりますが、残念なことに子がありませぬ。
 それがしもいまだ思慮無き愚か者なれどすでに四十を半ばも越し、世継ぎの心配もしなければならぬ時期に達しました。
 さらに昨今の乱多発。いつ何時、それがしの身に難が降りかかるやもしれませぬ。
 つきましては、現在秀頼君のお側に小姓としてお使えなさっておる殿下の弟君・外記殿(名前不肖)を当家にお迎えしたく存知ます。
 よろしく善処のほど願い奉ります」

裏文書「秀頼公成人の暁に関白家のお立場が加賀、越中ではさびしかぎり。弟君を我が上杉家の次期当主とし、代替わり後に関東管領などの職につければ、
     加賀豊臣家とあわせ、殿下の血族の地位は治部少をもってしてもゆるがせぬものとなりましょうぞ」

347真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/18 00:30
【備前島宇喜多屋敷】
>>342の演説が終わったしばらくの後に、
突如、真田昌幸が宇喜多屋敷を訪れた。

昌幸「宇喜多公は御在宅かな?」
門番の報告を受けた宇喜多重臣は驚いた。
沼田の件は真田の手の者が裏で糸を引いているらしいとの事を
重臣達は知っていたからだ。
重臣「殿はお疲れでございますのでお引き取りを…」
  (何しにきたかこの狸が)
昌幸「宇喜多殿にお話があってな、
   内々のことじゃからぜひ宇喜多殿へお取り次ぎ願いたい」
重臣「少々お待ち下され」

重臣「殿、真田安房守殿がお見えになりました」
秀家「何!!あの狸が何しに来たのか」
重臣「内々の事にて直にお話したいと…
   お会いになられますか?」
秀家「会わぬわ!」
重臣「しかし、安房守殿お一人の様子…
   いざとなれば我らが討ち取りまする」
秀家「如何いたそうか…」

宇喜多殿、会ってくれますな?
348上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/18 00:40
宇喜多家屋敷
「大打撃などない!!!!!」
と小声でつぶやくものの姿が天井にあったとかなかったとか・・・
349宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/18 00:41
秀家「窮鳥懐に入れば猟師も哀れむ、よかろう茶室に通せ」
家臣「御意に」

小姓が真田昌幸を茶室へ案内する
家臣「主人こちらで待っております、どうぞ中へ」
昌幸「うむ、では失礼しよう」

にじり口より昌幸が入る、茶室は暖が効き、意外にも暖かかった
秀家「よう参られたな。さぁ、茶など一服如何かな?」

(家臣が真田昌幸本人である事を確認して茶室に案内しています。)
真田殿どうぞ
350宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/18 00:42
宇喜多屋敷天井

風魔「まぁだまっちょけ、今日は飴やるさかいに帰りよし」
軒猿「はい」
351上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/18 00:49
軒猿
「ふふふ、貴公だれとしゃべっておるのかな?」
風魔
「・・・?!」
なんと風魔が刀と飴を突きつけていたのは、
秀家そっくりの絵が描いてあるわら人形だった!
風魔
「むむむ。許さん」
グサッ、風魔が切りかかる。鮮血がほとばしる
軒猿
「っうぇwっうぇwwwww」
血を流しながら軒猿の影は消えていく・・・。
どうやら幻だったようだ。

さらに秀家の人形を証拠にしようと手を伸ばすと、
そこには鼠の死骸があるだけ。
風魔「今のは一体・・・・。そうだ。無かったことにしよう」

真相は闇の中・・・

【沼田城下】

岩見 「ふーむ道の舗装も今一つじゃし、橋もあの状態ではなぁ
     先の統治者の顔が見たいもんじゃ」

【沼田城】

岩見 「薄田はおるか?」
薄田 「ここに」
岩見 「また馬を数頭潰すやもしれん・・・
     大坂へ戻って殿の守りを固めて欲しい」
薄田 「沼田の・・・沼田の一揆はお主一人で片づけるつもりか?」
岩見 「城下をざっと見てきたが儂一人で十二分そうじゃ」
薄田 「そうか、重太郎がそういうならば早速、大殿の元へ向かわねば」
岩見 「殿を頼む」
薄田 「承知」

【薄田が急げるだけ急いで大坂の秀家の元へ向かいます】
353石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/18 00:53
石河家忍び衆
忍び これこれしかじか
石川 南信に影響でぬようにいたせ。国さかいには草をおけ
忍び 上野は?
石川 捨て置け。預かり知らぬこと。うまく転がれば、信濃全土が手に入ろう・・・。
【石河家、傍観】
354真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/18 01:02
【備前島宇喜多屋敷】

昌幸「上野が些か騒がしいようですな」
秀家「貴殿も存じておったか」(おまえが扇動したくせに!!)
昌幸「上野、いや関東の統治はさぞ大変でしょうな?」(しらじらしく)
秀家「いやいや、なかなか領民も素直に従っておるので
   さほどの苦労はないぞ」
昌幸「某は昔武田家臣としてかの地を見ておりますゆえ、
   かの地の民は面従腹背をもって領主に従っておりまする。
   某の配下の忍びが申すにあの猪俣邦憲の弟が騒動を起こしているよし
   寝首をかかれぬよう、ご注意を喚起しに参ったまで」
秀家「ご忠告感謝致す」
昌幸「万が一、一揆など起こりましたならば少数ではございますが
   領国の兵を出す故、どうか協力させていただきたい」
秀家「そうそう一揆など起こらぬと思うが、そのときはお頼み申そう」
  (なにを企んでいるのやら…
   自分で扇動しておいて鎮圧に協力するなどと…)
昌幸「ではよしなに…あっ忘れておった。
   これは信濃の地酒でござる。お飲みくだされ。
   では今度こそ失礼致す」

秀家はおもわず土産の酒瓶を投げつけそうになった。
しかし堪えて昌幸の意図はいったいなんなのか、
昌幸の去った後、秀家は考え込んだ。
355石田正澄 ◆SCk4/SqenA :03/09/18 01:19
【大坂に上野の報】
正澄「憂うべきことが・・・」
三成「手のものを出しましょう。真田殿と宇喜多殿がおれば、大事ないとは思いますが」
正澄「念のためよ、ワシが出向こう」
三成「兄上、お願いいたします。豊家の母袋衆より200名出しましょう」
正澄「関白殿下に報告は忘れるなよ」
三成「」はい。ぬかりなく
正澄「石田家の兵も連れて行くぞ」
三成「お願いいたします。忍びも出しますゆえ」
【上野の報を聞き、石田正澄と石田家の兵500、母袋衆200が現場に赴く】
356石田正澄 ◆SCk4/SqenA :03/09/18 01:24
関白殿下に報告
上野にて一揆の噂あり。母袋と石田家の兵わ計700を出し、検分いたします。
松平秀康は、京の茶屋を立って大坂城の関白殿下に拝謁。
次のごとく要望を出した。

1、東北一揆の恩賞、伊豆伊東1万石加増の件の謝礼。太刀一腰「備前長船」を進上。
2、松平姓を徳川に改める許可
3、剥奪されていた官位・三河守を復位して頂きたい

御前から退出した後は、玉造旧宇喜多邸を拝見した後、京の茶屋へ戻り、就寝。

【関白様、どうぞよろしく】
358石田正澄 ◆SCk4/SqenA :03/09/18 01:32
三成「兄上、待たれよ。まだ、忍びが怪しき動きを報じたのみですぞ」
正澄「で、あるか。ならば関白さまへの報告も含め、取りやめて様子を見よう」
三成「それがよろしいかと」
正澄「いかなる時もも動ける用意のみいたさねばな」
【石田家、動き止まる】
359宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/18 01:51
宇喜多家より内密の使者

関白家、石田家、小西家へ
「上野沼田に、どこぞがちょっかいを掛けて来たので、証拠を掴みしだい
軍を起こしたい、当家に正義が有ると思って下さるならば、ご賛同下され」

石河家へ
「お城の警備についてだが、太閤殿下の法度道理とし、七手組のみ
お城の警備に就くようにして貰いたい…」

我が領内に他家の出兵は受けぬ
(上記除く派閥w)
360島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/18 02:17
【大隅国分城】

龍伯「此度の奥州の反乱鎮圧では秀康殿が随分と活躍されたそうじゃな。」
正純「秀康殿は内府公の武の才を尤も色濃く譲り受けた御仁にて。
   奥州の烏合の衆の鎮定なぞ物の数ではございますまい。」
龍伯「なるほど、一己の武人としてはまさに見事な器量よな。
   じゃがの…わしは歳久のことを思い出すだけで未だに胸の辺りが熱くなる。
   一人の人間として一族の仇どもに従順する秀康殿の有様には魅力を感じぬな。」
正純「秀康殿は内府公の愛情を知らぬ御仁でございました。
   むしろ養子として迎えられた豊臣家の方に親愛を感じておった節も御座います。
   秀康殿が内府公に特別な感傷がないのも、無理からぬ事で御座いますし、
   上杉・宇喜多らとの友誼も、家名挽回のためには致し方無き事かと。」
龍伯「ふむ。方法論としては正しい、と。
   じゃが、内府殿に忠誠を誓うそなたのような者は、それでは、のう?(にやり」
正純「それでこそ、辰千代様の存在価値があるというものでございます。」
361石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/18 02:23
七手組を石田三成の職掌に移し、石河の兵は下がる。
(兄は、馬廻りの組頭にして53000石。城内にいるべき立場です。)
関白殿下に、秀頼様の守役にしていただけるよう、あらためて願い出る。
(父は鶴松君の守役、浅井家とも縁戚、豊家にとっては子飼い)

石河宗林、大坂屋敷に下がる。
362島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/18 02:25
嫡流の絶えた伊集院家は島津忠恒の一族という男子(詳細不明)が家名を相続。
ちなみにその男子は島津忠恒の一字を賜り伊集院忠輝と名乗る。
伊集院忠輝は幼少のため、暫時島津龍伯が後見役を務める。
家中の出来事なので、豊家には特に報告なし。

【伊集院忠輝誕生】
363宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/18 09:18
信州真田領内で商人による五穀買いが行われています。
(平和ですなぁ、北信濃は)
買い付けた五穀の類は、直ぐに荷駄にて越後・南信濃・美濃へ送られています。
364石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/18 21:12
関白殿下に使者を出す
領国に戻り、仕置きに専念いたしたいと存じます。
許可を頂ければ幸いにございます。
365石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/18 21:28
石川一宗より真田家に密使
使者口上
「当家が信濃代官であった時、北信の兵糧米は川中島に備蓄しておりました。
信濃を徳川に取り上げられ、兼山をいただいた後も、当家の者が入って管理をしており申した。
秀忠が真田様に翻弄されたおかげで、蔵米のほとんどは残っておりましょう。
数万石はあったはず。お調べくだされ。この後、あまり行き来いたしませぬが、
ともに豊家のために働き、宇喜多様とも協力いたし、東国を戦なき地といたしましょうぞ。」
366宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/19 00:31
信州真田領内

商人「毎度おおきに、ほな麦十俵確かに受け取りました、またお願いしまっさ」
農民「今年は年貢も無事に納めたし、粟や稗もたんと残ってるし、おめえ様に
    麦を買って貰ったお陰で銭も手に入った、ええ正月を迎えられそうだよ。」
商人「そらぁ互いによろしおましたな〜」

商人が何気なく農民と世間話をしております。
商人「所で信州を治めてはる、真田の殿さんはどのようなお人でっか?」
農民「ほうじゃのう、上方じゃ裏表がある殿様て言われてるが、ええ殿様じゃよ
    何が有っても、わしら百姓を助けて下さる有り難い殿様じゃでなぁ」
商人「そらよろし、何でも隣の宇喜多の殿さんはえらい怖い人らしいでっせ…」


信州真田領内に限り『何か有ったら真田様が助けて下さる』と言う噂と
『宇喜多はそりゃあ血も涙もない鬼らしい』と言う噂が広まっております。

商人「ククク…」
367 ◆zAnbFVoD9M :03/09/19 00:33
>>346

・・・流石にこればかりはわし一人の一存では決められぬ。・・・正直なところ秀鏡(外記
の名前、今付けたw)が関白・・・は無理として羽柴の血を継ぐだけでも不安だらけだか
らな。あまり馬鹿でかい力を持つと逆に不幸だ。何より治部がまた内府のように潰すや
もしれぬしな。少し時間を頂けんか?

>>359
宇喜多様、大坂に続いて関東に兵をだす余裕が・・・。・・・・・・・。ありましたな。
上杉殿の援軍は期待できぬため、もしものときは上方に連絡あれ。
まだ戦になっておらぬなら民衆が不安にならぬようには気を配っていただければ
幸い。無事を祈っておりまする。

>>361,>>364
守役としての勤めはそなた無しでははじまらん。これからも頼む。領国への仕置きも
大事じゃがたまには秀頼様の遊び相手になってやってくれ。

>>357

官位の復位、了解した。朝廷に話すといたそう。・・・が、徳川姓復帰はまだいかんな。
・・・前も言ったが貴殿は闇夜の提灯。徳川を許すは十年は先になろう。一揆やら何
やらで未だ国政不安、ここでまた無用の混乱を起こすはそなたのためにもならぬ。
368宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/19 00:58
武蔵江戸城

旧知の元北条家臣と連絡を取った北条氏勝と大道寺直次が明石に報告する
氏勝「どうやら民を扇動しているのは猪俣(弟)達のようにございますな
    されど数はごく少数のようで御座る」
直次「貴奴等の居場所は突き止めております、引っ捕らえますか?」
明石「いや、今暫し待たれよ。されど準備は怠りなく」
北条「承知仕りました」

執務室で政務を執る明石の下へ風魔小太郎が訪れた
風魔「西山殿より書状を預かって来た」

明石が西山からの知らせに目を通す
明石「ふむ、上野領民への武器の出所は真田か、やはりのう…」
風魔「上野各地にばらまかねばならんのです、武器を大量に買う方法は限られ
     てきますからな、足が付かぬ方がおかしいでしょう、堺や各地の商人達
     から証言を得ております」
明石「うむ、流石は風魔党じゃな」
風魔「我らは噂聞く事に流す事、それに夜襲と奇襲ぐらいしか能のない者、
    あまり褒めるて下さるな、尻がこそばゆい」
明石「これからが正念場ぞ、気を抜くなよ」
風魔「抜かりなく…」

宇喜多家から加藤・堀尾・生駒・中村家に密使が向かいました。
369上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/19 01:05
>367
そこを曲げてお頼み申す。この通りじゃ。上杉家に未来をおあたえくだされ
・・・と夢の中で景勝が土下座したとかしなかったとか

頼むよーw
370上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/19 01:25
景勝はこのころ一揆討伐の報告書に目を通したり、大坂宛てに報告書やら養子の願いやらをしていた。

とどめの一撃を目指して、宇喜多や奉行などに書状を書く。

石田宛
「関白殿下の弟君を当家の養子としてお迎えしたい。
 上杉家が豊臣家と縁戚になれば天下は磐石。
 これから執権として国政全般を看る貴公にとっても悪い話ではないかとおもう。
 よろしく頼みたい」
宇喜多宛書状
「関白殿下の弟君を当家の養子としてお迎えしたく内内に話を進めている。
 当家と貴殿の仲なれば、内内の段階で相談をと思い、筆を執った次第。
 上杉家が豊臣家と縁戚になれば天下は磐石。昨今、毛利が跳梁するなど政情不安であるが、
 余も些かながら天下泰平のために尽力したい。
 よろしくお願いします」
石河宛書状
「秀頼公のお側に仕えし、関白殿下の弟君を養子に戴きたく、関白家と内々に交渉しておる。
 当家と貴殿の仲ゆえ、秀頼公の信頼厚い貴殿であれば、粗略に出来ぬと思い、あえてお伝えした次第。
 上杉家が関白殿下の縁戚となれば、秀頼様の天下は磐石のものとなろう。
 なにとぞ各方面に働きかけを願いたい」

筆を置いたころ、上州の政情不安を聞く。
「これで毛利の首が繋がったわ。毛利討伐など吹き飛んだであろう。仕掛けた奴は分からぬが意外にあっぱれな忠臣かもしれんな」
とつぶやいた。
371上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/19 01:33
さらに・・・

織田様あて書状
「先の道中にて織田様より戴いた天下安定の計を実行に移しました。つきましては中納言様もなにとぞご協力願えれば幸い」
小西宛書状
「(石田とほぼ同文)養子を貰い受けた暁には、祝儀のもろもろの引き出物として名物が必要になる。それを一手にお任せしたい」

上杉「ふう。疲れた疲れた」
武田「島津公、佐竹公、チョウソカベ公には出さないので?」
上杉「r手の回しすぎは仇となろう」



372長曾我部盛親:03/09/19 23:06
着々、阿波徳島へ引越し作業が進む中で…
長曾我部水軍の差配をする、池左近吾衛門はある種特殊な訓練をしていた。

池「よーし、縦列、崩すなよ。あほ、そこで突っ込むな。」
家臣「なにが、役立つんですか?頭」
池「…馬鹿が。大洋とは違うんじゃい。」
家臣「…でも、島と島をねー…」
池「そりゃ、そうじゃ。不可能に近いな。だがな…」
池の視線の先に淡路がある。
池には確信がある。瀬戸内では…
(いずれにしろ、訓練はしなければ使い物にならん)

基本的には、浅瀬を回避し船を波背に向ける訓練。
それを、単調に繰り返す長曾我部水軍w

【長曾我部水軍は地味な訓練中】
373佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/19 23:17
ようやっと意識を回復した佐竹は傷を押して関白殿下に
拝謁を求めますた。
 「久々で御座います関白殿下。某傷のこともございます。
帰国願いを頂戴いたしたく申し上げます。」
 「つきましては弟君たる外記殿(秀鏡ですね)の事ですが、ぜひ
一度某の帰国に合わせ関東下向を賜りたくお願い申し上げます。」
関白「・・・・・・・・」
 「よろしければ会津まで足をお運びいただいて養子の件も自らの
ご判断にお任せしては?」
374佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/19 23:20
めんご某は除外だったのね373無しってことで・・
せっかく某の関東帰国にあわせいっしょに下向してもらおうかと
思ったのに。
375佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/19 23:26
でぱ・・ちと話を変えて
関白殿下に帰国願いを出してから一言
「実はお願いの儀がございます。某への見舞い代わりに認可
頂けたら幸いと存じます。」
「当家には徳川の虜囚となっていたウィリアムアダムス(三浦安針)
とヤンヨーステンなる色目人が逗留しております」
「実は当家では彼らの協力を得て遠洋航海用の大船を10隻ばかり
建造しております。危険な遠洋航海のため大砲などの武装をして
おりまするが、それは決して国内向けのものではありません。」
376佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/19 23:30
「今まで黙っていて申し訳ございません。ただ剣呑な状況では
語るわけにもいきませんでした。全てで30隻は建造予定ゆえ
なにとぞご認可頂きたく。」
「これをもって雲煙万里を越えて遠くメヒコインカの地や
イスパニア、ローマまで使者を派遣し海外交易を広げたく
思っております。海外の史書や知識も求めたいのです。」
377無名武将@お腹せっぷく:03/09/19 23:44
結城やってれ
378真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/19 23:58
【関東某所】

猪俣「われらの動きが読まれている?」
部下「左様でござる、風魔衆はかつての味方であるわれらを
   宇喜多に売り渡す所存かと…」
猪俣「ところでわれらに武器等を提供してくれる者の正体は分かったか?」
部下「使いを通じてしか分かりませぬ…」
猪俣「誰でもよい、われらが再び世に出られるのならば悪鬼羅刹にでも
   魂を売ってもよいわ!」
部下「混乱を起こすだけでなく、城を乗っ取ってはいかがでしょうか?」
猪俣「はっはは、それも面白いのう。よし!準備をいたせ」
部下「ははっ!」

【猪俣瀬兵衛らが謀反のため、何処かへ姿を消しました】
379真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/20 00:12
【石川備前守殿宛書状】

北信の備蓄兵糧米の件ですが
徳川秀忠勢が来襲したおりにかなりの兵糧が略奪されたもよう。
一部は江戸城攻略後にそれらしき大量の兵糧を発見せるも、
なお約半数が行方不明です。
380佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/20 00:16
常陸国では留守を守っていた実山がある人物と会見
を行っていた。
「youkosooidekudasaimasita(艦隊建造はいかがでしょう?)」
「ありがたい協力と援助のお陰をもって順調でござる」
「anatanokunideikusahatikainoka(貴方の国での戦は近いのか)」
頷きながら「左様、それゆえ自家防衛の為の力」
「anatanotonodakedeka?(艦隊は佐竹殿だけで建造を?」
「いや西国数家の協力を得ておる。この大艦隊の力さえあれば
宇喜多や上杉も無茶はできまいww」
「seikounooriniha(成功した場合我が国との交易に助力を
 賜りたい」
「無論ですよエゲレスとの秘密同盟は当家としても望むところ
 であるしイスパニア追い落としはできる限りの協力はいたそう」
381佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/09/20 00:32
【佐竹家お家事情】
義宣自身は学問研鑚の一助に広く海外の文物や知識の収集の
ため海外交易の普及のための艦隊であったが
家臣達は剣呑な状況への過剰反応から重武装の巨大な無敵艦隊
そしてエゲレスとの秘密軍事同盟に話を飛躍させつつあった。
大阪での主君襲撃にあれだけ大混乱したのも極秘の艦隊建造
発覚を恐れたからであった。
 このような大艦隊の存在が平和への助けになるか大戦争への
拍車をかけるかはまるで考えることもないまま危険な武力が
登場しようとしていた。
>>357

秀康「官位復位の件、ありがとうございました。徳川復姓の件は取り下げることと致します
   私の立場も考慮して頂き、ありがたく思っております。」

・・・秀康、御前を退出し、玉造の旧宇喜多邸へ帰る。

中村「これは、よいお屋敷でございまするなぁ。国許の陣屋よりよほど見事なる普請」
秀康「宇喜多様の御恩を忘れるわけにはいかんな」
長谷部「茶室もありますぞ、久しぶりに茶の湯などどうですかな」
秀康「・・・この一年、茶の湯など忘れておったな、よかろう。客人をお招きせよ」

茶会に集まった客人は、藤原肅(惺窩)、赤松広通、吉田(角倉)了以であったと、松平家茶会記にはある。
茶人は利休七哲の一人芝山監物。軸は臨済義玄の書であった。

【松平家は茶の湯を楽しんでいます】
383宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/20 14:24
上杉家へ返書
「貴家が関白殿下の弟御を養子に迎える事に異議があろうはず御座らぬ。
互いに豊家へ忠義を尽くし、豊家に逆らう反逆者や天下安寧を乱す輩共には
正義の鉄槌を喰らわせてやりましょう」

羽柴家へ密使
「上杉家が秀鏡殿を養子に願っていると聞きました、この件については関白殿が
お決めになれば宜しいと存じます、当家は一切異議を申しません。
ただ、上杉家と縁結ぶ事は連枝の我等や宗家にとっても多大なる益となりましょう。」

公儀へ届け出
「徳川の反乱で略奪された北信の蔵(備蓄米)事件を調査します」
蔵を管理する立場である奉行衆の家来達で組織された略奪調査委員会(w)を
北信に派遣する準備をしています。
本多「恐れ多くも秀頼様のお蔵に手を出した謀反人を召し捕って下され(ニヤッ」
委員「心得て候」


(辞任間近ですが大老の公権力行使は何処まで大丈夫なんでしょう?)
384宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/20 14:32
宇喜多領内

領内の顔役郷士・大地主・古老から寄せられた陳情を吟味、
手当が必要な度合いに応じて、小西屋で調達した復興資材を
公平に分配します。
385宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/20 14:54
武蔵江戸城

血相を変えた北条氏勝と大道寺直次が駆け込んでくる
氏勝「明石様申し訳御座いません」
直次「猪俣等の行方を見失いました」
明石「心配する事は有りません、北条旧臣の大多数はお二方の働きに
    よって当家に忠誠を誓っております、それに何も好き好んで自家
    の破滅を願う人もいないでしょうから」(ニコッ
氏勝「それもそうですな」
直次「大義名分も無く、己の私利私欲にまみれた奴等に味方する者も
    少ないでしょうが、万一に備えるようにいたします」
明石「頼みましたよ」(ニコッ
氏勝・直次「ははっ」

二人を見送った明石に風魔小太郎が報告に立ち寄る
風魔「猪俣も真田に踊らされた被害者かも知れませんな」
明石「理由はどうあれ、当家と領民に仇なす輩を許すわけにはいきません。
    して、真田の動きはどうです?」
風魔「上野における戸隠衆の動きがますます盛んになってきております、未確認
    ですが、戸隠の統領も来るようですな。ただ、戸隠衆は上方に多数の人数
    を送っておりますれば、上野にいる数はそう多くは有りませんな」
明石「解りました、引き続き調査を行って下さい。あと、大坂の秀家様に例の物を…」
386宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/20 15:06
備前島宇喜多屋敷

派閥の豊家旗本達との歓談を終えた秀家は一人自室に籠もって
明石よりの書状を読む
○家「うふふ(横山孔明風に笑う)明石は上手くやってくれているようですね
    どうやら築州殿の御子に北信二十七万六千石を馳走する事が出来そうです」

読み終えた書状を蝋燭で燃やす○家
秀家「んっ儂は今何を?明石よりの書状は何処に…」
【玉造松平藩邸・茶室】

秀康「三先生には、お運び有難うございました。亡父家康の官位、三河守復位に向けて動きましたので、
   本日は亡父の友であった先生方をお招きし、ささやかながら茶会を開きました」
藤原粛「それは、肩の荷が降りた思いでござろうな」
赤松広通「関ヶ原はまことに不運でござった・・いずれ、名誉回復の日も参りましょう」
秀康「・・・ところで、先生方に不肖秀康、お願いしたいことがござる。当家の家臣は悉く関ヶ原にて
   主に殉じた為、家中に民政を担当できるものが本多富正より他に居らぬのです、
   世は未だ乱れ、理想の政を行える状況ではございません。なにとぞ、先生方の学識で伊豆国を
   豊かにする方策をご教示下さい」
角倉了以「わかりました。伊豆の江川は酒造が盛んやったときいとりますが、あれはどうなっとりまっしゃろ」
秀康「・・今は細々と地元消費の地酒をこしらえている程度です」
角倉「それはあかん!石高の少ない伊豆では地場産業をおこさんとあきまへん。江川の酒造をおおきゅうして、
    伊東から船でつんで江戸へ運びなされ」
藤原「民衆の暮らしも安定させなければなりませんぞ、社倉(米を備蓄する農協)・義倉(信用金庫)はやっておられますか」
秀康「それが、やりようにもやり方がわからないのでやっておりません」
藤原「私がやり方を知っております。この制度は朱子の提唱する法にて、これが旨く機能しますと飢饉でも困りませんし、
    産業育成にもつながります」
秀康「わかりました。角倉先生、江川の醸造指導はお任せいたします。御用商人としてこれからも宜しくお願いします。
    藤原先生、社倉・義倉のやり方をご教示願います。家臣の松平家乗に叩き込んでくだされ」

【松平家は内政のやりかたを学んでいます。伊豆江川で酒造が行われました
伊豆に社倉・義倉が作られました】
388 ◆zAnbFVoD9M :03/09/20 22:40
>>375

関白(;゚Д゚)  「(・・・どこにそれだけの財力があったのだ・・・スゲェ)・・・う、うむ
         創ってしもうたもんはしょうがないな。ただ三隻ほど豊家にも譲
         ってくれ。あと、三十ならそれ以降の増産は不可ぞ。はっきり申
         して九鬼や毛利の水軍より大兵力だぞそれは。・・・交易か。小
         西や島津あたりが海外では詳しかろう。一定の額を豊臣に納め
         れば、武器弾薬、なんや海外ではやっとるらしい阿片といった物
         そして日本にとって大切なものを出すこと以外では頑張って儲け
         れば良いと思うぞ・・・あと、海外に喧嘩を売るなよ。後々面倒じゃ」

関白会議で弟秀鏡の上杉への養子について議論中。(うちうちにて他家には関与、
聞くことともにできません。珍しく忍が守ってます)

脇坂   「やれば一気に日本最強になれるぞ」
松野   「・・・で、上杉の傀儡になるか?」
服部   「兵力差なら勝てるのでは?」
草刈    「恐れながら二大老に喧嘩売るとなれば厄介なことに。兵力による優位
       は敗北で吹き飛びまする」
小川   「うちの大将、戦で無能とは言わんが相手が相手だからな・・・」
朽木   「養子に出して、秀鏡が後を継いで、わしらがそのまま安泰かわからんしな」
初鹿野  「逆に取り込むというのはどうです?」
御子神  「難しいでしょうな。直江あたりに手玉にとられるぞ」
北畠慶  「兵力差ももし殿下が亡くなり宗家との関係が絶たれれば」
北畠昌  「不吉なことを申すな!」

しばらくかかりそうです。


389長曾我部盛親:03/09/20 22:41
【土佐中村】

漁民の多くは、この時期仕事に忙しい。
勇魚はもちろん、鰹もそうである。

漁民A「いい加減、鰹も飽きたな。」
漁民B「マヨネーズも無いし…」
漁民A「マヨ何とか?バテレン言葉はやめよ。」
漁民B「鰹は燻製にすると旨いぜよ」

そんな会話を聞いている漁師長。

漁師長「よーし。枕崎に向かうぞー」
漁師A「「えー。また鰹三昧かい。」

【ってことで。漁民交流から経済交流しませう。島津公】
390長曾我部盛親:03/09/20 22:53
では、ありがたくw

稲葉正成の女房お福は、長曾我部伏見屋敷を根拠に活動を始める。

お福「まあ、女房の方には似合いますなー」
女房「なに、いってはんのよ。」
お福「ほほ。和歌書くのにはこの紙でございます。」
女房「「ほ。筆の入りがいい…」
お福「ほほ。紙の入用は私にお任せあれ。」

さりげなく、お福はお歯黒衆に近づくのであった(続くw
391島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/20 23:59
【種子島】
>>285の続き】

何だかんだで種子島領主種子島久時と面会することに成功した異人たちであった。
久時との会談に臨んだ異人の長らしき人物はヤソ・ヨーステソと名乗る。
全身柿色の衣服に身を包んだこの怪しげな連中は何故か日本語が達者であった。

久時「で、おぬしらは一体何者なのだ。」
ヤソ「ワタシタチハハルカカナタ、ネーデルランドヨリマイリマシタ。
   コノクニデショウバイヲオコナウハズガウンワルクフネガナンパシテシマイマシタ。」
久時「ねーでるらんど???」
ヤソ「ハイ。ココラヘンデス(と何処からか地球儀を取り出しオランダの位置を指す)。
   アトメンドクサイノデイゴハ『オランダ』デイーデース。」
久時「…(ヤソの暑苦しいばかりの勢いに少々圧倒されている)。
   で、そのおらんだから流れ着いたおぬしらがわしに会いに来た用件は何だ?」
ヤソ「ハイ。ワタシタチノフネガコショウシテシマイ、マイッチングマチコセンセイデゴザイマス。
   ネガワクバ、イクバクカノシゲンヲワレワレニオカシイタダキタイ。
   ワタシタチハソコクデハチイサナボウエキガイシャヲイトナンデオリマシタ。
   フネヲシュウリシテ、コノシマニテショウバイヲハジメタイカンガエデゴザイマス。」
久時「…(こんな怪しい奴らを信用していいものか)。」
ヤソ「ワタシタチハキット久時サマ、ソシテコノクニニオオクノモノヲアタエラレルトオモイマス。
   久時サマガノゾメバ、ブンカノデンドウシトシテレキシニナヲノコスコトモカノウデゴザイマス。」
久時「…うーむ、分かった。ヤソとやら、出来る限りの協力はしよう。」
ヤソ「アリガトゴジャマス。」
久時「(それにしても種子島に住みたいなどという物好きが武田●矢以外にもおったとは…)。」

【ヤソ・ヨーステソと名乗るオランダ人とその一行が種子島に居住しました】
392島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/21 00:10
いつしか島内ではヤソ・ヨーステソが訛ってヤン・ヨーステンと呼ばれるようになった。
薩摩に彼の噂が伝わる頃には、すっかり「ヤン・ヨーステン」という呼称が定着しておりましたとさ。

【注意】
彼はあくまでヤソ・ヨーステソであり、ヤヨースことヤン・ヨーステンとは別人です!

【ヤソ一党紹介】

・幹部A
本名ライカールト。ヤソの片腕。セクシー航海術の提唱者。

・幹部B
通称グルービー。腕っ節は強いが、何処か詰めが甘い。

・幹部C
本名フェネホールオフヘッセリンク。長すぎる姓が災いして名前で呼ばれることはまずない。
松平家では、東北一揆鎮圧の論功行賞及び行政機構の整備を行った。

執政の本多富正は伊豆韮山城代を兼務。上洛時の行政のトップとなる。
名代として活躍した長谷部采女は大坂玉造屋敷に常駐し、大坂家老となり外交の窓口となる。
外交に活躍した上一揆鎮圧に功績があった中村主水は家老に昇進した上で新領伊東代官となる。
その他、農協や金融機関の責任者となった松平家乗は中老となり、韮山町奉行となった。

その他・・一揆鎮圧出兵を聞いてはせ参じた元徳川家臣の植村家政、伊達一族でありながら
秀康に昔から仕えていた伊達宗綱、東北弁通訳・津金康朝は奉行や侍大将に取り立てられた。
また、御先手組の外に大名の護衛を任務とする小十人組が設けられた。

<大坂屋敷>
大坂家老 長谷部采女
大坂詰付家老(庶務担当) 岡見治広
客分 藤原粛(非常勤で京都在住、コンサルタント)
客分 吉田了以(同上)

<伊豆>
執政・韮山城代 本多富正
家老・伊東代官 中村主水
平家老・山川朝貞/高屋越後
中老・町奉行  松平(大給)家乗
中老・勘定奉行 津金康朝
中老・寺社奉行 伊達宗綱

<武官>
軍監・中村主水
御先手組頭 植村家政・西尾仁左衛門
小十人組頭 中村大次郎・尾上一刀軒
394石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/21 05:32
>>379
磯六衛門 こんなところでしょうな。
石河 うむ。いかに調べようとうやむやとなろう。
磯 責任はどうなりますか。
石河 戦の折の、敵方の行動までは知らぬ。
磯 そうですな。森殿に責任がある形ですな。
石河 それよりもだ、領内に触れを出せ。
磯 どのような?
石河 年貢の高である。十に対し、三と半の年貢とする。六と半は百姓のもの。
磯 良いのですか、それで。
石河 良い。領民あっての我等。さらに、新田開発を奨励いたせ。
   新田の年貢は、最初の収穫の年より向こう5年間は十のうち三とする。
磯 当家で検地の差配しただけに、仕置きはうまくいくものと思います。
石河 であろうのう。検地は4年に一度行う。新田を報告せぬ者の土地は取り上げよ。
磯 刀狩は、改めていたしますか。
石河 うむ。鉄砲はマタギにのみ許可し、戦の時には当家に馳せ参じるようにさせる。
   百姓所持の刀、槍は提出させ、ゼニと農具を与えるようにいたすが良い。
   この後、所持しておれば、田畑を取り上げると脅かせ。
磯 半農の郷士・足軽どもはいかがいたしましょう。
石河 同様にし、いざと言う時に当家より貸し与えることといたす。
   ただし、名門の御家人の家柄の者もおるが、その者どもはあらためて士分とする。
   当家家臣としての身分を確定いたし、それぞれの地域において組織する。
磯 では、武器蔵を増やさねばなりませぬな。
石河 人別帳もあらためて作り、峠に関所・代官所を置く。牧の整備も忘れるな。
その他、指示が多数・・・・
【石河家、地道な内政を進めつつ、人心の掌握に極力努める】
395織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/21 10:34
【尾張清洲城】
>>363
勘定方塩川河内守は思わず長くて白い眉を寄せる。

塩川「ほほぉ、美濃で米がだぶついてるようじゃ。気を見るが敏、者どもゆけぃ!!」

【織田家が美濃で米を買い集めています】
396織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/21 10:37
【大坂織田屋敷】
>>371
秀信「ミ・д・ミ コホン、だいぶ諸侯も帰ったな。寂しいことよ」
木造「殿は会津中納言様になんと進言したので…?」
秀信「関白の一門から世継をもらうか一字拝領せよとな」
木造「それはまた。で、その真意は」
秀信「天下の保守のための一歩じゃ」
木造「‥‥胃薬飲んできます……」
397織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/21 10:40
翌日、豊臣家旗本三好釣閑斎と茶会。

秀信「おぬしに頼みがある」
三好「はっ、なんなりと」
秀信「まあ固くならずに。これを見よ」

 秀信は二つの茶壷をみせる。一つは割れた物を鉄線と竹で継いである。

三好「げえーっ!(横山光輝風)、これは本能寺の折に行方知れずになった松島と○○○」
秀信「うむ。で、松島を関白殿下に差し上げたいのだ」


関白へ旗本三好釣閑を通して
「上杉中納言が関白様の一門から養子を望んでること聞きおよんでいます。
 私もそれを聞いて喜ばしき事と思いますたので是非とも実現させませう
 なお三好殿に持たせた茶道具はどうぞお納めください。今度、関白殿下や殿下の兄上に茶を馳走したいものです」
398織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/21 10:45
連続カキコすまないっス。

プレイバック秀信上洛前の尾張清洲

秀信「これが‥‥かの松島と○○○か」
森忠政「御意、変の折に亡き母が安土城より持ち出して当家で秘蔵してました。これまで黙っていて申し訳ございませぬ」
秀信「いや約20年間よくぞ守っていてくれた。礼をいうぞ」
忠政「礼なんてそんな。中納言様が助命嘆願してくれたからこそ、いまこうして茶をいただけるのです。茶(゚Д゚)ウマー」
秀信「いつか諸侯として復帰させてやるからそれまでは尾張でマターリしてるがよい」

森忠政…元・信濃待代14万石の大名。現在改易されて尾張織田家預かり。後に美濃兼山二万石として大名に帰り咲く。
399石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/09/21 12:32
そうか、買わねば手に入らぬか・・・(w

信濃で米の買い入れが行われた。

※美濃に使者
織田様のもとに森様がおられると聞き、一門みな、よろこんでおります。
一宗などは、室を連れて挨拶に伺いたいと申しております。
今後もよしなに。

宇喜多様に報告
信濃の蔵米、当家ではその行方を追うことはできませんでした。
秀忠の軍勢が使ったものと予想できます。
400上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/21 17:29
越後・・・

信州方面からの米の流通量がこのところ増大していた。一揆討伐の際に米の買占めを行っていた商人たちは当初、放出量をさらに減らしたり、
さらに買い付けを行って価格の維持を目指していたが、つぎつぎと流入してくる米の洪水の前に、座の取り決めを無視して利益確保に走るものが続出。
最終的に米価は一揆前の半分以上にまで低下した。

しかし、一ヶ月ほどが経過したころ、米の流入量は極端に低下した。
会津にて上杉家の政務全般を取り仕切っている直江は、底値とみるや春日山城代に使いをだし、米の買い付けを指示。
十万石以上の米を買い付けることに成功した。

直江「・・・これで一揆討伐や佐渡遠征で減りまくった米蔵も回復できたわ。今年の作柄も悪くなかったし、枕を高くしてねれるわな。
    量を見るとやはり出所は信州かのう。漁夫の利とはこのことよ(ニヤリ」

庭に目をやると景勝が奇声を発しながら剣術の鍛錬を続けていた。



401 ◆zAnbFVoD9M :03/09/22 23:01
【大坂加賀屋敷】

松野   「・・・・・・・」
関白   「小田原評定というかなんというか・・・。既に宇喜多様からのするべき
      という文に、・・・織田家から天下の名物松島の進呈じゃ。とっくに外堀
      を埋められてしもうたな」
脇坂   「・・・で、どうするのですかな?」
関白   「状況が状況だ。かなりの有力大名に此度の話を触れ回っておるに違
      いない。・・・であればここでの拒否はいらぬ不安を煽るだけ」
松野   「・・・それに、それに弟君が関白宗家を継ぐとは決まっておりませぬ」
関白   「・・・まぁ子がおらぬのだから決まったようなものだが。・・・話をしてくる」

関白   「・・・ということじゃ。羽柴の名を受けしそなた、くれぐれも軽挙妄動を慎
      み豊家を思って行動するが良い」
秀鏡   「あにうえさま、えちごにはうまいものがあるか?」
関白   「・・・行ったことが無いから解るかそんなこと」
秀鏡   「いやじゃいやじゃそのようないなかにすむのはいやじゃやめてくれあに
      うえさま」
関白   「・・・食い物以前に気にすべきことが山ほどあるだろうが。わしが治める
      富山はすぐ隣ぞ。食くらい郷里のものにあわせなくてどうするか。それに
      政や軍略もそなたは学ばねばならぬ。しっかり学んでくるが良い」
秀鏡   「・・・きょうりょうりををおくってくだされあにうえさま・・・」
関白   「・・・・・・」

【関白の弟、羽柴秀鏡を上杉家の養子とすること、了解した模様】
大坂玉造屋敷は、茶会の日から一種のサロンと化した。この屋敷が気に入った藤原粛が友人を呼んだのである。
戦乱で行き場を失った文化人が、この閑静な屋敷に相次いで訪れる。
連歌、漢詩の会が度々催され、香が焚かれた。
「ここだけは、雅やかでございますなぁ」
「参州殿は風流にて、ほかの荒武者とは違うでおじゃりまするなあ」
そんな声が聞かれるようになった。

秀康の娘、3つになる喜佐子までが源氏物語を読み聞かせて貰う始末。
喜佐子「あのねえ、おとうちゃん。きさこねぇ、おおきくなったら光源氏さんみたいなかこいい人のお嫁さんになりたいなー」
秀康「あんな文弱の徒の嫁になどなるな!!わしのような強い武者に嫁ぐのじゃ、わかったかぁ!!!!」
秀康の妻・駒「あなた、娘に怒鳴らなくても・・」
秀康「・・・正直すまんかった・・で、きさこたんはどんな人をかこいいと思うのかな?」
喜佐子「宇喜多さんなんかかこいい!!」
秀康「・・・いい選択じゃ・・しかし、きさこたんは、宇喜多さんは光源氏みたいな人だと思うのか?」
喜佐子「おもうーっ!!」
秀康「宇喜多の兄様、光源氏みたいな感じなのか?」
403毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/22 23:43
時間軸戻します(汗

 石田治部の突然の帰還により驚きの中に2日目の会議は終了した。
諸侯は会議の成り行きを見守っていたが、数日経っても会議は開かれず、
そのうちに治部の様態が十分に回復せず問い言うことで延期となった。

無論、問題の多くが未解決のまま残り、豊家にとって前途は危ぶまれたが
良い解決策もないまま、奥州の騒動、関東の一気騒ぎとなっていったのである。

【毛利秀元 スレをここまで読んで自分だけのためにまとめる】
ところかわって伊豆韮山。醸造された新酒は、まず大坂玉造へ届けられた。
次いで、江戸へ角倉の船で運ばれる。角倉直営の居酒屋「角倉屋」では江川酒と伊豆名産の練り物を使った
おでんが評判で、利益を相当上げることができた。

【大坂玉造】
秀康「これが、江川酒でござる」
藤原粛「これはよい!地酒らしくコクがある。小西とは又一味違いますな、これはいけますよ」
秀康「先生、これに何かよい宣伝文句を・・」
藤原「よかろう」

天若し酒を愛さずば、酒の星は天にあらざらん。
地若し酒を愛さずば、地に酒の泉はなからん。
天地は既に酒を愛す。酒を愛するは天に恥じず。
ここに江川の酒あり、美味なること天地に轟く。
三杯飲めば大道に通じ、一斗飲めば自然に通ず。

秀康「先生、これは李白の詩のパクリでは?」
藤原「・・・ま、いわずにおけ。これを、各大名殿へ献上されてはどうかな、そしてこの宣伝文句をつける」
秀康「なるほど・・もう一つの狙いも出せますな・・」

使者口上
「我が領地でも旨い酒が出来るようになりました。いつも便宜を図って下さっているお礼に酒を送ります
ところで、何かかわったことがござりますれば使者に言伝くだされ」

【松平の使者が各大名家へ赴きました】
405毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/22 23:58
【大坂西の丸】
 >>306の上杉よりの書状を読み

  毛利秀元「ふむ、わしに隠居せよといってきておるわ」
  後藤又兵衛「予定通りですな?」
  毛利秀元「予定通り? わたけ!誰が家督まで手放すといった?!」
  後藤又兵衛「しかし、中央から退いて領国経営に専念し、後日に
        備えるというのが当初の計画のはず」
  毛利秀元「それと家督の話は別じゃ!」
  後藤又兵衛「殿・・・・」
  毛利秀元「わしは広島へ帰るぞ!しかし上杉の指示はうけん!
       毛利の当主はこのわしということを思い知らせてやる」
  後藤又兵衛「(・・・しょせんは苦労知らずの若造か・・)」

【後藤又兵衛は冷ややかに秀元を見つめています】
406長曾我部盛親:03/09/23 00:14
【阿波徳島城】

盛親述懐
(さて、西国は若輩が当主ばかりよ。毛利、島津。ふふ某もな…
本来であれば、増田右衛門や小西摂津がやっきになっておらねばならんのに。
当家は幸いかもしれん。老臣連中が健在ゆえ動きが取れんしな…)

盛親訓令

以降、土佐座及び阿波座の解禁をとく。
以下要略
好きに売買せい。ただし、税は払えよw

【土佐、阿波に根本的な自由売買令発布】
407毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/23 00:18
【大坂】

 後藤又兵衛「忙しくなるな」

 後藤又兵衛は大友・小早川の一団を安治川港より見送った後、
大坂にある資金・人数を京の小幡勘兵衛の指揮下に置き、大坂
には留守居として桂元重(元澄の孫)の他最低限の役人だけを
置き、西の丸を引き払い広島へ回路戻りました。

【毛利家 大坂より引き上げ】
408毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/23 00:21
【瀬戸の島々】

 水兵1「ほう、これまた立派な鉄張り船だなあ」
 水兵2「右府(織田信長)や九鬼にしてやられたのがよほど悔しかった
     んだろう、うちの大将は」
 水兵3「んだな」

【毛利水軍 村上元吉(武吉の子)の元、再編成&パワーアップ中】
【村上元吉が船手大将として水軍をとりまとめます】
409毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/23 00:23
【京にて】

 小幡勘兵衛「さあ、政治のことは考えず世のために働こう」

【京の街の治安・行政に辣腕を振るっています】
【七口の警備を強化します】
410毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/23 00:32
【筑前】

 小早川家は毛利本家より天野元倶を養子に迎え、体制を整え
はじめた。無能な家老・椋梨某を大坂留守居とし、城代家老には
毛利本家より飲兵衛三兄弟の一人・母里太兵衛を送り家中をしき
った。
大友家との連携を強くし、国人を慰撫し、街道を整備した。
また政治の中心として太宰府を選び、博多の商人を通じて大内家
以来の大陸との貿易を強化した。

また立花山城や古処山城など各地の城・砦の修復にも力をいれると
ころとなった。

【太宰府は熱いぜ!】
411毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/09/23 00:48
奥州の乱も平定される頃、大坂へ使者が飛んだ

【毛利秀元、凶刃に倒れる!!】

 広島で政務を取っていた秀元はある日、お忍びで通っていた
城下の商家からの帰り、数名の刺客の手にかかったとのことで
あった。普段は後藤又兵衛が警護を兼ねて付き添うのだが、こ
の日はなぜか、体調不良とのことで別の者が付き添っていた。

先に関白家や宇喜多家が工作していたのが、実を結んだとも言える。
不思議なのは、下手人の捕縛後、すぎに首を切ってしまい、それ以上
の詮議が行われなかったこと、図ったように新体制が発足したという
ことであった。

家督は幼い毛利秀就が継ぎ、後見として大叔父である毛利元康が広島
には入り、執政として引き続き後藤又兵衛が領国経営に手腕を発揮す
ることとなる。

【毛利従三位内大臣秀元 逝去 享年23歳】
【毛利秀就が家督を継ぎ、毛利(末次)元康が後見となります】
【毛利家 三飲兵衛体制の始まりです】
412太閤:03/09/23 00:54
新規参加武将募集上げです

詳細は当スレ人事係までよろしく!
413毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/23 01:01
【毛利家より朝廷筋・西園寺家へ】

 すでにお聞き頂いたとは思いますが、当家当主・
大江従三位内大臣秀元朝臣が先程無くなりました。
お上におかれましては、当家上げて忠勤を励みます
ゆえ、今後ともどうかよろしくお引き立てのほどを
お願い致します。
当主・秀就は現在従五位佐渡守でありますが、家督を
継いだ以上、それにふさわしい官位の奏上をお願いし
たく、ここにしたためたしだいいございます。

【西園寺家へ使者が飛びました】
414宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/23 01:23
織田・石河・上杉殿へ、
げえーっ!!(横山風に)北信から運んだ五穀類って、皆さんに買われちゃったの?
あわわ…(横山風に)あれは後で食べようと思って、大事に取って置いた兵糧なのに(w


備前島宇喜多屋敷

秀家が算用部屋へと足を運ぶ、部屋では腹心の本多と新参の酒仙道と曽呂須
それに山と積まれた銭箱が秀家を待っていた。
秀家「政重、市六、穣治、この銭は何の銭か?」
曽呂須「はっ、この銭は北信で買い付けた五穀を売った銭に御座います」
秀家「なっ、あれは後日に兵糧として使うと貴様に申しつけたではないか!」
本多「あいや暫く、これは余剰の五穀を売った銭で御座います」
秀家「余剰?買い付け分しか銭は渡さなかったのでは無かったか?」
酒仙道「御意に御座いますが、先ずは曽呂須殿のお話をお聞き下されませ」
415宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/23 01:23
不敵な笑みを浮かべながら曽呂須が話し始める。
曽呂須「北信で買った五穀を越後、南信、美濃へ運んだところ、地元の商人共より商談が
      来たので御座います、そこで拙者一計を案じました」
秀家「ほう、どの様な策か?」
曽呂須「五穀を売るときに、引き渡しは1月後と言う条件を付けたので御座います、勿論
      引き渡しを遅らせる分、値引きをいたしますが…」
秀家「で、その後どうなる?」
曽呂須「引き渡し迄の間に代金と手元の五穀を担保にして、さらに五穀を売り買い致します」
秀家「それでは期日が来たときに、五穀を相手に引き渡す事が出来ぬのではないか?」
曽呂須「それがそうでも無いのです、我らが大量に五穀を売っていると言う情報を広めたところ
     (>>400)のように五穀相場が値崩れを起こしたので御座います」
秀家「と言うと、つまり…」
酒仙道「米百石渡す約束の相手に、半値になった米を百石買って渡せば済むのです」
秀家「それでは当家は永久に儲けられるという事か?」
本多「そうそう上手くいくとは限りません、此度は織田、石河、上杉様方のお陰であります、御三方
    が五穀を大量に買い付けた事により、商人に焦りが生まれ、商人を巻き込めたのです。
    次もうまくいくとは限りませんし、むしろ痛い目に遭った商人が慎重になって難しいでしょう」

先程までの顔と変わり、苦々しげな顔になる。
曽呂須「しかし、最後で油揚げを浚われました、直江山城守が乗り出して来ねば越後での利益は
     莫大な物となったはずでした…」
酒仙道「10万石と言う尋常でない米を買い占めるとは、越後の富に山城守の才覚…侮れませんな」
曽呂須「商いも戦と同じ、好機を掴めた者が勝つので御座いますな…」
本多「されど、当家は必要量の兵糧を確保した上に利益まで得たのです、二人の働きは見事ですな」
秀家「うむうむ、天晴れである、両名を奉行に任命し、知行を加増する。以後も励んでくれよ」
酒仙道・曽呂須「ははぁ〜有り難き幸せに存じます」

酒仙道市六を勘定奉行に曽呂須穣治を御蔵奉行に任命しました。
*曽呂須 穣治…架空の人物、投機に関して並々ならぬ才能を持つ
【肥前】

肥前領内において、松浦党らを家臣団に編成。
皆、心から忠誠を誓い、一致団結した。
有馬、大村、松浦ら与力大名を家臣に組み込む。
これを豊家にたいして、許可を届け出る。(関白様、許可をお願いします)

更に付け届け。
関白様とは先ごろまで領土を接していた仲でございます。
つきましては私の妹を殿下の妾として献上致したく。
兄の贔屓目かも知れませんが、これが中々の器量にございまして。
特に魚を焼かせたら右に出るものはおりません。
今年で12歳、まさに女盛り?でごさいます。
ついでと言ってはなんですが、私は未だ独身でして(とほほ
もし宜しければ、殿下のご一族の姫君を妻に娶らせて頂きたいなどと
不埒な事を考えております。何卒ご一考のほどを。
それでは、妹を宜しくお願いします。

勝茂 花押

【鍋島勝茂が妹を(強引に)羽柴秀秋のもとへ差し出しました】
【返品不可w】
417島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/23 01:59
古いネタですいませんがw
一つ一つ順番に消化していかないとね…。

>>277の続き】

とりあえず公儀には領内の事故として報告。
(報告の宛先は公儀重役、関白・治部両氏)
ただし何者かのテロ行為である可能性も示唆。
坊津で百人を超える死者が出たことも合わせて伝える。
しかも、島津家ばかりか盟友小西家にまで被害が及ぶ始末。
国内で盟友の家臣をみすみす殺されたとあっては島津家の面目丸つぶれ。
もし事件の真相が明らかになれば、事後の裁量を島津家に委ねて頂けるよう重ねて依頼。
ああ、こういうスレか
ログ削除
419九鬼 ◆z3xW6uSKFc :03/09/23 02:32
【鳥羽城】

嘉隆「・・・・・」
鳥羽「殿、あれの完成に目処がつきました。」
嘉隆「ふむ、早かったの。文禄の役のとき捕虜にした者がここまで役に立つとはの。」
鳥羽「技術者であったことが幸いいたしました。」
嘉隆「ふむ。資金繰りに多少苦労したがの(笑)」
鳥羽「殿の手腕には感服いたします。」
嘉隆「それほどでも・・あるがの。ふぉふぉふぉ」

【九鬼家が亀甲船を開発しました。】
【西園寺邸】

内府殿の御使者役殿、お役目ご苦労でおじゃる。
この度の御当主の薨去に際し、深く哀悼の意を表すでおじゃる。
お上におかせられても、よしなに取り計らうよう奏上つかまつるでおじゃる。

【毛利公の使者に西園寺家より玉串料を送り候】


[宮中]

「内府の後釜の件か・・・。これは、関白を召さねば話は進まぬ。
まずは関白を召すべし。前内府については叙位のみで妥当であろう。」

宮内殿から託された貴種の件はいかに?

「それに関してはここでは言えぬ。せっかく預かった身柄。それなりに
使わねば、腐って使い物にならなくなるわ・・・。」

関白に勅旨。
毛利後継の任官について下問すべし。宮中に参内せよ。
【薄田兼相が大坂に到着しました】

>宇喜多殿宜しく
422宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/23 10:05
備前島宇喜多屋敷

沼田より戻った薄田を出迎え茶室に通す。
秀家「兼相よ、息災で何より。着いて早々だが、沼田の様子はどうであったか?」
薄田「はっ、沼田の一揆にはやはり真田が一枚噛んでいる様子、されどご安心
   下され、岩見殿に秘策ありとの事です」(ニヤッ)
秀家「ならば安心した、大した騒動にはなるまい」

その後、上方の情勢について話し。薄田には大坂詰めとして、先の騒動で遺恨が
生じた大谷・立花・小野木(NPC)家との関係修繕に働いて欲しい旨伝えます。

(沼田の件でネタ有りましたら、岩見殿どうぞ)
>>416を聞きつけ鍋島(親父)御一行様が急遽帰国
佐賀城の廊下を足音荒く執務室へなだれ込む

直茂「こんのバカチンがぁ〜」
勝茂「父上、如何なされたのですかな」
直茂「父に相談無く妹を関白に…それも妾として差し出すとはどういう事か!」
勝茂「なんだ(フッ)、そんなことですか」(やれやれと肩をすくめる)
直茂「何だとは何だ!えぇぃ問答無用、娘の幸せ願う親父の熱き拳、その身で
   とくと味合うが良いわ、喰らえぃぃ鍋島流奥義"鬼神撃"」
茂雄「いわゆる一つの体重を乗せた渾身の正拳ですね、ハィ」

突進してくる直茂の動きを読み、それに合わせてカンターを入れる勝茂
一茂「あ〜モロに入っちゃいましたね〜あれは効くんですよね〜」
直茂「へへっ、燃え尽きたぜ彦鶴よぉ、真っ白な灰によぉ…」
彦鶴「立てぇ、立つんだ直茂ぇー」(直茂室)
直茂「彦鶴…僕はもう眠いんだ…」
彦鶴「マンガが違うだろうが!」(ポカッ)

世代交代を悟り、鍋島直茂は隠居します。
直茂の隠居届けと勝茂への家督相続願いを関白殿下と公儀へ提出します。
鍋島直茂・茂雄・一茂は表舞台から去ります。
(と言う訳で、正規参加者が来るまで島津殿が鍋島・立花家も兼務すれば
 宜しいかと思います、九州大名同士で都合も良いでしょw)
424いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/23 11:25
【石河宗林】
信濃での仕置き
松本城に新規に買い入れた備蓄米を搬入。従来量プラス4万石。
(先物?札でも証文でもええわい。可能な限り現物オンリー。)

刀狩によって得られた刀剣のうち、値の付くものは京・大坂で販売。
使えるものは松本、上諏訪、飯田、高遠の城に搬入。各城を整備。
使えないものは鋳溶かして農具、工具を作り松本他の商家で販売。

木曽衆らとともに宴会。
関ヶ原での苦労話など(他家には聞かせられない内容ですなぁ)で盛り上がる。

信濃各地の土豪と宴会の日々。そこで自然発生的に歌が生まれた。
信濃の国と後世言われる歌である。南信濃での結束は高まった。

妻籠の代官所の人数強化。探索方設置。馬籠に蕃所設置。
大網、針ノ木、安房、野麦、神坂、新野、青崩他の峠の関所・見張り所を、冬季を除き定番に。
関所といっても、手配書の者の確認、無許可鉄砲の搬入禁止程度。

篤木、大町に代官所設置。

以上を行ったのち、大坂に上ります。
沼田城下

重太郎はいつも通り城下町を散策していた。

岩見「お、団子か。喉も渇いた寄っていくか。」

団子屋へ入る岩見、迎える店主

店主「これはこれは、橙のお侍様、ようおいでなさりました。」
岩見「ははっ(笑)、橙のお侍とな。団子と茶を頼む。」
店主「へぇ、城下では皆、お侍さん(岩見)を見る度そう呼んでおります。
   おーい、おっか、団子と茶を橙のお侍さんへ。」
岩見「儂が橙の着物をいつも着ているからか?」
店主「へぇ、そうでごござります。しかし何着持っているのやら見当もつきませんで。(苦笑)」
岩見「(真面目な顔で)ふむ、一年通して違う物を着れる程ある。」
店主「これはおったまげた!やっぱり橙のお侍さんだ(笑)」
岩見「橙のお侍さんか、これは面白い(笑)」
店主「ところで橙のお侍さん、刀は持ってねぇんで?」
岩見「あることにはあるが、ここを歩くのには必要あるまいて。」
店主「へぇ〜(驚)心配ではならねぇべか?」
岩見「儂は刀より素手の方が自信がある(笑) *1」
店主「そうでござりましたかぁ、ところで橙のお侍さんはどちらのお侍さんで?」
岩見「今度、沼田城を治める宇喜多家家臣岩見重太郎兼相様に仕える、薄田と申す者じゃ。以後、宜しく頼む。」
店主「宇喜多様のとこの岩見様でしたかぁ。しかしこちらに着いたとの知らせはありませぬなぁ。
   進藤様が土地の検分やらなにやらやっている御様子で。」
岩見「岩見様は大坂での仕事がたんまり残っているらしい。」

>>425 続き

茶をすする岩見。

岩見「領主は変わるが領民は変わらん。今後どのような要望でもあれば聞こう。
   殿にしかと伝えておく。これを皆に伝えて欲しい。」
店主「へぇ、進藤様にもそう言われておりますだ。んだけど橙のお侍さんの方が話しやすいべ(笑)」
岩見「そう言ってもらえると照れるのぅ(笑)
   儂は殿が来るまで暇で城下をぶらぶらしておる(笑)。見掛けたら声でも掛けてくれ。
   団子、旨かったぞ、また寄らせてもらおう。」

【岩見は城下で薄田と名乗っています】
【城下では「橙のお侍さん」と呼ばれ親しまれています。以後それなりの情報は優先的に岩見に入ってきます】
【上記のような行動を毎日とり岩見は領民とコミュニケーションをとっています】

*1 講談の素手で獲物を持った集団を闘った話参照
427いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/23 12:14
【石河宗林】
甲斐・田中家に使者
田中家の以外なまでの加増は、宇喜多家の働きによることであることを強調。
石河家としても、宇喜多家とは交流を深めたいと思っている。
甲州街道の整備と、今後の強調・協力関係の強化を提案。

石河家使者・馬場小大夫と田中殿の対面
馬場 田中様にはご機嫌うるわしく。これは当家の主、石河宗林よりの進物に御座います。
――茶入れ、屏風、名馬、黄金30枚――
田中 これは大そうな、はっはっはっは いかなる用向きか。
馬場 はっ、隣国としての誼と、宇喜多様への使者など、領内通過のお願いなどにございます。
田中 うむ。宇喜多公には当家も借りがある。また、豊家の臣として、秀頼様の守役と故太閤殿下の御養子の連絡に、
   邪魔だていたす理由はない。わざわざ出向かなくとも良いほどのことよ。
馬場 ありがたく存じます。いま一つ。
田中 申すがよい。
馬場 なにとぞ、秀頼様のため、ともに協力し、天下のために尽していただきたい と。
田中 当然のことよ。戦国の世は終わったのだ。いまさら天下人を目指したとて、何の益もない。
   この田中、故太閤殿下の恩、忘れたこともない。徳川殿が大そうな加増約束したとて、
   微塵も心動かなんだ田兵である。徳川の大軍に囲まれておらねば、最初から治部に協力できたに。
   それだけが心残りよ。我が忠義を信じてくれた宇喜多殿には恩も感じておる。
   石河殿に伝えるがよい。安心いたせと。そして、ともに協力いたそうと。
【石河と田中の友好度アップ。石河家と宇喜多家の連絡が、密になる。】
428いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/23 14:26
【石河宗林】
上杉家に返書
関白殿下とお身内になられるというお話。執着にございます。

関白殿下、石田治部殿、宇喜多殿に確認の書状
筒井様に寄宿されている古田織部様のことですが、
古田様が東軍に付いて動いていたとはいえ、時も経ち、罪状も問われぬ様子。
当家、古織殿とは肝胆相照らす仲にて、当家にお迎えいたしたく、なにとぞ許可をお願いいたします。
(石河と古田のつながりは、かなり深いものであった。古織と治部は仲が悪かったのだが・・・)

毛利家に密書
旧秀元様領地(本来の)も、召し上げられぬ算段が必要かと。
主がいなくなっていますゆえ。
429いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/23 15:55
【石河宗林】
上杉家に返書
関白殿下とお身内になられるというお話。祝着にございます。

です。
親父殿、隠居はしばし待て。
431島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/23 19:33
【島津龍伯】
関白殿下、石田治部殿、宇喜多殿に確認の書状
八丈島に抑留されている細川幽斎様のことですが、
細川様が東軍に付いて動いていたとはいえ、時も経ち、罪状も問われぬ様子。
当家、幽斎殿とは肝胆相照らす仲にて、当家にお迎えいたしたく、なにとぞ許可をお願いいたします。
(龍伯と幽斎のつながりは、かなり深いものであった。幽斎と治部は仲が悪かったのだが・・・)
432島津忠恒 ◆X7M9O2x/96 :03/09/23 19:38
…という夢を見た。
433いし ◆NnBHBM9A.E :03/09/23 19:46
島津公、何を言いたいのか返答を乞う。
434長曾我部盛親:03/09/23 22:47
>>411

中内「…ということで、毛利秀元は死にました。」
盛親「後は秀就か。ちっ関白への養子に差し出す訳に行かなくなったか。」
中内「…毛利家も不幸の連続ですな。」
盛親「血を流せねば固まらぬ。…よく解っている者がいるようじゃな。」
中内「鍋島家も直茂殿が隠居とか。」
盛親「まあ、良い。隠居祝いでも贈るか。」
中内「祝いですか(苦笑」
盛親「祝いを送るのが当然よ。」

【長曾我部家より毛利家へ弔問使者が出ます。以下弔問文】
故大江内府に謹んで弔意を表すとともに、ご冥福を祈ります。
秦宮内小輔・土佐守・阿波守盛親

中内「僭称ですか(苦笑」
盛親「ふ。淡路も追加したい気分じゃw」

【鍋島家へ隠居祝い使者派遣】
無事、襲風されて祝着この上なし。

435大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/09/24 19:15
吉継「吉治」
吉治「お呼びでしょうか、父上」
吉継「領国経営に力を入れようと思う」
吉治「良いお考えと存じます」
吉継「備前は上方からの中継地。街道整備を急がねばならぬ」
吉治「はっ、すぐにでも取り計らいます」
吉継「差配は任せる」
吉治「え…、私にですか」
吉継「私も長くないだろう。それゆえな」
吉治「何を気弱な事を仰せられますか」
吉継「頼むぞ」

【大谷家 内政】
播磨から備前、美作へと延びる街道の整備。
宿場街の発展の為、商業の督励。

吉継「私の息あるうちに進めねばならぬかも知れぬな…」

【大谷吉継は隠居を考えているようです】
436大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/09/24 20:38
>>411
吉継「秀元殿も亡くなられたか」
吉治「弔問の使者を出さねばなりますまい」
吉継「…日ノ本に無道が続くか」
吉治「誰に行かせましょうか」
吉継「祐玄に行かせよ。私は体が思うようにならぬ」
吉治「御意。すぐにでも発たせます」

【毛利家に弔問使者として大谷祐玄が赴きます】

吉継「重政」
戸田「はっ」
吉継「兵の調練は怠らぬようにせよ」
戸田「仰せのままに」
吉継「急事の折はこの地が関となる」
戸田「存じております」
吉継「武勇はそなたが頼みだ」
戸田「かたじけないお言葉…」

【戸田重政が兵の訓練にあたります】
437上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/09/24 21:58
会津

毛利秀元大坂退去の報を聞き。

「あの小童も話を理解する能力ぐらいはあるとみえるな。これで関白殿下のご期待にもこたえられたわ」

しばらくして・・・

毛利秀元急死の報を聞き

「・・・!?・・・(特攻DQN風)」

上杉家から毛利家に弔問の使者がでます





438 ◆zAnbFVoD9M :03/09/24 22:21
【大坂城】

秀元死の報告が届く。眉一つ動かさない関白秀秋。

「(確か・・・吉川が凄腕の殺し屋を雇ったと聞いておる・・・鉄砲の名手
で名が呉琉碁・・・)」

しかし斬殺であったことで初めて顔を変化させる。

「(・・・・・・・。突然の輝元公の死を感じさせぬ秀元の就任。此度も秀就
があっさりと継いだ・・・。・・・あの謀の毛利が・・・しかしそう考えねば説
明がつかん・・・)」

その後に朝廷よりの使者が到着。関白は京都へむかう。 
439織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/09/24 22:26
【大坂屋敷】
>>411
秀信「のう」
木造「はっ」
秀信「支藩の小早川も含めて当主が死にまくりな気がするのだが」
堀「御意」
秀信「そんなに取り潰しに遭いたいのかのう」
木造「とりあえず、表だって改易の噂は出ていませぬ」
秀信「よほど毛利は根回しているのう。さすがは大毛利」
堀「根回しもありましょうが関西十カ国を任せる人材がいないでしょう
分割して諸侯を移しても東北の『アレ』みたく一部が決起する恐れも。‥‥うぬぬ、ヌッコロス」
木造「(また上杉病か…)とりあえず殿名義で弔問の使者を出しておきますぞ」
秀信「うむ」
440 ◆zAnbFVoD9M :03/09/24 23:02
【京都二条】

相変わらず顔色は青く頬はげっそりと痩せこけている。しかしそれ以上に
西園寺を驚愕とさせたのはらんらんと光る二つの眼である。口元は不敵に
笑みを。ただし涎のあとを拭こうともしていないのが気にもなる。

西園寺  「(・・・狂気じみておる・・・)」

脇侍として慶好、昌教の北畠一族が左右に座る。

関白    「関白、秀秋参りました。此度の話は中国毛利の跡取りの話でした
       な?」

背筋を伸ばし、前にあったぎこちない日本語は眉をひそめる。確かに立派な姿に
見える。しかし・・・西園寺にはそれが返って不気味にも見えたかもしれない。
441 ◆zAnbFVoD9M :03/09/24 23:05
>>440

>眉を→影を
逝ってきます・・・
【京・二条】

関白殿下におかせられましては、ご機嫌麗しゆう。聖上よりご下問
あらせられたが故、ご足労を煩わせ、かたじけのうおじゃる。
(しかし、ずいぶんやつれておるが・・・)

ご下問は殿下もご存知であらしゃるかと思いまするが、先の内府殿薨去に
伴いお上におかせられては贈位を行い、新たな当主にたいし、いかなる
官位がふさわしいかとの事。
(眼が狼のようじゃ・・。病が相当深うなっておるのか・・・)
【困惑を内に秘めつつ、関白殿にターン】
443 ◆zAnbFVoD9M :03/09/24 23:45
>>442

秀秋   「毛利家においてはこの頃立て続けに不幸が続いております。従四位
      位でまず段階を踏ませてから落ち着いて後に三位なりをお与えになる
      がよろしいかと。・・・秀就公の毛利当主就任に豊家として特に反対する
      ことはありませぬ・・・がぁあ・・・っ!」

いきなり額に青筋が吹き上がり汗が滝のように流れ出す。すかさず昌教が白い粉
らしきもの(薬か?)を関白に捧げ、慶好が水を。一気に飲み干し十数秒、沈静化。

秀秋   「・・・失礼。この薬、劇薬でしてな・・・。飲むと効くのはいいが少々頭が
      極上の酒を飲んだが如くになるのが欠点でして。ひひ・・・いやいや問題
      ござらぬよ。むしろ気分がいい。・・・秀元が大坂でやんちゃをした悪例が
      あります。豊家としては一足飛びに同じ官位を与えるのは危険に思いま
      して。それ以外に別段反対する気はありませぬよ・・・ひひひ・・・」
西園寺  「(・・・大丈夫か・・・?)」
秀秋   「(おそらく毛利領はこれからしばらく荒れるだろうしな。五年くらい乱れて
      くれればわしらの勝ちだ・・・)・・・ひひひ・・・失礼。話は他にございますか
      な?」
【そこはかとなくヤバイ雰囲気をだす関白から今さんにターン】
444真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/09/25 00:21
一揆をマターリ進ませると仮定して
【上野某所】

盛清「なかなか風魔どもの動きも統率がとれておる…」
草の者「猪俣瀬兵衛の扇動には成功しておりますが…
    今後はどのように…?」
盛清「…瀬兵衛があの城を目指しておる。
   一揆と内乱を同時に起こせれば宇喜多公も対処できまい…」
草の者「瀬兵衛と農民に一層の援助をいたしますか?」
盛清「…その必要はない…
   混乱を起こして他家の介入を謀るが目的ぞ…」
草の者「…御意」

【農民は隠れて武装していますが、未だ動きはありません】
【猪俣瀬兵衛は以前消息不明です】
>>443
(関白のただならぬ様子に内心恐れおののいた西園寺。しかし、
それを表に出しては勅使としての体面が持たない。背中に冷や汗が
一筋流れつつも、なお話をつづけるが・・・)

「さようでおじゃるか。殿下のお考えは十分に承りました。豊家には
豊家のご内情もあらしゃろうが、まずは家格に基づく叙任をということ
でしょうか。お上には十分に殿下のおこころをお伝え奉りまする。
さて、もう日も暮れかかっております。今宵はお上よりお召しを承って
おりまする。殿下にはぜひ参内をとの御諚であらしゃりまするが・・・
お上もこのごろの世情をお知り遊ばされたきご様子であらしゃいます。
せめて内奏だけでも御願いいたしとうござりまする。」

(内心、西園寺はガクガクプルプルものであった。しかし、院が内奏を
欲していたため、本心とは異なる言葉を出さざるをえなかった。)

【関白殿、ご返事はお任せでおじゃる(w】



446宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/25 21:50
【備前島宇喜多屋敷】

朝早くより秀家と豊家旗本衆(原理系)が会合を行う
旗本「秀元めを逃がしたのは実に残念でしたな」
旗本「返す返すも惜しかったのぅ、じゃが結果として大坂の街は戦火を免れた、
    あれはあれで良かったやもしれんのぅ」
旗本「しかし武蔵中納言様が江戸に下るとは」
秀家「此度の騒動(関所設置)、誰かが責を取らねば天下に豊家の示しがつかぬ
    責を取るには、儂が大老職をお返しするのが一番良いと思う。
    上杉殿の顔も立つし、何より国替えから一度も領国に帰って居らぬ儂には
    丁度よいハッハッハッ。
    大坂には家老の本多を残すので、今後ともよろしく頼みます」
旗本「国許での政務が一段落すればすぐに上洛して下され、我ら豊家旗本衆
    宇喜多様の帰りをお待ちしておりますぞ」
秀家「再び貴殿等に会える日を楽しみに… 秀頼様の事、くれぐれも頼みましたぞ」
旗本「承知仕った」

秀家「ところで兼相よ、お主はどうする?」

豊家旗本衆が臨時の関所を撤去しております。
大坂城西の丸(横の旧秀長邸)で引き上げの準備が行われます。
宇喜多家より石田・小西・石河家に帰国の挨拶状を送ります。

秀家が大坂羽柴屋敷を訪問します。
(秀秋殿、西園寺殿とのやりとりが終わったら相手して下さい)
447 ◆zAnbFVoD9M :03/09/25 23:04
>>445

西園寺  「(・・・目つきが全く別人になっておる・・・大丈夫じゃろうか・・・)如何
      でございましょう」

・・・。某で宜しければ。慶好、良いな?

北畠慶  「・・・大丈夫でござります。内奏の時にもよりますが何日もというわけ
      でも無ければ・・・」
北畠昌  「何かあらばこの身に代えても」

では、世事のことでも話させていただきます・・ひひひ・・・

西園寺   「・・・」

【関白、内奏させていただきます。今さんどーぞw】
448 ◆zAnbFVoD9M :03/09/25 23:08
>>446

初鹿野  「・・・これは武蔵様!今殿は公家達の相手をしに京にございます。話
      であれば松野、恵利、草刈の家老三将がおられますので・・・」

そそくさと一応謹慎の身の松野のところへご案内。こいつでよければ
話聞きます。駄目なら京から帰ってきてからw。
【続き】

では、こちらに輿を用意してございます故、禁裏までご足労ねがわしゅう。
殿下のお供の方々にもご用意しております。馬は当家の者がお預かりいたしましょう。


【関白殿下一行に輿を出しました。つづく。】
【禁裏】
(関白一行は輿で禁裏に参内。あたりはとっぷりと暮れ切っている。)

「大坂より遠路ご苦労であった。そちの顔を見ることができ、欣快至極。
ときに、体の具合はいかに?
 それはさておき、大江内府が没し、世情はどのようになっておろうか?
まずはささ、一献いかがであろうか?供の者も遠慮のう、ささ、さあ。」

(ちと強引ながら話をすすめます。殿下にターンw)
451長曾我部盛親:03/09/25 23:21
【京】

長曾我部家女中のお福。彼女の目的は複数ある。
彼女は角倉了以を訪問した。

お福「どうでしょう。紙はこちらがよろしいですよ。」
角倉「どないなもんでしょ。紙はええ質やな。」
お福「了以はん。そういえば四州には種が転がってまっせ。」
角倉「女子には種なんちゅう言葉使わさんな。」
お福「あんさんが、治水に明るいってのは皆さんご存知。」
角倉「そりゃ、ありがたい褒め言葉やね。」
お福「四州てのは、お天道様で左右されます。」
角倉「高野のお大師様も苦労されたそいで。」
お福「…わては、幼い時縁あって四州にはお世話になってます。」
角倉「ほう…」
お福「土佐・阿波の経営にご助力頂けませんか。」
(角倉は商人である。すばやく計算を明敏なる頭脳で考えた。)
角倉「条件がおます。一、費用はそちらが持つ。二、担保は長曾我部家の船物の独占売買でよろしいか。」
お福「よろしゅうおます。」

【長曾我部家、角倉了以と提携】
452 ◆zAnbFVoD9M :03/09/25 23:34
>>450
【禁裏】

関白  「上様直々よりのお言葉を頂き恐悦至極・・・ry」

秀秋はここで世情について色々と話をします。

1、豊臣秀頼公はかなりの「出来人」将来は安泰である(関白サイドの見方です)
2、秀元の悪行を一通りいった後、そのあとその秀元の突然死、あっさりと後任が
  出てきたことからして・・・あとは言葉を濁す(・∀・)ニヤニヤ。そのうちに又毛利家
  臣の誰ぞが某かを立てて官位を望むかもね〜そのときは豊臣はなんも言わん
  で公家さんに上手く使ってみたら?とはあくまで冗談交じりに
3、島津の朝鮮での驚異的武勲を誉める・・・と同時に奴にだけは喧嘩売らないほう
  がいいっすよーと。
4、関東で騒ぎがあったけど京都まではきませんぜ安心なされ
5、三成使えねー←これはまるっきり愚痴w

上様には豊臣は大丈夫、ということ。あとは割と正確に世情を伝えます。あくまで面白
おかしく雑談としてですが。燃料は投下したですぜw。
【禁裏】

院:「ほほう、豊家の将来は安泰か・・。それはまことに結構なる事。
   太閤には生前、台所を助けてもらったからの・・・。まだ幼少
   ではあるが、しっかり盛り立ててやって欲しい・・。」

  「しかし、毛利はきな臭い噂がちらほらとあったが・・・。あながち
  嘘でもないようじゃのう・・。されば、ふふふ・・・。」

  「薩摩隼人は聖武帝の御世から勇猛果敢の名を伝えおる・・。公家とは
  また別物・・・。」
  
  「関東の騒擾はこちらへは波及せぬと。これも関白をはじめとする
  武家衆の守りのたまもの・・。」

  「ときに、関白。貴殿、則闕の官は存じおるか?」

【内奏に院はほぼ得心の色をみせております。さて、ここからが本題。
 関白殿下、ターンですw】 
454 ◆zAnbFVoD9M :03/09/26 00:06
>>453

則闕の官・・・確かに誰かが明確になっておるとは聞いておりませぬな。某でさえ
「関白」の役を仰せつかったとはいえ官職がなんであるのやら(苦笑。

ここでその名をだすということはなにかお考えがあるようでございますな。
是非お聞かせ願えればありがたし。
455西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/09/26 00:12
(今日はこれで最後に>関白殿下)

【つづき】

関白よ、則闕の官とは「太政大臣」のこと。このさい、そちが適任と
思い、内々から暖めていたのじゃ。ぜひ、引き受けて欲しいと思うが、
まずは思うところを聞きたい。

(今宵はこれまでにいたしとうございます。by若尾文子)
秀康、フラリと尋ねてきた藤原肅から毛利秀元逝去の報を聞き、呆然とする。

秀康「ううむ、強勢を誇った毛利秀元も死ぬときにはあっけないものじゃのう」
藤原「・・・天下の一角が崩れましたな。西国は誰が主導権を握るのやら」
秀康「先生、こういうときには我が家はどのように動けばよろしかろうか」
藤原「伊豆6万石の小大名にはどうでもよいことでしょう、そもそも人が死んだところを見計らって計略をたくましくするなどということは、
   仁義の道に外れた行いです。今回は当家は動かぬほうがよろしいでしょうね」
秀康「そういうものですか・・それでは先生、弔問に長谷部を立てましょう」

長谷部、毛利に弔問に赴く。


457石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/09/26 11:05
大坂会議の後、三成は体調を壊し表向きは大坂屋敷にて静養をしていた。
静養とは申しても、方々より見舞いの者や三成宛の書状が次々と来る。
見舞いの客に対しては誰とも会わなかった。何故なら三成は大坂を密かに
離れ有馬にいたからである。連れているのは新蔵、お君、表向きには養女
として連れているおまんとおくりの側室2名だけであった。

ある朝、大坂屋敷より有馬にいる三成の元へ多数届いている書状が
送り届けられた。一通り目を通した後、多数来ている書状に一斉に返書
書き出した。「すべての頼み事に関しては聞き入れると。」

書き終えた後、三成は湯に浸かった。
おまんとおくりが後から入ってきたが三成は下がらせた。
458小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/26 22:03
石田殿に嘆願書
福原家の家督相続が確定されておりませぬ。
幼少であるとて、毛利家の家督相続が成されるならば、福原家も同様にお願いいたします。
関ヶ原での加増がどうであったか記憶にありませぬが、どうなっておりますでしょうか。
当家、豊臣家の水軍のまとめと、故太閤殿下に仰せ付けられております。
現在、当家は水軍のどれほどを差配すればよいのか、治部殿の判断をお待ちいたします。
交易のこと。朱印の発行をお願いいたします。関ヶ原以前は、徳川殿が許可を出されていたようですが、
今後は、石田様を通せば良いのでしょうか。
石田様の許可を得ておらぬ交易、どのようにいたすおつもりでしょうか。
まずは明、安南、ルソンに船を出したく思います。
459宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/26 22:21
>>448
秀家「左様か、関白殿は京か…では日をあらためよう」

秀家は備前島の屋敷に帰りましたが、松野と本多が密談します。
本多「相談したき儀は三つ御座る、先ず秀家様の大老職辞任で御座るが…」

1.毛利家との市街地戦を望み関所を設けた事について
  関所騒動は確かに巷を騒がせた、信賞必罰を天下に示さねば御政道の信用を失う。
  前にも申し上げたが、秀頼様の後見人である関白殿から秀家に大老辞任を命じて欲しい。
  大大名(w)の宇喜多を従わせた事になるので、宗家と関白家の権威は高まり、政治効果抜群。

2.毛利家について
  毛利秀元が亡くなったので毛利家に対する処置は穏便に済まされては如何か?
  (宇喜多は秀元が諸悪の根元だったと思ってるw 秀就の対応如何では態度変わりますが…)
  しかし、何としても小早川家に付け家老を、さもなくば宗家、加賀家、武蔵家の面目が立たない。
  また、先だっての付け家老叩きだし事件の罰として備中・伯耆の二カ国(32.4万石)を召し上げ
  たい、ただ毛利の顔を立て、表向きは当主幼少に付きとの理由を付けて。
  交渉窓口の安国寺長老を失ったのは痛い、誰か毛利家と交渉できる人間は居ますか?

3.宇喜多領内での騒動について
  まだ確たる証拠を掴んでませんが、沼田にちょっかいを出してきた犯人は真田家です
  宇喜多領内での軍事行動はもちろんの事だが、場合(殺る気満々ですがw)によっては他領にも
  軍事行動を行うかも知れないので、予め了承して頂きたい。
  この軍事行動は、けして私利私欲の物ではなく豊家の天下を守るための物であるので、宇喜多と
  行動を共にする諸侯の軍事行動も容認して頂きたい。

本多「如何でしょう、貴家のご意見を賜りたい」
突然、障子が開き薄田がのしのしと入ってくる。

薄田「あいや暫く!!」

唖然とする明石と本多。
どうやら薄田は盗み聴きしていたようだ。

薄田「1については賛成で御座るが、2と3に関してはちと賛同しかねまする。
   まず2。これは徹底抗戦の構えを崩すのは家中の士気に関わり問題ではあるまいか?
   ついで3。沼田の事で御座るな。これにはそれがしも深く関わっておるゆえ、
   なにゆえそれがしの意見も取り入れてくださらぬのか?!
   それがしを大坂へよこし、岩見様は一人で頑張っておられる。
   家中の者がそれを汲んでやらぬでどうするおつもりで御座るか?!?
   合点のいく答えを頂きたい!」

明石「・・・。」
本多「なにをこわっぱが・・・。」

しかし二人には確実に動揺の色が見える。

薄田「騒動は大坂で起きているのでは御座らん。
   沼田で起きているので御座る!」

>宇喜多殿;ターン
461毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/26 23:03
西園寺家へ毛利家後見役・毛利元康より使者

 此度の当主死去につい聖上におかれましては大変不安に思いになられた
かと存じます。しかしながら内府秀元死去いたした今後についても佐渡守
秀就を中心に一層の忠勤を励みますゆえ、よろしくお計らいいただきたい。

また、今後は京留守居役、豊家京都奉行である小幡勘兵衛景憲なるものが
卿への連絡を果たすつもrではりますが、無位無官ででは不便なるゆえに
卿への対面がしやすいような飾りを付けて頂ければ幸いでございます。
よろしくお計らいのほどを。

    大江従五位大蔵少輔元康朝臣
462毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/26 23:14
【大坂・毛利屋敷】

 留守居役・桂元重は諸侯の弔問を神妙に受けつつ、秀元派は
一掃したので毛利家が他家に迷惑書けるようなことはないと含
ませつつ、手みやげを過分に渡しもてなした。

 桂元重「やれやれ秀元様もとんだ役割だな。まあ後は死ぬしか
     役目は残っていなかったが、哀れなもの・・・」

【毛利家が諸侯の弔問を受けています】
463毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/26 23:34
小早川家より関白家へ使者

 昨年より無き内府公の騒動については当家も少なからず迷惑かけたこと
平にご容赦願いたい。今後は西国の要として豊家にますますの忠勤を励む
所存。ついては先に関白家より使わされた草刈殿に狼藉を働いた者共の首を
献上つかまつる。家督相続のごたごたに紛れて勝手した不忠の者共にござい
ます。当家があずかり知らぬ事とはゆえ、誠に心苦しいばかりであります。
つきましては向こう3年の間は太宰府にて謹慎いたし、公式の場・豊家の役
職よりは遠ざかりたいと思います。

    小早川正五位掃部頭元倶 
464 ◆zAnbFVoD9M :03/09/26 23:42
>>455
【禁裏】

・・・・・・・・・・・・・・・。目を閉じて考えた後に口を開く。

秀秋   「拙者のような若造に過分の沙汰、ありがたきことにござります」
院    「おお・・・受けてくれるのか?」
秀秋   「・・・条件付、でございますが」
院    「?何か不満でもあるのか?」
秀秋   「拙者はあくまで豊臣秀頼様の一家臣でございます。勝手に官位を
      受けることは太陽が増えることになり、混乱と破滅をもたらしまする。
       ・・・・九郎判官殿の二の舞は御免ですからな。残り少ない灯火、畳
      の上で終えたいもので」
院    「・・・」
秀秋   「秀頼様元服の折にでも関白と共に返上すること、その官位はそっくり
      秀頼様のものになること。これを明確に明記して頂きたいのです。最も
      それまで生きておられる保証はありませぬ。・・・もし早くに拙者がいなく
      ならば、太政大臣は秀頼様元服まで朝廷が預かって頂きたい。誰か他
      の優秀な者が出てくるまで、ですが」

【今さんターン】
465 ◆zAnbFVoD9M :03/09/26 23:53
>>460

松野  「・・・随分元気な者でございますな。・・・名は確か薄田殿
     でしたかな?」
薄田  「・・・」
本多  「・・・こ・・・これは失礼を・・・」
松野  「こちらからもいくつか質問をいたしたい。まず、士気の維持は当面
     の敵が居なくなって難しいはず。どういたす?今確かに若いものの
     熱情は凄いものだがこれは冷めやすいものでもある。それに大坂
     という日の本の首都に軍隊が居つづけるというのはあまり対面的に
     いいものではないが、そのあたりはどう考えなさる?」
松野  「次に沼田。東国の状態は正直あまり詳しくないゆえあまり助けにな
     るかは解らぬが。岩見殿は何と申しておるのか。聞いてみたいですな」
466 ◆zAnbFVoD9M :03/09/27 00:01
>>463

草刈  「・・・わしをボッコボコにしといて首の一つや二つで済むとおもっとんのか!?」
恵利  「・・・あの状態で、敵地に送り込まれて死なずに済んだだけでも御の字であろう
     が?」
草刈  「暢尭、豊臣への明確な反逆行為であろうが!馬鹿にするな!」
恵利  「結果、大坂で盟主になれずに広島で急死。もとはとれたであろ?」
草刈  「・・・これで済むと・・・」
恵利  「思わんよ。武蔵殿からの催促もあろう、再び小早川へむかうことになるだろうが
     そのときはおれが行く」
草刈  「・・・」
恵利  「・・・俺は簡単にはやられんぞ」

【返事は秀秋帰還後】
467西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/09/27 00:11
>>464
【禁裏】
(院、しばし黙考の後)

院:「天に二君なし・・か・・・。亡き太閤の遺児は豊家であるから
  当然関白の資格はあろうぞの。まだまだそちには武家の棟梁として
  わしの至らぬところを匡輔弼成し、天下万民と休戚をともにすべし。
  かりに、関白が没した時は、大坂を後継に任ずる事は、衆目の一致
  すべき事であろう。あえて心配するところではない。そこまでそちが
  言うなら、ここに君臣の契りを交わそうではないか。されば後々の
  証左となろうぞ。」

  【関白殿下、たーん】
藤原はまたふらりと出て行ってしまった。この先生、飲み歩きが好きなのである。

秀康「・・藤原先生はああおっしゃられておるが、あの方は所詮学者じゃ、ここで毛利の仕置きに当家が参加しなければ
    伊豆松平家は埋もれてしまう・・そのうち宇喜多殿へ会いに行くか・・ここは思案のしどころ」

そこへ、国許から使者が到着した。伊達一門でありながら早くから北条に仕え、北条滅亡後結城松平家へ仕官した伊達宗綱である。

伊達「申し上げます。執政本多様が那須七党からつかんだ情報によりますと、上野・下野に奥州・関東の浪人が集まってきており、
   次第次第に数が増えている様子とのことです。主だった浪人は佐野政綱や南部松斎などで、唐沢山城を根城にしている模様。
   御家再興の請願を旗印に人数を集めつつある故警戒肝要とのことでございます」
秀康「まことか?伊達は動いてはおらぬのか?」
伊達「伊達家臣の中にも唐沢山へ行くものはおりまするが、大部分はおとなしくしているようですが」
秀康「唐沢山の衆と沼田とは関係があるのか」
伊達「那須の忍びもそこまではつかめてはいないようです、今のところ浪人が集まっているというだけで、不穏な動きがないため
   調べようがありません」

秀康「わかった。このこと、宇喜多殿にお伝えしよう。上杉様には岡見が使者として赴け」

【秀康は備前島宇喜多屋敷へ、大坂詰付家老岡見治広が上杉家へ連絡に赴きます】
469宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/27 00:16
>>460 >>465
慌てて薄田の袖を引き本多が耳元でささやく

本多「ヒソヒソ…(2.→毛利がすんなりと受ければ良し、毛利は大大名なのでジワジワと力を
    削いで往かねばこちらの被害も大きい、もし此を受けねば諸侯と共に討ち果たす迄。
    3.→岩見殿のお働きは耳にして御座る、されど当家に喧嘩を売ってきた真田家との合戦
    は決定事項、前もって御公儀より免罪符を頂いておけば後々役立ちましょう)…」
備前島宇喜多屋敷

松平秀康は、とりあえず玉造の屋敷を譲って貰ったことのお礼をいい、みやげに江川酒を渡した後、
おもむろに本題を切り出した・・

秀康「毛利殿が急死された件ですが、天下平穏と毛利家の今後のために適当な善後策を講じることが
    肝要でございましょう。それがしも微力を尽くす所存にござる。ここに試案があります。これを元にして
    論議されてはどうですかな」

<毛利家処分試案>
1、毛利家の家督相続に付いては特に問題としない。ただし、毛利秀元に関しては罪重しとして、
  官職剥奪の処分を下す(朝廷に圧力をかける)
2、毛利の所領は、そのままとする。ただし、豊前門司一帯は要衝の地であるから天領(豊臣家蔵入地)とし、
  そこに代官を置いて毛利の幼君の補佐役とする。ここには毛利を主体とした天下普請で堅城を築くのが望ましい。
3、付け家老の件は代官に換える。代官の格式は十万石格とし、官位も相応に付け、権威を持たせる
4、毛利との窓口は我が家がやってもよい。毛利の小幡は我が元家臣であるから交渉には有利である。
  しかも当家は本願寺光寿を保護しているので(史実で本願寺光寿は徳川家康に関ヶ原直前に保護を求め江戸へ下っている)、
  本願寺と仲の良い毛利家との交渉はうまく行くと思う。

秀康「また、唐沢山に浪人が集まっておりますので、お耳に入れておきます。一揆や謀反が拡大したときには、
   当家は又一働きする所存」
471毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/27 00:40
【大坂】

 豊家の旗本の半数は豊家原理主義(宇喜多流にいえば)であるが
残りの半数は秀元の手足となり働いた親毛利派である

 旗本A「秀元様の亡くなられた隙をついて毛利の所領を削ろうと
     しているものがあるとか」
 旗本B「何!ふざけた野郎だ!」
 旗本C「筆頭は宇喜多だ、どうする?」
 旗本D「どうするもこうするもない。もし毛利の所領を一寸でも削った
     日には一戦興してやる」
 旗本E「おおよ!」

 大坂に親毛利ははいきり立ったが、大坂留守居の桂元重になだめられ
収まりました。

【豊家親毛利派旗本(約半数)桂元重の元に一本化】
472毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/27 00:41
【博多・対馬】

 長州商人「ちゅうわけで宜しく!」

【博多〜対馬宗家貿易ルートの強化】
473毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/27 00:43
【広島】

 後藤又兵衛「しかし、秀元様の死というのは本当に都合の良いもの
       だな、領内の反秀元が一気にまとまったわい」

【又兵衛は秀元の冥福を祈っています】
474無名武将@お腹せっぷく:03/09/27 00:49
似たようななりきり糞スレが他になかったか?
475毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/27 01:00
【毛利家人事】

 繁沢元氏(吉川元春三男)→ 吉川家を相続
 宍戸元真(元就のひ孫) → 秀元家の名跡を継ぐ

 月山富田城主に吉川元氏(繁沢元氏)
   出雲・伯耆・隠岐を管轄

 長門櫛崎城主に毛利元真(宍戸元真)
   長門及び関門海峡を管轄
476小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/09/27 01:07
【毛利家に使者】
毛利各家の相続、祝着にございます。
また、宗家との交易等、当家も宗家との関係浅からず、今後は豊家のため、
交易によって日の本に富を増やしてまいりましょう。
(475が豊家に報告された後に上記内容の使者が毛利家に出る)
477毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/27 01:13
【毛利家人事】

 安芸広島城代・毛利元康
  安芸の管轄及び秀就後見役

 周防山口城主・毛利元宣
  周防の管轄

 備中・高松城主・毛利就隆(0歳)
    幼少wの為・後藤又兵衛が城代(代理を派遣)
  備中・備後を管轄
 
 岩見・益田城主・益田元祥
  岩見を管轄

石見銀山等の資源は本家直属
 毛利家執政・後藤又兵衛基次

船出方大将(水軍) 村上元吉


 
478毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/09/27 01:16
>>476

 かたじけない。今後とも変わらぬ友誼を願いたい。
必要ならばいつでも当家を頼られたし

【小西家に返礼】
479無名武将@お腹せっぷく:03/09/27 01:27
ここはなりきりスレなの?

このスレから見てるがついてけない(;´Д`)
480広報係:03/09/27 01:32
>>479 そうです、手間でしょうが前スレ及び参考スレから呼んでいただ
   ればよいかと。少々滑稽なとこもありますが、前々スレも含めると
   3年の歴史があり、数多くの派生スレができ、オフ会なども数回行
   われております。
   願わくば参加をされるとありがたい。
481九鬼 ◆z3xW6uSKFc :03/09/27 02:09
【京都】

守隆「・・・・・」
本願寺准如「お待たせいたしました。」
守隆「この度はご機嫌麗しゅう・・・」
准如「挨拶は抜きです。この度の訪問の意図を教えてください。」
守隆「はい。実は幾らかの寄付をしたいと思いまして。」
准如「寄付は結構。あって困るものではないですからな。
   それで、見返りは何です?」
守隆「見返りなど・・・。ただそうですな。最近わが国に異教を信じる輩などが
   多すぎると感じたまでです。」
准如「そうですか。あなた達の気持ちはありがたく貰っておきます。
   唯、見返りがあるかは分かりませんよ。」
守隆「それで結構です。」

【九鬼が本願寺准如に近づいています】
482宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/09/27 11:12
>>470

秀家「おぉ秀康殿、久しいがお元気そうで何より。
   玉造の庭は気に入って貰えましたかな?」(ニコニコ)

茶室へ通し、親しく歓談する。
…途中略…
秀康「また、唐沢山に浪人が集まっておりますので、お耳に入れておきます。
   一揆や謀反が拡大したときには、当家は又一働きする所存」
秀家「左様でしたか…天下なかなか落ち着かず、悲しいことですなぁ…
   しかし唐沢山城は下野、当家が手出しすること能わず、儂からも佐竹殿
   岩城殿にお知らせいたそう。それと不埒な牢人共の中に旧徳川家の者が
   いれば貴殿が危うい、失礼ながら工作資金としてこれをお使い下され」

部屋の障子を開けると隣室に銭箱が積まれてあった。
酒仙堂「金子にして、約五千両ござりまする、如何様にもお使い下されませ…」
秀家「先に陸奥まで遠征されたのじゃ、さぞかし蔵に負担が来たでしょう。
   此度の騒動は佐竹殿と岩城殿にお任せしなされ。」(ニコッ)

佐竹家、岩城家に早馬を出します
「唐沢山城に不穏な動き有りと松平殿より知らせが有りました、ご注意を」
483広報係:03/09/27 13:55
新規参加武将募集でございます。

 歴史的知識や文章力は不要!
乗りがよければOKでございます。

詳しくは人事係までよろしく!
484 ◆zAnbFVoD9M :03/09/27 23:01
>>467

秀秋  「そこが不味いのでございます」
院   「何がだ?」
秀秋  「拙者は一応豊臣宗家の代理人として軽く十万の兵員を動かすことが
     可能でござる。又、関白として政治を裏から・・・まぁ行うこともできない
     訳ではないですな・・・。宗家の者の身としてはその状態は危なっかしい
     訳ですよ。特に淀様が慌てましょう。ここで上様と君臣の・・・となれば
     まず間違いなく拙者は外されましょう」
院   「・・・」
秀秋  「淀様でなくとも石田治部少輔が何某か諫言するのも目に見えておりま
     する。豊臣宗家以外に権力が集中することへの恐怖・・・何時死ぬか解
     らぬわしとしては甚だくだらんことですが・・・これを取り除かなくては先に
     進まぬのです。ですからあくまで拙者がつなぎであることを・・・いやそれ
     だけをいってくださればすむのですよ。拙者とて今の状態は不自然なのは
     知っております。あの秀元より官位は下ですからな・・・」
秀秋  「秀頼様元服の際にでも君臣の契りを行えばよろしいかと。拙者が教育係
     にて、上様に失礼はいたしませぬゆえ」
【今さんターン】
485 ◆zAnbFVoD9M :03/09/27 23:06
【毛利領安芸】

ーずどーん

毛利重臣A  「ぐふっ!?」
毛利重臣B  「げほっ!?」

下っ端     「うわーてーへんだー殺しですぜー!!!」


呉琉碁重蔵  「(・・・・姿を消す)」

【毛利領内にて殺人事件が起きました。犯人は不明】
486西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/09/27 23:35
>>485
(つづき)

院:「そちの言うことはもっともじゃ。亡き太閤の家がそちの
  後継であることは衆目にも明らか。されば、そのあかしと
  して、そちに人質を差し出そう。どうじゃ?これでも受け
  入れがたいと申すか?」

秀秋「・・・」

(関白殿、ターンじゃ)
487 ◆zAnbFVoD9M :03/09/28 00:17
>>486
いやいや上様、拙者受けぬとは申しておりませんぞ。秀頼様が元服するまで
はさせていただくと・・・そしてその証明を宣言して欲しい、ただそれだけなので
ございますよ。人質など滅相もない、下手に武家の人質に出しては命が幾つ
あっても足りませんぞ・・・。

この主家不在の最中でござる。提灯は必要でございましょう。謹んで拝命いたし
まする。ただし、秀頼様元服まで。それを書いていただきたい。

それだけなのでございます。さすればこの秀秋、これからも身命をとして勤めを
果す所存。太政大臣、いささかわしの器量不足はありますが、なんとか勤めたく
思いまする。

(今さんへターン。ここが限界、石田さん帰ってきてるし淀さんとの関係を乱れさせ
るのは西に狼がいる現状では自殺行為ですから)
488西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/09/28 00:36
>>487
 院:「わしも何もそちを窮地に追い込むために申しているわけではない。
   大坂には将軍宣下をすべしと考えておる。そちの言うとおり、次は
   大坂が関白職に付くのは当然。この難局を乗り切るには関白、そなた
   しかおらぬ。まことにかたじけなきこと。されば、叙任の際に
   元服までの措置とはっきりと申そうではないか。そこでそちは太閤
   として大坂を補佐すればよい。女がやかましければ、消すまでよ。」

【関白殿下の太政大臣就任が極秘裏に内定。後日正式に任命予定。】
489 ◆zAnbFVoD9M :03/09/29 23:38
>>469

松野  「話はつきましたかな?」
本多  「い、いやこれは失礼を・・・」
松野  「・・・毛利が本格的に攻め込んでくる・・・というには早すぎましょう。大戦
     間もなく当主が二人も変死、幼少の秀就殿を出してきております。果たし
     て君臣の仲ですんでおればよいのですがな」
薄田  「・・・・」
松野  「東については岩見殿が暴れている・・・と解釈すればよいのですかな?
     真田家がきな臭い動きをした・・・というのは。前の文を拝見したものでは
     証拠はないがほぼやっているとかなんとか。それに対し、武蔵様は加賀
     家になにをお求めになさる?」
松野  「それとも岩見殿に危機が迫っているとか?ならば手立てを早めに考えね
     ばなりませんな。さてさて・・・」

【松野、様子見】
>>469

岩見を愚弄され怒りに震える薄田。
顔は真っ赤になり、握り拳が小刻みに震えている。
しかし、すぐに怒気は消えた。

そして彼は本多の忠告を無視した。
淡々と語り始める。

薄田「2については毛利への牽制もありまするが、「あくまで」大殿をお守りする為。
   また、大殿は毎夜士気を高めるべく大演説をされておりまする。
   これについては大坂で行うのが一番効率が良いかと。
   3についてはここでは申し上げられませぬ。
   当家の最重要事項にて、この点はご了承頂きたく。
   ただ、それがしの目から見るに岩見様一人で十分かと。
   他家の力は借りるつもりは毛頭ありませぬ。」

それだけ言うと、薄田は松野と本多の中間にどっかりと腰を下ろした。
慌てて障子を閉める本多。

本多「いやはや、これは失礼を・・・。」

本多の動作を無視し、口を開く薄田。

薄田「質問に質問で返されるのは甚だ心外で御座るが、
   それがしの答えはこうで御座る。
   さあさあ、次はそれがしの質問に答えて頂こう。」
>>490

2→士気保持の件

3→岩見の動向の件

と置き換えて下さい。
492九鬼 ◆z3xW6uSKFc :03/09/30 01:41
「わー」
「わー」
【政情の不安定化により倭寇復活の促しが有ります】
【沼田城】

岩見「進藤殿、よもやの一揆にそなえて足軽一人一人の具足を用意して頂きたい。」
進藤「なんと?足軽に具足ですと?」
岩見「そうじゃ、具足じゃ一揆には空手で対峙する。
   獲物を持たずに大勢で詰め寄せ、それがし一人で説得すれば一揆も収まろう。
   しかし最後の最後になった場合、鈴木殿、そちの鉄砲が火を噴くことになるやもしれん。」
鈴木「ははっ。」

岩見「鈴木殿には沼田と真田の領地の境界線の調査をして頂きたい。
   一揆が収まれば境界線に沼田総勢で陣を敷く。」
鈴木「はっ。」
進藤「大殿への許可はどうするおつもりで?」
岩見「考えておる。」

岩見「(沼田ごときで殿に苦労は掛けたくないのぅ)」

進藤、鈴木「では、早速。」
いそいそと準備を始める進藤、鈴木

岩見「さて、また城下でも見にゆくか。」
進藤「この前検分を行った際、橙のお侍さんがどうとか耳にしましたが、もしや殿では?」
岩見「おっ、さすが進藤殿まめじゃのう。そのとうりじゃ。
   城下では薄田で通っておる。皆も気を付けてな。」

【沼田で秘密裡に作戦実行中】
空手って武道の空手じゃないっす。
素手の事です。
495石田三成 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 03:37
早めに加賀を何とかするべきじゃな。
496石田三成 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 03:51
三成「あまり加賀がのびると、秀頼様が関白になれなくなる」
左近「御意」
三成「関白様には子がない。これからも子は出来ないように仕向けろ」
左近「御意。上杉様の件は?」
三成「邪魔しろ」
497蒲生郷舎 ◆3Fd.A4texM :03/09/30 04:05
上州の乱はどうなさるおつもりですか?
498舞兵庫 ◆CtggvQIBjU :03/09/30 04:07
毛利の家督問題はどうなさるおつもりですか?
499石田三成 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 04:11
>497
宇喜多様は豊臣家の柱石じゃ。金銀も渡しておるし大丈夫じゃ。
>498
多少は痛めつけるのじゃ。ただし滅ぼしてはならぬ。
500石田三成 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 04:23
【石田家筆頭家老・島左近】
左近が関白殿下の屋敷に使者として赴いた。

左近「石田家より参った、島である。開門を願いたい」
門番「お待ちを。ただいま、殿下がおりませぬゆえ。松野様に開門許可を・・・」
左近「石田家よりの使者を待たせるというか、偉くなったものだな、松野も」
門番「ただいま開門いたします。お待ちを」
左近「最初からそういたせ」
501石田三成 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 04:24
左近「松野殿、久しぶりじゃな」
松野「いかなる用向きで」
左近「今は関白殿下の家老にございましたな。こちらに、礼が足りぬようじゃ。
金吾どのが関白殿下、しかしながら我が主も律儀者過ぎますな、グワッハッハッ」
松野「石田殿が何を申されておると」
左近「上杉様のこと。勝手に養子縁組とは、いかなることかと」
松野「関白家に指図するおつもりか、石田殿は」
左近「指図などと滅相も御座いません。殿下に指図するようなことがないようにと、事前にこの左近が使者として参上した次第」
松野「話が進めば、指図するとでも言いたげな・・・」
左近「どう受け取られるかは殿下次第に御座います。殿下によう、お伝えを」
502石田家 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 04:34
三成役がいるようなので、家臣団でプレイします
503石田家 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 04:51
すべては石田三成が大阪にいる間の出来事です。

舞と蒲生が有馬温泉に向かい、三成に報告する。
舞「殿!こんなところでオナゴと戯れてばかりでは諸侯に舐められますぞ」
蒲生「その通りですぞ!!少しは表に出て政務をおとりくだされ!!」

石田「表向きはそのほうらに任せるといったであろう(二ヤリ」
舞「殿!!!そのせいでどれだけ我らが苦労したことか…」
【三成役さん、これでいいですか?】


504石田家 ◆dXEaa2YwAY :03/09/30 04:54
付け足し
蒲生「たしかに殿が表に出過ぎると無用な恨みを買いますからな」
石田「うむ。郷舎はよお分かっておるな」
空気嫁
空気読めない空気読め厨
507長曾我部盛親:03/09/30 23:07
少し早いが…ま、いいか

【淡路】
この島は、水利権の争い。そして豊臣政権の浮き島たる自覚をあたえられず、混迷していた。
もっぱら、脇坂が出て行っての話だが、洲本が浮き上がっているのは確かである…
豊臣政権の代官は、当然のことながら支配力を強めようと、年貢の支配率を上げる。
しかし・・・
一時接収していた、長曾我部家は年貢に関してはノーコメントだったからだ。
港湾使用料しか徴収していなかった、長曾我部家。

当然、代官排斥の動きが広がる…


【少々早いが、淡路ネタを強引に展開させて頂きました。】
508長曾我部盛親:03/09/30 23:23
当然のことながら、淡路の代官排斥の動きを武力で鎮圧し…
大坂へ書状

臣盛親
淡路の叛徒を鎮圧いたしました。
できれば、功労として淡路を頂きたい。

【こういう、書き込みできるのよw 話半分と思って聞いて頂戴w】
509いし ◆NnBHBM9A.E :03/10/01 00:11
【石河宗林】とりあえず上洛。
石河 ワナワナワナ
織部 何をしておるか。
石河 妙心寺に参ると、いつもな、心が震えてしまうのよ。
織部 そうか、思い出すか・ ・ ・ ・ 。
石河 鶴松君の木像に玩具船。これを見るたびに殿下のお嘆きと、父の嘆きをな。
織部 そなたもな。ま、そなたには秀頼様がおる。
石河 だな(力なく笑う)。さて、そなたの塔頭は、竜安寺にある。案内いたす。
織部 ふ、手廻しが良いものだな。ありがたく甘えるといたすか。ここか?
石河 大珠院という。わしが再建いたした。太閤殿下と、竜安寺の桜を見た日を思い出すわい。
織部 殿下の話はもうよいわ(w 茶を点てて進ぜよう。
石河 ならば、蔵六庵でお願いいたすとするか。それとな、貴殿に引き出物がある。
織部 ほう。
石河 戦の前に大文字屋に預けておいたもしもの時のわしの命代金、銀500貫目よ。
織部 大そうな(w まあ、遠慮のういただくとするか。
【石河と織部、蔵六庵にて茶】
510宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/01 00:16
>>489 >>490
障子を閉めた本多が口を開く

『毛利家について』
松野「毛利が本格的に攻め込んでくるというには早すぎましょう…以下略…」
本多「いかにも…毛利秀元が亡くなり、後を継いだ秀就と補佐の三兵衛が強硬
   路線を継承するのか、はたまた軟化路線(ぜって〜しないと思うけどw)
   に転ずるのか…様子見を兼ね、小早川家への付け家老の派遣と備中・伯耆
   二カ国(32.4万石)の召し上げを申し付けましょう。
   これは当方(特に宇喜多)にとって出兵準備の時間稼ぎでもあります。
   当家が大坂に集めた兵力は千五百、これは主戦場を大坂に限定した人数で
   ござれば、いかに当家が誇る精鋭とはいえ、この人数では毛利領まで押し
   掛けて戦出来ませぬ。
   それと、毛利家との仲立ちに松平様から非公式に打診が有りましたが…」

『沼田での騒動について』
薄田に軽く頭を下げる
本多「羽柴家には包み隠さず申しましょう…沼田で一揆を煽動しておるのは
   真田家に御座る。
   手の者より真田(戸隠衆)の関与を肯定する報告がでておりますが、証拠
   がこれ一つでは些か辛う御座る。されど、それに加え堺やその他の商人共
   より証言のありし、真田家が武器を大量に購入した件(刀狩りで武器無し
   の沼田領民に、将来に置いても発生が不確実な悪政の例示で一揆を決意
   させる程大量)これが合わされば確たる証拠になりましょう。」
511宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/01 00:19
二人の顔を見る
本多「沼田では岩見殿が領民との流血を避けようと日夜励んでおり申す…」

言葉を切り、決意をこめた口調で話す
本多「しかし、たとえ一揆が起こらずとも当家は真田を許すことは出来ません!
   他領で一揆を煽動し戦を引き起こす…天下万民が渇望している平和を壊す
   ような輩を懲らしめずして何が正義でしょうや!(*注…宇喜多にとって
   平和とは豊家の安定政権による支配を言うw)
   戦には機と言う物が御座れば、勝機を逃さぬ為に当家が好機と見れば軍事
   行動を起こす事、これを御公儀(関白家)には、予め了承して頂きたい。
   また、この合戦は当家の物ではなく天下(豊家)の為であります。宇喜多
   と行動を共にする諸侯の軍事行動も容認して頂きたい」

言い終わり、再度二人の顔を見る。
512いし ◆NnBHBM9A.E :03/10/01 00:41
【509の続き】
石河 うまい茶であった。見事な点前よ。
織部 まだまだ利休様は越えられん・・・。
石河 思い出すな、あの茶会を。楽しかったぞ(w
織部 あの日か。利休様亡魂の花見。
石河 小堀政一といったなあの若者。曲舞が見事であったわ。そなたも太鼓を打っておった(w
織部 かの者は、なかなかの茶人になろう。そのうちいろいろ教えてやるつもりよ。
石河 うむ。我が子、孫があの者に教えを受けるやもな(w
織部 さーて、これをな、ともかくも処分せねばなるまい。
石河 お見通しか(w 骨を折らせたに、ムダになったな(w
織部 石田が負けた折には、貴殿はわしが助けようと思うた。
石河 助けられるつもりであったわさ(w そして、家康殿が負けたら、貴殿をワシが助けようとな。
織部 ほれ、この書状で沸かせば、一段とうまかろう。
石河 うむ。甘露よ。命の茶よな。
織部 美濃衆もバラバラだな・・・・・。
石河 織田殿に、森殿の・・・・・。
織部 いつか会いたいものだな。
石河 会えるとも。罪人というわけではないのだ。
織部 これより後は、金貸しでもいたすとするか(w
石河 そのうち、身を立てられるようになろうて。何かあれば、わしが兵を貸そう。
織部 何から何まで・・・・・。すまぬな・・・・・。
石河 水臭いことを。困ったことあらば、大文字屋に申し付けてくれ。
織部 うむ。では、もう一服点てて進ぜよう・・・・。
【ある書状が燃やされ、古田織部が大珠院の院主に】
513 ◆zAnbFVoD9M :03/10/01 01:22
>石田家臣さん
松野は今宇喜多さんと話してるから少し待ってくだされ・・・しかし石田さんに軍師
がついたか・・・ようやく事務をやってくれるかなw?

松野  「三兵衛の能力は知らんが・・・ここまでの強引な継承をやらかして無事に
     済む訳がないと思いますが」
本多  「・・・と、いいますと」
松野  「毛利家はもともと自治連合の盟主として成立し、じきにその勢力を広げて
     いった武家。毛利と対等と思っている者もおろう。さらに外様の三人にいい
     ように国政を動かされてかっての譜代どもが黙っておるのは辛いと思う。
      やがて確実に内乱なり暗殺謀殺がおこるとふんでおります」
本多  「なんと・・・」
薄田  「・・・それを待つと?起こるかどうかもわからん絵空事の謀反を待つ、と?」
松野  「・・・いやなに、きっかけさえ、背中さえおせばおきるでしょうな(ニヤ」
本多  「(・・・なんかやってるな・・・この笑みは)」
薄田  「消極的にすぎると思われますが?」
松野  「実際に攻め込んできたら大坂の城に逃げ込めばよいこと。この難攻不落
     の城塞に入れば簡単に命など奪えるはずもなし。その間に畿内東海に渡る
     広大な地盤である豊臣宗家の兵が襲い掛かるだけ。万に一つも勝ちなどあ
     りえませぬ」
薄田  「首都に他国の兵を入れることは体面的にどうですかな?」
松野  「・・・おやそれは考えていませんでしたな。ならば播磨姫路あたりで迎え撃
     ちましょう。まぁともかく、向こうが攻め込むにはまずは内を整える必要があ
     るでしょうし、それは一二年ですむとも考え難い。その間に士気を維持しつ
     づけるのは効率的に悪いでしょう」
514 ◆zAnbFVoD9M :03/10/01 01:34
(続き)

松野  「さて、今度は関東での話でしたな。薄田殿の意見を要約すれば今回の
     騒ぎは自国のものにて他家の干渉はいらぬ。ということでよろしいですか
     な?本田殿とはくい違いもあるようですが・・・」
松野  「・・・正直なところ薄田殿の意見はあり難いものでもありまする・・・。先の
     東北一揆での恩賞も兼ねておりますが上杉家は一年の間武役を許して
     おります。手助けをすることはまぁ・・・ありえないでしょう。さらに隣国佐竹
     殿は先の辻斬りで身体を痛め、・・・おまけに自国で軍船を結構な数造って
     おります。・・・兵をだせるとは思えませぬな。今回の一揆に介入できるもの
     といえば田中家岩城家くらい、正直あまり助けにならんと思いますので」
松野  「そして明確な証拠がでん限り、他家の領土への侵入は避けて欲しいのも
     事実。・・・中央が許す許さぬに関わらず、兵を集めて攻め込むは戦国の世
     とかわらぬことになってしまいますからな」
松野  「・・・自力で充分ならば、此度の東国での戦に我らは一切関わりませんよ」
515 ◆zAnbFVoD9M :03/10/01 01:40
>>507
うう・・・折角一番この地域でしっかりしてる安宅を指名したのにこの体たらくw。
治部さんがやるべきことなんやけどもし関白家にきたらの場合ね。

今回の失敗は豊臣代官と現場指揮官(安宅)の状況把握の差に起因していると
判断、代官六角何某を代官失格として解雇、安宅を新代官に。さらに脇坂ととも
に慰撫と、淡路の要塞化を進める・・・と。水利権とかも脇坂と安宅(どっちも淡路
を領土にしてた人物)だから上手くまとめられると判断。

こんな感じで。・・・うーねむ・・・おやすみ。
516上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/01 18:17
景勝「関白からの返事はまだか!」

景勝はいらいらしています
517佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/01 19:13
佐竹義宣は傷を押して大阪に参内関白および秀頼様に拝謁
帰国願いを出します。
 その帰り際「此度のことはやはり伊達の仕業じゃろうの」
家臣「・・・はっ?」
「あるいは東軍のどこぞの家の遺臣か?」
家臣「・・・・・・」
「わしは艦建造の費用と援助の為に魂を異国に売ったようなもの
とみえたのだろうよ」
518佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/01 19:21
【回想】
関が原の戦塵覚めやらぬ中、伊達や徳川といった東軍遺臣を
大勢抱える東国の治安は先の見通しも立たなかった。
 そんななか・・天海からの申し出は東軍遺臣を弾圧すれば
謀反を頻発させる・・異国に棄民してはどうか?そう申して
ウィリアムアダムスを紹介した。
天海殿の尽力とウィリアムアダムスを介したイギリスの協力で
志を得ない東軍の連中を外国に売り飛ばし・・・
目的地は欧州の雄イスパニアの抱える金庫メヒコインカの地
であった
519佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/01 19:29
イギリスはイスパニア弱体化のためイスパニアの金蔵を
霍乱する事を目的に日本の武将に目をつけたのだ。
 幸いにも新大陸の赤銅土人は日本人に似ており連中の
懐柔は困難ではなかろう。
イギリスは新大陸での初期の日本勢の生活保障と援助の変わりに
ノェバエスパーニャ副王領でイスパニアの金鉱を襲撃し
それをイギリスからの援助の代償に引き渡す。
その金こそが佐竹の艦隊製造と技術援助の資金源でもあった。

 
520佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/01 19:38
佐竹の行為は人身売買に等しい、それが今回の日本残留した
伊達遺臣の佐竹襲撃や奥羽での謀反の真相の一端であったのは
想像できることだった。
 艦隊製造の本来の目的はせっかくの金を全てイギリスに取られた
ままの状況の打開・・つまり新大陸の莫大な金を自ら日本に運ぶ
という狙いがあった。
 西欧式の軍事技術と強大な無敵艦隊そして新大陸の金鉱・・
これさえあればいつまでも南蛮人に貿易の利を攫われたりしない
高砂(台湾)を呂宋を占拠して強引に中国貿易に押し込むことも
こっちから欧州に貿易に乗り出すことも可能だろう。
これは太閤殿下の志でもある。そう義宣は信じていた。
へぇ・・・
522長曾我部盛親:03/10/01 23:20
話半分じつは本気って話もありますな。(ごねてみようかなw
>>515
関白殿下(以下意訳

安宅一族で治めようという時代は終わりました。
この地(淡路)は、豊家の浮島でありますが…
何分にも、山の民そして海の民。
古来よりの因縁が強すぎます。
代官は、よほどの器量がないと勤まりません。
よって、しばし当家が駐屯いたします。

【何気に喧嘩口上に見えますが、瀬戸内の海を無人にいたす所存は無いので。
そこは、そこでねw】



523石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/01 23:37
【有馬石田屋敷】
有馬にて湯治をしている三成だが、体調は一行に快調する様子もなく
日増しに床に付く時間が長くなってきた。
三成の枕元にはおまん、おくりの表向きには養女となっている
側室が三成の回復を願いながら介抱をしている。
2人は共に三成の手を握りながら。。。。。

おまん「今日はお目覚めになりませんね」
おくり「そうですね。」

寝室の控えの間にてお君と新蔵も三成の様態を心配しながら
無言で座っている。
524石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/02 00:03
新蔵が三成の寝室に行き、養女の2人に声をかけた。

新蔵「お二人ともお疲れで御座りましょう。某が殿を見ておりますゆえに
   お部屋にて少しお休みになられては?」
お栗「いやでござります。もしももしも三成様が。。。」
今にも泣き出しそうな声で
お満「ううううっっ。」
新蔵「滅多な事は申されてはなりませぬ!さぁお休みなさりませ」
新蔵になだめられながら2人は三成の寝室を後にした。

お君「新蔵さん。貴方も少し休めば?」
新蔵「いや、わしは大丈夫じゃ」

暫く無言の時間が続いた。
新蔵がお君の方に何気なく目をやるとお君が目を赤くして涙を
堪えているのが目に映った。
新蔵は無言で立ち上がり、後ろを向き静かな声で
新蔵「お君。返事はいい。殿のことを見ていてくれよ。
   わしは少し休ませて貰う」
それだけいうと新蔵は寝室を後にした。
>>514 続き

帰り支度を始める二人。

薄田「さて、本多殿も全て言ってしまわれたし、そろそろお暇しますかのぅ。」
本多「しかし薄田殿、盗み聴きとは・・・。」

遠ざかる二人。

薄田「いやなに、重太郎の側に居ると不思議と行動が似てくる物でしてな・・・。」
本多「薄田殿、やって良い事と悪い事が・・・。」

松野「・・・重太郎・・・?」
526佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/02 20:50
佐竹義宣は帰国の前に秀康殿に面会を求めます。
「宇喜多殿より報告は頂きました。先日の某の襲撃以来
貴家にはなんと申してよいやら、謹んでお礼申し上げます。」
頭を下げます。
「それでこれまでの遺恨は水に流して、貴殿いや松平家に
協力を求めたき儀があります。貴殿は蝦夷地に赴任を望んでるとの事
(でしたよね?ちょっと不安だが)それで海外と交易をするための港
を貴殿の所領に借用したいのです。当家では船の建造も行っております。
今後は広く海外との交易も行いたいのですが・・いかんせん常陸は
良い港がない。実は数家の大名家に船の建造かねがね港の借用を
求めておるのですが・・色よい返事もありませんでの。
蝦夷地の開拓のためにも海外との交易拠点を設けておくのは貴殿にも
悪い話ではありますまい?」
527佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/02 20:57
同じく早飛脚で下野の不穏な唐沢山城への2万の軍(会津から帰国していた)
をもって強行鎮圧させるという挙に出た。
 その1週間後下野の国境沿いには関所が設けられ岩城軍と佐竹の軍2万を
もって城を取り巻く。
 この後厳重な統制のため正確な情報は外に漏れはしなかったが、国境の
事実上の封鎖が1ヶ月に及んだことからもかなり徹底的な処断が下された
ことは想像に難くない。
528石田家 ◆dXEaa2YwAY :03/10/02 21:46
舞兵庫「下野で騒乱があったようですな」
蒲生「うむ。詰問使を派遣するよう殿から命じられておる」
舞「拙者は淡路対策を練りますかな」

豊臣家執政石田家からへ使者
「一揆について、松平どのが関係しているとの噂ある。
佐竹家の領内統治の不備か、松平殿の裏働きか
そこもとらで話し合い、どちらを改易といたすか決めよ
結論でない場合、険呑だが、両者改易、領地を公収する」
529石田家 ◆dXEaa2YwAY :03/10/02 21:47
言うまでもないことですが使者は佐竹家と松平家にあてられたものです。
530石田家 ◆dXEaa2YwAY :03/10/02 22:03
石田家から宇喜多家あて
「上州沼田に騒乱ありと聞く。原因を報告すべし」
531佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/02 22:09
一応、傷を押して帰国を中断、石田家に向かいます。
「治部殿。いきなり松平殿か当家の公収とは剣呑ですな・・。
貴殿もご存知でござろう。東国は貴殿らのごとき西国と違い
徳川以下旧東軍が多く潜伏せし剣呑な地。此度の騒動を松平
佐竹取り潰しの口実といたすならば・・先日の佐渡や奥羽の戦
に関わった諸侯全てにも咎をうけるのがすじでござろう。」
 と強引にねじ込んでから
「確かに松平殿に疑いがあるかもしれぬ。だがの今どこぞの
大名家を潰そうとすれば・・他にも火種がある今の状況では
不安を増やすだけ。ここは某と松平殿を領国に蟄居謹慎という
ことだけで丸く治めてはくださらぬか。」
 お願いします。

 >>はじめまして石田家臣さん。よろしくおねがいします。
それはともかく一応このスレではそうは見えないが某は一応、
豊臣マンセーのばりばり石田派与党なんですよ。
つぶすのだけは勘弁つかーさい。

532佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/02 22:40
「そうそう治部殿に手土産がござってな」
 「・・・・・・これは?」
 「南蛮渡来のワインとかいうぶどう酒そしてこちらは
 オットセイのピー(音声規制)効果覿面の強精薬でござるよ」
 「・・・・・なっなにを?」
「はっはっ。よいではござらぬか英雄色を好む。
天下のことにかこつけて側室とごぶさたなのではないですかな?」
「・・・・・・・・・」
「それと」屋敷沿いの川に豪壮な屋形船が障子には紙ではなく
紅色のギヤマンが張られ室内には円形の褥が(水力で回転しまつWW)
「これは袖の下というつもりもありません・・三成殿糟糠の側室殿
おふたりとの閨がうまくいきお二人に喜んでいただければ、・・・」
 
 このアイテムで思いっきそやってください三成殿ww
>>526

当方も海上貿易にも蝦夷にも志が有るゆえ、佐竹殿のお気持ちは良く分かる。
港などは存分にお使いくだされ。今後ともよしなに・・

>>528

秀康「どうも、三河守です。要件を承る」
石田家使者「かくかくしかじか」
秀康「はぁ、噂でござるか・・ほ、噂で大名の処遇を石田様は決められるのですか、面白いですねぇ」
使者「・・従わぬと申すのか?!」
秀康「従わぬわけではないが、噂程度で改易とは恐れ入る、証拠もなしでは話にならぬ、証拠を整えて来られよ」

【松平家は石田家の提案をはねつけました】
534無名武将@お腹せっぷく:03/10/03 12:36
アポばっかり
535 ◆zAnbFVoD9M :03/10/03 18:26
時間ないので駆け足〜

>>500-501

左近  「・・・殿下によう、お伝えを」
松野  「・・・殿下にどうこう以前にな・・・此度の養子の件は左中将殿のたっての
     というお話、武蔵殿(宇喜多)左少将殿からも既に祝い事の品まで届いて
     おる。政での和は基本と心得ておるが・・・わざわざ我らに全国に恥を晒せ
     と・・・そう聞こえますな」
左近  「・・・」
松野  「治部殿に伝えておきなされ。我らの養子を止めようとするならまず左中将
     殿といった諸大名を説き伏せてからですな」

>>507>>522
実際にこれがあったとしたら・・・

秀秋の文

土佐殿、もし土佐殿の高知で何某から暴れて豊臣の軍が入り、危険ゆえ駐屯すること
になればどう考えなさる。これは暴論だが淡路は大坂に近すぎる。土佐殿でも武蔵殿
でも・・・松野が軍を置いていただけにしてもそれだけで大坂は安心して眠れん。そうよ
な、警戒にあたっているものが刀を抜き身にして傍で守っているようなものぞ。ちょっと
寝返りうったら首が取れた・・・などということにもなろう。淡路は豊臣の者に任せておけ。
慰撫で回れるところを回っておけば文句はでんだろう・・・裏がなければ。それと近々治部
の連中が来る。・・・奴等は空気をおそらく読まん。素直に引いておかんとあとに響こう。

  

536 ◆zAnbFVoD9M :03/10/03 18:41
続き。

>>525

うーむどうやら武蔵殿の家臣団で食い違いがあるようじゃな・・・混乱が起きねば
よいが・・・(と思いつつ見送る。酒かなんかを土産に)

>>528

草刈  「殿下、関東の騒ぎに対して治部が動いたようにございます。如何いたします
     か?」
秀秋  「捨て置け」
草刈  「は?」
秀秋  「右京大夫の考えは知らん。だがあれだけの軍船を建造しておれば多少の
     咎めを受けても仕方あるまい・・・治部がやってくれるというなら下手に我らに
     恨みが来ない分得と考える。・・・松平についてはわしは一度忠告はした。潔
     白なら治部も引き下がるだろうしもし黒なら斬り捨てる。二度まで助ける義理
     はない」
草刈  「・・・は。で、武蔵殿には?」
秀秋  「どうも意見が一致していないでな。様子見じゃ。真田も簡単には足を出すま
     い。長期戦になればなるほど秀頼様の元服が近づく、それだけよ」

>>516
関白花押

今回の事、承った。正直かなりのウツケだが上手く育てて欲しい。

裏の書

治部が動いておる。あの全国への貴殿の文が鶏冠にきたようじゃ・・・。とりなしを
頼む。
その夜。玉造三河屋敷では大きな物音が絶え間なく続き、口論のようなものも行われていたと伝える。
朝、松平家臣植村家政が剣術使いの姿で屋敷を去り、客分本願寺光寿が菅笠をかぶって笏杖を付いた
巡礼姿で旅立った・・
屋敷の門には以下のような文言が張られた

「当方当主三河守秀康、急病に付き面会謝絶、伝染病に付き隔離中」
家族は伊豆へ帰国、長谷部采女・岡見のみが看病として付き従います。
538長曾我部盛親:03/10/03 23:13
淡路代官の件で、上坂。

【大坂城】

盛親「殿下にあいたい。」
松野「殿下はお忙しい。後になされよ。」
盛親「ふふ。主馬もでかくなった者よ。」
松野「ははは。役が人を作ります。某は際たる者でしょうな・・・」

盛親「ところでな、淡路のことよ。」
松野「宮内少様も自作がお好きな様で」
松野の眼を見て、確信を持つ盛親。
盛親「代官はお主せい。」
松野「な?」
盛親「お主が、関白の家臣だとは知っている。」
松野「某は、関白秀秋の執政でござる。」
盛親「陪臣よ、所詮はな。」
松野は殺意を覚えたがあえて留まった。
松野「土佐の太守たる方が世迷いごとを。」
盛親「関白に仕えるのは豊家に仕えるのも同義ではないかw」
松野「・・・」
盛親「まあ、よい。わしの眼で御簾の内に進言しておく。」
539長曾我部盛親:03/10/03 23:18
ということで、秀頼様へ言上。

加賀家主宰松野主馬。
なかなかの器量たる者ゆえ、

一、豊家直参たる資格あたうるべし。
二、直参たる能力。これを豊家の役に立つべきかと心得る。
  淡路の差配お任せなされ。

540小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/04 00:47
書状です

小西行長より謹んで関白殿下に申し上げます
福原殿の長子、いまだ家督相続の沙汰おりず、先行きを心配していたところ、
大政所様と菩薩が、殿下についてお話をされている夢を見ました。
家を継げずにいる子供がおるが、その子を関白様の嫡男として養子とすれば、両豊臣家の行く末は安泰と。
この夢、福原殿の嫡男を指しておられるものと推察いたしました。
石田様加賀豊臣家の縁を深くし、豊家の大きな柱をより太くするこの縁。
関白殿下のお家のことに差し出がましい口をと思い、この夢と思いつきを忘れようとしておりました所、
昨日またしても大政所様が我が夢に現れ、早う早うと申されるのでお伝えいたしました。
某の夢はともかく、福原家についてなにとぞお願い申し上げます。
安国寺の旧領を福原家にと思いましたがいかがでしょうか。
無礼を承知で申し上げました。なにとぞ、お考えのほどを。
541西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/10/04 01:43
【禁裏】

(院、禁裏の財政状況についての内奏を受ける。)

院:「さっぱりじゃ。これは、いかなる事ぞ?」
園;はい、禁裏の台所はお恥ずかしい話ですが、厳しい状況がここ数年来
 続いております。このままでは禁裏および朝廷は立ち行かなくなること
 大いにありうるかと。
  「ふむ、さればどうせよとな?」
  ここは官人の削減、直系以外の皇族の臣籍降下、門跡への出家、出るものを
 削減し、たくわえが残るようにせねばなりますまい。」
  「余分な人間を食わせる余裕はない、と。そういうことか?」
  はい。
  「されば、宮内少より預かりし阿波の貴種もその対象だな?」
  はっ。左様に。
  「ふうむ。どうやらここいらで仕掛ける時が来たようじゃな。ふふふ・・。」

【院は官人の定員削減および直系以外の皇族の皇籍離脱を画策中】
542石田家 ◆dXEaa2YwAY :03/10/04 12:04
石田家使者、松平家にて

豊臣家執政石田三成の命にて参った。上意である。

石田領飛び地1万石を欲しがった【石田家へのあなどりである】

豊家直轄地の蝦夷を欲しがった【豊臣家を軽んずることである】

高家に将軍家斡旋の策謀。【僭越である】

大坂評定にて家臣が抜刀しようとした。【その罪は大である】

「毛利殿は・・官位剥奪のうえ・・立花様お預け。堪忍分として西国に土地を与えて、
毛利領は・・縁戚の方々が合議して統治を行われれば・・良いかと・・」
大坂評定での松平家の発言は、官位・所領と松平家の陪臣の口出しすることではない。
【毛利家にたいする侮辱、そして僭越である】

一揆鎮圧ごときに褒美を求めた。【官位と蔵入り地への転封を求めるとは言語道断である】

[松平の使者が各大名家へ赴きました]酒にかこつけて、多くの大名家に使者を送った。
【関ヶ原での謀反に加担していたその身、言語道断の行いである】

そして今回の噂。噂のみで罰するなどと思わないでいただきたい。

それぞれ大罪である。今までは罪を見逃して参ったがもはやこれまで。
反省せず抗弁いたすというのも豊臣を軽んじていることの現われ。
松平家は断絶。領地は蔵入り地とする。管理は豊臣家代官として赤座家に申し付ける。
秀康殿には切腹を申し付ける。大坂会議に参加した者にも切腹を申し付ける。
検視役は赤座直規殿に申し付ける。松平殿、お覚悟を。
長谷部采女、門前で喚き散らす石田家臣を見て、つかつかと門を出て・・

「その方、見かけぬ顏じゃな、名は何と申す」
家臣「逆臣に名乗る名などない!!」
長谷部「ほぉ、左様か・・天下一の利け者、執政石田治部殿の家臣ともあろうものが、このようなことを申すのか・・、
     名も名乗れないような下郎を遣わすとは不届きで有るゆえ、成敗する、切り捨てよ」

無名の石田家臣及び赤座は惨殺され、その死骸を門前に晒された。
死体の側に立て札。

「この者、狂気にて石田家家臣竝びに赤座を名乗り、やくたいもなきことを喚き散らし当家を誹謗したゆえ、
無礼討ちに斬って捨てた。縁の有るものは死体を下げ渡すゆえ、申し出よ
松平三河家老 長谷部采女」
544大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/04 15:15
>>543

石田家臣が斬られたという報が療養中の大谷吉継の耳にも届く。
吉継「…顛末が確とならぬと対処できぬな」
吉治「しかし、奉行衆たる仕事も致しませんと」
吉継「…ふむ。ではそなたが行くか」
吉治「はは」
吉継「…まずは大坂へ」
吉治「では、すぐにでも出発致します」

【大谷吉治が大坂へ出発します】
545大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/04 15:17
【石田家に書状】
此度の顛末、耳にして心を痛めています。
しかし、豊臣代官として決定するのはちと急ぎ過ぎましたな。
しばらくは大人しくして体を休めなされ。

【小西家に書状】
松平家にて起こった事件について調査の使者を出そうと思います。
つきましては、小西家からも名代として一人使者を出して頂けると幸い。
吉治が大坂に行きますので、同行させて下さい。
松平秀康は門前での騒動を聞いて寝床から頭をもたげた。使者が走ってきて事情を伝えると・・・

秀康「(にやりとして)長谷部は良くやった。・・・しかしこのままでは済むまいな、長谷部を呼べ」
長谷部「無礼うちにいたしました。拙者の一存でやったことでござる。これより奥にて腹を切ります」
秀康「処分が決まってからでも遅くはない。ただし独断でことを運んだこと不届きに付き蟄居閉門申し付ける上、
   家老の職をとく、よいな」

長谷部采女、閉門に処せらる。

秀康は病を押して関白の元へゆき・・・

「拙者の家に石田家臣が参り、門前にて当家を誹謗いたしたゆえ、太閤殿下の御命令に従い無礼討ち致した。
拙者は太閤殿下の子であって、殿下ご存命のみぎり伏見にて無礼を働くものは死罪に処して良いとのお言葉を賜っており、
拙者自ら刀を振るって無礼者を切り捨てたことがございます。この度もその例に従い死罪に処し申した。
但し、喧嘩両成敗は武士の習いゆえ、拙者も頭を丸めて浄光という僧になり、隠居しようかとも思っております。
跡目は嫡子忠直を以って継がせればよいので、関白様のお裁きをお願い申し上げたい」

秀康はこのころ病に侵され、鼻が欠けているありさまであった。苦しげに一語一語区切りながら、
申し出たという。
547九鬼 ◆z3xW6uSKFc :03/10/04 20:51
【志摩城】
嘉隆「いやはや最近の中央は動きが活発すぎるのう」
鳥羽「はっ。色々な思惑が絡み合っておりますゆえ。」
嘉隆「ふん。せいぜい砂山の砂を分け合っておればよい。望みは高くいかんとな。」
鳥羽「はっ。万事抜かりはありません。既に引渡しは成功いたしました。
   各民族との交渉でも女直族が興味を示しています。」
嘉隆「そうか。そうか。あとは時期を待つだけじゃな。」

【倭寇に亀甲船を使う勢力が現れました。九鬼家は女直族との交渉を活発化させています。】
548上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/04 21:04
松平家、佐竹家の問責の報を聞いて、

景勝「だからワシは奴を執権になどしたくなかったのじゃ。居なくなって安堵しておったが、戻ってくるなりこのざまか」
直江「御意。あやつ、権力に酔うておりますな。豊家のためとはいえ、あまりに惨い、、、」
景勝「いずれにしろ、奴が豊臣家の名代。奴に逆らえるのは関白様だけじゃ」

松平家、石田家臣を斬るの報を聞いて

景勝「!?」
549西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/10/04 21:17
【禁裏】
(石田家家臣某が松平公に斬られたという話が宮中にも伝わる)

院  :しかし治部も、唐突に三州に改易を通告とは・・。考えられぬ。
西園寺:今回の事は、何者かが石田家家臣をかたって三河殿を陥れようと
    したのではないかと推察いたすでおじゃるが・・。治部殿ほどの
    者があのような粗忽なやり方で大名を取り潰すとは思えませぬ・・。
院  :しかし、そうなると、三河の家中の警護は「ざる」ということに
    なるまいか?それに、勝手に官位剥奪などと、朝廷を愚弄するにも
    ほどがあろう。
西園寺:そうなると、やはり真の石田家中の者が伝達したと?されば治部を
    ちょう・・・
院  :(西園寺の言葉をさえぎって)何を言うか。あえて天下に波風を起
    こすこともあるまい。関白と棟梁と二人おれば、いずれ武家同士が
    波風を立てようぞ。禁裏が仕掛けたなどと思われても面白くない。
    関白を召して、今回の噂の真相を聞いたほうがよかろうかのう・・。

 
550上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/04 21:24
禁裏に使者(黄金とともにw)

「臣は日の本の安寧を願い、さきごろ当家に関白殿下の弟君を養子に迎えるようお願いいたしました。
帝にあらせられても、なにとぞご内意をば、豊臣家や関白家にお示しいただきたく、伏してお願い申し上げます」

(早めに頼れるところ作っとかないと、命が危ねえw) 

551石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/04 22:37
有馬にて静養している三成。体の具合は思わしくなく
寝たままの日々が続いていた。
養女、お君、新蔵の必死の看病、いや神への願いが通じたのであろうか
三成は日増しに体調をよくして、いよいよ床上げの日を迎えた。
552石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/04 22:41
三成「新蔵。この書状を持ち、先に大坂へ帰るのじゃ」
新蔵「かしこまり候」

三成は新蔵に大坂の石田屋敷への書状を託し新蔵を大坂に返しました。
553石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/04 22:51
三成が新蔵に託した書状は以下のようなものである。

近江一国にて挙兵せよ。兵数は3万五千。
1万5千は佐和山に置き、5千は大津に配置せよ。
残りの2万は新蔵を総大将とし大坂に向かわせよ。道中にて
わしと合流しそのまま大坂城へ入る事とする。
くれぐれも兵を挙げるまでは内密に行動せよと。
554石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/04 23:00
早朝に三成よりの書状託された新蔵は馬を飛ばし
当日の夕刻には大坂の石田屋敷に到着していた。

石田兄の正澄を初めとする家老衆等が三成の書状を読み
驚きを隠さなかった。しかしながら、三成には何か考えがあるのかと
皆は悟った。関が原の合戦時のときもそう。家康を相手に突然挙兵し
他を驚かせる節も会った。大坂の石田屋敷ではすぐさま三成の意向に
沿うように、佐和山に早馬を送り挙兵の準備に取り掛かった。
小学生レベルの計算を間違えないでくださいよ
556石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/04 23:04
555殿。早速気が付きましたな。(ニヤリ
557石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/04 23:09
早速、兵数のごまかしについてちゃちゃが入ったので
兵数は訂正しておく。挙兵は5万にする。佐和山に2万置き
大津に1万、大坂には2万人向かわせる事にする。
>555これで計算あいますな。
558石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/04 23:12
三成は新蔵を送り出した後、小西、大谷宛に書状を出した。

某は兵を挙げる。貴殿らも共に兵を引き連れて大坂城に入るべし。
                      石田三成 花王
559小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/04 23:18
大坂奉行所より小西家の兵に伝令
急ぎ御城に入るべし。大手門前にて集合。
兵3000、即日に集合し、城内三の丸にて石田殿を待つ。

本国に関船で使者を出す。至急兵を5000大坂に向け出発させよ。
領国内の守りもガッチリせよ(w

花押でしょうな(w

560織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/04 23:23
【大坂織田屋敷】
今日もどこそかの在坂小大名と豊臣直参を招いての茶会をする秀信
しかし例の松平家の切捨て事件を聞いて思わず手に持ってた茶碗を落としてしまった。
碗は一瞬の間を置き三つの大きい欠片と多数の小片に割れる。
秀信「楽焼きはやはりモロいのぅ、代わりの茶碗を持ってくるのでしばらく待たれよ」

部屋を出ると本多正重(宇喜多家家老とは別人)を呼び小声で素早く命じる。
秀信「いざという時の準備はしとけ、木造にも国元への早馬の用意をさせろ」
本多「いざ、ですか。戦争でもおっぱじめますかな?」
秀信「矢弾飛び交う中での野点の茶とはどういうものかのー(遠い目)」
本多「……御意」
部屋に戻って再び茶を点てはじめた秀信であったが既に茶のことは忘れているのであった。
561西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/10/05 00:32
(三成挙兵の報はまだ伝わっていません)
【禁裏】
西園寺:お上、越後様より黄金うん貫の献上の申し出があったでおじゃります。
院  :なに、上杉が?
西園寺:はい。ただ、その見返りに関白家より養子をもらうことを
    大坂に認めさせるようとりなしを・・と。
院  :ふふ・・。何を回りくどいことを・・。そもそも武家の家督に
    禁裏は口出しはできぬ。先代は妻帯はしなかったからな・・。
    後世にも似たようなのが出てくるかのう・・。
西園寺:は?
院  :いや、独り言じゃ。されば、今般皇籍離脱させる者を越後に遣わそうか・。
    ちょうど鉄砲玉にふさわしい者がおる・・。
西園寺:宮内少殿も、なかなかの駒をわれわれに下さいましたな。ほっほっほっ。

上杉殿に西園寺より書状

今般お上におかせられましては、貴殿に格別の謝意を表すとのこと。
この厚意に対し、ご内意を承っております。時宜を得たらば、禁裏にて
親しく貴殿のお姿を拝したしとのこと、でおじゃります。
                           西園寺(花押)
近江堅田、本福寺。
蓮如上人巡礼の地として名高いこの寺に、数日前から一人の僧が滞在していた。
本堂で浄土三部経を唱えているこの僧こそ、大坂玉造の屋敷から出奔した本願寺第十二世教如上人光寿であった。
檀家の娘お雛が、駆け込んできた。門前を大勢の兵が通っていくのを見たというのである。
雛「和尚様、またいくさかねぇ」
光寿「松平の殿に大事がなければよいのだが・・わしは、長島や石山で地獄を見た男。人が死ぬのは避けたい・・」
雛「お殿様も大変やねぇ、佐和山の殿様も大変なのかねぇ、うちの村でも男衆が人足に借り出されたんや」
光寿「・・・(わしは、故信長に檀家を殺され、太閤に寺を奪われた男。太閤の手先の石田の小吉めは、また殺生をする気で
    あろうか。あんな者どもは人間ではない。そこへいくと、松平の殿は浄土の教えに心を寄せておられる。
    しかし、気性が荒く無礼うちが好きなのは宜しくないな。わしは玉造で殿に恭順を説いて意見が合わず出奔したのだが、
    石田の小倅はネチネチといびりに来るだろう、殿の悪い癖がでなければよいのだがなあ)」
雛「そういえば、うちのおとうちゃんからきいたんやけど、松平の殿様は石田の家来を無礼討ちしなすったんやて
  また戦か、とみんな悲しんでおりますわ」
光寿「・・・そうか、雛、良く教えてくれたな。ありがとう、礼を言うよ。これは、京のお菓子だ。持ち帰って食べなさい」
雛「わーい、おしょうたまだーいすき」
光寿「・・・・・・・南無阿弥陀仏・・・、罪深い人間を救いくだされ・・雛のような可愛い娘まで死に追いやる戦は、もうなしにして下され」

教如上人光寿43歳、雛の無邪気な顔を見ながら沈思黙考していた・・国友の鉄砲鍛冶にもファンの多いこの僧侶の
脳内を如何なる思いが駆け巡ったかは誰もわからなかった。
563佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/05 01:16
とりあえず上杉家に仲裁斡旋を願い出た後
大谷家を訪れた義宣・・あえて畳に頭をつけて
 「大谷殿 ・・どうか秀康殿と三成殿の戦を止める
べく仲裁の労をお願いいたす」
 「まあ頭を上げてくだされ」
 「確かに松平殿の火遊びは某もどうかと思う。ですが
今の状況では石田家は松平殿、宇喜多殿そして当家に
難癖をつけておいで・・毛利家も去就定かではなく・・
関白殿下と上杉家そして朝廷の胡乱な動きもある・・
一歩間違えれば三成は天下を敵に回すことになりますぞ」
 「某は三成の事を敵に回したくはない・・だからこそ
この場はあえて穏便に事を済ませてほしいのじゃ」
564西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/10/05 01:26
【禁裏のつづき】

(奏上を終え、西園寺は御所の控えの間で休憩を取っていた。)
家人「大変でございます。一大事です、ハアハア・・。」
西園寺「どうした?そんなに大慌てで。」
家人 「石田治部様、近江佐和山にて兵を挙げられました!」
西園寺「何ぃ?兵を治部が挙げた?まことか、それは?」
家人「武家伝奏の正親町中将殿のお使いの者が先刻、邸に参上され、
   お伝えするようにと承りました。」
西園寺「・・・・」

(治部挙兵に困惑する西園寺。もちろん、どうすればいいかわからない)  
565石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/05 02:06
京より急ぎ大坂に入る。
本丸に入り、関白殿下に報告。

状況を見ます。
566織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/05 07:56
【尾張清洲】
池田元信「ご家老様、どこかで兵が挙がってるようですが」
百々越前「構うな、遠くの大火より自宅のタバコの火だ」
池田由信「タバコの火ってなんです?タバ…」
百々越前「くだらん!おまえの話は実にくだらん!!」

 布告

一、他宗の信徒を迫害する者は罰す
一、当領内で騒動を起こした寺・社は罰す
一、他宗と権利・土地で揉めたら必ず城に届けて仲裁を受けること。しなきゃ両方罰す。

追記・言いたい事があれば大手門前の役人に文で訴えよ   城代家老 百々越前
567織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/05 08:00
【近江・堅田】
ふと境内でお参りしてる男がただの下男でないことに光寿が気がついた。
光寿「おぬし、ただの町人ではないな」
男「はっ、清洲城より上人様への手紙でございます」
光寿「織田…、中納言殿の城か」
男「御意」

前略 息災でしょうか
さて上人のおられる江州では領主石田治部様が兵を挙げた話、尾張でも持ちきりです。
かの治部少輔様のことですからまた上人を捕らえるかもしれません。
近畿から戦火が消えるまで当家で休まれてはいかがでしょうか。
近々と帰国するはずの殿様も喜んで上人様を迎するでしょう。
では、関所を設けない前にこの手紙が上人様と届いてると信じて。 織田家中 百々綱家

光寿「前の戦でも『ほしゅほしゅ』言ってたが…今度もほしゅする気かな。六天魔王の裔は」
そう言うと光寿はまた目を閉じて瞑想にふける。
568石田正澄 ◆SCk4/SqenA :03/10/05 11:27
青木市左衛門、樫原彦右衛門、上坂次郎右衛門らに命じ、領内の慰撫を行った。
領民の不満はごく一部のものにあったと見えるも解消。
【領内の保守に成功し、反乱・一揆の扇動があろうと大きなものにはならないのでよろしく】

藤林三右衛門を使者として佐竹家に派遣(佐竹氏の領内検地をした一人)
佐竹公に目通りを許された後
佐竹家と石田家に何らの問題もありませぬが、一揆のことで多少の行き違いがある様子ですがご心配無用にございます。
石田家は佐竹殿のお味方にございます。今後もよしなにと正澄が申しておりました。
心配をお掛けしておりましたが、三成様もすでに政務を取れるようになり、一時の混乱もすぐに収まることでしょう。
一揆のこと、佐竹様より大坂に報告をいただければ幸い。
当家、佐竹様に悪しきようにはいたしませぬ。原因と一揆の規模、影響、対応。
佐竹様に落ち度なければ何も起きることはありませぬ。
【佐竹家に一揆に関する報告を要求】
(石田正澄としても佐竹家は可能な限り庇いたいので、いろいろ言い繕ってください)
【沼田城内】

岩見「祭りじゃ!」
一同「??」
岩見「城下では儂が細々とやっておるが、盛大に祭りをする。」
進藤「祭りの季節・・・ではありませぬが?」
岩見「そこよ進藤殿。城下ではまだ此処の領主が大坂から帰ってきておらぬ事になっておる。」
鈴木「なるほど。領主お出迎えの祭りですな。」
岩見「そうじゃ、鈴木殿。その題目で祭りをし、領内を盛大に慰撫する。
   もちろん儂の城下での活動も続けるがな。」
鈴木「祭りですか、楽しみですなぁ。」
岩見「うむ。殿もお喜びになられる程、盛大に華美にやろうぞ。
   期間は十日間とする。皆、よく考えておいて欲しい。」
進藤「と、決まれば早速下準備をば。」
鈴木「儂も鉄砲術演武の他に何か探さねば。」
岩見「その意気じゃ。」

【沼田城下では領主が大坂から帰ってくる為の祭りを行う旨を大々的に発表します】
【岩見の城下での活動は地道に続いています】
570無名武将@お腹せっぷく:03/10/05 14:11
妻乱
571無名武将@お腹せっぷく:03/10/05 15:02
\`
         , ‐'´  _                    ヽ      | ー十
        ∠ -‐,'´‐' ´                    i       レ ⊂ト
        , ‐'´ _        ,               l
      ∠ -‐'/,.ィ      /|. 、             |
 | ー十    ///     /|/::::l !ヽ. ト、 、        |        / !!
 レ ⊂ト    /" / ./ , /| /、!_::u:ヽ|_,,ゝ!-ヤヽ.        |        \
             ! /l ./l /`l/ 、..」  l|_,,. -‐' ´\l、      |
           l/ i./ l/ ====、 __ :====:::::| |⌒i  ヽ         ・   
  / !!      /   lヽ、.__。,/;:  ゙゙ 、。_ ,ノ::::::| .|ニ!.!.   ヽ
  \             l   ::/;:::::::v     / j:::| ト_l |     `ゝ     ・
                  l /;::::::::::__::) _, ‐'´  ::::|.L_ノ      `‐、       鶏肋鶏肋
   ・            i`ニ---──── '7:::::||    ト、._   ヽ、
            ,.へ〈~ ; ヽ______,.ノ:::/:!     |.  T  ̄``''‐ 、.
   ・    , -‐- 、.._ ヾ、ミヽ〜′___   ::::/:: !.    、!    |``''‐ 、.  ``''‐ 、
     ,.‐'⌒'''‐- 、 )/ヾど! ヽv ̄ ̄::::::::/:::  |    |     !    ``''‐ 、
    / ̄`''‐、.._,ノi"⌒i. |.  ヽ:::::::::::/:::     l    、!.    |
    {,.'⌒'''‐- 、 ノ .l:   ! |.   l ヽ/ |::: U  l    ,! .|.     |
   /   ,、._,.イ__,ノ::  /   !  | .|   ト、.    | ,ィ /  |.    |
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572上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/05 19:08
佐和山挙兵を聞いて・・・
「読めぬ、、、。松平公を謀反とするならば、宇喜多公あたりにやらせればいいものを・・・」

>561の書状を見て

上杉「時は今!我は軍一万五千を率いて上洛いたす。禁裏の護衛を近衛中将として果たさねばならん・
   本庄は余に帯同せよ。東北諸将の同行は不要である。会津の守りは直江に任せる。
   詰兵一万五千を采配せよ。二年前に屯田した2万にも一大事に備えろと命じろ、前田殿、最上殿、堀殿にも書状。佐竹公にもよろしく頼むと使者をだせ」


上杉発西園寺様あて書状
「ご内意いただき幸い。我、兵を率いて上洛し、帝の平穏を守らんと発心した次第。わが忠誠をご覧くだされ」

                           
573上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/05 19:18
上杉軍一万五千が白河口を超え、東北道を南下しています。岩城公にはすでに通過の礼をとりました。
宇喜多公にも通過する旨伝えました。

とりあえず鎌倉に向かうようです。
伊豆征伐か?
575上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/05 19:21
前後して、再度上杉家から朝廷工作が始まりました。
近衛大将の任官を目指しています。
576 ◆zAnbFVoD9M :03/10/05 19:24
・・・なんだこの進みッぷりは・・・
えーと・・・

>>538-539
秀秋  「(悪くないかもしれんな・・・けど治部がどう言うか・・・)」
・・・とか考えてる矢先に状況変化でそれどころでなくなった。保留。
>>540
秀秋  「(弟はうつけだが継承者増やすのは諸刃の剣だしな・・・)」
・・・とか考えてる矢先に(ry
>>546
秀康・・・そなたは阿呆だ。わざわざ目立つなと忠告したにも関わらず派手に動き回った
挙句治部の挑発にのって役人を斬り殺すとは・・・
秀康  「しかし拙者は太閤様の・・・」
それで通じるか、あの潰しやに。あんなんでもな、わが豊臣の宰相を任されておるのだ。
つまり、豊家にはむかった逆賊に成り下がったわけだぞ?さらに言わせてもらえれば太
閤様はもうおらん。助けようにも天国に上っておる。
何をやったか解るか?治部は戦には勝ったが権力以外に力がないことも悟った。後ろ盾
がないままということもな。だから実績をあげねばならん。・・・そなたはわざわざ肉になる
為に飛び出した鹿のようなものだ。
秀康  「・・・う・・しか・・しかし・・・」
そのときに>>565がおきる。石河貞清登場。
石河  「石田治部少輔、近江佐和山にて挙兵!兵の二万が大坂に向かっておるとの
    こと!」
秀康  「げぇーーー!?」
・・・石河、大坂の城の門を全て閉じよ。どんな理由があれ、そのような大軍を秀頼様の
前に入れるなどということはわしが許さん。

こんな感じか?では・・・又仕事だ・・・ 

>>576

懇切なるお言葉を頂き恐縮でござる。阿呆な弟ゆえ父太閤がお墨付きを下されたわけで
ありまする、今後は恭順して身を慎みたいと存じます・・
秀康、平伏。

その間、玉造の屋敷では岡見治房と召使が丹念に屋敷を掃除していた。
付近の住民も手伝いに駆けつけ、岡見は労をねぎらうため酒と田楽を振舞った。

岡見「この度は、石田の家臣が無礼な振る舞いをしたためにいさかいが起こり、閉門中の長谷部が切り捨てたわけじゃ。
    ご近所の方々には迷惑をかけており、誠にすまなく思う。当家のこの屋敷はいつ召し上げになってもかまわないよう、
    丹念に掃除を行うことと相成った、些少じゃが料理も用意して有るので、存分に騒いでくれ」

【松平家は恭順の姿勢です】
578真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/05 20:25
【上野 岩櫃城】

廃城となっていた岩櫃城に突如、武装した兵が侵入した。
猪俣「かかれっ!!」
部下「おおー!」
宇喜多兵「うわー!?なんだ?」
猪俣「この城はわしがもらった!!」
宇喜多兵「何者だ!?」
猪俣「問答無用!」
宇喜多兵「ぐふっ!」
突然の奇襲に城の管理を行っていた宇喜多兵は浮き足立ち、
城は占拠された。
579西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/10/05 20:30
【禁裏】
(三成挙兵の報を聞き、急遽院に拝謁する)
西園寺:「一大事におじゃります。石田治部さまが兵を挙げたとのこと。
     各地の諸大名もぞくぞくと蜂起しているとのことでおじゃります。」
院  :「治部が挙兵?何を血迷ったことを。誤報ではないのか?
    今、挙兵すれば、治部の政治生命は園部の某と同様、終わる
    ことは必定であろうに・・。何と愚かなことを・・。」
西園寺:「武家伝奏の正親町中将殿よりの一報につき、確かなものであり
    ましょう。幸い、上杉中将様が上洛されるとのことですが。」
院  :「・・・されば、上杉に対し、禁裏警護役を仰せ付けよ。至急じゃ。」
西園寺:「ははっ。」
院  :(ひとりごちて)「ふふふ・・・。新時代の天佑。またとなき・・」
西園寺:(またなんかぶつぶつ言っているよ〜。気持ち悪いな・・・。)

西園寺より上杉様に早馬による書状
「お上におかせられては、貴殿に対し禁裏警護役を仰せ付けたきご内意を
承り候。警護に伴う負担は禁裏御料より賄うとの仰せ。速やかに上洛を乞う。
                             西園寺(花押)」

【禁裏は上杉候に対し、禁裏警護を依頼。】
580真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/05 20:31
【上野沼田付近】

農民「おらたちの国はおらたちの物じゃ!」
浪人「皆、このわしに力を貸してくれ!
   百姓のもちたる国を作ろうではないか!!」
農民「おおー!!」

【上野岩櫃城が猪俣一党に占拠されました】
【同時に沼田付近で農民が決起し、城下に押し寄せています】
>>567

本願寺光寿「百百殿の申し出、誠にありがたく思う。堅田の民に迷惑をかけてはよろしくないゆえ、夜陰にまぎれてここを立ち去り、
        美濃へ赴く。宜しく頼むぞ」

その夜。久しぶりに上機嫌の光寿はお雛の家へ赴き、おもむろに筆を所望した。
お雛の父「これはお上人様、おらのような百姓屋に筆はねぇだよ」
光寿「ははは、それはそうかもしれぬな・・わしの禿筆で勘弁して貰おう」
墨痕淋漓と「南無阿弥陀仏 光寿」と認めた墨蹟を渡した後、光寿は本福寺の管理をねんごろに頼んだ。
お雛の父「そんなことはなんでもねぇよ、お上人様はなにせご門跡だで、どーんとしておればええ」
光寿「それはありがたい、よしなに頼みますよ・・・」

その夜、般若湯(酒)を飲んだ光寿は、ご詠歌などを気持ちよく歌い、夜半過ぎに家を出た・・
そしてそのまま、帰らなかった。

【本願寺光寿は美濃へ向かい、百々邸に入った】

百々綱家「これはお上人様、ご無事で何より」
本願寺光寿「拙僧、しばらくご厄介になることにいたしました。折を見て殿にもお目通りを賜りたい」
582真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/05 20:41
【大阪真田屋敷】

昌幸「治部少が決起したか…」
幸村「父上、われらはどのように動けば…」
昌幸「今頃上野は大変なことになっておるじゃろうな」
幸村「上杉公も兵を連れて上洛の途上との報告が入っております」
昌幸「今ここで上杉公が兵を反転させ、一揆を鎮圧したらまずいのう…
   まあ鎮圧されても宇喜多の若造の権威失墜は避けられい」
幸村「父上は上杉殿を天下人にされるのですか?」
昌幸「…天下のことは天下のみが知ろう……」
583真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/05 20:43
間違い発見
避けられい→避けられまい
584佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/05 21:16
佐竹義宣は、大阪城で豊臣秀頼、関白秀秋に平伏
「此度は数々の騒乱における我が身の至らなさ肝に銘じました。
私の身のみならず、下野の騒乱まで・・伊達の残党の放棄という
ことは判明いたしましたが・・・松平殿、そして石田殿にいらぬ
迷惑を掛けたこと・・到底お詫びしようもございません。
 この場を持って某家督を嫡子義隆に譲り隠居いたしたく
願いいたします。今回の騒乱の責めはわが身一身でお受けいたします。
どうか佐竹一門には何の落ち度もありません。
合わせ松平殿と石田殿との仲裁の労何卒豊臣家の威光を持って
処理願いまする。」
585佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/05 21:22
その場は遺留となったものの・・義宣は弟の江戸崎義広と
嫡子佐竹義隆に改めて翌日家督相続の願い出を大阪表に提出させた。
 艦隊製造の計画も一時中止とし、義宣は剃髪の上自ら
比叡山に蟄居する(無論天海の根回しを得て)。
 【あとは豊臣家で私の隠居願い受理してください】
586佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/05 21:51
今回の隠居願いはあくまで先の襲撃での深手の傷の療養に
専念したいということで提出された。
 そして比叡山蟄居は豊臣家からあらぬ疑いを受けないよう
豊臣家の目の届く場所に身を置いた配慮であった。
587週刊慶長:03/10/05 23:03
今週の週刊慶長

特集わいど 迷走する豊臣家〜太閤亡き後は崩壊寸前〜
「側女と遊蕩三昧の石田治部少輔」
「俺が豊臣家だ 宇喜田秀家の専横」
「大大名対豊臣ぷろぱーの仁義なき抗争」
「慶長の田中真紀子 淀君の奇行と男性関係」

識者座談会 次期将軍は誰が一番ふさわしいか 
あの人は今 細川幽斎の巻

佐竹候隠居の真相 南蛮利権に乗っ取られたお家事情
慶長美人絵巻 京・三条河原 阿国さん

表紙装丁 長谷川等伯

版元 伊曽保堂より 定価 15文 好評発売中

588真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/05 23:40
【上杉殿宛密書】

上野国で一揆が発生。
同時に北条旧臣・猪俣瀬兵衛が決起。
猪俣は岩櫃城(元真田家の城、上野一の堅城と知られる山城)を拠点に
一揆勢と合流し宇喜多公御領地並びに当家領を荒さんと行動。
真田領防衛のため上洛途上の軍勢から一隊を上田へ送られたし。
                            真田安房守

(この密書を火で焙ると)
天下の情勢甚だ不穏なり、貴家を頼りに致したく候。
もし快諾ならば一隊の到着をもって答えられたし。
送られし一隊は宇喜多失脚の鍵となる可能性あり。
次の天下人(大老筆頭、将軍、関白等)は上杉公こそが
相応しいと考える也。
589上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/05 23:43
上杉軍一万五千が下野を通過した。
道中、一揆に襲われた村々を目にした上杉の胸中は穏やかではなかったという。
岩城家よりは「一揆討伐中につき、挨拶できぬ」との使者があったらしい。

上杉軍はさらに東北道を南下し、国主不在の武蔵・宇喜多家にあいさつと北海の珍味を土産として献上し、そのまま相模の国、鎌倉に到着した。
実に二年ぶりの鎌倉である。
鶴岡八幡宮に参詣し、長々と祈願を行ったという。
関東の豪族たちが挨拶にきたため、三週間ほど滞在することにした。
590九鬼 ◆z3xW6uSKFc :03/10/06 00:30
【明】
???「農民反乱の激化が急増しておるこれはどうした事だ?」
武官「は。先の大戦の疲弊もありますが倭寇が暴れまわっております。」
???「むむむ、ならば討伐せよ!!朝鮮にも協力を仰げ!!」
武官「しかしわが国は疲弊して・・」
???「そんなことは分かっておる!!しかしこのままではジリ貧じゃ!!
     倭寇の根拠地を叩くのじゃ!!」
武官「わかりました・・・・」

【明の軍勢の一部が倭寇の根拠地の一つと目される対馬に襲来します】
591小西行長 ◆Qhqeqrb.dU :03/10/06 02:05
上はマジ?
明国・朝鮮は、対馬の宗が倭寇だと思うはずがないと思うぞ、ゴルァw。
九鬼殿、まずネタ振りをしてからにしようよ。対応できずに宗家滅亡は勘弁ね。
明が日本の対馬を攻めるということは、日明戦争を覚悟の上でしょ、ヤバイって。

以上は文句。以下、書き込みです
宗は明国と親書のやり取りをしておりました。
両者、倭寇に困っている点でも一致。

宗より豊家(関白家、石田家)に上記を報告。倭寇鎮圧をした上で、明との国交回復を提案。

イスパニア・フィリピン政庁より対馬・宗氏に対して使者が到来
イスパニアは、宗氏を通じて、豊家との交流を申し入れる。
イスパニアに対し、豊家との仲立ちを約束。
倭寇対策も、豊家に提案していることを伝えた。
宣教師・ヘスースが今後の窓口となる。豊家の許可次第、ヘスースを大坂に送る予定。

安南国統兵元帥瑞国公阮黄(本来は黄ではなくてさんずいに黄)より使者
豊家への取り次ぎを、宗が窓口として行うことを約束。正式な国交を豊家に願い出る。

勝手な外交はできないので、上記を関白殿下と石田執権公に報告、願い出た。
【沼田城下】

岩見「待てい!皆の者!儂は実は岩見重太郎兼相、沼田の城主だったのじゃ!」

岩見の説得は小一刻続いた。
一揆への説得は成功した。農民達は武器を捨て各々の家へ帰っていった・・・。

【岩見が一揆をたった一人で説得し、一揆は起こりませんでした】

【岩櫃城付近】

沼田の総軍勢が押し寄せている。

岩見「ふぅ、やっと着いたか、鈴木殿、どうじゃ?真田は?」
鈴木「ふふっ、存外簡単に落とせた様に思えておるようで御座る。」
岩見「ニヤリ 策は成功したか。祭りにはまだ早いが鈴木殿、鉄砲術を見せてくれぬか。」
鈴木「ニヤリ はっ。」

鈴木が合図すると、雑賀鉄砲が火を噴いた・・・。
真田の兵は見る影も無い。

岩見「次は上田ぞ!」
進藤、鈴木「ははっ!」
【岩櫃城】

【沼田勢が岩櫃城を取り戻しました】

【上田城】

沼田の総勢は直ぐさま作戦どうり城を囲んだ。
慌てふためく真田昌幸。

真田「ど、どういうことじゃ?!」

鈴木「撃て!雑賀鉄砲五月雨撃ちじゃ!!!」

目に見える真田の兵が雑賀の鉄砲によって次々と落とされてゆく。
数刻後、上田城は死城の様に見えた。

岩見「真田は籠城が得意なそうだが、籠城とはすなわち逃げ道を自ら塞ぐ事!」
鈴木「(ま、まさかあの技が見れるのか?)」

岩見は後ろを振り返り、全ての兵にこう告げた。

岩見「とくと見よ!これが鞍馬流奥義 九郎判官八艘飛びじゃ!!!!!!」

岩見は自前の槍をしごくと、つかつかと前へ進んでいった。
膝を曲げたその刹那、岩見重太郎は「飛んで」いた。
【上田城】

段々と岩見が小さくなっていく・・・。
最後には吸い込まれる様に天守閣に入っていった。

進藤、鈴木「突撃じゃ!殿に続け!!」

半刻後、岩見重太郎は正門から戻ってきた。
手には二つの首。

岩見「やったぞ」

満身の笑みをこぼす岩見。

進藤「おお!それこそは正に真田父子の首!!!」
岩見「逆賊真田討ち取ったり〜!」
一同「おぉ〜!!!!!」

【沼田の軍勢が上田城を落としました】
【真田昌幸、真田幸村は岩見重太郎によって首を取られました】
【上田城には進藤が残り、岩見、鈴木は沼田へ帰ります】

岩見「ふふっ、事後報告が大変じゃな」
鈴木「大殿もきっとお喜びになられるでしょう」

【岩見重太郎、上州を鎮圧、手中に収めました】

【真田一族は滅びました。真田のプレイヤーの方は他の大名、武将で再参加するか、リタイアしてください】
595一つの物語:03/10/06 04:19
数日後、岩見は目覚めた。
>岩見は自前の槍をしごくと、つかつかと前へ進んでいった。
>膝を曲げたその刹那、岩見重太郎は「飛んで」いた。
飛んだ岩見の強靭な体は、人間の限界を越えた動きを見せた。
役20メートルの距離は飛んだと見られている。高さは7メートル。
人として、ありえない距離を彼は飛んだ。高く、そして遠くまで。
が、悲しいことに堀の幅は広く、天守はとても高かった。
命拾いした岩見が目覚めたのは、上州沼田の城内。兵は無謀な大将を助けるため、堀に入り、多くの命が失われた。
大将が指揮を取れねば戦はできない。兵240を失い撤兵した。
宇喜多・真田戦争の幕開けは、波乱を予感させるものであった。
真田家死者・鉄砲によるもので170名。
宇喜多家死者・水死を含めて240名。
596総合企画課:03/10/06 05:34
>>592-595

あまりに身勝手で相手PCの事を考えず内容も滑稽無糖なのでおそらくは荒らしが岩見殿を語ったものとみえる。よってなし
寝なさいな
598総合企画課:03/10/06 05:58
>>597 起きてすぐのカクコだよwこれから仕事
599観戦雑兵:03/10/06 07:38
>総合企画課殿

>>578 >>580

が認められて、

>>592-595

が認められない納得のできる回答を願います。
周到に用意された一揆が、祭りごときで止められるか。
このスレは岩見が一人で天下を取るスレになりますた。他の人はいうことを聞くだけです。
AA嵐は岩見
603お客様相談室:03/10/06 12:30
まぁまぁお三方、ここは天下の表スレで御座いますれば、議論・討論・検証は
裏スレにておこないそうらえ。
604大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/06 15:40
石田家臣、新蔵と名乗る者が届けた手紙には大谷家も挙兵せよという旨が
書き綴られていた。

吉継「…また治部は…」

新蔵に返書を渡し、吉継も出掛ける準備をします。
返書の内容。

「決起の噂が流れている。もし本当ならば、どのような理由からであろうか。
 治部の家臣が松平家臣に斬られたことは聞いた。その報復か?
 ならばこれは私戦となる。公の軍を起こすならば、某が手配した詰問の使者の
 帰りを待ってからでも遅くなかろう。
 秀康殿はあの徳川の血を継ぐ者。逃げも隠れもすまい。
 豊臣の宰相でもある貴殿が、今合議制を破ってどうなるものか賢察あれ。
 大谷家の兵は最早豊臣の兵。先の大戦のような兵を起こすわけには参らぬのだ。
 もし叶うなら、貴殿の口から此度の存念を聞きたい」
 
【大谷吉継は新蔵に三成の居場所を聞いてみます】
【石田殿が許可して頂けるならば、新蔵と共に石田殿に面会に行きます】
【大谷家は此度の決起には今のところ参加する意志が無い模様】

三成殿、返答宜しくお願い致します。
605大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/06 15:41
【関白家へ使者が出ます】
石田治部が兵を起こした模様。
しかし目的がはっきりとしていない以上、無用に挙兵するのはいかがかと。
ご足労ですが、関白殿からも石田家の進軍を留めさせる書簡を出して頂ければ幸いです。

【大谷吉継、湯浅五助を遣わして関白へ目通りを願います】
※佐竹、松平の両君が関白家を訪れたことは大谷家は知りません。
606石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/06 16:11
604続き
大谷「新蔵。佐吉は何処に居られるのじゃ?」
新蔵「申し訳御座りませぬ。殿より大谷様に殿の居られる場所を
   教えても良いとの事は申し付けられておりませぬ。」
大谷「そうか。しかしながらこのような手紙だけで兵を動かす事など
   出来るわけはないぞ」
新蔵「殿は大坂城にて大谷様、小西様とお会いなされるおつもりで
   御座ります。某、近江より上洛している石田家の本体と合流するよう
   殿より申し付けられておりますゆえにこれにて失礼をさせて頂きます」

◎新蔵は三成の銘を伝えると大谷の元を後にし急ぎ大津に向かいました。
 大津にて佐和山より行軍してくる本体と合流します。
◎大谷は三成の大坂城にて会うという言葉にどのように行動を
 起こすかは大谷殿が決めてくだされ。しかし、小西家は三成の挙兵に
 賛同したかどうかはわかりませぬが国許より兵を呼び寄せる手配をしている
 はずなのでその当りも考えて大谷がどのように動くか楽しみにしております。
607大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/06 16:34
三成殿、素早いレス感謝致します。

>>606
石田三成の居場所は掴めなかった。
新蔵が言ったように、大坂城にて会おうという言葉を反芻し、
吉継は己の思索を深めていく。

吉継「ともあれ、大坂城ならば佐吉と会えるはずだな」

吉継は平塚為広を呼び、対策を講じた。

吉継「讃岐にて、兵を起こす準備を整えて頂きたい」
平塚「大谷家はどうなさるつもりで?」
吉継「恥ずかしい話だが、私は帰ること叶わず、後門の虎にも備えねばなりませぬ。
   治部の挙兵が護軍ならば合流して頂きたい」
平塚「…お察し致した。ではこれより」
吉継「苦労を掛ける…」
平塚「ははは、乗りかかった船とも言いますれば」

【平塚為広、領国の兵を起こす準備をします】
【大谷吉継は僅かな供回りを連れ、大阪城に入ります】
【備前の留守居は戸田重政に依頼】

三成殿、大坂城にて面会を希望致します。
608上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/06 19:11
鎌倉で諸豪族との面会を続ける上杉景勝。
中には挙兵と勘違いして、「管領家とは一連託生!天下取りのためご同道つかまつる」
などと言い寄るものもいたが、上杉はそんな申し出に対して、丁重に誤解を解き固辞し続けた。

そんなおり、真田家から書状が届いた。上野での一揆勃発を知らせるものだった。
真田は一揆勢が上信国境に位置する岩櫃城に籠もったことを理由に、
自領の危機を訴え、上杉に軍を出すよう要請した、と上杉は理解した。

彼は迷った。援軍を出さなければ会津会盟以来の信義に反する。
しかし、勝手な振る舞いをしては後々、関白やら石田三成やらに何を言われるか分かったものではない。

そこで、景勝は一計を案じた。
東海道を東進する本隊とは別に、武田信清に兵三千を与え、甲州道中を進軍させることにしたのだ。
副将として歴戦の士・本庄繁長を付けた(本来ならばこちらが主将であろう)。
信清には諸事繁長に従うべし、と固く言い含めた。
かりに北信濃に乱あれば、すぐさま援軍にいける。なおかつ、混乱する上州情勢に巻き添えを食らうこともない。
とどめに甲州人に武田の遺児ありを訴えることもできる。

信清はこの抜擢を大いに喜び、すぐさま準備を始めた。信清お付きの武田旧臣は、甲州の豪族に、
信玄公ご子息、甲斐入りと宣伝する手紙を配布した。

それはそうと、真田家よりの手紙は、たいがいの文書がそうであるように丁重にしまわれ、会津に送られた。
火にかけられることは、ありようはずもなかった。
【武田信清が兵三千を率い、甲州道中に入りました】
609上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/06 19:40
その2

その軍勢を目の当たりにすると、甲州人はみな度肝を抜かれた。
農民は持っていた鍬を落とし、道行く武士は平伏し涙を見せた。
田中家高官たちはばつの悪そうな表情を浮かべ静かに通り過ぎるのを待った。

軍には
           /\
          /掠 \
         /如 疾/
        /火 如/
       /不 風/
      /動 除/
     /如 如/
    /山 林/
   /\ 侵/
  /    \/
 /

この旗が高々と掲げられていた。
所々で軍が急速のため陣所を構えると、豪族たちは我先に訪れた。
英雄の息子がそこにいた。
息子は笑顔で彼らを迎え入れた。
武田の血が甲斐に戻ってきた。
610宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/06 21:27
>>578
岩櫃城落ちる!との報は瞬く間に箕輪城の長船の元へと届けられた。
長船「機は熟したり…」

ド〜ン、ドドド、ド〜ン、総登城を告げる太鼓が城下に響き渡り、続々と戦支度をした武者が城へ
城へと集まる、この光景は厩橋城下でも見られた。(参照>>332
直ぐさま箕輪城より狼煙が上がり、それは上野諸城を中継し武蔵江戸へと続いた。


廃城となっていた岩櫃城では猪俣一党が大急ぎで復旧作業を行っていた。
足軽「あの土煙は何だべ?」
組頭「あれは宇喜多の旗だ!早くお頭に知らせねえと」
復旧作業を中断し城へと籠もる猪俣一党

長船「非正規(ゲリラ)戦を行わねばならぬ様な小勢が、如何に堅城とは言え一カ所に集まるとは…
    それに籠城とは古来より援軍若しくは事態打開の望みが有ってこそ行えるもの、奴は小田原
    の教訓を学んでおらぬようじゃな…しかし岩櫃城に籠もってくれるとは願ったり敵ったりよ」
包囲を完了した夕刻、長船軍に後詰めの西山軍が合流した

上野での両軍現況
沼田→宇喜多軍六千(主将岩見、副将鈴木)
岩櫃→猪俣軍五百VS宇喜多軍九千(主将長船、副将西山)
611宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/06 21:43
一方そのころ、狼煙で事変を知った江戸の明石は次々と指示を出した。

明石「動員は万石辺り三百とします。長期戦、攻城戦の準備を調えるように。
    大坂の秀家様の元へ使者を出しなさい、使者が早く着けば真田昌幸を大坂で
    捕縛できるやもしれませんからね」

事変の報告と真田昌幸の捕縛策を伝える早馬が大阪に向かいます。
武蔵各地で長期戦、攻城戦の準備をした武者が寄親の元へ集まっております

武蔵での現状
江戸城→宇喜多軍一万(主将明石、副将北条・大道寺)
遠征軍→宇喜多軍一万二千(戸川・花房・岡隊、各四千)
【京】
 さて、治部挙兵により西園寺は院に対し上杉近衛中将に禁裏警護役
を命ずべしと奏請し、裁可された。
 しかし、ここ一連の西園寺の行動には、一部の公家からの反発と嫉
みも買っていた。公家の中も石田・小西を支持する豊臣宗家派と、上杉
・真田を支持する大名派に二分されていたのである。
 これより語るのは、その豊臣宗家派側の公卿の話である。


【京・西院】

ここに、ひとりの公達がいた。その名は中務大納言通福。彼は大大名の
連合政体でなく、豊臣家中心の政体、すなわち太閤以来の例に戻すべし
と考えていた。しかし、親上杉の西園寺が朝廷を仕切るようになってから、
彼の策略により院から遠ざけられ、忍従の日々を送っていた。
613真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/06 21:59
【上野 岩櫃城】

組頭「猪俣殿!宇喜多勢来襲でござる!ここはやはり籠城で…」
猪俣「戯け!岩櫃の地は大軍で一気に進軍出来る土地ではないわ」
組頭「ではどうしろと?」
猪俣「城と山裾に爆薬を仕掛けておけ」
組頭「…!?」
猪俣「皆の者、出陣じゃ!各自散らばり宇喜多勢に消耗を強いるのじゃ」
組頭「ここへ登る道は沼田方向と信州上田方向があるゆえ、沼田方向だけで
   よろしいか?」
猪俣「沼田のみでよい、さっさと行け!!」
組頭「ははっ!」

組頭が去った後、猪俣の後ろへ老齢の男が現れた。
老人「…できるだけ時を引き延ばせばよい……」
猪俣「おおっ名は存ぜぬが我らへ武器兵糧などを提供してくれた
   御仁ではないか」
老人「近隣の川はすでにせき止めた…大軍といえども……」
猪俣「感謝いたす、わしも出陣する!」
老人「………」
614宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/06 22:07
動員と共に宇喜多家より(関東甲信越地域に)声明発表が行われた

「沼田での一揆未遂に始まり岩櫃城に籠もった猪俣等の一連の事変は全て真田が企んだ陰謀
であり豊家や当家に対する敵対行為である、天下の安寧を妨げる真田に対し宇喜多家は宣戦を
布告するものである!」
列記事項
1.一揆を起こそうとした村々に真田の手の者(忍者)が出入りしていた。
2.一揆に必要な武器を真田が商人より買い込んでばらまいた(参照>>336 >>368
3.真田の援軍をあてにして牢人共が真田の勝手知ったる旧城岩櫃に籠もった

直ぐさま宇喜多家を支持する声明が派閥の加藤・堀尾・生駒・中村家より出された
(参照>>368

田中・石河家に使者が向かいます
「真田家包囲にご参加下さるか、当家支持の声明を発表して頂きたい」
615真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/06 22:11
【信濃上田城】

昌幸より城代・矢沢頼康に草の者より上野国境への警戒命令がもたらされた。
頼康「殿のご指示通りいたそう」
信尹「これより慎重にことを運ばねばなるまい。
   頼康殿、街道筋に草を派遣しようではないか」
頼康「すでに配備済みとの殿よりの連絡がございました」
信尹「大坂の兄上は大丈夫でござろうか…」
頼康「忍びの心得を知らぬ宇喜多公相手ではいささか手応えがござらぬ」
信尹「沼田の石見が風魔を使っていると聞くが…」
頼康「さて、では沼田の草の者を使って攪乱でもさせ申そう」

【沼田に侵入している草の者へ密命が送られました】
【上野信濃国境の警備が強化されました】
616真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/06 22:22
【甲斐 街道】

上杉の一隊の出迎えを滝川三九郎は命ぜられ、武田信清と合流した。
一積「わが主より上杉公と信清君に感謝の意を述べに参上いたしました」
信清「真田殿はわが父をして両眼の如き者と呼ばせた男じゃ
   今ではわしは上杉に仕えておるが忘れはしまいぞ」
一積「なにやら宇喜多公より不信の発表があったよし。
   われらが領内まで護衛並びに案内いたしまする」
信清「ありがたいのう。殿へも真田殿の丁重な迎えを報告いたそう」

【甲斐で上杉勢と滝川一積が合流し、上田へ向かいます】
【上杉勢の来訪によって近隣大名は静観が得策と考えつつあります】
617 ◆zAnbFVoD9M :03/10/06 22:31
>>591
・・・この時期に・・・いやこの時期だからこその海賊行為か・・・。南蛮相手に商才
を競うにしろ、はたまた鎖国してこもるにしろ他国にちょっかいを出し続けることは
後に災いの種になるに決まっておる。・・・何より豊臣に一銭も銭も入らんばかりか
他国への保証やらなにやらで出る一方だろうしな・・・。宰相はろくに働いていない
から・・・なぜわしがこんなめんどうくさいことを・・・治部め・・・絶対追放して働く奴
に首を挿げ替えねば・・・

<新海賊取り締まり令(草案)関白花押、豊臣花押>
1、海賊行為を起こしたるものは大小老若男女の区別なく死罪とする。一切の例外
 も認めない。
2、海賊行為を大名家が行いし場合は貴賎の別なく改易、大名一族も別なく死罪と
 する。
3、他国者と手を結びし海賊が他国に篭りし場合は他国の指揮に一時的に入ること
 とする(追跡の軍についてのこと)。これは宗、小西、島津辺りとも練りこむ必要を
 認める。自国に他国の海賊とともに篭りし場合は自国の事件とし、一兵も逃さず皆
 殺しに処す事。

うがぁぁぁああ・・・慶好ぃ・・・薬をもてぇえ・・・
618佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/06 22:33
比叡山にて・・・
天海「とんでもない事になり申したの義宣殿」
義宣「まったく。・・さて今後どうなることやら」
天海「時に貴殿の隠居願いは受け入れられたのか?」
義宣「豊家でも対処に困っておるようですな。でも結局は
 受け入れざるを得まい。私が隠居した以上石田家に組する
 義理はなくなる。どこにも組みさず国内安定に専念させる
 さwww」
天海「でもよろしかったのですかな隠居なぞして例えば松平殿
  を槍玉に挙げなくても?」
義宣「・・かまわんさ。秀康も恥という言葉くらいは知っておろう。
 勝手に人の領国に謀反を起こし自分は何一つ犠牲も受けずニヤニヤ
 笑って見ているだけ最低の男よな見損なったわ。
 まああやつも所詮狸(家康)の息子・・狸は狸よ」

【家督相続の挨拶と称し無難な挨拶状を朝廷や諸侯に出します】
619 ◆zAnbFVoD9M :03/10/06 22:39
>>605
湯浅五助は大坂城の状態に途方に暮れた。全ての城門が硬く閉じ、オマケに門には
豊臣の紋が宗家の花押つきででかでかと張られている。あけようものなら豊臣への
侮辱行為にもなりかねないだろう。
さらに。

豊臣門番 「石田が二万の兵で我が大坂に来襲しているとの報が入っておる。何人
       たりとも通すことまかりならず。出直せ!」

誰であっても許されないようである。
620真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/06 22:44
滝川一積と別れ、小山田壱岐守茂誠が上杉景勝を訪れた。

茂誠「わが主、真田安房守様より使わされました小山田壱岐でござりまする」
景勝「安房守殿の…如何なる用事じゃ?」
茂誠「ここは宇喜多公の御領内なれば不測の事態が起きるやも知れず。
   景勝公へは上洛を取りやめて頂き、信濃へおいで願いたいと…」
景勝「わしは禁裏警護の命で動いておる、安房守殿へは武田信清を信濃へ
   送ってはあるが…」
茂誠(小声で)「箱根の峠にて風魔一党の動きが活発化しておりまする。
        中山道へ一端お入りになられ上洛されてはいかがでしょう         か?」

上杉殿ターン
621上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/06 22:47
(甲斐府中)
真田の手の者が信清を勧誘する。
信清が乗りかかったところで・・・。

「なりません!!!」と主君ばりの大音声が轟く。
本庄であった。

「甲州道中から京へ上るに際し、なにゆえ上田に行かねばならぬのか!
 真田殿に一大事とあらば別であるが、何故、八ヶ岳山ろくを抜けてわざわざ上田に出向かねばならんのじゃ!
 軍は下諏訪宿で待機いたす。危急のことあらば、使いを出すがよろしい。音に聞こえた真田様なれば、
 それくらいの時間はかせげよう。
 しかし、今は一兵たりとも北上なぞさせませんぞ!」

信清は、うなづいた。真田家臣は肩を落とした。

【上杉軍、予定通り、甲州道中を進軍予定】
【京・西院】
(中務編・その一)
西園寺によって冷遇されている中務大納言であったが、太閤以来の例を
復すべしと考える公卿は決して少なくなかった。西園寺の専横を不快に
思う人々とともに、彼の失脚をもくろんでいた。月に一度、同じ考えを
持つ者同士で中務邸に集まって朝餉を取っていた。以下はそのときの
やり取りである。
中務『石田治部が挙兵し、関東では宇喜田と真田が一戦交えておる。
  上杉が上洛して、禁裏に進駐したら、院は西園寺の完全な掌中に
  収まってしまうでおじゃる。」
これに対し、若手公家の土御門伸晃は語気を荒げ、
「そのとおりでおじゃる。今の禁裏は伏魔殿じゃ。上杉は腹に二物も三物
も持つ男じゃ。それを禁裏に入らせては、ますますお上を誤らせる元じゃ。」
さらに強硬なのは、中務家に出入りしていた朱子学者の初瀬直樹であった。
「お上が西園寺を罷免すれば宮中は開かれ、豊臣家との関係も良好になる。
いまの天下の不安はひとえに西園寺の姿勢にある。いざとなれば彼を討つべし。」
中務『まあ、皆の者、落ち着くでおじゃる。上杉が上洛するまでいましばらく
   時間がかかるでおじゃろう。それまでに、豊臣家中の者に禁裏の警護を
   依頼し、君側の奸を除くよう連携を求めることじゃ。』

他にも持論を語る者があり、この日の朝餉の会は侃々諤々のうちに終わった。
来客を帰した後、中務は大坂の秀頼君後見役の宇喜田候に対し、文をしたためた。

「拝啓 現下の騒擾、国をまさに憂うの感あり。天下泰平にはぜひ貴殿の
なくして大業成就は果すべからざるのことなり。上杉候上洛の砌は必ず将
軍職を欲するものと推察され候。かくのごとき天下の私攬を防がんため、
是非とも貴殿におかれてはご出馬いただきたく願い上げ候。
                             中務(花押)」
623上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/07 01:03
>620
そのころ・・・鎌倉

真田家よりの使者を迎えた上杉景勝はその言を前に、昨年の大阪会議のおりの感を思い出さざるをえなかった。
「狐だ・・・」
すでに宇喜多領武蔵を抜け、軍は蜂須賀領にほど近い鎌倉に入っていた。
そのおりのこの発言。
「よほど余を上州に向かわせたいと見える・・・危険じゃ。なにをされるか分かったものではない」

景勝は使者に言った。
「上杉軍の名を聞けば、風魔なんぞ逃げ出すわ。
思い返すがよい。二年前、徳川をうち破りし後、関東の治安を維持したは我ら上杉家である。
盗賊に身をやつしておった風魔党もずいぶんと討ち果たしたものよ・・・。
あやつらが今、我らに刃向かう理由なんぞ何もないわ。
余は東海道を進む。安房殿には困ったら武田信清に頼めと伝えよ」

使者は帰っていった。最後の一言に期待をもちながら。
624上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/07 01:08
その夜・・・。
鎌倉府の政務所に盗っ人が入った。
蔵に入っていたところを、番兵が発見し、追いかけた。
盗っ人は早々に捉えられたが、何ももってはいなかった。

翌朝、激怒した前田玄以が倉庫を調べたが、金銀は無事だった。
騒ぎの中、前田邸や兵営に忍び込み、あるものをたくさん奪い取った集団がいたとは、
誰も気付かなかった。
前田自身、三十年後に死ぬときにも気付かずじまいだった。
貴方の心です!
626真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/07 01:27
【大坂真田屋敷】

昌幸は幸村に兵の武装を整えさせていた。
昌幸「よもや上野が陽動とは誰も気が付かぬようじゃのう」
幸村「父上も狐か狸でございますな…」
昌幸「上杉上洛、石田挙兵これを逃す手はない、
   京・大坂に草を放つのだ」
幸村「はっ」
昌幸「これが失敗したらわしを斬れ」
幸村「なんと!?」
昌幸「わしが死んだのちは信幸がおる…」
幸村「………」
昌幸「これはわしが独断でしたことといたせ」
幸村「…御意……」

【大坂真田屋敷で兵が武装を始めました】
【畿内に草の者が放たれました】
幸せを訪ねーてー 私はー行きたいー いばらーの道もー 凍てつーく夜もー
二人で渡って 行ーきーたーいー 旅人のさむいこころを 誰が抱いてあげるの
誰が夢を かなえてーくーれーるー 炎とー燃えさかーるー 私のーこの愛ー
あなたーにだけはー わかーって欲しい 絆で私をつつんでーーーー
一族もろとも殺すわ、ボケ
629街頭演説:03/10/07 01:43
594を有効であると私は主張いたします。
それ以前の真田の書き込みが有効であれば594もまた有効であることは自明であります。
594が無効である法的根拠はなく、594が有効であるということは、火を見るより明らかにして真理にございます。
無効にすべきは一揆の策謀であり、佐竹・真田・九鬼・松平の自作自演であります。
他国への強制無断一揆を宥和政策をもって認めた政府首脳の無能こそが批判されるべきであり、
報国の勇士、岩見殿を責めるは見当違いもはなはだしいと言わねばなりません。
今こそ、佐竹・真田・九鬼・松平の傍若無人の振る舞いに鉄槌を下すべきであり、
これは一刻の猶予もない最優先事項であります。
関白様に、関白様にお伝えください・・・・・・・ダダダーーーン
名もなき勇士、真実を口にし、死亡・・・・・・・・・
630大坂の忍び:03/10/07 01:48
旧蜂須賀党を離れた者、伊賀、甲賀ほか、金で集まった全国の優秀な忍び。
味方であったからこそ見逃されていた真田忍びを刈り出し始めた。
真田の忍び、半日で壊滅。何もできず。
>>594有効にして真田あぼーん
この時間帯にはスレが自分のものだと錯覚する輩が二人出現する慣わし。
今宵もまた…
633大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/07 19:16
>>619
主命を帯びつつも、頭ごなしに突っぱねられた五助。
仕方なく、石田軍に留まって貰うよう要請した書状を門番に渡し、
大谷邸へ引き返した。

【大谷屋敷】
湯浅「申し訳ありませぬ」
吉継「関白家も身構えておるか…いよいよ一大事と見ゆる」
湯浅「殿は大坂城へ向かうので?」
吉継「うむ。治部を待たねばならぬ」
湯浅「では某もお供致しまする」
吉継「いや、五助はここにおれ。平塚殿とのつなぎをして貰う」
湯浅「はっ。ではそのように」

【大谷吉継、大坂城へ入城】
※敢えて兵は全く招集していません。
634小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/07 19:32
関白殿下のもとに、小西が挨拶に出向いた。供廻りは3名のみ。なので、入れたかと思いますので・・。
小西 「執権、石田様の命に応じ参りました。」
秀秋 「石田殿が何を求めて兵を挙げられたのか、聞いておらぬか?」
小西 「何も。執権殿の命を受け、急ぎ入城した次第。ですが、三の丸より兵は中に入れず、
    ものものしき警戒を石河殿がされておる様子。驚いているところにございます」
秀秋 「大手門は閉じておる。治部殿の考えがわからねば、開けるわけにはいかぬのだ」
小西 「石田様の兵もこちらに向っておるはずにございます。
    当家はともかく、どう対応されるおつもりなのでしょうか」
秀秋 「治部殿より、存念を聞いて後、決める」
小西 「関白様と執権様、どちらも豊臣の柱と存じます。なにとぞ、穏便に願います」
秀秋 「・・・・ 小西殿、穏便に済まぬ時にはいかがいたす」
小西 「小西家は故太閤様に引き上げていただいた恩を大切にいたします」
秀秋 「そうか、忠勤を励むよう」
小西 「兵を生玉口より中に入れること、お許しいただきたく」
【小西行長、大手より中に入ることを要求しました。関白様、後はお願いいたします】
635小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/07 20:30
大谷様へ
使者の件、返答遅れましたが、当家より人を出すことといたします。
大坂にて、治部殿と話し合いの場を持ちましょう。
636石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/07 21:03
大谷の元を離れた新蔵は急ぎ大津に向かい佐和山より行軍してきた
石田軍と合流した。三成の銘によりこれから先の行軍の指揮を新蔵が
取る事になっている。土佐の片田舎の領主であった新蔵にとって2万
の軍勢を率いると言うのは勿論初めての事である。
三成との合流は京、大坂の○○と言う寺にて合流する手はずになっている。

不安もある。軍勢を目の前にし武者震いをした。
新蔵「俺がこの軍勢を率いて京を抜けるのか。殿も無茶を言われるものだ。
   しかし男冥利に尽きる。この命に代えても殿の元へ一兵たりとも
   減らす事の無い様士気を高め向かうとするぞ。」
   
新蔵は大きな声で軍勢に叫んだ。「皆の者、これより大坂に向かうぞ!」

新蔵を初めとする石田家の軍勢2万大津を出発。

※誤って裏に書き込みました文で御座る。
【沼田付近】

若者「なっ何をするだ、一緒に戦う仲間でねぇだか」
庄屋「馬鹿ぬかせ、おら達によくして下さるお殿様に一揆なぞ起こしてどうするだ。
   おらぁ宇喜多様には何の文句もねぇのす。
   しかしおめぇは一揆さ起こして真田様に取り立てもらってよ侍になりたかったんだべ、
   村のみんなを危ねぇ目に遭わしまでよ。
   それにおめぇが最近おらん家の娘に色目使ってるのも知ってるべ。
村民「そだ、そだ、一揆なんぞ起こしてもな〜もおらだつの得にはなんねぇべ」
農民「この前だって壊れた橋を治してくれたべ、年貢も厳しくねぇし」
村人「んだ、おめだげが得して、庄屋様の娘っ子貰おうったてそうはさせねぇぞ」

【一揆衆が揉めています】
638宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/07 22:29
備前島宇喜多屋敷

当主秀家が武蔵への帰国を前に、豊家旗本衆(豊臣右派系)との宴を開いた。
宴もたけなわとなり、皆が酔い始めた頃…
本多「一大事に御座いますぞ皆様方! 石田殿が佐和山にて兵を挙げ
    大坂に向かっているとの事にござりまする。」
旗本「なんと?治部殿が兵を?」
旗本「これは如何した事じゃ?」

宴会に集まった旗本達に混乱が起きる。
秀家「治部少に聞かねば解らぬが…彼は豊家の忠臣である。関ヶ原のように此度も
    きっと秀頼様の御為になる事であろう、されば同志諸兄、戦の準備を急がれよ
    秀頼様に馳走致す事に遅れては我等の面目が立ちもうさん」
旗本「おおっ、きっとそうで御座いましょうとも、では戦支度を急ぎませぬと」
旗本「そうじゃ、こうしては居られぬ」
旗本「馳走になりました、これにて御免」

宇喜多(大坂屋敷)と豊家旗本衆(豊臣右派)が戦の準備を始めました。
(国許から事変を知らせる使者はまだついておりません)
639 ◆zAnbFVoD9M :03/10/07 22:39
>>634
のぉぉ・・・入られてる・・・使者一人でさえむべもなく追い出したのに・・・石河
は何をしていたのだ・・・まぁ入られたからには仕方ねえw

秀秋  「(こいつと大谷だけはいれたくなかったのだが・・・何せ数少ない治部が
     心許せる男ゆえ・・・)」
小西  「?」
秀秋  「兵力は?」
小西  「・・・」
秀秋  「まさか治部が兵を起こすとは青天の霹靂でな。宗家七手衆と大坂近辺の
     旗本、そして我が兵、合わせてせいぜい二千ほどしかおらん」
小西  「・・・」
秀秋  「・・・心変わりして豊臣を、正確にはわしの命ならあっさり討てる状態じゃな」
小西  「・・・!!」
秀秋  「・・・おまけに大坂近くに真田が三千もおるらしい。暴れられたら大坂は火の
     海じゃな」
秀秋  「(ぎろり)・・・で、この状態で兵を入れる許可を与えよというか。ひひひ・・・ま
     ぁいいだろう。副将として恵利暢尭を入れさせてもらうぞ?」
小西  「・・・」
秀秋  「豊臣への忠義、忘れるでないぞ・・・」
【一応了承。一時的に大手門が開きます(小西軍入城後又すぐ閉じます)】
>>614

伊豆・松平家執政本多富正、宇喜多氏に賛同。
「当家も宇喜多殿に賛成いたす。但し当主謹慎中の爲、表立っては行動できませぬことお詫び申し上げます」

松平秀康は京の知恩院の僧を招き、剃髪して厭離坊浄光を称す。
長谷部采女、同じく剃髪。休楽坊梅庵を称す。
尾上一刀軒、同じく剃髪。剛毅坊刀舟を称す。
岡見治広、同じく。念仏坊浄鉄を称す・・・
恭順の意を示すため、玉造屋敷の侍はことごとく頭を丸めて日々念仏を唱え続けた。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
641小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/07 23:05
>>639
ごめんなさい。石河に命じられる前に、三の丸(馬出し的出丸で、大手門の外)までは入っちゃいました。
そこから先は、流石に石田待ちのつもりだったんですけど。

小西隊3000、生玉口より二の丸に入る。
青屋口近くの番小屋にて休息。
小西行長陣所(居場所?)をここに定める。

あらためて秀関白殿下に使者を出し、恵利暢尭殿と同道にて秀頼様への挨拶の許可を求める。
小西家使者・村西徒折之助
小西としてはですね、秀頼様にご挨拶をしたいと、かように思うわけなんです。
いい時は笛を吹いてください、はい、いいですね〜、プーと、プーと吹いてください・・・・。
(うーん、うまく書けない・・w)
642真田昌幸 ◆01EruNmPqU :03/10/07 23:18
【上野某所】

>>637を聞いて
盛清「…百姓はあてにならぬか…」
草の者「後方から一揆勢による挟撃は無理かと」
盛清「われらは猪俣らに時を稼がせるのじゃ…
   石見の動きを封じておれば上方での騒動に
   宇喜多公の軍勢は大したことはできまい」
草の者「われらは囮というわけですな」
盛清「殿は宇喜多公の力を殺ぐことを考えておられるのだ」
草の者「一時一揆からは手をお引きになられますか?」
盛清「ここらが潮時じゃ…しかしばら蒔かれた武器は
    何かの折りに使えるやもしれぬからな…」
643佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/07 23:29
比叡山では天下の形勢とは無縁なるままに、それでも
天下全般に注意深く目を凝らしていた。
すでに佐竹家とは切り離された格好となった隠居として
剃髪した佐竹義宣、南光坊天海、千利休の長男道安、境の豪商今井宗薫
博多の豪商島井宗室、伊勢大湊の豪商角屋、京の公家菊亭晴季、高野山の
木食上人、吉田社の社僧神龍院梵舜・・等々であった。
 そして顔を隠した僧侶が一人「愚僧ごときがこのような錚々足る顔触れ
に加わってもよろしいのか?」
 義宣「一向に構いませんよ。某も含めこの場に武家は一切おりませぬ。
安心してくつろがれよ。そして共に混迷するも下らない天下の有様を
酒の肴にして大いに嘲笑い見届けようではないか安国寺恵瓊殿?」
644佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/07 23:50
林羅山の師にして石田三成も家康も天下の諸侯が名望を慕う
高名な儒学者藤原惺窩も「そうですぞ安国寺殿。ここにくだらない権力
の亡者はおりはしませぬ。誰も貴殿のことを語ったりしませぬ。
安堵されよ。義宣殿もようやくその事にきがつかれたようだのう」
 義宣は「いえいえ惺窩殿、ここに権力の亡者はいなくとも皆様は
ネタの亡者ばかり」
 一同「違いないwwww」
こうして密やかな茶会は豊臣家の権力抗争を酒の肴にして続きます。

【別段天下の形勢をどうしようという事もない井戸端会議であった】
一揆=農民と考える愚かさよ
646石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/08 01:06
大津より大坂へ向かう新蔵を初めとする石田家の軍勢は
道中大きな混乱もなく無事に京を抜け、三成と合流する
摂津の○○寺に近づいた。

淀川の袂にて釣り糸を垂らしながら遠目でその軍勢を見ている男がいた。
三成である。新蔵の威風堂々とした姿を見ながら「わしも目に
狂いはなかった」あの男は大勝の器がある。と心の中でつぶやいた。
傍らに養女2名とお君もいる。

三成「あれをみよ。新蔵の堂々とした姿。誠にあっぱれなり!」
三成の言葉を聞き3人が軍勢の方を見ながらうなずいた。
しかしながらお君はおくゆかしかった。新蔵とは三成以上に
腹を割って話した事もあり、尚且つ新蔵の照れ屋と言う性格も
知っているからである。うっすらと微笑んでいるお君を見た
三成は「お君よ、わしが此処にいることを新蔵に伝えてまいれ」と
お君に命じた。お君が新蔵の元に伝令に走った後
三成「あれらは気心が知れた間柄になっておるのじゃな」と意味深げな
独り言を言った。

お君は「新蔵さーーーん!」淀川の土手沿いを小走りに軍勢の方に
向かいながら小走りにはしって行った。
先頭にいる新蔵は馬上より前方から走りよるお君を見つけた。
嵐を見たら石見と思え
嵐=岩見 そんな説を流布するのは誰かな?
つまらんからやめな、そんな下衆なことはさ。
お前だろーが
650長曾我部盛親:03/10/08 21:39
【大坂城】

秀頼に言上して、それ以降「山里廓」で遊山三昧をしていた盛親。
しかし、関東そして石田治部少挙兵。
茶坊主の噂話に聞き耳を立てている毎日だった…

盛親「で、治部はどこに兵を向ける気だ。」
坊主「さて、大坂に向かうという動きは掴みましたが。」
盛親「わかった。下がれ。」

(大坂で時を過ごすにも飽きたな。治部の行く先でも確かめるか…)

ということで、関白家中松野と奉行衆石河殿に茶坊主を介し…

大坂は節句の時期(強引w)
我が家中の旗も西の丸に立てれば、四国の豊家万歳も印象つけられましょう。
あ、秀頼様がえらく旗を気に入っての。立ててしまったは。ははは。
すまんな。

【大坂城 西の丸に長曾我部家の旗が立ちます。】
651西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/10/08 22:33
【禁裏】
院:西園寺よ、上杉はいつ頃上洛の予定なのじゃ?
園:いまはまだ鎌倉あたりに馬を進めていると承っております。おそらく
  あと半月以上は掛かると思われますが・・・。
院:あと半月以上とな・・・
園:今しばらくのご辛抱におじゃります。上杉殿が上洛すれば、出兵した
  大名も、そうそう兵を動かせませぬでおじゃりましょう。
院:聞けば、上杉は関東に入って、各地の豪族相手に親愛なる将軍殿と
  呼ばせているとかいないとか・・・まだ誰がなるか分からぬと言うに・・。
園:お上、うかつなことを口走られてはいけませぬ。どこで誰が聞いているか
  分かりませぬぞ。
院:そなた、わしを誰と思うておる?誰と思うてものを言う?わしは一天万乗の君ぞ。
園:(院が逆切れしてやや狼狽し、ただ恐懼)

【天機はかなりななめであらしゃるようです。西園寺、へこむ。】
652織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/08 23:03
大坂城の大手門の前に向かう秀信。
秀信「秀頼様および関白様に帰国願いの挨拶にきたが入れてくれんか、な?」
不躾ではあるが、貴殿が織田様であるとの証明をしていただけねば
入城は罷りなりませぬ。いざとなれば、二の丸三の丸より鉄砲隊を
差し向けることも可能。
 
654石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/08 23:25
>>652
石河 織田殿、どうぞお入りを。
織田 うむ。
石河 さても険呑な時勢にございますが、お袋様も、織田殿の姿を見れば安心いたしましょう。
織田 帰国の挨拶に参ったまで。大坂に居続けるつもりは・・・・
石河 あいや、その先は。
織田 ・・・。
石河 まず関白殿下と若君様、お袋様にご挨拶をお願いいたします。
織田 そのつもりで参っておる。
石河 某は城内警備の任があります故、これにて。
【織田秀信殿入城・後はお好きにどうぞ。
関白様、兵を連れている様子もありませんので通しましたがお許しを】
655石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/08 23:47
>>653
この石河が顔見知りゆえ、それが証明である。
>>655
石河様の顔見知りの方でしたか。
されば間違いはござりますまい。
織田様、先ほどの無礼な振舞、お詫びいたします。
名のある方とは知らなかったとはいえ、無礼なる某の振舞、
ご容赦いただきたし。
657比叡山 ◆jAxpXUZwVc :03/10/09 00:10
 菊亭晴季「今の禁裏は上杉を待ち焦がれておるのじゃよ」
 島井宗室「ほう朝廷は豊臣家を支持している物と思うていたが?」
 菊亭晴季「残念ながら今の禁裏は身のような心有る者は遠ざけられ
     ておるのよ」
 千道安 「いっそ景勝公に征夷大将軍を任じるきかのう。そういえば
      関白殿の弟秀鏡殿が景勝殿の養子になられたとか?」
神龍院梵舜「奥羽諸侯を束ねし上杉大老家と先関白加賀豊臣家がひとつと
      なり征夷大将軍になる。治部や小西・石河あたりは
      さぞ脅威であろうのう。ああ怖い怖いww」
今井宗薫 「そういえば小西行長殿はすでに大阪に入られたであろう。
      あの土佐の蝙蝠も大阪に己が旗を立てたとか?」
佐竹義宣 「治部殿はおそらく孤立無援になられたのよ(嘆息)
      いや大谷殿もいっしょかのう」
南光坊天海「治部殿も馬鹿ではない戦にはなるまい。ただ執権の座
      を保つのは不可能であろうな。あとは上杉や朝廷と
      妥協し宇喜多が真田を征伐すれば元のとおり・・」
658中務通福:03/10/09 00:35
【京・西院】

このままでは朝廷が危ういと中務は考えていた。反西園寺、それは
反大大名派をも意味するが、中務は所詮貧乏貴族であり、朝廷に
それほどの力はもちえていないのであった。宇喜田侯に支援を求めるも、
なしのつぶてにされたのはそのためであったともいえる。
 そこで、中務は次の策を練った。先帝の御世に権勢を誇った山科家に
支援を求めようとした。山科家は先代の言継卿の時には宮中でも五指に
入る影響力を持っていたが、没して後は西園寺・勧修寺らにより遠ざけ
られ、政事の一線からは身を引いていた。しかし、言継卿の継嗣、継純
卿もまた、父と同様、切れ者であり、二代にわたり、公家のみならず、
医師、文人、寺社等に幅広い人脈を築き、卿の邸は一種の文化的サロンの
趣さえあった。
 さて、中務は都の郊外、山科にある邸にその主を訪った。
 (つづく)
659石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/09 00:35
>>656
織田殿はお袋様のお身内。貴殿も大名衆のお顔ぐらいは覚えておくようにな。
・・・・しかし、貴殿ではここは不味いな。織田殿も知らぬとは。
馬印奉行の津川左近丞親行殿にここはまかせよ。
【大手門守備の長として、津川親行殿が656に交代。656は津川殿としてプレイされてはいかがか】
石河 早速だが、今後はいかなる大名衆といえど、関白殿下の許可を取ってから通すように。
わしは本丸に戻るゆえ、ここは津川殿にお頼みいたす。

石河が畿内の各地に書状を出す。先般、金切裂衆に頼んでおいた直臣衆の動員の実行準備。
関白殿下に、動員一万を提案。許可次第動員し、城に入れますがどうでしょうか。
660石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/09 01:13
新蔵はお君の姿を見つけると同時に、軍勢を止めて
馬を下りてお君の元へ駆け寄っていた。満面の笑みを浮かべながら
2人は土手のあぜ道をお互いの元へ一目散に。

お君「しんぞうさーーーん」
新蔵「おきみーーーー」

遠目で見ている者達にはまるでスローモーションで再生をしている
場面のように。
新蔵は立ち止まり、両手を広げてお君を迎えようとしている。お君は
その事がわかったのか、駆け足のまま新蔵の手前で飛び跳ねそのまま
新蔵の胸の中に飛び込んだ。飛び込んできたお君をしっかり受け止め
抱きかかえた。
風呂敷を広げた以上責任を持って挙兵ねたを続けろ
おまえの低レベルな小説など誰も求めていない
662 ◆zAnbFVoD9M :03/10/09 01:24
・・・こんな時間になってしまった・・・うう・・・明日起きれるかな・・・

>>641
村西  「(うっわー・・・目つき悪い・・・しかもガタイもいい・・・殴られたら死ぬな
     こりゃ・・・)」
恵利  「(ぎろっ)」
村西  「(ぎくっ)な・・・なんでございましょうかぁ?」
恵利  「・・・この奥に殿下が御られる。失礼のなきように」
村西  「はぁ・・・暢尭様は如何なされるおつもりでしょう」
恵利  「・・・美濃中納言(秀信)様が来られたそうだ。そちらに向かう」
村西  「織田様が・・・」
恵利  「・・・我が家の初鹿野と宗家の片桐が待っておる筈だ。あとはそちらの
     指示を仰がれよ」
>>650
秀秋  「(何はともあれ土佐守の行為はありがたい。四国からの敵の増援はない
     と割り切れるからな・・・・。・・・・。やはりただの酒飲みではなかったか。増
     田が常に眼を光らせておるのも頷ける。四国全土を預けるのは危険だな)」
秀秋  「豊臣への忠義、関白からも言上させていただく。かたじけなし」

>>659
恵利  「中納言様、秀頼様と殿がお待ちでござる・・・今は情勢が情勢ですので失礼
     をおかけいたす」

石河の案→許可する。今は兵力が少なすぎる。関東征伐時の小田原の二の舞は
       ごめんだ。ただしあわてて端から集めるな。天下に不安を与えるし・・・
       何より敵の間者をひろいかねないからな。七、八千位でも構わん。
        それでこの大坂には充分だ。直臣も選べ。・・・忠義を疑う訳ではない
       が、兵を起こしておるのが石田だ。わかるな・・・。  
663石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/09 01:26
2人は抱き合いながら無言で再開を喜んでいた。共に言葉が出なかったと
表現した方がいいであろう。暫くの無言の後、
お君「新蔵さん。みちがえったね」
新蔵「そ、そうか。。。」少し照れ気味に。
お君「よくお似合いですよ。その甲冑のお姿」

新蔵の後方には石田の軍勢がいる。お君の後方には三成がいる。
夕暮れの淀川の土手のあぜ道。
2人はその事も忘れたかのように誰にも入り込めないような世界を
作り出していた。
664上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/09 01:41
鎌倉にて鶴岡八幡宮を前に、豊臣家への忠節を改めて誓った上杉軍は、
通過先の諸大名への挨拶もそこそこに行軍を開始した。
さしたる出来事もないまま相、駿、遠、三を通過し、尾張を経て、美濃赤坂まで到達した。

665上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/09 01:51
いよいよ、美濃入り。
すでに石田挙兵の報は耳に入っている。
石田と戦う気はない。
無用な争いは避けねばならん。

美濃赤坂にて、上杉は軍をとどめ、
石田家に使者を出した。

「朝廷よりの上洛の命をうけ、貴殿の領内を通過したく思っております。
おろかな私には不似合いの大身ゆえ、お供が多く、迷惑かとおもわれますが、
なにとぞ通過を許されたく」

すぐに三成に使者は届いた。

(三成殿、石田家殿、どっちでもいいのでターン) 
666上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/09 01:55
西園寺殿に書状。
「美濃まで到達いたしました。是が非でも上洛し、帝をお守りしたくおもっております。わが赤心とくとごらん下され
会津中将」




667織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/09 19:59
>>662 うむ



上様、並びに関白殿下。御機嫌うるわしく。

さて例の事件が発端となって治部少輔殿、会津中納言殿が大兵を起こして領地から動き出したこと。
豊臣家としてはどのような見解をしてるのでございましょうか。
ただの私戦なのか豊家に対する挙兵なのか。天下の保守を破られるのは見過ごせませぬ。
668中務通福:03/10/09 23:10
【山科邸】
山科邸の主は、中務が訪れた時、一人で茶を点てていた。
山科:中務殿、ご無沙汰でござった。遠路はるばるよういらしゃった。
   さっそく、茶でも一杯いかがかのう。のどを潤されよ。
中務:これはこれは、かたじけのうございます。
山科:さて、不意の訪問、何事かございましたかな?
中務:院を取り巻く西園寺らの専横は目に余ります。関白殿下を軽んじ、
   上杉を京に呼び、兵火に都を委ねる所業には、断じて我慢なりませぬ。
   しかし麿のような身では、大坂方を担ぎ出すことかなわず、そこで貴殿
   のお力をお借りしたく、お頼みに参ったのじゃ。
山科:・・・。
   中務殿、麿にはそないな大きな力はありはせん。買いかぶられても
   困りますがな。確かに父君の頃は朝廷に一定の影響力はありましたが、
   今やご存知のとおり、麿は隠居同然。
中務:貴殿も西園寺に冷遇されているご身分であることは麿も重々承知して
   おります。しかし、今のままでは朝廷は上杉に牛耳られてしまうのは
   明白。そこで、幅広き知己を持つ貴殿のお力をいただきたく、参上し
   たのでおじゃる。今のままで悔しゅうはござりませぬか?
山科:麿は政治には不向きな人間じゃ。上杉だの西園寺だの、そんなものは
   興味はない。書を友に、自然を伴侶に生きていくのが麿の理想でおじゃる。
   生臭い話なら、他の者に掛け合ったほうがよろしいぞ・・。
中務:そのようなつれなきことを・・・。なんたる腑抜けじゃ!
   貴殿は大納言殿のような切れ者と聞き承っていたが、今やくらげ公家、
   くらげ公卿じゃ!
山科:くらげ公卿、なかなか面白きことをおっしゃいますな。はははははは・・。
   さよう。当家の家に柱は無い。くらげの住処にはぴたりじゃろう。
   ほほほほほほ・・。

(山科を頼もうとしたのは間違いだった、と失意のうちに中務は邸を後にした)
669中務通福:03/10/09 23:31
山科邸の帰路で、中務はひとり思い詰めていた・・。
「なんとしても上杉上洛までに、西園寺派を一掃せねば・・。」
「うーん・・・。あれを・・するしか・・。」
何か策がひらめいたのだろうか。それとも単なる空想の域を出ないのか。
輿の中から外を見ると、彼岸花が真っ赤に咲き誇っていた。秋風の吹きぬける
中、中務は自邸に戻った。
(中務に策があるのかもしれません。)
670無名武将@お腹せっぷく:03/10/10 00:55
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ・・・
  |    /
  | /| |
  // | |
 U  .U 


      /⌒ヽ
     / ´_ゝ`)    ∧∧
     |    /    (゚Д゚ )  <ここは通行止めだ・・・他をあたれ・・・
     | /| |      と  |っ
     // | |      |  )〜
    U  .U         し`J


             三      ニ      
     シャッ     三ニ    三三ニ シャッ  
                             
       ///   ∧∧  ∧∧     ヽヽ 
 ヒュン  ///   Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)      ヽヽ     -  ― ニ´_ゝ`)
 三ニ ///       と  |っ            ニ- ―ニ -ニ三三
 ニ-三           |  〜         三ニ三 ― ニ-三三
  三三          し`J             - ―ニ―三三     
671石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/10 01:21
662を受け
近畿の直臣とその家臣により兵10000を動員。
兵農分離が進んだ豊臣家の蔵入り地において、直臣の直臣による豊家のための兵を抽出。
最低5年以上の奉公経歴の者のみで10000を集め、すべてを人別帳に記載。
10日以内に城内の配置に。とりあえず、算用郭にて集合。

北信濃において、兵の動員は5000に留める。そのうち、3000を諏訪に集める。

信濃の米を、兵が集まりはじめたことで米価高騰を始めた京阪に運ぶ。
そのために兵1500を使用。8万石の米を25万両で売るのが目標。
美濃までは川を可能な限り利用。(川衆に石河はかなり顔が利く)
近江にて石田領通過と、石田家の必要な量の販売を持ちかける。(1石3両)
ただし、琵琶湖の水運利用の許可で、1石2両とする。上限1万石。
【数字はでたらめです。儲けたって話をつくりたいだけ(w 】
672上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/10 19:28
関白殿下に書状
「帝の御内意をうけ、家臣を引き連れ上洛しております。
 なにぶん、家臣が多い故、一部の佞臣が邪な妄想に華を咲かせておるようですが、
 わが赤心になんら変わりないことをここに改めて誓約いたします。
 なお、到着後、関白殿下にお会いいたし、例の件について、
 御存念をお聞かせいただきたく考えております。その際には、我が家臣一同、
 天下の大阪城に参上し、改めて殿下と秀頼様に拝謁させていただきたく、
 愚考いたしております」
673上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/10 19:40
甲斐・府中

武田「田中様にはご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございません」
田中「・・・(よくもしゃぁしゃぁと)いえいえ、会津中納言様が勤王の志をもって上洛するというのに、
   なんの迷惑がありましょうや」
武田「これは忝ないお言葉、感謝の次第もありません。時に田中様。我が父の旧臣が我が陣所をひっきりなしに訪ねてきておりましてな」
田中「ふむ」
武田「ともに上洛したいと言い寄ってくるのですよ。某は、お主らの今の主君は田中様ゆえ、まかりならんともうしておりますが、
   連れていかなければ、腹を切るなどと申すものもおって、処置に困っておるのです」
田中「・・・(むむ、こやつワシを恫喝するのか)ほぉ、それは美しき話ですな」
武田「わしとしても心苦しいので少数だけお連れしてもよろしいでしょうか?」
田中「む、む。まあ、茶でもどうぞ」
武田「ははは。まぁ無理はもうしません。此度のご厚意、主にもしっかりとお伝えさせていただきます」
田中「・・・それはありがたい(亡霊めが・・・
武田「家臣を説得させるためにしばし時間がかかりますが、お許しあれ。では、失礼つかまつる」

674上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/10 20:07
美濃赤坂・夜
軒猿「殿、公卿たちがいろいろ策謀を巡らせているようです。詳細はつかめておりませんが、必ずしも一枚岩でないことは間違いないかと」
上杉「ぬう。西園寺様の動きは?」
軒猿「主流派であることは間違いありません。しかし敵も多いようで、、、先頃も院にお会いしたあと、青ざめた顔で退出していったと侍女が申しておったとのこと」
上杉「虎穴に入らずんば虎児を得ずという。余はこのまま京へ入るつもりじゃ。情勢が悪化した場合は報告せよ」
軒猿「御意」
675上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/10 20:12
上杉家から西園寺に対して、さらに献金が行われました。
旧最上領から産出される金などが財源のようです。
676 ◆zAnbFVoD9M :03/10/10 22:13
>>667

秀秋  「正直理由が解らないから厳戒態勢で望んでおる」
秀信  「なんと」
秀秋  「誰にも悟らせずに自国で兵を集めた・・・兵を分け、大坂に二万もの
     兵を向かわせている。関東にも相応の兵。・・・右京大夫(佐竹)は先
     程自国での一揆発生等による不備を詫びてこの書状とともに一人で
     乗り込んできてな(秀信に書状をまわす)」
秀信  「・・・ううむ。既に比叡山に篭られておるのか・・・」
秀秋  「(大船建造を揉み消し単なる国内整備の不始末として済ませたいの
     だろうな・・・一揆を起こす事情をつっこまれたくないのかもしれんが)
      ともかくまず右京大夫に罪を全てつけてすむならそれでいいが。で、
     もう一人の関東征伐の対象者はここにおる」
秀信  「なんと・・・」
秀秋  「・・・まぁ話を聞くに松平の罪は小さくないな・・・」
秀信  「・・・改易・・・ですか?」
秀秋  「当主の首、一時的な改易は仕方あるまい・・・。子が確かおるから旗本
     にして、国が整った十年後あたりにでも一万石程度で復活。今の家を残
     すには条件がきつすぎる・・・何より石田がどういうか・・・」
秀信  「・・・」
秀秋  「・・・ただ、ここで石田が失脚、あるいは滅べば助かるやもな」
秀信  「・・・あまり笑える冗談ではございませんな」
秀秋  「文句なら治部に言え」
【織田と関白、状況整理及び把握に必死】
677長曾我部盛親:03/10/10 22:18
【徳島城】

本城が徳島に移ったことにより、中内一友もここに移って差配している。
幸い、阿波の農政は角倉の助力により軌道に乗りつつあった。

そんな状況だが、隣国讃岐から>>607の動きを聞いた。
盛親が不在の時に集まるのは、中内そして吉田康俊、そして横山友隆…
盛親の股肱の重臣達である。

中内「因幡が兵を集めつつある。」
横山「治部の挙兵に併せてのことでしょう。」
吉田「殿が大坂で足止めをくっているのも、そのせいじゃろう。」

三者が沈黙する。

吉田「用心に越したことはないかと。」
中内「…讃岐から兵が動くか。」
横山「刑部は慎重な方、しかし…」
中内「しかし?」
横山「当家は、今改革の真っ最中。兵を集めるなら早い手はずが。」
中内「…そうだな。とりあえず動員をかけるか。」
横山「幸い、伊予国境の兵は殿の命により…」
中内「そうだったな(若もここまで見通していたなら…怖い人じゃな)」

【41での振りを忘れていたんで、それを利用(苦笑】
678 ◆zAnbFVoD9M :03/10/10 22:31
>>672
門番  「怪しい奴、何者か!?」
使者  「会津中納言よりの使者でございます。関白様に御目通りを・・・」
門番  「今は非常事態である!何者であっても通ることまかりならず、出直す
     がよい!」
使者  「なんと・・・ならばこの文だけでも・・・」
門番  「・・・・。良かろう。受け取るゆえさっさと行け!」
使者  「ひー・・・」

門番  「・・・で、これが文でござる」
恵利  「馬鹿者!この花押をみて真偽の区別もつかんのか!?」
門番  「・・・そ、それは失礼を・・・なれど使者が敵の間者やもしれませぬし」
恵利  「(・・・融通の利かん・・・)その使者を探して来い。加賀屋敷で厚く持て成す
     ゆえ。それとこの文への返書を殿下が出される。そいつの名と顔を忘れるで
     ないぞ!」
門番  「はは」

返書
現在大坂は戒厳状態にて下々までぴりぴりしておる状態。どうやら使者にも失礼を
したようで申し訳ない。今の状態でこちらからは出せない。上洛をしているようでそれ
は好都合、秀頼様面会の後にでも連れて行って構わぬ。  関白朱印
679天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/10 23:22
比叡山より天台座主自らが京の御所に訪れます。
京の有力な各寺社の代表も同伴の上です。
「何卒主上に御拝謁賜り足し」
「何事でござろうや」
「主上におかれましては京に迫る上杉の軍をなんと考えられるや、
聞けば治部殿の兵力も挙兵に及んでおると聞く。
万が一にも上杉の兵を京に入れられては再び京で戦がおこるやも
知れず」
「・・・・・・・」
「我ら一同景勝候に異心はないが戦に巻き込まれるは迷惑至極」
【以下要約】
 上杉の兵を今日に入れないでほしい。ましてや昨今の情勢での
景勝候の参内は断固反対。京の町衆も同じ意見です。

 「万が一にも参内などあった場合我等にも考えがある。卑しくも
伊勢神宮と宇佐八幡宮も天下静謐を慮り我らと同じ考え。つまりは
我等には三種の神器が在るという事・・それをお忘れなきよう」

 
680山科継純:03/10/10 23:28
(時間は少々さかのぼります)
中務通福が辞したあと、山科は一人物思いにふけっていた。
「中務のような公家も反西園寺か・・。思ったより勢力があるのかも知れぬ。
麿は西園寺派が圧倒的で、反旗を翻しても勝ち目が無いと思うていた。
 これはもしかすると、ふふふふ・・・。面白そうなことになるやもしれぬ。」

山科は自身の幅広い人脈を生かし、反西園寺と思われる武家公家に対し、
以下のような書面をばらまいた。
「西園寺は君側の奸。太閤も関白も否定し、彼の狙いは天皇親政と自身の
関白職就任。すなわち西園寺家と豊臣家の家格を入れ替える腹積もり。
上杉はその策に乗り、征夷大将軍を狙い、大坂殿(秀頼)をなき者にしよう
とすることで双方の利害は一致しておる。上杉の狙いは天下人。諸家が侯の
麾下に入りたき所存ならともかく、京大坂を兵火に巻き込みたく無くば、
天下安穏を願う国士に是非ともご出馬願いたく候。

(この文書は差出人不明で送られます。怪文書っぽい。w)
681山科継純:03/10/10 23:32
天海僧正に密書。
「今般の政情大いに不安不穏なるものあり。
国を憂う者として、腹を打ち割って互いに行く末を語りたく、
内密にお会いしたく存じます。貴殿のご意向やいかに。
                          山科(花押)
682天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/10 23:39
天海より山科殿へ返書「委細承知、日時は貴殿にお任せする。
ご都合のよろしい時に比叡山にこられたし」

 そのころ堺大阪の豪商が連署で小西行長殿に密使を送ります。
内容は要約すると
「豊臣家は責任もって治部殿の武装解除と
佐和山への謹慎を求む。
できうるならば豊臣家執政の罷免をされよ。ここまで石田殿は
佐竹松平を非難しながら己が天下を乱しておいでです。
このままでは我ら町衆は安心して暮らせません。」
683西園寺 ◆hnohUcpUS. :03/10/10 23:44
上杉殿へ密書。
「貴殿のお心遣いをお上に奏上したところ、いたくお喜びになられあそばされ
ましたでおじゃる。上洛を一日千秋の聖慮でお待ち遊ばされてあらしゃいます。
数日前に、山から坊主連が首打ちそろえて参内し、京を兵火に巻き込むことを
さけるべし。そのため、上洛は避けるべきとの申し入れあり。総見院殿の業は
どうやら忘れ去られている様子。この際、人心一新を山にて断行の必要ありと
思われます。とりあえず近況まで。           
                              西園寺(花押)」
684石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/10 23:56
新蔵とお君は見つめあっていた。新蔵がお君の肩に手をかけると
お君は静かに目を閉じた。。。お君を抱き寄せながら顔を近づけようと
した時

「ごほん!」とお君の後ろから大きな咳払いが聞こえた。

新蔵「あっ。。。。。と、との。。。」新蔵の声に驚いたお君も振り返った。
お君「あ。。。。。」
685石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/11 00:28
とにもかくにも、摂津の直臣のみでともかく3500の身元確かな兵が入場。
残る6500は順次入城です。
忍びの入れる堀幅でもないことを書いておきます。
もちろんのこと、深夜でも堀を小船が警戒。仕掛けも様々(w
本丸警備に2000を割り当てます。
もといた3500の兵がそれぞれの地点を警備してます。
秀秋様の国許より、兵を入れることを建言して、小西の兵があと5000来るようなので、
それをあわせて大坂城保守隊主力とします。織田殿にも、国許より兵を入れてもらいたいのですが、
石田様領地通過がネックか??

石河の米運びの荷駄護衛兵1500、近江にて商売中。近日、京都で米販売予定。

自然と豊臣直轄地の直臣たちは、城に入るなどそれなりの対応を始めています。
噂を聞いて、自主的に大坂に兵(使者などの形で)を上らせる将も多数。(万石クラスで数十人はいるわけで・・)
彼らは、大坂奉行所などにまとまりつつあります。
勝手に入城はさせませんが、大坂城の主流派にこの兵が従うことは確実です。
686山科継純:03/10/11 00:34
西園寺の差し出した密書が、どこをどう伝わったのか、めぐりめぐって
山科の耳にも入ってきた。
「上杉侯が上洛は構わぬ。しかし、京を再び戦火に交えるのは断固阻止
しなければならぬ!」
 いままでは火遊び程度の認識しかなく、政局の趨勢が自身に転がれば
儲けものとぐらいしか考えていなかった山科だが、事ここに至り、彼の
心境は熱き鉄のように激しいものに変化した。
「こうなれば、一身を捨ててでも、上杉上洛を阻止せねばならん!
輿を、輿を用意せよ!」
 あわただしく出立の準備をし、山科は急ぎ叡山へ向かった。

687石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/11 13:42
685の掘は濠です。もといた3500ってのは間違ってました。秀秋様のカキコですと2000ほどでしたね。
七手組の衆の配下の兵のほとんどは、まだ城外ということです。大坂の治安維持中といたしましょう。
688小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/11 20:11
恵利 「・・・我が家の初鹿野と宗家の片桐が待っておる筈だ。あとはそちらの
     指示を仰がれよ」
村西 「わかりました。・・・」
(恵利さん、親父さんの名を襲名したということでいきましょう)

村西 「片桐様、上様に小西が拝謁を願っておりますゆえ、御裁可いただけますよう」
片桐 「殊勝である。本丸表御殿にて待たれるように」

村西 「ということで」
小西 「面倒な手続きよ(w 」

小西 「上様、お方様にはご機嫌うるわしく、この小西、心よりお喜びいたします」
上様 「くるしうない。そちのきんたま忘れぬ」
淀  「上様、忠勤にございましょう」
上様 「ちゅうきん忘れぬ。いつも菓子を届けてくれるそちは、えらいぞ」
小西 「おそれおおいことにございます」
淀  「小西殿、城内警備お頼みいたしますぞ」
小西 「ははぁーーー」
淀  「石田殿は何をされようとしているのか・・・」
小西 「これだけは間違いありません。豊家のためと。決して上様に害はないものと」
淀  「だとは思いますが・・・」
【小西、無事に対面を終了。つまり、官軍です】
689天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/11 22:51
比叡山にて
天海「よくぞおいでなされた山科殿。この愚僧に何用かの?」
山科「その前に天海殿の背後の御簾におわす方は?」
天海「この比叡山を代表される方です。当然この場にて話を
   聞いていただいたほうがよかろうと思いましてな。
    それに・・・」
山科「それに・・?」
天海「この書状には座主様もたいそうお怒りでの貴殿の話にも
   興味がお有りだとか」
その場に差し出された書状は例の西園寺の密書の写しであった。
 
 【あとは山科殿ターンです。続きお願いします】
690山科継純:03/10/12 12:06
【比叡山】
(山科は天海に西園寺の密書の写しを見せた)
山科:麿としては上杉中将殿が上洛することに異論は無い。しかし、
   石田が近江で挙兵している現下の情勢では、兵火を交えるは
   必至であろう。関が原で天下の大勢が決してからわずか数年で
   また戦では、人心は荒廃、また武家の覇権争いが繰り広げられ
   ましょう。この際、人心一新は山ではなく、朝廟にてこそ必要
   なれと思います。総見院の焼き討ちから20年、僧兵どももそれ
   なりに育成してきたかと思います。ここで、座主様に対し、僧
   兵のご派遣を願い奉ります。
691石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/12 12:37
【関白殿下と山里丸の茶室内で】
石河 石田殿、上杉殿の兵がこちら向っておりますが、いかがするおつもりで。
関白 そなたはどう見ている。
石河 謀反とは違うものと。いっそ、この兵に豊家より命を下してみてはいかがにございましょう。
関白 ほう・・。
石河 真田と宇喜多の戦の調停の圧力に使い、殿下の威光を天下に示すのです。
   真田に恩を売ることにもなります。宇喜多家と戦っては、勝てぬは道理。
   宇喜多殿が真田領を完全に制圧する前に停戦させ、真田家を減封による転封で残すのです。
関白 真田家の当主は大坂にいるのであろう。
石河 それ故、真田殿と先に話をつけ、伊豆の松平領に転封。松平殿は、やはり減封の上転封。
   当人が蝦夷を欲しがっておりましたので、蝦夷にて2万石扱いとしては。
   蝦夷の品の商いで、充分に潤いましょう。このままきつい裁きに合うよりはと、受ける可能性もあろうかと。
   受けねば、石田・上杉の兵を差し向けると言えば、イヤでも従いましょう。
関白 空いた真田領は宇喜多に下げ渡すのか?
石河 いえ、豊臣家の蔵入りといたし、宇喜多殿には、茶器で恩賞といたせば良いかと。
関白 で、佐竹殿の件はいかがする。
石河 10万石削る程度に抑え、殿下の寛大さをお示しになられるとよろしいかと。
関白 松野と相談しては見るが、そなたの提案、生かされぬとて恨むでないぞ。
石河 それは勿論。石田家の家臣が沙汰を出している松平の件、殿下の命が豊家の正式な沙汰となれば、
   殿下のご威光は増すばかり。その後に、宇喜多にも兵を出させ、長宗我部殿にも手伝わせ、
   毛利殿に少しばかり譲歩していただく。こうできれば豊家は安泰かと。
関白 そなたの考え聞いたが、さきほど申したが、その通りに動くとは思わないでいただきたい。
石河 あと一つだけ。北信濃、福原殿の嫡男に手当てしていただければなお宜しいかと。
関白 さて、では松野と相談いたす。本日は大儀であった。
【石河、関白に建言するも実現可能性は低い様子】
692岩見重太郎:03/10/12 16:04
三十路必死だな
693天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/12 21:02
天海「残念ですが僧兵など繰り出せば上杉殿に比叡山焼き討ちの
名文を与えるだけ。それでは西園寺殿の思う壺ではないのですかな?」
 山科「・・・・・・・・そっそれは・・」
 天海「それよりも貴殿は比叡山に何を求めておいでじゃ?
貴殿が西園寺殿に成り代わり武家伝奏・・あるいは上杉殿に取り入り
たいのか?あるいは本心から京を守りたいのか?」
 山科「・・・・・・・・・」
 天海「これだけ言っておく。山科殿・・」
694天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/12 21:16
「私はかって故あって総見院殿を打ち、そして不利を承知で
京の都を避けて戦におよび筑前に負けた。
 それは貴殿ら長袖人との約束を守るためでもなく時の帝を
守るためだけでもない。
 京の市井にすむ堺や大阪に暮らす名も無き民草の為そして
長き伝統の都を、朝廷の尊厳を守るため。
 西園寺は許せぬ。私が命を賭して守ろうとしたものを悉く
己が権勢欲の道具にしようとしておる。
貴殿が西園寺と同じ穴の狢かしかと返答いただこう。
我が策を明かすはそれからじゃ」
その相貌は凄まじい鬼気に溢れ山科が怯むほどであった。
695山科継純:03/10/12 21:19
【叡山】
(天海の言葉を制し、)
僧正様、麿は上杉の上洛を阻止する、ただこの一点に
心血を注ぎたき所存でおじゃる。京を兵火に巻き込むを避けたい
のじゃ。事ここに至れば、某の位階など塵芥に同じ。天下動乱を
憂うる者として、万が一の場合、聖上が御動座遊ばされた場合、貴殿ら
にお守りいただきたい、ただこればかりを頼みに来たのじゃ・・・。
上杉に取り入るなど、かようなことをおっしゃられるは誠に心外のきわみ。
696 ◆zAnbFVoD9M :03/10/12 21:27
>>691

松野  「・・・無理ですな!」
関白  「むべもないな。理由を聞きたい」
松野  「・・・何よりも気をつけていただきたいのは。宇喜多家領内での騒ぎを起こして
     おるのは浪人の集まりであって、それ以上でもそれ以下でもない、というところ
     でござる。宇喜多家家老、本多殿の話を聞きましたが。証拠についてはふれま
     せなんだ。つまり、限りなく灰色に近いが確定しておらぬということです」
関白  「まわりくどい・・・つまりは?」
松野  「お上が証拠もなく家臣を潰すことは自国の結束を弱めるだけだということです
     な。・・・であるからこそ大坂に三千もの兵を入れているにも関わらず放任して
     おるのです」
関白  「で?」
松野  「宇喜多公は自力で此度の騒ぎを終息させればよいかと。連枝衆に全権を委ね
     ることで結束と、血の強みを強調できましょう」
関白  「石田については?」
松野  「・・・我々が政を仕切るのに、何を持って政敵に塩を送る必要がありますか?」
関白  「・・・斬り捨てよと?」
松野  「これからの豊臣を導くは血でござる」

【密室で関白内会議終了、石河の案は却下されました(スマソ】
697天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/12 21:32
「ほう万が一のう。まあいいでしょう。まさか上杉殿に僧兵派遣も
朝廷への派遣も即答いたしかねる。
まあ某も貴殿にひとつだけ頼みがあってな。話はそれからじゃ。
実はさるお方を帝に拝謁賜り錦の御旗を賜りたいのよ。
当然武家ではないゆえ剣呑な話にはなるまい。そのお方に
景勝公への交渉に赴いていただき駄目な場合は上杉を朝敵として
豊臣家に具申し、西園寺は咎を追わせて内裏より追い払う
 まあ帝には一時大阪か奈良にでも動座いただかねばなるまいがの」
698山科継純:03/10/12 21:35
(つづき)
その人物とは?お答えによってはこちらにも考えがござる。
699天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/12 21:40
卑しくも先の帝正親町天皇の兄君にして比叡山焼き討ちの責任を
とられ天台座主を御退位された第166代天台座主様にございます。
 このお方との交渉で上杉が否と申せば、その上杉を呼び寄せた
西園寺殿を失脚にも追い込めますと愚考いたしましたが?
700 ◆zAnbFVoD9M :03/10/12 21:42
大坂城口を小西家と七手組に任せて布陣させます。
織田殿に兵を持っての入城の許可を与え、国許に戻ることを望みます
(兵を持って帰ってきてくれっつーことです)
関白の兵は微々たるもんなので本国より精兵五千を大将脇坂、副将塙として呼び出す
ことにします。近江路は敵領土←なので通らず北陸山陰を通って丹波より大坂へ出る路
をとります(遠回りですので間に合わないでしょうな)

兵糧、鉄砲と火薬なら城内にあるだろうし商人小西さんもいるしなんとかなるでしょ。
701山科継純:03/10/12 21:47
ほほう・・・。聖上の叔父上であらしゃる方を・・。
ただ、今の朝廷は西園寺が仕切っていますゆえ、たとい
帝の叔父上といわしゃっても、参内できますかどうか・・。
錦の御旗はまず、賜るのは難しいと愚考奉りますが・・・。
702天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/12 21:56
何も錦の旗を寄越せと参内するのではなく・・覚恕様と
天皇との御対面を取り計らっていただければ、
その場で状況の剣呑さを帝に直訴し、上杉の京都入りは
武装解除の上でとの御言葉を賜るだけでいい。
ようは兵力と景勝殿とを切り離せればいいのだからの。
何人も京には武装解除が不可欠との先例ができればいい。
 もし景勝殿が応じた場合はそれでよし、
否ならそれこそ西園寺殿の責任をとらせるだけよ。
上杉殿の上洛は西園寺殿の意向だからのう。
703山科継純:03/10/12 21:59
ふむふむ・・・。確かに武装さえ解けば某も
上杉上洛には異論は無い。いちかばちかやってみましょう。
されば、前の座主様に打診を貴殿に御願いしたいでおじゃる。
704天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/12 22:05
委細承知。京の為、朝廷の為なら危ない役目なれど
覚恕様も喜んで応じていただけよう。
 但し山科殿、覚恕様と今上帝との対面の儀は
お願いいたしますぞ。
705山科継純:03/10/12 22:10
>>704
委細承知。この世捨て人がわざわざ山を登ったかいが
ありましたでおじゃるよ。されば、一身を捨つる覚悟で
参内仕りましょうや。

706長曾我部盛親:03/10/12 22:12
【大坂城山里郭】

茶室で、関白と石河が密談しているのは、知らない盛親。

(さて、主馬の顔色でも見に行くか。)

盛親「よう、主馬。元気か。」
松野「(露骨に)宮内少様。執務中でござる。」
盛親「節句の日、こないな時間まで仕事か。ご苦労じゃな。(ぐび」
松野「(あきらめ風で)何の御用でござる。」
盛親「治部の兵はついたのか(ぐび」
松野「機密ゆえ。申すことはできません。」
盛親「今から、言うことは独り言じゃ。」
松野「…」
盛親「治部を敵にするなら、湖を押えねばならん。そう堅田か…」
松野「…」
盛親「堅田はなあ、叡山となにかと因縁があってのー」
松野「…それで。」
盛親「後はお主が考えい(苦笑 ただな・・・」
松野「ただ?」
盛親「ふ、石田を潰すか、労中のものにするかはお主次第かもな。」
707天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/12 22:32
【ついでに】
天海が平伏しながら御簾の向こうの上座の人物に向かい
 「恐れ多き事なれど覚恕様に危なき橋をお渡りいただく事
になります。千年の都を守るべく、朝廷と帝の尊厳と権威を護るべく
そして名も無き無辜の民草の無用の流血を避けるべく
その命を某にお貸しください。
但しこれより忠勤の者が今上帝の御聖断を賜るべく計らいます。
 御動きただくはそれから」
頷く御簾の影にある覚恕であった。
708山科継純:03/10/12 22:49
さて、天海僧正との会談を終えた山科は一路、京堀川小路の
別邸へ向かった。当然、参内の仕度をするためである。
衣服を改め、その翌日には宮中へ向かった。

【禁裏】
山科:「某は山科前大納言である。今より帝に拝謁賜りたし。お取次ぎ
   願いたい。」
衛士「山科様、実にお久しぶりにございます。されど、お上はご不例に
  遊ばされ、何人も本日は拝謁はお断りせよ、との仰せ。また後日に
  改められたく。」
山科「さては、西園寺殿の差し金か?」
衛士「滅相なことをおっしゃるものではござりませぬぞ。帝はご不例に
  あらせらるる、と事実を申したまで。」
山科「火急の用じゃ。何としても本日拝謁を願いたい!」
衛士「しつこい御仁じゃ。それ以上申さば、貴殿が大納言様といえども、
   一刀に切って捨てますぞ。これは主上の思し召しである!」
山科「ばかな。。。おそれおおくも主上の御名をそうやすやすと語るとは。
   されば、この文だけは主上に捧呈願いたい。それだけじゃ・・・。」

(悄然として山科は内裏の門前を後にした・・。)
709山科継純:03/10/12 23:00
参内かなわず、悄然と門前を後にした山科であったが、
ちょうど御所内では朝議の最中であった。衛士から山科の文を
受け取ったのは公卿、姉小路伸晃であった・・。
「山科殿・・・。」文を姉小路は開き、読むと、驚天動地とまではいかないが、
かなり驚きはした。
「恐れ多くも、先帝陛下の御兄弟、前天台座主様が都にお降りになられたく
とな・・・。」
 姉小路は朝議が終わった後、直ちに拝謁しようとしたが、西園寺に阻止
されてしまう。そこで、女房阿波の内侍を通じ、帝に奏聞されたし、と依頼
した。

(天台座主の文が主上に達しました。)
710小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/12 23:25
海路は早い。小西家の兵5000が大坂に到着した。
大坂城に入り、三の丸の警備に付く。

以上、用件のみ
711織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/12 23:36
>>700【大坂城】

了解しましたがひとつお願いの儀が。
関ヶ原の戦で改易され当家で蟄居されてるある方に復権の機会を与えたい。
一人は羽柴右近殿、もう一方はある大名の縁者達でござる。
では、早舟にて取って返ってきますぞ

【織田秀信、大坂城を出て海路で帰国】
岐阜の光寿は、有る日ふらりと屋敷を出た。いつも辻説法を行うために外出するので、怪しむものはなかった。
その数日後、美濃赤坂・上杉本陣に旅の僧が現れた。菅笠に僧衣、供2人に「南無阿弥陀仏」「厭離穢土欣求浄土」の旗を持たせている。
供は、三河から駆けつけた門徒・安藤重信と、岐阜の門徒恩善寺正玄である。
上杉兵「何者か?」
僧「拙僧は准門跡・法印権大僧都愚禿光寿と申すものにて、本願寺の住職を務めております。上杉中納言様にお会いしたい」
兵「うへぇ、本願寺さまでしたか、今すぐ取り次いでまいります」
景勝「ご門跡、美濃の織田家に逗留しているあなたが何故ここへ」
光寿「拙僧は戦乱の世を終わらせ、平和な世の中をつくることを信条としております。厭離穢土欣求浄土とはその意味・・
   聞けば、中納言様は上洛なさろうとして石田治部の許可を取るべく、ここで逗留されておるとか・・」
景勝「如何にも左様である。我が家は禁裏を守護するため罷りこしたのじゃ」
光寿「であるならば、何ゆえ美濃にて逗留なされておる、平穏な近江を脅かすより、伊勢より大和を抜けて京へ入り禁裏を安寧に
   保ち、民衆を保護いたさねばなりますまい。石田兵に上方を荒らされては遅い」
景勝「門跡はそう簡単に申されるがな、伊勢を通るには筒井の許可が必要じゃ」
光寿「その儀ならば安心されよ、拙僧が手助けをいたします。伊勢には高田専修寺という寺がございましてな・・
   ここの住職より筒井様にお話いたしましょう。専修寺は大きな寺ゆえ、しばらくの本陣としても使えますぞ。
   どうですか、上洛の前に伊勢へ赴き、勤皇の兵であることを明らかにされては・・」

【上杉様、ターン】
713石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/12 23:49
三成「ゴホン!。二人とももう良いであろう。」
新蔵とお君は三成の言葉に頬を赤らめながらうなずくしかなかった。
三成「新蔵。さすがにわしが認めた男じゃ!良くぞ此処まで兵を引き連れてきた」
新蔵「ははっ。」
三成「それでは大坂に向かうか。お主と馬を並べて色々と物語をしながら
   大坂へ向かいたい。」
三成が合流した石田軍は大坂へ向かいだしました。

大坂には翌日石田の軍勢2万が入る旨を早馬にて伝えております。
714石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/13 00:03
新蔵率いる石田の軍勢と合流した三成はそのまま馬を進め
大坂城かに入った。大手門にて軍を止め門番に伝えた。
三成「秀頼様への奉公のため大坂へ参り申した。」
石田の軍勢が大坂に向かっている事は勿論門番は知っている。
しかしながら開門の許可は命じられていない。
三成の申し出に門番は石河の元へ行き、三成が開門を要請している旨を告げた。

石河殿ターン
715石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/13 00:07
石河 これはこれは石田様。関白殿下の許可をいただきますゆえ、しばしお待ちを。
【関白殿下に開門許可を願い出ます】
716上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/13 00:19
>712
景勝「門跡、申し出はまことにありがたいが、余は何も疚しいことなどしておらん。
    むしろ、近江を避け、伊勢などに参るほうがよっぽど天下に異心ありと喧伝するようなものじゃ。
   申し訳ないが、余はこの地から動く気はない」

(ちなみに上杉の移動速度の関係から誤解されてますが、石田の動きと勘案するとほとんど赤坂で待ちぼうけを食っていることでないとお分かりいただけるとおもいます。
 
717院 ◆hnohUcpUS. :03/10/13 00:27
【禁裏】
阿波内侍より山科の文を受け取り、院は読んだ。
「何?覚恕様がご出来(しゅつらい)と?ほほう・・。どこの
覚恕様が御下り遊ばされるのか・・。遷化された僧正が生き返られるとは
聞いたこともない。どこの偽坊主が装うのか知れぬが、会うのも一興か。
されば、文を山へ送ろうぞ。」

比叡山に書状。
山よりわざわざ猊下のご出来を賜るは、まことに光栄の至り。
当日はひさびさにお目にかかれることを深く喜びといたしたく。
                         御名御璽
(天海殿、たーんきぼん)
718天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/13 07:57
大変失礼おば・・現役168世天台座主 最胤法親王 様です。
大変失礼いたしました。
 覚恕様じゃなく尊朝様の勘違いですた(どっちにしても死んでますたが)
ごめんなさい。m(−ー)m読み替えてくだされ。
719小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/13 19:30
小西兵8000。大坂城三の丸に5000を割り当て警備。

豊臣の兵一万はいつ揃うんだ? もういいんでないのか?
720上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/13 19:31
>678
この使者が美濃に戻る

景勝「なんとありがたいお言葉、、、上杉は永遠に加賀関白さまに忠誠を誓う、、、」
使者「殊勝なお心がけ。関白殿下にしかとお伝えもうそう」
景勝「ははーーー」
使者「ほかに何か?」
景勝「実はですな、近衛大将に推挙していただけるという話が公卿から参っておって、、、、(小声)お認めいただけんか?」
使者「伝えること約束いたそう」
景勝「余は乱を求めて上洛したのではありません。こうして美濃にとどまっておるのも石田殿との争いを避けたいがため。
    諸事を平穏にこなした暁には、かならず大坂に参り、殿下にわが家臣一同拝謁するつもりでございます」
使者「うむ。伝える」

(関白さま、ありがと^^。石田さーん、早く返事くれないと、こっちも流れ無視するぜーーー!?)
721石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/13 20:34
【石河】
豊臣家の精兵10000、遂に城内に全てを収納しました。
書くのと探すのが面倒なので、大名名ははぶきますが(w

全員の名簿を付け、なおかつ複数の者に確認させた間違いのない連中です。
関白殿下、半数の指揮をお願いいたします。
残る半数は、不肖石河が指揮を取ります。
城内の兵
七手組の兵   2000
直臣選りすぐり 10000
小西兵      8000
その他、大坂には豊臣がすぐに動員できる兵が一万ほどはいるものと思われます。

【城内では石田殿が何をするのか、話題となっております】
石田の兵には、母衣衆出身が多かったりするので、戦いたくないものです。
722天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/13 21:59
168世天台座主 最胤法親王姉小路よりの連絡を受けて
ついに禁裏へと向かう。
「天よ、歴代の天皇ならびに天台座主よわれに力を与えたまえ」
点在座主さま御一行が禁裏へと向かいました。
 その行列はしばらくして御所の門前に到着した。
「開門願う。卑しくも比叡山より天台座主自らの御出座なるぞ、
帝へのお目通りを願う開門せられたしーっ」
 【ターンします。今さま】
 
723院 ◆hnohUcpUS. :03/10/13 22:30
【禁裏】
門番、座主一行の行列を見てしばし呆然。
「ははーっ。ただいまお取次ぎ奉りまする。」

「ただいま、比叡山より天台座主、最胤法親王猊下がお成りあそばされ
ました。」

院:苦しゅうない。直ちに御休所に案内せよ。
 「ははっ。かしこまりました。」

禁裏の門が開き、座主一行は御所に入り、いったん休息を取った。
724天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/13 23:03
座主はしばし黙想していた。禁裏にこうして赴くのも
「これが最後になるやも知れぬ」
だが後悔も躊躇もない”命を賭けて戦場に赴くのは武士だけではない”
今はただ帝よりの拝謁の時を待つのみ。
 しばし時が過ぎた・・・「座主様、帝より拝謁の許可が下りました。」
黙ってうなずく座主。
 胸の鼓動は否でも高まる・・とうとう来たか。
立ち上がり拝謁の場に向かう。
 【今さん。ターンしまつ】
725今 ◆hnohUcpUS. :03/10/13 23:20
【つづき】
暫し時を置き、院が御簾の向こうの御座所に姿を現した。
「猊下のご尊顔を拝すことができ、まことに欣快の至りにございます。
本日はわざわざ比叡山よりご足労を煩わせ、慙愧に堪えませぬ。さて、
ときに、猊下の御名をお尋ね奉りたき所存でありまするが、いかがで
あらしゃらるかの?某の覚えが間違っていなければ、覚恕法親王様は
かなり昔に遷化遊ばされたと思いますが・・。」

【猊下。たーんですぞ。】
726天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/13 23:30
恐れ多き事なれど、ここに覚恕法親王様の最後の遺言を
持参おばいたしました。すなわち我が意思は亡き覚恕法親王様
の御意志でもあり申す。
 そう心得られて我が言葉お受け取りたまわりませ。
727 ◆zAnbFVoD9M :03/10/13 23:48
>>706
いきなり城の面前にこられてしまいましたが、なにかw?
仕方ないので・・・
松野  「坊主に政をさせるとろくなことになりませんからな。南蛮でも宗教のもとに
     戦をやっておるとか。いやいやおそろしい・・・」
盛親  「・・・」
松野  「袈裟を頼みに生きていくが坊主の本来の姿、無駄に力を与える元をやり
     たくはないですな・・・これもひとりごとでござる」
>>711
関白  「その者の出自にも拠るが・・・働きによっては恩赦も復帰も考えよう」
>>715 >>721
関白  「いきなりこれだけの大兵力を豊家に知らせもせず自国で集め、殿下の面前
     に無断に押しかけ開門を迫る。で?」
石河  「・・・どうなさいますか?」
関白  「摂津守に鉄砲の準備をさせよ」
石河  「!!」
関白  「此度の行動は明らかな反逆だ。殺されて当たり前だろう?(・∀・)ニヤニヤ」
石河  「せめて理由を聞かれては・・・」
関白  「兵力は互角。城の中に入れれば勝ちは薄いぞ」
石河  「戦をしにきたとは考え難いのですが・・・」
関白  「・・・はっきり言うぞ。豊臣宗家は例外を認めるわけにはいかん。鬼になれ」
石河  「・・・」
関白  「兵は松野が指揮をとる」
>>720
関白  「・・・近衛?朝廷でも担ぐつもりか・・・わしの弟だけでは足らんのか?まぁい
     い、認めるといっておけ」
松野  「随分会津殿には甘いですな・・・」
関白  「だからこそ我らは強気でいられる。そうだな、主馬」



728院 ◆hnohUcpUS. :03/10/13 23:56
>>726
されば、外に聞こえては不味いこともあろう。ささ、
この御簾の内においで下さりませ。他の者は下がってよい。
では、その御遺言を、とくと拝聴いたしましょうぞ。

【今日はこれで落ちます。スミマセン。】
729天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/13 23:57
 「『禁裏を叡山とするなかれ』
この御遺言に従い、あえて我が意思ではなく覚恕様の御意志として
報じ奉ります。
 かつて我ら比叡山は武門の戦事に大きく関わり焼き討ちの悲劇に
遭い申した。是すなわち叡山が本道と大きく外れたがゆえ」
 「叡山の本道ですと?」
頷き天台座主は続ける。
「公家や僧侶が特定の武家に肩入れするは致し方のない事、なれど
朝廷や比叡山は違いまする。これらは武門の諍い天下の騒乱とは
超然として関わることなく武家の仲裁、天下の平穏にのみ立場を
鮮明にすべきです。我らは特定の武家総見院様を敵としてしまったが
故に焼き討ちの悲劇に見舞われ申した。
今の内裏はかつての叡山と同じく特定の武家に肩入れし他を廃そうと
言う動きあるようにみえまする、が、それはなりませぬ。
 武家を侮ってはなりませぬ、後鳥羽院、後醍醐院の先例を忘れては
なりませぬ」
730天海 ◆jAxpXUZwVc :03/10/14 00:22
 御簾の中で話は続く。
 「それは覚恕様のお言葉と思し召されよ。それに愚僧の見たところ
天下はまだまだ乱れ申す。
 上杉殿との拝謁や官位については何も申しませぬ。が京に大軍を持って
入ってこられる事断じて阻止しなくてはなりませぬ。そのような先例を
認めては今後の騒乱に都や朝廷が巻き込まれ危険に晒される事にも
なり申さぬ。
 ここはひとつ断固足る態度で上杉殿に京に入るには武装解除し
寡兵を持って入られるよう勧告しておくべきかと。
 そして何人も入京には過大な兵力を持たぬような慣例を定める
べきかと愚考いたしまする。 」
 「何人たりとも?」
 「そう何人たりとも、できうれば例え秀頼君や秀秋殿であろうとも
例外を認めずにが理想的ですが」
  【でぱ漏れも今夜は寝まつ。】
731小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/14 01:31
>>727
【城門にて】
小西 「その関白殿下の命令はまことにその内容であるのか」
石河 「間違いない」
小西 「今一度、殿下に確認をお願いいたす」
石河 「そなたが確認いたせ」
小西 「うむ、そういたす。石田殿には、一度石田家の大坂屋敷にお戻りいただけるものか頼んでみる」

【城門前にて】
小西家使者 「一度、お屋敷に戻られてはいかがにございましょうや。小西の言葉ございます」
石田 「・・・・・この石田を入れぬというのか・・・・」
使者 「摂津守様が関白殿下に入城許可を今一度願っております」
石田 「・・・・」(石田殿、続きを・・・)

【二の丸関白屋敷にて】
小西 「関白殿下、石田殿に鉄砲を打ち込めとはまことにございましょうか」
関白 「そのように命じたがなにか」
小西 「兵を城外に留めたまま石田殿のみ入城を許し、話し合われてはいかがかと」
関白 「・・・・」(関白殿下、後をお願いいたします)
732上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/14 11:56
【岐阜城下】

田舎侍「米を集めよ」
商 人「へえ」

【伊勢の町】

田舎侍「米を集めよ」
商 人「へえ」

【越後・新潟津】

田舎侍「米を海路で運べ。米俵をな」
船 頭「へい」

【会津】

田舎侍「米俵を東海道経由で運べ」
足 軽「御意」
田舎侍「米俵を中仙道経由で運べ」
足 軽「承知」

【羽前金山】

獄 長「もっと掘れー」
囚 人「あい」
獄 吏「獄長、なくなりやすぜ」
獄 長「無くなる位掘っておけという命令ぢゃ」

※補給路がたくさん整備されているおかげで補給の心配は情勢に変化がないうちは大丈夫なようです。
  交通の要衝に居座るというのはなんと楽なんでしょう。石田殿、早く返事を!勝手に通るよ(ニヤリ
733上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/14 12:28
本願寺に密書
「上方情勢がこれほど混沌としてるとは思いませんでした。帝への忠節を願う我ら田舎侍の赤心が上方の思惑で利用される可能性が出てきております。
 前回お話いただいた伊勢路を往路で使うわけにはいきませんが、危急の事態が発生した時に備え、復路で手引きをお願いするやもしれません。
 そのようなことがないことを願っておりますが、なにとぞよろしくお願いいたしまする。    上杉花押」
『相場瓦版』
今日の米市場、前場の商いは、上杉石田両軍の
激突は避けられぬとの見方から引き続き上昇。米一俵に対し
銀75匁400と年初来高値を更新。先物もこれに釣られて上昇。
735岩見重太郎:03/10/14 21:56
今日も疲れたよ。
736長曾我部盛親:03/10/14 22:15
>>727
確かにもうきちゃいましたな(苦笑
【大坂城】

盛親は、西の丸から城表を眺める。大一大万大吉の旗・旗・旗。
(ん、あの旗は…)先手の中に、三つ割剣花菱の旗…
(あれは、蘇我赤兄の子孫を称する者が良く使う紋…土佐者でもおるのか、石田家には…)

盛親は関白秀秋と小西摂津に書状を託した。

関白殿下宛
石治少、義を信じる者の由。あえて、使者が通るのをお許し願いたい。

小西摂津宛
石田家先手の三つ割剣花菱の紋を旗にする者へ、以下の書及び酒瓶をお渡し願いたい。

以下の文は土佐弁で書かれてるきにw

石田家先手の将に物申す。
治部少に、酒を手渡す。どれを飲みほすか。主人に伝えよ。
酒瓶は四つ…。
どの酒瓶にも下手な絵が記されていた…
一つは、鎌。もう一つは片喰。そして後二つは桐と星であった…
737石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/14 22:48
>>736。ほう。どの酒を選ぶか答えよと申すのか?
三成はめんどくさいために、全ての酒を飲むと申せと伝えました。
738石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/14 22:54
盛親のなぞかけの酒樽を三成は大坂城の城門で飲んでいた。
少々酔いが回ったのかもしれない。

三成「何時まで城門を空けないつもりか!」
言葉があらくなっている。門番に今すぐに空けよと
催促をしている。
739石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/14 23:00
かたくなに門を開けようとしない門番に対して
三成は言った。

三成「このわしを前にしてその様に城門を閉ざし、空けようともしない
   堂々とした態度。あっぱれなり!」

三成は城門に対して、金子を与えた。

門番「そ、それは」
三成「よい。とれ」
門番「しかし。。。。」
三成「わしがお主に渡すものは豊家より拝領したものと思え」
門番「・・・・ははぁ」
740院 ◆hnohUcpUS. :03/10/14 23:03
>>730
「さよう。朝廷は一視同仁の精神で今日まで連綿と続いてきた。
肩入れすれば、古くは後白河院の源義仲、後鳥羽院、後醍醐院、と
必ずしもよき結果を伴ってはおらん。京に軍を入れれば暴行掠奪等、
市井の民に災厄が降りかかる恐れなしとせず。
 しかし、今般玉座を以て胸壁と為し、詔勅を以て弾丸に代えんとする
不穏の輩あり。そのものを一掃し、都に安寧を齎すが某の役割。
 となれば、答えはおのずとでておりましょうぞ、猊下・・・。

【座主様、たーんじゃ】
741石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/14 23:05
三成の偉さとでも申すべきか、関が原の役でもそうであった。
私欲などは全くない。これだけは事実であろう。
門番に金子を与えても、門番に開門を命じる事はなかった。
床机にすわり、ひたすらに城内からの使者を待っていた。よほどの
覚悟があるのであろうか。床机に腰をすえ、腕を組み静かに目を閉じたまま。。。
門が開かないのにどのようにして門番に金子を与えたのであろうか
743石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/14 23:16
***妄想中***
目を瞑り沈黙をまもっ手いる三成。
彼が考えれいることは何であろう?後世の歴史学者の
一人がある書物を見つけた。真偽の程は如何にも。

布団に大の字で寝ている。
綺麗な女子が数人で三成に口奉仕をしておる。


短い書物であるが三成が大坂の城門にて妄想していたと言う
書物である事は間違いないという書物の一節である。
744長曾我部盛親:03/10/14 23:22
【大坂城 西の丸】

城門でのことを茶坊主ともは雀のように語る…
坊主「宮内少様。治部は全て飲んだようでございます。うひひ。賭けは私のものですな。」
盛親「ほうか。大判くれてやる。下がれ!」
茶坊主は、飲んだくれの若者の怒気を感じ場を去る。
(治部め…よほど、余命に自信が無いと見える…)

(城門にいるのか。治部め。彼奴の顔でもみにいくか…)
745小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/14 23:32
【小西行長】
小西は石田の姿を見て苦悩していた。
開門はできない。ここで石田の為に開門を許せば、豊臣の威信、豊臣家の規律は崩壊してしまう。
奉行派、官僚派の小西としては、それはどうしてもできない選択であった。
若き日々を思い出す。一刻ほども石田を見つめ続ける小西の目に、光るものが・・・。
小西は何事かを命じた。「・・・・・・・・・」

ギギ・ギ・ギィーーーーー
大坂城の門が開いた。

小西「執権の石田殿のお見受けいたす。小西摂津守、関白殿下の命令に逆らう不届き者を捕縛いたした」
黒く巨大な城門から出てきたのは、後ろ手に縛られた小西その人であった。
小西「ほれ、さっさと関白殿下のもとにワシを引っ立てい」
石田「・・・・」
小西「当家の兵5000には、執権に従うようにと命じておいた。この首、関白の前で刎ねるがよい」
石田「・・・・」
小西「ほう、そこにおるは長宗我部殿。丁度よい。貴公、石田殿とともにこの罪人を本丸に連れて行けw」
長宗我部「・・・」
小西「二の丸内の兵3000にも執権に従うよう命じておいた」
石田「済まぬな・・・」
小西「城内にて28000の兵がおれば、関白殿下も会わぬわけにも行くまい」
746小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/14 23:36
石田殿とお見受けいたす  だな(w 見せ場なのに・・・・
747石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/14 23:44
城門が開く音がして妄想から目が覚めた。

三成「!!!!!」
小西の心配りが直ぐに三成にも感じる事は出来た。
しかし、三成は小西の思惑とは全く違う方向に物事を運び出した。
三成「これはおかしな物言いをなされますな小西殿」
周りにざわめきが起こる。
三成「小西殿にどのような不届きな事が会ったのであろうか?
   万が一小西殿に不届きな事があるのであればこの三成
   腹を裂き切り、上様ならびに豊臣家の面々にお詫びいたそう」
三成は小西の元へ歩いていき、脇差しを抜き小西の縄を切った。

三成「大げさな。。。」
小西「苦笑」
三成「門を空けていただきかたじけない」
小西「佐吉こそ無茶を」
748長曾我部盛親:03/10/14 23:45
>>745
【大坂城】
(摂津守も律儀なことよ…)

盛親「ふ、摂津お主も律儀よ。いや・・・」
小西「これが、デウスの教えよ。」
盛親「ふん。あえて容赦はせん。直接本丸に引っ立てる!」
小西「…ふ。」
盛親「治部少。案内するが、覚悟しろよ。」
石田「ほう…土佐の若も育ちましたな…」
(眼が澄みすぎている…)
盛親「おぬしら、どけい!上様及び殿下にお目にかかる。」

【罪人らしき人と、執権を本丸に案内。あ、執権は一人です。】
【では、石田殿と関白殿下にターンw(最大の見者。頑張ってや)】
749岩見重太郎:03/10/14 23:53
俺のターンは?
750長曾我部盛親:03/10/15 00:00
>>749
関東でのネタを解決してからだな。
751石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/15 02:00
石河は小西と別れ、急ぎ本丸に走った。

石河 関白様、執権公入城。
関白 小西はいかがした。あれが手引きいたしたか。
石河 マクマホン並みの脚本にございます。
関白 わからんことを。事実として石田が入城したのだな。
石河 はい。そして小西殿の兵により二の丸に入るのも時間の問題かと。
関白 そなたはどちらにつくのだ。
石河 秀頼様以外に主はおりませぬ。
関白 ふ、皮肉か。関白は帝の代人ぞ。
石河 秀頼様を討てと主上より勅が下ろうと動きませぬが、秀頼様の命なればどなたにも刃向けます。
関白 この関白や石田にもか。
石河 秀頼様はそのような命を出しませぬ。考えたこともないことです。
関白 ふふふ、そなた、この関白を前によく言う。
石河 真の敵は石田殿ではありますまい。
関白 良い。そなた、秀頼殿の味方の関白の命はきくのであろう。
石河 勿論のことにございます。
関白 ならば控えておれ。城内で合戦となるや知れぬぞ。
石河 御意。
【石河、関白殿下のもとに参じました。】
752岩見重太郎:03/10/15 06:03
おはよう
753天海:03/10/15 19:35
おわかり頂けましたか。これで愚僧の肩の荷もおりました。そうと決まれば早速にも帝の御親筆にて勅命を賜り勅使を上杉に派遣するがよろしいかと。 (後はお願いします。今殿、漏れは当分アク禁の模様でつ)
754岩見重太郎:03/10/15 21:59
ただいま
>>733
本願寺光寿、美濃恩善寺にて上杉の密書に返書
「承りました。
伊勢路を使用することあらば、いつでも専修寺に連絡して手配をいたします。
尚、拙僧は従二位相当の准門跡權大僧都でありまするゆえ、朝廷工作などの際の手引きも致します
とにかく、無益な殺生を避け天下を安穏に導くことが拙僧の願いでございます。南無阿弥陀仏」
【安藤重信が返書を持って上杉陣中へ向かいました】
756院 ◆hnohUcpUS. :03/10/15 23:53
【禁裏】
天台座主最胤法親王との会談は終わった。
院は座主に対し、膳をすすめ、その晩は夜更けまで飲み明かしたそうである。
翌朝、座主を院は見送られ、一行は比叡山へ戻っていった。


院:さてと、もう一仕事残っておった。
  近衛中将に勅諚をだな、出さねばなるまい。

勅諚 今般洛中の警護は衛士官人を以て十分なる見通しが立ち候ひし間、
   貴殿入京の際は兵馬を伴わぬよう、格別の高配を賜りたく。
                          (御名)

  上杉近衛中将に賜える歌
  
  しがの海 堅田の石の 堅ければ
   上つささ波 しずめけるかも

(早馬で院の勅旨が上杉殿あてに送られた)   
757院 ◆hnohUcpUS. :03/10/16 00:00
【禁裏】

人事異動

 正四位上 大納言 藤原朝臣西園寺実純
 
 上記ノ者官職ヲ解官シ当分ノ間謹慎ヲ命ス

【朝廷内の親西園寺派の公家を締め出しました。彼岸の政変と世に言われる】
758 ◆zAnbFVoD9M :03/10/16 15:06
・・・やっぱりこうなったか。小西さん入った時点でこうなることは
わかってただろと自分をバンジージャンプさせたい気分w
えーと困ったな・・・

関白  「・・・さぁわしはまな板の鯉だ。官軍と我らに忠義を誓った筈の摂津が
     門を開いた。城の頼みのない今五千対三万余では話にならんな」
松野  「門番の人選などを怠ったつけが参りましたな」
関白  「ほざいてる場合か。会津は未だ美濃だぞ。今わしが治部の罪を唱えて
     も乱心と言われて斬られる危険がある。・・・石河の話を聞いたか。秀頼
     様にとって優位になるなら七手衆もあっさりわしを見捨てかねん」
松野  「なれど・・・」
関白  「・・・そうよ、義は我らのほうにある。豊家に無断で兵を興し大坂を占拠
     関東にも兵を向かわせわしらに何を求めんとするか。・・・なんであろうと
     も認めるものか。さすれば会津が黙らぬ筈。・・・毛利も動くに違いない。
      そうなれば治部も下手をうてぬ筈。・・・この際摂津とともに腹を召させる
     つもりであたらねば」
松野  「・・・死ぬ時はお供仕る」
関白  「一応畳の上ぞ。天下一の城の中で討たれるも一興」
・・・夜来れないかもしれんのでこんな半端な時間に失礼。
759岩見重太郎:03/10/16 22:10
ただいま
760大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/16 22:21
しばらく来れないでいたら、変な展開になってる…。
えーと、つまり大谷は未だ大坂城に入れていないってことっすね。
う〜ん、サボったツケがここできたか(w

【大谷屋敷】
石田・小西の両名が大坂入城を果たしたと伝え聞く。
吉継は一人思索に耽り、思いを巡らせる。

湯浅「良く、関白が入れる気になりましたな」
吉継「五助、伝聞でそう思うか?」
湯浅「まあ…兵力でものを言わせたようにも見受けられますが」
吉継「大兵力を城内に駐屯させるわけにもいくまい」
湯浅「どうしましょうか?」
吉継「大坂も太閤殿下の忘れ形見。佐吉も強硬策はとるまい。
   大坂近くに野営の陣を作れ。酒もたっぷり用意してな。
   私は城に赴いて、此度の真意を図ってくる」
湯浅「は。すぐに」
吉継「今日は喋り過ぎた…ゲホ」

【石田、小西両家に書状】
遠路ご苦労。兵達も疲れておるだろうから、ささやかな酒宴を催してみたらどうか。
当家は領国の不安もあり兵を出せないゆえ、今回の酒宴費用を負担するということで
せめてもの慰めとしたい。
ただ豊家の居城で騒がせるわけにもいかぬので、近くに陣を張りそこで酒宴を行おうと思う。
湯浅五助がその準備を進めているので、一段落したらそちらに兵を向けて貰いたい。
私達はその後大坂城内にて積もる話をしよう。

返答宜しくお願いします。
761長曾我部盛親:03/10/16 23:02
【大坂城千畳敷】

関白主従が待つ部屋へ、進む。

盛親「殿下。城門を勝手に開けた摂津及び、治部少を連行してまいりました。」
松野「(小声で)宮内少…貴様。」
盛親は松野を睨んだ。
盛親「(小声で)ダマットレ。手前は、次の間に控えます。失礼。(主馬来い)」

強引に松野を連れ出し次の間へ。
盛親「何を慌てている。」
松野「何を?治部と摂津の手勢がどれだけいる。城内で暴れられたら当方滅亡よ。」
盛親「道灌か…。まあいい。千畳敷で生臭い事を考えるなよ。」
松野「我が主は殿下じゃ。」
盛親「おぬしの目は節穴か。殿下と治部の顔色の差に気づかんとはな。」
松野「何だと…」
盛親「治部の顔色は尋常ではない…少なくとも殿下より先に逝くな。」
松野「…」
盛親「堅物な治部が歌舞伎をしているとワシは見る。主馬もどれ…」
松野「宮内少殿。某を殿下から引き離すのではないのか。」
盛親「何を無粋なことを。天下を舞台とした興行舞。見なきゃ阿呆よ。」
松野「客をなさるのも大概になされ。」
盛親「飛び込みは阿国の舞台でもある。そういうことじゃ。」

そのころ、本丸では関白秀秋と石田三成との話し合いが始まる…

【と、いうことで。松野と盛親は会見場に同席させていただきます。】



762石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/16 23:36
盛親に案内され三成は行長と共に関白秀秋のいる部屋へ案内された。

秀秋の居る部屋に入ると、三成は軽く会釈をし、じーっと秀秋を見つめた。
関が原の頃から2年余り、暫く見ない間に秀秋の威風堂々とした姿に
感心すると共に心の中に安堵の思いがたちこめた。
秀秋が人払いをして、三成に上座を譲ろうとしてきたが、三成は
慇懃に断り、秀秋にそのまま上座に座るようにいいながら自らは秀秋の
下座に座った。

三成「お久しゅう御座ります。関白殿下」
秀秋は三成の思いもしない態度に言葉が出ない。
三成「ご立派になられましたな」
秀秋「!!!」
三成「誠にご立派になられた。亡き太閤殿下にそのご雄姿をお見せしたいものであります」
秀秋「治部殿。。。」初めて秀秋が言葉を話した。「此度の挙兵はいかなる事か?」
少しこわごわと三成に尋ねた」
三成「はっははーーー」大きな笑い声を上げながら小西のほうを向いた。
小西は驚きながら三成の方を向いて声が出ない。
三成「有事の際の演習に御座ります。大坂に異変あればすぐさまどれほどの
   兵を大坂に短期間で集めれるかとの」

763石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/16 23:37
前日にさかのぼる。

石河の兵1500が米を守りつつ淀川を下り大坂入りを果たす。
途中の京、そして大坂で米を放出し、米価急騰を食い止め、京・大坂の民からは石河大明神と喜ばれた。
石河の兵を率いるは石河貞政。
764石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/16 23:49
>>762続き
三成「殿下。近江の国は便利で御座りましょう。大坂にも近くこのように
   直ぐにでも大坂に兵を入れることが出来まする」
秀秋「誠に。」
三成「此度の演習はこの三成最後の豊臣家への御奉公と思いくだされ」

秀秋、行長「!!!!!」三成の言葉に2人は驚いた。

三成「太閤殿下より拝領いたした近江の国。全て豊臣家にお返しした
   しましょう。」
秀秋「な・なんと!」
三成「豊臣の天下が続く限り近江の国は天領として下さりませ。」
765石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/16 23:50
石河兵と貞政(秀頼の側近なのですが、信濃にて領内統治をしとりました)は、宇喜多屋敷にて宇喜多殿を訪ねる。
入城するのなら同行をと頼んだ。
766院 ◆hnohUcpUS. :03/10/16 23:51
【洛北・大覚寺】

(西園寺よ、相すまぬ。しばしの試練と思え・・・。)
宮中から西園寺派を一掃した院であったが、それは、西園寺の専横を
快しとしない公家の圧力と、そして何よりも天台座主・最胤法親王の
一身を賭けた説得に、院が根負けしたからである。座主の姿はまるで
阿修羅のようであり、鬼気迫っていたと伝わっている。

 院は静養のため、猶子の徳宮種仁王を伴い、洛北大覚寺を訪れていた。
767長曾我部盛親:03/10/16 23:53
>>764

皮肉な笑みを浮かべつつ。

治部少殿。家臣郎党はどうなさるおつもりじゃ。
此度の出兵以前に、貴殿の家臣がいろいろと申しておったぞ。
貴殿の荒くれ家臣どうなさるんじゃ。

768石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/17 00:03
三成「関白殿下。最後のお願いが御座ります。」

三成の言葉に驚きながら秀秋はただうなずくしかなかった。

三成「本日にて豊家の奉行職を辞職させて頂きます。これよりは
   ゆるりと茶でも立てながら静かに暮らしていきとう御座ります」
秀秋「な。なんと。治部殿の申される事全てこの場にて余の一存では
   決める事など出来ぬ!」
三成「某と殿下の間で話が出来れば後は誰の承認が必要でしょうか」
秀秋「・・・・・」
三成「おか・かり・・・・い・・た・だ・・グブ!」三成は突然うずくまり
口より血を吐いた。

秀秋と行長が慌てて近寄り三成を行長が抱きかかえた。
行長「さきちーーーー!」
秀秋「治部殿ーーーー!」
三成「ふふっ。面目ない。このように病に冒されておる。」
行長に抱きかかえられながら静かに三成は言葉を口にした。
769石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/17 00:08
3人の居る部屋の襖が突然開いた!
秀秋「だれじゃ!人払いを命じておるであろう!」
秀秋が振り向くとそこには宇喜多秀家が立ちすくんでいた。
770石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/17 03:03
怜悧な目で石田が倒れるその様を見つめる男がいた。石河貞政その人である。
すでに石田の先のないことを見て取り、また、関白の白き顔からもある一つの未来を見ていた。
過去、この男の犯した計算違いは、徳川が敗北したという一点のみであった。
もちろん、早期に石田方に乗り換え、貞清の働きの甲斐あって加増の栄に浴してはいた。
先見、いや、見事な変わり身というものである。
流石に後世、子孫がバグ退散の電脳お守りを配布するほどの男といえよう。
宇喜多殿で正解であったかな(ニヤリ

騒ぎをよそに、本丸の奥御殿に迷わずに進む。秀頼側近ゆえの行動である。
石河家のもう一人の柱、馬廻り組頭の光元と、ある人物の部屋で落ち合う。

貞政 遅れました。いろいろと信じられぬ展開でありましたゆえ。
光元 待っておったぞ。紹介するまでもないが我が室の父君、浅井長房様よ。
貞政 ご無沙汰いたしております。
浅井 久方ぶりよ。そなた、今回の騒動でかなり儲けたようじゃな。
貞政 はは、僅かばかりにございます。さて、どうもおかしな雲行きで。
浅井 ふ、木偶どもが太閤の築いた城で踊っておるわ。
光元 秀頼様と御袋様の豊臣家であるということ、あの者ども、忘れておるかの振る舞い。
浅井 焦るでないぞ。ゆるりとな、ゆるりとでよい。秀頼殿の世になるまで時はある。
貞政 まずは宇喜多殿を立てて関白を・・・。その後ですな。
浅井 天下は織田の血のものよ。木下ごとき下賎の出に、任せるつもりはないわ。
光元 では、しばし踊り見物といたしますか。
浅井 どのような踊りを舞ったとて、天下は秀頼殿のものよ、くくくくく。演者は入れ替わりはするがのう。
【関白であっさりまとまりそうなので、将来の秀頼右派を作ってみました。当分は何もしませんけど】
大阪城外玉造岡山町・松平藩邸

一同「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」
秀康改め浄光「読経も慣れてきたな」
尾上刀舟「殿・・一大事でござる。石田治部が大坂城内で倒れたと言う風説が町に流布しておりまする」
浄光「そうか・・ま、どのみち我らには関係有るまい・・所詮風説じゃ・・わしらは念仏を唱えるばかりじゃ・・南無阿弥陀仏」
尾上「拙者も冥府魔道に生きるものなれば、今更何をかいわんやというところですな・・南無阿弥陀仏。
    ところで出奔した門跡さまから手紙が来ております。くれぐれも自重せよとのこと」
浄光「わかった。わしも余りからだがよくないから、石田の後を追うかも知れぬな・・精精後世を頼んでおいてくれ」
尾上「使いの者に伝えておきます」

【松平家では相変わらず念仏三昧です】
772大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/17 06:57
何も知らない大谷刑部、大坂へ登城。
石河殿を呼び、入城の許可を申請します。

吉継「石田治部が既に入城しておるとのこと。
   先の佐竹、松平の調査も済んでおらぬゆえ、合議したく参上致した。
   某の入城、許可して頂けますか?」
773小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/17 10:23
大谷様へ
城門を確保しているのは、石田様であるものと思われます。
(不透明な状況下で入城していますので、大軍を擁している石田様が手当てしているものと)
本丸までは石田様の招きに応じている大谷様は入城可であるものと思います。
本丸も表御殿までは同様であるものと。でありますので、どうぞ千畳敷までお進み下さい。
774織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/17 20:56
船に乗り込もうとする秀信。八千の軍兵を連れ尾張より海路で大坂城へ向かおうとしていた。
しかし悲しいことにそれは、果たせなかった。
「パララっ!パラララ!!」
乾いた音とともに体に焼けるような痛みを感じた。口が血が溢れる。
「殿っ!!殿ー!!」
家臣が近寄ってくるが目がかすみ始めてきた。
秀信「ごふっ上様を‥‥うぇっ・・・」
もう一度大量に血を吐いた秀信はもう二度と言葉を発しなかった。

織田秀信没 行年22
凶刃に倒れた織田家は越前7万石へ減封となる。
775織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/17 20:57
【尾張清洲城】
秀信「はっ!?夢か……船はまずいな、船は…」
翌日、早々と秀信は大坂へ向かい出発した。

【織田秀信、六千の兵を連れ陸路で大坂へ向かう。留守居として堀・百々・長尾らを残す】
776石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/17 22:29
石河貞政より織田秀信様あて書状
本文のみ要約
『織田家の血筋の天下のために助けてちょ』

石河一宗より上野・岩見殿あて書状
本文のみ要約
『敵は真田殿に非ず。和を講じ、宇喜多様の為にその怒りを胸に収めていただきたい。
豊臣の家を脅かすは真田殿ではなく、北の熊とお考えを。真田殿とは宥和に益也』
(対上杉包囲網参加の要請とお考えをw)
777上杉:03/10/17 23:09
ゆるさん
778
779岩見重太郎:03/10/17 23:47
荒らすな
780無名武将@お腹せっぷく:03/10/18 17:45
関白まだーー?
781無名武将@お腹せっぷく:03/10/18 19:33
ミュージックハウス札幌中央店歌い放題サンジュップン76円
782無名武将@お腹せっぷく:03/10/18 20:00
誤爆すまぬ
783 ◆zAnbFVoD9M :03/10/18 20:22
>>76
宇喜多さん待ちなんやけど・・・
さぁ〜て、どうすんべ。

関白  「治部少輔、そなたが倒れたからといって一族や家臣が皆死に絶える
     わけでもあるまい。兄にでも家督を譲り隠居するが妥当・・・」
三成  「はは・・・」
関白  「・・・ただしそれは罪がない者の相続だ」
小西  「!!恐れながらこの状態の治部殿に対し鞭打つような・・・」
関白  「たわけか、摂津守。病人ならそなたの眼の前にもおるわ。臥せってお
     らねばならぬのに京へ城へと振り回されておる男が。大体において職務
     を果すべき宰相が内海で遭難、その間に毛利の専横があった。帰って
     来たと思ったら酒と女に現を抜かし、おまけに何を思ったか大軍を大坂
     関東に無断で持ち出し混乱を引き起こし・・・城に入って演習である、これ
     にてご免と。・・・そなたがわしならどう思う。この騒ぎで会津公が大軍を
     率いて上洛しておるとのこと。この混乱は内外に豊臣の脆弱を晒しただけ
     だ。毛利の野心家が又ぞろ動くだろう。・・・しかも守るべき将に信用がおけ
     んときた」
小西  「ぐ・・・」
関白  「わしは甚だ気分が悪いぞ。嫌いな奴であった秀元がどういったか。関白は
     政治に口出すものではないとな。それが口を出さねばいかん状態に陥った
     これまでのそなたの失態、目に余りある」
三成  「・・・」
関白  「・・・覚悟なされよ」
そこで>>769へ続く感じで。三成さんには悪いが関白は激怒してるのよ、やっぱり。
784 ◆zAnbFVoD9M :03/10/18 20:23
>>783
冒頭のは>>768の間違い、スマソ
785長曾我部盛親:03/10/18 23:40
【大坂城】

盛親は傍らの酒瓶を見つつ、正面を見る。
(関白も強硬じゃのー。まあ石田がな…)

松野は、横にいるこの若者が何故ここにいるか疑問であった。
(何故、わざわざ…)

松野「宮内少様…何故ここに居られるのかな。」
盛親「舞台は近くで見るほうがええやろ。」
松野は茶化す言葉をまともに信じない。
松野「石田家が失墜すればということですかな。」
盛親の顔に変化が現れたのはそのときである。
盛親「ふふ。お主がそう思うならそれでよい。敵はいろいろあるぞ。」
松野「…所詮蝙蝠の息子ですか。」
盛親「そうじゃ。蝙蝠は蝙蝠。だがな天下は蝙蝠より危険な土竜がいるな。」
松野「だれですか。」
盛親「(爆笑)それはお主が考えい。」
786石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/19 03:02
石河 殿下、執権公に罪が無ければよいのでしょう。
関白 罪は明白。摂津と治部には腹を切ってもらうしかあるまい。
石河 罪とはどこにあるのですかな。殿下が召集した兵にございましょう。
関白 ふ、今更何を。
石河 ですから、殿下が執権公を呼ばれた。小西殿も同様。豊家の亀裂などないのですよ。
関白 この関白に口裏を合わせろと言うか。痴れ者め。
石河 豊臣の家を大切に思うのであれば、それしかありますまい。そして、執権殿は病ゆえ役職返上。
    まさか、城内の出来事を逐一知る者などおりますまい。いかなる忍びにも不可能です。
    落ち度は、この巨城に兵2000ほどしか詰めさせておらぬ殿下にも落ち度ありましょう。
    これが執権公の兵ゆえ大過なかったものの、他家であればいかがいたします。
関白 ほう、この関白を責めるというか。
石河 大切なのは、天下と豊臣家の安泰。豊家の脆弱など、ありはせんのです。
    いえ、あってはならぬのです。この点ご理解いただければ、執権公に何らの罪もないこと、おわかりでしょう。
関白 勝手な理屈を申すものだ。では、上杉はいかがいたす。
石河 朝廷に軍事の大権はないのですが、殿下に報告が成されているのであれば宜しいものと。
関白 ・・・・・・
石河 豊臣家万代の御世のため、関白殿下に目をつぶって頂ければ、事は収まります。
    小西殿とて、執権公の命令であれば城内に入れましょう。なにしろ、豊臣家の執権なのですからな、石田殿は。
関白 我が命に背いておろう。
石河 はて、豊家は一枚岩。そのようなことはありますまい。
関白 それも目を瞑れと言うか。
石河 殿下、この城が落ちそうになった責任もございますぞ。
関白 それこそ、摂津の責任であろう。
石河 執権公は謀反ではなかったのです。判断として、戦にしなかったのは幸いでしたな。
関白 納得できかねる。
石河 豊家の御世のためにございます。
【関白殿下、豊家のための判断お願いいたします(ニヤリ】
密勅

禁裏及び京内の治安維持のため、会津中納言においては
兵5000を伴い、速やかに上洛すべし。
                         御○御璽
密勅

禁裏及び京内の治安維持のため、岐阜中納言においては
兵5000を伴い、速やかに上洛すべし。
                         御○御璽
789宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/19 11:54
備前島宇喜多屋敷

>>638から僅か数刻後、宇喜多家は大坂での戦準備(千五百名)を調えた。
なぜこんなにも準備が早かったのか? それは主君秀家が好戦的な性格なので、
いつ他家との戦が始まっても良いよう、家臣達は戦場常在を心懸け、常日頃より
戦の準備を怠らなかったからである。
余談だがこのことは後に『宇喜多の早動員…自分が好きな事をする時(為)には、
準備を調え、素早く動く様』と辞典に記載される事となる。(w

>>611の早馬が備前島屋敷に届きます。
秀家「うむ、真田が動いたか、全登の読みが当たったな」
薄田「岩見殿のお働きにより沼田での一揆は未然に防がれたそうですが、岩櫃城に
    猪俣が籠もっております」
本多「松平家より当家に同心した宣言があったとの事。また、加藤・田中・堀尾・生駒
    中村家に至っては、援軍を出す準備までしております」
秀家「よし、秀頼様、秀秋殿に出陣の挨拶をして参ろう」

宇喜多主従が話し合い、以下の行動に出ます。
秀家→石河貞政殿と共に大坂城へ登城(>>769
薄田→備前島屋敷の防衛と豊家(右派系)旗本衆(約三千名)との共闘準備
本多→自派閥の大名家や豊家旗本衆への応対
酒仙道→>>622の密書に対して、中務家を訪れます。

酒仙道「恐れ多くも帝を崇し、朝廷を尊ぶは豊家の家法であります。もし勅命あらば
     宗家・加賀家と共に当家も参上仕りましょう。」
重そうな包みを中務殿に差し出す。
酒仙道「…これを、『如何様にもお使い下され』と、主より預かって参りました。」
宇喜多家から中務家に政治資金として銀五十貫匁(約千両)が送られました。
790宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/19 13:12
大坂城内(>>769の後)

秀家「秀秋殿、治部少は豊家の…秀頼様の忠臣で御座る。
    此までの忠勤に免じ、彼の願いを聞き入れては頂けまいか」

秀秋の耳元で囁く…
秀家「今は毛利に備える時期でもある、ここは豊家が一致団結している事を
    天下に示すのが得策ですぞ、それに…関ヶ原のように豊家譜代同士
    で争うのは、もうゴメンじゃ…」

関白殿下への提案
1.近江は蔵入地とし、代官として石田正澄殿を充てる
2.三成殿は隠居して有馬(五千石)と伊豆(一万石)で療養する
3.石田家の家士(嶋、蒲生、舞等)は全員、豊家の直臣とする
4.三成殿の御子である隼人正殿は、元服後に大名に取り立てる
5.執権が持っていた蔵入地での行政権・軍事権をそれぞれ
  *行政権→秀秋殿に
(此により秀頼様名代の秀秋殿ただ一人が大名統制権を持つ事になる)
  *軍事権→新奉行衆(小西・大谷・石河)に譲り渡す

秀家「秀秋殿、拙者が大老職と共にお返しした西の丸(横の旧秀長邸)
    御殿に移られては如何かな?天下の政務を見るには伏見より都合が
    良いと思いますぞ」
791織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/19 17:48
行軍中の織田家一行(近江あたり)

>>787
秀信「HAHAHA 岐阜中納言など存在しないわ。よって偽書じゃ」
本多「殿は尾張中納言もしくは清洲中納言ですな」
>>776
秀信「うむ、この石河貞政というもの石河備前の縁者か?」
木造「備前守貞清殿の従弟で伊豆守、もとは濃尾の豪族ですぞ」
秀信「まぁ慕ってくるものは拒まずだ」

石河貞政へ返書(要約)
『気持ちは嬉しいが従二位様の上に立つことは思っておらぬ。それでもよければ』
792禁裏 ◆hnohUcpUS. :03/10/19 18:57
【禁裏】
院の右筆:「上の密勅は明らかに偽書なり。御名が欠けていては
     勅書の体裁を為さぬわ。」

さて、お上より命がありしゆえ、以下の密勅を下し候。

会津中納言に密勅
「大坂表政情不安に付き、その累京内に及ぶを防がんがため、
早急に兵一万を伴い、上洛すべし。なおあくまで京中の警護のために候。
                               御名」
大坂表へ密勅
「お上にあらせられては昨今の大坂表の政情に関し、日々御軫念あらせ
られます。人心混乱を避ける為、諸臣一致して収拾に励むべしとのご内意
を承っております。」

 
793禁裏下人:03/10/19 19:09
帝の親政。天下動乱の幕開けか…
794小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/19 20:35
>>793
天下動乱なんてないんだってw

小西 「宇喜多様、この小西は罪を犯しております。奉行職を務める信用がございませぬ」
宇喜多「貴殿のことは石田殿より、このわしがよう存じておる。治部のために門を開けたか。
    豊臣の家の中でな、執権の命令に従わぬことを越える罪があるか」
小西 「わ・わ・わしは、わしは・・・・・わしは・・・・」
宇喜多「小西殿が豊家に仇なすかどうか、この宇喜多が一番知っておる」
小西 「・・・・・殿下」
豊臣 「何か」
小西 「その毅然とした態度、毛利秀元様に向けていただければいかほど心強かったかと・・・」
豊臣 「そなたらは、揃ってこの関白を責めるのか」
小西 「何が関白だ。そちは小早川の家の者と離れ、毛利の専横を許し、此度は佐吉に鉄砲を向けよと
   天下のために、一体、今まで何をしていたというのだっ! 
   朝廷の動きを抑えられず、真田の策謀を止められず、松平・佐竹の動きを黙認し、
   あまつさえ兵も持たずに指図いたす。石河殿の動きで豊家の兵を引き入れねば、いかがいたした。
   城は人なくばただの石と木だ。力も知恵もない若造が、天下人を気取るなっ!石田殿の兵に、どう対処出来たというのだっ!」
豊臣 「!!、そちは乱心いたしたか」
小西 「病身の小僧、よう思い返せ。そちはこの一年、天下の為に何を成したというのだ」
豊臣 「言わせておけば・・・」
小西 「死ぬ覚悟は出来ておる。松野にでも命じてこの小西を討ち取るか。ハッ、そなた、太閤殿下の甥である以外、
   今まで何をしておったっーーーー! 太閤殿下の甥である以外、そちに何がある」
豊臣 「・・よう言うた。この関白によう言うたわ」
小西 「好きになさいませ。腹は決まりました。執権様と秀頼様の為に働くつもりのこの身。小僧っ、好きにいたせ」
【小西、逆切れさせました。関白殿下、悪口雑言は、プレイヤーとしてのものではないのでご理解を。】
795宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/19 20:59
大坂城内

秀家「御静まりあれ弥九郎殿、関白殿は秀頼様の御名代に御座るぞ。
    秀頼様と同様に敬意をお払いなされ」

小西行長の肩を押さえて座らせ、耳元で囁く
秀家「治部少に続き貴殿までも失えば豊家はどうなる…儂と共に秀頼様への
    忠勤に励もうではありませぬか、…秀頼様に北信27万石を馳走したい
    ご協力頂けるか?」

関白殿下に向かい直す
秀家「関白殿下、豊家の長者としての度量をもって、石田、小西両人に何とぞ
    寛大なる処置をお願いし申す、これこのとうり」

秀家が秀秋に頭を下げて、石田三成と小西行長の取り成しを願っています。
関白がどれだけ足掻こうが、此処での最高権力者は石田治部である。
それが延々と続くこのスレの絶対的かつ不文律な掟である。
したがってこの世界は最終的には必ず治部の意思の通りに動く。
いや、正確にはそのように動かしているというべきか。
つまり関白は諦めてさっさと治部と握手するしかないのだよ。
関白も豊臣の血もとどのつまり何の意味も価値ももたらさぬのだからな。
797無名武将@お腹せっぷく:03/10/19 21:15
小西とか言う奴、ホント汚いな。
石河って奴も汚い。
>>796
ならば貴公が殿下を助けてやれ(藁
所詮、小西も石河も血統的背景ないからな。
姑息でとーぜん。
800小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/19 21:26
スマソw
801無名武将@お腹せっぷく:03/10/19 21:27
早速釣れた
802比叡山 ◆jAxpXUZwVc :03/10/19 21:52
天海「座主様のたってのお願いに御座います。なにとぞご助力のほどを」
「私ごときに何ほどの力がありましょう。ただ座主様のたっての願いとあらば」

その翌日、上杉景勝宛に使者が立った。孝蔵主という人物であった。
書状の内容は
「比叡山では上杉殿の軍を伴いし上洛には賛成いたしかねます。ただ
どうしてもとあらば、何も申しますまい・・・・・・
ただ上洛の長旅お疲れでしょう。よって兵馬を休息させる意味からも
貴殿の高ぶる気持ちを静める意味からも御所参内の前に休養されては
いかがでしょう。
 つきましては高台寺にて、先の北政所高台院様ならびに天台座主様が
共に粗茶を馳走したいと申しております。
おいでならずともお恨みはいたしませぬ。政についてもなにももうしませぬ。
 ただ京を荒らさぬお気持ちあらばそれで結構でございます。
ただ御参加いただければありがたし」

【とりあえず比叡山は上杉上洛自体に他意はないんで余計なしこりを
残さない為の配慮です。一応ネタも何もありません】
大阪城外玉造岡山町・松平藩邸

一同「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」
秀康改め浄光「お。念仏坊は托鉢から戻ったか・・城内はまだ騒がしいままかね」
念仏坊「そのようですな・・南無阿弥陀仏」
浄光「上杉殿はまだ動かぬか」
念仏坊「美濃におられます」
浄光「ふむ・・宇喜多の兄者はどうしておる」
念仏坊「備前島藩邸は旗本が雲集しており、大層さわがしゅうござる。町の噂ではまた戦と申しております」

浄光「どちらでもよいことだ・・我が秘策は成就しつつある・・わが身を賭して死地に居る甲斐があると言うものじゃ・・」
念仏坊「もしや・・お父上と兄弟の仇討ちをなさるお積りか」
浄光「今頃気づいたか。石田も佐竹もわが父のかたき・・佐竹は比叡山に引きこもり、石田は城内で倒れた・・
   これが仇討ちでなくてなんなのかね」
念仏坊「後は兄のかたき、真田ですね」
浄光「世間ではわしを仇討ちを忘れた腰抜けだというておるそうな・・フフフ・・腰抜けほど恐ろしい者はないと言うことを
   今こそ思い知るがいいぞ・・」
804石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/19 22:25
小西の熱い語りに思わす三成は苦笑した。
三成「ふふふっ」
横たわっていた体を起こし皆の方に向きなおした。
小西「佐吉大丈夫か!」
三成「心配後無用。このように城内にて皆が声を荒げていればうかうかと
   病と言えど寝てるわけにもいかぬ。殿下並びに秀家公。御両名は
   太閤殿下の御養子。秀頼様の義兄になられまする。くれぐれも
   将来、秀頼様が御両名を頼りになさるような男になって下され。」
「パチパチパチ。ふぉふぉー。さすがは佐吉!」
大きな声で笑いながら大谷吉継が現れた。

【大谷公。自然の流れ、いや強制かも知れませぬが貴公を登場させました】
805無名武将@お腹せっぷく:03/10/19 22:27
恥も外聞もない書き込み連打キタ―
806 ◆zAnbFVoD9M :03/10/19 22:58
>>794
なーんかあることないこと・・・w

関白は静かに口を開く。

まず、小早川について。そうしむけたは奉行衆及び先代(秀元は認めてない)輝元公
の指図による。わしがきったわけではない。あえていうならば毛利側がわしを見捨てた
に過ぎぬ。次に秀元専横を許した件であったな。まず第一に宰相がいなかったこと。
政治中枢を担う男がおらなんだことで対応が遅れた。関白が政治に口を出さねばなら
ぬ状況を作り出した責任、それはおぬしら奉行衆がろくに働かなかったこともあろう。
・・・ま、いい。秀元が朝廷に或いは畿内近臣に金をばら撒き自らの地位を求めんとし
たこと。これは構わん。いくら金を積もうと豊臣が認めねば良いだけのこと。まぁ認めて
も良かった。だが、政に口出しをするようになっては不味かろう。だから奴の集めた会議
で立ち向かった。君臣の列を乱していたからな。・・・これも本来は宰相が行う事、治部
が戻りしとき引いたはそれが理由。・・・そもそも専横をわしが止めねばならぬ状況におい
やり摂津は何をしていた?・・・ろくに大坂の警備さえ行いきれずに右京大夫を守れなんだ
だけであろう。その上毛利をそなたは止めたか?何もしとらん。随分都合のいい頭だな。
松平、佐竹に対しての今回の行為は逆だ。佐竹領内での一揆に松平がからんでいる証拠
もなしに頭ごなしになじられれば、気の強い秀康が切り捨てるは自明の理。そして大軍を
さしむけんとしている。佐竹に対してはさらにわからんのは一揆を起こされた立場にも関わ
らずいきなりつぶそうとした、その行為だ。段階もろくにふまず権力で遊んでおるようにしか
思えん。
807佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/19 23:05
 >>803 あえて話を中断するが(裏にカキコしたが)
お・・おぎまる殿。その仇討の話の展開には無理があるようです。
なぜに石田と佐竹なの?
 石田はまだしも、上杉も前田も徳川のいいがかりだが・・
佐竹がいったい全体どんな恨みを買ったの?いっとくが初期は
佐竹は中立だしむしろばりばりの石田支持反徳川の宇喜多を兄者とよび、
関が原でも親徳川抱えて中立的な佐竹を敵呼ばわりする・・
まして関が原に参戦もせずその納得のいく説明をきぼん。
関東征伐というなら上杉は?
いっとくが宇喜多や上杉が大大名だからとかいうなら佐竹は弱小なの?
なんで目の敵?親の敵の宇喜多を慕い、中立色強い佐竹を死なばもろとも
にまでして憎む理由は何?



松平藩邸に三人の男が現れた。名目上は病気見舞い・・
堺の商人今井宗薫・谷宗臨・末吉孫左衛門であった。

今井宗薫「(門番に)病気見舞いのものでございます。堺のしがない商人どもでございます・・」
居間に通されて・・
浄光「これは、良く来て下された。皆様は我が父に忠義を尽くされた。残念ながらわしも長くない・・」
今井「そんなこといわんでくだされ」
浄光「わし亡き後は上杉様を頼れ・・小西屋を頼むな・・あの者耶蘇とつるんで日本を南蛮人に売り渡すつもりじゃぞ」
今井「な、なんと・・それではわしは本願寺様をお守りすべく大和今井を挙げて上杉様に味方いたしまする」
谷・末吉「わしらもじゃ。どうも最近の小西のやり口には腹がすえかねとるんや。もうあそことは取引せんでぇ」
今井「それでは早速、今井の持つ武器弾薬を上杉様陣中に届けます」
浄光「ああ、頼みます。これでわしもあの世で佛様に申し訳が立つ・・南無阿弥陀仏」

【堺衆の中には小西家に対抗する動きが出始めました】
【大和今井の町は上杉寄りになりました】
【武器弾薬少量が上杉軍に届けられました】
809佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/19 23:15
親と兄弟の敵?それは石田と宇喜多とか毛利でしょ?
佐竹が家康とか徳川一族を討ち果たしたのならむしろ初期の
論功を再考してほしいほどです。
関東征伐は関が原で東軍が負け西軍が官軍になってから
豊臣の意向に沿ってという名文あるし積極的に徳川追い落とした
わけでもない・・その佐竹がなぜ憎まれるの?

 一揆まで許しても、いくらなんでもみすごせん矛盾です。
810 ◆zAnbFVoD9M :03/10/19 23:17
>>806
続くぞゴルァ

真田の策謀とは何かな?沼田での一揆のことであるか。明確な証拠もない今
軍を動かし滅ぼすのが国のありかたか。違うであろうが。真田が証拠を見せぬ
・・・いやみせてはおるが。それに対しいきなり詰問もせずに潰すか。恐怖政治
そのものよな。そなたに権力は渡せられんな。・・・でなくとも上方から大軍を興
す必要を認めぬ。何よりこれは宇喜多公が望んだこと。大老まで愚弄するそな
た、たいしたものだな。そして、兵についてだな。畿内の大半を蔵入り地とした事
で大軍が攻めてきても大坂手前で充分に対応できた。できなかったのは最も信
用すべき宰相が、近江から攻め込んできたからだ。・・・でなければ近辺だけで
数万など容易く集められる。・・・信用していた男が兵をむけたのだ。我が豊臣に
な(声を荒げる)!最早誰も信用できんだろうが。摂津の行動もな。秀頼様の眼の
前で官軍として働く筈が、情に溺れて城を開け放つ体たらく。大義というものは
例え肉親であろうと敵と上が認めれば叩く。そうであろうが。執権であろうがわしで
あろうがだ。武士としての根本を履き違えておる。・・・所詮商人か。
わしはな摂津、本来表舞台に出ず秀頼様を御育てするだけの存在であった筈だ。
にも関わらずここまで政をしなければならなんだのだ。この一年の間、誰にも救わ
れず、助けられもせず、必死にな!豊臣の為にお前が何をしたか、自分の胸に聞け!
811おぎまる ◆JJi5gOTcvk :03/10/19 23:28
裏にも書いておきましたが、秀康が元結城秀康だったことをお忘れですか<佐竹殿
あの書き方では誤解されても仕方ないですけど・・どうしても許しがたいというのであれば撤回しますが・・
宇喜多は養い親の所に居た兄貴ですし、随分援助してくれたからなぁ。直接的実父のかたきは平塚と、
石田ですから。ええ。池田輝政が東軍にいるようなものです<親宇喜多
関白さんよ。
小西は豊臣の為になるような事は何もしてないかも知れないが
このスレに対する貢献は誰よりも高いんだぜ。
彼が居なかったらとっくに無くなってるかもよ、このスレ。
813 ◆zAnbFVoD9M :03/10/19 23:37
>>786
・・・でこれね。

石河、権力者の知らぬ間に兵を興し内通者に城を開けさせる。これはれっきとした
謀反であろう。・・・全て眼をつむれば丸く収まるか。確かに見た目はな。ただし此度
の禍根をどうする。目を瞑るものではあるまい。それこそ家臣の専横を許すことに
なり後の秀頼様の障害になる。・・・最高権力者が既に守っておらぬのだからな。
であるからこそここは許す訳にはいくまい。畿内より豊臣領以外のものをまず消滅
させ、この二人に相応の罰を与える必要があろう。・・・それこそ二度とはむかえぬ
位の罪を。歯向かう者は例えどれだけの立場の者でも許さぬという後の指針となる。
丸く治めようとする次元をとうに越しておる。

>>790

行政については増田、長束、前田玄以の三奉行を補佐にしてくだされ。一人では
限界がございます。
軍事権は小西、大谷は認められませぬ。豊家の意見を無視した男とその友人です
からな。石河についても七手衆までに抑えるべきかと。・・・正直血筋のもの以外誰
も信用できませぬゆえ。
814佐竹義宣 ◆jAxpXUZwVc :03/10/19 23:37
くすん・・まあいいですぽ。あんまし事荒立てるのは(もう十分?)
本意じゃないしね。どうせどっちつかずだしww
ただ石田と佐竹を並べて敵というなら、前に松平は石田と親密ですよ
とかカキコしてた点が、ひっかかったんだす。
秀康って熱血漢で感激家の名将だとイメージあるんで、結城の恨み
で家臣を纏められずにひきずったの?ても思うし。
 まあいいです・・お好きにどうぞとしかいえん。
佐竹家は降りるしね。
815 ◆zAnbFVoD9M :03/10/19 23:42
>>812
わかってるいよぅ。
でもここはおいおとさないとうそだいよぅ。
ここで「ああ、そうなのか、それならば許そう」でぎゃらりー納得できるとは
思えないよぅ。

おいらだって小西さんは好きだい。
816比叡山 ◆jAxpXUZwVc :03/10/19 23:51
  ちと思うことおば・・関白殿下、石田にしろ小西にしろ
佐竹松平そして上杉や毛利にしろ専断はまづいです。
やぱーり他の奉行衆とか豊臣家幹部とかの意見を求め最終判断
を降す体裁でないと関白が万能になり
秀頼キャラを禁止にした意味がなくなるんでは?
817小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/20 00:01
はは、わしはそんな泣き言は言わんぞよ。

で、続きが長すぎてアカンかったwまだまだいきます、逆切れ小西。

大坂の警備について申し上げるならば、非は甘んじて受けましょう。
毛利様のことですが、そも、大名・諸侯の会議なるものを認めたことが誤りなのです。
合議制は、豊家公儀体制の軟弱を生むだけです。その会議に参加し、何をされたと言うのです。
毛利家はすべての行為を成し遂げました。ただ、内部混乱ゆえ、勢力が衰えただけ。
治部殿が戻られ、殿下は引かれた。ならば、なせに、そのまま引かれぬ。
佐竹家の罪は、勝手な船舶建造。一揆は起こされたと言う。ならばその一揆への対応はいかがか。
殿下が止められぬ毛利と思えばこそ、その内懐に入り、豊臣家の安泰を願った、この小西の気持ちもわからぬか。
徳川にも屈することのなかったこの小西がですぞ。当時は治部がいた。が、治部が消え、殿下は毛利を止められぬまま。
818小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/20 00:03
関白、もしくは執権は独裁に近い権勢だと思うのですが。

松平家の罪は豊家の使者を切り捨てたこと。これを超える罪がありましょうや。
治部殿の家臣が無理を言おうとて、執権の命令によるものである可能性がある以上、
不満であろうとまずは受けたまわり、その後に説明なり哀訴なりするが筋。
豊臣の家に害を成した。松平の罪、それで充分にございましょう。
殿下が外様に対しても、我等への如く対応していただければ・・・。
奉行衆と言われるが、それも心外。命じられねば我等は動けぬのです。
治部の時代は安心して動けた。信頼もあり、治部は我等の尻拭いもしてくれた。
豊家の水軍の長として、この小西が太閤殿下より命じられていることは存じておりましょう。
関ヶ原以降、水軍に関する何らの権限も与えてもらえず、淡路でのこと、海賊の横行、何もできぬまま。
奉行とは道具。殿下より下知なくば、勝手には動けぬのです。
執権のために門を開けてすらこのザマです。執権とはこの豊臣家の実務責任者にございますぞ。
その執権と、会って話しをしようとすらせずに鉄砲をと命じられ、それを守れましょうや。
治部がこの城に向け、矢の一本でも射るとお思いか。
819小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/20 00:04
殿下、では問います。上杉公の兵、殿下の許可のもと動いておられるのか。
殿下の命じた結果、動いておられるのでしょうか。そうでなければ、いかがする所存にございましょう。
大坂の城門、開けてよいのですか。鉄砲を馳走するのですか。
この小西が何をしていたと問われましたな。
大坂の警備をしておりました。それ以外、この小西の任にないのですよ。
佐竹殿が襲われたという。どこで。敵らしき者の影も見えず。ただ、襲われたと報告のみが来る。
殿下、殿下が兵五万で大坂を警備してくだされ。ワシは、賊に殺されぬ程度にいつでも襲われて見ましょう。
大名家の兵が簡単に襲われる。ハハハ、そんなもの、どう守れと。
殿下は何も命じておられぬ。治部はおらぬ。
ハッ、水軍を動かすこともままならず、海賊の噂聞いても何も出来ず、
淡路で兵が動いていることを知っても何もできぬのですよ。
毛利公も殿下も治部も、何も言わぬ・・・。西洋船の建造を佐竹殿がされても許す。
豊臣公儀体制とは、末端が勝手には動けぬ構造を作り上げておるのです。
政務を取るのか飾られているのか、はっきりいたしていただきたい。

当家は、執権に従います。豊臣の家臣ですので。
>松平家の罪は豊家の使者を切り捨てたこと。
関白の使者を殴り返した毛利家は結局何か罪に問われたましたっけ?
821小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/20 00:19
その罪を問いたいが、大きすぎるのですよ、毛利家は。
この時代、公平なんて言葉はないのです。
毛利家と松平家。同じことをしても扱いは別ですので。
毛利様の罪、いつか問われることを祈ります。
ふふふ。
小西公、素直に松平家を潰したいと言えば宜しい。
823上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/20 00:24
ふう、修羅場終了・・・。
(つーか石田役殿、はよう返事くれーーー、押し通るぞ?)
【美濃赤坂】
上杉軍が到着して二日目、、、(さすがに待つのが長すぎると不自然すぎるからね)
院から「兵を京に持ち込むな」との命が届いた。
同時に探索方の軒猿衆からは「西園寺様失脚」の報も。
上杉景勝は沈黙を保ったが、明らかに焦っていた。
「このままでは逆賊にされるぞ、、、。治部はそろそろ大坂についてしまうであろう。とりあえず大坂に向かうが吉か、、、」

しばらくして、帝の密使が届いた
「兵一万をもって京の警備にあたれ」
院と帝で内容がまったくことなっていることに驚いた。
(これは一体、、、しかたがない、本願寺坊主に頼むか、、、)

本願寺光寿様に書状
「情勢が急変し、大坂に向かわねばならないことになりました。さきの申し出、ありがたくお受けさせていただきます」

院に書状
「大坂の関白殿下に呼ばれた後、かならず拝謁いたす所存です」
朝廷に書状
「大坂にて主・ヒデヨリに挨拶した後、おそれおおき方にご挨拶をたまわりたく」
軒猿に命令
「工作資金を倍増させる。西園寺派残党を援助して、返り咲きを狙え」



雑感
※小西と関白がもめるのは当然。なにしろ奉行が暫定関白(スリッパ関白ともいう)にいい顔しないのは当たり前だからね。
  さらに小西役と金吾役は当スレきっての名役者。少々のことで感情的になったりはしないであろう。
  ゆえに、ここらで老練なもの同士のののしりあいが行われるのはみていて楽しい限り
824院=帝の ◆hnohUcpUS. :03/10/20 00:31
会津中将に
825比叡山 ◆jAxpXUZwVc :03/10/20 00:32
( TдT)<大きければ許されるのかよー。
 んでも島津殿は去り、毛利殿は世代交代してから去ったし?
この度松平殿は罪を問われ佐竹も石田も世代交代で去り・・
 まともな大名は関白、小西、上杉、宇喜多ですが
この面子で覇権争うの?
826禁裏 ◆hnohUcpUS. :03/10/20 00:35
会津中将へ密書

「君子は豹変す。大坂表四分五裂なれば、その余燼が京に及ぶを
避けるべく、貴意を得たく候。貴殿入京の砌りは、直ちに伏見、粟田
丹波、山科を封鎖し、防護に専念との聖慮ござ候。
                         御名  」
824はミスりました。スマソ。
827小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/20 00:41
どちらにしろ覇権なんて争えないですよ。陰湿な政治って奴があるだけです、きっと。
毛利殿はね、日本一が決まれば戻ってきますよ。
佐竹さんなんて、罪はわずかなもんで、ましてや関白許可済みでしょ。
大大名なんだし、やり方次第だと思うけどね。
織田さんは政治的寝技強そうだし、強敵・・・。
長宗我部さんもいるし、まだまだ終わりはしませんよ。
松平家も、蝦夷から再スタートできるかも。他家をやってもいいわけだしね。
828石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/20 01:11
大坂城内の諸将へ
大谷公のレスを待ちましょう。役者をそろえてからの書き込みの方が
面白いかと。取り合えず、現状の城内の人間は退席せぬように書き込みして
行きましょう。
829小西行長 ◆WcuDt/3XiY :03/10/20 04:15
寝る前に

小西として、罪の重さは誰よりも理解しています。
首を刎ねられるつもりでしたので。
逆切れと書いている通り、筋よりも感情で切れています。
大谷さんの登場までは、息をゼーハーゼーハーしているだけにしますw
(鉄砲をと言われんかったら、一度は追い返す予定でした。でも、石田を入れるのは規定方針でした。
なんせ、外部と連絡を取りやすい場所・青屋口に陣をおいたのもそれゆえですからw)
830無名武将@お腹せっぷく:03/10/20 06:53
小西とか言う奴、ホント汚いな。
石河って奴も汚い。
831大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/20 14:45
激☆亀レス。
皆さんお待たせして申し訳ありませぬ。

【大坂城】
>>804 そんな大きい声は出せません(w

事の次第を聞いた吉継。
大掛かりなネタだな…と苦笑するが慌てて居を正す。

吉継「…石田治部、此度はそなたの過失よの」
三成「ふっふっふ」
吉継「この悪戯者めが。事前の連絡もせぬとはおぬしらしくもない」
三成「刑部、おぬしの考えを聞こう」
吉継「…大前提として、関白様は現豊臣の長。それが絶対である。秀頼様の後見だぞ。
   此度の騒動はそれを無視したことが発端と見える。
   治部は執権。それは疑うべくも無いが、今この時期に兵を起こしてどうする?
   演習?馬鹿を申すな。豊家の弱さを知らしめるようなものだ。
   合議制たる所以を全てないがしろにした行動にこそ、此度の悪はある」
三成「それで」
吉継「どうもこうもない。言ったであろう、合議だと。
   総意として蟄居ならば、甘んじて受け入れよ。なに、おぬしが引退するならば、
   私とて病床の身。残りの人生、共に茶でも立てよう」
小西「刑部殿は茶化しにきたのか!」
吉継「茶番であろう。良いか、治部は最早引退なぞ出来ぬ身なのだ。
   いつ死ぬか分からぬ身ならば、死ぬまで豊家に尽くせ。
   執権が蟄居などになったら、ますます関白様が家中を取り仕切らねばならなくなるぞ。
   補佐をするのが我らの役目。その割には表に出過ぎたな」
832宇喜多 ◆r2XFP1FIhM :03/10/20 19:22
>わしはな摂津、本来表舞台に出ず秀頼様を御育てするだけの存在であった筈だ。
>にも関わらずここまで政をしなければならなんだのだ。この一年の間、誰にも救わ
>れず、助けられもせず、必死にな!豊臣の為にお前が何をしたか、自分の胸に聞け!

秀家「…(すまぬ…共に秀頼様をお守りせねばならぬ儂が不甲斐ないばかりに…
    秀秋殿…苦労をかけましたなぁ、堪忍して下されよ…)…」

秀家は感極まって忍び泣きをしています。
833大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/20 20:44
>>831 続き

吉継「しかし、だ」
一同「…」
吉継「わざわざ天下の聞こえを悪くすることもございますまい」

すっと向きを変え関白秀秋に居直る吉継。

吉継「私が思うに、此度の仕置きは関白様の胸算用次第と存じます」
関白「…儂に折れよと申すか」
吉継「許せないとの仰せなら仕方ありませぬ。
   旧奉行衆が働かず、面倒を被ったと。ならばお使いなさいませ。
   政治に関与しないと言うならば、それも良いでしょう。
   我々にお任せあるか、それとも代わりを立てるか。
   代わりを立てるとあらば、それこそ付け入る隙を与えるというもの」
関白「しかし、今回の治部の行い、許せるものではないぞ」
吉継「それに関しては私から口添えする気はありません。
   上杉公も向かっているようですし、提議しては如何かと」
一同「!?」
吉継「我らと同様、関白様の一存では事は決しますまい。
   ただ、上杉公も兵を率いて大坂に入るとならば…一騒動起こりますな」

当たり障り無い程度に。誰か繋げて下さい。
くしかつ2が満杯なんだが、新スレはどこになるの?
835上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/20 21:45
【美濃赤坂】
風雲急を告げているのは、京ばかりではないということがようやく景勝の耳に入った。
すでに、急ぎ足での上洛を避け、一旦大坂に向かうことを決めていたが、
あくまで京政界の動揺ぶりに事態沈静化を図る必要があると考えたのが理由。
主導権はこちらにある。そう景勝は考えていた。

しかし、彼のもとに石田治部大坂入り、小西謀反の知らせが届く。
すわ大乱かと色めきたったところで、戦起こらずとの知らせも。

「このままだと不味い・・・」数日の差で会津180万石の存亡に関わる可能性が出てきていた。

景勝は総兵力12000を二分。
水原を主将に一万を伊勢路から進める一方、
自身は騎馬の上士2000を伴うと、東海道を大坂めがけて一気に駆け出した。

「馬は潰れてもかまわん!それぞれが供を連れることも許さん!ただただ駆けよ!!
潰れた場合、のちに余がじきじきに手当てしてやる。だからいまはただ進むぞ!!!」

景勝の叫び声がこだますると、黒い甲冑に身を包んだ上杉家の上士たちが一斉に馬上の人となった。

【三日後に到着します。ちと遅いか・・・。だれか美濃赤坂に逆ゲーだしてくれw】

836豊臣GM:03/10/20 21:54
本願寺教如「会津様は伊勢路と近江に兵を分けられたか・・」

教如の命により伊勢高田専修寺は上杉家宿所となり、筒井氏も通行を許可。
南伊勢氏家家は今回も中立である。
本願寺と縁続きの今井宗薫・宗呑親子を首長とする大和今井の町も上杉に加勢。
上杉の兵は悠々と伊勢大和を通過出来る体勢になった。
838インフォメーション:03/10/20 21:59
裏のことは裏で
くしかつや三成2
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1066309966/l50

表では可能な限り武将名でよろしく!新規の方にもわかりやすいようにね。
839豊臣GM:03/10/20 22:06
もうくしかつや2は終わってる。
くしかつや3は836です。
840長曾我部盛親:03/10/20 22:46
【大坂城】

一連の動きを見て。

(勝手に自壊してくのー。)
(畿内は火薬庫になりつつあるな。石田が万を誇り、上杉も一万は下らん。石河は蔵入地から万を
召集し、宇喜多も数千。織田にいたっては六千か。摂津や関白の兵も併せると…堺が喜ぶなこりゃ)
(しかし、奉行筋が多すぎるな。関白に加勢しておくか。)

盛親「摂津よ。罪を自覚してそのざまか(苦笑」
小西「何をいう。理は我にあり。」
盛親「戯言はよせ。お主は罪を認めたんじゃろうに。がはは。(829参照)」
小西「く・・・」
盛親「さて、殿下。貰うものは貰っておきなされ。」
関白「…近江か。」
盛親「さよう。原則に照らせば殿下は豊家の大黒柱。従二位様の代人でございます。」
関白「お主も見ておったろうが。摂津は暴言を吐き、治部は挙兵を演習とほざく。」
盛親「それが?殿下がいささか優しいお人であられるためかと。」
関白「な、何…」
盛親「故太閤は怖い人であられた。殿下は怖い人にはいささか…」
関白「宮内少!愚弄するか、主。」
盛親「いえいえ。愚弄なぞ。ただ、一連の事を聞いて清濁併せ持つ気でなければと。」
関白「清濁なぞ…」
盛親「(耳打ち)只で近江一国手に入るのです。接収してから処分は考えればよろしかろう。」
関白「(小声)悪党じゃな。お主。」
盛親「(小声)ふ。田舎大名の浅知恵。」


841長曾我部盛親:03/10/20 23:13
【阿波徳島】

筆頭家老中内は重大な岐路にいた。
(殿が、大坂に出向いてから10日はたつな…)
彼は、盛親から10日帰還しない時は、兵の総動員をかけろと言明されていた。
中内にとって、畿内の情報はすぐ手に入る。
(大坂は妙な動きよ。若の危惧が当たったかもしれん。)

中内は、土佐・阿波に総動員をかけた。
その数一万五千。
ただし、彼は盛親の最後の言葉を無視した。
それは、淡路になだれ込めという指示。
(若は冒険主義に過ぎる。今は示威で充分。)

【一応、長曾我部家としては動員をかけておきます。大阪湾封鎖も念頭においてますw】
842上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/20 23:59
大坂城における口論もうそろそろ家に帰って寝てはいかがか?
また明日会いましょうということでw

でないと、俺もおだどんも動けんよ
843石河貞清 ◆NnBHBM9A.E :03/10/21 00:09
諸侯、上様がおねむのお時間にございます。
この本丸で騒がれては、上様がお怒りになりましょう。
それぞれ、一旦二の丸に退去いたし、休まれてはいかがか。
しかし、二の丸より出てはなりませぬぞ。門のすべては、直臣により固めております。
小西殿、石田殿の兵は、すべて三の丸、惣構うちの町屋まで退がらせていただけるか。
豊臣家に仇なすつもりはないのでしょう。お頼みいたす。
【今日はお開きの提案です。】
844石田三成 ◆wSfU4SmFXA :03/10/21 00:21
うむ。。。
上杉公が大坂に向かいだしたか。美濃からでは3日かかるか
某の家臣「銅鑼衛門」を使えば直ぐにでも大坂へ来れるが
法度に触れる故にそれは封印致そう。
上杉公が大坂へ急ぎ上洛している旨を伝えている事にしよう。
845毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/10/21 00:25
虎もやばいし、猛何がなんんだかw

時間軸は適当ね。

【京】

 隠密同心「治部様を通したのはやはりまずかったのでは?」
 小幡勘兵衛「ふむ、まあ良いわ。それより会津公が上洛するとか
       また禁裏の動きも面妖よ・・・」
 隠密同心「御意」
 小幡勘兵衛「毛利より借りた兵を併せても5000に満たぬか・・、
      これより京は混乱を招かぬ為、京奉行として治安の任に
      あたる。何人たりと洛中にて騒ぎをおこす者は豊家へ
      弓引く者と心得よ」
 隠密同心「は!」


【京奉行の命令の下、洛中に戒厳令が発布されました】
【瀬田の大橋を焼き払います】
【山科口を固めます】
【大坂へ京の治安回復・維持を報告します】
846毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/10/21 00:29
朝廷筋において

 世情混乱の中、石田治部に続き、会津中将までもが大軍を率いて
向かっておるとか。また最近禁裏回りによからぬ噂が出ております。
武事は豊家が責任をもってあたりますゆえ、聖上においてはお心静
かに遊ばすよう、ゆめゆめめったなことをお考え無きようお取り次ぎ
願いたい。

       小幡左衛門尉景憲
847毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/10/21 00:29
【後藤又兵衛の独り言】

 しかし秀元殿が死んだら、反秀元もまとまって万々歳だわな
848毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/10/21 00:33
【時はさかのぼって】

 大坂・東国の風雲を聞き

 ・毛利水軍が大坂へ向かって出発
 ・広島より桂元忠を大将に5000山陽道を尼崎へ向かう

【関白家へ】
 なにやらきなくさい世情のようで、及ばずながら兵を尼崎あたりまで
 出すゆえ、いつでも命を出されよ
 全ては関白殿下の命に従いまする。

       毛利秀就

【大谷家へ書状】

 大坂が気になるゆえ、上洛致します。ついては領内を通過すること
 許されたし。

毛利公が松平公を異様に毛嫌いしているのは
是即ち同属嫌悪だと理解すればいいのかな
850毛利秀元 ◆A30VZTENKA :03/10/21 00:40
>>849 ふへ?別に毛嫌いなぞsてませんぞよ?
表の会話はあくまで役ですからな。

同属といわれて否定はせんがw

851上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/21 01:08
毛利謀反!
橋を勝手に焼き払うとはw
毛利モードは暴虐不尽がデフォルトですから
嵐としか思えん
854無名武将@お腹せっぷく:03/10/21 12:13
自分で荒らして自分で静めて大手柄
これです
855大谷吉継 ◆I.8nk3m2zM :03/10/21 16:58
【毛利家へ返書】
上洛すること自体は止めませんが、兵を率いての行動はお控え下さい。
濫りに兵を動かす事は禁じられておりますゆえ。
僅かな供回りのみでしたら、秀就殿を留めさせる理由はありません。
ただ、先の件もありますし、むやみに外出なさらない方が良いと思います。
道中心配が尽きないのであれば、大谷家より兵を出し、大坂まで護衛致します。
856上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/21 17:41
>844
これにて石田領内通行許可ですなw
857織田秀信 ◆TytvlYFY12 :03/10/21 19:26
秀信が大坂についたのは日も暮れかかった夕刻であった。

使番「織田中納言家中の者也、入城のため開門願いたい!!」

【織田秀信の兵六千、大坂到着】
858上杉景勝 ◆j9lCIaXDC. :03/10/21 19:34
織田どんが入城ってことはワシもOKなんか?
859院 ◆hnohUcpUS. :03/10/21 20:06
毛利宰相が京に戒厳令を敷き、兵を伴い入京との知らせを
聞き、院は洛北から急遽、御所に戻った。

「毛利が京に戒厳令だと?勝手に兵を入れて、どういう腹積もりじゃ!」
院の怒りが頂点に達していた、かに見えた。
「これは好都合。早速、毛利に対し、参内を命ぜよ。」
(会津よ、貴殿は一瞬、遅かったな・・・・。)

毛利公に密書。
「洛中警護に参じ、貴殿の忠心深く感に堪えず。今後の警備に関し
ご相談いたしたく、まずは貴意を得たいがため、早急の参内を求む。
なお、禁裏においては昨今不穏なる噂があるとのことなれど、洛中の
安穏を望む以外の事なく、政事に関与の意図はいささかもなし。
                           (花押)
(京の町)
毛利当主秀就は御年七歳
史上最年少の殿上人の誕生に京の人々は困惑を隠しきれなかった
秀就が昇殿というのはありえないだろう。
秀元でしょ。
愚か者どもめ>>848を見よ。
秀就さまは既に漢字も達者であらせられるのだ。
凡百の幼児とは器が違うわ!
863毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/10/21 23:11
>>855

 後藤又兵衛「ふむ。今は無理強いできぬな」

【大谷家へ】
 ご懸念の議ごもっとも。とりあえず兵はいつでも出陣の用意は致しているので
 いつでも頼られよ。

【関白家へ】
 先に出した出兵の件ですが、とりあえず水軍のみにて支援つかまつります
 数は3000。当主秀就の名代として吉川元氏が同行致します。
864毛利秀就 ◆A30VZTENKA :03/10/21 23:18
>>859 朝廷筋に対して

 戒厳令はあくまで豊家奉行として、世情混乱に対するもの。
また聖上の身を守るためでもあり、豊家に対する忠義同様、
京において朝廷に対しても同じように尽くす所存。

当主幼少ゆえ、今後は後見人・毛利大蔵大輔元康及び小幡判官が
相談にあずかります。

(いつでも召還には応じます)
(院が直接出るわけにはいかないので、以下伝奏役の言葉)

>>864
大蔵大輔様へ
まずはご挨拶まで。麿はこの度、蔵人頭に叙任されました
従五位上姉小路修理亮伸晃と申す者。以後お見知りおきくだされたく。
さて、大輔様におかれましてはまずは御身を煩わせ、誠にかたじけのう
ござります。
 主上におかせられましては不穏の輩が洛中に入らぬよう、でき得れば
伏見・堅田口も封鎖し、外敵侵入に防げとの仰せにあらしゃいます。
なお、禁裏より恤兵料として、銀千貫を賜るとのこと。兵馬の労を
ねぎらって欲しいとの御諚であります。
>全ては関白殿下の命に従いまする。
額面通りの意味ならいいが、同じ手口は使わんことだ。
後出しじゃんけんは最も忌むべき行為。
867石田三成 ◆wSfU4SmFXA
石河の案内により二の丸に通された三成の元に岐阜中納言
大坂到着との知らせが届いた。
三成「石河殿に話し、織田殿を二の丸へお通しされるように」

織田秀信は三成の待つ二の丸へと向かいます。