1 :
無名武将@お腹せっぷく:
━━━━━アイテムの説明━━━━━
※参加者は、【フィールド略地図】【全参加者名簿】【鉛筆】【水とパン1日分】【懐中電灯】
【腕時計】を基本アイテムとして支給されています。
基本アイテムのレス末表示は特に必要ありません。
※参加者は不確定要素として、通常は単に【アイテム】と呼ばれる武器アイテムを、
各自1つづつ支給されています。支給された武器アイテムの制限はありません。
※参加者は、スタート時には普段着以外の、全ての装備を没収されています。
━━━━━【首輪】の説明━━━━━
※参加者は全員、耐ショック・完全防水の、銀色の【首輪】を付けられています。
※【首輪】には主催者用の、生存判定用高性能心電図・位置確認用発信機・爆殺用高性能爆薬が、
標準装備されています。
※【首輪】は、不正に外ずそうとしたり、禁止エリアに侵入すると爆発し、参加者を死に導きます。
最後の死亡者放送から100レス超過以内に死亡者が無い場合、全員の首輪が爆発します。
(以上の首輪に関しての情報は、参加者にも公開されています。)
━━━━━フィールドの説明━━━━━
※ フィールドは、下記地図を縦30キロ・横20キロ程度の範囲とする、後漢〜晋の支配地域を領域
としたミニミニ中国島です。
参考資料 →
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html ※ フィールド内の禁止エリアは、およそ300レス毎に1州づつ追加されていきます。
※ フィールド内に参加者以外の人間や、アイテム以外の強力な武器装備は存在しません。
※ 参加者には、『死亡者放送』『禁止エリア放送』のみ公開されます。
2げと
━━━━━お願い━━━━━
※ 本スレより新規参加武将の登場は一切認めません。
※ 一旦【死亡確認】表示のなされた死者の復活は認めません。
※ 参加者の死亡があればレス末に、必ず【死亡確認】の表示を行ってください。
※ 又、武器等の所持アイテム、編成変更の表示も、レス末に下記フォーマット、
もしくはリストの形式に従って行ってください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
@武将名[健康状態に被害があったときにはその状態]【アイテム】
※(状況変更)
個人の例
@司馬懿[左腕怪我・腹痛]【戟、弁当箱、チャイナドレス】
※ チャイナドレス着用中
パーティの例
≪三本の計(パーティ名)/3名(人数)≫
許[ネ`者]【お玉】&張飛[風邪気味]【ワルサーP38(小型拳銃)】&鄒氏【白衣】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※ 複数にわたる話(名前欄に「○/○」記載)は、3時間以内に最後まで連続で書き込んでください。
※ 雑談スレでスルー等の協議があった場合、その結果を本スレに必ず書き込んで下さい。
※ 本スレは800レス。または480KB になると書き込みを中止して引っ越します。
※ 最低限のマナーは守るようお願いします。※
★出されたご飯は残さず食べる。
(新しいお話を書く方は前からのお話を読んで無理のない設定にして下さい)
★転んでも泣かない。
(お気に入りのキャラが思わぬ展開になっても気持を切替えて次に進みましょう)
★おいらのギャグには大爆笑する。
(いろんなネタが出てきても、なるべくおおらかな気持で見てあげましょう)
5 :
若人 ◆I39gmP4ptw :03/06/08 20:55
記念。
〜パーティーの部〜
≪暴走逃れて劇団作り/5名≫
梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、眉尖鋼刀】&袁術【カイザーナックル】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン】
&左慈【ミネラルウォーター】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲、鉈】
トランペット】
&左慈【ミネラルウォーター】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲、鉈】
≪ティカラが・・・/2名≫
張宝【変化の杖、ナイフ、リポビタンD×10】&張梁【ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット】
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【はがねの剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
≪旗本二騎/2名≫
成宜[軽傷]【ナイフ、太い針】&程銀【盾、太い針】
≪荊州けん山組/3名≫
ホウ徳公【なし】&ホウ統【大徳利(中身どぶろく)】&徐庶【直刀、パチンコ玉30発】
≪奥様ズ/3名≫
魯育(睡眠中)【なし】&王美人(睡眠中)【消火器】&劉氏(睡眠中)【なし】
≪蜀命と二代目丞相/3名≫
向朗[左腕かすり傷]【ノートパソコン(電源つかず)、青[金工]の剣】
&蒋[王宛]【ノートパソコンとプリンター、花火セット(大袋、マッチ付き)、M16アサルトライフル】&向寵【蛇腹剣、弓、矢12本、ディフェンダー45口径】
≪ぶらり旅/4名≫
甘寧【陸奥守吉行、バントラインSP、玉爾、ゾリンゲンカード×2】&関平[左腕かすり傷]【AK47、片刃剣】
&関索[左肩軽傷・右脇腹軽傷。治療中]【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、飲料水、救急箱、釘バット】
≪お昼寝倶楽部/2名≫
厳政【ビニールシート】&袁夫人【看板】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠【料理道具、CDラジカセ】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠【大量のちょうちん】&波才【大量の浴衣、大工道具、杖】&程遠志【料理の材料】
≪ウミネコ団/3名≫
貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【催涙弾とガスマスクセット、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融【備前長船、ダイナマイト×1、ゾリンゲンカード×3】
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
≪旧知の友/2名≫
公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー】&劉備【スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ】
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛【大金棒】&簡擁【長鎖】
≪居酒屋王朗/3名≫
王朗[重症:気絶]【トランシーバー】&盧植【アウトドアの本、割れたビール瓶】&周倉【調味料、筍×2、シソ少量、ワラビ、フキ】
≪2人の天才児とその護衛/3名≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、鋼鉄の剣、長鉄矛】
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【ローラーブレード】&馬超【散弾銃、両刀ナイフ、釣竿(手作り)】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20】
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
≪少年リョウと少年シバイ/4名≫
月英[軽傷]【なし】&司馬懿(14歳)【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔[重症]【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮[右手負傷]【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭+1匹)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿&鷹
≪ゲレンデの神/2名≫
李典【スキーセット、ゾリンゲンカード8枚、ダイナマイト2発】
&夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン2か月分、非加熱製剤、3人分の服、カシナートの剣、コルトガバメント(弾残りわずか)】
≪陳泰と魔法のランプ/4名≫
陳泰【魔法のランプ(残り10本)、三節棍】&王双【正宗、手製流星鎚】&[赤β]昭【FA−MAS、竹槍】&朱讃【防弾スーツ、十字槍】
≪心の黒い三連星/2名≫
賈[言羽]【尖った竹竿】&陳宮【大工セット】
≪俺があいつで、あいつが俺で、/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート。囲碁セット】
≪誠の心/2名≫
夏侯楙【M92F拳銃】&程c【小太刀】
≪不惑/2名≫
呂布【血塗れの木刀、ハリセン、薙刀、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ、グロック17】 &高順【和泉守兼定】
≪許昌待機隊/4名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
≪探索隊/3名≫
関羽【シグ/ザウエルP228】
&張遼【山田セット(山田スーツ&山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)】
&夏侯惇【弓、44マグナム、槍】
≪この世も末だねぇ/2名≫
何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】
≪孫一家残りとその仲間?/3名≫
華雄【ハンドガン、一から学ぶ少林寺拳法、双眼鏡、P−90】&孫堅【マスケット銃、片刃剣、手裏剣、ロープ、サバイバルナイフ、青酸カリ】&陸遜【十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、スカウター(通して見ると武将の能力値がわかる)、ショットガン、古錠刀】
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
≪しんがりの意味ねぇ!/4人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】&審配【サーベル、鎖帷子、魔法のほうき】
&袁紹【ソーコムピストル(27発)、防弾チョッキ】
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王【各種調味料】
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[幾分か回復]【なし】&丁奉【双剣の片方】
≪ライダーズ/2名≫
越吉元帥【騎馬戦車】&黄権【マウンテンバイク】
以上、36チーム、107名(106名+1頭)生存確認
〜ピンユニットの部〜
@王氏【拡声器】
@王平【読めない説明書、ワルサーP5】
@郭嘉[睡眠]【レミントンM31、軍用ナイフ】
@華佗【手術器具、薬草、折り畳み式の槍、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃、ボウガン×30】
@韓浩【閃光音響手榴弾×5】
@紀霊(暴走)【三尖刀、トランペット】
@禰衡【携帯地雷14個】
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、???、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、
CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×11)】
@金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】
@黄蓋[取り憑かれ状態]【妖刀村正】
@蔡文姫【望遠鏡、バードコール、ロープ】
@司馬昭【スーツケース型戦術核爆弾 、グレネード×4】
@周瑜[睡眠]【ブーメラン、三尖刀】
@鍾会[疲労]【鉄鎖】
@蒋幹【呼び笛、ワルサーPP】
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコ少し、懐中電灯】
@孫峻[睡眠]【なし】
@董卓[火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×4、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット
サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
@文聘【スタンプ帳(残りスタンプ3)】
@劉協[火傷(軽)+打撲]【花火セット、火炎放射器】
@劉循[切り傷数箇所]【錆びた短剣、保存食少し】
@劉禅[重傷]【銃 魔法のタロットカード(18枚)】
@劉表【食べられる野草図鑑、エストック、警棒】
@凌統【探知機】
@魯粛【薙刀】
以上、25名生存確認 合計生存者132名(131+1頭)
《ア行》阿会喃、伊籍、于禁、于毒、袁熙、袁尚、袁譚、王允、王楷、黄皓、王抗、王子服、王植、王忠、王累
《カ行》[萠リ]越、何晏、賈充、何儀、郭、楽就、郭循、楽進、郭図、郭攸之、夏侯恩、夏侯恵、夏侯尚、夏侯覇、
軻比能、菅亥、関興、韓遂、韓暹、韓当、韓徳、韓馥、韓猛、魏延、牛金、牛輔、橋ズイ、許、金環三結、虞翻、
刑道栄、厳o、厳白虎、呉懿、麹義 黄叙、高翔、黄祖、公孫淵、公孫度、黄忠、孔チュウ[イ由]、孔融、
高覧、呉綱、胡車児、呉子蘭、兀突骨、呉班、皇甫嵩、呉蘭
《サ行》蔡仲、蔡夫人、蔡瑁、蔡和、蔡ヨウ、サク融、士仁、司馬炎、司馬師、周泰、周善、周魴、朱熹、朱桓、朱拠、
朱治、朱儁、朱然、朱褒、朱霊、淳于瓊、昌キ、蒋欽、鍾ヨウ、徐栄、諸葛均、徐盛、甄姚、辛評、鄒氏、成廉、
全j、曹叡、宋果、曹休、曹純、曹植、曹真、曹仁、曹性、曹爽、曹丕、曹豹、祖茂、祖郎、孫桓、孫権、孫策、
孫翊、孫尚香、孫魯班
《タ行》太史慈、朶思大王、張允、趙雲、張燕、張角、張疑、張勲、趙月、趙弘、張紘、趙昂、張済、張松、張譲、張任、
張超、趙統、張バク、張布、張苞、張楊、張翼、陳応、陳羣、陳式、陳就、陳生、陳登、陳到、陳琳、丁原、程普、
田豊、典満、董允、滕胤、[登β]艾、董厥、陶謙、董襲、董昭、董承、董茶那、董旻、ケ茂、董和、杜預
《ナ行》
《ハ行》馬元義、馬謖、馬忠、馬良、費イ、糜竺、麋芳、武安国、[イ専][丹≡](フトウ)、文欽、逢紀、鮑信、法正
《マ行》満寵、孟獲、孟達
《ヤ行》楊懐、羊[示古]、楊秋、楊修、楊柏
《ラ行》雷諸、雷銅、雷薄、李[イ寉]、李楽、陸延、陸凱、陸抗、陸績、李厳、李儒、李粛、李通、李豊、李蒙、柳隠、
劉永、劉淵、劉焉、劉[王奇]、劉宏(霊帝)、劉璋、劉j、劉岱、劉度、劉巴、劉弁、劉封、劉曄、呂翔、呂常、呂伯奢、
呂範、呂蒙、路昭
《ワ行》
以上、219名死亡確認
132名の生存を確認、219名の死亡を確認
〔全登場者:現在351名〕
現在禁止エリア:司州、青州、涼州、益州、幽州
※首輪の盗聴システム:現在名前が「は」「り」で始まる武将の首輪は盗聴機能を停止しています。
「前回までのあらすじ
力を合わせ心の黒い三連星の策謀を打ち破った、旗本二騎と劇団!
おしくも3人の犠牲をだしたが、「さぁ今度こそ劇団員を増やすぜ」
そういき込んだ所で曹洪の手が迫ったぁ!!
言ってる事が本当なだけにその後がどうするかは楽しみだがまぁいい!!
旗本二騎と劇団の運命はいかに!
物語も佳境、果たして乗り切れるか?
今回「逆転劇団」盗作だね!!」
「誤解じゃ…」
袁術の声ももう届かない。
成宜と程銀がナイフと太い針を構え場に緊張が走る、もう打つ手がないそう思い
剣や鉈をかまえる劇団の人々、さぁ突っ込むぞと旗本三騎。
とその時二人の頭上に水が降ってきた
成宜「ほぇ?」
程銀「なんだぁ?」
突然の降ってきた水に驚く二人、場の緊張がほとんどなくなったと同時に、
どこから水が来たんだと思い上を見て、更に驚く二人
なにしろ鳥がペットボトルの容器を持っていたのだから
程銀「なっ、なっ、なんなのだー!!」
??「ふっ。私の名前が知りたいか・・・良いだろう!私の名前は左慈だ!!」
あんまり人の話を聞いていない左慈は、名を名乗りつつ地面に降り立つと同時に、
まず曹洪に化けてから左慈に戻る
もうそれで袁術はわかった左慈が何をしたいかを、だからこう言った
袁術「というわけで成宜と程銀、この変装の達人左慈と劇団作りを目指そう!!」
元々信じやすい(騙されやすい)二人組はこの罠にあっさりひっかかり、危機はなくなった
その後「悪趣味すぎです」といわれ二人に殴られた意外には特に問題は起こらなかった
袁術「でこれからどうする?」
梁剛「北に向かい先ほどの人物達を倒しましょう、仲間達の仇です!」
袁術「そうじゃな。」
≪暴走逃れて劇団作り/7名≫
袁術【カイザーナックル】&左慈【ミネラルウォーターの容器】&梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、眉尖鋼刀】&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン】
&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲、鉈】&成宜[軽傷]【ナイフ、太い針】&程銀【盾、太い針】
※心の黒い三連星を追いに北へ向かいます。
劉協は必死で董卓の姿を追い求めるが、
元々非力な癖に重装備なので動きが遅くて仕方ない。
それらしき影を見かけては炎を放射するが効果はあげていないようだ。
むしろ逆に煙などで視界が遮られ不利な状況に追いこまれているのだが、
戦闘経験の無い彼にはそれが分からなかった。
劉協「おのれ董卓!何処に行った?」
目を擦りながら辺りを探す劉協。
その時煙の切れ目に映る人影があった。
劉協「最大火力だ!くらえ董卓!!!」
轟音をあげ人影を炎が飲み込む。劉協は勝利を確信していた。
劉協「そうだ、死体を確認しておかねば油断はできない。」
前回の教訓を生かし、死体を確認する。
死体は強力な炎を受け既に一部が炭化していた為、
董卓とは分からないぐらいだった。
だが先程の別の死体は向こうにある。今度こそ間違いはない。
劉協「やった!遂に悪を滅ぼした!」
感涙に咽ぶ劉協。だがその姿を背後から見る目があった。
董卓「・・・・・・だから甘いのだよ。」
放たれた弾は火炎放射器のタンクを直撃する。
劉協には何が起きたか分からなかったはずである。
銃声に気付いた時には、彼の五体はタンクともに四散していたのだから。
董卓「ふん、愚か者は死してようやく役に立つ様だわい。」
董卓は孫尚香と李[イ寉]の黒焦げになった死体を一瞥すると、
その場を何事もなかったの様に悠然と去って行くのであった。
董卓[火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×4、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット
サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
劉協【死亡確認】
※アイテムは破壊されました。
力になってくれそうな武将を探し続けていた関羽一行。
南方へその捜索を広げた時に彼らは出会った。
夏侯惇「あれは孫堅じゃないのか?」
張遼「彼なら話は通じそうですね。」
友好的に近付く三人。
だか相手の反応は予期した物とは違っていた。
孫堅「なるほど、確かに興味のある話だ。
だが残念ながら強力はできんな。」
関羽「何故です?」
孫堅「私は息子達と約束したのだ。戦い続けるとな。」
張遼「では一緒に戦いましょう!」
孫堅「すまんな。私は最早後戻りをする気はないのだ。」
陸遜「待って下さい!」
孫堅「陸遜、言うな。もう決めた事なのだ。それにな・・・。」
華雄「関羽、俺はもう一度お前と戦ってみたいと思っていた。」
孫堅「そう言う事だ悪く思わないでくれ。」
≪探索隊/3名≫
関羽【シグ/ザウエルP228】
張遼【山田セット(山田スーツ&山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)】
夏侯惇【弓、44マグナム、槍】
≪孫一家残りとその仲間?/3名≫
華雄【ハンドガン、一から学ぶ少林寺拳法、双眼鏡、P−90】
孫堅【マスケット銃、片刃剣、手裏剣、ロープ、サバイバルナイフ、青酸カリ】
陸遜【十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、スカウター(通して見ると武将の能力値がわかる)、ショットガン、古錠刀】
※戦闘開始!
華雄は関羽に 孫堅は夏侯惇に挑みます。
陸遜、張遼は態度を決めかねています。
今は深夜である。眠気が二人を襲う。さらに、思惑が外れた事により多少気が動転していた
のだろう。その上、文官に長距離暗闇を走り続けるのは困難だった。≪心の黒い三連星≫は
近くの草むらに隠れて休憩していた。暗闇の中である。見つかる可能性は低い・・・。
そう、彼らの判断力は限界に達していた・・・。
突然目の前が明るくなる。瞬時の目の前の変化に耐えられるはずも無く、目の前がチカチカしている
状態で臨戦態勢にはいる。人影が見える。それがこちらに襲い掛かって来る。
腹に激痛が走り、その後首に突き刺された鋭利な刃物によって、賈[言羽]は意識を永遠に失った。
同じように、陳宮もはっきりしない視界の下、何か固いものに頭を殴られ、
倒れたところを馬乗りにされる。上に乗っている男が話し掛けてくる。
「人の命とは軽いものだな。」
「そう、お前の命もじゃ。おぬしの仲間は単純でな。落とし穴如きで死におったわ。
本当に、人の命は軽いもんじゃな。」
陳宮への皮肉のつもりが、逆に皮肉られている事に気付き、怒りをあらわにしながら
程銀は針で陳宮のこめかみを貫いた。
その後張昭が今後の方針について考えようと提案した。だが、成宜は一言
「この深夜ではいいことも思いつきません。皆さん仮眠でも取られてください。
僕ら二人で見張りをしますんで。」といい、半ば強制的に皆を寝かしつけた。
劇団員(特に袁術)は疑う事も無く仮眠を取った。この二人は『単純』だと侮って・・・
「ただの馬鹿としか言い様が無いな。」
「うんうん。ところでさ、どうして殺さなかったのさ?少し武器も置いていったし・・・」
「なあに、この世界で劇団なんか作ろうとしてる馬鹿の今後を、放送を通して
知りたいとおもってな。」
「ところで、紀霊って言う人が仇じゃなかったら?」
「ま、多分あいつだろう。話としては通るからな。もしくは仇を殺したのがあいつってことだ。」
寝ている5人から武器を奪って、成宜と程銀は宛へと戻る。韓遂の仇をとるために。
数分後、ふと目覚めた荀正が急いで皆を起こし、騙されたと(寝ぼけている袁術以外は)
気付いたようだが、それはまた別の話である。
【賈[言羽]:死亡確認】
【陳宮:死亡確認】
≪旗本二騎/2名≫
成宜【ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、大工セット、鉈、太い針】
&程銀【盾、カイザーナックル、眉尖鋼刀、太い針】
※宛へと戻ります。紀霊を殺すことが目標です
≪暴走逃れて劇団作り/5名≫
袁術【なし】&左慈【ミネラルウォーターの容器】&梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※尖った竹竿、ナイフが放置されています。
本来であれば関羽達に声を掛けられていたはずの二人。
しかし、夏侯惇の「あいつらが特に優秀そうには見えないぞ」の
一言で相手にもされず放置されたようである。
そんな事はしらない二人は今日も走り続ける。
越吉元帥「俺は風だ!風になるんだぁ〜!」
黄権「いやぁ〜今日も風が気持ち良いですなぁ〜♪」
≪ライダーズ/2名≫
越吉元帥【騎馬戦車】&黄権【マウンテンバイク】
前スレ479で蒼天の二人を葬り、司馬慰捜索の為動き出していた司馬昭の頭に何かが飛んできた。
それは先程の爆風で吹き飛んだ雀牌だった。急な衝撃だったので司馬昭はよろけ、思わず倒れた。
もっともダメージそのものは全然対した物ではないので、司馬昭は頭をこすりながら起き上がる。
だが今の衝撃で地面にグレネードが散らばってしまっていた。
落ちた衝撃で爆発して危ない!司馬昭は咄嗟に伏せた。
・
・
・
爆発音が聞こえる様子は無い、どうやら大丈夫だったようだ。
司馬昭は安心してグレネードを拾い集める。そして最後の一個を拾い上げた時また雀牌が飛んできた。
しかし今度は司馬昭ではなく、司馬昭の持ってるグレネードのピンに向かってだった。
雀牌がピンに引っかかりそのまま外れた。
司馬昭がその事態を理解できないまま爆発。その次に大爆発。長安の一部は灰と化した。
大爆発の中心にいたにもかかわらず、司馬昭は何があったのか理解できずにたたずんでいた。
そんな悩んでいる司馬昭の肩を誰かが叩いた。驚き振り向いたその先には死んだはずの陳登・鐘ヨウの姿が有った。
鐘ヨウ「抜ける方法はトップを取るか、ラスを取るかだけだ。途中抜けなど許されない。よって迎えに来た。」
司馬昭「何を言うか!ワシにそんな暇は無い!父上を探しこのゲームの主催者を倒さなくてはならぬのだ!!」
陳登 「それは無理だぜ、俺らと話してるのがその証拠さ。」
司馬昭とてあの司馬慰の息子、ここまで聞きけば自分の身に何が起こっていたのか理解できた。
陳登 「じゃあ行こうか、こっちでは面子を探す手間がない。なんならまたチーム戦でもいいな」
昼なのに流れ星が三つ長安を横切った。
司馬昭【死亡確認】
※長安の一部は完全に廃墟です。音もすさまじいです。グレネードは全て壊れました。
「・・・で、これからどうします?」騙されてしまった一同の中で、荀正が話を切り出す。
「そうじゃな、これからハイキングに・・・。」
「陛下は黙っていてください。まぁ、殺されなかっただけでも儲けものでしたけどね。」寝ぼける袁術に対して梁剛がツッコミをいれる。
「そうじゃな。2手に分かれたらどうじゃ?」と、張昭が提案する。
「二手ですか?」
「うむ。片方は宛城に戻り、武器の回収と紀霊殿を連れ戻す。それが無理なら様子を見てくるのじゃ。そしてもう片方はこのまま長安へ進むのじゃ。」
「長安・・・ですか?」
「その地方は、まだ行ったことがないからのう。団員志願者が見つかるかもしれんぞ。」
「・・・やれやれ、しょうがないのう。じゃ、わしが紀霊を連れ戻して来るとするか。」と、ようやく目が覚めた袁術が言った。
「しかし陛下、その役目は危険では・・・」
「ま、元々わしがまいた種じゃからな。まぁ、何とかなるじゃろ。」
「それじゃあ、わしも着いていくとするかの。かっかっか」左慈も袁術と共に行くつもりのようだ。
「じゃ、わしらは長安に行くからな。ま、その図太い根性でせいぜい生きて帰って来るんじゃな。」
「ふん、お前のような老いぼれより先にくたばってたまるか!」笑いながら口喧嘩をする袁術と張昭。
「左慈殿、陛下を頼みましたぞ!」
「おぅ、任せておけ!」
かくして、一行は少ない武器を分け合い、二手に分かれる事になった。
≪劇団偵察隊/2名≫
袁術【尖った竹竿】&左慈【ミネラルウォーターの容器】
≪劇団勧誘隊/3名≫
梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※二手に分かれました。偵察隊は宛城の西門、勧誘隊は長安に向かいます。
>>20で司馬昭が爆死し、それに伴いケースの中に入っていた爆弾が爆発した。
しかし幸い他には影響が出る事は無かった。実際核と名前がついてるのはただ
すごい爆弾と書くよりも核と書いたほうがすごそうだ!という主催者の単純な考えだった。
一方そのころ長安の端で歌っていた馬騰's バンド with 劉理 の六人は今最高潮に達していた。
馬騰「うおぉおおおおおお!!!ラストナンバーいくぜーーーーーーー!!!!!」
曲が流れ出し、馬騰が歌い始めようとしたその時爆音が鳴り響く。
その音に煽られて負ける物かとばかりに、馬騰はより大きな声で歌い馬休・馬鉄も無駄に盛り上がった。
その一方で真面目に警護していた馬超は劉理を影に隠し、散弾銃を構え辺りを見回し
馬岱は何の爆発か確認するべく回りを見まわした。するとちょっと遠くの都があった方が
黒焦になっているのが見えた。
爆発の規模には驚いたがあれだけの爆発では、その爆発を起こした者も生きてはいないだろう。
馬超は引き続き見張りになり、馬岱は馬騰達のところへ戻った。
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20】
※最高潮!
いったいどのくらい漫才をしていたのだろう?
とにかく劇団捜索隊の四人は、頭にあるネタ全てを一度に発表していた。
そんな狂乱の宴も終りを告げる。
四人「ありがとうございましたーーー!!!」
・・・・・・・・パチ・・・パチ…パチパチパチ・・・・パチ・・
明らかに義理拍手という感じだ。
夏侯和「ウワァン!!!モウコネェヨ!!!!!」
泣きながら走り去る夏侯和
夏侯威「ウワァン!!!マッテヨ!!!!!」
同じく泣きながら走り去る夏侯威
張衛「ウワァン!!!オレヒトリオイテクナヨ!!!!!」
一人置き去りにされたショックで泣いて、その後を追う張衛。
本当に一人残された張魯は夏侯和・夏侯威・張衛の名前を口に出しながら、指折り人数を確認していた。
張魯「え〜とわしらは四人いて、二人が消えた後に弟が……!!!」
張魯「ウワァン!!!オレノソンザイ ワスレルナヨ!!!!!」
すごい勢いで走り去るスカラー派返しの達人たちを見て誰からともなく呟く
厳政「…昼寝の続きでもしますか」
袁夫人「そうですね…」
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和[泣]【はがねの剣】&夏侯威[泣]【鉄の斧】
&張衛[泣]【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯[仮]【長刀】
≪お昼寝倶楽部/2名≫
厳政【ビニールシート】&袁夫人【看板】
≪黄巾党残党/5名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠【料理道具、CDラジカセ】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠【大量のちょうちん】&程遠志【料理の材料】
※漫才が終わりました。劇団捜索隊は泣きながら走り回っています。他七人は現状維持
孔融の亡骸を求めて、禰衡は南に進路を取った。
もっとも、禁止エリアの涼・司両州に挟まれた雍州ではそれ以外に選択肢は有り得なかった。
―― 文挙の死んだ場所。そこがもし、禁止エリアに指定されていたら。
その可能性も否定できない。
――しかし、 恐らくそれはない。
そう思うことに何の根拠もない。ただ、不思議とそう思えてならなかった。
ラスで迎えた最後の一局。
ただ、運のみ。運のみで逆転トップを掴んだ。
―― 人は死ねば土くれに還るのみ。そこに意思など存在しようものか。
そう思っていた。しかし、今は―― 。
「文挙。待っていてくれ」
呟いた。
月明かりが禰衡の行く先を淡く照らす。
それは、思いのほか明るかった。
@禰衡【携帯地雷14個】
※孔融の亡骸を探して南下中。このまま進めば上庸です。
>司馬昭が爆死し、それに伴いケースの中に入っていた爆弾が爆発した。
>しかし幸い他には影響が出る事は無かった。実際核と名前がついてるのはただ
>すごい爆弾と書くよりも核と書いたほうがすごそうだ!という主催者の単純な考えだった。
経緯はともあれ盛り上がっていた馬騰一行。
だが途中でなんだか気分が悪くなり休憩となった。
現に馬休などは急に血を吐いていた。
馬騰「休、大丈夫か?」
馬休「えぇ何とか。一休みすれば大丈夫です。」
馬岱「しかし、この黒い灰はなんでしょうね?
先程の轟音と関係があるかもしれないですね」
数刻後馬休の容態が急速に悪化し命を落とすものの、
彼らにはその原因が何であるが分からなかった。
≪馬騰's バンド with 劉理/5名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬鉄【バッテリー】 &馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20】
馬休【死亡確認】
もはや恒例となってしまったスタンプ探し。私は長安の都をくまなく回っていたところであった。
しかしそこに突然起こった大爆発。(
>>20)
爆心地からはそこそこ離れていたので最悪の事態は免れたものの、
爆風によって飛んできた大量の瓦礫のうち1つが頭に見事にヒットしていた。
スタンプ探しに気が回っていなければ避けられたかもしれなかったが、タイミングが悪かった。
もう頭の中が真っ白だ。
私はこんなところで倒れてしまうのか・・・?
@文聘[気絶]【【スタンプ帳(残りスタンプ3)】
鍾会は夜になっても黄蓋に追いかけられていた。
体力の限界だ。あの城に誰もいなかったら中の民家に立てこもって奴をやり過ごそう。
なんとか気力を振り絞って城にたどり着く。
門をくぐろうとした時、別の方向から来た2人組みに遭遇した。
夜なのでお互いに存在に気づくのが遅れたのだ。
向こうは慌てて発砲してくるが無視して城内に逃げ込む。
そのあと、更なる銃声と悲鳴が聞こえてきた。
やった。なんとか作戦は成功だ。あの老人とやっと別れられると思い後ろを振り返った。
な・・一瞬のうちに2人を切り殺した老人がこちらに向かってきていたのだ。
もう少しまともに抵抗しろよ・・・鍾会はもう逃げる気力を失っていた。
ここまでか。そう思った時、突然老人の前に大男が立ちふさがった。
「退屈していたんだ。ご老人お相手願おうか。わが名は燕人張飛だ」
老人は無言のまま張飛に飛び掛っていった。
張飛VS黄蓋戦闘開始
成宜【死亡確認】 程銀【死亡確認】
ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、大工セット、鉈、太い針、盾、カイザーナックル、眉尖鋼刀、太い針は放置
@黄蓋[取り憑かれ状態]【妖刀村正】
VS
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛【大金棒】&簡擁【長鎖】
※簡擁は戦いに参加せず、周りの様子を見張っています
@鍾会[逃げる気力もないほど疲労]【鉄鎖】
(´−‘).。oO(職人さん、ちょっと書き込みストップしてね。
雑談スレで審議中なので、ご迷惑かけますm(。。)m)
(´−‘).。oO(職人さん、ご協力感謝。
スルー判定の結果が出てるので、雑談スレで確認ください。
スルーは25のみということで再開m(。。)m)
張飛VS黄蓋戦闘開始
成宜【死亡確認】 程銀【死亡確認】
ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、大工セット、鉈、太い針、盾、カイザーナックル、眉尖鋼刀、太い針は放置
@黄蓋[取り憑かれ状態]【妖刀村正】
VS
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛【大金棒、斬馬刀、鉄球×9】&簡擁【長鎖+鉄球】
※簡擁は戦いに参加せず、周りの様子を見張っています
@鍾会[逃げる気力もないほど疲労]【鉄鎖】
に訂正します。
>>16の少し前、曹操の元へ戻ろう、夏侯惇が急にそんな提案を出した。なぜ急にそんな事を?
疑問に思ったが二人夏侯惇に問う。
夏侯惇「ゲームも中盤に差し掛かっているのに、あんなところでのんきに飯を食ってる奴が生きてるという事は
ここには乗り気な者はいない、そして非戦闘的で有能な人材ならあんな目立つところで飯を食う奴を見れば
乗ってる奴がその二人を攻撃したさいに巻き込まれては困るから、と離れるであろう。だからここは探すだけ無駄だ。」
張遼「…一理ありますな、私はその案に賛成しましょう。関羽殿はどう考えますか?」
関羽「お二人が賛成なら某が言う事は何も無い」
夏侯惇「では一度猛徳の元へ戻るとしよう」
そんな訳で三人は曹操の元へ戻るため、許昌の城の一角へ入る。
何かをもめている様子の、≪誠の心≫の二人がいた。その二人が魏将、しかも敵意がある割には無防備過ぎるし。
曹操達が何も反応してないのもおかしい。よって安全だとは思うが念の為に二人は陰に隠れ、夏侯惇が代表して話し掛ける。
夏侯惇「これは子林に仲徳殿、奇遇であるな」
夏侯楙「お・・・親父・・・・」
程c「おうこれは元讓殿ではないか、無事に出会えて良かった。」
そういうと程cは夏侯楙を肘でつつき、もう観念しろといわんばかりの目線を見せた。
夏侯楙「えーと、あの、その…実は…そのぅ……」
夏侯惇「男ならはっきり言わんか!!!!!」
もじもじしてる息子の姿に思わず夏侯惇は怒鳴り声を出した。このゲームではそれがどのくらい危険か知ってたはずなのに…
そしてその怒鳴り声だけで夏侯楙は思わず後ずさりしたが、一歩だけで踏みとどまり。今度ははっきりと声に出し言った。
夏侯楙「我父上亡き後後を継ぎ一軍を任されたが、不甲斐なくも負け!そのまま逃げ帰った事を今詫びに来た!!」
夏侯惇「この腑抜けが!!逃げ帰り詫びるぐらいならなぜ今自害せぬか!!!」
夏侯楙「我が今自害し武器を汚すより、殿の弾除けになった方が良いという事が分からぬか!!!」
とここまで叫んだのとほぼ同時に夏侯楙はぶっ倒れた。程cが心配して見ると極度の緊張のせいか気絶してしまっていた。
夏侯惇も息子を心配して歩み寄り、関羽と張遼はこんな時に大声で言い合いをする親子を見て苦笑しながらよってきた。
そして夏侯惇はそのまま気絶している夏侯楙を担ぎ、そのまま曹操のところへ戻った。
すると曹操は耳をふさぎ、子供がいたずらをしてる時のような表情で夏侯惇を眺めていた。
そして次に荀[或〃]・典韋・許[ネ`者]の方を振り向き言った。
曹操「お前達は何をしている。あの大声の主を目の前にしてその状態でいると鼓膜が破れてしまうぞ」
その曹操の言葉に大して笑いを必死で堪え震える荀[或〃]に、大笑いする典韋、そして許[ネ`者]は慌て真剣に耳を塞いだ。
当の夏侯惇は顔を真っ赤にして曹操に何か言いたそうだ。
曹操「まぁ元讓よ、まずはここに座って落ち着いて探索の結果でも報告せんか」
耳を塞いだまま曹操は言った。
探索隊の報告の中身は簡単である。王双達の事は曹操も知っていたし、夏侯楙と程cに関しては曹操を目の前にして
急に臆病風にふかれた夏侯楙を程cが早く合流しようとせかす物だった事も知っていた。
それを知ったが為に、その二人への警戒態勢を解いた訳であるから。
そして待機隊の方も特に収穫は無かった。劉禅を仲間に入れようとして断られ、蒋幹には銃を渡してそのまま。
報告はこれで終わった。そして次の方針を話し合い、単純に北にいないなら南にいこうという事で探索隊は南へと向かった。
それからしばらくすると孫堅達に出会い
>>16へとなる。
≪許昌待機隊/4名≫
曹操【釘バット】
&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】
&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
≪誠の心/2名≫
夏侯楙[気絶]【M92F拳銃】&程c【小太刀】
※誠の心と許昌待機隊は許昌に待機です。敵対心はありません。
≪探索隊/3名≫
関羽【シグ/ザウエルP228】
張遼【山田セット(山田スーツ&山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)】
夏侯惇【弓、44マグナム、槍】
※南へ向かい
>>16となります。
「いくぞ!」
片刃剣を振るって関羽に切りかかる華雄。
関羽は張遼から山田戟を奪うように受け取り、それに答えた。
陸遜が隣を見ると、すでに夏侯惇と孫堅は打ち合っていた。
――困ったな。結局、この人たち戦うのが好きなんだよなぁ…。
スカウターで能力を調べてみても、彼らの武力にほとんど差はないようだった。
「これでは時間がかかりそうですな。」
張遼が話し掛けてきた。
「そうですね。少し様子を見ましょうか。」
二人は近くで戦いを見守ることにした。
しかし、長期戦になりそうだという彼らの予想は外れていた。
二組が戦いを始めたその時、すでに悪魔がすぐそばまで近づいていたのだった。
≪探索隊/3名≫
関羽【シグ/ザウエルP228、山田戟】
張遼【山田セット(山田スーツ、山田戟貸し出し中)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)
夏侯惇【弓、44マグナム、槍】
≪孫一家残りとその仲間?/3名≫
華雄【ハンドガン、双眼鏡、P−90、片刃剣】
孫堅【マスケット銃、手裏剣、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀、一から学ぶ少林寺拳法】
陸遜[スカウター装備中]【十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、スカウター(通して見ると武将の能力値がわかる)、ショットガン、青酸カリ】
董卓[火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×4、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
※関羽は華雄と夏侯惇は孫堅と接近戦をしています。張遼と陸遜は近くで見守っています。
※探索隊、孫一家残りとその仲間?と董卓はまだお互いに気付いていません。距離的には300Mくらい離れています。
「オラオラオラ、どうしたどうした!」「コロス…コロス!」
宛城西門側の戦い、張飛vs黄蓋は張飛が押していた。
とはいえ張飛の得物は斬馬刀。扱い難い武器だが張飛の膂力なら十分に使いこなせる武器だった。
「…やれやれ」
簡擁は半ば呆れながら、しかし目ざとく武器を回収していた。
元々諸葛亮が加入するまでの劉備軍は、簡擁がかなりのポジションを占めていた。
劉備は戦の天才ではないし、関羽は頑固、そして張飛は旗揚げ期は特に無謀だった男。
生き延びる為の駆け引きの面で言えば、簡擁の功績は計り知れないだろう。
そんな彼の駆け引き・判断能力は、このバトルロワイアルで十二分に発揮されていた。無論相性のいい張飛とのコンビだったせいもあるが。
「曹家のガキは逃げて…門では紀霊といかれた武将の戦い…か」
気絶寸前の鍾会はしばらく動けそうにない。少し離れた場所にある、拾い放題の道具をいくつか拾うと、張飛を見守る事にした。
「グオァ…ヌゥ!!」
張飛のすさまじい一撃を受けて、黄蓋が一瞬下がった。─だが。
「コロスコロスコロス!!」
捨て身…というよりは持ち主の身体など気にしないような体勢で、黄蓋が突撃してくる。
「うおっ……!?…痛ぇな、このくそがぁ…これでも食らいやがれ!!」
黄蓋の突きが僅かに腕を抉り、張飛が完全に本気になった。
腰に下げた大金棒を取り出すと、刀ごと黄蓋を吹き飛ばす。かっ飛ばされた黄蓋は刀を掴んだまま、門の方まですっ飛んだ。
しかし立ち上がる黄蓋。紀霊らも戦いに集中していて気付かない。
その時だった。
「紀霊〜、迎えに来たぞ〜」
何処からか聞こえた大声、それが簡擁の勘に警鐘を鳴らした。
「……まずい。…翼徳!!一旦退くぞ!!」
張飛は怒るだろうな…そう思いつつも簡擁は拾った針をぶん投げ、さらに拾った銃をぶっ放す。
針は黄蓋の左腕を掠め、銃弾も何箇所かに直撃する。…しかし黄蓋は倒れない。
「翼徳!あいつは人外の何かだ!怪我する前に退くんだ!」
「…しかし、ぶっ倒した方が…」
張飛は内心不満そうだが、何かしら感じたのだろう、話を聞かないでもない態度である。
「これは今までの戦いじゃねえ!勝たなきゃいけない戦いじゃなくて…負けなければいい戦いなんだ!」
「!!」
張飛も気付いたのだろうか、納得した顔で簡擁から盾を受け取り、少し残念そうに南へ走り始めた。
…そして、三つ巴に近い状態の中に到着したちょっと不運な袁術達。
袁 │
│
道具 鍾 │
門
黄 │
│
張vs紀 │ 循
└──門───
張&簡
↓
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×9、盾】&簡擁【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
※離脱。南の方向へ。
@鍾会[逃げる気力もないほど疲労]【鉄鎖】
@黄蓋[取り憑かれ状態、左腕負傷、数箇所銃創]【妖刀村正】
※まだまだ戦る気です。
@紀霊(暴走)【三尖刀、トランペット】
vs
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※戦闘中。
≪劇団偵察隊/2名≫
袁術【尖った竹竿】&左慈【ミネラルウォーターの容器】
※到着。近くにカイザーナックル、眉尖鋼刀、大工セット、太い針×2が放置。
華雄「嬉しいぞ関羽!お前とまた戦えるとはな!」
関羽「ふん、何度やっても同じ事よ!」
激しい斬撃が辺りに響き渡る。
華雄「さすがは関羽。ならこれはどうだ?」
関羽「?!」
関羽の左肩に激痛が走る。
華雄のハンドガンの抜き打ちを受けたのだ。
一方夏侯惇と孫堅もまた激しい打ち合いを演じていた。
槍を持っている夏侯惇の方が、
間合いを取る上では有利なはずであった。
しかし、孫堅は古錠刀とサバイバルナイフを巧みに扱い
そんなものはものともしていなかった。
夏侯惇「早い。。。。。」
孫堅「まだまだだぞぉぉぉぉぉ!!!」
雄叫びともに一気に懐に飛びこむ孫堅。
間一髪斬撃を防いだつもりだったが、
槍の柄を叩き切られていた。
夏侯惇「なんだと?!」
孫堅「終わりだ夏侯惇。」
古錠刀が音を立てて夏侯惇の体に滑り込む。
「ぐおっ!」
だが苦痛を出したのは孫堅であった。
夏侯惇がその腕を押さえなんとへし折ったのである。
夏侯惇「このままで終われるかよ。」
致命傷であるはずにも関らず、
自分の体に刺さった剣を抜き不敵に笑う夏侯惇。
次の一撃が勝負を決める。
戦いを見守る陸遜と張遼は固唾を飲んで見守っていた。
≪探索隊/3名≫
関羽[左肩負傷]【シグ/ザウエルP228、山田戟】
張遼【山田セット(山田スーツ、山田戟貸し出し中)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)
夏侯惇[重症]【弓、44マグナム、古錠刀】
≪孫一家残りとその仲間?/3名≫
華雄【ハンドガン、双眼鏡、P−90、片刃剣】
孫堅[右腕骨折]【マスケット銃、手裏剣、ロープ、サバイバルナイフ、一から学ぶ少林寺拳法】
陸遜[スカウター装備中]【十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、スカウター(通して見ると武将の能力値がわかる)、ショットガン、青酸カリ】
董卓[火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×4、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
※関羽は華雄と夏侯惇は孫堅と接近戦をしています。張遼と陸遜は近くで見守っています。
※探索隊、孫一家残りとその仲間?と董卓はまだお互いに気付いていません。
距離的には300Mくらい離れています。
「紀霊〜、迎えに来たぞ〜」
袁術はあまりに不用意だったと言わざるを得ない。
猛獣相食む檻の中に裸で飛び込んで来たも同然なのだ。
この緊張感のない獲物に、最初に反応を示したのは黄蓋だった。
「コッ…コロスッ!! コロスッッ!!」
黄蓋、もとい妖刀は火花を散らす闘いを望んでいるのではない。それが望むものはひとつ。
一方的殺戮。
妖刀が、面倒な張飛より袁術を獲物に選ぶのは至極当然のことと言えた。
「わわわっ! 狂ったジジイが向かって来るぞっ! 左慈、何とかせい!」
事ここに至って、漸く袁術も事態の深刻さを理解した。
(……この男には、そこらに転がっておる死体は目に入らなかったんじゃろうか? 無闇に敵の注意を
引いてどうする……)
心底呆れながら、左慈は盾になるかのように袁術の一歩前に進み出た。
それと同時に唸りをあげて振り下ろされる妖刀。疾風のような斬撃は、寸分違わず左慈の頭骨を両断
した。
「わっわっ…うわぁぁぁぁぁっ!! ひ、人殺しっ!!」
腰を抜かして叫び声をあげる袁術。
「コロス……」
無慈悲に一言発すると、黄蓋は怪しく煌く妖刀を振り上げた。
刹那、何かに弾かれたように黄蓋の躰が宙に舞った。斜面を転がる丸太のように、数度大地に殴打を
加えられたそれは、数メートル先で漸くその動きを停止した。
「勝手に殺すでない」
そう言って目の前に立つ男は、紛れもなく左慈であった。上下に開いた両の掌からはブスブスと煙が
立ち昇っている。
「ひい、出たぁっ!」
「じゃから死んどらんと言っとるじゃろうが! 斬られたのは儂の幻影じゃ! ほれ、ちゃんと足も
付いておる」
「ホ、ホントじゃ。一体どうして……?」
「儂は仙人じゃぞ? 幻術を使うくらい朝飯前じゃ。忘れたわけではあるまい?」
「……」
(……本当に忘れておったらしい……)
「と、ところで今の技はなんじゃ? 素手で吹っ飛ばしたように見えたが?」
「(話題を変えよったな……)発勁というものじゃ。これをやると疲れるから、あまりやりとうはないん
じゃがな……。まぁ、その分威力も抜群じゃ。あれも小一時間は動けぬよ」
「ん? 左慈よ。お主、斬られてないと言ったよのう?」
「左様。掠り傷ひとつないじゃろ?」
「……額から血が出ておるように見えるが……? 気のせいかのう?」
有り得ないといった様子で額に手をやる左慈。しかし、確かに袁術の言った通りであった。
(馬鹿な……。虚を斬り裂いて実にまで切っ先が及ぶなど……)
さしもの左慈も戦慄を覚えた。
二人の視線の外では、動くはずのないものが僅かにその指先を震わせていた。
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×9、盾】&簡擁【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
※完全に離脱しました。
@鍾会[逃げる気力もないほど疲労]【鉄鎖】
@紀霊(暴走)【三尖刀、トランペット】
vs
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※戦闘中。
@黄蓋[取り憑かれ状態、左腕負傷、数箇所銃創]【妖刀村正】
※標的を袁術に変更。左慈曰く、小一時間は動けないはず…??
vs
≪劇団偵察隊/2名≫
袁術【尖った竹竿】&左慈【ミネラルウォーターの容器】
※倒れた黄蓋の異変には気付いていません。
※近くにカイザーナックル、眉尖鋼刀、大工セット、太い針×2が放置。
コイ・・・ワガモトへ・・・
張[合β]「(呼んでいる何かが俺を呼んでいる?)」
戦闘中だと言うのに張[合β]は何かに気を取られていた。
赤兎がそれに気付き不満そうに声を上げる。
最もだからと言って油断している訳ではなく、
紀霊とは十分に渡り合っていた。
赤兎「どうした?お前らしくないぞ。」
張[合β]「何かが俺を呼んでいるのだ。」
赤兎「何かがだと?」
赤兎の体当たりを受け吹き飛ぶ紀霊。
本来であれば大勢を崩した紀霊にトドメを刺すはずの張[合β]。
だが彼は己を呼ぶ何かの存在をより強く感じていた為、
トドメを刺さずに何かの元へ行こうとしていた。
その眼前では
>>43の光景が繰り広げられていた。
張[合β]「俺を呼ぶのはアイツか。」
呼びかけられるまま一気に赤兎を黄蓋の元へ走らせる。
サァ・・・ヒトツ・・ト・ナロウ…ゾ
体を痙攣させている黄蓋の手からそれを奪うと一気に首を刎ねる。
全てを知る鍾会は悲鳴を上げ這いずるようにしてその場から逃れようとする。
だがそこに赤い影が迫る。哀れ鍾会は袈裟切りにされていた。
その光景を見た左慈がようやく何かを悟った様であったが全ては遅かった。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
≪劇団偵察隊/2名≫
袁術【尖った竹竿】&左慈【ミネラルウォーターの容器】
※左慈は何かに気付いたようです。
紀霊(暴走)【三尖刀、トランペット】
黄蓋【死亡確認】
鍾会【死亡確認】
そして、張[合β]が妖刀村正を手に取った時、異変が起きた。
辺りの雰囲気が異様に変わり、張[合β]から恐ろしいまでの暗黒の気が噴出様であった。
素人の目から見ても分かるほど、妖気が溢れていた。
それを見た袁術は、呆然としていた。
「あ・・あれは何じゃ?」
「・・・あれは危険すぎる。今のうちに逃げるんじゃ!」さしもの左慈も、まともに闘っては危険だと感じたのか、退却を促す。
「よし!」そう言うと袁術は、辺りに落ちていた武器を左慈と共に掻き集め、紀霊の元に駆け寄ると、
「紀霊、早くここを脱出するぞ!」
「あ・・あれ?ここは?・・・陛下、どうしたんですか?そんなに慌てて・・・」再び正気に戻った紀霊は状況が掴めてない様だったが、
「お前はあれに勝てると思うか?」と言うと、全身から闘気を噴出している張[合β]を指差した。
さしもの紀霊もあれを見ては、「・・・勝てません。」と言わざるを得なかった。
「よし、そこで作戦会議じゃ。」と言うと、左慈を手招きして、3人でひそひそ話をする。
「・・・というわけじゃ。」
「確かに、奴を何とかするにはそれしかありませんな。」
「それしかないようじゃのう。」
「よし、作戦を決行するぞ!」
「1、2の、3で行くからな。」
袁術の合図に、仲間達が頷く。
「1!」
「2!」
「3!」
「逃げろー―――!!」
そう言うと3人は、赤兎以上のスピードで長安に向かって猛ダッシュして行った。
はたして、彼らの作戦はそれだけであったのだろうか?
・・・それだけである。
≪劇団偵察隊/3名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】&紀霊【三尖刀、トランペット】
※長安に向かって猛スピードで離脱しました。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※村正を手にしました。物凄い妖気です。
張[合β]が村正を手にし、危機感を感じた曹洪が東門からとっとと撤退した頃。
「な、なんだこりゃあ……」
宛城内部の、あたり一面に転がる死体。劉循は呆れていた。
「こんな戦いがあったとは。運が…良かったのか?」
そこでようやく本来の目的を思い出した劉循。そう、華佗捜索である。
といっても、華佗がどこにいるかわからないので、とりあえず棒を立てて倒れた方向に進むことにした。
「西、か…」
劉循が城を出た時、北の方にヤバ気な赤い風が通り過ぎていった以外は、死体しかそこには無かった。
「……あいつ、何で怪我してる手に剣持ててるんだ?…本当にあいつ人間か?」
彼は、運良く妖刀の魔手から逃げ去ると、馬の嘶き声の聞こえる宛城から去っていった。
@劉循[切り傷数箇所]【錆びた短剣、保存食少し】
※宛から西へ。
≪劇団偵察隊/3名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】&紀霊【三尖刀、トランペット】
※長安に向かって猛スピードで逃走しています。
vs
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※村正を手にしました。物凄い妖気です。怪我しているにもかかわらず二刀流で赤兎に乗って劇団を追撃します。
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコ少し、懐中電灯】
※とっとと東へ撤退。
荊州ダメ君主たちを追い払い、北上する《蜀命と二代目丞相》。
しかし、蒋[王苑]が怪我をした向朗の様子を見ると言って途中の民家に立ち寄った。
周りは平地で見通しがきき、襲撃者が来てもすぐに分かる。
そして、向寵が見張りに立ち、蒋[王苑]は向朗の傷の様子を見、付かないパソコンを立ち上げようとしていた。
―電子音の後、青い液晶画面が映る。思わず、笑みをこぼす蒋[王苑]。
「向朗殿、キリの良いところなので、向寵どのを呼んできてくれませんか?話がありますので。」
「わかりました。」といって、見張りに立っている向寵を呼びに行った。向朗の傷はかすった程度で、命に別状は無いようだ。
数分後、向寵を連れて、向朗が戻ってきた。
向寵がまず話し始める。
「話って何ですか?」
それを聞いて蒋[王苑]は、口に指を一本あて、自分のパソコンを指さし、文字を入力した。
“このゲームとやらの、私の推理です。このパソコンに本当に喋りたい事を入力します
。私は適当な話を喋るのでそれに合わせてください。あなた達も、喋るならこれで。”
2人は口の形で“わかった”と伝えた。
「これから、どうします?」“まず、何故死んだはずの我々がここにいるんでしょうね?”向朗が口を開いた。
蒋[王苑]が頷いて言った。
「そうですね…まず、殿に会いましょう。」
“済みませんが、まだそれは分かりません。しかし、他に分かったことがあります”
その言葉につい反応してしまう向寵。
「何ですかそれ!」
思わず声に出してしまった後で口を塞いだ。それを見て眉をひそめる向朗。
冷静に蒋[王苑]は続けた。「あれ、聞いてませんでした?」
“…監視の機構です。死んだ郭循の首輪を調べてみたら、こんな物が。”
とパソコンの音源に指をさした。
“これに似たものがありました。音、だと思います。
このパソコンを作るほどの者なら、応用して逆に音を拾うものを、作れるかもしれないでしょう。
それに、もし監視をするとしたら、それが一番確実なはずですし。”
成る程、と顔を見合わせる向朗と向寵。そして、“本当に、どうします?”と聞いてきた。
「それでは、新野辺りまで行きますか?」“殿に話を聞き、情報交換してから、我々
のような者を探し、手を組みましょう。…狂った者は排除しつつ。この人の命を弄ぶ主催者とやらに鉄槌を下すために!”
今、彼は、蜀の人間で死んでいった者の顔を思い浮かべていた。ぎゅっ、と拳を握りながら。
そして、彼らは新たな目標のために、新野へと向かう。
《蜀命と二代目丞相/3人》
蒋[王苑]【M16アサルトライフル、ノートパソコンとプリンター、花火セット大
袋(マッチ付き)】&向朗[右腕かすり傷]【ノート型パソコン、青紅の剣】&向寵
【ディフェンダー45口径、蛇腹剣、弓、矢12本】
※劉備捜索中。新野へ向かいます。
※
>>52までの放送です。
〜パーティーの部〜
≪ティカラが・・・/2名≫
張宝【変化の杖、ナイフ、リポビタンD×10】&張梁【ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット】
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和[泣]【はがねの剣】&夏侯威[泣]【鉄の斧】
&張衛[泣]【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯[仮]【長刀】
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
≪荊州けん山組/3名≫
ホウ徳公【なし】&ホウ統【大徳利(中身どぶろく)】&徐庶【直刀、パチンコ玉30発】
≪奥様ズ/3名≫
魯育(睡眠中)【なし】&王美人(睡眠中)【消火器】&劉氏(睡眠中)【なし】
≪蜀命と二代目丞相/3名≫
向朗[左腕かすり傷]【ノートパソコン(電源つかず)、青[金工]の剣】
&蒋[王宛]【ノートパソコンとプリンター、花火セット(大袋、マッチ付き)、M16アサルトライフル】&向寵【蛇腹剣、弓、矢12本、ディフェンダー45口径】
≪ぶらり旅/4名≫
甘寧【陸奥守吉行、バントラインSP、玉爾、ゾリンゲンカード×2】&関平[左腕かすり傷]【AK47、片刃剣】
&関索[左肩軽傷・右脇腹軽傷。治療中]【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、飲料水、救急箱、釘バット】
≪お昼寝倶楽部/2名≫
厳政【ビニールシート】&袁夫人【看板】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠【料理道具、CDラジカセ】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠【大量のちょうちん】&波才【大量の浴衣、大工道具、杖】&程遠志【料理の材料】
≪ウミネコ団/3名≫
貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【催涙弾とガスマスクセット、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融【備前長船、ダイナマイト×1、ゾリンゲンカード×3】
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
≪旧知の友/2名≫
公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー】&劉備【スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ】
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×9】&簡擁【長鎖+鉄球】
≪居酒屋王朗/3名≫
王朗[重症:気絶]【トランシーバー】&盧植【アウトドアの本、割れたビール瓶】&周倉【調味料、筍×2、シソ少量、ワラビ、フキ】
≪2人の天才児とその護衛/3名≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、鋼鉄の剣、長鉄矛】
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【ローラーブレード】&馬超【散弾銃、両刀ナイフ、釣竿(手作り)】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20】
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
≪少年リョウと少年シバイ/4名≫
月英[軽傷]【なし】&司馬懿(14歳)【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔[重症]【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮[右手負傷]【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭+1匹)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿&鷹
≪ゲレンデの神/2名≫
李典【スキーセット、ゾリンゲンカード8枚、ダイナマイト2発】
&夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン2か月分、非加熱製剤、3人分の服、カシナートの剣、コルトガバメント(弾残りわずか)】
≪陳泰と魔法のランプ/4名≫
陳泰【魔法のランプ(残り10本)、三節棍】&王双【正宗、手製流星鎚】&[赤β]昭【FA−MAS、竹槍】&朱讃【防弾スーツ、十字槍】
≪俺があいつで、あいつが俺で、/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット】
≪誠の心/2名≫
夏侯楙【M92F拳銃】&程c【小太刀】
≪不惑/2名≫
呂布【血塗れの木刀、ハリセン、薙刀、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ、グロック17】 &高順【和泉守兼定】
≪許昌待機隊/4名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
≪探索隊/3名≫
関羽[左肩負傷]【シグ/ザウエルP228、山田戟】
&張遼【山田セット(山田スーツ、山田戟貸し出し中)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)
&夏侯惇[重症]【弓、44マグナム、古錠刀】
≪この世も末だねぇ/2名≫
何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】
≪孫一家残りとその仲間?/3名≫
華雄【ハンドガン、双眼鏡、P−90、片刃剣】
&孫堅[右腕骨折]【マスケット銃、手裏剣、ロープ、サバイバルナイフ、一から学ぶ少林寺拳法】
&陸遜[スカウター装備中]【十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、スカウター(通して見ると武将の能力値がわかる)、ショットガン、青酸カリ】
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
≪しんがりの意味ねぇ!/4人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】&審配【サーベル、鎖帷子、魔法のほうき】
&袁紹【ソーコムピストル(27発)、防弾チョッキ】
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王【各種調味料】
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[幾分か回復]【なし】&丁奉【双剣の片方】
≪ライダーズ/2名≫
越吉元帥【騎馬戦車】&黄権【マウンテンバイク】
≪劇団偵察隊/3名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】
≪劇団勧誘隊/3名≫
梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
以上、36チーム、104名(103名+1頭)生存確認
〜ピンユニットの部〜
@袁紹【ソーコムピストル(28発)、防弾チョッキ】
@王氏【拡声器】
@王平【読めない説明書、ワルサーP5】
@郭嘉[睡眠]【レミントンM31、軍用ナイフ】
@華佗【手術器具、薬草、折り畳み式の槍、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃、ボウガン×30】
@韓浩【閃光音響手榴弾×5】
@禰衡【携帯地雷14個】
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、???、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、
CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×11)】
@金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】
@蔡文姫【望遠鏡、バードコール、ロープ】
@周瑜[睡眠]【ブーメラン、三尖刀】
@鍾会[かなり疲労]【鉄鎖】
@蒋幹【呼び笛、ワルサーPP】
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコ少し、懐中電灯】
@孫峻[睡眠]【なし】
@董卓[火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×4、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット
サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
@文聘[気絶]【【スタンプ帳(残りスタンプ3)】
@劉循[切り傷数箇所]【錆びた短剣、保存食少し】
@劉禅[重傷]【銃 魔法のタロットカード(19枚)】
@劉表【食べられる野草図鑑、エストック、警棒】
@凌統【探知機】
@魯粛【薙刀】
以上、22名生存確認 合計生存者126名(125+1頭)
《ア行》阿会喃、伊籍、于禁、于毒、袁熙、袁尚、袁譚、王允、王楷、黄皓、王抗、王子服、王植、王忠、王累
《カ行》[萠リ]越、何晏、賈充、何儀、☆賈[言羽]、郭、楽就、郭循、楽進、郭図、郭攸之、夏侯恩、夏侯恵、夏侯尚、夏侯覇、
軻比能、菅亥、関興、韓遂、韓暹、韓当、韓徳、韓馥、韓猛、魏延、牛金、牛輔、橋ズイ、許、金環三結、虞翻、
刑道栄、厳o、厳白虎、呉懿、☆黄蓋、麹義 黄叙、高翔、黄祖、公孫淵、公孫度、黄忠、孔チュウ[イ由]、孔融、
高覧、呉綱、胡車児、呉子蘭、兀突骨、呉班、皇甫嵩、呉蘭
《サ行》蔡仲、蔡夫人、蔡瑁、蔡和、蔡ヨウ、サク融、士仁、司馬炎、司馬師、☆司馬昭、周泰、周善、周魴、朱熹、朱桓、朱拠、
朱治、朱儁、朱然、朱褒、朱霊、淳于瓊、☆鍾会、昌キ、蒋欽、☆鍾ヨウ、徐栄、諸葛均、徐盛、甄姚、辛評、鄒氏、☆成宜、成廉、全j、
曹叡、宋果、曹休、曹純、曹植、曹真、曹仁、曹性、曹爽、曹丕、曹豹、祖茂、祖郎、孫桓、孫権、孫策、孫翊、
孫尚香、孫魯班
《タ行》太史慈、朶思大王、張允、趙雲、張燕、張角、張疑、張勲、趙月、趙弘、張紘、趙昂、張済、張松、張譲、張任、
張超、趙統、張バク、張布、張苞、張楊、張翼、陳応、陳羣、☆陳宮、陳式、陳就、陳生、☆陳登、陳到、陳琳、☆程銀、丁原、程普、田豊、
典満、董允、滕胤、[登β]艾、董厥、陶謙、董襲、董昭、董承、董茶那、董旻、ケ茂、董和、杜預
《ナ行》
《ハ行》馬元義、馬謖、馬忠、馬良、費イ、糜竺、麋芳、武安国、[イ専][丹≡](フトウ)、文欽、逢紀、鮑信、法正
《マ行》満寵、孟獲、孟達
《ヤ行》楊懐、羊[示古]、楊柏、☆楊秋、☆楊修
《ラ行》雷諸、雷銅、雷薄、李[イ寉]、李楽、陸延、陸凱、陸抗、陸績、李厳、李儒、李粛、李通、李豊、李蒙、柳隠、
劉永、劉淵、劉焉、劉[王奇]、☆劉協、劉宏(霊帝)、劉璋、劉j、劉岱、劉度、劉巴、劉弁、劉封、劉曄、呂翔、呂常、呂伯奢、
呂範、呂蒙、路昭
《ワ行》
☆印は新しく死んだ武将
以上、227名死亡確認
126名の生存を確認、227名の死亡を確認
〔全登場者:現在353名〕
※現在禁止エリア:司州、青州、涼州、益州、幽州
※首輪の盗聴システム:現在名前が「は」「り」で始まる武将の首輪は盗聴機能を停止しています。
※タイムテーブル:ただいま「夜」です。
謎の声「よしよし、大分殺しあってくれているようだな。その調子で頑張ってくれ。
ちなみに、もうすぐ禁止エリアを発表する。皆心しておくように。
では、健闘を祈る。」
「……そろそろ、動かないと危ないわ」
「そう言わずに、もう一寸、もう一寸だけ待って欲しいザマスゥゥゥ」
再び[業Β]近郊にある藪の中に≪奥様ズ≫は隠れていた、
彼女達は袁紹と会ったが結局同行を許されずに宛に行く様言い渡されていた。
「……ここにいてもしょうがないと思うけど?」
「こんな暗い中宛まで行ける訳無いザマス!」
「あの、そんなに急いで行かなくても、ほら私達武器が有りませんし。」
冷静に考えるならこのまま宛なり揚州に向うべきだろうと王美人は思った、
少なくとも袁紹の話を聞いた限りでは到底勝ち目が無い。
とはいえ…、二人にごねられては流石に強引に出発する訳にも行かない。
「……じゃあ、いつまで待てばいいの?」
「せめて、せめてうちの旦那が死亡者放送で呼ばれるまで待って欲しいザマス!」
「そ、そうですよ、ほら私達何も持ってないですから。」
話にならない、確かに≪奥様ズ≫の装備は≪不惑≫に比べて遥かに軽い、
だが宮中で暮らしていた自分達の運動神経と≪不惑≫の差は余りにも大き過ぎる、
それに袁紹がタイミング良く死亡者放送の直前に死んだなら兎も角そうでなければかなりの確率で補足される。
だが、そうやって生き残って一体何が自分に残るのだろう?
既に霊帝はいない、息子も参加しているのかもしれないが……生まれて直ぐ引き離されてしまった為情も何も湧いてこない。
それなら……
「……判ったわ、そのかわり藪の周りに簡単な罠を仕掛けて。」
「罠?}
「草をこんな風に結ぶの、上手くすれば転ぶかもしれないわ。」
≪奥様ズ/3名≫
魯育(気絶)【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
※[業Β]周辺の藪に潜伏中、周囲に簡単な罠あり。
≪奥様ズ/3名≫
魯育(気絶)【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
※[業Β]周辺の藪に潜伏中、周囲に簡単な罠あり。
↓
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
※[業Β]周辺の藪に潜伏中、周囲に簡単な罠あり。
熊の居場所を馬騰達に教えてもらおうとしたが、わからなかったため
自分の持つ第六感にかけた王匡達を待ち受けたのは
こんなゲームの中でも仲良く鬼ごっこをする(王匡の目にはそう見えた)袁術達とやばげな雰囲気が漂っている張[合β]だった
だが彼はそんな雰囲気は見えず赤兎を見つけある考えが頭をかすった
ー熊よりあっちの方が良いー
方悦「殿〜あいつ危ないですよ逃げま・・って殿!!」
彼がそういった時、もう王匡は鹿にまたがり、鷹を肩に乗せ突っ込んで行った後だった・・・
王匡「赤い馬を俺によこせぇぇぇ!!」
方悦「ここまで来て・・・また馬鹿な事を多分死ぬぞ・・・」
深々とためいきをつきつつ、走って追いかける方悦
方悦「まぁいい・・・ここまで来たんだいっしょに逝ってやるか」
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭+1匹)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿&鷹
※袁術達は気がついてる?
※張[合β]は気がついてません
※王匡は赤兎馬をペットにしたいらしいです
!! 姫様が亡くなられた!!(´・ω・`)ショボーン
@凌統【探知機】
※建業にてがっかりしています。
陳留。
相変わらずの慎重さでゆるゆると北上を続けていた蒋幹だが、夜の静寂を破る不愉快な騒音
>>58が
彼の足を止めた。
素早くザックから参加者リストを取り出し、新たな死亡者にチェックを入れていく。
不意に鉛筆を走らせる手が止まると、彼は口に手を当て、何事か考え込み始めた。
初めは小さな違和感だった。
今まで幾度となく聞いた放送。新たな死亡者名以外、いつもと変わったところがあるわけでもない。
しかし、何かが引っ掛かった。
いつもと同じ放送。されど何処か違う。
バックに流れる趣味の悪い音楽か?
無駄に大きな音量のせいで、ところどころ割れる『お上』の声か?
……そうじゃない。その内容。内容に違和感を感じたのだ。
ならば、何処がいつもと違うのか?
―― 偏り。
そう、偏りがあった。
今回の放送、否、発表された新たな死亡者名に明らかな偏りがあるのだ。
もう一度、新死亡者に注目してみる。
賈[言羽]、鍾ヨウ、成宜、程銀、楊秋。
何れも涼・雍州に関わりのある者たちの名だ。
ここでひとつの推測が浮かぶ。
―― 禁止エリアに指定された涼州勢と雍州勢との間で、何らかの争いが生じたのではあるまいか?
恐らく、戦闘の現場は長安。確かにその方角からはとてつもない爆発音が聞こえた。
共存を否定するこの世界のルールに従えば、人口密度の高い地域で戦闘が行われるのは必然。
そして、戦場を離脱した生き残り組が向かう先は、自ずと絞られてくる。南以外にないのだ。
「仮定の上に仮定を重ねた推測でしかないが……。賭けてみるか」
小さく呟くと、蒋幹は踵を返した。
@蒋幹【呼び笛、ワルサーPP】
※「正平」を探し、孔融の辞世の句を伝えるつもりです。引き返して荊北に向かいます。
……沈んでいてもしかたがない。
凌統は気を取り直し、行動を再開することにした。
さて、どうするかな……
現在の自分の状況を振り返る。
単独行動。ろくに武器も無い。
……かなり、駄目な感じだ。
まずは誰か、信頼できる人物と合流すべきだろう。
できればこのゲームの不自然さに気付いていそうな誰か。
となると、周瑜さまか陸遜どのか……
@凌統【探知機】
※仲間を探して、禁止エリアを避け移動開始。武器が無いので戦いは回避の方向。
「うぇぇ。…まだあるのかよ。髪の毛集めも楽じゃないな。知り合いまでいるしさ」
夏侯栄がそう呟く中、宛城に到着した曹沖一行。時刻は放送の過ぎた深夜である。雨上がりの後に出た月のおかげで、視界には問題がない。
ただあるのは死体、死体、死体。その中には見知った曹休らの顔もあった。
それを見ると、さすがに気分も悪くなる。
彼らの知るところではないが、途中拾った分も合わせると、賈[言羽]、鍾会、楊修の3本もの適格者の髪を集めている。
「……出来るだけ、気にしないほうがいいでしょう。我らは陳泰殿を助け、一抹の可能性に賭ける…そう言ったのは曹沖殿でしょう?」
「ああ、そうだね。…ん?これは?」
そう言って曹沖が拾ったのは、哀れ曹休の切断された片手に握られた「名馬所在地地図」だった。
半刻後。
馬の嘶き声を頼りに辿り着いた隠し厩。そこには…かなりの名馬といえる、的廬が居た。
「これは…見事な馬ですな」
徐晃が感嘆の声を漏らす。
「しかし…こういう白い斑点の馬って凶馬なんじゃ…?」
夏侯栄が腕組みをして言う。
「夏侯栄、それって荊州の迷信らしいよ。…現にこういう馬に乗って窮地を脱したって言う人を、僕は知っている」
「劉備、ですか…」「はい。都でその話を聞きました」
徐晃の言葉に、曹沖が頷いた。
考えた末、機動力の増加を買って、的廬を連れて行く事にする3人。
親族に自分の願いを託せたのならば、死んだ曹休も喜んでいるだろうか。
「それで、これからどうする?」
夏侯栄の言葉に、曹沖が少し考え込むと、ややあってから言った。
「今回のように漁夫の利は得られないと思いますが…荊南から、交、揚州に抜けましょう。…交渉できる相手とは交渉して」
「分かり申した。ではそれがしがまず夜番を致すゆえ、二人は少し休んでいてくだされ」
「了解です」「お願いします、徐晃さん」
そうは言いつつも、曹沖は溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)と、薬品をいじっていたのだが。
翌朝、交代制で夜番をした彼らは十分に休息をとり、荊南へ向けて出発する事になる。
≪2人の天才児とその護衛/3名≫&的廬随行中。
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、鋼鉄の剣、長鉄矛】
※髪の毛を集めつつまずは荊南へ。
深い闇の中で、何度となくあきらめようかと思った。
しかしその度に、やらなければならないことが頭をよぎり、自分は死を拒み続けた。
闇を照らす光が差し込んだとき、叫んだ。心の奥から叫んだ。
「厳顔!!ここに、華麗に復活じゃぁぁぁーーー!!!!!」
今まで動けなかった鬱憤を晴らすかのように飛び起き、もちろんその足の下には不幸な犠牲者がいる。
「あたた、ふむ。それだけ動ければもう大丈夫じゃろう。
タロットなる力も不可思議ながら、お前さんの生命力にも感服じゃわい」
足の下にありながら冷静に診断を続ける華佗に、少々羽目を外しすぎたことを反省しながら厳顔はおずおずと足をどけた。
深呼吸をして回りを見渡す。
体勢を立て直している華佗。月英とともにガッツポーズをしている司馬懿。
ただ深く頭を下げている王平。思わず治療痕をさすりながら笑顔を見せる劉禅。
そして、泣きじゃくりながら今にも飛び出さんとしている、いや、飛び出してしまった諸葛亮。
厳顔はそれを優しく受け止めた。
「すまんかったな。心配かけて」
それ以上、会話らしい会話は行われなかった。
涙を流すことで嬉しさを表現する諸葛亮と、うなずき続ける厳顔。彼等にはそれだけで十分だった。
「まったく、あれじゃまるで「孫と爺さん」だな」
多少の皮肉を込めて、司馬懿が言った。残り者たちが声を出して笑う。
「ははは、でもよかった。本当は俺、劉禅さんがタロットを使おうとしたとき、とってもひやひやしてたんだ」
もともと馬謖のものであったタロットカード。その特性を知っている司馬懿がふと疑問を漏らした。
あれは絵柄を見ずに引かなければならない、運に左右されるアイテムのはずだ。
「劉備印のおかげかな。父上ほどじゃないけど、運や勘には恵まれてるんだ」
そう答えた劉禅の横顔は、どこか寂しげに見えた。
一通り諸葛亮が落ち着いた後、劉禅は呼びかけた。
「孔明、君に伝えときたいことがあるんだけど」
今までの混乱が嘘のように、諸葛亮の瞳は澄み切っていた。その言葉を聞くとすぐ、空に向けて指をさす。
それが空ではなく「上」つまり「お上」と名乗るものをさしているのだと気づくのに、そう時間はかからなかった。
劉禅は頷く。すると、諸葛亮は自分の基本アイテムである鉛筆を取り出し、名簿の裏に走り書いた。
『音を拾われている可能性があります』
劉禅の表情が険しくなる。同時に残る皆も諸葛亮を中心に取り囲んだ。
『私の支給武器に、そのようなことを示唆する文面がありました』
諸葛亮は「BATTLEROYAL(原作)」の内容の説明を簡単に書き、現物を取り出て問題の文を指し示した。
ほぼ全員が、事態を深刻に受け止める。しかし王平だけは、別の意味で眉をしかめてしまった。
その違和感をまず感じたのは厳顔だった。
「お主…、そうかお主は」
「すみません。どうか、私のことは気になさらずに」
王平は、文盲だった。短い間だったが戦友であったため、厳顔はその事実を知っていた。
その旨を地面に書くと、今度は諸葛亮らが眉をひそめるばんだった。沈黙が流れる。
だが、それほど長くこの沈黙は続かなかった。
「ねぇ、劉禅さんの伝えたいことって、大切なこと?」
劉禅は首を振る。
「八割がたボクの勝手な想像だよ」
「それなら、話してもいいんじゃない?」
司馬懿はそう言いつつ、器用に地面に別の言葉を書いた。
『まだ、盗聴の事実を知らないってふりしてたほうがいい』
王平を除く全員が首を縦に振る。王平も何か策があるのだということは感じ取れた。
劉禅は話し出した。まず、諸葛亮に刺されたときにふと感じたことだと前置きをした。
「僕の知ってる諸葛亮って、理論と冷静の権化みたいなものだった。氷とはいかないけど、冷たい石のようなものだった」
月英は反論の意思を表情に表したが、話を遮るようなことはしなかった。
劉禅が何を言いたいのか、まだ見えていない。
「でもこの孔明は、激情に振り回されるただの子供だ。せっかくの能力を生かしきれてない」
申し訳なさそうな顔をする諸葛亮。劉禅はさらに続けた。
「どうして少年化してしまったのか。ここで彼にあってから、それをずっと考えていた。
そしてボクの出した結論は、それを「お上」が望んだんじゃないかってこと。
孔明は記憶と精神の少年化をしなきゃならなかった。冷静な諸葛亮は「お上」側に不利になるから」
言い切って、劉禅は皆を見渡した。諸葛亮の顔がこわばっている。
「つまり、亮ちゃんの記憶と冷静さ、智謀が合わさるときを「お上」は恐れている」
「予期できない抵抗を見せるから」
「肉体の少年化は、記憶、精神の少年化を受け入れさせるためのもの。しかし何故わざわざ…」
「「お上」は殺し合いをさせたいんじゃ。自分で殺してしまっては意味がなかろう」
「もしかしたら、誰か私に賭けているから?」
諸葛亮の言葉で、議論はいったん打ち切られる。その考えが、一番妥当だと思えた。
「そうかもしれない。でもそうじゃないかもしれない」
その中で、劉禅は空を見上げてつぶやいた。
「孔明のそれが、まったくの虚物だと考えられないこともない。
ボクの考えが、まったく的外れなのかもしれない。どっちにしろ、確定情報が少なすぎる」
≪少年リョウと少年シバイ/4名≫
月英[治療済]【なし】&司馬懿(14歳)【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔[治療済]【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮[治療済]【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
@劉禅[治療済]【銃 魔法のタロットカード(18枚)】
@王平【読めない説明書、ワルサーP5】
@華佗【手術器具、薬草、折り畳み式の槍、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃、ボウガン×30】
※全員の治療が終わっています。 盗聴の危険を感じつつ会話をしています。
先程斬られた場所からの血が止まらない。
――このままではまずい。早く勝負を決めなければ。
目の前の敵に向かってがむしゃらに剣を突き出す。
だが、いつまでもあたらない。夏侯惇の心中に焦りの色が出てきた。
いつのまにかに辺りは真っ暗になっていた。
ふと気付くと、今まで目の前にいた孫堅がいなくなっている。
――闇に乗じて逃げたのか?
「孫堅、逃げるな!かかって来い!」
大声で怒鳴りつける夏侯惇に張遼が悲しそうに話し掛けた。
「将軍…孫堅は目の前にいます…」
「なんだと…?」
「その出血ではもう助からん。夏侯惇よ、最後は武士らしく死なせてやる。」
どこかから孫堅の声が聞こえてくる。
――そうか、すでに目が見えなくなって…。
強烈な痛み。首元に熱さを感じる。
――孟徳、俺は…ここまでだ。お前は最後まで…
そこで夏侯惇の意識は途絶えた。
【夏侯惇 死亡確認】
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷]【シグ/ザウエルP228、山田戟】
張遼【山田セット(山田スーツ、山田戟貸し出し中)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)
≪孫一家残りとその仲間?/3名≫
華雄【ハンドガン、双眼鏡、P−90、片刃剣】
孫堅[右腕骨折]【マスケット銃、手裏剣、ロープ、サバイバルナイフ、一から学ぶ少林寺拳法、古錠刀】
陸遜[スカウター装備中]【十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、スカウター(通して見ると武将の能力値がわかる)、ショットガン、青酸カリ】
董卓[火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×4、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
※関羽は華雄と接近戦をしています。現時点、張遼と陸遜は近くで見守っています。
※探索隊、孫一家残りとその仲間?と董卓はまだお互いに気付いていません。距離的には150Mくらい離れています。
※弓、44マグナムは地面に置いたままです。古錠刀は孫堅が拾いました。
孫堅「さて次はお主の番だな。」
孫堅の顔が張遼へと向く。
孫堅「息子を手こずらせたと言うお主の腕を見せて貰おうか?」
張遼「どうしてもやらねば行けませんか…。」
張遼は夏侯惇の切られて柄が短くなった槍を掴むと孫堅と対峙する。
陸遜「大殿!」
孫堅「それ以上言うな、言えばお主まで殺らねばならん。」
陸遜「……では私は大殿と戦います。でも倒す為ではありません。止める為です!」
張遼「陸遜殿?!」
孫堅「…それも良かろう。では行くぞ!」
陸遜のショットガンで牽制しつつ、張遼が槍で挑む。
単純だが効果的な戦い方である。
だが孫堅は夏侯惇を打ち破ったその恐るべきスピードで距離を詰めて来る。
張遼「何と言う瞬発力だ!」
陸遜「狙っているのに当たらない?!」
孫堅「どうした二人揃ってその程度か?
これでは夏侯惇一人の方が余程手強かったぞ!」
猛烈な斬撃が張遼を襲う、さしも張遼も防戦一方であった。
張遼「山田戟さえあれば・・・」
悔やむ張遼だがどうにもならない。
陸遜「張遼殿が危ない!」
ショットガンで牽制すべく構える陸遜。だが・・・。
孫堅「えぇ〜い、しゃらくさい!」
手裏剣を銃口に滑り込ませる孫堅。
陸遜「うわぁぁ!!!」
銃が暴発し膝を落とす陸遜
張遼「陸遜殿?!」
孫堅「油断している余裕などないぞ!」
張遼「!!!」
左腕に痛撃を受ける張遼。山田スーツを着ていなかったら、
今頃左腕が落とされていた程の威力だ。
孫堅「終わりだな」
張遼「何と言う事だ・・・。」
張遼の槍を叩き落とし、トドメを刺すべく剣を突き出す孫堅。
だがその前に陸遜が滑りこみ、古錠刀が陸遜の体を貫く。
陸遜「ぐっ・・・・・・はぅ…。」
孫堅「?!」
張遼「陸遜殿!」
孫堅「・・・・・・陸遜放せ。」
陸遜「いいえ、放しません。」
孫堅の無慈悲な蹴りが無防備な体を襲う。
しかし、陸遜は自分を貫いた剣を持つ手を両手で握り締めていた。
張遼「陸遜殿!」
陸遜「・・・・・・張遼殿、後は頼みましたぞ。」
張遼「しかし!そんな事は!」
陸遜「ここでこの人を止めなければいけないんです!さぁ迷わず!」
孫堅「…陸遜?一体何を言っている?」
陸遜「大殿…私と供に行きましょう。孫策様や孫堅様の元へ…。」
孫堅「?!お前まさか?!えぇ〜い放せ!放さんかぁぁぁぁ!!!」
張遼「陸遜殿許せ・・・。うぉぉぉぉ!!!」
張遼の叫びと供に空音が数発響き渡る。
その前には折り重なって倒れる二つの遺体があった。
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷]【シグ/ザウエルP228、山田戟】
張遼[左腕負傷]【山田セット(山田スーツ、山田戟貸し出し中)、八頭身の武将はキモイ、
弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)】
≪孫一家残りとその仲間?/3名≫
華雄【ハンドガン、双眼鏡、P−90、片刃剣】
孫堅【死亡確認】
陸遜【死亡確認】
※手裏剣、ショットガンは破壊されました。その他は放置。
※孫一家残りとその仲間?解散。華雄ピンユニット化
董卓[火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×4、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
※関羽は華雄と接近戦をしています。
※探索隊、孫一家残りとその仲間?と董卓はまだお互いに気付いていません。
距離的には150Mくらい?離れています。
華佗を探すことになってしまったものの、何も判らずただ途方に暮れる金旋。
武陵まで戻ってきたものの、そうそう運良く見つかるわけは無い。
金旋は近くの茂みで一休みしようとしたが、そこには先客がいた。
「誰だ!!
ってお前は韓玄の弟の。えーっと、名前なんだっけ?」
「韓浩ですよ…。
ようやく信頼できそうな人に会えました…、うう…」
「おいおい、なに泣いてやがるんだよ。少し落ち着けって」
「き、金旋さん。兄上のことを何かご存じないでしょうか?」
「だから落ち着けって!!」
金旋は休憩を兼ねて少しこの場で待つことにした。
韓浩が落ち着くまで四半時ほどかかったであろうか。
韓浩が冷静になったところで改めて金旋は話を切り出した。
「韓玄のことなんだが、俺は少し前までやつと一緒に居た。趙範も一緒だ。
劉度とは合流できなかったけどな…。あいついきなり死んだからな。
それで今は俺だけ別れて人探ししている最中なんだ。
なあ、あんたどこかで華佗を見なかったか?」
「私はずっと隠れてたので見てませんけど…」
「見て無いか…。はあ、手掛かりなしは変わらずだな」
「医者が必要ということは兄上たちの身になにかあったのですね。
私にも手伝わせてください」
「手伝ってくれるのならそりゃありがたいけど、韓玄のところ行かなくていいのか?」
「華佗を早く見つけてきたほうが兄上のためにもなるでしょうし」
「そうか。じゃあ頼むわ。よろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします」
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
※チーム結成。華佗探しを続けて北上中
俺は何をしていたんだろう? ん? 戦の音がする。そうか呉との戦争していたところか。
目の前に広がる無数の孫の旗、その中から1人の武将があらわれる。
馬上からこちらに向けて何か叫ぶ。
あれは──甘寧か? そうか一騎打ちだな。受けて立とう。
自分の得物を持ち、前に出る。心なしか甘寧の顔に笑みが浮かんだような気がする。
甘寧は懐から珠を取り出し、目の前に投げる。中から出てきたのはギャラドス。
さすがは元川賊だけに水棲タイプか。ならばこっちは…。いけ、ピカリンことピカチュウ!!
そして、戦いは始まった。両者互角の戦い。この戦い、絶対負けられないな。
その時、もしもし?という声がする。ええい目が離せないのだ。
無視し続けるが、今度は体を揺すぶられる。何だよまったく…。
気がつくと、目の前に女性がいた。
「あ、目覚めたようですね。よかった。」
何だ夢だったのか…。頭を触ってみる。たんこぶができているくらいで大したことはなさそうだ。
何はともあれ。起こしてくれてありがとう。私の名前は文聘。あなたは?
「王氏です。」
成る程。は、こんなことしてる場合じゃない。スタンプを探してたのだ!
「スタンプですか? あちらで見ましたけど。」
何? それは本当か? 案内してもらえないだろうか?
「はい。こちらです。」
俺と彼女は、長安でも無事な場所においてあったスタンプに辿り着いた。
スタンプを押す。ふうせんのようなぽけもんだ。ぷりんとかいうらしい。
ありがとう。おかげでスタンプが押せたよ。
「いえいえ。目的が果たせて何よりです。次の目的地はどこですか?」
あとは、長沙と建業か…。次は長沙かな?
「さしでがましいようですが、もしよければ、一緒に連れて行ってもらえませんか。
一人よりも二人の方が探しやすいかと存じます。」
私は武器もない。あなたを守れる自信はない。それでもいいですか?
「いざという時は私を見捨ててくださって結構です。」
その覚悟があれば大丈夫だろう。私は同行を許可した。
≪スタンプ捜索隊/2名≫
文聘【スタンプ帳(残りスタンプ2)】 &王氏【拡声器】
※残りは長沙と建業。
「孫堅…!?馬鹿な?…一体何が起こった?」
華雄が気付いた時には、もう孫堅も陸遜もいなかった。
関羽との戦いに集中しきっていたせいだろう。…何が起きたのか知る由も無い。
「関羽殿…今参りますぞ!」
マスケット銃、十字手裏剣、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀を拾った張遼が駆け寄る。
…その瞬間だった。
突然投げ入れられた「何か」。
常人なら反応すら出来なかったかもしれない。…だが、交戦していた2つの巨体は雷光の如くその場から跳びさった。
刹那、弾ける熱い液体─硫酸。3人とももうそこにはいない。関羽と張遼は反射的に溶け始めた大雪林の方へと退却した。
そして華雄。
「この武器…見覚えがある。…そうか貴様か、董卓ッ……!!」
陸遜が付けていたスカウターを拾う。敵は岩壁の上か。
「この数値…。間違いない、奴だな」
P−90と片刃剣を構えると、華雄は見えない敵…董卓との対峙を始めた。
「夏侯惇……奴ほどの男が逝ったか…」
「申し訳ありません。…一騎打ちを邪魔してでも助けていれば…」
「いや、それで生き残っても奴は満足すまい。…奴に限って、後悔して散ったとい事はないはずだ」
揚州の雪林を西へ進みながら、関羽がぼそりと言った。
関羽と夏侯惇は反目こそすれ、互いの実力は十二分に認め合った仲である。やはり失った事は残念である、といった所か。
「張遼。…華雄は追ってくる気配はあるか?」
怪我の手当てをしながら、関羽が張遼に聞いた。
「いえ…。おそらく、あの襲撃者と戦っているのでしょう、この林には誰も入ってくる気配はありません」
「…そうか。生きていれば奴とは雌雄を決したいものだがな」
道具を分け合い、今後の思案をしつつ、関羽はそうつぶやいた。
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
※建業側の雪林で、今後の事を相談中。
華雄【ハンドガン、双眼鏡、P−90、片刃剣、スカウター(通して見ると武将の能力値がわかる)】
vs
董卓[軽い火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、レイピア、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×3、鞭、イングラムM10、日本刀、応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン】
※対峙しながら会稽の方へ。青酸カリは放置。
84 :
無名武将@お腹せっぷく:03/06/16 21:10
劉表は万人が認める権威、皇帝である劉協を探し出して彼にこの戦いの無意味さを演説してもらい、協力者を募って主催者に反抗を試みようと考えていた。
その為に必要な王氏のもつ拡声器と皇帝劉協。
しかし、その一つは永久に失われてしまった。
まさか、仮にも皇帝である劉協に手を出す者がいるとは劉表には想像できなかった。
だから劉協を後回しにして、心当たりのある王氏探して長安を目指して荊州を北上していたのだ。
劉協自身が戦いの狂気に飲み込まれて積極的に董卓を襲撃して返り討ちにあったことなど劉表には知る由も無かった。
一つの可能性は失われた。しかし、まだ私は生きている。私では皇帝ほどの権威などまったく無い。それでも私の考えに賛同してくれる参加者はいる。いるはずだ。
だからどんなことをしても拡声器を手に入れなくてはならない。
堅く決意すると長安へと続く道を進み始めた。
@劉表【食べられる野草図鑑、エストック、警棒】
※王氏の持つ拡声器を探して長安を目指します
85 :
無名武将@お腹せっぷく:03/06/16 22:06
つまらんなーーーー。
そういうと主催者はいくつかの爆破ボタンをおした。
董卓【死亡確認】劉表【死亡確認】劉禅【死亡確認】張飛【死亡確認】
「はうわっ!!」
すぐ傍で上がった悲鳴に公孫[王贊]は思わず仰け反った。慌てて周囲の森を見回すが、特に状況に
変わりは無さそうであった。
”まあなぁ、ここまで慎重に隠れてきたんだ。そう簡単に居場所がばれる筈もないが”
そう思いながら、横で荒い息を吐く劉備に顔を向けた。
「また悪い夢を見たのか。今度は何だ」
「”お上”が、あやつがな、翼徳や景升殿の首輪を爆破したのだ。『つまらん』と言ってだぞ。おのれ…。
まあ董卓なんぞはあのようにとっとと爆殺して欲しいもんだが…」
>>85 青い顔色に荒い息遣い。日が進むにしたがって劉備の精神はますます不安定になっていた。
落ち着け、とこれも日常になった宥めの言葉をかけながら、それでも公孫[王贊]は、自分自身こそが
参りつつあるのを苦さと共に感じていた。
時と共に増える死者。乏しくなる食料と希望。元々は武の人である彼にとって隠れるばかりの日々は
神経にヤスリをかけられるような物であったのだ。それでも耐えられたのは死への恐怖と、それと自分
と共に友人が居たからだった。だが。
「丁度明け方になりつつあるな。玄徳、次はお前が見張りの番だぞ」
力なくうなずく友人に指示を出し、横になる。意識が少しづつ消えそうになりながら公孫[王贊]は考える。
”いっそ動くか…。確か北方から戦闘音が聞こえたから、南に下がるのも一つの手か”
頭の一部から発せられる警告のシグナルを感じながら、ゆっくりと眠りに落ちる。まあ、次に起きてから
考えるか…。
≪旧知の友/2名≫
公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー】
&劉備【スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ】
※現在司州と冀州の州境、森に潜伏中。
ここは長安。放送が流れたときは一時静かだったここも、今では再び
騒がしくなっていた。漢たちが今後の方針を熱く語っていたのだ。
「この武器では乗り気の奴らと戦闘するのは難しいですしね。」
「ああ、この武器では危険すぎる。ただでさえこっちは場所を晒してるんだからな。」
「しかし、ここは『今のところ』最も安全かと思われますし・・・」
「うむ。一応回りには落とし穴を仕掛けておいた。誰かが近づいてきて引っかかったら
多少はダメージを与えられるはずだ。」
「ええ、食料面も渭水からの水、魚などで、どうにかやっていけそうですし。」
「あとは偵察に何度も行くしかないか・・・。」
「ええ・・・それにしても・・・」
「いや、やっぱりB'zだろ!」「ここは一度GRAYで行くべきだYO!」
「まてまて、父さんは渋くオフコースで行こうと思うんだが・・・」
「そんなの古くせぇYO!」「それだったら寧ろSMAPで・・・」
「あんなの歌ってられるかYO!」「兄さんには聞いてないだろ!さっき倒れたくせに!」
「何時の話だよ!倒れてねえよ!」「じゃああえてラルクだ!ラルク決定!」
「あ゙あ゙〜っ、もう、静かにしてくださいって言ってるでしょう!揉める位なら
最初からフェンスオブディフェンスにして置けばよかったんですよ!」
「「「(´・ω・`)ショボーン」」」
「馬超さん、『ふぇんすおぶでぃふぇんす』って何?」
「・・・知らないほうが良い・・・」
ーーー長安の夜はまだ更けないようだ・・・
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【ローラーブレード】&馬超【散弾銃、両刀ナイフ、釣竿(手作り)】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20】
※相変わらず騒いでます。落とし穴が近くにあるようです
「さて、儂はそろそろ行かねばならんな」
「えっ!?」
それぞれの情報を交換した後、まず腰を上げたのは華佗だった。
「ふむ。南荊州のほうでな、儂を呼ぶ声が聞こえるんじゃ」
怪我人、病人を救うこと。華佗の行動理念はそれである。
やはり別れは残念に思いつつも、声を大にして阻む者はいない。
「また怪我人が出たら呼んでくれ。生きている限り必ず来よう」
そういうと、華佗は風のように去っていった。
「己に忠実なんじゃな。怪我をせずとも、また会いたいものじゃ」
厳顔は感慨深げに言う。
そして、次に立ち上がったのは劉禅である。
「ボクもそろそろ行くよ」
「どうして、劉禅さんまで…」
「ボクがいると気を使わせてしまうし、何よりボクが気を使ってしまうからね」
言いながら劉禅は諸葛亮、厳顔と視線を移し、最後に王平で止めた。
「お前は残れよ」
「何故です。私はあなたがかつての主君だからではなく、恩人として守りたいと思っているんですよ」
「だーめ。お前は、この見るからに危なっかしい孔明を守ってろ。そのワルサーはやるから。いいな」
有無を言わさない命令口調に、二の句が告げない王平。
それでも納得できず、支度を整える劉禅の腕をつかんでしまう。
「あ…っ!!」
ふとした拍子に、王平は読めない説明書を落としてしまった。
興味を持って拾い上げた劉禅は、一読して眉をひそめる。
「王平、これは?」
「…私の支給武器の説明書です。本体は、多分姜維が持っていると…」
劉禅はいきなり説明書を持って諸葛亮、司馬懿のもとに駆け込んだ。
「これは、とてもいいものだ。解るな」
説明書にはこうかかれていた。
『[ジャミング装置の使い方]
この装置の使い方は簡単
スイッチをポンッと押すだけで
あらゆるデムパから身を守ってくれマース』
「は、はいっ」
興奮して声を裏返す孔明と、無言でうなずく司馬懿。
「姜維を探すんだ。僕も探すから、見つけたら、許昌に。あそこの曹操たちは乗っていないはずだし。
それで、もし禁止エリアに引っかかったら荊州の隆中に行くんだ」
曹操という単語に、諸葛亮は思わず顔を固めてしまう。
劉禅は敏感に諸葛亮の表情の変化を読み取り、そしていきなり抱きかかえた。
「恨みも憎しみも、人間らしい感情を持っているお前のほうがボクは好きだ。でも今は、その感情、ボクに預けてくれ」
放したとき、諸葛亮は力強くうなずいた。
振り返って王平を見る。何も言わず、王平も何も言わない。
自分の荷物を持ち、劉禅は試しにタロットを引いてみた。
引かれたのは『ハングマン』
(父上の運も、あんまり当てにはならないな)
引いたカードと、自らの苦笑を隠しながら、劉禅は立ち去った。
この先に、暗雲立ち込めていることを肝に銘じながら。
≪少年リョウと少年シバイ/5名≫
月英[治療済]【なし】&司馬懿(14歳)【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔[治療済]【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮[治療済]【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
&王平【読めない説明書、ワルサーP5】
※ピンユニット王平吸収。
姜維を探すために東(宛方面)へ向かいます。
@劉禅[治療済]【銃 魔法のタロットカード(18枚)】
※『ハングマン』使用。
姜維を探すために北(長安方面)へ向かいます。
@華佗【手術器具、薬草、折り畳み式の槍、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃、ボウガン×30】
※怪我人を求めて南荊州(桂陽方面)へ向かいます。
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、
CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×11)】
※???はジャミング装置と判明
上庸にうち捨てられていた、チケット。
紙で出来ていたため、風に飛ばされていた・・・
なんだろう・・
飛んでいた、それを、劉理が、つまえた。
そのチケットを見てみると・・
コンサートフリーパスポートチケット。
漢中、建業、新野、許昌、平原、洛陽の各会場に、ただで入れます。
・・・・ただって・・お金持っていないよ誰も
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【ローラーブレード】&馬超【散弾銃、両刀ナイフ、釣竿(手作り)】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20・チケット】
※相変わらず騒いでます。落とし穴が近くにあるようです
※漢中(定軍山)、建業、新野、許昌、平原、洛陽にコンサート会場があるようです。
その頃、袁術と左慈の2人と別れた張昭達は・・・。
「う〜む、なかなか人が見つからんのぅ」
「まぁ、楊州を歩いていた頃も、ほとんど誰にも会えませんでしたしね」
「で結局、ここまで来たわけじゃが…ん?あれは何じゃ?」
そう言う劇団一行の前に見えたのは、馬騰's バンド with 劉理の6人であった。
何やら、何の歌を歌うかで議論している様だ。
「彼らは…少なくとも乗り気ではなさそうですな」
「ウホッ、いい団体」
「彼らなら勧誘できるかもしれませんね」
そう思った一行は、声を掛けようと近寄った…だがその時、
ズボッ!
「うわっ!?」
「あたたたた・・・落とし穴か?」
それに気付いた馬騰達が振り向く。
「お前達は何者だ!?」
「お客さんかNA!?」
警戒する馬超と馬岱(のみ)を落ち着かせようとするため、
「わしらは劇団でのう、劇団員を探しておるんじゃ」
と話そうとするが、
「しかし、その証拠は…」と馬超が言おうとすると…
「劇団!?」
「いいねぇ〜」
「何か見せてYO!」
と他のメンバーが口々にはやし立てる。
馬超も、「そうだ、何か劇を見せてくれれば…」と言う。
「うむ。劇を見せればいいわけか。それじゃ、やるとするかのう。」
「えぇ〜〜っ!?」
「どうしたんじゃ?」
「私達、劇団作ったのはいいけど一回も劇やった事ないじゃないですか・・・」
「ナヌ〜〜!?」
「どうするんじゃ?一人くらいできる者はおらんのか!?」
「そんな事言ったって、せめて陛下や左慈殿がいれば・・・」
「という事は、貴方達は我々を騙し射ちにしようとしたと!?」怒りの表情で馬超が詰め寄る。
「…どうするんじゃ?」
「そうだ!」突如荀正が叫ぶ。
「ん?」
「皆さん、これを見て下さい。これが我々が劇団である証です!」
そう言うと、小道具セットと衣装セットを馬岱達に見せる。
「おぉ〜」
「かっこいいYO!」
「しかし、それだけではいまいち証拠には…」まだ警戒している馬超と馬岱。
「それなら練習するぞ〜!」馬騰が言う。
「いいNE!」
「うむ。わしらは劇団じゃし、ここらで劇の練習もせんとのう。」
「早速始めましょうか。」
と言って準備をする劇団と馬騰達。
その様子をしばらくの間見ていて、警戒していた馬超達も、
「あぁ、この人達も父上達と同類か」とホッとする反面、
ため息も吐いていたのであった。
「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのはだぁ〜れ?」荀正が涙を流していたのは馬超達と交戦しなくて済んだという理由だけではあるまい。
≪劇団勧誘隊/3名≫
梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
&
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【ローラーブレード】&馬超【散弾銃、両刀ナイフ、釣竿(手作り)】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20・チケット】
※劇の練習をしています。
空が白みかかってきた中、袁紹たちは南へと向かって走っていた。
気がつけば白馬よりも南下していた。彼らはもう、後ろからは誰も追ってきて
いないことを確認すると、その場にあった木の下に腰を下ろした。顔良がぼそりと
「・・・やったんですよね・・・。」とつぶやく。袁紹も黙って頷く。
「だが、そのために私は数々の大切な人を失いすぎたようだ・・・。」
袁紹の一言で、また皆が押し黙った。
時は彼らが呂布と対陣した時にさかのぼる。戦っていた3人の下に袁紹が来た。
途端に3人が「殿が戻ってきてどうするんですか!」とつっこむ。
袁紹は真面目そうな顔で「何を言ってる!お前たちを見捨てておめおめと逃げれるか!」と叫ぶ。
「それが殿の役目でしょう!なんのためにしんがりがいるんですか!」と顔良が言う。
呂布は「まあ良いではないか。そんなことより、よそ見をしてる暇があるのか?」と
言いながら構わず方天画戟を振り下ろす。それを顔良がギリギリ刀で受けると、再び戦闘が始まった。
袁紹は始めて扱うにしては銃の扱いがうまく、中々狙いがあっていたが、呂布の動体視力はそれの上を行った。
飛んでくる銃弾をすべて左手の防弾盾で防ぐと、右手では自分の獲物を振り回している。
このままでは分が悪すぎる。高順でさえ手に余りそうだというのに、呂布には二人係で止めるのがやっとだ。
長年戦ってきた顔良や文醜にはわかった。さっきまでの呂布は手加減していたと。
二人の気持ちを審配が声にした。「殿、ここは逃げますぞ!」
その掛け声とともに4人は凄いスピードで逃げ出した。グロッグの狙いを定める高順を止め、
呂布は言った。「このまま鬼ごっこも悪くない。」と。
気配を瞬時に感じられていたのか、いくら逃げても呂布はついて来た。そのうちこちらも
疲れてくる。だが、呂布は疲れを全く見せない。「化け物か・・・」そう文醜がつぶやいた。
夜の放送が流れ始めた頃、遂に追い詰められた。いや、正確には岩陰に隠れていたときに、
向こうから気配を感じた。こちらに向かってくる。逃げようと思っていたのだが、そのとき
丁度死亡者に自分の息子たちが呼ばれた。袁紹の目に宿っていたわずかな生への執着は、ここで
完全に絶たれたと言っても良い。「・・・皆だけでも逃げてくれ。」そう袁紹はつぶやいた。
「いえ、我々もお供します!」顔良は言う。文醜も頷く。気配はもうすぐそこまで来ていた。
「ワシはお供できんな。」突然審配が言う。何か言おうと口を開きかけている3人を目で制して、
自分のアイテムを袁紹に渡しながら彼は続けた。
「このほうきは逢紀の形見です。そしてこのサーベルはわしのです。殿には未来があります。
だから・・・ 生きてください!」
そう言うと審配は呂布へと飛び出していった。呂布はうっとうしそうに戟を振る。
戟は鎖帷子を貫通し、審配の横腹から激しく血を吹き出させた。その血の赤い色は袁紹を正気に戻した。
次の獲物を狩ろうと呂布は戟を抜こうとする。だが抜く前に審配は呂布の右腕にしがみついていた。
「くらえっっ!これが殿の義の力よ!!」審配は、断末魔の声のような震える声でそう叫ぶと、
自らの首に手を当て、首輪を思い切り引きちぎった。爆音とともに、呂布の右腕ごと
審配の上半身は吹き飛んでいた。
「ワシの名は審正南。かの袁紹様のため、ここで没する。だが、ワシは本望だ。
この世界に生きることが出来て、殿の生き生きとした顔を見られて、ワシは、
生きていて本当に良かったと思う。」 そんな声が聞こえた気がした。
袁紹の目の前ではさっきまで審配だったものの下半身が崩れ落ちていた。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」袁紹は泣きながらソーコムを撃ち続けた。煙の向こうからも
高順が撃っているのであろう銃弾が飛んできている。目の前の大きな人影、呂布のものであろう、が
ぐらりと倒れていった。銃弾が袁紹の頬を掠める。顔良が無理矢理手を引っ張りそこから
逃げ出したあとも、袁紹は弾が切れるまでソーコムを撃ち続けていた。
向こうからは高順の罵声と「将軍!しっかりしてください!」という声が聞こえ続けていた。
「殿、これからどうなさいます?」文醜が沈黙を破る。
「とりあえず、私の目的は変わらない。この世界を、この殺戮の世界を止める事だ。
まだ沮授が生きていたはずだ。探してみよう。」
袁紹は小さな声で、しかし力強くそう言った。
審配【死亡確認】
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
※鎖帷子は破壊 ≪不惑≫とは離れています
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
明け方になろうか、という徐州に、ネタが潰れた波才が帰ってきて6人に戻った黄巾残党。
しかし、夜半の集中力、警戒心が途切れた瞬間だった。
パン、パンパンと響く銃声。…3人が被弾した。杜遠はかなりの血を吐いている。
敵は見えない、つまりそうそう逃げられない。こちらにはこれといった武器も無い。戦闘勘も今ひとつ。
猟師に狩られる兎のように、見えない敵によって8人は追い詰められていった。
孫観「…殺るか」
臧覇「…ああ。楽しもうぜ」
≪お昼寝倶楽部/2名≫
厳政【ビニールシート】&袁夫人[怯えてます]【看板】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、CDラジカセ】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【大量の浴衣、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※杜遠は25レス以内に何らかの手当てをしないと死亡。
vs
≪俺があいつで、あいつが俺で、/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット】
※戦る気満々です。
明け方の徐州、夏侯淵達は丘の上から温泉の周囲にいる呉将達を観察していた。
「また呉将か」
「4人以上いますね。交替で仮眠をとっているようです」
「あ!あの馬鹿まだここにいたのか・・」
「将軍?どうしたのですか」
「いや・・・なんでもない。曹操達に合流する前に奴らの数を少し減らしておこう」
「わかりました。しかし、この辺りは雪が解けてあまりコンディションが良くないですね」
「そうだな。雪を降らすか」
洛陽バトルロワイヤル運営本部
文官H「また、降雪信号が出されています。位置徐州東部」
文官C「あの馬鹿ども。見境も無く使いやがって」
文官A「飛空艇2番艦から6番艦に連絡。徐州東部に雪を降らせるように」
文官C「だれだ・・参加者に渡す支給品のリストにこんな手のかかるものをいれた奴は」
徐州東部に雪が降り始めました
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[幾分か回復]【なし】&丁奉【双剣の片方】
※ゲレンデの神に気づいていません
≪ゲレンデの神/2名≫
李典【スキーセット、ゾリンゲンカード8枚、ダイナマイト2発】
&夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン2か月分、非加熱製剤、3人分の服、カシナートの剣、コルトガバメント(弾残りわずか)】
波才「帰ってきたばかりでこれかよ!おい程遠志、韓忠、杜遠まだ動けるか!!」
突然の敵にあせる黄巾党残党
程遠志「動きがかなり制限される、戦力と数えるな!」
韓忠「ふはははははは、まな板のおかげでまだまだいけるぞ!」
杜遠「ぜ、絶対無理・・・」
まだ動ける韓忠と違い、程遠志と杜遠はかなりの足手まといなので、
背負っていくか何かしないと殺られる。
だが、相手は飛び道具背負って行ったら足が遅くなりやっぱり殺られる。
波才「結局戦うしかないのか・・・・」
本当に幸いと言っていいぐらいこの辺りには、建物が多い(祭りをやろうとしてたてた屋台や、漫才のための舞台等)
策略で乗り切れるかもしれない。
孫仲「でっどうする波才?・・・げふっ」
そんな事言っているとまた銃弾が飛んできて孫仲の腹部に当たり倒れた、
しかも物凄い量の血まで出てきている。
程遠志「大丈夫か!?」
孫仲「全然痛く無いが?」
血まみれなのに声を掛けられた瞬間起きる孫仲
程遠志「なんで貴様ピンピンしてるんだよ!!」
孫仲「そういえば、この血のり付き防弾チョッキがあったこと忘れてたあははははは。」
そのアイテムの事を波才もすっかり忘れていた、そしてある作戦が思い付いた
波才「全員舞台の裏に駆け込め、秘策を考え付いたぞ!」
≪お昼寝倶楽部/2名≫
厳政【ビニールシート】&袁夫人[怯えてます]【看板】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、CDラジカセ】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【大量の浴衣、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※杜遠は25レス以内に何らかの手当てをしないと死亡。
※舞台の裏方に全員撤退、秘策あり。
vs
≪俺があいつで、あいつが俺で、/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット】
華雄「この外道が!」
絶叫とともに切り掛かる華雄。
一方の董卓はニヤニヤしやながら攻撃を受ける。
ようやく見つけた曲者をどうやって始末するか、
想像するだけで楽しくて仕方ないのである。
華雄「くたばれ!」
ハンドガンを放つが、岩陰に入られる。
周辺は岩が多く身を伏せる所が多い。
だが、スカウターのおかげで敵の位置はある程度掴み易かった。
一方の董卓は巧妙に身を伏せるも、
華雄が迷い無く迫る事に疑問を感じていた。
剣戟を交えた時に華雄の様子を伺うに、顔に明らかに不自然な物がある。
董卓「理由は分からんが、恐らくは・・・。」
いきなり投げつけられたフライパンを剣で払った隙に、
華雄の顔に鞭が襲いかかる、
鞭は見事スカウターを破壊し、さらに左目を潰した。
華雄「この程度でぇ!」
気力でハンドガンを打ち返す華雄。
それは見事に董卓のレイピアを破壊する。
董卓「さすがは華雄と言うところか?」
隻眼にも関らずその精密ぶりに董卓も驚き身を隠す。
華雄「逃がさん!」
気迫と共に追いかける華雄。
だが今度はスカウターも無い上に隻眼。
そうそう、見つかる者ではなかった。
やがて太陽が暑い雲に隠れたその時、
岩陰に潜む影を見つけた。
華雄「頭隠して尻隠さず。貴様に相応しい末路だな。」
そう呟くと両手に銃を持ち、マトリクスよろしく一気に踊り出る。
回転しながら次々に華麗に弾を打ち込む華雄。
そして着地と共に銃を放り捨て、一気に剣を持ち相手に躍り掛かる。
華雄「貰ったぁぁぁ!!!」
絶叫と共に相手を刺し貫く華雄。
渾身の一撃の威力は凄まじく、背後の岩にまで相手を叩きつけた。
再び太陽が雲から光を覗かせる。
華雄はあげた顔を見て仰天する。
華雄「夏侯惇!」
慌てて辺りを見渡せば、先ほど関羽達と対峙していた場所である。
華雄「これは一体?!董卓は?!ぐわっ・・・・・・。」
次々と体に衝撃と熱が加わる。
華雄「董卓・・・貴様!遺体を辱めるとはゲスがぁぁぁ!!!」
董卓「ふん、猪相手に正面から当たるのは愚よ。
それに遺体を辱めているのはお前だろう?」
華雄「卑怯な!正々堂々と戦えないのか?!!!」
董卓「なるほど、愚か者らしい言葉よ。華雄よ、貴様は勘違いをしている。
ワシはなぁ、戦う事に興味はない。勝つのが好きなんじゃよ。」
華雄「畜生!・・・クソっ・・たれめ・・・・・。」
華雄【死亡確認】
董卓[軽い火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×3、鞭、イングラムM10、日本刀、
応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン、双眼鏡、片刃剣】
※レイピア、スカウターは破壊されました。
※ハンドガン、P−90は弾切れの為放置。
「また雪か…」
徐州東部。
夜明けとともに微睡みから目覚めた周瑜は、空を見上げつつ呟いた。
魯粛の姿が見えなくなってから二日が過ぎている。
自分が眠っていると思った魯粛がこっそり抜け出したのは初めてではなかったので、載初は何食わぬ顔で帰りを待つつもりだった。しかし、これだけ経てば戻ってこないと判断するに吝かではない。
「ついに見放されたか」
おどおどした態度を取りながら、知らないところでこそこそと動き回っていた。
結局相棒としては認められなかったか。
自嘲しながら一人徐州を南下し、この地点まで辿り着いた周瑜は。
「…ん?」
自分の隠れていた林からはやや離れた丘の上。
夜明けの光に、何か金属のような物(カシナートの剣)が反射したのを見た。
その直後、太陽は湧き起こる雪雲に隠されてしまったが、武器を持った人間が潜んでいると確信するには充分である。
「揉め事に巻き込まれるのはご免だが……」
潜んでいる人物、あるいは狙われている相手が魯粛である可能性がある。そうでなくても呉の人間であるかもしれない。
様子を見るか。
戦闘が始まるのを予見して、周瑜は三尖刀を持ち直した。
その間も、雪は降り続けている。
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[幾分か回復]【なし】&丁奉【双剣の片方】
※湯泉の周囲、全員が起き出しました。「ゲレンデの神」・周瑜に気づいていません。
≪ゲレンデの神/2名≫
李典【スキーセット、ゾリンゲンカード8枚、ダイナマイト2発】
&夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン2か月分、非加熱製剤、3人分の服、カシナートの剣、コルトガバメント(弾残りわずか)】
※小高い丘の上で「沮家とロバと末期孫呉と」を狙っています。雪がもう少し積もってコンディションが良くなった後出撃。周瑜には気付いていません。
@周瑜【ブーメラン、三尖刀】
※「ゲレンデの神」には気付いていますが、「沮家とロバと末期孫呉と」には気付いていません。湯泉・丘からやや離れた林から接近、様子を伺うつもりです。
1人と1匹から熱心に逃げる3人。ところが──
「陛下! 陛下!」
「なんだ!逃げないと追いつかれるぞ!」
「それが、殺気がしなくなりました?」
「何? 本当か?」
「たしかにそうみたいじゃのお。諦めたのかめんどくさくなったのか知らんが・・・」
一方、その1人と1匹は──
「よかったのか? あいつらを逃がしておいて。」
「やる気のない者達を追い回してもつまらないからな。それより、あちらの方がいきのいい相手に巡り合えそうだ。
あと、左腕の傷が回復の兆しを見せている。この刀の力か? 何はともあれ楽しみだ。」
その頃、許昌跡では──
「公達! それに何進殿まで。」
「殿! お会いしとうございました。」
「やれやれ、やっと合流できたわい。」
何進と荀攸は曹操達と合流していた。
お互いが無事を安心するなか、荀[或〃]は1人手元のレーダーに不思議な現象が起きているのを発見していた。
(2つの点がこちらに高速で向ってくるな。この速度だと馬か?誰か2人が馬にでも乗っているのか?)
≪劇団偵察隊/3名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】&紀霊【三尖刀、トランペット】
※引き続き長安へ。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※気が変わり許昌跡へ。左腕は回復の兆しあり。
≪許昌待機隊/6名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】
※チーム≪この世も末だねぇ/2名≫は消滅。
「旦那とは逸れるし息子達とは二度も死に別れるし、あたしってなんて不幸な女なんザマショ。」
歩きながら劉氏が愚痴る、その額には大きな瘤が出来ている。
「ええっと、どっちかというと運が良い方だと思うんですが。」
魯育がつっこむ、やっぱり額に瘤がある。
「……。」
王美人が顔を押える、どうやら頭痛がするらしい。
話しは少し遡る。
[業Β]近郊に隠れていた≪奥様ズ≫だったが、その前を駆け抜ける袁紹達を見た時に劉氏がじっとしていられる筈が無い。
「ダーリンッ!」
叫ぶが必死で逃げている袁紹達には聞こえていない、そもそも彼の中では≪奥様ズ≫は既に宛に向った事になっている。
駆け出そうとする劉氏を魯育が止めようとするものの、直ぐに劉氏は転倒する、そして魯育もそのまま
草 の 罠 に掛かって転倒した。
「……何てお約束。」
「将軍、あそこで転んでる連中は」
「女は戦いの後だ。」
呆然とする王美人の前を更に≪不惑≫の二人が通過していった。
話しは現在に戻る。
「……兎に角、このまま少し東に移動してから南下して宛に向うわ、状況次第ではそのまま南下して揚州に。」
「でもそっちに行くとエン州にでちゃいますよ?」
エン州は言わずと知れた曹操の旗揚げの地である。
「……じゃあ、あの人達を殴り倒して真っ直ぐ進むの?」
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
※エン州方面に移動中。
臧覇「奴ら、奥に逃げ込んだな」
孫観「何か企んでるんだろうな。窮鼠何とやらってやつだ」
そう言いながら怯える他の二人を一瞥する。
孫観「じゃあ、奴らが動くまで待つか」
臧覇「ああ。焦るとろくなことが無いしな」
無慈悲な発砲音と、電気鞭の音が響いた。
孫観「大体ろくに行動もせずに生き残ろうってのが、甘すぎなんだよ」
【厳政、袁夫人 死亡確認】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、CDラジカセ】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【大量の浴衣、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※杜遠は20レス以内に何らかの手当てをしないと死亡。
※舞台の裏方に全員撤退中。
vs
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※敵が何か企んでいるのを察知。相手が動くまで様子を見ます。看板は放置。
なんとか舞台裏に逃げこんだ黄巾党残党6人。
波才「いいかよく聞けお前ら・・・」
波才が言う秘策というものの内容を語り、準備に入っていた
波才「敵はしばらくはここに入ってこないはずだ。だから準備をいそぐぞ」
ものすごい自信に溢れた様子で敵はこないそう言い切る波才、
そこまで自信に溢れて言われたら「何故?」と聞きたい所、だから聞いてみる事にした
程遠志「何」
こちらが一文字言っただけなのに突然語りだす波才、ほとんど予想してたかのような口調である、
波才「知れた事、敵は中途半端に戦になれている、敵が姿をあらわさないのがその理由だ。
戦になれてない奴は8人もいたら来ない、戦になれていれば俺達の力量ぐらいすぐに察知できすぐに皆殺しだ。
そして相手はほぼ絶対こっちの動きを待っている、だから三流野郎ってことだ。」
なんだか無茶苦茶な理論なのに、程遠志は納得してしまった。
波才「くっくっくもうすぐお前らの最後だ・・・厳政、袁夫人仇はとるぞ!」
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、CDラジカセ】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【大量の浴衣、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※杜遠は130までに何らかの手当てをしないと死亡。
※舞台の裏方に全員撤退中。
vs
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※敵が何か企んでいるのを察知。相手が動くまで様子を見ます。
王方「なんか壮絶な展開になってきたな」
いまだに波才の話を読んでいる二人
許昌「そうだね〜。なんかサブタイトルまで付きだしたし」
「波才クエスト第6話、「かかし大作戦」
臧覇「おっ、奴ら出てきたぞ」
孫観「やっとあきらめたか」
そう言いながらデザートイーグルを構えた孫観、そして撃とうした時
??「みんな戦いはやめてぇぇぇぇぇぇ」
物凄い大きな声でそんな声が、舞台から聞こえてきた
孫観「馬鹿かあいつら、何を馬鹿な事を」
臧覇「そうだな、さっさと撃ち殺してしまえ」
??「俺達は主催者に操られているんだぁぁぁぁ」
パンと響く銃声、だが当たっているのに倒れない
??「今ここには6人の人間がいるぞぉぉぉぉぉ」
またパンと響く銃声、だがやはりその人影は倒れない
孫観「なんだあいつ、倒れないぞ・・・?」
いくら撃っても倒れない人影その事で、二人は焦っていた
だから銃弾が来た反対方向に逃げていく波才達に気がつかなかった
??「俺達に協力してくれるもの、みんな来てくれぇぇぇぇぇ」
孫観が撃っているもの・・・・それは浴衣を着たかかし達である。
近くによればすぐに分かるが、それなりに距離が離れていたため、
かかしとわからかったのである。
こうして孫観と臧覇はCDラジカセのおかげでかなり目立つはめに陥った
波才「あらたな復讐相手・・・・・・・・・待っていろ!」
逃げながら誓った波才であった。
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【浴衣10着、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※杜遠は130までに何らかの手当てをしないと死亡。
※長安方面に逃亡
※CDラジカセとかかし放置
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※黄巾党残党が逃げた事に気が付いてません
※かなり声は響いて目立ちます
遠くから歌声が途切れ途切れに聞こえてくる。
流れ流れていつか・・・永遠に・・・・時の川は・・・
なんか自分のことを歌っているような歌詞に興味をもった孫峻は歌声の聞こえているほうに移動を開始した。
@孫峻【なし】
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20、チケット】
≪劇団勧誘隊/3名≫
梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※劇の練習中
張梁「兄者、なかなか好機は来ないね。」
張宝「焦るな弟よ。果報は寝て待てと言うだろう?」
しかしやってくるのは災い以外の何者でもない事を、
彼らはまだ知らない。
董卓「ぐふふふ、臭うぞ。臭うぞ。」
≪ティカラが…/2名≫
張宝【変化の杖、ナイフ、リポビタンD×10】&張梁【ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット】
※ウミネコ団、ぶらり旅には気付かれていません。
≪ウミネコ団/3名≫
貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【催涙弾とガスマスクセット、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融【備前長船、ダイナマイト×1、ゾリンゲンカード×3】
≪ぶらり旅/4名≫
甘寧【陸奥守吉行、バントラインSP、玉爾、鈴と龍紋の特攻服、ゾリンゲンカード×2】&関平[左腕かすり傷]【AK47、片刃剣】
&関索[左肩・右脇腹、治療済]【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、飲料水、救急箱、釘バット】
※ティカラが・・・には気付いていません。
董卓[軽い火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×3、鞭、イングラムM10、日本刀、
応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン、双眼鏡、片刃剣】
※徐々に接近中。気付かれる距離ではありません。
※
>>114までの放送です。
〜パーティーの部〜
≪ティカラが・・・/2名≫
張宝【変化の杖、ナイフ、リポビタンD×10】&張梁【ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット】
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和[泣]【はがねの剣】&夏侯威[泣]【鉄の斧】
&張衛[泣]【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯[仮]【長刀】
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
≪荊州けん山組/3名≫
ホウ徳公【なし】&ホウ統【大徳利(中身どぶろく)】&徐庶【直刀、パチンコ玉30発】
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
≪蜀命と二代目丞相/3名≫
向朗[左腕かすり傷]【ノートパソコン(電源つかず)、青[金工]の剣】
&蒋[王宛]【ノートパソコンとプリンター、花火セット(大袋、マッチ付き)、M16アサルトライフル】
&向寵【蛇腹剣、弓、矢12本、ディフェンダー45口径】
≪ぶらり旅/4名≫
甘寧【陸奥守吉行、バントラインSP、玉爾、ゾリンゲンカード×2】&関平[左腕かすり傷]【AK47、片刃剣】
&関索[左肩軽傷・右脇腹軽傷。治療中]【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】
&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、飲料水、救急箱、釘バット】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【浴衣10着、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
≪ウミネコ団/3名≫
貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【催涙弾とガスマスクセット、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融【備前長船、ダイナマイト×1、ゾリンゲンカード×3】
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
≪旧知の友/2名≫
公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー】&劉備【スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ】
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×9】&簡擁【長鎖+鉄球】
≪居酒屋王朗/3名≫
王朗[重症:気絶]【トランシーバー】&盧植【アウトドアの本、割れたビール瓶】&周倉【調味料、筍×2、シソ少量、ワラビ、フキ】
≪2人の天才児とその護衛/3名≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)】&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、鋼鉄の剣、長鉄矛】
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20、チケット】
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕重傷]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
≪少年リョウと少年シバイ/5名≫
月英【なし】&司馬懿【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
&王平【読めない説明書、ワルサーP5】
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭+1匹)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿&鷹
≪ゲレンデの神/2名≫
李典【スキーセット、ゾリンゲンカード8枚、ダイナマイト2発】
&夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン2か月分、非加熱製剤、3人分の服、カシナートの剣、コルトガバメント(弾残りわずか)】
≪陳泰と魔法のランプ/4名≫
陳泰【魔法のランプ(残り10本)、三節棍】&王双【正宗、手製流星鎚】
&[赤β]昭【FA−MAS、竹槍】&朱讃【防弾スーツ、十字槍】
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】
&臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
≪誠の心/2名≫
夏侯楙【M92F拳銃】&程c【小太刀】
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
≪許昌待機隊/6名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
&張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王【各種調味料】
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[幾分か回復]【なし】&丁奉【双剣の片方】
≪ライダーズ/2名≫
越吉元帥【騎馬戦車】&黄権【マウンテンバイク】
≪劇団偵察隊/3名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】
≪劇団勧誘隊/3名≫
梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
≪スタンプ捜索隊/2名≫
文聘【スタンプ帳(残りスタンプ2)】 &王氏【拡声器】
以上、34チーム、102名(101名+1頭)生存確認
〜ピンユニットの部〜
@郭嘉[睡眠]【レミントンM31、軍用ナイフ】
@華佗【手術器具、薬草、折り畳み式の槍、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃、ボウガン×30】
@禰衡【携帯地雷14個】
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、
CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×11)】
@蔡文姫【望遠鏡、バードコール、ロープ】
@周瑜[睡眠]【ブーメラン、三尖刀】
@蒋幹【呼び笛、ワルサーPP】
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコ少し、懐中電灯】
@孫峻[睡眠]【なし】
@董卓[軽い火傷]【防弾チョッキ、煉成長剣、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×3、鞭、イングラムM10、日本刀、
応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、ロングソード×2、フライパン、双眼鏡、片刃剣】
@劉循[切り傷数箇所]【錆びた短剣、保存食少し】
@劉禅【銃 魔法のタロットカード(18枚)】
@劉表【食べられる野草図鑑、エストック、警棒】
@凌統【探知機】
@魯粛【薙刀】
以上、15名生存確認 合計生存者117名(116+1頭)
《ア行》阿会喃、伊籍、于禁、于毒、袁熙、袁尚、袁譚、☆袁夫人、王允、王楷、黄皓、王抗、王子服、王植、王忠、王累
《カ行》[萠リ]越、何晏、賈充、何儀、賈[言羽]、郭、楽就、郭循、楽進、郭図、郭攸之、夏侯恩、夏侯恵、夏侯尚、☆夏侯惇、夏侯覇、
軻比能、☆華雄、菅亥、関興、韓遂、韓暹、韓当、韓徳、韓馥、韓猛、魏延、牛金、牛輔、橋ズイ、許、金環三結、虞翻、
刑道栄、厳o、☆厳政、厳白虎、呉懿、黄蓋、麹義 黄叙、高翔、黄祖、公孫淵、公孫度、黄忠、孔チュウ[イ由]、孔融、
高覧、呉綱、胡車児、呉子蘭、兀突骨、呉班、皇甫嵩、呉蘭
《サ行》蔡仲、蔡夫人、蔡瑁、蔡和、蔡ヨウ、サク融、士仁、司馬炎、司馬師、司馬昭、周泰、周善、周魴、朱熹、朱桓、朱拠、
朱治、朱儁、朱然、朱褒、朱霊、淳于瓊、鍾会、昌キ、蒋欽、鍾ヨウ、徐栄、諸葛均、徐盛、甄姚、☆審配、辛評、鄒氏、成宜、成廉、全j、
曹叡、宋果、曹休、曹純、曹植、曹真、曹仁、曹性、曹爽、曹丕、曹豹、祖茂、祖郎、孫桓、☆孫堅、孫権、孫策、孫翊、
孫尚香、孫魯班
《タ行》太史慈、朶思大王、張允、趙雲、張燕、張角、張疑、張勲、趙月、趙弘、張紘、趙昂、張済、張松、張譲、張任、
張超、趙統、張バク、張布、張苞、張楊、張翼、陳応、陳羣、陳宮、陳式、陳就、陳生、陳登、陳到、陳琳、程銀、丁原、程普、田豊、
典満、董允、滕胤、[登β]艾、董厥、陶謙、董襲、董昭、董承、董茶那、董旻、ケ茂、董和、杜預
《ナ行》
《ハ行》馬元義、馬謖、馬忠、馬良、費イ、糜竺、麋芳、武安国、[イ専][丹≡](フトウ)、文欽、逢紀、鮑信、法正
《マ行》満寵、孟獲、孟達
《ヤ行》楊懐、羊[示古]、楊柏、楊秋、楊修
《ラ行》雷諸、雷銅、雷薄、李[イ寉]、李楽、陸延、陸凱、陸抗、陸績、☆陸遜、李厳、李儒、李粛、李通、李豊、李蒙、柳隠、
劉永、劉淵、劉焉、劉[王奇]、劉協、劉宏(霊帝)、劉璋、劉j、劉岱、劉度、劉巴、劉弁、劉封、劉曄、呂翔、呂常、呂伯奢、
呂範、呂蒙、路昭
《ワ行》
☆印は新しく死んだ武将
以上、234名死亡確認
117名の生存を確認、234名の死亡を確認
〔全登場者:現在351名〕
※現在禁止エリア:司州、青州、涼州、益州、幽州
※首輪の盗聴システム:現在名前が「は」「り」で始まる武将の首輪は盗聴機能を停止しています。
※タイムテーブル:ただいま「午前中?」です。
謎の声「禁止エリアだが、今日の夜に発表したいと思う。発動は明日の昼をめどに考えているので、
移動は早めに行っておけ。いいか。今生き残っているのは精鋭ばかりだ。
出会ったら先手必勝で殺しあったほうが良いぞ。では、健闘を祈る。」
黄巾党一派達の計略は、見事に成功していた。
「なんだこりゃあ!?」
「かかしかよ!!くそ、騙されたか!!」
孫観達が気付いた頃には、それなりの距離を稼ぎ、孫観らからは離脱に成功していた。
その点では完璧な成功だったと言える。
しかし、この作戦には2つ、不可抗力での、そして若干の計画の落とし穴があった。
一つは、この大音声を聞いてやってきたグループ2つが「乗っていない者」だった事。
「釣りバカ日誌」と「ライダース」である。
そしてもう一つ、彼らにとっては大変危険な相手まで呼び寄せてしまった事。これは作戦の欠陥とも言えた。
「折角のチャンスのようや。…ここらで狩っとかんとチャンスが勿体無いわ」
宛から東に移動してきていた、冷静なる戦闘巧者─曹洪である。
ライ
↓ 釣り
↓
孫 CD
←黄
曹洪
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコ少し、懐中電灯】
※一網打尽に狩る気です。
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【浴衣10着、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※負傷者のせいで移動速度は遅め。杜遠は130までに何らかの手当てをしないと死亡。 長安方面に逃亡中。曹洪に気付いてません。
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※騙された事に気付きました。
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王【各種調味料】
≪ライダーズ/2名≫
越吉元帥【騎馬戦車】&黄権【マウンテンバイク】
※音の方へ接近中。
ティカラがの二人はいきなりピンチであった。
好機を待つべく身を伏せていたのだが、
哨戒に来た祝融に見つかってしまったのである。
祝融「で、お前達は何をやっていたんだ?」
張梁「いやぁ〜その・・・。」
張宝「ですからあの・・・。」
さすがにナンパ目的とは言えない二人であった。
だが、そんな二人に救世主?がやって来た。
祝融「ん?仲間がいたのか。お前ら動くんじゃないよ。」
背後の茂みに気配を感じた祝融は茂みに近付く。
祝融にとって不幸だったのは、茂みにいるのが二人の仲間だと思った事である。
この二人の仲間であるなら実力も同程度。油断もあったのかもしれない。
祝融「どこにいるんだい?ほら、とっとと出てきな!」
不用意に茂みに近付く祝融。
だが返事の変わりに出されたのは矢であった。
祝融「え?・・・・・・しまった・・・。」
自分の体に刺さった矢を信じられないと言う面持ちで見る祝融。
次の瞬間彼女はフライパンで頭部を強打され気を失った。
事態に呆気に取られる張宝、張梁。
張梁「兄者ここで颯爽と助ければ・・・。」
張梁「・・・お前やるか?」
張梁「・・・・・・止めておきます。」
そう、二人の前に現れたのは生憎救世主ではなく魔王董卓であった。
当然二人は必死で命乞いをし許しを請う。
幸いな事にすぐには殺される事は無く、手持ちのアイテムや
砦についての情報を喋らされた。
情報の中から一人の女性の容姿を説明した董卓は笑い出した。
董卓「ぐふふふ、ワシを呼ぶのは貂蝉お前だったか。さて、お前の杖を貸せ。」
変化の杖について説明を聞いていた董卓は、杖を祝融に当て変身する。
董卓「さてお前らも楽しみたいと言っていたな。
言うとうりにすれば楽しませてやろう。」
甘寧「よう、戻ったかい!ん?なんだいそいつらは?」
関平「どうしたんですか?」
小喬「うわぁ〜変な顔の人達ぃ〜♪」
張宝&張梁「そんな・・・変な顔だなんて・・・。」
祝融(董卓)「なに、変なのが回りをうろついてたんで取っ捕まえて来たのさ。」
小喬「うわぁ〜さすがは祝融さんだね!」
関平「いやぁ〜負けていられないですね。」
祝融(董卓)「で、こいつらはどうする?」
甘寧「適当にふんじばって置こうぜ。話は明日にでもゆっくり聞く事にしよう。
関平!頼むぞ。」
寝床に行くべく背中を見せる甘寧。
ティカラがの二人を縛ろうと近付く関平。
関平「あれ?祝融さんそれ・・・・・・」
祝融の持つ見なれない武器を目に留め尋ね様とする関平。
だがかれは言葉途中でまでしか聞く事はできなかった。
その見なれない武器が彼や甘寧に向かって火を吹いたのである。
甘寧は異様な気配を感じ、振り返ろうとした時に背中に熱いものを感じた。
甘寧「!?畜生・・・・俺とした事が・・・・・ドジ・・・ふんじまった・・・・・。」
別の部屋にいた他のメンバーは悲鳴と銃声で異変を知る。
大喬「今の小喬の悲鳴よ!」
関索「それに銃声が・・・。」
貂蝉「・・・・・・嫌な予感が当たった?!」
駈け付けたメンバーが目にしたのは、血を流し倒れている甘寧と関平。
張宝と張梁に押さえ付けられた小喬。
そして貂蝉を見て恐ろしい笑顔をする祝融(董卓)であった。
≪ティカラが・・・/2名≫
張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ロングソード+2】&張梁【ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、日本刀】
※小喬を人質に押さえています。
≪ウミネコ団/3名≫
貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【催涙弾とガスマスクセット、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[失神]【ゾリンゲンカード×3】
※祝融は縛られ外に放置されています。
※小喬はティカラが・・・の二人に押さえ付けられています。
≪ぶらり旅/4名≫
甘寧[重症]【陸奥守吉行、バントラインSP、玉爾、鈴と龍紋の特攻服、ゾリンゲンカード×2】&関平[左腕かすり傷、重症]【AK47、片刃剣】
&関索[左肩・右脇腹、治療済]【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、飲料水、救急箱、釘バット】
※甘寧と関平は撃たれ重症です。
董卓[軽い火傷]【変化の杖、防弾チョッキ、煉成長剣、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×3、鞭、イングラムM10、日本刀、 応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、フライパン、双眼鏡、片刃剣、変化の杖、備前長船、ダイナマイト×1、】
※祝融に変身中。 まだ董卓と言う事に気付かれていません。
※ロングソード+2と日本刀はティカラが・・・へ渡しました。
祝融[負傷:失神]【ゾリンゲンカード×3】
妖刀・村正を手にした瞬間から、張[合β]の耳には絶えず低い呻き声が纏わりついていた。
中の人――いや、もはやそれは一個の人間などではありえない。
無数の群集の恨み、怒り、苦痛・・・積もりに積もった負の感情がどす黒い霊気となって、
鋼の刃から吹き上げているかのようだった。
「殺ス・・・コ・・・ロ・・ス・・・」
「目が見えぬ・・・成廉殿・・・何故こんな御無体を・・・」
「畜生、何故オレが――!」
「曹操・・・何処だ・・・曹操・・・」
「お止め下さい、陛下! どうかそのような恐ろしい事は――」
「作戦は失敗か? 曹操を取り逃がしたのか!?」
「熱い痛い苦しい助けて助けて助けてたすktsてヵdfじゃえspt」
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス!」
「おのれ・・・又しても曹操を倒せぬとは・・・口惜しや・・・」
殺戮の快感に酔いしれていた張[合β]は、刀から発せられる唸り声を気にも留めていない。
だが、その可聴域ぎりぎりの低周波は、確実に彼の潜在意識へと影響を及ぼしていた。
容易く倒せる筈の≪劇団偵察隊≫ を見逃し、東へと進路を変えたこと――
張[合β]は自身の気紛れと思っていたようだが、彼の選択には妖刀に封じられた怨霊達の
意志が関わっていたのだ。
――曹操・・・曹操・・・曹操――
繰り返されるその名は、かつて倒すべき敵の総大将だった気がする。
或いは、自らが剣を捧げた主君であったような記憶もある。
――いずれにせよ、今となっては狩るべき獲物に記された符号に過ぎない。
壮大な都の焼け跡が次第にくっきりと姿を現す。
張[合β]が許昌へ近付くのと比例するかのように、傷を負った左腕はみるみる回復していた。
砕かれた骨は再生し、裂けた腱が繋がり、青黒く腫れ上がった皮膚に血色が甦る。
だが・・・その腕には、明らかに人間の顔と思しき不気味な痣がいくつも浮かび上がっていた。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕軽症]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※張[合β]の負傷は回復中
≪許昌待機隊/6名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】
※≪喋る馬と気狂い武将≫ の接近はレーダーで探知済
許昌で何かの雰囲気を感じ取っている曹操グループ。
「殿の弾よけになれれば本望だ」と言った夏侯楙も、曹操の警護をしながら何かの異変に気付きつつあった。
≪誠の心/2名≫
夏侯楙【M92F拳銃】&程c【小太刀】
※曹操の近くにいます。
≪許昌待機隊/6名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】
「おお、杜遠よ。死んでしまうとは何ごとじゃ!」
「囁き・・・祈り・・・詠唱・・・念じろ・・・・」
「うわーっ、ロストだ〜ああああ!」
「復活の呪文が間違ってる〜っ!!」
「もう灰ぽ・・・」
黄巾党残党のメンバーが嘆き、騒ぎ、慌てている間に、とうとう杜遠は出血多量で息を引き取った。
悲しみに暮れる仲間達は、彼の遺品である大量のちょうちんで精霊流しを行い、杜遠の魂を弔う。
その頃、少し離れた小川の岸では、続々と流れ着く破れちょうちんを前に曹洪が頭を抱えていた。
「何やねんか、これ!?」
杜遠【死亡確認】
≪黄巾党残党/5名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※負傷者のせいで移動速度は遅め。長安方面に逃亡中。曹洪に気付いてません。
※その他の状況は
>>123 から変化なし。
先ほど山場っぽい話を読み終えた二人だったが
許昌「あれっ?話が増えてる・・・」
王方「おかしいなぁ・・・いつもどうりなら半日はかかるはずなんだが・・・」
許昌「え〜っと
「波才クエスト第7話、「飛び交う・・・」
飛び交うの続きが読めない。」
王方「そうかまぁ良い、読むか」
(シリアス(モドキ)
パン、今一番聞きたくないその音、誰かが絶叫をあげ倒れる
「なっ、なんだとぉ!」
「まさか・・・こんなことになるとは・・・」
(実際)
キーン、金属の高い音大体の人間が一番聞きたくないその音が聞こえる。
孫仲「こら韓忠!!包丁と包丁をあわせるなぁぁぁ」
どなる孫仲とは違い、その音が物凄く嫌いなのであろう程遠志に至っては倒れている
韓忠「野菜が切りたいぃぃ!」
撃たれたショックであろうかなんだか発言がおかしいうえ、怪しい
そんな韓忠に涙目で、ホワイトボードを構え殴る高昇
とてもじゃないが逃げている最中に見えない黄巾党の面々である。
少したち、程遠志は立ち上がり無言で、料理の材料を構え投げはじめた
程遠志「うふふふふふふふふふふふ・・・」
心なしか目がやばい
トマトがキャベツがカボチャがそこら中を舞う、だが足場が不安定なせいか
めちゃくちゃに飛んでゆく
曹洪「な、なんやとぉ!!」
手始めにわけのわからない6人組を待ち構えて殺そうとし、銃を構えた曹洪
その彼に待ち受けていたのは、顔に物凄い勢いで飛んでくるトマト
トマトが顔面に直撃
↓
「前が見えへん・・・」
↓
今度はカボチャが頭上に
曹洪「まさか・・・こんなんなるなんて思わんかった・・・勿体ないわぁ・・・」
そう言い残し気絶する彼であった
ライ
↓ 釣り
↓
孫 CD
←黄
曹洪(気絶)
@曹洪(気絶)【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコ少し、懐中電灯】
≪黄巾党残党/6名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&杜遠[腹部被弾・重症]【大量のちょうちん】&波才【浴衣10着、大工道具、杖】&程遠志[右足被弾・軽傷]【料理の材料】
※負傷者のせいで移動速度は遅め。杜遠は130までに何らかの手当てをしないと死亡。 長安方面に逃亡中。曹洪に気付いてません。
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)[切れ気味]【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡】& 臧覇[切れ気味]【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※騙された事に気付きました。
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王【各種調味料】
≪ライダーズ/2名≫
越吉元帥【騎馬戦車】&黄権【マウンテンバイク】
※音の方へ接近中。
思いっきりかぶった・・・133〜135スルーで
「甘寧さん…大丈夫ですか!?」「祝融さん!どうしてこんな…」
駆けつけてみるとこの異常な光景。突然の状況に困惑する関索と大喬。
「あなた達、私に口答えするのはやめなさい」
祝融(董卓)が言ったその時、甘寧がゆっくりと立ち上がった。瞬間的な反応でどうにか致命傷を避けたらしい。関平も立ち上がってはいないが、意識も動きもしっかりしているようだ。
その辺の反応は流石、優れた将と言った所か。
弾も貫通したのか、出血の割にはさほど動きに支障は無いようでもある。甘寧は特攻服を破って止血しながら、余裕たっぷりの祝融(董卓)に言う。ほぼ同時に貂蝉も口を開いた。
「あんた、祝融じゃねーだろ」「あなた、祝融じゃないわね?」
同時に言う、甘寧と貂蝉。
ハモるな、とでも張宝は言いたげだったが、一方で祝融(董卓)はまだ武器を構えたままニヤつくばかり。
「なぜ?私は祝融よ?」
笑みを絶やさずそう言った祝融(董卓)に、甘寧が確信めいた表情で話す。
「祝融にしちゃ装備が違うし口調まで違うぜ。…それにその左手の怪しい杖。変身妖術まがいだろ。まるであの変なオヤジどもが使いそうな…」
そう言って、ティカラが…を睨む甘寧。
「そしてあなたのその悪趣味な笑い方、隠し切れない邪悪な雰囲気。…正体現しなさいよ。─あなた、董卓でしょう?」
相変わらずのタイミングの良さで話し続ける二人。そして、極めつけに砦の外から祝融の叫び声がした。
「貂蝉、敵が、敵が来てるよォ!!」
どうやら董卓、後で楽しむ為にある程度手加減して殴ったらしい。…並の将より剛健な祝融は、気絶からの回復も早かったようだ。
「ふん。……手加減しすぎたか」
そんな叫びを聞いて祝融(董卓)は下品に笑うと、杖で自分を叩いた。
ぼむっ。
そんな音と煙を立てて現れたのは、醜悪な形相に肥満した巨体…まぎれもない、魔王と呼ばれた董卓そのものだった。
「ぐふふ…やはりばれたか。まあ、あの身体のままでは戦いづらいし感覚も鈍くなるから構わんのだが…」
そのせいか完全に仕留め損なったと言える甘寧と関平を一瞥すると、右手に煉成長剣、左手にイングラムを構えて董卓は舌なめずりをする。その身体からは、今は一分の隙も感じられない。
「さて貂蝉。貴様はいつぞや、わしを裏切ったなぁ。…その代償、今払うならばこいつらは生かしておいてやってもいいぞ?所詮こいつらでは、わしには勝てんからな」
そう言うと、射竦められたようになっている大喬に銃を向ける。関索が大喬を庇おうとするが、チーム全体が小喬という人質をとられているため、まともに動けない。
「どうした、女子供に怪我人では全滅がオチだろう?黙ってわしの言う事に従え」
貂蝉はまだ答えない。…が、何かを閃いたかのようにずっと目を見開いている。
完全に自分のペースだったはずの董卓。
しかし、彼は幾つかのミスを犯していた。
一つは、祝融に変身したものの完璧に変身しきれずに、しかも本人も仕留めなかった事。
二つ目は、ティカラが…の二人が確認できなかった関平と関索が砦にいた事。6人に同時に注意を向け続けるのはさすがに難しい。
そして三つ目。ぶらり旅とウミネコ団のチームワーク…もとい、連携の緻密さを知らなかった事。例えばアイコンタクトだけで作戦実行が出来るほどだと言う事を。
「わかったわ、董卓。…あなたに従う…」
貂蝉が両手を上げて歩みだす。董卓もにんまりと笑った─その瞬間だった。
わずかな隙を突いて、関平が背後から董卓に足払いを仕掛ける。董卓は余裕で跳躍してかわす…が、それがまずかった。跳躍して着地するまでに一瞬のタイムラグが出るのである。
さらに、パァン、と甘寧のバントラインSPから弾が放たれる。標的は…小喬の持っていた、床に転がっている催涙弾。
煙のようなガスが吹き上がり、ティカラが…の二人は涙を流して咳き込む。そこに待ってましたとばかりに息を止めていた小喬と関索の二人が武器を奪って砦を飛び出した。
「おのれぇ、謀ったか貂蝉!」
董卓はイングラムを構え…だが、その董卓の腰の辺りをすさまじい衝撃が襲う。
「こぉのデブが!喰らいやがれぇぇぇぇぇ!!!」
甘寧が陸奥守吉行の峰を使い、渾身の一撃で董卓にフルスイングをかます。董卓の巨体が高く宙を舞った。
ドォン!!という轟音とともに壁に激突する董卓。崩れ落ちる壁。
あれだけ強く叩きつけられるも、すぐに起き上がった董卓。しかし、もう白煙の中に人影はほとんど無かった。
白煙に巻かれてあたふたしている人影に銃を乱射するが、血まみれで倒れ伏したのはやはり張梁。
「くそがぁ、やりおったな…。逃がすか!……ぐぉっ!?」
いつの間にか、腹には燃えるゾリンゲンカードが突き刺さっている。
うっとうしそうにそれを引き抜くと、董卓は人の気配を追って走り出した。
「本当に良かったのか、関平……」
救急箱を使って応急手当てをし、祝融を助け出した一行。
甘寧、関索、大喬、貂蝉、祝融、小喬…。…関平は、そこにはいなかった。
脱出直後、「董卓と雌雄を決する」と言って聞かない貂蝉を何とか説得し、祝融を助けて脱出しようとした時だった。
「甘寧さん、俺…囮になってあいつをひきつけます!」
「な…何言ってるんだ兄貴!兄貴が一番傷が深いんだぞ!?」
驚いて言う関索に、関平はそれを押しとどめるようにして言った。
「索、こっちは怪我人に女性まで抱えてる集団だ。今あいつに追われたら、今度こそ全滅だ」
それを聞いて、何か言いたそうだった大喬や小喬も押し黙る。
「いいのか?命の保証は無いんだぞ?」
甘寧が冷静な態度でそう言う。関平を止める気は無いようだった。
「大丈夫、無事に…そう、奴を振り切ったら無事に合流しましょう。…公安あたりで」
AK47を甘寧に渡すと、関平は続けた。
「それに…。生きていれば太史慈さんもこうすると思う…」
関平はそう言うと、再会を誓って北へ向かっていった。…命の保証など無い、囮となる為に。
甘寧達は南荊州に抜ける道を通過している。董卓はうまく北へ行ったようだ。
「さて、医者でもいるとありがたいんだが…みんなどっかこっか怪我しちまってるしな」
止血した右脇腹を擦りながら、甘寧が呟いた。
【張梁 死亡確認】
《ぶらり旅とウミネコ団/6名》※合流。
甘寧[右脇腹負傷・止血済み]【陸奥守吉行、バントラインSP、玉爾、鈴と龍紋の特攻服、ゾリンゲンカード、AK47】
&関索[右肩・脇腹治療済]【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、飲料水、救急箱、釘バット、ロングソード+2】
&貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[負傷]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
※西に移動して南荊州へ。できれば医者にも会いたいようです。
@関平[左腕かすり傷、腹部重傷]【片刃剣】
※囮となって董卓を引き付け、江夏方面へ。
@董卓[軽い火傷二箇所]【変化の杖、防弾チョッキ、煉成長剣、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×3、鞭、イングラムM10、日本刀、 応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、フライパン、双眼鏡、片刃剣、変化の杖、備前長船、ダイナマイト】
※距離はあるものの、関平を追いかけて北へ。まだ関平が一人で、囮だとは気付いていません。
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット】
※砦内部で呆然としています。
「華佗先生〜!!」
「おお、劉循!!まだ壮健であったか」
荊州北部で出会った華佗と劉循。
医師とかつての患者。時間を経て再会できたのだった。
「先生。俺は先生に従って、傷ついた人々を救いたいと思います!」
「そうか、劉循、わしを手伝ってくれるか・・・」
華佗の言葉に頷く劉循。
「はい、俺が身命を賭して先生を守ります!!」
そう言って槍を回旋して腕を振るう劉循。
「うむ。頼もしいぞ。それでは・・・荊州で患者を捜そうか」
《医師と従者》※チーム結成。
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循[切り傷治療中]【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
※荊州で、信用のおける患者を捜索します。
ゲレンデの神の2人は沮家とロバと末期孫呉とを観察しつつ雑談を交わしていた。
夏侯淵「だいぶ人が減ったな」
李典「孫堅達が追跡してこないのが不思議でしたが誰かと戦って倒されていたのですね」
夏侯淵「味方もずいぶん減ったな。元讓の奴ももういないのか。洛陽で会ったのが最後になったか・・」
李典「・・・・ところで将軍このすカラクリはどういう原理で雪を降らせているのでしょうか?」
夏侯淵「さあな。始めに使った時は煙が出たのだがその後何度も使っているが煙は出なくなったな。それでも雪は降るので気にしていなかったが・・」
李典「そうですか。だいぶ雪が積もってきましたね。」
夏侯淵「そうだな。そろそろ頃合かな。作戦は丘の上から一気に滑り降りながら李典殿がカードで攻撃しひるんだところをそれがしが剣で切り伏せよう。奇襲になるし、我々の機動力に向こうは対応できないだろう」
李典「了解です。ついでに爆薬の置き土産も送りつけてやりましょう」
夏侯淵「では行くぞ」
ゲレンデの神達は見事なシュプールを描きながら丘を下り落ちていった。
ゲレンデの神 対 沮家とロバと末期孫呉と 戦闘開始
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[幾分か回復]【なし】&丁奉【双剣の片方】
※湯泉の周囲、食事中「ゲレンデの神」・周瑜に気づいていません。
≪ゲレンデの神/2名≫
李典【スキーセット、ゾリンゲンカード8枚、ダイナマイト2発】
&夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン1か月分、非加熱製剤、3人分の服、カシナートの剣、コルトガバメント(弾残りわずか)】
※周瑜には気付いていません
@周瑜【ブーメラン、三尖刀】
※「ゲレンデの神」には気付いていますが、「沮家とロバと末期孫呉と」には気付いていません。湯泉・丘からやや離れた林から接近、様子を伺うつもりです。
「将軍、本当に大丈夫ですか?」
「何がだ?高順。俺は平気だ、腕の一本くらいどうと言う事はない。」
傷ついたはずの男…呂布はそう言って、肘から先が吹き飛んだ右腕に盾を装着し、左手一本で戟を振り回す。
武神…というべきなのか。脚の怪我も、喪失した右腕も、呂布は痛みに思うどころかむしろ楽しんでいた。
負傷によってポテンシャルが引き出されているのだろうか、近寄るだけで気絶するほどの畏怖の感情を引き起こす程に呂布の威圧感は増大していた。
(強い…小細工などなしに強い…。やはり、将軍が最強の漢だ…この人が何処まで戦えるのか、見てみたい…)
高順は心からそう思った。
「さて高順、奴らを追うぞ。……先程の礼をしなければな」
「…ははっ。…参りましょうぞ!!」
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足銃創]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
※袁紹達を追撃します。基本的に出会った者は皆殺し。
ーエン州ー
「今の所、誰もいないみたいですね。」
辺りを警戒しながら魯育が囁く。
「多分許昌にでも行ったんザマショ、あっちなら朝廷系の人も居たかも知れないのに残念ザマス。」
「……何故?」
「遷都したからザマス」
「ええーっ王美人さん知らないんですか?」
「……少し記憶が曖昧なの、覚えてる訳も無い事を覚えてたり。」
「そうなんザマスか、簡単に説明すると曹操が帝をだまくらかして許昌に遷都させたザマス。」
説明というにはやや大雑把な気がしないでもない。
「……そう、弁皇子がそんな事を」
「弁皇子じゃなくて協皇子ザマス」
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
「……私の子が皇帝?何故?」
「あのですね、董卓っていう悪い人がいてですね(以下略)」
呆然とする王美人に慌てて魯育が詳しい経過を説明する。
「……そう、そんな事があったの。」
「だから漢王朝に関わる人は許昌に行ってる可能性が高いザマス。」
「……私の知り合いって、殆どいないけど」
「それに漢の最後の都って成都の筈ですけど。」
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
「……嘘。」
「そそそ曹操は何でそんなど田舎に引越したんザマスゥゥゥ!」
「あ〜つまりですね(以下略)」
今度の説明は結構長くかかりそうである。
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
徐州北部の民家の一つ。
ここにも、帰らぬ仲間の帰還を絶望視する郭嘉がいた。
「死んではいないようだが、それなら何故…」
死亡者放送に、蔡文姫の名は呼ばれなかった。
不測の事態に巻き込まれたか、己の意志で戻って来ないのか。
――後者であると、郭嘉は思う。
あの前優勝者を名乗る女は、己を言いくるめた口先で、幾らでも危険を回避出来るに違いない。
場慣れした態度を思い返しても、彼女の身に対する心配はなかった。
問題は、自分自身のことだ。
このまま待っても、蔡文姫が帰ってくるとは限らない。
何らかの意図を持って今まで騙していたと考えれば、それまで教えられた知識すら信用が置けなくなる。
…いや、知識の真偽はひとまず横に置くとしても、この民家に居続けるのが果たして安全なのだろうか、疑問が残る。
今まで襲撃を受けなかったことからも比較的安全な場所と判断出来る。
しかし、既に味方と言い切れない人間が、少なくとも一人自分の居場所を掴んでいるということになる。
張コウの前例もある。既に郭嘉の中では、蔡文姫は潜在敵として認識されている。
ここを出て行くか否か。
行くとして、どこへ向かうか。
「やはり、出た方が安全か……」
顎に手を当てて考える郭嘉である。
@郭嘉【レミントンM31、軍用ナイフ】
※次の放送までに蔡文姫が帰還しなければ、徐州を出てエン州へ向かいます。
「何か変な声が……」
「罠ね」
黄巾党残党の流したCDラジカセの音はここまで届いていたが、蔡文姫は一言の元に切って捨てた。
二人は今、釣りバカ日誌が数日野宿していた痕跡を調べている。
「焚き火…食料…多くても2、3人かしら。強力な武器を持っている可能性は少ないわね」
残された串にこびり付いていた調味料を熟視する蔡文姫を、冷ややかな眼差しで魯粛は観察していた。
それが何の役に立つのか、口に出しかけた言葉を引っ込める。
自分と違い、蔡文姫の首輪には防音処理をしていない。偽りの言辞で主催者を混乱させるという手には素直に感嘆したが、それだけに話す内容には気を遣わねばならない。
「……か、彼らはあの音の方へ行ったのでしょうかね」
「ええ多分、砂浜に残った足跡を見れば」
仕方なしに、演義モードのフリをしつつ言葉を紡げば、振り返りもせず、淡々と蔡文姫は応えた。
可愛くない女だ、との認識が深まる。
二日前の晩。
目を覚ました孫峻を善人モードの演技で送り出してから、魯粛は改めて邪魔をした蔡文姫と対峙した。
武器を持たない身でありながら堂々とした態度の蔡文姫は、薙刀を突きつけた魯粛に余裕の笑みを返す。
『私は前回バトロワの優勝者。何も聞き出さずに殺してしまっていいの?』
相手を完全に信用したわけではなかったが、彼女の仄めかす情報は試行錯誤の実験をしていた魯粛には魅力的であった。
しかし得体の知れない人間を周瑜の側に近付けるわけにはいかない。
蔡文姫が信頼出来るようなら、周瑜の元へと二人で向かう。
邪心を抱いているのなら……害が及ぶ前に始末する。
それまでは、精々知っていることを話して貰おう。
密かな決心を抱いている魯粛の態度を意に介さず、蔡文姫は調査を続けている。
この海岸付近にも、先程から雪がちらついていた。
≪危険な二人/2名≫
蔡文姫【望遠鏡、バードコール、ロープ】&魯粛【薙刀】
※徐州海岸。ゲレンデの神VS沮家とロバと末期孫呉との戦闘地点や黄巾党残党の作った舞台のある地点より、北の地域にいます。
「はおぁっ!?」
わけの分からぬまま野菜をぶつけられ、気絶していた曹洪。ようやく目覚めたようである。
「あ、危なかった…。もし敵がきとったらお陀仏やったな…。奴らには後でお礼参りを…。…ん?」
黄巾一行を追いかけようとした彼の目に映ったもの、それは…。
辺り一面に散らばる野菜。
「あかんあかん!せっかくやし、これ食わんと野菜が勿体無いがな!!」
そう言って、野菜を器用に調理して食する曹洪だった。
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコと野菜少し、懐中電灯】
※食事後に行動再開。黄巾一行を追うか、音の方に引き寄せられる者を狙うか思索中。
仲間の為に必死で時間を稼いでいた関平。
だか負傷による出血のから目が霞み、
遂には身動きできなくなってしまった。
董卓「やれやれ、やっと追いついたわい。
ようやく鬼ごっこを止める気になったか。
ん?他の連中はどうした?」
関平「へっ、馬鹿が。まんまと囮に引っ掛かりやがって!」
董卓「・・・なるほどな。その体で囮をするとは見上げたものじゃ。」
関平「お前に言われて全然嬉しくないな。」
董卓「ふん、せめても褒美だ楽にしてやる。」
関平「・・・・・・索。生き延びろよ。」
@関平【死亡確認】
@董卓【変化の杖、防弾チョッキ、煉成長剣、リモコン爆弾、硫酸破裂弾×3、鞭、イングラムM10、日本刀、 応急セット、サブマシンガン、クロスボウ、フライパン、双眼鏡、片刃剣×2、変化の杖、備前長船、ダイナマイト】
※負傷は軽傷の為手当て済
150 :
RED DEVIL 1/2:03/06/27 12:17
駆ける、駆ける・・・・ただひたすらに・・・・・・
つい先刻、大きな戦闘を終えたばかりなのに、ひたすら赤い影をおっていた。
数分前の事だった・・・
「!!あれほどの攻撃を食らわしたのに!まだ生きているのか?
くそ!化け物め・・・」
袁紹は流れる放送を聞き愕然とした。激しい戦闘の末、息の根をとめたと思った
呂布の名が死者の名に刻まれていなかった。
「しかし、傷は浅くはないはずです。もし、また出会うことがあろうと、
次は確実に・・・」
顔良は自分にも言い聞かすように言を発し、こぶしを堅く握った。
そうしたときである。3人の目が赤い馬が疾走しているのを捕らえたのは。
「なんだ?あれは・・・ま、まさか、赤兎馬!!!」
周囲に邪気を放ちながら、走る赤い弾丸。その汚れた気配が3人に緊張をはしらせた。
「身を潜めろ!あれは、ただ事じゃない!」
袁紹は顔良・文醜に声をかけ木々の中に身を隠した。
その袁紹らのそばを赤い風が通り過ぎたときだった。3人をさらに驚かせたのは。
「!!!!!!」
何事もないように駆け抜ける赤兎。あっという間に遠ざかっていった。
「張[合β]・・・・馬鹿な!奴ほどの者が狂気にかられたというのか?」
このような世界に放り込まれようとも、自分の配下のものに限っては
このゲームにのるということはありえないと考えてきた袁紹。しかし今、目の前を
かけていった者は間違いなく張[合β]であり、正気の者の目ではなかった。
そして、その者の口から繰り返されていた3文字の言葉が全てを表していた。
「止めねばならん・・・我が将の愚行は、われが止めねば!
場合によっては、我が手で・・・
いくぞ!顔良・文醜!!!」
そう言うとひたすら赤い影の後ろを追った。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕軽症]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎[右脚擦り傷]【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※張[合β]の負傷は回復中、許昌へ接近中
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
※張[合β]を追跡。走っている為、距離は少しづつ開いています。
呂布たちからは少しづつ遠ざかる方向に向かっています。
許昌待機隊のレーダーに写りました。
歩けど歩けど人はいない。
いや、武器を持っていない現状としては、敵意をもった人間に遭遇するよりは誰にも遭わないほうがずっとましなのだが、少しつまらないのもまた事実である。
ふと、何か聞こえた気がした。
敵……?
一瞬そう考えるが、よく考えると人間の声ではない気がする。
耳を澄ませた。
動物の鳴き声?
無視してもよかったのだが、何故か気にかかり声の聞こえる茂みに分け入ってみる。
……犬。
結構大型の犬が、地面に横たわっていた。
その周りに、その犬の子供らしい仔犬が悲しげな声をあげてまとわりついている。
どうやら声の主はこの仔犬らしかった。
凌統の姿を認めると、横たわった親犬が唸り声を上げ、仔犬を追い払おうとする。
いや、逃がそうとしているのか?
よく見ると、親犬の足には誰かが仕掛けたものらしい罠が食い込んでいた。
このゲームの参加者か、地元の猟師のものかはわからないが……
遅れて凌統の存在に気がついた仔犬は、転がるようにこっちに駆けてくると、きゃんきゃん鳴き声をあげてしっぽをパタパタ振り、服の裾をくわえると親犬のほうへひっぱってゆこうとした。
「お、おい、ちょっと……」
おかあさんをたすけて、とでも訴えているようなその様子に負け、
「痛いかもしれないけど、我慢しろよ」
あまり器用とは言えない手つきながらも、罠外しを始めることにする。
凌統に敵意がないのを感じ取ったのか、親犬も今度は威嚇しようとはしなかった。
約十分後。
「ふう。よし、これでいいぞ」
やっと罠を外し終わり、凌統は息をついた。
傷つけるためでなく動きを封じる種類の罠であったためか、はさまれていた足もほとんど怪我はない。
お礼のつもりなのか、ぺろぺろなめてくる親犬の頭を軽くなでてやると凌統は立ち上がった。
そろそろ行かないとまずい。まぁ、そう急いでいるわけでもないが。
足元にじゃれついている子犬に「母ちゃんを大事にしろよ」と笑いかけ、歩き出す。
……なんか、気配がついてくる気がする。
いや、それ以前に、足元に……なんか、あったかいものがじゃれているような……。
振り向くと、少し離れて親犬が礼儀正しく『おすわり』している。
足元には、もちろんしっぽをぱたぱた振ってまとわりつく仔犬。
しばし考えて、20メートルほど全力でダッシュしてみた。
振り向くと、さっきと同じ距離を保って、親犬はやっぱりおとなしく『おすわり』している。
足元に、しっぽをちぎれんばかりに振りながら仔犬が体ごとぶつかってきた。
「……俺と一緒に行きたいのか?」
「わん!」
……これって、やっぱり肯定、だよなぁ。
仕方ないなと呟きながらも、少し嬉しい気分になってしまう。
一人旅は、やっぱりすこし寂しいし。
「じゃあ、行くか」
凌統の旅は、思わぬ道連れを加えて再開した。
@凌統【探知機、犬の母子】
※仲間を探して、禁止エリアを避け移動中。武器が無いので戦いは回避の方向。
先程から、足がガクガク震える。歯もガチガチなっているのが、自分でも分かる。怖い。ここから逃げたい。
そう思うとあの日のように、自分しか聞こえない声が、どこからか聞こえてくる。
(………逃げろよ…ここで死んでも何の得がある?………)
「…違う」
(やばい相手なんだろ?…お前がいてどうなるもんじゃない。逃げろよ)
「……」
ついに決心したように、夏侯楙は西門に居る程cの方へ歩き出した。
程cは、先程から曹操の指示を受けて西門で作業をしている。
その程cを守ると言う名目で、夏侯楙は曹操に西門跡に行かせて欲しいと言っていたのだ。
指示通りに作業を終えて、本城へ戻ってきていた程cは、こちらへ向かってくる夏侯楙に気付き「どうしました?」と聞いてくる。
「………さっき、俺が渡した小太刀を出せよ…。嫌とは、言わさねえ……」
言っている意味が分からない、といった顔をする程c。
「………もう一度言うぜ…今度は分かりやすくな…。…お前の武器を渡せよ」
夏侯楙がジャキ、と音を立てて拳銃を構える。銃口は程cの眉間に狙いを定めていた。
「そう言う事か…」
程cは、ついに遠慮をかなぐり捨てたように、頭一個小さい夏侯楙に向かって言い始めた。
「貴様、何のつもりだ?」
「……知れたこと…俺は俺の思うとおりに行かせてもらう……」
夏侯楙の言葉に、程cは鼻で笑って続けた。
「ふん、何が『弾よけになる』だ?貴様は殿に話し、詫び終わったら逃げるつもりだったのか?…所詮愚図は愚図だな。」
「…………」
夏侯楙は無言でガチャリ、とトリガーを落とす。
「殺るなら殺れ。貴様は例えここから逃げて生き延びても、わしが冥府で嗤ってやるわい」
小太刀を夏侯楙の方に置き、程cは死の覚悟をした。刹那、ひゅっと言う音が聞こえ、意識が途絶える。
夏侯楙は、すっと袂から手紙のようなものを出し、首筋をと腹を打たれて気絶した程cの体の上に置いた。
「……あばよ、程cサン…」
そして、彼は確かな足取りで西へ向かった。
二、三分経って目を覚ました程cは、立ち上がって周りを見回していた。
そして、さっきの事を思い出す。
「そうだ、わしは殺されたのでは?にしては、妙だな…腹が痛いなんてな…。ん?
ちょっと待て。死んだら痛みなど感じないはずだが…」
そして自分の足元に落ちていた手紙を見つける。
「あやつ……一体…?」
丁寧な字で、「曹操様へ」と書いてある。少し読みたかった気がするが、取りあえず先程の事を報告せねばと思い、西門を確認すると曹操達の居るところへ向かった。
「む…どうした?程c?」
曹操は慌てる程cと対照的に、あれこれ指示を出しながら食事を取っていた。
「はい、夏侯楙が変心し、出奔しました。」
「何?…まことか?」
思ったより、曹操は動揺してない。或いは、予想していたのか?
あるいは顔を見て分かるのか、と今更ながら、主君の非凡性を認識した。
「ところで、お前が持っているその書簡は?すぐに見せよ」
「あ、はい。奴が置いていった物かと…」
曹操は丁寧に折りたたまれていた紙を広げて中を読み始めたが、すぐに言葉を失った。
「何ですか?殿、何が……」
「読んでみよ…」
心なしか気が沈んでいる曹操から紙を受け取り、程cは中を読み始めた。
“これを読む頃は、恐らく私は生きていないでしょう。最初に、程c殿にお詫び申し上げます。”
「!?」
“私は、常に、戦場へ行く父上を見て育ちました。そして、父は言っていました。
『今日の戦は危なかったが、孟徳の策で打ち勝った。孟徳は天才だ。総てにおいて。このような主君に仕えられる俺は幸せだな。』
私は子供心に、『そうそうさまって、すごいんだなぁ』と思い、その憧れの人に仕えるのを夢見て武術に励みました。
しかし―私は聞いてしまったのです。
使用人が、「ここのガキのお守りをするのは、嫌になるぜ。愚図のうえ、武芸の才能も無いときてる。」と言うのを。
私は、武術の稽古のあと、父が悲しそうな顔をするのが分かりました。そして、叔父とともに度々やってくる…後に「夏侯七権」と謳われた従兄弟達。
私はずっと悩んでいました。己の才能の無さを優秀な父や叔父、従兄弟達と比較されるのを。
そして、私はやっと手にした大役をこなせずに諸葛亮に負け、おめおめと魏に戻れずに異国の地で果てました。
しかし、これだけは分かって欲しいのです。私とて夏侯一族。曹操様の、そして魏の為に戦いたかったのです。
私のような者は乱世では役に立ちません。だから、『私のような者の事を考えてくれ』などとは言いません。
私の事を、私の思いを知ってもらえれば、それでいいのです。
そして、今ようやく私の命一つで皆の役に立てる時が来ました。もう後悔はしたくない。私は行きます。
そして程c殿。お世話になりました。そして、ありがとう。…あなたの代わりに、私が敵に一太刀浴びせます。私の行動で殿の考えた防禦計画も、より万全になるはず。
長くなりましたが、失礼します。皆様、お体に気を付けて…生き延びて下さい。夏侯楙子休”
「子休よ、お主それほど悩んでいたか…。ところで文若よ、レーダーに何か変化があったか?」
いつの間にか、話を聞きに来ていた荀ケは、自分が来ていた事を一番話に集中していたはずの曹操に気付かれていた事に驚いていた。
「……え!?あ、はい、レーダーの点が増えてます。そして、殿の予想通り、2つの点が猛スピードでこちらに。」
「…やはりか。迎え撃つぞ。悪来、虎痴、西門の例の場所へ。文若と程cは、わしの指示通りに補助を」
「合点でさぁ!」「わかったよ〜」「承知しました」「了解です!」
話は、程cが目を覚ます前に遡る。
西門跡―そこに一人の男が立っていた。その名は、夏侯楙。
かつて愚図、無能と呼ばれた男が、この時は今まで見せたことの無いような顔をして立っていた。完全な、そして父にも負けぬ武将の顔だった。
「………来たか。…な…奴は!…いや」
西から、よく知った顔、そして凄まじい殺気が迫ってきている。夏侯楙は後ろ─西門を一瞥すると、静かにM92F拳銃・小太刀を構えた。
赤い悪魔は、すぐそこにいる。
「ここは通さん!止まれぇぇぇぇぇーーーー!!!」
銃を撃ちながら、あらん限りの声で叫ぶ。
それを見た赤兎が馬上の相棒に言った。
「どうする?戦っても面白く無さそうだが……」
馬上の人、張[合β]の鼻先を銃弾が掠めた。
「曹操……殺す……曹操……殺す」
赤兎が気付かないうちに、張[合β]は赤兎から飛び降り、左手一本でで十分、とばかりに村正を振りかざしながら突進した。
必死で受けた小太刀と村正が衝突し、ガキィン、と言う金属音が聞こえる。
魏の五将軍の一人と数えられる男と、無能、愚図と蔑まれた男。勝負は最初から見えている。しかし―
「くそが…俺はすぐに諦めるわけにはいかねぇんだよ!!!」
無心で放った小太刀の振り上げが、張[合β]の顔を掠める。
にやり、と張[合β]は嫌な笑みをし、傷口の血を拭ってぺろりとなめる。
そして、また斬りかかってきた。
夏侯楙は辛うじてそれを受け止める。
「うぉ!???」
どうやら先程は手加減していたらしい。今ので本気になったという所か。
「上等だぜ!いぃくぜぇぇ!!!」
無理矢理鍔を押し返し、無防備の腹へ蹴りを入れた。
もろにそれを喰らった張[合β]の身体が、5メートルほど吹っ飛ぶ。
「…おいおい、そんな雑魚に構うほど余裕あんのか?本気出して早く決めろよ。」
思わず声の喋る馬の方へ振り向く。馬が喋んのかよ!という突っ込みが出来るほど今は余裕はない。…だが、振り向いてしまったのがまずかった。
はっとした夏侯楙が振り返った時には、もう眼前に敵はいなかった。
「何ぃ?消えた!?」
ふっ、と上を見た瞬間、捜していた敵はいた。血に飢えた顔で、今度は二刀流を振りかぶりながら。
「くそっ、間に合えぇぇ!」
片方はかわして、村正は小太刀で受けようとする。
しかし、その斬撃は思った以上に強力で、重かった。
バキィン、と言う金属が砕ける音の後、凄まじく熱い痛みが走った。見ると、自分の右肘から先が無い。
「畜生…く、くそがぁぁぁぁぁ!!」
気合で意識を保ち、夏侯楙は張[合β]を再度蹴り飛ばした。これが、火事場の馬鹿力というものか。
しかし、敵はあっさり受け身を取り、突っ込んでくる。
最後の武器、M92F拳銃を左手に持ち、狙いのつかない隻腕で、弾の限り撃ちまくった。
ドン、ドンドン。と発砲音が響く。
乱射したうちの何発か当たり、その内一発で張[合β]は吹っ飛んだ。
「やった……のか?」
だらだらと血を流し、ふらふらとした歩みで夏侯楙は近づいてみた。敵の左胸に赤黒い穴が空いている。しかし―いきなり起きあがり剣を振りかぶってきた。
(嘘だろ…おい…)
実力差を埋めていた気力も絶えたのか、呆然として銃を落とす。
見えないくらい速かったはずの斬撃が、随分遅く見えた。
どん、という衝撃が伝わって、見る間に目の前が赤くなっていく。眉間を割られたようだ。そのままその場に倒れ伏す。
(…やっぱ俺にはこんなくたばり方が似合いなのか…だけど、不思議だぜ…前の死より、悔いがねぇ…
オヤジ…俺、頑張ったよな。今そっちに行くからよ…息子として、胸張っていいよな?
そういやみんな、大丈夫かなぁ?…でもこれで曹操様の考えたとおりになる…生きて…そしてこの馬鹿らしいゲ
どこか遠くで、ザシュッ、という音が聞こえた気がした。
【夏侯楙 死亡確認】
荊州から長安へ向かっていた劉表と長安から荊州へ向かっていたスタンプ捜索隊が出会うのは必然の流れだった。
劉表は思ったよりも簡単に王氏が見つかった事と、彼女の同行者が部下の文聘だったことから自分の計画がやっと進みだしたことに精神が高揚するのを感じていた。
しかし自分の計画に夢中な劉表は友好的な雰囲気の文聘の後で自分を見つめる王氏の複雑な表情に気が付か無かった。
劉表は自分の目的を雄弁に話して王氏に拡声器を貸してくれるように頼み込んだ。
劉表としては拡声器を借りることができるのは当然で、さらに2人が自分に協力してくれるものと信じて疑わなかった。
ところが王氏は意外にも自分の要請を断ってきた。
イヤヨ!!!とヒステリックに叫び、さらに貴方だけには絶対に渡さないと言い放ったのだ。
劉表と文聘が突然の彼女の豹変に唖然としているとさらに王氏は劉表に向かって叫んだ。
「人殺し」と
文聘が彼女に劉表は温和な平和主義者でそれは何かの間違いだろうと宥めにかかった。
それに対して王氏は劉表がいきなり警棒で襲い掛かってきて、さらに自分達に毒を飲ませて殺そうとした殺人鬼であり夫の仇であると文聘に言い返した。
文聘は支離滅裂な彼女の訴えを信じていなかったが、王氏の平和主義者なら何故1人1つしか持っていないはずの所持品を複数持っているのか?それこそが劉表が殺人鬼である証拠であるという言葉に驚いて劉表のそばから距離をおいて劉表に説明を求め始めた。
劉表の計画は劉協の死に続いてまた狂い始めた。
「公達達はそこで待機し、何かあったら連絡せよ!」
「ははっ!」
「元譲…。お前が遺した子は、立派に育っていたぞ…。間に合えば、救ってやる…」
ぐっと拳を握ると、そう呟いて、曹操は西門へ走り出した。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β][左腕回復中・銃創]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※そのまま西門から入ろうとしています。
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左手首から先喪失]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】&程c【なし】
※可進と荀攸は遊撃部隊。西門に何か準備がある様子。
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
※許昌に向かってます。
この時、劉表が落ち着いて事情を文聘に説明していれば話は違った展開になっていたかもしれない。しかし、劉表は苛立ち焦っていた。
誤って毒入りの水を飲ませてしまったのは怪しげな果物の中毒になっていた彼女を助けようとした善意の行動が裏目に出てしまった不幸な出来事であり私が助けなかったら彼女は果物で中毒死していたはずである。
夫が死んでしまったのは申し訳なく思うがすでに彼女と別れた時に謝罪もすませてあり、彼女も同意していた。それを今更蒸し返し、さらに自分を故意に人を殺してまわる殺人鬼であると中傷する。
こんなところで問答していては自分によって救われるはずの命がどんどん失われていく。自分は妻が息子達が死んでいくのに目をつぶり必死に参加者全員を救おうと努力している。つまらない私怨で自分の崇高な計画を邪魔する彼女と、
自分を疑いだした文聘に対する怒りが劉表に強行策を選ばせてしまったのだ。
劉表は文聘に命じた。王氏を捕らえ拡声器を取り上げろと。しかし、文聘は悲しげに首を振りあまつさえ彼女をかばう様に自分の視線から彼女を隠すように動いた。
交渉は決裂だった。劉表は腰の鞘から剣を抜き放つと文聘にそこを退くように命令した。しかし文聘は聞き入れてくれない。さらに劉表の額に半狂乱の王氏が投げつけた小石が直撃した。
それが引き金となって、劉表は邪魔をする文聘もろとも王氏を葬ろうと剣を構えて突進していった。
丸腰の相手に剣を向けた時点ですべての参加者を救うという彼の理論は破綻をきたしていたが、2人の犠牲それによって多くの命を救うという考えで自分を正当化した劉表は、文聘の胸板に剣を衝き立てた。
しかし、歴戦の将である文聘と劉表では力量がまるで違っていた。とっさに体を捻って致命傷を避けるとともに、体の泳いだ劉表の足を払った。
倒れた劉表は剣を振り回して追撃を避けるとともに慌てて起き上がった。
なぜか文聘は追撃をおこなわず上着を脱いでそれを手に持って劉表に正対していた。文聘の胸は出血して赤く染まっている。
気を取り直して渾身の力を込めて再度の突撃。しかし、剣を上着で巻き取られてしまう。
あっけなく勝敗は決した。しかし劉表は降伏を勧める文聘の言を聞き入れず警棒を握って文聘の横をすり抜けて王氏に飛び掛る。
文聘は主君である劉表を殺すつもりは無かったがとっさのことであわてて劉表の背に剣を衝き立ててしまった。
一度は劉表の命を救った野草図鑑も背中からの攻撃には役に立たなかった。劉表は自分は正しいことをしようとしているのに何故、と思いながら絶命した。
【劉表 死亡確認】
≪スタンプ捜索隊/2名≫
文聘[軽傷]【スタンプ帳(残りスタンプ2)&エストック】 &王氏【拡声器&警棒&食べられる野草図鑑】
※残りは長沙と建業。文聘は成り行きとはいえ主君を殺してしまいショックを受けています。
「念の為保守、と……」
「ん?曹沖殿、何か言いましたかな?」
「いえ…何でもないです、徐晃さん」
不思議そうな徐晃の問いに、曹沖がなんでもない、とばかりに首を振る。
「おい、あれが樊城だよな…やっと着いたか…」
とりあえずの目的地到達に、夏侯栄がほっとした声を出した。
「ああ。…荊州の中部…ここからが正念場だね」
≪2人の天才児とその護衛/3名≫&的廬随行中。
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、鋼鉄の剣、長鉄矛】
※樊城に入りました。しばらく休憩後、髪の毛と協力者を求めて荊南へ。
「なあ、韓浩。華佗ってどんな奴なのか知ってるか?
韓玄が言うにはなんでもものすごい医者だとか…」
「金旋さんは名医華佗すらも知らないんですか…?
曹操様の侍医を務めたこともあるほどの方なんですから。
そこでなんかいろいろあって大変だったようですが…」
ため息をつきつつ、頭を抱える韓浩。
「馬鹿で悪かったな。でもそれほどの者なら期待して間違いないな」
その頃、桂陽では…
「もう少し南にいくといい温泉があるんですよ。是非皆で行きたいもんですね」
「うほっ。温泉とは良いのう。これでぴちぴちギャルでもおったら最高なのじゃが」
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
※襄陽近辺。華佗探しを続けて北上継続中
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
※桂陽でまたーり療養中。東門・北門に地雷あり
「完全に見失ったか・・・・」
呂布は足をとめつぶやいた。
「ふっ・・・まあいいだろう、なかなか楽しめた・・・
そういえば、片目野郎は逝ったみたいだな、せっかく逃がしてやったのに
恩知らずが。高順!ほかに歯ごたえがある奴は誰が残っている?」
「今すぐにおもいつくのは・・・・董卓、劉備三兄弟、そして曹操たちかと・・・」
「曹操か・・・・たしか張遼が探していたな。奴の寝城の許昌はこの近くだったな。
行ってみるか」
舌なめずりをするように言うと、二人は許昌へ向け歩き出した。
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足銃創]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
※許昌へむかいます。袁紹たちとは距離が少しはなれています。
基本的に出会った奴は敵とみなします
ある砦での事、そこには一人の男が、死体に向かって何かを呟いていた
「いや〜張梁残念だったな〜」
人間だったものに向かって何かを語る男
「いい女達ばっかりだったのに・・・・」
相手が死んでるにもかかわらず、平然と何かを言う
「あんないい女達、また会えると思うか?」
「うんうん。その通りだよ。」
返事が返されてないのにあいづちを返す男
「さ〜って、お前の言うとおりまた彼女達探しに行くか〜
えっ体が動かないだって?大丈夫、大丈夫ちゃんと持ってくから」
そう言うと張梁の首をナイフで切り落とし、出てくる血を無視して砦から出て行く張宝であった
「さ〜って、今度こそゲットするぞ〜」
彼はどこへ行ってしまったのであろうか?
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、張梁の首】
※首を右手に持ち南(荊州)方面へ
「先生、それにしても患者なんてそうそう見つかりませんよね」
[医師と従者]。華佗と劉循は当初の目的通りに、南荊州…桂陽方面を目指して、長江沿いに移動していた。
「そうじゃな。…それに、わしが助けるのはその人物を見てからじゃしな。そうは出会えまい。…さて、あの城で休憩していくか」
「はい!えっと…ここは、公安城ですか…」
慎重に城へ入っていこうとした2人だったが、その行動は別の2人の人物によって阻まれた。
「動かないで!」「手を上げてください!手荒な事はしたくないんだ!」
関平との約束どおり、先程公安城に到達したぶらり旅とウミネコ団。
そして哨戒をしていた関索と大喬に、彼らは発見されてしまったのだったが……
「あれ?…華佗先生ですよね?」
「本当、華佗先生だわ!」
華佗を見つけるなり、喜色満面になる二人。
関索は父の手術で、大喬は呉の噂に加えて孫策の治療の時に華佗に会っている。
医者を求めていた彼らが、華佗を見て喜ぶのも無理は無かった。
「むう。とりあえず…」
「て、敵じゃないみたいですね…患者もいるようですし…」
事情を話され、丁重に城内に案内される途中で、2人はほっと胸を撫で下ろした。
数刻後。
「あいたたたた!!ちょっとは加減してくれよ、華佗先生よ!」
「こら、鈴の甘寧ともあろうものがそんな弱音を吐くな。…関羽のような[名患者]はこのくらい平然としていたぞ。のう関索」
呉の顔見知りが多かった事で自然に受け入れられた華佗は、一行の治療を開始していた。
大喬はその様子を見て、自分も手当て技術を学ぼうとしているようだ。
「そーよ甘寧さん、リーダーなんだからもっとしゃきっとしてよぉ!」
ほぼ無傷なせいか、元気の良い小喬が馬鹿にするようにそう言う。
「まあ、仕方ないだろう。アタシだって痛いもんは痛いし」
祝融はすでに治療を終え、無謀にも新たな得物で素振りを始めている。
「わかったよ…。黙ってりゃいいんだろ…?…ぐっ…」
甘寧はなおも痛そうにしているが、華佗はほっとするように言った。
「ふむ。出血は多かったが…内臓は無傷のようだし、心配いらんな」
さすがは名医と言うべきか、華佗の治療は完璧で迅速だった。
「さて終了。…では、わし等はこれで…」
全員分の治療を終えた華佗。礼を受けるのもそこそこに、出立の準備を始める。
「ま、待ってくれ華佗先生!まだこの辺は危険です!それに兄貴も…。関平兄貴もここに来るはずなんです!」
そう言って引きとめられ、悪い気もしなかったせいか「関平の生死がはっきりするまで」という条件で、公安城に華佗達は残る事になった。
《ぶらり旅とウミネコ団/6名》
甘寧[右脇腹治療済み]【陸奥守吉行、バントラインSP、玉爾、鈴と龍紋の特攻服、ゾリンゲンカード、AK47】
&関索【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、飲料水、救急箱、釘バット、ロングソード+2】
&貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[矢傷・ほぼ回復]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
※全員のケガが回復中。
《医師と従者/2名》
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
※関平の生死がはっきりするまでは待機。
徐州に雪が降るのは二度目だった。それを知っていたからこそ、「沮家とロバと末期孫呉と」の面々は不意の降雪にも不審を抱かず、食事の後のマターリとした時間を過ごしていた。
しかしその状況の中、彼らは冷静に対処した方であろう。
丁奉の顔の脇を何かが二枚通り過ぎていったかと思うと、寝泊まりしていた小屋に火が付いた。
全員が敵襲を察知するも、完全には事態が把握出来ない内に続けて爆音。
立ち去る間際に投げ込む予定のダイナマイトであったが、思ったより敵が怯まなかったのを見た李典がアドリブで放ったのだ。
負傷の所為で動きの鈍い孫登、ゾリンゲンカードの軌跡に気を取られ、やや対応の遅れた丁奉が、爆発に巻き込まれた。
天高く盛大に、水柱ならぬ雪柱が吹き上がった。
「やったか!?」
斜面を滑走する夏侯淵は眼を細めたが、もうもうと粉雪の舞い散る前方から飛んできた弾丸が頬を掠める。
小屋や付近に点在する岩の陰に隠れたおかげで、他の四人は爆発を凌いでいた。
その物陰に隠れ、沮鵠がライフルで応戦してきているのであったが、ままなない視界に加えターンを描きながら斜面を降下する夏侯淵へは狙いを定めにくく、弾丸は尽く外されていた。
その間も、夏侯淵は接近する。
武器を持っているとはいえ文官的色合いの強い沮・諸葛親子では、斬り合いになった場合夏侯淵の敵ではないだろう。
後退を始めた四人の怯みを感じ取り、夏侯淵と後詰めの李典は自分達の勝利を確信した。
勢いの乗ったスピードで雪道を滑走した夏侯淵は……、湯泉に嵌った。
ばしゃああああんっ!
立ち込める粉雪の所為で視界が利かなくなっていたとはいえ、獲物を前にあってはならぬ失敗だった。
「将軍!」
「大丈夫だ!!」
四人はこの機に夏侯淵を仕留めることよりも、安全に逃げることを選んだようだった。
湯泉から這い上がる夏侯淵の目に、負傷者を抱え、悪い視界に紛れて撤退を始めた人影が映った。
「させるか!」
スノーボードを外してから、剣で斬りかかるべく追いかけたとして、果たして間に合うかどうか。
「李典、爆薬を使え!」
「駄目です、この距離では将軍まで巻き込まれてしまうかもしれません」
「ちっ…」
舌打ちをついた夏侯淵は、懐からコルトガバメントを取り出す。
孫登を引きずるようにして走る諸葛恪の背中に狙いを定めて、引き金に指をかけた。
……一度けちが付くと、尽く上手くいかないように物事は出来ているのか。
飛来してきた木片がそれをはじき飛ばし、ややあって背後で「ぎゃ!」という叫びが上がる。
夏侯淵が振り向くと、李典が俯せに倒れていた。
雪がじわじわと紅く染まり、その傍らには接近戦用の武器を持たない李典が抵抗した証左のように血染めのスキーストックが転がる。
「せっかく不意を突いたのに、さすがに魏の将軍は一筋縄ではいかなかったな」
ストックに突かれた脇腹を押さえて、なおも不敵な笑みを浮かべる周瑜に、夏侯淵は厳しい目を向けた。
【李典 死亡確認】
※コルトガバメント(弾残りわずか)は夏侯淵のすぐ側、スキーセット、ゾリンゲンカード6枚、ダイナマイト1発は放置状態。
周辺は一時的に視界が悪くなっていますが、2〜3分で戻ります。
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授[軽い火傷]【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠[軽い火傷]【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾[軽い火傷]【双剣の片方】
&諸葛恪[軽い火傷]【トランシーバー】&孫登[全身火傷・重体]【なし】&丁奉[全身火傷]【双剣の片方】
※孫登を諸葛恪が、丁奉を諸葛瑾が引きずり、全員で西部に向かって撤退中。
@夏侯淵[ずぶ濡れ]【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン1か月分、非加熱製剤、3人分の服、カシナートの剣】
※嵌った湯泉から這い上がりました。スノーボードを外さねば、動きにくい状態。
VS
@周瑜[脇腹負傷]【ブーメラン、三尖刀】
※かなりの重傷ですが、動けないほどではありません。「沮家とロバと末期孫呉と」を逃がそうとしています。
関平の殺した後、その死体を見つめ何かを考えていた。
そしてその死体に近寄り、関平の衣服を脱がし自分の下半身につけていた衣服も脱がす。
董卓「たまには男も良いのう」
そう呟き董卓は欲望を関平の死体に突き刺した。そして満足し、抜いた後に。
運動後の食事を取った。食事をしながら先程の奴らにくらった傷を思い出し攻撃を食らった怒りと
自分自身相手を見くびり、油断していた為に逃がしてしまった事に対する怒りを募らせていた。
それからしばらくして性欲・食欲を満たした董卓は、再び関平のそばに近寄った。
今回は性欲を発散させる為ではない。董卓は死体を見晴らしの良い場所に移動し陰に隠れた。
一方囮になった関平がすでに死んでしまい、さらにそのような辱めを受けていたとは知らない
ぶらり旅とウミネコ団・医者と従者の八人は、甘寧の傷がほぼ完治した事もあり関平の捜索へと向かった。
甘寧を先頭にし、中央に橋姉妹・華佗・貂蝉の四人、そしてそれを警護するかのように劉循と
泣いていたのか目が赤い関索が並び、一番視力の良い祝融が全体を見回す形式を取り動いていた。
探し始めてからまもなく祝融が倒れている人物を発見した。回りに人がいないという事も合った為に
全員が思わず駆け出し、そして愕然とした。関平の顔はすでに青くなっており、目は虚ろ。
もう関平が生きているかどうかと言う事は、医者ではない七人の目にも明らかだ。
だがあの状態の関平が、董卓の囮になるという時点で全員の覚悟できていたはずだが
やはり死体を見て動揺していたのだろう。いつもの冷静な状態であれば回りにある足跡が
うっすらとではあるが、死体から物陰に向かっている事に気がついたはずである。
全員がそれに気がつかないまま、関平の死体を葬ってやろうと甘寧が関平の死体を背負い
その場から去ろうと後を向いた時、茂みから突如董卓が現れる。それと同時に祝融が叫んだ。
「避けろ!!!」
その声に反応して全員右か左に避けた、奇襲の直前に見つかってしまった董卓だが
冷静に狙いを一点に絞りサブマシンガンの引き金を引いた。その狙いとは関平を背負っていた甘寧だ。
流石の甘寧でも関平を背負っていては動きが取れず董卓の狙い通り、関平の死体ごと銃弾が体を貫通する。
そしてその後少しした後に関平が爆発した。先程の行為のついでにダイナマイトが体内に入れられ
それが銃弾で爆発したのだ。その爆発を董卓は満足そうに眺めすぐさま撤退しようとしたが自分の計画が
上手く行き過ぎた事により、先程と同じくあの集まりのコンビネーションの良さを忘れていたのだ。
甘寧が爆破された時の爆風に紛れこみ近づいていた貂蝉が、董卓に向けて銃弾を放つ。
董卓「馬鹿めが!先走りおって!!死ぬが良い!!!」
董卓は貂蝉に向けてサブマシンガンを撃とうと銃口を向けるが、その手に向い関索の64式小銃が当たる。
思わず董卓はサブマシンガンを落す。それをすぐさま小橋が拾い上げそれを串刺しにしようと董卓が日本刀を引き抜けば
祝融がそれを弾きすぐさま後退する。いつのまにか奇襲が成功し撤退するだけだったはずの董卓は
貂蝉・関索・小橋・祝融の四人に囲まれていた。
董卓が一番頼りにしていた武器であるサブマシンガンも、その銃口はこちらに向けられている。
貂蝉「ここまでよ董卓…」
険しい顔で貂蝉が董卓を睨みいう、だがその董卓は大声で笑い出した。
董卓「はっはっはっは!!!まさかお前ら虫けらがこのわしを追い詰めてるつもりだとはな!!!!!」
そういうと同時に董卓は両腕で顔を隠し、貂蝉向い突撃した。
その巨体に似合わぬ速度に、関索の銃弾は当たらず。貂蝉の銃弾は董卓の腕を傷つけるだけである。
銃弾が効かないと見た貂蝉は咄嗟に飛び上がり、木の枝に捕まりその体当たりを避け木の枝の上に移動する。
木にすさまじい衝撃があたり思わず落とされそうになるがなんとかこらえる。
貂蝉が木の上に移動したのをみると同時に、小橋がサブマシンガンで董卓に銃弾を浴びせる。
流石の防弾チョッキも、サブマシンガンの前では役に立たない。董卓の体に穴が空き血がしたたり落ちる。
だが董卓はまだ笑っていた。そして木の上を見上げて何かを呟き、ポケットの中に手を入れる。
董卓「お主だけは道連れじゃ」
リモコン爆弾が爆発した。
思いがけない董卓の自爆に驚きを隠せない三人だったが、木の上から跳んだ人影が落ちてくる。
関索・祝融の二人が受け止めようと走るが間に合わない。地面に激突するかと思ったその時
何かに受け止められたかのように落下が止まり、抱き下ろされるように地面に寝かせられた。
二人不思議に思いつつ貂蝉を見つめるが、貂蝉が生きていた事実は事実。
とりあえず貂蝉を背負い甘寧達のところへ戻る。不思議な生よりも確実な死の方が心配だ。
だが貂蝉を背負った関索達は大橋に止められる。どうやらまだ華佗と劉循が甘寧に必死に治療しているようだ。
気絶している貂蝉を横に寝かせ、四人は必死に願った。もうこれ以上仲間を失いたくは無い。
日が暮れ、月が昇った。月明かりに照らされる中いまだ治療は続いている。
いつのまにか小橋は疲れて眠ってしまい、その目が覚める。しかし治療はまだ続いていた。
他の三人はいまだ起きて待ち続けていた様子だ。そうしてまた日が暮れた頃に青い顔した劉循が歩いて来た。
その表情は決して明るい物ではない。
四人は最悪の事態を想定したが、念のために聞く
関索「手術は?…」
劉循「一命は取り留めましたが、……」
小橋「では生きているのでね!」
小橋は単純に笑顔がなるが、その妙に引っかかる物言いに三人は表情を崩せない。劉循は続ける。
劉循「意識を取り戻さないのです。出来る限りの治療はしましたが、待つしかないでしょう…」
【董卓死亡確認】
《ぶらり旅とウミネコ団/6名》
甘寧[植物人間状態]【玉爾】
&関索[寝不足]【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬[寝不足]【おいしい粉末ココア(2袋)、救急箱、釘バット、ロングソード+2】
&貂蝉[気絶]【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ、サブマシンガン】
&祝融[矢傷・ほぼ回復、寝不足]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
※甘寧・董卓のアイテムは破壊されました。大橋の飲料水は治療に使われました。
《医師と従者/2名》
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、???(たぶん武器)、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循[貧血]【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
※劉循は甘寧に輸血した為に貧血です。
ただ、目の前に見える大きな影を追っていた。
「董卓…逃がすか!」
俺はそう叫んで奴を追う。いつのまにか腹の傷は塞がっていた。
だが、今まで共に戦った仲間達も、激戦をくぐり抜ける為に活躍した武器もない。
それでも、俺は奴を逃がしたくなかった。
どんな事情であれ、あいつを泣かせるのはもう嫌だったのもある。
…だが、俺自身奴と決着をつけたいのもあった。
走り続けていた暗い道が、唐突に浅い川にぶち当たる。董卓はその川を越えて姿を消した。
「消えた…?…っの野郎!逃がすかよ!」
見えなくなった奴を追って、俺も川を渡ろうとする。…そんな俺の肩に、手をかける奴が居た。
「痛ってーな、誰だよ………って、お前、太史慈じゃねえか!」
確かに間違いない。大喬を庇って死んだはずの太史慈が、俺の目の前に居た。
「お前、生きてたのか!……いや、それより董卓を……」
話は後とばかりに、再び奴を追いかけようとした俺を引き止めた手がもう一本。
「関平……………!!!」
死んだはずの関平が、川の真ん中に立っていた。やがて、太史慈も川の真ん中に立つ。
(お前はまだ、こっちに来ていい男じゃない…)
(あなたが倒すべき敵は、まだ他にいますよ。…あいつは俺達に任せてください)
あいつらは一言も喋らなかったが、俺にはまるでそう言っているように見えた。
「関平……太史慈…。そう俺は……俺はやってやるさ!そうだ、俺にはまだやることがあるよな!」
ふと後ろを振り返ると、眩い光が俺を包んだ気がした。
ゆっくりと……ゆっくりと俺はその光に包まれて……。
「……!…先生、甘寧さんが…目を覚ましました!」
俺は……夢を見ていたのか?随分と長い間眠っていた気がする。
劉循の叫ぶ声が、まだ現実味がなく聞こえる。側に居た小喬は目を潤ませていたが、「お姉ちゃ〜ん!」と言うと、どこかに走っていったようだ。
「目覚めたか。…いや、全く大した回復力を持った男だな、お主は。…まあ、わしがおらんかったら二度ほど死んでおるが」
「…華佗…先生。…ここは?…みんなは?」
俺は目の前に現れた華佗に思わず尋ねる。…そうだ、あいつらは無事なのか?
「ふむ。ここは烏林の東にある集落じゃよ。…お主の仲間達は無事じゃよ。あのお嬢さんももうすぐ目覚めるじゃろうな。お主の隣りで寝息を立てているぞ」
本当だ。貂蝉はぐっすりと眠っているようだった。
「そうか。…痛たたた…。俺、また怪我したのか?」
「ああ。じゃがまあ、お主の回復力ならすぐに戦えるようになるじゃろうよ。…不死身の甘寧さんよ」
そう言って華佗は、俺に一本の刀を手渡した。
「以前から持っておったが、わしや劉循にはこれは使いこなせそうも無い。…武器も壊れてしまったし、これはお主にやろう」
言われるままにそれを渡された俺は、鞘からその大刀を抜いた。…随分しっくりとくる。重いようで軽く、使いやすそうだ。刀には《覇海》と銘が記されていた。
「甘寧さん!」「目を覚ましたのですね!」「おやおや、しかしまぁ害虫並みの生命力だねぇ」
寝起きなのか、まだ眠たそうな…見慣れた仲間達が走ってやってくる。
(そうだよな。…まだ死ぬわけにはいかねえわ。太史慈、関平。…俺の生き様、見ててくれよな。生きて、あの「お上」やいかれた連中どもを…必ずぶっ倒してやるぜ!)
手元の刀と銃を手に取ると、俺は確かな足取りで仲間達のもとへ歩き始めた。
《ぶらり旅とウミネコ団/6名》
甘寧【玉爾、サブマシンガン、大刀《覇海》】
&関索【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、救急箱、釘バット、ロングソード+2】
&貂蝉[睡眠中]【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[矢傷ほぼ完治]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
※貂蝉はもうすぐ目覚めます。甘寧は10レス後には全力で戦えるようになります。烏林でしばらく待機。
《医師と従者/2名》
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循[貧血]【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
※劉循は甘寧に輸血した為に貧血です。そろそろ次の患者を捜して出立予定。
高速でやって来た謎の敵を迎え撃つために西門へと向かっていた。
曹操とその護衛である典韋に許[ネ`者]だったが、西門の入り口に佇む人物を見て仰天した。
それもそのはず、魏の五将軍とまでいわれ信用できる武将だと思っていた将が馬にまたがり
異様なまでの殺気放ちそこにいたからだ。馬に乗っていた人物が夏侯楙を殺したと言う事は
荀[或〃]の持っているレーダーから十分に分かる。
ところが対面するのとほぼ同時に張コウからは殺気が消え、馬から下りる。
刀から発せられていた先程までの怨念も張コウの傷も消えた。張コウの武人としての力が魔力を上回った。
張コウ「これは曹操様ではありませんか、お会い出来て光栄でございます。」
しかし夏侯楙を殺した相手が張コウであろう事は知っている。だが曹操は静かに言った。
曹操「儁乂よ…我々はこのゲームから脱出するべく仲間を探しておる。お主もこぬか?」
そんな曹操の誘いに対して張コウは冷静に言う。
張コウ「脱出ですか…しかし我々はすでにその方法を知っているではありませぬか」
そう言うと張コウは斬鉄剣を地面に突き立てた。すると轟音と振動と共に張コウの目の前と
他の何箇所かに穴が空く、単純だが相手が馬に乗ってる相手には効果的な落とし穴だ。
張コウ「単純に最後の一人になれば、このゲームは終わるでしょう?」
そういうと張コウは斬鉄剣に村正を構え叫ぶ、それに呼応するかのように赤兎馬も声をあげる。
周辺の木々にいる鳥や虫がその衝撃で落下して行く、その衝撃音と同時に張コウは突進した。
曹操は後ろに下がり、代わりに典韋と許[ネ`者]が前に出た。
荀[或〃]もコルトポケットを構えるが、曹操に前に出るのは危険だと静止させられ曹操よりさらに後に下がる。
許[ネ`者]は三日月刀握り締め、両手で刀を握る事の出来ない典韋はアサルトライフルを張コウに向けて
放つが、撃とうと引き金を引く直前に避けられる。
飛び道具は無駄だと分かった典韋は片手ながらも日本刀を構え、許[ネ`者]のサポートに回る。
張コウは片手であるにも関わらず、許[ネ`者]の両手で持つ三日月刀よりも速く重い
典韋がそばにいなければ一分と持たずに殺されていただろう。しかしその典韋も片手では弾くのが精一杯である。
二人がかりなのに完全に押されている。一刻と持たない間に張コウの斬鉄剣が許[ネ`者]の三日月刀を飛ばし
村正が許[ネ`者]の頭を完全に捕らえる。
だがその攻撃を許[ネ`者]を跳ね飛ばし典韋が左腕をクッションに日本刀で受ける。
しかし渾身の力のこもる村正の斬激は、日本刀をそのまま押し典韋の残された左腕を押しつぶした。
左腕から血が溢れ出たが、典韋は気にせず刀を構える。許[ネ`者]はすぐさま三日月刀を拾いに行く
その時を逃さず張コウは典韋一人に攻撃をしようとするが、典韋は口に含んでいたガムを膨らました。
視界が奪われたため狙いの外れた張コウの斬激は避けられ、許[ネ`者]は三日月刀を取って再び
戦闘が再開される。一方その少し前、張コウと赤兎馬の叫びは他の参加者にも影響を及ぼす。
袁紹「あの声はまさしく儁乂の物…顔良・文醜!急ぐぞ!!」
呂布「高順、今の声を聞いたか?」
高順「片方は耳に覚えはありませぬが、もう片方は殿が戦場に出る時いつも耳に感じていた声です。」
呂布「まさか赤兎がこのゲームにいたとはな…」
参加者名簿など見ていなかった不感の二人組みは、赤兎が参加者としている事など知らなかったようだ。
呂布「走るぞ高順、俺は赤兎が選んだあの叫び声の主とぜひ戦いたい」
そういうと呂布と高順は走り出した。
←やや近くに顔・文・袁の三人。それから離れた所に呂・高が走って来てます。かなり速いです
西
赤 典
張
許 曹 荀
夏(死体) 西
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者]【三日月刀、石弓】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左腕重傷]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】&程c【なし】
※典韋・許[ネ`者]は張コウと戦っています。形勢不利です。
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
※許昌に向かってます。あと少しで到着しそうです。
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足銃創]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
※許昌へ向い走り出しました。呂布は張コウと戦ってみたいために出会った武将が弱ければ無視します。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β]【斬鉄剣、妖刀村正】&赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖鎌、クレイモア(剣)】
※張コウは正気に戻りましたが、ゲームには積極的に乗ります。赤兎は見てるだけです。
※西門の周りには穴が複数空いています。
蒋幹は強運だった。
「殺」が絶対無比の法であるこの世界に於いて、無手でここまで生き延びてきた。
そして今も、行く手を遮る者に一度も会うことのないまま荊州北部―― 新野の辺りか―― まで
踏破することに成功していた。
懐に感じる、冷たく重い感触。それが何より彼を勇気付けた。
銃。ここに至るまでに何度か試射を行い、その威力は確認済みである。
確かにこれの取り扱いに武の心得は必要なかった。一介の非力な文士でも、狙いを外さなければ
豪傑に対抗できるほどの優れものには違いなかった。
しかし、過信は油断を生む。
これまで彼が生き延びてきたのは、その強運もさることながら危険察知能力を研ぎ澄まし、臆病とも
言える慎重さでもって、事前に危機を回避してきたからに他ならない。
その言わば「特殊能力」は、無手であるからこそ、依存できる対象がないからこそ、発揮できる類の
ものであった。つまり、彼は銃と言う「安心」と引き換えに、在戦場に必須の「勘」を失ってしまった
のである。
それは、あまりにも皮肉な運命の悪戯であった。
更に皮肉なことに、この世界は狂気の方を好むらしい。
血を分けた肉親を失い、正気を失った張宝は逆に五感が研ぎ澄まされていた。
《ぶらり旅とウミネコ団/》―― 正確には貂蝉ら美女たち―― を追って、一旦は南に足を向けた
彼であったが、異常に研ぎ澄まされた嗅覚は彼の足を北に向かわせた。鼻腔に微かに残る女たちの香り。
それだけを頼りに、彼は貂蝉らを追跡していたのだ。それもかなり正確に。
今や彼に人間らしい情や理性は残っていなかった。本能。換言すれば劣情のみが彼を衝き動かして
いた。
獣は飢えを感じると気が立つものである。まして、一度は腕の中にあったご馳走を喰らい損なった後。
視界に入った動く物に対して、その攻撃衝動が疼くのはあまりにも必然であった。
無表情でボウガンを構え、標的に向かって発射する。放たれた矢は、正確に獲物―― 蒋幹―― の
脇腹を貫いた。
突如、腹部を襲う激痛。
その刺すような痛みは、蒋幹に状況を把握させるに十分だった。
咄嗟に懐の銃を構えようとするも、貧弱な彼の躰は痛みに対する耐性に乏しく、反撃する前に新たな
痛みが肩を貫く。肩を押さえ、うずくまる蒋幹の頭上を第三撃の矢が飛び越えていった。位置からして
その照準は確実に彼の頭に合わせられていた。
「ちっ。獲物は大人しく狩られてろってんだ。なぁ? 兄者」
誰かに話しかけるような声。しかし、その方向には無表情な中年の男ひとりがいるだけだった。
「え? 分かってるって。無駄に矢を使うなってんだろ? 大丈夫だよ、次で仕留めるからさ」
見えない第二の敵の存在を危惧していた蒋幹だったが、ボウガンを構える男の腰に下がっているモノ
を見て得心した。
―― この男、狂っている―― !
背に冷たいものが走るのを感じながら、力を振り絞り渾身の一発を放つ。それが張宝を捉えることは
なかったが、威嚇としての効果はあった。張宝が一瞬たじろいだその隙に、蒋幹は全力で駆け出して
いた。こんなところで死ぬわけにはいかないのだ。
「野郎! ナメた真似しやがって! 巻き狩りしてえんじゃねえんだよこっちは!」
怒号。そして狂ったように飛来する矢。その幾つかは蒋幹の躰に新たな傷を刻んだ。
体外に流出する多量の血とともに、蒋幹の意識も徐々に遠くなっていく。
―― まだ死ねぬ……。孔融殿の無念を伝えるまで……、丞相にこれをお返しするまでっ……
遮断されようとする意識。それに必死で抗う蒋幹。
そんな彼に、足元の地面が消えたことなど気付くはずもなかった。
蒋幹は強運だった。
第一に、落下した崖の下には何者かの死体があった為、それをクッション代わりに致命傷を避け
られたこと。
第二に、蒋幹を見失った張宝が、必要以上に獲物に固執することなくそのまま去って行ったこと。
そして最後に、彼の捜し求める男が荊州入りし、指呼の距離にまで接近していること。
ただ、彼に残された時間はもう幾ばくもない……
@蒋幹[昏倒]【【呼び笛、ワルサーPP】
※「正平」を探し、孔融の辞世の句を伝えるつもりです。
※出血多量で非常に危険な状態。
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、張梁の首】
※蒋幹は諦め、引き続き《ぶらり旅とウミネコ団/》を捜索。
@禰衡【携帯地雷14個】
※荊州入りしました。孔融の遺体を探しています。
探索隊の2人は、とりあえず夏侯惇の件を曹操に報告するため、許昌に向かっていた。
その時、遠くから人の叫び声と馬の嘶きがかすかに聞こえてきた。
通常の人なら聞き逃す程の声だが、その2つの声は探索隊の2人には聞き覚えのある声だった。
「これは、儁乂殿の声? 雲長殿、この馬の嘶きはもしかして?」
「フム、どうやら赤兎のようだ。まさか許昌にいるとは。時は一刻を争うかもしれん。文遠殿、急ぎますぞ。」
「了解したッ。」
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
※不惑の2人よりさらに遅れて許昌に到着予定。
張コウに押されながらも、なんとか傷を受けないように戦っていた典韋と許[ネ`者]だったが
戦いに集中していたために、最初の場所から移動していたのに気がつかなかった。
遠くから見ている曹操と荀[或〃]に赤兎は気がついている。張コウがその場所に誘導するかのように戦っていた事を。
すなわち馬対策として軽く掘ってある落とし穴が多い場所へと、少しづつ移動していたのだ。
だがそれを曹操や荀[或〃]が忠告することはできない、伝える為には声を出さなくてはいけない。
そしてその声を聞けば隙ができる。その隙を張コウが見逃すはずは無い。
だからといって曹操自らが参戦したりする事は出来ない、釘バットなんかではまず役に立てない
曹操は自分の仕掛けた罠を逆用された事とそれを指示した自分を恨み、ひたすら二人が穴に落ちない事を祈った。
しかしその祈りはもろくも崩れ去る。典韋が穴に足を取られ態勢を崩してしまった。
それを見逃さず張コウは村正で許[ネ`者]を抑えつつ、典韋に向かって斬鉄剣を突き刺す。
だが許[ネ`者]は体勢を崩した典韋と、典韋の体に差し込まれようとする残鉄剣をみて咄嗟に三日月刀に
全体重をかけ村正を弾き、そのまま肉の壁として典韋を守る。
許[ネ`者]の体に斬鉄剣がめり込む、しかし許[ネ`者]はそのままその斬鉄剣を握り締め
殺気とはまた別の気迫を込めて張コウを睨み言った。
許[ネ`者]「おらの…おらの目の前ではだれも殺させねぇぞぉ〜〜〜!」
そんな許[ネ`者]を見て妙な苛立ちに襲われた張コウは、村正でそのまま許[ネ`者]の首を奪おうと
斬りつけるが、許[ネ`者]は片手でその斬激を受け止めた。
張コウは信じられないという顔つきでその手を見る。すると手の隙間から血とともに割れた石のような物が出てきた。
いつのまに握りこんだのか石弓の先の部分を握り締め、それが軽いクッション代わりになり手が切られるのを避けたらしい。
村正も斬鉄剣も使えない状態の張コウ、他の武器も持っていない張コウ。
そんな張コウを目に典韋は体勢を立て直す。このままでは切られるのは確実。
張コウは慣れ親しんだ剣と途中で手にした妖刀を手から離した。典韋の斬激を回避するのと共に
許[ネ`者]と一緒に後に吹っ飛ぶ、ここでも張コウは冷静に吹っ飛んだ勢いのまま受身を取り一気に赤兎までの位置を詰める。
そして赤兎の持ってる武器を取り出そうとしたとこで、張コウはもう一人の元主君と対面した。
袁紹達の方は先程にくらべ、かなり正気に戻していた張コウの目を見てやはり自分の配下の武将は大丈夫
先程のは何かの勘違いか見間違いだろうと安心して、普通に話し掛ける。
袁紹「張[合β]よ、一緒にこのゲームを脱出する策を考えぬか?」
張コウ「陛下も曹操様と同じ事をおっしゃるのですね。」
そう張コウに言われ、袁紹は目の前ともいえる距離に曹操がいた事に初めて気がつく。
だがその曹操の近くには戦いの後がありありと残っている。
その光景を袁紹達が見た事を確認すると、張コウは赤兎からクレイモアと鎖カマの鎖の部分を切断しカマだけにして構える。
そしてほんの数刻前に曹操に向けて言った言葉と全く同じ言葉を今度は袁紹に言った。
それを見て顔良・文醜も武器を構え、無言で袁紹に曹操のところへ行ってくださいと促した。
袁紹は頷き顔良と文醜が張コウと激突するのとほぼ同時に、曹操の所へ向かって走り出した。
一方曹操の方は新しく来た武将が張コウと何やら揉めてるのをみて一度下がり、典韋と許[ネ`者]の状態を見る。
見るからに重傷そうな許[ネ`者]は腹に思いっきり刺さっている斬鉄剣を抜こうとするが
出血がひどくなるからと曹操に止められ、しばらく安静にする事に典韋の傷はもう左腕が使えほどに酷い物だが
手首がすでに無い以上、失血を防ぐ為に止血をしておけば今まで通りにぐらいは戦えるぐらいではあるだろう。
とそこまで見たところで一人の武将が走ってきた。曹操にとっては旧友であり自分が殺した袁紹である。
しかしどうみても殺意は無い。警戒していた典韋を止める。すると袁紹の方から話し掛けてきた。
袁紹「猛徳、考えは同じじゃ」
たったその一言で袁紹のいいたい事全てが分かったのか、曹操は満足そうに頷く。
曹操「あそこで戦っておる本初殿の部下の加勢に行くのじゃ、穴に気をつけろ。」
すの声を聞き典韋は無言で頷き、片手で日本刀を構えて張コウの元へと駆け出した。
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[左腕重傷]【アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】&程c【なし】
※許[ネ`者]の腹部には斬鉄剣が刺さっています。抜いたらまず死にます。
村正はすぐそばに落ちてます。典韋は顔良・文醜の加勢をします。
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
※袁紹は曹操と合流、顔良と文醜は張コウと戦っています。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β]【クレイモア、鎌】&赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
※相変わらず乗り気です。鎖鎌は鎖と鎌に別れました。
CDラジカセから流れる声とかかしを眺める2人
臧覇「なんか馬鹿馬鹿しくなってきたな」
孫観「ええ・・そういえば私達あのおばさんに昌キを殺されたので頭にきて忘れていたけど劇団の仲間を探していたのよね」
臧覇「この音の出る機械は劇団の役に立ちそうなので持って行くか」
孫観「次はどこに行くの」
臧覇「とりあえず雪の降っていないところへ行くか。晴れている所で鞭に電気を充電しなくちゃならんしな」
孫観「あのおばさんチョームカツイタけど、このシートはひろい物だったわね」
2人は西の方へ向かいました
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡、CDラジカセ】& 臧覇【電撃ムチ(電気切れ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※切れていたのがCDラジカセとカカシの力で元に戻りました
木々の間から、一際強い日差しが差し込む。
男はゆったりと、しかし周囲への注意を断つ事無く起き上がった。
公孫[王贊]「む・・・。・・・・・・玄徳?」
連れの姿が無い。
思わず立ち上がって周りを見回してみるが、それらしき影は全く認められない。
何より、ここしばらくの間に自分以外の人間がここに居たような気配が全く無い。
(・・・いや、私がこのようにしてのうのうと眠っていられたのだ。
(何者かの襲撃を受けたとは考えにくい。
(とすれば・・・・・・あいつは自発的に私のもとから去ったのか・・・?
(何故だ?
(友への義に篤いあの男が、私に何も言わずに立ち去るものか?
(危険を承知で、一体何の為に?
しかし、彼は劉備の奇行に対する明快な解答を思い浮かべる事は出来ない。
公孫[王贊]も又、人並み外れて友情に篤い男であった。
考えれば、末は劉備への疑惑へと辿り着く。
それをわかっているが故、思考を巡らしている振りをしつつも、その実何も考えない事で自分をごまかしていた。
公孫[王贊]はしばし黙考する。
彼の癖なのだろうか、公孫[王贊]は思考に耽っている間、腕を組んだり腰に手を当てたりと落ち着きが無い。
そうしてふと腰に手を当てた時・・・
公孫[王贊]は、確かに腰に据え付けておいた充電式バッテリーが無くなっている事に、
そして、劉備の持ち物だったスパークショット棒とキツネのぬいぐるみが強く結わえられている事に気が付いた。
(・・・・・・!!
(まさか、あいつは今、丸腰か!?
この異常な世界を丸腰で歩くことは即ち死を意味する。
(それがわかっていたが故、群雄であった我々でさえ、性に合わぬ逃亡に身をやつしていたのでは無かったのか?
(相当、この世界の出来事に堪えていたようではあったが・・・
(・・・奴は・・・・・・・玄徳は・・・・・・
公孫[王贊]は絶望に打ちひしがれ、力なく座り込んだ。
(・・・死ぬ気・・・・・・なのか・・・・・・?
カチッ
???「・・・伯珪殿。玄徳、劉備玄徳です。」
公孫[王贊]「・・・玄徳!?近くにおるのか!?玄徳!?返事をしてくれ!」
公孫[王贊]は敵に発見される可能性をも厭わず、大声で劉備を呼んだ。
が、返って来るのは抑揚のない無機質な声ばかり・・・・・・
???「すみませぬ、伯珪殿。いきなりの事で驚かせてしまったかも知れませぬ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
致し方無く公孫[王贊]は、どの方角からその声が聞こえて来るのか耳を澄まして聞いてみた。
すると、あろう事かその声は自分の下方から発せられていた。
更に注意深く耳を澄ませてみると・・・
なんと、自分の腰に結わえたぬいぐるみから、劉備の声が発せられているではないか!
(なんと面妖な!?この狐、玄徳の声で喋りおる!
(いや・・・この狐の黄色さ・・・・・・黄巾賊の奴らの布と良く似ておる!
(まさか、この妖(あやかし)の布玉に奴の魂が吸い込まれてしまったとでも!?
(おのれぇ、今引っ張り出して助けてやるぞ!玄徳!!
力勇んで腰からぬいぐるみを取り上げ、やおらその口の中に手を突っ込む公孫[王贊]。
当然、公孫[王贊]曰く「妖の布玉」の中には劉備の魂は入っていなかったが、その代わりに黒光りする機械が入っていた。
機械の前面にはいくつかの釦が並び、下底部には例の充電式バッテリーが突き刺してある。
(むむ・・・暗号か何かであろうか・・・特定の順に出っ張りを押すと仕掛けが解けるとか・・・
手当たり次第、釦を押しまくる公孫[王贊]。
キュルルル・・・カチ・・・。という音と共に、再び劉備の声がそこから発せられ始めた。
???「すみませぬ、伯珪殿。いきなりの事で驚かせてしまったかも知れませぬ。
・・・これは音声を記録しておくことが出来、後々にそれを聞く事の出来る仕掛けのようです。
私は、これを以って伯珪殿への置手紙としたいと思います。
別の意味で力なく座り込む公孫[王贊]であった。
テープ「・・・再度になりますが、伯珪殿。驚かせてしまってすみませんでした。
お目覚めになってさぞかし慌てられたかと思いますが・・・・・・
しかし、私にはもう、ここでゆったりと隠棲している事は出来ませんでした。
・・・・・・いえ、許されませんでした。
現実の世界で伯珪殿が散ってすぐの事です。私は裸同然で劉表殿の下に居候として迎えられました。
悔やむに悔やみきれないのですが、私はそれからの七年を大した進歩も無く、居候のままで過ごしました。
その間ろくに馬にも乗らずにいた為、太ももが弛んでしまい、私は惨憺たる気持ちで「皮肉の嘆」を発したのです。
無駄に時間を過ごし、多くの物を失ってしまった・・・と。
しかし、あれは自分の過去を反省するだけのものではありませんでした。
これより先、このような苦い気持ちを二度と味わうまい、というある種の決意でもあったのです。
例えいつ何時、どんな困難があろうとも、逃げずに立ち向かって行こう、との。
皮肉の嘆を発した時、私は持つ物の殆どを失いながらも、二人の義弟だけは失う事はありませんでした。
今回、私が躊躇してしまえば、その代償は義弟二人に及ぶでしょう。
長兄として、二人の義弟を放り出して隠棲しているわけにはいきません。
微力であろうとも、例え悲願成らずとも、二人の傍に居てやりたいと思います。
私は逃げずに、運命に立ち向かいます。」
公孫[王贊]「・・・・・・昨日の夢・・・・・・・・・が引き金になったのか・・・・・・?
・・・・・・玄徳・・・・・・何故俺を放って行ってしまったんだ!!
相談してくれれば、俺だって協力したのだぞ!?答えろ!!玄徳!!!」
公孫[王贊]は激しくぬいぐるみを振り回して詰問した。
大の大人には似つかわしく無い程の悔し涙を流しながら。
劉備の突飛な行動に対してではなく・・・
兄貴風を吹かせておきながら、劉備の思いに気付いてやれず、何の力にもなれなかった自分に対して激しく腹が立った。
そんな公孫[王贊]をまるで諭しているかのようにテープは続いた。
テープ「伯珪殿、どうかご自分を責めないで下さい。伯珪殿に非は全くありません。
むしろ、今日まで私を守っていただいた事に対する感謝の念で一杯です。
私が今、あなたのもとを離れるのは私が自分の抱負に従おうとする為・・・完全な我侭です。
そんな我侭に伯珪殿をつきあわせる訳には参りませんでした。
もうこれ以上のご迷惑をお掛けするわけには参りません。
行き先は許昌・・・・・・恐らくは危険であるが故に出逢いの多い場所です。
武器の類は全てここに残してあります。
どうか伯珪殿は生き延びて下さい。
何度も申しますが、伯珪殿、すみませんでした。
そして、有難うございました。」
録音部分が終わり、サァー・・・と耳に障る音が発せられ始めて数分・・・。
公孫[王贊]の心中はテープの雑音とは対照的に、晴れ渡っていた。
公孫[王贊]「ふふふ・・・。
奴は現実に即していない理想を抱いて突っ走る阿呆だ。我侭の過ぎる餓鬼だ。
しかし、餓鬼の青臭い理想に魅せられる者も確かにいる。
奴は馬鹿だから、魅せられた者の想いまで遠慮してしまう。
魅せられた者の心情と覚悟を奴に理解させるまでは・・・私の「兄貴役」も継続だな。
あんなデキの悪い弟を放っておく事が出来るか。」
公孫[王贊]は意気揚揚と許昌へ向かって走り始めた。
公孫[王贊]「「有難う御座いました」などと、まるでもう会えないような表現をするな、玄徳。
「全く、相変わらず妙な所で感情に走る奴じゃのうお主は。まあそんな所も嫌いじゃないがな」
と、もう一度苦言を吐いてやるまで死なせはせんぞ!」
いつの間にか、日差しは柔らかなそれに変わっていた。
(しかし、「もうこれ以上のご迷惑をお掛けするわけには参りません」とか言っておる割には、
(見張り役を放り出して行ってしまうあたり、やはり少し抜けているのかも知れんな・・・
≪旧知の友/2名≫ → ピンユニット化
@公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー、スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ(テープレコーダー。上書き可)】
※劉備を追って許昌へと向かいます。
@劉備【無し】
※義弟を探しに、許昌へと向かいます。
程遠志「それにしてもやばいな・・・」
波才「何がだ?」
程遠志「武器があまりに無さ過ぎる、中距離辺りの武器の相手と出会ったら多分全滅だ。
俺みたいな足手纏いもいるし。」
そう言い被弾したため浴衣が縛られている右足をさす程遠志、
なんだか表情は複雑だ
それもそのはずである、仲間達は何も言わないが、確かにこんなゲームの中、
しかもパーティを組んでるものに取っては、足を負傷した者など完全な足手纏いだ。
まぁそんなこと微塵も気にしてない奴もいる事にはいるが
程遠志「俺達は最初よくわからん片目野郎に襲われ仲間は半分になったが、
それからずっと友好的な(漫才師)をのぞいて誰も来なかった。
だがもうこのゲームも残り100人ぐらいだ、さっきのやつらのような乗り気の奴等が多い。
多人数でいると不利だ、武器があるならいざしらず。」
無言でその言葉を聞く仲間達(一人のぞいて)
程遠志「今まで楽しかったよなぁ。だがもう俺はここまでだ。あばよ。」
そう言うと足を引き摺りながら森に向かって一人歩いていく、
なんだかその背中はこれで最後と言ってるようである。
と思ったら一度だけ振り向いて
程遠志「そういえば忘れてた。韓忠。野菜斬りたいって言ってただろほらよ。」
そう言いアイテムを投げる
韓忠「おおっ野菜だぜ!あひゃひゃひゃひゃひゃ。」
〜シリアスムードぶち壊し〜
波才「おいこらっ!韓忠!雰囲気を壊すなよ」
孫仲「そうだそうだ!この雰囲気ぐらい読めよ!」
高昇は物凄く相づちをうっている
韓忠はそんな言葉気にせず野菜を斬っている(誤字ではない)
トマトがカボチャがにんじんが、次々にイチョウ切りに
孫仲「いやいや。その前にまぁあれだ。程遠志よ何好き勝手言ってんだよ!
俺達は黄巾党だぞ!党って事は皆が一緒にいるから黄巾党なのであって、
黄巾党がいないじゃなくて、仲間がひとりかけた黄巾党なんて黄巾党であって黄巾党ではない。わかったか!
そんな考えが浮かぶようでは、今のお前はエセ黄巾党じゃ!しばらく頭冷やして来い。俺達は舞台にいるぞ。
(決まったか、決まっちゃったか俺!かっこいいぞ)
程遠志「その言葉お前らしいといえばらしいが、まぁ良いまた後でな。」
「また後でな」を強く言い、森に消えて行った彼、今度の彼の背中はとても生き生きしているように見えた
「どうせもう 会う事ないのに また後で 何故知りつつも 言うのだろうか」
(字余り)孫仲作
高昇「「3点」」
孫仲「(がーん)」
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※相変わらず長安方面へ
@程遠志[右足被弾・軽傷]【なし】
※北へ死にに
程遠志ピンユニット化
王匡「あの赤い馬早すぎだ!ますますペットにしたくなってきたぞ」
赤兎をペットにしようと鹿に乗って突っ込んだ二人、
けれど一瞬で振り切られたため、鷹に赤兎を追ってもらっている。
そしてあわよくば上の奴を竹槍アタックで蹴散らし連れてくるように命じた王匡
方悦「(それにしてもあの赤い馬どこかで見た記憶が・・・)」
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭+1匹)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿&鷹
※赤兎をペットにしようとしています。鷹が赤兎をおっている模様
ハ…ヤク…カノ…モノノ…テニ…モド…ラ・・・ネバ…
投げ出された村正は張[合β]の手に戻りたがっていた。
あの一体感は他のどの者でも手に入れられなかった快感である。
何としてでも再び一体化することを望んでいた。
典韋は顔良達を援護するべく突進していたが、
視界の隅に怪しく光を発見していた。
普段ならこんな時にそんな物は放置するのだが、
何故かこの時は惹かれてしまった。
見れば先程張[合β]が振りまわしていた剣である。
中々素晴らしい剣である。
これなら奴を倒せ……。
マズ…ハ…コレ…ヲツカ…イ…モトニ…。
顔良と文醜は張[合β]の猛攻の前に防戦一方であった。
だが加勢が来た事に正直安堵していた。
顔良「よっしゃ!これで挽回だな。」
文醜「おうよ!」
張[合β]「ふふふ、そう簡単にはいきませんよ。」
だが顔良の希望は無残にも打ち砕かれる。
突然文醜の悲鳴があがったのである。
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[意識喪失、左腕重傷]【村正、アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】&程c【なし】
※許[ネ`者]の腹部には斬鉄剣が刺さっています。抜いたらまず死にます。
※ 典韋は村正に意識を乗っ取られています。村正は張[合β]の元へ戻ろうとしています。
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜[負傷]【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
※袁紹は曹操と合流、顔良と文醜は張コウと戦っています。
※文醜は背後から切られました。
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β]【クレイモア、鎌】&赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
乗っている者だけを狩る。
このゲームにおいて一番危険と思われる行動を姜維は実行しようとしていた。
ゲームに乗っている者を探すのはたやすい。
当初劉禅と行動していた時の逆をやれば良いだけだ。
つまり隙を見せながら動き、人が集りそうな場所に移動し、物音があればそちらへ移動すれば良い。
人は多いほうが良い。理由は単純、奇襲を受ける可能性にいざと言う時に逃亡できる可能性がかなり違う。
そんな考えを持っていた姜維は、まだ歌っている馬騰's バンド with 劉理の六人を遠目だが見かけた。
あの回りには乗り気な者がやってくるだろうか?とここで姜維は考えた。
ゲームが開始されたばかりであれば精神が狂いあのような事をしているとも考えられるが
中盤を過ぎ終盤にさしかかろうというときに、あんな大声で歌っている団体に策が無いはずが無い。
ではその策とは何か?
弱気な者は人がいる場所に近寄るはずが無い。
乗り気であるならば一ヶ所に留まり歌うというのは変だ。
相手にそう思わせ敬遠させる作戦とするにはリスクが高すぎる。
このゲームは純粋な武力のみだけでもそこそこ残る事が出来る。
徒党を組んでいる者達が罠を承知で攻撃をしかけてもおかしくはない。
色々な考えが浮かんでは消えるが、その考えを全て足した時に一つの結論が出た。
あれは自分と同じ考えの「乗り気な者だけを攻撃する」という集まりではないのか?
それなら全ての疑問に納得がいく、むしろ実に合理的だ。
補給戦はすぐ近くに渭水がある。移動しない為に体力もそれほど消費しない。
そして注意して見ると、音を出してる機械らしき物から離れた場所に人影が二つほど移動しているのが見えた。
その人影は機械から円形上に移動し時々合流してまた離れる。おそらくあれは見張りであろう。
こういうやり方もあるのだなとうなずいた姜維はその場から離れ
(現状で人が集るといえば荊州であろうか?)
姜維は荊州へと歩みを進める。だが姜維は知らなかった。
自分が最初に生き残ってるはずがないと決めた存在がかなりいる事に。
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、
CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×11)】
※荊州に向かいました。乗気な武将だけ攻撃です。しかし無理はしません。
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20、チケット】
※しばらくした後に
>>93です。
「彰兄ちゃん、ここはどの辺なの?」
「そうだなぁ。荊州の北の方のはずだけどな…」
宛から何とか脱出した《なかよし曹兄弟》は慎重に移動していたのだが…。
「何、あいつら放っておいたら邪魔になる?…わかったわかった、あいつらも殺すよ、兄者」
美女達を求めて移動していた張宝に発見されてしまっていたのである。
曹熊を庇いながら移動している曹彰は、まだそれに気付かない。
ガチャリ。ボウガンに矢が装填された。
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、張梁の首】
※なかよし曹兄弟を捕捉しました。移動の邪魔なので攻撃する模様。
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
※張宝に気付いてません。
─長安。
「おや、向こうからくるのは陛下ではないですか?」
荀正がそう言った時には、もう袁術達はすぐ側まで来ていた。
「おお、皆無事であったか!」
しかし、袁術達が再会を喜ぶのもそこそこに、荀正が袁術に囁いた。
「我々はあちらの方々に疑われてます。…とりあえず、早く劇を完成させましょう」
確かに、馬超と馬岱は警戒を深めていた。
…仮に、大人数で奴らが襲ってきたら。
いくら彼らの剛勇をもってしても、他の4人を庇いながら全員無事のまま敵を倒すのはとてもじゃないが無理だ。
父達もいざとなれば剛力を振るって戦うだろうが、不意を突かれてはそれも容易でない。
「馬岱。…奴らはこれからさらに増えるようだ。…警戒を怠るな」
「了解」
緊迫したムードの中、劇団関係者が続々と長安に集まりつつあった。
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫※再結成。
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※劇の練習を開始しました。
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※あと5レスほどで長安に到着。
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※あと10レスほどで長安に到着予定。
@孫峻【なし】
※長安に到着。
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※馬超と馬岱は、劇団に疑念と強い警戒心を持っています。
正直、袁術軍はネタ以外で良い所を見せつつ、目的完遂すればラストまで残れそうな気がする。
…俺は期待してるよ。
ひっそりと海辺にたたずむ民家から二人の男達がかなりの速さで走っていくのが見えた。
その男達の表情を見る限り、こんなゲームの中ではほとんどの者が見せない・・・
そう一言で言うなら「歓喜に包まれた」そんな表情で北西に走っていく二人
何があったのであろう?
その表情の元は一体どこから来ているのであろう?
とても疑問に思う。
取りあえず外見を見る限り
一人の男は、身長は170の中頃、体重は見た限り60ぐらいであろう。
顔は・・・・なんというか気弱そうだ、押しが強そうな相手には弱いと見え
状況に流されやすい、そんな感想がもてる
もう一人の男は、随分と背が低いように見える
多分150ぐらいだろうか、身長もまた痩せていて45・・・いや40ぐらいかも知れない。
顔で判断する限り・・・先ほどの男とは違い傲慢、というか押しが強い。
唯我独尊タイプに見える。
当たり前のようだが何故走っていくかわからない
今度は少し近づいて彼らの会話を聞いてみよう
「ちょっと早すぎ!」
「早くしないと最終回に間に合わないだろ!」
「それもそうだが・・・」
「それにだ!あの劇・・・・の・・・があり演・・・死・・・だぞ!」
「だが・・・本・・・・か!?」
「行くしか・・・・!この本・行・・書・・・・・・!」
おやっ聞こえが悪くなってきましたね、続きはまた今度にでも
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
※長安に向けて全速力で走ってます、大体30レスで着きます
─長安。
「おや、向こうからくるのは・・・・劇団参加者?」
またもや荀正がそう言った時には、もう夏侯和達はすぐ側まで来ていた。
「ウワァァァァァァァン!!!客が10人以上いるぞぉぉぉ。」
少し泣きぎみの夏侯和。
「地獄に仏とはこのことだね。」
のんびりペースの夏侯威。
「馬鹿か!こういう場合は「泣いて馬謖起きる」だよ。」
少しハイテンションな張衛。
「(全部違う・・・この場合「窮地象を狩る」じゃよ)」
一番まともだが少し違う張魯。
そんな四人組を見てもちろん、というか当然のごとく馬超と馬岱は警戒しているが、
馬騰は気にしなかった。
「お前達は誰なんだYO!」
「ピチャーでーす!」
ボールを持ち(振りだが)振りかぶって投げる夏侯和
「ダシャーーでーす!」
来たボールを打つ夏侯威
「ガイアーです」
結構走り滑り込んでボールを取る張衛
「俺がルールブッ「「「三人あわせて!!劇団捜索隊」」」
審判の張魯・・・・は無視され決めポーズ(扇)をする三人。
いつものように張魯は座り込みいじけている
「かっこいいYO・・・」
馬騰が呟く
「やっと来たなおそらく最後の劇団参加者が・・・」
劇団7つ道具もまだ3つしかないのにそんな事を言い出す袁術、
荀正は不思議に思い尋ねた
「何故です陛下。まだ3つしか集まってないんですよ?」
その言葉を言った途端、袁術の目は荀正を少しだけ、本当に少しだけ覚めた目で見ていた
・・・当然気がつかなかったが
そして、馬超と馬岱は警戒が最高潮に達していた
今度来た四人組は全員が短距離武器を持ち、思考がまったくもって読めないからだ
・・・仮にだ、彼らが全員襲ってきたとしよう
いくら彼らの剛勇をもってしても、他の4人を庇いながら全員無事のまま敵を倒すのはとてもじゃないが無理だ。
それどころかへたをすれば全滅する。
「馬岱。もうそろそろ潮時だと思うのだが、どう思う?」
「・・・・むずかしいですが、もういっても良いかと。」
そんな会話をし二人が武器に手をかけた時、後ろから声がかかった
「あなた達がそう思うのは無理もないですが、今はまだやる気はありませんよ。」
振り向くとそこには左慈がいた。
「今はだと?」
馬超が問う
「ええっ「今は」です。」
平然と返す左慈
「何故だ!」
「夢が叶う直前なのに現実に戻ろうとする人はいない。けれど夢が叶ってしまったら現実に戻るんですよ。
そうこの狂ったゲームの現実にね」
その離れた場所では、新たな仲間を歓迎し劇の練習を再開している袁術達がいた
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※劇の練習を開始しました。
&
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※劇の練習をしています。物凄く嬉しいらしくテンションは高い模様。
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※あと少しでで長安に到着予定。
@孫峻【なし】
※長安に到着。
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※馬超と馬岱は、劇団に疑念と強い警戒心を持っています。
「あー、なんか騒いでら…」
にわかに騒がしく、いや、もともと騒がしかったのがさらに臨界点を越えようとしている長安郊外に、劉禅は着いた。
まずは、と思って進路を長安にしたのだが、タイミングの悪いことについ先ほど、確かにそこに姜維はいた。
劉禅はもちろんそんなことは知らない。
その後彼が荊州に向かったことなど、予想もできない。
だから、最も妥当な行動をとった。
目の前に人がいるのなら、彼等の中に姜維を見かけたものもいるかもしれない。
そのほかの情報収集もかねて彼等に近づこうとした。
「あんなにいい歌声を出す人たちが、乗り気なわけないしね」
そんなことを呟きつつ・・・。
とことこと歩く。
警戒なしに、いかにも劉禅らしく。
もうだいぶ近づいた。
そろそろ声をかけようとしたそのとき、風と共に、首に、ひやりと冷たい感覚を受けた。
「お前は、何者だ?」
青龍偃月刀を構えた馬超は、「お前は」の部分を微妙に強調した。
こいつはどうも、劇団関係者とは違うようだ。
同じように能天気な顔をして、能天気に近づいてきたというのに、この自分の行動に慌てふためく様子がない。
なにより、どこかで会った気がしてならない。
後ろで、馬岱も駆け寄ってきた。
「また誰か着たんですか?・・・あっ!!」
「馬岱、どうした」
馬岱は、劉禅をまじまじ見て、そして少し首をかしげる。
「あ、いえ、どこかで会っている気がして…」
お前もか・・・、そう言おうとした。
だが、その前に劉禅が口を開く。
「なんだ、二人とも忘れちゃたの?薄情だなぁ」
劉禅はクスクス笑っていた。
なんとなく、癪に障る笑い方だった。
「あっ!!」
また、後ろから声がした。
振り返ってみれば、それは劉理である。
実はのりのりに馬騰達と一緒に歌ったりしていたのだが、体力が無いためよく休んでいるのである。
今回も、ちょうど休憩中だったらしい。
「兄上、どうしてこんなところに・・・」
その言葉に、馬超、馬岱、共に多少の驚きを覚えたが、なるほど確かに顔立ちは似ている。
そんなことで隙を見せたり、警戒を解くようなへまはしない。
しかし、次の一言で、彼等は固まることになる。
「なんだ劉理、お前、お義父さんに守ってもらってたのか」
何も知らずについてきた劉理もまた、彼等と一緒に固まっていた。
遠くで、
「お客さんだYO」とか、
「しまった!!客席がないーー」とか言う声も聞こえていた。
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
&
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※客席がないことにあわてています。
@孫峻【なし】
※長安のどこか
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※馬超、馬岱、劉理は、少しだけ驚いています。
@劉禅【銃 魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超たちに拘束されぎみ?
馬超と馬岱の神経はとうとうに限界に来ていた。
左慈とやらは今は敵ではないというが信用はできない、そう思わせておいていつ攻撃するかが
全然分からないからだ。それに生前君主だった劉禅が目の前にやってきたが
今の二人にとっては、ただ疑いの種が増えただけである。
しかし馬岱はこのゲームでの馬騰達との付き合いが長かった分、ある程度の耐性を持っていたのだが
途中から参加してきた馬超はついに壊れてしまった。
青龍偃月刀を構え、離れた場所で劇の練習をしている袁術達のところへ斬り込んで行った。
あまりにも突然の事だったので、馬岱に劉理、劉禅も馬超が一体何をしているのか分からなかった。
次々と切り倒されていく袁術達、さらにそれを止めようとした馬騰達までも馬超は切っていく
ここで馬岱達は我に帰り急いで馬超を止めようとするが、そのころにはもはや手遅れ
もはや劇団の後は消え馬超以外の動く人物はいなくなり、青龍偃月刀は赤く染まっていた。
それを止めれなかった馬岱は自分の不甲斐なさと、突然こんな行動を起こした馬超への怒りとが合わさり
ナイフを構え馬超のところへ突撃しようとした。しかしそれを劉禅と劉理に止められる。
劉禅「落ち着くんだ馬岱!今そんな事をしてはいけない!!」
劉理「そうですよ、今そんな事をして何になるのですか!」
馬岱「離せ!貴様らに俺の気持ちが分かるものかぁ!!」
劉禅「だから落ち着くんだ!落ち着いてもう一度彼らを見ろ!!!」
そう言われて改めて馬岱は馬超を見る。すると馬超は剣を構え何かを呟いていた。
馬超「赤城の山も今宵限り……」
そしてその馬超のセリフが終わると、みんな何事も無かったかのように起き上がる。
馬騰「乱入するなんて酷いじゃないかYO!やりたかったなら最初にいえYO!」
張昭「まぁまぁ、結果的に迫力のあるラストになったから良いではないか」
袁術「ちっとも良くないわ!!わしが言うはずだったそのセリフを取りおって!!!」
それを見た馬岱は胃に急激に痛みが走り、そのまま倒れた。
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
&
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※客席がないことにあわてつつも劇の練習。
@孫峻【なし】
※長安のどこか
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※馬超も劇に参加です。馬岱は倒れましたが次レス以降では何事もなかったかのように治ります。
@劉禅【銃 魔法のタロットカード(17枚)】
「…さて、これからどうしたものかな」
許昌へ向かっている劉備。その遠く離れた許昌で何が起きているかなど知る由も無い。
とりあえず、チェックし続けていた名簿を開いてみる。
「糜竺も劉封も馬良も逝ってしまったか。あの馬鹿息子はまだ健在のようだな。
…信頼できそうなのは…義弟達に憲和、公衡、徐庶。…そして孔明あたり、か」
そんな事を考えながら南へと歩く。警戒こそするが、臆病な態度は微塵も見せない。
「なに、戦うなどと言ってもどうせ丸腰なんだ。…まあ、なるようになるさ」
支給品の水をぐいっと飲むと、劉備はゆっくりと移動を再開した。
「…いい天気になりそうだな。そうだ、曹操とも今の立場なら…中々面白く話せるかもしれない」
曹操とは長く戦い続けた敵であるとはいえ、互いに評価しあっていた仲でもある。
いつかの雷鳴の中での宴…その時の曹操の言葉を思い出しつつ、劉備は歩く。
@劉備【無し】
※ゆっくりと南下中。
てってこてってこ、≪奥様ズ≫の旅は続く。
あれから≪奥様ズ≫は比較的あっさりエン州を突破、そのまま南下していたのだが……
「……あ」
「どうしたザマス?」
「……道、間違えた。」
「ええーっ!」
「じゃあここは何処ザマス?」
「……あそこが寿春」
少し遠いので輪郭はよくわからないが王美人の指差した先には城と思しき建造物が見える。
「……このまま西に行けば古城、それから宛。」
「それなら早速針路変更ザマス」
「……それで、いいの?」
「ええと、どういう事ですか?」
「……このまま寿春、南東に行って合肥、更に東に行って建業、 袁紹さんも使える仲間が欲しい筈」
非情な話ではあるが、呉の皇族の大半が死亡してしまった今、魯育の立場はかなり強化されている。
……呉将達も結構死んでいるが。
「多分、駄目だと思います。」
「……何故?」
「合肥には張遼っていうとっても強くて悪賢い奴がいるんです。」
「……知ってる?」
「聞いた事が無いザマス」
「……その魏将は本当に悪い奴なの?」
魯育は呉、張遼は恐らく魏、敵対していた相手の事は悪く伝わるものである、
「本当ですよぉ、魏の前は呂布や董卓に仕えていたらしいですけど。」
「……間違いなく悪い奴ね。」
「極悪人ザマス」
……その前は漢の忠臣、丁原に仕えていたという些細な事実は誰も知らない。
「後これは姉様から聞いた話ですけど、夜泣きする子供に…」
「……名前を聞かせると泣き止むの?」
「いえ、夜泣きする子供がいると頭からバリバリと……」
「それは『ナマハゲ』ザマスッ!」
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
※西へ移動
こちらは劇団関係者が熱く練習を繰り広げる長安。
紀霊「ここで、皆で武器を構えて見栄を切るとか…」
袁術「それはいいがお前、三尖刀は持っておるのか?」
紀霊「はい、さっき左慈殿に持ってきて貰いました。
なんでか知らないけど一時間経ったら消えちゃうんですけどねー」
梁剛「さすがは仙人…」
そして、時間は少し遡って徐州。
ダイナマイトの爆発の余韻なのか、地面が低い唸り声を上げている。
周瑜と対峙した夏侯淵は、敵との距離を目算しながらスノボを外す機を窺っていた。
今までの経験から、溶けかけた水っぽい雪の上では滑りにくいことを知っている。
足場の不安定な状態で接近戦に持ち込まれるのは、出来れば避けたいところだ。
「夏侯淵、覚悟!」
周瑜は今もって流れ続ける自分の血にも構わず、三尖刀を構えて駆け寄ってくる。
「ふん、ほざけ!」
悪態をつきつつ、夏侯淵は持っていた三人分の服を投げつけた。
飛んできたそれは刀の先端に引っかかり、周瑜は柄を大きく振り回すことで外そうとする。
その間に夏侯淵はボードを外した。スノボのバインディングがステップイン式だったこともあり、比較的短時間での作業である。
逆にカシナートの剣を手に突っ込んできた夏侯淵の斬撃を、服を振り払った周瑜は受け止めることになった。
鍔迫り合いの均衡はすぐに破れ、水平に構えていた柄をわざと横に流すことで夏侯淵の勢いを殺いだ周瑜が、膝蹴りを叩き込んだ。
雪の上を転んだ夏侯淵、傷の痛みが増して続いての動きが出来なかった周瑜。
一旦両者は間合いを取り直す。
再び武器を構え直したその時、――周瑜の三尖刀が消えた。
「!?」
「またか……何と間の悪い」
それはまさしく『消えた』としか言い様がない。二人の目の前で、忽然と三尖刀は姿を消した。
不可解な出来事に夏侯淵は驚きを隠せないが、周瑜は密かに焦る。
今までも何度か武器が姿を消すことがあった。誰かが使用しているのか、血が付着していることも多い。
いつも一時間程で戻ってくるので構わないと思っていたが、…こんな時にまで。
我に返った夏侯淵はニヤリと笑う。
「どんな術を使ったか知らんが、この俺に丸腰で勝てると思うなよ?」
「自分で消したわけではないが…」
手持ちの武器は、しょぼいブーメランのみ。
歴戦の猛将相手に、丸腰の負傷者が勝てると思えるはずがない。
周瑜に残されている選択は、死ぬか、逃亡を試みるか。
「李典を殺したことは許せないが、単身で仲間の救出に向かったその胆力に敬意を表して、今なら逃がしてやらんこともないぞ」
勝利者の余裕をもって、夏侯淵が口にした。
「その代わり、お前が逃げれば俺はすぐにあいつらを追う」
周瑜は、混乱の中で一瞬目が合った諸葛瑾を思い出した。そして、かなりの重傷だった孫登。
「ここまで来て……そんな申し出に乗るものか!」
「ふん…なら苦しまないように殺してやる」
逃げられない。
なら、少しでも時間を稼いで彼らが安全に逃げられるようにしなくては。
覚悟を決めた周瑜は、周囲に目を走らせた。李典のスキーストックを拾えれば、少しは状況はマシになるかもしれない。
しかし、周瑜はこれ以上戦う必要がなかった。
突然、夏侯淵は無言でこちらに背を向けたのだ。
周瑜が攻撃してこないと踏んだのか、慌ててブーツに板を装着すると来た方とは逆方面へ滑っていく。
「何だ?」
先程から動き回り、丘に背を向けていた周瑜は、気付いていなかった。
爆発の余韻にしては地響きがいつまでも止まないことに。
振動すら感じ、周瑜が背後を振り向いた時には遅かった。
爆発が契機となった雪崩が――襲いかかったのである。
体当たりする大量の雪に飲み込まれながら、周瑜は思い描いていた。
去ってしまった魯粛。
今も逃げているであろう諸葛瑾たち。
再会出来ずに散ってしまった呉の同胞たち。
そして。
「…小……きょう……」
一言呟いて、周瑜は意識を手放した。
※小規模の雪崩発生
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授[軽い火傷]【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠[軽い火傷]【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾[軽い火傷]【双剣の片方】
&諸葛恪[軽い火傷]【トランシーバー】&孫登[全身火傷・重体]【なし】&丁奉[全身火傷]【双剣の片方】
※全員で西部に向かって撤退中。かなり遠くまで行けました。
@夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン1か月分、非加熱製剤、カシナートの剣】
※慌てて雪崩から逃げました。巻き込まれないで済むか不明。
@周瑜[脇腹負傷・昏睡]【ブーメラン】
※埋まってます。
>>280まで状況変化がなければ死亡。
※コルトガバメント(弾残りわずか)、スキーセット、ゾリンゲンカード6枚、ダイナマイト1発、3人分服も雪の下に埋まっています。
黄巾党四人はさきほど長安に着いていた
ところが出て行こうとした時、
>>217の青龍偃月刀を首に付けられた劉禅を見て、
ちょっと様子見のため木陰で見張りつつ待機していたら
>>219の劇である。
四人はそれを見終わるまで見て、出て行こうとしたがある異変が起きた。
そうそれは・・・・
「たいへん。波才」
突然の事だか高昇がホワイトボードで殴ってきた
そして振り向いたのを見るとホワイトボードを見せてきた、
何故だか知らないが物凄く字が歪んでいる、だがその慌てから言って尋常な事ではないことがわかる。
「落ち着け高昇何があった?」
なだめるように肩に手を置く波才、そうしたら恐る恐る韓忠の方向に指を向けると・・・
そこには先ほどまでの二人はなく、真面目な顔をした二人がこれからに着いて作戦を練っていた
「馬鹿なっ・・・」
「いきなり性格が正反対になっちゃった、どうする?」
「何が起きているかさっぱりわからん・・・・」
原因「劇」のせいなのだが、そんな非常識で常識離れした事思い付くはずがなかった、
たとえ気が付いたとしても・・・無駄である。ほとんど手遅れなのだから
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※劇団の近くにいますが出て行きません。
「劇の効果の説明」
「劇」は見ているもののパーティの人数の何人かがその時の性格の反対になる。
劇団を演じているものはその効果がない模様。
劇団セットを持っているものは、近くにいなくともその時の性格反対になる。
いい天気だ。
木陰に座って休憩していると、殺し合いゲームの最中だという現実が信じられなくなる。
さっき見つけた果物を齧る。甘酸っぱい味と爽やかな香り。
仔犬がきゃんきゃんとはしゃいだ鳴き声をあげ、脇に置いた雑嚢から『探知機』を引きずり出した。
「壊すなよ、チビ」
いちおう言ってみるが、仔犬が理解しているかどうかは怪しい。
もっとも壊されてもかまわないと凌統は思っていた。
実は使い方がさっぱりわからず、ただ持っているだけだったのだ。
いつのまにかチビと名づけられている仔犬が前足でぺちぺちと機械を叩いていると、急に表面に何かが浮かび上がった。
きゃんっと驚いて後ろに転がる仔犬。
「……ん? 地図?」
さっきまで真っ黒いだけだったそれに、地図とおぼしき模様が浮かび上がっていた。
赤い光点がたくさん散らばっている。青い光点はひとつだけ。
「ここは……」
青い光点は自分の居場所を指しているらしい、と見当をつける。
ということは赤い光点は他の参加者たちか。
赤い光点のどれが誰かは、少なくとも今のところわからないようだ。
「微妙に役に立たない感じだな。俺、武器のほうが良かったのに」
使い方によっては極めて便利だが。
猫に小判だった。
「まぁ不意打ちの攻撃を食らわずには済むか……」
がさ、と背後で音がした。
ふりかえるとそこにいたのは、野ウサギをくわえた親犬。
「あ。おかえりシロ、大物じゃん」
親犬はシロらしい。黒い体毛なら多分クロになったのだろう。
どこまでも直球なネーミングである。
親犬が鋭い牙で引き裂いた豪華なごはんに仔犬が飛びつく。
それを微笑ましく見守っている凌統の前に、親犬が大きいウサギ肉の一片を置いて緩やかに尻尾を振った。
「俺に? ありがとな」
満足そうに頷いた親犬は、子犬のそばに戻って自分も食事を始めた。
嬉しいけど。
「……焼こっかな」
ウサギのおさしみ(血まみれ)は、ちょっと遠慮したかった。
@凌統【探知機、犬の母子】
※仲間を探して、禁止エリアを避け移動中。他者の接近を感知可能、武器が無いので戦いは回避の方向。
233 :
ぬめりとり:03/07/12 11:58
排水溝がこんなにきれいに!
「寒い…」
「誰もいない…」
「皆、どこにいっちゃったんだろう…」
白い息を吐きながら、雪原を歩く≪魔法のランプ≫一行。
曹沖達と別れて以来、彼らの前には人っ子一人、
馬っ仔一匹も現れることはなかった。
彼らが通り過ぎた場所や、或いはこれから向かおうとしている場所では
激しい死闘が繰り広げられていたのだが、間一髪のタイミングで
巻き込まれずに済んでいたのだ。
――よほど運命の神に愛されているのか、或いは無視されているのか……
「ぐぁーっ! もう我慢できん!!」
黙々と雪を漕いで進んでいた王双が、突如大声で叫んだ。
「何で誰もいないんだ! いつまでこんなクソ寒い場所にいなきゃならないんだ!
第一、どうして真冬でもないのに徐州にドカ雪が降ってるんだ!!」
恨むべきは彼らの先輩格にあたる夏侯淵であったが、
もちろん王双がそれを知る由もない。
「しーっ! またさっきみたいに雪崩が起きたらどうするんだ」
朱讃が慌てて王双の口を塞ぐ。
「とは言え、このまま目的もなく歩き続けたところで、無駄に体力を消耗するだけだ…」
[赤β]昭も腕組みをして立ち止まった。
そんな彼らを見ながら、陳泰が思わせぶりに口を開く。
「実は、私に一つ策があるのですが…」
あわや喧嘩を始めかけていた朱讃と王双は、動きを止めて陳泰に注目した。
これまでの旅で分かった事だが、どうも彼は偉い軍師達と血が繋がっているらしい。
ということは、何かもの凄い秘策を知ってたりするかもしれない――
朱讃、王双、そして赤[β]昭も固唾を呑んで、陳泰の次の言葉を待つ。
「――落とし穴を掘りましょう」
「「「はぁ?」」」
誇らしげに言い切った陳泰を前に、三人は揃って間抜けな声を挙げてしまった。
芳しからぬ反応には気も留めず、陳泰は言葉を続ける。
「昔、落とし穴を仕掛けて羌族の大将を二人も…いや、一人だったかな?
とにかく、捕まえた事があるんですよ。ここに落とし穴を掘っておいて、
時々見回りに来れば、いつまでも雪原にいなくても済むでしょう?」
「落とし穴ったって…こんな雪が積もってるところで、どうやって?」
「大丈夫。蜀軍は雪で落とし穴を作って越吉元帥を倒したそうですから」
さっさと体を動かして温まりましょう――と、早くも陳泰はその場に穴を掘り始めている。
良い代替案も見つからなかった三人は、仕方なく彼の作業を手伝った。
しかし…蛮族の王や将ならともかく、仮にも名将や名軍師と称される人々が
こんな初歩的な罠に引っ掛かるものだろうか?
半信半疑――どころか三信七疑のまま落とし穴掘りを続ける三名+自信満々な陳泰。
<優秀な人物の髪の毛を得る>という彼らの目的は、だが、思わぬ形で叶えられる事となった。
「何だ、これは……」
竹槍の柄で雪面を突付きまわしていた赤[β]昭は、不意に固い感触に気付いた。
慌てて手を使って掘り出してみると、黒い鉄が姿を現した。
「銃か!?」
寒さも構わず、雪の上に膝をついて周囲を掘り返す。
出るわ出るわ――スキー板、カチカチに凍りついた服、薄っぺらいカードが何枚か。
様子に気付いた他の三人も加わった結果、発掘作業のペースは一段と上がった。
「おい、人が埋まってるぞ!」
王双の声に、彼らは一層注意深く雪を掻き分ける。
――雪の下から現れたのは、血の全く無い、白く端正な顔をした男だった。
「「「「誰……これ?」」」」
≪陳泰と魔法のランプ/4名≫
陳泰【魔法のランプ(残り10本)、三節棍、ゾリンゲンカード3枚】&王双【正宗、手製流星鎚、スキーセット】
&[赤β]昭【FA−MAS、竹槍、コルトガバメント(弾残りわずか)】&朱讃【防弾スーツ、十字槍】
@周瑜[脇腹負傷・昏睡]【ブーメラン】
※四人とも周瑜の正体に気付いていません。警戒しつつも、危害を加えるつもりは今のところ無し。
※ゾリンゲンカード3枚、ダイナマイト1発は未発見(雪の下に埋まっています)。3人分服は放置。
鍾会の方向転換により、一つの危機を避けた荊州けん山組。
現在は危険になってきた荊州から抜けるべく、麦城から北上している。
その原因となった会話は、数十分前に遡る。
―数十分前。
徐庶「よぉ、何かあったか?」
ホウ統「まぁ、大した物は無かったですな。あなたこそ何もなかったようですね?」
「あ?なんで……」
「非常時に呑気に酒を飲んでる見張りはいないでしょう?」
注意と、そして少し皮肉の混じった声でホウ統が言う。
徐庶は「へっ」という顔をして、両肩を上げてすくめた。
「…まあ、それはそうとして、俺は見張りしながら3つのことを考えたんだけどよ。聞いてくれっか?」
「いいですよ。残りはもう100人ほどですし、今の状態で生き延びるのは厳しいですから」
ホウ統の声と同時に、一緒にやってきたホウ徳公も頷いた。
「まず、1つだ。何故俺達が蘇ったかだ。俺達は確かに死んだはずだ。俺は徐州で。ホウ統は蜀で。」
「どんな時代になっても、死者を蘇らすなど、不可能では?」
「そうだけどよ。…ホウ統…俺、少しだけ何だ、その死後の記憶ってのがあるんだよ。朧気だが
よ。」
「……或いは主催者とやらのみが、それを知っているのかもしれんのう。」
徐庶の話に、ホウ徳公が感慨深げに呟いた。
ホウ統「ま、それはぼつぼつ分かるでしょう。正直私はあの蜀の地で死んだのですが、劉玄徳という人物をもっと見ていたかった気がしますし。…そのいい機会かも知れないですからね」
徐庶「あ、俺もだ。もっと長く居たかったぜ。…っと、劉備の事になると話が逸れそうだから、2つ目な。」
「乗ってる奴らは、いったいどんな奴らなんだろうな?」
ホウ統「ふぅむ…、乗ってる連中は、2つに別れるな。1つは、完全に狂ってる奴。
こいつは今の我々でも何とかなりそうだ。戦闘以外には、気が回らないと思う。それに、そんな奴は、ここまで残れんだろう。
厄介なのは、乗っていても冷静な奴だな。こいつはちょっと危険だ。特に徒党を組んだ奴らは…例え非力な文官でも、武器次第では我々は確実にやられる」
「武器?石弓とか、連珠砲(石火矢)か何かかの?」と、すぐにホウ徳公が聞き返す。
「銃、というやつです。叔父上と会う前、ちらりと見たことがあるので。近い物は、小型の石火矢でしょうか?小型にしたあれを強力にした感じです」
徐庶「それに関しちゃ、乗ってない奴にそれをを見せてもらってからだな。それまではわからん。…で」
徐庶は少し考え込み、そして言った。
「3つ目は、諸葛亮についてだ。」
「「………」」2人に、いや今言った徐庶も少し沈黙が走った。
考えれば、皆、諸葛亮に縁がある。1人は、かつて共に遊学した友。もう1人は、生前の同僚で、ライバル。そして、最後は義理とはいえ、血縁にある者。
ホウ統「……あいつに限ってゲームに乗るとは考えたくはないが…。」
徐庶「…いや、諸葛亮は多分乗らんだろう。あいつほどの識者、或いは主催者についてさえ、何か知っているかも。」
ホウ徳公「…取りあえず、乗っていないとするならば、諸葛亮に会う必要はあるじゃろう」
徐庶「…そうだな。あいつは、多分荊州には居ないだろうな。…これも根拠はないが、新野の…奴の家のあった所へ行こう。そこなら何か分かるかもしれねぇし」
そして、話は冒頭へと到る。
《荊州けん山組/3人》
徐庶【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
※大徳利はホウ統に返しました。新野方面へ向かって北上中です。
歌が聞こえる。
妓楼の唄うそれではなく、楽人の奏でるそれとも違う詩(うた)。
その歌に導かれるようにして、禰衡は荊州に入った。
初めは消え入るような、か細い声だった。
しかし、上庸を通過し南糸に至る頃には、一言一句がはっきりと聞き取れるほどに
その声量は上がっていた。
その韻の踏み方。行間に流れる哀調。それは紛れもなく、彼の親友 孔融の作風。
この狂った世を儚みながらも、最期まで友の身を案じながら逝った、その情景が
目に浮かび、胸が締め付けられる。
―― 正平。君の才は天下に有用なものだ。それを無駄に眠らせておくのは、上に対して不忠。
下に対しては不仁と言うものだ。分かるか? 君の才は君ひとりのものではないのだ。
いつか酒を酌み交わしながら孔融が言った。
しきりに仕官を勧めてくる彼に、何度も苛立ちともどかしさを感じたものだった。
―― 文挙。君はそう言うが、友に濁流の中に身を投げるように勧める君こそ非礼ではないか。
―― 濁流の中に身を置きながらも不変。それこそ信念ではないか。よもや付和雷同という
ことはあるまい?
―― ……。文挙、君の為にいくのだぞ。
この会話を最後に、孔融と会うことはなかった。
曹操に疎んじられた禰衡は劉表のもとに送られ、黄祖によって殺されることになるからだ。
それを聞いた時の孔融は、今の自分と同じ気持ちだったのだろうか?
ひとり思索を重ねる禰衡の眼前に、やがて切り立った崖が姿を現す。
目を凝らすと、その下には二体の倒れた人間の姿。確信のようなものに駆られて、禰衡は
思わず駆け出していた。
「文挙っ!」
だが、違った。
そこに転がっていた者は風体こそ文士然としているものの、彼の捜し求める男とは似ても
似つかぬ者であった。
落胆した禰衡がその場を離れようと背を向けた、その刹那。死んでいるはずのそれが微かに
声を上げた。
「……い……へい……」
驚いて振り返る。自分の字を呼ばれたような気がしたからだ。
それは確かに動いていた。よくよく見れば、まだ血が乾いていない。つまり、生きている。
一瞬にして、禰衡の全身を警戒心が包み込む。しかし、それもすぐに解かれた。
何故なら、大量に失った血がこの男の身体の自由を完全に奪っている。よもやこの半死人が
禰衡に害を加えることはないだろう。
「どうした? 死にきれんか?」
冷静に、そう言った。
苦痛から解き放って欲しいのであれば介錯くらいはしてやる。そのくらいの慈悲は備えている。
しかし、その男は意外な科白を吐いた。
「……も、もしや……貴方は……正平殿……ではあるまいか……」
再び禰衡は警戒心に囚われた。何故、この男は自分を知っているのか? 否、名を問うという
ことは知らないからだろう。ならば何故、名を問う?
予想外の事態に混乱する禰衡は、どうすべきか判断を下しかねていた。
「……孔融殿を……捜しているのでは……ありますまいか……」
何故、この男の口から文挙の名が出てくる?
禰衡の混乱は極みに達しようとしていた。反面、何らかの手掛かりが得られるかもしれない
ということに、心は激しく揺れ動いた。
警戒と友情とが、彼の心の中で激しく攻めぎあう。結果、勝ったのは後者の方であった。
禰衡はその男を抱え起こし、手遅れとは知りながら止血を施す。
「……お主、文挙を知っておるのか……?」
「……やはり……禰正平殿ですか……。捜しましたぞ……。残念ながら長くは語れぬ身……。
用件だけお伝えする……。孔融殿から……辞世を……言付かっております……」
「なに? お主、文挙の死に立ち合ったと言うのか? 彼の……彼の最期は……?」
「……立派な最期でありました……。よいですか……伝えますぞ……」
中天輝月美、地上醜争続、吾呑九泉下、友交杯不欲、唯捧一輪花
その句には聞き覚えがあった。
ここへ向かう道中、絶えず頭の中で繰り返されていた詩。
初めて耳にするはずなのにどこか懐かしく、激しく心の琴線に触れる詩。
それは、間違いなく孔融の辞世の句であった。そして、この詩の中で語られる「友」とは禰衡。
「嗚呼……」
禰衡はその場に崩れ落ちると、四つん這いの姿勢のまま腕の中に顔を沈めて泣き始めた。
押し殺した嗚咽。それは、自尊心の高い彼が見せる、初めての無防備な姿であった。
思い返せば、常に感情に蓋をして生きてきた。
生来の独尊的な気質に加え、俗塵に塗れることを嫌う潔癖な姿勢や、他人に対する辛辣な批評が
数多くの敵を作ってきた。
嫉妬。侮蔑。悪意という悪意が自らの周囲を覆う。普通の人間ならおよそ耐えることの出来ない
空気の中で、彼が自分を曲げずに生きて来られたのは、あらゆる感情を封じ、ひたすら能動的だった
からに他ならない。
―― 喜怒哀楽など、とうに捨てた。
そう思っていた。
しかし、胸の奥から止めど無く溢れる感情が明確にそれを否定する。
「……かたじけない」
素直にそう言えた。
人の命に紙屑ほどの価値もないこの世界で、一体どれほどの者が愛する者の遺言を知り得よう?
仮にそれを言付けられたとして、一体誰が一文の得にもならない行動に命を賭け得よう?
その意味で、蒋幹は奇特な存在だった。
恐らく、蒋幹の行動がこのゲームに及ぼす影響など皆無に等しい。しかし、全く意味のない行動
とも言い切れない。少なくとも、蒋幹の小さな反乱は成功したのだ。
小さな反乱は、その幕を閉じようとしていた。
肩の荷がひとつ下りたことで繋ぎ止めていた意識の糸が緩んだかのように、蒋幹は断続的な睡魔に
襲われ始めた。それは、二度と覚めることのない永遠の眠りに違いなかった。
「……ひとつ。……ひとつだけ……頼みを聞いて……下さらんか?」
これが遺託になるだろうことは痛いほど理解できた。
「貴殿の勇気には感謝している。何なりと申されるがよい」
蒋幹の手を固く握りながら答える。それが禰衡にできる、精一杯の誠意だった。
「……これを……許昌の……丞相……曹操様に……。それと……命令に背いて……先に逝く
不忠を……お許し……下さい……と……」
震える手で銃を手渡す蒋幹。その目は既に焦点が定まらず、虚空を彷徨っている。
「確かに了解した。誓って―― 」
そこまで言ったところで、蒋幹の躰から一切の力が抜けた。握り締めたその手から、急速に温度が
失われていく。蒋幹は永眠した。
禰衡の頬を涙が伝う。
それは、孔融に向けられたものとは別の、新しい涙であった。
【蒋幹 死亡確認】
@禰衡【携帯地雷14個、呼び笛、ワルサーPP】
※目的変更。蒋幹の遺託に従い、許昌に向かいます。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
「よし、練習はもう十分だ。劇を始めるぞ!!」
袁術の声に、何人かのメンバーが振り返った。
「もうですか!?まだまだ時間が……」
「いや、お前達は頑張った。もうお前達に教える事は何も無い!」
そんなこんなで、とうとう劇を始めようとする劇団達。
一方許昌達もいつのまにか舞台のそばまで来ており、その熱気は盛り上がる一方だった。
(何でだ?……どうしてこんな嫌な予感がするんだよ!?)
馬岱。彼はどうしようもない不安感に襲われつつ、一族が舞台に近づき過ぎないように制御していた。
(あの爺さんの言っていた事…あれが本当だとしたら…)
自分の不安がこの先的中するような気がしてならない馬岱。
そして、とうとう劇が始まる。これ以上無い期待と、これから起こる悪夢を内包しながら。
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※劇、開始。
@孫峻【なし】
※長安舞台近くのどこかにいます。
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※馬超は一旦劇から退いています。演奏は中断。距離遠目。
@劉禅【銃(弾少なめ)、魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超達とは離れています。
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※劇団の近くにいますが出て行きません。
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】 ※到着。
峻
┌──────┐ 禅
│ │
劇団 │
│
───┘ 馬一族
許
黄
「おい・・・王方・・・・・俺達は間に合ったのか・・」
肩で息をしながら横で酸欠でぶっ倒れている王方に語り掛ける許昌
見てみると許昌も今にも倒れそうだ。
「間に・・はぁはぁ・・・・あっただろ・・・・俺達が・・・何ににもなってないから・・・・」
「そうか・・・・げふげふ」
結局彼らはここまでして、何のためにきたのであろう
それは先ほどの民家での出来事を話さなければいけない
その頃の二人はものすごい熱気に包まれていた、それは何故か?
簡単な事である「波才クエスト第7話、「飛び交う・・・」を、読み終えたばかりだったからである。
今回の話は二人にとってツボだったらしく、こんなゲームの中にいる。ということも忘れ
内容について冠そうわ言い合いあっていたのだ。
何故か書かれていた「次回予告」も見ずに
「今回の話よかったな!俺は最初の引っかけの部分がよかったぞ
まさかこんなに話が続いておいてこんな瞬死のような死に方で終わるなぁ!とまで終わったからな。」
あまりの興奮に息を吸うのも忘れ、一言で言い終わる王方
何故かは知らないが服が結構ぼろぼろになっている、何故だろう?
よく見てみるともう一人の男も服が結構ぼろぼろである。
「いや!それは違う仲間達の弔いのちょうちん流しこそが最高なのだ!」
「なんだとお前!」
「やる気か貴様!」
お互いに胸倉を掴み今にも殴り合いになりそうな雰囲気になる二人
ここに服がぼろぼろの理由があった、この二人今まで一話一話で最高のシーンはここだと言い合い、
互いに譲らないため殴り合いになりなっていたのだ。
今の所の成績は
王方 0勝0負15引き分け
許昌 0勝0負15引き分け
今まで全部引き分けというある意味神技的な「殴り合い決戦」、
何故引き分けになるかというと、二人とも決め技が無い上に頑丈だからである。
引き分けになるとお互いのシーンを認め、相手が気に入ったシーンを見る行動。
なんかよくわからないが今回もまた、二人とも決め手がでず引き分けになり
本を見直していた、その時の問題の「次回予告」ついにそれを見てしまった
「あぁぁぁぁぁぁ、私たちの小道具がぁぁぁぁ!」
突然走り込んできた二人を劇参加者だと思い、「もう本番ですよ」と言おうとした荀正。
だがその二人組は何を思ったのか、今まさに使おうとしていた衣装を破き、小道具をぶっ壊し始めたのだ。
その場にいたほぼ全員が一瞬呆然とし、少し立ったら劇の道具を無茶苦茶にした二人(何故か「任務完了」などとほざいている)に殺意がわいた。
「お主達、そんな事をやった理由を述べてみよ。」
三尖刀を構える紀霊は今にも斬りかかりそうだった
「この本を見てみろ!後は勝手に決めやがれ!」
「同じく!」
その本にはこう書かれていた。
「次回「波才クエスト」最終話「劇団」
今までお楽しみいただいた。「波才クエスト」はこれより最終回を迎える予定です。
気がついているかもしれませんが、この本に書かれていた物語の数々はすべて実話、
この波才クエストはあなた方に頼みたい事があり、私が少し脚色して書いていた物なのです。
いままで本当にこれを読んでいただきありがとうございました。
話は本題に戻ります。
このゲームの中で「劇の7つ道具」と言うものがあります
これは名前を聞くだけなら、完全な洒落アイテムのように見えますが、実際はとてもおそろしいアイテムなのです。
実際何が起こるか説明させていただきます。
1つ目は、
この劇セットを持っているものが劇をしてしまうと、その劇を見ている人、
パーティだとランダムで数人、一人だと性格が反対になり
今まで何か殺意、乗り気だった人だとぼけぼけになり、ゲームに乗っていないものは乗り気になります。
2つ目は
この「劇の7つ道具」セットを持っているが劇をしていない人間、パーティの性格が反対になります。
3つ目
これが一番重要なのです、「劇の7つ道具」を持っていると普通は練習します。
そして本番に行きます、これが劇の基本のようなものです。
けれどもその本番と言うものに何かが隠されてると誰が気がつくでしょう。
この「劇の7つ道具」を持ち本番に行き、やり終えるとメンバーの中の一人が突然錯乱し、斬りかかって来ます。
あなたは今まで一緒に練習した仲間が斬りかかってきたとしたら斬れますか?
私なら不可能です。
どうかその劇を止め、「劇の7つ道具」を破壊してくれませんか?
もうすぐ劇の本番を迎えるグループが長安にいます。
あなたは劇が好きですか?
嫌いな人もいるでしょう。好きな人も居るでしょう。
それは人の好みによって変わりますが、私は劇が好きなのです。
私は劇を貶した物は絶対許したくないのです 」
謎の本より
謎の本の内容を信じますか?
1、信じない
2、信じる
そして王方と許昌をどうしますか?
1、殺す
2、殺さない
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※劇の7つ道具小道具と衣装は一部を除き破壊されました
@孫峻【なし】
※長安舞台近くのどこかにいます。
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※馬超は一旦劇から退いています。演奏は中断。距離遠目。
@劉禅【銃(弾少なめ)、魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超達とは離れています。
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※劇団の近くにいますが出て行きません。
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
袁術「なるほどそう言う事か。お主らの言う事は分かったぞ」
突然語り口調で話し出した袁術に、全員の視線が集中した
袁術「…確かに、その本の内容が事実だったとしよう。…だが、我々はそれでも劇を完遂しなければならんのだ!」
荀正「え……陛下?」
紀霊「まじですか……」
許昌と王方がポカーンしている中、やたら君主然とした袁術が話し続ける
袁術「我々は幾多の苦難や仲間の死を経験し、此処まで生き残ってきた」
荀正(陛下のせいで危機に陥った事も多々ありましたけどね)
袁術「これだけ死者が出ているのだ、劇の完遂という大いなる名誉を前に自らの命を惜しんで、散った者の遺志を受け継がずに使命を捨てるとは、この袁術公路には出来ん!」
夏侯威&和「変な所だけ男らしいーーー!!」
張昭「じゃが袁術、もしこの本の内容が事実だったとしたらどうするんじゃ?」
そう言って心配する張昭、しかしピエロの鼻のせいでどうにも威厳が無い。
袁術「大丈夫じゃ、それに関しては強い助っ人を呼んでおる。見よ!」
そこにいたのは、左慈と彼に連れられてきた孫峻だった
袁術「どうじゃ、頼もしいじゃろう?」
紀霊「本当に大丈夫なのか……?てか頼もしいか?」
映画を見る観客よろしく、保存食をつまみつつ飲料水を飲む孫峻はどう見ても頼りない
荀正「まあ、仙人の左慈殿もいられるし、大丈夫でしょう。で、陛下…一つ目の問いはいいとして、二つ目の問いは…どちらで?」
袁術「ふふふ…甘いな荀正。わしには見えるぞ!2の下の行に天命を受けた者しか見えぬ《3.観客になってもらう》がな!」
一同「は……?」
張衛あたりは唖然としているが、テンションの上がりきっている袁術には迷いが無い
袁術「さあ、新たな観客があそこにもいるぞ!ますますやる気が出てきたわい!」
目ざとく黄巾党を発見し、そう言って劇の開演の準備をする袁術、仕方なく他の9人も続く。
荀正「……まあ、どうせ元の世でも、今の世でも、祭に危険は付き物です。殿の強運を信じてみましょう」
紀霊「ああ。そうだな」
いそいそと動き始める劇団、それを眺める14人
袁術「む、それでは始めるぞ!わしの天命と熱演で不吉な予言なぞ吹き飛ばしてくれる!」
その光景を見ながら、左慈が孫峻とともに警護を始める。
袁術「うむ、それでは観客の皆さん、始まるぞ!」
客に対して随分威圧的な口調で、袁術が開演の辞を言った。
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※劇を開始します
@孫峻【なし】
※劇団の用心棒につきました
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※馬超は一旦劇から退いています。演奏は中断。距離遠目。
@劉禅【銃(弾少なめ)、魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超達とは離れています。
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※劇団に存在が発見されました。劇は見ています
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
※無理矢理観客にされました
(一回りして……警備の船が12、3隻…珍妙な空飛ぶ船が一隻……)
越吉元帥と再びレースを始めながら、黄権はぼんやりと思索していた。
(「お上」が海を警護している意味……何かあるのだろうか)
まあ、しかし今はこの男とのレースに興じるのも悪くは無い。
騎馬戦車の方が速いのは当然だったが、悪路のお陰でスピードを出し切れずに今は並走中だ。
「なあ……次のゴール地点だが……」
黄権はそう言って横を見たが、そこで絶句した。
強敵(とも)の…仲間の首が、ない。越吉の首はすっぱりと斬られた様に無くなっており、傷口からは鮮血が吹き出ている。
「な、ななな…何だと?」
思わずブレーキをかけ、辺りを見回す黄権だった。
「ふん…狩りはまだまだこれからがたけなわやで」
狩人…曹洪は白刃についた血を拭いつつ、笑って呟いた。
【越吉元帥 死亡確認】
@黄権【マウンテンバイク】
※ブレーキをかけて止まりました。騎馬戦車は揚州方面へ暴走。
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコ少し、懐中電灯】
※黄権からは距離があります。
※
>>258までの放送です。
〜パーティーの部〜
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【はがねの剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
≪蜀命と二代目丞相/3名≫
向朗[左腕かすり傷]【ノートパソコン(電源つかず)、青[金工]の剣】
&蒋[王宛]【ノートパソコンとプリンター、花火セット(大袋、マッチ付き)、M16アサルトライフル】
&向寵【蛇腹剣、弓、矢12本、ディフェンダー45口径】
≪ぶらり旅とウミネコ団/6名≫
甘寧【玉爾、サブマシンガン、大刀《覇海》】&関索【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】
&大喬【おいしい粉末ココア(2袋)、救急箱、釘バット、ロングソード+2】
&貂蝉[睡眠中]【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[矢傷ほぼ完治]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×9】&簡擁【長鎖+鉄球】
≪居酒屋王朗/3名≫
王朗[重症:気絶]【トランシーバー】&盧植【アウトドアの本、割れたビール瓶】&周倉【調味料、筍×2、シソ少量、ワラビ、フキ】
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、鋼鉄の剣、長鉄矛】&的廬
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我]【ビー球×20、チケット】
≪喋る馬と気狂い武将/1名と1匹≫
張[合β]【クレイモア、鎌】&赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
≪少年リョウと少年シバイ/5名≫
月英【なし】&司馬懿【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
&王平【読めない説明書、ワルサーP5】
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭+1匹)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿&鷹
≪陳泰と魔法のランプ/4名≫
陳泰【魔法のランプ(残り10本)、三節棍】&王双【正宗、手製流星鎚】
&[赤β]昭【FA−MAS、竹槍】&朱讃【防弾スーツ、十字槍】
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡、CDラジカセ】
&臧覇【電撃ムチ(電気切れ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&典韋[意識喪失、左腕重傷]【村正、アサルトライフル、日本刀、いろいろなガム一年分(残り341個)】
&何進【レミントンM1864(ライフル、弾なし)】&荀攸【マント】&程c【なし】
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
&張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
≪悲しみを胸に/3人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜[負傷]【薙刀、くない×5】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王【各種調味料】
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授[軽い火傷]【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠[軽い火傷]【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾[軽い火傷]【双剣の片方】
&諸葛恪[軽い火傷]【トランシーバー】&孫登[全身火傷・重体]【なし】&丁奉[全身火傷]【双剣の片方】
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
≪スタンプ捜索隊/2名≫
文聘[軽傷]【スタンプ帳(残りスタンプ2)&エストック】&王氏【拡声器&警棒&食べられる野草図鑑】
≪医師と従者/2名≫
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循[貧血]【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
≪危険な二人/2名≫
蔡文姫【望遠鏡、バードコール、ロープ】&魯粛【薙刀】
以上、29チーム、94名(93名+1頭)生存確認
〜ピンユニットの部〜
@黄権【マウンテンバイク】
@郭嘉【レミントンM31、軍用ナイフ】
@夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン1か月分、非加熱製剤、カシナートの剣】
@禰衡【携帯地雷14個、呼び笛、ワルサーPP】
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、
CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×11)】
@公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー、スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ(テープレコーダー。上書き可)】
@周瑜[脇腹負傷・昏睡]【ブーメラン】
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコと野菜少し、懐中電灯】
@孫峻【なし】
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、張梁の首】
@程遠志[右足被弾・軽傷]【なし】
@劉禅【銃 魔法のタロットカード(18枚)】
@劉備【無し】
@凌統【探知機、犬の母子】
以上、14名生存確認 合計生存者108名(107+1頭)
《ア行》阿会喃、伊籍、于禁、于毒、☆越吉元帥、袁熙、袁尚、袁譚、袁夫人、王允、王楷、黄皓、王抗、王子服、王植、王忠、王累
《カ行》[萠リ]越、何晏、賈充、何儀、賈[言羽]、郭、楽就、郭循、楽進、郭図、郭攸之、夏侯恩、夏侯恵、夏侯尚、夏侯惇、夏侯覇、
☆夏侯楙、軻比能、華雄、菅亥、関興、韓遂、韓暹、韓当、韓徳、韓馥、☆関平、韓猛、魏延、牛金、牛輔、橋ズイ、許、金環三結、虞翻、
刑道栄、厳o、厳政、厳白虎、呉懿、黄蓋、麹義 黄叙、高翔、黄祖、公孫淵、公孫度、黄忠、孔チュウ[イ由]、孔融、
高覧、呉綱、胡車児、呉子蘭、兀突骨、呉班、皇甫嵩、呉蘭
《サ行》蔡仲、蔡夫人、蔡瑁、蔡和、蔡ヨウ、サク融、士仁、司馬炎、司馬師、司馬昭、周泰、周善、周魴、朱熹、朱桓、朱拠、
朱治、朱儁、朱然、朱褒、朱霊、淳于瓊、鍾会、☆蒋幹、昌キ、蒋欽、鍾ヨウ、徐栄、諸葛均、徐盛、甄姚、審配、辛評、鄒氏、成宜、成廉、全j、
曹叡、宋果、曹休、曹純、曹植、曹真、曹仁、曹性、曹爽、曹丕、曹豹、祖茂、祖郎、孫桓、孫堅、孫権、孫策、孫翊、
孫尚香、孫魯班
《タ行》太史慈、朶思大王、張允、趙雲、張燕、張角、張疑、張勲、趙月、趙弘、張紘、趙昂、張済、張松、張譲、張任、
張超、趙統、張バク、張布、張苞、張楊、張翼、☆張梁、陳応、陳羣、陳宮、陳式、陳就、陳生、陳登、陳到、陳琳、程銀、丁原、程普、田豊、
典満、董允、滕胤、☆杜遠、[登β]艾、董厥、陶謙、董襲、董昭、董承、☆董卓、董茶那、董旻、ケ茂、董和、杜預
《ナ行》
《ハ行》馬元義、馬謖、馬忠、馬良、費イ、糜竺、麋芳、武安国、[イ専][丹≡](フトウ)、文欽、逢紀、鮑信、法正
《マ行》満寵、孟獲、孟達
《ヤ行》楊懐、羊[示古]、楊柏、楊秋、楊修
《ラ行》雷諸、雷銅、雷薄、李[イ寉]、李楽、陸延、陸凱、陸抗、陸績、陸遜、李厳、李儒、李粛、李通、☆李典、李豊、李蒙、柳隠、
劉永、劉淵、劉焉、劉[王奇]、劉協、劉宏(霊帝)、劉璋、劉j、劉岱、劉度、劉巴、☆劉表、劉弁、劉封、劉曄、呂翔、呂常、呂伯奢、
呂範、呂蒙、路昭
《ワ行》
☆印は新しく死んだ武将
以上、243名死亡確認
108名の生存を確認、243名の死亡を確認
〔全登場者:現在351名〕
※現在禁止エリア:司州、青州、涼州、益州、幽州
※首輪の盗聴システム:現在名前が「は」「り」で始まる武将の首輪は盗聴機能を停止しています。
※タイムテーブル:ただいま「夜〜深夜」です。
闇夜の空に、耳障りな甲高い音が聞こえる。いつもの放送だ。
今まで風でぞよぞよと音を立てていた森が、突然静かになったように感じた。
謎の声「あ〜、テス、テス。皆元気に殺しあっているか?生存者も残り4割程になった。
ここで更なる殺戮の活性化のために、禁止エリアを設定する。今回の禁止エリアは
荊州、ヘイ州、冀州の3州だ。同時にたくさんの範囲が禁止区域となるので、
該当エリアに滞在しているものは気をつけて行動するように。また、せっかくの大移動だ。
皆これをチャンスと思い、移動してくるものを狩ることを薦める。闇に乗じて皆
精一杯頑張ってくれ。」
※約60レス後(おそらく
>>325)に以下の3州が禁止エリアとなります
荊州、ヘイ州、冀州
「なんの収獲もないままここを去ることになりそうですね……」
禁止エリアの発表は、該当区域に存在する全ての参加者に否応ない
撤退を迫る。例外など有り得ないのだ。
≪2人の天才児とその護衛≫の面々は、目的を達しないまま荊州を
後にする踏ん切りが付かず、時機を逸するうちに悪夢の放送を耳にした。
「仕方ないさ倉舒(曹沖)。こういう時は発想を転換してやればいいんだ。
ここを去る、いい区切りが出来たと思ってさ。そうですよね? 徐晃将軍」
「……いや、それはまだ早いかも知れんぞ」
徐晃の視線は二人には注がれていなかった。それはもっと遠く、西方に
向けられていた。
慌ててその視線の先を追う二人。そこには三つほど人影が見受けられた。
地図で言えば隆中に当たる。
「もう一度確認しておく」
視線を二人に向けぬまま、静かに徐晃が切り出す。
「二人とも、覚悟は据えておるな? 甘さは自分を殺すことになる」
息を呑んで、無言で二人は頷く。額には何時の間にかうっすらと汗が
滲んでいた。
能力の突出した者の体毛を収拾する。
それが、このゲームからの脱出を模索する彼らに示された唯一の道標。
その目的を遂行する為には、自らの手を血で汚す覚悟も必要だと徐晃は
説いた。
―― 全ての参加者を救うなどという甘い考えは捨てろ。そうでなくても
残る生存者には限りがあるのだ。条件適合者は更に少数――
幼さゆえか、曹沖と夏侯栄の二人は現実を直視しかねていた。それは
危険な理想主義の侵蝕を許す素地になりかねない。こんな非定常の世界で
甘い理想は毒にしかならない。求められるのは冷徹なまでの現実主義なのだ。
―― 確かにお前たちは、ここまでたった二人で生き延びてきた。だが奢るな。
それはあくまで運が良かっただけに過ぎん。ここからは泥を啜ってでも
生き延びるという執念と、現実のみを見据える勇気が必要だ。分かったら
今、ここで誓え。この先、何があろうと冷静さを失わないということを――
緊張で極度に強張った二人の肩を、徐晃が軽く、だが力強く叩いた。柔らかい
視線が二人に向けられる。歴戦の将軍の強さと優しさを、二人は垣間見たような
気がした。
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、鋼鉄の剣、長鉄矛】&的廬
※ゲームに乗っているわけではありませんが、目的の為には手段は選びません。
※≪荊州けん山組≫を捕捉しました。
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
※≪2人の天才児とその護衛≫にはまだ気付いていません。
孫観「せっかく雪をさけて徐州から荊州に移動したのにヤレヤレネ」
臧覇「どこに移動するのが最良の選択かな?」
孫観「雍州は袋小路だから除外して、えーと・・まともに考えれば徐州に戻るのが良いと思
うけど・・・さっきの謎の声の人の言っていたように乗っている連中が州境で待ち伏せして
いる危険はあるかもね。あるいは急いで州境にいって私達が待ち伏せして逃げてくる奴ら
を待つのもいいわね。劇団の参加者とか探しやすそうだし。それとも安全策をとって交州
に行く?いずれにしても判断はあなたにまかせるわ」
臧覇「ほとんどの参加者は同じことを考えるだろうな。俺は天邪鬼な性格のせいか逆に
雍州に行きたくなるな。次の禁止区域に指定されて逃げられずに死んでしまう可能性は
大きいが、だがこうも考えられないか?この茶番劇を仕組んだ奴らはただ俺達を殺す
のではなく俺達に殺し合いをさせたいらしい。だからこの禁止地域は参加者を強制的に
動かして殺し合いを誘発させる為にやっているような気がする。だから時間切れで
首輪が爆発して参加者が死ぬのは連中にとってはあまり旨くないのではないかとね」
孫観「つまり雍州は参加者は居なくなるし禁止地域になりずらいから安全だと?」
臧覇「あくまでも可能性だ。連中は最終的には俺達を狭い地域に追い詰めていく
つもりのようだから本来は飛び地ができるようなことはしないと思うのだが・・」
孫観「あるいは雍州は飛び地のように見えるけどどこかと繋がっているのかも
しれないわね?私達は世の流れに逆らうアウトロー、他の奴らと違う道を行く
のも面白そうね」
臧覇「じゃあ逃げてくる連中に注意しながら長安に向かうか・・」
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡、CDラジカセ】
&臧覇【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※電撃ムチ充電完了、長安を目指します
「で、誰なんだ? この男は」
思わぬ成り行きで雪の中から男を発掘した≪魔法のランプ≫の四人組は、揃って首を傾げていた。
彼ら全員が見知らぬ顔だということは、おそらく魏将ではないだろう。
呉か、蜀か、或いは三国が鼎立する以前に滅んだ群雄に仕えていた者か――?
氷像のように整った顔を見下ろしていた陳泰が、ためらいがちに言葉を発する。
「この御仁……もしや、噂に高い『江東の美周郎』ではないでしょうか?」
「確かに。これほどの男前がそう何人も居るとは思えんしな」
「そうか? 何だか生白くてひょろっちい奴じゃないか。
やはり男は筋・肉・!だろう!!」
たくましい腕を胸の前で組み、ポージングを取る王双を、他の三人はものの見事に無視してのけた。
「このランプに彼の髪の毛を捧げてみれば、ある程度の素性は推測できるかもしれませんね」
「周公瑾ほどの名将ならばランプも認めよう、という訳か……なるほど」
「ならば、早速試してみてくれないか? 陳泰殿」
「…………スルーかよ」
マッチョなポーズを決めた王双の周囲を、むなしく寒風が吹き抜ける。
横たわった男の頭から髪を一本失敬して魔法のランプにくべた途端、
古ぼけたそれはまばゆい光を放った。
「おお!」「これは!」
「この反応は曹操様や関羽殿の時にも匹敵します!」
陳泰も興奮の色を隠せない。
一応「武力・知力・政治力のいずれかが90以上であること」という目安はあるが、
ランプに捧げる髪の持主は優秀であるに越したことはない。
歴史に名を刻む名将・名臣が次々と命を落とす状況下にあって、
これほどの人材から髪の毛を得ることができたのはもっけの幸いだった。
「しかし、これで彼が周瑜であることはほぼ確実になった訳だが…」
赤[β]昭の口調はどこか歯切れが悪かった。
「…これから、どうしたものだろう?」
最終的な勝者は一人――今、こうして楽しく(?)旅を続けている仲間ですら、
いつかは己が手に掛けなければならない。
そんな非情なゲームにおいて、容易に片付けられる相手を見逃すことは
将来の禍根となるかもしれない。
しかし……
「髪の毛だけを頂戴して、後は雪の中に置き去りというのは人として許されない所業でしょう。
我々には彼を安全な場所まで退避させる義務があると思います」
陳泰の台詞は青臭い正論だったが、赤[β]昭も心情的にはそれに近いものがあった。
朱讃も同感らしく、一つ頷いてから答える。
「見たところ物騒な武器も持っていないようだしな。我らに敵対するようなら始末すれば良し、
そうでなければ仲間の呉将のところにお帰り頂いても良かろう」
もちろん、その際に呉の勇将の毛髪をゲットできれば――という下心が無いでもない。
いわゆる「鮎の友釣り」という奴だ。
「よし、そうと決まれば善は急げだ」
取りあえず赤[β]昭は男の傷口をその辺に放置されていた布で縛り上げた。
朱讃の手を借りて意識の無い体をスキー板に乗せ、ずり落ちないように括り付ける。
その間に、陳泰がスキー板の先端に引き綱よろしく布で作った輪を取り付けた。
特に誰かが指図しなくても、各人が自分の為すべきことを知っている。
それなりに長い時間を共に過ごしたせいか、共同作業も堂に入ったものだ。
赤[β]昭は周囲に埋もれていた道具を拾い集めてから、
まだポーズを決め続けている王双に声を掛けた。
「いつまでそんなことに突っ立ってるんだ! さっさとこっちに来て手伝ってくれ」
(´・ω・`)こんな顔をしながらも、王双は並はずれた膂力でスキー板を引っ張ってくれた。
≪陳泰と魔法のランプ/4名≫
陳泰【魔法のランプ(残り9本)、三節棍、ゾリンゲンカード6枚】&王双【正宗、手製流星鎚、スキーセット、3人分服】
&[赤β]昭【FA−MAS、竹槍、コルトガバメント(弾残りわずか)】&朱讃【防弾スーツ、十字槍、ダイナマイト】
@周瑜[脇腹負傷(手当て済)・昏睡・スキー板に縛り付けられています]【ブーメラン】
「闇に乗じて皆 精一杯頑張ってくれ。」
>>264の放送が漆黒の闇に包まれた島中に響き渡る。
その放送を聞いた曹彰・曹熊の兄弟は思わず足を止め、何かを話し合い始めた。
「???あいつら…、何を話し合っているんだ?
…まぁいい。邪魔には違いないから、さっさと殺して先に進むか」
張宝はボウガンを構え、その引き金を躊躇いも無く引いた。
矢は勢いよく放たれ、一直線に曹彰の頭目掛けて飛んでゆく―――
「彰兄ちゃん、ここも禁止エリアになるみたいだよ。どうしようか?」
「う〜ん…仕方ない、一旦豫州に抜けるか。頴川ならここからも近いし」
そう言って豫州方面に一歩足を踏み出したその瞬間、曹彰の後頭部を矢がかすめ飛ぶ。
幾本かの髪の毛が宙を舞い、はらりはらりと地面に落ちた。
「な…何ぃ〜〜〜〜〜〜!? 外れただとぉ〜〜! ナメやがって、クソックソッ!!」
気付いているのかいないのか、曹兄弟はさっさと豫州へと歩いていき、後には地団駄を踏む張宝が残された。
「畜生、こうなったら、あいつらを殺さない限りは腹の虫がおさまらねぇ。
徹底的に追いかけて、必ず殺してやる! なぁ兄者!」
再びボウガンに矢を装填した張宝は、曹兄弟を追跡する形で彼等を追いかける事にした。
腰にぶら下げた張梁の首と会話をしながら。
「…なんか、後ろで独り言言ってる人がいるんだけど…」
「ほっとけ曹熊。頴川まで誘導してから戦うぞ」
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
※豫州(頴川)に向かって移動中。警戒しつつ張宝を誘導しています。
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、張梁の首】
※曹兄弟を追跡しています。独り言を言いまくってます。
王朗「・・・放置はダメだ・・・動かなくちゃ・・・」
盧植「お、王朗さん?」
襲撃されて全身に大火傷を負ってから、ほとんど昏睡状態だった王朗は、目を覚ましてからも
懸命な二人の介護の甲斐なく、徐々に容態は悪くなっていた。
周倉「確かに、雍州は禁止エリアに囲まれる危険もありますが・・・とりあえず
放送が始まるまで待ちましょう。今日の見張り当番は私でしたかな?」
そういうと周倉は、昔皆で居酒屋をしていた小屋の表口へと消えていった。
つい数十分前のことである。
放送で盧植が目を覚ましたときに、横に王朗はいなかった。
表口にいた周倉に聞いても、王朗は見ていないという。懐中電灯を使って部屋の中を
見回してみると、床には穴と、そこにはまっていたのであろう床の板があった。
覗いてみると、丁度表口とは逆のほうから外に出れる、隠し通路があった。そう、
王朗が万一のときに作っておいて、全く今まで使われなかった通路だろう。
そして、机の上にはトランシーバーと書置きがあった。そこには震える手で必死に書いたのだろう、
汚い字でこう書いてあった。
「今までの少しの時間、とても楽しく過ごせました。この世界では今の僕は足手まといです。
そして、僕にはやり残した事があります。だから、これからは自由に生きてください 王朗」
今夜にはこの手紙は書かれていないはずだった。書くために電気をつければ盧植が気付くはずである。
盧植「ずっと気に病んでいらっしゃったんですね・・・ 探しに行きますか?」
周倉「いや、止めときましょう。何かしたいことがあるらしいですし。
・・・死なないでくれる事を祈りましょう。」
その夜、二人は街亭を後にした。豫州へと向かって・・・
次の日の朝、二人は一応無事に豫州へと着くのだが、それは後の話。
一方、王朗は長安へと向かっていた。何だかずいぶん前から騒がしかったところである。
今もなにやら騒がしい声がかすかに聞こえる。この夜中に騒いでいるのだろうか。
そんな命知らずがいるのだろうか。もしそんな奴がいたら、きっと気が合う。
このご時世だからこそ、明るく生きたい。それがずっと目的だった。
王朗「どうせなら・・・わいわい楽しいところで・・・死にたいしね・・・
厳さん・・・もうすぐ・・・そっちにいくから・・・」
※ピンユニットに王朗追加
≪居酒屋王朗/2名≫
盧植【アウトドアの本、割れたビール瓶】&周倉【調味料、トランシーバー】
※食材はすべて食べました。現在は豫州へ向っている最中です
@王朗[重症]【無し】
※長安へ移動中
荊州東部。医者と従者の2人を見送った甘寧達は、目覚めた貂蝉を囲んで休息をとっていた。
「甘寧さん、それでどうするんですか?…もうすぐ禁止エリアが発動するわけですが」
ココアを飲みながら深刻そうに大喬が問う。空いた手には華佗から貰った医術と応急処置のメモが握られていた。
「…揚州へ行くのが基本だが…ここは交州に抜けようと思う」
貂蝉の隣りに座る甘寧が、あっさりとメンバーに告げた。
「え?」「なんでぇ?」「……?」
関索や小喬、祝融から一斉に質問が飛ぶ。それを一通り聞いてから、甘寧はゆっくりと話し始めた。
「関索。……この場面、通常なら俺達は揚州に抜けるだろう。それは何故だ?」
「え?…えーと、ここから近いし、呉の人3人も居るなら土地勘あるし…」
急に指名された関索が戸惑いながらも答える。
「それなんだよ、関索」
待ってましたとばかりに甘寧がゆっくりとリストを広げ始めた。
「まず言っておく。姫様2人は土地勘は殆ど無いはずだ」
大喬と小喬の事である。宮殿暮らしの長かった二人は、申し合わせたように頷いた。
「んでもう一つ。このリスト見ろ。禁止エリアから考えて、揚州に流れ込む連中は多い。…荊州組の半分はこっちに抜けるだろう」
「…で、生き残った連中に交州に土地勘がある奴は少ない…ってわけかい?」
説明する甘寧に、
得心したような表情で祝融が言った。
「そう。せいぜい俺らくらいだ。だから万一交州で戦闘になっても、こっちが有利ってわけだ。ま、油断はしねえがな」
「…それに…」
貂蝉が紙を引き出すと、流れるような書体で文を書く。
[あなたの「お上に一泡吹かせて脱出計画」も交州に可能性の一つがあるのでしょう?]
「まあ、そうだな。…さて、異議なしなら出立だ!」
チームの危機を幾度も救ったリーダーの発言である。他のメンバーもその判断力を信じ、交州への移動を開始した。
「警戒は絶やすなよ…。もうあんなバケモノみたいのと戦うのは避けたいからな」
二喬が装備はともかく、戦力としては今ひとつなのが唯一の不安なのか、そんな声をかけつつ甘寧が先導をしていった。
≪ぶらり旅とウミネコ団/6名≫
甘寧【玉爾、サブマシンガン、大刀《覇海》】&関索【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】
&大喬【おいしい粉末ココア(1袋)、救急箱、釘バット、ロングソード+2、華佗の医術メモ】
&貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[矢傷完治]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
※交州東部へ移動します。
≪医師と従者/2名≫
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循[貧血]【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
※揚州に向かいます。
逃げられたか・・・
雪崩をからくも逃れた夏侯淵は逃げた集団を探したが、見つけることはできなかった。
邪魔をしていた男は雪崩に巻き込まれたようだが死んだかどうかわからない。
死亡したかの確認と落とした武器を回収する為に引き返そうか、
それとも逃げた奴らをさらに探すかその思案をしていると放送が始まった。
それを聞いて考えを変えることにした。
荊州から徐州に逃げてくる奴らを待ち伏せすることに
@夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン1か月分、非加熱製剤、カシナートの剣】
荊州徐州の境界線で呉将狩り&雪降らせ続行
「揚州北部……だよな、このへんは」
探知機に表示された地図を確認する。
いまのところ周囲に人は居ない。
探知機を使用し始めてからはともかく、ゲーム序盤でほとんど誰にも遭遇しなかったのは奇跡に近い。
しかしそれが良い方向へ転ぶか悪い方向に転ぶかはまだわからなかった。
武器がないのは致命的な弱点だといえるからだ。序盤なら素手でも誰かから武器を調達することは出来た筈だが……
「なんか、気が乗らないんだよな」
隣に座っている親犬の背を撫でながら、凌統は呟いた。
「仁とか義とか、何も無いのに人を殺すのは……嫌だし」
もちろん襲われれば応戦するが、こちらから襲う気にはなれない。
「甘いよな、俺」
少々自嘲気味に呟く凌統をつぶらな瞳で見上げた親犬は、唐突に起き上がり歩き出した。
「おい? どこ行くんだ?」
すぅすぅと気持ちよさそうに眠っている仔犬を抱き上げ、凌統は後を追った。
「何かあるのか?」
少し行ったところで親犬は立ち止まっていた。
その傍に、なにか塊がある。闇の中、月明かりに照らされている、黒い塊。
変な匂いがした。
なんとなく嫌な予感を覚えつつ、手にした懐中電灯でソレを照らす。
「……っ」
真っ黒焦げになった、人間の死体だった。
少々小柄だった。女性のものかもしれない。
きらっと光るものが目に映った。首にあたるあたり。
見覚え、があった。ゲーム開始前に、皆が待機していた広間で見た……
「……姫さまっ!?」
うつ伏せになっていたその遺体を仰向けにする。顔はその人と判別できる程度に、焼け残っていた。
孫尚香。
凌統が探し出す前に死んだ、そのひとだった。
胸に穴があいている。下半身の着物は、おそらく焼かれる前に引き裂かれたのであろう……それらしい布が、散らばっていた。
なんて。惨い事を。
「許せねぇ」
尊敬していた。
自分とそう変わらない年の、しかも女性の身でありながら、
時代に押しつぶされまいと武芸を学び、懸命に生きていた彼女を。
凛としたその生き様を。
「許せねぇ……許さねぇ」
ここに斃れている彼女が自分の知っている孫尚香であるという確信はない。
それでも、凌統の怒りを爆発させるには十分だった。
口の端を噛み締めた。
絶対に許せない。姫さまをこんな目に合わせた奴と、……この状態を誘発した『お上』とやらを。
「殺してやる、絶対ぶっ殺してやる!」
きゃん、とおびえたような鳴き声が聞こえた。
目をおろすと、腕の中の仔犬が怯えて震えている。
怒りは消えないが、気持ちがすっと落ち着くのを自覚した。
そうだ。怒りに任せて突撃したんじゃ、うまくいくはずが無い。
落ち着いて、考えることが必要だ。
「……ごめんな。ありがと」
仔犬の頭を撫でる。
「姫さま、埋めてあげないと……」
近くの木の下に穴を掘る。自分ひとりでは心もとなかったが、二匹の犬が手伝ってくれたおかげでそう時間はかからなかった。
せめてもの、あの世での幸福を祈った。
彼女をこんな風にした奴は、まだ生きているだろうか。
直感ではあったが、もう誰かに殺されているような気がした。
こんなむごい事をするような奴は、どうせ大勢の恨みを買っていたはずだ。
だとしたら、復讐すべき相手は『お上』とやら。参加者に紛れ込んでいるとしたら……。
そうでないにしろ、最後に生き残った数人の前には、姿を現すのではないだろうか?
最後に生き残るのが仲間として組んでいるひとつのグループである可能性は結構高いはずだ。
殺し合いにならないかもしれない。人には情というものがある。
殺し合わせるために、『お上』の人間が出てくる可能性は、決して低くない。
……そう。出て来さえすれば、チャンスはある。
凌統はひとふさの、栗色がかった髪を握り締めた。
姫さま。俺に力を、貸してください。
@凌統【探知機、犬の母子】
※隠密行動開始。最も人の集まっているところから少し離れた場所に潜む予定。武器は集めたいが主催者が出てくるまで生き残ることが最優先。他者の接近を感知可能。
王氏「これであと一つですね」
文聘「ああ。あとは建業だけのはず。……行きましょう」
長安から南下してきていた2人は、ギリギリでスタンプの回収に成功していた。
今回のスタンプには、丸くてピンク色で目の大きな生き物が描かれていた。まるで風船のような感じだ。
王氏「…これ、可愛いですね……」
文聘「……そうですな」
あと一つスタンプを集めれば、何かものすごいアイテムが貰えるという。
それが真実かどうかは分からない。
ただ、何かを信じて文聘達は揚州へ歩き始めた。
≪スタンプ捜索隊/2名≫
文聘[軽傷]【スタンプ帳(残りスタンプ1)、エストック】&王氏【拡声器、警棒、食べられる野草図鑑】
※スタンプの最後の一つは建業。
─許昌。
「何だ?!なぜこいつが!!」
文醜は背後から斬られ、がくりと膝をついた。顔良はただ訳も分からず、張[合β]と距離を取るだけだった。
「いけない!悪来はあの刀に操られています!あの刀は……」
村正の正体を知っている荀ケの、悲痛に叫ぶ声が聞こえた。
(どうしたものか……)
一方で、張[合β]は思索を重ねていた。
典韋が持っているのはあの刀だ。凄まじい力を得られるが、時折意識を奪われそうになる。
現に典韋などは持っていた道具袋を投げ打ち、刀一本で走ってきている。正気の沙汰ではない。
しかし、あの刀がないとそろそろ苦しいのも事実だった。彼にそれを確信させたのは、西方からやって来た巨大な、そしてそれに従う「強い」武。
今や隻腕となった鬼神・呂布奉先。
その姿を確認するやいなや、張[合β]は急に動きの鈍くなった典韋から刀を奪うと、その筋肉で覆われた腹を苦も無く掻っ捌いた。
「ぐはぁほぉ……殿…お逃げ…」
最期に正気を取り戻した典韋は、それだけ言うのがやっとだった。
張[合β]はそれも耳にしようともせず、驚異の神速で曹操の方へ駆け寄る。右手にクレイモア、左手に村正を持って。
「………」
袁紹を迎え入れ、そして典韋が崩れ落ちるのを見た曹操。
心の中はどうであれ、表面上は何事もなかったかのように戦況を判断していた。
傍らの「虎痴」を見る。もう刀を抜けば長くは無いだろう。刺さっていればまだ出血しないだけましだが、動くのがやっとだ。
「殿、ここはお退きくだされ!」
文若が何か言っているが、今はそれどころではない。後ろから申し訳程度の角材を構えた公達と何進がやってくるのも見えた。
「前からやってくるのはあの呂布。そして目の前にある危機、か」
他人事のように呟くと、曹操は少し離れた所にいる程cに視線を向ける。程cは静かに頷いた。
曹操は考えた。この状況を一人でも少ない犠牲で切り抜けるには…。
電算機など比較にならない速度でその問題に解を出すと、曹操は全員に声をかけた。
「皆…あそこの屋敷の奥へ逃げ込め!」
曹操を信じ、指示に従い他の者達が駆け出す。もう猶予は無い。
…何進だけが、一瞬逃げ遅れていた。まるで、蛇に睨まれた蛙のように。
暗黒の妖気を纏った敵が、もうそこまで来ている。
「あれは…何進殿?」「早く逃げてください!」
袁紹と荀攸が走りながら叫んだが、もう遅かった。
何進は僅か数秒遅れただけだった。…しかし、この戦いで一瞬の隙は死を招く。
稲妻のような動きで敏速に動く張[合β]に、微塵切りに切り刻まれる何進。
…それはまるで、刀が血を求めているようだった。
「殺ス……」
意識を半分、あえて乗っ取られている張[合β]。その刃は、次に屋敷に逃げ込んだ曹操一派に向けられた。
走って屋敷に駆け込む張[合β]。だが…
突然、足元が消えた。
いや、罠だったのだ。ずっと戦列を離れていた程cが仕掛けていた最後の落とし穴の罠。
流石に空までは飛べず、ただ暗闇へと張[合β]は落ちて行った。
「よし、顔良・文醜を救出後、此処を離れるぞ!」
曹操の声の後、一同は再び外へと向かう。
「文醜、しっかりしろ…!奴が、奴が来たぞ!」
顔良がそう声をかけるが、文醜はかなりの深手のようだ。
(どうする…?隻腕とはいえ、俺とこの状態の文醜で奴に勝てるか?)
そう考える暇も無く、顔良は方天画戟の一撃をなんとか受け止めた。
呂布は、本気で…しかも楽しんでいる。このままでは、すぐに2人とも殺されてしまうに違いない。
「関羽殿、許昌から恐ろしい殺気が…」
「うむ、急ごうぞ!張遼!」
許昌から放たれる殺気に気付いてか、関羽らも急いで走り始めた。
「何か…嫌な空気が漂ってるな…」
こちらは劉備。相変わらず許昌へ向けて淡々と歩いている。
そして、張[合β]はトンネルのような場所にいた。
「こコは…?」
張[合β]は一人、妙に明るいトンネルの中にいた。地下だというのにほんのりと灯が灯っているようだった。
ふと見ると、看板をみつけた。
「此処は…長安〜許昌トンネル…なのカ」
長安側からは微かに騒いでいるような音さえ聞こえた気がした。
許昌側の出口はそう遠くないはずだ。しかし、村正がそちらに行く事を拒んだ。
(我ガ求メルハ…虐殺……血…ソレガ力ノ代償…)
数分後、張[合β]は長安方向へ地下トンネルを疾走していた。
【典韋 何進 死亡確認】
≪許昌待機隊/5名≫
曹操【釘バット、アサルトライフル】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&荀攸【マント、いろいろなガム一年分(残り341個)】&程c【日本刀】
@袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】
※顔良達を助けに再び城外へ。道具は編成しました。
≪悲しみを胸に/2人≫
顔良【刀、ファインセラミックス包丁】&文醜[重傷]【薙刀、くない×5】
vs
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
※呂布は本気です。文醜は戦う余力が少ししかありません。
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
&張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
※もうすぐ到着。
@劉備【無し】
※探索隊より後に到着。
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※長安へ。
@赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
※まだ穴の中です。
彼等は、ふと、足を止めた。
徐庶がまず周りの空気が張り詰めていることに気づき、他の二人を止めさせたのだ。
じっと辺りをうかがう。
空気の緊張感は、殺気の塊ではないが、多少のそれを含んでいる。
用心に越したことはない。
一方、動きを止めた『荊州けん山組』にさらに警戒を強めた曹沖たち。
目の前の者達は、慎重であり、この世界を生き抜くにあたって、なかなか理にかなっている行動をとっている。
能力90以上を十分に満たしているかもしれない。
期待感は募った。
しかし同時に、不安感もある。
それほどの能力者が、そう簡単に髪の毛を渡してくれるだろうか?
甘さは命取りになると、先ほど釘を刺されたばかりだ。
話し合いで協力してくれるとは限らない。
そして時間が無い。
ここはもうすぐ禁止エリアになってしまう。
曹沖は化学薬品一式に手を伸ばす。
『CHCl3(クロロホルム)』
夏侯栄と徐晃に目で確認を取り、それを思いっきり投げつけた。
どこからともなく投げつけられた小瓶。
徐庶はとっさに直刀を抜き、投げられたものをなぎ払う。
直刀は見事に小瓶をまっぷたつにし、勢いを失った小瓶はそのまま地面に落ちた。
中の液体を振りまきながら。
(しまった・・・)
気がついたときにはもう遅い。
振りまかれた薬品は、彼等の筋肉から緊張を奪ってゆく。
後ろかで仲間の倒れる音がする。
徐庶自身も膝を突き、そして何者かが近づいてくる気配を感じつつ、意識を失った。
口元に布を押し当てた曹沖たちは、髪の毛を採取しようと倒れた三人に近づく。
そこで、彼等はある不運に見舞われた。
それには訳がある。
一つに、あまりにこの三人に気を配っていたので、気配を殺しつつ移動していた彼等に気づけなかったこと。
一つに、近づいてきた彼等が生前、徐晃と敵対していたこと。
一つに、倒れている徐庶とホウ統は、彼等にとって仲間であり、気の合う友人であったこと。
一つに、髪の毛を取ろうとした曹沖の行動を、頭の回らない彼が、止めを刺そうとしているのだと思ってしまったこと。
「貴様らああぁぁぁーーーーーー!!!そこへなおれえええぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!」
不運は、その怒号と共にやってきたといっていい。
「張飛、待て!!!」
斬馬刀の一撃を、徐晃は鋼鉄の剣で受け止めた。
だが、張飛の気迫凄まじく、まるで何も無いかのように斬馬刀を振り下ろす。
とっさのところで鋼鉄の剣を離したため、徐晃は傷こそ負わなかったが、利き手はしびれ、うまく動かない。
地面に、無残に折れた鋼鉄の剣が刺さっている。
「張飛、聞け。我々は殺し合いをしたいわけではない」
「聞くきはねぇ。単福たちの仇、とらせてもらうぜ」
話し合いは無理だろう。
血走った、炎を伴っているかのような張飛の目が、それを物語っている。
徐晃は左腕に戟を構え、曹沖たちに逃げるよう指示を出した。
だが曹沖、夏侯栄は逃げようとはしない。
張飛の後ろで静かにこちらを睨んでいる男、簡擁が、無事に逃がしくれるとは思えない。
彼等は徐晃の後ろで、それぞれの武器を構えた。
そして、互いに譲れぬこの戦いを、遠くから見守るものもいた。
姜維。
戦いを狩ることを目的とした彼の存在を、まだ誰も、認知することはできていない。
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
※腹を決めています
※鋼鉄の剣は折れた状態で放置
−VS−
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×9】&簡擁【長鎖+鉄球】
※怒り心頭中
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶[気絶]【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統[気絶]【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公[気絶]【中華包丁】
※全員気絶中
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、
CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×11)】
※少し離れたところで様子を見ています。
※まだ誰にも見つかっていません。
※禁止エリア発動まであと{約35レス}
宛はとても静かだった。
諸葛亮らがここに着いたとき、ここはすでに静かだった。
多くの死者と戦いの傷跡を残したまま、時が止まっているかのように、静かだった。
「死者を放置しておくとは何事じゃ。こら、司馬懿踏むな!!死体は踏むものじゃない!!!
いいか、決して踏んだりはしてはならんぞ。死者たちの無念を考えるんじゃ」
と、変に熱く、しかも涙ぐみながら訴えた厳顔の指揮のもと、確認できるすべての死者の墓を作り、
弔い、にわかにあわただしくなったが、それがすべて終わると、宛は、また静かになった。
諸葛亮は、風に当たっていた。
「やっぱり、ここの匂いは嫌い?」
月英が、静かにたずねる。
「血の匂いは、徐州を思い出させます」
諸葛亮もまた静かに、答えた。
風が吹く。
「禁止エリア、荊州になっちゃったね」
月英が言う。
諸葛亮は頷く。
劉禅との待ち合わせ場所。
予州が禁止エリアになったときのため、予備に指定しておいた荊州、隆中。
予州はまだ禁止エリアではないが、もし今度そうなったとき、自分達はどうすればよいのか。
諸葛亮はそこまで考え首を振る。
まだ姜維も見つけていない。
「もし」を重ねた予測に囚われるのは愚かなことだ。
ただし頭の隅に必ず置いておくこと。
今はそれだけで十分だ。
「おーい。そろそろ出発しようぜー」
司馬懿が呼ぶ声が聞こえる。
荊州に姜維がいる可能性も考え、州境までいって待機しようという話し合いはすでにやっていた。
そして禁止エリア発動後、いったん許昌にも顔を出しておこうということも・・・。
「今行くー」
司馬懿の声に答え、諸葛亮はもう一度地平線のかなたを望んだ。
自分が放浪の果てたどり着くはずだった地、隆中。
その地で出会うはずだった人々。
しかし自分は今、この時間を生きている。
月英と手をつなぎ、諸葛亮はこの地を去った。
≪少年リョウと少年シバイ/5名≫
月英【なし】&司馬懿【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
&王平【読めない説明書、ワルサーP5】
※北上、荊予州境に待機予定。
禁止エリア発動後、許昌に向けて出発予定。
そうか張梁様も逝ってしまわれたか・・・
多分張宝様と行動してたと思うから、亡骸は埋葬されたと思うが
なんだこの不安は・・・?
何かとても嫌な予感がする、何故だ?
張宝様が行動してる場所となると、この辺の可能性が高いのだが
この辺一帯、もうすべて禁止エリアになるからな
折角、人がひっそり死のうとしてるのに、心配かけやがって
まぁ良い少しぐらい死ぬ事延期しても罰は当たらんだろ
そう思うと程遠志はとりあえず自分の作った舞台がある徐州へと向けて歩いて行った
@程遠志[右足被弾・軽傷]【なし】
※不安にかられ張宝を探しに、まず徐州へ
漆黒の闇に包まれた新野。
風も止み、辺りはひっそりと静まり返っていた。
彼らの周辺を除いて。
「荊州が禁止エリアか・・・。これはやばいな。」
「私達はどうとでもなりますが兄上達が心配ですね・・・」
「奴は北東のほうに向かう、と言っていたな。
俺達もそっちに向かおう。運が良ければ華佗も見つかるしな」
「北東ならば許昌のあたりなら人が多いんじゃないでしょうか?
私、多少はあの辺りの事も知ってますし」
「そういやお前は曹操に仕えてたんだっけ。ならそっちで決まりだな」
許昌がとんでもない事態になっている事を彼らは知る由もなかったのであった…
そして同時刻、桂陽。
「ついにこの時が来たようじゃの…」
「いずれは来ると思っていましたが早かったですね…」
「うむ。全く計算が狂ったわい。金旋も帰ってくる様子が無いし…
ワシらだけでも移動しないといけないようじゃな。
首輪ボーン、なんて死に方はまっぴらじゃし。
ところでおぬしの腹のほうは大丈夫なのか?」
「辛うじてってところでしょうか。
このペースなら州境くらいまでは問題なく行けそうです。
移動だけを考えるとあなたの足のほうも問題あると思いますが…」
「おっと、お互い様じゃったな。ならば早速行くとするかの」
「そうですね。このまま居ても意味無さそうですし参りましょう」
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
※許昌方面へ。
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
※とにかく揚州の近いところへ移動。城門の地雷は放置
新野を目指していた《蜀命と二代目丞相》だったが、先程の放送で指針変更を余儀なくされた。
自分たちの目的地、新野―荊州が禁止エリアに指定されたのだ。
続く死亡者放送で、新たに墓碑名が刻まれてゆく。その死亡者の名を、名簿にメモする。
しかし、蒋[王宛]の手が「り」で始まる者の所で止まった。
向朗が顔を見ると、奥歯を噛みしめているようだ。悲しみを堪えているようにも見える。
彼は疑問に思い、聞いてみた。
「蒋[王宛]殿、何か?誰か知ってる者が?」
「……ええ。」
それ以上は語りたくないと言う様子だ。そういえば、自分たちと会う前、何処で何をしていたか聞いたことがない。
そっと、蒋[王苑]の名簿を見ると、「劉表」の所で止まっている。それを見て、向朗は意を決し、聞いてみた。
「彼とは、何かあったのですか?」
「ええ…彼が居なければ、私はここには居ませんでした…。」
そう言って、ゲームが始まってから何をしていたかをぽつり、ぽつりと話し始める蒋[王宛]。
馬忠と出会い、チームを組んだこと。銅鑼の音のため、建寧へ移動したこと。それが元で、馬忠が死んだこと。毒に冒されたとき劉表が助けてくれたこと。
それには馬忠を死なせた自責の念が込められているようだった。
向寵が見かねたように言う。
「丞相、過去を振り返るのはいいですが、過去にとらわれるのでは意味がありません。
倒れた蜀の者のためにも、劉表殿のためにも、我らは生き抜くべきではないですか?」
「…そうですね。」
そういえば、劉表にもこんな事を言った気がする。彼が私に言っているのか?多分、いや、絶対そうだ。
(分かりました。絶対に、生き抜く…!)と心の中で小さく、しかし、しっかりと決意する。
最も、劉表が非業の死を遂げたのを知る由はないが。
蒋[王宛]は、先程の決意をした後、おもむろに言った。
「我々がここから生き延びるために、提案があります。」
「はい!」
先程と違い、決意が見える蒋[王宛]に自分たちも応えよう。そう向朗と向寵は思っていた。
「まず、敵はここまで生き残ってきた強者です。戦う場合…おそらくは経験不足の我々には不意打ち、奇襲をかける位しか勝ち目は無いと思われます。ゆえに、移動、或いは待機して
いるチーム、個人には、攻撃を仕掛けましょう。迷いは死に繋がりますので、決断は早く。もしできなければ撤退します。」
そこで向朗が「でも、蜀将だったら?」と聞き返す。
「それは、様子を見て乗っていなさそうであれば、接触。乗っていれば攻撃します。」
向寵はなるほど、と頷き、そして尋ねた。
「これから、何処へ?」
「ふむ…、予州あたりが良いと思いますが。」
蒋[王宛]が少し考えた後に言う。
「それでは、参りましょう。禁止エリアにならないうちに。」
そう言って彼らは、東─予州へと向かった。
※予州へ行きます。徐晃達とはぶつからないようです。完全に乗っている訳ではありません。
《蜀命と二代目丞相/3人》
蒋[王苑]【M16アサルトライフル、ノートパソコンとプリンター、花火袋(マッチ付き)】
&向朗(左腕かすり傷)【ノート型パソコン、ディフェンダー45口径、蛇腹剣】
&向寵【青[金エ]の剣、弓、矢12本】
荒々しい金属の激突音が響く。徐晃は張飛の猛攻を辛うじて受けていたが、なぜか専守防衛に徹していた。
「おらおらおら!!掛かって来い!」
いくらこう燃え盛った状態の張飛が強いとはいえ、徐晃ならば受けきれなくも無い。何せ生涯無傷、古の孫武に例えられた男である。
腹を薙ぐ斬馬刀の一撃を、長鉄矛を抜いて止める。凄まじい衝撃音が響いた。
(どうすればいいんだ……)
曹沖は考えていた。相手は一人、自分達は二人。特攻すればおそらく倒せるはず…。しかし、目の前の簡擁が不気味な威圧感を醸し出しつつ、さっきから挑発をしている。
だが、彼らは動けなかった。
簡擁の左手に持たれた小銃…。構え方からしておそらくは慣れているのだろう、隙さえあれば射ち込んでくるに違いない。
徐晃や夏侯淵、兄の曹彰らとはまた違った、異彩の存在感を放っていた。
「…あなた達が怒っている訳は分かります。…しかし、我々は彼らには指一本触れてはいない!彼らは気絶していただけだ!」
何とか説得できないか。…できれば、誰も味方を失わずに引き揚げたい。何とか論破か、少なくても隙さえ作れば…。
夏侯栄はこの戦いの中で成長し続けている。接近戦なら苦も無くあの相手を倒すだろう。
そう思い、舌戦に持ち込む─
「………」
姜維はただ黙って戦況を見ていた。
ここはどちらかが全滅するか、撤退するのを見ていればいい。そうすれば残った弱い方を狩れる…。
二虎競食の計。
冷徹な目をしたまま、姜維は高台の上から得意の弓を構えた。
「……この武器なら、正確に狙える」
「…お前らの言ってる事の意味は分からなくも無い。だが、証拠が無いんじゃ信用も出来ないな」
簡擁は努めて冷静を装っていた。
(このガキ達…ただの子供じゃない)
流石に1対2は不利。だから最初は子供相手なら挑発してから各個撃破で蜂の巣…と考えていた。翼徳はまず負ける事は無いだろうが、何せ敵に邪魔をしかねない仲間が居ると厄介だ。あいつは一騎打ちになると周りが見えなくなる奴…という事もあるのだが。
「そうですか。…しかし、互いに戦えば被害が大きい…それは分かっているはずです。貴方ほどの将なら」
わかってるよ、そんな事。…このガキと話すと、どうにも嫌な奴を思い浮かべる。…あの天才と呼ばれた、玄徳の生涯のライバルを。
「お前、名前は何て言うんだ?…そっちの奴も、ただのガキとは思えねぇし」
ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガンを左手に。鉈を右腰の後ろに備え付け、鎖鉄球も準備している。後は相手の動揺と、一瞬の隙を誘うしかない。
「曹操が息子、曹沖!」
「夏侯淵の五男、夏侯栄!」
「何ぃ!?」
危ない危ない。相手の返答にこちらが隙を作るところだった。…どっちも見た事が無いが、そうか曹家の…。
「そうかい。曹操一門ならますます見逃すわけには行かないな。俺は簡擁、あっちは張飛…ガキでも名前は聞いたことがあるだろう?」
張飛の名を聞けば少しは驚くはず…そう計算したのだが。
「簡擁…?ああ、僕の父があんな行儀悪い人にはなるな、と言っていましたよ。何でも随分素行が悪いとか」
「張飛って強いけど酒癖悪い奴だろ?…ちなみ俺は、アンタは知らない」
なぜか右手を服のポケットに入れたままで、左手に小振りのライフルを持つ曹沖と、龍牙棍とパイソン96拳銃を構える夏侯栄。そんな事をあっさりと言った。
「………曹操め…俺の事散々言いやがって」
互いを誘う為、緊張感を保ちつつもどこか抜けた調子の舌戦。それはまだ続くのだった。
「おい徐晃!お前受けてばかりで俺に勝てると思ってるのか!…勝ちたいなら後ろは気にしない方がいいぜ!」
徐晃の考えを見透かすかのように、張飛は次々と攻撃を仕掛ける。決定打こそないものの、強力に加えて変幻自在な張飛の攻撃に、徐晃は少しづつ押され始めていた。
「くっ……こちらはこちらの戦い方を貫くまでよ!」
最早張飛の説得は無理だ。かと言って張飛はそう勝てる相手ではない。
(ならば…あの二人に賭けるのみ!)
張飛には飛び道具はないようだ。彼らが勝つか掻き乱してくれれば、こちらにも勝機…悪くても撤退への道が開けるはず。
徐晃は己の命運を、弱冠十余才の二人に託した。
「ほら、どうした掛かって来い!」
「…そんな安っぽい挑発には乗りませんよ」
そんなこんなでまだ曹沖達は動かなかった。否、動けなかった。
この簡擁という男、隙が生まれない。悪ぶっていはいるがかなりのやり手のようだ。中距離のこの状態では、動いた側に隙が生まれる。
(何とかしないと…徐晃さんは守勢だし……。そうだ!)
天才特有の…微かに曹操を思わせる笑み。簡擁は一瞬嫌な予感がした。そして─
「的廬!!」
曹沖がそう叫んだ瞬間…待機していた、白点を肌に纏った名馬「的廬」が簡擁に突っ込んでいく。簡擁はその馬蹄と嘶き声に一瞬たじろいだ。
「今だ!」「おぅ!」「ちっ…ぬぅぉぉお!」
馬の突進を紙一重でかわす簡擁。馬体を盾に出来るように、銃を構えて後ろに飛び去ったのだった。
パイソンの弾丸…疾風が簡擁のこめかみを掠める。…大丈夫、出血はあまり無い。そして…簡擁がライフルの射撃を避けようと身を屈めた瞬間、突然辺りは白煙に包まれた。
「な…何だ?」
(薬品を混ぜて作った…曹沖特製発煙弾!…かなり臭いけど)
曹沖が右手に構えた密封ビーカーを投げつけ、それが炸裂したのだった。みるみる間に煙幕状に煙が広がっていく。
「翼徳!無事か!?」「憲和!徐晃の気配が消えやがった!…クソ、これを待ってたのか!」
予想だにしない展開に驚く二人。
敵は近くにいるのか?逃げたのか?徐庶達の安否は?
かなり臭う白煙に包まれた一帯。8人と一頭がそこにはまだいるはずだった。
「…ぐあっ!?」
矢の突き刺さる音と、誰のものかわからない…野太い苦悶の声が上がったのは、丁度その時だった。
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
※白煙の中から完全に脱出はしていない模様。折れた鋼鉄の剣は拾っていません。
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×9、盾】&簡擁[こめかみ出血]【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、 CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×10)】
※矢を放ち、それは8人のうちの誰かに当たりました。まだ狙撃体制にあります。
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶[気絶]【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統[気絶]【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公[気絶]【中華包丁】
※まだ全員気絶中
袁術の劇の熱演は確かに凄かった、本当に不吉な予言を吹き飛ばす
勢いではあった、上手かはどうかは別として。
劇のプログラムはおおまかに言うとこんな感じであった
全員による2時間の(袁術曰く)「どきどきラブ学園ホラーファンタジー」
この劇は本当に謎であった、何しろ
ある「男女」が学校の放課後いちゃいちゃしている所から始まるのだが、
そしてその二人が家に帰ろうとすると、近くのチンピラ「張三兄弟」が現れてからまれてしまう。
だがそんな時、空から助けがやってきたその名も「魔法を使いサッチー」は張三兄弟を、
どこかに飛ばしてしまう。
張三兄弟が飛ばされて気絶をして、目が覚めて最初に見たのは「ピエロ」だった。
このピエロはこの辺の城の者らしく張三兄弟の事情を聞くと、城まで連れてってくれ「キレイダナー」に、
「まぁしばらく居ときなさい」と言われ、しばらく城に居る事にしたのだが・・・
その日の夜、城の番人兼城の料理長兼ゴミ当番を勤める男、「城の守護神」と呼ばれる男が斧に頭を割られ死んでいた。
事件の次の日の朝、まっさきに疑われる張三兄弟。
俺達が犯人じゃないといっても信用してくれないから、ここはまず探偵になり
犯人を見つけよう!といかないのがこの劇。
実は昨日の夜、腹が減った長男と次男は食料庫に忍び込み、思いっきり見つかったため
ちょっと間違って殺してしまったのだ。
三男は必死に否定しているが長男、次男はそういう理由のため否定しずらい
そんな時、城に希代の天才参謀が帰ってきて事件をあっさり解決!
長男、次男は即刻牢屋送り、事件は解決したかのように見えたが・・・
今度はチェーンソーをもった仮面の男が現れ、城の人々ばっさりばっさり
目撃証言は多いが全然わからない、城から今日も人が消えていく・・・・・
そしてついに二人になった
三男「この中にチェーンソー男はいますか?」
参謀「君と世だ!」
キャスト
男 夏侯和
女 夏侯威
張三兄弟
長男 張昭
次男 張衛
張魯 張魯
魔法を使いサッチー 左慈
ピエロ 張昭
キレイダナー 紀霊
天才参謀 袁術
小道具 梁剛
衣装 荀正
ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち
大歓声とともに物凄い拍手が聞こえてくる。
劇の内容は謎すぎたが、劇に駆ける熱意が見ていた者にまで伝わった
彼らが演じたのはそんな劇だった
袁術「こんな大歓声と拍手をくれると、わしは何回でも劇を演じたい。
思えばこのゲームに巻き込まれて以来、何人の友が志半ばで散っていったのであろうか、
わしはその者達にもこの光景をみしてやりたかった、だが人間には天命という物がある、
だが後ろを振り返ってはいけぬ、それがわしの死者に対する礼儀だ。
洛陽城での言葉を思い出してみろ
え〜っと諸卿よ、頑張れ。お主達にはもう何も無い。だからとりあえず人殺せ……だったっけ?ちょっと違うか?」
張昭「袁術よ。お主が言いたいのは、「「諸卿よ、励め。お前達にはもう財も、権も、忠も、義も、情も無い。最後に残った命をも失いたく無い
のならば、成すべきは唯一つ。
”殺”、これのみなり。最後に生き残ったならば、その者は全てを与えられる」」
おおまかに言えば合っているような感じの言葉だったが、気にする事はなく
袁術「そうっそれだ、この言葉を言った者どもは、愉快なぐらいに頭が悪い。
それは何故かわし達にはまだ、死者に対する「礼儀」、劇を演じたという「名誉」、
もう一度みたいという「夢」を持っているではないか、何も持ってないなんて事は、ありえないのじゃ!
というわけで閉幕の言葉は終わりじゃ。願わくば、来世でこのメンバーで劇ができることを願って」
他の人々がどういう感想を持ったかはわからない。
だが「来世でこのメンバーで劇ができる事を願って」、この意見に対しては皆同じ事を考えてたらしい……。
こうして劇は終わった。
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※劇を終えたため、ゲームに少し乗りました。
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(3人分)】&張魯【長刀】
※これからの方針話し合い中
@孫峻【なし】
※劇団の用心棒を解雇、無職に
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)】&馬鉄【バッテリー】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※演奏を再開。距離遠目。
@劉禅【銃(弾少なめ)、魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超達とは離れています。
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※韓忠と孫仲は依然性格反対のまま何かを話あっています。
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
※謎の本がどうなるか待機中
徐州から陳留までの道程、郭嘉は誰にも会わなかった。
結局蔡文姫が戻って来なかった為、ひとまず徐州を離れることにしたのだが…。
「これは……余程狭い地域に密集しているな?」
リストを見れば、かなりの魏将が生き残っている。
許昌かギョウか、仮にギョウに大半がいたとしても、あと僅かで冀州が禁止エリアになる以上南下してくることは疑いない。
「と、すると許昌か」
呉将などに比べてこれだけ多くが生き残っているということは、互いに潰し合いをしてこなかった証拠だ。皆が一つの地域に集っている可能性は高い。
いや……とは限らないか。
郭嘉の脳裏を、血塗れの曹仁と刀を振りかざす張[合β]の姿が過ぎる。
このバトロワでは、基本的に誰も信用出来ない。
それなら、今後どうしようか。
蔡文姫の目的は分からなかったが、海岸に待機し続けていたところを見ると、海に何かあるのかもしれない。
禁止エリアの盲点……例えば海から脱出するか。
「いや……」
しかし遠隔操作が可能な首輪の問題がある。
乗り気な参加者の裏をかくのならともかく、単純に海に逃げ込んだだけでは主催者の目を誤魔化し続けるのは不可能だ。
首輪だけでなく、武装船、飛空挺。
これらは、筆談による蔡文姫の話では「洛陽城」で一手に管理されているらしい。
『科学技術は信じられないくらい素晴らしいものだわ……でもね。
コンピューターや人工物は、その分とても繊細で脆いのよ……』
蔡文姫の言葉を思い返した。ここにヒントは隠されていないだろうか。
他に彼女は何か言っていたか。
「……そうだ」
確か、『ふろっぴーでぃすく』とやら。
主催者の悪戯心で、アイテムの中に混ざっていることは間違いないと。
あれさえあれば。
「やっぱり許昌か……」
洛陽に近いと言えば陳留も同じだが、人の集まる場所へ行かなくては目的の物を探せない。
結局、このまま逃げ隠れしているだけでは何事も始まらないということか。
許昌で起きている現在の騒動を知らないまま、行き先を決定した郭嘉は休息を取っている。
@郭嘉【レミントンM31、軍用ナイフ】
※夜明けを待って許昌へ移動。「フロッピー」を探します。
劇が終わりしばらく立った後、謎の本に書かれていた事に散々苦しめられた二人は
本のページが増える事を待っていた
許昌「あれだけおおげさに書いて置いて、何も起きない。この大嘘野郎、じゃなくて大嘘本!」
王方「そうだよな・・・んっ?よしっページが増えてるぞ!」
待っていた本のページの増加に急いで本のページをめくり、内容を見る二人
その内容は王方を完全にを激怒させた
「よぉよぉ。二人とも元気だったか。俺の言った守り事ちゃんと守ったみたいだな
あほくせ〜。こんな馬鹿げた内容書いた俺も俺だけど、お前ら二人はもっと馬鹿だな
まぁ見ている分には楽しかったからあっさり逝かせてやるよ。
お前らみたいにこのゲームを楽しめない奴は、さっさとゲームを楽しませてもらってる奴
に逝かせてもらえ。
どうせもう逃げられない範囲に来てるから教えてやるよ
劇に出てきたチェーンソー男、あれは本当にいるんだぜ。
ははははははは・・・・じゃなお二人さん。あ ば よ !」
王方「ふざけるなぁぁぁぁ!!!」
本を地面に投げつける王方、かなり切れているようだ
だが許昌は少し違う反応を見せていた、震えているのである
王方「どうした許昌!」
許昌「魔物が来るんだ!魔物がぁ!」
後ろを必死に刺しながら、叫ぶ許昌
その指差した所には、あきらかにやばそうな男が剣を構え走ってきた
殺気を漂わせながら
王方「なんだ、あれは!許昌逃げるぞ、早く来い。」
許昌「魔物がぁぁぁぁぁ」
彼の謎の叫びで張[合β]に気がついた各チーム
袁術「おい、紀霊」
紀霊「はい」
袁術「勝てるか?」
紀霊「一人じゃ不可能です。」
馬騰「お客さんじゃ・・・ないYo!全員構えるんだYo!」
馬岱「(よかったまだなんとかなりそうだ)」
波才「張角様、我に力をください」
夏侯和「さすがにあれは無理だろう。」
張衛「護衛セット2人分いるやつはいないか!」
馬騰「くれYO!」
張衛「OK!後でまた演奏聞かせてくれ!」
峻
禅
元劇団 袁 夏
馬一族
許
黄
張
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※臨戦態勢
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&張魯【長刀】
※臨戦態勢
@孫峻【なし】
※劇団の用心棒を解雇、無職に
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&馬鉄【バッテリー、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※演奏を中断、臨戦態勢
@劉禅【銃(弾少なめ)、魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超達とは離れています。よくわかりません
≪黄巾党残党/4名≫
高昇【ホワイトボードとマジック】&韓忠[右肩被弾]【料理道具、料理の材料】&孫仲【血のり付き防弾チョッキ】
&波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※韓忠と孫仲は依然性格反対のまま何かを話あっています。波才のみ臨戦態勢
≪陽明皇帝と幻影皇帝/2名≫
王方【謎の本】&許昌【フロッピー1枚】
※一時撤退
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※長安に到着
徐州西部。そこを通りかかる者があれば、月夜を反射して蒼白く輝く、雪の小山を見ることが出来たろう。
所謂かまくらというやつであるが、その中で≪沮家とロバと末期孫呉と≫は寒さを凌いでいた。
「敵は追って来ないようですね」
「この擬態も役に立っているのでしょうかな」
不安半分の沮授に対して発案者の諸葛瑾は自信満々だが、雪崩の所為で残っていた足跡が消えたこと、夏侯淵が放送を聞いて気を変えたこと、その両方の僥倖が重なっただけのことである。
「それにしても、周瑜様はご無事だろうか…」
自分の不注意を悔やみ大きなかまくらの隅で膝を抱えていた丁奉が悄然と呟く。
重傷の孫登を除いた呉出身の3人は、揃って項垂れた。
「放送で名前も呼ばれなかったし、多分無事じゃないか?」
直接の面識はない諸葛恪は他の二人ほど心配していなかったが、周瑜を見捨てる形で逃げてしまったことには多少の罪悪感もある。
「父上……」
「……と思わないかい?」
そんな呉将を後目に沮親子は小声で話し合っていたが。
「もしもし、皆さん」
3人に声をかけ、皆の注意を引いた。
「夜明けとともに、揚州へ行きましょう」
「ですが、揚州は禁止エリアになりやすいと…」
孫登を例の湯泉に浸からせてやりたいと考えていた諸葛瑾は反論するが、
「高を括っているのか裏をかいたつもりか、主催者は当分海岸沿いの州を禁止エリアにするつもりはなさそうです。ならば我々はそこに付け込むまで」
沮授の言い分にも一理有りと唸らされる。
「ここから東進するだけでは、先程の襲撃者に見付かるおそれがあります。一時南下して揚州沿いの海岸に…ひとまずは建業を目指しましょう」
具体的な案を示されては、特に今後の方針の定まっていない他の面々に否やはなかった。
建業は呉の首都、馴染みのある場所だということも、安心感に繋がった。
「父上……」
――先程沮親子が交わした会話である。
「やはり孫登を捨てて行かないのですか」
「私もあんな死にかけた者は足手まといにしかならないと思っていたけれど、さっき助けが入ったのは孫登が呉の太子だからだよ」
「確かに周瑜とやらにとっては、主家に当たる者でしょうが」
「しかも、他の孫家の者は全滅に近い状態。孫登を擁している限り、私たちは呉の生き残りを動かせる立場にある…」
「そうですね…袁紹様が健在の袁家より、孫登を使った方が操りやすいか」
「いつ人手が要るか分からないし、協力者が変質ロバ親子と怪我人だけというのは少々心許ないしね」
「では……」
「そう、建業に行けば生き残りの呉将に会える確率が高いと思わないかい?」
呉将どころか今の揚州にはあまり人がいないのだが、……沮親子はそれを知らない。
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[火傷・重体]【なし】&丁奉[軽い火傷]【双剣の片方】
※火傷は各人快方へ向かいました。闇に紛れて建業へ向かいます。
突如飛来した矢は、深々と徐庶の太腿を抉った。
しかし、不幸中の幸いと言うべきか激痛の代償として、途切れていた意識は回復された。
死体が悲鳴をあげる。その異変に最初に気付いたのは簡擁だった。
未だ徐晃の姿を求めて、立ち込める白煙の先に斬馬刀を振るっている張飛に慌てて声を掛ける。
「翼徳! 単福らは無事ぞっ!」
しかし、声を発したのがまずかった。
白煙を切り裂いて現れた、第二矢が正確に簡擁の左肩を射抜いたのである。
「うぐっ!?」
口腔から漏れる吐息に混じって、微かに苦悶の声があがる。見えぬ第三者の存在を確信した簡擁は
敵に自らの居場所を知らせた愚を悔やみつつ、煙幕に紛れて即座に移動する。少し遅れて簡擁のいた
場所に何本かの矢が突き立った。
張飛も数多の修羅場を潜り抜けてきた猛者である。視覚を奪われても聴覚のみで異常を感じ取って
いた。矢箭の放つ、独特の風切り音。上空から聞こえるそれは、新たな敵の存在を意味する。既に
徐晃らの気配はない。張飛は素早く攻撃対象を切り替えると矢箭の軌道を冷静に割り出し、力任せに
鉄球を投擲した。
ドンという鈍い音。同時に風切り音も止んだ。視界は
視界は晴れ始めていた。
「憲和っ!」
簡擁。左肩に矢を突き立てている。幸い命に別状はないようだ。
「おのれ、卑怯者が―― !」
鉄球を放った辺りの高台を睨みつける。そこには既に気配はなく、剥き出しの赤土に深々とめり込んだ
鉄球がひとつあるだけだった。
「翼徳……。オレは大丈夫だ。それより単福らを……」
目で頷き、徐庶たちの元に駆け寄る張飛。成程、彼らはまだ息があるようだった。僅かに上下する
胸が、何よりの証拠だった。
「馬鹿野郎、心配させやがって……!」
心底安堵した張飛は、半ば乱暴にホウ統の身体を抱え起こすと大声で呼ばわった。
「おいっ! 起きねぇか!」
「……んん……もう呑めん……」
「何を寝惚けてやがる!? 士元、しっかりしねぇか」
「……ん? 翼徳?」
「翼徳? じゃねぇよ! ぼやぼやしてる暇はねぇぞ。爆死してぇのか?」
既に東の空は白み始めている。最早、一刻の猶予も許されない。
「ええい、面倒臭ぇ!」
張飛は無理矢理ホウ統を抱き上げると、軽々と小脇に抱えた。続いて徐庶も同様に左脇に抱える。
「馬鹿、離せよ翼徳! 恥ずかしいだろうが!」
「うるせえ黙ってろ! 憲和! 悪いがそっちの爺さんを頼む」
「あいよ。おい、爺さん起きろよ」
数刻後、彼らは無事荊州を北東に抜けることになる。
一方、曹沖の機転によって辛くも難を逃れた徐晃たちは、近くの岩場に身を潜めて様子を窺っていた。
「……あの虎髭の男が万人の敵と恐れられた張飛ですか……」
「……うむ。雲長が言っておった意味が漸く理解できた。今も腕が痺れておる……」
「雲長と言うと関羽ですか? 彼は何と?」
「確か、白馬で袁紹と対峙していた折だ。敵軍には顔良という猛者がいてな。我が軍には誰も奴を止め
られる者はいなかった。かくいう儂もその一人だ。ところが、雲長はいとも簡単に顔良を斬って捨て、
『あの程度の敵、張飛なら袋の中から物を取り出す如く簡単に斬り捨てる』と言ってのけたのだ。その
時は内心穏やかではなかったが、成程、正にその通りだ」
「……それ程の者なら……」
「ああ。確実に条件を満たす。……追うぞ」
「将軍?」
「血が滾るのだ。儂はあの男と力の限り戦ってみたくなった。今更、交渉の余地など残されておるまい。
それならば精魂尽き果てるまで武と武を競い合い、力ずくで奪うまでだ。理解せよとは言わん。これが
武人としての本能なのだ」
「…………」
「……但し、それは荊州を抜けてからの話だ。その方がお互いに心置きなく戦えると言うものだ」
徐晃の言い分の全てを理解できたとは言い難い。しかし、二人には何も言えなかった。武人の生き様は
理や利で割り切れるものではない。そのことだけは二人とも肌で感じていた。
張飛たちに遅れること数刻。徐晃らも際どいタイミングで荊州を脱出した。
ただ、その背後からもうひとり、密かに脱出を成功させた者がいることまでは気付いていなかった。
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
※やや距離を置いて張飛たちを追跡。徐晃は張飛と雌雄を決したい様子。
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×8、盾】&簡擁[こめかみ出血、左肩矢瘡]【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
※荊州を北東に脱出。現在は汝南近辺。
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、 CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×10)】
※徐晃らより更に遅れて荊州を脱出。徐晃一行を捕捉しています。
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶[左腿矢瘡]【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
※状況を把握しかねています。取り敢えずは張飛たちに同行。
王匡「くそう!全然帰ってこないではないか!」
先ほど赤い馬をペットにしたい、そのために張[合β]を鷹に追わせたのだが、
何故かそれきり帰ってこない、それほどまでにあの馬は早かったのであろうか
いやそれは断じてない、鷹に勝てる地上動物などあまりいないから
そう考えていると一つの事が頭をよぎった
王匡「しまった!よく考えてみると・・・・・・
上の奴を倒して連れてこいって言ったが、
ど う や っ て つ れ て く る ん だ !」
鷹はそのころ張[合β]の上、長安の上空を飛んでいた。
方悦が作った竹槍を持ちながら
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿
@鷹【竹槍】、必殺技「竹槍アタック」その名の通り竹槍で突撃する。
「お上」から告げられた時刻は、もうギリギリまで近づいていた。
「…隆中にも行ってみたかったが。…仕方ないか」
荊州州境で姜維は独り佇む。
はるか先方を行く徐晃達。相手も警戒している以上、そして徐晃が発している警戒の気により、そうそう近づく事はできない。
このまま予州に入った後は、他からの攻撃も有り得るだろう。一点に集中すれば他から襲われた時の対処ができない。
「慌てるな。…無理は禁物、出来ないなら他を探せばいい」
どうやら徐晃らもかなり距離を置いて誰かの跡をつけている様子。…ならば、こちらも焦る必要はない。
「そう言えば、なぜ主催者は雍州を孤島扱いにしたんだ?…まさか、移動手段があるとでも言うのか?」
そんな事を考えつつ、姜維は周りを警戒しながら荊州を後にした。
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
※かなり距離を置いて張飛たちを追跡。徐晃は張飛と雌雄を決したい様子。
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、 CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×6)】
※徐晃らより更に遅れて荊州を脱出。徐晃一行を捕捉していますが、かなり距離を置いて警戒しています。
張[合β]が、死神が駆けてくる。
何だかんだで連帯感を持っていた長安組。だが、不幸にもその背水の覚悟だった面々を狂わす事象が起こった。
王方が突然謎の本を拾い上げ、叫んでしまったのだ。
「おい!!ここからすぐ南に、居酒屋があってその地下に安全な地下通路があるそうだ!…予州の許昌城まで逃げられるぞ!!」
張[合β]はすぐそこまで走ってきている。その右手には血塗れの首が握られていた。
「…あの首は…王朗!!」
張昭が叫んだ時には、すでに反応が遅れていた王方は真っ二つに斬り裂かれていた。
「……うわ…王方っ!!」
友の死に混乱して転ぶ許昌。転んだその身体の上を王朗の首が転がり、同時に間一髪でクレイモアが襲っていた。
「チっ…ならバ次は…奴ラか…」
暗黒の殺気を纏い、高速で走る張[合β]。その姿、その強さ…そしてなにより「逃げ場所がある」という情報。
元々他人同士の彼らの足並みを崩すには、それで充分だった。
「コロす…皆殺シだ……」
二刀流で走る彼が次に目をつけたのは…黄巾党残党だった。
張[合β]は楽しかった。体中に溢れる力を制御できている感が爽快である。
敵の隊列が崩れた。そして、彼は判断する。
村正が力の代償に求める血…そして弱者。
馬一族は強い。ここにきて惣領の馬騰がしっかり判断したのか、何とか敵を回避して南下しようとしている。
馬超の放った威嚇の散弾が張[合β]の左を通り過ぎる。
(ヤツラ…ハツヨ…イ。ベツノヤツ…ラ…カラ…カレ)
村正の声が脳の置くまで響く。わかってる…とばかりに、張[合β]は血に濡れた相棒を二三度振った。
「陛下!こちらへ!」
荀正が先導し、劇団が張[合β]を避けつつ南下する。
「陛下…あれには我らでは勝てません」
紀霊がそう呟き、左慈も同意していた。
「おいお前ら!早く正気に返れよ!危ないって!」
波才が杖を構え、韓忠らに呼びかけた時には、「災厄」はもうそこまで来ていた。
村正の凶刃が波才の杖と衝突する。辛うじて受け流した波才の腹を、僅かにクレイモアが抉っていた。
「グッ……」
雷速で駆け抜ける張[合β]。次は、とばかりに韓忠に襲い掛かる。
「くそっ…!」
包丁を取り出し、なんとか受けようとする韓忠、そして孫仲。
「雑魚ガ…すぐニ楽にシてやるさ…」
まとめて二人に斬りかかる張[合β]。孫仲の喉元を無造作に、そして正確に突くと、さらに反転して村正を振るう。
「畜生…!」
韓忠は包丁ごと頭部を切断されて、切断面からどくどくと血と脳漿を噴出し、その場に崩れ落ちた。
「高昇ーーー!!逃げろぉ!!」
波才の声で、ようやく逃げようとする高昇。その高昇にも、容赦なく村正が襲い掛かった。
「うわわぁぁぁーーー!!」
まるで「お楽しみは取っておいてやるから逃げるな」とばかりに高昇の右足を叩っ切ると、一度波才へ視線を向けた張[合β]は劇団捜索隊へと向きを変える。
(逃げた連中は…あの地下通路の入り口でまとめて仕留めればいい。どうせ封鎖済みだし…突破されても中で殺る)
劉禅の放った弾丸が脇腹を掠めたが、まるで支障は無い。まだ戦うか退くか決めていない劇団捜索隊の方へ突っ走っていく。
最凶最悪の災厄は、まだ始まったばかりだった。
【王朗 王方 孫仲 韓忠 死亡確認】
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※臨戦態勢のまま、トンネル方面へと撤退。
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&張魯【長刀】
※臨戦態勢ですが、戦うか逃げるか迷ってます
@孫峻【なし】
※変化なし
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&馬鉄【バッテリー、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※臨戦態勢のまま南下中。
@劉禅【銃(弾少なめ)、魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超達とは離れています。張[合β]に一度攻撃しました。
≪黄巾党残党/2名≫
高昇[右足切断]【ホワイトボードとマジック】 &波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※波才のみ臨戦態勢。アイテムは放置。
@許昌【謎の本、フロッピー1枚】
※北へ逃げました。
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※トンネルは封鎖していたようです。皆殺しの予定。
峻
禅
夏
↑
許 ↑
張
劇 黄
↓ 馬一族
↓
夏侯和「くそう、どうする!」
夏侯威「逃げようぜ!」
張衛「いや、戦うぞ!」
全員の意見が一致せずまだうろたえている四人組に、張[合β]は向かってきた
だが後少しと言った所で、これからどうするかそれが一致する言葉を張魯は言った
張魯「とてもじゃないが勝てる相手ではない。
だか、もう劇団捜索という任務を終えた我らは勝者だ!後は戦って死ぬぞ!」
三人「「「おうでやんす!!!」」」
何だかんだ言っても五斗米道の教祖、よくわからない説得力
それとこんな土壇場でもこんな返事を揃わせる三人、ある意味凄かった
張[合β]「雑魚ガ・・・無駄ナことを・・・・・」
まず「災厄」は物凄い勢いで夏侯威に迫ったが、夏侯和の剣がそれを凌いだが、
すぐに二発目が来たが今度は張衛にはじかれた
夏侯和「ふははははははただでは死なんぞ、このゲームに乗った負け犬めが!」
夏侯威「そう簡単に殺られるか、この敗北者め!」
張衛「伊達に殺陣を何回も練習してたわけじゃないぞ!」
張魯「目指せ一太刀!」
三人「「「希望低!!!」」」
実際は長く持たないと分かっているので、好き勝手言う四人であった
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※臨戦態勢のまま、トンネル方面へと撤退。
≪劇団捜索隊/4名≫
夏侯和【鋼鉄の剣】&夏侯威【鉄の斧】
&張衛【劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&張魯【長刀】
※目指せ一太刀!
−VS−
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※トンネルは封鎖していたようです。皆殺しの予定。
@孫峻【なし】
※変化なし
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&馬鉄【バッテリー、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※臨戦態勢のまま南下中。
@劉禅【銃(弾少なめ)、魔法のタロットカード(17枚)】
※馬超達とは離れています。
≪黄巾党残党/2名≫
高昇[右足切断]【ホワイトボードとマジック】 &波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※波才のみ臨戦態勢。アイテムは放置。
@許昌【謎の本、フロッピー1枚】
※北へ逃げました。
峻
禅
↑
許 夏
VS
張
劇 黄
↓ 馬一族
↓
弾は当たったはずだ。なのに奴は倒れない。それどころか、傷を負ったそぶりさえ見せない。
服の下に特別な鎧でも着ているのか、あるいはもっと別のからくりなのか。
劇団捜索隊と戦う張[合β]に、不意打ちの形で、劉禅は残りわずかとなった弾をすべて打ち込んだ。
狙いは頭部、それも顔面。普通なら防ぐことなどできない場所。
弾丸が、張[合β]を襲う。そのうち一発は、見事に彼の目を射抜いた。
しかし
張[合β]は一度立ち止り、視線を、劉禅に流した。
『五月蝿いハエだ。そこでオトナしく待ってイろ。オ前もスグに楽にしテやる』
まるで、脳に直接語りかけてくるような、低く、冷たい声。
全身に鳥肌が立った。
かつて感じたことの無いような恐怖、殺意。
張[合β]は劇団捜索隊を狩にゆく。
被弾した頭部は、泡を出しながら修復されていた。
今逃げれば、まだ逃げ切れる可能性はある。
まだ奴にはタロットの存在も、効力も知られていない。
自分にはまだやらなければならないことがある。
生き続けなければならない理由がある。
待っていてくれる者がいる。
姜維、そして諸葛亮の顔が浮かび消えた。
王平、黄月英、厳顔の顔もまた・・・。
そして最後に、父、劉備。
劉禅は駆けた。
宿命なのだ、それが。
劉の血の下の生まれた者の、決して冷酷にはなれないという。
張[合β]は、張魯を一刀のもと直刀ごと切り捨て、逆上した張衛もすぐにその首を奪われた。
生半可な力では殺される。
夏侯和らがそれを悟ったとき、すでに引くことままならず、という状況だった。
「くそっ兄者、まとも受けるな!!力押しで負ける!!!」
「だったらどうしろって!!」
得物の切っ先で軌道を変え、なんとか致命傷は避けるものの、もう刃はぼろぼろだった。
「殺ス、皆殺しダ」
耳障りなその音とともに繰り出される一撃を、夏侯威はもう一度鉄の斧で防ごうとする。
しかし、それの耐久力はすでに限界を超えていた。
深々と、腹部に刺さる冷たい感触。飛び散る赤い血。
「兄者ーッ!!」
我を忘れて、駆け出す夏侯和。
待ち受ける張[合β]、あるいは村雨。
だが、村雨が夏侯和の血を啜るより早く、二つの影が張[合β]を襲った。
数メートル飛ばされる張[合β]。
「早く逃げろ!!」
その声に押されるように、まだ息のある夏侯威を抱きかかえ、夏侯和は走った。
声の主である劉禅の脇を抜けてなお、北へと。
「もう・・・いち・・・ど、よ・・・うっ・・・四人で・・・漫才・・・した・・・かっ・・・・・・」
その言葉を、涙をこらえながら聞き、夏侯和は走り続けた。
今やることは、時間稼ぎ。劉禅はそれだけを念頭においていた。
左手には15枚のタロットカード。
右手には消えかけている2枚のタロットカード。
「パワー」と「ムーン」
それぞれの絵に描かれていたライオン、狼が、張[合β]を襲ったのだ。
だが、それも不意打ちだったからこそ使えた手で、ただの獣が村雨と一体となった張[合β]に勝てるはずが無い。
「貴様カ、ハエめ・・・」
ほどなく二匹の獣を血祭りに上げ、張[合β]は目の前にただ一人残る劉禅を見据えた。
左腕は噛み切られていたが、すでに再生が始まっている。
あの二人は逃げ切れただろうか?他のみんなは?
考えている暇は無い。張[合β]はすぐそこに迫っている。
殺気の充満したその一撃を劉禅は何とか避けきった。
だが剣圧なのか、服を通り越し、胸に一筋の傷を受ける。
ひるんではいられない。劉禅はタロットをまさぐった。
なんでもいい。何か出て来い。
お前に劉の血が流れているというのなら、この状況を打開して見せろ。
必死に掴んだその一枚は、「スター」。
カードを引いたその瞬間、薄紫色に染まった空から、一筋の光が落ちてきた。
光は小さな音と共に、二人の対峙する場所から三メートルほどの地点に落下した。
それで終わりではない。
それを筆頭に何万、何億もの「星」が、劉禅と張[合β]を隔てるように堕ちてきたのだ。
まさに星のカーテン。
忌々しそうに、カーテン越しに劉禅を睨みつける張[合β]。
劉禅は、ほんの少しだけ眉間にしわを寄せ、そしてその場を去った。
↑ ↑
許 夏
峻
↑
禅
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz←星のカーテン
張 (10レス後に消滅)
黄
劇
↓ 馬一族
↓
【張魯 張衛 死亡確認】
≪劇団捜索隊/2名≫
夏侯和【鋼鉄の剣(ぼろぼろ)】&夏侯威[腹部致命傷]【なし】
※夏侯威は夏侯和が抱えています。
北へ逃げています。
@劉禅【銃(弾無し)、魔法のタロットカード(14枚)】
※「パワー」「ムーン」「スター」使用
星のカーテン展開中(10レス後に消滅)
北へ向かっています。
@孫峻【なし】
※星のカーテンの北側
@許昌【謎の本、フロッピー1枚】
※北へ逃げました。
星のカーテンの北側
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※臨戦態勢のまま、トンネル方面へと撤退。
星のカーテンの南側
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&馬鉄【バッテリー、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】
&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※臨戦態勢のまま南下中。
星のカーテンの南側
≪黄巾党残党/2名≫
高昇[右足切断]【ホワイトボードとマジック】 &波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※波才のみ臨戦態勢。
星のカーテンの南側
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※星のカーテンの南側
とりあえず南の連中を狩る予定です。
――おいおいおいおい、なんだよこの化け物は。
張[合β]が現れた時から孫峻は呆然と斬殺の現場を見ていた。
――こんな奴に勝てるわけがない。このままでは殺される。
我に帰った孫峻は一目散に逃げ出した。
「おい!置いていくなよ。」
近くにいた許昌に全力で追いつく。
二人ははたして生き残れるのだろうか。
≪逃亡者/2名≫
許昌【謎の本、フロッピー1枚】&孫峻【なし】
※合流。北へ逃げています。 その他の変化はありません。
↑ ↑
許 夏
↑
禅
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz←星のカーテン
張 (10レス後に消滅)
黄
劇
↓ 馬一族
↓
星のカーテンのおかげで一番被害を被ったのは、まず間違いなく
高昇と波才であろう、何しろ右足を斬られた高昇がいるため
波才は逃げようという気が起きなかった、というより彼は逃げるどころか
相変わらず亡き教祖の杖を構え、高昇を庇うように立っていた、これは正解である
中途半端に逃げていたらあっさり斬り殺されていただろう
彼らはそこに留まりまだ戦う姿勢を見せたからこそ、張[合β]は一度視線をこっちに
向けただけで、他の二グループを追ったのであろう。
「忌々しい、俺らなんかいつでも殺せるというのか・・・」
そうぼやきながら、右足切断のおかげで血が流れる高昇に浴衣で止血する波才だった
≪黄巾党残党/2名≫
高昇[右足切断]【ホワイトボードとマジック】 &波才【浴衣10着、大工道具、杖】
※波才のみ臨戦態勢。
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※黄巾党残党を一時無視、まずは劇団と馬騰を追いました
↑ ↑
許 夏
↑
禅
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz←星のカーテン
(10レス後に消滅)
張
↓ 黄
劇
↓ 馬一族
↓
馬一族に劇団を追う張[合β]、その速さはもはや人の物ではなかった。
その速さに捕まったら確実に訪れる「死」。そのプレッシャーに負け負傷していた荀正が転倒した。
そんな荀正に向かって張[合β]は何の躊躇も無くクレイモアを振り下ろした。
当然荀正は真っ二つになる物かと思われたが、張[合β]の体に竹竿が刺さりそれを阻止した。
袁術「馬鹿が!何をグズグズしておるのじゃ、はよいけい!!!」
そういいながら荀正が起き上がるのを見るのと同時に逃げ出す袁術だったが、その頑張りは無駄に終わる。
張[合β]は持っていた鎌を袁術にむけて投げつける。
しかしその鎌は袁術の幸運か荀正の不幸か、袁術を避けるように荀正の後頭部に刺さる。
数秒前に殺される所を助けられた荀正はどういう気持ちで死んだのか?
そんな事はどうでも良かった、ただ先程から観客を殺され今度は仲間を殺された。
この事実だけで袁術がキレルのには充分だった。
袁術「許さんぞ貴様…さっきから何人も殺しやがって…」
そう言い放つ袁術の周りの砂は浮き上がり、袁術の髪の毛は逆立ちその色は金色に染まっていく。
怯えながらもその袁術に向ってクレイモアを振り下ろす張[合β]だったが袁術は素手で受け止め
力を入れる。するとクレイモアは音を立てて崩れ去る。
そしてそのまま驚く張[合β]に向ってボディーブローを叩き込んだ。
村正の修復が間に合わない程の打撃、張[合β]は口から血を吐いたが村正を構え直すが
目の前に袁術の姿は無い。何処へ言った?という間もなく袁術は背後から殴り飛ばす。
袁術「これは貴様が奪い続けた命の分!」
さらに倒れたままの張[合β]に向ってとび蹴りを食らわせ叫ぶ
袁術「これは貴様に殺された客の分!」
続いて無理やり張[合β]を起こし頭突きを食らわせて叫ぶ
袁術「これは鎌を投げられ無残に殺された荀正の分!」
最後に張[合β]を放り投げもうまともに動けず命乞いをする張[合β]に向かい、袁術は気を溜めて叫ぶ。
袁術「そしてこれが貴様に全てを奪われたこの俺の痛みだーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
そして袁術の放ったカメハメ波は張[合β]を村正ごと消し去った。
袁術「今度はこういった感じの劇を…」
他五人「それどころはないでしょ!」
≪暴走逃れて劇団作り/6名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※臨戦態勢のまま、トンネル方面へと撤退。
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※劇団と馬騰を追っています
↑ ↑
許 夏
↑
禅
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz←星のカーテン
(10レス後に消滅)
黄
張
↓
劇
↓ 馬一族
↓
342 :
無名武将@お腹せっぷく:03/07/30 19:37
s
殺戮者の出現以来、左慈は不愉快な額の疼きに襲われていた。
全身に纏ったどす黒い気。あれはおよそ生身の人間に発することの出来る類のものではなかった。
殺気。否、妖気と形容するのが正しいそれは、吹き上がる蒸気の様に張コウの右手から絶え間なく
噴出されている。
これが殺気や闘気といったものならば、或いは馬超や紀霊にも視認が可能であったろう。しかし、
性質の全く異なる「妖気」を感じることの出来る者は、同じく「人外の物」である左慈以外には
存在しなかった。
感情の一切を失くしたような、妙に表情に乏しい顔で殺戮者は迫る。
この男には以前も追われたことがある。仙人として人間を遥かに凌駕する術を身に付けた左慈とて
この男と斬り結んで無事でいられる自信はなかった。しかし、逃げきれる自信はある。いざとなれば
雲に乗って己ひとりでこの場を離脱することも出来るのだ。そう、己ひとりなら――
突然、左慈がその足を止めた。
この緊急事態に何を―― ? 袁術がそう言葉を発しようと口を尖らせたその瞬間、左慈は逆走を
始めていた。逆走。つまり張コウの元へ駆け出したのである。
左慈の奇異な行動に気が付いているのは袁術以外に誰もいなかった。皆、逃げるのに必死で後ろを
振り返っている暇などないのだ。袁術は何度もつんのめりそうになりながら、小さくなっていく左慈の
背中を見送った。「生きろ」。不意に頭の中でそんな声が聞こえたような気がした。
「どうシタ? 逃げルのガ苦シくて楽にナリたクなっタカ?」
行く手を塞ぐ風采の上がらない老人を前に、張コウは嘲弄を投げかけた。
「お主にはここで留まってもらう」
「笑止ナ。ソの細腕デ一体ナニが出来ルと言ウ?」
「二度は言わん。留まってもらうぞ。……永遠にだ」
なおも嘲弄の色を浮かべる張コウの目に、信じ難い光景が映った。吹けば倒れそうな痩せ細った老人の
体躯から、自らと同質の気が溢れ出したのである。その目からみるみるうちに嘲弄の色が消えていく。
「ジジイ……。貴様、何者ダ……?」
「お主と同じじゃよ。我も人外の物だッ!」
次の瞬間、張コウの躰は宙に舞っていた。油断していた彼の懐に一瞬で飛び込んだ左慈の発勁が、喉元
に炸裂したのである。
数本 木を薙ぎ倒しながら吹っ飛んだ張コウは、ひときわ大きな木に激しく躰を叩きつけられたところで
ようやく空の旅を終えた。地面に落下したとき、彼の首はあり得ない方向に曲がっていた。
左慈は肩で大きく息をした。しかし、その目に安心や油断といったものは見られない。必殺の発勁。
それを急所である喉元に喰らわせたにも拘わらず。
……ゴギッ。
怖気を誘うような嫌な音ともに、動けるはずのない「それ」は立ち上がった。首はまだ後方に曲がった
ままである。躰と正反対に向いた首が稼動範囲を超えて元に戻る。そこからは何本か骨が突き出していた
が、そんなものはまるで無視して―― 。
「……痛ぇナ、ジジイ。楽ニは殺しテやランぞ……」
刀が握られた右手からは、燃え上がらんばかりの妖気が噴き出していた。
≪暴走逃れて劇団作り/5名≫→左慈が離脱。ピンユニットに。
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※臨戦態勢のまま、トンネル方面へと撤退。袁術以外に左慈の離脱に気付いている者はいません。
@左慈【ミネラルウォーターの容器、眉尖鋼刀、大工セット、太い針】
※劇団を逃がすつもりです。
VS
@張[合β]【クレイモア、鎌、妖刀村正】
※劇団と馬騰を追っています。先ずは左慈を血祭りにあげるつもりです。
※星のカーテンは消滅。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
突如現れた化け物から逃げるべく、許昌と孫峻の二人は後ろを見ずに無我夢中で走り続けていた。
無論星のカーテンの存在などは知るべくもない。
そしてどのくらい走っただろうか。…ふと気付いた時には、彼らの足元に地面はなかった。
「「え!?」」
空中で一瞬顔を見合わせると、そのまま下の海へと落ちていく二人。
「うわぁぁぁぁぁ助けてくれぇ!!」「また流れるのか…」
焦る許昌と達観している孫峻。
彼らは海流に乗り、益州から交州方面へ流される事となった。
≪逃亡者/2名≫
許昌【謎の本、フロッピー1枚】&孫峻【なし】
※海に落ちました。海流に乗って益、交州方面へ流されます。
>>420までに動きがなければ死亡。
状況は曹操達にとって絶望的に見えた。
不惑の二人に対して、戦闘力を持っているのは顔良一人に近い。
しかも、何故か穴から這い上がって来ない張[合β]にも警戒する必要があった。
荀家二人を見張り兼許[ネ`者]の手当てに残し、待機隊と袁紹は城の外へ駆け出す。
「死なせる…わけには………いかねえぞぉっ」
マントを裂いてなんとか止血を試みようとする荀攸を突き飛ばし、許[ネ`者]は斬鉄剣を腹部に差したままその後を追った。
「虎痴どのっ!!」
許[ネ`者]を押し止めようと、慌てて二荀も走り出す。
呂布の方天画戟を受け止めた顔良は、その後も何とか斬撃を防ぐことに成功していた。
しかしそれも防戦一方に徹してのこと、このままでは程なく討ち取られてしまうことは、自分が一番知っている。
高順に対しては文醜が応戦していたが、顔良より先に限界が来ることは目に見えている。
後退する機を窺いつつ、顔良はじりじりと焦っていた。
「顔良!文醜!大丈夫か!?」
そんな最中、袁紹の声が耳に届く。
隙を見せれば呂布に切り伏せられることは分かり切っていたので、振り返らないが。
(あの方は…我々を捨てて逃げて下さればまだしも…!)
袁紹を守りつつ戦うことなど出来る筈がない。
いっそ今自分が死ねば、袁紹達は諦めて退却してくれるだろうか…?
「顔良!お前だけでも逃げろ!」
文醜の叫びが、その思考を断ち切る。
「くっ…」
そして、くないが呂布に向って飛来した。呂布はそれを防弾盾で弾き返す。
自分への気が逸れた一瞬の隙を見逃さず、顔良は大きくその場から飛び退くと、袁紹の元に向って走り出した。
背後で文醜の断末魔が聞こえたが、……振り向かない。
「ふん…猪口才な」
呂布はちらと視線を横に向けた。倒れ伏す文醜と、血刀を下げた高順。
「追いますか」
「いや、あっちの方が面白そうだ」
高順が促されるまま南を向けば、古錠刀を構えた関羽と、複雑な表情の張遼がこちらを見詰めている。
「俺と敵対するか、張遼……」
返答の代わりに、張遼は山田戟を振り上げ、臨戦態勢を取った。
夜明けの光を弾いて、刃がきらりと光る。
【文醜 死亡確認】
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット、アサルトライフル】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&荀攸【マント、いろいろなガム一年分(残り341個)】&程c【日本刀】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】&顔良【刀、ファインセラミックス包丁】
※合流しました。探索隊の援護に回るつもりです。瀕死の許[ネ`者]は暴走気味です。
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
※ターゲットを探索隊に変えました。
vs
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
&張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
※戦る気です。待機隊の安全が目的。
@赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
※まだ穴の中です。
――夜明けの光の中で、郭嘉の眼前で許昌は廃墟としての姿を見せていた。
本来の都市はとっくに燃え尽き、現在中心として機能しているのは郊外の砦だったのだが、ずっと徐州にいた郭嘉は知るはずもない。
「これは……誤算だったな」
目的を見失い、立ち尽くす郭嘉。
しかし注意深く観察する目は、一人の人間の姿を捉えた。
「あれは劉備?」
郭嘉の存在には気付かず、廃墟と化した許昌の町並みも眼に映っていないのか、やけに確信に満ちた足取りで郊外への道を辿っている。
あちらには確か砦があったはず……、行ってみるのも悪くないか。
瞬時に判断を下すと、郭嘉は劉備を尾行し始めた。
……そんな彼らの他にも、続々と許昌に近付く面々がいる。
@劉備【無し】
※もうすぐ砦に到着します。
@郭嘉【レミントンM31、軍用ナイフ】
※劉備を尾行中。
@公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー、スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ(テープレコーダー。上書き可)】
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
@禰衡【携帯地雷14個、呼び笛、ワルサーPP】
≪少年リョウと少年シバイ/5名≫
月英【なし】&司馬懿【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
&王平【読めない説明書、ワルサーP5】
※何事もなければ、公→医→禰→少の順番で許昌に到着します。
(ダメじゃな…これはおそらく、勝てんわい)
眉尖鋼刀で器用に斬撃を受けながら、諸所に傷を受けた左慈はそう思っていた。
切り札の発勁も使い尽くした。僅かな望みを賭けて投擲した、仙気を込めた太い針も敵の肩を抉っただけ。
それすらももうほとんど回復してしまっている。
「くっクっく……そろそロ手詰まりか?しカし分からンな。あんな雑魚どモを庇って俺と戦うトはな」
張[合β]が楽しげに呟く。黒い瘴気は留まるところを知らないかのように湧き出し続けていた。
「ふん。わしはあいつらが気に入っただけじゃよ。確かに強い連中とは言い難いが、仙人のわしを惹きつける魅力はあった」
何かを覚悟したのだろうか。左慈は眉尖鋼刀を風車のように回旋させ始める。
(こやつの回復力…これを封じねば袁術達や馬騰達の少なくとも半分以上は殺される。ならばせめて…)
回り続ける眉尖鋼刀に、いつしか白い光が纏われ始める。その光に、張[合β]は僅かにたじろいだ。
「じじイ…何をする気ダ?」
「決まっとるじゃろう。…我、全ての仙気と命を代価として、その邪なる者の妖気を中和せん…」
何やら呪文のようなものを口走りながら、左慈は光り輝く眉尖鋼刀を構えて走り出す。
「受けよ…この烏角こと、左慈の最大の秘技を」
「ちッ…そンな脅しに乗るト思ったか!!」
同じく走り出す張[合β]。二刀流を煌かせ、必殺の間合いまで近づく。
暗黒の瘴気と、輝く光。その二つが交差し、爆発音のような大きな音が辺りに響いた。
「こ…コ、こレは一体?」
張[合β]の腹には、深々と刃が突き刺さっては…いない。しかし、何かが吸い取られるような感覚を覚えた。
一方の左慈は、脇腹と胸にざっくりと刀がめり込んでいる。間違いなく致命傷だった。
(これは助からんな。…袁術、後は自力で何とか生き残ってみい。…楽しかったぞ)
一方、何か違和感を感じる張[合β]に、左慈が血を吐きながら笑う。
「貴様のその回復能力を半減させてもらった…。不老気功術の応用で、その猛々しい新陳代謝を弱めたんじゃよ。次からは戦うときはせいぜい気をつけるんじゃな」
最後ににやりと笑い、左慈はがっくりとその頭を垂れた。
「な…何だト?…オノレぇ…」
張[合β]…そして村正にもその異変は感知できた。実際に回復力が半減しているのである。
「クソ!くそウ!…おおオおオオおお!!」
身体にまとわり付いた白い仙気はそうそう消えてくれそうもない。腹立ち紛れに左慈の亡骸を切り刻むと、馬騰らを追って走り出した。
戦闘能力は変化がない。ただ、再生・回復能力が常人の数倍程度まで落ちただけ。さほど問題ではないはずである。
「陛下、なかなか開きません!」「だめだ、開けるの難しいYO!」
一方馬騰らと劇団は、旧居酒屋のそばにあったトンネルを発見していた。しかし、張[合β]が仕掛けたちょっとした封印がなされており、簡単には地下への扉は開かない。
殺気の塊が、近づきつつあった。
「左慈……」
袁術は、白と黒の爆発が起こった方をじっと見ていた。
【左慈 死亡確認】
@張[合β][再生力半減]【クレイモア、鎌、妖刀村正、眉尖鋼刀、大工セット】
※太い針は放置。再生力半減状態は50〜60レス(リスト抜き)程度続く模様。劇団を追撃。
≪暴走逃れて劇団作り/5名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、太い針】&紀霊【三尖刀、トランペット】 &梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※馬騰らとともにトンネルの入り口を開こうとしています。
釣りバカ日誌の二人は、音のしていた所のすぐ側まで来ていた。
「何でしょうね、これ」「さあ?釣りには関係なさそうだな」
幸運にも今まで乗り気の相手と戦っていなかった彼ら。しかし、その彼らにも「敵」が現れる。
見えない敵…曹洪は、正確に銃の引き金を引いていた。
「ぐあ゛っ……?」
銃声。迷当大王ががっくりと膝をつく。その口からは血が滴っていた。
しかし、彼らはまだ「敵」を捉えてはいない。
「悪いが、じっくり狩らせてもらうで…。周囲も騒がしゅうなってきたからな」
先程の事もあってか、警戒を怠らない曹洪だった。
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王[腹部銃創]【各種調味料】
※曹洪の位置に気付いていません。
vs
@曹洪【菊一文字、HKVP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコと野菜少し、懐中電灯】
※警戒しつつじっくりと狩る模様。
※
>>355までの放送です。
〜パーティーの部〜
≪劇団捜索隊/2名≫
夏侯和【鋼鉄の剣(ぼろぼろ)】&夏侯威[腹部致命傷]【なし】
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶[左腿矢瘡]【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
≪蜀命と二代目丞相/3名≫
蒋[王苑]【M16アサルトライフル、ノートパソコンとプリンター、花火袋(マッチ付き)】
&向朗(左腕かすり傷)【ノート型パソコン、ディフェンダー45口径、蛇腹剣】
&向寵【青[金エ]の剣、弓、矢12本】
≪ぶらり旅とウミネコ団/6名≫
甘寧【玉爾、サブマシンガン、大刀《覇海》】&関索【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】
&大喬【おいしい粉末ココア(1袋)、救急箱、釘バット、ロングソード+2、華佗の医術メモ】
&貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[矢傷完治]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
≪黄巾党残党/2名≫
高昇[右足切断]【ホワイトボードとマジック】 &波才【浴衣10着、大工道具、杖】
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×8、盾】
&簡擁[こめかみ出血、左肩矢瘡]【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
≪居酒屋王朗/2名≫
盧植【アウトドアの本、割れたビール瓶】&周倉【調味料、トランシーバー】
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
≪馬騰's バンド with 劉理/6名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】
&馬鉄【バッテリー、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】&馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】
&馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
≪少年リョウと少年シバイ/5名≫
月英【なし】&司馬懿【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
&王平【読めない説明書、ワルサーP5】
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿
≪陳泰と魔法のランプ/4名≫
陳泰【魔法のランプ(残り9本)、三節棍、ゾリンゲンカード6枚】&王双【正宗、手製流星鎚、スキーセット、3人分服】
&[赤β]昭【FA−MAS、竹槍、コルトガバメント(弾残りわずか)】&朱讃【防弾スーツ、十字槍、ダイナマイト】
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡、CDラジカセ】
&臧覇【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット、アサルトライフル】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&荀攸【マント、いろいろなガム一年分(残り341個)】&程c【日本刀】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】&顔良【刀、ファインセラミックス包丁】
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
&張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
≪逃亡者/2名≫
許昌【謎の本、フロッピー1枚】&孫峻【なし】
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王[腹部銃創]【各種調味料】
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[火傷・重体]【なし】&丁奉[軽い火傷]【双剣の片方】
≪暴走逃れて劇団作り/5名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&紀霊【三尖刀、トランペット】
&梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
≪スタンプ捜索隊/2名≫
文聘[軽傷]【スタンプ帳(残りスタンプ1)、エストック】&王氏【拡声器、警棒、食べられる野草図鑑】
≪医師と従者/2名≫
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循[貧血]【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
≪危険な二人/2名≫
蔡文姫【望遠鏡、バードコール、ロープ】&魯粛【薙刀】
以上、27チーム、83名 生存確認
〜ピンユニットの部〜
@黄権【マウンテンバイク】
@郭嘉【レミントンM31、軍用ナイフ】
@夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン1か月分、非加熱製剤、カシナートの剣】
@禰衡【携帯地雷14個、呼び笛、ワルサーPP】
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×10)】
@公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー、スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ(テープレコーダー。上書き可)】
@周瑜[脇腹負傷(手当て済)・昏睡・スキー板に縛り付けられています]【ブーメラン】
@赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコと野菜少し、懐中電灯】
@張[合β][再生力半減]【クレイモア、鎌、妖刀村正、眉尖鋼刀、大工セット】
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、張梁の首】
@程遠志[右足被弾・軽傷]【なし】
@劉禅【銃(弾無し)、魔法のタロットカード(14枚)】
@劉備【無し】
@凌統【探知機、犬の母子】
(@鷹【竹槍】)
以上、15名(14名+1頭)生存確認 合計生存者98名(97+1頭)
《ア行》阿会喃、伊籍、于禁、于毒、越吉元帥、袁熙、袁尚、袁譚、袁夫人、王允、王楷、黄皓、王抗、王子服、王植、王忠、☆王方、王累、☆王朗
《カ行》[萠リ]越、何晏、賈充、何儀、賈[言羽]、郭、楽就、郭循、楽進、郭図、郭攸之、夏侯恩、夏侯恵、夏侯尚、夏侯惇、夏侯覇、
夏侯楙、☆何進、軻比能、華雄、菅亥、関興、韓遂、韓暹、☆韓忠、韓当、韓徳、韓馥、関平、韓猛、魏延、牛金、牛輔、橋ズイ、許、
金環三結、虞翻、刑道栄、厳o、厳政、厳白虎、呉懿、黄蓋、麹義 黄叙、高翔、黄祖、公孫淵、公孫度、黄忠、孔チュウ[イ由]、孔融、
高覧、呉綱、胡車児、呉子蘭、兀突骨、呉班、皇甫嵩、呉蘭
《サ行》蔡仲、蔡夫人、蔡瑁、蔡和、蔡ヨウ、サク融、☆左慈、士仁、司馬炎、司馬師、司馬昭、周泰、周善、周魴、朱熹、朱桓、朱拠、
朱治、朱儁、朱然、朱褒、朱霊、淳于瓊、鍾会、蒋幹、昌キ、蒋欽、鍾ヨウ、徐栄、諸葛均、徐盛、甄姚、審配、辛評、鄒氏、成宜、成廉、
全j、曹叡、宋果、曹休、曹純、曹植、曹真、曹仁、曹性、曹爽、曹丕、曹豹、祖茂、祖郎、孫桓、孫堅、孫権、孫策、孫翊、
孫尚香、☆孫仲、孫魯班
《タ行》太史慈、朶思大王、張允、趙雲、☆張衛、張燕、張角、張疑、張勲、趙月、趙弘、張紘、趙昂、張済、張松、張譲、張任、
張超、趙統、張バク、張布、張苞、張楊、張翼、張梁、☆張魯、陳応、陳羣、陳宮、陳式、陳就、陳生、陳登、陳到、陳琳、程銀、丁原、
程普、☆典韋、田豊、典満、董允、滕胤、杜遠、[登β]艾、董厥、陶謙、董襲、董昭、董承、董卓、董茶那、董旻、ケ茂、董和、杜預
《ナ行》
《ハ行》馬元義、馬謖、馬忠、馬良、費イ、糜竺、麋芳、武安国、[イ専][丹≡](フトウ)、文欽、☆文醜、逢紀、鮑信、法正
《マ行》満寵、孟獲、孟達
《ヤ行》楊懐、羊[示古]、楊柏、楊秋、楊修
《ラ行》雷諸、雷銅、雷薄、李[イ寉]、李楽、陸延、陸凱、陸抗、陸績、陸遜、李厳、李儒、李粛、李通、李典、李豊、李蒙、柳隠、
劉永、劉淵、劉焉、劉[王奇]、劉協、劉宏(霊帝)、劉璋、劉j、劉岱、劉度、劉巴、劉表、劉弁、劉封、劉曄、呂翔、呂常、呂伯奢、
呂範、呂蒙、路昭
《ワ行》
☆印は新しく死んだ武将
以上、253名死亡確認
98名の生存を確認、253名の死亡を確認
〔全登場者:現在351名〕
※現在禁止エリア:司州、青州、涼州、益州、幽州、荊州、ヘイ州、冀州
※首輪の盗聴システム:現在名前が「は」「り」で始まる武将の首輪は盗聴機能を停止しています。
※タイムテーブル:ただいま「朝〜昼?」です。
放送塔から、今となっては聞き慣れた音が聞こえてくる。禍々しい声だ。
皆が思っているだろう。この声の主は誰なのだろうか、と。
その声は、愉快そうに死亡者の名前をあげたあと、こう言った。
謎の声「え〜、最後に。今回は禁止エリアで死んだものはいなかった。皆に情報が伝達されていたようで、
こちらとしてもうれしい限りだ。さらに、そろそろ全体の6割5分が死んだ事になる。
皆、より気を引き締めて殺しあってくれ。健闘を祈る。」
方悦「保守です〜」
王匡「あああああ・・・鷹君帰って来てー」
鹿「ピーヒョロロ・・・」
王匡「おおっお前も心配してくれるか」
方悦「(それは鳶の声なのでは・・・ていうか何故そう思う?)」
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿
※鷹が帰ってくるのを待っています
左慈の死の波紋は意外なところにも影響を及ぼしていた。
徐州は下〔丕β〕郡、徐県。陳泰一行は今後の方針を巡って意見を交わしている最中であった。
「……徐晃将軍たちと経過を報告し合う意味合いも兼ねて、ここは一旦許昌に戻るべきではなかろうか?」
慎重策を提示する陳泰に真っ向から反対したのは[赤β]昭である。
「それは消極的に過ぎるのではありますまいか? 我らは今、徐州南部にいるのですぞ。揚州までは
目と鼻の先です。聡明な陳泰殿ならばこの先は言わずとも分かると存じますが?」
「某もそう思います。我らは囮を手に入れておるのです。これを有効に利用しない手はないかと」
「朱讃殿の言う通りです。我らがここに至るまで他の参加者に一切会わなかったことをお忘れですか?
ここで囮を拾ったことは天意です。それに背いては機会を永遠に失うことになりましょう」
「ううむ……。しかし、一度は合流する必要はないでしょうか? 如何に多く優秀な者の体毛を集めた
とて、これがなければそれも只のゴミですぞ?」
「陳泰殿。それは希望的観測と言うものです。よろしいか? ここは戦場ですぞ。戦場に於いてそれは
最も忌むべきものです。攻撃は最大の防御と言うではありませんか。攻めの気概を失って守りに転ずれば
我らに生きる道は残されておりませんぞ」
慎重策を唱える陳泰に、あくまでも積極策を譲らない[赤β]昭。次第に熱を帯びる議論に、彼らは
我を忘れていた。
その時である。突如、脳天を割られた朱讃が鮮血を吹き上げながら前のめりに倒れた。その赤は
大地を染める雪の白に、鮮やかなまでの大輪の花を咲かせた。
「何だとっ!?」
事態を呑み込めず狼狽する[赤β]昭。その胸に三つの傷が刻まれる。諸葛孔明の侵攻を頑として
寄せ付けなかった希代の名将は、あまりにも呆気なく死を受容することになった。
この集団にとって不運だったのは、武の要である王双が白熱する議論を避け、その輪からかなりの
距離を置いていたことである。
異変に気付いた王双は、独り膝を抱えていた岩場から急行しようとするものの、降り積もった新雪に
足を取られて思うように距離を縮められずにいた。その動きは案山子を彷彿とさせるほど鈍重であった。
[赤β]昭の武器を素早く物色した襲撃者は、ザックからコルトガバメントを抜き出すと続けざまに
三発、案山子に向けて発射した。弾丸は、正確にその額と胸を貫通した。
この間、およそ二分。恐ろしいまでの早業であった。
「……あ……あ……」
声にならない声をあげる陳泰。その眉間にはコルトガバメントの照準がピタリと合わせられている。
「……まだまだ甘いな。この世界で情けなど死を招くだけに過ぎぬ……」
その言葉を裏付けるように、襲撃者の眼光は冷徹そのものだった。
氷像のように端正な顔立ち。そう評された「美周郎」の顔貌は、その肌の白さも手伝って言い知れぬ
ほどの冷気を放っていた。
【朱讃 [赤β]昭 王双 死亡確認】
≪陳泰と魔法のランプ≫→消滅。陳泰 ピンユニットに。
@陳泰【魔法のランプ(残り9本)、三節棍、ゾリンゲンカード6枚】
※生殺与奪の一切を周瑜に握られています。
@周瑜[脇腹負傷(手当て済)]【ブーメラン、コルトガバメント(弾残りわずか)、三尖刀】
※左慈の死により三尖刀を奪還。それにより緊縛を解いた模様。
※陳泰らの会話により、魔法のランプの存在を確認しています。ただし、詳細は知らない模様。
※正宗、手製流星鎚、スキーセット、3人分服、FA−MAS、竹槍、防弾スーツ、十字槍、
ダイナマイト はその場に放置されている状態です。
≪暴走逃れて劇団作り/5名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、、太い針】&紀霊【トランペット】
&梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※紀霊の所持アイテムから三尖刀が消えます。
―――ここは豫州
死亡者放送を聞いて、人知れず大きなため息をつく男たちが二人。
そのうちの片方―盧植は目を袖で拭って再びアウトドアの本を片手に足元に目を落とした。
戦闘を避けたいものにとって、このバトルロワイアルで重要な事は「警戒と食料調達」である。
幸い、ここまで誰にも会わなかった。食料も今拾っている野草で一日は持つはずだ。
「にしても、皆さんどうやって食料を調達してるんでしょうね。」盧植は小声でつぶやく。
「誰かを殺して食料を奪っているのでしょうな。支給武器が食料な人も少なくは無いでしょうし・・・」
空を見上げた後、もう一人―周倉は憎憎しげにつぶやいた。盧植とは違い彼は王朗の死に
あまり動揺していないように見えた。「強いな。」そう盧植は思った。
目の前から誰かが走る音が聞こえる。咄嗟に二人は木の陰に隠れて様子をうかがう。
目の前の集団は目の前で立ち止まり、後ろを振り返っている。一人は騒いでいる。
「あれは・・・張飛?!」 思わず二人で同じ言葉を発してしまう。勿論相手には聞こえない
ほどの小声ではあるのだが。顔を見合わせて再びそちらの方へ目を向けると、
今度は見覚えのある集団が追いかけてきた。
「てめぇら、ぶった切ってやる!」
張飛が怒鳴る。対する徐晃も自らの獲物を構えている。場の雰囲気が段々と変わっていくのが
誰にもわかったであろう。周倉たちは頷き合う。もう言葉は要らない。
自分たちの目の前には、盧植にとっては教え子の義弟であり、共に戦にも出た人間、そして
周倉にとっては関羽の義弟という、仲間以上の存在、がいる。そして張飛と対陣しているのは
自分たちの仲間を襲撃した相手である。周倉は足元の手ごろな石を握り締める。
自分たちにはまともな武器など無い。だが・・・
「せめて子供たちだけとは斬り死にするまでよ・・・」
深呼吸のあと、心の中で周倉はつぶやいた。
遠くでその様子をも傍観している男がいることには、まだ誰も気付いていない。
≪居酒屋王朗/2名≫
盧植【アウトドアの本、割れたビール瓶】&周倉【調味料、トランシーバー】
※狙うは曹沖と夏侯栄です。
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修)】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
※≪豪胆コンビ≫に追いつきました。
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×8、盾】&簡擁[こめかみ出血、左肩矢瘡]【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
※≪2人の天才児とその護衛≫と対陣。戦う気です。
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、 CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×10)】
※全員に気付いています。しばらくは静観するつもりです。
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶[左腿矢瘡]【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
本来なら、その地は永遠に広がっているかのような、雄大な大地があるはずだった。
しかし、今目の前に広がるのは、永遠に続くかのような、広大な海である。
どこかから聞こえる耳障りな放送。
それがちょうど終わったそのとき、彼の腕の中で、彼の肉親は息を引き取った。
苦しみの果てに逝ったその者の顔は、決して穏やかとは言いがたかった。
「兄者・・・」
どんどん冷たく、硬くなってゆく死者の手を、夏侯和は震えながら、硬く握り締めていた。
その目には、涙無く。
「これからどうするつもりだ?」
不意に投げかけられた声。
夏侯和は振り向く。
そこにいるのは己を救ってくれた者。
そして兄と、仲間達を救ってくれなかった者。
「兄の、仲間達の仇を討つ」
それだけを、夏侯和は言った。
劉禅は止めない。
個人の自由だ、とだけ言う。
「あんたこそ、どうするつもりだ?」
劉禅はそっと膝をつき、岸壁から身を乗り出して、真下にある波しぶきを見つめた。
「逃げる。待っていてくれる人達がいるから・・・」
「・・・海を行くつもりか?確かに、あの怪物を出し抜いて南の隠し通路を使うより懸命だが・・・」
危険には変わりない。
だが、劉禅は笑っていた。
「逃げるならここを通るしかない。南に活路は無いよ。
勘だけど・・・。あの本の情報は、信用ならないと思う」
彼等は別れる。
互いの名前も知らぬまま。
一人は生へ、一人は死へ。
「ちょっと待てよ」
劉禅は一度だけ、夏侯和を呼び止めた。
手に、残り14枚となったタロットカードを構える。
「そのぼろぼろの剣じゃ、満足に戦うことも出来ないだろ。一枚だけ、引いてみろよ」
夏侯和は素直に従った。
彼の優しさがありがたかった。
引いたカードは『ジャスティス』
悪をはかり、裁くカード。
一瞬、女神の微笑が脳裏をよぎり、それが消えると、一振りの剣が地面に刺さっていた。
銀色に輝く、天秤をあしらった、正義の剣。
握ってみると、それはとてもしっくりきた。
「ありがたくもらっておく」
「ああ、武運を願っている」
劉禅は海へ、夏侯和は死地へ、それぞれ身を躍らせた。
【夏侯威 死亡確認】
≪劇団捜索隊≫→消滅
@夏侯和【鋼鉄の剣(ぼろぼろ)、正義の剣】
※ピンユニット化。
仇を討つため南下。
@劉禅【銃(弾無し)、魔法のタロットカード(13枚)】
※「ジャスティス」使用
海へ飛び込みました。
海流に乗って益、交州方面へ流されます。
はやく 援護は
\治療/ \いいから/ |〜〜〜〜〜〜| みんなで呂布に
しろ! 逃げようぜ \ふふーん/ | 許昌待機隊..||\ つくってのはどう?
| ┳━┳ || ∨ ̄ ̄ ̄ ̄
〜〜〜〜〜〜||..∧ ∧
..∧∧ .∧∧ ∧∧ .∧∧ .∧∧ ∧∧ ||..(,,゚Д゚)
(,,・-・) (,,・-・) ..(,,・-・) (,,・-・) .(,,・-・) ..(,,・-・) .|||つ┳━┳
(つ┳━┳ (つ┳━┳ (つ┳━┳ (つ┳━┳ (つ┳━┳ (つ┳━┳ (| |
U..U ..U..U .U..U ..U..U U..U U..U U..U
キョチョ ジュンイク ガンリョウ エンショウ テイイク ジュンユウ ソウソウ
すまんスルーしてくれ・・・370は
盧植と周倉は知らなかった。否、知らなさすぎた。
曹沖と夏侯栄があの時妖気でおかしくなっていたことも。彼らが常人を超えた天才児であることも。
そして、彼らが徐晃の教えにより、甘さを捨てていたことも。
「張飛よ、落ち着かれい!拙者は殺戮をしに来たのではない!」
「あぁ!?なら何をしに来たって言うんだ!」
張飛と徐晃の会話が続いている。
「拙者はお主とただ、武を競わせたくここに参上した!そして、我々はただ、脱出のため髪の毛を集めているだけだ!先程から言うように殺戮目的ではない!」
「…………急にそれを信じろってか!…例えそうだとしても…」
張飛から怒気が消えた。確かに相手が徐庶らを殺していたわけではないのは事実。徐晃から闘気は発していても殺気まで発しているわけではないのも事実。
「…信じられぬならば、拙者と刃を交えてから判断していただきたい」
徐晃は黙って戟を構える。無心の境地とも言えるそれに、張飛は小さく息を吐いた。
「わかったぜ。お前の言うとおりだったら、てめえが死んでもガキ二人は…退くんなら生かしといてやるよ。…おい憲和、邪魔すんなよ」
後は武で語らん、そう言わんばかりに張飛は武器を構えた。
盧植と周倉はそれを見届け、一見無防備な子供二人と馬の後ろへと忍び寄っていく。
一歩。また一歩。枯葉を踏みならして盧植と周倉は忍び寄る。張飛と徐晃の得物の激突音だけが辺りに響いていた。
「むんっ!」「どりゃああ!!」
すぐに決着は付きそうにない。―好機。
手頃な石を構えて近寄る周倉。ビール瓶を持って曹沖を狙う廬植。あと30M強だ……。
その、瞬間だった。
「ごめんなさい。二人の…邪魔、させるわけにはいかないんです」
ポケットから導火線のついた密封試験管を取り出し、曹沖が振り向いた。
バーナーで着火し、ゆっくりとそれを放り投げる。
「トルエンと硝酸から精製した……簡易TNT炸薬」
仁を具現化したような柔和な表情。その幼さの残る顔立ちに似合わぬ冷徹な行動。その物言い。
「………曹操!?」
爆発に飲み込まれる最後の瞬間、廬植は乱世の姦雄と評された、ある男の顔を思い出した。
「廬植ーーーー!!」
爆発に飲み込まれる戦友。枯葉の踏音で気付かれたのだろうか。そう思った時には、周倉の胸も龍の牙に貫かれていた。
「悪い…。でも俺達、陳泰と合流するまで死ぬわけにはいかないんだ」
龍牙棍を構え、淡々と話す夏侯栄。うっすらとした煙の中で、周倉は歯ぎしりしながら崩れ落ちた。
全ての神経を張飛と徐晃の戦いに集中させていた簡擁やけん山組には、何が起こったか、誰が倒れたかなどわからない。
ただ、二人の少年と馬が先程と同じように戦況を見ている。それだけを確認し、再び張飛と徐晃の戦いを見始める。
二人の少年がこちらを攻撃することは絶対にない。簡擁は持ち前の勘でそう確信していた。
そして、姜維。しかし、弓を構えた彼の表情は曇っていた。
爆煙で曹沖らの周りが見えない。その事で彼は照準を変えざるを得なかったのだ。
唯一狙えそうな所には…文官風の男達が三人居た。
しばし考えた後、彼はそこを狙ってゆっくりと弓に矢をつがえた。
【廬植 周倉 死亡確認】
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修、陳宮)、トランシーバー】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
※警戒しつつ徐晃の戦いを観戦。
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×8、盾】&簡擁[こめかみ出血、左肩矢瘡]【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
※張飛は戦闘中。簡擁は見守っています。
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、 CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×10)】
※全員に気付いています。しばらくは静観するつもりですが、一応荊州けん山組に照準をあてています。
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶[左腿矢瘡]【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
※少し離れて観戦中。姜維には気付いていません。
話は少し前に戻る
トンネルの障害物を必死に退かそうとしていた袁術と馬騰たち。
しかし、思ったようにはいかず、ついに張[合β]に追い着かれてしまった。
攻撃を始めようとする張[合β]に対し、紀霊は決断を下した。
「陛下!ここを開けるのは無理です。私が時間を稼いでるうちに北へお逃げください!」
そう言うが速いが紀霊は三尖刀を持って張[合β]に踊りかかった。
一撃を軽く受け止める張[合β]。
その反撃を紀霊が受け止めた。
はずだった
突如、三尖刀は煙のように消え、張[合β]の妖刀は紀霊を頭から切り裂いた。
――なぜ…こんな時に…。
それが左慈の死によるものだということを紀霊は知らない。
「父上、ここは彼等とともに逃げるのが上策。私が囮になっている隙にお逃げください。」
その状況を見ていた馬超は父親そうに告げ、青龍偃月刀を構えた。
しかし馬騰はそれを静止する。
「待て。お前にはするべきことがあるだろう。」
「…しかし!」
「ここは父親に任せておけ。」
そう叫ぶと馬騰は斧を持ち、張[合β]へと斬りかかった。
「私もお供します!」
「私も!」
馬休と馬鉄がそれに続く
「…父上、どうかご無事で。」
馬超は劉理を抱きかかえると北に向かって走り出した。
【紀霊 死亡確認】
≪暴走逃れて劇団作り/4名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、太い針 】&梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
※トランペットは放置。北へ逃亡。
≪馬騰's バンド/3名≫
馬騰【大量の楽譜、斧】&馬休【エレキギター(アンプ内蔵)、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】
&馬鉄【バッテリー、劇の7つ道具のひとつ。!護衛セット(1人分)】
※出来るだけ時間を稼ぐつもりです
≪微妙な主従/3名≫
馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】 &馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
※北へ逃亡
@夏侯和【鋼鉄の剣(ぼろぼろ)、正義の剣】
※南下中
夏
↓
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
↑
袁 ↑
超
張
↑
騰
「あれ、なんでしょうね…?」
ここは交州。ぶらり旅とウミネコ団の一行は、流れ行く二人の男を見ていた。
「あ〜あ、あんな危険かもしれない所を流されるとは運のない奴だな、おい。警備艇まで居るのによ」
呆れ顔の甘寧がそう言った所で、不意に貂蝉が何かを紙に書き出した。それを見て、甘寧だけでなく関索や小喬達の顔色も変わる。
{この島、地区別の禁止エリアはあっても、海の外には禁止エリアは無いのでは?}
「!?」「…なるほど」「えっ?」
確かにそうだ。禁止エリアがあるのなら、空はともかく海は警護しない。…しかも、あの男達はかなり沿岸から離れた所を漂流している。
「そうか。そういうカラクリだったってわけか…よし」
甘寧がしばし黙考した後で、何やら紙に書き始める。
[警備艇を乗っ取れば、島からは脱出できるんじゃねえか?]
「!!」「そうか!」
周囲を警戒している祝融以外の3人が、あっと声をあげる。
さらに、甘寧は続けた。
[今すぐは無理かもしれない。でも、奴らが隙を見せた時…あの船や空飛ぶ船を乗っ取れれば…]
{ええ、脱出できるかもしれませんね}
流石に今すぐどうこう出来る訳ではないが、彼らにとって一つの目標が出来た。
「後は、ある程度邪魔者は蹴散らさなきゃならねーな」
マイクによく聞こえるように、甘寧が大声で言った。
一方。
「助けてくれたっていいだろうに……ブクブクブク」
「諦めようぜ相棒。まあ、いい事あるって」
流されるのには慣れた孫峻が、溺れかけの許昌にそう話しかけた。
≪ぶらり旅とウミネコ団/6名≫
甘寧【玉爾、サブマシンガン、大刀《覇海》】&関索【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】
&大喬【おいしい粉末ココア(1袋)、救急箱、釘バット、ロングソード+2、華佗の医術メモ】
&貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[矢傷完治]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
※交州でなにやら計画中。
≪逃亡者/2名≫
許昌【謎の本、フロッピー1枚】&孫峻【なし】
※流されてます。
>>430までに動きが無ければ死亡。
「ん?何だかとても美味しいところを先に言われてしまったような気がする・・・。」
「そんな事より父上、僕たちの計画をあんな人たちに本当に話すんですか?」
沮鵠が前を指差す。その先には「殿、もうすぐ建業ですぞ!」と言いながら
怪我人に肩を貸す初老の男とふらついている青年、そしてその後ろでハァハァ言いながら
必死に付いて行っている驢馬、もとい諸葛瑾。
「あんなのが頼りになるとは思えませんが・・・。」
「建業では、彼らが役に立つでしょう。それなりに私たちも好かれているみたいですし・・・」
肩を貸して欲しそうな諸葛瑾の目線に気付かない振りをしながら、小声で沮授は答えた。
「に、しても・・・」
「人が全くいませんね、父上・・・」
―十数分後、建業にて
「皆さん、これを『黙って』見て下さい。」
そう言って、沮授は2枚の地図の裏側と、今では殆どバラバラに分解され、配線が
解かるようになっている、元は陳到のものであった首輪とトランシーバーがあった。
紙には「首輪についての推察」そして「この世界から抜け出る方法の提案」という二つの
大きな文字と共に、大量の文章が書いてあった。いきなりの事ながら、真剣に読み出す面々・・・
「こ、こんな事本当に出来るのですか?」
2〜3行呼んで思わず諸葛瑾が声に出す。沮授は紙に書き足す。
『確率は6割方以上です。あとは皆さんの助力次第です。あと、トランシーバーと酷似した
部分が首輪にも存在しました。これは盗聴されている恐れがあることを意味します。重大な発言は
筆談にてお願い致します。』
建業に、少しだけ重苦しい雰囲気が漂った。
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット、トランシーバー(分解済)】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟、】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【なし】&孫登[火傷・重体]【なし】&丁奉[軽い火傷]【双剣の片方】
※計画について話し合っています
381 :
無名武将@お腹せっぷく:03/08/20 01:51
保守
自分の仲間達は全滅。
目の前には自分が太刀打ちするのは困難な強敵、周瑜。
そして自分の眉間に正確に照準を当てられた銃。
最初は恐怖心を抱いていた陳泰だが、何故か段々と感情が醒めていくのを感じていた。
髪を纏めていた布がほどけ、髪が風で乱れる。
段々と表情が消えていく陳泰を前に、周瑜は違和感を感じていた。
「………ふふっ、ふふ…ふふふ」
不意に、両手を上げたまま陳泰が冷たく笑い出す。
「……どうした?仲間の死と恐怖で頭がおかしくなったか?」
僅かに眉を動かしたものの、相変わらずの冷徹な口調で周瑜が言う。銃の狙いは微動だにしていない。
「全国に名の知られた美周郎が…こんな方法で脅しをかけるとはな。これが笑わずにいられるか」
「お前が素直に喋るのを期待しているのだが。…どこか怪我しないと分からないか?」
醒めた感情の中で、陳泰は不意に父の遺言を思いだしていた。
(軍略家や参謀は、非情であらねばならん。…お前は、人の事ばかりを気にしすぎておる。…優しすぎる男は乱世で生き残れん)
目前に迫った死と、強大な敵。それが皮肉にも陳泰の意識改革を手伝ったのだった。
(ここでは曹氏も司馬氏も陳家も魏も蜀も晋もない。…非情になるとは、何たるかがわかった気がする…)
一世代上ながら頼れる仲間達であった死体を見つめながら、陳泰は次の言葉を発する。
「周瑜。…あんたが知りたい事…いや、ランプの事か。教えてやろうじゃないか」
微かに笑いさえ含みながら、陳泰が言う。
「ほう、随分素直だな。…まあ良い。その方が余計な拷問はしなくて済むからな。…ならば話してもらおうか」
表情ひとつ変えずに周瑜が先を促す。
そこから陳泰が、ランプの事について上辺だけを話し出す。周瑜が黙って聞いていた所で、陳泰が突然低い声で話し始めた。
「時に周瑜よ。あんたも死にたいようだな」
「何っ?」
「あれ見ろよ。あの二人組、あんたと俺の方をさっきから見ているぞ?」
周瑜は迷った。相手が自分の危機と感じて言った・ただの嘘・逃亡する為の策略。
どの可能性もある。そして、3つ目の可能性が高い。
しかし、周瑜は振り返った。低木しか隠れる場所がない雪原では、そうそう逃げられない。敵は飛び道具は持っていないはず。そして、距離も離れている。
近接攻撃も飛び道具も逃亡もない。その計算があっての上だった。
「…!あいつは!」
振り返った先。なだらかな坂を降りた所には、医者を探してさまよい歩いていた趙範と韓玄。
不意に、周瑜の脳裏に記憶がフラッシュバックする。それは趙範の事だった。
荊州4郡を劉備軍が制圧していっていた208年のあの時。周瑜は元桂陽太守趙範に謀反の誘いをかけていた。
当時進駐していた趙雲を暗殺して呉軍がその後を制圧するという計略だったが、趙雲の機転のせいで失敗してしまったという内容である。
「あの時の……」
これが良く知る将や知らない将だったら結果は違っていただろう。だが、半端に知ってしまっていたのが不運だった。思い出すのに時間を食ってしまったのである。
その時、何かを踏み抜いたような音がする。
周瑜が振り返ってから時間にして約十余秒だった。周瑜が一旦視線を戻した時、陳泰の姿は消えていた。
「……何だと?」
相変わらず死体は折り重なるように倒れており、足跡は乱れたままだが、遠くまで逃げた様子はない。しかし放置された道具の幾つかが無くなっている。
「……。そうか、こいつらは穴を幾つか掘っていたのだったな」
さっきの何かを踏み抜いた音。自分が掘り出された事。突然敵の姿が消えた事。…全てが繋がっているように思えた。
無造作にFA−MASを拾うと、積もった雪の上に弾倉一つ分の弾をありったけ撃ち込む。しかし反応はない。
「反応する暇も無く死んだか?それとも…」
仮に生き延びているとしても、雪の中に潜れば急激に体温が落ちてやがて行動は不可能になる上、呼吸もできない。放っておいても死ぬのはほぼ確実だった。
「それよりも…だ」
先程の2人だ。こちらに見られているのを気付いたのか、重い足取りで遁走しようとしている。
─いや、あれが仲間を呼びにいくものであったら?
体力がまだ万全ではない自分では、多勢には勝てない。ならば、まともな武装をしていないあの二人が仲間や他の敵を呼ぶ前に倒すのが賢明だと思えた。
「余計な者共を呼ばれる前に叩かなくてはな」
弾の無くなったFA−MASを放り投げると、ダイナマイト、スキーセット、十字槍のみを手早く拾い、スキーに乗って周瑜は斜面を下っていった。
周瑜が去った約二分後。
「………ぷはぁっ」
王双の巨大な体躯の下から、二周り小柄な陳泰が姿を現した。
落とし穴の仕掛けを踏み抜いたのは囮で、彼は王双の遺体の下に潜り込んでいたのである。
「ありがとう、王双将軍。…そしてみなさん。後で必ず仇はとります」
陳泰はまだどこか醒めた表情のまま…しかし生気を感じさせる顔で三人を雪中に埋葬すると、竹槍を墓標代わりに添えて一礼する。
「……さて、非情に…なるか」
周瑜は呉の人間だ。揚州に行けば出会えるかも知れない。許昌へ戻る事も考えたが、ノルマを達成していない以上曹沖達に会わせる顔がない。
仇と髪の毛を求めて。[赤β]昭の遺体から手に入れたFA−MASの弾倉を装填すると、陳泰はただ一人で揚州東部へと向かった。
@陳泰【魔法のランプ(残り9本)、三節棍、ゾリンゲンカード6枚、正宗、手製流星鎚、FA−MAS、防弾スーツ】
※ゆっくりとした足取りで揚州東部へ。
@周瑜[脇腹負傷(手当て済)]【ブーメラン、コルトガバメント(弾残りわずか)、三尖刀、、ダイナマイト、スキーセット、十字槍】
※スキーに乗って荊州ダメ君主たちを追撃。
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
※周瑜から逃れるために雪の無い方へ北上。
揚州中部―そこに、揚州の患者を探し、救うため《医者と従者》がいた。
二人のうち若い方、すなわち劉循が口を開いた。
「先生、そう言えば先生は俺と会うまで、何処にいたんですか?」
華佗がそれに答える。
「うむ、益州や荊州などで、多くの患者を診たな。厳顔や、劉禅、王平、諸葛亮もおったな」
劉循は顔と名が一致しない者もいて、黙って聞いていたが「諸葛亮」の所で唐突に反応した。
「諸葛亮?奴は劉備達と組んでいたんですか?」
「いや、彼は厳顔らと一緒に行動しておるが、……少年の姿じゃった…。」
「え…?何故でしょうね…?何故奴だけ…?」
かつて知謀で名の知られた男である。彼がどうなっているか興味があった。
「彼だけではなく、もう一人いた。司馬仲達。魏の者で、諸葛亮と同等の知謀を持っていたと聞いたが…記憶も肉体も少年時のものじゃった。」
劉循はこちらの名はあまり知らなかったが、あの諸葛亮と同等なら、後世では名が知られてるのだろうと解釈する。
「何故か俺には分かりませんが…奴らの知謀があると都合が悪い者がいるのかもしれないですね」
「ふむ…、主催者のみが知る、といったところか。だが仮定の話を進めても仕方ないしのう」
「はい。ところで、これからどうします?俺、揚州の地理勘ありませんけど」
「ふむ…建業が近いな。呉の首都じゃが…そこへ行くか?やはり、大きな都市には人が集まるものじゃし」
「そうですね」
「決まりじゃな。行こう」
≪医師と従者/2名≫
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
※建業へ行く予定です。途中の戦闘は避けたい模様。
季節外れの雪が降り積もる峠。
常人でさえ相当の苦労を要する難所を、非力な上に雪上装備も無く
さらにそれぞれ怪我を抱えた二人がまともに進めるはずも無かった。
追撃者は着実に二人を追い詰めていた。
しかし下りではスピードを出せるものの、
体力が十分でないおかげで登りではほとんど差が縮まらない。
もどかしい。
しかしこんな雑魚相手に貴重な銃は使えない。雪崩の危険もある。
ダイナマイトは論外だ。
殺すなら近づくしかない…。
このペースだとぎりぎり追いつけそうだ。
しかしそれは邪魔が入らなかったときの話。
あと山2つ越えてしまえば建業だ。多くの人が集まっていることは容易に予想できる。
周瑜は思案していた。このまま行くべきか、退いて安全を確保すべきか…
@周瑜[脇腹負傷(手当て済)]【ブーメラン、コルトガバメント(弾残りわずか)、三尖刀、、ダイナマイト、スキーセット、十字槍】
※荊州ダメ君主たちを追撃中。若干迷いあり
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
※周瑜に追われています。建業に移動中
「文遠。どうあっても退かぬか……?」
爛々と燃える瞳の底に微かな哀調を沈めながら呂布が問う。
「……然り。人は武のみに生きるにあらず。某はそれを曹操殿の下で学びました。今更 覆り申さん」
「……確かにな。人は信念に沿ってしか動けぬ。そしてそれはオレも同じ。相容れぬものならば
ぶつかり合うは必定、か。よもや後悔はすまい。……参れ」
二人の間から言葉が消えた時、二人は二匹の獣となった。そこに人間らしい情や礼などは存在せず、
荒々しい剣戟音だけが響き渡る。ただそれは、最も原始的な意思疎通方法とも言えた。
変幻自在に繰り出される張遼の刺突。その全てを呂布は隻腕で捌き切った。攻撃の手が緩んだと
見れば、大地まで裂くような剛撃で張遼の頭蓋を狙う。冷静に斬撃の軌道を見切った張遼は、戟を
寝かせてそれを受けると、瞬時にテコの原理を応用して石突きで呂布の顎を殴り上げる。恐るべき
反射神経で身体を仰け反らせて反撃を避ける呂布。勝負は一進一退に見えた。
だが、時間が経つにつれて彼我の優劣は明らかになっていった。
張遼の攻撃は刺突一辺倒の単調なもので、それを捌く呂布には余裕すら感じられる。それは何も
戟という武器の性格に限ったものではなく、使用者の張遼自身が、薙ぐ、斬るといった戦法を意図的に
忌避するが故であった。
これには訳がある。呂布の臣下として各地を転戦した張遼は、呂布の闘い方の癖まで悉知していた。
とりわけ、戦場の華とも言える一騎討ちに関しては、その強さの秘密を知ろうと食い入るように観察
してきたのだ。だがそれは解明したところで応用の効くものではなかった。呂布の呂布たる所以。それ
は人並み外れた膂力にこそあった。
無謀にも呂布に一騎討ちを望んだ者は、二合と交えることなく戦場の露と消えた。一合目で反撃の
機会を永遠に失ってしまうからである。呂布に対して打ち込んだ者は、その斬り上げるような「受け」
で、ほぼ例外なく得物を弾き飛ばされてしまう。運良く得物を失わなかった者も、激突の衝撃で利き腕
を破壊され、為す術もなく死を受け容れる他なかった。
即ち、呂布に対しては、薙ぐ、斬るといった攻撃は自殺行為に等しい。誰よりもそのことを知る張遼
なればこそ、その攻撃は単調にならざるを得なかった。
張遼の劣勢は、固唾を飲んで見守る荀ケたちの目にも明らかだった。無論それは、同じく武人である
関羽にも痛いほど伝わってはいたが、張遼の武人としての矜持を慮るあまり、助勢に向かうのに二の足
を踏んでいた。武人がその本領を発揮できるはずの場面で、武人故に動きを縛られる皮肉に関羽は内心
歯噛みした。
しかし、曹操だけは違った。
彼は政治家であると同時に軍略家である。しばしば冷酷とも評されるその合理的思考は、何物にも
縛られることなく、故に何処までも自由である。
レーダーという絶対有利の情報を握る彼が、張コウ、それに続く呂布の襲撃という危機の連続を前に
何の策もなくただ手を拱いているはずがなかった。
「文若。あれを使うぞ。準備は出来ておるか」
予断を許さぬ戦況から目を逸らすことなく、曹操は至極冷静にそう告げた。
「……いつでも使えます。しかし丞相、よろしいのですか?」
「よろしいとは何がだ? ここでつまらぬ意地を抱いたまま死ぬことに何の意味がある? 大局を見よ。
呂布とはあくまでも局地戦でしかないのだ。我らにとっての第二の赤壁はここではない」
「……御意」
対峙する二匹の獣。その間に流れる張り詰めた空気を切り裂くように、それは飛来した。
「文遠っ!『霹靂』だ!」
背後から叫ぶ声。それは曹操のものだった。ただそれだけで全てを理解したように、張遼は不意に
身を屈め、その頭上を巨大な黒い影が物凄い速度で通過する。
崩れ落ちた城門の瓦礫。緩やかに円錐状を形作ったそれは、巨躯で知られた呂布の躰を強かに殴打
した。
―― 発石車。別名を霹靂車とも呼ぶ攻城用の投石装置。車輪などなく、焼け残った木材と荀攸のマント
に荒縄で補強しただけの簡易な造りではあったものの、その威力には目を見張るものがあった。
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット、アサルトライフル】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&荀攸【マント、いろいろなガム一年分(残り341個)】&程c【日本刀】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】&顔良【刀、ファインセラミックス包丁】
※砦には簡易発石車が備え付けられている模様。
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
※呂布はまともに瓦礫の攻撃を喰らいました。
vs
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
&張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
※張遼、関羽ともに油断はしていません。
@赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
※まだ穴の中です。
出来るだけ時間を稼ぐべく、張[合β]に攻めかかる馬騰達。
まずは小手調べと、手にした護衛セットを発動させた。
白煙とともに護衛兵が現れ、張[合β]に剣で斬りかかる。
「フン…小賢シい……」
それを見た張[合β]がうっとおしそうに村正を二閃した。ばたばたと倒れる護衛兵。
「ご武運を……」「どうか、ご無事で……」
「「「弱っ!!!」」」
呆れる三人の前に、張[合β]が高速で突っ込んでくる。まるで「こいつらは楽しめそうだ」とばかりに。
事実、彼らはよく戦った。馬騰が斧で、馬休・馬鉄は護衛兵のものだった剣で数十合応戦する。
特に馬騰は本来の腕力だけならば張[合β]と互角以上である。村正をギリギリで受け止めながら、隙あらば反撃を狙っていた。
が…息子達二人はそうもいかない。百合近くなった時、ついに馬鉄の剣が音を立てて砕けた。直後にクレイモアの斬撃が馬鉄の身体を引き裂く。
「…鉄っ!」「よくもやったな!!」
しかし、ここで一つの偶然が起こる。馬鉄のバッテリーが切り裂かれた時に、電流が張[合β]に流れ込んだのである。
「………ぐガッ…!?」
電流のせいで一瞬動きが止まる張[合β]。その瞬間を見逃さず、馬騰と馬休は両サイドから飛び掛った。
─激しい剣戟音。
馬騰はクレイモアに、馬休は張[合β]の左肩をある程度斬ったものの、村正に貫かれていた。
「…がはっ…」「…無念っ!!」
馬騰が血を吐き、馬休は致命傷だったのかそのまま意識を失う。
電流を耐え切った張[合β]。しかし二人を貫いた所で、ある事に気付いた。
馬騰からクレイモアを抜こうとしても、抜けない。どうやら筋肉で抜けるのを止めているようだった。
「……キ、貴様…」
やや焦りを感じた目で馬騰を見る張[合β]。それを見て、馬騰が満足気に呟いた。
「騎馬民族の誇りを…なめるなよ…!」
剣を突き刺され、空中に持ち上げられた状態で馬騰が張[合β]の右腕を掴む。直後、ボキリ、と鈍い音がした。
「見たか…我等は殺せても、孟起はただでは殺れんぞ。…刺し違えてでも…貴様を倒……」
村正という風が、馬騰の頭を駆け抜けた。
「オのレ…右腕はしばらく使えンか…まあイい、皆殺しダ」
身体の状態を確認すると、張[合β]は再び一陣の風となった。
【馬騰 馬鉄 馬休 死亡確認】
@張[合β][再生力半減・右腕骨折・左肩切傷]【クレイモア、鎌、妖刀村正、眉尖鋼刀、大工セット】
※再追撃。ややスピードが落ちています。右腕完全回復には約40〜50レス必要。エレキギター、大量の楽譜は放置。
「しっかりしろ高昇、頑張って逃げ切ろうぜ」
「……っ」
止血を終えた波才は、右足を失った高昇に肩を貸して歩き始めた。
よろよろとしたその足取りは遅い。
目指すは北、張[合β]が再び戻ってくる前に少しでも距離を稼ぎたい。
仲間達を次々に屠った化物の恐ろしさは身に沁みて実感している。
南へ逃げていった連中が張[合β]に敵うはずもないと思っている波才は、
気休めの気持ちで高昇を励ました。
高昇は額に汗をかきながら、それでも必死で体を動かしている。
(死んでたまるか……誰の敵も取れず……私は……!)
――突然、背後から背を押されたような圧力。
前のめりになった波才は、そのまま高昇と一緒に転んだ。
「いたたた…高昇、だいじょ……」
バランスを崩して倒れたであろう仲間を助け起こそうとした波才は、
頭を撃ち抜かれて絶命した高昇を見た。
「う、うぁ、うああああああっっ……!!」
今まで次々と仲間を殺されても、常に平常心を保っていた波才は。
最後の仲間を目の前で失い、堪らず絶叫を上げた。
……波才の叫びも、電撃ムチの一振りで途切れる。
「まぁだ生きてたのね、こいつら」
居酒屋の前を通らず長安に到着した孫観と臧覇は、自分達の作った死体を見下ろした。
「怪我をしていたけど、近くで戦闘が起こっているのかもね」
「なら、今後の方策は一つだな」
「なあに?」
「勝手に殺し合いをさせておけば、弱った生き残りを簡単に仕留められる」
「そうね、じゃあその辺の茂みに隠れましょう」
『程遠志、私の分も……』
海上を漂う許昌の懐の中で、謎の本に新たなページが加わる。
波才クエストは、こうして完結した。
【高昇、波才 死亡確認】
≪黄巾党残党≫→消滅
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡、CDラジカセ】
&臧覇【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
※近くの茂みに身を潜めています。黄巾党残党のアイテムは放置
≪逃亡者/2名≫
許昌【謎の本、フロッピー1枚】&孫峻【なし】
※流されてます。
>>450までに動きが無ければ死亡。
夏
↓
俺
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
↑
袁 ↑
超
↑
張
孫仲・・・韓忠・・・
普通俺より早く逝くか?
こんな怪我人より早く逝ってどうするんだよ、順序が違うだろ
健康体の奴等がさっさと死んで、病人が生き残る
どう考えてもおかしいじゃないか、その辺は黄巾党で言われただろ
それにだな、高昇、波才置いてきやがって高昇は気弱だし、波才は無理してるし
いっぱいいっぱいのはずだぞあいつら
「それにしてもこれで後4人か・・・悪運強いなぁ俺」
彼はいつのまにか着いた交州の南の森で、自嘲気味にそんなことをつぶやいた
そしてまた歩きながら思考を開始した
それにしてもだ、張宝様はどこにいったかだ
確信できるのはあの方はもう生きてるが生きてはいないだろう
兄弟が自分残して死んだら、生きたいのなら壊れ、死にたいのならさっさと突っ込んで死ぬからな
大分立ったが死んだと放送流れないから、多分・・・・
その時である、森を抜けそれを見たのは
「なんだあいつら?」
海上を漂う許昌達と少し遠くにいる警備艇、陸地にはそれを見てなんだか会話してる男女の人々
結構不思議そうに見える光景である、関わる気もない漂流してる二人を見て
また張宝様だけ生き残ってる時感じた嫌な予感がしたとともに
『程遠志、私の分も……』
そんな声が聞こえた気がする
@程遠志[右足被弾・軽傷]【なし】
※ぶらり旅とウミネコ団と逃亡者の近くにいます
※
>>397までの放送です。
〜パーティーの部〜
≪荊州ダメ君主たち/2名≫
韓玄[右足負傷]【対人地雷×2】&趙範[腹部重傷]【5インチFDドライブ】
≪荊州けん山組/3名≫
徐庶[左腿矢瘡]【直刀、パチンコ玉30発】&ホウ統【保存食、包丁(小)、大徳利(中身どぶろく)】
&ホウ徳公【中華包丁】
≪奥様ズ/3名≫
魯育【なし】&王美人【消火器】&劉氏【なし】
≪蜀命と二代目丞相/3名≫
蒋[王苑]【M16アサルトライフル、ノートパソコンとプリンター、花火袋(マッチ付き)】
&向朗(左腕かすり傷)【ノート型パソコン、ディフェンダー45口径、蛇腹剣】
&向寵【青[金エ]の剣、弓、矢12本】
≪ぶらり旅とウミネコ団/6名≫
甘寧【玉爾、サブマシンガン、大刀《覇海》】&関索【鉄脊蛇矛、ハリセン、銃剣付き64式小銃】
&大喬【おいしい粉末ココア(1袋)、救急箱、釘バット、ロングソード+2、華佗の医術メモ】
&貂蝉【Tiny Bee(二丁拳銃)、サバイバルナイフ】&小喬【ガスマスク、ショートソード、防弾チョッキ】
&祝融[矢傷完治]【ゾリンゲンカード×3、日本刀】
≪なかよし曹兄弟/2名≫
曹彰【綺麗なかんざし、ジャンビーヤ(短剣)】&曹熊[数箇所打撲]【蝉の抜け殻×20個、拾った棒】
≪豪胆コンビ/2名≫
張飛[掠り傷]【大金棒、斬馬刀、鉄球×8、盾】
&簡擁[こめかみ出血、左肩矢瘡]【長鎖+鉄球、ヘッケラー&コッホMP5A3サブマシンガン、鉈】
≪2人の天才児とその護衛/3名(+1頭)≫
曹沖【化学薬品一式、溶接セット(バーナー、面、耐熱上着&手袋&鋏)、ライフル、トランシーバー、厚手のフライパン、電波遮断装置、レイピア】
&夏侯栄【縄、曲刀、龍牙棍、パイソン96(弾少ない)、髪の毛(賈[言羽]、鍾会、楊修、陳宮)、トランシーバー】
&徐晃[左腕擦り傷]【保存食と水、戟、長鉄矛】&的廬
≪微妙な主従/3名≫
馬岱【両刀ナイフ、ローラーブレード】 &馬超【散弾銃、釣竿(手作り)、青龍偃月刀】
&劉理[右足怪我・手当済]【ビー球×20、チケット】
≪少年リョウと少年シバイ/5名≫
月英【なし】&司馬懿【GBアドバンス+ポケットモンスター(ルビー)】
&厳顔【鉄疾黎骨朶、携帯型製氷器】&諸葛亮【BATTLEROYAL(原作)、短剣】
&王平【読めない説明書、ワルサーP5】
≪のこぎりぎこぎこ/2名(+1頭)≫
方悦【のこぎり】&王匡【動物のえさ】&鹿
≪俺があいつで、あいつが俺で/2名≫
孫観(綺麗らしい)【劇の7つ道具のひとつ。化粧セット、デザートイーグル、鏡、CDラジカセ】
&臧覇【電撃ムチ、太陽電池シート、囲碁セット、ビニールシート】
≪不惑/2名≫
呂布[右腕喪失・左足被弾]【血塗れの木刀、ハリセン、方天画戟、防弾盾、寸鉄、ウオッカ】 &高順【和泉守兼定、グロック17】
≪許昌待機隊/7名≫
曹操【釘バット、アサルトライフル】&許[ネ`者][重傷]【三日月刀、石弓、斬鉄剣】&荀[或〃]【コルトポケット、レーダー】
&荀攸【マント、いろいろなガム一年分(残り341個)】&程c【日本刀】
&袁紹【ソーコムピストル(弾無し)、防弾チョッキ、魔法のほうき、サーベル】&顔良【刀、ファインセラミックス包丁】
≪探索隊/2名≫
関羽[左肩負傷・手当て済み]【シグ/ザウエルP228、十字手裏剣(FF7のユフィの武器)、ロープ、サバイバルナイフ、古錠刀】
&張遼[左腕負傷・手当て済み]【山田セット(山田スーツ、山田戟)、八頭身の武将はキモイ、弓(矢22本)、44マグナム(弾切れ)、マスケット銃】
≪逃亡者/2名≫
許昌【謎の本、フロッピー1枚】&孫峻【なし】
≪釣りバカ日誌/2名≫
関沢【海釣りセット】&迷当大王[腹部銃創]【各種調味料】
≪沮家とロバと末期孫呉と/6名≫
沮授【ピアノ線、スタンガン、ハルバード、ドライバーセット】
&沮鵠【サイレンサー付きライフル、催涙スプレー、項籍戟】&諸葛瑾【双剣の片方】
&諸葛恪【トランシーバー】&孫登[火傷・重体]【なし】&丁奉[軽い火傷]【双剣の片方】
≪暴走逃れて劇団作り/4名≫
袁術【尖った竹竿、カイザーナックル、太い針 】&梁剛【劇の7つ道具のひとつ。小道具セット、ナイフ】
&荀正[右肩銃創]【劇の7つ道具のひとつ。劇の衣装セット】&張昭【ピエロの鼻、水鉄砲】
≪医者を求めて三千里/2名≫
金旋[片手火傷]【ベレッタM93R】&韓浩【閃光音響手榴弾×5】
≪スタンプ捜索隊/2名≫
文聘[軽傷]【スタンプ帳(残りスタンプ1)、エストック】&王氏【拡声器、警棒、食べられる野草図鑑】
≪医師と従者/2名≫
華佗【手術器具、薬草、麻酔銃、簡易救急セット、スナイパー銃】
&劉循[貧血]【錆びた短剣、保存食少し、折り畳み式の槍、ボウガン×30】
≪危険な二人/2名≫
蔡文姫【望遠鏡、バードコール、ロープ】&魯粛【薙刀】
以上、23チーム、69名 生存確認
〜ピンユニットの部〜
@黄権【マウンテンバイク】
@郭嘉【レミントンM31、軍用ナイフ】
@夏侯淵【スノボセット、強力人工降雪機、乾パン1か月分、非加熱製剤、カシナートの剣】
@夏侯和【鋼鉄の剣(ぼろぼろ)、正義の剣】
@姜維[切り傷多数]【鉈、コルトパイソン、ジャミング装置、CD「マッキング Gold 1」、CD「T・W・O」、CD「Miki 1」、デリンジャー、弓(矢×10)】
@公孫[王贊]【本「誰でもできるパソコン」、飛刀×5、充電用バッテリー、スパークショット棒(充電済み)、キツネのぬいぐるみ(テープレコーダー。上書き可)】
@周瑜[脇腹負傷(手当て済)]【ブーメラン、コルトガバメント(弾残りわずか)、三尖刀、、ダイナマイト、スキーセット、十字槍】
@赤兎【シャドーロール、ハンマー、鎖】
@曹洪【菊一文字、HK VP70、雌雄一対の剣、野太刀、タケノコと野菜少し、懐中電灯】
@張[合β][再生力半減]【クレイモア、鎌、妖刀村正、眉尖鋼刀、大工セット】
@張宝【ナイフ、リポビタンD×10、ボウガン、カロリーメイト12個、劇の7つ道具のひとつ。火薬セット、張梁の首】
@陳泰【魔法のランプ(残り9本)、三節棍、ゾリンゲンカード6枚、正宗、手製流星鎚、FA−MAS、防弾スーツ】
@程遠志[右足被弾・軽傷]【なし】
@禰衡【携帯地雷14個、呼び笛、ワルサーPP】
@劉禅【銃(弾無し)、魔法のタロットカード(13枚)】
@劉備【無し】
@凌統【探知機、犬の母子】
(@鷹【竹槍】)
以上、17名(16名+1頭)生存確認 合計生存者86名(85+1頭)
《ア行》阿会喃、伊籍、于禁、于毒、越吉元帥、袁熙、袁尚、袁譚、袁夫人、王允、王楷、黄皓、王抗、王子服、王植、☆王双、王忠、王方、王累、王朗
《カ行》[萠リ]越、何晏、賈充、何儀、賈[言羽]、郭、楽就、郭循、☆[赤β]昭、楽進、郭図、郭攸之、☆夏侯威、夏侯恵、夏侯恩、夏侯尚、夏侯惇、夏侯覇、
夏侯楙、何進、軻比能、華雄、菅亥、関興、韓遂、韓暹、韓忠、韓当、韓徳、韓馥、関平、韓猛、魏延、☆紀霊、牛金、牛輔、橋ズイ、許、
金環三結、虞翻、刑道栄、厳o、厳政、厳白虎、呉懿、黄蓋、麹義 黄叙、☆高昇、高翔、黄祖、公孫淵、公孫度、黄忠、孔チュウ[イ由]、孔融、
高覧、呉綱、胡車児、呉子蘭、兀突骨、呉班、皇甫嵩、呉蘭
《サ行》蔡仲、蔡夫人、蔡瑁、蔡和、蔡ヨウ、サク融、左慈、士仁、司馬炎、司馬師、司馬昭、☆周倉、周泰、周善、周魴、朱熹、朱桓、朱拠、☆朱讃
朱治、朱儁、朱然、朱褒、朱霊、淳于瓊、鍾会、蒋幹、昌キ、蒋欽、鍾ヨウ、徐栄、諸葛均、徐盛、甄姚、審配、辛評、鄒氏、成宜、成廉、
全j、曹叡、宋果、曹休、曹純、曹植、曹真、曹仁、曹性、曹爽、曹丕、曹豹、祖茂、祖郎、孫桓、孫堅、孫権、孫策、孫翊、
孫尚香、孫仲、孫魯班
《タ行》太史慈、朶思大王、張允、趙雲、張衛、張燕、張角、張疑、張勲、趙月、趙弘、張紘、趙昂、張済、張松、張譲、張任、
張超、趙統、張バク、張布、張苞、張楊、張翼、張梁、張魯、陳応、陳羣、陳宮、陳式、陳就、陳生、陳登、陳到、陳琳、程銀、丁原、
程普、典韋、田豊、典満、董允、滕胤、杜遠、[登β]艾、董厥、陶謙、董襲、董昭、董承、董卓、董茶那、董旻、ケ茂、董和、杜預
《ナ行》
《ハ行》☆馬休、馬元義、☆波才、馬謖、馬忠、☆馬鉄、☆馬騰、馬良、費イ、糜竺、麋芳、武安国、[イ専][丹≡](フトウ)、文欽、文醜、逢紀、鮑信、法正
《マ行》満寵、孟獲、孟達
《ヤ行》楊懐、羊[示古]、楊柏、楊秋、楊修
《ラ行》雷諸、雷銅、雷薄、李[イ寉]、李楽、陸延、陸凱、陸抗、陸績、陸遜、李厳、李儒、李粛、李通、李典、李豊、李蒙、柳隠、
劉永、劉淵、劉焉、劉[王奇]、劉協、劉宏(霊帝)、劉璋、劉j、劉岱、劉度、劉巴、劉表、劉弁、劉封、劉曄、呂翔、呂常、呂伯奢、
呂範、呂蒙、路昭、☆廬植
《ワ行》
☆印は新しく死んだ武将
以上、265名死亡確認
86名の生存を確認、265名の死亡を確認
〔全登場者:現在351名〕
※現在禁止エリア:司州、青州、涼州、益州、幽州、荊州、ヘイ州、冀州
※首輪の盗聴システム:現在名前が「は」「り」で始まる武将の首輪は盗聴機能を停止しています。
※タイムテーブル:ただいま「夕方〜夜?」です。
謎の声「順調に殺しあってくれて、とても満足だ。今後とも期待している。
覚えてくれていると思うが、命を失いたく無いのならば、成すべきは唯一つ。
”殺”だ。更なる健闘を祈る。」