無理矢理マルチプレイ三国志8〜その4〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
1君主・呂砲 ◆I9WFnCXgeU
三国志8(PS2)と参加者のネタ振りをもとに、漢朝復興を目指して4スレ目。
当初の目的が本当に果たされるのか、甚だ微妙な状況にあります。

【過去スレ&関連ページ】
無理矢理マルチプレイin三国志7http://curry.2ch.net/warhis/kako/1023/10234/1023460425.html
無理矢理マルチプレイ三国志8〜その2〜http://hobby.2ch.net/warhis/kako/1030/10302/1030204230.html
無理矢理マルチプレイ三国志8〜その3〜http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1035477749/l50

ギャラリー(希代之副官殿管理) http://popup5.tok2.com/home/tabla/gallery.htm

【これまでのあらすじ】
漢室の復興を旗印に、永安で挙兵した呂砲と七同志。
三大巨悪のひとり劉備を斬首し、大陸の半分以上を支配下に置いた呂砲は、涼王に就任する。
これを契機に、漢室への忠義をめぐって、呂砲と同志たちの間に歪みが生じ始める。
やがて許昌を陥落させた涼軍は、皇帝の庇護に成功する。


※sage進行でお願いいたしまする。
2君主・呂砲 ◆I9WFnCXgeU :03/03/03 23:15
【現在の登場人物】(五十音順)
※武将
呂砲(37):涼王。戦さ下手。皇帝の座へ野心が見え隠れ。持病は荒藻是藻垣帯病。
袁奉(31):第二軍副将。吾玄の座を狙うとの噂を流されている。
郭図公則(33):洛陽太守、元副軍師。いつか何かやらかす。
希代之(30):筆頭軍師。第一軍所属。漢室への忠義に厚い。荀ケの義弟。
吾玄(26):第二軍団長。戦さ嫌い。それ以上に呉が嫌い。
町費(27):第一軍所属。兼軍政官。帝への対応を巡って呂砲と対立。一騎ウチャー。
馬参(51):第三軍団長。涼の瞬間湯沸かし器1号。かつて董卓の配下。
廖衛(27):第一軍所属。涼の瞬間湯沸かし器2号。第一軍の切り込み隊長。慌てん坊将軍。自称「冷静」。


【武将能力】206年7月
名・階級(年)武・知・政・魅(戦法)
呂砲・☆(37)50・75・65・73(撹乱極)
袁奉・三(31)98・67・55・82(撹乱極、火矢4、激流4)
郭図・四(33)63・97・97・57(突撃極、火矢1)
希代・四(30)71・100・61・57(撹乱極、奇襲2)
吾玄・四(26)82・71・66・83(撹乱極、乱撃3、槍衾2、突撃1)
町費・三(27)70・73・98・56(撹乱極、突撃2、奇襲1、乱撃1、火矢1)
馬参・二(51)92・59・53・95(乱撃極、突撃5、車懸1)
廖衛・四(27)95・70・66・77(突撃5、撹乱3、乱射2)

3君主・呂砲 ◆I9WFnCXgeU :03/03/03 23:16
※副官待遇(カッコ内は、本スレ内での呼び名)
●呂砲
雑兵1号(親衛隊長):「桃巾賊」の異名。呂砲より軽い男。
長史(長史):洛陽から涼全土の内政を担当。「大涼宮」建設に励む。
●袁奉
にわか水兵隊(水兵隊長):水上戦を中心に編成された特殊部隊の長。
●郭図公則
見習忍者(細作頭):郭図公則配下の細作集団を束ねる。武器はヤカン。
諜報部末端構成員(主簿?):「黄金のヤカン賞」に憧れるメモ魔。
郭図公則様支援倶楽部会員(支援隊):変装の名人。占いで人を殺せると主張している。
315番目の草(草):吾玄と袁奉の離間を果たすべく、第二軍に潜入中。
●希代之
希代之護衛兵(護衛隊長):希代之配下細作。諜報、護衛から拷問までこなす。熱い男。
希代之副官(副官):希代之護衛兵の学友。荊州の大富豪の息子。
●吾玄
吾玄隊(特になし):吾玄隊の三人組。我が道を行く者が一人。「副官待遇」とはちょっと違う人たち。
●町費
町費隊士長(士長):酒が入ると饒舌になる自称「口の堅い男」。
●廖衛
廖影(廖影):廖衛の影武者にして副官。戦さ好き。郭図公則一派と誼あり。
廖衛将軍府主簿(主簿):廖衛の秘書にして参謀。腕力はあまりない。

※その他
・成都のおねぇさん(女兵士):第三軍陸遜隊所属の象使い。愛象の名は「武鵜(ブー)」。酒に関してはザル。
・熱血廷臣(廷臣):漢朝を守るため、策謀を練る。
・旅の占い師(占い師):フラリと現れては、占いを告げる。
・池田屋(池田屋主人):洛陽の宿屋の親父。洛陽を含めた涼の政治経済に敏感……てな役どころ?
4君主・呂砲 ◆I9WFnCXgeU :03/03/03 23:17
※有名どころ
黄権(40):第二軍軍師。吾玄と袁奉の間で板挟み状態
陸遜(24):第三軍軍師。能力より若さが前面に出るお年頃
黄忠(59):洛陽守備軍所属。郭図公則のおもちゃ
馬超(31):新野太守。第三軍団長候補にもなったが、赤壁の敗戦で脱落
関羽(45):新野駐屯。劉備死後、涼に帰順
董承(53):皇帝の義兄。熱血廷臣とともに、謀議を巡らす

【軍団】206年7月
●第一軍:呂砲(軍団長)希代之(軍師)町費、廖衛、甘寧、関平、馬岱、公孫賛(馬騰引退で欠員1)
現在地は許昌。呂砲直卒軍団。

●第二軍:吾玄(軍団長)黄権(軍師)袁奉、張任、厳顔、呉懿、呉蘭、雷胴、孟達
現在地は翻陽。巴守備隊から攻略軍に昇格。益州の武将から成る。
孫呉征伐が任務。

●第三軍:馬参(軍団長)陸遜(軍師)鳳徳、張衛、楊任、鐘ヨウ、韓遂(張燕、張魯戦死で欠員2)
現在地は上党。軍団長選挙後に長安で編成。涼州、漢中などの武将から成る。
第一軍と連動しての魏侵攻が任務。

●洛陽守備軍:郭図公則(司令官)黄忠、潘璋、華キン、王塁、袁胤
洛陽太守・郭図公則を司令官とする守備軍。
対外侵攻は禁じられている。
5君主・呂砲 ◆I9WFnCXgeU :03/03/03 23:18
【206年7月】(C)◆KOEiWSYs
×××××××××××晋陽××××薊×××××××北平××××××××
西涼★┓×××上党┏━━▽━━━━▽━━━━┳━━━━▽━━━▽遼東×
×××┃×××××B┓×××業β┏━━━┳━◎渤海┏━┛×××××××
×××┃×弘農××┃┗━━━━━◎━┓×┗━━━◎平原××
西平★┫×┏★━┓┃洛陽××陳留┃×┃┏━━━◎┻━┓×
×××┃×┃××┗★━━━┳━━◎×┗◎濮陽×済南×┃×
天水┏★×┃長安×┗┓宛┏@許昌┗━━┫×××┏━◎┛××
××┃┗━★━━━━★━┛┗┳━━◎━◎小沛×┃×北海
××┃×┏┛××××┣━━━◎━┓礁 ┃┏━━┛     
武都★━★漢中×新野★×××汝南┗┓×┗◎下丕β     
××××┃┃上庸××┃襄陽××××┃×┏┛×××     ★=呂砲
×倍★━┛┗★━━━★━┓××寿春◎━◎広陵××     @=第一軍(呂砲軍)
××┃×××┃永安┏┛┏★江夏×┏┛×┃××××     A=第二軍(吾玄軍)
××┣━┓×★━┳★━┫┗━┓┏┻━━◎┓抹陵×     B=第三軍(馬参軍)
××┃巴★━┛×┃江陵┃柴桑┗★廬江×┃┃×××     ▽=袁譚
成都★━┛×武陵★××★━━━┫×┏━┛┗◇呉×     ◎=曹操
××┣★建寧××┣━★┛×××A━┛××┏┛××     ◇=孫策
永昌★┃××零陵★×┃長沙××翻陽×××┃×××     
××┃┃××××┗★┛×××××××会稽◇×       
三江★┛××××桂陽××××××××××××

 勢力(号)国 将  兵力
 呂砲(涼)31 108 118万
 曹操(魏)13 ・78 ・60万
 袁譚(燕)・4 ・16 ・18万
 孫策(呉)・2 ・30 ・8万
許昌・廖衛邸。
呂砲の漢朝復興宣言以来、廖衛は出仕もせずに、毎日酒ばかり飲んでいた。
副官の廖影が洛陽へ出張中のため、堕落した上司を諌めるのは、もっぱら主簿の仕事となっている。
「殿、お過ごしすぎにございますぞ」
だらしなく卓上の酒壷に手を伸ばす廖衛を、廖衛より二回りも小柄な主簿が一喝した。
叱られた廖衛はジロリと主簿を睨んだが、何も言わずに酒を煽る。
「そんなにあれが気に入らぬのなら、蔵にでも片付けておけばよろしいでしょう」
主簿が顔を向けた方向には、立派な甲冑が無残な態で転がっている。
皇帝との謁見から帰ってきた廖衛は、怒声とともに恩寵の甲冑を放り投げ、以来そのまま放っておいている。
「殿の皇帝への忠義云々とは関係のない品。着用する必要もありません。それに」
ふてくされたように杯を弄んでいる廖衛に、主簿は粘り強く声を掛け続ける。
「甲冑を賜ったのは、殿と軍師殿、町費将軍の御三方のみ。例の洛陽太守殿より箔が付いた、とお考えになれば良いのです。軍団長選挙にも追い風となりましょう」
軍団長選挙、という言葉に、ようやく廖衛は人間並の反応を示した。
もっとも、反応したというだけで、前向きな空気は一切帯びていなかったが。
「軍団長など、いまさら興味もクソもないわ」
廖衛の声は、鯨飲の結果、だいぶしゃがれてしまっている。
「いいか。そもそもわしが、軍団長になろうと思ったのはだなあ」
アルコール漬けで完全に座った目で、廖衛は主簿に絡み始めた。
「殿下を郭図公則からお守りするためだったのだぞ」

廖衛にとって最大の恩人は、少年時代、戦乱で死にかけていた自分を救ってくれた馬参。
次いで、自分を四品官にまで出世させてくれた呂砲。
その恩人たる呂砲を傀儡に押し立て、自己の権限を強めようと図っている者がいる。
途方もない規模の細作団を作り上げ、その情報網を基盤に確固たる地位を築いた男、洛陽太守・郭図公則。
いずれこの男は、涼の災いとなる。廖衛はそう信じている。
しかし、手強い相手だ。
武辺一本槍の廖衛があの男と張り合うには、己の力量にプラスした何かが必要だった。
その「プラスした何か」こそが、軍団長の地位だった。
七同志の諸将は、官位にこそ差はあれ、基本的に同格。
これは挙兵以来変わらない、呂砲軍の不文律。
しかし、軍団長という職務についている者は、明らかに他の七同志の上をいく特権を与えられている。
すなわち、攻略軍を意のままに扱うことができる、という特権だ(これには「仮節」の権も付随してくる)。
いわば軍団長とは、七同志の中でも限られた「超・七同志」なのであり、同格のはずの七同志にあって、「格上」と称せられるべき存在なのだ。
幸いなことに、廖衛が父とも崇める馬参も、軍団長の職にある。
郭図公則が何か仕出かそうとした折りには、軍団長の権限を持って、馬参とともにその野望を潰す。
その上で、呂砲が神聖不可侵たる皇帝の位に就けば、もはや郭図公則も好き勝手はできまい。
しかし、呂砲の漢朝復興宣言は、そんな廖衛の考えを根底から覆してしまっていた。

「わしは殿下の臣。異議を申し立てる気もないし、殿下の決定には従う所存だ。しかし!」
廖衛は主簿を、からむべき相手とみなしたようだ。
「あの漢朝復興宣言! これに託された殿下のお考えがわかるか?!」
「漢朝の忠臣として、その復興の尽力する、という意味にございましょう?」
「違うわ! 自らは皇帝の位には就かない、という意思表示なのだ!」
表裏一体で同じ意味とは思ったが、火に油を注ぐだけなので、主簿は黙ってかしこまった。
「殿下が至玉の存在となれば、あの郭図公則がどのような謀議を図ろうが、もはや手出しはできぬ! それなのに……ああそれとだ! ゲフッゲフッ」
せき込みながら、なおも廖衛の憤怒の叫びは続く。
「郭図公則以上にむかつくのが、あの廷臣だ! 曹賊から皇帝を解放したのは、やつら文官ではない。涼軍だぞ! にもかかわらず、人を人とも思わぬあの態度! 見ておれ、いつかケチョンケチョンに……」
折りよくそこへ、近衛軍関係の業務のために洛陽へ行っていた廖影が帰ってきたため、主簿は酔漢の相手から解放された。
「廖影、ただいま戻りました……ってこの酒壷の山はいったい?」
そこかしこに転がっている酒壷に呆れ返る廖影だったが、廖衛はそれにもかまわず、頼りになる副官にすがりついた。
「おおおお、廖影! よく帰ってきた! わしの話を聞いてくれ!」
廖衛はたった今主簿に話したことを、廖影に繰り返し訴えた。
「殿下のお考えでありますか」
廖衛のグチが一向に終わりそうになかったため、話が漢朝復興宣言に及んだところで、廖影はさりげなく合口を入れた。
「洛陽でそれを匂わすものを見ましたぞ。例の大涼宮ですが、表札を張り替えておりました」
「表札を? どういうことだ?」
「はい。『大漢宮』となっておりました。自分は漢の忠臣であるという、殿下のお考えの表われかと」
不幸なことに、廖影は上司の現在の壊れっぷりについて、十分に把握していなかった。
廖影は、火に油を注いでしまったのだ。

直接酒壷を煽り、それを壁に叩き付けた廖衛は、散々悪態を吐き、暴れまわった挙げ句、大の字になっていびきを掻き始めた。
寝る子は重いというが、人一倍体の大きい廖衛を、人一倍小柄な主簿とともに抱え上げるのは、廖影といえどもかなり骨が折れた。
(士は己を知る者の為に死す。それがしが仕えるのは、漢でも涼でもなく、廖衛様のみ)
「副官殿! ちゃんと抱えてくだされ! 私が潰されます!」
主簿が泣きそうな声でそう訴えていたが、廖影は聞いていなかった。
(今後状況がどのように転ぶのか、わしにはまったく読めんし……洛陽太守様とのつながり、これまで以上に築くべきか)
もし廖衛が知ったら、怒鳴り声だけではすまないようなことを考える。
しかし廖影には、郭図公則が君側の奸であるとは思えなかった。
洛陽・太守府。
「あの布告には少々驚きましたが」
細作頭の言葉に、郭図公則は苦笑した。
「私の読みもたいしたことはないな。中華の半分を領有した殿下だ。誰はばかることなく己の覇道に邁進するものと思っていたが」
「しかし、あれは本心でございましょうか?」
「とりあえず、希代之や町費をいなすための措置とは思うが……断定はできんな」
郭図公則は、手に持っていた上質の紙を卓上に放り投げた。
漢室復興を宣言する、呂砲の布告の写しだった。

「できれば殿下には、己の覇道を宣言してほしかったところでございます」
「そうなれば、確実に追い風となった」
「それの埋め合わせ、というものでもございませぬが、支援隊の者より献策がございます」
「支援隊? ああ、占いで人を殺せるとかほざいていた奴だな。まだ生かしていたのか?」
「変装の技も有しておりますゆえ、いずれ閣下のお役に立つものと思い……」
「よい。で、何と?」
「許昌の役で戦死した孔融に変装し、霊魂に扮して夜な夜な街を徘徊してみたい、と」
「なんだと? 何を狙った策だ?」
「それは閣下にお考えいただきたい、と申しておりましたが」
再び郭図公則は苦笑した。
郭図公則の細作団も大所帯となり、このような図々しい者まで名を連ねるようになっている。

「涼王が真の忠臣なら、孔子の末裔を切るはずがない、という噂を撒き散らせ。そうすれば、孔融の霊魂とやらも意味をなそう。今回の布告を喜んだ者が動揺するかもしれぬ」
「御意。さらに、城下を不安におののかせることも可能かと」
洛陽太守の郭図公則ではあるが、細作頭の言葉にあっさりうなずく。
今、そして今後。
洛陽城下が平穏であることは、彼の計画を遂行するに適当なものではなかった。
「なお、第二軍関係でございますが」
細作頭は、第二軍に潜り込ませている草からの報告書を郭図公則に手渡した。
「吾玄将軍と袁奉将軍への離間の計が、予想以上の進展を見せているようです」

  不和は吾・袁両将軍のみに留まらず
  第二軍は、ふたつの軍が敵同士として睨み合うかの如し

「十分だ」
満足そうに郭図公則。
「これで第二軍は障害とはなるまい。うまく事が運べば、どちらかの支持を受けられるかもしれぬ」
「御意。呉の女細作の件で、吾玄将軍と軍師殿とは微妙な間柄ですし。ただ、問題がひとつ」
そう言いながら、細作頭は顔をしかめる。
「報告書にもあります通り、呉巨を動かすため、草は閣下の名を出したとの由。呉巨の軍令違反は、やがて殿下にも報告として上がるとは存じますが、このままでは閣下も騒動に巻き込まれる恐れがあるかと」
騒動を起こした張本人のくせに、そんな自覚を一切漂わせずに、細作頭。
一方の郭図公則は、気にした様子もなく手を振った。
「いざとなれば、私自ら許昌へ赴き、殿下に釈明する。呉巨の弁ごとき心配するに値せぬ……で、次の報告は?」
「近々、涼全域を対象に増税が行われる予定です。かなり大規模なものとなる見通しにございます」
「涼全域に? 殿下はいったい何をなされるおつもりだ?」
郭図公則は首を傾げた。
今の涼で、早急に収入が必要な部署はないはずだった。
「いえ、涼王府ではなく、長史府が主管です。名目は、大涼宮の建設費用」
細作頭の返事に、郭図公則は再び疑問の声を上げた。
「それはおかしい。大涼宮は間もなく完成する。予算も足りていたはずだぞ」
「はい。しかし、手の者に調べさせたところ、名目及び使徒ともに、大涼宮造営用の税であると確認が取れております」
「ということは、増築だな。それもかなり大掛かりな」
「御意。完成目前での増築というのも、附に落ちませぬが」
郭図公則は顎をつまんで考え込んだ。
完成間近の増築など、普通では考えられない。
予算も余計にかかるし、何より民の不満も無視できないものとなる。
にもかかわらず、このタイミングで増築とは、長史はいったい何を意図しているのだ?
ここで郭図公則の脳裏に浮かんだのは、大涼宮の入り口に掲げられていた巨大な表札だった。
「そういえば、大涼宮は大漢宮と改められたのだったな?」
「はい。殿下からの叱責があり、長史殿もいやいやながらその表札を張り替えたとか」
三度郭図公則は、眉を寄せた。
斜陽の王朝の名を冠した大宮殿。それを大幅に増築する。民の怨嗟は当然出てくる。
たった今得られた情報と、長史の人となりを頭の中で絡み合わせてみる。
やがて、パズルの解答は完成し、郭図公則は手を叩いて笑った。
「長史め、食えぬ輩だ。民の怨嗟を、こともあろうに皇帝に押し付ける気だぞ」
民の怨嗟を皇帝に押し付ける。
その言葉で、細作頭も郭図公則のいわんとするところを察した。
「なるほど………いやはや。洛陽事件の時の対応といい、抜け目のない御仁ですな」
長史が編成を進めている細作団は、まだまだ恐れるべき存在ではないが、情報収集とは別の面で、長史は意外な手を打ってくる。
感心しながらも、細作頭はさらにその上をいくべく、郭図公則に献策した。
「しかしこの件は……閣下の計画でも使えるのではございませんか?」
郭図公則もそのことは考えていたのだろう。すぐに肯く。
「増税を布告してからだな。私から長史に……いや、殿下に直接問い質せば、効果も上がろう」
そこまで言って、郭図公則は急に黙り込んだ。
完成したはずのパズルだったが、新たなピースが頭に浮かび上がってきたのだ。

漢朝復興宣言直後、皇帝に民の怨嗟を向けるべく増税する。
果たしてこれは、長史の独断か?
あくまでも長史は、呂砲の意を受けたに過ぎないのではないか?
やがて、郭図公則は「ああ。これで合点がいった」と小さくつぶやいた。
「殿下の漢朝復興宣言な………あれはまやかしだ」
「は? 何と申されました?」
驚いて問い返す細作頭だったが、郭図公則の口調は自分自身に言い聞かせるものだった。
「間違いない。殿下は、漢朝を潰すおつもりだ」
※次回、「波紋(後編)」
 今回は「中編」ということで。
 また荒藻是藻垣帯病が発症しますた。


何はともあれ、4スレ目に突入してしまった。
今後とも、皆々様におかれましては、よろしくネタ振り賜らんことを。

4日午後3時半役場。5町の合併担当者
イニシアチブ取りor本当にのけ者。
市は静観→不知


13無名武将@お腹せっぷく:03/03/03 23:39
おつ
乙です
書き早まったもの及び余計な書き加えがありました。
無視してくいやんせ。
16雑兵1号:03/03/04 00:22
殿下?でんかーーー?
おい、おまえ。殿下がどこにいるか知らんか?
引っ越し?ブレーカー落ちたのに?

・・・今の質問は無かった事にしろ。
知ってしまったからには、手伝わなければならん。
知らなければ手伝わずに済むだろう。
そーゆー事だ。今から私は市中見廻りに行ってくる。
帰りは深夜だ。よろしくな、ハーハッハッ・・・ハ?
ででで殿下、いつからそこに?
いえ!今から引っ越しの手伝いに行こうとしていたところであります!
逃げようとしていた?
まさか!なにをおっしゃいますか!それは殿下の空耳ですよ。そーらーみーみ。
17呉の義兄弟:03/03/04 00:59
( コゝウ)「公瑾です。スレ立てお疲れ様でした」
( コゝウ)「伯符様は『出番ないじゃん…(ノД`)』との仰せで遁走なさいました」
( ダゝイ)「困った人」
( コゝウ)「よってゲストに大喬様をお連れ…って、紹介する前に喋らんで下さい」
( ダゝイ)「うっさいよ?」
(;コゝウ)「はい、すいませんでした」
(#ダゝイ)「それにしても良人はどこへ行ったのやら…あとで締める事確定」
(;コゝウ)(伯符様も大変だ…)
( ダゝイ)「なんか言った?」
煤i;コゝウ)「いえ何も!」
18町費隊士長:03/03/04 11:37
新スレおめでとうございます!
漢のため、町費様のため、そして殿下のため
今後とも身を粉にして働く所存。

新スレではあのピンクの男にギャフンと
いわせてやりたいです。
新スレおめでとうございます。

>>6-11
洛陽は伏魔殿。
先の洛陽事件と同様、今回も何が起こるかわかりませんな。


20315番目の草:03/03/04 20:08
>>呂砲様
新スレおめでとうございます。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
洛陽太守配下の者である。袁奉将軍に面会願いたい。
>>袁奉将軍
抹陵攻略後、または呉賊攻略後に抹陵の臨時太守となられてはいかがか?
その後は第二軍より独立し、追従して背後を守る守備軍を編成する道もある。
もちろん馬騰将軍の隠居で第一軍に復帰する道も用意されました。
しかし、いま第二軍を離れたら吾玄軍団長と和解する道は閉ざされます。
洛陽太守は第二軍の現状を大変嘆き、七同志の団結には手を貸すと(以下延々
それとあくまで 袁 奉 将 軍 の 上 程 なくして何の意味もありませんので。

>>やかん隊長・郭図公則様
両将軍の取り込み工作開始します。吾玄軍団長について建策願います。
は?亡くなった女?兵の噂で呉賊に殺された軍団長の恋人としか知りませんが。

※取り込みついでに両将軍の和解に勝手に動いてみました。
※地図より背後or隣が隙になるので、戦線とともに北上する守備軍を提案。
21馬参 ◆.L/ffpm.yw :03/03/04 23:30
新スレおめでとうござる、殿下御自ら立てられたのですな。
お疲れ様にござった。


それにしても、張魯・張燕が戦死致すとは・・・惜しい人材を失ってしまった。
これも我が身の不徳が招いたものか。
22希代之副官:03/03/05 00:35
>殿下
濃いところにさしかかって参りました。なんか正直、
自分の身の振り方を迷ってしまいそうです。弱気キャラなので。

>前スレ632
蘇越、躍龍祠と来れば…
誰かある、淮南に急使し神医華佗を探して参る者はおらぬか!
殿下が後嗣も決めぬまま万一の事があれば、私(の父)の野望が…。

やはり第二軍は少しおかしな事になっているらしい。
軽慮とは言え呉巨様も荊南に根を張った一本の大木だから、簡単には斬れぬ。
町費様の件の処分を思い起こせば、軍団長にも不和の責任を問うのが筋だ。
その上で将来の禍根を除きたいが。穏便にいくべきか、劇薬を用うるべきか。
sage
24郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/03/05 11:44
新スレ誕生END諸葛亮そろそろ在野で董承氏ね―かなage
25吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/03/05 16:10
新スレおめでとうございます。
規制が直ったと思ったら今度はうちのPCそのものがぶっ壊れ、
泣く泣くケータイから新作を見てましたが(指がイタイ…)ようやく普通に書き込みできる状況になりました。

何はともあれこのスレで、憎き孫賊(と他)を打ち殺し今度こそ天下を安寧に導きたいものですね。
廷臣A「廖衛殿と一騒動起こした、あの男が董承殿と一緒に、
稀代之殿と町費殿を捨て駒に涼王を殺そうとしてるらしいぞ」
廷臣B「マジかよ、勘弁してもらいたいな。
もし、失敗したら同じ廷臣ってだけで無関係の俺等も絶対に殺されるぜ」
廷臣C「この話、廖衛殿に手土産に持っていったら何とかならないかな?」
廷臣AとB「頭イイなーお前。そうしようぜ。」
27廖影 ◆CN2I0jO6s2 :03/03/07 22:08
ん?見かけない文官のようだが…。

なんと!廷臣の皆様ですか。我が主、廖衛に話ですと?
分かり申した。お取次ぎ致そう。

 はて、殿と廷臣どもとは犬猿の仲のはずなのだが。 
>>16雑兵1号殿
引越し作業中に飲み屋通いとは、いい身分だの!(゜Д゜)クワッ


>>18町費隊士長殿
ギャフンといわせてやってくれ……。
頼む。


>>19
>洛陽は伏魔殿
(゚ Д゚ )ギクッ


>>21馬参殿
張魯、張燕の戦死については、前スレで書き込むつもりだった。
でも、例の荒藻是藻垣帯病が出てしまい、新スレへずれ込み。
さらに併発したアルツハイマー病のためにそのことをすっかり忘れ、テンプレ訂正するのも忘れてた次第。
後々武将一覧をupするので、再選抜ヨロ。
ちなみに第三軍の業β攻め。大苦戦です。
>>22希代之副官殿
「こういう流れで行こうかなー」と思っていながら、「あ、この書き込みネタの方が話つながるし、おもしろいじゃないか」ってなパターンが山ほどあるので、ネタ振りについては、何でもどうぞ。
除くあまりにも無理がありすぎるネタ。
例)雑兵1号のハードボイルド化

     ∧_∧ ∧_∧ 
    ( ゜Д゜)つ)ωT`)そんなの無理に決まってんだろがゴルァ。


>>24郭図公則殿
諸葛亮はまだだが、司馬懿が現在、洛陽で在野武将状態。
どう絡ませよう?
呂砲の悪名がかなり高いため、なかなか相手にしてもらえないわけではあるが。


>>25吾玄殿
携帯でこのスレ読んだのか!
いやはや、その熱意とお気持ちは非常に嬉しい。
何にせよ、アク禁収まって良かった。
メール欄の懸念の件について。
悩める若き軍団長というキャラは、何かとイジメやすいもといイジリやすいというだけの話なので、心配は御無用。
今後もどんどんイジメるもといイジる予定。
ただ、「ちょっとこいつは行き過ぎでっせ」的文章があった時は、ご指摘ヨロ。
自分ではなかなか気付かないものなので。
許昌、仮王宮。
朝見の間で呂砲の到来を待つのは、江夏太守・呉巨の部下、呉班。
第二軍武将、呉懿の従弟だ。
呉班が許昌を訪れた理由は、三つある。
一つ目は、江夏軍の廬江制圧を報告すること。
二つ目は、江夏太守の印綬を返還し、代わって廬江太守の印綬を受け取ること。
そして三つ目は、呉巨への暴行に及んだ袁奉を告発することだった。

攻略軍に編入されていないために、自慢の腕を夜泣きさせている武将たち。
攻略軍以外の対外侵攻を禁止されている涼には、そういう武将が数多くいる。
江夏守備隊もまた、そんな状況を憂う者の巣くつとなっていたが、彼らだけがその縛りから解放された。
江夏軍の廬江侵攻は、呂砲からの要請に基づくものであり、涼王公認の進軍だった。
「殿下は、我らを第四軍に昇格させるお考えなのかもしれぬ」
廬江を出立する呉班を見送る際、呉巨は嬉しそうにそう言ったものだ。
(晴れがましいことだ)
呉班は胸の高まりを押さえつつ、呂砲の出御を待っている。

「おう、呉班。廬江陥落の使者と聞いた。まずは役目御苦労」
早歩きで朝見の間に入ってきた呂砲の顔は、笑みであふれている。
「御目通りいただき、恐悦に存じます。江夏軍所属・呉班。殿下に戦勝を報告すべく、彼の地より馳せ参じました」
緊張で声を堅くしながら、呉班は口上を述べた。
「そう堅くなるな。めでたい戦勝の報告だ。パーっといかんか」
そんな無茶な、と思いつつ、多少気が楽になった呉班は報告を続けた。
「我が江夏軍は、第二軍の増援を受けつつ孫呉領廬江へ侵攻。激しい戦闘の末、これを制圧いたしました。なお、呉将賈華、そして孫策の謀臣張紘の二名が、殿下への帰順を願い出ております」
一息に報告を終えた呉班は、呂砲からの言葉を待った。
当然、その働きを称える言葉が来るものと思っていた。
だが、呂砲の声はない。
玉座から声がかからない以上、顔を上げることもできない呉班は、そのまま下を向いていた。
だから、呂砲が目を丸くしていることを知らない。
許昌、軍師府。
「おかしいとは思ったのだ」
落ち着かなく頭を掻きながら、希代之。頭の中を整理する時の癖だ。
「吾玄殿は年初の計画で、翻陽の後は抹陵、それから廬江攻めと上程していた。にも関わらず、廬江制圧の報が先に来たのだからな」
「戦勝の使者が呉班殿、というのも普通でありませんな。本来なら第二軍の将か、都尉当たりに任せられる任務のはずですから」
副官が肯く。
「しかし、なぜ江夏守備隊が出撃の挙に及んだのでございましょう? 攻略軍以外の対外侵攻が禁じられていること。呉巨将軍も知らぬわけではありますまい」
副官の疑問に、希代之はさらに頭を掻いた。
「それなのだが……殿下からの要請を受けてのものであった……と呉班は申しておる」
「………は?」
副官は口をポカンと開けた。

昼間行われた呂砲と呉班の問答は、まったくチンプンカンプンなものだった。
「なぜ勝手に進軍した!?」
「で、殿下からの御要請を受けてのものにございます」
「ちょっと待て! わしはそんな要請などしておらんぞ!」
「そ、そんな! 攻略軍以外の侵攻禁止の軍令は、太守も重々承知しております! そもそも殿下のお許しなくば……」
「だから! わしは要請も許しも出してはおらん!」
怒りまくった呂砲と、混乱の極致にある呉班。
真相が解明されるわけもなかった。
呉巨への出頭命令を携えた使者が、すぐに廬江へ派遣された。
「江夏守備隊の独断侵攻について、釈明をなせ」
晴れがましい戦勝報告の使者だったはずの呉班は、呉巨との口裏合わせを防ぐため、軍師府の一室に拘束されている。

「で、裁判というわけですか? 最前線の太守を、わざわざ許昌まで呼びつけて?」
呆れたように副官。
廬江は、抹陵、寿春の二都市と国境を接している。
その二都市を領有しているのは、滅亡間近の孫呉ではなく、まだまだ力を有している魏。
太守職を空白にしてよい地域ではないはずだった。
「それがな。被告は呉巨だけではないのだ」
これが一番の問題、というように希代之。
「郭図公則……あやつも被告だ。出頭を命じる使者は、洛陽にも出ている」
予想外の名前を耳にして、副官の思考は一瞬停止した。

「洛陽太守配下の都尉が!……その者が告げたのです!……殿下が江夏軍の出撃を要請されたと!」
半泣き状態の呉班の言葉に、呂砲はすぐさま、郭図公則にも使者を送るよう命じていた。

「真実でしょうか?」
希代之が落ち着かない理由が、副官にもようやくわかった。
郭図公則。希代之陣営にとって、忌まわしい人物の名前だ。
「あれが演技なら、呉班は武将稼業より劇団にでも入った方が身を立てられよう。だが江夏軍を動かすことで、郭図公則に何の利点があるのか……それがわからぬ」
「確かに、判断材料が少なすぎますな」
「まあ、私は裁判の進行役を仰せつかったからな。職務上、呉班への取り調べを許されている。裁判の日までに、どれだけ呉班から身のある話を聞き出せるか、だ」
「殿が進行役でございますか……ということは、場合によっては」
動かぬ証拠を掴むことができれば、後は希代之次第で、政敵を葬り去ることも……。
そんな黒い種類の考えが、副官の脳裏に浮かんだ。
護衛隊長がドヤドヤと部屋に入ってきたのは、それに希代之が答えようとした時だった。
「殿、呉班殿が書状を持っておりましたぞ」
護衛隊長が差し出したのは、江夏太守の印綬が押された封書。呂砲宛の書状だった。
「余りに急な事態にて、上程をすっかり忘れていた、と申されております」
本来なら、呂砲が最初に封を切るのが決まりだが、今の呉班は参考人の身。
呉班の取り調べを任せられている希代之には、中身を確認する権利と義務がある。
躊躇せず封を開いた希代之は、サッと全体を一瞥した。
そして、興味津々で自分を見詰める副官と護衛隊長の前で、希代之は頭を抱えた。
「また面倒なことに……!」
中身は、袁奉が呉巨に暴行を加えたことを告発する文書だった。

翌日、三騎目の使者が許昌から出発した。
言うまでもなく、翻陽の袁奉に出頭を命令する使者だった。
許昌、仮王宮。
郭図公則が呂砲らと対面するのは、約半年振り。袁奉は九ヶ月振りとなる。
しかし、呂砲や臨席している町費、廖衛らから再会を喜ぶ言葉が出ることはない。
再会の場は、裁判の席。
みだりに言葉を交わすことはできなかった。

「これより裁きの場を開廷する」
希代之が厳かに宣言した。
法廷となった朝見の間にいるのは、呂砲、希代之、廖衛、町費。そして三人の被告たち。
希代之の声が、朝見の間に響く。
「江夏太守・呉巨。勝手に軍を動かした軍令違反の容疑を問う」
名を告げられた呉巨は、その顔に憤りを露にしている。
呉巨にしてみれば、濡れ衣もいいところの裁判。ましてやその隣りには、部下たちの前で自分を殴った袁奉がいる。
ここで笑みでも浮かべられるなら、呉巨は間違いなく狂人だ。
「続いて洛陽太守・郭図公則。恐れ多くも涼王殿下の名を勝手に用いた不敬の容疑。そして、江夏軍に廬江侵攻をそそのかした軍令違反幇助の容疑を問う」
郭図公則は、いつものわざとらしい恭しさで拱手した。
本当に何を考えているのかわからない。
「最後に第二軍副将・袁奉。江夏太守に暴行を働いたとして、同太守より告発文が出ている。この名誉毀損の容疑を問う」
拱手する袁奉の顔は、三人の中でもっとも神妙なもの。
そんな態度に、いつもの袁奉とは雰囲気が違う、と呂砲以下全員が感じたが、裁判の被告ともなればそういうものだろう、と思い直す。
同時に、郭図公則という男はその限りではないのだろうが、とも全員が思った。

呉巨や袁奉はともかく、郭図公則が被告となった裁判での進行役。
希代之にとっては何ともやりにくい。
希代之は、郭図公則に対して負い目がある。
自分の預かり知らぬ間のこととはいえ、彼の護衛隊長が郭図公則暗殺を図ったのだから。
正直希代之には、この裁判を利用して、郭図公則をおとしめるという意図はなかった。
希代之が裁判を進行するにあたって、「負い目」はどうしても拭い切れなかったし、なにより郭図公則が呉巨をそそのかした張本人だとしても、この男がそんな証拠を残しているわけがない。
裁判はあっけなかった。
「洛陽太守配下の某という都尉が、殿下が江夏軍の出撃を欲している、と!……第二軍は疲弊しているゆえ、代わって廬江を攻め落とせ、と!」
呉巨の必死の主張だったが、証拠ひとつない状況で、説得力などあるわけもなかった。
郭図公則配下を名乗る人物は、呂砲の許しを得ているなら当然持っているはずの書状も携えていなかった。
呉巨が、その者の言葉だけを真に受けて軍を動かしたことは、裁判の進行とともにますます明白となった。
「私は洛陽太守という重職にある身。帝都の守護に手いっぱいで、限られた配下を揚州に派遣する余裕などあるわけがない」
「江夏守備隊が勝手に廬江を攻めたとして、洛陽太守の自分にいったい何の意味があるというのか」
「江夏軍の廬江攻めと同時に、魏が抹陵に攻め込んだと聞く。抹陵攻めを容易にするため、魏の間者が江夏太守をたぶらかしたのではないのか」
哀れな呉巨は、口をパクパクさせるだけで、何も反論できなかった。
「では、第二軍副将に問う」
希代之は袁奉の方を向いた。
「第二軍団長は、江夏軍に廬江侵攻を要請したのか?」
袁奉は小さく首を振り、そして小さな声で言った。
「さような事実はござらん。江夏太守の独断にもっとも強い怒りを抱いたのは、まさに第二軍団長その人。そしてそれがしは……」
ここで袁奉は初めて、呉巨を睨み付けた。
「第二軍団長に代わって、その怒りを行動に移した次第」
弾劾された呉巨は、ワナワナと震えている。
この朝見の間に、呉巨を弁護する者はいなかった。

希代之が玉座の呂砲を見上げた。
「殿下。各々弁明は出尽くしたと存じます」
「軍師。進行ご苦労」
鷹揚に肯く呂砲の顔に、格別の感慨はなかった。
抑揚のない声で、裁判の終了にかかる。
「これより裁きを下す。まずは洛陽太守」
郭図公則を見据え、一言告げる。
「不問」
郭図公則はいつものわざとらしい恭しさとともに、呂砲に一礼した。
「次。第二軍副将」
呂砲は、袁奉の方を見た。
「孫呉の虜囚の前で友軍武将を殴るのは、さすがに行き過ぎだ。とはいえ、暴挙に及んだその心情は、わしとしても理解できる」
郭図公則に向けたそれに比べ、呂砲の顔にはいつものいたずら好きな表情が戻っている。
「減給一ヶ月」
「は……ははっ!」
袁奉は驚いたように、慌てて拱手した。
部下や敵の捕虜の前で友軍武将に殴られるなど、武将としては考えられない恥。
自分が呉巨の立場だったら、絶対に相手を斬り殺すだろう。
そう思っていただけに、この処置は袁奉自身にとって、意外なものだった。
それはつまり、呉巨にとっても信じられない処断だった、ということでもある。

「そして、江夏太守」
ことさらゆっくりとした動作で、呂砲は呉巨の方に顔を向けた。
呉巨はそれにも気付かず、拳を握り締めて震えている。
郭図公則が無罪となったことよりも、袁奉の処断がとってつけたような軽いものだったことに、憤りを禁じ得なかった。
そんな呉巨を現実に引き戻したのは、呂砲の短い言葉だった。
「斬首」
そう言い放つ呂砲の顔は、まったくの無表情だった。

全員が息を呑んだ。郭図公則ですら、内心驚いていた。
軍令違反とはいえ、敵都市を制圧したばかりの太守を、斬首。
明確な戦功を上げた武将に対する措置としては、余りに厳しすぎる。
「で、殿下! その儀はしばらく!」
希代之が慌ててとりなそうとしたが、呂布はそれを手で制した。
「呉巨は以前、独断で襄陽の兵を動かし、江夏を攻略した。わしはこれを、功罪半々ということで不問としたが、その結果がこのざまだ」
そう告げる呂砲の顔に、迷いはなかった。
「今後も同様の軍令違反に対しては、斬首でもってあたる」
その言葉を最後に、呂砲は朝見の間から退出していった。
廬江解放の英雄から一転、処刑人の身となった呉巨は、涙を流して立ち尽くしている。
呉巨はただ、武将として己の力を発揮したかっただけだった。
それも、新しい世を造りつつある涼軍の武将として。涼王呂砲配下の武将として。
だが、そんな呉巨の想いは、呂砲には届いていなかった。
(こんな理不尽な話があるものか!)
そう叫びたかったが、想いが言葉として出てこない。
(なぜわしだけが……なぜわしだけが!)
なぜ自分が今、許昌にいるのか。
なぜ自分が今、立ち尽くしているのか。
なぜ自分が今、泣いているのか。
何もかもがわからなかった。
わからないまま、江夏太守・呉巨は、親衛隊員に連行されていった。

「では諸将よ。私は洛陽へ戻る」
それだけ告げて、郭図公則も朝見の間から出ていった。
残された四人の間に、何ともいえない空気が漂う。
「まあ、あれだ。袁奉殿、何はともあれ良かった」
場の空気に耐えられないように、廖衛がぎこちなく笑った。
「そうですね。袁奉殿にまで重罰が下されたら、吾玄殿が黙ってはいないかったでしょう」
現在の第二軍の事情を知らない町費が、廖衛の言葉に相づちを打つ。
だが袁奉は、苦笑しながら答えた。
「いや……四則殿はむしろ、呉巨よりわしが斬首となる方を望んでいたかもしれん」

言うつもりのなかった言葉が、意識せぬままに口を衝いていた。
軽罰で済んだ安心と、呉巨に下された信じられない判決。
それらが袁奉の精神状態をして、通常とは対極の状態へと導いていたのだ。
「ちょ、ちょっと待て。袁奉殿」
目を剥き出して、廖衛が袁奉の肩をつかむ。
「どういうことだ、それは?」


【斬首】呉巨(前スレで「引退」した馬騰ともども、今後は後方都市で飼い殺しとする)
「郭図公則! 待て!」
鋭い声を浴びせられ、ゆっくりと振り返る郭図公則。
そこには、怒りで目をぎらつかせている希代之がいた。
「これは軍師殿、如何いたた? 貴殿がさような怖い顔をされるとは、尋常でないな」
「袁奉から聞いた」
挑発には乗らず、希代之は郭図公則を睨み付けた。
「第二軍は今、相打ちもありえる状態となっているそうだな」
「なんと? 抹陵攻めを前にして、芳しくない話だが。それはまことか?」
「おぬしだな……おぬしの手筈だな」
希代之は、多くの言葉を労することはしなかった。
しかし、発する言葉の中に、すべての怒りを込めている。
「配下の者に呉巨殿をたぶらかせ、独断出撃の挙に出させた。そして、それでもって吾玄と袁奉の離間を成した……おぬしの手筈だな」
弾劾された郭図公則は、眉をひそめ、体全体を希代之の方へ向けた。
希代之はたじろがない。
仮王宮の長い回廊で、涼の筆頭軍師とかつての副軍師は、じっと睨み合った。

「想像するのはおぬしの勝手だ。しかし」
郭図公則は、シラを切ることに決めた。どんなことであっても、相手に言質は与えない。それが郭図公則のやり方だった。
「私の無実は、つい先ほどの裁きで明らかになったはずだが?」
「貴様は!」
希代之は、郭図公則の胸に指を突きつけた。
「無実の呉巨を陥れ、平気でいられるのか! それでも人間か!」
「青臭いことを言う。策謀でもって、殿下に仕える者の言とは思えぬな」
「おぬしは度が過ぎる! 何のために吾玄と袁奉の離間を図ったか、そんなことは知らぬ! だが、味方にまでさように悪質な計をほどこすとは、いったいどういうつもりだ!」
「お言葉はそっくりお返ししよう。度し難いのは、おぬしの方であろう」
「なんだと……」
「味方であるはずの洛陽太守に、暗殺団などを送り込んだのは、どこのどいつだ?」
「…………!」

郭図公則の靴の音、そして笑い声が、回廊に響き渡る。
希代之は拳を握り締めたまま、屈辱に耐えるしかなかった。
38洛陽 ◆I9WFnCXgeU :03/03/08 00:26
洛陽、太守府。
許昌から戻った郭図公則を迎えた細作頭は、青い顔をしていた。
「懸念すべき事態にございます」
細作頭は憶測抜きの事実のみを伝えた。
「最近、業βに派遣した細作で、消息を絶つ者が増えております。このため、業βの情報が極端に少なくなっています」
「如何なることだ?」
「細作の増派と並行して調べさせております。現在までに判明したことは、業βの太守が曹丕に代わった、という一点のみです」
「曹丕………」
魏公曹操の次男の名を口にし、郭図公則は首を傾げた。
中々の切れ者と評判の息子だが、涼にとってその実力は未知数だった。
しかし、馬参率いる第三軍の業β攻めは、近日に迫っている。
「馬参には、どれほどの情報が伝わっているのだ?」
郭図公則の問いに、細作頭は言いよどんだ。
第三軍に届いている情報は、業βの兵力と武将数のみ。戦場となる砦の配置や武将の名前など、重要な項目は抜け落ちている。
特に戦場の詳細が不明なのは、馬参が戦闘を進める上で、著しい障害となる恐れがあった。

「第三軍には、何としても業βを制圧してもらわねばなりません」
細作頭は、恐る恐る具申した。
「馬参将軍の力量に疑念を挟む余地はございませんが、敵の総勢は第三軍の二倍。砦の位置すらわからぬ状況では、思わぬ不覚をとることもあり得るのではございませんか?」
「だから?」
郭図公則の口調に、いらただしいものが含まれている。
正確な情報を馬参に与えられなかったということは、公的に見れば郭図公則の失態だ。
上司のいらだちを察知しつつ、細作頭は勇気を振るった。
「出陣の延期を馬参将軍に提案してみては、と存じます」

細作頭の上申を、郭図公則は退けた。
細作の増派で対処できるはず、と考えたのと同時に、自分の仕事の不徹底をもって、馬参に出陣の延期を求めることはできない、という心理的理由による。
情報を重視する郭図公則という男が、情報を軽く扱ったこと。
それはやはり、郭図公則本来の冴えを奪う結果となった。
翻陽、第二軍本営。
許昌から戻った袁奉は、第二軍本営をくぐった。
何だかんだ言っても、袁奉は第二軍の副将。
裁きの結果を、軍団長たる吾玄に伝えなければならない。
吾玄は、黄権とともに執務室にいた。
袁奉を迎える吾玄の顔は―――変わっていなかった。袁奉が許昌へ呼び出される前と。
減給一ヶ月という袁奉の処断に、吾玄は関心を見せなかった。
「そんなことより」
そんなことより、と吾玄は言った。
「呉巨の処断は如何なった?」
吾玄の口調は、古くからの友に語りかけるものではなく、部下に対する上司のそれだった。
袁奉は一瞬、目を閉じかけたが、気丈に背を伸ばし、報告した。
「軍令違反の咎で、斬首と相成り申した」
「ざ……斬首でございますか?!」
声を上げたのは、軍師の黄権。
黄権が驚く一方で、吾玄は鼻を鳴らした。
「当然の裁きだ。しかし」
もう吾玄は、袁奉の方を見ていなかった。
「できることなら、呉巨は私の手で殺してやりたかったな」

袁奉が執務室から退出していく。
その背中を見送った黄権は、非難するように吾玄を見た。
吾玄は、それに気付かぬ振りをする。
吾玄とて、わかっていた。
冷え切った袁奉との関係を修復するに、ここは格好の機会だったのだ。
「微罪で済んだか! 良かったな、到越殿!」
そう言いさえすれば、すべてが解決したはずだった。
なのに、それだけの言葉が言えなかった。
唇を噛む吾玄。
自分の意地っ張りな性格が、これほどまでに恨めしいと思ったことはなかった。
上党、第三軍本営。
「これまた薄い報告よの」
皮肉混じりの馬参の言葉に、細作は恐れ入って見せた。
敵総大将は曹丕。正規軍兵力は約10万。
情報と呼べる内容ではなかった。
「郭図公則らしくもないな。なぜゆえ、このような身のない情報しか集められなかったのだ?」

新太守として曹丕が就任して以来、涼魏の国境沿いでは、常に魏の騎馬小隊が警戒を続けるようになっている。
騎馬小隊は、涼領から入ってくる者をすべて抑え、例え隊商であっても追い払われる。
一度目なら「放」だが、二度目は本営での取り調べ。
ちなみに、この取り調べから生きて帰ってきた者はいない。
警戒は徹底しており、夜であってもその監視網をくぐり抜けることは困難。
さらに、既に業βに潜伏していた細作の摘発も活発に行われているらしく、これまでに10人を超える細作が音信不通となっていた。

「実際のところ、現在の業βに細作が入り込む余地はございません。曹丕が太守となって以来、恐ろしく締め付けが厳しくなっております」
報告に来た郭図公則の主簿は、何やら書き込みまくっている手帳を何度も見返しながら、弁明している。
釈明に軽く眉をひそめた馬参だが、それ以上細作を追求することはやめた。
自前の細作団を持たない第三軍は、諜報面では郭図公則に頼るしかない。
郭図公則の配下をいじめすぎることは、得策ではなかった。

代わって馬参は、傍らに控えている陸遜に問うた。
「陸遜、これをどう見る?」
「曹魏の並々ならぬ意志、と存じます」
答える陸遜の顔は、幾分緊張したものになっていた。
「我が涼に対し、魏はこれまで連戦連敗。拠点たる許昌はおろか、陛下の玉体まで奪われ、賊軍と称される立場となりました。将兵や民の動揺も相当なものかと」
「これ以上負けられぬがゆえのこの警戒、ということか」
「御意。おそらく此度の戦役では、死に物狂いで抵抗してくるでしょう」
しかし、馬参は鼻で笑った。
「曹操の小倅ごときに何ができる? これまで通り、叩き潰すのみだ」
「ですが、軍団長」
珍しく陸遜が馬参を制する。
「敵は増援軍を加えると、我が軍の二倍。総勢20万と予想されてます。数的劣勢に加え、地形すらもおぼつかない不利となれば、ここはしばらく……」
「しばらく? 何とする?」
「はっ」
陸遜は、額の汗をぬぐった。
正確な情報は少なかったが、優れた軍師としての直感が、陸遜をして、慎重にならしめている。
「敵情が判明するまで、出陣を待つのも一手……と存じます」

確かに陸遜は、軍師として並外れた資質を持っている。
しかし、己の考えを軍の長に遂行させるには、「人物」としての幅の広さ、押し、そして経験が足りなかった。
ましてや陸遜の上司は、彼より二倍も長い年月を、ほとんど戦場で過ごしてきた馬参なのだ。
「わしはこの度、二品官の官位を涼王殿下よりかたじけのうした」
陸遜の提案をすげなく退けた馬参は、噛み締めるように言った。
「殿下の臣として、その御恩に報いなければならぬ。それに」
ここでニヤリと笑って見せる。
「間もなく、第二軍も抹陵に攻め入るというではないか。吾玄に負けるわけにはいかぬ」

呂砲への忠義、第二軍への競争意識、そして慢心。
この三つが馬参をして、軍師の意見を無視させる結果となった。
許昌、仮王宮。
郭図公則からの伝令がやって来たのは、第一軍の次なる攻略目標について協議していた時だった。
「第三軍の戦勝報告であろう。通せ」
何の疑問も抱かず、呂砲。
馬参率いる第三軍は、三週間前に上党を出発、業βへと侵攻していた。
涼軍の戦闘能力からいって、そろそろ業β制圧を告げる使者が来るころだった。
「洛陽が第三軍の戦勝をわざわざ知らせますかな?」
胡散臭そうに希代之。
とっくに第三軍団長選挙が終わっている現在、郭図公則と馬参が対立する理由はないのだが、好悪の感情というものは理屈ではない。
馬参の戦勝を郭図公則が報告するなど考えにくい。
もっとも、呂砲は呑気だった。
「『家臣団の意志の統一』効果とやらが出てきているのだろうよ」
だが、現れた伝令の姿を見て、呂砲たちはギョッとした。

伝令は、郭図公則の細作頭だった。
必死で早馬を飛ばしてきたのか、肩で大きく息をつき、顔は血の気が引いて真っ青だった。
大きく開かれた目は、少なくとも朗報を携えてきたのでないということを示している。
「ぎょ……御意を得ます、殿下!」
ゴクリと唾を飲み込み、細作頭は何とか言葉を発した。
しかし、顔は伏せたまま、呂砲の目は見ていない。
「どうした? 何があった?」
急かされた細作頭は、一言一言、紡ぎ出すように言った。
「業βの細作より急報あり。これを受け、洛陽太守はそれがしを殿下の下へ派遣するとともに、上党への備えを展開しております」
「前置きはいい! 何があったのだ?」
呂砲が怒鳴る。
状況がわからない苛立ち。そして不安。
それが呂砲の神経を逆立たせている。
「はっ………それが」
怒鳴られた細作頭は、やはり呂砲の顔を見ず、肩を震わせている。
細作頭は、明らかに何かに怯えていた。
(だから、自分は具申したのだ! 第三軍の出撃は延期すべきである、と!)
しかし、それは口にすべきことではなかった。
細作頭は、意を決したように口を開いた。
「洛陽太守隷下の細作の報告によりますと……業βへ侵攻した第三軍は……魏守備軍の反撃に遭い、敗走……張魯、張燕の二将軍が戦死したとのこと」

廖衛は、郭図公則の腹心であるこの細作頭に対し、良い感情を持っていない。
自分の副官をかどわす者―そう考えている以上、友好的に迎えられるわけもなかった。
だが、細作頭を睨んでいた廖衛は、父とも仰ぐ馬参の軍が敗北したと聞き、さすがに動揺を隠せなかった。
「お、おぬし!」
細作頭に詰め寄り、問い質す。
「まことか? 偽報ではないのか? 親父殿が曹魏ごときに敗れるものか!」
しかし細作頭は、やはり下を向いたまま答えた。
「細作の報告より遅れること数刻、上党太守の司馬朗様からも同様の報告が届いておりますれば……」
細作頭は、誰の顔も見ようとはしなかった。
第三軍の敗北に、少なからず自分が―そして郭図公則も―関わっている以上、呂砲たちの顔を見る勇気はなかった。
そして、細作頭にはもうひとつ、伝えなければならない報告があった。

「……なお、それがしが洛陽を進発する段階での状況……ではございますが……」
細作頭の声は、蝿の羽音程度に小さくなっている。
「第三軍団長・馬参将軍、そして陸遜軍師……」
細作頭は、勇気を振り絞った。
「ともに消息不明にございます」

言葉を失った希代之らの背後で、派手な音がした。
ビクリと三人が振り返ると、呂砲が玉座から崩れ落ちていた。

※次回、「業β攻略戦(その一)」
吾玄どのの青さがイイ
よもや、七同志の一郭が陥ちるとは…。
46廖衛将軍府主簿:03/03/08 21:25
>27
はぁ、殿に取次ぎですか。
しかし殿は相変わらずあの状態ですが、一応お伺いしてみましょう。


イタッ!何も杯を投げなくても良いではないですか!


廖影殿とても無理です。廷臣と聞いただけで激高して刀でも抜きかねません。
方々にはお引取り頂いた方が良いかと思います。
47江夏:03/03/10 23:43
呉巨様が処刑されたそうだ…

そんな馬鹿な!廬江制圧の恩賞はどうなるのだ?

恩賞どころか下手をすれば処罰が下るかもしれないらしい

何故だ?何故そんな事になってしまったのだ…

袁将軍が殿下に讒訴したらしいとの話しだが…

!!!
48廖衛 ◆ttmECRHBeQ :03/03/12 13:55
何・・・?廷臣どもがきただと・・・?
追い返せ!!あのような奴らの顔など見とうないわ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・!
いや、待て!!ここに通せ、丁重にな。
これ、私は着替えてくる。主簿殿、しばらく場を頼む。廖影殿、もてなしの準備を。
それと二人とも、先日はすまなかった・・・。酒が入っていたとはいえ、無茶なことを・・・。
許してくれるとありがたい・・・。反省の証としてしばらく酒は断つ。
(親父殿がいない今、私がしっかりしなければ・・・。尋ねてきたのは違う廷臣だと聞く、
何か得る物があるかも知れぬ。それに先日の裁判の件、私はとんでもない思い違いをしていたのかも知れん・・・。
真の奸臣は郭図公則ではなく細作頭ではないのか・・・?)

>いつぞやの占い師殿
そなた、読心術でも心得ておるのか!?(いや、ネタで使おうと思ってたんで)
うむ、仙人修行については考えておこう。引退はするつもりだったがな。
統一後は武は廖影殿、政は主簿殿に任せる。我が子、廖寛もまだ数え七歳だが、
政治に才を発揮しておるので、成人する頃には少しは使えるようになるだろう。
私は平和への橋渡しとなることに専念しようか。
49廖衛将軍府主簿:03/03/13 02:06
>48
やや、お目覚めですか?
もう廷臣の方々ならお帰りになられてしまいましたが。

杯投げつけられコブができた私の立場は一体・・・(ToT
50山崎渉:03/03/13 16:11
(^^)
51見習忍者:03/03/16 01:07
迂回経路の構築が完全でなかった為にこのような事態が起きるとは。
閣下が馬参将軍に負い目を感じなければ良いのだが・・・。
今回の教訓を生かし、迂回経路の構築を急がせよう。

>315の草
呉に進行させる為、女が意図的に間者に仕立て上げられ処刑されている。
ただ、この件はこちらの指示があるまで秘匿するように。
(意図的に情報を捻じ曲げています。)
52希代之副官:03/03/17 21:56
(軍師府)
…第二軍、第三軍共に難題が生じました。
要因は考えないことにしましょう。いまは打つべき手を打つことです。
江南では呉巨旧臣の動きが気になります。
かれらの慰撫には似た立場にあった町将軍が適任であると思います。
あのお方ならうまく地盤ごと引き継ぐかもしれません。
また、馬将軍ご帰還あるまでの上党の警備と部隊再編には
やはり衛・影将軍を向けてはどうですか。ある意味で洛陽への牽制にもなりましょう。

…と。もしそのように手配できれば、殿はどうなさいますか?
廷臣A「ふざけんなってんだ!」
廷臣B「大声であぁ〜ん?廷臣のクソ野郎供だぁ?なんてなぁ」
廷臣C「洛陽太守の所へ行ってみるか?」
廷臣A「ナルホドそれは面白いかもしれないな」
>>44
今後も吾玄殿は、悩み苦しむ……かもしんない。
でもしばらくその役は、馬参殿が担当します。

>>45
敗戦はしょうがないとして、次はどうやって業βを攻めるか。
思案の為所。
55魏軍・業β ◆I9WFnCXgeU :03/03/18 02:42
かつての燕の拠点にして、キ州切っての大都市、業β。
洛陽に続き、許昌も失った魏にとって、最後に残った大規模都市となる。
この地の戦略的価値は、その都市規模のみに留まらない。
キ州の各都市に睨みを効かせられる業βを抜かれたなら、魏は隣接する四つの前線都市に兵力の分散を強いられる。
涼にしてみれば、この地を攻め落とせば、あとは好きなように魏領を侵食できるわけで、その意味からも「魏の喉元」という表現は決して誇張ではなかった。
曹操が一線級の武将を配したのも、当然の判断だった。

その「一線級」の一人、荀ケが伝える。
「馬参が上党を出発したとの報告が入りました。総勢12万です」
報告を受けた曹丕は、その酷薄な顔に、わずかながら緊張の色を浮かべた。
「増援要請は?」
荀ケは、総大将の心境に気付かぬ振りをして、答える。
「渤海と陳留へ既に。渤海は燕、陳留は涼とそれぞれ対峙している地ゆえ、もともと兵はそろえておりますれば、総勢は10万を超えましょう。なれど、若君」
「わかっておる。業βの11万を加えれば、21万。だが、勝ちが約束されたわけではない」
「御意。これまで涼軍は、何度も2倍近い敵と戦っては、これを退けております。今回、我らは数をそろえることに成功しました。しかし、これに安堵してはなりませぬ」

曹丕に釘をさす荀ケだが、やるべきことはすべてやった、という気持ちがある。
涼の細作を排除した上で、砦には秘密裏に改修を加えた。
部隊の編制にしても、徹底的に秘密主義をとった。
曹操ですら、今の業βの詳しい布陣は知らないはずだった。
「問題はあの男だ。やつが作戦通りに動くかどうか……」
曹丕が懸念を口にする。
「仮にあやつが勝手に動いた場合でも、我らの作戦に変更はありません」
「集中攻撃されるのを、黙って見ているということか?」
「御意。許昌の戦役にて、張合βが犯した過ちを繰り返してはなりません。とはいえ若君、ご心配には及びませぬ」
荀ケは曹丕を力づけるように、言った。
「あやつが討って出る時は、敗走する馬参を追撃する時にございますれば」
業βへ。「魏の喉元」へ。
街道を延々と進む第三軍総勢約12万。
兵たちの顔には、自信がみなぎっている。
敵の総勢20万? それがどうした。
俺たちは、弘農、洛陽、上党と連勝を続けてきた涼第三軍。
許昌と帝を失い、崩れつつある魏など、敵ではない。
俺たちは、強い。

張燕や韓遂ら同年代の武将と話す時、馬参は軍団長としてではなく、同年代としての会話を好むため、馬参に話し掛ける張燕の口調も、肩肘張ったものではない。
「役に立てず、すまぬ」
対する馬参は、首を横に振った。
「気にするな。郭図公則に頼り過ぎて、自前で情報を集めることを怠っていたわしの責だ」

洛陽からの情報が枯渇気味のため、第三軍は耳と目を失った状態になっている。
馬参は、かつて黒山軍の首領として河北で戦ってきた、張燕の地理感に期待した。
上党攻めの際も、張燕の地理感はかなり有効だったのだ。
しかし、晋陽を拠点としていた張燕は、業βに関しては、際立った知識を持っていなかった。

張燕とて、本気で馬参に謝っていたわけではない。
人間には限界がある。
自分が戦ったことのない地域の地形を尋ねられても、答えられるものではない。
そこらへんは、張燕もドライに割り切っている。
謝罪はあくまでも、自分の本心を伝えるための前振りだった。
「のう、馬参殿」
前振りを経て、張燕は本題に入った。
「業βを攻め落とした後のことだが……やはり、東進を続けるのか?」
「無論だ」
張燕の言いたいことぐらい、馬参もわかっている。
できれば、その話はしたくない。
それゆえの即答だったが、馬参の思惑に付き合う気持ちのない張燕は、言葉をたたみかけてくる。
「つまり、第三軍が晋陽を攻めることはない、と?」
晋陽。
盗賊団の頭に過ぎなかった張燕が、100万を号する勢力の長として君臨した地だ。

やむをえん、と馬参は腹を括った。
張燕の願望を知りながら、いつまでもそれを無視することはできない。
張燕は得難い武将だが、本人の意思が堅固なものであるなら、馬参としても考えるしかなかった。
「晋陽を攻めるとすれば、それは新規に第四軍が編成された時になるだろう」
張燕がその気なら、その願望の強さを知るべき、と馬参は思った。

晋陽攻めが第四軍によって行われるなら、自分を第三軍から外してほしい。
そして、自分が第四軍に編入されるよう、口添えをしてほしい。
張燕の口から出た言葉の概略は、そんなところだった。
「そんなに晋陽が恋しいか?」
挑発するような馬参の問い掛けだったが、張燕は素直に肯いた。
「馬騰の引退を耳にして以来、自分の年というやつを自覚するようになった。晋陽攻略後は、かの地で余生を過ごしたい」
「晋陽を陥としたら、そのまま第四軍からも除隊する、と言っているように聞こえるが」
「実はそう言いたかったのだ」
「おい……」

馬参は、結論を出さなかった。
「その時が来たら、また話し合おう」
馬参の言葉に、張燕も同意した。
馬参が口にした「その時」というものが、実は永遠に来ないということ。
もちろん、二人は知る由もなかった。

「業β」攻略軍(第三軍。出撃都市・上党)
武将(兵科) 兵数/武/知(戦法)
馬参(重騎)17000/92/59(乱撃極、突撃5、車懸1)
陸遜(象兵)・9500/68/97(奇襲5、撹乱4、突撃3、槍衾3)
鳳徳(重騎)12500/96/64(突撃極、乱撃2、車懸2)
楊任(軽歩)11000/88/52(突撃5、奇襲4、撹乱1、乱撃1、車懸1)
張燕(軽歩)11000/86/50(突撃5、撹乱2)
張衛(軽歩)12500/77/37(乱撃4)
韓遂(軽歩)18500/69/78(乱撃3、奇襲2)
張魯(軽歩)15500/54/70(奇襲4、乱撃2)
鐘ヨウ(軽歩)12500/53/82(撹乱5、乱撃2)
  9部隊計120000


兵たちがざわついている。動揺している、といってもよい。
兵を叱咤する立場の馬参ですら、出てきた言葉にため息を帯びる始末だった。
「曹丕が隠そうとしていたのは………これか!」
平地戦を得意とする涼軍だが、山岳戦に関しては、他勢力より秀でているとはいえない。
言い方を変えれば、「常勝」涼軍といえども、山岳戦ではその力を十分に出し切れない、ということ。
そして今、馬参の視線の先には、高く険しい山が広範囲に渡って広がっていた。
一目で堅牢さの伺いしれる砦が、その頂きに建っている。

(敵を砦から平地におびき出せないか)
許昌の戦役で、第一軍が取った策と同じ作戦を、馬参は一瞬考えた。
だが、すぐに無理だと判断する。
山間部が広すぎて、砦から平地までかなりの距離がある。
たとえ砦から敵をおびき出したにしても、そこはまだ山間部。
魏軍を完全に平地へ引きずり出すには、最低二回の後退戦が必要となるだろう。
最低二回の後退戦。それは魏の連続攻撃に晒される、ということを意味する。
敵兵力より10万近く劣っている第三軍にとって、無条件で採用できる作戦ではない。
馬参は途方に暮れた。
物見の兵の報告によると、敵は正規軍10部隊11万、増援軍も10部隊11万の計20部隊22万。
ただし、敵増援軍はまだ戦場に到着していない。
攻撃するのなら、一刻も早く砦に攻め上るべきだった。
さもないと、合流した総勢22万の軍勢に押し潰される。
しかし、山岳戦で勝てるかとなると、状況はかなり怪しい。
「平地戦なら、何とかなるかもしれませんが……」
陸遜と第三軍副将の鳳徳が、眉間に皺を寄せる。
この戦さは、負けだ。
陸遜と鳳徳の表情からは、そんな感情が見て取れる。

即刻攻めかかるべし、と唱えたのは、張衛だった。
「諸将よ、いったい何を恐れているのだ?」
張衛の顔には、出撃を渋る陸遜、鳳徳、さらには馬参までをも侮る色が浮かんでいる。
「山岳戦、おおいにけっこうではないか。第三軍には兄者がいる。涼軍の強さが平地のみにとどまらぬこと、世に示す絶好の機会と心得るが?」
張衛の兄・張魯は、漢中という峻厳な地を拠り所に勢力を築いてきた。
平地戦よりはむしろ、山岳戦を得意とする武将だ。
もっとも、弟から名指しされた張魯本人は、じっと目を閉じて何も言わない。
「張魯将軍の用兵は、まこと心強いものと存じますが」
陸遜は慎重な言い回しで、主戦論を制する。
「問題は敵の数。いくら張魯将軍が『奇襲』戦法の使い手とはいえ、いずれは敵の数に押されてしまいましょう」

森林や山間部で威力を発揮する「撹乱」系戦法を、実戦に適うレベルで習得しているのは、陸遜、楊任、張魯、鐘ヨウの四将。
普通なら十分な戦力だが、雪崩のように襲い掛かってくるであろう魏の20部隊を迎え撃つには、どう考えても駒不足だった。

「敵が多いなど、最初からわかっていた話ではないか。いまさら慌てることでもあるまい」
鼻息を荒くする張衛。
これを刺激せぬよう、陸遜は言葉を選んだ。
「その通りです。しかし、問題は戦場が山中に限定されることです」
第三軍に編入された頃、人を人とも思わぬ態度を取り続けていた陸遜だが、馬参の下で働く中で、随分と辛抱強くなった。
「寡兵である我らにとって、軍団長や張衛殿の『乱撃』や鳳徳将軍らの『突撃』は必須。しかし山間部では、その成功率は著しく低下する。敵は数を頼んでの通常攻撃を主とするでしょうから……」
「いずれ潰されるな」
陸遜の言葉を引き継いだのは、引退した馬騰の盟友・韓遂。
韓遂の言葉に、張衛はあからさまに顔を歪めたが、韓遂は涼唯一の一品官。
直接噛み付くこともできず、代わりに陸遜に矛先を向ける。
「ならば、どうするというのだ? 12万もの兵を動員しながら、引き返すというのか?」
張衛は挑むように陸遜を睨み付けるが、陸遜はひるまなかった。
「それが最善の道です」
出撃前から、悪い予感はしていたのだ。
現況を分析するに、その予感に逆らわないことこそが、もっとも望ましい判断。陸遜はそう信じた。
「軍団長、軍師として具申いたします。いったん上党へ戻り、作戦を立て直すべきです」
もはや陸遜は、張衛の方を向いてはいなかった。
「敵を前にして臆するとは、それでも軍師か!」
勝手に話をまとめられ、張衛は怒りの声を上げた。
「軍団長、それがしは断固として、攻撃を進言いたしますぞ!」
張衛もまた、馬参の方を向いた。
「第一軍が魏都・許昌を陥とし、第二軍がかつての呉都・抹陵に攻めかからんとしているこの時期! かつての燕都・業βを目前にしながら撤退となれば、第三軍のみが嘲笑を浴びることになる。武人として、さような恥辱は御免被る!」

腕を組んで胡床に腰掛けていた馬参は、陸遜と張衛に詰め寄られ、苦悶の表情を浮かべた。
心情的には、張衛の言うように、すぐさま攻撃命令を出したかった。
許昌で第一軍が、そして翻陽で第二軍が、それぞれ二倍近い敵を撃退したばかりだ。
戦わずして撤退するなど、積極果敢な戦闘を旨としてきた馬参には、とても耐えられなかった。
だが、許昌が完全な平地戦で、森林地帯の翻陽も「突撃」系戦法を駆使する余地があったのに対し、業βの砦周辺には平らな地はまったくない。
この状況下で二倍近い敵を撃破できるとは、いくら馬参でも思えなかった。
馬参が思案に耽っているため、天幕内には沈黙が流れている。
その沈黙を破ったのは、物見からの報告だった。
「敵増援軍、戦場に到着いたしました!」
天幕から飛び出した武将たちが、絶望の色を帯びた声を上げる。
その原因となったのは、人間が山全体を覆っているかのような光景。
兵が地表を覆う土なら、乱立する軍旗は文字通りの「林」。
遠すぎて旗印の判別まではできなかったが、様々な色の軍旗で、山はちょっとした賑わいとなっている。
これでもまだ、全部隊が集まったわけではない。
その後方からは、他の増援軍部隊も続々と達しつつあるはずだった。

しばらく立ち尽くしていた馬参だったが、やがて、鋭い声を発した。
「張燕!」
降り返った馬参は、鬼のような形相をしている。
さすがに顔を強張らせていた張燕は、馬参の口から出た命令に、さらに表情を硬くした。
「部隊を出せ。わしの隊と連動して敵前を横断するのだ!」

全員が息を飲んだ。陸遜に至っては、泣きそうな声で「軍団長!」と叫んだ。
馬参が錯乱したと思ったのだが、もちろん馬参は正気を保っている。
「馬参隊と張燕隊を除く全部隊は、撤退の準備をなせ。ただし、敵に気取られぬよう、十分注意せよ!」
馬参の言葉の意味がわからず、しばし誰も動けなかった。
そんな様子にイライラしたように、馬参は武将たちを怒鳴りつけた。
「我らが撤退すると知れば、魏賊が追撃してこよう! だから、わしと張燕で敵の目を引き付けるのだ! ついでに、敵の布陣を確認してくる。次の戦さに役立つ!」
ようやく馬参の意図を察した武将たちは、急いで自分の部隊の方へ駆け出した。
その中には、張衛の姿もある。
高い場所から自分たちを見下ろす大軍勢。
恐怖や威圧感を感じて当然の光景であり、これを見てなお攻撃を進言するほど、張衛も無謀ではなかった。

「張燕、そういうことだ。一緒に出てもらうぞ」
相変わらず目を怒らせたまま、馬参はその場に残った張燕の方を向いた。
「承知いたした」
先ほどまでとは打って変わり、張燕はうれしそうに笑い、拱手した。
「そのような戦さ、それがしも嫌いではありませんな」
まず張燕隊が先陣を切り、山を駆け上り始めた。
一定の距離まで近付いたところで反転し、魏軍の攻撃圏内から脱出する。
もちろん魏軍は、張燕隊の接近に気付いているが、まったく動かない。
許昌の戦役での失敗を、戦訓として学んでいるのだ。
「さすがにすごいな……」
ピクリとも動かないが、自分たちを見据える視線は痛いほどに感じる。
戦意の高さ、統制の取れた陣構え、そして22万という数。
そのすべてに張燕は舌を巻いたが、感心してばかりもいられない。
「次」の戦さに備え、陣構えや武将名など、魏軍に関する情報を少しでも集めておかなければならないのだ。
「荀ケがいる。やつが参軍だな……あれは曹洪の旗。それに……お、曹操の親衛隊長まで出てきてるのか」
張燕は背筋を伸ばし、砦周辺の軍旗を見極める。
「張合βに李典に趙雲……あいつらは陳留からの増援だな。おや、別に『張』がいるが……。あれは確か張遼の軍旗だったか。他には……」
魏軍の陣容を眺め、それを記憶に刻み込んでいた張燕だったが、やがてある軍旗を見るに及び、その作業は図らずも中断となった。
張燕は見てしまった。
かつて刃を交えたことのある敵の軍旗を。忘れることなどできない軍旗を。
「あれは……!」
その軍旗の主の名を、張燕は畏怖の感情を込めて口にした。

10万以上の軍勢の退却となれば、そうスムーズにいくものではない。
ましてや、敵に気取られぬようにともなれば、指揮する武将たちの苦労も並大抵のものではなかった。
だが間もなく、その手の苦労など苦労とも思えぬような事態が発生した。
異変に気付いたのは、退却する軍勢の後方に位置していた陸遜隊の女兵士だった。
女兵士は不機嫌だった。
第三軍の兵士となって、そろそろ三年。出世への野望も抱くようになり、今回の戦いで功績を上げてやろうと心に決めていた。
それなのに、撤退。
(まったく、あの馬参様が臆病風に吹かれるなんて……あたしと武鵜の手にかかれば、20万だろうが30万だろうが、一捻りで倒してみせるのに)
退却に際し、彼女は後方の見張りを任された。
「退却のしんがりと言えば、活躍の余地がありそうだけど……実際のしんがりは、馬参様と張燕様だもんねぇ」
愛象の名そのままに、ブーブー言いながら武鵜の背中で立ち上がり、後方を見る。
平地に部隊の姿はない。馬参らはまだ、退却に転じていないようだった。
「あーあ。ホント、つまんない出撃だったわね………あら?」
不平タラタラだった女兵士の目が、パッと光り輝いた。
その視線は、砦周辺に向けられている。
付け加えると、そこでは明らかに戦闘による土煙が上がっていた。
「キャー! 陸遜様ー!」
叫ぶ女兵士の声は、喜色に溢れている。
「戦闘が始まってますゥー! 馬参様が戦っておられますゥー!」

「なぜ?」という思いと、「どうする?」という思いが、陸遜の頭の中を駆け巡っている。
「なぜ?」
退却命令を出したのは、馬参だ。
なのに、馬参自らが、戦闘を開始してしまった。
「どうする?」
タイミングとしては、最悪だった。
圧倒的数の敵を前にして、兵たちは動揺していた。
これに退却命令が追い討ちをかけ、士気は完全に落ちた。
そして、馬参隊を支援するにも、退却中の七部隊は、砦からかなり離れてしまっている。
また、著しく機動力の劣る防御用の陣形を敷いており、これを速戦用の陣形に変えるには、相応の時間がかかる。
だが、躊躇している場合ではなかった。
陸遜は「反転。攻撃」を告げる銅鑼を連打させた。
退却中だった全部隊が、大慌てで回頭する。
一刻の猶予もならなかった。
命令も何もなかった。
馬参が突然砦に向かって駆け上ったため、配下の兵たちもそれを追ったまでのこと。
兵たちはわけがわからない状態で、主君を追いかけている。
わけがわからない状態―これはある意味、馬参にもいえることだった。
馬参。字は叔遠。
性格「猪突」。
この時の馬参は、完全に頭に血が昇っている。

キレた状態ではあったが、馬参の目と脳が確実に捉えているものがある。
それは、「呂」と大書された軍旗。
もちろん、呂砲のものではない。
その軍旗の持ち主はかつて、馬参にとって兄のような存在だった男を、義理の息子という立場にありながら、あっさりと斬り殺した経緯を持つ。
温侯とも飛将とも称されたその男はつまり、馬参にとって「仇敵」だった。

槍を振るい、立ちはだかる魏兵を切り崩す馬参。
雑魚に用はなかった。
業β守備軍司令官の曹丕ですら、今の馬参にとっては何の意味も、価値もなかった。
ただ一人の男の首を獲るため、馬参は愛馬を疾駆させ、魏の防衛線を突破する。
「呂布!………出て来い!」
馬参は叫んだ。


※次回、「業β攻略戦(その二)」

連続投稿規制が導入されたんだろか?
しばらくエラーが連発したが……。
65郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/03/18 12:12
では、例によって・・・






赤兎キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
66廖衛 ◆ttmECRHBeQ :03/03/18 17:29
>主簿殿
せっかく珍しく真面目にネタだししたんですから少し汲んで下さい・・・。
殿下に私と廷臣たちの対談を書いて欲しかったのに・・・。

(今回のネタ)
今親父殿が不在となると上党の防備があいてしまう。
こうなったら、軍団長への立候補取り消しの変わりに上党への異動を殿下にお願いしてみよう。
今は軍団長選挙よりも防備が先決だ。
親父殿・・・。どうか御無事で居て下され・・・。
>>66
せっかく廖衛VS廷臣という構図が出来そうだったのにそれをぶち壊すのもどうかと思うけど。
流れでおかしくなるのもこのスレの味。全て自分の思うように進むと思うのは間違い。人に文句を言うのは論外。

トリップ・sageの件にしろ長文の件にしろ、ちょいと目立ちすぎじゃないかい?
続きがうpされたばっかりだってのに、殿下を困らせるようなことしちゃいかん。
>>66
いいネタだったら使われる。流れにそぐわなければスルーされる。
これがこのスレのこれまでの流れ。
>>67
トリップもsageも長文も、殿下がさり気にフォローしてたじゃないか。
いまさら蒸し返してどうする。

殿下が進めやすいように行こうよ。
69郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/03/18 19:38
元気があるのはマジでいいこと、スレが過疎化するよりはね、マジで。
つーわけでレスがついたことを素直に喜びつつ一言。



誰か此度の敗戦の責任逃れる方法おせーて
>>郭図公則殿
希代之副官殿の掲示板を見られたし
71希代之副官:03/03/18 20:18
見られた!
本スレと、ヲチ・雑談スレという風に棲み分けできたらいいなと思ってたのですが、
太守殿の仰ることを踏まえ、本末転倒にならない様に重々戒めて参ります。
で、こたびの敗戦の責任ですが…
呂布なら仕方ないではありませんか?まず何と言っても、呂布ですし。
>>66-68
( ´_ゝ`)>>1以外のことなんてどーでもいいつーの
73第三軍兵卒:03/03/19 11:37
りょ、りょ、呂布だぁぁぁぁ!!!!!Σ( ̄□ ̄;)
>>65郭図公則殿
三国志9で、貴殿の師の知力が80の大台に突入した、と聞く。
まずはめでたい。
なお、第二軍の抹陵攻めと第三軍の業β攻めが完了した暁には、貴殿と貴殿の師の絡みも出てくることだろう。
内容は知らんけどね。
つかその前に、どうやって業βを攻め落とそう……。

>>66―69
68氏がおっしゃるように、わしの力が足りずに、本スレの中で絡められない、というネタも出てくるでしょう。
つか、実際あったし。そういうこと。
でも、皆様のネタ振りがあったからこそ、ここまで続いているということは、言うまでもない事実。
今後ともよろしくお願いいたします。
「このスレは、あなたのレスが頼りです」
22万の軍勢に、わずか一部隊で突っ込んでくる涼将。
部下の「どうやら軍団長らしい」という言葉に、呂布は皮肉っぽく肩を竦めた。
「馬参という男……蛮勇の徒か」
総大将自ら先頭を切って突撃してくる図など、なかなかあるものではない。
呂布が知っている限りでも、七年前までさかのぼらなければならない。
もっとも、その時突出した総大将とは、呂布本人ではあったが。
北海で曹操軍に最後の決戦を試みた呂布は、それこそ今の馬参のように、赤い汗血馬にまたがり、部隊の先頭を駆け抜けていた。

「曹操殿! 貴殿が歩兵隊を率い、わしが騎兵隊を率いれば、天下に敵なしではないか!」
北海戦役終了後、呂布が曹操に向かって叫んだ言葉だ。
呂布をくびり殺すつもりだった曹操は、その言葉にぐらついた。
「魏将・呂布」。病的なほどに人材を愛する曹操にとって、垂涎のブランドだった。
もしもこの場に劉備が同席していたなら、間違いなく劉備は、呂布を殺すよう進言していただろう。
劉備は呂布に、恨みがあった。
目論見通りに呂布を使いこなすことができず、挙げ句、領有したばかりの徐州を奪い取られてしまったのだから。
しかし、劉備はこの時、北海にはいなかった。
韓公として荊州の地にあり、人生の絶頂を噛み締めていた。
敗軍の将の呂布が今、突撃してくる涼の軍団長を見下ろしているのには、そんな経緯がある。

「しかし、目茶苦茶だな」
苦笑する呂布。
一心不乱に馬をけしかけ、魏兵をなぎ倒す馬参からは、部隊を指揮する意志などまるで感じられなかった。
とはいえ、馬参の騎馬兵たちは勇猛だ。
指揮官が指揮官としての役割を果たしていない状況ながら、見事な戦い振りで馬参を支援している。
「フン……どうやらこれは」
呂布は鼻を鳴らし、方天戟を握り直した。
どうやら馬参は、自分を攻撃目標としているらしい。
槍を振るい、馬で蹴散らす。
それをひたすら繰り返すうちに、仇敵の姿が視界に入ってきた。
赤い汗血馬にまたがり、でかい方天戟を携えた男。魔人・呂布。飛将軍。
突進してきた騎馬兵を一撃で突き殺すと、呂布と馬参の間に障害はなくなった。
董卓が死んで14年。
必ずや自分の手で、と思い定めてきた憎い男が今、目の前にいる。
「呂布ーっ!」
馬参は槍を構え直した。

鋭く突き出された槍を、呂布は方天戟でいなした。
疾駆する馬の勢いで、馬参はいったん呂布から離れたが、すぐに向きを変えて突進してくる。
「お?」
自分を殺そうとしている男の顔を見て、呂布は首を傾げた。

再度接近した馬参は、槍を振り上げ、叩き降ろした。
呂布は方天戟を寝かせ、正面からそれを受け止める。
「ぬあぁぁぁぁぁ!」
獣のような馬参の絶叫。
圧迫で呂布を押し潰すかのように、馬参はそのまま、渾身の力を込める。
衝撃で軽く手が痺れたが、呂布もそれに応えた。
そして馬参の顔を凝視する。
(この顔、どこかで……?)
力比べは、呂布に分があった。
馬参の槍を押し戻した呂布は、反撃に転ずる。
態勢をぐらつかせた馬参に、息もつかせぬ突き。
馬参は必死で首をひねり、自分の顔に突き刺さらんとしていた方天戟を、かろうじてかわした。
今度は馬参の攻撃。片手で槍を振るい、横から叩き付ける。
だが、呂布の方が速い。
空振りとなって宙に漂っていたはずの方天戟は、馬参の槍が呂布の脇腹を叩く前に、既に呂布の体を守る位置にあった。
ガキーン!
方天戟と槍が交差する鈍い音だけが、虚しく響いた。
サーバの負荷が高いので書きこめません。
(11.56 : 目標は 5.00 以下)
--------------------------------------------------------------------------------
もちろん、このページをリロードするのも負荷かかります


……ですと。
どうすりゃいいんだい。
馬参が攻め続けている。
時折呂布も反撃するが、大半は防御だ。
しかし、馬参が優勢というわけではなかった。
一心不乱に呂布の首を狙う馬参に対し、呂布は考え事をしながらの応戦だった。
(こいつ……誰だったかな?)
攻撃をかわしながら、呂布はずっと馬参の顔を見つめ、記憶を呼び起こそうとしていた。
かなり前に見たような気がする。
10年前……いや、もっと昔か。

注意力が散漫となる。
馬参の突き出した槍が、呂布の兜をかすめた。
「……っとっと」
呂布は若干慌てた。あくまでも、若干。
「馬参とやら。なかなかやるではないか」
呂布の口から発せられたその言葉、「馬参とやら」。
その言葉が、馬参をさらに刺激した。
この男は、自分のことを覚えていない。
それはすなわち、自分のなした行為―董卓暗殺―についても、たいした感慨を持っていないということ。
「呂布……貴様ーっ!」
既に沸点を超えていたはずの馬参だったが、その臨界点はさらに上がった。
「忘恩の徒め!……董太師の無念、思い知れっ!」

董太師?
呂布は面食らった。
思いもよらない男の名が、思いもよらない所で出てきたものだ。
だが、記憶の中でさびれつつあったその名が、ようやく馬参の顔と昔の記憶を一致させた。
「おお、思い出したぞ!………こりゃまた懐かしい!」
自分の顔に突き刺さろうとしていた槍をなぎ払いつつ、呂布は破顔した。
「楽驂ではないか! まだ生きておったのか!」
楽驂。
上司たる郭に愛想を尽かした馬参が、下野した際に、校尉の身分とともに捨てた名だった。
馬参は心の中でも絶叫していた。
ただしそれは、呂布に対する怒りの言葉ではなかった。
(くそっ! くそっ! くそおっ!)
馬参は、自分自身に強い憤りを感じている。

初めて馬参が呂布と手合わせしたのは、呂布が董卓の義理の息子となって間もないころ。
兄とも仰ぐ董卓が、何よりも大切にしていた赤兎でもって、息子に迎えた呂布。
どれほどの男か、という興味もあったし、そして何より、嫉妬の感情があった。
当時、馬参は36歳。呂布と同い年だった。
自分の膂力にも自信があった。
(貴様が董卓様の息子にふさわしい男かどうか、わしが見極めてやろう)
馬参からの―楽驂からの―手合わせの申し出を、呂布は胡散臭そうな顔をしながらも、受諾した。
そして、わずか一合で、馬参を馬から叩き落としていた。

次の対決は、董卓暗殺後のこと。
馬参は、李カク・郭連合軍の一士長として、呂布軍との対決に臨んだ。
先制攻撃で、呂布方の部将・李粛を撃破したまでは良かった。
しかし、討って出てきた呂布に突っ込んでいった馬参は、またも一合で地に倒れた。
死ななかったのは、馬参の腹を突いたのが、方天戟の把の部分だったため。
馬参は激痛に悶えながら、遠くへ駆けていく赤い馬の尻を見るしかなかった。

あれから14年。
名を楽驂から馬参へ変え、傭兵部隊の頭として各地を転戦した。
呂砲の配下となって歴戦を重ね、軍団長にまで昇格した。
経験を積み、鍛練も重ねた。
今の自分なら、あの呂布であっても……。
そう思いながら、復讐の時を待ち続けた。
そして今日。
予期しない所ではあったが、その仇敵の軍旗を認め、あとは感情の赴くままに突撃に転じた。
呂布との三度目の対決に臨んでいる馬参は、攻め続けている。
それは間違いない。
昔と比べると、膂力の差も縮まっている。
それも間違いない。
だが、元々あった膂力の差が、あまりにも大きすぎた。
(そんな馬鹿な! 馬鹿な! 馬鹿な!)
槍を振るいつつ、馬参は泣きたい気分になっていた。

14年間、血もにじむような鍛練を重ねてきた。
董卓の無念を晴らすために。目の前にいるこの男を叩き殺すために。
そして今、全力でもって、自慢の槍攻撃を仇敵に浴びせている。
だが、この仇敵は――呂布は、笑っていた。
「ハッハッハ……まさかおぬしが涼の軍団長とはな!……ハッハッハ、これは愉快だ!」
馬参の渾身の攻撃を、呂布は目に涙さえ浮かべながら、かわし続けている。
呂布は、本気を出してはいない。
遊んでいた。
「呂布!………その口、閉じよっ!」
激昂しながら、馬参は真上から槍を振り下ろす。
呂布は、それを受け止めた。笑いながら。

わけのわからない、かつ最悪の展開に、張燕は呪詛の声を上げていた。
友軍の退却を支援するための、陽動。
馬参は確かにそう言った。
だが、その馬参自らが、敵陣地へと突撃してしまったのだ。
砦周辺の魏部隊は、好機とばかりに馬参隊を包囲しようとしている。
このままでは、間違いなく馬参隊は壊滅する。
「駆けよ!」
張燕は兵たちに叫んだ。
「軍団長の退路を維持するのだ! 死ぬ気で駆けよ!」
ふと、平地の方に目を転ずる。
退却中だった友軍部隊が、大慌てで転進しているのが見えた。
間に合いそうにない。
左右から次々に襲い掛かってくる魏部隊を振り払いながら、張燕は何とか退路を確保した。
馬参隊が下がってくるまで、このまま踏ん張らなければならない。
だが、馬参隊の騎馬兵は、一騎たりとも姿を見せなかった。
「馬参は何をしている! 退却する気がないのか!」
怒りのあまり、張燕は馬参を呼び捨てにした。

休む間もなく、魏軍の攻撃は繰り返される。
張燕隊の被害も、次第に大きくなっていく。
このままでは、持ちこたえられない。
「おぬしに指揮を任せる!」
張燕は副官に向かって怒鳴った。
「わしは馬参を連れ戻してくる! それまで、何としても耐えよ!」
副官の返事を聞く前に、張燕は単騎、砦の方向へと走り出した。

張燕は、手綱を緩めることなく、愛馬をけしかけ続けた。
一時でも止まったりしたら、あっという間に魏兵たちに取り囲まれるだろう。
そうなれば、いかに張燕といえど、どうしようもなくなる。
とにかく、駆け続けることだった。それも全力で。
だが、きりがない。
斬っても斬っても、魏兵は沸いて出てくる。
たまに馬参隊の騎馬兵も見かけるが、遠すぎて馬参の所在を確認できない。
「ええーい!……馬参はどこだ!」
自分の命を守るためにも、そして馬参を見つけ出すためにも、張燕は駆けるしかなかった。

急に魏兵たちの壁を抜けたが、それは張燕が突破し尽くした、というわけではなかった。
魏兵たちは、ある一騎打ちを、遠巻きにして見守っていた。
張燕はその真ん中に躍り出たのだ。
一騎打ちをしている二人の武将を見て、張燕は息を呑んだ。
ともに、知っている武将だった。
「くそっ、よりによって!……」
張燕は悪態を吐いた。
殺気を感じ、呂布は素早くその方向に目を向け、そして自分に向かって飛んでくる矢を認めた。
「ひょっ……」
寸前で矢を掴み取った呂布は、初めて怒りの表情を浮かべた。
誰だ。俺の楽しみを邪魔するやつは。
だが、再び顔をほころばせた。
名乗りを上げた邪魔者の名は、呂布にとってなじみのものだった。
「涼将・張燕、見参!」

今日はやたらと懐かしい連中と出会う日だ。
袁紹の元に身を寄せていたころ、呂布は何度か、この男と戦闘を交えたことがある。
「黒山か!」
呂布の声色は、敵というより、旧友に対するそれだった。
もちろん、ここが旧交を温める場でないことは、呂布も承知している。
「おもしろい! 二人まとめてかかって参れ!」

張燕とて、呂布との再会を喜ぶつもりはなかった。
同時に、馬参と協力して、呂布を切り倒すという意志もなかった。
その願望はあったが、そんなことをしている時ではない、と理解している。
「馬参、下がれ!」
呂布への一撃とともに、張燕は怒鳴った。
「おぬし、いったい何を考えておる! 軍団長自らが、軍団を危機に晒してどうする!」

軍団長。
広大な領土を有する涼において、わずか三人しかいない職責。
どんなに能力のある武将であっても、七同志でなければ絶対になれない職責。
たとえ七同志であったとしても、投票で過半の支持を集めなければなれない職責。
つまり、涼において、極めて重い職責。
張燕の言葉に、息が荒くなりつつあった馬参は、ようやく正気に返った。
「下がれ、馬参!」
張燕はもう一度叫んだ。
「我が隊が退路を確保している! そこから突破しろ!」
「しかし!」
馬参は躊躇するとともに、自分の軽挙を悔いた。
どんな名馬であっても、呂布の愛馬・赤兎から逃げることはできない。
呂布と一騎打ちになった以上、生き残るには、呂布が退却するか―今の状況ではありえない―、呂布を斬り殺すしかない。
そして、呂布を斬り殺すことは、自分にはできない。
たとえ、張燕の助力があったとしても。

「おいおい、ここで逃げてはつまらんだろう」
馬参を挑発するように、呂布は言った。
「二対一でもかまわんと言っているのだぞ……楽驂よ、董卓の仇を討つのではなかったのか」
ユラリ、と再び馬参の心の中の火が揺らめいた。
だが、素早く張燕がそれに水をかける。
「わしがこの化け物を押さえる! さっさと行け!」
化け物と言われた呂布が大笑する一方で、危うくまた正気を失いかけた馬参は、なおも躊躇した。
「おぬし一人を残すわけにはいかん! 下がるなら一緒に……」
馬参は、最後まで言葉を発することができなかった。
張燕が槍の把で、力いっぱい馬参の馬の尻を叩いたのだ。

馬参の馬は、激しいいななきを上げ、そのまま狂ったように走り出した。
タガのはずれた馬を御することは、人間の力ではできない。
「張燕!」
馬参は劇走する馬上から振り返った。
「張燕!」
しかし、名を呼ばれた涼将は、もう馬参の方は見ていない。
槍を振るい、呂布に斬りかかっていた。
「張燕!」
馬参は、血が出るほど唇を噛み締めた。
そして、意外な展開に目を丸くしている魏兵に八つ当たりの槍を浴びせながら、魏兵の壁へと突入していった。
ようやく馬が落ち着いた頃には、馬参は最初の壁を突破していた。
だが、まだ敵中。
隙を伺うように、魏兵たちが馬参と併走している。
魏兵たちの視線を、痛いほどに感じる。
軍団長としての立場を忘れ、軍全体を危機に陥れ、さらには張燕を見捨てた。
魏兵たちの視線は、そんな自分を嘲り笑っているように感じられた。

「殿! ご無事でございましたか!」
馬参の騎馬兵三騎が、馬参のもとへと駆け寄ってきた。
どの者も、甲冑全体に真新しい傷跡を残している。
馬参は、そのうちの一人が、馬の脇腹に軍旗をくくり付けたままなのに気付いた。
「その軍旗を掲げよ。大涼旗もだ」
ねぎらいの言葉をかけることもなく、馬参はそう告げた。
「持っておらぬ者は、落ちている軍旗を拾ってこい。高々と掲げるのだ。すべての者に見えるようにな」
騎馬兵たちは、一瞬目を合わせた。
この状況下で軍旗を掲げるなど、さらに多くの敵に所在をさらけ出すようなもの。
本来ならここは軍旗など打ち捨て、魏兵たちに紛れ込みながら突破を図るべきだった。
しかし、騎馬兵は反論することなく、黙って軍旗を掲げた。
ほかの兵たちも、戦死した馬参隊兵士のそばに転がっている軍旗を拾ってくる。

赤地に金色の縁取り、そして漆黒の「涼」と「馬」の文字。
馬参隊の象徴である二種類の軍旗は、悠然と風にたなびいている。
生き残っていた馬参隊の騎馬兵たちが、軍旗に気付き、一騎、二騎と集まってくる。
その数はやがて、千を超えた。
馬は潰れた。
兜もなぎ払われ、顔にも体にも深い傷ができていた。
槍を支えにして、ようやく大地に立っている状態。
首を振ることで、朦朧とする意識をはっきりさせようとしたが、より多くの血がぶちまけられ、余計気が遠くなったような気がした。
(間抜けだな)
ぼんやりと張燕は思った。
既に、呂布が二人にも三人にも見え始めている。
腕や脇腹に受けた傷は、もう痛いとは思わなかった。
ただ、気だるい。
そして、眠い。

「張燕。もう良かろう?」
呂布の声が聞こえる。
その表情も、まだなんとか見分けられる。
憐憫の情が浮かんでいた。
「手当てをすれば、助かる。今ならな」
張燕は応えず、大きなため息だけをついた。
「張燕。降れ」
呂布は言った。
「おぬしほどの男なら、魏公も粗略には扱うまい。いや、そんなことは断じてわしがさせん。約束する。だから、降れ」
ふらつく体を賢明に操りながら、張燕は黙って槍を構えた。
それが答えだった。

「張燕」
また、呂布の声。
「おぬしの名、死ぬまで忘れぬ」
憐憫の色は、もうなかった。
「ありがたい」
張燕は言葉を絞り出した。笑みも浮かべた。
「天下無双の呂布が、わしの名を覚えておいてくれるというのなら……」
張燕は、握る槍に力を込めた。
「我が人生も、なかなか捨てたものではなかった、ということだ」
馬参隊の命運は、風前の灯火だった。
しかし魏軍は、依然馬参隊を遠巻きにしたままで、攻め立てようとはしない。
馬参の勇猛振りは、魏の将兵なら誰もが承知している。
その馬参が、圧倒的に不利な包囲の中で、堂々と軍旗を掲げながら、悠然と行軍している。
まるで魏軍など眼中にないかのようなその様子は、何とも不気味なものだった。
もっとも、魏軍が馬参隊に襲い掛かるのは、時間の問題ではあった。

粛々と進む馬参隊の数は、三千近くにまでなった。
あれだけ不利な戦いにあって、よくもこれだけ生き残っていたものだ。
これから始まる突破戦で、このうちの大半が死ぬだろう。
だが、馬参は死ぬつもりなどなかった。
何としても突破する。
上党へ帰る。
そして再度、ここへ戻ってくる。

「全隊、止まれ!」
馬参は号令を発し、ゆっくりと三千弱の騎馬兵たちを見渡した。
真剣な顔の者が多いが、笑みを浮かべている者もいる。
なんとも頼もしい。頭を下げたい気分になる。
「我が隊はこれより、敵包囲網を突破し、上党へ帰還する! その前に!」
馬参の怒鳴り声が、戦場に響く。
「軍団長よりおまえたちに、申し渡すべき言葉がある! 敵中突破にあたり、各自この言葉を唱えよ!」
馬参隊の騎馬兵はもとより、魏兵までもが、黙って馬参の声に耳を傾けていた。
「我らの前に勇者なし! 我らの後に勇者なし!………覚えたなら、続けーっ!」
馬参は愛馬の脇腹を蹴った。
騎馬兵たちは、どよめきと歓声を上げ、馬参を追った。

「我らの前に勇者なし!」
「我らの後に勇者なし!」
騎馬兵たちは絶叫しながら、弓を放ち、槍や剣を振るう。
「我らの前に勇者なし! 我らの後に勇者なし!」
もちろん、馬参もそう叫んでいる。
※次回、「業β攻略戦(その三)」。

あれかね。
戦争始まったんで、書き込み多くて負荷が大変、って状態なのかな?
よく知らんのだが。
88◇315kusa:03/03/20 21:07
張燕カコヨスギ、。・'゚゜(つД`)'゜゚・。
89無名武将@お腹せっぷく:03/03/21 20:47
「我らの前に勇者なし! 我らの後に勇者なし!」
これってもしかして、「宇宙戦艦ヤマト」からのパロですか?!
sage忘れ申し訳ありません。
>>90
筵亜玄名
92希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/03/21 21:32
あの、とにかくすみません・・・。
受験生だってのにほとんど勉強していなかった所為でPCを隠されてしまい、
今まで繋げませんでした。
友達の携帯から繋ごうかとも思いましたが、2chImodeのURLがわからず断念。。
カフェで繋ぐことも、外出禁止令により・・・・。
卒業式も無事終わり、遂にパソコンも解禁され、ようやく繋ぐことができました・・・・。
しかし、どんな理由があるとはいえ、無断欠席をしてしまったことは事実。それも三回目。
こんな私を許してくれますか?同志の皆さん・・・。

会社員とか嘯いてた気がしますが、すみません、嘘でした。
93郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/03/21 22:08
>>92




                   気 に す る な
希代之殿キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

張燕殿オォ・・・・・・・・・・。・'゚゜(つД`)'゜゚・。・・・・・・・・・・・
軍師様オカエリナサ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━イ !!!!!
漏れも実は今年受験ですた。
仮面浪人ですけどねw

さぞやお疲れでしょう。
ささ、まずは一献…。
希代之殿は受験生でしたか。
確か町費殿も受験生だったはず。
97馬参 ◆.L/ffpm.yw :03/03/21 23:23
>>希代之殿
何も申されずとも、お主の帰還を心から歓迎いたす。
軍師殿、よくぞ帰ってまいられた。

>>94殿
張燕・・・惜しむべき好漢を失ってしまった。
98希代之副官:03/03/21 23:36
受験生の皆様乙でした。
希代之様の復帰とにかく嬉しいです。安心した。
パソ禁てことは、これから過去ログ読むだけで大変そうですな。
前スレは>>1の私のサイトにも保管してあります。
まだ環境の変り目でいろいろ忙しいだろうけど、よろしく頼みます。
99吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/03/22 14:26
>>軍師殿
よいしょ。
>>45希代之殿
「バキッ」(武力49の殴打音)
バカヤロウ! それでも涼の筆頭軍師か!
いいか、おれは必ずこのリプレイ記を完結させる!
だが、おれ一人でやるんじゃない!
同志全員で終わらせるんだ!』 二次スレ>>48


おかえり。待ってたよ。
100吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/03/22 14:28
100&合格げっと。
101希代之護衛兵:03/03/22 16:22
>>希代之様
お帰りなさいませ!配下一同この時を待っていました!(涙
また傍らで、護衛の任を勤めさせていただきます。
102無名武将@お腹せっぷく:03/03/22 16:48
ganbareage
滅び行く者ほど美しいものはいない。惜しきかな張燕。
・・・まぁ私はこんなキャラじゃないけど。
張燕殿・'゚゜(つД`)'゜゚・。
(まぁ今度変装して元張燕軍兵士の家でもまわろうかな?)

>>92
頑張ってください。
>>89
御名答w
シュルツ司令官です。

>>92希代之殿
聞いての通り、第三軍が業βで敗北した。
詳細は不明だが。至急軍の再編を進める。
おぬしには、業β攻略のための作戦立案を命ずる。
スレ1の最後あたりに、ヒントがあるような気がしないこともない。
多分、あれしか手はないだろう。

あ、そうだ。
長期不在の咎により、これより軍師に恥ずかし固めの刑罰を執行する。
さあ、軍師よ。
このピンク色のレオタードに着替えるのだ。 (;゚∀゚)=3=3ハァ、ハァ


申し訳ない。続きは後日。
ただ今、血管中をアルコールが駆け巡ってる。
105無名武将@お腹せっぷく:03/03/23 15:09
その1から読んでみたけど(疲れた…)、面白いな
ガンバレ呂砲
>>105
目上の者に対しては「姓+字」様とするが礼儀
それであるのに殿下に対し呼捨てとは!何たる不忠!!
しかもsageてもおらぬとは!!

…あ、これは洛陽太守様。
不忠者の>>105を取り押さえましたので報告に挙がりました。
107無名武将@お腹せっぷく:03/03/23 17:23
その1から読んでみたけど(疲れた…)、面白いな
ガンバレ呂砲突進
108郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/03/23 17:38
姓 郭図 名 公則 字 弐番

………
……

郭図弐番
カステラ一番郭図は弐番
軍師は一番郭図は弐番
希代之一番郭図は弐番

>見習忍者
約一名死刑で
109希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/03/23 22:31
うう・・・皆さんの暖かい言葉にめっさ感激しております。。。
三スレの191・198、259、304、558、585、593、620
素晴らしいネタ振りに答えることができなくて・・・この希代之、
どう申していいか言葉が浮びませぬ。。
三スレの314・320・330
ご迷惑をおかけしました・・。この罪は万死に値します。。
そして575以下、受験生としての自分の立場を考えず、日々道楽にはしり
この素晴らしいスレを汚すこととなったことを、深く謝罪いたします。。
つきましてはこの希代之英傑、12回の切腹をもって皆様にお詫びしとう御座います。
グシュッグシュッグシュッグシュッグシュッグシュッグシュッグシュッグシュッグシュッグシュッグシュッ
>>93(郭図公則殿)
お主からそのような言葉を聞けるとはな。鬼の郭図公則も心までは鬼になりきれていないと見える。
(アリガトウゴザイマス、とっても気が楽になりました。。)
>>94>>96
心配をおかけして申し訳ありませんでした。。
>>95
ありがたく頂戴いたす・・・。グハッ?!
>>97(馬参殿)
そういってもらえるととても有り難いです。。(一行レスで申し訳ありません!)
>>98>>101(私の島左近)
私が不在の間、よく頑張ってくれた。
副官、まとめサイトの作成まことに大義である。
筆頭軍師副官の名に恥じぬ働きよ・・・。
護衛隊長、許都の戦いではおぬしが廖衛殿を制止してくれなければ策は成功しなかった。
勲功第四位も全てお主の果敢な指揮のおかげである。
これからも私を支えてくれ。
(数々のネタ振りに答えられなくて申し訳ありませんでした。。)
>>99
ありがとうございます。。
考えてみれば今回の無断欠席、あの時の比ではない・・・。
是非とも今度は武力82の吾玄殿の手で私を殴りつけてください。
申し訳ありませんでした。
110希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/03/23 22:34
>>103(支援倶楽部会員殿)
ありがとうございます。その一言で救われます。。
>>104
「啄木鳥戦法」に御座りますか。
しかしあの時と同じまま使用するのも面白くありません。
ここは「啄木鳥戦法パート2」を進言いたします。(具体的な作戦内容は呂砲様にお任せ・・・駄目ですか?(;´Д`)

ピンクのレオタードですか・・・。
殿下、しばらく見ぬ間に男sy(ry
(数々のネタふりに応えることができなくて、本当に申し訳ありませんでした。
 特に帝の件に関しては、もう・・・。)

二レスにわたる長文、お許しください。
111雑兵1号:03/03/23 23:20
・・・軍師殿、なんつー格好・・・。
そんな趣味が・・・
いえ!誰にも喋りません!だーーれにも。
どーせウチのボス、いや殿下が面白半分で命じた事でしょ?
もうイイ歳なんだから、もうちっと落ち着けばいいんですがねえ。

うお!ボス!じゃない殿下!いつからそ(略
112参謀本部:03/03/23 23:51
殿下に「戦略啄木鳥作戦」を提案いたします。
作戦の概要は、第一に陳留を攻撃し、次いで[業β]へ兵を進めるというものです。

洛陽より全兵力を持って陳留へ一軍を進発させ、許昌軍がこれを援護します。
陳留には援軍の襲来が予想されますが、これに[業β]の軍勢が入る事は間違いないかと思われます。
陳留への派兵が可能な都市は[業β]、濮陽、小沛ですが、このうち前線都市は[業β]のみで、
3都市中最大の兵力の駐屯が見込まれることから、先の推測を立てています。
陳留戦において重視すべきは、敵援軍の撃破です。
[業β]より派遣された軍勢を叩く事で[業β]戦力の漸減を実現する事こそ、第一段階の目的であります。
陳留を攻略する事が望ましいのですが、戦況によっては可能な限り打撃を与えた後に撤退する事も考慮せねばなりません。

以上が達成された後、いよいよもって[業β]へ進軍いたします。
陳留攻略が為されていれば、ここよりの援軍を攻略軍に加えます。
仮に攻略が為されなかったとしても、陳留軍は先の戦闘による疲弊が見込まれ、敵援軍の兵力は落ち込むものと思われます。
尚、上党から[業β]へ侵攻した場合、砦が山岳地帯に位置する事になります。
よって騎兵を率いる将は山岳騎兵を用いるか、或いは歩兵中心の戦力構成を取るのが望ましいと思われます。

以上で作戦提案を終了致します。











なんて、ネタを振ってみるテスト。
殿下は「増援なしで勝つ」という縛りをかけていたような…

>>参謀本部殿
いや、悪気はないんですよ。ただ涼王を苛めて(ry
114◇315kusa:03/03/25 00:15
>>113-114
増援の縛りの件はこの際おいといて、

洛陽(郭図公則様)→陳留、が囮になって[業β]を軍を呼んで叩いて
(洛陽守備軍の進攻が無しならor許昌(第一軍)→陳留)
上党(第三軍)→業β、に繋ぐ2方面作戦はネタの絡み的にも面白そう。
115見習忍者:03/03/25 01:02
祝、軍師殿復帰。

>閣下
御意( ̄ー ̄) ニヤリ

先日の教訓を生かし諜報部隊の再編成を行いました。
相互に緊密な連絡を取り合う事により、情報の迂回路を作り上げました。
これにより、一部の情報が途切れても迂回経路で情報を手に入れる事が可能です。

以前より支援隊などで準備を進めておりました、影武者計画の実施を開始致しました。
これにより敵が閣下の所在を掴む事を困難にさせる事が可能になりました。
例の計画を進めるにあたり、諜報戦において武器になるかと思われます。

廷臣が閣下にご注進したい事があるとの事ですが、如何取り計らいましょう?
何やら穏やかではない様子。
場合によっては、彼らは帰りに不慮の事故に遭遇するかもしれませんな。
ムリマルのあれ、軍師殿だったんだね。激しく萌えたw
117希代之副官:03/03/25 15:51
>>116
(・!・)シーッ!

>>112-
いい参謀が出てきたな!
倍すれば分かつ。勝ち易きに勝つ。兵法にも適ってる。
でもまだ、第三軍欠員武将の補充の件も決まっておりませんし
何より馬将軍のご意向ご性格も作戦の考慮に加えるべきかと思います。
ですが、
業βの兵力を分散させるためなら、こんなのはどうでしょう。
第三軍は転進して陳留をつつき、陳留から業β攻略、陳留の守りは第一軍と連携、
上党は漢に献上→漢の守備隊を駐屯させ、洛陽が"全力にて"これをサポート、

(; ̄ー ̄)ニヤリ
118熱血廷臣:03/03/25 21:45
陳蘭は何と?

さすがは卑賎の身、錦の旗の魅力には勝てないようです。
しかし、奴では役不足ではなかったのですか?

奴は囮だ。弘農で反乱が起きた際、鎮圧の為洛陽が軍を動かす。
誰も不思議には思うまい。

なるほど、しかしギョウで馬参が敗北したとのこと。
好機ではありませんか?
わざわざ未知数の男の…。

だめだ、まだこちらの準備が整っていない。
希代之に町費も動かさなければならない。
それにこの計画にあの男は必要だ。
焦る必要は無い、計画通り事を進めれば良いのだ。
あの男には機を見て私自身が行くとしよう。
ついに私もここまで来たか(感動泣)
こんな重要任務がわたされるなんて
頑張るぞ〜。

さ〜て酒でも飲みに行くか(変装したまま)
>>100吾玄殿
オメ。

>>105
スレ1から全部読み返すのって、どのぐらい時間かかります?
一度やってみようと思うのだが、なかなか……。

>>110希代之殿
「啄木鳥戦法パート2」ね。らじゃ。
ただし、まだ第三軍は、戦死した張燕と張魯の補充すらしていない状況。
すなわち未プレーなので、本当に勝てるかどうか不明なの。

>>111雑兵1号殿
レオタードだが、おぬしの分もあるぞ。
こっちはスケスケバージョンぢゃ。
ほれ、さっさと着替えんかい。

>>112参謀本部殿 >>114◇315kusa殿 >>117希代之副官殿
戦争における縛りは、一個軍団9武将、増援なし、対外侵攻は攻略軍のみ、計略「医術」なし……といったところ。
この縛りのため、頂いた作戦案は、残念ながらプレーの中では採用できない。
しかぁし!
ネタとしては、かなり使えるのれす。( ̄ー ̄)b
詳しくは「第三軍、再編」編にて。

>>118熱血廷臣殿
「郭図公則」編への条件揃ったァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ()ァァ(゚  )ァァ(∀゚ )ァァ(゚∀゚)ァァァァァァ !!!!!
圧倒的な兵力差に、質のそろった魏守備軍武将。得意の戦法を発揮できない山岳地帯。
くわえて、退却から一転しての、総大将の突出。
いくら連戦連勝の第三軍とはいえ、勝てる道理もなかった。
もっとも、鳳徳や陸遜たちに、「勝とう」という意志は元々なかった。
あくまでもこの戦闘は、馬参や張燕を救うためのものであり、両部隊が包囲を突破したなら、すぐ退却するつもりだった。
しかし、状況は極めて悪い。
包囲されている馬参隊は、陸遜たちからはまったくその様子が伺えない。
馬参隊の退路を確保している張燕隊は、「やせ細る」という表現そのままに、急速にその数を減じつつある。
そして、両部隊を救うため、懸命に山を這い登る第三軍七個部隊は、軍団結成以来、最大の苦戦を強いられている。
今や第三軍各部隊は、馬参らを救うどころの話ではなくなっていた。

五斗米道の教祖として漢中に君臨していたころ、張魯はもっぱら弟の張衛に軍事を任せていた。
自分の使命は、迷える民衆を導くこと。
俗事に関わってどうする、という思いが強かったし、そもそも自分に兵を率いる才があるとも思えなかった。
実際、当時南中牧だった呂砲が漢中に攻めてきた時は、ろくに抵抗もできぬまま、虜囚となってしまった。
だがそれから約一年後、張魯は自分の中で、ある才能が眠っていることに気付いた。
その頃、益州制覇を果たした呂砲は、七同志を率いて涼州の馬騰軍と戦っていた。
五斗米道の総本山だった漢中は、益州と涼州を結ぶ要衝であると同時に、魏の長安、そして韓の上庸と対峙する地でもあった。
太守としてこの地の守備を任されたのは、張魯。
涼の急速な領土拡張に警戒感を強めていた韓公・劉備は、これを好機と見た。
天下の要衝とはいえ、張魯が相手ならたやすい、と。
韓の漢中侵攻は、涼にとって間違いなく危機だった。
しかし、ここで張魯の用兵の才が開花する。
三度にわたって行われた韓の侵攻を、張魯はすべて撃退してしまったのだ。
部隊を率いる時、張魯は槍を持たない。
剣も持たない。
馬にすら乗らない。
敵兵と直接斬り合うことなどなく、兵たちが担ぐ神輿の上で長い杖をかざし、部隊を指揮するのだ。
張魯の兵は、五斗米道の信者たちで構成されている。
彼らは特に強兵というわけではない。
剽悍でもないし、勇猛でもない。
だが、張魯の命令なら、そして張魯の命を守るためなら、どんな危険も顧みなかった。
信仰集団の教祖だったこの男には、狩人のような嗅覚で敵陣の隙を見出すという、意外な才能があった。
用兵巧者張魯と、その命令に徹底的に従順な兵たち。
張魯が第三軍に編入されて以降、この組み合わせは戦闘のたびにその輝きを増していた。
魏の兵たちが、張魯隊のことを「涼の狂信部隊」と揶揄する所以だ。

その「狂信部隊」が、大恐慌に陥っている。
張魯隊は、魏軍陣地から放たれる岩石に右往左往していた。
必死で部隊を制御しようとする張魯だったが、兵たちの悲鳴と、転げ落ちてくる岩石の地鳴りで、その声が浸透することはなかった。
愛する信者たちが、次々に岩に押し潰されていく。
平和な世となった折りには、彼らとともに漢中へ帰ることが、張魯のささやかな夢だった。
自分を信じて従軍してきた兵たちには、当然家族がいる。
(漢中の信徒たちに、何と言って謝ればよいのだ)
絶望感が張魯の心を鷲づかみにしたその時、衝撃があった。
張魯は、神輿から投げ出された。

体の痛みを押さえながら、フラフラと立ちあがる。
いったい何が?
見渡すと、神輿を担いでいた兵たちが、変わり果てた姿で倒れていた。
「なんという……」
ひざまずいた張魯は、大岩で潰された兵の顔をそっとなでた。
だから、間隙をついて突入してきた魏将の張遼が、背後から自分に槍を突き刺す瞬間というものを、五斗米道の教祖は関知しなかった。
「張魯将軍、戦死!」
兵の報告に、陸遜は応えることはしなかった。
そんな余裕すらなかった。
この時、落石に遭った三つの部隊が、統制を失った状態で魏軍の攻撃に晒されている。
陸遜は、彼らの沈静化に奔走していた。
また、圧倒的な攻撃力と防御力を誇る戦象隊も、傾斜のある山岳地帯や樹木の生い茂る森林地帯では、著しくその機動力を減ずる。
今、第三軍が大苦戦を強いられている戦場は、険しい山岳地帯。
戦法「撹乱」と「奇襲」を習得している陸遜だが、思うように戦うことはできなかった。

「全然おもしろくないー!」
戦象隊の女兵士が、槍をブンブン振り回しながら叫んでいる。
敵兵を突き殺すために作られたはずの彼女の槍にしても、その穂先には一滴の血すらついていなかった。
陸遜隊は最初の退却時、部隊の殿を務めていた。
反撃に転じた時点で、もっとも戦場に近い場所にいたのだ。
しかし、山岳地帯で徹底的に鈍足となる戦象隊は、次々に第三軍の軽歩部隊に先を越されてしまった。
そのため、陸遜隊はまだ一度も魏軍と干戈を交えていない。
「え、また転進!? 今度こそ攻撃でしょうね? ハァ? また沈静作業? いい加減にしてよ、ゴルァ!」
女兵士にとって、こんな不本意な戦いは初めてだった。

初めてかどうかは別として、不本意な戦いを強いられていたのは、他の部隊も同じだった。
韓遂、鐘ヨウ、楊任たちは、魏の落石攻撃で完全に無力化している。
兄戦死の報を受けた張衛は、その衝撃でまともな指揮が取れなかった。
第二軍副将の鳳徳は、この中でもっともまともな戦闘を展開していた。
それでも、許チョや曹洪、張合βらの集中攻撃に遭い、早くも戦力が半減している。

陸遜の沈静化でようやく正常さを取り戻した時には、落石攻撃の餌食となっていた三部隊は、危険なほどに消耗していた。
まだ馬参の姿はなかったが、これ以上の戦闘は、間違いなく第三軍を全滅させる。
陸遜は、目を血走らせながら、馬参がいるはずの砦の方向を見た。
「やむなし……」
陸遜は「全軍退却」の銅鑼を鳴らした。
「涼軍が退却を始めています。各部隊、追撃を実施中です」
軍師・荀ケの報告に、曹丕は目を細めた。
長安、洛陽、許昌と立て続けに大都市を失い、あげくには皇帝の身柄まで奪われた魏が、初めて涼を打ち破った。
しかも、大勝利。
思わず笑みが浮かびそうになる。
自分は、父・曹操ですら為し得なかった偉業を果たしたのだ。
だが、そんな感情を曹丕は表には出さない。
自分は、魏公の位を引き継ぐ身。
家臣たちの前で、隙を見せたくなかった。
表情を押し消すように、曹丕は重々しく尋ねる。
「馬参の首はまだか?」
「呂布たちが追撃しております。もう間もなくかと」
「戦果を拡大する千載一遇の好機だ。敵の総大将……いや、七同志の首を挙げることができれば、涼に相当な痛手を与えることができる」
「御意。武将たちの戦果を待ちましょう」
曹丕も荀ケも、馬参斬殺あるいは捕縛の報告は、もうしばらく先のことと思っていた。
だから、「呂布将軍、帰陣」という衛兵の声に、眉をひそめた。

天幕に入ってきた呂布は、大事そうにひとつの生首を携えていた。
そんな呂布に、曹丕はことさら冷たい口調を投げかける。
「えらく早い帰陣だな。馬参の首はどうした?」
曹丕は、この男が嫌いだった。
「裏切り者」の代名詞・呂布。
今でこそ魏の将軍として猫をかぶっているが、いずれその本性を剥き出すに決まっている。
それに、己の膂力を鼻にかけ、まったく遠慮というものがない。
この男は明らかに、曹操の後継者である曹丕を見下していた。
「涼将・張燕の首だ」
呂布は言った。
「丁重に弔ってほしい。晒すようなことがあったら、俺が許さぬ」
これだ。
曹丕は心の中で罵り声を上げた。
何よりもまず、総大将たる自分の問いかけに応えるべきなのに、まったくそれを無視している。
挙げ句には、「俺が許さぬ」ときた。
いったい誰に向かって口をきいているつもりだ?
曹丕が感情で動く男だったなら、間違いなく呂布に斬りかかっている。
いや、これまで何度もそういう場面はあった。
そうしなかったのは、曹丕が自分の感情を制御できる人間であったから。
そして、荀ケという謀臣がいつもそばにいたから。
この時も、曹丕に代わって荀ケが呂布と相対した。
「呂布。まだ他の武将は追撃を展開中のはずだ。なぜゆえ、おぬしばかりこうして戻ってきたのか?」
剣一本満足に扱えない荀ケだが、そこらへんの武将などより、遥かに気骨がある。
曹操相手に直言を続けてきた荀ケが、呂布だけに言葉を控えることは、ない。
徐州攻略で曹操が許昌を留守にしていた際、火事場泥棒のように襲い掛かってきた呂布を防いだのは、ほかならぬ荀ケなのだ。

「自分が『男』と見定めた者と戦うことは、武人としての本懐だ。しかし」
話しながら呂布は、張燕の首を丁寧に曹丕の前に据えた。
「そんな敵将の首を斬る時は、いつも思う。この男とは、剣ではなく、酒を組み交わしたかった、と」
「おぬしがさような感慨に耽るとは、驚きだ」
大きくため息をついた呂布に、荀ケはまた問い掛ける。
「で、どうしたというのだ? 感傷に浸り、戦意が鈍ったとでも言うのか?」
挑発するような荀ケの言葉だったが、呂布は簡単に肯いた。
「そういうことだ」
呂布に、悪びれる様子はなかった。
「戦意に乏しい者を、最前線の将として据え続けるわけにはいかぬ」
侮蔑の色を露にして、曹丕。
喜びを表に出すことの少ない曹丕だが、この手の感情に関しては別だ。
「追って沙汰を出す。その処罰の後、転属願いを出せ。北海あたりで百姓の戸数でも数えておるがよい」
今の言葉が、別の人間の口から発せられたものなら、呂布は激昂しただろう。
だが、曹丕が相手なら、呂布が感情を爆発させることはない。
「まあ、おぬしには、この気持ちはわからんだろうな」
侮蔑と憐憫の情を目に浮かべ、そう応えるだけだった。

「ああ。それとな」
天幕から出ていこうとした呂布は、思い出したように振り返った。
「おもしろい話を教えてやる。親父に報告するなり、無視するなり、あるいは自分で料理するなり、好きにせよ」
呂布の態度に、曹丕はあからさまに不快な表情になったが、当の呂布は涼しい顔で続けた。
「涼第三軍団長の馬参だがな……馬参というのは偽名だ。本当の名は、楽驂」
「なに?」
思いがけない話に、曹丕も荀ケも目を丸くした。
呂布が何を言おうとしているのか、さすがにこの段階ではわからない。
「やつは元々、董卓の弟分だった男だ。どうだ。おもしろい話であろう?」
「それがどうした」
本当は多いに関心があるのに、曹丕は素っ気無く突き放した。
呂布の話に興味を抱くなど、曹丕にしてみれば癪に障る。
「そういうおぬしも、董卓の配下……いや、董卓の義理の息子だったではないか。張遼だって、元をたどれば同じことになる。たいした話ではない」
もっとも、おぬしは義理の父を殺した分、十分に例外的だがな、と曹丕は付け加えた。
「わしが董卓を殺して天下に正義を示した後、楽驂は郭の校尉として、長安にいた」
話のわからぬ奴、とでも言うように、呂布は肩を竦めた。
「すなわち楽驂は、董卓以上に皇帝を迫害した者どもの一派、ということだ。知らんようだから、ついでに教えてやる。涼はな、漢朝の復興を旗印としているのだぞ」
呂布のいわんとするところを察して、曹丕と荀ケは同時に「あっ」と声を上げた。
その反応を確認した呂布は、ニヤリと笑い、今度こそ天幕から出ていった。
127第三軍・業β:03/03/26 18:31
主を失った張魯隊は、四散した。
踏ん張っていた張燕隊も、支えきれずに壊滅。張燕の生死は不明。
部隊の過半数を失った鳳徳、楊任、韓遂、張衛、鐘ヨウの各隊は、退却を完了した。
戦場に残っているのは、未だに一度も戦闘を行っていない陸遜の戦象隊、そして、未だに魏軍の包囲下にある馬参隊の二部隊だけだった。

恐慌状態となった友軍部隊を助け、退却する友軍部隊を護衛し、そして今なお敵の包囲の中にある友軍部隊を待ち構える。
今回の陸遜隊は、何から何まで友軍を支援する立場となっている。
戦功を上げる余地などほとんどなかったわけだが、そのことについて、陸遜に不満はない。
そんなことより、気がかりなのは馬参の消息。
今、自分があの包囲の中に突入するわけにはいかない。
そんなことをすれば、馬参を救出するどころか、自分の隊まで壊滅してしまう。
ここは馬参を信じて、ひたすら待つしかなかった。
待っている間にも、様々な考えが頭を過ぎる。
その中には、「あるいはもう……」という最悪の想像もある。
だが、未だに戦場では、戦闘のものらしい砂塵が上がっているのが見える。
馬参はまだ、あそこで戦っている。
こちらへ向けて、必死で駆けているはずだ。
陸遜は腕を組み、はやる気持ちと焦る気持ちを懸命に押さえている。

例によって女兵士は、愛象「武鵜」の背中の上に立ち、見張り任務を行っている。
「下手に遠目が効くってのも、考えものだわね」
今回は、最初から最後までブーブー言いっぱなしだ。
不完全燃焼に欲求不満(性的意味のそれではない)で、女兵士の意気は消沈している。
とはいえ、見張り任務はちゃんとこなす。
砂煙の中から、こちらへ向かって駆けてくる騎馬隊を最初に見つけたのは、女兵士だった。
「あれ? もしかして……」
騎馬隊は軍旗を掲げている。
目を凝らし、その旗頭を読む。
「涼」、そして「馬」。
「ば……馬参様……キタァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ()ァァ(゚  )ァァ(∀゚ )ァァ(゚∀゚)ァァァァァァ !!!!!」
死力4.0は伊達ではない。
128第三軍・業β:03/03/26 18:31
逃げる馬参隊に、追撃部隊からの矢が降り注ぐ。
一人の騎馬兵が、その矢に背中を貫かれ、あえなく落馬した。
馬を射られた別の騎馬兵は、愛馬とともにもんどりうって地面に叩き付けられた。
また一人、射殺された。そして、また一人……。
「全隊、突撃っ!」
陸遜が叫んだ。
「軍団長をお救いするのだ!」
一刻の猶予もならなかった。

馬参隊が、陸遜隊とすれ違う。
その数、わずかに200騎と少々。
無傷の騎馬兵は一人もいない。
どの兵も、疲労と負傷でようやく馬にしがみついている状態だった。
だが、軍旗だけはしっかりと掲げている。
退却戦では、単なる重り、いや、逆に自分たちを危険に晒す標識であるにもかかわらず、それを後生大事に携えている馬参隊兵士。
(しかし)
目頭が熱くなるのを感じつつ、陸遜は思う。
(この軍旗が……兵たちの士気の源泉……心の拠り所だったのだ)

軍団長はどこだ?
陸遜は周囲を見回し、そして見つけた。
馬参は、200騎の最後方にいた。
追いすがる魏兵を食い止めながら、落馬しそうになる兵を励ましていたのだ。
「軍団長っ!」
陸遜の絶叫は、馬参の耳にも届いたようだった。
こちらを見た馬参―ほかの誰よりも傷だらけになっている―に、陸遜は万感の思いを込めて叫んだ。
「あとはこの陸遜にお任せあれ!」
馬参は肯いたようだった。
129第三軍・業β:03/03/26 18:32
先頭を切って馬参隊を追撃していたのは、侯成の騎馬隊。
七同志の首を前に、興奮の絶頂にあった侯成は、突如現れた巨大な動物に仰天している。
「押し潰せっ!」
陸遜が命令するまでもなかった。
ずっとお預け状態にあった戦象隊は、これまでの鬱憤を発散するかのように、思うままに暴れまわる。
もちろんその先頭では、嬉々として槍を振るう女兵士がいる。

侯成隊の行く手を阻む、戦象隊の巨大な壁。それはただの壁ではなかった。
明確な殺意をもって襲い掛かってくる、「凶悪な壁」だった。
「ええい!……もう少しだったのに!」
罵声を発した侯成だったが、同時にうめき声を上げる。
こちらを部隊長と認めたのか、一頭の戦象が一直線に突っ込んでくる。
その背中には、あられもない衣装の女兵士。
「クソッ……女にやられちゃ、一生の恥だ!」
侯成は馬首を反した。

「武鵜! もっとシャキシャキ走りなさいな!」
女兵士が愛象を叱咤するが、しょせん象で馬に追いつくことはできない。
「ああん、もう! 手柄が逃げてくぅ……」
だが、悔いている暇はなかった。逃げる侯成の先に、さらに大きな土煙が上がっている。
追撃部隊は侯成だけではないのだ。
「キャハ! 来たわね来たわねぇ! みんな、あたしの手柄を取ったら許さないよ!……ってアラ?」
周囲を見渡し、女兵士は目を丸くする。周りには、誰もいなかった。
振り返ると、ほかの戦象たちは、さっさと後退している。
よく耳をすませば、退却を命令する銅鑼もなっていた。
「退却?! これからだってのにもう!」
毒つく女兵士だったが、さすがにたった一頭で、あの大部隊を相手にすることはできない。
「しょうがないね、まったく……武鵜、あれが来る前に逃げるよ!」

http://popup5.tok2.com/home/tabla/bu.jpg (by希代之副官ギャラリー)

【戦死】張燕、張魯(両将とも、今後は後方都市にて飼い殺し)
130第三軍・業β:03/03/26 18:32
※次回、「抹陵攻略戦」か「第三軍、再編」のどっちか。


>馬参殿
戦死した張燕と張魯に代わる武将を2人、選抜ヨロ。
例によって、七同志からの選抜打診も可(軍団長の吾玄と、洛陽守備軍司令の郭図公則を除く)。
ちなみに、どこぞのヤンチャ坊主が貴殿の安否を気遣っている。

【武力系】
名前(兵数)・武・知:兵法
関羽(12500)105・82:槍衾極、乱撃5、突撃4、撹乱4
張飛(・6500)104・37:突撃極、乱撃4
馬超(14000)100・47:突撃極、車懸5、乱撃3
甘寧(11000)97・77:突撃5、奇襲5、激流5、乱射4、矢嵐3、乱撃1★第一軍
黄忠(12500)96・56:矢嵐極、火矢5、乱射4、突撃4、槍衾4★洛陽守備軍
鳳徳(14000)96・64:突撃極、車懸2、乱撃2★第三軍
太史慈(12500)95・61:火矢5、斉射4、突撃4、
周泰(11000)95・61:突撃5、乱射4
張任(14000)92・80:撹乱極、突撃5、斉射3★第二軍
楊任(12500)88・52:突撃5、奇襲4、乱撃1、車懸1★第三軍
公孫讚(・9500)88・65:車懸極、突撃4★第一軍
関平(11000)87・71:突撃極、槍衾2★第一軍
厳顔(14000)87・78:乱撃5★第二軍
馬岱(11000)86・53:突撃極、乱撃3、車懸3★第一軍
蒋欽(11000)85・53:乱撃5、激流4、
胡車児(11000)82・39:奇襲4、乱撃3
呉蘭(11000)81・42:乱射3、突撃3★第二軍
劉カイ(11000)79・57:乱射3
藩璋(・8000)79・56:突撃4、奇襲4★洛陽守備軍
131第三軍・業β:03/03/26 18:33
雷胴(・9500)79・40:斉射3、突撃3★第二軍
蔡瑁(14000)78・75:乱射4、矢嵐3
張衛(12500)77・37:乱撃5★第三軍
魏続(・6500)77・29:突撃4、奇襲3
矯ズイ(11000)76・35:奇襲2
呉班(11000)75・50:乱撃4
孟達(11000)75・80:撹乱5、火矢3★第二軍
楊昂(・9500)74・43:突撃2
呉懿(11000)73・71:乱撃3、斉射3、突撃2★第二軍
楊懐(11000)73・53:火矢3
楊コウ(・9500)73・42:乱撃2
朱然(11000)72・67:火矢3、矢嵐3、乱射3
呂岱(・6500)71・65:火矢3、矢嵐1
陳蘭(12500)71・39:乱撃2、
公孫康(・9500)71・60:奇襲4、乱撃2
賈華(・6500)71・38:奇襲4、突撃3
高肺(11000)70・57:乱撃3
張允(・9500)70・43:乱射3
董承(18500)70・70:突撃3、撹乱2
黄権(11000)70・86:撹乱5、斉射3★第二軍

【知力系】
名前(兵数)・武・知:兵法
郭嘉(12500)24・98:烈火5、奇襲4、落石4
程c(14000)20・97:奇襲5、撹乱4
陸ソン(11000)68・97:奇襲5、撹乱4、矢嵐4、突撃3、槍衾3、烈火極、激流5★第三軍
賈ク(14000)56・96:奇襲極、撹乱4、落石5、烈火5、乱撃3
法正(11000)56・96:撹乱極、落石極、奇襲3、斉射3、火矢2、突撃1
張松(11000)20・94:落石4、撹乱2
132第三軍・業β:03/03/26 18:34
カイ越(12500)33・94:撹乱4
荀攸(14000)26・93:烈火4、奇襲3
華欣(12500)46・92:烈火4、
張紘(15500)21・89:激流4、烈火4
楊修(・9500)20・87:奇襲2
鐘遥(12500)53・82:撹乱5、乱撃2★第三軍
王塁(11000)30・82:奇襲1★洛陽守備軍
エン圃(11000)31・81:落石4、烈火4
韓遂(18500)69・78:乱撃3★第三軍
伊籍(・8000)29・78:
張魯(15500)54・70:奇襲4、乱撃2★第三軍

【同志】(武力順)
名前(兵数)・武・知:兵法
袁奉(15500)97・67:撹乱極、火矢4、激流4
廖衛(14000)95・70:突撃4、撹乱3、乱射2
馬参(17000)92・59:乱撃極、突撃4、車懸1
吾玄(14000)81・71:撹乱極、乱撃3、槍衾2、突撃1
希代(14000)70・99:撹乱5、奇襲2
町費(15500)67・72:撹乱極、突撃2、乱撃1、奇襲1、火矢1
郭図(14000)63・96:突撃極、火矢1、撹乱1
133廖影:03/03/26 19:47
廖衛さま!第三軍、敗れはしたものの馬参将軍はご無事とのこと。
すぐにでも上党へ見舞いに行かれてはいかがですか?

※トリップやめますた。
134郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/03/26 20:25
郭図公則・華キン・王累・袁胤・黄忠・潘璋


誰だ、こんな涼最弱の戦闘部隊を編成したのは・・・
135参謀本部:03/03/26 21:22
…はっ、私としたことが。
殿下の方針にそぐわない作戦案を提示してしまいました。
もうしわけございません。
修正案を必要とされるのであればお命じ下さい。
直ちに参上致します。

ご指摘して頂いた皆様、誠にありがとうございました。
136成都のおねぇさん:03/03/26 21:53
日記より。

敵将を取り損なった。
どうやったら敵将をひきつけることができるか……(ぽん)
やっぱり私が一番得意(と思っている)な色仕掛けで魅了しよう。
そうしたら……討ち取るどころか私の色香に迷って寝返ってくれたりして…きゃ〜♪
(以下延々と妄想が続く)
とりあえず、もっと色っぽい服を用意しないと。


>呂砲様
いつもいつも武鵜どもどもお世話になっています。
希代之副官様がお書きになられたギャラリーまで使っていただき、あとは出世するだけです。(まて)

>希代之副官様
本当に絵を書いていただいてありがとうございますo(⌒▽⌒)o
武鵜どもどもこんなに喜んでおります〜〜(・∀・)〜〜

(以下大地をゆらして南蛮の喜びの踊りを踊る一人と一匹)
137ゴル(ry:03/03/26 21:58
成都のおねぇタンのエロ画像キボンヌ。
138希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/03/26 23:51
むう・・・流石は義兄。よもやあの馬参将軍が敗れるとは・・・。
140無名武将@お腹せっぷく:03/03/27 23:27
sge
141無名武将@お腹せっぷく:03/03/28 09:32
これ面白いねぇ
142魏の細作@上党:03/03/28 19:01
よう、兄弟。おいしく酒を飲んでるかい?
おもしろい話を聞いたんだ。ちょっとお耳を拝借。
軍団長の馬参将軍だがな。な、な、なんと!
元はあの悪逆非道な董卓の部下だったっていうんだから、こいつは驚きじゃねえか!
・・・・わわ!そんな物騒なもん出すなよ!(逃走)

ふう、噂のばらまきってのも命懸けだな。
でも頑張ろう。家じゃカカアとガキどもが、腹を空かせて待ってるんだ。

お、そこのきれいな姉ちゃん。かわいい象だねえ。
おもしろい話を聞いたんだ。ちょっとお耳を(中略)
・・・・わわ!よりによって象で踏むか、おい!(逃走)
最近気になる事があるから手紙を送るか
「前略郭図公則様、ご機嫌いかがでしょうか?
最近町では「真・三国無双3」というゲームとかいうのがあり、その中に郭図公則様
がいるという情報があるのですか?本当なのでしょうか?
そしてそれが偽者だったらどういたしましょうか?」
144315番目の草:03/03/29 07:27
抹陵攻略ももう直ぐか…
第二軍は分裂したまま、隣の江夏は援軍の期待どころか不穏な空気が流れ、
しかも敵は猛将夏侯惇に、第三軍を破り魏の士気も上がっていよう。

,o(吾玄軍団長はどうされるつもりだろうか。
それにしても、涼の大義ため恋人を失い(>>51)部下の半数も無二の友人も失い
なお1年以内の呉の陥落のために戦い続けるのか…
いや、俺は命をかけて謀をなす細作。これ以上は考えないでおこう。)

俺に第二軍の支援で出来ることは、と。。
抹陵の偵察に、郷土の呉の投降兵にあること無いこと吹き込んでからだす。
半分は帰って来ないだろうが、その中に埋伏の兵を混ぜておけば魏から見分けはつくまい。
さて、埋伏に成功したら吾玄軍団長に手土産に持っていこうか。
145吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/03/29 20:03
抹陵攻略の準備は十分に整ってございます。
遅くとも来月には攻められましょう。全く問題はありません。


ところで殿下。
抹陵攻略後、一つ上程したいことがあるのですが…(メル欄)。
>>135参謀本部殿
かつて赤壁にて孫呉と戦った折り、「図上演習では勝った」のに、本番では負けたんだよな……。
なんでだったっけか?

>>137>>139
目茶苦茶ワラタ

>>141
そう言っていただけると嬉しいッス。

>>142魏の細作殿
オ♪ 来たか!

>>144 315番目の草殿
……( ̄ー ̄)b

>>145吾玄殿
思い切りましたなあ……。
らじゃ。

すみません。続きは後日。
147見習忍者:03/03/30 23:53
>閣下
華キン殿が司馬懿と申す者をぜひ推薦したいとの事です。
配下にも探らせてみましたが、中々の人物のようです。
一度謁見してみては如何でしょう?
閣下の為の才人が増える事は、今後の為にも良き事かと思われます。

魏が馬参将軍の過去を広めているようです。
如何対応いたしましょう?
いずれ広める予定だったものです。
この際軍師、町費両名に過大に伝わるようにするもの一つの手かと思われます。

>支援会倶楽部会員
直ちに江夏へ出立するように。
何?影武者?案ずるなお主以外の優秀な影武者達が任務に付いている。
江夏にて、亡き呉巨殿の変装をし夜な夜な町を徘徊するのだ。
その際に「エンホウ」と恨めしそうにするのを呟き続けるのを忘れるな。
他詳しい事は現地にて説明を受けるように。

江夏の者に旧呉巨家臣達を取りこむように指示と。

>315の草
作戦の第一段階が良好な事に、閣下も大変お喜びになっている。
これより第二段階に入る。
吾玄将軍は現在閣下に対し中立だが、これを強力な親閣下派にするのだ。
また、第二軍団内はそのまま二つに割っておくように。
軍団内の袁奉将軍派を親閣下派に塗り替えるのだ。
必要な情報は(情報操作したうえで)こちらからも回す。
今後もお主の働きに期待している。

別働隊に315の監視を倍に増やす事、
吾玄将軍派の反袁奉将軍感情をより高めるように指示と。
148名無し~3.EXE:03/03/31 00:41
…ここが…翻陽「揚州三軍指令本部」か…

忘れ物は…無いな。良し…


拙者は参露、字を窓顕と申す者。
英傑様が副官殿の推挙により四則様に仕官を願い出た次第。
何卒良しなに御願い申しまする。

…これはその事で英傑様が副官殿より四則様へと認(したた)められた書簡。
四則様に御渡し願いたい。
149町費 ◆khvWPc71kM :03/03/31 08:44
>>呂砲様 >>馬参殿
第三軍軍団の人員の補充に立候補したいのですが良いですか?
150吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/03/31 09:55
>>148
軍師殿の副官からの推挙だと?
そういえば今第二軍で働いてもらってる某も洛陽太守殿から推挙された人間だったな。
軍師という人種は何を考えてるのかさっぱりわからん。

…しかし、いまや大陸随一の勢力である涼軍の筆頭軍師を字で呼べるとはよほど希代之と親密なのか高貴な出か。
まあいい、断れ。「芸の無い人間などいらん」とでも言っておけばいいだろう。
その書簡とやらも読む必要はない。私は今それどころではないのだ。
151名無し~3.EXE:03/03/31 11:37
…そうか…四則様に書簡を受け取ってもらえぬか…
此度は出直すと致しましょう。

(以下独り言)
衛兵が英傑様の名を聞いた時に四則様への取次ぎを躊躇ったように見えたな…
四則様と英傑様の過去に個人的な柵が存在するのか…それとも…

…少し調べる必要がありそうだな…
>見習忍者
了解いたしましたただちに江夏にいってきます。
(江夏に行く途中のぼやき)
せっかく郭図公則様の影武者になれると思ったのに・・・・はぁ
やはりまだ駄目か頑張るぞ〜おー
そういえば説明聞けって言うが・・・誰に?
まぁいいかなんとかなる!大体はわかってるんだから変装して勝手にやらせてもらう!
まずはこの町でしばらくやらせてもらう
「エンホウ」「エンホウ」
153馬参 ◆.L/ffpm.yw :03/03/31 22:21
此度ばかりは、それがしの愚かな自惚れが招いた許されざる結果にござる。
鄴を落とせなかったばかりか、有能な将士二人や多くの涼兵の命を落とさしめた事。
将たる者が戦場に置いて、私情をもって行動するなどとは言語道断。
本来ならばおめおめと逃げ戻り、涼のみなに顔をお見せ出来る立場の者でもございませぬ。
それゆえ、今すぐにでもこの汚き白髪首を差し出したく思っております・・・。
が、このままでは散っていった同胞達も浮かばれぬし、あまりに無責任。
何卒、今一度鄴攻めをお許し頂き、彼の地を落として恥を雪ぐ機会を与えてはくださいませぬか。
その後に軍団長の印を御返し奉り、謹みて如何様な罰をも受ける所存でござる。


>廖衛殿
お主にも随分と心配をかけてしまった。
また、わしの留守中に上党へと駆けつけてくれたのだな。
このまま留まり、鄴攻めに参加してくれぬか?

>町費殿
おお、お主が名乗りを上げてくれるとは有難く、また心強い。
喜んで歓迎いたしたい。


殿下、彼ら同志二名を第三軍団に加入いたしたく思いまする。
154郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/01 00:17
(´-`).。oO(第三軍団っていい響きだなあ、そのうちマスケット銃とか配備されないかな)

>見習忍者
廷臣からの使者には面会すると伝えておいてPLEASE。
馬参の離間しばらく中止、やりすぎて肝心の涼が潰れたら洒落にならん。
しかし、武将の関係で戦闘力が殆どない洛陽守備隊長に何の用だ?
155名無し~3.EXE:03/04/01 00:31
どうやら英傑様との不仲は細作らしき女子関係でのイザコザが原因のようだな。
しかも、調査中に仕入れた噂では四則様は人間不信に陥っておられるとか…

四則様と英傑様の不仲よりもこちらが問題だな…
だが…これ以上個人で情報を集めるのは至難の業…如何したものか…

そう言えば子息様の危機を救ったと言う八卦を生業とする翁殿の噂もあったな。
かの者と会う事が出来ればあるいは…

捜索ついでに生まれ故郷の洛陽に帰ってみるか。
家を飛び出してもう十余年…一度も帰っていなかったが、どうなっているかな…
156希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/04/01 01:47
第二軍団長殿はアレの仕官を断ったか。
野に埋もれているには惜しい人材だが、まあ仕方あるまい・・・。

それはそうと、そろそろ第二軍団をどうにかしなくてはならない。
う〜、涼の一大事だというのにいい策が思いつかん・・・。
副官、護衛隊長、何かいい策はないものかな?
>>148名無し~3.EXE殿
新キャラの参陣を歓迎する。
往々にして、考えていたネタと別方向へ突っ走ることがあるかもしれないが、大きな心で御寛恕のほどを。
いずれにせよ、今後貴殿がどのような道を歩むのかは、貴殿自身のネタ振りにかかっている。
で、往々にしてその意図は破られたりするw

>>149町費殿
了解。
第一軍所属、町厨房。第三軍へ転属、と。
あ、業β攻略が終わったら、とりあえず第一軍に戻ってきてくれ。
某イベント終了後なら、再び第三軍へ戻ることも可。
詳しくは本文。
ぜんぜん詳しくないけどさ。

>>153馬参殿
とにかく無事で良かった(しかし、6万も戦死させるとは、どういう指揮官だ)。
勝敗は兵家の常。気にする必要はない(とはいえ、今の状況であの業βを陥とせるかな)。
第二次業β攻略戦での奮戦を期待する(次も負けたら、マジでシャレにならん。ネタ的に)
……ん? 何かわし、言ってた?

戦死した張燕と張魯に代わり、町費、廖衛両将の第三軍配属を命じる。
移動のターンとか考えたら、次の業β攻めは半年後の207年1月だな(現在206年7月)。

>廖衛殿
ということで、なし崩し的に貴殿は第三軍配属となった。
切り込み隊長としての活躍に期待する。

>吾玄殿、希代之殿、名無し~3.EXE殿
今回Up分で、振られたネタとちょっと違った設定にしてある。
というか、もう作ってしまった。
微妙に軌道修正ヨロ。
158宛 ◆I9WFnCXgeU :03/04/01 02:40
廖影は、チラリと後ろを振り返った。
かなり早い段階から「副官殿! 置いてかないでぇ!」と悲鳴を上げていた主簿は、影も形も見えない。
(1万1000……いや、1万いるかな?)
残兵数のあたりをつけ、それもやむをえまい、と思う。
まだ行程の半分にも達していないのに、既に三分の一前後の兵が脱落している強行軍だ。
文官の主簿が、これについて来れるわけもなかった。
だが、「やむをえまい」とばかりも言っていられない。このままでは、半数も上党にはたどり着けまい。
不安を覚えつつ先頭を向いた廖影は、目を剥いた。
廖衛が、愛馬の脇腹をさらに蹴りつけ、強引に加速を促している。
この調子では、副官たる自分すら脱落しかねない。

たまりかね、廖影は叫んだ。
「殿! 全隊に一時休息を!……このままでは……」
「たわけ!」
廖衛の反応は速攻だった。
「親父殿が危ないのだぞ! 呑気にかまえている場合か!」
本気で廖衛は言っているが、伝令が許昌に到着してから、もう二日たった。
業βでの戦闘が終わって、既に五日以上が経過しているのだ。
消息不明の馬参が無事なら、とっくに上党へ戻っているはずだし、最悪の事態となっていたなら、それこそ今の廖衛隊の早駆けは、悲報を早く知るだけの意味しか持たない。
「しかし殿!」
無駄とは知りつつ、廖影は制し続ける。
「馬の息も上がっております! 馬を潰しては、話になりませんぞ!」
「その時は、洛陽で郭図公則から奪う!……手筈は任せる!」
「と、殿ぉ……」

強行軍がようやく停止したのは、第三軍が呂砲へと派遣した伝令と遭遇したため。
「馬参将軍は、上党城へ無事入城されましてございます!」
伝令の言葉を聞くやいなや、廖衛は大喜びで「早く親父殿に会うぞ。全隊、進め!」と号令した。
廖影は精神的によろめいた。
許昌、軍師府。
希代「手痛い敗北ではあったが、何はともあれ、と言ったところだな」
護衛「軍団長がいるのといないのとでは、軍のまとまりに大きな差が生じますからな。もしも、馬参将軍に
   万一のことでもあったなら……」
副官「さよう。その上で魏が逆侵攻でも図ろうものなら、上党は容易に陥落しましょう。さすれば、漢都は
   上党と陳留の二方向から圧力を受けることになります」
希代「そのような事態だけは、何として避けねばならん。馬参殿が無事だったのは、まことに僥倖だった」

伝令が呂砲に伝えたのは、馬参と陸遜が上党に無事に帰還したことと、戦死者の概数。
張燕、張魯の二将が戦死したことは、郭図公則の細作頭が第一報として伝えていた。
さらに、軍団長や軍師が一時消息不明となるほどの戦闘とあって、かなりの被害が出たであろうことは、容易に想像できた。
それでも、伝令の口から出た数字に、呂砲はひっくり返った。
「6万以上だと!?……戦死者だけでか!」

副官「それにしても、やられたものでございますね……6万以上とは」
希代「負傷者もかなりのものだろうな。第三軍の全部隊が、相当な打撃を受けたことだろうよ……しかし、
   どうしてそこまで一方的にやられたのか、解せんな」
護衛「伝令は、戦闘の詳細を伝えてないのでございますか?」
希代「とりあえず、馬参殿が無事だったことを知らせる伝令だからな。そのうち、また使者が来るだろう」

膨大な数の戦死者に、呂砲は激怒した。
「馬参はいったい何をやっておったのだ! 昼寝でもしておったか!」
「勝敗は兵家の常。敗戦に一々口は挟まん! だが、負け過ぎだ! 程度つーもんがあるだろうが!」
「馬参ももうろくしたか! 日向ぼっこ気分で指揮を採っていたのではあるまいな!」
希代之と町費が止めるまで、呂砲の罵倒のオンパレードは続いた。
副官「馬参将軍が消息不明と耳にされた時は、殿下は失神されたのでございましょう?」
護衛「それなのに、無事とわかればこれでございますか。ひどいおっしゃりだ」
希代「まあそう言うな。馬参将軍の身を一番案じていたのは、殿下と廖衛だ。今日伝令が来るまで、まった
   く公務に手のつかぬ有り様だったからな……気がお緩みになったのだろう」
副官「廖衛将軍と言えば、まだお戻りになっていないようですが」
希代「上党への道中、伝令から馬参将軍の無事を聞いたらしい。許昌に戻って来ないということは、そのま
   ま第三軍に合流するつもりなのだろう」

廖衛は細作頭の第一報があった直後、援軍として自分を上党へ派遣するよう呂砲に具申していた。
許昌から上党。馬を代えながら飛ばしても、最低4、5日。部隊を率いてなら、さらに倍近い日数を要する。
既に戦闘が終結していたその段階では、まったく無意味な増援だった。
だが、呂砲はそれを許した。許したというより、けしかけた。
「行け! 行くんなら早く行け! なんとしても馬参を死なせるな! 何しとる! かしこまってる暇があったら、さっさと行かんか! ホレ、駆け足!」
この時の呂砲と廖衛は、動揺のあまり、常識で物事を考えるなど不可能だった。

希代「それとな。町費殿の上党行きも決定した。第三軍に一時編入となる」
副官「町費将軍が? それまたどうして?」
希代「『馬参殿には恩義がある。返すなら、今』とな。殿下もお許しになられた」
護衛「恩義……ああ、あれですな。第三軍が洛陽に駐屯していた頃、町費将軍が馬参将軍に金策を頼み、馬
   参将軍がそれを受諾されたとかいう……」
副官「町費隊の士長殿がそう言っていたそうだな……宴の席だったか?」
護衛「あの御仁、酒が入れば饒舌になる。詳しくはスレ3『洛陽―人集う都市』をご覧ください」
副官「スレ3の>>288から>>370です」
希代「ちなみに、町費殿の第三軍編入は、業β攻略まで。完了したら、とりあえず許昌へ帰還してもらう」
副官「それはまたどうして?」
希代「『郭図公則』編のシナリオ合わせの一環だ。町費殿には、ちょっとした使命があるそうだ」
三人がCMまがいの話をしているところへ、一人の男が入ってきた。
「殿」
控えめに声をかけた男は、さっと拱手した。
「準備が完了いたしました。これより、翻陽へ向かいます」
「おう、参露。いよいよ出るか」
希代之の顔が、引き締まった。

「今の第二軍の分裂は、郭図公則の仕業であること……証拠はないが、間違いない、とな。そのことをくれぐれも吾玄殿にわかってもらえるよう、全力を尽くしてくれ」
希代之の言葉に、参露は笑顔で応えた。
「筆頭軍師の忠告にございます。私ごときが全力を尽くさずとも、吾玄将軍はすぐにご理解されましょう」
「う……うん、まあ、そうだな……」
一片の疑いもない参露の笑みを、希代之は直視することができなかった。

「細作を三人、翻陽へ送る」
希代之と同様、ぎこちない表情で護衛隊長が告げる。
「おぬしの好きなように使ってくれ。それでもって、洛陽太守の第二軍内での陰謀を暴き出すのだ。本当なら、もっと多く回したいのだが、現状ではこれが手いっぱいでな」
「夢のようです」
参露はさらに微笑んだ。
「護衛隊長殿が育てられた腕利きの細作を、私ごときが使えるとは」
護衛隊長は、咳払いをした。

「これが辞令だ」
希代之は文書を開き、読み上げた。
「筆頭軍師府主簿・参窓顕……おぬしを筆頭軍師の名代たる第二軍軍監に任命する」
「謹んで、お受けいたします」
かしこまって辞令を受け取る参露。
その様子を、副官も護衛隊長も落ち着かない様子で見つめている。
軍監。
涼王に対して責任を負う筆頭軍師の名代として、各攻略軍の軍政から戦闘までの報告書をまとめる職務だ。
取りようによっては、旧ソ連の政治将校にも似ている。
とはいえ、これまでも第二、第三軍双方に配置されていたものの、軍団長が呂砲に固い忠義を誓う七同志とあって、ほとんど飾りのような存在だった。
ちなみに、前任の第二軍軍監は、大激戦となった翻陽の戦いの渦中で、戦死していた。

希代之はこれに目を付けた。
軍団長に軍監への命令権はないので、吾玄から束縛を受けることもなく、様々なところに顔を突っ込める。
郭図公則の謀略を探り出す立場として、これ以上ない役職だった。
それに、前任者の殉職に伴う交代となれば、郭図公則にこちらの意図が漏れる心配もない。
ただ、大きな懸念が二つ、あった。

ひとつは、希代之が以前、吾玄の愛妾を世にも無残な方法で殺していたこと。
その愛妾は孫呉が放った女細作であり、「処分」はあくまでも軍団長としての吾玄の立場を考慮してのものだった。
しかし、いくら敵方の細作とはいえ、愛妾を拷問で殺された吾玄に、そんな理屈が通じるはずもなかった。
以来、吾玄と希代之の間には、厳然たる溝ができていた。
そして、もうひとつの懸念。
それは、愛妾の「処分」を経て、吾玄が希代之を憎んでいるという事実を、参露に伝えていない、ということ。

「参露は温厚で控えめな人物です。吾玄将軍の反発を買うようなことはございますまい」
参露を見送った後、希代之を慰めるように副官が言った。
だが、それが慰め以上のなにものでもないことは、副官自身がよく知っている。
前任の第二軍軍監は、徹底的に吾玄から無視され続けた。
参露と同様、その理由を知らされていなかった前任者は、心労のあまり、暴挙に出る。
吾玄の注意を引こうと、文官の身でありながら剣を握り、前線に飛び出したのだ。
前任者が翻陽攻略戦で戦死したのには、そんな背景があった。
自分と吾玄は、既に「七同志」などと称される関係でない。
希代之は参露に、そう伝えなければならないはずだった。
参露の仕事を少しでもやりやすくさせるために。そして、郭図公則の謀略を防ぐために。
だが、言えなかった。

吾玄の愛妾を殺したこと自体は、後悔していない。
自分が手を下さなければ、吾玄は孫呉の女細作の甘言にたぶらかされたまま、いつまでも出兵することはなかっただろう。
一年近くに渡って出兵を引き伸ばしてきた吾玄に対し、呂砲の怒りはピークに達していた。
呂砲は、吾玄を解任し、代わって袁奉を第二軍団長にすることも考えていたのだ。
自分が汚れ役を引き受けたことで、吾玄は軍団長としての地位と名誉を守られた。
希代之は、そう確信している。
吾玄が、「そんなもの」を望んでいたかどうかは別として。

後悔はない。それは間違いない。
だが、後味の悪さはどうしようもなかった。
護衛隊長の手により、髪の毛を根元から引き千切られ、目玉をくり貫かれた女細作は「殺して!」と絶叫した。
苦痛に耐え兼ねての嘆願かと思ったが、違った。
「こんな姿を……四則様に……見られたくない……」
その言葉を聞いた希代之は、女細作が最後は「細作」としてではなく、「女」として吾玄に仕えていたことを知った。

あの絶叫が頭の中で交錯し、眠れない夜もある。
(いっそのこと、自分に呪詛の言葉でもぶつけてきたのなら、どんなに気が楽だったろう)
女細作の凄まじい最期を思い出すにつけ、いつも希代之はそう思う
最後は殺すにしても、もう少し考えるべきだった。
別の殺し方といっても、特に思い付くわけもなかったが。

吾玄の愛妾が突然消えたことは、第二軍内でも話題になった。
しかし、詳細を知るのは、自分、副官、護衛隊長、吾玄、そして「そんな細作など、さっさと始末せよ」と命じた呂砲だけ。
吾玄の愛妾を殺したことは、希代之にとって、生涯最大の恥部だった。
自分が重要な任務を任せた参露であっても、それを伝えることはできなかった。
参露は、ご機嫌で翻陽への途にある。
この男、希代之の軍師府に入って、日が浅い。
しかし、様々な事象に対する造詣の深さと、控えめな性格が買われ、今回の大抜擢となった。
ただの軍監としての任命なら、肩書きばかりの名誉職のようなものだが、今回は違う。
あの洛陽太守を相手に回し、第二軍内に発生している亀裂を修復するという、特別の任務を帯びているのだ。
(ワクワクするな)
参露は期待に胸を膨らませている。
(吾玄将軍に袁奉将軍……どのようなお方だろう)
(洛陽太守隷下の細作、どれほどの数が第二軍に潜伏しているのか)
(やはり、あの洛陽太守の部下となれば、相当なやり手なのだろうが)
初めて向かう揚州の地。
初めて任された大役。
初めて接する武将たち。
そして、初めて立ち向かう敵手。
(うん……ワクワクする)
参露の胸は、希望に燃えている。


※次回、「抹陵攻略戦」。
 同戦終了後、改めて「第三軍再編」→「業β攻略戦」、の予定。

>皆様
怒涛の如き皆様のネタ振り、心より謝意。
今週中にまとめられるかなーと不安だったのだが、おかげさまで何とかUpできました。
今後とも世露死苦。
165廖影:03/04/01 07:17
>>馬参将軍
お誘いキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

殿、まずは馬参軍団長と軍師の陸遜様にご挨拶に参りましょう。
業βの兵士は20万を超えるとか。
次の戦で業βの攻略なれば我らの功績は涼随一となるでしょう。

陸遜様も御歳こそ我らと変わりませぬが今や軍団長の片腕。
どうも殿は才気走ったタイプの人間に弱い。
廖衛様の傲慢な面が出なければよいのだが…。
166315番目の草:03/04/01 10:03
新しい軍監が来たな。
筆頭軍師殿は第二軍団に腹心を送ってきたか。
ん?許昌の裁判で郭図公則様と軍師殿が衝突してから
最初に来た軍師方の人間は、時折軍師殿を呼ぶのに「英傑殿」と字を口にする。
気付かない方が不思議だろう。

ともかく挨拶をしなくてはな。
筆頭軍師殿が第二軍団の勝利に手を貸すなら、俺に手伝えることもある。
これでも、来た当時から力を入れた対呉の諜報と用間はそれなりのつもりだ。
でも抹陵で忙しいからお手紙。
「お役に立てるならなんなりと(略)>>参露軍監殿」
やっと現地の人にあえ説明を受け書類を渡された、
その書類には旧呉巨家臣の主立った人が載っていて、その人々に町であったら・・・
まぁ色々しないと駄目
何百人も載っていたが記憶力はまぁ良い方だから結構すぐおぼえられたため今日も出歩いている


>all
突然ですが、お知らせがみっつ。
まずひとつめ。
今年の10月にわし、パパになります。
ついに年貢の納め時……(´・Å・`)<なんでぇ〜?

次にふたつめ。
わし、今度の統一地方選挙で、某自治体の市長選挙に立候補します。
皆様方の清き一票をぜひ、この呂突進めにお入れくださるよう、よろしくお願いいたします。

最後にみっつめ。
宇宙飛行士の訓練を受けるため、明日アメリカへ発ちます。
訓練期間は3年。
なんとしても自分の夢を実現すべく、わき目も振らず訓練に励む所存。
その間、書き込みは不可能となりそうなので、3年後に帰国するまで、このスレの保守を何とぞよろしくお願いいたします。

む、外が騒がしいな……。
とうとうCIAに居場所を嗅ぎ付けられたか。
これから逃げます。チャオ。
169吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/04/01 18:31
>>殿下
・ひとつめ
おめでとうございます!
可愛いお子様が生まれるといいですね

・ふたつめ
自分はまだ選挙権が無いので投票することは出来ませんが…頑張ってください!
無事当選する事をお祈りしています

・みっつめ
宇宙飛行士!
そんな凄い人だったとは知りませんでした!
このスレのことは不肖私にお任せください。三年間くらい守ってみせます!


……ところで嘘をついていいのは午前中までだとか
>呂砲殿
一つ目
これは調査の結果本当と言う事がわかりました皆様祝福を!!
二つ目
私は郭図公則様に入れますが、頑張ってください
三つめ
このスレは郭図公則様に全権を譲れば良いと思いますが、頑張ってください
(呂砲殿の中の人も大変だな・・・・)
漢の都を破壊した男
漢を倒そうとした男
漢を復興させたい男
いま第三軍が熱いね

>今年の10月にわし、パパになります。
>ついに年貢の納め時……(´・Å・`)<なんでぇ〜?

成都のおねぇさんさんによる略奪愛の予感
172郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/01 23:52
新帝国マンセー
新国家マンセー
呂布引き抜けー
173無名武将@お腹せっぷく:03/04/02 01:09
age
>>166 草殿

…何?拙者に書簡?どのような内容なのだ?
・・・ほう・・・これは・・・

差出人の人相は如何様な?
…変装の痕跡が見うけらるる…か。さすがは英傑様が「第壱軍きっての細作」と称されるだけある。

…洛陽太守様の配下の者共は実際に文章を書いた時に
自らの思念や理想が端々に出るという事を知らぬらしい…
いや、「知っていてもいざ書を認めるとなるとその辺りを忘れてしまう」という方が適切か…
・・・明らかにこの書簡は洛陽太守様の息の根がかかった者から送られてきた物・・・

相手が邪険にして居らぬなら、それを利用する事も可能…か?


返書は如何にするべきか…そうだな…
「弐番様が配下の方々が味方に付けらるるはこの上なき喜び(略)>>草殿」
175希代之護衛兵:03/04/02 13:58
>希代之様
参露殿は軍監に適任かと思われます。素直で物腰が柔らかいので、
袁奉将軍はもちろん、吾玄将軍にも悪い印象は与えないでしょう。
しかし、参露殿はあのことを詳しくは知りません。
そのことが良い方向に行ってくれればいいのですが・・・。

>参露殿
仕官おめでとうございます。今第二軍は酷い状況にあります。
拙者や副官殿は面が割れてるために・・・いえ気にしないでください。
できる限りのことは、させていただきます。細作衆もお役に立ててください。
漢復興のためにお互いがんばりましょう。
176長史:03/04/02 19:43
軍師殿は第三軍へは行かなかったか…。
少々問題はあるが殿下周辺が手薄な今こそチャンスと言えるであろう。

変更はない。殿下、他同士に気取られぬよう細心の注意を払え。
特に洛陽太守の間諜には注意せよ。
相手は大陸一の情報網を持っている事を忘れるな。

我が涼には大きな政治的弱点が二つある。
殿下の性癖が災い?してかお世継ぎがおられない。
つまり明確な後継者がいないと言うことだ。
勿論私からも何度か良縁をお勧めしてはいるが、中々首を縦には振って下さらない。
今度後継者問題について、じっくりと殿下を説いてみるとしよう。
二つ目の問題は、同士達実力者達の力が他の者に比べ大き過ぎること。
お世継ぎが成人された際に、彼らの力が大きすぎるのは懸念すべきことである。
お若いお世継ぎより声望がある者が、その座を狙わないとは限らない。
夢想するだけなら良いが、実際に行動に移せるだけの力があるのは危険だ。
奇しくも吾玄将軍と袁奉将軍の間で溝ができたとのこと。
これを利用し他同志達の間にも楔を打ちこみ、その力を徐々に削がなければならない。
将来的には殿下による粛清も考えなければならない。
人は私を功臣に仇なす不忠の輩と言うかもしれない。
だが大涼帝国子々孫々の繁栄の為にもやらなければならない!
失敗に終わった時には私は・・・・・・やがては大涼も滅びるであろう。
177文官達の噂:03/04/02 23:02
聞きましたか?

えぇ何でも馬参将軍があの董卓の配下だったとか

しかも洛陽を焼き討ちした張本人だそうですぞ!

何と!!
178熱血廷臣:03/04/02 23:10
馬参がよりによってあの董賊の手下だったとはな。
まさに涼賊の心中を暴くものだな。

全くです。
しかも奴は李カクの下でも働いていたと言うではありませんか。

所詮ゲスはゲスと言う事だな。
さて私は軍師府へと行って来る。

え?このような時にですか?

だからこそだ。挨拶代わりに世間話と町費や馬参の事でも話してくるさ。
まぁ向こうがどう取るかは別だがな。
179希代之副官:03/04/03 01:35
>170
warata

殿、なんだか急に許都が淋しくなりましたな。なぜかと言えば、
第二軍、第三軍に事多いからです。近頃は細作まであまり見かけません。
こんな時は、何をすればいいでしょう?

>>177-178
それを言うなら殿下だって元黄き(ry
>>169吾玄殿
「エイプリルフールは午前中のみ」というのは、西の蛮人によって広められた風習である。
我ら世界の中心にて覇を唱える中華の者は、さような蛮人の風習に従う必要はない。
よって、年に一度の「エイプリルフール」は一日中楽しむべきなのである。

わしの言ってること、支離滅裂?

>>170郭図公則様支援倶楽部会員殿
 呂 砲 の 中 に 人 な ど い な い 。

>>171
それ気付かなかった!
いいですねいいですね。
第三軍の出発前夜あたりで、境遇の異なる三人には酒とともに語らってもらいましょう。
>>172郭図公則殿
けっこう驚いた。
呂布の引き抜きつーか内通は、業β攻略の三本柱のひとつなのだ(残りの一つは啄木鳥戦法、もうひとつは……)
誰の献策にしようか迷っていたのだが、ここでネタ振りされたので、貴殿の発案ということでいこう。
ただし、調略期間は、第三軍が業βに侵攻する207年1月まで。
その間に成功しなければ、「内通失敗」となる。
なお、業βは警戒が固く、文官では内通の使者となり得ない。
使者の人選は、貴殿に任せる。

>>176長史殿
なになに、長史から書状とな?
ふむ、伝えたいこと、これあり、とな。
いずれ、陛下御還行の折りには、陛下を守護しつつ、わしも洛陽入りする。
話はその時に聞くとしよう……。

>all
希代之副官殿が年表を作ってくれました。
http://popup5.tok2.com/home/tabla/history1.htm

182廬江 ◆I9WFnCXgeU :03/04/03 03:10
廬江太守・呉班は、暗然とした気持ちを払拭できないでいる。

呉班の上司だった呉巨は、清廉潔白な人物というわけではなかった。
短気だったし、時には罪もない兵士に暴力を振るうこともあった。
しかし、普段は気の良い上司であり、そして戦場では勇敢な大将だった。
なにより、あんな理不尽な死に方を強要されるほどの悪人ではなかった。
勝手に廬江を攻略したという軍令違反の咎は、太守たる呉巨一人に着せられ、呉班ら部隊長クラスは放免とされた。
その決定にホッとした呉班だったが、同時に呉巨への深い負い目となっている。

呉班の負い目は、袁奉への恨みへと繋がっていた。
最近軍内では、呉巨の幽霊を見た、という報告が多発している。
実は、呉班自身もそれを見ていた。
青い顔に、不釣り合いなほど鮮やかな赤い血を流す元上司の姿に、呉班は不覚にも腰を抜かしてしまった。
深い悲しみと激しい怒りを浮かべた亡霊は、こう言った。
「袁奉め…………袁奉め!」
その恨めしそうな声は、呉班の耳からなかなか離れないでいる。
「呉巨様を見た」という声が増えるにつれ、軍内では「袁奉、許すまじ」という声が上がり始めている。
軍令違反による呉巨の斬首だったが、ここ廬江では、保身を図る袁奉が涼王をそそのかした結果、太守は非業の死を遂げた、ということになっている。
兵や捕虜の面前で呉巨を辱めながら、呉巨とは比べ物にならない微罪で済まされた事実が、その噂を定説へと固めていた。

今後への不安もある。
お咎めなしとはいえ、軍令違反の片棒を担いだ身。
呂砲の機嫌次第で、どんな難癖を付けられるかわかったものではない。
呉巨の首を遺族に手渡す羽目になった呉班にしてみれば、それは決して無茶な想像ではなかった。
183廬江 ◆I9WFnCXgeU :03/04/03 03:11
呉班の心痛の原因は、まだあった。
廬江攻略を成功させた江夏軍だが、軍令違反に基づく侵攻ゆえ、恩賞は下されなかった。
戦争では、人が死に、傷つき、そして莫大な金がかかる。
彼らの戦勝を示すものは、「江夏軍」から「廬江軍」へと代わった名称だけ。
勝利者のはずの新廬江軍将兵は、たちまちひどい困窮にさらされることになった。
故郷の家族への仕送りはおろか、その日の食事にすら苦慮する兵たちの心は、徹底的にすさんでいる。
そういうわけで、廬江の治安は極めて悪い。
兵たちの怨嗟の声が、いずれ何らかの形で爆発するのではないか。
そんな未来図が、呉班の心をさらに暗いものにしている。

「何やら、城下に不穏な空気を感じましたが……何かあったのですか?」
就任の挨拶にやってきた参露の一言で、一人将来への不安を憂いていた呉班は、初対面にも関わらず、己の存念をすべて話していた。
(なるほど……もてなしが茶でなく白湯なのも、そういう事情なら無理もない)
参露は合点するとともに、呉班の暗い感情が移ったような気分になった。
揚州方面の懸念事項は、第二軍内の分裂だけではなかった。
参露は初めて、廬江もまた、一触即発の状態であることを知ったのだ。
(意外と大変な任務となりそうだな)
そう思ったものの、まだ参露は、自分に与えられた任務の困難さを完全には認識していない。

「ところで太守殿」
陰気な話をなかなか終わらせない呉班を遮り、参露は問い掛けた。
「今日お伺いしたのは、あいさつと同時に、伺いたき儀がありましたゆえにございます」
「は? なんでござろう?」
「先の旧江夏軍の廬江侵攻。そのいきさつについて」
すがるようだった呉班の顔に、さっと警戒の色が浮かんだ。
軍令違反の咎が、自分にも降りかかろうとしているのか?
そう感じたらしく、呉班は目を伏せた。
184廬江 ◆I9WFnCXgeU :03/04/03 03:11
「その件は、殿下の裁きでもって既に決したと存ずるが……?」
そう言って話を避けようとする呉班に、参露は慌てて手を振った。
「いや、お疑いございますな。旧江夏軍諸将の咎を探る意図はございません」
呉巨の斬首が、想像以上に深く尾を引いていることを、参露は感じた。
「このことは他言無用でお願いしたいのですが……」
咳払いをして、参露は言った。
「旧江夏太守が廬江攻略戦を実施したことについて、英傑様は……いえ、筆頭軍師様は、何者かによる謀略の可能性あり、と見ております」
「謀略? 筆頭軍師殿が?」
眉をひそめた呉班だったが、今度は鼻を鳴らした。
「今さら何を言うのだ。裁きの場で呉巨様は、そのことを強く主張されたはずですぞ」
呉班の態度が急に強いものとなった。
呉巨斬首となった裁きの場で、進行役を任されたのは、ほかならぬ筆頭軍師。
そして今、呉班の前にいる男は、筆頭軍師の側近。
呉班は参露を、グチを言う対象としてではなく、怒りをぶつける対象とみなし始めた。
「しかし、呉巨様は首打たれたのだ。誰からも弁護されず、無念の思いを抱きながらな」

希代之はあくまでも進行役であり、裁きの結果を左右する立場ではなかったこと。
しかし、呉巨の無念さは十分に感じており、名誉回復させたいと考えていること。
参露はそう取り成して、何とか呉班の怒りを収めさせた。
実際のところ、死んだ呉巨の名誉回復など、希代之にとってはどうでも良い問題だったが、このままでは話が進まない。
「旧江夏太守に廬江侵攻をそそのかした男……洛陽太守配下の校尉と名乗ったそうですが、その者について、何か覚えておりませんか?」
呉班は、思い出すように宙を見上げた。
「呉なまりはなかったと存ずる。まあ、魏の細作であることは間違いありますまい」

呉班の認識は、彼が持っている情報、そして立場からすれば、至極当然のものだった。
江夏軍が廬江に攻め入れば、当然抹陵の呉軍が援軍に出る。
そうなれば、廬江攻略の成否に関わらず、抹陵の呉軍は消耗し、それだけ魏軍の抹陵攻めが容易なものとなる。
そして実際、夏侯惇率いる魏軍は、江夏軍の廬江攻略直後、示し合わせたように抹陵を攻め落としたのだ。
「姑息なる魏賊よ……叶うものなら、わし自身の手で、呉巨様の仇を討ちたいものだが」
185廬江 ◆I9WFnCXgeU :03/04/03 03:12
呉班は、当時の模様を語り始めた。
郭図公則配下の校尉を名乗る「魏の細作」が江夏に現れたのは、第二軍が翻陽を攻略した直後のこと。
「魏の細作」は、翻陽で第二軍と戦った孫呉領・廬江の軍が、かなり消耗している、と呉巨に告げた。
同時に、第二軍も甚大な損害を受けており、とてもこの好機を生かせる状態にない、と。

しかし、呉巨は躊躇した。
襄陽太守だった頃、呉巨は勝手に江夏へ侵攻し、呂砲から強い叱責を受けたことがある。
「今度やったら絶対に許さぬ」という呂砲の書状の文面は、今でもはっきり覚えている。
腕を振るう絶好の機会と承知しつつも、簡単に出撃命令を出すわけにはいかなかった。
すると、校尉は意外なことを告げた。
「実は、江夏軍の廬江侵攻は、涼王殿下自らの発案にございます。殿下は、魏が先んじて廬江に進出することを憂いておられるのです」
魏が労せずして廬江を奪えば、次は消耗した第二軍が危ない。
そうなる前に、無傷の江夏軍が廬江を攻め落とすことこそが、最上の方策。
「一刻も早く出陣すべきと存じます。見事廬江を陥落せしめれば、あるいは江夏軍は……」
校尉はそれ以上言わなかったが、呉巨にはそれで十分だった。
あるいは江夏軍は、第四軍に昇格となるかもしれない!
「出陣の準備を成せ!」
刑場への第一歩となる命令を、呉巨は喜び勇んで発した。

「戦さの最中まで、確かにあの校尉は呉巨様の側にいた。姿が見えなくなったのは、捕虜検分の頃……袁奉が呉巨様を辱めた時には、もういなかった」
思い出すのも悔しそうに、呉班が言う。
参露は、その校尉の身体的特徴などを聞いた上で、廬江城を後にした。

(何とも気の滅入る会見だったな)
夕日が差す廬江城を振り返りつつ、参露は翻陽への道を急いだ。

数ヶ月後、参露は再びこの城に乗り込み、そして捕らわれの身となる。
その時、参露を捕縛するのは、呉班ではなく、七同志の一人、袁奉だった。
もちろん参露は、そんな未来など知らない。
何とか全滅だけは免れた第三軍だったが、受けた損害は大きい。
戦死者6万以上、負傷者も4万近く。
今すぐに戦闘に参加できる者は、わずかに2万余り。
見様によっては、既に壊滅しているといっても過言ではなかった。

そして、傷口に塩を塗るような噂が、軍中に広まりつつある。
曰く、軍団長は大逆臣・董卓の元配下。
曰く、軍団長は、洛陽を焼き払った張本人。
曰く、漢朝復興を唱える涼王は、その事実に動揺している。
曰く、皇帝陛下は涼王を宮中に召し出し、厳しくその事実を御下問され賜うた―。
どこまでが噂で、どこまでが真実かは、まだこの段階ではわからない。
ただ、生き残った兵たちが、その噂に不安を感じていることは事実だった。

上党は、小さな都市だ。
兵たちの間でささやかれていた噂は、あっという間に上党全体に広まった。
兵も、民も、誰かと顔を突き合わせるたびに、ヒソヒソと会話を繰り返している。

(涼王殿下は、軍団長の交代を考えておられるらしいぞ)
(まさか……涼王の七同志贔屓は筋金入り。先の裁きでは、呉巨将軍だけが斬首となって、郭図公則将軍や袁奉将軍は微罪となったではないか)
(さよう。殿下が馬参様を更迭するわけがない)
(いや、わしが聞いた話では、既に馬参様は、殿下に辞意を申し出たというぞ)
(なに! それは本当か?)
(ほれ、涼始まって以来の大敗北というではないか。それに張燕、張魯の両将軍まで戦死されたからな)
(責任を取ってやめるということか?)
(どうもそうらしい) 

誰もが不安そうな顔をしている中、笑みを押し殺しながら、町を歩いている男がいる。
(どんなもんだい。俺の手筈は!)
男は、内から湧き出る歓喜の声を、心の中でぶちまけている。
(これで少しは、クニの母ちゃんに楽させてあげられるな)
第三軍兵士の姿に変装しているその男は、上党に噂を広めるべく、魏が放った細作だった。
最初はやはり、多少の苦労はあった。
上党に入った細作が最初の標的としたのは、酒楼で酒を舐めていた第三軍の兵士たち。
「よう、兄弟。おいしく酒を飲んでるかい?」
馴れ馴れしく声をかけた細作は、馬参が董卓の配下だったという話をぶちまけたが、敗戦に殺気立っていた兵たちは、その話に過敏に反応した。
「そんな馬鹿げた話、どこから聞いてきた!……さてはおまえ、魏の細作だな!」
思いっきり大正解だった。
細作は何とか酒楼から脱出した。

細作の地道な、しかし命懸けの調略は、その後も続いた。
最初はなかなか相手にしてもらえなかったが、このような噂は、いったん火が点くと、回るのも早い。
今では、この噂を知らぬ者は上党にはいないだろう。
(そろそろ帰るかな……そうだ、母ちゃんに何か土産でも買ってくか)

土産を物色していた細作は、前方から巨大な動物がやってくるのに気付いた。
(あれが象とかいう南蛮のケダモノか)
細作は、象を見るのは初めてだった。
象によって編成された戦象隊は、長安、赤壁、函谷関などで活躍し、先日の業βの戦いでも、最後の最後で魏軍に一矢報いたという。
その巨大さに目を奪われていた細作は、象の背に乗っているのが女と知り、さらに目を丸くした。
(おや! 涼では女も兵隊として使ってるのかい。道理で兵百万とか言ってるわけだ)

さらにもうひとつ、驚いた、というか、気に障ったことがある。
今、第三軍の兵たちは、馬参にまつわる噂で、不安な顔をしている「べき」なのだ。
にもかかわらず、その女兵士は「(゚∀゚)スンスンスーン」とご機嫌で鼻歌を歌っていた。
(このヤロ……俺様の芸術的仕事振りを無にするような呑気な顔しやがって!)
細作は、女兵士に声をかけることにした。
「よう、きれいな姉ちゃん。ご機嫌だね。何かいいことあったのかい?」
しかし、女兵士は応えない。明らかにこちらを無視している。
それから三度ばかり声をかけ、ようやく振り向いた女兵士だったが、その言葉に細作は目を剥いた。
「悪いけどあたし、ナンパにひっかかるような軽い女じゃないの」
「(; ̄□ ̄)ハァ?」

「ナンパじゃねえよ。俺だって女房はいるんだからな」
呆れる気分を押さえて、細作はにこやかな顔を作る。
すると女兵士は、眉をしかめた。
「だったらなおのことお断り。あたし、不倫はゴメンよ」
「(; ̄□ ̄)ハ…ハァ?」

「いや、俺がアンタに声をかけたのはだなぁ……」
いったい何と言ったらいいものか、と迷いつつ、細作は「工作活動」を続ける。
「お姉ちゃんがあんまりにもご機嫌そうだからよ……どうしたのかなぁって思ってさ」
「さすがに敗戦の後で、みんな意気消沈してるからね。第三軍の花と呼ばれたあたしまでヘコんでたら、それこそ第三軍は闇に包まれるわ」
「(´д`;)そ……そういうこともないわけではないかもしれんわな」

「ま、大したもんだよ。あんな噂が広まってるのに、そうも元気でいられるなんてな」
心底そう思っていた細作だったが、キョトンとした女兵士の言葉に、またまた目を剥いた。
「噂? 何よそれ」
間違いなくこの女兵士は、細作の「芸術的仕事振り」を無にする存在だった。
誰もが知っている噂を知らないとは、さてはこの女兵士、友達がいないのか。
そう思いつつ、細作はこれまで何度も話した噂を、女兵士に聞かせた。
「……というわけで、みんな沈みきっているってわけさ。ま、あれだね。俺が思うに……」
得意気に話していた細作の口が止まった。
同時に細作は、なぜこの女兵士だけが噂を知らなかったのかも知った。
つまり、誰も犠牲者にはなりたくなかったのだ。
そして今、自分が犠牲者になろうとしている。

「待ちなさいな、魏の細作ぃー!」
http://popup5.tok2.com/home/tabla/osioki.jpg(by希代之副官ギャラリー)
第三軍本営。
「よくぞ……よくぞおいで頂きました……感謝します。廖衛将軍」
そう言って廖衛の手を握る陸遜の目は、少し潤んでいる。
強行軍で、1万4000から5000にまで減っていたとはいえ、初めて第三軍にやってきた増派部隊であることに変わりはない。
廖衛隊の到着は、徹底的に痛めつけられた第三軍の兵たちを、少しは勇気づけた。
「遅くなってすまなかった。だが、わしが来たからにはもう大丈夫だ。今度こそ、業βを攻め落とそうではないか!」
胸を張った廖衛は、キョロキョロと周囲を見回し、首を傾げた。
「親父殿がいないようだが、どうしたのだ?」
廖衛の問いに、陸遜は言いにくそうな顔をした。
「軍団長は……私邸におられます……私邸にて、傷を癒しておられます」
「何! 負傷したのか?」
「まあ、多少は……特に大きなケガというわけではありませんが」
「おう、それなら良かった。早速あいさつに参る。誰か案内役を付けてくれぬか?」
「そ、その前に廖衛殿、しばらく……」
本営から出ようとする廖衛を、陸遜は慌てて止めた。
「ひとつ、確認させていただきたいのですが……」
陸遜の声が、さらに歯切れの悪いものとなる。
「廖衛将軍は……増派として上党に来られたのか、それとも、その……新軍団長として参られたのか……いずれでしょうや?」
「なに?」
はっきりしない陸遜の態度と、意味のわからない質問に、廖衛の顔が険しくなった。
「何を言っているのだ、軍師殿。わしは親父殿を助けるべく、許昌から飛んで来たのだぞ」
「おお、さようでござったか! いや、良かった……」
一気に陸遜の顔に喜色が戻ったが、さすがに、廖衛はいぶかしんだ。
「良かったなど……当たり前のことではないか。いったい何を心配しているのだ?」
「実はそれが……」
陸遜は、また言いよどみつつ、説明した。
馬参が董卓の配下だった、という噂が、軍内に広まっていること。
そして、あの敗戦以来、馬参は私邸に閉じこもり、一度も本営に顔を出していないこと。

「かような不埒な噂を撒き散らすなど、魏の仕業に相違ない」
表情を険しくした廖衛は、背後で荒い息を吐いている廖影に命令した。
「この話をする者は、身分に関わらず引っ捕らえろ。わしが首を切り落としてくれる」
馬参邸。
居間から庭を見つめていた馬参は、明らかにいつもと違う雰囲気だった。
ドカドカと屋敷に乗り込んだ廖衛ですら、何と声をかけるべきかためらってしまった。
「とにかく無事で何よりにございます。今度こそ曹賊を討ち果たしましょうや!」
「勝敗は時の運。此度は少しばかりその運が足りなかっただけの話でござる」
馬参は、廖衛の言葉に一々頷いた。
しかし、肯いているだけだった。

「親父殿!」
ついに廖衛は声を荒げた。
「いつまでさように落ち込んでいるおつもりか! 親父殿は軍団長ではござらぬか!」
廖衛の怒声に、ようやく馬参は振り返った。
その顔を見て、廖衛はハッとした。
こんなに打ちひしがれた馬参を見るのは、初めてのことだった。
「親父殿……張燕殿らの死を悔やんでおられるのか?」
「まあな」
ようやく馬参は口を開いた。
「張燕も張魯も、実に得難い将だった……彼らの死は、偏にわしの愚かな自惚れが招いた、許されざる結果だ」
「さようなことを申されるな!」
廖衛は、地団太を踏みながら絶叫した。
「張燕殿も張魯殿も武将! 死と隣り合わせの稼業であることは承知して戦さに臨んでいるはず! 武将が戦場にて死ぬは、これ寿命! 親父殿がさようなお気持ちでいれば、それこそ両将軍にとって迷惑というもの!」
「武将が戦場にて死ぬは、これ寿命……か」
馬参はここで初めて、小さく笑った。
「なかなかおもしろき言だ……おぬしも言うようになったな」
それだけ言うと、馬参は再び庭に目を転じた。

再び沈黙に入った馬参に、廖衛は伺うように問い掛けた。
「まさかとは思うが、親父殿……親父殿が董卓の配下だったとかいう根も葉もない噂……それを気に病んでおられるのか?」
馬参は、今度は肯くことすらしなかった。
董卓は、漢朝始まって以来の大逆臣。
それがこの頃の、一般的認識だ。
呂砲の漢朝復興宣言から、まだ三月もたっていないこの時期、呂砲の腹心たる七同志の一人が、董卓の配下として洛陽を焼き払った張本人だった、と広められては、涼全体が動揺する。
漢朝復興宣言と董卓に縁のある七同志という組み合わせは、「整合性」というものから余りにもかけ離れていた。
しかも、七同志の中でもさらに力のある軍団長とあっては、その影響も倍加する。
廖衛は、皇宮で言い争いになった廷臣の顔を思い浮かべた。
それこそあの男は、鬼の首でも取ったかのように、馬参を、そして呂砲を弾劾するだろう。
少なくともそれが、涼にとって良い結果をもたらすとは思えなかった。

「しかし……しかしこれは、魏が苦し紛れに出してきた流言!」
廖衛は叫んだ。
「親父殿はどっしりと構えておれば良いのです。あとは殿下や軍師殿にお任せすれば、こんな流言など根絶してくれます!」
ここで馬参は、再び廖衛の方を見、何かを口にした。
「……なのだ」
「……は?」
馬参の声は、小さかった。
よく聞き取れなかったが、廖衛の鼓動は急に早くなった。
聞き返す廖衛に、馬参は無表情で告げた。
「事実なのだ……わしは……董太師を兄のように慕っていた。そして……この手で洛陽を焼き払った」

数日後、魏公曹操は、中華全土に声明を発した。
「涼軍団長馬参なる者、その本名は楽驂なり」
「楽驂とはすなわち、董卓、そして郭の部下として、恐れ多くも皇帝陛下に対し、数々の無礼を働きし者」
「かような者を軍団長に据える涼王。その漢朝復興宣言がまやかしであることは、言を待たずの」
「すなわち涼王の目指すは、皇帝陛下を廃立し賜い、自らが帝位に就くことにほかならん」

※次回、「代理戦争in第二軍」。
 その後「抹陵攻略戦」。コロコロ変わってすまぬ。
年表Part2も出来上がってたのに今気付いた。
副官殿、乙。
http://popup5.tok2.com/home/tabla/history2.htm
193希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/04/03 03:30
>>護衛隊長
うむ。
しかし、場合によっては護衛隊長、
お前に第二軍団へ向かってもらうこととなるかもしれん。
とりあえず参露殿を信じて今は待つとしよう。
>>副官
例の事件によって激減した我が細作集団の再生を図りたい。
護衛隊長が何度か試みているが、まだまだだ。
そこで副官には人材の確保と育成に努めてもらう。
目標は郭図公則の細作集団だ。頼んだぞ。

ん?延臣殿がお見えだと?
よし、通せ通せ。
して何の用だろうか?

ほう・・・馬参殿にはそのような過去が・・・。
まあ過去は過去、今は今。馬参殿の殿下への忠誠心は紛れもなく本物。
特に気にするほどのことでもないだろう。
194希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/04/03 03:41
あ、あれ。更新キテタ━━━━━━(;゚∀゚)━━━━━━ !!!!
193どうしましょ。。
        し!     _  -── ‐-   、  , -─-、 -‐─_ノ
    童    // ̄> ´  ̄    ̄  `ヽ  Y  ,  ´     )   童 え
  40 貞    L_ /                /        ヽ  貞  |
  歳 が    / '                '           i  !? マ
  ま 許    /                 /           く    ジ
  で さ    l           ,ィ/!    /    /l/!,l     /厶,
  だ れ   i   ,.lrH‐|'|     /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、_iヽ
  よ る   l  | |_|_|_|/|    / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/   / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
  ね の   _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ      ,イ ̄`ヾ,ノ!
   l は  「  l ′ 「1       /てヽ′| | |  「L!     ' i'ひ}   リ
        ヽ  | ヽ__U,      、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,      ヾシ _ノ _ノ
-┐    ,√   !            ̄   リ l   !  ̄        ̄   7/
  レ'⌒ヽ/ !    |   〈       _人__人ノ_  i  く            //!
人_,、ノL_,iノ!  /! ヽ   r─‐- 、   「      L_ヽ   r─‐- 、   u  ノ/
      /  / lト、 \ ヽ, -‐┤  ノ  キ    了\  ヽ, -‐┤     //
ハ キ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`hノ  )  モ    |/! 「ヽ, `ー /)   _ ‐'
ハ ャ   ヽ/   r-、‐' // / |-‐ く    |     > / / `'//-‐、    /
ハ ハ    > /\\// / /ヽ_  !   イ    (  / / //  / `ァ-‐ '
ハ ハ   / /!   ヽ    レ'/ ノ        >  ' ∠  -‐  ̄ノヽ   /
       {  i l    !    /  フ       /     -‐ / ̄/〉 〈 \ /!
196参露:03/04/03 16:04
(翻陽への道中)
…呉巨が無念…か。判らぬでも無いが…事を成すにはあまりに軽挙であろう…
魏賊や呉賊の細作に注意を払いきれなかった事が原因…


・・・まてよ・・・
そなた、到越様が厨房様に漏らした発言を聞いたと申したな…
そして、推測するにこの一件で第二軍の亀裂が更なるものになったと…
洛陽太守様が四則様と到越様の離間を働いていると言う事を考えるとそれが本当に魏賊の細作かどうかも怪しく…

・・・考えすぎ・・・か。


とりあえず四則様との面会と軍監の引継を済まさぬ事には何も始まらぬか。急がねばな…
197熱血廷臣:03/04/03 20:52
>193
なるほど、涼王に対する忠誠は本物ですか。
では陛下に対する忠誠は欺瞞と言うことですかな?
希代之殿。あなたはかつて涼王に対し陛下の件で強く迫ったと聞いております。
私はあなたの陛下への忠節に強く胸をうたれておりました。
ところがそのあなたがあろうことに洛陽を焼き払い、
陛下を苦しめた者が側にいると言うのに涼しい顔をしておられる。
あなたの陛下への忠節もまた欺瞞であった言うことですかな?
誠に無念なことでありますな。
198親衛隊員:03/04/03 20:54
隊長大変です!
殿下を誹謗中傷する者がおります!
>195
あ、あいつらです!
199成都のおねぇさん:03/04/03 21:12
(゚∀゚)スンスンスーン。
(魏の細作を武鵜の鼻に巻きつけて)

馬参様〜魏の細作を〜捕まえましたぁ〜♪
どかっ!(洛陽のときと同じように門に入って門をぶち破って)
……これも魏の細作の破壊工作ですっ!(と罪をかぶせてみる)

>呂砲様・希代之副官様
いつもいつもぐっじょぶな仕事ありがとうございます♪

>137たん
神がいるなら祈るべし(ふみふみ)。

書く人がいたら武鵜でふむから。
ただし、せくしぃな衣装を着けたものなら今後の色仕掛けに使わせていただきます。
200郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/03 21:26
華子魚→王累→袁胤の順番で>呂布引き抜きメンバー


但し、洛陽守備隊編入は全身全霊をかけて『お断り』申し上げます。
201雑兵1号:03/04/03 21:51
殿下が童貞?そんなん誰も信じねえから放っておけ。
と、言いたいところだが・・・

追え!逃すな!
どこぞの細作か知らんが不粋な小娘共め。

・・・最近どうも領内が不穏だ。おちおち飲みにも・・・いや、なんでもない。
よいか!殿下の近辺はもちろん、筆頭軍師以下の将軍邸宅も警戒を厳しくしろ!
怪しい者がいたら即刻捕らえろ!手に余らば斬れ!

よし、>>198
今夜の指揮はおまえにまかせる。
私はちょっと用事が・・・いや、あの店のねえちゃんと同伴じゃないから。違うから。
ネタフリ面白いけど、ちょっと偏りすぎじゃない?
郭図公則どのくらい間隔あけてくれたほうが面白いと思うのは俺だけか?
203見習忍者:03/04/03 23:47
>>廖影殿(洛陽で補給→上党へ進軍) 
廖衛将軍はあのまま上党まで突っ走るようだな。
貴殿も何かと苦労が多いことだな。
ギョウ攻略戦ではお主が手柄を立てる事を閣下も楽しみにしておられる。
ん?廖衛将軍の性格を考えれば、当然このまま参戦するであろうよ(苦笑
そうそう、閣下からお主に預かってきた物がある。
この剣だ、ぜひ此度の戦に先日の鎧ともども役立てて欲しいとのお言葉だ。
何を恐縮しているのだ?かの赤壁の戦いにて、敵総大将韓当を捕らえた貴殿ではないか。
閣下は貴殿の活躍を多いに期待してるのだよ。
・・・だからこそ幽州を任せても良いとまでおっしゃったのだ。
さてもう出立の刻限ではないか?
凱旋後、貴殿の手柄を肴に一献できる事を閣下は楽しみに待っておられる。

>>閣下
御意。
影武者達が運用は順調であります。
この機会に一度吾玄将軍にお会いしては如何でしょうか?
直接お会いしてお話される事は、より深き信用を得られるものと存じます。
その際に洛陽事件の事もお話されれば、軍師に対する不信は根強いものとなるかと思われます。

>>315の草
吾玄将軍の軍師に対する不信感を煽るのだ。
将軍が愛する者を謀略をもって無残に殺したのは軍師だ。
その軍師が袁奉将軍と繋がっている事を知ったらどう思われるかな?
上手くいけば軍師の手の者は吾玄将軍が処分してくださる。
吾玄将軍の勝利の為手を尽くし信用を得るのだ。

315の草の為に人員を増強と。
それと軍監の動向を監視するように別働隊へ命令。
さらに袁奉将軍周辺に例の噂をまいたのは軍師だと流させる。
上手くいけば吾玄・袁奉将軍のどちらかが軍監を処分してくれるであろう。
204見習忍者:03/04/04 00:04
>>支援倶楽部会員
周辺での亡霊作戦終了後、旧呉巨配下に金銭を配るように。
現在彼らは非常に困窮しているそうだ。
そこで閣下が先日の汚名を晴らす為にも、彼らを助ける訳である。
無論それとなく閣下の援助である事を伝え、袁奉将軍への恨みを煽る事を忘れるな。
資金は既に用意してあるので上手くやるように。
今回手柄を立てればお主の昇進を考えている。
亡霊作戦はあとひとふんばり!
そして新しい作戦は「旧呉巨配下にお金を配る」か・・・
変装して主立った家臣の家に行き、涙を流しながら袁奉将軍への恨みを煽り、
「お主達を困窮させてすまない、原因の郭図公則の家を訪ねたら違うって事が
わかりなおかつ「あなたの元家臣が困ってるらしいのでせっかくだから援助しにいったら」と
言いお金を援助してくれた、あいつの事を渡しは勘違いしていた」
みたいな感じで行くか・・・・本当に大仕事だなぁ・・・・

(昇進より郭図公則様の影武者がやりたいなぁ・・・・・・)



>>194希代之殿
そのまま使っちゃうw

>>195
小癪な小娘どもが。
我が房中術「つーふぃんがーいんぷ○○○&わんふぃんがーあっとく○○○○(つーふぃんがーらんにんぐバージョン)で泣き叫ぶがよい。
参るぞ!
ウォアタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ(グギッ)
指攣った……

>>198親衛隊員殿
騒ぐでない。
既にあの小娘どもは、わしの房中術で昇天しおったわ。

>>201雑兵1号殿
……と思ったら、小娘どもめ、ピンピンしとるではないか。
ええい、これだから開拓しきれてない畑は手がかかる。
親衛隊長、しっかり耕しておけ。
んで種蒔きの頃合いになったら呼べ。
わしは耕作の方はチト苦手でな……。

>>200郭図公則殿
すまん、言い方が曖昧だった。
貴殿に頼みたい人選とは、「本文中」で呂布と接触する人物のこと。
配下でも良し。七同志の誰かでも良し。洛陽守備軍の武将でも良し。
実際のゲーム中では、使え得る最高のメンバーで、呂布への離間・内通を行う。

>>202
まあ、ネタ振りでなんとか生き延びているスレですから。
>>197熱血廷臣殿
まあまあ廷臣殿。
いったい何を熱くなっておられるのだ?
たとえ第三軍団長が董卓の配下という過去を持っていたとしても、それに何程の意味があろう?
あやつが業βで敗れたのも、わしの漢朝復興宣言を粋に感じたあまり、つい猪突に及んだ結果と聞く。
第三軍団長が陛下に対し、並々ならぬ忠義を抱いていること……その何よりの証左と考えるが如何?

>熱血廷臣殿、希代之殿
「第三軍、再編」編にて、呂砲、希代之、熱血廷臣のメンツによる「馬参経歴詐称疑惑討論in仮王宮」をUpしようと思います。
これまでのように、わしの都合よい人格操作で話を進めるのではなく、「それぞれのカキコに対する反論の応酬」→「そのカキコを、なるべくそのまま本文で使う」というやり方で。
「第三軍、再編」編はまだ先のこととなりそうなので、その間ネタという形で、馬参擁護or非難のカキコヨロ。
討論期限は、「抹陵攻略戦」が終わるまでorどちらかが「ヽ(`Д´)ノ ヤッテランナイヤイ!」と降参宣言するまで。
ということで熱血廷臣殿。
2対1という陣容ではあるが、щ(゜д゜щ)カモーン

>>205郭図公則様支援倶楽部会員殿
大丈夫。ちゃんと出番は考えてるからw
「郭図公則」編にて。
208希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/04/04 02:40
って、193で殿下ってかいちった。まあ上手く繋がったからいいか。。

>>197
皇帝陛下が許都で苦しんでおられた時、貴殿はなにをなされた?
ただ目の前にある現状を嘆いていただけであろう。
その皇帝陛下への熱意をあの時、行動にあらわすべきではなかったのか。

私は先の許昌戦役で曹賊の手から皇帝陛下をお救いしてさしあげた。
その私にそのような言葉を投げかける資格が貴殿にあるというのか。
209廖影:03/04/04 06:45
>見習忍者殿
幽州太守に赤壁か。貴殿も懐かしい話を出してきたものだ。
そこまで言うならこの剣はありがたく頂戴しよう。太守様によろしくお伝えくだされ。
また、此度の補給に関して、貴殿に大きく助けられた。いつかこの感謝の気持ちを表したいものだ。
210315番目の草:03/04/04 08:47
>やかん隊長
御意。

吾玄軍団長の亡くなった恋人について調べている人間がいるらしい。
せっかくだから古い話だが蒸し返してやろう。
「悲恋の吾玄の恋人が呉に殺された件で調べ廻ってる奴が居る。
いまさら?なんのために?なにか裏でもあるのか?まさか・・・」とな。

翻陽の戦役の苛烈さを知る兵にとっては士気の向上にもなろう。
抹陵で負けられては困る。今一度、将兵にはひとつであって貰わねばならん。
_____
おまけ
吾玄編(全3回)2スレ >339-412
翻陽攻略(全4回)3スレ >155-249
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>魏の公示
馬参軍団長が洛陽を焼き長安を荒らした董卓の部下だと?!
漢朝なぞどうでもいいがわが故郷を汚すのを手伝ったというなら許せん。
211参露:03/04/04 17:03
・・・クッ・・・翻陽まであともう少しという所で風邪をひくとは・・・

馬の背中に体を預けて寝ながら進むとするか・・・
英傑様から頂いた供の方々が拙者の馬を翻陽まで先導してくれよう。


とりあえず寝ながら廬江太守の発言をもう一度まとめてみるか…

「魏の細作」か…洛陽太守様と何ら関係が無ければそれがある種理想ではあるが…
これなら第二軍全体の怒りの矛先を魏賊と呉賊に向ける事は今の拙者なら何とかなろう。
だが…あれが完全に「魏の細作」では無く「洛陽太守様の細作」単独であればやり難くなるな…
ま、一番厄介なのが「魏の細作」の情報を元に「洛陽太守様の細作」が動いていた場合とその逆…
この場合、第二軍の心という捩れて絡んだ糸の塊を解すのは困難を極める…

理想はまずありえぬとは思うが…願わくばこの地で魏と洛陽太守様との情報戦が発展していない事を…


しかし、喉が痛いのに咳をしたいという欲求が現われないのが不思議だ…
212熱血廷臣:03/04/05 00:33
これは笑止!
涼第一の知者である希代之殿が、論点のすり替えを計るとは失望致しましたぞ。
単刀直入に申し上げよう。
私がお尋ねているのは馬参将軍が洛陽を焼き払い、陛下を苦しめた大罪についてである。
これについての釈明、及びあなたのお考えをお聞きしているのです。
本来であれば馬参将軍は極刑にされても不思議ではないのですぞ。
それに許都で我らがが嘆いていただけあったとは益々笑止千万。
我々は韓公劉備殿と計画を練り、打倒曹操の準備を進めていました。
だがそれを打ち壊したのは誰です?
他ならぬあなた達ですぞ!まさか忘れた訳ではありますまい。

>207殿下
殿下、希代之殿への返答内容があまり変わらないため
希代之殿との会話で進めさせていただけければと思います。
213参謀本部:03/04/05 01:37
永らく空けてしいました。
兵棋演習に明け暮れておりました。

>>殿下
軍師様と廷臣様の事で一つ申し上げたき儀がございます。

廷臣様の仰る通り、噂が真実であるとすれば馬将軍の罪は大変重いものになります。
ただ、当時将軍が仕えておられたのはかの董卓である事を考慮せねばなりません。
あの男が残忍である事は周知の通りでございます。
意にそぐわぬ者があれば、迷わず排除・粛清を行います。例えそれが彼の部下であったとしても。
よって到底洛陽焼き討ちの命を拒絶できる状況になかったものを思われます。
従って馬将軍には情状酌量の余地が認められると考えられ、廷臣様の仰る極刑というのはいささか行き過ぎではないでしょうか。
また、今日許昌より曹賊の勢力が駆逐されているのは、紛れもなく我が軍の功によるところが大きくあります。
その過程で馬将軍の立てられた功績はまったく無視できるものではありません。
以上の2点から、今回の件については廷臣様にもご容赦いただけないものかと存じます。
ただ、職業軍人たる私が政治に口を挟むのは憚られます。
殿下から廷臣様へお伝えしては頂けないでしょうか?
それからその際、私の名は出さぬようお願い申し上げます。
軍人が必要以上に宮中へ踏み入るのは避けとうございます。

…などと申し上げましたが、本音を申せば馬将軍の更迭など現状を考えれば無理な話であるからなのです。
先の一戦で我が軍は敗北、軍団は編成の途上にあります。
そのような状況で馬将軍の罪を問うなど、敵に塩を送った挙句に背を向けてそのまま寝入るようなもの。
ただでさえ再建が急務であるというのに、余計な荷物を背負わされてはまともな軍事行動を遂行できません。
私は可能な限り政治を理解しようと努力しているつもりです。
宮中の方々も、前線の事情というものを頭の片隅にでも留めておいて欲しいものです。

…あ、本音のあたりは廷臣様にはお伝えなさらないで下さいね?
>>212熱血廷臣殿
順番が逆になるが、劉備との「計画」について。
劉備と共に曹操を誅殺する計画があったことは、許昌戦役終了後、車騎将軍(董承)より聞いている。
だが、我らがその計画を打ち壊したというのは、貴殿の誤解であろう。
車騎将軍から諮られた後、劉備はさっさと拠点を捨て上庸へ落ち延び、そのまま劉表の勢力を引き継いでいる。
ここから漢朝の威光を取り戻すため、曹操と対抗するのかと思いきや、何をとち狂ったかあの偽善者め、曹操と45ケ月もの「同盟」を結びおったのだぞ。(スレ1>243)
同盟だぞ、同盟。恐れ多くも陛下を虐げる逆臣と、劉備は同盟を結んだのだ。
曹操に対抗する力を貯えるため、という言い訳は通用せぬ。
荊州という豊かな地を無傷で手に入れた以上、劉備が成すべきことは、速やかに曹操討伐の軍を挙げることだったのだからな。
陛下がご寝襟を悩ませたもう折りに、己の保身に励む者など、皇叔を名乗るもおこがましい。
すなわち、我らが劉備を滅ぼしたのは、車騎将軍との盟を破った劉備を、車騎将軍に代わって成敗したもの、と御理解いただきたい。

次に、第三軍団長がかつて、洛陽を焼き払ったという件の責任についてだが、(>>213)と考える。
だが何より、廷臣殿よ。そもそも、大漢にとって最大の悪とは何であろうか?
わしは、玉体を奉じたことを奇禍とし、陛下の勅命を持って悪事を働き、なおかつ陛下を軽んじた曹操こそが、天によって裁かれるべき対象と考えている。
にも関わらず、曹操が陛下とわしの関係にヒビを入れん、との意志から発した声明をそのまま汲み取り、第三軍団長の責任を問うことは、いたずらに「最大の悪」を助長することになりかねない、と考える。
これについて、貴殿の存念や如何?

※すまんこってす。続きは後日。
215郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/05 13:03
>我が君
そういうことでしたらあえて『町費』を進めますな
王允と共に董卓を討ったのはほかならぬ呂布でありますし。

>支援倶楽部会員
髪型違うのに影武者できるのかどーかと尋ねて見るテスト


(´-`).。oO(熱血廷臣って感情が先走って実利を取ることが出来てないなあ・・・)
>>髪型違うのに
おや?確か閣下はカツrPAM!PAM!PAM!
217親衛隊警邏班:03/04/06 01:54
・・・・・・班長アレ。

い〜や絶対に違うぞ。
あんな格好で酔って女と騒いでいる。
アレが隊長のはずないだろう?私は認めないぞ!(ToT

…俺の第六感があの男が魏の細作だと告げているんですが。

!!ナルホド、お前の言う通りだな。
あんな羨ましいことを一人でしているのは、
隊長ではなく魏の者だからに違いない。
い〜や絶対にそうに違いない!
総員!突っ込めぇぇぇ!!!!!!
218希代之護衛兵:03/04/06 16:48
ふん!戦場に出ない人が何を言っておられるのだろうか・・・。
過去のことはもう過ぎたこと。今、馬参将軍は漢のために、
自分の身を削って前線に出ておられるのに!
それが分からないのなら廷臣殿こそ、漢に不忠を抱いているのでは?
くやしかったら貴殿も、剣を握って戦場に出られるといい!


・・・なんて頭の中で叫んでいます。
219町費 ◆khvWPc71kM :03/04/06 20:34
馬参殿が洛陽に火を放った男?
漢にとって1番の支柱は馬参殿。
過去に何があろうと、そのことに疑いの余地はない。

>郭図公則殿
呂布の内通ですか、私だけの力では到底無理ですので、
貴殿の細作を一人お借りしたいのですが・・・。

>町費隊士長殿
呂布の内通を命じられました。
生きて帰って来れる保証はありませんが、
ついて来てくれますか?
涼王殿下。
皇帝陛下を擁立し、ここまでスレが(ゲフンゲフン)失敬、軍が大きくなりましたのにいつまでも一品官、二品官ではあまりに味気ないというもの。
ここらで一つ、爵位を任命してみるというのはいかがでしょうか。
221洛陽:03/04/07 21:01
おい聞いたか?馬参将軍はなんとあの董卓の手下だって言うじゃないか!

しかも焼き討ちをした張本人らしいぞ!

私は家を焼かれ無理やり移住させられました。

畜生め!あの時俺の親父は奴らに殺されたんだ!

ワシは娘が乱暴されて、ウッウッ・・・(落涙

※洛陽で強い反発が起きているようです。
222長安:03/04/07 21:08
馬将軍が郭の野郎の犬だったってのは本当か?

あぁ本当らしい。

李カクと郭のおかげでどれだけ酷い目に遭わされたと思ってんだ!

だいたいその前にも董卓の時にも散々な目に遭わされた。

妻も子も殺されこの長安に移されたあげくのあの暴虐・・・。

全く冗談じゃねぇよ!

※長安でも強い反発が起きているようです。
223熱血廷臣:03/04/07 23:33
燕雀いずく・・・・・・まぁ劉備殿の話は蛇足でしたな。
涼王殿の言うように、確かに董賊が残虐非道なのは周知の事実。
馬参将軍が賊の一兵士であったのなら、まだ情状酌量の余地はあるでしょう。
ところが彼は一兵士ではなく将校であり、洛陽焼き討ちを遂行した実働部隊であると言うことです。
これに対し何ら罪が問われないのはおかしいことではないですかな?
漢都に火を放ったのですぞ?これは看過できぬことと存ずる。
さらに見逃せないことは、彼が董賊を慕っていたと言う話です。
慕う者の命令を、彼が不肖の任と思っていたとは到底思えません。
むしろ進んで任を進めたと考える方が自然ではありませぬか?
224町費隊士長:03/04/08 02:10
>町費様
は?内通の使者、でございますか?
もちろんお供いたしますぞ。
殿の行くところ、たとえ火の中水の中・・・
え?内通の相手は、あの呂布!
ヒ、ヒエエ!
>>219町費殿
よろしく頼む。
呂布を内通させることができれば、業βも必ずや「涼」の足下に組み入れられよう。
町費隊士長と郭図公則の細作頭が護衛に就くというが、道中気を付けよ。

>>221―222
思ったよりも民の反応が悪い……。
このままでは、「漢の忠臣」というわしの姿勢に、疑念の声が上がるやもしれぬな……。

>>223熱血廷臣殿
責任論に関しては、どうも互いの主張がかみ合わぬようだな。
漢都焼き討ちは、確かに大罪である。
しかし、十四年前、拒否しようのない命令を受けて事に及んだ一事をもって、馬参を貶めるわけにはいくまい。
なんといっても馬参は今、漢朝のため、命を賭して目の前の朝敵と戦っているのだぞ。



ところで、此度の件について、陛下はどのように思し召しなのだ?
少府として、常に陛下のお側にある貴殿なら、陛下の御存念は聞いていると思うが?

>雑兵1号殿
馬参が董卓の元配下だった、という噂を魏が広めている。
至急上党に向かって馬参と面会し、事実関係を確認せよ。

>長史殿改め大司農殿
至急、許昌へ出頭せよ。
聞いての通り、馬参に関する喜ばしくない噂がある。
仮にそれが事実だったとして、「七同志最高官位」たる馬参を如何にすべきか、「官僚として」の意見を聞きたい。
呂砲が皇宮に参内した。
目的は、業βにおける第三軍敗北を伝えること。
ちなみに呂砲の参内は、曹操が声明を出す前に行われた。
すなわちこの時点では、呂砲も皇帝も、馬参がかつて董卓の配下だったという話を知らない。

「此度の敗戦は、偏に臣の不明によるもの。陛下の御威光を九州に知らしめるという大儀を果たせず、ただただ、陛下の御寛恕を請うのみにございます」
頭を床に押し付ける呂砲に対し、皇帝はいつもの柔和な笑みで応えた。
「戦さをいたせば、百戦百勝とはいくまい」
皇帝は、頭を上げるよう呂砲を促した。
「涼王の忠義に朕は満足している。今後も漢のために働いてくれ」
「ははっ! ありがたきお言葉!」
呂砲はさらに深く、頭を垂れた。

「忠臣」を演じる呂砲だったが、その様を胡散くさそうに見つめている男がいる。
以前、町費に「雌雄一対の剣」を手渡し、廖衛と大舌戦を繰り広げた廷臣だ。
廷臣の官位は、九卿のひとつ、少府だった。

九卿は、三公の下で各職種の実務を担当する最高職で、現代ならば各省庁の大臣に相当する。
そして少府は、皇室の財政を取り扱う大蔵大臣。
儀礼に関係する「太常」、近衛部門の「光禄勲」などに比べ、表に出やすい役職ではないが、金を握っているだけに、九卿の中でも大きな力を持っている。
さらにこの男の場合、漢室に対する熱烈な忠誠心を、公私にわたって惜しげもなく発揮していることから、皇宮における影響力は特に大きかった。

皇帝に恭しく接する呂砲。
だが、それが赤心からの振る舞いとは、少府は思っていない。
(いつその本性を発揮するのやら)
涼王の態度は、欺瞞。
少府はそう断じている。
その片鱗が見えたなら、たとえ皇帝の面前であっても―いや、皇帝の面前でこそ―呂砲の大逆の意志を糾弾するつもりでいる。
そんな少府が自分を睨んでいると知ってか知らずか、呂砲はあくまでも慎ましく言上を述べる。
「此度の敗戦は、魏賊がまだまだ力を有していることを示しております。ここは指揮系統を一本化し、賊にあたることが肝要、と愚行いたす所存にございます」
「指揮系統の一本化……? 涼王の命にそぐわぬ軍でもあるのか?」
首を傾げる皇帝に対し、呂砲はさらに畏まって見せる。
「今のところ、さような軍はございませぬ。なれど、制圧地の拡大に伴い、臣の義挙の真意を知り得ぬ兵や将が増えることも、そう遠くない将来ありえるのでは、と憂慮いたしております」
「ほう……」
皇帝は、とりあえず肯いた。
呂砲が言っていることは、常識としては理解できるが、ここからどのような話を導き出そうとしているのかがわからなかった。
「陛下の御威光を九州に知らしめること。永安での義挙以来、臣はそのことのみを考え、戦って参りました。そして陛下の御徳によりまして、九州の半分が漢朝の支配下に戻りました」
「それは、涼王の忠義によるところが大きい、と朕は考えている」
「余りにもったいないお言葉にございます……なれど陛下、恥ずかしながら、臣の徳は薄く、大きくなり過ぎた軍を統御するは手に余る大事」
「さような弱気なことを申すな。漢土の半分から戦火を無くしたのは、涼王の力によるもの。その涼王でもできぬとあれば、いったいどうなるか」
「ははっ! 陛下のご寝襟を悩ませたもうこと、その罪、万死に値いたします。臣砲、謹んで陛下の御処置を待つものにございます」
「ハハハ……、そう大きく取るな。今や涼王は、漢朝の棟梁である。涼王を除くなど、進んで漢朝を揺るがせるものだ」
「さような優しきお言葉を賜るとは、臣は最高の果報者にございます!」

少府は、目眩を感じた。
なんという恥知らずな、見え見えの演技だ。
(呂砲が陛下の処置を待つというのなら、すぐにでも斬首とすればよいものを)
喉まで出掛かった言葉を、何とか封じ込める。
(一刻も早く、呂砲が逆臣であることを、陛下に御理解いただかねば……)
少府は、涼が許昌を解放する以前から、涼の危険性を察していた数少ない廷臣だった。
当時、皇帝を擁護していた曹操は、確かに皇帝を軽んじる部分があった。
それでも曹操は、長らく漢朝に仕えた家の出。
漢朝四百年の重みは肌で感じているはずだし、魏をそのまま漢朝に組み込むという道も取り得た、と少府は思っている。
しかし、呂砲は漢室とは縁もゆかりもない下賎の身。
「いずれ涼王は、漢朝に牙を向くに相違ありません」
少府は何度も皇帝にそう奏上した。
しかし、曹操という檻から解放されたばかりの皇帝は、この段階ではまだ、呂砲を「真の忠臣」と見なしていた。
皇帝の前で徹底的にへりくだる呂砲の態度は、皇帝の自尊心をくすぐるものだった。

「とはいえ、膨大な戦線を支え、膨大な数の将兵をひとつにまとめるのは、想像外の難事にございます」
呂砲は続けた。
「そこで、是非とも陛下の御威光でもって、軍をひとつに纏め上げたいと存じます」
「よい」
皇帝は肯いた。
「ほかならぬ涼王の頼みである。朕にできることなら、何でもしよう」
呂砲は再び、頭を床にこすりつけた。

呂砲が願い出たのは、皇帝の名において、涼の武将たちに爵位を授けることだった。
「これまで臣とその股肱たちは、陛下から頂戴した『涼』の号でもって、軍を進めて参りました」
「しかし中華の地は、涼王たる臣が席捲するには余りにも広大」
「また、巨大化した軍をまとめるにも、『涼』の号では重みに欠けます」
「そこで、是非陛下のお力をお授け頂きたく、伏してお願いいたす所存にございます」
「陛下より爵位を授かることができたなら、もはやそれは涼ではなく、漢の軍隊」
「皇軍とあいなれば、巨大化した軍もひとつにまとまり、そして将兵の士気も天を衝かんばかりに上がりましょう」
「さすれば、漢土の平定はなったも同然。ほどなく、騒乱鎮圧の報を陛下に奏上できるもの、と存じます」
皇帝は、呂砲の願いを受け入れた。
少府もまた、この場で反対意見を述べることはしなかった。
涼軍が、「漢」の軍旗を掲げる。
これは、軍の忠誠を呂砲から皇帝へと向けることに繋がる。
場合によっては、涼を漢に組み込む目処も立つかもしれない。
ただ、呂砲が無心した爵位の内容には、さすがに目を剥いた。
それは、呂砲の腹心たる七同志を、徹底的にえこひいきした内容だった。

三品官で洛陽太守の郭図公則は、四方将軍のひとつ、前将軍に任命された。
同じく三品官の町費が右将軍、袁奉が後将軍。
四方将軍は、中央軍の将軍、という意味合いが強く、実力重視で任命される。
これらはまだ、官位や実績の面からも許容できる範囲だった。
だが、他の七同志の爵位は、序列というものをまったく無視していた。

「なぜ廖衛が左将軍なのです?」
無心する爵位を書いた書面を読み上げる呂砲を、少府は絶叫で制した。
中断された呂砲は不機嫌そうな顔をしたが、かまわず少府は声を張り上げる。
「廖衛はまだ四品官のはず! 四品官の者を四方将軍に任ずるなど、前例がございませんぞ!」
「廖衛の勲功は、限りなく三品官に近い四品官」
素早く表情を消した呂砲は、平然と言い放った。
「ひとつかふたつの戦さをこなせば、すぐ三品官に昇進する。そのたびに陛下に将軍号を授与していただくというのも、多忙な陛下に無駄な負担を強いるものである」
「何を馬鹿な!……爵位の授与は、陛下の重要な御公務のひとつである! それを省いてあらかじめ上の将軍号を与えるなど、言語道断!」
「少府殿。皇宮から一歩外へ出れば、そこは騒乱の地なのだ」
叫ぶ少府に対し、呂砲は涼しい顔で言った。
「四百年に及ぶ漢室の歴史の中、育まれてきた伝統の重さ。それは十分に承知している。しかし、戦時において求められるのは、何よりも迅速さである。永安で義の兵を起こして、わずか十年。
たったそれだけの年月で我らが許昌に到達できたのは、偏にその迅速であるがゆえなのだ」
白々しい呂砲の態度に、少府は頭に血が上りかけた。
だが、皇帝がそれを制した。
「よい。涼王の申す通りでよい」
しかし、少府の神経を逆なでする呂砲の上奏は、それに留まらなかった。
「第二軍団長、吾四則……安南将軍」
呂砲の読み上げた言葉に、少府は我が耳を疑った。

四安将軍のひとつ、安南将軍。
いくつかの州の刺史を統率する方面軍司令官たる四征将軍と、防衛軍司令官たる四鎮将軍を補佐する立場だ。
四征、四鎮の各将軍号が二品官に授けられるのに対し、四安将軍は三品官の将軍号であり、同じ三品官たる四方将軍よりも、格上と位置づけられる。
しかし、吾玄は四品官。
さらに三品官への昇進が間もない廖衛と異なり、約一年間、対外侵攻をしていなかった吾玄は、当面昇進はないはずだった。

「第二軍の副将は、袁奉である」
当然食って掛かる少府に対し、呂砲はまたしてもすました顔で答えた。
「そして、袁奉は後将軍。軍団長が副将より下の将軍号とあっては、軍団の運営にも齟齬を生じるであろう」
常識から遥かにかけ離れた上奏だったが、またも皇帝の鶴の一声で収まった。

「筆頭軍師・希代之……鎮軍将軍」
希代之は四品官だが、鎮軍将軍は三品官の将軍号。
「いや、実はな」
またも絶叫する少府に、呂砲は照れ笑いを浮かべた。
「最初は太尉に、と考えたのだ……だが、いくらなんでもそこまでは、と思い直すことにした」
「太尉」と聞いて、少府は卒倒しそうになった。

政治を扱う司徒、土木行政の司空とともに、三公と称せられる太尉は、軍事を司る。
中央行政組織に常設される役職の最高位であり、名門中の名門でなければ絶対に任命されることはない。
「涼の軍事部門を統括しているのは、希代之である。涼軍が皇軍となる以上、希代之が太尉となることが、組織としてもっとも適していると考えた。だが、いくらなんでもそれは、なあ」
呂砲は無邪気な表情を浮かべたが、少府にはそれが、邪悪な笑みにしか見えなかった。
皇帝は、呂砲の奏上をそのまま嘉した。
この中には、二品官の韓遂を衛将軍に、三品官の馬超と張任を、それぞれ虎牙将軍と輔呉将軍にすることが含まれていたが、少府から見れば、それは付け足しに過ぎなかった。
なにしろ呂砲は、洛陽で涼の行財政を司っている長史を、大司農に任命することまで求めたのだから。

九卿のひとつの大司農は、国家財政を任される極めて重要な役職だ。
少府にしてみれば、出自もわからぬ男が自分と同格の九卿になった、というだけの問題ではない。
皇室財政を担当する少府と何かとぶつかりやすい職務に、呂砲の腹心が就くのだ。
この段階で、少府は呂砲の意図をようやく察した。
(呂砲は……漢を乗っ取ろうとしている!)
涼を漢に組み込むことを考えていた少府にとって、とんでもないしっぺ返しだった。
だが皇帝は、その人事すらも認めた。
曹操から解放されたばかりの皇帝には、呂砲が頼り甲斐のある忠臣と映った。
それは、郭・李カクから解放された時、曹操に抱いたものと同じ感情だった。
そのことに気付くには、皇帝の心は余りにも澄みきっており、そして、目は曇っていた。

「第三軍団長・馬叔遠……征東将軍」
馬参に関する上奏は、これまでの中では、もっとも分をわきまえたもの、と少府には映った。
七同志の中で最高位の二品官である馬参。
その官位からすれば、位三公に次ぐとされる驃騎将軍に任命することも可能だった。
「陛下の国舅たる董承殿は、車騎将軍にございます」
呂砲は皇帝におもねった。
「我が股肱が、陛下の国舅より上の将軍位とは、あまりにも恐れ多いことにございますゆえ」
プライドをくすぐられた皇帝は、気持ち良さそうに笑った。

曹操が馬参の正体をばらす声明を出したのは、呂砲が皇帝に謁見した三日後のこと。
少府は、この三日遅れの声明を呪ったが、すぐに思い直した。
(これは使える!)
皇帝の無節操振りを嘆いていた少府だったが、呂砲に対する戦意が、急速に盛り上がるのを感じた。
※吾玄殿、草殿、参露殿。マジでマジでマジですまん!
 次こそは「代理戦争in第二軍」。
 その後は、「抹陵攻略戦」→「第三軍、再編」→「第二次業β攻略戦」→「郭図公則編」……の予定。

※馬参殿の過去に関する責任問題は、「第三軍、再編」編にて。
 馬参殿、町費殿、廖衛殿。心の準備だけはしておくように。
 何の準備かって?
 ………馬参殿に申し訳なくって言えない!

>>220無名文官殿
レス忘れご容赦。
皇帝と一緒に洛陽入りしてから、と考えていたが、さっそくやってみますた。
233郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/08 11:23
>我が君
申し訳ありませぬが、爵位の返上を願い出ます。
理由として、私は洛陽守備軍として何ら実績を残しておらず、
認識不足により馬参の大敗をも招きました。
そのような私に対し爵位を与えるのではなく、
実質的に洛陽守備軍を纏めている黄忠あたりにくださっては如何でしょうか?
或いは、呂布が加入した暁には香具師に渡す手も(略
234雑兵1号:03/04/08 19:26
>>217
イテ!こら、私の顔を忘れたのかグォルァァァァ!

馬参将軍様、お久しぶりでございます。
本日は殿下からの使者として参りました。

既に馬参将軍様のお耳にも入っている事と存じますが、
最近領内で将軍に関する悪い噂が流れております。
殿下は真実を知りたいと申しております。これが質問状でございます。
将軍様も御多忙とは存じますが、御返事はなるべく早急にお願い申し上げます。


ふー、相変わらず堅い人だ。やー緊張した。緊張したらのどが渇いた。
どっかで一杯飲ってこう。ど、こ、に、し、よ、う、か、な・・・キョロキョロ
・・・む、あれは・・・・・象・・・
235熱血廷臣:03/04/08 21:15
陛下はお怒り……いや哀しんでおられる。

董賊により遷都、それにより栄えある漢王朝の歴史が灰塵と帰した。
また陛下が民達にも多くの混乱と悲劇をもたらした。
その後の艱難辛苦を乗り越えての洛陽へのご帰還。
陛下にとって洛陽は特別なのです。
狂気の命令を下したのは確か董賊です。
ですがそれを実行した者が側にいる。
陛下にとっては多くの臣や民の嘆き、死を思い出させることなのです。

涼王殿、馬参将軍が真に陛下の為に働いているのであるのなら
何故今まで大逆の罪を隠していたのであろうか?
まずは陛下にお詫びを申し上げ、罪を償うと言うのが筋ではないのか?
今までその機会がなかったとは言わせませぬぞ。
これでは馬参将軍が大逆を罪とも思わず隠蔽し続けたと
言われても仕方のないことではありませぬか?

陛下のお言葉を伝える。
「涼王は忠臣である。忠臣が朕の無念を分からぬはずはない。」
236希代之副官:03/04/09 00:34
涼の若き将軍は皆、馬将軍を見て武人の何たるかを学ばれた。
馬将軍の殿下への真っ白な忠節を見て、長所ばかりではない
君主の下でまとまり、そして今日の隆盛を築いた。
涼の背骨と言えばやはりこの方しか居ない。

例の件で朝廷が反発するのは、立場上当然だろう。
あの廷臣のような方が沢山居れば漢朝はこうもならなかったろうに。
しかし、矛のおさめ所を心得なく対立すれば結局双方に利のない争いになる。
殿下は董卓と同列の徒、簒奪者として後世に名を残すか。
漢は我々の復興宣言を利用できずに無駄あがきをして滅びるか。
それが予想される最悪の結果だとしたら、困るのはどっちだ?

うまくすればこの対立は漢朝の粛清に使えるかも知れないな。
馬将軍の名誉の代償は高い。それを知ってもらおう。
237参露:03/04/09 03:07
翻陽に着いた。いや…着いたのは良いのだが…

…四則様が面会に応じて下さらない…
故に軍監の引継ぎについても有耶無耶になってしまっている。


面会叶わずに暇を持て余している…つまり「何をしようが四則様の目に触れない」
・・・実は事を成す下準備にかける時間としてはもってこいなのだ・・・

そこ!ついさっき気付いたとか言わない!!事実だけに泣けてくるから・・・
238馬参 ◆.L/ffpm.yw :03/04/09 07:30
>>雑兵1号殿
殿下からの使い、ご苦労でござった。
では、御質問における以下の返事を伝えていただきたい。


此度の件、そこまで知られてしまっておる以上、もはや真偽について多く語る必要もございますまい・・・。
噂と言うのは曹魏の虚言でも何でもござらぬ。
元は董卓軍に身を置き、遷都の際の洛陽焼き払いを担い、残党軍による主董卓の仇討ちとして起こした長安侵略。
それに伴う民、更には皇帝陛下へ強いた過酷の極み。
そしてその過去全てを捨て去らしめんがために図った己が身の偽り。
今回の事により、それがしについて様々な見解が飛んでおりましょう。
しかしこれらはそれがしに如何なる理由、意図があろうとも全て事実であり、それがしが行ってきた結果に相違ございませぬ、と。


まだ疲れもあろうが、殿下のもとへ再びの足労を願う。
239旅の占い師:03/04/09 17:14
#さて・・・ネタでも振っときましょうかね。

思案顔で翻陽の街を歩く参露に声をかけた者がいた、なにやら怪しげな老人である。
老人:「参露殿、何かお困りな事でもござるかの?」
参露:「何者!・・・・」

#ネタ振ったんであとよろしく>参露殿
240参露:03/04/09 19:17
>>239 旅の占い師殿
・・・ほう。そなた、八卦を生業にしていると・・・
拙者、あまりその様な類は信じぬのであるが…
それよりも四則様に御目通り叶わぬ事には…軍監の引継ぎを正式に行わねば…
…下準備をいくら行おうと無駄になってしまう…

…なに?四則様と面識がある!?そなたは一体…


(ネタに乗ってみますた。あとは涼王殿下の執筆待ちかな?)
>>239
>>1にsage進行って書いてあるのが読めないのか?
242見習忍者:03/04/09 20:04
>閣下
呂布の引き抜きに関し、町費将軍が援助を求めておりますが如何しましょう?
現在閣下が吾玄将軍とお会いする手筈を整え、後は閣下のご足労を願うのみとなっております。
抹陵攻略前に吾玄将軍とお会いする事は、今後の事も考えますと重要かと思われます。
町費将軍には3人程優れた者を回せば良いかと思いますが如何でしょうか?
正直、参露出すぎ
>>243
オマエモナー
245江夏、廬江:03/04/09 22:05
助かった!これでガキ達に飯を食わせることができる!!

俺も母ちゃんに怒られないで済む

全くだ郭図将軍様々だな

※江夏、廬江で誰かの株が上がっているようです
246吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/04/09 23:03
※吾玄邸前

「謹 謝 訪 客 叩 門」


……ああ、煩い。

>殿下
功績も無い私のような下賤の身には真に恐れ多いことでは御座いますが
「南を安んぜよ」との陛下の大命、謹んで拝命させていただきます。
247郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/09 23:09
>>242
呂布のとこまで逝ってらっしゃい、危険手当はなし。
248長史:03/04/09 23:45
大司農か・・・・・・早くこれを涼の大司農にせねばな。
どうやら閣下は漢を涼に吸収するおつもりのようだな。
ふふふ、私の信じる道は間違っていないと言うことだ。

>閣下
お召しにより参上致しました。
官僚として政治的な見地から意見を述べさせて頂きます。

涼の大黒柱として馬参将軍の存在は欠かせぬものでありますが、
噂が事実であるのであるなら放置できぬものと思われます。
今回の件に関し民から強い反発が起きております。
特に洛陽と長安では遷都の被害者も多く、一歩間違えれば騒乱にも繋がりかねません。
私も涼都にて太守殿と宣撫に努めておりますが結果は思わしくありません。
残念ながら、民にとっても分かる形での処置を取らざるを得ないのが現状であると考えます。
ただ、気になるのは馬参将軍に心酔する将兵の動きです。
馬参将軍を思うあまり軽率な行動に出なければ良いのですが・・・・・・。

ところで殿下、先日奏上した件につき後程お話があります。
顔色を変えてもダメですぞ。今日こそご婚儀について小一時間・・・(略
249希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/04/10 00:46
私が・・・鎮軍将軍ですと・・・?
謹んで受け賜ります・・・。

他の七同志の任官もかなり無理があったと聞くが、
それより気になるのが長史殿の大司農就任。
まさか本当に殿下は漢朝を乗っ取るおつもりなのか・・・。
私としたことが先の漢室復興宣言を信じきってしまっていた。
いや、しかし殿下に限ってそんなことは・・・。
もう少し、もう少しだけ殿下を信じてみよう。
250見習忍者:03/04/10 23:26
>閣下
かしこまりました。手足の者も数名連れて任務を遂行致します。

吾玄将軍との接触準備は継続。
閣下が動く事が難しい際には、影武者を接触させるよう指示。
251洛陽の爺:03/04/12 20:45
洛陽を焼いた董卓の一味は確かに憎い。
じゃがのう、誰も・・・・・(帝様も)、それを止めれんかったんじゃ。

今は、こうして死ぬ前に洛陽に戻って来れたことだけが救いじゃ・・・。
ワシはそれで充分じゃよ。もう恨み辛みを言うても詮のないことじゃ・・・。



じゃが・・・折角じゃから涼王様にでも賠償金もろうて豊かな余生を過ごそうかの〜
ほっほっ。
252洛陽の暴徒:03/04/12 21:10
謝罪と賠償を要求しるニダ
253洛陽兵:03/04/12 23:00
馬参将軍が洛陽に火を付けたなどと言う話は曹魏の捏造である!

よって諸君はそのような噂に惑わされることのなき・・・イテッ!

物を投げるんじゃないゴルァ!!!
254第三軍一将兵:03/04/13 00:17
馬参将軍は涼の背骨であり尊敬すべき武人である。
今までもそう思っていたし、これからもそうであろう。
過去がどうあれ馬参将軍は馬参将軍ではないか。
頭ではよく分かっていたつもりである。

・・・・・・だが理性はそうは思ってくれなかったようだ。
あの災厄で父も母も失った。
忘れようはずもない、そう忘れようなずもない・・・・・・。

気が付いた時には剣を抜き叫んでいた。
廖衛将軍が何か言っていたがよく聞こえない。
馬参将軍と目が合った。悲しい目をしていた。

知性は腕を止めようとしていた。
だが理性はそれを阻み剣を振り下していた。
無粋なこと言うが、怒るなら洛陽の民より長安の民だろ。
強制移住させられて、故郷に火をつけられたんだしさ。
256廖衛将軍府主簿:03/04/13 09:13
まさか乱心者が馬参将軍に切りかかるとは!
幸いお側にいた殿が切り捨て、馬参将軍にお怪我はなかった。
殿が曹魏のまわし者に違いない!と緘口令を出したが隠し通せるものでもない。

聞くところによると、乱心者は父母の仇と叫んでいたそうだ。
徴兵簿で調べたところによると長安からの帰還民であるようだ。
例の噂が元になったとは言え恐ろしい事件だ。
将兵も動揺しているしこれからどうなるのだ?
257奸臣1:03/04/13 21:05
殿下!恐れながら申し上げます。
今、わが涼はかつてないほどの危機にあります。
しかも、その危機は外からの危機にあらず。内よりの危機であります。
殿下!恐れながら殿下!!ここは古来よりの常策を実行すべきか思われます。

すなわち!内に騒乱あるときはあえてそれにこだわらず。
むしろ外征して国内の目を逸らし
みごと戦勝した暁には、その戦果でもって内の騒乱をうやむやにするがよろしいか…と。
258参謀本部:03/04/14 01:51
馬将軍の件で事態が混迷の一途を辿ってございますね。
少々荒っぽい方策ですけど…献策しなくては。

>>殿下
業β攻略作戦の全構成兵を象兵としては如何でしょうか。
赤壁においては費用の面から一部隊の適用に限られました。
その結果はご存知の通りです。
後方より戦費を調達し、最高の戦力を以ってあたるが上策と考えます。
象兵は行動こそ遅くありますが、機動力については問題ありません。
また個々に違った兵科を投入した場合に比べ、戦力の運用が容易になると考えます。
確かに象兵の行動の遅さは作戦行動を受動的にさせます。
しかし全部隊の兵科を統一して全軍が反撃主体の行動を取れば問題ありません。
行動速度の統一は戦力運用の効率化が見込まれる、という事です。

それから…馬将軍の件に関する事です。
内部の混乱は外部の圧力により一時的に沈黙させ、時間を稼ぐのが上策かと思われます。
具体的には、領内に曹賊が軍事行動の兆しを見せた、と流布するのです。
そうなれば宮中の者も仲たがいをしている場合ではないと気づくはずです。
そこで曹賊の機先を制す為と称し、業β攻略作戦を早期に発動してしまいます。
その間に馬将軍の件を解決すべく動けばよい訳です。
最悪の事態として作戦が失敗に終わった場合を考えますと、
これは馬将軍の陛下へのお目通りを設定する事がよいのではないでしょうか。
陛下よりお許しのお言葉を頂戴できたなら、廷臣様もこれ以上の事は言葉に出来ないはずです。
殿下から陛下に「馬将軍の力無くば今日の涼非ず」と言った意味のお口添えがありましたら、
より確実かと思われます。
>>233郭図公則殿
真意はわかった。
けっこうおもしろいじゃん。その展開。

>>235熱血廷臣殿
……陛下の御存念はわかった。
とりあえず、しばし時をいただきたい。

>>238馬参殿
(…………天を仰いで嘆息、の図)

>>246吾玄殿
さすがつい最近まで現役高校生。
いいね、その張り紙。

>>248長史殿
わかった。意見は心に留めて置こう。
なんだ、まだ話があるのか?
なに、婚儀だと?
ええい、下がれ! さような話、聞きとうない!



わしに嫁を迎える資格など……。
>>254第三軍一将兵殿 >>256廖衛将軍府主簿殿
( ̄ー ̄)b

>>257奸臣1殿
うやむやにする、か。
それもいいかも……あ、熱血廷臣殿がすごい目で睨んでる。

>>258参謀本部殿
採用。
啄木鳥戦法、呂布の内通、そして戦象隊の大量投入。
これが駄目なら、第三軍単独での業β陥落は不可能だな。

>筆頭軍師及び洛陽太守
曹操が喧伝していた馬参に関する噂だが、あれが事実であることが馬参の書状により判明した。
この件に関し、さまざまな意見が寄せられている。
漢室の雰囲気も知っての通りだ。
ということで、第三軍団長・馬参に対し、何らかの処置を取るべきか、あるいは放置すべきか。
涼の知恵袋たる両者の意見を問う。

>all
申し訳ない。
仕事が忙しくて、なかなか文章仕上げる時間が作れない。
今週中には、何とか1本Upしますです。
261廖影:03/04/14 20:39
ええい、落ち着け!できるだけ斬ってはならぬぞ!
魏攻略を前に同士討ちで兵を損ねる訳にはいかぬ。
馬参さま、殿、ここは我らに任せ暫し将軍府へお退きくだされ。

しかし、馬参将軍直率の兵士が暴動を起こすとは。
このまま馬参将軍で業βへ攻め込めるというのか?
この事態、収拾するにはやはり…。
262吾玄隊:03/04/15 23:11
A「おい聞いたか?何でも軍師と袁奉はグルらしいな。」

B「あぁ例の裁判の進行も軍師だったしな。」

C「とんでもない奴らだ!」

A「あの新しい軍監も軍師と袁奉の手先って訳か。」

B「気を付けるよう皆にも言っておいた方が良いな。」

C「何か企んでいるに違いない!」

※軍師と袁奉将軍に対して不信が広がっているようです。
263郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/15 23:49
>我が君
第三軍団長を辞任させ鍾ヨウを臨時で軍団長に、
そのうえで馬参の悪行をできる限り死人に押し付け
全体の罪を減じ、後は適当に手柄をたてさせて復帰
させましょう。
一応工作資金は洛陽から用意いたします。
264奸臣二号:03/04/16 00:17
>郭図公則様
馬参将軍の罪は董卓に脅されて仕方なく行った事とし罪を出来る限り董卓に押し付けてしまいましょう
更に馬参将軍は一年間の謹慎とし第三軍団長に我等が息のかかった者を据えれば事は万全に御座います
もし廖衛将軍が文句を言ってきたらこれ幸い袁奉将軍と交代で第二軍団に行ってもらいましょう
さすれば公則様ひいては呂殿下の安泰を脅かす力は減じられるものと思われます
>>263郭図公則殿
了解。
あとは筆頭軍師か……。

※これまで参露殿は「軍監」という役職名だったが、その後ちょっと調べてみたところ、軍を査察する官職は、「軍察監」という方が適当らしい、という判断に至った。
ということで、今回から「軍察監」に変えます。
翻陽、第二軍本営。
「……ですから、軍団長は御多忙にございます」
吾玄の副官である校尉はそう繰り返し、執務室に入ろうとする参露を押し留めた。
「せっかくの御来訪ですが、お会いすることはできません。お引き取りください」

参露は、最初はポカンとしていた。
すぐに「そんな馬鹿な」と強引に執務室に入ろうとした。
「無礼な、放せ!」と、後ろから自分を羽交い締めにしている兵を怒鳴りつけた。
「第二軍軍察監に就任した参露と申す! 軍団長殿、御目通りを!」
中にいるはずの吾玄にそう叫んだが、応答はなかった。
羽交い締めにされたまま睨み付ける参露に、副官は慇懃に言った。
「もう一度、軍団長のお言葉をお伝えいたします」
そう告げる副官の目にはさげずみが、そして口元には嘲笑が浮かんでいる。
「本職に貴官の職務に口を挟む意志なし。なれど、貴官が本職の任務の弊害となる場合……」
ここで副官は、いったん言葉を区切り、そして力を込めた。
「早急に貴官を拘束・追放する。以上にございます」

「諦めて出て行きました」
執務室に入った副官は、茶を口にしていた吾玄にそう報告した。
吾玄は肯くと、茶を置いて大きく伸びをした。
「さて、休憩も終わりとするか……で、副官。例の計画だが、あれはどうなっている?」
「順調です。宋謙の部隊にかなりの数が編入されました」
「宋謙……先の戦いの後、呉から魏に降った者だな」
「御意。翻陽から逃げてきた兵たちゆえ、なじみのある部隊に回したようです」
「悪くはないが、夏侯惇や徐晃など、魏の主軸となる連中に潜ませることはできぬか?」
「既に手配しております。ただ、夏侯惇ともなりますと、生え抜きの兵を多く抱えているだけに、新規の兵を食い込ませることはなかなか……」
「わかっている。だが、第三軍が敗れた直後だ。我らまで負けるわけにはいかぬ。万全を尽くせ」
「御意」
吾玄の副官―正体は郭図公則が放った草―は、拱手して応えた。
本来なら、七月に実施されるはずだった抹陵攻略戦。
九月に延期となったのは、いくつかの理由があるが、もっとも大きな原因となっていたのは、旧江夏軍の廬江攻めだった。

廬江に攻め込んだ江夏軍は、もともと対外侵攻を前提としない守備軍。
呉巨や呉班など、それなりの戦闘経験を持つ武将もいたが、全体的な軍としての戦闘能力は、第二軍などの攻略軍とは比べ物にならない。
案の定というべきか、砦に立て篭もる呉軍をなかなか撃破できぬまま、江夏軍は損害を重ねていった。
戦局を変えたのは、翻陽から駆けつけた袁奉ら第二軍の増援部隊。
江夏軍を翻弄していた廬江の呉正規軍も、歴戦の袁奉隊などの攻撃の前に、次第に勢いを弱めていった。
抹陵から呉の増援軍が現れたのは、あとひと押しで砦が陥落するか、という時だった。
もちろん袁奉とて、呉増援軍の到来は予測していた。
それでも、呉正規軍が必死に反撃してくる中では、どうしても後方の備えは薄くならざるをえなかった。

廬江制圧の代償となったのは、数万に及ぶ戦死者。
新廬江軍は、「守備軍」と称するのもおこがましい陣容に過ぎず、袁奉ら第二軍増援隊も、多数の熟練兵を失った。
揚州方面の補充兵練成地である荊州にしても、翻陽攻略戦で半数近くが死傷した第二軍に、大量の兵を送ったばかり。
両軍の再建は、一朝一夕に仕上がるものではなかった。

それでも、吾玄の抹陵への執着心―というより孫策への執着心―は、余人には理解できぬほど強力なもの。
もしも問題が兵力不足だけだったなら、吾玄は抹陵攻めを強行するつもりだった。
だが、出陣はできなかった。
予定外の廬江攻めがもたらしたのは、兵の損失だけではなかったのだ。
第二軍の分裂。
自身の若さが招いた部分が大きいとはいえ、吾玄にとって、これ以上に予想外かつ痛烈な事態はなかった。
廬江への増援として出陣した、袁奉、張任、呉懿、呉蘭。
廬江への増援を拒否した、吾玄、厳顔、孟達、雷胴。
双方の武将たちは、顔を見合わせても挨拶すらせず、皮肉と敵意に満ちた視線を交わすばかり。
武将の空気は兵たちにも伝わり、何とか双方の仲を取り持とうと奔走する黄権を嘲笑うかのように、対立はエスカレートしている。
一触即発だった。

吾玄は、第二軍の発足以来、ずっと荊・揚州で戦ってきた。
魏との対決は、この抹陵攻めが初めてとなるのに加え、抹陵には夏侯惇や徐晃などの勇将のほか、呂蒙や魯粛ら、孫呉から降ったばかりの有力武将も控えている。
有機的な戦闘指揮が望めず、さらに兵の数にも不足するとあっては、いくらなんでも勝利はおぼつかない。
安南将軍に任命された最初の戦闘を落とすなど、吾玄のプライドが許さなかった。

吾玄自身とは関係のない所で、第二軍の出陣を阻止している要素もあった。
抹陵から遥か北の地・業βでの第三軍の大敗を、魏は大きく喧伝している。
ほとんど「無敵」に近かった涼軍の敗北は、領内を大きく動揺させ、同時に涼と敵対する勢力を多いに勇気づけている。
そして、馬参の過去を暴露する曹操の声明によって、許昌では漢室をも巻き込む騒ぎが起こっているという。

曹操の声明に、吾玄が大した感慨を持たなかったのは、馬参が「漢都を焼き払った男」だったとしても、吾玄にはどうでも良いことだったから。
それは、吾玄が「涼朝」による中華統治を目指している、ということと同義ではない。
吾玄にとって肝心なことは、戦さのない世をつくること。
それさえ実現できるのなら、中華を統べる王朝が漢であろうが涼であろうが、吾玄には関係のないことだった。

しかし、現実に涼は大きく揺らいでいる。負ける戦さは絶対に許されない。
吾玄は歯ぎしりしながら、抹陵攻略戦の延期を決定した。
「夏侯惇は我が第二軍の侵攻を警戒し、呉への攻勢に移れない状態にあります」
副官―郭図公則の草―が言った。
「主導権は殿の御手にございます。軍を再編した上で、殿は堂々と抹陵へ攻め込めばよろしいのです。呉を滅ぼすのは、我が第二軍にございます」
吾玄は、顔を引き締めて肯いた。
何から何まで思い通りにいかない状況ではあったが、それだけが救いだった。

戦さのない世をつくること。
それが吾玄の最終目標ではあったが、その前にどうしても自分の手でやり遂げなければならないことがある。
言うまでもなく、孫策の首を取ること。
吾玄が孫策の首に尋常ならざる執着心を抱いていることは、第二軍に所属する将兵なら誰もが知っている。
ただ、その理由を知る者はいない。
明らかになっているのは、吾玄が孫策への強烈な殺意を表に出すようになったのが、吾玄がかわいがっていた愛妾が行方不明になって以降、ということだけだった。

(なかなかの掘り出し物だ)
抹陵攻めの手配状況を説明する副官の横顔を見て、吾玄は思った。
「抹陵攻略を完全たらしめるべく、策を講じました。ぜひ御拝聴ください」
そう訴えてきた兵卒が、この男だった。
翻陽陥落で、涼に降伏した元孫呉の兵から、涼に帰順している者を選抜し、埋伏として抹陵へ送り込む―兵卒はそんな策を献策した。
謀略を練り、さらに軍団長に進言してくる兵卒など、吾玄は初めて見た。
この兵卒への吾玄の関心は、計画の詳細の説明を受けると、興味に変わった。
「選抜した埋伏兵は、抹陵出身の者たちです」
兵卒は説明した。
「当初は、揚州制圧を進める我が軍への敵意が旺盛でしたが、火事場泥棒のように抹陵を掠め取った魏軍に、より大きな憎悪を抱くようになっております。敵の敵は味方、という論法ですが、連中の魏への敵意は本物。使えます」
話の進め方にしろ物腰にしろ、この男には普通の兵卒にはない理知的な雰囲気があった。
素性を聞くと、中華各地を歩きながら剣の腕と見聞を高め、涼の評判を聞いて、ここ翻陽で第二軍の兵卒に志願したという。
「私の故郷でも、多くの者たちが戦さで命を落としました」
兵卒は神妙な顔で言った。
「戦さを無くすための戦さ。矛盾しているとは思いません。私もそのお手伝いをしたいと考えました」

その言葉に、吾玄は震えた。
斐妹を失った哀しみは、今も癒えていない。
そして呉巨の勝手な廬江攻めと、それに伴う袁奉らの離心、さらには抹陵攻めの延期と、正直なところ、吾玄は精神的に参っていた。
そんな時にこの兵卒は、吾玄が自分自身に課している信念と同じことを口にした。
吾玄は迷わなかった。
「今日より副官として、わしの側に仕えよ」
一兵卒から軍団長付副官へ。
異例の大抜擢は、こうして実現した。

抹陵への埋伏計画は、郭図公則からの指示ではなかった。
そもそも細作には、自分の素性がばれる可能性のある行為は、厳に戒められている。
にもかかわらず、草が献策という形で吾玄の前に姿を現したのは、ひとつの罪悪感による。
吾玄と袁奉の離間、という郭図公則から与えられた使命は、草にとって疑問の多い命令だった。
それが涼のためになるとは到底思えなかったが、それでも第二軍の分裂という形で、命令以上の成果を上げた。
その結果、第二軍は抹陵攻めを延期する事態に陥っている。
(俺がやっていることは、明らかな利敵行為ではないか……?)
郭図公則への忠誠は別として、草の頭からその想いが離れることはなかった。
そんな葛藤に苦しんだ末に打った手が、抹陵への埋伏策。
抹陵攻め成功の可能性を少しでも上げるための、罪滅ぼしの献策だった。
あるいは、自慰に過ぎぬ行為かもしれない、という思いもあったが、吾玄はおおいに喜び、自分を軍団長付副官にまで抜擢してくれた。
(純粋なお方だな……)
贖罪のつもりの献策が、草をして、さらに苦しい心境に追いやっていた。
絶対に会ってやる、と思ってはいても、門に張り付けられた「謹謝訪客叩門」の文字を見ると、やはり躊躇というか気の迷いみたいなものは抱いてしまう。
どうしたものかと、吾玄邸前をウロウロしていた参露は、通りを歩いていた商人を認め、話しかけた。
「張り紙でございますか?」
問いかけられた商人は、目を細めて吾玄邸の門の張り紙を読み取った。
「はて……? あのような張り紙、ここ最近はございませんでしたな」
やはり、と参露は心中頷いた。
あの張り紙は、間違いなく自分へ当てつけたものだ。

怒りより先に、混乱の方が強い。
自分は筆頭軍師にして、七同志たる希代之の名代。
吾玄は、希代之と同じ七同志だ。
にも関わらず、参露の面子を潰すこの吾玄の態度。
別に軍を上げての歓迎があるとは思っていなかったが、ここまで冷淡な対応は予想外だった。

(いったいどういうことだ?)
友好的とはおよそ正反対の態度は、吾玄のみならず、第二軍の多くの将軍たちからも受けていた。
彼らに対し、着任のあいさつはできた。
しかし、武将たちの態度はほぼ一様に素っ気無かった。
形ばかりの応答をしただけで、あとは参露が話し掛けようとしても、何かと理由を付けてそれを拒む。
翻陽到着から三日、参露は途方に暮れたままだった。

三日目の夜、参露はようやく、第二軍軍師・黄権との面会にこぎつけた。
「軍団長にせよ厳顔殿らにせよ、決して貴殿を粗略に扱っているつもりはないのだ」
額の汗を拭きながら、黄権はそう釈明した。
黄権は第二軍武将の中で、参露を軍察監として扱って「くれる」数少ない武将だ。
「抹陵攻めが延期となり、皆あのように気が立っておりまして……戦意旺盛転じてあの態度、というわけでしてな」
「軍師殿」
対する参露は、ささくれ立った神経を隠そうともしない。
この三日間、吾玄や厳顔らから徹底的に無視され続けたのだ。
黄権はようやくまともに応じてくれた得難い人物だったが、嫌味のひとつも言いたくなる。
「それがしは翻陽に到着してまだ三日に過ぎませんが、ただならぬ雰囲気を軍内から感じます……ああ、戦さ前の高揚とはまったく別のもの、ということですが」
顔を引き攣らせる黄権にかまわず、参露は言った。
「どうも軍団長殿は、軍を掌握仕切れていない、と見ましたが……如何なることです?」

軍察監とはすなわち、軍を監視する職責。
戦意に乏しくないか、軍を私利私欲で動かしていないか、論功を私意で決定していないか、そして、軍をちゃんとまとめているか。
これらの事項を確認し、涼王に報告するのが役目だ。
戦意について、吾玄に問題はまったくない。
しかし、それ以外の点については、問題だらけだった。
私情でもって廬江への増援軍を送らず、廬江制圧を果たした袁奉らへの恩賞を私意で施さず、そして、第二軍をまとめきれていない。

「そんなことはありません。第二軍は軍団長の指揮のもと、抹陵攻めの準備を着々と進めている」
必死で弁明する黄権の額には、さらに大粒の汗が噴き出し始めた。
如何に呂砲が七同志を重用しているとはいえ、第二軍の現状が知れたら、吾玄の更迭は免れない。
上司と部下という立場にあるが、私的な関係でいうなら、吾玄は黄権にとって、年の離れた弟のようなものだった。
第二軍の分裂以降、両派の溝を何とか埋めようと奔走してきたのは、単に軍師という役職に就いているが故ではない。
(四則の名誉は自分が守る)
そんな想いからの奔走であり、そして軍察監たる参露への受け答えだった。

だが、この三日間の屈辱を晴らすかのように、参露は冷ややな態度を通した。
「軍師殿。それがしを甘くみないことです」
もちろん、私情を晴らすためだけではない。
参露は、黄権から可能な限りの情報を引き出さねばならない。
「第二軍が既に分裂状態にあること……それがしが知らぬとでもお思いですか?」
「それがしは、第二軍の実状を涼王殿下にお知らせする立場です。そして現在の第二軍は、軍団長殿を指示する将と副将殿を指示する将の二派に分れている……対外侵攻などままならぬ状況と存じますが」
参露の言葉に、黄権は震えた。
第二軍の分裂は、いずれ中央の知るところとなるだろうとは思っていたが、いくら何でも早すぎる。
もちろん黄権は、先の許昌での裁きが終わった後、袁奉が思わず自分と吾玄の不仲を漏らしてしまったことなど知らない。

裁きの場で両者の不仲を知ったのは、同席していた希代之、町費、廖衛の三人。
袁奉が口を滑らせた時、呂砲は朝見の間から退出していた。
「町費殿。廖衛殿」
事の重大さを認識した希代之は、真剣な表情で二人に迫った。
「それぞれ存念はあると思うが、しばらくこの件は、殿下には伏せて置きたい。穏便に解決する手筈を取るによって、ひとまずこの件は、私に預からせてもらえぬか」
希代之の提案に、町費と廖衛は首肯した。
翻陽から遥か離れた地にいる自分たちに、何かできるとも思えない以上、筆頭軍師に任せるしかなかった。
もちろん希代之は、自分の直感―郭図公則が吾玄と袁奉の離間を図った―を二人に知らせてはいない。

「英傑様は、両将軍の不仲を承知しておられます。しかし、穏便に解決できるならそれが最善、とのお考えです。そして、そのためにそれがしを第二軍に派遣なされたのです」
わざと重々しく参露は言ったが、これは嘘ではない。
参露が翻陽へやってきた目的は、ひとつは郭図公則の企みを第二軍方面から暴き出し、阻止すること。
そしてもうひとつは、吾玄と袁奉の仲を修復させることなのだ。
「軍団長殿と副将殿の仲を取り持つため、それがしも協力いたします。そして、軍師殿にもそれがしに御協力いただきたいのです」
黄権は、安堵と不安の表情を一編に浮かべた。
しかし、黄権に選択する余地はなかった。
旧江夏軍が廬江に侵攻する一ヶ月ほど前から、袁奉が第二軍団長の座を狙っている、という噂が流れ出した。
最初は一笑に付していた吾玄も、何度もその噂を耳にするにつれ、次第に疑心暗鬼に陥るようになった。
そして、旧江夏軍の勝手な廬江攻め。
揚州方面司令官としてのプライドを傷付けられた吾玄は、増援軍の派遣を拒んだ。
それを袁奉が諭そうとしたが、議論が続くに連れてお互いの空気は険悪なものとなり、最後は売り言葉に買い言葉のような状態で、両者の間に大きな溝ができてしまった。
「皆ピリピリしている……諸将が貴殿に冷淡なのも、ひとえにそのため」
沈痛な表情で、黄権は言った。

「今考えてみれば、袁奉殿が第二軍団長の座を欲するわけがないのだ」
黄権は両手で顔を覆った。
「それなのに私は、真偽を調査するよう軍団長に上程し続けた……しつこいほどに」
指の間から、ボソボソと声を漏らす黄権を見て、さすがに参露も胸が痛くなった。
「それが軍団長の疑念を深める結果となってしまった……おわかりか、軍察監殿? 第二軍の分裂を招いた責任は、何よりも……何よりもこの私にあるのだ」

黄権の私邸を出た参露は、通りを歩きながら頭の中を整理した。
第二軍が分裂に至る大まかな過程が、これでようやくわかった。
同郷である吾玄と袁奉の絆が、なぜ旧江夏軍の暴走ひとつでもろくも崩れたのか。
参露にはいまいちよくわかっていなかったが、これで合点がいった。
離間策は、周到な準備の上で実施されたもの。
吾玄は罠にはまったのだ。
(後は、手を下したのが洛陽太守であることを突き止め……いや、それよりも軍団長殿と話をする方が先か)
この三日間、本営の執務室前や吾玄の私邸前などに陣取り、出てきた吾玄に必死で呼びかけたが、いつもあの副官が邪魔をして、まったく会話ができていない。
つまり、なぜ中立の立場であるはずの自分に、吾玄がああも邪険な態度を取り続けるのか、わかっていない。
第二軍の分裂を悟られたくないため、とも考えられるが、徹底して参露を無視するその態度には、ある意味“憎悪”のようなものすら感じられた。
(何かあるはずだ)
参露は、その“何か”を考えながら大通りを歩いた。
考え事をしていたため、参露は周りをよく見ていなかった。
だから、前からやってきた誰かとぶつかった時は、かなり驚いた。
ぶつかった相手の悲鳴の大きさには、もっと驚いたが。

「痛――っ! 痛い! 痛い! こ、腰の骨がぁ!」
参露の目の前では、尻餅をついた老人が、腰に手を当てて絶叫している。
「これは骨が折れたか! なんということじゃ! この年になって骨折など、そう簡単には治るまいぞ!」
みすぼらしい為りの老人は、見ている者が恥ずかしくなるほどのオーバーアクションで、己の不幸をわめきたてている。
「老い先短い身とはいえ、こんな死に方をするとは! わしがいったい何をしたというのか! 無念! 実に無念じゃあ!」
「これは御老人。申し訳ない」
周囲の人々が、胡散臭そうな目でこちらを見ている。
呆れつつも、参露は老人を介抱しようと手を差し出した。
「痴れ者、障るでないわ! 余計に骨が折れたらどうする!」
「しかし、骨が折れたともなれば、ここに座っているわけにもいきますまい。医師のもとへ参りましょう。さあ、私の肩に捉まってください」
「医師だと? フン、そんじょそこらのヤブ医者などに、わしのけがを治せるものか」
「それは診てもらわなければわかりますまい」
「いいや。医者などよりも遥かに確実に骨折を治す方法がある」
「ほう。それはどのような?」
「新鮮な魚と野菜。それに米飯だな。それらを食すれば、たちどころに滋養となり、骨もくっつく」
そう言って老人は、道端であぐらをかき、腕を組んだ。
食事にありつけねば、梃子でも動かない。いや、また叫び上げるぞ、という意思表示だ。
そんな老人の態度に、参露は苦笑した。
「さような治療法があるなら、話は早い。ご老人推薦の治療師はいずこでしょうや? これから参りましょう……ああ、もちろん治療費はそれがしが払います」
「物分かりのよい御仁じゃな。案内するによって、ついてまいれ」
人類史上初の“当たり屋”かもしれない老人は、ニンマリと笑って立ち上がると、かなりの速さで歩き出した。
参露は肩を竦めつつも、律義に老人の後を追った。

※次回、「代理戦争in第二軍(その二)」
この老人は一体だれなんだろうか・・・?
次回が楽しみだ・・。

(作戦は終了、しばらく待機と言われたがいつまで待てばよいのだろうか?
また変装してであるこうか?)
277山崎渉:03/04/17 11:26
(^^)
278希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/04/17 21:22
>>殿下
私も郭図公則に同意です。
279参露:03/04/18 01:28
…ほう。ここがその飯店…もとい、診療所で御座りまするか。
屋号は…「寺田屋」か…なんとも高級そうな構えの店で御座るな…

幸な事に懐具合は結構潤沢ではあるが…ふぅ…


ん?あの席に座っているのは…第二軍軍師の…?
やはり!公衡殿、このような所でもお会いするとはなんとも…

…公衡殿、如何なされた?ゑ?この御老人を戦場で見かけた?
…何?四則様の陣に!?どういう事か詳しく申して下さりませ。
280見習忍者:03/04/18 02:30
>315の草
順調に吾玄将軍の信を得ているようだな。
分裂状態の軍団内を攻略作戦が進められる程度に仲を取り持つのだ。
重要なのはこれを吾玄将軍や第二軍団の将兵が、閣下に恩を感じる様に行う事である。
例の軍察監は第二軍団で上手く処分させるのだ。
第二軍団の手で処分させる事により、吾玄将軍に軍師が姑息である認識をより強く持たせるのだ。
新しく江夏より人員を送る。
そのうちの一人は少々問題もあるが変装を得意としている。
例の愛妾に化けさせたりしても面白いであろう。
お主の手駒として上手く使うと良い。
最後に改めて言う、軍師の手の者に決して気を許すな。
奴らは閣下のお命を狙った大逆の輩である事を忘れるな。
魏呉への備え、吾玄将軍・第二軍団の取りこみ、軍師への備え、
お主の役目は大変困難なものである。
だが、お主の力量と閣下への忠誠があれば克服できるものと信じる。
閣下も吉報を心待ちにしておられる。
281見習忍者:03/04/18 02:30
>支援会会員
江夏・廬江でのお主の働きは見事であった。
褒美として金及び閣下直筆のサイン入りのタオル
(前回の選挙グッズ)が閣下より下された。
また本日よりお主は一会員より班長に昇進だ。
班員2名(お目付け役)をお主に預ける。
これからも閣下の為に忠勤を尽くすのだ。
さて早速だがこれより翻陽の越後屋と言う店に行くのだ。
後の事は現地の者に従うように。
282翻陽兵倉:03/04/19 01:07
何でも今度来た軍察監は、軍団長や袁奉将軍達の弱みを握るべく
将校達に賂を要求してるそうだ。
断った者へは中央への報告権を盾に恐喝してるらしい。
全くとんでもない奴が来たもんだ。
283315番目の草:03/04/19 03:21
>やかん隊長・支援会会員殿
御意に。そういう事なら愛妾よりやってほしい者がいます。
「変装した軍察官」に変装して情報を集めていただきたい。
なお、こちらとの直接の接触は控えていただくようお願いします。

(『閣下に恩を感じる様に行う事である。』って
身分を隠してるのにどこからどうやって郭図公則様を出せと?
いいや、無理なら 無視しちゃ……え?本人来るの?)

>吾玄軍団長
洛陽太守殿の面会を求める書状を見つけました。
もっとも、業βの敗戦処理で今は動けるとは思えませんが、
返答はどういたしましょうか?
284翻陽補給部:03/04/20 00:53
中央から軍需物資が届いた。
まだ第一陣との事だが、新基軸の武器や兵糧など量も豊富なようだ。
部隊再編の為、物資のやりくりに苦労していた我々にとってとてもありがたい。
抹陵攻めに向けても大きな助けとなる。軍団長も喜ばれる事であろう。

何々?郭図将軍が長史府に働き掛けてくれた?
へぇ〜郭図将軍ってのは怖い人だって噂聞いていたけど、
噂なんてものは当てにできんもんだなぁ。
285山崎渉:03/04/20 05:32
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
>> 見習忍者殿
本当に本当に閣下直筆のサイン入りのタオル くれるんですか!!
(前の選挙の時手に入れたけど郭図様じきじきにくれるなんて嬉しい・・・(泣)
班長になったなんて俺も出世したなぁ。
ありがとうございます。

(「何だ貴様らの変装はそんな事じゃ郭図公則様になれないぞ!」
「すみません班長。」)

>>315番目の草
わかりました。頑張って情報を集めさせていただきます。
ところで何を・・・?

287吾玄 ◆pa7KljsyW2 :03/04/20 15:29
ケータイからなんでちょっと不安・・・。

>>315の草(副官のが良いのか?)
今は戦前(いくさまえ)だ。
あの避客牌は、ただ軍察官の為だけではないよ。
洛陽殿が何を考えているのか知らんが・・・今は会う気はない。
お前も今は秣陵攻めのことだけを考えていろ。
余計なことは聞かせるな。
殿下、第三軍が敗れた今第二軍の秣陵攻めは
軍事的にも政治的にも重要度が上がったと存じます。
そこでしかるべき人間を第二軍に派遣し、
奮起を促すとともに軍の様子も探らせては如何でしょう?
名目としては先の爵位任命の件を利用すれば良いかと思われます。
吾玄、袁奉両将軍に報告はしてはありますが、印綬はまだ渡されていません。
そこで、正式な任命式にて印綬の授与を行うとの名目が良いかと思われます。
本来であれば軍師殿が適任ですが、今は業β攻略の任についておりますので
副軍師殿が適任かと思われます。
289参謀本部:03/04/21 04:47
恐れながら申し上げます。
第二軍団の不和は今や限界です。
吾将軍、袁将軍を同一軍団内に留めて置けば、事態の悪化は火を見るより明らか。
よって、私は廬江において軍団長を袁将軍とした第四軍団の設立を提案いたします。
第二軍団につきましてはこれまで同様、孫呉打倒を目指して頂きます。
これに対し第四軍団には北上策を取って頂き、曹魏への牽制を行って頂きたく思います。
将来的には、第二軍団は広陵、下、北海の沿岸路線を。
また第四軍団には寿春、汝南、、小沛の内陸縦断路線とされるのが上策と考えます。

本提案には、両将軍の好敵手意識の利用を含めて考えてあります。
人間の感情ゆえ、過剰反応を起こされる場合も考えられるのですが…。
如何でございましょうか。
290熱血廷臣:03/04/21 23:39
(希代之邸訪問)
お忙しい中時間を割いて頂いて申し訳ない。
今日は特別に素晴らしい茶をお持ちしたので、
これをご一緒に味わいながら希代之殿とお話をしたいと思いましてな。

これは洛陽近郊にある御苑で代々作られている物で「赤龍鱗」と申します。
葉の形が龍の鱗に似ていますでしょう?味も香りも素晴らしい物でしょう?
残念ながら先の遷都の大火の際に、これは消失されたと言われていました。
ところが陛下御帰還後の御苑跡にご巡幸の際に、偶然焼け残った苗木が発見されたのです。
陛下は「これは朕也」と申されると大切にお持ち帰りになりました。
逆臣に次ぐ逆臣の騒乱で、漢朝の威光は残念ながら低下しまいました。
陛下は漢朝の現状を赤龍鱗に見たのです。
赤龍鱗の再生は漢朝再興に通ずると申され、お袖を汚され慈しんでおられます。
私はその姿を拝見し、赤龍鱗の茶畑が再生した暁には陛下の大望を御成就させなければと
意を強くしたものです。
希代之殿、今日は涼の筆頭軍師ではなく希代之英傑殿自身のお考えを
お聞かせ頂けはしないでしょうか?
漢に誠の忠節をお持ちだと言うあなたの心をお聞きしたいのです!
爵位・・・馬参将軍・・・涼王etc・・・(略
291希代之副官:03/04/24 00:15
>希代之様
とうとう来ましたな。殿!
立場も腹の底も違う間柄ですが、提携すべき相手ではあります。
お会いになって大いに慨嘆の情を述べてはいかがでしょうか。

すなわち、
殿下が帝への忠誠のお心を持ち、国の乱れを正そうとしているのに
この国の乱れを招いた廷臣らが自らを糺そうとしないは何故か、と。

また、野山に隠れていたならいざ知らず、馬将軍が
漢の第一忠臣たる殿下にお仕えし、死を恐れず働いたのは
もって微勲を挙げその罪をあがなおうと思っての事。

もし帝に大慈悲のお心なければ、帝のため、馬将軍の如くに
働こうとする者は以後現れないかも知れないのです。

朝廷が自らも省みず、ただ旧罪を責めるのみであれば
殿の忠心もどこへ通じるのかと、そうお嘆きなさいませ。

その上で相手の思い描く『漢の復興』の真意、これを見極めましょう。
292にわか水兵隊:03/04/25 20:44
お久しぶりでございます。呂砲様。壊滅的状況だった水兵隊も補充・増強も完了いたしました。
しかし、袁奉様が最近人前にお出でになりませぬ。やはりあれが原因かと…。このままでは賊呉
壊滅など、夢のまた夢でございます。なにとぞよい知恵をおさずけてください。
とこの手紙をどうやって送るかが問題だ…。この手紙によって第2軍が分裂する恐れもある…。
ここは我が水兵隊の豪の物にもっていかせるか…。おい汝叡を呼べ…。
293無名武将@お腹せっぷく:03/04/26 00:33
参露はでぶおたひっきー
294315番目の草:03/04/26 08:16
>吾玄軍団長
御意に。秣陵攻略に無関係の一切を排除いたします。

洛陽より支援物資が届いております。(>>284
洛陽太守の名前もちらほら聞こえましたが
長吏府からの荷だったので涼の総意として受け取っておきました。
これが、受領品目一覧と部隊への分配の草案です。

……それと重ねて申し上げますが、
埋伏の兵たちは厚く軍功を評し、丁重に弔っていただきますよう。
始めから決まった死をもって計をなす彼らの功績は誰より重く、
また、秣陵の民の慰撫にも役立ちましょう。くれぐれm(略

>支援会会員殿
任せる。
手段も内容も問わないが決してニセモノとばれないように。
変な噂もあるようだがせいぜい気をつけてくれ( ̄ー ̄)ニヤリッ
>315番目の草
了解いたしました。
(といっても何やって良いんだろう・・)
軍察監に変装して、とりあえず例の愛妾について調べるか
296呂砲 ◆I9WFnCXgeU :03/04/27 00:24
会社よりカキコ。。。。。

更新できず、スマンこってす。
当分の間、まとまった時間がとれそうにありません。
もうしばらくお待ち下さいませませ。
297参露:03/04/27 00:57
>>293
某がそなたの為に出来る事。

1:ちょっと錆付いた剣で屠殺
2:極普通の包丁で屠殺
3:素手で屠殺

成都の御姐様に>>293という名の人肉料理を贈答品として送ろう。
気に入らないというなら孟獲殿に送りつければいい。

>>293よ…そなたの肉は無駄にはせぬ…安心して天に召されるがよい。
>>297
ネタとしては、おもんないから5点。
てか荒れるから、煽りは放置してホスィ
>>297
デブヲタヒキーなんて返り討ちだけど
>>299
董卓は返り討ちに出来ても呂布に殺されるクチだな。
>参露
煽りを放置できないなら消えてくれ。頼む。
良スレが荒れて行くのは見るに堪えない。
302名無しの権兵衛:03/04/28 10:59
おお・・・・読めるようになった。
がむばってね>皆様
303郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/28 21:39
専用武羅右座導入を布告
っつか今まで使ってなかったんですか。意外
305郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/04/29 00:19
>>304
使ってたよ、洛陽住人に布告。
306洛陽守備隊:03/04/29 09:12
ほらほら、押すな押すな!武羅右座はまだたんとある。
307参露:03/04/30 02:58
…ん?ここは…某の家…寝室?
永い…永い夢を見ていたような気がする…

おぉ、そなたは英傑様が細作…某をここに運んだはそなたか?
…何をそんなに怯えておる?逃げずとも良かろう?


今は何時だ?某が気を失ってからどれほどの日数が過ぎた…?
そうか…もうそれだけ日が過ぎていたか…

某、家令も伴侶となる者も居らぬゆえ、一人身にて飯を取らねばならぬ。
そなたさえ良ければ…もう姿も見えぬ…何故それほどまでに…


さて、調理場に向かうか。やはり最低限伴侶はほしいのう。

ん?この妙な臭気は…こ、これは…?この死体は…!?

夢にしては妙にはっきりとした意識…まさか…
…あの悪夢は…もしや現実に起こったことなのか?
308廖衛 ◆ttmECRHBeQ :03/04/30 12:05
>68.69
承知。じゃ私は「廷臣の敵」(藁)に専念しよう。

>殿下(めっちゃ遅れてすいません。大学入学などで遅くなりました)
も、申し訳ござりませぬ。これからはきちんとキャラを理解して進めていこうと思っております。
いや、下心ありありで廷臣たちと会見するのも面白いかなー、と思いまして。

(任官について)
な、何ですとー!?わ、私が左将軍に!?
は、ははっ!!ありがたく拝受させていただきます!!
・・・う〜む、一介の農民の出であった私が将軍とは・・・。
あ、それと第三軍への赴任、完了いたしましたので報告いたします。

>親父殿
親父殿!!・・・よくぞ、よくぞご無事で!!(TΑT)

(ネタ)
・・・ふ〜む、親父殿があの董卓の配下であったとは・・・。
だが、今は殿下の忠臣、何を動揺することがある?
とはいえ、過日の斬りかかってきた兵は、感情を爆発させてしまったとも思える。
・・・やはり、皆の董卓に対する恨みは治まっておらぬようだな。
・・・しかし、あの廷臣め、聞くところによれば、親父殿の失脚を狙っているらしい。
あの愚か者が。皇帝はともかく、あやつらは我ら涼軍がいるからこそ、息災でいられることに気付かんのか。
・・・此方の方は廖影殿と主簿殿に打開策を問うとしようか。
廷臣の方は殿下に期待させていただこう。
173 :ムコーニン ◆og5moFk5GU :03/04/30 01:37
>>172
町費氏ね
310熱血廷臣:03/05/01 02:28
廷臣の中にも不埒な輩がいるのも残念ながら事実でしょう。
ですが糾そうとしないと言うのは的外れです。
現に私はこうしてあなたの前にいるではありませんか。
馬将軍の件については少々誤解があるようですな。
誰も好んで馬将軍を罰したいとは申しておりません。
ただ、物事には筋道があると申しているのです。

さて、涼王殿は先日漢王朝の復興を宣言されました。
涼王殿を主する方の前で言うのは心苦しいことですが、
かつて曹操がそれを表明したのはご存知のはず。
涼王殿が曹操と違うとどうして言い切れるでしょうか?
現に今の涼王殿行動は、初期の曹操の行動と似ているのです。
勿論杞憂であって欲しいと思っています。
涼王殿が真に陛下の忠臣であるなら大変喜ばしいことであります。
ただ、私は過去の苦い経験から涼王殿の言葉を鵜呑みにすることはできないのです。
万一の為に備えは必要なのです。
私達はお互いの立場は違います。ですが、陛下に対する真は同じ物のはずです。
どうか漢の復興、陛下の為にも力をお貸し下さい。
311廖衛 ◆ttmECRHBeQ :03/05/01 15:02
>廖影殿、主簿殿
ちと相談がある。今宵、左将軍府の勤務が終わったら、私の執務室まで来てくれ。
まあ、禁酒したので酒は出せぬが、良い料理は出そう。
第三軍の兵士らには、既に酒も料理も出したから、夜は宴会にでもなっておろう。
とりあえず、「軍団長生還の祝い酒」という事にしてはいるが、まあ、聞かれたくないのでな。
貴公らには後で酒を送るから、少々待ってくれ。此度の相談は酒が入っては話せぬ。
くれぐれも重要な事なので他言はせぬ様に。……馬参殿にもな……。

ああ、それと廖影殿。兵士の暴動の件だがよく死者を出さずに止めてくれた。
負傷者が出たのは致し方あるまい。褒賞は追って出そう。今は兵士の編成を直してくれ。
あと、主簿殿。兵士の名簿の作成・修復を手伝ってくれ。色々と直さねばならんからな。
……今はできるだけ軍団長の負担を減らそう。他の諸将には私から頭を下げて頼み込んでくる。

(二人が一旦出ていった後で)
……此度の宴会紛いなどでは兵士の信用は取り戻せぬな……。
ああ……、このような時に兵に慕われる廖化殿がいらっしゃれば……。
……無理を言っても始まらぬか。今は事務で物事を解決せねばならん……。
……将というのも辛いな……。私も衝撃を受けておるのに、それを表に出すわけにもいかんのだから……。
馬参将軍の副官はいないの?
老人が案内した“治療院”の屋号は「寺田屋」。
如何にも高そうな店だった。
「ご老人。もう少しよく噛んだ方がよろしいのではありませんか?」
参露の善意の言葉だったが、老人は構わずに出された料理を口にほうり込み、そのまま胃の中に流し込んでいる。
この老人、食事中に話し掛けられることを嫌う質らしい。
苦笑した参露は、自分に出された料理を楽しむことにした。

「ようやく満ち足りたわい……いや、何とか骨もくっついたようじゃ」
膨れた腹をなでながら、老人は満属そうな吐息をついた。
「快癒されたようで、安心しました。後遺症に悩まれることにでもなれば、寝覚めが悪くて仕事にも集中できません」
微笑む参露を、老人は値踏みするように見つめた。
「仕事か……服装を拝見するに、貴殿は第二軍の武官ではございませんな?」
満腹で気が安らかになったのか、老人の口調は丁寧なものになっている。
「おっしゃる通りです。軍察監の参露と申します。三日前に到着したばかりです」
「軍察監? ああ、そう言えば、前の軍察監は戦死されたのでしたな。おいたわしいことであったが」
「軍察監とはいえ、武官であることに違いはありません。戦死の危険性は、前任者も折り込み済みだったでしょう」
「いやいや。死んだことを言っているのではあり……グェップ……ありませんぞ」
老人は大きなゲップをした。
「戦死に至る経緯のこと。何ともお気の毒ではあった」
「経緯? お気の毒?」
参露は眉をひそめた。
前任者については、大激戦となった翻陽攻略戦のさなかで、壮烈な戦死を遂げた、としか聞かされていなかった。
「ご老人。それはどういうことでございますか?」
吾玄が、前任の軍察監に急に疎遠な態度を取るようになったのは、翻陽攻略戦を開始する一月ほど前。
前任者は狼狽した。
疎遠にされる覚えなどまったくなかったが、吾玄の態度は徹底していた。
前任者は何度も吾玄との面会を求めたが、その都度冷たくあしらわれた。
上に立つ者の態度は、下の者たちにも伝染する。
やがて、第二軍の武将や校尉はおろか、兵までもが前任者を軽く扱うようになった。
新興勢力たる涼の軍察監職を任されるだけあって、前任者は優秀な男だった。
同時に、人並み以上の自尊心もあった。
自分に落ち度があったのではないか、という悩みと、兵にまで馬鹿にされる屈辱。
次第に前任者は、ノイローゼとなっていった。
そして、翻陽攻略戦。
吾玄の目を自分に向けるため、前任者は本来の自分の任務を放棄した。
圧倒的多数の呉軍相手に、一本の剣を振るい続けた前任者は、やがて力尽き、呉の兵卒たちが突き出す槍の串刺しとなった。

老人の説明に、参露は思わず身を震わせた。
初めて耳にする、前任者の苦悩。そして死。
なぜ吾玄は自分を嫌うのか―この三日間、ずっとそう考えていたが、違った。
吾玄は参露を嫌っていたのではない。
“軍察監”を嫌っていたのだ。
「……いったいなぜ」
猛烈な理不尽さを感じながら、参露はようやく言葉を発した。
「なぜ軍団長殿は……さように軍察監を虐げるのでしょうか?」
「う〜ん……理由まではわしも知らんが……」
老人は首をひねった。
「翻陽戦の折り、吾玄将軍は尋常ではなかった。戦場にあるがゆえの狂気……それとはまた別のものに追いやられていると感じたな。案外、そこらへんに理由があるのやもしれん」
「まるで、軍団長殿にお会いしたことがあるようなお口振りですね」
「うむ。お目通りいただいたことがある。ちょうど戦さの最中であったが」
「ほう……」
参露は目を細めた。
「ご老人。その話、詳しくお聞かせいただけませんか?」
なんとも煩雑。
吾玄の副官となって一月余り。草が抱いた、副官職への率直な感想だ。
とにかくやることが多い。
吾玄隊の訓練や補給状況の確認は当然として、第二軍全体のそれにも目を配らなければならない。
決済が出た報告書はすべて記録し、それに伴い業務の発生する部署へ伝達。時には自ら出向いて説明する。
上がってくる報告書は、抹陵の魏軍に関する報告から酒楼での喧嘩沙汰まで、それこそ千差万別。
一週間でもほおっておけば、吾玄の執務室は、未決済の竹簡で埋まってしまうだろう。
軍とは竹簡で動くものか、と呆れる毎日だった。

涼軍揚州方面の最高司令官だけに、吾玄との面会を求める人間は、それこそ星の数ほどいる。
その申し込みをひとつひとつ選別し、吾玄のスケジュールに合わせるのも、草の仕事だ。
「吾玄将軍にお会いしたい」
そう告げるみすぼらしいなりの老人を制したのは、別にいじわるしようという気持ちが湧いたからではない。
「まずは名前を。それから軍団長に何を申し出るつもりなのかを告げよ」
当然の職務を遂行する草に対し、老人は尊大に鼻を鳴らした。
「フン? 吾玄将軍は民への御慈愛深きお方と聞いているが?」
「その通りだ。だが、それを傘に着てもらっても困る」
吾玄の副官となって以来、この手の煽りを入れる人間にも慣れてきている。
草は表情一つ変えず、道理を述べた。
「おぬしのように、軍団長に面会を求めてくる者は多い。いちいち応対していては、軍務遂行に差し障る。そのための措置だ」
「さして時間は取らせぬつもりだがのう」
「みんなそう言う。そして、長居する」
「若造。わしをさような愚者どもと同列に見なすか?」
「どこかで線を引かねばならんのだ。さもなくば、組織は立ち行かん」
「フム。言っていることの筋は通っているな」
老人はあっさり肯いた。
「それでは、吾玄将軍に御伝言をお願いしたい。先の戦さの最中に知己を得たジジイが会いに来た、と」
夜、寺田屋。
「ご老人。羽振りが良いようですな」
からかうように吾玄が言ったのは、店の主人が老人に対し、「またお越しいただきまして」と慇懃な礼を取ったから。
この寺田屋は、校尉クラスでもなかなか入れない高級店として、翻陽でも知られている。
「いやなに。今日ここで、さる人物から馳走されたばかりでございましてな。食い逃げする体力もとうに失せたによって、ここをくぐるのは、これが二度目にございます」
「今宵は心配なさらぬよう」
吾玄は笑った。
「貴殿の制止なくば、翻陽の攻略はならず、そして私も死んでいた。今宵はあの時のお礼だ。存分に楽しんでくだされ」

「将軍。優秀な副官を見つけられたようでございますな」
吾玄の背後に立っている副官を見ながら、老人は言った。
「私めのようなジジイに対しても、決して居丈高になることなく、道理でもって対応なさる……お若いのに、なかなかできた御仁と存じます」
「掘り出し物だ」
吾玄は肯いた。
「副官職というものは、がさつな人間には任せられぬからな。この者のおかげで、仕事もかなり楽になった」
突然話を振られ、背筋を伸ばす草に対し、吾玄は同席するよう薦めた。
「それがしは殿の護衛役にございます。どうかお気遣いなさらぬよう」
草は慌てて首を振ったが、吾玄は強引に草を座らせた。
「おぬしが私の副官となって一月余り。まだ一日も休日を与えていなかったな」
そう言って杯を差し出す。
「残念ながら、まだ当分休みはやれぬ。その代わりと思え……御老人、よろしいかな?」
「もとより。人数の多い方が、酒もうまくなりましょう」
草は、恐縮して吾玄からの杯を受けた。
手が震えている。
草のような細作にとって、将軍、ましてや七同志から杯を受けるなど、普通なら絶対に考えられない恩恵だった。
今の草の心境を一言で表すなら、“感激”。
郭図公則の命令で第二軍に潜伏した細作という立場を、草は束の間忘れた。
しばし酒が進んだところで、老人は言った。
「実は、ぜひ将軍に会っていただきたい人物がおりましてな。別室にて待たせておるのですが」
「ほう?」
杯を止めた吾玄は、興味深そうな顔をした。
「貴殿の紹介とあれば、会わぬわけにもいくまい。通してくれ」
「ありがたき仰せ。彼の者も喜びましょう」
老人は手を叩き、女中に「待ち人をこれへ」と告げたが、やがて現れた男を見て、草はうめき声をあげた。
「初めて御意を得ます」
そんな草には見向きもせず、待ち人は吾玄に拱手した。
「第二軍軍察監を拝命いたしました参露と申します。軍団長殿にはご機嫌麗しゅう」
温和だった吾玄の顔は、その名を聞いた途端、冷たい無表情になった。

「聞けば、将軍は日々忙しく、着任のあいさつすらままならぬ、と聞き及びました」
ジロリと自分を睨みつける吾玄に対し、老人は若干慌てたように釈明した。
「軍察監殿には一食の恩がございましてな……今宵、将軍が私めとお会いしていただけるのなら、そのついでに、と頼まれまして」
「さようか」
声を和らげる吾玄だったが、参露の方を見ようとはせず、そのまま立ち上がった。
「ご老人。会計は済ませておくによって、ゆっくりしていってくれ」
「し、将軍。私は何かお気に障ることをしたのでしょうか?」
驚いたように声をあげる老人に対し、吾玄は「次はいつ会えるとも知れぬが、体を大切にな」と優しく告げた。

ここで吾玄に帰られては、次の機会がいつあるかわかったものではない。
「軍団長殿!」
草とともに部屋を出ようとした吾玄を、参露は舌鋒鋭く制した。
「現在、第二軍に巻き起こりし危機! これがさる人物によって引き起こされたものであること、軍団長殿はご存知でしょうや?」
ビクリと草が振り返った。
そして、吾玄もゆっくりと参露の方を見た。
自分に向けられた吾玄の表情に、参露の背筋は凍った。
“鬼の吾玄”。
吾玄がそう称される所以となった表情を、参露は初めて見たのだ。
「すまぬが、ご老人」
参露を見据えたまま、吾玄は言った。
「お引き取りいただけぬかな? 何やら軍機に属する話になりそうなのでな」
吾玄の豹変振りにキョロキョロしていた老人は、参露が肯くと、半分安心したように、そして半分後ろ髪引かれるような思いで、席を立った。
「それでは吾玄将軍。御武運をお祈りしております」
退出際そう告げたが、吾玄からの返答はなかった。

「軍団長殿。お人払いをお願いいたします」
対面する人物の威圧感に必死で抵抗しながら、参露はそう申し出た。
「ここには私と副官、そしておぬししかおらぬ」
「はい。それがしは副官殿に席を外していただきたい、と申しております」
「おぬしの話は、私からこの者に告げられる。いてもいなくても同じことゆえ、気にいたすな」
「話を副官殿に告げることは、それこそ軍団長殿の判断。それがしに口を挟む筋合いはございませぬ。なれど」
参露は腹に力を込めた。
「軍団長殿が先ほどおっしゃった通り、事は軍機に属します。それも極めて高度な。軍団長殿には何とぞ御理解いただきたく」
「それがしは、殿の護衛役としてここにいる身」
割り込むように、草。
「抹陵攻めを前に、殿は大事なお体です。お側を離れるわけには参りませぬ。それがしのことなど、路傍の石とでも見なしていただければ、と存じます」
どうやら軍察監は、吾玄と袁奉の離間について、何かを知っているらしい。
離間を成した張本人としては、ここを離れるわけにはいかなかった。
「そういうことだ。軍察監よ」
草の思惑とは別に、吾玄は言った。
「言いたいことがあるなら、さっさと話せ。言えぬのなら仕方ない。私は失礼させてもらう」
小さなため息をひとつして、参露は渋々従った。
人間の洞察力には限界がある。
自分の目の前にいる副官が、離間を成した郭図公則配下の細作であるなど、参露は知る由もない。
もし知っていたなら、ため息だけでは済まなかっただろうが。
三日間ため込んでいた言葉を、ようやく口にできる。
ひとまずホッとした参露だったが、すぐに己の任務を思い出した。
希代之の言葉を伝えるだけなら、ただの御用聞きでもできる。
今、第二軍に存在する“危機”を吾玄に認識させ、かつその“危機”が起こるに至った背景を知らしめ、その上でさらなる郭図公則配下の第二軍内での暗躍を阻止する。
自分が翻陽に派遣されたのは、まさにそのため。
だが、少なくとも吾玄には、参露の任務を完遂させてやる義理も意志もなかった。

「第三軍が業βにて敗北を喫しました」
「らしいな」
「第三軍の損害は甚大。しばらくは外征も望めないでしょう」
「だろうな」
「さらには魏が流した馬参将軍に関する噂のため、許昌も現在、混乱の中にあります」
「らしいな」
「馬参殿の処遇について、朝廷が殿下に圧力を加えております。このため、第一軍もまた、しばらくは軍を動かせない状況です」
「だろうな」
「先日、漢中では民の暴動がありました。張魯将軍の死に便乗して、民を煽る不埒者がいたとか」
「そうか」
「涼全土に不安が増大しております。これ以上、内外に失点を晒すわけには参りません」
「そうか」
「九月に第二軍は、抹陵への侵攻を開始するとか」
「さてな」
「勝算の方は如何ほどでございましょうや?」
「さてな」

会話が成り立っていない現状に、参露は激しい苛立ちを覚え始めている。
なぜこの人は、こうも無関心でいられるのだろう。
しばし口を止め、吾玄の顔を見る。
椅子に深くもたれかかり、参露を斜めに見下ろしていた吾玄は、「続けろ」とばかりに顎をしゃくった。
高圧的な態度だった。
七同志にして、第二軍団長の吾玄。
ここ翻陽では、吾玄が「黒」と言えば、すべてが「黒」になる。
対する参露は、筆頭軍師の配下にして、一軍察監。
身分が違い過ぎる。
にもかかわらず、参露が吾玄の高圧的態度に簡単に反応してしまったのは、この三日間、謂れのない無視に苦しみ続けた反動と、参露自身の若さゆえだった。
「軍団長殿!」
顔を引き攣らせながら、参露は声を張り上げた。
「ここで第二軍まで敗れるようなことになれば、涼全体が揺らぐのです! それなのに、今の第二軍は深刻な危機にある! その意味をご理解されておられるのですか!」

参露の“無礼”に対し、吾玄は眉をひそめただけ。
代わって怒声を上げたのは、草の方だった。
「その言い草は何だ!」
草にしてみれば、参露が第二軍分裂に関する何かを話そうとしている以上、できることならその口を閉じさせてしまいたかった。
だがそれ以上に、身分をわきまえない言葉を吾玄にぶつける参露に対し、いいようのない怒りを感じていた。
「何を語るかと思えば、殿への謂れのない非難中傷か! 無礼者め、今すぐ謝罪せよ! さもなくば、ここで切る!」
参露を黙らせるための怒声のはずだった。
しかし、怒鳴りながら草は、不思議な感慨に捕らわれている。
吾玄に無礼を働く男に対し、演技ではなく、本気で怒っている自分がいる。
(おい、わかっているんだろうな……これは演技なんだぞ)
剣の鞘に手をかけ、参露を睨み付ける草は、心の中で自分にそう言い聞かせている。

舌戦が始まった。
「副官如きは黙っておれ! それがしは軍察監ぞ!」
「それがどうした! ここは翻陽! 第二軍の管轄下だ! 筆頭軍師の威が通用するとでも思ったか!」
「それがしは、第二軍の危機を軍団長殿にお知らせするために参った身! 貴様に口を挟まれる筋合いはない!」
「ならば相応の礼を取れ! 筆頭軍師の茶坊主が翻陽でも重用されると思ったら大間違いだぞ!」
草と参露が“言葉の剣”を激しく交えている間、吾玄は黙って杯を口に運んでいた。
罵り合う草と参露だったが、舌戦しつつも、吾玄の方にチラチラと目が行ってしまう。
別に、吾玄が舌戦に介入することを期待、あるいは警戒していたわけではない。
無言ではあったが、吾玄の不機嫌さがいやでも伝わってくるのだ。
これが余人であったなら、不機嫌だろうが不服であろうが知ったことではなかった。
だが、ここでは意識するなという方が無理だった。
無視するには、吾玄の存在感は大きすぎた。

涼第二軍団長、安南将軍、吾四則。
この時、26歳。
草や参露より、むしろ年下だ。
乱世とはいえ、この若さで万余の兵を預かる者などそういない。
これが王侯貴族の子弟ならまだしも、吾玄は元は庶民の出なのだ。
そして今の吾玄は、そこらの将軍らを遥かに超絶した力を持っている。
この若者が率いる涼第二軍は、総勢11万。
吾玄が指一本動かすだけで、その11万は生きもするし、死にもする。
それだけの責任と権限を、自らの才覚でもって手にした若者は、十年や二十年の人生経験の差ではカバーしきれないオーラを放っている。
それが七同志であり、そして軍団長。
この広大な大陸を蹂躪する力を持つ者。
そんな男を前にしての舌戦は、いつしか尻すぼみとなり、やがて沈黙へと変わった。

「参露と申したな」
決まり悪そうに二人が黙ったところで、吾玄は静かに口を開いた。
「私はいらぬ前置きを好まぬ。要件を申せ。この際だから、聞くだけは聞こう」
吾玄の言葉に、参露は「ははっ」と答えた。
答えたところで、なぜ自分がこうも謙っているのか、と憮然とする。
形こそ違えど、自分自身にとって意外な心情、という意味では、草が今し方抱いた感情と同じだった。
「それでは、単刀直入に申し上げます」
参露は居住まいを正した。
「筆頭軍師・英傑様は、第二軍が現在置かれている状況を、憂慮すべき事態と受け止めております。憂慮すべき事態とはすなわち」
もう、草が横槍を入れてくることもない。
参露は言った。
「軍団長殿と副将殿の不和。そしてこれに伴う第二軍の分裂にございます」

「筆頭軍師がどこからその話を仕入れたのか知らぬが」
答える吾玄は落ち着いている。
「私と袁奉の間にいさかいがあったことは事実だ」
「第二軍諸将全体に起こった分裂も?」
ここが正念場と思いつめ、参露は畳み掛ける。
しかし吾玄は、拍子抜けするほどあっさりと認めた。
「それも事実だ。そして、今でも何人かの武将は、私と口を利こうとしない」
そう言う吾玄は、むしろ淡々としている。
「我が身の不徳を悔やんでおるところだ」

「拝聴いたしますに、軍団長殿はこの事態を、深刻に捉えておられないように感じますが?」
「その通りだ」
「なぜです?」
「組織は複数の人間によって成り立つ。複数の人間がいれば、複数の見方ができる。複数の見方は、時としてぶつかり合う。珍しいことではない」
「袁奉将軍との不和は、ただの意見の相違に過ぎない、と?」
「その通りだ」
「単なる意見の相違で片づけるには、かなり根の深い対立と拝見しておりますが」
「外からはそう見えるかもしれん。だが、実はそうではない」
「修復は可能、と?」
「可能だ」
「その目処はついているのでございましょうか?」
「愚問だな。人間関係の変化に予定など立てられるものか」
「しかし、抹陵攻めはあと二ヶ月後と聞いておりますが」
「それまでには何とかするつもりだが、私は心配していない。敵を目前にして、なおも仲違いを続行するほど、我らは愚かではない」
はぐらかされてしまったが、伝えるべきことはまだ残っている。
参露にしてみれば、現実に起こってしまった第二軍の分裂よりも、これから話すことの方が重要な意味を持っている。
何といっても参露は、希代之が派遣した男。
そして希代之の政敵は、言うまでもなく郭図公則にほかならない。

「それでは、軍団長殿」
参露は吾玄に気付かれないように、息を整えた。
つい先ほど吾玄が見せた“鬼”の表情。
あれは心臓に良くない。
「軍団長殿がおっしゃる意見の相違……これがさる人物によって引き起こされたものかもしれぬ、という話については如何?」
「興味ある話だ」
先ほどとは異なり、今度の吾玄は至って平穏な顔をしている。
「傾聴しよう」

吾玄と袁奉の仲を引き裂く結果を招いた江夏軍の廬江侵攻は、洛陽太守・郭図公則の策謀によって実動されたもの。
証拠はないが、筆頭軍師は確信している―。
参露は、それこそ言葉の限りを駆して説明した。
傍らに控えている草が、顔を引き攣らせた(参露はそれに気付かなかったが)。
だが、肝心の吾玄は冷笑を浮かべていた。
「しばらく会わぬ内に、筆頭軍師は妄想癖でも付いたか」
吾玄は侮蔑の色を隠そうともしなかった。
「郭図公則は以前の同僚ではないか。それを証拠なしで、よくもそこまで貶められるものだ」
郭図公則の犯した罪過を告げたつもりだったのに、参露の上司の批判へと話は変わってしまった。
吾玄と希代之の間には、消し去りがたい、そして忌まわしい過去が横たわっている。
その過去を知らない参露(草も)にしてみれば、吾玄の反応はまったくの予想外だった。

「仮に筆頭軍師の妄想が事実だったとしてみようか」
空になった杯を草に突き出して、吾玄。
慌てて草が注ぎ足した酒を、吾玄は一気に飲み干した。
「目論見通り、私と袁奉の離間が成った。計略は成功したわけだ」
吾玄は、もう一度杯を草に突き出した。
くだらない。飲まねばやっていられない。
そんな態度を隠そうともしなかった。
「で、郭図公則は何を得た? あるいは、今後それをどのように生かす?」
吾玄と希代之は、七同志。
同じ七同志とはいえ、郭図公則はその中では異端ともいえる立場。
証拠がないとはいえ、希代之の直感となれば、吾玄も理解してくれる。
無条件にそう思っていた参露が、吾玄の問いに答えられるわけもなかった。

部屋を出る間際、吾玄は言った。
「筆頭軍師に……いや、希代之に伝えよ」
その固有名詞を口にした時の吾玄は、目に憎悪を宿らせていた。
「私は多忙だ。おぬしの戯れ言にかまっている暇はない、とな。ああ、それと」
吾玄の最後の言葉には、憐憫の情が含まれていた。
「おぬしは軍察監の職務に集中することだ。あやつの妄想に付き合う必要もあるまい」

主賓のいなくなった卓を、参露は力いっぱい殴り付けた。
吾玄の護衛役を終えた草は、官舎の門をくぐった瞬間、どっと疲れを感じた。
正直、意外だった。
江夏軍を煽動したのは郭図公則であることを、筆頭軍師は正確に洞察していた。
自分が策動の張本人であることまではさすがに知り得ないだろうが、今後は注意する必要がある。
帰り際、軍察監を監視してはどうか、と草は提案したが、「無意味だ」と吾玄はすげなく却下した。
第二軍として監視できないのであれば、郭図公則から預かっている細作を使うしかない。
郭図公則が涼最大の細作団を擁するとはいえ、さすがに揚州に回している細作の数は多くない。
しかし、あの軍察監を野放しにしておくのは危険だ。
そう思いながら自室に近づいた草は、急に全身を緊張させた。
自分の部屋に、人がいる気配があった。

懐剣をそっと抜き、音もなく入り口へ近づく。
筆頭軍師の手の者か? あるいは、軍察監本人?
少なくとも今の段階では、参露が草をターゲットにするはずもないのだが、さっきのこともある。
(……誰だ?)
懐剣を握る手に、ジンワリと汗がにじむ。
鼓動が速くなる。
できることなら、殺さずに捕らえ、口を割らせなければならない。
あくまでも、できることなら、ではあるが。
そんな緊張感は、部屋から出てきたとぼけた声で破られた。
「おう。帰ってきたか。遅かったな」

聞き覚えのある声だった。
ハッとして部屋に走り込むと、草の寝台に一人の男が横になっていた。
「お、おぬし!……いつ翻陽へ?!」
驚愕する草に対し、男はあくまでもとぼけた声で答えた。
「ついさっきだ。勝手に待たせてもらったぞ」
男は、郭図公則細作団支援隊員。
洛陽で草と同僚だった細作だ。

※次回、「代理戦争in第二軍(その三)」
326315番目の草:03/05/02 12:21
>支援会会員殿
……暗に来るな、と言って置いたのに(>283
部屋に上がり込むとは、ハァ相変わらずこの男は。。

軍察監に筆頭軍師に水兵隊、どこに監視がいるかわからないんだぞ?
郭図公則様お膝元の洛陽とは勝手が違うんだ、少しは気を使ってくれ。
まぁゆっくりして行ってくれ、っておい!まさか泊まる気か?!
頼むから、用が済んだら見つからないうちに帰ってくれ。 。・’・(つд`)・’・。
>草
いやごめん。ちょっとあまりに情報が少ないので来てしまった。
(多分)泊まらないから気にしないでくれ〜。
328参露:03/05/03 01:11
…迂闊であった…
確かに洛陽太守様が此度の利敵行為から得られるものが現段階で見当たらぬ…

たしか、英傑様から頂いた細作は三名だったな…

二名にはここでの作業に従事して頂こう。
一名は…急ぎ洛陽に潜入。太守様の近辺をもう一度調べ上げよ。
人手が足らぬことも考えられよう。英傑様に若干名の増員を
求める書簡を持たせるによって、洛陽潜入前に英傑様の下に赴くが良い。

利敵行為によって太守様が得るものは何か…見極めねばならぬ…


それと…噂を聞いた。

殿下はあの男に…呂布に内通を働きかけていると…
義親父様を…建陽様をその手にかけたあの男を涼に迎え入れる用意をしていると…
…親殺しの義兄を…仲間に呼ぶ事を画策しているなどと…

…某には到底信じられぬ…
何でも軍師様の気が触れたと言うのは真ですか?

えぇ、軍議の席で軍団長が呆れ果てておりました。
軍察監を使い副軍師様を陥れようとしているそうです。

先には袁将軍と結び、軍団長を陥れようとしてると言う話もありましたな。

軍団長に副軍師様、ともに味方ではありませんか!

一体軍師様は何を考えているのやら。

我々も気を付けなければいけませんな。
330希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/05/04 00:22
・・・わかった。負けたよ。
貴方がそこまでいうのだ、
話だけは聞こう。
私になにをしろというのだ?

ただ、私と殿下は何年も苦楽を共にしている。
その殿下を信頼しているし、まさか曹賊のような真似を
するとは米粒ほども思ってはおらん。
そこだけはわかっておいてくれ。
331見習忍者:03/05/04 01:21
>閣下
はい、軍師は吾玄将軍に事を伝えたようです。
これによって吾玄将軍が軍師を不信に思う事は相違ありません。
315に関しても閣下の予見どうり、吾玄将軍に対し情を持ちつつあります。
後は・・・・・・かしこまりました。計画通り準備を進めます。
事は全て閣下の思い描いた通りに進行しております。

ご指示通り再編中の軍師の細作の妨害及び、潜入は進めております。
また近日洛陽に不要な鼠が増えたので駆除致しました。
閣下の身辺は常に清らかでなければなりません。
無論ご指示通り・・・・・・は残しております。
では私は手足の者を連れ業βの狼の元へ向かいます。
332希代之護衛兵:03/05/05 11:28
>希代之様
どうやら吾玄将軍との謁見は失敗したようです。
参露殿ならうまくやってくれると思ったのですが、
吾玄将軍のあの事件に対しての思いはかなり深いようですね。
呉の細作とはいえ、自分の伴侶を殺されたのだから当然ですが。

ところでもう既に、>>329のような謁見の噂が広まっているようです。
いくらなんでも噂が回るのが早すぎます。おそらく吾玄将軍か副軍師殿の
細作の仕業だと思われます。これが副軍師殿の細作ならば
かなり深くまで入り込んでいると思われます。
参露殿に十分注意するようにと進言されるのがよろしいかと。
あと参露殿から増員要請が来ています。2名の細作の追加のお許しをください。
333希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/05/05 20:55
>>護衛兵
うむ、選りすぐりの者を派遣してやろう。
至急用意してくれ。
言い含めさせることはこの二つだ。
・護衛兵殿からの進言
・私と吾玄殿の間に何があったか(なので失敗したからといって気を負う事はない)
頼んだぞ。
334第三軍兵士の噂:03/05/06 10:43
兵士A「おい、廖衛将軍の話、聞いたか?」
兵士B「ああ、激務と心労で倒れたってやつだろ。」
兵士C「医者の話じゃ、命に別状はないってことだけどな。」
A「まあ、無理もねえやな。あの人軍団長を尊敬してたから、あんな噂が流れちゃあなぁ。」
B「洛陽や長安出身の奴等は暴動起こすし、確かに体がもたんだろうなあ。」
C「でもよお。あの人傲慢なトコはあるけど、俺達兵卒にゃあ人気あったろ?
ここには永安出身の奴等も多いしな。涼王殿下もその才を買ってたって言うし…。」
A「ああ、わざわざ廖衛将軍配下を希望する奴も多かったらしいからな。
廖影様や主簿様も大変だな。……っと待てよ。
……となると、誰がこの第三軍をまとめるのかな?」
C「そう、それよ。」
B「軍師の陸遜様か、鐘ヨウ様か、それともホウ徳将軍か……。
軍団長の馬参将軍が復活するまではその辺じゃないか?」
C「でも、陸遜様はまだ涼に仕えた期間が短いし、後の二人も人望はあるけど、
降将だから廖衛将軍ほどまとめきれないんじゃないか?
……しっかし、あの人に振り回されたことも多かったけど、いないとなると寂しいなあ。」
A・B『全くだ。』

隊長「こらおまえら!!訓練が始まるぞ!!さっさと持ち場につかんか!!」

A・B・C『いっけねえ。』
335第三軍団兵士隊長:03/05/06 23:07
こらおまえら!!訓練が始まるぞ!!さっさと持ち場につかんか!!

しかし、兵士が浮き足立つのもしかたないな、手痛い敗戦にあの噂
将軍の過去を知る兵卒は先の敗戦で片手もいないというのに
そもそも、董卓様は清廉潔白ではないが独自の考えで漢朝の再興を考えておられた
西方の野蛮人とそしる廷臣どもと董卓様が任命された肩書きを使って放棄した武官ども
己の野心をあらわにした三大巨悪どもの裏切りがあの蛮行につながったことなど・・・

このようなことで潰れる将軍ではないと思うが
よからぬことをたくらむ輩も出てくるだろう・・・いったいどうすべきか
336廖衛将軍府主簿:03/05/07 00:05
これは廖影殿、丁度私も殿の元へ参るところです。
しかし殿が禁酒とはらしくもないですが、
杯をぶつけられずに済むのは助かりますが。

それにしても殿のお話とは一体なんでありましょうな?
337廖衛 ◆ttmECRHBeQ :03/05/07 11:43
殿下、廖衛参りました。
(ただいま自転車でコケて負傷中、数日寝込んでました。とほほ、一時的夏侯惇状態です。)

>334(なんだ、このある意味タイムリーなネタレスは。行動読まれてないだろうな(ワラ。)
(自室にて)
うぬぬぬ……、この様な大事な時期に倒れてしまうとは……!
だが……、今は第三軍の危急存亡の秋、寝込んでなどいられぬ……!!
……ええい!やはりあの噂を気にしすぎたのがいけなかったか……!
……だが、手を休めるわけにはいかん。
休養など取るのは、第三軍が立ち直ってからだ……!!
……それに医者ももう問題はないといっていたからな。まあ、少しは落ち着かねば……。
天下を取る前に再起不能などになったら目も当てられんからな。
……さて、他の諸将の所にでも行くとするか……。
(殿下、このレスのネタを使われるのでしたら、我ら三人の会談後の時期に……。)

>主簿殿
あの〜、私ずいぶん前から禁酒してるんですが・・・・・・。(>48参照)

>殿下
そういえば殿下、それがしが襄陽を放浪していた頃、
姓を魏、名を延、字を文長と申す武人と、姓を徐、名を庶、字を元直と申す侠客の
二人組に出会った事があるのですが、二人とも中々の逸材。登用を試みては如何でございましょう。
我ら涼軍の人材が強化される事、間違いございませんぞ。
338参露:03/05/07 16:47
おや?そなた、洛陽に向かったのではなかったか?

…なに?護衛隊長殿と英傑様からの書簡?
後ほど目を通すゆえ、そなたは早く洛陽での作業に…
あぁ、英傑様は如何ほどの増員を御許しに…二名か、わかった。

そなたと追加された二名で洛陽での作業に従事するのだ。
何、最近魏賊の細作が洛陽太守府によって屠られたと?
今、洛陽太守様に近づくのは不可能…か。

そう言えば漢升殿は洛陽太守様との舌戦を楽しみにしていると言う噂を聞いたな。
あと、池田屋のあの痛ましい事件の後に長史府…今は漢の大司農だったか?
かの機関がかなりの実力を持って洛陽太守府と関わっているらしい。
周りから絡めていけば自ずと中央を知ることが出来る。あとはそなた等の腕次第だ。
長史府に質の良い細作がいると言う話は聞いた事が無いゆえ
一名で十分であろうが、努々油断は禁物だぞ。


さてと、護衛隊長殿と英傑様からの書簡に目を通すか。
・・・!?こ、これは・・・このような事が・・・?
339長史:03/05/08 01:29
ふむ、第二軍団内で軍師殿が暗躍中…か。
で、この情報の出所は相変わらず不明とはな。
先の第二軍団への物資搬入に対する圧力と言い、
南で何か起きているようだな。
まぁ私の一番の政敵が軍師殿であることには違いない。
その点については私も利用させてもらうとしよう。

それにしても太守動向報告書は相変わらずだな。

太守府で政務を行う太守。
同刻、商人達と談笑する太守。
同刻、法廷で決裁を行う太守。
同刻、市内を巡察する太守。

最早この状態が洛陽の常識になっているのだから可笑しなものだな。
340郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/05/09 21:11
>長史
同刻、五丈原地下神殿を巡察する太守(本物)追加
>all
第三軍絡みのネタ、多謝。
いずれ活用させていただきますので、気長にお待ちください。

>>337廖衛殿
「代理戦争」→「抹陵攻略戦」→「第三軍、再編」の予定なので、当分大丈夫。
で、魏延だが、どうなっても知らんぞ。
七同志よりも優遇しちゃうかもしんないだって魏延が好きなんですモノなわし。

>>339長史殿
涼王直轄の細作団だが、郭図公則や希代之の細作団に比べると、まだ目立った働きができていない。
腕利きの細作を集めよ。つーか募集せよ。つーか誰かやってくれません?
“神速涼軍”。
疾風戦術で戦場を疾駆する涼軍を評しての形容だが、同時にそれは、涼軍の侵攻速度の速さを指したものでもある。
軍を編成し、そして動かすには、手間と時間がかかるものだが、そんな常識を嘲笑うかのように、涼軍の侵攻テンポはあきれるほど速い。
ある都市を制圧した軍団が、三ヶ月後には別の都市への侵攻を開始したことすらある。
第二軍が一年間紫桑に駐屯し続けたこともあったが、これは例外中の例外。
都市制圧に成功した涼軍は、最低限の補充のもと、素早く次の標的へと襲い掛かる。
休む間もない来襲は、対抗勢力に兵力を再配置する時間を与えず、効果的な反撃を許さぬまま、その力を減じていく。
蜀の劉璋、西涼の馬騰、そして韓の劉備など、名だたる勢力が短期間で衰退していった背景には、そんな事情もあった。

素早い侵攻は、領土拡大と敵勢力の弱体化を短期間で達成する効果を持つ。
しかし、何事にも表と裏がある。
華々しい合戦絵巻に隠れがちだが、侵攻能力を維持するための努力は、重要な“裏”のひとつ。
軍団を動かすには、膨大な量の糧食、武具、金、そして人が必要となる。
これらの調達作業に従事しているのは、第一軍が町費、第二軍が萠リ越、第三軍が楊修。各軍の軍政官たちだ。
部隊長も務める町費は別として、萠リ越にしろ楊修にしろ、戦場で直接敵と刃を交えるわけではない。
だが、涼の軍政官職は、武官職に勝るとも劣らぬ殺人的業務だ。
特に長安での発足以来、弘農、洛陽、上党、業βと連続攻勢を展開している第三軍は、すさまじい量の物資を消費し続けた。
業βでの大敗は、これにさらなる拍車をかけている。
洒落好きで、装束や冠の流行に敏感なことで知られる第三軍軍政官の楊修は、今ではゲッソリと痩せこけ、胃痛と血尿に苦しむ日々を送っているという。
“神速涼軍”のもうひとつの裏は、軍団所属将兵の排泄と居住問題。
駐留する軍団の総勢は、11万を超える。
その11万は、飯を食い、水を飲み、日々の排泄を営み、そして寝る。
糧食は涼全土からかき集めて何とかするにしても、厠や寝る場所はそうはいかない。

不衛生な環境は、疫病の蔓延とそれに伴い戦闘力の消失をもたらす。
何より制圧都市の人口の三割から五割に及ぶ兵たちの排泄物は、扱い方を間違えば、統治に支障をきたす“公害”にもなりうる。
そういうわけで、都市を制圧した涼軍は「領内の保全よりも先に、巨大な厠群の建設に着手する」と揶揄されるほど、排泄関係には気を遣っている。

厠に比べると、居住問題はかなりアバウトに処理されている。
風雨をしのげる家屋と、風雨に晒される野営。
体力の消耗と回復という面からも、どちらが優れているかは言うまでもない。
だが、11万人分の家屋を、都市を制圧するたびに造るわけにはいかなかった。
簡易なものを造るとしても、11万人を収容する家屋となれば、すべて揃えるには莫大な金と資材、そしてそれ相応の時間がかかる。
駐留から三ヶ月後に出兵することもあるなど、その家屋群が利用される期間は極めて限定される。
見方によっては、金をかけて巨大なゴーストタウンを造るようなものだ。
前述したように、迅速な侵攻にはただでさえ金がかかる。
兵の疲労回復は考慮すべき問題だが、家屋の設置はその出費に見合うだけの意味をなさない。
そんな判断から、軍団所属の兵たちは、天幕の中で夜を過ごしている。

第二軍に属する将校は、校尉・都尉合わせて二百人余り。
魏軍の夜襲の懸念もあるため、交代で兵たちとともに野営することもあるが、基本的に将校は、翻陽の豪族や商人らから貸借した仮の官舎で寝泊まりしている。
その多くは下男たちが住んでいたような粗末な建物だったが、冷たい夜の雨をしのげるだけでも、かなりましではあった。

前置きが長くなった。
郭図公則が放った二人の細作が対面しているのは、そんな仮官舎の一室だった。
「それにしても驚いたぞ」
寝台に寝そべったまま、支援隊員はからかうように言った。
「まさか吾玄将軍の懐に潜り込んでいたとはな」
「頭(かしら)から聞いて来たのではなかったのか?」
「聞いてない。今日翻陽に着いたばかりでな。町をブラブラしていたら、吾玄将軍と一緒に歩いているおぬしを見掛けた。それから調べまわったわけだが……」
支援隊員は、わざとらしく部屋の中を見回した。
「それにしても、なかなかの住まいだな。カビ臭さ、崩れかけた壁、隙間風。いずれも味わい深い」
その口調に若干憮然としながら、草は椅子に腰を下ろした。
「野営続きの兵たちに比べれば、はるかに恵まれているさ。雨露をしのげるだけでもな」
「そうは言っても、校尉がこんなあばら屋住まいとは、洛陽では絶対にありえん。もう少し良い家を借りたらどうだ?」
「ここは最前線だぞ。それに俺は軍内では新顔だ。そんな我が侭が通るものか」
「おぬしはただの校尉ではない。軍団長付副官ではないか。少しは役得があっても良さそうなものだ」
「だからこそ、我意は禁物なのだ。俺は軍団長付副官の大変さがよくわかったよ」
「ほう?」
「血の熱い他の校尉殿たちの調整役に徹せねばならんのさ。糧食の供給、訓練内容、それに休日の順番……連中、喧嘩のネタを見つけ出すことにかけては、ある意味天才ぞろいだ」
「なるほど」
支援隊員は笑った。
「さっさと頭を追い落としてしまえ。吾玄将軍の下で修養を積んだおぬしなら、すぐに閣下の副官も務まるさ。こんなカビ臭い寝台ではなく、洛陽の柔らかい寝床で、女の柔肌を楽しみながら夜を過ごせる」
「馬鹿。声が高い」
鋭く、そして低い声とともに、草は支援隊員を睨み付けた。
他の部屋では、“喧嘩っぱやい”校尉たちが眠っているのだ。
「で、指令は何だ? おぬしが来たということは、余程重要なものなのだろうな?」
「いや、わしは指令伝達の役ではない。翻陽での任務を仰せつかってな。せっかくだから情報交換でも、と思ったのだ」
「……おい!」
思わず草は、声を荒げかけた。
細作に求められる最重要項目のひとつは、隠密性。
存在が露見することは、細作の命が失われるのみならず、こちらの意図を敵方に悟られ、場合によっては逆手を取られることもにもなりうる。
であるからこそ細作頭は、任地での細作同士の接触を禁じている。
どこに誰の目があるかわからない以上、不用意な接触は、身元発覚に繋がる危険性を秘めているのだ。
さらに細作頭は、同じ任地にいる他の細作たちがどんな任務を帯びているのか、そしてその名前すら知らせぬまま、末端の細作たちを諜報活動に従事させている。
もちろん、任地で細作同士が偶然出会うこともあるが、「素知らぬ顔ですれ違うべし」、「再度出会おうと考えぬべし」と、わざわざ通達しているほどだ。
それぞれの細作が集めた情報は、隊長格の細作が一括して洛陽へ送る。
洛陽からの指令も、隊長格の細作が受けて、そこから個々の細作へ伝達する、というやり方で、細作同士が接触する機会を極力減らす努力がなされているのだ。

「いったいどういうつもりだ?」
表情を険しくして、草は支援隊員に指を突きつけた。
草は、第二軍内に潜んでいる細作たちの元締めを務めている。
支援隊員が洛陽からの指令を携えてきたのならまだしも、別の任務で派遣された新手の細作なら、こんな接触は戒められるべき行為だった。
「おぬしがここで何をするのかは、俺の知ったことではない。だが、おぬしの不用意な行動で、俺の任務に障害が出ては困る!」
「そう興奮するなよ。隣りの部屋の連中が起きるぞ」
寝台から起き上がった支援隊員は、慌てて草をなだめた。
もっともな指摘に草は声を潜めたが、その表情から怒りの色は消えていない。
「さっさと出ていってくれ……言うまでもないことだが、絶対に気取られぬようにな」
しかし、支援隊員は相変わらず食えない表情のまま、寝台の上に座り直した。
「そう釣れないこと言うない。わしにだって意地があることを伝えたかったのだ」
「意地だと?」
「おぬし、什長に昇進したそうだな」
「それがどうした?」
「吾玄将軍と袁奉将軍の離間に成功したとなれば、伍長を飛び越えての昇進も当然だな」
「!」
支援隊員の口から出た言葉に、草は再び目を剥いた。
細作の功績というものは、ごくわずかな例外を除いて、表に出ることはありえない。
それを表に出すことはすなわち、細作団の能力や規模、そして活動パターンなどを、対抗勢力が推測する材料となるからだ。
情報が漏れる道筋というものは、可能な限り根絶しなければならない。
そういうわけで、例え仲間内であっても、その功績が伝わることはない。
成功した時はひっそりと称えられ、失敗した時はひっそりと死んでいく。
それが細作の宿命だ。

郭図公則や細作頭が、草の働きを余人に話すわけがない。
吾・袁両将の離間の実状が知れれば、ただで済まないのは郭図公則本人なのだ。
しかし支援隊員は、草の具体的な功績を知っている。
「おぬし……その話、どこから仕入れた?」
不審そうに尋ねる草に対し、支援隊員は平然と答えた。
「頭の部屋に忍び込んで調べた」
「……なんだと?!」
「いきなり什長に昇進となれば、いったいどんな功績を上げたのか、気になるのも当然だろう。特にそれがおぬしとあっては、わしとしても心穏やかではおられん」
「そ、そういう問題か! 頭に知れたら、間違いなく殺されるぞ」
「おいおい。そんな神経の細いこっちゃ、細作などやってられんぞ」
「細い太いの問題ではあるまい……おぬしの場合、その神経とやらが二、三本抜けている」
薄気味悪いものに接しているような気分で、草は支援隊員を見た。
一方の支援隊員は、成功したいたずらを得意げに語る悪童のような顔をしている。
「大丈夫さ。頭は何やら重要な任務を任せられたようでな。その準備にてんてこまいで、わしの茶目に気付く余裕もない」
「茶目かどうかは置いといて、頭自ら出るとは、いったいどんな任務だ?」
「内容は知らん。ただ、頭が会っているメンツを見るに、業βか上党に関する任務だろうな」
「……今度は、第三軍内の離間を促すつもりなのかな」
「そうさな。今あそこには、町費将軍や廖衛将軍もいる。ありえない話ではないな」

細作頭が、町費を護衛しつつ、業βに潜入し、呂布に内通を仕掛ける。
いくらやり手の細作たちとはいえ、そんな計略が水面下で進められているなど、彼らに予想できるわけもなかった。
「まあ、とにかく、だ」
ここからが本題というように、支援隊員は草の目を見据えた。
「おぬしが什長となったのに、わしが下級細作のままというのは、何ともおもしろくない……これはわかるだろう?」
「まあな」
優越感を隠そうともせず、草は肯いた。
「逆の立場に置き換えてみれば……俺だったら、夜も眠れぬな」
洛陽で細作頭の下で働いていたころ、草と支援隊員はライバル関係にあった。
「わしもちょっとは頑張らねば、と思ってな。閣下にある献策をした」
「ほう。どんな?」
「頭の部屋に忍び込んでみろ。一番下の引き出しに、詳しく書いた書類がある」
「そこまでして知りたいとは思わんね」
「とりあえず、廬江、とだけ言っておく」
「廬江……」
「策は成功。わしもようやく出世した。ま、伍長だから、おぬしにはまだ届かぬが」
「なんだ、おぬしも昇進していたのか」
「すぐにおぬしを追い抜いてみせる。それが言いたくてな」
「そのために、わざわざ俺の元へ訪ねてきた、と?」
「主はそれだな」
「まだあるのか?」
「おぬし、ここで七人の細作を束ねているらしいな」
「それも頭の部屋で調べたのか?」
「あそこは情報の宝庫だからな」
「それで?」
「その内の一人は、監視役だ。頭の意を受け、おぬしの動向を見張っている」
「……俺を? なぜだ?」
「洛陽と翻陽は距離があり過ぎるからな。お目付役を付けないと、頭も不安なんだろう」
「……監視役の名は?」
「自分で探ることだ。おぬしが閣下の意に添って行動しているのなら、監視役が何人いようが関係ないし」
「……そうだな。せいぜいグチを漏らさぬよう気を付ければよい」
憮然とした感情を表に出さないよう、細心の注意を払いながら、草は答えた。
支援隊員自身が監視役の可能性だってある。
気を抜くことはできなかった。
「で、おぬしの此度の任務は何だ?……頭の部屋で調べろなんて言うなよ」
「そう言いたいところだが、軍団長付副官殿ならすぐに知るだろうしな。実は、おぬしのここの上司に接触するのだ」
「!……殿……吾玄将軍に?!」
「“殿”か。いいねぇ。身も心も吾玄将軍の副官だな」
「はぐらかすな。将軍に何をするつもりだ?」
はぐらかしているのはおぬしだろう、と心中で笑いながら、支援隊員は言った。
「安心しろ。別に危害を加えるとかいうのではない。勧誘だ」
「勧誘?……ああ、そういうことか」
合点がいった草は、そっと安堵の息を漏らした。
「前の選挙での敗北が懲りているんだろう。今の内に票固めってことだ」
「そう言えば、洛陽からの物資は、明日届くのであったな」
「その後で、吾玄将軍と面会するつもりだ。物資を送られた直後なら、吾玄将軍が心を閉じることもあるまい」
「だろうな。あ、そうだ。会うのは良いとしてだな……」
「心配するな。なるべくおぬしの手は煩わせんつもりだ」
「そうしてくれ。将軍が閣下と俺の接点に勘づいたら困る」
「承知しているさ。では、わしはそろそろ出るぞ」
「ああ。いろいろと情報をもらえて助かったよ」
「そう言ってもらえると嬉しいな。今後もおぬしとは、良き競争相手であると同時に、相談相手でありたいものだ」
「ほどほどならいいだろうよ」

郭図公則が、吾玄との誼を深めようとしている。
今の状況からすれば、それは次の軍団長選挙に向けての根回しと考えるのが自然だった。
実際、草も支援隊員も、そう思い込んでいる。
二人とも、細作としての自分の技量には、十分な自信を持っている。
その自信は、“自分”という人間のアイデンティティでもある。
だが、年が明けてしばらく立ったころ、二人は郭図公則の真意を初めて知る。
そして、自分たちが文字どおり「駒の一つ」に過ぎなかったことを痛感させられるのだ。
同時刻ごろ、袁奉邸。
「どうか信じてくださいませ!」
参露は必死の形相で訴えた。
「証拠はございません! 英傑様が洛陽太守殿とじっ魂の仲でないことも確かです! しかし、これは事実なのでございます!」

ようやく退出していった参露と入れ違いで、困惑気味の水兵隊長が入ってきた。
「聞こえたか?」
袁奉の問いかけに、水兵隊長は苦笑して肯く。
「席を外す意味もございませんでしたな」
参露が人払いを求めたため、袁奉が参露の話を聞いている間、水兵隊長は隣りの部屋に待機していた。
しかし、吾玄に簡単にあしらわれて焦っていた参露は、冷静さを欠いていた。
参露は、必死で叫ぶ以外にこの陰謀を理解してもらう術を知らなかった。
結果、水兵隊長は話の概略を既に承知している。
「あれほどの絶叫なれば、家人にも聞こえていたものと存じます……口外せぬよう申しつけておきましょうか?」
「別によい」
袁奉は素っ気無く言った。
「あの軍察監め。四則殿にあしらわれ、相当参っておる。あの調子では、誰彼かまわず喋りまくるであろうから、無意味だ」
「御意。それがしもそう思います」
「軍察監の話の内容については、どう思った?」
「はぁ……何とも突飛な話にて」
水兵隊長は頭を掻いて、困惑した表情を浮かべた。
「何でも良い。おぬしが感じたことを聞かせてくれ」
「はい。それでは申し上げます」
水兵隊長は、自分の想いを頭の中で文章化してみたが、なかなか言葉がまとまらない。
袁奉同様、謀略の類は苦手だ。
「信じられない、という気持ちが半分……にございます」
水兵隊長は、慎重に言葉を選びながら言った。
「殿と吾玄将軍の仲を裂くことが、洛陽太守殿にとって意味があるとは思えません。むしろ、事が露見した場合の影響の方が怖すぎます」
「だな。味方に謀略を施したとあっては、如何に七同志の一人とはいえ、穏便に済まされることなどありえぬ」
袁奉も肯く。
「最低でも太守職の罷免。場合によっては……呉巨の例もある」
味方への謀略など、斬首となっても文句の言えない暴挙だ。
いくら郭図公則が“寝業師”とはいえ、そこまで踏み込むとは思えなかった。

「信じられない、が半分……残りの半分は?」
「は、はい……まこと虫の好い考え方ではございますが」
ここで水兵隊長は、額の汗を拭いた。
「軍察監殿のおっしゃった話……それが事実であってほしい、という気持ちもございます」
「むぅ……」
袁奉はうめき声を上げた。
さすがに肯くまではしなかったが、水兵隊長とまったく同じ気持ちだった。

江夏軍の廬江侵攻に伴う吾玄と袁奉の確執は、意地の張り合いが展開された結果、端から見れば、もはや修復不可能な状況となっている。
事ここに至っては、袁奉も吾玄と仲直りができるとは考えていなかった。
だからこそ、抹陵攻略戦が終わったら、第二軍から除隊する腹積もりでいるのだ。
しかし、軍察監の話が―希代之の直感が―事実だとしたら。二人の確執が、郭図公則の謀略によって引き起こされたものだったとしたら。
互いの確執の情は、郭図公則への怒りへと変わるだろう。
そうなれば、自分たちの関係も好転するかもしれない。
「水兵隊を動かしてみましょうか?」
意を決したような水兵隊長の呼びかけに、袁奉は眉をひそめた。
「水兵隊を? どう動かすというのだ?」
「軍察監の言が、さも事実であるように振れ回るのです。それが吾玄将軍のお心を動かすことに繋がれば、あるいは……」
「む、むぅ……」
袁奉は再びうめいた。

はっきり言って、軍政官の話はにわかには信じがたい。
だが、これを利用することによって―確執の原因を郭図公則に押し付けることによって―吾玄との関係を修復できるかもしれない。
別に郭図公則を糾弾する必要はないし、謀略が事実である必要もない。
要は、自分と吾玄が、かつてのような関係に戻るきっかけとなれば良いのだ。

しかし袁奉は、その徹底的に利己的な発想をかろうじて押え込んだ。
吾玄との関係を修復することは大切だが、そのために“無実の”郭図公則を貶めるわけにはいかない。
そんな下劣な手段を取ったなら、郭図公則はもちろん、吾玄にも顔向けができない。

倫理的な感情とは別に、水兵隊長の進言を採用できない理由もある。
涼唯一の特殊部隊である水兵隊は、様々な戦局に対応できる得難い戦力だが、その力を発揮するのは、あくまでも戦場だ。
対する郭図公則率いる細作団は、謀略専門の集団。
あんな連中と、謀略面で張り合うことなどできない。
吾玄との関係を修復するどころか、袁奉自身の立場すら危なくなる。

「軍察監の言は黙殺しろ。あやつが話を広めるかもしれんが、我らまで乗ってはならん」
知らぬ間に自滅の淵に立っていた袁奉は、かろうじて踏みとどまった。
「我らは私心のない戦闘集団だ。後ろ指を差されるような行為に手を染めるべきではない」
「しかし、殿。このままでは……」
水兵隊長は、心配そうな目で袁奉を見ている。
袁奉は、その視線をあえて無視した。

※次回、「代理戦争in第二軍(その四)」
一体あの男は何者なのでしょう?

軍察監か?

そうです。近頃あちこちで良くない噂を流しているようです。

もしかして魏か呉の間者かもしれんな。

このままでは兵の士気に関ります。

そうだな、一度軍団長に具申した方が良いかもしれんな。
353洛陽の爺:03/05/11 08:58
家を焼かれた洛陽老人会が涼王様に賠償金をもらいに来たですじゃ。

古来、部下の責任は上司が尻ぬぐいするもの。
それに、どーんと振る舞えば皆の恨みも消えて無くなろうというもの。
さ、さ、腹をくくって払ってくだされ。

払ってくだされば情報収集の件、お手伝いしてもよいですじゃよ?
「なぜそれを!」ですと?  老人会の情報収集力をなめたらいかんぜよ!
をっと、思わずキャラが変わってしもたわい。 ほっほっ。

そうじゃ、まず手みやげにいいことをお教えてしましょうぞ。
洛陽焼き討ち犯の件を棚上げしたければ、もっと悪い事件を起こすという手もあるぞい。
そうさのう、曹賊に大漢宮を焼かせるとかのう。・・・まあ無理じゃがのう。 ほっほっ。

で、金はまだかのう。
354廖衛 ◆ttmECRHBeQ :03/05/12 13:19
>殿下
おお、殿下も魏延ファンでしたか。
私も三国志では魏延が一番好きですよ。
(ちなみに、二番に廖化、この二人は別格にファンです。
その下に張ギョクとか、劉備とか、魯粛とか、張翼とかが来ますね。)
355呉領内にて:03/05/13 01:34
だ・・ダメだ…意識が朦朧・とし…てきた…。
奴・らは…何処・・の・手の・・者…だ・?
く・・そ・ったれ…あの刀……、
毒・が・・塗っ・・・てあっ…た・・な……(あぼ〜ん



首尾はどうだ?

はい、手配書の者はこれでほぼ処分しました。残りは僅かです。

順調だな、これなら第二軍の抹陵攻略戦前には洛陽に戻れるな。
(これで吾将軍の愛妾が細作だと言う事を知る者は、
 肝心の呉からいなくなる。
 そうなればその事実は消え、軍師が“無実の”愛妾を殺害したと言う
 事実のみが残ると言う事か…。)
>>353

吾玄将軍と謎の老人は真相知ってるだろ(w
細作にしちゃ抜けてるな
>>356
過去ログと>>355をもう一度よく読んだ方がいいね
本スレを読み返してみたんだけど、すでに>>9の段階から、
支援隊員殿は「図々しい」キャラだったんだねw
359参露:03/05/13 18:10
到越様も聞く耳を持たず…か。
仲違いを解消して孫呉と言う敵にあたって貰わねばならぬと言うに…

…共通の敵…仲違い…ふむ。使えるやも知れぬな。

そなた等に仕事を与える。

某に変装し、いかにも孫賊であるかのように
洛陽太守様によって四則様と到越様の離間が為されたように触れ回るのだ。

某に与えられたは両将軍の仲違いを解消する事。
某が四則様と到越様の共通の敵であるかのようにするのだ。
さすればこの身を汚すだけで…すべてが丸く収まろう。

願わくば我が命途絶える前に洛陽太守様の陰謀を明らかに…


>>355
四則様の愛妾云々は某にとっては「如何でも良い事」なのだが?
ま、確かに衝撃的ではあったが…「だから何?」と言う感想でしかない。

…もしかして呉賊の細作を屠ってくれているのか?だとしたら有難いが…
>>353洛陽の爺殿
採用。
洛陽内の情報収集を任せる。
給料は長史(大司農)からもらうように。
賠償金は……ま、ちと待ちなさい。

>>354廖影殿
希代之副官殿のBBSへカモン。
そっちは雑談大歓迎だ。

>>358
言われて気付いた。
最初からそのつもりだったわけじゃないんだけどね。

すみません。続きは後日。
続きも書かんと顔グラ発表。
http://popup5.tok2.com/home/tabla/face.htm(希代之副官殿がBBSにまとめてくれました)
袁奉・C9:特技「水軍」ってことで、韓当をイメージ。
郭図公則・L5:如何にも腹に一物抱えてます的表情から「これだ!」と。
希代之・A7:武力が結構高かったので、自ら槍を取る軍師のイメージ。
吾玄・H5:「若き感受性豊かな将軍」でこれ。
町費・I6:若い切れ者内政官です。
馬参・B5:スレ1の>97での御指名でした。
廖衛・J5:この笑顔で「親父殿〜」と叫ぶ。結果論だけど。
呂砲・H6:批判は許さぬ。

上は実際にゲームで使用している顔グラ。
以下は勝手な妄想です。

雑兵1号・B6、F5、M4。好きな顔を選ぶが良い。
長史・K3:宮廷を我が戦場と定める男。
洛陽の爺・K1:食えないジジイ。
にわか水兵隊・O2:水軍の隊長なので、やっぱり湖賊かな、と。
見習忍者・H8:次々に陰謀を考え出す某臣。
諜報部末端構成員・N7:まだ自分の中でキャラが定まっていないのだが、とりあえず……。
郭図公則細作団支援隊員・H4:我が道を行く細作。
315番目の草・K7:情にほだされやすい細作の軍団長付副官バージョン。
希代之護衛兵・C7:一本気な護衛隊長。
希代之副官・L7:洛陽事件で細作頭とタイマン切るとなれば、これぐらいの覇気がないと。
参露・K8:任務と理想に忠実な男。
町費隊士長・D9:常に正面を見続ける下士官。
廖影・G7:廖衛の影武者だけに、J5に似た顔立ちで。
廖衛将軍府主簿・F1:酒好きの上司に振り回される小柄な文官。
成都のおねぇさん:女の顔グラがないので、とりあえず三国志8の祝融の顔グラってことで。
熱血廷臣・M2:廷臣ならこれだろ!という思い込みから。
久しぶりに大涼芸能が読みたいなぁ
363大涼芸能編集部:03/05/14 06:46
>>362
大涼芸能は只今鋭意編集中です。
今しばらくお待ちください。
364洛陽の爺:03/05/15 07:48
>>353
>涼王様
うほっ。採用ですとな? あありがたきしわわせにござりまするじゃ〜。
これで老後も安泰・・・げふん、老後の生き甲斐ができましたですじゃ。
ハッスルしますですじゃよ〜。

賠償金はちと待て、でござりまするか・・・。
老人会の皆が生きているうちにもらえればいいがのう・・・(しんみり)


>大司農様
直属の上司にあたられるということでよろしいですかの・・・?
今後ともよろしくお願いいたしますですじゃ。

早速、すごい情報を仕入れてきましたのじゃ。
なんと、あの象にのったおなごが、なぜか洛陽太守様の旗をつけておったりおらなんだり
したそうですじゃ。ひょっとすると洛陽太守様の手下やも・・・。
ささ、「給料は長史(大司農)からもらうように」とのことですじゃによって、
早速給料をくださいませじゃ。
それから、なにか今後の方針やら存念やらがおありならお聞かせくださいですじゃ。



・・・この年にもなると敬語なんてほとんど使われる側じゃからのう。うまくしゃべれとるか
心配じゃわ・・・。まぁ涼の人はみな優しいから多少のことは多めにみてくださるじゃろが・・・。
365洛陽の爺:03/05/15 07:55
上のは>>360の間違いですじゃ。とほほ。

>>361
「K1ふぁいたー食えないジジイ」ですじゃの。
ベタですじゃが、毛がない=怪我ない よって、わし大活躍確定ですじゃな。ほっほっ。
366参謀本部:03/05/15 13:24
「どうしたものかなあ」
細かな雨の降り続ける午後、私は一人ため息混じりに渋面を作っていた。
手元には書簡、以前に献策を行おうと思ったものだ。
私はこれに「>>289文書」と名付けていた。
特に理由はない。ただ目印のために命名しただけのものであった。
「北は曹賊、南は孫呉。どちらにせよ強敵には変わりないんだよな…」
自分の策は曹賊に対しての第二戦線構築だった。
曹・孫への二正面作戦であれば、現在の国力からして十分に遂行可能だ。
しかし、さらに戦線を抱えるとなると不安がつきまとう。
「一度、軍師様にお伺いを立ててみようか」
ふう、とひとつ息を吐き出した。
それから私は軍師様の元を訪れようと、書簡をそっと抱き上げたのだった。



文章ちっくに参謀本部です。
というわけで軍師様のご意見ご感想ツッコミハリセンドゾー。
367希代之護衛兵:03/05/16 00:21
>希代之様
参謀本部殿がいらしています。この書簡の内容について、お聞きしたいとか。
失礼ながら先に見させていただきましたが、
第四軍団長を袁奉将軍に任命するのは、あまりお勧めいたしません。
まず袁奉将軍は、陸戦でもご活躍できると思いますが、水上戦こそ真の力を発揮するお方。
袁奉将軍の水上戦は呉攻めに必要かと存じます。
また今、吾玄将軍と袁奉将軍の繋がりは同じ軍団ということしかありません。
別々の軍団に配属してしまうと、この先2人の仲を修復する機会は、ほぼ皆無になり
参露殿の任務が水の泡になってしまいます。
しかし軍団を2つに分けて攻略するということは、理に適っており何も依存はございません。
ともかくお会いになって直接お話になっては如何でしょうか?


ところで呼び方は、参謀本部殿でよかったのでしょうか?(汗
368呉都督府:03/05/16 02:12
周都督のお加減はどうだ?

残念ながらあまり思わしくありません。
どうやら長期に渡って体を蝕まれていたご様子です。

何だと?それはどう言う事だ?!


元々の持病もあったようですが、どうもそれだけでは…。

???

これは私の推測ですが、微量の毒を長期に渡って盛られていた
可能性があります。

一体誰がそのような事を…。

分かりません。周都督はこの事を外部に漏らさない様にとの事です。
無論殿にも奥方様にもとの事です。

むむぅ、こうなってはお主だけが頼りだ。

微力を尽くします。
>363
定期購読を申し込みたいのですが…(藁
>>363>>363大涼芸能編集部殿>>369
わしもすごく読みたい。
楽しみにしておりますです。

>>364-365洛陽の爺殿
>毛がない=怪我ない
………………………………………………………バタッ(o_ _)o 

>>366参謀本部殿
すまん! 顔グラで名前入れるのすっかり忘れてた。
あくまでも他意があったのではなく、単なるアルツハイマーなので許してたもれ。
で、妄想顔グラだが……
B3:膂力はないが、兵法に詳しい参謀。登場キャラが若い人が多いので、敢えておっさん風……ってなもんで。

>>367希代之護衛兵殿
「参謀」で良いのでは?
>大司農(長史)殿
洛陽の年寄りどもが、情報収集の任に付きたいと言ってきておる。
年寄りの情報伝播能力は馬鹿にできんので採用するが、ジジババどもの数が増えれば、結果的に集まる情報も多くなるので、洛陽内の適当な建物を「洛陽おたっしゃ倶楽部」として建て直し、年寄りに開放する憩いの場とせよ。
しかし、情報収集の場とばれてしまっては困るので、あくまでも高齢者対策の「憩いの場」であることを強調し、茶菓子や慰問演奏団も用意してやれ。
情報も集まり、かつ民のことを考える君主とわしの名声も上がるの一石二鳥だ。
なお、会長格のジジイへの報酬は、高齢者支援補助金の名目で充当せよ。
それと、あのジジイめ。馬参の洛陽焼き討ちの賠償金を、よりによってわしに求めてきおった。
現在の涼の財政はまずまずだが、んなもんを洛陽の民全員に払ってたらすぐに赤字になる。
よって、一戸につき米三斗を支給せよ。
「少ない〜!」とか連中文句を言いそうだから、錦の袋に入れて付加価値を上げておけ。
錦の袋は、もちろん涼の象徴である赤色……あ、完全錦製だと値が張るから、適当に普通の布も使うように。
さらに、「この米を祭壇に祭れば、寿命が“けっこう”伸びまっせー」と触れ回れ。
これなら安く済んで、わしの徳も上がり、民の不満も押えられる一石三鳥。ウホッ。

肝心なこと忘れてた。
わしのお小遣い、もう少し融通できんか?
「洛陽太守と大司農に伝えてくれ」
受け取りの書類に軍団長の印綬を押した吾玄は、輸送隊長―郭図公則配下の武官―に言った。
「これらの引き出物は、決して無駄にせぬ。吾四則は必ず抹陵を陥とす、とな」
対する輸送隊長は、恭しく拱手した。
「洛陽太守は、吾玄様の勝利を毛ほどもお疑いになってはおりません。『戦勝の報告などいらぬ。自分の関心は、いつ第二軍が第一軍と合流するか、その一点のみ』との仰せです」
輸送隊長の言葉に、吾玄はニヤリと笑った。

輜重車から積み降ろされたのは、高価な絹や綿、そして玉の類。
来るべき抹陵攻略戦の戦勝の際、武将や将校らに下与される引き出物だ。
通常なら、戦功は知行や金で評されることが多いが、今回に関しては別だ。
抹陵は揚州の拠点。雍州でいうなら長安、司隷なら洛陽、キ州なら業βといった位置づけの地。
呉と会稽に逃げ込んだ孫策は、潰すべき敵ではあるが、脅威と見なすべき敵ではない。
すなわち、この地を制したなら、もはや揚州は涼の支配下に収まったも同然なのだ。
普段なかなかお目にかかれない大量の引き出物は、それだけ重要な地を攻めるということを、参加全将兵に知らしめるための道具だった。

本営へ向かう馬上の吾玄は、機嫌がいい。
護衛役の草に軽口を飛ばしては、一人で勝手に笑っている。
軍の再建もほぼ完了し、糧食も十分。恩賞の引き出物も大量に届いた。
ようやく悲願の抹陵攻めを発動できるとあって、吾玄の頬は珍しく緩んでいる。
一日の大半を吾玄の側で過ごす草にとって、ありがたい傾向ではある。
日ごろの吾玄は、いつ雷を落とすかわからない、気難しい上官でもあるのだ。

吾玄の笑みが消えたのは、引き出物を収めた官庫からさして離れていない場所でのこと。
道脇に、目立たぬ装束の男が立っていた。
男は吾玄に向かって拱手したが、それは目上の者に対する礼法ではなく、同等の立場同士で交わされる拱手だった。
いぶかしむ吾玄と草は、同時に「あっ」と小さく叫んだ。
男は、郭図公則だった。
「実を言うと、殿下からの許可は頂いてはおらんのだ」
驚いて駆け寄った吾玄に対し、郭図公則はぬけぬけと言った。
「そういうわけなので、目立たぬところで話がしたい。なに、時間は取らせんよ」
洛陽太守が、涼王の許可も得ずに、遥か翻陽までやってきた。
吾玄は呆れると同時に、おかしくもなった。
他の七同志としょっちゅう衝突していた郭図公則だが、吾玄と陰険な関係になったことはない。

草は、吾玄と郭図公則が入っていった路地裏に目をやった。
(まさか閣下に成りすまして会見に臨むとはな)
口元に苦笑が浮かぶ。
(あいつめ。間違いなく神経が……しかも肝心な神経が何本か抜けている)
郭図公則が指定した会見場は、すぐ近くの路地裏だった。
七同志が会見するには甚だ品位に欠けていたし、何やら生臭い臭いも漂う場所ではあったが、余人の目に触れるおそれはない。
いつになく機嫌の良かった上司。元同僚の意表を衝いた登場。
おかしくなるとともに、気が緩んだ。

「久しぶりだな。赤壁以来か」
先に胡床に座った吾玄が最初に口を開き、次いで着座した郭図公則も対応する。
「二年振りだ。それにしても御辺、変わったな」
「そうか?」
「以前はどこかそわついた軍団長であったが……顔つきが全然違う」
「男子三日会わざれば刮目して見よ、というやつだ。引き出物が心配でついてきたのか?」
「輸送部隊には、腕利きの兵を回したつもりだ。盗賊程度では、近寄れもせんよ」
「では、なぜわざわざ翻陽に?」
「抹陵攻めに臨む御辺に、激励の言葉を贈りたくてな」
「私の勝利を毛ほども疑ってなかったのではないのか?」
「私の来訪が殿下に知られた時は、そういうことにしてほしい、ということだ」
吾玄は再び笑った。
「表向きの理由は承知した。では、真の目的は何だ? あの大都市の太守職が、そこまで暇とは知らなかったな」
「暇なものか。間もなく、陛下が御還行される。その準備で目の回る忙しさだ」
「では、なぜ?」
「御還行以上に深刻な問題が、御辺の周囲で起こっているからだ」
またあの話か、と吾玄は肩を竦めた。
しかし郭図公則は、目に真剣さを宿らせて吾玄を見据えた。
「抹陵にいるのは、敗走を続けてきた孫呉ではない。魏の夏侯惇だぞ。今の状態で勝てると、本気で思っているのか?」
「そのための引き出物ではないか。あれで軍の士気は上がる。それで十分だ」
「危ういな」
「そうかな」
「殿下は許昌の役で馬休を失い、自らも壊滅の一歩手前まで行った。馬参に至っては、業βで散々な敗北を喫した。魏軍は強い。そして、最近の涼軍はどうも流れが悪い」
「らしくない口上だ。御辺は常に、強気の言しか口にせぬ男と思っていたが」
「言いたくないことを口にすることも、時には大切なのだ」
「では、御辺が言いたいことは何だ?」
「言いたいというより、確認したいことがある」
「なんだ?」
「袁奉との仲を修繕することはできぬのか?」
「正直、わからん。できるかもしれないし、できないかもしれぬ」
「私が力になれることは?」
「ない。少なくとも、今はな。引き出物を届けてくれただけで十分だ……それより御辺、知っているか?」
「なんだ?」
「希代之の手の者が、私と到越殿の仲を裂いたのは、御辺であると告げてきたぞ」
「私が? どうして私がそんなことをしなければならんのだ?」
「希代之に聞け。私は知らない」
「そうか。希代之がな」
「私と到越殿の仲を心配する前に、自分の心配をしたらどうだ? 御辺、副軍師時代から希代之とは仲が悪かったが、まったく変わっていないな」
「私がヤツを嫌っているわけではない。ヤツが私を一方的に嫌っているのだ」
「嫌われる理由というやつを考えた方がいいぞ」
「肝に銘じておこう」
「他に聞きたいことは?」
「聞きたいことはないが、言いたいことがある」
「何だ?」
「もう少し私を頼れ」
「ん?」
「端から見ていると、どうも御辺は、自分だけで物事を解決しようとしている。そんな調子では、長続きせんぞ」
「なんだ。第四軍団長選挙に向けての票固めか?」
「そうではない。私が言いたいのは、私には御辺の力になる用意がいつでもできている、ということだ」
「お気持ちはありがたく頂戴しよう。私もできる範囲で御辺には協力する。だが、軍団長選挙に関しては、話は別だ」
「だから! そんな気はないと言っているだろう!」
ここで郭図公則は、つい声を荒げてしまった。
吾玄はその様を見逃さなかった。

何かを確信したように鼻を鳴らした吾玄は、口調をガラリと変えた。
「さっさと洛陽へ帰れ。そして、今の私の言を本物の郭図公則に伝えよ」
「…………え?」
思わぬ吾玄の言葉に、郭図公則に変装していた支援隊員は絶句した。
「突然何を言い出すのだ?」
動揺を悟られまいと強弁する支援隊員だったが、吾玄はまともに取り合おうとはしなかった。
「引き出物の礼だ。影武者で私をたぶらかそうとしたことは、きれいに忘れてやる」
胡床から立ち上がった吾玄は、余人にはできない表情で支援隊員を見下ろした。
「これで私と郭図公則の間に賃借関係はなくなったな……ああ、もうひとつ伝えよ。今度このようなことをしたら、影武者の首をそのまま殿下のもとへ送り付ける、とな」

さすがに支援隊員も、脇に汗をかいていた。
理由はわからないが、吾玄が自分を影武者と見抜いたことは間違いないらしい。
さあ、自分はどうすべきか。
あくまでも強弁を続けるか、それとも開き直るか。
支援隊員が選んだのは、後者だった。
「まこと、恐れ入りましてございます」
はいつくばった支援隊員は、生臭い臭いが染み付いた地面に額をこすり付けた。
「洛陽太守に変装いたしましたのは、あくまでもそれがしの勝手な判断にて、命令によるものではございません。吾玄様におかれましては、なにとぞその辺の事情を御理解願わしゅう」
「同じ事を二度言わせるな」
意外にも吾玄は、怒った様子はなかった。
「此度は放免してやる。しかし、次はないと思え」

「吾玄様」
立ち去ろうとする吾玄の背に、支援隊員は呼びかけた。
「私の変装はどこがいけなかったのでしょうか?」
この狼藉を吾玄が糾弾しないとわかった瞬間、支援隊員はいつもの図々しさを取り戻していた。
「自分では、けっこう自信があったのですが……どのあたりから、ばれてしまったのでしょう?」
吾玄は振り向いた。
「呆れたヤツだ」とでも言うように目を丸くしているが、口元には苦笑いを浮かべている。
こういう“変なヤツ”は嫌いではない。
「本物の郭図公則ならありえぬ言動が二つあった」
そんなことを教える義理などないのに、吾玄はわざわざ説明してやった。
「おぬし、私が胡床に座ったのを確認してから、自分も着座したな。郭図公則がそのようなしおらしいタマか」
「あ……なるほど」
「そしてもうひとつ。おぬし、怒気を見せたな」
「え? そうでございましたか?」
「影武者なら、もう少し自分の上司を観察することだな。郭図公則は己の感情を外に出すことはない」
「ははっ! 迂闊にございました!」
「良い返事だ。だが、二度と私の前に姿を現すな。もう一度だけ言うが、次はないぞ」
「ははっ! お言葉、肝に命じまする!」
支援隊員は、吾玄の足音が聞こえなくなるまで、土下座を続けていた。
参露がその場を通りかかったのは、まったくの偶然だった。
通りの傍らで、所在なげに立ってい吾玄の副官を見つけたのだ。
通りを歩いている最中だったなら、特に関心を抱かなかったかもしれないが、副官は明らかに誰かを待っていた。
(誰を待っているのだ? 軍団長殿? こんな薄汚いところで?)
参露は物陰に隠れ、その人物を見極めようとした。
路地裏の入り口に立ち、誰も入れないようにしている副官だったが、特に気を張っている様子もなく、参露が隠れていることにもまったく気付いていなかった。
やがて、路地裏から吾玄が現れた。
吾玄は馬にまたがると、副官とともに本営の方へと駆けていく。
(軍団長殿が、あんな汚い路地裏でいったい何を?)
吾玄らの姿が見えなくなったところで、参露もその路地裏に入ろうとした。
その一歩を踏み出した時、そこからもう一人の男が出てきた。
目立たぬ装束で、顔の大部分を大きめの頭巾で隠している。
何者なのかさっぱり検討がつかないが、こんな所でコソコソ会うなど、表沙汰にできない話を交わしたに違いない。

時折頭を掻きながら、男はさして急ぐ様子もなく、のんびりと通りを歩いている。
気取られぬよう、参露はその後を追った。
やがて男は、大きいが粗末な建物に到着し、“こっそり”という表現そのままに、裏口から入っていった。
通行人に「あの建物は何か」と聞いてみる。
「涼軍の校尉連中が寝泊まりしている官舎ですよ」
それを聞いた参露は、正門から官舎へ入り、庭を掃除していた管理人老夫婦を見つけた。
「それがしは第二軍軍察監である」
軍察監の印綬を示しながら、参露は居丈高に告げた。
「軍務査察の一環として、この官舎を検閲するものである。まずは、ここに住んでいる校尉たちの所属部隊と姓名を申せ」
涼軍のお偉いさんと聞き、老夫婦は恐れ入って校尉たちの名を告げた。
参露が眉をひそめたのは、その中に吾玄の副官の名もあったため。
「よろしい。それではこれより、官舎の立ち入り査察を行う」
参露は宣言した。
時刻は日暮れ近く。
まだ火の点されていない官舎内は薄暗い。
目が屋内の暗さに十分慣れたところで、参露は階段を上り始めた。
老夫婦によると、校尉たちは二階で寝泊まりしているという。
音を立てないよう注意しながら、参露は部屋ひとつひとつの前に立ち、気配を確認したが、ほどなく、気配を確認する必要もないことを知る。
奥から二番目の部屋で、盛大ないびきが発生したのだ。

いったん階下に下りた参露は、不安そうな顔で待っている老夫婦にその部屋の主を尋ねた。
「軍団長様の副官殿がお住まいにございます」
老夫の答えを聞いた参露は、懐から金を取り出すと、老夫婦に押し付けた。
「外で飯でも食べてくるがよい。今宵はどこぞの宿にでも泊れ……言うまでもないことだが、それがしがここで査察をしていることは、決して口外してはならぬ」

薄汚い路地裏でこっそり吾玄と会っていた男が、吾玄の副官の部屋にいる。
この男と副官の間には、間違いなく何かある。
例えば、涼に何らかの便宜を図ってもらおうとした男が、副官に金を渡して面談の段取りを取ってもらった、とか。
そうなれば贈収賄であり、それこそ軍察監たる参露の出番だ。

一番奥の部屋に忍び込む。
ここで副官が帰ってくるのを待ち、二人の会話を盗み聞きするのだ。
本当なら、手前の部屋の方が何かあった時に逃げ出したりするのに都合がいいのだが、その部屋は生理的にまずい。
恐ろしく散らかっているため、性格的に盗聴よりも部屋の掃除の方に神経がいってしまいかねない。
男に気付かれないようそっと部屋の入り口前を通りぬけ、参露は奥の部屋に潜んだ。
あとは、副官が帰ってくる前に、部屋の主が戻ってこないよう祈るだけだ。

ただひたすら待つという行為は、意外と忍耐がいる。
大きくなったり小さくなったりと、単調でない男のいびきが何とも癪に障る。
だからこそ、廊下に足音が響き、そして声が聞こえた時は、緊張するとともにホッとした気分でもあった。
「おぬし! まだいたのか!」
怒声は、吾玄の副官のものだった。
「……あ、おかえり」
「おかえり、じゃない! 細作同士の接触は厳禁という掟を何だと思っている!」
「そう怒るな。吾玄将軍が何と言っていたのか、どうしても知りたくてな」
「先ほどの会見のことなら、将軍は何もお話にならん。笑われるばかりでな」
「そうか。ならば、将軍が殿下に告発することはないな。ホッとした」
「告発?……どういうことだ?」
「それがな、変装だということがあっさりばれてしまったのだ」
「ブッ!」
「いやあ、参った」
「参った、じゃない!……おぬしのやったことは、閣下に対する疑念を将軍に持たせるようなものではないか! 閣下にどう申し開きするつもりだ!」
「正直に話すさ。とりあえず、閣下のご意向は将軍に伝えられたし、将軍が告発する気がないのなら、任務自体は失敗ではない」
「……それでは、将軍は軍団長選挙に協力すると言っておられたのか?」
「うーん。できる範囲で協力するとは言ってくれたが、選挙は別だとさ」
「それでは、ただの御用聞きではないか。実のある言質を取ってこその任務であろう」
「ヘコむようなこと言うない。洛陽に帰るのが怖くなる」
「知ったことか。さっさと帰れ。おぬしのおかげで、俺の寿命まで縮みそうだ」
「将軍の態度がわかれば、もう用はない……じゃ、世話になったな」
「あばよ。頭(かしら)にたっぷり絞られるがいい」
「あぁ、気が重い……」

細作。閣下。軍団長選挙。洛陽。
鼓動すら大きく響いているような気がして、参露は自分の胸を押えた。
あの男と副官は、郭図公則が放った細作。落ち着けという方が無理だった。
同時に、廬江太守・呉班の言葉を思い出す。
参露の心の中で、呉巨に独断出兵をそそのかした“都尉”の身体的特徴と、副官の容貌が一致した。
(あいつだ!……あいつこそが、吾袁両将軍の離間を成した張本人なのだ!)
怒気が湧き起こったが、ここは気取られぬよう、速やかに抜け出さなければ。
今後は副官を徹底的にマークすればよい。そうすれば、いつか尻尾を掴めるはず……。
だが、そういうわけにもいかなかった。
「おや、今日は早かったんだな」
誰かの声が聞こえる。
参露が潜んでいる部屋に住む校尉が、帰ってきたのだ。
「誰だ! 盗人か!」
校尉の絶叫を聞き、草は部屋を飛び出した。
そして、校尉の部屋に立つ男の顔を見極めるや否や、顔面を蒼白にして立ち尽くした。

「第二軍軍察監の参露である」
参露は覚悟を決め、背筋を伸ばして言い放った。
「軍察監任務遂行のため、この官舎を視察している。これは筆頭軍師の命令と知るがよい」
「視察だって?! いったいそれがしが何の罪を犯したというのです!」
「御辺の部屋だけを調べたわけではない。また、校尉だけを調べるわけではない。そして、第二軍将兵だけを調べるわけでもない」
そう言って参露は、剣の把に手をやっている草を睨み付けた。
「まあ、不満を抱く気持ちもわかるが、これも任務と承知してほしい。御辺らには御辺らの仕事があるように、それがしにも仕事がある、ということだ」
参露は、一歩前に踏み出した。
思わず草は、一歩下がった。

とんでもないところに、軍察監がいた。
第二軍分裂の黒幕を知っている男に、自分が郭図公則配下であることがばれてしまった。
(斬る……か?)
そう考えたが、今ここには、無関係の校尉もいる。
軍団長付副官が、筆頭軍師の派遣した軍察監を斬ったとなれば、大問題になる。
そんな草の心情を見透かしてか、参露はことさらゆっくりと、草の肩に手を置いた。
「任務に忠実であり過ぎると、時として自分のやっていることを見失ったりもする」
参露は、ジロリと草の目を見据えた。
「お互い、気を付けねばならんな」

「何がお互い、だ!」
参露が去った後、校尉は憤慨したように怒鳴った。
「勝手に人の部屋に忍び込んだりしやがって……いったい何様のつもりだ! おぬしもそうは思わんか!」
校尉に振られても、草は何も答えることができなかった。
動揺していた。
381洛陽 ◆I9WFnCXgeU :03/05/17 03:52
洛陽、太守府。
「首を刎ねますか?」
平伏している支援隊員を前に、細作頭が冷然と尋ねる。
恐れ入った支援隊員が、更に額を床に押し付けたのを見て、郭図公則は鼻を鳴らした。
「必要ない。とりあえず、私の意向を吾玄に伝えられただけでも良しとしよう」
「しかし、この者は勝手に閣下に変装し、挙げ句、吾玄将軍にそれを見破られております。閣下を窮地に立たせたこと、死をもって償わせるべきかと」
「こやつの言い分、そして什長の書状。これらを鑑みるに、吾玄は別に怒ってはいない。此度だけは、よい」
「それでは、不問にございますか?」
「伍長」
「は……ははっ」
「伍長の位を剥奪する。再び下級細作として、どぶさらいからやってもらおう」
「ははっ! 閣下の御慈悲、しかと胸に刻んで精励いたします!」
支援隊員は、飛び跳ねるように執務室から出ていった。

「閣下、申し訳ございません」
細作頭が頭を下げた。
「彼奴の失態は、直接の上司たるそれがしの責任にございます。何なりと罰をお申し渡しください」
「あれぐらい図々しい方が、何かと任務に使える。もうよい」
煩わしそうに手を振ると、郭図公則は草から送られてきた書状に、再び目を落とした。
「軍察監を密かに殺するは如何、か……」
書状を読み上げると、細作頭はその酷薄な顔をさらに無表情なものにした。
「什長の言はもっともなことと存じます。放っておくと、危険です。刺客を出しましょう」
だが、郭図公則はそれにも肯かなかった。

今、軍察監を殺せば、例え証拠を残さなかったとしても、いや、本物の事故による死だったとしても、希代之は郭図公則の手によるものと断定するだろう。
そうなれば、あちらも報復に出てくる。そして、際限なく互いの細作が死ぬことになる。
その殺戮合戦の過程で、希代之が郭図公則の細作を捕らえ、拷問で口を割らせることに成功すれば、一気に郭図公則の立場は悪くなる。
以前郭図公則が、希代之の細作七人を洛陽で殺した時とは、状況が違うのだ。
382洛陽 ◆I9WFnCXgeU :03/05/17 03:53
「什長には、しばらく動かぬよう伝えておけ」
郭図公則は言った。
「軍察監がやつの身元を知った以上、全力でやつに探りを入れるであろう。下手に動いて、証拠となるものを捉まれてもつまらん」
「御意。吾玄将軍と袁奉将軍の離間も、もはやこちらから油を注ぐ必要もありませんでしょうし」
「ただ、第二軍への細作の増派だけはやっておけ。什長の身元が知れたとなれば、希代之もしゃかりきになって、細作を増やすかもしれぬ……何人回せる?」
「さようでございますな……腕利きでしたら、一人。それに中堅どころを三人ほど、といったところでございましょうか」
細作頭の返答に、郭図公則は渋面を作った。

細作を揃えるのには、時間と金がかかる。
呂砲とともに永安で挙兵して以来、郭図公則は少しずつ細作団を組織し、同じく自前の細作団を指揮する希代之と対抗していた。
ほぼ同規模だった希代之細作団との差を一気に広げたのは、洛陽太守となって以降のこと。
巨万の金を融通できる立場となるや否や、郭図公則はその財力の多くを情報収集面に充てたのだ。
その格差を更に広げたのが、洛陽事件。
この時希代之は、一朝一夕には揃えられない熟練の細作七人を、瞬時にして失った。

だが最近になって、両細作団の規模は接近する傾向にある。
郭図公則細作団の急速な拡大に危機感を抱いた希代之が、“量”の確保に力を入れ始めたのが、理由のひとつ。
全体的な質は当然落ちているが、細作それぞれが経験を積めば、再び両細作団が拮抗することも十分に予測できる状況となっている。
もうひとつの理由は、業βに派遣した郭図公則細作団の壊滅。
業β太守の曹丕は、第三軍を迎え撃つにあたり、領内に潜んでいる細作の駆除にあたった。
曹丕の細作狩りは徹底を極めた。
二十人近い細作が、ほんの一月足らずで音信不通となる事態は、いくら郭図公則でも対処しようがなかった。

郭図公則は舌打ちした。やはり、業βの損害が大きく響いている。
「計四人か……仕方があるまい。すぐに派遣せよ」
383許昌 ◆I9WFnCXgeU :03/05/17 03:54
許昌、筆頭軍師府。
「大手柄にございますな!」
満面に笑みを浮かべているのは、希代之の護衛隊長。
「洛陽太守の細作を割り出すとは! 翻陽入りして日が浅いのに、たいしたものです!」
「参露殿は良くやりましたが、吾玄将軍の懐に細作を潜伏させているとは、洛陽太守もさすがです」
護衛隊長の熱気を制するように、副官。
「これなら、危険を冒すことなく第二軍の詳しい内情を知ることができる……正直、そこまでやるか、という思いもいたします」
「それよりも、参露殿の身に危険が及ぶのではありませんか?」
心配そうに口を挟むのは、最近希代之の側近に加わった参謀だった。
「書状では、参露殿が細作の正体を見破ったことを、細作にも知られてしまったとあります。口封じのため、参露殿の命を狙って刺客を放つ、ということも……」
「おお、それはまずい! 参露殿の身を守る手立てを講じませぬと」
参謀の指摘に護衛隊長が慌てたが、希代之はゆっくりと頭を振った。
「郭図公則が参露の命を狙うことはない。任務の邪魔をするぐらいはやるだろうが」
希代之は、その根拠を三人に聞かせた。
それは、郭図公則が参露暗殺を決行しなかった理由と、まったく同一のものだった。

「吾玄と袁奉の離間に郭図公則が関わっていたこと。これははっきりした」
希代之は言った。
「吾玄の副官とやらに、なるべく多くの細作を張り付けろ。さすれば、郭図公則はその者に指令を伝達することも困難になる」
「いいですな。たまにはこちらからも、そういう嫌がらせをしてやりませんと!」
護衛隊長が嬉しそうに同意した。
ここしばらく、希代之細作団は郭図公則細作団に押されっぱなしだったが、ようやく反撃開始というわけだ。
しかし、何人増派できるか?という希代之の問いに、護衛隊長は下を向いた。
「何とか融通したとして……二名……今はこれが精一杯です」
細作の人数を増やしつつあるとはいえ、限度というものは存在する。
「満足できる人数ではないが、可能な限りの便宜は尽くそう。参露の頑張りには応えてやらねばな……ああ、それと」
しばらく宙に目をやっていた希代之は、思いつめたように目を細めた。
「例の件だが……参露にも伝えようと思う」
希代之の言葉に、副官と護衛隊長は眼を剥き、参謀は何事かと首を傾げた。
384許昌 ◆I9WFnCXgeU :03/05/17 03:54
例の件。
吾玄の愛妾を、希代之が世にも無残な方法で殺したことだ。
女を殺したこと自体には、希代之は今も後悔していない。
あの女を―呉の女細作を―消さなければ、第二軍はいつまでたっても呉攻略に踏み切ることはできなかったのだから。
しかしあの殺し方は、希代之の中で大きな染みに、そしてできることなら、これ以上知る人間を増やしたくない出来事となっている。
だが、参露からの書面を見るに、参露は第二軍内で極めて難しい立場に置かれているようだ。
言うまでもなくその原因は、愛妾を殺された吾玄の希代之への怒りだ。
そして、参露はその背景を知らない。
「自分の薄っぺらな名誉を守るため、私は何も知らせぬまま、参露を第二軍へ送り込んだ」
三人の腹心たちが見守る中、希代之は静かに言った。
「馬鹿だな、私は……結局のところ、自分のことしか考えていなかった。参露がこのことを知っていれば、他に身の施しようがあっただろうに」

「すぐに細作を翻陽へ送ります」
話題を変えるように副官が言った。
「ただ、間もなく第二軍は抹陵への進軍を開始するはずです。翻陽に着くや否や、すぐに抹陵へ向かわせることになるかもしれませんな」
ちょっとした冗談のつもりの一言だったが、希代之が笑うことはなかった。
「むしろ、そうなることを祈りたいものだ。第二軍が抹陵を制圧する、ということだからな」
希代之は宙を仰ぎ見た。
「結局、抹陵攻め前に、吾玄と袁奉の仲を修復することはできなかった。第二軍は分裂した状態のまま、夏侯惇と戦うことになる。つまり」
希代之はそれ以上口にしなかったが、考えていることは副官たちにもわかった。
すなわち、派遣した細作たちは、魏軍に撃破され、翻陽に逃げ戻った第二軍の姿を目撃することになるかもしれない、ということだ。


※次回、「抹陵攻略戦」
こんな時間に殿下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
386洛陽の爺:03/05/17 07:45
>>370
む。あの行き倒れは助けると得をする行き倒れのようじゃな。
「どうなされましたじゃ? 誰にやられましたですじゃ?」



あ〜、ちょっと長うなるが、最初が肝心じゃから眠らずに聞くじゃよ。
皆ももう知っておるじゃろうが、わしら洛陽老人会が涼王様の直属の大司農様の直轄の
洛陽おたっしゃ倶楽部会員に抜擢されることになるじゃよ。
わしらは今後、立場上としては涼王様に組みするものとして行動する必要があるのじゃ。
じゃが心して欲しい。
「涼王派」、「洛陽太守派」などと言っても、彼らが統治する者であり、わしらが統治される者
であるという関係は変わらんのじゃ。
勿論、任務も大切じゃが、統治者の身勝手で苦汁をなめた、わしらが最終的に目指すのは、
いずれの派閥の勝利でもなく、わしら自身・わしら全員の幸福ということを忘れないで欲しい
のじゃ。わしらの豊富な人生経験を生かせば、断片的な情報からでも、もつれた糸をほどく
事も充分可能じゃからして、危険に身を投じてまで任務を遂行する必要もないしの。
また、この中には洛陽太守様にぞっこんな者もおるじゃろうが、わしらが分裂して争っても
何の得もないことは、この年になりゃ判るじゃろう。そういう者にはなるべく洛陽太守様の
まわりでの情報収集をお願いするよってに、当面はそれで辛抱するじゃよ。
情報収集の結果、洛陽太守様に味方したほうが良いとなったとき初めて、会を挙げて
移らねば、わしら全員の身の破滅になりかねんことを、ゆめゆめ忘れるでないぞ。・・・以上。
じゃあ、解散! ・・・じゃなくて、いつものようにラジオ太極拳第1のあと門球開始じゃよ〜。
387希代之 ◆z0CIwyxq2Y :03/05/17 09:36
>>367
私の考えと全く同じだ。
武のみだと思っていたが意外とやるな。

それでは参謀本部に行ってくる。
客人は適当にあしらってくれ。
顔かっこいいなぁ。ありがたいです

郭図公則様はやはり他の人とは違う。
あんな独断行動をしたのに罰が暗いを下げるだけとは
いやはややはり支援倶楽部をもう一度復活させようかな・・・。

それにしても郭図公則様の変装を見破られるとは、この短気な所を直さなければ
というわけで山に今度こもろう。
389φ大涼芸能φ:03/05/18 12:00
大涼芸能創刊号発売以来、各方面から様々な反応を受けた。
涼の諸将からも睨まれ、取材が一向に進まない時期もあった。
そんなこんなで大涼芸能第弐号です。
創刊号以来のスレを読み返して登場人物の本編であまり触れられていない点及び些少の毒を吐いてみました。
○…仲が良い。一方的な好意。
×…仲が悪い。一方的な敵意。

呂砲:涼王。野放図でいい加減で無礼で、かつ女好きの戦さ下手。(本文より抜粋)
   黄巾賊に属していたという意外な過去を持つ。
   皇帝陛下は「韓王」の位を授けようとされたらしいが「涼」にこだわる。
   漢の再興か、涼の覇権か、真意は誰も知らない。
   実は「医術」は封印したのではなく、やり方を忘れたらしい。
   
 雑兵一号:呂砲から親衛隊「桃巾賊」の統率を任される。
      最近、戦場へ赴くよりも男の戦場へ赴く回数のほうが増えたという情報あり。
      本社としては、彼のギャグが最もツボにはまる。

 大司農:涼文官→長史→大司農と異例のスピード出世を果たす。
     漢を滅ぼすことに全力を挙げ、郭図公則との洛陽主導権争い、呂砲の嫁取りを策すなど権謀に長ける。
     涼安泰のため七同志の粛清も辞さない。

 洛陽の爺:大司農の細作。歳をとっているせいか文章が少々読み辛い。
390φ大涼芸能φ:03/05/18 12:01
郭図公則:現在は洛陽太守。前将軍に任命されるも辞任。曲者。数え切れないほどの敵を持つ。
       燕侵攻を心待ちにする傍ら、数々の策を涼国内に放つ。
       本板のいたるところに出没。
       呂砲とは別の意味で真意が読めない。町費に貸しがある。
       ○町費 ×希代之、馬参、廖衛
 
 見習忍者:郭図公則の細作頭兼副官。郭図公則配下の細作を直接統率する。
       最近はやかんの質があがったせいか、冷酷な時が多くなった。
       その巧みなやかん捌きを目にした者はまだほとんどいないそうだ。
       呂布内通時にお目にかかれるのかもしれない。

 諜報部末端構成員:見習忍者の部下。部下になった当初は呂砲の行動を追っていた。
              紙と筆を常に携帯するメモ魔。口癖は「要チェックや」らしい。

 郭図公則様支援倶楽部会員:ほとんどの会員が謎の死を遂げる支援倶楽部において生き残った猛者。     
              勝手に主君に変装するくらいの猛者。
               さぼり癖がある。伍長に出世するも、失態をおかしどぶさらいから再スタート。

 315番目の草:弐番支援会支部より頭角を表す。第二軍混乱の種を振りまいた。その功により什長となる。
         涼の録を食みながら涼を乱すことに疑念を持つ。
          現在は郭図公則の命で吾玄の副官として活動。故郷は洛陽。

391φ大涼芸能φ:03/05/18 12:02
廖衛:現在は上党。左将軍。馬参援護のために上党へ移り、兵士を慰撫中。廖姓を持つとある人物を探している。
   直情径行。部下に手を出す郭図公則が嫌い。熱血廷臣はもっと嫌い。
    呂砲には新しい世の実現を望んでいる。
    ○馬参 ×郭図公則、熱血廷臣

 廖影:廖衛の副官。上司と共に上党で出陣準備中。戦が好きで、政治が苦手な典型的武人。
     見習忍者を通して郭図公則と誼を通じているようだ。
      郭図公則からもらった「曲者の剣」と「曲者の鎧」を装備。

 廖衛将軍府主簿:廖衛の参謀格。ただし、主君の勢いに押されっぱなしである。

町費:第一軍軍政官。右将軍。現在は廖衛と共に馬参援護のため上党にいる。
    熱血廷臣と共に密かに涼を覆そうとしている。
    武力以上に一騎討ちが強い。雌雄一対の剣を扱う。金運のない苦労人。
     部下に敬語を使う、上司にしたい男ナンバー1。
     漢の忠臣を自認。襤褸は着てても心は錦。
    ○馬参、熱血廷臣、郭図公則 ×呂砲

 町費隊士長:兵士から出世。最近、諸将への勧誘工作を行っているかは本社もわからない。
       ただ、関羽、張飛とは親しくしているようだ。
        酒を飲んだら飲まれるタイプ。ライバルは雑兵一号。
392φ大涼芸能φ:03/05/18 12:03
馬参:征東将軍。第三軍団長として指揮を執るも、業β攻略失敗。
    また、董卓配下として洛陽焼き討ちの過去が露見する。
    尚、軍団長を務める短気な武将だが、その風貌は意外にも文官ちっくである。
    今は呂砲に尽くすことだけを考え、漢、涼といった枠にこだわりはない。
    ○廖衛、町費 ×郭図公則

 成都のおねえさん:第三軍団所属。好きな歌は(・∀・)スンスンスーン♪。武鵜に乗って戦う。
           ミス・マイペース。
          将来、馬参の副官になる…かもしれない。

吾玄:若き第二軍団長。安南将軍。愛妾をなくし、呉への復仇に燃える男。
  誰が呼んだか「鬼の吾玄」。戦嫌いな「鬼の吾玄」。
    袁奉との仲違いでは後悔しているそうだが、和解の時は訪れるのか。
    馬参同様、国へのこだわりはなし。
    ×袁奉、希代之

 吾玄隊兵士A・B・C:某三兄弟のように常に3人一緒。噂話が大好き。

旅の占い師:涼の武将でない数少ないキャラ。忘れた頃にひょっこり現れる
393φ大涼芸能φ:03/05/18 12:03
希代之:筆頭軍師。鎮東将軍。魏の軍師・荀ケとは同郷の義兄弟だが、詳細は不明。
     郭図公則と水面下でのバトルが激化中。
     呂砲が不忠をなすならば刺し違えてでも止めに入るつもり。
     ×郭図公則、呂砲(潜在的)

 希代之護衛兵:吾玄の愛妾・斐妹を虐殺する。郭図公則暗殺計画など意外と謀略を多用する。
        諜報は見習忍者に勝るとも劣らないらしい。
         町費隊士長に顔が似てるが同じ一族という話は聞かない。

 希代之副官:希代之護衛兵の学友。父は荊州の大富豪。絵が上手い。
       護衛兵と二人して「希代之に過ぎたるもの」と言わしめる。
        後世、倭の国でこの言葉が流行すると旅の占い師が予言している

 参謀本部:「戦略啄木鳥作戦」に始まり、筋の通った建設的な案を次々と出す。
       業β攻めはまだ行われていないので吉と出るか凶と出るかはわからない。

 参露:軍察監。希代之の名代として第二軍を元に戻すべく、軍師府から派遣。
    時々中の人がひょっこり顔を出す。
394φ大涼芸能φ:03/05/18 12:04
袁奉:第二軍団所属。後将軍。特技はコスプレ。翻陽攻略戦では呉の大増援軍を一手に引き受け奮戦。
   しかし、好漢ゆえに、吾玄との間に隙間を作ってしまった。
   吾玄に憎まれ、旧江夏軍に憎まれ、損な役回り。
   臆病な性格のためか、呂砲にはこのまま漢の臣であってほしいと願っている。
   ×吾玄

 にわか水兵隊長:翻陽攻略戦で袁奉その働きを認められ、副官となる。
         謀略は苦手で、郭図公則の計に翻弄される。部下に汝叡なる者がいる。

熱血廷臣:漢の忠臣。少府。呂砲を曹操と同一とみなし、これの排除を誓う。
     当初は魏、呉、燕の連合を策すが、涼国内で味方を募る。
     当面の目的は洛陽を焼き討ちにした馬参の処刑。
     廖衛とは犬猿の仲。
     ○町費 ×呂砲、廖衛、馬参

池田屋:料理自慢の宿屋。姉妹店は「寺田屋」「越後屋」「紀伊国屋」など。


 ※当誌は、事実および大涼芸能編集部の勝手な妄想の産物である。
395洛陽の爺:03/05/18 16:40
>φ大涼芸能φ殿
グッジョブ!



皆ももう知っておるじゃろうが、わしら洛陽老人会に賠償金として一戸につき米三斗が支給されることになるじゃよ。
正直少ないが、ここは感謝しようぞ。
そしてこれを原資に付加価値を生み出すのじゃ。具体的には・・・まだナイショじゃ。
前提として、恩賜の品を分割したり、それで利益を上げることをお許し頂かなくてはならんからの。

拝領の際、涙を流しながら、こう言ってみようと思うのじゃ。
「ありがたき品なれど、もう、いつ死ぬやも判らない身なれば、
このような大量の米、消費しきれるかどうかも判らず、
袋(=布)も、衣服を作っても、まだあまるぐらいあるゆえ、
ご無礼は承知なれど、これらの一部を、自由に金に換えることをお許しいただきたい。」とな。

泣き落としがダメなら「・・・お許し頂ければ、一石三鳥の様、お見せいたしますぞよ?」と利で吊ってみるじゃよ。
ほっほっ。

・・・・・つーわけじゃが、支給はまだかのう・・・。
396315番目の草:03/05/18 18:35
眠れない…。

あの軍察監を泳がせたまま、洛陽からの音沙汰もなし。

いままで驚くほど洛陽に利する結果になった。
その付けがついに回ってきたか。

よい機会だ、洛陽太守との接触の一切を絶とう。
 ・・空が白んでくる、また夜明け・・か・・・
>>341
>で、魏延だが、どうなっても知らんぞ。
>七同志よりも優遇しちゃうかもしんないだって魏延が好きなんですモノなわし。

七同志よりも・・・っていうのは困りモノかもしれませんが、

郭図殿が北伐に赴かれたあとの洛陽太守には、皆、当然、町費殿が就くものと思っていたが
魏延が大抜擢された。

・・・程度ならよいかもw
398見習忍者:03/05/18 23:22
呉領内での作戦は>>255順調の様だな。
呉滅亡時に愛妾が呉の細作でない事を知った時に、
吾玄将軍はどのように思われるであろうな。
軍師が証拠を持っていると言うが、
あの様な物の捏造は容易な事であるしな。

>315の草
最高とはいかぬが、良好な成果はあげている。
今後も兼ねてよりの指針に従えば問題は無い。
今後もお主の働きに期待している。

>支援会会員
洛陽のドブは広い、しっかりと働くように。

業βへの潜入経路はやはり・・・・・・だな。
まぁ何とも疑い深い曹丕の性格がよく現れた警備網だ。
399見習忍者:03/05/18 23:24
>>255ではなく>>355ですね…。
400ゲット!

>>389
>実は「医術」は封印したのではなく、やり方を忘れたらしい。

実は「医術」は封印したのではなく、「房術」に進化したのではw
>>400
房術を使う相手がいないよw
>>401
雑兵1号に使うのかと・・・・・
>>392
旅の占い師は消滅したらしいよ。
ぶっちゃけ外野イラネ
本編で上がったテンション下がる
ちったぁ遠慮しろよ
405吾玄隊:03/05/20 00:40
A「いよいよ魏軍と始めての対決だな。」

B「夏侯惇を総大将とする精鋭部隊らしいな。」

C「恩賞〜♪恩賞〜♪恩賞〜♪」

A「何、俺達だって涼の精鋭じゃないか!」

B「そうだな、魏軍にも袁奉軍どもにも
真の第二軍団の力を見せてやらないとな。」

C「恩賞〜♪恩賞〜♪恩賞〜♪」

A・B「確かにあの恩賞の山は魅力的だな♪」

※洛陽からの恩賞品(予定)の山を見て士気は高まっています!
406参露:03/05/20 00:54
>>404
このスレにおいて「内野」とは殿下と七同志以外に居られぬ。
そして殿下は「内野」「外野」問わず皆々様からの発言等無くして
このスレの発展は無いと以前から仰せになられておる。

それを覆すような>>404のような「外野」はどうなると言うのだ?
壱千弐拾四字以内に収まるように書状にて申し開き致すように。
殿下の納得出来る物でないのであればそなたは斬首といたす。覚悟いたせ。
407無名武将@お腹せっぷく:03/05/20 00:58
テンション下がる奴は読み飛ばせば宜しかろう
>>406
覚えよう放置
例えうざい応援レスのがあっても
内野は我慢して適当に相手しないといけないから辛いね
時折レスの端々から本音が見え隠れして冷や冷やするよ…

2chでやる以上それくらいは覚悟しないとやってられないと思うが
頑張ってください
一時限目:諜報とは何か?
諜報の大切さ心構えなどを学ぶ。
想像以上に奥が深く難しい。

ニ時限目:情報の集め方基礎編
諜報活動の基礎中の基礎。
今日は書簡を盗見した後の再封。手先が不器用なので苦手だ。

三時限目:道徳
郭図公則様が如何に偉大かを学ぶ。
この授業で居眠りでもしようものなら鉄ヤカンが飛んでくる。

四時限目:変装の仕方基礎編
潜入時等に必要な変装の基礎技術を学ぶ。
今日の講師の人、先日町中でどぶさらいしてた気が…気のせいか?

五時限目:心理学
人間心理についての学問。
深く学ぶと謀略などで役に立つらしい。

六時限目:地理、歴史
大陸の地理歴史(風土)を学ぶ。
暗記する事が多くて大変。

七時限目:基礎儀礼
基礎の儀礼を学ぶ固い授業。
潜入時などに必要だそうだ。

帰宅後本日授業を仲間と復習。
特に今日は再封の仕方を練習する。
その後課せられている基礎体力作り。
頑張って一日も早く細作として活躍したいものだ。
>>406
言うな。
占い師の二の舞になりたいのか?。
412長史:03/05/20 02:16
>>371殿下
洛陽おたっしゃ倶楽部?でございますか?
かしこまりました。茶屋を改築後解放致しましょう。
米の支給も直ちに手配致します。
お小遣いは・・・・・・御結婚の話をご承知頂ければ検討させて頂きます。

>>395
慈悲深い涼王殿下より老人会に対し米が支給される。
皆殿下の御徳に深く感謝いたせ。
無論用途に付いては詮索はしない。
殿下は御心の広いお方であるのでな。

>>軍師殿
第二軍団内で貴下の軍察官の素行が良くないとの情報が
>>282入っています。
さらに味方を陥れる良からぬ噂を振りまいてる。との話もありますが、
真偽の程は如何なのでしょうか?
下手なレスで怒らせて荒らされようものならせっかくの良スレがもたーいない
変なのは放置が一番
じゃあ以下>>404はNot Foundという方向で。
415無名武将@お腹せっぷく:03/05/20 08:07
あぼーんできればなぁ(苦笑
荒れるから煽るのは止めときなさい
まあ一度事があれば、心配するものも多いということで。
それほど普段はROMに徹している人がいると言う事でしょう。
今後とも頑張ってください。
418佞臣その3:03/05/20 13:15
>>412
第二軍内部での軍察官の動き、どうやら軍師と洛陽太守との確執
が原因のようですぞ。ここは一つ更に混乱を煽って、洛陽太守の力
を削ぐ事が肝要かと存じます。
軍察官に内密に渡りをつけ、なにかと恩を売ってはいかがでしょう?。
事が済めば、涼王殿下に軍察官の所業をあることないこと吹き込めば・・・・。
さすれば洛陽での我らの仕事もやりやすくなるかと存じます。
手筈の方は既に・・・・。
419郭図公則 ◆2getuRmEIU :03/05/20 13:55
細作一同に緊急通達
放置を覚えられないふりをして撹乱を図る魏の間者を現在の任務を放棄してでも撃破せよ。
また、>>418の首を私の所へ持ってこい。
420参謀本部:03/05/20 16:32
>殿下
イエイエ、こちらこそ影が薄くて申し訳ありませぬ。
精進致しますので見捨てないで下さいね?w

>副官殿
お役目ご苦労様です。
あ、私の事はなんと呼んでも差し障りありませんのでご安心をw

>軍師様
アッ、これは軍師様。
わざわざご足労いただき恐縮です。
私の作戦案についてのお言葉は耳にしております。
確かに袁将軍は水の人にございました。
軍察官殿が万一失敗に終わった場合に、という程度の策とすべきでしょうか。
新規に軍団を設立するとなると、いろいろと手順を踏まなくてはなりませんしね…。

>大涼芸能サマ
吉と出るか凶と出るか…結果次第では首が飛びますね。
がくがくぶるぶる。
なんか荒らしまでネタにしてもつまらんぽ
その分、本編頑張ってくれ
空気の読めない厨キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
423無名武将@お腹せっぷく:03/05/20 23:21
age
あ、あれ?
さっきまでめちゃくちゃ荒れてなかったっけ??
425無名子:03/05/20 23:31
>>424
あぼーんされたのかと。

>涼王でっ・んかっ
はてさて御苦労さまで御座います。
第2軍どうなる事でしょうなあ?、両将軍の仲、裂くべきや?、或いは修復すべきや?。

袁将軍がなかなかおいでにならないので、話を創るのも大変かと。

#がんばってくだされ。
あぼーん跡が残るはず。なのにねぇよ。
>>426
削除整理版で削除が受け付けられております。
荒れてない荒れてない気にしない気にしない一休み一休み
429池田屋主人:03/05/21 00:13
大涼芸能の定期購読を申し込んできた。

>>392
あの出入り禁止の象使いの女が第三軍の副官候補?!
副官になれば良いお客さんになる・・・・・・いや損害の方が大きいな。

最近新しくお達者倶楽部なる茶屋ができた。
何でも涼王様の高齢者福祉の一環だとか。
その影響か老人会が妙に活気付いている。
新しい楽しみができたなどと言っているらしい。
お茶や碁などは今までもやっていたはずだけど・・・はて?
430希代之副官:03/05/21 01:22
>>希代之様
吾将軍の件では、ことを公にしないという気遣いが
かえって仇となっているようです。
もとよりそれは殿下のご意向でもあるのですが、本来なら
妄説を粉砕するには真相を明らかにするのが一番です。

殿と吾将軍の関係修復の機会など、もう無いと思えば無し。
…しかし、あると思えば有る。私にはこれ以上申せません。

さて。抹陵攻略が成れば、
鉄器・武具・それから絹。温州の柑子や茶。
許昌や洛陽の市もにぎやかになりましょう。
その件についてもご相談を……
431希代之護衛兵:03/05/21 01:55
希代之様>
第二軍に派遣した細作からの報告でございます。
希代之様の指示どうりに、呉玄将軍の副官に貼り込まさせましたが、
今のところ警戒してか、副軍師殿の細作団と連絡はあまり無いようです。
しかし調査の結果、呉玄将軍の副官は、副軍師殿よりも、
呉玄将軍に惹かれている様子でございます。
このままだと、副軍師細作団を離反する可能性も・・・。

これは余談ですが・・・離反した場合、うまくいけば、
呉玄将軍と袁奉将軍の仲を戻すことができるかもしれません。
まだどうなるかわかりませんが、引き続き調査を続行させます。
ことを早く進めるのであれば、ご命令ください。
432洛陽の爺:03/05/21 02:52
>>412
老人会を代表し、篤く御礼申し上げますですじゃ。
我ら老人会、涼王殿下の御慈悲・御徳に深く感銘いたしました上は、
微力ながら曹賊退治(表向き)のお手伝いをさせていただきまするじゃ。
また、大司農様には、我らのために貴重なお時間をさいて頂き誠にかたじけのうござりまする。
何かお役に立てることがござりましたら、遠慮のうお申し付けくださいませですじゃ。


>>429
> 最近新しくお達者倶楽部なる茶屋ができた。
おお、もうできたとな! さすが大司農様は恐ろしいほど仕事がお速い。見習わねばのう。


>池田屋主人殿
やあ、これはこれは、池田屋のご主人殿ではござりませぬか。
いや〜、涼王殿下の世になって、やっと洛陽焼き討ちの賠償金を貰えましたじゃよ。
わしは前から思っておったが、やはり涼王殿下こそが天下を治めるにふさわしいと思いませぬか?
わしらは、これから涼王殿下のために曹賊退治をお手伝いすることに決めましてな。
まだこれからの話なんじゃが、今から年甲斐もなく興奮しきりなんですじゃ。
おお、そうじゃ、池田屋主人殿も一緒に曹賊退治はいかがですかな?
433洛陽の爺:03/05/21 03:29
よしよし、条件は揃ったの。 ではこれより作戦を説明するぞよ。
かな〜り長くなるが、何せ、あの洛陽太守様の組織に追いつけ追い越せじゃからやることは山ほどあるんじゃ。
まず、米は1斗ずつ3つに分けよ。袋は錦と布に分けよ。そのうち、米1斗と赤い錦は今後のために保管せよ。

次に、米1斗で、どぶろくをつくるのじゃ。
どぶろくづくりは禁止とは聞いておらんからまぁよいじゃろうて。
「恩賜の米より作ったどぶろく」略して「おどろく」(仮称)を、簡易の酒場を設けて、市価の3倍の値で売り出すのじゃ。
狙いは、「酒場での情報収集」、「敵味方の判別(涼王殿下ゆかりの酒の買い方・飲み方を見る)」、「収入」じゃ。

残った米1斗と赤い布は、そのまま売るのじゃ。ただし、小分けにな。
「この米を祭壇に祭れば、寿命が“けっこう”伸びまっせー」が売り文句じゃ。
米(半合)のみの価格は、洛陽の平均給料1ヵ月分。「老親への感謝の印としていかが?」が殺し文句じゃ。
米(半合)とそれを包む赤い布のセットの価格が、洛陽の平均給料3ヵ月分。
殺し文句は「求婚の品としてもいいかも?」・・・ではなく、「赤い布付き=涼王殿下のご加護も“きっと”期待できます」とする。
お一人様各1品限りのご奉仕とし、購入された方のおところ・お名前を記録させてもらう。
狙いは、「孝行者の判別(記名あり)」、「敵味方の判別(記名あり&祭壇の赤布を見る)」、「収入」じゃ。

いずれも半端なく高いのは、暴利をむさぼるため(だけ)ではなく、涼王殿下の価値を貶めないためでもあり、
このような高値に対する様々な反応を見るためであり、高値でも買おうとする者を見いだすためでもあり、
また、活動を長期に渡らせようとするため(簡単に売り切れにくくするため)の作戦でもあり、
敵の買占めを防止する(仮に買い占められても敵の財源を削れるようにする)ための作戦でもあるのじゃよ。

さあさあ行動開始じゃ。ぬかるでないぞよ! (売れ行きのほどは、殿下の筆にお任せいたしまする・・・)


をっと、長安に手紙を出さねばならんのじゃった。
「元・洛陽老人会(長安残留組)の皆様へ」・・・と。
434あぼーん:あぼーん
あぼーん
やめろ、旅の占い師さん。
436あぼーん:あぼーん
あぼーん
437無名子:03/05/21 11:24
>435

嘘はやめましょうね、荒らし君。
438参露:03/05/21 17:25
作業の方は順調か?

…なるほど。第二軍において某の悪評は止まる所を知らずか…
四則様の副官を装うあの男の手でこの事が
洛陽太守府にまで届いているやも知れぬな…

…次の指令だ。某を屠るために到越様と四則様が共謀するように献策を行うのだ。
到越様配下の水兵隊長殿と四則様の副官を装うあの男の共同作戦を振り撒けば良かろう。

あの男と洛陽太守府の繋がりは見えたが、まだそこからの展望はみえぬ。
洛陽太守様の利敵行為に関する情報収集等も怠るな。


両将軍の仲を修復する為だけにこの命をささげる…か。
もし某が死ねば、この事に関して事実は封印すべきであろうな。

…そうなれば後世に我が名が「愚者」の代名詞になる事は必定か。ま、それもまた良し…
     |
     |■\
     |∀` )  ダレモイナイ・・・
    ⊂  ノ  ワショーイスルナライマノウチ・・・
     |' ノ
     |__)


   ♪
     ♪    /■\
         (∀`  ) ワショーイ
        ⊂   ⊂ノ   ワショーイ
          ( ヽノ
          し( __)


   ♪
     ♪    /■\  ワショーイ
         (  ´∀∩  ワショショーイ
         (つ    ノ
           ( ヽ (
           (_)_)


     |
     |'■\ ニゲロー
     |∀` )
     |   つ ―
     |Y 人  ―
     |(_)'J  ―
>>438
あなたのレスがきっかけで荒れたんだから、謹慎するなり副官殿のBBSででも
謝罪するなりしたらどうよ。荒らしに反応したの二度目だろ。
>440

それについちゃあ>>419の郭図公則氏の発言の方が直接の引き金に・・・・
まあどっちもどっちだがな
>>385
「週いちペース死守!」と夢中になってたら、あんな時間になっておりましたですよ。

>>397
その程度までだろうね>魏延の処遇
個人的にその人物像が大好きで、なおかつ乱撃5を最初から持っているので、魏延はいつも重用している武将です。

>>400
(*^^)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆ワカッテルヒトハワカッテオルワ!

>>401
ヽ(`Д´)ノ ソ、ソンナコトナイヤイ!

>>402
ヽ(`Д´)ノ ンナワケナイヤイ!

>>404
このスレを楽しんでくれているが故の意見だと思うので、レスします。
正直な話、自分がやりたいからこそ続けているわけではあるけど、一本話をまとめるのには、けっこう時間と気力が必要だったりして、なかなかテンションが上がらないこともある。
そんな時に書き込みがあると(ネタ振りであるないを問わず)、「おーっし、今夜は徹夜してでもやる!」ってな気分になる。
この手のスレをやっていると、無反応ってのが一番つらいわけで(荒らしと同じ心境かもしれん)、その意味ではレスそのものが、次の話に取りかかる気合付けになってるのです。
どうかその点を御理解願わしゅう。
「本編自体が盛下がってるな」と思われぬよう、わしも頑張る所存ですので。

>>410細作予備軍のとある一日殿
ワラタ。
「郭図公則編」突入までに、貴下が無事卒業できることを切に祈る。

>>419郭図公則殿
と思ったら、撃破してしまったかw
頑張って復活してください>細作予備軍のとある一日殿

>>412長史殿
結婚は……ま、そのうち。

>>417
えらくたくさん書き込みがあったので、かなりビクーリしました。

>>425無名子殿
できれば吾玄・袁奉両者を仲直りさせたいもの。
でも、あまりにもわしが好き放題で両者を喧嘩させてしまったため、仲直りの手段がサパーリ思い浮かばない。
両者の関係が修復できるかどうかは、第二軍に関連のある“すべての”登場人物のネタ振りが必須。
つーことでどうか頼むわ、爺さん。
>>426-428
削除人の技術も上がったのね。
以前は痘痕(あばた)のように「あぼーん」が残ってたのに。
削除依頼をしてくださった方、この場を借りてお礼申しあげる次第です。

>>433洛陽の爺殿
さっそくやっておるわ。
ま、あまり太守の猜疑を受けぬようにな。
おたっしゃ倶楽部には、やってもらわなきゃならんことがあるんだから>in郭図公則編

>>440-441
荒れる原因となる書き込みや、それに反応することがNGってのは2chのお約束ですが、今回は管理人殿がおそろしく素早く対応してくれたみたいですし、もうその辺で。
それにしても、4スレ目にして初めて管理人が出るような騒ぎがあったというのは、ある意味僥倖のようなもの。
このスレを大事にしていただいている皆様に、心よりお礼申しあげます。ありがとう。
445KIN ◆I9WFnCXgeU :03/05/22 00:08
漢帝国ニュースの時間です。
涼王府は今日、「事実と異なる報道がなされた」として、タブロイド紙の大涼芸能を相手取り、記事の訂正と謝罪文の掲載を求める訴訟を許昌地裁に起こしました。大涼芸能側は争う意向を示しています。
訴状によりますと、大涼芸能は涼王殿下に関する記述で、「『医術』は封印したのではなく、忘れたらしい」と掲載。この記事に関して涼王府は「まったく事実無根の捏造であり、涼王殿下の名誉を著しく損なうもの」として、提訴に踏み切ったものです。
大涼芸能側はKINの取材に対し、「記事は、涼王に極めて近い筋から……ゲフンゲフン、とにかく厳密な取材に基づくものであり、事実であると確信している」として、全面的に争うとしています。

(翌日のKIN)
漢帝国ニュースの時間です。
涼王府に近い大通りで今日、不審な男が一時間にわたって奇行を続ける騒ぎがありました。
目撃者の話によりますと、男はピンク色のレオタード姿で、お尻を両手で叩きながら、「ビックリするほどユートピア! ビックリするほどユートピア!」と連呼し、踏み台昇降を繰り返していたということです。
約一時間奇行を続けたところで、仲間と思われる桃色装束の若者が「隊長、時間です」と伝えると、男は「こんなこっちゃ当分夜街通いはできないよ」と、泣きながら涼王府に駆け込んだということです。
なお男の額には、デコピンの跡と思われる赤紫のアザがあったそうです。
男の素性について、涼王府は沈黙を守っています。
なお、涼王殿下は今日、許昌解放記念式典に出席しましたが、護衛役の親衛隊長の姿はありませんでした。
涼王府では「懲罰……じゃなかった体調不良に伴なう病欠」としています。

次のニュースです。
涼王府が大涼芸能を相手取り、謝罪文の掲載を求めた訴訟で、涼王府は今日、提訴を取り下げました。
提訴取り下げの理由について、涼王府はコメントを出していません。

※すみません。続きは後日。
446雑兵1号:03/05/22 00:54
大涼芸能が私のファンだからって、そんなひがまなくてもいいじゃないですか。
447山崎渉:03/05/22 01:10
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
448無名武将@お腹せっぷく:03/05/22 01:35
http://qb.2ch.net/test/read.cgi/saku/1029933198/

330 名前:無名武将@お腹せっぷく[age] 投稿日:03/05/20 23:02
削除対象アドレス:
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1046700921/423-464
削除理由・詳細・その他:
5. スレ趣旨から外れすぎ、会話が成立しない
6. コピペ・必然性のないAA
8. URL表記・リンク
上記レスの範囲でほぼ放置しています。
個々については削除人氏の判断にお任せします。

333 名前: ◆IRON/hM2wc [] 投稿日:03/05/21 23:39
削除対象アドレス:
1.http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1046700921/434
2.http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1046700921/436

依頼理由:
8. URL表記・リンク
宣伝リンクと、以前に削除依頼された人のリモホ晒しです。

http://that.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1051964995/912より転載

449洛陽の爺:03/05/22 02:18
危ない危ない。気を抜くと涼王殿下に惚れ込みそうになるわい。
どんな為政者でも、いつか民衆に牙をむく可能性はあるのじゃ。
老人会の長たる者、それを忘れてはなるまいぞ。
・・・と頭では思うのじゃが・・・。涼王殿下は「当代きっての人たらし」というべき人物やものう。



さて・・・、曹賊退治(表向き)には、やはり
洛陽太守様をはじめ、洛陽太守府との連携も密に取る必要があるのう。
・・・という名目で、偵察も兼ねて洛陽太守府に向かうとするかの。

そのついでに、『洛陽太守様の評判を上げる機会をプレゼントするために』
「門球場の整備」を洛陽太守様に直談判してしまうつもりなのじゃ。

今、洛陽で話題騒然?の洛陽老人会に対して、
涼王殿下は「長寿の米三斗(豪華な錦の袋入り)」を施し、
大司農(長史)様は「洛陽おたっしゃ倶楽部」を設けることにより、
御徳と威光を示されたわけじゃが、
洛陽太守様だけ何もしないというのは(下手をすれば悪評にもなるし)
いい気がしないのじゃなかろうか・・・という計算じゃがの。

はてさて、うまく仲良くなれると良いが、洛陽太守府の方々はどういう対応に出られるかのう。
何にせよ、楽しみじゃの。 ほっほっ。
450無名武将@お腹せっぷく:03/05/22 02:59
シャア少佐って10回、早口でなくていいから続けて言ってみ。

シャア少佐って10回、早口でなくていいから続けて言ってみ。

シャア少佐って10回、早口でなくていいから続けて言ってみ。
>>444
管理人じゃないと思われ
ゴミレスすまそ


これからも頑張って下さい
殿下、ご機嫌はいかがですか?
こちら、第三軍では動揺も少しは収まりました。
ただ、あくまでも「少しは」であり、又、「表面上は」の事ではありますが。

……この書簡をしたためさせていただきましたのは、
そのことに関して、言上したき儀が御座いまして……。

唐突では御座いますが、町費殿を第三軍の主席副官に任じて頂けませぬでしょうか?
今、第三軍は軍団長の馬参殿が気が優れないようなので、第三軍の編成を初めとする
事務処理の類を、私や廖影殿、主簿殿が行っております。
他の将軍達は、兵士の慰撫で手一杯で御座いまして、正直、人手が足りない状況で御座います。
それでなくとも、いつ暴動が起きるか心配でして……。
そこで、温和な町費殿を副官に据え置き、兵士をなだめられない物かと……。
一応、私でもなだめる事はできますが、再編成に時間を取られてしまい、
主簿殿の話では、私が不在の折には、険悪な空気になってしまうようです。
それと、無理を申し上げましたのは私ですので、事務処理は私が全て引き受けます。
間違っても町費殿を仕事で忙しくさせたりは致しません。

どうか御一考をお願いいたします。
左将軍 廖衛
呂砲氏は器量大きいね。あれだけこのスレに迷惑かけた占い師を許すなんてさ。
454無名武将@お腹せっぷく:03/05/22 19:12
           ☆
        / ̄|   ☆
       |  |彡   ビシィ
       |  |                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ,―    \                | 
     | ___)   |              ∠  ここ良スレ。
     | ___)   |       ノノハヽ     \______
     | ___)   |\___(VoV从 _____
     ヽ__)_/ \___     _____, )__
         〃  .       /    /     / /    〃⌒i
         |          /    ./     / /    .i::::::::::i



許さないと言っても何も出来ないだろ。
余計荒らしを刺激するだけ。
>453
>455
濡れ衣着せても呂砲氏はとっくに知ってるゼぼうや
占い師のせいにするのはいいかげんにしな
藻前らがやってるのは皆しってるさ
俺がいっているのは前回の問題発言&荒らし触発のこと。
>>453
せっかく呂砲殿が騒ぎを収めかけたのに、なんで煽り合い必至の書き込みをする?
459無名武将@お腹せっぷく:03/05/22 20:49
  ハワーン!!        犬の肉は
     ハニャーン!!    ∧_∧  おいしいニダ
      ゚。∧∧n ∩ニ`Д´  >   
      。・(;T0゚) `'´*≡と   )
      (( (ノ、___つ (_(_つ
>457
ごまかすなよぼうや
荒らしに構うのは荒らしと同等の行為だよ
お互いに煽り合うことで荒れ続ける
462無名武将@お腹せっぷく:03/05/22 21:24
このどれかだな

1.荒らし一人による自作自演(マッチポンプ
2.複数による荒らしの低レベルな喧嘩
3.荒らしと放置できない自治厨
>>462
※sage進行でお願いいたしまする。
464廖影:03/05/22 22:38
>>311執務室にて(>>452の書簡以前ということで解釈願います)
殿、此度の苦境を盛り返す策、それがしにございます。
残念ながら今の馬参軍団長では業βの攻略は難しいかと思います。
それは兵の様子を見ても明らかでございましょう。我々は一刻も早く兵卒の再編成にあたらなければなりません。
そこで、ここは一時的に殿が軍団長となり、馬参将軍に先陣を任せられてはいかがでしょう。

殿は馬参将軍の面目を潰してしまうと思われるかもしれませぬが、それ以上に業βの陥落が優先事項です。
また、このまま馬参将軍の采配で万が一にでも敗れれば、いくら馬参将軍といえども厳しい処罰を免れることはできないでしょう。
馬参将軍が先陣で大功を挙げてくだされば口やかましい廷臣を初め、国内の混乱も収まるはずです。
それがしとて馬参将軍には深い恩がございます。我らで馬参将軍の窮地をお救いしようではございませぬか。
465洛陽の爺:03/05/23 01:02
というわけで、わしは洛陽太守府に出向いてくるじゃが、
皆は、おたっしゃ倶楽部の方で、さり気な〜く聞き込みを続けてもらえるかの。

寂しい老人から子・孫らの自慢話を聞いてあげながら、
洛陽太守様との関わりを持つ者がいないかどうか探るのじゃ。
より具体的な活動状況まで聞き出せればなお良し、じゃ。

それから、曹魏とのつながりがある者のリストも頼むぞよ。
ちっと前までは、この洛陽も曹魏領だったのじゃから、そう少なくはないはずじゃて。
こちらは「もののついで」じゃが、まぁ、いずれ何かの役に立つこともあるじゃろう。

では、行ってまいるぞよ。
466あぼーん:あぼーん
あぼーん
もう旅の占い師は、追放にしなせえ。
ありゃ駄目だ。全く救いようが無い。
自分から呂砲殿に喧嘩売っといて、しゃあしゃあと戻ってきてもな。
>>467
自治厨ウゼエよ
469廖衛:03/05/23 13:19
(>464に乗って)
私が軍団長代理に!?
・・・・・・(そういう方法もあるのは解っている。しかし……)。
い、いやそれはならぬ!それはならぬぞ!
形式上とは言え、私の下に馬参殿を置いては、混乱が起きるは必至!
また、私では軍師・陸遜殿やホウ徳殿を初めとする諸将が従わぬだろう。
我らは今は再編に専念せねばならぬ。
それに、今は防備を固めておかねば、北方戦線も危ない。
それと、前回の敗戦の時、馬参殿はわき目も振らず、敵将呂布に突進していったと聞く。
馬参殿は呂布に因縁がある故にそうしたのであろう。
先陣を任せればご自分の危機も省みず、戦いに行ってしまうかも知れん、
やはり先陣は我らで行くべきだ。
苦境を脱するには他にも方法があるはず、後で考えておく。

……廖影殿、貴殿が私のために献策してくれたのはありがたい。
だが、私にはそれはできぬ……。
馬参殿には並々ならぬ、それも一生涯かけても返しきれぬご恩があるのだ……。
そのような恩人に対して、面目をつぶすような真似はしたくない。
すまぬ……、どうか解ってくれ……。

(主簿殿打開策ネタカモン。)
470あぼーん:あぼーん
あぼーん
471無名武将@お腹せっぷく:03/05/23 20:21
     この呪いレスを見た人間は十三日以内に死にます。
      ※あなたに訪れる死を回避する方法が一つだけあります。
     それはこのコピペを一時間以内に7つ、別のスレに貼り付ける事です
占い師氏もイチイチ釣られ過ぎ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄      (´´;;
     ∧∧           (´;;
    (゚Д゚ ;)⌒ヽ
     U‐U^(,,⊃'〜...

粘着キティーはスルーしろ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
  ポ  ∧∧  ポ
  ン  (゚Д゚ ,) . ン
   (´;) U,U )〜 (;;).
(´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)

※sage進行でお願いいたしまする。
473廖衛将軍府主簿:03/05/24 02:10
>469
そうですなぁ。
そう言う事でしたら町費将軍を主席副官ではなく、
軍団長代理にご推薦しては如何でしょうか?
好都合な事?に馬参将軍も殿も心労で倒れている。と言う事になっています。、
代りに七同志たる町費将軍が指揮を取るのは自然な流れかと。
温厚篤実な町費将軍であれば、将兵の動揺も鎮まりましょう。
特に第三軍は洛陽攻略戦の折に、町費将軍に仮があるとの事ですし。
殿、如何でしょうか?
474洛陽の爺:03/05/24 04:10
>>443
> できれば吾玄・袁奉両者を仲直りさせたいもの。
> でも、あまりにもわしが好き放題で両者を喧嘩させてしまったため、仲直りの手段がサパーリ思い浮かばない。
> 両者の関係が修復できるかどうかは、第二軍に関連のある“すべての”登場人物のネタ振りが必須。

ふむぅ。涼王殿下はカナーリお悩みのようじゃの。
それほどの重大な案件は、期限を区切って評定を開かれるというのはいかがじゃろうかのう。



まぁ、「第二軍に関係ない者の、拘束力のない意見」を述べさせていただきまするとじゃな、
犬猿の仲を近づける要因としては、

・上からの命令 (権力があるほど良い)
・共通の敵 (強大であるほど良い)
・共同しなければ防げない危機 (ギリギリなほど良い)
・共同して勝ち得た勝利 (苦労するほど良い)

などがありまするが、心から打ち解けるためには、最後はヤパーリ

・嗚呼、青春の殴り合ひ

これに尽きまするでしょうなぁ・・・。


・・・誰じゃ、「古い」とか言うとるのは。
これは温故知新というやつじゃよ。 ほっほっ。
475無名武将@お腹せっぷく:03/05/24 06:07
シネ
洛陽の爺様。
頻繁な書き込みを嫌う人がいます。
ネタ振り以外は、BBSを使用された方がいいのではないでしょうか?
>>476
呂砲氏以外の方がああしろこうしろと命令するのはいかがなものかと。
命令、か・・・。
まだしばらく荒れそうだ。
479あぼーん:あぼーん
あぼーん
480見習忍者:03/05/24 23:39
>>410
閣下の為にしっかりと励むのだ。
未来の諜報はお主達の双肩に掛かっている!

>>465
何老人会の代表がタカリに来たと?
先日、長史に茶屋や米をたかったばかりではないか。
しかも、奴らは長史の元で諜報に従事しているはず。
一体どう言うつもりだ?

>>閣下
長史の元で諜報に従事している
老人会の代表が面会を求めております。
如何取り計らいましょう?

>>315の草
お主の正体が知られたとは言え、軍師達に何ができる訳ではない。
離間の事など奴らの「 妄 想 」に過ぎんのだからな。
とは言え、目障りなのは確かだな。
軍察監を軍団内で孤立させ、信用を失墜させよ。
奴が一兵卒からも相手にされなくなるように仕向けるのだ。
既に評判は落ちているのでさして難しい事ではないだろう。
お主の働きに閣下も期待されている。抹陵の勝報も期待している。
481無名武将@お腹せっぷく:03/05/25 06:13
遅ればせながら 占い氏、推参♪

よくぞそんなヤクルト一本分ぐらいしか無いような脳みそで
パソコン使えますね♪
いや、スバラシイ!

ネタも面白くないし
こりゃせいぜいプチダノン一個分かな?

その程度の知能で、よくこのスレにカキコできましたね!
いやーがんばったねえ
おめでとう!!

その脳でこれだけできれば満足でしょ?
満足したら、早いところ回線切って、オヤツのナタデココでも喉に詰まらせて氏んでください。
481が偽者だということは、みんな承知している。
だから、誰も反応するな。
483無名武将@お腹せっぷく:03/05/25 12:28
2ぺージup--
最初の頃は毎週報告されるのがあんなに楽しみだったのに今はそうでもない
何でだろう?
このスレまだ生き残ってたんか。。。
あんたらホント好き者だねー

最初のスレの君主リプレイは面白くて読んでたが、
後半からオナニー小説の垂れ流しになってキモクなって読まなくなった。
486無名武将@お腹せっぷく:03/05/25 14:05
三国志時代のロールプレイじゃん
三国志板の何しに来てるんだ(ry
age房うぜぇ
>>484>>485
このスレがおまえらの嗜好に合うものではなかった。
だが、大好きな連中もいる。
それだけのこと。
「小説とは、すべからく自慰行為の延長にある」 byある作家
藻前にとって小説って何よw>485
釣りが静かなブームを呼んでいます。
好きなことやってりゃなんでも自慰行為
誰だよそのアフォ作家は>489
492あぼーん:あぼーん
あぼーん
なんでこんな荒れるスレになったんだろう……(つД`)カナスィ
494長史:03/05/26 01:44
>>418
放っておいてもあの二人の確執は激化していくであろう。
私はこれに乗じて先に軍師殿の力を削ぐ事を考えている。
昨今、軍師府には次々と優秀な人材が登用されているようだ。
漢王朝派の筆頭である者が力を付けるのは、
涼王朝にとって禍根となるであろう。
軍察官に関する情報を集めるのだ。
部下の失態は上司たる者の責任であるからな。
495無名武将@お腹せっぷく:03/05/26 08:22
       ∧_∧
       ( ・∀・)       )) 起きろ起きろ厨房は学校行け
       /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ      
      ノ   )        \ ))
     (__丿\ヽ ::    ノ:::: )
         丿        ,:'  ))
       (( (___,,.;:-−''"´``'‐'
496廖衛 ◆ttmECRHBeQ :03/05/26 13:21
>主簿殿
………う〜む。本来なら、その意見に賛成ではあるが、
町費殿が、曲者揃いの第三軍で纏め切れるかは微妙なところだ。
特に『第三軍・智勇の双璧』と謳われる、智の陸遜殿と武のホウ徳殿は馬参殿に心酔しておるからな・・・。
それに、たとえ代理とはいえ馬参殿が離れれば、「敗戦の所為で落ち込んでいる」
との中傷が起きかねん。
………よし、町費殿を主席副官に推薦し、我らはその補佐に回ろう。
ただ、此方の我が侭であるから、事務処理などは此方で処理することになるだろうが……。
ああ、心配せんでもいい。貴公等をこれ以上忙しくしようなどと、思ってはおらんよ。
貴公等の仕事は極力増やさないようにするから。
殆どは私が行おう。なあに、心配は要らぬよ、こう見えて事務処理はいくらか自信がある。
………では、今日はここまでにしておこう、そろそろ腹も減ったしな、ご苦労だった。
……おおい、料理を持ってまいれ。

(そして、書簡を出した後に倒れ、>452→>334→>336となるわけですな。)
すいません、最後の行>336じゃなくて、>337でした。
お詫びと訂正を申し上げます。
498無名武将@お腹せっぷく:03/05/26 16:30
  でつ 
  ,と)n 
| ̄`~ ̄|
~|三三|~
499あぼーん:あぼーん
あぼーん
500無名武将@お腹せっぷく:03/05/26 19:59
500を(σ・∀・)σ
501無名武将@お腹せっぷく:03/05/26 23:31
すっかり糞スレ化v
502あぼーん:あぼーん
あぼーん
503無名武将@お腹せっぷく:03/05/28 01:07

http://qb.2ch.net/test/read.cgi/saku/1029933198/

337 名前:よろしくお願いします[sage] 投稿日:03/05/25 22:28 HOST:
削除対象アドレス:
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1046700921/466-492

削除理由・詳細・その他:
4:議論を妨げる煽り等
5:スレ趣旨から外れすぎ、会話が成立しない
6:コピペ・必然性のないAA

上記レスの範囲で住人はほぼ放置しています。
個々については削除人氏の判断にお任せします。
どうぞよろしくお願い致します。

338 名前:お願い致します[sage] 投稿日:03/05/27 02:23 HOST:
削除対象アドレス:
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1046700921/498-502

削除理由・詳細・その他:
4:議論を妨げる煽り等
5:スレ趣旨から外れすぎ、会話が成立しない
6:コピペ・必然性のないAA

上記スレの範囲で住人による関与は当書き込み時点では存在しておりません。
個々については削除人氏の判断にお任せいたしますのでどうぞよろしくお願いします。
占い師を何とかして欲しかった‥
505無名武将@お腹せっぷく:03/05/28 02:21
全然、ぜんっぜん関係ないんだけどさ。



フェラーリのミニカー、コーヒー4本目で当たっちゃいましたヽ(´ー`)ノ
506無名武将@お腹せっぷく:03/05/28 03:22
目指せ流行語大賞
「ウホッ!いい男・・・」「やらないか」に投票お願いします!
http://pumpkinnet.to/ranking/words/
元ネタ知らない人はこれを見る!
http://gaty.hp.infoseek.co.jp/mangas.html
>all
ちょっと早いのだが、しばらく夏休みに入ります。
期間は、1週間か2週間か数カ月か不明。
願わくば参加者諸兄、その間のネタ振りを控えられんことを。
さらに、当分本スレの閲覧も控えられんことを。
保守の心配はなさそうだが、もし圧縮があってdat落ちとなった時は、時期を見てわしが5スレを立てます。
それでは皆様、お体に気を付けて、学業仕事に精励されんことを。チャオ。
武威凸∴┃∴∴∴┃∴∴∴∴∴凸薊∴∴凸烏丸∴┏┓凸襄平
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴凸晋陽∴∴∴∴∴∴北平凸┃┃┏┓∴
━∴━━┛∴∴∴∴┏∴━━∴━┳∴━━┳━━┛┗┛┗━
西平∴∴∴┏━┓┣┛凸上党∴∴∴南皮凸┃
∴凸∴∴安定凸┣┻┓∴∴凸業∴┃平原凸┣━━━┓┏━━
羌∴━∴━━∴┛∴┗━━━━━━━┳━┛北海凸┃┃倭凸
凸∴∴∴∴凸長安∴∴凸洛陽∴凸濮陽┃凸小沛∴∴┃┗━━
∴∴凸天水∴∴∴∴∴∴∴∴∴━━━┛┃凸下丕∴┃
∴∴∴∴∴∴∴∴宛凸∴∴∴∴凸陳留∴∴┏∴━━┫
漢中凸┃凸西城∴∴∴凸許昌∴∴∴∴┏∴┛∴┏━┛
∴∴∴┗┓∴新野凸∴∴∴∴┃凸汝南∴凸寿春┃┏━━━┓
∴凸梓潼┗━━━━━┳━┓┗━━━┛∴∴┏┛┃凸秣陵┃
∴∴∴∴∴∴襄陽凸∴┗┓┃凸江夏∴凸廬江┃┏┛∴呉凸┃
凸成都∴∴凸永安∴∴∴┃┗━━━━━━━┛┃∴∴┏━┛
∴江州凸┏━┓凸江陵∴┗━┓┏━━━┓┏━┛∴∴┗━┓
━━∴━┛∴┗━━━━━━┫┃柴桑凸┃┃∴∴∴会稽凸┃
∴∴∴∴∴∴武陵凸∴長沙凸┃┃∴∴┏┛┃∴∴∴∴∴∴┃
凸雲南∴凸建寧∴∴∴零陵凸┗┛∴∴┗━┛∴山越凸∴┏┛
∴凸南蛮∴∴∴∴凸交趾∴凸桂陽∴∴∴∴∴∴∴∴∴┏┛

 業=業β(鄴) 下丕=下丕β(邳)
509近衛 ◆Q/T/QKONOE :03/05/28 15:32
test
510山崎渉:03/05/28 15:51
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
511無名武将@お腹せっぷく:03/05/28 16:23
引っかかってんじゃねーよ馬鹿
512山崎 渉:03/05/28 16:28
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
正しいスレ早退の仕方
http://tmp.2chan.net/img2/src/1054105618090.jpg
514無名武将@お腹せっぷく:03/05/29 08:12
      (⌒Y⌒Y⌒)     三 ̄ ̄ ̄ ̄\        ζ              ____
      /\__/      /  ____|     / ̄ ̄ ̄ ̄\         /     \
     /  /    \       /  >⌒  ⌒ |   /         \      /  / ̄⌒ ̄\
     / / ⌒   ⌒ \   /  /  (・) (・) |  /\   ⌒  ⌒  |    /   / ⌒  ⌒ |
  (⌒ /   (・)  (・) |   |_/----○-○-|   |||||||   (・)  (・) |    | /  (・)  (・) |
  (  (6      つ |   | (6    つ  |  (6-------◯⌒つ |  /⌒  (6     つ  |
  ( |    ____ |   |    ___ |  |    _||||||||| | (  |  / ___  |
     \   \_/ /    \  \_/ /     \ / \_/ /   − \   \_/  /
      \____/       \___/        \____/          \___/
                                     
     ____                       _____          /\ /\
   /∵∴∵∴\     /⌒゛~ ̄ ̄ ̄\     / \\\\\        /   ̄  \
   /∵∴∵∴∵∴\  /  ____|\___\    /   \\\\\     /        \
  /∵∴//   \| |_し   ⌒  ⌒ |    / /   ̄ ̄ ̄ ̄\   /     ⌒  ⌒  |
 |∵/   (・)  (・) |  |∴   (・)  (・) |   |/         |  |      (・)(・)  |
  (6       つ  |  (6       つ  |   (6     ’ っ` ::|   |   三  ○  三   
  |    ___ |  |    ___  |   |    ___ |   |     ___  |
   \   \_/ /    \   \_/ /     \   \_/ /    |\   \_/ /
    \____/       \___/        \___/      \ \___//
515無名武将@お腹せっぷく:03/05/29 08:28
そんな事よりよ、ちょいと聞いてくれよ。スレと関係ないんだけどさ。
このあいだ、経済番組見たんです。経済番組。
そしたらなんか人がめちゃくちゃしゃべっててわからないんです。
で、よく見たらなんかテロップ流れてて、不景気日本、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、不景気如きで普段来てない番組に来てんじゃねーよ、ボケが。
不景気如きだよ、不景気如き。
なんかバカ芸能人とかもいるし。DQN芸能人が経済番組か。おめでてーな。
これは政治が悪い、バブルのつけだー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、経済教えてやるからそこどけと。
経済ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
中小企業のオヤジやサラリーマンがいつ失業して首吊ってもおかしくない、
食うか食われるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。DQN芸能人は、すっこんでろ。
で、やっとわかったと思ったら、隣の奴が、構造改革は、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、構造改革なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、構造改革で、だ。
お前は本当に構造改革を支持してるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、構造改革って言いたいだけちゃうんかと。
経済通の俺から言わせてもらえば今、経済通の間での最新流行はやっぱり、 ケインズ、これだね。
ケインズ乗数理論。これが通の政策。
乗数理論ってのは公共工事をやる。そん代わり国債が増える。これ。
で、それに減税。これ最強。
しかしこれをやると次からインフレがおこる危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前は、資本論でも読んでなさいってこった。
516無名武将@お腹せっぷく:03/05/29 08:52
過去ログから通常の話題をコピペ
投稿のかなりの部分をコピペに占有させる方法。
2chで対処不能な荒らしの方法のひとつ。

指摘する側は、まず、コピペである事の調査からはじめなければなりません。
膨大な過去ログを参照します。コピペする側より指摘する側にかなりの労力が
必要なんです。指摘できない場合も多々あります。
これを毎日毎日書き込み1件ずつ調べる人がいると思いますか?

仮に指摘しても通常の話題である限り、削除される可能性が低いです。
削除人にもよるけど、2chの削除基準は、極力削除を避ける方向ですよね?
その点で削除を逃れる事が可能なのです。

あとはコピペやり放題。指摘できず、削除できず。
私の知る限り完璧に荒らしが勝利するケースです。
>>516
こんな過疎板の過疎スレじゃそんなこと出来ないよ
コピペかネタ投稿かはすぐわかる
残念でしたね
518無名武将@お腹せっぷく:03/05/29 10:00
ウザイキエロ!!
520無名武将@お腹せっぷく:03/05/29 20:41
        し!     _  -── ‐-   、  , -─-、 -‐─_ノ
    童    // ̄> ´  ̄    ̄  `ヽ  Y  ,  ´     )   童 え
  20 貞    L_ /                /        ヽ  貞  |
  歳 が    / '                '           i  !? マ
  ま 許    /                 /           く    ジ
  で さ    l           ,ィ/!    /    /l/!,l     /厶,
  だ れ   i   ,.lrH‐|'|     /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、_iヽ
  よ る   l  | |_|_|_|/|    / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/   / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
  ね の   _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ      ,イ ̄`ヾ,ノ!
   l は  「  l ′ 「1       /てヽ′| | |  「L!     ' i'ひ}   リ
        ヽ  | ヽ__U,      、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,      ヾシ _ノ _ノ
-┐    ,√   !            ̄   リ l   !  ̄        ̄   7/
  レ'⌒ヽ/ !    |   〈       _人__人ノ_  i  く            //!
人_,、ノL_,iノ!  /! ヽ   r─‐- 、   「      L_ヽ   r─‐- 、   u  ノ/
      /  / lト、 \ ヽ, -‐┤  ノ  キ    了\  ヽ, -‐┤     //
ハ キ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`hノ  )  モ    |/! 「ヽ, `ー /)   _ ‐'
ハ ャ   ヽ/   r-、‐' // / |-‐ く    |     > / / `'//-‐、    /
ハ ハ    > /\\// / /ヽ_  !   イ    (  / / //  / `ァ-‐ '
ハ ハ   / /!   ヽ    レ'/ ノ        >  ' ∠  -‐  ̄ノヽ   /
       {  i l    !    /  フ       /     -‐ / ̄/〉 〈 \ /!
521無名武将@お腹せっぷく:03/05/29 23:15
「これで、なんか好きなもんでも買いなよ」
「ありがとうございます」
「金ならいくらでもあるから」

 そして鳥山明はジャンプの裏事情を色々と教えてくれた。
冨樫義博はマンガ家志望者に「絵が雑過ぎる」とか
「マンガ家としての誇りを失った」とか言われてブチ切れてるらしい。
あと『ヒカルの碁』の突然の連載終了は、
梅沢由香里がほったゆみの旦那と不倫して、
ほったゆみが電波な人になったのが原因らしい。
終了直前のストーリーは和月伸宏と編集者がやっていたそうだ。
「これ、絶対ヒミツだぜ」と口元に人差し指をあてる鳥山明はとても澄んだ目をしていて、
わたしは「ああ、やっぱりこの人はいい人なんだな」と思った。
あと梅沢由香里も、ほったゆみの旦那の肛門に碁石を二十八個も入れるなんてやりすぎじゃないかと思う。
誰もが碁石プレイが好きなわけではない。
522無名武将@お腹せっぷく:03/05/29 23:16
 母が目を覚ますと、鳥山明は強姦を再開した。
鳥山明は「何がブラックジャックによろしくだ。勝手によろしく言うな」などと叫びつつ、母の髪にどくどくと射精した。
そして白濁液まみれになった母の髪を両手でわさわさと掻きむしり、
「これでおまえもスーパーサイヤ人だ。馬鹿野郎。馬鹿野郎。おまえらはみんな馬鹿だ。野菜を食え」
とわめきつつ、バックから母を突き上げた。
わたしは母の単調なあえぎ声に飽きてしまったので玄関へと足を向けた。
と、そのとき、鳥山明のスニーカーのそばに一枚の紙切れが落ちているのを見た。
 それはバイアグラの処方箋だった。
 リビングから鳥山明の、

「スーパーサイヤ人だ。おれはスーパーサイヤ人だ!」

という絶叫が聞こえる。
 わたしはミーコを連れて外に出た。本屋に行くと『ワンピース』が平積みにされていた。
マンガの中で、モンキー・D・ルフィの手は不自然に伸びていた。
ゾロが不敵に微笑んでいた。背中で誰かの「サンジ萌えー」という声が聞こえた。
 わたしはまだ一度も「萌えー」と言ったことがない。
523無名武将@お腹せっぷく:03/05/30 17:17
体体体●                     
体体体●                       ●●●●●
体体体●                      ●頭頭頭頭●●
体体体●                    ●●頭頭頭頭頭頭●●●
体体体●              ●●●●茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●●
体体体●       ●●●●●茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体● ●●●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭●  我
体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●●●●●     慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                我慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                      慢我慢
体体体体茎茎茎茎茎●●●●                           我慢我慢
体体体体茎茎●●●                                 慢我慢我
体体体体茎茎●                                     慢我
体体体体袋袋●                  
体体体体袋袋袋●                 
体体体体袋袋袋袋●                
体体体体袋袋袋袋●      
旅の占い師某所に━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!
今度は七同志を外野呼ばわり。
奴にとっての内野は>>1と自分だけらしい。
p
l
k
j
h
u
y
g
t





l
527無名武将@お腹せっぷく:03/06/01 13:28
「もう来ません」とか言っておきながら気が付けば仕切っている罠
528無名武将@お腹せっぷく:03/06/01 14:04
旅の占い師の某所での勘違い発言の連続に僕の堪忍袋のおがはちきれそうです
荒れるんでいちいちageるな
煽り煽られて遂に反応しちゃったw
旅の占い師、某所で超絶電波発言
旅の占い師ネタはもういいよ
向こうで好きなだけやっとけ
いちいちこっちに持ってくるな
534無名武将@お腹せっぷく:03/06/02 20:11
>>532
某所のアドレスきぼーん
535無名武将@お腹せっぷく:03/06/02 20:11
ここのせいでオナニーしすぎだよまったく・・・
         ↓

 http://www.dvd-yuis.com/
536無名武将@お腹せっぷく:03/06/02 20:24
□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■□□□□□■□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□
□□■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□□□□■■□□
□■■□□■□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□■■□□□
□□■□■■□□■■■□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□
□□□■■□□■■□■■■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■■□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■■■■■□□■■□□■■□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□■■□□□□■■□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□□■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■□□■□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□□□■■□□□□□□■■■■□□□□□□□
>>533
普通逆じゃないか?(笑)
538無名武将@お腹せっぷく:03/06/03 00:58
この内容が事実である可能性が高いので、皆さんにお知らせします。
私の知り合いのA君が、友達であるB君から受けた相談内容です。
B君はこのの前、中国の一人旅から帰ってきたばかりです。

以下にB君の話をまとめました・・・・・・・

B君は国内外問わずによく一人旅をする、いわゆるベテランでした。
この秋は中国に行っていました。山々の集落を点々と歩き、中国4〜5千年の歴史を満喫していたそうです。
ある集落に行く途中の山道で『達者』と書いてある店がありました。
人通りも少ネい薄暗い山道で店があるのは今思えば不思議なことですが、
そのときは『達者』という看板だけに何かの道場かなと軽い気持ちで、その店に入ったそうです。
実は、B君も後で分かった事なんですが、『達者』と書いて『ダルマ』と読むそうです。
539無名武将@お腹せっぷく:03/06/03 00:59
さて、その店の中は薄暗く、数人の中国人がいたそうです。
奥のほうに人形が並んでおり、品定めをしようとよく見ると目や口が動くのです。
そうです。達者だったのです。B君はもちろん達者など知りません。
いや知っていても本当にそれを目の前にすると恐れおののくでしょう。
B君はまわりの中国人が近づいてくる気配がしたのですぐさまその店を出ようとしました。
そのときです。
後ろの達者の一つが喋ったのです。しかも、日本語で。
『おまえ、日本人だろ。俺の話を聞いてくれ!俺は立教大学3回生の◯◯だ。助けてくれ!』
しかし、B君は何も聞いてない、また、日本語も分からないかのように無視してその店を出ました。
その後すぐB君は帰国し、立教大学の◯◯について調べてみたそうで。
すると、確かに今年立教大学の学生が中国に一人旅に行き、
行方不明になっているそうです。両親も捜索願いをだしているとか。
B君はこのことをどう対処したらよいか悩んでいるそうです。変に動いて自分も達者にされるかも、
とか、何故そのとき◯◯の話をキいてやらなかったか責められるかも、とか。
とにかく早く忘れたいからこれ以上は聞かんといてくれとのこと。
いやはや、私も達者の噂は知っていたものの本当に存在するとは思っていなかっただけに、びびっています。
在日中国人に尋ねたところ、戦前はよくいたらしい。しかし、現在はそんなことをしたら罰せられるそうだ。
まぁ、当り前であるが。
しかし、中国系マフィアなどは現在も見せしめなども含めて、そういうことをする可能性は多いにあるらしい。
540無名武将@お腹せっぷく:03/06/03 01:00
さらに別の友人です。

同じような話知ってるよ.なんか,卒業旅行で,ある女の子が中国の山奥に行ったんだとさ.
中国の山奥ともなると,治安なんてもちろん届かない.しかもすごい反日感情がものすごい強い.
でその女の子が,ある集落に言ったら,そこで,例のだるまがあったんだって,それは日本人で,
「俺は**大学の*****だ」
と言って助けを求めたんだけど,その女の子は,たまたま? 中国語が話せたみたいで,
相手が,笑いを誘うと一緒に笑わざるを得ないって言う状況で,
何とか日本人と言うことがばれないようにしてそのまま帰ってきたんだって.
そうして実際ほんとにいる人なのか問い合わせたら,やっぱり旅行に行ったまま行方不明になってるんだって,
それを聞いた俺の友達の女の子は,中国に卒業旅行するのやめたんだって,
これは俺の友達の友達に当たるわけで,本当の話なんだ.
怖いね.さらに神秘の国、中国。
   /⌒~~~⌒\
 / ( ゚>t≡ )y─┛~~
(_ ノγ U  ∩_∩) 大変長らく御愛顧頂きました ┌───────┐
  α___J _J      このシリーズも      (|●        ● |
  / ̄ ̄ ̄ ̄\   とうとう終了となりました。 /.| ┌▽▽▽▽┐ |
 /     ●  ●                   ( ┤ |      |  |
 |Y  Y       \誠にありがとうございました。\.└△△△△┘   \
 | |   |       ▼ |                  | \あ\      |\ \
 | \/        _人| ∧∧∩゛    ∧_∧     |     \り\     | (_)
 |       _/)/)/( ゚Д゚)/     (´∀` )   __ n    \が\.  |
 \    / 〔/\〕 U  / ∩∩ (    )o/  \ ヽ    \と\ |
  | | | c(*・_・)  |  |ヽ(´ー`)ノ_|  |  | (__丿    |.  /\ \う | (-_-)
  (__)_) UUUU /∪∪ (___)(_(__) ⊆_    ヽ_┘  └──┘(∩∩)
お!久しぶりだね〜!!相当荒らされてるね〜!でも頑張ってね〜☆応援してっぞ〜d(゚∀゚*)ネッ!!!

ε=(。-д-。)ふーε=(。-д-。)ふーε=(。-д-。)ふーε=(。-д-。)ふー
旅の占い師最強ですよ?
屁理屈ばっかでキモすぎですよ?


   ┌──────────────┐
   │・おにぎり革命→三国時代      │
   | <モナー板勢力図>        .|
   |   ∧∧       ┌┘          |
   |  ...( ゚Д゚)擬┌─┤            |
   |  ───┬┘  └┐          |
   |   食  |  茂  │          |
   |        |∧_∧└┐        |
  /■\     |( ´∀`) │        |
 ( ´∀`ノア . . . |      ┌┘        |
 (    ノ..   ├───┘          |
 | | |....──┘                  |
 | | |....────────────┘
 (__)_)
擬・茂・食の三国時代の到来!
547旅の占い師:03/06/04 23:41
いやー、今日も焼肉ですよ。(笑

占い師=IQ高い。

占い師=イケテル君。

占い師=お金持ち。

占い師=グルメ。

君たち素人の貧乏人みたいに、朝から晩までけちけちと食パンばっかり
食べてるわけじゃないんで。(笑 リッチな占い師さんは、今日も焼肉行ってきました。
牛角のメニューが変わって、フォアグラの鉄板焼きとか出てきてたですよ。
フォアグラは不味かったけどね。(笑 あああ、焼肉のうまい店、どっかないかな。
その晩は眠れなかった。
ふと、寝ている夫のスエットを下ろしてみた。(欲求不満かな?)
するとタマキンがちぢみ上がっていたので、
タマキンを引っ張ってしばらくして離してみた。
すると、どうだろう…、
タマキンのしわがじわじわと動いて、また元通りちぢみ上がってしまった。
いきなり夫がムクッと起きた。
「どうやら私の秘密を知ってしまったようだね。」

〜続く〜
その答えは、テレグノシス。
すまん。誤爆った。
「河原崎家の一族2」の犯人は執事の稲垣。
最後焼け死ぬ。
553無名武将@お腹せっぷく:03/06/06 05:14
え?データ消えたの・・・

馬鹿や・・・
554_:03/06/06 05:18
555禰公 ◇GcmBTMA7rc:03/06/06 20:22
はーか
ヤバイ。宇宙ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
宇宙ヤバイ。
まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。
広いとかっても
「東京ドーム20個ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ無限。スゲェ!なんか単位とか無いの。何坪とか何?fとかを超越してる。無限だし超広い。
しかも膨張してるらしい。ヤバイよ、膨張だよ。
だって普通は地球とか膨張しないじゃん。だって自分の部屋の廊下がだんだん伸びてったら困るじゃん。トイレとか超遠いとか困るっしょ。
通学路が伸びて、一年のときは徒歩10分だったのに、三年のときは自転車で二時間とか泣くっしょ。
だから地球とか膨張しない。話のわかるヤツだ。
けど宇宙はヤバイ。そんなの気にしない。膨張しまくり。最も遠くから到達する光とか観測してもよくわかんないくらい遠い。ヤバすぎ。
無限っていたけど、もしかしたら有限かもしんない。でも有限って事にすると
「じゃあ、宇宙の端の外側ってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと超寒い。約1ケルビン。摂氏で言うと−272℃。ヤバイ。寒すぎ。バナナで釘打つ暇もなく死ぬ。怖い。
それに超何も無い。超ガラガラ。それに超のんびり。億年とか平気で出てくる。億年て。小学生でも言わねぇよ、最近。
なんつっても宇宙は馬力が凄い。無限とか平気だし。
うちらなんて無限とかたかだか積分計算で出てきただけで上手く扱えないから有限にしたり、fと置いてみたり、演算子使ったりするのに、
宇宙は全然平気。無限を無限のまま扱ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、宇宙のヤバさをもっと知るべきだと思います。
旅の占い師って戻ってきたの?なんでこんなに荒れてるの?もうわけわかめ
其の答えは、答えはわかめの中。
ワカメは増えるしね
現在オフ会中。
モデルやってるってヤシが来てて驚いた。トーク盛り上げてるし。
何て言うか、世の中不公平だよな!
561無名武将@お腹せっぷく:03/06/08 12:02
わかめ酒は男のロマンじゃーーー!!
こんだけ他のコテから嫌われてる奴って珍しいな
563無名武将@お腹せっぷく:03/06/08 23:09
他のコテって誰よ
564無名武将@お腹せっぷく:03/06/08 23:21
                \ │ /
                 /◎\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─(◎●◎)< つぶつぶつぶつぶ!
                 \◎/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ◎◎)< つぶつぶつぶつぶつぶつぶ!
ぶつぶつ〜〜〜!   >(◎●)/ |◎●/ \__________
________/ |◎◎〈  |◎◎|
              /◎/\_」 /●/\
               ̄     /◎
                    ̄
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   リプレイの更新まだ・・?
    /    _ノ⌒⌒ヽ.
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   もう占い師ネタ飽きたよ
    /    _ノ⌒⌒ヽ. 新ネタキボンヌ
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
この、リプレイいつになったら終わるんだろう?
星が輝きを止めるまで。
569占い師:03/06/09 18:26
わしに包囲攻撃はきかぬぞ
これが5なら「無双持ちかよw」なんてツッコミも入れられるのだが。
7も有るな
8は威風
今、占い師ネタが熱い――――
573無名武将@お腹せっぷく:03/06/09 23:19
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   もう占い師ネタ寒すぎ
    /    _ノ⌒⌒ヽ. 新ネタキボンヌ
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
             
    |~ ̄ ̄|      
    |____†__| .♀ うらないし いきかえらせますか?  
    (_・∀・ ).‖    
    / ~〉†〈/つ      
   ノ  ノ|  |...‖    
  ´〜(__),__)‖ゝ  
はい
いいえ←
576無名武将@お腹せっぷく:03/06/09 23:35
  /⌒⌒ ⌒ ⌒ ))
 (   从    ノ.ノ
  ( ./  ̄ ̄ ̄ ̄\    ヽ
  |:::::::::::::;ヽ     丶  つ
  |:::::::::::;;;,,-‐‐:::::::::‐‐-) わ
 (∂::::::::;;;、_(o)_,:::::;;_(o)| ぁぁ
  (:::::::;;;(   ̄  > ̄ i あぁ
   \::::::  /( [三] )丿ああ
     ヽ _二__ ノ  ぁあ
577無名武将@お腹せっぷく:03/06/09 23:42
2ちゃんねるで爆破予告、有罪

 東京地裁は、昨年の11月27日に「2ちゃんねる」に
「小田急鉄道明日午後1時爆破予告。うっひっひっひ」という書き込みを行った
千葉市の無職関沢明憲被告(24)に対し、
懲役1年4月、執行猶予3年の実刑判決を言い渡した。
東京地裁の中辻裁判官は判決に際して、
「騒ぎを起こして人目を引こうという浅はかな動機で、
電鉄会社は対策本部を設置して点検に当たるなど多大な被害を受けた」と述べている

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/2channel/
578無名武将@お腹せっぷく:03/06/09 23:45
ねたをねたと(略 っていってやりたいところではあるが
579_:03/06/09 23:46
580無名武将@お腹せっぷく:03/06/10 19:30
Lv.UP!「欝」この字を探しましょう

鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱欝鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱 鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
582fe082045.fl.FreeBit.NE.JP:03/06/11 03:50
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
                _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
     デケデケ      |                          |
        ドコドコ   <l リ プ レ イ 更 新 ま ー だ ー ??   >
   ☆      ドムドム |_  _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・ #)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗

さて「汁」はどこにあるでしょう
585占い神:03/06/11 17:12
     ∧_∧
ピュ.ー (  `´ ) <これからもワシを応援しろ(`´)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                    占い師  
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   ニセ占い師必死過ぎ(w
    /    _ノ⌒⌒ヽ. 新ネタキボンヌ
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
>>586
常連さんはみんな放置してるんだから煽って遊ばないように。
余計に荒れる。
そんなに新ネタ欲しいと言われるなら、
まずあなたから振ってみては?

(*^^*)
589■香川よりの刺客。。。:03/06/11 23:29
うんこくえ
590董卓の毛乳頭:03/06/11 23:35
     ∧_∧
ピュ.ー (  `´ ) <これからもワシを応援しろ(`´)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      董卓の毛乳頭
591無名武将@お腹せっぷく:03/06/12 16:31
HN   占い師
年齢   自称 1979年生まれの24才
職業   自己申告 現在無職で求職中(現在失業保険受給中)
ルックス 自称”稲葉浩二”似のややふっくら体型
最終学歴 自称 専門学校卒(高卒後>物書き系専学2年>情報系専門学校2年)
最終職歴 自称 情報系技術職
(支給給与額20万後半で手取り額約25万、ボーナス支給 基×5ヶ月分(年回数は不明))
有資格  オラクルシルバー
貯蓄額  自己申告 40〜90万円
その他  自称 グルメ(食費 月に約十万)
     カクテル好き
     キャバクラ好き
     女性との交際経験無し
     小田急沿線に居住(東急?記憶不鮮明スマソ)
     車の所有 無し
     最近PS2を中古で購入

誤記、抜け等あれば本人以外の修正plz
592無名武将@お腹せっぷく:03/06/12 17:32
占い師はまだイメージだけだが参露は正真正銘のデブオタ
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   もう占い師ネタ寒すぎ
    /    _ノ⌒⌒ヽ. 新ネタキボンヌ
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
じゃあお前がネタ振れよ
595無名武将@お腹せっぷく:03/06/12 22:48
趙雲でスタートすると公孫勢力の隣接都市からはじまった・・・。
とりあえず、俺の主君は公孫様のみ!!
移動!
移動!・・・と思いきや、よく見たら今いる国が既に
公孫様の治める都市であった!
馬鹿だなあ、俺。とりあえず、我が主君に戴く方と
親交を深めて、お近づきに。
194/10
公孫讃「おお、趙雲からか。どれどれ」
(最初からある程度知り合いの設定になってた)
一月の間、俺は公孫讃と酒を酌み交わし旧交を暖めた。
その合間には街角をぶらぶらし、住人に頼まれて山賊退治。
しばらくして。
ん・・・。よく見たら趙雲が公孫讃の配下になってる。
俺、いつの間に登用されたっけ?ま、いいや。
しばらく滅私奉公しますので、これにして失礼。
599無名武将@お腹せっぷく:03/06/12 23:52
        (⌒\  ∧_∧       
         \ ヽヽ( ´_ゝ`) ←呂布
          (mJ    ⌒\ 
           ノ ∩  / / ∩<二度とやりませんから許して下さい!!。
           (  | .|∧_∧/ /       占い師
       /\丿 | (    )/  〔 ̄ ̄ ̄ ̄〕
       (___へ_ノ ゝ__ノ    ◎――◎
600無名武将@お腹せっぷく:03/06/13 00:19
>占い師

>今日の夕食は
>中卯の牛丼ですよ。(*゚∀゚マズー、イクナイ!
>占い師はグルメに徹する時はグルメに徹するし、
>粗食に徹する時は粗食に徹するのですよ。(笑
>だから、合計の食費が、そこそこの金額に納まるしね。
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   もう占い師ネタ古すぎ
    /    _ノ⌒⌒ヽ. みんな飽きてるよ
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
602無名武将@お腹せっぷく:03/06/13 01:44
お前が反応する限り教えてやる
603占い師:03/06/13 02:13
「おお天よ。願わくば我に七難八苦を与えたまえ!」
604無名武将@お腹せっぷく:03/06/13 02:34
あなたが探してるのってこれだよね?この中にあったよ♪
http://endou.kir.jp/betu/linkvp/linkvp.html
>602 臭過ぎ(w
キモヲタ必死だな
607無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 01:29
そんな事より1よ、ちょいと関いてくれよ。スレとあんま聞係ないけどさ。
昨日、近所で牛鮭定食食ってたんです、俺。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいでお薦め出来ないんですよ。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、諸刃の剣、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。これ最強。
お前らな、150円引き如きで普段来てない隣の奴にはねぎが多めに入ってる。そん代わりつゆだくが少なめ。これ。
150円だよ、これが通の頼み方。
なんか親子連れとかもいるし。一家150人で吉野家にマークされる。これだね。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、ボケが。
お前らな、つゆだくやるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと何が、やっぱり、だ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつつゆだくが始まってもおかしくない。
刺すか刺されるか、そんなのすっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、肉がぶち切れですよ。
そこでまた、喧嘩大盛で、とか言ってるんです。
あのな、つゆだくは雰囲気がいいんじゃねーか。最新流行はきょうび流行んねーんだよ。
得意げな顔して、問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前は本当に殺伐としてるべきなんだよ。女子供を食いたいのかと。
お前、つゆだくが4円って言いたいだけちゃうんかとか言ってるの。
吉野家通の吉野家から言わせてもらえば、今、吉野家の間での吉野家通はもう見てらんない。
ねぎだく、おめでてーな。
大盛りねぎだくギョク。150円。
ねぎだくって来てんじゃねーよ、ボケが。
で、それにギョク(馬鹿大盛り)。玉子かと。
しかしこれを頼むと次から店員150円引きという危険も伴う。
素人は座れないんです。
まあお前らド素人は、吉野家でも行ってなさいってこった。
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   もうコピペネタ飽きたよ
    /    _ノ⌒⌒ヽ. 新ネタキボンヌ
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
609董卓:03/06/14 03:17
     ∧_∧
ピュ.ー (  `´ ) <これからもワシを応援しろ(`´)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      董卓
610無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 05:57
                \ │ /
                 /◎\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─(◎●◎)< つぶつぶつぶつぶ!
                 \◎/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ◎◎)< つぶつぶつぶつぶつぶつぶ!
ぶつぶつ〜〜〜!   >(◎●)/ |◎●/ \__________
________/ |◎◎〈  |◎◎|
              /◎/\_」 /●/\
               ̄     /◎
                    ̄
   |
   | \
   |Д`) ダレモイナイ・・・・・・
   |  ヽ タケフジダンス スルナラ イマノウチ
   |  | |
   ⊂ニノ
   |/
   |
   |
   |
   |
   |
   |
   | /■\
   | \´∀`)
   |Д`)'■\
   |  ヽ´∀`)
   |  | |■\
   ⊂ニノ´∀`)
   |■\ __ヽ
   |´∀`) _\
   |⊂ \|__| )
   | \ ´∀`)
   |Д`)_/)
   |⊂ ´∀`)
   |  ⊂
                         れっつぎょ!
 ⊂~ヽ                                       /⌒)    (⌒ヽ
   \\                                    / /        \ \
     | |                                      ( <          > )
     | |/■\            /■\                 \ \ /■\ / /
     | ( ´∀` )           ( ´∀` )                 \ ( ´∀` ) /
     \    ⌒\            /,  /          Å        /⌒ヽ      /
      |    |\\      Σ(ぃ9  |           / \      / .i  \   |
      \   \ > >      /    /、        ( ´Д` )   / 丿\   \ i
         >   |/      /   ∧_二つ      /,  /    / ./   \   ヽ
       //  /       /   /        Σ(ぃ9  |     |  )    /ゝ .丿
       // /        /    \        /    /  ,、 |. (    /  _ノ
      // /           /  /~\ \      /   ∧_二∃  し'  /  /
      (( (            /  /   >  )    /     ̄ ̄ ヽ   (.  <
      ヽ\\       / ノ    / /    _/  /~ ̄ ̄/ /     \. ヽ
       ヽ\\__   / /     ./ ./   )⌒ _ ノ     / ./        \ \
         ヽ\ |  / ./     ( ヽ、  | /       ( ヽ、         _ > )
           しU (  _)      \__つ  し          \__つ        (__/
                うぉんちゅーしーまいへー あーのにのねぇー
                   そーちゅなごろなしっまいなろうぇ〜
              
      m               (っll)\      /⌒)    (⌒ヽ   ,,,,,____
        )| |                    \ \  / /        \ \ (mn)__ ヽ
     ( _l   /■\   nm       〉 〉( <      Å    > )/■\  / /
        \ \_(´∀` )  / ノ /■\  / /  \ \  / \ / / (´∀` )/ /
        \_ ̄_ ̄  )/ / (´∀` ) / /     \ (;´Д`) / (~⌒\   ト/ )
         / ̄ \ / \  ̄ ̄    ~  /      ヽ      /    \\ \_/ /
     ⊂二二/〉   /     ̄ ̄|   イ /        |    |       \\__/| 
          /   /       ヽ     |        |     |        )    ノ
           (  <./         \    \/⌒\   | /⌒\      /   ノ、
          \  \          〉     /\  \ γヽ ,ゝ \ γヽ/     l
            / \  \        /  _/~   \ V _ノノ l \ V _ノl  /^ヽ ノ
         /  / >  /       / /^        \__)\ \ \__)/  l   l ヽ
        / / |  /       \ \            / /   / /   \ \
       / /   | /           \ \         / /    / /      \ \
      < 〈    / /__         __> _>       ( < _    <_ <_        _> _>
      \_)   〈_ ___)       (__/          \__)   \__)      (__/
                    わーなわーなちゅーどんちゅ びーちゅ くぅー
                      てぃんく なずろびわび がっとぅどぅー
        /⌒ヽ                                             /⌒丶
        | U\ \                                          / /U |
        ∪  \ \  /■\   ,,,,,                      /■\   / /   ∪
 ___       \ \(´∀` ) /(llc )          /⌒)    (⌒ヽ ( ´∀`)/ /         ___
(_(__ \      \⌒   / /ヽ          / /      \ \   ⌒/        / __)_)
  \_    \       \  〈 〈  | \  へ mn  ( <   Å / | > )  /        /    _/
   \    |\_____\ \ \|\/■\ ゝ \ \ \/ \// / /_____/|    /
    )     )        ̄ ̄ ̄\ \( ´∀`)  \ \ \(´Д`;)~ / ̄ ̄ ̄       (     (
    |    /⌒\__ノ       ヽ ~     ̄ ̄ /  _ヽ      /       ヽ__/⌒\    |
    \_ノ        ̄ ̄―___ ヽ     | ̄ ̄ `\-_|    |___― ̄ ̄       ヽ_/
                         |    / ̄ ̄\_⊃ |     |
                   /⌒\/   /        /⌒\ |
              γヽ / /\    〈     γヽ / ノ、  ヽl
               ヽ V /   ~\_  \   ヽ V /ノ 丶 _ ノ
                (__/        ^\ \  (__// /
                           / /      \ ヽ
                          〈_ ___)     (__/
                                おーごーた(べりとぅぎゃざとぅ)
                            よーでーまい(ふぉえばうぃんざ まーってぃ)
                 /⌒ヽ                                               /⌒ヽ
                   /  ノ、 \/つ                                    ⊂\/ ノi  l
               /  |  ヽ _ノ                                       ヽ_ /  |  |
                 /  |                                                 |  |
     へ       ノ   |                                                 |  ヽ        へ
    /  \ __ ,, - ' "   ヽ                     ⊂ヽ--                        /  ゙ ` - 、、 __ /  ヽ
   / /\ \_  /-、_ \                _ _\  )                     / _,-ヽ  _/ /\ ヽ
  / /   _\   _ノ )  \ \        _, - ― =≡ニ二 `:,.\ \                  / /  ( ヽ_   /_  ヽ ヽ
  し」  (、A ,  ) ̄i /    >  )   ,r''⌒ ̄   _ _ − __  ',  \ \               (  <     \ i ̄(  、A ,)  J
        \■/\/    / /   /    _,-‐'´ ̄  ̄"';_. ̄ ’    ヾ  \      ,   ___,, __ _ ,, - _―"―-__\/\■/
                 / /    /   イ \                ヾ   \,,,,;―― ̄ ̄        __-―
                ( ヽ、  (   ヽ     \                \     ___ ___,,;_-- --;; /  )
                 ヽ_つ  \  \    ヽ、               |     \  Å     ⊂_/
                        \  ヽ(  、A ,)               \  /⌒)/  \
                          `ヽ  \■/|                /  /( ;´Д`)
                  /i        / \  \l  |               (  /     )       /i
              人__ノ しヘ、_    / /  `ヽ ヽ |                \ \ / /    人__ノ しヘ、_
                             / /    (_ \                巛 ) |  |
                        _/ /      |ヽ_)                  |  |
                     ⊂__ノ       ヽ_つ                  ヽ_つ
                    だだだだんっ

                         Å
                     / \
                     ( ´Д` )
                   γ´    `ヽ
                   ヽ_~⌒γ⌒)
                     | ̄ ̄ ̄|~
                     l/■\l
                     ( ´∀` )
           /■\    γ´    `ヽ
          ( ´∀` )    ヽ  ~⌒γ⌒)   /■\
         γ´    `ヽ     / ̄ ̄~7 ̄    ( ´∀` )
         (⌒γ⌒~_人   /    / l  γ´    `ヽ
           ̄ ̄\   \/     ̄ ̄ `人  ~⌒γ⌒)
            / ̄___ \/~ ̄ ̄/ /    ̄/ ̄ ̄
              \ ヽ)⌒_\ \__ / ___ ̄ヽ
              ヽ ヽ/   \  / /、   / /
                /  ) )⌒ ̄ ̄_/ |_つ   / ./
              ⊂__/  | / ̄ ̄    ゙J    ( ヽ、
                     し              \__つ
   |
   | 彡
   |   サッ
   |  彡
   |
   | 彡
   |
   | 彡
   |
   |  彡
   |
   | 彡
   |
終了
621無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 14:50
再開
( ´ー`)y―┛~~ よーやるなぁ 
“武富士”ワロタァ…!?
折角、また書けるようになったのに荒らし以外にネタはないのか?

つーか、呂砲殿は当分お休みなのに何のために有るんだこのスレは?
希代之殿のBBSで案が出た通りDat落ちで良かったんじゃないのか?
粘着に荒らされるだけじゃん
625無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 19:05
こいつに聞けよ(ゲラゲラ

>354 名前:よろしくお願いします[sage] 投稿日:03/06/10 21:05 HOST:
>http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1046700921/504-581
>削除理由
>議論を妨げる煽り等、他人のHNを語る煽り
>スレ趣旨から外れすぎ、会話が成立しない
>コピペ・必然性のないAA、URL
>上記レスの範囲で住人はほぼ放置しています。
>個々については削除人氏の判断にお任せします。
>どうぞよろしくお願い致します。
>355 名前:よろしくお願いします[sage] 投稿日:03/06/13 11:51 HOST:
>>>354の訂正追加依頼です。
>http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1046700921/504-645
>削除理由は>>354と同様です。

http://qb.2ch.net/test/read.cgi/saku/1029933198/
             i⌒i スッ
            | 〈
      ∧_∧ / .フ
      ( ´_ゝ`)/  |
    /     /.  ノ
   / /\   /   |
 _| ̄ ̄ \ /.  ノ__
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >>625
  ||\             \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||  ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     .||              ||

               |
      ∧_∧    .||
      ( ´_ゝ`)    |||
    /     \.   |||| バチーン!!
   / /\   / ̄\ ||||      .'  , ..
 _| ̄ ̄ \ /  ヽ \从// ・;`.∴ '
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__) < ,:;・,'
  ||\            \ .   ' .' , ..
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     ∧_∧        
    (= ゚ ω⊂ヽ゛   もう荒らしのネタ古すぎ
    /    _ノ⌒⌒ヽ. みんな飽きてるよ
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ 新ネタキボンヌ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
>627
病人にそんなこと求めても無駄
629無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 21:12
        ∧_∧
       ( ・∀・)       ))
       /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ      さてと、そろそろ寝るか
      ノ   )        \ ))
     (__丿\ヽ ::    ノ:::: )
         丿        ,:'  ))
       (( (___,,.;:-−''"´``'‐'

            おまいらも、夜更かしするなよ
          ∧_∧
          ( ・∀・ )
         /  _ノ⌒⌒⌒`〜、_
      ( ̄⊂人 //⌒   ノ  ヽ)
     ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
荒らすな基地外ヽ(´∇`)ノ
631無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 21:33
武威凸∴┃∴∴∴┃∴∴∴∴∴凸薊∴∴凸烏丸∴┏┓凸襄平
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴凸晋陽∴∴∴∴∴∴北平凸┃┃┏┓∴
━∴━━┛∴∴∴∴┏∴━━∴━┳∴━━┳━━┛┗┛┗━
西平∴∴∴┏━┓┣┛凸上党∴∴∴南皮凸┃
∴凸∴∴安定凸┣┻┓∴∴凸業∴┃平原凸┣━━━┓┏━━
羌∴━∴━━∴┛∴┗━━━━━━━┳━┛北海凸┃┃倭凸
凸∴∴∴∴凸長安∴∴凸洛陽∴凸濮陽┃凸小沛∴∴┃┗━━
∴∴凸天水∴∴∴∴∴∴∴∴∴━━━┛┃凸下丕∴┃
∴∴∴∴∴∴∴∴宛凸∴∴∴∴凸陳留∴∴┏∴━━┫
漢中凸┃凸西城∴∴∴∴凸許昌∴∴∴┏∴┛∴┏━┛
∴∴∴┗┓∴∴新野凸∴∴∴┃凸汝南∴凸寿春┃┏━━━┓
∴凸梓潼┗━━━━━┳━┓┗━━━┛∴∴┏┛┃凸秣陵┃
∴∴∴∴∴∴∴襄陽凸┗┓┃凸江夏∴凸廬江┃┏┛∴呉凸┃
凸成都∴∴凸永安∴∴∴┃┗━━━━━━━┛┃∴∴┏━┛
∴江州凸┏━┓∴凸江陵┗━┓┏━━━┓┏━┛∴∴┗━┓
━━∴━┛∴┗━━━━━━┫┃柴桑凸┃┃∴∴∴会稽凸┃
∴∴∴∴∴∴武陵凸∴長沙凸┃┃∴∴┏┛┃∴∴∴∴∴∴┃
凸雲南∴凸建寧∴零陵凸∴∴┗┛∴∴┗━┛∴山越凸∴┏┛
∴凸南蛮∴凸交趾∴∴∴∴凸桂陽∴∴∴∴∴∴∴∴∴┏┛
 業=業β(鄴) 下丕=下丕β(邳)
(C)2663 武田騎馬軍団 All rights reserved.
632無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 21:34
三国志VIIで無理矢理マルチプレイをやってみないか?

参加希望者(先着8名)は以下のテンプレに能力値を記入してくれ。
・武力…
・知力…
・政治…
・魅力…
・希望特技(3つほど)…
PS2版しか持っていないので、それを考慮に入れた能力値で頼む。

ゲームは基本的に2日で1年の進行だ。
1日目の18:00〜0:00は評定を開く。その年にとりたい行動を書いてくれ。
そして2日目には俺が実際にプレイしてその結果を報告しよう。

旗揚げ年、都市は相談して決めようと思う。
633無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 21:51
                \ │ /
                 /◎\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─(◎●◎)< つぶつぶつぶつぶ!
                 \◎/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ◎◎)< つぶつぶつぶつぶつぶつぶ!
ぶつぶつ〜〜〜!   >(◎●)/ |◎●/ \__________
________/ |◎◎〈  |◎◎|
              /◎/\_」 /●/\
               ̄     /◎
                    ̄
>>632
もはやその面影はないね
小学生は来るなよ
636無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 23:09
三国志大好きネトアのせあらタンHPです。
影ながらねっとり応援しましょう。
http://www3.to/seara/
         ☆ チン
  ☆ チン   〃  ∧_∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ヽ ___\(\・∀・)  < 過去スレ読みおわったー!!
        \_/⊂ ⊂_)_   |  新ネタはまだ〜〜??
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|  \____________
    |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    |               |/
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今、なにげに良君主の、孔融たんでプレイ中。
でも、こいつの寿命が気になる。
いつ頃死ぬのかなぁ?
跡継ぎを誰にするか。。
死ぬ前に統一したいなぁ。
呂布や張遼や太史慈を取られたくないからなぁ。
何もできない奴に限って必死なんだよな
笑える
 あ 滅 一 ご 夢 く .下 人
 る. せ 度 と 幻 ら 天 間
 べ ぬ 生 .く の .ぶ の 五
 き. 者 を な    .れ 内 十
 か の 受 り    .ば を .年
       .け
212年7月、武陵のカイ良軍が、零陵に攻撃を仕掛けてきた!
乱世の甘雄と謳われた趙範に滅亡の時が訪れようとは誰が予想できた事か!

敵将は、魏延、ホウ統(!)、諸葛亮、王威、蔡和、呉巨の6将。総兵士数7万強!
しかも、桂陽から援軍が出撃している様子である。
対する我が軍は、趙範、李厳、劉度、劉賢の4将。総兵士数42,000。
しかし、このワシがそう簡単に破れる訳にはいかない!
本拠地の城を空にして全軍で撃って出るが、カイ良軍は、次々と拠点を落としていく。
しかも、カイ良軍に援軍が到着(ケイ道栄、蔡仲、韓玄)。
韓玄・・・ここで現れるか?

しかし、ワシには秘策がある!
敵の陣地や、敵に奪われた拠点に李厳、劉度、劉賢を移動させ士気を下げさせる。
そして、この趙範は『伏兵』して、戦場の端っこに隠れる!
なんとCPUのルーチンは、『伏兵』した相手の居場所が分らないのだ!
戦術『正面突破』や『右迂回』を達成して、士気が0でなければ総大将を狙う。
と、いうルーチンが有るようであり『伏兵』する事によりCPUは動けなくなるのだ!
あとは、カイ良軍の士気が0になるのを待てば良いだけなのだ。
カイ良軍に『包囲』を達成され、士気が0になってしまった!
何故だっ!? 20くらい残るはずなのに・・・。
しかも追撃されて、李厳がケガをして、劉度が捕まってしまった!

零陵の攻城戦に突入・・・城門防御力はわずかに180・・・。
3ターン目で城門を破られた・・・。

カイ良に、配下になるように言われるが拒絶!

解放された・・・。
この後を続ける気力が無いのでここで終了する。
644無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 16:54
話の前後がよく分からない

リプレイならあらすじから書いてくれ
>>644
過去のリプレイのコピペだよ。
放置ヨロ
646無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 17:44
  /       l___l   \         ||i
  |      ●  |    |  ●  |         |||i
  |         ヽ  /     |          ||||i
  \         ヽ/     /           ||||i    ガッ
 /               \            |||||i
/                  |            ||||||i
|   /\ /       _    |           |||||||i
ヽ_/   Y      / /   /      ∧   ||||||||i
        ヽ    /__//  ノ       / 丶  ||||||||||i
        ヽ  .(_______ノ ヽ      /  丶||||||||||i
       /   / /    ノ     ノ    丶||||||ii     ↓>>645
      /    / /    /    ノ      ヽ
     /    / /    /    <        >       /\        /"""ヾ
   /   / / /    ノ      \      /::.::.____/:::::::ヽ、      /;:;;:::''' |
 /   / / / |    |    |||||||||iヽ    /::.   ______.:::::::::::::  __ヽ_    |    .|
⊂__/  / /  |   ./  ||||||||||||||||||i\  ./ ::::::::/ __。\_ヽv // 。\   .|     |
       / /   ヽ_/  ||||||||||||||||||||||i ヽ // ̄ ̄√  ___丶  ̄ ̄\|   |     .|
      / /      ||||||||||||||||||||||||||||iヽ  ∨| ::::::::: / /   tーーー|ヽ  .::::: ::|  |     .|
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 三三||||||||||||||||||||||||||||i  ヽ  | .:::::.  ..:   |    |ヽ  ..::::::| /     .|
/          三三|||||||||||||||||||||||i    \ .| :::      | |ヽニ⊃| |   ..::::::|ノ      /
ヽ         三三||||||||||||ii \        | :      | | |:::::T:: | !.  ..::::/      /
 ヽ_____三三||||||iii     \       \:      ト--^^^^^┤   /      /
逆賊に
貸す力はない
お帰りください
648無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 17:46
体体体●                     
体体体●                       ●●●●●
体体体●                      ●頭頭頭頭●●
体体体●                    ●●頭頭頭頭頭頭●●●
体体体●              ●●●●茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●●
体体体●       ●●●●●茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体● ●●●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭●  我
体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●●●●●     慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                我慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                      慢我慢
体体体体茎茎茎茎茎●●●●                           我慢我慢
体体体体茎茎●●●                                 慢我慢我
体体体体茎茎●                                     慢我
体体体体袋袋●                  
体体体体袋袋袋●                 
体体体体袋袋袋袋●                
体体体体袋袋袋袋●    
649無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 17:46
体体体●                     
体体体●                       ●●●●●
体体体●                      ●頭頭頭頭●●
体体体●                    ●●頭頭頭頭頭頭●●●
体体体●              ●●●●茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●●
体体体●       ●●●●●茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体● ●●●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭●  我
体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●●●●●     慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                我慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                      慢我慢
体体体体茎茎茎茎茎●●●●                           我慢我慢
体体体体茎茎●●●                                 慢我慢我
体体体体茎茎●                                     慢我
体体体体袋袋●                  
体体体体袋袋袋●                 
体体体体袋袋袋袋●                
体体体体袋袋袋袋●    
650無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 17:46
体体体●                      
体体体●                       ●●●●●
体体体●                      ●頭頭頭頭●●
体体体●                    ●●頭頭頭頭頭頭●●●
体体体●              ●●●●茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●●
体体体●       ●●●●●茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体● ●●●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭●  我
体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●●●●●     慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                我慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                      慢我慢
体体体体茎茎茎茎茎●●●●                           我慢我慢
体体体体茎茎●●●                                 慢我慢我
体体体体茎茎●                                     慢我
体体体体袋袋●                  
体体体体袋袋袋●                 
体体体体袋袋袋袋●                
体体体体袋袋袋袋●    
【197年4月】(兵の数は四捨五入)
×××××××××┃××上庸
××××┏━━━━※━━/━━━━┓襄陽2万11将
×××倍┃×××漢中××┃××××○━━━┓
・1万7将┃××2万7将・×┃××××┃×××○江夏
××┏━♪━━┓××××┃××江陵┃×××┃?3将
××┃××××┃××永安★━┳━━○━━━┻┓
××┃××××┃・1万8将┃×┃×2万2将×××/紫桑
××┃××××┃××××┃×┃×××××××┃
×━♪━━━━┻━━♪━┛×○━━━━━○━┛
××┃成都×××××巳×××┃武陵×××┃長沙
×××2万8将××2万4将・・×┃1万2将・・×┃?2将
××××××××××××××○×××××┃
××××××××××××零陵┗━━━━○┛桂陽
××××××××××××?1将×××?1将

【隣接都市】
江陵(劉備)20600/2(呉巨、カクシュン)
武陵(劉備)11600/2(金旋、向朗)
巳(劉璋)16400/4(厳顔、黄権、雷銅、董和)
上庸(空白)

【援軍可能都市】
成都(劉璋)21200/8(劉璋、張任、呉イ、張松、劉カイなど)
倍(劉璋)10000/7(ホウ義、法正、孟達、呉蘭、呉班など)
襄陽(劉備)22400/11(劉表、蔡瑁、カイ良、カイ越など)
長沙(劉備)?/2(韓玄、黄忠)
零陵(劉備)?/1(劉度)
ちなみに全武将の現在の能力値はこんな感じ

武力     知力    政治    魅力    年齢
袁奉 87  希代 94  町費 91  馬参 83  馬参 42
馬参 83  郭図 90  郭図 91  袁奉 80  呂砲 28
廖衛 81  吾玄 69  吾玄 65  吾玄 76  郭図 24
吾玄 78  廖衛 69  廖衛 65  廖衛 75  袁奉 22
希代 68  呂砲 68  呂砲 65  呂砲 72  希代 21
町費 65  袁奉 66  希代 60  郭図 57  町費 18
郭図 61  町費 64  袁奉 55  町費 56  廖衛 18
呂砲 49  馬参 59  馬参 53  希代 56  吾玄 17
【第一回評定意見】

●郭図公則 【商業】
とりあえず兵力を四万まで増強し蜀を抑えるところから始めたほうがいい。
コーエーはトチ狂って南部の都市に人口を集中させたがるから。

●希代之 【発明】
涼州の馬騰を滅ぼした後、益州攻略を進言致す。
放っておくと南中三群を平定されて、象兵を編成できるようになってしまうので。
それと、馬騰を攻める理由は統治している郡が少ない割に、馬超・ホウ徳などの猛将をそろえているので、登用すれば我陣営もかなり強化される。
いや、別に益州→涼州でもかまわないんですがね。

●吾玄 【開墾】は自分にお任せを。
劉璋は惰弱とはいえ厳顔、黄権ら猛将が控えております。劉表・劉璋とは友好関係を保ちつつ、北へ向かいましょう。

●廖衛【治安】はお任せあれ。
方針は州制覇(益州)でいいと思います

●袁奉【治安】を希望します。100になった暁にはぜひ【農耕】を!
方針は、国力をつけて後に巴を攻めるのが良いかと

●町費 ぜひ私に【開墾】を命じてくだされ。
曹操を殺して玉璽を奪いましょう

●馬参 【開墾】
それがしもやはり益州から平定すべきかと。
まず豊富な人材と領土を得て、それを基盤に展開するのが宜しいでしょうな。
【その一】
三大巨悪の一人、劉備が礁を放棄して放浪軍となった
ヤツの目的地は紫桑
ここで旗揚げして、劉表を配下に収める段取りだ
まあ好きにすればよい
いずれ貴様の首とともに荊州一帯を平らげてみせるわ
諸将ともさっそく働いているようだ
で、わしは何しよう?
とりあえず諸将の忠誠を確認するか
・・・ゲ、えらく低いのう!
廖衛は96でいいとして、希代之82、袁奉82、馬参82、町費80、郭図公則75、吾玄にいたっては72か!
む〜ん、「戦法・撹乱」の練習でもしようかと思っていたが、こりゃまずい
「会話」に精を出すか・・・
まずは馬参や袁奉とともに、戦争の中心となる吾玄将軍だ
しかし、忠誠72とはあんまりではないか
吾玄「呂砲様、よくぞお越しくだされました」
開墾は進んでおるようだな。ちと軍事のことでも話さぬか
吾玄「呂砲様にそのような興味があるのですか・・・」
おのれはホントにタイプ「将軍」か!
いろいろ回って、今度は軍師・希代之の元へ
希代之は「技術」の仕事を実施中
うむ、卿は特技「発明」があるからうってつけの仕事じゃの
「技術」は知力勝負だし
希代之「呂砲様、よくぞお越しくだされました」
うむ、元気そうだな希代之よ
そういえば卿は特技「築城」も持っておるのだな。気が向いたら「築城」も頼むぞ
ところで、人物について語らぬか
希代之「呂砲様にはそのような興味があるのですか・・・」
おのれはホントに軍師か!
【その二】
おう、町費よ。そなたは「開墾」か、精が出るの
しかしだな、せっかく政治が91と我が軍随一のそなたが「開墾」というのは、チト惜しい気もするぞ
「開墾」に必要なのは魅力だが、そなたの魅力は56だからな
次からは「商業」を勧めるぞ

諸将とわしとの親密度はすべて「知己」
せめて「信頼」ぐらいに上げねば
敵勢力に引っこ抜かれたらシャレにならん
あいさつ回りも兼ねて、全武将の元を回り、そしてわしは知った。

廖衛以外、全員わしと相性良くないではないか!

「おお、興味がありますな」と言ってくれても、少ししか仲良くなってくれないんですもの
道のりは長そうじゃ・・・
【その三】
そして3カ月が経過した
※197年7月
袁奉 治安173%
廖衛 治安106%
希代 補修100%
郭図 商業90%
馬参 開墾63%
吾玄 開墾43%
町費 開墾40%

得意項目でなかった町費はともかく、特技「開墾」を持つ吾玄が43%とはどういうことだ?
やはりあれか、3月の評定で偵察を命じたのが悪かったのかな
ちなみに成績下位4人は、いずれも3月に偵察を命じている
あるいは忠誠心や親密度も関係しているのかもしれんが、なるべく偵察は自分でするようにしよう
もちろん、偵察をやった武将は経験値が上がっていくのだが

さあ、次の内政だ
各々評定で上程した項目をまたやってもらうぞ
ただし、町費には「商業」を命じる
その方が実績が上がるので良いであろう(もし意向に沿わない行為であったなら許せ)

吾玄よ、もう一度「開墾」で頑張ってくれよ・・・って「意欲」64じゃん
あーこれが原因かな
「意欲」を上げるには仲良くなるしかあるまい
また会見の日々か
「撹乱」の練習ができぬ・・・
【その四】
袁術を降伏させ、准南の制覇を果たした孫策が、宮廷に参内して献帝に謁見、州牧に任命された
いいなあ・・・ようし、わしも1日も早く牧になるぞ
そうすれば、諸将の忠誠度も上がる

「希代之が巳に対して略奪を働きました!」との報告が入る
う〜む、希代之め。軍師のクセしてやることは荒っぽい
略奪は失敗、巳の太守・厳顔に我々の所業とばれてしまったが、なに、遅かれ早かれ敵となるのじゃ。気にしない気にしない
でも劉璋との友好度は30か・・・
ちなみに他の勢力との友好度は、劉備32、孫策68、曹操42
呂布は70と高いが、ヤツの拠点は永安からはるか東の小沛
わしらがたどり着くまでに果たして生きておるかのう
ま、呂布の心配をする前に自分のことを心配せねば
とにかく諸将と仲良くならねば

廖衛よ、軍事についてわしと語らぬか?
廖衛「おお、興味がありますな」
「呂砲と廖衛は仲良くなりました」

・・・うれしいなぁ

郭図公則よ、人物について話そうよ
郭図公則「おお、興味がありますな」

「呂砲と郭図公則は『少し』仲良くなりました」

・・・鬱
【その五】
※197年10月
廖衛 治安173%
町費 商業150%
吾玄 開墾110%
希代 技術103%
馬参 開墾90%
袁奉 治安80%
郭図 商業73%
廖衛が2カ月連続でトリプルスコアだ
よくやってくれた
町費も「商業」で150%
やっぱりこっちの方が良いようだぞ
で、現在の治安は98
全快まで「治安」をやってもらった袁奉と廖衛だが、
今回は袁奉はリクエスト通り「農耕」を、
廖衛も魅力が75と高いのでやはり「農耕」をやってもらう
今日は今日で諸将にあいさつ回り
わしの行動力は1月120前後
7人の武将たちと会えば、残り50
その残った50で「撹乱」の訓練に勤しむわし
貴重な行動力、大事に使わねば
どりゃー撹乱じゃー
「ううむ、いまひとつ上手く動かなかったな」鬱だ
現在、わしとの折り合いがもっとも悪い吾玄の元へ行く
吾玄「今日は呂砲様に紹介したい人物がいます」
ほーどなたかな?
甘寧「初めてお目にかかる。それがしは甘寧と申す。以後、お見知りおきくだされ」
吾玄、すごいヤツと知り合いじゃの!
甘寧か・・・いつか我が足元に踏み敷いてみせるぞ
さあ、貴重な行動力を使っての撹乱訓練、がんばるぞ
「ううむ、いまひとつ上手く動かなかったな」
3カ月連続で失敗した。鬱だ
660無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 18:22
                \ │ /
                 /◎\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─(◎●◎)< つぶつぶつぶつぶ!
                 \◎/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ◎◎)< つぶつぶつぶつぶつぶつぶ!
ぶつぶつ〜〜〜!   >(◎●)/ |◎●/ \__________
________/ |◎◎〈  |◎◎|
              /◎/\_」 /●/\
               ̄     /◎
                    ̄
661無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 18:23
                \ │ /
                 / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─( ゚ ∀ ゚ )< きんたまきんたま!
                 \_/へ \_________
                < ω 

                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゚∀゚)< きんたまきんたまきんたま!
きんたま〜〜〜!   >( ゚∀゚ )/ |    / \__________
________/ |    〈 |   |
              / ?.ω、_」 /  ω  ̄_」
               ̄     / / 
(-_-;)
663藁藁☆玄徳:03/06/15 18:24
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザーメン!
664無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 18:28
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ブリブリザエモン!!
変なコテハンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
666藁藁☆玄徳:03/06/15 18:30
>>664おれはそんな事言ってない。
いろんなスレを荒らしてるヤツですな(苦笑
藁藁☆玄徳














氏ンでくれ
正直ウ吉様が「荒れているから。」という理由で、僕の何の断りもなく勝手に「済」ボタンを押したという
行動には凄く落ち込みましたし、非常に腹が立ちました。荒らしなんて無視すればいいじゃないですか。
相手にすればつけあがるし、はっきり言ってうざいし。あなたの独断で僕の立てたトピックを終わらせる
行為には全く納得いきません。
それともこのトピックはつまらないし、盛り上がらないと思われたから「済」ぼたんを押されたんですか?
僕は自分の立てたトピックに沢山の方が書き込んでくださって、とても面白い論点があがっていたので
まだまだ議論を広げていきたいと思っていたんですが。書き込んで下さる方もこれから増えていくと考え
ていたので、このトピックを終わらせたくなかったのです。それに意見を言いたい方が沢山いらっしゃる
のかもしれないのに、勝手に「済」ボタンを押されたらその方は自分の言いたいことがいえなくなってしま
います。そういった他人への影響というものを考えながら行動していただけないでしょうか。皆様勝手に
暴走して申し訳ありません。
 このトピックに書き込んでくださった皆様本当にありがとうございます。沢山の方が書き込んで下さった
おかげで僕も大変勉強させていただきました。僕も魏延が討たれた原因は謀反ではなく、楊儀を初め周りの
文官や武将との協調性が不足していて、孤立していたので楊儀らに危険視されていたためだと思います。
それから「魏延が指揮権を継承していたら姜維のような無茶な北伐はしなかったのか」という論点について
私が思うことは、まず魏延に姜維に勝るほどの政治力と指揮力があったのか僕の中で判断しかねて、蜀の
状態を考えながら行動できたか疑問です。やはり姜維と同じ結果をもたらしたのかなと思います。むしろ
魏延は周りの人と協調しないから、暴走して北伐しまくって姜維よりひどい結果を招いたんじゃないかと
も思います。皆さんはどう思われますか?
最後に僕のレスで不快な気分になられた方がいらっしゃったら申し訳ございません。
何の用です…
返答次第では
首が飛ぶぞ…
671無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 18:34
どーせネタないんだったら9でマルチプレイしないか?
シナリオは、黄巾、董卓討伐、群雄割拠、官渡、赤壁、三國鼎立
新武将は男50、女40人で君主にも出来る
グラフィックは好みの分かれるところか・・・
大陸顔も多いが日本人受けする美形も多い

内政はほぼ光栄と一緒
戦闘は無双と似て無くは無いが・・・コレはコレとして考えたほうが良い
けして悪くは無い

兵種も多彩、女兵や猛獣調教兵が気になる
藤甲兵→象兵などランクアップ有り
敵将を捕らえると
斬首、捕虜、釈放など出来る
陣形やら武器、アイテムも多く地形なども豊富

つーかレビュー面倒になってきた
要は光栄の良い所どりってこった
面白いから早く再開したいのでまた後で
「遠からんものは音に聞け。近くば寄りて目にも見よ」
夷陵 郭嘉 沙摩柯 荀ケ 蕭何 諸葛瞻 臧覇 趙雲 范増
文鴦 劉ェ 呂雉
夏候淵 夏候惇 司馬懿 周瑜 姜維 陸遜 陳羣 袁紹 魯粛 周瑜
袁胤 於夫羅 華佗 韓馥
蔡瑁 士燮 司馬徽 朱儁 蒋義渠 臧覇 沮授
裴元紹 樊稠 糜竺
676無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:37
                  Λ_Λ ぁぁ-
       ∧_∧    (・∀・;)
      ( ・∀・) ⊂ ⊂_ )    ______
     ⊂   /| ≡≡≡≡≡≡/       /|
       |  _/ ≡≡≡≡≡≡| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
      (__)彡   ≡≡≡≡≡≡|リプレイまだぁ?|/
           ボコッ
677無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:46
(゚∀゚)あーーーーーーーーーーーーーひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
荒らすな
679無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:47
      \ Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ
      ∩( ゚ ∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )
       \ Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ
      ∩( ゚ ∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )
       \ Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ
       ∩( ゚ ∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )
        \ Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ
        ∩( ゚ ∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )
         \ Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ_Λ
   \     (( ゚ ∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚)∀゚ )∀゚ )∀゚ )∀゚ )
   . \     (つ   )   )   )  )   )  )   )   )   )  つ
   .   \___( ⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l⌒l
   ..    |   (__)_)__)_)_)__)_)_)_)_)_)_)__)_)__)_)_)_)
   ..    | _______________________ |
   ..    | |||||||||||||||||||||||||
   ..    | |||||||||||||||||||||||||
   ..    | |||||||||||||||||||||||||
   ..    | |||||||||||||||||||||||||
   ..    | |||||||||||||||||||||||||
   \..  | |||||||||||||||||||||||||
   . \. | |||||||||||||||||||||||||
   ..  \|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
680無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:48
>>678
偽物さん、色が青ですよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
681無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:49
(゚∀゚)あーーーーーーーーーーーーーひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ 
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ
 ピンポーン
「ハーイ…」
「初めまして。孫乾公祐と申します」
「そんかん?ハア?」
「本日は御願いがあって参りました。私の主、中山靖王の末裔、
劉備玄徳が、天下の凶賊に追われ難儀をしております。どうか
一晩、一晩で結構です、こちらに泊めてはいただけないでしょ
うか?」
「…すみませんが、他当たってくれますか?うち旅館じゃない
し。それより、病院にでも行…」
「(拳銃をつきつけて)申し訳ありません、こんな事はしたく
無いのですが」
「ハ、ハイハイ、ハイ…ど、どうぞ…狭い所ですが…」
「で、その劉備って人はどこに…」
「後から参ります…私はお使いですから。失礼…(ピッ)…
孫乾です。はい、見つかりました。兵力は期待出来ませんが、
地の利はまずまずです。はい、街道を見渡せる要衝にあるア
パートです。かなりボロですが、辛うじて風雪には耐えられるかと」
「大きなお世話だ!誰に電話してるんだよ!」
「兵糧もまずまずです。はい…兵を募るのに適した所ではあ
りませんが、暫く休息し態勢を立て直すのにはいいでしょう」
「ちょっと待て!何の話をしてんだ!」
「(ピッ)…劉備様は間もなくこちらに参ります」
「兵を募るとかってなんだよ!聞いてねえよ!お前一晩泊め
ろって言ったろう!」
「追手が迫っております」
「聞いてねえよ!!」
「殿は…漢室復興の大義の為に立ち上がったというのに…」
「…あのなあ。デンパか何か知らないけど…ここは二十一
世紀の日本。解る?コスプレまで決め込みやがって、何と
戦ってるっていうんだ、だいたい。曹操か?呂布か?ああん?」
「アメリカです」
「…ハァ?」
 パラパラパラ…
「アメリカは天下を簒奪し、漢室復興の大義を妨げようと」
「あのなあ…言うに事欠いて…」
 パラパラパラパラパラパラ
「…」
「…」
「しまった!見つかりました!伏せて!」

 ババババババババババ!!!!(超低空を通過)

「うわああああぁぁぁーっ!!!」
「アメリカの軍用ヘリです!しまった…ここも見つかって
しまった!」
「ななな、何々何が何、ななな、うわぁぁーっ!!また旋
回して来る!!」
「大丈夫です!私にも策くらいあります!表にFIM−
92スティンガー低高度地対空ミサイルを置いておきました!」

 シュバッ!!ヒュルルル〜…

 ドゴォォォォォォォン!!!!!バーン!ゴゴゴゴゴゴ…
(命中→墜落→炎上)

「あわわわわわ…」
「策は成功です。御安心を」
「何が成功だー!!あいつらは一人頃すと一万人で攻めて
来るんだぞー!!」
「いずれにせよ、ここも見つかってしまいました。さあ、
参りましょう」
「参りま…、って…オイ!!」
「こうなってしまった以上、貴方も当事者です。(ピッ)
劉備様?だめです、こちらもアメリカ軍に発見されてしま
いました。取り敢えず、徴用した兵士と共に、そちらに
合流致します」
「待てゴルァーッ!!何の話をしてんだァァーッ!」
「…ここに残られますか?」
 パラパラパラ…

「…」
「…」

 パラパラパラパラパラパラ

「…」
「…」

 ババババババババババ!!!!(超低空を通過)

「俺もっ!俺も行く!俺もー!!劉備様の漢室復興の大義
の為に命をかけるー!!」
「劉備様、後程!(ピッ) さあ、急ぎましょう!」

 ババババババババババ!!!!…


オシマイ
687無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:52
                \ │ /
                 /◎\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─(◎●◎)< つぶつぶつぶつぶ!
                 \◎/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ◎◎)< つぶつぶつぶつぶつぶつぶ!
ぶつぶつ〜〜〜!   >(◎●)/ |◎●/ \__________
________/ |◎◎〈  |◎◎|
              /◎/\_」 /●/\
               ̄     /◎
                    ̄
第2レース
オープン 戦国教室ステークの結果です
草) 1200メートル やや重 

単勝 馴れ合い批判          5,4
馬連 馴れ合い批判ーあらし      245,2
枠連 馴れ合いーあらし        121.2
馬単 馴れ合いーあらし        482,1
三連 馴れ合いーあらしーコテハン叩き 18.9
(;´Д`)ギャランドゥ
690無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:54
おふとん あったかいよ〜 みんな元気?

               (⌒ヽ:::::::::::'''''-,, 
  \丶.    //   <´・\  ::::::::::::::::::ヽ
_______    l  D ハ::::::::::::::::::::::ヽ,
|ヽ       ,,,/|  .<、・_ (         )
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  | (⌒ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒)
| |  ≡≡≡  |  |
| |  ≡≡≡  |  |
|.,|      ″|,,/
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
小細工の必要はない。正面から攻めていけば、敵はどこからでも崩れる。

宋を打ち倒すぞ、宋江。そう言いたかった。
替天行道の旗に目をやった。強い風に靡いている。
雲の動きが激しかった。
心の中で、ふるえているものがある。
眼を閉じた。気力が全身に漲っている。
静かだが、確かなものとして、いまこの全身と全霊があった。

晁蓋は腰をあげた。
「総攻めに移る。なんの策もいらぬ。ただ本陣をめざして駈けよ」
鯨波があがった。それは全軍に波のように拡がっていく。精鋭三万。
曳かれてきた馬に、晁蓋は乗った。

不意に、視界が広くなった。
なにが起きたのか。
考えるよりさきに、さまざまなことが、すさまじい速さで頭をよぎった。
初めて抱いた女、宋江との出会い、数えきれないほどの戦、夢。
なにかが終わる。そう思った。
旗。替天行道。進んでいく。速くなっていく。
人の名。呼ぼうとした。
誰の名なのか。呼ぼうとし続けた。
浮かんだ顔が、表情を失い、闇に呑みこまれていく。
692無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:55
体体体●                     
体体体●                       ●●●●●
体体体●                      ●頭頭頭頭●●
体体体●                    ●●頭頭頭頭頭頭●●●
体体体●              ●●●●茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●●
体体体●       ●●●●●茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体● ●●●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭頭頭●
体体体●●茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●頭頭頭頭頭頭●  我
体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●●●●●     慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                我慢
体体体体茎茎茎茎茎茎茎茎茎●●●●                      慢我慢
体体体体茎茎茎茎茎●●●●                           我慢我慢
体体体体茎茎●●●                                 慢我慢我
体体体体茎茎●                                     慢我
体体体体袋袋●                  
体体体体袋袋袋●                 
体体体体袋袋袋袋●                
体体体体袋袋袋袋●  
ガチンコ時の強さ(平地以外)
歩兵=10円+矢 蛮族=20円+矢
騎兵=10円+α 鉄騎=20円+α+矢

α=0の場合 歩兵>騎兵 鉄騎=蛮族
α=矢の場合 一瞬先制できる歩兵>騎兵 鉄騎>蛮族
α>矢      歩兵=騎兵の場合 鉄騎>蛮族

やぱり騎兵は強いのかな。そもそも矢はぶつかり合い時の強さには関係ないのかも
鉄騎+平地=歩兵+15 鉄騎=歩兵+15-平地
鉄騎=騎兵+10円    騎兵=歩兵+15-平地-10円
水軍他+地勢+地形=歩兵+60以上
たまには有能な武将使ってプレイしてみるかと思って
189年の董卓配下の曹操を選択。

即効下野して鍛錬しつつ劉備三兄弟と親交深めてみた。
連中と義兄弟になったところで仕官して、次の月に早々と反乱起こしてみた。

関羽、張飛 「義兄上にどこまでもついていきますぞ!」
                 ↓
反乱は成功しました。劉備は首を刎ねられました。

桃園の誓いって一体・・・。
695無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 19:57
            ???   ???
        ?????????????????
       ?   ????   ????   ?
      ?                   ?
    ???????????   ???????????
    ???????????   ???????????
    ???????????   ???????????
    ?  ?      ?   ?      ?  ?
 ???           ? ?           ???
? ? ?         ?   ?         ? ? ?
?  ? ????????       ???????? ?  ?
 ??                           ??
 ?                             ?
?                               ?
?             ?????             ?
?            ???????            ?
 ??                           ??
   ?????                 ?????
        ????         ????
            ?????????
696YUIS:03/06/15 19:58
ここで買わなきゃどこで買う!?

http://www.dvd-yuis.com
697無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 20:02
 ヒギィイイィィィィ…
        .。
      、,;,ヘ,.;从と≡、_∧
    ∴;゙っ`#;,⊂≡(∀´  ) 氏ねよ!!
     ‘;゚、っ;,と=⊂三≡  ○
     ::〜( 、,∴⊂≡( (`ー-J
       ;(/;ヾ)::W` (_)
     ;‘∵ "'' `
        ↑>>1
206年 劉備が曹操、孫権、その他の勢力を滅ぼし
   蜀を建国。
207年 宋江をはじめとする、108人の好漢達が
   国の乱れを見かねて、立ち上がる。

主な登場人物
宋江...地方の役人
宗清...宋江の弟
孫権...地方の役人。宋江とは親しい。
劉備...蜀の皇帝。権力を欲しいままにする。
諸葛亮...劉備の参謀
関羽...劉備の側近(右大将)
張飛...劉備の側近(左大将)
699無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 20:05



GAMECITYをお訪ね下さいまして、ありがとうございます。

誠に申し訳ございませんが、現在サーバーメンテナンス作業のため
サービスを一時休止させて頂いております。
お客様にはご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。
ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。



GAMECITY 市長
700無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 20:05
\  |:::::::::::@`ー――――一'´    ヽ:::::::::|     /  / ̄ ̄ ̄\
  .\:::::::::/━━━      ━━━  |:::::::::|    /  ( ((((((^^))))
    \/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.|:::::::::|   /     |ミ/  \  /|
     .\ -=・=-  |  |  -=・=-  ロ=:::::::|  /    (6 ー[¬]-[¬]
       \     /  ヽ      /ヽ::::::::| /.      | <     」  >
    ブヒヒヒ  \´/    `ー―一´  ヽ::::|./   __| ||||  (ー) |
  ._/)_/)_.\●_●)        |:::/   (__/\___/
 (∴)◎∀◎(∴) .\|     ∧∧∧∧∧   / (__))     ))
⊂) ̄ ヲタラー ̄(つ  .\--.<     ヲ  >[]____| | ラブヒナ命| |
 (~ ̄ ̄ ̄) ̄ ̄~)     \<     タ  >|]   | |_________| |
 (____)___)      <  予  ス .> \_.(__)三三三[]__)
――――――――――――<     レ >――――――――――――
彡川川川三三三ミ〜〜〜〜 <  感  の >============/ ̄ ̄ ̄ ̄\
川|川 \  /|〜〜〜〜<.  !!       >==========.(  人____)
‖|‖ ◎---◎|〜〜〜〜 /∨∨∨∨∨\===========|ミ/  ー◎-◎-)
川川‖    3  ヽ〜〜〜 ./::::/ ,,;;;;;;;;;;;;;;,   \========(6     (_ _) )
川川   ∴)〆(∴)〜〜 /:::┏━━━━┓  ┏\=======|  ∴ ノ  3 ノ
川川     〜  /〜〜 /|::=ロ   -=・=- ┣━┫ -=\=====ゝ       ノ
川川‖      /リ〜〜 //|:::/ヽ      /ノ  ヽ    \=/        \_
川川川川   (⌒)ビシッ./ | |/  ` ̄ ̄ ̄´/    ` ̄ ̄ ̄\=ヽ     ノ\_)
:::::::::|-、 ,-/:::::/ ~レ-r、/  `|         (. o⌒o .)       \(  ⌒ヽ´
:::::::::|  /:::::/__ | .|./    \       :::::::::::::U::::::::::::::     /.\ ヘ  )
:::::::::| /〈 ̄   `-,/      .|\   ::::--┬┬┬--::::   ./|    \`J
・魏の圧倒的な国力。
 →司馬懿を討ったとしても、圧倒的な兵力の前には簡単に攻略していく事は困難
・孔明の死期。
 →北伐時にはもう50歳を越えていた。徐々に北伐をしていくには時間が足りなかった。
・蜀国内の乱れ。
 →孔明だけが頑張っても味方が腐っていればそれも無駄。もしも一丸となって
  誠心誠意孔明の北伐に援助していたら、歴史は少し変わっていたかもしれない。
・呉の存在。
 →呉を平定するのもまた問題があったと思う。外面上とはいえ協力しあっていた呉。
  魏を攻略できたとしても、次は呉だ!ってそう簡単にいけたか?

まあ何千年も前の話だからこうやって色々言っても意味が無いのかもしれないけど、
さとみさんの浪漫を感じたい気持ちを感じてレスさせて頂きました。漏くもよく
思いました。ああ、関羽や張飛、超雲が生きていたらどうなったかなあって…。
702無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 20:07
あ だ 新 叫 あ _ こ き
る が ス け る わ の さ
ま そ レ ぶ か し 軍 ま
い の を こ  ̄ を 勢 が
  自 渡 と と 殺 の
  信 し が 三 せ 前
  は て で 度 る で
    や き が 者
    る た   
      ら
そもそも地球上に三国時代などなかった。
晋は他の星からの侵略者だったんだ。晋は後漢を滅ぼし中国大陸したんだ。
だけど、民衆たちは晋の支配に納得しなかったんだ。だから反乱が相次いだ。
そこで晋の連中は民衆から後漢の記憶を奪い、あらたに偽りの魏、蜀、呉
の歴史を陳寿(宇宙人)に書かせ、これを後漢の歴史と晋の歴史の真ん中
にいれて地球人たちに晋の正当性を教え込んだんだ。そして中国大陸の歴史
とまざっていったんだ。だから、漢は霊帝以降は晋の捏造なんだ。
みんな、三国志はフィクションだ!!!!!
劉備、曹操、孫権はいた事はいたが漢の家来でしかなかったんだ。
チョットやってみますた。
戦略画面は三国志III風で馬が走り回る所はIIみたい。
命令はVみたいな回数制です。
以下に戦略フェイズでのコマンドの概要書きまつ。

内政は超簡略化されていて、開発、移動、人材、アイテムのみ。
アイテムのコマンドは、武将にアイテムの装備をさせます。

軍政は、徴兵、訓練、戦争、整備、兵力調整です。
整備は、武将の装備、陣形、兵種、必殺技、武将技、軍師技を設定できます。
兵力調整はIIIでいう編成でつ。

外交は、同盟、廃盟があります。(どーでもいいが、廃盟って単語初めて聞いた)

任命は、太守、軍師、将軍を任命します。
将軍は将軍位があり、牙門/軍師/偏など結構お馴染みの将軍位があります。
当然、将軍位によって率いる兵数は変わってきます。

策略は調査、離間、情報とあります。
調査はIIIで言うところの密偵、情報は調査した所のみ閲覧可能です。
ちなみに、人材登用は調査を事前に調査を行ってないと無理ぽ。
705無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 20:08
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
14 :無名武将@お腹せっぷく :03/03/22 16:48
9と同じくnyに流して下さい
706無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 20:09
あ、なにするですか!!やめるです!!!
いやです!!!こっち来るなです!!浣腸器なんかどうするつもりですか!!!
ごめんなさいです!!私が悪かったです!もうしませんで・・・あ、ああ!!
いや・・・です・・・、いや・・・いやああ・・・です・・・ああ・・・。
ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ
あ・・・あ・・・ハアハア・・・。ハァハァ・・・。
\モウ/    \ね/  \ アボカド /  \ 馬 /  \ 鹿 /  \ カト /
                                    ∩   ∩
                                    | つ  ⊂|
    ∩;;;∩                      ∧ノ~       ! ,'っ _c,!
  (Y;;;;;;;;;;ヽノ)               ヽ      ミ| ・  \    ⊂/  ・  \
   i;;;;;;;;;;゚;;;゚ヽ           γ⌒^ヽ    ミ|   ... '_)   | __,,▼     ∫
??;;;;;;\;;;;'⌒)          /::::::::::::::ヽ   ミ| (,,゚Д゚)    |・ (,,゚Д゚)    (,,゚Д゚)
 )|;;;;;;;;(,,゚Д゚)    (⌒)(⌒)  /.:::::::::(,,゚Д゚)    | (ノ  |)     | (ノ  |)  ⊂三つ: つ ババンバ
ι|;;;;;;;つ ;;;/つ   ( ・Å・)  i::::::(ノDole|)   |  馬 |      |・・ .鹿 |     ||||||||   バン
  ヽ..;;;;;;;;/  γ⌒ ( ゚Д゚))  ゙、:::::::::::::ノ    人.._,,,,ノ     ι・,,__,ノ     |  |     バン
..    U"U  乂_) UU      U"U      U"U       U"U        U"U
 /     / /                /        ど
     〃 .//     i   ,'       ト! /  す そ     う
    / ,' ///  /! |   .i     .l  ハ i  る ん    し
    / i' //,'  // .|  l //  .|  / |!|  の な    て
   / i′/ /!  //! i|  | //.  ||. i′!i',  ? イ   ト、
  / ,' | 〃// // | |.i   | !.|.   ハ ,' | || i     ジ   j `ー‐‐'´!
 / 〃 | i,' // // | | .!  | 川、 /|| /! | || >    ワ  /|      |
 ! i i| ||/ |  |/! | ハ!|_ノ| | |' `X_| | | | ||  ̄ヽ   ル / |      |
  i || / | |,'! _iLレイ'、 | | |  i トLL_ || /| `ーr‐イ!  .|      |
  .i .|| L,r十'「L..il | i ヽ | ||  i |メ-L_「i十ト-/,| /||  |      |
  i ,ィ∨-i,,ヽノ=─リト ヽ ', | || ,' iレノ==AHニメ、!`/!||  |      |
  i  | ,彡r'´_)'´  ト、 ヽ\ト、/ //{L_ノ  /ヾゞ、i| ||i  .|      |
  | _L彡∧`o  Oノ        ノ ヽ゚  O ∧ミ「| || i  |   i  |
 /T´|!`ヾr‐ヽ、 - '          r-、-ァ‐ニ-、″|| | |  |   ||  |
 i | .ト、 `ー‐' ̄´               ̄`ー─ '  ,'| | .|  i   | || .|
 | |i |.ヽ  ,::::',::::',::::'    j    ,::::',::::',::::': :..  i/! | i ∨ | | || |
 i |  | ヽ  f⌒ヽ / ̄`ヽ             /! | | i  |  | |i || |
 /|  ト、_.ヽ  ヽ  /    /⌒ヽ,--、       / -┤| ハ |  | il ヽ. |
  | iヽ `Tト、 i /   /   /   〉‐-、   ,イ ハ | | | ヽ|  | |! i |
  | ハ  | \レ′  ‐′ ‐′ /    〉 ,イ/| | | | | | ヽ、 | |ト、ヽ',
  | || !  | ノ! /             /‐' | ノ! /! | | ||  ト、 .|  |ヽヽヽ
709無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 20:12
         _.. -‐y''三ミ ̄ ̄ミ'ー-、
         ,.へヽ>'´⌒'ミ、ヽ.`ヽヽ.ヽ、ヽ
        // イ | | i 、ヽヽ. ヾ.'^'"ヽヽ
      ノ / / | | | |  : 、 . l゙ヽ〜ヽi          _________
      | :| /   | ト、ト、ト、 l l ;. l || ||         /
      | | ||''\' レ',;、''/''ヽト、| | ; ヽ.|| ||      / 1列に並べ!私がお前らの金玉蹴って
       | :| ||y'Pヽ  '"´P'''y | | ト、ミ'ー-七   < 
       | :| ||'┴┘   ┴'‐'  ト、`、 `''ー--十    \  気合を注入してやる!
       | |Λ  、,__    | ト、 ゝ.''ー-三≧     \    
      |レ' イ:ト、 \+/     | | ト、ミ_ 'ー≧       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      / 7| |:|:|:;ト、.___,,..  イ | | |:| | |`Tト(`
      //|イ| ||:|:;|;;|;;i;;;|     | | |:|,'^^'' 、ヽ

武威凸∴┃∴∴∴┃∴∴∴∴∴凸薊∴∴凸烏丸∴┏┓凸襄平
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴凸晋陽∴∴∴∴∴∴北平凸┃┃┏┓∴
━∴━━┛∴∴∴∴┏∴━━∴━┳∴━━┳━━┛┗┛┗━
西平∴∴∴┏━┓┣┛凸上党∴∴∴南皮凸┃
∴凸∴∴安定凸┣┻┓∴∴凸鄴∴┃平原凸┣━━━┓┏━━
羌∴━∴━━∴┛∴┗━━━━━━━┳━┛北海凸┃┃倭凸
凸∴∴∴∴凸長安∴∴凸洛陽∴凸濮陽┃凸小沛∴∴┃┗━━
∴∴凸天水∴∴∴∴∴∴∴∴∴━━━┛┃凸下邳∴┃
∴∴∴∴∴∴∴∴宛凸∴∴∴∴凸陳留∴∴┏∴━━┫
漢中凸┃凸西城∴∴∴凸許昌∴∴∴∴┏∴┛∴┏━┛
∴∴∴┗┓∴新野凸∴∴∴∴┃凸汝南∴凸寿春┃┏━━━┓
∴凸梓潼┗━━━━━┳━┓┗━━━┛∴∴┏┛┃凸秣陵┃
∴∴∴∴∴∴襄陽凸∴┗┓┃凸江夏∴凸廬江┃┏┛∴呉凸┃
凸成都∴∴凸永安∴∴∴┃┗━━━━━━━┛┃∴∴┏━┛
∴江州凸┏━┓凸江陵∴┗━┓┏━━━┓┏━┛∴∴┗━┓
━━∴━┛∴┗━━━━━━┫┃柴桑凸┃┃∴∴∴会稽凸┃
∴∴∴∴∴∴武陵凸∴長沙凸┃┃∴∴┏┛┃∴∴∴∴∴∴┃
凸雲南∴凸建寧∴零陵凸∴∴┗┛∴∴┗━┛∴山越凸∴┏┛
∴凸南蛮∴凸交趾∴∴∴∴凸桂陽∴∴∴∴∴∴∴∴∴┏┛
七同志≠フ一人、廖衛。
この男が、これまで戦闘で目立った活躍をしたことがなかったのには理由があった。
挙兵以来、廖衛は主に兵の調練を担当していた。
一人前に育った兵をほかの同志の部隊に編入させ、再び新兵の調練にあたる―という行為の繰り返し。
戦場で戦果を上げるなど無理だった。
しかし、その状況もようやく終わりつつある。
涼軍武将の数が増えるにつれて、調練をほかの武将に任せられるようになった。
今、廖衛が調練を重ねている兵は、純粋に廖衛直属の部隊。戦法の習得度も上がってきている。
七同志≠フ中で「突撃」と「撹乱」の両方を習得しているのは、廖衛と町費だけだ。
町費の「突撃」レベルは一で、まだまだ訓練が必要だが、廖衛は「突撃」「撹乱」ともに三。
いずれもあと少しで、戦闘で十分に力を発揮できる四へと上昇する。
平地、砂漠、森林、山岳地帯など、あらゆる戦場で活躍できる部隊となるのだ。

廖衛が永安に帰国して以来、廖影は黙々と部隊の練成に努めてきた。
廖衛が帰陣した時、存分に部隊が活躍できることだけを考えてきた。
正式な七同志≠ナはないため、評定の参加権もない廖影にとって、部隊が強くなることだけが楽しみだった。
そんな影武者に今、好機が訪れている。
激闘を展開していた相手は、紫桑軍総大将の韓当。
その部隊は残り1700。「突撃」が決まれば、一撃で殲滅できる数だった。
胸が躍るのを感じつつ、廖影は号令を下した。
「かかれー!」
配下部隊が自分のイメージ通りに動いた。こんな経験は初めてだった。
猛烈な風に押しやられるような感覚で、廖影は部隊とともに韓当隊へと突進した。
そして馬から叩き落とされる韓当。
「敵総大将・韓当・・・わしが捕らえたぞー!」
めまいがするような快感を抱きながら、影武者は槍を突き上げた。

「廖衛の『突撃』レベルが四に上がりました」
712無名武将@お腹せっぷく
    ,へ、      /^i
      | \〉`ヽ-―ー<〈\ |
      7   , -- 、, --- 〈
     /  /  ● ▼ ●ヽ|
     |  (  __人_ )|
    / 彡/  ― ― |ミヽ
   く彡彡/    -  - |ミミ〉
    `< |      > |ミ/
    | | |     ┏━┓|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | | | |     ┃─┃|  <一回会おうか、どうだ?
   || | | |  \ ┃  ┃/   \_______
   | || | |    ̄  ̄|