異説本能寺〜覇王の後継者〜 天正十年版その1

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424明智光秀 ◆J2rclXD/6Y :03/01/12 09:46
【6月21日、近江坂本城】
坂本城はかつて光秀自身が設計した城である。
しかし彼に過去を懐かしんでいる暇は無かった。
水軍衆の出航準備は急ピッチで進んでいる。兵は続々と兵船に乗りこんでいる。
「明日には長浜に入れましょう。一万や二万の軍勢にはびくともしますまい」
長浜の信澄のもとで副将を務めることになる溝尾茂朝は豪快に笑った。
「物資の補給は途切れさせぬ。後詰も出来るだけ早く出す。長浜は金床なのだ、分かるな」
「心得ております。後ほどごゆるりと参られよ」

【溝尾茂朝と兵5000、長浜へ向かう。22日着】
【光秀本隊6000、坂本より日野へ向かう。23日着】
【池田輝家と兵2000、瀬田へ向かう。21日中に着、筒井勢と攻囲交代】
【筒井勢6000、蒲生勢を追尾。同勢を牽制中の磯野隊・斎藤隊と呼応して挟撃を図る】
425明智光秀 ◆J2rclXD/6Y :03/01/12 10:04
【6月20日、近江長浜城】
柴田の動きを知らせる斥候が頻々と入ってくる。
津田信澄は沈痛な面持ちでそれを聞いていたが、ついに諦めるしかないと悟った。
人は変わってしまうのだ。俺自身、そうではないか。
「小谷へ戻るのはしばらく後になりそうだね」
弟分としてすっかりなついている浅井光政に微笑みかけると、信澄は手もとの書状を睨んだ。
坂本の早船がもたらした光秀からの書状だ。一手を湖上から差し向ける、という。
今彼の手元にある兵2000は既に防備を固めている。この堅塁に7000からの兵が篭れば、ちょっとやそっとの事では抜けまい。
その上で義父の言うように事が進めば、北方の脅威は一気に消し去れるだろう。
「阿閉殿はどうしましょうか」
不意に少年が口を開いた。虚を衝かれた信澄はあっけにとられ、次いで青ざめた。
「そうだった。あのお人を逃がさねば」

急使がもたらした書状は、信澄の優しさと心遣いがにじみ出たものだった。
「城を捨てて長浜へ入れ、と言ってきたよ」
阿閉貞征は暫し考えた後、近臣に城の放棄を指示する。
「いずれ帰って来られるさ。ここで死んでは何にもならんが、生きていれば良い事もあろう」
達観したようにそう言うと、彼は帰ってきたばかりの居城を後にすることにした。

【阿閉勢、山本山城を放棄。阿閉勢500、長浜へ。物資は全て長浜へ移送】

426柴田勝家 ◆tCi4E4FiLo :03/01/12 10:11
【六月二十一日 金ヶ崎城】
金森隊、出撃準備完了。
可重「父上、準備は整いまして御座る。」
長近「よし、直ちに我が軍は若狭へ向かう。可重、その方に1000を与える故、先行して国吉を抑えろ。」

【同じ頃、北近江は余呉・木之本付近】
利家「やはり長浜は惟任の手に落ちたか…。」
利長「父上、敵は小勢と見えまする。さっさと揉み潰してしまいましょう!」
利家「いや、あの城は猿めが築いた堅城、我が隊のみでは抜くことは出来ぬ。ここは佐久間隊の到着を待ちつつ、周辺を押さえるが寛容。」

【金森隊5000、若狭へ。先行部隊は国吉に向かいますが、既に明智方の手に落ちた場合は本隊に合流します】
【前田隊5000、賤ケ岳付近から小谷に至る地域を制圧、佐久間隊の到着を待ちます】
時間がない状態ではあるのだが、時はさかのぼる。
【天正十年六月二日】
毛利の陣内に、明智家よりの使い番が到着。
五月二十九日、中国方面に弾薬などの百荷が送られたと同時に発した使者と思われる。
歴史はこの一手より、流れを変えたのであろう。

安国寺「使者の伝えたるものが誠であろうと、明智が如きは数日も天下をまとめられぬでありましょう」
吉川 「御坊は羽柴を助けたいのであろうが、そうはいかぬ。これほどの好機、見逃すはありえぬ」
小早川「安国寺殿、羽柴殿が明智殿のことを隠して我らと交渉した時は、これを叩く。
もし、すべてを我らに伝えた上で、領地の切り取りをあきらめたなら、これを許す。いかがに」
安国寺「羽柴殿に誠があるかなしかに賭けると言いますか。
御仏の慈悲があればあやつ、天下を取れましょう」
吉川 「織田家より借りた兵がほとんどの羽柴の兵、右府が消えれば瓦解しよう」
※兵站機能の多くを織田家の存在に頼る羽柴軍。
それをまとめることできる期間は、限られている。

【天正十年六月三日】
毛利の陣内は静かにではあるが動きを見せていた。
すぐにでも攻め懸けられるよう、その準備である。
さらに、前夜、水軍に使いが出、後方を伺う準備も行われた。
【天正十年六月三日深夜・羽柴陣内】
小西屋の使いが明智謀反を秀吉に伝える。
羽柴 「ガタガタブルブル」
黒田 「天下を取ろうと武者震いにございますか」
羽柴 「おみゃーはたわけかっ! 百姓に天下が取れるか。
   右府様がご無事、祈るだけだわ」
黒田 「ならば毛利との交渉、いかがいたします」
羽柴 「あの坊主を呼んで、どんな条件でも受け入れてここから逃げるだけだわ。
   二度も三度も敵味方をうろうろする宇喜多も、いつ敵になるかわかったもんでもにゃー」
黒田 「毛利の与力としての方が長いですしな」

【天正十年六月四日・早朝】
羽柴が出した条件を、安国寺恵瓊が悲しげに聞いている。
横で顔を赤くしていく吉川元春を、小一郎がいぶかしく思って眺めていた。
その時、歴史は大きく動いていた。
安国寺「清水宗治は切腹。城兵は助命。領地は・・・・・で間違いありませぬのか」
羽柴にはまだ最後の機会が残っていた。
安国寺「御仏は、誠ある者を救われます。今一度、現在の状況を自身で確認され、
条件をお考え直していただけませぬか。きっと御仏の慈悲がありましょう」
安国寺は秀吉と小一郎の目を交互に見、別間で条件を確認することを提案する。
それぞれ別室に移動し、小声で会話を交わしている。
吉川 「なぜ、あのようなことを」
安国寺「甘いと言われましょうが拙僧はあの者に賭けてみたい」
吉川 「あの猿めに誠意などあろうはずもありませんぞ」
【天正十年六月四日・昼】
小一郎「今一度兄と話をし、清水殿を隠居と」
吉川の顔から、今度は血の気が消え、真っ青な色へと変貌していく。
安国寺は、何度か見た記憶のあるこの顔に、羽柴の未来が消えたことを悟った。
吉川 「右府殿の冥福を祈ります。さて、羽柴殿、それだけか?」
激しやすい吉川が、静かに言い放つ。これが吉川にとって、極限にまで感情が動いた時のクセであった。
羽柴 「い・い・意味がよーくわ・わ・わからんでや、説明したってちょーでゃー」
吉川 「明智様より使者が参りましてな」
この後、戦国史にも例を見ない、武装放棄による講和へと話は進んだ。
吉川が羽柴追撃を一時的にせよ取り下げたのは、宇喜多家を分離させて後との計算があった。

羽柴の兵より、すべての鉄砲、弓、長槍、弾薬、金銀が取り上げられた。
兵糧の半分、馬の半数、鎧、兜は将のみに許され、腰の大小はどちらか一本に限定された。
わらじの予備もすべて奪われた。一部は兵に恩賞として与えられたが、戦備の配分は、
ひとまず後日のこととなる。そこに費やす時は、この時の毛利にはなかった。
銭で雇われていた足軽には、毛利家に仕える機会が与えられた。
羽柴軍に組み込まれていた中国の在地領主にも、毛利家に仕えることを条件に、
所領安堵の上、武装返還が認められた。
数千の足軽、豪族がそれに応じたのは、羽柴の未来を反映した現実の怖さである。

《毛利と羽柴軍の和平成立。事実上の降伏。羽柴軍は武装を解除され、
占領地は元の領主に戻され、宇喜多家は毛利の監督下に入る。》
フロント殿も承認済み前提条件の、《  》内に対応して話を構築いたしました。
宇喜多家についてですが、これより交渉と恫喝となります。フロント殿が裁定してください。
宇喜多家の支配領域、かなり独立色の強い豪族も多く、割れる可能性もあるでしょう。
ちょっと前まで当家の与力大名として、羽柴と戦っていた宇喜多家ですし、
本領安堵でどうなりましょうか。せめて主君が若年でなければ良かったのですが。
430徳川家康 ◆Z4A9O23po2 :03/01/12 15:06
五徳が言い放った一つの事実、そしてその腕の中の無垢な笑顔、この二つが無形の凶弾と化して並み居る諸将の耳目を打つ。
先程までの喧騒が、まるで嘘だったかのような沈黙に包まれる大広間。二派に分かれて相争っていた尾張衆も、じっと流れを見守る。
が、この時生じた一瞬の隙が、この後の会談の展開を決定的なものとした。
間隙を突いて、議場の外では後世に「徳川の背信」と呼ばれる陰謀が進行していたのだ。
「我等は陪臣ゆえ…」と、議場への入座を慎んでいた三河衆が、何時の間にか大広間を取り囲んでいた。その背後には居並ぶは完全武装の兵士たち。
市・五徳が大広間に向かったとの報を受けた本多忠勝・榊原康政の両名、城外に布陣していた徳川の精鋭を率いて城内の要所を完全に掌握していたのだ。
そう、一瞬の出来事だった。
自分たちを威圧するように立ち並ぶ三河衆の傲然とした態度、突然の展開に声を失い呆然とする北尾張衆、
そして既にこのことあるを知らされていた南尾張衆は悠然と何処か勝ち誇ったかのように彼等の焦燥を眺めていた。

そんな周囲の様相は露知らず、大広間の中央では茶番劇が進行していた…。
信雄「な、何ぃ!真か、五徳!?」
信包「お市…。間違いないのだな?」
驚愕する信雄に、冷静に問い質す信包。
市 「えぇ…、兄上、間違いない…。その子は正真正銘の三法師、今は亡き濃尾甲信四ヶ国の太守信忠殿のご嫡男じゃ…。」
躊躇いがちにそれを認める市。だが、そのことに気づく者はいない。勿論、尾張衆にすれば今やそれどころでは無かったのだが…。

五徳のみならず市からも冷然と事実を突きつけられ、呆然と後退さる信雄。
だが直ぐに転落からも立ち直り、素早く思考を再開するのもやはり血筋ゆえだろうか?
(待てよ…。親父も兄貴も死んだ今、この俺が織田一族の事実上の後継者だ。例え三法師が嫡孫だろうと元服前の、それも物心つかぬ童に過ぎぬ。何を遠慮することがある。どうせ相手は女子、このまま押し切ってしまえ!)
気を取り直した信雄、再び幼児を抱える五徳に掴みかかろうとする。
431明智光秀 ◆J2rclXD/6Y :03/01/12 15:24
【6月21日 明智軍本隊】
亀山からの急使は訃報だった。
明智光慶。享年わずか15歳。
馬上でその知らせを受け取った光秀は、小さく頷くと使者に小声で問い掛けた。
「苦しんでの最後だったか」
「いえ、眠るように安らかに亡くなったと聞き及んでおります」
「そうか・・・何か言っていたか」
「殿と御方様の名を何度も呼ばれていたそうです」
「・・・」
光秀は兜の眉庇を下げた。瞑目していたのだろう。涙を見せまいとしていたのかも知れない。
「それから、それをお預かりして参りました」
使者は背負っていた袋を大切そうに手に取ると、光秀に渡した。
袋に入っていたのは、古ぼけた木刀だった。昔、武芸の練習用にと手づから作ってやったものだった。
「・・・こんな古いものを」
「いつも枕辺に置かれていたそうです」
「・・・思えば不憫な子であった。私は父親として、十五郎に何もしてやれなかった」
光秀はその小さな木刀を太刀の横に挿した。せめてこれからは一緒にいてやろうと思ったのかもしれない。
「苦労であった。ゆっくり休め」
「はっ」
少しだけ空を見上げた光秀は、馬腹を蹴ると陣の中に戻っていった。

【明智光秀の嫡子十五郎光慶、病没。享年15歳】
432徳川家康 ◆Z4A9O23po2 :03/01/12 16:52
>>430の続き
信雄が必死の形相で五徳に掴みかかり、幼児を奪い取ろうとした、まさにその時である。
「お控えあれ、中将殿。」
声質こそ違えども何処か父信長を思い出させる威圧感を伴う声が、大広間に響き渡った。
恐る恐る振り返る信雄、その視線の先には先程の何処か呆けた表情とは一変した厳しさをその相貌に湛えた家康が直立していた。
上段から降り、此方を見据えながらゆっくりと歩み寄る家康。
(み、三河め、遂に本性を現しおったな…!)
負けじと睨み返す信雄、脇差に手をかける。が、家康の行動は信雄の予想を裏切るものだった。
迎え討たんと身構える信雄を一瞥すると、家康はそのまま五徳に向き直る。そして、腕の中の幼児を見るや、そのまま床に崩れ落ちたのだ。
家康「さ、三法師君、良くぞ御無事で…!」
口を押さえるも、漏れる嗚咽。家康の目からは涙が溢れていた。
五徳「ち、義父上さま?」
家康「先月、安土でお目にかかった時はその利発な様子を拝見し、流石は織田の血筋、天下の三代目を受け継がれる御子じゃ、
   これで織田の天下も安泰じゃと安堵しておった…。だのに、物心付く前にお父上を亡くされるとは、何とお労しいことじゃ!
   この世に神仏は無いのか!何故、今すぐ逆賊惟任めに天罰を降さんのか!」
議場の誰もが家康の流した涙、そしてその至誠と義憤を偽り無きものと信じた。それが織田家にとって取り返しの付かぬ事態を呼ぶことを知らぬまま。

(ふぅ、義父上さまも良くやりますわねぇ。さて、最後の仕上げに参りますか…。)
嗚咽も漏らす家康の側に膝を付き、静かに語りかける五徳。彼女も、家康の至誠に心打たれのか、涙を流していた。
五徳「お父さまは常日頃より危うき時は三河様を頼れと仰せでしたわ。今、織田家はお父さまと信忠お兄さまという二つの柱を一度に亡くしました。
   この上は亡きお父様が最も信頼した義父上さまだけが頼り。どうか、この子をお願いいたします…。織田家をお守りくださいませ。」
家康「…うむ、五徳殿の期待、決して裏切りはせぬ。」
五徳から「三法師」を受け取ると腕に抱きかかえ、先程まで座っていた上段の更に奥、唯一人の者しか座ること許されぬ最上段へ向かう家康。
誰もその歩みを遮るものは無い。信雄も呆然とそれを見送るばかり…。
433明智光秀 ◆J2rclXD/6Y :03/01/12 17:53
【6月20日 美濃岐阜城】
明智秀満は忙しく働いていた。味方に取りこんだ諸郡の鎮撫、兵員の再編などやることは山のようにあった。
北美濃には柴田が進出しつつあったが、当面は静観の構えを取っている。
今では秀満の軍師格に収まっている例の斎藤利堯の献策によるものだが、南北双方の動きがはっきりしない以上打てる手は限られていた。
「今攻勢を取るのは自殺行為ですから」
利堯はそう説明した。南近江で蒲生が蠢動している事も掴んではいたが、こちらから兵を裂く訳にもいかない。
「当面は防勢ということだな」
「左様です」
まあ、岐阜の堅塁である。十万の軍勢が相手でも揺るがぬであろう金城湯池だ。
光秀から授けられた兵1万のうち3千は利三に譲ったので、手持ちの機動兵力は7千。これに各城の守備兵を合わせて、当面美濃は安定させられると彼は考えていた。
「しかし」
もしも南の徳川・織田と北の柴田が示し合わせて侵攻してきたらどうするのだ、と秀満は軍師に問うてみた。
「さあ、その時にならぬと何とも」
利堯はそう答え、更に付け加えた。
「ただし、徳川と柴田が仲良くやれるとも思えませんな」
「ほう」
「柴田勝家という御仁はとにかく気位が高い。織田の旗印を護るのは自分だと信じて疑わぬでしょう」
「それはそうだ」
「しかるに、徳川が今の織田に素直に従うかどうか。徳川家康という人物、あれは傑物です」
利堯はそれが癖なのか、小首をかしげるようにしながら話している。
「右府があってこその織田と彼も思っているでしょう。それが信雄や信孝に替わり、筆頭家老として柴田が大きな顔をする。そんな織田家に唯々諾々と従いましょうかな」
「・・・面白くなかろう、と」
「はい。徳川にとっては柴田など織田家の家老に過ぎず、柴田にとっては徳川など主家に従う寄騎大名に過ぎず」
「・・・なるほど」
「それに、これは徳川にとっては飛躍の好機ですからな」
寺暮らしが長かったはずの斎藤道三の遺児は、その眠そうな目とは裏腹な言葉を吐く。
「・・・この好機に、元の鞘に収まって織田に顎で使われるような道を選ぶものか、どうか」

【美濃の明智領では防戦の為粛々と準備を進めています】
承久スレッドがんば!
435ROM:03/01/12 19:04
長い。
冗長すぎる。
なんとかせい。
すいません、名無しで失礼します。
伊達をやってたのですが、現在、年末から出張で3月末辺りまで帰れそうにありません。
これもネット喫茶からの書き込みで、キャプもわかりませんので、当分出来ません。
もしかしたら、早期に帰れるかもしれませんが、見通しが立たないので、
一時NPCとしてもらえませんでしょうか?

鬼義重殿との今後の絡み等を楽しみにしておりましたし、色々策を練ったりしてたのですが
大変残念でしょうがありません。
本来なら、裏のスレで挨拶すべきなんですが、時間もなくスレの場所も分かりませんでしたので
ここで挨拶させていただきました。
皆様方には大変ご迷惑をおかけすると思いますが、ご容赦の程を…申し訳ありません。
五月十五日【近江】
広綱「上皇様から宮方に味方するようにとの命令が出た。」
定高「しかし兄上、わが佐々木家は頼朝公以前から源家に忠誠を誓っております。」
惟綱「されど叔父上、仮に我らが院宣に逆らって幕府方につけば、上皇様は直ちに兵をこちらに差し向けるでしょう・・」
為綱「左様。今の北条氏の独裁制には不満を抱いているものも多いはずです。西国御家人は上皇様の味方をするでしょう。」
広定「長兄、信綱兄は鎌倉にいて、義時様の娘婿だ。幕府方につくだろう。」
久綱「越後守護の信実殿はどちらにつくのやら・・」
広綱「・・・私は上皇様から検非違使、山城守を叙任されている。上皇様の恩に報いなければならない。もし我らが負けよとも佐々木家は滅びはしない。よいな!わが佐々木家は上皇様のお味方をする!!」
438無名武将@お腹せっぷく:03/01/12 23:18
承久スレッドがんばるな・・・・
参加者増えてるし・・・・・・
439正親町天皇:03/01/13 01:34
勅令
羽柴秀吉を関白に任命する。
440後陽成天皇:03/01/13 01:36
勅令
羽柴秀吉に豊臣の姓を名乗ることを許可する。
並びに正一位太政大臣に任命する。
441豊臣秀吉 ◆1FUU4kBEZA :03/01/13 01:40
惣無事令をだしますた。
全国の大名は私闘を直ちに停止せよ。
これは帝の命令です。
関白太政大臣として私がだしますた。
良いですか??
正一位、羽柴、死んだのか・・・・
443GM. ◆2TlaRARhhA :03/01/13 02:06
関白就任後、柴田勝家は秀吉が天下を取ったと聞いて憤死した。
こうして関白秀吉により、日本全国は諸大名連合政権を言う形で統一された。
織田信長を本能寺で屠った明智光秀は最後まで徹底抗戦したが、衆寡敵せず逃亡先の
蝦夷地で捕えられ、反逆罪の罪を問われて、六条河原で刑場の露と消えた・・・・・
そして、徳川家康には織田家の属国でありながら、信長死後の織田家に反抗したことを理由に
領地没収の上、切腹を申し渡した。
家康は徹底抗戦し、天下を二分する戦いが起ころうとしたその時、家康は天ぷらの食べすぎが祟って
あえなくこの世を去る。あとを継いだ秀忠では秀吉にかなうはずがなく、豊臣軍先鋒の結城秀康に
居城駿府城を攻撃され、切腹して果てた。
秀吉はその後、『天正・文禄の治』と後の世に語られる善政を敷き、徳川討伐に抜群の功績があった
養子の結城秀康に豊臣姓を名乗らせ、関白を譲った。
秀吉死後、豊臣秀康は朝廷に多額の献金をし、関白・太政大臣・右近衛大将・征夷大将軍
となり、大坂で幕府を開いた。
こうして、豊臣家(徳川家)による日本の支配は約270年続いたのであった・・・


(荒らしが激しいので、ここらへんでこのスレを終わろうと思います。)

――――――――――――完――――――――――――
トリップが違うことわかって偽者演じてるのか?
445無名武将@お腹せっぷく:03/01/13 20:54
そうじゃないの?
あとは、参加者のやる気次第だな。
まぁ、この程度でへこたれる連中ではないだろ?
何しろ前スレ崩壊の糞波を越えてきた奴等だしな。俺なら呆れて辞めてる。

とりあえず、俺みたいな、続きを待ってるギャラリーがいることだけは忘れんでくれ。
【天正十年六月二十七日  常陸国筑波郡豊里付近】

佐竹義重の軍勢は、府中城を出て筑波山を右に見つつ進軍し鬼怒川の手前で陣を敷いた。
義重は、軍議を開く前に太田資正と密かに話をした。
資正「北条の軍勢は三万を超えているのに比べ我が方はその半分にも足りません。
   まともにぶつかっても勝ち目はないでしょう。」
義重「では、どのように迎え撃ちましょう。」
資正「義重殿も人が悪い、ここで陣を敷いたのですからおわかりのはずでしょう。
   鬼怒川を渡るには、船か浮き橋を使わねばなりません。そこを狙うわけですが、
   しかし此度は兵力に差がありすぎます。
   敵の軍勢がある程度こちらの岸に渡った所を狙うのではなく、
   軍勢の第一派がこちらの岸に渡ったところを狙いましょう。」
義重「そうですな、して、油と火薬はどう使いましょう。」
資正「これもおわかりのはず、油と火薬を使った火計により、
   船を焼き払い橋を焼き落としましょう。
   それに間もなく兵達が田畑を気にする季節になります。
   渡河する手だてを無くせば、北条の軍勢も浮き足立ちましょう。」
義重「そうですな。多くの軍勢が渡河できる場所も限られるでしょうから、
   予め兵を伏せて置いておきましょう。
   それに北条の軍勢が引けば、玉造や鹿島も降伏するでしょうからな。」

この後開かれた軍議も、資正の献策に義重や他の諸将が賛同する形で進み、
北条の軍勢を迎え撃つ態勢を整え始めた。

【鬼怒川沿いに展開を開始】
【同様の策を佐竹義久に書状により伝えます書状は28日着。29日に展開】
448( ´∀`):03/01/16 18:10
戦国オタクってキモイよう!
449( ´∀`):03/01/16 18:24

            _....._ 、_,.::‐‐‐::-..r::‥:::‐-..、,.. _....._
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            { .ら/::: :.:.:.:.:.:.:.:.,:、:.゙:.:.:.;.、::_:.:.:.:..::::.':,ら  }
          ', 5'::::: .:.:.:.;.::-:ソ;':r:、,r:,:!:.ヾ゙;.:.:.:.:...:::',ら ノ
          ゙Y゙!::: .:.:,:':.:.:'´:.:j´!( ̄,リ゙:;.:.:.:.\::::::::::,Y′
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            ';.:.;':.:.:::,'/__ ((  ;ソ ,.._\';.:.:.:.゙;:;'
              ヽ!::;r' ,ri~ノIk    f゚ノkヽヽ;:::ノ'
             Vr、〈 .ゞifリ    |ifシ゚ノ'/;f゙ノ
              'ゝハ `",,    ;.  ゙,,,´ ハ〈
             _.〃 ゙:、    ー‐   ./ リ _
           ,r'´ ((`゙ー `丶、  ゙  ,.ィ´ー((´   `ヽ
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,..r三ミヽ./   /    '.  `'"   ...:::八:....   `'"...::;:'   `:、   ':, /三ュ._ :.....
 ̄ヽ、. ′ ,:'...::::..    ゝ、.......:::::::::;:::':::: .ゝ、:::::::::::::::;: ′    \.  ヽ / ̄..:::.....
 =ニ'..__,r'′...::::......    '` ' ' ´      ` '.::´;'      :....`ヽ._.'ニ= ..:::::::....
    ..::::::::::::::::::...     ':,           .:;'′        ......:::::::::::::::::...
保守
451山崎渉:03/01/22 14:35
(^^;
452無名武将@お腹せっぷく:03/01/22 18:33
続きは?
453無名武将@お腹せっぷく:03/01/23 15:19
参加者がいなくなったから、終わった。
454北条氏直 ◆.smLxkhTlI :03/01/23 18:43
勝手に終わらせて貰っては困るな。
スレが再び動き出せば、皆も帰って来よう。マターリ待つが良かろうて。
455明智光秀 ◆J2rclXD/6Y :03/01/24 10:55
羽柴の扱いが決まったので、少々巻き戻して対羽柴外交を開始。

【細川藤孝より羽柴秀吉への書状 6月10日過ぎ頃】
毛利との和睦の件、羽柴殿は無事播磨へ入られた由安心致しました。
これよりの立ち直り、大変かとは存じますがまずはお手並み拝見させて頂きたく。
羽柴殿とはもとより入魂の間柄にて、こちらでできることがありましたら何なりと連絡されたし。
さて、此度の急変には肝を潰されたと思いますが、人情の機微に通じた羽柴殿であれば明智殿の苦衷も理解できましょう。
また、現実的に考えれば今の羽柴殿が生き残るには毛利及び明智殿と結ぶしか無いかと考えます。
羽柴殿が明智殿と結ばれる気があるのなら、私より話を付ける用意があります。
明智殿はご承知のように謹厳実直にして理知的な方、羽柴殿が合力されるとあれば相応の待遇は期待できましょう。
まずは長浜城の返還と近江半国くらいは固いかと。
対するに柴田殿は頑固固陋にて、羽柴殿にまともな扱いをするとも思えません。

それではご返信をお待ちしております。宮津にて茶席でも設けますので、いずれごゆるりと参られたし。
456柴田勝家 ◆tCi4E4FiLo :03/01/25 02:42
【六月二十一日午後 小谷城】
佐久間隊、半日遅れで到着。
盛政「遅れを取った、前田殿。さぁ、信澄めの首をねじ切ってくれようぞ!」
利長「佐久間殿の仰るとおりですぞ。父上、長浜総攻撃の下知を!」
血気盛んな二人に対して、利家は冷静であった。
利家「まぁ待て。佐久間殿の隊は越中よりの撤退に続く強行軍の疲れが癒えてはおるまい。
   そのような状態では兵の損失を増やすばかりじゃ。ここは我が隊が出張るゆえ、佐久間殿はゆるりと参られよ。
   なに、あのような恩知らずの裏切り者の見張り程度、わし一人でも十分じゃわい。」
盛政「しかし、父親が父親なら子も子だな。親子二代で宗家に弓引くとは…。やはり血は争えんということか?」
利長「全く…。柴田の親父殿にもお労しいことです。せめて、親父殿に奴の首は討たせて差し上げたいものだ。」

【佐久間隊5000到着、小谷入城。守備に当たりつつ疲労回復を図る】
【前田隊5000、山本山城等放棄された城砦を接収後、姉川河畔に布陣】
【美濃の柴田本隊へ急使『江北にて戦雲巻き起こるは必定、濃尾の軍勢とともに至急御増援を請う』】
再開はいいが、権六は厨か?
奴が元々何者だったか知っていればそんな台詞は口が裂けても吐けんぞ。
458ロム:03/01/26 13:05
いきなり再休止か?
やるのかやらんのか、はっきりせい
459無名武将@お腹せっぷく:03/01/26 14:14
やるのもやらんのも連中の自由。
ロムなら黙って見てろよ。
460 :03/01/26 14:15
台湾のエロ画像掲示板が今一番ホットと言えませんかね?

http://wossal.k-server.org/tw/

461ROM:03/01/26 19:27
名無しは無視
462無名武将@お腹せっぷく:03/01/28 00:18
三戦住民はキモイ!三戦住民はキモイ!
三戦住民はキモイ!三戦住民はキモイ!
463無名武将@お腹せっぷく:03/01/28 02:30
そしてバカ二人だけが残った。
464柴田勝家 ◆tCi4E4FiLo :03/02/01 15:19
【六月二十二日昼 姉川河畔】
利長「父上!布陣完了して御座います。」
利家「うむ、大儀。ところで長浜の動きはどうだ?」
利長「はっ、早朝に湖を越えて増援が到着した様子。我等の南下の動き、見越されておりましたな。
   あのまま勢いに任せて長浜を攻めたら、今頃は城方と増援に挟撃されておったことでしょう。
   まさか父上にはそこまでお見通しで?」
利家「買い被りだ。が、これで一万と七千、両軍ともに打つ手無しか。
   よし、小谷の佐久間殿に伝えよ。兵が癒え次第、至急敦賀街道を北上し金森隊と合流してくれと。」
利長「宜しいのですか?敵方はおよそ七千、こちらは五千。折角の優勢を放棄されるので?」
利家「敵に増援が加わった今となっては、我等のみで抜くことは出来ん。守りに回るならこの兵力で十分だ。
   今は限りある兵力を如何に効率的に動かすかに懸かっておる。一兵も無駄には出来ぬ。
   それに直に親父殿が兵を率いて美濃よりお出でになる。その時こそ惟任の最期だ。」

【佐久間隊5000、疲労が完全に癒える夜に小谷を発し、国吉の金森隊と合流。二十三日予定】
 
保守

続きはやらんのか?
468無名武将@お腹せっぷく:03/03/09 12:43
age
469嶋 左近:03/03/10 21:20
糞スレageんな!ヴォケ!

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     ブーン      (   :::::::::::::::;;;;;;;)
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          (   ∞ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
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470山崎渉:03/03/13 15:44
(^^)
471無名武将@お腹せっぷく:03/03/16 10:26
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< という本能寺だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        = 完 =
472 ◆CbIuEBgmms :03/03/20 05:06
まだ終わるわけには行かぬ、物語は終わってないのだ。
473立花
勝手にしてくれ(w