異説本能寺〜覇王の後継者〜 天正十年版その1

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211北条氏直 ◆.smLxkhTlI
 【六月二十二日 深谷城】

 佐竹の画策した反北条同盟の報せは程なく氏直の耳に入った。
 関東各地に散っている風魔衆からの報告である。そして、
 小田氏からの救援要請の使者が来訪することにより、氏直は、
 同盟結成が現実のものになったことを知ったのであった。

 氏直「まずは、宇都宮の動きを封じなければならんな。だが、
    直接介入はできぬ。自発的にやって貰わねばなるまい。」
 氏直「おるか?」
 風魔忍「は、こちらに。」
 氏直「烏山、黒羽周辺に宇都宮氏が下野の覇権を決する為、
    動員を開始したと触れて回れ。そして、その噂が充分に
    広まった後、宇都宮城下にて那須、大関の両氏が語らい、
    共に攻め入ってくる。という噂を流せ。」
 風魔忍「仰せのままに。」
 氏直「さて…と。金山と館林に下野への警戒を怠らぬように言っておこう。」
 
 氏直「使者殿、お待たせしたな。救援の件、了承した。が、
    今戻っても思わしくない状況になっておるやもしれぬ。
    充分に気をつけて戻られるがよい。」
 使者「はは。有り難きお言葉、肝に銘じまする。」
 氏直「うむ。」

 氏直「次は里見だ。水軍衆に相模湾を厳重に警戒させておくか。
    後は、邦胤殿に監視して貰おう。今はそれしか出来まい。」

 【北条氏直、諸所に指令及び使者を発し、深谷城を出発します】    
212北条氏直 ◆.smLxkhTlI :02/12/13 01:21
【南上野 配置】

 厩橋城 大道寺政繁 兵2000
 箕輪城 笠原康明  兵1500
 金山城 由良国繁  兵800
 館林城 長尾顕長  兵800 以上、南上野動員分計5100
213上杉景勝 ◆GqY.fMiuzQ :02/12/13 07:00
【6月25日 赤谷城付近】
直江兼続は芦名の輜重を手にするべく赤谷城を進発。
兵力が拮抗しているとの情報もあってか、兼続は兵を三隊に分けた。
前線の直江隊は兵数700。後方の山中に左右300ずつの兵を分けた。
狙うところはいわゆる『釣り野伏せ』である。

物見「芦名の輜重隊、眼前に迫っております!」
兼続「皆の者、良く聞け。相手に当たったら暫くして退く。
   まずは陽動するのだ。さあ、行くぞ!」
兵「オオー!」

【直江隊、芦名の須田隊と戦闘に入ります】

(GMさま、続きをお願い致します)
214上杉景勝 ◆GqY.fMiuzQ :02/12/13 08:50
>>213 は訂正します。

【6月25日 赤谷城付近】
直江兼続は芦名の輜重を手にするべく赤谷城を進発。
兵力は拮抗しているが、芦名の輜重は是非とも欲しい。そこで、直江兼続は
一計を立てた。
まず、150ずつの兵団を作り、山道の左右に隠して配置する。
この兵は芦名の軍が通り過ぎるのを息を呑んで見守る。
本隊の直江隊が芦名軍と戦闘を開始したら、その後方より芦名軍に襲い掛かる、と
いった寸法である。

物見「芦名の輜重隊、間もなく眼前に迫るとのこと!」
兼続「(さて、上手く行くか…)」

奇襲部隊計300
直江兼続本隊1000
赤谷城留守部隊200

【直江隊、戦闘準備完了】

(GMさま、続きをお願い致します)