━━━━━アイテムの説明━━━━━
※参加者は、【フィールド略地図】【全参加者名簿】【鉛筆】【水とパン1日分】【懐中電灯】
【腕時計】を基本アイテムとして支給されています。
基本アイテムのレス末表示は特に必要ありません。
※参加者は不確定要素として、通常は単に【アイテム】と呼ばれる武器アイテムを、
各自1つづつ支給されています。支給された武器アイテムの制限はありません。
※参加者は、スタート時には普段着以外の、全ての装備を没収されています。
━━━━━【首輪】の説明━━━━━
※参加者は全員、耐ショック・完全防水の、銀色の【首輪】を付けられています。
※【首輪】には主催者用の、生存判定用高性能心電図・位置確認用発信機・爆殺用高性能爆薬が、
標準装備されています。
※【首輪】は、不正に外ずそうとしたり、禁止エリアに侵入すると爆発し、参加者を死に導きます。
最後の死亡者放送から100レス超過以内に死亡者が無い場合、全員の首輪が爆発します。
(以上の首輪に関しての情報は、参加者にも公開されています。)
━━━━━フィールドの説明━━━━━
※ フィールドは、下記地図を縦30キロ・横20キロ程度の大きさにした、ミニミニ中国大陸です。
参考資料 →
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html ※ フィールド内の禁止エリアは、およそ300レス毎に1州づつ追加されていきます。
※ フィールド内に参加者以外の人間や、アイテム以外の強力な武器装備は存在しません。
※ 参加者には、『死亡者放送』『禁止エリア放送』のみ公開されます。
━━━━━お願い━━━━━
※ 一旦死亡確認表示のなされた死者の復活は認めません。
※ 参加者の死亡があればレス末に、必ず【死亡確認】の表示を行ってください。
※ 又、武器等の所持アイテム、編成変更の表示も、レス末に下記フォーマット、
もしくはリストの形式に従って行ってください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
@武将名[健康状態に被害があったときにはその状態]【アイテム】
※(状況変更)
例: @劉備[片腕・風邪]【ボウガン、はさみ、割烹着】
※ 割烹着着用中
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※ 参加武将は約300人とします。300人を超えた次の死亡者リストで新規参加武将の登場を打ち切ります。
※ 複数にわたる話(名前欄に「○/○」記載)は、3時間以内に最後まで連続で書き込んでください。
※ 本スレは800レス。または450KB になると書き込みを中止して引っ越します。
※ 最低限のマナーは守るようお願いします。※
★出されたご飯は残さず食べる。
(新しいお話を書く方は前からのお話を読んで無理のない設定にして下さい)
★転んでも泣かない。
(お気に入りのキャラが思わぬ展開になっても気持を切替えて次に進みましょう)
★おいらのギャグには大爆笑する。
(いろんなネタが出てきても、なるべくおおらかな気持で見てあげましょう)
しかしそれまでは、俺たちは
走り続けなければならない。
―――そのように生まれついたようだ
目覚めの前の暖かな茫洋の中、
彼は、ふと手足に軽い違和感を覚えたような気がした。
まるで固い胡座の上に
無理矢理に座らされているような感覚……
―――そんなはずはない。
まだ肉体が目覚めていないだけだろう。
目が醒めれば、ここはいつもの室内であるはずで、
そしていつもの日常が始まってゆく。
……その声が聞こえてくるまでは、そう誰もが信じて疑わなかった。
??「はーい。目が醒めましたかー? よく眠れましたかー?」
上座に当たる場所、空の玉座の横手から響き渡る快活な甲高い声に、
こちらでもあちらでも眠りから覚めた群雄たちが顔を上げていく。
誰もが事態がよく飲み込めないのか、何人もがきょときょととあたりを見渡していた。
―――知った顔。全く知らない顔。
男女年齢人種国籍の区別も無く、およそ300人。
どうやったものか、それだけの数の群雄たちがこの奇妙な一室の中に集められているようだった。
誰かが、「ここは洛陽城だ! あれは張譲だ!」と叫んだのをきっかけに
次第に大きくなりかけてきていたざわめきは、
しかし、状況のあまりの異様さに押されて、静かに引いていった。
張譲「はいはいはい、それじゃ、説明しまーす。
あ。その前に。初めましての人も居るかもしれませんね。
私、十常侍の張譲です。
それでー、みんなにここに来てもらったのは、ほかでもありませーん。」
いまや、全員の食い入るような注視の中で
張譲はにこにこ笑いを崩さず説明を開始した。
張譲「 ……今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいまーす。」
「おのれ! 張譲! ……気でも違ったかっ!!」
張譲の説明が始まるや否や突然響いた鋭い声に、全員の視線がそこに集まる。
応劭―――硬骨で知られた大学者が、
皆と同様に平服首輪をつけた格好のまま、ぶるぶると震える指先を張譲に突きつけていた。
応劭「こっ……! 畏れ多くも皇帝陛下の治むるこの天地で、
おのれ如き賎しき宦者ずれがなにを勝手な!
速やかにこの戒めを解き、我らを……!!」
張譲「( ̄ー ̄)ニヤリッ 」
ピピピピッ!
あぼ〜〜ん
一同「うわぁっ!!」
張譲が手に隠していたリモコンを操作した次の瞬間、
短い電子音に続く爆発音と共に、応劭の首輪は爆発した。
誰かの悲鳴がタチの悪いファンファーレとして鳴り響き、
後漢が誇った偉大な大学者の生首は、
冗談のように派手な真っ赤な血の華を吹き上げながら、
高々と空中に吹き上げられた。
閃光と爆音が収まったとき、今度こそ底知れない沈黙があたりを包む。
今までは周囲の異変にばかり気をとられて気付かなかった者達も、
いっせいに自分の喉に手をやっていた。
―――【首輪】
全員が一様に身に付けている喉に巻かれた銀色の首輪が、
がぜんその意味を持ち始めていた。
:
:
張譲「あちゃあ……。主催者が殺していては反則だったなー。ごめんごめん。
でもこれで説明の手間が省けちゃったなぁ。
はいはいはーい! みんなが付けているその【首輪】。
このゲームの参加者が全員付けているその【首輪】ですがー……
その首輪は爆発しまーす。賢いみんなは、言動には十分注意しようなー。」
もはや、誰も喋ろうとはしなかった。
【応劭 死亡確認】
張譲「このゲームのルールは簡単でーす。
みんなで殺しあう。そして、最後の一人になった人が優勝者で、
その人だけは無事に帰してあげますからねー。」
水を打ったような沈黙の中、時折、質疑応答を交えて
順調に説明は進んでいった。
―――全員が敵。
―――最後の一人になった者だけが帰される。
わたしたちは殺し合いをする。
わたしたちは殺し合いをする。
わたしたちは殺し合いをする……
大地に水が染み込むように、
居並ぶ群雄たち―――参加者達の脳裡に、淡々とその事実だけが刻み込まれていく。
:
:
張譲「いいですかー? 人生はゲームです。
みんなは必死になって戦って、生き残る価値の有る人材になりましょう。」
支給された、【アイテム】入りの【ザック】を持たされ、
(※なぜか)あいうえお順に洛陽を出発させられた群雄たちの耳には、
その張譲の声がいつまでも残っていた。
――― ゲーム開始です ―――
目の前で応劭の首が吹っ飛び、王平は一瞬戸惑った。
が、時間が経つにつれ気持ちもクールダウンしていく。
驚いたのは首輪に対してではない。
首筋の冷たい感触で起きた時からそれは大体分かっていた。
しかし、あれほどの爆発があるとは思っていなかった。
今の朝廷にどれだけの科学力があるというのか。
皆目検討もつかない。
こんな大袈裟な首輪まで作ったのだ。
この『イベント』の裏には何かがあると思わないほうがおかしい。
そうは言っても、とにかく今は何もできない。
できることは、ひたすらに沈思黙考することのみである。
【王平生存確認】
曹豹「これは、デジャブ・・・なのか」
前にも同じコウケイを見た気がする。いや、見た。
確かに見たのだ。誰も居ない洛陽を、寂れた都市を。
そして見慣れたバッグ、中には少し重い、鉄の何かと麦が入っていた。
ふと、首に手をあててみる。これは・・・
曹豹洛陽内を探索中。
曹豹【持ち物:麦・ソコム(ワラ】
「な・・・なぜこんな目に・・・?」
洛陽を出発した荀イクは走りに走った。
手にはさっそく開封してみたザックに入っていたアイテム
―――【カラーひよこの詰め合わせ】がしっかりと握られている。
ひよこs「ピヨピヨピヨ」
荀イク「はい。ピヨピヨピヨ♪」
ああ、ふわふわだ。和むなぁ・・・・・・って、
いきなり結構ヤバイかも・・・・・・。
【荀イク 生存確認】
@荀イク【カラーひよこ詰め合わせ】
「……で?」
朱然は興味無さげに返事をした。
「だから、組むんですよ。
一人より二人の方が確実に生き残れる」
「まあ、途中まではそうでしょうね」
「は?」
相談を持ちかけた朱恒はきょとんとする。
朱恒は最初、朱然が話に乗ると思っていた。
二人で組んだほうが確かに生き残れるし、自分だって呉の中でもそこそこの能力は持ち合わせている。
呼ばれる順が近いため、最初の位置も近かった。
無意識に朱恒が話を持ちかけたのは、自然といえば自然な行動である。
しかし、朱然はさも鬱陶しそうに説明した。
「そりゃ二人だったら一人よりも心強いでしょう。
しかし、最終的には生き残れるのは一人って、言ってたでしょうが」
「はあ」
「組んでいても、お互いいつ寝首を掻かれるか分かりませんよ。
そういうことをしっかり考えて、軽薄な行動はよしたほうがいいですよ」
同じ呉の臣として、朱然は型通りの忠告をした。
朱恒はいまひとつ不服そうな顔をして引き下がった。
【朱然、朱恒生存確認】
起きた時から腰が痛い。
無理な姿勢で寝ていたからだろうか。
先生もいい加減歳なんですから、とホウ統には毎日うるさく言われている。
そのホウ統は今どうしているかと探してみると、腕組みをして物思いに耽っている。
抜け目無い奴のことだから、そう簡単には死なんだろう。
徐庶はどうしとるかのう。
多少は剣を扱えるという話を聞いたが、武官と比べれば劣っているのは明らかだろうな。
ああ、おった。
丁度ザックを受けとって城を出て行くところか。
目には光が宿っておる。
奴も生き延びる気なのだろう。
なんにしろ、如才ない我が教え子達のことだ。
容易くは死なんだろう。
「司馬徽さん、早く行ってくださいよ。
もう自分の順番過ぎてるんだから。
……ったく、耳が遠いから爺いは嫌なんだよ……」
【司馬徽、ホウ統、徐庶生存確認】
誰が最初に言い出したのかは分からない。
だがそんな事はどうでも良かった。
お互い思う事は同じ。
奴を倒し、少しでも生き残る確率を高める事。
幾ら何でもこの人数だ何とかなるろう。
前方で悲鳴が上がった
「りょ!りょ!呂布だぁぁぁ!!!」
呂布【生存確認、???】
※20人くらいに襲われて(突っ込んで?)います。
凌統は、傍らの父に話しかけた。
「どうするんだ、親父?」
父の凌操は低くうなってから口を開いた。
「統、恐らく組むことはできん」
「なんで?」
「出入り口のすぐそこで待ち受ける輩が大勢いるに違いないからな。
ぼーっと待っておればすぐに殺される」
「そりゃそうだけど、親父と俺は順番がすぐなんだぜ。
それぐらいは大丈夫だろ?」
「大事をとっておいた方がいい。
それよりどこかで落ち合うことにしよう」
「んなのどこでもいいよ」
「じゃあ、この城の南にしようか」
「範囲でかすぎるよ!」
「じゃあ北」
「一緒だよ!
どっかの建物とか、森とか目印になるものの中でとかさ」
「じゃ、どっか建物で集合」
「だから、それじゃ分かんねえっつうの!」
【凌操、凌統生存確認】
プライド。
俺の最も好きな言葉だ。
これをどう受け取るかは個人の問題だろう。
要は、プライドを捨てることによって何ができるかだ。
逆に言えば、プライドを保ち続けることがどれだけ難しいか。
特に今のような極限状態で、いかにして、どの程度までプライドを保つか。
それが、言わば参加者全員の一番の関心事ではないだろうか。
俺?
俺は当然、そんな物、捨てるさ。
【魏延生存確認】
>>16 「呂布ぅっ!! しっかりしてくれぇっ! ……儂じゃあ――――――っ!!」
呂布に弾き飛ばされたのか、木の上から悲痛な叫び声が聞こえている。
聞き覚えのあるその声の主が誰かは、確かめに見にいくまでもなかった。
―――あれは陳宮殿だ。
……それにしてもあの様子では呂布様は、
もう手が付けられないくらいに興奮なさっているに違いない。
少し離れたその場所からは陳宮殿の叫び声のほかにも、10人も20人もの怒号や悲鳴が渦巻いて、
ひときわ派手な一角を作り出していた。
成廉「……どうしたものかね。」
【陳宮、成廉、生存確認】
※なんか呂布の回りで混戦が起こっているようでつ
劉封は内心震えあがっていた。
自分が呂布や張飛のような豪傑と張り合って、勝てるはずがないのだ。
つい今しがたも、出て行こうとする張飛と目が合った。
あれは、絶対に『殺る』目だった。
「なんだてめぇ?」
張飛はこっちを見て、そう呟いた。
劉封の体はすくみ、口はわなないた。
しばらく向き合っていたが、張譲に促されて張飛は外へと出て行った。
ただ、張飛が去りぎわに言った台詞。
「生き残れると思うなよ」
【劉封、張飛生存確認】
「さーて、おいらの武器はなにかなぁ?」
洛陽を出て南へ向かったキョチョ。
少し歩いたところで、バッグの中身を確認することにした。
その様子に悲観的なところは全く無い。
曹操様ならこんな状況も何とかできるだろう、そう考えたからだ。
「んー?こりゃあ……ご飯がいっぱい入ってるぞぉ!」
満面の笑みを浮かべながら、キョチョは次々とバッグの中身を取り出す。
干し肉、乾パン、フルーツ、その他保存食がたくさん。
これがキョチョに支給された『武器』だった。
「そういえばおなか減ったなぁ・・・腹が減っては戦はできねぇだ」
と、早速食べようとしたところに、後ろに人の気配が…
「何コソコソやってんだぁ〜?」
「見られたからには…じゃなくて、私です。許攸ですよ」
官渡の戦いで袁紹を裏切り、曹操軍の勝利に貢献したが、
その手柄を鼻にかけたために演義ではキョチョに殺された人物である。
「なんだー、許攸かぁ。どっか行ってよぉ。ご飯食べるから邪魔なんだよ」
「そ、そんなこと言わずに…私だって反省してるんですから…」
「んー、まぁいいかぁ。でもご飯はやらないよ」
キョチョはあまり乗り気でない様子だったが、同行することを承諾してくれた。
そのノンキそうな顔を見ながら、1人ほくそえむ許攸。
(クックック…マヌケめ。私がそう簡単に恨みを忘れると思ったか?
誰のおかげで袁紹に勝てたと思っとるんだ!私のおかげだぞ?
それをコイツめ、よくもあんな目にあわせおって…今に見ておれ。
油断させておいて、いつかこの手で殺してくれるわ!)
【キョチョ、許攸生存確認】
@キョチョ【食料一月分】&許攸【???】
※パーティー結成
潘鳳「来たぞ!ぬかるなよ!」
武安国「まかしとけ!」
潘鳳が雄叫びと供に青龍刀を構え呂布に突進する。
武安国が横合いから竹ヤリで突っ込んで行く
さらに背後から奇声と供にシャベルを持って公孫越が飛び出して来た。
呂布はまるで子供がおもちゃをみつけた時の様な笑顔を見せていた。
己の獲物を取り出していた。
呂布【金属バット】
※20人くらいに襲われて(突っ込んで?)います。
武安国【生存確認:竹ヤリ】
潘鳳【生存確認:青龍刀】
公孫越【生存確認:シャベル】
夏侯覇は物陰に潜んで、そっと渡された名簿に目をやっていた。
―――おおよそ300人。
その中に自分が入っていたことは、幸運なのか? 不運なのか?
……ゲームの300人に選ばれたこと、そのこと事態は間違いなく不運だろう。
だがその中では、自分は間違いなく幸運な部類だった。
引き当てたアイテムの日本刀には青白く引きつった顔が映っている。
これが我が顔貌か? と思うほど一気にやつれたその顔には
ある決意がみなぎっていた。
生き残りゲーム……
―――全員が敵。
―――最後の一人になった者だけが帰される。
ふふ。……そんな中でもこいつのように
顔見知りと見れば懐いてくる甘ったれも居るわけだ。
……こういうヤツを倒していくだけでも、当分はラクが出来そうだわい。
夏侯覇「魏将、蜀将は多い。
曹・夏侯一族だけでどれほどの者がいるものか……」
屠った獲物―――夏侯楙のはらわたに汚れた日本刀を丹念に拭い去ると、
夏侯覇は次の獲物を探しに歩き始めた。
【夏侯覇 生存確認】
【夏侯楙 死亡確認】
@夏侯覇【日本刀、玉璽(←夏侯楙のアイテムだった)】
接近戦でだけで呂布を仕留めるのは難しい。
案の定潘鳳達は苦戦している。
公孫サン「越!今援護するぞ。
張燕殿良いですな?」
張燕「わ〜っとるわい。足だ、足を狙うんやでぇ。」
公孫サン【生存確認:弓、矢×30】
張燕【生存確認:クロスボウ、矢×20】
※呂布に攻撃開始。
見ると、キョチョの前には大量の食料がある。
(・・・これは、上手くいけばチャンスがあるかもな)
「キョチョ殿、食事にするのではなかったのですか?」
「ん? あぁ〜そうだった。もうおなかすいたよー」
「その量は、さすがのキョチョ殿でも、一度には食べられないですよね」
「ん〜?」
許攸のそのセリフに、ちょっとだけカチンと来たキョチョ。
確かに普段はこんなに喰わないが、無理ってことはないはずだ。
「こ〜んな量、朝飯まえだ〜」
許攸の罠とも知らず、物凄い勢いで食料を食べ始めるキョチョ。
――キョチョ軍、干し肉と戦闘開始!――
30分後
――キョチョ軍 士気低下!――
「おや、どうしました?まだ、乾パンもありますよ?」
と、笑いながらキョチョの前に乾パンを積み上げる許攸。
――キョチョ軍 乾パンと戦闘開始!――
「まぁだあるのかよ〜」
――キョチョ軍 苦戦!――
「このままだと、やべぇぞぉ…」
さらに30分後
――キョチョ軍 苦戦!――
「もう喰い切れねぇだぁ…」
…
「今日はもうや〜めたっと」
――キョチョ軍 フルーツにより敗走!――
おなかを押さえ、苦しそうに横になるキョチョ。
ついにチャンスが来た。(つか、もう来たのかって感じだが)
キョチョを挑発して、動けなくなるまで飯を食わせる。その上でとどめをさす。
我ながらセコイが、上手くいけばそれで良い。
(しかし…余った食料を頂こうと思ったが…)
残っているのは、わずかにバナナが3本のみであった。
「まぁいいか。無いよりましだ」
と、キョチョを殺す前にそのバナナを拾おうとした許攸だったが…
ガツン!
「人のご飯とるのは、いけないんだよぉ〜」
【許攸 死亡確認】※頚椎骨折
@キョチョ【バナナ3本、???】
28 :
無名武将@お腹せっぷく:02/10/24 01:56
潘鳳「のはぁ!!」
公孫サン「このおバカ〜! 一体どこを狙ぅとるんじゃー!!」
張燕「何を言うねん! あ、あれはどう見てもあんたの矢やぁ〜!」
2人の言い争いを他所に、タイミング悪くすっ転んだせいで
呂布の足を狙ったはずの二人分の一斉射撃を喰らった潘鳳は、
全身針ねずみのようになって絶命した。
張燕「あ〜あかんあかん! ここはもう混戦しすぎや!
そろそろ気付いたほかのヤツらも駆けつけて来まっせ!」
公孫サン「ううむ…… ここは逃げるが勝ちか?」
呂布の様子を窺うと、転がった潘鳳に金属バットの止めの一撃をのめりこませ、
まさにいま、青龍刀を手にしようとしているところだった。
先に呂布に組み付いていた公孫越も武安国も、
その呂布に気おされたようにじりじりと包囲を広げている最中だった。
公孫サン「こっ……こらぁ……あかんな……(冷汗」
【潘鳳、死亡確認】
@呂布【青龍刀、金属バット】
vs
@武安国【竹ヤリ】
@公孫越【シャベル】
@公孫サン【弓、矢×26】
@張燕【クロスボウ、矢×16】
潘鳳にトドメを刺した瞬間、呂布の動きが僅かに止まった。
この機は外せない。
糜芳「油断したな呂布!」
曹豹「くたばれ!」
呂布の首に投げ縄がしまり、体中に鉄の鎖が絡まる。
呂布「はん!」
糜芳【生存確認:鎖鎌】
曹豹【生存確認:投げ縄】
※呂布の動きを封じた?
曹休はザックに入っていた一本の直刀を手に、息をついた。
曹休は混乱が起きている場所からまず離れ、森に分け入って
いた。
寄りかかれるだけの大樹に背を預け、嘆息する。
何が起こっているのか、それは考えるまでもない事だったが
それでも考えずにはいられない。
そして、辿りついたのは一つだけ。
誰か、信頼の出来る協力者が欲しい。
まず考えたのは曹操の事、司馬懿の事、そして夏候淳の事。
全てが浮かんでは、消えた。
それぞれが突出した力を持ちすぎている。
つまり、それぞれが個で勝ち抜けるだけの力を持っている。
夏候淳だけは、力があっても曹操に尽くすのではないか、と
思う。ならば割りこむ余地などないではないか。
答えが、見付からない。
誰に白羽の矢を立てればいいかわからない。
「何故、こんな、事に。」
応えのない問い。
そんな中、がさりと音が響く、そう離れていない中を、必死
で走ってくるかのような、そんな音。
それは直刀を向けた曹休とすぐに向きあった。
長衣に身を包んだ、見覚えのない男。
その男は曹休を認めると、足を止め、命乞いを始めた。
「お、お……お助け下され……」
その男の名は周魴といった。
曹休【生存確認:直刀】
周魴【生存確認:迷彩服】
「あれは、曹休殿……!?」
偶然、森に潜んでいた賈逵に信じられない光景が飛び込んできた。
曹休の前に跪き、命乞いをする周魴の手を取って立ち上がらせる曹休の姿がだ。
「馬鹿な……!」
周魴は智謀の士である、周魴にはどう見ても周魴が曹休を騙そう
としているようにしか見えない。
「いつだって、あの方はお人好し過ぎる───」
ザックの中から出てきたスコーピオンマン・マシンピストルを握り締める。
放っておかなければならない。
生き残る術を誤った曹休殿とは違い、私は冷静であり、状況を冷静に見ようとし
ている───そう、もし何者かが迫ってくればこのマシンピストルで殺す。まずは
人が減るまで待つべきなのだ。急いで動けば狙われるのだから。
そう思いながら、そう考えながら、そう理解しながら、賈逵はゆっくりと周魴の
先導で歩き出した二人を追い始めた。
「それでも、私には、放っておくことはできぬ……」
こんな時にでも人を信じようとする曹休を放っておけるはずがない。
何より、賈逵はそんな曹休が嫌いではないのだ。
こうして森に潜み、生き残るために泥でも啜ろうと言う自分に比べて、何処まで
お人好しなのか。こんな生き汚い私と比べて、何処まで輝いて見えるのか。
こんな状況では、私は恐らくだれも信じられない───
森が、開けた。
森を抜けた。
そんな中、遠目に確かに賈逵は光を認めた。
日の光を、冷たく照り返す鋼鉄の光を。
曹休【生存確認:直刀】
周魴【生存確認:迷彩服】
*賈逵、二人を追跡中。
賈逵【生存確認:スコーピオンマン・マシンピストル】
袁術は、のんびり歩いて門を出た・・・・何か考え事をしているようだ。
だがどこからか、矢が飛んできて地面に刺さった・・・・。
考える事を止めた袁術は、走って逃げた・・・それはとても老いぼれの走り出なく
いきいきとした青年のような走りだった・・・。
そしてしばらく走った後、木に登り考え事をしていた・・。
(あんな者の言うのはむかつくな・・・・
だがわしも年を取ったと思っていたが、まだ行けそうだな・・・
あの部屋に居た者で見つけた配下は、雷薄・陳蘭・紀霊・楊弘あたりか・・・
雷薄・陳蘭は駄目だな、あやつらはすぐ裏切る紀霊はわしによく使えてくれるし、
忠義に厚いはずだ・・楊弘はいいやつだな、頭もそこそこまわるし
わしがめちゃくちゃしてても諫言してくるようなやつだ まずあやつらと合流するのが、一番良いな・・・。)
「くくくく、みなの者にわしの底力を見せてやろう。わしは、一度王となり
夢をはたしただから違う夢を抱いてもよかろう・・・見ておれ張譲よ!!」
(どうでもいいがわしの配下のやつらもわしがこんなしっかりしてたと
はおもわないだろうな〜)
と小さく事を決めた袁術はとりあえずリュックをあけてみた・・・。
(なんなんだこれ・・・・)
袁術の手には、手の平程度のレーダーが握られていた。
そのレーダーは、人物発見レーダーということが説明書を見た所わかり
いきなり近くに人がいることが、発覚しその方角を見たら
(なんか都合がよすぎてなんかありそうじゃが、まぁよい死んだらわしはそこまで
の男って事だ。確立はほとんどなさそうだが頑張るか。)
袁術の目にはちょうど組もうとしていた紀霊と楊弘のパーティがいた・・・。
袁術【生存確認:人物レーダー】
雷薄、陳蘭、紀霊、楊弘【生存確認:??】
紀霊&楊弘パーティ結成
杜遠は途方に暮れていた。
しかし、とりあえずバッグの中身を見てみることにした。
そこにあったのは髪の蒼い短髪の少女の人形だった。
「なんじゃこりゃ?」
あやうく捨てそうになったが、横に説明書があった。
「この人形は毒電波発生装置『瑠璃子ちゃん』です。仕様書きをみて正しく使いましょう。
毒電波さえあれば、どんな強敵もいちころです。たぶん。
@人形を握りしめましょう。
A嫌な辛いことを考えましょう。
Bほら、できた。」
「、、、ひょっとして当たりか、これ。」
生きる希望がわいてきた杜遠であった。
杜遠【生存確認:瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
瑠璃子ちゃん人形は辛い思い出、狂気の人が使うと効果的です。
「どうしました?」
陳武は込み上がる笑みを押さえることができなかった。
目の前には、地面に座り込んでいる男が一人いる。
顔面は蒼白となり、目は半分白目を剥いている。
「ど、ど、どうか、助け……」
陳武は思わず吹き出した。
「傑作ですね、これは」
陳武の笑顔に反して、呂範の顔は白くなるばかりだった。
「ころ、殺さないでくれ……」
「人に物を頼む時には、それなりの態度があるでしょうに」
陳武は手中のベレッタM8045を呂範のこめかみから外さず、確かな口調で言った。
「早く。長くいると人に見つかるかもしれない」
急かすように、ベレッタは呂範の首筋まで下りていく。
銃口は喉元で止まり、陳武の目には狂った光が宿っていた。
「狂ってる……」
「は?」
「狂ってると言っているんだ、陳武!」
一瞬、陳武の目が吊り上がる。
陳武は、幼少から自分の容貌に引け目を感じていた。
紅毛諸族の血が混じった彼の肌は黄色く、目は赤っぽい。
それでも彼は、他人の言動によって傷つくことはなかった。
それは陳武自身の人徳が成したことであった。
機転が利き、武勇に富む彼は性格的にも温厚だった。
彼を嫌う人間といえば、一部の彼の才能をねたむ人間だけだった。
そんな輩も、決して彼本人の前では悪口を吐かなかった。
何故なら、彼に敵対するということはそう簡単にできることではなかったからだ。
人望のある彼を敵に回すことは、多くの人間を敵に回すことだということは誰もが分かっていた。
そんな彼が心に闇を宿すようになったのは、呉軍に入りたての頃だった。
彼は、聞いてはいけないことを聞いてしまった。
「知ってるか? 陳武って奴」
ちょっとした用で孫権に呼ばれていた陳武は、部屋から出てすぐの回廊で上官の声を聞いた。
確か、呂範という名前だったはずだ。
自分より十ほど年上の、才知に富む男だと聞いたことがある。
「はあ」
話に付き合わされている部下らしい男が生返事をする。
「あの、背の高い男ですか」
「そうだ、あのトカゲ男だ」
彼は一瞬、自分の耳を疑った。
「トカゲ?」
「黄色のトカゲだよ。
あんな格好してたら、誰だってそう思うだろうが」
彼の中で、何かが壊れていくような気がした。
トカゲ。
自分はトカゲの如き容貌なのか。
否、自分はトカゲなのか。
物心ついた時から、自分の容姿が多少自分と違うことは分かっていた。
だが、世間を知らなかった彼にとって『トカゲ』の称号はあまりにも重かった。
「あの赤い目で見られてみろ、人とは思えないぞ。
物の怪だ」
「しかし、機知は溢れ、武勇に富むとの評判が……」
「物の怪だからな。そりゃ人間離れした才能があるだろうよ」
呂範はにたにたと笑いながらそう言う。
「奴とはあまり関わらないことだな。
物の怪が移るぞ」
彼は、黙って去ることしかできなかった。
それからずっと、彼は死ぬまで猜疑の心を隠しとおした。
容貌について言われることがあっても、顔では当然のように笑っていた。
しかし、心中は常に不安定だった。
三十を過ぎた辺りからは、常日頃、周囲の視線が気になってしょうがなかった。
薬の服用は欠かせなくなった。
だが、彼は生き帰った。
この世に鉄鎚を下すために。
「目上の人を呼ぶ時は字でしょうが」
陳武の声が荒くなった。
「ふざけるな!」
呂範は立ちあがり、こめかみのベレッタに両手を伸ばした。
反射的に陳武の指先が動く。
飛び散る脳髄。
絶望に満ちた呂範の顔。
ゆっくりと倒れる一つの影。
陳武の視線はそれらの全てに釘付けになった。
続けざま、呂範の体に弾丸を打ちこむ。
自分の息が荒いことに気付いた時には、呂範の死体は血まみれになっていた。
落ちついてベレッタを懐にしまう。
死体の傍らに落ちているザックを拾い上げ、自分の物と共に肩にかける。
陳武はその場をゆっくりと離れながら、込み上がる喜びを押さえきれなかった。
――自分は救世主なのかもしれない。
おぼろげながら、彼の脳内ではその一言が飛び交っていた。
陳武【生存確認:ベレッタM8045・懐中電灯(呂範所持品)】
【呂範死亡確認】
物陰にしっかり隠れてから、劉封は自分のザックを開いた。
「頼むぞ、頼むぞ……」
手に当たる堅い感触。
「やった!」
劉封は堅い何かを握り締め、一気に引きぬいた。
彼の手から溢れる光芒。
光源は2本の鋭利な刃物から発せられている。
そして彼の握ったのは、その刃物に取りつけられた柄だった。
よく確かめると、柄は伸縮自在の仕組みである。
「やった、あたりだ!」
劉封は喜びのあまり立ちあがり、歓喜の声を上げた。
劉封【高枝切りバサミ】
彼の前途は多難である。
曹豹「やった! やったぞー!
ワシが呂布を捕縛したぞー!」
糜芳「ひゃははっ! 俺だ! ……俺もだ!
いい格好だな呂布さんよぉ〜?」
・
公孫[王贊]「おおっ!? これはまた思いもかけない連中が……」
張燕「ははぁん。誰もが考えること同じって訳やな。 ……案外と、これはいけるで!」
―――最強の武将、温侯・呂布。
その強さは、生前よりすでに伝説ですらあった。
あいつを生かしておいては始まらない。
その思いは誰もが同じなのだろう。
誤射とはいえ、公孫[王贊]に潘鳳を殺され、
一瞬動揺していた武安国たちも、すぐさま気持ちを切り替えたらしい。
投げ縄と鎖鎌を体中に巻きつけた呂布は、ただ薄い笑いを頬に貼り付け動こうとはしなかった。
息を潜めてなりゆきを見守っていた者を含め、呂布を囲む者たちはいっせいに獲物に向き直ると、
じりじりとその包囲網を縮めていった。
@呂布【青龍刀、金属バット】
※ 投げ縄と鎖鎌が絡まってます。
vs
@武安国【竹ヤリ】@公孫越【シャベル】
@公孫サン【弓、矢×26】@張燕【クロスボウ、矢×16】
@糜芳【鎖鎌】@曹豹【投げ縄、麦・ソコム】
@陳宮【????】 @成廉【????】
「あ、あれは荀[或〃]か?」
人影に驚いて逃げ込んだ民家の中、李典はただただ戸惑っていた。
転がるように洛陽を去ってからここまで、運良く強敵には遭遇していない。
だが、初めて見かけた交渉できそうな他の参加者、
カラーひよこの詰め合わせをあやしながら進む荀[或〃]にも、
結局声は掛けられなかった。
怖かった。
この、自分の、血まみれの姿を荀[或〃]に見られてしまうことが。
李典「俺は、ゲームに乗ってしまったんだろうか?
いや! 違う! ……違うんだ!!
お前が……お前が悪いんだ……
急に、目の前に飛び出してきたりしたから……」
ザックリと喉を切り裂かれ、足元に転がる鍾[月缶系]の死体から逃げるように
李典はふたたび目的もなく駆け出した。
【鍾[月缶系]:死亡確認】
【李典生存確認:短剣、植木鉢】
全員殺せばいいんだろ?
オーケィ。……存外簡単なことだ。
支給されたザックに入っていたアイテム―――毒薬の小瓶。
長い指の間に隠した小ビンの、その薄菫色の透き通った液体を光にすかして見ながら、
周瑜は魅力的に微笑んだ。
「さぁ、張昭殿。それそろ食事にしましょうか。支給されているのはいかにも不味そうなパンですが、
何も食べなくては体力が持ちませんよ」
「ええ…、とにかく呉の地を目指し、協力できるものを探さなくては……。
それにしても最初に貴方に出会えてよかった、周瑜殿。
私のような文の者まで殺し合いに放り込まれ、私はもう、どうしたらいいのかも……」
「気の弱いことをおっしゃいますな。すぐに他の呉将たちとも会えますよ。さあ。元気を出して!
ともかく食事にして、その後でゆっくりと探しましょう。私に少し心当たりの場所がありますから……」
「そうですか。相済みませぬ。周瑜殿。 ……うっ!」
「……おや、どうしましたか? 顔色がお悪いようですが御気分でも? ふふふ」
「ぐ・・・わ・・・・・・ぁ!!」
手渡されたパンを一口かじるや否や、張昭の顔色がドス紫に染まっていく。
倒れ伏し襲いくる断末魔に呻吟する老人の頭の上から、甘く、玲瓏な周瑜の声が降りそそがれた。
「いかがです? そこな冥府にはお探しの協力者とやらは居りましたかな?
協力などと寝言を言うような軟弱者は、冥府以外には居りますまいに? ははははは……」
【張昭 死亡確認】
【周瑜 生存確認【毒薬の小ビン、????】
さて、スタート地点から少し離れた場所で、二人の男が話をしている。
馬岱「どうしましょうか、これから。」
馬騰「とりあえずわれら一族の故郷の涼州方面に行こう。」
数分前に起こった突然のこと・・・首輪、自分たちに課された今の境遇は、
彼らにはまだ良く理解できなかった。だが、どうやら一族みなスタート地点は危ないと
察知していたのだろう。みな転々ばらばらに散ってしまった。そんな中、
たまたま甥に会ったときの馬騰の喜びようはかなりのものだった。
馬騰がとりあえずザックを空けると、見慣れた普通の槍が入っていた。
馬岱のほうは・・・鉄製で、1メーターくらい鎖のついた懐中時計だった。
馬岱は、「時計ならもうあるのに・・・。」と、愚痴をこぼしている。
かくして、二人は涼州へと歩き始めた・・・。
【馬騰、馬岱:生存確認 】
@馬騰【槍】
@馬岱【懐中時計】
※とりあえず涼州に
―――ヽ(゚∀゚)ノ!
迷当大王推・参!!
【迷当大王 生存確認】
@迷当大王【法螺貝】
曹操は興奮に胸を躍らせていた。この殺し合いに、では無くこの世界に。
一時は大勢のものを従わせて大陸を支配しようとしたものだが、その価値観を一変させるようなこの世界。
この世界を動かす、張譲のような力を手にすれば、人を玩具の様に弄ぶことができる。まさに神のように。
まずはこの世界に慣れる、殺し合いに慣れるのではない、この世界を見極めるのだ。
ふと、自分に手渡された武器に興味が移った。
「銃」と言うもの、その構造、自分の居た世界には無かったもの。
説明書の通りに試し撃ちをする。
それだけでは飽き足らずに、分解して一つ一つの部品に分ける。
そしてまた組み立てなおす。
感動に手が震えていた、まったく素晴らしい構造だ、無駄が一つも無い。
分解するだけでは飽き足らない、今度はその銃身の精鉄法にも思いをめぐらせる。
そんな具合に、自分の持つ道具に一通り思いをめぐらせると、
この世界の検分をするために東へ旅立った。
@曹操【銃】
※東へ
その二人の対決は一方の放った紙によって決していた。
王子服「馬鹿なっただの紙で……」
???「重さとバランスさえつかめればどんな物でも凶器になるんだよ。」
目を押えてのたうち回る王子服、その背後から接近する一つの影。
???「その辺あんたはなっちゃいねーな、ナイフってのは普通に投げてもそう簡単には刺さんねえ、
刺さったとしてもそれで終わりじゃねぇんだよっ!」
そして王子服の首筋にナイフを埋め込んだ影は、その場で少し考え込む。
???「これはあれか?一々自己紹介しろって事か?確かに董承様の下僕その一なんぞお偉い連中
が覚えている訳がねーんだが。」
しかし殺し合う相手に自己紹介してどうしろっていうんだ?
首を捻りながら歩み去る男の名刺には『秦慶童』と書いてあった。
【秦慶童 生存確認】
【王子服 死亡確認】
【秦慶童 名刺複数、投擲用ナイフ複数】
動きの止まった呂布にさらに新手が襲いかかる。
牛哺「ひゃひゃひゃひゃぁ〜!」
胡車児「どららららららぁぁぁぁ!!!」
ヌンチャクを構えた牛哺とツルハシを振り上げた胡車児。
だが不幸な事に2人は呂布が舌なめずりしていた事には
全く気付いていなかった。
牛哺【生存確認:ヌンチャク】
胡車児【生存確認:ツルハシ】
※呂布にトドメを刺すべく突っ込んで行きました。
ガサガさ
何者かがこちらに近づいているのがわかる。
隠れようにも、ひよこの口を塞ぐことまではできなかった
そのひよこも、ペンキで塗られたカラーひよこのほうは弱りきり、息絶えようとしていたのだが。
もう、だめか、、、
文官であり、武器も持たない荀イクは戦うことも選べなかった
近寄る男の歩みが止まる、一発の何かが弾ける音。
それとともに、彼の肩に激痛が走った。
ぐ、ぐあっ
もう、彼にできることといえば痛みに声を震わせることだけだった。
ああ、死ぬのか、
すると、見えなかった敵がこっちに近寄ってくる音、聞き覚えのある声。
曹…操さま
その姿を見て、うれしいとも、恐怖ともわからない複雑な感情が彼を襲った
「荀イクか、これは悪かったな」
そんな軽い言葉を彼にかけ、傷の手当てをする。
そして、曹操の興味はカラーひよこに移った。弱ったひよこについているペンキの塗料に
興味を示している曹操をボーっと見つめることしか荀イクにはできなかった。
その日の夕食は鳥だった。
@曹操【銃】
@荀イク【ひよこ×5】(カラーひよこは食料に)
・・・ハズレ・・・
華キンのバックに入っていたアイテム?はこれだけだった。
何故かご丁寧に伏皇后のキスマーク入り。
華キン「・・・・・・マジ?」
華キン【生存確認:ハズレ】
呂布を中心に戦火が広がっていく
もともと出発点が一点である。
遭遇率の一番高い場所である洛陽、血の気の多いものは
バトルロワイアルの狂気に飲まれていく。
まず一番強いだろう、奴を殺さねば自分は生き残れまい。
朱儁は強弓の照準を呂布に合わせ放つ。
しかし、その後ろから静かに近づく男、韓玄の影に気がつかなかった。
自分の放った矢を目で追うと、牛哺に刺さりそのまま絶命した。
そして、朱儁も音も立てずに忍び寄った韓玄の短刀で意識を沈めた。
その光景を見ていた田豊。
自分は冷静だと思っていた、しかし韓玄と目があった瞬間自分が狂気に飲まれていくのがわかった。
叫びながら自分のほうに駆けてくる韓玄、その首筋に吹き矢の照準を合わせる。
当たった!
しかし、ひるみもせず韓玄は田豊に組み付く。
短刀を腹に突き刺そうとする腕を、何とか押さえつける。
少しの膠着の後、韓玄の体に毒が回り死んでいった。
……殺し合いではやはり分が良くない。
ひとまず、朱儁と韓玄の食料を奪い取り、田豊はその場を後にした。
@田豊【短刀 毒吹き矢】
【朱儁 死亡確認】強弓放置。
【韓玄 死亡確認】
【牛哺 死亡確認】ヌンチャク放置
司馬昭は名前を呼ばれてから北へ一心不乱に走り、息が上がってきたところで暫し休息を取ることにした。
そして自分に与えられた荷物を見る。
走っているときから気になっていた、荷物が揺れるたびに音が鳴る。
あまりいい予感はしなかった。
地図、名簿、鉛筆、水、食料それに時計と懐中電灯、これらに埋もれるようにして入っていたのは。
…マラカスだった。
『いつでも心に情熱を!鬱になったらサンバでハッスル! by張譲』
改めて莫迦なゲームだと感じた。
マラカスだけでどうやって生き延びよというのか。
とりあえず、信頼のおける人物と合流するしかない。
司馬昭はふらふらと立ち上がりこの場を後にした。
【司馬昭、生存確認:マラカス】
※人捜しの為放浪
あの宦官は価値の有る人間になれと言ってたけど、こんなゲームでどうやったら価値の有る人間に
なれるんだろう?
親兄弟を平気で殺せるドキュソ野郎が価値の有る人間とは到底思えないんだがな〜〜
他の連中もよくこんな話に乗れるね〜〜漢の法律にこんなのあったっけ?
ま、それは兎も角あの呂布って人は殺っておかないと危なそうだね、さっき目が会っちゃったし。
え〜っと僕の武器は……何だろこれ?鉄の手袋?これはめて殴れって事かな?でも…背中に矢を喰ら
って死んでる人もいるし……ふぅ、これはしょうがないよね。
苗沢は近くに落ちていた強弓を拾うととっとと逃げ出した。
【苗沢(演技第57回登場) 生存確認】
【苗沢 強弓、ガントレット】
私は、森の中を歩いていたが
「紀霊殿どうするモナ〜」
とわけのわからない言葉が、気配なく後ろから聞こえてきた。
(なんというか拙者どうしよう・・・とりあえず返事はしとくべきか?
ていうかだれ?モナ〜ってなに緊張感ない声は、なんか恐いぞ)
振り返りながら返事をすることにした紀霊であったが
「そ・・そうですね・・・・・・・って楊弘殿!!」
「何をおどろいてるモナ〜?」
「なんていうか全体的に・・・。」
そう楊弘は何故か、上半身だけ服を来ていて胸に、「袁術様万歳!!」とか、
書かれていたのであった・・・。
「まぁいいとして袁術様を探そうとは、思いませんか?」
ちょっとアレなため紀霊は目を楊弘殿からはずしたら、普通に服を着ていた。
「えっ・・?あれっ?なんで服が?」
「なんのことですか?」
(いかん拙者の目がちょっと狂ってたみたいだ。)
「とにかく袁術様探しませんか?」
「いいですよ。」
(もういいや考えたらまけっぽいこんなことにまきこまれてるんだし。)
「あなたのアイテムどんなものでしたか?」
「えっ・・・そういえばまだみてませんね〜」
と肩に背負っていたバックから取り出してみると・・・
「飴水5リットル」がはいっていた・・・
(どうりで重いはずだ。陛下が好きそうなものだし。)
「うわ〜袁術配下にとっては大当たりですね〜。」
「他の配下だったらすぐ捨てるかもしれるな・・・・ところでお主は?」
「ふっふっふおどろかないでくださいよ〜じゃ〜んこれです!!」
そこには「5分でできる人さがし。」と書かれた本があった。
なんか薄い字で「全部身につけるとなにかがおきる」と小さな文字が書かれていたが。
(怪しくて何も言えない・・・。)
「これによってまず紀霊殿をまっさきにみつけたのです。」
「そんでもってこの辺の木の上に袁術様がいるはずです。」
と楊弘が言い終えた時、10メートル先の木がガサガサ言い誰かが現れた。
(嗚呼・・・母上・・・なんだか拙者、とても嫌な気分です。)
紀霊は倒れそうになったがなんとかこらえた
二人の目の前には、探してた(?)袁術が立っていて話し掛けてきた。
「お主らくわしいことは後で言う組もう」
「ええ私は、最初からそのつもりです。」
「私も依存はありませぬ」
(陛下に会え嬉しいのだが・・・なんか陛下が変わった気がする)
まぁなんだかしらんが、死ぬ覚悟で、頑張らせてもらうか
守りますぞ陛下・・・・・。
@紀霊【飴水5リットル】
@楊弘【「5分でできる人さがし。」という本】
@袁術【人物レーダー】
*「打倒張譲軍」結成
━━━生存者リスト・パーティの部━━━
≪????/3名≫司馬徽【????】&ホウ統【????】&徐庶【????】
≪????/2名≫武安国【竹ヤリ】&公孫越【シャベル】
≪????/2名≫公孫[王贊](公孫サン)【弓、矢×26】@張燕【クロスボウ、矢×16】
≪打倒張譲軍/3名≫袁術【人物レーダー】&紀霊【飴水5リットル】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本】
≪????/2名≫馬騰【槍】&馬岱【懐中時計】
≪????/2名≫曹操【銃】&荀[或〃](荀イク)【ひよこ×5】
☆パーティの部 6パーティ・14名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部━━━
@王平【????】 @田豊【短刀 毒吹き矢】@司馬昭【マラカス】
@朱然【????】 @朱桓(朱恒)【????】 @凌操【????】 @凌統【????】 @魏延【????】
@陳宮【????】 @成廉【????】 @劉封【高枝切りバサミ】 @張飛【????】
@許[ネ`者](キョチョ)【バナナ3本、????】 @曹操【銃】
@呂布【青龍刀、金属バット】 @夏侯覇【日本刀、玉璽】 @迷当大王【法螺貝】
@糜芳【鎖鎌】 @曹豹【麦・ソコム、投げ縄】 @李典【短剣、植木鉢】
@曹休【直刀】 @周魴【迷彩服】@賈逵【スコーピオンマン(マシンピストル)】
@雷薄【????】 @陳蘭【????】
@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】 @周瑜【毒薬の小ビン、????】
@陳武【生存確認:ベレッタM8045・懐中電灯】 @秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
@牛哺【ヌンチャク】 @胡車児【ツルハシ】 @華[音欠](華キン)【ハズレ】
@苗沢【強弓、ガントレット】
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・33名が生存確認。合計47名が生存確認。
≪あ行≫2名(+1)
応劭、王子服
≪か行≫4名(+4)
夏侯楙、韓玄、許攸、牛輔(/牛哺 )
≪さ行≫2名(+2)
朱儁、鍾[月缶系]
≪た行≫1名(+1)
張昭
≪は行≫1名(+1)
潘鳳
≪ら行≫1名(+1)
呂範
―――――――――――――――
■計:11名死亡 ■既出登場武将数:58名 ■未登場武将:255名(+α)
朱桓は迫ってくる獲物を見とめ、危うく喜びの声を上げそうになり、
なんとかそれを押さえた。
朱然との共闘を断られ、どうしようかと思っていた所に声をかけたの
は周魴だった。
共闘。
朱然とならまったく迷いはしなかったが、周魴だと思うと多少の躊躇
を覚えた。文官が、このような場で役に立つとはとても思えなかったか
らだ。
加えて周魴の持つ迷彩服では戦うことも出来ない。
そうして断ろうとした朱桓に周魴は自信たっぷりに続けたのだった。
「私には私にしか出来ない戦い方がある」
獲物となる武将を連れてきてみせる、と。
それを頭から信じたわけではなかったが、朱桓は半信半疑で周魴の指
示した森の外れの岩場の中に潜んでいた。
戻ってくるなら共闘を考えられるだろう、連れてこなくても損はしな
いではないか。
そう考えていた朱桓は周魴が連れて来た男を見た。
曹休、一度何処かで取り逃がした男を────
あれは……!やはり周魴は曹休殿を騙していたのか───
矢の照り返しを認めた賈逵は全身に緊張が走るのを感じた。
賈逵は死地へゆっくりと曹休を誘っていく周魴を睨みつけた。
弓で狙いを付けている者は、曹休が狙撃するのに適した場所に辿り付
くのを待っている。
もう、助けられはしない。
違う。
自分の中で意識を否定する。
もう手遅れだ。
そんな事は、ない。
まだ、間に合う。
そうだ、まだ間に合う。
「周魴───────!」
スコーピオンマンを構え、駆けだした。
あの鋼鉄の光の注意を引くように、叫びながら、賈逵は周魴に狙い
を定め、引き金を引いた。
「周魴───────!」
そんな叫びが聞こえて、曹休は振り向いた。
鋼鉄の塊、スコーピオンマンから吐き出される弾丸がすぐ横を通過し、
周魴の身体に吸い込まれていくのを曹休は確かに見た。
そして、叫びながら走ってくる賈逵の姿も。
振り向こうとした周魴が五発もの鋼鉄の弾丸の洗礼を受け、言葉も無
く弾き飛ばされる。
「周魴!?賈逵!何を───」
「曹休殿!お逃げ下さい!逃げ───!」
二人の声が重なった、その瞬間。
一本の矢が賈逵の足を地面に縫い止めた。
「ぐ………!」
しかし、それも一瞬の事。
足を射抜かれ、勢いのままに賈逵の身体は転倒し、縫いとめた矢はへ
し折れた。
「賈逵!」
曹休が走ってこようとしている。
理解されただろうか───ご自分が騙されていたという事を───
どちらにしても、お助けする事は、できた───
賈逵は微かな安心感を感じながら、まだスコーピオンマンを握り締め
た手を矢の飛んできた方向に向けた。
だが、引き金を引くのより早く、再度矢が飛来した。
狙いは誤ることなく、地面に倒れた賈逵の胸に吸い込まれていく。
賈逵の身体はまた、縫い止められた。
そう、まるで、それは、出来の悪い昆虫採集の標本のように。
くそ!何故こんな事に───
朱桓は心の中で毒づくと岩に隠れた曹休の影を睨み付けた。
周魴はぴくりとも動かず、賈逵もまた同様だった。
唯一の救いは曹休をまだ見失っていないことだ、こちらを狙った賈逵を
仕留めるために曹休から注意を外した。
その瞬間に視界から離れた死角に逃げられてしまえば、取り逃がすしか
なかった。
だが、視界の中、巨大な岩の影に寄り添うように、曹休のザックと直刀
の影が地面には映し出されている。
「愚鈍な凡将めが……」
毒づいた。
賈逵の助けさえなければ死んでいたのは曹休だった。しかし、その賈逵
の助けもこれで無駄になった。
このまま何時間も夜まで待つつもりか……
それならば、確かに逃げられるだろう。特に、ここは岩場である、隠れ
る場所は多数ある。隠れながら逃げる事は夜ならば狙われる事も無く容易
なことだろう。
「逃げる事は……?」
呟く。
あそこに確かにザックと直刀はある。影があるのだから。それを持って
いたのは曹休だから、そこに曹休がいるのではないかと思いこんでいたの
ではないか?俺の相手はそんなに愚かな男であったのか───?
次の瞬間、右目に激痛が走って朱桓は打ち倒された。
顔を上げた、朱桓の目の前には
石を握りこんだ拳から自分、朱桓の血を滴らせる曹休の姿があった。
「賈逵───」
曹休は賈逵の元に歩み寄ると膝を付いた。
朱桓には、逃げられていた。
朱桓はあの後すぐに逃亡し、曹休には追うつもりはなかった、石を
握りこんだ拳を叩き付けた。右目を潰すくらいの事はできただろう、
それでも致命傷ではなかった。
荷物と、賈逵、一時期は信じていた周魴を打ち捨ててまで追おうと
は、思わなかった。
「……曹休殿」
賈逵の胸に突き立った矢は急所を射抜いていた。
「彼方は……甘過ぎますな……」
微かに、賈逵は笑った。それが、限界だった。
決して、生き汚い人生ではなかった。生き汚くなるのだと思っていた、
汚れたと思っていた。
それでも、そうではなかったと思って逝く事が出来る。
逝くのなら、せめて慰めが欲しいではないか。
「……甘いか。」
「……砂糖菓子の如き……甘さでございますぞ……」
続く言葉は、風に消えた。賈逵の命もまた風に溶けた。
残されたのは、矢が引き抜かれ、安らかな表情を浮かべた賈逵の遺体と、
岩に寄りかからせられた周魴の遺体のみだった。
曹休【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服】
*迷彩服着用、森に入って行きました。信頼出来る仲間探し中
朱桓[右目損傷]【弓、矢18本】
*逃亡しました
周魴【死亡確認】
賈逵【死亡確認】
「ったく、どこいるんだ?」
凌統はつぶやきながら鉈を振るった。
草丈の高い雑草を切り払い、前へと進んで行く。
極力音の立たないように注意するが、どうしても雑草の中では足音が立つ。
支給武器である鉈は、自分では当たりの部類だと思っていた。
柄は両手で握って余るほどの長さがある。
刃の長さは二尺あまり。
これを右手に握り、絶えず辺りに気を配りながら歩いている。
凌操との約束では城の南側付近で集合するはずだったのだが、なかなか見つからない。
城の南側と言っても、300人近くの将を押し込んでいたのだからそれなりに広い。
かれこれ一時間近く城の周囲をうろついているが、凌操の姿は見当たらない。
城の近くにいれば、当然他の出場者とも頻繁に出会う。
凌統は今まで30人近くの出場者を見かけたが、一度もやりあうことは無かった。
中には張飛や魏延といった名の知れた将もいた。
そんな豪傑が目を血走らせている姿を見ると、やはりただ事では無いという実感が湧く。
自分の腕に自信がないわけではないが、いくらなんでも相手が悪い。
まずは父親と出会うことが肝要だと、凌統は考えていた。
「こんにちは」
不意に後ろから声をかけられた。
「誰だ、あんた!」
背後には白い格好をした中年男が立っている。
立ち居振舞いは高貴に満ち、知性の溢れる顔立ちは人間離れした雰囲気さえ漂わせていた。
そんな男が薄汚いザックをかついでいることが、凌統には不自然に見える。
「ああ、ご存知ありませんか。
私がこの姿の時はあなた、生まれてませんものね」
男は落ちついた口調で自分の姿を見まわした。
「どういうことだ?」
「私、名を諸葛亮、字を孔明と申します。
ご存じなければ申し訳ありません」
凌統の顔が強張った。
三国時代に生き、諸葛亮孔明の名を知らない者があるはずがない。
「凌統殿ですね?」
「はあ……」
思わず気の抜けた返事が口をつく。
改めて見ると、諸葛亮以外の何者にも見えない。
「しかし、その孔明殿が私に何の用で……」
「いえ、用というほどのことはないのですが」
「は?」
孔明の言うことが、凌統には理解できなかった。
用もなしに近寄ってくる奴があるだろうか。
「話し相手が欲しかったもので」
「話し相手?」
「はい。これではどうしようもありませんから」
孔明はザックの中から一尺ほどの鉄棒を取り出した。
勢いをつけて振ると3倍近くの長さになる。
「あなたのような武人ならともかく、私のような脆弱さじゃ使いこなせないもので……」
「これはなんという武器で?」
「よく分かりませんが、伸縮自在の暗器のようですね。
巧く作られています」
孔明は鉄棒をザックに仕舞うと、歩きはじめた。
「どこへ?」
「いえ、そこの石にでも腰を下ろしませんか。
あなたもここで人を待っているんでしょう?」
「はい、まあ……」
凌統には孔明が父を待っていることを何故知っているのか、不思議でならなかった。
しかし頭で考えるより先に、その雰囲気に気圧され、孔明の横に腰を下ろしていた。
諸葛亮【生存確認:自在警棒】
凌統【鉈】
三番目。
それが私に与えられた地位だった。
司馬徽の元にいた頃も、劉備の元にいた頃も。
そして今も、そうなのだろうか。
否、そうであってはならない。
自分は自分の才知を駆使し、最後の一人にならなければならない。
トップにならなければならない。
三番目だろうが最下位だろうが最終的には全くの等価値なのだ。
私には英知がある。
それは周囲の人間も認めるところだ。
それもただならぬ才能。
凡人が努力したところで手の届かぬ実力が、自分にはあるのだ。
自惚れではない。
それは学友が認め、上司が評価し、部下の信頼に値するものだ。
なれる。
私ならトップになれる。
最後の一人に。
徐庶はザックからインスタントカメラを取り出した。
使用法は、付属説明書の熟読により修得している。
口元を斜めに歪め、徐庶は立ちあがった。
徐庶【インスタントカメラ】
王平は城を出てから、一つのことを考え続けていた。
ザックの中身がポムポムプリンのぬいぐるみであること確認すると、彼は城の付近で考えに耽った。
疑問点その一
この科学力はどこから来た物なのか?
参加者の首につけられた首輪をはじめ、異常に優れた科学技術が、ここでは駆使されている。
最も腑に落ちないのが、300人もの人数が一同に会したことである。
間違いなく、ここにいる誰もが死んでいるはずだ。
死んだはずの者が幾人もいる。
今は三国時代ではあるまい。
恐らく遠い遠い未来、死んだ者を蘇生させる技術を持った連中の仕業に違いない。
ただ、自分は昨日まで普通通りの日常を送っていたはずなのだ。
事実、目覚めた瞬間は自分の部屋にいるものと思っていた。
もしかしたら自分も死んでいて、擬似の記憶を植えつけられているのかもしれない。
とにかくこの疑問点については、現在はまだ不明瞭である。
疑問点その二
何故主催者は張譲なのか?
立場から考えると、霊帝や献帝といったお偉方がやるべきものではないのだろうか?
確かに張譲も宦官の長ではあるが、実力や地位からいって非常に疑問が残る。
考えられる事項はいくつかある。
一つに、たまたまランダムに選ばれただけか。
しかしこんな凝ったことをする輩が、重要なはずの主催者をランダムに選ぶだろうか。
もう一つ考えつくのが、ある規則に則っているという考え方だ。
何か規則性があって、それに張譲が該当したのか。
そもそも主催者とは何か。
疑問点その三
この催しは何か?
同時代に生きた人間を集め、何をしようというのか。
意図は全く不明。
検討もつかない。
王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】
※城の近くで沈思黙考中
森を散策していた陳到は、どこからともなく上がった嬌声に飛びあがった。
思わず手のうちのビール瓶を取り落としそうになった。
高音の女性の声。
何かに対して爆笑している。
「誰がこの状況で笑うんだ……」
半ば呆れ声で陳到は近寄っていった。
声は岩陰から上がっている。
いつ息継ぎしているのかさえ分からないほど、笑い声が上がっている。
陳到は段々と空恐ろしくなってきた。
おかしすぎる。
何に対して笑うというのか。
だが、陳到は自分の中に湧き上がる好奇心を押さえられなかった。
ビール瓶を握り締め、周囲を見渡す。
怪しげな影はない。
思いきって、陳到は岩陰に足を踏み入れた。
瞬間、陳到の後頭部に熱い感触が走った。
ビール瓶を地面に落とし、体を岩に打ちつける。
「がふぅ……」
低い声とともに赤黒い血を吐いた。
さらに、全身に穴を開けられるような痛み。
その痛みもすぐに消え、意識が遠のく気分さえしなかった。
「当たりじゃったんだな、これは」
司馬徽は笑い袋を取り上げると、スイッチを切った。
叩いたり、物に当たったりすると録音された笑い声が上がる機械が、巾着袋に入っている。
おもちゃである笑い袋をどう使うか、司馬徽はちょっと考えた。
そしてすぐにそれを物陰のそばに置き、茂みで石を持って構えていた。
こうも上手くいくとは思わなかった。
陳到はあまりにもあっさりと崩れ落ちた。
――これはいいかもしれない。
司馬徽はビール瓶を拾い上げ、その場を立ち去った。
【陳到死亡確認】
司馬徽【笑い袋・ビール瓶】
「なんか変やなあ〜。」
劉備はあることに気づいていた。
関羽や張飛が男盛りなのはいいとして、
関索などの2世武将もしっかり大人になっている。
メンバーには老人や女性はいたが、子供や赤ん坊はほとんどいない。
だいたい早死にしている周瑜と夏侯覇は全然時期が重ならない。
「いったいうちらは何者なんや?おまけに、、、。」
劉備は川に自分の顔を映した。
そこにいたのはハリセンを持った女性だった。
「なんでうちは女なんやぁ!?」
@劉備【ハリセン(鉄板入り)】
*この劉備はスーパー歌舞伎「新・三国志」の劉備、すなわち女です。
ここはスタート地点から歩いて数分のところ。
韓遂はまだ自分のおかれている状況が理解できず、さまよっていた。
韓遂「大体なんなんだ、これは。なぜこんな首輪がはまっているのだ?」
韓遂がうだうだと考えていると、背後で物影がした。
韓遂は振り向き、物音を起こした相手が義兄弟の息子だと知ると、安心して
よってきた。韓遂もまたこの世界にひどく不安をもっていたのだ。
韓遂「おお、馬ちょ・・・」
だが、彼が目の前の人物の名前をいい終わる前に、彼は首にささったクナイで事切れていた。。
馬超「このバトルロワイヤルにおいて、俺は力でのし上がれる分
ずいぶんと有利なようだぞ。このまま最後の一人にまでのし上がってやる。」
【馬超:生存確認(クナイ、???)】
【韓遂:死亡確認】
「おお―――っっ! 牛輔だか、牛哺だかが死んでしもうたっ!!」
「やっぱやばいぞ! やっぱりここは混戦しすぎ…… 痛ゥッ!?」
不意の矢に襲われ転倒した牛輔に気をとられて、一瞬、呂布に駆け寄っていっていた張燕の足が止まる。
頬に突然焼け付くような痛みが走ったのだ。
(―――矢か?)
反射的に頬に手をやったまま向き直った張燕は、次の瞬間、
その痛みの正体を知ることとなった。
混戦の中心。誰かの悲鳴が長々と尾を引いている場所。
中央に位置する呂布の首に血管が浮き出るたびに、その体を戒めていた鎖鎌の鉄輪が、
一つ、また一つと弾け飛んでいる。
弾丸のような勢いで弾かれる鉄輪の破片が、
自分の頬を切り裂いたものの正体だった。
「……いかんっ!」
恐怖のため体が動かないのか、
投げ縄と鎖鎌を掴んだまま硬直した曹豹・糜芳の魂消すような悲鳴を引きずったままで、
ゆったりと、呂奉先の巨体が立ち上がった。
・
風車のように振り回される曹豹の体が、胡車児の構えたツルハシに突き刺さり、
曹豹の体重に押されたツルハシの一端は、胡車児の脳天を深々と抉った。
怒声と共に吹き飛ばされた糜芳は、公孫越のシャベルにぶち当たって派手に脳漿を吹き散らしながら、
公孫越共々、ありえない形に首を捻じ曲げて洛陽の大地に転がった。
呂布一人が立ち上がっただけで、四人の武将が絶命したのだ。
色を失う包囲網の中心で、
引きちぎられ、その用を成さなくなった縄と鎖を全身から垂らした呂布の口から、
低い穏やかな呟きが漏れた。
呂布「脆い……ものだな。」
「……ひいっ!」
―――決定的だった。
まだしも、獣のように叫んでくれた方がマシだった。
悠々とその場を立ち去る呂布の姿を、追おうとする者はすでに無かった。
【曹豹、糜芳、胡車児、公孫越 死亡確認】
@呂布【青龍刀、金属バット、麦・ソコム】
※どっか行きました
@武安国【竹ヤリ】
@公孫サン【弓、矢×26】@張燕【クロスボウ、矢×16】
@陳宮【????】 @成廉【????】
張遼は戟を手に茂みに潜んでいた。
現在の状況を鑑みた上で最も適切な方法は、茂みに隠れて極力戦闘をしないことだった。
300人もの人数が参加する殺し合いである。
相当な長丁場になろうことは、容易に予測できた。
途中知らない者同士の殺し合いを見たが、やはり一対一は相当の体力を消耗するようである。
そうなると、無闇に殺人を繰り返すのは体力の無駄使いと言わねばならない。
体力の温存。
これが生き残るための最重要項目であると、彼は考えていた。
いつも、張遼はこうである。
自分の置かれた状況を考え、最適の行動をとる。
彼の行動に無駄はない。
冷静沈着という言葉は、張遼の為に作られたような言葉である。
あの時も、張遼は冷静であった。
「どういうことですかな?」
李典は一際鋭い視線を張遼に向けた。
「つまり、先手必勝、攻めは守りの要と申しますようにですな……」
「そういうことを言ってるんじゃない」
低く響く声で李典は言い放った。
「呉軍より先手に打って出る、というやり方が気に食わんわけではないのだ。
ただ、私は貴殿の精神論について言っているんだ」
「曼成殿、今はそういう場合では」
「そんなことは百も承知だ。
しかしな、敵の鋭気が云々などというのは余計だと言うんだ」
「お言葉ですが、精神というのは全ての根源に関わることです。
敵を制するというのは精神を制するということが、名士である貴殿にも分からぬのですか」
「分かりませぬな」
李典はあくまでも敵対の視線を投げかける。
「曼成殿、今は戦略術の面から見ても文遠殿のおっしゃる通りにするのが最上だと思われます」
横から楽進が口を挟む。
「そんなことは百も承知だ……」
李典は口癖をまたもや発した。
「承知していらっしゃるならば早急に手を打ちましょう」
「分かっている」
李典は煮え切らない様子でいた。
合肥での対呉軍の一幕である。
表面的には3人は一致団結し、張遼の策により呉軍を破った、となっている。
だが、そこにはいささかの間違いがあった。
それを知っているのは、当事者たちだけだった。
茂みに潜んでから五時間ほどが過ぎた。
張遼は水を数滴なめ、辺りに気を配っている。
気力はまだ持っている。
長い武官生活で、強靭すぎるほどの気力が培われていた。
だが自分以外の299人が死ぬまで、ここに隠れて気を配り続けるほどの精神力はない。
それに、今すぐにでも誰かに見つかって戦闘になってもおかしくはないのだ。
そういう緊張状態の中で、張遼は確実に精神をすり減らしていた。
遠くから人影が走り寄ってくる。
必死の形相だった。
誰かに追われているようで、右手に短刀らしき物を握っている。
――あれは劉曄殿か?
追われている側の男は、見知った文官だった。
劉曄は一瞬立ち止まり、張遼の右手へ走り去って行った。
しばらくして、追う側の人間が血相を変えてやって来た。
「まさか……」
視線の先には、斧を持って粗い息を吐く李典がいた。
【張遼、李典、劉曄生存確認】
張遼【戟】
李典【片手斧】
ダメだ!ダメだ!!ダメだ!!!
ここで奴を逃がしては我等の明日はない!!!
元々犠牲がでるのは予想のうちだ!!!
横合いの茂みから必死の形相で
呂布に向かって奇声をあげながら突撃してくる。
新たな面々が現れた。
公孫サン「おぉ援護だ!」
張燕「挟み撃ちにするんや!」
武安国「うおりゃぁぁぁ!!!」
喬瑁【生存確認:ニューンナンブ×12】
劉岱【生存確認:サブマシンガン、予備マガジン×1】
張ガイ【生存確認:戟】
胡シン【生存確認:出刃包丁】
金旋【生存確認:鍬】
※呂布に突撃していきました。
武安国【竹ヤリ】
公孫サン【弓、矢×26】
張燕【クロスボウ、矢×16】
※呂布を挟撃!
呂布【青龍刀、金属バット、麦・ソコム】
※襲われて(襲って?)います
カイ越は小型ガスボンベを右手に握り締め、注意深く荒地を歩いていた。
多少足場は悪いが、歩けないことはない。
相手が飛び道具を持っていれば厄介だが、手の中のボンベを見せればたじろぐに違いない。
何かの弾みで火でもつこうものなら、カイ越もろとも爆死してしまう。
カイ越はそういうことも見越して、荒地を歩いていた。
見とおしもあまりよくない。
カイ越はゆっくりと岩に近付き、その横に腰を下ろした。
「なんでこんなことになるかな……」
カイ越は溜息をつきながら、どうにか生きて帰る方法を考えていた。
ゲームに乗る気はさらさらなく、なんとかなるだろうという楽観が彼にはまだあった。
カイ越はまだ現実離れした現実を呑みこめていなかった。
ザックを下ろし、中身を何度も確認していた時だった。
「動くな」
カイ越の首筋に、冷たい金属が当たった。
ナイフの刃を当てられていたのだ。
「少しでも動いたら刺すぞ」
手慣れた口調で、相手はそう言う。
武官であればこういうことには慣れているのだろう。
「貴殿は?」
カイ越は平静を取り戻しながら尋ねた。
「張翼という。とにかく、大人しく荷物と武器を渡せ」
カイ越は、初めてこれが殺し合いであることを認識した。
決して楽天的になど考えられない状況なのだ。
カイ越は黙ってザックを差し出した。
「武器はどうした?」
「これだ。このガスボンベ」
「ガスぅ?
なんだそりゃ?」
張翼は怪訝な顔をしながらボンベを受け取る。
「説明書きがあるじゃろう、胴体に」
カイ越は張翼がボンベに注目したのを確認して、勢いよく立ちあがった。
その時、張翼の体が横に吹っ飛んだ。
今まさに掴みかかろうとした相手が鮮血を吹き出しながら吹き飛んだのだ。
カイ越は立った姿勢のまま固まり、恐る恐る張翼の飛んだ逆の方向を見た。
銃口からは白煙があがっている。
男が銃を構えていた。
カイ越はしばらくじっとしていたが、やがて口から言葉を捻り出した。
「あなた、何故……」
「同郷のよしみというやつですな」
呼ばれたホウ統は左手をワルサーから離し、懐に収めた。
「聞いたことがあるんですよ。
あなたが南郡出身だと」
「それだけの理由で?」
「いけませんか」
ホウ統は醜い顔をさらに歪めた。
「……とんでもない」
「ならば結構じゃありませんか。
どうです。同行しませんか」
一瞬戸惑ったが、カイ越はすぐに了承した。
自分を救った男の頼みは断れない、という義侠心がこういう時にはよく働くものだ。
ホウ統【ワルサーPPK・アウトドア用ナイフ(張翼から)】
カイ越【生存確認:小型ガスボンベ】
【張翼死亡確認】
(´-`)oO(嗚呼。可哀想なことをしてしまった。
いくら殺し合いの中とはいえ、罪も無い、
ふわふわのピヨピヨを殺してしまったとは…… ぐすん。)
※荀[或〃]、こっそりとカラーひよこのお墓を建立。
(´-`)oO(このヒヨコの死を悼まなくては、人ではあるまい。
……せめて私の心の中では、自らをこう名乗ろうぞ。)
≪ひよこ団/2名≫曹操【銃】&荀[或〃]【ひよこ×5】
楊松はそこで彼等を待っていた、予感があったのだ、此処で待っていれば彼等に会えるという予感が。
やがてナイフを持った男と弓を持った男がその場に姿を現す、面識は無いが彼等に間違いは無いだろ
う。
楊松「ようこそ、早速だが質問をしたい、何故ここへ来たのだ?」
二人「何で答えなきゃならねぇんだよ!」
楊松「そんな冷たい事言わずに教えてよぅ(半泣き)。」
秦慶童「ったくしょうがねえな、匂い…かな、人間の屑の匂いにつられてここに来た。」
苗沢「僕より弱い相手に会う為、気が向くままに……」
楊松「素晴らしい…君達は実に腐った細胞を持っている、ご褒美に新パーティをプレゼントしよう!」
二人「何でそうなるんだよ!」
楊松「じゃどうするつもりじゃ!わしら基本的にドキュソなんじゃぞ?他の連中に全く信用が無いのに
全然強く無いんじゃぞ?こうでもしなければ瞬殺されるしかないじゃろうが!」
秦慶童「どうせ最後の1人しか残れねーじゃねーか。」
楊松「心配無用、わしに必勝の策が…」
二人「嘘付け。」
楊松「そんな事言わずに協力してくれよぅ、わしゃまだ死にたくないんじゃよぅ(大泣き)。」
秦慶童「いい歳してみっともねえ奴だな、どうする?」
苗沢「確かに僕はそんなに強くないし夜もゆっくり寝たいからね〜〜いいんじゃないの?」
楊松「有難う、有難う、お礼にこの命より大事な金を……」
秦慶童「それはそう使うもんじゃねぇ!」
自らの欲の為に主を曹操に売り破滅させ、自らもその咎で曹操に破滅させられる。
そんな良く似た人生を送った男達の初めての邂逅であった。
≪クラブの2/3名≫苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
&楊松【コイン入り靴下×2(即席ブラックジャック)】
秦慶童「ちょっと待てぇ!俺は垂れ込みはやったが死んでねぇ!」
苗沢「ん〜〜僕が売ったのは義理の兄ですよ〜〜。」
楊松「どっちにしろドキュソだろうが、おのれら。」
「糜、糜芳……」
糜竺は、余りに余りな姿となった弟、糜芳の前で呆然としていた。
糜竺は文官である、このゲームに生き残る自信などない。
だから、劉備を探そうとしていた。劉備様なら、なんとかしてくれるのではな
いか、という淡い希望を抱いて。
側には同じ目的で同行していた傅士仁の姿もある。
その最中、呂布と戦っていた糜芳を見つけたのだ。
不出来だったと言っていい、それでも糜竺にとっては血を分けた弟、傅士仁に
とっては友である。
傅士仁が呂布の通り過ぎた嵐のような惨状で何かしていても、それは糜竺の目
には入らなかった。
人の顔として認識できない、糜芳の遺体。あんまりだ、あんまり過ぎる。
糜芳が、糜芳が何をしたというのか────不出来だったとはいえ、こんな惨
い殺され方をしなくてはならなかったのか────
「糜竺殿、さあ、早くここから離れませぬと。」
言いながら、傅士仁が、笑っていた。
鎖が千切れ飛んだ、今や既に鎌だけとなった鎖鎌を、糜芳の手から奪い取りな
がら。胡車児と曹豹の墓標の如き血塗れのツルハシを担ぎながら。
傅士仁は、笑っていた。
傅士仁、お前は、このゲームに乗ってしまったのか────
どうして、そんな事ができるのだ────糜芳は、糜芳はお前の友ではなかっ
たのか────
震えながら、糜竺は傅士仁に促され、ゆっくりと森に分け行っていく。
後ろにいる傅士仁が黄泉からの使者であるかのように感じながら。
私は、死ぬのか────
糜竺【生存確認:ロケットペンダント(中身無し)】
傅士仁【生存確認:飛刀×6、ツルハシ、鎌(糜芳の鎖鎌の残骸)】
「とりあえず、信頼できる仲間を、、」
豪傑の徐晃でもいくらなんでも一人じゃ厳しいことは分かっていた。
しかも支給された武器が、白羽扇とは、、まともに戦えぬな、、
(しかし、、、ビームがうてるのか?)
少し、心を躍らせる徐晃であった、、
徐晃【生存確認:白羽扇(修行すればビームが使えます)】
>>77の様子を覗う二人の男。
「奴らめ、焦っておるな。この期に及んで戦いを急ぐのか」
「炎とは、消える間際にその輝きを増すもの。彼らもまた、消え逝く炎なのでしょう」
「……」
「彼らに引導を渡すのではないのですか、司馬懿どの?」
「張[合β]将軍、できるならそうしておる」
「……確かに」
司馬懿、張[合β]の両名は、茂みに隠れながら、呂布らが一刻も早く通り過ぎるのを
ただひたすら待っていた。
【司馬懿、張[合β]:生存確認】
【司馬懿:抽籤】
【張[合β]:熊手】
その夜は日が出るまでこの世界についての論を交し合った。
そして、いつの間にか寝てしまっていた。
起きると曹操の姿は無かった。置手紙を残して・・・
『 最後の10人までは生き残れ そのときまでひよこは預かる 曹操 』
昨日の夜の言葉を思い出す、
そうだ、か弱いひよこにペンキを塗りたくって弱らせた、許さじ、張譲!
彼らひよこの仇は私が討つ!
しかし、なぜ曹操様がひよこたちを、、、
ふと、懐に重いものの感触があることに気がついた。
曹…操さま。
この生き残りレースの中で必要不可欠な武器を、私なんぞのために。
少しの間黙して、意志を固めると南に駆け出した。
その後姿を遠目に認めて、曹操もようやく東への足を進めた。
@曹操 【ひよこ×5 】
@荀[或〃]【銃】
郭嘉は呂布達の混戦をザックに入っていた【小型双眼鏡】で観察していた。
やはり状況が状況だけに冷静さを失っている輩が多い。
ひとまずここからは離れよう。
小型双眼鏡を手で弄びながら思案する。
ひとまず[亠兌]州辺りへ行ってみようか。
【郭嘉 生存確認】
@郭嘉【小型双眼鏡】
呂布「なにも望んで、死に急ぐこともなかろうに。」
劉岱「……ほざけぇっ!!」
背後からは公孫[王贊]・張燕が、
前方からは喬瑁たちが武器を手に奇声を上げつつ猛然と迫ってくる。
一度は立ち去りかけた呂布は足を止めて、
不思議そうに襲いくる彼らを見た。
不思議な気分だ。呂布はそう思っていた。
俺はいつも、こうやって闘ってきたような気がする。
己の行くところ、必ず屍が山を成し、
血は河となってどこまでも大地を流れていった……
公孫[王贊]「なにをボーっとしている! わが従弟、越の仇! 死ねぃっ!!」
いかに呂布とて、ろくな業物も無く、これだけの人数で一時に囲めば、あるいは……!?
しかしそんな彼らの打算も、今度こそ跡形もなく打ち砕かれることとなった。
最初に異変に気が付いたのは喬瑁だった。
―――面倒くさそうにゆっくりと振り返った呂布。
その呂布の横には、ようやく木の上から逃れ出たのか、
必殺のボウガンを構えたまま満足そうに肩で息をする小柄な文官―――陳宮の姿が……。
喬瑁「あ……!!」
:
悲鳴も終わらぬうちに喬瑁の額はボウガンで撃ち抜かれ、
続く呂布の最初の一閃で、胡軫・張[門豈]・金旋の3つの首が宙に舞った。
【胡軫(/胡シン)、張[門豈](/張ガイ)、金旋、喬瑁:死亡確認】
@劉岱【サブマシンガン、予備マガジン×1】
@武安国【竹ヤリ】
@公孫[王贊](公孫サン)【弓、矢×26】
@張燕【クロスボウ、矢×16】
vs
@呂布【戟、長剣、青龍刀、金属バット、麦・ソコム】
@陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、ニューンナンブ×12】
「静かね」
「ああ、そうだな。」
「殺し合いだなんて、ウソみたい……。」
「………。」
それきり二人は声を失った。つないだ手から、かすかに震えが伝わってくる。
甄姚と袁熙は、地図上では青州に当たる場所、
フィールド北端の切り立った崖の端に並んで腰を下ろしていた。
―――『北の端で』
出発前になんとかしたため、なんとか甄姚に手渡すことが出来た小さな紙切れ。
その小さな紙切れに従って、二人は再び巡り会うことが出来たのだった。
遠く近く、波の音が淡く聞こえてくる。
「……これ、ほんとにありがとう。」
不意に息詰まる沈黙を追い払うかのように甄姚が柔らかく微笑んで、しろつめくさの花束に顔を埋めた。
それはここに来る途中、袁熙が手折ってきたものだった。
いかにも貧弱な雑草ではあるが、とりあえずはこんな花しかなかったのだ。
「どういたしまして。」
袁熙は照れたような笑いを返すと、もう一度甄姚の手を強く強く握り返した。
【袁熙、甄姚、生存確認】
≪海岸の二人/2名≫袁熙【コルト(リボルバーピストル)】&甄姚【しろつめくさの花束、????】
劉焉は武器を確認してからずっと洛陽城を徘徊していた。
(こんなふざけた事でこの老いぼれ一人が残っても仕方がない。
とすればするべきことはただ一つ。あの宦官どもに一泡吹かせてくれるわ)
そう思いながら探索を続けていると通路の見張りをしている兵士2人を発見した。
「なあ、こんなところの見張りって意味あるのか?」
「コンピュータルームがあるから仕方ないだろ。
もっとも、誰もこんなところには来ないと思うけどな」
(なるほど。この先がコンピュータールームになってるのか。
ここならば手出しできないこともないな・・・)
劉焉は黙って引き返し、そのまま洛陽城を後にした。
必要な飛び道具を探すために。
【劉焉 生存確認】
@劉焉【手榴弾*3】
「早速、お聞きしたいことがあるのですが」
孔明は凌統の目を見て話す。
「貴殿はこの大会をどう思いますか」
『大会』という言い方がいささかひっかかったが、凌統は気に留めず返事をした。
「意図が分かりませぬな。
不明な点が多過ぎます」
「でしょうね。
普通は分からないに決まっています。
分かるのは主催者側だけでしょうから」
「第一、昨日までは普通通りの生活を営んでいたんですよ。
それが一晩明けたらこんなことに……」
「全くです」
「死んだはずの者や見知らぬ輩との殺し合いを強要されるんですよ。
尋常じゃない」
「あなたは死んだ者が生き帰ったことについてどうお思いですか」
尋ねるというよりは、アンケートのような口調で訊く。
一瞬、凌統は孔明の高みから物をいうような態度に苛立った。
「分かるはずがないでしょう。
私は主催者じゃないんですから」
「そりゃそうですね」
孔明は満足げに微笑む。
「あなたはどうやって生き残るつもりですか?」
またもや孔明はアンケートを取るような口調で尋ねた。
「自殺していないということは、生き残るつもりなのでしょう?」
「はあ。
どうやってと言われましても」
「手段でも、精神的な物でも結構です。
お教え願えませんか」
凌統は一寸考えて、口を開いた。
「一応は父と合流するつもりです」
「凌操殿ですね」
「合流してからのことはまだ考えていません」
「成る程。
分かりました」
何が分かったというのか。
凌統は湧きあがる疑問を口にした。
「先程から思っていたのですが」
「何でしょう?」
「孔明殿はそんなことを訊いてどうするおつもりですか?」
「どうもしませんよ」
突然、孔明の視線が冷たくなった。
「ただ単に、話しているだけじゃありませんか」
孔明は半ばむきになって答える。
「参加者の意見を訊くことが、そんなに不自然ですか。
あなただって他人がどうするか知りたいでしょう」
「それはそうですが……」
勢いに押された凌統は口をつぐんだ。
同時に孔明も視線を和らげる。
「……失礼しました。
凌統殿とは仲良くやっていきたいもので」
「こちらこそ、愚問でした」
謝りながらも、疑問の念は消えてはいなかった。
孔明の言葉の端々には、微妙にだが凌統の不安を煽るものがあった。
どこが不自然なのかは分からない。
単なる言葉の言い回しかもしれないのだ。
それでも凌統は、不思議な感触を拭い去れなかった。
「来られませんね、凌操殿は」
またしても凌統は不自然な感覚がした。
孔明は何故自分や自分の父を知っているのだろうか。
父が凌操であることは、話に聞いたと言えばまだ説明がつく。
しかし自分にはまったく面会がないというのに、向こうが顔を知っているというのは妙な話だ。
――とにかく、しばらくは派手なことをしない方がいい。
凌統はそう思った。
凌統【鉈】
諸葛亮【自在警棒】
「なっ!そこにいるのは関羽どの!?」
警戒しながらも木に向かって、何かを撃っている、、
>>44のような武器か!?
徐晃にとって敵の武器が刃物なら関羽でも多少は対応できるが。
自分が全く知らない「銃」のような飛び道具だと、、、
・・・・・・・・飛び道具!?・・・・・・・・
アルじゃないかココに、、、試しに、、
「シャ!シャ!ホゥ!、、、、なぬっ!?」(ピカッ!)
やはり、ビームなどでない、、、しかしさっきの光は?
この羽扇、、、上手くいけば。とにかく鍛錬あるのみ!イザッ!
関羽「何者だっ!?」
すぐそばには、光に気づいた関羽が銃を構えていた、、、
関羽「あれは、、、徐晃殿か!?」
関羽【生存確認:マシンガン】
※ 徐晃を警戒中
徐晃【白羽扇(修行すればビームが使えます)】
※ 関羽に気づかれていることに気づいていません
「そう言えば、そなた等の武器はなんなのだ?」
孟達、申儀、申耽は森の、茂みの中で三人で休息を取っていた。
偶然出会った彼等は共に蜀から魏に流れた縁あってか、仲間意識を持つのにそ
うは時間を要しなかった。
「某は……閃光弾……なんぞ、説明書が付属しておりますな……」
とザックから説明書を取り出し、読み始める申儀。
「某は、デリンジャー……?おお、腕に隠せるもののようです。暗器のようなも
のでござるな、そういう孟達殿は何が。」
比較的にまともなものを引いた二人に遠慮するかのように、孟達は手にした小
型ナイフを見せた。そして作業、そう、木の枝を刀型に削る作業に戻った。
「それは、木刀でござるか、いや、確かにそんな小さな刃物では心もとない。」
三人はそれぞれ武器を熟知しよう、作成しようと躍起になっていた。
もし襲われたときにはこれだけが身を護るものになるのだ。
申耽は腕に付属のベルトを巻き、説明書の通りにデリンジャーをセットしてい
く。作成途中はこれがなんであるのか、わからなかったが、完成し、適当な森の
方を向き、テストを行うと顔を輝かせた。
デリンジャーは普段は服の袖の下に隠れている。だが、腕を伸ばすと手の中に
飛び込んでくる。その上飛び道具だ。素晴らしい当たりを引いた。
背後で、思い何かが風を切る音が響いた。
恐らく孟達が木刀を作り終えて素振りを始めたのだろう。
「見てくれ、孟……」
孟達殿。と、最後まで口にする事無く、笑顔で振り返った申耽はゆっくりと仰
向けに倒れていく。 孟達の木刀を頭部に受けて。石榴のように頭を砕かれて。
「孟……!?」
そのまま、驚愕の表情を浮かべる申儀の頭にも木刀を打ち下ろした。
「仕方ないよな、お前達は俺を裏切ったんだから。」
孟達はの口は二人を騙して安心させた、静かな笑みを浮かべたまま、自然とそ
んな言葉を漏らした。
孟達【生存確認:小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】
申儀【死亡確認】 申耽【死亡確認】
「袁熙殿、甄姚ええ話や・・・・」
91の光景を後ろから、見ている影があった・・
どうやら感動して顔が、ぐしゃぐしゃになっている。
「まぁ書いとくか・・・」
手元には、「観察日記」と書かれた紙を持ち、鉛筆で見たことを書いていた
ちなみにこの人物田豊なのだが、来る途中転んでしまい
一部の記憶が、消えバトルロワイアルをしているということを忘れている。
田豊【生存確認:日記帳】
洛陽周辺では、一つの集団が出来上がろうとしていた。
その集団の面々には、魏、呉、蜀、後漢、問わず様々な武将が集ってきていた。
盧植、馬良、魯粛、荀攸ら、それぞれの国、時代の要職にあったものたちが
洛陽で集めた数十人に決起を呼びかけていたのだ。
わけもわからずに集められた者達に、その呼びかけは心の支えになる、そう思えた。
最後の一人まで生き残れ?ふざけるな、これだけの人数が集まれば張譲に勝手はさせない。
数万の軍に守られるならともかく、その城、洛陽には数十人ぐらいの人の気配しかなかった。
その手の薄さに希望も見えた。なにせこちらは三国の猛者ばかりである。
深夜、城の方々から喚声が上がった。
いっせいに城に侵入した集団は城を守る兵士に襲い掛かろうとした。
しかし、その兵士の元にたどり着くまでもなく銃器の一斉掃射によって崩れ落ちていく。
主催者側にはその行動の一切が筒抜けていた。
なぜ、こんなことになったのだ……。
地獄のような光景の中、誰もが思うその疑問に答えるものは居なかった。
掃射音がやむと、兵士たちは手早く死体を片付け、城は何事も無かったかのように静まり返った。
【盧植 魯粛 荀攸 馬良 董承 王双 韓浩 牛金 徐商 田章 蒋欽 譚雄 李異 程秉
王甫 伊籍 関平 黄権 趙累 呉班 呉蘭 陳式 陳倉 呂凱 臧覇 孫観 徐栄 楊彪
陳震 呂翔 張勳 蘇飛 劉賢 劉度 張英 陳横 成宜 劉勳 李楽 死亡確認】
「………」
費詩は、絶句した。
どうやってザックにこんなものが入っていたというのだ。
重かったわけだ。
もし強力無双の武官ならばありがたくて涙が出たのかもしれない。
特に、本来より二倍お得なはず。
しかし、費詩は違う意味で泣きたくなった。
「重いよ!っていうか二つセットかよ!」
費詩が持って、いや支えているのは八十斤の双戟。
一本訳20キロ、二つ合わせて40キロの戟、こんなものを典韋意外
の誰が使いこなせると言うのか。
そういえば、典韋もあの集められた中にいたなぁ………
どこか諦めながら、費詩は八十斤の双戟を支えて途方に暮れた。
「誰かトレードしてくれないかなぁ……」
無理だと思いながら費詩は寂しく呟いた。
費詩【生存確認:八十斤の双戟】
典韋【生存確認:????】
「って、こんな事をしている場合ではない……!」
いくら疲れたからといって、ここでじっとしていればいい的になってしまう。
実際洛陽の郊外なのだ、まだ周囲に人がいて当然の範囲。
捨てていこうか、一瞬だけそう考え、首を振って否定した。
こんなものでも何かの役に立つ可能性だってある。
「ぅぬりゃあ!」
渾身の力を込め、八十斤の双戟を持ち上げる。
クキ
そう、それは酷く軽い音だった。
だが。
費詩は自分の腰の破滅の音だと聞き分けた。
費詩[ギックリ腰]【八十斤の双戟】
公孫[王贊]「ぜいぜい)ば… 化け物だ……呂布は……
おのれ! おのれ!! ……よくも越をっ……!!」
張燕「だ…から、言ったやないけ! ……引こうて!(はぁはぁ」
どれくらい走っただろうか?
一心不乱に呂布の元から駈け去った茂みの中、
先ほどの光景を思い起こして、張燕は今さらながらに身震いした。
:
もはや勝負にも何もならなかった。
果敢にもなおも呂布に立ち向かっていこうとした劉岱は、
身を低くした狙撃手・陳宮のボウガンに射抜かれ、
よろめいたところを、武安国共々、呂布に脳天から叩き割られた。
巻き上がる血飛沫の向こう、表情も変えずに戟を振るう呂布は
さながら鬼神を思わせた。
:
張燕(危ねぇっ!―――最初から遠距離攻撃に絞っていなければ、
引き返すことすら出来なかったところだった……!)
ふと横を見ると、未だに「ちくしょう、ちくしょう」とうわ言のように繰り返す公孫[王贊]の背中には、
振り向きざまに呂布が投げつけてきた竹ヤリが深々と刺さっている。
溢れ出す鮮血の匂いと、戦闘の興奮の余韻が
張燕にカンを取り戻させていったのだろうか。
その目が細く絞られていった。
張燕(……この怪我では、ちぃと足手まといやな……。
どだい、俺がこのおっさんと組むのは不可能……かいな。)
運命が背中を押したかのように、張燕の指先に何かが当たった。
さほど大きくは無いが、一端が鋭く尖った石だ。
力いっぱい殴り倒せば、人一人くらいは殺せるだろう。
張燕「……。」
:
数分後。血まみれの石を握り、隠れていた茂みから立ち上がった張燕は、
一人、どこかへと向かっていった。
【劉岱、武安国、公孫[王贊] 死亡確認】
@張燕【石、クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)】
※離れた場所に居ます
@呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦、ソコム】
@陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、ニューンナンブ×12、サブマシンガン(予備マガジン×1)】
98の田豊は間違いでした。申し訳ない、審栄殿に変えます
「袁熙殿、甄姚ええ話や・・・・」
91の光景を後ろから、見ている影があった・・
どうやら感動して顔が、ぐしゃぐしゃになっている。
「まぁ書いとくか・・・」
手元には、「観察日記」と書かれた紙を持ち、鉛筆で見たことを書いていた
ちなみにこの人物審栄なのだが、来る途中転んでしまい
一部の記憶が、消えバトルロワイアルをしているということを忘れているため審栄は
とりあえず手に持ってた日記帳を見て色んな事を、観察することにした。
審栄【生存確認:日記帳(拾った?)??】
━━━生存者リスト・パーティの部━━━
≪打倒張譲軍/3名≫
袁術【人物レーダー】&紀霊【飴水5リットル】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本】
≪????/2名≫
馬騰【槍】&馬岱【懐中時計】
≪????/2名≫
[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK・アウトドア用ナイフ】
&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪クラブの2/3名≫
苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
&楊松【コイン入り靴下×2(即席ブラックジャック)】
≪????/2名≫
司馬懿【抽籤】&張[合β]【熊手】
≪海岸の二人/2名≫
袁熙【コルト(リボルバーピストル)】&甄姚【しろつめくさの花束、????】
―――――――――――――――
☆パーティの部 6パーティ・14名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部━━━
@王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】 @田豊【短刀 毒吹き矢】 @司馬昭【マラカス】
@朱然【????】 @朱桓[右目損傷]【弓、矢18本】 @凌操【????】 @凌統【鉈】 @魏延【????】
@成廉【????】 @劉封【高枝切りバサミ】 @張飛【????】
@許[ネ`者](/キョチョ)【バナナ3本、????】 @劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
@夏侯覇【日本刀、玉璽】 @迷当大王【法螺貝】 @糜芳【鎖鎌】 @馬超【クナイ、????】
@曹休【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用中)】 @李典【短剣、植木鉢】
@雷薄【????】 @陳蘭【????】 @曹操【ひよこ×5】 @荀[或〃]【銃】 @関羽【マシンガン】
@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】 @周瑜【毒薬の小ビン、????】
@陳武【生存確認:ベレッタM8045・懐中電灯】 @徐庶【インスタントカメラ】 @郭嘉【小型双眼鏡】
@華[音欠](華キン)【ハズレ】 @劉焉【手榴弾*3】 @劉曄【短刀らしきもの?】 @張遼【戟】
@司馬徽【笑い袋、ビール瓶】 @徐晃【白羽扇(修行すればビームが使えます)】
@呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦・ソコム】 @諸葛亮【自在警棒】
@陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、ニューンナンブ×12、サブマシンガン(予備マガジン×1)】
@糜竺【ロケットペンダント(中身無し)】 @審栄【日記帳、????】
@傅士仁【飛刀×6、ツルハシ、鎌(糜芳の鎖鎌の残骸)】
@孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】
@費詩[ギックリ腰]【八十斤の双戟】 @張燕【石、クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)】
@典韋【????】
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・45名が生存確認。合計59名が生存確認。
≪あ行≫5名(+3)
伊籍、応劭、王子服 王双、王甫
≪か行≫18名(+14)
賈逵、夏侯楙、関平 韓浩 韓玄、許攸、牛輔(/牛哺)、韓遂、喬瑁、牛金 金旋、胡軫(/胡シン)、
胡車児 、黄権 公孫越 公孫[王贊] 呉班 呉蘭
≪さ行≫14名(+12)
周魴、朱儁、鍾[月缶系]、蒋欽 荀攸、徐栄 徐商 申儀、申耽 成宜 蘇飛 曹豹 臧覇 孫観
≪た行≫15名(+14)
譚雄 張昭 張翼 張英、張[門豈](/張ガイ)、趙累 陳到、陳横、陳震、陳式、陳倉、張勳
程秉 田章 董承
≪は行≫4名(+3)
潘鳳、馬良、糜芳、武安国
≪や行≫1名(+1)
楊彪
≪ら行≫11名(+10)
呂範、呂翔 劉岱 呂凱 李楽 李異 魯粛、盧植、劉賢 劉勳 劉度
―――――――――――――――
■計:68名死亡 ■既出登場武将数:127名 ■未登場武将:173名(+α)
「何とも馬鹿馬鹿しい事になったものよ。」
華雄は豪胆にも適当な民家に入ると、呟きつつ囲炉裏に火を入れた。
見付かるなら見付かるでいい。
だが、始まってすぐに敵を探し歩くような者がいるなら、それは運が
なかったという事だ。また、それは先を読めぬ愚か者だという事でもあ
るだろう。そんな輩にやられるとは華雄は考えてもいなかった。
民家で食料を探しながら、思い返す、ここに至るまでの記憶ははっき
りしており、頭の痛い事に関羽に打ち取られた瞬間まで思いだせる。
何処で道を誤ったのだろうか、間違ったのだろうか。
董卓を選んだ、そこだとしか思えない。そう思うと、董卓に近づきた
くなくなった。
「………」
ザックから七星剣を取り出すと華雄はゆっくりと鞘から抜き出した。
これを自分が持っているという意味、そんなものは何も無いのだろう。
張譲の言う殺し合い、それにも、きっと、意味は無い。
意味の無い生。それでも、どれだけ短くとも、もう一度生を得たの
なら、今度こそ間違いの無い生を送りたい。
「刀というものは一度抜けば血を見るものだと思うのだが。」
背後、入り口からの声に華雄は振り返った。
戦いになるのなら、それもいい。そう思いながら。
そこに立っていたのは額ひろく、虎のような体に熊のような腰をした
男。孫堅、字は文台。
「ご一緒してよろしいかな、飯は暖かいものが好きでな。」
頷いた華雄を警戒するようでもなく、孫堅は向かい合って囲炉裏傍に
腰掛けた。
「孫堅殿の獲物は?」
七星剣を仕舞った華雄の問いに、孫堅はザックから一本の剣を取り出
すと華雄の前に置いた。
「吹毛剣、そういうのだそうだ。」
先ほどの言を気にしてか、華雄は手にすれど抜くことはせず、一度重
さを確かめると孫堅に突き返す。
そして、無言だった。
ただ二人で民家に蓄えてあった食料を火にかけ、腹に詰め込んでいく。
どれだけそうしていただろうか、孫堅は唐突に華雄に切り出した。
「やるかね?」
「お望みとあらば。」
華雄の応えは、早く、明確だった。
孫堅が笑い出した、華雄の期待通りの応えに。
「貴殿との勝負は最後にしたいものだ。」
「同感ですな。」
二人の本心であった、どちらが勝つかわからない勝負、二人ともそれに
武人として惹かれている。だが、ここでやれば双方に先はないだろう。
無傷でどちらかを討つというのは至難の業なのだから。
だから、二人はどちらもが戦うことはないだろうと確信していた。そう、
お互いを理解していた。それは、この先に繋がる言葉も必要無い程に深い
理解だった。最後の二人になるまで、いや、最後の二人になってもまだ互
いの利害は完全に一致する。
囲炉裏の火が消えた頃、華雄と孫堅は連れ立って外に出た。
この二人で最後の二人になる為に。
【華雄、孫堅、生存確認】
≪二本刀/2名≫華雄【七星剣】&孫堅【吹毛剣】
ここは涼州。馬騰たちは、また新たな仲間を見つけた。
たまたま見つけた龐徳である。
馬騰は「貴殿に出会えるとは、まさに兵1000を得た気分。」などと
上機嫌だ。彼らはとりあえず黄河のほとりで休むことにした。
馬騰「これからどうしますかなぁ。」
龐徳「とりあえず、殿の城にてしばらく過ごされるのがよいと思われます。
幸い私の武器はトラバサミ、食料の調達には事欠きませぬ。
とりあえずご親族を探すのはいかがでしょうか?」
馬騰「となると、まずは超ですな。」
やけに龐徳に対して丁寧語でしゃべる上機嫌の馬騰の横で、
馬岱は嫌な予感に襲われていた。
ちょうどそのころ、馬超が次の獲物を探していたことは、
(馬岱を除く)彼らが気づくよしもない。
馬岱「劉備さまでも探そうかなぁ。」
※チーム:蒙古の血 結成
【龐徳:生存確認】
@馬騰:槍 @馬岱:懐中時計 @龐徳:トラバサミ×5
※とりあえず篭城の方針で
吾彦は、街道を避けて林中を進んでいた。
(やっぱり、ハズレだよなぁ…)
何度見なおしたかわからない。
何度見ても、ザックの中身は変わらない。
それは反物一本に鋏と針と糸という、いわば裁縫セットだった。
(仕立て屋でもやれとでも言うのか・・・
さっきの放送だと、大分くたばってるようだし、
いい武器手に入れた奴多いんだろうなぁ。)
そう、彼の想像もつかないような武器を手に入れた者は多い。
彼自身の言うとおり、支給された裁縫セットはハズレだろう。
それでも彼は諦めない。
「また、最後まで意地を張ってやるか。」
そう言い残し、また林中を進んで行くのだった。
吾彦【生存確認:裁縫セット(反物一本・鋏・針・糸)】
静かな森の中で、突然「ぐっ。」と声が聞こえ、その後独り言が聞こえた。
馬超「有名でかつ弱い文官にはいいアイテムが行くものだと思ったが、
そうでもなかったな。まあ文官にはお似合いだったがな。
さて、韓遂のザックにあった獲物の使い方もわかったし、そろそろ
有名な武将でも殺りに行くかな。」
彼の横にはスタンガンで気絶させられたまま首を切られて眠ったように
倒れている孫乾の姿があった。
馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図(元孫乾所持)】
忘れてた。スマソ。
【孫乾:死亡確認】
「………」
典偉はザックに入っていた鉄の缶を取り出した。
スイッチのようなものがついており、説明書はついていない。
「これが武器だというのか……ぐほわあっ!?」
武器が武器とも思えぬ鉄の缶、典偉は無造作にスイッチを押し、
次の瞬間にスイッチの側の穴から吹き出した霧を顔面に受け、周
囲を転げ回った。
缶には白地に赤文字で大きくこう書かれていた。
家庭用殺虫剤キンチョール
しつこいダニ、ゴキブリ、ノミもこれで一発。
典偉【生存確認:キンチョール】
「陳宮。 お前はなぜ木を降りる。 お前は弱い。 ここは危険だ。」
「!?」
屠った獲物たちの屍骸の只中。
血溜まりに膝を付いた陳宮は、愕然として、助太刀を叱責するかのような呂布の言葉を聞いていた。
死亡者放送も、洛陽周辺で起こった派手な銃撃音も耳に入ってはこなかった。
(ま、守っていたのか? ―――儂を?
いや、それよりも……「ここは危険」? ……バトルロワイアルで、なにを呑気な!)
ふいに笑いがこみ上げる。
と、同時に、再会を望み、出席番号遅めの呂布を待つために震えながら待った森の中での恐怖。
首尾よく呂布に遭遇できたはいいが、いきなりその呂布に投げ捨てられて木に引っかかり、
混戦を見守るしか術の無かった焦燥感。
それら全ての感情が、呂布の吶々とした一言で、霧のように溶けていくのを感じていた。
―――この男を死なせたくない!
いまこそ強くそう思う。
殺し合いか。……いいだろう。
この二人で一体どこまでできるのか?
行き着けなかった地平を目指して、駆け抜けていくのも、また一興……。
・
それからしばらく。「来るのか?」、その、立ち去ろうとした大きな影の短い問いに、
追いすがる影が答えた。
「呂布の傍には、常に軍師・陳宮が控えておるのがあるがままじゃ……。」
※ピン2名合流
≪破滅の主従/2名≫
呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦、ソコム】
&陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、ニューンナンブ×12、サブマシンガン(予備マガジン×1)】
体が軽い。
わしは・・・・わしは・・・・?
若い。
体が動く。
この体は20代だろうか?
幸い弓も入っていた。
こんなにすがすがしい気分など何年ぶりだろう。
黄忠 生存確認
クラブの2の三人は
>>99の光景を物陰からこっそり伺っていた。
楊松「あ、危なかったのう、参加メンバーに董承がいなかったら思わず参加してしまった
所じゃ。」
苗沢「ん〜〜でもこれは一体どういう事なんでしょうね〜〜。」
秦慶童「決まってんだろ、奴等は約束を守るつもりはねぇって事だ。」
苗沢「でも〜〜あれは連中が逆らったからであって〜〜。」
秦慶童「だったら開始後すぐにこの周辺を禁止エリアにすりゃあいいんだよ!」
苗沢「と〜いう事は〜。」
秦慶童「あいつ等は見事に主催者の罠に引っ掛かったって事よ!ふん!大方最初に吹っ
飛ばした時に言った台詞も全部出鱈目なんだろうぜ!」
楊松「そ、そ、そんなぁ、じゃわし等も直ぐにあんな風に殺されるのか?そんなの
嫌じゃぁ!(泣く)」
秦慶童「けっ!あんな連中に殺されてたまっかよ、何とかして首輪を外して…」
苗沢「戦うんですか〜〜?」
秦慶童「いいや、逃げて逃げて逃げ切ってやる。(あれと殺り合うのは怖ええしな。)」
楊松「で、どうやって外すんじゃ?」
秦慶童「………俺に聞くなよ…。」
そして3人は自分達だけが助かる為に動き始めた、取り敢えず……西へ。
≪クラブの2/3名≫
苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
&楊松【コイン入り靴下×2(即席ブラックジャック)】
※西へ移動開始(目的地、漢中?)
関羽「徐晃殿!かくごぉ!」
関羽に迷いは無かった、旧友とはいえ武人としては敵同士。殺すか死ぬか、、
しかし、狙ったときには徐晃はいなかった、、
徐晃「関羽殿、あなたと戦うときは刃だけにしておきましょう」
関羽「それまで、生き残れる自信は?」
徐晃「武運、、、しだいでしょう」
関羽「、、、、ふっ!」
徐晃「よろしければ、、」
お互い、黙っていながら心は通じていた。
関羽「我は探すべき人が2人いる!そのときまででよろしいかな?」
徐晃「なるほど、2人ですか」
※ユニット結成
《憧憬/2名》
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽【マシンガン】
※劉備と関羽を探しに行きます。
間違えた、訂正
※劉備と張飛を探しに行きます。
劉禅は自分のザックから出てきたトンデモ歴史書を読みながら、音痴な鼻歌
を唄いながら歩いていた。
このトンデモ歴史書は見ていて飽きがこない。
なんと、劉禅の代で蜀が滅亡しているのだ!
そんな馬鹿な事があるはずがない、張譲が読んだ者を驚かせようとして用意
したトンデモ歴史書だとその時点で劉禅は確信した。
「だって、巫女の占いで僕は未来を知ってるし。」
誰にいうともなくこのトンデモ歴史書の劉禅から見た矛盾点を指摘した。
そう、劉禅は魏は数年で蜀の領土となると聞いていたのである。
だから、この歴史書はただの出鱈目で、こんなゲームでも自分が死ぬはずが
ないと劉禅は信じていた。
大体、殺し合いなんて楽しくない事、誰だってしたくないはずだ。
その考えを肯定するかのように、前方に静かに語らう二人の男を見て劉禅は
喜んで二人に走り寄って言った。
かのトンデモ歴史書を抱えながら。
「孔明〜〜〜」
劉禅【生存確認:歴史書】
*二人を発見!
凌統【鉈】
諸葛亮【自在警棒】
「これはまた大勢死んだなぁ。」
(―――いや。死んで無さ過ぎる、というべきか?)
山中に潜み、死亡者放送を聞き終わった夏侯覇はひとりごちた。
一人一殺だとしても、もう少しハイペースでカタが付いていくと思っていたが……。
もしかすると、アイテムの中にはまともな武器があまり入ってなかったのかも知れないな。
「だとすれば、楽勝だぞ?」
知らず知らずの内に、夏侯覇の顔に笑みがこぼれる。
まだまだ強敵が残っているとはいえ、
そいつらが強力な武器を装備しているとは限らない。
無理をせず、確実に接近できそうな相手から仕留めていくだけでいい。
―――最初は身内から。
そして、油断している同僚・友軍を倒していく。
進むうちに夏侯覇は見覚えのある人物に出会った。
向こうもこちらに気付いたようだが、先制はしてこない。
(うむ。強敵だ。 ―――早めに沈めておくに限るな。)
そして夏侯覇は、少し離れた場所で立ち止まるその相手に、にこやかに手を振った。
「総領! ……夏侯惇将軍!」
【夏侯惇 生存確認】
@夏侯惇【????】
@夏侯覇【日本刀、玉璽】
落陽で数十人が銃殺されている頃。
森の中、狼牙棒を手に長安に向かう一人の武将の姿があった。
黄鬚児、曹彰である。
曹彰は当たりを引いたと言っていい、この武器さえあれば蜀の五虎将とでも渡
り合う自信がある。
見付かりにくい森を歩き、長安に出る。そこで暫く食料を集めて潜むつもりだっ
た。食料はたったの一日分、すぐに生き残るためだけでなく、食料を求めて殺し
合いが発生するのではないか、そう思ったのである。
もし食料を余分に持っていれば、少なくとも自分から食料を奪い会う戦いだけ
は避けられる。生き残るために、余計な戦いは出来る限り避ける心つもりだった。
がさりと、森の中を急ぐ曹彰の横から音がした。
緊張しつつも、狼牙棒を構えた曹彰の右手方向、ほんの十メートル程の距離に
直刀とスコーピオンマンを手にした曹休の姿があった。
曹彰【生存確認:狼牙棒】
曹休【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用中)】
*遭遇しました
(ここにもない、か。)
劉焉は洛陽にあるとある民家を捜索していたのだが、護身用になりそうな小さ目の中華包丁と
数日分の水・食糧くらいしか収穫はなく、ただ途方にくれていた。
「このままでは何もできん…。いったんここを離れるしかなさそうじゃな」
そうつぶやくと劉焉はとぼとぼ南へ歩んでいった。
@劉焉【手榴弾*3、中華包丁、水&食糧】
「孔明〜〜〜」
大声が森に響いた。
反射的に凌統は振り返る。
「あれは劉禅……殿ですか」
横に孔明がいる以上、呼び捨てにするのもどうかと思った。
「そのようですね」
孔明は驚く様子もなく頷く。
「何やってんの? こんな所で」
凌統は劉禅の大声に辟易していた。
辺りに自分たちがここにいることを知らせているようなものだ。
「劉禅殿、お静かに願えますか」
劉禅の字を知らない凌統は、仕方なく姓名で呼んだ。
「君、孔明の知り合い?
見たこと無いなあ」
劉禅は相変わらずの音量で喋る。
「凌統と申す者です。
詳しくは後ほどお話しますので、どうか今はお静かに。
他の参加者に見つかるといけません」
「あ、そうだね。
見つかったら殺されちゃうからね」
――すでに殺される恐れは充分にできたんだがな……
凌統はうんざりしながら孔明を見やった。
孔明の顔は知らなかったが、劉禅は知っていた。
その愚鈍さも噂に聞いていたが、これではただの阿呆ではないか。
凌統はそんな感想を抱きながら劉禅に席を譲った。
「ありがとう」
劉禅はゆっくりと石に腰掛ける。
「しかし、こんな所で公嗣様にお会いできるとは」
「僕もだよ。
魏延とかには会いたくなかったし、父上でもなんだか頼りないしね」
――人のことを言えた義理か。
「公嗣様、これからどうされるおつもりですか?」
孔明は凌統にもした質問を劉禅にした。
「うーん、とりあえず僕が支給されたのはこれだったんだよね」
劉禅はザックから、先程まで読んでいた歴史書を取り出した。
孔明はそれを手にとり、パラパラとページをめくる。
「ほう……こんなものが混ざっていたのですか」
孔明は顔に興味の色を浮かべた。
凌統の中に芽生えた疑念は確実に成長していたが、その場で尋ねることははばかられた。
「孔明はどうするつもり?」
「私ですか。
私は……まだ決めておりません」
――稀代の軍師である諸葛亮がまだ方針を決めていない?
――こんな話があるだろうか。
「孔明殿」
「なんでしょう」
孔明はしれっとした顔で振り向いた。
「お話があります」
「えー、なんだよ。
僕は仲間外れかい?」
劉禅がまた大声を出したので、凌統は急いで人差し指を自分の口に当てた。
「いえ、くだらない相談ですよ。
ちょっと孔明殿の支給武器に興味が湧いたもので」
「支給武器?」
「これですね」
孔明はザックから自在警棒を取り出した。
「つまらない話ですが、それでも良いですか?」
「別にいいよ、つまらないんだったら」
凌統は劉禅に頭を下げ、茂みで孔明を手招きした。
「なんですか、一体?」
孔明はさっさと自在警棒をザックに押し込んだ。
武器の話でないことは見通していたようである。
「お伺いしたいことが二点、あります」
凌統は腕組みをした。
「まず一点。
貴殿は劉禅殿をどうされるおつもりですか?」
「どうされるというと?」
「あんな荷物からは早々に離れた方が良いのでは?」
「私からすればあなたも荷物ですよ」
凌統の口元が歪んだ。
「ある意味では、私以外の全員は荷物ですよ」
「私が荷物かどうかはともかく、劉禅殿はどうされるのですか?」
「適当な所で別れます。
あの人といたら命がいくつあっても足りない」
結局は同じことを考えていたのだ、と凌統は思った。
「もう一点というのは?」
「ええ、そちらの方が今後の我々にとっては重要なことなんですが……」
凌統は重い口調で話しはじめた。
「あなたは主催者側とつながっていますね?」
「何をおっしゃっているんですか」
孔明は目元を鋭くした。
「貴殿の言動には不自然な点が多過ぎる」
「だからなんだと言うんですか?
言葉の綾という物を、あなたはご存知ではないんですか?」
「さっき、あなたはこんなものが混ざっていた、とおっしゃりましたよね」
「あの歴史書のことですか」
孔明は少し顔を苦くした。
「混ざっていた、という言い方がおかしいということですか」
「そうです。
まるであなたは、支給される物をある程度は前もって知っていたような言い方だ」
「それで私が主催者側とつながっていると?」
「おかしいでしょうか、私の考えは」
低く笑うと、孔明は言葉を続けた。
「単なる言い間違いでしょう。
言葉の端々にまで気を配っていられませんよ」
「ただあなたが嫌だというのなら、私はすぐにでもこの場を離れますよ」
「それは困る」
思わず返事が凌統の口を突いて出た。
自分よりも遥かに気の利くこの男がいるのといないのとでは、生き残りに天と地ほどの差が出るに違いない。
「でしょう?
でしたらできるだけ黙っていてください」
孔明は今までの調子からは考えられないような低い声を出した。
「あなたの自由を奪う気はありません。
父上が見つかっても止めるようなことはしません」
凌統は孔明の目が尋常でないのに気付き、口をつぐんだ。
「話がこれだけでしたら、公嗣様の所に戻りましょう。
怪しまれるといけない」
孔明はザックを担ぎ直して歩き出した。
凌統【鉈】
諸葛亮【自在警棒】
劉禅【歴史書】
関索は洛陽城を出て、駆けに駆けた。
北も南も考えずに兎に角走る、誰が味方かどうかもわからない。
そんな状況で、人口密度の高そうな洛陽付近に居るのは耐えられなかった。
体力の続く限り走り続け気がついたときには北平の北限まで来ていた。
関索「ああ、俺は檻の中に入れられたのか」
赤い線が遠くまで延びていた。
これを超えるとこの忌まわしい首輪が爆発するのだろう。
やっと冷静にいろいろ考えることができてきた。
支給されたザックをあけてみる。
『3国制覇レーダー』
説明書:このレーダーの点のところに行ってみよう。曹操か劉備か孫権に会えるぞ?
……ハズレ、、、か?
@関索【生存確認:三国レーダー】
劉辟は不気味にも一人で転げ回り続ける典韋の様子を観察していた。
手には、懐刀がある。ザックから出てきた武器だ。
今なら、いかな典韋でも倒せるかもしれない。劉備の生存において、典韋の存在は余りに危険。
劉辟はそう、確信していた。
狙いを測り、次の瞬間には飛び出して懐刀を腰の高さに構え、身体ごとぶつかるように、劉辟
は駆け出した。
距離を一瞬で詰め、懐刀が深々と典韋に突き刺さる。しかし次の瞬間、劉辟は丸太のような腕
に組み敷かれていた。
「馬鹿な……!」
懐刀が刺さったのは典韋の上腕だった。胸を狙っていた狙いは、逸れたのだ。それでも、何故
腕が動かせるのか───転がっていたのは芝居か───
組み敷いたのとは違う腕が伸び、劉辟の顔に金属の缶を付き付ける。
渾身の力を込めて暴れた劉辟の顔に、殺虫剤が吹き付けられた。
防ぐ事ができず、魂が震えるような絶叫をあげる劉辟のその口に、絶叫すらも押し込めようと
ばかりにキンチョールの缶が突き込まれ、ただ力任せに押し込まれる。
喉の奥に、スイッチが触れた次の瞬間。
殺虫剤はいつものように散布された、そう、劉辟の体の中に。
既に痙攣を続けるだけになった劉辟の身体とキンチョールの缶を打ち捨て、典韋はゆっくりと
立ち上がった。
そして、上腕に刺さった懐刀を易々と抜き取る。
そう、丸太のような上腕に、懐刀ごときで重症を負わせる事はできなかったのである。この程
度の傷は典韋にとっては掠り傷に等しいのだろう。
典韋は懐刀を手に歩き出した。成す事は只一つ。
曹操を護る事、それだけが典韋の目的だった。
典韋【懐刀】
*曹操を探して陳留に向かいました
劉辟[意識不明&重症]【生存確認:キンチョール(残り僅か)】
曹操は海西まで来ていた。
先客が居るな、明らかに戦意は無い様子であった。
老人が海を眺めている、少し警戒しつつも近寄っていった。
曹操「やぁ、老人と海ですか、寂しげですな。」
ゆっくりと老人が振り向く、その顔に曹操は見覚えがあった。
易経で名を馳せた管輅だった。ひどく顔色が悪い。
管輅「…曹操殿か。ふふふ、ははははは。」
狂ったように笑い続ける、何がおかしいのか、しかし目は悲しげであった。
管輅「占っても占っても何も見えんのじゃ。それどころか、見よこの空を。
月も星も狂っておる、ワシが狂っているのではないぞ?曹操殿!この世界が狂っておるのだ
これが笑わずにはおれないではないか、あはあはあはははははは。」
曹操「わはははははははははははははは。」
曹操は管輅をつかみ一緒に笑いながら海へ入っていった。
そして戻ってくるときには一人だった。
弱いものは狂って行くしかないのだな……面白い。実に、良い。
さて、次は北だ。
【管輅 死亡確認】
@曹操【ひよこ×3 アルミホイル】
はあ、はあ、はあ、
ひい、ひい、ひい、、、
張紹は逃げていた。
(こんなことになって、、、父さんを待つしかない。)
とスタート地点で待とうとすると、いきなり銃声が聞こえてきたのだ。
張紹はパニくり走り出した。
(こ、こんな所、一秒だっていたくない)
文官の足ではそう遠くへ逃げられない。
それでも張紹は走らずにはいられなかった。
「おい、そこの兄ちゃん、止まりな。」
男の声が後ろから聞こえた。
(しまった!背後を取られた!)
「命は惜しいか?惜しかったら地に伏せろ。」
言われたとおりにする。
「くくく、ははは」
男は笑っている。
(僕はこんなところで死ぬのか。思えば短い人生だった。)
「うはははは、おい、お前、俺は武器もなにも持っていないぞ。」
「えっ!?」
後ろを振り返ると、男が一人いた。妙な箱を持って。
「俺は虞翻だ。で、お前は誰だ?臆病者君。」
妙なことになった、、、。
「このゲームじゃよくあることだな。その程度で逃げてどうする。」
「そんなこといわれても、、、。」
張紹は虞翻に洗いざらい話した。
「虞翻さんは戦いに参加しないんですか?」
「俺は医術を学んだ者だ。殺しちゃ患者に悪いだろうな。」
虞翻が持っているのは簡易救急セットだった。
戦いには使えそうなのはメスくらいのものだった。
「ちょうど助手が欲しかったところだ。どうだ、一緒に行動しないか?」
他に方法もないし、医術が使える人と行動するのはいいと思い、張紹は虞翻と組むことにした。
「ところでお前の武器はなんだ?」
言われて張紹はまだ開けていなかったバッグを開けた。
「こっ、これは・・・。」
ダーツセット(的付き)だった。ダーツは12本セット。
「これじゃあ、、、」
「いや、ちょっと待て。説明書が付いてるぞ。」
ダーツセット「このダーツには即効性の麻痺薬が塗ってあります。」
「おっ、麻酔が手に入った。これで手術もできそうだ。」
違う方向で喜ぶ虞翻であった。
※ユニット結成
《虞翻先生と助手/2名》
@虞翻【簡易救急セット】&@張紹【ダーツセット(的付き)12本】
※基本的に戦闘はしない。けが人は治し、敵はダーツで眠らせる。
張紹は医術の勉強を開始。
「どこだ……」
李典は血走った目で森を見まわす。
手に持った短刀を始め、体中が赤く染まっていた。
仁王のような形相の李典を見て、張遼は違和感を感じていた。
あの男にしては冷静さを欠きすぎてはいないか。
守勢に回せば鉄壁の如き男である。
性格的には気に入らない相手ではあるが、戦略面では高く買うべき才を持っている。
さらに自分ほどではないが、相当に冷静な男である。
でなければそこまで高い評価は受けない。
それが何故、あのような無防備な振る舞いをしているのか。
張遼にはそれが不自然でならなかった。
きっかけは1時間前だった。
「何を……やっているんだ、俺は!」
李典は10分も走ると、荒い息を吐きながらその場に倒れた。
枯れかけた芝生が体に刺さる。
しかし本能的に、素早く茂みの中へと這っていった。
自分のやったことを冷静に思い出そうとする。
事実的には、鍾[月缶系]の殺害。
短刀で喉を掻っ切った。
先に仕掛けてきたのは向こうなのだ。
「曼成殿」
建物の間を縫うように散策していた李典は、突然名を呼ばれて振り向いた。
後ろには誰もいない。
気のせいだろうかと前に向き直ったその時だった。
建物の角から突然鍾[月缶系]が現れ、両手に持った何かを振り下ろしてきた。
李典は反射的にそれを右に交わし、懐から短刀を抜き去る。
鍾[月缶系]も素早く身を立てなおし、今度は下から突き上げるように向かってきた。
叫び声を上げながら、李典は短刀で鍾[月缶系]の手元に切りつけた。
怯んだ隙に一歩踏み出し、首元を真一文字に掻っ切る。
喉から吹き出る血は李典の顔を濡らした。
顔から伝い落ちる血は首を濡らし、全身を濡らした。
一瞬の出来事だった。
鍾[月缶系]は崩れ落ち、手にしていた植木鉢を静かに地面に落とした。
李典は無意識に植木鉢と鍾[月缶系]のザックを急いで拾い上げ、その場を走り去った。
逃げ込んだ民家で、荀[或〃]を見かけた。
声を掛けろというほうが無理な相談だった。
ただ息を潜め、自分の戦闘能力の高さを恨むばかりだった。
長い軍隊生活で、人が死ぬ所は見なれている。
人を殺したことも何度もある。
かといって……。
李典は走りながら、葛藤を繰り返していた。
大きな音を立てて走る李典は、標的となるのに充分だった。
「曼成殿」
不快な言葉だった。
先頃もそう呼ばれたのだ。
振りかえれば、殺されるような気がした。
「こちらです、劉曄ですぞ」
李典は気を配りながらゆっくりと首を捻った。
「良かった。
いやいや、元気そうで何よりですな」
劉曄は微笑みを浮かべながら、李典に近付いた。
「劉曄殿……」
「こんな状況であなたと会えるなんて、奇跡に等しいですな」
人懐っこく笑窪を作る劉曄に、李典も思わず笑みを返した。
「ところで、貴殿の支給された物は?」
劉曄はどんどん歩を進めてくる。
「私はこれですよ」
李典が短刀を見せても、劉曄は近付いてくる。
気付いた時には遅かったのだ。
「私はこんな物でしてね」
李典の下腹には冷たい感触が当たった。
「イングラムM11とか言う火器です。
良く分かりませんが、恐ろしく強いようなんですよ。
ここの穴から火を吹くそうです」
劉曄は微笑みを絶やさずに話す。
気付けば、劉曄の出で立ちは自分と同じで、真紅に染まっていた。
李典の中で、何かが切れる音がした。
李典は狂ったように短刀を振り回し始めた。
劉曄はいきなりの出来事に反応しきれず、右腕を一部切られる。
思わぬ反撃に、劉曄は後ずさるように走っていった。
李典は声の限り喚きたて、全速力で劉曄を追って行く。
劉曄は振り向きながら、出鱈目にイングラムを撃つ。
素人の銃が当たるはずもなく、なかなか当たらない。
そうこうするうちに20発の弾丸はすぐに底をついた。
走っているとまともに装填もできない。
結局、劉曄も両手を振って必死で逃げるしかなくなった。
「どこだ……」
最早李典の頭の中はあることで一つだった。
『殺らなきゃ殺られる』
戦争の大前提であることをすっかり忘れていた。
俺は殺すために生まれたのだ。
すでに俺は人ではない。
人ではないのだ。
『殺らなきゃ殺られる』
それは当然、張遼も同じ事だった。
ただ方針が違うだけで、張遼にしろ考えていることは同じなのだ。
これ以上ここにいても埒が明かない。
張遼の自分の体内が湧き上がるような気がした。
今出なければいつ出るというのだ。
彼は身長ほどもある戟を手に、茂みを出た。
「おい、李典」
張遼【戟】
李典【短刀、植木鉢】
*遭遇してますがまだ戦闘にはなってません。
劉曄【イングラムM11】
洛陽付近
洛陽城を襲った数人の中、生き残りも数名居た。一群が突っ込んだ後、少し
様子を見ていた臆病者たちであった。
賈ク「うひー、しっかしあの兵器はひでえな危うく死ぬところだった。
やっぱり簡単にはいかないか、」
張繍「うむ、やはり最後の一人まで生き残るしかないようだな。」
賈ク「え?あれ?あんた生きてたの?」
ポコん(頭を叩く音)
張繍「あんたじゃねぇだろ、殿とか、何とか言い方があるだろ?目上だろ俺のが。」
賈ク「ああ、ずみまぜん。。o0(てっきり一緒に掃射されたと思ったのにな・・・っちぇ)」
張繍「しかし、299人も殺さなければいけないのか、骨の折れる話だぜ。」
賈ク「……ああ、あたまの弱い子だな、、、(ぼそり」
張繍「ん、なんか言ったか?」
賈ク「い、いえ何も。」
≪ジャイアンとスネオ/2名≫
張繍【掻き爪】 生存確認
賈ク【マジックペン各色】 生存確認
海だけがただいつものように、黒く静かにその満ち干きを繰り返している。
二人はまだ彫像のように崖の上に佇んでいた。
と、甄姚が小さく震えるのが、つないだ手を通して袁熙に伝わった。
「……寒いのかい?」
「ううん。違うの……」
ふたたび二人の間に深い沈黙が訪れた。
袁熙は甄姚と手を繋いだままで、彼女の手にするしろつめくさの花束が
海からの風を受けて揺れるのを、ただ黙って見つめていた。
―――甄姚は優しい女の子だった。
袁熙の知っているどんな女の子よりも、そうだった。
誰よりも優しく、儚げな彼女……そんな彼女が殺し合いゲームに耐えられるはずが無い。
袁熙はただ黙って甄姚の次の言葉を待った。
袁熙はとても長い時間のように感じたが、ほんの一瞬だったかもしれないその沈黙。
細い息を吐いて、甄姚は意を決したように袁熙に顔を向ける。
長いまつげが、甄姚の美貌に深い影を落としていた。
「私たち。……もう一緒には帰れないのね?
たとえ万一私たちのどちらかが帰れるとしても、もう、一緒には帰れないのね。
私たちはこのまま訳も分からずに殺し合い、そして………!」
一息で言ってしまうと、甄姚はそこで言葉を切った。
「殺し合いなんて、わたし、いやよ……」
俯き、消え入りそうなほどの小さな声で続けた彼女を、
袁熙はきつく抱きしめた。
もう、二度と離さない。
そう誓う。
変わらない波の音が繰り返される中、
崖の上のシルエットは、いつしか一つに重なって口付けを交わしている。
腕の中の甄姚の透明な温もりが袁熙の頬をくすぐり、
戦乱の中、数奇な運命に弄ばれ、生きながらに引き裂かれた二人は、
いつしか初めて出会ったときのような恋人同士に戻っていた。
甄姚がそれを望んでいる。言葉は、もう不要だった。
二度と二人では帰れない世界。
―――彼女をこんなところに……
いや、どんな世界であろうとも、一人で置いておくわけにはいかない。
袁熙の腕が、再びきつく甄姚を抱きしめた。
永遠? あるいは一瞬の抱擁の後、
二人の耳に、背後の茂みが、がさっと鳴る音が届いた。
続いて誰かの気配が感じられる。
―――それが、合図だった。
甄姚の手からこぼれたしろつめくさの花束が、風に舞い、
ふたりの体が、断崖の向こう、黒々とした海を背景に空に踊った。
手をしっかり握ったままで。
:
「わ…わて… わて…… 二人の邪魔をするつもりはなかったんや。わてはただ……」
茂みの中からひょっこりと顔を突き出した審栄は、
それからしばらくのあいだ、一人きりで震えていた。
【袁熙、甄姚 死亡確認】
@審栄【日記帳(拾った?)??】
※≪海岸の二人/2名≫ 消滅
――無差別に人を殺すなんて、救世主のやることじゃない。
陳武は救世主である自分にプライドを感じはじめていた。
未だ呂範以外に殺してはいないが、どうせ世を救うのなら悪は根源から絶たねばならない。
そう考えているところだった。
「暗くなってきたな……」
陳武は迷わず、懐中電灯をつけた。
誰に見つかろうが構わない。
返り討ちにする覚悟だった。
懐中電灯が照らす光に、走る人影が映った。
間違いない。
陳武の胸は高鳴った。
やっと悪を成敗できる。
やっと、この世界の浄化に必要な生贄が、手に入るのだ。
陳武は狂った掛け声を上げ、力の限り走り出した。
高い声を上げて、ベレッタを闇へと撃ち込む。
4発目で、影は地面へ倒れた。
「どんなツラだろうな……」
陳武は期待のこもった顔で死体に近付く。
「誰だ、こいつ?」
どんな悪人が倒れているかと思えば、見知らぬ男だった。
陳武は肩を落としたが、この世に生きる以上、自分以外は悪人なのだ。
微量ではあるが悪を減らすことはできた。
だが彼にとっては、不満以外の何物でもない。
最早、残された楽しみはザック漁りだけだった。
「悪の浄化に協力してくれよ……」
ぶつぶつと呟きながら、陳武はザックを開いた。
ザックの中にはめぼしい物はなく、食料や地図しか入っていない。
死体の懐に手を入れると、紙の感触がする。
「まさか、これか?」
陳武は茶色い紙袋を掴み、地面に投げつけた。
待てよ。
数分後、彼は満足な姿へと変貌していた。
紙袋は頭に被るには丁度良い大きさで、目の穴を開ければ立派な覆面となった。
紙袋は、外見を見事に覆ってくれる。
黄色い肌も、赤い目もこの世界から隠してくれるのだ。
自分が救世主であることを、他人に知られてはならない。
陳武は自分の考えに酔いしれていた。
顔の無い救世主は正義の灯火で悪を照らし、聖なる炎で討伐する。
そしてこの世に悪が消えたその瞬間、救世主は自らの姿を露わにするのだ。
すでに彼には、生き残るという意識はなかった。
正義に従い動くということが彼の全てだった。
【呉懿死亡確認】
陳武【ベレッタM11、懐中電灯、紙袋】
*人を見かけ次第、追いかけて射殺
ぼえぼ〜 ぼえぼ〜 ぼえぼ〜
フィールドの端っこ、ミニミニ并州に
迷当大王の勇壮な法螺貝の音が響いていく。
足元のこの赤い線の向こう。
懐かしい大地。
最初の説明では出てはいけないと言われていたが、
望郷の念抑えきれず、
わが涙はただ、法螺貝の音となって
この天地に響くのみ。
ぼえぼ〜 ぼえぼ〜 ぼえぼ〜
@迷当大王【法螺貝】
「袁熙殿、甄姚殿・・・・なんで死ぬんや!!なんで自殺するんだよぉ・・(泣)
いや自殺やないか・・・・わてのせいか・・・・」
なんで死んでしまうんや・・・・
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・」
審栄は、泣きながら謝ったがもう何かが駄目であった
しかも追い討ちをかけるように記憶が、もどってしまったのであった。
(嗚呼・・・そうか今は、殺し合いをするんやなどといっていたな・・・
だからなのか・・・ごめんなさい・・・)
そして数時間がたった。
(いつまでもくよくよしてたら袁熙殿、甄姚殿達に申し訳がたたへん。
こんな状況を作った張譲達が許されへん・・・だがもっと許されへんのはあなたたち
を殺してしまったわてやだがわては弱虫なんや。だからこうして
墓を作る事ぐらいしかできへん・・・自殺なんかしたら顔もむけられない
だからあなたたちが二人であったという証拠の墓を作ります。今はこんなことしかできないけど
また後でそっちにいくと思うから・・・それまで二人でのんびりしててください
行ったら謝ります。)
その後、審栄が立ち去った場所には
「袁熙、甄姚の墓」と書かれた土がもりあがったところに甄姚が持っていた
しろつめくさの花束が置かれていた。
@審栄【日記帳(拾った?)??】
*青州から洛陽の張譲がいる場所に突撃する決意
「なあ、俺ら出会えただけでもラッキーだよな。」
「ああ、お互い生きて残りあおうぜ。」
「なんてったって、俺たち義兄弟だもんな。」
「ああ、ところで兄者、この兜似合うか?」
「・・・。」
意味のない会話を交わして、顔良と文醜はとりあえず北に
進むのだった。
【顔良、文醜:生存確認】
【@顔良:???? 文醜:兜】
※とりあえず北の袁紹の領地あたりへ
時折聞こえる鳥の鳴き声。
ここは[亠兌]州と豫州の州境付近の山の中。
郭嘉は食料や薬になりそうな植物を採取していた。
かつて隠棲していた頃の知識が思わぬところで役にたっている。
「なにはともあれ、まずは食料確保でしょ」
それに洛陽では強力な飛び道具の存在を目の当たりにした。
なるべく遮蔽物のある場所にいた方がいいだろう。
武器を持たない自分が生き残る為にはどうすればよいのか。
それも考えなければならない。
@郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】
※しばらく[亠兌]州と豫州の州境付近の山に留まる模様。
世界の中心に自分たちがいる。―――そんな感覚だった。
無人の民家で手にした暖かい食事を摂り終えると、
どちらが誘うでもないままに、二人はまたぶらぶらと歩き始めた。
腹が減れば、目端の利く陳宮がなにごとかを用意してきてそれを食い、
眠くなれば呂布の巨体を支えに身を寄せ合って眠りに付く。
ごく自然に二人はそんな行動をとっていた。
最初に群れ集まっていた参加者たちも、しばらくの間見ていない。
陳宮は武器の調整をしながら得意げに鼻ひくつかせて、「ようやく気付いたのじゃろう」、と言っていた。
―――力が強いものだけが、必ずしも強敵であるとは言い切れない。
討ち漏らせば、相手の武装を強化するだけじゃしな―――、とも。
呂布にはその感覚が、どうしても理解できなかった。
陳宮は知恵が回る。……立派なことだ。だから難しいことはなんでも陳宮に聞けばよい。
だが、そんなにあれこれと考えてみても何も始まらないではないか。
呂布はこの簡潔な世界が、存外に気に入っていた。
わずらわしい階位も政治も無く、ただ殺し合う。
……ごくシンプルな世界だった。
陳宮が狂喜していたソコムでさえも、煩わしいので呉れてやった。
呂布の耳元で一陣の冷たい風が鋭い音たてる。
―――俺はこの、戟一本で戦うだけだ。
≪破滅の主従/2名≫
呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦】
&陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
サブマシンガン(予備マガジン×1)】
━━━生存者リスト・パーティの部━━━
≪打倒張譲軍/3名≫袁術【人物レーダー】&紀霊【飴水5リットル】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本】
≪蒙古の血/3名≫馬騰【槍】&馬岱【懐中時計】&[广龍]徳【トラバサミ×5】
≪????/2名≫
[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】
&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪クラブの2/3名≫
苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
&楊松【コイン入り靴下×2(即席ブラックジャック)】
≪????/2名≫司馬懿【抽籤】&張[合β]【熊手】
≪二本刀/2名≫華雄【七星剣】&孫堅【吹毛剣】
≪破滅の主従/2名≫
呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦】
&陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
サブマシンガン(予備マガジン×1)】
≪憧憬/2名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽【マシンガン】
≪虞翻先生と助手/2名≫
虞翻【簡易救急セット】&張紹【ダーツセット(的付き)12本】
≪ジャイアンとスネオ/2名≫
張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
≪????/2名≫
顔良【????】&文醜【兜】
―――――――――――――――
☆パーティの部 11パーティ・25名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部━━━
@王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】 @田豊【短刀 毒吹き矢】 @司馬昭【マラカス】
@朱然【????】 @朱桓[右目損傷]【弓、矢18本】 @凌操【????】 @凌統【鉈】 @魏延【????】
@成廉【????】 @劉封【高枝切りバサミ】 @張飛【????】 @迷当大王【法螺貝】
@許[ネ`者](/キョチョ)【バナナ3本、????】 @劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
@曹休【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用中)】 @李典【短剣、植木鉢】
@雷薄【????】 @陳蘭【????】 @曹操【ひよこ×3 アルミホイル】 @荀[或〃]【銃】
@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】 @周瑜【毒薬の小ビン、????】
@陳武【ベレッタM11、懐中電灯、紙袋】 @徐庶【インスタントカメラ】
@華[音欠](華キン)【ハズレ】 @劉曄【イングラムM11】 @張遼【戟】
@司馬徽【笑い袋、ビール瓶】 @審栄【日記帳、????】@劉禅【歴史書】
@諸葛亮【自在警棒】@糜竺【ロケットペンダント(中身無し)】 @夏侯惇【????】
@傅士仁【飛刀×6、ツルハシ、鎌】 @夏侯覇【日本刀、玉璽】
@孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】
@費詩[ギックリ腰]【八十斤の双戟】 @張燕【石、クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)】
@典韋【懐刀】 @吾彦【裁縫セット(反物一本・鋏・針・糸)】
@馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図】 @黄忠【弓】 @関索【三国レーダー】
@曹彰【狼牙棒】 @劉焉【手榴弾*3、中華包丁、水&食糧】
@劉辟[意識不明&重症]【キンチョール(残り僅か)】
@郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・47名が生存確認。合計72名が生存確認。
≪あ行≫6名(+1)
伊籍、袁熙 応劭、王子服 王双、王甫
≪か行≫20名(+2)
賈逵、夏侯楙、関平 韓浩 韓玄、管輅 許攸、牛輔(/牛哺)、韓遂、喬瑁、牛金 金旋、胡軫(/胡シン)、
胡車児 、黄権 公孫越 公孫[王贊] 呉班 呉蘭 呉懿
≪さ行≫16名(+2)
周魴、朱儁、鍾[月缶系]、蒋欽 荀攸、徐栄 徐商 申儀、申耽 甄姚
成宜 蘇飛 曹豹 臧覇 孫観 孫乾
≪た行≫15名(+0)
譚雄 張昭 張翼 張英、張[門豈](/張ガイ)、趙累 陳到、陳横、陳震、陳式、陳倉、張勳
程秉 田章 董承
≪は行≫4名(+0)
潘鳳、馬良、糜芳、武安国
≪や行≫1名(+0)
楊彪
≪ら行≫11名(+0)
呂範、呂翔 劉岱 呂凱 李楽 李異 魯粛、盧植、劉賢 劉勳 劉度
―――――――――――――――
■計:73名死亡 ■既出登場武将数:145名 ■未登場武将:155名(+α)
きんこーん♪ きんこーん♪
張譲「ああ。テステス、テステス……。
みなさ〜ぁぁん、
元気に殺しあってくれていますか〜? うふふふ……。
さっそくですが、お待ちかねの禁止エリアの発表です。
最初の禁止エリアは……、ここ洛陽、そして幽州の2州で〜す。
該当個所にいるみなさんは、せいぜいお早く移動して下さいね〜。 うふふふふふふ…。」
きんこーん♪ きんこーん♪
※ 次の禁止エリアは洛陽・幽州、禁止エリアは50レス後(
>>206)に発動します。
〜ココは幽州〜
二人の男を捜すため徐晃は協力していた。
徐晃「ココには劉備はいないようですな、、、」
関羽「うむ、ココも禁止エリアになるようだ、次は徐州にするか、、」
徐晃「わかりもうした、ではすぐ行きましょう。」
※劉備、張飛捜索中
※徐州に移動中(8レス後徐州へ)
≪憧憬/2名≫
徐晃[やや空腹]【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽[やや空腹]【マシンガン】
洛陽禁止区域の放送を持って、洛陽の民家で蠢いていた五つの人影はゆっくり
と動き出した。中央に肥えた肉体の巨漢を囲むように、警戒を露わに進むその一
団は、悪名高き董卓の一団であった。
五人、これだけの人数が集まった理由の一つは間違い無く董卓の存在感だった
ろう。しかし、それと同時に武器運の無さという要素も決して否定できなかった。
五人の武器を総合してみれば、まともな武器は李儒の十二枚の手裏剣、そして
張済のグルカナイフくらいのものだ。他の三人のものは、郭の煙管。董旻の爪
切り。董卓の蝦蟇の油。不安になって集まるのも致し方ないと言う事もできただ
ろう。決して運がいいとはいえない武器を持ってしまったのだ。
しかし、何より不運な事は離反を決意した華雄に会ってしまった事かもしれな
い。孫堅と華雄、二人が民家から出てきた所で、五人と鉢合わせたのだ。
「華雄ではないか。」
呂布が我が道を行った今、董卓軍において最も屈強なる猛将。
共にいるのは孫堅か、華雄と共にいるという事を考えればこやつも仲間に入れ
られぬ事はあるまい。董卓はとっさにそう考えた。
「董太子。」
そう答える華雄の口調に蔑みと侮蔑が込められていたのに気が付くものは、董
卓らの中にいたのだろうか────
争う気がないかのような態度を漂わせながら、激昂の気合と共に剣を鞘走らせ
るべく、それだけで人を殺せるような気迫が華雄と孫堅の身体に満ちた事に気が
付いた者は、いたのだろうか────
華雄と孫堅、二人は、ゆっくりと五人に向かって歩き出した。
董卓【生存確認:蝦蟇の油、】
董旻【生存確認:爪切り、食料(民家から調達しました)】
張済【生存確認:グルカナイフ】
郭【生存確認:煙管、錆付いた包丁(民家から調達しました。)】
李儒【生存確認:手裏剣×12】
パーティー結成≪董卓と不快な仲間達/5名≫
*二人を仲間に加えるつもりのようです。
≪二本刀/2名≫華雄【七星剣】&孫堅【吹毛剣】
*殺る気です
「曹休、殿……」
息が、切れた。
突然疲れが全身を襲ったような気がした。
武に生きた者として、今の自分の状況を曹彰は直感的に理解した。
曹休の目は曹彰の知る温和で何処か人の良い目ではなく、まるで獰猛な獣の様で───
死の恐怖、それに捕らわれかけた曹彰を救ったのは、他でもない。曹休の声だった。
スコーピオンマンと直刀を下ろし、にこやかに笑った曹休の目には、もう先ほどまでの
獣の如き凶暴性は消え去っていた。
「曹彰殿、ご無事であられたか。」
この人の良い、温和な男にあれだけの野生が備わっていたのか、誰がその隠された野性
を目覚めさせてしまったのか。
曹彰はそんな事をぼんやりと考えながら、狼牙棒を降ろした。
「曹休閣下もご無事な様で何より。」
「……うむ……私は、怪我一つない。」
私は、の部分にやや力を入れた曹休に、曹彰は何も言わなかった。賈逵の死亡放送、何
故か、ふと頭に浮かぶ。
「曹彰殿はどちらに向かわれる心積もりか。」
「某は、長安に向かうつもりですが、曹休閣下は?」
「私はこれといった目的は持たぬが……長安か、それも良いやも知れぬな。」
互いに、しつこい性格ではない。曹彰は竹を割ったような性格であるし、曹休は基本的
に人が良い。自然と反発する事なく協力できそうだと、理解しあっていた。
それは、互いに相手を好意的に感じていた事から生まれた、出来るなら戦いたくない。
という気持ちも手伝っての理解であったのに違いない。
また、がさりと不意に音がした。
そこには、震える糜竺の姿があった。
曹休【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用中)】
曹彰【狼牙棒】
パーティ結成≪バランス/2名≫
糜竺【ロケットペンダント(中身無し)】
傅士仁【飛刀×6、ツルハシ、鎌】
*不意を付くべく糜竺の後ろに隠れてます。
「先生!速く逃げましょう。」
「慌てるな、ゆっくり物色していくぞ。」
二人はそこらあたりにあった民家に入り、使えそうな物はないか捜していた。
「とりあえず、鍋は持っていくぞ。湯を沸かすのに使える。」
「鎖を体に巻いておけば、刃通りませんよ。」
「消毒用に酒を、、、。」
「鍬の金属部分を心臓の所に縫いつけとけば、大丈夫ですよ。」
安全を考える張紹と医術を考える虞翻であった。
「よし、じゃあいくぞ。」
「どこに行きますか?」
「交州にでも行くか。俺の任地だし。」
「父さんに会えるかな、、、、。」
《虞翻先生と助手/2名》
@虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】&@張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
*交州に移動中
諸葛謹は建業よりさらに東の海岸にいた。
彼がここに来た理由など特にない。なんとなく足が向いただけである。
「もうこんなに死んだのか・・・」
そう思いながら支給武器であるゲイラカイトを大空に舞わせているのであった。
【諸葛謹 生存確認】
@諸葛謹【ゲイラカイト】
*ただ遊んでいます
北限に向かう途中。
この殺し合いの中では、先に相手を見つけたほうが確実に有利。
『銃』というものの仕組みをみてそういう確信を持った。
まっすぐ向こう側に、徐晃と関羽が見える。声をかけようと思ったが止めた。
今はあの放送
>>156のおかげで相手をしている場合ではないのだ。
しかし、、、、、、少し殺気を送ってみる。
ぱらららら
うおぅっ
徐晃「どうした関羽殿。」
曹操「ニャオ、ニャーオ。」
関羽「何だ猫か、いやいや気のせいのようだ、先をいそぎましょう」
曹操。o0(いかんいかん、やはりさすがは関羽か。遊びでもやるものではないな。)
少し間を置き二人が通り過ぎると、北限への路を急いだ。
@曹操【ひよこ×3 アルミホイル】
≪憧憬/2名≫
徐晃[やや空腹]【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽[やや空腹]【マシンガン】
「うう・・・。幽州で待ち合わせって聞いたのに・・・。
張梁しか来ない・・・。」
「おい、しかとはなんだ!しかとは。」
「しかも禁止エリアだし・・・。」
「(二人)張角さまぁ〜。」
幽州の民家で義兄を待っていた張宝と張梁だったが、結局二人だけで
幽州を離れなくてはならなくなった。
「とりあえず南にでも行ってみようか。」
ちなみに、張宝には鉄パイプが、張梁には至って普通の銃が配布されていた。
しかし、この二人を遠くで見ているものがいた。
突然、背後の木の上からクナイが飛んで来た。
「なっ・・・。」
不意をつかれた張宝は、右足にクナイが刺さってもんどりを打った。
張梁は、待っている間読んでいた説明書を思い出して、銃を撃った。
だが、所詮説明書きを見た所で、狙ったところを撃てるはずがなかった。
弾は木の横1Mを通り抜けていった。木の上の主は木の上をすばしっこく移動して、
いつのまにか二人の背後に立っていた。そして、張梁にスタンガンを浴びせた。
「ふぐっ。」と詰まった声を立て、張梁は地に伏した。
その男、馬超は張梁の持ち物を奪った後、張宝の前に行った。
「へえ。これがさっきの鉛の玉を飛ばしてたのか。どれ、殺傷能力は・・・。」
「ちょ、ちょっと待って・・・。」
ターンと乾いた音がして、張宝は動かなくなった。
その後、もう一度銃声が聞こえてから、馬超は幽州を去った。
「北のどん詰まりを禁止エリアにするってことは、主催者がこちらを監視しているとすれば
そこに人がいるに違いない。ということは待ち伏せるにはちょうど良い。
そんなことも考えず、この二人はぼーっと歩いているなんて、
よっぽど平和ボケしてるんだな。黄巾党も。それにしてもこれは
大層良いものを得たようだぞ。」馬超は銃にとても興味があった。
「・・・もっとこれの性能を試してみたいな・・・。」
【張宝・張梁:死亡確認】
@馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図、鉄パイプ、銃】
呂布が混戦から抜け出したことを確認してから、
成廉は一人、全く土地鑑の無い海岸線までやってきていた。
地図で言うと、呉の地・揚州のあたりになるだろうか?
とにかく一人きりになりたかった。
ここならば董卓系とも呂布系の参加者とも、出会う心配はまず無いといえた。
「……どっこいしょっと。」
きらめく波に目を細め、砂浜に腰を下ろして考える。
(そういえば、陳宮殿が呂布様のところに突っ込んでいっていたな……。
同じ死亡者放送で名前を呼ばれていた……
あの仲の良い主従・臧覇と孫観も、たぶん一緒に居たのだろう。)
「人生は色々だ。……色々な考えがあるのだろうな。」
自分とて、一度は呂布に駆け寄ろうとも、知り合いを探してみようかとも考えたのだ。
しかし、その考えはほどなく振り捨てていた。
いずれ殺しあうことになるのならば、顔も、名前も知らない相手の方が冷静に対処できる。
そう考えると、ほとんど未知の相手だらけの自分などは、
相当戦い抜けるのではないだろうか?
引き当てた支給武器・大きなサバイバルナイフ一振りを構えてみる。
たぶん、大当たりでも大外れでもない。
ま、ほどほどの武器ってところだろう。
「やってみるか。」
@成廉【サバイバルナイフ】
徐晃「もうすぐで徐州ですな」
関羽「ここで、見つかればよいが、、その前に食料を手に入れよう」
徐晃「やはり、通り道の山菜だけでは豪傑とて厳しい物ですか(笑」
関羽「腹が減っては戦も出来ぬ、我々二人なら簡単にやられることはない」
徐晃「そうですな!はっはっはっ!」
関羽「、、、、、、(兄者、、張飛、、無事でいろよ)
≪憧憬/2名≫
徐晃[空腹]【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽[空腹]【マシンガン】
※白羽扇補足、一度ビームを撃てばかなり疲れます。連射は3発まで。当たっても殺傷力無し。気絶程度。
「いやぁ貴公に借りたトラバサミで、兎を捕まえましたぞ。」
「さすがは馬騰どの。拙者も貴公に借りた槍で鹿を捕らえましたぞ。」
「さすがでござる。」
「さて、飯にしましょうかな。」
「気が合いますな。」
「(二人で)はははははは。」
「(・・・ヤヴァイ叔父上たちにはついていけそうにない・・・。)」
マターリとした雰囲気(?)の中、今日も「チーム蒙古の血」は
食事をとるのだった。
「(・・・なぜわざわざ武器を交換する!そして返却する!)」
@馬騰【槍】 @[广龍]【トラバサミ×5】
@馬岱【懐中時計】
馬超が、張宝・張梁を殺しているのを見てた人物がいた・・・・。
菅亥である。
馬超がそこから立ち去った後、
「張宝・張梁様・・・・・・・なにあんな餓鬼に負けてんのやこのボケが!!
貴様は黄巾党のつらよごしじゃぁぁぁぁぁぁ!!」
菅亥はもう明らかにちょっと変だった。
(コウキンの星から選ばれた。ミスター菅亥よ世の皆に、コウキンの力を
我が星の事をなのりつつ行くのですさぁいまこそ正義の鉄槌を・・・。)
と頭の中では、そんな事が、聞こえながら菅亥は突き進んだ
途中、陸抗とか若い餓鬼があったときで、黄巾党に入れといったがことわったやつ
が持っていた黄色く少し赤にぬれた布を、頭に巻き
鍋もって襲い掛かってきたため斬り殺した
張嶷から奪った防弾チョッキを仕込み、何故かみんかにあった麻酔薬と書かれた
ビールビン並みの大きさの入れ物をなんとなく背中に背負いながら・・・・
(張角様萌えじゃあ〜)
【陸抗・張嶷:死亡確認】
【菅亥 生存確認】
@菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
@とりあえず正常な時は、あまり人を殺さないが、電波モードの時は、
手当たり次第に黄巾党を進め断ったら斬り殺すが肯定したら黄色い布をわたす
とりあえず長安に行く模様
勝とうと思えば何ででも勝てるんだよ。
運と実力さえあれば死ななくて済む。
問題はその『実力』を履き違えてる奴がいるってことだな。
いいか、実力と運は別物なんだ。
よく「運も実力のうち」とか言う奴がいるけど、あんなのじゃ駄目だよ。
いいか、運ってのは確かに大事だが、基本的には実力なんだ。
人生っていうのは実力如何の舞台なんだ。
誰も運を身につけられる奴はいない。
勝手に身について来るもんなんだ。
そこらへん、よく考えるように。
で、だ。
運も実力も無い馬鹿はこうなる。
なに、さっきそこを歩いてたらいきなり襲いかかってきたんだ。
薄っぺらいナイフを持って走ってきた。
それじゃ、殺してくれって言ってるようなもんじゃないか。
俺は早速胸に蹴りを入れて、地面に叩きつけてやった。
無様に転んでたよ。
それでもまだ立ちあがるから、大した根性だと思ったよ。
常人なら怯えて戦意喪失するところだからな。
そこからは多少、本気を出したさ。
立ってた木の太めの枝を折って、即席の棍棒を作った。
それを右手にしっかり握って、一息に脳天を狙ってやったよ。
最初はかわされたけど、次で確実にしとめてやった。
血や何やらが飛んでくるのが鬱陶しかったけど、そこは我慢だな。
まあ薄いナイフも手に入ったことだし、そこは良しとした。
何しろ俺に支給されたのが画鋲だったからな。
それじゃあ、精々子供のいたずらくらいしかできない。
殺した奴のザックにはナイフの説明書が入ってたけど、すぐに破り捨てた。
昔から説明書は嫌いなんだよ。
特にこういう武器は、体で修得するもんだ。
説明書読んでせこせこ練習するんじゃねえぞ。
一応、棍棒も持っていくことにした。
改めて枝を折った跡を見てみると、繊維の束だった。
よくこんな物を折れたな、と感心したよ。
まあ後々手入れして、大事に使っていくつもりだ。
戦闘にかけては誰にも負けたくないからな。
【譚雄死亡確認】
魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒】
ふむ。まあまあかな。
程[日立]は自分の装備を点検していた。
それは消音器付きライフル。
説明書をじっくりと読んだ後、さっそく試し打ちをすることにした。
ちょうど標的もある。
「ぐはっ」
ひとつの影が揺れた。
少しして程[日立]は周りの様子を確かめながら倒れた人物に近付いていった。
よく見るとそれは孔融だった。
動く様子はないが、念の為に頭部へもう1発打ちこむ。
孔融のザックには裁縫セットが入っていた。
少し迷ったが持っていく事にする。
さてさて、どこへ向かおうか。
【孔融 死亡確認】
【程[日立] 生存確認】
@程[日立]【消音器付きライフル、アメリカンクラッカー】
※なんとなく荊州方面へ向かっています。
ー1人で生きる覚悟が無いなら群れをつくれー
此処は漢中、藪の中で二人の男が話し込んでいた……
苗沢「基本的に僕達友達が少ないと思うんですよ〜」
凶星「確かに少ないな、活躍期間も短かったしな、それで?」
苗沢「ですから〜友達の少ない人は少ない人同しで組まないととても前半、中盤を勝ち残れないと
思うんですよ〜〜。」
凶星「いや、もっと良い手が有る。」
苗沢「どんな手〜?」
凶星「お前の様な間抜けを殺して武器を手に入れるんだよ!」
銃を突き付ける凶星、その後に忍び寄る影。
苗沢「ん〜そう言う事は後ろの人に〜」
凶星「後?」
ゴッッ…ジャラジャラ……
凶星「後?」
ゴッッ…ジャラジャラ……
凶星「グァッ!(倒れる)」
楊松「にょほほほ、貴様の答なんぞ最初からわかっとったわい、苗沢が囮と見抜けなんだがうぬの不
覚じゃ!(何度も踏む)」
秦慶童「死ね!貴様のような奴は、俺達に踏まれて死ね!(何度も踏む)」
苗松「御免ね〜僕達も長生きしたいんだ〜〜(何度も踏む)」
そして二十分後……
凶星「ま……待ってく…(虫の息)」
楊松「お〜〜まだ動いとる、動いとる。(ゲシゲシ)」
秦慶童「踏め!もっと元気良く、楽しそうに踏め!(ゲシゲシ)」
苗沢「了解です〜〜ウフフフフ。(ゲシゲシ)」
更に十分後……
苗沢「この銃中国製ですよ〜きっといい物に違いないですよ〜。」
楊松「それよりわしの靴下が壊れてしもうた……もっと優しく扱わんかっ!」
秦慶童「優しく扱ったら効果がねーだろ!」
ー1人で生きる覚悟が無いなら群れを作れ、群れをいとうプライドが有るなら1人で死ね。−
【凶星 死亡確認】※死因は内臓破裂
≪クラブの2/3名≫苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
あそこにも死にたいヤツが居ると見える―――
丘の上に一人、諸葛瑾のゲイラカイト遊びを見つめる男がいた。
周瑜、字を公瑾その人である。
木立の間からちらちらと見える、あの長い顔……諸葛瑾か?
相変わらずの平和ボケだが、まあ、悪くは無い。
張昭から手に入れた、この「銃」とやらの試射程度にはなるだろう。
呉将ならば特に警戒されぬしな。どれ……
周瑜はするすると丘を降りると、
頭上になびくゲイラカイトの軌跡を辿り諸葛瑾の元へと近付いていった。
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト】
@周瑜【毒薬の小ビン、デリンジャー(ピストル)】
内容:
「お主達早くこ〜い」
菅亥は電波がなくなった模様です
黄巾党を薦めまくり断ったら殺す方法をとりまた二人の命が消えたり
一人目は蜀の馬謖の時、泣いて馬謖を切るではなく「笑いながら馬謖を切る」と言う迷言ができ死んだ後食料を奪い
二人目の夏侯和は何も起きず切られアイテムを奪われたり
「≪打倒張譲軍≫」の袁術、紀霊、楊弘。というより袁術だけがのってくれたり
色々あった結果、菅亥は電波じゃなくなりました。
回想シーン
「なっなんかこっちに一人走ってくるぞ。ていうか変なおたけびまで・・・」
と袁術が言いおわったとき、菅亥が目の前にいた
「オい、コウキン党に入れ」
(なんか知らんがやばい・・・)
「陛下あぶないので早く了承しちゃいましょう」
と楊弘が言い終わる前に、陛下は
「わかった」と言っていた。
「コレ・・頭・・・つけトケ」
と言い黄色い布を置きまたへんなおたけびをあげつつ日本刀を振り回しながら
菅亥は、つっぱしって行ったのである。
「陛下・・・・いまのは一体?」
と紀霊が困りながらいったが、がくがくぶるぶる袁術は肩をふるわし
「電波キターーーーーーー」
といいながら袁術は、菅亥に着いていった・・・・。
回想シーン終了
「ちょっとまってくれ〜」
袁術も菅亥がまともになれば元に戻り、菅亥に
打倒張譲の事を言い仲間に加わってくれた・・・が!!
電波の受けすぎで 菅亥は少しおかしかった・・・・
でも袁術は気にせず菅亥に言った
「打倒張譲モナ〜」こんな言い方だが知能は、沮授並みになっていたりするのだが
本人もきずいていなかった・・・・
(大丈夫なのかこいつ?)
菅亥が4人ほど惨殺した事を聞いた二人は思ったが
「仲間になるからにはこれあげるね〜」
と言われ、紀霊は馬謖が持ってた火縄銃をもらい楊弘は夏侯和の、「食べれる草や花」を手に入れた。
【馬謖、夏侯和死亡確認】
@菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】&
@紀霊【飴水5リットル、火縄銃】&@楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】&@袁術【人物レーダー】
※「打倒張譲軍プラス電波系」
行軍時が一番隙ができる、だからこそ慎重に気配を消して進んでいたが、
時間に追われる感覚に負けて足を速めた。
幸い広武に進むまでの進路で、出会ったのは関羽徐晃だけだった。
そしてようやく北限に到着した。
曹操「急ぎすぎたか、まだ時間があるようだな。おや、あそこに見えるのは、、、また、、、」
半日前に見たような姿であったが少し違う。雨も降っていないのに傘をさしていた。
しかし、前に見た管輅と同じいでたちではあった。
曹操「ご老人、ここで何を?」
紫虚上人「何も。」
曹操「ふむ。。。」
老人の顔を見るとすでに死人のような顔をしていた。首輪をつけているこの爺さんも参加者なのだろうか。
紫虚上人「おぬし死相が出ておるぞ、いやおぬしだけではなかった。
洛陽で見たものの顔には全員に死相が出ておった、わしもおぬしも、
皆皆死ぬのじゃ、この世の中で生き続けられるものなど居らぬ、
この世界は狂っておるのじゃ、ふふふふふ、はははははははははははは。」
曹操「うむ。」
うなずくと曹操は老人をつかんで赤い線の向こうまで放り投げてしまった。
あまり抵抗しなかったところを見ると、もう諦めてしまっているのだろう。
そして数秒経つと爆発音が聞こえたが、曹操は振り返る気にならなかった。
さすがに2度も狂人と関わると気分が悪かったが、気を取り直して旅路を進めた。
【紫虚上人 死亡確認】
@曹操【アルミホイル 折りたたみ傘】
「は、は、は。」
笑っていた。
「ははははははははははははははははははははははははは」
笑っていた、傅士仁はいつまでも笑っていた。
そう、予想外に曹彰と曹休に出会ってしまった。そこから傅士仁はなんとか生
還していた。
様子がおかしい糜竺に気を取られた曹彰と曹休に対して、突然後ろから糜竺を
蹴り飛ばし、曹彰にぶつけた。
予想外だったのか、あっけなく糜竺と共に曹彰が転倒する。そこを目掛けて飛
刀を投げた、一本、二本と。
そこまでに覚えている。
三本目を振り上げた所で、振り上げた腕に激痛が走った。
右腕が、なくなっていた。目の前には、直刀で身体を支えつつも、膝をつく曹
休の姿。曹休の肩と、右腿に、飛刀が刺さっていた。
曹彰目掛けて投げたはずなのに曹休に刺さっていた。もつれ合っている糜竺で
はなく曹休に。
そこまでは、覚えている。
そこからの記憶は、ぼやけている。気が付けば、息が切れていた。
走って、逃げた。逃げ延びた。ツルハシはその途中でなくしてしまったが、鎌
は残っている。生き延びたのだ、武器も残っている。
「はははははははははははははははははははははははははははははははははは」
傅士仁はいつまでも笑っていた。笑っていなければ、気が狂ってしまいそうな
激痛に耐えながら。
傅士仁[右腕喪失]【飛刀×3 鎌】
≪バランス+1/3名≫
曹彰【狼牙棒、飛刀×3】
曹休[怪我]【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用)】
糜竺【ロケットペンダント】
*飛刀は回収して曹彰が持っています。糜竺は捕まえています。
今誰かが「張角様萌えじゃあ〜」とか言いながら走っていったが、
やっぱりああいうのとはかかわりあいたくないな。
ん、あれは・・・どっかの弱い武将と見た!
馬超は、目の前の冷ホウに向かって進み始めた。
【冷ホウ:生存確認(????)】※気づいてません
馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図、鉄パイプ、銃】
※やる気満々です。
冷ホウ「俺は力を持っていないから、誰か仲間が必要だな・・・。」
そんなことをつぶやいているとき、後方から突然「ガランガラン」と音が聞こえた。
馬超「しまった。こんなときに限って鉄パイプが・・・。
・・・仕方ない。」
そうなってからの馬超の動きは素早かった。
冷ホウが音の主を見た瞬間、彼はもっていたクナイを彼の目のほうへ投げ、
スタンガンで襲い掛かってきた。
冷ホウはかろうじてクナイを避けた後、反撃の姿勢をとらずに大声でこう言った。
「俺と組まないか!」
だが、馬超は止まらなかった。冷ホウはスタンガンを浴びて倒れた。
だが、馬超はとどめをささなかった。ここに来て彼の良心が
目を覚ました・・・訳ではなかった。
「こいつ、なかなか死を恐れない性格のようだ。少しは利用価値があるだろう。
時間切れの前に殺すこともできるしな。」
とりあえず近くの洞穴に冷ホウを運び込んで、起きるのを待つ馬超であった。
冷ホウ(気絶中)【????】
馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図、鉄パイプ、銃】
「これは周瑜殿ではないですか」
諸葛瑾は周瑜がこちらに向かっている事に気づくと
ゲイラカイトを降ろしつつ周瑜の到着を待った。
そして互いに向かい合うや、即座にこう言い放った。
「あなた、ゲームに乗ってますね?」
私はあなたのような殺る気のある方をお待ちしていたのですよ」
諸葛瑾はただゲイラカイトに没頭していたのではなかった。
いや、それなりに楽しんではいたのだがそれは別の話。
こんな目立つ事をしていたのにはもちろん理由がある。
それは仲間を見つけるためである。
もちろんこんなことをすれば乗り気のヤツばかり集まってくるのは
当然なのだが、それすらも計算のうちであった。
(びくびく怯えてるような同盟に下手に入ってしまうと
何もできなくなってしまいますからな。ある程度乗り気の方と一緒にいたほうが
いい装備も見つかるだろうし何かと都合がいい。)
そう、諸葛瑾もゲームに乗っていたのだ。もっとも、
このアイテムだけではどうにもならないのであえて危険を冒してまで
このようなことをしたのである。
「周瑜殿。提案なのですが、最後の20人になるまで組みませんか?
それとも私を殺して(ゲイラカイトを指差しながら)これを奪っていきますか?
どちらが得かよく考えてくだされ。」
そう語った諸葛瑾の目は鈍く輝いていた。
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト】
*同盟申し出中
@周瑜【毒薬の小ビン、デリンジャー(ピストル)】
馬騰「いやー涼州はマターリしてていいなぁ。
よーしパパ黄河で泳いじゃうぞー。」
[广龍]徳「殿、はしゃぎすぎですぞゴルァ!」
馬岱「・・・。」
馬騰「そうだ、他の皆さんもこのチームに呼ぶために張り紙でもはろう。
ラルクが来るかもしれないぞ。」
[广龍]徳「ラルクって誰だゴルァ!」
馬岱「(遂に叔父上が壊れられたか?)」
〜馬岱、心の日記〜
誰も来ない平和な涼州。自分の置かれた状態が良くわからなくなった叔父上たちは
だんだんおかしくなってきたようだ。確かに殺し合いも糞も
ここにはないわけで、叔父上たちが変になるのもわかる。
しかし、ここは何とかしなければ。
@馬騰【槍】 @[广龍]徳【トラバサミ×5】
@馬岱【懐中時計】
※チーム募集張り紙を城に貼りました。
「そろそろ洛陽が沈められる…… 行かにゃならんな」
茂みから立ち上がった太史慈は背中の荷物を背負い直すと、洛陽北壁を後にした。
―――南壁付近で起こった、主催者による大虐殺(>99)。
あの所業を考えるに、張譲は相当悪辣な主催者であると断ぜざるを得ない。
禁止エリアの発表は、ただの「洛陽」であったとはいえ、
当然それは洛陽城だけに留まらず、
河南尹まるごとが危険だと見て取った方がいいだろう。
「あんたらは、ちょっと純情すぎたな。」
せいいっぱいうそぶく唇が震えていた。
あの時―――
荀攸と魯粛が結束を呼びかけ、多くの将が迷わずそれに応じたとき、
自分は一人、その場を立ち去ったのだ。
―――後も見ずに。
魯粛はそんな自分を引き止めることもせず、
黙って自分のアイテムであった、徳用カビキラースーパーを手渡してきた。
俺は、戦う事ができるだろうか?
戦うのだとすれば、俺は何と戦うつもりなのだろうか?
俺は……
【太史慈 生存確認】
@太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】
>>182「……これは驚いた」
そう口にしておいてから、周瑜は素早く諸葛瑾を観察する。
澄んだ鋭い目をしている。
張昭のようにただただ目の前の現実に怯え、
見境がなくなっているというわけではないということか。
―――なるほど?
「考えることはみな同じであるということか。特に、残り20人の期限付きという所が気に入った。」
「では? 貴公も?」
「ああ。貴殿と組もう。私もこのようなアイテム一つきりで、難渋していたところである。」
^^^^^^^^
言うと周瑜は、毒薬の小ビンを取り出し、諸葛瑾の前で振ってやる。
「ほぅ」とその青い液体に見入った諸葛瑾は、
ビンの曲面を通して長い顔をさらに長くさせながらにやりと笑った。
「……これはまた、ずいぶんと使い勝手の悪いアイテムを引きなすったな。」
「そういうことだ。アイテムがアイテムなので
やすやすと接近できる貴殿ならばと、江南まで来ていたというわけだ。」
そこで二人は声を立て、はははと短く笑いあった。
―――周瑜の懐奥深く、デリンジャーは、諸葛瑾の目からは隠されたままだった。
※ピン2名合流
≪江東からの使者/2名≫
諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト】&周瑜【毒薬の小ビン、(デリンジャー(ピストル))】
「怖い、……とても怖い。」
曹操と別れて(捨てられて?)後、
荀[或〃]は豫州穎川の自宅で、ただただうずくまって隠れていた。
ここならば自分を仲間にしてくれる相手と出会えるかもしれなかった。
「……外は怖い。みな、殺し合いの興奮に
ちょっとハイになってしまっている。」
そう考える荀[或〃]自身も、興奮の余りちょっとおかしくなっていた。
自宅になど引き篭もれば、自分を殺しに来る相手にも容易に居場所を教えてしまうことになるだろう。
―――荀[或〃]ともあろう者が、そういう発想には到れなかったのだ。
「ひよこ……、あ、いや、曹操様は、今ごろどうしていらっしゃるだろう。」
気がかりなのは、ただそのこと。
最後の10人。
自分がそれになれるだろうか?
たとえそれになったところで、そのあと自分はどうなるのだろう?
@荀[或〃]【銃】
甘寧はずっと悩んでいた。
「武器アイテムが支給されるんじゃなかったんかぃ!!」
「もうね、バカかと。アホかと。」
張譲への悪態だけが際限なく頭に浮かんでくるが、
ようやく気を取り直して、ザックから出てきた自分の支給品を手にとってみる。
ザックから出てきたのは、トランシーバー。
しかも一つだけ。
全く役に立たないゴミだとは考えにくい。いや。信じたくない。
銀色に輝くそれは、甘寧になにがしかの頼もしさを感じさせるのだ。
……もしかしたら誰かがもう片方を引き当てているのだろうか?
説明書通りにこれに話し掛けてみると、誰かと話せたりするんだろうか?
甘寧はおそるおそるトランシーバーのスイッチを入れると、
送話口に向かって話し掛けた。
甘寧-wヘ√―――もしもし? ─wヘ√レvv
【甘寧 生存確認】
@甘寧【トランシーバー(1個だけ)】
これは一体何なんだ?
見つめる何進の手のひらには小人が立っていた。
いや、そんな可愛い者じゃない。
変なおっさんである。
おっさん「一本いっとく?」
何進【生存確認:アスパラドリンク親父】
高沛は悩んでいた
とりあえずなんとなく涼州に着いたのはいいのだが
バッグをあけてみたら「自殺の仕方ベスト100」と書かれた本が・・
「俺に死ねと・・・・・?(泣)」
彼の問いに答えられる者は、偶然発見したチーム募集の張り紙だった・・・
高沛【生存確認:「自殺の仕方ベスト100」】
張苞は自分の支給アイテムを見て眼を輝かせていた。
一度飛んでみたかったんだよ♪
張苞【生存確認:ロケッティアパック(短距離の飛行が可能です】
「じゃあ今から馬岱が見回りな。」
えっ?こんな辺境の城で見回りですか?と思いながら、馬岱は城の上で
ぼーっと前を見ていた。すると、向こうからこちらに人が歩いてくるではないか。
「叔父上、[广龍]徳殿、城門の近くに人が・・・。」
「おっ。ラルクか?ラルクが張り紙を持ってきたのか?」
「なんにせよこれでまた仲間ができましたな。」
「そんな簡単に信用してもいいのですか?もしかしたらゲームに乗ってる
人かもしれませんよ!」
「ラルクのメンバーにそんな香具師いないYO。」
「とりあえず、城門前で待機しましょうかゴルァ。」
「(叔父上・・・。おいたわしい・・・。)」
@馬騰【槍】 @[广龍]徳【トラバサミ×5】
@馬岱【懐中時計】
※とりあえず訪問者を迎える様子です。
城門から出てきました。
ここは洛陽城。
まもなく禁止エリアになるはずのここには誰もいない、
と思いきや一人の老人の姿がそこにあった。
劉焉である。
「弓矢でも見つかれば最高じゃったんだがのう。
禁止エリアとなっては仕方がない。確率は下がるがやむを得ん。」
そんなことをぶつぶつ呟きながら劉焉は城の外壁のすぐ傍まで近づき、
窓に向かっておもむろに手榴弾を投げ始めた。
2つは窓枠を外れ堀の中に落ちてしまったが、
1つは彼の狙い通り窓の中に入ったようである。
(わしの見立て通りならここにコンピュータルームがあるはず。
爆破がうまく行けばこんな殺し合いなどを続けずに済む。
わしはもう十分に生きた。
若者どもよ、これからはそなたらの時代じゃ。
わしの分も存分に生きてくれ・・・)
劉焉が目を瞑るのと同時に場内から大きな爆発音がした。
そしてそれを確認すると劉焉は自分の首輪を引きちぎった。
劉焉の首筋から小さな爆発音がした。
【劉焉 死亡確認】
さて、、徐州を探しても二人を見つけることの出来ない徐晃一行、、
徐晃「やはり、この広い大陸。どこにいるか分からないですな」
関羽「必ず兄者はこの徐州におる!」(キッパリ)
徐晃「何か、、自信でも?」
関羽「あ、、いや。兄弟の絆みたいなものよ」
徐晃「とりあえず、あの民家にでも行きましょう。今日はここまでにしましょう」
関羽「待ち伏せもあるかもしれん、、先に行かせてもらおう」
関羽の第六感ではこのドアをあければ誰か、、、
ガタッ、、、、、
劉備「!?」
周倉「関羽、、殿ですか?」
関羽「周倉か!で、そちらの女性は?」
劉備(あの髭は、、あの羽扇は?もしかして、、)
〈架空の英雄達〉2名
周倉 生存確認【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
≪憧憬/2名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽【マシンガン】
※互いに殺意はありません。
※劉備が徐晃を孔明と勘違いしています。
※関羽は劉備に気づいていません。
「武器って本当にこれなのか?」
趙雲は信じられないと言った様子で頭を抱えていた。
その手には「スライム」がとろ〜り。
(注:ドラクエではなくツクダオリジナルのスライム)
彼の前途は多難である。
趙雲【生存確認:スライム2リットル】
「それで、どうするの?」
劉禅はあたかも自分は関係無いような調子で口を開いた。
考えるということはしない主義らしい。
「とりあえず人の居なさそうな所に参りましょう。
徐州や益州といった、多くの参加者の出身地である地は危険です。
危機的状況になれば、できるだけ知っている場所に行きたいでしょう。
誰にとっても最も知っている場所といえば、出身地であるわけです」
「さすがだね、孔明は」
劉禅は否定とも肯定とも取れぬ曖昧な返事をする。
「じゃあどこに行くの?」
「そうですね……荊州などいかがでしょう?」
「よく分からないけど、そこでいいや」
投げやりな劉禅の返事を聞いて、凌統は苛立った。
「劉禅殿、お言葉ですが多少はお考えになられた方がよろしいのでは?」
「僕は僕なりに考えてるんだよ。
君、失礼だぞ」
眉間に皺を寄せ、劉禅は不快そうな顔をした。
「お言葉を返すようですが」
凌統は覚悟を決めて話しはじめた。
「劉禅殿こそ、傍若無人な言行にはお気をつけた方がよろしいですな」
「何だお前!
どこまで僕を侮辱するつもりなんだ!」
劉禅はむきになって立ちあがり、凌統を指差した。
「凌統殿」
孔明は冷ややかな視線で凌統を見た。
自分には責任はないということを主張しているような視線を向ける。
「怒ったぞ!
お前みたいな礼儀をわきまえない奴はどこへでも行け!」
「立ち去るのは劉禅殿では?」
「凌統殿!」
孔明が叫びながら立ちあがった瞬間、凌統の鼻先を銃弾が掠めていった。
当然、銃という物の存在は知らなかったが、本能的に身の危険を察知する。
銃弾の飛んできた方向に振り向くと、人影が茂みの中を動いていた。
「ひやゃああぁっ!」
劉禅は喉から悲鳴を絞り出すと、人影とは反対の方向に走りはじめた。
凌統は咄嗟に大木の陰に隠れ、様子をうかがう。
孔明はいつのまにか消えていた。
茂みから発射される銃弾は立て続けに森の中を飛ぶ。
少し離れた場所で大きな呻き声が上がった。
明らかに劉禅の声だった。
さらにいくつか弾を受け、呻き声は消えた。
その途端に茂みでしていた物音は途切れる。
凌統は一瞬、木陰から顔を出した。
銃弾は飛んでこない。
凌統と茂みの影との間に、緊迫した空気が流れた。
幸い、ザックは木陰のすぐそばにある。
できるだけ音を立てないようにザックを開き、鉈を取り出す。
約二尺の鉈が、自分を守るための唯一の武器なのだ。
凌統は右手に鉈をしっかと握り、木陰から飛び出した。
同時に茂みから銃弾が飛んでくる。
続けざまに3発。
だがどの弾も凌統の左右をすり抜ける。
一旦、銃弾が途切れた。
凌統は一気に間合いを詰める。
茂みまであと一歩という所で、またもや弾が飛んでくる。
今度は一定の間を置いて、止めど無く銃弾が舞い込む。
一発が右膝を掠め、一発は右肩を貫いた。
「がはぁっ!」
凌統は唾液と共に呻き声を吐き、右肩を押さえながらその場に崩れ落ちた。
銃弾は貫通したが痛みは収まらない。
それでも凌統は左腕で鉈を握り、立ちあがった。
またもや銃弾の雨が止んだ。
凌統は右肩の痛みも構わず、左腕で鉈を振り下ろした。
鉈はしゃがんでいる人影を外したが、その姿は確実に見えた。
呉の周泰、その人だった。
筋肉質の巨体が小さな銃を両手に持つ姿は多少滑稽に見えた。
周泰は弾の装填をしていた所で、それを終えてすぐさま銃口を凌統に向けた。
迷わず引き金を引く。
凌統は銃口が向くと同時に地に伏せ、左に転がった。
放たれる弾は全て凌統のすぐ横を掠めていく。
不自由な左腕を精一杯伸ばし、周泰の右肩に切り込んだ。
が、長さが足りずに鉈は宙を泳ぐ。
縮こまっていた周泰は立ちあがり、上から銃弾を撃ちこむ。
しかし、またもや銃弾が底をついた。
それが分かったと同時に凌統も立ちあがり、痛む右腕で銃に裏拳を叩き込む。
銃は周泰の手から離れ、地面に落ちた。
凌統は周泰が拾うより早く、右足で銃を蹴り飛ばした。
銃は茂みの中に消え、二人の位置からは見えなくなった。
「さすがですな」
周泰は荒い呼吸の中でそう口走り、ザックに手を入れた。
周泰の右手には山刀が握られた。
刃は約3尺。
柄は両手で握っても余る長さで、大振りな物だった。
「貴公だと分かった時から嫌な予感はしていたんだ」
凌統は鉈を構える手を休めずに返事をする。
「周泰殿、ご相談があります」
「この期に及んで何を?」
周泰は怪訝な顔をして、山刀を構える。
「組まれるおつもりはありませぬか?」
「面白くない冗談だな」
あくまで冷たい顔をして、周泰は答える。
「お聞き下さい。
こちらには諸葛亮殿がいらっしゃるのですぞ」
周泰の眉が動いた。
「ひどい嘘だな」
「嘘にはございませぬ」
「ではその諸葛亮はどこにいる?」
「そのような物騒な物を発射するから、茂みのどこかに隠れてしまわれた。
貴公も私が3人でいたことをご覧になったでしょうに」
「知らん」
周泰は山刀を構え、足を前後に開いた。
ザックから出てきた周泰の右手には、山刀が握られていた。
刃はおおよそ3尺と見える。
柄は両手で握っても余る長さで、大振りな物だった。
「貴公だと分かった時から嫌な予感はしていたんだ」
そうつぶやく周泰に、凌統は鉈を構える手を休めずに尋ねる。
「周泰殿、ご相談があります」
「この期に及んで何を?」
周泰は怪訝な顔をして、山刀を構える。
「私と組まれるおつもりはおありにないですか?」
「面白くない冗談だな」
あくまで冷たい顔をして、周泰は答える。
「お聞き下さい。
こちらにはかの諸葛亮殿がいらっしゃるのですぞ」
周泰の眉が動いた。
「ひどい嘘だな」
「嘘にはございませぬ」
「ではその諸葛亮はどこにいる?」
「貴公がそのような物騒な物を発射するから、茂みのどこかに隠れてしまわれた。
私が3人でいたことをご覧になったでしょうに」
「知らんな」
周泰は手の中の山刀を構え、足を前後に開いた。
周泰は右足を踏み出し、山刀を振りかぶった。
凌統はすぐさま左手の鉈で刀を刎ね飛ばす。
弾かれた山刀はすぐさま凌統の右脇腹に狙いを定め、飛んできた。
素早く後ろに後ずさり、周泰の腕が伸びきったところで鉈を振り下ろす。
周泰もすんでのところで右に踏み込んで鉈を避ける。
状態が斜めに前のめりになった凌統を、周泰はすかさず切る。
刀は凌統の右肩を確実に切り下げ、血が噴き出た。
右肩から全身に走る痛みに耐えかね、凌統は膝から身を崩した。
周泰はとどめを差すべく、首筋めがけて山刀を振り下ろした。
「りゃっ!」
凌統は裂帛の気合と共に左手の鉈で刀を払いのけ、周泰の右膝めがけて蹴り込んだ。
鈍い感触がして、周泰は右膝をつく。
周泰の膝頭は確実に潰れた。
凌統はその隙に立ちあがり、左手の鉈を手から離すことなく走り出した。
逃げる途中、木陰の傍のザックを右腕で取り上げた。
左腕に鉈を持っている以上、右腕しか空いていない。
ザックを手にした途端に右腕がもげるかと思った。
事実、半分以上肩の肉が切られていた。
半ばザックを引きずりながら、全速力で走った。
一瞬背後を振りかえったが、孔明の姿はなかった。
【劉禅死亡確認】
周泰【生存確認:山刀】
凌統【鉈】
諸葛亮【自在警棒】
*歴史書(劉禅所持)はザックの中に置き去り。
グロック17(周泰所持)は行方不明。
所は荊州南部
遠くから銃声が聞こえた。
(あれは… 飛び道具の音だったな…)
吾彦は、草むらに身を潜める。
しばらくすると、その草原を一人の男が駆けてくるのがわずかに見えた。
再び銃声。
どうやら、駆けてくる男のさらに後ろから聞こえるようだった。
(逃げているのか)
駆けてくる男は、手に刃物を持っているのが反射する光から解る。
その男が近づいてくる――
顔が見えた。
見知らぬ顔だった。
その男が吾彦に気付く。
助けでも求めているのか、やや向きを変えて向かってくる。
(勘弁してくれ)
吾彦がそう思ったとき、三度の銃声。
その男の顔があり得ない形に歪んだ。
銃声は続く。
頭部を打たれながらその男は吾彦の側まで走り続け前のめりに倒れた。
刃物に見えたのは、ボウガンだった。
男が倒れると、ボウガンはその拍子で宙を舞い、吾彦の側に落ちた。
吾彦は、それをすかさず拾うと再び草むらに身を伏せる。
そこへ、歩み寄る足音が聞こえた。
男を撃ち殺した人物だろう。
またも吾彦の知らない人物であった。
その男が、倒れた男の持ち物を漁っている。
吾彦はそのすぐ側に伏せながら、動くことが出来なかった。
いや―― 狙いを定めていた――
銃を持った男が、アイテムが無いことに気付いたのだろうか廻りを見渡す。
吾彦と目があった。
銃を構えるかに見えた男はそのまま地に伏せる――
その後頭部からはボウガンの矢が突き抜けていた。
吾彦「ついてなかったなぁ。アタリ引いたくせにな。」
銃を拾い上げると、彼はその場を立ち去った。
残されたのは、頭を打ち抜かれた鞏志の死体と、後頭部から矢を生やした張挙の死体だけだった。
@鞏志【死亡確認】
@張挙【死亡確認】
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
唐突にトランシーバーから声が漏れてくる。
―――もしもし?
せっかく隠れて逃げおおせたと思ったのに見つかってしまった。
なんなのよこれ!
ハズレアイテムとは思っていたが、命の危険にまで晒されてしまった。
貂蝉は素早く木の茂みから全速力で走った。
あとから追うは王允。
あいつに関わったばかりに損をする。
私は自由に生きるんだから!
貂蝉は必死に逃げた。
もう藁をも掴む気持ちってこういうことね。
貂蝉はトランシーバーの送話口に怒鳴った。
-wヘ√―――もう誰か知らないけど助けてよ! ─wヘ√レvv
【王允、貂蝉:生存確認】
@貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
@王允【釘打ち機】
※王允が貂蝉を追ってます
※貂蝉がトランシーバーの相手に助けを求めました
━━━生存者リスト・パーティの部━━━
≪打倒張譲軍プラス電波系/4名≫
菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
&紀霊【飴水5リットル、火縄銃】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】
&袁術【人物レーダー】
≪蒙古の血/3名≫馬騰【槍】&馬岱【懐中時計】&[广龍]徳【トラバサミ×5】
≪????/2名≫ [广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】
&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪クラブの2/3名≫苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
≪????/2名≫司馬懿【抽籤】&張[合β]【熊手】
≪二本刀/2名≫華雄【七星剣】&孫堅【吹毛剣】
≪破滅の主従/2名≫呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦】
&陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
サブマシンガン(予備マガジン×1)】
≪憧憬/2名≫
徐晃[やや空腹]【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽[やや空腹]【マシンガン】
≪虞翻先生と助手/2名≫虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
&張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
≪ジャイアンとスネオ/2名≫張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
≪????/2名≫顔良【????】&文醜【兜】
≪董卓と不快な仲間達/5名≫董卓【蝦蟇の油、】&董旻【爪切り、食料(民家から調達しました)】
&張済【グルカナイフ】&郭【煙管、錆付いた包丁(民家から調達しました。)】
&李儒【手裏剣×12】
≪バランス+1/3名≫曹彰【狼牙棒、飛刀×3】
&曹休[怪我]【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用)】
&糜竺【ロケットペンダント】
≪江東からの使者/2名≫諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト】&周瑜【毒薬の小ビン、(デリンジャー(ピストル))】
≪架空の英雄達/2名≫周倉【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
―――――――――――――――
☆パーティの部 15パーティ・38名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部━━━
@王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】 @田豊【短刀 毒吹き矢】 @司馬昭【マラカス】
@朱然【????】 @朱桓[右目損傷]【弓、矢18本】 @凌操【????】 @凌統【鉈】
@成廉【サバイバルナイフ】 @劉封【高枝切りバサミ】 @張飛【????】 @迷当大王【法螺貝】
@許[ネ`者](/キョチョ)【バナナ3本、????】
@曹休【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用中)】 @李典【短剣、植木鉢】
@雷薄【????】 @陳蘭【????】 @曹操【アルミホイル 折りたたみ傘】 @荀[或〃]【銃】
@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】 @傅士仁[右腕喪失]【飛刀×3 鎌】
@陳武【ベレッタM11、懐中電灯、紙袋】 @徐庶【インスタントカメラ】
@華[音欠](華キン)【ハズレ】 @劉曄【イングラムM11】 @張遼【戟】
@司馬徽【笑い袋、ビール瓶】 @審栄【日記帳、????】 @周泰【山刀】
@諸葛亮【自在警棒】 @夏侯惇【????】 @夏侯覇【日本刀、玉璽】 @王允【釘打ち機】
@冷苞(冷ホウ)[気絶中]【????】 @太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】
@孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】 @典韋【懐刀】
@費詩[ギックリ腰]【八十斤の双戟】 @張燕【石、クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)】
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
@馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図、鉄パイプ、銃】 @黄忠【弓】 @関索【三国レーダー】
@曹彰【狼牙棒】 @劉焉【手榴弾*3、中華包丁、水&食糧】
@劉辟[意識不明&重症]【キンチョール(残り僅か)】 @甘寧【トランシーバー(1個だけ)】
@郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】 @魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒】
@程[日立]【消音器付きライフル、アメリカンクラッカー】 @趙雲【スライム2リットル(ツクダ社)】
@何進【アスパラドリンク親父】 @高沛【「自殺の仕方ベスト100」】
@張苞【ロケッティアパック(短距離の飛行が可能です】 @貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・54名が生存確認。合計92名が生存確認。
≪あ行≫6名(+0)
伊籍、袁熙 応劭、王子服 王双、王甫
≪か行≫24名(+4)
賈逵、夏侯楙、夏侯和 関平 韓浩 韓玄、管輅 許攸、鞏志 牛輔(/牛哺)
韓遂、喬瑁、牛金 凶星 金旋、胡軫(/胡シン)、
胡車児 、黄権 公孫越 公孫[王贊] 孔融 呉班 呉蘭 呉懿
≪さ行≫17名(+1)
紫虚上人 周魴、朱儁、鍾[月缶系]、蒋欽 荀攸、徐栄 徐商 申儀、申耽 甄姚
成宜 蘇飛 曹豹 臧覇 孫観 孫乾
≪た行≫19名(+4)
譚雄 張昭 張翼 張英、張[門豈](/張ガイ)、張挙【張宝、張梁、張嶷
趙累 陳到、陳横、陳震、陳式、陳倉、張勳 程秉 田章 董承
≪は行≫5名(+1)
潘鳳、馬良、馬謖 糜芳、武安国
≪や行≫1名(+0)
楊彪
≪ら行≫14名(+3)
陸抗、呂範、呂翔 劉岱 呂凱 李楽 李異 魯粛、盧植、劉賢 劉勳 劉度 劉焉 劉禅
―――――――――――――――
■計:86名死亡 ■既出登場武将数:178名 ■未登場武将:122名(+α)
■禁止エリア■ 洛陽・幽州
「殺してやる殺してやる殺してやるコロシテヤル」
森を歩きながら、ちょっとやばけな目をした血に濡れた男。
それは運悪く菅亥のような電波を受けてしまった者がいた
黄巾党で、関羽に随行を願うも××な趙雲に殺されてしまった裴元紹である。
彼のアイテムはほとんど当たりで、薙刀を手に入れた
しかも運悪く最初に殺した人物が、横山三国志を持つ趙雲の次男趙広であり、
それを読んだ彼は、電波プラス恨みなどがつのり、最凶な裴元紹になり
蜀の将限定で殺し、違う者は気絶させアイテムのみ取っていきたった今一人血祭りにあげた
殺された蜀の将は、運悪くあってしまった姜維だけであった
名将などと言われた彼も、さすがにプレステ2と「真・三国無双2」のソフト
と言う持ち物では勝てなかった。
そして関羽に随行をねがった彼は、ある意味菅亥と同じように言ったのである。
「関羽様萌え〜!!」
@姜維【死亡確認】
【裴元紹:生存確認】
@裴元紹【薙刀、ミニ横山三国志(全巻)、プレステ2と「真・三国無双2」】
※趙雲を殺したら電波は消えます
もう、八十斤の双戟などどうでもよかった。
洛陽が禁止区域になった。
つまりこのままでは死ぬという事だ。
双戟をうち捨て、必死で這いずって洛陽から離れる。
ピッと、首輪が音をたてた。
しばらくしてもう一度、そしてまた一度。
「ひっ、ひいい……」
破滅を迎えた腰、それを省みる事無く、激痛に涙はおろか、鼻水まで垂れ流して、
費詩は洛陽から這いずって離れようとしていた。
唐突に、すぐ前に劉辟の体が見えた。ほんの5メートル程の距離で、微かに胸は
上下している。首輪は鳴っていない。
あと、少しで助かる。必死で身体を禁止区域から逃がすべく腕を伸ばした。
あと4メートル、3メートル、2メートル───
唐突に、5メートル程飛んだ。
助かった、それなのに私の身体は、何故あんなに『後ろに』あるのか───』
首輪の爆発が費詩の首を飛ばしたのだとは、費詩は最後まで気が付かなかった。
費詩【死亡確認】
劉辟[意識不明&重症]【キンチョール(残り僅か)】
陸遜はやっとのことで陳登・陳珪親子を倒した。
相手の武器が遠距離ものじゃないのが勝因だ。
自分のアイテムが使えない以上、運がよかったと言える。
まだ序盤で相手は冷静じゃなく自滅したようなものだった。
しかし、この「携帯電話」というアイテムはメールしかできない使用らしい。
当てずっぽうで番号打っても出るのは張譲だけ。
「バトルといえどもコミュニケーションが大事です」
とか言われても意味がわからない。
しょうがないので登録されているメルアドを確認しようかと思った矢先、
おもむろにバイブ機能にしていた携帯が震え、着信を知らせる。
メールを恐る恐る見ると、
「蒼天巳死 黄天当立 歳有甲子 天下大吉 by大賢良師」
陸遜の頭が痛くなった。
まずはメルトモからかしら・・・?
【陳登、陳珪:死亡確認】
【陸遜、張角:生存確認】
@陸遜【携帯電話、ナタ、ワイヤー】
@張角【携帯電話】
※お互いどこか遠くにいるようです
後ろを向いていたので誰かはわからない。
でも殺される前に殺さないといけない。
迷わず崖下を覗きこんでいた男を突き落とした。
李厳は少し落ちついて落とした人間のアイテムのことを思い出した。
これからの闘いでは必要かもしれない。
「アタリ」だったらなおのこと。
自分のこのアイテムだけでは心もとない。
李厳はどのへんに落ちたのかを確認しようと崖下を覗きこむ。
それが最後だった。
李厳の首だけが崖下へと落ちていった。
少し時間をおいて男が崖下から這いあがってくる。
落ちたかと思ったが、すぐ下にぶら下がっていたようだ。
それにしても長時間ぶらさがり、片手で首を刈る腕力は相当のようだ。
その男はマイッタマイッタとばかり首をかしげ、李厳のアイテムを吟味するとその場を立ち去った。
彼の名は呂蒙といった。
【李厳:死亡確認】
【呂蒙:生存確認】
@呂蒙【ククリ刀、畳針】
-wヘ√―――もう誰か知らないけど助けてよ! ─wヘ√レvv
その声を聞いた甘寧はきょとんとした。
ハズレだとばかり思っていたトランシーバーがちゃんと稼動した!
そのことは別にかまわない。
問題は、トランシーバーの受信口から流れてきたザラついた声とは別に、
いきいきとした若い女性の肉声も同時に自分の耳に届いていたということだ。
―――誰だ?
―――近くに居るぞ?!
慌てて周囲を見回した甘寧の視線の先、足元の崖の下に、
トランシーバーを両手に抱えて走る女性の影がちらりと見えた。
@甘寧【トランシーバー(1個だけ)】
@貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
@王允【釘打ち機】
曹操でも寝る、そりゃあ寝るさ
そんなわけで民家で見つけてきた布団で作った手製寝袋で寝込んでいたわけさ。
寝るときは隙だらけだろ?つーことで、ならべく人目につかないところを選んだわけよ。
いい感じのツル性の植物を体に巻きつけて埋もれるように寝てたんだけどよ、
アレは何時ごろだったかなぁ。
がさがさがさがさ音がするじゃねえか、「まじか!?」思ったよ。
まず人の進む進路じゃねえところに入り込んでいたもんで結構安心してたんだよ。
姿が確認できるまで数秒かかったが、俺はむしろ人間であって欲しいと思ったね。
この場合ならむしろ虎とか熊とかの方が全然たちが悪い。
で、息の仕方は人間ダナと判断できた。
とりあえずここは相手が銃とかをいきなりぶっ放すタイプじゃないことを祈りつつ寝た振りをした。
どうやら向こうも警戒しながらここに来たらしいが、俺が寝ているところを見ると
警戒を解いて寄ってきたんだな。
んで、俺に手をかけようとしたときにむしろこっちから奇襲してやったんだよ。
紫虚上人からかっぱらった傘、あれの骨組みが結構いい感じの武器になったんだわ。
んで、俺が奴のマウントを取って、首筋に突き刺そうとしたらよ、あいつ泣いてやんの。
なんだかヤル気も起きなくなったさ。
まぁ話を聞こうと、俺の知らない顔だったしな、こいつは。
で、驚いたことにだ、こいつがあの関羽のガキらしい。
前に出会った関羽の若さは子供が居るような年齢には見えなかったが、まぁそういうことでもないだろうということで話を進めた。
驚くことってのはそれだけじゃねえんだな。
これは驚くって言うかむしろやべえなってことなんだけどさ、俺にレーダーとか言うのが付いてるらしいんだよな。
それを追ってここに来たと、それはさすがに没収させてもらった。
命はとらねえけど、それは貰うぞと言ったら、あっさり渡してくれたよ。
なんだか俺は人と話しをするのが好きらしいな、関索とも2,3時間は話していたしな。
どうやら俺と関索は微妙に生きていた時代が違うというのがわかった。そして俺の死んだ後の歴史というのも。。。
まぁ、それはいい、それは後々考えるさ。
で、いざ別れる段になると、付いていきたいって言い出しやがった。
まぁ、俺も罪な奴だな、ちょっと話をしただけで俺の魅力にメロメロか。
一人旅を決め込んで居る俺は断ったさ。すると関索は
「俺はこれからどうすれば、、、、」
とか言ってって泣き出しやがるじゃねえか。
「どうせお前はこの世界では生き残れない、ならばあと数ヶ月好き勝手に生きてみろ」
と俺が言ってやると、なんだか目の中に意思が宿り始めた感じだったな、、、
【曹操 傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
【関索 所持無し】
遠くの景色が見える。
木の枝は・・・・・7、いや8本か・・・・
若い。
水面に写った自分の姿は20代後半であろう。
だが、記憶はなぜか死ぬ間際のものも残っている。
転生というやつか?
体に活力が溢れている。
支給された弓は少々小さいが、慣れれば使いこなす事もできよう。
まずは、なまった腕を取り戻さなくてはいけない。
遠くの木の枝に向けて、恐ろしいほどの命中率で
矢を突き刺してる黄忠の姿が、そこにはあった。
黄忠【弓】
※弓の修行中 現在、全盛期の40%程度の力
ああ、煩わしい。
全てが、煩わしい。
いつだってそうだ。誰だってそうだった。
劉備は俺の実力を、あの時の立場をわかってくれなかった。
関羽は無理難題をふっかけて俺を蜀から追い出すきっかけを作った。
申儀?申耽?俺が賭けた蜀への帰参を邪魔して殺してくれたっけ。
まあ、奴等には償ってもらったからよいとしよう。
司馬懿、あの規則破りの常習犯は、いいかげん俺の規格からはずれている。
まあ、奴も俺を殺した一人だ。
劉封の馬鹿はせったく助言して助けてやろうとした俺を不忠よばわりしやがった。
劉璋などもっての他だ。あいつがもっとしっかりしていれば裏切り者の汚名を被る事
もなかった。
法正、張松、どうしてお前達は庇ってくれなかった。曹丕様、貴方はなぜあんなにも
はやくお亡くなりになってしまったのか────
ああ、煩わしい。
全てが、煩わしい。
全てが、全てが、全てが、全てが、全てが、全てが全てが全てが全てが全てが全てが
全てが全てが全てが全てが全てが全てが全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全
て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全全全全全全全全全全全全全全全全
全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全全て全て全て全て
全て全て全て全て全て全て全て全てて全て全て全て全て全て全て全て全て全て全てが、
全てが、全てが、全てが、全てが、全てが────
「ああ、もう。」
全てが、煩わしい。
だから、壊してしまおう。
だから、殺してしまおう。
この全てが煩わしい世界を殺すのだ────
孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】
益州に向かいました。人を見つけ次第殺す目的で近づいて行きます。
曹彰と糜竺は民家から見つけてきた保存食をザックから取り出すと広げた。
少しづつ食べれば三人でも一週間は持つだろう。必要になればまたもってくればよいのだろう
が、一週間分でも多いのではないかと、三人が三人とも思っていた。
曹休は寝台に腰掛け、自分で腿の傷の手当てをしている。
ここは、長安。三人が潜伏場所に選んだのは適当な貴人の家だった。
何処かぴりぴりとした雰囲気の曹彰と比べ、曹休は落ち着いたものだった。
糜竺はその二人に怯えている。
「殺してしまうべきだと思いますよ、曹休閣下。」
唐突なその言葉に、糜竺がびくりと震えた。だが、その静かな怒りを湛えた曹彰の言葉を、曹休が
やわりと否定する。
「いいではないか、必要もないのにそんな事をせずとも。」
「どうして彼方はそう────」
甘いのか。そう続けようとして曹彰は口を噤んだ。確かに今殺しても利益はないだろう、それに、
糜竺からは敵対しようという意思は感じられない。
「糜竺殿、貴方は貴方の好きになさるとよろしい。」
「は?」
「な──────!」
タイムアップの緊急回避のためにいつでも殺せる駒と、曹彰は考えていた。だが曹休はそうとすら
考えていないのは明白だった。
「どういう意味か、わかりませぬ。私には。」
震えながら、糜竺は口を開いた。意図が、わからない。
曹彰もそれは同じであるようで、こちらはこちらで口を開いたままだ。開いた口が塞がらないとい
うのが一番適切な言葉かもしれない。
「言葉通りの意味ですな。去りたければ去られればよろしい、残るつもりならばそれもよろしい。」
「は………?」
これは、殺し合いゲームではなかったのか?
糜竺はそんな事を考えながら、曹休をぽかんと見つめてた。
「そ、そ、そ、曹休閣下ーっ!」
我に返ったのは曹彰の方が早かった、それでもここまでの大声を出すのだから、到底冷静ではなかっ
たろうが。
「ご乱心致したかっ!?」
「そのような事はないが………」
「某にはご乱心致したとしか思えませぬ!大体、何故私を庇ったりなどしたのですか!」
倒された所に投げつけられた飛刀。避けられたかと言えば多分避けられなかっただろう。今曹彰の
武器となった三本の飛刀の内、二本は本来ここにいる糜竺か、曹彰に突き立っているはずの物だ。だ
が、それが突き立ったのは曹休の腿と肩だった。
「理由などはないが。」
多分、曹休のその言葉は本心だ。曹彰はもどかしさに歯噛みする。
「ああもう、貴方は、どうしてそうお人好しなのですか!」
「どうやら性分のようだ。」
苦笑する曹休を呆れた様子で見ていた曹彰だったが、ついには大きく息をつくと肩もまた落とした。
「まあ、確かにここで殺す意味は然程ありますまいが。」
それは曹彰もわかっている、だが、それでも言うのはやはり曹休を嫌ってはいないからだろう。必
要以上に何処までも危なっかしく感じるのだ。
そんな二人の様子を見ながら糜竺はぼんやりと考えていた。誰が残るのかはわからない、それでも。
誰かが、一人でも残るのならせめて、残る事に意味のある人に残って欲しい。
どれだけくだらないと言われようと、糜竺の頭には今やその考えしかない。自分が生き残る道は既
に閉ざされていると思っている。それでも、意味もなく死ぬのは嫌だった。
はじめ、劉備を探した。見付かりはしなかったが、まだ見つけてはいないが、微かに「もういいの
ではないか」そんな気持ちが広がり始めたのを糜竺は感じていた。
この二人はどうなのだろうか、意味を作ってくれるのだろうか───
「曹休殿、そんな風に包帯を巻けば、身体がよう動きませぬぞ。」
いつしか糜竺の怯えから来る震えは止まっていた。
≪バランス+1/3名≫*長安に潜んでいます。
曹彰【狼牙棒、飛刀×3、食料一週間分】
曹休[怪我(応急手当済)]【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用)、食料一週間分】
糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分】
王允「ひっひっひっ…… 貂蝉、もう逃げられんぞ……」
貂蝉「やめてっ! こっちこないでよっ!
私、武器なんか持っていないんだからっ!!」
王允「だからこそ今のうちに、義父が殺してやろうというのじゃ。
いずれ戦う相手なら、柔弱なうちに倒しておくに限るでの。ひひひひひ。」
貂蝉「!! ……外道っ」
「なんとでも言え!」。王允は下卑た舌なめずりと共にそう言うと、
追い詰められ、肩で息をする貂蝉に向かって、釘打ち器を振り上げた。
(貂蝉―――ワシの義娘。
……苦労ばかりをかけた。辛い思いをさせてしまった。
余人の手に掛かってここでも苦しませるくらいなら、
せめてこの父の手で、一撃でラクに……!)
ガズッ!
ざざざ、と木の梢が鳴る音に鈍い音が続き、
それきり森の中は静かになった。
貂蝉「……あなた。誰よ……?」
沈黙を破ってようやく口を開いたのは貂蝉だった。
まさに今、王允の渾身の一撃が振り下ろされようとした時、
突然天から降って涌いた見知らぬ勇将が、その王允の首を叩き折ったのだ。
警戒するのも道理だった。
自分や呂布のような精悍な北方の顔立ちではない。
自分の方を照れたような、眩しいような目でちらちらと見やってくる勇将は、
どちらかといえば愛くるしささえ感じる、江南人の目鼻立ちだった。
だが、それも貂蝉の警戒心を解くには到らなかった。目の前で王允を殺した男には違いないのだ。
「誰なのっ!」、再び追い詰められたような声で誰何されて、
よううやく勇将は黙ったままで手にしたトランシーバーを突き出した。
貂蝉「それはトランシーバー……、じゃあさっきの声は貴方だったの?」
甘寧「まぁそういうことだ。見るに見かねて、というやつだ。」
貂蝉「そう。そうだったの……。」
この広いフィールドで、通じ合うためのアイテムをお互いに引き当てた。
それは存外に運命的な感慨を呼び起こさせるできごとだった。
短い挨拶が済んだ後、二人は連れ立って歩き始める。
その場に王允の気持ちを残したままで。
【王允 死亡確認】
≪美女と騎士/2名≫
甘寧【釘打ち機、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
雷薄「ていうかなんでわしらこんなんに巻き込まれてるんだ?」
陳蘭「確かにわしら呼ぶなら他にも有名なやつはいたはずだが」
雷薄「雑魚だからって数合わせか?」
陳蘭「それは言うな」
雷薄「それ以前にここどこ?」
陳蘭「それは言うな」
雷薄「なんでこんなことにまきこまれたんだろ・・・?」
陳蘭「運がかなりわるかったんだろ」
とぼそぼそと三角座りで、話している二人がいた、雷薄と陳蘭であった
近くに居たので「とりあえず北で集まろう」
としか書いていない手紙だけで出会えるのは凄い運であったがそれだけで
あり丘の上の建物でとりあえずしゃべっているのであった
雷薄「ていうかなんで俺達生きてんの?」
陳蘭「それは言うな・・・・・」
≪雑談&親友コンビ/2名≫
雷薄【ふえるわかめ】
&陳蘭【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】
*しばらく待機、何故か北にむかったはずなのに宛にいます
建業の街中にて2人の男が追いかけっこを展開していた。
追いかけている男の名は厳輿。手には西洋風の大剣を持ち、
少しふらつきながら前の顔の長い男を必死に追いかけている。
前の男が右に曲がって細い道に逃げ込んだ。
厳輿も急いで道を曲がると、突然何かに足を取られて転んでしまった。
「またカモが来ましたね。」
突然、厳輿の後ろから別の男が現れた。
厳輿が気づいて振り向こうとすると同時に、男は厳輿に殴りかかってきた。
パンチは見事こめかみに当たり、厳輿は気絶した。
「周瑜殿、見事なパンチでしたな。」
「これからの軍師は武の心得も必要ですぞ?諸葛瑾殿。」
「うちの家系は武人はいないですから。ビーム出せる奴なら一人いますけど。」
「諸葛亮殿ですか。確かに彼ならそのくらいやっても不思議ではないですな。」
などと冗談を言いながら、周瑜は厳輿が落とした剣を拾い上げ、
そのまま持ち主の体に突き刺した。
そしてさらにそのまま、近くに倒れていた淳于瓊と鮑信にも止めを刺した。
どうやら同じパターンでやられたらしい。
「これで3人。だいぶ楽になりましたな。」
「武器も調達できましたし。特にこの銃は掘り出し物でしたな。
周瑜殿の分もなんとかして手に入れたいところですな。」
「そうですな。飛び道具の有無は大きいですし。」
(本当はもう持ってるけどな・・・)
「それにしてもまさかこのゲイラカイトが戦闘の役に立つとは思いませんでしたよ。」
「いや、全く。さすがは諸葛瑾殿、と言うべきか。」
厳輿が足を引っ掛けたものの正体はゲイラカイトのタコ糸であった。
これで簡易トラップを仕掛けたのである。
単純な罠ではあったが、この極限状態では冷静さを欠いた者も多く、
そのような者に対しては本人すら驚くほど効果的であった。
そして、そんな悪魔二人を遠目に見つめる姿がいた。
「なんて事だ…。あいつらは危険すぎる…」
【淳于瓊 死亡確認】
【鮑信 死亡確認】
【厳輿 死亡確認】
(3人とも初登場)
≪江東からの使者/2名≫
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー、ビーチサンダル】
@周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
※もう少し武器集めの予定
【程普 生存確認】
@程普【????】
曹仁の携帯にメールが届く。
『後方注意』
慌てて後ろを見ると雷銅がまさに草むらから飛び出そうとしているところだった。
間一髪避け走る曹仁。
するとまたメールが。
『前方倒木あり注意』
さっきからこんなのばかりだ。
山道を右に折れるとやはり倒木がある。
知らなかったらこけていたところだ。
すばやく飛び越え走る。
後ろで追ってきた雷銅が大きな音を立てて転んでいる。
『全速直進。前方崖ジャンプ』
ジャ、ジャンプ?
もう止まらなかった。
崖をジャンプし、なんとか逃げおおせたが、躊躇し勢いがなかった雷銅はそのまま谷底へと落ちていった。雷銅のアイテムを回収する曹仁。
いったい誰がさっきから助けてくれるんだ?
曹仁は周囲を覗うが誰もいない。
うすら気持ち悪いもののすっかりメールの相手を信頼している曹仁だった。
そんな時、配信されてきたのがこれだった。
『蒼天巳死 黄天当立 歳有甲子 天下大吉 by大賢良師』
メルアドが違うから他人だと判別できたが一体何人同じようなもの持ってるんだ?
【雷銅:死亡確認】
【曹仁:生存確認】
@曹仁【携帯電話、スペツナズナイフ】
放送塔の下で説明書を読む張飛。
説明書にはこう書かれていた。
───充電は放送塔でできるのでこまめにしよう
「・・・」
張飛は携帯電話を握り締め呆然としていた。
もちろんこのあとすぐ張角の不幸の手紙が届くことになる。
同時刻。
また離れた場所。
鐘会を絞め殺した孟獲が雷薄のアイテムを漁っていた。
そして鐘会所持の携帯電話を発見していた。
「んあ?こりゃなんじゃ?」
同じくすぐに・・・
【孟獲:生存確認】
【鐘会:死亡確認】
@張飛【携帯電話】
@孟獲【携帯電話、大斧】
袁紹は携帯電話の取扱いを会得した。
どうやら登録されているメルアドを確認すると7件入っている。
ということは7人同じようなものを持っているということか?
名前を伏せているとは言え1名バレバレな良師と抜かす人間が誰かはわかっている。
あとは誰に繋がるかだ。
味方だけとは限らない。
これが曹操なんぞとメールしあうのも気持ちが悪い。
さて、どうしたもんか。
【袁紹:生存確認】
@袁紹【携帯電話】
226>間違い
鐘会を絞め殺した孟獲が雷薄のアイテムを漁っていた
↓
鐘会を絞め殺した孟獲が鐘会のアイテムを漁っていた。
夜、漢中の楊松の隠れ家だった洞窟の入り口で俺は1人思う。
別に俺は弱くはない、まぁ実際に戦場で一騎打ちをやるほど喧嘩なれした連中や、物の本に『騎射に優
れた』などと書かれるような連中なら兎も角、文官連中や指揮しかとった事のない武官には喧嘩で負け
る筈がねぇ、ま、このゲームは喧嘩の腕より武器の使い方で勝負するものみてーだがな。
今の所、俺達のパーティは上手くいっている、確かに生き残るのは最後の1人かも知れねぇ、だが
俺達も人間である以上、腹も空けば眠くもなる、実際今現在1人で動いてる連中はその辺どう考えてる
んだろーな?当然寝首をかかれるリスクもあるが、今からそんな生き方してたら神経がもたねーと思う
んだがな?ひょっとしたらその辺に俺達屑と英雄の差があるのかもしれねーな。
ま、そんな理由とこの間の虐殺で主催者が信用出来なくなった事で俺達は一緒に行動してるし抜ける気
も無ぇ、ただ…
苗沢「秦慶童さ〜んこの弓どうやって引いたらいいんですか〜?」
楊松「二人掛りでも引けないんじゃ〜。」
ただ、仲間がこんなのしかいないってのは問題かもしれねー。
≪クラブの2/3名≫苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
満寵は意識不明で倒れている劉辟にそっと手をあわせ一気に首を掻っ切った。
きっとなんの痛みもないはずだ。
元来無頓着な性格ゆえ、いまだスタート地点から離れていなかったのだ。
さてこの状況を打破するためにはそれなりの策と力が必要……。
策はいまだなく、力は……うむ。
「うむ。私は運がいい」
力となってくれる男たちが帰ってきた。
志は同じ。
楽進・[赤β]昭・郭淮の3人だ。
魏においていぶし銀の活躍を見せた4人。
では策は……なにまだ始まったばかりよ。
【劉辟:死亡確認】
【満寵、楽進、[赤β]昭、郭淮:生存確認】
※チーム結成
≪いぶし銀/4名≫
満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】&楽進【三叉槍】
&[赤β]昭【ボウガン】&郭淮【ショットガン】
二人に背を向けて逃げ出したのは誰が一番早かったのか。
少なくとも董旻ではないだろう。
首を飛ばされて、走ることができるというのなら別の話であるが。
華雄の七星剣は、抜刀と同時に友好的に近づいてきた董旻の首を飛ばした。まだ、笑顔を湛えた
まま、董旻の首は、董卓の足元に転がった。
時が───止まる。
全てが、凍りつく───
「狂ったか!華───」
次の瞬間には叫びながら、錆付いた包丁ごと頭半分を飛ばされた郭の身体がゆっくりと倒れた。
吹毛剣、鉄を切り裂くだけの名剣は、それでも刃毀れ一つ見られない。
そこで、何かが切れた。生き残った董卓、張済、李儒の三人は二人に背を向けたのだ。
意味不明の叫び声を上げながら。
董卓のその巨体に似合わぬ速度の疾走に、張済の肝が冷えた。死にたくない。絶対に、死にたく
ない。追ってきている相手は二人なのに、何故私は後ろから二番目を走っているのだ───?
グルカナイフを握った。董卓の足を目掛けて、投げるつもりだった、しかし、それより早く手裏
剣が董卓の膝の裏に突き立った。
崩れる。巨体が倒れる。
張済は跳躍した。呻きを上げる董卓の身体を飛び越し、走る、走る、走る───
逃げられる。
そう、逃げられる。
これで逃げられる───
駆けながら、足が崩れた。
膝の裏に激痛、何故だ、何故だ、何故───
張済は勢いのままに頭から地面に叩き付けられ、首が不気味な音を立てるのを聞いた。
「郭めが、狂ったとは心外な。」
鼻を鳴らした。
足元には五人の遺体。逃げ延びようとした三人が、同志討ちで逃げる道を閉ざしたとはなんとも
皮肉な事だったろう。
そう、張済は李儒の手裏剣を受け、それが原因で死んだ。はたから見て明らかに死んでいた。首
があらぬ方向を向いている───
「狂った世界において狂っておるというのは実に面白いではないか。」
孫堅が煙管に詰めた煙草を吸っている。
二人とも怪我はない、ただ全員が血に塗れているのは、返り血のせいだ。
あの後、華雄は追いすがって李儒を、孫堅は這いずって逃げようとした董卓を殺していた。
「狂気の中の狂気は正気だと、そう言われるのか?」
「そんなわけがなかろう。狂気は所詮狂気よ。」
まあ、そんなものだろう。
それでも、狂気であったとしても、それほど悪いものではない。
何故私はいつかここでない場所で、こうしなかったのか。
華雄は冷たく董卓の肥えた、冷たくなろうとしている身体を見下ろすと剣の血を飛ばした。
≪二本刀/2名≫
華雄【七星剣、手裏剣×12、食料】&孫堅【吹毛剣、煙管、蝦蟇の油、グルカナイフ】
*建業に向かいました
≪董卓と不快な仲間達/5名≫消滅
董卓、董旻、張済、郭、李儒【死亡確認】
「淵も孟徳も、まだ生きておるか。」
夏侯覇は、夏侯惇を襲うタイミングを掴めずに二人で向かいあっていた。
油断している所を狙いたかった、油断していない所で襲っても恐らく返り討ちだ。
夏侯惇の手には鮫鞘の戒刀があるのだから。
「言葉が少ないな、覇よ。」
「そのようなことは……」
夏侯惇の低い声、片目にこちらの意図が見透かされたように感じる。
失敗だった、夏侯惇が隙を見せると思ったのが甘かったのか。
こうなれば、寝るまで待つか、それとも逃げるか。
ぞくりとした。夏侯惇の懐の中に、何か黒いものが見えた。武器だと、夏侯覇は直感的に
感じた。
そういえば、夏侯惇の背後の茂みから、血に染まった服の端のようなものが見えている。
―――総領は、このゲームに乗っている!
油断している同僚・友軍を倒していく。という戦術は決してまずいものではないだろう。
だが、逆に油断して『近づいてくる』同僚・友軍を倒していくという方法も成り立つではな
いか。
それをやっていなかったとは誰にも言えない。
汗が、吹き出した。
冷たい、冷たい汗が。
夏侯惇の目がまるで周囲の気温を下げているかのようで、夏侯覇は微かに身体を振るわせ
た。まるで、身体が凍りついてしまったような、そんな錯覚すらする。
このままでは、まずい―――
夏侯惇【鮫鞘の戒刀、44オートマグ(元夏侯和の持ち物)】
夏侯覇【日本刀、玉璽】
*互いに殺意有り?
夏侯和【姿すら見せずに死亡確認】
凌統「・・・・ありがとうございます」
凌統は、目の前の男から目を離さずに、軽く会釈した。
父には、いまだに会えていない。前回の死亡放送には名前が出なかった。
急がなくては。キチンと待ち合わせしなかった自分たちが悪いとはいえ、結局再会できませんでした、では話にならない。
そして孔明・・・アレっきり、行方はわからない。
あの男は、まだ何かを隠している。それはわかるがその中身がわからない。
孔明を追う事、それが偶然にも出会ってしまった、自分の仕事にも思えた。
凌統「しかし・・・何故、私を助けてくださったのですか?」
目の前の男に面識は無い。無防備に近づいてきた開けっ広げな態度に毒気を抜かれ、肩の治療を任せてしまったが、
その最中、首を狩られても、全く不思議ではない状況だった。・・・それは相手にとっても同じだったろうが・・
??「なんで……て……う〜ん……お前さん、なかなか哲学的な事を聞くネェ」
ぼりぼりと、着崩れた胸元に手を入れ、胸毛のあたりを掻きながら、凌統に応急処置をした人物はやや意外そうな顔をした。
衣服は薄汚れてよれよれだが、誰かと戦ってきた、と言う感じではない。斜めにずれた冠と伸び放題の不精髭からすると、
単に拘らない……というよりだらしない人物である、というだけの様だ。
??「ん〜……アンタ、悪い人じゃなさそうだったしな、な〜んか、ほっとけなくってよ」
にっ……と人懐っこい笑みを浮かべる。この異常な状況で、その当たり前の表情が、凌統にはひどく懐かしく、安心できるものに感じられた。
つられて凌統の表情がフッ…と緩んだ
凌統「貴方は……相当のお人よしだな」
??「そーかもなぁ(笑)別に悪い事とも思ってネェけど」
周泰、孔明と油断なら無い人物と立て続けに遭遇した凌統にとって、それは久々にほっとできる時間であった。
聞いてみると、相手は蜀の重臣、簡擁であった。運が良いのか悪いのか、特に敵とも味方とも遭遇せずにここまできたという。
簡擁「玄さんと会えればそれが良いんだがネェ……長年一緒だった孫乾や……伊籍の奴も逝っちまったみたいだし……
糜竺はまだ生きてる……か」
ふふ…と、簡擁は笑みを溢した。
簡擁「その糜竺ってのが、これが俺なんてもんじゃネェ、バカがつくほどのお人よしでなぁ」
凌統「ふふふ……貴公がおっしゃるならよほどでしょうな」
簡擁「ホント……誠実な奴でなぁ…もし出会ったら、助けてやってくれよ」
民家の一室……付近から失敬してきた食料で、空腹を満たしながら、二人は会話していた。
ふと……孔明の事を思い出した。彼の言っていたことを、簡擁にぶつけてみた。
凌統「簡擁殿は……これからどうなさるおつもりか?」
簡擁「そーさな……特に行くアテがあるけじゃねぇんだ。玄さんや益徳のやつ探したって、簡単に見つかるとも思えネェしなぁ……」
お……、そうだ、と簡擁は向きを変え、まっすぐに凌統を見つめた。そして、にひっ、と笑顔を見せ
簡擁「アンタの親父さん探し、一緒に行くってぇなどーだい?」
凌統は、思いもかけない申し出に、思わず腰を浮かした。今の状況で、この道連れほどあれがたいものはない。
凌統「ぜ・・・是非も無いッ! 一人では心細いと思って追ったところ!」
凌統の方から差し出した手を、簡擁は握り返した。
簡擁「決まりだな(笑) ま……よろしく頼むぜェ♪」
居残るのはただ一人。そんな事は、二人にもわかっていた。それでも、孤独に耐えられるようには生まれついていない二人だった。
せめて最後のその時までは、共に笑える仲間を―――
《二人の優しい中国人/2名》
【凌統(傷は応急処置。完治にはキチンとした治療が必要):鉈】
【簡擁 生存確認:???】
233の夏侯和は既に死んでました。すみません、夏侯恵に変更で……
夏侯和【姿すら見せずに死亡確認】
↓
夏侯恵【姿すら見せずに死亡確認】
彼も数少ない一人で
洛陽の呼びかけにのらず立ち去ろうとしたとき
王双という見たこともない武将が、何故か私に鉄兜をくれ、そこをはなれ
青州に何故だかいかなければならない気がし、私は向かった
そして青州に行く途中放送がかかり、彼が死んだ事がわかった
そして理由は、まったくわからないが何故か無意識の内に泣きとりあえず
小屋で泣き終わるまで待とうと思ったが、誰かが居たので、
背後からしのびより気絶させベッドにしばりつけて置いた。
ちなみにそれは審栄なのだが、彼は知らない
数分後涙が、止まりベッドにしばりつけたやつは、どうしようかと思い
起きてから話をして考える事にした。
彼は、死亡確認はでたが、王双等が生きている事、そして何故鉄兜をくれたかかを、
知る事ができるかと言う事を知るものは、運命の神のみが知る事なり。
【曹性:生存確認】
曹性【銀の弓(銀の矢15・木の矢18)鉄兜】
審栄(気絶中)【日記帳、????】
「ふっふっふっ、そこのあなた、怪我をして困ったりしてませんか?」
「誰だ!」
「人呼んで、さすらいの医師虞翻先生&その助手!」
「はあ?」
「けがしてるんだろ、見せな。治してやる。」
さっきの怪我の手当が十分でない凌統にとっては有り難い偶然だった。
「あ、ありがとう。」
「おい、見ていろ助手よ。これが傷の手当てだ!」
「はい先生。メモメモ、、、、。」
《二人の優しい中国人/2名》
【凌統(傷は現在虞翻が治療中):鉈】
【簡擁 生存確認:???】
≪虞翻先生と助手/2名≫虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
&張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
※虞翻は治療の真っ最中。張紹はそれを見学。
「ねえねえこれからどうするの?」
「死ぬ覚悟でいくか、最後の一人まで生きようとするかどっちがいいか考えろ」
「う〜んう〜んむずかしいよ〜しばらくまってね〜」
「ああ・・・」
1時間後
「う〜んう〜ん」
「(こういうのだと2時間で大体決断するから後一時間か・・・)
2時間後
「決めた!!僕死ぬ気で陳蘭守るよ!!」
「そうか・・・(ありがとよ。でもこんな状況だお前に手をこれ以上
汚したくない。俺、死んでもいいからお前を守るよ。そして俺俺とお前で
最後の二人になったら自殺するから・・・死なないでくれよ・・・雷薄)」
小声で、「それにしてもさっきのふえるわかめ何が入ってたんだ・・・・
しゃべりかたが妙に子供っぽいぞ?」
彼は、まだ知らない
そのふえるわかめは子供に退行する薬で、
首が細くなり首輪がぬけるということに・・・。
≪雑談&親友コンビ/2名≫
雷薄【なし】
&陳蘭【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】
*しばらく待機、何故か北にむかったはずなのに宛にいます
*陳蘭のみ殺意有り?
貂蝉は山間のせせらぎで汗を拭っていた。
走りすぎて身体がベタベタだったからだ。
甘寧は乙女の行水を見るわけにもいかず離れていたのが悪かった。
気がつくと貂蝉の背後にひとりの男が息を荒立たせて立っていた。
冷たいものが背中に触れる。
「さわぐな……殺すぞ……」
男が「ゆっくりこちらを向け」とうながす。
ほぼ半裸の貂蝉は畏る畏る振りかえる。
するとそこにはスケベそうな顔の孫礼がミニサブマシンガンのMP5Kを突きつけて立っている。
孫礼は絶世の美女の裸を拝めてご満悦ながらも、手持ちのアイテムがないかを確認する。
その時、岸辺の岩場にあったトランシーバーから
-wヘ√―――こっちだ ─wヘ√レvv
いきなりあらぬ方向からの声に動揺した孫礼がそちらを振り向きMP5Kを下げた。
トランシーバーを確認した孫礼の背後に殺意を感じた刹那、
ガゴン!ガゴン!ガゴン!
続けて3回釘打ち機の鈍い音が響き、そして孫礼は崩れ落ちた。
そこに立っていたのは甘寧。
「怪我ないか?」
「ないけどさ……」
「なんだ?」
「あんた覗いてたでしょ?」
「…………申し訳ない」
甘寧の顔が真っ赤になっていた。
【孫礼:死亡確認】
≪美女と騎士/2名≫
甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
朱桓は右目の痛みのせいで明らかに注意を怠っていた。
だからしょうがない。
いきなり横に吹っ飛んでいた。
うつ伏せになった朱桓の背中をぐっと踏みつけて動かなくさせ、
得物の青竜刀を首筋に突きつける。
何がどうなったのかわからない朱桓のその人物は問う。
「おまえはなぜここにいる?」
朱桓はその問いの意味すらわからなかった。
「もう一度言うぞ。おまえはなぜここにいる?」
答えなければ殺すし、納得できなければそれでも殺すのだという。
「最後だ。よく考えて答えろ。おまえはなぜここにいる?」
朱桓は結局意味を理解できずに答えてしまった。
「わからない……」
一瞬の間のあと、朱桓の首は刎ねられていた。
「……俺はなぜここにいるのだ?」
【朱桓:死亡確認】
【関興:生存確認】
@関興【青竜刀、弓、矢18本】
※答えを探す旅に出てます
桓階と丁儀は鎖に翻弄されていた。
2人で歩いているところをいきなり捕縛され、そして鎖でグルグル巻きにされていた。
暴れれば暴れるほどからまる鎖の罠に体力を奪われた頃、その鎖の先を持つ男が現れた。
イメージより幾分も若くて逞しいその男は鎖を手前に引き寄せ2人を転がす。
「これぞ連環」
黄蓋は鎖を締め上げつつ、桓階手持ちの鉄パイプを拾うと頭が潰れるまで打ち据えた。
そして2人の頭が原形を失った頃、ようやく鎖を緩め回収するのだった。
【桓階、丁儀:死亡確認】
【黄蓋:生存確認】
@黄蓋【鎖(大量)、鉄パイプ、催涙ガススプレー】
「打倒張譲を誓いいきなり洛陽禁止とは何事だ!!」
四角い机にすわった四人組はなんか色々話をしていたが、その内容は
放送で、最初に洛陽が禁止されて今後どう行動するかという内容であった
「まず首輪をはずす事が、第一だ!!」
という楊弘の意見で、決着がつき寝るために、見張りをどうするかという
内容の事を、しゃべっていた。
「見張りなんて立てないで、全員で雑魚寝なんだモナ〜」
と菅亥がどう考えても危険な事を言ったり
紀霊が
「陛下は、ぐっすり寝ていてくださいこんな雑用陛下がしなくて結構です
菅亥殿の案はいくらなんでも危険過ぎる!!」等と言ってる横で
「これは一生懸命菅亥なければ。な〜んちゃって!」とか言っちゃった楊弘は、
無言で袁術に叩かれたりしていた・・・。
結局
ふたりずつ交代して陛下のレーダー見とこうじゃないかというので終わったのであった。
決定した直後楊弘は食べれる草や花を、探しに菅亥とともに出かけ何故か誰かのリュックを
持ち帰ったが、血がついてなかったので誰も気にしなかった。
ちなみにそれは、運悪くあってしまった何晏の物であった・・・・
【何晏:生存確認】
菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
&紀霊【飴水5リットル、火縄銃】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】
&袁術【人物レーダー】
※何晏は、森の中で気絶しました。
※アイテムは使えなさそうなので置いてきています
長安放送塔
馬鹿でかい声が出るこの放送塔、どんな仕組みか是非解体したい。
しかし、この塔には不審なものがうかがえた。
塔に巻きついている線には、いくつかの動物の焼け焦げた死体、
そして人間の死体らしき物が一つくっついていた。
呪いなのだろうか?電線というもの知らない人間にはそう思えた。
知的欲求と危機感の天秤は、結局危機感のほうに傾き曹操はその場を立ち去った。
【王累 死亡確認】
【曹操 折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
お、あれは誰だ?知らない顔だな。
程[日立]はそうつぶやきながら名も知らぬ人物に向かって銃口を向けた。
かなり離れているため相手に気付かれてはいないようだ。
躊躇うことなく引き金をひく。
そして周囲を見回しながら倒れた人物に近付いた。
絶命している。
もしかして自分は狙撃手としての素質があるのだろうか。
そんな事を考えながらアイテムを回収していた。
張任【死亡確認】
@程[日立]【消音器付きライフル、アメリカンクラッカー、千枚通し】
「え〜っとどこがチーム募集の本部なんだ〜?」
と歩き回っていた高沛は、やっとそれっぽい城を見つけ
3人を見つけたのであった
「あの〜チーム募集は、ここなんですか〜?」
「そうだゴルァ。」
「そうだYO。」
(もしかしてここ来たの大失敗?)
@高沛【「自殺の仕方ベスト100」】
@馬騰【槍】 @[广龍]徳【トラバサミ×5】
@馬岱【懐中時計】
※会話中
―――ドツッ!
「!?」
臓腑をえぐられるような重く篭もった音と共に、足音の地面が跳ね上がる。
一触即発の二人がいっせいに足元に目をやると、
二人の間の地面にボウガンの矢が黒々と突き立っていた。
―――敵か!?
―――敵だとすればどこに居る?
思わぬ接近を許してしまったのか!?
いや、スナイパーボウガンの射程は数百メートル〜数キロと異常に長い。
―――わざと外したのか? それとも見つかっては居ないのか?
高性能ボウガンの狙いは決して外れない。これは盲撃ちかもしれない。
威嚇射撃だとすると、下手に動くのは返って危険……
一瞬にしてさまざまな可能性が脳裡をよぎり、夏侯惇・夏侯覇は同時に姿勢を低くして身構えた。
狙撃手は一撃必殺のボウガンスナイパーだが、初弾を外すような奴だ。―――勝てる!
しかし、その考えは、思わぬ形で裏切られた。
森の中。瞳まで見分けられるほどのセオリー外れの近距離に相手は居た。
身の丈9尺はあろうという巨漢。
そこに影のように付き従う、小柄な男。
その手にあるボウガンは、余裕で肩にかけられていた。
まるで、此方に気付きさえすれば、飛び道具は用済みだとでも言うように。
「野郎……、バトロワで一騎討ちかよ。……ナメやがって!」
自分たちとは全く違う力押しの相手が癇に障ったのか
そう喉の奥で呟いた夏侯覇を制し、夏侯惇が息を呑む音が聞こえてくる。
その音は、確かに「呂布」と言っていたようだった。
振りかざす戟が太陽にきらめき、呂布が吠えた。
それが戦闘開始の合図だった。
@夏侯惇【鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
@夏侯覇【日本刀、玉璽】
≪破滅の主従/2名≫呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦】
&陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
サブマシンガン(予備マガジン×1)】
「何故こんなことにならねばいかんのだ……」
凌操は地面に伏せながら、そう口走った。
容易に顔は上げられない。
姿を見せた途端にやられる可能性だって充分にあるのだ。
こちらから先制攻撃を仕掛けられるという利点はあるが、相手は飛び道具を持っている。
死ぬ確率の方が高い。
今はひたすら、こうやって地面に隠れるしかできない。
凌操は右手の鉄鞭を握り締めた。
振りまわすには丁度良い重さで作られているが、何分強度に問題がある。
すでにかなり色々な物にぶつけているのだ。
元々、それほど頑丈そうな物ではない。
勝負を決めるとすれば、一発勝負。
2撃目は無いと思わなければならない。
――凌統さえいれば……
そう思わないでもなかった。
初めに出会ったのは、初日の昼だった。
城の南で息子と落ち合う約束だったのだ。
「破賊校尉殿」
南の森を歩いていると、小声で自分を呼ぶ声が聞こえた。
役職を知っているということは身内であろうと思い、声がした茂みに振り向いた。
枝の合間から顔を出したのは、徐盛であった。
辺りには聞こえぬような小声である。
「これは徐盛殿」
「お会いできて喜ばしい限りです」
徐盛は笑顔を浮かべて、凌操を茂みに手招きした。
組むことはその場ですぐに決まった。
「凌操殿にご方針はおありですかな?」
「いえ、方針というほどの物ではないかもしれませぬが、息子と落ち合う約束を」
「なるほど。
しかしそれではあまりにも広すぎはしませぬか?」
「そうは言っても、こうするしかなりませんでしたからな」
思えば、この頃から悟っておくべきだったのだ。
二人はその場で待てるだけ待つことにした。
呉の仲間がいれば誘い、敵ならば逃げる。
体力温存のためにも、夜半は交代で番をすることになった。
凌操はザックから、支給武器の鉄鞭を取り出した。
「それが支給武器にござりますか」
徐盛は鉄鞭を一瞥すると、自分のザックに手を入れた。
「私はこれですな」
徐盛の右手にはライターが握られていた。
「それはなんとも……」
凌操は言葉につまるばかりだった。
その日、凌統の姿を見ることはなかった。
「いらっしゃいませぬな」
徐盛はそうひとりごち、沈みかける夕日を眺めた。
「食事としますか」
凌操はザックから乾パンを取りだし、かじりはじめた。
徐盛は興味ありげに乾パンをつまんで、じろじろと見つめる。
「変わった物ですな、これは」
「保存食の一種でしょうなあ」
「保存食というからどんな味気ない物かと思いましたが、これは美味い」
徐盛はぽりぽりと乾パンを口に入れる。
「あまりお食べにならぬ方がよろしいですぞ」
「分かっております。
しかし、空腹だと本領が発揮できぬのは兵法の常ですからな」
結局、徐盛は乾パンの3分の1を食べてしまった。
「徐盛殿、ご相談があります」
「なんでしょう」
物陰で用を足していた徐盛に、凌操は話しかけた。
「本当に火をおつけになるのですか?」
「夜は冷えますからな。
鋭気を失われるだけならまだしも、冷気は体力まで奪います。
私も以前火を持たずに敗走したことがあります。
暖を取るのは兵法の常ということですな」
凌操は銀色に光るジッポのライターを開け閉めした。
「火をつけるのは危険行為の一つですぞ。
敵に対して居場所を知らせることになります」
「冷気の方がよほど恐ろしいことを、あなたは分かっていない」
「私は以前火をつけたことで敵に見つかり、敗走したことがありますが」
凌操がそう言うと、徐盛は振りかえって見た。
「どちらが危険でしょうな。
よくお考え下さい」
その時の徐盛の目を見て、凌操は引くことにした。
5日目、徐盛の乾パンは底をついた。
乾パンの他にも食料はあるが、徐盛は乾パンがなくなったことを仕切りに嘆いた。
その日の晩も、徐盛は干しぶどうを食べながら愚痴った。
「こんな甘い物ばかりでは栄養が偏って仕方が無い。
やはり乾パンが一番ですな」
乾パンをかじる凌操を見て、徐盛はそう言った。
「凌操殿、この干しぶどうを全て差し上げますからその乾パンをお譲りくださらぬか」
いきなり何を言うのだ、と凌操は思った。
凌操にとっても、乾パンは重要な栄養源である。
「それは……できませぬな」
「何故?
量的には干しぶどうの方が多いですぞ」
「乾パンは大事ですからな」
「いいですか、凌操殿。
戦争においては食料は資本です。
質より量を選ぶことは常識でしょうに。
兵法の常に照らせば、貴殿の行為はおかしいですな」
徐盛は自分を棚に上げ、そう熱弁した。
――この状況で、少しおかしくなっているのだ。
凌操は自分にそう言い聞かせ、乾パンを手渡した。
8日目の夜更け、凌操が番をしていた時である。
彼は小用の為に、鉄鞭を持って焚き火から離れた。
あれから、一度も凌統には会っていない。
死亡放送が無いのがせめてもの救いである。
放送が無い限りは生きているということになる。
凌操は小便をしながら、息子のことを考えた。
焚き火に戻ると、地面に影が映っていた。
――徐盛殿が起きたのか?
そう思って近付くと、影にもう一つの影が飛びかかるのが見えた。
「徐盛殿!」
凌操は鉄鞭を握り締め、焚き火に駆け寄った。
右手を振り上げ、徐盛に飛びかかった人影に振り下ろす。
人影は鉄鞭に手を伸ばすが、鉄鞭を防ぎきれず、肩に一撃を食らった。
その時、焚き火に照らされた顔が見えた。
知らない男だったが、文官風で頬が痩せこけていた。
顔面蒼白で、窪んだ目は血走っている。
戦場を渡り歩いてきた凌操は、こういう顔の兵士を何度も見ている。
だが、それに慣れることはない。
その瞬間も、凌操は鉄鞭を振り下ろすことに躊躇した。
一瞬止まった隙を狙って、相手は凌操を突き飛ばした。
思わずよろめいた凌操の横をすり抜け、動物のように逃げて行った。
「徐盛殿、お怪我は!」
凌操が振りかえると、徐盛は右膝を抱えてうずくまっていた。
徐盛だって一端の武将である。
早々の傷では弱音を吐かないはずだ。
「どうされたのですか!」
凌操は駆け寄り、徐盛の血まみれになっている膝を見た。
膝下からふくらはぎにかけて、ざっくりと切れている。
「切られたのですか?」
凌操の問いに徐盛は頷き、かすかにうめいた。
「凌操殿、貴方の責任ですぞ……」
凌操はそれを無視して怪我の治療に専念するしかなかった。
12日目の昼下がり、決定的な事件が起こった。
8日目の事故で決別した二人は、それから無口になっていた。
あれ以来右足が動かなくなっている徐盛は、両腕で引きずるようにして移動するしかなくなった。
食べ物の愚痴さえこぼさなくなった。
そんな二人にとって、久しぶりの会話だった。
「凌操殿、私のザックを取っていただけないか」
「これか」
凌操は薄汚れたザックを右手に持ち、徐盛に手渡した。
徐盛は凌操に背を向けてザックをいじった。
それから、左足だけで器用に立ちあがる。
小便か、と気付いた凌操は、静かにザックを引き寄せた。
最近、徐盛の行動がおかしい。
何かとザックの中身を出し入れし、凌操に見えないようにしている。
徐盛のザックに触ったのも、ここ4日で初めてだった。
何事かを隠しているのは明白だった。
凌操は音を立てないようにザックを開き、中をのぞいた。
いくらかの保存食に紛れて、黒光りする金属の塊があった。
凌操の脳内に嫌な感触がした。
それをそっと懐にしまい、ザックを元通りにした。
徐盛は小用から戻ると、またザックの傍に腰を下ろした。
「徐盛殿、お話があります」
徐盛はそれに答えず、顔を凌操に向けた。
「これなんですが」
さっきザックから引きぬいた金属の塊を取り出す。
徐盛は引きつったしゃっくりのような声を上げた。
「失礼ですが、先程貴殿のザックから抜き取らせていただきました」
「卑怯者!」
ヒステリックに叫ぶと、徐盛は上半身だけで凌操につかみかかった。
「馬鹿者! どちらが卑怯者か!」
凌操は、金属の塊の形状からして、どう持つのかは大よそ分かった。
銃口に当たる部分を、徐盛に向けて立ちあがる。
徐盛の動きはぴたりと止まり、視線は銃口に注がれた。
「あ、当たり前ではないか!
この場では所詮誰もが他人なのだぞ!
武器を隠し持つぐらい何だというのだ!」
「4日前のあの男の物だな?」
徐盛は静かに頷いたが、視線は銃口に注がれたままだった。
「殺すつもりか」
徐盛がそう呟くと、凌操はつかつかと歩み寄った。
「当然だな」
凌操は徐盛の喉元に銃口を定めた。
「……分かった。だったらせめて楽に死なせてくれないか」
「ほう。お前が苦しむのを見るのも気が良くないからな」
「額だ、額を撃ちぬいてくれ」
凌操は言う通り、銃口を額に向けた。
「残念だな。裏切りの報いだ」
凌操がそう口走った瞬間、視界が回転した。
動かないはずの徐盛の右足が凌統の左足を蹴りつけ、転倒させたのだ。
その瞬間、徐盛は凌操の右手首をねじりあげ、銃をもぎ取った。
それに気付いた凌操は、立ちあがりざま素早く自分のザックに駆け寄って鉄鞭を取り出した。
そして徐盛の銃撃が襲いかかってくる前に森を走り抜けた。
後ろからは無言で徐盛が追ってくる。
広い平地に出た凌操は、徐盛が追いつく前に少し窪んだ地面に伏せた。
「何故こんなことにならねばいかんのだ……」
凌操は地面に伏せながら、そう口走った。
徐盛は両手で銃を掴み、絶えず辺りに気を配っている。
つい先程まで不自由だったはずの右足で石を蹴った。
『この場では所詮誰もが他人なのだぞ!』
凌操の脳裏に徐盛の言葉が蘇った。
まさか傷がとっくに治っていたとは、思ってもみなかった。
徐盛は銃口を大木に向けた。
ゆっくりと引き金を引く。
乾いた音と同時に木の幹に穴が空き、徐盛の上体が揺れた。
――何なんだ、あれは。
凌操は銃というものがぼんやりと分かってきた。
だが、それが分かったところで何ができるというのか。
遠近に関係無く殺傷できる武器だということが分かっただけで、なんら打開策はないのだ。
あるとすれば、隙を突いて飛び出すぐらいである。
そして今の凌操は、そうするしかなかった。
銃口が凌操と正反対の方向を向いた。
徐盛も背を向ける。
その瞬間を狙って、凌操は立ちあがった。
すぐに徐盛が気付いて、振り向いた。
徐盛は焦って引き金を引いたせいか、銃弾は的外れの方向に飛んでいく。
凌操はそれを見届けると一気に詰め寄り、鉄鞭を振り上げた。
全力で振り下ろされる鉄鞭をすんでの所で交わし、徐盛は大きく左に走った。
凌操の振り向きざま、もう一度引き金を引く。
銃弾は凌操の頭を撃ち抜き、体は銃弾に引っ張られるようにして飛んだ。
あまりにもあっけなかった。
続けざま、徐盛は3発銃弾を撃ち込む。
凌操に当たったのは1発だけだったが、息の根を止めるのには充分だった。
徐盛は大きく深呼吸をし、息を整えた。
落ちついて凌操の死体を茂みに引きずり込む。
広い平地では目だって仕方がない。
徐盛はその右手から鉄鞭をもぎ取り、凌操の顔に唾をかけた。
――ざまあ見やがれ。
凌操は中庭の息子を見つけると、庭に下りた。
「凌統、いい加減に勉学にも精を出したらどうだ」
息子の凌統は、自分の部下と共に武芸の稽古を行っていた。
「お前も何やってるんだ」
凌操が一喝すると、部下は棒立ちになった。
「お言葉ですが父上」
凌統は持っていた木刀を納め、父に向き直った。
「今の世界はあまりにも武官が蔑ろにされています。
世界を直接動かすのは武官の役目です。
文官がいくら策を練ったところで、武官が動かなければ話になりません。
現代の王侯は、文官は重視しすぎる向きがありはしないでしょうか」
凌操は息子の饒舌に驚いた。
「私は世間を変えるために、こうやって稽古を積んでいるのです。
父上のような武官になるまでは、勉学などに耽っている暇はないのです」
部下はさらに体を硬直させている。
「……分かった。
母上にもそう伝えておく」
それまで硬い表情をしていた凌統は、ぱっと明るくなった。
直立不動の部下の顔もほころんだ。
「ありがとうございます、父上!」
彼は息子との思い出を胸に死んだ。
【凌操死亡確認】
徐盛【デザートイーグル、ジッポ、鉄鞭】
楊儀【肉切り包丁】
巴中の城でその方は1人寂しく死んでおった。
「張衛様……。」
恐らくは銃を口に入れて引き金を引いたのだろう、死体の顔はそれはもう酷い有り様
に変わり果てておった
「張衛様……。」
この方には随分と嫌われた、売国奴だのチクり魔だの有る事無い事言い続けられた。
それでも…
「何とおいたわしい…」
それでもわしは貴方の事を尊敬しておったのですぞ?
ま、それはそれとして…
秦慶童「おーい、何かあったか?」
苗沢「ん〜こっちには何も無いですよ〜。」
楊松「にょほほほ、今回はわしがあたりじゃ!銃が手にはいったぞ〜。」
こんなゲームで死者の事を何時までも引き摺ってる訳にもいかんからの〜
悪く思わんで下され張衛様。
【張衛 死亡確認】
≪クラブの2/3名≫苗沢【強弓、ガントレット】
&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数、ソードオフ・ショットガン】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
━━━生存者リスト・パーティの部・1━━━
≪打倒張譲軍プラス電波系/4名≫
菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
&紀霊【飴水5リットル、火縄銃】&袁術【人物レーダー】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】
≪蒙古の血/3名≫
馬騰【槍】&馬岱【懐中時計】&[广龍]徳【トラバサミ×5】
≪????/2名≫
[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪クラブの2/3名≫
苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数、ソードオフ・ショットガン】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
≪????/2名≫
司馬懿【抽籤】&張[合β]【熊手】
≪二本刀/2名≫
華雄【七星剣、手裏剣×12、食料】&孫堅【吹毛剣、煙管、蝦蟇の油、グルカナイフ】
≪破滅の主従/2名≫
呂布【戟、青龍刀、金属バット、麦】&陳宮【ボウガン、出刃包丁
鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、サブマシンガン(予備マガジン×1)】
≪憧憬/2名≫
徐晃[やや空腹]【白羽扇(使いこなせばビームが可能)】&関羽[やや空腹]【マシンガン】
≪ジャイアンとスネオ/2名≫
張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
━━━生存者リスト・パーティの部・2━━━
≪????/2名≫
顔良【????】&文醜【兜】
≪バランス+1/3名≫
曹彰【狼牙棒、飛刀×3、食料一週間分】&糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分】
曹休[怪我(応急手当済)]【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用)、食料一週間分】
≪江東からの使者/2名≫
諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー、ビーチサンダル】
&周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
≪架空の英雄達/2名≫
周倉【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
≪美女と騎士/2名≫
甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
≪雑談&親友コンビ/2名≫
雷薄【ふえるわかめ】&陳蘭【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】
≪いぶし銀/4名≫
満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】&楽進【三叉槍】
&[赤β]昭【ボウガン】&郭淮【ショットガン】
※現在同行中※
≪二人の優しい中国人/2名≫
凌統【(傷は現在虞翻が治療中):鉈】&簡擁【???】
≪虞翻先生と助手/2名≫
虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】&張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
―――――――――――――――
☆パーティの部 18パーティ・43名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部1━━━
@袁紹【携帯電話】 @王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】
@何晏【????】 @華[音欠](華キン)【ハズレ】 @郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】
@夏侯惇【鮫鞘の戒刀、44オートマグ】 @夏侯覇【日本刀、玉璽】 @何進【アスパラドリンク親父】
@関興【青竜刀、弓、矢18本】 @関索【なし】 @魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒】
@許[ネ`者](/キョチョ)【バナナ3本、????】 @黄蓋【鎖(大量)、鉄パイプ、催涙ガススプレー】 @黄忠【弓】
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
@高沛【「自殺の仕方ベスト100」】
@司馬昭【マラカス】 @司馬徽【笑い袋、ビール瓶】 @朱然【????】 @周泰【山刀】
@朱桓[右目損傷]【弓、矢18本】 @荀[或〃]【銃】 @諸葛亮【自在警棒】 @徐庶【インスタントカメラ】
@徐盛【デザートイーグル、ジッポ、鉄鞭】 @審栄【日記帳、????】 @成廉【サバイバルナイフ】
@曹操【傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】 @曹性【銀の弓(銀の矢15・木の矢18)鉄兜】
@曹休【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用中)】@曹仁【携帯電話、スペツナズナイフ】
━━━生存者リスト・ピンユニットの部2━━━
@太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】 @趙雲【スライム2リットル(ツクダ社)】 @張遼【戟】
@張燕【石、クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)】 @張角【携帯電話】 @張飛【携帯電話】
@張苞【ロケッティアパック(短距離飛行が可能)】 @陳武【ベレッタM11、懐中電灯、紙袋】
@程[日立]【消音器付きライフル、アメリカンクラッカー、千枚通し】 @程普【????】 @典韋【懐刀】
@田豊【短刀 毒吹き矢】 @杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
@裴元紹【薙刀、ミニ横山三国志(全巻)、プレステ2と「真・三国無双2」】
@傅士仁[右腕喪失]【飛刀×3 鎌】 @馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図、鉄パイプ、銃】
@迷当大王【法螺貝】 @孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】
@孟獲【携帯電話、大斧】
@楊儀【肉切り包丁】
@陸遜【携帯電話、ナタ、ワイヤー】 @李典【短剣、植木鉢】 @劉封【高枝切りバサミ】
@劉曄【イングラムM11】 @凌操【????】 @呂蒙【ククリ刀、畳針】 @冷苞(冷ホウ)[気絶中]【????】
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・57名が生存確認。合計100名が生存確認。
≪あ行≫8名(+2)
伊籍 袁熙 王允 応劭 王子服 王双 王甫 王累
≪か行≫29名(+5)
賈逵 郭 夏侯和 夏侯恵 夏侯楙 桓階 韓玄 韓浩 韓遂 関平
管輅 牛金 牛輔(/牛哺) 姜維 鞏志 喬瑁 許攸 金旋 区星 厳輿
呉懿 黄権 公孫越 公孫[王贊] 孔融 胡車児 胡軫(/胡シン) 呉班 呉蘭
≪さ行≫21名(+4)
紫虚上人 周魴 朱桓 朱儁 淳于瓊 荀攸 鐘会 蒋欽 鍾[月缶系] 徐栄
徐商 申儀、申耽 甄姚 成宜 臧覇 曹豹 蘇飛 孫観 孫乾
孫礼
≪た行≫27名(+8)
譚雄 張英 張衛 張[門豈](/張ガイ) 張嶷 張挙 張済 張昭 張任 張宝
張翼 張梁 趙累 陳珪 陳到 陳登 陳横 陳震 陳式 陳倉
張勳 程秉 丁儀 田章 董卓 董承 董旻
≪は行≫7名(+2)
潘鳳、馬良、馬謖 費詩 糜芳 武安国 鮑信
≪や行≫1名
楊彪
≪ら行≫19名(+5)
雷銅 李異 陸抗 李厳 李儒 呂範 呂翔 劉焉 劉勳 劉賢
劉禅 劉岱 劉度 劉辟 凌操 呂凱 李楽 魯粛 盧植
―――――――――――――――
■計:112名死亡 ■既出登場武将数:212名 ■未登場武将:88名(+α)
■禁止エリア■ 洛陽・幽州
「ゴルァ(゚Д゚)!!!ゴルァ(゚Д゚)!!!ゴルァ(゚Д゚)!!!」
裴元紹は、ますます壊れてたためもう激しく運が、悪い人がどんどんっと
散っていった。さすがの武将達も、完全に壊れた武将を、相手にした事はなく
かなりの重傷を負った悲惨な武将が居た撃剣の達人の徐庶元直である。
回想
「邪魔だゴルァ(゚Д゚)!!!邪魔よゴルァ(゚Д゚)!!!邪魔かゴルァ(゚Д゚)!!!」
「な・・・なんだ貴様!」
「貴様はゴルァ(゚Д゚)!!!通行のゴルァ(゚Д゚)!!!邪魔だゴルァ(゚Д゚)!!!」
「ぎゃあーーーーー!!」
去った後。
「なんだ・・・・・あれ?・・・がく」
終わり
そしてついに殺された敵を、見つけた。
「趙雲イターーーーーーーーーーーー( ゚Д゚) !!!!」
「ゴルァ(゚Д゚)!!!」と叫びながら突っ込んでくる武将に趙雲も知っているため
余計に顔が引きずっておりアイテムもスライム2リットルのためもお覚悟を
決めたその時!
「あっ(;´Д`) 」
裴元紹は、偶然にも地面にこぼれていたスライムを踏んでしまいこけてしまい
薙刀を上にかざしたまま前にこけたため、結局趙雲は、死ぬ運命はかわることもなく
電波人に一刀両断されてしまったのであった・・・。
【趙雲、死亡確認】
【徐庶、生存確認】
@裴元紹(気絶中)【薙刀、ミニ横山三国志(全巻)、プレステ2と「真・三国無双2」】
@徐庶(重傷)【つるはし】
*裴元紹は電波がとけたため、色んな意味で弱くなりました
徐庶が既出だったため夏侯玄にかえます
「ゴルァ(゚Д゚)!!!ゴルァ(゚Д゚)!!!ゴルァ(゚Д゚)!!!」散っていった。さすがの武将達も、完全に壊れた武将を、相手にした事はなく
裴元紹は、ますます壊れてたためもう激しく運が、悪い人がどんどんっと
かなりの重傷を負った悲惨な武将が居た夏侯尚と親子で参加するはめになっていた夏侯玄である。
回想
「邪魔だゴルァ(゚Д゚)!!!邪魔よゴルァ(゚Д゚)!!!邪魔かゴルァ(゚Д゚)!!!」
「な・・・なんだおまえ!」
「貴様はゴルァ(゚Д゚)!!!通行のゴルァ(゚Д゚)!!!邪魔だゴルァ(゚Д゚)!!!」
「ぼ、暴力(・A・)イクナイ・・・ぎゃあーーーーー!!」
去った後。
「父上・・・・戦いとは・・・こん・・なに・・大変・・なのですね・・・がく」
終わり
そしてついに殺された敵を、見つけた。
「趙雲イターーーーーーーーーーーー( ゚Д゚) !!!!」
「ゴルァ(゚Д゚)!!!」と叫びながら突っ込んでくる武将に趙雲も知っているため
余計に顔が引きずっておりアイテムもスライム2リットルのためもお覚悟を
決めたその時!
「あっ(;´Д`) 」
裴元紹は、偶然にも地面にこぼれていたスライムを踏んでしまいこけてしまい
薙刀を上にかざしたまま前にこけたため、結局趙雲は、死ぬ運命はかわることもなく
電波人に一刀両断されてしまったのであった・・・。
【趙雲、死亡確認】
【夏侯玄、夏侯尚生存確認】
@裴元紹(気絶中)【薙刀、ミニ横山三国志(全巻)、プレステ2と「真・三国無双2」】
@夏侯玄(重傷)【つるはし】
*裴元紹は電波がとけたため、色んな意味で弱くなりました
簡擁「…………」
虞翻「…………」
かける言葉が見つからない。当然だ。凌統の生まれ持った生命力により、傷は予想よりずっと早く快方へ向かっていた。
父と会えた時、足手まといになりたくはござらんからな。一刻も早く傷を癒し……そんな事を言って、照れた笑いを浮かべていた。
凌操の死亡放送は、その矢先の事だった。
凌統「父上……うぅッ……父上ェ…………」
彼は、地にうずくまり、一同に泣いている様子を隠そうともせず、哭いていた。
虞翻「……ずっと父の背中を見て育ったのだろう。俺はあいつが、今と同じに泣くのを見たことがある……その時も父が元だった」
簡擁「……無理もねーよ。一度死に別れた父親……また会えたと思ったら、この訳のわからねぇゲーム……その挙句に……」
いつ死んでもおかしくないゲーム。無慈悲で無遠慮な殺し合い。自らの置かれた状況を思い知らされ、二人は陰鬱に沈思した。
むせび泣く凌統の姿を見かねて、歳若い張紹が、凌統に声をかけた。
張紹「凌統殿……」
凌統「………張紹殿……わかっている……わかってはいるのだ……」
一度死に別れた父……再びまみえる事出来たのが、そもそも出来の悪い冗句。それでも……
凌統「……昔な……父上と約束した事があるのだ………」
凌統は、ぽつりぽつりと、父との思い出
>>261を張紹に語って聞かせた。
父の教え。
仇敵甘寧との伝説的な和解。
武官としての栄達。
見せられなかった研鑚の成果……
凌統「……私は成長した私の姿を、父上に見ていただく機会を得た……それなのに……それなのに……」
是が非でもスタート地点で合流しておけば。あるいは合流場所をキチンと決めておけば……
……私のせいだ。私がちゃんとしていれば……
張紹は、凌統の思い出話に、自分と父、張飛の姿をダブらせた。
かつて、父は将となり事務仕事も任せられるようになると、文官の仲間入りが出来た、と喜んだという。
だから自分にも良く語ったものだ。一杯勉強して、文官になれ、自分に倣おうとなぞせずに、皆に尊敬される生き方をしてくれ……と。
自分はそんな生き方ができたか……
主を諌められず、
甥の仇にひざまずき玉璽を捧げ、
先主の恩を忘れぬ軍民に降服を勧めて回った……
……いつしか、張紹の目から、大粒の涙がこぼれ始めていた。
二人は、凌統と張紹は、二人肩を寄せ合って、涙が果てるまで、声を殺して哭いた。
一同が今宵の宿とした民家の軒先……
凌統が立ち直り、周囲に警戒している簡擁の元に戻ってきたのは、それから半刻程経ってからだった。
凌統「憲和殿……」
簡擁「……大丈夫かい?」
簡擁は問いかけると、すっと目を細め凌統の様子をうかがった。どれほど泣いたのだろう。
顔は少し腫れていたが……その目には光が戻っている。
凌統「御心配をおかけしました……泣いている場合ではない……泣いている間に襲われでもしたら、冥府で父に合わせる顔が無い」
簡擁「大丈夫、みてぇだな……張紹は?」
凌統は軽く後ろを振り返った。凌統が寝かせてくれたのだろう。長いすに横たわって、静かな寝息を立てている、張紹の姿がある。凌統「泣きつかれて寝ている……彼は優しい人だな」
簡擁は長椅子の張紹の寝顔を見つめた。彼の知っている張紹は、まだホンの子供だった。
彼がその後、どんな運命をたどったか、簡擁は知らない。蜀漢の運命もまた・・・・
簡擁「……あいつにも、親父がいるのさ。……重ねちまったんだろうな。お前さんの立場と」
凌統「……父親が……」
簡擁「……名前くらいは聞いた事あんだろ……万人の敵。張益徳」
凌統「……なんと……!!」
簡擁「……意外か?」
凌統「いや……そんな事ではなく……私は、張益徳殿を、このゲームが始まってから一度見かけている!!」
ピクッ…簡擁の眉が動いた。
簡擁「そうか……あいつ、どんなだった?」
凌統「戸惑っている……感じでした。そう、皆と同じです……」
簡擁はしばし沈思し……ややあって、凌統の顔を見つめた。
それだけで、簡擁の意志は理解できた。
凌統「私は……彼に、私と同じ気分を味あわせたくない。……それで……貴方の意にかなうだろうか」
簡擁「十分だ! 俺の知ってる益徳は、こんな状況でも、簡単に自分を見失う事はねぇはずだっ!」
丁度そこへ、周囲を探索していた虞翻が戻ってくる。二人は、彼に同じ話をした。
虞翻「……そうか……そうだな。俺にとっても大事な助手だ。患者の経過も見なければならんし…」
これで、一同が当面進む道は決まった。
虞翻「ただ、言っとくぞ。俺は医者だ。途中に怪我人があれば、絶対に見捨てない」
簡擁「皆まで言うな……俺達は、それでいいじゃねぇか……きっとそれで良いはずだ」
3人は、互いに固い握手を交した。お人よしで良いじゃないか。先の事は先の事だ……
しばらく後、目を覚ました張紹にこの事を伝えると、彼は涙を流しながら、3人に何度も礼を述べた。
≪四人の優しい中国人/4名≫ ※パーティ合流。張飛との合流を目指す。
凌統【(傷は現在虞翻が治療中):鉈】
簡擁【???】
虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
虞翻「……まさか十二人になるまでこの名で通すつもりじゃないだろうな」
簡擁「……(目をそらし)なんの話やらさっぱりだな」
「父上………?」
曹彰は長安の街中を歩く曹操の姿を認めると一瞬、躊躇した。
知らせるべきだろうか、確かにこのゲームの中で人を信頼する、それがどれだけ危険な事か
は分かっている。それでも、父であった。信じたかった。
もし、曹操が乗っていたとしても、こちらは三人、一人は戦えぬとしても、それでも二人。
曹休の傷は戦えぬほどの傷ではないだろう。
「曹休閣……」
振り向こうとして、いや、振り向いて曹彰は絶句した。曹休が立っている。警戒しつつも街
中を歩く曹操の姿を目に捕えたまま。
始め見たあの野獣の如き気配を身に纏って。
「曹休殿……まだ動いてはなりませぬぞ」
精一杯声を殺してそれに気が付いた糜竺が駆けてくる。
文官だからか、それとも目をみていないからか、曹休のこの獣性に気が付かない糜竺が羨ま
しく、少々恨めしい。
「うむ………」
曹休の気配から獣性が消える。こうなればまた温和な雰囲気に戻る。
「潜んでいるのです、曹彰殿。」
曹操の事を言っているのだ、と、曹彰はすぐに理解した。
「あの方は、このゲームに乗っておられる。」
何故だ、そう聞き返す前に曹休の言葉を肯定する自分がいた。
様々なものを持っている。それはつまりそれだけ殺してきた証なのだ。
「私も、同類ですが」
微かに曹休は自嘲的に笑った。
曹彰と糜竺は、その様子に顔を見合わせた。かけるべき言葉は出なかった。
≪バランス+1/3名≫*長安の貴人の家に潜んでいます。
曹彰【狼牙棒、飛刀×3、食料一週間分】
曹休[怪我(手当済)]【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用)、食料一週間分】
糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分】
見付からないように潜伏しながら見張っています。
【曹操 折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
4人は互いに話し合い、これからの行き先を決めた。
関羽「では、張飛を探しに行きましょう。」
劉備「しかし、どこにいるかわかったもんじゃ、、、」
関羽「フッ、、、あなたと誓いをした後から計画通りに進んだ試しがありました?」
劉備「それは、、」
関羽「それでいい!張飛を見つけたところであいつがどうなってるか知らん」
周倉「ただ、張飛殿はあなた達を見て殺そうとはしないでしょう、、でしょうか?」
関羽「おわかりで、、、」
徐晃「、、、、(ここまで信頼できる仲間がいる、、それだけでも)」
劉備「では、どこに行きましょうか、、、」
関羽「信用できる蜀の将達は成都周辺かと思われるが、、張飛はたぶん」
劉備「気まぐれだし、、武器次第ではたくさんの人を、、」
関羽「それがしには、銃があるから、安心してくだされ」
淡々と語っている3人を見て多少孤独感を感じた徐晃だった、、、
※パーティー合流
《信頼できる仲間達/4名》
※民家で数日いたので徐晃と関羽の空腹は消えました。
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能) 鍬】&関羽【マシンガン 民家の保存食(約二日分)】
周倉【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
※張飛を探しに行きます。
※民家で鍬と保存食を手に入れました
ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ガツ、ゴッガツ………
何かを砕くような、音。
不気味なその音に警戒しながら、劉封はゆっくりとそちらに近づいていった。
知り合いの姿が見えた気がしていたのだ。
音は、続く。ずっと、続いている。
何かに対して、木刀を振り降ろし続ける人物。その後姿は劉封のよく知って
いる人物だった。狂気につかれたかのような孟達のその姿を呆然と見ていた。
振り上げ、振り降ろす、振り上げ、振り降ろす。
ただ単調なその繰り返し、木刀は何かに黒く染まり、振り上げるごとに周囲
に何か液体を待き散らす。恐ろしかった。離れよう、後ずさろうとした劉封の
足元から小枝を踏み折る音が響いたのはそのすぐ後だ。
「やめてくれ……」
劉封は呟いた。呟かずにはいられなかった。
孟達が動きを止め、ゆっくりと振り返ろうとする。
見たくなかった、見てはいけないものだと思った。
「劉封殿ではありませんか。」
孟達は笑っていた、微笑んでいた。
既にただの肉としかす認識できない程に餅を突くかのように撃ち続けられた
劉璋の、ただ一つ無事な目が地面から劉封を見上げている。
そんな、気が、した。
「うわああああああああああああああっ!」
駆けだした。逃げなければならない。死にたくない。
何より、全身を返り血で朱に染めたまま微笑む孟達が恐ろしかった。
孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)、ボーラ(元劉璋の持ち物)】
*劉封を追いかけています。
劉封【高枝切りバサミ】
劉璋【死亡確認】
孫峻は長安にいた。
呉の連中が自分を受け入れてくれるとは思わない。
だから、単純に反対の方向に行こうとしただけだった。
冷たい鋼鉄の感触に頬が緩むのを感じる。
Cz75。これさえあれば負ける気がしない。
あの屋敷の中にいる連中をまず殺そう。
試し撃ちをしてやる……
孫峻【生存確認:Cz75】
*バランス+1を襲撃する予定、長安にいます。
長安の街中を進む曹操。
妙に狭い街、むしろ村といってもいいのかもしれない。
長安をこのフィールドにはめ込むとこういう面積になるのだろう。
この街にはいくつかの塊の気配があった。
軽い気持ちで食料を探しに来たものの、その気配を知っては諦めざるをえない。
食料といっても、肉や木の実ぐらいは森などで取れなくも無かったが
海でとった塩が切れかけてるのが痛かった。
街を離れると、一人自分を付けてきているのが判った。
どうしたものかと迷ったが、どこかしらで巻いてしまおうと決めた。
曹休と曹彰が街中の曹操を目で追っていると、急に姿をくらませてしまった。
気づかれたのか?もしかしたら敵と思われて襲われてしまうかもしれない。
親子で殺しあう、そんな姿はならべくなら曹彰は避けたがっていた。
「追おう。」
曹彰は止めようとしたが曹休の決断は翻らず、銃を構えたまま一人で曹操を追い始めてしまった。
一人では危うい、もし殺しあうなら止められるかもしれない。
糜竺に荷物をまとめて、いつでも発てるようにしておくことを頼み、曹彰も曹休の後を追っていった。
なぜ声をかけられない、曹休は自分の臆病さを呪った。
そして自分が握っている銃は何をしようとしているのか。
体が震えている、しかし曹操の後姿は見失わない。
!?いきなり曹操のの動きがすばやくなったと思うと、木の陰に隠れた。
ッターン
乾いた音が響き渡る。
な……曹操様に撃たれた・・・・!?足に鋭い痛み、それ以上に精神的ショックが大きかった。
しかし銃声はそれだけで止まなかった。腹に、腕に、熱い物が。
「曹休殿ーーーーッ!。」
銃火の中をものともせず曹彰が駆け寄る。
曹休を抱きかかえると、物陰のあるほうへ連れて行った。
ははははは、これは素晴らしい。孫峻はCz75の威力に酔っていた。
屋敷の中を探っていると、屋敷の中から人が飛び出し行った。
やはり動いているほうがいい、狩りというのはそういうものでなくてはならない。
孫峻の獲物は張り詰めた表情をしていた。それがまた興奮を誘った。
一発弾を撃つたびに、獲物の表情が絶望に変わる。
人間を貫くあの弾、そして溢れ出る血がたまらなかった。
【孫峻 Cz75】
≪バランス+1/3名≫
曹彰【狼牙棒、飛刀×3】
曹休[腹部、腿 腕被弾]【直刀、スコーピオンマン(マシンピストル)、迷彩服(着用】
糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3】
【曹操 折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
『君も太平道に救いを求めてみないか?』
さっきから一方的に届く電波メールにほとほと頭に来て、一言言い返してやろうと悪戦苦闘するも、張飛は説明書が厚過ぎていまだにメールを打つまで到達していなかった。
「意味わかんねー!!!」
やる方もわかっていなかった。
そうこうしている間もどうもヤケになって襲ってきたとしか思えない男を捻り潰したが、アイテムを見てちょっと理解した気がする。
「……アイテムにアタリはあるのか?」
【何進:死亡確認】
@張飛【携帯電話】
※アスパラドリンク親父も捻り潰しました
「ぼえぼ〜。ぼえぼ〜」
ショットガンを抱えた雷銅のもとにこんな音が聞こえてきた。
木の陰から近づいてみるとよくわからない男がほら貝を吹いていた。
あまりにかわいそうに思えてきたのでいっそのこと楽にしてやる事にした。
雷銅は男の前に飛び出していきなりショットガンを放った。
即死だった。
「気持ちはわかるが帰ることなんかできないんだよ…」
雷銅は涙を流しながら男を丁重に葬っていた。
【雷銅:生存確認】
【迷当大王:死亡確認】
@雷銅【ベネリM3スーパー90】
※迷当大王を埋葬中。法螺貝は迷当大王と一緒に埋めました
脇には趙雲の躯が横たわっている。
「おまえはなぜここにいる?」
気がつくと誰かいるのはわかっていたが動けないでいた。
何度か夏侯玄は質問され、なにかしらの答えを言ったようだが、お気に召さなかったらしく、その人物はあっさり彼の人の首を掻っ切っていた。
そしてゆっくり近づいてくる。
「おまえはなぜここにいる?」
そんなことこっちが知りたかった。
でもわかっていることはあった。
「……こいつ(趙雲)を殺すため」
その人物は「なるほど」と頷き、「ではもう目的は達成されたのか?」と聞いてくる。
確かにそのとおりなので頷くと、首筋にチクリと痛みが走ったかと思ったらあとは真っ白な空間が広がっていた。
【夏侯玄、裴元紹:死亡確認】
@関興【青竜刀、弓、矢18本】
※答えを探しているようです
関興が何もアイテムに興味を持たずに立ち去ったあと、草むらからひとりの女が出てきた。
名を祝融と言った。
「せっかくお楽しみを邪魔されちゃったわ」
誰かに声をかけている。
「それにしてもオモシロそうな奴がいる。何?自分探し?」
どうやら関興に興味津々のようだ。
「いまさら何言ってるっつーの。なんでここにいるかってさ。そんなの決まってのじゃない、ね?」
草むらの奥にいる人物は答えない。
「殺すためよ」
祝融が振り向いた先には夏侯尚が下半身丸出しで転がっていた。
祝融はあらかたアイテムを漁り、一瞬ミニ三国志を読もうかと思ったが知りたくないとばかりそれを夏侯尚のアイテムで燃やした。
その時どこにいたのかノソリと巨体が現れる。兀突骨だ。
「どう、いた?」
なぜか付き従うその守護神は祝融の殺害中はどこかに探し物をしに行っていたようだった。
「イ、イナイ」
「そう」
さして興味なさそうにその場を後にし、追跡を開始した。
【夏侯尚:死亡確認】
【祝融、兀突骨:生存確認】※初登場
※チーム結成
≪南蛮の死神/2名≫
祝融【ダイバーズナイフ、チャッカマン、薙刀】&兀突骨【フライパン、ツルハシ】
※関興追跡開始
>>281 雷銅を厳顔に訂正いたします。
【厳顔:生存確認】
@厳顔【ベネリM3スーパー90】
「いたたたたたた・・・さっきのあいつだれ?私の顔に傷でもついたらどうするの!」
何晏はなにか主催者側に慈悲でもだされたのか?
彼のアイテムは、化粧品であったが、ついさきほど菅亥におそわれ化粧品は、無事かと
しらべたが無事あったのでほっとした。
「でもこれだけだとたりないわねぇ・・・・そうだわ!!お城に行ってとってこようかしら?」
しばらく悩み込んだが、
「なに悩んでるのあたしは、この美貌を腐らせるなんて国家の損失よさぁいくわよ〜」
と歩いて行ったが、時々立ち止まって影を見て
「美しい」なんてつぶやいてるのであった
@何晏【化粧品セット】
※化粧品を探している模様です。
洛陽の郊外。
ギックリ腰の費詩の元に巨体が現れ申し出る。
「それ、トレード」
懐刀と強制的にトレードしてもらったもののギックリ腰で立てない。
そんな様子を見ていた典韋はエイヤっと腰を・・・。
しばらくして腰が完治していた費詩がいた。
@費詩【懐刀】
@典韋【八十斤の双戟】
>>286費詩死んでいたのでナシで!
申し訳ない!確認しのがしました。
曹仁には再びメールが届きまくっていた。
誰からかはわからないが、結局頼りにしている自分がちょっと情けなかった。
指示は的確で確実に近くにいることはわかっている。
しかし、その気配すらわからない。
現在、曹仁は杜襲と田豫に強襲されていた。
そのピンチを知らせてくれたのも携帯電話のメールだった。
難を逃れ反撃できるポイントまで引くことにした。
―――ピポピポ
再びメールが届き、指示かと思えば時々入ってくる「宗教は素晴らしい」という内容だったりしてゲンナリする。
この宗教バカ、会ったらまずぶん殴る!
【杜襲、田豫:生存確認】※初登場
@曹仁【携帯電話、スペツナズナイフ】
※とりあえず逃走
@杜襲【???】
@田豫【???】
※曹仁をバラバラで追ってます
「そういうわけだからさ、おまえら俺の守備しろよ」
美男なその涼しげな顔にちょっとむっとしたものの、なんとなく逆らえない。
こうして袁尚は虎の威を借りてゲーム勝ち逃げを各策するのだった。
「まあ、ゆっくり行こうよ。どうせ先は長いんだし」
2人はなんか先行き不安を感じています。
【袁尚:生存確認】※初登場
※チーム合流&チーム名決定
≪虎の威/3名≫
袁尚【ディフェンダー45口径】&顔良【防弾盾】&文醜【兜】
※消極的に戦闘参加
>>285 (う、美しい…私の他にもあのように美しい方がいらっしゃいましたか……)
張[合β]は傍らで仮眠中の司馬懿をチラリと見て、再び視線を何晏へと向ける。
追いかけたい。追いかけて、彼と共に行動したい。
司馬懿どのは不細工とは言わないが、クマもあるし、ヤクでもやってるような顔だ。
それに比べてあの方は………あぁ、どうしよう。
数分後、張[合β]は決意した。
司馬懿の側に書き置きを残すと、何晏を追って歩き始めた。
≪????/2名≫司馬懿【抽籤】&張[合β]【熊手】 → 解散
@司馬懿(仮眠中)【抽籤】
@張[合β]【熊手】※何晏と合流したい
「曹彰殿!曹休殿!」
糜竺が血の跡を見つけ、なんとか物影から民家の中まで逃げ込んだ二人を発見した時には曹休の意識
は既になかった。
曹休は生きてはいる、曹彰が自分の服を裂き曹休の傷口を縛っていた。簡易的な止血だが、効果的で
はあった。それが出来ていなければ曹休は既に死んでいたはずだ。
「糜竺……!無事であったか!」
曹彰の緊張した顔が微かに緩んだ。蜀の者である糜竺を曹彰は何処か信頼するにまで至らなかった。
逃げる最大限のチャンスを潰して、我々を探したのか。
「屋敷に、何者かが現れたのです。」
息を切らせて糜竺が口を開く。
「屋敷に………!」
だとしたら、曹操ではない、父上であるはずがない。曹彰は光明を見つけた気がした。郊外から、あ
の場所から撃って屋敷に舞い戻ったなど、正気だとは思えない。曹操ならばそんなことはしない。
つまり、何者かは知らないがゲームに乗った者だという事だ。
ならする事は一つではないか。相手が父上でないのなら───
「………糜竺、閣下を御守りするのだ。」
曹休の持つスコーピオンマンを糜竺の手に握らせ、飛刀を足元に全て置いた。
飛び道具の質はあちらが絶対的に上だ。だとしたら、飛び道具に拘らない方がいい、そう思えたのだ。
「曹彰殿……まさか……」
「その、まさかだ、糜竺。」
糜竺に背を向ける事を、既に曹彰は躊躇わなかった。
民家の窓を正面に見て、曹彰は一度だけ大きく息を吸った。
(この黄鬚児、曹彰を容易く討ち果たせると思うな!)
窓を、打ち破って外に転がり出た。
銃弾が曹彰の着地した地面を抉る。戦いが、始まった───
*戦闘開始!
孫峻【Cz75】 VS 曹彰【狼牙棒】
≪バランス/2名≫
曹休[腹部、腿 腕被弾(止血済)]【直刀、迷彩服(着用】
糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3、飛刀×3、スコーピオンマン(マシンピストル)】
「誰もいないですな」
「ええ。全く見つかりませんねえ。
周瑜殿、少し移動しましょうか」
「そのほうが良さそうですな」
周瑜と諸葛瑾はそう言いながら北西へと歩き始めた。
≪江東からの使者/2名≫
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー、ビーチサンダル】
@周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
※荊州方面へ移動開始
前方から誰かが近付いてきた。
雑木林の中にいるため、木々の切れ間からしか顔が見えない。
なんとなく見覚えのある顔のような気はする。
……孔明殿か?
そうだ、孔明殿に違いない。
もしや私に気付いていないのか?
「孔明殿!」
声をかけると、孔明殿はこちらに振り向いた。
孔明殿は辺りを見回してから私に近付いてくる。
この人なら相談できるかもしれない。
いや、この人にしか相談できない。
分かってくれるのは孔明殿しかいないのだ。
「威公殿ではありませんか」
孔明殿はすぐ傍までやってきた。
楊儀【肉切り包丁】
諸葛亮【自在警棒】
夏侯覇「なに!? こ、こいつが、呂……!」
その言葉も終わらぬうちに、藁束でも切ったような小気味良い音と共に
夏侯覇の頭部が吹き飛ばされた。
一瞬遅れで、夏侯覇の首があった場所から風鳴りの音が聞こえてくる。
夏侯惇の隻眼に吹き上がる血煙を透かして映る呂布の顔は、
まるで嗤っているかのようだった。
―――何を?
……もちろん戦場でつまらぬ策を弄して、命を落とした夏侯覇をだ!!
(えい! …ままよ!)
思うが早いか、夏侯惇は喚声と共に倒れこむ覇の死体を踏みしめ、大きく呂布の懐深くに切り込んだ。
長柄の敵の間合いの死角に入り込もうとしたそれは、なんの計算でもなく、
戦う本能がさせた行為だっただろう。
ぱっと、呂布の腕から新しい血飛沫が舞う。
だが、夏侯惇の反撃もそこまでだった。
夏侯惇「ぐ……ぅ……」
戟の柄にしたたかに薙ぎ払われた天地が入れ替わるような衝撃が過ぎ、
夏侯惇は自らが置かれた状態を把握した。
首が、固められている。
鮫鞘の戒刀が突き立ったままの呂布の右腕は、
飛び込んできた夏侯惇の喉首を正確に抱え込んでいた。
喉を圧迫されての痺れに襲われて、急速に無感覚になっていく手足とは逆に、
呂布の腕から流れ出す血が胸を濡らし、足に向かって伝わり落ちる感触だけがリアルだった。
夏侯惇(お、俺は早速、ここで死ぬのか……?)
赤く染まっていく視界に、ついにそんな考えまでが浮かんできたとき、
不意に、喉にすずしい風が当たるのを感じ、
次いで鈍い痛みが背中に走ったのを最後にして、夏侯惇の意識は混濁した。
【夏侯覇 死亡確認】
≪破滅の主従+1/3名≫呂布【戟、青龍刀、麦、金属バット、玉璽、日本刀】
&陳宮【ボウガン、出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
サブマシンガン(予備マガジン×1)、鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
&夏侯惇[昏倒]【なし】
袁煕はすでに逝ってしまった。
頼るべきは息子達というよりこの携帯電話というものの先にあると見た!
袁紹はおぼつかない手でなんとかメールを送ろうと文章を作成した。
あとは誰に送るかだ……。
このさっきから使いこなしている男(たぶん張角)はイヤだから……。
当てずっぽうにいい人でありますように、とメールを送信した。
『待ち合わせして会ってみたりしませんか?>河北の雄』
受け取ったのは陸遜だった。
「で、出会い系?」
しかもいきなりのアポイント宣言。
陸遜は相手をなんとなく察してしまい、さらに悩むのだった。
だってあいつだよ?というか絶対あいつだよ?
これで携帯にあるメルアドの3つは誰かわかってしまった。
宗教バカと名門バカ、で私……。
なんちゅー人選? まさかあまりまともなのいないかも?
大体当たっていたりするがそれはまた別の話。
@袁紹【携帯電話】
@陸遜【携帯電話、ナタ、ワイヤー】
※どちらも悩んでいます
意気揚々。
まさにその言葉がその二人には合っていた。
呂布は軽々と、夏候惇さえも担いで多数の武器を持ち、陳宮は多数の武器に微か
によろけながら。
呂布は強い、誰でも勝てる者はあるまい。
誇らしげに陳宮は胸を張った、あれだけの人数を相手に怪我はほとんどと言って
いい程ない。
過信。
それは冷静な陳宮にすら芽生えていた。いや、むしろ侮ることも怯えることもな
い呂布の方が遠い言葉だったのかもしれない。
武器を持ちすぎるという事、そして夏候惇という存在を殺さずに運んでいること。
普段の陳宮ならば、そんな失態をすることはなかっただろう。
すべては過信が招いた事だった。
逆に言えば、陳宮すら狂わされたのだ。
呂布の剛勇に、力に、純粋な、どこまでも純粋な暴力に。
まるで美酒に酔うように、陳宮は溺れていたのだ。
足が燃える。
唐突に陳宮はそんな、気がした。
崩れ落ちる、立っていられなかった。
踝が、無い。撃ち抜かれたのだ。
しばし遅れて、銃声。
待っていたのだ、夏候淵は、陳宮が過信に酔う、この瞬間を───
言葉もなく、武器を落としながら陳宮が草むらに倒れていく。
それは、まるで呂布にとってはスローモーションに見えた。次の瞬間には倒れこも
うとする陳宮を身体で覆うように飛びついて抱きとめた。
担いでいた夏候惇の身体は放り出して。
「やはり、貴様の弱点はそこか……呂布よ!」
遥か後方の草むらの中、ライフルの次弾を発射しつつ、夏候淵は呟いた。
「飛び道具を貴様が持っておらなんだのが失策よ!」
呂布の右腕に弾丸が食い込む。
激痛にうめくこともなく呂布は駆け出していた。陳宮を抱えて。先に見える、森へ。
逃げなければならない、弱い陳宮ではここを生き延びられない。
「り、りょ……」
「話すな、舌を噛む。」
呂布は駈ける、それでも弾丸の方が圧倒的に早い。
何度も、呂布の身体が揺れた。撃たれている。
圧倒的なまでの遠射の腕前だった、外した数よりも当たった数の方が多い。
それでも陳宮が食らったのはただの一発だけだ。残りは、陳宮と夏候淵の間を隔て
る呂布の身体に吸い込まれていく。
陳宮は言葉を失っていた、辿り着けない程、森は遠く感じる。
呂布の口から血が漏れた。血の雫が陳宮の顔に掛かる。
もう一度、呂布の身体が揺れ、その次の瞬間に森に駆け込んだ。
止まらない、獣のような勢いで呂布は森を駆け抜けていった。
どこまでも、どこまでも、呂布は駈けた。
銃声も、弾丸も、追いかけてこなくなっても呂布は走り続けた。
「情けないねぇ、惇兄。」
焚き火の近くで、夏候惇は目が覚めた。
側にいるのは呂布でも陳宮でも、夏候覇でもなく、夏候淵。
「ほれ、喰えよ。腹でも空かせていたのかね。」
屈託のない笑い方をする。
パンを投げ、夏候淵もパンを口に運ぶ。
「呂布は………?」
「全弾打ち込んだ、手ごたえはあったが……どうだかね。ただ一つ分かるのは、こい
つが棒切れになったって事だわな。」
弾丸の尽きたライフル。それは夏候淵にとってはもうただの棒であるらしい。
夏候覇の話はしなかった、互いに、避けていたのかもしれない。
「ほれ、惇兄。」
夏候淵はサブマシンガンを放った、陳宮の落とした武器だ。
夏候淵自身はボウガンを手にしている。これも陳宮の落としたものだった。
「余裕だな、受け取ってすぐに俺がお前を撃ったらどうする気だ?」
「どうするもなにも、そん時は地獄で恨み言を言う機会を待ちわびるだけだ。」
また、笑う。
毒気を抜かれて、夏候惇も笑った。久しぶりに笑った気がする。
こんなゲームの中でも笑えるのか、そう思った。
どうせなら、笑っていたいものだ。最後の最後まで、笑っていたい、それには、二
人でいるのがいいのかもしれない。
≪夏候の一族/2人≫
夏候淵【生存確認:ライフル(玉切れ)、ボウガン】
夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】
≪破滅の主従/2名≫
呂布[多数被弾]【戟、青龍刀、麦、金属バット、玉璽、日本刀】
陳宮[左足損傷]【出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
>>279 「曹休殿ーーーーーーッ」
・・・・・・叫ぶなよ曹彰。
曹操にとってそれは、できれば聞きたくない声だった。
自分の血縁者もこのフィールドに散ってるだろうことはわかっていたが、
ならべく触れないようにしていた。自分の知らないところで死んでくれれば良い。
自分が関わるのは御免だった。そういう戦いなのだろう、これは。
義に厚いのは蜀の人間の仕事だろうに。そんなことを考えながら体は動いていた。
これだから狩りは面白い、孫峻は自分の思い道理に行かないのも楽しんでいた。
あはは、あいつはアホだな。あまりのアホさに一発はずしてしまったよ。
こちらの居る場所もわからないのに、吠えれば出てくるとでも思ってるのかねぇ。
ただ、ちょろちょろ動き回ってるのがうっとうしい。なかなか照準があわないじゃないか。
ならべく弾の無駄遣いはしたくは無い。
猛り狂うものの行動っていうのは簡単でわかりやすい、いつも一直線だ。
ただ向こうが怒りに耐えられなくなるのを待てばいい。
陰に隠れる獲物に照準を定め、ひたすら出てくるのを待った。
今度ははずさないよ、ククク.
足元の一発、その弾道で曹彰には敵の位置が大体読めていた。
あの井戸の影に潜んでいる。
一気に詰められる距離か、それを考えていた。
狼牙棒を構える、井戸の影の敵に向かって。
不安も恐怖もある、そして闘志も。
そのすべてを心の底に沈めた。
駆け抜けよ!心の中で一声。井戸のほうへと駆け出していく。
曹彰が陰から飛び出す。
興奮の絶頂、今度は思った通りだよ。
これで終わりだ、あとは屋敷に篭る臆病者を殺してやろう、
ゆっくりと指に力を込める。
ガサリ。
耳に雑音が入った。冷たい雑音。一緒に目の前の色素が薄くなってゆく。
あれれ?……白いぞ……?
孫峻の後ろに曹操が立っていた。
孫峻の耳に銀色の棒が斜めに突き刺さっている。
呆然と曹操と孫峻を見る、しばらく何がなんだかわからなかった。
孫峻が崩れ落ちる。
飛び出した獲物に夢中になるあまり、後ろから忍び寄る刺客には全く気が付かなかったらしい。
曹操が事も無げに孫峻の耳から傘の骨組を抜く。
曹彰に声もかけず曹操はその場を立ち去ろうとした。
「曹操様ぁッ!」
曹操は振り返ろうとしなかった。いずれ死ぬだろう者を助けた。振り返ったところで何にもならない。
「曹操様、曹操様、曹操様ぁッ!」
曹彰は叫び続ける、子が親を求める、その声は曹操の後姿が消えるまで続いた。
【孫峻死亡確認】
曹彰【狼牙棒 Cz75】
≪バランス/2名≫
曹休[腹部、腿 腕被弾(止血済)]【直刀、迷彩服(着用】
糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3、飛刀×3、スコーピオンマン(マシンピストル)】
曹操【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
周瑜と諸葛瑾は州境を超え、荊州に入っていた。
「まさかここまで人に会わないとは。これは長期戦の様相を呈してきたな」
「全くです。もう少し派手に減ると思ったのですが。
こちらも慎重に行かないとなりませんな。」
ふと気がつくと前方に人影が見えた。
顔の部分が影になっていて誰であるかまでは判らないが
けっこう重武装であることはこの距離からでもはっきりと確認できた。
「よし。あいつの武器を頂戴とするか。」
二人は飛び道具を警戒しながら少しづつ間合いを詰めるのであった。
≪江東からの使者/2名≫
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
@周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
※臨戦態勢。ただし向こうが和平的ならこちらも攻撃しない方針
ビーチサンダルは捨てました
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
審配は、これが始まったとたん
河北の雄こと袁紹の領地の周辺に、走ってきた。
着いたときアイテムを見たらちょっと落胆したが、すぐ落ち着き
(これは、袁紹様を守る試練なのだ頑張るか・・・・)
「袁紹様・・・・見ていてください・・・・死んでもここは守り通して見せます。」
と言ったとたん誰かが前に出てきた。
「おい・・・そこのお前・・・・」
とみょうに怒気を含んだ声で言い
「ひぃ・・助けてください。殺さないでください。お願いします(泣)」
その相手も殺気を感じたのか目をおもいっきり瞑り脅えていた。
「殺すことは私のアイテムではできない・・・・」
「よかった・・・・・(半泣)」
「だが・・・拷問はできるぞ(ニヤリ)」
「ひぃ(泣)」
「とまぁ冗談は置いといて高幹殿。組みましょうや袁紹殿の領地を」
「えっ?(なんで私の名を?)」
と目をあけてみたらそこには審配が立っており。
彼は、なに考えてるのか良く分からない顔をし立っていて、
なんで私を脅迫するんだよと小声で言ってたのだが
「返事は!!」
再び怒気が含まれた声を上げ
「はいぃ(泣)」
泣きながら返事をし、なんとなく小声で
「僕にとってはこの人公害(黄蓋)に近いよ」
と言ったとたん
「つまらん!!」
「(泣)」
ところでお前の持ち物なんだ?」
「え・・・えっと「漫才とは!?」という本です」
「ほおちなみにわしは、ハリセンじゃ」
「そうかそれで袁紹様に笑ってもらうんだな結構いいやつじゃないか張譲。というわけで
組むぞ!!」
「えっ(なんでそんなことしないとだめなんだよ〜)」
「返事は!!」
「はいぃ!!(泣)」
嗚呼・・・審配よあなたはハリセンで、どうやって拷問をするつもりだったんだい?
それは彼意外誰にもわからなかったとさ。
【審配、高幹生存確認】
@審配【ハリセン(普通の紙)】
@高幹【漫才の基本】
※コンビ結成。名はまだ未定
呂蒙は森の中を迷っていた。
慣れない地でウロウロした自分が悪いのだが……。
しばらく行くと前方に少女が立っていた。
森の妖精?はたまた座敷童?
さすがの呂蒙も相対して様子を見ているとその子はズカズカ近づいてくる。
困った。やはりヤレヤレといった感じで頭を掻いて考えてみるが、
あんな武将知らないし、一般人はいないはずだし……いや、いるのかな?
とりあえず呂蒙は少女を待った。
相変わらずまっすぐズカズカ歩いてくる。
若干怒っているような気もする。
自分の腰くらいしかないその少女、どこかで見た記憶がある。
やっと自分の目の前まで来た瞬間に思い出した。
そして思いっきり足を蹴られた。
「私を置いて皆どこいってんのよ!まったくお兄ちゃんに言いつけるからね!」
呂蒙はそして再び頭を掻いた。
その顔、その声、間違いなく孫尚香その人の幼少時代そっくりだった。
こんなのもありなんだ(女にされた武将もいるのでありかと)。
やれやれだ……。
こうして呂蒙の子守りが始まった。
【孫尚香:生存確認】
※チーム強制結成
≪孫尚香ちゃん/2名≫
呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香【???】
※森を徘徊してます
吾彦もまた、相手を視認していた。
彼ははっきりと二人の顔を確認できた。
彼の方から太陽は照っており、そのため周瑜らからは顔が陰って見えたのだろう。
しかし、知らない顔であった。
そもそも吾彦にとって、あの一室に集まった将は名こそ知り得ても
その顔は知らない者がほとんどであった。
吾彦もまた、周瑜、諸葛瑾同様に呉のために戦った将であるのに。
悲しいかな、生きた時代がずれていた。
吾彦は銃を右手に、ボウガンを左手に構え両者へ向けた。
しかし、音を発したのは銃ではなく、その咽喉であった。
「我は、呉最後の将吾彦なり。それ以上近づけば無事では済まぬぞ!」
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
※こちらもまた一触即発。しかし、吾彦にとって英雄である二人で有ることを知れば軟化するかもしれません。
≪江東からの使者/2名≫
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
@周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
「兄貴、俺たちはどうする?とりあえずやりあう?」
孫権は手持ちの武器であるスナイパーライフルのL96A1を兄に向けて軽く聞く。
「まあ、それも面白いが今でなくともいいだろう。いずれやることにもなる」
孫策も不敵に笑い同じくウージーサブマシンガンをかまえ続ける。
「魏は所詮個人能力主義。あまり群れずにひとりで勝負する奴が多いだろうな。曹操なんぞそんなもんだろうさ。群れてもいずれ瓦解する」
「じゃあ蜀は?」
孫権がスコープを覗きながら聞く。
「蜀の連中は確実に群れて脱出の計画でも立てるんじゃないか?劉備あたりはすぐ群れたがるさ」
孫策もウージーの銃口を向けながら答える。
「それもオモシロそうだね」
「お前は劉備に甘いな」
「まあね」
「じゃあ呉のやつらはどうすると思う?」
孫策が弟に勉強でも教えるように聞く。
「そうだな。やはり結束は固いだろうね」
「ああ。だから確実に群れる」
「じゃあ蜀と一緒じゃん」
「いや、少し違う。あいつらは孫家のために生きるのさ。そしてただひとりの生き残りに我々の誰かが立っていればそれで満足する。そういう連中だよ」
「呉は呉のために死ぬ……か」
「まあ、例外もいるだろうがな」
「?」
「なんでもない。では行こうか仲謀」
「あいよ」
やっと2人は動きだした。
もちろん自らの生き残りのために。
【孫権、孫策:生存確認】
≪孫兄弟/2名≫ ※チーム結成
孫権【L96A1(スナイパーライフル)】&孫策【ウージーサブマシンガン】
相手が誰で何を持っているかはわからないが、ナイフ一本で2人というのはリスクがでかい。
逃げるに限る。
―――ピポピポ
またメールが届く。
『まもなく前方から劉曄。そしてそれを追って李典』
へ?マジで?
『後方からは田豫、そして杜襲。さらにその後方にも識別不明追跡者あり』
杜襲と田豫と言ったら魏の人格者としても有名だろうに。
しかも魏将ばかりときた。ゲームに乗っているのか? 追跡者ありってなんだよ。
どっちにしろ情報少な過ぎ!ああ!めんどう!考えるのやめ!
―――ピポピポ
再び届くメール。
『李典は劉曄に殺意あり。物騒なこと叫んでる。さらに彼らの後方から張遼接近』
メールは続く。
『信用するかどうかはあなた次第。選択間違わないように。間違ったら死ぬ』
どうしろってんだ?
『あなたの力を信じなさい』
あの宗教バカのいう神様よりは信じるものがわかりやすい。
「……しゃーねーな。どっちにしろ逃げるのは大得意よ
実は杜襲も田豫も助けを求めるつもりだった。
後方からの馬休と馬遵に必死で逃げていたのだ。
馬休も馬遵もゲームに乗っている。そこに偶然同じ魏将である。
少なくとも助けてくれるかと思いきや意外に逃げてしまった。
慌てて追ってみたところ、冷静になってなるほど理解した。
名乗ってもいないし、そりゃこんな誰が誰かわからない森の中じゃ逃げるだろう。
敵に強襲されたらまずは撤退。
曹仁殿らしいと言えばらしい行動だ。
しばらく走ると唐突に曹仁が消えた。
杜襲と田豫がうろうろしてたらこれまた唐突に前方から劉曄が森から出てくる。
巨木を挟んで鉢合わせというやつだ。
運悪く両者追われる身。
すぐに劉曄のうしろから李典が。
杜襲と田豫のうしろから馬休と馬遵が。
全員どう振舞っていいか躊躇してしまった。
まず動いたのが劉曄だった。
前方の2人は同じ魏将でさらに人格者。
多分さらに後方の2人から逃げてきたのだろう。
ということはまずは後ろの李典だ。
すでに傷つけられたこともあり、劉曄もやるきになっていた。
イングラムを3点バーストで振り向きざま撃ったのが合図だった。
李典が木の影に隠れ、杜襲と田豫はやはり劉曄に背を向け馬休と馬遵に対した。
杜襲の武器はSPAS12というショットガン。
アタリの武器とはいえ森の中では威力は半減する。
田豫の武器は多分威力では大当たりといえるリモート操作可能の遠隔C4爆弾なのだが、
この状況では使用不可能で戦力になっていなかった。
対する馬休はベレッタ92F。しかし、馬遵は長槍とこの状況では使えないという状況だった。
かくして妙な構図で戦闘が開始された。
【馬休、馬遵:生存確認】
@曹仁【携帯電話、スペツナズナイフ】
※消えました。でも近くにいます。
@杜襲【SPAS12】
@田豫【遠隔C4×3】
@馬休【ベレッタ92F】
@馬遵【長槍】
@李典【短剣、植木鉢】
@劉曄【イングラムM11】
@張遼【戟】
※混戦開始
「・・・・・」
立ち尽くす陳泰
その右手には携帯電話が握られていた
そして左手には説明書
「『ミニモニ。テレフォン』当選おめでとうございます!
これであなたもミニモニ。の仲間入り!
ボタンを押すとミニモニ。の声が!
※携帯電話としてのご使用は出来ません」
「あ、ありえへん・・・
身長制限に引っかかるって・・・」
どうでもいいことを心配する陳泰であった
【陳泰:生存確認】
@陳泰【ミニモニ。テレフォン(おもちゃ)】
━━━生存者リスト・パーティの部・1━━━
≪打倒張譲軍プラス電波系/4名≫
菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
&紀霊【飴水5リットル、火縄銃】&袁術【人物レーダー】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】
≪蒙古の血/3名≫
馬騰【槍】&馬岱【懐中時計】&[广龍]徳【トラバサミ×5】
≪????/2名≫
[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪クラブの2/3名≫
苗沢【強弓、ガントレット】&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数、ソードオフ・ショットガン】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
≪二本刀/2名≫
華雄【七星剣、手裏剣×12、食料】&孫堅【吹毛剣、煙管、蝦蟇の油、グルカナイフ】
≪夏候の一族/2人≫
夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】
≪破滅の主従/2名≫
呂布[多数被弾]【戟、青龍刀、麦、金属バット、玉璽、日本刀】
&陳宮[左足損傷]【出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
≪ジャイアンとスネオ/2名≫
張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
≪孫尚香ちゃん/2名≫
呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香【????】
≪孫兄弟/2名≫
孫権【L96A1(スナイパーライフル)】&孫策【ウージーサブマシンガン】
≪????/2名≫
審配【ハリセン(普通の紙)】&高幹【漫才の基本】 〔27名〕
━━━生存者リスト・パーティの部・2━━━
≪虎の威/3名≫
袁尚【ディフェンダー45口径】&顔良【防弾盾】&文醜【兜】
≪バランス/2名≫
曹休[腹部、腿 腕被弾(止血済)]【直刀、迷彩服(着用】
&糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3、飛刀×3、スコーピオンマン(マシンピストル)】
≪江東からの使者/2名≫
諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
&周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
≪美女と騎士/2名≫
甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
≪雑談&親友コンビ/2名≫
雷薄【ふえるわかめ】&陳蘭【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】
≪いぶし銀/4名≫
満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】&楽進【三叉槍】
&[赤β]昭【ボウガン】&郭淮【ショットガン】
≪四人の優しい中国人/4名≫
凌統[傷は現在虞翻が治療中]【鉈】&簡擁【????】&虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
&張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
≪信頼できる仲間達/4名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)、鍬】&関羽【マシンガン 民家の保存食(約二日分)】
周倉【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
≪南蛮の死神/2名≫
祝融【ダイバーズナイフ、チャッカマン、薙刀】&兀突骨【フライパン、ツルハシ】 〔25名〕
―――――――――――――――
☆パーティの部 20パーティ・52名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部1━━━
@袁紹【携帯電話】 @王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】 @何晏【化粧品セット】
@華[音欠](華キン)【ハズレ】 @郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】
@関興【青竜刀、弓、矢18本】 @関索【なし】
@魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒】
@許[ネ`者]【バナナ3本、????】 @厳顔【ベネリM3スーパー90】
@黄蓋【鎖(大量)、鉄パイプ、催涙ガススプレー】 @黄忠【弓】
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
@高沛【「自殺の仕方ベスト100」】 @田豫【????】 @杜襲【????】 @司馬懿[仮眠中]【抽籤】
@司馬昭【マラカス】 @司馬徽【笑い袋、ビール瓶】@朱然【????】 @周泰【山刀】
@荀[或〃]【銃】 @諸葛亮【自在警棒】 @徐庶【インスタントカメラ】
@徐盛【デザートイーグル、ジッポ、鉄鞭】 @審栄【日記帳、????】 @成廉【サバイバルナイフ】
@曹操【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】 @曹彰【狼牙棒 Cz75】
@曹性【銀の弓(銀の矢15・木の矢18)鉄兜】 @曹仁【携帯電話、スペツナズナイフ】 〔31名〕
━━━生存者リスト・ピンユニットの部2━━━
@太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】 @張[合β]【熊手】
@張遼【戟】 @張燕【石、クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)】 @張角【携帯電話】
@張飛【携帯電話】 @張苞【ロケッティアパック(短距離飛行が可能)】
@陳武【ベレッタM11、懐中電灯、紙袋】 @陳泰【ミニモニ。テレフォン(おもちゃ)】
@程[日立]【消音器付きライフル、アメリカンクラッカー、千枚通し】 @程普【????】
@典韋【八十斤の双戟】
@田豊【短刀 毒吹き矢】@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
@傅士仁[右腕喪失]【飛刀×3 鎌】 @馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図、鉄パイプ、銃】
@馬遵【長槍】 @馬休【ベレッタ92F】
@孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)、ボーラ】
@孟獲【携帯電話、大斧】
@楊儀【肉切り包丁】@陸遜【携帯電話、ナタ、ワイヤー】 @李典【短剣、植木鉢】
@劉封【高枝切りバサミ】 @劉曄【イングラムM11】 @冷苞(冷ホウ)[気絶中]【????】 〔26名〕
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・57名が生存確認。合計109名が生存確認。
≪あ行≫8名(+0)
伊籍 袁熙 王允 応劭 王子服 王双 王甫 王累
≪か行≫33名(+4)
賈逵 郭 夏侯和 夏侯恵 夏侯尚 夏侯玄 夏侯覇 夏侯楙 何進 桓階 韓玄 韓浩 韓遂 関平
管輅 牛金 牛輔(/牛哺) 姜維 鞏志 喬瑁 許攸 金旋 区星 厳輿
呉懿 黄権 公孫越 公孫[王贊] 孔融 胡車児 胡軫(/胡シン) 呉班 呉蘭
≪さ行≫22名(+1)
紫虚上人 周魴 朱桓 朱儁 淳于瓊 荀攸 鐘会 蒋欽 鍾[月缶系] 徐栄
徐商 申儀、申耽 甄姚 成宜 臧覇 曹豹 蘇飛 孫観 孫乾 孫峻 孫礼
≪た行≫28名(+1)
譚雄 趙雲 張英 張衛 張[門豈](/張ガイ) 張嶷 張挙 張済 張昭 張任 張宝
張翼 張梁 趙累 陳珪 陳到 陳登 陳横 陳震 陳式 陳倉
張勳 程秉 丁儀 田章 董卓 董承 董旻
≪は行≫8名(+1)
裴元紹 潘鳳、馬良、馬謖 費詩 糜芳 武安国 鮑信
≪ま行≫1名(+1)
迷当大王
≪や行≫1名(+0)
楊彪
≪ら行≫20名(+1)
雷銅 李異 陸抗 李厳 李儒 呂範 呂翔 劉焉 劉勳 劉賢 劉璋
劉禅 劉岱 劉度 劉辟 凌操 呂凱 李楽 魯粛 盧植
―――――――――――――――
■計:121名死亡 ■既出登場武将数:230名 ■未登場武将:70名(+α)
もう、姿も見えなかった。
自分を助け、そして目の前から去っていった曹操の姿は、もう見えない。
身体に穴が開いたような虚無感、しかし、それを遥かに越える喜び。
その二つに曹彰は震えていた。
父に護られたという事実、しかしそのまま去っていってしまったという事実。
それらが曹彰を支配していたのだ。
だが、それもしばし短い間のこと。
父を慕う気持ちはある、追いかけて行きたい気持ちもある。
追いかけて、追いすがって共に行かせてくれと言いたい気持ちもある。
それでも曹彰は背を向けた。
曹操は偉大だ、越え得ぬ壁、まるで霞がかかったように上の見えぬ壁。
私は、護られているだけの小僧であってはならない───!
このゲームの中にあって、助けて、そして去った。
助けられるだけの小僧が、曹操猛徳の息子であっていいのか?
否、断じて否!
曹操の息子に課せられた使命は曹操という壁を越える事だ、弟や兄と違い、曹彰は力し
かない。壁を越えて先を行くには壁を貫くしかない。
「父上……私は貴方を越えてみせる……!」
このゲームという枠を越えて曹操を越える。次には、振り向かせてみせる。
曹彰はそれのみが曹操に出来る返礼だと心に定めた。
一度だけ、頬を流れた水を拭うと二人のいる民家に向かい、曹彰は歩き出した。
しばし、時は遡る。
「私は、曹熊という者なのですよ。曹彰の弟です。」
曹彰が飛び出して行って暫くして、一人の男が裏口からこそこそと民家に入ってきた。
怯えつつもスコーピオンマンを向ける糜竺に男は微笑みかけた。
「曹彰殿の弟君………であられるか。」
糜竺が警戒を微かに解いた。既に魏将に対する疑念は曹彰、そして倒れている曹休によって払拭
されている部分があったが、それ以上に糜竺の性格のせいもあっただろう。
「よくぞ、無事で………」
スコーピオンマンを降ろしながら、糜竺は曹熊を招きよせた。
だが、そうした糜竺の動きが止まった。曹熊の手には、黒光りする銃が握られていた。
先程まで曹熊が浮かべていた微笑みは、もう、ない。
「………あんた達が来てくれてよかったよ……」
暗い影を宿した曹熊の顔はどこか強張っていた。銃を向けたままゆっくりと糜竺に歩み寄る。
「曹休閣下も、あんたも……兄貴も片付けて、色々とアイテムも手に入りそうだしな……特に、
兄貴……は、ね……」
暗い、暗い影。優秀な兄に囲まれたという不遇、それは何処か卑屈な目をその影に染めていた。
その目は、狂気にも似ていた。
恨みを優秀な兄に向けることしかできなかった、だからこそ持ちえる羨望と、絶望が混ぜこま
れた目───
「……曹熊!?」
そんな時だった。
曹彰が、二人の元に戻ってきた。いや、この三人がいる場に現れたのは───
曹熊【生存確認:ニューナンプ】
*糜竺に銃を突きつけています。
≪バランス/3名≫
曹彰【狼牙棒 Cz75】
曹休[腹部、腿 腕被弾(止血済)+意識不明]【直刀、迷彩服(着用】
糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3、飛刀×3、スコーピオンマン(マシンピストル)】
「孔明殿、お会いできて幸いです」
「威公殿こそお元気そうで何よりです」
楊儀は嬉しさを顔中に表しながら話し続ける。
「取りあえずそこでお話ししましょう」
孔明は平らな岩を指差し、歩み寄って行った。
楊儀もつられて歩を進める。
「それで、威公殿はどうされているのですか?」
孔明は腰を下ろすと、唐突に尋ねた。
「それが……」
楊儀は打って変わって渋い表情になる。
「どうかされましたか?」
「いえ、少し……」
知らず知らずのうちに殺していた。
――俺じゃない。
そう叫びたかったが、事実は許してくれない。
目の前の男を切り殺したのは、確実に自分なのだ。
手には支給された肉切り包丁が握られている。
楊儀は血まみれの両手を見つめ、腰が抜けそうになった。
何しろ、今まではまともに死体を見たこともないのだ。
思わず辺りを見まわした。
人の気配はない。
ぎこちない手つきでザックを取り上げ、のろのろとその場を離れた。
途中、何度も死体を振りかえる。
見ず知らずの死体は頭をぱっくりと割って死んでいる。
ザックを漁ると、黒光りする鉄の塊が入っていた。
同封された説明書を読み、銃という物であることを確認する。
マニュアル通りに装弾し、地面に向かって引き金を引く。
信じられないような音がした。
あまりの大音に、木々に止まっていた鳥たちが鳴きながら飛び去った。
銃弾が当たった地面はえぐりとられていた。
楊儀は辺りを見まわしながら、銃を懐に入れた。
その夜、楊儀は腹を空かせてさまよっていた。
それまでは森の中でじっとしていたが、精神力をすり減らすあまり思わず食料を食い尽くしてしまったのだ。
暗くなるのを待って、隠れていた茂みから這い出た。
右手には銃を持っている。
帯にも肉切り包丁を差した。
小一時間森の中を歩いていると、疲れと空腹で目が回ってきた。
そんな中、焚き火の明かりが目に入って来たのだ。
人が居る所にはおのずと食べ物もあるはずである。
そういう考えの元、楊儀は焚き火へ歩み寄って行った。
焚き火の傍では男が一人で寝ている。
しかしザックを確認すると、二つある。
状況を鑑みると、彼にはもう一人の連れがいるはずだが、今は何らかの用事でこの場にいないのだ。
襲うなら今しかない。
楊儀は気付かれないよう寝ている男に近付いた。
あと一歩と言う所で、男は飛び起きた。
発砲しようとしたが、男は無言で銃に飛びついてきた。
楊儀の手から銃が離れた。
男は銃を懐に入れ、傍らの石を手に取った。
楊儀は素早く肉切り包丁を手にし、男の頭上に振り下ろす。
男は体を捻ったが、肉切り包丁は男のふくらはぎを切り裂いた。
それまででは考えられなかったような叫び声が森に響いた。
「徐盛殿!」
唐突に野太い声が聞こえた。
楊儀は本能的に徐盛と呼ばれた男を突き飛ばし、森へと消えた。
何故か、楊儀はその一部始終を途惑わずに話すことができた。
なんとなく孔明には安心感を覚えたのだ。
彼になら相談できる。
「つまり、私は追い剥ぎに成り下がったわけです」
楊儀はその一言で話を終えると、返事を待つように孔明の目を見た。
「なるほど」
孔明は考えるように腕を組んだ。
「深く考える必要は無いのではないでしょうか」
瞬間、楊儀の顔は安堵の表情を浮かべた。
その言葉を待っていたのだ、と言わんばかりの表情を。
「この極限状態ですから、仕方ありませんね」
「ところで孔明殿は、どうされているのですか?
食料もそろそろ底をついておられるかと思うのですが」
「私ですか……」
唸るように天を見上げ、孔明は答えた。
「私はたまたま他の参加者が食料を落としたのを拾いました」
「まだ人を殺めてはいないと?」
「ええ」
孔明は微笑みながら答えた。
楊儀【肉切り包丁】
諸葛亮【自在警棒】
「・・・・・・ん?」
立ちつくしている陳泰、その視界に人影が捉えられた
「ありゃあ誰だ・・・?」
こっちの武器(?)では、見つかったらひとたまりもない
樹木の隙間に隠れながらこっそり近づいてみる
その人間は手元で紙を読みつつ何やらいじっている
(・・・州泰か、どうしたもんかな)
思案する陳泰だったが・・・
―――ダーン!
(げぇっ)
あわてて逃げようとした陳泰だったが、彼に向けての攻撃ではなかった
物陰からそっと確認すると、州泰自身がひどく驚いているようだ
(あいつどんな道具貰ったか知らんが、使い方が分かってないみたいだな・・・
さて、とんずらするか、どうしようかね)
『ミニモニ。で〜〜〜〜っす!』
「げぇ!!!?」
今後を思案するのに夢中だった陳泰は、手にあったテレフォンを落としていた
―――鳴り響いた声
―――凍る陳泰
食い散らした後が点々と続いている。
その残骸を見るだけで、それが誰によるものなのか曹操にはわかった気がした。
親族に次いで会いたくない顔を思い出す。絶対に会ってはいけないだろう面々。
許チョよ、悪くない生き方だと思うぞ、それで良い。
>>317 放送が流れた。参加者名簿を開く。
ふと、自分の近くに置いたものたちの名前を指でなぞった。
「……出会えないと良いな。」
死亡者の書き込みを終えると、ぱたりと名簿を閉じて曹操は先を急いだ。
@許[ネ`者]【????】
@曹操 【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
※西限の地へ
「誰だ!?」
州泰はすかさず武器を構えた
「・・・ってミニモニ。って名乗ってたな」
「何でやねん!」
ついすかさずつっこんでしまった陳泰
(・・・しまった・・・この陳玄伯、説明書の読み方も知らんアフォの計にかかるとは)
「何だ、陳泰か。何もしねーからこっち来いって」
「ほんと?」
「嘘」
「さよなら」
「あー冗談だ冗談!さっさと来いって。暇でしょうがないんだっつーに」
(ままよ・・・このテレフォン何とかじゃどうせ生き残れん
ここは賭けてみるか)
州泰のほうへそろそろと歩み寄る陳泰
「用心深い奴だな。まぁいいが」
州泰は鼻で笑うと、陳泰に自分の持ってる武器の説明書を投げてよこした
「『チェコ製Cz/M75』・・・」
(当たりか・・・運のいい奴だな)
「で、俺は使い方が分からん」
「・・・は?説明書あるじゃん」
「何か難しい事が書いてあるんだよそれ。ローマ字や数字がいっぱいで」
(それって銃の名前だけじゃんかよ・・・)
「というわけで陳泰にやる。その代わりお前の道具くれ」
といってさっさと銃を投げてよこす州泰
陳泰もミニモニ。テレフォンを渡す
「・・・何じゃこりゃ」
「・・・ボタンを押すと音が出るんだと」
「まあいいや、なんかの役に立つかもしれんしな」
(銃のほうが絶対役に立つと思うんだけどなぁ・・・)
陳泰の危惧を気にせず喋り捲る州泰
「ミニモニ。か。俺は加護ちゃんが好きだな」
(・・・何でこいつメンバーの名前知ってるんだ?
てか俺も何で身長制限とか知ってたんだ?おい・・・?)
といった疑問に頭を悩ませつつも、陳泰は口に出さずにいられなかった
「・・・俺は新しく入る高橋愛ちゃんに惚れた」
「・・・そうか・・・お前も」
【州泰:生存確認】
≪二人の「泰」/2名≫
※チーム結成
@陳泰【チェコ製Cz/M75(残弾数不明)】
@州泰【ミニモニ。テレフォン(おもちゃ)】
吾彦が叫ぶのを聞き、諸葛瑾と周瑜は顔を見合わせ、そして軽く頷き合った。
そして、その気になれば攻撃できない間合いでも無いのに
吾彦が攻撃してこないのを確認すると諸葛瑾はさらに間合いを詰めつつ話しかけた。
「あなた。吾彦と言いましたね。とりあえず騒ぎ立てるのはお止めなさい。
私の名は諸葛瑾。そしてこちらにいるのは美周郎こと周瑜殿。
呉に仕えていたのなら私達のことは知っている事でしょう。」
「あ、あの周瑜殿でしたか。これは失礼いたしました。」
そう言いながら武器を下ろす吾彦。
諸葛瑾と周瑜も武器を下ろし、話を続けた。
「呉最後の将と言っておられましたな。ということは呉は負けたのですな・・・。」
「悲しいがそうだ。そもそもあの時に・・・」
以下、えんえんと吾彦の歴史話が続いた。
・・・
呉滅亡史の講釈が始まってから30分ほど経過したであろうか。
周瑜の気配がない。
吾彦がその事に気づいたときには、既に後ろに回りこんでいた周瑜が
吾彦目掛けて斬りかかっていた。
「周瑜殿!気は確かか!!」
吾彦は斬撃をかわし周瑜に向き直ろうとした。
その時、横から乾いた発射音が吾彦の左手を貫いた。
「いやはや。銃というものがこんなに反動が大きいものだとは。想像以上でしたな。」
妙なところに感心している諸葛瑾のブローニングから煙が上がっていた。
「諸葛瑾殿!!あなたも狂っていたのか!」
吾彦は慌てて二人から距離をとり、そばの茂みに身を隠した。
諸葛瑾と周瑜は追ってくる様子はない。どうやらここで死ぬという事はなさそうだ。
傷もそれほど重くはなく、すぐに止血もできた。
持ち物に裁縫セットがあったのも幸いであった。
「呉の英雄ともあろうお方がこんな事になろうとは…」
改めてこのゲームの怖さを思い知る吾彦であった。
「諸葛瑾殿、追わなくていいのか?」
一方、周瑜と諸葛瑾は吾彦が撃たれた際に落としたボウガンを拾うと
吾彦が逃げたのとは逆方向へと歩みを進めていた。
「一度撃ちもらした以上、あの場は退くのが最善の策です。
一応ですが飛び道具も入手できましたし十分というべきでしょう。」
「そうだな。殺し合いならほかの奴らが勝手にするであろうし。
ここで無理はしないで力を蓄えておくべきか」
「左様ですな」
「それにしても、吾彦を一時仲間にしておくという手もあったでしょうに、
周瑜殿はなぜ殺そうと決心をなさったのですか?」
「ああいう戦場で叫ぶような手合いのやつがいても邪魔で仕方が無いのでな。
我々に必要なのは『狡猾な同士』のみよ。」
≪江東からの使者/2名≫
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
@周瑜【ボウガン(残矢7)、クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
@吾彦[左手軽症]【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガンの矢、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
ここは。ある城の一室であった。
黄巾党の程遠志は、途中放送で張梁、張宝、裴元紹が逝った事を知った。
(張様梁、張宝様・・・・・ついでに裴元紹・・・・・逝ってしまったのですか。)
彼は、ここを出る前張角に手紙をわたされ昔とった城に来ていた。
程遠志「え〜っとどこなんだろ・・・・」
とキョロキョロしていたが、少し立ったとき誰かの声に遮られた・・・。
??「おい程遠志よ張角様は来ないぞ」
程遠志「誰だ!?」
波才「俺だよ程遠志」
薄暗かったはずの場所が、とたんに明るくなり彼の目には、赤い液体を付け倒れている
趙弘、韓忠、孫仲、厳政など他数名が見えたとたん、いやな汗をながし初めた。
波才「俺は途中で張角様、に会ったんだ。ところが張角様は「おまえたち最後の20人
まで残っていたらまた会おう。だがそれまでは各自頑張れと伝えてくれ」と言われたんだ。」
程遠志「・・・・・」
波才「だがこんな者達と、いっしょにいたらとても残れない。と思い私のアイテム
だった剣を倒したんだ。右に倒れたらみんなで協力し生き残る。だがもし左に倒れたら
全員殺してアイテムをうばい俺だけ生き残ると。そこで質問だお前は、どちらに
剣が倒れたと思う?」
なんか目の前の、男が凄いなんともいいがたい雰囲気になっていたが、彼は信じたいので
こう言った。
程遠志「右に倒れましたか・・・・・・?」
目の前の男は、それを言ったとたんだまり数分が立った・・・・・。
波才「・・・・・・・・当たりだ・・・・」
と言ったとたん内心(それほんとかよ!)と思ったが、突然
まわりに倒れていた血が付いてたはずのみんなが立ち上がった。
趙弘「くそ〜負けた〜。」
韓忠「だから右って言ったじゃねえかよ」
孫仲「やったな韓忠。これで食事ゲットだ」
韓忠「そうだな〜」
厳政「畜生5連敗だ・・・・。」
波才「俺、そんなに演技へたかな・・・。」
と言った厳政と波才は、仲良く壁際で三角座りしながらなにやらぶつぶつ言っていた。
それと誰だかわかんなかったのは、病気のせいでしゃべれない高昇とそれの援護役の何儀と馬元義であった。
高昇「「また負けちゃったね」」とどこから持ってきたのかホワイトボードをもち
何儀と馬元義に見せ3人で慰めあっていた。
(ていうか何が起きてんだよ・・・・。)
彼に答えたのは、ケ茂だった。
ケ茂「お前遅かったな10番目だぞ。」
程遠志「はぁ?」
ケ茂「まぁ簡単にいうとだな。全部芝居でお前が左か右どっちっていうか賭けてたの
みんなで」
程遠志「・・・・・」
程遠志は無言で、全員をにらみ。全員が引いた。
趙弘「もしかして・・・・・・怒った?」
程遠志「当たり前じゃあ。(゚Д゚)ゴルァ!!」
10分後、彼をのぞいて全員が、床で寝ていたと思ったら、何故か途中で、
連れてこられた沮授がいて、彼はこう思っていた
(なんだか昔に戻ったみたいで楽しいなあ)と壊れてきていたのであった・・・・。
【波才、趙弘、ケ茂、沮授、何儀、馬元義、高昇、厳政、韓忠、孫仲、程遠志生存確認】
≪黄巾党の愉快な人たち/11名≫
※チーム結成
@波才【血のり】
@趙弘【ホワイトボードとマジック】
@ケ茂【ニンジャブレード】
@沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
@何儀【『電子ロック解除技術について』】
@馬元義【ノートパソコン】
@高昇【直刀】
@厳政【謎の鍵】
@韓忠【ダウジングロッド】
@孫仲【防弾チョッキの詰め合わせ】
@程遠志【集音マイクとイヤホン】
「とりあえず、これからどうする?」
陳泰が問う
「まずは徐州に向かう」
「何で?」
「あったかそうだから」
「それだけかよ!じゃあもっと南行けよ!」
「いや、揚州は呉の奴らが集ってそうだし、荊州は真ん中だからさらに猛者ばっかやん?
それより西南は怖いし、徐州なら何とかならない気もしないし」
「何だそのあやふやな自信は。てか怖いって何だ怖いって」
「ともあれ、誰か知り合いはいないもんかね。陳泰、親父はどうした?」
「見つからなかった」
「そうかい。まだ死んではいないようだが・・・陳泰が参加できるんなら参加してるわな」
「お前にだけは言われたくないぞ、それ。お前は誰か捜してないのか」
「とりあえず石苞を少々」
「調味料じゃあるまいし、変な言い方をすんな。
しかし石苞こそ知名度的に参加が微妙だな」
「だな」
「だからお前が言うな」
「まあいいや、とりあえず敵を見つけたら狩っていこうぜ、兄弟」
「何でお前はそんな気楽なんだよ!てか兄弟じゃないっての!」
≪二人の「泰」/2名≫
@陳泰【チェコ製Cz/M75(残弾数不明)】
@州泰【ミニモニ。テレフォン(おもちゃ)】
※徐州に向かいます
※陳泰はピンユニットから外れます(忘れてた・・・)
ー南鄭某所ー
3メートル程の距離を置いて俺はそいつと向かい合っていた。
苗沢「いいですか〜〜このコイン(楊松のブラックジャックから出した)が落ちたら勝負開始ですよ〜
〜。」
楊阜「承知。」
秦慶童「おう。」
こいつが『一騎打ちを所望する』ってーからこうやって付き合ってやってる訳だが、二人を人質にされ
る心配がねーから楽っていえば楽だな、本当にそうなったら見捨てるけどよ。
奴の武器は剣、俺の武器はナイフと素手、武器だけだと俺の方が少し不利か?ま、こんなもんどうにで
もなるけどな。
苗沢「いきますよ〜〜。」
苗沢がコインを投げる、俺達の視線がコインを追い…
大体腰ぐらいの高さまで来た時に俺がナイフを振りかざし…
奴がそれに対応して突っ込もうとして…
ドゥッッ!
後にいた楊松の黒星が奴の後頭部にヒットした。
秦慶童「悪りぃなぁ、一騎打ちのやり方わかんねーんだよ。」
だいたいこのゲームは問答無用の殺し合いだろ?
【楊阜 死亡確認】
≪クラブの2/3名≫苗沢【ガントレット、ソードオフ・ショットガン】
&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数,ワースレイヤー(剣)】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
※強弓は放置
風の音にすら恐怖を感じる。
馴染んだ自宅の暗がりの中にいてすら、神経が磨り減っていくようだ。
荀[或〃]「ううん、ううん。ひよこタン……。」
まどろみの中、別れ別れになってしまった
ひよこ達の夢を見ていたような気がした。
―――自分もあの、ペンキに漬けられたひよこと同じだ。
わけも分からず連れてこられて、ただ死ぬのを待っている。
それでも一つだけ自分とひよこが決定的に違うことは、
ひよこ(普通バージョン)は、曹操様が守ってくださっているということだろう。
……その点では今の自分は、ひよこたん以下の無力な存在に思えてしまう。
ガタン!
ドアが鳴り、誰かが室内に侵入してきた気配がそれに続いた。
@荀[或〃]【銃】
≪夏候の一族/2人≫
夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】&夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】
夜、奥深い森の中
四人の張飛を探す旅は続いていた。ひんやりとした森の中。今日はこの位にしておいて、どこかで休もう……
誰ともなく、そんな気分になってきたときのことだった。
簡擁「洞穴……か」
凌統「……おあつらえ向きですな」
虞翻「待て……」
虞翻が、暗い足元の地面を確かめた……ぬるり……なにか、手に纏わりつくものがある。
顔の位置まで上げると、錆びた鉄の匂いが鼻を突く
張紹「先生……?」
虞翻「……血だ。転々と、我々の来たほうから……おそらく、あの洞穴まで」
彼らはお互い顔を見合わせた。
凌統「……どうしましょう?」
簡擁「どーするもこーするも……」
結局一行は、その洞穴の中に入ることで一致した。
怪我人ならば放っては置けない。その虞翻の意見が決定的であった。
奥に進むほど、血の匂いが濃くなる。
獣のような剥き出しの警戒感。四人の中で唯一の武官である凌統は、早いうちからそれに気がついていた。
曲がりくねった洞穴の奥へ歩く……先頭を歩いていた凌統と簡擁が、奥を覗き込む……
その奥にいた者と、目が合った。
即座にその正体に気がついたのは、徐州で面識のある簡擁だけだった。
簡擁「呂……!!」
思わず声をあげた簡擁めがけて、まっすぐに、戟が伸びてきた。
凌統「憲和殿……!!」
間一髪、凌統のナタがそれを弾いた。凌統の腕が、かつてない衝撃に悲鳴を上げる。
―――て…手負いでこれかッ……!!―――
全滅する……!! そんな恐怖が凌統の脳裡によぎった。
次の瞬間、目に入ったのは、二人の間に立ちふさがる虞翻の姿であった。
虞翻「よせっ! アンタに攻撃する気はない!」
呂布「…………」
呂布は、一度戟を構えなおした。それは、話を聞くというよりも、虞翻の出方を警戒する、と言う方が強かった。
銃とか言う飛び道具の脅威は、自ら身をもって知っている。
虞翻「それにアンタも、そっちの男も、怪我してるじゃないか!診せてみろ、何とかしてやるから……!!」
陳宮をかばう様に立ちふさがる呂布は、じっと、虞翻の目を見据えた。
呂布「……出来るのか」
虞翻「俺は、これでも医のはしくれ。誓って騙し討ちみたいな真似はせん」
呂布は、正面の四人への圧を解かぬまま、傍らの陳宮を省みた。
先ほど眠りに落ちた―――というより、意識を失った―――後、うめくような呼吸を繰り返している。
このまま、別の集団の襲撃を受けたら、自分は耐えきれないだろう。そうなったら陳宮は……
静かに、呂布は自分の傍らに戟を置いた。
もし不審な動きをしたら、彼らの首など訳もなく素手で捻れる。そんな計算も合ったかもしれない。
呂布「………………頼む」
≪破滅の主従/2名≫
呂布[銃創治療中]【戟、青龍刀、麦、金属バット、玉璽、日本刀】
陳宮[左足治療中]【出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
≪四人の優しい中国人/4名≫
凌統[傷は支障ない程度に回復]【鉈】
簡擁【????】
虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
杜襲と田豫、そして劉曄が背にしている巨木の上空―――
巨木の枝にまたがって下界を眺める曹仁がいた。
「なんかえらいことになってるよ」
すごい勢いで上空に逃げ込んだ曹仁がそこにいた。
下界の戦闘は激しさを増していた。
はじめて銃撃戦、しかも乱射戦を体験して落ちついていられるわけがなかった。
きっと下の連中は冷静さなど微塵もないに違いなかった。
ショットガンの散弾で肉がこそげようが、イングラムの9oパラベラム弾が食い込もうが、闘いは終わらなかった。
―――地獄絵図。まさにそれだった。
知性派であろうが、どこか狂っていってしまう。
しかもそれがいつしか当たり前の日常になっていく。
しばらくして闘いは田豫によって幕を引くことになる。
我慢できなくなった田豫の遠隔C4を投げたところを偶然―――そう、まさに偶然、ベレッタの弾が当たり空中で爆発をした。
このC4にはやはり偶然、殺傷能力を高めるために鉄片がいくつも混入している。
杜襲が周囲にまかれた高速で飛ぶ鉄片で頭の半分が飛んだ。
撃った馬休もまた首と目に食い込んだ鉄片で苦しんで死んだ。
馬遵は爆発のショックで気絶。
驚いたのはいきなり後ろから爆発を受けた劉曄だ。
偶然、前のめりに遮蔽物の巨木の根から飛び出してしまったのだ。
あとは運が悪かった。
遮蔽物で事無きを得た李典が、気を失っている劉曄を短剣で刺す。
何度も何度も短剣を刺し、血で染まる李典。
曹仁は飛び散る鉄片と爆風を避け、なんとかまだ巨木の上にいた。
李典は原形を留めないほどに劉曄を刺し貫く。
そしてさらに周囲に倒れている者達のトドメを差しに移動していく。
気絶していた馬遵もこうして死んだ。
勝者、李典。
曹仁はその姿をとても冷静に眺め、そして哀れんだ。
奴に未来はない。きっと次にそこで転がっているのはお前だな。
これは偶然ではなく、必然だったのだ。
曹仁は李典が去るのを待つことにした。
しかし、これも偶然の必然だったのかそこへ遅れて来た張遼が飛び出してきた。
【杜襲、田豫、馬休、馬遵、劉曄:死亡確認】
※それぞれのアイテムは放置のまま
@曹仁【携帯電話、スペツナズナイフ】
※木の上
@李典【短剣、植木鉢】
VS
@張遼【戟】
「さて、これからどうしましょうか」
孔明はそう言って立ちあがった。
「あの孔明殿、よろしければ……」
「分かりました。
組むご相談でしょう?」
楊儀は嬉しそうにぱっと顔を明るくした。
「それでは早速、夕飯の準備をするとしましょう」
「そうですね」
嬉々として食事の準備をはじめた楊儀を横目に、孔明はザックを持って物陰に隠れた。
「どうされました、孔明殿?」
「いえ、少し用を足そうかと思いまして」
そう言いつつ、孔明はザックから警棒を抜き取った。
それを静かに伸ばし、右手に持って一振りする。
良い感触が返ってくる。
孔明は口元に笑みを浮かべ、物陰から出た。
目の前には、それに気付かぬ楊儀がいる。
孔明は黙って右手を振りかざし、一息に振り下ろした。
こちら諸葛亮。
聞こえますか。
ご覧になられたと思いますが、たった今楊儀を処理しました。
はい、ちゃんとこれまでの経緯は訊きましたよ。
あまり面白くはありませんでしたね。
一応記録はしてありますが、どうします?
はい。
はい。
それではそういうことで。
は?
概要?
いえ、特筆するようなことは無いんですよ。
ただちょっと気が狂って人を殺したそうです。
それに対しての罪悪感を引きずっていたんで、面倒だと思って殺しました。
できれば殺したくはなかったんですけどね。
はい。
そういうゲームだと言うことは重々承知しております。
はい。
それでは失礼します。
【楊儀死亡確認】
諸葛亮【自在警棒、肉切り包丁】
「いいかげん起きて欲しいな・・・」
彼を気絶させ一日が立ち、その間ここの小屋に来た者が結構いた。
雷薄と妙に警戒していた陳蘭なのだが、あいにく彼は知らないし、
雷薄と言っても子供でなおかつ首輪をかけてない事に、不思議に思った彼は、
陳蘭だけ気絶させたら、子供がぽかぽか叩いて来るのでとりあえず話し掛けたが、
どうも話がわからない
「あのねあのね。ぼくふえるわかめたべたのそしたらちいさくなったの。
それでここにきたの。」
「(なんでこう良く分からない事に、俺は巻き込まれてるんだろ?)」
「でどういうことなんだ?」
「だからね・・・(以下略)」
ベッドの上は、縄でぐるぐるまきにされた
二人になりなおかつ子供までいる・・・(ほんとどうしようか?)
「まぁ先は、長いよく考えよう・・・」
曹性【銀の弓(銀の矢15・木の矢18)鉄兜】
審栄(気絶中)【日記帳、????】
雷薄(5歳児)【なし】
陳蘭(気絶中)【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】
※雑談&親友コンビ消滅?
少々、困ったことになった。
「早く殺さんか、馬鹿者!
一介の武将ならここで儂を殺さねば一生の恥に違いないぞ!」
眉の白いジジイは、目の前でのたうっている。
後ろ手になっている両手は今、俺の左手で捩じ上げられて動かせないようにしている。
人差し指と中指の間、中指と薬指の間だけで両手を封じることができた。
文官らしくかなり力が無い。
その割に口は達者で、強気なことばかり言っている。
「とりあえずザック探らせてもらうわ」
「殺せと言っているのが聞こえんのか、馬鹿者!」
ジジイは必死で暴れるが、両手は動かない。
こっちだって日々の鍛錬で養った左手なのだ。
そう簡単に逃げられてはたまらない。
右手だけでジジイのザックを開くと、凧糸が出てきた。
「丁度いい」
左手でジジイの両手を塞ぎ、右手でその両手首を巻いた。
「何しとるんだ!
早く殺せと言っているんだ!
あいたたたたたた、痛い痛い!」
つくづく喧しいジジイだと思う。
凧糸で両手を締めつけ、木の根に座らせた。
俺もすぐ傍の地面に腰を下ろす。
「お前、名を何と言う」
精一杯軽蔑した言い方らしかったが、長い文官生活の形式ばった言い方が抜けきれないらしい。
「魏延だ。字は文長」
「蜀か」
そう言い捨て、俺の足元に唾を吐いた。
「ならば尚更のこと。
さっさと殺せと言ってるんだ」
「あんたは?」
「何がだ」
「名前」
「王朗」
即答だったが、それ以上は何も喋ろうとしなかった。
「あっそう。
あれだろ、口で孔明に負けたんだろ」
「まあな」
さして気にもせずに王朗は答えた。
「おいこら、魏延」
王朗は年寄りと思えないようなはっきりした口調で言った。
「んだよ爺さん」
「何故、儂を殺さん」
「気分」
魏延はそう言って明後日の方向に視線を向けた。
――なんだ、この男。
「なんだよ。
そんなに不思議か」
王朗の考えてることを見透かすように、魏延は両目を見つめた。
「不思議だな。
気分で殺すか殺さぬか決めるのが」
「気分で決めたもんはしょうがないだろうが。
説明の仕様がない」
いよいよ分からない。
王朗は考えるだけ無駄と考え、だんまりを決め込むことにした。
「まあ強いて言えば自尊心?」
王朗がだんまりを決め込んで一分と経たないうちに、魏延が口を開いた。
「はぁ?」
「さっきそこで寝てたじゃん?」
「……あれが失敗だったな」
「まあね、戦いに慣れてないあんたが思わず寝ちゃうってのも分からなくはないけど」
魏延は懐から薄手のナイフを取り出した。
同時に傍らの棍棒を手に取り、ナイフで削りはじめた。
「それにしてもまあ、この状況で寝るってのも凄いわな」
「参加する気は無かったからな。
始まってから毎晩寝てたが、今日やっと見つかったというだけのことだ」
王朗がそう言うと、魏延はたまらずに笑い出した。
「そりゃ凄いな。
尊敬するな」
「それで、寝てるところをお前に捕まっただけだ。
そもそも不思議なのが、儂を見つけた時点で何故殺さなかった?」
「面白かったからな。
それにしても、この状況でも寝る奴が本当にいるんだな」
魏延はまた吹き出した。
王朗は飽きれた視線を投げかけると、溜息をついた。
「自尊心を捨てない奴が好きなんだよ、俺は」
笑いが収まったところで、魏延は喋り出した。
「孔明は賢かったけど、それだけだったな。
プライドなんかあったもんじゃない。
あるのは建前だけだったな」
魏延の視線は手元に注がれている。
太くて粗雑だった棍棒は、皮を剥がれて手入れされている。
皮に血がついていた所を見ると、すでに誰かを殺しているに違いない。
「俺だったらあいつよりあんたを取るな」
「そりゃありがたい」
王朗は生返事を口にする。
「疲れたか?」
「お前の相手をしてれば誰だって疲れるわ」
「もうすぐ終わるから、寝るなよ。
それでだ。
この状況で、眠らずに一日中気張ってるような奴は多かれ少なかれプライドを捨ててるんだよ。
つまりだ、生きることへの執着が強いわけだ。
その点、平気で寝てるような奴の方が面白いってわけだな。
もちろん、ただ疲れて寝てるんだったらすぐ殺すつもりだったけどな。
おいこら。
寝るなジジイ」
≪憤死ブラザーズ/2名≫
王朗【生存確認:無し】
魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒、凧糸】
「父上〜、どこですかぁ〜」
見通しの効かない森の中、曹泰は大声で父親を捜していた。
その手に握り締めていたのは、長さ一尺あまりの竹の棒。
表面には墨で黒々と「精神注入」と記されている。
根性棒――強面の教師や体育会系の上級生が好んで持ち歩くようなそれが、彼に支給された武器だった。
飛び道具でないどころか、殺傷能力すらほとんどない棒切れ一つしか持たずに、大声を出して歩き回る。
それは、この「ゲーム」において自殺行為に等しい無謀な行動であった。
早速、彼の声を聞きつけた二人組が武器を手に現れた。
「誰だよ、お前!」銃を構えた男が叫ぶ。
「見たところ魏将のようだが・・・その武器で俺達とやり合うか?」
と言ったもう一人の男が掲げているのは、だが、どう見てもおもちゃの電話だった。
本気か、威嚇か、或いはふざけているのか――どうにも二人の意図が読めない。
曹泰は銃口に目を向けたまま、慎重に口を開いた。
「俺は曹泰。親父を捜しているところだ」
「親父って・・・曹操様に曹泰なんて子供がいたっけ?」
「違う」
「それなら、曹丕様の?」
「全然違う」
「曹洪とか?」
「それも違う」
「大穴で曹性!」
「だから違うっての! 俺は曹仁の子、曹泰だ!!」
「ああ・・・『あの』曹仁ね」
『あの』に微妙なニュアンスを込めてから、二人の男――陳泰と州泰は頷きあった。
「さて・・・メシも済んだことだし、そろそろ出発しようか」
大きく伸びをした陳泰に続き、州泰も荷物を手に立ち上がる。
「お前も行くだろう?」
州泰に声を掛けられ、曹泰はしばし考えた。
このまま一人で闇雲に動き回ったとしても、父に会える確率はかなり低いだろう。
取りあえずは、似たような立場のこいつらと同道した方が良いかもしれない。
「よろしく頼む。一緒に父上を探してくれないか?」
「オーケー。どこにいるか良く判らないんだったら、まずは徐州に向かおうか」
「父上か・・・。俺も、親父か荀[或〃]の爺様でも探してみようかな・・・」
三人に増えた「泰」達は、森を抜け徐州を目指す。
――曹泰は幸運だった。
第一の幸運は、銃を持った相手と遭遇したにもかかわらず、撃たれなかったこと。
第二の幸運は、当の銃の持主達と合流できたこと。
第三の幸運は・・・実は、あの時すぐ側にいた父親と遭遇しなかったこと。
曹泰は知らない。
曹仁が既に「ゲーム」に乗り気であることを。
かつての同僚達が殺し合いをするさまを平然と眺めていたことを。
そして、自分の息子が殺される瞬間も、おそらく平然と眺めているであろうことを――
≪二人の「泰」改め三人の「泰」/3名≫
@陳泰【チェコ製Cz/M75(残弾数不明)】
@州泰【ミニモニ。テレフォン(おもちゃ)】
@曹泰【生存確認:根性棒】
※引き続き徐州に向かいます
※曹仁・陳羣・荀[或〃]を捜索中
※1と2の間に↓の文が入ります(コピペ漏れです。申し訳ない)
「それにしても、曹仁殿に息子がいたなんてしらなかったよ。
いわゆるマイナー武将って奴?」
(お前らだけには言われたくないぞ!)という台詞を飯ごと飲み込み、
曹泰はもぐもぐと口を動かす。
何とはなしに意気投合した三人は、森の中の空き地に座って食事を取っていた。
お互いの情報を交換したが、どちらも大したことは知っていない。
曹泰も、そして州泰と陳泰も、まだバトルの現場に遭遇していなかったので、
「武将全員による殺し合い」といっても今ひとつ実感が湧かないというのが本音だった。
程普はとっくに撒かれていた。
早くも尾けられていることに気付いた周瑜と諸葛瑾は、あっという間に姿をくらました。
程普とて戦闘のプロである。
しかし、そうは言ってもこの特別な状況では本領を発揮できないというのが本音だった。
言い訳がましくなるが、小用の隙に逃げられたのだ。
そんな時までなかなか気を配ってはいられない。
右手のロープを足に絡めないよう、注意して平地を歩いている。
場所としては徐州辺りのはずだ。
最も、本物の中国大陸ではないから土地鑑は全くない。
当てずっぽうに散策している、と言うのが正しいかもしれない。
先刻の放送では、すでに半数弱が死んでいることになる。
まだ日にちが経っているとも思えないにも関わらずだ。
「程普殿」
いきなり声をかけられ、思わず首が痛くなるような角度で振り向いた。
目の前には白っぽい服を着た男が立っている。
一目で文官と分かる体つきだ。
声もやんわりとしていて、頼りない。
だが、程普はその姿に何故か戦慄を感じた。
程普【10Mロープ】
諸葛亮【自在警棒、肉切り包丁】
孟獲は携帯電話の使用を諦めていた。
説明書厚いし、文字いっぱいだし、なんか小さい機械みたいなのなんて使えないし。
それより妻の祝融が気になる。
あいつどこにいるのかな?
そんなことを考えながら大斧を振りまわす。
言い忘れていたが現在、戦闘中である。
全然そっぽ向かれて相手にされない袁譚がプライドを傷つけられて吠えている。
「南蛮の下郎が!こら!こっち見ろ!俺とちゃんと戦え!」
バカは知らんとばかりに孟獲は大斧を払う。
運良く袁譚は自分のハンマーで防ぎ、飛ばされながらも難を逃れた。
そのまま潰すこともできたがバカらしいのでさっさとあとにした。
あとには精一杯の悪態をつく男がひとり。
【袁譚:生存確認】
@孟獲【携帯電話、大斧】
※妻探し
@袁譚【ハンマー】
※父探し
曹仁は別にヤル気はなかった。ただやけに醒めていた。
狂ったほうがこの世界では普通なんだろうが、こうしてメールをもらう身としてはなんかどこか醒めてしまうのだ。
しかし、他人から見ればそう見えてしまうのかもしれない。
現に目の前の張遼は疑っているのだろう。
時は少し前。李典と張遼の決着はあっさりついていた。
狂う人間は人並み以上の力を出すが判断力を損ねてしまう。
李典も通常以上の力で押してきたが、張遼の敵ではなかった。
紙一重で交わした張遼の戟が李典の見えない場所から彼の頭を砕いていた。
こうして珍しい魏将同志の殲滅戦は終焉した。
そこに最後の登場人物が現れた。陶謙である。
木の上からは見えていたが、張遼は気づいていない。
周囲の地獄絵図に圧倒されている張遼の背後からそっと近づいている。
そして巨木の反対側に到達し、生きている者を探す張遼に向けてグロッグ17をかまえる。
さすがに見ていられなかった。
曹仁はそのまま下に自由落下し、音もなく首筋にナイフを刺した。
そしてそれで気がついて振り向いた張遼とご面会となったわけだ。
この選択は正しかったのか。メールは何も答えてくれなかった。
【李典:死亡確認】
【陶謙:生存確認】
@曹仁【携帯電話、スペツナズナイフ】
※別にヤル気はないよ
VS?
@張遼【戟】
※疑っている
@陶謙【グロッグ17】
※虫の息
25歳ぐらいの奇麗な女のひとがセーラー服を着ながら独り言をずっといっていた。
劉度「徐晃タン(;´Д`)ハァハァ」
【劉度:生存確認】
@劉度【セーラー服】
※荊州弱小カルテット様の劉度女性化です。勝手に借りて申し訳ない
「ま、どう思うかは任せるよ」
曹仁はぼそっとつぶやいた。
張遼は判断しかねると言った感じだ。
陶謙の様子を確かめ改めてこちらに対峙している。
その時張遼のうしろで虫の息だった陶謙がヌルリと立ちあがりグロッグをかまえた。
曹仁は一気に張遼との差を詰める。
張遼は戟で払わんと片手で弧を描かせ曹仁を叩き潰そうとする。
牽制のつもりだったので、そんなに力が入っていないの幸いした。
ギリギリのところでそれを受け流し曹仁はさらに間を詰める。
そしてナイフを水平に……
陶謙の目にはもう何も写っていないのだろう。誰が誰かもわかっていない。
そして引き金を引く前に陶謙は額に刺さったスペツナツナイフとともに崩れていった。
「ま、どう思うかは任せるよ」
――ピポピポ
曹仁はしばらくぶりに届いたメールを楽しげに読む。
『選択は正しい?』
さあな。ま、これでどうなるかはそれこそ神のみぞ知る、だ。
いつのまにか来ていた未読のメールを開くと
『神はちゃんと見ています。戦いでは救われない』
という宗教バカからの相変わらずなメールが届いていた。
張遼は以前とは明らかに変わっている、いや達観している曹仁に興味を持つのだった。
【陶謙:死亡確認】
※闘う気はないので転がっているアイテム回収後分配(長槍、植木鉢は放置)
@曹仁【携帯電話、グロッグ17、イングラムM11、遠隔C4×2、スペツナズナイフ】
※別に組む気はないよ
@張遼【戟、ベレッタ92F、SPAS12、短剣】
※別に組んでもいいよ
キィィィィィン――――
「みんなー戦いはやめてくれー!」
いきなりその声は聞こえてきた。
自殺行為としか思えないその声につられて、とりあえず近づいて確認する馬忠。
その声の主は意外にも曹丕だった。遠くから銃声が聞こえる。それでも怯まず奴は叫ぶ。
「お願いだ!みんなで協力しよう!誰か!いるなら出て来てほしい!」
必死で戦いをやめることを訴える曹丕の姿に馬忠はいたく感心した。
あんなことをすれば命だって危ないだろうに。
馬忠は十分周囲に警戒しつつ彼に近づいた。
「おーい!私は馬忠と申す!貴殿のその考え、興味がある!しかし、それでは自殺行為だ!とりあえずそちらに行こうと思うのだが、いいか!」
聞こえているのかいないのか、拡声器の声はやんだ。
曹丕は笑顔で手を振りながら、聞こえない声でボソリとつぶやいた。
「お前が自殺行為だ」
銃声とともに笑顔で近づく馬忠の額に穴が開いていた。
九鉤刀を振りつつ茂みから出てくる于禁。そして離れたところから立ちあがる文聘の手には、馬忠を葬ったスナイパーライフルのレミントンM700が握られていた。
馬忠の幸せそうな顔を眺め死体のアイテムを回収すると3人は次の地へ移動を開始した。
しかし、それを見ていた男達もいた。ケ芝と沙摩柯だ。
彼らの存在を3人はまだ知らない。
【曹丕、于禁、文聘、ケ芝、沙摩柯:生存確認】※初登場
【馬忠:死亡確認】※初登場
※チーム結成
≪騙し討ち/3名≫
曹丕【拡声器、アイスピック】&于禁【九鉤刀】&文聘【レミントンM700】
※次の獲物狙いに移動
≪追跡者/2名≫
ケ芝【???】&沙摩柯【???】
※追跡
もうすぐ西限というところで、行く先の方向から笑い声が聞こえてきた。
もう、3度目となるとなんとなくどんな奴かは読めてきてはいた。
一応慎重に笑い声の元に忍び寄る。
「ウェールカーム曹操〜〜〜〜〜♪」
パラララ、パララララ
声と同時に銃の掃射音が聞こえてきた。
木の影づたいに寄っていたため、なんとか当たらなかったが笑い声で油断していた。
「曹操よ、こんな狂った世界だ、共に狂おうぞ。わははははははは。」
不愉快極まりない、どんな状況であろうと自分を失ってなどたまるものか!
木の陰から敵の姿を覗き見る、今度も老人の風体だった。
曹操はこの老人の名前を知らないが、元は青城山に住む弱い300歳を超えるという隠者で、
劉備の呉討伐戦の惨敗を予言した李意であった。
またジジィか……。しかし今までの2匹とは違い、、、今度は寄るのすら難しそうだ。
「曹操くーん、隠れてばかりかなぁ?出ておいでー。ころちてあげるよ〜」
自分が猪武者だったら確実に出て行ってしまいそうな腹の立つ声のトーンだ。
そんな中でも冷静に折りたたみ傘を組上げる。そして腹の位置に寝袋を寄せた。
老人のところまでの距離が25M、少なくても2メートルぐらいまでに近寄らなくては
勝負にならない。
この木の陰を出なければ撃たれることは無いだろうが、このまま居ても埒があかない
「おう、じーさん、おまえも左慈に騙されたのか?他の二人が死んだのは知ってるんだよなぁ?」
「イヒヒヒヒヒ、アハハハハはは。」
もう李意は笑い続けるだけだった。
狂っている、か。あの濁った目は何を見ているのか。
曹操は少し考えると傘を木の陰の外に出し、開いたり閉じたりする。
李意が木からはみ出している傘に向かいマシンガンを乱射。
弾を撃ちつくすまでそれは続いた。
思った通りであった。この爺、今までの2人よりも余計に狂っていた。
弾がなくなっても笑い続けながら銃を放つアクションを止めようとしない。
李意のマシンガンは幻覚の曹操を撃ちつづける。
曹操はゆっくりと李意に近づいていく。それを気が付かない様子で李意は笑い続けている。
李意の中の曹操は血にまみれてぼろぼろになっていた。
スッと、李意の首筋に冷たいものが入っていく……。
一瞬、老人の体が硬直、李異の後ろに立って居る曹操と老人の目が会う。首が180度回ったのだ。
なにかをボソリと曹操につぶやいた後老人の体は急に軽くなった。
今度の李意の目は不気味なほど澄んでいた。
李意【初登場死亡確認】サブマシンガンは曹操にいじりつくされた後、放置。(弾無し)
@曹操【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
@左慈【???】←初登場生存確認
━━━生存者リスト・パーティの部・1/2━━━
≪打倒張譲軍プラス電波系/4名≫
菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
&紀霊【飴水5リットル、火縄銃】&袁術【人物レーダー】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】
≪蒙古の血/3名≫馬騰【槍】&馬岱【懐中時計】&[广龍]徳【トラバサミ×5】
≪????/2名≫[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】
&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪クラブの2/3名≫苗沢【ガントレット、ソードオフ・ショットガン】
&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数,ワースレイヤー(剣)】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
≪二本刀/2名≫華雄【七星剣、手裏剣×12、食料】
&孫堅【吹毛剣、煙管、蝦蟇の油、グルカナイフ】
≪夏候の一族/2人≫夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】
≪破滅の主従/2名≫呂布[銃創治療中]【戟、青龍刀、麦、金属バット、玉璽、日本刀】
陳宮[左足治療中]【出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
≪ジャイアンとスネオ/2名≫張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香【????】
≪孫兄弟/2名≫孫権【L96A1(スナイパーライフル)】&孫策【ウージーサブマシンガン】
≪????/2名≫審配【ハリセン(普通の紙)】&高幹【漫才の基本】
≪憤死ブラザーズ/2名≫王朗【生存確認:無し】
&魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒、凧糸】
≪騙し討ち/3名≫曹丕【拡声器、アイスピック】&于禁【九鉤刀】&文聘【レミントンM700】
≪追跡者/2名≫ケ芝【???】&沙摩柯【???】 〔14・33名〕
━━━生存者リスト・パーティの部・2/2━━━
≪虎の威/3名≫袁尚【ディフェンダー45口径】&顔良【防弾盾】&文醜【兜】
≪バランス/3名≫曹彰【狼牙棒 Cz75】
&曹休[腹部、腿 腕被弾(止血済)+意識不明]【直刀、迷彩服(着用】
&糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3、飛刀×3、スコーピオンマン(マシンピストル)】
≪江東からの使者/2名≫諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
&周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
≪美女と騎士/2名≫甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
≪いぶし銀/4名≫満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】&楽進【三叉槍】
&[赤β]昭【ボウガン】&郭淮【ショットガン】
≪四人の優しい中国人/4名≫ 凌統[傷は支障ない程度に回復]【鉈】&簡擁【????】
&虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
&張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
≪信頼できる仲間達/4名≫徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)、鍬】
&関羽【マシンガン 民家の保存食(約二日分)】
&周倉【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
≪南蛮の死神/2名≫祝融【ダイバーズナイフ、チャッカマン、薙刀】
&兀突骨【フライパン、ツルハシ】
≪三人の「泰」/3名≫陳泰【チェコ製Cz/M75(残弾数不明)】
&州泰【ミニモニ。テレフォン(おもちゃ)】&曹泰【根性棒】
≪黄巾党の愉快な人たち/11名≫波才【血のり】&趙弘【ホワイトボードとマジック】
&ケ茂【ニンジャブレード】&沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
&何儀【『電子ロック解除技術について』】&馬元義【ノートパソコン】
&高昇【直刀】&厳政【謎の鍵】&韓忠【ダウジングロッド】&孫仲【防弾チョッキの詰め合わせ】
&程遠志【集音マイクとイヤホン】 〔10・38名〕
―――――――――――――――
☆パーティの部 24パーティ・71名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部・1/2━━━
@袁紹【携帯電話】 @袁譚【ハンマー】 @王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】
@何晏【化粧品セット】 @華[音欠](華キン)【ハズレ】 @郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】
@関興【青竜刀、弓、矢18本】 @関索【なし】 @許[ネ`者]【????】
@厳顔【ベネリM3スーパー90】 @黄蓋【鎖(大量)、鉄パイプ、催涙ガススプレー】 @黄忠【弓】
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
@高沛【「自殺の仕方ベスト100」】@司馬懿[仮眠中]【抽籤】 @左慈【????】
@司馬昭【マラカス】 @司馬徽【笑い袋、ビール瓶】@朱然【????】 @周泰【山刀】
@荀[或〃]【銃】 @諸葛亮【自在警棒、肉切り包丁】 @徐庶【インスタントカメラ】
@徐盛【デザートイーグル、ジッポ、鉄鞭】 @審栄【日記帳、????】 @成廉【サバイバルナイフ】
@曹操【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】 @曹彰【狼牙棒 Cz75】
@曹性【銀の弓(銀の矢15・木の矢18)鉄兜】
━━━生存者リスト・ピンユニットの部・2/2━━━
@曹仁【携帯電話、グロッグ17、イングラムM11、遠隔C4×2、スペツナズナイフ】
@曹熊【ニューナンプ】 @太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】
@陳蘭[気絶中]【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】 @張[合β]【熊手】
@張遼【戟、ベレッタ92F、SPAS12、短剣】 @張燕【石、クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)】
@張角【携帯電話】 @張飛【携帯電話】 @張苞【ロケッティアパック(短距離飛行が可能)】
@陳武【ベレッタM11、懐中電灯、紙袋】
@程[日立]【消音器付きライフル、アメリカンクラッカー、千枚通し】 @程普【10Mロープ】
@典韋【八十斤の双戟】@田豊【短刀 毒吹き矢】@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
@傅士仁[右腕喪失]【飛刀×3 鎌】 @馬超【クナイ、スタンガン、中国大陸地図、鉄パイプ、銃】
@孟達【小型ナイフ、木刀、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)、ボーラ】
@孟獲【携帯電話、大斧】 @雷薄[5歳児]【なし】 @陸遜【携帯電話、ナタ、ワイヤー】
@劉封【高枝切りバサミ】 @冷苞(冷ホウ)[気絶中]【????】
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・53名が生存確認。
合計124名が生存確認。
≪あ行≫8名(+0)
伊籍 袁熙 王允 応劭 王子服 王双 王甫 王累
≪か行≫33名(+0)
賈逵 郭 夏侯和 夏侯恵 夏侯尚 夏侯玄 夏侯覇 夏侯楙 何進 桓階 韓玄 韓浩 韓遂 関平
管輅 牛金 牛輔(/牛哺) 姜維 鞏志 喬瑁 許攸 金旋 区星 厳輿
呉懿 黄権 公孫越 公孫[王贊] 孔融 胡車児 胡軫(/胡シン) 呉班 呉蘭
≪さ行≫22名(+0)
紫虚上人 周魴 朱桓 朱儁 淳于瓊 荀攸 鐘会 蒋欽 鍾[月缶系] 徐栄
徐商 申儀、申耽 甄姚 成宜 臧覇 曹豹 蘇飛 孫観 孫乾 孫峻 孫礼
≪た行≫31名(+3)
譚雄 趙雲 張英 張衛 張[門豈](/張ガイ) 張嶷 張挙 張済 張昭 張任 張宝
張翼 張梁 趙累 陳珪 陳到 陳登 陳横 陳震 陳式 陳倉
張勳 程秉 丁儀 田章 田豫 董卓 董承 董旻 陶謙 杜襲
≪は行≫11名(+3)
裴元紹 潘鳳、馬良、馬忠 馬謖 馬休 馬遵 費詩 糜芳 武安国 鮑信
≪ま行≫1名(+0)
迷当大王
≪や行≫3名(+2)
楊彪 楊阜 楊儀
≪ら行≫22名(+2)
雷銅 李異 李典 陸抗 李厳 李意 李儒 呂範 呂翔 劉焉 劉勳 劉賢 劉璋 劉曄
劉禅 劉岱 劉度 劉辟 凌操 呂凱 李楽 魯粛 盧植
―――――――――――――――
■計:131名死亡 ■既出登場武将数:255名 ■未登場武将:45名(+α)
きんこーん♪ きんこーん♪
張譲「うふふふ…。朝な夕なに順調に死んでいくみなさーん? お元気ですか〜?
そんなあなたたちに、新しい禁止エリアのプレゼントを。
次の禁止エリアは、涼州で〜す。
該当地域に引き篭もっている、田舎好きのみなさんは、
逃げ回って死ぬか、座して死ぬか。せいぜいお早めにお選びなさいな。うふふふふふふ……」
きんこーん♪ きんこーん♪
※ 次の禁止エリアは涼州、禁止エリアは100レス後(
>>467)に発動します。
現行禁止エリア:洛陽・幽州
しばらく棒立ちになっていた程普だが、すぐに気を取りなおした。
眼前には見知らぬ男が立っているのだ。
両手にロープを持ち、ピンと張る。
「そういうことはお考えにならない方がいい」
男は膨らんでいるザックを地面に下ろすと、ザックから肉切り包丁を抜き取った。
「ロープとどちらが強いか、お分かりですかな」
程普の動きが止まった。
ゆっくりと両手を下げる。
手からロープが離れた。
「座りましょう、とりあえず」
男は右手に包丁を持ったまま促す。
程普はおののきながらその場に腰を下ろした。
男も地面にあぐらをかいた。
「ところで、お会いしたことがありましたかな」
程普は男の親しげな態度に疑問を抱いていた。
自分には全く面識が無いのだ。
ところが相手は自分の顔を知っている。
「いえ、一度も」
「では何故、私の名を?」
「勘ですな。
強いて言えば気迫、ですかね」
男は曖昧模糊なことを言って茶を濁した。
「そうだ、あなたのお名前は」
程普はまだ男の名を知らないことを、ようやく思い出した。
「誰だと思われます?」
「さあ……見当も付きませぬが」
「諸葛亮です。字は孔明」
途端、程普はこの男は嘘をついていると思った。
「ご冗談を」
「冗談だと思われますか。
ならば、お好きに呼んでください」
諸葛亮と名乗った男は、気に障る様子も無かった。
「ところで徳謀殿」
今度は字で呼ばれた。
いよいよ、自分を以前から知っていたに違いない。
「なんでしょう」
程普はできるだけ動揺を隠して言った。
「貴公はこれまでどうやって生きてきましたか」
孔明の目が光る。
「今までのご方針をお聞かせ願いたい」
「いえ、方針というほどのものは」
「何でも結構です。
お聞かせ下さい」
程普は言うべきか、一瞬迷った。
「あ、いえ、何もありません。
いたずらに森をさまよっておりました」
周瑜たちを尾けていたと言えば、変に勘ぐられそうな気がした。
「そうですか」
気にも留めず、孔明は自分のザックを広げた。
「そうだ。
程普殿の支給武器はそのロープですな」
孔明は地面にとぐろを巻くロープをちらりと見る。
訊かれて、程普ははっとした。
「孔明殿。
貴殿は私と組むお積もりですか?
違うのならば、支給武器は教えるだけ無駄だと思うのですが」
そう言われて、孔明はザックを閉じた。
「組むつもりはありません。
ただ、少々お話をしようと思いまして。
おっしゃりたくないのならそれでも結構です。
ちなみに私はこれだけですな」
孔明は手元に置いていた肉切り包丁を取り上げた。
「一つだけ?」
「ええ。
幸いにも他人と会ったのはこれが初めてですしね」
そう言って、孔明はにっと笑った。
諸葛亮【自在警棒、肉切り包丁】
程普【10Mロープ】
(お、こいつはアタリ引いたんだな。いい物持ってるじゃねえか。)
張飛は、槍を構えて現れた男を前に、そんな事を考えていた。
突き出された一撃、難なくかわす。続いて二撃目、今度は脇腹をかすめた。
手にしていた携帯電話を顔めがけて投げつけた。ひるんだ所をすかさず殴る。
続けざまに腹に二発くらわせた。足をふらつかせ、それでも男は倒れず、反撃しようとしてきた。
少々感心しつつ、張飛は槍を奪い取ると男の顔の前に突きつけた。
「てめぇたしか、朱霊だよな。俺を知ってて手ぇ出してくるたぁ・・・・」
そこで言葉を切った。朱霊が首輪に両手をかけていた。
すぐさま飛び退いて身を伏せる。爆発音が鳴り響いた。
そして張飛は、その場を離れた。
【朱霊:死亡確認】※初登場
@張飛【槍】
※携帯電話は放置しました。壊れてません。
郭嘉は思案していた。
しかしそれは生き残る為の方法ではない。
死んだはずの自分がどのような方法で甦ったのか。
このフィールドはどうやって確保されたのか。
『最後の一人』とやらの行く末は?
知らない事が山のようにある。
色々と考えているうちにそちらの方に興味が移ったのだ。
ゲーム開始後、早々に洛陽が禁止区域になったのは謎解明の糸口が
そこにあるからこそだろう。
洛陽に近付くにはまずこの首輪をどうにかしなくてはならない。
そろそろ動いてみようかね。
@郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】
※山から下りてきました。
馬騰「いやぁ貴方が、ラルクでよかったぞー」
[广龍]徳「そうですなゴルァ!」
高沛「そうだモナ〜」
馬岱「・・・。」
と放送中
馬騰「ここが禁止エリアだぞー。」
[广龍]徳「そうですなゴルァ!」
高沛「そうだモナ〜」
馬岱「ならどこか違う場所に移りませんと」
全員「そうだ(ゴルァ!)(なー。)(モナ〜)」
〜馬岱、心の日記〜
いままで誰もこなかった涼州もついに初めて人がきましたが、最初はまともそうだった
のですが、叔父上たちとの会話でどんどんおかしくなってしまわれたようだ。
こうなればなんとしてでも打開せねば。
@高沛【「自殺の仕方ベスト100」】
@馬騰【槍】 @[广龍]徳【トラバサミ×5】
@馬岱【懐中時計】
荀[或〃]の隠れる家に侵入してきた男たちは、
しばらく流れてきた死亡者放送に耳を傾けていた様子だったが、
放送が終わると沈黙に続いて、短い舌打ちの音と乱暴に胡座を蹴りつける音がし、
荀[或〃]にとって聞き覚えのある声が流れてきた。
「……あの野郎。あれだけ撃ち込んだのに、まだ生きて居やがったか。」
「バケモノだな、呂布は。」
「ああ。長くは無いだろうが…… クソッ! 忌々しい!」
ガツンッ
(! あ、あれは、夏侯惇!? それに淵!)
―――どういうことだろうか?
この二人は呂布と戦ってきたんだろうか?
物陰から隣室の様子を窺っていた荀[或〃]は、
夏侯の二人の変貌振りにとまどい出て行くタイミングを失った。
間違いなくそこに居るのは、曹操様の股肱で
魏の勇将の二人だった。
しかし、―――なにかが違う。
血糊に汚れ、どこか吹っ切ったようなあの顔……。
そしてなによりも、手に携えた、多くの武器。あれはいったい……?
ここにきて、ようやく荀[或〃]も悟らざるを得なかった。
流れてくる死亡者放送は、すでに100名以上もの人間が沈んだことを告げていた。
確かに自宅に引き篭もれば自分を探してくれる相手とは出会いやすい。
―――問題はその相手が、なぜ自分を探しているかということだ。
仲間にしてくれるためなのだろうか?
それとも……
その荀[或〃]の胸中を見透かしたように、
隣室に入った夏侯の二人の声が聞こえてくる。
悠然と武器の手入れを行う二人は、荀[或〃]の考えも及ばなかったような恐ろしい言葉を口にした。
「……まぁいい。呂布のことはゆっくりと待つさ。
それよりも、惇兄。豫州に入った目的は別のことだろ?」
「ああ。ここならば淋しい文官さんが集って来るだろうからな。
戦う意志も能力の無いヤツに分不相応な武器など持たせておくなど、
そんなもったいないことはできぬだろう?」
「なるほどな。ふふふ……」
荀[或〃](!! ぶ… 文官狩りか?!)
≪夏候の一族/2人≫夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】
@荀[或〃]【銃】
「涼州が禁止エリアか。」
迷当大王の埋葬を済ませた後もここに留まり続けていた
厳顔であったが、放送を聴いて動く決心をした。
「禁止エリアになってしまう前に成都に行こう。何かわかるかもしれん。」
同士たちは劉焉・劉璋をはじめ既に死んでいるものが多かったが、
それでも「何か」に賭けてみるつもりであった。そこに何があるかは本人にもわからないのだが。
@厳顔【ベネリM3スーパー90】
※成都に移動開始
ー城固近郊ー
俺達は現在上庸を目指して移動を開始していた。
苗沢「なんでそんな事しなければいけないんですか〜〜?」
楊松「ど〜考えてもこの辺が最後まで残るとは思えんのじゃよ、なら今の内に東に抜けておいた方が身
の為じゃ。」
秦慶童「連中は殺し合わせるのが目的だろ?禁止エリアに挟まれてアボーンってのは無いんじゃねーか
?」
楊松「それは恐らく無い、だが禁止エリア発動時には長安に至る道全てに敵がおる筈じゃ。」
そんなもんかね?まぁそーなった時に戦うのは俺だから楽できる分にはいーんだが。
???「いやいや人生そんなもんですぞ、今回は兄うぶぅっっ!」
思わず肘を叩き込んじまった、条件反射って奴だな。
???「に…兄ちゃーんこの人が僕の事を虐める〜〜。」
楊松「わしの弟になんて事をするんじゃっ!」
秦慶童「弟ぉ?何だってお前の弟は人の背後に忍び寄るんだよっ!」
楊松「趣味じゃっ!」
はぁ…こんな時に趣味を優先するなよ…
秦慶童「で、腕は立つんだろうな?」
楊柏「はっはっは心配性だな、武術は一通り学んでいるよ。」
秦慶童「実戦の経験は?」
楊柏「合戦になら何度か参加している、最も私の所まで辿り着けた敵兵はいなかったがね。」
不安だ……
【楊柏 生存確認】
≪クラブの2/4名≫苗沢【ガントレット、ソードオフ・ショットガン】
&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数,ワースレイヤー(剣)】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
&楊柏【アームスコー40mm MGL】
──武陵
知り合いにあえそうという理由で、向朗は成都を目指していた。
休憩がてら、向朗は支給された武器というか本を見ていた。
そこには、14歳くらいと思われる女の子が2人がいろんなポーズをしている写真集だった。
向朗「うーむ、これが私の武器か・・・、人は倒せそうにもないなあ。
背のところで殴れば本も壊れてしまうが相手にダメージもあたえられるようだが・・・。
何かもったいない気がする。この子たち可愛いし。」
【向朗 生存確認】
@向朗【写真集「辻加護」】
380 :
無名武将@お腹せっぷく:02/11/09 22:19
agemasu
馬騰「ところで貴殿は八頭身の何なんだYO!」
[广龍]徳「フーン?つー?それともまさかマララーなのかゴルァ!」
高沛「・・・」
馬騰「じゃあ決めないとなぁ。兄さんマララーがいいと思うYO!」
高沛「わかりました、あらためて宜しくです、兄さんたち。」
馬岱「(禁止エリアについての論議はなしですか・・・。)
ところで、次はどこに行きますか?」
[广龍]徳「近いほうがいいなゴルァ!」
高沛「じゃあこのまま南下してヨウ州にでも。」
全員「行く(ぞゴルァ!)(YO!)(です。)」
こうして涼州を離れる皆なのだった。
〜馬岱、心の日記〜
これからなれない土地に行くことへよりもむしろ叔父上たちをカバーしなくてはいけない
ことに対して激しく不安です。胃が痛い・・・。
@高沛【「自殺の仕方ベスト100」】
@馬騰【槍】 @[广龍]徳【トラバサミ×5】
@馬岱【懐中時計】
張燕「……あかんな。呂布のせいでいきなり調子が狂うてしもうた。
まだまだ序盤戦や。大物狙いもほどほどにしとかんと……。
今回の死亡者放送でも呂布の名前は聞こえてこなかった。
ようやく落ち着いて考えてみれば、自分の武器は飛び道具。
街道でのスナイプを敢行して、装備を整えるにしくはない。……と。
張燕はいちはやく雍州の街道まで逃れ来ていた。
―――狙いはもちろん禁止エリア逃れの連中。
派手な音がする銃器とは違い、クロスボウなら確実に近隣に居る他の襲撃者にも
気取られる心配は薄い。
身軽さを利用して樹上に隠れ、
息さえも潜めて、―――静かに。
あくまでも静かに、獲物を待って……。
「うわああああああああああああああっ!うわああああああああああああああっ!」
張燕「!!?」
突然、度胆を抜かれるほどの大きな悲鳴が街道に響き渡った。
張燕が驚いてそちらを見ると、貴公子然とした若者が
高枝切りバサミを振りまわして、狂ったように此方を目掛けて走ってきていた。
張燕(ち。どアホが!! ……殺ったろかいな?)
ブチ切れかけて思わず劉封に向けてクロスボウを構えてしまう張燕だったが、
済んでのところでなけなしの理性が働いた。
(―――あかん。あれだけ大騒ぎをしていれば、このアホに気付いたのは俺だけやないで?
この場で突然悲鳴が途絶えれば、自分の位置を暴露してしまうようなものや……。)
木の下を走り抜けていった劉封をやり過ごして視線をさまよわせて見ると、
続いて走り来る人影が見えた。―――どうやら交戦中だったらしい。
血まみれの木刀を振り回して猛然と貴公子を追うその男が張燕の潜む木の下に差し掛かったとき、
勝敗は決していた。
:
:
張燕「悪いね。……せやかて、あんまり一つの獲物にこだわり過ぎない方が身のためでっせ。
おっさん、一つ賢ぉなったやろ?」
樹上から投げつけられた石に頭部を割られ、転倒した孟達に止めを刺すと、
いくつかのアイテムをその場に散乱させたままで、張燕は再び樹上に消えた。
【孟達 死亡確認】
@張燕【クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)、小型ナイフ、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】
※放置 → ボーラ、、木刀
@劉封【高枝切りバサミ】
※劉封は、なんかまだ叫びながら走ってます。
「う、うーん。」
目が覚めると、冷ホウは目の前に馬超が銃口をこっちに向けながら
見ているのに気がついた。
冷ホウ「ば、馬超・・・。」
馬超「用件は単純明快だ。お前は最後に『組もう』といった。
その本心を確かめたい。」
冷ホウ「も、もちろん組むに決まってるじゃないか。」
馬超「お前を生かしておいたのは、貴様に価値があるとおもったからだ。
最後になるまで組んでもいいぞ。」
冷ホウ「もちろん。こう見えて俺もこのゲームには乗っているんだ。」
馬超「じゃあ、行くとするか。」
冷ホウ「そのまえに・・・っと。」
@冷ホウ(気絶中)【スタンガン、中国大陸地図、ガスバーナー】
@馬超【鉄槍、銃】
※しばらくの後、狩りにでかけるようです。
※冷ホウの持ち物はガスバーナーで、それを使って鉄パイプとクナイを
溶接して鉄槍を作りました。
馬超「次は何を狙えばいい?」
冷ホウ「しばらくは殺しながら様子見だ。」
馬超「便りにしてるぜ、相棒。」
移動にもせいが出る バトロワの午後
お姉さんもすぐ捉まる 目指すは建業
どちらまでいかれます? ちょっと揚州まで
物騒で困ります 敵に注意
荊州をまたぎ江夏に登り 目指す建業は目と鼻の先
不意に我にかえりクラリ それはまるで夢の如し
traveling でもね traveling 不安
公瑾様はどこに
traveling どこに traveling いるくの?
遠くてもかけつけるよ
とそこまで歌ったところで小喬は姉に肩を叩かれた
大喬「ごめん、道間違えちゃった。こっち行くと成都にいっちゃうみたい。」
小喬「えー。ここはどこなの?」
大喬「武陵──だと思う。」
小喬「ぜんっぜん違うじゃない! どこをどう間違えたらそうなるのよ?」
大喬「!! あんたねー。道案内をあたしに任せて自分はそのよくわからないもので
音楽を聞いているだけなのに偉そうなこといわないで!」
小喬「逆ギレ? しんじらんなーい!」
と、その微笑ましい(?)様子を高台から見ていた男がいた。向朗である。
彼は自分の持っている写真集と二人を見比べる。
向朗『うーん、遠くてよくわからないが、ここに移っている2人かもしれない。
年齢はあっちの方が上っぽいが、昔の写真かもしれないな。
イチかバチか・・・、行ってみるか! サインをもらいに・・・』
大喬「なら、あなた一人で建業までいけばいいじゃない!」
小喬「・・・姉さん、あれ。」
と小喬が指差した方から一人の男が近づいてくる。知らない男だ。
敵意がないことを示したいのかザックを脇に置き、両手を頭の上にあげて近づいてくる。
向朗「あの、すいませーん。怪しいものじゃないです。
私の名前は向朗といいます。2人はどこへ向かっているんですか?
(あ、似てるかも。こりゃ本人達だな。)」
大喬「(とりあえず敵ではなさそうね。油断はできないけど。)
建業に向かっているところですが?」
向朗「(建業? 全然方向違うなあ?)こっちにいくと成都ですよ。
よろしければ途中まで道案内しましょうか? 荊州は地元ですから。」
大喬「(男手があったほうが何かと助かるといえば助かるなあ)ちょっと待ってください。」
というと大喬と小喬は相談しはじめた。やがて・・・
大喬「柴桑まで道案内お願いします。」
向朗「わかりました。ところでお名前は?(ドキドキ)」
大喬「私は大喬。こちらが小喬です。」
向朗『ん? 辻と加護じゃないのかな? そうか辻と加護は偽名か。
するとサインは頃合を見計らって貰った方がいいようだ。』
大喬『おかしな真似したら、このS&W M59オートを使えばいいし。』
【大喬、小喬 生存確認】
≪アイドルと私≫向朗(機会を見て二人にサインを貰う)【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】
&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
ー平原あたりの民家の中ー
袁術「というわけで今から手当たり次第にアイテムを集めるからこのレーダーで
さがしまくるぞ。」
めちゃくちゃ突然に陛下が、言い出したが誰も気にしなかった。
菅亥「あいよおっさん。」
紀霊「陛下のために頑張らせていただきます」
楊弘「曹丕よう・・・・なんちゃって」
袁術「苦しいんじゃぁぁぁぁ!!!」
げしげし。げしげし。げしげし。
袁術「まぁいいとしてとりあえず邪魔になりそうなやつらはほとんど殺そう。
というわけで私は考えた。まず防弾チョッキを着た菅亥殿に叫んでもらい私達は、
かくれ誰かがちかずいてきたらこのレーダーで見そいつの近くに隠れながら行き、
後ろから殴って気絶させアイテムをかっぱらう。というすばらしい案が。」
全員「却下」
楊弘「やっぱりここに来た奴等だけ気絶させ奪いましょうよ。それまでは、遊んどき
ましょうよ。」
袁術「まぁいいが・・・。」
菅亥「俺は別にいいけど・・・。」
紀霊「私は、陛下と同じ意見でよろしいです。」
楊弘「よく考えたら私たちのアイテムってほとんど大当たりなんでは・・・?」
≪打倒張譲軍プラス電波系/4名≫
菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
&紀霊【飴水5リットル、火縄銃】&袁術【人物レーダー】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】
※民家の中にそこら中からとってきた食べれる草や花があります。
司馬懿はしばらく途方に暮れていた
張コウたん。。。。はあぁ
わしを一人置いて行っちまうなんて。もしかして寝言で女言葉が出たからかな?
はああぁ。
ゲエッゲエエェッ。
川の方から何かの声が聞こえる。
裏切られた後の一人は何かと心細かった、獣声にもびくついてしまっている。
とりあえず物陰から川の方を覗き見ると、川を吐しゃ物で汚している人が居た。
それも司馬懿の見覚えのある……
(曹操!)
その顔はひどく憔悴した様子だった。
何か悪いものでも食らったか。これは良いチャンスだ、これほどのチャンスは…
この生き残り競争の中、大物は弱っているうちに早く殺してしまいたかった。
用心深く、曹操の後ろに回りこもうと影から影へ歩き出した。
が、
「司馬懿イィッ!!」
獣が自分を呼んでいる、何故
気配がわかったとしても絶対自分だとばれていようはずがない。
「司馬懿仲達、出ええええええぃ!」
呼んでいる、曹操様が呼んでいる。
怯えた獲物がそうするように、司馬懿は全く動くことができず、少しして後ろを振り返り逃げ出した。
にげる仲達、追う孟徳
あれは曹操様のわけが無い、こんな条件下で大声を吐いて追いかけるなど、獣以外ありえない。
よくわからないことを考えながら司馬懿は駆けに駆けた。
しかし後ろから追う獣はあっさりと獲物を捕まえてしまった。
司馬懿を捕まえると曹操は、司馬懿の身につけているものを漁って、食料をすべて平らげた後。
「寝る、番をせよ、仲達。」
それだけを言って寝てしまった。
@司馬懿【抽籤】
@曹操【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
司馬昭「ああ。わが一族は一体どこへ行ってしまったのか……。」
武器アイテムとしてマラカスを引き当てたことも災難ならば、
やっとのことで辿り着いた幽州が最初の禁止エリアにされてしまったことも災難だった。
いまや司馬昭は、ただ本能的に、禁止エリア指定が立て続いているフィールド周辺部を避けて、
あてもなく彷徨い続けるだけの存在だった。
司馬昭「……くそっ! よく考えればせっかく出席番号順(?)で出発したんだ。
スタート地点で大人しくしていれば、自動的に同族武将に会えたんじゃないか!」
―――とはいえ、自分より先にスタートを切った参加者が待ち受ける中、
洛陽付近に留まることなど、もとよりできぬ相談だということも承知していた。
充分承知していることなのに、繰り言ばかりが出てきている……。
ありていに言えば、司馬昭は少し疲れ初めていたのかもしれなかった。
いつの間にか背後に忍び寄ってきた人影にも、全く気付けないほどに。
うなじのあたりに巻き起こった一陣の旋風によってその首が吹き飛ぶまで、
司馬昭の繰り言は続いていた。
【司馬昭 死亡確認】
@成廉【サバイバルナイフ】
放置→ マラカス
「やっと着いたか。」
周瑜と諸葛瑾は目的地、宛城へとたどり着いた。
「でも人の気配がしませんね…。周瑜殿、またハズレなのでは…」
「袁術あたりは臆病だからここに篭っているかと思ったが当てが外れたな。
まあ、ここはどこへでも向かえる場所だからな。禁止エリアとかの心配は無用だ」
「なるほど。では当分ここで待機するとしましょうか。
…。そうです。せっかくなので罠を仕掛けておきましょうか。
大した物がないので足止めくらいにしかならないですが」
「そうだな。落とし穴くらいは作っておくか。」
≪江東からの使者/2名≫
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
@周瑜【ボウガン(残矢7)、クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
※宛城にて待機。しばらく罠作ってます
「うわああああああああああああああっ!うわああああああああああああああっ!」
追ってきていた孟達が死んだことも知らず、
声も枯れ果てる勢いで叫び、走りつづけた劉封も、ついに立ち止まる時が来た。
死体とばかり思っていた、山道にうずくまっていた男―――
その男の影がゆらりと動いたかと思った瞬間、
劉封の額の真ん中には巨大な山刀が、まるで悪趣味なオブジェのように叩き込まれていた。
:
:
周泰「おのれ、こわっぱ…… ……凌統めがぁっ!!」
一撃で屠った劉封の装備を漁りながら、
周泰は歯を剥き出して凌統への憎しみを顕わにしていた。
関節を間逆に蹴りつけられた足は、未だに重く痺れ、
療養にはかなりの時間を要すだろう。
いや。この過酷な殺し合いの中で、これだけの怪我では最早……
「―――沈めてやる!」
ようやく見つけてきた本来の自分のアイテム
グロッグ17を握り締めて、血の色に濁った周泰の目が爛々と光を放った。
「俺はこのままでは死なん! ……一人でも多くの者を道連れにしてやる……!!」
【劉封 死亡確認】
@周泰[膝損傷]【グロック17、山刀、高枝切りバサミ】
時々立ち止まり影を見て「美しい」と言っていた何晏であったが、後方に誰かが居たので
近寄ってみた。
(あら。結構奇麗じゃない。元がいいし。)
「そこの奇麗な人。あなたはだれ?」
「張[合β]と申す。よければ美しい貴方についていっていいですか?」
「いいわよ。今から私は化粧品を城に取りにいくところなの。ついたらあなたに
化粧していい?もっと奇麗になると思うけど。」
「これ以上できるんですか?」
「ええ。」
≪美しき人々/2名≫
@何晏【化粧品セット】
@張[合β]【熊手】
※パーティ結成。基本的に化粧品のみにこだわっている。
陳羣に支給された袋の中から出てきたのは、長い導火線が付いた5本の筒だった。
片方の端に台座が取り付けられているところから考えると、どうやら地面に立てて使用するものらしい。
「また、照明弾か・・・」
何気なく呟いてから、陳羣はぞくりと身震いした。
(『また』とは何だ? こんな妙な代物、今までに見たことなど無いはずなのに)
首筋がちりちりと疼く。
瘡蓋を無理に剥ぐときのような、痛いとも痒いとも、あるいは快感ともつかない奇妙な感覚。
(・・・余計なことを考えている場合ではない。今は一刻も早くこの武器の使い方を覚え、生存の術を捜さなくては)
陳羣は二三度強く頭を振り、沸き起こる奇怪な想念を振り払った。
周囲に人気の無いことを確認してから、見晴らしの良い丘の上に筒を設置する。
導火線を長々と伸ばし、火を付けると同時に陳羣は走り出した。
近くの潅木の茂みに転がり込み、固唾を呑んで結果を見守る。
ぽん――という拍子抜けするほど軽い音と共に、筒先から勢い良く三つの光球が吐き出される。
中空高く揚がったそれは、次々に目も眩むような閃光を放ち、弾け飛んだ。
さいたまさいたま!
さいたまさいたまさいたま!
さいたま〜
青空に響き渡る甲高い歓声。
「な、何なんだ、あれは・・・」
あんぐりと口を開けたまま、陳羣は空を見上げていた。
【陳羣:生存確認】
【@陳羣:さいたま弾×4】
※腰を抜かしています
真っ平御免だ、誰が寝番など。
しかし司馬懿は待った。曹操が眠ってしまえば殺すのは容易い。
曹操が寝息をたてるのを確認して、辺りを見回し大き目の石を探し出した。
。o0(化けて出るなよ)と、石を振り上げると、寝て居る曹操と目が合った。
「その石は何かな、司馬懿君」
「え、あ、いや、これはその。」
ポコペキピキパキばたんキュー。
腕力で勝てるわけもなく簡単に伸されてしまった。
「番をせよ、司馬懿。」
またそう言って曹操は眠ってしまった。
そんなことを繰り返すこと3度、さすがに司馬懿も諦めてしまう。
そして、曹操が起きだすと今度は彼の長い話に付き合わされた。
精神的疲労、それと曹操に追いかけ殴られの身体的疲労で、自分が何を話しているのか
曹操が何を語って居るのかよくわからなかった。
3時間近く話をしただろうか、曹操が立ち上がる。
「さて、行くかな」
ああ、殺されてしまうのかな、ボーっとした頭の中でそんなことを考えていた。
もうそれもどうでも良い気がしていた。
準備運動をする曹操、それをボーっと見ていると、何かを自分に差し出している。
青い羽?何か塗料で塗られた羽であった、ああ、冥土の土産か。
司馬懿が羽を受け取って、曹操を見ようとすると、もう曹操の後姿は遠くになっていた。
いろんな「???」のあと、司馬懿は眠った。
@司馬懿【抽籤 カラーひよこの羽】
@曹操【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
さいたまさいたま!
さいたまさいたまさいたま!
さいたま〜
さいたま弾は周辺の武将達に
陳羣の予想をはるかに越える衝撃を与えた。
多くの武将は陳羣と同様に、
ただ腰を抜かしていただけだったが、
幾人かは素早く判断を下した。
【さいたま弾】が試射された丘へ―――!
一瞬にして特異点となったその丘には、
目的もなくさまよっていた多くの武将が、集まってくるはずだった。
「あれは・・・一体なんだ?」
「さて・・・。私にもサッパリわかりませぬ。
新種の信号弾かもしれませぬな。」
周瑜らがちょうど落とし穴(といっても深さ三尺ほどで足を挫かせる位のもの)
を掘り終えた頃、突如として閃光と「さいたま〜」などと言う轟音が当たりに響き渡った。
「信号弾だとすると罠かもしれんな…」
「その可能性が高いですね。」
「ならばあれは無視だ。疲れたし城内で一休みとしよう。」
≪江東からの使者/2名≫
@諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
@周瑜【ボウガン(残矢7)、クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
※宛城にて待機継続中。付近に落とし穴いくつかあり
「戦う力も、意思もないゴミ虫……そんなものはこの中に存在する事が罪、そうではないか、淵?」
「まあ、そうだな。」
二人の恐ろしい会話を聞きながら、荀[或〃]は震えを止めるのに精一杯だった。手元の銃を使う事
など思い付きすらしなかった。
(か、か、勝手な事を───!)
それでも、荀[或〃]の中にはあまりな夏候惇の言いように反発する強い意志があった。それは、戦
う能力のあるものの言い分ではないか、と。
「お前に言っているのだぞ、荀[或〃]文若───」
唐突な言葉。
次の瞬間には、夏候惇のサブマシンガンが、夏候淵のボウガンが荀[或〃]の隠れている物陰に突き
付けられる。二人は荀[或〃]に向き直ってすらいない。こちらを見てすらいない。所詮あの二人には
私など路傍の石に過ぎないのか───。
一瞬身を包んだ諦め、しかし荀[或〃]はそれを振り切るように物陰から飛び出し、銃の引き金に力
を込め───そして次の瞬間には手からは痺れるような痛みを残して銃は床に転がった。
夏候惇の手刀が叩き落したのだと、分かったのはそのすぐ後のことであった。
荀[或〃]が飛び出すと同時に夏候惇は動いていた。
明らかに武の素養の違いが出ていたと言っていい、そう言えるだけの差が二人にはあった。
「殺すのか、この私を。」
座った、不思議と気持ちは落ち着いたのだ。
殺すなら殺せ、だが私はゴミ虫などではない。荀[或〃]はそれを全身で表していた。
「いや、まだ殺さんよ。」
銃を拾いながら、夏候惇も座った。続いて夏候淵も座り、自然と三人が向き合った。
「戦う意思は、ありそうではないか。」
夏候惇が笑っている、夏候淵も笑っていた。裏に含みのない、屈託のない笑み。
「戦う意思がなければ殺していたが、な。」
しばし漂う沈黙、夏候惇は水を近くの椀に注ぎ、啜った。
「のう、荀[或〃]。お主はどうするつもりであった。」
「………」
「隠れているつもりだった……ようだな。」
否定も肯定もしない、それでも話は繋がっていく。
「敵意のある目で睨むではないか。」
「あって当然ではないか……あのような言われようを……それに私はこんな遊戯などに乗ってはいな
い!」
荀[或〃]の言葉に微かに怒りを滲ませた夏候淵とは違い、夏候惇はごく静かである。それに苛立っ
たのか、荀[或〃]が続けて言葉をぶつけようと夏候惇を睨みつけた。
言葉は紡がない、それでも睨みつけた。恐れていないのだと表すように、奪われた銃を眉間に突き
付けられても、荀[或〃]は夏候惇を睨みつけた。
「本当にそう思っているのか。」
冷たい問い、恐らくこの問いが最後の問いであると、ここにいるだれもが理解したであろう。
また、一瞬の沈黙が周囲に満ちた。
これまでとは比べ物にならないほど静かで、冷たい沈黙が───
「私は───」
一瞬の思案。
その一瞬で荀[或〃]は心を決めた。
最後に心にもないことを言って果てるなど馬鹿馬鹿しいではないか。
「そう思っては、おらぬ。」
「ほう?」
「生き延びる画策をした……それは即ちこの遊戯に乗ったということであろう……」
そう、殺して生き延びる事と隠れて生き延びるという事。結局同じなのだ、遊戯に乗っていない者
は始まってすぐに自殺したものだけだ。生き延びる手段が違うというだけで、今生きているものは全
てこの遊戯に乗っている。
不意に、銃が下ろされた。不思議と張り詰めた空気はなくなっていた。
「勝ち残ってなんとする、荀[或〃]」
夏候惇が不意に口を開いた
「くだらんぞ、勝ち残ったところで、所詮は檻の中よ」
それは、分かっている。そんなことは分かっている。そう思いながら、荀[或〃]は言葉の続きを
待っていた。なにか、期待させるものがあったのかもしれない。
「檻の中から出れる方策を探したい所だが、穴はまだ見つかっておらぬ。が……」
「………」
「彼奴の期待が殺し合いならば、期待を裏切ってやる事はできよう。」
期待を裏切る、それが与える衝撃は先ほど荀[或〃]も味わったばかりである。それは反撃と言える
のではないだろうか。殺し合いの最後の最後、終劇直前で主催者の期待を裏切る。それは今考えられ
る反撃の一つの方法ではないのか───
「その話に、乗れと?」
「戦う意思はありそうなのでな。」
夏候惇の頷きを見て、荀[或〃]は唐突に理解した。先ほどのあれは私の本質を見るための芝居だっ
たのか、と。
「しかし、我々三人では生き残ることができるかどうか……」
「三人ではない。」
三人ではない、その言葉が合図であったように、民家の入り口には男達の姿が現れた。
満寵、楽進、[赤β]昭、郭淮……そして、典韋。
誰もが夏候惇らと出会い、そして夏候惇の話なら聞いてみようと思った者達である。
そして、今こうして行動を共にしている。
「意思は、固まったか?」
立ち上がりながら、夏候惇は笑った。いい顔をする、荀[或〃]はふとそう思った。そして、頷く、
言葉は必要なかった。
「これより、蜀と呉、呂布らの糞共に戦を仕掛ける!」
夏候惇の怒号が響いた。
「戦だ!糞共を殺し、意思の無い者は埋めてしまえ!この糞ったれの遊戯は、我々の中では、今、こ
こで終わりだ!」
≪いぶし銀/4名≫≪夏候の一族/2人≫が統合されました。
≪魏将軍団/8名≫
夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】&夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】&楽進【三叉槍】&[赤β]昭【ボウガン】
&郭淮【ショットガン】&典韋【八十斤の双戟】&荀[或〃]【銃】
*索敵必殺!のようです。銃は荀[或〃]に返しました。
>さいたま〜
>ドドン! パンパン!
「あ… あれは何かしら?」
「さ、さぁ? 誰かのアイテムでは……」
「怖い……。うぅん。正確にはキモいわ。」
「……(´Д`;)」
震える貂蝉に取りすがられて、甘寧は思案した。
―――今のままのアイテムでは苦戦は必死。
自身だけならともかくとして、
こんなバラ撒き型の銃では、貂蝉を質にでも取られればひとたまりも無い―――。
しかし、今ならば、混乱の中なんとか誰かに遭遇できる。
うまくいけば、使い勝手のいい、単発型の武器も確保できるかもしれない……!
その瞬間、甘寧は走り始めていた。
―――誰よりも早く、混乱の現地に到達する!
悲鳴をあげ、甘寧を押し止めようとする貂蝉に答えたのは、
胸に抱くトランシーバーからの声だった。
-wヘ√―――隠れていな、お姫様! 大丈夫。……俺は死なない! ─wヘ√レvv
≪美女と騎士/2名≫甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
※ 甘寧がさいたま弾に向かうようです。
張繍「……そうか! なるほど、分かったぞ!!
全員で殺しあうわけだから、一人で299人も殺さなくても、
8人殺せば優勝なわけか!」
賈[言羽]「(ようやく気付いたか…… あああ、アタマの弱いおコめ。) はいはい、そうですね。」
張繍「あれれっ? しかしおかしいぞ?
7人ずつ殺した時点で、残り人数は2,34人になるではないか!
この0,34人ってーのはどういう状態じゃ?」
賈[言羽]「………。」
張繍「おいこら! 何とか言ったらどうだ!」
賈[言羽]「oO(無視、無視……」
張繍「ははぁん? さてはお主にも分かっとらんな? やーい、やーい。」
賈[言羽]「oO(無視、無視……」
張繍「ちなみに、より正確には、7人筒殺した場合には、
残るのは2人と、2,34375人だ! ……恐れ入ったか!!」
賈[言羽]「………。」
張繍はそう言うと、支給された地図の裏に
マジックペンでびっしりと足し算引き算を書いたものを振り回した。
そんな張繍と賈[言羽]が向かった先は、
もちろん、あの、さいたまさいたま・・・・・・
≪ジャイアンとスネオ/2名≫張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
※ さいたまさいたま見にいきます。
雷銅「さて、と。いつまでもたった一人の死者を悼んでいても始まらない。
俺も俺で、生き残らなくてはならない訳だが…」
??「……その前に、ついでに自分の墓も掘っておってはいかがじゃな?」
雷銅「! なにっ!?」
??「ふんッ!!」
〈―――ビシッ!〉
迷当大王の埋葬を終えた雷銅が振り向き、
そのジジイ言葉を操る不気味な若武者の姿を認めた瞬間、
額の辺りに衝撃を感じ、雷銅の意識は永遠に暗転した。
・・・・・・つまり死んだのだ。
国境に残ったのは、ベネリの発射音に引き寄せられてやって来ていた
黄忠ただ一人だった。
黄忠「……ぅ若い! ワシは若いぞぉぉお―――!!
やはり動く的相手じゃと、カンも取り戻しやすいと言うものじゃろうて。
ふぉっふぉっふぉっふぉ……」
【雷銅:死亡確認】
@黄忠【弓、ベネリM3スーパー90】
※弓の修行中 実践編。現在、全盛期の50%程度の力
呆然と「さいたま弾」の行方を見守っていた陳羣だったが、
ほどなく自分がいかに危険な状態にあるかに気付いた。
不審な音と光に気付いた武将が、この丘にやってくるかもしれない。
それなのに、自分には身を守る武器一つ無いのだ。
・・・このふざけた花火以外には。
弾かれたように立ち上がり、一目散に丘を転げ降りる。
(誰かが来る前に、少しでも遠くへ逃げなければ)
丘を下り、小川を渡り、林の中に入っても陳羣は走り続けた。
「さいたま弾」を手にしたときに覚えた、奇妙な既視感――
『以前にもこんなことがあったような・・・』という思いを
ゆっくり検討している暇は、今の彼には無い。
@陳羣【さいたま弾×3】
※慌てていたので、弾をひとつ落としていきました。
【さいたま弾×1:放置】
厳顔は成都中の民家をくまなく探索していた。
「ここも誰もいないか…あらかたの隠れ場所は探したんじゃがのう。
あとはあそこの民家か。あそこに誰もいないようなら諦めるか」
厳顔は念のため警戒しながら民家に近づき、戸を開けた。
そこには既に死体となった司馬師が横たわっていた・・・。司馬師の体には銃創と思われる複数の穴が開いている。
「・・・。わしも人を殺してるから言えた物ではないがの。
でも死者を弔うのは礼儀であるぞ。
誰がやったか見当もつかんが嘆かわしい・・・。」
そう言いながら司馬師の目を閉じてやる厳顔であった。
【司馬師:死亡確認】
※初登場。複数の銃創あり。アイテムは持ち去られたようです
@厳顔【ベネリM3スーパー90】
※民家を離れてどこかへ向かいました
>さいたま〜
>ドドン! パンパン!
夏の光に吸い寄せられる昆虫のように集団が集まってしまったのは偶然だったのだろうか?
あれから数刻。
さいたまの呼び声にフラフラと時間を置かず集まってくる。
そのスリ鉢状になっている限定フィールドでバトロワ史上最大の、まさにバトルロイヤルが行われることになってしまった。
このフィールドにはとくに隠れるべく遮蔽物もなく、より生きようとする努力を怠った者から脱落していくのだった。
そして1発の弾丸でその戦いの火蓋は切って落とされた。
司馬徽はこうして周泰のグロッグで撃ちぬかれて果てた。
【司馬徽:死亡確認】※笑い袋&ビール瓶放置
≪憤死ブラザーズ/2名≫王朗【無し】&魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒、凧糸】
VS
≪????/2名≫[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
VS
≪信頼できる仲間達/4名≫徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)、鍬】
&関羽【マシンガン 民家の保存食(約二日分)】
&周倉【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
VS
≪黄巾党の愉快な人たち/11名≫波才【血のり】&趙弘【ホワイトボードとマジック】
&ケ茂【ニンジャブレード】&沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
&何儀【『電子ロック解除技術について』】&馬元義【ノートパソコン】
&高昇【直刀】&厳政【謎の鍵】&韓忠【ダウジングロッド】&孫仲【防弾チョッキの詰め合わせ】
&程遠志【集音マイクとイヤホン】
VS
≪美しき人々/2名≫何晏【化粧品セット】&張[合β]【熊手】
VS
≪魏将軍団/8名≫
夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】&夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】&楽進【三叉槍】&[赤β]昭【ボウガン】
&郭淮【ショットガン】&典韋【八十斤の双戟】&荀[或〃]【銃】
VS
@周泰[膝損傷]【グロック17、山刀、高枝切りバサミ】
VS
@華[音欠](華キン)【ハズレ】
VS
@王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】
VS
@黄蓋【鎖(大量)、鉄パイプ、催涙ガススプレー】
VS
@太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】
VS
@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
※さらに以下の人々が向っています
≪ジャイアンとスネオ/2名≫張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
≪美女と騎士/2名≫甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
@張飛【槍】
杜遠は一人、人形を握りしめ、念じていた。
「電波ぁ!電波ぁぁ!」
あからさまに他人が見れば怪しい。しかし本人は必死だった。
彼は死にたくなかった。ただそれだけだった。
彼は一言叫んだ、
「他人から俺は見えない、、見えない、、、。」
@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
毒電波発信中
冷苞「おい、今のはなんだ?」
馬超「知らないが、あんな大きな音が聞こえたんだ。きっとたくさんカモがいるに
違いないな。・・・刈るか?」
冷苞「いや。万が一もある。しばらく様子を見よう。二人で偵察しに行って、
アイテムだけとり逃げなんて手もある。君子危うきに近寄らずってな。」
@冷苞【スタンガン、中国大陸地図、ガスバーナー】
@馬超【鉄槍、銃】
※偵察に行くことにしました。
・・・冗談じゃない・・・。
・・・なんで突然黄巾党の、しかも下っ端に捕まってなきゃいけないんですか。
そもそも、この私にこんなアイテムを渡すこと自体ありえない・・・。
だから、ものすごい必死で逃げましたよ。あの人たちが下手な演技をやっている間に、
こっそり逃げてくることなんか、可能っちゃ可能だったからね。
でもですね、ギャルゲー10本の説明書と箱入りで何をしろっていうんですか。
そしたら、なんか袁家の人がいるじゃないですか。よくみると
有名な武人もいるようですし、これを使わない手はないってことですよ。
沮授「坊ちゃま。私めもご同行させていただきますよ。」
袁尚「うん。おっけー。」
・・・ほんと、うちの君主一族は馬鹿でよかったですよ。
≪虎の威/4名≫
袁尚【ディフェンダー45口径】、顔良【防弾盾】、文醜【兜】
沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
※「虎の威」に沮授追加。「黄巾党の愉快な人たち」から抜けました。
━━━生存者リスト・パーティの部・1/2━━━
≪打倒張譲軍プラス電波系/4名≫
菅亥【防弾チョッキ(弓矢も防げる)、黄色い布10枚、日本刀、麻酔薬?】
&紀霊【飴水5リットル、火縄銃】&袁術【人物レーダー】
&楊弘【「5分でできる人さがし。」という本、「食べれる草や花」という本】
≪蒙古の血/4名≫高沛【「自殺の仕方ベスト100」】&馬騰【槍】&[广龍]徳【トラバサミ×5】
&馬岱【懐中時計】
≪????/2名≫[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】
&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪クラブの2/4名≫苗沢【ガントレット、ソードオフ・ショットガン】
&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数,ワースレイヤー(剣)】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
&楊柏【アームスコー40mm MGL】
≪二本刀/2名≫華雄【七星剣、手裏剣×12、食料】
&孫堅【吹毛剣、煙管、蝦蟇の油、グルカナイフ】
≪破滅の主従/2名≫呂布[銃創治療中]【戟、青龍刀、麦、金属バット、玉璽、日本刀】
陳宮[左足治療中]【出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、
鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
≪ジャイアンとスネオ/2名≫張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香【????】
≪孫兄弟/2名≫孫権【L96A1(スナイパーライフル)】&孫策【ウージーサブマシンガン】
≪????/2名≫審配【ハリセン(普通の紙)】&高幹【漫才の基本】
≪憤死ブラザーズ/2名≫王朗【生存確認:無し】
&魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒、凧糸】
≪騙し討ち/3名≫曹丕【拡声器、アイスピック】&于禁【九鉤刀】&文聘【レミントンM700】
≪追跡者/2名≫ケ芝【???】&沙摩柯【???】
≪????/2名≫冷苞(冷ホウ)【スタンガン、中国大陸地図、ガスバーナー】&馬超【鉄槍、銃】
――――――――――――――〔14・35名〕
馬騰「雍州に着いたYO!」
[广龍]徳「早速トラバサミを仕掛けてきたぞゴルァ!!!」
高沛「何か獣がかかるといいですね。」
馬騰「そういえばさっき、弓矢を持った人を見かけたYO!」
高沛「ボーラと木刀もひろいましたしね。」
馬岱「(よく射られなかったな。・・・。)
さて、民家も見つけましたし、やっぱりこれから篭城?」
[广龍]徳「そうするかゴルァ!」
高沛「じゃあ山菜でもとってきましょうか。」
全員(高沛除く)「危ないからだめ(だぞゴルァ!)(だYO!)(です!)」
高沛「(´・ω・`)ショボーン」
こうして今日も時間は過ぎていく・・・。
〜馬岱、心の日記〜
高沛さんがとんでもない考え方をしてました。叔父上たちのがうつったかな・・・。
・・・どうかこの世界が夢でありますように・・・。ははははは・・・。
@高沛【「自殺の仕方ベスト100」、ボーラ】
@馬騰【槍】 @[广龍]徳【トラバサミ×5】
@馬岱【懐中時計、木刀】
━━━生存者リスト・パーティの部・1・5/2━━━
≪虎の威/4名≫袁尚【ディフェンダー45口径】&顔良【防弾盾】&文醜【兜】
&沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
≪バランス/3名≫曹彰【狼牙棒 Cz75】
&曹休[腹部、腿 腕被弾(止血済)+意識不明]【直刀、迷彩服(着用】
&糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3、飛刀×3、スコーピオンマン(マシンピストル)】
≪江東からの使者/2名≫諸葛瑾(諸葛謹)【ゲイラカイト、ブローニングハイパワー】
&周瑜【クレイモア、毒薬の小ビン、(デリンジャー)】
≪美女と騎士/2名≫甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
≪四人の優しい中国人/4名≫ 凌統[傷は支障ない程度に回復]【鉈】&簡擁【????】
&虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
&張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
≪信頼できる仲間達/4名≫徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)、鍬】
&関羽【マシンガン 民家の保存食(約二日分)】
&周倉【孟徳新書】&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
━━━生存者リスト・パーティの部・2/2━━━
≪南蛮の死神/2名≫祝融【ダイバーズナイフ、チャッカマン、薙刀】&兀突骨【フライパン、ツルハシ】
≪三人の「泰」/3名≫陳泰【チェコ製Cz/M75(残弾数不明)】
&州泰【ミニモニ。テレフォン(おもちゃ)】&曹泰【根性棒】
≪黄巾党の愉快な人たち/10名≫波才【血のり】&趙弘【ホワイトボードとマジック】
&ケ茂【ニンジャブレード】&何儀【『電子ロック解除技術について』】&馬元義【ノートパソコン】
&高昇【直刀】&厳政【謎の鍵】&韓忠【ダウジングロッド】&孫仲【防弾チョッキの詰め合わせ】
&程遠志【集音マイクとイヤホン】
≪アイドルと私/3名≫向朗(機会を見て二人にサインを貰う)【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
≪魏将軍団/8名≫夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】
&夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】&満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】
&楽進【三叉槍】&[赤β]昭【ボウガン】&郭淮【ショットガン】&典韋【八十斤の双戟】&荀[或〃]【銃】
――――――――――――――〔11・46名〕
☆パーティの部 25パーティ・80名生存確認
━━━生存者リスト・ピンユニットの部━━━
@袁紹【携帯電話】 @袁譚【ハンマー】 @王平【ポムポムプリンのぬいぐるみ】
@何晏【化粧品セット】 @華[音欠](華キン)【ハズレ】 @郭嘉【小型双眼鏡、食用植物各種、薬草】
@関興【青竜刀、弓、矢18本】 @関索【なし】 @許[ネ`者]【????】
@厳顔【ベネリM3スーパー90】 @黄蓋【鎖(大量)、鉄パイプ、催涙ガススプレー】 @黄忠【弓】
@吾彦【スーパーブラックホーク(リボルバー銃)、ボウガン、裁縫セット(反物・鋏・針・糸)】
@司馬懿【抽籤 カラーひよこの羽】 @左慈【????】 @朱然【????】
@周泰[膝損傷]【グロック17、山刀、高枝切りバサミ】 @諸葛亮【自在警棒、肉切り包丁】
@徐庶【インスタントカメラ】 @徐盛【デザートイーグル、ジッポ、鉄鞭】 @審栄【日記帳、????】
@成廉【サバイバルナイフ】@曹操【折りたたみ傘 寝袋 三国レーダー アルミホイル】
@曹性【銀の弓(銀の矢15・木の矢18)鉄兜】
@曹仁【携帯電話、グロッグ17、イングラムM11、遠隔C4×2、スペツナズナイフ】
@曹熊【ニューナンプ】 @太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】
@陳蘭[気絶中]【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】 @陳羣【さいたま弾×3】
@張[合β]【熊手】 @張遼【戟、ベレッタ92F、SPAS12、短剣】
@張燕【クロスボウ(矢×16)、弓(矢×26)、小型ナイフ、閃光弾×2、デリンジャー(隠し武器)】
@張角【携帯電話】 @張飛【槍】 @張苞【ロケッティアパック(短距離飛行が可能)】
@陳武【ベレッタM11、懐中電灯、紙袋】
@程[日立]【消音器付きライフル、アメリカンクラッカー、千枚通し】 @程普【10Mロープ】
@典韋【八十斤の双戟】@田豊【短刀 毒吹き矢】@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
@傅士仁[右腕喪失]【飛刀×3 鎌】
@孟獲【携帯電話、大斧】 @雷薄[5歳児]【なし】 @陸遜【携帯電話、ナタ、ワイヤー】
―――――――――――――――
☆ピンユニットの部・45名が生存確認。
合計125名が生存確認。
≪あ行≫8名(+0)
伊籍 袁熙 王允 応劭 王子服 王双 王甫 王累
≪か行≫33名(+0)
賈逵 郭 夏侯和 夏侯恵 夏侯尚 夏侯玄 夏侯覇 夏侯楙 何進 桓階 韓玄 韓浩 韓遂 関平
管輅 牛金 牛輔(/牛哺) 姜維 鞏志 喬瑁 許攸 金旋 区星 厳輿
呉懿 黄権 公孫越 公孫[王贊] 孔融 胡車児 胡軫(/胡シン) 呉班 呉蘭
≪さ行≫26名(+4)
紫虚上人 司馬昭 司馬師 司馬徽 周魴 朱桓 朱霊 朱儁 淳于瓊 荀攸 鐘会 蒋欽
鍾[月缶系] 徐栄 徐商 申儀、申耽 甄姚 成宜 臧覇 曹豹 蘇飛 孫観 孫乾 孫峻 孫礼
≪た行≫32名(+1)
譚雄 趙雲 張英 張衛 張[門豈](/張ガイ) 張嶷 張挙 張済 張昭 張任 張宝
張翼 張梁 趙広 趙累 陳珪 陳到 陳登 陳横 陳震 陳式 陳倉
張勳 程秉 丁儀 田章 田豫 董卓 董承 董旻 陶謙 杜襲
≪は行≫11名(+0)
裴元紹 潘鳳、馬良、馬忠 馬謖 馬休 馬遵 費詩 糜芳 武安国 鮑信
≪ま行≫1名(+0)
迷当大王
≪や行≫3名(+0)
楊彪 楊阜 楊儀
≪ら行≫23名(+1)
雷銅 李異 李典 陸抗 李厳 李意 李儒 呂範 呂翔 劉焉 劉勳 劉賢 劉璋 劉曄
劉禅 劉岱 劉度 劉辟 劉封 凌操 呂凱 李楽 魯粛 盧植
―――――――――――――――
■計:137名死亡 ■既出登場武将数:262名 ■未登場武将:38名(+α)
■禁止エリア:洛陽・幽州
■次回禁止エリア:
>>467にて、涼州
まぁとなりで9人が、気絶しているところで、程遠志と沮授が話あっていた。
沮授の経歴などを話された程遠志はひたすら関心していた。
程遠志「あなたがいれば私たちが、残るのも不可能じゃなさそうですね、
このメンバーだけなら全員頭悪いですからアイテムの意味もほとんど理解できません
でした。」
とさっきまで殺気だっていたが今は、だいぶ落ち着いた彼は、真剣に話し合っていた。
沮授「そのへんでひとつ言いたい事が、あるのです。アイテムはほとんど当たりなの
ですが、問題は武器がない所なのです。」
程遠志「それは私も思う。武器といえばケ茂のニンジャブレードと高昇の直刀だけ
だからな。私はここに来る途中なんというか黒い手の平くらいのなんだかわからないの
をもったやつをみかけ遠くの人に、向けなにかしたらその人が倒れるのをみた。
私が見たこともない武器を、持っている時点でなんだかこの大会はおかしいのだと
思うが、沮授殿はどう思われる。」
沮授「ほぉ・・・(中々こやつ賢いではないか)私もおかしいと思う。だが・・・」
程遠志「だが?」
不思議な顔をし、沮授を見る程遠志なのだが、少しだまり
沮授「情報が少なすぎてまだ分からないのだ。だからまぁこ奴等に付いてきてみたのだが、
成功だったようだ。しかし黄巾党に入るような奴等は馬鹿だけだと思って
いたが貴方のような人物にこんな状況であえるとは思わなかった・・・」
と実際沮授は心底感動していたのだが、程遠志は気にせず
程遠志「こ奴等はみな親とかが、軍などに殺された奴等ばかりでな〜。
勉強していた所、略奪にあって軍に深い恨みをかったようなやつらであり、頭が悪い
ですからな〜。かくいう私も勉強を家でしていたら突然兵士がやってきて家財など
根こそぎ奪われ親が、止めようとしたら殺されましてな〜
そんな時、黄巾党の張角様にあったのですよ。」
と何故こんな内容を、あっさりしゃべれるのか沮授は、少し気にかかったのだが、
沮授「そういう過去をお持ちだったのですか、申し訳ない。(こ奴等こそが一番
の被害者なのかもしれんな・・・)」
程遠志「まぁそれは良いとしてこれからどういたしましょう。ここを襲われたらすぐ
やられると思いますが・・・」
沮授「それは、私におまかせください。私に考えがあります。失礼ですがあなたたちは、
ほとんどの方々に敵、と思われています」
程遠志「うむ。」
沮授「私は、結構信頼に厚いはずですから、袁尚様等から武器を奪ってきて差し上げましょう。
それまであなたたちは、ここにいてください。」
程遠志「それだと沮授殿が危険なのでは?」
沮授「大丈夫です。私をなめないでください。これでも軍師をやっていたのですぞ。」
程遠志「心配なのですが、今はそれぐらいしかできぬと思う。もし危険になったら困るので、
せめて直刀でももっていってください。」
沮授「心づかいはありがたいが、大丈夫です。それではまたあいましょう。」
程遠志「申し訳ない。危険な目にあわせてしまって。だが頑張ってきてくだされ・・・」
と程遠志が心配そうな顔をしていたが、沮授は
沮授「大丈夫ですよ。のんびりしていてくだされ。」
と言ったら少しだけ安堵の表情を浮かべ沮授は城をでた。
沮授「程遠志殿まっていてくだされ・・・」
≪黄巾党の愉快な人たち/11名≫
波才【血のり】&趙弘【ホワイトボードとマジック】
&ケ茂【ニンジャブレード】&何儀【『電子ロック解除技術について』】&馬元義【ノートパソコン】
&高昇【直刀】&厳政【謎の鍵】&韓忠【ダウジングロッド】&孫仲【防弾チョッキの詰め合わせ】
&程遠志【集音マイクとイヤホン】
@沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
※沮授が一時離脱。程遠志意外気絶中。これで414につながります。
祝融は草むらから素早く這って出てくる。
あとからは下半身丸だしで必死の形相の孟優である。
祝融の手には孟優のアイテムであるダイナマイトが握られていた。
どうやらいつものように誘惑して油断させたようだ。
しかし、なぜ同じ南蛮将軍を狙うのか?
「すぐ油断するからやりやすいね」
祝融は控えていた兀突骨とスイッチしてその場を去る。
あとはツルハシで背骨ごと砕かれ貫かれた孟優の死体が転がっていた。
「ねえ、あの若いのは?」
戻ってきた祝融は衣服を正して兀突骨に聞く。
もちろん追跡していた関興のことである。
どうやらまだ遠くへは行っていないらしい。
さあて、早くあの子とも遊んであげないと……
それにしてもさっきから「さいたまさいたま」ってうるさいね。
まったく興味なしとばかりにその場を離れるのだった。
その頃、関興は朱霊だった死体のそばに落ちている携帯電話を拾っていた。
しかし、説明書がないため使用するためには時間を要するのだった。
【孟優:死亡確認】(初登場)
≪南蛮の死神/2名≫祝融【ダイバーズナイフ、チャッカマン、ダイナマイト】
&兀突骨【フライパン、ツルハシ、薙刀】
※関興を追跡
@関興【携帯電話、青竜刀、弓、矢18本】
※拾った
「ねえ、あの音なに?ねえ、なに?」
孫尚香が無邪気に聞くがそれどころではない。
「それよりもこの状況なんとかしませんとね」
2人を囲むように4人の荒くれが因縁つけてきている。
さて、このお荷物(孫尚香)抱えて戦えるのか?
ヤレヤレ・・・
呂蒙は頭を掻くばかりだった。
【朶思王、董荼奴、木鹿大王、帯来洞主:生存確認】※チーム結成
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香[10歳程度の身長]【????】
VS
≪荒くれ南蛮男/4名≫朶思王【???】&董荼奴【???】&木鹿大王【???】&帯来洞主【???】
うう、私としたことが。寝ていて放送を僅かに聞き逃したようだ。
曹操孟徳、奴のせいだ。張コウには裏切られ曹操には踏みにじられ全く散々である。
悪い夢でも見たか、頬が涙でぬれていた。
しかし、なんて甘い奴らだろう、私を裏切って、私を踏みにじっておいても
この司馬懿仲達を生かしておくなどな、はっはっは。
はっはっはっはっは・・・・・・・・・はぁ〜。
ひとまずは狩りをせねばなるまいな、このままでは私は弱者のままではないか、、、(涙)
@司馬懿【抽籤 カラーひよこの羽】
がおうがおがお
ぴーちくぱーちく
めーめーめーめー、め?めめへぇ〜!!
動物たちの話を統合すると、このあたりに人間が急に増え最近私たちが襲われる
頻度が高くなっておちおち出歩けないということであった。
所詮この世は弱肉強食、しかしこの俺が百獣の王になったからには好き勝手にはさせないぞ、人間ドモ。
そんな話を持ってきた羊の め〜太郎君(4歳)を食べる許チョ。
ジャングル大帝とはいえ食わねば動けぬのであった。
@許[ネ`者]【????】
「ど、どうすればいいんじゃ?」
劉表が前後不覚とばかりにオロオロしている。
[萠リ]良が遠くに[萠リ]越を見かけたがとてもじゃないが声もかけられない。
どうやら物見遊山にここに足を踏み入れたのが悪かった。
どいつもこいつもヤル気十分ではないか。
劉表以下、どっちつかずな連中はまとまってここ「さいたま」弾の戦闘区域中心に陣取ってしまっていた。持っているアイテムは……なんだよこの偏りは!しかも楽譜付かよ。しかもなんか理解できちゃうよ!
えーい、ヤケだ!
「文化の保護者たる我々ならではの闘いをしよう!」
「おおおおお!」
こうして沈み行くタイタニックの甲板上でのいい話ベスト1(?)に輝く、あのシーンが蘇った。
各々が楽器を手に手に戦場へ響けとばかりの演奏が始まった。
周囲での戦闘どこ吹く風、である。
【劉表、劉[王奇]、劉j、[萠リ]良、黄祖、呂公、蔡瑁、張允、宋忠、韓嵩:生存確認】
※初登場&チーム結成
≪劉表オーケストラ/10名≫劉表【指揮棒】&劉[王奇]【ヴァイオリン】&劉j【チェロ】&
[萠リ]良【コントラバス】&黄祖【フルート】&呂公【ヴィオラ】&蔡瑁【オーボエ】&張允【クラリネット】&宋忠【トランペット】&韓嵩【ティンパニー】
※演奏開始。まずは「ボレロ」
さいたま弾によってもたらされた、それこそ血を血で争う戦場がえらいことになっているその一方──
緊張感のあまりない3人組が森を歩いていた。
大喬「そういえば、お兄さんの武器はなに?(もし、アタリだたったらどうにかして奪い取っちゃお。)」
向朗「わ、わたしですか?(写真集を見せて動揺するなら本人確定だな。)これですが…。」
と、自分の支給された写真集『辻加護』を2人にも見せる。
大喬&小喬(!! 本の中に女の子がたくさんいる!! しかも変な格好!! 何これ!!)
その驚きの表情を向朗は見逃さなかった。
向朗「(ふっふっふ、昔の自分たちの写真をみせられて驚いているな。)…これじゃ武器にならなくって困っているんですよ。」
大喬「(だめだ・・・、これじゃ武器にならないや。)わたしはこのS&W M59オートっていう…、まあ飛び道具ね。」
小喬「あたしは、これ。」
と言ってCDウォークマンを見せる。
向朗「これじゃ、接近戦は無理ですね。…というか、この3人じゃ接近戦できる人がいませんけどね。」
小喬「何とかなるんじゃなーい?」
大喬「(だめだこりゃ)ま、まあ、もう一人くらい武官の人が味方になってくれるといいんだけどね。」
向朗「あそこに誰かいますよ。」
大喬が向朗の指差した方向をみると、そこには中年の男と少女が誰か4人の男に囲まれていたいた。
大喬は少女は誰かはわからなかったが(誰かに似ているようだが)、中年の男が誰だか知っていた。
もちろん、囲んでいる男4人は知らない人である。
小喬が「子明様ぁ〜」と言おうとした口を大喬が手で抑える。不満そうに振り返る小喬に対し大喬がささやく。
大喬「待って、少し様子をみましょう。」
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香[10歳程度の身長]【????】
VS
≪荒くれ南蛮男/4名≫朶思王【???】&董荼奴【???】&木鹿大王【???】&帯来洞主【???】
VS?
≪アイドルと私/3名≫向朗【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
※チーム≪孫尚香ちゃん≫と≪荒くれ南蛮男≫は≪アイドルと私≫には気づいてません。
曹操に喰われて食料が全く無い、司馬懿は仕方なく自ら狩りに出た。
森の奥に行くと、鹿を見つけた。
これならば、と思い袖籤の狙いを定める。
ヒュッ。
・・・・・・なかなか当たるものではないな、
森の動物相手にそんなことを繰り返していた。すべては曹操が悪い、そんなことを思いながら。
3時間ぐらい狩をして、獲ったのが食べられる野草、という散々な結果だった。
ひとまずそれで飢えを凌いで居るところ、茂みがガサリと動いた。
今度こそ獲物狩っっちゃる、そう思いながら身構えるとその獣はものすごい勢いで飛び出してきた。
「お前カーーーーッ森の平和を乱すのは。」
司馬懿が袖籤を撃つ間もなく、許チョは詰め寄って司馬懿の首をつかんで揺さぶる。
「あうあう。」
首を絞められては言い訳もできず、ただ指は自分の食べていた野草を指していた。
司馬懿の指すほうを見ると許チョは納得した表情だった。
「なんだ、草食動物君か。」
「げほげほ……許チョ・・・殿酷、いではないです、か。」
「いやいや、森を守るのが私の役目なのでな、申し訳ない。司馬懿殿、でしたか?」
(許チョの首には確かに銀の首輪が付いている、なのにこの日和方は、、、まぁよい。)
「いかにも、私は・・・」
司馬懿の話を遮るように鹿の鹿太郎君(メス2歳)が入ってくる。
(しまった、この鹿はさっきの!?)
鹿の話を聞き終わると許チョがものすごい顔になって立ち上がった。
(ここで私の人生が終わるか、、、)
「司馬懿殿、ゴリラのゴリ道栄が罠にかかってしまったようです!今すぐ助けに行きますぞ!」
「え、え、ちょっと、」
慌てる司馬懿を虎の背に乗せ許チョは森を駆け出す。
「ゴリ道栄!大丈夫か」
「う、ウホー」
oO(ケイ道栄、、、だよな?」
「ああ、人間め、虎バサミなんて卑劣な罠を!」
oO(お前も人間……なのかな、、、)
「司馬懿殿、紹介します、ゴリラのゴリ道栄さんです。」
「ウホー」
oO(明らかに人間、、、な気がするが、首輪あるし。)
「ああ、こんな怪我を負ってしまってはもう生きていくことができないなっぁ、ゴリドウ」
「うほっ!?」
oO(え?え?ていうか、ゴリドウ?)
「すまん、ゴリ、仇は絶対とるぞっ」
言うと許チョはケイ道栄の心臓にナイフを突き立てた。
「ウ、ウホー。。。」
oO(ゴリ、、、)
「さて、司馬懿殿、ゴリ山の復讐戦に出ますぞ、」
oO(ケイ道栄、、、もう原型ねぇや。。。とりあえず流されてしまうか)
「敵の居所はわかって居るのですかな?」
「それはもう、サルの猿沢君がつきとめてくれた」
「うきー」
oO(今度はちゃんと本物の猿のようだ、、、)
「では行きますぞ!」
【ケイ道栄 死亡確認】※初登場
≪森の愉快な中間達/2名≫
司馬懿【袖籤 カラーひよこの羽 首輪 ワイヤー 虎バサミ】許[ネ`者]【ナイフ】
VS
≪蒙古の血/4名≫高沛【「自殺の仕方ベスト100」】&馬騰【槍】&[广龍]徳【トラバサミ×5】
&馬岱【懐中時計】
うわーん、コピペミス。
431と432の間にこれが入ります。
↓↓↓
許チョが手早くナイフでゴリラ(ケイ道栄)を捌くと森の中間達に取り分ける。
そして、その分配は司馬懿の元まで回ってきた。
人の肉、しかも生肉ということに司馬懿が戸惑っていると森の中間達と許チョが
じっと自分を見ているのがわかった。
「あ、あの私は菜食・・・」
ああ、これは食べなくては殺されてしまうなぁ、そう思いながら意を決してケイ道栄を食べた。
数時間経つと、司馬懿もすっかり野生に慣れて、許チョのペースに流されて居る自分に気が付いた。
さいたま弾に誘われる4人、、、出来る限り関わりのない奴は避るつもりでいる一行
徐晃「さて、、そろそろ殺る気満々の輩のみが残るころでは、、」
関羽「我らのような物もいるだろう、しかし飛が気がかりだ、、」
前方に関羽 徐晃 後方に周倉、、彼らに囲まれる劉備、、
それをを見ていた王平は驚きが隠せなかった、、
王平「徐晃!?それに関羽、、何故に彼ら、、、ぐはっ!」
劉備「それそれぇ!」(パシッパシッ!
王平に気付いた劉備はハリセンで思いっきり殴った。
彼女は、殺さず気絶程度で終わらしたかった、、
しかし、それを見た徐晃は過去の清算か、鍬で首をはねた、、
徐晃「武運がない奴が消えていくのよ」
周倉「お見事、、と言っておきましょうか。」
孟徳新書と王平が持っていた人形を片手に周倉は笑った。
劉備「王平、、、」
劉備の心境は複雑だった、、互いに敵だった、見方だった者達が関係なく殺し合う、、
この行動は間違っていると思いながら甘さは無用と思わされたのだ、、
しかし、愛らしいぬいぐるみをちゃっかり取ってる周倉に笑った劉備だった。
関羽「周倉よ、前方の少女に渡しておけ?」
周倉「は?いや、、え?少女?」
関羽には、呂蒙達が見えていた、、、さすがの呂蒙とて南蛮の剛の者達では苦戦をするだろう、、
関羽「前方の4人は見た目から南蛮地帯の者でしょう、、行きましょう」
王平 死亡確認 (アイテムは周倉が確保)
≪信頼できる仲間達/4名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)鍬】
&関羽【マシンガン 民家の保存食(残りわずか)】
&周倉【孟徳新書 ポムポムプリンのぬいぐるみ】
&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香[10歳程度の身長]【????】
※《孫尚香ちゃん》を助けに行きます。
黄蓋は太史慈と共にヤル気を見せていた。
狙いはでっかくあそこの魏将よ!
大量の鎖をあらん限り投げ込み絡め、連環!連環!と叫んで突撃していった。
相手の飛び道具なんぞ無視無視!
≪魏将軍団/8名≫
夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】&夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)】&楽進【三叉槍】&[赤β]昭【ボウガン】
&郭淮【ショットガン】&典韋【八十斤の双戟】&荀[或〃]【銃】
VS
@黄蓋【鎖(大量)、鉄パイプ、催涙ガススプレー】
@太史慈【大刀、徳用カビキラースーパー】
※2人はチーム組んだわけではない
ボレロが終わった頃、いつのまにか観客が目の前にいた。
「ブラボー!」
何晏と張[合β]である。
すぐ後方でまさに魏将達がケンカをふっかけられているのにお構いなしである。
そしてオーケストラは2曲目に突入した。
2曲目はホルストの「惑星」。
≪劉表オーケストラ/10名≫劉表【指揮棒】&劉[王奇]【ヴァイオリン】&劉j【チェロ】&
[萠リ]良【コントラバス】&黄祖【フルート】&呂公【ヴィオラ】&蔡瑁【オーボエ】&張允【クラリネット】&宋忠【トランペット】&韓嵩【ティンパニー】
※「惑星」演奏中
≪美しき人々/2名≫何晏【化粧品セット】&張[合β]【熊手】
※絶賛中
顕甫(袁尚)め。まだ死んでないのか……
兄とは思えない悪態をついたことはもちろん内緒である。
今はよき袁家の長子として振舞っておかなくては。
やっと使えそうな手足が見つかったのだから。
考えていることもやっていることも弟となんら変わらない袁譚なのだが、そのことはもちろん知らない。
こいつ(郭図)のほかに信用できる沮授でもいればよかったんだが……。
まさかその沮授が袁尚の元にいるということも、もちろん知らない。
【郭図、麹義:生存確認】
※初登場→そのままチーム結成
≪見た目農民一揆/3名≫
袁譚【ハンマー】&郭図【鋤】、麹義【鍬】
それは、戦だった。
殺戮の宴。
血と鋼鉄と硝煙が支配する、荒野。
荒野。
そこに集まった者の多くは余りに荒野には不的確な者達であったろう。
そこに至る者の多くが、誰かを探している。
あるいは義兄弟を、あるいは自らの主と認める者を、仲間を、そして、同胞を。
戦うつもりの者がなかったわけではない、だが、それでもそこには不的確であると言うのは容易い。
戦うとあれば、武器が、戦闘経験が、素養が、そして人数が勝負を決める。
それで言えば余りにも突出していた集団があった。
武器も、素養も、経験も、人数も、そしてまたその結びつきも、心構えさえも。
彼等はそこにいる全ての武将に個々では敗れる者があったかも知れぬ、それでも彼等は今や一匹の
獣であった。
黒き獣。
その一挙手一投足が、命を狩りかてる猟犬。
戦場に死を振りまく、黒き猟犬───
ただ、獲物を求め、膨れることのない腹を満たすべく、動き続ける空腹の野獣。
彼等はまさに戦という存在そのものであった。
唐突に、夏候惇のサブマシンガンが周囲を薙いだ。
黄蓋、太史慈は避ける事も出来ようはずもなく、銃弾の雨を浴びる。そこに楽進が、満寵が、典韋が
襲い掛かっていく。
満身創痍の二人に、それを跳ね帰すだけの余力は残されているはずもなかった。
「奴等は駄目だな………」
王朗、そして魏延の命は今や風然の灯火と言えた。
魏将達は周囲の武将を手当たり次第に襲っている、この限定フィールドにいる以上、戦うしかない、
それでも勝ち目があるはずもない。
目を走らせれば、[广龍]統、[萠リ]越、そして、周泰、華[音欠]、甘寧、張飛────
唐突に二人が動かなければ、黄蓋、太史慈も同時に襲い掛かればなんとかなったかも知れぬ。
それでも、彼等は、周囲の者に目を走らせた。同時に攻撃するのだ、その意思を込めた目を。
そう、それしかここを生き延びる手段はないのだ────
頷いたのは、周泰と張飛だけだった。
それでも、意思は伝わったはず────
魏延が唐突に隣の王朗を蹴り飛ばす。
すまんな、心で形だけの詫びをそこに残されるであろう武将に送りながら。
すり鉢状のフィールドの中央に王朗が吹っ飛んでいく。
言葉すらない。本気で蹴り飛ばした、骨の数本はいかれているかもしれない。
同時に魏延はフィールドの外に向かって駆けだした。驚きで一瞬動きを止めた周囲の武将を残したまま。
夏候淵の目が、王朗に向いた。郭淮も、また、そちらを見た。
呉の二人を片付けた魏将達は次の獲物を確定させたのだ────
まだ、逃げられるかもしれない、それとも、絶望的な戦いに身を投じるのか?
彼等に、その決断が、突きつけられた────
@黄蓋【死亡確認】
@太史慈【死亡確認】
大刀意外は現在放置
≪魏将軍団/8名≫
夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】&夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)、大刀】&楽進【三叉槍】&[赤β]昭【ボウガン】
&郭淮【ショットガン】&典韋【八十斤の双戟】&荀[或〃]【銃】
VS
@周泰[膝損傷]【グロック17、山刀、高枝切りバサミ】
@華[音欠](華キン)【ハズレ】
≪憤死ブラザーズ/2名≫解散
王朗[肋骨骨折]【無し】
魏延【画鋲、バタフライナイフ、お手製棍棒、凧糸】
*逃亡中
≪????/2名≫[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】&[萠リ]越(カイ越)【小型ガスボンベ】
≪美女と騎士/2名≫
甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】
*貂蝉は離れています。
@張飛【槍】
「銃を降ろせ、曹熊」
「兄上には分かりはしない、きっと、いや、絶対に────」
曹熊がニューナンプを糜竺に突きつけたまま、呟く。
曹彰の言葉を曹熊は聞いていなかった。何を言っているのかさえ、理解してはいなかった。
「お前を殺したくない。」
「何もわかってないくせに────」
治世の才に、あるいは武に、詩歌の才に恵まれた兄上達に何もない私の気持ちなど理解できるはずが
ない────だから、何か言うんだ。僕が今話しているというのに────!
「父上の愛情を、期待を背負ってきた兄上に僕の気持ちが分かるわけがない────!それなのに分かっ
たような事を言う、兄上達が僕はずっと憎かった────」
曹熊にとっては血を吐くような言葉であったやも知れぬ。それでも曹彰にそれは伝わらぬ、伝わるは
ずもなかった。何もないという事を、曹彰は知らない────
悔しかった、妬ましかった、何よりも自分が情けなかった────
そして、今ここで曹彰にそれをぶつけている。
しかも、曹休と糜竺を人質に取るようにして。
今でも変わらなかった、悔しくて、妬ましくて、そして情けない思いで一杯だった。
それでも────
それでもかつて言う事もできなかった言葉を口に出来た、そして、聞かせる事ができた────
自分の中にあった言葉。
それは言葉というよりも、妬み、嫉妬、そういった感情。
ただ、純粋に実の兄を恨んでいる、嫌っているという事────
不思議な満足感、そして優越感。
もう、どうでもいい。という達成感────
ああ────、やってみればなんて簡単な事────
そうだ、何もかも、簡単な事に違いない────
曹熊はゆっくりと引き金にかけた指に力を込めた。
自分が何をしているのか理解しようとせずに、全てを終わらせる為に────
曹熊【ニューナンブ】
VS
≪バランス/3名≫曹彰【狼牙棒 Cz75】
&曹休[腹部、腿 腕被弾(止血済)+意識不明]【直刀、迷彩服(着用】
&糜竺【ロケットペンダント、食料一週間分×3、飛刀×3、スコーピオンマン(マシンピストル)】
魏延の撤退と同時に全員が一斉にすり鉢状のフィールド外へと動き出す。
しかし一人だけ別の動きをした人間がいた。[萠リ]越だ。
王朗がまさに血祭りに上げられるそこへと自ら進み出る。
「戻れ!」[广龍]統が叫ぶ。
落ちていた黄蓋所持だった催涙ガススプレーを拾い上げ、[萠リ]越は一度だけ振りかえるとまたグランドゼロへと駆けていった。
時間を稼がなくてはないない・・・。
[萠リ]越は9mmパラベラム弾を浴びながら一番近くにいた[赤β]昭へと飛びついた。
そして催涙ガススプレーを周囲に噴射。
楽進と夏候淵が咳き込んでいる。
その時オーケストラは確か「惑星」の中の『ジュピター』だったように思う。
そしてその音楽が盛り上がる中、彼が懐に抱える小型ガスボンベに銃弾が当たり、バースト・・・。
ごく小規模ではあるが巻き込むには十分だった。
[赤β]昭と郭淮、そして魏将大勢に火傷の刻印をして彼は去った。
[广龍]統は忘れない。彼の最後の笑顔を。そして・・・。
振り向いた際に声に出さずに自分に投げかけた言葉を。
──────『生きろ』。
振りかえらずに走った。
【[赤β]昭、郭淮、王朗、[萠リ]越:死亡確認】
≪魏将軍団/6名≫
夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】&夏候淵[重度火傷]【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&満寵[軽度火傷]【バタフライナイフ、ボウガン、キンチョール(残り僅か)、大刀】&
楽進[軽度火傷]【三叉槍、ショットガン】&典韋[重度火傷]【八十斤の双戟】&荀[或〃][軽度火傷]【銃
VS
@周泰[膝損傷]【グロック17、山刀、高枝切りバサミ】
@華[音欠](華キン)【ハズレ】
※周囲にはあと≪劉表オーケストラ≫と≪美しき人々≫が存在
※その他は離脱したようです。
[广龍]統(ホウ統)【ワルサーPPK、アウトドア用ナイフ】
※もちろん離脱
@杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
&
≪黄巾党の愉快な人たち/11名≫
&
≪ジャイアンとスネオ/2名≫
も周囲に存在
446 :
無名武将@お腹せっぷく:02/11/14 22:26
まあ、あんなこと言ってだまして逃げてきたと言われればその通りですよ。
さすがに、良心がいたむわけです。人間ですから。
このバトロワにて、どう考えても、人数が大いに越したことはないわけです。
黄巾党の皆さんも、案外悪そうな人じゃないみたいだし・・・。
沮授「みなさん。ちょっと相談したいことがあるのですが・・・。」
数分後、波才たちがいるところに、四人の影があった。
≪虎の威/4名≫
袁尚【ディフェンダー45口径】、顔良【防弾盾】、文醜【兜】
沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
※とりあえずまだ合流はしてません。相手と話し合うつもりです。
トランシーバー越しに、置き去りにしてきた貂蝉と口喧嘩をしていたことで
移動に手間取ったことが幸いした。
誰よりも早くグラウンドさいたまに向かって駆け出した甘寧も
その血の饗宴の舞台に到着したのは、他の出席者達とほぼ同時だったのだ。
到着が遅れたお陰で、盆地の中央で四方八方から狙い撃ちにされる心配は無くなった。
MPの中でも最も小ぶりなSMG―――MP5Kを抱えるように持っていたため警戒されず、
最大の強敵と思われた魏将軍団の第一波からも、自分は外されていたようだ。
―――ツイてる!!
舞い上がる血飛沫と絶叫の中、甘寧は歯を剥き出して笑っていた。
沸き起こった殺気を感じたのか、≪ジャイアンとスネオ≫越しに振り向いた楽進の口が大きく開かれ、
警戒の叫びを上げようとした瞬間―――
けたたましい掃射音と共に、腰ダメに構えた甘寧のサブマシンガンが火を噴いた。
≪魏将軍団/8名≫
夏侯惇【サブマシンガン(予備マガジン×1)】&夏候淵【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&満寵【バタフライナイフ、キンチョール(残り僅か)、大刀】&楽進【三叉槍】&[赤β]昭【ボウガン】
&郭淮【ショットガン】&典韋【八十斤の双戟】&荀[或〃]【銃】
≪ジャイアンとスネオ/2名≫張繍【掻き爪】&賈[言羽](賈ク)【マジックペン各色】
vs
≪美女と騎士/2名≫
甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー(1個だけ)】
(&貂蝉【トランシーバー(1個だけ)】)
*貂蝉は離れています。
ー城固〜上庸間ー
秦慶童「位置ってのは大切だよな!」
楊松「さいたまなんぞに巻き込まれたら、わしらが最初に血祭りじゃからのぅ。」
訳の判らない会話を交わしながら俺達の旅は順調に…順調に遅れていた。
楊柏、楊松、こいつ等は山国で生まれただけあってそれなりに動ける、俺は都会暮らしだったが鍛え方
が違う、しかし……
苗沢「皆さ〜〜ん、待って下さいよ〜〜。(ゼハゼハ)」
こいつはなぁ…俺と同様都会暮らしの上に文官だったから全然身体鍛えてねーんだよなぁ……。
苗沢「なんで普通に長安経由で東に抜けないんですか〜今ならまだ大丈夫なんですよ〜。」
秦慶童「まっとうなルートってのはそれだけ人通りが多いんだよ、俺はなるべく戦いたくねぇ。」
喧嘩にゃ絶対って奴がねーからな。
楊柏「それに関所という待伏せには絶好の場所がありますぞ。」
苗沢「だったら筏を作って川下りでも〜〜。」
秦慶童「それは発見されると確実に全滅するぜ?」
???「きゃあああっっ!」
楊松「あ、あれはなんじゃ!」
楊柏「鳥では?」
苗沢「え〜〜飛行機ですよ〜〜。」
秦慶童「いやスーパー…ってただの人間だよ!ついでにマンじゃねえよ!」
ちょいと距離があるがなかなかいい女だな、持ってるのは大業物みてーだが、それが邪魔で崖から足を
踏み外しちまったっみてーだな。
苗沢「え〜李春香の方がいい女でしたよ〜〜。」
楊松「こんな時に女の事を論じてど〜する。」
秦慶童「馬鹿言ってんじゃねーよ、男なら当然だろ?」
楊松「そんな訳有るかいっ!この色ボケ共は…」
苗沢「銭ボケさんには言われたくないですね〜〜。」
楊柏「まぁまぁ、色ボケ殿も銭ボケ兄上も落ち着いて。」
三人「(無言で楊柏を殴る)」
その後俺たちは体育座りで女が墜死するのを待ってから、アイテムと首輪を回収して旅を続けた。
【王氏 死亡確認】※初登場
≪クラブの2/4名≫苗沢【ガントレット、ソードオフ・ショットガン】
&秦慶童【名刺複数、投擲用ナイフ複数,ワースレイヤー(剣)】
&楊松【コイン入り靴下(即席ブラックジャック)黒星(中国製トカレフ)】
&楊柏【アームスコー40mm MGL、ハルバード、首輪】
「ふむ…。」
法正は取り敢えず現状そのものは把握した。
突如打ちあがった「さいたま」。
それを見て集まってきた豪傑たち。
そして乱闘を始めた豪傑たち。
更に、その中で始まった劉表オーケストラの演奏。
「…なんだかよく分からんが、足を突っ込まないほうが良さそうだな。」
法正は支給武器のトマホークを1本だけ手に持ち、素早くその場から離れた。
「ん?何だこれは」
少し行くと、足元に筒のような物が転がっていた。
使えるかどうかは分からんが、まあいい。取り敢えず持っていこう。
さて、これからどうしようか。
できれば蜀将と合流したいが、叶わなければ…やるしか、ないか。
【法正生存確認:トマホーク×5、さいたま弾】※初登場
※蜀将を探しています
程遠志「沮授殿〜。申し訳ないが、あなたが心配になりここにきたのだがさすがに
ここは敵が、多そうなので途中であった田豊殿というあなたのことを知っているもの
と波才のみ来た。」
と言う横には、田豊が無言で立っていて、
波才はかなりまわりを警戒していたその時、夏候惇のサブマシンガンの音がし
沮授「とりあえずその話は、置いといてください。坊ちゃん、顔良殿、文醜殿
理由は後で話しますからとりあえずここから全力で離脱しましょうここは危険すぎます。」
と全員で、全力で走っていくと杜遠が人形をもって祈っていたのでとりあえず
なんだか怪しいので頭を引っぱたき
程遠志「杜遠こんな所いたら死ぬぞ!!早く走れ。」
杜遠「えっ?えっ・・・えっと・・・・」
といっている間になんだか、うっとおしいので
程遠志「波才、あれいくぞ!!」
波才「あいよ。」
そんなことしている間に、虎の威のメンバーが、離れていき
程遠志「沮授殿、あの城に行っておいてください。もうメンバーには説明してますから
大丈夫です。あとで追いつきます」
と言いつつ杜遠の上半身をもった程遠志と波才が足をもって田豊が体をもち、
丸太のように杜遠をもちつつ激走している三人で
あったちなみに杜遠は、もう波才に無言で気絶させられている。
≪虎の威/4名≫
袁尚【ディフェンダー45口径】、顔良【防弾盾】、文醜【兜】
沮授【ギャルゲー10本の説明書と箱入り】
*城にいくつもりです。
≪黄巾党3人組と常識人/4名≫
杜遠【瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)】
波才【ニンジャブレード(ケ茂から渡された)】&程遠志【集音マイクとイヤホン、直刀(高昇から渡された)】
&田豊【短刀 毒吹き矢】
*黄巾党の愉快な人たちと一時的分離中
孟獲はやっと携帯電話の意味を知った。
つまりあれだ、これで遠くにいるやつと話しできて、手紙も送れるわけで。
不器用な手つきでとりあえず一斉メールというやつでメールを打った。
メッセージはもちろん
『友達募集!南蛮王』
・
・
・
―――遠く離れて。
陸遜含め全員が戦慄していた。
これで7つあるはずの携帯電話持ち主3人目が判明してしまった。
「宗教バカ」「坊ちゃん」「南蛮王」・・・。
やはりロクな人間いないんじゃねーの?
すぐさまやはり一斉メールで返信が入ってきた。
誰かが律儀に返事を出したようだ。
『ぜひ友達になろう。悩みとかあったらぜひ(笑)!>河北の雄』
(笑)ってなんだよ。(笑)って。
そのうち顔文字とか使い出すんじゃないだろうな!
そのとおりだった。
@陸遜【携帯電話、ナタ、ワイヤー】
※頭痛が激しい
@孟獲【携帯電話、大斧】
※使い方会得した
韓忠「ひゃっほ〜い。今度は厳政がおにだ〜」
厳政「しくしくしく・・・集中攻撃かよ・・・」
城に戻った9人組は、何故かおにごっこをしていた。
まぁさすがに、波才に言われたように高昇と何儀と馬元義が、見張りに付き
程遠志に言われたように、手製の分際量産していた。
趙弘「誰か手伝ってくれ〜」
全員「お前がじゃんけんにまけただろーが!!」
≪黄巾党の愉快な人たち/8名≫趙弘【手作りの木のやり】
&ケ茂【血のり、手作り棍棒】&何儀【『電子ロック解除技術について』、
手作り棍棒】
&馬元義【ノートパソコン、】 &高昇【ホワイトボードとマジック】&厳政【謎の鍵】
&韓忠【ダウジングロッド】&孫仲【防弾チョッキの詰め合わせ】
「重い…」
全身を銀色の装甲に身を包んだ男はスタートしてからずっとこの調子で
ゆっくりと歩いていた。というよりは無理やり装備を引きずって進んでいた。
途中、何度もこれを捨てて行こうかと思ったが
なんとなく見た目は強そうなので捨てるに捨てれずといった有様であった。
「とりあえずあの変な音のした方向に行ってみよう…」
【??:生存確認】@??【宇宙服】
※グラウンドさいたまに向け移動。超鈍足なので到着はかなり遅れる
大変なことになっている……自分のせいで。
グラウンドゼロの乱戦の気配はここまで伝わってくる。
さすがにこの乱戦の原因に気付いた陳羣は、
今は思考どころではなく、完全に蒼白となっていた。
―――悪気は無かったのだ。
だが、この殺し合いゲームの最中に目立つことが
どれだけ陰惨な結果を招き寄せるのかは骨身に染みた。
そして、この混乱を引き起こしたアイテムを持ちつづけておくことが
どれだけ危険かということも。
「……冗談じゃない! こんなものを持っていれば、
さっきの生き残りに掴まった時に、申し開きもなにもできんぞ?!」
陳羣は手近な茂みにさいたま弾を投げ捨てると、どこかへ消えた。
@陳羣【なし】
※アイテム変更 放置→ さいたま弾×3
爆発、それはごく小規模なものであったとはいえ、確実に周囲の視界を奪った。
それはつまり、死と同義。
視界が奪われ、魏将達に致命的な打撃を与えたものと、誰もが思っていた。
だが、その考えが余りに軽いものであったと、次の瞬間に思い知ることとなったのである。
爆発、それは確かにそこにいた誰もが注目し、そしてその中心にあった魏将達の全滅を願っ
ていただろう。
だが、その希望を撃ち砕いたのは、煙が晴れる間すら無く、軽い掃射音と共に飛来するサ
ブマシンガンの弾丸だった。
周泰が、華[音欠]が、本人は見えていないと信じていた杜遠が────もしかしたら本当
に見えていなかったのかもしれない、だが、周囲を薙ぎ払った弾丸から逃れる術はなかった
だろうが────血を巻き散らしながら、吹き飛び、そして動かなくなっていった。
獏縁が納まった所からゆらりと現れたのは、夏候惇であった。火傷の後もない。夏候惇の
足元には典韋と、夏候淵とが折り重なるようにして倒れている。背中に激しい火傷を負って
いた。庇ったのだ、今や彼等の頭となっている夏候惇を、身を挺して。
「賈……賈[言羽]ッ……」
また、張繍もまたその掃射から逃れることができず、地面に這いつくばり、呻いていた。
数発の弾丸が、肺を貫いたのか、言葉と共に血が口から吐き出されね。
ぬるりと、手が熱い液体に触れた。
それが、賈[言羽]の身体から流れ出ているものであるという事に気が付く前に。張繍の頭
は爆発から立ち直った楽進のショットがンによって、粉砕されていた。
全てに終わりはあるものだ。
どんなに優美な楽曲にも、壮大な交響曲にも、終わりは訪れる。
彼等は、幸せだったのかもしれない。
素晴らしい音楽に包まれて、そのまま逝けたのだから。
完全に演奏を終えて、逝けたのだから。
それは魏将の最後の慈悲だったのかもしれない。
劉表オーケストラと美しき人々の面々は最後のさいたまフィールドの犠牲者となった。
全ての演奏を追えた時に、美しき人々の拍手と共に盛大な火薬の弾ける戸が響き渡った。
赤いテープをなげるように、赤が舞った。
抵抗もなく、くぐもった悲鳴すらも銃声に掻き消されて。
それでも彼等の死に顔には、何かをやり遂げた達成感。
満足げな表情が浮かんでいた。
それが、このさいたまフィールドという地獄で起こった最後の惨劇であった。
【劉表、劉[王奇]、劉j、[萠リ]良、黄祖、呂公、蔡瑁、張允、宋忠、韓嵩、何晏
張[合β] 、周泰、華[音欠]、杜遠、張繍、賈[言羽]】【死亡確認】
夏侯惇【サブマシンガン、山刀、グロック17】&夏候淵[重度火傷]【ライフル(玉切れ)、ボウガン】
&満寵[軽度火傷]【バタフライナイフ、ボウガン、キンチョール(残り僅か)、大刀】&
楽進[軽度火傷]【三叉槍、ショットガン】&典韋[重度火傷]【八十斤の双戟】&荀[或〃][軽度火傷]【銃】
*一時潜伏して手当てを行うようです。致命傷の火傷ではないようです。
他のアイテムは全て放置しています。
ps:上の1/3は1/2の間違いです。
―――ピポピポ。
またメールが届く。
「……南蛮王」
曹仁がうなだれる。
その様子を怪訝に眺める張遼に、そのアイテムのことを話した。
聞くとなるほど不思議な武器だ。
だが、ようはこの繋がりを大事にすればある意味使える道具なのではないか?
さすが張遼、察しがいい。
事実助けられている。誰とも知れない奴に。
この携帯には記録されていないどこかからのメールはあれから届いていない。
いったいお前は誰なんだ?
最後の受信メールを呼び出し眺める曹仁であった。
「で、どうする?」
「勝手にしてくれ」
張遼が可愛く聞いたところでそれを察するだけの神経を曹仁は持ち合わせていなかった。
「ま、いいか」
お互い気を使う相手でもないのでしばらくは一緒にいることにした。
※おざなりにチーム結成
≪曹仁君と張遼君/2名≫
曹仁【携帯電話、グロッグ17、イングラムM11、遠隔C4×2、スペツナズナイフ】&
張遼【戟、ベレッタ92F、SPAS12、短剣】
※曹仁は意を決してメールを打とうと考えているようです。
呂蒙は冷静に相手をはかっていた。
囲まれた状態でお嬢様を守りつつ闘うのは難儀なこと。
逃走するのが一番かな?
などと頭をポリポリ掻いて考えていると遠方から一際大きな爆発音が聞こえた。
荒くれ4名が揃いも揃ってそちらに振り向く。
チャンス!
4人の目線の先(さいたまフィールド方向)にはこちらへ向ってくる関羽や徐晃が見受けられる。
まずい!救援か?しかもなんか強そうだ!
さすが動物の言葉もわかる南蛮人、その勘は正解だった。
荒くれが再び目線を元に戻すと忽然とその場から呂蒙と孫尚香の姿は消えていた。
正確にはちょっと離れた場所に孫尚香の顔をこっち側に向けて小脇に抱えて走っていた。
「ちょっとぉ!あの音ってなんなのよ!舌かんじゃうってば!」
まだ状況がわかっていない跳ねっ返りを無視して脱出している呂子明。
「ああああああっ!」
oO(あの女の子可愛い・・・)
ひとりなんか違うことを考えてしまったことは内緒にして
4名の荒くれどもも当然脱兎の如く駆け出していた。
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香[10歳程度の身長]【????】
※逃げました
VS
≪荒くれ南蛮男/4名≫朶思王【???】&董荼奴【???】&木鹿大王【???】&帯来洞主【???】
※追いました
≪信頼できる仲間達/4名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)鍬】
&関羽【マシンガン 民家の保存食(残りわずか)】
&周倉【孟徳新書 ポムポムプリンのぬいぐるみ】
&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
※置いていかれました
≪アイドルと私/3名≫向朗【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
※置いていかれました
「くっ、もはやこれまでか・・・。」
呂蒙はがんばって抵抗したがいかんせん多勢に無勢。
董荼奴を切り捨てるも朶思王と木鹿大王に二人がかりで羽交い締めにされ、孫尚香は帯来洞主に捕まった。
「ちょっとぉ!やめってたらぁ!」
乙女の悲鳴が空気を裂くがむなしく響き、哀れ孫尚香は南蛮男の餌食になりかけた。
その時だ!
「ハハハ、ハハハハハハ!」
「だっ、誰だ!」
「ズバット参上!ズバット解決!人呼んでさすらいのヒーロー! 快傑ズバァット!!」
謎のポーズを決める全身赤ずくめの男が現れた。
「罪も無き少女を襲い、その従者を羽交い締めにし、あまつさえ少女を毒牙に掛けようとした荒くれ南蛮男、許さん!」
「くっなんだ、こいつは、やっちまえ!」
目にも留まらぬ速さで帯来洞主が吹き飛ばされる。
慌ててアイテムの鞭で殴ろうとした木鹿大王の顎に蹴りが入り、血反吐を吐いて倒れる。
朶思王は麻痺毒吹き矢を撃つが、気づいたときにはもうそこにズバットはいない。
「ここだ!」
脳天をズバットチョップが直撃し、彼も昏倒した。
が、朶思王はたたき起こされ、こう尋ねられた。
「朶思王! 飛鳥五郎という男を殺したのは貴様だなぁ!」
「ち、違う、俺はその時南蛮にいた・・・。」
謎の言葉を残し、再び気絶した。
「縁があったらまた会おう、さらばだ!」
あぜんとしている呂蒙と孫尚香をおいて、ズバットは去っていった。徒歩なのが少しわびしい。
劉備達が着いたときには、4人組に縄が掛けられ、こうカードに書かれていた。
『この者 極悪変態犯人!』
ズバットはまたさすらいの旅に出るのだった。
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香[10歳程度の身長]【????】
≪荒くれ南蛮男/3名≫朶思王【麻痺毒吹き矢】&木鹿大王【鞭】&帯来洞主【???】(全員気絶・縛られ中
董荼奴【死亡確認】(アイテムは不明だが、バッグは放置)
≪信頼できる仲間達/4名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)鍬】
&関羽【マシンガン 民家の保存食(残りわずか)】
&周倉【孟徳新書 ポムポムプリンのぬいぐるみ】
&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
快傑ズバット?【ズバットスーツ・ズバット説明書(おまけ)】※初登場
果たしてその正体は、、、?
ズバット参上!ズバット解決!
ズバット参上!ズバット解決!
地獄が見えたあの日から
俺の心に吹く風は
復讐の風・・・
「アスカァ〜!!」
熱い風・・・
追って 追って 追いつめて
ズバット参上!ズバット解決!
友よ 友よ 友よ
友よ見えるか 唸る鞭
俺は快傑ズバットさ!!
向朗が関羽と周倉を知っていたため、
《信頼できる仲間達》を追いかけていた向朗と大喬と小喬。
向朗「呂蒙さんたちは戦闘中かもしれませんよ。」
小喬「私たちにできることはあるかなあ。」
大喬(この得物は実践ではまだ使ったことないからあまり使いたくはない。いざとなれば使うしかないけど。)
などと心配していただが、いざ進んでみて3人は見たものは──
『この者 極悪変態犯人!』 と書かれたカードを胸にぶら下げた3人の南蛮武将と
その周りを囲む唖然とした4人の男性と1人の女性と1人の少女の姿がだった。
(側に1人の死体)
「う、雲長殿っ、こ、これは雲長殿がっ?」向朗が聞く。
「ん? 巨達殿か? いや、それがしが着いた時からこうなっておったのだ。」関羽が答える。
向朗は考える。
『それでは、誰が? ま、まさかあの少女がそうなのか?Σ(゚Д゚)
あの少女はああ見えても気功の達人とか・・・、いや、功夫スターかもしれない。
スタントマンは雇わないとかっていう・・・。』
大喬(子明様じゃないの?(ぼそっ))
≪孫尚香ちゃん/2名≫呂蒙【ククリ刀、畳針】&孫尚香[10歳程度の身長]【????】
≪荒くれ南蛮男/3名≫朶思王【麻痺毒吹き矢】&木鹿大王【鞭】&帯来洞主【???】(全員気絶・縛られ中
≪信頼できる仲間達/4名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)鍬】
&関羽【マシンガン 民家の保存食(残りわずか)】
&周倉【孟徳新書 ポムポムプリンのぬいぐるみ】
&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
≪アイドルと私/3名≫向朗【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
※もし、≪孫尚香ちゃん≫の2人が建業に行くのなら、大小喬は彼らについていく。
向朗はサインを貰って、≪信頼できる仲間達≫に合流したい。
※もし、建業にいかなければ、引き続き向朗は2人と柴桑までつれていく。
小喬『私たちどうなるのかなあ。』
「孫家の誰でもいいので会えればいいのだが・・・」
すべり込みで登場ぽいバツが悪い感じで4人の呉将はうろついていた。
【韓当、顧雍、カン〔門敢〕沢、潘璋:生存確認】※初登場
※チーム結成
≪孫家血筋を求めて/4名≫
韓当【???】&顧雍【???】&カン〔門敢〕沢【???】&潘璋【???】
漫才の基本を、読み終えた審配は、とりあえずネタ作りをしていた。
審配「・・・・・・・・(思案中)」
高幹「・・・・・(なんで俺まで考えないと駄目なんだよ)」
審配「よし決定!!我らのコンビ名は!「喜べ!心配、泣く!交換」だ!!」
と自信まんまんになんだかあやしげなコンビ名をいう審配だったが、
高幹「はぁ・・・(なんなんだよ〜それは〜(泣)あっ俺の事か。交換って)」
なんだか投げやりに、返事をする高幹であったが、
審配「なんだその返事は!はっきり言え」
高幹「はいぃ!!(泣)(どこが喜べなんだ〜意味わかんね〜ぞ〜)」
高幹の悲惨な時間は続く。
≪喜べ!心配、泣く!交換/2名≫
@審配【ハリセン(普通の紙)】&@高幹【漫才の基本】
なんとも微妙な空気のまま、周倉からポムポムプリンのぬいぐるみをもらってご機嫌の孫尚香が、
キョトンと首を傾け、なんともプリティな仕草で女性になっている劉備を眺めていた。
「えっとお嬢ちゃんは誰かな?」
まさか孫尚香だとは知らない劉備が暢気に質問している。
どうやらわかっているのは呂蒙ひとりだけのようだ。
それにしても落ちつくと疑心暗鬼に捕らわれるのが人間。
この状況どうしたもんかなー・・・と誰もが誰かこの空気を打破してくれないかと祈っていた時、
突然甘寧が貂蝉の手を引いて走ってきた。
「興覇様だぁ!」
小喬が叫ぶと向こうも気づいたようでぱっと表情を明るくしたものの、すぐに引き締める。
「御姉妹も無事でしたか!子明殿も!あ!それに尚香お嬢様じゃないですか!」
なぜか判別できちゃった甘寧はさておき、全員が全員驚愕し口を合わせて絶叫した。
「尚香?って、孫尚香っ!!」
「おう!」
かわいくガッツポーズをする10歳程度の孫尚香に改めて全員注目していたが、
実は状況はそれどころではなかったのだ。
甘寧と貂蝉は走るのをやめずにそのまま通り過ぎていく。
そしてその後方には右腕を失いキ○ガイとなった傅士仁が何事か叫びながら迫ってきていた。
どうやらさいたまフィールド脱出後いきなり因縁つけられたらしい。
無駄弾を使うわけにもいかずとりあえず走ってきたのだ。
鎌を振り回す様は常人ではなく、呉将も蜀将も判別していないようだった。
ここにこれほどの綺羅星の如き将がいなかったら誰かしら犠牲にあってたかもしれない。
しかし、神様にまで上り詰めた男までいるのでは敵ではない。
傅士仁は関羽をはじめ、徐晃、周倉などに瞬殺されていた。
劉備は勝負がついたことを確認し、振り向くとどうも状況が変わっている。
まず縛っていた縄が落ちており≪荒くれ南蛮男≫の3名が消えていた。
そして孫尚香と貂蝉も。
「・・・・・・・・・・・・あ!」
全員が気づいた。
「誘拐された!」
言うが早く、甘寧と呂蒙はともにその場から駆けていた。
「持っていけ!」
関羽が傅士仁の飛刀を投げ渡す。
それを素早く受け取るとトランシーバーを頼りに追跡を開始するのだった。
【傅士仁:死亡確認】
※チーム≪美女と騎士≫&≪孫尚香ちゃん≫それぞれ強制解散→ピンへ編入
≪荒くれ南蛮男/3名≫朶思王【麻痺毒吹き矢】&木鹿大王【鞭】&帯来洞主【???】
@貂蝉【トランシーバー】
@孫尚香[10歳程度の身長]【????、ポムポムプリンのぬいぐるみ】
※貂蝉と孫尚香は誘拐されました
@甘寧【釘打ち機、MP5K、トランシーバー、飛刀】
@呂蒙【ククリ刀、畳針、飛刀】
※2人で貂蝉と孫尚香奪還へ
「……ねえ。というかなんで私らは無視されたんだろ?」
それなりに美女のはずの大喬と小喬はちょっとご機嫌斜めだった。
「というか、一緒に追わなくていいんでしょうか?」
向朗が当然なことを言ったが、関羽らは別の方角を見てかまえている。
誰かいるのか?
「こっちのお客様の相手しないといけないみたいだ」
劉備の示す方向に向朗が振り向くとそこには三国時代に幕を引いた者達が立っていた。
【司馬炎、司馬孚、司馬望、司馬朗、王基、王渾、王戒、王濬、賈充、羊[示古]、杜預:生存確認】
※初登場→チーム結成
≪晋を作った男たち/11名≫
司馬炎【キャリコ110】&司馬孚【肥後之守】&司馬望【蛇矛】&司馬朗【電動ドリル】&
王基【バール】&王渾【チェンソー】&王戒【九環刀】&王濬【S&W/チーフスペシャル38口径】&
賈充【鍋蓋】&羊[示古]【柳葉刀】&杜預【高圧蒸気クリーナー】
VS
≪信頼できる仲間達/4名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)、鍬】
&関羽【マシンガン、飛刀、民家の保存食(残りわずか)】
&周倉【孟徳新書、鎌】
&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)】
≪アイドルと私/3名≫向朗【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
※巻き込まれました
関羽「彼らは、、、、、」
徐晃「数名知ってますが、おそらく魏の者かと」
劉備「だったらさぁ、銃持ってる人から行った方がよろしいんじゃない?」
関羽「容赦なしですか、、、いざっ!」
周倉「この程度なら4人で大丈夫でしょう」
まず、一瞬にして司馬炎と王濬が殺された。
そして、飛び道具無しとなり使いこなせない
蛇矛を持つ司馬望達は何が起こったか分からないまま消えていった。
あまりの強さにおびえる大喬達は立ちすくんでいた・・・
劉備「お嬢ちゃん達、コレが現実なの。ここから逃げた方がいいわ」
小喬「ううう、、、、うわぁぁん!(涙」
目の前の光景と劉備の優しさと厳しさの混じった言葉に小喬は泣きじゃくった。
それを見てた向朗は何も言葉のかけられない自分が情けなかった
適当に使えそうな武器を回収すると、残りの武器は周倉が回収した。
劉備「あんたって、物好きだねぇ、、」
周倉「いや、何か役に立つかと」
関羽「そうやっていくうちに、重くて動けないとか言うなよ」
周倉「いやいや、大丈夫ですよ。」
劉備「んじゃ全部おまえがもて!」
周倉「えぇぇ!?」
劉備「冗談、冗談」
4人は、そのまま安全な場所を求め。蜀方面へ移動した。
すでに、彼らに安全な場所はないと分かっていながら。
自分の無力さを感じた向朗達は後ろからついていった。
「助けてほしい」それだけの理由で
≪晋を作った男たち/11名≫(全員死亡確認)
≪信頼できる仲間達/4名≫
徐晃【白羽扇(使いこなせばビームが可能)、肥後之守、S&W/チーフスペシャル38口径】
&関羽【マシンガン、飛刀、民家の保存食(残りわずか)、蛇矛】
&周倉【孟徳新書、鎌、キャリコ110、チェーンソー、電動ドリル、バール、鍋蓋】
&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)、九環刀、柳葉刀】
※高圧蒸気クリーナーは放置 鍬は使えないと思いそれも放置
≪アイドルと私/3名≫向朗【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
※後をついています
うろうろうろろうろうろ・・・・
洞窟から人の声が聞こえるぞ?
入ってみようっと・・・。
まさかこの中にあの呂布がいようとは・・・。
@雷薄[5歳児]【なし】
≪破滅の主従/2名≫
呂布[銃創治療中]【戟、青龍刀、麦、金属バット、玉璽、日本刀】
陳宮[左足治療中]【出刃包丁、鍬、SOCOM mk23(ソコム)、ニューンナンブ×12、鮫鞘の戒刀、44オートマグ】
≪四人の優しい中国人/4名≫
凌統[傷は支障ない程度に回復]【鉈】
簡擁【????】
虞翻【簡易救急セット、酒、鍋】
張紹【ダーツセット(的付き)12本、鎖(着用中 素早さ−1)、鍬の先(着用中)】
快傑ズバット!果たしてその正体は……!?
のそりのそりとズバットスーツのマスクを剥ぐとそこにはオッサン顔の[登β]艾が現れた。
魏末期の将である[登β]艾の目の前には彼が反乱を鎮圧した毋丘倹と、仲が悪かった鍾会がいた。
どうやら捕まってしまったようだ。
快傑ズバット([登β]艾)大ピンチ!
人を救っている場合じゃないぞ!
文欽も諸葛誕も近くにいるようです。
さらに大ピンチ!
【毋丘倹、鍾会、文欽、諸葛誕:生存確認】※初登場
※快傑ズバットは[登β]艾でした。
@[登β]艾【ズバットスーツ・ズバット説明書(おまけ)】
※捕まりました
@毋丘倹【???】
@鍾会【???】
※捕まえました
@文欽【???】
@諸葛誕【???】
孫策孫堅がそこにたどり着いたときにはそこには死体が累々と積まれていた
もう終わったあと、少し出遅れたか、
使えそうなものはあるか?
使えるかどうかわからんものならいっぱい転がってるなぁ
とりあえずひろっ・・・
タタタタっタタっ
結構な近距離で銃音が聞こえる。
孫堅と孫策は、まだ出遅れてなかったのだと確信した。5分ぐらいの発砲音の間
2人はその音源に近づく、
俺は軽く挨拶しに行く、援護射撃頼むぜ。
このスナイパーライフルってやつだけで十分殺せますよ?
ああ、一人だけならな、それだけじゃ足りんだろ。
そう言って笑うと、孫策は敵の中に駆け出す。
のうのうと武器を拾い集め談笑して居る奴らに弾のプレゼントを。
4人均等に分けて呉れてやる。
ウージーを横に凪ぐように掃射、少し送れて後方からの発砲音。
劉備は孫策が撃つ前に気がついた。が、すでにそれは遅く、徐晃の陰に隠れるので精一杯だった。
徐晃と周倉は襲撃者の姿も見ることも無くたおれる。
関羽が何とか応戦しようとしたところに孫権の弾が肩に命中、それでも倒れずに必死に劉備を守ろうとする。
「もうやめてーーー」
声と共に新たなマシンガンの音が後方から聞こえた。
ヒットアンドアウェイよろしく戦場の変化を察した孫策はその場を離れる。
その光景を見ていたもの。その2人(と一人)も劉備を後方から追っていた。
大喬と小喬である。
見覚えのある二人、孫権と孫策が獲物を狙う楽しそうな目で劉備たちを見て居るのがわかった。
母上から言われたこと、戦場に向かう男たちを止めてはいけない。
それに伯符様の勇士が見られる。期待を胸にそのうごきをじっと見つめる。
向朗は危機を関羽に伝えてやりたがったが、小喬が口を塞いでしまった。
孫策様と孫権様が何かをやる!
しかしその光景、それは婦女子が胸を躍らせて見続けられるためのものではなかった。
もうやめて、、、大喬が小さな声でつぶやく。
もうやめてーーーー
その意思をより確実に彼らに伝えるため銃を空に向け乱射した。
孫策の攻撃が止む、そして鮮やかにその場を逃げ去ってしまった。
劉備たち4人はそれを追撃するだけの力を残していなかった。
徐晃と周泰はもう倒れて動こうとしない。
関羽は何とか自分の傷口を縛っている、劉備は倒れた2人の傷を見てやる。
徐晃は即死だった。その開いたままの眼を閉じてやる。
周倉も弾が心臓のところを、、、
むくり
え?
何事も無かったかのように周倉が立ち上がる。
あいたたた、いやぁ、曹操に助けられましたな。
銃弾のめり込んだ孟徳新書を胸から取り出しひょうきんな声で笑う。
おもわず劉備が笑ってしまうが、劉備の目からは涙が落ちていた
さらに茂み。
伯符も甘いな、ここまで押し切ったのなら殺しきらなくては。
そう呟くのは青い目をした孫策の父、孫堅文台その人であった。
【徐晃 死亡確認】
≪信頼できる仲間達/3名≫
&関羽〔左腕、左肩被弾〕【マシンガン、飛刀、民家の保存食(残りわずか)、蛇矛】
&周倉【孟徳新書、鎌、キャリコ110、チェーンソー、電動ドリル、バール、鍋蓋肥後之守、S&W/チーフスペシャル38口径】
&劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)、九環刀、柳葉刀 白羽扇(使いこなせばビームが可能)】
VS
≪二本刀/2名≫華雄【七星剣、手裏剣×12、食料】
&孫堅【吹毛剣、煙管、蝦蟇の油、グルカナイフ】
≪孫兄弟/2名≫孫権【L96A1(スナイパーライフル)瑠璃子ちゃん人形(毒電波発生装置)マジック各色 掻き爪】
&孫策【ウージーサブマシンガン 熊手】 ※離脱
≪アイドルと私/3名≫向朗【写真集『辻加護』】
&大喬【S&W M59オート】&小喬【CDウォークマン+アルバム「DEEP RIVER」】
あああああ、477の3行目の周泰は周倉の間違いです。
唐突に、劉備と周倉の笑いが止まった。
全てを動きが止まり、まるで悪趣味な彫像のような周倉の身体。
その首から、すうと、首が横にずれて行く。
その背後は立つ巨漢、孫堅文台───
「ぬ……!」
傷の手当て、片腕が使えぬ状況では口と右手で治療するしかない。
そんな状況で関羽が武器を持っていられるはずもなかった。
とっさにマシンガンに手を伸ばし、掴み取る。しかし、いかな関羽とはいえ、それが限界だった。
七星の煌き、その次の瞬間にはマシンガンは半ばから切り落とされていた。
「華雄………孫堅っ!」
劉備と、関羽の呻き、が重なった。
七星がまた煌く、とっさに飛び下がった関羽の左肩が腕と共に取り残された。
二発の銃弾が搾り出した、もうこれ以上流すこともないと思っていた血が、溢れだし、迸った。
言葉すらない斬撃。
いつか戦ったときのように関羽は無名ではない、華雄が相手を呑んでかかるはずはなかった。
関羽の右手には蛇矛、いかに関羽とはいえ片手には余る武器だ。
二人が、睨みあった。
劉備と孫堅もまた睨み合う。
そのまま周倉の持っていた銃に手を伸ばす孫堅。その光景を劉備は呆然と眺めているとかなかっ
た。近づけば、即ち殺される。
「兄………姉者っ!」
大きく、踏み込んで蛇矛を振りぬいた。
二人の注意を引くように、関羽は劉備の前に立つ。先の粗雑な一撃など、この猛者二人にとって
は目を瞑ってもかわせるようなものだろう。それでも、前に立った。
逃げてくだされ。
無言でそう伝えた。銃を奪われ、破壊された今、勝ち目があるとは思えない。それでも、止める
事くらいはできるだろう。
うまく他の武器を拾えば───
白刃がその関羽の思考を中断させた。吹毛剣が、振るわれる度に周囲の武器が破壊されていく。
必要以上の武器が自分達を縛る事を理解しているかのように───
このゲームを戦いなれている。そしてこやつらにはもう私では勝てぬ───
出血の為か、意識が微かに揺らいだ。
傅士仁は、腕を失って狂っていた。私も、そうなってしまうのか───
「逃げて、逃げて下され!」
叫んでいた、もう劉備に対してはそれしか出来なかった。
狂いたくはなかった、死にたくはなかった、何より、劉備に死んでもらいたくなかった。
背後で、息を呑んで、そして走り出す音。
微かな安堵を覚え、関羽は前に駆け出した。銃弾と劉備の間に入るべく───
血が舞った。
体に鋼鉄の鏃が食い込む感覚、それが数発。
それでも蛇矛を振った、二人が飛びすざり、また突っ込んでくる。
腹に、右腕に微かな痛みが走った。
痛みがあるという事。生きているという事───それでも、足は勝手に崩れていこうとする。
踏みとどまった、蛇矛を振る。痛いのだから、生きている。
生きているのなら、戦える。だから、戦う。
それなのに、何故この足は動いてはくれないのか───
幾度となく、蛇矛を振り続けた。
幾度となく、身体に痛みが走った。しかし、それももう、遠い。
どれだけ戦っただろう。まだほんの数秒だろうか、それとも劉備が逃げる時間は稼いだのだろうか。
血が、身体じゅうから流れ出て行く。
痛みはもうなかった、ただ寒かった。
不意に、かつての誓いが蘇ってきた。
遠い、遠い、遥かなる桃園の───
───ああ、私は、またあの誓いを破るのか───
共に戦うと誓った、共に生きると誓った、共に死のうと誓った───
そんな、他愛無い、そして護りたかった、護れなかった、誓い。
それでも、三人で戦ったのだ。
益徳、お前は許してくれるか───?私達は、ここでこうして共に戦った。
三人で戦った、お前の蛇矛はここにある───
いつか別々に戦った、それとは違う。絶対に違う───
関羽の意識は、そこで暗転した。
「……武士は死んで行く」
華雄は、孫堅から放られたキャリコ110を片手に呟いた。
関羽は、立っていた。
蛇矛を支えにして、立っていた。
地に這いずるのを拒み続けるように。
「最後に残るのは武士ではないというのか?」
孫堅は、持ち去らぬ武器を全て破壊し、吹毛剣を収めた。蛇矛だけはそのままにして。
「わからぬが………それでも彼等は死んで行く。」
孫堅も頷いた。
また、武士が一人、死んだ───
≪信頼できる仲間達/3名≫消滅
関羽【死亡確認】*蛇矛は放置
周倉【死亡確認】
劉備[女性]【ハリセン(鉄板入り)、九環刀、柳葉刀 白羽扇(使いこなせばビームが可能)】*逃亡
≪二本刀/2名≫
華雄【七星剣、手裏剣×12、食料、、キャリコ110】
孫堅【吹毛剣、煙管、蝦蟇の油、グルカナイフ、S&W/チーフスペシャル38口径】
*この後すぐに姿を消しました。他の武器は全て破壊しました。
少し寝ていたらいつのまにか、子供が消えていた。
横を見ると、なんだかきょろきょろしている陳蘭。
そのとなりには、やっと起きた審栄。
「・・・・(ほんとどうしようか)」
と考えたところで一時中断され、陳蘭が怒り始めた
「おい!貴様雷薄はどこへいった!ていうかなんで俺は縛られている。」
「え〜っと。まぁ突然来たから敵意あるかもしれないからとりあえず気絶させたんだよね〜
それでいきなり起きて暴れたらどうしようもないから縛ったんだよね〜。」
とまた相手が切れそうな調子のしゃべりをしたら、予想道理切れた
「ふざけるな!!」
と暴れるのだが中々縄は、きれない。
───数分後───
「はぁはぁ・・・まぁもういいとりあえず縄をほどけ。」
と疲れきったように言う陳蘭。
「はいはいわかりましたよ。」
と言った所で、ここまでずっと無言だった審栄がとても迷惑なことをいいだしたりして
場は、またあれるのであった。
「ここはどこなんでしょうか?ていうか僕だれ?」
と言ったとたん無根で、とあえず縄をとる審栄であった。
(誰か助けて・・・・)
≪曹性と迷惑な仲間達/3名≫
曹性【銀の弓(銀の矢15・木の矢18)鉄兜】
審栄(記憶喪失)【日記帳、????】
陳蘭【義手2個(必殺ロケットパンチができます)】
※ 引越し準備中。スレッド停止 ※
491 :
無名武将@お腹せっぷく:02/12/18 00:57
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無名武将@お腹せっぷく:03/01/27 15:05
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DAT行き阻止age
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無名武将@お腹せっぷく:
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