第二回 三国志バトルロワイアル Part5

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━━━━━説明━━━━━
こちらは三国志世界でバトルロワイアルが開催されたら?というテーマで、
主にsage進行で進められている、全員参加型リレー小説スレッドです。
全てのレスは、スレ冒頭にあるルールとここまでのストーリー上
破綻の無い展開である限りは、原則として受け入れられます。
レス内容に「ものいい」のレスが付けば、当該レス者同士を含めての雑談スレへの移動となり、
判定が行われます。ストーリー以外のレスは雑談スレで行われます。

本スレpart1〜part4 & 雑談スレ 直リン集過去ログサイト

●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html

説明は>>2-10のどこかにあります。
たぶん>>2 「アイテムの説明」「首輪の説明」
たぶん>>3 「フィールドの説明」「お願い」
感想&何かあったら雑談スレへ →  
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
━━━━━アイテムの説明━━━━━
※参加者は、【ザック】に入った、【フィールド略地図】【全参加者名簿】【鉛筆】【水とパン1日分】
 【懐中電灯】【腕時計】を基本アイテムとして支給されています。
 基本アイテムのレス末表示は特に必要ありません。
※参加者は不確定要素として、通常は単に【アイテム】と呼ばれる、ザックに入る程度の武器アイテムを、
 各自1つづつ支給されています。支給された武器アイテムの制限はありません。
※参加者は、スタート時には普段着以外の、全ての装備を没収されています。

━━━━━【首輪】の説明━━━━━
※参加者は全員、耐ショック・完全防水の、銀色の【首輪】を身に付けています。
※【首輪】には主催者用の、生存判定用高性能心電図・位置確認用発信機・爆殺用高性能爆薬が、
 標準装備されています。
※【首輪】は、外ずそうとしたり、禁止エリアに接触したりすると爆発し、参加者を死に導きます。
 又、ゲーム内部で24時間経過しても死亡者が居ない場合は、全員の【首輪】が爆発します。
※優勝者(=最後の生存参加者)のみ、首輪は安全に外されます。
 
 (以上の首輪に関しての情報は、参加者にも公開されています。)
━━━━━フィールドの説明━━━━━
※フィールドは、益州が東京23区程の広さに縮尺された、ミニミニ中国大陸です。
 参考資料 → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
※複数の生存確認中参加者が存在する間にフィールドの外に出るか、禁止エリア内に入ると、
 もれなく主催者に強制遠隔爆殺されるか、暗殺されます。
※フィールド内の禁止エリアは、随時追加されていきます。
※禁止エリアの追加は雑談スレにて宣言の上、本スレに主催者放送として書きこんでください。
 その際猶予期間として荒らし行為に拠らない100レスが経過した後発効とします。
※フィールド内の参加者以外の人間と、アイテム以外の強力な武器装備は、
 事前に回収されており存在しません。
※参加者には、『死亡者放送』『禁止エリア放送』の情報のみ公開されます。
 特に、『職人用』と銘打たれた放送は聞こえておりません。
━━━━━お願い━━━━━
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活は認めません。
※新参加者の追加は一切認めません。
※参加者の死亡があればレス末に、【死亡確認】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※人物死亡等の場合アイテムは、3スレ以降のものはその場に放置となります。
※複数にわたる話(名前欄に「○/○」記載)は、3時間以内に最後まで連続で書き込んでください。
 そのルールに則っている限り、他人が途中で割り込むことは禁止します。
※本スレは500になると書き込み禁止、新スレが建つまで書き込みは凍結されます。
※その他詳細は、雑談スレでの判定で決定されていきます。
※主催者側のキャラを動かすことは、原則的に禁止とします。
※生存確認者が全参加者の一割(50人)になるまで番外キャラは全面却下。
 それ以降はストーリー収縮の為に考え出されたキャラと認められる者のみ雑談スレで判定
 の上認められます。(主催者側雑兵等名無し・無個性の者はこの限りではありません)
※放送を行う際は、雑談スレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。マナーは雑談スレでの内容により決定されていきます
▼生存者リスト1(参加武将には聞こえていません)――
○既出メンバー(パーティの部 その1)  11パーティ・36名

≪正史十常侍/12名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&郭勝&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望【ワルサーP38】&張恭【ハッキング・
      クラッキング入門】&韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
☆≪司馬一族B/3名≫王元姫【毒針】&楊艶【青銅矛】&賈南風【青竜刀(重くて使えない)】
☆≪馬謖隊/3名≫馬謖【10Lポリタンク】&馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
      &姜維【薙刀】
        ※ 「☆」印の上記2パーティは同道中。結束は固い。
≪竹とんぼ/3名≫顧雍【十拳剣、手裏剣】&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】
      &[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】
≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、????】
      &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧】
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、のこぎり】
      &曹性[おんぶ・負傷]【グラスファイバーの鞭、銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
      1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
     『簡易植物事典』、調理道具、鉄兜、食材(べっこうあめ入り)】
≪SM帝国再建日誌 with 猿/3名≫ 
      黄蓋[全裸]【フンドシ大斧、懐刀、ブーメラン、ベレッタ社(バーストハンドガン)M93R】
      &袁術[全裸]【眠り薬噴射装置(あと9回)、弩】&韓当[全裸]【なし】
≪戦友コンビ/2名≫
      曹遵【スーパーボール×5、岩塩(血まみれ)、木牛(荷物運び用手押し車/食料いっぱい)
      こんにゃく芋(少し焦げ気味)】&朱讚【鎖鎌、ナイフ】
≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備[右肩、右耳吹っ飛ぶ、重傷]【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフ ル、
      十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】
      &関羽[左手肘下損失、重傷]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、朴刀、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽】
≪マッド医師とモンスター/2名≫ 周倉(武安国)[クリーチャー]
      &華陀(佗)【医療器具一式、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪 五星玉】
▼生存者リスト2 
○既出メンバー(パーティの部 その2)  12パーティ・36名

≪DB捜索隊/3名≫張紘【マイナスドライバー、一星球】&丁奉【青龍刀、三星球】
      &全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
≪皇帝を弑した男/2名≫ 
      陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、ハリセン、畳針、ダウジングロッド】
      &朱褒【まさかり(大)、コンドーム(L)1ダース、スリングショット】
≪DB集め悪の軍団/5名≫
      董卓【九曲剣、二星球、六星球】&董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
      &李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
      &王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
      &樊稠【ニンジャブレード】
≪李[イ寉]特戦隊/4名≫李[イ寉]【大型サバイバルナイフ2本】
      &段[火畏]【斧、手斧、高枝切りハサミ】&宗果【レイピア】
      &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
≪月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール】&諸葛瞻【三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ】
≪ファイヤースターター's/3名≫
      周瑜[2回吐血後死亡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
≪泰山の赤い風/3名≫臧覇【拡声器、謎の物体】&尹礼【SPAS-12(ショットガン)、スキー】
      &孫観【FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、トラ罠、鉋】
≪王の姓/3名≫王経[PTSD]【バンブーアロー】&王業[PTSD]【ショックガン】&王沈[PTSD]【楓の戦戟】
≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇【カメラ、斬馬刀、弓(矢×8)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)・昏睡中]【ショットガンの弾(10)、腕時計2、
      野外用浄水器】
≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫ 張燕【ボウガン(5発)、PSG-1(スナイパーライフル)、アルバレスト、鞭、
      脇差し、蔓縄】
      &張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】
≪歴史家見習いと武闘派軍師/3名≫
      司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』】
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾】
      &審配[負傷]【サーベル、写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)、日曜大工セット、
      『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書、煙玉兼爆竹】
≪チーム南の国から/2名≫
      董荼奴【鉄パイプ(元ジンジャー、60センチ)、ネジ、盾(元ジンジャー、20センチ程度)】
      &阿会喃【鉄パイプ(元ジンジャー、30センチ)、ジンジャーのネジ】

☆パーティの部、以上、23パーティ・72名が生存確認。
▼生存者リスト3
○既出メンバー(個人の部) 

@王濬[左膝下喪失]【金属探知器、肉きり包丁、双鞭、大斧】
@杜預[睡眠]【なし】 @于吉【????】 @関索【斬鉄剣】
@左慈【ハンググライダー、桐箱(呂布首入り)】@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
@曹叡【銅鏡57枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
@孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】@昌キ【トゲ付き鉄棍棒】
@孫覇【プラスチック地雷×7、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】@阮籍【如意棒】
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】
@毛カイ[精神障害]【火炎瓶×2】 羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230】
@曹仁[結構疲労気味・怪我(応急処置済み]【スナイパーライフル(残弾2)、鋼の剣、矛】
@胡車児(ストーカー)【拡声器、置き手紙、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
@于禁【于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、電撃ムチ、
    集音マイクとイヤホン、散弾銃、デザートイーグル】
@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(6発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)】
@厳白虎[瀕死]【カマ、レミントンM700、槍、防弾チョッキ(かなり傷んでいる)、????、弓矢、
   チェーンソー、ストレイヤーボイト、鋼鉄ワイヤー】

@黄権【木の槍】※主催者のミスで、死亡者放送に入っています

☆ピンユニットの部、20名(+黄権。実質21名)以上が生存。 合計92名が生存確認(+黄権)。
▼各種データ
━━交戦情報  
≪戦友コンビ≫ vs ≪泰山の赤い風≫ in 雍州

━━現在時刻&禁止エリア・安全エリア&フィールドの状況変更&ウェザーリポート

禁止エリア地図→ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/167
参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

○ 雍州/擁州  …弘農全焼。長安に大図書館。
○ 司州/司隷  …洛陽全焼、北部は山岳。
○ 揚州    …飢饉。
○ [亠兌]州 …雪原、豪雪
○ 予州/豫州  …許昌全焼。地形がゲリラ戦向きとの情報あり。積雪は薄い。
○ 并州    …雪原、壷関半壊。雪崩の恐れ。
○ 冀州    …全土が吹雪?
○ 青州    …晴れました
△ 益州    …中部は一部雪原。南部は熱帯(南蛮)、成都炎上。桟道焼失。脱出/侵入困難です。
     <<< 益州は、>>今スレ>>36より、禁止エリア発動 >>>
× 幽州    …雪原、所により吹雪。凍死の怖れあり。
× 交州    …禁止エリア
× 涼州    …禁止エリア
× 徐州    …禁止エリア、活火山あり。周辺諸州に温泉が涌きました。
× 荊州    …禁止エリア、地下に霊帝トラップ有り
× 倭国    …禁止エリア

河北、河南(冀州・[亠兌]州)は、やはりまだ吹雪だったそうです。
并州では雪は止み、まんべんなく暖かくなってきています。

14レス間で、一気に3郡移動した者あり。夜明けでしょうね。

━━放浪素材情報
   放浪素材・馬雲丸【なし】 は、禁止エリア・徐州、北之火山の直下の洞穴でフリーズ

━━ドラゴンボール情報(七つ集めると何かが起こるらしい?)

一星球…張紘
二星球、四星球、六星球…董卓
三星球…丁奉
五星球…華陀
七星球…李儒   頑張って七つ集めてください。

なにかあったら、新雑談スレへ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
<ア行 28名>
 阿貴 韋晃、尹賞、尹大目、尹黙、伊籍 越吉 袁胤、袁燿、袁煕、
 袁紹 袁尚 袁譚 閻象 閻圃、閻行 王允、王渾、王伉、王粲、
 王粛 王忠、王朗、王平 王累 王必、王連 於扶羅   
<カ行 128名>
 [萠リ]越、[萠リ]良、賈逵 何儀、華[音欠]、賈[言羽] 郭奕 郭嘉、郭[ミ巳] 郭循
 郭淮 [赤β]昭 華雄 賀斉、楽就、楽進、楽チン 郭図 郭攸之、夏侯威、
 夏侯淵 夏侯恩、夏侯和 夏侯徽、夏侯玄、夏侯湛 何皇后、夏侯尚、夏侯存、夏侯徳 夏侯楙、
 夏侯蘭、夏侯亮 夏侯充 夏侯荘 夏侯覇、賈充 何進、韓胤、軻比能、管亥、 
 韓瑛 毋丘倹 毋丘興、韓玄、カン沢 韓瓊、韓h 韓徳 韓馥 韓瑤 
 韓浩 韓遂、顔良、韓暹、韓忠 甘寧 関平 関興 関靖 簡擁、
 管輅 キ覧、橋ズイ[廾豕生]、魏延、麹義 魏続、魏攸、吉本、吉穆 鞏志、
 牛輔、牛金、丘力居、橋(喬)瑁、羌渠 許チョ、許子将 許攸、紀霊 金イ、
 吉バク 虞翻、奚泥 ケイ道栄 ケイ康 蹇碩、厳輿、厳顔 牽招、呉懿、
 高幹 黄権、黄皓 耿紀、高昇 高柔、高順 高覧 高定、侯成、
 侯選、侯覧、黄祖 呼廚泉、公孫越、公孫淵 公孫続、公孫康 公孫[王贊]、公孫範
 高沛 呉蘭 呉敦 皇甫嵩 黄劭 胡遵 胡奮 耿武 孔融、呉巨、
 伍習、胡軫、兀突骨、胡班、胡母班 黄蓋(黄蓋公覆とは同姓同名)、呉班
<サ行 106名>
 蔡勳 蔡文姫、蔡夫人、蔡瑁、蔡和、蔡仲、崔エン、催毅、左思 サク融
 士壱、紫虚上人 士燮 士徽、士孫瑞、司馬[イ由]、司馬キ、司馬衷、司馬防、司馬亮、
 司馬睦、司馬望 司馬師、司馬昭、司馬炎 司馬攸、司馬倫、司馬懿 司馬孚 司馬朗
 車冑 沙摩柯、朱霊、朱桓、朱光、周マ 周護、周遺、周魴、祝融、
 任峻、荀ケ、淳于瓊 荀ツ、荀[豈頁]、荀攸 鍾会、將林 徐栄、徐盛
 諸葛均、諸葛誕、諸葛恪 向寵 向朗 徐晃、秦h、申儀 申耽、鄒靖、
 雛氏、成宜 成廉、薛瑩、薛綜、薛蘭、単経、宗果 曹休、曹訓、
 宋憲、曹彦 曹昂、曹洪、曹真、曹初、曹彰、曹節 曹爽、曹丕
 曹豹、曹沖 曹熊、沮授、蘇飛、孫堅、孫権、孫晧 孫仲、孫礼、
 孫静 周宣 [言焦]周、諸葛瑾、諸葛亮 成済 千万 曹植 曹芳 曹髦 
 孫和 孫休 孫尚香 孫策 孫乾 孫峻
<タ行 74名>
 太史慈、拓跋力微 帯来洞主 朶思王、趙雲、張衛、張横、張ガイ[門豈]、張勲、張虎、
 張[合β](1人目)、張[合β](3人目) 趙岑、趙儼、張済、張春華、張南、張宝、張翼、張梁、
 張允、張昭、張紹 張松、張承、張翔、張承(魏の)、張昭(後漢の)張鈞 趙弘 
 張任 張繍 趙統 張飛 張尚、張松(呉の)、張象、張敞、張烱 貂蝉、
 陳横、陳応、陳珪、陳登、陳蘭、陳矯、程c、丁儀、程銀 程秉、
 程曠、禰衡 田豫 田楷、田疇、田豊、典満、土安、杜襲、[登β]芝、
 董扶 張嶷、張悌、張曼成、張裕 張魯、陳羣 陳壽 鄭玄、典韋
 杜キ 董厥 陶謙 董昭
<ハ行 37名>
 馬良 馬玩、馬休、馬元義、馬忠(呉の)、馬超、馬鉄、馬ハク([しんにょうに貌]?)、潘璋、潘鳳、
 費[示韋] 費詩、費観 麋芳、糜竺 ビン貢、文俶、馮習、傅士仁、文醜、
 文欽 武安国 卞玲瓏 歩度根、ホウ徳 歩隲、歩闡、封[言胥]  方悦 鮑信 
 波才、馬忠、馬騰 樊建、費観 忙牙長 ホウ統
<マ行 3名>
 孟獲 孟達 満寵
<ヤ行 11名>
 楊儀、楊昂、楊氏、楊秋、楊松、楊任、楊白、楊阜、雍ガイ、楊懐 楊修
<ラ行 53名>
 雷薄、雷銅 陸凱、陸抗、陸績、陸遜、李湛、李恢 李通、李別、
 劉安、劉延、劉焉、劉恢、劉偕、劉虞、劉勲、劉禅、劉[王宗]、劉岱、
 劉巴、劉表 劉封、劉キ([王奇])、李膺、凌統、凌操、呂凱、呂蒙、呂範、
 梁剛、呂曠、呂翔、呂範、呂布、呂威[王黄]、梁興、李歴、魯粛 李厳
 李典 劉淵 劉賢 劉豹 劉協(献帝) 劉璋 劉循 劉ェ 劉宣 劉[王睿]
 劉曄 廖化 冷苞
全死亡者数  440名

◆禁止エリア◆
涼州 徐州 荊州 交州 幽州 倭
○職人さん用業務連絡○
◆番外死亡者リスト◆
<カ行 3名>
 宦官A、B、C 
<サ行 2名>
 ゼン公 徐母
<タ行 1名>
 陳チン
<ハ行 1名>
 伏儀
※(超雲 超馬 融合。個人ユニット馬雲丸に)

番外死亡者数7名

◆生存者・登場者数◆
パーティの部 72名
個人ユニット 20名+2名(黄権・放浪素材)
生存者計   92名+2名
総登場者数  534+10名
曹遵「おい、向こうに人の気配がするぞ。」

朱讚「何?敵は何人だ?」

曹遵「そこまではよく分からないがどうする?
暗いうちに一気に朝討ちで片付けるか?」

朱讚「それは名案だな。
・・・・・・いや待った。やはり止めよう。」

曹遵「どうした?臆したのか?」

朱讚「敵の状況も分からず飛び込むのは危険だ。
それに向こうがこちらに気付いていないとは限らないであろう。」

曹遵「言われてみればそうだな。」

朱讚「あげく前のようにならないとも・・・。」

曹遵「う・・・それを思い出させるな・・・。」

孔明の北伐時に暗いうちに奇襲を掛け失敗したあげく、
同士討ちまで演じてしまった苦い思い出が2人の脳裏には残っていたのである。

朱讚「さぁ、向こうが行動を興す前に離脱しよう。」


≪戦友コンビ/2名≫
曹遵【スーパーボール×5、岩塩(血まみれ)、木牛(荷物運び用手押し車/食料いっぱい)
   こんにゃく芋(少し焦げ気味)】
朱讚【鎖鎌、ナイフ】
※戦線(?)を離脱しました。
酷い! 酷い!
―――信じられない!!
高覧が……死んだ?

……蹴り潰されてしまったんだろうか?
蹴り潰されて、死んでしまったんだろうか――――――!??

王経&王業&王沈「うわぁああああああぁぁあぁぁぁあぁんヽ(TДT)ノ」

ほとんど無休息で、吹雪の雪原地方を高速移動しつづけていた彼らが受けた、
阮籍による心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic Stress Disorder)は、思いの他深刻だった。
頼るはずだった、曹髦も司馬懿も死んでしまった。

彼らは全力で走る走る……南へと。
武器も何も振り捨てて。
予州に陣取って真剣にハンティングを行っている面々と遭遇してしまうのも、
もはや時間の問題だった。


≪王の姓/3名≫
  王経[PTSD]【なし】&王業[PTSD]【なし】&王沈[PTSD]【なし】
※豫州へと戻りました。
―――[亠兌]州泰山

??「誰かぁー …誰か 助けてぇーっ!」
周瑜「うっ!?」

山頂付近の山小屋を出て進み始めていた≪ファイヤースターター's≫は、
遥か眼下の山道をまろびつつ走っている人影に遭遇した。
着衣は乱れ、大きな人形を抱いて口角から泡を飛ばしながら
無用心に大声を上げて山道を走るその姿は、正気とも思えない。
荒淫に頬はこけて肌は荒れ、幽鬼のように落ち窪んだ目は鬼気迫るものがあった。
(放置するか……)
と、突然吾粲が周瑜の袖を強く引く。

吾粲「しゅ、周瑜様! あれは孫登様です! 孫権様の長子で、呉の皇太子の!」
周瑜「!? そ、そうなのか? あれが成人した孫登様……」
吾粲(そうか! 孫登様がお生まれになった翌年に、周瑜様は病で……)

ジェネレーションギャップの存在をまざまざと感じた吾粲は、悲痛な気持ちで俯いたが、
周瑜の心には感慨と共に、全く別の思いも浮かび上がってきていた。
徐庶の目もあるが、 しかし……

―――ここであのような無用心者を回収しても大丈夫なのか?


@孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】
≪ファイヤースターター's/3名≫
      周瑜[2回吐血後死亡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
14泰山の赤い風side:02/04/01 02:40
>>11
―――誰かいる
―――しかもこっそり離れて行こうとしている。
見つかったのは明白だ。
ということは、今が夜のうちが我々の戦場よ。
追跡開始!

≪戦友コンビ/2名≫
      曹遵【スーパーボール×5、岩塩(血まみれ)、木牛(荷物運び用手押し車/食料いっぱい)
      こんにゃく芋(少し焦げ気味)】&朱讚【鎖鎌、ナイフ】
VS
≪泰山の赤い風/3名≫臧覇【拡声器、謎の物体】&尹礼【SPAS-12(ショットガン)、スキー】
      &孫観【FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、トラ罠、鉋】

※第2ラウンド開始!
劉備たちは、彷徨状態に陥っていた。

当時は生きていたはずの≪居酒屋張飛≫を求め、予州から冀州までの川下りを敢行した。
幽州禁止エリアを受けて、しかたなく冀州を西進してみれば、張飛を失ってしまっていた。
あげく、甄姚とははぐれてしまい、【ジャンジャン火】にまで取り付かれた。
ならば冀州南西部でなまじ定点を捨てなければいいものを、
彼らは素直に信じていたのだ。
―――甄姚とは、「はぐれてしまっていた」のだと。

猛吹雪の中、縦横に黄河の支流が走る[亠兌]州冀州の地形に惑わされながらも、
彼らは必死に南皮を目指す。
許子将を失った。仲間達も、劉協も失った。
この上、か弱い女性一人も救えなかったとあっては、
任侠の皇叔の、名が廃るってもんさぁね。

劉備「なぁ関さん。そろそろ夜が明けるよ。ジャンジャン火の明かりも目立たなくなるなぁ。」
関羽「出来るだけ早く南皮へと帰りましょう。はぐれた時は、
   最後の定点に戻ってみる、というのが一番よろしい。」
劉備「月英さんはまだ頑張っているのかなぁ。孔明先生に出会えていたのならいいんだけどなぁ。」
関羽「……なにを兄者らしくもない。弱気なことを……。」
劉備「いいや〜。」

ふっと劉備はため息を付き、今までのことに思いを巡らせて見た。
趙雲も、魏延も、きっちりと殺し合いに乗ってしまっていたんだなぁ。
それが正しかったっていうことなのかな。
オイラにはそれは出来なかったけどなぁ。
誰かを頼ればどうにかなるってものじゃないとは分かってたけど、
ついつい、この、寄生虫根性が、この、ね。 いやまいったね。
陳宮「……。……。ようやく北方に去ったか。クソうざったい連中めが。」

冀州深くに消えていった劉備を確認すると、陳宮はするすると
瞬殺の館(3軒目)にまで撤退していった。

―――もう夜明けだ。
スナイパーライフルで吹雪の中をうろつくような、あいつらほどのボケ具合ではないが、
朱霊も言っていたように、SMGで遭遇野戦とは実際のところ狂気の沙汰だ。
……この装備ならば、なんとしてでも室内戦に持ち込みたいところではある。
明るくなっていく今は、火山の影響で地熱の高い、徐州州境に陣取るにしくはない。
それに―――

陳宮(あれは…… あの妙な炎(※【ジャンジャン火】)もアイテムなのか? )

まったく……斬新過ぎるぞ? 儂の【花の種】とどっこいどっこいのバカアイテムじゃな。

先ほどは、序盤、種を蒔き歩いてきた海岱の方角から、
耳ではなく、頭に直接感じられる不思議な声が
(陳宮さんダメれす。。。)(陳宮さん無視なのれす。。)と繰り返し囁いていた気がしたが、
今や陳宮は、その声は完璧に無視していた。
―――「無視していた。」、というか、
一度に2つのことを気にかけたり、ましてや、呼び捨てにされてまともな反応を返すほどには、
彼の心は広くなかったので、「聞こえん!」と強く意識して放置しているうちに、
全く聞こえなくなっていた。
半壊した邸に辿り着き、いつものように見晴らしの利く中庭に立つと、
陳宮は静かに意識を集中する。

―――霊帝の言葉は、もはや信用するには値しない。
……「怪しい物に近付くな」、だぁ? ……フィールド内の何をどうしようが儂らの勝手じゃ!
触られて困るようなものをそこいら辺に置いておく方が悪い!
特に曹操は聞け! 叛乱した儂よりも、
[亠兌]州を離れて出歩いていたお前の方が悪いのと同じ事じゃ!(※←そうなのか!?)

爆殺だと? …はン! ……出来るもんならやってみろやゴルァ!
「朕が殺したら反則」、じゃなかったのかゴルァ!
自ら初期ルールに背く遠隔爆殺などをして、ぽろぽろ離反者を出してみいやゴルァ!!

      うけけけけけけけけけけ(゚∀゚)
      ……儂はとんずらこいてやるぞぉお〜〜〜?


※[亠兌]州泰山郡で引き篭もり
@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(6発)、
スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、トミーガンSMG(ドラム×2)】
※南皮へ
≪桃園義兄弟-1/2名≫劉備[右肩、右耳吹っ飛ぶ、重傷]【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパー
ライフル、十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】&関羽[左手肘下損失、重傷]【雌雄一
対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、サバイバルブック】
18デス・ドクター:02/04/01 16:13
カダ「おやぁ?」
シュウソウ「・・・」
彼らの持っていた物の内、一つが無くなった・・・
いや、彼らが気づかなかっただけなのだが。

カダ「シュウソウよ・・・いつの間にかこんな石が我らの元にあるぞ!」
勢いよくカダの手から放たれた「石」は、そのまま広葉樹の枝に引っかかった。

(全DBは石になりました。解除には海水、及び塩分が必要不可欠)
*五星玉は、広葉樹の枝の上
諸葛尚は悪夢を見ていた。
空を落ちていく夢だ(part4>>318で実話だったりもする)。
しかもこの夢、やけにリアルだ。
さっきから顔が寒い気がする。
なにかに押しつぶされているような気もする。
ドン!
身体全体に響く衝撃で夢から現実に引き戻された。
そして諸葛尚が見た光景は、地面スレスレに斜面を滑走していく今まで体感したどの速度よりも早い風景だった(オリンピック競技のスケルトンを思い出してもらえればわかるだろうか?)
―――なにぃぃぃぃ!

軽く説明すると今の状態はこうだ。
2メートルの鍋に諸葛尚がうつ伏せで寝かせられ、
それを跨いで中央に許儀が鍋から伸びた手綱を持って(諸葛尚に)座り、
その許儀に抱かれるように黄月英が、同じく諸葛尚に座り「行けー!イエーイ!」とか騒いでて、
許儀の後ろに立って、許儀の肩をしっかり掴んで同じく「イエーイ!」とか叫んでいる諸葛瞻がいる。で、その4人が無理矢理乗った鍋をソリ代わりにして枯れ草のなだらかな斜面を滑走しているのだ。

で、諸葛尚はせき込むほどの風を顔だけに受け、叫ぶに叫べず、
上の連中のはしゃぎっぷりにも気が回らないまま、一人でテンパっていた。
ドン!
また斜面のコブで鍋(ソリ)が飛んだ。
―――ああ……空を飛んでる……
諸葛尚は再び気絶した。
ちなみに彼が気絶しているうちに何気なく益州を抜け、雍州に入っていた。

その滑走する一行の後ろへ延々と続くヒモ(前回諸葛尚を吊るした縄)が
なぜか伸びていたのだった。


≪月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール】&諸葛瞻【三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)】
※脱出したようです
李儒「ふー、なんて夢(>>18)だ・・・・・・
    確かに7つ揃えないとドラゴンボールはただの石だな・・」

相変わらず李儒は悩んでいた、「ドラゴンレーダーに反応しないように持ち歩く方法」
七星球をあらゆるものに包んでみたが、反応が消えるどころか弱まることもなかった。

李儒(雑巾・防毒マスク・陣羽織、試せるものはほとんど残っていない・・・
    今の我々には手に入れられないものなのか・・・・・・
    ・・・・・さっきの夢・・・・・)

李儒は今見た夢のことを思い出した

>カダ「シュウソウよ・・・いつの間にかこんな石が我らの元にあるぞ!」
>勢いよくカダの手から放たれた「石」は、そのまま広葉樹の枝に引っかかった。
カダの手から放たれた「石」はどこから取り出された・・・・・・
>カダ「シュウソウよ・・・
そう、その前だ・・・・李儒の思念は夢の中のカダの右手に集中した、
>カダの右手がシュウソウに触れる・・・・
そうそこだ・・・!
>その手はそのままシュウソウの体内に入っていきシュウソウの体内から「石」
>を取り出した。
>カダ「シュウソウよ・・・いつの間にかこんな石が我らの元にあるぞ!」

李儒(・・・・ふっ、どうかしてるな・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・・・・・まてよ・・・・生き物の体内か・・・・・・・・)




≪DB集め悪の軍団A/5名≫
董卓【九曲剣、二星球、六星球】
董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
樊稠【ニンジャブレード】
※ドラゴンレーダーの反応をチェック
※生き物の体内にドラゴンボールを入れる実験をしてみます。
 DB集め悪の軍団Bが戻ってくるまで待機します。
小川を挟んで対岸にあったはずの人の気配が、木牛の轍の音と共に遠ざかっていく。
……心なしか、ドナドナのメロディも聞こえてきたような気もしたが……

>>14 ようやく海岱一派は警戒態勢を敷くと、藪の中へと展開し、≪戦友コンビ≫を追跡していた。
もう夜明けだ。あの歩き方……昌キ/昌覇でも呉敦でもなかったな。
ならば情など……

【謎の物体】/――――――――――――ツツー……

尹礼(……【謎の物体】の音が変わった?)
孫観(2人……。 いや! 確かこの音は…… 付近にまだ何人か居るぞ!?)
臧覇(……!!)

臧&孫&尹(Σ―――それはマズイ!)

こちらの主力は【SPAS-12】。 典型的なP&スワット系の散弾銃だ。
無敵といってよいほど強力無比な破壊力を誇る銃だが、
まさに今、”どん詰まり”になろうとしている雍州で、やたらと交戦音のデカイこの銃を使えば
どれだけ周囲の敵を引き寄せてしまうことか……。
だが、相手が昌キ/昌覇・呉敦ではなかったとしても、
雍州付近に居る参加者ならば、董卓の動向を知っているかもしれん。
とにかく…… とにかく一度無駄弾を使わずに、、ここらで一騒動起こしてみよう。
         ・

臧覇「孫観、尹礼。お前達は目を閉じて耳を塞ぎ、そのまま5つ数えてから立ち上がって急襲しろ。
   ……あれをやれば当分俺は、交戦不能状態に陥るだろうからな。」
尹礼「はっ」
孫観「おうよ!」
すぅっと大きく息を吸い込むと、≪戦友コンビ≫の真正面にまで回りこんでいた臧覇が
左手に構えた3人分の懐中電灯で、眼前の2人を照射する。
離脱できたとばかり思っていた曹遵と朱讚が慌てる隙に、間を置かずして、
咽喉引き潰れるほどの臧覇の大音声が【拡声器】越しに、≪戦友コンビ≫に襲い掛かった。


臧覇『(拡声器/)―――我は海岱の長、奴寇臧宣高! 投降すれば免死せん。――如何!?』

曹遵「のおぉぉぉっ! 青〜州〜兵〜〜〜!(血涙)」
朱讚「あぅ(汗)。泰山軍が、なぜ雍州に……? (血涙)」

尹礼「……ちっ。董卓系かと思えば、曹真の部将どもか…」(ガツッ/FN社P90突撃小銃)
孫観「おう。魏将か。なら話が早ぇえな。よもや曹操ですらも飼い切れなかった、
   俺ら海岱軍に逆らおうなんざぁ、なぁ?」(ジャッ/SPAS-12)

光と音とをモロに喰らった臧覇はまだヨロけているが、
頭部に2丁の突撃銃を突きつけられた≪戦友コンビ≫こそ、ただなす術も無く、
木牛に寄りかかっているだけだった。


孫観「頭領、大丈夫ですかぃ?」
臧覇「……こ、これしきのこと…… (ノ_-;) 」
尹礼「よ〜し! 曹遵・朱讚、……お利口さんだ。
   素直に答えれば、許攸のように命までは取らないでおいてやるからな。」(ボソッ)直接は)

   ――― 武装解除だ! 捕虜として長安大図書館まで連行する!


≪戦友コンビ≫※一時消滅
≪泰山の赤い風/5名≫臧覇【鎖鎌、拡声器、謎の物体、岩塩(血まみれ)】
      &尹礼【SPAS-12(ショットガン)、トラ罠、スキー】
      &孫観【FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、ナイフ、鉋】
      &曹遵[捕虜]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)】&朱讚[捕虜]【スーパーボール×5】
放置→ 【木牛(荷物運び用手押し車/食料いっぱい)】
23Sunrise-Sunset 1/2:02/04/02 23:38
―――司州

董荼奴「ぶるぶる。寒いなぁ、阿会喃。」
阿会喃「大丈夫だ、披露宴まではまだ日があるが、そろそろ宴の準備は始まると思われ。」
董荼奴「……寒いな。悲しいな。こんなことならずっと南蛮に居たかったーヨ。」
阿会喃「お前がジンジャーで、勝手にこんな雪の中にまで来たのだと思われ。」
董荼奴「そうだったっけ?」
阿会喃「そうだったヨ。」
董荼奴「………。」
阿会喃「………。」

夜明けごろ。≪チーム南の国から≫は、胡車児の電波放送を真に受けて、
司州某所で静かにうずくまっていた。
しらじらと周囲が明るくなっていくにつれ冷え込みを増した外気に、
2人は身を寄せ合って、小さな炎を囲んでいる。

阿会喃「益州が禁止エリアだってなぁ。」
董荼奴「益州……か。ワシらの国はそんな風に呼ばれているんだなぁ。」
阿会喃「なんで異民族が参加させられているんだろうな。……漢のやつら鼻持ちならんな。
    ワシら南の国で、楽しく、つましく生きてきたはずなのにな。」
董荼奴「………。」
阿会喃「ワシr


夜明け前の青白い空気の中に立て続けに起こった2発の軽いライフル音が、
最後の南蛮武将・阿会喃の慷慨を、永遠にかき消した。
24Sunrise-Sunset 2/2:02/04/02 23:39
   ・
   ・
曹仁「南蛮武将…… 初めて見る。そういえば登録されていたような……。」

禁止エリアに追われて故郷からさまよい出てきたか。
こいつらのような土着勢力には、最初から不利過ぎるゲームだったな。

しかし…… だからなんだ?

もしも逆に俺が益州に追い詰められていれば、
簡単に立場は逆になっていただろう。
同情には及ばない。―――死のゲームだ。
それは最初から分かっていたはずのことだった。

曹仁「…………ち。最後のライフル弾を無駄に使ってしまったな。」

曹仁が立ち去った後の司州。
無造作に屍骸の横に突き刺されたスナイパーライフルは
まるで墓標のように、差し込んできた朝日に長々と大地に影を落としていた。


【董荼奴、阿会喃 死亡確認】 
――― 残り90名(+黄権)―――

@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、鉄パイプ、ネジ、盾】
※≪チーム南の国から/2名≫消滅
辺りが白み始めたものの、今だ暗闇の大地に燦然と輝くジャンジャン火。
闇夜のフライトを試みていていた左慈は、ひとつの定点となるこの炎を目標に上空を旋回していた。
様々な事情で、どうやら炎の持ち主が変わったらしい。
今は―――まあ、いい。興味はない。
それよりもやっと見つけた。
大きく旋回した時、この闇夜も見通す、仙人たる視力によって。
>>17で中庭に立つあの男を。
これがもう少し早かったら、さすがに見逃すところだった。
やっと見つけた。
奴こそ、この首を預けるに相応しい。
これを見たら奴は喜んでくれるかのぉ。

左慈は大事そうに呂布の首の入った桐箱を撫で、
目標に向ってゆっくり下降をはじめた。

@左慈【ハンググライダー、桐箱(呂布首入り)】
※[亠兌]州泰山郡の陳宮が引き篭もっている半壊した邸に下降

@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(6発)、
スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、トミーガンSMG(ドラム×2)】
―――司州河内

于禁「現在付近には誰も居ないな。……よし。」

并州・[亠兌]州との州境に程近い場所。
駆け回って戦える足場を求めて南下を続けていた于禁はレーダーを切ると、
付近にポツリとあった民家へと隠れていった。

【于吉レーダー】がある限り、恐ろしいのは無人のブービートラップと
禁止エリア爆死だけだ。ここは隠れて体力を温存するのが賢いやり方というものだろう。
集音マイクを耳にセットして眠れば、大抵の接近者には気が付ける。

于禁「うふふふふ。曹操? 昌キ? こうなっては主君も親友も関係ない。
   最後の一人を目指して敵を求め、彷徨っているのは誰もが同じだ。
   今さらうろうろと群れ歩いて、徒に遭遇確率を引き下げ恨みを買うなど、愚の骨頂……。」

―――単身のハンター。これが最強よ。
暗闇の中から正確に鉛玉を叩き込んでくれる。

【于吉レーダー】の力に気を良くして、そのときの于禁が油断していなかったとはいえない。
移動に疲れ果てて早々と眠りに付いた于禁は気が付かなかったが、
その民家の押入れには、レーダーには反応しない男・死んだ振り黄権が……


@于禁[睡眠]【于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、電撃ムチ、
    集音マイクとイヤホン、散弾銃、デザートイーグル】
@黄権【木の槍】※主催者のミスで、死亡者放送に入っています 
27南皮城外1/2:02/04/03 22:17
司馬彪「(…どうしてこうなったのだろう)」
ようやくやや立ち直って、自分で歩くようになった司馬彪は、この成り行きに
戸惑っていた。審配は避けるよう、特に気をつけたはずなのに。
司馬彪「(…つうか、どうも怪しい。絶対わざと審配殿と一緒にしたに違いない。誰だ!
こんな真似をしたのは)」
…[登β]艾、とはさすがに言えない司馬彪だった。だが、あまりにも話が出来過ぎている。
[登β]艾は、道に関しては当てに出来るから、わざわざ意地悪する意味が彼にあるのかどうか?
司馬彪「(…どうも、どこか別の意志が働いている気がするな)」

もっとも、司馬彪にとっては、審配に特に敵意はない。彼が勝手に襲って来ただけで
ある。問題は、彼の心酔する袁紹が死んでしまった今、その狂犬ぶりに変化があるか、
という一点にある。相手が何もしなければ、司馬彪にとってはどうでもいい話だ。
今のところは、大人しく付いて来ている。
28南皮城外2/2:02/04/03 22:20
[登β]艾「お・おおお、見えて来ました。あれが南皮の城壁です」
それを見て、今までただ付いて来ただけだった審配の瞳に光がともった。そう、
「袁家忠臣」「華北の狂犬」と呼ばれた、あの瞳に――――――――――。

「やい貴様ら、曹家の犬が! 南皮の地に生きて入れると思うな」
突然サーベルを構え、二人に斬りかかる。
司馬彪「(…キター!!(゚∀゚))」とっさに身構え、逃げる体勢に入る。
くわーーーーーーーん。

[登β]艾「…し・し・しばらく、寝かせておきましょう。し、審配殿には休養が必要
のようです」
ケ艾のフライパンが、審配の脳天を直撃していた。
司馬彪「(さすがに凄いな…)では、審配殿の武器はわれわれで預かっておきましょう」
こうして三人は、南皮城に入った。そして、気絶した審配を、政庁の適当な部屋に
寝かせておいた。ただし、少しでも武器や、自殺の材料になりそうな道具は片付けた。

※審配の武器を、二人が預かった。
≪歴史家見習いと武闘派軍師/3名≫
司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』、
『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書、煙玉兼爆竹】
&[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、サーベル、日曜大工セット】
&審配[負傷]【写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
「しぃ、ちゃぁ――――――――――――ん!!!!」

朝の光に包まれた予州に、杜預の悲痛な叫び声がこだました。

しぃが居ない!?
……誘拐か? 誘拐なんだな!?
ああ! しぃちゃん! しぃちゃん……!!
今ごろどこで、どんな怖い目に遭っているのか……


毛カイ「それは、「誘拐」ではなく、ただの「アイテム泥棒」かと思われ。」
杜預「!? 何奴!?」

突然の人声に杜預が驚いて振り向くと、
そこに居たのは、なにかをクチャクチャ噛みながらニヤついている毛カイだった。
口の端から、なにやら白いものが覗いて見える……

杜預「!! 貴…様! 何を食っている!
   もしや…… もしや私の【しぃ(゚ー゚*)】ちゃんではッ……!」
毛カイ(ナニ言ってんだ? コイツ。)
  「そもそも【しぃ(゚ー゚*)】って何事よ?」
杜預「アイテム…… だ。 だが私にとっては… 私にとってはっ!!(惜涙」
毛カイ(なんじゃコイツ? けっ。愛誤のヒトかよ。)
  「ふぅん。【しぃ(゚ー゚*)】ねぇ? そういえば見たような記憶もあるなぁ……」
杜預「! いつどこで!? どこでだっ? 頼む! 教えてくれぃっ!」
毛カイ(ヒャヒャヒャ。ちょっとからかってやるか。)
  「あれは昨夜の2時ごろかなぁ?」
俺様が散歩していたら、小さな猫みたいなもんが目の前に出てきたのよ。
ちょっと蹴り上げただけで、「ケフー、ケフー」とか言っちゃって。もう虫の息ってヤツ?
つまみあげて見たら異臭が漂ってるのな。これが。
このままじゃどうにもなんねぇと思って、しょうがないからドメスト浣腸ぶっこいて、
懐中電灯の電池を肛門に突き刺しておいたのよ。そしたら
いい具合にピクピク痙攣してきて腹ン中キレイになったようだったから、
そこで目玉に針を付き刺して、カラッと揚げて食ってやったよ(※フィクション。


毛カイ「     ∧∧,..,、、.,、,、、..,_       /i
        ;'゚Д゚*、:、.:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
       '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄     
        `"∪∪''`゙ ∪∪´´

    ちょうどこんな感じ(↑)のから揚げになったぜぇ?
    今ひとつ喰い甲斐はなかったけどなぁ。ひゃっひゃっひゃっひゃ。」
杜預「!!! 貴……様!」
毛カイ「来な! 愛誤野郎め!」


@杜預【なし】vs @毛カイ[精神障害]【火炎瓶×2】
31并州  1/2:02/04/05 22:34
孫尚香様が亡くなられた以上、これ以上揚州でマタっていても仕方あるまいと
揚州を出発してから幾星霜。
三人は并州、壷関跡地あたりをさまよっていた。

顧雍「はぁ。どうすりゃあ、いいんだかなぁ。」
[广龍]会「この広大なフィールドで、偶然、【十字手裏剣】の所有者に出会える確率なんてなあ……。」
張[合β]「!! 御辺は途中参加だからそのような非情なことが言えるのだ!
   目の前で突然、親友を奪い去られた、俺の心の傷は一体っ!」
顧雍(いつの間にか、「親友」状態にまで呂蒙殿の格付けが上がってるっ!?)
  「敵は魯粛殿ほどの使い手を一撃で倒すほどの剛の者だ。
   そうそうくたばるとも思えない。ともかく手がかりはこの【十字手裏剣】のみ。
   同じアイテムの所有者を探すことが先決だろう。」
[广龍]会「しかし【十字手裏剣】は消耗アイテムだ。
   すでに使い切られて、目指す相手は手ぶらかもしれぬぞ。」
顧雍&張[合β]「………。」
[广龍]会「それ以前に、【十字手裏剣】を支給された者が一人だけとは限らんし、
   持ち主が代わっているやも知れぬ。なにより物が【十字手裏剣】だけに、
   何人かが分割して持っているという可能性も……。」
顧雍&張[合β]「………。」
32并州  2/2:02/04/05 22:35
出遅れた!

今さらながらにそんな感慨が湧き上がるが、
それでも≪竹とんぼ≫は、呂蒙と魯粛の仇を求めて今日も行く。

―――顧雍は、捜し求める呂蒙と魯粛の仇・厳顔の死体が、足元に埋まっているとも知らず、

―――[广龍]会は、因縁の【十字手裏剣】は、現在自分の天敵・関羽が所持しているとも知らず、

―――そして張[合β](2人目)は、自分こそが、華佗/華陀が生み出したクリーチャー初号機であり、
3人居た張[合β]の完成体が自分だとも、
自分達が探していた孫尚香を殺害したのが、血肉を分けた
張[合β]ザ・サードであることも知らなかった。

三人に分かっているのは、今日も自分は生きていた、ということ。それだけだった。
朝の光に満たされた果てし無い暗闇の中を、三人はどこまでも歩いていった。


≪竹とんぼ/3名≫顧雍【十拳剣、十字手裏剣】&張[合β](2人目)[覆面]【バックラー、苦無】
      &[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】
≪月英西遊記≫がだいぶ長距離のソリ遊び(金八先生OP参照)をし、
諸葛尚の意識が薄れていったのと同時刻、
そのはるか後方でもう1人意識不明な男がいた。
その名も関索。
>>19で後方に延々と続いていたヒモにはなぜか関索が結ばれていたのだ。
身体の前後を摩擦熱や衝撃緩衝材として木々でガード(簀巻きに)され、
なす術なく滑り落ちていたのだった。当然意識なし。

なぜそんなことになっているのか。
話はpart4>>319のあとのことである。
関索は無理を押して桟道を進んだ。
当然焼け落ちた桟道である。
多少、岩肌に残る道や、道址を辿り、いいところまでは行ったのだが、
足を滑らせ落ちてしまった。
偶然下に流れる川に落ち、命は助かったものの、
冷たい水温と、体力を使いすぎたせいでなかなか岸に辿りつけなかった。
息もままならない。
このまま死ぬのか?
意識が薄らいだその時、関索は何かに引っかかった。
そして意識を失った。

ちょうどその頃、part4>>318で≪月英西遊記≫は崖に吊るされた諸葛尚で遊んでいた。
オーエスオーエス。どぼーん。オーエスオーエス。どぼーん。
下が川なのをいいことに、手を緩めて川面に投げ入れてみたりしていたのだ。
姉さんにしてみれば、意識を戻すために仕方がなく(?)やってたのだが。
そうして意識回復に努めること数回、いつまでもぐったりしているので引き上げにかかった。
水が含んだ服は人一倍重いんだなーと、感心しつつ引き上げるとそこに関索がいた。
そういうわけで人数オーバーながら、蜀の人間である関索を見捨てられず連れてきたのだ。

こうして諸葛尚は、やはり預かり知らぬうちにまた奇跡を引き起こしていたのだった。

≪月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール】&諸葛瞻【三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)】
@関索【斬鉄剣】
※関索はとりあえず意識不明で縛られたまま雍州に強制連行
法正「無言で離脱とは、ヒドイことをしてしまったかな。」

程普も黄蓋も、見捨てられたと思って怒っとるかな? 
どうせあいつらのような目出度い頭では、ワシの気遣いには頭が回らんだろうからな。

崩れそうな民家に隠れた法正の目が、【良縁ファイル】に吸い寄せられる。
「董荼奴」「阿会喃」のページが消失してから、まだいくばくも時間が経っていない。
あと、残り90ページ……

法正には【良縁ファイル】の存在意義が正しく理解できていた。
これは死亡者の状況と相関していて、死亡した人間のページから消えていっている。
………。………。エゲつないアイテムだ。
これを持っている者は、時間切れ一斉爆死がいつ起こるのかを
正確に知ることが出来る。

ならば……

法正「いずれは殺し合わねばならんのだ。
   時間切れに怯えて、ここまで共に生きてきたパーティメンバーを
   自らの手で【ヘッケラー&コックMP5K】の餌食にはしたくはないからな。」

圧倒的な孤独感が法正を満たしたが、
こういったアイテムを持ちながら、今さらパーティを組むなどという無神経さまでは
自分には無かったようだった。

ワシは一人、静かに死んでいくとしようか。


@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】

>>22『(拡声器/)―――我は海岱の長、奴寇臧宣高! 投降すれば免死せん。――如何!?』


王双「Σ都督青州諸軍事臧覇だと!? 某は直接の面識は無いが……、
   おい。ひよっこ。海岱軍閥ならお前の数少ない知り合いじゃないのか?」
曹性「臧覇は、本当は敵か味方か全っ然分っかんない、危なっかしい男なんだよ。おいちゃん。」

「お前が言うなーっ」「それこそ言わない、お・約・束☆」「がおー。」

≪戦友コンビ≫を引っ立てた臧覇一行が去った直後、
藪ががさがさと鳴り、王双の上に曹性がおぶさり、曹性の鉄兜の上にガンダム(1/144)が乗った、
親亀小亀状態の≪ビストロ王双≫が、にぎやかに藪の中から現われてきた。
>>21で、≪泰山の赤い風≫が捕捉しかけていたのは、
谷底をちまちま移動することでようやく雍州入りを果たした彼らだった。
こっそりと、拡声器の告げる「免死」の一言に惹かれはしたが、
「臧覇=キケーン」との認識を持つ曹性の強硬な主張によって、長安に向かう
≪泰山の赤い風≫は追おうともせず、周辺の索敵に乗り出していく、
――と、

曹性「Σおいちゃん! なんかある! …なんかあるよっ!?」
王双「!! これは……」
曹性「神様からの、贈り物かもっ☆」

      ――― ≪ビストロ王双≫、屋台(※木牛)を獲得 ―――
王双「王双」
曹性「曹性の」
王双&曹性「ビストロ王双〜」

王双「第三回目だ。いよいよ調子が出てきたな。」
曹性「ポソッ)……毒カオラムも回数に入れる気なンだね。」
王双(無視!)「さ〜て、ようやく雍州だ。雍州といえば是非とも抑えておかねばならん料理があるな。」
曹性「なんだっけ? (ノ_・?)」
王双「毛牛(ヤク)料理だ。この地域で肉といえば、毛牛と相場が決まっておる。
   朝ではあるし、今日は軽めに毛牛の脂身を使った、雍州独特の毛牛茶でも点てて見よう。」
曹性「……また、えらく史実なんだかなんなんだか、絶妙にコアな料理に行ったね……。」
王双(羊料理を出さなかっただけ正気だと心得よ!)
  「毛牛茶は甘い飲み物だ。鉄兜に湯を沸かし、この間拾っておいた【ベッコウ飴】を、
   飽和量限界まで溶かしておく。焦がさないよう注意して、しっかりかき混ぜるのだぞ。」
曹性「お茶っ葉は?」
王双「一応、”茶”とは銘打ってあるが、要するに、嗜好飲料を、”茶”と総称しているだけだ。
   べっこう飴が煮立ってきたら、ありがたいことにも偶然木牛に積んであった毛牛脂を投入だ。」
曹性「うげー(・Α・)」
王双「「うげー」とはなんだ。物知らずめ。 雍州のような海抜の高い寒冷地では、
   体温を保持するために、脂入りの甘い飲み物を飲むのが通例なのだぞ。
   お前の軍閥でも北部人は、馬の生血を飲んでおったろう? 食文化とはそういうものだ。」
曹性「ブツブツ)そういやぁ徐州出身者は、生魚でも食っとったからナぁ…… お国柄なんだろうナぁ。」
王双「さ。充分に脂身が融けてきたら、乾燥果物の中から柑橘系を選んで浮き身にするぞ。
   こうすることで毛牛の強烈な臭みが若干消えて、飲みやすくなるはずだ。」
曹性「荊州は冬に収穫期を迎える柑橘類の大宝庫だ。荊州沿いに北上して正解だったね。おいちゃん。」
王双「さぁさぁ。後は試食するだけだ。今回は平和的に終わったなぁ(しみじみ。」
曹性「ずずー/毛牛茶」
王双「ずずずー/毛牛茶」
曹性「あっ! これは、美味しい!」
王双「や… やろうと思えば出来るじゃないか! 我々も!!」

「それは、料理の腕ではなくて、≪戦友コンビ≫の材料の見立てが素晴らしかったのだ」
という可能性は、ひっそりと2人の中では却下されていた。

それからしばらくの間、2人は木漏れ日の中でぺたんと座り込んで、毛牛茶を味わっていた。
―――擁州入りして、いきなり真面目に戦っておられる人々に遭遇してしまった。
……今後は自分たちとて相当シビアに戦っていかねばならないだろう。
が、とりあえず初の無毒な料理の完成に、今だけはマタリまくる2人だった。


≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、のこぎり、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[おんぶ・負傷]【グラスファイバーの鞭、銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜】
(・_・)益州抜けましたっ
―――青州

曹操「鏡… 鏡を持て。」
夏侯惇「………。」
曹操「どうした? 元譲? 鏡…。…鏡、だ……。」

越吉の襲撃以来、多少場所は移ったものの、彼らはまだ青州に留まっていた。
曹操の火傷は深く、真皮まで焼け溶けて筋肉繊維が剥き出しとなっていた右腕を中心に、
全身に受けた火傷は、未だ酷い熱を持ったままだった。
野外用浄水器があったからこそいいようなものの、
もし生水などで手当てをしていれば、とうに命は無かっただろう。

傷がむず痒いのか、朦朧と意識が戻るたびに曹操はしきりに鏡を欲しがるが、
そんなものを渡してしまっては

夏侯惇「(自害されてしまうやもしれん……。)」


≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇【カメラ、斬馬刀、弓(矢×8)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)・昏睡中]【ショットガンの弾(10)、腕時計2、
      野外用浄水器】
雍州、姜維の自宅。
賈南風(ここまではうまく行ったわ…次は)

王元姫と馬謖らがいちゃついているのを尻目に、南風は父譲りの謀略を練る。
賈南風は、「色黒で醜い」と史書に書かれてしまっているが、これは史実での
当人の悪行から、必要以上に悪く書かれた感が強い。しかし、王元姫や楊艶の
美貌に比べると、やはり劣っていると傍目には言わざるを得ない。

賈南風(ふふふ…邪魔な男共と劉宏のアホを消したら、最後に二人の女も始末するのよ。
泣いて命乞いするのを、じわじわと…………)
もちろん、それは残りの敵を倒してからの話だ。
劉宏と霊帝を本名で呼んでいる(独り言でも口に出すとまずいと何となく
気づいているので、頭の中で)ところからもわかるように、晋の時代の人である
賈南風には、漢王朝への思い入れは全く無い。

楊艶「また、独りで考え事をされていますね」
姜維「疲れているのだろう。色々あったからな」
楊艶「ええ。また、頑張っていただきたいですわ」

賈南風の本心をつゆ知らず、あとのメンバーはすっかり彼女を頼りにし始めていた。

≪司馬一族B/3名≫
王元姫【毒針】
楊艶【青銅矛】
賈南風【青竜刀(重くて使えない)】

≪馬謖隊/3名≫
馬謖【10Lポリタンク】
馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
姜維【薙刀】
※雍州。相変わらず司馬一族Bにメロメロです。
司馬彪「とにかく南皮を手分けして探しましょう。」
[登β]艾「ででで・で・では私は城内を。」
司馬彪「(!?) ……お願いします。私は城下を調べてみます。」

ここは冀州・渤海郡南皮城。
郭嘉の言葉を信じて探検を続ける二人は、今は別行動を取っていた。

司馬彪(それにしても、自分から城内を探検したいと言ってきたが……。
    ………[登β]艾殿、あなたはもしや……?)

道中こそマッタリと過ごしたものの、
気絶させた審配の武装解除をするに当たり、彼の懐から
南皮に向かったはずの郭淮のアイテム―――【写真付き参加者名簿】を発見した後の[登β]艾は、
審配を救助したことを、ひどく後悔しているようにも見えた。
もしや、この機会に、やらかしてしまうつもりなのでは……

だが、[登β]艾が審配に引導を渡すつもりで一人城内に戻っていったのだとしても、
特に止め立てする気も司馬彪には無かった。

【日曜大工セット】に、【『kanon』】―――
忘れもしない。これは、司馬隊のホープ・司馬炎殿と、司馬昭殿のアイテムだったはずだった。
それを…… な、な、な、なんで審配が持っているんだ(怒)!!
以前、超小型ドリルで襲われたときには、突然のことであったし、
偶然司馬炎と同じアイテムを、審配も引き当てていただけかとも思っていたが、
『kanon』までダブっていては、もはや疑いようも無い。
司馬炎隊は、審配に全滅させられたのだろう。……な、なんということだ!

司馬彪(……ふん。殺し合いに参加したい人は、勝手に殺しあって下さい。
    ここで、[登β]艾殿が審配殿を始末したからといっても、それは、私の預かり知らぬこと……。
    『続漢書』に書くことができる記事が増えて、めでたい、めでたい……)
そんな、ちょっと残酷な気分に浸りながら城下を探索する司馬彪が
次の庁舎を調べようとしたその時! 城内から激しい銃声が聞こえてきた。

      (H&K-USP-TACTICAL/ダーン! ダン! ダンッ! ダンッ!)

司馬彪(!!!  Σやっ…た……!)
                 ・

司馬彪「[登β]艾殿…… 殺したのか?! ……審配殿を!?」

しかし、いかに郭淮殿を殺した疑惑が濃厚な相手とはいえ、
一旦は自らの手で救助し、気を失って無抵抗の文人を射殺するなど、そんな、非情な!!
……いやいや。むしろ、そういう相手であっても、なお、
「敵だとみなせば、昨日の味方も迷わず殺せる」、というのが、
前線で刀も振るう軍師の、凄まじい点であるのかもしれぬな。
戦場ではそういった決断の早さが、生死を分けるポイントなのだろう。
うむ。この点も後でメモしておいた方がいいだろうな。

[登β]艾に勝利者インタビューをするために、
人気の無い大通りを、司馬彪はぶらぶらと城へと戻っていった。
―――と、視界に映り込んだ風景のなにかが、彼の不安を掻き立てる。
なにか… なにかが違う?
先ほど見た南皮の景色とは、なにか…… なにかが……?


司馬彪「Σレイピアが…… 無くなっているッ!?」
司馬彪が、その違和感の原因が
城外にぽつんと突き刺されていたレイピアが無くなっていることだと気付くのと、
城内から審配の雄叫びと、[登β]艾の怒号が聞こえてきたのが同時だった。
交戦音からではどちらが優勢なのかは分からないものの、
とりあえず、レイピアを取って戻しての審配の急襲も[登β]艾の反撃も失敗し、
現在は屋内での睨み合いに突入しているのだろう。

―――援護に駆けつけるか!?
いや! ダメだ! 室内戦で味方と一度でもはぐれてしまった以上、
突入したり煙幕を張ったりすれば、
同士討ちに遭うか、地の利に勝る審配に悪用されてしまうのがオチだ!
かといって、このまま[登β]艾殿を見捨てるわけにも……

司馬彪「う…、う… ウッワ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ッ!!」


≪歴史家見習いと武闘派軍師/3名≫※解散&交戦中
城外/@司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』、
『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書、煙玉兼爆竹】

@[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、サーベル、日曜大工セット】
  vs
@審配[負傷]【レイピア、写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
王濬「ううっ、痛い……痛い……!」

足を引き摺り、這うようにしながらも、
王濬はなんとか夜明け前に、とある地下壕にまで逃れてきていた。
雪を掴んで次々と患部に押し当て止血していく。
ううう。しかし負傷地が予州だったのはもっけの幸いか?
雪があれば、化膿や感染の心配も薄いだろう。
それに、豫州の立地がまた素晴らしい。
三国志有数の交通の要害。当分後まで、安全エリアとして残るはずだ……。

しかし、付近には折りしも、于吉レーダー装備の孫覇が。

@王濬[左膝下喪失]【金属探知器、肉きり包丁、双鞭、大斧】
@孫覇【プラスチック地雷×7、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】
44因縁の対決1/3:02/04/08 23:19
―――落ち着け。
ともかく、今二人がどの部屋にいるか、早く確かめねば。
レイピア?何だそれは。

レイピアは中世、ヨーロッパに普及した剣で、斬るよりも突くのに向いている。
審配は[業β]の城外で、鮑信の墓標代わりにレイピアを突き立てた。
この南皮から、これほど短時間に取りに行けるはずが無い。

だが、司馬彪にとっては、その話は預かり知らない事だ。
ただ、なぜ聞いたことも無い「レイピア」という単語が不意に出てきたのか、
それが謎だった。

審配「うおぉぉぉぉぉぉ!」
こっちだ!声のする方角へ、二度三度逡巡したが近づくことにした。

―――審配は、あれでいてなかなか強い。
司馬彪にはまともに戦わずに逃げた経験があるだけ―――そう。
まさに、こちらが勝っているのは、その逃げ足の速さだけ。

司馬彪「(逃げるのは楽だが―――)」
45因縁の対決2/3:02/04/08 23:21
審配は、木の棒を持っていた。
司馬彪「(そうか、刑場から拾って来たか)」
あれは多分、罪人を殴るための棒だ。
ケ艾は盾で守りつつ、銃を撃つ機会を窺っている。

下手に動けば、巻き添えを食って撃たれる危険性が高い。だが、因縁もある。
ここで決着をつけてしまうしかなさそうだ。
審配「うおぉぉぉぉぉぉ!」
ケ艾「むんっ!ふんっ!」
互いに声にならない声を上げつつ、二人は打ち合っていた。

ケ艾が有利そうにみえるが、素早く動き回る審配になかなか反撃できないでいる。
だが、あと一押しだろう。

「(………よし。)」
煙玉兼爆竹で注意を逸らし、二人が戸惑った隙に突入だ。熱血野郎審配より、ケ艾の
ほうが立ち直りが早いはずだ。

司馬彪は煙玉兼爆竹に火をつけ、二人から見て自分の位置から反対側に向け、
投げつけたはずだった。

パパパパパ―――ン!
しまった、玉を手元に叩き付けちゃった、前が見えない、前が!!
46因縁の対決3/3:02/04/08 23:23
ところが、審配はどういうわけか、煙と反対の方角に走り出した。

司馬彪「(こうなったらやぶれかぶれだっ)」
[登β]艾「し・しし司馬彪殿!!危ない!」

司馬彪は聞かず、審配を追いかけるつもりで煙を突き出た。[登β]艾は誤射を恐れて
案の定、手を出せない。
司馬彪「ぶっ」
煙を抜け出すと、そこに審配の暑苦しい顔があった。
審配「このガキゃあ」
棒で打ちすえんとする審配、司馬彪は野球走者が脚から滑り込む体勢を取った。
審配「くたばれ!」
だが、負傷している分、僅かに手元が狂った。首の皮一枚の差で司馬彪は潜り抜け、
棒はドンと地をはった。
―――そして、審配の下に滑り込んだ司馬彪の頭は、審配の股間と激突した。

審配「ふぎゃっ」
司馬彪「(…臭い。何日洗ってないんだっ)」
どちらも引っくり返ったが、急所をぶつけられた審配の方が、ダメージは大きかった。

ケ艾はようやく近づくと、引っくり返った二人を引き離し、そして今度こそ逃げられぬ
よう、審配を柱に手足ごと厳重に縛り付けた。

[登β]艾「し・しし司馬彪殿、なぜ、むむ・無茶をなされたのです。審配殿が深読み
してくれて助かりました」
司馬彪「は…はは。済まない。…どうやら勝てたようですね…」
ぐるぐる巻きにされた審配を前に、感慨深い司馬彪だった。

≪歴史家見習い/2名≫
@司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す
『続漢書』、
『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、サーベル、日曜大工セット】

※ピンユニットに追加。審配の処刑棒は放置。
@審配[負傷、気絶。縄で厳重に拘束]【写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
47豫章最南端 厳白虎:02/04/08 23:34
朝だ。
何度目の朝だろうか。
張悌殿の亡くなられた朝だ。
絶望の、朝だった。

甘寧、徐盛、周遺の死体が散乱し、
熾き火となった徐盛の焚き火がくすぶる揚州豫章付近。
瀕死の厳白虎には、自力で目を閉じる力さえ残されていなかったが、
それでも彼はまだ生きていた。

ガラス玉のように空の光を反射するだけの眼球には、
深い藍から、菫色、そして青色へと変化していく大空の
壮大なパノラマが映り込んでいる。

厳白虎「………………。」

白虎の胸が僅かに膨らみ、唇が震えたようにも見えたが、
愛と平和に生きた男・厳白虎の最期の言葉は、
ついに声にはならなかった。
白虎最期の言葉に代わった、【SIG SAUER P230】の簡潔な発射音が消え去るころ、
羊[示古]は、獲得したアイテム類を背にして、
再び沿岸沿いにぶらぶらと揚州内を移動していた。
熾火となった徐盛の囮の炎からは、今も盛大に煙が上がり続けていた。
ここに留まるのは危険だろう。


羊[示古]「司馬朗から奪ったはいいが、こんなにバレルが短い銃で、一時はどうしようかと思ったが、
      なかなかどうして。この【シグ/ザウエル】も良い銃ではないか……。」

破壊力を取るなら【デザートイーグル44マグナム】か、
【ストレイヤーボイト・インフィニティ】だろうが……。
うむ。2kgもある両手持ち銃では立ち回りが不利だしな。
入手したばかりの【ルガーP−08/アーティラリー】は、古臭い形が好かん。
【レミントンM700(スナイパーライフル)】ぅ? スナイパーは性に合わんが。
……曹仁は強敵だった。納豆の屈辱を忘れてはイカンな。
一応これも持っておくか。

羊[示古]「さて、どうするか……?」


【厳白虎 死亡確認】

@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
       ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
       防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
※放置 → 【槍、弓矢、チェーンソー、鋼鉄ワイヤー】
49揚州 寿春SM帝国:02/04/09 23:42
韓当「ああ… ああああ……。」

ようやく正気に返りかけた韓当が、
ふらふらと寿春の外にまろび出てきた。
空には真っ黄色な太陽が、10個も20個も輝いている。

韓当「出ちゃっ…た。」

伝説の ”赤い玉” が、出て来ちゃった――――――っ!


≪SM帝国再建日誌 with 猿/3名≫ 
      黄蓋[全裸]【フンドシ大斧、懐刀、ブーメラン、ベレッタ社(バーストハンドガン)M93R】
      &袁術[全裸]【眠り薬噴射装置(あと9回)、弩】&韓当[全裸]【なし】
※ ”赤玉” が出ちゃったそうです。
50河内にて1/2:02/04/10 00:32
ん・・・何かいやがる・・・アレは・・・于禁か・・・?

司州を北上していた曹仁は、とある人家の中にいた于禁を発見していた。しかし、よく寝れるよなぁ・・・
まぁいい・・・どうせ法律マンセーな奴のことなど知ったことではない。

ヒュンッ!

于禁「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」
熟睡をしていた于禁は突然の激痛と、急に刺さった剣の存在の為に完全に狂乱状態に陥っていた。
于吉レーダーのけたたましくなる音とあいまって、辺りを地獄のような状況と変えていた。
黄権「・・・・!!」
当然こんな状況で外に出られる訳はない。息を潜め、じっと待つ。そして・・・
51河内にて2/2:02/04/10 00:58
于禁「ひ、ひいっ!た、たすけ・・て・・・」
曹仁は黙ったまま剣を引き抜いた。右二の腕に刺さっていたせいで、思うように物が掴めないはずだ。
于禁「まだ死にたくない!!頼む、どんなことでもするか・・・」

ゴグッ!

音と同時に于禁の首があらぬ方向に動き・・・倒れた。曹仁が頑丈な靴で首を蹴り飛ばしたのだ。
そのまま武器の回収に入る。その目はもう常人の光を宿してはいない・・・

曹仁「?」
近くに落ちていたレーダーを拾い上げる。いろいろいじってみる。そして気づく。
曹仁「こいつは・・・何かの探知機か・・・?」
まぁ、もらっておこう。

曹仁「さて・・・」
そのまま押入れを一瞥した後、物も言わずにそこから離れていった。誰かがいるのは気配で気づいている。だが、この状況でも外に出ない、賢いか臆病かのどちらかだろう。
まぁ、生かしておいてやろう・・・

曹仁が去った後、黄権は押入れから出てみた。目の前にあったのは・・・赤い世界。そして、奇妙に首を曲げた于禁・・・
黄権「やつは・・・いったい何を考えているんだ・・・?」

【于禁:死亡確認】
曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
(鉄パイプ、ネジ、盾、集音マイクとイヤホンは放置)
黄権【木の槍】
▼生存者リスト1(参加武将には聞こえていません)――
○既出メンバー(パーティの部 その1)  10パーティ・34名

≪正史十常侍/12名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&郭勝&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望【ワルサーP38】&張恭【ハッキング・
      クラッキング入門】&韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
☆≪司馬一族B/3名≫王元姫【毒針】&楊艶【青銅矛】&賈南風【青竜刀(重くて使えない)】
☆≪馬謖隊/3名≫馬謖【10Lポリタンク】&馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
      &姜維【薙刀】
        ※ 「☆」印の上記2パーティは同道中。結束は固い。
≪竹とんぼ/3名≫顧雍【十拳剣、手裏剣】&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】
      &[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】
≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、????】
      &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧】
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、のこぎり、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[おんぶ・負傷]【グラスファイバーの鞭、銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜】
≪SM帝国再建日誌 with 猿/3名≫ 
      黄蓋[全裸]【フンドシ大斧、懐刀、ブーメラン、ベレッタ社(バーストハンドガン)M93R】
      &袁術[全裸]【眠り薬噴射装置(あと9回)、弩】&韓当[全裸]【なし】
≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備[右肩、右耳吹っ飛ぶ、重傷]【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフ ル、
      十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】
      &関羽[左手肘下損失、重傷]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、朴刀、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽】
≪マッド医師とモンスター/2名≫ 周倉(武安国)[クリーチャー・体内に五星球]
      &華陀(佗)【医療器具一式、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪】
▼生存者リスト2 
○既出メンバー(パーティの部 その2)  11パーティ・35名

≪DB捜索隊/3名≫張紘【マイナスドライバー、一星球】&丁奉【青龍刀、三星球】
      &全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
≪皇帝を弑した男/2名≫ 
      陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、ハリセン、畳針、ダウジングロッド】
      &朱褒【まさかり(大)、コンドーム(L)1ダース、スリングショット】
≪DB集め悪の軍団/5名≫
      董卓【九曲剣、二星球、六星球】&董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
      &李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
      &王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
      &樊稠【ニンジャブレード】
≪李[イ寉]特戦隊/4名≫李[イ寉]【大型サバイバルナイフ2本】
      &段[火畏]【斧、手斧、高枝切りハサミ】&宗果【レイピア】
      &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
≪月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール】&諸葛瞻【三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ】
≪ファイヤースターター's/3名≫
      周瑜[2回吐血後死亡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
≪泰山の赤い風/5名≫臧覇【鎖鎌、拡声器、謎の物体、岩塩(血まみれ)】
      &尹礼【SPAS-12(ショットガン)、トラ罠、スキー】
      &孫観【FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、ナイフ、鉋】
      &曹遵[捕虜]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)】&朱讚[捕虜]【スーパーボール×5】
≪王の姓/3名≫王経[PTSD]【なし】&王業[PTSD]【なし】&王沈[PTSD]【なし】
≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇【カメラ、斬馬刀、弓(矢×8)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)・昏睡中]【ショットガンの弾(10)、腕時計2、
      野外用浄水器】
≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫ 張燕【ボウガン(5発)、PSG-1(スナイパーライフル)、アルバレスト、鞭、
      脇差し、蔓縄】
      &張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】
≪歴史家見習い/2名≫
      司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』、
     『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、サーベル、日曜大工セット】

☆パーティの部、以上、21パーティ・69名が生存確認。
▼生存者リスト3
○既出メンバー(個人の部) 

@王濬[左膝下喪失]【金属探知器、肉きり包丁、双鞭、大斧】
@杜預【なし】 @于吉【????】 @関索[意識不明]【斬鉄剣】
@左慈【ハンググライダー、桐箱(呂布首入り)】@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
@曹叡【銅鏡57枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
@孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】@昌キ【トゲ付き鉄棍棒】
@孫覇【プラスチック地雷×7、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】@阮籍【如意棒】
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】
@毛カイ[精神障害]【火炎瓶×2】 
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、鉄パイプ、ネジ、盾】
@胡車児(ストーカー)【拡声器、置き手紙、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(6発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)】
@審配[負傷、気絶。縄で厳重に拘束]【写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】

@黄権【木の槍】※主催者のミスで、死亡者放送に入っています

☆ピンユニットの部、20名(+黄権。実質21名)以上が生存。 合計89名が生存確認(+黄権)。
▼各種データ
━━交戦情報  
@杜預【なし】vs @毛カイ[精神障害]【火炎瓶×2】 in 豫州

━━現在時刻&禁止エリア・安全エリア&フィールドの状況変更&ウェザーリポート

禁止エリア地図→ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/215
参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

○ 雍州/擁州  …弘農全焼、長安に大図書館。
○ 司州/司隷  …洛陽全焼、北部は山岳。
○ 揚州    …飢饉。
○ [亠兌]州 …雪原、豪雪
○ 予州/豫州  …許昌全焼。地形がゲリラ戦向きとの情報あり。積雪は薄い。
○ 并州    …雪原、壷関半壊。雪崩の恐れ。
○ 冀州    …全土が吹雪
○ 青州    …晴れました

× 益州・幽州・交州・涼州・徐州・荊州・倭国 

河北、河南(冀州・[亠兌]州)は、やはりまだ吹雪だったそうです。
并州では雪は止み、まんべんなく暖かくなってきています。
徐州周辺には温泉が涌いています。【揚陸艇】は破壊されました。

最長距離移動者でも2郡移動以下止まり。お昼前?

━━放浪素材情報
   放浪素材・馬雲丸【なし】 は、禁止エリア・徐州、北之火山の直下の洞穴でフリーズ

━━ドラゴンボール情報(七つ集めると何かが起こるらしい?)

一星球…張紘
二星球、四星球、六星球…董卓
三星球…丁奉
五星球…武安国/周倉の体内
七星球…李儒   頑張って七つ集めてください。

なにかあったら、新雑談スレへ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
前スレまでの死亡者は>>9参照
≪あ行/2名≫
 阿会喃 于禁
≪か行/1名≫
 厳白虎
≪た行/1名≫
 董荼奴 

前スレ死亡者数440名
当スレ死亡者数4名
計 全死亡者数444名

◆禁止エリア◆
涼州 徐州 荊州 交州 倭 幽州 益州

○職人さん用業務連絡○
◆番外死亡者リスト◆
<カ行 3名>
 宦官A、B、C 
<サ行 2名>
 ゼン公 徐母
<タ行 1名>
 陳チン
<ハ行 1名>
 伏儀
※(超雲 超馬 融合。個人ユニット馬雲丸に)

前スレ死亡者数3名
当スレ死亡者数4名
計番外死亡者数7名

◆生存者・登場者数◆
パーティの部 70名
個人ユニット 19名+2名(黄権・放浪素材)
生存者計   89名+2名
総登場者数  534+10名

霊帝「乱反射している 日差しよりもまぶしい敵
   同じ気持ちで 武器構えて 殺しあいたいね〜
   さーてみんな殺しあってるかーい?
   いよいよ残りも百人を切って、なんだかぼんやりと
   ゴールが見えてきたよな気分かもしれないなあ。
   だけれど忘れちゃいけないぞー。
   このゲームが本当に終わるのは、一人、一人だけが
   生き残った時だけだからなー。
   気持ちを緩めず頑張るんだぞー」

※本スレ44レスにて益州の禁止エリアが発動されました。
張燕(バタン!)「どっぁあああ〜っ! 助かったぁ〜。」

ようやく陳宮邸まで戻ってきていた張燕は、ぶつぶつ言いながら
背負っていたアイテム類の整理をしていた。
張遼はまだ帰って来ていないようだ。
あちこちの窓や扉に挟んでおいた、髪の毛を使った原始的な哨戒装置にも変化が無い。
夜の間には、誰もこの邸に近付かなかったみたいだな……。

それにしても、張遼。
胡車児を使って徐庶の存在を喧伝する策が失敗して、
徐庶の生死も不明。陳宮の消息も不明。頼みの胡車児は浮かれていて、
相当テンパっていたようだったが……
………。………。気にし屋さんめ。
まぁ、どこかで死んでいなければそのうち戻って来るだろう。


張燕「しかし、ただの索敵のつもりが、思いっきり戦闘に巻き込まれてしまったな。4スレ>314
   ……我が事ながら、よくもこれだけの装備を背負って逃げ切れたものだ。
   交戦地が地元だったからなんとかなったようなものの……」

スコープを外した【PSG-1】と、【アルバレスト】・【蔓縄】を物入れに仕舞い込んで、
張燕は一人、警戒態勢に戻っていった。
【PSG-1】。使い勝手のよい最高級狙撃銃だが……、高級すぎるな。
【アルバレスト】も、揚州や予州・司州に留まるつもりならば無敵装備だったんだが。
まぁアルバレストは、「何でも投擲機」だ。蔓縄とのコンボでなら、いずれ何かの役には立つだろう。
……今は要らんけど。
スコープを使って、張燕は物憂げに野外の天候を覗っていた。

曇天だからいいようなものの、昨日よりも確実に暖かくなってきている。
もしも雲が晴れて視界が開けてしまえば、司州の渭水平野や冀州の河北平野、
ここ、[亠兌]州西部のようなド平野地帯だと、
確実に白昼の、仁義無用の超々遠距離狙撃合戦になってしまうが……

張燕「クソ、張遼め……。早く戻って来んか。ボケ。」


≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫※解散中
@張燕【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し】
@張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】
お片付け→【PSG-1(スナイパーライフル/スコープ無し)、アルバレスト、蔓縄】
59竹とんぼパート2:02/04/10 01:23
仇を討つ!!
そう心に決めて歩き始めた!!!
張繍!!この男が何か知っているはずだ!!!・・・・・・った・・・・

ひゅ〜〜〜カサカサ……
                        ひゅ〜〜〜カサカサ……

顧雍「……張繍、死んじゃったね……」
[广龍]会「そう…だね…」
張[合β]「残る手がかりはこれ(十字手裏剣)だけだねぇ……」
[广龍]会「そぅ、ね。」

ひゅ〜〜〜カサカサ……
                        ひゅ〜〜〜カサカサ……

[广龍]会「……ほら!(ブンっ)」
顧雍「あ! 竹とんぼだぁ!」
張[合β]「やっぱり [广龍]会のとんぼは高く飛ぶなあ!」
[广龍]会「はははは。ほ〜ら、とっても上手くなっただろ〜?」
顧雍「すごい! すごいなぁ!(涙)」
張[合β]「[广龍]会は竹とんぼ名人だあ!(涙)」
[广龍]会「ははははははは(爆涙)」

ひゅ〜〜〜カサカサ……
                        ひゅ〜〜〜カサカサ……

顧&[广龍]&張(んはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………)



≪竹とんぼ/3名≫顧雍【十拳剣、十字手裏剣】&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】
      &[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】
60冀州北部:02/04/10 20:30
4スレ>290から劉備一行を探していた曹叡は目標を変えていた。
一目見てなぜか忘れられない、劉備達と一緒にいた女に・・・
そして2人は出会ってしまった。

曹叡「ついに見つけたぞ、女」
甄姚「・・・叡(私の可愛い息子、目元があの人にそっくり)」
曹叡「!?(なぜ俺のことを名で呼ぶ?曹一族なのか?しかし
    俺はこの女を知らない。だがそんなことはどうでも良い、
    この女が・・・欲しい)」
甄姚「(口元は私似かしら?でも何?この胸のドキドキは)」

見詰め合う2人、行動を起こしたのは曹叡。
曹叡は無造作に近づくと甄姚を強く抱きしめた。

甄姚「ダ、ダメ。私はあなたのは」

甄姚がその言葉を言い終わる前にその唇は
唇でふさがれていた。

ピンユニット@曹叡、@甄姚合体
チーム≪禁断の愛/2名≫ 結成
@曹叡【銅鏡57枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】

※周りを気にせず20レスほどハァハァしてます。
61雍州 1/3:02/04/11 12:19
朱讚「やれやれ一時はどうなる事かと思ったな。」
曹遵「全くだ、しかしお主に縄抜けの才能があったとは知らなかったぞ。
朱讚「いやいや、天運が味方してくれたのだろう。」
曹遵「ようやく我々にも運が向いてきたのかもしれんな。」


>――― 武装解除だ! 捕虜として長安大図書館まで連行する!
運悪く臧覇達に捕まってしまい連行されていた2人はつくづく
己の運の悪さを呪う他なかった。
連行中臧覇が大用を足す為に休憩を取る事となった。
2人も後ろ手を縛られたまま連行されていたので歩きづらく手仕方がなかったので
休憩は何よりの事であった。

ここで朱讚はある事に気付いた。
自分の縄が緩んでいるのである。
どうやら締め方が甘かったらしい、尹礼・孫観に気付かれないように手をモゾモゾやると
自分でも呆気ないくらい外れた。
脱出の為には臧覇が大用を足している間が勝負である。
今自分が持っている物はスーパーボールである。
武装解除時に大きい物ではなかった上に夜だった言う事もあり
気付かれなかったのである。
普通の者ならこれではどうにもならないと思うが、
朱讚は今まで奇襲にスーパーボールを使ってきていたので
その使い方には熟知していた。
タイミングを見計らい尹礼の方に投げる。
勿論最終的には自分のほうに戻ってくる様にである。

尹礼「お、なんだこりゃ?」

案の定不可思議な動きをする物体に興味を惹かれた
尹礼は捕まえ様とするがトリッキーな動きをする為上手くいかない。
それを見た孫観は何を遊んでいるのかなどと程度に思っていた。
尹礼は必死に捕まえ様とあがく内に何時の間にか朱讚の元に来ていた。
ようやく動きが弱くなった物を捕まえた尹礼の顎に強力な蹴りが入る。
訳が分からないまま尹礼は気を失う。
驚いたのは孫観である。
尹礼の歓喜の声が聞こえたのであの変な物を捕まえたのだなと思って
降り返ると目の前にSPAS-12が付きつけられているのである。
おまけに向こうでは口から血を出した尹礼が伸びている。
こうなるとどうにも抵抗の余地がなかった。
頼みの頭領はどう考えても直ぐには戻って来ない上、
虎の子のSPAS-12を奪われているのである。
こうして孫観は武装を解除され、曹遵の縄は解かれた。
62雍州 2/3:02/04/11 12:22
ようやく用を足し排泄の余韻に浸っていた臧覇の背中に
冷たい物が付きつけられる。
半ケツのまま固まる臧覇。
そのまま連行された彼が見たのは、気を失ったまま縛られている尹礼・
縛られ声が出ない様に口に鉋を噛まされた孫観の姿であった。
どうやら自分がいないと海岱軍もこの体たらくの様である。
当然臧覇も武装を解除され、3人は全裸にされそれぞれ念入りに手足を縛られ
互いに離れた位置に転がされる。
不幸中の幸いは猿轡はされなかった為大声でなら互いに会話ができる事である。


孫観「寒くねぇですかい頭領?」

臧覇「そりゃぁ全裸だからな・・・・・・シクシク(涙)」

孫観「何を泣いているんですかい?」

臧覇「・・・・・・・・・尻拭きたい(ボソッと)」

孫観「え?!なんですかい?もっと大きな声で言ってもらえねぇですかい。」

臧覇「うっせぇ〜〜〜〜〜〜!!!(泣)」

その向こうでは口から血を流したまま幸せそうな顔で気を失っている尹礼の姿があった。
63雍州 3/3:02/04/11 12:24
朱讚「なんだお主それらも持ってきたのか?」
曹遵「まぁなんか役に立つ事もあるかもしれないだろ?」
朱讚「相変わらずだな。まぁ今回はお主も念願の武器も手に入った事だし
良かったなぁ。」
曹遵「あぁその事なんだが実はちょっと妙なんだ・・・」
朱讚「どういう事だ?」
曹遵「どう見ても弾が入ってないんだよ・・・。」
朱讚「それってつまり・・・」
曹遵「使えないんだよ・・・・・・(血涙)」
朱讚「・・・・・・・・・・・・結局このパターンなのか(血涙)」

2人の運はまだまだ微妙なようである。


≪泰山の赤い風/3名≫
臧覇[全裸]
尹礼[失神中、全裸、負傷(顎割れる)]
孫観[全裸]

※3人とも全裸の上手足を念入りに縛られ、
 お互いに50メートル程離れて転がされています。
 尚、密かに周辺にトラ罠がセットされていますが、3人は知りません。
※拡声器・スキーは破壊後処分されました。
 謎の物体は放置 

≪戦友コンビ/2名≫
曹遵【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
朱讚【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
黄権(助かった? 助かったのか……?)

曹仁が立ち去った後、黄権はのろのろと民家からさまよい出ていた。
于禁を殺してくれる襲撃者を呼び寄せるため、
運を天に任せて、押入れの掃き出しから外に放り出しておいた自分の【ザック】を回収すると、
ようやく緊張感の糸が切れたのか、その場にへたり込んでいく。

于禁……
なにかのアイテムを覗き込んで、
>「現在付近には誰も居ない」と言っておった。

死んだはずの私が生きていることで死亡放送の信頼信用低下を引き起こして、
霊帝の「絶対」がとけるかとも思ったが……、
どうやら、事はそう単純でもなさそうだった。
曹仁が持ち去ったことで確証は取れなくなったが、
もしも于禁が持っていたアイテムと似たようなものを霊帝が持っていて、
それで死亡確認をやっているのだとしたら……?

黄権(! 罠でも主催者のミスでもなかった! 私の【首輪】は壊れていたんだ!!) 

いっそのこと首輪も引きちぎっちゃうかぁ〜?  ―――いや! それはダメ!!
そんなことをしたら侯成のように、起爆あぼ〜んしてしまう!
不正に外そうとした場合の起爆装置は無事だとしても、
おそらく、発信機の関係が故障中かと……

   ……ならば私は、禁止エリアにも、堂々と入っていけるのか!?


@黄権[首輪故障中]【木の槍、鉄パイプ、ネジ、盾、集音マイクとイヤホン】
※首輪の故障で、死亡者放送に入っています 
放送を聴いた後に【良縁ファイル】を確認すると于禁と 厳白虎のページが消えていた、

法正(ふぅー、残り90ページか…
    ……?さっきも残り90ページだったような?)

法正はもう一度【良縁ファイル】をじっくりめくっていった、

法正(やはり残りは90ページか…
    さっきのは勘違いだったよう―――――!!!)

法正の手が止まる、

法正(確かに放送で呼ばれていたはずだ…生きているのか?
    【全参加者名簿】に載っている総参加者数といままでの死亡者放送の
    内容を照らし合わせてみると残る生存者は89人になるはずだ、
    一体どちらが正しいのだろうか……そういえば…)

前回の放送で死亡者の訂正があったことを思い出していた、

法正(あれは首輪の機能が一時的に停止していたのではないか、
    ならば機能が停止したままの首輪があってもおかしくはないのではないか、
    そしてこちらから首輪の機能を停止させることが出来れば……)

ここまで考えたところで法正は立ち上がった。


法正(しかしお前はどこにいるんだ…………黄権)

こうして一度は死を考えた法正だったが再び生き残りを目指して歩き始めたのだった。


@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
※黄権に会いたい。
66予州:02/04/12 09:18
>>43
「誰かいるな……」
于吉レーダーの使い方を完全に把握した孫覇は少し考えて放置を決め込んだ。
俺のアイテムでは強襲よりは待ち伏せ、もしくはトラップ系だ。
この便利なレーダーもこれひとつだけとは限らない。
万が一、待ち伏せされているのならばバカくさいではないか。

地下壕のような場所でウンウン唸っている王濬は命拾いをしたようだ。
孫覇はもう一度レーダーに一瞥すると、そのまま西を目指すのだった。

@王濬[左膝下喪失]【金属探知器、肉きり包丁、双鞭、大斧】
@孫覇【プラスチック地雷×7、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】
>60
曹叡「ふぅ〜何て夢をみたんだ・・・。」

曹叡は朝の事思い出していた。
劉備一行の追跡は続けていたものの、
張飛のせいで大幅な時間のロスをしてしまった。
おかげでかなり距離を稼がれてしまったようである。
そしてあの気になる女性。
とうとう夢にまで出てくる様になった。

これはやはり一目惚れと言うものなのであろうか?
それとも・・・・・・?

いずれにしろ劉備達を発見できれば、彼女にも会う事ができるはずだ。
今はとにかく奴らを追跡を急がねば・・・。

曹叡【銅鏡57枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
※曹叡は劉備達と甄姚が分かれた事は知りません。
 未だ劉備達の追跡続行中。
何晏は徐州に向かう途中で例の林に立ち寄りふいに悲しい気持ちになって
そのままそこに佇んでいた。そこに三人の男達が現れた、
身を護るものは何もない、ここまで生き残って来たのは単に運が良かっただけに過ぎない、
だがその運もつきたようだ。一瞬でそこまで考え覚悟を決めたが意外な事に男達は襲っては来なかった。
かわりに男の中の一人が何かを取り出して話しかけてきた。

顧雍「これを見た事があるか?」
何晏「そっそれは…」(なぜそれを持っているの)
張[合β]「知っているのか!!」
何晏「ええ…」(まさかこの人たちが厳顔さんを)
[广龍]会「こんなに早く手がかりを得られるとは、意外だな」
何晏「手がかり?」(違うみたいね)
顧雍「ああ、わけあってこれの持主を探しているのだ」
何晏「それの持主とは一時一緒に行動していたわ」
張[合β]「してその男の名前は!!!」
[广龍]会(していた?)
何晏「……厳顔さんよ」
顧雍「…………厳」
張[合β]「…………顔」
[广龍]会「………………ってひょっとしてもう?」
何晏「死んだわ」
顧雍&張[合β]&[广龍]会「……………………………」


顧雍「……やっぱり、死んじゃってたね……」
[广龍]会「そう…だね…」

(中略)

顧雍&張[合β]&[广龍]会(んはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………)


お約束が終わったあと、四人は今までのことを話し合った、そして…

顧雍]「ドラゴンボールか…面白そうだな…」
張[合β]「徐州との州境か…」
[广龍]会(竹とんぼ飛ばさなくてもよかったらいいなぁ…)


何晏(仇討ちか……厳顔が追っていったあの男の顔は覚えているわ
    ……どうしようかしら)



≪竹とんぼ/3名≫顧雍【十拳剣、十字手裏剣】&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】
      &[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】
※ドラゴンボール情報をゲット
@何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
※仇討ちするかドラゴンボールを見に行くか迷っている
「おのれ〜ブサイク〜」「はらわたひきずり出すぞ、ゴルァ〜」

ぐちぐちと意図的な独り言を呟きながら、なんとか意識を集中させようとしていた陳宮は、
その困難事に疲れて、多少ぽけーっとし始めていた。

陳宮(……やっぱり、独り言を言いながらだと、考えがまとまらんなー。)
何度かパッとひらめきかけた思考の欠片も、口に出す独り言のせいで、すぐにこぼれ落ちてしまう。

理性では、自身のメインフィールドの東郡を捨て、ここ泰山郡のような
禁止エリア沿いに陣取ることの不利さは、重々理解できていた。

霊帝は、参加者の現在位置を把握している。
先の放送内容からいけば、ある程度は持ち物まで把握されているのだろう。
最初の禁止エリアだった徐州沿いで無目的にうろうろしていれば、危険因子と見なされかねない。

それは避けたい!

ただでさえ序盤と違って、これだけ人数が減ってきたのだ。
主催者の監視も行き届きやすくなっているはずだ。
怪しまれるような移動や停滞は、できることなら避けたかった。

陳宮(だが、儂ならば……?)
儂にはこの州境に踏みとどまるだけの、れっきとした客観的動機がある。
[亠兌]州・徐州は儂の私有地じゃ!
そこにゴミを投げ棄てるような不細工などが居おったのじゃ!(2・177)
……霊帝の認識する、「陳宮」という存在としては、
「未だに、不法投棄にムカついていてこの場を離れたがらないのだ」、という設定は、
特に不自然には映るまい………(※異常者には映るだろうが)。
ああ。そういえば儂は多分、霊帝からは
「男の屍体でハァハァ疑惑」も受けとるだろうしなぁ……(頭痛)。どんな武将じゃ!!

陳宮(くそっ! くそっ。……ムカツク話じゃ!
   嘘吐きなことにも、朱霊はころっと死んでしまうし……。)

「湯あたり、これは湯あたり。」と自己暗示をかけ本人は認めたがらなかったが、
朱霊を喪失した痛みが、今も陳宮を深く蝕んでいた。

ようやく下降気流を掴んだプレゼンター左慈が、自分の真後ろに着地して、
満面の笑みを浮かべながら出待ちに突入していることにも、全く気付いていないほどに。


@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(6発)、スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、
   花の種、クロロフォルム、短剣、トミーガンSMG(ドラム×2)】
@左慈【ハンググライダー、桐箱(呂布首入り)】
71周瑜:02/04/14 01:56
―――[亠兌]州泰山

周瑜は困惑していた。
いかに主家筋とはいえ、あのような無用心者(>>13)と行動をともにするのは、、、
さすがにこの場は孫登のことを見捨てて立ち去ろうとも思った。
呉の皇太子、つまり孫呉の最後の希望とはいえ危険が大きすぎる。
しかし吾粲の手前もある、まずは徐庶に意見を聞くことにした。
もちろん放置しようという意見を期待して―――

周瑜「徐庶殿はどう思われる?」
徐庶「孫家は…、孫家は…、代を重ねる度にまさに豪壮になってゆくのですね」
周瑜「・・・」

周瑜は徐庶の言葉の意味がすぐには理解できなかった。


@孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】

≪ファイヤースターター's/3名≫
      周瑜[2回吐血後死亡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
※孫登に接近します。
3人の男達は、闇雲に走っていた。
「あああ・・・」
広野に二つの影がある。
その影の一つが迫ってくる。
もう、、、終わりだ・・・
広野には鮮血が迸り、緋色の液が翻る。

「ふふふ・・・よくやった。お前は優秀だなぁ・・・
これで“新素材”が手に入った。お友達が増えるぞ、武安国!」
未だ死んではいない男3人を抱え、巨人と老人は去る。
老人の手にはメスが握られている。
広野に吹く一陣の風は、晴れた広野の片隅に忘れられていた・・・


≪マッド医師とモンスター/2+3名≫ 周倉(武安国)[クリーチャー・体内に五星球]
      &華陀(佗)【医療器具一式、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪】
      &王経[PTSD気絶]【なし】&王業[PTSD気絶]【なし】&王沈[PTSD気絶]【なし】

73雍州の東部(1/4):02/04/15 21:41
鬱蒼と茂る樹木が覆う谷底で、諸葛尚は目を覚ました。
身体中がキシキシと痛い。
気絶していてよかったのか、悪かったのか、知らぬ間にどうやら安全圏に来ていたようだ。
いいこともあれば悪いこともある。
許儀はここで別れるというのだ。
元々、益州脱出までのかりそめの同行である(姉さんとはそういうことになっていたらしい)。
別れは突然だった。
これで戦力は大幅に落ちる。ざっと文官ばかりだ(いまだ眠りこけている関索は置いといて)。
不安だ。しかし、元々は魏将。
いつかはこうなるような気もしていた。
短パン、半そでの小学生スタイルの許儀は無言で握手を求めてきた。
思えば彼とは益州での追いかけっこで固く友情を誓い合ったあの時以来だ。
なんか涙が出そうだった。
許儀の持っていたポラロイドで最後に記念撮影をした。
皆、笑っていた。
いや、寝たままの関索だけは強引口の両端を引っ張り、笑顔にしていた。

各々と握手をした許儀は後ろを振り向かずに去っていった。
でも僕は知っている。
彼が泣いていたことを。
でも僕も泣いていた。

そして―――
それをじっと眺めている人物達がいた。
≪李[イ寉]特戦隊≫である。
>>243で洛陽に待機しているはずの彼らだったが、
連絡のなさと、武器の確保にめぼしい参加者を索敵していたのだ。
「李[イ寉]様」
「うむ」
これで向こうは3人。しかも文官2人に女である。
「狩るぞ」
74雍州の東部(2/4):02/04/15 21:42
それは突然だった。
許儀と別れて、すぐにこの地を離れようと荷物を持って立ちあがった時だった。
関索の縛っていた縄を解き自由にしたやると、
突然頭上の樹木がけたたましい音とともに倒れてきた。
なんとかそれは避けたものの何度もそれが繰り返され、ふと気が付くと1人になっていた。
そこに段[火畏]と宗果が突然飛び出して来た。
自分が死ぬはずだったのに―――
そこには僕をかばって斬られる諸葛瞻の姿があった。

≪李[イ寉]特戦隊≫は冷器(しかも接近戦)が主力である。
おいそれと銃には近づけない。
そこで一考し、この地を利用し楊奉の楔とチェーンソーで樹木を切り倒し谷底へ落とし、
敵を分断させたところを逆位置に伏せている段[火畏]と宗果が、
そしてそれを逃げて来たところを李[イ寉]が飛び出すということにした。
作戦はほぼ当たった。
諸葛尚が逃げ、それをかばった諸葛瞻が斬って捨てられた。
あとは斬り逃した諸葛尚を殺すだけだった。
しかし―――

ゴインッーッ!
突然鍋が飛んできて、宗果の頭があってはならない方向にひん曲がり倒れた。
鍋の持ち主はもちろん―――許儀!
谷の入り口に大遠投をした格好のまま、目だけはしっかり敵を見据えていた。
75雍州の東部(3/4):02/04/15 21:43
関索は呆然と眺めていた。

血が頭からドクドク流れている。
どうやら落ちてきた巨木の一部が頭に当たったらしい。
それで目が覚めた。
そして目の前で諸葛瞻が斬られ、また彼を殺した宗果が吹っ飛んだ。
血が流れすぎたのか、今までの呪縛が解けたのか―――
よく言えば不殺の精神、悪く言えば臆病者だった関索は得物の斬鉄剣を握っていた。
状況が呑み込めない。
だが、今まさに目の前で知った顔(なぜかはわからない)が段[火畏]に斬られようとしている。
諸葛尚をかばって今度は月英が軍用ナイフで応戦している。
しかし、その後ろに李[イ寉]が迫る。
遠くにいる許儀は間に合わない。
気が付いたら俺は―――
段[火畏]を斬っていた。
そして、
李[イ寉]は息も絶え絶えの諸葛瞻の三八式歩兵銃の弾が奇跡的に当たり、
その場を撤退した。

そうか。自分のためではなく、人のためなら斬れるのか……
そんなことを考えていた。

≪李[イ寉]特戦隊/2名≫李[イ寉][怪我]【大型サバイバルナイフ2本】
          &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
※洛陽に撤退
76雍州の東部(4/4):02/04/15 21:44
今まさに諸葛瞻が息を引き取った。
最後は「母さん」というなんとも言葉にならない最後だった。
月英姉さん(本当は瞻の母さん)は優しく抱きしめて我が子を彼岸へ送ってあげた。
許儀は皆で撮ったポラロイドの写真を埋められる彼の遺体にそっと握らせた。
写真の皆は笑っていた。
関索は黙って咲いたばかりの小さな花を、そして僕は永くしていなかった詩を贈った。

姉さんは一通り清ませると元気に出発を宣言した。
カラ元気のくせに。
「なんかまた辛気臭いことになっちゃったね。次からガンガン行くよ」
そんな勢いに巻き込まれたのか、同情したのか、
許儀も関索も同行することになった。
いよいよ脱出に向けて―――?

ちなみに関索には、例の雍州脱出の経緯は秘密にしている。

【諸葛瞻:死亡確認】

※チーム名変更
≪月英西遊記≫→≪真・月英西遊記≫

≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
  &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
※高枝切りハサミは放置
77冀州中部:02/04/15 23:26
>>67
曹叡のその強い淫夢デムパに、触発された一人の男は……
否。一人のをとめは、電波放送に疲れきってここ冀州中部に滞在して、
ひっそり隠れた家屋の暗がりの中で、今は深い眠りを眠っていた。

――― デムパ ビヨビヨビイ〜

  胡車児「ああん♪ ついに見つけたわ。マイダーリン!」
  張遼「・・・胡車児(俺の可愛いスウィートハート、どーでもいいけど、お前、どっから苗字?)」
  胡車児「!?(なぜ私のことを名で呼ぶの? 他人行儀だわっ! でも
      私たちは、もう、め・を・とv だからそんなことはどうでも良いの、
    あなたのハート(心臓)が・・・欲しいの)」
  張遼「(ああああ。どこでどうなってこんなことに(T∀T) でも何? この胸のドキドキは)」

  見詰め合う2人。行動を起こしたのは張遼。
  張遼は無造作に近づくと胡車児を強く抱きしめた。

  胡車児「ダ、ダメ。小鳥さんが見てるわぁん・・・(はぁと」

  胡車児がその言葉を言い終わる前にその唇は
  唇でふさがれていた。




胡車児(むにゃむにゃ)「うふっ。うふふふふふっ。
    待っててね。マイダーリン・張遼たぁ〜ん。私たちは必ず……結ばれるのよん♪」


@胡車児(ストーカー)【拡声器、置き手紙、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
李儒「放送からしばらくたちましたが、昌キさんが戻って来ませんね。
逃げたか放送後に殺されたか・・・。」
王方「しかしまさか華雄殿達がやられるとは思いもしませんでした。」
李儒「甘いですね。残り人数もかなり絞られた以上、現在の生存者はそれなりの腕を持つと考える方が自然です。
だから私はレーダーを渡さなかったのです。」
王方「それではまさか華雄殿達が撃退される事を想像されて・・・。」
李儒「勿論それは最悪のケースですが、軍師たるもの想定して当然です。」
王方「さすがは李儒殿恐れ入りました。」

董旻「李儒殿、昌キが戻って来ました。」

李儒達の目の前には泥まみれになった昌キの姿があった。
勿論それは昌キが自分で付けた物であるのだが・・・。

昌キ「申し訳ありません。突然の不意打ちを受け壊滅的な打撃を受けてしまいました。
私は何とか離脱しましたが、残りは・・・(大嘘)」

李儒「まぁ失敗してしまったのは仕方がありません。今はあなたも貴重な戦力です。
ただ、次は分かっていますね?」
昌キ「ははぁ〜。(ふん、単純な奴らだ)」

李儒「さて合図はありましたので陳留へ向かい李カク殿たちと合流致します。」
董旻「合図とは?」
王方「・・・・・・華雄殿達の戦死のアナウンスの事です。」

李儒の計算されつくした、行動に王方達はただ驚愕するのみであった。
ただ、李儒にとって計算外な事は李カク達が独断で行動し戦力が半減している事であった。

≪DB集め悪の軍団/6名≫
董卓【九曲剣、二星球、六星球】&董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
樊稠【ニンジャブレード】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒】※ピンユニットより回収
※陳留で李カク特選隊と合流する為移動開始。
うっかり。

【段[火畏]、宗果  死亡確認】

確か豫州に向かったはずなのに、なぜこんな場所で?
……きっと吹雪の中で方向感覚を無くして、
東へ突き抜けてしまったんだな。
ああ、司馬懿様…… 曹芳様……
もう一度お目にかかりたかった……

目の前でメスを握るのは、謎の医者・ドクター華佗。
隣には王業と王沈が全裸で横たわっている。
恐怖のせいか、PTSDのせいか、はたまた寒さのせいか、
2人とも非常にお粗末な始末になっていた。

―――もはや。これまで!
王経は覚悟を決めると、残された最後の力を振り絞って、華陀に告げた。

王経「最低、25センチ砲キボンヌ……。」
華佗「………。」


≪マッド医師とモンスター/5名≫ 周倉(武安国)[クリーチャー・体内に五星球]
      &華陀(佗)【医療器具一式、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪】
      &王経[PTSD気絶]【なし】&王業[PTSD気絶]【なし】&王沈[PTSD気絶]【なし】
臧覇「ちっくしょ〜〜〜! ……ク゛ソ゛っ゛た゛れ゛がぁ゛――――――!!」

遠くの方/孫観「それはアンタやー」(アンタやー/木霊)(アンタやー/木霊)
遠くの方/尹礼「禿同ー」(禿同ー/木霊)(禿同ー/木霊)

臧覇「ぃぃやぁっっかましぃ〜〜〜〜!!!(血涙)」


>>62 所詮、謎のマッチョ売り(※曹真)の手下風情と思って甘く見たか…… ぐ、おのれ、忌々しい!!
≪戦友コンビ≫が、放置中の木牛を求めて去ったあと、
臧覇はなんとか小川の中まで転がり落ちて、陸に揚げられた魚のように激しくもがき続けていた。

うう! うううっ! 
呉敦! …呉敦! 死んでしまったの……か。  ……お前と昌キ/昌覇は一緒じゃあなかったのか!?
手に負えんクソバカタレで謀叛マニアではあるが、昌覇は相当の手練れなのに!
……そもそも、おのれらはナニを考えて長城からも海岱からも遠ざかっておるんだ!!
俺を探せ! 俺を!!
おのれらの世話面倒に神経をやられて、腸にきてしまったんだろうがっ!
俺と孫康抜きでは、泰山軍はアホか!? アホ集団なのか!?
白波賊や黒山賊の連中と同レベルかぁぁ――――――っ!?

遠くの方/孫観「ねー、頭領、寒い〜」(寒い〜/木霊)(寒い〜/木霊)
遠くの方/尹礼「あー。俺もー」(俺もー/木霊)(俺もー/木霊)

臧覇「………。」(`Д´)カ―――――ッ )


冷たい渓流が体温を奪い、岩に擦られる度に剥き出しの体からは血が流れたが、
意に介さずに、臧覇は黙々と暴れ続ける。 
そして……

(腕時計/パリン!)
臧覇(やっ…た…!!)
臧覇「や… やったぞ! ははは! バカめ。……抜け作め。
   全裸に腕時計だけ身に付けさせておくとは……、たいしたマニアめ!」

スーパーボールを残しておいた自分の不始末は、そっと棚上げされていた。

腕時計を破壊したガラス片でなんとか縄を断ち切った臧覇は、
血塗れのままふらふらと渓流の中から立ち上がった。
遠くの方からは、「頭領〜」「頭領〜」と乾分達が自分を呼ぶ声が聞こえてくる。
……行かねば。た、泰山賊の保護責任者として、あいつらだけでも守ってやらねば……!
ボソッ)尻もふけたし。

臧覇「!!」

孫観「……正直、スマン。」
尹礼「いや、反撃できる状態じゃないし。」

夜明けから延々と騒ぎまくっていた。誰かに聞きつけられていない方がおかしかった。
王双にサバイバルナイフを突きつけられて転がる孫観・尹礼の傍らには、
なんかどっかでみたような面のチビッコが、弓を構えて……

王双「おめでとうございます。ビストロ王双です。
   あまりにも、キケーンとも思えぬ騒ぎっぷりに戻ってきました。」
曹性「(・_・)お客さんだね?」
臧覇「………。」(`Д´)カ―――――ッ )


≪泰山の赤い風/3名≫
      臧覇[全裸・負傷]&尹礼[全裸、負傷(顎割れる)]&孫観[全裸]
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、のこぎり、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[おんぶ・負傷]【グラスファイバーの鞭、銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

@第五章 張良の危機

その時、チョーリョーが黄昏の夕焼け道をトボトボ歩いてきた。
張良「劉邦殿は変わってしまわれた・・・私は丞相を辞職しよう」
カンシン「うらめしや〜」ショーカ「くちおしや〜」
う!背中に悪寒が・・・逃げろ〜!!!
ゲイフ「ゲヘヘヘヘヘヘ」チョーリョー「GYAAAAAA!」
チョーリョーの運命やいかに!?

Goodbay、、、我は孤独の戦士也。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

で〜きたぁっと!!
黄権は、『幽州コチラ』の看板の裏に、この文を自らの血で書き込んだ。
そして、大きく深呼吸をし、幽州/代へ向かっていった。

【黄権、いちかばちか幽州へ。】
(*10レス間ノーアクションならば幽州突入。)
>>68
この人たちは、厳顔さんを仇だと呼んでいるわ。
仇……? あの優しかった厳顔さんが、
そんな恐ろしい瞬殺を繰り出していたなんて……嘘よ!!

厳顔さんが魯粛さんを瞬殺しただなんて信じられない!
あなたたちの勘違いよ! …きっとそうよ! ちゃんと見たわけじゃないんでしょう?
ああ、でもそんなことを言ったら、厳顔さんだって、
本当にあの男(※胡車児)がチームソウルズの仇だったのかなんて、誰にも……

三人の言葉を聞きながら何晏はぼんやりと、あまりにも短かった厳顔との思い出に浸っていた。

そもそも殺し合いゲームのバトロワで、仇討ちを誓う神経ってどうなのよ?
悪いのは自分に自信の持てなかった、自分自身……。そう。
あたしが死んでしまうなんて、それは中華の美の損失。
あたしは……あたしは美しいぃぃぃっっ


何晏「分かったわ。一緒にドラゴンボールを探しましょう。厳顔さんの五星球をもう一度見たいし。
   安心して。……あたしはキレイになりたいだけなの。」
   (この3人、あたしのことを信頼しているみたい。あたしは……生き残ってやるわ!)


≪竹とんぼ/4名≫顧雍【十拳剣、十字手裏剣】&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】
    &[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】&何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
※ピンの何晏回収
85亀裂:02/04/17 22:57
ー青州某所ー
黄忠「そういえばこの中には何が入っておるんじゃ?」
ガサゴソガサゴソ……
黄忠「むおッこれは!」
………これだけは、程普に見せてはならない、そう思う黄忠だった。

≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠(呪われている)【発光弾×4、有刺鉄線、呪いの宝石】
      &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧】

※アイテム解説 呪いの宝石

@この宝石を見た参加者は『この宝石を如何なる手段をもってしても所有し続けたい』と思ってしまいます。
Aこの宝石を所有する参加者は『この宝石を眺め続けたい』という衝動に駆られます、この効果はこの宝石を一時間以上眺め続ける事によって24時間の間解除されます。
Bこの宝石は参加者が50名以下になった時点でただの石になり、@とAは解除されます。
この館には煙突はないらしい。
プレゼントを持ってくるなら煙突からと決めていただけに残念でならない。
しかも相手は起きているらしく、こりゃこっそり置いていくことはできないらしい。
となると作戦はひとつだ。
ハロウィンのごとく正面突破!
きっと驚くんだろうな〜うひひひひひ。

相手の陳宮が交渉不能、というかノンコミュニケーションに陥っているとは露知れず。
しかし、負けじと自分の世界にどっぷり浸かっている左慈だった。

そして、
正直に正面扉をノックするのだった。
ノックノ〜ック!

@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(6発)、スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、
   花の種、クロロフォルム、短剣、トミーガンSMG(ドラム×2)】
@左慈【ハンググライダー、桐箱(呂布首入り)】
87并州南部  黄権:02/04/18 22:48
黄権(いや! ナニ言っとるんだ!? ワシは!?
   河内郡から幽州までは大山岳地帯で、豪雪地帯だ!! というか、河内郡そのものが山岳地帯だ。
   どんなハイパーダッシュでも、明日の夜までに辿り着ければ御の字だぞ!?)

それにワシは死んだことになっている男だ。
昼間に移動したり、足跡の残りかねない地域に突入するという
基地外じみた考えをもってどうする!?
ワシを知っている誰かに見つかってしまったら……、どんな騒ぎを引き起こすか!!
……ふぅ。
目の前で起こった大惨事に、少し動揺していたようだな。
このあたりには土地鑑も全く無いし……
まぁ、ゆっくり行くか。

河内郡を出て上党郡に入った黄権を、
少し離れた場所から、生者と死者、6つの目玉がじっと見ていた。

南下を続けていた劉協の生首を旗印とする、≪皇帝を弑した男≫である。


@黄権[首輪故障中]【木の槍、鉄パイプ、ネジ、盾、集音マイクとイヤホン】
   ※首輪の故障で、死亡者放送に入っています 
≪皇帝を弑した男/2名≫ 
      陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、ハリセン、畳針、ダウジングロッド】
      &朱褒【まさかり(大)、コンドーム(L)1ダース、スリングショット】
【ヘイ州/雁門周辺】

吹雪の中で彼らは、寒さを防げる良い家を見つけた。

朱褒「じゃ、俺は食料さがしてくる。」
陳式「ああ、頑張れよ。」

それが陳式の見た、最後の朱褒の姿だった。
朱褒がこの家を去ったのを見ると、陳式は家の押入から大きな袋を見つけ、
それに幾つかのアイテムを入れた。
陳式は、アイテム入り大袋を枕元に置き、分厚い絹の布団を被って目を瞑った。
段々と豪雪の響きが薄遠になっていく・・・

その頃、外では・・・

朱褒「・・・これ、食えるかなぁ・・・?」
食料を探しに来た朱褒は、墜ちている鳥や、虫の死骸を物色していた。
その時、突然の突風に煽られ、いままで集めた大事な「食料」が吹き飛んだのであった。
(ああっ・・・まって・・・!)
朱褒は、それを追っていった・・・首輪の警告音も吹雪で聞こえなかった・・・

〜豪邸内〜
遠くの方で何かの爆発音がしたような気がするが・・・いや、気のせいだ・・・。
それにしても、朱褒の奴・・・遅いな。・・・まぁ、いいか。
陳式「寝よう。」
彼は、その不眠不休の身体を休めるためにようやく床についたのだった。

・・・ヘイ州/雁門。朱褒、ここで果てたり。死因、禁止エリア引っかかり爆死。 

【朱褒、死亡確認】

@陳式[睡眠]【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
         スリングショット、大袋(アイテム入り)】(ヘイ州/雁門にて睡眠中。)

大袋の中に入れたアイテム→×4種“ハリセン、畳針、ダウジングロッド、コンドーム(L)1ダース、”
8988:02/04/19 17:27
間違えました。
×【ヘイ州/雁門】
○【河内郡】
9088:02/04/19 19:02
【河内郡/豪邸】

陳式「黄権なんぞ放置だ・・・ムニャ・・・」
安堵の中、眠る陳式。だが、黄権が戻ってくるとは全く考えていなかった彼は、
完全に油断していた。

【黄権】

黄権「こんな所にこんな豪邸が・・・」

上党郡に入ったものの、どこへ行こうにもない彼は、
元来た場所へと振り向いた。すると、豪邸が河内の山地に建っているではないか。
気づかなかった・・・(ブルブル・・あそこへ行こう。幽州へ行かなければ問題ない。

彼は、陳式が眠っているとも知らず、【河内郡/豪邸】へ向かうのであった。

@陳式[睡眠]【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
         スリングショット、大袋(アイテム入り)】(河内郡/豪邸にて睡眠中。)

大袋の中に入れたアイテム→×4種“ハリセン、畳針、ダウジングロッド、コンドーム(L)1ダース、”

@黄権[首輪故障中]【木の槍、鉄パイプ、ネジ、盾、集音マイクとイヤホン】
   ※首輪の故障で、死亡者放送に入っています 

@陳式[睡眠]【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
         スリングショット、大袋(アイテム入り)】(河内郡/豪邸にて睡眠中。)
大袋の中に入れたアイテム→×4種“ハリセン、畳針、ダウジングロッド、コンドーム(L)1ダース、”

*現在位置:河内郡/豪邸にて、油断して眠っている。完全に黄権をやり過ごしたつもり。


@黄権[首輪故障中]【木の槍、鉄パイプ、ネジ、盾、集音マイクとイヤホン】
   ※首輪の故障で、死亡者放送に入っています 
現在位置:河内と上党との郡境、河内郡/豪邸へ向かう。陳式がいるとは知らない。
>>85から30分後・・・

程普「さて、そろそろ休憩を終えて出発しましょう」
黄忠「・・・・・・」
程普「はやくチュパカブラを見つけませんとな」
黄忠「・・・・・・」
程普「黄忠殿?いかがなされた?」
黄忠「・・・・・・」
程普「さっきから一体何を見てい―――――」
黄忠「・・・・・・」
程普「・・・・・・」


≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠(呪われている)【発光弾×4、有刺鉄線、呪いの宝石】
      &程普(呪われている)【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧】


※アイテム解説 呪いの宝石

@この宝石を見た参加者は『この宝石を如何なる手段をもってしても所有し続けたい』と思ってしまいます。
Aこの宝石を所有する参加者は『この宝石を眺め続けたい』という衝動に駆られます、この効果はこの宝石を一時間以上眺め続ける事によって24時間の間解除されます。
Bこの宝石は参加者が50名以下になった時点でただの石になり、@とAは解除されます。
華陀「で… できたぞ! ははは! バカめ。……愚か者め。
   それにしても武装もせずに雪道を歩き回るとは……、たいしたバカだ!」


三人を改造してなんとか縄を断ち切った華陀は、
メスを握ったままふらふらと草むらの中から立ち上がった。
……行かねば。そ、曹操の被害者一号として、曹操、あいつだけでも殺してやらねば……!


華陀「(´Д`;)!!」

王沈「……ケケケ。」
王経「おい、よくもやってくれたなぁ。」

何時間も前から延々と改造していた。油断していないない方がおかしかった。
後ろを向いたほんの数秒の時間だった。なんたることだ……
……ワシも腕が鈍ったのう。祖授の時と同じ過ちを犯してしまうとはの……
王経らに鋭利なツメを突きつけられて硬直している華陀・周倉の足は、
いつの間にか医療用具一式内の道具(縫合糸・鈎)で固定されていた……

王業「おめでとうございます。万事休すです。」
王経「ケケケケ……(・_・)貴様、残念かい?」

周倉「………。」

……ああ、周倉よ こいつら[PTSD]じゃなかったのかい?しかも手負い&気絶状態で……
ワシの手術で頭脳明晰になってしもうたのだろうか……ワシの見誤りかっ……!

王経「キズ、直してくれてありがとよ。ケケ……あんたらにやられたんだがな。」
王沈「おお!立派なツメとツノだ!科学は偉大だな!」
王業「じゃな……ガイキチ医師とデクノボーあばよ!」

……ああ、一生の不覚。(シクシク・・・

 ≪新生・王の姓/3名≫王経[クリーチャー]&王業[クリーチャー]&王沈[クリーチャー]      

≪マッド医師とモンスター/2名≫周倉(武安国)[クリーチャー・体内に五星球]
      &華陀(佗)【刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪】
 ※縫合糸で足が固定されて動けません。医療器具一式は破壊されました。
94豫州にて:02/04/21 20:11
て……テメェ……」
「よくも……よ、よくも……ぼ、ぼ、ぼくのしぃタンを……」
「しつけぇんだYO!」
ビシッ
「グハアアアア!!!!!!!」
ドサッ……
「ハァハァ……やってらんねー。消えな!」
「ま、まてっ……!」
「うるせえ!そうやってお前らはいつも俺をバカにしやがって!」
「……コロシテヤル……」
「あ?聞こえないなー、俺をバカにし……」
「う゛ぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッ!!!パリーン
「て、てめ……」
バシッバシッ
「死ね死ねェ!!!!!!!!!!!!!!」
「やめ……グハ!!て、てめ……ヴォフ!!!」
「しぃちゃんは……しぃちゃんは……俺の唯一のっ……」
「(このヲタが!)このやろぉぉ!バカにすんじゃねー!!!!!!!!!!」
ドカッ
「アアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「このっ!!!」

……と、この様な事を数時間にわたって繰り広げている二人だが、
その騒ぎを見ている人の影があったとは二人は気づかない……。
「さて、奴等はいつまで続けるおつもりかな?」

@杜預【なし】vs @毛カイ[精神障害]【なし】 

@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】

て……テメェ……」
「よくも……よ、よくも……ぼ、ぼ、ぼくのしぃタンを……」
「しつけぇんだYO!」
ビシッ
「グハアアアア!!!!!!!」
ドサッ……
「ハァハァ……やってらんねー。消えな!」
「ま、まてっ……!」
「うるせえ!そうやってお前らはいつも俺をバカにしやがって!」
「……コロシテヤル……」
「あ?聞こえないなー、俺をバカにし……」
「う゛ぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッ!!!パリーン
「て、てめ……」
バシッバシッ
「死ね死ねェ!!!!!!!!!!!!!!」
「やめ……グハ!!て、てめ……ヴォフ!!!」
「しぃちゃんは……しぃちゃんは……俺の唯一のっ……」
「(このヲタが!)このやろぉぉ!バカにすんじゃねー!!!!!!!!!!」
ドカッ
「アアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「このっ!!!」

……と、この様な事を数時間にわたって繰り広げている二人だが、
その騒ぎを見ている人の影があったとは二人は気づかない……。
「さて、奴等はいつまで続けるおつもりかな?」

@杜預【なし】vs @毛カイ[精神障害]【なし】 

@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】

>>94は間違いや!
脳内あぼーんしといてくんな〜
黄忠「………。」
程普「………。」

>>92 二人は【呪いの宝石】を長い間見詰めていた。
いかんともしがたく湧き上がる物欲。抑え難い所有への黝い心……
程普が、まさに【呪いの宝石】の誘惑に負けようとして顔を上げたその時。
信じられないものを彼は見ていた。

仲裁おっさんs黄忠は、静かに涙を流して、長々と詩を吟じていたのだ。
それは、程普の耳にも馴染み深い、三国時代人の常識ともいえるあの詩(うた)だった。

黄忠「歩出齊城門 遙望蕩陰里 里中有三墓 累累正相似 問是誰家塚……」
程普「……!! 梁甫吟……!」
     ・

黄忠&程普「―――田彊古冶子 力能排南山 文能絶地紀 一朝被讒言……」   

おっさんたちの詩吟が青州に朗々と流れていく。
「二桃三士を殺す」。
公孫接、田開彊、古冶子の、功ある三人の男たちが、
宰相・晏子の謀略により2つの桃を争って、お互いに殺しあった故事。
折りしも舞台は、ここ青州、齊の国であったという。

黄忠&程普「―――二桃殺三士 誰能為此謀 国相齊晏子」  
バトルロワイアル。最後の生き残りをかけた殺し合い。
あまりにも絶好のロケーションにハマってしまい、
おっさん二人は、詩吟が終わるころには、
【呪いの宝石】を見詰めながら、お互いに手を取り合って涙していた。

黄忠「……田彊古冶子。」
程普「……まるで我々のようではありませんか?」
黄忠「うむ。」

       ワシらは、≪仲裁おっさんs≫。
       世の中の全ての争いごとを、見事、仲裁しきってくれようぞ!

2人のテンションは、上がる上がる……
ここに、くだんの公孫接、田開彊、古冶子が居れば、
それも仲裁しきって見せようというほどのテンションだった。

程普「ボソッ)……でも、やっぱりこの宝石は……  ホシー(・д・)」
黄忠「ふむ。……心配ないぞ。デラ。」
程普「(゚Д゚)ハァ?  ……デラ? 」
黄忠「ふぉおおおおおぉぉぉおおおぉぉっ!!
   ―――っとぉおおおぉぉ――――――――――――っ!!!」(ブンッ)

         【呪いの宝石】/……パカッ!
程普「あっ!」

やにわに黄忠は【呪いの宝石】を近くの岩めがけて投げつけた。
宝石は、いくつかの欠片へと割れ崩れていく。
程普「黄…忠殿……何をッ!?」
黄忠「うむ。これでよい。……何も独占することはない。2人の物じゃ。
   公孫接、田開彊、古冶子の3人も、ものが桃なら、三人で食べればよかったのだ。」
程普(いや。それじゃ若干ニュアンス違うだろ!?)
  「それよりっ!! ……黄忠殿! ―――いやさ! ……ジムっ!!」
黄忠「デラーっ!」(抱きっ)
程普「ジム―――っっ!!」(抱きっ)

破壊されたことで見る見るうちに輝きを失い、
ただの石へと変貌する宝石の欠片を手にしたおっさんたちは、
手を取り合って、新たな仲裁道…… チュパカブラの仲裁への意気込みを新たにした。

二人は愚かなことに、最もすばらしい宝物を互いのために台無しにしてしまったのです。
しかしながら、今日の賢者たちへの最後の言葉として、こう言わせていただきましょう。
贈り物をするすべての人の中で、この二人が最も賢明だったのです。
贈り物をやりとりするすべての人の中で、この二人のような人たちこそ、最も賢い人たちなのです。
世界中のどこであっても、このような人たちが最高の賢者なのです。

       彼らこそ、本当の、東方の≪仲裁おっさんs≫なのです。

黄忠&程普「う〜ん。根性根性根性根性……」


≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
       &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
于吉「華佗! 華佗! お前はどこにいるというのだ!」

杜預の無事を願い、一人、中原をさまよう于吉。
【しぃ】に変化したため、精神力はもうほとんど残っていない。
華佗なら、許昌に居そうだと思っていたのだが、
頼みの許昌は焼け落ちており、仕方なく[亠兌]州へと入った于吉は、
彷徨状態に陥っていた。

于吉(……左慈にでも出会えれば!
   いや。こうした極限状態では、奴とて頼りになるかどうか……。)


@于吉【????】
▼生存者リスト1(参加武将には聞こえていません)――
○既出メンバー(パーティの部 その1)  11パーティ・38名

≪正史十常侍/12名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&郭勝&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望【ワルサーP38】&張恭【ハッキング・
      クラッキング入門】&韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
☆≪司馬一族B/3名≫王元姫【毒針】&楊艶【青銅矛】&賈南風【青竜刀(重くて使えない)】
☆≪馬謖隊/3名≫馬謖【10Lポリタンク】&馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
      &姜維【薙刀】
        ※ 「☆」印の上記2パーティは同道中。
≪竹とんぼ/4名≫顧雍【十拳剣、十字手裏剣】&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】
      &[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】&何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
       &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
★≪泰山の赤い風/3名≫
      臧覇[全裸・負傷]&尹礼[全裸、負傷(顎割れる)]&孫観[全裸]
★≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、のこぎり、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[おんぶ・負傷]【グラスファイバーの鞭、銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜】
         ※ 「★」印の上記2パーティは同道中。
≪SM帝国再建日誌 with 猿/3名≫ 
      黄蓋[全裸]【フンドシ大斧、懐刀、ブーメラン、ベレッタ社(バーストハンドガン)M93R】
      &袁術[全裸]【眠り薬噴射装置(あと9回)、弩】&韓当[全裸]【なし】
≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備[右肩、右耳吹っ飛ぶ、重傷]【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、
      十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】
      &関羽[左手肘下損失、重傷]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、朴刀、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽】
≪マッド医師とモンスター/2名≫周倉(武安国)[クリーチャー・体内に五星球]
      &華陀(佗)【刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪】
▼生存者リスト2 
○既出メンバー(パーティの部 その2)  9パーティ・27名

≪DB捜索隊/3名≫張紘【マイナスドライバー、一星球】&丁奉【青龍刀、三星球】
      &全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
≪DB集め悪の軍団/6名≫
      董卓【九曲剣、二星球、六星球】&董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
      &李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
      &王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
      &樊稠【ニンジャブレード】&昌キ【トゲ付き鉄棍棒】
≪李[イ寉]特戦隊/2名≫李[イ寉][怪我]【大型サバイバルナイフ2本】
          &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
≪ファイヤースターター's/3名≫
      周瑜[2回吐血後死亡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
≪戦友コンビ/2名≫
曹遵【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、FN社P90突撃小銃(ハッタリ)
、鉋】&朱讚【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
≪新生・王の姓/3名≫王経[クリーチャー]&王業[クリーチャー]&王沈[クリーチャー]      
≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇【カメラ、斬馬刀、弓(矢×8)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)・昏睡中]【ショットガンの弾(10)、腕時計2、
      野外用浄水器】
≪歴史家見習い/2名≫
      司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』、
     『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、サーベル、日曜大工セット】

☆パーティの部、以上、20パーティ・65名が生存確認。
▼生存者リスト3
○既出メンバー(個人の部) 

@王濬[左膝下喪失]【金属探知器、肉きり包丁、双鞭、大斧】
@杜預【なし】 @于吉【????】 @関索[意識不明]【斬鉄剣】
@左慈【ハンググライダー、桐箱(呂布首入り)】@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
@曹叡【銅鏡57枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
@孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】
@孫覇【プラスチック地雷×7、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】@阮籍【如意棒】
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】
@毛カイ[精神障害]【火炎瓶×2】 
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
@陳式[睡眠]【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)】
@胡車児(ストーカー)【拡声器、置き手紙、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(6発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)】
@審配[負傷、気絶。縄で厳重に拘束]【写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
@張燕【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し】
@張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】

@黄権[首輪故障中]【木の槍、鉄パイプ、ネジ、盾、集音マイクとイヤホン】
   ※首輪の故障で、死亡者放送に入っています 


☆ピンユニットの部、21名(+黄権。実質22名)以上が生存。 合計86名が生存確認(+黄権)。
▼各種データ
━━交戦&交渉中情報  
@孫登―――交渉?―――≪ファイヤースターター's/3名≫ in [亠兌]州泰山郡
@陳宮―――交渉?―――@左慈 in [亠兌]州泰山郡
@黄権―――交渉?―――@陳式
@杜預【なし】vs @毛カイ[精神障害] vs? 曹仁 in 豫州

━━現在時刻&禁止エリア・安全エリア&フィールドの状況変更&ウェザーリポート

禁止エリア地図→ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/215
参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

○ 雍州/擁州  …弘農全焼、長安に大図書館。
○ 司州/司隷  …洛陽全焼、北部は山岳。
○ 揚州    …飢饉。
○ [亠兌]州 …雪原、豪雪
○ 予州/豫州  …許昌全焼。地形がゲリラ戦向きとの情報あり。積雪は薄い。
○ 并州    …雪原、壷関半壊。雪崩の恐れ。
○ 冀州    …全土が吹雪
○ 青州    …晴れました

× 益州・幽州・交州・涼州・徐州・荊州・倭国 

河北、河南(冀州・[亠兌]州)はまだ吹雪だそうです。
并州では雪は止み、まんべんなく暖かくなってきています。徐州周辺には温泉が涌いています。

最長距離移動者が2州半移動を敢行 夕方〜夜でしょうか?

━━放浪素材情報
   放浪素材・馬雲丸【なし】 は、禁止エリア・徐州、北之火山の直下の洞穴でフリーズ

━━ドラゴンボール情報(七つ集めると何かが起こるらしい?)

一星球…張紘
二星球、四星球、六星球…董卓
三星球…丁奉
五星球…武安国/周倉の体内
七星球…李儒   頑張って七つ集めてください。

なにかあったら、新雑談スレへ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
前スレまでの死亡者は>>9参照
≪あ行/2名≫
 阿会喃 于禁
≪か行/1名≫
 厳白虎
≪さ行/3名≫(+3名)
 朱褒 諸葛瞻 宗果
≪た行/2名≫(+1名)
 段[火畏] 董荼奴 

前スレ死亡者数439名
当スレ死亡者数8名
計 全死亡者数447名

◆禁止エリア◆
涼州 徐州 荊州 交州 倭 幽州 益州

◆生存者・参加者数◆
パーティの部 65名
個人ユニット 21名+1名(黄権)
生存者計   86名+1名
総参加者数  533+1名

霊帝「夕暮れ時は さびしそお とーても他人と いられない
   こーんなエリアの夕暮れ時に 殺したりしてゴメンゴメン
   逝ってくれよ うわわとね そんなに粘っちゃ いやーだよー♪
   いやー大分人数が絞れてきたなあ。霊帝とてもご満悦だぞ。
   皆もお友達が少なくなって寂しくなってきたかもなあ。
   そんな君達にもっと触合いを持ってもらうため、恒例のエリア追加だ。
   次の禁止エリアは楊州、楊州だ。
   儚い幻想抱え込んでなくて、現実を見つめて頑張れよお」

※次の禁止エリアは楊州です。このアナウンスから100レス後にエリアが発動します。
105冀州:02/04/22 10:58
「また夜が来るんだ・・・」
昼なお明るいジャンジャン火にとって、一番やっかいな夜がやってくる。
「とりあえず家屋に入りましょう。そして目張りをすれば遠くからは発見されることもないでしょう」これはどうやったらいなくなるのかさっぱりわからない2人だった。

≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備[右肩、右耳吹っ飛ぶ、重傷]【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、
      十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】
      &関羽[左手肘下損失、重傷]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】
※ひきこもり
106冀州東部:02/04/22 17:19
≪新生・王の姓≫の姿が見えなくなったのを確認し、
今までシクシクと臥せっていた華陀の口元に笑みが浮かんだ。
「なんてな・・・」
顔をあげると先ほどまでの落胆ぶりが嘘のように目がギラギラしていた。
「武安国(周倉)!」
相方に呼びかけると同時に、お互い縫合され固定された足元を強引に引き剥がした。
当然血が流れ出るのだがおかまいなしだった。
「ワシを誰だと思っている」
過去なんども自らの顔に直接整形したり、
身体をいじったりとしている華陀自身もすでに常人の範疇外にまで、おかしくなっていた。
ましてや改造生物最高傑作の武安国(周倉)に至ってはいまさらこんな固定がなんだというのだ。
遠くに消えた≪新生・王の姓≫をゆっくり追跡する2人だった。


≪マッド医師とモンスター/2名≫周倉(武安国)[クリーチャー・体内に五星球]
      &華陀(佗)【刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪】
※脱出。追跡

≪新生・王の姓/3名≫王経[クリーチャー]&王業[クリーチャー]&王沈[クリーチャー]      
107[亠兌]州 羊[示古]:02/04/22 17:57
羊[示古]はすでに[亠兌]州の北端に達していた。
放送を聞き揚州を離れたことが正しかったと安堵していた。
この辺も温かくなった。
これで俺が持っている銃器も活きるというものだ。

@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
曹操が目を覚ますと、夏侯惇はなにやら細工をしているところだった。
不器用に矢の先に、寝ている間に調達したのだろうか、
布を巻いている。そこには油をたっぷり染み込ませているらしい。
火矢にするとでもいうのか。
ずいぶんと長い間、昏睡していたらしい。

「曹操、起きたか」
夏侯惇が気づき声をかけてくる。
今の私の姿はどうだ。
これが曹操なのか……。
身体が思うように動かないもどかしさで気ばかりが焦る。

怪我で動けない我々は用心のため動くのは夜間になってからと決めていた。
そろそろ動くのだ。
青州から冀州へ。
我が都へ。

≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇【カメラ、斬馬刀、弓(矢×4)(細工矢×4)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)・昏睡中]【ショットガンの弾(10)、腕時計2、
      野外用浄水器】
阮籍はふと目を止めると、いつぞやかの3人が歩いてくるではないか。
≪新生・王の姓≫である。
どうやらあいかわらずの丸腰。
しかも裸に近い。
このへんの雪も解け、最近は春の陽気だが……。
アホだな。
これはまたひとつ、からかいにでも行こうか。

当然阮籍は彼らがクリーチャーだとは知るよしもなかった。

阮籍【如意棒】
VS
≪新生・王の姓/3名≫王経[クリーチャー]&王業[クリーチャー]&王沈[クリーチャー]     
110河内郡 1/2:02/04/22 22:11
ガラガラガラ
(……朱褒が死んだ!? ならば……―――敵か!?)

黄権が、不用意に豪邸の扉を引き開けたのと、
死亡者放送の中の朱褒の名前に、
驚き目覚めた陳式が反射的に投げつけた斧で、黄権を叩き割るのとが同時だった。

陳式「!? こ…黄権!? やはり黄公衡だったか! しかし、なぜ、御辺が! 死んだはずでは!?」
黄権「あ…… あ…… 陳……式……?」
陳式「喋るでない。今、手当てをしてやるからな。」
黄権「あ…… あ…… ぁ…… ぁ……」

陳式(―――これはもう、助からんぞ?)
  (ならば、ここはイイコぶって、こいつから情報を引き出したほうが賢明かぁ!?)

黄権の咽喉がゴロゴロと嫌な音で鳴る。
絶え間無く血の泡を吐き出す黄権の傷口に布をあてがいながら、
陳式は黄権の耳元で絶叫していた。

陳式「黄ー権ー! ……しっかりしろ! もうすぐ食料を持った、俺の連れが帰って来る!
   その中に医薬品があれば、きっと助かるぞ!」
黄権「パ…… パーティを組んでいるのか?」
陳式「ああそうだ。そいつが帰って来れば、扉を開ける前に合言葉を言うことになっている。
   ……御辺は合言葉を言わなかった。」
黄権「そうか…… パーティか…… いいな。 ワシは… ワシはずーっと一人ぼっちで……。」
陳式「黄権!! 何か言い残すことはあるか!?」
黄権「………。」
111河内郡 2/2:02/04/22 22:12
ほとんど切り落とされて、かろうじて繋がっていただけの血塗れの黄権の右半身が、
陳式の肩を掴み占める。
言うべきことなら山のようにある気がした。
冷厳な陳寿の父である陳式にならば、語るべきであるのかも知れないと思えた。

―――おそらく、参加者の所在を知ることができる不気味なアイテムを所持していること
―――自分は、おそらくは首輪の故障で、死亡判定をされていたこと
―――今の今まで、その確証が持てなかったために、ぐずぐずと生き延びてしまっていたこと
―――誰にも会えず、誰とも交渉を持てず、今まで孤独だったこと
―――恥に塗れてでも、生きていたいと強く願って耐えてきたこと
―――幾度となく聞こえてくる死亡者放送に身を削られるような想いまでして、隠れていたこと
―――死の恐怖に耐え…… 屈辱に耐え…… 孤独に耐え…… 悲しみに耐えて…… 
   それでも自分は、生に執着してしまったこと。

それら全ての感情が言葉の渦となって黄権の脳裏に充満したが、
涙と共に口を衝いて出てきたのは、全く別の一言だった。
事実、自分自身も、なぜ命の最期になって急にそんな言葉を言ってしまったのか、
黄権自身にも全く説明がつかなかった。

黄権「法正に…、法正に会いたい……な。」
陳式「………。」


【黄権 死亡確認】

@陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
放置→ 木の槍、鉄パイプ、ネジ、盾
杜預「ぜぃ…はぁ… お、お…… 思い知ったか! この、畜生めが!」

殴り合いでは、なかなか人死にまでには至らない。
やってのことでそこに気付いた杜預がなんとか割れた火炎瓶を掴んで、毛カイに致命傷を与え
戦いは終わりを告げだ。

杜預「おい! 答えろ! 貴様… 本当に俺のしぃちゃんを…!!?」
毛カイ「………。」
杜預「答えろ! ……答えてくれぇぇえぇっ!!」
毛カイ「ふ… ふふ。
     ∧ ∧     
     ( ´ー`)   シラネーヨ! ヲータ!!
      \ <           /|
       \.\______//
         \       /
          ∪∪ ̄∪∪    」(がくっ)

杜預「って……  お―――い!!!」
       ・


曹仁(ふん。やはりアホか。生き残りはアホしか居ないのか。)

「しぃちゃん… しぃちゃんは何処へ……?」
空ろな目で周囲の薄闇を見渡す杜預に、曹仁は唖然とした。
あのような愚か者に、弾薬を使うも惜しいが……  どれ。
アサルトライフル/(ダーン!)
デザートイーグル/(ガーン!!)
杜預「がはぁっ!」
曹仁「!!」(何ぃっ!?)

全く反対の方角から杜預を狙って撃ち込まれたライフル音と、
曹仁のデザートイーグルの発射音が重なった。
命中したのはライフル。マグナムでは射程が微妙に足らなかった。

曹仁は慌てて、手元の于吉レーダーをONにしてみた。
杜預がほうほうの体で逃げ去っていったはいいとして……
襲撃者は慎重な奴だ、仕留め損なった獲物には長々と関わらない主義なのだろう。  
射程距離や命中精度に勝っているアイテムにも関わらず、杜預に止めを刺すことを諦めて、
みるみる遠ざかっていっていた。

―――誰だ!?
しかし、ここまで騒いだ以上、こちらも無理押しするのはどうもな。

曹仁(ち。命拾いしたな。杜預。)


【毛カイ 死亡確認】

@杜預[大怪我]【割れたビン】
@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】
11412人の静かな中原人:02/04/22 23:15
12人は超高速の手話を駆使して分担してあるものを組み立てていた。
これはある種カケだ。

張譲は以前破壊された放送塔の機器類を吟味しながら、
以下の現在わかっている(推測される)ことを考えていた。
1、霊帝の放送はこの全土に配された放送塔から行われている
2、これは有線ではなく無線のようだ
3、PHSの電波も拾える
4、首輪と同様ある程度視覚による監視がされているくさい(言動から)
5、もちろん首輪も位置、心拍数(生体反応?)、そして場合によっては盗聴されているくさい
6、(5と6から)首輪も当然放送塔、もしくはそれ相当のアンテナで監視されているくさい

以上のことから、この逆も可能なのではないかと思いあたった。
つまり、妨害できる何かを、放送塔もしくはそれ相当の場所から、こちらから逆に霊帝にぶつける。
そしてそれがシステムを破壊、もしくは少しの被害でも出せればいいのではないだろうか?
さすれば脱出も可能なのでは?
都合良く道具は揃っている。
しかし都合がよすぎるような気もする。
ただ手のひらで遊んでいただけ、なんてこともありえるのだ。
確証が欲しかった。
完璧すぎる監視体制を覆すバグはないのか……。
ずっと探していた。
おそらくチャンスは一度きりだから。
そして……

物見に出ていた畢嵐と栗嵩によってもたらされた情報によって、
その確証は得た。
死んだはずの黄権が生きていた。
我が目を疑った。
12人すべてが確認したその男は確かに黄権だったのだ。
再び高速手話を展開しながらアジトに引き上げた。

考えるんだ。
霊帝の管理体制も完全ではないと確証を得た。
逆にその存在(死んだはずの人間がいること)を霊帝が知ればチャンスは減る。
そしてその黄権の存在こそが霊帝の遊びなのかも?
結局は余計わからなくなってしまった。
いや、あとは決断次第。
黄権の存在が知られてしまうのだけは避けたい。
奴を殺してしまったほうがよかったのかもしれないな。
去りながらそんなことも考えていた。

しかし、そのすぐあと黄権があっさり死んでしまったことなど知る由もなかった。
そしてその時、名前をしゃべってしまったことも……。

≪正史十常侍/12名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&郭勝&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望【ワルサーP38】&張恭【ハッキング・
      クラッキング入門】&韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
※アジトへ撤退
日暮れだ! 夜だ!

―――大人の時間だ!!!


(眠り薬噴射装置/ぶしゅぅうううぅぅっ)
韓当「ああああああああ……」

眠り薬を噴射された韓当は、再び、寿春城に引きずり込まれていった。
禁止エリア発動カウントダウン中なのに。

≪SM帝国再建日誌 with 猿/3名≫ 
      黄蓋[全裸]【フンドシ大斧、懐刀、ブーメラン、ベレッタ社(バーストハンドガン)M93R】
      &袁術[全裸]【眠り薬噴射装置(あと9回)、弩】&韓当[全裸・昏倒]【なし】
左慈「ノックノ〜ック! ノックノ〜ック♪」
  (ん〜 気付いてないはずはないよな〜? 起きてるもんなぁ〜?
   ……ってゆーか、扉のすぐ向こうに、人の気配がしてるもんなぁ〜?)

飽きもせず、陽気に扉を叩きつづける左慈。執拗に無視する陳宮。
事態は持久戦へとなだれ込んでいたが、
ようやく根負けした陳宮がトミーガンSMGを抱え込むように構え、
「武装解除じゃ!」の命令と共に扉を蹴り開けたのが、
早や夕暮れも近いころだった。
今は2人と1つの首は、薄暗くなりかけた邸の中庭で対峙していた。
           ・

左慈(ん〜ん。照れ屋さ〜ん☆ 呂布の首がそんなに嬉しいのぉ〜? きゃっきゃっ)

首を差し出した左慈からは光源に背を向けて座る陳宮の表情までは読み取れなかったが、
桐箱を開けて見せた瞬間に取り落としたSMGや、
崩れ落ちる陳宮の咽喉から発せられた、カエルを踏み潰したような「くぅ」という悲鳴を、
左慈は、歓喜の印と捉えていた。

左慈 ―――ああ。わしの貴重なコレクションをこんなに喜んでもらえるなんて!
   先の≪DB捜索隊≫といい、この陳宮といい。
   わしゃ果報者じゃのぅ〜
   苦労して持ち運んできた甲斐があったわい(ほくほく

[業β]城付近で、貂蝉と呂布が爆死する様の描写から始まって、
駆け寄る高順をかわし、いかに自分が苦労してこの首を手に入れたかの顛末。
偶然桐箱を見つけたときの、喜びと幸福感。
呂布の首とともに空を駆け巡り、しあわせに語り合った充実した日々の思い出。
ドラゴンボール。クリーチャー。火山。これが幸せなのだと確信したこと。
その充実した日々の思い出を、
左慈は、呂布の首に聞かせたように、とくとくと語り続けた。
ああ! ……わしって、今、サイコー喜んでもらえてるぅぅっ!!
―――沈黙は、歓喜の証!
―――震える肩は、感謝のココロ!
―――そして、投げ出された両手は、さしづめわしへの信頼の証明ってトコロ?
ん〜〜  (・∀・)イイー☆

ようやく左慈の饒舌も終わりかけた時、
陳宮の口から、ようやくひび割れた声が流れ出てきた。

陳宮「……ジジイ。一つだけ確認しておきたい。
   おのれは呂布が爆死し、高順が遭難していく様を、
   ただただ黙って、ぼえーっと眺めておったんじゃな?」
左慈「近寄ると、危なっかしいしね〜。」
陳宮「そう…か。」

「さて。んじゃそろそろ大空へと、テイクオーフ! 夜間飛行も、オツでオツで……」と、
いそいそと邸を辞そうとする左慈に、陳宮の声が追いすがる。

陳宮「―――ハロウィンのお約束を忘れとるぞ? そのまま帰しては礼を失するな。」

「え? キャンディー?」
にこやかに振り返った左慈の時間は、
幸せの絶頂で永遠に止まった。

陳宮「……鉛玉だ。」
                     (パンッ!/ベルナルディ)

【左慈 死亡確認】

@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、
   花の種、クロロフォルム、短剣、トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
118杜預:02/04/23 11:46
応急処置を受けながら李[イ寉]は後悔していた。

楊奉「やはり余計な事はするもんじゃないもんですね。」

李[イ寉]「全くだ、大人しく李儒殿の言うとうり待機すべきだったな。
それに郭シだけならまだしも、ここまでメンバーが減ってしまっては
次からどうやって決めポーズを決めれば良いのだ?!」

楊奉「(そっちが心配なのかい)Σ( ̄□ ̄;)
ま・まぁとにかく陳留へ急ぎましょう。」

≪李[イ寉]特戦隊/2名≫
李[イ寉][怪我]【大型サバイバルナイフ2本】
楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
※陳留へ移動開始
>>109

                   /⌒\   /⌒\  . /⌒\  
                  (  王 ) (  王 ) . (  王.. )    
                  | 経 | ..| 業 | ..| 沈|    
              ガオー!!.|   |  |   |  |   |    
                  (  ゚皿゚)  (  ゚∀゚) (  ゚∀゚)  アキャッ 
                   )つ  つ  )つ  つ  )つ  つ
                  / ゝ 〉   / ゝ 〉   / ゝ 〉
ザッザッザッザッザッザッザッ  (_ (__) (_ (__) (_ (__)



いかに夕暮れが近かったとはいえ、
接近してきた≪新生・王の姓≫のあまりの変わり果てように
阮籍は茫然とせざるを得なかった。
裸に近いというか、なんというか。 これは……

阮籍「ヒトがせっかく、俗事に関わらずひっそりとしておるのに、
   なんという俗物丸出しな(唖然)」
王経「おやぁ? 阮籍じゃねぇか? いつだったかはよくも小バカにしてくれたなぁ。キャキャキャキャキャ!」
王業「俺達は生まれ変わったんだよ。悪いけどな。」
王沈「キキキキキ 爪で切り裂いてくれようか? 角で抉り取ってやろうか? キキキキ」

阮籍(それは、「ツノ」ではないかと思われ……。)

しかし、元はといえば、ワシが放置してしまったため。
ここは人として、きっちり引導を渡すしかあるまい。 ……やっかいな。

阮籍が、【如意棒】(※アイテムの方)を掴み占める。
(一度しか使えぬ特殊アイテム。お前達に使っておいてやろう。
 ……手間ばかりかけさせおって。)
≪新生・王の姓≫が、三位一体のジェットストリームをかけようと
一列に並んだ隙を逃さず、阮籍の裂帛の気合が陳留に轟いた。

阮籍「伸びろ! 如意棒―――――――――――――――――――――!!」
≪真生・王の姓≫「キイイ―――ッ!!」 

                                    ドカッ!!
                             ;∵       ;∵  ;∵ 
                   /⌒\    /⌒\  . /⌒\  ;∵       ;∵
                  (  王 );∵(  王 );∵(  王.. );∵;∵      
      ◎ε∝∝∝∝∝∝| 経 |∝| 業 |∝| 沈|)∝∝∝如意棒∝∝3◎    
                  (゚皿゚  )   (゚∀゚  ) (゚∀゚  )

華佗/華陀が多く手がけた中で、最も手を抜いて作られたクリーチャー3匹の頭部を、
阮籍の【如意棒】が串刺しにした。

―――全身、是、急所。

おかしな注文を出したばかりに、初めから致命的過ぎる弱点を抱えてしまった瀕死のクリーチャーに、
阮籍が近寄っていき、尋ねる。

阮籍「おぬしたちとて、元はといえば優秀な吏たち。
   ……どこでまちがって、かような風体と成り果てたのじゃ?」
王経「お…… 男には誰でも……」
阮籍「ん?」
王経「どうしても譲れぬ、プライドがあるのじゃ……」
阮籍「………。」(´Д`;)


【王経、王業、王沈 死亡確認】
※≪真正・王の姓≫消滅
@阮籍【なし】
121華陀邂逅:02/04/23 16:49
>>120
阮籍がいなくなったすぐあと、モノ言わぬ3体を見下し華陀は本当に残念そうにつぶやいた。
「お前らが医療道具さえ破壊しなければ助けてやれたのにの」
そういうと、最悪の作品を足蹴にすると、
ヒョイと周倉(武安国)の背に乗ると、あっというまに走り去った。

すでに日も暮れたというのに、まるで辺りが見えているかのようにズンズン進んでいく。
(本当は昼のように見えているのだが)
人間業ではない(人間とは疑わしくなってるけど)。
あっというまに[亠兌]州を縦断し、冀州に入っていた。

そしてそこでばったりと、
本当に運命のイタズラといわんばかりに
宿敵と、序盤での因縁両方と邂逅するのであった。
華陀は驚きと喜びで震えた。
そして叫ぶ―――
「曹操―――――――――――――――――――――!!」

≪マッド医師とモンスター/2名≫周倉(武安国)[クリーチャー・体内に五星球]
      &華陀(佗)【刺身包丁、吹き矢(毒入り)×12、AUG、武安国の首輪】
VS
≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇【カメラ、斬馬刀、弓(矢×4)(細工矢×4)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)・昏睡中]【ショットガンの弾(10)、腕時計2、
      野外用浄水器】
122冀州:02/04/23 22:13
「曹操―――――――――――――――――――――!!」
突然呼ばれたかと思うと、すぐそこにはすでに周倉(武安国)に担がれた華陀が迫っていた。
肩を貸して歩いていた曹操を突き飛ばすのが少し遅ければどちらもやられていた。
周倉(武安国)の体当たりと、華陀の刺身包丁で一瞬にして斬られ夏侯惇の右肩から血が噴いた。
2人は再びとって返してまっすぐ走ってくる。
今度はなんとか避けられた。
しかし、夏侯惇は気が付かなかったが、実は曹操に吹き矢が刺さっていたのだが。
そう、毒の吹き矢が。

勝負は次の攻撃で一瞬についてしまった。
周倉(武安国)が射られたかと思ったら、いきなり紅蓮の炎に包まれたのだ。
華陀も幾本か矢(普通の)が刺さっている。
なんたる早業なのだろう。
細工された矢にはたっぷりと油とショットガンの火薬が仕込まれていたらしく、
燃え苦しむ周倉(武安国)から破裂音とともに肉が飛び散った。
「武安国!」
突然のことで、転げ落ちた華陀が叫ぶのと同時に目の前に夏侯惇が現れた。
斬馬刀が振り上げられる。
死ぬのか?
しかし、炎で包まれていたはずの周倉(武安国)がそれでも主人を守って前に立ちはだかり代わりに斬られた。
右腕が飛び、身体の炎がくすぶり、
身体中が焼け爛れていても、燃えていない左腕で華陀を掴むと周倉(武安国)は走って逃げた。
誰にも命令されたわけでもないのに、主人を守ろうとした。
華陀にできることはただ憎い相手を―――
ゲーム当初から奴を殺すことだけを夢見ていた宿敵の名前だけを呼ぶことだけだった。

≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇【カメラ、斬馬刀、弓(矢×0)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)]【腕時計2、野外用浄水器】
※曹操に毒矢
123冀州:02/04/23 22:14
突然ジャンジャン火が揺らめき、隠れていた家屋いっぱいに光が溢れた。
屋根を突き破りジャンジャン火はさらに輝く。
迷惑この上ないこの光の束がこの周辺を昼のように包んでいく。
慌てふためく劉備達なぞ知ったことなく、ジャンジャン火はその最後を豪勢に迎えていた。
そう、残り人数のカウントダウン。
80人以下でこの迷惑なアイテムは消滅するのだ。
しかし、その消滅は彼らの知ることではないので、ただただ狼狽するだけだった。
このジャンジャン火、消滅するときが一番やっかいだったのだ。
いきなり光り輝く小さな太陽は当然様々な位置から黙視されるのだろう。
「こりゃ狙い撃ちだね」
劉備がどこか吹っ切れてなんとも抜けた感じで関羽に話しかけた。
関羽はしばらくぶりに昔の劉備の顔を見たような気がした。
この人は変な時にキモが座られる。
ちょっと嬉しくなった。
その時
ガ―――――――――――――――――――――ンンッッ!
銃声が響き、関羽が崩れ落ちた。

≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備[右肩、右耳吹っ飛ぶ、重傷]【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、
      十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】
      &関羽[左手肘下損失、重傷]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】
124冀州:02/04/23 22:14
周倉(武安国)はどこまでも走った。
もう身体の炎は消えたが、目も耳もなにがなんだかわからないくらいタダレていた。
全身黒く炭のようになっても走り続けていた。
華陀は止まるように命令しても止まらない。
引き返すように叫んでも、ただ走っていた。
華陀はもう曹操のことなどどうでもよかった。
今はもう、この化け物を殺したくなかったのだ。
こいつには炎が致命傷になる。
このままでは死んでしまう。
早く治療がしたかったのに、止まらないのだ。
ほどなくして周倉(武安国)の動きが鈍くなってきた。

いつしか周囲が昼のように明るいエリアに入っていたが、気が付かないほど焦燥していた。
死ぬな!
死んではならん!
ワシを残してまたお前は逝くというのか!
そんなことワシは許さんぞ!
離せ!
降ろせ!
ワシが治療してやる!

ガ―――――――――――――――――――――ンンッッ!
叫べども止まらなかった周倉(武安国)が銃声を合図にピタリと止まった。
まさに目の前にその狙撃手である羊[示古]が走り去る。
さらに前方で関羽が崩れ落ちている。
周倉(武安国)はゆっくりとその方向へ再び歩き、関羽にすがる劉備の目の前で同じく倒れた。

いつしか世界は暗闇に溶けていき、再び夜の闇が辺りを包んでいった。
劉備は関羽を、そして華陀は周倉(武安国)を。
ただ黙って横にいるだけだった。
そこへひとり、やはり光に導かれて男が現れた。
于吉だった。
「華佗……会いたかったぞ」
その時、ゴフッと関羽が咳き込んだ。
まだ生きている。
「華佗よ、救える命がそこにある……おまえはどうする?」

この時初めて劉備は華陀(佗)の存在に気づいた。

【周倉(武安国):死亡確認】

@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
※逃亡

※≪マッド医師とモンスター≫消滅→ピンユニットに華陀(佗)
@華陀(佗)【刺身包丁、吹き矢(毒入り)×10、AUG、武安国の首輪】
※周倉(武安国)の体内にまだ五星球

≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備[右肩、右耳吹っ飛ぶ、軽傷]【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、
      十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】
      &関羽[左手肘下損失、重傷]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】

@于吉【????】
125冀州:02/04/23 22:33
屋根の飛ばされた家に担ぎ入れ、関羽を寝かせした。
于吉はいまだ周倉(武安国)のそばから離れない華陀とともにいた。
劉備はお湯を沸かし、関羽を素人ながら手当てした。
しかし、どんどん体温が落ちていくようだった。
あれからどのくらい経ったのだろうか。
突然扉が開き、2人が入ってきた。

そこには周倉(武安国)の死体を引きずってきた華陀がいた。
いや、華佗が。
「関羽殿、あの時以来ですな。今度もロクな治療はできませぬが、最善を尽くしましょうぞ」
どこか目がやさしい気がした。

華佗は周倉の使える部分を使い、医療道具がないとはいえ、
とんでもない知識と工夫ですさまじいスピードで手術をした。
于吉もまた、それに助力をする。
2人の仙人がかかったのである。

関羽はなんとか命を救われただけでなく、
失ったはずの腕まで戻されていた。
周倉とは相性がよかったらしい。
おまけに劉備の治療までして、掛かった時間は本当にわずかだった。
BJもびっくりの早さであった。
まるで時間がないといわんばかりに―――

すべてを処理して華佗は息を引き取った。
于吉には、なぜか体内から出てきた五星球を手渡し、
武安国の首輪を大事に抱きしめ、とても安らかに逝った。
于吉も知っていたのだ。
傷は予想以上に深く、彼のあとを追う決意をしていたのだと。

華佗がなぜ最後に関羽を治療してくれたのかはわからない。

【華陀(佗):死亡確認】

≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、
      十字手裏剣×17、ジャンジャン火(強制取得)】
      &関羽[術後で昏睡]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】

@于吉【????、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、AUG】
126ジャンジャン火:02/04/23 23:22
シュウシュウシュウシュウシュ………
それは不条理に存在していた、何故なら妖(アヤカシ)とは不条理な物だから、人間の常識の外にある存在だから。
だからそれは不条理に光を失い、線香花火の様にに消えていった………

≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、
      十字手裏剣×17、】
      &関羽[術後で昏睡]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、
      サバイバルブック】

@于吉【????、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、AUG】


王双「なにぃ? 儚い幻想ぅ? >>104
曹性「……失敬な(・_・)」

  ――― 許チョと典韋の ”漢(おとこ)の料理” を(※無断で)継承した我々の、
       料理の何が幻想か!!

臧覇「いいから、縄をほどけっ! …このっ! 雑魚が! 腐れド雑魚が!!」
孫観「頭領〜」
尹礼「ほう…ろほぅふ〜(訳:頭領〜)」

ふらふらと食材を調達しながらでは、荷運び木牛があってなお、彼らの歩みは非常に遅い。
拉致った臧覇一行を木牛に積み込んだ≪ビストロ王双≫が王双の実家に到着したのは、
辺りがすっかり暗くなってからだった。
南蛮帰りの短袖・短裾の身には若干寒さが堪えるが、思っていたほどには寒くもない。
禁止エリアが揚州ならば、もう少しはマタれようて。

王双「ふむ。それにしても商売繁盛で結構なことだ。
   労せず、次々とお客が現われるとはな。ありがたい。」
曹性「ツイてるね〜。屋台まで手に入ったしね〜 (しみじみ」
臧覇「聞いているのかッ!? 放せ! 放せ! くそっ……!
   俺は董卓を追わなければ……!! それに、尹礼が!」
王双(無視!)「ここならば台所もある。いままでのような野戦食とは、作れる料理のハバが違うぞ。」
曹性(シカト)「煮物、揚げ物、炒め物… なんでもこいだね。素晴らしいよ。」
孫観「おい! 曹性!! ……悪かった。この通りだ!
   とりあえず尹礼の手当てだけでも!」
尹礼「………。」
臧覇「尹礼が――――――!!」

応急処置こそしてあるものの、顎を割られた尹礼はぐったりしている。
下顎骨を蹴り割られる重傷で、よくぞここまでもったと思うが……。
王双と曹性は御厨の方で、確保してきた≪泰山の赤い風≫を指差しながら
ぽそぽそと話し合っていたが、やがて
王双「王双」
曹性「曹性の」
王双&曹性「ビストロ王双〜」
臧覇&孫観「!!?」
         ・

王双「第四回目だ!」
曹性「やー。誰がここまで続くと予想しえたのだろうね。」
王双「もはやオリジナルに迫る勢いだな。許儀殿も御無事とは祝着至極。
   さて。せっかく怪我人を入手したのだから、粥でもこしらえてみようか? 
   材料はいくらでもある。」
曹性「Σただの粥かよっ!」
王双「粥を馬鹿にしてはいかん。粥は本来「鬻」と書き、すべての調理の基本の形を表す偉大な文字だ。
   雍州というロケーションを加味して、団子粥を煮立ててみよう。」
曹性(…だんだんわけ分かんなくなってる気も…)
  「木牛に五穀がほどよく積んであったから、五穀粥がベースかな?」
王双「そうだな。中つ国といえば五穀粥だ。ちなみに、玄米・大豆・麦・小豆・胡麻が五穀だな。
   鉄兜に湯を沸かして一気に煮立てよう。
   最初は遠慮なくガンガン煮立てないと、麦・豆系統に火が通らないぞ。」
曹性「日中に五穀を水で戻しておいて、正解だったね☆」
王双「さ。そうしておいて、団子作りに取り掛かるぞ。団子はオーソドックスな肉団子だ。
   昼間に手に入れておいた卵をつなぎに、刻んだ干し肉、小麦粉を、充分に捏ねるのだ。
   泥遊びっぽく、とにかく捏ねておいてくれ。」
曹性「おう(。・_・。)ノ」
王双「ココナッツミルクはどうするね? まだちょっとあるが……。」
曹性「いいんじゃないかな? そういう粥もあるんだし。」
王双「じゃあ入れよう。 しかし、こうなると果物も投入したくはないか?」
曹性「柑橘類GO!」
王双「いやぁ、良い感じに煮立ってきたなぁ。
   あっさりした鶏肉団子だから、甘味ともケンカしないだろう(※きっと)」
曹性「そう願いたいものだよねぇ(※できれば)」

臧覇「………ぉ〜ぃ お前ら、正気なのでございましょうか〜……?」
孫観「あ…あ… アホだ。俺達はアホに捕まってしまったのか……(悲憤」
煮上がった【特製肉団子入り甘味五穀粥】を手に、御厨から出た王双が近付いてくる。
曹性は自分の椀を持って、プイッとどこかへ行ってしまった。
簀巻状態にも関わらず、一体なにをされるものかと、身を呈して乾分2人を庇おうとする臧覇を転がして、
王双は、捕虜三人衆の縛めを断ち切った。

孫観「…………どういうことでい?」
王双「我々はお料理ユニットだ。 立ち向かって来る者とは交戦もするがな。
   まさに今、死出の旅路に就こうとする者と、助からないと知ってなお、守ろうとする者などには
   害意はない。……粥なら辛うじて咽喉を通るだろう。」
臧覇「!」
王双「無駄に苦しめることこそ残酷と知れ。」
              ・
              ・

曹性「いよう。おいちゃん。出てきたね。」
王双「……ふん。青州軍団の謎の団結心は有名だ。
   ギャラリーが居ては、さしもの臧覇もやりにくかろう。」
曹性「あ〜、な〜。」

夜空には満天の星。
おそらく室内では、回復不能の重傷を負った尹礼に最期の食事を摂らせた臧覇が、
止めをさしているころだろう。
≪ビストロ王双≫の2人がゆっくりと粥をすすり終わり室内に戻った時には、
≪泰山の赤い風≫の姿は、すでに付近から消えうせていた。


王双「……これからは、シビアな生き残りが始まるぞ。」
曹性「ああ。」


【尹礼 死亡確認】
≪泰山の赤い風/2名≫
      臧覇[負傷]【グラスファイバーの鞭】&孫観【のこぎり】
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜】
130冀州東部 南皮:02/04/24 22:59
>>126
審配が、去っていく。

【ジャンジャン火】最後の輝きによって、白昼のような光に包まれた冀州東部。
その光に照らし出されて、ただ独り、サーベルを振り下げた審配が、
袁紹が最期を迎えたという、西の方角へと去っていっていた。
司馬彪も[登β]艾も、問答無用で離脱していくその後ろ姿を、
南皮白門城壁上から、ただただ見送るしか術がなかった。

[登β]艾「もも・も・もしかしたら共闘の可能性が、一番高かったかもしれませんねぇ……。」
司馬彪「Σな…! なにをバカなことを!! あなたも襲われたじゃあないですかっ!?」

「いいえ。」とため息と共に答えた[登β]艾は、惜しそうに西を見やった。

[登β]艾「いい・いい・い・一時的に錯乱していたとはいえ、あれは真正直な武人でもあります。
    先の襲撃も、わざわざ声を掛けてきましたし。
    交渉次第では、強力な味方にできたような気も……。」
司馬彪「そうでしょうか? 私には兇犬を、むざむざと野に解き放ってしまったようにしか。」

瞬間、[登β]艾の瞳に、蔑むような皮肉っぽい光が見えたような気がしたが、
実戦経験の無い司馬彪には、闘う男の繊細な心情の機微―――梶原一騎の世界観は分からなかった。

[登β]艾「……逆でしょう。これで我々は完全に安全です。
     生命保全の恩まで受けた我々に手を出すことは、審配には耐え難い恥であるはずです。」
司馬彪「!! なるほど……っ!!」(メモメモ)


≪歴史家見習い/2名≫
   司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す
   『続漢書』、『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
   &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
   写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
@審配[負傷]【サーベル】
131豫州:02/04/24 23:26
王濬「ひいっ… ひいっ……!」

揚州が禁止エリア指定…… 豫州はもう安全だとは言いきれない。
ならば、早く…早く夜のうちに、司州か[亠兌]州にもぐりこまなくては!

魏を滅ぼした大晋の龍驤将軍。しぶとく生き残った東呉のフナムシ共に最後の一撃を加えて、
長々と続いたバカ騒ぎを―――三国時代の幕を直接引いた私のような逸材が、
なぜ、霊帝風情のゲームなどで死なねばならんのだ!?
おかしいだろ! それはっ!

いつの間にか王濬は大声でそう呼ばわりながら、
必死に豫州を這いずっていた。
132豫州:02/04/24 23:27
??「……フナムシだとよ。」
??「いい度胸じゃ。魏建国の重臣のわしの前で、大変結構な自己紹介じゃな。」

強敵・甘寧亡き後、いつ壊れてもおかしくない脆い絆で結びついていたハンターコンビは、
王濬のその一言で、完全に結束を取り戻した。

周泰「……狩っちゃう?」
鍾ヨウ「いいねー……」


@王濬[左膝下喪失]【金属探知器、肉きり包丁、双鞭、大斧】
vs
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、朴刀、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽】
「なぁ? 俺はなんだ? お前のオンナかなにかなのか!?
 ……丸一日もうろうろとほっつき歩きやがって……(怒) 
 ちったぁ、チームプレイとか考えろよ! どこまで協調性に欠ける奴だ! お前はッ!!」

ぎゃあぎゃあ騒ぐ張燕の声を背中に聞きながら、
不眠不休で、丸一日かけて行った[亠兌]州探索から戻ってきた張遼は、
とりあえず、自分が[亠兌]州西部で目撃してきたことをつぶさに話した。

北上しつつあった、董卓を筆頭とする謎の大パーティの存在。
クリーチャー vs ドキュソアイテム(※如意棒)の、
自分達には、土台ついていけそうもない苛烈な戦い。
[亠兌]州が人口過密状態にあること。
吹雪が止んだ今となっては、今後は遭遇を覚悟せねばならないこと―――

それらを張燕に伝えると、張遼はぐずぐずと崩れ落ちていった。
交戦になればそうそう負けない自信はあるものの、
どうしても田豊の―――そして、どこかで非業の死を遂げたであろう沮授の死が、
張遼を追い詰め、その行動を束縛していた。

張遼「て…て… 手に負えん。ここまで[亠兌]州が過密するとは思わなかった。
   発見されなかったことが奇跡に近い(泣)」
張燕「そうか……。冀州南部戦も酷かったけどな。」

「冀州は結局どうなったんだ?」「ん…… まぁ、「囮の炎を囲んでの混戦」、ってところだったな。
 ……特に気にするには値しないぞ。」「そうか……」
とろとろと張遼が眠りについたことを確認してから、
張燕は高覧から手に入れておいた、【ジャンジャン火】の説明書
―――参加者が80人以下になると消滅(霊帝のメモ)―――を取り出して考え込んだ。

張燕(……【ジャンジャン火】は吹雪すらもすり抜けていた。
   霊帝のメモがあったということは正規アイテム品だろうが、
   俺にはただの光の塊で、人魂かなにかに見えた。
   おそらくは張遼が見たという、【如意棒】のような、ドキュソアイテムの類かと……)

張燕「?」

考えがいまひとつまとまらない。
……が、なぜかこの霊帝メモは、張遼には絶対見せてはいけないという直感がしていた。


≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫※再結成
   張燕【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
   &張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】
曹遵「のおぉぉぅっ!」
朱讚「…あぅ(汗)」
曹遵「何故だ、実際のところ、何故なんだぁぁぁぁぁ!!!」
朱讚「木牛が…… せっかく集めていた大量の食料たちが……」
曹遵「………(血涙)」
朱讚「………(血涙)」

明け方襲撃された現場まで戻ってきた彼らは、
忽然と消え失せた木牛に、ひたすら涙するしかなかった。
大きな街道が縦横に走る雍州では、轍の跡も残っていまい。
雍州に留まり、益州脱出組を待ち伏せしたは良かったが、
まさかそいつらに足元を掬われようとは……

朱讚「行こう…。こう暗くては、今さら探してもおそらく無駄だ(血涙)」
曹遵「ああ…」
朱讚「ひょっとして場所が悪いのかここは?」
曹遵「いや。それは確定事項だろ」
朱讚「………(血涙)」
曹遵「………(血涙)」

念願の武器を手に入れたのに、彼らの背は、相変わらずどこか寂しそうだったという。

曹遵「猿が出るヨカーン…」
朱讚「そんなこと言うなー!」

≪戦友コンビ/2名≫
    曹遵【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、FN社P90突撃小銃(ハッタリ)
    、鉋】&朱讚【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
丁奉「これは一体・・・。」
全ソウ「何故こんな所に?」
張紘「他の参加者に襲われたのでは?」

訝しる3人の前には一人の男の死体があった。
片腕を失い無残に頭を砕かれた男。
勿論これでは顔は分からないのだが、3人はこの男の服装に見覚えがあった。
そう、男はかつて華雄と名乗っていた。
DBの存在を知っていた謎の男である。
激戦の上なんとか撃退したその男が頭を砕かれ死んでいるのだ。
生きていれば色々と情報も手に入ったと思われるだけに張紘は残念がっていた。

張紘「なんとか捕虜にできれば有意義だったでしょうに・・・。」
丁奉「へっ、こんな奴が死ぬのは自業自得ですよ。」
全ソウ「この辺は危険なのでは?」

張紘「そうですね、ここは速やかに離れたほうが良いかもしれませんね。
それより私がずっと気になっているのは何故華雄が私達がDBを持っている事を知っていたかです。
あの聞き方はほぼ間違いなく確信を持っていました。」
全ソウ「確かに・・・。」
張紘「ひょっとするとなんらかの方法でDBを見つける方法があるのかもしれませんね。」
丁奉「そりゃあまずいんじゃないんですか?
あいつら戦闘中に逃げた奴いますからね。」
全ソウ「これは警戒が必要ですね。」

さすがの張紘もまさかレーダーでチェックされているとは思いもよらなかったのである。
そして華雄が昌キによって殺されていた事も・・・。

≪DB捜索隊/3名≫
張紘【マイナスドライバー、一星球】
丁奉【青龍刀、三星球】
全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
雍州
なぜかあれから突如西端に移動した一行

「あのぉ・・・いつになったら・・・」
東に向うのでしょうか?
と言う前に諸葛尚に宍戸錠ばりのノンノンノンで止められて関索はどうしていいかわからなくなった。訳知り顔で「脱出よ!」なんて意気込んだ姉さん(黄月英にそう呼べとまず調教済)だったが、
あれからこの西の辺境から去る気がない。
どうやら父がまだ生きているらしいので、早く合流したいとも思っていたが、
それを問い詰めたくても姉さんは春がやってきた野原を駆け巡り、
許儀は図鑑に載っていないような虫を発見した子供のように、やはりキャッキャと駆け回り、
諸葛尚はため息まじりで「無駄ですから……」なんてある種の達観(諦め)した態度で
先咲きの野の花を摘んでは花輪を作っていた。
―――間違っちゃったかも・・・
なんて後悔に襲われる関索だった。
とりあえず魚でも獲って来ます・・・。

そして時は流れて夜―――
益州境にある小さな屋敷で昼間各々が収穫してきた食材を前に一同が歓声をあげていた。
諸葛尚はやっと入ってきたであろうまともな人に内心嬉しくて仕方がなかった。
事実、グチってみたりもした。
普通の人に見えたのに・・・
姉さんが取ってきた山菜(?)と、許儀が獲ってきた鹿、そして関索が獲ってきた川魚を
一瞬にして斬鉄剣で掻っ捌く関索がいた。
五右衛門?
皆はやんややんやの大賑わいだ。
あっというまに地位を奪われた僕の立つ瀬はなかった。
許儀は武器にもなるし、ソリにもなる万能アイテム巨大鍋をはじめてまともに使用し、
姉さんは意外にも素敵な料理の腕をふるっていた。
3人が楽しそうに料理している。
つーかいつのまにか関索さん、馴染んでいる。
ぽつねんと、土間で体育座りして眺めるだけの諸葛尚だった。
そして、その隣には姉さん達が首チョンパして奪ってきた段[火畏]、宗果の2つの首輪が転がっていた。
―――えっと・・・これなんだろ?
諸葛尚は悩んでいた。

ちなみに諸葛尚が取ってきた花はその料理の添え物になった。
キレイな食卓だね。
花がある食卓って、いいね。

≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
※段[火畏]&宗果の首輪も持ってます
ドラゴンボール五星球を求めて、徐州州境へと向かった≪竹とんぼ≫は、
揚州脱出組の混戦が予想される豫州を避け、
顧雍を見張りに、[亠兌]州の民家で大休憩を取っていた。

(がさっ)
顧雍「!」
何晏「……見張り、お疲れさま。」
顧雍「あ! ……驚いた。何晏殿でしたか。もう交代の時間でしたか?」
何晏「うぅん。ちょっと早く目が覚めたから。 ここ、座ってもいいかしら?」
顧雍「ええ、どうぞ。」

冀州の方角からは謎の明かりが。そして目指す徐州の方角からは
これもやはり謎の火山の明かりが、ここからでも確認できる。
二人はぴったりと並んで離れに座り、その怪しい天変地異を見詰めていた。

何晏「[亠兌]州もだいぶ混戦になったきたみたいね。」
顧雍「交通の要害であることは事実ですからね。
   ……ついに私の揚州も潰されました。
   孫尚香様や他の多くの呉将が、かの地・揚州で最期を遂げられたことは、
   疑いようも無いのですが……」

そう言うと、顧雍は口惜しそうに顔をゆがめる。

厳顔…… 
呂蒙と魯粛を突然死させた相手は厳顔であると、
いつしか顧雍は、自分に強く言い聞かせていた。
―――もちろん違うかもしれない。違うかもしれないが、
殺し合いの狂気に呑まれず正気を保っていくためには、
それがたとえ冤罪風味の八つ当たりであろうとも、なにかの目標を持たなければ、耐え切れなかった。

あやふや過ぎる可能性を信じることで辛うじて正気を保っている自分を、
顧雍自身は、「恥だ」、と思っていたが、他になす術もなかった。
今までにやった営為といえば、竹とんぼを飛ばしたくらいだ。
情に流されず、冷厳謹直でならした自分が……何たることだ!
そんな内心の動揺を隠すためか、いつになく饒舌にもなっていた。

何晏「……でも、厳顔さんはやさしい人だったわ。そんな瞬殺なんてするかしら?」
顧雍「あの華佗先生ですらおかしくなってしまったみたいだし。誰が敵だか分かりませんよ。」
何晏「そう。 そうね……。」 

「ではそろそろ交代を…」と、何晏に十拳剣を渡し、母屋に立ち去ろうとした瞬間、
顧雍は十拳剣で自らの延髄を叩き割られて、絶命した。
一声も発することが出来ぬままに倒れた顧雍を、何晏が冷たく見下ろしている。

何晏(……自分で分かってるんじゃない。 ……あたしが敵よ。)


   「きゃあああぁーっ!! 
    張[合β]さん… [广龍]会さん! 起きて―――っ
    ……顧雍さんが…… 顧雍さんが殺されてるぅ―――っっ!!」


【顧雍、死亡確認】
≪竹とんぼ/3名≫&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】&[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】
      &何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
放置→ 十拳剣、十字手裏剣
邪魔が入ったが、確かに手応えはあった。
あの関羽を殺ってやった。
神にまで昇りつめる男を殺したことで、羊[示古]は自信に溢れていた。
実際は死ぬどころか、天才によって完全に治療されてしまったことなど知る由もないのだが。
とりあえずはどこかに落ち着いて、ひとりづつ狩っていけばいい。
羊[示古]は大きな勘違いをしつつ、[亠兌]州まで戻ってきていた。

@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
141無名武将@お腹せっぷく:02/04/26 09:23
age
142陽平:02/04/26 18:48
人生?生涯?
フッ・・・下らないな!
貴様らの命にどれほどの価値がある・・・?
天なる神々の統べる永劫の時の流れに比すれば、瞬くほどの刹那に過ぎない。
粗暴なる人類は何故それに気づかぬ?
希望など無い!あるのは絶望、そして人生の終焉である『死』だ!

「だから愚かというのだ・・・愚民共がっ・・・!」

@曹叡【銅鏡57枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
※陽平に入りました。
王濬「うう…… 杜預殿がまだ生きている。
   杜預殿に出会えれば……!!」

司州を目指す王濬は、左膝下を喪失してからというもの、激しい幻肢痛に襲われ
ろくに休息も取れていなかった。

―――目は醒めている。
醒めているはずなのに、ともすれば繰り返し襲ってくるあやしい幻覚が、
痛みとは別に、王濬を苦しめていた。

それは不思議な幻覚だった。

夜、寝る前に枕元に立てかけて置いたはずの自分の武器―――
【肉きり包丁】、【双鞭】、【大斧】の3つが、
朝目覚めると、いつのまにか4つに増えているという幻覚だった。

自分は、本来の人生で似たような幻覚を見た覚えがある。
あの時増えたのは刀だった。
3本の刀が4本に増える。
……『州(刀刀刀)』が増(『益』)える。
つまりは、益州刺史になるという予知夢であり、それは現実のものとなった。


王濬(ぜぃぜぃ)「だがバトロワで見る、武器の増える幻覚というのは、一体……?」
   ・
   ・

(……ドカッ)


周泰「文字通りこういうこったろ。」
鍾ヨウ「まったくじゃ。メルヒェンな奴め。」

王濬の頭部を叩き割った朴刀を抜き取ると、
周泰と鍾ヨウの≪グレネーダー≫は、悠々と暗闇に消えていった。


【王濬 死亡確認】

≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
※放置→ 双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀
阮籍は歩きながら思った。
「私もまだまだ俗物だな」
礼法など、とっくの昔に投げ捨てていたつもりだったが…。

最初唖然としてしまったが、頭をマラに改造するとは、何と思いきった斬新さであろうか。

「こんな真似ができるのは、参加者では一人しか考えられないがな」
阮籍の時代、華佗は既に神秘的なまでに名医として知られていた。だが、これほど
珍奇な手術をするとは初耳だ。

惜しむらくは、彼らが無駄に命を捨ててしまったことだ。

―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―

「あった、ここならしばらく不自由しない」

阮籍は[言焦]にある、酒の貯蔵庫に来ていた。彼は酒好きである。しかも強い。
司馬昭が司馬炎と阮籍の娘との結婚話を持ち掛けようとしたとき、六十日酒を飲んで
ついに切り出させなかったという逸話を持つ。ただ酒に強いだけでなく、悪酔いしない
点に於いても随一だった。さらにこの時代の酒は、アルコール度数が1〜2%程度と低い。
自然、浴びるように飲んだ。
心の塁塊(しこり)を、解かすために。

阮籍【なし】
※しばらく酒を飲みます。
146冀州 ――于吉 1/2:02/04/27 21:40
于吉「華佗よ… おぬしは幸せじゃったのか?」

冀州の大地に武安国と華佗を埋葬し終えると、
于吉は、ジャンジャン火によって屋根の吹き飛ばされた、桃園義兄弟アジトの家屋に向かっていった。
家屋の奥の薄暗がりには昏睡する関羽、そして
驚愕覚めやらぬ様子でぼーっとしている劉備の後姿がぼんやりと見えている。

華陀が最期の力を振り絞り、ようやく蘇生させた2人…… 
しかし…… しかしワシには、やらねばならんことがあるのだ。


(キィ…カシャン)
劉備「う! 于吉仙人!? ……いったいなにを!?」

AUGの強化プラスティックが触れ合う耳障りな音に、驚いた劉備が振り返ると、
手榴弾のピンを咥えて、
セーフティにしたフルオートライフル、ステアーAUGアサルトライフルを構える于吉の姿が、
雪明りを逆光に、戸口に立ちふさがっていた。

――― 銃口はピタリと劉備たちに据えられている。
147冀州 ――于吉 2/2:02/04/27 21:40
劉備「う、う、う…… 于吉仙人? 于吉さんは、オイラたちを殺すためにわざわざ治療したのかい?
   なんでだい?
   なんでいっそのこと、すっぱりと殺してくれなかったんだい?」
于吉「……華佗に医者としての本懐を遂げさせてやるためじゃ。
   ただ、それだけじゃ。
   華佗は死んだ。 今やワシの気がかりはただ一つ……」

怯えた表情のまま関羽を守り、じりじりと後退して行く劉備に一瞥をくれると、
于吉はトリガーに掛かった指に力を込めた。

  
  杜預の死になりうる可能性がある者を、ただの一人も生かしておくことなどは出来ん!


※戦闘開始
≪桃園義兄弟-1/2名≫
      劉備【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、
      十字手裏剣×17、】
      &関羽[術後で昏睡]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、サバイバルブック】
   vs
@于吉【手榴弾×3、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、ステアーAUG(アサルトライフル)】
甄姚はあてもなく、并州をさまよっていた。

于吉レーダーの存在を知ってしまった者の当然の宿命として、
『自分の位置が確実に誰かに知られている』、という意識のため、
一つところに留まることも出来なかった。

吹き抜ける風が、忍び寄る足音に聞こえる。
立ち枯れの木が、うずくまる人影に見える。

「いや…! 怖い! 怖い……! 死にたくない……」


@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
▼生存者リスト1(参加武将には聞こえていません)――

○既出メンバー(パーティの部 1/2)  

≪正史十常侍/12名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&郭勝&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望【ワルサーP38】&張恭【ハッキング・
      クラッキング入門】&韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
☆≪司馬一族B/3名≫王元姫【毒針】&楊艶【青銅矛】&賈南風【青竜刀(重くて使えない)】
☆≪馬謖隊/3名≫馬謖【10Lポリタンク】&馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
      &姜維【薙刀】
        ※ 「☆」印の上記2パーティは同道中。
≪竹とんぼ/3名≫&張[合β](2人目)【バックラー、苦無】&[广龍]会【日本刀、竹とんぼ】
      &何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
       &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
≪泰山の赤い風/2名≫臧覇[負傷]【グラスファイバーの鞭】&孫観【のこぎり】
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜】
≪SM帝国再建日誌 with 猿/3名≫ 
      黄蓋[全裸]【フンドシ大斧、懐刀、ブーメラン、ベレッタ社(バーストハンドガン)M93R】
      &袁術[全裸]【眠り薬噴射装置(あと8回)、弩】&韓当[全裸・昏倒]【なし】
≪桃園義兄弟-1/2名≫劉備【滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、十字手裏剣×17】
      &関羽[術後で昏睡]【雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、サバイバルブック】
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
○既出メンバー(パーティの部 2/2) 

≪DB捜索隊/3名≫張紘【マイナスドライバー、一星球】&丁奉【青龍刀、三星球】
      &全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
≪DB集め悪の軍団/6名≫董卓【九曲剣、二星球、六星球】&董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
      &李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
      &王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
      &樊稠【ニンジャブレード】&昌キ【トゲ付き鉄棍棒】
≪李[イ寉]特戦隊/2名≫李[イ寉][怪我]【大型サバイバルナイフ2本】
      &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】【段[火畏]&宗果の首輪】
≪ファイヤースターター's/3名≫周瑜[2回吐血後死亡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
≪戦友コンビ/2名≫
      曹遵【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、FN社P90突撃小銃(ハッタリ)
      、鉋】&朱讚【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】     
≪盲夏侯隊/2名≫夏侯惇[負傷]【カメラ、斬馬刀、弓(矢×0)】
      &曹操[大火傷(手当て済み)・毒]【腕時計2、野外用浄水器】
≪歴史家見習い/2名≫
      司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す
     『続漢書』、『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
      写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】


☆パーティの部、以上、19パーティ・60名が生存確認。
▼生存者リスト3
○既出メンバー(個人の部) 

@于吉【手榴弾×3、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、ステアーAUG(アサルトライフル)】
@曹叡【銅鏡57枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
@孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】
@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
@孫覇【プラスチック地雷×7、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
@阮籍【なし】 
@杜預[大怪我]【割れたビン】 
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】 
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
@陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
@胡車児(ストーカー)【拡声器、置き手紙、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
@陳宮[数指欠損・負傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、
   花の種、クロロフォルム、短剣、トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
@審配[負傷]【サーベル】


☆ピンユニットの部、15名が生存。 合計75名が生存確認。
▼各種データ
━━交戦&交渉中情報  
@于吉―――vs―――≪桃園義兄弟-1≫ in 冀州 南皮南?
@孫登―――交渉?―――≪ファイヤースターター's/3名≫ in [亠兌]州泰山郡

━━現在時刻&禁止エリア・安全エリア&フィールドの状況変更&ウェザーリポート

禁止エリア地図→ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/215
参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

○ 雍州/擁州  …弘農全焼、長安に大図書館。
○ 司州/司隷  …洛陽全焼、北部は山岳。
○ [亠兌]州 …雪原、暖かくなってきています。
○ 予州/豫州  …許昌全焼。地形がゲリラ戦向きとの情報あり。積雪は薄い。
○ 并州    …雪原、壷関半壊。雪崩の恐れ。
○ 冀州    …雪原、暖かくなってきています。
○ 青州    …晴れました
△ 揚州    …飢饉。  ★★ >>204以降禁止エリア発動 ★★

× 益州・幽州・交州・涼州・徐州・荊州・倭国 

雪は止んだそうです。まんべんなく暖かくなってきています。徐州周辺には温泉が涌いています。

最長距離移動者が、揚州最南端から冀州まで移動しました。 朝のようです。

━━放浪素材情報
   放浪素材・馬雲丸【なし】 は、禁止エリア・徐州、北之火山の直下の洞穴でフリーズ

━━ドラゴンボール情報(七つ集めると何かが起こるらしい?)

一星球…張紘
二星球、四星球、六星球…董卓
三星球…丁奉
五星球…于吉
七星球…李儒   頑張って七つ集めてください。

なにかあったら、新雑談スレへ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
前スレまでの死亡者は>>9参照
≪あ行/7名≫(+5名)
 阿会喃 尹礼 于禁 王経、王業、王沈 王濬
≪か行/3名≫(+2名)
 華陀(佗) 顧雍 厳白虎
≪さ行/5名≫(+2名)
 左慈 周倉(武安国)朱褒 諸葛瞻 宗果
≪た行/2名≫
 段[火畏] 董荼奴 
≪ま行/1名≫(+1名)
 毛カイ

前スレ死亡者数439名
当スレ死亡者数12名
計 全死亡者数451名

◆禁止エリア◆
涼州 徐州 荊州 交州 倭 幽州 益州  △揚州(>>204以降禁止エリア)

◆生存者・参加者数◆
パーティの部 60名
個人ユニット 15名
生存者計   75名
総参加者数  533名

霊帝「ある朝 朕は目覚めて そして 知ったさー
   こんなに急な展開もー あるってことをー
   ろ――― わ――― 青空には 雲が走りー♪
   ……よしよーし、昨夜はずいぶんと賑々しく頑張ったみたいだなー
   動けば簡単にお友達に会える広さになってきて、みんなも嬉しそうだなー
   霊帝もとっても嬉しいぞー」

※次の禁止エリアは揚州です。>>204以降はエリアが発動します。
「夜明けか」

陳式は、司州西端にまで移動していた。
別に末期の頼みだから聞いてやるわけでもないが、
法正が隠れていたとすれば、益州あたりが妥当だろう。
それに、ここなら早晩潰されることが予想される雍州からの
脱出者も狙いやすい。

@陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
155――豫州孫覇:02/04/28 23:05
昨夜来、孫覇は謎の追跡者に付け狙われていることを自覚していた。
夜間のうちに仕掛けてこなかったのは、
敵が暗視系のアイテムを持っていなかったためだと思われる。
……しかし、レーダーで確認する限りでは、敵はおよそ1kmほどの距離をおいて、
自分が脇道に入ろうが、建物の影を迂回しようが、引き返して急転回しようが、
まったく迷うことなく追尾してきていた。

おかしい。
普通の参加者が暗闇の中、これほど正確な追跡ができるはずが無い。
まるでこちらの動きが見えているとしか……

孫覇(そうか! ……読めたぞ。 ふふ。魯王孫覇を甘く見たな。……追って来い!)


―――この便利なレーダーもこれひとつだけとは限らない。
俺のアイテムでは強襲よりは待ち伏せ、もしくはトラップ系だ。

孫覇は人一人がなんとか通れるほどの隘路を見つけると、
プラスチック地雷を点々と仕掛けながら、隘路の奥へと消えていった。


@孫覇【プラスチック地雷×3、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】
    VS
@曹仁[微傷]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
設置 → プラスチック地雷×4
「………。」

今日は一体何日目? 時間の記憶は定かではなかったが、
むしろ思い出さないほうがよさそうだったので、再び目を閉じてみる。
ほとんど飲まず食わずで、今の今まで……

これは夢?
すべては夢、幻の類なのだろうか?

うつぶせに転がっていた韓当が、それでも思い直してなんとか頭を巡らせると、
寿春城の広間には点々と、夢にしてはリアリティ溢れるげっそりと痩せ果てた全裸の袁術の姿が。
そして同じように衰弱した全裸の黄蓋が転がっていた。
(※気のせいか、赤い玉も3つほど。)
M93Rやブーメランに、血や、謎のネバネバが付着しているようにも見えたが、
それら、独創的な使われ方をしたアイテム類については、韓当の脳内であぼ〜んされた。


袁術「う……」
韓当「む? 袁術……?」
袁術「え…………エビアン汲んで来て。」
韓当「………。」

それが、揚州に咲いた王道楽土、SM帝国の最後だった。


【袁術 黄蓋 韓当 死亡確認】
※消滅≪SM帝国再建日誌 with 猿/3名≫ 
 放置→フンドシ、大斧、懐刀、ブーメラン、ベレッタ社(バーストハンドガン)M93R、
 眠り薬噴射装置(あと8回)、弩
「しぃちゃん。しぃちゃんはどこへ」

あてもなく、消えたしぃを求めてフィールドをさまよう男。杜預。
このまま放っといても大丈夫なのか!?

@杜預[大怪我]【割れたビン】 
冀州 [業β]城

夏侯惇は無言だった。
周囲が明るくなり、曹操が昨夜の混戦の中、華佗の毒矢を受けていたと判った時には、
すでに手の施しようもなくなっていた。

放送からは憎いはずの敵、華佗の名前が聞こえてきていたが、
夏侯惇の意識は、まったく別のことへと向かっていく。
夏侯淵も、あれだけ大勢いた夏侯一族も、ついに自分だけとなってしまった。
曹一族はまだ幾人か残っているようではあるが、
曹仁の件もある。どこまで信用できたものだか…。


――[業β]。銅雀台の建つ、我らが都。
冷たい骸となった曹操を、[業β]城三台を望む日差しの中に横たえると、
夏侯惇は斬馬刀を抱えて歩み去った。


【曹操死亡確認】

@夏侯惇[負傷]【斬馬刀】
放置 カメラ、腕時計2、野外用浄水器、弓(矢×0)

   やったわ! 厳顔さん!
   私、あなたを侮辱した連中を一人やっつけたわ!


「私… 私… 見張りの交代の時間だから、離れへ行ったの。
 そしたら、そしたら、顧雍さんは、もう……」

[广龍]会が室内で炭を熾し、温かい湯を飲ませてやって、
泣きじゃくる(フリをする)何晏からやっとのことそれだけを聞き出せたとき、
顧雍の死体の検分を終えた張[合β]が外から戻ってきた。
張[合β]の目配せを受けた[广龍]会が、別室に入っていく。
  

[广龍]会「……張[合β]殿、どうでした?」
張[合β]「顧雍の死因は、武器の十拳剣を奪われての延髄の直撃。
   即死だろう。
   しかし、後ろから襲われたということは……。」
[广龍]会「まさか!? 顔見知りの犯行?」
張[合β]「……ありえる。」

第一発見者が一番怪しい。
そこまでは簡単に見当は付くが、何晏の演技は迫真のものであったし、
なにより、ドラゴンボールの正確な所在地を知っている何晏の機嫌を損ねることはマズイ。
それに、揚州が禁止エリア指定を受けたばかりである。
[广龍]会「もちろん何晏殿が裏切った、という可能性もありえますが、
  顧雍殿は、ずいぶんへこたれていたみたいでした。
  もしや中原に流入してきた呉将の誰かと遭遇して、安心しているところを狙われた、
  という可能性も…」
張[合β]「………。」
[广龍]会「それに、小用に立ったときにでも、武器を奪われてやられたという可能性も…」
張[合β]「………。」
[广龍]会「………。」
張[合β]「………。」

[广龍]会&張[合β](んはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………)


大変に残念なことだが、さしもの竹とんぼ名人の[广龍]会の竹とんぼも、
室内ではあまり高くは飛ばなかった。

とにかく、疑心暗鬼になってもしょうがない、と、
何晏を交えたままで、竹とんぼは今日も行く。
―――だが、用心のため、十字手裏剣と十拳剣は、[广龍]会と張[合β]が預かることになった。


≪竹とんぼ/3名≫&張[合β](2人目)【バックラー、苦無、十拳剣】 
      &[广龍]会【日本刀、十字手裏剣、竹とんぼ】
      &何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
161劉備:02/05/01 00:10
うわぁ、あったかいなあ。
こりゃあ、あの世ってところもまんざら悪かないみたいだねぇ。

劉備「おっ? お花畑が……」


>>147 まだ眼底がちかちかする。
どちらが上かも判らない、茫洋とした意識で劉備に思い出せるのは、
杜預がどーとか言いつつ、泣きながら襲い掛かってきた于吉が、
頭を一振りして、咥えていた丸いボール―――閃光音響手榴弾のピンを引き抜いた瞬間巻き起こった、
溶鉱炉の中に放り込まれたような激しい閃光と、続く轟音。
その中からさらに追い討ちを掛けるように響いてきた、
耳をつんざくステアーAUGの掃射音と、
鮮やかに点滅するマズルファイアのフラッシュ。
誰かに突き飛ばされた気もするし、自分から轟音に驚いて飛びすざったような気もする。
耳元で関羽さんの咆哮とMP5SD4短機関銃の連射音も聞こえたと思うんだけど……
―――よく判らない。
よく判らないなりにも、今は、なにかとても大きな安らぎに包まれているような、
そんな気がする。


―――あれは、張飛どん?
ああ、関さんもいるや。
162劉備:02/05/01 00:11
ありゃりゃ? あっちに居るのは廖化じゃないか? 
はは。孫乾に…、糜竺も!
簡擁は相変わらず行儀が悪いなぁ。オイラとどっこいどっこいだ。


ごめんなーみんな。
オイラ、みんなのことがどうしても気になって
益州に行くのは諦めて、すぐにみんなを追いかけて[シ豕]県に向かったんだけどな。
それが、ちっとも間に合わなかったときたもんだい。

ごめんな、みんな。
ずいぶん待たせちゃったみたいだな。

糜竺(あなたに関わるとロクなことにならんことは昔からのこと)
孫乾(そうでしたなー)
……オイラ、まだそんなことを言われてるや。
あははは。こりゃキビしいね。


―――本当。ごめん。


【劉備 関羽 死亡確認】
@于吉[被弾]【閃光音響手榴弾×2、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、
       ステアーAUG(アサルトライフル)】
放置→ 滅麒麟牙、釘打ち器、弩、スナイパーライフル、十字手裏剣×17、
    雌雄一対の剣、大刀、MP5SD4サブマシンガン、サバイバルブック
163陽平:02/05/01 18:10
蛮民共め!
このような(バトロワ)蛮行、俺は死んでも否定し続けるぞ!

・・・・ふん、
野鼬の如き莫迦共に思い知らせてやる!

「高貴な神は、高貴な俺の生存を望んでいるのだっ!」
バキィ!!!!!!!!!!
迸る感情を、足元を通過しようとしていた汚らわしい鼠に振り下ろす。
銅鏡に打たれた鼠の物悲しい悲鳴が、曹叡の耳に聞こえると、
不気味に微笑した。
イヒッ・・・・イヒヒヒヒッ・・・
曹叡の分厚い唇が、この上もなく愉快そうなかたちに広がった。

@曹叡【銅鏡56枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
※鋸鹿に入りました。




164鋸鹿:02/05/01 18:12
蛮民共め!
このような(バトロワ)蛮行、俺は死んでも否定し続けるぞ!

・・・・ふん、
野鼬の如き莫迦共に思い知らせてやる!

「高貴な神は、高貴な俺の生存を望んでいるのだっ!」
バキィ!!!!!!!!!!
迸る感情を、足元を通過しようとしていた汚らわしい鼠に振り下ろす。
銅鏡に打たれた鼠の物悲しい悲鳴が、曹叡の耳に聞こえると、
不気味に微笑した。
イヒッ・・・・イヒヒヒヒッ・・・
曹叡の分厚い唇が、この上もなく愉快そうなかたちに広がった。

@曹叡【銅鏡56枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
※鋸鹿に入りました
165広平:02/05/01 21:02
(やつらは莫迦だ。無能だ。屑皇帝の言いなりにしかなれない愚昧だ・・・・・・!)

口達者の臆病な文官。勇猛ぶった野蛮な武官。
そして、、、自分が一番力のあるふりをしてみせやがる、愚鈍な莫迦皇帝・・・・!

だが俺は違う!
俺こそが真に聡明なる皇帝なのだ!
俺は、、、廉恥心を欠いた驕れる皇帝の想いのままにはならぬ・・・・・・!

「お、思い知らせてやる。盗人猛々しき愚かな蛮帝めに、お、俺の正義のフリスビーをくれてやる!
イ・・・・ヒヒヒヒヒヒヒッ!!!!お、大人しく奴の言いなりになっている蛮民も同罪だ!!!」

(さぁ、俺の障害となるものに粛清を与えてやる!
霊帝よ、高貴な俺をよくもこんな蛮事に巻き込んでくれたな。俺は決して赦すまい。
最後に嗤うのは───イヒヒ・・・この俺だッ!)

その僅かな激情が曹叡の脳内に木霊する。
魏の皇帝としての自我、道ならぬ恋路、まもなく永久に捨て去り諦めなくてはならぬ事柄に、
曹叡は、方寸から込み上げてくる寂寥と憤慨を覆うことはできなかった。

 @曹叡【銅鏡56枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×6枚】
※広平に入りました
166憂鬱 1/2:02/05/01 23:22
なんでどいつもこいつも勝手な事をするのだろう?
いくら我が陣営は筋肉や欲望で物を考える者が多いとはいえ・・・。
目の前で頭を垂れる李カクを目の前に李儒は憂鬱であった。
自分が立てた綿密な計画も,勝手な事をされた為戦力が減ってしまった。
全く頭の痛い限りである。
閣下には上手く言っておかないとな・・・。
幸い李カクの怪我もたいした事もなく、応急処置で問題なかった。
準備が整い次第移動を開始せねばな。


≪DB集め悪の軍団/6名≫
董卓【九曲剣、二星球、六星球】
董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
樊稠【ニンジャブレード】&昌キ【トゲ付き鉄棍棒】

≪李[イ寉]特戦隊/2名≫
李[イ寉]【大型サバイバルナイフ2本】
楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】

※両チーム合流しました
167憂鬱 2/2:02/05/01 23:29
李儒が嘆いていた頃、この男も困っていた。
泰山出身のこの男、昌キである。

華雄を上手く始末したのは良いが、
まさか呉敦があんなあっさり死ぬとは思わなかった。
これはちょっと計算外である。
自分の計画にはぜひ必要な奴だっただけに痛手である。
せっかく李カク達と合流したのに李カク達も戦力が半減している。
全くこれだから自分の欲望で物を考える奴は困るのである。
幸いここには暑苦しい臧覇もいない。
なんとか上手い具合に計画を進めたいものである。
それには何はともあれDBを集めなければな・・・。
まぁ最後に笑うのはこの昌キ様であるのは間違いないんだけどな。
曹性「おいちゃん痛いよ・・・。」

王双「あぁ・・・(泣)」

臧覇達が消えた後自分達は中央での華麗なる宮廷料理を夢見て
旅立とうとした直後、彼らの夢はいきなり中断を余儀なくされていた。
いきなりトラ罠に掛かってしまったのである。
>>63
で戦友コンビが仕掛けていた物なのだがそんな事はさすがに2人は知らなかった。

≪ビストロ王双/2名≫
王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
      テグス、木牛(食材&調理道具)】
曹性[負傷]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜】
※トラ罠に掛かり身動きが取れなくなっています。
 トラ罠により2人とも足を負傷しました。
169ピカチュー ◆RmXOSep6 :02/05/04 13:48
禁止エリア/徐州

「やっほー☆ъ( `ー゚) ピッ
馬雲タンでぇーす!
徐州、北之火山温泉にようこそ!(愛
さてさて、私、馬雲丸はこの温泉がとーっても気に入りました〜♪」

元気百倍アンパンマンになった馬雲丸タンは
無数の桜の花びらの浮く天然の温泉で、満面の春を満喫していた。
温かい泉に肩まで浸かり、美酒を堪能する。これ至福。
極めつきは、徐州産・温泉タマゴ(春の風味)を頬ばりながらの花見。
J封神伏羲もΣビクーリの壮烈な融合を果たしたお二人さんは、驚くほどに意気投合していた。
超馬と超雲、この一卵性双生児のようにクリソツな二人が融合したのだから、
至極当然の結果なのかも知れないが→マターリ(´ー`) 
……女禍がいたら惚れられてしまうかも、、、


ふぅ〜、、、ごくらくごくらく・・・・・・

───放浪ユニット@馬雲丸/(超馬+超雲)───
【アイテム:無し】 
【現在地:北之火山温泉でフリーズ】 
【状態:元気百倍アンパンマン】
【朝食:温泉タマゴ春風味】
170曹叡vs夏侯惇:02/05/04 14:30
「あの隻眼の武将は夏侯惇かぁ?
……丁度良い。俺の正義のフリスビーの最初の獲物は、
魏軍でありながら主君を助けもせず、こんな所でのんきにしているやつだ(超誤解)。」
ジャッ…
「覚悟しやがれっ!!夏侯惇───!!!」
ブーン ……カーン
「!!貴様!誰だ!」
「(ちっ、外したか)なにぃ?俺をしらねぇだと!!!!なんと罪深い逆臣だな!!!!」
「ぬうう!!!!そちらがその気なら拙者も容赦はせぬ!!!!いざ勝負!!!!」
ダッ!!!……タタタタタ
「ヘッ!!こっちは飛び道具もッてんだ!そんな剣一本に負けるかYO!!!!」
ブーン ブーン
「くっっ……」
「ヒャヒャヒャ。どうした?俺のフリスビーに翻弄されているだけじゃねぇか。」
ズシャァ……ダッ
「おのれ!!!……くらええええええええええぇぇい!!!!!!!!!!!」
「そうだ!!!その剣で俺に斬りつけてこいやぁ!!!ヒャヒャヒャ!!!!」
ブーン ガシャアアアアン
「グハアアアアアアア!!!!!」
「さて、自分の愚かさを懺悔するんだな。ヒャヒャヒャ。」

こうして、広平での二人の熱き戦いは火蓋を切った……
「クックック……思い知れ逆賊!!!思い知れ霊帝!!!」

@夏侯惇[負傷]【斬馬刀】vs@曹叡【銅鏡56枚、ハンドアックス、金ヤスリ、改造銅鏡(バトルフリスビー)×2枚】
in冀州−広平付近
冀州 

曹叡は勇敢だった。
いくら曹叡が飛び道具を所持しているとはいえ、
実力の差は歴然だった。彼の死体はすでに首から上がなくなっていた。

曹叡の運の尽きは、バトルフリスビーの所持数が少なかったことだ。
夏侯惇にただの銅鏡など直撃する筈もなく、それは虚しく弧を描き大地に墜ちるだけであった。
だが、夏侯惇も深手を負った。左腕はもう使い物になどならないだろう。
遠くだから分からなかったが、…この首は曹叡殿ではないか。
孟徳の孫を斬り殺してしまうなんて…。
夏侯惇は自らを責める言葉さえ見つからなかった。
それでも、足だけは自然と夏侯惇を“ある場所”へと進めていたのである。

───そして。
夏侯惇は曹叡を、彼の祖父、曹操の傍らに寝かせた。
早朝の照り映える日差しがぼやけて見えたのは、彼の頬を流れる涙のせいであろう。


【曹叡死亡確認】

@夏侯惇[負傷、左腕廃化]【斬馬刀】
放置→銅鏡約40枚、ハンドアックス、金ヤスリ
172豫州:02/05/07 23:08
ボンっ!
なんとも軽い音がしたかと思ったら自分の片足が吹っ飛んでいた。
155>以後、確かに怪しい動きをしていたとは思っていたが、
まさかこのようなことになるとは―――
孫覇を追跡していた曹仁の右足の膝から下が損失してその場から動けなくなった。
ボンッ!
大きめの石を転がしたら今来た道なのに爆発した。
どうやら運良く、というか運悪く危険地帯のど真ん中にいるらしい。
あと何個同じようなものが埋っているのかもわからない。
血はそんなに出てはいないが、どうしようもない。
爆発覚悟で今来た道を戻るか、さもなくば進むか。
今の爆発音を聞いた奴が殺しに来るとも限らない。
とくにこれを仕掛けた奴は……。
さて、どうしたもんか―――

その頃、それを仕掛けた孫覇は小さく聞こえる破裂音を確認し、
そのまま離脱した。
なに、焦る必要はない。
人にはそれぞれ戦いのタイプってものがあるのだから。

@孫覇【プラスチック地雷×3、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】
※移動

@曹仁[右足膝下損失]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
※プラスチック地雷残り2つが周囲に存在
※動けません
曹性「……い、痛いよ、おいちゃん……。
   「痛い」っつーか、むしろ「イタイ」よ、この展開は……。>>168
王双「Σおのれが臧覇の装備品が残っているかも知れんと欲を出したんじゃないか!!
   宮廷料理など目指してどーする!? ”漢(おとこ)の料理”はッ!?」
曹性「……それって、俺が言ったんだっけか? 、( ・_・)r 」
王双「(そーだよ!)……それより、この罠だ。」

どうしてもベアトラップの後遺症で片足をひきずる曹性に歩調を合わせるせいで、
2人ともが同時に、トラ罠に足を喰われている。
長靴に着替えた後なのが幸いして、骨にまでは達していないようだが……、


王双「! トラ罠に、隙間がある…」
曹性「そりゃ〜あ、これだけ体格差がありゃ隙間も空くさ。」
王双(ぽかっ)「……ぢゃねぇだろっ!! 
   ひよっこ。お前だけなら強引に足を引き抜けないか? ちょっとやってみろ。」
曹性「ヤだよ! ……痛そうじゃン。」
王双(ぽかっ)「いいから、やれっつーの!!」
曹性「Σお… おうっ(・_・)ノ」

トラ罠に肉が掻き取られる激痛に耐えて身を捩ると、確かにぎりぎり抜けそうではある。
脂汗を浮かべて呻吟する曹性を見ないよう、王双もふくらはぎに力を込めて歯を押し戻そうとするが、
ガッチリと足に食い込んだ鉄の鋸歯は、いくらも押し返せなかった。
―――数十分後。

結局、相当量の足の肉を持っていかれて、
曹性だけは、トラ罠から逃れて自由になった。
小川にまで達する血の跡を付けて転がる子供の姿は鬼気迫るものがあったが、
王双は黙って瞑目していた。

王双(―――ここまでか!)

虎衛軍の果たせなかった野望―――炒め物―――も作れずに、
ここでこのまま衰弱死ぃ? ああ、それもいいかもしれんなぁ……。
曹性はまだ、ピクリとも動かない。
受けたダメージは一緒でも、その体では堪えように……。

王双「……やった…な。ひよっこ。
   これでもうお前だけでも、どこにでも、好きな場所に……。」
曹性「……なに言ってンだい(・_・)」
RX−78「がおー。」
曹性「曹健児、行きまぁ〜すっ」
王双「―――!!?」

木牛の中から、やおら1/144RX−78ガンダムを取り出した曹性が
操作マニュアルを片手に、きびきびとガンダムを操っている。
―――え? ソレ動くの?
もちろん。
出力65000/144馬力のガンダムが、みるみる王双を束縛していたトラ罠を引き開けていく。
唖然とする王双。微笑む曹性。
燦然と機体を輝かせ、「がおー」と勝利の雄叫びを上げる、白いMS。
ちょっとしたパラダイスが朝の雍州に出現していた。
曹性「……おいちゃん! しっかりして! ……おいちゃん!!」
王双「お… お前こそしっかりしてくれ。ひよっこよ(汗)」
RX−78「がおー。」
王双「……(´Д`;)」

どうやら危機は逃れ出たようだ。
王双「18m/144=12.5cmしかないクセに、60t/144=417kgもあるから、謎に思ってみれば、
   RX−78こんなパワーがあったとは……。」
(もっと早くに謎に思った方がいい。……特にサンライズは。)
曹性はそう思ったが黙っておいた。失血のショックで、今はあまり口を利きたくなかった。

ちょっとした浮遊感に続いて、体が温かくなっていく。
王双におんぶしてもらえたようだ。
      ・

曹性「……しっかし、一体なんの必然性があってこんな場所に?」
王双(ぽかっ)「だから、おのれが臧覇の装備品が残っているかも知れんと欲を出したんじゃないか!!
   残っていたものといえば、結局、この【トラ罠】と、トグルスイッチに使用されていた、
   【謎の物体】だけじゃ!! こんなもんどうする気じゃ!
   ……とにかくもう朝だ。日中は某の家から離れぬ方が無難だろう。引くぞ!
   ボソッ)……一緒にだ。」
曹性「おーいえー(。・_・。)ノ」


≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、木牛(食材&調理道具)】&曹性[負傷]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
       『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体】
176無名武将@お腹せっぷく:02/05/08 02:05
age
―――函谷関関上

頬には血涙を。唇にはドナドナを。
昨夜、忽然と消えた木牛を求めて、戦友コンビは目立つ街道沿いに
雍州の行ったり来たりを繰り返していたが、
今や、彼らは、ついにこの地点に辿り着いていた。

曹遵「なあ朱讚。本当に函谷関の上に陣取ることは、間違いではないんだろうか?」
朱讚「なぁに。揚州が潰れた今となっては、今度は雍州の連中が慌て出すことは目に見えている。
   長安から洛陽に抜けるためには、どうしても天下の名嶮・函谷関を通るだろう。
   桟道ほどの絶好の狙撃ポイントでは無いが、ここもほぼ一本道だ。
   連射性は薄いが、SPAS-12は、AKカラシニコフをはるかに凌駕するほど破壊力のある銃……。
   即死どころか、今度こそ木牛を奪ったヤツらを粉々に粉砕できるぞ?」
曹遵「おまえが銃(GUN)ヲタとは知らなかった。どんどん謎の才能が開花していくなぁ。」
朱讚「……ようやくだ(血涙)」
曹遵「ああ。長かったなぁ……(血涙)」

お父さん、お母さん見てますか?
ぼくたち。わたしたちは、ついに銃を手に入れました!
猿にも襲われてはいません!
函谷関を通過するしかない反撃不能のマヌケ姿の連中ならば、どうにでもなります。
このまま… このまま函谷関の不沈要塞として、バトロワ史に永くその名を刻んでくれよう……。

曹遵「楽しみだな。」
朱讚「まったくゾクゾクしてきやがるぜ……」


≪戦友コンビ/2名≫
    曹遵【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、FN社P90突撃小銃(ハッタリ)
    、鉋】&朱讚【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
―――函谷関楼閣上

陳式(魏将!? ……あれだけの武装を持って、なにを血涙など流しておるのか……?)

雍州からの脱出者に用事があるのは、別に自分達に限ったことではない。
彼らに接触を試みようと考える者が選ぶ地点は、全員同じく函谷関だった。

まさに今、栄光のスナイパー街道の入り口に立ち、感極まる≪戦友コンビ≫は、
法正を求めて、函谷関楼閣上に陣取り、
集音マイクでいちはやく眼下の二人の存在に気付いていた陳式の存在には、
まったくもって気付かなかった。


@陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
≪戦友コンビ/2名≫
    曹遵【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、FN社P90突撃小銃(ハッタリ)
    、鉋】&朱讚【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
張燕「は…走れ! 張遼走れっ!」
張遼「くっ…… くそっ! 俺ともあろう者があんな重要物件を
   拾い忘れ果てていたとは……!」

THE☆HIGH-LOWSは、久しぶりに[亠兌]州西部を出て、豫州を突っ切り、
禁止エリア発動カウントダウン中の揚州徐州州境目指して、ひた走りに走っていた。
白昼に高速移動する危険性は重々承知の上ではあるが、遭遇を恐れている場合ではない。
揚州禁止エリアが発動すれば、それで終わり……。


ことの起こりは、今朝の明け方。
一番使用頻度の高かった張燕の懐中電灯の、電池が切れたことだった。

今まで普通に使えていたものが突然使用不可能になったことで、2人は相当動揺したが、
おそるおそる懐中電灯を分解してみて、内部を覗き、
張遼がパクって持ち歩いていた田豊の懐中電灯の電池に入れ替えると、
懐中電灯は、再び明かりを取り戻した。

―――「構造」を知ることは、なによりも大切なことだ。
胡母班を、そして、田豊や朶思王を手に掛けてでも知る必要があったのだ。
その瞬間、二人はものも言わずに駆け出していた。


張遼「首輪… あれは無理矢理外そうとすれば自動的に爆発する。
   首輪表面の内側だけなら首チョンパで見ることも出来るが、その内部構造だけは、
   参加者が見ることは決して出来ない。」
張燕「おう。……通常ならな。 だが、アレだけは……。」


遼「揚州に放置したままの、徐庶の首輪だ―――っ」
燕「おう! あれはパックリいってたぞ? あれさえ拾えば、内部構造見放題だ!!」


≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】
180雍州 長安付近:02/05/09 02:13
姜維の家から東への移動を慎重に行っていた彼らに、
はじめてといっていい危機が迫っていた。

揚州が禁止エリアに指定されたとあっては、次に雍州ときてもおかしくない。
今朝の話し合いで移動を決定し、東へと移動を開始していた。
早めに函谷関を抜けなくては、いざ予告された時に対応が遅れる。
それにすでに誰かしらにここを押さえられていては、別の道を模索しなくてはならない。
やはり慣れぬ地ゆえ、早めに動くことにしたのだ。
まもなく長安というところだろう。
イチャイチャしながらの6人の姿はピクニックに見えなくもなかった。

同じ頃、
苦渋を舐めた≪泰山の赤い風≫がゆっくり長安に近づいて来ていた。

≪泰山の赤い風/2名≫
      臧覇[負傷]【グラスファイバーの鞭】&孫観【のこぎり】

≪司馬一族B/3名≫
王元姫【毒針】
楊艶【青銅矛】
賈南風【青竜刀(重くて使えない)】

≪馬謖隊/3名≫
馬謖【10Lポリタンク】
馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
姜維【薙刀】

※≪司馬一族B≫と≪馬謖隊≫の2パーティは同道中
181まもなく司隷:02/05/09 02:43
甄姚はすっかり怯えきっていた。
心細かった。
昨日も眠れなかった。
こんなことなら劉備達といればよかった。
こんなことなら黄月英と一緒に行けばよかった。
こんなことなら、こんなことなら……
後悔だけしかない。

すでに劉備達も、我が子である曹叡もこの世から消えているとは知らずに、
ただ広い荒野を当てもなく這うように移動していた。
ひとつ処にいては殺される―――
誰か、誰か、助けて!

甄姚は并州から司隷へと向っていた。
そして以前、黄月英に言われた事を思い出していた。

―――ねえ、もし生きてまた会えたら、今度は一緒にここから逃げましょう。
私ね、ここから逃げる方法を知っているの。また会えたら、今度はこっちのバスに乗って……
(>>本スレpart2、213より)

そうだ。彼女なら……あの人なら、信じられるかもしれない。
確か合図が……そうだ、バードコールを……!!ッ!Σ( ̄□ ̄;)
い、いつのまにか、ない……というかもらってない……。
わーん。今から作らないといけないのー!!

@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
※心身喪失しつつバードコールを作ります。
182豫州:02/05/09 04:24
杜預の目の前に頭を叩き割られた王濬がいた。
「な・・・な・・・」
言葉にならなかった。
こんなところにいたのか・・・。

死亡者放送でその死を知ってはいたが、目の前の亡骸に杜預は動揺した。
まだ辺りに王濬を殺した人間がいるのではないのか?
途端に恐怖が沸きあがった。
今まで必死にしぃの名を叫び動いてきたのだ。
自ら存在をアピールしていた暴挙にいまさらながら気が付いたのだ。
放置されていた双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀を抱え込み、周囲に注意を払う杜預だった。

そしてそこからわずかのところ。
その様子を眺めていた人間が4名もいた。
王濬を殺した≪グレネーダー≫の2名。
気まぐれにあとを付けてきた張角。
そして誰あろう杜預を推挙した羊[示古]であった。
羊[示古]は夜通し歩き豫州にまで達していたのだ。
まさに一触即発の4つ巴が始まろうとしていた。

@杜預[大怪我]【割れたビン、双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀】
VS
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
VS
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】 
VS
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】

※杜預は全員に見られている
※≪グレネーダー≫と張角と羊[示古]はお互い察知していない
183雍州西:02/05/09 18:23
益州と雍州の西境。
セイ!
許儀が振りかぶって投げた段[火畏]の首輪は、大きく弧を描いて禁止エリア内に投げこまれた。
それはただ慣性に従って勢いが無くなるまでカラカラと転がり、そして止まった。
そう、ただなにもなく止まったのだ。

次に宗果の首輪を崖下に置き、
同じく許儀が岩を落として破壊を試みた。
ボン!
―――爆発した。

つまりはこうだ。
どうやら一度死亡確認された人間の首輪は、
いくら禁止エリアに放り出されようと爆発しない―――
そして、一度死亡確認された首輪であろうが、
それを無闇にいじる事はできない仕掛けになっている―――

「あ!そうか!つまり……」
つまり、主催者側が死亡確認さえしてしまえば、この首枷はただの飾りになるのか。
と、言う前に諸葛尚の鳩尾に拳が入っていた。
黄月英がクラッと来るような笑顔をして、唇の前に人指し指を突き立てている。
シィー―――。
「誰が聞いているかわからないでしょ?」
諸葛尚は自分の発言を悔いた。
いくら最近鈍感になった思考能力でも、気が付いた。
主催者側が聞いていることもあるだろう。この首輪で……。
そして諸葛尚は薄れゆく意識の中で思った。
いいパンチしてやがるぜ……
気絶した。

というわけで、ここに長居も無用。
「許ちゃん。索ちゃん。しゅっっぱーつっ!」

≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
※諸葛尚を担いでやっとこ東に移動開始
暖かく、ぼんやりとした温泉の湯気に包まれた、瞬殺の館―――3軒目。
陳宮は呂布の首を抱えたまま物入れに入り込んで、睡眠状態に突入していた。
吹雪が止んだのならば、[亠兌]州内を移動するなら夜間に限る。
土地鑑のある土地を追われたあほう共が日中戦っているうちに、
メインフィールドが残った者は、充分な休息を取ればいい。
今はしっかりと睡眠をとっておく戦術が、正しいに違いなかった。

クリーチャー夏侯荘から受けた傷だけは、温泉の力でそろそろ癒えかけている。

……そういえば幽州の彼方には、火を噴く山と、温かい水が湧き出す不思議な泉があるという。
若いころ、近隣の名士へのお百度参りで獲得していた知識だったが、
当時は、「あっそー。」と思っただけで、きれいに忘れてしまっていたが……
この邸の地下から湧き出したものが、もしや『温泉』というものか?
お、お…… おのれ! 妙なフィールドに仕立ておって……(怒)!


     ―――ココハドコダ? ドコニカエレルトイウノダ?

陳宮/睡眠中「知らん。………どっかじゃねぇの? (・ε・)プップクプー 」
知らないうちに淋しさが極まって、【花の種】と自問自答気味に会話してしまう陳宮だった。


@陳宮[数指欠損・負傷・睡眠]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
185雍州 長安付近 :02/05/09 19:16
……なぜおれはモテぬのだろう。
王元姫といちゃつく馬謖、楊艶といちゃつく姜維を見ながら考える。

いや、べつにおれはハズレの賈南風でもいいんだぞ?
そう思いつつちらりと目をやる、目があった瞬間そっぽを向かれてしまった。

何が悪いのだろう、馬謖は格好をつけようとトンボを切ったりしている。
姜維は、薙刀で器用に狩ってきた猪を捌く。
俺はただただ、薪を集めたり水を探したり……。
地味だっ。いかん、いかんぞっ?

そういえば、俺だけ斥候に当たることが多いような……。
もしかして、嫌われてるかも……
          ・
          ・
          ・
夜営あけて朝
姜維「・・・・・・・。」
馬謖「・・・まぁ、わかってはいたけどな。」
置手紙を見て別に不思議ともおもわず、さめた表情で彼らは顔を見合わせた。
馬謖「一人だけあったかい格好してればそりゃ冷たい態度も取られるわ……。」
姜維「馬岱先パイ……」

≪司馬一族B/3名≫
王元姫【毒針】
楊艶【青銅矛】
賈南風【青竜刀(重くて使えない)】

≪馬謖隊/3名≫
馬謖【10Lポリタンク】
姜維【薙刀】

※≪司馬一族B≫と≪馬謖隊≫の2パーティは同道中

馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
ピンユニットに追加
186185訂正:02/05/09 21:06
夜営あけて朝
  ↓
いつまでたっても斥候から戻らない馬岱を不審に思った姜維が
馬岱の置手紙をもって……

に変更お願いします。
走り続けだった于吉は、激しい眩暈に襲われて[亠兌]州最南端付近に倒れこんだ。
不規則な呼吸と血走った目は、すでに正気のものとも思えない。

……恐ろしいことをしてしまった。と、思う。
だが、見せ付けられた華佗の奇跡の手腕が持つ意味を
于吉は即座に理解し、そして、戦慄したのだ。

―――華佗は死んだ。吉本もとうに死亡した。

華佗を正しい医者の道へと引き戻すことが自分自身の目的だったとはいえ、
心のどこかに、その医術の技を自分が独占し、杜預を守りたいという私情があった。
「生存者1名にまでなるこのゲームで、正しい医者への道に引き戻し、
 患者を治療して回って…… Σ火に油を注ぐまねをさせてどーするよ?」、とも分かっていた。

―――すべては華佗の誇りと、杜預のためだけに行ったことだ。
華佗亡き今となっては、ただただ、豫州に残してきてしまった、杜預の安否が気遣われる……


于吉「あのような強敵…… いいや! 全てが敵じゃ。
   誰も殺さず、何者とも争わず、この血の煙るフィールド上を素手で彷徨い、
   しぃ(゚ー゚*)だけを守ろうとした優しい杜預の敵になりうるものを、
   ただの一人も生かしておくことなどはできぬ!!」
許子将。紫虚上人。それに、左慈や華佗までも…… お前たちまでが死ぬというのか?
誰が最後に、このフィールド上に立つというのだ!?

瞼の裏には、朦朧としながらもMP5SD4短機関銃を構えて咆哮する、関羽の姿が焼き付いている。
関羽…… そう。ワシは ”アレ”になるのだ。 杜預のための盾となり、そして……

于吉「杜預ぉ! ……お前のためだけに、儂は全てを破壊し尽くすぞ……っ!」


  赤く染まった于吉の視界に、遠く、いくつものアイテムで武装し南東へと疾走する、
  2人組の影が映った。


@于吉[被弾]【閃光音響手榴弾×2、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、
      ステアーAUG(アサルトライフル)】
   vs
≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[怪我]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】
189豫州戦 張角side:02/05/10 01:33
張角(……先のこと(>113)もある。この明るさの中で先手を取り、
   わざわざ当方の武装内容を喧伝するなど、愚の骨頂……。)

豫州には、どうやらHIT&RUN狙いの単独シューターが、大勢潜んでいるに違いない。

少なくとも自分の他にも、昨夕のデザートイーグルの男(※曹仁)と、
あの死体(※王濬)を殺した奴は、確実にこの周辺に居るはずだ。

見れば、杜預はまだきょときょとと武器を抱えて突っ立っている。
……あまり魅力の無い武器だな。
というか、(4>330)で801の世界に旅立っていった二人の脇に、私が放置しておいたものではないか!
この短期間でここまで激しいアイテムの移動が起こるとは……。
ならば、さらに敵の数は多いと見て間違いないだろう。
最悪でも、今回は周囲の敵の武装度が分かればそれでいい。
あのデコイ(※杜預)さえ死ねば、特に焦って無理押しに走る必要も無い。

張角(どれ……。)

アサルトライフルをFIREに引き戻し、煙幕を咥えて臨戦体制を整えると、
張角は音も立てずに物陰へと身を潜めた。


@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】 

@杜預[大怪我]【割れたビン、双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀】
  VS
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
  VS
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
190無名武将@お腹せっぷく:02/05/10 15:46
あげ
191函谷関戦 1/3:02/05/11 00:06
曹遵「お父さ〜ん! お母さ〜ん!」
朱讚「わ〜っ 天国の曹真将軍〜。俺らの勇姿……見てますかぁ〜〜〜っ?」
        ・
楼閣の上/陳式(……な、なんだというのだ。あいつらは……??)

長すぎる下積みの時代を経て銃器を手に入れ
感極まってはしゃぐ≪戦友コンビ≫を見下ろす陳式は、
2人のあまりのはしゃぎように、軽く脳乱を来たしていた。
(なんか、楽勝で勝てちゃう気もするんですけど〜……。)
そうも思うが、P90突撃小銃がハッタリとは知らぬ陳式にとっては、
超強力銃を2丁も構える≪戦友コンビ≫は、アホなりにも強敵に見えた。


陳式(……だが、伏兵戦での戦闘力が、武装度だけで決まるとは思うなよ?)

集音マイクを操る陳式の耳には、先ほどから戦友コンビの喜びの雄叫びとは別の
もう一つの音―――蠢く無数の虫の羽音―――が届いていた。
陳式(なるほど? もう暖かくなってきたからな……)
手ごろな小石を拾い上げると、陳式は、その音の源へとスリングショットを引き絞った。
192函谷関戦 2/3:02/05/11 00:07
曹遵「このまま! このまま伝説のスナイパーへと一直線だ―――っ!」
朱讚「……なんとなくSPAS-12の使い方を大きく間違えている気もしないでもないが(汗)、
   武器は、使ってこその武器だ。オーライ、相棒。問題無しだ!」
曹遵「な…… 長かっ…た…(血涙)」
朱讚「うむ。まったくだ……(血涙)」

孔融、申儀、王必、任峻、王連、郭嘉、そして、荀攸―――
流した敵の血の数だけ、なぜかこちらも流した血涙。
狩って狩って狩りまくった挙句にようやく掴んだ一筋の幸福。
二人はそれぞれの銃を抱いて、ひとしきり感慨にふけっていた。
尽きることの無い感動に胸が熱くなったせいか、その耳には、低く遠く、
打ち寄せる波のうねりにも似た、buzz。無数に重なる倍音が……

曹遵「え?」
朱讚「倍……音?」
ようやくのことで二人が目を開けてみると、すでに近く遠く、
光をさえぎるほどの無数の黒点に取り囲まれてしまった後だった。

曹遵「Σのおぉぉぉぉぉぉぉぉ―――っ!(血涙)」
朱讚「あぅ(汗) ……蜂が(血涙)」

陳式のスリングショットで撃ち抜かれた蜂の巣からは、
怒り狂った微小な昆虫達が、手近な≪戦友コンビ≫めがけて襲い掛かっていた。
朱讚がめくら滅法にSPAS-12を発射するが、SPASの大音響と広がる散弾は
無軌道な蜂をさらに怒らせる役にしか立たない。
そして、
193函谷関戦 3/3:02/05/11 00:07



陳式「……やれやれ。転落したか。あっけないものだな。」

数分後、函谷関の下には奇妙な形に足を曲げた、戦友コンビが横たわっていた。
あの足ではもう歩けまい。
まだ息はあるようだが、止めを刺しに行こうにも、
こちらは死に至らしめるような飛び道具を持っていない。
下手に構って、銃で反撃されるのも馬鹿げているしな。
視界の広さを活かして、この地点でやつらを警戒しつつも法正を待ち、
スリングショットで事前に警戒を呼びかけるのが妥当なところかな?

陳式は戦友コンビの死角になる地点から函谷関の楼閣を降りると、
そのまま、法正が益州から脱出してくることを期して、函谷関の関の上へと移動した。


@陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
≪戦友コンビ/2名≫
    曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、
    FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
    &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
194the ◆cMY/Ch6Q :02/05/11 19:57
青州斉南

孫「いやいや皆、忝ない。」
徐「孫登殿、遠慮することはありません。」
吾「然り。なんで孫登殿を見捨てられましょう。」
周「……」

周瑜は憂鬱だった。
徐庶に意見を訊いたものの、放置したいという自分の気持ちとは裏腹に、
未だ大切そうに真理ちゃんを抱えている、あの孫登殿を連れて行く羽目になってしまったのだ。
徐庶も、吾粲も、孫登殿に何を期待しているのか。周瑜にはまるで理解できなかった。

………その後、彼らは泰山を越え、青州までやってきたのだ。
周(果たして、孫登殿と同行したのが吉とでるのか、凶と出るか…)

その時、周瑜にまたもや吐血が来た。喉を通る激痛が口から吐き出され、地面を汚す。

周「ゴホッ!ゴホゴホ!」
吾「!し、周…っ殿!」

血を吐きながら崩れ落ちる彼を、吾粲が疾く支える。徐庶も彼に駆け寄る。
孫登は唖然として、大切そうに抱えていた真理ちゃんを落とした。

───周瑜の意識は混沌に墜ちた。

≪ファイヤースターター's/4名≫周瑜[1回吐血後死亡、昏睡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
      &孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】
ハァハァ…しぃタンしぃタン………!
どこにいるんだい?しぃたん?

ヒュン

刹那に放たれた矢は、杜預の腹部を貫いた。

(ああ…しぃタン、僕はここで死んじゃうの?いやだ!いやだ!僕は死にたくない!
最後に…しぃタンに会いたい…!た…す…け……)
杜預は、自分の血で緋色に染まっていく唐草を見、そして嘆いた。


「ぬ…奴が倒れた…?まさか、誰かが近くにいるのか…?」
羊[示古は、辺りを注意深く見回し、目立たないように草むらに隠れた。
身の丈ほどある草むらの中で、ジグ/ザウエルを構えた。

@杜預[瀕死]【割れたビン、双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀】
  VS
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢二〇本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
  VS
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】

※羊[示古]はグレネーダーの気配に気づきました。
すみません、
周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢二〇本)、毒薬】は、
     ↓
周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十九本)、毒薬】
の間違いです。
あと、
羊[示古は、辺りを注意深く見回し、目立たないように草むらに隠れた。
身の丈ほどある草むらの中で、ジグ/ザウエルを構えた。
   ↓
羊[示古は、辺りを注意深く見回し、目立たないように草むらに隠れた。
そして、身の丈ほどある草むらの中で、ジグ/ザウエルP230を構えた。


訂正お願いします。            
(キィ…カシャン!)

最初、その耳障りの悪いAUGのプラスティック音は、張燕の耳には届かなかった。

飛燕とまで称された張燕が背後を取られて掃射されたことに気付いたのは、迂闊にも
両腿に焼けた火箸が何本も突き刺さるような激痛が走り、
逆転する天地の向こうに、血飛沫を上げて転倒した後衛の張遼と、
さらにその背後に、襲撃者であり血塗れの鶴衣をなびかせた老人の姿とを、
はっきりと認めた後になってからだった。

あれは? 噂でしか聞いたことがないが、
ここ東呉で、神にも迫る崇拝を受けていたという仙人では……


張燕「于吉―――――――――ッ!!!」

泥地に転倒した張遼のオフィサーズと、張燕構えるボウガンが、一斉に、
飛ぶように追いすがってくる于吉へと向けられた。


@于吉[被弾]【閃光音響手榴弾×2、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、
      ステアーAUG(アサルトライフル)】
   vs
≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕[被弾]【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[被弾]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】
▼生存者リスト1(参加武将には聞こえていません)――

○既出メンバー(パーティの部)  

≪正史十常侍/12名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&郭勝&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望【ワルサーP38】&張恭【ハッキング・
      クラッキング入門】&韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
☆≪司馬一族B/3名≫王元姫【毒針】&楊艶【青銅矛】&賈南風【青竜刀(重くて使えない)】
☆≪馬謖隊/2名≫馬謖【10Lポリタンク】&姜維【薙刀】
        ※ 「☆」印の上記2パーティは同道中。
≪竹とんぼ/3名≫&張[合β](2人目)【バックラー、苦無、十拳剣】 
      &[广龍]会【日本刀、十字手裏剣、竹とんぼ】
      &何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
       &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
≪泰山の赤い風/2名≫臧覇[負傷]【グラスファイバーの鞭】&孫観【のこぎり】
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
      テグス、木牛(食材&調理道具)】&曹性[負傷]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
      1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体】
≪グレネーダー/2名≫周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十九本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
≪DB捜索隊/3名≫張紘【マイナスドライバー、一星球】&丁奉【青龍刀、三星球】
      &全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
★≪DB集め悪の軍団/6名≫董卓【九曲剣、二星球、六星球】&董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
      &李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
      &王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
      &樊稠【ニンジャブレード】&昌キ【トゲ付き鉄棍棒】
★≪李[イ寉]特戦隊/2名≫李[イ寉][怪我]【大型サバイバルナイフ2本】
      &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
        ※ 「★」印の上記2パーティは同道中。
≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      乾パン、ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
≪ファイヤースターター's/4名≫周瑜[1回吐血後死亡、昏睡]【裁縫セット、
      イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
      &孫登【リアルドール真理ちゃん(最高級ダッチワイフ)】
≪戦友コンビ/2名≫曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、
      FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
      &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】    
≪歴史家見習い/2名≫司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す
     『続漢書』、『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
      写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕[被弾]【スコープ、ボウガン(5発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[被弾]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、オフィサーズACP(8発)】

☆パーティの部、以上、16パーティ・53名が生存確認。
▼生存者リスト2
○既出メンバー(個人の部) 

@于吉[被弾]【閃光音響手榴弾×2、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8、
    ステアーAUG(アサルトライフル)】
@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(50発)】
@夏侯惇[負傷、左腕廃化]【斬馬刀】
@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
@孫覇【プラスチック地雷×3、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
@阮籍【なし】 
@杜預[瀕死]【割れたビン、双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀】 
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、煙幕、アサルトライフル】 
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
@陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
@胡車児(ストーカー)【拡声器、置き手紙、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@曹仁[右足膝下損失]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
@陳宮[数指欠損・負傷・睡眠]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
@審配[負傷]【サーベル】


☆ピンユニットの部、15名が生存。 合計68名が生存確認。
▼各種データ
━━交戦&交渉中情報  
@羊[示古]vs@杜預vs≪グレネーダー/2名≫ 
  ギャラリー? @張角           in 豫州
@于吉―――vs―――≪THE☆HIGH-LOWS≫ in [亠兌]州南部


━━現在時刻&禁止エリア・安全エリア&フィールドの状況変更&ウェザーリポート

禁止エリア地図→ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/458
参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

○ 雍州/擁州  …弘農全焼、長安に大図書館。
○ 司州/司隷  …洛陽全焼、北部は山岳。
○ [亠兌]州 …雪原、暖かくなってきています。
○ 予州/豫州  …許昌全焼。地形がゲリラ戦向きとの情報あり。積雪は薄い。
○ 并州    …雪原、壷関半壊。雪崩の恐れ。
○ 冀州    …雪原、暖かくなってきています。
○ 青州    …晴れました

× 益州・幽州・交州・涼州・徐州・荊州・倭国・揚州 

雪は止んだそうです。まんべんなく暖かくなってきています。徐州周辺には温泉が涌いています。
最長距離移動者が、冀州から豫州まで移動しました。 午後〜夕方のようです。

━━放浪素材情報
   放浪素材・馬雲丸【なし】 は、禁止エリア・徐州、北之火山の直下の洞穴でフリーズ

━━ドラゴンボール情報(七つ集めると何かが起こるらしい?)

一星球…張紘
二星球、四星球、六星球…董卓
三星球…丁奉
五星球…于吉
七星球…李儒   頑張って七つ集めてください。

なにかあったら、新雑談スレへ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
前スレまでの死亡者は>>9参照
≪あ行/8名≫(+1名)
 阿会喃 尹礼 于禁 王業 王経 王濬 王沈 袁術 
≪か行/7名≫(+3名)
 華陀(佗) 関羽 韓当 厳白虎 黄蓋 顧雍 (黄権)
≪さ行/7名≫(+2名)
 左慈 周倉(武安国) 朱褒 諸葛瞻 曹叡 宗果 曹操
≪た行/2名≫
 段[火畏] 董荼奴
≪ま行/1名≫
 毛カイ
≪ら行/1名≫(+1名)
 劉備
前スレ死亡者数439名
当スレ死亡者数26名
計 全死亡者数465名

◆禁止エリア◆
涼州 徐州 荊州 交州 倭 幽州 益州


◆生存者・参加者数◆
パーティの部 52名
個人ユニット 16名
生存者計   68名
総参加者数  533名

霊帝「そうきっといい気分 したあなたと
   殺り殺りの夕やけ
   なんかいい気分 闘れてよかった。

   やっほう、みんな元気かなやっほう。
   今日も一日ごくろうさん、生き残った人はおめでとう。
   体を休めて明日に備えような。と、言いたいがなあ。
   忘れちゃダメだぞー。
   夜でも気を抜いちゃったらあっさり昇天って事になるからなー。
   慎重に、念には念を入れて警戒しながら休んでくれなー。
   そして朝には又元気に殺しあうんだぞー」

※次の禁止エリアは楊州です。本スレ204レス後にエリアが発動します。
杜預「うわぁあ! うわぁあ! うわぁあ! うわぁああっ…!」

フィールドに死亡者放送が流れ終わるころ、
ダイナマイトの爆風に視力を奪われた杜預は、豫州の草むらを這うように移動していた。
先ほど起こった混戦模様の断片が、杜預の光を失った眼底に、市松模様状のフラッシュとなって明滅する。

杜預(自分が無用心にしぃタン(゚ー゚*) の名を呼ばわってうろついていたせいで
    引き寄せていたハンターの数は、かくも多いものだったのか――!)



――戦闘の引き金は、もはや一片の憐憫も持たぬスナイパー周泰による、強弓による狙撃だった(>195)。
周泰の狙撃から一拍置いて流れてきた死亡者放送に、杜預の名前が無かったことから、
必殺を狙って鍾ヨウが投げ込んできたダイナマイトによる激しい爆音が続いた。
続いて、離脱を狙う張角の張った煙幕の間を縫って、聞こえてくる周泰の怒号と、
耳をつんざくような、羊[示古]のジグ/ザウエル銃撃音が巻き起こった。

……要するに、私を狙っていたハンターたちは、放送の大音量に紛れて強襲しようってハラだったらしい。

だが、最初の混戦は一瞬で終わり、なにもかもを振り捨てた杜預が戦線を離脱した時には、
すでに周囲は再び静寂に包まれていた。
今はただ、背後からは異様な緊迫感だけが伝わってくる。
杜預は気が付かなかったが、周囲の注目を集めていたことが、逆に彼の露命を繋いでいた。

最初の強弓による狙撃以降、やっかいな火器を持たず、重傷を負っていることが明白な杜預は放置されて、
周辺の敵―――≪グレネーダー≫・張角・羊[示古]の注意は、
今や、始めてお互いにその存在を知覚した、付近のどこかに潜んでいるはずの
火器武装をしてヤル気まんまんの、お互いにのみ向けられていた。


@杜預[瀕死・盲目]【なし】
 
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
vs≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十九本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[揺のつくりと系][負傷]【ダイナマイト×4、ロープ、コルト、
      バタフライナイフ、玉璽、金属探知器】
vs@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 

放置→ 割れたビン、双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀
204霊帝通信/臨時放送:02/05/12 02:03
霊帝「気がつけば 周りに絶える 人の影
    せめて会いたや 次の的にや

   そーんな寂しい思いを抱えている人たちは喜べよー。
   霊帝、次の禁止エリア発表しちゃうからなー。
   次の禁止エリアは擁州、擁州だ。
   抱えたアイテムやなんか、消費するいいチャンスだ。
   どんどん使って他の人や自分を楽にしてやろうなー」

※次の禁止エリアは擁州です。このレスから100レス経過した時点でエリアは発動します。
司州
曹叡が死んだ?
それに劉備様に曹操様まで!?
甄姚の動揺は相当なものだった。
放送を聞いた途端、墨を石で削って作っていたバードコールをポトリと落とし、
ただ呆然としていた。

@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
尹礼の屍骸を引き摺りながらなので、いまひとつ速度が出せない。
が、長安近郊でそんなのどかな失踪事件(>185-186)が起こっているころ、
当の臧覇は、再び長安の外れにある、長安図書館にまで到達して、
すっかり引き篭もってしまっていた。
尹礼の屍骸を、書庫の一番奥まった場所に安置すると、
禁止エリアの発動ギリギリまで粘ろうと、臧覇はもう一度、図書館内の雑多な書物に集中していく―――。

もともとこういう作業も嫌いではない男である。
昌キならば、いざとなったら董卓の首を落としてでも生き残ってくれるだろう。
あれはそういう、目も当てられないほどしぶといところのある男だ。
問題は、ドラゴンなんとかという宝玉……。
それの正体さえ分かれば、昌キに巡り会える可能性は跳ね上がる。

一時は益州からの脱出者を求めて南下しかけていた臧覇だったが、
曹真の手下どもに邪魔されて、無駄な時間を過ごしてしまった。
今、ドラゴン何とかを解き明かすヒントを効率よく集めるとすれば、この巨大オーパーツ、
長安大図書館に篭もるのが妥当だと踏んだのだが……

臧覇「多すぎる……。」

壁いっぱいに設えられた本棚に収まる文書に囲まれて、
2人は行き詰まりを見せていた。

……こんなことなら、純粋学者のシバヒョーを、
捨て子しなければよかったのに。


≪泰山の赤い風/2名≫臧覇[負傷]【グラスファイバーの鞭】&孫観【のこぎり】
「杜預は救ってやりたいな。俺と同期だし。
それには、さっきの狙撃手を探す必要があるが・・・」

草むらから、羊[示古]は矢の飛んできた方向に目を向けた。
だが、人の姿は確認されない。

「どこだ・・・?」
その時、紅く輝く発光体が丘の下で瀕死に陥っている杜預を包んだのが見えた。
「炎!?・・・そこか!」

奴等の姿が光で照らし出される。
羊[示古は、とっさに草むらから飛び出し、丘の斜面を滑降しながら、
炎の放たれた茂みの方へとジグ・ザウエルを何発か放った。
うぐっ!といううめき声が漏れたと思うと、
その茂みから即座に矢が羊[示古]に向かってきた。

「さぁ!俺の名は羊[示古]!かかってこい!」

@杜預[虫の息]【割れたビン、双鞭、大斧、肉きり包丁、朴刀】
  VS
≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[軽傷]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
  VS
@羊[示古]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】

※羊[示古]はグレネーダーに宣戦布告。
※杜預は極めて危険な状態。

かぶったので207は無視してください
209207:02/05/12 18:08
訂正しました。

ゴオオオオオオ

炎がこちらに飛んできた。
「なに!」
紅く輝く発光体をかわし、炎が飛んできた方向を凝視する。
「炎!?・・・そこか!」

奴等(※グレネーダー)の姿が炎で照らし出されている。
羊[示古は、とっさに草むらから飛び出し、丘の斜面を滑降しながら、
炎の放たれた茂みの方へとジグ・ザウエルを何発か放った。
うぐっ!といううめき声が漏れたと思うと、
その茂みから即座に矢が羊[示古]に向かってきた。

「さぁ!俺の名は羊[示古]!かかってこい!」

@杜預[瀕死、盲目]【なし】

≪グレネーダー/2名≫
      周泰【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[軽傷、]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
  VS
@羊[示古][少々火傷]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
vs@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 
※羊[示古]はグレネーダーに宣戦布告。
※杜預は極めて危険な状態で戦線離脱。
※張角は、近くの草むらに潜んでいます。
ふん…莫迦な奴等よ。まだ儂が潜んでいると知らずに…

タンタン

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ

アチー

イテー

様々な戦闘音が鳴り響く中、張角は機を狙っていた。
(それにしても、超武装ユニットどうしの戦いとは激しいのう…
…これでは、双方とも、かなりの痛手を負うだろう。
このままこの場は儂が静観するのもよいかも知れぬな………。)
……黙祷─────、、、

≪グレネーダー/2名≫
      周泰[微傷]【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[軽傷]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
  VS
@羊[示古][少々火傷、怪我]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
vs@張角[黙祷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 

≪グレネーダー/2名≫
      周泰[微傷]【偃月刀、薙刀、ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬】
      &鍾ヨウ[軽傷]【ダイナマイト×5、ロープ、コルト、バタフライナイフ、玉璽、
      金属探知器】
  VS
@羊[示古][少々火傷、怪我]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、
レミントンM700(スナイパーライフル)、ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、
弓矢、 防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
VS
@張角[黙祷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 

※羊[示古]は、丘を滑降しながらジグ・ザウエル発砲しています。
※グレネーダーは、羊[示古]に火焔放射器や、弓で対抗。
※張角は、羊[示古]vsグレネーダーを息を潜めて見ています。

212冀州   [業β]:02/05/12 21:53
??『拡声器/ う…う… ……美しいわぁ―――っ!!』
夏侯惇「!(なにィッ!?)」

フィールドに流れる死亡者放送が、
夏侯惇に、曹操の死が現実のものであることを再び思い知らせていく。

朝から、一歩も[業β]を離れることが出来なかった。
改めて曹操の……そして曹叡の死を悼み、無防備に放送に聞き入っていた夏侯惇は、
その、突然の機械的な大音声に弾かれたように振り返った。
城壁の上には、身を捩り、悲劇に浸リ切った一人のをとめ
―――デムパ胡車児が、鼻水をすすりながら、こちらにひらひらと手を振っている。

胡車児『拡声器/あたしも〜! あたしも張遼タンと結ばれたの〜。
    そこにあるのも……、そこにあるのも、『愛』なのね〜〜〜?』
夏侯惇(Σちっ、違うだろ――っ!?)

城壁上のデムパ胡車児が、地にも届くほど豊かな曹叡の髪を見て、
男女の情死の現場と見まちがえているのは、必定。
うぬ。こちらの苦労と辛酸も知らんと、自分の主君でもある曹孟徳を冒涜するとは……、
あの知恵の巡りの悪い、西戎めが……!!(怒)

そうも思うが、強力複合弓・メルニボネアボウの前には斬馬刀はなす術も無い。
夏侯惇が立ち尽くしていると、胡車児は、いつものデムパ内容をひとしきり喋って満足したのか、
[業β]から姿を消してしまった。

夏侯惇「な…… 何だったんだ?」

気付けば、足元には胡車児が落としていったらしい一枚の紙切れがあった。

―――徐庶が首輪を外したことが記された【張遼の置手紙】を、夏侯惇が入手した。


@胡車児(ストーカー)【拡声器、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@夏侯惇[負傷、左腕廃化]【斬馬刀、張遼の置手紙】
関羽の死亡放送、そして劉備の死亡放送。
それを聞いて蜀将としてこれほど衝撃的なものは無いだろう。
そう、馬岱もその現実感に引き戻されていった。

馬謖たちからは離れたが、それほど遠くない距離に居る。
まだモテたいという気持ちが捨てきれないのだろうか。

しかし、一方では「殺し合い」ということも忘れていない。
馬岱「残弾36発か。、、、、、モテてぇなぁ……。」
彼は実戦に備え、動くものを標的に試射を繰り返していた。
彼の進んだ道には、兎、栗鼠、鹿などの死体が転がっている。
それがさらに後方から歩いてくる王元姫、楊艶、賈南風の女性陣を
引かせているとも知らずに……。

馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(36発)】
214北海:02/05/13 16:29
斉南から北東の東莱を目指して進んできた一行は、
頭上を押さえつけ青空を隠した暗雲にその胸中を塞がれて、
黙りこみがちになっていた。
北海にさしかかった途端に、周喩に続いて孫登までが倒れたのである。
ここまで来て、彼らから甘い考えは吹っ飛んだ。
この大会のシビアさが、今更身にしみて感じられたのである。

先頭は徐庶。孫登に肩を貸してあげている。
巧みに彼に負担を負わせぬようと気遣いながらの進軍。
殿軍は吾粲。周喩を背負っている。
眉間に皺を寄せ、困惑した───いや、むしろ何かに懇願するような表情で、
御空に昇る暗雲の一点を見つめていた。
背負われる周喩のその端麗な長い髪が、いままで天候の好ましかったこの青州に、
まるで畏ろしい風神の訪れを知らせるかのように靡いた。

そんな群雲の騒きの中、
彼らの心中は、混沌と暗雲に侵されはじめていた。


≪ファイヤースターター's/4名≫周瑜[1回吐血後死亡、昏睡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
      &孫登[衰弱]【なし】
※精神的にかなりまいってきています。北海に入ったようです。

放置→リアルドール真理ちゃん

◆天候の変更

○青州 

晴れ間は失われました。
暗雲が立ちこめ、今にも雨が降りそうです。
曇り。
死亡者放送、次いで、禁止エリア追加の放送が流れ終わるころ、
[亠兌]州最南部での≪THE☆HIGH-LOWS≫と于吉の戦いは、膠着状態に陥っていた。
ボウガンとオフィサーズによる反撃を、常人とは思えぬ身のこなしでかわされた後の
≪THE☆HIGH-LOWS≫は、于吉のステアーAUGに封じ込まれて分断され、
じりじり後退して行くしかなかった。

張燕(ここからでは様子が見えないが……、……死んでなきゃ生きてるだろ。(たぶん)

遮蔽物に隠れて2手に別れた標的に、于吉は一瞬の迷いを見せたが、
結局は、火器を持つ張遼を早めに潰すべき強敵と判断したのか、そちらに向かっていくらしい。
離れた場所からは、散発的に聞こえるオフィサーズと、AUGの掃射音が聞こえてくる。

いいぞ!
……そのままそっちへ逝け!

どうしても脳裏には韓遂の振り回すUzIの威力が蘇って、とても平静ではいられない。

しかし、張遼のAPCの射撃音は、すでに7回聞こえている。 
于吉は知らないだろうが、もう残り弾が無い。……ラストチャンスだ。
被弾した両腿を縛り上げると、張燕はラスト一本の矢をボウガンにつがえた。

―――ボウガン。
実際のところ、ボウガンスナイパーこそが最強。
于吉。お前がたらたらとオフィサーズと遊んでいる間に、
どんなスナイパーライフルよりも長い射程を誇る矢でおどれを撃ち抜いて、
矢ガモ状態にしてくれる!!(祟らないで下さいっ。おながいします!)
     ・
張燕「于吉! ―――死ねィッ!!」
張遼「ッ!!?」
   

赤々と夕日を浴びた[亠兌]州の大地に、ごくゆっくりと、
踊り出た張燕のボウガンをつき立てた、張遼が沈んでゆく。


―――罠だった。
于吉はとうに離脱していた。
強烈な反撃が帰ってきた瞬間から、したたかにも
同士討ち狙いに作戦を変更していたようだ。
トリガーを立ち木の枝に突き刺されたAUGが囮となって、
その自重で跳ね回る度に、周囲に無駄に弾を撒き散らしていた。

駆け寄った張燕が、張遼を抱え起こして警戒すると、
ようやく2人は、遠く豫州の方角から聞こえてきていた激しい混戦音に気が付いた。


@于吉[被弾]【閃光音響手榴弾×2、五星球、刺身包丁、吹き矢(毒入り)×8】
≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕[被弾]【スコープ、ボウガン(2発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[被弾]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、
      オフィサーズACP(1発)】
放置→ステアーAUGアサルトライフル(ハッタリ)
「ほら、グズグズしてるから!」
劉備様が曹操様と、まとめ役となりうる人間が消え、意識が戻った諸葛尚は狼狽した。
そして禁止エリアにも。
しかし、悪態をついたところで状況が変わるわけもなく……。
今は新しく禁止エリアに指定された、この雍州からの脱出が最優先。
なんでこうも行く先々で禁止エリアが発動するのだ。
陰謀か?
長安などの巨大都市は避けるとして、一番やっかいなのは函谷関かもしれない。

などとひとり諸葛尚が知恵を絞って考えているというのに、
月英姉さん達は夕食の乾パンをたいらげるところだった。
姉さんは軍用ナイフを懐に仕舞い込みながら、言う。
「ねえ、あんたの分、まさに今、許ちゃんが食っちゃったんだけど……ま、いいか」

諸葛尚は聞こえていなかった。


≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
朱讚「う、痛てててて……。」
曹遵「む! 朱讚、無事か!?」
朱讚「ああ。大事無い。折れてはいるようだが、足指程度だ。
   走れはしないが、歩けはするな。」
曹遵「そうか。俺も似たような状況だな。」
朱讚「……最悪から数えて4番目くらいの境遇だ(血涙)」
曹遵「……ああ、全くだ(血涙)」

関下に転がる二人の目の前には、西日に長々と伸びる、函谷関上の人影が見える。
こ〜の野郎が蜂をけしかけ、俺たちを関から落としやがったのか……(怒)

朱讚「ヒソヒソ)くそっ、もう少し頭を出せ! そうすればSPASで粉々に……。」
曹遵「ヒソヒソ)いや、待て! 止めを刺さなかったということは、相手は強力な武器を持っていない。
   それにずっと関上に居る、俺たちが結構動けることを知らんはずだ。」
朱讚「ヒソヒソ)そうか! このまま重傷のフリで、相手の油断を待ったほうがいいな。」
曹遵「ヒソヒソ)それにこちらは雍州側だ。俺たちの最強伝説は
   まだまだ終わっちゃあいないようだぜ。」
朱讚「ヒソヒソ)うむ。やってやる……。」


≪戦友コンビ/2名≫
    曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、
    FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
    &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
張角の張った煙幕と、鍾ヨウのダイナマイトの硝煙が夕日に照り映え、毒々しくたなびいていく。
―――こちらは豫州、大混戦中。(>>209

鍾ヨウ「ひいっ… お、お…おのれいっ!! 豫州はここまで混戦していたか!」
周泰「ちいぃっ! 俺様ともあろうものがっ……!」

杜預を囲んでの周辺のあまりの混雑っぷりに動揺したのは、≪グレネーダー≫も同様だった。
【金属探知機】の針が激しく揺れ動く。一体、誰と誰が居るんだぁ!? 
とりあえず、どのみちすぐに死ぬ、「しぃタン、しぃタン」言っているヲタ(※杜預)のことは、
完全放置にするとしても……。

かさ張る、【偃月刀】と【薙刀】を大地に置き、
交戦音の立てついで、とばかりに主戦力をショットガンに定めた周泰が、
素早くロープで、原始的なスネアトラップ(※引っ掛け罠)を作りながら展開していく。

周泰(茂みになど隠れおって…… 転べ! バカ!)

斜面の下に展開していった羊[示古]の、見えない影に向かって周泰は毒づいた。
しかし……それよりも忌々しいのが、この文人だ。
周泰が、自分の横でかすり傷程度のことで荒い息をついている鍾ヨウを睨み据える。
荷物持ちに適当かと思い、今まで連れ歩いてきたが、そろそろ邪魔か……。

周泰「鍾ヨウ、……ここは危険だぜ。
   あんただけでも、先に安全圏まで逃げな……。」
鍾ヨウ「―――え?」

突然向けられた、周泰の暖かい微笑みに戸惑う鍾ヨウ。
鍾ヨウの動揺には構うことも無く、周泰はそのザックを引きちぎると、
周囲で燃えている下草の炎で着火したダイナマイトを鍾ヨウの着物の背中に滑り込ませ、
羊[示古]の潜む斜面へと、勢いよく蹴り落とした。

周泰「あの世とやらなら、もう殺し合いなんかしなくてよかろ〜?」
鍾ヨウ「!!!!?」


驚愕の表情のままの鍾ヨウが、斜面の下に消え去っていくと同時に、
羊[示古]のジグ/ザウェルP230の銃声―――
次いで、鍾ヨウの命を燃焼し尽くしたダイナマイトの激しい炸裂音が、豫州一帯に轟いた。


【鍾ヨウ 死亡確認】

@周泰[微傷]【ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬、ダイナマイト×3、
   コルト、バタフライナイフ、玉璽、金属探知器】
  VS
@羊[示古][少々火傷、大怪我]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、
   レミントンM700(スナイパーライフル)、ストレイヤーボイト、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、
   防弾チョッキ(相当傷んでいる)】
vs@張角[黙祷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 

※周辺に、スネアトラップ(足引っ掛け罠)がいくつか追加。
放置→ 偃月刀、薙刀
誰かいる―――
黙々と調べものをしていた孫観は、書物をたくさん抱えて臧覇のいるところへ向っていた。
その時、声を聞いたような気がした。
そっと書物を置き、その声の元に近づく。
どうやら男女2名がいちゃついているらしい。
慎重に覗きこむと、それは王元姫と馬謖だった。
どこからか指し込む薄明かりの中、お互いを求め合う2人。
こんな緊迫した時に、何をやってるんだ?と飽きれたものの、こんな時だからこそ求め合うのもわかるような気がした。
しかし、どうしたものか―――臧覇に相談を……
と思った時、背後に臧覇がいた。
心臓に悪い。
臧覇もまた、声に気がつき様子を見に来ていたのだ。

≪司馬一族B≫と≪馬謖隊≫の5名は、なぜか道々に落ちている屍に引きながら、
ここ長安で休憩することにした。
禁止エリアに指定されたとはいえ、女の足では思うように移動もままならないのだ。
とりあえず鹿の屍を楊艶と姜維がいちゃつきながら料理しているので、
王元姫と馬謖はこっそり離れ、愛し合おうと思ってこの大図書館を選んだのだ。
やはりみんながいては恥ずかしいものだ。
明日ともしれない命の危機は、なぜか2人を燃え上がらせた。
ここならば誰もいないだろうという油断もあったのだが。
上で求めていた馬謖がいきなり覆い被さって動かなくなった。
王元姫が「重いってば」なんて甘ったるい声を出している。
王元姫の上からどけた馬謖はぐったりしていて様子がおかしい。
そしてなによりどけた先にいた2人の男が、いきなり王元姫を殴り気絶させた。
このままでは殺されてしまう―――
いや、待って―――
考えるのよ―――
賈南風は一部始終を覗き、思考を巡らせていた。

賈南風はどういうつもりだったのか、
王元姫と馬謖を覗きにきていた。
2人の愛し合う姿をただ覗きに来たのか、それとも呼びにきたのかはわからない。
愛されるということへの嫉妬と侮蔑、興味、さまざまな環嬢が渦巻いていた。
そして、今目の前で展開された状況に、なにを思ったか賈南風はその場を飛び出していた。

≪泰山の赤い風≫の2人は目標がただ1人増えただけだと思っていた。
か弱い女がひとり増えただけだと。
しかし、その女からいきなりある提案がなされるとは……。
「取引しましょ」
蟲惑の笑みだった。
料理ができてしばらく、賈南風がいきなり2人の男を連れて来た。
最初警戒したが、賈南風の知り合いらしく信頼できるのだと説明された。
そして王元姫と馬謖が長安から2人で逃げたことも知らされた。
にわかに信じられないが、すっかり頼りにされている賈南風の言うことを信じざるを得なかった。
2人の男は何も持ち物はなく、今までずっとここ長安で潜伏していたのだという。
こうして楊艶と姜維は不信感を抱きながらも、長安を後にすることにした。
朝までにはこの雍州を抜けるためである。

5人が遠ざかる長安の大図書館の隅で、
何重にも縄で戒められ、柱に縛り付けられている王元姫と馬謖がいた。
口には猿ぐつわをされ、叫べど届かず。
手にはグラスファイバーの鞭を巻かれ、キリキリと手首を締めつけていた。
おまけにノコギリで切られた木材を身体に固定され、力が入らないようにするという念の入れ様だった。
さらに図書館の扉は固く閉ざす執念深さ。
逃げられない……。

2人はただ今は背中合わせになっている愛しい人の、
わずかに触れる指先しか頼れるものはなかった。

※≪泰山の赤い風≫≪司馬一族B≫≪馬謖隊≫→再編成
※チーム名5人を≪砂上の楼閣≫、残された2人を≪残された2人≫に変更

≪砂上の楼閣/5名≫賈南風【毒針(こっそり)】&臧覇[負傷]【青竜刀】&孫観
&姜維【薙刀】&楊艶【青銅矛】
※毒針はこっそり胸元に忍ばせています。

≪残された2人/2名≫
馬謖&王元姫
※自力では脱出は難しそうです。
※【10Lポリタンク】と【のこぎり】は遠く離れた場所に放置
※【グラスファイバーの鞭は2人を縛っています。
224訂正:02/05/13 22:53
さまざまな環嬢→感情

もうバカだ。俺。
豫州の熱気は更に激しくなっていた。

羊[示古]は、弾切れになったジグ/ザウエルに弾を入れながら、
身をひらりと返し、斜面より走り抜ける。血が腿より噴き出している。
それを周泰が追い、進行方向へ向かいショットガンを撃ちながら駆ける。
手負いの羊[示古]を追撃する。張角も静かに追跡する。
その内に、森の奥深くへと入っていった。

ガササササ……

ズザァ
「見つけたぞ!こわっぱ!…な!?」
そこには、見慣れた相棒の死体があった。

「なっ…ど、どこに…」
「此処だ!愚かもの共!」
上空から羊[示古]の声が響くと同時に、ストレイヤーボルトが頭を掠めて墜ちてきた。
空を仰ぎ見れば、羊[示古]が木の幹から飛び、ジグ/ザウエルを放ってくる。
この奇襲には、周泰も焦った。
ジグ/ザウエルの弾丸が容赦なく彼の体を貫き去っていく。
「し、しまった!」

その頃、THE☆HIGH-LOWSは、紅蓮に燃えゆく豫州の森を確認していた。

      @周泰[被弾]【ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬、ダイナマイト×3、
   コルト、バタフライナイフ、玉璽、金属探知器】
  VS
@羊[示古][少々火傷、大怪我]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、
レミントンM700(スナイパーライフル)、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、 
防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】
VS
@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 

≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕[被弾]【スコープ、ボウガン(2発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[被弾]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、
      オフィサーズACP(1発)】
※豫州にて大戦闘が繰り広げられています。
226豫州は火薬庫:02/05/13 23:43
兄貴が死んだか……
曹仁は相変わらず豫州の隘路で身動きできずに困っていた。
そして、前方から来る団体様にもどうしたものか悩んでいた。

周囲にはまだ地雷が埋っているはず。
押して脱出するか、ここで迎え撃つか。
しかし、ここに隠れる場所はない。
于吉レーダーには8名もの光点が映っている。
「こりゃ死ぬかもしねないな」
曹仁は失った左足を撫で覚悟を決めた。

一方隘路の前方からは、于吉のドラゴンボールを追って動き出した
≪DB集め悪の軍団≫と≪李[イ寉]特戦隊≫の8名が迫っていた。
豫州の戦乱はさらに拡大しようとしていた。

≪DB集め悪の軍団/6名≫董卓【九曲剣、二星球、六星球】&董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪】
      &李儒【ドラゴンレーダー、七星球、雑巾、バグパイプ、トンカチ】
      &王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢15本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
      &樊稠【ニンジャブレード】&昌キ【トゲ付き鉄棍棒】
≪李[イ寉]特戦隊/2名≫李[イ寉][怪我]【大型サバイバルナイフ2本】
      &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン】
VS
@曹仁[右足膝下損失]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
※プラスチック地雷残り2つが周囲に存在
※動けません
227推敲:02/05/13 23:51
夕日が沈む頃、
激戦地・豫州の熱気は更に激しくなっていた。

なんだか知らぬが大怪我を負った。
羊[示古]は、もはや弾切れになったジグ/ザウエルに新弾を入れながら、
腕の力で身をひらりと身を返し、斜面より出て周泰の左側へ走り抜ける。
血が腿より噴き出し、肩から出血していた。
「こわっぱめ!ここから脱出を図る気か!そうはさせぬ!」
それを見咎めた周泰が、羊[示古]の進行方向へ向かいショットガンを撃ちながら追う。
更に森へと入った手負いの羊[示古]をしつこく追撃する。
その遙か後方から張角も静かに追跡していく。
その内に、周泰と羊[示古]は森の奥深くへと入っていった。

ガササササ……

ズザァ
「見つけたぞ!こわっぱ!…な!?」
そこには、見慣れた相棒……鐘ヨウの死体があった。

「なっ…ど、どこに…」
「此処だ!愚かもの共!」
上空から羊[示古]の声が響くと同時に、ストレイヤーボルトが頭を掠めて墜ちてきた。
空を仰ぎ見れば、羊[示古]が木の幹から飛び、ジグ/ザウエルを放ってくる。
この奇襲には、さすがの周泰も焦った。
放たれるジグ/ザウエルの弾丸が容赦なく彼の体を貫き去っていく。
「し、しまった!」

その頃、THE☆HIGH-LOWSは、紅蓮に燃えゆく豫州の森を朧気ながらに確認していた。

      @周泰[被弾]【ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬、ダイナマイト×3、
   コルト、バタフライナイフ、玉璽、金属探知器】
  VS
@羊[示古][少々火傷、大怪我]【デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、
レミントンM700(スナイパーライフル)、ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、 
防弾チョッキ(かなり傷んでいる)】

@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 

≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕[被弾]【スコープ、ボウガン(2発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[被弾]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、
      オフィサーズACP(1発)】
※豫州にて大戦闘が繰り広げられています。
※羊[示古]vs周泰との直接対決に突入。
推敲しました。
張燕「ん? 張遼。痛いのか? 痛いのか?
   痛いの痛いの〜……、あばばばば〜〜♪ (・ー・)」
張遼「………!! ・゚・(ノД`)・゚・。(お前が撃ったんじゃないかっ!)」

張遼を引き摺ったまま州境近くの廃屋に隠れ、スコープで遥か豫州の混戦を窺ったり、
ともかく二人の銃創の応急処置をしたり、
死亡者放送の関羽の名前にぽろぽろ泣く張遼をあやしたり、と、
そのころ、張燕もけっこう大忙しだった。
(ち! ―――マズイな。 于吉と遊んでいたせいで、揚州に入州できなくなった。)

燕「あ〜あ〜あ〜あ〜。徐庶の首輪が〜……(・д・)」
遼「フィ、フィールド一のレアアイテムが……(T∀T)」

2人はまだ気付いていなかった。
田豊と、ダシがどうしたこうした(※朶思王)の死に混乱した張遼が、
揚州と予州を間違えていたせいで高速移動をするハメになり、于吉に発見されてしまったことを。

―――ましてや、鍾ヨウのダイナマイト攻撃のせいで
豫州に転がっていた徐庶の首輪が、つい今しがた破壊されきってしまったことなど、
ますます気付くはずもないことだった。


≪THE☆HIGH-LOWS/2名≫張燕[被弾]【スコープ、ボウガン(2発)、鞭、脇差し、霊帝メモ】
      &張遼[被弾]【直刀、はさみ、『電子ロック解除技術について』、
      オフィサーズACP(1発)】
※【徐庶の首輪】は喪失されました
2291/5:02/05/14 00:14
陳留からほど近いこの場所に反応を見たので
やって来たのであったが眼下では戦闘が行われている。
これではどちらが持っているのか分からない。
レーダーを見ながら李儒は苦い顔をしていた。
戦闘終了を待って一気に片付け様と思ったのだが、
一人が離脱を開始し始めたのを見て作戦を変更し、
こちらも二手に分かれ一気に両方を始末する作戦にでる事にしたのである。
前回の事もあるので一隊の指揮は自信でとる事にしよう。
閣下に無用な手間は掛けさせたくない。
2302/5:02/05/14 00:15
張遼に駆け寄る張燕の姿を遠くから見ていた于吉は
策が当たった事を確認すると満足していた。

于吉「愚かな俗人どもじゃ、勝手に潰しあってくれるわ。」

しかし、まさか己が死地にいる事にはまるで気付いてなかったのである。
その場を立ち去ろうとした瞬間風を切る音が聞こえたと思ったと同時に
胸に鈍い衝撃を感じていた。

于吉「?!」

突然の事に何が起きたのか分からなかった。
そして自分の胸から不思議な物が出ているのを見た。
鏃である。
何故こんな物が自分の胸から飛び出しているのだ?
訝しんでいると衝撃ともに己の胸から第2の鏃が飛び出してきた。
その時になってやっと彼は自分の置かれた状況を理解した。
・・・・・・狙撃されたと。
急速に痛みが襲いかかる。
がっくりと膝から崩れ落ちる于吉。
彼が顔をあげた時には凶悪な面々が取り囲んでいた。
最後の抵抗をしようと閃光音響手榴弾を使おうとしたが、
于吉の目に映ったのは宙を飛ぶ己の両腕であった。

李儒「あなたには油断はできませんからねぇ。」

声を掛けてきたその顔を見て于吉はこの集団が何者か即座に理解した。

于吉「董卓とその犬どもか・・・。」
李儒「ではその犬にしてやられた気分は如何ですかな仙人様?」
于吉「・・・・・・・・・。」
李儒「挨拶はともかくあなたはあれをお持ちの筈ですね?
渡していただきましょう。」
于吉「こんな状態にワシをして何を言うのか・・・・・・。」
李儒「これを知らぬとは言わせませんよ。」

目の前に突き出された七星球を見て于吉は最悪の気分になった。
華佗から手に入れた時から嫌な予感はしていたのだが、
この伝説の品をよりによってこんな奴らが集めていたとは。
当然これがなんなのか分かって集めているのであろう。
しかし何故霊帝はこんな危険な品を配ったのであろう?
遠く薄れいく意識の中で于吉は本来の自分を取り戻し、
最後の思索に耽り始めていた・・・。
2313/5:02/05/14 00:31
張遼をあやしてたりと忙しかった張燕であるが合点が行かない事があった。
あの戦場を離脱する際すぐさま敵の追い討ちがあると確信していた。
同士討ち後の攻撃はセオリーだからな・・・。
だが何故か追い討ちは無かった、一体何故?
考えに没頭するあまり何かの気配を感じた時には既に遅かった。
敵が乗りこんできていたのである。
完全に不意を付かれてしまった。
頭に三節棍を浴び倒れる張遼の姿を見た時には、3人の侵入者に小屋は制圧されていた。
観念した張燕に話しかけてきたのは見覚えのある顔だった。

張燕「馬鹿な、お前は泰山の・・・。」

昌キ「黒山の首領にお会いできるとは光栄ですな。」

張燕「迂闊だった、こちらに仕掛けてくるとは油断したな・・・。
てっきり向こうの戦場に向こう奴らばかりと思っていたのだが。」

昌キ「あっちにはあまり用がないんでね。
用があるのはあんた達なんでね。
取りあえずアレを渡してもらおうか?」

張燕「アレ?なんだそれはまさか・・・あの首輪の事を知っているのか?」

昌キ「首輪?そんな物には用はないさ。
まぁ良いさ、こっちで勝手に調べさせてもらうよ。」

その時に背後に第四の気配を感じた張燕は本能的に身をかわそうとしたが、
負傷していた足ではいつもの機敏な動きをするのには無理があった。

張燕「く・・・・・・。」

張燕の背後には深々とサバイバルナイフを付き立てた李カクがいた。

董旻と共に李カク達の援護に来ていた
昌キは張燕の姿を見た時、己の計画に加えようかと多いに悩んだ。
張燕程の有能な人材は、呉敦亡き後非常に貴重であったのだ。
だが・・・・・・。


昌キ「悪いな・・・あんたは危険過ぎる。」


振り下ろされる棍棒、それが昌キの出した結論であった。
2324/5:02/05/14 00:32
李カク「こちらの奴らは持っておりませんでした。
その代わりこの様な物を手に入れました。」

李儒「問題ありません目標はこちらで手に入れました。
近くで規模の大きい戦闘が起きているようです。
急ぎこの場を離れ次の目標に移ります。」

李カク「了解致しました。」

李儒「(ふむ、このような物があるとは・・・。
まぁ今は目標の確保が先決ですな。)」

合流し直ちに出立準備を整えながら昌キは回想をしていた。

昌キ「(張燕は少々惜しかったがやむを得まい。
それにしても張遼も一緒にいるとは意外だったな。)」

張燕を始末し、横たわり気を失っているもう一人の顔を見た時には驚いた。
何故張遼お前が張燕と・・・・・・。
だいたいお前は結婚式に・・・まさか胡車児には内緒で浮気中だったのか?
・・・・・・いやいやそれは別に良い
すぐにトドメを刺そうと思ったが、暑苦しい臧覇と違って
真面目一直線の張遼をこう言う形で殺すのは何故か気が引けた。
それは昌キの心に僅かに残った良心がそうさせたのか、李カク達が張燕の死体に
目を向けている間に彼は張遼を殺した事にした。
勿論アイテムはきっちり調べた上ではあるが・・・・・・。

昌キ「(まぁあんな状態だ、直ぐにでも誰かに始末されるさ。
それとも浮気を知った胡車児に殺されるか・・・。
しかしあいつにあんな趣味があったとはなぁ。)」

大いなる誤解をしたまま野望実現の為の作戦を練りつつあった。
張遼にとって不運だったのは李カク達から話を聞いた他のメンバーも共通の誤解をしている事であった。
2335/5:02/05/14 00:35
于吉[死亡確認]

張燕[死亡確認]


張遼[被弾、気絶]【アイテム無し】

※ THE☆HIGH-LOWS消滅
  張遼はピンユニットヘ


≪DB集め悪の軍団/6名≫
董卓【九曲剣、二星球、五星球、六星球、七星球】
董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪、はさみ、オフィサーズACP(1発)】
李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ】
王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢13本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
樊稠【ニンジャブレード、閃光音響手榴弾×2】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し】


≪李[イ寉]特戦隊/2名≫
李[イ寉]【大型サバイバルナイフ2本、刺身包丁】
楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン、ボウガン(2発)】

※七星球が李儒→董卓に渡されました。
 THE☆HIGH-LOWSのアイテムは分配されました。
※スコープ、鞭はその場に放棄。
234豫州:02/05/14 15:02
───くっそぉぉぉぉぉぉ!俺としたことがぁ!!

周泰は、火焔放射器で回りの木々を闇雲に焼き切っていた。
大怪我人などに…魏将などに翻弄され、被弾したこと。
それに虫酸が走る思いだった。

奴は、左手に焔を受けると、燃えゆく腕を自らカマで切断しまだ向かって来る。

「死に損ないが!」
周泰は、ショットガンを幾度と無く奴に撃ち込む。
だが、奴は止まらない。血反吐を吐き、血を流しながら向かって来る。
アイテム全てを振り棄て、渾身の力を振り絞って…

「なっ…」
「ついに捕まえたぞ!」

奴に倒され、動きを封じられた。
周泰はこの瞬間、確信した。

───こいつ…俺と一緒に死ぬ気だな!

奴の口許が僅かに微笑んだ気がする…
「俺は羊[示古]。我が姿、永久に心へ刻めい!」
そう言うと、周泰が倒れた拍子に取り落としたダイナマイトに手を伸ばした。
───ま、まさか…う、迂闊だった。お、俺は自分で森に火を放って…
ちゃっ…着火されてしま…

ボウッ

「THE ENDだ。」

───ドォォォォォォォォン
森の木が、動物が、張角が、その熱風に吹き飛ばされた。
続けざまに三回の爆裂音が鳴った虚しき豫州の森には、
暫くの間、あの悲劇の余韻が激しく響いてていたという…。

【羊[示古]、周泰、死亡確認】

放置→ショットガン、小型火炎放射器、強弓(矢十八本)、毒薬、
   コルト、バタフライナイフ、玉璽、金属探知器
   デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、レミントンM700(スナイパーライフル)、
   ルガーP−08/アーティラリー、カマ、弓矢、 防弾チョッキ(かなり傷んでいる)

@張角【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、アサルトライフル】 


彼はまだまだモテたかった。
付かず離れずの距離で馬謖たちの近くにいたものの、
後方の気配が二つに分かれたことに気がつき、
馬謖と王元姫が、賈南風たちから離れていくのを見て、
どっちについてくべきか迷う。
迷ってるうちに前方で森がきれ、街が見えた。
街に寄ることは間違いないだろう、そう思いつつ
悶々とする気持ちを手淫で落ち着けようと、人気の無い街の一軒の家に入り込む

一息つき、けだるい感じで外を見ると明らかに不審な建物を見つけた。
外壁が赤、屋根が真っ青、まるで駆け込みホテルのような建物。
そして街のそこら辺にある矢印マークが向かう先である建物。
そう、長安大図書館であった。
そこへ一組のカップルが滑り込むように入るのを見た。
そしてそのカップルのこれからするだろうことを想像しつつ、また股間に手を伸ばす。
目は図書館の方に向いているが、頭の中は2人のことでいっぱいだ。
そして、一段落着くと、さらに一人。

馬岱「3Pかッ!?」
もう辛抱溜まらん、とばかりに、しかしひっそりと。
図書館の裏手に回る、すると、プレイには似つかわしくない音が中からした。
のこぎりで材木を切る音である。
しかし頭の中はピンク妄想でいっぱいな馬岱。

馬岱「は、激しいプレイだな……」
そう思いつつまたもや股間に手が伸びる。
3度の手淫のあと、中から出てくる3人の姿を見て、やっと事態に気がつく馬岱ではあったが、
そのまま襲い掛かるという、臨機応変な動きは取れなかった。

今助ければモテるかな?
男二人に連れ去られたように見える賈南風をみて思う。
しかし、中に置き去りにされたであろう2人。
そう、義兄弟の契りを交わした馬謖のことも心配になる。
天秤が彼の心を測る……。

そして結論は、一人のハズレ女(賈南風)よりも義兄弟+女に傾いた。
よくよく考えて見張りがいるかもしれないと思い、裏口を探し出し音も立てず
図書館内に入ると、柱にくくりつけられている馬謖と王元姫を見つけた。

馬謖は猿轡だけ何とか噛み切って喋れるようになっていた。
馬謖「死ぬときは一緒だね?」
そう問うと王元姫も涙に濡れつつコクリと頷いている。

ああ……忘れていた、もう出来上がってるカップルなのだ。
馬謖は助け出せても、王元姫が自分になびくわけがなかったのだ。
          ・
          ・
          ・
また、ひっそりと裏口へ戻り扉を閉め、馬岱は呟く。
馬岱「死ぬまでに1度はモテたいなぁ……」
バトルロワイヤル、彼はこのゲームのことを忘れてはいなかった。
一つの心中ドラマ、それを壊しちゃいけない。
そう思い彼は、図書館を離れ去った。

馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(36発)】

≪残された2人/2名≫
馬謖&王元姫
※自力では脱出は難しそうです。
※【10Lポリタンク】と【のこぎり】は遠く離れた場所に放置
※【グラスファイバーの鞭は2人を縛っています。
238豫州曹仁:02/05/14 23:01
あれ?
曹仁が覚悟して殺し合いするつもりだったのに、いきなり肩透かしをされた。
近くまで来ていた集団が突然引き返し、いづこかへ去ってしまったようだ。
こっそり確認した于吉レーダーでも、光点が徐々に端へ移動し消えていく。
つーか、こんなん心臓に悪い!
動けないし、来た奴消えるし!
ぷんすか!

なんて思っていたのも数刻、
再びレーダーは集団を捕らえた。
忙しく移動していた集団が、今度はまたこちらに向ってくるではないか。
今度もか?今度もなのか?
というか、俺はもしかして試されているのか?

自問自答しながら曹仁は再び戦闘態勢をとった。
遠くから話し声が聞こえる。
どうやら今度こそ覚悟しないといけないらしい。

曹仁はうつ伏せになり、団体のひきつけにかかった。
月が雲に隠れ、辺りを闇が包む。
好都合だ。じっと息を潜ませる。
相手が少しずつ近づいてくる。
于吉レーダーはオフにした。
この暗闇では位置を教えているようなものだからだ。
相手もこの暗闇を灯りもなしに平気で歩いてくる。
まだだ。まだ引きつけろ。
ゆっくり膝まづき、散弾銃をかまえる。
中には2発しか弾がないが、まずはこれで無差別乱射だ。
上の、なんか止まってるから・・・
いいのかな? いいよね。で、四星球も抜けているから、追加しとくねー。
で、夕方から夜になったのね。

≪DB集め悪の軍団/6名≫
董卓【九曲剣、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪、はさみ、オフィサーズACP(1発)】
李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ】
王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢13本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
樊稠【ニンジャブレード、閃光音響手榴弾×2】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し】
≪李[イ寉]特戦隊/2名≫
李[イ寉]【大型サバイバルナイフ2本、刺身包丁】
楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン、ボウガン(2発)】

@曹仁[右足膝下損失]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
※プラスチック地雷残り2つが周囲に存在
※動けません
240張角:02/05/15 15:56
ふん…戦いを静観していたかいがあったな…
これぞ正に“漁夫の利”と言うことか。
一部始終を見終えた張角は、辺りに人の気配が無いことを確認し、
未だ火種が燻り、腐臭と黒煙の残る、さっきまで二人の将が死闘を繰り広げていた、
漢のステージへと足を踏み入れた。


「…あの呉将(※周泰)のアイテムは破損していて殆ど使えんな。
だが、わざわざアイテムを全て振り捨て、
安全圏に放置してから死んでくれたあ奴(羊コ)には礼を言っておこうか。」

張角は、使えそうなアイテムを物色すると、
音もなく豫州の森を後にした。

放置→ショットガン(破損)、小型火炎放射器(破損)、
   コルト(破損)、バタフライナイフ(破損)、玉璽(破損)
   金属探知器(破損)
   カマ、弓矢、 防弾チョッキ(かなり傷んでいる)

@張角[かすり傷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、
          アサルトライフル、デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、
          レミントンM700(スナイパーライフル)、 ルガーP−08/アーティラリー、】 
※立ち去りました。
241豫州 in[言焦]:02/05/15 15:59
>>145以来、絶えず呑み続けてはいるが、いっこうに酒がまわらない。
[言焦]にある、酒の貯蔵庫で、苦行のように酒を浴び続けてはいるが、
阮籍の心は晴れずにいた。
いつのまにか日も暮れ、貯蔵庫の明り取りからは月が見える。
「月見酒か・・・」
少し心が安らんだ気がした。
しかしここは豫州。
周囲は混沌とし続けているとは思いもよらなかった。

@阮籍【なし】 
※まだ酒を呑む
―――夜だ(※夜かいっ!!)。

夕暮れのころ、大空の照り返しを受けて菫色に染まる水蒸気の渦の中から、
苦労して着込んだ黒い長着を翻した陳宮が、悠然と現われた。
陳宮はそのまま、勝手知ったる[亠兌]州・徐州の州境沿いを、ぶらぶらと索敵していく。

ザックには呂布の首とクロロフォルム。
右手首にはベルナルディ。左腕には朱霊の短剣。
背負った戦術核兵器。
そしてマフィア銃として悪名轟くトミーガンSMGが、ストラップで腰だめに渡されている。
しぶとく花の種も持ってはいたが、陳宮は割とヤル気だった。
特に天然ボケには、一片の情け容赦も見せないというのが、陳宮の信条だった。

陳宮「……?(>>234)」

火山とは全く別の明るい炎の燃え盛る気配が、遥か南方から感じられていた。


@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
243豫州   杜預:02/05/15 16:43
杜預「………。」

杜預は、豫州に倒れこんだままで、夜になってもその場を動くことが出来なかった。
すでに自分の生命の、限界のようであった。

―――こ、ここで死ぬんだ……。しぃ(゚ー゚*) タン。しぃ(゚ー゚*) タンにも会えないまま…… で……。

今は夜なのか?
涼しい風が、杜預の頬を優しくなでていく。
――と、杜預の耳に不思議な歌声が聞こえてきた。
しぃ(゚ー゚*) タンと2人でひっそりと暮らしていたころ、
よく聞いていた、あのうたが……
(※視聴→) http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Lynx/9043/c-song.htm


杜預「(はぁはぁ) しぃ(゚ー゚*)タン…… しぃ(゚ー゚*)タン……。怖くはないよ。
   だって、死は眠りの兄弟だものね……(はぁはぁ)」
244張角:02/05/15 16:44
……
使えそうなものを物色したのはよいが、少し欲張りすぎたようだ。
これでは重過ぎる。少し置いていくとしようか…
誰かが拾うかもしれんが、まぁいいだろう。

さて…かなり派手な騒ぎであったからな…そろそろ離れたほうがよいな。


@張角[かすり傷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、
          アサルトライフル、デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230】
※冀州へ向かいます。

放置→レミントンM700(スナイパーライフル)、 ルガーP−08/アーティラリー
245豫州   張角:02/05/15 16:46
張角「!?」

======================================================     |
======================== ∧ ======== ∧=============== \\  ///
====================== / λ======  / λ===========   \    /
====================  /   λ====  /   λ========     \  杜  /
==================                 \========   \   預  /
=================        ●         ●   λ        \  サン  /
================   \|/               |        /  !!  \
================   /|\       ̄ ̄ ̄ ̄     |        //    \
=================                   /           /  \
==================                /             |
================    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽつ     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〇つ
==============             |つ            〇つ
============   _______ ノつ _______〇つ
==========            /=============
========            /=============
======            /================
====           /===========                   (((角)))
                                     ヒイッ  Σ(´Д` ) 
                                          ノつ つ  

 

張角「し…… しぃ(゚ー゚*)タン……?」

―――243と同時刻、立ち去ろうとした張角が異様な気配を感じて夜空を見上げると、
導師でもある彼の研ぎ澄まされた感覚は、北の方から夜空いっぱいに広がって、
[亠兌]州から豫州へと向かっていった、その大きな魂の飛翔を目撃した。

―――誰か、仙人クラスの参加者でも死んだのか!?
しかし、しぃタンといえば、あのマヌケ(杜預)が呼び歩いていた名前だが……
………。………。
自分の全く知らぬ場所で、今、一つの物語が終結したということなのだろう。

張角「そうか。―――あのマヌケ(杜預)も死んだのか。」


【杜預 死亡確認】
@張角[かすり傷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、
          アサルトライフル、デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230、
          レミントンM700(スナイパーライフル)、 ルガーP−08/アーティラリー、】 
246司州/司隷:02/05/15 16:49
日は沈んだはずだが、今なおぼんやり明るい豫州の地平を眺める孫覇。
少し休憩した民家から現れた時、彼の手には布があった。
どうやら休憩がてら細工をしていたらしい。
布を適当な大きさ切り裂く。
于吉レーダーで周囲に誰もいないこと確認すると、
口笛を吹きながら陽気に司隷に入っていった。

@孫覇【プラスチック地雷×3、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤、布】
▼生存者リスト1(参加武将には聞こえていません)――

○既出メンバー(パーティの部)  

≪正史十常侍/12名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&郭勝&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望【ワルサーP38】&張恭【ハッキング・
      クラッキング入門】&韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
≪砂上の楼閣/5名≫賈南風【毒針(こっそり)】&臧覇[負傷]【青竜刀】&孫観
      &姜維【薙刀】&楊艶【青銅矛】
≪残された2人/2名≫馬謖[捕縛]【なし】&王元姫[捕縛]【なし】
≪竹とんぼ/3名≫&張[合β](2人目)【バックラー、苦無、十拳剣】 
      &[广龍]会【日本刀、十字手裏剣、竹とんぼ】
      &何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
       &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
      テグス、木牛(食材&調理道具)】&曹性[負傷]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
      1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
      『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体】
≪DB捜索隊/3名≫張紘【マイナスドライバー、一星球】&丁奉【青龍刀、三星球】
      &全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
★≪DB集め悪の軍団/6名≫董卓【九曲剣、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
      &董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪、はさみ、オフィサーズACP(1発)】
      &李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
      『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ】
      &王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢13本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
      &樊稠【ニンジャブレード、閃光音響手榴弾×2】
      &昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し】
★≪李[イ寉]特戦隊/2名≫李[イ寉]【大型サバイバルナイフ2本、刺身包丁】
      &楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン、ボウガン(2発)】
        ※ 「★」印の上記2パーティは同道中。
≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
≪ファイヤースターター's/4名≫
      周瑜[1回吐血後死亡、昏睡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
      &孫登[衰弱]【なし】
≪戦友コンビ/2名≫曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、
      FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
      &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】    
≪歴史家見習い/2名≫司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す
     『続漢書』、『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
      写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】

☆パーティの部、以上、13パーティ・49名が生存確認。
▼生存者リスト2
○既出メンバー(個人の部) 

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(36発)】
@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
@孫覇【プラスチック地雷×3、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤、布】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
@阮籍【なし】 
@張角[かすり傷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、
    アサルトライフル、デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230】
@張遼[被弾、気絶]【なし】
@陳式【劉協の首、チェーンソー、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
@胡車児(ストーカー)【拡声器、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@夏侯惇[負傷、左腕廃化]【斬馬刀、張遼の置手紙】
@曹仁[右足膝下損失]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、
   電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
@審配[負傷]【サーベル】


☆ピンユニットの部、13名が生存。 合計62名が生存確認。
▼各種データ
曹仁 vs ≪DB集め悪の軍団/6名≫&≪李[イ寉]特戦隊/2名≫ in 豫州/予州

━━現在時刻&禁止エリア・安全エリア&フィールドの状況変更&ウェザーリポート

禁止エリア地図→ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/458
参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

△ 雍州/擁州  …弘農全焼、長安に大図書館。
○ 司州/司隷  …洛陽全焼、北部は山岳。
○ [亠兌]州 …暖かくなってきています。
○ 予州/豫州  …許昌全焼。地形がゲリラ戦向きとの情報あり。森で火災が発生しました。
○ 并州    …壷関半壊。雪崩の恐れ。
○ 冀州    …暖かくなってきています。
○ 青州    …曇りました。今にも雨が降りそうです。

× 益州・幽州・交州・涼州・徐州・荊州・倭国・揚州 

まんべんなく暖かくなってきています。徐州周辺には温泉が涌いています。
夜だそうです。

━━放浪素材情報
   放浪素材・馬雲丸【なし】 は、禁止エリア・徐州、北之火山の直下の洞穴でフリーズ

━━ドラゴンボール情報(七つ集めると何かが起こるらしい?)

一星球…張紘
二星球、四星球、五星球、六星球、七星球…董卓
三星球…丁奉

          頑張って七つ集めてください。

なにかあったら、新雑談スレへ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
前スレまでの死亡者は>>9参照
≪あ行/9名≫(+1名)
 阿会喃 尹礼 于吉 于禁 王業 王経 王濬 王沈 袁術 
≪か行/7名≫
 華陀(佗) 関羽 韓当 厳白虎 黄蓋 顧雍 (黄権)
≪さ行/9名≫(+2名)
 左慈 周倉(武安国) 周泰 朱褒 鍾ヨウ 諸葛瞻 曹叡 宗果 曹操
≪た行/4名≫(+2名)
 段[火畏] 張燕 董荼奴 杜預
≪ま行/1名≫
 毛カイ
≪や行/1名≫(+1名)
 羊[示古]
≪ら行/1名≫
 劉備
前スレ死亡者数439名
当スレ死亡者数32名
計 全死亡者数471名

◆禁止エリア◆
涼州 徐州 荊州 交州 倭 幽州 益州 楊州


◆生存者・参加者数◆
パーティの部 49名
個人ユニット 13名
生存者計   62名
総参加者数  533名

霊帝「こわれながーら 昨日より―も 逞しく・な・れ
   真夜中過ぎに 敵がいるう〜。

   GO!GO!GO!GO!GO!GO!
   それ逝けダッシュだ余裕は無いぞ!?
   GO!GO!GO!ゴッ……げほげほっ、はぁはぁ
   いやあ、皆夜だと言うによく頑張るなあ。
   つられて霊帝、テンション上がりっぱなしだぞ。
   ま、それもそうか。いろんな人を蹴倒してみんなここまで残ったもんな。
   だけどまだまだ残りは多いぞー。なおいっそう張り切って
   最後の勝者目指して頑張りやぁー」

※次の禁止エリアは擁州です。本スレ304レス後にエリアが発動します。
チーム≪砂上の楼閣≫は長安から歩いては休み、休んでは歩きつつ、
まっすぐ函谷関へと向っていた。
このままいければ余裕で雍州は脱出できそうだ。
しかし―――

姜維と楊艶は気が気でなかった。
素性の知れない2人が目の前を歩いている。
先ほどから誰一人として発言もない。
時々、殺気を含んだ視線も感じる。
いったいこれからどうなるのか―――
もしかしたら一緒にいてはいけないのあろうか?
姜維と楊艶は密かにこのチームから逃げることを考えていた。

まもなく雍州脱出。
函谷関(司隷)へ向っています。

≪砂上の楼閣/5名≫賈南風【毒針(こっそり)】&臧覇[負傷]【青竜刀】&孫観
      &姜維【薙刀】&楊艶【青銅矛】
王双「お〜お〜、来たなあ〜。……禁止エリアだとよ。(もぐもぐ」
曹性「実際、たまらんよなぁ〜。小一時間どころか、数日間は問い詰めたいよ。(もぐもぐ」

≪ビストロ王双≫は、まだ王双の自宅でぼえーっとしていた。
食材の中には脂があり、王双の自宅をベースに行動していたお陰で
各種負傷の手当ては完全に完了している。
しかし、2人とも相当量の血を失っていたことは事実なので、
ともかくまともな食事をと、自宅にこもる戦術に出ていたのだ。

曹性「冗談抜きで狙われてるよな? どうなってんだろ。
   俺は益州合流だったが、おいちゃんは、荊州から叩き出され、益州から叩き出され、
   今こうして、雍州もって…… 、( ・_・)r?」
王双「知らんよ。……運が無いんだろ。
   こうなっては、一に睡眠、二に食料だ。仲良く、焦らず、マターリ行こう。」

(―――そうだっけか (;・_・)?)
曹性はぼんやりと過去の回想にふけっていった(2>243-244)。

>それに2人じゃあ、常に最悪の場合のことを…… 「もしも2人で生き残ってしまったら?」っていう
>恐ろしい妄想を抱いて、そのうち狂っちゃう羽目になるよ。

当時の自分は、真剣にそう考えていた。
確かそうだった。
―――そして、夜。
曹性は、出発の段になって、そのことを率直に王双に話してしまった。
「今はいい。しかし、最後の二人になってしまったら、おいちゃんはどうする気なのか?」、と。
……そういう、後先考えずに何でも口に出してしまうという部分が、曹性の恐ろしい点だった。
王双はしばらく黙って木牛に荷物を積み込んでいたが、やがて静かに語り始めた―――

王双「……ひよっこ。某らの目的は何だったかね?」
曹性「俺かい? 俺ぁ、「幸せな死」だね〜。
   そのための生き残りと、”漢(をとこ)の料理” の継承ってところだね。」
王双「ふん。分かっとるじゃないか。某もおおまかにはそんなところだ。
   許チョ殿と典イ殿の”漢の料理”を失うことなど中華の損失……。」
曹性「………。」

木牛の車輪がときおり小石を撥ねる音の他には、周辺には音も無かった。
暗闇の中での沈黙の長さを、高原の冷たい夜気が埋めていく。

王双「……ひよっこ。幸い、某らは中距離暗器の使い手同士だ。
   接近戦では某が。遠距離戦では(※くそムカツク事にも)ひよっこ、お前の圧勝だ。
   しかし真剣に決闘形式の中距離戦で戦えば、どちらが不利ともいいきれまい。」
曹性「………?」
王双「―――生き残るぞ。 『最後の二人になってしまったら』か? ……いい質問だな。
   ……その時は、23時間ほど誰にも邪魔されずに料理をしてから、正々堂々と殺し合うのだ。
   某らのどちらかさえが残れば、”漢(をとこ)の料理”は、永遠に伝えられる。」
曹性「……いいのかい? おいちゃんは……、このまま俺とがんがるんかね?」
王双「行くぞ、ひよっこ。 生き残りだ!」
曹性「☆ъ( `ー゚) ピッ」


≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷・木牛の上]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
       『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体】
254救援? 1/2:02/05/15 22:03
苦しそうな呻き声が聞こえた。
きっと誰かが傷ついているに違いない。
そうとなれば行かなければならない。
「 博愛 」それが我等の合言葉。


失った左足の苦痛に時々呻き声をあげつつ、
レーダーの反応が自分に向かって近付いているのを確認しつつ
決死の覚悟で最後の戦いに備えていた曹仁。
だがその呻き声がよもや耳ざとい者を呼び寄せていたとは
思いもよらない事であった
255救援? 2/2:02/05/15 22:15
黄忠「お〜いそこなお主大丈夫か?」

曹仁「へ?」
レーダー上に新たに反応が現れたと思ったら
物凄い勢いでこちらにやってくる2人組がいた。
慌てて先にそちらに銃を向けていたのだが
向こうは呑気に声を掛けてきたのであった。

程普「見れば負傷している様子、安心なされい今我等が助けるぞ!」

曹仁「ま、待てこの辺は地雷原・・・いやそれよりも反対から大勢・・・」

黄忠「良いからじっとしておれ!後は我等に任せるのだ。」

曹仁「違う!そう言う事じゃなくて・・・。」

程普「何も恐れる事はないぞ!お主は助かったのだ。」

曹仁「いやだから〜!(泣)」


当然こんなアホな騒ぎが反対側から近付く董卓達に気付かれないはずは
無かったのである。


≪仲裁おっさんs/2名≫
黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
※動けない曹仁を救出中

曹仁[右足膝下損失]【鋼の剣、矛、于吉レーダー、S&W-Shorty(オートハンドガン)、H&K-USP(オートハンドガン)、電撃ムチ、散弾銃、デザートイーグル】
※プラスチック地雷残り2つが周囲に存在
※動けません


≪DB集め悪の軍団/6名≫
董卓【九曲剣、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
董旻【水鉄砲、三節棍、鉄の爪、はさみ、オフィサーズACP(1発)】
李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ】
王方【防毒マスク、軽量ボウガン(矢13本)、陣羽織(防御+5)、双眼鏡、魚骨槍】
樊稠【ニンジャブレード、閃光音響手榴弾×2】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し】

≪李[イ寉]特戦隊/2名≫
李[イ寉]【大型サバイバルナイフ2本、刺身包丁】
楊奉【楔、チェーンソー、チャッカマン、ボウガン(2発)】
※前方の騒ぎに気が付きました。
馬岱はとぼとぼと歩いていた。
馬謖と王元姫の件は少なからず彼の心に闇をもたらしていた。

ただもてたかっただけなのに・・・

函谷関へ向っています。

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(36発)】
騒ぎを聞きつけて集団が加速して接近してきた。

前門の狼、後門の虎。
もう引くに引けない(実際引けないが)。
生憎、ただでさえ暗い夜道、しかも道の両側が壁になっているここでは、
伏せていれば見つかることもなかったろうに。
初動が勝負だっただけに痛い。
案の定、いきなり真っ向勝負である。
せめて暗闇に乗じて位置だけは知られないようにしなくては―――

って思ってたのに、このオッサンら何しくさるんじゃ!!!!

いきなり辺りが昼のように明るくなってしまった。
黄忠が発光弾をちょうど敵に方面に発射し、すべてが水泡に帰してしまった。

バカ!

敵は思った以上に接近してきており、
目と鼻の先にやつらがいた。

豫州曹仁戦(2/5)

遠くで大きな炎が上がっている。
豫州は今やホットスポットと化しているようだ。
いたるところで連鎖的に戦闘が多発している。
李儒はドラゴンレーダーで次の標的を≪DB捜索隊≫の張紘と丁奉、全ソウに狙いを絞り、
まっすぐ向うつもりだった。
しかし、それは突然起こった。
声がしたかと思ったら、いきなり周囲が光で溢れた。
虚をつかれるとは、まさにこのことだ。
つい、光を直視してしまったらしい。
闇に慣れていたせいで、世界が真っ白になってしまった。
その時―――
いきなり爆音がしたかと思うと、前方にいた樊稠が倒れた。
すぐにまた爆音がし、やはり前方にいた楊奉が倒れた。

慌てて地に伏せる。
董旻がオフィサーズACPをかまえ、つい勢いで発砲したものの、
1発しかない弾は空しくいずこかへ消えていくだけだった。
そして再び銃声。
どうやらこちらのマズルフラッシュを正確に把握し、撃ち込んできているようだ。
こちらはここに来てやっと態勢を整え、反撃に打ってでた。
何人いるかもわからないが、どうやら発砲は前方のある地点からしかないことは把握できた。
目がだんだん慣れてきた。
敵は・・・・・・1・・・・2・・・3!?

初動動作に遅れたことと、飛び道具が極端に少ないことが董卓軍の膠着を生んだ。
向こうはやたらめったら飛び道具が充実しているらしい。
王方が軽量ボウガンで矢を放ったものの、効いているのかどうかわからなかった。
しかし、確実に撃ってくることから元気でやっているらしい。
しびれを切らして李[イ寉]と王方が飛び込んだ。
その後ろから楊奉がボウガンを2発続けて撃って援護した。
楊奉はとくに右下半身を中心に穴が開いているようだが、命は助かったらしい。
樊稠は―――絶命していた。
李儒が慌て地をはっていると後ろからヒュンと何かが続けざまに投げられた。
そして、それはさらなる強烈な光と音を発し、辺りに響いた。
閃光音響手榴弾だ。
突撃していた李[イ寉]と王方もろとも敵―――曹仁、黄忠、程普の姿がはっきり浮かび上がる。
そして、中心にいた5人は一時的に戦闘力を失った。
「なんだこれは!」

黄忠と程普は突然のことに困惑していた。
なにやら慌しいから見えないのもなんだと、発光弾を撃ち込んだら、
そこには敵がおり、それを見た曹仁がいきなり散弾銃で発砲し、
こちらには早く消えろと先ほどから呼びかけてくれる。
仲裁魂に火かつかないわけがない。
でもこいつら全然言うこと聞かないし、
第一声も届かないほどの大乱戦である。
おまけに光と音の激しいこと激しいこと。
ぎゃ!矢が!

一方その頃、董卓側―――
李儒が振りかえるとそこには董卓がいた。
王方が突撃に邪魔だと捨て置いた軽量ボウガンをかまえている。
そして躊躇なく苦しむ曹仁に撃ちこんだ。
すべてを撃ち込むとひときわ大きな声で命を下す。
「李[イ寉]!王方!何をしている!殺せ!」
李[イ寉]と王方はやっと復帰し、いまや数本の矢が刺さる曹仁達に迫る。
なにやら2人のオッサンが叫んでいるが、知るか。
まずは先ほどから攻撃しているあいつを血祭りにあげなくては。

まもなく王方の魚骨槍が届き、勝利が確定するという距離で、
再び思いもかけないことがおこった。

ドォン!

いきなり王方の足元が爆発したかと思うと曹仁の目の前に倒れ込んだのだ。
そう、あと2発埋っていたプラスティック地雷のひとつを運悪く踏んだのだ。

左足を失い、勢いのまま倒れ込んだ王方が地面に倒れ込んだかと思うと、
王方の頭がパン!と吹っ飛んだ。
その向こうにはやっとダメージから復帰しつつある、
デザートイーグルをうつ伏せのままかまえる曹仁がいた。
これもすべて撃ち尽くし、即S&W-Shortyに変える。
李[イ寉]は慌てて刺身包丁を曹仁に投げつつ地面に伏せたが、
右肩を持っていかれたらしい。
刺身包丁はさすがというか、あの態勢ながら曹仁の右目に深く刺さっていた。
曹仁はそしてそれ以来動かなくなった。

発光弾は光を失い、辺りに再び闇が訪れる。
今までの戦いが嘘のように辺りを静寂が包み込んだ。
いつのまにか、オッサンらはどさくさに紛れて姿を消していた。
李儒は狼狽していた。
なんたることだ。
依然劉備一行を追った時などに比べようもない被害ではないか。
王方と樊稠は死に、李[イ寉]と楊奉は怪我、
多くの武器を失ってしまった。
散々騒いで鼠一匹とは……。
隠れていた昌キが李[イ寉]と楊奉の治療をしている。
董旻が動かなくなった曹仁に転がっていた魚骨槍でトドメをさしている。
そして装備の点検をしているようだ。
曹仁の武器も相当消費したらしく、周囲にあるものでは電撃ムチくらいしかまともなのはなかった。
要は全部使いきったのだ。
結局遠距離武器は手に入らないのか。
しかし、あの2人はなんだったのだろう。
仲間という感じでもなかったが。

李儒が落胆していたとき、
董旻は曹仁の手元にある于吉レーダーを見つけ、それを確認していた。
「便利なものを見つけましたぞ」
と、こちらを振り向いた董旻の背後に信じられないモノがいた。
右足膝下はなく―――
鋼の剣を杖代わりに―――
肩から背中に幾本かの矢がささっており―――
右目に刺身包丁―――
胸には突き抜けた魚骨槍―――
まるでハリネズミのような―――
死してなお我々に立ちはだかる―――
死神―――

曹仁――――――――――――!!!!!!
異常に気がつき振り向いた董旻を抱え込むと、
曹仁は一気に左に引っ張り、胸から飛び出ている魚骨槍を隘路の壁に背中から押し込み、
董旻もろとも深く突き刺した。
抱えられたまま串刺しになったのだ。
そしてすぐさま董旻の鉄の爪を奪いすばやく喉を掻っ切ると、
手から滑り落ちた于吉レーダーを鋼の剣で突き刺し破壊した。
ニヤリと笑う曹仁。
血が溢れて泡だっている。
喉から空気が漏れ、もがき崩れる董旻の重みに魚骨槍が折れる。
折れた持ち手の部分は曹仁ごと壁に突き刺さっている。
再び月が雲に隠れた。
董卓がゆっくり近づく。
苦しがる董旻に一瞥すると、持っていた九曲剣で引導を渡した。
董旻は大きく目を見開き絶命した。
血縁も容赦ないのか、この御方は……。
李儒は改めて戦慄した。
董卓はそれを引きぬき、そのまま今度こそ曹仁の心臓を力任せに貫いた。

董卓は何を見て、何を考えているのだろうか―――
しばらくして、何も言わずにその場を去る。
李儒らは、慌てて武器を拾い、付いていくしかなかった。


董卓らが去ったあと月が再び現れ、光が溢れる。
そこには九曲剣と折れた魚骨槍に縫い付けられたように、
ただ静かに立ち尽くす曹仁の亡骸があった。

【曹仁、董旻、王方、樊稠:死亡確認】

※チーム再編成
≪李[イ寉]特戦隊≫を≪DB集め悪の軍団≫に編入

≪DB集め悪の軍団/5名≫
董卓【ニンジャブレード、電撃ムチ、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
  『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ、陣羽織(防御+5)】
李[イ寉][右肩被弾]【大型サバイバルナイフ2本、鉄の爪、】
楊奉[下半身大怪我]【楔、チェーンソー、チャッカマン、双眼鏡、三節棍、矛】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し】

放置→水鉄砲、はさみ、鋼の剣、防毒マスク、軽量ボウガン(矢なし)、
  ボウガン(矢なし)、刺身包丁、すべての弾ナシ銃器
※次の標的に向かいました。
※いろいろ破壊されてます。
※実はまだひとつプラスティック地雷が埋ってます。

≪仲裁おっさんs/2名≫
黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
※救出断念→逃走
261仲裁おっさんs:02/05/16 01:20
程普が必死で黄忠を引きずり逃げている。
「離せ!あの男を死なせてはならん!」
黄忠が叫べど、程普は言うことを聞かなかった。
「あれは交渉不可能物件です!」
「しかし!」

悔しかった。
逃げた自分らが不甲斐なかった。
しかし、あの男は最後に言った。
―――あんたらは、逃げて生きな
程普はそれを聞いたからこそ、意地でも引き離して連れて来たのだ。
彼は死と引き換えに華々しい最後を手に入れたんだ。
死にたいと思う人間をそれでも助けるという行為は、傲慢ではないのか。
黄忠はそれでも違うと言うだろう。
この御仁は優し過ぎる。
というか、まっすぐ過ぎる。バカだけど・・・。

また再び交戦音が聞こえる。
彼は生きている。
死ぬために生きている。
2人のオッサンは泣きながらその場を後にしたのだった。

生きるのだ。
死ぬまで生きるのだ!

≪仲裁おっさんs/2名≫
黄忠【発光弾×3、有刺鉄線、石】
程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
※まさか曹仁がレーダーを壊してまでも逃がしてくれたとは知るよしもなく脱出
262無名武将@お腹せっぷく:02/05/16 09:25
age
臧覇「おう。ちょっと待った。……ちょっとそこいらまで行ってくらぁ。」
姜維「え? どうしたんですか?」
臧覇「……うんこだよ。う・ん・こ!」
孫観「ああ。じゃあ俺も〜。」
姜維&楊艶「………。」

もうじき函谷関だ。
≪砂上の楼閣≫から一時離脱した臧覇と孫観は茂みの中まで逃れ出ると、
今後の戦略について小声で話し合っていた。
当面は賈南風に持ちかけられた取引に応じるとしても……
姜維と楊艶はあからさまに自分達を警戒していた。
―――早晩、潰しあいになだれ込むことは、火を見るよりも明らかだ。
しかし、黒山の張燕が亡きものとなった今となっては、山岳地帯は、我らの天下……
早めに函谷関を越えて、司州・并州の大山岳地帯に逃れ出るにしくはない。
今のところは、まだ協力してやっていける。

孫観「……頭領、どうする気ですかい?」
臧覇「―――待て。司馬一族の女どもや裏切りバカの姜維など全く信用置けんが、
   禁止エリア発動カウントダウン中に余計な騒ぎを起こすことこそ面倒だ。
   いざとなれば、雍州には王双が居る。物の役には立たんが、曹性も居る。
   雍州・益州に引き篭もっていたこいつらとは逆に、情報というアドバンテージは、
   フィールドを横断していた俺らの方が、はるかに大きい……。」
孫観「へい?」
臧覇 (`Д´)カ―――――ッ )「……つまりだなー。賈南風はバカではないってこった。
   いざとなったら情報を餌に、賈南風と取引だ。
   ……お前も頼むから沈黙ぐらいは守ってくれ。」
孫観「ん〜。よくは分からねぇが、分かりやした。」
臧覇「よし! 戻るぞ。」
孫観「あれ? 頭領。うんこはよかったんですかい?」
臧覇「………。」(`Д´)カ―――――ッ )


≪砂上の楼閣/5名≫賈南風【毒針(こっそり)】&臧覇[負傷]【青竜刀】&孫観
&姜維【薙刀】&楊艶【青銅矛】
※毒針はこっそり胸元に忍ばせています。
「なにやらヤバイ匂いがしませんか?」
「そうねぇー、光陰矢の如しって言うしねぇー」
「そういう問題じゃないと思うんですけど(ブツブツ)」
「・・・・むふー」

上記の会話、誰が誰だかわからないけど、
なんとなくわかってしまう≪真・月英西遊記≫の面々は、
再び秘境にアタックしていた。

「だからなんで普通の道で行かないんですか?毎回毎回」
諸葛尚がギャーギャー騒ぐけど、闇夜でいまいち伝わりづらい。
「これがオイシイって言うから……」
なに言ってるんだ?この人(姉さん)は。
全員はぐれない様にヒモを腰につけ、夜の道なき道へのアタックを開始していた。

長安を避けたかと思ったら、一路北上し州境ギリギリを進行するルートを取っている一行。
狙いはわかる。
通常ルートは危ないからね。
わかるけど、いつもいつもこれってどうなんだ!

一番前の許儀が木々を斧で伐採しながら進み、
二番手の関索が飛び出している枝やなにやらを斬鉄剣で斬り開き、
三番目に黄月英が悠々通り、
最後に諸葛尚が引きずられているといった形だ。

ニンニキニキニキ、ニンニキニキニキ・・・
姉さんがなんの歌かはわからない歌を歌っている。
この状況で陽気なのがまずわからない。
山じゃないだけありがたいと思え、と言われたが、
こう起伏が激しくて森やらなにやらあるところを夜に移動ってどうなんだ?
もっと普通に行こうよー。

≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】
※なにかを勘違いして再び冒険(遊んでいるわけではありません)
曹遵「ふっふっふっふっ、夜の暗闇とは好都合……。」
朱讚「ようやく……、ようやく微妙なツキが回ってきたようだな(血涙)。」
曹遵「ああ……(血涙)。」

函谷関関下。頭上の敵を欺くため、日のあるうちは
落下した姿のまま倒れこんでいた≪戦友コンビ≫が、
ついにその行動を開始した!
行動―――、とはいえ、楼閣上の敵(陳式)に見つかればこちらの圧倒的不利は否めない。
そろそろとSPASを構えて匍匐前進でにじりながら、
月明かりも届かぬ関の門扉部分に隠れようとした、まさにその時!

曹遵「のおぉぉぉぉぉぉぉぉ(血涙)」
朱讚「あぅ(汗)」

チェーンソーが激しい音を立てるON状態で、楼閣上から投げ降ろされてきた。
それは≪戦友コンビ≫の付近数メートルの地点で、
激しいモーター音を上げ、鋭い歯を回転させて石を蹴立てて踊りながら、
トリッキーな動きで、関下一帯を跳ね回っていく。
二人は這いずりながら、音を頼りに回転歯を避けるのが精一杯だった。

―――懐中電灯を点けて状況を把握し、SPASで撃ち抜いてしまうか!?
いや! 今の状態でそれをやれば、
楼閣上の敵に、こちらの虎の子のSPASが戦闘能力を失っていないことを教えてやるようなものだ。
しかし、だからといって、これはあまりに……

曹遵「よさんか―――っ! あの……ボケェェェ!」
朱讚「な、なんと言う事だ……(T_T)。」
       ・

楼閣上/陳式 .oO(いくら小声で喋ろうが、こちらには丸聞こえじゃ。あほう共め……。)

陳式は集音マイクを耳から外すと、変わらず、雍州からの脱出者の動向に意識を向けた。
法正……。黄権はお前を探していた。
お前が隠れていたとすれば、まず間違いなく益・雍州のどちらかだろう?
法正をあんなお笑いコンビ(※≪戦友コンビ≫)に、殺させるわけにはいかんからな……


≪戦友コンビ/2名≫
    曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、
    FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
    &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン)】
      vs
   【チェーンソー】

@陳式【劉協の首、ホッケーマスク、まさかり(大)、
    スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
266目には目を 1/2:02/05/16 22:34
陳式「う〜む向こうからこちらが見えないのは良いが、
これではこちらも向こうの様子が分からんなぁ。」

物陰に隠れたまでは良かったのだが、相手を確認する事もできないなので
陳式は不安だった。
まぁたいした動きもできないから問題はないとは思うのだが・・・。
でも何か嫌な予感がする・・・嫌な予感が・・・。
にらみ合いはしばらく続いていた。


ドシャッ!!!

何か反対側でぶつかった音がする一体何だろう?
音の原因を確かめようとしたその時だった。

陳式「ん?何か音がする・・・。何の音だ?
なんだかついさっき聞いた様な音だが・・・?
こ・これはもしかして!」

聞いた事があるはずである。
何しろ自分も使った手である。
何で向こうも同じ事ができると気付かなかったのか・・・。
体中を蜂に刺され悶えながら陳式は走り回っていた。
それにしてもなんだか数が随分と多い気がする。
逃げまわる陳式の足に何かかがぶつかりつまずいた。

陳式「うおっ、何だ?」

蜂を払いながら彼が見たのは割れた大きな蜂の巣だった。

陳式「ちくしょ〜あいつらなんて物投げ込んだんだ!
うわっ!うぎゃ!ひょぇぇぇ〜〜〜〜!!!(泣)」


絶叫が当たりに響き渡る。    
267五十歩百歩 2/2:02/05/16 23:18
函谷関は騒々しかった。

蜂の大群に襲われ悲鳴を上げる陳式。
チェーンソーから逃げまわる曹遵と朱讚。
両者お互いにただ逃げ回る事しかできないでいた。


チェーンソーに追いたてられていた曹遵と朱讚は
いつのまにか関から随分離れてしまっていた。
必死に逃げまわる2人。
やがて背後から音がしなくなったのでそっと降り返ってみると
チェーンソーが止まっていた。
どうやらガソリンが切れたようである。
曹遵、朱讚「た・助かった・・・」


一方こちらは蜂から逃げまわる陳式。
彼も先の2人がしたのと同じ選択をした。
すなわち飛び降りたのである。
当然足を負傷したが蜂からはなんとか逃げられた様である。
陳式「やれやれ・・・なんとか助かったな・・・。」
あれ?なんだか鼻がむずむずするぞ?
ホッケーマスクを取ってみると彼の鼻の上に何かがいる。
目が合った。
そんな事はありえないはずなのだが、ニヤッっと笑った気がした。

陳式「うわぁぁぁぁぁ!!!」

悲鳴のあった場所を見ると鼻を真っ赤に腫らし気を失った陳式の姿があった。
最も貼れあがっているのは鼻だけではなく、全身いたる所ではあったのだが・・・。


曹遵「なんとか助かったな・・・。」
朱讚「全くだ、まさかあんな物に追い立てられるとは夢にも思わなかったな。」
曹遵「取りあえず何処かで一休みしよう。ん?どうした?」
朱讚「いやそれがおかしいんだ。」
曹遵「何が?」
朱讚「銃がちゃんと動かないんだ・・・。」

どうやら前に飛び降りた際に何処かにぶつけていた様である。
しかも当たり所がかなり悪かったらしく動かなくなっていた。

曹遵「ま・まぁこのパターンは慣れっこだからな。」
朱讚「そ・そう慌てるな。もしかしたら直るかもしれないだろ?」
曹遵「直し方知ってるのか?」
朱讚「・・・・・・・・・知らない(血涙)」
曹遵「やっぱり(血涙)」

≪戦友コンビ/2名≫
曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン、故障)】
     
※チェーンソーはガソリン切れで使えないので放置

陳式【劉協の首、ホッケーマスク、まさかり(大)、スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
※全身鉢に刺され失神しています。
268267:02/05/16 23:23
少々訂正です。

陳式[両足骨折、全身虫刺され、失神中]【劉協の首、ホッケーマスク、まさかり(大)、スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
269司州 ――函谷関:02/05/17 01:07
??「レッツ、ビギン!」
??「……さぁ、始めよう!!」
??「がおー」

      (どっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!)

陳式「ぐわああぁあぁぁ――――――っ!」
曹遵&朱讚「―――!!?」

関の方角から聞こえてきた妙な掛け声と、聞き覚えのある轍の音に≪戦友コンビ≫が振り返ってみると、
まさに、今、捜し求めていた自分達の木牛が、失神中の陳式を跳ね飛ばして
函谷関を通過していくところだった。
……って、Σ人身事故ぢゃーん!!( ̄□ ̄;)ヒーッ

遥か彼方まで跳ね飛ばされた陳式は、落下した場所でピクリとも動かない。
と、木牛を操っていた2人組が懐中電灯で辺りを照らして、周辺を索敵している。
「蜂の巣だ! 蜂蜜が取れるよ! おいちゃん!」「おお! これも神様からの贈り物かぁ?」
能天気なはしゃぎ声とともに、ちらちらとその顔にも光が当たっている。
――― 一人は全く見知らぬ小僧だが、もう一人の武人風の男は、確か……

曹遵「―――おおぉお!? Σ……お、王双殿ぉッ!?」
朱讚「あっ… あなたともあろう者が、一体何を―――ッ!?」

王双「ぬ!? 気付かれたか!」
曹性「お客さんかね(・_・)?」


≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷・木牛の上]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
       『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体】
   vs?
≪戦友コンビ/2名≫
       曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、
       FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
       &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン、故障)】

@陳式[両足骨折、全身虫刺され、失神中]【劉協の首、ホッケーマスク、まさかり(大)、
       スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
270終夜1/3:02/05/17 17:53

星々の瞬きが語る、哀しみのエピソード……
無の空間にはびこる周喩の退屈な精神世界の、
ほんのほんのごく一部の囁きを彩るのに、全く不足はしていなかった。

“……周泰は……死んだのか……?”
周喩が問えば、かの星々は宇宙のヴォイドを次から次へと翻り、
言霊は亜空間を突き抜け、周喩の脳漿へと語るのだ。
周喩が求むる…かの哀しきエピソードを……

その刹那、遙か南の虚空から迸る、凄まじい気を感じられた。

      ・
      ・
周喩は、いっこうに回復の兆しを見せることが無かった。
二人は雨のことを考え、古く今にも潰れ去りそうな小屋を見つけ、
その古屋へと入った。

古屋の中は何やら混沌としている。
古ぼけて錆だらけの矛、割れた瓶やら釜やらが乱雑し、
衛生上お世辞にも良いとも言えぬ環境だった。
だが、外には雨が降り出してきた故、ここで一晩過ごす以外に道はあるまい。
徐庶と吾燦は、煩わしい雨に悔しくとも屈服した。
最も、それは二人にとってはまったくもって認めたく無い事実なのだが。
271終夜2/3:02/05/17 17:55

「黙れ!」
罵声を浴びせられ、言葉に詰まる徐庶。
原因は、徐庶が“周喩殿はもう助からないのではないか”と述べてしまったことであった。

吾燦はワナワナと肩を震わせ、顔を真っ赤にして叫んだ。
「ばか!周喩殿が死ぬわけない!軽々しくそんな下らない事を嘯くな!
……どうせ…首輪無しの君には理解できやしないんだ!
お前はバックレてれば死んじゃう心配もないんだからな!お前なんかっ…大嫌いだ!」
あっけに取られている徐庶を前に言いたい放題言うと、
「…もう寝る!今日はなんだか疲れた!」
ギシギシと歪む床を乱暴に歩き、壊れかけているドアを叩きつけるようにバタンと閉めた。
272終夜3/3:02/05/17 17:56

          ・
          ・
───ようやく吾燦は眠りについた。吾燦の目からは本人も知らない間に涙が溢れていて、
今宵、吾燦は眠りにつくまで、小さいボロボロの布団を濡らし続けていた。

徐庶は内心では憤慨を感じていたが、ここは堪え、黙して言い訳を語ることはなかった。
ここで吾燦と仲違いをするのは、得策ではないと考えたことが理由でもあったが、
…何よりも、吾燦の気持ちは痛切に理解できた。だから言い返さなかった───。
そして、耳に届いていた吾燦の啜り泣きが途絶えると、
徐庶は、黴臭い毛布にくるまって就寝し、一日を終えたのだった。
一方、雨はいよいよ激しくなる。

闇を照らす天の昂ぶりが───、岸を騒がす海の雲風が───、
無情にも、彼らの胸中の更なる動揺を呼んでいた。

≪ファイヤースターター's/4名≫周瑜[1回吐血後死亡、昏睡]【裁縫セット、イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲[就寝]【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し、就寝]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
      &孫登[衰弱、就寝]【なし】

※精神的にかなりまいってきています。北海のほったて古屋に入ったようです。
※全員、昏睡かまたは就寝しています。夜中のようです。
※外の天気は悪天候で、豪雨に加え、雷が鳴っています。
 岸の方では風がとても強く、沿岸部では津波に注意してください。
酒を飲み続けていたことが幸いし、いままで混戦に巻き込まれる事無く、
安らぎに浸っていた阮籍だったが、外の空気を吸ってこようと屋外に出た。

「あれ?何だ何だ?」
そこにはこちらに向け、進軍してくる大軍さんの姿が。
…ああ、賑やかそうだなぁ。
あの綺麗な玉…いいなぁ。
なんだか俗物遮断の自己満足なんぞ、馬鹿馬鹿しくなってくるよ…
死ぬ前くらい、嘘偽りのない気持ちで死にたいなぁ…

@阮籍[酔っぱらい]【一升瓶】 
↓交渉?
≪DB集め悪の軍団/5名≫
董卓【ニンジャブレード、電撃ムチ、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
  『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ、陣羽織(防御+5)】
李[イ寉][右肩被弾]【大型サバイバルナイフ2本、鉄の爪、】
楊奉[下半身大怪我]【楔、チェーンソー、チャッカマン、双眼鏡、三節棍、矛】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し】

キュピ―――ン  キュピ―――ン  キュピ―――ン  キュピ―――ン 

張[合β]「パピー……。」

何晏こそが顧雍を殺害した犯人ではないか?

≪竹とんぼ≫はその可能性も否定しきれぬままに、今日も徐州州境を目指して、行動をともにしていた。
さすがに、「何晏一人を見張りに立てて眠るのはヤバイ」、という点では意見が一致したので、
休息時間の見張りが[广龍]会と張[合β]の2交代制になってしまい、どうしても歩みがのろいのだ。
現在は、[亠兌]州の中部付近で、睡眠用の大休憩を取っている。

―――[广龍]会には他にも気になっていることがあった。
死亡者放送で華佗の名前が流れてからというもの、張[合β]の様子がおかしいのだ。
張[合β]は時々、「キュピーン」って感じになってしまい、「パピー…。」、と、うわ言を漏らしていた。

≪クール・スナイプs≫。そして、華佗本人が死んでしまった今となっては、
張[合β](2人目)こそが、華佗が生み出したクリーチャーの最高傑作品であることを知る者は居なかった。
当の張[合β]本人も、そのことは知らなかったのだが、
華佗の死亡に思いを馳せる度に、なぜか頬を流れる悲しみの涙が、
張[合β]へ、血を求めるクリーチャーとしての覚醒を求めていた。

キュピ―――ン  キュピ―――ン  キュピ―――ン  キュピ―――ン 

張[合β]「パピー……。」


≪竹とんぼ/3名≫&張[合β](2人目)[クリーチャー]【バックラー、苦無、十拳剣】 
      &[广龍]会【日本刀、十字手裏剣、竹とんぼ】
      &何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
275雍州司州 州境 馬岱:02/05/17 22:59
わが父、わが兄弟たち。
一族で生き残ったのは私だけという事実。
民衆の居ない、閑散とした街。
今まで歩いてきたこの気持ち悪い世界。
そんな闇のような絶望を、チームという輪の中から外れると見つめる時間が多くなる。
こんなゲームで、最後に一人生き残ったからといって、何が得られるのだろうか。

思えば霊帝は生き残った後の説明などはしていなかった。
つまり、生き残ったからといって、その後に希望があるかどうかもわからない。
500人の死体の上に立つ。私はそれに耐えられるのだろうか。

長安図書館で、義兄弟の死の形を見届け、死という言葉に取り付かれ
彼の心は闇にとざされていきつつあった。

「はぁ……(涙)クソッ、モテて死にてぇなッ」
ふと、所持アイテムの全参加者リストを見る。

「競争率高ぇ、、、で、でも未亡人もいいかも。」
ちょっとした興奮に闇を吹き飛ばしてみたりする馬岱であった。

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(36発)】
昌キはご機嫌斜めであった。
例の物が全部集まっていないにも関らずこの被害である。
将来的にこうなる事は、彼の目論見にもあった事だが
何分予定より早すぎたのである。
そんな時に声を掛けてきた阮籍は不幸としか言い様がなかった。

阮籍「よぉ〜よぉ〜なんだいそれ?ちょっと貸してくれよぉ〜♪」(@o@)/

先程の事もありすわ敵か?と慌てて構えたが目の前に現れたのは
どう見てもただの酔っ払いである。

阮籍「良い物持ってんじゃ〜ん、おまけにこんな大勢で楽しそうだな〜♪」

なんだかこの危機感のない男を見て無性に腹が立ってきた。
李儒は飽きれて相手にせず先を急ぐ様言っているが、
どうにも我慢がならなかった。
俺を誰だと思っているんだ?泰山の昌キ様だぞ?


李カク達の傷の手当てを終えた昌キは機嫌が良さそうだった
偶然とは言えこの酒が手に入ったのは運が良かった。
傷口の手当てにも使えるし飲む事もできるし便利なもんだ。
これだけの被害が出てしまった以上
今のメンツは貴重な戦力だ大切に使わねばならないからな。
すっきりとした顔の昌キは次の目標に向け歩き出していた。

彼らが立ち去った場所に何かが転がっている。
よく見ればそれはボコボコにされた阮籍であった。
まぁ取りあえず命があっただけでも幸いかもしれない・・・。


阮籍[酔っぱらい、失神]
※半殺しにされたあげく身包み剥がされました。 


≪DB集め悪の軍団/5名≫
董卓【ニンジャブレード、電撃ムチ、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
  『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ、陣羽織(防御+5)】
李[イ寉][右肩被弾、手当て済]【大型サバイバルナイフ2本、鉄の爪、】
楊奉[下半身大怪我、手当て済]【楔、チェーンソー、チャッカマン、双眼鏡、三節棍、矛】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し、一升瓶】
277司州 ――函谷関 :02/05/18 07:06
こっそり関を抜けるつもりが、あまりの騒々しさに遠巻きに見ざるをえない集団がいた。
疑心暗鬼の≪砂上の楼閣≫たちである。
≪ビストロ王双≫が陳式をひき逃げし、≪戦友コンビ≫とまさに接触する瞬間、
彼らは目と鼻の先にいたのだ。
孫観「どうする?」
臧覇「なに。今は奴(賈南風)に乗るだけよ」

≪砂上の楼閣/5名≫賈南風【毒針(こっそり)】&臧覇[負傷]【青竜刀】&孫観
&姜維【薙刀】&楊艶【青銅矛】
   vs?

≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷・木牛の上]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
       『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体】
   vs?
≪戦友コンビ/2名≫
       曹遵[両足骨折]【こんにゃく芋(少し焦げ気味)、岩塩(血まみれ)、
       FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
       &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン、故障)】

@陳式[両足骨折、全身虫刺され、失神中]【劉協の首、ホッケーマスク、まさかり(大)、
       スリングショット、大袋(アイテム入り)、集音マイクとイヤホン】
王双「さすがは関中四関の筆頭・函谷関。これは忙しいな。」
曹性「うん。ますますもって帆たて貝だね。」
「これひよっこ。そういうマニアにしか分からぬドープなネタは、そろそろ控えた方がいいぞ。」
「んん〜。俺ぁ好きなんだけどね〜。」「がおー。」

―――これはナニ? ―――ここはドコ? この人たちは、一体ナニをやってんの?
夢だとしたら即刻醒めて……

返事も待たずに、陳式の装備を漁って料理モードに突入していった≪ビストロ王双≫を、
≪戦友コンビ≫は、ただなす術も無く見守っていた。
「はい。よこしてよこして(・_・)」、と、【岩塩】や【こんにゃく芋】を奪い去られた時ですらも、
茫然とされるがままだった。

霊帝の放送の言葉が耳朶に蘇ってくる。
> なんとなく、南でのんびりすごしている方々
あれは、こういう意味だったのか。こういう連中が益州に立て篭もっていやがったのか(愕然)。
そんな≪戦友コンビ≫の悩乱を捨て置き、
弘農焼け野原で大量に拾っておいた炭火は赤々と燃え熾る……


王双「ゆくぞ! 王双」
曹性「曹性の」
王双&曹性「ビストロ王双〜」
曹遵&朱讚「………( ゚д゚)ポカーン」
王双「……第五回目だ!」
曹性「すげぇや! さすがに!!」
王双「そういえば、ひよっこ。お前は「華麗なる宮廷料理」に憧れとったな。
   せっかく関中四関を抜けるという節目の時だ。ちょっと宮廷料理にチャレンジしようか?」
曹性「出来るかね? 野戦料理に逆戻り中だよ? 、( ・_・)r 」
王双「材料は、この、【劉協の首】だ。」
曹性「Σ!!   い、いくぶん独創的な「宮廷料理」の解釈だな(汗。
   ……しかし、材料があんまり新鮮じゃないみたいだな。」
王双「そこを何とかするのが、料理人の腕だろう。
   まずは、首に岩塩をしっかりと揉みこんで、酒で洗うぞ。
   血は程よく抜けているようだから臭みも無いだろう。その後、薄口醤油・胡椒を擦り込んでいく。」
曹性「酒?」
王双「雍州帰りが酒といえば、もちろんこれ!」
曹性「Σチ…! チンコー酒!!」
王双「名前の件は気にするな。怪しくは無い。実在の酒だ。」
曹性「(そうなのか……)。で、脳みそはどうするね?」
王双「それは後ほど使う。岩塩といっしょに鉄兜に詰めておいてくれ。
   岩塩は骨を抜いた後の首にも詰め込む予定なので、あまり大量に使ってはイカンぞ?」
曹性「こうかね。」(ほじりほじり)
王双「さ。出来あがったら遠火で焼き上げるぞ。
   時々、蜂蜜を塗りながら焼けば、甘味も付けばテリも出る、と、一石二鳥だ。
   ボソッ)これは某が、図らずも暮らした武昌時代によく食べていたという、「挂炉鴨」の技法なのだ。」
曹性「捕虜経験は恥じゃないよ。経験は財産、生きてこそ花実も咲くさ。☆ъ( `ー゚) ピッ
   じゃあ、こうしておいて、一方で脳みその調理だね? この手際のよさがメモポイントかな?」
王双「そうだな。料理は同時進行で進めなければ、焦げたり冷めたりするのでな。
   脳みそは南蛮で取ってきた香草(ハーブ)類と和わせて、軽〜くシェイクする。
   最終的には、パリッと焼きあがってクリスピーな、首の皮に包んで食すのだ。」
曹性「おお! なんか凄くいいものが出来上がりそうだよ! おいちゃん!」

曹遵.oO( せ、先生! ……それでは北京ダックです!) 
朱讚.oO( 銃(GUN)ヲタよりも、禿しく時代錯誤です!) 
―――そしてしばらく後。

王双「焼きあがったぞ。」
曹性「……出来たぁっ☆」

いまだに目の前の展開に付いていけず放心状態の戦友コンビの目の前に、
王双が実家から収集してきた皿に盛られた劉協料理が、次々と並べられていく。

王双「さ。御辺らも上将である曹真将軍が亡くなられて悲しいだろうが、
   某の上将・曹仁将軍など放送で名指しされた上、カン丘倹殿にすら「気をつけろ」、と
   言われたのだ。御辺らもこれを喰ってせいいっぱい生き抜け。がんがれ。」
曹性「おう。がんがれ。(。・_・。)ノ」
王双「万が一、御辺らが、最後の一人になるようなことがあれば、
   ”漢の料理”の宣伝を頼むぞ。」
RX−78「がおー。」
曹遵&朱讚「………(´Д`;)」

あまりにも堂々とした≪ビストロ王双≫の勇姿に、
≪戦友コンビ≫が、「要するにアイテム泥に遭ったのだ」、と気付いたころには、
すでに彼らの姿は見えなくなってしまっていた。


≪砂上の楼閣/5名≫賈南風【毒針(こっそり)】&臧覇[負傷]【青竜刀】&孫観
&姜維【薙刀】&楊艶【青銅矛】
   vs?
≪戦友コンビ/2名≫曹遵[両足骨折]【FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
       &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン、故障)】
@陳式[両足骨折、全身虫刺され、失神中]【ホッケーマスク】

≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、まさかり(大)、スリングショット、大袋(アイテム入り)、
       集音マイクとイヤホン木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷・木牛の上]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
       『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体、こんにゃく芋(少し焦げ気味)
281食す 1/2:02/05/19 01:28
朱讚「なんか違う才能に目覚めてしまったようだな。」
曹遵「でもなんだかすごく楽しそうだったよ。」

猛将王双をぜひ仲間に引き入れ様と思った2人だったが、
その希望は見事に粉砕されていた。

曹遵「で、どうするこれ?」

朱讚「(溜息とともに)・・・・・・食べたいのか?」

曹遵「・・・いや止めておく。」


曹遵「(でもちょっとどんな味なのかは興味があったんだよなぁ。」
282食す 2/2:02/05/19 01:56
臧覇「ん?奴ら何処かへ行ってしまったぞ。
手を出すなと言われたが、チャンスを逃がしてしまったのではないか?」
賈南風「考えがあっての事です。」
臧覇「まぁそれなら良いんだが。(やはり女など当てにしないほうが賢明か?)」


これがもし夜でなく戦友コンビの顔がはっきりと確認できる時間帯だったら、
臧覇その場で賈南風を殺してでも尹礼の仇を取りにいった事であろう。
だが相手の顔がはっきりと確認できなかった事が、
新たな不幸を招くとはこの時の臧覇は思いもつかなかった。


臧覇「(ふん、一気に仕留める機会が分からないとはな・・・)
ん?孫観は何処へ行った?」

孫観「棟梁〜♪これなかなかいけますよ〜♪」


臧覇の目に移ったのは先程ビストロコンビが調理した
料理をほおばる手下の姿であった。

臧覇「ちょっと待てお前毒見もしないで油断しすぎ・・・。」
孫観「そう言わずちょっと食べて見て下さいよ。ほらっ!」
臧覇「うむむむ、ま・まぁ思ったよりはいけるな。」

疲れもあって2人は一気に料理を平らげてしまった。

孫観「ふぅ〜お腹一杯ですね。」
臧覇「あぁ、これで疲れも少しは取れるだろうな。」
孫観「あの人達も食べれば良かったのにねぇ。」

実は姜維達にも勧め彼らも食べようとしたのだが、
賈南風が2人だけでどうぞと言うのでつい食べてしまったのである。


賈南風「(時間的にはそろそろね・・・。)」
一行が小休憩後出発しようとしたその矢先、孫観が腹痛を訴えた。

孫観「頭領・・・ト・イレ・・・(汗)」
臧覇「・・・ん?・・・・・・実は俺もなんだか・・・(汗)」
賈南風「どうしました?(ニヤリ)」


疲れが取れるどころかなんだか一気に疲労しそうな2人であった。
やはりいい加減な物はあまり食ってはいけないようである。

≪砂上の楼閣/5名≫
賈南風【毒針(こっそり)】
臧覇[負傷、下痢]【青竜刀】&孫観[下痢]
姜維【薙刀】&楊艶【青銅矛】


≪戦友コンビ/2名≫
曹遵[両足骨折]【FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン、故障)】
※司州へ移動
283冀州 南皮:02/05/19 21:26
司馬彪「はぁ。どうしたものだかねぇ……。」

今日も空振りだった。南皮で時間を使いすぎてしまっていた。
今さら雍州を目指したところで、さすがにもう間に合わない。
あとしばらくで、綿竹関も五丈原も禁止エリアの彼方に沈んでしまう。

―――郭嘉殿。
あなたはなぜ……、なぜ、五丈原へ、そして、
南皮へ向かって祭壇を築けなどと言ったんですか?

それはもちろん、仲間割れ寸前だったカクカク党から[登β]艾を排斥するために
郭嘉が一芝居打ち、でたらめ抜かしただけだったのだが、
司馬彪、ましてや[登β]艾はそんなこととは知らなかった。
今日も一日、素直に郭嘉の言いつけを信じて無駄に南皮をひっくり返し続けていた彼らは、
何の見通しも付かぬままに、大休憩を取っていた。

北海に低気圧が来ている影響で、
ここ、冀州[業β]でも、城外にはごうごうと不気味な風が吹き荒れている。

司馬彪(司馬懿殿……。それに、大量に居た司馬司馬隊。ほとんど全員が死んでしまった。
    ……このまま南皮に留まっていてもいいんだろうか?)


≪歴史家見習い/2名≫司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す
     『続漢書』、『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
      写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
284豫州 [言焦]:02/05/19 23:28
程普「Σふっおおぉおぉぉっ!」
黄忠「Σわぁおぉぉぉおぉっ!」

曹仁に逃がしてもらい、九死に一生を得て
ふたたびあてもなく中原をさまよう≪仲裁おっさんs≫。
突然暗闇から聞こえてきたうめき声に懐中電灯を向けると、そこには、
半殺状態にまで落ち込んでしまった阮籍が、身包み剥がれた全裸のままで転がされていた。

阮籍「うう……うぅう……。」
程普「大丈夫ですかっ!? そこのお人―――っ!?」
黄忠「ム! これは酷い……。」
程普「ジム。これもチュパカブラの仕業だろうか?」
黄忠「あまり若くも無いのが気になるが、「全裸」というのはキーワードだ。
   うむ。デラよ。もしかしたらこれはチュパカブラの足跡やもしれぬ!
   ともかく屋内に運び込もう。」
程普「了解、ジム。」
阮籍(あぁん? ちゅぱかぶらぁ〜(@q@)


≪仲裁おっさんs/2名≫
黄忠【発光弾×3、有刺鉄線、石】
程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
@阮籍[酔っぱらい、全裸]
「迷ってませんか?ねえ、迷ってませんか?」
執拗に訊ねる諸葛尚だったが、姉さんは答えてくれない。
―――迷いやがったな、こいつら。
許儀は何も考えてなさそうだが、明らかに関索は動揺している。
しかも遅々として進まないのも、その動揺に拍車をかけている。
寄り道が多いのだ。
なぜか猪やら鹿やらウサギやら、鳥やらヘビやら鼠やら……。
伐採し、逃げ出す獣達を見るなり巨大鍋で(圧死させて)狩猟し、
食材だけが豊富になっている。
世の中、鍋を投げて獣を狩る人間なんて、見たことない(ここにいるけど)。
許儀はどうやらお腹が空いているらしい。
万年欠食児童は今日もお腹の虫が鳴いているのだ。
おまけに道々に生えている冬越しの薯やら筍やら山菜やらを摘んでいる。
「肉だけでなく野菜まで獲れるなんて、嬉しい誤算だね」
なんて言ってる場合ですか!!!きぃぃぃぃ!
でも、お腹は僕もすいている。
なんせ乾パン食い逃したもんで……。



姉さんの指示で関索が大きめの樹木を、どういう技なのかスッパリと伐採した。
どうやら年輪を読んで方角を知りたいらしい。
―――やっぱ迷ってたんじゃないか?
お茶碗を持つ手と逆が東だからぁー………………こっち!

いい加減すぎますよ、お姉さん。
ずっと森を歩いているけど、ぐるっと周って、いまだ雍州なんてことないだろうな!

≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】【共通で様々な獣の肉と野草】
※実は雍州脱出して司州に入りました。
陳宮「なんじゃ。豫州か。……豫州は完全に儂の管轄外じゃな。」

[亠兌]州南端にまで索敵に来ていた陳宮は、暗闇の中、
遠く、じわじわと燃え広がっていく森林火災を確認して、
心中の落胆を隠せなかった。

―――交戦地点の確認に行きたい!
行きたいが、[亠兌]州からは離れたくなかった。

現在の生き残りは、60人ちょっと。
たぶんそんなところだろう。
常識的に考えれば、すでに偶然の遭遇は考えにくい。
相当派手に動きまわったとしても、周辺には誰も居ない、というパターンが大半に違いない。
だが、そう思って油断しているこの瞬間にも、実は真隣に兇刃振りかざした参加者が
潜んでいるかも……。


そう考えた瞬間、陳宮は突然の深いパニックに襲われた。
一瞬で咽喉が干上がり、全身から嫌な汗が噴き出す。
と思うと、今度は手足の先が氷のように冷たくなり、
緊張の余り急激に狭窄していく視界に、意識までが薄らいでいく。

―――落ち着け!! ……落ち着け! 儂ッ!
ここで発狂したら、百世末代までの笑いモノじゃっ!


どれくらいの時間が経ったのか。
一通りの混乱が去って、ようやくうずくまっていた場所から
頭を上げられるまでに回復した。

……しかし、なんでやねん、と。
一人頭にして、たった3人づつ狩るだけのことで、この員数にまではなるはずだ。
このペースでは残っている連中は、スーパーハンターか、
全くヤル気の無いカモかに極端な二極化をしている惧れがある。

……さては、よっぽど「隠れる」という戦術に出た奴が多かったな!?
ドあほう。それで生き残ったとしても無事で済むか!
あくまでも、「殺し合い」に舞台をおかれて、「価値ある臣下」がどうとかというなら、
何人か狩っておいて、自分への注目を逸らした方が、どう考えても得策というもの。

陳宮「……遭遇が起こるとすれば、明け方か、薄暮。」

ベルナルディを構え、火山を横目で睨みすえながら、
陳宮は再び静かに、[亠兌]州東部の巡回を開始した。


@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
王双「ヒソッ)どんな感じだ?」

よく晴れた星空に、切り取られたように黒々と大木の影が浮かんでいる。
王双の囁きに答えるように、その上にまたがっていた人影が
ひらひらと合図の形に手を振ってきた。
(こんな小声でも指方性によっては聞こえるのか……。)
偶然げっちゅーした集音マイクの性能のよさに舌を巻きながらも、
王双は流星槌を伝って降りてきた曹性を抱え、
こっそりと司州南部、洛水へ続く林道へと入っていった。

曹性「まず、宮廷料理だけど……、あれはやっぱり毒でしたっ 、(・_・)r」
王双「ま。そうだろうな。あれは急いで作りすぎだ。
   「宮廷料理などは目指すな」、という、神の啓示かなにかだろう。」
曹性(Σ故意犯かよ!)
  「そりゃあいいが、なんだか臧覇が喰っちゃってるらしいよ。」
王双「そんな日もあるだろう。気にしなくてよい。」
曹性「! 
   ……な、なんつーか。おいちゃんは強くなったなぁ……。」

「そんなことより次の移動だ」と言いながら、王双は服の中で明かりを絞った懐中電灯を点け、
2人はフィールド略地図に再び目を落とした。
王双「……しかし、嫌な州に追い込まれたもんだ。」
曹性「悪かったなぁ。……ここぁ俺の郷里だぜ。」
王双「そうじゃないだろ。地形の話だ。
   洛陽を越えて北東の方角、河内に向かって并州に抜けようとすれば、箕関と壷関が。
   南東に進めば虎牢関、[シ巳]水関、カン轅関(/かんえんかん)が。
   さすがは関東。バカでかい関所だらけだ。」
曹性「だけど、洛陽は焼け野原だ。ここで停滞しててもいいことないぞ?
   渭水平野でぼけーっとしてたら、スナイプされて強制終了されるのがオチだ。
   もしも俺がハンターで、もうちょっとマシな弓さえ引き当ててりゃあ、
   まず間違いなく大河に面したド平野地帯で、狩って狩って狩りまくってるね。」
王双「うむぅ……。」

足に怪我をして移動スピードがガタ落ちになったからには、
できるだけ州境が密集した場所に行きたかった。

 ―――[亠兌]州東郡、司州河内郡・河南尹、冀州魏郡、并州上党郡、予州穎川郡 ―――

この5州6郡のどこかに拠点を持てば、一瞬で複数の他州に脱出できる。
戦うのならば、この場所に陣取るのが一番賢い。
というか、序盤からハンターが棲んでるヨカーン……
だが彼らの目的は、微妙にあさっての方角を向いていた。

曹性「とにかく、人通りが多くなきゃあ料理どころじゃないぞ。
   虎牢関でお客さんを待ち伏せかな?」
王双「そうだな。[シ巳]水関では繁盛しすぎるかもしれん。
   このまま林の中に隠れていて、朝になったら川辺に寄って食材を探し、
   夕暮れに、なんとか洛陽を越えるまでに東進したら、ゆるゆるとお客さんでも待ってみよう。」
曹性「……生きてたらね。」
王双「うむ。がんがろう。」


≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、まさかり(大)、スリングショット、大袋(アイテム入り)、
       集音マイクとイヤホン、木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷・木牛の上]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
       『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体、こんにゃく芋(少し焦げ気味)】
>>287
その時、まさに真横の茂みに法正が潜んでいたとは、
さしもの陳宮も気付かなかった。
陳宮が恐怖の発作に襲われて混乱する様を見届けた法正は、
出て行きどころを失って困惑した。

良縁ファイルは手に余る。道連れが欲しい。
しかし、この極限状態で、求める相手が正気を保っているかどうかの確証は無い。
見れば相手も文官のようだが、あの武装度はいったい…


@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】

@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
292予州→司州間:02/05/22 18:17
ハァハァ…張譲様に知らせなくては…!!
豫州の偵察に来ていた郭勝と高望だが、
あの大混戦から抜け出せなくなってしまい、
時間を食ってしまった。

“はよう帰らんと張譲様に大目玉だ。急がなければ。”
高望は、手話で郭勝に話しかけた。
“おお、そうだな、かなり時間も経ってしまっ…「うひゃっ!」

素っ頓狂な奇声を上げると、郭勝はそのまま大地の狭間に消えた。
そいつは孫覇が口笛を吹きながら、気分がよいので設置した、
“お祝いの”死のプラスチック爆弾だった。

(…郭勝は…良いプレゼントを貰ったようだな。俺の度量を…天は試しておられるのか?)
命のために郭勝を見捨て仲間の元へと戻るのが英断か、
名誉のために、敵との遭遇の危険を承知して、郭勝に肩を貸しておくのが良断か、
高望は狡猾な思案を巡らせるのであった。


パーティ分離。
≪正史十常侍/10名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望&張恭【ハッキング・クラッキング入門】
      &韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】

≪十常侍偵察隊/2名≫
郭勝[下半身重傷]&高望【ワルサーP38】

@孫覇【プラスチック地雷×2、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤、布】
(孫覇は十常時偵察隊の割と近くにいます。) 
293予州→司州間:02/05/22 18:18
すまん。
こいつら、どうかしている!

姜維は焦っていた。
平然と人肉を食ってしまった臧覇と孫観もどうかしているが、
それを黙って見ていた賈南風も、正気とは言い難い。
いくら漢王室への忠誠心を微塵も持ち合わせていない面々とはいえ、
それは、あまりといえばあまりだろう!

姜維(早く……早く逃げ出さなくては。)

先頭を歩く臧覇と孫観は腹痛を訴えているようだが、
本当に腹が痛いのか怪しいところだ。
この二人と入れ違いに、馬謖と王元姫は消えた。
馬岱までもがどこかへと行ってしまった。
もしかしなくても、これ以上一緒にいることはできない。
後衛の楊艶も、函谷関人肉事件以降、いまひとつ信用が置けない。

逃げ出すのならば、夜。
周辺がまだ暗いうちに……
   ・

チャンスは一度きり。―――明るくなれば、取り返しがつかない。
―――しかし、これで死ぬかもしれない……。
姜維の背中を冷たい汗が一筋伝う。
(このような死に方、とても士大夫の死とは言い難いが……。)
その時、彼の決断を促すように、その指先に楊艶がそっと触れてきた。
楊艶の行動に力づけられたかのように、
姜維はだしぬけに楊艶を強く抱きしめると、
暗い虚空へと身を躍らせた。

「きゃあああぁーっ」
「うわぁ――――っ!」
「!? どうしたっ!?」

脆い地盤が滑落する音とともに、姜維と楊艶の悲鳴が響き渡り、
次いで、遥か下、洛水の流れの方から派手な水音が聞こえてくる。

事故か?
―――逃げられたのか!?

すかさず賈南風が懐中電灯で洛水を照らし出した時には、
運を天に任せて水中へと身を投げた姜維と楊艶を飲み込んだ洛水の川面は、
変わらずとうとうとした流れを湛えていた。


※≪砂上の楼閣/5名≫解散
@賈南風【毒針(こっそり)】
VS?
≪泰山の赤い風/2名≫
臧覇[負傷、下痢]【青竜刀】&孫観[下痢]
※ピンユニットに2名追加
@姜維【薙刀】 @楊艶【青銅矛】
▼生存者リスト1(参加武将には聞こえていません)――

○既出メンバー(パーティの部)  

≪正史十常侍/10名≫張譲【杖】&趙忠&夏[小軍]【ナタ】&孫璋【PHS】&畢嵐【鉄鞭】
      &栗嵩【飛刀×2】&段珪&高望&張恭【ハッキング・クラッキング入門】
      &韓[小里]【ノートパソコン】&宋典【謎のCDR】
      【共通アイテム:放送塔の機械類】
≪十常侍偵察隊/2名≫郭勝[下半身重傷]&高望【ワルサーP38】
≪泰山の赤い風/2名≫臧覇[負傷、下痢]【青竜刀】&孫観[下痢]
≪残された2人/2名≫馬謖[捕縛]【なし】&王元姫[捕縛]【なし】
≪竹とんぼ/3名≫&張[合β](2人目)[クリーチャー]【バックラー、苦無、十拳剣】 
      &[广龍]会【日本刀、十字手裏剣、竹とんぼ】
      &何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】
≪仲裁おっさんs/2名≫黄忠【発光弾×4、有刺鉄線、石】
      &程普【根性はちまき、三叉槍、金棒、大斧、石】
≪ビストロ王双/2名≫王双[負傷]【大型サバイバルナイフ、流星槌、許チョの携帯用ミニ絵図、
       テグス、まさかり(大)、スリングショット、大袋(アイテム入り)、
       集音マイクとイヤホン木牛(食材&調理道具)】
       &曹性[負傷・木牛の上]【銀の弓(銀の矢16・木の矢20)、
       1/144RX−78ガンダム(「がおー」と鳴く)、RX−78操作マニュアル
       『簡易植物事典』、鉄兜、謎の物体、こんにゃく芋(少し焦げ気味)】
≪DB捜索隊/3名≫張紘【マイナスドライバー、一星球】&丁奉【青龍刀、三星球】
      &全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
≪DB集め悪の軍団/5名≫
      董卓【ニンジャブレード、電撃ムチ、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
      &李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
     『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ、陣羽織(防御+5)】
      &李[イ寉][右肩被弾、手当て済]【大型サバイバルナイフ2本、鉄の爪、】
      &楊奉[下半身大怪我、手当て済]【楔、チェーンソー、チャッカマン、双眼鏡、三節棍、矛】
      &昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し、一升瓶】
≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】【共通で様々な獣の肉と野草】
≪ファイヤースターター's/4名≫周瑜[1回吐血後死亡、昏睡]【裁縫セット、
      イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲[就寝]【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し、就寝]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
      &孫登[衰弱、就寝]【なし】
≪戦友コンビ/2名≫曹遵[両足骨折]【FN社P90突撃小銃(ハッタリ)、鉋】
       &朱讚[両足骨折]【スーパーボール×5、鎖鎌、ナイフ、SPAS-12(ショットガン、故障)】

≪歴史家見習い/2名≫司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す
     『続漢書』、『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】、
      &[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
      写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】

☆パーティの部、以上、13パーティ・43名が生存確認。
▼生存者リスト2
○既出メンバー(個人の部) 

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(36発)】
@甄姚【墨、ニューナンブ(×3)】
@孫覇【プラスチック地雷×3、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤、布】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
@阮籍[酔っぱらい、全裸] 
@張角[かすり傷]【杖、黄巾、連弩(8)、ベレッタ、カッターナイフ、流星錘、
    アサルトライフル、デザートイーグル(マグナム)、ジグ/ザウェルP230】
@張遼[被弾、気絶]【なし】
@陳式[両足骨折、全身虫刺され、失神中]【ホッケーマスク】
@胡車児(ストーカー)【拡声器、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
@夏侯惇[負傷、左腕廃化]【斬馬刀、張遼の置手紙】
@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×2)、桐箱(呂布首入り)】
@審配[負傷]【サーベル】
@姜維【薙刀】
@楊艶【青銅矛】
@賈南風【毒針(こっそり)】

☆ピンユニットの部、15名が生存。 合計58名が生存確認。
▼各種データ
≪仲裁おっさんs≫――?―→阮籍 in 豫州[言焦]
法正――?――→陳宮 in [亠兌]州最南端
≪泰山の赤い風≫――vs?―――賈南風 in 司州西?洛水ほとり


━━現在時刻&禁止エリア・安全エリア&フィールドの状況変更&ウェザーリポート

禁止エリア地図→ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/458
参考地図   → http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/tizu.html
●過去ログサイト http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3952/

△ 雍州/擁州  …弘農全焼、長安に大図書館。 ※※ 304以降禁止エリア発動 ※※
○ 司州/司隷  …洛陽全焼、北部は山岳。
○ [亠兌]州 …暖かくなってきています。東北部は嵐?
○ 予州/豫州  …許昌全焼。地形がゲリラ戦向きとの情報あり。森で火災が発生しました。
○ 并州    …壷関半壊。雪崩の恐れ。
○ 冀州    …暖かくなってきています。東部は嵐。
○ 青州    …嵐です。沿岸部は津波に注意。

× 益州・幽州・交州・涼州・徐州・荊州・倭国・揚州 

まんべんなく暖かくなってきています。徐州周辺には温泉が涌いています。
行動量からすると、そろそろ夜明けではないでしょうか?

━━放浪素材情報
   放浪素材・馬雲丸【なし】 は、禁止エリア・徐州、北之火山の直下の洞穴でフリーズ

━━ドラゴンボール情報(七つ集めると何かが起こるらしい?)

一星球…張紘
二星球、四星球、五星球、六星球、七星球…董卓
三星球…丁奉

          頑張って七つ集めてください。

なにかあったら、新雑談スレへ http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/l50
前スレまでの死亡者は>>9参照
≪あ行/10名≫(+1名)
 阿会喃 尹礼 于吉 于禁 袁術 王業 王経 王濬 王沈 王方 
≪か行/7名≫
 華陀(佗) 関羽 韓当 厳白虎 黄蓋 顧雍 (黄権)
≪さ行/10名≫(+1名)
 左慈 周倉(武安国) 周泰 朱褒 鍾ヨウ 諸葛瞻 曹叡 宗果 曹仁 曹操
≪た行/5名≫(+1名)
 段[火畏] 張燕 董荼奴 董旻 杜預
≪は行/1名≫(+1名)
 樊稠
≪ま行/1名≫
 毛カイ
≪や行/1名≫
 羊[示古]
≪ら行/1名≫
 劉備
前スレ死亡者数439名
当スレ死亡者数36名
計 全死亡者数475名

◆禁止エリア◆
涼州 徐州 荊州 交州 倭 幽州 益州 楊州


◆生存者・参加者数◆
パーティの部 43名
個人ユニット 15名
生存者計   58名
総参加者数  533名

霊帝「あっさやっけの 光の中に 立つ影は
   ……朕じゃあ〜〜〜〜〜〜っ!!

   あー、夕べは程よく興奮していてよく眠れたなあ。
   だけんど、そうはいかなかったお友達も居た様だな。
   曹仁君はよく頑張ったが、残念だったなあ。霊帝、ちょっとガガーリだぞ。
   しかし死んじゃったら、はいそれまーでーよー、だからな。
   曹仁君を倒した君達はそれを自信にして、そーでないお友達はそれなりに
   最後の一人に残れるよう、努力するように」

※次の禁止エリアは擁州です。本スレ304レス後にエリアが発動します。
「ああ…」
「貴方と一緒なら悔いはないわ…」
「王元姫…」
「馬謖…」
二人は熱い接吻を交わすと、
もはや悪あがきは止め、静かにその時を待った。

残り3レス
≪残された2人/2名≫馬謖[捕縛]【なし】&王元姫[捕縛]【なし】
302冀州 嵐の中:02/05/22 22:51
     『周辺の偵察に行ってきます。
      夜明けまでに戻って来なければ、探さないで下さい。
                     
                              [登β]艾』

司馬彪「なぜだぁ―――っ!!」

嵐の南皮。目覚めて[登β]艾の置手紙を発見した司馬彪は茫然とした。
さすがに最初に考えたことは、「マターリし過ぎて見捨てられたのか!?」、ということで、
そしてその予想は当たっているはずであった。

―――嵐の夜中を選んで出立することが、そもそもおかしい!
『夜明けまでに戻ってこなければ』、の一文も、奇妙だ!!
死亡者放送があるからには、わざわざ念押しするまでも無く、変事があれば嫌でも気付く。
……要するにこれは、万が一私が夜間のうちに[登β]艾の失踪に気づいた時に、
こちらを夜明けまで足止めしようという作戦だろう。

司馬彪「た、耐え切れなくなったのか? [登β]艾殿……?」

「二人で生き残ってしまったらどうしよう?」
ニブい司馬彪とてその瞬間のことを考えないでもなかったのだが、
よもやこんなに早く、その時が来ようとは……。

突然の別れに、混乱しつつも南皮城の楼閣から周辺を見回してみたが、
[登β]艾の姿は、当然のようにどこにもなかった。


※≪歴史家見習い≫解散。ピンに2体追加。

@司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』、
    『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】
@[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
      写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
303永遠(1/3):02/05/23 00:07
朝日が昇ったのだろうか。
どこからか差してくる光が2人を照らす。
すでに諦めていたのに、それは唐突だった。

どうにかお互い首を動かし接吻することはできたものの、
それ以上は抱きしめるどころか、触れることすらできずにいたのに・・・

王元姫の後ろ手に縛られた手にスルリと感触があった。
馬謖の手首をきつく縛っていたグラスファイバーのムチが緩んだのだ。
それに気づいた馬謖は必死に自らを縛っていたロープや木材を撥ね退ける。
もう時間がない。
きっとこの太陽が昇りきった時が限界だろう。
当然、いまから走ったところで間に合うはずがない。
普通ならここで諦めるのだ。
王元姫もこれでせめては2人抱き合って死ねると思っていた。
しかし、馬謖は何を思ったのか、ひとり誡めを解くと王元姫を置いて走った。
先ほどまで接吻していた同じ男とは思えなかった。
―――待って!
王元姫の声に馬謖は一度立ち止まったが、振り向かずに走っていった。
だんだん足音が遠ざかっていく。
ああ、罰が当たったんだ。
男を騙して欺こうとした罰だ。
当初私達は打算でチームを組んだ。
たらし込んで快楽を与える引き換えに守ってもらう。
うまくいってたのになぁ。
なにがいけなかったのかなぁ。
あんなに私を愛していると思っていた男が、こうも簡単に逃げ出すとは。
私も好きになってたのにな。
嘘から生まれた恋?
笑っちゃうね。
えへへ。
・・・・結局ひとりか。
少し自嘲気味には笑ってみたが、誰も答えてくれなかった。
304永遠(2/3):02/05/23 00:08
ああ、静かだなぁ。
このまま死ぬのかぁ・・・・

王元姫が永遠の孤独とも思える時間を過ごす。
そしてついにその静かな空間を打ち破る、あの音が―――

ピ・・・・・・・ピ・・・・・・・ピ・・・・・ピ・・・・・

音は首輪から聞こえる。
どうやら禁止エリアのカウントダウンだ。
もうすぐ死ぬんだ、私。
死ぬ?やだ……私、死にたくない……
すごく寂しくなってついに王元姫は泣き出してしまった。

そんな膝を抱え泣き出した王元姫の身体を強引に引き上げる力が加わった。
強引に顔を上げさせられる。
そこには、馬謖が微笑んでいた。
「なんで……なんで戻ってきたのよ」
「お前を置いていけるか」
「だってさっき」
「ごめん。泣かせてしまったね」
すっかり裏切られたものだと思っていたのに。
馬謖は王元姫の誡めを解くと、一輪の白い小さな花を差し出した。
「これを取りにいってた」
とてもやさしい目をしている。
「花?」
「ああ。まだ、君に言ってなかったことがあるんだ」
「言ってないこと?」
「ああ……」
首輪の警告音が徐々に間隔を詰め、辺りに響いている。
しかし、2人の間には再び静かな時間が流れているようだった。
「愛してる。結婚してください」
馬謖が真面目な顔で告白したのが、おかしかったのか王元姫が噴き出してしまった。
「なんだよ。まだちゃんと好きだって言ってなかったからさ。笑うなよ。せっかく告白したのに」
「だって(笑)」
「どんな思いしてひとり荷物を取りにいったと思うんだ」
「なによ荷物って」
「これ。あげようと思って」
馬謖の手には髪留めがあった。
彼はこれを取りに走ったのか。
それを知ってなんだか、さらにおかしくなった。
「笑うな(笑)」
馬謖はき真面目を絵に描いた男だった。
だからプロセスが大事なのだ。
好きなら告白する。
ピュアなのかもしれない。
だから馬謖は自分の持ち物に、いつか渡そうと思っていた髪留めを用意していたのだ。
そして王元姫は感じていた。
ああ、私もこの人を愛しているんだと。
305永遠(3/3):02/05/23 00:12
朝日が2人を照らす。
―――とても静かだ
―――もう警告音も聞こえない
―――ずっとこのままならいいのに

2人は見詰め合う。
王元姫の髪には髪留めがあった。
どちらからとなく、2人は抱き合い唇を合わせた。
もう離れない。
永遠に―――――――――
   ・
   ・
   ・
パパ―――――――――ン

渇いた音が鈍く響いた。



【馬謖、王元姫:死亡確認】
※≪残された2人≫消滅
306霊帝通信/臨時放送:02/05/23 01:17
霊帝「たばこ一本 たばこ二本
   待ちぼうけ あぁあ誰も来ない♪ 

   雍州のお友達たちはなかなかガッツがあったな〜。感心感心。 
   ところで、誰でもいいわけじゃないが待ってます♪ なんて
   そんなさみしんぼうの君たちにプレゼントだ〜。
   ……お待ちかね、次の禁止エリアだぞー?
   次の禁止エリアは并州〜 并州だ〜。」

※次の禁止エリアは并州です。このレスから100レス経過した時点でエリアは発動します。

現禁止エリア地図  http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1015736751/598
やられた、である。武器を根こそぎ持って行かれた。その意図は明白である。
徐々に怒りがこみ上げてきたが、後の祭りだ。

が、ともかく周囲に目を凝らす。
「ふむ…足跡は、残っているか」
雪解けのあと、しかも嵐による雨もあって地面は柔らかい。まだ新しく、一目で
見分けがついた。だが、下手に後を追ってばっさり斬られてはたまらない。
といって、どのみち、最後の一人になるまでは、この「ゲーム」は続くのだ。
自分には、もともと武器は似合わないしな。と、半ば自嘲的につぶやく。つぶやきつつ、
足跡を追った。

「南、か。妥当な線ではある」
だが、郭嘉が言ったというもう一つの目的地・五丈原にはもはや近づけない。となれば、
残るは[亠兌]か司州か。どちらに行ったかは微妙なところだ。
(それにしても、貞侯(郭嘉の諡)殿はどういうつもりだったのか。狂ってしまったのか、
いや、じつは[登β]艾殿を体よく追い払いたかっただけなのか)
実は図星だったのだが、司馬彪は自分が逃げられたからこのようなことを考えたのだ、
と思った。

南皮を去る前に、即席の碑を建てた。袁家は四世三公の家柄である。記録を残して
おこうという、ちょっとした自負心があったのだ。
『袁紹は字を本初といい、…』
簡潔な内容だが、もちろん平文(暗号ではない)である。

司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』、
『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】
※[登β]艾を追跡。ただし、発見しても話しかけず、しばらく離れて尾行する。例によって、
『続漢書』執筆は続行。
308凶嵐1/2:02/05/23 17:12
荒びはぐる嵐の轟音の中、そこに虚しく建っている、古き家屋があった。
もうじき早朝だというのに輝日の見えない漆黒に淀んだ青州、
「北海」に大音量の放送が、嵐の音に負けじと競い、猛った。

───な…しゅ、周泰!あんたまで死んだのか…!
…カラーン
錆びた金槌の、床に墜ちた音が鈍く響いた。
無論、落としたのは周泰の死亡放送を聴いた吾燦である。
その時、吾燦の全人生を賭けて脳漿に注ぎ込んだ叡智が全て吹き飛んでしまった。
真っ白の状態……精神崩壊である…。
吾燦は、多大なるフラストレーションの堆積によって、ついには脆いガラスのように崩れ去ったのであった。

徐(ここは嵐のまッただ中の青州…。
 だが…幸いにも嵐は東に移動し、夕暮れには西へ通り過ぎるだろうと予想できる。
 しかし、忌々しい嵐だな。
 このホッタテのボロ古屋は、今にも吹き飛ばされてしまいそうなほどの震撃を受けている。
 耐えきれるのか?この轟風の衝動に───)


309凶嵐2/2:02/05/23 17:14

しかも、我がパーティーメンバーとは…

一人、補強作業を行いながらも、真理ちゃんを一時たりとも放さない孫登殿
二人、昏睡状態で絶対安静にしなくてはならない周喩殿
三人、先程の死亡放送が決定打となり、抜け殻と化してしまった吾燦殿

この状態で強力な狩人様にあったら、確実に血祭りに挙げられてしまうだろう。
だが、如何に考えを巡らしても、徐庶は断食にて極限状態なのだ。
食物を欲する飢えた脳漿に、妙案たる挽回策が思い浮かぶ筈はなかった。
挙げ句の果てには、吾燦の耳障りな呪念の呟きに自分までもが扇動されそうになる。
もはや徐庶の脳内では葬送曲が流れ出す始末だった…

徐「…ああ、頭が痛い……」

この間にも、時は刻々と流れてゆく───
不愉快な嵐の狭間で、為す術なく立ち往生している彼らにとっては、
精神的にも、肉体的にも、辛く厳しい時間に思えてならなかった。

≪ファイヤースターター's/4名≫周瑜[1回吐血後死亡、昏睡]【裁縫セット、
      イングラムM10サブマシンガン】
      &吾粲[精神崩壊]【潮流図 ※倭の国の位置は魏志倭人伝準拠、ロープ】
      &徐庶[首輪無し、頭痛]【馬上槍、八卦刀、甲冑一式】
      【共有アイテム 登山セット×2】
      &孫登【なし】

青州、キ州東部に嵐が直撃しました。夕暮れ(>>350辺り)にはヘイ州方面へ逸れる模様です。
310凶嵐2/2:02/05/23 17:18
×だが…幸いにも嵐は東に移動し、
○だが…幸いにも嵐は西に移動し、

…詫びの言葉も思い当たりません。死を為して償ってきます…スマソ。
「なぜだ!? なぜなんだ―――っ!!」
法正の絶叫に答えたのは、問答無用のトミーガンの掃射だった。

どうしてこうなってしまったのだろうか?

朝日が差し込んでくるにつれ、はっきりと自分の追尾していた相手が
手負いの文人だと知れると、法正からは闘う気は消え失せた。
黄権の首輪が壊れていたにせよしないにせよ、
こちらからゲームシステムに働きかけるためには、情報と頭脳が必要不可欠。
≪仲裁おっさんs≫などに所属していた法正は、いい加減情報には飢え切っていた。
(時間切れに最大の余裕があるはずの死亡者放送の直後ならば、
 ある程度理性的な話し合いが出来るはず……)
……そう思って、交渉に出たのが間違いだった。

法正はもちろん知っていた。
―――ただ、相手は、さらにそのことを深く認識していたというだけだろう。

本当に時間切れに最大の余裕がある瞬間は死亡者放送の直後ではなく、
目の前で誰か一人が、死んだ時だということを。
岩陰に隠れた法正に向け、再び地を這うようなトミーガンの掃射が来る。

―――相手は狡猾な奴だ。今ならまだ逃げ切れる。
    このような土地鑑の無い場所でのわざとらしい挑発には、決して乗るべきではない。

頭のどこかでそんな警鐘が鳴っていたが、藪を挟み、大木を盾にして
面白がるように45ACP弾をバラ撒くその人影に、法正の忍耐の緒は、まさに今、
音を立てて切れようとしていた。


法正「……いい度胸だ。人が穏便に話をしようとするのを無視して、
    そんな博物館級のド古臭いSMGで、このMP5Kに勝つ気とはな…(怒)」


@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
   vs
@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×1、1/2)、桐箱(呂布首入り)】
ここに雍州最後の脱出者が朝日を浴びて現れた。


陳式は実はずっと失神して、ここ函谷関に倒れていた。
顔に当たる陽の光に気づき、やっと目を覚ましたのだ。
昨夜はヒドイ目にあった。
身体中痛い。
おまけに両足とも骨折しているらしく、這うことしかできない。
アイテムもホッケーマスクだけ・・・
まあ、命があっただけよかったのか。
どうやら雍州は禁止エリアに指定されたらしいが、次の禁止エリアを聞き逃した。
死亡者放送もわからないので、あいつらが生きているのかもわからなかった。
本当にヒドイ目にあった。

陳式がズルズルと這い進む。
もうあまり移動はできない。
ならば静かにこの函谷関で最後を迎えようか。
陳式がうつ伏せした身体をよじり、空に顔を向けるとそこに影ができた。
そして―――

パ――――――ン

「あぁあ、男かよ。もててーなー」
馬岱はひとり悠々と函谷関をくぐり抜けていった。
通り過ぎたあとには、額を撃ち抜かれた陳式が横たわっていた。

【陳式:死亡確認】

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(35発)、ホッケーマスク】
※司州を女性求め移動
意識の無いままに胃の内容物を全て吐き出したようで、
胃そのものが口から飛び出すのではないかと思われるほどの
強烈な嘔吐の発作によって、張遼はようやく意識を回復した。
引き攣れるような臓腑の発作に身をちぢこませると、
強い酸性の胃液が、どろりと口の端から流れ落ち、
鼻腔を、戦場で嗅ぎ慣れた、生臭い鉄の匂いが刺激する。

張遼「う……?」

体を動かそうとして、始めて自分の異状に気が付いた。
天地も分からぬ混沌の中から、自分の五体を、強く、イメージする。
長い時間をかけて、意識を頭から胸へ、胸から腹へ、そして手足へと巡らせると、
ようやく張遼は、自分がほとんど半裸の状態で床に転がされていることを自覚できた。

今は―――? バトルロワイヤル中。
俺は―――? 揚州の禁止エリアに向かう途中で于吉に襲われ、
そして、その後……

「―――!!」
声にならない悲鳴が、張遼の咽喉から溢れ出した。
顔を床に縫い付けるように固まっていた血がバリバリと音を立てる。
慌てて飛び起きようとして、失血のあまり視界がみるみる溶暗したが、
湧き上がるパニックを抑えることが出来なかった。


              時間の感覚が全く無い!!

昌キ/昌覇に襲撃され、意識を失っている間にどれくらいの時間が経ったのか!?
――― 一晩か? ……まさか二晩以上か!?
もしや、その間に禁止エリアの追加放送があったのでは?
あったとすれば、それはどこだ! ……ここか!?
それはいつ発動されるんだッ!?

このゲームで、単独行動者が一番怖れねばならないこと。
それはもちろん、放送の聞き逃しだった。


一瞬後に現在地が禁止エリアになるかもしれないという恐怖に、
あちこちにぶつかったり、転んだりしながらも張遼はともかく起き上がり、
張燕の屍骸を乗り越えて、必死で廃屋の出口へと向かっていく。
……それにしても俺は、何回こうして一人ぼっちになれば気が済むのか。
いつでも俺は、累々たる死体に囲まれて、独り切りで立っていた……。
―――田豊。 ―――胡母班。
そして、……ダシかなにか、そういう汁のなにか。(※朶思王)。

張遼(韓遂や張燕までもが……っ!!)

徐庶や孫策、胡車児といった面々の存在は、
張遼の中では、微妙に無かった事にされかけていた。
            ・

ようやくのことでふらふらと戸口までまろび出ると、
暗闇に慣れた張遼の網膜を朝の光が突き刺した。
あやうく再び倒れ込みそうになるが、すんでのところで踏みとどまる。
張燕の止血処置が無ければ、ここで死んでいたはずだった。

とにかく、とにかく誰か一人を捕虜に……。
情報を持っている誰かを探して……


そのとき張遼の耳に、激しい交戦音が届いてきた。


張遼[被弾]【アイテム無し】

@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
   vs
@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×1、1/2)、桐箱(呂布首入り)】
317司州 馬岱:02/05/24 13:46
あれか?俺はあれなのか?
簡単に人を殺せる人間。つまりは、このゲームに乗ってしまったのか?

函谷関の近くに流れる河に自分の姿を映し一人悩む男が居た。
陳式を殺した男、馬岱である。

義も理もなく、反射で撃ってしまった。
自分の中に潜む闇が表に出てきてしまったのだろうか。
そういえば、馬謖のときも簡単に見捨ててしまった気もする。

ああ、殺すだけでは飽きたらず、略奪まで……。
手にしたホッケーマスクを見つめる。
あの男にも人生はあったのだろう。
それをあんな形で。一瞬で。
私も一瞬で殺されてしまうのだろうか。
このマスクは彼の形見か。名も知らぬ男の…。

……ふむ。チョッと汚れてるし洗ってみようかな。
お、綺麗になったな、このマスク。
ふむふむ。お、これは……かっこいいかも。
そう思い、ホッケーマスクをかぶってみる馬岱。
川面に映る、今までとは違う自分。

「ヒュー、コホー。おお、これはかっこいいぞ、これならばモテるっ!?」

なにか、モテるという言葉に逃げつつある馬岱であった。

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(35発)、ホッケーマスク】
※司州を女性求め移動中
官に逆し、天下のお尋ね者に転がり落ちた時も、
雲霞の如く群がる黄巾賊の只中に斬り込んで行った時も、
敵兵に囲まれ、豪雨の中、水上に孤立した時も、正直、今ほどの恐怖は感じなかった。
何度もくぐってきた戦場の恐怖とは、全く性質の異なる恐怖に、
臧覇は戦慄を覚えていた。

足元も見えぬ暗闇の中、濁流へと身を躍らせた、姜維と楊艶。
死亡者放送で名前を呼ばれなかったのだから、
事故などではなく、運を天に任せた逃亡であったのだろう。
だが、バトルロワイヤルの最中に、二人で手を取り合うという行為は、
それも一種の、情死の形には違いない。

―――理解できない気持ちではない。

情愛は、男女の間の ”侠” である。
姜維は楊艶への誠実を貫いたのだ。
たとえこのまま死んだとしても、姜維と楊艶は勝利者だった。

最悪の場合、最終的には二人で殺しあうハメになろうとも、
俺も、この孫観をどこまでも引率するだろうし、
昌キと名乗る昌覇を探して、
このままフィールドをさまよい続けるのだろう。
そして、これも……
「―――理解できない気持ちでもない。」

臧覇が、眉間と鼻先に深い皺を寄せて目をやった先には、
洛水に半身を浸して、呪詛の言葉を喚きちらしながら身を投げた二人を探し回る、
賈南風の姿があった。
平然と、自らのパーティメンバーの死と装備品を引き換えに、
自分の生命保全の取引を持ちかけてきた、
昨夜までの理知的で冷酷な賈南風ではない。
そこに居るのは、図書館で最初に出会ったときの、
黝い嫉妬と哀しみに身を焼く、愛に飢えた、ただの女の姿だった。

官憲を手に掛けたというだけで、
豪族の若君の身分から山賊にまで転がり落ち、
栄光と布衣のすごろく人生を歩んできた、俺には分かる―――

―――いや。やっぱり、男の俺には分からんな。
見た目が全てな明教時代に、浅黒い肌で生まれてきた女の舐めた辛酸など、
男に分かろうはずも無い……

「! 頭領!?」
孫観の制止の声を振り切り、我知らずのうち崖を下って、
臧覇は洛水の中、賈南風の傍まで歩み寄っていた。
臧覇の立てる水音に、賈南風がようやく振り返る。
憎しみの発作に赤黒く腫れた白目。
脳を焼く嫉妬に崩れた髷。
落ちてきた髪の毛が、一筋二筋、口の端に張り付いている。
顔色は憤怒の蒼白で、もともとの肌の黒さも手伝って、
汚れた渋紙のようにひび割れ、いびつに歪んでいた。

「賈南風。俺は……」
そこまで言って、臧覇は突然口篭もった。
(―――なにを言えと言うんだ!? 「実は好きでした」、? ……Σそんなそらぞらしい!!)
言葉は、無力だ。
詩聖と呼ばれる者が百万語を尽くしてみたところで、
策はやぶれ、目の前で二組の情死の現場を見せつけられた今の賈南風には、
屈辱しか与えることはできはすまい。

―――俺が今、偽りなくこの女にしてやれることは、ただの一つ。
朝の光に、青竜刀が生白く輝き、
感情を押し殺して抑揚の無い、臧覇の声が静かに流れる。


臧覇「―――御辺は敗れた。姜維の楊艶に捧げた誠の程を量れなかった、御辺の負けだ。
   海岱の長・奴寇臧宣高が、御身の命貰い受ける。」


【賈南風 死亡確認】

≪泰山の赤い風/2名≫
臧覇[負傷、下痢]【青竜刀】&孫観【毒針】[下痢]
前々から少しおかしいのは気付いていた。
注意はしているつもりだった。
だが所詮はつもりだったようだ。
気付いた時にはもう張[合β]の姿はなかった。

广龍]会「俺一人でこの先どうすれば良いんだ?
教えてくれ顧雍!」

今は亡き戦友を呼ぶ声が心の中で空しく響く。


そしてその頃張[合β]は迷っていた。
何故か自分は仲間を捨ててまで誰かの元に行こうとしている。
しかもその相手を必ず殺さなければならないという衝動に駆られていた。
一体何故?何の為に?
全ては華佗が死んだためだの動物的本能がさせているのだが、
本人がそんな事に気付くはずはなかった。


≪竹とんぼ/2名 
[广龍]会【日本刀、十字手裏剣、竹とんぼ】
何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】


張[合β](2人目)[クリーチャー]【バックラー、苦無、十拳剣】
※ピンユニットヘ。動物的本能で夏侯惇の元へ向かっています。
322選択(1/3):02/05/25 03:24
>>292
なんとまあ素直にかかるものだ…。
内心呆れつつも、戦果を確認すると孫覇は于吉レーダーを見た。
どうやらあの2人以外はいないようだ。

しかし、だんだんシンプルになっていく。
自らのアイテムを消費していくと、いずれは冷器の勝利ということなのだろうか。
なんにせよ自重も必要だ。
自分の戦闘のタイプもあるのだ。
ここは慎重に動きつつ、アイテムの補充に努めなければいけないのかな……

孫覇はPSG-1を固定し、うつ伏せになってかまえた。
「さあ、選択しろ。俺は慈悲深いぞ」
PSG-1のスコープには思考を巡らし考えあぐねる高望の姿が映っていた。
323選択(2/3):02/05/25 03:24
一方その頃、高望は選択を迫られていた。
自らの動きを制限され、敵の標的となるようなこの荷物(郭勝)に肩を貸し行くか。
それとも、ひとり見捨てていくべきか。
時間がない。
付近に敵がいるとも限らない。
そして高望は決断した。

”すまない”
手話ですがる郭勝にお別れの言葉を送った。
”ま、待ってくれ。私はまだ大丈夫だ。大丈夫だから”
郭勝が必死に手話で命乞いをする。
しかし、高望にはせめて苦しまないようにトドメを刺してやるしか、
この同僚を助けるすべを知らなかった。
この場に残したところで死を先延ばしにするだけだ。
”すまない”
この場になっても手話で会話をするのも、どうかと思ったが高望はアイテムのワルサーを郭勝に向けた。
”た、助けてくれ!助けて!・・・・・”
もう手話にすらなっていない。すまない郭勝。
せめて苦しまないようにしてやるから。
「高望!」
しばらくぶりに名前を呼ばれた。

パーン

―――――――――バタ

銃を構えたまま高望が崩れ落ちた。
(どういうことだ?)
郭勝は何がなんだかわからなくなっていた。
しばらくしてユラユラと揺らぐ地平から、太陽を背にし影となった男が現れた。
高望のワルサーを拾い上げるその男は――――――孫覇。
324選択(3/3):02/05/25 03:25
「つまらん」
その男はそう言った。
「選択ミスだ。お前はそうだな・・・今しばらく生きればいい」
そう言うとさっさとその場を後にした。
もちろん水、その他の食料を奪取された。

”ならばいっそうのこと殺してくれ!”
郭勝の叫びの手話は聞こえなかった。

【高望:死亡確認】


≪十常侍偵察隊≫解消→ピンユニットに郭勝追加
@郭勝[下半身重傷]
※放っておくと死にます

@孫覇【プラスチック地雷×2、剃刀、于吉レーダー、鎖かたびら、PSG-1、抽籤、布、ワルサーP38】
※北上
陳宮「ああん? 今、周辺には誰も居ないのか!?」

>300 > 曹仁君を倒した君達
『君 ”達”』、か。……霊帝。相変わらず失言の多い男め。
――― フィールドのどこかに、ハンターパーティが居る!? ―――

なにより、豫州森林火災の被災者が何人か紛れ込んでいるとふんで、混戦を予想し、
手が痛いのに、わざわざトミーガンで応射したのに、
結局誰も来なかったとは……   ちょっとガカーリ(・Α・)

陳宮がそんなことを考えている間にも、
背後からは、法正のH&K MP5Kの反撃が断続的に聞こえてくる。
……どうやら怒らせてしまったようだった。
そりゃ〜あ、多対一ではなく、一対一の対峙ならば、
バラ撒き型のトミーガンより一点集中掃射ができるMP5Kが、圧倒的に有利だろうなぁ〜……。
けっ! ……ちょっと戦術ミスだったな。

隠れている大木の陰から短剣だけを出し、反射で背後を窺ってみると、
法正は時折岩陰から半身を乗り出して、MP5Kを掃射していた。
逆上して好戦的にはなっているが、
自分から間合いを詰めてくる気は、相手には全く無いようだ。
―――そうそう。
ストックも無し。ストラップも自作してないショートバレルのMP5Kじゃあ、
敵に自分の体を暴露しながら撃つしかないから、
怖くてそれ以上は近付けんじゃろ?

陳宮「だからこそ、相手から先に動かれると……」

張遼「
        |
     _ー|ー|-┐          __|_          ̄──      |
        |  ノ        ヽ/ |  ヽ          /       |
        |          /丶/   |        |        |
         |          し^ヽ   /         \        ・
                                               」
                   ┃
                   ┛ヽ(;´Д`)ノ
陳宮&法正「―――!?」

重い装備品を振り捨て、まさに今、遮蔽物から踊り出て
相手に突撃しようとした矢先の大音声に、陳宮の動きが止まる。

50メートルは離れているだろうか?
サブマシンガンの有効な精密射撃範囲からはギリギリ外れた場所に、
蒼白な顔色の血塗れの参加者が、
立ち木の中から外してきた、ステアーAUG(それは弾切れのハッタリなのだが)に
白い布を結び付けて立っていた。

張遼「う…撃つな! こちらには戦う意思は全くない!
   俺を信用して、……一旦は銃を置いてくれ!!」

そこまで言うと、張遼は交戦中の二人に見えるように、
大きくステアーを放り出した。


@張遼[被弾]【アイテム無し】
@法正【良縁ファイル、ヘッケラー&コックMP5K】
@陳宮[数指欠損・微傷]【ベルナルディM100競技用銃(5発)、
   スーツケース型戦術核爆弾+董昭の首輪、花の種、クロロフォルム、短剣、
   トミーガンSMG(ドラム×1、1/2)、桐箱(呂布首入り)】
3271/2:02/05/26 00:34
うなだれている[广龍]会。
彼らと出会ったのはそんな時だった。
何晏「[广龍]会さん誰かが近付いてくるわ。」
[广龍]会「な・何?」
慌ててそちらの方を見れば何者かが明らかに警戒をしながらやって来るところであった。
[广龍]会「1・2・・・3人か・・・。ん?何処かで見た事がある顔だな?
あ、あれは張紘殿ではないか?!おまけに丁奉殿、全ソウ殿まで!」

何晏と2人でいる事に不安を感じていた彼にとって心強い事であった。
何しろ話が通じそうな相手なのである。

何晏「どうするの?」
[广龍]会「知れた事さ。」

そう言うやいなや彼は張紘達の前に飛び出していった。
3282/2:02/05/26 00:47
突然飛び出して来た者に、華雄達の仲間が来たのかと
張紘達は敢然と反撃をしようとした。
現に丁奉などは剣で[广龍]会を切ろうとした寸前であった。
これには[广龍]会も寸での所で防御をしたから良かったものの、
あと一歩遅かったら切られていた所であった。
必死で敵意がない事を訴え自らの窮状を訴える[广龍]会に、
張紘達も最初も不審は持ったがやがて打ち解ける事ができた。
[广龍]会も張紘達の目的を聞き多いに感じ入り、
喜んで強力を申し出た。


ただ、何晏だけはDBを見て心の中で思うところがあった。

何晏「(あれは厳顔さんが持っていた物と同じ物だわ。
あの球にそんな力があったなんて知らなかったわ。
だからこそ厳顔さんはあれを一旦は禁止エリアに投げ込んだのね。
いい加減綺麗なお風呂に入りたいと思っていたのよねぇ・・・。)」

一人お風呂に入れる事を呑気に想像していた。
だが彼らの思いとは別に災いはすぐ近くまでやって来ているのであった。

≪DB捜索隊/5名≫
張紘【マイナスドライバー、一星球】
丁奉【青龍刀、三星球】
全ソウ【セキトバシューズ、鉄の剣】
[广龍]会【日本刀、十字手裏剣、竹とんぼ】
何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】

※チーム竹とんぼ消滅
洛水を流れていく賈南風を見送って、
臧覇は長い間、腰まで流れに浸したままで、彼女の亡骸を見送っていた。
―――昌キ/昌覇のこと。―――DBのこと。
考えることはいくらでもあった。

目の前で賈南風が死んだ今は、時間切れにも最大限の時間がある。
今は孫観を守って、生き残ることだけを考えるべきなのだろう。

孫観「ねぇ、寒くねぇですかい頭領?」
臧覇「………。」
孫観「早く水から上がってきちゃあどうですかぃ?」
臧覇「……シクシク(涙)」
孫観「何を泣いているんですかい?」
臧覇「………。」
孫観「もしかして ……ちょっとリキんじゃったんですね?」
臧覇「う! うっせぇ〜〜〜〜〜〜!!!(泣)」        

鉄拳!


臧覇「行くぞ! 孫観!
   とにかく体調不良を直し、うんこ服から回復することが先決だ!(泣)」
孫観(……汚ぇ頭領だな。おい。)
  「おぅよ!」


≪泰山の赤い風/2名≫臧覇[負傷、下痢]【青竜刀】&孫観[鼻血、下痢]【毒針】
330司州 馬岱:02/05/26 17:55
雍州を抜けるために日が昇るまで強行の行進だった。
そもそも、雍州というくくりがあいまいなものだった。
簡略地図には弘農からは司州であったが、今まで歩いてきた地形
を見て、この簡略地図があやふやと思えた。
ひとまず確実な安全圏へ、そして函谷関にたどり着いたとき、疲れきってはいた。

それで判断を間違ったのだろうか。
あれは……陳式ではなかったか
函谷関を抜けるとき、同僚を殺していた

陳式を、それも倒れこんでいる無抵抗なものを。
あの時、本当に反射だけで銃を抜いたのだろうか。
むしろあれが自分の本性……。



顔が熱い、前を見ると死んだはずの陳式が赤く熱せられた鉄を自分の顔に近づけてくる。
動けない、そう思い両脇を見ると無表情な馬謖と王元姫が腕を絡めて放さない。
陳式「おまえに殺人鬼の烙印を押してやろう。」
馬岱「や、やめろ、やめてくれ〜」

じゅううううううぅ・・・・・
馬岱「熱っあっつ〜あふぉかッ」
熱いものの正体、それは太陽光を吸収して熱をもった
ホッケーマスクのせいだったらしい。
少し考え事をしていた気がする、その間に寝てしまったようだ。
すぐ近くの河で顔を洗い、水に映った自分の顔を見てみると、
ホッケーマスクをかぶっていたせいか、まだらに日に焼けている。
「はは、、ははは、こりゃモテねーや……」
ちょっと泣きましたとさ。

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(35発)、】
※司州を女性求め移動中
ホッケーマスクは川に流しました。
      

       ( ( ( ( ( (゚∀゚) ) ) ) ) ) デンパ発信中

   ※ 胡車児がデンパを受信しています。しばらくそのままでお待ち下さい。 ※


胡車児「張遼タン… おっきしたの?ハァハァ」

張遼の活動は、ここ冀州で、一人のをとめを目覚めさせた。
―――胡車児。恋するをとめと化した彼は、
ごうごうと嵐の吹く冀州で、再び張遼の追跡に掛かった。

胡車児「ああ。いよいよあたしたちは結ばれるのね。」
   『拡声器/張遼タン…… あたしのこの愛を受け止めてぇ―――ぇん♪』

遠くで、司馬彪がびくっとしていたが、
踊る胡車児には、すでに張遼以外は見えていなかった。


@胡車児(ストーカー)【拡声器、先割れスプーン、乾燥肉、毛皮、強力複合弓矢メルニボネアボウ】
332Doubt―――  1/2:02/05/27 00:08
「……昌キにお気をつけなされ」


昨夜の死亡者放送以降、ずっと考え込んでいた李儒が、
ついに董卓にそう耳打ちした。

昌キには、THE☆HIGH-LOWSを始末するように申し付けたはずだった。
張燕は死亡者放送で名前を呼ばれた。
―――そこまではいい。
しかし、肝心の張遼の名前は、放送で呼ばれなかった。
明け方の死亡者放送でも、まだ名前を呼ばれなかった。
こうなっては、瀕死ですらなかったと見て間違いは無いだろう。

李儒(はてさて、昌キ? ついに裏切りの虫が騒ぎ出したか?)

李儒にしてみれば、昌キにTHE☆HIGH-LOWSの処分を任せたことは、
一種の踏絵でもあった。
董卓子飼いの将である、西域系の李[イ寉]や楊奉とは違い、
最も新入りの昌キだけは[亠兌]州人で、海岱(泰山)の頭領である。
初めから異質すぎる存在なのだ。
ましてや、形の上では、臧覇の小頭目のようなことをしていたが、
実際には、昌キはひとかどの独立軍閥を抱えた実力者。
こいつが最後まで大人しく付き従うとタカを括るほど、
李儒は自信家ではなかった。

ましてや、これだけ人数が減ってきたのだ。
333Doubt―――  2/2:02/05/27 00:08

親友の張遼を手に掛けられるか―――?

昌キに、THE☆HIGH-LOWSの始末を任せた意味は、まさにその一点だった。
そして、その踏絵を踏むことを昌キは拒んだ。
拒んだのみならず、バレないとでも思っているのか、一言の弁明も無いままだ。

昌キ。……早死に武将と侮って、私が知らないとでも思っているのか?
お前が長安を離れていた間に、呉敦から聞いて知っているぞ。
お前が張遼とは、ただならぬ友好関係にあったことをな……

―――もはや、この男は信用置けぬ!
李儒の耳打ちを受けた董卓の瞳が冷たく光る。

董卓の悪の軍団は、ゆっくりと瓦解に向かっていた。


≪DB集め悪の軍団/5名≫
      董卓【ニンジャブレード、電撃ムチ、二星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
      &李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、
     『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ、陣羽織(防御+5)】
      &李[イ寉][右肩被弾、手当て済]【大型サバイバルナイフ2本、鉄の爪、】
      &楊奉[下半身大怪我、手当て済]【楔、チェーンソー、チャッカマン、双眼鏡、三節棍、矛】
      &昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し、一升瓶】
334司州 馬岱:02/05/27 18:58
今考えれば賈南風が始まりだったのだ。
もう少しうまくやってればもてたのかもしれない。

過去の出来事をシミュレートしながら、
馬岱は洛水の川面に映る斑模様の顔面を見ながら、
勝手にif恋愛を夢想していた。

今度はうまくやろう。
うまくやってモテモテになろう。
次に賈南風に会ったら、まずは優しい言葉をかけて・・・

と再び洛水の川面を見ながら夢想をはじめた馬岱の目の前を、
その想像の彼女が恐ろしい顔で流れていった。
  ・
  ・
  ・
「……マジかよ」
臧覇に斬り殺された賈南風は、奇しくも馬岱と再会した。
言葉を交わすことない再会だったが。
彼には夢想ですらモテさせてくれないらしかった。

@馬岱【超強化防火・防水・防寒スーツ、ピストル(35発)、】
※司州を女性求め移動中
姉さん一行は、昨夜からの強行で疲れたのか、交代で身体を休ませていた。
見張りには半そで半ズボンの許儀がついている。

姉さんは目を覚ました。
ふと見ると許儀がグーグー言っている。
「疲れてるのね」
姉さんが気遣い、許儀と交代してあげようと後ろ向きの彼に近づく。

グー・・・・グー・・・・

―――許儀のお腹の音だった。
この万年欠食児童!
しょうがなくこっそりお肉をあげる。
あんまりなお約束に脱力しただけかもしれない。
許儀がムフムフ食べている。
姉さんはそして思い出していた。
このクソゲームが開始されすぐに会い、別れた甄姚のことを。
彼女はまだ生きている。
会えるといいのだが・・・

その頃、諸葛尚は悪夢にうなされていた。
姉さんに、あんなことやこんなことをされる夢である。
寝てても振りまわされる尚君だった。
う―――ん。

≪真・月英西遊記/4名≫黄月英【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、三八式歩兵銃】
      &諸葛尚【謎の鍵、パンツァーファスト×3】&許儀【巨大鍋(直径2m)、
      ポラロイドカメラ、蔦を幾多にも編んだ長いヒモ(各種)、斧】
      &関索【斬鉄剣、手斧、レイピア】【共通で様々な獣の肉と野草】
336司州:02/05/27 20:08
甄姚はバードコールを完成させていた。
「できたー!」
鳴らしてみた。

ピーヒャラヒャラヒャラー

けっこうイイ出来だった。

これでやっとあれができる・・・

@甄姚【墨性バードコール、ニューナンブ(×3)】
※月英に言われたとおり合流の準備にかかります
[登β]艾「さ・ささ・さ・さようなら。司馬彪殿……。」

一晩中掛かってつけた偽装の足跡を追って、
司馬彪が、南―――[亠兌]州の方角へと去っていくのを確認した[登β]艾は、
そっと涙を拭うと、荷物をまとめて、ようやく行動を開始した。

ああ。こんなにも初歩的な偽装に引っかかってしまうだなんて……
なんて素直な人だろうか!
一瞬でも長生きして、立派に『続漢書』を完成させてください。おながいします。
          ・

[登β]艾は、ひそかにある決意を固めていた。
歴史家たる者、純然たる歴史の観察者でなくてはならない。
……だが、自分が司馬彪に余計な郭嘉の司令などを届けてしまったがために、
司馬彪の著す『続漢書』の内容は、徐々に、『僕日記』からも逸脱して、
すでに、『僕の冒険 〜特別付録:サバイバル豆知識〜』へと傾きつつあった。

―――こっ これではいけない! 

歴史家とは、仮に己の実の命は尽きようとも、
誰かに傾倒することなどは決してない、
正しい観察者の視点を保たなくてはならないのです。
我々にとっては、偉大すぎる伝説の存在であった郭嘉殿の司令を知ってしまった後のあなたは、
伝説に触れた興奮の余り、その重大な点を忘れてしまっていた……。
[登β]艾「司・司馬司馬・司馬彪殿。よかれと思ってしましたことで、
      命を懸けた著作の邪魔を致しまして、真に申し訳がない。」

    ―――だがあなたも、それとは気付かれずに某の邪魔をされた……。


[登β]艾「……司馬彪殿。あなたが命を懸けて『続漢書』を書き上げねばならぬのと同様に、
    某も命を懸けて、あなたによって中断された、
    某の死となリ得るかも知れぬ者との決着をつけねばならないのです。」

小さな点となって、嵐の中を遠ざかっていく司馬彪に背を向けると、
梶原一騎の燃える目をした[登β]艾は、審配の待つ朝歌へと向かっていった。


@[登β]艾【フライパン、トマホーク、H&K-USP-TACTICAL、盾、日曜大工セット、
      写真付き参加者名簿、『Kanon』(ソフト)】
3391/3:02/05/28 02:21
李儒「・・・奴らに間違いないのだな?」
昌キ「少々人数は増えてはいる様ですがね。」
李儒が顔を向けると、董卓は無言のうちにただ頷くのみであった。
それを見た李儒がやはり手を黙って示す。
遂にその時は来たのである。


一行が気付いた時には敵は藪の中から飛び出してきていた。

广龍]会「うわぁぁ!」
何晏「な?!何?!」

昌キ「ふん、如何に素早い貴様でもこうやって距離を詰めればな!」
全ソウ「く・・・!」
間一髪棍棒と剣が激しい音を立てる
不意打ちの為全ソウはシューズを起動させる暇がなかった。

丁奉「全ソウ殿!」
慌てて全ソウに駆け寄る丁奉。
だが彼の前には巨大なチェーンソーが立ち塞がる。
楊奉「怪我人なのでお手柔らかに頼みますよ。」
丁奉「くそ!」

李[イ寉]「楊奉!決めポーズも取らずに勝手な事をするな!」
楊奉「奇襲にならないじゃないですか。」
楊奉に文句を言いながら李[イ寉]は[广龍]会に切りつける
[广龍]会「な・何なんだ!こいつらが敵なのか?」

やがてゆっくりと最後に姿を表す2人組。
張紘「やはり黒幕は奴であったか・・・。」
李儒「華雄殿を倒したのは意外な結果でしたが、
最早これまでですな。
諦めて素直に渡して頂きましょうか?」
張紘「・・・・・・。」
3402/3:02/05/28 02:23
丁奉「ダメだ張紘殿!こいつらなんかに絶対渡しては行けない!!」
全ソウ「その通りです!」

李儒「おやおや・・・頑迷な方達だ。
少し態度を改めていただかなければなりませんね。」
短筒をおもむろに[广龍]会に向ける李儒。

張紘「・・・・・・?」

[广龍]会「・・・・・・ぐ。」
張紘「[广龍]会殿?!」
うずくまる[广龍]会。

李儒「それは毒矢ですから放っておくと可哀想に死んでしまいますねぇ〜。」
張紘「卑怯な事を・・・。」
李儒「卑怯?勝利を得るのに何をためらう必要があるのですか?」

全ソウ「うわぁぁ!」
向こうで全ソウの声があがる。
遂に棍棒の猛攻の前に剣が折れたのであった。
何晏「全ソウさん!!!」

情勢は刻一刻と悪化していた。
張紘は決断を迫られていた。
李儒「まだ、悩んでいるのですか?仕方ないですね。
李[イ寉][殿!張紘殿が悩まれていますぞ。」

李[イ寉]「ははは、それはいけませんな。
ほらお前からもお願いしな!」
[广龍]会「ぐぅ・・・・・・。」
李[イ寉]「ほら声が小さいぞ!」
[广龍]会「ぐわぁぁぁぁ!!!」
ナイフをさらに捻りこまれた[广龍]会が悲鳴を上げる。
何晏「嫌ぁぁぁぁぁぁ!!!」
3413/3:02/05/28 02:48

張紘「分かった!渡すから[广龍]会殿を解放してくれ!!」
丁奉・全ソウ「張紘殿!!!」
李儒「そうそう、さすがは東呉の賢人、話の分かる方だ。
さぁお渡しなさい。」
張紘「いや、[广龍]会殿を先に解放するんだ!」
李儒「なんだそんな事ですか、李[イ寉]殿!」

李[イ寉]「了解」
ナイフを引きぬかれまたしても悲鳴を上げる[广龍]会。
見るに耐えない光景であった。
そんな事はお構いなしにこの男は笑っていた。

李儒「ははははは!!遂に!遂に手に入れましたよ!!
閣下お喜び下さい!!!」

董卓はただ黙って満足そうに頷くのみであった。

李儒「せっかくです。特別に皆さんにも見ていただく事にしましょう。
一時は時間も差し迫りどうなることかと心配しました。
せめてもお礼にあなた達の無力さを実感していただきましょう。」

張紘「時間?」
李儒「おや?東呉の賢人にもご存知ない事があったのですねぇ〜。
新月の夜でないと意味がないのですよ。
そんな大事な事もご存知なかったのですか?」
張紘「・・・・・・。」
李儒「まぁどうでも良い事ですがね。
2日後の夜を楽しみにしていなさい。」

絶望の表情の張紘達とは反対に
辺りには李儒の高笑いが響いていた。


≪DB集め悪の軍団/5名≫
董卓【ニンジャブレード、青龍刀、電撃ムチ、一星球、二星球、三星球、四星球、五星球、六星球、七星球】
李儒【ドラゴンレーダー、雑巾、バグパイプ、トンカチ、吹き矢(毒入り)×8、『電子ロック解除技術について』、霊帝メモ、陣羽織(防御+5)】
李[イ寉][右肩被弾、手当て済]【日本刀、大型サバイバルナイフ2本、鉄の爪、】
楊奉[下半身大怪我、手当て済]【楔、チェーンソー、チャッカマン、双眼鏡、三節棍、矛】
昌キ【トゲ付き鉄棍棒、直刀、脇差し、一升瓶】
※2日後の新月を待ちます。


≪DB捜索隊/5名≫
張紘【マイナスドライバー】
※アイテムを持っている事に気付かれていません。
丁奉【青龍刀】
全ソウ【セキトバシューズ】
※見かけは普通の靴の為気付かれていません。
[广龍]会[負傷・毒]【十字手裏剣、竹とんぼ】
※十字手裏剣気付かれていません。
何晏【各種化粧品などの各種お手入れグッズ沢山】


※一行はDB集め悪の軍団の捕虜となりました。
3421/2:02/05/28 20:29
南皮郊外。

>>338
司馬彪「ふぇっくしょん!………無理したかな」
司馬彪はくしゃみして見せた。南へ向かったはずだが、まだ南皮の近くにいた。
距離にして数里。

嵐が収まるのを見計らって出発したはずが、城門を抜けた途端突風に見舞われた。
見晴らしの良い大地である、晴天ならケ艾の偽装も簡単に見破れただろうが、
今はそれどころではなかった。実に御都合主義な嵐である。いわゆる吹き戻しの
せいだったのだが。

そんなわけで南皮郊外をうろつきまわって、ようやく民家に転がり込んだところだった。
司馬彪が[登β]艾に拘るのは、それなりのわけがある。所有していた武器や、司馬昭が
持っていたという理由で預かっていた『Kanon』(武将向けの説明書も読んでおらず、
本来の用途は知らなかったが)や大工セットまで根こそぎ奪われた事への怒りもあった。
しかし、地理に詳しい[登β]艾をかなり頼りにしていたせいもあった。地形や知名に
詳しいケ艾を、司馬彪は尊敬しはじめていた。もっとも、尾行してあわよくば護身の
武器を拾おうという考えもあったが。
[登β]艾は郭嘉のことを過大に心配していたが、何分例の命令のあと死んでしまったので、
郭嘉がどこまでの存在か、司馬彪には判断がしづらくなってしまった。本当に謀略を
巡らしていたかもしれないが、結果だけ見れば郭図の如き迷策略家と解釈することも
可能なのだ。そう、もはや、違う歴史であった。

どうせこの嵐、ケ艾もそれほど遠くへは動けない。だが、嵐に乗じて逆方向へ逃げる
くらいはするだろう、とは思っていた。しかも地理に詳しいから、俊足の司馬彪とは
いえ、数少ない肉体的に有利な点を活かしにくい。
しかし、彼とて目的無しに放浪はすまい。

改めて地図と参加者名簿を広げた。もう、参加者も残り少なくなった。禁止区域も増えた。
とすれば、ケ艾の行動も限られてくる。
思い当たるのは三つ。一つは、なじみがあるはずの雍州。一つは、異様にケ艾が気にした
「結婚宣言」の胡車児(の声とは知らなかったが)か張遼捜索。張遼は魏陣営であり、
このバトロワでも比較的まともな行動を取っているようだ。魏陣営では他にまとも
そうなのは夏侯惇くらいか。本籍地の義陽郡棘陽県(新野近く)は荊州だから、もう
行けない。まさか自殺する気も無さそうだ。となると。
あと一つは…。
「魏郡…」
審配は魏郡の出身である。あまり関わりたくない相手だが、審配を追った可能性も
十分考えられた。何の為に?
…もちろん、一対一の果たし合い。

どちらにしろ、嵐の中無理に動く必要はないだろう。
風でがたがたと戸が鳴り響く中、司馬彪は寝てしまった。

@司馬彪【コンドーム10、書道セット(紙・硯・筆)、謎の本、自称正史を目指す『続漢書』、
『韓非子』(竹簡)、孫子の兵法書】
※嵐が止むまで寝ます。
344業務 ◆BXFd66fk :02/05/29 00:25
 


 引っ越しました。転送量負荷の問題から、このスレはdat逝きさせます。

  新スレ。「第二回 三国志バトルロワイアル Part.6 」
  ↓
  http://curry.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1022599060/l50

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345最後のレス:02/06/21 14:21
最下層ゲット
346テスト:02/07/14 00:40
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347テスト:02/07/14 00:42
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348テスト:02/07/14 00:43
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      ズザーーーーーッ
350地公将軍張宝:02/07/14 00:54
 フウ       ∫
   ∧_∧   ∬
   ヽ(゜皿゜)っ━~  ヽ ガオー!!  
_ ´_   ノ_ _...凵
    .(_/ .),  | ┷┳━
 ̄ ̄ ̄.し'J ̄ ̄|.. ┃
351地公将軍張宝
下げ忘れた・・・、氏脳・・・。