第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-018

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32ミス板支援1/2
アメリカが生んだ2人のパトリシアの紹介。
時代が違えども、優れた2人の同名女流作家を生み出すアメリカを象徴していると思われ。
どちらも女流作家らしく、読みやすい文体が持ち味。是非お試しあれ。


パット(パトリシア)・マガー
デビュー作:「被害者を捜せ!」
代表作  :「七人のおば」

1946年デビュー。それまでの犯人当て(Whodunit)のミステリーから完全に脱却し、
被害者・探偵・目撃者を推理させるという、独自の視点を切り開いた偉大なる女流作家。
はっきり言って完全に着想勝ち。
貫井徳郎が2003年に出した短編集「被害者は誰?」は完全にマガー流。
50年以上も前に彼女が確立していた方法であり,逆に懐かしくさえある。
意外にこの手の作品は少なく、ちょっと本格ミステリーに食傷気味の人には、
必ずや感動をもたらしてくれるに違いない。代表作「七人のおば」は文体も軽く読みやすい、必読の書。
33ミス板支援2/2:2005/04/12(火) 17:29:43 ID:xErFlhqT
パトリシア・コーンウェル
デビュー作:「検屍官」(ミステリーでは)
代表作  :「検屍官」シリーズ
バージニア州の検屍局でプログラマーとして働いていた経験をもとに、
女性検屍官ケイ・スカーペッタの活躍を描く「検屍官」を1991年に発表。
この作品はMWA賞の新人賞、CWA賞新人賞、マカヴィティ賞、アンソニー賞という、ミステリーの4つの新人賞を総ナメにした。
アメリカ検屍局における科学捜査や心理分析など、徹底した取材に基づくリアリティ追求が魅力の一つ。
アメリカ推理小説界では至宝の人材である。
また、スカーペッタが非常に魅力的なことも含め、サスペンス小説として高いクオリティを常に維持し、
2004年にも新刊「痕跡」を発表。健在振りをアピールした。「検屍官」を読まずして、サスペンスを語るなかれ。

彼女たちのようにスレがない作家について話したい場合はこちらへどうぞ
【海外】スレタテするまでも無い海外作家たち【総合】
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