【 人間失格(太宰治) を読んで鬱になるスレ 】

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1ミュンヒハウゼン ◆zEg4hC9CkQ
メンヘラ必読の文学作品だと思います。

人間失格(太宰治)≪青空文庫≫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/301_14912.html
2優しい名無しさん:2007/08/01(水) 00:26:27 ID:RTt4Co/W
2
3優しい名無しさん:2007/08/01(水) 00:34:07 ID:yD6j9hrs
正直、某イラストレーターが表紙を描いてから読み辛い。
ヲタじゃねえ!
4ミュンヒハウゼン ◆zEg4hC9CkQ :2007/08/01(水) 00:36:47 ID:a1jSlszU
あの表紙は駄目ですよね…
5優しい名無しさん:2007/08/02(木) 00:05:11 ID:MapPLiso
>>1
メンヘラにとって人間失格が入門として良いかもしれないが
精神がボロボロになっている時の名作だけではなく
安定している時期に著している名作も多いので読んで欲しい
富嶽百景や津軽は感動の名作

その時の気持ちに応じていろいろと読んでみると面白い

作風が変わる毎に不朽の名作を生み出す太宰は
ピカソやマティスの絵画に通じる物があるのではないだろうか

太宰作品は断じて青春の麻疹ではない
6ミュンヒハウゼン ◆zEg4hC9CkQ :2007/08/02(木) 12:40:08 ID:6kca9bs4
>>5
おっしゃる通りですね。
ただの「退廃」じゃない…
メンヘラの皆さんは太宰治から学ぶものも多いのではないでしょうか…?
7優しい名無しさん:2007/08/02(木) 12:42:00 ID:cHRDF3uq
僕は重松清のガンで人生を思い起こしながら死んでいく話で
自殺の美しさを感じて興奮したよ
8ミュンヒハウゼン ◆zEg4hC9CkQ :2007/08/02(木) 18:38:34 ID:6kca9bs4
重松清ですか…
他にもメンヘラ必読の本等ありますか?
9優しい名無しさん:2007/08/02(木) 20:56:14 ID:DKAjqfz0
トルストイ 『懺悔』
10優しい名無しさん:2007/08/02(木) 21:03:27 ID:mesPEy/W
芥川龍之介の「歯車」と「或阿呆の一生」
「人間失格」の10倍鬱になる
11ミュンヒハウゼン ◆zEg4hC9CkQ :2007/08/03(金) 00:55:45 ID:7Hks6fkv
>>10
「或阿呆の一生」は精神病患者がモデルですからね!
12優しい名無しさん:2007/08/03(金) 01:03:14 ID:20WRc1C3
「人間失格」の中の心理描写が解り過ぎるほど解るのは、私の精神が病んでる証なのでしょうか
13優しい名無しさん:2007/08/03(金) 01:07:47 ID:Rw/ocY5W
最近マンガにされちゃって、コンビニでも売ってるね。
なんか嫌だ。
14優しい名無しさん:2007/08/03(金) 01:20:23 ID:20WRc1C3
>>13
まじかよ
それ嫌だ。
どんな人が読むんだ
15優しい名無しさん:2007/08/03(金) 01:23:04 ID:Xabexzcf
>>12
それなら僕は、10年以上前からメンヘルって事に…。
個人的には嫁が不貞を働く下りが好きだ。
アントニム、シノニム遊びのあとらへん。
16優しい名無しさん:2007/08/03(金) 01:25:48 ID:84/V8eLm
村上春樹の作品とか読み終った後、無気力になっちゃうよね。
海辺のカフカとかノルウェイの森とか・・・
こんな作品が好きな私にお勧めってありますか?
スレチすみません
17優しい名無しさん:2007/08/03(金) 01:35:19 ID:20WRc1C3
>>15
あれはあまりにサラっと書いてあってリアルだった。
私は、絵描きになりたかったとか家族揃って黙々と食事をするのが嫌だったとかいうとこが好き。
あれ?コレは人間失格の内容だっけ… なんか記憶が曖昧に
18優しい名無しさん:2007/08/03(金) 01:59:53 ID:ikLQcfgs
「人間失格」子供の頃、道化しちゃう部分なんかもよくわかる。
読書したいが鬱になってから困難になったからな…
19優しい名無しさん:2007/08/03(金) 02:13:47 ID:xKKz5fXg
「お勉強?」
「いいえ」
パタンッ、と本を閉じ
みたいなところも好きだな
てか全部好きなのでどこがどうとか限定できない
獅子舞いのところも
20優しい名無しさん:2007/08/03(金) 02:20:43 ID:oFgiHURp
>>10 同意。
太宰が死んだのと同い年になって読むと、何だかなー、と思う。
芥川はこの歳になっても怖い。
21優しい名無しさん:2007/08/03(金) 02:27:08 ID:DMRNpJb4
人間失格・・・か もう二度と読みたくない本ナンバー1かも。
でも最近「恥の多い生涯を送ってきました・・・」(だっけ?)とふと口ずさむ時がある。
最近ちょっと限界ぽかったからな・・・orz

私は、主人公が超悲観系より、皮肉的自虐系みたいな方が好きですね。
「罪と罰」のラスコーリニコフの性格とか最高です。共感します。

>>16
ノルウェイの森は愛読書です。
といっても最近は全然読んでない。
あんまりちょくちょく読むような内容でもないし・・・ね
22優しい名無しさん:2007/08/03(金) 11:39:13 ID:SkPPLlvB
ここで三浦綾子の
『塩狩峠』をあげてみる

氷点の作者さんです
生きる意味って、幸せって何処にあるのかなって考えてしまう

イラスト目当てでなんとなく手にとった『人間失格』から、久しぶりに活字中毒になり
少し鬱から抜け出せそうにもなっている

人間失格で凄く共感できたのは、日陰者のくだり
世渡りや人付き合いが苦手で、周りからどうにも浮いてしまう人

そういう人と接する時は凄く優しい気持ちになれるし、容易に心開ける
前に派遣先に、腕中リスカと根性焼きの痕だらけの丸坊主の女の子が居て
周りは引いて距離置いてる中、私は凄く優しい気持ちでその子に接することができた

別に偽善的な気持ちは無い、ただ安らかな気持ちだった
まぁ、なんか見下してるみたいで…(仲間意識?)汚いけど

『今、私には幸福も不幸もありません
ただ一切は過ぎてゆきます』

これって凄く究極だよね。悩み、悩み抜いた末そういった結論が出たんだね
でも太宰は自殺してしまう

生きることにもう決着がついたんだろうね
23優しい名無しさん:2007/08/03(金) 12:05:01 ID:Xabexzcf
>>17人間失格でおkです。
24優しい名無しさん:2007/08/03(金) 12:26:39 ID:Lt4XUUVv
昔のモノクロマーブルっぽい表紙装丁が良かった>新潮文庫
25ミュンヒハウゼン ◆zEg4hC9CkQ :2007/08/03(金) 13:36:35 ID:7Hks6fkv
>>22
僕も決着をつけたいな
26優しい名無しさん:2007/08/03(金) 13:53:04 ID:mKuXAQJK
メンサロでやれよ。

板違いだ。
27優しい名無しさん:2007/08/03(金) 14:50:45 ID:KulBG611
>>24
あったなあ。昔
28優しい名無しさん:2007/08/03(金) 15:13:19 ID:MqcGqjDI
私は『斜陽』を読むと、かなり落ち込みます。ラスト辺りから涙が止まりません。
29優しい名無しさん:2007/08/03(金) 16:14:54 ID:J7QXMKh1
なんにでもかんにでもすぐ理由にして病人ぶるなよ
30優しい名無しさん:2007/08/03(金) 16:18:41 ID:w7G+kSXK
>>10-11
芥川って『或阿呆の一生』で島崎藤村を批判してるよな
31優しい名無しさん:2007/08/04(土) 00:22:42 ID:d9e4pneQ
「斜陽」は私の中でしつこく渦巻いていた悲しさ・惨めさ・劣等感などを強さに変えてくれた。

どんなに惨めでも生きられる内は生きていようと思った。
32ミュンヒハウゼン ◆zEg4hC9CkQ :2007/08/04(土) 12:57:36 ID:ncOV0S4j
>>24
先日ブックオフで見掛けて購入してしまいました笑...

>>30
「彼」のことですか???
浅学なため、そんなことには気付きませんでしたが…

>>31
『斜陽』をエネルギーにしているあなたは凄い。
でも『斜陽』の時代は、戦後荒廃した社会を復興しようとする風潮のなかで
発表されたものですから、深い意味を探ると、あの作品にはエネルギーが
秘められているのかもしれませんね。
33優しい名無しさん:2007/08/04(土) 15:22:15 ID:XKeA+kNP
>>31
28ですが、私の場合、自分との共通点を無意識に感じ、落ち込むようです。
どうしたら、この本をエネルギーに変換出きるか教えて下さい。
高校時代、真冬に斜陽館に見学に行ったくらいですが、大人になった今も答えが見つかりません。
34優しい名無しさん:2007/08/04(土) 21:12:44 ID:qU3S8vyx
道化を装って
「ワザ、ワザ」とある友人に看破されるとこ。
あそこ読むといつも震えたな。
35優しい名無しさん:2007/08/04(土) 23:19:46 ID:tcto8bn2
人間失格読んだなら、ついでに人間椅子も読んどけよ
36優しい名無しさん:2007/08/05(日) 01:48:18 ID:ZHzcO4zf
>>33さん、>>31です。
難しく考えてないので説明できません。私の頭ヤバスw
読んだら自分の中でバラバラだった想念のツジツマが合った。
それまで、説明できない想念は踏み潰していつも自己欺瞞に走っていたけど、この本読んだら自分に合う世界への扉の鍵を見つけた気がして、自己欺瞞を砕く事ができた。それだけです。
37優しい名無しさん:2007/08/05(日) 13:27:32 ID:ihfsy/Dg
>>32
角川版も昔(昭和〜平成頃の改訂版?)の装丁が好き
行く先々のBookoff等で「ろまん燈籠」とか探してるけど見つかりませんねぇ
38優しい名無しさん:2007/08/09(木) 02:12:54 ID:ZFoVMrBq
ありませんよね
39優しい名無しさん:2007/08/09(木) 21:27:14 ID:2BgGWM9z
若い頃に買った文庫らが捨てられない。
ただ、人間失格と斜陽は今読むと恥ずかしい。
あんなにハマったのが嘘みたい。

ちなみに、最近のを本屋で立ち読みしてみたら、フリガナだらけで
びっくり。
40優しい名無しさん:2007/08/09(木) 21:30:28 ID:4SvXD3Fm
誰か、芥川の短編、「眉毛」を読んでナニやら共感したヒト
いませんかあ・・・・
41優しい名無しさん:2007/08/09(木) 21:42:06 ID:DL87elX8
>>21
消防の時に罪と罰読んで、ラスコーリニコフの行動意味わからんwとか思ったけど、
うつになって読み返してみて、(大人になったせいかもしれないけれど)すごい共感できた
42優しい名無しさん:2007/08/09(木) 22:48:01 ID:4SvXD3Fm
カフカの「変身」好きさ。
最後のそっけない情のない終わり方も、
笑いつつ泣ける。
自分が主人公の虫そのものってカンジがするよ。
縦横無尽に動いてみるところも好きだね。
43優しい名無しさん:2007/08/14(火) 11:44:38 ID:44gEDMY0
>>42
統失の病的な世界だよな
44優しい名無しさん:2007/08/17(金) 21:26:44 ID:ltT6t1KW
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20070817i514.htm
太宰「人間失格」、人気漫画家の表紙にしたら売れて売れて

太宰治の代表作「人間失格」の表紙を、漫画「DEATH NOTE(デスノート)」で知られる
人気漫画家、小畑健さんのイラストにした集英社文庫の新装版が6月末の発行以来、
約1か月半で7万5千部、古典的文学作品としては異例の売れ行きとなっている。

「恥の多い生涯を送ってきました」という文章で知られる「人間失格」は、
太宰が自殺する1948(昭和23)年に発表された自伝的小説。
生きることの苦悩を見つめた小説には若い世代のファンが多く、
52年刊の新潮文庫は602万5千部と夏目漱石「こころ」と並ぶ大ベストセラー。
90年刊の集英社文庫でも40万部を超えている。

従来の表紙は抽象画だったが、編集部は、「いかにも名作」という
路線から脱却を目指して小畑さんに表紙絵を依頼。
新装版は、「デスノート」の主人公を思わせる学生服姿の男の子が不敵な顔で座るデザインとなった。

文芸作品と人気漫画家のイラストという異色の組み合わせはインターネット上でも話題になり、
「このコラボはすごい。カバー買いしました」との声も出ている。
同文庫編集部は「コミックを読む層が興味を示しているようだ。
若い読者に手にとってもらえれば」と話している。

(2007年8月17日20時55分 読売新聞)
45優しい名無しさん:2007/08/18(土) 01:31:01 ID:dyCSLHIB
小畑とはエラい違いだな。
大バクチとは言い過ぎだろwwwwwwwwwwwww

【文学】新潮社、川端康成「雪国」文庫版カバーイラストを西原理恵子に依頼する大バクチ!
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/river/1184647150/
46優しい名無しさん:2007/08/18(土) 16:42:33 ID:lqv7NaGT


工エエェェ(´д`)ェェエエ工



出 版 社 必 死 杉 


ダイソー百円文庫並みに驚いたわ
47優しい名無しさん:2007/08/19(日) 16:05:31 ID:+g2NgwNs
>>44
ヨシ子が犯されるシーンの、それに似た感傷を覚えずにいられない
本屋の平積み見て何とも表現し難い抑えられない感情が出てきて、
持っているライターで火を着けたくなった
48優しい名無しさん:2007/08/20(月) 06:26:10 ID:3n/UtDXZ
「人間失格」の冒頭の「はしがき」と「あとがき」にちゃんと目を通しているのか?
設定上、大庭葉蔵は「狂人」として書かれているんだぞ。好意をもって関わってくれた、多くの人らの
気持ちを踏みにじるような真似を繰り返し、妻が犯されている現場に遭遇しても助けようともしない。
ただ、「分からない」とばかり繰り返し、ひたすら自分を正当化しようとするだけで、反省しない。
ネット上で書評を見ると、「人間失格」になる人間こそが真の人間だなどと書いてる奴もいるが、勘違いも甚だしい。

史実で云えば、自伝的小説とされているが、推敲に推敲を重ねた、非常に計画的な小説だと判明している。
遺書としての作品なる見解も誤解だ。まったく作風の異なる「グッド・バイ」では新しい試みを模索している。
「人間失格」を発表した年に自殺しているが、未遂で済ませるつもりが、本当に死んでしまった事故的な側面が強い。


49優しい名無しさん:2007/08/23(木) 03:21:20 ID:N36Z7kD5
なんかどっかで読むか聞くかした気がするんだけど、
既遂になった入水自殺のとき、「死にたくない」ってもがいたとかなんとか。
つまりは、彼は
「自殺したい」わけではなくて、
「自殺未遂したい」だったんじゃないかなぁ、と思った。
あれだ、たぶんボダだし。
50優しい名無しさん
人間失格には般若心経の文句が多用されてるが、
肝心な部分が抜けている為、いまいち消化不良起こしている