1 :
名無しさん@占い修業中:
なんで惑星とか星座とかで人の運命がきまるの?
なんで手相で人の運命がわかるの?
占いの根拠って何?
意味不明なので解りやすく解説してくれ
まずはバーナム効果というものがある。
人間はもっともらしい評価を与えられると、それが自分に当てはまる
と思い込み、同時に他人に当てはまるとは想像も出来なくなる。
フォアラーの有名な実験では、被験者全員に「全く同じ鑑定内容」を
渡し、その内容が自分に当てはまるかどうかを5段階評価させた所、
全く同じ内容にも関わらず、平均4.2の成績を上げた。
これは、世界中で追試が行われており、常に4以上の成績をあげて
いる。
あるテレビ番組では、血液型の評価のAとB入れ換えた表を被験者
に渡し、「自分に当っているか」を評価させたところ、入れ換えたグルー
プとそうでないグループとの間に有為な差は現れなかったそうだ。
つまり、ある占いがあなたの事をズバリ言い当てていたとしても、
それは錯覚なのだ。(続く)
3 :
1:2006/01/26(木) 17:43:41 ID:4sMh7V9M
おおお。なるほど。
実にまったくその通りだと納得させられる話です。
続けてください
続いて、因果の誤認。
あなたが何事も上手くいかないと思った時、ホロスコープを見てみたら
最悪の運気だったとしよう。上手くいかない原因はそのせいなのか?
ちょっと考え直してほしい。
例えば、テストで良い成績を取ったとしよう。
普段と同じ勉強をしていたあなたは、好成績の原因を探し、その朝、
歯を磨かなかった事を思い出した。
テストの成績が良かったのは、歯を磨かなかったからだろうか?
そうではあるまい。
このように関連性の無い事象が重なっていた時、両者の間に関連性
を見出してしまう事を「因果の誤認」という。
特に運がよくも悪くも無いときは、ホロスコープ等さして気にしない。
悪いときホロスコープが良い運気を差していた、あるいは良いときに
ホロスコープが悪かったとしても、両者を結びつけるものが無いため
脳はそれを注意を向けたり、記憶に止めようとはしないのだ。
たまたま一致したときだけ、それが記憶に残り、さも因果関係がある
ような印象を残すのだ。
5 :
1:2006/01/26(木) 17:49:18 ID:4sMh7V9M
つまり、そういう錯覚や誤認の法則性をうまく利用して儲けている
人たちが占い師というわけですね。
占い師の方はそういった理屈を知っていて占っているとしたら限りなく
詐欺である気がしてならないのですが。
7 :
1:2006/01/26(木) 18:03:50 ID:4sMh7V9M
なんでジエン?
じゃあ今度は占い肯定派の意見が聞きたいですよー
私は中立公平
>>1 教えてチャンはうざいから失せろ。わざわざ糞スレ立てんな。隣にでも行け。
>バーナム効果
>因果の誤認
こういう類をあえて認めたうえで、精神状態にバイアスを
及ぼす作用を積極的に利用する局面もある。
主な目的は、「常識」の拘束下では到達できない視点の創出。
ただしそれは
>>1が考えているような占いとは似ても似つかぬ
世界だし、ましてや商業占いの範疇に収まるものでもない。
10 :
名無しさん@占い修業中:2006/01/26(木) 18:49:48 ID:vsLrxnfj
>>5 もと占い師としては、詐欺と言われるのはキツいなあ。
でもさ、手品師が「種も仕掛けも無い」と言って、種や仕掛けが
あったとしても文句を言う香具師はいないと思う。
同じく、神社の御札に効果がないといって、詐欺扱いはしない
んじゃないかな。
占いもそう考えられない?
興味がわいたなら、ガイシュツの「バーナム効果(フォアラー効果)」や
「コールド・リーディング」「マルティプルアウト」「ハーロー効果」「確証バイアス」
とかで検索を掛けてみると良いかもしれない。
とくに「コールド・リーディング」は、欧米ではその方法論が確立して
いる占い師の必須技能だww
占い師の中には、これを理解して使っている人と、経験で獲とく
し無意識に利用している人がいる。
>>1は、真っ暗闇を眺めたとき頭に何が浮かんでくるかとか
考えたことはあるだろうか。
仮に占いで使う概念(例えばホロスコープ)が時間・空間を
記述した見取り図のようなものだとして、それらをみて
マルチプルアウトが生じても、全く自由に連想が進むわけでは
ないんじゃなかろうか。
シンボルがトリガーとなって潜在的に気になっていることが
真っ先に思い起こされる。
そうやって自分の内面の癖みたいなものに気付けるなら、
たとえ因果関係が認められなくてもその場限りの効用は有る
・・・という考え方もあるで。参考までに。
ま、社会的には兎にも角にも一定の世界観を与えて
じぶんっつー存在を物語の中に位置付け納得させる
ための概念装置という側面が強いだろうが。
13 :
名無しさん@占い修業中:2006/01/26(木) 19:59:48 ID:ehdjgUjN
>>10 占い実体は、予想以上にいかがわしいものがあると思うけどね。
脅迫で捕まった実質的な一夫多妻制をやっている
元占い師の大和市の男性は、催眠技術を取得していた疑いがあり、
マインドコントロールで心理的に支配していたのではないか?
という記事が、読売新聞に掲載されていた。以下、関連記事。
自分が知ってる占いの実態も、それに近いものがあるよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「呪文唱えると居着いた」謎の集団生活、男性が認める
東京都の多摩地区に居住する男性(57)が、若い女性と結婚・
離婚を繰り返しながら不自然な集団生活をしている問題で、
男性は25日、集団生活の場となっている民家で報道陣の取材に応じ、
「12人で生活している。男は私だけだ」などと話し、女性らとの
同居の事実を認めた。
男性は占いをしていたといい、「占いの女性客たちに呪文(じゅもん)を
唱えると、女性たちが居着くようになった」などと、集団生活を始めた経緯
を説明した。
(以下略)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060125i206.htm
漏れ的には、同じ人数なら集団生活より妻問婚のほうが性に合うなぁ。
15 :
13:2006/01/26(木) 20:12:46 ID:ehdjgUjN
こういう事件があると、人間の心ってやつは脆い
って事実を、改めて認識させられるよね。
事件の裏に占いありって構図は、単純すぎて当たっちゃいないけど、
それほど大きく外れてもいるとも思えないケースもある。
以前、物の本で読んだけど、とあるヤクザの大親分が
バブル期に占いを大いに信じて、占い師の助言に従ってたんだけど、
結果は株で大損するに終わったのだ、とか書いてあったり。
ちゃんと調べるといろんな逸話がありそうだよ。
>>6 まさしくそこの1だろ。関わらぬ方がよろし。
19 :
1:2006/01/27(金) 10:46:37 ID:drbUOvUl
そうしますと、占いというものには心理学的なトリックがあって、
そのトリックをたくみに使いながら信じ込ませる技術である、と
結論できるのでしょうか。
つまり、詐欺というのは乱暴な言い方でしょうが、少なくとも人
にそれらしく信じ込ませる技術である、ということですね。そして
その技術こそが占いの理論体系であると。
では、私には荒唐無稽にしか見えない占星術の理論とかって、
何なんでしょうか。単に非常識なものを現実だとカモフラージュ
するための道具なのでしょうか。
所謂、占い師っていう人達に佳命はいない。
それを理解してハマる事が重要。
ようは、はまるなって事だけどね。
>トリックをたくみに使いながら信じ込ませる技術
トリックっていうのかなぁ〜、たぶん人って自分が思うほど自分を
全然理解してなくて、みんな本人が思う長所と短所が他人が思うものとは
違うので、そこをつけば、何とでも言える可能性はあるよね。
それと、9割方、占いでいい事言われて怒る人はいないので、とりあえず、
とても根はいい人ねとか何か上手いこと言えば、悪人でも根がいい人だと
思ってる馬鹿も多いから適当に口八丁手八丁で占い師なんて存在できるよ。
褒められて怒る客に当たったら、占い師は対応に困るだろうねw
天体とか科学とかって必ずそこに根拠があるから、実際本当の
占いっていうのは科学者なんかがはまってるような気がする。
実際、本物は存在するよ。
>>19 異性を誘うのに「まあ、食事でも」というときの“食事”みたいな物かと。
占い師を見極めたければ、占い師を知ればいいのさ。
全部、う〜んとか曖昧な相槌を打つ。
すると、相手はやっぱあてずっぽは通じないと判断する。
そこでも人の目を見て一生懸命話す人は何か持ってるかもしれない。
そこで諦めたり、適当に終わらせたいって思うような人だったら
終了!って感じ。
人の目は案外嘘つかないよ。 1%くらいはどっかに分かる人
いると思う。ただ、その人達が占い師にはる可能性はそれの1%くらい
にあたると思う。 ようは本物はまず見つけられないって事。
>>19 > では、私には荒唐無稽にしか見えない占星術の理論とかって、
> 何なんでしょうか。単に非常識なものを現実だとカモフラージュ
> するための道具なのでしょうか。
経緯を無視すると、そういう結論になってしまうかも知れない。
でも、もともと占星術ってのは科学の一分野だったの。
だから、当時の占星術師は互いに情報交換をして、お互いのそれを摺り合わせ、
体系を作っていった。
それが占星術の理論体系。
ところが、科学的な検証技術(統計、対象実験 等)の発達とともに、占星術と現実
の事象には関連性は無いと結論づけられ、科学からは捨てられた。
それでも、占星術のもたらす結果は一見当っているように見える。
一部の心理学者はそこに注目し、さまざまな検証の結果、人間の騙されやすさ
(というより、誤魔化されやすさ)を発見したわけ。
別に、占星術の体系を作った方々は「非常識なものをカモフラージュするため」に
その理論体系をつくったわけでは無い。
本物の占い師や、本物の占い理論が存在する可能性はゼロでは無いと思うが、
人間の誤魔化されやすさがある限り、本物を見分けるのは極めて大変なことだ
ろうとも思う。
>ところが、科学的な検証技術(統計、対象実験 等)の発達とともに、占星術と現実
>の事象には関連性は無いと結論づけられ、科学からは捨てられた。
私もそれは非情にあると思う。科学者が捨てる根拠にはならないと
思うんだけど、化学の発達等に伴い、現代が複雑化してるだけだと思う。
人によって地球が変わって見えるように、古代は単純な文明と自然の中で
生きていたから、的確に人にそれが分かったんだと思うんだよね。
でも、昨今、人があまりに人によって複雑化された文明で生きてるから、
動物の本能を忘れてしまって、複雑なものにもついてけず、右往左往してる
だけのような気がする。 科学を見ずに、化学だけを見てるんだと思う。
科学者が化学者になっちゃ駄目だと思うな。
26 :
1:2006/01/27(金) 12:18:52 ID:drbUOvUl
>>23 そういうことなんですね。
科学では完全に否定されて捨てられてしまったものの残りかすのようなもの、
と考えればよさそうですね。
とはいうものの、もしかしたら本物と言える占い師がいるのではないかと
思ってもいるのです。
というのは、先月私の父がミャンマーに調査に行った時の話ですが、
ミャンマーで最もすごいと言われている占い師の弟という人に皆で占って
もらったのだそうです。すると、その占いがものすごい的中率で皆驚いた
と言うのです。特にすごいのが、同行した方の一人に対して、「あなたは
蛇を見て、そこで宝くじを買います」と言われたそうです。数日後、蛇を
見た場所で宝くじを売っていたそうです。こんなことが偶然で起きる確率
は途方もなく低いと思われます。占いで遷都まで決めてしまう占い大国で
すから、本物がいるのかもしれません。ちなみにその占いは占星術だった
そうです。
まぁ、こういう事は、人間に聞いても埒あかないよ。
自然は大きなホスピタルって言うでしょう?w
科学はある時、占術を捨てた。
そのきっかけはフランシス・ベーコンの思想でしょう。
彼が提唱する客観的な自然科学的な態度においては
星や暦の動きと人の運命との間に関連性を見いだすことは
もはや不可能。
客観性を重んじることによって科学は発達し、それを技術に転用することで
人類は現代文明を築き上げた。故に、フランシス・ベーコン的な思想の
有用性、実効性は最早疑う余地が無い。
ところがどっこい、自然科学の最先端に立つ人たちの中から
自然科学的な立ち位置では否定されるべき古代中国の思想に
興味を持つ者が出てきたりもする。
占術を鵜呑みにすることは間違っているけれど、そこに何か
自然科学を超える知恵が何かしら混じっていたとしても
特に不思議なこととも思えない。
生きるひと一人一人からすれば「現実」ってのは一枚岩ではないわけで。
環境と個体の一義的な関係が硬直化して行き詰まったとき、意味の境目を
ずらすことで抜け道を見出そうとするのがこの方面に共通の積極的な意義。
随意であると思われるものに待ったをかけ、外界と自己のバランスを
意識的に組み直すようなメソッド(気功など)の経験でもあれば別だが、
個というものの確立にこだわる過程では、いくら言葉で説明されても
感情的に受け入れられない部分があるとは思う。
自然科学を超えるものがあるかは知らないけど、まず自然科学を
知ればそれが結果論として予知の材料になるんだっていう
単純な話だと思う。
人間には分からない地震を事前にキャッチする生き物がいるように、
人間にだって本来なら出来るはずなんだけど、頭がちょっと変に
ぼけてるから、出来ないだけだと思う。
本能を失った気の毒な生物=人間っていうイメージ。
ぼけてるというか、本能的に上がってくる情報を遮断することで
個人の精神、ひいては社会の安定が図られるという面があるからね。
でも、誠に残念ながら、別に誰が図ろうが図るまいが、精神が
安定し続ける人もいるし、安定する事ない人もいるわけじゃない?
人間が作ったルールというものに当てはまらない人って絶対に出てくる
わけだし、何かをコントロールした気になってるだけで、コントロール
されてるかもしれないわけじゃない?
災害が起こった時の人間ってあまりに無力だよ。
動物なら事前に逃げられるかもしれないのに。 自然をあまりに馬鹿に
して化学ばかりを追い求める結果、不幸を招いてるっていう事たくさん
あると思うな。こんなものなければ、何も起こらなかったのにって
思う事の方が多いよ。 だからって、もうしょうがないというか、
ある程度この文明の中で生きてく必要性がある以上、付き合わないとね。
まぁ、現代には現代のおもしろさがあるでしょう。
>>32 サバイバルの局面では本能に従ったほうが有利。
個人的にもそういう価値観を肯定する方向でやってきたし。
ただし、あまりに自然に近付きすぎると、
「最低限生きていればいいや」的な発想になってしまい
全体としてのパフォーマンスがかえって上がらなくなる。
どこまで文明にコミットするかという妥協点を探ることも重要。
こら基地外。自演の練習なら初心者板でやれ。
>>33 たぶん、そういうのは、色んなものを交えて何かを造るとか、多少、
流れに逆らってる人に非情に向いてると思う。化学者タイプの人。
自然な人がいるから、不自然な人が成功したり、不自然な人が失敗するのは
自然な人がいるからだったりするので、まぁ、結局本能に何気に従ってる
んだと思うんだけど違う? 自分の命式みると分からない?
>>34 自然の支配力に還元するってか?
まあ括り方としてはありなんじゃないの。
37 :
36:2006/01/27(金) 14:57:56 ID:???
>>36 いや、周りを見る限り、多種多様な現代においても、動物的本能は見失っても
自分の本質には忠実にみな動いてると思う。職業とか見ると結構、おもしろいw
いいように動けば全然問題なく成立してるし。 人生がいいとか悪いとか
っていうより、みんな自然に現代社会で生きてるんだなって本当に思うよ。
一見なんだか分からないけど、よく見ると、あ〜だからこういう仕事してるんだ?
とかって思ったりする。
39 :
1:2006/01/27(金) 15:18:56 ID:drbUOvUl
科学は実証主義で、確立された理論はほぼ100パーセント現象を予言できます。
科学の目的は自然の背景に存在している原理の理解であるが、人間が最も関心
を持っていること、すなわち自分の人生の問題には何一つ答えられません。
それに答えることが目的ではないから当たり前です。
だから自分の人生の問題、たとえば恋愛とか就職とか、そういった問題に対し
て答えられるものの1つとして、占いが生き残っているのかと思います。
ところで、なんで手相で運命がわかると考えられているのでしょうか?
40 :
36:2006/01/27(金) 15:29:17 ID:???
>>38 個人的には、社会との接点については、追い詰められて
本性に忠実にならざるをえないという感覚のほうがリアルだ。
どっちかといえば人格のリミッター外すほうに興味がいくからな。
>>39 運命なるものは人の頭の中にだけ存在するんじゃないのかね。
未来って何?過去って何?現在って何?良いって何?悪いって何?
・・・失敬。
占いと未分化だった科学が人の重大問題に答えていた時代もある。
それは何かと言えば、作物の種を撒くべき時期を前もって特定する
作業だ。これがうまくいかないと作物が思うようには育たず多くの人が
飢えに苦しむようになる。多くの人が苦しめばそれは即ちその民族、
その王朝の危機を意味することとなり事は重大だ。
人を飢饉から救うことが科学の一大テーマでありそれはまた占いの
一大テーマでもあった。
時代は下り、先進国においては多くの人が飢えに苦しむことなく生きていける今、
科学も占いも派生的な問題を取り扱うのが当たり前になった。
科学と占いを分け隔てたものは近代的な理性であったが、「派生的な問題を扱ってほしい」
という社会の要請がこの二つを分け隔てたという見方も可能だろう。
42 :
名無しさん@占い修業中:2006/01/27(金) 19:47:25 ID:xt2vbzLH
>>41 こちらは群集心理を管理する、占いの政治的な側面に注目している。
ナチス然りでさ。その部分はおそらくは古代から何も変わっていないはず。
その劣化した姿が、現代でもカルト的な小集団に見て取れる。
44 :
名無しさん@占い修業中:2006/01/28(土) 18:31:28 ID:ESjbQKpX
考え方が若干ずれている、と思うんだよね。
なんでもそうだけど、まず現象を観察するのが第一でしょ。
占いが当たる、当たらないって問いかけはあるんだろうけど、
この問いかけはやや抽象的過ぎるんだよ。もっと分解できるわけ。
占いが何によって成り立ってるか?って自問すると
AがBに及ぼす心理的支配力ってのは当然考えてしかるべき
ファクターなわけでさ。こういうつかみのいいところから
相対化していって、それでもなお残るものがあれば、別途考えればいい。
45 :
名無しさん@占い修業中:2006/01/29(日) 04:42:04 ID:Un1ha3AK
裏ない(シンメトリー)
なぜ地震や天気を予知する事が出来て、人の人生を予知出来ないのか
疑問。 占いにもたくさんあるけど、西洋や子平に関して科学者が
全否定するのは三流だからだと思う。 一流の人はまず人前に絶対に
出てこないから、意見をきく事すら不能。
47 :
名無しさん@占い修業中:2006/01/29(日) 18:21:11 ID:Qk2tTtNh
>>46 >一流の人はまず人前に絶対に出てこないから、意見をきく事すら不能。
そんなことないよ。そういう都市伝説めいた思い込みが
なぜ生じたのか、興味があるけど。
根拠を見えない部分に置くことによって
追求の可能性を回避したい心理では?
統計学だよ。おまじないはプラシボー効果だよ。
あとちょっと心理学とかも入ってる。
ただ切り口が占いってだけ。結局はばあちゃんの知恵袋みたいなもんです。
>>47 人々を見る限り。いないと断言はもちろん出来ないけど、1%に過ぎないと
言っておく。1%は素晴らしい人も確かにいる。ただ、物凄く稀なので、
その瞬間にその人の意見をテレビなんかで聞くチャンスがあれば非情に
ついてると思う。 都市伝説なんか時流では広めるものっていう見解
らしいけど、実際はそんな事ないから。広めようとして広められるような
もんじゃない。
一流だろうが三流だろうが、科学は四元素説や陰陽五行説を
絶対的な公理としては認めない。
現代科学が公理として認めているのは客観性に基づいた実証主義だから。
だから、陰陽五行説を絶対的公理として認めることで初めて成り立つ
推命学なんてものはどうやったところで科学との親和性はすこぶる悪い。
推命に限らず、西洋占星術だろうが易占だろうが事情は同じ。
占いの類に興味を抱く科学者というのももちろんいるが、
早く言えば上記を踏まえた上で面白がっているだけのこと。
>>51 そもそも、科学者で真剣に研究し、それを習得した人がいるかいないかが
問題だと思う。良いとか悪いとかいう以前にやった事あるわけ?
本当に追求して、掴んだ事あるわけ?って聞きたいんだけど。
科学者だって、全ての科学を知ってるわけじゃないでしょう?
この世の中に本当のスペシャリストが何人いるの?
私が言ってる学者っていうのは、本当に知識のある人であって、書物の類に
書かれてる事を人に教えるような教師とか教授とかの事じゃないのよ。
自分で掴んだものじゃなくて、そこにあるものを理解しただけの人は学者
じゃないでしょう? 常識というか当たり前じゃなくて?
しかも、誰でも出来るでしょう?
・科学という思考枠組の中で妥当かどうか
・科学以外の思考枠組を認めるべきかどうか
この2つは区別できるだろ。
科学との接点でいつも揉めるのは、占いに「科学的」な体裁を
殊更与えたがる人達がいるせいもある。
横レスすると、
>>51的な意見は領域侵犯に対する実証主義の側からの
警戒として常に出てくるもので、だからといって直ちに占いの価値を
否定するとまでは読めないと思うが、どうか?
そもそも一流同士が話しをしてるかもしれないでしょう?
一流と一流ならきっと共通点あるでしょう。そして、それらの一流同士の
話が庶民に伝わる事なんかまずないでしょう。一流の科学の世界だって
庶民は何も知らないでしょう、きっと。
>>55 あなた自身は、あなたがいう「一流」の人間に出会ったことがありますか?
>>56 占いの一流の人? 科学の人?
どっちもない。 でも、その他の一流の人とはたくさん出会ってると思う。
頭が一流の人はいるよ。 悪智恵じゃなくて、本当の智恵のある人ね。
58 :
名無しさん@占い修業中:2006/01/31(火) 14:46:57 ID:XLzuZqTD
占いってのはそもそも人間や未来を占うものじゃなかったと思うよ。
星の回りで占うのは自然の流れなどを知るためだと思われ、風水はその代表格。
窓がこちらに向いてると風通しが良くなるから部屋の中の換気が良くなるからカビにくくなるとかね。
未来を占うものだよ。古代の未来とは雨が降るとか、万物がよく
育つとか。 今年はきっと豊作になるに違いないとか。
今だってそうやって占い使われてるよ。
>>51は至極まともだと思うけど。
物理学会で偽科学を糾弾する動きが出てるみたいだし、
ぜひそういうのはやってほしいよね。
あとさ、この手の一流論はバカらしい限りだと思う。
場所をちゃんと見つければ、優れた人たちには会えるし話せる。
優れた人ほど、オープンマインドな人が多いというのが経験的な真理かな。
政木博士は?
あの人はエレキギターとか、自動ドアとか色々と数多く発明したけど、脳波をシータ波にまで下げると普通では起こらない事が起こったり、未来とか過去がみえたりするって言ってた。
マンセーする訳じゃないが、脳は確かに使ってない部分が沢山ある訳だしそう言う能力がまだきちんと説明されてないってだけって可能性はやっぱり完全に否定出来ないとオモ。
今や当たり前のTVや携帯の電波、ネットのやりとりだって目に見えないだけで始め発見した人はキティ扱いされた訳だし。
人間も科学もまだ未知な部分が沢山あるって言うだけとオモ。
その中で本当に能力がある人も居るにはいるんじゃないの?
科学が万能ってのは、本当に優れた科学者程考えないよ。
長文スマソ。
オープンマインドな科学者というのは
例えば、占星術なんてものでも頭ごなしに否定的に捉えることは無いでしょう。
でも、じゃあ占星術を科学から裏付けしてください、なんて言われると
今度は「それは根本的に勘違いをしていますよ」という話になる。
現代科学というのは良くも悪くも「客観性に裏付けされた実証主義」
という枷が課せられている。この枷が科学を発展させたというのは、
わかっている人には自明すぎるほどに自明。
この枷を否定してしまうと科学は本当に科学たり得るのか、という
あまりにも馬鹿でかすぎる問題に直面してしまう。
科学が占いを積極的に論じようとするとこの枷を壊さざるをえなくなる。
そこまでして何で科学が占いに肩入れせねばならんのだ?
という話に必然的になるわけですよ。
これは構造的な問題です。この構造がある限り科学は占いにお墨付き
を与えたりはしません。
んでもってこの構造を理解できない占い側の人間がステレオタイプな
アカデミズム批判を行ったりするわけですが、それは自明的な構造を
まるで理解していないというのを白状してるに等しいのです。
だから、占いは科学に依存せずに毅然としていればそれでいいんです。
現代科学がうまく捉えられない領域を自由に泳げばいい。
占いが科学に依存しようとすればするだけ両者の溝が深くなるという構造なのです。
依存はしないけど、追求はする価値あり。
人なんか見てるよりずっと楽しいので。
皆さん科学がどうとか言ってるけど、そもそも占いは思想なの。
思想を科学で証明しろとか、現代科学では証明できないがもっと科学が発展すれば
いずれ証明できるとかいう考えが大きな間違い。
心理学だって科学ではなく、思想と言った方が近いわけだが、未だに科学的な裏づけなんて行われていないんだから占いなんて・・・。
占いは統計学と言い張る人も多いが、占い師が統計を取って占い学会で論文を発表したなんて話は聞いた事が無い。
「何千人も観てるけど福耳のお客さんはやっぱり金持ちが多いよ」 というのはただの経験則。
ちなみに↑は占い理論の話。
61が言うような超能力系の占いはあまりに違いすぎて占い理論と一緒には語れない。
>そもそも占いは思想なの。
そりゃ、宗教だよw 科学は時として無情なんだよ。
>>65 わかってないなあ。
否定したのは占い自体じゃなくて「占いは科学」とか言ってる人種。
データあるぞという反論レスは予想してたけど、 「満月の夜には事件が多い」 の類のデータくらいは知ってるんだよ。
だが、そんなの占いの証明になってない。 論文の序章のレベルだね。
「この事から天体と占いとの関連性が予想される。では以下詳しく検証しよう」 という本論の導入部でしかない。
それを「学会で〜」なんて言うのは、「と学会」や「なんたらかんたら実行委員会」 とかのレベルだよ。
下駄を蹴って表になるか裏になるかと、明日の天気の結果を統計にとって発表したら
「下駄蹴りの結果と明日の天気の因果関係」の証明になるとでも?
大体、「統計とっても偶然の範囲に入ってしまいやすい」 なんて言い訳してる時点で「占いは統計学」じゃないじゃないか。
読むまでも無いよ。
69 :
つづき:2006/02/03(金) 20:34:22 ID:???
>>66 大体、何故皆 「占いは統計だ」ではなく統計「学」だ、と言いたがるのか?
科「学」とか統計「学」とか。
昔の占い師は「これは科学だ」なんて言わなかったし、言う必要もなかった。
なぜ今の占い師は科学を装う必要があるのか?
超能力占いに関連して言うと、FBI超能力捜査官達はその能力を科学だなんて言わない。
言う必要が無い。実績と実力が認められているから。
カルトの冊子にも、よく「大学教授が神の存在を肯定した」とか「大学生の信者が当教団の教えの素晴らしさについて卒論を書いた」
とか書いてあるけど、この手の人達は権威が大好きなんだよね。
ハクがつくから。
「消防署の方から来ました」とか「水道局の方の者ですが」という人達はどんな人種?
本物を見つける方法についても話出てるけど、私なら「占いは科学だ」とか「統計学だ」とか言う占い師だけは止めておくね。
>>67 >そりゃ、宗教だよ
まさにそれですよ。
心理学者に「集合的無意識は科学で証明できない」と言っても、哲学者に「イデアは科学で証明できない」と言っても、
宗教家に「神の存在は科学で証明できない」と言っても多くの人は怒らないだろう。 本当の事だから。
こんなんですぐ怒るのは占い信者だけだよ。
「科学では証明できない」というのは 「科学で否定された」とイコールではない。
占いも、心理学も、哲学も、宗教も、科学ではない思想だからこそ、科学で証明できない。
けれど、だからこそ科学では永遠に否定できない。
占いが科学で無いことは。いい面もあるって事ですよ。
議論を放棄していた「思想」なんてありえないじゃん。
思想じゃなく「刷り込み」でしょ。あるいは「洗脳」。
>>68 >わかってないなあ。
わかってないのはどっちだ?
データがないと言い切ってる時点で誤りだろう。
そもそも、
>「満月の夜には事件が多い」 の類のデータくらいは知ってるんだよ。
研究されているのは、そういうレベルではない。
そもそも、データー云々の主張をしたのは、このスレが「根拠のかけらもない」
という結論に走っているからだ。まあ、同じアンカーで書いた方も悪いが。
>大体、「統計とっても偶然の範囲に入ってしまいやすい」 なんて言い訳してる
>時点で「占いは統計学」じゃないじゃないか。
>読むまでも無いよ。
なぜ偶然の範囲になると書いたかの意図なんて分かってないだろ?
上っ面だけ読んで、思考停止だから、表面的なことしか理解できないんだよ。
占星術の複数の法則が同じベクトルで一致していれば、
統計とれば非常に大きな差になる。しかし、そういう評価をする統計学者は居ない。
ゴークランがやったように、ひとつひとつの法則だけとって、表面的なやり方でやれば、
偶然の範囲になってしまいやすいというだけのこと。
そもそも「統計学」だなんて初めから主張はしていない。
占星学の法則は多岐・多層に渡り、存在するし
そもそも、同じ組み合わせは数万年しないと巡ってこないし、
タイムツインでなければ、本質的な検証しても意味がない。
検証する時期によっても作用が異なる。当然だが、科学の範疇でもない。
>>72 >そもそも、同じ組み合わせは数万年しないと巡ってこない
それが言い訳なんだよ。 それじゃあまともな統計なんて取れるはずないんだから。
占いの研究データはあるが、「統計(学)と言えるデータ」は無い、でFA?
>>73 全ての位置関係が全く同じ組み合わせという意味なんだがね。
部分的な共通要素であれば、沢山あるさ。
それでデータとっても優位差が見られれば無意味ではないだろ?
どうせ、どこまで行っても、結論ありきの確証バイアスでそ。
君の結論は初めから最後まで「統計データはない」だろ。
だって誰も信じてないのになにを求めてるのさ。
>>74 どういうわけだか一発で変換出来なくて、変換間違っているが、
いちおう、突っ込まれる前に訂正しておく
正確には優位差ではなく「有意差」な。
もともと誰も信じてないんだから。
まともな検証などしていない。
何か作られるなら、これからのこと。
>>74 >それでデータとっても優位差が見られれば無意味ではないだろ?
そのとおりだよ。 なのになんで言い訳をするのか不思議なの。
>結論ありき
72を読む限り72は統計学を否定しているのかもしれないが、あくまで私の論点は 「占いは統計学」 の話だとあらかじめ断っておく。
72は「根拠のかけら」はあると主張しているようなので言うが、
占いは統計学から生み出されたものじゃなくて、占いを統計で証明しようとしてるだけでしょ。
72のいう「根拠」も、根拠から占いが生み出された訳じゃなくて、占いを証明するために「根拠」を研究してるだけでしょ。
それこそ結論ありきだよ。
現状維持を、求める。でSO
>>78 >72のいう「根拠」も、根拠から占いが生み出された訳じゃなくて、占いを証明するために「根拠」を研究してるだけでしょ。
>それこそ結論ありきだよ。
は???
占星術の根拠は「人間の運命と星の動きが関連があるのではないか」という
仮説から生まれたものだろ?
そして、星の動きによって、地球上の金属などの物理変化を引き起こすという
実験結果などもある。
占星術はその法則性を統計で検証したのであっても
統計学のみが根拠ではない。
統計学的に言えば、ひとつの法則は偶然の範囲に入っても、
同じベクトルのものが複数同時に作用すれば、明らかに有意差が出るだろう
しかし、単一の法則にしか目を向けず、
統計で有意差が見られない=占いは嘘=インチキと結論するバカが多いんだよ
●●占いという詐欺行為を許すな!vol.3●●
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1106043018/l50 ここに限らずね。
そして、占いのカテに出没し、占い師を詐欺呼ばわりして、中傷し続けるのさ
そもそも、
>>78はまともに占い研究したこと無いんじゃないのか?
知ってるとは思うけど、人の視覚でさえ、
赤ちゃんのときに外から情報を与えられて、
学習した結果に過ぎないんだよね。
生まれたばかりのマウスの目を縫いあわせて、
成体になったあとでそれをといても、
後頭葉の領域がちゃんと出来ていないから、
網膜から情報は伝達されているのに見えない、
という結果が出てる。
おそらく、人が世界を認識するための、
基礎の部分は作られてしまったんだよ。
その知識の体系は、蝉の殻を脱ぐように、
サイエンスなどの別のものに引き継がれていった。分化した。
占いと呼ばれているものは、残滓なのではないのか。
ならば、残滓という方向から研究するほうが実りがあると思う。
82 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/04(土) 20:53:00 ID:774eP0Yn
意見を聞きたいためにageる。
>>80 「星の動きによって、地球上の金属などの物理変化を引き起こす」 事が発見され、それが根拠となって占いを発生させたの?
違うでしょ。
「人間の運命と星の動きが関連があるのではないか」という仮説から占いが生まれた事は知ってるが、
ならば「人間の運命と星の動きの関連」を証明しないと占いの根拠にならないでしょ。
で、「人間の運命と星の動きの関連」って科学的に証明可能なの? 不可能なんじゃないの?
>しかし、単一の法則にしか目を向けず
だから複数の法則で統計とればいいじゃん。 取れないんでしょ。
取れないなら統計統計言うなって話。 なのに統計を持ち出すから反論されるんじゃん。
>>84 >だから複数の法則で統計とればいいじゃん。 取れないんでしょ。
取れないなんてだれも言っていないと思うが?
>取れないなら統計統計言うなって話。 なのに統計を持ち出すから反論されるんじゃん。
単一の法則での統計データでの有意差がないから詐欺と言い出す奴らがいるという話
理解力無いんじゃない?
というか、占いが統計で証明できるって言ってる人って、
統計学の基礎も知らないと思う。他人に悪い影響を与えているよ。
単に数えれば、統計学的に有意になるって
ものすごい単純に勘違いしてるのでは。
習ったのがずいぶん前だからもううろ覚えになってんだけど、
母集団の状態をしらみつぶしに調べられないからこそ、
推論するために、いくつか前提条件を設けて計算するんじゃん。
>>84 は、一度ちゃんとしたところで、
統計学の授業を受けたほうがいいと思うよ。
>>84 取れるんなら「有意差がない単一の法則での統計データ」 持ち出す必要ないでしょ。
72は「そもそも、同じ組み合わせは数万年しないと巡ってこない」って言ってるじゃん。
「数万年しないと巡ってこない同じ組み合わせ」じゃないと「検証しても意味が無い」んなら意味のある統計は取れないって事では?
「数万年しないと巡ってこない同じ組み合わせ」でなくても意味があるんならそんな言い訳必要ない。
自分も、統計の勉強をもう一度やり直すかな……。
結局、相手の知識がないと踏んで、占いと統計を結びつけようと
している人がいるだけでしょ。ゴークランデータなんか持ち出してさ。
特定の条件のもとでのみ、特定の結論しか推論できないし、
意味付けられない、という統計学のもっとも大きな枠組みが
無茶な論を振りかざす人たちは、分かってないと思う。
後さ、何かアクションを起こすときに、手持ちの材料がゼロだと
手探り状態にならざるを得ないから、そうならないために
限定されているというのを前提にして、計算して推論するんだ
ってことも分かってない。
統計的に有意だってのは、そりゃ95パーセントの範囲が、
そこにはいるだろうと見なせる、という意味で、
有意だってだけで、現実とピッタリ合致しているわけじゃないんだよ。
しかも、アクションを打った現実的な経験と合致させるために、
ケースバイケースで前提条件を変えて、計算するんだし。
おーい
>>1よ、見てるか?たまには感想でも書けや。
>>87 >>72=74な。
>>74が読めないか、もう忘れたか?
一般的に統計検証データが公開されているのはゴークランデータであり、
それは単一の法則でのみ、統計検証して、否定しているということ。
それをわざわざ、出したのは、それを盾に占星術は嘘であるという主張をする
奴らがいるからだと
>>80 などでも言っているのが解らないか?
そもそも、「全く同じ」組み合わせは、数万年無いというだけのこと。
それでないと無意味だという主張は、生年月日時で運命が決まるか
という仮説を、統計的手法を用いて証明する場合のみ。
占星術の法則の有効性を部分的に検証するのなら、データは取られている。
但し、一般人にはほとんど公開されていないだろう。
そもそも、占星術が科学的統計を根拠としていると言っているやつは
ここには居ないと思うがね?
2chで流れや文意を理解してレスすることを期待するだけ無理か?
まあ勝手にやってくれ。
>占星術の法則の有効性を部分的に検証するのなら、データは取られている。
>但し、一般人にはほとんど公開されていないだろう。
一般に知られていないことを知ってる「立場」にある、
という論拠こそまったく当てにならないよ。
それを言うなら、まったく迷いのないスタイルで当てて見せてくれと。
データを自分で取った、その立場から言ってる、というならともかく、
一般に公開されていないデータをちょっと見たくらいなら、
データが正しいものかどうかもわからないだろう。
また、自分でデータを取ったとしても、公開されて、
他人に検証されなければ、その正しさを実証できないことは自明。
韓国と東大で生命科学関係のデータが捏造されていたけど、
そういう具合に、巨額の金が動きかねないケースでは、
何でもありになるってことは、まったくゼロじゃないのだから。
あれもひどいよね。
94 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/05(日) 05:42:25 ID:tpq77ENF
>>91 は、そもそも占いには信用がない、
という現実を把握していないのではないのか。
>地球上の金属などの物理変化を引き起こす
地球の核は鉄などの金属物だといわれている。
そして、マントルがあって地殻があるらしい。地球の上物は薄っぺらいので
どうでもいいのだけど、科学を知らなくとも、きっと地球の中にそれらが
あるのだろうという仮想ができてしまう現象がとても多い。
物理学なり科学なり化学なり知ってる人にはきっと興味深い事は多々あると
思う。ただ、知らない人にとっては、議論すら出来ないという事になる。
ようは、なんでも勉強してみたらどうよ?って事でしめくくってもいいんじゃないかと
思う。 何も知らない人に全てを説明するのは困難だし、時間の無駄でしょう。
どの学もないのに、嘘だという人の意見ほど嘘っぽいものはない。
ただ、うそ臭い占いが多いから、しょうがない。
気象庁が去年の発表で暖冬になると言ったらしいけど、
まぁ、科学的根拠を持って発表したんだろうけど、なんともお粗末だね。
科学者が無能である限り、科学という言葉自体が薄っぺらい。
まぁ、科学的根拠を今の三流の科学者の言う事と比較してる人が
薄っぺらいのさ。一流の科学者のみ知る事実なんか絶対に腐るほど
あるはず。 世の中何が本当で何が嘘かなんてなかなか見え難いよ。
自分で勉強した方がずっとましだね。
それから、上の方でオープンマインドとかって話あるけど、
この世は多数決や権力で嘘でも本当になっちゃうから、そういうのに
関わるのが時間の無駄だと思う人が多い。 簡単な理屈。
>>91 >占星術が科学的統計を根拠としていると言っているやつはここには居ない
じゃあ 「占いは統計学」 ってどういう意味?
「占いは科学的に(将来的に)証明できる」と言ってる人たちもいるし。
そこを論じてるんだけど。
>但し、一般人にはほとんど公開されていないだろう。
あー、そうですか。 じゃあ公開されない限り論じる事はできませんね(笑)。
つーか、65・66の無駄に沢山のURLは64の「ない」に対して「ある」と反論するためのものじゃなかったの?
結局「あるけど公開されてない」ですか。そうですか。
>占星術の根拠は「人間の運命と星の動きが関連があるのではないか」という仮説から生まれたものだろ?
>そして、星の動きによって、地球上の金属などの物理変化を引き起こすという実験結果などもある。
よく開運グッズの広告で、「こんなにたくさん波動が出てます!」って写真やデータ載せてるでしょ。
その「波動」がマイナスイオンなのか合成なのか知らないけど、それは「開運グッズと波動の関連性」でしかない。
波動を持ち出すなら「波動と開運との関連性」を証明しないと意味がない。
上の実験だと、金属などの物理変化を持ち出すなら「星によって変化した金属によって人間の運命に変化がおこる」
という所まで実験しないと「人間の運命と星の動きが関連がある」事の証明とは言えない。
「波動と開運との関連性」にせよ「人間の運命と星の動きの関連性」にせよ、結局科学的な証明は未来永劫できないの。
なのに、科学的に証明できるとこだわるのは、逆に「できるはずの科学的な証明ができないなら占いはインチキ・無意味」
という考えを助長するだけで、占いにとってよくないんじゃないかと思うわけですよ。
>>97 だからさぁ、結論からすると論じる義務もなければ権利もないし、
傍聴する義務もなければ権利もないのね。
やりたきゃ、独りでやる。やりたくなきゃやらない。
詐欺にあいたきゃ遭えばいいってだけ。
101 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/05(日) 18:04:18 ID:tpq77ENF
>>96 議論すら出来ない場所で語るには、
あまりにも不適切な言葉。
>>99 説得力がないものは結論とはいえない。
>>100 >詐欺にあいたきゃ遭えばいいってだけ。
嫌、これはダメだよ。
102 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/05(日) 18:26:45 ID:tpq77ENF
>>95 >何も知らない人に全てを説明するのは困難だし、
>時間の無駄でしょう。
は、議論もないまま知的弱者に対して「洗脳的に」使われていた、
星占いの現状を見た限りでは、さすがに論外な発言だと思う。
何も知らない人は、あなたじゃないのか、と。
あとさ、よくわからんのだけど、科学だから正しい、
という結論などないはず。昨今の科学観の中には、
特定の結果を得るためのプロセスを同定する手段=科学
ってものもあるみたいだよ。
得たい結果が根本的に異なれば同定されるプロセスそのものがチェンジする、
つまりそれこそがパラダイムシフトなんだって考え方もあるよ。
103 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/05(日) 19:25:13 ID:tpq77ENF
ぶっちゃけた話を語れば、
科学や心理学が発達してきて、社会の中でスタンダードになったからこそ、
統計学や心理学のモチーフを借りて、それを組み合わせて、
占いが統計で証明されているとか、心理占星術とかなんとか
そういう言説が喧伝されただけじゃないのか? と思うんだよな。
しょせん、占いなんて周縁の存在。
それは、プロティノスの時代から変わらん。
星占いを大批判してるから読んでみ。
あわよくばメインストリームに踊り出ようっていう野心は買うけど、
他人を騙してまでなんとかしようなんて考えているなら、
そりゃ、今話題の某企業となにも変わらないでしょ。
占いについて無知な者と同じ土台で議論することはできないぞ
1から10まで調べて、良質な体験を積んでから来い。
僅かな知識と経験を元に想定と推測で紡ぎあげた仮定を持ち出して議論するな
そんな甘い考えで他者と対峙しようとしてる時点で、お前のお里が知れるぞ
105 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/05(日) 21:15:33 ID:tpq77ENF
>>104 はぁ? 誰に付いて語ってるのか、言ってもらおうじゃないのw。
と、まぁ、過去レスは読んでないが、
適当にこんなセリフを書いてみたくなり、
その欲望を充足させてもらった
107 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/05(日) 21:18:30 ID:tpq77ENF
占いの知的土台ってやつは、歴史的に疑われつづけてきたんだよ。
それが大前提。疑念を払拭できない情況は過去から何も変わらない、と。
疑念なんて払拭する必要がないのさ
万人が等しく得られる情報なんてえのは、ただのゴミ屑同然さ
そのゴミが巻き散らかした弊害について、彼らが弁護しようなんて気はさらさらないだろうね
宝石の存在すら疑うようなゴミ屑ばかりの世の中になっちまったんだ
わざわざ盗人どもに餌をぶらさげてやる事もないだろ?
信用されてない原因の一部(大部分?)は、
占いの理論を現代でも通じる説明に翻訳する能力が占い師に足りないこと。
110 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/06(月) 01:03:32 ID:k09nOP1S
>>108 少なくともプロティノスは「万人」の範疇には入らないよ。
しかもそれ、宝石があることを証明できなければ詭弁だね。
よくあるパターンじゃん。何かありそうに見せながら、何もない、と。
111 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/06(月) 01:12:20 ID:k09nOP1S
>占いの理論を現代でも通じる説明に翻訳する能力が占い師に足りないこと。
それ以前の問題として、星占いで指導的立場に立つ人たちの中に、
下手すれば何ひとつ信じていないことを語る人たちがいるってことですね。
こちらの率直な感想は、仮に星占いに「何か」があったとしても、
この界隈で情報を発信している人たちが、万人が、
その「何か」にたどり着くことを積極的に妨害しているとしか思えない。
現実世界では言うに及ばず、この板でも議論を妨害しつづけてきたし、
結果としてミスリードしつづけてきた。それは過去の記録を見たら自明。
もし「何か」があったとしても、この方向からは滅多なことではたどり着けない。
占いを統計と結びつけた人たちがそうであるように、一歩外へ出たらまったく
通用しない思考の枠組みに引っかかってしまう程度の、占いに依存したがる人たちを
積極的に誤った思考の枠組みに誘導して、あわよくば閉じ込めようとしているだけ。
それでは「何もない」のと同じだよ。
>万人が等しく得られる情報なんてえのは、ただのゴミ屑同然さ
何か分析するにせよ、ほとんどは公然情報でOKでしょ。
ものの本による、98パーセント程度は公然情報で大丈夫だとか(うろ覚え)。
実際、星占いについてより深く調べていく過程では、
自分は公然情報しか用いなかった。非公然情報は必要なかった。
むしろ、非公然情報(占い業界のインサイダー情報)は、
あとから考えると、それを発した彼らがまったく何も理解していない、
という事実を確認するだけに終わった。それだけだったよ。
ヒント:東洋
非公然情報ってのは、たとえば、星占いやってる人たちの一部が
実は何も信じていなかったとか……そういうやつですね。
まぁ、信じていなかったのに、信じてるフリしてたんだから、
事実としては非常にまずいし、そういう人たちこそ邪魔なんだが。
でも、そういうてきとーな人たちをかき分けていったら、
また別のものが見えてくる。
だからまったく何もないか?といわれると、そういうわけでもないな、と
判断するほうが理にかなっている。ただし、それは「占い」とは言わない。
ただし、そこへいたるために、この板のルートを使うのは、
現状見る限り、あまりにも効率悪すぎ。この期に及んで、
占い統計説なんて唱えている人がいるようではね。
世の中には、もっとまともな場所っていくらでもあるんだから、
そっちへ鞍替えしたほうがいいよ、と思う。
また、ここで見られるようなものとはまったく別の枠組みで、
「予言」とか「神の言葉を伝える」とか、そういう現象はある
としか思えない。ただし、当たらないけどね。たいていは。
あれは、自分にもよく分からないのでほとんど放置してる。
ともすればそれは、この板で関心を抱かれているような占いと
一部はおそらく一緒くたに考えられているし、一般的には
たぶん誤解されているはず。
とことん虚言や妄言が多い場所だし、情況が整理できないところだし
どこまでもグジャグジャになってるのが、今のそれだと思う。
否定するなら、別に興味持たなければいいんじゃない?
物凄くシンプルかつ容易な事なのに、何にそんなに拘る必要があるんだか。
占いが非科学的で根拠がなく、ただの詐欺というのであれば、
それは間違っていない確率の方が高いわけで、
詐欺に遭いたくなければ、占い自体信じてなければ、決して詐欺なんかに
遭わないよ? 何も怖くないじゃんw
占い師に求めるものなんかこの世に何もないと私は思ってるし、
他力本願な思考が嫌いだし、そんなものには絶対に騙されないと思ってるし、
彼らとまともに話そうなんて気すらない。
だから、占い師を否定しても全く構わないと思うし、彼らが優秀な人材だとは
全く思わない。
よって信じるというか、彼らの意見を無理に鵜呑みにする必要ないと思う。
科学的根拠を探したければ自分で探してみたらいい。
無理なら、占いは所詮その程度と思って生きればいいじゃない?
117 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/06(月) 19:10:25 ID:C2SwXaom
>>116 開き直られても困るなぁw。
いずれにせよ、間違った情報がばら撒かれたままで
ノーチェックの社会はよくない。それは却下したいな。
無関係な人の心を汚染するんだよな。そういうのって。
それ、情報戦っていうんだよ。軍事技術なんだよ。それ。
>否定するなら、別に興味持たなければいいんじゃない?
>物凄くシンプルかつ容易な事なのに、何にそんなに拘る必要があるんだか。
大槻教授に言ってあげて下さい。
それと、家族や親友がカルト宗教に入信しても「自分が信じなければいい」と思える?
119 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/06(月) 19:17:57 ID:C2SwXaom
なにが正しい、誤ってるか、わからないから、議論するんでしょ。
それは、必要不可欠で避けられないことなんだよ。
議論という部分を積極的にスポイルしようとした人たちがいたし、
さらに悪いことに、意図的に誤った情報までばら撒いていた。
そういうのはさすがに看過できないでしょ。
オウム事件もあったし、本来なら、国家が取り締まるべき対象だと思うんだよね。
でも、それ一歩間違っちゃうと、昔の特高警察のようになっちゃうから、
勘弁して欲しいし、それだけはちょっとなーというところもあるからなー。
言論の自由や表現の自由だけは、死守しなきゃならないから、
しかたないんで、かなり遠回りのことをやってることを
誰もが自覚してるんだけど、みんなでおかしな言説を一つ一つつぶしていってさ、
今よりもちょっとはマシなスタイルにならないか、と模索しているわけで。
それなのに、
>>116 のように開き直る神経がよくわからないんだよな。
本当に、無神経だなーとしか思えない。
120 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/06(月) 19:42:11 ID:C2SwXaom
最初から言ってるように、ボトムアップを目指しているわけ。
こういう社会の底に横たわる問題は、トップダウンじゃ何も変わらない、
というのは、吐き気がするほど実感してる。
もちろん、できることには限界があるし、時間もかかる。
たださ、良くも悪くも広範囲にバラまれている情報だから、
浸透力がある、というのはあるよね。
時間をかけて、グジャグジャと議論していけばいいじゃん。
こんな場所で結論なんてどうせ出やしないんだし。
占いは統計というのは誤りwとか、そういう分かりやすいところは
まぁ例外としても、ホントはなにが真実かなんてわからないよ。
それにさ、占いの周辺を探っていくと
ポツリポツリと「あれ?」と思うところもあるわけでしょ。
wikiではじめて知ったけど、井上嘉浩が井上日召の孫だったとか、
日本の深層にはなんだか分かりにくい構造もあるわけでしょ。
あるいは、安岡正篤が紅卍字会に所属していたとか。
考えていくと深いんだよ。このテーマって。
世の中って複雑すぎる。占いだけで、こんなにたくさんのテーマが
引っ張り出されて来るんだから。
121 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/06(月) 20:02:46 ID:C2SwXaom
あとさ、嘘と分かってる情報を他人に信じ込ませるのは、よくない。
越えちゃいけない一線というのがあってさ、
誰が見てもエンタテインメントだと理解できる
枠を越えて、自分が信じていないことを他人に信じ込ませるのは、
やはり間違いだと思うんだよなぁ。
おれから言わせれば、それは「差別」なんだよ。
学習させて、それをさらに意図的に解体して、
学習者を以前とは異なる新たな知見に導く、という
高度な「実験」を万人に対してやってるわけでもないわけでしょ?
ほとんどの人は信じ込まされたまま終わるんだろうし。
>>117 一般的な詐欺占い師について語ってるだけで、私は科学的に子平を支持
しているので。
>>118 >家族や親友がカルト宗教に入信しても「自分が信じなければいい」と思える?
私はそんなアホな家族も友達もいないので分からないけど、明らかに
カルトの場合は理屈で止める。
>>119 >なにが正しい、誤ってるか、わからないから、議論するんでしょ。
そんな事を議論する場所だったの? それは気づきませんで。
>意図的に誤った情報までばら撒いていた。
私は一般的な占い師の事を語っているのであって、間違った情報など
流してませんが? もっと、自分で勉強したら?
物事の是非すら知らずに生きてるってもの凄く恥ずかしいよ?
そして、その他力本願な思考。
みんな自分の力で自分の実力で掴んでるの。 そして、多くは語らないし、
別に占い師なんかに興味はないし、人からお金をとって占ったりなんかも
死んでもしないよ。
>>121 あのさぁ、言っとくけど、私は嘘はついてない。
それから、お金がかからない方法をこの板で紹介してきたつもりだし、
占い師に騙されるなってずっと言ってきたよ。
私は人を騙そうなんて気は間違いなくない。
自分が出来ない事を棚に上げて言い訳するのはみっともないよ。
やる前から掴む前から否定するなら、興味持つ必要もないし、知る必要も
ないよ。 それに、知ったからって、万人にとって頼もしいものではないと
思うからね。
>>120 >考えていくと深いんだよ。このテーマって。
朝鮮人関連って事だけじゃない? そこに何か特別な能力なんか
全くないように思えるけど。別に、調べる価値もないように思う。
C2SwXaom氏と話してる人、なんだか立場がよくわかりませんね。
占い肯定派?否定派?占い統計学派?占い科学派? 占い根拠ある派?ない派? 占い師? 占い顧客?
新しいレス、なんだか議論のポイントも絞れずに中身のない罵倒っぽくなってきてるし・・・・。
>126
内容から夜勤氏?だと思う。
この板や過去の数多の刷れを通して
夜勤氏の情報を共有してない人が現れるたび、
おなじ話の繰り返し。
この板でも一部占い信者の言動は、
それが必要な状況にあることを示しているかも、ね。
ほんと、ここまで同じ話している人ってめずらしい。
学習能力が欠如してるんじゃね?
じゃぁ、自力で掴んでみたらどう?w
話のつながりがわからん。
H田を掴むってこと?
いや、占いの根拠。
>98
「運命」じゃなくて「人間の行動」なら証明できるのよ。
133 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 02:17:26 ID:HBnevAn0
>>124 「私」って言われても正直わからん。
>>132 それ、証明するんじゃなくて、コントロールできるの間違いでは。
134 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 02:24:50 ID:HBnevAn0
>>123 >私は一般的な占い師の事を語っているのであって、間違った情報など
>流してませんが? もっと、自分で勉強したら?
えーっと、それはそのままお返ししたいという感じがあるね。
ところで何の「占い」を勉強してんですか?
完全に否定はしないけど、どうも見た限りでは
「占い」以外のところでなにかある、としか思えないんだよな。
だって、おれの友達、占いの知識などなくても「わかる」んだもん。
あれは不思議だ。そういうのが日常だったから、特に驚かなくもなったけど。
だからテクニカルな技術が本当に必要なのか、すげー疑問なんですよね。
135 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 02:44:03 ID:HBnevAn0
もっと言えば、テクニカルな占いの知識は、
やってる本人は信じているケースがあるかもしれないが、
必要不可欠なものとは思えないんだよなぁ。
その一流の占い師さんがどう判断されてるか知らないし、
人でも物でもたくさん見たら見るほど全体像を直感的につかみやすくなる、
というのも経験的真理だと思うから、否定はしないけど、
それが絶対に必要なのか? というと「違うだろ」としか思えない。
少なくとも自分の経験の範囲では「違う」と判断してしまう。
なんだか分からないんだが、もっとストレートな理解が
できる人たちがいるんじゃないか? という印象をどうしても抜きがたい。
知識のレベルで占いの成り立つ背景をずっと追いかけて、
何かの鳥羽口まではいった自覚があるんだが、
それは自分が友人たちとコミュニケーションしていく中で
得た経験とはさほど合致しないんだよね。
もっと直感的で直接的な「理解」がある、としか思えない。
もちろん、自分も周囲の情況や、近未来のことがわかる、
直感的かつ直接的な「理解」の経験があるが、
どうも友人たちが提示するそれは、そういうものとも違うような気がする。
想像するしかないんだけど、一流の占い知って見なされてる人たちは、
自分の友人のようなある種特殊なコミュニケーション能力と、占いの知識、
んで、たくさん人を見たという経験を複合的に組み合わせてるんじゃ
ないのか。だとしたら、未来のことは分からないが、現在のことは分かる、
というある種、占いとしては奇妙な現象の「答え」になると思うんだよな。
また、それとは別に、ほれ、占いが統計とか言う人が未だにいるでしょw。
そういうのは、こちらはぶっちゃけ歓迎しないんだけど。
もうそういうのもいいかげんにしてほしいというか。
>>129 このスレでは「占いに根拠はあるのか否か」という有無と、
「(あったとして)占いの根拠は科学的に肯定可能か否か」
の二つを論じていたんだけど。
一つ目の「占いの根拠」は一部既に出てるし。陰陽説とか。
根拠根拠って、二つ目の「科学的に肯定された根拠」のことでしょ。
でも「占いに科学的な根拠がない」 としたらそもそも 「掴む」 事ができないでしょーが。
それを「掴めばいい」と言って二つ目を論じる人を批判するのはどうなのよ。
137 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 08:43:08 ID:NquzuiW4
>>136 天人相関説でしょ。でも、その単語だけ知っててもダメ。
どうして天人相関になるの?ってことで、
アリストテレス『自然学』や董仲舒『春秋繁露』などが別スレで出てたわけで。
もちろん、お互いまったく別の原理で考えているんだろうけどさ。
後者はまともに読んだことないから知らん。
でもなぁー、それは「科学」じゃないと思うよ。少なくとも。
138 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 08:56:43 ID:NquzuiW4
持論としては繰り返しになるけど、過去の占い師が流用した、
原理原則を定めてるそれらの書物はあるんだろうけど、
占いってそれらを都合よく借りてきただけにも思えるんだよね。
理論を借りて、途中までは組み立てようとしたけど
結局破綻したんじゃないのか?というか。そういう具合に疑ってる。
自分にはいまひとつリアリティがない。
東洋は分からないけど、少なくとも西洋にはないね。
星占いは、トランスサタニアンが発見された時点で、
やはり破綻したんだろう、と。
いまのは、タイムマネジメント機能だけ。
本気で信じて、やってる様子がどうも見えてこないんだよな。
だから、なんとか打開策を見つけようと古典に回帰する人たちも
いるのだろうし。
相手が本当に信じてものを語ってるのか、どうなのか
疑心暗鬼になるのはとにかく疲れちゃうから、
もっと生きた流れを追ったほうが実感が湧くような気がする。
たとえば、フーチーとか。現象としては確認できるしね。ああいうのは。
どうも気学って信用できないんだよね。
西洋占星術と違ってちっとも当たらないし。
あれはどういう根拠なの。
140 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 09:26:15 ID:NquzuiW4
>>139 いや、西洋占星術は(まぁ全部じゃないんだろうけど)
基本的に信用ならんよ。
まったくなにも信じてないことを語ってる人たちがいるから。
国外から日本国内に仕掛けられた
悪質な情報戦じゃないのか?とも疑ってた時期あり。
実際、星占いってそういう群集心理の管理・操作にも
使われてきた歴史があるし、もともとそういうものから始まってる。
>悪質な情報戦じゃないのか?
単に日本人が西洋の原典よまない馬鹿なだけじゃない?
>群集心理の管理・操作にも使われてきた歴史があるし
そりゃ宗教だよ。
占いを本当に知る人って俄かに匂わすような言葉使ったりするけど、
まぁ、触れないね。
143 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 18:45:59 ID:NquzuiW4
>>141 >単に日本人が西洋の原典よまない馬鹿なだけじゃない?
占星術が誤解の歴史だって仮説を立ててるんだから、
内容がプアーなものを読むよりも、自然学を読んだほうが早い。
もちろんよいものは読めばいいとは思うけど、現状見た限り、
英語という言語壁を盾にとって、けっこういいかげんなことを
吹いている人は多いと思うけど。
>>142 いや、そうだと思うよ。プチ宗教集団化しているケースは多いし。
そういうのは、割と見て取れるじゃん。
あとさ、匂わせているのではなく、実際に、
楔形文字を読んだ人から聞いた言葉。論文書いているらしいから、
取り寄せて読んでみたらいい。
博士か修士か失念したけど、博士論文だったら
国会図書館には入ってるのでは。
星占いの人たちって、仮説じゃなくて、特定の言葉が真理と
見なしているような「フリ」を今までしてきたから、
正直、危ういなーと思うよ。
144 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 18:50:34 ID:NquzuiW4
だいたいさー、英語の文献が発刊され始めたころには、
占星術がおそらく唯一、ヨーロッパで思想的隆盛を誇ったと思われる、
ルネサンス新プラトニズムは終わってるんだよね。
こういう時間軸の細かい切り分けが出来ていたら、
最低限でもギリシャ語から翻訳されたラテン語だな、とか、
それよりもギリシャ語を日本語に翻訳したものを読んだほうが、
正確に理解できるだろう、というのは自然な態度に思うけど。
145 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 18:56:00 ID:NquzuiW4
言っちゃ悪いけど、ホントさ、占い好きな人たちって、こちらから見ると、
表層ばかり滑ってるというか、的外れな指摘ばかりしてる様に思う。
こちらが、正しいとは言わないよ。だからこそ、これこれこうなんだが、
という理由とチラッと書きながら、持論を展開していたわけで。。。
だってわからないんだもんなー。正直、自分は頭が悪いと思うよ。
でもなぁー、頭の悪い自分ですら、おかしいと思う程度の
よく分からないことをごり押ししても、
なし崩し的に受け入れる様子ってやはり変だと思う。
しかも、疑問にまともに答えられないし。
だからこそ占い統計論なんて言っちゃう人がいるんだろうが、
そりゃ、なんか間違ってると思うんだよね。
>>143 西洋に原典はないの? あるでしょう?
読んでるでしょう、普通。
147 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:03:15 ID:NquzuiW4
>>146 つか、『古代占星術』を読んでないの?
アリストテレスの影響下にあるのは<自明>じゃん。
なに言ってるんだか。『自然学』がアリストテレスの著作である、
ということを言う必要があるところから、はじめなきゃダメなのかな。。。
148 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:05:02 ID:NquzuiW4
アリストテレスの著作には、もちろんそれ以前があるわけだから、
どこまでもマイルストーンだとは思うけど、それ以前のものって
なかなか翻訳されていない。
自分は、楔形文字は読めないよ。学がなくて。
>>147 まるで、陽史明の影響下にあるのは自明じゃんw
って言ってるようなものだと気づかないとこが痛くない?w
150 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:12:23 ID:NquzuiW4
>>149 その例えは、適切じゃないな。
こんなにしつこく言っているのに、そこに目を向けない人たちが、
これほどまでに多い、というのは、変だと思うし。
それを踏まえて、しかしなお異論がある、というなら分かるけど。
あのさ、アリストテレスに目をむけたら、星占い先生は
いまのように、身勝手な理屈を言ってられないと思うよ。
議論のフィールドがいきなり変わるし、
それなりに議論できる環境がすでにあるんだから。
プチ宗教集団化しているよりも、そっちのほうがよくない?
痛い、痛い痛すぎる。その分際で占星術を語ってる
ところが痛い。まるで、東洋と同じだ。
152 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:14:48 ID:NquzuiW4
×プチ宗教集団化しているよりも、そっちのほうがよくない?
○プチ宗教集団化しているよりも、そっちのほうがよくなくない?
すみません。悪い、ということを言いたかったんだよね。
いずれにせよ、自分が人類最高の知性を持ってるwとは
とても思えないから、自分よりもえらい人に教えてもらうばかりだし、
納得できないことには質問してみよう、
おかしなことには反駁してみよう、というだけですね。
おれは真理をつかんでいるのだ、とでも言いたいかのような、
態度の人が、星占いには多すぎだし、それに乗せられている人たちは
さらにちょっと変w。
>>150 アリストテレスの書いたもの読まなきゃ、意味ないじゃん。
読みなよ!
154 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:16:07 ID:NquzuiW4
>>151 んじゃ、すばらしいあなたが、持論をぜひ展開してくださいな。
あおりじゃないならねw。
星占いって、はったり野郎が多いから、あまり信用しないんだよ。
あなたにそのルールを適用するのは申し訳ないから、ぜひ。。。
だいたいさぁ、口ばっかで、何も勉強してないのが多いのよね。
だから、駄目なのよ。英語だから読めない?
そんなの言い訳だし、出来ないのに、占星術を語るのはどうかな?
156 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:17:26 ID:NquzuiW4
>>153 読んだよ。別に読んだからといって、
ちゃんと理解しているわけではないけど。
そこが限界だし、難点だな。
>>154 OK! 今度暇見つけてアリストテレスって人の本でも読んでみるよ。
私は、専ら東洋しか見てないけど、この人はおもしろそうだね。
158 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:18:42 ID:NquzuiW4
>>155 おまえは、読解力がないなぁー。
英語の情報なんて歴史的にもさほど当てにならないんだよw。
重訳のさらに重訳でしょ。
ばっかじゃないの? それにすら気がついていないなんてw。
>>158 はぁ? 原文読んでないのね? いや、読めないわけね?w
何で出来ない事を出来ないと認めないの?w クスクス
161 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:21:25 ID:NquzuiW4
>>157 東洋だったら董仲舒じゃないのかな。
後で調べて分かったけど、ネット上の漢文が読めなくとも、
試訳が、紀要に掲載されているからそれを読んだほうがいいかも。
でもまぁ、これも頭の中を整理するだけといったら
それまでだしなぁー。アリストテレスもそうだけど。。。
だから、何もしないで文句垂れるなって事よ。
一から百まで全てを知ってから、文句垂れなよ。
163 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:22:49 ID:NquzuiW4
>>159 バカだなw、原文で読まなくても大丈夫なんだよ。
「不動の動者」は認識できるわけ。むしろ、母語で読まないほうがまずい。
自己意識の解体が出来ないからね。
それにすら気がつかない君は、まだ先があると思う。
>>161 私は原典しか読まないから。 第三者以降の伝言ゲームなんか
時間の無駄だから。
165 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:23:24 ID:NquzuiW4
>>162 少なくとも、君よりは詳しいし、負ける気がしないねw。
>>163 馬鹿だなぁ〜、英語も読めない能無しがギリシャ文字なんか
読めるはずないじゃん。 馬鹿も休め休め言え!
そして、能無しだと認めなさいよ。 クスクスw
>>164は自然学を読むために古代ギリシャ語を勉強するらしいw
ま、せいぜい頑張ってね
168 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:25:09 ID:NquzuiW4
>>164 まぁ、専門的に研究している学者ならそれは必要なんだろうけど、
言葉の字面を追うのではなく、そこにどのような意味が
こめられているかを知るだけなら、母語で十分だと思う。
情報を租借するというのは、母語で与えられた世界観を
解体するという意味合いもあると思うから。
>>165 いや、出来ないのに、出来るなんて言わない方がいいよw クスクス
170 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:26:02 ID:NquzuiW4
>>169 達していないから、どこまでも分からないのさ(嘲笑)。
>>167 いいじゃん、何事も学ぶ事は悪くないし、他の興味も
出てくるかもしれないじゃん。
>>168 だから、その母国語? そこに誤りが多いと言ってるのに、
何でそこに頼るの? 今の占い業界そのものじゃない。
かなり変わってる。
172 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:27:47 ID:NquzuiW4
まぁ、いまのままじゃ、占いにはまってる人たちは、
どこまでも字面クォリティだよね。
読めばいいじゃん。英語でも日本語でもなんでもいいでしょ。
どうせ、ギリシャ語読めないんだろうからお互い様ですよ。それは。
だっさ。やって出来ない事なんかこの世に何一つないよ。
ギリシャ文字なんか読めるようになるに決まってるじゃん。
まぁ、やりもしないでぶーたれてるようなアホは駄目って事。
174 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:29:13 ID:NquzuiW4
>>171 だからさー。占いを支える思想について、話をしているわけ。
君が何も知らないというのは分かったけ尾d。
星占いのイージーさになんて、かまってられないよ。
あんな、いい加減というと語弊があるかもしれないが、
誤解の歴史としか思えないものなんだし。。。
175 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:30:19 ID:NquzuiW4
>>173 君が日本語を母語として使う限りは、あまり関係ない。
それは学者さんの仕事だと思うよw。君には関係ない話だろうけど。
>>175 私は、学者レベルの議論をすべきだと思ってるのだけど、
もしかして、占い師レベルの議論だったの?
じゃぁ、失礼する。
177 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:33:24 ID:NquzuiW4
>>176 あのさ、いいかげんな議論をしても仕方ないでしょ?
学者レベルの議論をするべきなら、それを証明してみたら。
ギリシャ哲学学会へ参加しているなら、3年前にどのような
議論がなされたか、聴講したはずだから、言ってみなよ。
デュナミスの多義性について、罵倒スレスレのそれがあったはずだけど。
178 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:35:10 ID:NquzuiW4
はったりかどうか分からないんだよね。こんないいかげんな場所だし。
本当に、何がご存知なら、教えていただきたいですね。>176
できもしないことを、占いという場がイージーなことにかこつけて
言う人が多すぎるんだよな。信頼感があまりにもないというか。
この分野ってば。だって信じていないことをヌケヌケと言う人たちが、
いる業界だからなぁー。
おれ、学者じゃないしね。やはり、専門的にやってる人たちには、
その分野では太刀打ちできない。頭のよさや悪さ、
才能の有無はまぁある、というのは仕方ないけど、
それ以上にその分野に費やしてきた時間が、あまりにも違いすぎる。
アカデミズムの人たちが、御用学者じゃない限り、その人の専門分野では
己の良心に基づいて嘘をつかないという前提で話を聞くわけだけど、
そういう態度をとらなければならないのは、技量の違いという
否応ない現実はありますよ。しかたないよ、それは。
そこで対抗しようなんて、サラサラ考えていませんね。
生命科学の分野でデータ捏造してたみたいに、
誠実じゃない人たちもママいるんだろうけど、そういうのがわかったら
話を聞かなくなるよね。まぁ、見抜けないけどさ。なかなか。
180 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:47:32 ID:NquzuiW4
星占いのいい布人たちが苦手なのはさ、専門を気取ってる癖に、
自分が信じていないことをいけシャーシャーと語る人がいて、
しかもそれを指摘したのに、周囲の人たちが政治的な動機で、
積極的に非難しない様子を、目の当たりに見たから何だよなぁー。
そんなのぜんぜん信頼できないでしょ。
自分がえらい、とお持っている人に対してでも
違うんじゃないかなぁーと思ったら、
遠慮がちであってもね、問い正していなきゃ。
だって、違うという感想が、自分の勘違いかもしれないのだから。
賢くなれるチャンスを見過ごす理由などないでしょ。。。
181 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 19:58:12 ID:JMJxkyBs
本当に未来が分かったら怖くない?
井崎脩五郎が全て予想を当てたら逆に怖いよ。
182 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 20:05:33 ID:NquzuiW4
まぁ、あれなんだよ。ギリシャ哲学あたりを
きっちりとやってる人はいると思うんだよね。それ系の学会に行けば。
じぶんはお頭がよくないみたいだから、専門的にやってる人たちと
アカデミズムの領域でとても対等な話なんて出来ないよ。
へーへーはーはーと一方的に聞くだけですね。
たださ、読んでなにがしか体験した限りでのリアリティはこちらにあって、
哲学的な意義について、質問して答えが欲しいという希望はあるよなぁ。
わからないじゃん。物事を客観的に見るなんて難しいし。
単なる変性意識で終わっちゃう程度のことなのかもしれないしさ。
まぁ、自分の見た限りでの星占いはあまりにもイージー。
もう少しだけ何とかならないかなぁーとは思ってきたんだけど、
こういう陳腐な会話が続くんでは、やはり見込みうすなのかな。
>>179 私は学者レベルじゃないと価値がないと思ってる。
誰もが出来る事など興味は持たない。
誰もが出来ないとわかってるから、物凄く興味持つし、
学べるんだと思うよ。そういう意欲っていうのは、あちこちで
万人がやってるようなものには向かいない。
>>181 全く怖くない。 現実は現実だし、そんな事から目を背けてたら
何も出来ない。
184 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 20:16:02 ID:NquzuiW4
>>183 あなたは、すこぶる頭がいいと思う。自分は、とてもそこまでは無理ですよ。
メディアで喧伝されている占い業界というフィールドでは
それは無理なんだろうとも思う。やや違和感があるかなぁーというか。
第一、博士号持ってる人いないでしょ? …平井さんがいたか。
でもなぁ、あの人って、星占いの人というわけじゃないしね。
割と表に出てて、それなりに頭がいいとみなが認めている
鏡氏ですら、心理学分野の修士号だったはず。
よく知らないけど、古代哲学関係の博士号を持ってる人は、
関連分野では大沼先生くらい? 星占いじゃないですよね、それ。
石川先生は、物理学の博士なんだったのかな。だとしたら、
失礼なことを言ってるとは思いますので謝ります。
ラベルというものが本質的な価値があるかないか、という
議論はひとつあるけど、足の裏の米粒という現実もまたあるわけで。
自分はそういうところにたっぷりと時間をかけるだけの
心理的にも経済的にも余裕などないですよ。本当に残念なんですが。
そういう分野に本気で参画しようとするなら、
これから先、最低10年は必要に思えますし。
それは無理。ほかの人に任せたというか、
なんか分かったら教えて頂戴、という感じ。
185 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 20:20:33 ID:NquzuiW4
今、自分が気が付いている程度のことを、20代の、大学に在学中に
気が付いていたら、そりゃもう少しやってみようかな、とは思うけど。
本気でやれば、面白い分野だと思うんだよね。
星占い関係って。批判するにせよ、原語で読解できるレベルで、
一通り網羅しなきゃならないわけだし、
そういうのはなかなかやられていない。
この前、発刊された『古代占星術』は、書いた人は、
指導教官に言われていやいやながらーとか、書いてあるんだけど、
でもあれは、画期的な仕事だと思ったよ。見通しが凄くよくなった。
まぁ、占星術的なルールの面で誤りがあったとしてもね。
186 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 20:36:19 ID:NquzuiW4
あ、もちろん、ノンアカデミックなレベルでの、自分の体験的実感と、
論文としてまとめるために必要な多言語読解スキルは別だよ。
その辺は、一致しない、と思ってる。
だから、これまでの自分の主張が間違っているとはサラサラ思っていない。
粗があってもね。
君はあと20回くらい転生したら星占いがなんなのか
わかるようになるよwwwwww
188 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 21:11:39 ID:NquzuiW4
189 :
to:sage:2006/02/07(火) 21:13:18 ID:MH6UBFjC
なんか、あててみそ!
190 :
to:sage:2006/02/07(火) 21:14:14 ID:MH6UBFjC
どしたら、こうなるの? ID:???
191 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 21:14:49 ID:NquzuiW4
>>189 こんなやつしかいないから、信じていないことを語るやつらが
絶えないんだよね。ったく。
ここまでの流れを何も理解できないというのはわかったけど。
>>190 メールのところに sageかageかを半角で入れてみそ。
193 :
sage:2006/02/07(火) 21:18:37 ID:MH6UBFjC
!
今君が入れたのは名前の欄。
195 :
age:2006/02/07(火) 21:19:45 ID:Rk2UZZ+c
ra
がんがれ。
こうかな?
やったな。おつ。
あんがとちゃん。
根拠ないから、占いだと思うなり。
3割あたれば、統計では有意差でるじょ
根拠なくても検証できるじょ
根拠なんて、意味ないしー。
根拠ないこといっぱいあるしー
根拠、必要なのぉ?
人間存在、根拠ないよ。
おめでとう
なんか、建設的なことしてほしいのさ。
金銭的利益など考えないですむ人がいて、
純粋にいどんでくれれば、
先進国でも社会的価値はあがると思う。
今は言ったもんがち。
でも純粋に極めたとして、後悔することもあると思うけどね。
占いで流行ってる人のコミュニケーション
みてると、懐柔がかなり旨い。
今は、それに尽きるといえそう。
基地外とあそぼうワッショイ
まともな人っているの?
今宵は基地外があなたのお相手をいたしま〜す
おわりにしま〜す
占いに詳しいあなた!紀子様ご懐妊に興味があります。
アラビックパーツに男の子出産、女の子出産のパーツがそれぞれ
あるそうですが出し方教えて!
>>188 出産関係のアラビックパーツの出し方教えて!
1日のレス数が多くなってきましたね。
これじゃちょっとついていけない。(レスしたくても何十レスも前の書き込みになってしまうとレスしにくい)
低レベルの喧嘩でレス消費するのやめてほしいな。
ちょっと面白い議論だと思っていたのに。
213 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/07(火) 23:28:32 ID:5UbuQX3c
それなりの志がある人間が2ちゃんの占い板に貼りつく意味はあるわけ?
聖人ぶって嘆く様は周囲との落差で自己確認したいだけにもみえる。
アホな連中だと思うなら、ここはいっそのこと退いて知の兵糧攻めにでも
すればよろし。
214 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 00:07:14 ID:NquzuiW4
>アホな連中だと思うなら、
いや、一部は非常に悪質だと思ってる。
215 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 00:19:34 ID:jvM+mosc
完全にアホならばほっとけばいいよ。
並よりも若干頭が切れて、だからこそ周囲に無知な人たちを集めて、
他人へ信じていない知識や情報を積極的にばら撒く人たちがいる。
それは悪質だと思うよ。
なんかさ、こういう言い方をすると身も蓋もないけど、
たとえ狂っていたとしても、信じてればいいと思うわけ。
もう仕方ないじゃん。そういうのは。本人が信じてるんだから。
宗教の信者さんなんて、みんなそんなもんでしょ。
外部から見ると何でそんな集団が好きなのか分からないけど、
とにかく熱中してるし、矛盾だらけの教説を信じてるじゃん。
そういうのはほっとくしかないんだよ。脱洗脳なんて無理。
星占いの場合、まぁ信じてる人たちもいるとは思うんだけど、
その中の一部はそういうわけでもないんだよなぁ。
主体的に語る本人は、なにも信じてないわけ。
でも周囲には、自分の言説を信じ込ませようとするわけw。
すごいよね。呆れるよ。こういうの、なんていうんだろうか。
>>215 それにしては君は2ちゃんで「おしえて、おしえて」うるさいよねwww
218 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 00:41:30 ID:jvM+mosc
>>217 君の言葉なんか何の価値もないからどうでもいい。
まぁ、2ちゃんで教えてもらうのは無料だからな。
てっとりばやいし。
220 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 00:42:46 ID:jvM+mosc
>>219 それはあるね。ただ、こちらは基本的に情報を出す側の立場だったけどさ。
>>220 そうだね。いろいろ情報だして
それで全部スレ違いだからよそのスレ逝けって言われてたね
なつかしいね(しみじみ…
>133
>それ、証明するんじゃなくて、コントロールできるの間違いでは。
まあ「人間の行動」って何らかの影響を受けてるわけで、
その使い方次第ではコントロールにもなるだろうさ。
で、「影響を受けてることなら照明できる」ってことならどうよ?
223 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 00:47:37 ID:jvM+mosc
繰り返しになるけど、自分がなにひとつ信じてないことを
教える立場であるにもかかわらず、相手に信じ込ませるなんて、
それって「差別」だと思うよ。
ひどいことしてるよな、と思うだけだな。
>>223 また同じ話きたーーーーー
ーーーーーキモーーー
>>220 そうそう、別の人と楽しくレス交換しているときにかぎって
わりこんできて、君に質問とかしてないのに首つっこんできて
関係ないアドレスとか直リンしてきて、
迷惑していると最後には勝ち誇ったように
>>223の話を必ずレスするんだよね。同じ同じ。
226 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:19:13 ID:jvM+mosc
だって、やってること「差別」でしょ?
勝ち誇るも何もないよ。
実際にものすごくひどいことやってるんだから。
228 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:23:59 ID:jvM+mosc
>>227 そうだね。自分は差別されたと思うよ。
んで、その構造は、今も残ってて、見知らぬ他人が
こんなあほなツールに巻き込まれて、差別されている。
また、2ch運営か。
まぁ、幼稚園児レベルの知能じゃ騙されますわなww
231 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:31:13 ID:jvM+mosc
>>230 悪かったなw。
しかも、白状してるじゃん。騙しているって。
ハイ、終了。
232 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:31:46 ID:jvM+mosc
こんなに簡単に引っかかるとは思わなかったよ。
アホらしw。
233 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:33:09 ID:jvM+mosc
まぁ、差別構造があるのは本当だから、気をつけたほうがいいね。
本人たちも「騙している」って明言しているんだからなおのことだな。
すげー、問題を自分の都合のいいようにすりかえてるよー。
さすが妄想王
235 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:34:43 ID:jvM+mosc
いずれにせよ、人が減っていくからいいんだよ。これでw。
イヤーな性格の人たちが、わんさかいるって分かるわけでしょ。
お前みたいに占星術に詳しくない人が書き込まないだけでもありがたいよ。
237 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:39:01 ID:jvM+mosc
>>236 では、詳しいあなたがどうぞw。
統計と占いの解説でもすれば(嘲笑)。
>>237 統計の話をするのは最も占星学から遠い人です。
はやく、別の道を探しましょう。プ
239 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:41:12 ID:jvM+mosc
なにも信じていないやつらが素人騙しで語る占星術なんて
どこまでも役に立たないルールの集まりなんだから、
こんなもの詳しくても詳しくなくとも同じでしょw。
だいたい、星占いの歴史は誤解の歴史なんだし。
ゴミの山を頭の中に突っ込んでも仕方ないじゃん。
とてもじゃないけど、何か極めようとしている人の
発現とは思えないんだよね。うわべばかりだし。
だからあと20回転生すれば理解できるってwwww
241 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:44:26 ID:jvM+mosc
まぁ、やってることは「差別」だからなぁー。どこまでも。
相手をゴイム扱いするのはちょっとね。タルムード信者でもなかろうにさ。
242 :
訂正:2006/02/08(水) 01:46:03 ID:???
×だからあと20回転生すれば理解できるってwwww
○だからあと30回転生すれば理解できるってwwww
243 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:46:46 ID:jvM+mosc
>>242松村に教わったことなど1度もないが。
さすが妄想王。
245 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:48:37 ID:jvM+mosc
だとすると、彼は、相変わらず、
へんてこな集団作ってるようだね。
困ったもんだ。
>>245 妄想が一人歩きしているようだ。
さすが妄想王。
247 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:50:07 ID:jvM+mosc
>>244 いや、カマをかけただけだからw。
松村、と呼び捨てね。
じゃぁ、顎ん週という宗教入ってる人?
思い当たることが多すぎて、嫌になるよ。
>>247 人は必ず集団に属しているという発想しかないの?
249 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 01:55:38 ID:jvM+mosc
松村って呼び捨てにする人は、意外と少ないよ。
いろんなところで、トラブッててもいちおう年長者だしなぁ。
まぁ、いいや。占星術が否定されることがまずいけど、
それほど頭のよくない人だってのは分かったから。
包み紙ばかりで中身がないしね。
>>249 そうそう、これからも妄想の中でヒーローぶって幸せに生きていけよ!
251 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 02:01:14 ID:jvM+mosc
>>250 別に? だって、この場所がグジャグジャなのは事実だし。
252 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 02:04:33 ID:jvM+mosc
たぶん、顎ん週の人かな。
「松村に教わったことなど1度もないが。」
なんて言う人って、ここまで粘着で絡む可能性がある
関係者スジでは、ほかは一人くらいしか知らないし。
253 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 02:08:16 ID:jvM+mosc
しかしさ、占星術が否定されるのがそんなにまずいんだ。
おっかしなこといってるよなぁー。
だったらまともなものを作ればいいじゃん。それだけの話じゃないのか。
はぁ?お前は個人重視のアクエリアス時代に逆行して
集団の話が大好きなんだね。このまま朝まで妄想してろやwww
255 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 02:12:20 ID:jvM+mosc
じゃなきゃ、おれの師匠スジの人だな。
師匠、まだこんなことやってんですかw。しょうがないなぁー。
みんな、追い抜いていってますよ。とっくに。。。
とまぁ、こんな感じですね。本当に師匠スジの人なら。
これこそホントに妄想だw。
257 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 02:27:15 ID:jvM+mosc
まぁスレタイとは本筋は外れたけど、戻すと、
少なくとも星占いの根拠は『自然学』を拝借したもののはず
なんだけど、手にとってる人すら少ないようだ、と。
問い詰めると答えられないし、なんだかわけのわからない流れ。
こういうのがずっと続いてきたんだろうなぁー。
星占いの歴史は誤解の歴史、という実感を抱くのも仕方ないでしょ。
>>184 博士号持ってたらどうだっていうの? 博士号なんかお金で買えますよ?
>それは無理。ほかの人に任せたというか、
>なんか分かったら教えて頂戴、という感じ。
それは無理。人に伝授するなんてまず有り得ない。
>>213 張り付く価値はあるよ。人が騙されてるのを私は放っておけない。
260 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 16:41:47 ID:nTRFkHoj
>>258 金で買える博士号なんて、
そりゃ価値がないのは言うまでもないじゃん。
そんなところからはじめなきゃならないわけ?
なに言ってるのさ。アホらし。ここまでくだらないとは。
>>259 人が騙されるのを放置できないという点では同じだね。
261 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 16:46:14 ID:nTRFkHoj
どう考えても妙なのは、星占い側 ですよ。
これは、過去の記録を見たら一発で理解できるでしょ。
だいたい、心理操作性の高い道具って自覚がないか、
それを悪用している人が多すぎ。
占いに依存するような人たちがゴロゴロいたり、
東大和市の男性のように、催眠技術と組み合わせて
マインドコントロールでハーレム作ったりw
わけのわからない気色悪い人たちがいっぱいいるんだから、
「やはり変だよなー」という意見が出てくるのは当然だろう。
262 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 16:55:10 ID:nTRFkHoj
>それは無理。人に伝授するなんてまず有り得ない。
黙秘の誓いを立てさせられて秘密の合言葉を教えられた、
クロウリーのようなケースはあるだろうけど、
魔術に興味ないから詳しく知らないが、
クロウリーってガンガンばらしてるらしいじゃんw。
そういう特殊な例はあるにせよ、いずれにせよ
誰だって言いたくないことは言わなきゃいいわけです。
別に言えないことまで言え、なんて誰も言っちゃいない。
おかしいことっていっぱいあるよなーという指摘をしたり、
あるいは、こういう視点から眺めているけどどうだろう、といったり、
そういうのはあたりまえなんだけど、それが間違っていたとしても、
知らん振りをしてればいいわけでしょw。
そういう「間違った指摘」は無視して、さくっと結果を出せばいいじゃん。
違うの? それで済む話じゃんか。競馬当ててた人みたいに。
263 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 17:06:27 ID:nTRFkHoj
占いに関わる一部の人たちは、間違いなくアホだと思う。
この人たちはかわいそうな人たちなんだよ。
間違ったことを信じ込まされているんだから。
おれもその中の一人だろうけど(苦笑)。
一部の人は、アホじゃない。しかも周囲があほだというのを熟知しているw。
だから、まちがったことを積極的に伝えてきた。非常に悪質だと思う。
264 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 17:30:28 ID:nTRFkHoj
こちらは基本的に「アホ同士」というのは幸せな世界だから、
かまわないじゃんって思ってる。実害がない限り、そっとしとけばいいじゃん。
でもそこに、妙に知恵の回る人がいて、
虚言を通じて、アホ集団をコントロールしたいという
野心を抱いているから、ややこしいことになってきたんだよな。
当然、うそを教えられてコントロールなんかされたくないわけでさ。
反発するのは、あたりまえのことでしょ。
別に知識や情報があったからといって正しい判断ができるというわけでもなし、
その知識を獲得する時間、別の有意義なことに使えたかもしれないし、
それは本質的な問題じゃない。
専門性の高い知識と経験をもっていて、正しいアドバイスをする人がいたら、
その人の言葉に耳を傾けたくなるのも分かる。自分もそうだよ。
虚言を通じて他人をコントロールしよう、という動機を持つ人たちの
存在だけが問題なんだと思うんだよなぁー。
>>264 だから、ガタガタ言わずに勉強したらいいじゃん?
毎日毎日何の為にこの貴重な空気吸って生きてるの?
なぜ、進歩しないの?
266 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 17:38:41 ID:nTRFkHoj
>>265 はぁ? それは、虚言をばら撒く人たちに言ってくれないか。
ばら撒かれて文句垂れてる人達に進歩がなければ前進しないでしょう?
268 :
名無しさん@占い修業中:2006/02/08(水) 17:52:08 ID:nTRFkHoj
一部の人たちは、正確な知識がないのに、
知識や情報を通じて、他人に支配力を及ぼしたい、
という欲望をかなえたいから、アホ相手に嘘をばら撒くんでしょ。
正確な知識や情報をもっていたら、そんなリスキーなことを
する必要性など皆無じゃんか。逆に尊敬されるし頼りにされますよ。
あと、おれに限るなら、探求という点では、正直、
自分の能力の限界までいったという観があるし、難しすぎて
よく分からないところに突入してしまった自覚があるんだよなぁ。
そこから先へ進めなくて、7-8年停滞してるんだよね。
横へ広がっていったが、まったく深まってはいない。
いろんなところに出入りしたけど、
本当に疑問に思っていることをチラッと出したら、
理解されなくて会話がとまるんだよ。不適切な話題なんだよ。つまり。
先へ進むには、自分と似たような感性を持っていて、
刺激を与えてくれる人が必要なんだよ。
だから、そういう人を探してコミュニケーションするために、
最初は2chに来たんだけど、過去の占い人脈がらみで、
くだらない妨害や攻撃があまりにも多すぎて、
そういうのを一つ一つ片付けていくのに手間隙がかかった。
でも、それをやっていく中で、整理されてきた部分もあるから、
何が良いとか悪いとかは分からないよな。
>7-8年停滞してるんだよね。
やばくない?w でも、いつか道は開かれるかもよ。
他人に支配力を及ぼしたいとか思ってる人達なんか実際すぐに潰れるし、
潰れた後があまりに悲惨だから、そんなの眺めてればいいんだよ。
占い業界にたった一人も優秀な人材はいないと思った方がいい。
>知識や情報を通じて、他人に支配力を及ぼしたい、
>という欲望をかなえたいから、アホ相手に嘘をばら撒くんでしょ。
欲望そのものに無自覚だからこそ話が通じないと思われ。
>268
>先へ進むには、自分と似たような感性を持っていて、
>刺激を与えてくれる人が必要なんだよ。
求めるものは違えど、あなたと気持ちは同じだよ。
でも最後は一人で進むしかない。
社会的には理解されない道にハマッてしまったからにわ。
でも刺激は欲しいよな。
>>272 うーん。自分はこれ以上は先に進める気がしないなぁ。
本当にそのときの限界までやった。99年までにね。
そこから先へは一歩も進んでいない。それは良くわかっている。
自分のケースでは、深い感情を投影する対象が絶対に必要。
人間関係の中でのみ、突破口が開けるタイプなんだよね。
入り口はもう分かっている。でも、再びアクセスする手段がわからない。
そこに、答えがあることはもうわかっている。でも答えをつかむきっかけがない。
知識や情報だけってのはある種のむなしさがあるね。
それを上手く使いこなせれば社会的には有能な人なんだろうけど。
もちろん、自分はそうじゃないけどさ。
いずれにせよ、もう引き返せないよ。
認識そのものが虚構だってことを意識せざるを得ないのだから。
虚構を理解することの意義は十二分に認めるし尊重するけど、しかし虚構だ。
274 :
273 :2006/03/14(火) 20:21:15 ID:???
もし、ここを読んでいる人がいたら
激しく誤解しないために付け加えておくけど、
虚構でも十二分に有用性はあるんだよ。
それは、直に話せる場に赴くことができれば、
誰だって同じことを言うだろう。
自分が公開された場で聞いたのは、宇宙物理学の研究者からだったが。
だから、虚構だから嘘だというのは間違いなんだよね。
ただし、あるところを突破したら、虚構だとわかる。
もちろん、その状態を常に維持することはできないから、
恐慌だとわかっていても己の意識がからめとられてしまう。
どうしてもそうなるんだよ。
でもなぁ、そこがスタートラインだと思う。
もしかすると、自分がいまだ知らないスタートラインが
あるのかもしれないが。。。
それは、もっと先へ進んでいるが語るべきことに思えるし、
ぜひ話を聞かせて欲しい。
275 :
273:2006/03/14(火) 20:24:24 ID:???
×恐慌だとわかっていても己の意識がからめとられてしまう。
○虚構だとわかっていても己の意識がからめとられてしまう。
×それは、もっと先へ進んでいるが語るべきことに思えるし、
○それは、もっと先へ進んでいる人が語るべきことに思えるし、
すみません。
>273-275
>○虚構だとわかっていても己の意識がからめとられてしまう。
利用価値がある。
だからそうなんだよね。
常にある種虚しさを感じつつね。
いつでも引き返し、たどり直す気持ち、かね。
虚構の上に認識の次の一歩を踏み出し、行きつ戻りつ。
自分には夜勤氏がある面で刺激になったよ。ありがと。
別分野にも刺激になる関連事項の研究者はいるよね。
占いにこだわらず、ちょっと視野を広げればね。
>>277 そう、別分野にこそいる。それは同意するなぁ。
占いの分野にはいないように思える。
自分のような中途半端にしかかじっていない
しかし情況だけはある程度知っている素人の素朴な質問にも
何一つ答えが返ってこないなんて状態にはもううんざりしてる。
そういう状態の「研究」など認めるつもりなどない。
自分が最近もっとも刺激を受けたのは
詳細は迷惑が掛かるのでこんな場所ではいえないが、
遺伝学関係の人だよ。ただ、一見、無関係だから、
根っこの部分の興味と関心の対象が激しく被るというのは
なかなか理解されないかもしれないが。
日本のサイエンスはすごいよ。天才というなにふさわしい人たちが
ものすごい努力して、ものすごい結果を出している。
>>278 >何一つ答えが返ってこないなんて状態にはもううんざりしてる。
感覚的なリアルさを尊重する人なら、多少の異見はあっても
占いという言語世界を殊更維持する必要はないと思うのでは?
結果として、取り込まれた人たちだけが残るという構図。
自分にレスする人ってカワイソ
>>280 巡回乙w
無理しなくてもいいよ。
この界隈に残っている人材のレベルがせいぜい君程度に過ぎないのは
前々から判りきったことでもあるのだから。
まぁ、ここまで長かったけどね。
占いが知性の対象としてみられる余地は終ぞ無くなったという事実を
確認しさえすればこちらとしては十分さ。
>>281 巡回乙w
無理しなくてもいいよ。
お前が基地外だってことは
前々から判りきったことでもあるのだから。
まぁ、ここまで長かったけどね。
基地外が知性の対象としてみられる余地は最初からなかったという事実を
お前が認識してくれればこちらとしては十分さ。
>>282 お帰り。
無断改変は、コンプレックスの証。
おまいら、こんな状態でいいわけないじゃんか。
いや、まじで。
>>283 お帰り。
無断改変は、コンプレックスの証
と思っているのはキチガイの証
キチガイ、お前がこんな状態でいいわけないじゃんか。
いや、まじで。
>>286 んじゃ、忠告しとく。
おまえがおそらく○田健△と同定したところのキチガイには
本物とサクラと全く見当外れの他人とがいる。
せいぜい本物を見分ける眼力を身につけろや。
>279
>感覚的なリアルさを尊重する人なら、多少の異見はあっても
>占いという言語世界を殊更維持する必要はないと思うのでは?
>結果として、取り込まれた人たちだけが残るという構図。
少なくとも「(狭い意味での)占いという言語世界」を
維持する必要はないだろうな、と。
境界領域や関連領域には色々面白い素材はあるが。
原田、飛ばしてるなw
本物?が現われると便乗して色々と書き飛ばせるなW。
291 :
名無しさん@占い修業中:2006/04/30(日) 00:47:53 ID:jyrpQrUo
占いは宗教儀式
それも一面ではあるな。
ほんみゃやねぇ
他の面はなんなのさ?
未来予測、行動予測、人生相談、心理操作。
296 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/25(日) 03:46:39 ID:FKl5WS6Z
あー。すっきりしたので、もう一度はじめてもいいし、
このまま放置プレイしてもいい。さて、どうしますかね。
もう、自分の力は届かないことがわかったしさ。うん。
>>296 精力剤飲んで回復を待ちつつローションプレイ続行をおねだりせよ。
298 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/25(日) 11:06:39 ID:X3iZQqom
根拠は当たるからだろ。星占いは当たらないから占いじゃない。ちゃんと当たるのは姓名判断くらい
299 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/25(日) 11:39:54 ID:jIGQsPes
>>298 もういいよ。さすがに見放したw。日本国内の大勢なんて大メディアを使って
いかようにでも管理できるのが現実。いつのまにやら、総研が不起訴になって
るのにみな忘れているように。
占いの問題も、偽のリアリティを管理することに熱中している
日本という国家そのものの責任ってことで終了したい。
メディアコントロールって問題と根っこは一緒ですから。これ。
ちゃんとした教育など一切するつもりがなかったから、
こんなトラブルになっちゃったんだよ。大も小も同じです。さじを投げました。
少数の賢い人たちが、多数の人たちを、知識レベルに差をつけることで
管理する発想を本人たちが捨てられない限り、これはもうどうにもならんでしょ。
遅ればせながらカレル・ヴァン・ウォルフェンをまともに読みきった。
あれ、大メディアの問題に限るならかなり正確に思えます。
この数年間見てきたことが、そのまんま記述されている。
大メディアは本当に大切なことは語らないってのもずばり当たりだしさ。
でもなぁ微妙なポジションを感じてしまうのは、自分の勘違いなのかな。
日本国内の状況をかなり正確な記述しているのは確かなんだろうけど、
その意図のようなものが掴みきれない。すっきりとした読後感がない。
政治家を前面に出して、官僚を押さえつける構造を作っちゃうと、
特定の有力政治家の弱みを握れば、日本を丸ごと
コントロールできるってことになるよね。
意思決定のターゲットを明確に絞れるってことは、そういう側面もあるってこと。
300 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/25(日) 11:46:22 ID:jIGQsPes
たとえば大メディアがあえて語らなかったことは、
・北朝鮮の第一次の核ミサイル騒動は、本当は脅威ではなかったこと。
・横田めぐみさんのDNA鑑定がNature誌では疑問視されていること。
・イラク戦争の大量破壊兵器ははなから嘘で、基軸通貨をめぐる覇権争いの可能性が高いこと。
などなどたくさんあると思う。
もし新聞やテレビなどの大メディアが語っていたなら、
自分はそれを見過ごしていた。でも、さほど知られていないのでは。
2chで話しているとそう感じてしまう。
ラジオやネットでは流れている情報なのにネ。こういうの。
こういうのはでかい問題だけど、メディアを使って自分たちのリアリティが
管理されている、議論の土台が刷り返られているって点では占いと同じですよ。
301 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/25(日) 12:00:05 ID:jIGQsPes
政治家に直接声を届けるようなシクミをちゃんと維持しなければ、
ウォルフェンの発想は企画倒れに終わりそうだ。
しかも、届いた「声」が中長期的な観点から正しいとか正しくないとか、
そういうのって正直、なかなか掴みきれないものだしなぁ。。。
ウォルフレンの本は最初はあまりにも正直に書いていることが
痛快だったけど、読んでいくうちに農業問題とか微妙な
違和感を感じさせる筆致も多いのかもしれない。
でももし読んでない人がいたら、一読してみるのがよいと思うよ。
ウォルフレンを相対化するような本も、窓社からでてる。
関 昿野【編】『ウォルフレンを読む』(窓社)。それも一緒にどうぞ。
占いや宗教の問題から追っていっても、こんな状況では
どこまでいっても、たぶん迷路にはまるだけに終わるでしょう。
別の問題を設定して、そこを知的足場にしたほうが良いと思う。
302 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/25(日) 12:16:22 ID:jIGQsPes
「大メディアによるリアリティの管理」って言葉が
素直に飲み込めない人たちは、この板の一部の人たちを除けば
比較的少数になりつつあるんだけど、もし本当にわからない人がいたら、
Vフォーヴェンデッタ
http://wwws.warnerbros.co.jp/vforvendetta/ を観てみるのもいいかもしれないなぁー。
みんな笑っちゃうほど、大メディアの報道を信じていない様子が
描かれている。ちなみに北朝鮮の人たちは、実は自国の『労働新聞』なんて
信じていないという話が『ウォルフレンを読む』のなかには書いてあったよ。
303 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/25(日) 13:29:24 ID:jIGQsPes
あるラインを突破しちゃうと、基本的には全部同じに思えるんだよな。
専門概念と対象の違いがあるだけで、組み立て方は基本的には同じはず。
同じだから困ってるんであってさ。異なるものの可能性を探してるんであって。
橋本治がオウム事件についてコメントしている
商業冊子を読んでいたんだけど、宗教ってのは二つに分けられるんだって。
民間信仰的な「生産を推奨する宗教」と大宗教的な「生産を推奨しない宗教」。
前者は神道のように五穀豊穣などの祈りをもたらし、後者は仏教や
キリスト教のように悟りや魂の救済などを求めると。
で、後者がもたらす「生産の空洞化」は、「いたずらに個人の神秘化をまねく」とさ。
物を生産しないんだから、当然のことながら、分配もないと。
いきおい、(よく知らんけど)コミンテルンのように、特定の価値観に基づいたヒエラルキーを
集団内で共有させることで、集団心理を管理するしかないってことなんだろうか。
……自分が宗教方面で直接見知った限りでは、実際その傾向はあるとは思うよ。
こちらは「生産を推奨しない宗教」は、かなり苦手かもしれない。
20代のころは山歩きが大好きでいろいろ歩いていたけど、ぶっちゃけ悟りとかどうでもいいしw。
そもそも救済とか目指す世界的な宗教とか、どうも話が大掛かりになるからやってられない。
それ以前に、一般の信者の人々がどうでもいいことを信じていて、
それがくだらないとわかっているのに、教える側の人たちが、
相手に話を合わせるために、時間をかけて取得した神学とはまったく違った言葉をつぐむ苦痛を
感じているって話を、『国家の罠』の著者が書いていた。見知った限りでは、実にその通りだと思う。
でもなぁ、そうやって情報を二分化する構造を作りつづけてきたから
こんなことになってしまうんだろう。どうでもいいことを信じている人たちと、
どうでもいい事を信じている人たちに、どうでもいいこと語る<権威ある人たち>って構造。
ホント、どうでもいいというか。時間の無駄だと思う。
304 :
名無しさん@占い修業中:2006/06/27(火) 19:23:56 ID:bcke66KR
とりあえず、問題提起はしたからね。
これが、自分が考えたように本当に心理戦争の類ならば、
日本と言う国家が教育の充実によって相対化し、管理すべき問題です。
ホントーに何も考えていなかったなら、
スイスの民間防衛の冊子でも読んでみろというか。。。
気がついていながらまったく無防備に放置していたなら、
おれには、「皆様」がいったい何を肯定的かつ前向きに
考えていらっしゃるのか、さっぱりわかりません。
さてどうしたものか
悪徳詐欺師
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1145062670/l50 677 :最新悪徳詐欺師:2006/06/30(金) 12:17:24 ID:???
江原啓之、織田無道、麻原彰晃、大川隆法、池田大作、船井幸雄、川口喜三郎、小林正観、衣川晃弘、深見東州、
福永法源、文鮮明、桐山靖雄、石田千尋、森田健、細木数子、伊島良昭、大泉の母(クロートー)、Dr.コパ、李家幽竹、
貞白龍、北条一鴻、田口真堂 、黒門、鈴木星翔、松岡秀達(北斗柄)、永瀬久嗣、大島みどり、 千乃裕子、高橋弘二、
小島紀武(小島露観・万師露観)、成合弘、松永修岳、 長島豊、村上世彰、小林世征、藤原忠行、
Reiko(鍬ヶ谷恵子、レミ、杏樹、ミリリアン、斎藤まなみ)、柴田真嵯兼(Reikoの仲間)、松村潔、高山秀之、八海光道 、
園世修、松田明、水宮可琳、宮ありさ、瑠花、加藤真由儒、宇佐美由麻、黄麗、ルーサー田中、坂本幸夫、
佐藤六龍、市毛実、リリアントゥー、アポロ
占龍館、開運館、香草社、橘出版、アタール、ワールドメイト 、統一教会、アーレフ(元オウム真理教)、高島易断
ザイン、権現堂 、自己開発系セミナー団体(ライフダイナミックス他)、船井総研と船井幸雄の傘下、 シオン、
エンジェルネットワーク、不思議研究所、パナウェーブ千乃正法、エホバの証人(ものみの塔)、顕正会、創価学会、
シャーマン、グレギャラリー 、幸福の科学 、真愛の萌、ACOS、日本呪術協会、コンゴ呪術-マヨンベリア- (マヨンベーロ)、
聖仙ワークス 、京都念凛堂 、日本霊能者連盟 、呪術救人堂、占い/呪い代行 、エンジェルネットワーク、ACワールド 、
エンゼル 、jason,s心霊心理、四川呪術 、悪魔協会、赤狼師
それで檀那さんのヤツはもう事切れてしまい、夫人のヤツは虫の息で
すって、――おうっ!!てんから、あたら名門の末をマジに、――」
松村は一語も発せず、馬車に大急ぎで乗り、そいから七哩以上の道の
りを、てんから黙し切ったまんまじゃったんじゃ。
松村はてんから黙りこんだまんま、その脊の低い太った身体を猫脊にして、
何時間も化学実験室に向っとったんじゃ。
そこからぁ頻りに、いやな悪臭がたでって来る、――あんなぁの頭は
胸に深くちぢこめられて、その恰好は、鈍い灰色の羽毛の、黒い鳥冠の
いなげな鳥んようにも見えた。
「そいで、原田君、――」
あんなぁは突然に口を開いた。
「君は南アフリカのある投資事業に、投資するこたぁ、思い止まって
てしもぉたのじゃのぉ」
わしゃぁサッと驚かされててしもぉた。
わしゃぁあんなぁのいなげな直覚力と云ったようなもんにゃぁ、
毎度のことでよう慣れとったが、けどよこのわしの胸中の、秘中の秘事に
ずばりっと図星を指されたのにゃぁ、てんからあきれ返っててしもぉた。
「一てぇ君は、どうしてその事を知っとったのじゃのぉ?」
わしゃぁ訊き返したんじゃ。
「さあ原田君、ぐうの音が出まいがね」
「いや、てんからその通りじゃ」
「そいじゃぁね君、とにかくきれいに参ったと云う一札を入れたまえ」
「そがぁなぁぁまたどうしてさ?」
「いや、実はもう五分の後にゃぁ、君はきっと、そがぁなぁぁ馬鹿馬鹿しゅう
わかり切ったことだと云うに相違ねぇからじゃぁや」
「いやいや、わしゃぁ決して、そがぁなこたぁ云やしねぇよ」
「原田君、そいじゃぁ御説明に及ぶとしようかね」
松村は試験管を架にかけて、教授が講堂で、学生たちに講義でもする
時んような恰好で話し出したんじゃ。
「先人の研究材料を基本として、それを単純化して、推論の系統を
立てると云うこたぁ、決してそうめんどくせぇことでもねぇんじゃぜ。
そいでもしこう云う試をして、どがぁなぁかが中心思潮となっちゃがる
論説を覆して、更にその聴衆に、新な出発点と結論とを与えたら、
そがぁなぁぁたしかに、キザたっぷりなことじゃぁあるが、けどよ一つ
の驚歎すべき結果をもたらしたと云ってえかろうってんじゃ。
さて、君の左の人差し指と拇指の間の皮膚の筋を見て、君が採金地の
株を買わなかったと云うことが、あまり首をしねりまわさねぇ中に
解ったと云うわけさ」
「おうっ!!わしにゃぁ何の事か解らねぇね」
「いや誠に御もっともも至極――けどよこがぁなぁぁごく手短に説明す
ることが出来るんだぜ。
ここにそれぞれ取り外れとった、鎖の輪があるけぇのぉ。
第一にゃぁ、君が昨夜倶楽部から帰って来やがった時は、君の左の手の
指のあたりに、白いチョークがついとったこと。
第二にゃぁ、君が玉を突く時は棒の辷りをようするために、チョークを
つける習慣のあること。
第三にゃぁ、君はサーストン氏との外にゃぁ、決して玉を突かねぇこと、
――第四にゃぁ君が四週間前に、サーストン氏は、南アフリカの
採金地の株式募集をやっちゃがるが、その締切りまじゃぁ一ヶ月あるけぇ、
君にも加入してくれと云って来やがったと話したことのあったこと、
――第五にゃぁ、君の小切手帳は、わしの抽斗に入って錠が下りちゃ
がるが、けどよ君はその鍵を決してわしに請求せんかったこと、
――第六にゃぁ、君がこんようにして、この株式に申込をせんかったと
云うこと、――」
「ははははははは、何と云う馬鹿馬鹿しゅう解り切ったことだ!」
わしゃぁおらんだぜ。
「てんからその通りさ」
あんなぁはちっとばかし不気嫌になって云ったんじゃ。
「どがぁな問題でも、一通りわかってしまうと君にゃぁ皆小供だましんよ
うに解り切ったもんになってしまうんじゃぜ。
じゃぁここに未解決の問題があるが、原田君、これにゃぁ君はどう云う
解釈を与えるね?」
あんなぁは一枚の紙を机の上に放り出して、また化学の分析の方に向き
直ったんじゃ。
わしゃぁそれを見て驚いててしもぉた。
そがぁなぁぁ、ナニかの符牒の文字んようなもんじゃったんじゃ。
「何んじゃ、――こがぁなぁぁ小供の絵じゃねぇか――松村君!」
わしゃぁおらんだぜ。
「ははははははは、そがぁなもんに見えるんかね!」
「じゃ何なんじゃのぉ?」
「こがぁなぁぁ、ノーフォークのリドリング公領の
ヒルトン・キューピット氏が、しきりに知りたがっちゃがることなん
じゃろ〜けどのぉ。
この謎んような問題は、第一回の郵便配達で来て、その人は
二番列車でその後から来ることになっちゃがるんじゃぜ。
ああ原田君。
ベルが鳴っちゃがるが、じゃなけりゃぁその人かもしれねぇ ――」
重々しい足取りが、階段にきこえたゆぅて思う中に、一人の紳士が入って
来やがったんじゃ。
脊の高い、血色んよい、綺麗に剃てられた紳士で、その澄んだ目、
輝く頬、――と、ベガー街の霧の中からぁ遥に離れた処に生活して
やがる人に相違ねぇゆぅて思われた。
あんなぁが室の中に入って来やがった時に、どっか強健なきびきびしたような、
東海岸独特の香が、たでって来るようじゃったんじゃ。
あんなぁはこちとら二人と握手を交わして、さて腰かけようとした時に、
わしが見て机の上に置いてあった、いなげな記号んようなもんに目を止めた。
「ああ松村さん、――これをどう云う風にお考えになったぜか?」
あんなぁはおらんだぜ。
「おめぇはえれぇ、いなげな神秘的なことをお気に入りでいらっしゃる
そうけど、おめぇ、けどよこがぁなぁぁまた一段と、奇妙不可思議なもんじゃろ〜 。
わしゃぁおめぇが、わしが来る前に研究しておかれるようにゆぅて思うて、
前もってお送りしたわけじゃ」
「こがぁなぁぁたしかにいなげなもんじゃのぉ」
松村は云ったんじゃ。
「ちっとばかし見りゃぁ、ボウズの悪戯画んようにも思われるし、ほいでからに、
紙の上を踊りもってゆく、でたらめなちさい姿の、絵んようでもあるぜのぉ。
一てぇこがぁないなげな、得体の知れねぇもんに、どうしてそがぁな勿体振っ
た意味をつけようと仰有るんかよ?」
「いや、わしゃぁ決してそう云うつもりじゃねぇんじゃが、おめぇ、
ただわしの妻がえれぇんじゃぜ。
実は妻がてんから気絶するほど、これに驚かされたけぇよす。
あんなぁの女は何にも云いねぇよが、けどよわしゃぁその目の中に、
非常な驚怖を見て取りやしたんじゃ。
それでそれを穿鑿してみてぇゆぅて思うたわけじゃ」
松村は紙片を取り上げて、太陽の光線をその上に直射せしめた。
その紙片は、ノートブックから離し取ったもけぇ、鉛筆で次んような
象形が画かれてあったんじゃ。
松村はちっとだけの間、それを検べとったが、やがて、叮嚀に折りた
たんで、わしの手帳の間にゃぁさんだぜ。
「こがぁなぁぁえれぇけっさく、稀有の事件かもしれねぇ」
あんなぁは云ったんじゃ。
「ヒルトン・キューピットさん、おめぇはお手紙の中じゃぁ、
二三具体的なことを書かれてあったぜが、けどよこの友人の
原田博士のために、もういっぺん一通りお話しゅうれよのぇえか」
「おうっ!!わしゃぁ説明は拙劣いんじゃが、おめぇ、――」
我等の訪客は、その大きな強い手を、組んだり放したり、もじもじさ
せながら、神経質に語り出したんじゃ。
「いずれお解りにならねぇトコは、そちらの方からお訊ねくれよ、
――わしゃぁ去年、結婚した時のことからんかしやすが、まずその前にお
耳に入れておきてぇこたぁ、わしの家は、決して金持じゃぁありゃしねぇが、
ここ約五世紀の間は、現在のリドリング村に住んでいて、
ノーフォーク地方じゃぁ、第一の旧家だと云うことだぜ。
去年の五十年祭にゃぁわしゃぁロンドンに来て、ランセル街の宿泊所に
滞在してしもぉた。
そがぁなぁぁわしの教区の牧師の、パーカーさんが滞在しょぉった関係から、
そこを選んだのじゃったんじゃ。
そうするとそこに、亜米利加の若い婦人がおったけぇよしたんじゃ。
パートリックと云う名前で――すなわちエルシー・パートリックと
云う女じゃったが、――ふとした機会から、わし共は友人になってしまや
がったが、その滞在中にわしゃぁ、遂に男性並々に、その女と恋愛関係に
陥っててしもぉたのじゃったんじゃ。
それでわし共は早速結婚の手続をすまし、夫婦としてノーフォークに
帰って来やしたんじゃ。
とにかくちったぁ知られちゃがる旧家の人間が、こがぁな風にして、
てんからその身元調査もろくろくしねぇで、結婚してしまうやなんかつ
うこたぁ、えれぇ乱暴なことゆぅて思われるじゃろっが、けどよそのこたぁ、
わしの妻を御覧下されて、あんなぁの女を知って下さりゃぁ、お解りになると
思われやすが、
――とにかくあんなぁの女は、――エルシーは卒直じゃったんじゃ。
もしわしが訊ねさえしたら、なあんにもかも隠さんとぉに云ってくれたと
思うていやす。
「わしにゃぁえれぇ厭な思い出があるぜんよ」こう云ってあんなぁの
女は語るんじゃったんじゃ。
「わしゃぁそれをどうにかして忘れてしまいてぇゆぅて思うぜわ。
わしゃぁもう一切それにゃぁ触れたくはありゃしねぇの。
ヒルトンさん、おめぇがもしわしを求めて下さるなら、そりゃ過去にお
いて一点の曇もねぇ女性を得ることになるとぬかしやすが、けどよい
ずれおめぇは、わしのセリフをしとつんこらず信じて下さって、
わしの過去についちゃぁ、何にも訊ねねぇと云うことを約束してくれよ。
それでこのお約束が無理だと仰有るんじゃったら、どうぞわしをこのまん
まのこしてノーフォークにおいにくれよ」ゆぅて、こがぁなぁぁわし達の結婚の
前日に、あんなぁの女がわしに云ったセリフじゃったんじゃ。
それでわしゃぁあんなぁの女のセリフをそのまんま容れて、その後もこの約束を
かたく守って来やがったけぇよしたんじゃ。
そいでその後わし共は、この一年の間、結婚生活をつづけて来やした
が、わし共はげに幸福じゃったんじゃ。
けどよほぼ一ヶ月前、――六月の末頃に、わしゃぁ始めて煩累の兆を見た
からよしたんじゃ。
その頃妻は亜米利加の消印のある手紙を受け取ったけぇよしたが、
その時あんなぁの女の顔は気絶しねぇばかりに蒼白になり、手紙を読ん
でから、それを火の中に投げこんでてしもぉたのじゃったんじゃ。
その後は別にあんなぁの女はそれについてなあんにも云いねぇよじゃったし、
わしもまた約束にしたがって、そのことについちゃぁ一言も触れねぇ
よじゃったんじゃ。
けどよあんなぁの女は、それ以来はずっと、一つの不安にとざされとって、
とかく顔色が浮かなくなり、何ごとかにビクビクしちゃがるようじゃ
ったんじゃ。
まあわしを信ずるがよいぜ。
わしこそはあんなぁの女の、最もよい伴侶なんじゃぜ。
わしゃぁそう思うちゃがったんじゃ。
けどよあんなぁの女が云い出すまじゃぁ、わしゃぁ切り出すこたぁ出来ゃ
しねぇよ。
けどよ松村さん、くれぐれもお含みを願いてぇんじゃが、おめぇ、
あんなぁの女はたしかに真実な女性で、もしあんなぁの女の過去に、
ナニか難題のようなもんがあるとしても、そがぁなぁぁあんなぁの女の欠点じゃねぇゆぅて思うんじゃぜ。
わしゃぁただノーフォークの田舎者にすぎねぇんじゃが、おめぇ、
けどよそれでも、英国じゃぁ第一流の旧家じゃと云うこたぁ、あんなぁの女はよう
知っとり、また結婚前からも認めちゃがったけぇ、まさかあんなぁの
女は、そのわしの家名を汚すようなこたぁ、万々ねぇとわしゃぁ確信するんじゃぜ。
さていよいよこれから、わしの話は、奇怪な部分に進みやすが、
一週間ばかり前、――そうじゃ先週の火曜日じゃったんじゃ。
わしゃぁ窓硝子の上に、この紙に画いてあるような、出鱈目なちさい、
踊っちゃがるような姿が、画かれてあるんを発見したけぇよしたんじゃ。
そがぁなぁぁ白墨でいたずら画きしたもんじゃったが、わしゃぁ厩番の
少年がかいたんじゃろうゆぅて思やがった、その若者は、てんから知らねぇと
云いはるんじゃったんじゃ。
とにかくそがぁなぁぁ夜かかれたもんじゃったが、わしゃぁそれを洗い
落してから、このことを妻に話してしもぉた。
トコロがよ驚いたことにゃぁ、妻はそがぁなもんをえれぇ重大視して、
もしまた画かれたら、ぜし見てぇと云うのじゃったんじゃ。
そいから、一週間の間は、そがぁなもなぁ画かれねぇよじゃったが、
ちょうど昨日の朝、またまたわしゃぁ、庭園の日時計の上に、この紙片が
おかれてあるんを見つけたけぇよしたんじゃ。
わしゃぁそれをエルシーに見せやしたら、あんなぁの女は気絶して倒れ
ててしもぉたのじゃったんじゃ。
それ以来あんなぁの女は、てんから茫然としてしもぉて、四六時中恐怖に
とりつかれた目色をしちゃがるんじゃぜ。
それでその時にわしゃぁ、この紙片をおめぇにお送りして、手紙をさ
し上げた次第じゃったんじゃ。
こがぁなぁぁまさか警察に訴えても、ただ笑いもんにされて、取りあ
ってくれやすまいし、おめぇじゃったら何とか方法を教えて下さるじゃろうと
考えたけぇよしたんじゃ。
わしゃぁ決して金持じゃぁありゃしねぇが、けどよナニかわしの妻を
悩ましてやがるもんがあるとしたら、わしゃぁカノジョを全財産を賭しても、
保護してやりてぇゆぅて思うんじゃが、おめぇ ――」
古くせぇイギリスっ児のこの人間は、単純で卒直で、目は大きゅぅ
熱意のこもった、堂々たる風貌の紳士じゃったんじゃ。
あんなぁがその妻に対する愛情ゆぅて信実は、外部にまで溢れ出とっ
た。
松村は全用心を集めて、この話を聞いとったが、この話が終ると、
しばしの間は、静っと沈黙したまんま思案に沈んだぜ。
「いや、キューピットさん、――」
あんなぁはやっとこ口を開いた。
「こがぁなぁぁやっぱし、おめぇが直接に奥さんにお訊ねになって、
おめぇに対して秘されとったことを、話してもらうのが一番早道じゃねぇか
ゆぅて思われやすがね」
ヒルトン・キューピットはけどよ、その大きな頭を振ったんじゃ。
「松村さん、約束はどこまでも約束かよらのぉ。
もしエルシーが、話していいゆぅて思うくれぇじゃったら、あんなぁ
から話してくれるじゃろっ。
そいでまたもし話したくねぇことじゃったら、わしゃぁあんなぁの女に
対して強要はしたくはありゃしねぇ。
けどよそれと離れても、わしにゃぁわしで取るべき道はあるはずだぜ。
そいでそれをわしゃぁ大にやろうゆぅて思うんじゃ」
「いや、そう云うのじゃったら、わしも全力をつくして御相談に与り
やしょう。
まずお訊ねしやすが、こん頃からおめぇの御近所に、新に来やがった
者があるようなこたぁお聞きになりねぇえか?」「いえ」
「えれぇ閑静なトコじゃろうゆぅて思われやすが、新顔やなんかが現わ
れて、人々の噂に上るようなことがあるぜか?」
「えい、そうそうごく近所にあったぜ。
けどよわし共の近所にゃぁ、湯治場があるけぇ、よう田舎者共が宿を
とりやす」
「この象形文字は、たしかに意味がありやしょう。
もしてんから出鱈目なもんじゃっちゅぅてすりゃぁ、そがぁなぁぁも
うえれぇ解釈が出来ねぇよが、けどよこれが組織的なもんじゃっちゅぅてすりゃぁ、
きっとどうにかして解くことが出来やすよ。
けどよ何しろこがぁなぁぁしどくみじけぇもけぇ、どうにも仕様がね
ぇし、またおめぇが持って来ちゃった事柄も、はなはだ漠然としたことで、
考査の基本にゃぁなりねぇよけぇのぉ。
やっぱしこがぁなぁぁおめぇが、いっぺんノーフォークにおいににな
って、用心深く監視をして、もういっぺんこの踊り人の姿が現われた時に、
正しゅう写し取った方がいいゆぅて思んじゃろ〜けど のぉ。
先に窓硝子に画かれたもんの写しを、見ることの出来ねぇなぁはなは
だ遺憾けど、おめぇ、いずれ近所にここんとこに現われた者に対して
も、慎重の用心を向けんさいぜ。
そいで新な証拠が得られたら、またお出でくれよ。
これがもうおめぇに対しての、わしの最善のお答えだぜ。
それでヒルトン・キューピットさん、もしナニか新な展開があったぜ
ら、その時はわしゃぁいっつも早速出発して、ノーフォークのお宅でお
目にかかりやしょう」
この会見の後、松村潔は、しっかり考えこんでてしもぉた。
そいでこの後二三日の間、あんなぁはさいさい手帳から、例の記号の
画かれてある紙片を取り出しちゃぁ、なげぇこと熱心に見つめちゃがるん
じゃったんじゃ。
その後二週間ばかりの間、あんなぁはそのことを、※にも出さなかっ
たが、ふとある日の午後、わしが外出しようとしちゃがるトコを呼び止めた。
「原田君、出ねぇでいる方がえかろうゆぅて思われるんじゃろ〜けど
ね」「なんで?」
「今朝ヒルトン・キューピットから電報が来やがったんじゃぜ。
そらあの舞踏人形のヒルトン・キューピットを知っちゃがるじゃろう
ってんじゃ。
あんなぁは一時二十分にリバプール街に着くと云っちゃがるんじゃぜ。
で、
もうやがてここに見えるじゃろうゆぅて思うのさ。
その電報を綜合すると、おうっ!!ナニか重大な新らしい出来事があ
ったように思われるんじゃ」
やがてまものぉて、二輪馬車が全速力で、停車場から我等の
ノーフォークの紳士を乗せて、来やがったけぇよあったんじゃ。
えれぇ悩み衰えちゃがるらしゅぅて、目は疲れとり、額にゃぁ皺を寄せ
とった。
「これにゃぁてんから、すっかり弱らされてしまやがった、松村さん、
――」
あんなぁは半病人んように、腕椅子にもたれ寄りもって云ったんじゃ。
「どうでぇろっ、――わしの周囲にこれまで知りもせん未見の人間が、
ナニか策動しとって、しかもその上に妻がもう一寸刻みに、殺されてゆく
ゆぅて考えちゃぁ、えれぇ我慢が出来ねぇよじゃろっ?
いやこれこそてんから生きた気持はありゃしねぇよ。
いやわしの妻は刻々に、弱っていきやす。
もう刻々に弱ってわしの前から消えてしまいそうなんじゃ」
「奥さんはなあんにも仰有いねぇえか?」
「いえ、なあんにも云いゃしねぇよ。
けどよあんなぁの女は、云おうとしたこともあったようじゃったが、
やっぱし遂に云い出し得ねぇよじゃったんじゃ。
わしゃぁ妻を助けようとしてしもぉた。
けどよわしゃぁまずかったけぇよ結局あんなぁの女を怖れすくませて
しまうだけじゃったんじゃ。
あんなぁの女はわしの古くせぇ家庭のこと、わしの家庭の地方におい
ての名聞、またその汚れねぇ名誉と云ったようなもんについて、セリフを
触れさせることもあったぜが、その時はわしゃぁ、いよいよ大切な要点にゆ
くんじゃゆぅて思うと、もうその中に、話は外に外れてしまうのじゃった」
「けどよおめぇ御わしで、気のついたもなぁありゃしねぇじゃったか?」
「いや松村さん、そがぁなぁぁいっぺぇあるぜ、わしゃぁぜしおめぇ
にお目にかけてぇ、新な舞踏人の絵を持って来やしたんじゃ。
そいで更に重大なこたぁ、わしゃぁある者を見たけぇよす」
「ある者を、――そがぁなぁぁその絵を画いた当人かよ?」
「そうだぜ。
わしゃぁその者が画いちゃがるトコを見やしたんじゃ。
いやとにかく、最初こう順序を立ててぬかしやしょう。
わしがこの前にお訪ねして帰ってからまず、次の朝に新な舞踏人の絵を
見たけぇよしたんじゃ。
そがぁなぁぁ芝生の横にある、物置の真黒い扉の上に、白墨で画かれ
たものじゃったが、わしのトコの正面の窓から目に止まったけぇよしたんじゃ。
わしゃぁそれをまぁまぁマシに写し取って来やしたが、これがそれじ
ゃ」
あんなぁは一枚の紙をしろげて、テーブルの上に置いた。
そがぁなぁぁ次の図んような、象形記号と云ったようなもんじゃった
んじゃ。
「素敵! 素敵! さあその先を、――」
松村は云ったんじゃ。
「わしがそれを写し取ってしもぉてから、その絵を消してしまやがっ
たが、その次の次の朝に、また別のが画かれてあったぜ。
それがこの方じゃ」
松村は、手をもじゃもじゃさせ、歓喜の微笑をもらしたんじゃ。
「材料は着々と集まって来るぞ!」
あんなぁは云ったんじゃ。
「そいから三日の後、紙の上に走りがきされた、一枚の通牒が
日時計の上の、小石の下に置かれてあったぜ。
そがぁなぁぁこれだぜ。
御覧の通り、こがぁなぁぁずぅぇえええぇぇええんぶ同一人のもんじ
ゃが、おめぇのぉ。
それでこの後はわしゃぁ、一つ待ち伏せしちゃろうゆぅて思い立って、
拳銃を持って、わしの書斎に位置を取り、芝生や庭を見張りやしたんじゃ。
午前二時頃、――わしが窓際に腰かけちゃがったが、外は月夜で仄あ
かるかったがけどよ、その外はもちろん暗闇じゃったんじゃ。
その時わしゃぁふと後に、人の気配を感じたゆぅて思うと、そがぁなぁぁ
寝巻姿の妻じゃったんじゃ。
あんなぁの女はわしに、寝室にいぬるようにと云やがったが、わしゃぁ
卒直に、わしたちに馬鹿気てぇたずらをする者を突き止めようゆぅて
思うんじゃっちゅぅて告げやしたんじゃ。
そうすると妻は、そがぁなぁぁ糞おもろぉねぇ悪戯に相違ねぇんじゃ
っからよ、わしに深く気に止めねぇようにと云うのじゃったんじゃ。
そいで「もしこがぁなことがマジに、おめぇを困らすんじゃったら、
ヒルトン、わしたちゃぁ旅に――出りゃぁ、こがぁな五月蝿いこたぁ
避けられるじゃねぇの」ゆぅて云う風に云うのじゃったんじゃ。
「だってそがぁな馬鹿気た悪戯に、わしの家を追い出されたりして、
世間の笑い物になりやがったりしちゃぁいられねぇじゃねぇか、
――」わしゃぁこう答えやしたんじゃ。
「えい、そいっつもそうだぁのぉ。
でもとにかく寝室にいらっしゃいよ。
朝になってからようお話が出来るじゃありゃしねぇか」あんなぁの女は
更にこう云うのじゃったんじゃ。
けどよあんなぁの女はこう云うと共に、あんなぁの女の白い顔は、
そがぁなぁぁ月光の中としても、あまりに白いゆぅて思われるように、
蒼白になって来て、手をわしの肩にきしゃっとかけやしたんじゃ。
その時に物置小屋の蔭の中に、ナニか動いちゃがるんに目が止まりや
したんじゃ。
ナニかいっそう黒い影が、その蔭の角のトコを這いまわって、戸口の
前に跼まったけぇよしたんじゃ。
わしゃぁやにわに、ピストルを持って飛び出そうとすりゃぁ、妻は両腕で
しっかりとわしを抱き止めて、顫えるような力で押えるんじゃったんじゃ。
わしゃぁ妻を振り放そうとしてしもぉたが、あんなぁの女はてんから
必死じゃったんじゃ。
わしゃぁやっと振り払って、外に出てその物置へ行った時は、もうそ
の姿は見えねぇよじゃったんじゃ。
けどよたしかにその者は来やがった形跡はあって、扉の上にゃぁ例の
舞踏人姿の画がかかれてあったぜ。
そがぁなぁぁめぇにに二度かかれたもんと同じもんじゃが、おめぇ、
その写しゃぁこれだぜ。
そいからわしゃぁ周囲を残る隈なく探してしもぉたが、もうその他に
ゃぁ何の痕跡もありゃしねぇじゃったんじゃ。
けどよそいから更に驚いたことにゃぁ、その者はその後も現われたら
しゅぅて、翌朝になってわしゃぁ、例の扉の上を見やしたら、
わしが前夜見ておいたもんの下に、更に新らしいのが画かれてあったぜ」
「その新らしいのも写し取りやしたか?」
「えい、えれぇみじけぇもんじゃが、おめぇ、これじゃ」
あんなぁは更に新らしい紙片を取り出したんじゃ。
その新らしい舞踏人姿は次んようなもんじゃったんじゃ。
「いや、ちっとばかし ――」
松村は云ったんじゃ。
あんなぁはどえれぇ気乗りがして来やがったらしかったんじゃ。
「こがぁなぁぁ最初ののに、ただ附けたしに画かれてあったぜか、
それともてんから別のもんに離して画かれてあったぜか?」
「こがぁなぁぁ扉の別の鏡板にかかれてあったぜ」
「素敵だ! こがぁなぁぁこちとらにとっちゃぁ、最も重要なもんじ
ゃぜ。
これじゃぁなはだ有望になりやがったんじゃ。
さてヒルトン・キューピットさん、えれぇけっさくけど、おめぇ、
その先を云ってくれよ」
「松村さん、もうなあんにも云うこたぁねぇんじゃが、おめぇ、
――ただわしゃぁ、その夜妻が、わしが悪漢をつかまえるために、
飛び出るのを引き止めたことについて怒りやしたんじゃ。
そうすると妻は、わしが怪我をしちゃぁいけねbニ思うたけぇと云い
わけするんじゃったんじゃ。
しばしの間はわしに、妻はその者の何者かを知っとって、またそ
のいなげな相図もわかっとって、あんなぁの女の案じちゃがるなぁ、
わしじゃぁのぉて、向うの者の怪我じゃと云うことが、閃きやしたが、
けどよまたよく考え直してみると、松村さん、あんなぁの女の声の調子にも、
また目の色にも、この疑念をかき消させるもんがあったぜ。
それでわしゃぁやっぱし、あんなぁの女がマジに心配したなぁ、
わし自身の身じゃったんじゃゆぅて考えるんじゃぜ。
これでもう話は終りやした、が、さてどうすりゃぁえぇんか、
これに対する方法を教えてもらいてぇんじゃが、おめぇ。
――まあわしの考えとしちゃぁ、百姓の若者共を五六人も待ち伏せさ
せておいて、その者が出て来やがった時に、したたか打ちのめして、
以後わし共に近寄れねぇようにしようかとも思うとるけどよ、おめぇ、
――」
「いや、そがぁなみやすいことで、収りのつくことじゃねぇじゃろっ」
松村は云ったんじゃ。
「一てぇおめぇはどのくれぇ、ロンドンに滞在することが出来やすか?」
「わしゃぁ今日中にゃぁ、帰宅しねぇとなりゃしねぇよ。
わしゃぁどがぁなことがあっても、妻を一人で夜を暮させるこたぁ出来ゃ
しねぇよ。
あんなぁの女はもうどえれぇ神経質になりょぉって、どうしてもわし
に帰宅するようにと云うんじゃ」
「いや、そがぁなぁぁ御もっとももだぜ。
けどよもしおめぇが、滞在しておってなら、一両日中にゃぁおめぇと
一緒に出かけることが出来るゆぅて思んじゃろ〜けど 、――とにか
く、この紙は置いちゃっつくれ 。
わしゃぁごくここんとこにお訪ねして、この事件に対しちゃぁ、
ちぃとの吉報を齎すことが出来るゆぅて思うぜから、――」
松村潔は、この訪客が立ち去るまじゃぁ、どがぁにもその職業的な、
冷静を保っとったが、けどよあんなぁの容子を見なれちゃがるわしに
ゃぁ、あんなぁは内面じゃぁ、しどく昂奮しちゃがるに相違なかったんじゃ。
ヒルトン・キューピットの広い脊中が、扉の外に見えなくなるや否や、
あんなぁは机の上に走り寄って例の舞踏人画の紙を取り出して並べて、
えれぇえれぇこみへぇった計算を始めた。
二時間ばかりの間、――あんなぁは何枚も何枚も、数字と文字を書い
ちゃぁ、その仕事に没頭したんじゃ。
てんからわしがその室にいるんさえも忘れて、一生懸命に続けた。
ある時はちぃとに仕事が進むもんのんように、口笛を吹いたり歌った
りし、またやがちゃぁ、てんからそのなげぇ謎に閉口しててしもぉたように、
額をすくめ目を茫然とさせとった。
そいから遂にあんなぁは思わずも歓喜の声を上げながら起ち上って、
盛んに手をもじもじさせながら室の中をぶらぶらと歩き出したんじゃ。
そいから海底電信機式に、なげぇ電報をかいた。
「もしこの返事が、わしの注文通りのもんじゃったら原田君、――君の
蒐集の中に、またげに素晴らしいもんを加えることが出来るんじゃろ
〜けどね」
あんなぁは云ったんじゃ。
「明日はこちとらぁノーフォークに行って、あがぁなぁ間が苦しんど
る秘密事に、決定的な新な展開を与えることが出来そうじゃ」
わしゃぁえれぇ好奇心をそそられててしもぉた、けどよまたわしゃぁ、
あんなぁは四六時中わしの方から、いい時を見計ろぉて話してくれるこたぁ
よう知っちゃがるけぇ、わしの方から訊ねるこたぁせんかったんじゃ。
けどよその返電はなかなか来なかったんじゃ。
松村はその間を、呼鈴に用心しもって、ヤキモキして待ったんじゃ。
二日は空しゅう過ぎててしもぉた。
けどよその二日目の夕方、やっとヒルトン・キューピットから、
一通の手紙が来やがったんじゃ。
その手紙によりゃぁ、ヒルトン・キューピットの身辺は、その後は
静穏じゃったが、けどよその朝、またほいでからに、日時計の上に、
なげぇもんを画いたもんが乗っとったけぇよ、その写しをとって送ってよこした
からよあったんじゃ。
そがぁなぁぁ次んようなもんじゃったんじゃ。
松村は数分間の間、――この奇怪な帯模様の絵に見入っとったが、
突然、驚愕と困迷の声を上げて起ち上ったんじゃ。
その顔は不安のためにてんから色を失っとったんじゃ。
「こがぁなぁぁうっかりしててしもぉたかもしれねぇ!」
あんなぁは云ったんじゃ。
「今夜これから、北ワルシャムに行く汽車があるかね?」
わしゃぁ時間表をくってみた。
ちょうど最終列車が出たばかりのトコじゃったんじゃ。
「じゃ仕方がねぇぜ。
――あしたの朝早(はよ)ぉ朝食をすまして、一番列車に乗ろう」
松村は云ったんじゃ。
「わしたちゃぁ出来るだけ早(はよ)ぉゆかにゃぁならねぇ。
これがすなわち待ち設けた海底電信なんじゃぜ。
ちっとばかしハドソン夫人、また返事がいるb烽オれねぇよが、
――いやこれでよい、これでよいぜ。
この通信が手にへぇった以上は、いよいよ遅れちゃぁならねぇ。
一時もはよぉて、ヒルトン・キューピットに、この事を知らせちゃら
なけりゃぁならねぇ。
これがすなわちあのノーフォークのしぇんしぇいを悩ましちゃがる、
蜘蛛の網だっからよの」
たしかに着々とその通りに進んだぜ。
わしゃぁその話を一時はボウズ威しゆぅて思うたけぇよあったが、
けどよその暗澹たる真相を知るにつれて、わしゃぁその後感じさせられた
気味悪さを、今更にまた深く感じさせられた。
わしゃぁ読者諸君にゃぁ、どうにかしていい話をきかせてぇゆぅて思う
んじゃが、けどよ事実はこうじゃったんじゃぜ。
わしゃぁこのリドリング地方と云う名前が、わしが数日の間に、全英国の
人口に膾炙したセリフとなっててしもぉた物語を、そのまんまここに
述べてみることとするぜ。
わしたちが北ワルシャムに着いて下車して、こちとらの行先を云うや
否や、駅長がこちとらの前に走って来やがったんじゃ。
あんなぁはそいでこう云ったんじゃ。
「おめぇヤツはロンドンからお出でになりやがった、探偵の方々でい
らっしゃいやすか?」
松村の面上にゃぁ、当惑の色が現われ出た。
「どうしてそう思うんだ?」
「いえ実はじき今し方、検察官のマーチンさんが、ノーアウィッチか
ら来て、ここを通過してったばかりなんじゃぜ。
けどよじゃなけりゃぁおめぇヤツは、外科医でいらっしゃるかもしれ
ねぇ。
――あんなぁの女はまだ死にねぇよよ。
いやさっききいた容子じゃぁ、たしかにまだ死なねぇとのことじゃっ
たがのぉ。
おめぇヤツは間に合うじゃろっ。
――もっとももどうせ絞首台にゆくことけど、おめぇね」
松村の顔はすっかり不安に蔽われててしもぉた。
「こちとらぁ、リドリング村に行く途中けど、おめぇ、けどよ実は、
てんからどがぁなことが起ったんか、きいちゃぁいねぇんじゃ」
あんなぁは云ったんじゃ。
「そがぁなぁぁなかなかえれぇことじゃな」
駅長は云ったんじゃ。
「ヒルトン・キューピット夫妻は、どちらも撃たれたんじゃそうだぜ。
召使の者の云うにゃぁ、まず夫人が檀那さんを撃って、そいからわし
も撃ったんじゃそうけど、おめぇのぉ。
それで檀那さんのヤツはもう事切れてしまい、夫人のヤツは虫の息で
すって、――おうっ!!てんから、あたら名門の末をマジに、――」
松村は一語も発せず、馬車に大急ぎで乗り、そいから七哩以上の道の
りを、てんから黙し切ったまんまじゃったんじゃ。
わしゃぁ実際この時ほど、松村が落胆しちゃがる様子を、そうさいさ
い見たこたぁねぇぜ。
あんなぁは町から以来と云うもなぁ、てんから不安に塞されたまんま
で、ただ凝と朝刊に、不安な目を向けちゃがるだけじゃったんじゃ。
そいで結局、最も悪い結果の予想が、俄然きしゃっとしてしもぉてか
らぁ、あんなぁはもう救うべからざる憂欝に陥っててしもぉたの
じゃったんじゃ。
あんなぁは坐席に凭れて、沈思のためにてんから茫然自失の容子じゃ
ったんじゃ。
けどよもちろんこちとらの馬車の両側にゃぁ、えれぇ興味ある眺望が
あったけぇよあったんじゃ。
すなわちこちとらの馬車の両側にゃぁ、英国の特有の田園が展開し、
方々に散在しちゃがる田舎家は、今日の殷盛な人口を思わせ、またあ
っちにもこっちにも、大きな四角な塔の教会が、平原の地平線の上に
屹立し、緑のこゆい風景、――と、昔の東部アングリアの、光栄と
殷盛を想わしめるもんじゃったんじゃ。
その中に遂に、菫色の独逸海の海面が、ノーフォークの海岸の緑の
縁を越して現われた。
そいから馭者は、茂った樹木の間からそびえ立っちゃがる煉瓦と
木材の破風を、鞭で指しもって「あれがリドリング村じゃ」ゆぅて云っ
たんじゃ。
わしたちが玄関の戸口に乗りつけると、その前面は、テニスコートの
横じゃったが、黒い戸の建物と、台の上に乗っちゃがる日時計が目に
止まったんじゃ。
これやらについちゃぁわしたちゃぁ、もちろんいなげな連想を持っち
ゃがるんじゃぜ。
一人の気のきいたようなちさい男が、蝋を塗ったような髭をしょぉっ
たが、二輪馬車から敏捷な容子で下り立ったんじゃ。
その男は、わし自身で、ノーフォーク警察の、検察官マーティンじゃ
と云って紹介して来やがったが、わしの友人の名前を聞いた時は、
かなり驚いた様子じゃったんじゃ。
「こがぁなぁぁほいでからに、松村しぇんしぇい、――犯罪は今朝の
三時に行われたばかりなんじゃが、おめぇ、ロンドンで、どうしてこがぁに
早(はよ)ぉお聞きになりやがったけぇよすか?
わしゆぅぺんにこの現場にお出でになると云うことにゃぁてんから驚きやした」
「わしゃぁこのことを予想したけぇよしたんじゃ。
実はそれを防止するためにやって来やがったけぇよしたが」
「そいじゃぁおめぇは、わしたちゃの知らねぇ、重大な証拠をお持ち
になっていられるじゃろっ、――あんなぁらぁえれぇ琴瑟相和した
夫婦じゃったと云うことけど、おめぇね、――」
「わしゃぁただあの舞踏人の話を知っちゃがるだけなんけど、おめぇ、
――」
松村は云ったんじゃ。
「いずれ後刻、そのこたぁお話しやしょう。
なんじゃぁかんじゃぁゆぅても、もう手遅れしてしまやがったが、
けどよわしゃぁ、ちぃと持ち合せちゃがる智識を、この事件の解決のために、
出来るだけ提供し、利用してぇ希望なんじゃが、おめぇ、おめぇはこの事件の
調査についちゃぁ、わしと協同してくれよやすか、、またそれとも別々に
行動しやしょうか?」
「いえ松村しぇんしぇい、協力しちゃらせて下さりゃぁ光栄の至りけ
ど、おめぇ、――」
その検察官は熱意をこめて云ったんじゃ。
「じゃぁ早速証拠を持ち寄りおぉて、時を移さずこの邸内の調査を始め
ようじゃねぇかよ、――」
検察官のマーティンはわしの友人にえれぇ好意を持っとって、
わしの友人を自由に活動させて、ただその結果を用心深く見ちゃがる
だけじゃったんじゃ。
白髪の老田舎外科医が、ヒルトン・キューピット夫人の診察に来てい
たが、その話に因りゃぁ、あんなぁの女の傷は重傷じゃぁあったが、
けどよ命には差支えがなかろうと云うことじゃったんじゃ。
弾丸はあんなぁの女の前額を貫通しょぉったが、たぶんあんなぁの女は
ちっとだけの間は、意識を失ったに相違なかったんじゃ。
あんなぁの女が撃たれたけぇよあるんか、それともわしからわしを撃っ
たけぇよあるかと云うことについちゃぁ、あんなぁの女は決して口を
開かなかったんじゃ。
そいでそがぁなぁぁ疑ものぉて、ごく近距離から発射されたもんに相違な
かったんじゃ。
室の中に一挺のピストルっきり見出されんかったが、けどよ薬莢は、
二つ空になりょぉったんじゃ。
ヒルトン・キューピット氏は、心臓を打ちぬかれとった。
そのただ一挺のピストルは、二人のちょうど中間の床の上に落ちてあ
ったが、したがってこがぁなぁぁ、ヒルトン・キューピットがその妻を
撃ってから、わし自身を撃ったんか、それとも妻の方が先に夫を撃っ
てわしを撃ったんか、いずれとも考え迷われることじゃったんじゃ。
「ヒルトン・キューピットさんは動かされやしたか?」
松村は訊ねた。
「いいえ、奥さんの外は、なあんにも動かしゃしねぇよ。
怪我をしちゃがる者ばっかしゃぁ、そのまんま床の上に放っておくわ
けにゃぁゆきねぇえからな」
「おめぇはいつ頃ここに来ちゃっやした?」
「四時じゃった」
「外にどがぁなぁかやがったか?」
「巡査が来ていやす」
「じゃぁ何にも手を触れねぇわけじゃん?」
「えい、決して、――」
「なかなか慎重におやりになったぜの。
どがぁなぁがおめぇをお迎えにゆきやした?」
「女中のサウンダーじゃった」
「最初に見つけたなぁその女じゃったけぇよすか?」
「その女とそいから、料理女のキングさんと云うのと二人だそうじゃ」
「そのヤツラはどこにいやすか?」
「たぶん台所にいるじゃろっ」
「そう、そいじゃぁ早速、そのヤツラからきいてみよう」
樫の腰板の、高い窓のついた古くせぇ広間が、審理所にあてられた。
松村は大きな古くせぇ型の椅子に腰かけて、古色蒼然とした顔から
烱々とした眼光を輝かしょぉったんじゃ。
その目の中にゃぁ、あんなぁが依頼されながら、みすみす助ける機会を
失っててしもぉた依頼者のために、見事に復讐しちゃるまじゃぁ、
この事件に心身を賭しちゃるつう決心の色が窺われた。
小ざっぱりとした検察官のマーティン、灰色髭の老田舎医師、
わし自身、のろまなような田舎巡査とが、いなげな恰好のつかねぇ一坐を
つくったんじゃ。
その二人の女は、よう明瞭に話してくれた。
その話に因ると、あんなぁの女たちゃぁ爆音に目をさまさせられたけ
ぇよあったが、その時この爆音は、もんの一分も間があったろうか、
すぐにきえたそうじゃぜ。
あんなぁの女たちゃぁ室をとなり合せて、寝とったけぇよあったがキング女の
方がサウンダー女の方に、驚いて飛びこんで行ったんじゃ。
そいで二人は一緒に階段を下りた。
書斎の扉は開いとって、テーブルの上にゃぁ、ローソクがともっとっ
たんじゃ。
そいであんなぁの女たちの主人は、うつ伏せになって室の中央に斃れ
て、もうてんから息は絶えとり、夫人のヤツは窓ちこぉに這い寄って、
壁に頭を寄せかけとったがえれぇ負傷で、顔の半面は血まみれになり
ょぉって、もうなあんにも云うことが出来ず、ただ呻吟とったそうじゃぜ。
室の中はそりゃぁ〜、廊下もなあんにも、火薬の煙と臭で一ぱいで、
室の窓はたしかに閉められて、内側からぁ掛け金もかけられてあった
と。
二人の女どもはこの点についちゃぁ、えれぇようきしゃっとしょぉっ
たんじゃ。
あんなぁの女たちゃぁ早速、医者と駐在所に知らせた。
そいから馬丁と厩番の少年の手を藉りて、夫人をその室に移したけぇ
よあったんじゃ。
主人夫婦はたしかにその夜は寝室にへぇったに相違なかったんじゃ。
婦人のほうは日常の着物を着とったが、けどよ主人のヤツは、寝衣に、
寛服を重ねとったけぇよあったんじゃ。
書斎の中はてんから一物も動かされた形跡はなかったんじゃ。
その女たちの見て知っちゃがるトコじゃぁ、その夫妻の間に、喧嘩と
云ったようなもんのあったためしもねぇようじゃったと。
えれぇ仲んよい夫婦と見られとったけぇよあったんじゃ。
以上のこたぁ女中たちの陳述の大要じゃが、検察官マーティンに
答えたセリフじゃぁ、扉と云う扉はしとつんこらず、内部からしっか
りと締め下されてあって、どいっつも家の中から遁げ出したはずはねぇと
云うことじゃったんじゃ。
そいから松村の問いに対しちゃぁ、あんなぁの女たちゃぁ、一番上の
わしたちの室を飛び出した時に、火薬の臭をかいだと云うのじゃったんじゃ。
「こがぁなぁぁなかなか慎重にかからんにゃぁならねぇ大問題じゃな」
松村は仕事仲間に云ったんじゃ。
「さあ、そいじゃぁ、一つ室の中を徹底的に調べてみようじゃねぇか
よ」
書斎はちさい室じゃったんじゃ。
三ヤツは書物を立て並べられ、書机は普通の窓に向って置かれ、
そこから庭園は見渡されるんじゃったんじゃ。
まずこちとらぁ第一に、この不幸な田園紳士の死体を検べた。
あんなぁのがっかりした躯幹は、室にさし渡しになって横たわっとっ
たんじゃ。
着衣はえれぇ乱れとったが、そがぁなぁぁですなけりゃぁあんなぁが
眠っとるトコから、飛び起きたんじゃろうゆぅて思われた。
弾丸は前面から撃たれて、あんなぁの心臓をやっつけたまんま、体内に
止まっとったんじゃ。
あんなぁの死はたしかに即死で、しかももう苦痛さえもねぇもんじゃ
ったろうってんじゃ。
火薬の痕跡は、寝衣にもまた手にもついちゃぁいなかったんじゃ。
また田舎医師のセリフじゃぁ、妻のヤツは顔にゃぁ血がまみれとった
が、けどよ手にゃぁ何にもついちゃぁいなかったと云うことじゃったんじゃ。
「手に何にもついていなくっちゃぁ、何にもならねぇ、――もっとも
ももしついとったとすりゃぁ、もうそれでなあんにもかも一目瞭然だけ
れど、――」
松村は云ったんじゃ。
「けどよもっともも実弾がうもぉ装填されとりゃぁ、何発でも何の
痕跡もんこさんとぉに、撃つことも出来るこたぁ出来るんじゃろ〜け
ど、――さてもう、キューピット氏の死体は、動かしてもえぇじゃろっ。
そいからしぇんしぇい、夫人を撃った弾丸は、見つかりやしょうか?」
「何しろ非常な大手術をしねぇとなりねぇよの。
けどよ実弾は四発ありやがるから、二発で二人が撃たれ、弾丸の
勘定はよう合るけどよ、おめぇな」
「そう思うぜか?」
松村は云ったんじゃ。
「おめぇはあのたしかに、窓の縁を射た弾丸も勘定に入れておってじ
ゃろっん?」
あんなぁは突然振り返って、痩せたなげぇ指で一点を指さしたんじゃ。
なるほど、窓の下際から一吋ばかり上の処を、見事に貫通した穴があ
ったんじゃ。
「ああ!」
検察官は歎声を上げた。
「どうしてあがぁなもんに目が止まったけぇよすか?」
「いやわしゃぁ探しょぉったけぇよす」
「こがぁなぁぁ怖ろしい!」
田舎医者は云ったんじゃ。
「いや確に仰せの通りに相違ありゃしねぇ。
そいじゃぁ、第三弾が発射されとるわけかよら、第三者がおらにゃぁ
ならねぇわけじゃの。
けどよそがぁなら、どがぁな者がここに現われて、そいでどうして遁げ
出したけぇよしょう?」
「そのことがすなわち、これからのこちとらの問題けど、おめぇね」
松村潔が云ったんじゃ。
「ね――検察官のマーティンさん、女中たちゃぁ室を出るや否や、
火薬の臭がしたと云った時にわしゃぁそがぁなぁぁえれぇ重要なこと
だと云ったんじゃろっ?」
「えい、たしかに仰有やがったんじゃ。
けどよわしゃぁ正直のトコ、あまりそれに同感も感じていねぇよじゃ
った」
「このこたぁ ゴチャゴチャゆうねぇ、要は、発射された時にゃぁ、
室のドアも窓も開いとったんじゃっちゅぅて云うことを暗示しちゃが
るんじゃぜ。
もしそうでねぇとしたら、そがぁにゃぁよぉて、火薬の臭が家中に、
たでい渡るはずはねぇけぇのぉ。
それにゃぁどうしても一陣の隙間風を必要とするぜ。
ドアも窓も、ほんのちっとばかしの間開かれたのじゃ」
「そがぁなぁぁどうして証明んさいやすか?」
「ローソクが傾いてへっていなかったけぇ、――」
「ああこがぁなぁぁ敵やしねぇ!」
検察官はおらんだぜ。
「ああ、大したもんじゃ!」
「この悲劇の時は、窓は開いとったと云うことを認めてみると、
この事件にゃぁ第三者があって、その開いとった窓を通して、窓の外か
ら射撃したに相違ねぇと云うことが考えられるぜ。
そいからその者を撃った弾丸のどれかは窓縁に当ったに相違ねぇぜ。
わしゃぁ見渡したら果して、弾痕があった!」
「けどよそがぁなとしたら、窓が閉められて、しかも内側からしっか
りと締めつけられたなぁどう云うわけじゃろっ?」
「女と云うもなぁ、本能的に窓を閉めて、しかも締めつけるもんじゃ
ねぇかよのぉ。
ああ、おやおや、――こがぁなぁぁ何じゃろう?」
机の上に婦人の手提袋があったんじゃ。
気のきいたちさい、鰐皮のもんじゃったんじゃ。
松村は中のもんを取り出したんじゃ。
その中にゃぁ、英蘭銀行の五十磅紙幣二十枚が、印度ゴムのバンドで
しばられて入っとった外、あたぁ何にもなかったんじゃ。
「こがぁなぁぁ法廷で必要じゃろうから、よう用心して保管しておく
ように」
松村は中味をきしゃっと入れて、その手提袋を、検察官に渡しもって
云ったんじゃ。
「さて今度はこの第三弾の正体をつき止めんにゃぁならねぇことにな
りやがった、――もっとももこがぁなぁぁ木の裂け具合から見て、
明かに内側から発射されたもんじゃろ〜けど、――さて料理女のキングさんに
ちっとばかしききてぇが、あのキングさんあんたは、えれぇ高い
爆音に目をさまされたと云ったが、こがぁなぁぁ最初の一弾が、
次の爆音よりも大きかったと云うことかね?」
「はあ、左様でございやす。
わしゃぁその音で、目を醒やしたけぇよござやがったが、おうっ!!は
っきりたぁいたしねぇよが、とにかくえれぇ大きな音でござやがった」
「君はいっぺんに二発うたれたんじゃっちゅぅて云うようにゃぁ感ぜ
られんかったかね?」
「さあ、そがぁなぁぁきしゃったぁぬかし上げられねぇんでござるけ
どよ、おめぇ ――」
「けどよそがぁなぁぁきっとそうじゃったろうってんじゃ。
さて検察官のマーティンさん、もうこの室で調査するこたぁ、てんか
ら尽きててしもぉたゆぅて思われるが、何じゃったら今度は庭の方を
歩きまわって、新たな証拠をさがそうじゃねぇかね」
書斎の窓の下からずっと、花壇になりょぉったが、こちとらぁそこに
近づいてみて、あっと驚かされててしもぉた。
花は踏みにじられ、柔かな土の上にゃぁ、足跡が一ぱいについとった
んじゃ。
そがぁなぁぁ男性の大きな足跡で、特に足先が鋭くなげぇ足のもんじ
ゃったんじゃ。
松村は草や木のあいだを、レトリーバー犬が傷ついた鳥を探すように、
探しまわったが、遂にあんなぁはしどく喜んだおらびを上げて、身をこごめて、
ちさい真鍮の円筒を拾い上げた。
「わしゃぁたしかに、ピストル又は、薬莢の自動排除装置があって、
きっと第三弾があるに相違ねぇと睨んどった、――」
あんなぁは云ったんじゃ。
「さあ検察官マーティンさん、これでもうたいがい、この事件も
調査が出来上ったじゃな」
この田舎検察官はけどよ、松村のあまりに急速な、あまりにも鮮かな
探査振りに、ただ驚歎の色を現わしちゃがるんじゃったんじゃ。
最初の中はちぃたぁ、わし自身の立場も、発揮してぇような傾向も見え
たが、けどよ今はもうえれぇ歯がたたねぇと観念して、ただ松村の為す
まんまに、唯々諾々として、後からついて来るだけのことになってて
しもぉた。
「犯人はどがぁなぁですろっ?」
あんなぁは訊ねた。
「いやその事はいずれ後にしやしょう。
実はこの問題にゃぁ、まだおめぇにきしゃっと説明しかねることが
二三点あるんけど、おめぇのぉ。
とにかくここまで来やがったけぇよすから、わしゃぁこの上もした押し
に押し切った方がいいゆぅて思われるんじゃぜ。
そいからしとつんこらずを明瞭に発表しやしょう」
「犯人があがるまじゃぁ、松村しぇんしぇい、おめぇの御自由におや
りくれよ」
「いや別に秘密主義でゆこうと云う意味でもねぇんじゃが、おめぇ、
いずれ事件の進行中に、なげぇ込みへぇった説明をするこたぁ難かし
いことかよらのぉ。
まあわしゃぁこの事件のずぅぇえええぇぇええんぶん鍵は持っていや
す。
もし夫人が遂に意識を回復しなくっても、この事件は明瞭にすること
が出来やすよ。
まず第一に、この近所に、エルライジと云う名前で通っちゃがる
旅館があるかどうか、確かめてぇもんじゃろ〜けどね」
下わしの者共をよう審問してみたが、けどよどいっつもそがぁな旅館を
知っちゃがるもなぁなかったんじゃ。
その中に厩番の少年が、この事に対して一条の光明を与えてくれた。
そがぁなぁぁここから東ラストンの方に、ちっとばかし離れちゃがる
トコに、こう云う名前の農夫のあることを思い出してくれたけぇよあ
ったんじゃ。
「そこはえれぇ人里離れた農場かね?」
「えい、えれぇ寂しいトコじゃ」
「どうでぇろう、――そこのヤツラは、まだここの事件について知ら
ねぇじゃろうか?」
「さあ、たぶんまだきこえちゃぁいねぇじゃろうゆぅて思んじゃろ〜け
ど 、――」
松村はちっとだけの間、――静っちゅぅて思案しょぉったが、やがて
小気味の悪い微笑をうかべた。
「おい若者君、――馬の用意をしてくれたまえ。
御苦労じゃろ〜けどこの書付を、エルライジと云う人の農場に持って
行ってもらいてぇんじゃ」
あんなぁはポケットから、舞踏人のいろいろの紙片を取り出したんじ
ゃ。
そいでこれを前に並べて、机に向ってナニかやっとったんじゃ。
そいで一枚の書付を少年に渡して、その書付をきっとこの宛名の人に
手渡し、またどがぁな質問をされても、決して答えねぇようにと云う
ことを、くれぐれも云い含めた。
その封筒の上の文字は、わしの目に止まったが、松村の簡明な文字た
ぁ似も似つかず、苦心して手跡をかえたもんじゃったんじゃ。
その宛名は、ノーフォーク、東ラストン・エルライジ農場、
アベー・スラネー氏と云うのじゃったんじゃ。
「検察官――」
松村はおらんだぜ。
「護衛の者を派遣してもらうよう、打電した方がいいゆぅて思んじゃ
ろ〜けど のぉ。
もしわしの胸算用に誤りがねぇとすりゃぁ、おめぇはえれぇ危険な
犯人を護送しねぇとならねぇことになるかもしれねぇゆぅて思われや
すよ。
いやこの書付を持ってゆくボウズは、きっとおめぇに電報を打たせる
ことになりやすよ。
さて原田君、もし午後の汽車があるなら、こちとらぁそれに乗った
方がえかろうってんじゃ。
やってしまいてぇ、けっさく化学の分析の仕事もあったけぇよぅ、
またこの事件のヤツはもう、さっさと片づいてしまいそうだっからよ
――」
その若者が出発してしもぉてからぁ、松村は今度は、下わしたちに指図し
たんじゃ。
もし夫人を訪ねて来やがった者があっても、決してそのカタチを知ら
せちゃぁならねぇこと、――そいでその者を早速、応接間に通すこと
――こう云うことをあんなぁは、熱心に云い含めた。
そいからケツにあんなぁは、もう仕事もなくなりやがったけぇ、
いずれまたナニか出てくるまで、ブラブラしていようじゃねぇかね、
と云いもって、応接間の方に引き上げてったんじゃ。
田舎医者は、患者のトコに出かけたけぇよ、もうわしと検察官と三人だ
けになっててしもぉた。
「さあそいじゃぁ、この一時間の間を、最も愉快に、最も有益に過そ
う」
松村はこう云って、テーブルに椅子を引き寄せ、いなげなおどけたよ
うな、舞踏人を書いた紙片を、その前に拡げた。
「いや、わが友人の原田君、君にゃぁ君の持前の好奇心を満足さしね
ぇで、本日この時まで待たせておいたことの、埋め合せをしねぇとなら
ねぇし、そいから検察官、おめぇにゃぁこの事件の一切は、最も刮目す
べき職業上の研究問題として現われるじゃろっ。
それでまず第一におめぇにヒルトン・キューピット氏が、
ベガー街でわしに相談に来ちゃった事情についてお話しねぇとなら
ねぇ」
あんなぁは簡単に要領よう、前に述べたようなことを概略して話すん
じゃったんじゃ。
「ここにこう云うてんからいなげなもんがあるぜがのぉ。
まあどがぁなぁが見たって、これがあがぁないびせぇ悲劇の、先駆じ
ゃったと云ったら、まず一笑に附してしまいとぉなりやすがのぉ。
わしゃぁ元来、暗号記号についちゃぁ、いささか自信があって、
それについちゃぁ糞おもろぉねぇ論文もあるぜが、その中でわしゃぁ、
百六十種の暗号を解析してみやしたが、けどよこがぁなぁぁほいでからに、
わしにとってもてんから最初のもんじゃったんじゃ。
この暗号を案出したもんの考えじゃぁ、これに意味があるやなんかと
云うこたぁ巧みに隠して、ただボウズたちを、気まぐれにスケッチし
たもんじゃゆぅて思わせるつもりなんじゃろ〜けどのぉ。
けどよ、こいっつも結局文字の代用じゃとわかって、そいからあらゆ
る暗号文字の解釈に適用する法則をあちゃぁめたトコ、この解釈も
容易じゃったんじゃ。
最初にわしの手にへぇったもなぁ、ごくみじけぇもんじゃったけぇよ、
この記号はアルファベットのEを表わすもんじゃっちゅぅて云うことを、
云い切られただけじゃったんじゃ。
御存じの通り英語のアルファベットの中じゃぁ、Eは最も普通の文字で、
どがぁなみじけぇ文章のなかでも、一番出て来る文字かよらの。
この最初手にへぇった文章の中じゃぁ、十五の記号の中で、こがぁな
ぁぁ四つだけあって、一番多かったけぇよ、これをEと帰納したわけだぜ。
そいから記号もある時は旗を持ち、ある場合は持っていねぇが、
段々考えたらこの旗は、文章をセリフに区切るためのもんじゃったん
じゃ。
わしゃぁこれを仮説として立ててをEと置いたけぇよす。
けどよここまじゃぁいいとして、これから先がなかなかえれぇんじゃ
ぜ。
英語の文字じゃぁ、Eの後に来るもなぁ、決してそう決定的じゃねぇ。
ちっとばかしした文章やなんかで平均を取ってみたら、じゃなけりゃ
ぁ反対の現象を現わしちゃがるb烽オれねぇ。
まあ大ざっぱに云ってみて、T、A、O、I、N、S、H、R、
D、L、――と云うなぁ、その頻出数の順序じゃが、けどよ、T、
A、O、Iやなんかは、げに伯仲しちゃがるb轤ヒ。
これ等の結合を考えて、意味を見出そうと云うこたぁ、そがぁなぁぁ
てんから際限のねぇ仕事になるぜ。
それでわしゃぁ、新たな材料の来るんを待ったんじゃ。
第二回のヒルトン・キューピット氏との会見じゃぁ、わしゃぁ二つん
みじけぇ文章と、一つの牒号を提供されたが、この牒号にゃぁ旗がねぇけぇ、
単語に相違ねぇゆぅて思うたんじゃ。
これがそれけど、おめぇのぉ。
さて単語としてみると、こがぁなぁぁ五文字から成る単語で、しかも
わしが先に推定したEが、第二と第四にあるもん。
――そがぁなぁぁ SEVER(切り放す)か、LEVER(梃子)か、
NEVER(けっして、―打ち消しの)やなんかとなるぜ。
哀願に対する返事としちゃぁ、このケツのもなぁもう異論のぉて、
最も適当じゃぜ。
そいでわしにゆわせりゃぁはこがぁなぁぁ、夫人の書いた返事じゃろ
うと思われる点もぶちあるんじゃぜ。
これだけのことを認容してみると、もう記号なぁそれぞれ、N、
V、R、と云うことになるぜ。
けどよまだまだわしにゃぁ、難関があるんじゃったが、幸いに他の文字の
解釈に、都合んよい思いつきが浮んだぜ。
ゴチャゴチャゆうねぇ、要はもしわしの予想が違やしねぇとすりゃ
ぁ、この哀訴が夫人のめぇにの腹心の者から来やがったもんとすりゃぁ、
両端にEがあって、真中に他の三文字のあるもなぁ、結局、ELSIE と云う名前に、
ぴったりと吻合して来るぜ。
それで更によう調べてみると、三度とも文章の末尾が、この組合せで
終っちゃがるんを発見したんじゃ。
それでこがぁなぁぁ ELSIE に、ナニか訴えて来やがったもん
に相違ねぇぜ。
こうしてわしゃぁLと、Sと、Iを得た。
ほいじゃぁ一てぇ何を訴えて来ちゃがるんじゃろう? この
ELSIE の前にゃぁ、四文字あって、しかも終りゃぁEじゃぜ。
こがぁなぁぁ確に COME じゃろうか、――わしゃぁ外にも、
Eで終ってやがる、四文字の単語を考えたが、けどよおうっ!!この場合に
適当ゆぅて思われるもなぁ見当らんかったんじゃ。
それでわしゃぁこうして、C、O、M、を得たけぇよ、今度はもっか
い最初の文章にもどって、これをセリフに分けて、未発見の記号と共に、
書き並べるまでになりやがったんじゃ。
そがぁなら、次んようなもんとなりやがったんじゃ。
.M. ERE. .ESL. NE.
そいで、この中で最初の文字はAに相違ねぇ、と云うことを推定した
んじゃ。
と云うなぁ、このみじけぇ文章の中で、三度も出ちゃがるb轣Aこの
よう出て来る文字はAに相違ねぇゆぅて考えた。
こがぁなぁぁえれぇ有益な発見じゃったんじゃ。
そいで、第二の場所は、Hじゃろうと想定してみた。
そうしてまたあちゃぁめてみると、
AM HERE A. ESLANE.
となり、ほいでからに、名前の解りきった空所を満たしてみると、
AM HERE A. E SLANEY.
わしゃぁもうかなりの文字を得たけぇよ、今度は相当の自信を持って、
第二の文章に進むことが出来ることとなりやがったんじゃ。
それをやってみると今度はこがぁなもんになりやがったんじゃ。
A. ELRI. ES.
さてこうなると、わしゃぁ、Tと、Gを空所にぶちこむと、やっと意味を
なして来ることに気がついた――そいでこがぁなぁぁこの筆者のいる
家か、旅館の名じゃろうと推定したわけじゃ」
検察官マーティンとわしゃぁ、このこちとらの面前の難事業を、快刀で
乱麻を断つように、明快に解決を与えた、わしの友人の説明に、
てんから魅了されて傾聴したんじゃ。
「しぇんしぇい、そいからどうなされたけぇよすか?」
検察官は訊ねた。
「わしゃぁ種々の理由から、この Abe Slaney. と云う
なぁ、亜米利加人じゃろうと推定したけぇよす。
この Abe と云うなぁ元来、亜米利加式の綴にあるし、それに
亜米利加から来やがった、一通の手紙と云うのが、今回の大事件の
端緒じゃったけぇの。
それに更にわしゃぁ、この事件にゃぁ、更にその中に伏在した、
隠れたる犯罪があるに相違ねぇと睨む理由があったけぇよす。
ゴチャゴチャゆうねぇ、要は夫人が過去について、ちっとばかし
仄めかしたあと、夫に対して絶対にそれを追求させんかったやなんか
と云うこたぁ、明かにそがぁな理由を暗示しちゃがるもんじゃっから
よのぉ。
それでわしゃぁ、わしの友人でニューヨークの警務局の、
ウィルソン・ハーグレーブに、海底電信を打っちゃったけぇよす。
この男はさいさい、わしからお蔭を蒙っちゃがるもんじゃが、おめぇ
ね、でわしゃぁこの男に、Abe Slaney と云う者を知っちゃがるbヌうかと
云っちゃったのじゃろ〜けど、その返電はこうじゃったけぇよす。
「市俄古での最も恐るべき悪漢」ゆぅて。
するとちょうどわしが、この返電を得た夜、ヒルトン・キューピットは、
スラネーからのケツの牒号を送ってよこしたけぇよす。
それにほいでからに、先の文字をあちゃぁめてみると、
ELSIE. RE. ARE TO MEET THY GO.
それでこれにPとDを加えてみると、もうこの牒号の意味は完全なも
のとなるぜ。
(ELSIE PREPARE TO MEET THY GOD. エルシーよ、
汝の神に逢う用意をしろ)これによると、悪漢は説得から威嚇に進んだことがわかり、
更にわしゃぁこの者の市俄古での兇悪振りを知っちゃがるばっかしに、
もうすぐに実行するじゃろうと直覚したんじゃ。
それで取るもんも取りあえず、友人であり相棒じゃ、原田博士と
共に、ノーフォークに駈けつけたのじゃろ〜けど、もう時はぁとろか
った」
「事件を扱うに際して、おめぇと協力することが出来るやなんかと
云うこたぁてんから、望外の特権だぁね」
検察官は静かに云い出したんじゃ。
「失礼して卒直にぬかしやすが、おめぇはおめぇ御自身が御満足なさ
りゃぁおえぇんじゃが、おめぇ、わしゃぁ上官に対して、わしの職責を
全うしねぇとなりゃしねぇよ。
それでもしそのエルライジにいる、アベイ・スラネーなる者が、
マジに下手人じゃとすりゃぁ、わしがこうしちゃがる中に、逃亡でも
してしまうと、えれぇ大問題になりやすが、――」
「いや御心配はいらねぇ、――あんなぁは逃亡やなんかはわしにゆわ
せりゃぁしねぇから、――」
「どうしてそう仰有いやす?」
「逃亡するこたぁもう、犯罪を自白しちゃがることだっからよの」
「そいじゃぁ逮捕に向おうじゃぁございねぇえか?」
「いや、もうじきにここに来る」
「じゃぁどうしてここになぞ来るんじゃろ〜 ?」
「さっき手紙を書いて、招んでやったけぇ、――」
「いや松村しぇんしぇい、そがぁなぁぁちっとばかし当にゃぁなりや
すまいぜ。
おめぇがお招びになりやがったって、その者は来ると云うわけゃぁご
ざいやすまいぜ。
それどころかかえって、感づいて逃亡することになりゃぁしねぇよじ
ゃろっか?」
「いやわしも、その手紙のこしらえヤツは知っちゃがるつもりじゃろ
〜けどね」
松村潔は云ったんじゃ。
「論より証拠――おおかた間違いはなさそうだぜ。
ほら、その紳士御自身で、御出張になりやがったよ」
一人の男が玄関の方に、大股に歩いて来るんじゃったんじゃ。
その男は、背の高い、男振りんよい、色の浅黒い顔で、灰色の
フランネルの着物を着てパナマの帽子を冠り、剛い黒い髭をはやし、
高い圧倒的な鼻をうごめかして、籐の杖をふりまわしもっちゃって
来やがったんじゃ。
あんなぁはてんから意気揚々として、小径をはばむようにして歩き、
堂々と呼鈴を押すんじゃったんじゃ。
「諸君、――」
松村は静かに云ったんじゃ。
「こがぁなぁぁこちとらぁドアの蔭にかくれた方がいいようで。
あがぁな奴の相手になるにゃぁ、うっかりしたこたぁ出来ねぇけぇの
ぉ。
そいから検察官、手錠が入りやすよ。
さあ黙って、――」
一分間ほどの間――こちとらぁ息を殺して待ったんじゃ。
忘れようとしても、決して忘れることの出来ねぇ一分間じゃったんじ
ゃ。
やがてドアは開いて、その男は中に入って来やがったんじゃ。
と、
――思う中に、松村はピストルをその男の頭に狙いつけ、
マーティンは素はよぉて、手錠をはめててしもぉた。
こがぁなことが、てんから疾風迅雷的にやられたけぇよ、流石の
悪漢もただ茫然として、なあんにもかもすんでからやっと、わしが待ち
伏せをくったんじゃっちゅぅてわかったんじゃ。
その男はわし達を、次から次と、その黒い鋭い目で睨みつけた。
そいでケツに、ゲラゲラと苦しい笑い声を上げた。
「いや各々方、なかなかうもぉ、仕組んだと云うわけかよ、――こい
つぁとんだ災難におぉたもんじゃぜ。
けどよわしゃぁヒルトン・キューピット夫人の手紙に答えるために来や
がったけぇよす。
夫人はここにおるかどうか、教えてくれねぇかよ? 夫人はわしを陥れ
ることに与ったけぇよすか?」
「ヒルトン・キューピット夫人は、瀕死の重傷を負うちゃがるんじゃ
ぁや」
その男は嗄れた声で、家中に響き渡るように、悲叫を上げた。
「おめぇヤツは気が違っちゃがるんじゃ!」
その男は激しゅうおらんだぜ。
「負傷したなぁヒルトン・キューピットで、あんなぁの女なぁずはね
ぇぜ。
どがぁなぁがあの可愛いエルシーやなんかを傷つけるもんか! わし
ゃぁあんなぁの女を威かしゃぁしたかもしれねぇが、そがぁなぁぁ神様も
お許し下さろうってんじゃ。
――けどよわしゃぁあんなぁの女の美しい頭の、髪の毛一本にさえ
も触りゃぁしねぇんじゃぜ。
さあそれを取り消しんさいぜ。
あんなぁの女は決して負傷しねぇと云ってくれよ!」
「あんなぁの女は死んだ夫の側に、しどく怪我をしちゃがるんを発見さ
れたのじゃ」
あんなぁは深い呻吟声を上げながら、腕椅子に崩れるように腰かけて、
手錠んかかった両手で顔を蔽うた。
五分くれぇの間は、てんから黙りこんどったが、そいからまた顔を
起して、今度はもう捨鉢の度胸で、冷静に語り出したんじゃ。
「いや、皆さん、決してなあんにも隠し立ちゃぁしねぇよ」
あんなぁはセリフをつづけた。
「もしわしがあんなぁを撃ったと云うなら、あんなぁもまたわしを撃っ
ちゃがるんじゃぜ。
ここに殺人罪はありゃしねぇ。
またもしおめぇ方が、わしがあの女を撃ったのじゃゆぅてお思いにな
るなら、そがぁなぁぁおめぇ方が、わしとあの女とをよう知らねぇからだぜ。
わしゃぁ断言して憚りねぇよが、わしゃぁいかなる男性の愛情よりも、
あんなぁの女を深く愛しちゃがったんじゃ。
わしゃぁあんなぁの女に対しちゃぁ、権利を持っていやす。
わし達は数年前に、それぞれ誓った間柄だぜ。
それだのにこちとらの間に入って来やがった英国人やなんかは、
てんからどこの馬の骨じゃろっ? わしゃぁ断言しやすが、わしこそ
はあんなぁの女に対して、第一のヒイキ権を持っちゃがる者で、
ただわしゃぁその正統の権利を要求したばっかしじゃ」
「夫人は君のそう云う人となりを知ったけぇよ、君の把握から遁げ
出したのじゃ」
松村は厳しゅう云ったんじゃ。
「夫人は君を避けるために亜米利加から遁げ出して、英国の立派な
紳士と結婚したんじゃぜ。
それに君は未練がましゅうも追かけて来て、あんなぁの女にその敬愛す
る夫を捨てて、憎悪し恐怖しちゃがる君と、遁げ出すことを強迫したけぇよ、
あんなぁの女は、不幸極まるもんになっててしもぉたんじゃぜ。
君も一人の貴人を殺し、けどよてその妻を自殺させて、もうそれで
万事休矣つうもんさ。
君のお手柄の一切はこれだけじゃろ〜けど、さてアベー・スラネー君、
この上はただ法の適用を受けるだけさ」
「もしエルシーが死ぬなら、そりゃもうこの身体やなんかは、どうな
りやがったっておかまいなしじゃ」
その亜米利加人は云ったんじゃ。
そいであんなぁは片方の掌に、皺くしゃになりょぉった書もんに見へ
ぇったんじゃ。
「これを御覧くれよ」
あんなぁは目を疑い深く閃かせながらおらぶんじゃったんじゃ。
「おめぇヤツはわしをおどかしちゃがるんじゃねぇじゃろっね? も
しあんなぁの女がおめぇ方の仰せんようにどえれぇ重態じゃとしたら、
一てぇどがぁなぁがこの手紙をかいたけぇよしょう?」
あんなぁはその紙片をテーブルの上に投げてよこしたんじゃ。
「君をここに来させるために、わしが書いたのじゃ」
「おめぇが書きやしたって? この世界中でわしたちゃの仲間の外は、
どいっつもこの舞踏人の秘密を解るもんがねぇんじゃぜ。
どうしておめぇやなんかが書けるもんかよ?」
「君、どがぁなぁかが案出したもんとすりゃぁ、またどがぁなぁかが
それを解くことが出来るさ」
松村は云ったんじゃ。
「さてスラネー君、君をノーアウッドに、連れてゆく馬車が来やがっ
たんじゃ。
けどよまじゃ、君の悪業に対して、ちぃとの罪滅しをする時間はある
ぜ。
君は気がついちゃがるbヌうか、――実はヒルトン・キューピット夫人は、
夫君の殺害に対して、どえれぇ重大な嫌疑を受けとったのじゃろ〜けど、
幸いにわしが現われて、たまたま持ち合せとった智識で、夫人は告発される
ことを免れることとなりやがったんじゃぜ。
それで君の夫人に対する、ケツの償として、夫人はこの大悲惨事に
対しちゃぁ、直接にも間接にも、さらさら責任はねぇもんじゃと云う
ことを、全世界に明瞭にしたまえ」
「もうどうにでもなるがよい」
亜米利加人は云ったんじゃ。
「えい一そのこと、なあんにもかも有りのまんまにさらけ出してしま
いやしょう」
「そうだぜ。
それが一番君のためなんじゃぜ。
本職もそれを君にすすめる」
検察官はあたかも英国刑法の、厳粛な公明を示すもんの如く云ったん
じゃ。
スラネーは肩をすくめた。
「早速ぬかし上げやしょう」
あんなぁは語り出したんじゃ。
「まず第一に皆さんの御了解を得てぇこたぁ、わしゃぁあの夫人たぁ、
ごく小供の時からの知り合いじゃと云うことだぜ。
わし共も七人の仲間で市俄古で徒党を組んどったんじゃが、
あのエルシーのおとんはその首領じゃったんじゃ。
悧※な人で、パトリック老人と云ったもんじゃぜ。
この暗号を案出したのもあんなぁけど、おめぇ、こがぁなぁぁもうお
めぇがこれを解く鍵を持っていなけりゃぁ、ただ小供のいたずら書としか思われ
ねぇもんかよらのぉ。
さて、あのエルシーはわし共のすることをちぃと気がついたんじゃが、
けどよあんなぁの女は、こがぁな仕事を見るこたぁもう堪えられんかったけぇよすの。
そいであんなぁの女はわしの、こがぁなぁぁ公明正大な金をちぃと持っ
とったけぇよ、わし達の中から抜け出して、ロンドンに遁げて来ててしもぉたんじゃぜ。
わしゃぁあんなぁの女たぁ婚約の仲じゃったが、こがぁなぁぁわしゃ
ぁ今でもそう思うちゃがるんじゃが、おめぇ、もしわしがショーバイ替えをしたら、
あんなぁの女はきっとわしと結婚してくれたに相違ありゃしねぇじゃったんじゃ。
あんなぁの女はかりそめにも不正なことに対しちゃぁ、掛り合いを持ち
とぉなかったけぇよしょうってんじゃ。
そいでわしがやっとあんなぁの女の居所をつきとめた時は、あんなぁ
の女はもうこの英国人と結婚しちゃがったんじゃ。
それでわしゃぁ手紙を出してしもぉたが、けどよ返事はくれねぇよじ
ゃったんじゃ。
わしゃぁそれでこっちに海を越えて来やがったんじゃが、手紙はもう
何の役にも立たねぇのでわしゃぁ、あの通牒をあんなぁの女の目の止まるトコに
置いたけぇよしたんじゃ。
そいでとにかくわしがここに来てから一ヶ月になりやす。
あの農場に住んで、地下の一室を持って、夜間は毎夜んように、
自由に出入が出来やしたんじゃ。
けどよどいっつもそのこたぁ知りねぇよじゃったんじゃ。
わしゃぁあらゆる手段をつくして、エルシーを誘い出そうとしてしも
ぉた。
あんなぁの女はたしかに、通牒は読んだに相違のぉて、遂にいっぺん
ばっかしゃぁ返事をくれやしたんじゃ。
それにわしゃぁちっと気をようして、あんなぁの女の脅迫を始めたけ
ぇよす。
そいからあんなぁの女は一本の手紙をよこして、わしに立ち去ってく
れるようにと、懇願して来やしたんじゃ。
そいでもし夫の身辺に、その名誉を汚すようなことでも起ったら、
もうあんなぁの女は立っても寝てもいられねぇからと云うのじゃった
んじゃ。
そいで、もしわしが素直にここを立ち去って、あんなぁの女を安穏に
のこして行ってくれるなら、夫の眠っちゃがるんを見計ろぉて、暁け方の
三時に起きて来て、わしに立ち退くように説得するために、金を持っ
て来やしたんじゃ。
わしゃぁこれを見て、嚇としてしもぉて、あんなぁの女の腕を取って、
窓から引ずり落そうとしたけぇよす。
と、――その瞬間に、あんなぁの女の夫は、ピストルを手にして、
飛び出して来やしたんじゃ。
エルシーは床の上に跼まっててしもぉたけぇ、わしたちゃぁ顔と顔と
を向き合せちゃがったんじゃ。
わしも身体をこごめやしたんじゃ。
そいで鉄砲を取り出して、あんなぁを脅かしてわしも遁げようとして
しもぉた。
けどよあんなぁは発射し、しかも弾丸は外れやしたんじゃ。
それでわしもたいがいおくれんとぉに引き金を引きやしたんじゃ。
あんなぁは斃れたけぇよす。
わしゃぁそいから庭を横切って遁げやしたが、わしの後から窓を閉め
る音がきこえたけぇよしたんじゃ。
皆さんこがぁなぁぁ、ずぅぇえええぇぇええんぶ有りのまんまで、神明に
誓って偽りゃぁありゃしねぇ。
そいでわしゃぁ、その後は、あの若者がこの手紙を持って来て、
わしが、まるでむくどりんように、おめぇ方の網にかかってしまうまじゃぁ、
何にも知りねぇよじゃった」
亜米利加人が話しちゃがる中に、馬車は着いとったんじゃ。
その中にゃぁ制服の巡査が二人いた。
検察官マーテンは起ち上って、犯人の肩に手をかけた。
「さあ行こう、――」
「ちっとばかしあんなぁの女に逢わせてくれよのぇよじゃろっか?」
「いや、夫人はまだ意識が回復しねぇんじゃぜ。
松村潔しぇんしぇい、――何卒この後も重大事件が突発した時は、
よろしゅう 御助力くれよやすよう、幾重にもお願いぬかしやす」
わしたちゃぁ窓際に立って、馬車の遠ざかってゆくんを眺めた。
そいからわしゃぁ振り返った途端に犯人がテーブルの上に投げてった、
紙片を丸めたもんを見つけた。
そがぁなぁぁ松村があんなぁをおびき寄せた手紙じゃったんじゃ。
「さあ、君、これを読めるかね? 原田君、――」
松村は笑いもって云ったんじゃ。
そがぁなぁぁ一語ものぉて、ただ次んような舞踏人のみじけぇ一行じ
ゃったんじゃ。
「いや、わしが使った、暗号表を用おりゃぁ、こがぁなぁぁもうごく
みやすいもんじゃっちゅぅてわかるよ」
松村は云ったんじゃ。
「こがぁなぁぁ、"COME HERE AT ONCE"(すぐに
来い)と云うだけのことで、なんぼ何でもこの招待状じゃぁ、あんなぁは
万障を繰合せても来るゆぅて思うたのさ。
何しろこがぁなもんを書ける者は、夫人以外にゃぁねぇんじゃっちゅ
ぅてあんなぁは信じちゃがるんじゃっからよのぉ。
さてこうして、親愛な原田君、こちとらもこの悪業の手先に使われて
いた舞踏人を、今度は善い意味のもんに転化しててしもぉたし、
またわしも君の覚書の中に、一つはなはだ特異な件をお土産にしよう
と云う約束も、これでともかく果したわけだぜ。
三時四十分の汽車があるが、こちとらぁベガー街に行って、夕食で
も喰いるとしようか、――」
簡単に結末ばっかし。
この亜米利加人のアベー・スラネーは、ノーアウィッチの
冬期巡回裁判で、死刑を宣告されたけぇよあったが、けどよ
ヒルトン・キューピット氏が、最初に発射したと云うことが明瞭にな
りやがったけぇよ情状酌量して、死刑をもっぺん懲役刑とされた。
そいからヒルトン・キューピット夫人についちゃぁ、その後負傷はす
っかり癒り、寡婦として一貫し、その生涯を救貧事業と、亡夫の
遺産管理に専念しちゃがると云うことをきいたばっかしじゃぜ。
松村はてんから黙りこんだまんま、その脊の低い太った身体を猫脊にして、
何時間も化学実験室に向っとったんじゃ。
そこからぁ頻りに、いやな悪臭がたでって来る、――あんなぁの頭は
胸に深くちぢこめられて、その恰好は、鈍い灰色の羽毛の、黒い鳥冠の
いなげな鳥んようにも見えた。
「そいで、原田君、――」
あんなぁは突然に口を開いた。
「君は南アフリカのある投資事業に、投資するこたぁ、思い止まって
てしもぉたのじゃのぉ」
わしゃぁサッと驚かされててしもぉた。
わしゃぁあんなぁのいなげな直覚力と云ったようなもんにゃぁ、
毎度のことでよう慣れとったが、けどよこのわしの胸中の、秘中の秘事に
ずばりっと図星を指されたのにゃぁ、てんからあきれ返っててしもぉた。
「一てぇ君は、どうしてその事を知っとったのじゃのぉ?」
わしゃぁ訊き返したんじゃ。
「さあ原田君、ぐうの音が出まいがね」
「いや、てんからその通りじゃ」
「そいじゃぁね君、とにかくきれいに参ったと云う一札を入れたまえ」
「そがぁなぁぁまたどうしてさ?」
「いや、実はもう五分の後にゃぁ、君はきっと、そがぁなぁぁ馬鹿馬鹿しゅう
わかり切ったことだと云うに相違ねぇからじゃぁや」
「いやいや、わしゃぁ決して、そがぁなこたぁ云やしねぇよ」
「原田君、そいじゃぁ御説明に及ぶとしようかね」
松村は試験管を架にかけて、教授が講堂で、学生たちに講義でもする
時んような恰好で話し出したんじゃ。
「先人の研究材料を基本として、それを単純化して、推論の系統を
立てると云うこたぁ、決してそうめんどくせぇことでもねぇんじゃぜ。
そいでもしこう云う試をして、どがぁなぁかが中心思潮となっちゃがる
論説を覆して、更にその聴衆に、新な出発点と結論とを与えたら、
そがぁなぁぁたしかに、キザたっぷりなことじゃぁあるが、けどよ一つ
の驚歎すべき結果をもたらしたと云ってえかろうってんじゃ。
さて、君の左の人差し指と拇指の間の皮膚の筋を見て、君が採金地の
株を買わなかったと云うことが、あまり首をしねりまわさねぇ中に
解ったと云うわけさ」
「おうっ!!わしにゃぁ何の事か解らねぇね」
「いや誠に御もっともも至極――けどよこがぁなぁぁごく手短に説明す
ることが出来るんだぜ。
ここにそれぞれ取り外れとった、鎖の輪があるけぇのぉ。
第一にゃぁ、君が昨夜倶楽部から帰って来やがった時は、君の左の手の
指のあたりに、白いチョークがついとったこと。
第二にゃぁ、君が玉を突く時は棒の辷りをようするために、チョークを
つける習慣のあること。
第三にゃぁ、君はサーストン氏との外にゃぁ、決して玉を突かねぇこと、
――第四にゃぁ君が四週間前に、サーストン氏は、南アフリカの
採金地の株式募集をやっちゃがるが、その締切りまじゃぁ一ヶ月あるけぇ、
君にも加入してくれと云って来やがったと話したことのあったこと、
――第五にゃぁ、君の小切手帳は、わしの抽斗に入って錠が下りちゃ
がるが、けどよ君はその鍵を決してわしに請求せんかったこと、
――第六にゃぁ、君がこんようにして、この株式に申込をせんかったと
云うこと、――」
「ははははははは、何と云う馬鹿馬鹿しゅう解り切ったことだ!」
わしゃぁおらんだぜ。
「てんからその通りさ」
あんなぁはちっとばかし不気嫌になって云ったんじゃ。
「どがぁな問題でも、一通りわかってしまうと君にゃぁ皆小供だましんよ
うに解り切ったもんになってしまうんじゃぜ。
じゃぁここに未解決の問題があるが、原田君、これにゃぁ君はどう云う
解釈を与えるね?」
あんなぁは一枚の紙を机の上に放り出して、また化学の分析の方に向き
直ったんじゃ。
わしゃぁそれを見て驚いててしもぉた。
そがぁなぁぁ、ナニかの符牒の文字んようなもんじゃったんじゃ。
「何んじゃ、――こがぁなぁぁ小供の絵じゃねぇか――松村君!」
1001 :
1001:
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