>>66 はっきりいえば全然似ても似つかないよ。
ただ仮想の世界(この場合はSPの世界)を描くときに細部のリアリティへのこだわりとそこを強調することで
現実感を浮かび上がらせようとする演出「手法」だけを真似ているような感じ。
そして今までのエピだとその手法を使う部分がテロリスト側に偏っていて、主人公側は手抜き。
たぶんリアルな日本風のテロリストを、交渉人や踊るMOVIEでも描かれていたような犯罪知識で武装した
半アマチュアのセミプロが氾濫する世界を描きたいのだろう。
でもそれもたまに出てくる陳腐なセリフのせいでだいなしになっている。
あの辺は脚本は大筋で決めといて役者のアドリブに任せたほうがいいのでは?細部の設定や世界観、人物像だけを
伝えておいて。そういうのは岡田とはしっかりやれてるみたいだがテロ役側とはできてなさそうだな。
そして取って付けたようなセリフだけが浮いてしまう。
今までのエピだとテロ側のほうが主に描かれているのにその辺の緻密さ、迫力不足で完成度低めの原因かも
押井のあれはまず頭の中に完璧な理想とする世界があってそこに作品を近づけるためその演出法を用いているだけで
本広の場合はその世界観が曖昧なまま手法だけを真似ている感じ。
金城とコミュニケーションはとれてるって言ってるけど、本人以上にはわかりようがない。
たぶん総監督的な仕事を金城にして、脚本をプロに任せた方がうまくいく。
そのぶん編集はなるべく金城の意見を尊重したほうがいい、手法よりも世界観の具現化のほうを尊重すべき。
今のままじゃ「実験作品」じゃなくて手法実験(どういう反応があるかとか、この手法をテレビ向けにどう適応させるか)
になってしまっている。野心的というよりは思いつき的にしか感じない。
あと本広は交渉人で押井のパトmovieをパクったと公言している(本人いわく“オマージュ”らしいが)