1 :
1:
3 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/04/23(日) 21:24:00 ID:7wglLpwD
最近の傾向に倣って、
ビフォー物になるんだろ、
どーせ。
4 :
名無しは伊藤淳史を目撃:2006/04/23(日) 21:34:05 ID:EAfpUyx/
東京の世田谷区のあるコンビニに伊藤淳史がエロ本を立ち読みしていました。
正直、びっくりしましたよ。
5 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/04/23(日) 22:28:01 ID:RqXzm7y2
健全な男子の証拠だよ。
漏れもさっきまで…
スマソorz
>>4 ワロタw 何処かで続編期待してる人の身になれってなぁーw
まぁ、どーせコケるドラマ作るほど局も馬鹿じゃねぇ〜し、もうやらんだろ。
スレ立て 乙
8 :
黒:2006/04/25(火) 14:14:30 ID:0Pp/fIRZ
ご無沙汰してます。黒と申します。
某所では夏(7月期)に単発があるとの未確認情報が出ております。
みなさんの続編予想(作品?)に加えて、
夏に単発ドラマの内容をこのスレで予想するのもよろしいかと思います。
こういう単発であってほしいという願望もありかな。
放映時間が1時間ものか、2時間ものなのかで内容も変わるだろうけど
個人的には陣釜さんで続き物見たい。
でも2時間もので陣釜さん1人の話では厳しいかなと。
もう一つの最終回みたいに「松永&牛島」みたいな感じで
「陣釜ストーリーとその後の沙織と山田」の続きならありそうかな。
もしくはAちゃん住人の誰かをピックアップさせるかな。
ヒッキー浅野とか。
まぁ、公式に放映の情報が出れば必然的に盛り上がるだろうけど。
>>4 そっくりさんだったりして。
第一伊藤君は彼女いるしエロ本に手出すほど(ry
>>8 テレビドラマ板でも、特に情報が速い「ドラマ予想スレ」のコテハンが落とした情報だろ、それ?
〜2006年7月期ドラマ予想スレ7〜 より ↓
463 : ◆WzpMn05TJA :2006/04/25(火) 01:42:41 ID:boo4Wzxr
単発ですが、HEROと電車男あります。ガイシュツかな?
まぁ〜、映画版の地上波放送とで二夜連続ってトコだろ。
スレ伸びないね・・・
前スレも。みんな感想書こうよ
保守(^^ゞ
14 :
前スレ886:2006/05/03(水) 03:41:02 ID:epRb+5it
スレ3 488の続き
今日は母 由紀が昼過ぎから出掛けていたので、夕食の為に外出した。
吉祥寺の駅に着いた頃、桜井から飲み会に誘われた。
酒を飲む気分では無かったが、桜井の誘いをムゲに断る訳にもいかず、仕方なく店へと向かう。
「おーい、啓介こっちだ」
店につき、桜井を探していると、奥から呼ぶ声がした。
声のした方向を向いた啓介は、桜井と一緒にいる人を見て、ゆうつな気分になった。
桜井と一緒に飲んでいたのは、【陣鎌美鈴被害者の会】のメンバーだった。
啓介はあの喫茶店以来、会ってはいなかったが桜井はよく連絡をとっているようだった。
「桜井さん。俺、もう帰ってもいいですか?」
席についてからの1時間、延々と続く美鈴への悪口にうんざりした啓介は小声で桜井に話す。
「何、言ってるんだよ! お前だって被害者の1人なんだから、言いたい事あるだろう」
付き合いきれなくなった啓介は、あれこれと理由をつけて店を出た。
しかし、そのまま家に帰る気にもなれず、馴染みの店で1人グラスを傾けた。
その帰り道、酔いを醒ます為に吸った煙草で美鈴を思い出すとは……
(他の人の話を聞いてると、〈とんでもない女〉なんだけど、俺はいまだにそんなふうに思えない)
啓介は、なにか高価な物をねだられた事は無かった。
只、頼まれたことと言えば、山田と姉がケンカしているようなので、仲直りさせたいから力を貸して欲しいと頼まれた事があっただけだ。
美鈴の事は忘れたかった。しかし、忘れようとすればする程、心の中は美鈴の事でいっぱいになってゆく。
「はぁッ。なんでこんなになってんだろ、俺」
初めての事だった。啓介は今まで女に振られたことがなかった。
両親の事もあったと思うが、いつも長続きせず自分から別れを切り出していた。
初めてふられた相手が美鈴だった。
美鈴の事なんて、新しい彼女でも作れば忘れられると思っていた。
続く
「沙織さん。前スレがなかなか終了しませんね。」
「皆さん、しかるべき方に〆てもらおうと遠慮されているんでしょう。」
「じゃあ僕が。」
「ダメダメ。せっかちさん。気長に待つのも良いものですよ〜。」
「ハイw」
16 :
前スレ886:2006/05/06(土) 06:21:49 ID:RSgl6PYE
>>14続き
しかし、何をやっても以前のように楽しくなかった。
ナンパしてもその子を無意識の内に美鈴と比べ、覚めてしまう。幾度やっても、いや、ナンパするたびに美鈴のことが心を満たしていった。
(何で? 何でこんなに美鈴さんのことが忘れられないんだ?)
そう思う啓介の脳裏にあの言葉が蘇る。
『これだから、ガキは嫌なんだよ!』
あんな事を言われた事は初めてだった。あの時、本当に美鈴が好きになったのかもしれない。
あの時の美鈴の真剣な表情を思い出すたび、胸の奥が締めつけられるようだった。
「せつないって……こう言う事なのかな? なぁ……電車男」
以前読んだ剛司の掲示板でのやりとりを思い出した。
(山田は、こんな思いを何度もしたのか!)
煙草をくわえたまま月を見上げる。
今思えば、確かにガキのような事をしていたのかもしれない。お袋の事、親父の事、仕事の事も。
(確かに……ガキだよな。今のままじゃ。まずは仕事して自立しなきゃ、お袋からも、姉貴からも)
そう思った啓介は1枚の名刺を取り出す。
(人材派遣……へえ、アイツ営業部長なのか)
少しの間、考えていた啓介は煙草の火を揉み消すと携帯を取り出し、名刺に手書きで書いある番号に電話を掛け始める。しばらくのコールの後、携帯はつながる。
「もしもし、及川さんですか。さっき名刺もらった青山ですけど。ええ、店で一緒だった青山啓介です。実は……」
スレ3の176に続く
前スレ628 つづき
同時刻より少し前 宿にて。
「おはようございます。」
・
「おはようございます。」
「昨夜は、ゆっくりとお休みいただけましたでしょうか?」
「ええ、おかげさまで。戴いたお薬も利いたようで、もうすっかり。」
「それは何よりでございました。」
・
母親「ほ〜ら。さおりも、ごあいさつして。」
少女「おはおう・・・。」
母親「ございます。でしょ。」
少女「ごじゃいます。」
女将「はい。はい。おはようございます。さおりちゃんもよく眠れましたか?」
少女「・・・うん。」
女将「よかったですね。」
少女「うん。 ねえ。つおしは?」
女将「あのお兄さんたちね〜、お散歩してるみたい。」
少女「・・わたちもいく。」
母親「だめよ、さおり。邪魔しちゃ悪いでしょ。」
少女(じわ〜・・・)
・
女将「ねえ、さおりちゃん。もうすぐご飯だし、お兄さんたちもそろそろ帰ってくると思うのよ。
それまで、おばさんと、遊ぼっか?」
少女「・・・でも〜。」
女将「ね。」
少女「・・・・・・うん。」
母親「そんな、ご迷惑じゃ。」
女将「お気になさらずとも、よろしゅうございますよ。」
・
母親「そうですか、なら・・・」
女将「はい。お任せください。」
母親「さおり。ママちょっと支度してくるけど、おとなしくしてるのよ。わかった?」
少女「は〜い。」
女将「それじゃ、あそこのお部屋で遊ぼっか。」
母親「よろしくお願いします。」
女将「はい。 さおりちゃん、何して遊びたい?」
・
少女「ん〜とね〜・・・」
今見た景色は、いつかの景色なのかもしれない。
人の記憶は薄れ行くけど、時としてその鮮明さを取り戻す。
何かのきっかけは、何かはわからないけれど・・・
つづく
>>17-18 乙かれ。
この後の展開も楽しみだけど。
特に最近、見習いちゃんの絵のような文体にしびれる漏れw
20 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/05/07(日) 13:31:50 ID:gUKPQLIG
すれすくね
顔文字姉さんスレ、無くなたの?
なくなったよ
こんな早朝だと見てる人
以内と思うから
欠くけど
京の
昼
前
後
に
秋
場
で
口
ケ
>>23のカキコはホンモノだった
某メイドカフェにクルーが乗り込んで大掛かりなロケをしてました
確かに『電車男SP』とか『電車男DX』などと書かれたものもあった
『電車男』と題された台本を持った人もいた
なんといっても電車男の主役(伊藤淳史)の姿もあったし・・・
>>24 私はアキバとしか知りませんでしたが
「ぴな○ぉあ」ですか?
知らないのに、なんで昼過ぎに撮影終わるとか書けるわけ?w
だいたいエルメスのいない電車男なんて…
28 :
新人664:2006/05/12(金) 00:40:30 ID:rJ9uMnV8
「電車男超短編」
ある日沙織がテーブルに飾ってあるミーナのホコリを刷毛で払おうとした時、
「パタン。ポキ!」
「ああ大変!ミーナの耳が・・・」
沙織はしばらくその場で呆然としていた。
「剛司さん悲しむだろうな・・・よっし。」
数時間後沙織は秋葉原にいた。なんとか修理をしてもらおうと考えたのだ。
でも、なかなかフィギュアの店に入っていくことが出来ずにいると、
店からめがねの中年男性が出てきた。とても親切そうな感じがして思わず声をかける。
「あのう、突然お声をかけてすみません。実は、大切な方から頂いたフィギアを
壊してしまって・・・これってお店で修理していただけるものでしょうか。」
「こ・これはミーナですね。」
「はい。ご存知ですか。」
「なんであなたのような女性がミーナを・・・修理といってもね・・・」
「やはり難しいですか。」
男は少し考えていた。
「もしよければ私が直してきましょう。明日今と同じ時間にここに来て下さい。」
普通はこんな話は受入れないであろうが、そこは沙織だった。
翌日、同じ場所同じ時間に2人は再会した。ミーナは見事に修理されていた。
「すご〜い。本当にありがとうございます。あの、これお礼です。
紅茶なんですけど、お口に合うとよろしいのですが。」
「いただきます。」
「それではこれで失礼します。本当にありがとうございました。」
「あなたはもしかしてエルメスさんでは・・・」
しかし、もう沙織は人ごみの中に消えていた。
男性はお礼の紅茶を見ながらつぶやいた。
「やはりベノアだ。本人の前で言ってみたかったな。エルメス萌え〜。」 終わり
>>26 知らないのは撮影場所のコトです。
アキバとしか聞いてません。
まじで昨日アキバでロケやっていたよ。
仕事で車で走っていたんだけど、昭和通りの駅前にロケ車停まっていて、
なにかやってるな〜っと思ってよく見てみたら、
塚地の奥さん役やっていたスタッフの女の人?が立ってたよ。
31 :
うんか:2006/05/12(金) 12:25:16 ID:4DTmpNwW
おまえらくたばれ
32 :
う:2006/05/12(金) 12:29:21 ID:4DTmpNwW
おなおなおーーーーなーーー
どうも、トワイライトEXです。
スレ立ち上げ乙!
前スレではお世話になりました。今後もよろしく。
>>34 画像は見れないが、ぴなふぉあのHPで撮影が行われたのはわかった。
電車の続編は確定的だが、どんな続編になるんだろう?
>>34 うわぁーっ、モロに電車SPって書いてるw
37 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/05/14(日) 00:00:13 ID:+Ud9RD2I
HEROのスペシャルが確定したな
こりゃ電車男もマジにやるね
再放送で丁度嵌ったところ楽しみだわ
38 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/05/14(日) 20:59:39 ID:EPfKiVGz
スレに勢いがない!!
作家さん方、せっかくスレ立ったんだからうpして!
>>35 温泉旅行で沙織と剛司が混浴?の続きからの可能性が高いと思います。
>>39 ギター男はSPだったし、1年も経って混浴の続きからはないかと
>>40 kwsk
>>14>>16 886さん
主観で語る陣釜さんが、続いたから、他人の目に映る陣釜さんイイかも。
捉えようにも、動きが速すぎて、断片にしか捉えられない陣釜さん。
はたから見てると初々しい剛司も、実は、啓介の先を歩いていたのかも
しれないですね。
>>17-18 191さん
何かは分からないまま、人から人へ受け継がれていく、
絆のようなものを感じました。
想いは人から景色へ、景色から人へ。
>>28 664さん
何か、店員(店長?)が、がっつかない大人の余裕みたいなものを感じさせて
かっこいいんですけどw
>>40 今度の月9が美咲白石出演説がでてるが
本当ならエルメスの話や陣釜の話はほとんどないな
ましてや白石はW杯でドイツ行くならほとんど無理か
もこみちもテレ朝主役だし
となると、スペシャルは電車もしくはAちゃん住人の話中心になるな
大穴で妹堀北・川本氏あたりかw
46 :
新人664:2006/05/17(水) 21:34:34 ID:Z74MZIbp
「電車男SP構想(ちょっとオカルトpart2)」
今年のGWのある日沙織が剛司の家に遊びに来ていた。
臨月を迎えている香澄を気遣って葵と一緒に夕食を作っている。
メニューはアレ。
一同「いただきます。」
「ほう、ロールキャベツだね。」
「沙織さんの得意料理なんだって。私も手伝ったんだ。」
「はりきってたくさん作っちゃいましたw」
TVでは海外ニュースをやっている。
「ここはブロッケン山があるドイツハルツ地方です。
4月30日の夜はワルブルギスの夜といって、魔女集会があるといわれており、
当地では魔女祭りが開かれています。
世界中から魔女の仮装をした観光客がやってきます。
これはうわさですが、この中には本物の魔女もいるということです・・・」
「あっ!」
テレビを見ていて当然叫んだ沙織に香澄が尋ねた。
「沙織さんどうしたの?」
「ごめんなさい・・・知っている人が映っていたような気がして。」
剛司も気付いていた。リポーターの後ろを通った魔女の仮装をした
観光客の中に陣釜美鈴がいたのを。 続く
47 :
新人664:2006/05/19(金) 20:11:21 ID:Sni84QvP
>>46続き
剛司の部屋の2人。
「美鈴さんが、ワルブルギスの夜に行っていたなんて。」
「沙織さん。これからどんなことが起こるんですか。」
「最強の魔力を身に付けて、最終決戦を挑んでくると思います・・・」
「最終決戦・・・この前『まだあきらめてはいないよ』
って言っていたからなあ・・・」
「剛司さん、くれぐれも気を付けて下さいね・・・
剛司さんがもし美鈴さんに奪われたら私・・・」
「沙織さん。大丈夫ですよ・・・」
「お願い!」
「はい!」
2はしっかりと抱き締め合った。
それからキスをしようと見つめ合ったところ・・・
「大変だ〜。母さんが産気付いた〜。」
2人「大変!!」 続く
48 :
新人664:2006/05/21(日) 20:27:43 ID:t08Enj/0
>>47続き
その日の深夜。香澄は剛司・葵の兄弟を無事に生んだ。
「悪いねえ沙織さん。お産に付き合わせてしまって。」
「いいえ。新しい家族の誕生に立会えるなんてとっても幸せです。」
「剛司。こっちは父さんと葵で大丈夫だから沙織さんを送って行きなさい。」
「うん。沙織さん行きましょうか。」
「はい。」
道すがら・・・
「私、剛司さんと出会ってからますます家族の大切さが分かりました。」
「そうなんですか。」
「はい。私が大好きになった剛司さんの後ろには
暖かい家族があるんだということが良くわかりました。」
「なんか、照れます。」
「私、剛司さんを絶対に失いたくないんです。だから・・・」
「さ・沙織さん・・・」
今までに沙織が見せたことがない妖艶なパワーに剛司はめまいがしそうになる。
続く
保守
50 :
新人664:2006/05/23(火) 19:42:31 ID:4+gsBLIs
>>48続き
GWも終ったある日。ルフトハンザ航空機内。
「ああ、富士山だ・・・山田剛司、青山沙織、待ってな。」
それからしばらくしてその旅客機は成田に到着した。
さらに数日後。
ワーカホリック営業部。剛司の携帯が鳴った。未登録番号。
でも、営業の人間としては出ないわけにもいかない。
「もしもし・・・」
「山田〜。久しぶりだな。」
「ワーッ!陣釜さん。あの、どんな御用でしょうか。」
「ちょっと会いたいんだけどな。」
「・・・お会いする事は出来ません。」
「ふーん。そうか。青山沙織が大変なことになってもか。」
「ええ!沙織さんが大変なことに・・・」 続く
51 :
新人664:2006/05/25(木) 19:35:31 ID:jT+XGNov
保守もとい
>>50続き
その日の夜。
「陣釜さん。沙織さんが大変なことになるというから・・・来ました。」
「そうだよ。お前しだいでね。」
「ど・どうなるんです。」
「簡単に言うと、お前が沙織を棄てて、私に乗り換えないと
沙織の身に災いが降りかかるということさ。」
「そ、そんな。」
「私は、そういう魔力を見につけたんだよ。」
「・・・」
「これを見な。」
美鈴は1枚のハンカチを出した。
「これが誰のものか分かるか。」
「もしかして、沙織さんの・・・」
「察しがいいね。」
「どうして陣釜さんがそれを。」
「弟が私の言いなりになっていた時があるのさ。」
「啓介さんが・・・」
「さて、人が身に付けていた物で何ができるか見せてやろう。」 続く
52 :
八点鐘:2006/05/27(土) 00:57:40 ID:r2WWpP3C
剛司が、小学校に通うようになって、数年。
今日も放課後、電車の模型を持って、砂場に遊びに来ていた。
正直、もうこのおもちゃに飽きてきていたが、
妹が生まれた今、新しいおもちゃをせがむ気には、なれなかった。
おもちゃに対する渇望は、将来、抑えがたいぐらいになっていたが、
妹が生まれたことで、別の何かが満たされていくのも感じていた。
砂場に、色あせた電車を走らせる。やがて、幾つかの声が聞こえてきた。
自分より少し上の女の子が、酔っ払いサラリーマンにからまれていた。
逃げようとする女の子に、ねちっこくまとわりつく男たち。
剛司は、周りを見回した。
何人かの人がいたが、そろそろとこの場を離れていく。
取り残された。
剛司は、焦って、意味も分からずに電車の模型を走らせた。
ふと、気づく。なぜ、自分は電車遊びに飽きてきていたのか。
本来、電車には乗客がいて、人と人が交差していく。
そして、世界を構成していくのではないか。
剛司は、決心した。
53 :
八点鐘:2006/05/27(土) 00:59:04 ID:r2WWpP3C
>>52続き
剛司の家には、時々、父の友人の、同業者がやって来ていた。
そして、剛司に色々なことを教えてくれた。戦い方なんてのもあったっけ。
剛司は、男たちに目を向けた。勝てるだろうとイメージする。
あと、必要なのは、力を使う為の力。
剛司「やめろ…」
弱々しく、それでも精一杯に言った。
サラA「何だ、おめぇは。」
サラB「そんな遠くから。びびってんじゃねえかよ。」
剛司は、2,3歩下がった。距離はこれでいい。
そこから、一気に助走をつけると、空中に飛び上がって、蹴りの態勢に入った。
剛司「ドラゴン・ライダー・キック!!」
蹴りは、サラリーマンの胸にヒットして、彼は場外に飛ばされた。
サラB「ちょ!おま…時系列ムチャクチャ杉。」
残ったサラリーマンを回し蹴りで片付ける。
54 :
八点鐘:2006/05/27(土) 01:01:00 ID:r2WWpP3C
>>53続き
怯えていると思った女の子が、目を輝かせていた。
女の子「すごいね。あたしもあんな蹴りができたらなあ。
いつも、おとなしすぎて、いじめられるから…」
一方の剛司は、妹が出来たのに、こんな風に暴れている場合じゃない。
蹴りは封印しようと思っていた。
女の子「あたし、強くなるよ。どんな男にも負けないぐらい。」
剛司は、電車の模型を拾い上げると、女の子に別れも告げずに去った。
55 :
八点鐘:2006/05/27(土) 01:02:23 ID:r2WWpP3C
>>54続き
女の子は、小走りで家路についた。
これからは、もう自信なく歩くのはよして、走りだそう。
大人になったら、あちこちを渡り歩いて、スキルを磨くのだ。
次に彼に会った時に、負けていないように。
とは言え、女も10年やっていると、努力だけでは、どうにもならない
ことがあると、分かってくる。少しばかりの奇跡が必要だ。
もうすぐ、七夕がやって来る。そうしたら、短冊にこう書こう。
「また電車男に会えますように」
ぬるぽ
56 :
新人664:2006/05/27(土) 14:36:38 ID:51sZ7fNq
>>51続き
美鈴はルームサービスを呼んだ。
「すみません。ボーイさん。あなたのハンカチいただけません?
ホテルにとまった記念にいつももらっているの。」
「よろしければどうぞ。」
ボーイが出て行くと、美鈴はハンカチを両手で挟んで呪文を唱えた。
「ベールゼブブデルエフソリマク・・・山田、廊下に出てみな。」
剛司が廊下に出てみるとあのボーイが倒れていた。
「陣釜さん。まさか・・・」
「心配するな。そのうち正気になる。途中でやめたからな。」
「さて、山田どうする。」
「そんな。どうするっていわれても・・・」
「お前があくまでも私を拒絶するなら沙織の最後を見ることになるぞ。」
「ひどい・・・」
「さっさと決めな。」
「沙織さんの身に危険が及ぶなんて僕には耐えられません。」
「ようし、覚悟は出来たようだな。脱ぎな!」 続く
>>46-48>>50-51>>56 664さん
イングリッド・バーグマンの様に清楚で可憐な陣釜さんにこんな怖い一面
があったとは。前より怖さがパワーアップしてるしw
女の人は、みんな魔女なんかねえ。
ただ、特定の人にしか、魔法を使えないだけで。
58 :
前スレ886:2006/05/30(火) 01:13:05 ID:mrstGOrB
前スレ666『食事会編』続き
店を見渡した沙織は香澄に話し掛る。
「良い雰囲気のお店ですね」
「そうでしょう、あたしも気に入ってるの」
「とか言って、5年ぶりじゃないですか」
「う・うるさいわね! あんた、そう言う所で一言多いのよ……昔から。あたしはノンアルコールで、沙織さんは?」
「あっ……では、カルアミルクをお願いします」
「かしこまりました」
バーテンダーは鮮やかな手つきでシェイカーを振り、カクテルを2人に出す。
「どうぞ」
「ほら、仕事が終わったんだから席、外しなさいよ」
「えっ! 自分もですか?」
「当たり前じゃない! ほら、早く!」
「じゃあ剛司君の所にいるんで、話終わったら声かけて下さい」
そう言うとバーテンダーは一礼して剛司のいる奥の席へと歩いていった。
香澄はカクテルを一口飲んでから沙織に向きあうと、ゆっくりと話し始める。
「沙織さん! 今日は本当にありがとう。とても楽しかったわ」
「いえ、私の方こそとても楽しかったです!」
「そお……よかった。 葵には『青山さんを困らせるような事しないでね』とか言われてたから」
続く
59 :
新人664:2006/05/30(火) 21:21:16 ID:TbpWY4Mq
>>56続き
美鈴が剛司に馬乗りになっている。
「今度こそお前を沙織から奪い取るんだ。
・・・。
しっかりしろっ。おかしい。なんでお前はまた役立たずなんだ!」
カチャッ。ドアがすっと開いた。
1人の人物が入ってくる。
「沙織さん!」
「青山沙織!」
「美鈴さん。やはり剛司さんを奪い取りに来ましたね。」
「・・・」
「剛司さんは渡しません!どうして思い通りにならないか疑問にお思いですか。」
「・・・あっ。あんたまさかあれを・・・」
「はい。」
「お嬢様のあんたが・・・そこまで山田に惚れ込んでいたか・・・」
「剛司さんを連れて帰ります。」
「・・・とっとと行きな。」 続く
>>59 剛司ピンチ!というところに沙織が・・・
ナイスタイミング!
美鈴の「お嬢様のあんたが・・・・山田に惚れ込んでいたか・・・・」
というのがいいです。GJ!!
61 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/06/01(木) 06:34:36 ID:5Gc/pdTU
スペシャル番組、秋にやるってさ
62 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/06/01(木) 17:19:36 ID:5g8yOnac
九月
63 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/06/01(木) 18:10:34 ID:sq7cTlUh
おーーーい
ニートくん達!!
お前らの大好きなエルメスが帰ってくるぞー!
おめでとう、みんな!
数少ない楽しみの一つとして、未練たらしく
「電車男」にしがみついていた甲斐があったな!!
65 :
新人664:2006/06/01(木) 20:11:28 ID:4HncrD7s
>>59続き
2人はだまって並んで歩いていたが、剛司が話しかけた。
「沙織さん。陣釜さんが『あんたまさかあれを』って言ったのは・・・」
「お母さんのお産の日、病院の帰りに・・・」
「あの日はいつもの沙織さんと違うので驚きました。」
「それ以上言わないで。横恋慕の魔力を封じるために必要だったんです。
嫌いに・・・なりました?」
「いいえ!(むしろ嬉しかったです・・・やはり沙織さんは魔女?なわけないよな)
肝心なときに沙織さん頼みですみません・・・」
「いえいえ。剛司さんはとっても男らしいですよ。でも今度は剛司さんから・・・」
「!」
沙織は立ち止まった剛司から5、6歩前に進んで振り返える。
剛司は覚悟を決めた。
「あのう沙織さん。僕と・・・僕と寄り道をしていきませんか。」
沙織は駆け寄り剛司の手を取った。
「寄り道をしていきましょうw」
「電車男SP構想(ちょっとオカルトpart2)」 終わり
PS
>63>64 単純にうん、ありがとう!といってしまうばかな664。
>>58 886さん
葵は、結構空気を読んでるのか、読んでないのか、分かんないキャラでしたよね。
>>59>>65 664さん
沙織、来るの早いなあ。
何で切り札って、後に切った方が、勝つんでしょうね。
陣釜さんは、間違いなく懲りてないとみた(遠まわしに続編キボンヌw)
67 :
新人664:2006/06/03(土) 01:55:32 ID:y8WpWZto
>>66さん
まいどありがとうでございます。
SP実現まずはめでたいですね。
歴代予想スレの存在がもしかしてSP実現のきっかけの1部
(SPの需要があるという判断の1要素)にでもなってたら面白いですね。
(まあ、ないないないでしょうけどw)
超自然的ファクタが入るのはちょっと予想しましたがタヒチの真珠とはね・・・
それにしても9月はまだズーっと先ですね〜・・・では。
68 :
新人664:2006/06/03(土) 02:05:14 ID:y8WpWZto
>>60トワイライトEXさん
どうもありがとうございます。
沙織はなんで場所が分かったんでしょう?
保守
70 :
新人664:2006/06/08(木) 22:04:13 ID:pv97vXEg
「電車男・勝手にDX(金色夜叉?)」
グレースフル・トレーディング社秘書課。
「先輩、沙織が今朝も来ません。」
「昨日も休んだな・・・」
「携帯もつながらないんです。どうしたんでしょうか。」
「あんまり心配するな。訳を聞いたらまたずっこけるような話だろう。」
ところが沙織はその日も休んだ。
次の日の朝。
「おはよう・・・」
沙織の憔悴振りに裕子も果歩も唖然とする。
「ど・どうした沙織。」
「どうしたの。」
沙織は力なく答える。
「剛司さんと別れることにした・・・」
2人「茫然自失・・・」
その場の空気は凍りついて容易に解けそうもなかった。 続く
71 :
前スレ886:2006/06/09(金) 01:48:47 ID:+s6xidgL
>>66さん どうもです
>>58続き
「いえ、そんな。 私の方こそ気を使っていただいたようで……申し訳ありません!」
沙織は香澄に向かい、頭を下げる。
香澄は笑顔のまま『いいのよ』という感じで頭を振る。
「ねぇ、1つ……聞いていいかな」
「はい?」
「剛司は電車で知り合ったとしか教えてくれないんだけど、あなた達ってどうやって知り合ったの? まあ剛司があなたの事を好きになるのは解るとして、あなたがどうして剛司の事を好きになったのか……聞かせて欲しいの」
「はい……分かりました」
沙織は香澄の質問に答える為に、剛司と出会った時からの事を思い出しながら語り始める。
「剛司さんには、今年の夏、電車で酔った人に絡まれていた所を、助けてもらったんです」
沙織は、それからの剛司との事を話した。お礼のお礼に初めて2人で食事に行った時の事。
2度目の食事の時、一緒にいた友達に剛司が自分の事が好きなんだよ、と言われたこと。
サーフィンの事。剛司が肺炎になりかけて入院した時の事。
「剛司さんに会う度、話しをする度に私の中での存在がどんどん大きくなっていって……でも私、それが〔好き〕って事だとは気付かなくて」
沙織は少し顔を赤らめて視線を少し香澄からずらす。
「そんな時、偶然剛司さんが女の人と仲よさそうに話しているのを見て……
私、その女の人に嫉妬してしまって。その時やっと自分の気持ちに気付いたんです。私は剛司さんが好きなんだって」
「けど私から告白するのも恥ずかしいし、やっぱり剛司さんから告白して欲しくて……だから勇気を出して、告白してくれた時はとても嬉しかったんです」
「そう……そんな事があったの」
香澄は沙織に向けていた視線を外し自分のグラスを見つめた。
香澄の瞳はグラスよりもっと遠くのものを見つめている。 沙織にはそう見えた。
グラスの向こうに何を見ているのだろう? その瞳はやさしく、少しの悲しみがあった。
続く
886さん、香澄の複雑な心境が出てます。息子が沙織に愛されてる嬉しさと逆に
とられる寂しさが感じとれますね。GJ!
73 :
新人664:2006/06/10(土) 20:01:49 ID:+/uCnoAs
>>70続き
「もうじき結婚だっていうのに別れるなんて、いったい何があったの。」
沙織の目から止めどもなく涙があふれる。
全く話ができる状況ではなく、2人はあきらめた。
昼休み。
席から動こうとしない沙織を2人は無理やり休憩室に連れ出した。
椅子に座ると同時に沙織は泣き出した。
果歩が背中をさすってやる。
「沙織とにかく話してみ。」
「話すよ・・・」
数日前の青山邸。
「沙織〜ちょっと話したいことがあるの。」
「なあにお母さん。」 続く
74 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/06/11(日) 12:19:02 ID:NZ8VHkn+
電車♂とエロ♀のエッチシーンを
キボリンコ。ハアハア・・・
75 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/06/11(日) 12:32:03 ID:WlNgdtbZ
本格的なスレだなぁこれぞ電車男スレってかんじ
76 :
新人664:2006/06/11(日) 22:04:01 ID:a+ocbwnO
>>73続き
「お母さんね、お父さんにお金貸してあげてたでしょ。」
「うん。そのおかげで顔合わせにも来てもらえた。」
「実はその後も貸しちゃってたの。何回も。私もバカだよね。
気が付いたら億、超えちゃってた。」
「億・・・」
「それがさ、全部焦げ付いちゃったの。」
「お父さん返せないって・・・」
「そう。で、そのお金は実家の会社から無理言って借りてたんだけど、
今度は会社がそれで危なくなっちゃってさ。」
「お母さんの実家の会社が・・・」
「でね・・・あなたが前に2度3度とお見合いを断った、
投資ファンドのオーナー植村さん、近頃有名になってるけど・・・
あの人があなたと結婚できればお金はいくらでも融通するって言ってきたの・・・」
「お母さん、それっていったい・・・」
「あ〜ゴメンゴメン。冗談よ冗談。もちろん断ればいい話。
戦国時代のお姫様じゃあるまいしネ。」 続く
77 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/06/12(月) 09:24:19 ID:C9pfoxeN
電車男DX・最後の聖戦
78 :
新人664:2006/06/13(火) 21:37:03 ID:mZVlLvnV
>>76続き
再び会社。
「ちょっと。お金の為に山田君との婚約を解消して
好きでもない男の嫁になるってか。」
「心が全然ないのに相手にも失礼でしょ。」
「相手は納得しているの。そして私も・・・」
「私もって山田君は・・・山田にはどう説明するんだよ。」
「今日ある所で会って話す・・・」
「納得するわけないだろ。」
「剛司さんは分かってくれる・・・」
「そんなバカな。ありえないよ。」
「もう放っておいて・・・」
沙織は席をたって駆け出していった。
「果歩。沙織は思いつめてる。今日は沙織を尾行して山田と会う場所へ行こう。
そして山田になんとしても阻止させよう。山田でだめなら私達が何とかしよう。」
「はい先輩。」 続く
>>70>>73>>76>>78 664さん
時間との勝負なネタきた。
あいかわらず、丁寧な会話まわしで、引き込まれます。
本編は、結構沙織サイドの書き方が、薄かったから。
自分も納得してないのに、剛司を納得させなきゃいけない沙織カワイソス。
>>71 886さん
自分の知らないところで、どんどん先に歩いていったしまう息子。
でも、ネット住人や陣釜さんが応援した剛司は、香澄が育て上げた、
一生懸命な息子だったからって部分もあるんでしょうね。
80 :
新人664:2006/06/15(木) 19:36:16 ID:tUOKoSxM
>>78続き
夜。秘密の場所。沙織と剛司が向かい合って立っている。
物陰には尾行してきた裕子と果歩。
「沙織さん、何か大事な話があるって・・・」
沙織はうつむいて目を閉じていたが辛そうに話し始める。
「剛司さん・・・私と・・・別れて下さい・・・」
剛司が凍りつくのが裕子と果歩にも分かった。
「・・・わ・訳を・・・」
沙織はいきさつを話した・・・。
「母の実家の会社を助けるためにお嫁に行くなんてすごくおかしいと思います。
でも、そうしないと社員の家族が路頭に迷うかもしれないんです。
自分の幸せのために多くの家族が不幸になるのは耐えられないんです。
家族を大切にする心、それが剛司さんからもらった大切なものなんです。」
2人とも泣いていた。隠れている裕子と果歩も。
「沙織さん・・・分かりました・・・」
「剛司さん。離ればなれになるけれど、私達の心は永遠に一緒です。」
2人は強く抱き締め合った。
「果歩・・・帰ろう・・・」
「はい・・・先輩・・・」 続く
81 :
新人6.64:2006/06/15(木) 19:55:02 ID:W6WmORq5
>>80続き
早朝。引き続き秘密の場所。剛司はひとりでツナ缶を食べている。
物陰には誰の姿もない。
「ツナ缶、ありがとう。俺、旅立つよ・・・」
剛司はうつむいて目を閉じていたがおもむろに立ち上がる。
そして、柵に向かって走り出す剛司。
剛司の姿が視界から消え去るまでに、さほど時間はかからなかった。
オ○デンとLa○xの電飾看板の脇をすり抜けて、
生温かい一陣の風が吹きぬけた。
「電車男・勝手にDX」 終わり
あららら、664さん二人は別れちゃったんですか。うーん、これもありえますけど。。
なんとも言えませんね。
コテも違うし、IDも違うし、騙りだろ。
そろそろ、トリップが必要になってきたな。
84 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/06/16(金) 18:54:34 ID:1yBjhRu5
やっぱり、沙織と剛司が別れるのはちょっと抵抗ありますね。
86 :
新人664:2006/06/16(金) 23:50:53 ID:3vRwhyku
>81もとい
>>80続き
翌日。グレースフル・トレーディング社。
昼休みで3人が休憩室にいる。
2人は心配したが沙織は出社していた。
でも、このときまで沙織と裕子・果歩は仕事以外の会話をしていなかった。
とても私的な話をする雰囲気ではなかったから。
間がもたず裕子は休憩室に置いてあるTVのスイッチを入れる。
「先ほどからお伝えしておりますように、
投資ファンドのオーナー植村氏が、インサイダー取引容疑で
東京地検に逮捕されました・・・資金の引上げが相次ぎファンドは破綻へ・・・」
3人「!!!」 続く
87 :
新人6.64:2006/06/17(土) 13:41:52 ID:Ce2zTYCT
>>86続き
翌日。グレースフル・トレーディング社。
昼休みで3人が休憩室にいる。
2人は心配したが沙織は出社していた。
でも、このときまで沙織と裕子・果歩は仕事以外の会話をしていなかった。
とても私的な話をする雰囲気ではなかったから。
間がもたず裕子は休憩室に置いてあるTVのスイッチを入れる。
「先ほどからお伝えしておりますように、
本日未明、東京・秋葉原にある雑居ビルの屋上から若い男性が・・・」
3人「!!!」 続く
88 :
新人6.64:2006/06/17(土) 13:43:42 ID:Ce2zTYCT
89 :
新人664:2006/06/17(土) 19:55:03 ID:I96Rr97O
>>86続き
裕子と果歩は思わずハイタッチをした。
「なに?」
「沙織。あんた達分かれる必要がなくなったんだよ。」
「えっ。」
「まだ分かんないの。植村氏の逮捕・破綻で結婚話はちゃらでしょ。
お母さんの実家の会社には悪いけどあんた達が結婚しても
状況は変らないんだから、分かれる必要がなくなったんだよ!」
「そうか・・・」
沙織は一瞬元気になったがまた落ち込んでしまった。
「でも、いまさら剛司さんになんていって・・・」
そのとき沙織の携帯が鳴った。
「剛司さんだ!もしもし。」
沙織が血相を変えて走り出した。
「おい!どこに行く。」
「剛司さんがエントランスホールに来てるって!」
裕子・果歩は沙織が飛び乗った次のエレベータで遅れてホールに着いた。
そこには人目もはばからず抱き合っている2人が。
その様子を見て裕子は果歩に言った。
「大丈夫みたいだね。」
「はい先輩。」
それから数日後、健吾から事業が軌道に乗り借金を返済すると連絡が入った。
「電車男・勝手にDX(金色夜叉?)」 終わり
90 :
新人664:2006/06/17(土) 19:57:11 ID:I96Rr97O
>>87 6.64さん。パロってもらえるとは光栄の極みデス。
「87の続き」是非キボンw
ps オリジナルで投稿してみては?
91 :
新人6.64:2006/06/17(土) 20:12:52 ID:Ce2zTYCT
>>87続き
裕子と果歩は思わずハイタッチをした。
「なに?」
「沙織。あんた達つらい別れをする必要がなくなったんだよ。」
「えっ。」
「まだ分かんないの。山田があんなことになったのはかわいそうだけど、
これで彼との結婚話はどう逆立ちしてもちゃらでしょ。
辛い思いして彼と別れる必要がなくなったんだよ!」
「そうか・・・」
沙織は一瞬元気になったがまた落ち込んでしまった。 続く(鴨)
新人6.64さん、新人664さん、話がちょっと混在しちゃってよく分からなくなってきて
しまいました。
93 :
新人6.64:2006/06/18(日) 21:36:21 ID:IXdnAqTg
>>91続き
「でも、いまさらあの世の剛司さんになんていって・・・」
そのとき沙織の携帯が鳴った。
「剛司さんだ!もしもし。」
沙織が血相を変えて走り出した。
「おい!どこに行く。」
「剛司さんが警察に保護されてるって!」
続く(鴨)
94 :
前スレ886:2006/06/20(火) 00:09:48 ID:I9wmauHO
>>72トワイライトEXさんどうもです
>>71続き
しばらくカクテルグラスを眺めていた香澄は、一度沙織に視線を向けると意を決したように一気にグラスを空ける。
「ふーっ……ダメね……母親って。 剛司があなたのような人を紹介してくれたのは嬉しいんだけど……自分の手から離れてしまったんだな、って思うと、なんか寂しくてね」
空になったグラスをカウンターに置くと言葉を続ける。その声には少しづつではあるが食事の時のような元気が戻って来ていた。
「沙織さん! あの子の事……お願いね」
「はい」
「それと……ね……」
「はい?」
「一緒に食事に行くの何時にしようか? あたしは……」
沙織は一瞬キョトンとしたが、その後クスっと笑った。
「何?」
「あっ、いえ。何でも。そうですね……」
香澄は食事の時よりも、もう少しくだけた話し方で喋る。
沙織は嬉しかった。香澄は剛司との仲をキチンと認めて、家族に近い者として接してくれている。
そんな嬉しさが、沙織をいつもより少しだけ饒舌にした。
沙織は香澄と話しながら思った。この人を『お母さん』と呼ぶ日が早く来て欲しいと。
続く
保守
96 :
新人664:2006/06/26(月) 20:46:12 ID:x25KjTfV
「電車男超短編」
ここは剛司の部屋。壁には最近出来た穴が空いている。
今回はその訳のお話。
6月18日の夜、沙織と剛司は部屋でサッカーワールドカップを応援していた。
学生時代にバレーやソフトをやっていたという沙織は
ジャパンブルーのユニホームを着て
応援するほどの熱の入れようだ。
後半が始まると沙織は立ち上がって剛司も驚くほど必死に応援していた。
後半8分、日本に決定的チャンスが!しか〜し!
「ああー!椿沢!そうじゃなくてこうするの!」
興奮が頂点に達した沙織は壁に向かって
思わず思い切り右足を蹴り上げてしまった。
ボコッ・・・
「穴、空いちゃいましたね・・・」
「そう、ですね・・・」
試合終了後最初のCMが流れる。人気女優が壁を蹴破るCMだった。
おわり
97 :
新人664:2006/07/01(土) 18:25:24 ID:dX7ooMd/
「電車男勝手にDX最後の争奪戦」
ここは都内の小さな協会。沙織と剛司の結婚式が始まろうとしている。
健吾の都合で始まりは午後7時からとなっていた。
参列者はごく少数で、沙織側は健吾・由紀・啓介・裕子・果歩。
剛司側は恒生・香澄・葵・松永・川本。
裕子と松永は立会人となっていた。
剛司の入場後、
「新婦入場です。」
健吾に導かれて沙織が入ってきた。
ゆっくりとバージンロードを進む沙織の美しさに参列者一同言葉を失っていた。
川本はボーと見とれ、果歩は涙が止まらない。
沙織が祭壇に昇ろうとしたその時、突然明かりが消えてしまった。
そして暗闇の中であの声が。
「山田剛司はもらっていくよ!」
「陣釜さん!」
再び明かりが点くと剛司が消えていた。
「剛司さん!」
沙織も会場を飛び出してゆく。
後には呆然とした列席者が残された。 続く
協会
99 :
新人664:2006/07/02(日) 11:58:50 ID:lBKfpVbh
>>97続き
剛司が気付くとそこは地下室のような所だった。
「陣釜さん!」
「山田。最後の勝者は私。あんたが結婚の宣誓をする前にお前の種をもらえば
お前は沙織のことを忘れて私のものになるんだ。さあいくぞ!
・・・。
ってあれ?また役立たずか。」
バシ〜ン!
そこにドアを蹴破って沙織が。
「剛司さん!大丈夫ですか。」
「青山沙織!駆けつけるの早過ぎだろ。それにいつから格闘技を・・・
おかしい。今度こそ絶対私の勝ちのはずなのに・・・あっ。あなたまさか。」
「はい。」
「私より先に・・・」
「沙織さん?」
「お前の愛しい沙織さんは私より先にお前の種を受入れたんだってさ!」
「えっ・・・」
沙織はほおを赤らめた。
「剛司さん。実は赤ちゃんが出来たみたいです。お医者さんに見ていただいて
確定したらお話しようと思っていたんですが・・・」
「う・うれしいです。」
「最悪。こんな所でラブラブ話しはやめとくれ。
とっととお行き。いや私が消える。」
美鈴は嵐のように去っていった。 続く
PS
>>98 スマヌハズカシイ
>>99ついに沙織と剛司は結婚・妊娠ですか。
良かった!それにしても沙織の愛はすごいですね。
剛司は幸せ者です。うらやましい!
101 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/07/02(日) 20:14:34 ID:RfJGWAwH
漏れは599神が好きなんだよな〜
みんな憶えてる?
>>80>>86>>89 664さん
このまま逮捕・破綻しなかったら、どうなるのかも見たかった気がするけど、
そうなると、金色夜叉並みに未完になるか…
>>94 886さん
ふわふわした感情と、実感を繰り返しながら、それぞれが、地にしっかり足をつけて
歩んでいくのが、頼もしいです。
>>96 664さん
妙な説得力は何なんでしょうかw
「そうですね」ってw 呆然としてる剛司萌え。
どちらかが押すと、片方がひく、いい取り合わせだ。
>>97>>99 664さん
妊婦がそんなに暴れちゃダメw
風のようにじゃなくて、嵐のように去ってく陣釜さんオソロシス。
>> 6、64さん
同じく、オリジナルキボンヌ
>>101さん
書くのに苦労してそうだから、気長に待ってますお。
生存報告カキコだけでも、欲しいトコだね。
599さんね。
長編終了してもらって短編やってほしい。
あの人、短編の天才だと思う。
104 :
新人664:2006/07/04(火) 00:23:03 ID:twy0uTrX
>>99続き
剛司が沙織に支えられて部屋から出るとそこは
教会の地下室であることが分かった。
「こんな近くに連れてこられていたんですね。
あっ沙織さん。ドレスがよごれて・・・」
「大丈夫、ですよ。剛司さんが無事ならドレスなんかかまいません。」
その後式は新婦が祭壇に昇るところから再開、つつがなく終了。
式後の食事会も終って「友人6人衆」が2次会に繰り出した。
「いや〜式の間中沙織があんまり泣くもんだから
立会人の私はどうしようかと思ったよ。」
「裕子さんごめんなさい。感動しちゃって。」
「それにしても出来ちゃった結婚に最も縁がなさそうな沙織がねえ〜。」
「我々も今聞きました。ビックリですぞ。」
「山田氏すみに置けませんね。」
「僕、うれしいです。」
「私も・・・」
「あ〜熱いな。冷房入ってんのかなここ。」
「明日から新婚旅行だよね。」
「ええ。でもちょっと状況が変ったから
中止しようと思ってます。キャンセル料きついですけど。」
剛司が沙織を見ると彼女もニッコリとうなずいた。 続く
w
>>104 664さん!いろいろあったけど、式が終わってよかった。
まあ、本当は妊娠しなくても二人は結婚するんだろうと思いましたけどね。
このあとどうなるか、楽しみです。期待してます。
107 :
新人664:2006/07/05(水) 00:17:51 ID:MDUPQDV5
>>104続き
2次会は2人を中心にして大いに盛り上がっていた。
「先輩〜3次会行きます?」
「果歩そろそろ2人にしてやんないと。」
「アッごめんごめん。そろそろお開きってことで。」
6人が店を出て歩いていると彼らの前方の夜空が明るくなった。
一同「ああ、花火だ!」
「去年の今頃僕らは3人で見ていましたよ〜。」
「私達も3人で船のデッキから見ていたわ。」
「その6人が今一緒にいて、その内の2人が結婚したなんて・・・」
6人は感慨深げにいつまでも花火を眺めていた。
同じ頃隅田川縁でもカップルが花火を見ている。
「きれいね。」
「そうだね。」
美鈴と啓介だった。
2006年7月5日の夜。
「電車男勝手にDX最後の争奪戦」 おわり
108 :
新人664:2006/07/05(水) 00:23:12 ID:MDUPQDV5
春から続いた664の続編予想も一応ゴール!ということになりました。
(奇しくもエルメスの中の人がウェディングドレスを着てる・・・)
でも、引き際の美学などとは無縁な664ですから、
2人の今後はネタが出来れば書かせてもらいますネw
(終わり方がわざとらしい?)
「102」さん、トワイライトEXさん感想ありがとうございます。
書きたいから書いてるんですけど、
完全にノーリアクションだとさすがに続きましぇん。
皆様ではまた(すぐ現れるかも)。
109 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/07/06(木) 22:09:12 ID:CMfgA73g
110
112 :
新人6.64:2006/07/07(金) 23:45:21 ID:UEbmncrv
>>93続き
裕子・果歩は沙織が飛び乗った次のタクシーで遅れて警察署に着いた。
そこには警官の説教もどこ吹く風、人目もはばからず抱き合っている2人が。
その様子を見て裕子は果歩に言った。
「まーためんどくさいことになっちゃったみたいだね。」
「はい…先輩。」
それから数日後、青山家では、吉祥寺の土地家屋を売却するための交渉に入った。
借金のカタに娘を投資家に売り飛ばそうとした由紀も、山田の自殺未遂という
衝撃的な事実を前にして、さすがに、考え直さざるをえなかったのである。
離婚の慰謝料として手に入れた莫大な財産。それに目がくらんだ由紀は、
なにか大切なことを忘れていた。
「沙織、ごめんね。お母さん、間違ってたかもしれない…あたし…」
由紀は、言葉に詰まって涙を浮かべながら沙織を見つめる。
沙織は、初めて見る母の涙に心が震え、そっと由紀の手をとる。
「…がんばって。」 続く
113 :
新人6.64:2006/07/08(土) 00:00:06 ID:UEbmncrv
>>112続き
ちなみに青山邸。吉祥寺(設定上)の一等地に土地だけで140坪の豪邸である。
坪単価180万、家屋とあわせて3億5000万は下るまい。
由紀の実家の会社からの多額の借金も、これでなんとか返済できる。
由紀は、ほっとした表情でベアノティーを楽しみながら、
不動産業者が訪ねて来るのを待っていた。
沙織も安堵しつつ、ソファーに腰掛ける。
「お母さん、キラキラしてるねw」
「沙織もね。」
♪ぴんぽーん
「あら、不動産屋さん、いらしたみたい。沙織、お通しして。」
沙織はインターホンごしに「どうぞ」と応対し、そしておもむろにドアを開ける。
そこに立っていたのは、
M△ST(積○不動産)に就職した陣釜さんであった。とさ。
「電車男・勝手にDX(金色夜叉?パクリ)」 終わり
>>6.64さん
爆笑!((^◇^))
それがオチですかい!!
115 :
前スレ886:2006/07/11(火) 12:30:35 ID:Qd17gAID
お久しぶりです
食事会編 大詰めにきて文章表現で煮詰まってます。こんな時、自分の底の浅さを思いしらされます。
と、言う訳でまたまた別の短編に逃げます。
題名は〔結婚……て〕
平日の昼下がり。 剛司は仕事の打ち合わせが伸びた為、少し遅めの昼食を近くの定食屋で及川と取っていた。
「ハァー」
深くため息を付いた剛司。
最近食欲が無く、今日も食事にあまり手をつけていない。
沙織と会っている時は心配を掛けないように、努めて普通に振る舞ってはいるが、何を食べても美味しいとは思えなかった。
(でも何か食べておかないと)
そう思うのだが、つまんだトンカツをそのまま皿に戻してしまう。
そんな事を何度か繰り返し(何やってるんだろう?)と言う思いに、またため息をついてしまう。
「何だよ。 さっきからため息ばっかり付いて。 」
隣に座っていた及川の言葉に無理に笑顔を作り振り向いた。
「いいえ! 別に」
「別にじゃないだろう。 最近お前何かおかしいぞ」
見え見えの作り笑いのまま表情が固まり、少しずつ曇る。
「部長。 結婚……て、何なんでしょうかね」
「はぁ? 何だよ、いきなり!」
「いえ、僕の周りで最近離婚している人が結構いて……あんなに『結婚は良いぞ!』とか言っていた人達に離婚されちゃうと……」
剛司はもう1度、深いため息を付く。
「俺に結婚の事を聞かれてもな……人それぞれだからな考え方は……で、お前自身はどう思ってるんだ? 結婚って事をさ」
「今は……解らなくなっちゃいました。 沙織さんと出会う前はそんな事、考えもしなかったし……自分には関係のない事としか思えなかった」
「ただ、ゲームみたいな感じで結婚って最終ステージをクリアできれば幸せなエンディングが待っている。 そんな風に思ってました。」
続く
116 :
前スレ886:2006/07/11(火) 12:31:02 ID:Qd17gAID
お久しぶりです
食事会編 大詰めにきて文章表現で煮詰まってます。こんな時、自分の底の浅さを思いしらされます。
と、言う訳でまたまた別の短編に逃げます。
題名は〔結婚……て〕
平日の昼下がり。 剛司は仕事の打ち合わせが伸びた為、少し遅めの昼食を近くの定食屋で及川と取っていた。
「ハァー」
深くため息を付いた剛司。
最近食欲が無く、今日も食事にあまり手をつけていない。
沙織と会っている時は心配を掛けないように、努めて普通に振る舞ってはいるが、何を食べても美味しいとは思えなかった。
(でも何か食べておかないと)
そう思うのだが、つまんだトンカツをそのまま皿に戻してしまう。
そんな事を何度か繰り返し(何やってるんだろう?)と言う思いに、またため息をついてしまう。
「何だよ。 さっきからため息ばっかり付いて。 」
隣に座っていた及川の言葉に無理に笑顔を作り振り向いた。
「いいえ! 別に」
「別にじゃないだろう。 最近お前何かおかしいぞ」
見え見えの作り笑いのまま表情が固まり、少しずつ曇る。
「部長。 結婚……て、何なんでしょうかね」
「はぁ? 何だよ、いきなり!」
「いえ、僕の周りで最近離婚している人が結構いて……あんなに『結婚は良いぞ!』とか言っていた人達に離婚されちゃうと……」
剛司はもう1度、深いため息を付く。
「俺に結婚の事を聞かれてもな……人それぞれだからな考え方は……で、お前自身はどう思ってるんだ? 結婚って事をさ」
「今は……解らなくなっちゃいました。 沙織さんと出会う前はそんな事、考えもしなかったし……自分には関係のない事としか思えなかった」
「ただ、ゲームみたいな感じで結婚って最終ステージをクリアできれば幸せなエンディングが待っている。 そんな風に思ってました。」
続く
117 :
前スレ599:2006/07/11(火) 20:36:02 ID:bZOSpzi0
かなりのお久しぶりですw生存してますw
なんか久しぶりに覗いてみたら
>>103>>101 さんの様な方々がいて・・・!!
ありがとうございますm(_ _)m
続編なんですがね・・・。
正直、どう書いていたか忘れちゃって。。。
また、短編でもやろうかな・・・と。
おkでしょうか?
前スレ886さん!
>>116と
>>117同じ文章ですよね、間違えて連続で書き込んだのかな?
でも、内容は面白く、剛司の沙織に対する気持ちの葛藤がよく出てますね。
GJ!
>>116 お久しぶりです。
結婚はゴールか?、スタートか?。
難しい問題ですね。
でも、そうやって悩める時も、意外と幸せなのかもしれませんね。
>>117 もっとお久しぶりですw
おk−。おk−。
121 :
新人6.64:2006/07/14(金) 20:04:07 ID:IZVEJJsh
>>113続き 〜CMあけエピローグ15秒〜
「あら、不動産屋さん、いらしたみたい。沙織、お通しして。」
沙織は明るくインターホンごしに「どうぞ」と応対し、そしておもむろにドアを開ける。
瞬間、沙織は凍りつく。
「!!み…美鈴さん!?」
なんと、そこに立っていたのは、
M△STの大きな角封筒を抱えて微笑む、陣釜さんであった。
帰国後、ワーカホリックから紹介予定で派遣され、そのまま契約社員として
勤務していたのである。
美鈴は、まさかはじめての大口営業先が、あの「エルメス」宅であることに、
驚き、そしていくばくかの戸惑いを覚えつつ、今日、青山邸を訪れた。
(まいったなぁ、また、この女かよ。まったく…w)
美鈴にとって、初めて味わうことになったほろ苦い失恋。(と、認めたくはないが)
まさにその一方の当事者である沙織との浅からぬ因縁に、
自然と、苦笑いも浮かんでくる。が、仕事は仕事。
決して“素”は出さず、笑顔を崩すまい…と、彼女なりに心に決め、
沙織に向かってにっこり微笑もうとした。が、
そこはそれ、やはり陣釜さんである。
若干ひきつり気味のその笑顔から発せられた言葉は…
「お茶出しな!」
つ エピローグおしまい。
>>121 新人6.64さん、こうきましたか。
まさに沙織と美鈴の因縁の対決ですね。
面白い!
123 :
新人664:2006/07/15(土) 00:17:29 ID:uTEsEHFO
「電車男超短編」
ここは沙織・剛司の新婚所帯(どこかは内緒)。
2人は揃って「月9」を見ていた。
「沙織さん、この2人最後には恋人同士になるんですよね。」
「そうでしょう。きっと。」
「ミナミさんが彼を好きになる理由が想像できないな〜。」
「ミナミさんがすごーく困ったときに
彼が命がけで助けてくれるんじゃないかな。」
「ええ?電車の中で酔っ払いに絡まれるところを助けるとか・・・」
「それは私達でしょw そうじゃなくて、仕事ですご〜いピンチになった
彼女を助けてあげるんじゃないかな。」
「ふ〜ん。」
「女性はそういうのに弱いんですよ・・・あっ、じゃあ
彼がミナミさんを好きになるのはどうしてだと思います?」
「それは・・・ミナミさんが沙織さんにそっくりな美人だから・・・」
「・・・何か・・・おねだりしたいものがあります・ね。」
「ええと・・・」(正座)「・・・実は新作フィギュアの・・・」
どうやら剛司の財布のひもは沙織に握られているようだ。 おわり
124 :
新人6.64:2006/07/15(土) 12:17:23 ID:NRPfk6HK
「電車男超短編(パロ)」
ここは沙織・剛司の新婚所帯(どこかは内緒)。
2人は揃って「月9」を見ていた。
「沙織さん、この2人最後には変人同士になるんですよね。」
「そうでしょう。きっと。」
「ミナミさんが彼を好きになる理由が想像できないな〜。」
「ミナミさんがすごーくしたかったときに
彼が命がけでご奉仕してくれるんじゃないかな。」
「ええ?電車の中で酔っ払ったフリして痴漢ごっこするとか・・・」
「それは私達でしょw そうじゃなくて、仕事ですご〜いピンチになった
彼女に苛められてストレス発散させてあげるんじゃないかな。」
「ふ〜ん。」
「女性はそういうのに弱いんですよ・・・あっ、じゃあ
彼がミナミさんを好きになるのはどうしてだと思います?」
「それは・・・ミナミさんが沙織さんにそっくりな変人だから・・・」
「・・・何か・・・おねだりしたいものがあります・ね。」
「ええと・・・」(正座)「・・・実は新作メイド服がありまして・・・」
どうやら剛司のパンツのひもは沙織に握られているようだ。 おわり スマソ
125 :
新人664:2006/07/15(土) 12:56:35 ID:USrIz1F1
パ・パロのほうがオモロイ・・・
126 :
新人664:2006/07/16(日) 23:02:36 ID:RrqFsAR6
「電車男超短編」
ここは沙織・剛司の新婚所帯(どこかはまだ内緒)。
2人は揃って何かをやっている。
「沙織さん、これはどうですか。」
「あ、いいですね。」
「それと、これ。」
「はい。」
「じゃあっと。」
その夜、あの掲示板。
「皆さんお久しぶりです。電車男です。
ご報告です。俺とエルメスたんはとうとう結婚しますた。」
「みなさん。初めまして!エルメスです。皆さんの応援のおかげで
私達結婚する事が出来ました。これからもっと幸せになれるように2人でガンバリマス。」
「結婚式の写真です。ここにあるのでご覧になりたい方ドゾ(アップローダ)。」
その夜の掲示板はパニック的に盛り上がった。
さらにアップされた写真(もちろん顔がストレートに写っているわけではないが)
で初めてエルメスの姿を見た多くの住人が
「エルメス萌え〜。」
の言葉を残して昇天したとのことである。 おわり
余談ですが・・・・。
伊東美咲さんと白石美帆さんは、ドラマ電車男で仲の悪い恋敵設定ですが、
実際には非常に仲が良いそうです。
128 :
八点鐘:2006/07/17(月) 23:59:05 ID:I0VknIDj
<一年前>
その女性は、毎晩遅くまで、残って仕事をしていた。
同僚「仕事がんばりすぎじゃないの。見るからに疲れた顔してるよ。」
女性「わたしにとって、仕事はご飯みたいなもの。恋愛なんてサプリみたいな
ものだからね。」
同僚「だったら少しは、そのサプリを補給したら。」
痛いところを突く。
自分を待っているのは、よりどりみどりの書類ばかり。
そして、何も言わずに、自分を受け入れてくれる書類を相手にする方が、
楽に感じてしまっている自分。
女性はペンを置くと、深く息をはいた。
女性「そうかなー。最近、寝ても疲れがとれないんだよね。」
女性「と言うか、寝ると逆に疲れてるような…」
同僚「そんな、馬鹿な」
129 :
八点鐘:2006/07/18(火) 00:00:40 ID:8b4HfkuW
>>128続き
女性「夢の中で、何か、頭突きしたり、蹴りをいれたりして、
暴れてるんだよね。起きると疲れてる。」
同僚「一体、誰に(興味津々)」
女性「顔は分からないよ。見たことない人のような…」
同僚「ふーん。まだ見ぬ誰かねー。その人も毎回殴られて、疲れてたりしてね。」
女性は、椅子の背もたれに深くよりかかると、天井を見た。
考えてもみなかった。
今度、夢の中で会ったら、ビタミン剤でも注射してやるとしよう。
いや、所詮リアリティー無視の夢の中だ。
告白せずにはいられない媚薬を注射するなんてことも、出きるかもしれない。
一年のタイムトラベルを経て、届く媚薬が、思惑どおりの効果をあげるのか?
美鈴は、この時、まだ知りもしなかった。
よく考えると注射してないやw もうネタ切れぽ。
保守
132 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/07/24(月) 22:35:08 ID:csV+M2If
ドラマ版でもこみちが働いてた先の店長役やってた人の名前って何でしたっけ?
133 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/07/24(月) 23:32:47 ID:5KCEHJ4P
135 :
新人664:2006/07/25(火) 20:21:47 ID:3ZZTMQJa
「電車男超短編」
7月7日は剛司の誕生日。
「お誕生日おめでとう。バースデイケーキ用意しましたよw」
沙織が用意したのはショートケーキだった。
ろうそくに火を灯すと沙織は歌い始める。
「ハッピバースデイツーユー。ハッピバースデイツーユー。
ハッピバースデイ、ディア剛司!ハッピバースデイツーユー。」
去年の誕生日。自分でこの曲歌って、ショートケーキ食べてその後・・・
「俺、あの後飛び降りてないよな・・・これ現実だよな・・・」
剛司は目をつむって沙織に言った。
「沙織さん。ほっぺたを思い切りつねってみて下さい。」
「はい。こうかな・・・」
「痛くない!大変だ。俺あの時・・・飛び降りちゃった・・・」
「あれ?沙織さん。涙目・・・」
「だって、剛司さんがほっぺたを思い切りつねってみて下さいっていうから・・・」
おわり 9月まだ遠し。
>>135新人664さん、剛司が沙織に誕生日を祝ってもらえるなんて・・・
ああ、うらやましい!
でも、俺は言いたい!「剛司!沙織をこれ以上悲しませるな!」ってね。
>>138 悲しませるなと言うのは、剛司が「飛び降りちゃった」と言ったため、
沙織が涙目になったと思ったからです。すみません。
140 :
新人664:2006/07/26(水) 20:10:42 ID:HEE0TZId
>>139トワイライトEXさんへ
「違う・・・そうじゃない・・・そうじゃないの。悪いのは、私なんです」
141 :
:2006/07/27(木) 02:46:19 ID:F35r/LvP
>>140 新人664さん、納得しました。でも、ちょっと話が混在しちゃいました。
噂の馴れ合い発祥の地はここか
144 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/07/28(金) 00:13:16 ID:hVsdEyDu
続編やっても
アキハバラ@DEEPの方が人気出ちゃってるし
続編やってももう視聴者に飽きられてるからやめとけ
145 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/07/28(金) 02:42:44 ID:Si1/4d6L
146 :
45454:2006/07/28(金) 03:20:21 ID:Xz/IyTna
147 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/07/28(金) 12:42:04 ID:dUyE7Vsf
陣釜スレとたいして変わらんけど馴れ合いがひどいなここ
小説のレベルも低いし
そら元引退作家程度の長文垂れ流し作文でも作家気取りになるのも無理ないな
もっと笑える小説書けやクソども
いつも楽しみにしてます。
going ourway !
>>104>>107 664さん
6人のショットは、久しぶりになりますよね。
今後、それぞれの道を歩き出しても、花火を見るたび、思い出すんでしょうね。
儚くても、強い力で。
>>112>>113>>121さん 6、64さん
不幸な中にも幸せが転がってたり、人はいろんなものを着飾ったり、
捨てたりして、人格を形成していくんだなあと、ちょっとシンミリ。
>>116 886さん
つかみナイスでーす。剛司はよくいる、幸せが近づくと、それに恐怖をおぼえて、
逃げ出したくなるタイプなのか。続き、期待してます。
>>123>>126>>135 664さん
ほとんどセリフだけなのに、舞台設定がしっかりしてるのがスゴス。
誰も見てないところで、こんな萌え〜な展開をしてるのは犯罪だなw
149 :
前スレ886:2006/07/31(月) 00:52:33 ID:gxyPm629
>>148さん
どうもです
>>116続き
言葉の最後は、消え入りそうなほど小さくなり、剛司はうつむき、肩を落とす。
脳裏に浮かぶ沙織の笑顔。
その笑顔の為ならどんな事でも出来る! 剛司はそう思っていた。
しかし、沙織の笑顔を自分は維持し続ける事が出来るだろうか?また悲しみで沙織の笑顔を曇らすような事をしてしまうんじゃないか?
離婚した知り合いの愚痴を聞かされていると、そう言う考えにどっぷりと漬かってしまい、抜け出せず朝まで眠れなかった事が何度かあった。
「なんで…あんな事言うんだろう?」
「ハア? 何のことだよ」
唐突な剛司の言葉に、意味の解らない及川は聞き返した。
「……僕のまわりに離婚した人が結構いるって、さっき言いましたよね。
ここ最近、まあ仕事がらみって事もあってそう言う人達と話をする機会があって
世間話をしている時に……そう言う話題が出てきて」
少しの沈黙の後、剛司は嫌な顔で言葉を切り出す。
「相手の悪口を言うんです。それも耳をふさぎたくなるような事を……」
続く
150 :
新人664:2006/08/01(火) 01:22:52 ID:RJFfEIdm
電車男それから
結婚式が終わり、2次会もお開きになって裕子達と別れた後、
沙織と剛司は予約してあったホテルにチェックインをした。
シャワーを浴びるなどしてひとまず落ち着く。
それから2人は無言でしばらく窓の外の夜景を見ていた。
「私今日から山田沙織なんですね・・・」
「あっ。」(山田沙織・山田沙織・・・良い響きだな〜)
「これからも・・・ずっとよろしくお願いしますね。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「・・・」
「・・・」
「あのう〜寝ましょうか。」
「ハイ。」
消灯。
・・・でもすぐに2人の寝息が聞こえてきた。初夜なんだけど。 続く
151 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/01(火) 06:23:02 ID:vhhhY4wH
152 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/01(火) 22:39:52 ID:vhhhY4wH
な ん か I D カ ッ コ よ く ね ?
153 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/03(木) 19:25:19 ID:Pf+RbPrs
154 :
新人664:2006/08/04(金) 01:42:51 ID:kXPxjDC3
>>150続き
翌日、ハネムーンは妊娠のハプニングで中止にしたので、
2人は早速「新居」に向かうことにした。
「沙織さん、タクシー使っちゃいます?」
「そうですね、ハネムーンの代わりですね。」
約1時間後。2人は「新居」に到着した。
「ただいま。」
「よう、お帰り。沙織さんようこそ。今日からはここがあなたの家だよ。」
「はい、よろしくお願いします。」
「母さんは赤ん坊の健康診断に行っているよ。」
「母さんたら例によって留守か・・・」
「そんなお義母さんが好きw」
2人の「新居」は剛司の実家だった。 続く
155 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/04(金) 02:10:05 ID:VRKDfVUS
まずクソつまらん。
何が翌日だ。
初夜をもっとおもしろおかしく描写しろよ。
もっと細かく。
そんな設定で続編ができるとでも思ってるのか?
真剣にやれよクソが。
156 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/04(金) 08:12:48 ID:3kWkUv0m
157 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/05(土) 00:53:34 ID:FrLr+0eS
見たい!
159 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/05(土) 02:26:18 ID:FrLr+0eS
痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔
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痔痔痔痔痒痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔痔
>>154 沙織が剛司の実家にとうとう嫁に来ましたかあ、良かったね!
161 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/05(土) 14:35:00 ID:bJ52VJP1
>>155 俺が姦ってやる!!
剛司の熱く猛々しいモノが沙織の秘唇を
貫いた時、沙織は耐え切れず甲高い叫び声を
あげだした。「して、氏ぬほどして!!」
しかし、剛司の脳裏に浮かぶのは1,5mの
35万円もする巨大ガンダムフィギュアだった。
マンゾクしたか?
162 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/05(土) 16:45:50 ID:wixVxU6z
次スレからスレタイこれにしろよ
【馴れ合い】素寺とセ○○ス【191】
163 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/05(土) 17:45:41 ID:FrLr+0eS
164 :
新人664:2006/08/06(日) 03:23:21 ID:i3Kf5vTv
>>154続き
新婚の住まいをどこにするか。これは結婚当事者にとって大切なテーマ。
沙織・剛司の間でもそれは問題になった。
「あのう、出来れば、剛司さんの実家に住みたいんです。」
「ええ?ウチじゃ、狭い僕の部屋で一緒に寝起きするしかないですよ。
2階の面積なんか、全部足しても沙織さんの部屋より狭いくらいで・・・」
「実家は広いだけで、大切なものが足りないところでした。
剛司さんのご家族の暖かさが好きです。
だから、許されるなら一緒に住みたい。」
めずらしく自分の意見を主張する沙織に剛司も覚悟を決めた。
「父さん母さんは反対しないな。問題は葵だ。」
「葵ちょっと話があるんだけど。」
「何?」
「実は沙織さんがここに一緒に住みたいと言っているんだけど、お前どう?」 続く
165 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/06(日) 03:43:12 ID:SELxHr7l
166 :
新人6.64:2006/08/06(日) 10:33:39 ID:yFt1tJbj
>>150シリーズ (パロ)
電車男それから
結婚式が終わり、2次会もお開きになって裕子達と別れた後、
沙織と剛司は予約してあったホテルにチェックインをした。
シャワーを浴びるなどしてひとまず落ち着く。 もちろん別々w
それから2人は無言でしばらく窓の外の夜景を見ていた。
「剛司さん、明日はいよいよ、新居・・・ですね」
「そっ…そうですね」 (剛司さん・・・良い響きだな〜( ´ー`)
「これからも・・・何があっても、ずっとよろしくお願いしますね。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「ほんとうに、何があっても、ですよ」
「よ、喜んでぇぃ!」
「よかった。剛司さんは、優しいんですね。」
「・・・」
いつになく真剣な表情の沙織に、
剛司は一瞬不安になる。が、特段気にもとめなかった。
「とりあえず、寝ましょうか。」
「・・・ハイ。」
沙織はそっとルームライトに手を伸ばす。 続く
167 :
新人6.64:2006/08/06(日) 10:46:43 ID:yFt1tJbj
>>166続き
剛司は、沙織がどうしても暮らしたい、と願う新居の場所を、
このときまだ知らなかった。
明日、沙織自身が直接案内するという。
とにかく、お嬢様育ちの沙織のことだ。
どんなセレブな高級マンションに連れて行かれるのだろう・・・?
と、あれこれ想像するだけで、胸もwktk高鳴る。
「あのぅ〜」
剛司は意を決して横に寝返りをうち、肘で上半身を支えながら、
恐る恐る沙織のベッドをのぞきこむ。
その瞬間、シャンプーのほのかな香りが剛司の鼻をくすぐり、
それが妙にそそる。( ゜∀゜)=3 ムッハー
・・・でも、そんな剛司の勝手な妄想とは無関係に、
沙織の無邪気な寝息だけが、ふたりの時間を淡々と刻んでいた。
初夜なんだけど。 続く
168 :
新人664:2006/08/06(日) 21:12:17 ID:+/Fwv12M
>>164続き
「どうってどういうことよ。」
「そのう、いやじゃないかってこと。」
「どうして?」
「新婚の兄夫婦と同居するのって若い娘にとって刺激が・・・」
「ハーッ?自分の親がつい最近子供作ったのにいまさら刺激もないでしょ。
それにさ、私にも考えがあるんだ。来年高校出たら、1人暮らしをしたいんだよ。
将来子供もできるだろうってちょうど良い理由になるし。」
「じゃあ・・・」
「OKだよ。」
「よっしゃ〜!」
家族の同意は取り付けた。
とはいっても、広いとはいえない剛司の部屋に
沙織の荷物を入れて一緒に寝るスペースを確保できるのか・・・続く
いい流れだ。
このまま頑張れ。
170 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/07(月) 18:32:56 ID:2klKgWcW
適度な煽りが作家たちにエンジンをかけたようだ
気持ち悪いヨイショは作家たちの創作意欲を欠くってことか
おだてて激励するしか脳の無いヘタレ感想家は不要になったな
171 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/07(月) 18:37:57 ID:2klKgWcW
>>167 だいたいwktkなんかいらんだろ
あえて微笑ましいシーンに、2chに媚びたような言語を使うとクオリティが下がるんじゃヴォケ
あと、( ゜∀゜)=3 ムッハー も無いほうがいい
作品そのものに締まり感がなくなる
使いたかったらもっと意外なところで使え
>>170 過度な煽りが住人たちのひんしゅくをかっているようだ
気持ち悪い粘着は住人たちの鑑賞意欲を削ぐってことか
煽って荒らすしか脳の無いヘタレ粘着厨は不要になったな
173 :
新人664:2006/08/07(月) 20:56:01 ID:OeqafcrD
>>168続き
沙織と剛司が部屋をどう使うか相談中。
「2人で寝るためにはベッドは処分して布団を敷くしかないですね。」
「すみません・・・」
「いいえ。でも、沙織さんの荷物はどうしようかな・・・
とりあえずフィギュアをどかしてここにクローゼットを並べて・・・」
「やはり・・・私無理なお願いしちゃったのかなあ・・・」
「いいえ全然。何とかします。なせばなります。」
場所は変って松永の家。
「ヘーっ。青山さんが山田氏の実家に同居ですか。
でも彼女の荷物を収納する見通しがよく立ちましたね。」
「そのことなんですが、僕のフィギュアを預かって下さい。
やはりあれをどかさないと収納無理なんです。
沙織さんは実家にどうぞって言ってくれたけどさすがに・・・」
「青山さんの家にフィギュアが並んでる光景は萌えだなあ。
いいですよ、預かりましょ。でも何体か行方不明になっても知りませんよ〜」
「そんな・・・」
「ウソですったら。」
かくして、剛司の実家での新婚生活が決まった。
電車男 それから おわり
174 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/08(火) 00:31:06 ID:TK8t9H6c
>>172 ヘタレ感想厨乙w
おまいらが甘やかしてばかりだから甘えた作品しか上げてこなかっただろ?
くだらん作品しかなかっただろ?
ヨイショ君は甘やかすしか脳がないからなwww
TV局に媚を売りたくておまいらやってるんじゃないのか?
ここはそういうスレなんだろ?
だったら採用してもらえるように真剣に書かけやw
175 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/08(火) 04:24:11 ID:kwJGII+Q
176 :
新人6640:2006/08/08(火) 16:46:19 ID:Ar9TrVul
電車男 それから 超短編
ゆりかもめ車内。
山田沙織は疲れていた。
OLと主婦と妊婦の掛け持ちは大変なのだ。
熟睡中の沙織の側で置き去りの携帯電話が鳴った。
沙織は全く気が付かずに眠り続け、
発車直前に降車駅で目覚めてあわてて降りていった。
携帯電話は空しく鳴り続ける・・・おわり
177 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/08(火) 16:59:44 ID:FEVgyfoc
>>176 たのむから真面目に書いてくれ
こんなもんどうやってドラマにするんだ?
ここはお前が酔う為に書くところではない
ドラマの続編をTV局に使ってもらう為に作るところだ
178 :
新人6.64:2006/08/08(火) 21:25:46 ID:8bS/PG3r
>>167続き (シーン
>>154対応)
翌日午後、2人は早速「新居」に向かうことにした。
「沙織さん、タクシー使っちゃいます?」
「いえ、ふたりの新しい始まりです。1歩1歩、ゆっくり歩いて行きましょう。」
〜それから約4時間後。
あいにく雨も降り出し、辺りはすでに薄暗くなりかけている。
そんな中、2人はようやく沙織が案内する「新居」近くに到着した。
(さ、沙織さん、いくらなんでも4時間て・・・)
剛司はへとへとになりながら周囲を見回す。 続く
179 :
新人6.64:2006/08/08(火) 21:30:21 ID:8bS/PG3r
>>178続き
ここは割と通行量が多い幹線道路沿いの歩道。
行き交う車のヘッドライトが、
雨粒と日唇食品のネオン看板に乱反射して、
まるでカクテル光線のようにふたりを照らす。
沙織は・・・存外なんともなさそうだ。
「疲れた」と言えず、見栄をはってひたすら4時間歩き続けた剛司。
(あーあ、なんで、言いたいことが言えないんだろう・・・)
(これが陣釜さんだったら素直に・・・)
けだるい身体がもたらす発想は、大胆だ。
(!な、何考えてんだ、俺・・・)
剛司は、一瞬でもそんな思いが頭をよぎった自分自身にうろたえ、
頭を振ってあわてて打ち消した。
と、向こうで沙織の声が。
「剛司さん、着きましたよ。」 続く
き
181 :
新人6.64:2006/08/08(火) 22:29:08 ID:8bS/PG3r
>>179続き
見上げれば、地上20階以上はあろうかという、
1棟の瀟洒なマンション。
沙織は、その手前に立って剛司を導く。
そして、マンションを照らすサーチライトの光の中に、
沙織のシルエットがくっきりと際立つ。
…エルメス。
疲れからか、ほんの少し、憂いをたたえた女の美しさ。
剛司は、つい数秒前にほんの一瞬だけ心をよぎったもやもやが、
すっきり洗い清められるような気持ちになっていた。
そして、思わず、叫んでしまう。
「沙織さん、き、きれいです!」 続く
182 :
新人6.64:2006/08/08(火) 22:42:31 ID:8bS/PG3r
>>181続き (ここまでシーン
>>154対応)
沙織は、にっこり微笑み、
そのままそのマンションに入る・・・のかと思いきや、
少し手前で立ち止まる。
そこには1台の白い乗用車が。
沙織は、中腰になり、助手席の窓ガラスをコツコツと叩いた。
「ただいま。」
「よう、お帰り。沙織、ようこそ。今日からはここが沙織たちの家だ。」
「はい、よろしくお願いします。」
「山田君のために、後席片付けておいた。ガソリンも入れたから、冷房も効く。」
「ありがとう。そんな瀬野さんが好きw」
沙織が自らの意思で選んだ2人の「新居」は、
車上生活をしている瀬野の車だった。 続く
183 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/08(火) 23:49:19 ID:kwJGII+Q
とりあえずage
184 :
新人664:2006/08/09(水) 00:18:50 ID:r/pCLFQA
電車男 それから2
沙織の同居初日、山田家では歓迎会が催された。
まず恒生が挨拶。
「え〜、沙織さんをお嫁さんに迎えられて本当にうれしいです。
仲良くやっていきましょう。では、沙織さんも一言どうぞ。」
「ええっ!?ええと、今日から家族の一員です。よろしくお願いします・・・
すみません、こういうの苦手なんですぅ。」
拍手。
「僕から・・・今日お医者さんで、赤ちゃんが出来たのが確認されました。」
一同「やんや・やんや。」
「沙織さん。葵と3人で山田家の男の手綱をしっかり握っていこうね。」
「はいw」
ちょうどそのとき赤ん坊が泣き出した。
「おっとミルクの時間だわ。」
「あっ、お義母さん。私があげてもいいですか。」
「やってごらんなさい。予行演習ね。」
「は〜い。真智瑠ちゃんミルクでしゅよ〜。」
「沙織さん上手ね。私の代わりに育ててもらおうかな。」
「ちょっと母さん・・・」
とまあ、ホームドラマのノリで宴は続いていくのだった。 続く
185 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/09(水) 19:24:47 ID:hCyRlanh
何このクソなホームドラマ
186 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/09(水) 20:05:14 ID:MwwXtWh/
悪いが、新人664の作品は、ひろかず並みだな。その作品で、いったい何を読者に伝えたいんだい。
「今日は、こういうことがありました。それでこうなりました」じゃあ、絵日記と同じ。
作品に、テーマも主張もオチも笑いも何もない。消防のレベル。
これだけ過疎っても定期的にうpしている頑張りは認めるが、もう少し考えてうp汁。
187 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/09(水) 20:30:31 ID:C4PoTh3J
何を読者に伝えたいんだい
伝えたいんだい
だい
これくらい特徴ある文章だったら誰かすぐわかるから664もそういうところ勉強しろ
汁とか香具師とか使うのは今でもそれがデフォだと信じてるイタタ君だからキモイけどな
↑こういうことを書いて煽る奴は誰かすぐわかるから664もそういうところ勉強しろ
エルメスと電車男の初○ッ○を書いて欲しいヤシいるか?
>>189 書けよ
くだらなかったら二度とくんなよ
191 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/09(水) 23:39:59 ID:msccrake
>>188←こういうこと書いて煽る奴も誰かすぐわかるから馴れ合い664もそういうところ勉強しろ
>>185 そういう言い方は、スレの雰囲気が殺伐としてしまいますね。せめて「ゴルァ氏ね」ぐらいにして下さい。GJ!
>>186 いくらなんでもひろかずと一緒にしては、ちょっとかわいそうだと思います。GJ!
>>187 イタタ君て、どこの国の言葉ですか?すばらしいレスですね。GJ!
>>188 すごい!誰だか推理できちゃうんですね!!GJ!
>>189 エルメスと電車男の初キッスですか?それならドラマ最終回でやりましたが・・・GJ!
>>190 もう少していねいな言葉づかいにした方がいいのでは?気を悪くしたらごめんなさい。GJ!
>>191 すごい!あなたも誰だか推理できちゃうんですね!!GJ!
>>192 すばらしい空白ですね。GJ!
194 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/10(木) 15:54:46 ID:dIAkPIxQ
ヒント
もう1つの関連スレに荒らしが来てもまったく荒れない理由
住人がスルーを徹底してるから
ここと顔文字スレの住人は釣られすぎ
ここの住人が顔文字スレ住人と重複してるから仕方ないか
以上
>>193 おーい、勝手に名前を使わないでくれ!!
クッキーに残っていた名前を消し忘れて書き込んだ哀れなトワイライトEX。
今頃気付いて弁明したが、既に手遅れだった。
おお、主よ、トワイライトEXの罪を許し給え。ザーメン。
198 :
新人6.64:2006/08/10(木) 23:03:24 ID:YrDBmV27
>>182続き (シーン
>>164対応)
〜パロ版では話は数日前。
新婚の住まいをどこにするか。
これは結婚当事者にとって大切なテーマ。
沙織・剛司の間でも当然それは問題になった。
「あのう、出来れば、新居選びは、私に任せて欲しいんです。
それも、かなり、こじんまりしたところが、いいなって思ってるんです。」
「ええ?沙織さん、あんな大きなおうちに住んでたのに・・・」
「実家は広いだけで、何か大切なものが足りないところでした。
剛司さんのおうちみたいに、人の温もりのある家が好きです。」
沙織は、ひとことひとこと、言葉を選んで、真剣な表情で話す。
「だから、許されるなら、いつも体温を感じていられる家で一緒に住みたい。」
めずらしく自分の意見を主張する沙織に、剛司は若干の戸惑いを覚えた。
(父さん母さんはあまりアテにならないな。こういうときは、葵だ。)
「葵ちょっと話があるんだけど。」
「何?」
「実は沙織さんが、体温を感じられる家で住みたいっていうんだけど、
お前どう思う?」 続く
199 :
新人6.64:2006/08/10(木) 23:11:56 ID:YrDBmV27
>>198続き (シーン
>>168対応)
「どうってどういうことよ。」
「そのう、体温を感じられる家って、どのくらいの広さかってこと。」
「ハァ?バッカじゃないの?そんなこともわかんないの?」
「俺の感覚では6畳ワンルームぐらいなんだけど、
そんな狭いとこ、沙織さんにとって刺激が・・・」
「ハーッ?それ、単純に面積のことを言ってると思ってんの?」
「・・・。」
「あのね、広さの話とかじゃなくて、
いつも気持ちで寄り添っていたいっていうことなの。
女の子の気持ち。それにさ、このボロ家だって見てるんだし、
いまさら刺激も何もないでしょ。」
「じゃあ・・・」
「心の問題だよ。」
「よっしゃ〜!」
体温を感じていられる家の謎は解けた。
新居は狭いワンルームかと覚悟していた剛司は、胸をなでおろす。
とはいっても、年収300万程度の自分に、
沙織が選ぶであろう豪華マンションの家賃など
到底払えるわけもなく、そのとき剛司は、あらためて現実問題として、
沙織との住む世界の違いを噛みしめていたのだが・・・ 続く
200 :
新人664:2006/08/11(金) 00:04:59 ID:Ua8BzaYs
>>184続き
沙織の歓迎会が終わり、2人は剛司の(これからは夫婦の)部屋でくつろいでいる。
すると、葵から声がかかった。
「お風呂どうぞ〜。」
一瞬顔を見合わせる2人。
「沙織さんどうぞ、お先に。」
「あっ。はい。じゃあ・・・」
一旦部屋を出ていった沙織がすぐに戻ってきた。
「あのう、お風呂の操作が分からないので一緒に来てもらえませんか・・・」
「はい。(ん?前にもこんなことが・・・)」
2人が茶の間の前を通過しようとすると、ちょうどそこに葵と恒生がいた。
「ああ、一緒に入るんだ。ラブラブだね〜。」
「違うよ。沙織さんがお風呂の操作が分からないからって・・・」
「いいなあ、俺も新婚の頃は母さんとよく一緒に入ったよ。」
「わ・私先に行ってます・・・」
「沙織さんかわいい!少女みたい。」
「彼女まだ我が家のノリに慣れてないんだからさ〜」 続く
201 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/11(金) 01:40:53 ID:op7TL+Dt
203 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/12(土) 09:06:32 ID:yZvgjIp1
204 :
新人6.64:2006/08/12(土) 21:00:04 ID:uoCM1iuO
>>199続き (シーン
>>173対応)
〜再び路駐している瀬野の車の前。
沙織と剛司が車内をどう使うか外で相談中。
瀬野は手元のノートPCで、Achに没頭していたが、
剛司の存在に気づくと、窓からおもむろに顔を出し、
彼の方から声をかけた。
「瀬野です。結婚おめでとう。これからよろしく。」
「あ、はじめまして、や・・・山田剛司といいます。」
剛司は、沙織の知人ということで、とりあえず反射的に、
笑顔で挨拶を返してしまう。
それにしても、沙織が強く望んだ、
「体温を感じていられる家」での生活。
それが、まさか、車上生活とは。
(確かに、これなら、十分過ぎるほど体温は・・・けど、まさか・・・)
(それも、「これからよろしく」ってことは、見も知らぬ男と3人で?)
剛司は、沙織が一体何を考えているのか全くわからず、
頭の中が、ほとんど真っ白の混乱状況に陥っていた。
しかし、ここで取り乱しては、沙織の意思を、
頭から否定してしまうことに・・・ 続く
205 :
新人6.64:2006/08/12(土) 21:06:31 ID:uoCM1iuO
>>204続き
しかし、ここで取り乱しては、
沙織の願いや意思を頭から否定してしまうことになり、
彼女に嫌われてしまうことを恐れた剛司は、
とりあえず、その場を取り繕って平静を装い、
当座目の前で起こっている出来事に対して、
ほとんど機械的に、マメに甲斐甲斐しく動いている。
「3人で寝るためにはひとりはトランクしかないですね。いいです。俺が。」
「すみません・・・」
「いいえ。身長、低いですしw でも、青山さんの荷物はどうしようかな・・・
とりあえずフロアーマットを掃除してそこに着替えとかを並べて・・・」
「やはり・・・私、無理なお願いしちゃったのかなあ・・・」
「いいえ全然。何とかします。なせばなります。」
(ほんとかよw) 続く
誰か元さん知らない?
元さんが答えてくれないからこっちに来ちゃった。
よろぴくね♪
207 :
新人6.64:2006/08/14(月) 22:15:01 ID:r1/QXGvU
>>205続き (シーン
>>173後半対応)
場所は変って松永の家。
剛司は、だんだんと錯乱状態に陥りつつある自分自身に危険を感じ、
車内の掃除をひと通り済ませた後、我を忘れて松永の家へと走った。
「ヘーっ。青山さんの元カレの車で車上生活ですか。
でも山田氏、よく決心つきましたね。」
「そのことなんですが、青山さんの元カレって人の古着を預かって下さい。
やはりこれをどかさないと、3人で車上生活は無理なんです。
沙織さんは実家にどうぞって言ってくれたけどさすがに・・・」
「青山さんの部屋に男のパンツが並んでる光景は萎えだなあ。
いいですよ、預かりましょ。でも何枚か行方不明になっても知りませんよ〜」
「何に使うんですか・・・」
「ウソですったら。」
「で、山田氏、これからどうするんですか?」
「どうもこうも・・・ともかく結婚したんだし・・・少し、様子を見てみようかと。
それに、僕のことを好きって言ってくれた青山さんのことです。
これには、何かきっと、深いわけが・・・」
剛司は、自分に言い聞かせるように、そうつぶやいた。
先ほどから無意識に、彼女を“青山さん”と形容していることについても、
彼自身、まだ気づいてはいない。
かくして、剛司の車上新婚生活が決まった。
電車男 それから(パロ) 第一部おわり スマソ
第二部に続く(鴨)
208 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/14(月) 23:46:14 ID:ro0X0pZU
>>200続き
剛司の実家での初日も終ろうとしている。
2人は並んで床に就いた。
「ウチの連中と一緒で疲れませんでしたか。」
「いいえ。楽しかったですよ・・・これからも楽しみだな。
でも、こうして低い所から見渡すと私の荷物ばっかりですね・・・
たくさんあったフィギュアがなくなってさみしくないですか?」
「ミーナがいるから十分ですよw」
鏡台には沙織が実家から持ってきたミーナが置いてある。
「・・・あのう、手・つないでもいいですか。」
「ど・どうじょ・・・」
「私こわいくらい幸せです。」
「ぼ・ぼくもでし。」
「剛司さん・・・」
「はい?・・・あっ・・・あの、大丈夫でしゅか。」
「大丈夫ですよ。お医者さんもそう言っていたでしょ。」
「ねっ。」
「はい・・・」
消灯。 続く
209 :
新人664:2006/08/14(月) 23:50:49 ID:ro0X0pZU
おわび
208は新人664の手になるものです。
sage進行を失念いたしました。
ここにおわび申し上げます。
211 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/15(火) 09:12:03 ID:SNgVFNcR
212 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/15(火) 13:18:45 ID:xd7VbQ4Q
ちょっと聞きたいんだけど、続編の放送って9月でしたっけ?
短編。
「オギャァ〜ンギャァ〜」
沙織「よちよちwどうしたの?」
「フッ・・ンギャ・・」
剛司「沙織〜さっき机の上においてあった書類がない〜」
沙織「えっ?なくなったんですか?」
剛司「うん・・・おかしいなぁ・・」
沙織「大事な書類なんですか?」
剛司「パソコンにデータは入ってるけど、見られたらまずいかな」
沙織「どうしよう・・・探さないと。」
剛司「・・・?美織の口の中に、なんか入ってない・・・?」
沙織「えっ?美織、あーん」
美織(口を開ける)
沙織「きゃっ!大変!!」
美織「コホコホ・・・」
剛司「どうやって4枚も紙を食べたんだろうw」
沙織「でも大事になんなくて良かったですねw」
剛司「美織になんかあったら・・」
沙織「頑張って作った子ですもんねwww」
剛司(萌え〜)
短編終わり
214 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/15(火) 20:48:56 ID:kZJUcVhy
クソみてえな駄文うpってんじゃねぇよヴォケが
215 :
新人664:2006/08/16(水) 20:14:38 ID:AtHctMum
>>208続き
新婚旅行休暇の期間が終わり、週があけた月曜日。
グレイスフル・トレーディング社秘書課。
「お〜来た来た。新妻が。」
「おはよう〜。」
「おはよう、新妻。どうだい新婚生活は。」
「どうって・・・」
「昼休みが楽しみだぜ。」
昼休み。尋問開始。
「どうよ?側に寝てるのが大好きな人だともう毎日でしゅ・・・ってか。」
「w」
「オイ、否定しろよ。マジかよ。」
「妊娠中は毎日なんかできないんじゃないすか。」
「最近の考え方では無理しなければできるそうだよ。」
「毎日できる・・・先輩〜沙織がこんなこと言うんです〜。」
「フーッ、だめだこりゃ。」
自分達が招いたのろけ話攻撃はその後も延々と続き、
毒女2人は完膚なきまでに打ちのめされたのだった。
電車男それから2 おわり
216 :
新人6.64:2006/08/19(土) 20:50:02 ID:ZuYzDY2M
電車男 それから2 (パロ)
>>207続き (シーン
>>184対応)
沙織たちの同居初日、瀬野車では歓迎会が催された。
まず瀬野が挨拶。
「沙織たちをこの車に迎えられて本当にうれしい。
ここは世間のしがらみは一切関係なし。慣れれば案外気楽なもんだ。
狭いけど、ゆっくりしてくれ。仲良くやっていこう。じゃあ、沙織も一言・・・な。」
「ええっ!?ええと、今日から車族の一員です。よろしくお願いします・・・
すみません、こういうの苦手なんですぅ。」
ちょっと気まずいまばらな拍手。
「僕から・・・あのー・・・瀬野さんは、青山さんとはどういう・・・」
一同「やんや・やんや。」
「沙織。沙織と2人で山田の手綱をしっかり握っていこうな。」
「はいw」 続く
217 :
新人6.64:2006/08/19(土) 20:59:26 ID:ZuYzDY2M
>>216続き (シーン
>>184後半対応)
ちょうどそのとき、近くの横断歩道の信号が青になり、
車の前を4〜5人の人影が横切る。
そのうちの幾人かは、あの瀟洒なマンションの中へと
吸い込まれていったようだ。
沙織は、何かに気づいたように、
手にしていたチキン南蛮弁当の箸を止めた。
「あ、そろそろお風呂の時間かしら。」
「おっ、ありがたいな。沙織、オレと一緒に行くか。」
「そう・・・ですね。」
「山田君、悪いが留守番しててくれ。最近、駐禁うるさいから」
「ええ?あ、はい・・・。」
「山田君、心配しなくていい。予行演習だ。」
「ちょ・・・瀬野さん、何の演習なんですか・・・」
「オレが代わりに背中流させてもらおうかな。」
「ちょっと瀬野さん・・・」
とまあ、三流ラブコメサスペンスのノリで
宴は果てていくのだった。 続く
218 :
新人6.64:2006/08/20(日) 19:52:19 ID:/dar5CH0
>>217続き (シーン
>>200前半対応)
沙織と剛司の歓迎会が中途半端に終わり、
瀬野と沙織の2人は、剛司ひとりを車内に残し、
ぶらぶら風呂へと歩き出した。
すると、近くの銭湯にでも行くのかと思いきや、
ふたつの影は、寄り添うように、
例の瀟洒な高級マンションの中に消えた。
剛司は、車内で独り、その光景を見つめながら、
眼の前が真っ暗になるほどの絶望感を感じていた。
「う・・・嘘だろ・・・」
とはいえ、危険を冒して、
彼女の意思に疑問をさしはさむほどの勇気は、
今の彼には、無い。続く
219 :
新人664:2006/08/20(日) 23:33:25 ID:sMLoWS3+
電車男それから3
8月後半のある日、
沙織は必要なものを取りに自転車で実家にやって来た。
「お母さんただいま〜。」
「元気そうね。順調?」
「うん。啓介は?」
「今日は彼女を連れてきているよ。」
「へ〜。どんな人なんだろう。」
「とっても礼儀正しい感じの良い人よ。」
「ふ〜ん。」
「ちょっと変った名前なんだけどね。」
「えっ、な・なんていう名前・・・?」
「確か〜陣釜さんだったかな・・・」
「!」 続く
220 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/21(月) 15:15:35 ID:r9YfCthA
221 :
新人6.64:2006/08/21(月) 23:44:44 ID:Th/8FwxZ
>>218続き
剛司の視線の先に瀬野と沙織。
沙織は、ごく自然な所作でオートロックに暗証番号を入力すると、
そのままエレベーターに乗り込み、8階のフロアーに降り立った。
「すごいな、沙織。こんなところに部屋を持ってたのか・・・」
「・・・w」
沙織は、何も答えず、かすかに微笑む。
〜シーン転換/回想〜
・・・3年前、沙織から強い不信感を買ってしまった瀬野。
たしかに以前、彼には、寄り添う人がいた。
大手証券会社傘下の経済研究所に勤務していた彼の妻は、
経済アナリストとして、メディアで活躍することが、夢だった。
そして彼女は、単身渡米し、ニューヨーク・マンハッタンの現地法人で、
外為関係のレポートを執筆する毎日であった。
そんなある日、アメリカ全体、いや、世界を揺るがす、
あの悪夢のような大事件が・・・
その日以来、彼女の消息は途絶えた。
瀬野自身、その冷厳な現実を、認めたくはなかった。
彼は酒におぼれ、そして、生活も、荒れた。
そんな瀬野の姿を見かねた彼女の両親は、
いつまでも殻に閉じこもって抜け出せないでいる彼の人生を慮り、
心を鬼にして、裁判所に対して、特別失踪宣告の請求を行った。
そして1年後、規定の失踪期間の経過とともに、
ふたりの婚姻関係は、否応無く、解消された。
彼女は、「法的に」死んだのである。
その年も押し迫ったある日、瀬野は、沙織と出逢う。 続く
222 :
新人6.64:2006/08/21(月) 23:52:02 ID:Th/8FwxZ
>>221 訂正
×・・・3年前、沙織から強い不信感を買ってしまった瀬野。
○・・・去年、沙織から強い不信感を買ってしまった瀬野。
スマソ
223 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/22(火) 02:12:07 ID:y/ktvRQA
224 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/22(火) 17:57:39 ID:UTllJOqN
それでもおもしろいと思って続編書いてるのか?
225 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/22(火) 23:04:40 ID:y/ktvRQA
え?ネタっしょ?www
226 :
新人664:2006/08/23(水) 00:05:38 ID:tZXwFRRD
>>219続き
沙織は、大急ぎで必要なものを取りまとめた。
「お母さん、またね!」
「もう帰るの?ずいぶんせわしないのね。」
「ごめん。今度ゆっくりね。」
沙織は自転車に飛び乗り、体のことも忘れて懸命にペダルをこぎ続ける。
少しでも早く剛司がいる家に帰りたかった。
山田宅に到着しても家の中を小走りに移動して夫婦の部屋へ。
「剛司さん!」
息が切れて剛司の両肩に手をかけてしまった。
剛司はこれをキスと勘違いして応えようとする。
「違う・・・そうじゃないの。」
「?」 続く
227 :
前スレ886:2006/08/24(木) 01:23:12 ID:e/63n4Qy
>>149続き
しばしの沈黙。
他に客のいなくなった店内は、奥のキッチンの後片付けの音だけが聞こえていた。
「もし……沙織さんと結婚できたとしても、あんな風になっちゃうんじゃないかって。
もし……もし沙織さんに嫌われたらって思うと、僕……」
そう言って膝の上で拳を握りしめる剛司に、及川は1年前の黒木部長にいじめられても、何も言い返す事も出来ずにいた剛司の姿が重なって見えた。
「考えすぎなんじゃないか、山田!
お前の悪い癖だぞ!
そんな事在るわけないじゃないか」
及川の、励ましにも似たそんな言葉に、剛司は少し気持ちが楽になったように感じた。
「僕……自信がないんです……沙織さんを幸せにする。
一緒にいる時間が長くなればなるほど、沙織さんは素敵な女性なんだって再認識しちゃうんです
それに引き替え、僕は……」
「不釣り合い……って言いたいのか?」
及川の言葉に剛司は、力なく頷く。
「まあ、端から見れば確かに不釣り合いだよな」
及川の言葉に更に肩を落としポツリとつぶやく。「……ですよね」
続く
228 :
新人664:2006/08/26(土) 00:11:30 ID:jJLvrNSs
>>226続き
「えっ。陣釜さんが啓介さんの彼女として実家に来ている?」
「はい。びっくりして急いで帰って来ちゃいました・・・」
「まさか啓介さんと付き合っているとはなあ。
沙織さん、彼女まだ何か企んでいるんでしょうか。」
「私達結婚したし、赤ちゃんも授かったし、
もう美鈴さんにもなす術が無いとは思いますが・・・」
「じゃあ特に心配することは無いですね。」
「そう・ですね。かえって緊張感があって良いのかな・なんて・・・」
「緊張するのは沙織さんといる時だけで十分でしゅ・・・」
「あっ、言っちゃいましたねw」
と、冗談を交わしたものの、どこか落ち着かない2人だった。 続く
>>227前スレ886さん
沙織のことを真剣に思ってる剛司だからこそ言えるんですよね。
>>228新人664さん
結婚しても沙織の前で緊張している剛司、美鈴がどうからむのか、もう一波乱
がありそうです。
230 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/28(月) 23:41:19 ID:lSI1uiQi
沙織!かずやさん!沙織!かずやさん!沙織!十文字さん!
231 :
新人664:2006/08/29(火) 22:03:35 ID:Ma9MRulL
>>228続き
8月21日。この日は沙織の誕生日。
去年のこの日は剛司と気まずくなっている最中で
いろいろあった誕生日だった。
今年は剛司の家族がお祝いをしてくれるという。
退社直前に裕子から託された書類をクライアントへ届けると
そそくさと家路に着いた。
家に着いてブザーを鳴らす。
「おっ帰り〜。」
ドアを開けたのは裕子だった。その後ろには果歩。
「あれっ、裕子さん・果歩・・・」
「あんたに用事を頼んだのは私達が先に到着するためだよ〜ん。」 続く
232 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/31(木) 03:16:04 ID:gWGyE6e5
233 :
新人6.64:2006/08/31(木) 07:59:18 ID:dxLgZnsa
>>221続き
その年も押し迫ったある日、瀬野は、沙織と出逢う。
それから約2年間、瀬野は、沙織の天然系オーラに癒され、
自分自身では気づかなかったけれど、
ゆっくり、でも着実に、立ち直っていった。
そこには、かつての妻との間には無かった、
何か、やすらげる、ほのぼのとした時間があった。
仕事にも、少しずつ、身が入るようになってきた。
気づいたとき、沙織は、彼にとって、かけがえのない人になっていた。
沙織となら、妻との過去を、胸の中に整理して、やり直せると思った。
額縁の中で微笑む妻も、彼のそんな前向きな再出発に、
安堵してくれているように思えた。
・・・そして、新緑がまぶしいあの初夏の1日。
瀬野は、とある公園のベンチに呼び出される。
瀬野は、そのとき・・・沙織から妻の存在を指摘されたとき、
事の経緯を、あえて詳しく説明しようとはしなかった。
すでに、妻は、この世の人ではない(であろう)こと。
そして、法律上も、婚姻関係は解消されていること。
沙織なら、話せば、わかってくれるだろうと思った。
でも、彼は、弁解をしなかった。続く
234 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/31(木) 15:20:21 ID:0y63XKbj
>>229 いちいちそういう感想はいらんて
おもろしいかつまらんかとか言えよ
ここのはそこらにあるブログよりつまらんし
>>234荒らしかよ?
おもろしい?何それ?面白いの間違いジャン!あんたさあsageしてないぞ!
俺は面白いと思ってんだから!
236 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/08/31(木) 23:31:59 ID:dxLgZnsa
sageしてないぞ!
sageしてないぞ!
sageしてないぞ!
sageしてないぞ!
sageしてないぞ!
sageしてないぞ!
237 :
新人664:2006/09/01(金) 00:08:25 ID:wb75XLqk
>>231続き
玄関から茶の間までの廊下はきれいにかざってある。
裕子と果歩に導かれて、茶の間に着くと、皆が声を合わせた。
「沙織さん誕生日おめでとう。」
「沙織、ほら一言挨拶。」
「あっ・・・」
涙ぐんで言葉が詰まる。
果歩が声をかけた。
「がんばって。」
沙織は泣き笑い顔で応えた。
「これからもずっと・・・見守って下さい。」
「沙織!キラキラしてるね!」
誕生会では去年の夏の思い出話に花が咲いた。 続く
239 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/01(金) 18:01:04 ID:aXGlLQo8
ここでグダグダとつまらん小説うpってる香具師らよ
>>234-236の展開を超えるくらいの神展開させないと、フジに続編作ってもらえないぞ
240 :
新人6.64:2006/09/01(金) 20:10:14 ID:v5mNfgIX
>>233続き
それが、どうしてなのか、当の瀬野本人にも、
よくわからなかった。
妻の死を、自らの言葉で肯定してしまうことへの、
無意識な恐れ、拒絶?
それとも、理由はどうあれ、結果的に、
沙織に嘘をついていたことに対する、良心の呵責?
何も言わず黙って手を差し出した瀬野の目の前で、
沙織は、毅然と背を向けた。
(嘘をつかれていたの?信じてたのに…)
背中に、瀬野の視線を感じる。
彼の、言葉にできなかった言葉を感じる。
何か、ちゃんとしたわけがあるんだろう、と、
彼女なりに感じていた。
ちゃんと、打ち明けて欲しかった。
結論はともかく、話は、ちゃんと聞いてあげよう、と思った。
溢れる涙が頬を伝う。
ゆっくりと歩を進めながら、
沙織は、瀬野の言葉を待っていた。
しかし、彼女が、その声を聞くことは、なかった。 続く
241 :
新人6.64:2006/09/01(金) 20:20:52 ID:v5mNfgIX
>>240続き
それから少し経ったある夏の日の夜。
沙織は、とある電車内で剛司と出逢い、その日から、
彼との間に、各駅停車のような恋(なのか?)を育んでいく。
反対に瀬野は、すべてを完全に失った痛手から、
ついに、車上生活にまで転落する。
しかし、そこで彼は、Ach毒男板を知ることになる。
そして彼は、そこで繰り広げられていた
「エルメス」を巡る物語に、いつしか元気付けられ、
自ら「電車男」なる人物に、
応援レスをするようになっていた。
彼は、スレ住人たちの優しさに心なごみ、
そして何より、電車男の勇気に、心を打たれた。
自分を飾らず、偽らず、相手に
ありのままの心を伝えることの大切さを学んだ。
(伝えたいことを、ちゃんと伝えないと、だめなんだ…)
彼の行動は、果たして、沙織に対して、
「嘘」をついていたことになるのか…?
それは、わからない。
でもそれは、彼が決めることではない。
沙織自身が決めることだ。
彼は、何か、ふっきれたように無言でうなずくと、
雨の中、公衆電話に向かって、ゆっくりと歩き出した。
-2年間変わらぬ沙織への想い。
ありのままの自分の心を、沙織に伝えるために…。続く
242 :
新人664:2006/09/01(金) 21:23:14 ID:CkKHmpY3
電車男 それから3 幕間劇
沙織は出社の途中、携帯電話を拾って届けてきていた。
届ける途中に落とし主から電話がかかってきて
これからバイトの面接だと言っていたっけ。
沙織が仕事をしていると、裕子が若い男を連れてきた。
「今日からアルバイトで来た石田君。」
「っつーかどうも。石田です・・・」
その時彼の携帯電話が鳴った。
「あっ、この着メロ・・・」
裕子が石田に沙織を紹介する。
「こちらは、山田沙織さん。すごい美人でしょう。
でも人妻でもうすぐママになるの。残念だったわね〜。」 続かない
243 :
新人6.64:2006/09/02(土) 11:00:22 ID:fyWxKPwN
>>241続き
呼び出し音の数秒。
こういうときの数秒は、その何倍にも感じられる。
「はい。もしもし」
「…もしもし、瀬野、です」
「えっ?」
「久しぶり…」
「瀬野、さん?今、どこで何してるの?」
「…車の中で、暮らしてる」
「……」
瀬野は、Achの電車男の勇気を思い出して、
最後まで自分を飾らず、自分に正直でいようと思っていた。
「軽蔑、したろ?」
「瀬野さん、かっこいいです。車上生活なんてw」
「えぇ?」
予想外の沙織のリアクション。
「あれから…話しを、聴きました。前の奥様のこと。」
「そうか…悪かった。決して、嘘をつくつもりじゃ…」
「いいんです。私の方が、悪いんです。」
「…?」
「あなたの話を、ちゃんと聞いてあげようとしなかった…
まだ、心の傷も癒えていないあなたに対して、
一方的に、責めるような言い方をしてしまった…
私が、いけないんです。ごめんなさい。」
「沙織…」
「だからそれは、嘘とは言いませんよ…」 続く
244 :
新人6.64:2006/09/02(土) 11:25:49 ID:fyWxKPwN
>>243続き
瀬野は、思いもよらぬ沙織の言葉に、
心底、胸がつまっていた。
(これだ、これなんだ…沙織だけのあたたかさ…)
「また、そばにいてくれるか?」
以前の瀬野なら、絶対に使わなかったような言葉。
今は、何の抵抗も無く、素直に。
「は…はい。嬉しいです。」
そのとき沙織は、剛司のことは、敢えて口にしなかった。
彼女自身、剛司は、確かに気になる存在ではあった。
妙に、母性本能をくすぐられるところがあった。
でもそれは、手もとで弄ぶおもちゃみたいな存在で、
とても恋愛の対象とは思えなかった。
ぶっちゃけ、その時点では、優越感を楽しんでいた…
というのが、正直なところであった。
その日から、沙織の奇妙な女優生活がスタートした。続く
245 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/02(土) 18:00:39 ID:cBUOEY3o
誰か244を助けてあげて!!この人オチが
きっと見つからないんだよ、カワイソ・・・
246 :
新人6.64:2006/09/02(土) 19:03:24 ID:fyWxKPwN
>>244続き
桜井に対しては、「また、前の男と寄りを戻した」とは言えず、
妻子持ちの男に騙された悲劇のヒロインを演じる。
剛司に対しては、いつも自分を女神様のように崇めてくれるので、
まんざら悪い気もせず、優しいおねえさんを演じる。
(ときどき苛める)
裕子や果歩に対しては、社内の人間関係をうまく乗り切るために、
どこかとらえどころのない、天然女を演じる。
母に対しては、自分が男性不信に陥ったのは、
両親の不仲のせいだと暗に責め続け、より好条件のお見合い話を
引き出そうとする、したたかな女を演ずる。
そして瀬野に対しては、週末にはお弁当を作って車に届ける、
かわいい女を演じる。
沙織は、そんな女優のような多面体の自分に、ちょっと、酔っていた。
悲劇のヒロイン。
優しいおねえさん。
とらえどころのない天然女。
したたかな女。
かわいい女…。
どれが、本当の自分なのか、わからなかった。
どれも、ちょっと違うと思った。
でも、どれも、本当の自分だと思った。 続く
247 :
新人664:2006/09/03(日) 00:16:02 ID:fx5K2vZo
>>237続き
誕生会の後、裕子と果歩を駅まで送り
入浴もすませて2人は部屋でくつろいでいる。
沙織は鏡台に向かって髪をとかし始めた。
「剛司さん、ドライヤーとってもらえます?」
沙織の後ろを通りかかると洗い髪から良い香りがして
剛司はつい立ち止まってしまう。
「(あ〜良いにおいだな〜)・・・」
「どうかしました?」
以前ならとぼけるところだが今は夫婦。
「沙織さんの髪、とっても良いにおいだなって・・・」
「もっとそばで・・・感じてもいいですよ・・・」
剛司が沙織の香りと言葉で倒れそうになったとき彼女の携帯電話が鳴った。
「・・・啓介からだ・・・」 続く
248 :
新人6.64:2006/09/03(日) 21:16:48 ID:RjsYFXyw
>>246続き
桜井は、いつも頼りになる存在だった。
剛司は、とてもかわいい玩具だった。
瀬野は、理屈ぬきで、愛していた。
それぞれ、三者三様の、異なった愛情があった。
自分に、正直に、生きる。
自分に、嘘は、つかない。
真摯な姿は、時として、人の心を動かす。
その大切さを教えてくれたのは、ほかならぬ、剛司であった。
だからこそ沙織も、自分の心に、あくまで素直に振舞った。
特に剛司に対しては、沙織自身、
ちょっと調子に乗りすぎたきらいもあったが、
いくら無茶な理屈をつけて、冷たく奈落の底に突き落しても、
それでも、「青山さん、青山さん」と、崇め、慕ってくれる。
そんな剛司に対して、沙織は、いつしか、
ちょっとサディスティックな快感を覚えるまでになっていた。
そうこうしているうちに、事態は思いも寄らなかった方向へ。
そろそろ秋の気配も感じられるようになったあの日、
なんと、剛司から、秋葉原の某ビルの屋上で、
マジで告白されてしまったのである。
沙織にとって、これは、想定外であった。
いくら思わせぶりな態度でその気にさせても、
彼に、毒男である自分の身の上をかなぐり捨てて、
マジでコクる勇気は、無いと踏んでいた。 続く
249 :
新人6.64:2006/09/04(月) 21:55:52 ID:EggkjbyG
>>248続き
さすがに、ちょっと、その気にさせ過ぎたかもしれない。
でも、おもしろかった。
泣きじゃくりながら、人生のすべてを賭けて告白した剛司。
ここで拒否ったら、さすがに今度こそ、THE-ENDだろう。
それじゃ、つまらない。
もっと、とことん、弄んでみたい。
これから、どんな展開になるんだろう…
沙織は、多少の良心の呵責を覚えつつも、
その興味を押し殺すことは、できなかった。
「…がんばって。」
「私も…好きです」
「好きって言ったら、もっと好きになっちゃいますた」
こんな殺し文句が、抵抗なく、さらりと言えてしまう。
毎日女優稼業をしていると、人は、平気で、
こんなことが言えるのか… 続く
250 :
新人6.64:2006/09/04(月) 22:20:22 ID:EggkjbyG
>>249続き
いや、それだけではあるまい。
いつも自分を崇めてくれて、
彼女のプライドを最大限に満足させてくれて、
常に優越感に浸っていられる…という面において、
沙織にとって、剛司は、いつしか、無意識のうちに、
なくてはならない存在になっていたのかも知れない。
どんなに性悪な自分をさらけ出しても、
どんなに苛めても、どんなに辛くあたっても、
決してこの男なら拒否することはない…という安心感は、
かけがいのない癒しにつながる。
沙織は、そんな剛司を、失いたくはなかった。
身勝手な話である。
だが、愛情とは、所詮、身勝手なものだ。
当の剛司は剛司で、
沙織を女神様のように崇めることにより、
彼女が、まんざら悪い気がしていないであろうことは、
いくら毒男の剛司とはいえ、わかっていた。
いや、むしろ、毒男であるからこそ、
そういった神経は、鋭敏であった。
沙織は、ちょっとした賭けにでた。
なんと、剛司に、くちびるを許したのだ。 続く
251 :
新人664:2006/09/05(火) 00:11:16 ID:5Q1nqTSd
>>247続き
「もしもし・・・うん私・・・」
「(・・・)」
沙織の表情が曇る。
「・・・剛司さんと相談させて・・・」
沙織は大きなため息をついた。
「啓介が美鈴さんを私達に紹介したいから会ってくれって。」
剛司が返事をしようとした時、剛司の携帯電話にメールが。
「ウワッ。陣釜さんからだ・・・『山田〜!来いよ〜』だって・・・
あいかわらず強引だな〜」
「剛司さん、どうします〜。断りますか。」
「いえ。会ってちゃんと話を聞きましょう。」
「そう・ですね。逃げていても解決しませんからね・・・」 続く
ところで続編っていつやるのでしょう?
ハワイに撮影に行ったという話しはどこかで聞いたのですが
えーと、山田家で暮らしはじめた二人がいて、子供が産まれた二人がいて、車上
生活を始めた二人がいて・・・。(@o@)
作家諸氏にお願い。完結したらばまとめてうぷしてくださらんか。^^;;
>>248-250 うわっ、黒い。真っ黒。((^◇^))
254 :
新人6.64:2006/09/05(火) 20:50:25 ID:82NHSe08
>>250続き
剛司のキスは、下手だった。
くちびるはがちがち。おまけに、歯が、あたった。
そこがまた、無性にかわいかった。
そしてふたりは、秋葉原のビルの屋上から
稲城市まで、一気にワープすると、
沙織は、童貞弄りを、さらにエスカレートさせた。
「イタリアに行った…お土産です。」
ヤフオクで落札したメイドインKORIAチョーカーが、
剛司をますますその気にさせる。
沙織は、公園のベンチに座り、今度は、剛司から、
キスさせるように、仕向けた。
沙織は、もしもこのとき、剛司が、
いきなり彼女のくちびるにしゃぶりついてきたり、
ましてや、沙織のムネに手を伸ばしてくるようなことがあったら、
もう、その瞬間に、やめようと思った。
性欲まる出しの童貞男、と、蔑みのまなざしで見下ろし、
「もう、私の前に、二度と、絶対に、現れないで下さい」
と言い残し、そのまま、京王線で帰るつもりだった。
沙織にとって、ちょっと危険な賭けだった。
−だが、剛司は、それをしなかった。
はにかみがちに、頬に、軽くキスをしてきた。
…やられた。
その瞬間、沙織の母性が爆発した。
「そっちじゃ…ないですよ。ここ…ですよ。」 続く
255 :
新人6.64:2006/09/05(火) 21:09:36 ID:82NHSe08
>>254続き
だが、沙織は、剛司とくちびるを重ねるに至って、
ようやく、事の重大さを認識しはじめていた。
マジに告白してきた剛司。
本当に本気の、剛司。
相手が本気だったからこそ楽しめた、童貞弄り。
しかし、万一ここで対応を誤ると、
彼自身、逆ギレ・ストーカーなど、
やぶれかぶれの行動に出る危険性がある。
特に、ストーカーについては、彼は、ある意味、専門家であるw。
沙織は、ほんのわずかだか、身の危険のようなものを感じた。
彼女は、その日の剛司からの告白を、
「大人のキス」ではぐらかし、
とりあえず彼を有頂天にさせておいて、
翌日、さっそく、果歩に相談した。
昼下がりのオープンカフェは、沙織の憂いとは無関係に、
心地よい時間が流れていた。続く
256 :
新人664:2006/09/07(木) 01:47:25 ID:rVp4R4ua
電車男 それから3 幕間劇2
会社からの帰り道、沙織の前に突如男が現れた。
「石田・君?」
「山田さん!っつーかひと目見た時から好きなんだ!」
沙織の唇を奪おうと突進する石田。
・・・が次の瞬間彼の体は中を舞っていた。
「なんじゃこりゃ・・・」
「合気道よ。今日の事はなかったことにしてあげるから。」
まさに何事もなかったかのように沙織はその場を立ち去った。
1人残された石田がぼやく。
「っつーか合気道できるなんてキャラが違うじゃねーか!」 続かない
257 :
新人6.64:2006/09/07(木) 07:51:43 ID:JNbiPcT2
>>255続き
「ごめんね。沙織。私、自分の考えを押し付けてたかも知れない…」
「違うよ。果歩のおかげで、山田さんと向き合うことができたんだよ」
「おめでとう。エルメスさん♪」
沙織が複数の男を手玉にとっていることなど何も知らない果歩は、
ちょっと複雑な思いを隠して、祝福の言葉を贈った。
果歩は、それまで、ことあるごとに、
沙織と山田との交際を、阻止しようとした。
なぜなのだろう…それは、沙織に対する羨望、嫉妬?
だが、そんな徹底したアンチ剛司だった果歩も、
Achに書き込まれた彼の沙織に対する真剣な想いを読んで、
さすがに、何か、心に響くものがあった。
果歩は、掲示板を、唾でも吐きかけるように毛嫌いしていた沙織に、
敢えて進言した。
「沙織、掲示板を読んであげて。」 続く
258 :
新人6.64:2006/09/07(木) 07:55:04 ID:JNbiPcT2
>>257続き
ちなみに、沙織が掲示板を読もうとしなかった理由は、
ほかでもない。
童貞毒男を弄んで楽しんでいたはずの自分が、
実は逆に、掲示板で晒し者になっていた…という現実から、
目をそむけたかったからに他ならない。
そんなことは、彼女にとって、耐え難い屈辱であり、
そのプライドが、決して許さない。
だが、果歩も、裕子も、執拗に掲示板を嫁と、勧めてくる。
沙織は、果歩はともかく、先輩の裕子にまで逆らうのは、
社内の人間関係上、得策ではないと判断し、
とりあえず、不本意ながら、読むだけは読むことにした。
果歩や裕子のピュアな想いとは裏腹に、
あくまで世渡りのための、処世術として。
あるいは、童貞弄りゲームのワンシーンとして。
沙織は、恐る恐るマウスを動かす。
(あれ?これって…) 続く
259 :
新人6.64:2006/09/08(金) 06:31:07 ID:4eQqR47o
>>258続き
確かに、実名こそ晒されていないものの、
自分のことが書き込まれているというのは、
あまり気持ちのいいものではない。
でも、どうやら剛司は、
沙織を晒しものにしようとしていたのでは、なさそうだ。
掲示板に書き込まれた剛司の文字のすべてから、
「青山さん、好きです!大好きです!!」
という想いが、伝わってくる。
さらには、たくさんのスレ住人からも、
「エルメスタソ、萌え〜」などと、沙織は、
ヒロイン扱いを受けているではないか。
「なーんだ、そうだったんだw」
これだから、剛司弄りは、やめられない。 続く
260 :
新人6.64:2006/09/08(金) 06:36:40 ID:4eQqR47o
>>259続き
あれだけ奈落の底に突き落としても、
それでも、まだ、自分を求めて来ている。
おまけに、何か、伝えたいことがあるらしく、
秘密の場所で待っているというではないか。
沙織は、その健気さ、いじらしさに、不覚にも、涙がこぼれた。
彼女は、例のヤフオクチョーカーを片手に掴むと、
興味津々で、さっそく、剛司の待つ秋葉へと向かった。
その結果どうなったかは、前述のとおり。
沙織は、剛司と、大人のキスまで交わすことに…。
運命とは、わからないものだ。
沙織と剛司との交際を、
あれほど望んでいなかった当人の果歩が、
結果的に、ふたりの交際(と、言えるのか?)を
後押ししてしまったとは、なんとも皮肉な話である。
もっとも、果歩としては、沙織があれを読んだところで、
まさか、あんな展開になるとは、思ってもみなかった。
一連の沙織の仕打ちに、あまりに山田が哀れになり、
まあ、友だち程度なら、いいか…と、思ってしまい、
変に同情してしまったのが、完全に裏目に出た形だ…。
続く
新人6.64さん
沙織(エルメス)のいいイメージがこわれると思ったのは俺だけじゃない
はずだ。
sageしてないぞ!
エルメスのイメージが壊れるんだよ!
264 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/09(土) 04:53:04 ID:IL5z0b9q
ドラマでネット住人役をやっていた女の子なんだけど、にわとり画像送った男とより戻した役の女優ってなんていうんだっけ?
265 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/09(土) 06:44:21 ID:XmhDWAFF
桜井千寿
266 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/09(土) 10:37:07 ID:Ei9hF6d2
次長課長は、ネット住人か?
>>262何が言いたいの?言いたいことがあるなら、はっきりいってくれ!
268 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/09(土) 16:46:38 ID:W1iEtXCg
マンセー厨は氏ねってことだろwそんなこともわかんねぇのかww
269 :
新人6.64:2006/09/09(土) 19:30:11 ID:u1CqzjP3
>>260続き
−再び場面は果歩とのオープンカフェ。
「おめでとう。エルメスさん♪」
「違うの。果歩。」
「違うって、何が?」
「あのね、私が本当に好きなのは、山田さんじゃない・・・」
「えぇっ?それって・・・沙織、どういうこと?」
果歩は、わけがわからず、狼狽する。
「確かに、山田さんは、誠実だし、いい人だよ。
(弄りがいもあるし・・・)
私にとって必要だし、ある意味、かけがえのない人だと思う。
だけど私が本当に好きなのは、やっぱり瀬野さんで・・・」
「えっ?沙織、瀬野さんと寄り戻してたの?
てか、彼、今、何してるの?」
「車の中で、暮らしてる。」
「えぇ?」
果歩の中の沙織像は、音を立てて崩壊していった。
沙織は、さらに付加えて、こうも言う。
「だけど、桜井さんも、頼りになって、いいなって思ってるの。」
「・・・!」
果歩は、まるで天使のような顔をした沙織が、
平然と、悪魔の告白をしているのを、
驚愕の思いで聞いていた。 続く
270 :
新人6.64:2006/09/09(土) 19:50:19 ID:u1CqzjP3
>>269続き
今まで果歩が知らなかった、もうひとりの沙織…
果歩は、それまで、沙織のことなら、
大概のことは、わかっているつもり、だった。
というか、沙織のことを本当にわかってあげられるのは、
自分しかいない、と思っていた。
それが…
「ごめん。沙織、私、ちょっとわけわかんなくなってきた。」
果歩は、ちょっと頭を抱えてしまう。
「そう…だよね。ごめん。果歩。ちょっとこれを見てみて。」
沙織は、果歩が持っていたノートPCを借りると、
とあるサイトにアクセスした。
うpろだ4号 5795
DLパス=saori
「これなら…わかるかな。」
「ふーん、沙織、うpろだなんて、知ってたんだ…」
続く
271 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/09(土) 20:45:39 ID:YLGy8U86
ちょwwおまwww
バロス
裏エルメス相関図www
274 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/10(日) 01:42:12 ID:SbJS1D43
>>270 ストーリーは黒エルのパクリだが、相関図は見やすくていいんじゃね?
これからもどんどんエルメスのイメージを壊してくれw
>>270 剛司←陣釜さんのところで萌えた。
てゆーか、ごめん。本文読んでなかったので、これから読んでくるw
279 :
新人664:2006/09/11(月) 00:02:53 ID:55kLE9+C
>>251続き
秋葉原のステーキ店。4人が黙って座っている。
やがて啓介が口を開いた。
「美鈴さんが、アネキ達の中を裂こうとしていたことや、
かなり奔放な人だったことも分かっている。
でも彼女が好きなんだ。ずっと一緒にいたいんだ。」
美鈴が言葉を継いだ。
「私、どの面下げてあんた達の前に座ってるのかって感じだけど〜。
これまで、男を食いまくってさ、
狙ってモノに出来なかった男はいなかったんだよね。」
小声で「沙織さん、陣釜被害者の会があるって聞いたことが・・・」
「剛司さん、し〜っ。」
「あっ・・・すみません・・・」 続く
280 :
新人6.64:2006/09/11(月) 06:23:33 ID:6342JgnV
>>270続き
「うん。ネットのこと、山田さんからいろいろ聞いてw」
「なるほどね…裏エルメスか…wまあ、事の善し悪しはともかく、
沙織が何考えてるのかは、何となく、わかったよ。」
「よかったw 果歩が掲示板を嫁と勧めてくれたおかげで、
私にとって、山田さんがどういう存在なのかが、
よくわかったの。」
「どういう存在…なの?」
果歩は、とりあえず、優しく聞いてあげる。
沙織は、遠い目をして、語りだした。
「…瀬野さんは、好き。毎週、お弁当を作って、
持って行ってあげてて…うまく言えないけど…ほんとに、愛してる。
だけど、彼の前だと、なんか、疲れちゃうときがあるの。
いつも、知的でいい女を演じてないといけないっていうか…」
「あー、わかるよそれ。山田の前なら、羽目外せるんでしょ?」
「うん。飾らなくていいっていうか…肩の力抜けるっていうか…」
「うん、うん。」
「それに、いつも青山さん、青山さん、と崇めてくれるのは、
まんざら悪い気もしないし、かわいいし、健気だし、
だから余計に苛めたくなっちゃうの…」
果歩は、なにやら話がとんでもない方向に展開していることに、
一旦は頭の中が混乱したが、沙織が言いたいことは、
何となく、わかるような気がしてきた。
「ふーん、沙織。でも、それは、ごく自然な感情だよ。」 続く
陣釜美鈴外伝はまだか?
ごく自然な感情てw
果歩も十分な器かとw
283 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/11(月) 11:12:46 ID:J78A6US8
新人6.64が荒らしにつまらんて煽られたから自暴自棄になって黒エルをパクりだしたぞw
284 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/11(月) 20:35:59 ID:a2Kp1Qsm
まあ、パクリっていやあそうなのかもしれんが、もともとエルメスには黒い部分があるからなw男に向かって、「実は、ちょっと、カマ・・・かけてました。」なんて、黒くなけゃ、普通、言わんだろwww
285 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/11(月) 20:52:42 ID:bku398rj
>>284 おまえも陣釜パリ編とかいう糞小説で誰かのをパクってたからパクリ厨を擁護してんだろ?wwwww
286 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/11(月) 21:00:02 ID:I5MOwFL2
>>284 >、「実は、ちょっと、カマ・・・かけてました。」なんて、黒くなけゃ、普通、言わんだろ
あきらかにお前童貞だろwww
287 :
新人6.64:2006/09/11(月) 23:10:04 ID:6342JgnV
>>280続き
たしかに、天然女の沙織らしい、
ある意味、自然体の発想なのかもしれない。
よく言えば、ナチュラル、自然体、心のまま。
(悪く言えば、わがまま、自分勝手、言ってることムチャクチャw)
果歩の中で、一旦崩壊しかけた沙織像が、
再び、復活してきた。
と同時に、おぼろげに…ではあるが、
あるたくらみが、彼女の心をよぎっていた。
もし、沙織に、このまま3人との交際を、
それぞれ同時進行で続けさせれば、
近い将来、それらは、必ず、破局するであろう。
下手をすれば(うまくすれば)、剛司・瀬野・桜井、
3人ともすべて崩壊するかもしれない。
そしたら、かわいい沙織は、以前と同じように、
また、果歩の手もとに…
その心情が、どこから来ているのかは、
彼女自身、明確にはわからない。
だが、沙織を、男に取られるのは、いやだった。
いつも、ずっと、自分の隣りに、置いておきたかった。
続く
288 :
新人6.64:2006/09/12(火) 07:01:49 ID:/V5MAdvh
>>287続き
そんな思いが、
わずか数秒間という短い時間に錯綜し、
果歩自身、思ってもみなかったような言葉を…。
「ふーん、沙織。でも、それは、ごく自然な感情だよ。
いいんじゃない?沙織が思った通り、自然体でいけば。」
「そう…だよね。自分に嘘は、つきたくないし。
でも、ほんとにこれでいいのか…」
「平気だって!」
果歩は、沙織がちょっとびっくりするぐらいの口調で遮った。
「だけどね、もしもこのままで、山田さんがそれに気づいたとき、
逆ギレしたりストーカーしたりしないかって、それが心配で…」
「大丈夫!そんときは、私が守ってあげるからw」
果歩は、笑ってごまかしていたが、結構マジだった。
沙織は、そんな果歩のことも、なんとなく頼もしく、
そして、愛しくも思った。
続く
289 :
新人6.64:2006/09/12(火) 07:17:39 ID:/V5MAdvh
>>288続き
−数日後。
沙織は、剛司と、温泉旅行に行くことになった。
誘ったのは、もちろん沙織である。
沙織は、もう、とまらなくなっていた。
歯止めが効かなくなっていた。
行き着くとこまでいってみよう、と、思っていた。
早速、旅行の行き先を、剛司に相談する。
「山田さん、どこへ、行きたいですか?」
「青山さんに、お任せします。でも、ひとつだけお願いがあります。」
「いいですよ。」
「できれば、寝台特急で、温泉に、行きたいんです。」
「わかりました。じゃあ、あとは私にお任せで、いいですね?」
「ハイ!」
剛司としては、寝台特急でなら、
青山さんとブルートレインで、ふたりだけのロマンティックな1夜を…
というシミュレーションだったことは、言うまでもない。
だが、沙織は、そんな剛司の下心など、
とっくに見抜いていた。
彼女は、何気にJRの予約センターに電話する。
「すみません。ちょっと、お聴きしたいのですが、
東京か上野発の寝台特急で、2人用の個室が、
ついて“いない”列車を教えて下さい。」
オペレーターは、変なこと聞くお客さんだなぁと、
ちょっと戸惑いながら、答える。
「そうですね…たとえば、九州方面の寝台特急なら…」
決まった。 続く
290 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/12(火) 22:08:25 ID:dovaw06H
↑イラネ
291 :
新人664:2006/09/13(水) 00:09:47 ID:yN52eCir
>>279続き
「ところがさ、負け知らずの私が初めて失敗しちゃった。それが山田剛司。
しかも3回も続けて。プライドもなにも崩壊したよね。」
「しゅ・しゅみましぇん・・・」
小声で「これって剛司さんが謝る話じゃありませんよ・・・」
「あっ・・・そうか・・・」
「・・・何か調子狂うな〜・・・で、さすがに人生考え直してさ。
荒削りだけど、根は真っすぐな男に賭けようと思ったって訳よ。」
再び一同沈黙・・・
沙織と美鈴の間には何とも言い様のない緊張感が漂う。
やがて沙織がすっと立ち上がる。続いて美鈴も。
剛司も啓介も思わず目を閉じた。
だが、沙織は美鈴に深々と頭を下げた。
「美鈴さん、啓介をよろしくお願いします。」 続く
292 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 05:22:38 ID:/P/hnVyX
なんつーかさ、664の方は普通につまんないのね。
664のつまんなさって正当に作品としてつまんないんだよ。
だけどさ、つまんない、おもしろいって判断できるって時点で作品として成り立ってるんだよ。
たださ、6.64の作品って元引退作家と同じ印象を受けるんだよ。
つまらないとかいう以前に、読んでるうちに作者が見え隠れするんだよ。
せっかく感情移入しようとしても、
「ほら、僕が苦労して書き下ろした小説って素晴らしいでしょ?」みたいな嫌な奴が見え隠れするんだよ。
あと、新聞読んでるみたいな感じなんだな。
ひとつの小説として成り立っていないんだよ。
293 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 05:30:38 ID:5iQwldYJ
片山さつきそっくりの
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
294 :
新人6.64:2006/09/13(水) 06:56:11 ID:7kbRGe4x
>>289続き
出発当日、剛司は勇んで家を出た。
待ち合わせ場所は、東京駅。
(青山さんと、ブルトレで、温泉旅行…♪)
剛司は、心底、生きててよかった…と思った。
ただ、剛司としては、カシオペアや北斗星での旅を夢見て、
上野駅での待ち合わせを予想していたが、
東京駅というのは、ちょっと意外であった。
(もしかして、京都で1泊して、それからトワイライトかな?)
剛司の夢はふくらむ。
同時刻、青山家。
「剛司さんと…出かけて来るw」
沙織は、最近は母のお見合い話が少し煩わしくなってきたので、
山田のことを「剛司さん」と呼んだ。
「沙織、キラキラしてるね。」
「お母さんもね。」
「沙織最近どうしたの?」
「だって、こんなに楽しいこと、ないもんw」
沙織は、もう、楽しくてしかたなかった。
それに、果歩という味方を得たのも、心強い。
もっともっと、大胆になれそうだ。 続く
295 :
新人6.64:2006/09/13(水) 07:03:44 ID:7kbRGe4x
>>294続き
東京駅。
「行きましょうか。」
剛司は、沙織に導かれ、列車へと乗り込む。
「ここ…ですね。」
指定券を見ながら彼女が腰掛けた寝台は、
なんと、あの昔ながらの、開放型B寝台であった。
(えぇ?個室じゃない・・・) _| ̄|○
剛司の計画は、あっけなく崩壊した。
彼は、努めて平静を装うが、その落胆振りは、
いかばかりか…である。
沙織は、そんな剛司の心の中が、手に取るようにわかって、
おかしくて、しかたなかった。
「別々…ですね。」
ほとんど、犯罪的である。
「眠れますか?」
「あの…手ぇ繋いでも、いいですか?」
沙織は、寝台越しに、そっと剛司の手を。
そうこうしているうちに、列車は、小田原辺りを通過する。
「あ、そろそろ…仕度しないと。」
「え?」
「そろそろ、降りるので…」
「えぇっ?」
「熱海…ですよ。」
(うっそだろ…) 続く
296 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 15:25:40 ID:5iQwldYJ
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
つ〜かエルメスみたいなのがまた相手だったら似たような作品になるから、今度のエルメスはツンデレにしたら面白そうじゃね?
298 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 17:20:22 ID:/1+TfaEb
元引退作家と6.64氏曰く
「どうだい?俺の小説ってこんなに努力してるのだからおもしろいでしょ?」
「こんなに素敵な小説って他にある?」
「読んだら感想聞かせてくれるかな?」
「いや、絶対聞かせて欲しいんだが」
「あ、でもマンセー意見しか目に入らないよ」
「小説なんてね、才能なんか無くても努力次第で誰でも書けるんだよ」
299 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 17:24:57 ID:ngLYDEi/
23日のSP楽しみに待とう!プロポーズありそう。
300 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 17:36:25 ID:5iQwldYJ
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
301 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 17:44:29 ID:8O1QGDwd
蛆TV工作員がここでも荒らしに扮して必死に上げて番宣してる件について
302 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/13(水) 18:10:56 ID:5iQwldYJ
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
誰かエロいの書けよ。
23日のSPは今までのをまとめたやつ?それとも続き?
305 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/14(木) 03:33:01 ID:nOSjKcI6
>>304 SPは続きみたい、先日NG大賞でプロポーズシーンのNG観た。
306 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/14(木) 03:35:29 ID:Xg3stx9W
9月14日(木) 15:55〜16:53 放送!
マイ・ボスマイ・ヒーロー最終回を楽しみたいあなたに!9話おさらいSP
(一部地域を除く)
9月15日(金) 16:00〜16:30 放送!
明日で最後だ! マイ・ボスマイ・ヒーロー榊真喜男SP
(一部地域を除く)
9月16日(土) 15:00〜16:00 放送!
マイ・ボスマイ・ヒーローこれで最後だぜコノヤロウ!スペシャル!!
(一部地域を除く)
307 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/14(木) 05:44:52 ID:ELSY16Pw
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
308 :
新人664:2006/09/15(金) 00:44:35 ID:Hj3VgVmy
>>291続き
面会の帰り道。
もうかなり遅い時間だったが2人は少しぶらぶら歩くことにする。
ふと気付くとそこは去年秘密の場所での告白の後立ち寄った公園だった。
あの時と同じベンチに腰掛ける。
「なんだか懐かしい・ですね・・・」
「はい・・・」
同じシチュエーションがここでの出来事を思い起こさせ
2人の気持ちを高揚させてゆく。
沙織はハンドバッグを傍らにおくと剛司に顔を向けて静かに目を閉じた。
剛司はきょどらずにゆっくりと顔を近付けてゆく。
緊張を強いられる出来事を乗り越えた安堵感もあって
2人は長いキスを交わした。
「とても・・・上手・ですよ。」
「先生のおかげでしゅ・・・」
「お世辞も上手になりましたw」 続く
310 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/16(土) 22:08:47 ID:2U55DR/O
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
311 :
新人664:2006/09/17(日) 00:22:11 ID:Q4ESMP9h
>>308続き
落ち着いたところで、2人は今日の面会のことを話し始めた。
「今日の沙織さんて凛としていてまるでミーナみたいでした。」
「いえいえ。内心ドキドキでしたよ。実は・・・」
沙織はハンドバッグからある物を取り出した。
「あれっミーナだ!」
「お守りに持ってきちゃいましたw
でも、美鈴さんが『あんたも山田をしっかり離さないようにしなよ〜』
って言ってくれてほっとしたな。」
「ぼ・僕の方こそ・・・沙織さんのことは絶対に絶対に離しましぇん!」
「・・・あまり・・・その気にさせないでください・・・」
2人の唇が再び重なろうとしたとき、
すぐ側の茂みから何かがごそごそ音をたてて出てきた。
「きゃっ!」
沙織は思わず剛司にしがみついた。 続く
凄い妄想力・・・・
普通にキモイよな
314 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/18(月) 00:22:25 ID:DOZKgVNp
SPの予告見たけど普通にキモいから見ない
315 :
新人664:2006/09/18(月) 00:57:11 ID:dpcLO+RT
>>311続き
「全くバカップルの会話なんか聞いてられねーっての。」
茂みから出てきたのは酔っ払いのオヤジだった。
2人は抱き合ったまま固まっている。
「おい、牛丼の生卵はどうして持って帰れねーのかね。
1年間そればっか考えてたんだがよ。分かんねーんだなこれが。
まあお前らに聞いたって無駄だわな。」
これだけ言うとオヤジはいずこへと去って行く。
オヤジが姿を消してフリーズ状態から解けた沙織が口を開いた。
「・・・剛司さん、今のおじさん妙に懐かしいかも・・・」
「そ・そうですね・・・何でだろ。ああ驚いた・・・」
「あのう・・・そろそろ、帰りましょうか。」
「はい。」
2人はしっかりと手をつないでややきょどりながら家路に着いた。
まだ続く
317 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/18(月) 08:51:58 ID:PlqKyf3V
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
318 :
新人6.64:2006/09/19(火) 23:02:53 ID:vMBefCsX
>>295続き
ふたりは、化粧室に行き、
一度着替えたパジャマを、再度着替える。
剛司としては、何となく、釈然としなかった。
たしかに、寝台特急は、使った。
そして、熱海は、まぎれもなく、温泉だ。
沙織は、剛司のリクエストに、
ちゃんと応えてくれている。
(だけど…)
剛司は、自分が翻弄されているとは、
思っていなかった。いや、思いたくなかった。
(何がどうなろうと、青山さんと一緒に
旅行していることは、嘘じゃない、事実なんだ…)
剛司は、できるだけ余計なことを考えないよう、
自分に言い聞かした。続く
319 :
新人664:2006/09/20(水) 00:06:54 ID:bn3hPx5A
>>315続き
ここは隅田川縁。
美鈴がたばこをくゆらせながらに1人物思いにふけっている。
家まで送るという啓介を
「ちょっと1人になりたいのw」
と言って先に帰したのだった。
・・・あの2人って見た目は完璧にアンバランスなのに
妙に息が合ってるんだよね〜。なんだか焼ける・・・
それにしても、沙織が「啓介と別れて下さい」って言ってくれば
「じゃあ山田と別れな」
とか、もちょっといじりようがあったんだけど、
「よろしくお願いします」じゃあなあ〜。
つい「あんたも山田をしっかり離さないようにしなよ〜」
なんて言っちゃったよ・・・
あの娘って案外策略家なのかな・・・
まあいいや、良いポジションにつけたし、ゆっくり様子を見ようっと。
美鈴は川に向かってたばこを弾き飛ばすと足取りも軽くその場を立ち去った。
ちょい続く
320 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/20(水) 16:11:03 ID:XEy6n5bd
痛い痛いミソジヲタ発言
614:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/09/20(水) 08:51:13 ID:w3gBpfVK [sage]
演技がなんだ!!
俺は見た目が好きなので演技なんぞ求めんぜよ。
321 :
新人6.64:2006/09/20(水) 23:07:26 ID:iy6uMN6O
>>318続き
列車は定刻通りに熱海駅に到着する。
ここで寝台特急を降りたふたりは、(珍しい客w)
そのままタクシーで、とある旅館へと向かった。
さすがに剛司は、少し無口になっている。
「どうか、しましたか?」
「あ、いえ、夜景が、きれいだなって。」
剛司は、あわててごまかしたが、
もしや、心の中のもやもやを、
沙織に見抜かれたのではないかと思い、
恐る恐る、沙織の表情を伺う。
「そう…ですね。こういう夜景も、
温泉街、って感じで、いいですね。」
沙織は、少し口元に笑みを浮かべながら、
海岸沿いにまたたくネオンサインを、
ただ静かにながめていた。続く
322 :
新人664:2006/09/21(木) 02:13:47 ID:Rsybd97u
>>319続き
公園を後にした後2人は秋葉原から終電間際の列車に乗った。
発車からしばらくたったときだった。
「はい、剛司さん分かりました!」
「はい?」
「さっきのおじさん、去年私にからんできた人ですよ。」
「ああそうか、それで何となく懐かしいようなw」
「でも、考えてみると、あのおじさんがいなければ
私達、こうなってないんですね〜」
「本当に人の縁て不思議です。」
剛司が去年の出来事を思い出していると、肩に重みを感じた。
沙織がよりかかって寝息を立てている。
剛司を信頼し切きった無邪気な寝顔を見ていると
沙織をとても愛しく大切に感じるのだった。
電車は夜の東京を西へむかって走り続ける。
電車男それから3 おわり
323 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/22(金) 07:20:46 ID:pd8czuEV
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
325 :
カ99:2006/09/23(土) 01:40:04 ID:RmXVG3v3
>>316 ラジコンバージョン
ジーッ。
茂みから出てきたのはラジコンカーだった。
2人の前を通り過ぎ、スピンして彼らの方を向いて止まる。
「ああ驚いた。何かしら?」
興味を持った沙織が近寄りしゃがんで観察する。
「これって、模型の自動車ですね。無線で動くやつ。
そういえば誰かがやっていたような・・・」
「そうなんですか?」
「でも、忘れちゃいました。そろそろ〜帰りましょうか。」
「はい。」
2人は手をつないで家路に着いた。
公園の近所にランエボが止まっている。
車内では鼻血を出した桜井がモニターを前にして
何事かをうわ言のように繰り返していた。
「見た・・・エルメスのしゃがみパ○チラ・・・」
もちろん続かない
326 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/24(日) 18:38:24 ID:r7DY1Zmf
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
保守
ここの糞作家共、乙一って作家を越えるほどの黒いエルメスを書けよ。
電車男SPが土曜日にありましたが、御覧になりましたか?このスレをフジテレビは見てるのかな?
だって、剛司が沙織に別れてくれと言ったシーンは、新人664さんや新人6.64さんらが
レスした内容と似てるしね。(ちなみに予想スレでは沙織から別れてくれと言ってる)
まあ、ハッピーエンド?だったから、良しとしよう。多分、今回の放送でもう最後だろう。
その後が気になるけど、きれいに終わるのが電車男だからね。
俺も、これで、このスレから卒業しようっと。さよなら!!
330 :
新人664:2006/09/26(火) 22:34:06 ID:5LlUfgV5
電車男それからファイナル
2007年2月のある日。
グレイスフル・トレーディング社秘書課
沙織がいつもより忙しそうに働いている。
明日から産休に入るのだ。
あっという間に1日が終り、退社時間となった。
「裕子さん、果歩。じゃあしばらく休むけど後はよろしくね。」
「無事に赤ちゃんを産むんだよ。」
「ちょくちょく連絡は取り合おうね。」
「うん。じゃあね・・・」 続く
331 :
新人664:2006/09/26(火) 22:38:22 ID:5LlUfgV5
>>330続き
沙織は産休に入ってからも実家には戻らず山田家に留まって
ミナクルサイクルの客にお茶を出すなどの手伝いをしていた。
山田家に超美人の嫁が来たという話は近所で既に評判になっていたが
沙織が店を手伝うようになってからは
沙織見たさの客が増えるという効果も生んでいた。
そんなある日。
お客が帰り、沙織は茶碗を下げようとしていた。
「うう。胸が痛い・・・」
突然、恒生が胸を押さえてうずくまってしまう。
「きゃー。お義父さんしっかりして〜。」 続く
332 :
新人6.64:2006/09/26(火) 22:54:00 ID:8GduABi9
連載中は、個レスは控えようと思っていたのですが、
DXという祭りもあったことですし、
今回は特に…ということで。
>>新人664サン
あなた、なにげに ネ申 ですな。
>>70シリーズ、
沙織の身内が事業に行き詰まり、
その窮地を救うために、沙織は剛司と別れ、
投資ファンドのオーナーのお嫁に行くって、
これ、DXの脚本と…
切り出したのがどちらかという違いはありますが、
相手を思いやり、相手の幸せを願うからこそ別れる、
という「泣きのツボ」は、同じ。
凄杉。参りますた。
>>292>>298 ご批判ありがとう。
読んで下さってるだけでも、うれしく思っています。
>>329 あなたの大好きな沙織さんを、
ムチャクチャなキャラにしてしまって m(_ _)m
333 :
新人6.64:2006/09/26(火) 23:30:16 ID:8GduABi9
>>321続き
車は、海沿いの道路を軽快に走り、
ほどなく、目的地の旅館に到着した。
ふたりは、相模湾の海の幸満載の夕食を楽しみ、
早速、お湯を楽しむことに。
沙織は、先に行くという。
剛司は、これからどうすればよいのかわからず、
思い余って、密かに持参していたノートPCを広げ、
スレ住人に相談しようとした。
そんなとき、急に沙織が部屋に戻って来た。
「あのー、混浴しかないので、
一緒に入って貰えませんか?」
「!!」
剛司は、頭の中が真っ白になり、
瞬間、思考回路が完全に停止…
もう、何がなんだかわからない状態で
沙織に手を引かれ、大浴場へと向かった。続く
335 :
新人664:2006/09/27(水) 20:41:27 ID:wRSVPZ+/
>>331続き
ワーカホリック社。
剛司の携帯が鳴った。
「沙織さんだ。どうしたのかな。はい剛司です。」
「大変なの。お義父さんが倒れたんです。」
「ええ!」
「今、○○病院です。救急車で来ました。」
「それで、どんな様子です?」
「心臓に問題が。狭心症か、悪くすると心筋梗塞かもって・・・」
「す・すぐ行きます。」
「お願い!私1人だったものでもうパニックで。」
「母さんは・・・」
「今日からダンススクールの温泉旅行なんです・・・
連絡はついて今こちらに向かってます。」
「まちるだは?」
「青山の母に看てもらってます。」
「はあ〜。すみません。いつもこんなで・・・じゃ病院で。」 続く
336 :
新人6.64:2006/09/27(水) 21:07:09 ID:kpmicbhc
>>333続き
「あ、剛司さん、こっちに、ありました。」
「へっ?」
剛司の手を引きながら階段を降り、
廊下を突き当りまでゆっくり進むと、
沙織は、「殿方」・「御婦人」と染め抜かれた、
大浴場の大きなのれんを指差した。
その手前には、混浴露天風呂の
板看板も、小さく掲げられている。
「ちゃんと、男女別に、ありました。ごめんなさいw」
「い、いえ…」
「じゃあ、私は、こっちに…」
沙織は、さっさと婦人用大浴場の中へと消えた。
剛司は、その場にひとり、ぽつんと取り残される。
(何なんだよ、これ…) 続く
337 :
新人6.64:2006/09/28(木) 00:33:25 ID:BnMWQQ8x
>>336続き
さすがの剛司も、湯に浸かりながら、
これまでの展開を、冷静になって考えてみた。
いくらなんでも、不可解なことが、多杉る。
東京発の寝台特急をいきなり熱海で降りたり、
混浴風呂に誘われていきなりドタキャン喰らったり、
どう考えても、不自然だ。
(これって、まさか…?)
「…よし。」
剛司は、ある決意を胸に秘めて、
風呂を後にした。
−ふたりが部屋に戻ると、そこには、
例の仲居さんが気をきかせてくれた2組の夜具が、
仲良く、くっつけて整えられていた。
沙織は、ちょっと恥ずかしそうにしているが、
剛司は、少しシリアスな雰囲気だ。
「疲れ…ましたか? そろそろ、寝ましょうか…」
「は、はい。」
部屋の照明を落とすと、
それまでとは全く違った静寂感に包まれる。
「静か…ですね」 続く
338 :
新人664:2006/09/28(木) 21:01:28 ID:5vG5aT+q
>>335続き
剛司が病院に到着すると、葵も来ていた。
「お兄ちゃん!」
「父さんどうなんだ。あっ沙織さん。」
「お義父さんは心筋梗塞でした。でも措置が早かったので
命に別状はないそうです。」
「よかった・・・母さんはまだですよね・・・」
「はい。到着は夜になりそうですね。」
状況が落ち着き2人は待合室で一休みしている。
「沙織さん、産休中なのにとんだことですみません。
沙織さんは親父の命の恩人です。」
「いえいえ。でも私が家に居て良かったです・・・」
しばらく会話が途切れた後だった。
「沙織さん、大事な話があります。」
「えっ?」
「実は会社を辞めようかと思うんです。」 続く
339 :
新人664:2006/09/29(金) 20:33:33 ID:Iz3/LsSM
>>338続き
「僕、会社を辞めて親父の店を継ごうと思うんです。」
剛司はうつむきながら話しを続ける。
「実は親父がこんな事になる前から考えてました。
今の仕事すごく合わないなって思っていて・・・」
いかに沙織でも子供が生まれるこのタイミングでは
反対するだろうと剛司はおそるおそる顔を上げる。
しかし、彼女は微笑んでいた。
「素敵じゃないですか。お父さんの仕事を継ぐなんて。私は尊敬しますよ。」
「ただ、生活をやっていけるかが・・・・」
「大丈夫ですよ。私はお勤めを続けますし、出来るだけお手伝いもします。」
「あ・ありがとうございます。」
「貴方を信じていますからw」
しばらく和んだ空気が2人を包んでいた。
しかし、過激な1日が身重の沙織の心身に強いストレスを加えていた。
「剛司さん・・・お腹が・・・すごく・・・痛いです。」
「沙織さんしっかり!!誰か・・・看護師さ〜ん!」 続く
340 :
新人6.64:2006/09/29(金) 20:35:18 ID:IaDG3W+J
>>337続き
「あぁぁぁの、沙織さん」
「はい。」
「あの…グスン…う、ぅぅぅ。。。」
「えっ?剛司さんどうしたんですか…」
剛司は、心に浮かんだ今までの疑念について、
沙織に直接聞いてみたかった。
でも、どうしてもそれを口にすることができず、
嗚咽が溢れ、止まらなくなってしまった。
うぅぅ…(´・ω・`) グスン
沙織は、いきなり剛司に泣かれてしまい、
ちょっと戸惑ってしまう。
(さすがに、少しやり杉たかしら…でも、泣いちゃって、かわいい…)
(ここは、少し優しくしてあげないと。)
沙織は、静かに剛司の方に寝返りをうつと、その手を取り、
胸もとに引き寄せ、両手でそっと握り締めた。
「剛司さん、私と…お風呂、一緒に入りたかったですか?」
「えぇ?あ、ぁぁの…」
(くすっw) 続く
341 :
新人664:2006/09/29(金) 23:07:32 ID:Iz3/LsSM
>>339続き
その日の夜遅く。
剛司がベッドに寝ている沙織の手を握り締めて泣いている。
「沙織さんすみません。親父のことだけでも大変だったのに
自分の話までして負担をかけてしまって・・・
沙織さんに万が一の事があったら僕は、僕は・・・」
沙織は優しい笑顔で応える。
「剛司さんと一緒にいることが・・・私の幸せでした・・・
ありがとう・・・さようなら・・・」
「沙織さん!沙織さん!沙織さ〜ん!」 続く
342 :
新人6.64:2006/09/30(土) 18:24:59 ID:B4Mzick5
>>340続き
沙織 「混浴、期待とか…していたようですね。ごめんなさい。」
剛司 「い、いぇ、そんな、期待とか…」
沙織 「して…いなかったんですか?」
剛司 「いぇ、あの… (ヴァーもうわけわかんねーよーorz)」
沙織 「じゃあ、剛司さん、私と…一緒に眠るっていうのは、どうですか?」
剛司 「へっ?」
沙織 「混浴はー、ちょっと恥ずかしかったので…添い寝なら、いいですよ」
剛司 (そ、そ・い・ね キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!)
沙織 「こっちにきても、いいですよ。」
剛司 「えぇっ…」
沙織 「イヤ…ですか?」
剛司 「い、いえ、そんな、うれしいです。夢みたいです。でも…」
剛司は、もしも沙織のそばに安易に移ろうとしたら、
その瞬間、沙織が突然こむらがえりを起こすかなんかして、
またさっきの露天風呂と同じように、
自分が惨めな思いをさせられるんじゃないかと思い、
それが恐くて、固まったままになってしまった。
そんな剛司の気配を察した沙織は…
「…じゃあ、私が、そっちに、いきますね。」
沙織は、静かにその肢体を剛司のそばに寄せる。
そして、胸の中で、剛司の顔を、そっと抱きしめた。
…震えている。
(なんて、かわいいんだろう…)
沙織は、今、この瞬間だけは、理屈ぬきで、
心底剛司のことが、愛しかった。 続く
343 :
新人664:2006/09/30(土) 21:04:16 ID:D/RCXJOo
>>341続き
「あっ、気がついた。」
「母さん!」
「お前も本当にあわて者だね。人を呼びに行く時
廊下の角で転んで気を失ってたんだよ。」
「さっ・沙織さんは?」
「無事に男の子を生んだわよ。お前が気絶してる間にね。」
「母さん、沙織さんのところに連れていって!早く!」
香澄に付き添われて剛司は沙織の病室へ向かった。
「剛司さんw 大丈夫・ですか?心配しちゃいました。」
「無事でよかった〜。ごめんなさい。肝心な時に一緒にいてあげられなくて・・・」
「あっ。泣かないで。それより笑って。パパになったんですから。ねっ。」
「ひ・ひゃい。」
「これからは私と同じくらい、子供も一杯・一杯愛してくださいねw」
「よ・よろこんでィ!(大変そう・・・)」
その後の沙織と剛司は・・・
土日にみなくるサイクルへ行ってみて下さい。
一緒に働く山田親子と、赤ん坊を背負いながら手伝いをする沙織が見れますよ。
電車男それからファイナル おわり
344 :
新人664:2006/09/30(土) 21:07:38 ID:D/RCXJOo
>>332 6.64さん。どうもです。
今後の面白い(意外性のある)展開を楽しみにしてますよん!
がんばって・・・
345 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/09/30(土) 21:35:46 ID:NLWfEfbC
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
346 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/01(日) 12:40:36 ID:qO/0I9Lw
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
347 :
新人6.64:2006/10/01(日) 21:17:25 ID:MqkRSgZ2
*** 電車男DX 〜最後の聖戦 エピローグ〜 ***
最後の聖戦によってもたらされた多くの犠牲は、
想像を超えるものであった。
■桜井和哉
インサイダー取引 証券取引法違反? ※
■前園
帰ろうとするエルメスを監禁 刑法第220条 監禁罪
■皆本宗孝(AA職人)
サイバーネクスト社のサーバーをハッキング
刑法第234条の2 電子計算機損壊等業務妨害罪
■橋爪涼子
イベント会場のコントロールルームを占拠
刑法130条 建造物侵入罪 刑法第234条 威力業務妨害罪
■会場につめかけたスレ住人たち
イベントの進行妨害
刑法第234条 威力業務妨害罪
純愛とは、かくも尊い犠牲なくして成り立たないものなのか…。
彼らは今、萬世箸署の留置場で、それぞれがそれぞれの立場で、
今回の事件を回想していた。 〜チョットだけ続く〜
348 :
新人664:2006/10/01(日) 22:52:00 ID:+3AT6OJc
電車男DXエンディング謎解き
「ラストで浜辺を歩く2人。沙織の指に何故指輪はないのか?」
「僕とけっ・・・こんしてくだしゃい。」
「はい。やっと言ってくれましたね。」
「婚約指輪今日は持ってなくて・・・今度のデートで渡しましゅね。」
「はい!で、突然なんですけど・・・」
「えっ?」
「今度のデート、タヒチにしませんか?」
「?」
「実は・・・」
前園が事務所を去る前にこんな会話があったという。
「完敗だ。」
そう言って一旦立ち去った前園が戻ってきた。
「これはお詫びの気持ちだ。受け取って下さい。」
「何ですか。」
「タヒチ旅行の目録だ。余りもので悪いけど。」
「はいこれ。ペアで7日間だそうです。
剛司さんを騙した福引のスペアだったんですって。」
かくして2人はタヒチへ婚約記念旅行へと旅立った。 おわり
349 :
新人6.64:2006/10/01(日) 23:16:15 ID:MqkRSgZ2
>>347続き
仕掛け人である前園・桜井はともかくとして、
今回、電車を守るべく戦い、
武運つたなくタイーホされたスレ住人たちは、
最初のうちこそ、
自分たちにできることを成し遂げた高揚感、
そして、最後まで電車を守り切った達成感を味わっていたが、
今になって冷静に考え直してみると、
まぎれも無く、今回の祭りに釣られたことを、
ひしひしと感じていた。
そして、その結果自分たちが置かれた
厳しい現実を目の当りにして、
ひとり、またひとりと、後悔の念にかられはじめていた。
「くそっ、完全に釣られた…サイバーネクストは、やはりVIPPERだったか…」
「いや、住人にVIPPERが潜入していた可能性もあるかと」
「そういえば、盛んに煽ってたヤツいたな」
「漏れたちだけタイーホで、電車とエルメスは今頃…」
「てか、漏れたち前科者になっちまうのか?」
「お嫁に行けなくなっちゃうよー」
「初犯だし、不起訴キボン」
「やはり、度を越えた馴れ合いは、禁物ってことだな…」
彼らは、今の心境をスレに書き込みたかった。が、
留置場の中では、それもかなわない。
幻のキーボードと幻の毒男スレを前にして、タイピングしている。
(それでコミュニケーションがとれてしまうのは、ドラマ)
〜もうチョット続く〜
350 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/02(月) 06:35:43 ID:gEOfJ+bK
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
351 :
新人6.64:2006/10/02(月) 21:34:58 ID:7VDCjA+E
>>349続き
そんな中、阪神男だけは、
悟りの境地に至ったかのように、
独り、しみじみと述懐していた。
「俺は、電車と心中するなら、それも本望だ。
ただ、ティファニーのことだけが、気がかりだが…
彼女は強い人だ。俺がいなくても、きっと大丈夫だろう。
この1年間、この毒男スレでお前らと馴れ合って、
途中、荒らしにも遭ったが、楽しいこともいっぱいあった。
その結末がタイーホというのはちょっと意外だったが、
俺はどうなろうと、後悔は、しないよ、電車…」
彼は、遠い目で、まだ見ぬ電車とエルメス、
そして最愛のティファニーの幸せを祈った。
・
・
さて、当のふたりである。
沙織はさっそく前園を監禁で告訴するという。
「損害賠償は…きちんと、いただかないと。」
高層ビルから見下ろす秋葉の夕景は、
セピア色に染まり、いつになくロマンティックだ。
剛司は、今こそ、最後の勇気を振り絞った。
「大事な話があります。沙織さん、ボクと、け…」
〜もうスコシだけ続く〜
352 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/02(月) 22:34:06 ID:gEOfJ+bK
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
353 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/02(月) 23:03:28 ID:gEOfJ+bK
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
354 :
新人664:2006/10/03(火) 00:04:25 ID:FiwsjiUz
電車男DXエンディング謎解き
「ラストで浜辺を歩く2人。沙織の指に何故指輪はないのか?解釈その2」
「僕とけっ・・・」
「剛司さん待って〜っ!」
「こんし・・・へっ?」
「やはり・・・大事な大事なお話を聞くのはここではちょっと・・・」
「そ、そうですよね。大事な話にここはふさわしくないでしゅね・・・」
「もし良かったらタヒチに行きませんか?」
「タヒチ?」
沙織は顔を赤らめてうつむく。
「実は・・・嫉妬しちゃいました。
私も美鈴さんと同じところに連れていって欲しいです・・・
そして・・・そこで聞かせて下さい。大事なお話を・・・」
「よ・よ・よろこんでィ・・・(どうしよう旅費・・・)」
かくして2人はタヒチにプロポーズ旅行へと旅立った。
(ちなみに旅費は及川部長に借金。沙織には内緒) おわり
355 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/03(火) 04:01:27 ID:nvFEMq0E
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
やはりDXが終ったからここも閉鎖かな?
357 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/04(水) 16:51:02 ID:t4AejhWn
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
358 :
新人6.64:2006/10/04(水) 20:24:03 ID:tyR4mgep
>>342続き
「震えて…ますよ」
彼女は、そっと剛司の髪の毛をなでた。
(かわいい…)
「緊張、してますか?」
(これが、沙織さんの…)
沙織の胸の中に抱きしめられた剛司。
そこは、あたたかかった。
柔らかだけど、でも、弾力感があって…
思いもよらない展開に、不安と緊張の極にあった剛司も、
いつしか、言葉にできない安らかな安堵感を
覚えはじめていた。と同時に、彼の身体に、
ちょっとした異変が…
(あわわわ これって、チョ、やばい鴨…)
剛司は、とっさに身体を引いて、
沙織の身体とと密着するのを防ごうとした。
「どうしたんですか?」
「い、いえ、こんなに近くだと、沙織さん、暑いかと思って」
「それは、嘘…ですね」
「えぇ?」
「ウソは…だめですよ。正直に、言ってくれないと。」
「あ、あの〜その…実は…チョト硬直…」
「え?硬直…ですか?」
「しゅ…しゅいません」
「大丈夫、ですよw」 続く
359 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/04(水) 20:32:03 ID:t4AejhWn
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
360 :
新人664:2006/10/05(木) 00:36:50 ID:Vz5OPvCr
電車男DXエンディング謎解き
「ラストで浜辺を歩く2人。沙織の指に何故指輪はないのか?解釈その3」
「僕とけっ・・・」
「w」
「こ・れは大変だ〜。」
「どうしたんですか?」
「実は、大事な婚約指輪をタヒチの青年の家に忘れてきてました・・・」
「?」
「プロポーズしたらプレゼントするつもりで買っておいたんですけど
ガンバル糧にしようと持って行ってたんです。
それを忘れてきたのを今思い出しました・・・グスン。」
沙織はあっけらかんとして言った。
「じゃあ、一緒に取りに行きましょ。最近2人で旅行していないし。ねっ。」
かくして2人はタヒチへ忘れ物を取りに旅立った。
浜辺を歩く2人はツヨタムの家に向かう途中だったとさ・・・
おわり
361 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/05(木) 01:11:34 ID:F3MOn37v
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
362 :
新人6.64:2006/10/05(木) 22:43:58 ID:bY+s4H+q
>>358続き
沙織は、
身体を引いてかろうじて密着から逃れた剛司の
腰のあたりに、すっと手を回し、ぐいと引き寄せると、
もう一度自分の身体と剛司の身体を密着させた。
むにゅむにゅっとした未知の感覚に、
剛司はビクビクッと反応する。
「さ、沙織さん、許して下さい」
(くすっw)
剛司は、再度身体を引いて逃げようとした。が、
彼女は、意地悪く、剛司が身体を引いた分だけ
その距離を詰めた。結果、剛司の硬直地帯は、
依然、沙織とパジャマ越しの密着状態に… 続く
363 :
新人6.64:2006/10/05(木) 22:45:32 ID:bY+s4H+q
>>362続き
「さっ沙織さん、ぼ、ぼく…」
「我慢…できませんか?」
「ひゃ、ひゃい!」
「健康…なんですねw」
「だ、だって、沙織さんがきれい杉るから…」
「じゃあ、自分でしても、いいですよ」
「へっ?」
「ふたりでするのは…ちょっと恥ずかしいので…
見ていてあげるのなら、いいですよ」
「そ、そんな…ボクも、恥ずかしいですよぉ」
「じゃあ、やめますか?」
「えぇ…そ、そんな…イジワルな…」
「大丈夫。がんばって…」
沙織は、剛司の手を取ると、
剛司の硬直している部分に優しく導き、
その手を、沙織自身の手で、上からそっと押し付けた。
「あ、ぁぁぁぁ沙織さん!!!!」 続く
364 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/05(木) 22:56:42 ID:F3MOn37v
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
365 :
新人664:2006/10/05(木) 23:21:48 ID:4tCfC+XV
電車男DXエピソード
理由はともあれエアータヒチヌイに搭乗した2人。
剛司はタヒチのジャングルで迷った時、沙織の幻影に救われた話をした。
「そんなことがあったんですか〜
私はそのころちょうど前園さんとお見合いをさせられてました。
その場にいるのがとってもいやで剛司さんの事ばかり考えていたっけ・・・」
その話を聞いていた剛司の目から涙が溢れてくる。
「うれしいです。沙織さんの思いがタヒチに来てたんじゃないかと思います。」
剛司につられて沙織も涙をぽろぽろこぼしていた。
「・・・もらい泣きしちゃいました。」
ちょうど通りかかったCAが沙織に何か話しかけてきた。
沙織は流暢な英語で答える。
CAはにっこりして立ち去った。
「どうしたんですか?」
「私達が涙をぼろぼろこぼしているから、何かトラブルがあったのかって
聞いてきたんです。感動的な出来事を思い出していたって答えました。」
周りは新婚カップルが多かったが、熱々ぶりでは負けていない2人だった。
続くかも
366 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/06(金) 21:13:48 ID:FdOYwfN6
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
367 :
八点鐘:2006/10/06(金) 21:52:32 ID:ad7yVmJD
ただの光る点に過ぎない星をつないでいくと、星座になったり、神話になったり。
同じく地球の中のただの点に過ぎない人をつないでいくと、一体何ができるのだろう。
<7月7日・青山邸>
ここでは、啓介の誕生パーティーが行われていた。
面子は、啓介、沙織、由紀。
沙織「啓介、誕生日おめでとう。今月こそ、就職できるといいね。」
啓介「ありがとう、アネキ。どいつも俺を見る目がないんだよ。」
そう言って、しばらくして、何かに思い当たる。
啓介「でも、最近、誰かに見られてる気がするんだよな。」
沙織は、ストーカーにあった時のことを思い出して、身震いした。
だが、わたしには、山田さんがいる。
沙織「じゃあ、わたし行くね。山田さんの誕生日もあるから。」
啓介(チッ。アネキは冷たいな。俺は誰かについていかないとダメなのに。
貧乏な別の山田にでも、ついていくか)
368 :
八点鐘:2006/10/06(金) 21:54:02 ID:ad7yVmJD
沙織と剛司は駅前で待ち合わせる。
沙織「せっかくの誕生日なのに、わたしとで、良かったんですか?」
沙織は、少しカマをかけてみる。
剛司「もちろんです。家族は、ぼくの誕生日なんて、誰も覚えてないし。」
沙織(かわされた)
その時、2人を老人が呼び止めた。夏なのに、やけに厚着だ。
老人「失礼ですが、お2人に話があるのですが、」
剛司が、老人の前に立ちはだかった。小さな身体で、沙織を隠そうと試みる。
老人「私は佐渡病院の医師をしていた者です。剛司くんと啓介くんが産まれた病院の。」
沙織「話が長くなりそうですね。」
3人は、近くの喫茶店に入った。沙織と剛司、その対面に老人。
老人「人を悲しませる真実より、人を幸せにする嘘の方がいい。そう考えていた時期が
わたしにもありました。しかし、もうごまかせない。」
老人が、苦悩で頭を抱える。
老人「沙織さん、あなたも気づいてるはずです。啓介くんが、青山家の家系なのは、
不自然だと。今日も採用試験で、面接官を殴ってました。」
沙織「啓介が、わたしの弟でないと?」
老人「はい。病院の手違いで、産まれた時に入れ替わりました。啓介くんと…」
老人が唾を飲み込む。
老人「剛司くんが。」
剛司は、目の前が真っ暗になった。
自分と啓介が入れ替わった? つまり、自分と沙織さんは…
369 :
八点鐘:2006/10/06(金) 21:55:25 ID:ad7yVmJD
よろめいた沙織が、伝票をテーブルから落とした。
沙織「山田さん、拾って下さいませんか。わたし、身体が…」
剛司が慌てて、伝票を拾おうと、テーブルの下に潜り込む。
頭が真っ白で、うまく拾うことができない。
剛司「いたっ!」
突然、自分の手にものすごい圧力がかかった。老人の足だった。
老人「だあ!イライラするんだよ!」
沙織「やはり、あなたは美鈴さんですね。」
老人「しまった!」
剛司があっけにとられて、沙織と老人を交互に見る。
美鈴「な、何で分かったんだぜ??」
沙織(あなたが、山田さんを見る瞳で分かりました。
変えられるところもあるけど、変えられないところもある)
沙織は、そう言いかけて、言葉を飲み込んだ。
山田さんが無事で良かった。
しかし、自分と美鈴さんをつなぐ不思議な線を断ち切るのに、
寂しさを感じる自分がいる。
剛司「じ、陣釜さん。何で664さんのネタを潰してんですか?」
美鈴「だって、最近、664さんが真面目なんだもん!」
剛司「お、おねだりですか(ぽか〜ん)」
−ぬるぽー
370 :
新人664:2006/10/07(土) 02:03:25 ID:XsaQYkQG
>>365続き
今回の旅行で剛司には心に期するものがあった。
温泉旅行のとき、沙織のリードがあったものの
「合体」には至らず、彼はまだチェリーボーイだったのだ。
今度こそ成功させて沙織に男として認めて欲しい。
それが彼の望みだった。
チェックインを済ませるとほどなく夜となり「決戦」の時は来た。
ツインベッドにそれぞれ入った後、彼は勇気を振り絞る。
「沙織さん。そっちへいってもいいですか。」
沙織も剛司の思いは十分に分かっていた。
「はい。」 続く
371 :
新人664:2006/10/07(土) 02:15:01 ID:XsaQYkQG
>>370続き
沙織の横に滑り込んだ剛司は口付けを・・・
そしてぎこちない動きで彼女の胸に触れた。
タイミングを計りかねている剛司に沙織が声をかけてやる。
「剛司さん。私は大丈夫ですよ・・・」
「ひゃい。」
剛司は沙織と一体になろうとするが、うまくいかない。
前回はここで挫折していたのだ。
沙織が今回はすかさずサポートする。
「あっ。」
「・・・剛司さん。私達、一つになりました。」
「しゃっ・しゃおりしゃん・・・」
「かわいい・・・」 続く
372 :
新人6,64:2006/10/07(土) 12:46:33 ID:cCrTrCLM
>>363続き
「あぁ、沙織さん!!で、でるぅぅ・・・」
剛司が沙織の手から逃れようと激しく暴れだした。
沙織が逃すまいと力を込めて押さえ込もうと
した時、
剛司と沙織の汗で手が滑ってしまい、
沙織の手が剛司の硬直した砲身に
しがみついてしまった。
「ひゃ、ひゃほひひゃん!!」
剛司は堪らず両手を沙織の後頭部に
廻して勢いよく自分の硬直した砲身に
沙織の顔を引き寄せた。
「んぅ、ふぐぅン、」
沙織の口の中に見事に
剛司の砲身がぶち込まれてしまった。
373 :
新人6,64:2006/10/07(土) 13:10:37 ID:cCrTrCLM
>>372続き
「ひゃ、ひゃ、ひゃ〜…ほりしゃん!!」
剛司は狂ったように腰を動かし
沙織の後頭部に廻した手で
激しくピストン運動させた。
「ぐぅ、むン、ううン!!」
沙織はくぐもった声しかあげる事ができず、
剛司の引き付けが強烈過ぎて
逃れられなかった。
「あァ、しゃおりしゃん、もう、イッちゃいそう…」
(じょ、冗談じゃないわ、校内写生なんて、イヤ!!)
いつもの優雅な沙織からは想像できない程
沙織は狂った獣の如くもがきだした。
しかし、アドレナリン全開の剛司の
異常なパワーの前には沙織の抵抗も
びくともしなかった。
「いいい、イクぅ〜」
剛司は絶叫と同時に沙織の
口中に大量の波動砲をぶちまけた。
続く?
374 :
新人664:2006/10/07(土) 15:02:27 ID:BqQcswC9
>>371続き
至高の時を迎えた後、剛司は眠りに落ちていた。
ふと目覚めると沙織がすぐ横でこちらを向いて微笑んでいる。
「剛司さん・・・もう一度・・・」
「よろんでィ・・・(って沙織さん大胆・・・女性って変るんだ・・・)」
剛司は体を寄せた。でも何かが違う。
戸惑う剛司。
「どうかしました?」
「あっいいえ・・・」
「早くして・・・」
「ええと・・・」
「早くしろって言ってんだろ。沙織が戻って来るじゃんかよ!」
「じ・陣釜さん!南米だったんじゃ・・・」
「やばいことがあってツヨタムの所に避難中なんだよ。
ああ、戻って来た。私あの娘苦手なんだ。じゃまたな。」
「フーッ・・・やっぱりおかしいと思ったよ・・・」
美鈴がドアから出て行くのと同時に沙織がフランス窓から入ってきた。
「お庭を散歩してましたw 今誰かいました?」
「陣釜さんですよ〜。あやうく間違えちゃう所でした。」 続く
375 :
新人6.64:2006/10/07(土) 22:54:57 ID:vrsxtIwl
>>373脱線版続き
「しゃおりしゃん、いいい、イクぅ〜」
口中に大量の波動砲を発射した剛司は、
軽い痙攣とともに、発射口をヒクヒクさせて、
その意識は、もうろうとしている。
彼女は、むしろ、そのときを待っていた。
アドレナリン全開時の剛司のパワーには、
さすがの沙織も、ちょっと手を焼いた。
それなら、無用な抗いをせずに、一度写生させてしまい、
本当の勝負は、その後で…彼女が、とっさに考えた作戦だ。
沙織は、口の周りを拭うと、即座に反撃に出た。
「やってくれましたね。お返し…ですよ」
沙織は、発射直後の剛司の祈祷の部分をつまむと、
無造作に指先でこねくりまわした。
「うわぁぁぁぁ!」
剛司は、思わず悲鳴をあげてもがいた。
「や、やめて下さい、沙織さん、うギャーっ!!」
「だめです。このまま、失神して下さい。」
「ボ、ボクが悪かったです。ぉ、お願いですヤメテー!!」
「気持ち、いいですか? それとも、苦しいですか?」
「ヒィィィ! 許して!」
「剛司さん、私には、永久に、かなわないんですよ」
「わ か っ た ?」
「ハハハハイわかりま…ヴァーッ だめですやめて! うわぁーっ!!」
・
・
続かないと思われw
376 :
新人6.64:2006/10/07(土) 23:07:24 ID:vrsxtIwl
>>363続き(本物w)
沙織は、上から押さえつけた剛司の手を、
ゆっくり時計回りに回わしはじめた。
すると、必然的に、剛司の硬直した部分も、
その動きに合わせてゆっくり回転することに…
「あ、ぁぁぁぁ沙織さん!!!!」
「あっ、イッちゃいましたねw」
・
・
「しゅ、しゅいましぇん…」
恍 惚 …
「ほ、ほんと、すいません、ボク、なんてことを…」
「いえ、嬉しかったです。」
「えっ?」
「剛司さんが、私のことをどれだけ想ってくれているのかが、
よくわかりました。軽く…手を押さえつけただけなのにw」
続く
377 :
新人664:2006/10/08(日) 00:05:57 ID:8cjLcPu1
>>374続き
「美鈴さんがタヒチまで・・・で大丈夫、でした?・・・」
「はい・・・」
「ああ、よかった・・・でもちょっと妬けちゃいました・・・」
「あ・あの、どうでした外は・・・」
「・・・星がとってもきれいです。
星空を見ていたら剛司さんがもっと愛しくなっちゃいましたw」
沙織は恥ずかしそうに言葉を続けた。
「・・・それで・・・あのう、もう一度・・・」
「よろんでィ・・・(ってやっぱり女性って変るんだ・・・)」
そして・・・昼下がりに仲良く手をつないで浜辺を散歩する2人。
沙織は妙に照れくさくて剛司に視線を合わせられない。
「いい眺めですね。」
「はいw」
夜通し愛し合った軽い疲労感から
日差しをまぶしく感じた沙織は帽子のひさしに手をやった。
かたや思いを遂げて笑みがこぼれるのを止められない剛司は
自信に満ちたまなざしで沙織の顔を見るのだった。
電車男DX(最後の「性戦」)エピソード おわり
378 :
新人6.64:2006/10/08(日) 07:53:19 ID:vcqB78FQ
>>376続き
「果歩、私、どうしよう…」
熱海から戻った沙織は、裕子と果歩と3人で、
カクテルバーでグラスを傾けていた。
沙織は、どうしても相談したいことがあるという。
果歩 「どうしようって、何が?」
沙織 「山田さんと…一緒に旅行に行ったの。」
果歩 「え?沙織、それってまさか…」
沙織 「んーん、何も…ないよ」
裕子 「何もって、ほんとに、“な に も” なかったの?」
沙織 「正確に言うとー、ちょっと、あったけど…」
果歩 「あ、わかった。山田のヤツ、沙織に見つめられただけで爆発しちゃったとかw」
沙織 「うん…ちょっと違うけど、まぁ、そんな感じかな。」
果歩 「チョwwウッソ!」
裕子 「それで、何悩んでんのさ」
沙織 「私、わからなくなってきたんです。」 続く
379 :
新人6.64:2006/10/08(日) 08:01:12 ID:vcqB78FQ
>>375続き (ネスレCM)
つ 匠のワザ
続かないはずw
380 :
新人6,64:2006/10/08(日) 11:55:24 ID:IelumMqy
>>373真性続き
沙織はトイレに駆け込み、おぞましさのあまり、
胃の中に残っている夕食ごと吐いた。
トイレから出ると剛司はまだ恍惚とした
虚ろな表情で外を眺めていた。
沙織はそんな剛司に激しい
嫌悪と軽蔑の混じった眼差しを向け、
「もう、二度と、私の前に、猿顔を見せないで」
ときつく言い放ち、帰り支度を始めた。
沙織は、激しく暴れた為、胸元がはだけ、
太腿も露わな姿のままだったが、
構わず黙々と荷物をまとめ始めた。
しかし、その姿が剛司のビームライフルを
またもや狂おしく硬直させてしまった。
続く。
381 :
新人6,64:2006/10/08(日) 12:17:17 ID:IelumMqy
>>380続き
剛司は沙織の艶かしい姿態を見た瞬間
脳内麻薬が分泌され、人間離れしたスピードで
沙織に襲い掛かった。
沙織は驚いた。あっという間に浴衣を剥がされ
なすすべなく組み敷かれた。
剛司は強引に大人のチッスを交わし、
両手で胸を相武し始めた。
最初は抵抗していた沙織も、
剛司の的をついた相武に
喜悦の声を漏らし始めた。
「剛司、行きます!!」
剛司の巨大ライフルが、
沙織の花園に射ち込まれた。
数十回のピストン運動の後、
沙織の中に剛司のバルカン萌芽
したたかに放たれた。
続く
382 :
新人6,64:2006/10/08(日) 12:30:58 ID:IelumMqy
>>382続き
その頃、沙織達の隣には
熟年離婚寸前の中年夫婦が
泊まっていた。
隣の部屋から聞こえる淫猥な
喘ぎ声に刺激を受け、
20年間セクースレスだった2人が
「母さん、もう辛抱たまらん!!」
「あなた、来て!!」
2人は愛を取り戻し、離婚を取り消し
その後も幸せに暮らしました。
続く
383 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/08(日) 12:32:33 ID:rJv0zgvs
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
384 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/08(日) 12:56:51 ID:rJv0zgvs
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
385 :
新人664:2006/10/09(月) 02:13:55 ID:GJtQYsY8
電車男DXエピソード2
ここはツヨタムの家。居候中の美鈴がぼんやりと海を眺めている。
「あ〜あ。また失敗だよ。どうしていつもうまくいかないのかな。おや?」
外で話し声がする。
窓から覗くと、ツヨタムが2人の人物と話をしている。
それはなんと剛司と沙織ではないか!
「山田さん、こんな所までよく来たとね。」
「いいえ。僕の方こそ大事な物を忘れちゃって。」
「今持ってくるよ。」
美鈴は戻ってきたツヨタムに問いただす。
「どうなってるんだ?」
「山田さんがここに忘れた婚約指輪を取りに来たとよ。」
「隣の娘には私がここにいることは言うなよ。」
「分かったよ・・・」 続く
386 :
新人664:2006/10/09(月) 02:19:32 ID:GJtQYsY8
>>385続き
「はいこれ。確かに渡したよ。」
「ありがとう。」
「あなたが婚約者さん?お幸せにね。」
「ありがとうございます。」
「そうだ、今日のディナーここでしなよ。
僕が懇意にしている店。はい、これは優待券。」
夕刻、2人がその店を訪れるとツヨタムが店の入り口で待っていた。
「僕が、貴方たちの給仕をするよ。」
案内された個室にツヨタムが飲み物の入ったグラスを2つ持って来た。
「これ、食前酒。タヒチの地酒ね。美味しいよ。」 続く
387 :
新人6.64:2006/10/09(月) 08:29:58 ID:2CM2K5sa
>>378続き
沙織 「山田さんが、寝言で、ぼそっと言ったんです。
沙織さん、ずっと一緒にいてくだしゃいって。」
果歩 「チョwww寝言プロポーズかよww」
沙織 「そのとき…思ったんです。私、もう、この人を手放せないって。」
果歩 「ええっ?だって沙織、ほんとに好きなのは瀬野さんで、
山田のことは、弄んで楽しんでたんじゃ…」
沙織 「そうなんです。そのつもり、だったんですけど…」
果歩 「…」
沙織 「瀬野さんは、すてき。愛してる。山田さんは、かわいい。手放せない。
どっちかを選べと言われても、選べなくなっちゃって…」
裕子 「あんた、それはさすがにちょっとまずいんじゃない?」
沙織 「それで、私、どうしたらいいか…」
果歩 「簡単だよ! そんなの。」
果歩は、例のごとく、ぶっきら棒に言い放った。 続く
天むすさんへ
389 :
新人6,64:2006/10/09(月) 13:19:07 ID:9Xv9MzHK
>>382続き
あれから剛司と沙織は3度も
合体をして、流石に2人とも
ぐったりとしていた。
剛司が何気なくシーツを見ていると
赤い染みが目に止まった。
(あれ?俺、どこか引掻いて血が出たのかな?)
沙織に視線を変えると彼女も赤い染みを凝視していた。
「しゃ、しゃ、しゃおりしゃん!これってもしかして…」
「剛司さん、よくも私の純潔を…
罰として、責任をとって、下さいねw」
何故か沙織は、剛司が初めて見る
キラキラした笑顔を浮かべていた。
続く。
>>388 ヒント:Look→竜クエスト つ○でれ
391 :
新人6,64:2006/10/09(月) 13:39:29 ID:9Xv9MzHK
>>389続き
沙織は瀬野とはBまで(死語)だった。
いつもいざ合体の時になると
瀬野の瀬野のトカレフは↓だった。
妻子がいる事を隠していた事の後ろめたさと
沙織の神々しい美しさに気圧され
その後、よりを戻しても、それが
トラウマになってしまい、不能になってしまった。
沙織は揺れていた。
ナニが役立たずだけど素敵な瀬野か、
毒男だけどアレが立派な剛司を選ぶか?
「帰ったら果歩達に相談しよう」
続く
392 :
新人6,64:2006/10/09(月) 14:09:43 ID:9Xv9MzHK
>>391続き
熱海旅行の1週間前、剛司は
美鈴の部屋を訪れていた。
美鈴「で、相談て、ナニ?」
剛司「来週、沙織さんと泊まりで温泉に行くんですけど…」
美鈴「アンタ、あたしの前でノロケ話て、いい度胸してるね(怒)
剛司「ちち違いましゅ(汗)実は、そのう…」
美鈴「イライラするなぁ、ハッキリ言え!!
剛司「ぼぼぼ僕に男女の契りの仕方を教えてくらさい!!」
美鈴は数瞬驚きのあまり、固まってしまったが。
剛司をベットに押し倒し、「服脱ぎな」と命じた。
「アンタのチェリーはあたしがもらった!!」
「良し、掲示板の皆に教えられた通り予行演習は済ませた。
待ってろよ、エルメス、この思い全てをお前にぶつけますよ。」
続く
393 :
新人664:2006/10/09(月) 15:35:42 ID:VZ6hVpMf
>>386続き
ツヨタムの家。
ランプの明かりだけの薄暗い部屋に美鈴が1人でいる。
(ツヨタムうまくやったかな。沙織には眠り薬、山田には
魔女の媚薬。ちゃんと飲ませたかな・・・あっ誰か来る。)
「じん・・・かま・・・さん・・・」
「山田。来たか!」
「何で僕は・・・ここに来ているんでしょう・・・」
「魔女の媚薬のせいだ。沙織は来てないだろうなっと・・・」
辺りをうかがう美鈴。
「大丈夫だ・・・よっし。おいで。」
「ああ、陣釜さん。やめてくだしゃい・・・お願いです・・・」
「こんなに長くお預けを食らった男はお前が初めてなんだよ!
今夜は寝かさないからね。」 続く
394 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/09(月) 15:44:53 ID:CYA6saUB
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
395 :
新人6.64:2006/10/09(月) 20:36:22 ID:2CM2K5sa
>>387続き
果歩 「よく考えてごらんよ。結婚は、きれいごと言ったって、結局は経済力だよ」
裕子 「それは、一理あるw あんた、たまにはいいこと言うねw」
果歩 「先輩、いくら海亀が年収3000万だからって、話はぐらかさないで下さい」
裕子 「スマソw」
裕子は笑いながら化粧室へ立った。
もちろん、それは、裕子なりの、沙織への配慮であろう。
同期の果歩には話せても、先輩の裕子には言いづらいことはあるはずだ。
果歩 「瀬野さんは、昔はともかく、今は、車上生活なんでしょ」
沙織 「うん…」
果歩 「山田は、安月給の三流会社勤めだけど、一応、きちんと収入があって、
おまけに、実家だけど、土地と家もあるじゃん」
沙織 「だけど、もしも山田さんと一緒になったら、瀬野さんのことは…」
果歩 「瀬野さんは、あきらめられないんでしょ?」
沙織 「うん…それは、絶対、いや。」
果歩 「だったらいいこと教えてあげるよ。」
沙織 「いいことって?」
果歩は、沙織の耳元で、こそこそっとささやいた。
沙織 「えっ!そんなこと…」 続く
396 :
新人664:2006/10/09(月) 20:37:02 ID:VZ6hVpMf
>>393続き
「山田〜!お前、私の見込んだ通りだ。凄いぜ!」
「陣釜さん、もう勘弁しとくれ。」
「まだ3回じゃないか。だめだめ。」
「もう限界とよ。」
「ん?そのしゃべり方は・・・お前はツヨタム!」
「実は、青山さんから頼まれた。山田さんに変装して戻るようにって。」
「お前、私を裏切ったのか。」
「僕、美人から頼まれると断れない性格よ。」
「ああーっ。暗いし背格好がそっくりで分からなかった・・・
あの部分も・・・夢中で気付かなかった・・・
沙織に一杯食わされた。このままじゃすまないぞ〜。」
と、美鈴の携帯電話が鳴った。
「Really ? OK、sure!・・・ツヨタム。仕返しはお預けだ。
私、明日ブラジルに発つから。」
「行かないで。もっと一緒にいたい。」
「やばい状況が解決したからもうここにいる必要がないんだよ。」
「グスン・・・」
「じゃあ、最後の夜だから朝までヤルか。」
「ドキッ・・・」 続く
397 :
新人6.64:2006/10/09(月) 22:24:14 ID:2CM2K5sa
>>395続き
果歩 「大丈夫だって!山田なら、絶対OKするって!」
沙織 「だけど…いくらなんでも…」
果歩 「絶対平気だって! もしもうまくいかなかったら、
沙織がして欲しいことなんでもしてあげるよw」
沙織 「ほんと?w」
沙織は、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべている。
果歩 (チョ ヤバw 見透かされた鴨w) 「冗談だよ冗談ww」
裕子 「ちょっとあんたー、また沙織に何吹き込んだの?」
裕子がちょうどいいタイミングで戻ってきた。
果歩 「先輩はだまってて下さい、今大事な話してるんです」
裕子 「なんだかよくわかんないけどさ、でも沙織、
あまり山田を苛め杉ちゃだめだよ」
沙織 「えっ?」
裕子 「なんかさ、海亀みてて、思ったんだよね。
おたくってさ、ほんと、ピュアなんだよ。ヴァカがつくくらい。
決してカッコよくないけどさ…
でも、心は、純粋で、透明なんだよ。」
沙織 「それは…わかります。山田さんも、純真ていうか、
無垢の心で、ほんとに、かわいいです。」
裕子 「そうか…だから、悩んでるんだよね」 続く
398 :
新人664:2006/10/10(火) 00:06:42 ID:VZ6hVpMf
>>396続き
日本に向かう機内。
「陣釜さん怒ってるかな。沙織さんの機転がなかったらまた危ない所でした。」
「ツヨタムさんは本当は良い人なんですね。何か隠しているのがすぐ分りました。
剛司さんを守るためなら私悪い女にでもなっちゃいます。」
「それからね」
沙織はいつになく饒舌だった。
「今度の旅行で剛司さんが今までの2倍好きになっちゃいました。」
「2倍?」
「私にとって剛司さんが2人になったんです。」
「?」
「1人はもちろん今までの剛司さん。」
「もう1人は?」
沙織は小さな声で言った。
「それは・・・夜の剛司さん・・・」
沙織はポッと頬を赤らめ、恥ずかしさから両手で顔を覆う。
その左手薬指には婚約指輪が輝いていた。
電車男DXエピソード2 おわり
399 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/10(火) 10:21:22 ID:gHpltnDZ
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
400 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/10(火) 13:08:16 ID:O6BMTMMv
もともとストーリーなんか平凡で
新しいことなんかあまりないドラマに続編なんて作れるわけねえだろw
401 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/10(火) 14:51:57 ID:CzNz7nkp
一発ネタだしな
ネタ切れはSPでバレバレw
402 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/10(火) 15:32:54 ID:g5gFmGtc
ミーナのテーマ曲は
CD出てないですか?
403 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/10(火) 18:48:31 ID:gHpltnDZ
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
404 :
新人6.64:2006/10/10(火) 21:31:35 ID:Ie++D52s
>>397続き
沙織 「だけど果歩、山田さんはその方法で大丈夫だったとしても、
瀬野さんには、なんて言ったらいいの?」
果歩 「大丈夫だよ。瀬野さんも、沙織にはぞっこんなんでしょ?」
沙織 「だと…思うけど…」
果歩 「だったら平気だよ。こう言っとけば。」
果歩は、再び沙織の耳元に唇を寄せ、小声で何事かささやいた。
沙織 「そんな…瀬野さんに、そんなこと…」
沙織は、あ然としている。と、果歩は、そのどさくさに紛れて、
その耳たぶに、そっとkissをした。
(!!)
沙織は、それが、果歩が意図的にしたことであることを、
直感的に察した。が、その場は、わざと気がつかないフリをした。
「わかった。今回は…果歩の、言う通りに、してみる。」
沙織は、ここは、果歩の勧め、無言の誘惑に、
黙って乗ってみようと思った。
剛司を弄ぶのとはまた別の意味で、
ドキドキするものがあった。 続く
405 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/10(火) 21:46:41 ID:gHpltnDZ
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
保守。
407 :
新人6.64:2006/10/11(水) 20:31:26 ID:rkrwArAk
>>404続き
その夜もふけて…果歩は、沙織たちと別れると、
ひとり自宅マンソンへと帰る道すがら、
月を見上げてつぶやいた。
(沙織は絶対、男にはわたさないもん。)
果歩としては、ちょっとした賭けに出た形だ。
剛司とも瀬野とも、一度に別れさせるたくらみ。
もし、沙織が今回、果歩の言うとおりに行動して、
それがうまくいけば、かわいい沙織は、ずっと、自分の手もとに…
だが、逆に、それが裏目に出た場合、
下手をすると、沙織は、永遠に、
果歩の手の届かないところに行ってしまう。
少なくとも友だちとして、いや、何かそれ以上の感覚で
「大好き」であり、ついつい面倒見てあげたくなっちゃう、
天然でかわいい沙織。
そんな愛しい沙織が心から望む幸せを、メタメタに
踏みにじる結果になったとしても、
それでも、自分だけの手もとに置いておきたい…
果歩は、そんな悪魔のようなたくらみを考え、
考えるだけでなく、沙織をけしかけ、それを本当に
実行に移してしまう自分自身が、
なんだか無性に悲しくなり、月影の下、ひとり、つぶやいた。
(沙織がいけないんだよ…男なんか…)
果歩の瞳の奥に、かすかに、光るものがあった。
続く
408 :
新人6.64:2006/10/11(水) 20:34:24 ID:rkrwArAk
>>407続き
mail to TSUYOSHI
剛司さん、大切なお話が、あります。
今度の日曜日、秘密の場所に、来て頂けますか?
待ってますね。 from saori
続く
409 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/11(水) 21:30:02 ID:2UUURWmT
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
410 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/12(木) 03:22:17 ID:P26hUPX5
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
411 :
新人6.64:2006/10/13(金) 07:50:16 ID:Qi0xMuIi
>>408続き
剛司は、不安そうな表情で、朝から、もう100回近く、
このメールを繰り返し読んでいる。
(大切な話って、なんだろう…もしかして、別れ話…?)
(やっぱり、硬直しただけじゃなく、勝手に“手越し”に
爆発しちゃったのが、まずかったのかなぁ)
こんなことをボソボソとつぶやきながら、剛司は、
新宿マインズタワーの近くを、冴えない表情で歩いていた。
今日は、海外から帰国後、M△STの積○不動産に
紹介予定派遣で勤務することになった陣釜美鈴の
契約に関する書類を届け、今は、社に戻る途中である。
「あーあ…」
熱海から戻って以来、
沙織からのメールもぷっつり途絶え、
剛司としては、やはりあの一件で嫌われてしまったのか…と、
禿しく落ち込んでいた。と、そのとき…
バコーン!!
「いっ痛っ!」
(その叩き方は…)
「もぅ〜、痛いですよ〜陣釜さんー」
剛司は、相手を確認するより先に、
条件反射的に、反応してしまった。 続く
412 :
新人6.64:2006/10/13(金) 20:57:33 ID:Qi0xMuIi
>>411続き
「なーにしけた顔して歩いてんのよ!」
「ああ、陣釜さん、す、すいません」
「なにがああ陣釜さんよ あーんたあたしに挨拶もなしに帰るわけ?」
「す、すいません。陣釜さん、席にいなかったから」
「だーったらあたしが戻ってくるまで待ってるのが当然でしょ?」
「そんな…」
「なにがそんなだよ、あんたあたしに口答えするなんて100年…」と、
いつもの調子で再度勢いよく頭をはたこうとしたとき、
美鈴は、剛司の様子がいつもと違うことにはたと気づいた。
(う、う、う…(´・ω・`) グシュン)
「ちょっ、あんた、何こんなとこで泣いて…」
「うぅ…じ、陣釜さ…ん ぐすっ」
美鈴は、一瞬、慈愛をたたえた眼差しで剛司を見つめると、
何も言わずにタクシーを止めた。
「ついてきな」 続く
413 :
新人6,64:2006/10/13(金) 20:59:04 ID:fTenPM0T
>>392続き
沙織は果歩と裕子に剛司と熱海で
3度合体したと告げた。
沙織「私、やっぱりでかマラの剛司さんに決めた」
裕子「ちょ…彼、そんな立派だったの?!」
沙織「うん、アメリカでみたポルノ男優より大きかったわ〜」
果歩「(ごくっ)で、硬さはどうなの?!」
沙織「アレで叩かれると失神しちゃいそうな程硬かったなァ」
裕子「絶対山田だよ!!夜の営みは夫婦性活で最重要だからね。」
沙織「はい、瀬野さんだと、満足させてもらえませんものね」
果歩「じゃあ、瀬野さんと別れるの?」
沙織「瀬野さんとは別れない、今まで通り何とかやっていくw」
流石に裕子と果歩は呆れ果てていた。続く
414 :
新人6,64:2006/10/13(金) 21:13:24 ID:fTenPM0T
>>413続き
その夜もふけて…果歩は、沙織たちと別れると、
ひとり自宅マンソンへと帰る道すがら、
月を見上げてつぶやいた。
(どうして沙織ばかりがモテモテなの?)
果歩は瀬野が好きだった。沙織に
紹介した時も瀬野と会う口実に過ぎなかった。
しかし沙織はよりを戻し、おまけに
山田というペットまでモノにしていた。
しかも山田は規格外のイチモツを持っていると聞き、
果歩は沙織に激しく嫉妬していた。
ある考えが果歩の脳裏に浮かんだ。続く
415 :
新人6,64:2006/10/13(金) 21:33:13 ID:fTenPM0T
>>414続き
その頃、山田は熱海での沙織との3度の合体を
陣釜美鈴に細かい所まで報告していた。
陣釜「やっぱ、口で言われてもわかんないわね」
巨根「じゃ、実際にヤッちゃいましょうか?」
陣釜「おぅ、わかってるじゃん、服脱ぎな!!」
剛司は熱海での沙織との営みを同じ様に
美鈴にもした。(回数はサバをよんで5回)
事を終えた後、いきなり美鈴のビンタが
剛司の頬を打ちつけた。
美鈴「アンタ、この程度のテクでいい気になるのは10年早いよ!!」
剛司「先生、僕が間違ってました!!」
美鈴「罰として再特訓だ、用意しな」
剛司「はい、よろしくお願いします。」
こうして剛司と美鈴のイメクラプレイは明け方まで続いた。
続く
416 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/13(金) 22:58:42 ID:hcIdwWsu
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
>>415 名前、名前、名前〜。((^◇^))(バンバンバン←机をたたく音)
418 :
新人664:2006/10/14(土) 02:11:27 ID:7ylcnFDJ
電車男DXエピソード3
ここはハワイ・オアフ島の有名なショッピングセンター
沙織・裕子・果歩が買い物をしている。
3人は会社が開設したハワイ支社の立ち上げに動員されていたのだ。
そして仕事が終わり、土産を買うためにここに来ていた。
「私、剛司さんのお土産を選んでこようっと・・・」
「先輩〜この娘なんとかして。タヒチ旅行から帰ったばっかなのにい。」
「じゃあ私らはおじゃまだから、別行動にしよか。
1時間後に1階のカフェでね。」 続く
419 :
新人664:2006/10/14(土) 02:18:25 ID:7ylcnFDJ
>>418続き
沙織が買い物をしていると背後から視線を感じた。
振り向くと2人の男がこちらを見ている。
沙織はその美しい容姿のため海外でも男から見つめられたり
声をかけられたりすることがあり、
ある意味で慣れっこになっていてそれ以上は気に留めなかった。
買い物を終えた沙織はエレベーターを使おうとしたが
そこは日本人観光客でごった返していた。
彼女は施設をよく知っていたので外階段を
使うことにする。ところがこれがあだとなってしまった。
踊り場まで降りたとき突如つけてきた男達にはがいじめにされてしまう。
先ほど沙織を見ていた連中だ。
そのまま駐車場にとめてあったオープンカーに押し込められる。
車は急発進し、しばらく走った後、暗がりに止まった。 続く
420 :
新人6.64:2006/10/14(土) 07:50:55 ID:GDtyVBkn
>>412続き
車は、とある背の高いマンションの前で止まった。
剛司は、その間、ずっと泣きじゃくっている。
美鈴は、そんな剛司を、決してなぐさめたりはしなかった。が、
年甲斐も無く泣きじゃくる剛司を
頭から否定するようなこともまた、しなかった。
「ほら。降りな」
美鈴は、決してキツくはない声色でそう命令する。
剛司は相変わらず鼻をすすっているが、黙って従った。
美鈴は、その背の高いマンションの一室に剛司を連れて行くと、
やぶから棒にいきなり言った。
「ここ、借りな」
「ええっ?」
続く
421 :
新人6.64:2006/10/14(土) 07:56:02 ID:GDtyVBkn
>>420続き
剛司はさすがにオドロキ、涙も引っ込んだ。
部屋は広めの1LDKにサービスルーム。
かなりのグレードは感じられる物件だ。眺望も、いい。
「こんないい部屋…ボクに借りられるわけないじゃないですか」
「あんたあたしの命令が聞けないってわけ?」
「いくらM△STに勤めたからって…陣釜さん、それは無理ですよー
だいいち、ここ、いくらするんですか?」
「管理費入れて15万。」
「チョww そんなの絶対ムリポorz」
「まあ、たしかにあんたの安月給じゃちょっと無理よね。
しょうがないから7万に負けといてやるよ」
「ええっ?それって…半額以下じゃないですか。
そんなことして、会社の方大丈夫なんですか?」
「あーんたがそんなこと気にする必要ないんだよ。とにかく…」
「借 り る ん だ ろ う な」
美鈴は、例のもの凄い形相で、にじり寄った。 続く
422 :
新人6,64:2006/10/14(土) 12:21:30 ID:fB6/Oskr
>>415続き
剛司の携帯に見知らぬ番号からの着信がきた。
(誰からだろう?)「もしもし、山田ですが、どちら様でしょうか?」
「あ…沢崎です、沙織の友達の…」
電話は果歩からだった。
果歩「山田さんに沙織の事で大事なお話があるんです。」
剛司「ええ?!沙織さんの…」
果歩「はい、沙織には内緒でお願いします。場所は・・・」
剛司「わかりました、仕事が片付き次第すぐ伺います」
剛司の逸物に不安がよぎった。続く。
423 :
新人6,64:2006/10/14(土) 12:41:52 ID:fB6/Oskr
>>422続き
剛司と果歩はあるホテルのラウンジでむきあった。
そこで剛司は果歩から沙織が自分と瀬野を
天秤にかけている事や剛司を弄んでいる事を
教えてもらっていた。
剛司「嘘だ…まさか、沙織さんが、そんな事…」
果歩「お気持ちはわかります。ここにちゃんとした証拠があります。」
果歩はバッグから小型テープレコーダーを
取り出し、再生ボタンを押した。
すると沙織の声で瀬野と二股をかけている事
剛司を弄んでいる事を果歩達に楽しそうに
話しているのが明らかに聞こえた。
剛司は体を震わせ泣いていた。
そんな剛司を果歩は優しく抱き寄せ
剛司の耳元に何か囁いた。
剛司は無言で頷き、2人は手をつないで
そのまま上のホテルに向かった。
続く
424 :
新人6,64:2006/10/14(土) 13:04:54 ID:fB6/Oskr
>>423続き
剛司と果歩はホテルで7度融合した。
沙織の言う通り剛司は凄まじい逸物だった。
果歩は今まで数人の男と性交渉を持ったが
それまでの男とは比べ物にならない程の
硬度とスケールだった。もう果歩は
剛司のデカマラの虜になってしまった。
剛司は果歩から沙織の話を聞かされた時
半分は本気で泣いたが、もう半分は
やはり、という思いがあった。
実は剛司は最初から果歩とナニを
するつもりだったがまさか向こうから
誘ってくるとは嬉しい誤算だった。
嘘泣きをした甲斐があったなと
心の中で会心の笑みを浮かべていた。
こうして剛司のスケコマシ生活が始まった。
続く
425 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/14(土) 13:39:02 ID:LoWWtGCT
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
426 :
新人664:2006/10/14(土) 15:06:58 ID:CJglFhGY
>>419続き
沙織は恐怖で声も出ない。
スカートがたくし上げられ下着を引きずり下ろされた。
「助けて・・・剛司さん・・・いや・・・」
どんなに抵抗しようとしても、ものすごい力で
押さえつけられ身動きが出来ない。
沙織が諦めかけたとき
「ギャッ」
のしかかっている男が跳ね飛ばされた。
彼女が起き上がるとその男は既に地面に倒れており、
もう1人の男も回し蹴りでぼこぼこにされていた。
「シット」
男達はののしりながら逃げ去った。
「○ァック ユー!」
逃げ去る男達の背中に侮蔑の言葉を投げつけていたのは・・・
「美鈴、さん?・・・」
「えっ青山・・・沙織?・・・」 続く
427 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/14(土) 20:02:52 ID:LoWWtGCT
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
428 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/14(土) 20:37:11 ID:LoWWtGCT
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
429 :
新人6.64:2006/10/14(土) 21:00:17 ID:GDtyVBkn
430 :
新人6.64:2006/10/14(土) 21:09:53 ID:GDtyVBkn
>>6,64さん
陣釜さんと5回、果歩と7回って。。。
山田君、ものすごい生産能力だな。今までさぞ持て余していたことであろう。((^◇^))
>>664さん
オープンカーってあんまり監禁するには向いていないような・・・と思っていたら、そういう展開ですか。
432 :
新人6.64:2006/10/14(土) 22:53:24 ID:GDtyVBkn
>>430続き
「……」
剛司は、さすがに即答できない。
「ハァ…」
美鈴は、ここで小さなため息をついた。
「あんたさぁ、どうせ、あの青山沙織って女のことで悩んでんだろ?」
「…ハイ」
「だーったら黙ってここ借りて、あんたの気持ちが
半端じゃないってことを、ちゃんとあの女に伝えなよ」
「えっ?」
「ずっと、一緒にいて下さい…ってさ。」
「じ、じんかまさん、そのために…」
続く
433 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/14(土) 23:27:52 ID:LoWWtGCT
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
434 :
新人664:2006/10/15(日) 00:14:18 ID:Ow9lnid6
>>426続き
「美鈴さん・・・どうして?・・・タヒチではなかったんですか・・・」
「まさかあなたとはね・・・ふるえているじゃない。休んでいきな。
今は偶々すぐそこのコンドミニアムに泊ってるんだ。」
美鈴のコンドミニアム・・・
「美鈴さん、本当にありがとうございました。」
「別に感謝することはないよ。山田は絶対にもらうから。」
「・・・剛司さんは絶対に渡しません。」
「あいつのことになるとすぐむきになるんだね。」
「あっ・・・」
「そもそも何で山田がそんなに好きな訳?」
「それは・・・剛司さんが全身全霊をかけて愛してくれるからです。それから・・・」
「ん?・・・ああ、あっちか・・・」
「・・・」
「顔が真っ赤だよ。」
「・・・美鈴さんは?」
「何か、見てられないっていうか母性本能をくすぐられるっていうか・・・
まあ、あとはあなたと同じ。あれだね。私はまだだけどw」
2人はつい笑ってしまった。 続く
435 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/15(日) 00:25:21 ID:x0LYD+5D
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
436 :
新人6,64:2006/10/15(日) 12:28:06 ID:OZWL+4lt
>>424続き
(山田さんが変わった…)
沙織は最近、そう思う様になった。
待ち合わせでは絶対早めにきていた剛司が
30分〜1時間の遅刻が当たり前になり
食事は吉○屋やマ△クですませる様になった。
ある時通勤電車で痴漢にあったと相談すると
摩羅「沙織さんが美し過ぎるから痴漢に遭うんです。」
沙織「(頬を赤らめ)w…」
陰茎「痴漢に遭わせない為には沙織さん改造計画を発動しましょう。」
沙織「えぇ?!」続く。
: ◆xAZCiUPW1U さん、喜んで戴き誠にあざーす。
437 :
新人6,64:2006/10/15(日) 12:47:04 ID:OZWL+4lt
>>436続き
睾丸「沙織さん、この服に着替えて下さい。」
沙織「剛司さん、これって…」
剛司が用意した服は関西のオバちゃんが
愛用しているド派手な上着とスカートだった。
沙織「剛司さん、これはちょっと、恥ずかし過ぎます。」
勃起「駄目です!!言う事を聞かないのなら…」
剛司は自分の股間を指差し
「これはお預けにしますよ、いいんですか?」
沙織「ごめんなさい、言う通りにしますからそれだけはご勘弁を!!」
肉棒「あ、それと髪型もこの写真通りにして下さいね」
写真の人物はスキ○スイッ×のボンバーヘッドの
男が写っていた。続く
438 :
新人6,64:2006/10/15(日) 13:10:56 ID:OZWL+4lt
>>437続き
沙織は剛司の命令通り関西オバちゃんの
服に着替え、アフロのヅラを装着した。
剛司は思わず吹き出しそうになったが
かろうじて堪えた。
しかし何故か剛司は沙織に欲情し始めた。
「沙織さん、もう辛抱タマらん♂」
剛司は沙織をそのまま押し倒し
8回も連結した。
翌日、沙織は剛司に命令された格好で
通勤電車に乗った。
周りの人々はあからさまに沙織に好奇と
嘲笑の視線を向けていたが痴漢には
今の所遭わなかった。しかし、後数駅で
降りる所で後ろでお尻をまさぐられていた。
(おかしいわ、いつもならもっと前の駅あたりで触られるのに…)
勇気を出して後ろを振り向くとそこには
性欲剥き出しの表情をした剛司がいた。続く
439 :
新人664:2006/10/15(日) 15:33:20 ID:GghjAQiz
>>434続き
そうこうしていると沙織の現地用携帯電話が鳴った。
「あっ。裕子さんだ。いけない。心配してかけてきたんだ。」
「じゃあショッピングセンターまで送ろう。」
「それじゃあ元気でね。」
美鈴はショッピングセンターのエントランスで車を止めた。
沙織が車の降り際に話しかける。
「タヒチではすみませんでした・・・」
「それは・・・お互い様さね。」
「もし襲われているのが私だって分かっても助けてくれました?」
「・・・たぶんね。ライバルは健全でいてくれないと。
山田を奪い取っても満足感が半減するじゃない。」
美鈴はウインクをして走り去った。
「ありがとう。美鈴さん・・・でも負けない。」
沙織は遠ざかる美鈴の車に思い切り手を振った。
電車男DXエピソード3終わり
440 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/15(日) 15:55:16 ID:x0LYD+5D
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
441 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/15(日) 16:22:05 ID:1SxkCbga
あげ
>>430 拝見しますた。(相変わらず、芸が細かいですねぇ。)
登場人物それぞれの思惑が乱れ飛んでて、
「?」・・・「??」って、なりそうだけど・・・『相関図』役立ってますw
さてさて、いよいよ陣釜さん登場。彼女の思惑は・・・(気になる。)
ひきつづき、詳細キボン。
がんがれ!。ハカイちゃん
443 :
新人6,64:2006/10/15(日) 19:12:53 ID:ceKe2Wcf
>>438続き
剛司のお陰で?沙織は痴漢に遭わずに
済んだが、やはり剛司がおかしいと確信した。
(どうしよう、誰に相談すれば…)
果歩と裕子からは最近、一方的に
絶交宣言させられ、沙織は途方に暮れていた。
仕方なく沙織は秘密のマンソンで
瀬野に相談する事にした。
しかし、マンソンに着いた瀬野は
開口一番沙織に
「俺たち、別れよう」と宣告され
そのまま瀬野は有無を言わせず
マンソンから出て行き、車に乗り込み
猛スピードで走り去った。
瀬野とはそれきり2度と会うことは無かった。
続く
444 :
新人6,64:2006/10/15(日) 19:36:39 ID:ceKe2Wcf
>>443続き
沙織が途方に暮れていた頃
瀬野と剛司は美鈴のマンソンで
二人きりで向き合っていた。
瀬野「山田君、こんな所に連れてきて一体…」
剛司の目は虚ろであった。
(もしかして、沙織との事に感付いたか?」
尋常ならない剛司の様子に
身の危険を感じた瀬野は
剛司に背を向け、ダッシュでドアに駆け寄った。
しかし、ドアのノブに手をかける寸前
万力のような力で羽交い絞めにされた。
剛司は羽交い絞めの状態からそのまま
瀬野を後方に投げつけた。
瀬野は失神していた。
全裸のまま手足を縛られた瀬野が
目を覚ましていた。
いきなり全裸の剛司が瀬野めがけて
襲い掛かってきた。
なんと剛司は美鈴に催眠術で
瀬野のカマを掘れと命じられていたのだった。
続く
445 :
新人6,64:2006/10/15(日) 19:50:18 ID:ceKe2Wcf
>>444続き
いくら強力な催眠術とはいえ
剛司は剛司はかろうじてカマを
彫るのは自制できた。
しかしこの一件で剛司に
恐怖心を感じた瀬野は
このまま沙織と一緒にいれば
いつ剛司に犯られるのかと思い
沙織と別れたのだった。
剛司「よし、邪魔者は消えたw」
剛司は心の底から高らかな笑い声を上げた。
続く
446 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/15(日) 20:58:20 ID:GPy6Svar
447 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/16(月) 01:02:02 ID:K7+2Vx/f
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
448 :
新人6.64:2006/10/16(月) 20:43:35 ID:JTx1vyTy
>>432続き
剛司は、美鈴の、めちゃくちゃ手荒らだが、
それでいて心優しい気遣いにジーンときて、
一旦引っ込んだ涙が、再度あふれてきてしまった。
「じ、じんかまさーん… 。゚(゚´Д`゚)゚。ウワァァン」
「ほら、もー、泣いてちゃわかんないでしょ?」
「ハイ… グスン」
「もしかして振られたの?あの女に。」
「い、いぇ…」
「じゃあ、そんなに悲しむことないでしょ?
7万なら、いくら安月給のあんただって、借りられるだろ?
ほら、これで涙ふいて、頑張ってコクりな」
美鈴は、ハンカチを手渡した。
「…メールが、来なくなっちゃって…」
「まーた、あんた今度は何やらかしたの?
ウソ?すっぽかし?それともAchでトラブったの?」
「い、いぇ…」
剛司は、もじもじしている。
「硬直…手…カイテン、ば、爆発…」
「はぁ?」
「手の上に…手が来て、それで、手で、手を、おさえつけられて…」
「ハァ?( ゚Д゚) 何言ってんだかわかんないよ!」
美鈴は、そういうと、いきなり剛司の腕を掴む。
「こっちへ来な」
扉をあけると、そこはベッドルームだったわけで…
続く
449 :
新人664:2006/10/16(月) 21:46:41 ID:VN8iUbWV
ハワイを舞台に書いたら偶然にも地震が・・・
現地の方にお見舞い申し上げます。
450 :
新人6.64:2006/10/17(火) 07:54:56 ID:cFwpdiOo
>>448続き
扉が開け放たれると、ふたりの視界に、
いきなり重厚なベッドルームが現れた。
「うわっ」
剛司は、思わず足がすくんでしまう。
「ほら、イクんだよ!」
美鈴は、彼女自身の身体と掴んだ腕を支点にすると、
遠心力を効かせて、剛司を思い切りベッドの方へ振り回した。
「な、何するんですかぁ!」
剛司は、バサッとベッドの上に飛ばされた。
「脱ぎな!」
「えぇっ!」
「もう、ジレった…あんたの説明じゃわけわかんないんだよ!」
「だから、その…手の上に手がきて、その手が手を…」
「あーもー、説明はいいって!」 続く
451 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/17(火) 19:01:48 ID:LZAUiYDh
ミソジオタクさん。毎度ご苦労様
452 :
新人6.64:2006/10/17(火) 21:48:48 ID:cFwpdiOo
>>450続き
美鈴は、ベッド上でタチ膝の状態になると、
目にも止まらぬ速さで剛司のズボンのベルトを外し、
間髪入れずにそのまま一気に下までズリ下げた。
その間、たったの数秒。剛司は、まったくなすすべもなく、
あっけなくパソツ一丁にさせられた。
「あの女があんたにしたのと同じ事を、あたしがしてやるよ」
「チョ や、やめて下さい陣釜さん〜」
「あの女ならよくてあたしは嫌だってわけ?」
「そ…そんなぁ」
「だったらつべこべ言わずにさっさと硬直しな」
「そ、そんな…しろと言われてするもんじゃ…それに、
あのときは、沙織さんがムネに抱きしめてくれ…」
剛司が言い終わらないうちに、剛司は、美鈴のムネの中に、
いきなり抱きしめられた。
というか、羽交い絞めにされた、という方が、正確だろう。
「グ、グルジイ…ジソカマサン…」
続く
453 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/18(水) 04:19:24 ID:gqb+Oxxb
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
454 :
新人6.64:2006/10/18(水) 19:58:35 ID:hkQc4ZaW
>>452続き
息ができない。苦しい。
だが、剛司は、咄嗟の機転で、
美鈴のムネの谷間にうまく鼻先をねじ込むことにより、
呼吸だけはしっかり確保することに成功した。
それによって、少しだけ心に余裕ができると、
沙織のそれとはまた違った、
もっとふくよかでムニューッとした感触が、
剛司の身体全体を包み込んでいることに気づいた。
それに加えて、彼女の、とてもいいにおいが…
(じ、じんかましゃん、きもちいい〜 ( ´ー`)
剛司は今、何か、心の底から安らげるような
安堵感を味わっていた。
もちろん、沙織に抱きしめられたときにも、
それに類する感覚は、あった。
だが、今のこの安らぎは、一体、何なんだろう…
これまでのすべての緊張・不安・疑念から解放された、
心からの安らぎ。
それはまるで、母のムネの中のような…
剛司は、知らず知らずのうちに、
そのまま眠りに落ちてしまった。 続く
455 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/18(水) 21:29:07 ID:cV4dLWb+
伊東美咲ミソジオタクさん。毎度ご苦労様
456 :
新人6.64:2006/10/19(木) 20:43:05 ID:cgT27yAq
>>454続き
当の美鈴はというと、剛司を身動きできなくしてから、
その手首をつかみ、沙織がしたのと同じように、
パソツの上に剛司の手を誘導し、
美鈴自身の手で上から押さえつけ、
時計回りにゆっくりと回してみたのだが…
剛司は、硬直するまでもなく、そのままいきなり
眠りに落ちてしまったのだ。
(しょうがないなぁ…)
美鈴は、その様子を見ると、くすっと微笑み、
静かに剛司をベッド上に寝かせ、
その身体に、軽いブランケットをフワリとかけた。
・
・
「あ、もしもし、陣釜です。お疲れ様です…」
美鈴は、リビングルームに戻ると、携帯で社に連絡を入れた。
「内見中の萌えビアマンションなんですけど、
ご案内したお客様が気に入られて、少し長くかかりそうです。
今日はもう、ご案内は入れないでいただけますか?」
続く
457 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/19(木) 20:49:06 ID:G0ZySBTf
伊
藤
ミ
ソ
ジ
が
気
持
ち
悪
す
ぎ
て
吐
き
気
が
止
ま
ら
な
い
件
に
つ
い
て
458 :
新人6.64:2006/10/19(木) 21:02:31 ID:cgT27yAq
>>456続き
美鈴はこう報告すると、手帳を取り出し、
何かサラサラと書き込み、
そのページを1枚ビリッと破くと、
それをリビングのテーブルの上に置いた。
−山田へ
起きたかw
いきなり寝るかぁ? まったくw
まあ、茶でも飲んでよく考えて、
マンション借りるなら、ケータイに連絡入れな。
後悔しないように、ガンガレ。
陣釜美鈴
PS.鍵かけたら管理人さんに返却しとくこと。
美鈴は、バッグの中から、
まだ開栓していないペットボトルのお茶を取り出すと、
切り取ったメモの端の部分に、そっと乗せた。
彼女は、そのまま静かにモデルルームを後にした。
扉を背にして部屋を出た美鈴の横顔が、
心なしか、少し寂しげだった。 続く
459 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/20(金) 04:01:22 ID:0bD8h6gw
伊
藤
ミ
ソ
ジ
が
気
持
ち
悪
す
ぎ
て
吐
き
気
が
止
ま
ら
な
い
件
に
つ
い
て
461 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/20(金) 20:58:09 ID:0bD8h6gw
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
ソソソソソソソソソソ
ジジジジジジジジジジ
がががががががががが
気気気気気気気気気気
持持持持持持持持持持
ちちちちちちちちちち
悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪
すすすすすすすすすす
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
てててててててててて
吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
462 :
新人664:2006/10/20(金) 21:04:18 ID:HrN3gmyg
電車男DXエピソード4
昼休みに沙織と果歩が初秋のオフィス街を歩いている。
サラリーマンの数人のグループがすれちがいざま沙織を振り返った。
「ねえ沙織、タヒチ旅行の後振り返る男が俄然増えてるね。」
「そう?」
「そう?じゃなくて明らかに増えたよ。
前からきれいだけど最近はそれに輪をかけて艶っぽいんだよ。」
「艶っぽい?」
「要するにかわいいだけじゃなくエロかわいいの!」
「ふーん。」
「天然だけは変んないな。」
果歩は思う。元々十分きれいだが最近は色気まで出てきて
文句の付けようがない良い女になってきた友人の沙織。
その訳は山田剛司の存在だ。タヒチでの出来事は親友として聞いていた。
彼と男女の関係になってから沙織はますます輝きを増した。
山田って何?沙織へのちょっとした嫉妬心と剛司への興味という
2つの思いが果歩の心に去来している。 続く
463 :
新人6,64:2006/10/20(金) 21:07:08 ID:jMg3LFjK
>>445続き
早速剛司は美鈴に瀬野を排除できた事を報告した。
剛司「陣釜さ〜ん、もう少しでオカマ掘る所でしたよ〜。」
陣釜「うるさいわねえ、成功したんだからいいだろう!!」
剛司「所で陣釜さん…」
陣釜「ん?」
剛司が何か唱えると美鈴は操り人形の糸が
途切れた様にその場に崩れ落ちた。
剛司「よし、美鈴。今からお前は俺の下僕だ、
わかったら『はい、ご主人様と言え!!」
美鈴「はい、ご主人様。」
剛司「ふふんwたっぷりお前を調教してやるから
楽しみにしておけ。」
美鈴「はい、ご主人様」
剛司は美鈴の催眠術を完璧にモノにした。続く。
464 :
新人6,64:2006/10/20(金) 21:45:03 ID:jMg3LFjK
>>463続き
剛司は今、沙織と沙織の秘密のマンソンで
痴漢を追い払ってくれたお礼に
沙織の手料理をご馳走になっていた。
剛司は何も言わず黙々と食べていた。
沙織(やっぱりおかしい・・・以前の
山田さんなら『よろこんでぃ〜』て
がっついて食べるはずなのに…)
剛司「どうかしました。」
沙織「あ、いえいえ。おいしい、ですか?」
剛司「ああ、普通ですね。」
沙織は数瞬呆然とした。おいしくなくても
普通ならお世辞でもおいしいと言うのが
常識であろうと。
そんな沙織に剛司は構わず彼女の
目を凝視し、何か唱え始めた。
沙織は気を失いその場にへたりこんだ。
剛司は気を失った沙織の耳元に何か囁いた。
すると沙織は急に立ち上がり
ゴリラが胸を叩く物真似を始めた。
その他にレイザー○モン△Gの決めポーズや
長×小*のパラパラダンスまでやりだし。
最後は松永顔負けの海亀の産卵で
沙織のワンマンショーは幕を閉じた。続く
465 :
新人6,64:2006/10/20(金) 22:07:52 ID:jMg3LFjK
>>464続き
沙織は悩んでいた。剛司と
別れるべきか否かと。
誰かに相談したいけど果歩と裕子
からは絶交されているうえ弟の
啓介は就職が決まり家を出てしまい
母親の由紀は新しいボーイフレンドに
夢中で話も聞いてもらえない。
(誰か助けて)心の中で沙織が叫んだ時
通行人の誰かの着うたが大きな音で
鳴り出した。曲は恋のマイアヒだった。
(そうだ、あの人を忘れてたわ!!)
沙織の目がキラキラと輝きだした。続く
466 :
新人664:2006/10/20(金) 22:17:53 ID:HrN3gmyg
>>462続き
そんな折、沙織と果歩と剛司は3人で飲むことになった。
沙織と果歩はテンションが高く痛飲し
特に果歩は店を出るときほとんど歩けない状態だった。
「果歩はタクシーで送らないとだめですね。剛司さんお願いできますか。」
「沙織さんは?・・・」
「私も一緒に行くべきなんですけど、足手まといになっちゃいそうで・・・」
珍しく沙織も相当に酔っている。
「分かりましたw」
「果歩はちょっと酒乱気味なんで気を付けて下さいね。」
剛司は沙織から果歩の住所を書いたメモをもらうとまず
沙織をタクシーに乗せて送り出し、自らも果歩とともにタクシーに乗った。
タクシーが止まったのはワンルームマンションの前だった。
「あれ、果歩さんって自宅じゃないのか。」
運転手に手伝ってもらって部屋の前までやってくる。
「果歩さん鍵!」
「はい、鍵ね。今出すよ〜。」
なんとか果歩を部屋に運び込んだ。 続く
467 :
新人6,64:2006/10/20(金) 22:21:04 ID:jMg3LFjK
>>465続き
沙織は早速電話をかけたが
何度リダイヤルしても繋がらなかった。
仕方なく家に帰り、一人で
食事を済ませると、電話が鳴り出した
受話器を取ると由紀からだった。
今からボーイフレンドを連れて帰るという。
(娘が悩んでるのにのんきな人ね)
沙織は内心で母親を毒づいた。
一時間後由紀が帰ってきた。
沙織は玄関まで出迎えた。
由紀「沙織、紹介するわ。こちら…」
沙織「さ、さ、桜井さん?!」
桜井「よう、久しぶり!!」
由紀の新しい恋人とはランエボ男だった。
468 :
新人664:2006/10/21(土) 01:02:40 ID:tINGVexi
>>466続き
果歩の酔いは相変わらすひどく、
運び込んだだけでは済みそうにないのでタクシーには帰ってもらう。
「悪いわね。ちょっと着替えてくるから待っててね。」
果歩ふらふらとアコーディオンカーテンの陰に消えた。
「果歩さん何かお手伝い・・・」
「お待たせ〜。」
現れた果歩は一糸まとわない姿だった。
唖然とする剛司。
「山田さーん抱いて〜。」
「果歩さん困ります。」
「女にこんな格好をさせたうえに恥をかかせるの?」
剛司は帰ろうとして玄関へ歩み出した。
「じゃあ死んじゃう〜。」
「えっ?」
振り返ると果歩が果物ナイフをのどに当てている。
気弱な剛司はそれ以上拒絶出来なくなってしまった。 続く
469 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 02:31:47 ID:SQd1IYls
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
ソソソソソソソソソソ
ジジジジジジジジジジ
がががががががががが
気気気気気気気気気気
持持持持持持持持持持
ちちちちちちちちちち
悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪
すすすすすすすすすす
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
てててててててててて
吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
470 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 09:31:16 ID:VYvUehum
ここのスレの人達はレベルが低いね
471 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 09:46:07 ID:hn6dKbIj
DXがあったからもう続編はないだろー
472 :
新人6,64:2006/10/21(土) 12:50:53 ID:QyGU8j/m
>>467続き
もう桜井は完全な由紀のヒモだった。
もともと父親の会社の下でろくに仕事もせず遊び呆けていたため
すっかり怠け癖がつき、しかも由紀が莫大な慰謝料を貰っているのを
いい事に多額の小遣いを貰い、だめんずに成り下がってしまった。
沙織(これが桜井さんの真の姿なのね…瀬野さんもこの人と同じだ。)
沙織は桜井に嫌悪感を感じるのと同時に同じタイプの瀬野にも
何故自分はあんな人を好きだったのかを自問自答していた。
否、これで瀬野に対する僅かな未練がぷっつり途切れた。
(やっぱり私には山田さんしかいない!!)
沙織の脳裏に剛司の暖かな巨根が目に浮かんだ。続く
473 :
新人6,64:2006/10/21(土) 13:23:40 ID:QyGU8j/m
>>472続き
剛司はある河川敷の公園で近所の子供とラジコンを走らせていた。
子供A「長老の彼女、いつ来るの?」
摩羅男「もうそろそろ来るんだけど、あ!来た来た。」
子供B「え、どこどこ?」
沙織が大きなバスケットを両手で持ち、小走りで剛司達に駆け寄ってきた。
沙織「遅くなってすみません」
子供一同「萌え〜」
子供軍団は唖然とした。あの長老にこんなに綺麗な彼女がいるなんて…
沙織「剛司さんの恋人の青山沙織ですw」
沙織のエンジェルスマイルに子供立ちはナニを膨張させてしまい
全員前屈みになってしまった♂
子供好きの沙織は彼らとすぐ仲良くなり
手作りのお弁当をご馳走してあげた。あまりの美味しさと
沙織の手で握ったおにぎりを食べる事に子供達は何故か
興奮してしまい、股、マラを巨大化させてしまった。
その間剛司はラジコンを沙織の足元に走らせ
見事にパンチラ撮りを性交させた。続く
474 :
新人6,64:2006/10/21(土) 13:59:09 ID:QyGU8j/m
>>474続き
子供達が剛司達に気を使って先に帰ることにした。
子供一同「沙織お姉ちゃん、バイバイ、股ね」
沙織「さようなら、車に気を付けて下さいねノシ」
沙織の女神スマイルに股も子供立ちは前屈みにされてしまった♂
子供達を見送りながら沙織が剛司に囁いて来た。
沙織「私、剛司さんの赤ちゃんが欲しい。」
剛司の肩に頭をもたれ掛けながら囁いた。
沙織「ごめんなさい、私、急にこんな事言い出して…」
剛司は沙織が温泉以降久しぶりに愛しく感じた。
しかし、沙織の寂しげな表情が剛司のドS魂に火を付けた。
剛司は沙織の手を掴み、強引に近くの汚い物置小屋に連れ込み
サド「沙織さん!!恋人同士だから、当たり前だ。」
沙織「でも・・・」
剛司は沙織を強引に後ろ向きにさせ、手早く衣服を半脱がせにさせ
相武を始めた。最初は『こんな所じゃ嫌』と抵抗していたが
野外でのプレイに興奮してしまい、結局後ろから合体してしまった。
「剛司、イキます!!」同時に二人は果ててしまった。
外では発情期の野良猫の鳴き声が聞こえてきた。続く
475 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 14:05:53 ID:SQd1IYls
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
ソソソソソソソソソソ
ジジジジジジジジジジ
がががががががががが
気気気気気気気気気気
持持持持持持持持持持
ちちちちちちちちちち
悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪
すすすすすすすすすす
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
てててててててててて
吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
476 :
新人664:2006/10/21(土) 15:22:39 ID:6K5pnvL9
>>468続き
果歩は剛司を押し倒し、馬乗りになりって挑んできた。
「山田さん見てよ〜私を!」
剛司が閉じていた目を開けると目の前に
沙織とは異なる肉感的な果歩の体があった。
剛司の禁欲的忍耐もこれまでだった・・・
とうとう体が反応してしまう。
「沙織が虜になる山田剛司を知りたいの〜!」
まさに果歩が剛司と「合体」する寸前
「ウッ。」
彼女が激しくもどし始める。
剛司はほうほうの体で逃げ出した。
帰宅しても罪悪感にさいなまれ、悶々とする内に時間ばかりが経過する。
そうこうしていると沙織からメールが入った。
「大丈夫ですか。連絡がないので心配しています。」
剛司は果歩を無事に送り届けて家に戻ったと返信をするしかなかった。 続く
477 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 17:05:57 ID:SQd1IYls
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
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ちちちちちちちちちち
悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪
すすすすすすすすすす
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吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
478 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 17:09:44 ID:SQd1IYls
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
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吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
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いいいいいいいいいい
てててててててててて
479 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 17:45:53 ID:SQd1IYls
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
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悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪
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吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
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がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
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にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
480 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 17:58:07 ID:OwjRCxhg
↑陣釜スレがスレストした原因
481 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 18:20:26 ID:SQd1IYls
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
ソソソソソソソソソソ
ジジジジジジジジジジ
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気気気気気気気気気気
持持持持持持持持持持
ちちちちちちちちちち
悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪
すすすすすすすすすす
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
てててててててててて
吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
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止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
482 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/21(土) 18:48:16 ID:yeMM719t
電車男・・もういいよ・・。
483 :
新人664:2006/10/22(日) 00:34:05 ID:PaIOQKVh
>>476続き
翌日は休日で、映画を見に行く予定だったが沙織からメールが入る。
「昨夜はご苦労様でした。果歩は重くて大変だったでしょうw
お礼にケーキを作りますから家に来ませんか? chu!」
沙織は自分を全面的に信頼してくれている。その沙織を自分は裏切ったのか。
剛司の出した結論は全てを打明けることだった。
沙織の部屋。
剛司は出されたケーキに手を付けられないでいる。
「剛司さん、どうかしました?具合でも悪いの?」
剛司は思い切って切り出した。
「沙織さん実は・・・」
話を聞く沙織の顔から血の気が引いていくのが分かった。
「正直驚きました。まさか剛司さんが・・・それも私の親友と・・・」
沙織は横を向いて一筋の涙を流した。
「ま、まずい・・・これは沙織さんが別れを切り出す時の体勢だ・・・」
「確かに酒乱の果歩を送るように頼んだわたしもうかつでした。
でも・・・もうおしまいです・・・分かれましょう。」
「ああ〜やっぱり・・・どうしよう・・・」 続く
484 :
新人6,64:2006/10/22(日) 13:44:28 ID:t2lAQCaY
>>474続き
剛司は今、果歩のマンソンで果歩と一夜を共にしていた。
果歩「どうしたの?今夜は3回だけなんて…」
剛司「何でもない、少し疲れてるだけだよ。」
剛司は揺れていた。最近の沙織が初めて出会った頃の様な
優しさと暖かさを取り戻したみたいだからだ。
沙織が瀬野と二股をかけてると知った時、沙織を散々弄び
頃合を見て沙織をこっぴどく振って、復讐を果たしてから
美鈴か果歩に絞ると言う青写真を頭の中に描いていたからである。
美鈴のぶっきら棒だが思いやりのある優しさが愛しい。
がさつながらも自分を一途に愛してくれる果歩も愛しい。
虐げた時の憂いの表情をする時の沙織がそそられる。
自宅に帰って剛司は頭を抱えていた。(漏、漏れはどうすれば…)
ふとパソを見た剛司はある事が頭に浮かんだ。(よし、やってみるか)
名案を見付けた剛司のキャノン砲がみるみる上がり出した。続く
485 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/22(日) 13:46:22 ID:i969fQnU
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
ソソソソソソソソソソ
ジジジジジジジジジジ
がががががががががが
気気気気気気気気気気
持持持持持持持持持持
ちちちちちちちちちち
悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪
すすすすすすすすすす
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
てててててててててて
吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
486 :
マコート:2006/10/22(日) 13:48:34 ID:ttHvRFyZ
とまらないね
487 :
新人6,64:2006/10/22(日) 14:07:42 ID:t2lAQCaY
>>484続き
早速剛司はパソを勃ち上げ、Aちゃんねるの恋愛版にスレを勃てた。
内容は今、自分は3人の女性を好きになっているが
どうすればいいのかと言うモノだった。
レスの内容はやはり、氏ね、ヤリチン、女の敵、最低男等といった
アンチも多かったが相談に乗ってくれるレスもかなりあった。
まず3人のスペックを聞かれたのでそれに答え3人のコードネームを
沙織・・・枯枝姫
美鈴・・・マン・イーター
果歩・・・ホルスタイン子略してホル子
にした。それから剛司は3人とどう尻合ったか、どういう関係なのかを
差し支えのない範囲で書き込んだ。そうこうしている内に
このスレは口コミで人気が広まり、1年後には『巨根王子』という
タイトルで書籍、映画、ドラマ化され、大ヒットするとは
この時の剛司には想像もつかなかった。 続く
488 :
新人6,64:2006/10/22(日) 14:45:04 ID:t2lAQCaY
>>487続き
剛司はAちゃんねるのアドバイスから、枯枝姫が
優しさを取り戻したと断定するのは時期尚早といわれ
沙織の優しさが本物なのかテストする事にした。
沙織の携帯に剛司からのメールが届いた、内容は
体の具合が悪くなり、家には誰もいなく1人で心細いので
来てくれないでしょうかという事だった。
沙織は20分で剛司の家に到着し、悲痛な声で「剛司さん、氏なないで」と
彼女の声とは思えない大声で叫んだ。剛司は
驚きのあまりベッドから転がり落ちてしまった。
剛司は自己催眠で病気になりすまし、沙織の様子を
伺おうとしたが、沙織は息を弾ませ、涙を流して
剛司に勢いよく抱きつき、剛司の耳元に泣きながら
『あなたが氏んだら私も後を追います』と囁いた。
剛司は感動した。そして沙織がもう元に戻った事を確信した。
沙織「今日は鉄也で看病させて下さいね。」
種馬「ええ?!でも明日は仕事なんじゃ…」
枯枝「仕事は休みます。剛司さんは私が元気にします!!」
砲身「あああ、ありがとうごじゃりましゅ(T_T)」
沙織の優しさに剛司は久しぶりに嗚咽の声を洩らした。 続く
489 :
新人664:2006/10/22(日) 15:07:26 ID:PaIOQKVh
>>483続き
「分かれましょう・・・以前の私なら・・・そう言ったと思います。
でも、今は・・・あなたなしには生きられない女になってしまったんです・・・」
沙織は再び一筋の涙を流した。
「沙織さん・・・」
「だから・・・今回だけは許します・・・」
「沙織さん本当にごめんなしゃい。」
「その代わりきつ〜いお仕置きを覚悟しておいて下さいね。」
「ひゃい。どんなお仕置きでも受けましゅ。」
感極まった2人が思わず抱き合おうとした時だった。由紀の声が。
「沙織〜沢崎さんよ〜」
2人「!」
「山田さん。沙織。本当にごめんなさい。私とんでもない失態を・・・」
果歩は部屋に入るなり土下座をして泣き出した。
「果歩、分かってるよ。もういいから・・・手を上げて・・・」 続く
490 :
新人664:2006/10/22(日) 15:33:58 ID:PaIOQKVh
>489続き
その日の夜1人になった沙織は思う。
「以前はうそすら許せなかったのに
今は果歩との間で起きた間違いまでも許している自分。
こんなに変ったのは剛司さんあなたのせいよ。・・・
ちょっと・・・いじめちゃおう・・・」
「もしもし、私です。お仕置きが決まりました。」
「ひゃい。なんなりと・・・」
「毎日1回は愛して下さい。これは・・・
いたずら小僧が間違いを犯さないようにするためです。」
「で、でも毎日会えなかったら?・・・」
「会えなかった分は繰り越します。2日間会えなければ3日目には3回です。」
「も、もし1週間ぶりになったら?・・・」
「7回です!」
「はい!よく分かりました。僕、がんばりましゅ!」
(あれっ剛司さん本気にしちゃった・・・まあいいかw)
電車男DXエピソード4 おわり
491 :
クフフ:2006/10/22(日) 15:54:34 ID:y5I0fG0f
492 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/22(日) 17:32:21 ID:i969fQnU
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
ソソソソソソソソソソ
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ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
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吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
493 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/22(日) 18:32:30 ID:i969fQnU
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
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吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
494 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/22(日) 21:47:55 ID:i969fQnU
伊伊伊伊伊伊伊伊伊伊
藤藤藤藤藤藤藤藤藤藤
ミミミミミミミミミミ
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てててててててててて
吐吐吐吐吐吐吐吐吐吐
きききききききききき
気気気気気気気気気気
がががががががががが
止止止止止止止止止止
まままままままままま
らららららららららら
なななななななななな
いいいいいいいいいい
件件件件件件件件件件
にににににににににに
つつつつつつつつつつ
いいいいいいいいいい
てててててててててて
495 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/23(月) 17:26:46 ID:FtrmR5M9
伊
藤
ミ
ソ
ジ
ヲ
タ
が
気
持
ち
悪
す
ぎ
て
吐
き
気
が
止
ま
ら
な
い
件
に
つ
い
て
>>458 まいど、乙。
今日はちょっとアドバイス(なってるかどうか分からないけどw)
描写するとき。ちょっと細かく書きすぎているような・・・
たとえば、458冒頭・・・
美鈴は報告を済ますと、手帳に何か書き出した。
そのページをビリッと破き、テーブルの上に置く。
伝言。
事務的な、本当に書きたい事は何一つ書けていない・・・
ってな、感じはいかがでしょう?(あくまで、参考にw)
ひきつづき、「がんがれ!」 ハカイちゃん
497 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/23(月) 22:27:25 ID:FtrmR5M9
伊
藤
ミ
ソ
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498 :
新人664:2006/10/23(月) 23:14:41 ID:RCsC4Hqw
電車男DXエピソード5
「馴れ」
それは人間には避けられないもの。
絶世の美女と大変な苦労の末に結ばれても
それが日常になると馴れからは逃れられない。
剛司も例外ではない。
それに気付いたのは沙織だった。
ある日有楽町でデート中に剛司が他の女性を目で追うのに気付く。
「今まではいつだって私のことだけを見ていてくれたのにぃ。」
「山田が他の女に目移りするなんて十年早いっての。ねー先輩。」
果歩がドリンクを片手に言った。
「でも、目移りくらいでぶーたれてもな。
男ってのは本能的に精子をばら撒きたくてしょうがないんだから
沙織の彼みたいに浮気の心配がないだけましよ。」
「はい・・・」
沙織が果歩に視線を移すと彼女は「すまん」という表情をした。 続く
499 :
新人664:2006/10/23(月) 23:19:32 ID:RCsC4Hqw
>>498続き
「間が悪い」
これも人間の社会ではよくある。
その日沙織は出掛けに啓介と兄弟喧嘩をしていて虫の居所が悪かった。
ところが、腕を組んで歩いていた剛司がまたもや他の女性に
視線を移しているのに気付いてしまう。
ついに沙織が切れてしまった。
「剛司さん、他の女性が良いならそっちへ行ってもいいですよ!」
「さ・沙織さん!」
「もう知らない!」
キョドる剛司を残して沙織は駆け出してしまった。
しばらく走った後交差点で信号待ちをしていると
「沙織?」
「あっ。貴方は!信じられない。」 続く
500 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/24(火) 06:23:34 ID:TQ193W+h
伊
藤
ミ
ソ
ジ
が
気
持
ち
悪
す
ぎ
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吐
き
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止
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つ
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501 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/24(火) 08:00:21 ID:TQ193W+h
伊
藤
ミ
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502 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/24(火) 12:55:21 ID:TQ193W+h
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藤
ミ
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503 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/25(水) 00:26:04 ID:tE6xXxSK
伊
藤
ミ
ソ
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504 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/25(水) 05:06:07 ID:tE6xXxSK
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505 :
鶴亀:2006/10/25(水) 10:08:58 ID:MxwMxJ3a
ここのスレ、いつのまにかどこにでもある下ネタに変わりましたね。
「電車男」自体が一種のファンタジーであり、本当に起こることとは思わないけど、
でも、あれが癒しになってたので、あれほどの人気があったのでしょう。
それをこれほど貶めることは、読者に対する裏切りとは思いませんか。
少なくとも私はそう思います。
もう、このスレは見ないと思うけど、作者の皆様もこんな意見もあるということを
考えてみてね。
506 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/25(水) 13:39:05 ID:tE6xXxSK
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507 :
新人6.64:2006/10/25(水) 20:20:25 ID:UFRdL1zY
>>458続き
「剛司さん、私と、結婚して…頂けませんか?」
「へっ?」
剛司は、我が耳を疑った。
ここは、秘密の場所。
剛司と沙織は、秋葉の夕景をバックに、向き合っている。
剛司は、美鈴の好意を素直に受け入れ、
萌えビアマンションを、7万円という破格の賃料で契約すると、
今日、意を決して、この場所へとやって来た。
「後悔しないよう、ガンガレ。」
剛司の手には、美鈴が残してくれたメッセージが、
しっかりと握られている。
あの日、美鈴が社に戻った後、
契約担当の部長を夜の新宿へと誘い、
足腰立たぬほどふぬけにして、本来ありえない、
破格の賃料7万円を既成事実にしてしまったことを、
剛司は知らない。
もっとも、今回、美鈴は、部長を酒と色気で悩殺しただけで、
軽いタッチまでしか許さなかったのだが…。
続く
508 :
新人6.64:2006/10/25(水) 22:17:54 ID:UFRdL1zY
>>507続き
−再び秋葉の夕景。
秋葉の夕暮れは、美しく、どこか物寂しい。
ネオンサインとヘッドライトの光の束、そして、
すれ違う電車の光陰が織り成す、光のページェント。
迫り来る夕闇が、それらをさらに情緒的に演出する。
そんな中行き交う、人、人、人…
そのひとりひとりに、人生があり、世界がある。
もちろん、山田剛司と、青山沙織にも。
「青山さん、い、今、なんて…」
沙織は、少し恥ずかしそうにうつむいている。
「私と…結婚して、頂けたら、と…」
「えぇっ!?けっけけけけけけけ…」
「結婚、ですよ」
「ケッケッコンて、あの、いわゆる、世間一般で言うところの…
愛するふたりが一緒になるという、あのケッコン…」
(((;゜ Д゜))) ガクガクブルブル
剛司は、あまりに突然の言葉に、震えがとまらない。
「だめ…ですか?」
「い、いぇ、あの、その…」
以前の剛司なら、「喜んでぇい!」と即答していたであろう。
だが、あの、『熱海混浴風呂放置事件』以来、
さすがの剛司も、少し用心深くなっている。
剛司は、沙織に気づかれないように、小さく深呼吸して
心を落ち着けると、慎重に言葉を選んで、問いかけた。
「あの、本当に、ボクで、いいんですか?」 続く
509 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/26(木) 04:02:23 ID:IRGlUHdk
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510 :
新人6.64:2006/10/26(木) 20:33:46 ID:IQEO6GuR
>>508続き
「あの、本当に、ボクで、いいんですか?」
「…はい。剛司さんじゃないと、ダメなんです。」
その瞬間、剛司は、腹の底から湧き上がってくるような、
人生最高の歓喜の胎動を感じていた。が、
「こんなこと、お願いできるのは、剛司さんしか、いないので…」
沙織が発したこのひとことで、その歓喜の胎動は、
一瞬で、そのまま巨大な不安の塊りへと姿を変えた。
まるで、たった数秒間で頂点から奈落の底に落下する、
フリーフォールのように。
(やっぱりだ…また、なんか、くるぞ…)
剛司は、無意識のうちに、身構えた。
続く
511 :
新人6,64:2006/10/27(金) 21:16:16 ID:lOIzbYEn
>>488続き
早速剛司はAちゃんねるにやはり沙織に決めたと報告した。
しかし住人たちはそれは枯枝姫(沙織)の罠だとか
また巨根王子を弄ぶ為の巧妙な仕掛け等のレスが多かった。
巨根「やはりそうかも…しかしどうすれば彼女の本心を暴けるんだろう?」
考え込んでる内に携帯にメールがきた。マン・イーター(陣釜)からだ。
内容は『あたしに催眠術なんていい度胸してるじゃん
たっぷりお礼はさせて貰うから楽しみにしてな!!』
剛司「へぇ〜、どんなお礼だろう。楽しみだなあ。」
剛司は彼女のお礼をスケベ顔で妄想していた。
みるみる股間の大砲が角度を上げてきた。
(そうだ!!)剛司は閃いた。これならイケる。
剛司は早速、沙織に明日会いませんかとメールを送った。 続く
512 :
新人6,64:2006/10/27(金) 21:49:18 ID:lOIzbYEn
>>511続き
剛司と沙織は秘密のマンソンで向き合っていた。
剛司は迷っていた。沙織の本心は尻たい…でも、もし
沙織がまた自分を弄ぶ事が目的だったら自分は耐えられるのか?
沙織「このワイン、美味しいですねw」
剛司「そうですね。」
沙織は上機嫌だった。最近の彼は以前の様に優しくなったからだ。
(良かった、元の剛司さんに戻ってくれて…)
1時間後、沙織は泥酔していた。飲みすぎだった。沙織は
とろりとした表情で剛司をじっと凝視していた。
沙織「うっひゃっひゃ、剛司た〜ん」ルパン○世の口調で
沙織が急におどけだした。しかも今度はスカートを捲り上げ
剛司の頭をすっぽりと覆った。「剛司ちゃん、いただきィ」
(ええ?まだ何もしてないのに。)剛司は混乱していた。 続く
513 :
新人6,64:2006/10/27(金) 22:21:49 ID:lOIzbYEn
>>512続き
剛司は当初、ワインをがぶ飲みさせて沙織を泥酔させてから
催眠術をかけ、それから沙織の本音を聞こうと考えていた。
しかし沙織は勝手に酔っ払い始め、ワンマンショーをおっぱじめた。
沙織は十八番の海亀の産卵を終えた時、急にまくしたて始めた。
剛司「沙織さん、よく聞き取れなかったのでもう一度お願いします。」
沙織「だ〜か〜ら〜、剛司ちゃん、オイラとぉ、グッヘッヘw」
剛司に抱きつき沙織はそのまま眠ってしまった。
剛司は沙織を横にさせ、毛布を掛けてあげた。
すると沙織が寝言でうなされながら「剛司さん、私を捨てないで」
と叫び始めた。続いてがばっと起き上がり、「今まで弄んでごめんなさい」
「もう2度と、あなたを裏切らない」等といった謝罪を並べ出した。
剛司は決心した。2度とこの人を放さないと 続く
514 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/28(土) 01:08:49 ID:Vuxj/DJT
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515 :
新人6,64:2006/10/28(土) 13:02:00 ID:zr/IQaju
>>513続き
もはや剛司は迷わなかった。Aちゃんねるにもきちんと報告して
これからは沙織一本でイク事を決心した。住人勃ちは祝福してくれた。
(よし、後は陣釜さんと沢崎さんにきちんと話をしなくっちゃ。)
その頃、沙織は新しい服を買う為代官山まで足を運んだ。
今度会う時剛司にプロポーズする為にどれがいいのか
慎重に物色していた。(どれにしようかな)「沙織!!」
突然、後ろから声をかけられた。相手は瀬野だった。
沙織「瀬野さん?!どうしてこんな所に?」
不能「ごめん、実は君の家から後をつけていたんだ。」
沙織「そ、そうなの…(うわぁ、イタイ、キモい、うざい、普通、無理!!)」
ED「沙織、もう一度やり直してくれないか?」
瀬野は人目も憚らずいきなり沙織に抱きついてきた。
沙織「ここじゃ、話づらいから、私のマンソンにイキましょ、わかった?」
種無「は、はい!!」二人は店を後にして、秘密のマンソンに向かった。
剛司の妹の葵は沙織が男に抱きつかれているのを偶然目撃した。
彼氏と代官山でデート中、野次馬が集まっていたので覗いてみると
瀬野と沙織が真昼間から衆人環視のなか抱き合っているではないか
葵はデジカメでそれを撮影し、二人の後をつけだした。
二人はあるマンソンに揃って入った。葵はそれも撮影した。
(やっぱり、お兄ちゃんを弄んでいたんだ…許せない!!)
葵は急いで自宅に戻り始めた。 続く
516 :
新人6,64:2006/10/28(土) 13:29:43 ID:zr/IQaju
>>515続き
剛司が美鈴と果歩に別れを告げる為出掛ける準備を始めた時
いきなりドアが開かれ、息をきらせた葵が入ってきた。
剛司「どうしたんだ葵、いきなり…」
葵 「お兄ちゃんはあの女に騙されてるんだよ!!」
剛司「ええ?どういう事だ。」
葵 「あのクソアマ、こんな事してたんだよ!!」
葵は剛司にデジカメを見せた。
剛司「う、嘘?!」剛司は暫く絶句していた。(やっぱりそうか…)
またも沙織に裏切られた。剛司はその場で固まってしまった。
一方、沙織はおろしたての服装で剛司の家に小走りで向かっていた。
しつこく復縁を迫る瀬野に金的蹴りをぶち込み、蹲る瀬野に
一方的に別れを告げた。泡を吹いている瀬野を尻目に沙織は
買ってきた服に着替え、化粧直しをして瀬野を引きずり出しマンソンを出た
剛司の自宅前にきた沙織は呼び鈴を鳴らした。父の恒男が応対した。
恒男「剛司〜沙織さんだよぉ」
沙織だと聞いた葵が怒りの形相で沙織のいる玄関に向かった。
葵は沙織を見つけると彼女の左頬に体重の乗せた右フックを叩き込んだ。
続く
517 :
新人6,64:2006/10/28(土) 13:54:02 ID:zr/IQaju
>>516続き
沙織は棒の如く後ろに倒れ込んだ。一瞬意識を失ったが後頭部を
地面に強く打ち付けた為何とか意識を取り戻した。(あれ、わ た し ?)
朦朧とした意識で目を開くと靴底が猛スピードで目の前に迫ってきた。
葵は仰向けに倒れた沙織の美しい顔面を容赦無く踏みつけた。
踏みつけた 踏みつけた 踏みつけた 葵は怒り狂っていた。
元々この女は気に食わなかった。普段は虫も殺さぬ様な顔だが
どこか他人を見下した眼つきが頭にきていたからだった。
剛司「葵、やめろ!!」葵を羽交い絞めにして沙織から引き離した
沙織「つ…剛司さん、た、す、けてぇ〜!!」
剛司は沙織に葵のデジカメを見せた。
剛司「楽しかったですか?また僕を弄んで…」
沙織「つ、剛司さん、ちちち違うんです。」
剛司「あなたを信じた僕がバカでした。」
沙織「ああああの〜そそそその〜」
剛司「もう、2度と、僕の前に縦長ボディーを見せないで!!」 続く
518 :
新人6.64:2006/10/29(日) 01:54:11 ID:YAzJdaIu
>>510続き
そんな剛司に向かって、沙織は、少し恥ずかしそうに、
でも、ひとことひとことをはっきりと語りかけた。
沙織 「私にとって、剛司さんは、いろんな意味で、
かけがえのない、存在です。
これからも、一緒にいたいです。
絶対、手放したく、ないです。
それには、結婚が、一番、自然…ですよね。」
剛司 「け、ケッコン…」
沙織 「はい。結婚…です。そうすれば、ずっと、
剛司さんは私のものです。」
剛司 (こ、これは、もしかすると、ホンモノかも…)
続く
519 :
新人6.64:2006/10/29(日) 01:57:14 ID:YAzJdaIu
>>518続き
素直に聴けば、これは、まぎれも無いプロポーズの言葉だ。
(私のもの、というのが、ちょっとひっかかるが…)
そのまま、ストレートに受け取っていいのだろうか?
ここまで疑心暗鬼になってしまったのは、
長年毒男であった剛司の、単なる思い過ごしだったのか?
剛司の心の中の、あの巨大な不安感が徐々に小さくなり、
それが、再び、歓喜の胎動へと変化して行く。
剛司は、しっかりと顔を上げ、沙織の視線をとらえた。
そして、ついに、覚悟を、決めた。
剛司 「よ、よろこン…」
今まさに、意を決して、心の底から叫ぼうとする剛司。
沙織は、そんな剛司の唇をそっと人差し指で封印すると、
果歩に言われた通りの言葉を、そのまま剛司に告げた。
沙織 「でも、それは、事実婚にして…頂けますか?」
剛司 「じ・じ じ つ こ ん?」 続く
520 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/29(日) 04:48:33 ID:VNQvd+sP
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521 :
新人6,64:2006/10/29(日) 12:58:25 ID:uBa0VhA6
>>517続き
沙織はそのままとぼとぼと家に帰り。暫く呆然としていた。
(せっかく剛司さんの信頼を取り戻したのに…)
このまま誤解されたまま剛司と別れるのはイヤだった。
沙織はふとパソを見上げ深く頷いた。そしてパソを勃ち上げ
Aちゃんねるにアクセスした。そして毒男スレにクリックした。
沙織はエルメスと名乗りスレ住人達にこれまでの経緯を報告した。
彼等の怒りは烈火の如く凄まじかった。怒りは全てエルメスに
対してのレスだった。「二股なんて最低」「魔性の女」「裏切り者」等
散々の言われ様だった。沙織は余計に落ち込んでしまった。
スレ住人のリーダー核の阪神男が次のレスをした。
阪神「エルメスさん、電車がどれだけ命がけであなたを愛してきたか
あんたもご存知のはず、ならば今度はあんたが命懸けで
電車の愛を取り戻すしか方法はないはずだ!!」
暑いレスが沙織の乳に重く響いた。
(そうだ、こんな所でうじうじしても何も始まらない。)
沙織は決心した。そして掲示板に剛司へのメッセを書き込んだ。 続く
522 :
新人6,64:2006/10/29(日) 13:45:26 ID:uBa0VhA6
>>521続き
剛司の携帯に沙織からのメールが届いていた。
剛司はメールを開かず無視していたが、今度は
沙織から電話がかかって来た。留守電にしてこれも無視したが
思い留まって沙織からのメッセを聞いてみた。
メッセは毒男スレを見て欲しいと、そこに剛司さんへのメッセが
書き込んであると、秘密の場所で来るまで待ってるというメッセだった。
剛司は言われた通りスレを見ると、沙織のメッセが目に付いた。
それは二人の熱海や物置小屋等での愛の営みや
痴漢を撃退したり哲哉で看病した経緯や知られると
恥かしい二人の秘め事まで赤裸々と書かれていた。
剛司は書き込みをみて興奮してきた。こんな事をもう一度沙織と
したいと激しく妄想しだした。彼女を手放すのが惜しくなってきた
最後の沙織の謝罪のメッセはどうでもよくなり見なかった。
剛司は急いでフリマで千円で買ったハーネス(HERNES)の
チョーカーを手にして秘密の場所へと向かった。 続く
523 :
新人6,64:2006/10/29(日) 13:49:53 ID:uBa0VhA6
>>522続き
剛司の部屋に隠しカメラをつけ、盗聴していた陣釜美鈴が
車を走らせ、剛司に近づき、クラクションを鳴らした。
剛司「陣釜さん、どうしてこんな所に?」
魔女「急いでるんだろ、乗りな。」
美鈴が言い終えた瞬間、剛司は彼女の顔面に膝蹴りをぶち込み
ナニを勘違いしたのか乗りなと言われ、倒れた美鈴に乗り掛かり
美鈴と合体しようとした。意識が朦朧としながら美鈴は
「車に乗れっていったんだよ!!」と突っ込んだが遅かった。
事が済み、剛司はぐったりしている美鈴にパンチを見舞い気絶させ
美鈴の車に乗り込み猛スピードで秘密の場所に向かった。 続く
524 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/29(日) 21:10:46 ID:VNQvd+sP
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525 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/10/31(火) 13:32:06 ID:k0Na3YZu
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664さん来ないかなぁ?
あんなクソみたいなSP見せられて、未だ見たいって奴がいるんだな 驚いたよ。
528 :
新人6,64:2006/11/02(木) 20:44:13 ID:Q4gU7B8G
>>523続き
沙織は30分程秘密の場所で待ってたが、眠くなったので
家に帰ってしまった。シャワーを浴びて就寝しようとした時
沙織の携帯が鳴った。剛司からだった。
剛司「今秘密の場所だけど、どこにいるんですか?」
沙織「つ、剛司さん?!あ、あの〜、その〜」
剛司「また僕を嵌めたんですね!!」
沙織「ち、違います!!実は啓介が倒れて病院に運ばれたと
連絡がありまして…」
啓介「俺がどうかした?」
沙織「うるさい!あっちいってろ!!ボケェ!!!!」
剛司「もういいです。今からダッシュで来なさい。
30分待って来なければ2度と会う事はありません。いいですね?」
沙織「イ、イエッサー!!」
沙織は急いで仕度を済ませ部屋を出た時、啓介が呼び止めた。
啓介「アネキ、金貸してくんない?ムカツク上司殴っちまって
また会社クビになっちまったよ」
沙織「どけ!!ヤセノッポ」
沙織は啓介の顔面に頭突きを見舞った。啓介は
潰れた鼻から大量の血を流しそのまま動かなくなった。
529 :
新人6,64:2006/11/02(木) 21:07:52 ID:Q4gU7B8G
>>528続き
沙織が門を出ると丁度桜井と由紀が車で帰ってきた。
桜井が窓を開けた瞬間、沙織のストレートが
桜井の顔面に炸裂し、失神した桜井を車から引きずり出した。
沙織は運転席に乗り込むと助手席で事態が呑み込めず
オロオロしている由紀に裏拳をめり込ませ、外へ放り出した。
沙織は猛スピードで秘密の場所へと向かった。
沙織は29分で秘密の場所に到着した。
沙織「遅くなって、すみませんでした。」
剛司「で、大事な話って何ですか?」
沙織「はい、私と…けっ」
沙織が続きをいう前に剛司が遮ってきた。
剛司「あ、こっちですよ。」
沙織が剛司の視線の方向に目を剥けると
そこには美鈴と果歩が並んで立っていた。 続く
530 :
新人6,64:2006/11/02(木) 21:47:32 ID:Q4gU7B8G
>>529続き
沙織は混乱していた。何故この二人がこんな所に?
美鈴や果歩も戸惑っていた。そんな三人に構わず
剛司は満面に笑みを浮かべてしゃべりだした。
剛司「早速ですが今からここで三人で殴り合いを始めて下さい。」
三人「ええ〜?!」
剛司「勝った人と結婚します。」
剛司の言葉を聞いた瞬間、女同士の壮絶な喧嘩が始まった。
沙織の横蹴りが果歩の鳩尾にクリーンヒットした。
美鈴の肘打ちが沙織の鼻骨を粉々に砕いた。
果歩の頭突きが美鈴の顎にめり込んだ。
それから三人は野獣の如く取っ組み合った。
剛司は愉悦の顔で三人の戦闘を眺めていた。
自分を玩具の様に弄んでいた沙織が
自分を奴隷の様に苛めていた美鈴が
自分を塵屑の様に蔑んでいた果歩が
自分を巡って三人の美女が殴り合いの喧嘩を
している事に狂おしく気分が高騰した。 続く
531 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/03(金) 01:13:14 ID:70LmEhMX
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名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/03(金) 01:31:31 ID:jcjn+VOu
533 :
新人6.64:2006/11/03(金) 09:47:38 ID:rNZ07lKX
>>519続き
剛司は、沙織からのアプローチに対して、
どう答えたらいいのか、わからない。
というか、事実婚という言葉の意味すら、
正確には、わかっていなかった。
「じ、じじじじつこん・・・ですか?」
「事実婚・・・ですよ。だめ・・・ですか?」
「い、いえ、ただ、その、あまり、よくわからなくて・・・」
「役所に、届けない、結婚です。」
「は、はい」
「でも、剛司さんとは、一緒・・・ですよ」
「えっ・・・てことは、同棲と、同じ?」
「はい。法的には…そうなります。でも・・・」
「あ、あの・・・すみません。どうして、ジジツコンなんですか?」
「・・・。」
沙織は、さすがにここで、言葉に詰まった。 続く
534 :
新人6,64:2006/11/03(金) 13:35:15 ID:OfSavQ6D
>>530本物続き
沙織は美鈴の鎖骨に手刀を打ち下ろしながら
美鈴は果歩の頬骨に蹴りをぶち込みながら
果歩は沙織の肝臓にフックを叩き込みながら
何故自分はこんな所で殴り合いの喧嘩をしているのかと考えていた。
沙織にとって剛司はいい女、いい娘子を演じるのに疲れた時に
癒して(ストレス解消して)くれるオモチャにすぎなかったはずだ。
美鈴にとって剛司はイケメン相手で猫被りするのに疲れた時に
苛めまくってすっきりさせてくれる下僕にすぎなかったはずだ。
果歩にとって剛司は男にモテモテで増長している沙織から
剛司を寝取って沙織の天狗鼻をへし折る為の道具にすぎなかったはずだ。
三人とも様子がおかしいと剛司は悟った。戦闘意欲が明らかに
最初に比べ失くしているのがあからさまになっているからだった。
剛司(よし、彼女達の闘争心をもう一度煽ってやるか)
沙織も美鈴も果歩も同時に構えを解きだした。
互いに笑みを浮かべて手を差し出し、歩み寄ろうとした時
全裸姿の剛司が「勝った人はこの場所から毎日最低20回結合します!!」
剛司が言い終えた瞬間、一段と激しい修羅場が始まった。 続く
535 :
新人6,64:2006/11/03(金) 14:14:54 ID:OfSavQ6D
>>534続き
それは醜い争いだった。三人は互いの髪の毛や耳、頬などを
引っ張り合い、爪で引っ掻き合い、噛みつき合いまで始めた。
最早三人とも剛司の事は頭の中に無かった。ただ、目の前にいる
二人を地に平伏させてやる事しか考えてなかった。
剛司は至福の喜びを噛み締めていた。
沙織は美鈴の何でも知っている様なしたり顔が憎かった。
その上溺愛していた弟の啓介まで弄んでいたのも頭にきていた。
剛司の事を良く理解している所に暗い嫉妬の炎を燃やした。
(この女にだけは絶対負けない)沙織の攻撃が美鈴に集中しだした。
美鈴も激しく応戦した。沙織は何もかもが気に食わなかった。
お金持ちのお嬢様で何不自由なく育ってきた癖にいつも私は
世界一不幸なお姫様顔をしているのが苛立たしかった。
(この女だけは刺し違えてでも倒す)沙織に対し攻撃が厳しくなった。
ここで沙織と美鈴はアイコンタクトをとり、2人掛りで果歩を
攻撃しだした。2人は果歩を無理やり薙ぎ倒し
果歩を踏みつけまくった。剛司が『止めっ!!』と叫んだ
襤褸雑巾のようになって倒れた果歩に歩み寄った剛司は
果歩を担ぎ上げ一階まで降り、無造作に外に放り捨てた。
まずは果歩が脱落した。 続く
536 :
新人6,64:2006/11/03(金) 14:53:07 ID:OfSavQ6D
>>535続き
剛司が果歩を担いで下に降りている間、
沙織と美鈴は無言で睨み合った。
美鈴「アンタの不幸なお姫様ヅラがムカつくんだよ(#`皿´)」
沙織「私も、美鈴さんの事が嫌いです。だから、これからも
ずっと遠くに、いなくなってくれますか?」
再び、バトルが始まった。ここで美鈴は隠し持っていたスタンガンを
沙織に見舞わせた。一瞬怯んだ沙織に美鈴の強烈な上段回し蹴りが
沙織の側頭部を打ち抜いた。沙織は意識を弾き飛ばされ、
顔から地面に倒れ伏してしまった。
果歩を放り捨て、屋上まで戻ってきた剛司はこっそりと
沙織と美鈴の戦闘再開を見守っていた。すると美鈴が
スタンガンを使い、怯んだ沙織にハイキックを叩き込み
倒れた沙織にマウントポジションから沙織をタコ殴りに
しているのを見た瞬間、剛司はタマらず駆け寄った。 続く
537 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/04(土) 00:55:35 ID:MStLAfsL
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538 :
新人6.64:2006/11/04(土) 07:45:43 ID:iE5r4q6O
>>533続き
思わず、言葉に詰まった、沙織。
沙織の頭の中で、果歩に言われた台詞が、
まるで、悪魔のささやきのように、リフレインしている。
(山田にさ、「結婚しましょう」って言うの。それも、事実婚にさせるんだよ。)
(何故?って聞かれたら、「別に好きな人がいるから、ひとりに決められない」って言うの。)
(でも、「山田さんのことは、その人と同じくらい大切です」って言うの。)
(わかった?沙織・・・)
沙織は、苦しげな表情の剛司を目の前にして、
さすがに、その言葉を口にできない。
以前の沙織なら、何のためらいも無く、
果歩に言われた通りに言い放って、
剛司を奈落の底に突き落とし、
落とすだけ落とした後、
思わせぶりな言葉にキスでも添えて、
弄んでいたはずだ。
なにせ、「私の前に二度と現れないで」とまで
言い切った女なのだから・・・。
だが、今回は、ちょっと違った。 続く
539 :
新人6,64:2006/11/04(土) 12:05:57 ID:v55uWzNN
>>536続き
美鈴は沙織に拳を浴びせながら剛司がこちらに
駆け寄るのを視線の片隅に捉えていた。
(ああ…やっぱり山田はこの女が…)
思った通り剛司は美鈴の横面に跳び蹴りをぶち込んだ。
美鈴は地に倒れ、咄嗟に頭部を庇った。
(剛司の踏みつけがくる)何もこなかった。
恐る恐る構えを解き、辺りを見回すとなんと
剛司が沙織を馬乗りからパンチの集中砲火を浴びせていた。
自分以外の誰かが沙織を傷めつけるのが
剛司には耐えられなかった。美鈴に対し
嫉妬すら感じてもいた。歪んだ愛情だった。
美鈴は静かに秘密の場所から立ち去った。
車を置いている所を見ると誰かが乗り込んでいた。
マイアヒ親父「俺達を弄んだ罰としてこの車は貰った!!」
キリン男「ついでにこの指輪もイタダキw」
桜井と啓介はあっという間に走り去った。
マン・イーター「マイカー・指輪ぁ〜・電車男ぉ〜・カム・バック!!」
美鈴の悲痛な叫びがアキバの街に虚しく響いた。 続く
540 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/04(土) 12:14:39 ID:hX7GSeHs
>>539続き
山田はスーパーの品出しのバイトへの転職を考えていた
541 :
新人6,64:2006/11/04(土) 12:23:07 ID:v55uWzNN
>>539続き
10分程して沙織はようやく目を醒ました。
沙織「あれ、私…負けちゃったんですね?」
剛司「いいえ、沙織さんの勝ちです」
沙織「えっ?」
剛司「勝敗を決めるのは僕です。だからあなたの勝ちです。」
沙織「剛司さん!!」
二人は固く抱きしめ合った。
沙織「あのう、約束ぅ、覚えてますか?」
剛司「ええ〜?!あの〜、ええとぉ」
沙織「け・つ・ご・う!!」
剛司「はうあ!!」
沙織「やっぱり、忘れてたんですね。」
剛司「す・すみません」
沙織「じゃあ、罰として、今から毎日、最低25回結合して下さいねw」
剛司と沙織は生まれたままの姿になり
愛の儀式へと流れ込んでいった。 続く
542 :
新人6,64:2006/11/04(土) 12:55:07 ID:v55uWzNN
>>541続き
剛司と沙織は何時間も、何度も愛し合っていた。
もはや二人には自分たち以外何も見えなかった。
何も聞こえなかった。何も感じなかった。
果歩は怒り狂っていた。卑怯な手口でやられたうえに
こっそり屋上に戻ると剛司と沙織が乳繰り合っていた。
嫉妬に狂った果歩はガソリンを撒いて火を点けてしまった。
秘密の場所のビルは凄まじい勢いで燃え上がった。
しかし剛司達は自分たちの行為に夢中でなかなか気付かなかった。
流石に火の手が屋上まで迫ってきた為
やっと二人は火事だと気がついた。しかし二人は
燃え盛る炎を見て興奮してしまい、再び
愛の結合を始めてしまった。
剛司「沙織さん、ここで一緒に果てましょう!!」
沙織「はい!!だから、あの世でも、ずっと一緒に、いてくれますか?」
剛司「ひゃい!!ずっと一緒にいてくらはい!!」 続く
543 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/04(土) 21:07:36 ID:MStLAfsL
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544 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/04(土) 21:09:49 ID:MStLAfsL
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546 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/05(日) 00:02:21 ID:DQdhnfvX
ヒロイン今度はえびちゃんにしてくれ
絶対視聴率取れるから。
547 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/05(日) 00:29:12 ID:HfnNDpI4
伊藤ミソジが
気持ち悪すぎて
吐き気が止まらない件について
548 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/05(日) 03:13:08 ID:3XLnrDnl
>>546 視聴率 視聴率 視聴率
(・∀・)ニヤニヤ
550 :
新人6,64:2006/11/05(日) 13:28:04 ID:TNSm5png
>>542続き
二人は激しく燃え盛る炎と目前に迫る氏に
気分が高騰してしまい、愛の営みに没頭していた。
剛司達が行為に夢中で気付かない内に
既に下では消防隊が鎮火活動に禿んでいた。
消防車が予想外に早く到着した上に、運が良いことに
激しい豪雨が急に降り出し、完璧に鎮火した。
鎮火と同時に雨が止み、テレビ局のヘリコプターが
火災現場の上空に到着した。ヘリに同乗したリポーターが
ビルの屋上で人影を見付け、叫んだ。カメラマンが
慌ててカメラを人影に向けるとそこには消火した事に
気付かず愛の結合に没頭している剛司と沙織が映っていた。
テレビ局の重役達はその映像を見て見入ってしまい
そのまま全国ネットに映させてしまった。
剛司と沙織は自分達の連結行為が全国生中継されている事など
知る由もなく、いつまでも、いつまでも、
愛し合い続けていました。 巨根王子の結合日記 終わり
551 :
新人6.64:2006/11/05(日) 18:12:39 ID:nQ6cCb+P
>>538続き
言ったあと、傷つく剛司が、かわいそうに思った。
それは、沙織自身も気づかない、微妙な心理変化?
(だからといって、それなら、剛司ひとりを…とまでは、
考えられるものではなかったが・・・)
沙織は、少々苦し紛れとも受け取れる言葉で、
お茶を濁した。
「それは・・・今は、言えません。」
「ど、どうして・・・」
「ごめんなさい。わかって、下さい。」
「沙織さんのことだから、きっと、何か、ワケがあるんだと思います。
でも、おぉぉながいですから、ちゃんと、聞かせて下さい。」
剛司は、はじめて、沙織にきちんと、
自分の意思を伝えられたような気がした。
「剛司さん。」
沙織は、改めて、向き直った。
「はい。」
「剛司さんは、私がどんなことを言っても、驚きませんか?」
「えっ・・・?」 続く
552 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/05(日) 19:39:09 ID:HfnNDpI4
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553 :
新人6.64:2006/11/05(日) 21:40:18 ID:nQ6cCb+P
>>551続き
今度は、剛司が、言葉に詰まる番だ。
−結果、もの凄く傷つくことになるかもしれないけれど、
それでも、沙織の本心を知った方がいいのか。
−それとも、聞かずに、心のもやもやは残るけれども、
沙織の提案を受け入れ、事実婚する途を選んだ方がいいのか。
剛司は迷った。
本当は、沙織の本心を、知りたかった。
でも、それを聞いたら、すべてが終ってしまうようなヨカンがした。
それに、なんといっても、相手は、
非のうち所のない美しさを備えた、青山沙織である。
普通なら、剛司が一生かかっても言葉すら交わせないであろう、
「エルメス」だ。
道行く人、誰もが振り返って、羨望の眼差しで見つめる、
あの『エルメス』なのだ。
そんな雲の上の女性と、たとえ事実婚といえど、
ずっと一緒にいられる幸せ・・・
剛司は、結果、どんな苦しみを味わうことになろうとも、
青山沙織にとっての「特別の存在」でいられる特権を
失ってしまうことになるかもしれない危険な冒険は、
どうしても、できなかった。 続く
554 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/06(月) 00:46:54 ID:ac3YJo3S
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555 :
新人6.64:2006/11/06(月) 20:55:41 ID:5r0nT4ZC
>>553続き
それに、別の考え方も、ある。
とにかく、いろんな意味で、
あまりに棲む世界の違うふたりのことだ。
実際、生活を共にしたならば、価値観とか経済感覚とか、
かなりの相違があるのは、容易に推測できる。
それなら、試用期間ではないが、果たして、色んなことが
本当にうまく行くのか、シミュレーションができる、
事実婚というのは、案外、いい選択肢なのかも知れない。
こう考えたとき、剛司は、吹っ切れた。
「わ・・・わかりました。ジジツコンで・・・」
「本当、ですか?」
「は・・・はい。沙織さんが、その方がいいのなら、
ボクは・・・何も、言うことはありません」
それでも、少し苦しそうな顔つきで答える剛司。
(結局、何も変わってない・・・いや、たとえジジツコンだろうと、
まぎれも無くそれは、結婚のひとつの形だ・・・
その意味では、一歩前進なんだ・・・)
剛司は、自分に言い聞かせた。 続く
556 :
新人6.64:2006/11/06(月) 21:27:55 ID:5r0nT4ZC
*** ひとこと ***
このシリーズを書き始めて、
今日でちょうど3ヶ月が経ちました。
真夏の暑い盛りに書き始めて、気がつけば、季節は晩秋へと・・・
まさか本編の最終回とSPをなぞって、
こんなに長く連載することになるとは、 夢にも思いませんでした。
DXという祭りも終了して、本スレも、そろそろ懐かし板に?
などという声も、ちらほらと聞こえて来る中、
今となっては、果たして何人の方に読んで頂いているのか・・・?
わかりませんが、とりあえず、飽きずに読んで下さってる方、
本当に、ありがとうございます。
連載3ヶ月という節目なので…ひとこと失礼いたしますた。
557 :
あ:2006/11/06(月) 21:46:28 ID:gDFRP+XE
ああああ
558 :
新人6.64:2006/11/06(月) 21:48:51 ID:5r0nT4ZC
>>555続き
そんな剛司に、沙織は語りかけた。
「誤解、しないで・・・下さい。事実婚だからって、
剛司さんのことを、いいかげんに考えているわけでは、ないんです。
剛司さんは、私にとって、かけがえのない人です。」
沙織は、すかさず、フォローを入れた。
「あ、ありがとうございます。じゃあ、いつか、沙織さんの気持ちの
整理がついたら、そのワケ、聞かせて下さいね。」
「は・・・はい。」
どこまでも沙織を信じる剛司に、沙織の胸はちょっぴり痛む。
剛司は、その言葉を聞くと、カバンの中から、おもむろに、
1冊のパンフレットを取り出し、沙織に手渡した。
沙織は、ぱらぱらとそのパンフレットをめくる。
「すてきな・・・マンションですね。」
「実は・・・ここ、借りたんです。」
「え?」 続く
559 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/06(月) 23:49:18 ID:ac3YJo3S
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560 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/06(月) 23:53:52 ID:sxqvtUdk
普段見てるだけの俺だけど
今日は勇気を出して書き込んでみました。
今日秋葉のイベントの帰りの電車の中で酔っ払いが綺麗なお姉さんを絡んで…
なんか見ていられなくなって小さく叫んだ、「やめろよ」って…
きっと声震えてたorz そしたら酔っ払いが俺を殴った。
俺喧嘩とかした事なかったらから何もできなかった。
その後リーマンが酔っ払いを取り押さえに来た。カッコいいよリーマン、カッコ悪いよ俺orz
でもその後、その女性が「大丈夫ですか?」ってハンカチを差し出してくれた。
そのハンカチで鼻血を拭いてしまい、まだ自分の手元にあります。いつ返せばいいんだろう…
そして駅でみんな降りて駅長室で何か書いてる時電話番号と住所を聞かれた。
これは…まさか!と思っているんですが、こんな事思っていていいんでしょうかorz
561 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/07(火) 08:17:34 ID:sRv9YbvB
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562 :
新人6.64:2006/11/07(火) 21:44:20 ID:82/hGQAh
>>558続き
「ボクの、気持ちです。沙織さんに、少しでも、
快適な暮らしをして頂ければ、と思って…」
「えっ? こんないいお部屋を…? 剛司さん、無理、してませんか?」
(無理といえば最初から最後まで無理しまくり…○| ̄|_ )
「いえ、仕事柄、安く借りられるんです。」
剛司は、無意識に、小さなウソをついた。
いや、事の経緯からして、
まんざらウソでもないのかもしれない。
「ありがとうございます。」
沙織は、剛司の健気な心遣いに、口もとをほころばせた。
−にっこり微笑んだ沙織。本当にきれいだ。
(やっぱり、無理に問い詰めたりしなくて、よかった…)
剛司は心から思った。
沙織は、そんな剛司に、ちょっと済まなそうな顔で、切り出した。
「お部屋、本当に、ありがとうございます。でも、それは…」
「えっ?」
「ごめんなさい。お気持ちだけ、頂いておきます。」
沙織は、剛司の申し出を、やんわりと謝絶した。
続く
563 :
新人6.64:2006/11/07(火) 21:52:44 ID:82/hGQAh
>>562続き
「す、すいません。やっぱり、気に入りませんでしたか?」
剛司は、センスの無い人・・・と思われるのが恐くて、
即刻謝った。
「違うんです。剛司さんの気持ち、とても、うれしいです。
ただ、一緒に暮らす場所については、私に、ちょっと考えがあって・・・
できれば、少し、考えさせて頂けないかと・・・」
「あぁ、そうですよね。ほんと、すいません。気がつかなくて。
女性ですから、いろいろこだわるところとかも、ありますよね。」
「本当に、すみません。」
沙織は、多くを語らず、ただ頭を下げた。 続く
564 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/08(水) 17:43:07 ID:feERoPKN
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565 :
新人664:2006/11/08(水) 18:20:19 ID:+Rs96o4l
>>499続き
「魔が差す」
これも人間社会ではしばしばみられる。
「瀬野さん!信じられない・・・」
「偶然だね・・・1人?メシでも食おうか。」
「はい!」
瀬野はニューヨークを拠点にビジネスを展開しており
今日本に商談に来ているとの事だった。
食事の後2人は瀬野が宿泊しているホテルのスカイバーに向かった。
「ここに2人で来るのは本当に久しぶりだね。」
「はい・・・」
「君も新しい恋を見つけたんだろう。」
「はい。今は幸せです。(でも今日の気分からするとうそだ・・・)」
「うん。良かった・・・」
瀬野は沙織にとって初めての男性。
そして2人はかってはここで飲んだ後部屋に移動して逢瀬を重ねていたのだ。
「このままさそわれたら断りきれないかも・・・」 続く
566 :
新人6.64:2006/11/08(水) 22:13:13 ID:6BZOl9lJ
>>563続き
剛司は、ポケットからMSの鍵を2本取り出すと、
それをそのまま、沙織に手渡した。
「じゃあ、これ、そのときまで・・・沙織さんが預ってて下さい。」
「えっ?でも・・・」
「いえ、いいんです。契約して、すぐに解約するのも、
ちょっと気が引けるので。」
剛司の脳裏に、気を利かせてくれた美鈴の笑顔がよぎった。
「だから、よければ、部屋、沙織さんが好きに使ってて下さい。
沙織さんが好みの新居を決めたら、解約しますので。」
「でも、悪い・・・です。せめて鍵1本は剛司さんが・・・」
「気にしないで下さい。どうせボクが持ってても使い道ないですし、
それに、ここ、場所が便利だから、沙織さんなら、
帰りが遅いときとか、使えますし。」
「そう・・・ですか。」
沙織は、剛司本体はもちろんのこと、
なんと、素敵なマンションの部屋も、一緒に手に入れた。
恐るべし、果歩の企み・・・
続く
567 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/09(木) 16:35:22 ID:QRaV4oxG
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568 :
電車男馬鹿:2006/11/09(木) 16:44:58 ID:dILdya4v
き
ん
た
ま
り
お
569 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/10(金) 00:43:05 ID:PWezeItr
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570 :
新人664:2006/11/10(金) 21:15:53 ID:LoJ61tFS
>>565続き
「もうこんな時間か・・・」
(ドキ・ドキ)鼓動が早くなる・・・
「タクシー乗り場まで送るよ。」
「えっ。」
「そろそろ部屋に戻って、ニューヨークの女房に定時連絡しないとw」
(彼にとって完全に終っている事・・・私何を期待してたんだろう)
瀬野はタクシーの運転手に数万円を渡した。
「吉祥寺まではこれで十分だね。」
車が走り出してから、沙織は自分自身に腹が立った。
(つい最近、果歩との浮気騒動にあれほど腹を立て、今日だって他の女性に
気をとられたといって怒っていたくせに・・・)
そして剛司に申し訳ない気持ちが猛烈に湧き上がってきた。
「剛司さんごめんなさい・・・そうだ。」
携帯を見ると剛司からのメールが届いていた。
「沙織さんごめんなさい。僕がバカでした。直接謝りたいので
お家の前で待ってます。来るまで待ってます。剛司。」
「剛司さん・・・運転手さん急いで下さい。」 続く
571 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/10(金) 21:53:25 ID:PWezeItr
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名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/10(金) 22:00:47 ID:y6XIlrT3
運
転
手
は
焦
.っ
て
車
は
崖
下
に
転
落
し
た
さ
よ
な
ら
エ
ル
メ
ス
573 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/10(金) 22:04:01 ID:PWezeItr
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574 :
新人6.64:2006/11/11(土) 08:43:12 ID:cBFi719e
>>566続き
(沙織の心)
まずは、かわいい剛司さんを、しっかり手に入れた。
よし…今度は、瀬野さんの番だわ。
手堅く剛司さんと事実婚しておいて、
瀬野さんとの恋愛を、思い切り謳歌するの。
でも、誤解しないでね。今は、ふたりとも、大好き。
今度も、うまくいくかしら…
(果歩の心)
山田は、無事、沙織のものになったみたい。やっぱりね。
あの毒男の山田が、断れるわけないもんw
そうしておいて、今度は、瀬野も、沙織のものにさせる。
そして、頃合いを見計らって、3人をはちあわせにして、
一挙にすべての関係は、崩壊 !
醜い争いに傷ついた沙織は、あたしの胸の中に…
計画は、順調。しめしめ。
そして。
(剛司の心)
ジジツコンか…彼女が望むならしかたないか…
だけど鍵を全部預けたのは、ちょっと冒険だったかなぁ…
でも、そうしておけば、さすがの沙織さんも、
いきなり漏れを捨てたりはしないだろう…
でも、ふたりの不釣合いな関係は、永遠に変わらない。
いつ心変わりされるか、毎日、不安だなぁ…
続く
575 :
新人6.64:2006/11/11(土) 08:48:25 ID:cBFi719e
>>574続き
三者三様、それぞれの、思惑。
だが、これも、人がモラルという仮面を取っ払ったときの、
ひとつの、本音の純愛の形なのかもしれない。
(あれ?そういえば・・・)
沙織は、最近、桜井和哉からの連絡が途絶えていることに、
はたと気がついた。
毎日深夜に帰宅していた啓介が、ここ最近、
22時台には戻ってきたり、ときどき出勤すらしなくなったことも、
思い返せば、ちょっと不可解だ。
チョイ悪だが、いつも沙織のことを親身に心配してくれる和哉。
沙織にとって、そんな和哉は、剛司や瀬野とはまた違った意味で、
とても大切な存在である。
沙織は、携帯を取り出した。が、
何となく胸騒ぎがした沙織は、直接、
和哉のお店に足を運んでみることにした。 続く
576 :
作者A:2006/11/11(土) 11:25:36 ID:K5UxEr6d
沙織と剛司がつきあい初めて半年。
お互い、以前よりも絆が深まった時期の事だった。
沙織の会社で、いつものように裕子と果歩と3人で事務をしていたとき。
裕子「そういえば、沙織、剛司君とはどう?」
沙織「うん、いい感じだよ」
裕子「もう付き合い初めて半年ぐらい経つよねぇ〜」
沙織「うん」
果歩「ぶっちゃけさ、どこまで行ってんの?w」
沙織「え・・?ど、どこまでって・・・」
果歩&裕子「んん〜???ww」
実は、沙織と剛司はまだ、肉体関係までは持っていなかった。
雰囲気に流されて、キスをすることはあってもまだそういう雰囲気になることはない。
いくら沙織でも、ちょっと前くらいから「そろそろ・・・」と考えているのも正直な所だった。
沙織「まだ、そういうことは・・してないよ。」
裕子「えっ!?!?だだだって、もう半年でしょ!?」
沙織「そうだけど・・・」
果歩「まぁ、沙織と山田のペースじゃぁ、ねぇ」
果歩「沙織は、どうなの??」
沙織「正直、もうそろそろ・・・とは思っているけど・・・」
裕子「あのねぇ、剛司君からなんていくら待っても多分誘ってこないよ。ここはガツンと、年上の沙織から誘わなきゃ!!!」
沙織「えっ!?無理にきまってるじゃないですか・・・恥ずかしいですよ」
果歩「いくら大人しい女でもね、心底愛している人がいるなら、『抱かれたい』って思うのは当たり前だよ?」
沙織「うん・・・。でも、剛司さんが・・」
裕子(童貞ってやつか・・・)
果歩「山田だって男だし!!いざとなれば本能を発揮するもんよ!w」
続く
577 :
新人664:2006/11/11(土) 11:35:28 ID:fzp1YSQi
>>570続き
途中で激しい雨が降り出した。
「剛司さん傘持っていなかった・・・運転手さんもっと急いで下さい。」
車が家に着くと剛司が門前に雨に濡れて立っていた。
沙織は車から大急ぎで降りて剛司に駆け寄る。
「沙織さんごめんなさい・・・僕・・・」
「違う。私の方が悪いんです。ささいなことでやきもちをやいて・・・
一番大切なものを見失うところでした。」
沙織は急いで剛司を家に上げた。
「こんなに冷え切ってしまって・・・すぐにお風呂に・・・」
こう言いかけたところで沙織は言葉を切った。
そして剛司の手を引いて自分の部屋に導いていった。
「私が温めます。」
剛司の濡れた服を脱がせベッドに寝かせると沙織も服を脱いで添い寝をした。
「沙織さん。」
「剛司さん。ああ愛しい・・・」
沙織の体は温かくて柔らかくていい匂いがした。
まるで母の子宮の中にいるような錯覚にとらわれる。
剛司はそのまま眠ってしまった。 続く
578 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/11(土) 20:11:21 ID:G4d1xsJ3
伊
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579 :
新人6.64:2006/11/12(日) 21:32:08 ID:/ry1tmzP
.
>>575続き
ヘルシードリンクバー劉の前でタクシーを降りた沙織の目に、
思いも寄らない光景が、飛び込んできた。
「休業中」
(うそ・・・) 沙織は、思わず、その場に立ち尽くした。
ちょうどそこに、行き交う人の流れを避けるようにして、
和哉が戻ってきた。
「和哉さん・・・」
いつもの、自信に満ち溢れた前衛的な表情は姿を消し、
いささかやつれが目立つ和哉。
「沙織? ああ、悪いな、連絡しなくてさ。」
「ううん、だけど心配で・・・」
「ああ、これ?w」
和哉は、おどけた表情で、休業中のサインプレートを指差した。
「店内、改装中で、さw」
「そうなんだ・・・」
そんなウソを見抜けない沙織では、ない。
恐らく、何かお店にとって、大きな問題が発生しているのであろう。
だが、沙織は、和哉の心中を慮って、
それ以上の詮索は、しなかった。 続く
580 :
442:2006/11/12(日) 23:09:42 ID:xX2VRJz9
本編放送が終わって1年以上。DXも終わってしまった。
確かに、ここを読んでいる人は少ないと思う。
(卒業を宣言して、去られた方も幾人かおられるわけで・・・)
でも、ここに一人居ます。最後までお付き合いさせていただきます。
〔アドバイス〕
思い悩む事もあると思いますが、物を書く事を、楽しんでください。
きっと、良い経験になると思いますよ。
581 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/13(月) 14:42:24 ID:ok3E+s3Q
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582 :
新人664:2006/11/14(火) 13:55:56 ID:qiFr3c/K
>>577続き
剛司が目覚めるとテーブルの前に立つ沙織の後姿が見えた。
「沙織さん。」
「おはようございます。良かった。熱もないみたいだし。
朝ごはんを持ってきました。お家には連絡しましたから大丈夫ですよ。」
「うれしかったです。温めてくれて・・・」
「はいw」
「母の胎内にいるような感覚になりました。」
「ああ、そうなんですか?」
「それから・・・」
剛司は見た夢について話した。
「母に抱かれて母乳を飲む夢を見ました。まるで赤ちゃんみたいですね。」
「剛司さん本当に赤ちゃんみたいでしたよw」
「えっ?」
沙織はハッとして両手で胸を押さえると剛司に背中を向けた。
「お砂糖何杯入れます?・・・」
ベノアティーを入れながら沙織は昨夜の事を思い出していた。 続く
583 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/14(火) 14:56:50 ID:Hd8C70Gq
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584 :
新人664:2006/11/15(水) 21:11:20 ID:AP9GnSxG
>>582続き
添い寝をしてしばらくすると体が温まった剛司は眠ってしまった。
安心した沙織が静かに剛司から離れようとしたときだった。
「母さん・・・」
寝言を言った剛司がちょうど顔の前にある沙織の乳房を口に含んだ。
「あっ・・・」
沙織は一瞬驚いたがそのままにさせてやる。
「お母さんのおっぱいを飲んでいる夢を見ているんだ・・・」
沙織は不思議な充実感に満たされていた。
美鈴が剛司を好きな理由を「母性本能をくすぐられる」と言っていたのを思い出す。
「美鈴さん。あなたの気持ちも良く分かりました・・・」
剛司が再び静かに眠り始めると、沙織は剛司のおでこにチッスをし
そっとベッドから出て留守にしている由紀のベッドで眠った・・・
「あの〜沙織さん・・・どうかしました?」
「あっ。いえ、別に。朝御飯食べましょうかw」
2人は一緒に朝食をとりながらその日の予定について話し始めた。
「雨降って地固まる」
電車男DXエピソード5 おわり
585 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/16(木) 18:02:37 ID:NXi+Io+D
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586 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/16(木) 20:59:57 ID:TuzeSwV2
初カキコです。
みなさん宜しく
587 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/16(木) 22:57:59 ID:NXi+Io+D
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588 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/17(金) 19:21:07 ID:nOQLccxQ
589 :
新人6,64:2006/11/17(金) 21:05:51 ID:sMR2MUGA
電車男改め巨根王子リターンズ
剛司と沙織は剛司の部屋でAちゃんねるを見ていた。
剛司は沙織と5日前に深夜の公園で、4日前には人気の無い
廃墟で、3日前には啓介の部屋で、2日前には沙織の職場で
昨日は薄汚い倉庫で結合したことを、沙織の胸や尻を弄りながら
巨根王子スレに書き込んだ。
(あ〜あ、何か物足りない毎日だな…)
剛司は不満だった。何か沙織を玩ぶ良い手は無いだろうか?
「じゃあ、私、帰りますね。」立ち上がった沙織に剛司は
燃えるゴミを沙織に渡した。剛司の家に来た時の沙織の任務だった。
沙織が帰ってからも剛司はAちゃんねるを見ていた。すると
『サイバーネクストは枯枝姫の行方を捜しております
情報を提供された方には賞金を差し上げます』
という書き込みが出てきた。「これだ!!」
剛司は狂喜した。 続く
590 :
新人6,64:2006/11/17(金) 21:16:48 ID:sMR2MUGA
>>589続き
サイバーネクストのホームページには詳細が載っていた。
賞金は一千万円、掲示板を見ると、皆で情報交換して
見つけた者には恨みっこなしという事になっていた。
剛司は早速、沙織の通勤ルートや帰り道等を書き込んだ。
掲示板の住人達が明日周辺を張り込もうと言い出した。
「面白くなってきたぞ!!」剛司の逸物が膨張しだした。 続く
591 :
新人6,64:2006/11/17(金) 21:52:14 ID:sMR2MUGA
>>590続き
剛司はまず、沙織に枯枝姫狩りを知らせない為、
沙織のパソにウィルスを送り込んだ。
沙織は最近、自分の周辺が慌しい様な感じがした。
そんなある日、帰宅途中、電車の中で二人組の男が沙織を見ながら
こそこそと囁きだした。沙織が電車から降りると二人組も
一緒に降りてきた。(もしかして、ストーカー?)
怖くなった沙織は急いでタクシーに乗り込んだ。
タクシーが走り出し、一安心した沙織が後ろを見ると
二人組はリュックから折り畳みチャリを取り出し
物凄いスピードでタクシーを追いかけだした。
「よし、こうなったら…」沙織はパンティーを脱ぎ
それを二人組に向かって投げた。二人組が沙織の脱ぎたて
パンティーを奪おうと仲間割れを始めた。何とか危機を免れた。
タクシーの運ちゃんは興奮のあまり、ナニを硬直させてしまった。
バックミラー越しに沙織と目が合うと、沙織は運転手に
艶然と微笑んだ。運転手は昇天した。 続く
592 :
新人664:2006/11/18(土) 00:07:30 ID:AzlLFMcs
電車男DXエピソード6
ちょっとした波風を乗り越えた2人。
でも交際を始めて1年。婚約もしているとはいえ
やはり馴れが生じていたと反省しきりだった。
そこで、初心に返ろうと初めて2人で行った温泉に再び行くことにした。
そこは彼らの仲が「純愛」から次のステップへ移行した記念すべき所。
「お母さん、じゃあ行ってきます。」
「行ってらっしゃい。塩辛忘れないでよ。」
「分かってるよ。」
「山田さん、沙織をよろしくね。」
「はい。」
前回と異なってスタートは沙織の家。
東京駅からスーパービュー踊り子を使った列車の旅となった。
きれいなキャビンで2人はご機嫌。会話も弾む。
しかし、すぐ側に座る人物が2人の会話をマイクで拾っているのを彼らは知らない。
続く
593 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/18(土) 02:21:12 ID:ksMNhyCW
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594 :
作者A:2006/11/18(土) 09:51:16 ID:H8fF9oI+
>>576続き
その日から数日後のデートの時。
二人で楽しく食事をしてても沙織はなんとなくあの話を思い出してぼーっとしてしまう。
剛司「?・・・沙織さん?」
沙織「・・・ぁ、すいません」
剛司「疲れてませんか?今日は帰りましょうか」
沙織「大丈夫ですよ。ちょっと考え事してただけなので」
剛司「そうですか。何か悩みとかあったら教えて下さいね」
沙織「はい、ありがとうございますw」
沙織「明日の日曜日空いてますか?」
剛司「ぇ、あ・はい。空いてますよ」
沙織「明日も会いたいんですけど・・・」
剛司「えぇ?!」
沙織「ダメ、ですか?」
剛司「全然!!大丈夫でしゅ!!」
沙織「じゃぁ、明日の10時に私の家、来てもらえますか?」
剛司「沙織さんの家ですか?あ、あのご家族の方に失礼じゃないですか・・・?」
沙織「いえ、大丈夫ですよ。多分、誰もいないので」
剛司「じゃぁ、お邪魔します」
沙織「待ってますねw」
剛司「は、はい。ぁ・・・じゃぁ、今日は帰りましょうか」
沙織「えっ・・・あ、そうですね」
595 :
新人664:2006/11/18(土) 12:10:14 ID:7hSirftR
>>592続き
「ごはん美味しかったですね」
「今度もすごいボリュームでしたね。」
夕方旅館に到着した2人が夕食から戻ると仲居が布団を敷いていた。
「お布団敷かせてもらいました。新婚さんでしょ?。」
「違います。でも、そうするつもりですw」
「そう〜。一番いい時ね〜。寒くなってきたからくっつけときますね。」
2人「ありがとうございます。」
「お風呂もうすぐ閉めますので早めにどうぞ。」
「じゃあ、お風呂、行きましょうか。」
「ひゃい。」
2人は手をつないで混浴露天風呂に向かった。
しかし、仲居の着物の中にマイクが仕込まれていた事を2人は知らない。
続く
596 :
新人6,64:2006/11/18(土) 12:55:52 ID:2uS0D27F
>>591続き
沙織は剛司に二人組に追いかけられた事を話した。
「沙織さん、それはかなりタチの悪いストーカーですね」
「どうすれば、良いのでしょうか?」
「よし、沙織さん改造計画パートUを発動しましょう!!」
「パ、パートU…ですか?」
「沙織さん、仕事のイキ帰りはこれを着けて下さい。」
「こ、これを…ですか?」
剛司が用意したのは、ハゲヅラだった。
それと剛司は沙織の胸にサラシをきつく巻き、腹に
肉襦袢を着けさせ、よれよれの親父スーツを着させた。
仕上げは加齢臭のする香水をたっぷり沙織の全身につけた。
剛司は笑いを堪えるのと猛烈な臭いで込み上げそうになった。 続く
597 :
新人6,64:2006/11/18(土) 13:26:01 ID:2uS0D27F
>>596続き
翌朝、沙織は剛司の指示通りの姿で家を出た。
家の廻りには数十人が辺りを徘徊していた。
子供A「なんだよ〜ナナフシ姫ぇ、その格好w」
子供B「うへぇ!、オヤジ臭え!!」
沙織は近所の子供達から、ナナフシの様な細い体から
ナナフシ姫と呼ばれていたが、子供からは綺麗な
優しいお姉さんと慕われてもいた。
「ナナフシ姫、家庭科の宿題で雑巾つくるんだけど縫い方教えてよ。」
「いい?、こうして、こうするの、わかった?w」
沙織が雑巾を縫っている最中、子供の一人が
沙織のハゲヅラを取ってしまった。沙織が驚いて
大きな声を出した為、周囲の物が一斉に沙織を見た。
二人組「いたぞ!!あいつだ!!」
沙織は走りだした。枯枝姫ハンター達も追いかけ始めた。
ハンター一同「待てぇ〜1千万!!」
沙織とハンターのチェイスは3時間も続いた。
沙織は会社を大遅刻してしまった。おかげで沙織は
鬼上司にタイキックを5発尻にぶち込まれた。
沙織はあまりの激痛に床を数分間転げ回っていた。 続く
598 :
新人6,64:2006/11/18(土) 13:52:40 ID:2uS0D27F
>>597続き
剛司は沙織がハンター達とチェイスしているさまを
隠れて見ながら、腸をねじくりながら爆笑していた。
ここ最近、沙織を色々なやり方で玩んでいた。
沙織に催眠術をかけ、生放送の、のど自慢に出演させ、
森のくまさんを歌わせた。ジャ○アン並のひどい音痴ぶりに
番組には抗議の電話が殺到した。Aちゃんねるの実況版では
祭状態になり、ようつべにはその動画が投稿され
アクセス数の新記録を作り、伝説となった。
また、ある日人気野球チームの試合を観戦中、沙織に
大量の酒を飲ませ、酔っ払った沙織が応援団の旗を
取り上げ、ぶんぶん振り回した。またもやAちゃんねるの実況版で
祭となり、ようつべのアクセス数で新記録を作った。
剛司は又、面白い沙織遊びを見つけ、歓喜した。
(さあ、次はどの手でいこうか?待ってろよ、枯枝姫
この楽しさをおまいにぶつけますよ!!) 続く
599 :
新人664:2006/11/18(土) 15:26:58 ID:XZjAjGQ1
>>595続き
剛司が先に湯船につかっていると、沙織がタオルで前を隠して入ってきた。
湯船につかるとすぐに剛司の横に並ぶ。
「ここっていいお風呂ですよね。」
「あっそうですね。この前のときは余裕がなくて分かりましぇんでした・・・」
「剛司さん下ばかり向いていて全然私のことを見てくれなかったんですよねw」
「そ・そうでしたっけ・・・・」
「でも、今日は違いますね・・・」
「は、はい。」
「どう・ですか・・・私。やせているでしょう・・・」
沙織は前を隠していたタオルを取り払った。
剛司が沙織の一糸まとわぬ姿をまともに見るのは初めてだった。
「でででも胸は・・・意外と大きいのではないかと・・・」
「あっ、言っちゃいましたね。お気遣いありがとうございます・・・」
「沙織さんもう勘弁してくだしゃ〜い。」
「うふふ。可愛いw」
しかし、蛙の置物の中に隠しカメラ・マイクがあるのを2人は知らない。
続く
600 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/18(土) 17:18:33 ID:ksMNhyCW
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601 :
新人664:2006/11/18(土) 22:48:05 ID:XZjAjGQ1
>>599続き
2人は手をつないで部屋に戻った。
1年の時間がごく自然に2人を愛の行為に入っていけるようにしていたが
目移りを大いに反省した剛司
僅かでも前の恋人に心が動いたことを後悔している沙織
それぞれ胸に秘めたものがあった。
「電気消します・・・」
「はい。」
剛司はこれまでになくきめ細やかに沙織を愛しんだ。
沙織はこれまでにない程全てを剛司に集中しようとしていた。
2人がひとつになると沙織の口から声が漏れた。
驚いた剛司は動きを止める。
「やめないで・・・感じちゃいました。」
剛司が初めて耳にする女性の悦びの声だった。
甘く切なく剛司をいっそう鼓舞せずにはおかない。
沙織は全身で悦びを表した。
それは瀬野に最後に抱かれて以来沙織が封印してきたことだった。 続く
602 :
新人664:2006/11/19(日) 14:48:01 ID:KfMlEMUt
>>601続き
全てが終わり沙織は甘えるように剛司にピッタリと寄り添っていた。
「とても・良かったです・・・こんな事言ってもきらいにならないで。」
「もちろんです・・・」
「私ね、剛司さんと深い関係になってからも
まだどこか失った前の恋のトラウマを引きずっていたんです。
全てをさらけ出せないというか・・・
でも、とうとう乗り越えられた気がします。今日のあなたのおかげで。」
「はい。」
沙織はため息をついて言った。
「私達のめぐり合いは本当に奇跡ですよね。」
「はい・・・沙織さん・・・あの・・・」
「?」
「もう一度・・・(初めて自分から言えた)」
沙織は微笑みながらうなずいた。
しかし、掛け軸の陰に隠しカメラ・マイクがあるのを2人は知らない。 続く
603 :
新人6,64:2006/11/19(日) 17:05:16 ID:WGOnM9pt
>>598続き
沙織とハンターのチェイスは5日間で終了した。
サイバーネクストが独自で見つけた為だった。
沙織はハンターを撃退してくれたお礼に
剛司に豪勢な手料理を振舞った。
しばらくして、由紀が桜井とのデートから帰ってきた。
由紀は剛司に軽く挨拶をするとすぐに浴室へ向かった。
「沙織さん、僕の顔に何か付いてます?」
「え…」沙織はがくりとソファに横たわった。
由紀は湯船に浸かり、リラックスしていた時
浴室のドアが静かに開いた。「だ、誰?」
由紀が驚いて入り口を見ると、そこには
全裸姿の剛司が勃っていた。「や…山田さん?!」 続く。
604 :
新人6,64:2006/11/19(日) 17:23:31 ID:WGOnM9pt
>>603続き
由紀は剛司の逸物に釘付けになった。
(夫や桜井さんより遥かに大きい・・・)
剛司は悠然と由紀のいる湯船に近付き、
ゆっくりと湯船に入ってきた。
剛司は由紀と3回結合を果たした。今まで担当していた女の子や
葵の友人等、若い娘は沢山喰ったので、熟女の味も知りたかった。
翌日、由紀は桜井に別れを告げた。剛司は由紀まで
モノにし、多額の小遣いも手中にした。 続く
605 :
新人664:2006/11/19(日) 18:21:49 ID:O4Dthmwl
>>602続き
彼らの隣の部屋にヘッドホンを付け、モニターに見入る2人の人物がいた。
「ちょっとあんた。」
「な、なんでしょうか。」
「山田と沙織が温泉に出かけて山田を奪うチャンスがあるっていうから
この話に乗ったけど、ずっと2人のベタベタぶりを見せつけられてるだけじゃんか。」
「いやいや、まだまだこれから・・・」
「もういい!私は忙しいんだよ。」
「うわっ!」
ボコッ。バキッ。グシャッ。
「とんだ無駄足踏んだよ。ブツブツ・・・」
「まっ、待ってくれ〜・・・」
ぼこぼこにされた桜井を残して美鈴が帰って行った。
部屋にころがっているヘッドホンからは沙織の悦びの声がかすかに漏れている。
2人は再び「愛の海」に浸っていた。
電車男DXエピソード6 おわり
606 :
新人664:2006/11/19(日) 18:32:04 ID:O4Dthmwl
電車男DXエピソード6 番外編
温泉の帰り、剛司が沙織を送って家の前までやって来た。
ちょうど塾へ行く近所の子供達と出会う。
子供A「やあ、ナナフシ姫、何か良い事あったの?」
子供B「とってもいい顔してるよ。」
沙織「そう?ちょっとねw」
子供A「隣のお兄さんは誰?」
沙織「私の彼氏、山田さん。」
子供B「フーン。ナナフシ姫はお兄さんにはもったいないくらいの
美人だから大事にしなよ。」
剛司「うん。大切にするよw」
沙織「こら!」
子供AB「わーい。」(走り去る)
「ナナフシ姫、ですかw・・・アイタタ・・・」
沙織が剛司のわき腹をつねった。
「・・・御飯作るから食べていって下さいね。どうぞお家に入って。」
「ひゃい。」
数万円分の塩辛の重さで手がしびれていた剛司は無事届け終えてほっとしたのだった。
電車男DXエピソード6 番外編 おわり
607 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/21(火) 00:28:57 ID:uEj8cWxy
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608 :
新人6,64:2006/11/22(水) 22:11:03 ID:S0ME1lfF
>>604続き
沙織はある日、会社でタヒチに恋の運命が記されている
運命の黒真珠の噂話を同僚から聞かされた。
(黒真珠を見つければ私と剛司さんの恋の行方がわかる…)
沙織は決心した。(黒真珠を捜そう!!)預金通帳を開いた
残高¥7724だった。「えぇ〜、どうして?」
仕方なく沙織は鬼上司に給料の前借りを申し出た。
鬼上司は前借りを申し出た沙織の鳩尾に後廻し蹴りをヒットさせた。
沙織は昼に食べた物を床の上に吐き散らし、その上を転げ回った。
「アルバイトなら許可してやる。」
この日から沙織のバイト生活が始まった。 続く
609 :
新人6,64:2006/11/22(水) 22:32:14 ID:S0ME1lfF
>>608続き
沙織は早朝、アフター5、休日とバイトに勤しんだ。
朝は新聞配達、会社の帰りはキャバクラ、休日は引越し等
様々なバイトをこなした。おかげで何とか旅行代を確保した。
沙織のいない間に剛司は由紀との譲二を堪能していた。
多額の小遣いの為の、ホストの真似事だった。
「ねぇ、知ってる?沙織がバイトしてるの。」
「えぇ?!ほんとですか?!」
「ええ、なんでもタヒチにイキたいんですって。」
剛司は沙織を大量の酒を飲ませ、タヒチの事を聞き出した。
「よし、漏れもタヒチにイキま〜す」
「ええ!!剛司さんも、ですか?」
「はい、イケませんか?」
「いえいえ、よろこんでぃ〜!!」
早速、明日タヒチへ出発となった。 続く
610 :
新人6,64:2006/11/22(水) 22:55:45 ID:S0ME1lfF
>>609続き
剛司は由紀から多額の旅費をゲットし、空港に向かった。
ロビーで沙織とおちあい、搭乗口へ向かった。
CAにチケットを渡すと何故かエコノミー席に案内された
「あれ?私、ビジネス席のはずですけど?」
CAからチケットを見せてもらうとエコノミーだった。
剛司はビジネス席で寛いでいた。沙織のチケットとすり替えたのだった。
CAが近付いてきた。剛司好みの中々の美人だった。
「CAさん、すみません、シートベルトの具合がおかしいんですが」
剛司のシートベルトの具合を確認していたCAは驚いた。
剛司がCAの手を取り、砲身に触れさせたからだった。
誰もいないボイラー室で剛司はCAと6回結合した。
憧れのスッチーをご馳走になった剛司は快心の笑みを浮かべた。 続く
611 :
新人664:2006/11/23(木) 11:27:30 ID:mFD5wA0E
電車男DXエピソード7
温泉から帰った2人の最初のデートは映画鑑賞だった。
「松竹梅課長の七日間」
涙腺が弱い系の2人はハンカチを絞ると涙が出る程泣いていた。
「沙織さん、映画良かったですね。」
「ハイ。もうめちゃめちゃ感動しちゃいました。」
沙織は剛司に腕を絡めながら応えた。
「大切な人には大事な事は言っておかないといけませんね。」
「はい。それから、熱海美咲さんはなかなかいい味出してましたね。」
「大根とか言われてますけど気になりませんでしたねw」
「彼女って沙織さんとオーバーラップするんですよ。」
「それって・・・やせているってことですか?」
「いえいえ!美人なところ・・・」
「本当ですかあ。ナナフシ姫にすごく受けていましたからね・・・(ちょっと怒)」
「ビクッ・・・(今日の食事代は高くなるな・・・)」 続く
612 :
新人6,64:2006/11/23(木) 17:57:01 ID:w+D4ucFU
>>606続き 巨根王子外伝
沙織はある日曜日の午後、剛司と近所の子供たちを招き
紅茶とマフィンをご馳走した。
子供A「ナナフシ姫のマフィンはいつも美味しいなぁ」
子供B「ほんと、そこらのケーキ屋より遥かに美味しいよ」
子供C[優しくて、美人で、料理上手、お兄さんは世界一幸せ者だねw」
沙織「まあ、生意気いってw」
剛司はそんなマターリした光景を微笑ましく見守りながら内心で
(沙織さんのエプロン姿ってそそるなぁ〜、グヘヘ)
昔の剛司なら、萌え〜となりでれでれ顔になるのだが
今の彼はスケベ、サド、セクハラの変態S三冠王だった。
子供達が遊び疲れて、眠ってしまった。沙織はそっと布団を掛け
子供達のおでこや頬に優しくチッスして、音をたてない様に出た
それを見た剛司はもう辛抱タマらなかった。
「ああ、僕も急に眠くなってきた。」
「剛司さん、大丈夫、ですか?私の寝室へどうぞ」
沙織の部屋に入り剛司は沙織にしがみついてきた。
「なあ、ええやろ?沙織しゃん、うへへへ…」
「剛司さん、わかりましたから、落ち着いて下さい。」
「うん、つよポン、落ち着いた。怖くないから、げへへへ」
「シャワーを浴びてきますから、いい子で、待っててくださいねw」
「待ってますから、その代わり、エプロン姿で来てくだしゃい」
沙織はシャワーを浴びる前に子供達の様子を見た。
優しく布団を掛け直してあげてから浴室へと向かった
ドアを開けようとした時、背後から何者かに口を塞がれた
沙織は気を失ってしまった。 続く
613 :
新人6,64:2006/11/23(木) 18:25:27 ID:w+D4ucFU
>>612続き
剛司はそわそわしながら待っていた。20分後
ドアの向こう側から沙織の声が聞こえた。
「剛司さん、恥ずかしいから、目を閉じて、下さいね」
「ひゃ、ひゃい!!」(なんて可愛いんだ。先生、そういうの好きだぞ)
ドアが開いた。(ドキドキ、ん?獣臭…)剛司が目を開くと
「転す」鬼の形相をした陣釜美鈴が立っていた。
「よくもあたしをこけにしたね!!」(
>>539参照)
「ち、ちがいましゅ!!これを見てくだしゃれ」
窓を開け、剛司は外へ飛び降りた。「げぇ、やりやがった」
剛司が着地すると、何故か沢崎果歩が自転車に乗り
剛司の靴を渡してあげた。
「山田さん、ごめんなさい。秘密の場所を燃やしちゃって」
「いいんだよ、もう杉田ことだから」
「待てぇ、山田!!」美鈴もダイブしてきた。
剛司は美鈴の着地予定点に画鋲をばらまいた。
美鈴は画鋲を踏みつけ、あまりの激痛に固まってしまった。
「さらばです、陣釜さん。」果歩を乗せ、剛司は自転車で走り去った。
「まったく、山田さんも災難でしたねw」
「ほんと、ヤリマンがナニイッてんだか」
剛司たちの後ろから運送トラックが来た。屋根に人影がいた。
「泣くごはいね〜がぁ」美鈴だった。
2人「びえ〜、殺されるぅ〜」ダッシュで逃げ出した。 続く
614 :
新人6,64:2006/11/23(木) 18:59:15 ID:w+D4ucFU
>>613続き
美鈴はトラックの上から二人目掛けてダイブした。
「山田さん、私が美鈴の足を止めますから逃げて下さい。」
「ありがとう、沢崎さん。とんずら〜」
(沢崎さん、お礼はたっぷりしますよ。もちろん体で…)
剛司は沙織の家に戻ってきた。かくれんぼでは鬼に
見つからないコツは鬼が一度捜した所にもう一度隠れる事だからだ。
沙織が浴室の前で倒れていた。剛司は優しく沙織を抱きあげた。
「あれ、私…」沙織が目を醒ました。
「やっと目を醒ましましたね、マイ・白雪姫さん」おでこにチッスした。
スピワゴ井●田「あま〜い、あますぎるよ!!」
子供達も目を醒まし、お暇する事になった。
子供一同「バイバイ、ナナフシ姫。またね」
沙織「さようなら、車に気をつけてねw」
「おじゃま虫がいないからって、いちゃつきすぎない様にねw」
2人「こらw」「わ〜い」(子供達走り去る)
剛司「子供達、可愛いですね。」
沙織「はい、でも、ませてて本当、困っちゃいますw」
剛司は沙織の子供達に向ける優しい眼差しを見て
久しぶりにとても安らいだ気持ちになった。
「あのう、剛司さん?」
「なんですか。沙織さん?」
「先程の、続き、しませんか?…」
「よろこんで!!」
二人は仲良く寄り添って家の中に入った。優しい雰囲気が二人を包み込んだ。
終わり
615 :
新人6,64:2006/11/23(木) 19:10:24 ID:w+D4ucFU
巨根王子外伝、番外編
美鈴と果歩のバトルの結果
美鈴○(7時間7分24秒、フロントネックロック)●果歩
美鈴は気絶した果歩に活を入れて起こし、2人で
ナイアガラ46で朝まで飲み明かしました。 終わり
616 :
新人664:2006/11/23(木) 19:48:46 ID:P0F6atRC
>>611続き
沙織のご機嫌を直すため
夕食は沙織の好きなイタ飯にすることにした。
店はビルの上層階にあり2人はエレベーターを待っていた。
表示が地階からエレベ−ターが昇ってくるのを示していたが
剛司は何か胸騒ぎがしていた。
気のせいかある音楽までが耳に響きだす。
「チーン。」
エレベーターが到着してドアが開く。
数人の乗客に混じって1人の人物が乗っていた。
その人物が2人に気付き、2人がその人物を確認した時
3人とも目が点になっていた。
「や〜ま〜だ〜!・・・じゃないか・・・」
「陣釜さん!・・・じゃないですか・・・」
「美鈴さん!・・・お久しぶり・・・」 続く
617 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/24(金) 18:15:45 ID:bQgFcX8Y
伊
藤
ミ
ソ
ジ
が
気
持
ち
悪
す
ぎ
て
吐
き
気
が
止
ま
ら
な
い
件
に
つ
い
て
618 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/24(金) 18:17:07 ID:qovF+bTP
公判を傍聴しました。
あの男はひどい。金で判決を軽くしようとしている。
弁護士が突然証人として立つから驚いた。
元東京高検検事長とか言うこのおじいちゃん。
拘留されて少しあっただけで、この人の役に立ちたいと思ったとさ。
正義も地に落ちたね。いったいいくらもらったのか。
フェイクデリック会長も胡散臭い。
彼は信頼できる人間と。
飲酒運転&逃亡&パワハラで部下を身代わり犯人に&3年間も逃げ回る男がか?
海外を逃げ回っていたんようなんですが、出頭するために日本に帰ったようです。
事前にかなり打ち合わせ工作してからの出頭でしょう。
ベソかいてめそめそしていましたが、本心は金で何とでもなると考えている人間です。
元東京高検検事長のおじいちゃんを取り寄せてくるあたり、
実にいやらしい男といえますね。
次回は12/1514:00〜15:00予定です。
619 :
新人6,64:2006/11/24(金) 21:09:08 ID:sEBII1ca
>>610続き
タヒチに着いても剛司はやりたい放題だった。
フェリーに同乗していた新婚カップルの女の方に
テントを張ったズボンを見せ、女たちを虜にした。
男達は怒り狂って沙織に罵声を浴びせながら鉄拳制裁した。
その夜はホテルの催しで地元住民のファイヤーダンスがあった。
剛司は沙織に大量の酒を飲ませて酔っ払わせた。
沙織が飛び入りでリンボーダンスを始めた。
その夜最高の歓声があがった。
沙織は現地のガイドに黒真珠のありかを教えてもらった。
沙織は横で昨夜沙織と7回結合して疲れて熟睡している剛司を残し
黒真珠のありかへと向かった。「剛司さん、待ってて下さいね」続く
620 :
新人6,64:2006/11/24(金) 21:23:15 ID:sEBII1ca
>>619続き
黒真珠島に着いたとたん、沙織は原住民の襲撃を受けた
原住民A「カレエダ、カレエダ」
原住民B「ガリガリ、ガリガリ」
沙織は咄嗟にブラを脱ぎ、原住民達向かって投げつけた
原住民達が沙織の脱ぎたてブラを廻り、醜い争いをしている隙に
ダッシュで逃げ出した。そのせいで道に迷ってしまった。
「どうしよう、誰か、助けて」途方に暮れた沙織がべそをかいていると
沙織の目の前に剛司の幻影が現れた。「剛司さん!!」
剛司の硬直した逸物が右の方角を指した。沙織は逸物の方向に
導かれて、ようやく黒真珠のありかに辿り着いた。 続く
621 :
新人664:2006/11/24(金) 21:27:29 ID:LrIsr5Pe
>>616続き
エレベーターの中・・・
「陣釜さん。今日はまたどうしてここに?確か南米では・・・」
「パスポート更新に帰って来んだよ(温泉のことは内緒っと・・・)。
で、この上のイタ飯屋でメシでも食おうと思ってさ。」
「ああ、そうなんですか・・・」
「私達もそこに行くところなんですがどうですか?ご一緒に。」
剛司が「ちょっと沙織さん〜」という顔で彼女の顔を見る。
しかし、沙織は軽くうなずくと言葉を続けた。
「ハワイでは危ない所を助けていただきました。お礼をさせてください。」
(ああ、その話聞いたな・・・)
剛司は美鈴が遠慮して断るのを期待したが・・・
「そう?じゃ、お言葉に甘えるね。」
(ハア〜・・・) 続く
622 :
新人6,64:2006/11/24(金) 21:45:19 ID:sEBII1ca
>>620続き
沙織が黒真珠捜しに勤しんでいる頃、剛司は海で
溺れている現地の女を救助してあげた。
女はかなり水を飲み、失神状態の為、
マウス・トゥー・マウス(松永氏の口調で)が必要だった
剛司が唇を突き出し、顔を近づけてよく見ると沙織そっくりの女だった。
なぜか剛司は沙織そっくりの顔を見てドS魂に火が付き
思い切り、力を込めて首を絞めだした。女は水を吐きだし蘇生した。
「ありがと、おにちゃん、助かり、まんねん」
女…シャオリンは剛司にお礼を言った。よく見るとシャオリンは
顔は沙織そっくりだが、沙織より遥かにグラマラスだった。
シャオリンはお礼に剛司を自宅に招き、ご馳走を振舞った。
剛司はエプロン姿のシャオリンに欲情し、しがみついてきた。
「な、ええやろ、シャオリンはん、なあ、なあ♂」
「うん、ええよ。、ちゃんと、(アレを)掴んで、ますけん。
剛司はシャオリンと8回結合した。
悲願の外国人美女もゲットした。 続く
623 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/24(金) 22:09:06 ID:xaA/6Bof
チラウラでヨロ
624 :
新人6,64:2006/11/25(土) 13:10:57 ID:zmTpd9s2
>>622続き
念願の黒真珠をゲットした沙織だが表情は冴えなかった。
黒真珠にはよほどの奇跡が起きない限り恋愛は成就できないとあった。
帰国した沙織を大きなリムジンが沙織の横で止まってきた。
「青山沙織さん…ですね?」
「はい、そうですが。どちら様でしょうか?」
「失礼しました。私はサイバーネクスト社長の小室鉄矢…もとい
前園と申します。枯枝姫様w」
「どうしてそれを?!」
「乗りませんか?詳しい話は車内でお話いたします。」
沙織は前園から枯枝姫ハントの事等の話を聞かされショックを受けた
そして小室もどきは枯枝姫ミュージアムを開催したいので
沙織にそこで正体を晒して欲しいと頼んできた。
「実は我々は巨根王子…山田剛司さんの実家の山田みなくるを
買収する方向で話が進んでいるのです。」
山田みなくるは特許商品が豊富にあり、いずれは剛司も
2代目として家業を継ぐ予定だった。沙織は決心した。
「わかりました。その話引き受けます。その代わり
剛司さんの実家には手を出さないで下さい。」
「約束します。」 続く
625 :
新人6,64:2006/11/25(土) 13:33:01 ID:zmTpd9s2
>>624続き
剛司は沙織と一緒に帰国せず、一人タヒチに残り
シャオリンといちゃついていた。
剛司は久しぶりにAちゃんねるを覗いてみると
枯枝姫ミュージアムが開催され、そこで沙織が
正体を晒すという情報を見つけた。
「急いで帰らないと!!」
「待って、つよリン、あて、あんさんと離れたあ、ないけん。」
剛司はしがみ付き、駄々をこねるシャオリンを三角締めで
失神させ、ダッシュで空港に向かった。
成田空港にに着いた剛司は脳内麻薬&アドレナリンを
大量に分泌させ、走ってミュージアムの会場に向かった。
(待ってろよ、枯枝姫、漏れがおまいを助けてあげますよ!!) 続く
626 :
新人664:2006/11/25(土) 13:54:07 ID:b2dC/teQ
>>621続き
イタ飯店内・・・
「美鈴さん先日は本当にありがとうございました。」
「あの、僕からもお礼を・・・」
「お前に礼を言われる筋合いはないよ。いずれ私のものになるんだから。」
「美鈴さんそれは・・・ダメです。」
「ほうら、沙織さんてお前のことになるとすぐムキになるんだ。面白いだろw」
沙織は下を向いてしまった。
「(こういう時のリアクションて難し過ぎましゅ・・・)」
「全くな〜、典型的なお嬢さんのあんたが、全てをさらけ出して
男に抱かれる女になっちゃうんだから山田も大したもんだよ。」
2人「ええっ!?(何で温泉での事知ってるの?)」
「いやいや、そう見えるってことさ(危ない・危ない)。」
2人「何だ、そうか・・・(一応納得)」 続く
627 :
新人6,64:2006/11/25(土) 14:01:19 ID:zmTpd9s2
>>625続き
ミュージアム会場に着いた剛司は前園の美人秘書を
とっ捕まえて、人気の無い倉庫で4回結合した。
剛司の巨根の虜になった秘書から沙織の居場所を聞きだし
秘書を片羽締めで失神させ、亀甲縛りにして写真を撮って
沙織の居場所へと向かった。
沙織は控え室で自分の出番を待っていた。正体を晒せば
剛司にも迷惑がかかる為、もう剛司とは会わないと決意していた。
(やっぱり、黒真珠のいう通りだったわ…)
ドアを3回ノックする音が聞こえた後、アフロ頭の男が入ってきた
「枯枝姫さん、出番ですよ。あ、それから下着は全部脱いで
この枯枝着ぐるみに着替えて下さい」
沙織が着替えて控え室を出た後、アフロ男がこっそりと
控え室に入り、沙織の荷物を物色していた。その男は
剛司だった。捜していた物を見つけた剛司は歓喜した。
(枯枝姫、すぐに助けてあげるから、いい子で待ってろよ) 続く
628 :
新人664:2006/11/25(土) 20:54:14 ID:b2dC/teQ
>>626続き
しばらく取り留めのない会話が続いた後、美鈴が唐突に言った。
「山田。女は良いか?」
「ゴホッ。」
剛司は思わず口にしていた物を吐き出した。
「ははははい。い・い・良いです。」
「沙織さんより私の方が『女の良さ』をたくさん教えてやれるぞ。」
「けけけっこうでしゅ。」
「あの。美鈴さん・・・」
「ん?」
沙織が顔を紅潮させていた。
「『女の良さ』は私が美鈴さんに負けないくらい剛司さんに教えます。」
剛司は静かに、しかし熱く進行する女の戦いに生きた心地がしなかった。
「・・・ははは。またムキになっちゃった。ちょっとからかっただけだよ。
じゃあご馳走様。これでちゃらだよ。アディオス・アミーゴ!」
美鈴は手を振りながら去って行った。 続く
629 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/11/26(日) 05:32:09 ID:67PdB6sg
伊
藤
ミ
ソ
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ち
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ぎ
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吐
き
気
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止
ま
ら
な
い
件
に
つ
い
て
630 :
新人664:2006/11/26(日) 14:06:39 ID:oRCd4Uch
>>628続き
剛司が心配した支払いは沙織の美鈴へのお礼だからと
彼女がカードで済ませてくれた。
いつものように沙織を自宅まで送って、家の前に着いた時だった。
「あのう、剛司さんのことでムキになる私っていやな女・ですか?」
「とんでもない!僕のことを思ってくれて・・・うれしいです。」
「よかったw・・・それから・・・
ハンバーグ作ってあるんですけど食べていきませんか?」
「も、もしかして塩辛入り?」
「はい!今塩辛を使っていろいろな食べ物作りに挑戦中なんです。
剛司さんにもぜひ試してほしいなw」
「ひゃい・・・うれしいです・・・」
温泉のお土産の塩辛を店がやれるくらいたくさん買ってしまった沙織は
目下、色々な料理との相性を実験中なのであった。
すでにかなりの犠牲者(由紀・啓介・裕子・果歩・近所の子)が出ていたが、
もう1名犠牲者が増えそうだ。
電車男DXエピソード7 おわり
631 :
新人6,64:2006/11/26(日) 16:20:41 ID:HU5OHmFq
>>627続き
沙織は覚悟を決めて、ステージへたった。
(剛司さん、さようなら…)徐々に幕が上がりいよいよ正体を
晒すと思われたその時、停電が起こった。
非常灯が点き、ステージを見ると、沙織ではない者が勃っていた。
観衆は騒然となった。よく見るとその者は、パンツを穿かずに
ストッキングを着け、男なのに胸にブラを着け、顔には
パンティーを被っているといういでたちであった。
「正義の味方、危脳丸仮面参上!!!!」
小室もどき「え〜い、何をしている、奴を捕らえよ!!」
屈強な警備員数十人が一斉に襲い掛かってきた
危脳丸仮面は一人目の顔面にパンチを見舞い、後ろから
襲ってきた男の鳩尾に肘を打ちつけた。そして近くに居る4人に
廻し蹴りを一気にぶち込み、休まず彼らに攻撃していった。
蹴、拳、膝、肘、手、足、頭、踵、指、掌、脛、腕、肩
全身をフルに使って攻撃した。沙織の下着を身に着けた剛司は
いつもより大量の脳内麻薬&アドレナリンが全身に分泌された
2分で警備員達を片付けた。鬼神の様な強さだった。
逆上した前園が拳銃を抜いた。危脳丸仮面が前園の視界から消えた
(き、消えた?!)前園があたりを見渡すと上から危脳丸仮面が
前園の顔に股間を押し付けてきた。危脳丸仮面は両足を前園の
後頭部に挟みつけ、ローリングした。前園はあまりの生暖かさと
気持ち悪さに失神してしまった。 続く
632 :
新人6,64:2006/11/26(日) 16:39:51 ID:HU5OHmFq
>>631続き
何故かステージの後の壁に、巨根王子スレが映っていた。
観衆達がスレに「いつまでも仲良くね」「俺もがんばる」
と言った祝福が書き込んだ。
危脳丸仮面は沙織を連れ出し、疾風の如くその場から去った
沙織「全部、見てました。嬉しかったですw」
変態「沙織さんの下着が、僕に力をくれました。」
僕の為に正体を晒そうとした沙織に剛司は感動した。
「沙織さん、僕はこれからあなたを命懸けで守ります!!」
「剛司さん、嬉しい…」
黒真珠の言う通り、奇跡が起き、二人の恋愛は本当の
成就を果たした。女性下着を被った男と枯枝衣装をきた女が
熱い抱擁の後、大人のチッスを激しく交わした。 続く
633 :
新人6,64:2006/11/26(日) 16:54:35 ID:HU5OHmFq
>>632続き
あれから剛司と沙織は絆を深め、何度も愛し合った。
剛司は沙織以外の女と手を切った。もう沙織しか見えなかった。
沙織は幸せだった。今も剛司との温泉旅行からの帰りだった。
そこで剛司は、沙織を、丹念に丁寧に優しく愛し尽くした。
そして帰り道、近所の子供たちと出会った
子供A「やあ、ナナフシ姫、何か良い事あったの?」
子供B「とってもいい顔してるよ。」
沙織「そう?ちょっとねw」
子供A「隣のお兄さんは誰?」
沙織「私の彼氏、山田さん。」
子供B「フーン。ナナフシ姫はお兄さんにはもったいないくらいの
美人だから大事にしなよ。」
剛司「うん。大切にするよw」
沙織「こら!」
子供AB「わーい。」(走り去る)
剛司と沙織は互いの顔を見合わせ笑った。いい笑顔だった。
優しい時間が二人を暖かく包み込んだ。
巨根王子リターンズ 危脳丸仮面誕生変おわり
634 :
新人6.64:2006/11/26(日) 22:17:25 ID:NN5Ga1fB
>>579続き
「悪いな。沙織。店ん中、ぐちゃぐちゃでさw」
「ううん、こっちこそ、ごめんなさい。突然で・・・」
「いやぁ、店ってのは、突然来るのが普通だろw
やってないことの方が、変なんだよw」
和哉は、ちょっと自虐的に言った。
「なんか、忙し・・・そうだね。また、来るね。」
沙織は、事情を確かめたかった。が、
やつれ顔の和哉を見れば、おおよその察しは、つく。
彼女は、尋ねたいその言葉を、そのまま飲み込んだ。
「おっ、悪いけど、そうしてくれ。新装オープンしたら、
バーンとパーティーやって、そん時は、ちゃんと招待すっからさw」
「うん・・・」
「あぁ、そういえば沙織、そういうの、苦手だったんだっけw」
和哉はこういい残すと、ひとり地下へと降りていった。
いつもは頼もしいその背中が、少し、寂しげだった。 続く
635 :
新人6.64:2006/11/26(日) 23:58:48 ID:NN5Ga1fB
>>634続き
重い気持ちを引きずりながら自宅に戻った沙織は、
さっそく啓介を呼び止めた。
啓介は、どうもこの姉が、苦手だ。
いくら姉弟とはいえ、あまりに、度を越して美しすぎる、姉。
好奇心旺盛な学生時代、そんな姉に対して抱いた禁断の妄想は、
彼自身、決して口外できるものではない。
そんな心のトラウマからか、彼は、沙織から話しかけられると、
つい、邪険な対応をしてしまうのだった。
もちろん、彼自身、相当のイケメンである。
数多くの女性から、声をかけられてきた。が、
姉の美しさを超える女性は、誰ひとりとしていなかった。
最高の美貌を持つ女を、姉に持ってしまった悲劇・・・。
その苦悩は、だれにもわかるまい。 続く
⌒ヽ / /
_ノ ∠_____________ / .|
/\ \ |
.\ \ \ | 2006年クリスマス
○ / \ \ \ |
/> / / \ \ \ , "⌒ヽ
/// ./ / .\ \ \ i .i ./
./\\\ / / \ \ \ .ヽ、_ノ /
/ .\\ ./ / ∧__,∧ \ \ \ .| /
\ \\ ./ (´・ω・`).っ/.\ \ \ | /
\ \\ ∪ ノ / \ \ \ .| /| ./
o .\ \\⊂ノ / \ \ \ | / | /
"⌒ヽ . \\ / \ \ \| / | /
i i \\ ○ _\\/|/ | ./
○ ヽ _.ノ .\ \\ _,. - ''",, - ̄ _| /
\ \\_,. - ''",. - '' o  ̄ . |/
\ \\ ''  ̄ヘ _ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○ \ \\//。 \ こんな雪じゃ沙織たん来れないな
゚ o 。 .\ \/ | 家まで迎えに行こうか
。  ̄ ̄ ̄ \__________
637 :
新人6.64:2006/11/27(月) 23:12:37 ID:a7KFu2a1
>>636 すてきですね。
>>635続き
あの日・・・
剛司が掲示板で沙織を晒し者にしていると思ったとき、
前後の見境無く、剛司を思い切り殴り飛ばしてしまったのも、
はたまた、わざわざ快適この上ないあの豪邸を出て、
沙織から離れて暮らそうとしたのも、
(父母の確執を態のいい口実にして)
そんな美しい姉に対する複雑な想いと、
決して無関係ではなかろう。
「けーすけ、ちょっと。」
「なんだよアネキ。俺、これから出かけるんだけど」
いつものように、沙織と目を合わせるのを避け、
啓介は、逃げるように玄関へと向かった。
沙織の言葉が、その背中を追いかける。
「和哉さんの、ことなんだけど・・・」
「あぁ、店のことだろ。今、改装中でさ。」
「ウソついても、だめ。ちゃんと、教えて。」
「ウソなんか、ついてねーよ」
「そう。じゃあ、いいんだ。あのときのこと、お母さんに・・・」
「チョwww まってくれよアネキ」
彼は、そのひとことで、別人のように、従順になった。
どうやら沙織は、なにか、啓介の、
人に言えない秘密を握っているらしい。 続く
638 :
電車素人:2006/11/28(火) 16:00:15 ID:U0xXyrJy
あの〜。結果的に現在、電車男さんとエルメスさんってどうなってるのでしょうか?
又、実物のエルメスさんって中谷さん風なのですか。
それとも伊東さん風なのですか。
週刊誌の話なのであてにはなりませんが本物のエルメスさんがドラマ版見て激怒してるって書いてましたが。
人気的には伊東さんのエルメス人気が一人歩きしてるような気がしますが。
ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよ
640 :
新人6.64:2006/11/28(火) 23:11:10 ID:C8C3VMhX
>>637続き
「そうだったんだ・・・」
沙織は、従順になった啓介の口から、
和哉の店が、経営自体は順調であったにも関わらず、
親会社倒産のとばっちりを受け、
営業休止に追い込まれた経緯を聞き出した。
このままいけば、遠からずして、廃業は免れないらしい。
そして、店の一角を住まいにしていた和哉が、
行き場を失うことになるかもしれないという、
厳しい現実も、併せて聞き出した。
さすがの和哉も、今度ばかりは、お手上げらしい。
「そう・・・ありがとう」
啓介からすべてを聞き出し、部屋に戻った沙織は、
ベッドに腰かけ、小さなため息をついた。
「あの、和哉さんが・・・」
沙織が困ったとき、いつも助けてくれた、和哉。
陰になり、日向になり、沙織を見守ってくれた、和哉。
その和哉が、今、窮地に追い込まれようとしている。
(でも、事が事だし、私には何もしてあげられない・・・)
自分の無力さから、ふと視線を落とした沙織。
そんな沙織の視線の先に、剛司から預った、
あのマンションのKeyが、とびこんできた。
(そうだ・・・) 続く
641 :
新人6.64:2006/11/29(水) 23:37:34 ID:hnzxIBZ1
>>640続き
「えぇっ!?本当にいいのか?沙織・・・」
「うん。」
沙織は、急用だと言って和哉を呼び出すと、
剛司が借りてくれた、萌えビアマンションに案内した。
かつての和哉なら、ランエボのタイヤを鳴らしながら、
颯爽と現れたことだろう。
沙織は、そんな和哉のことを、
(ちょいワルにしては、ちょっと、節操が無いかも・・・w)と、
心のどこかで、ほんの少しだけ
醒めた目で見ていたときもあったが、
地下鉄を乗り継いで、ひっそりと現れた彼を
こうして目の当たりにしてみると、
そんなラテンのノリの陽気だった和哉が、
今となっては、どこか懐かしい。
「ここなら、インテリアとかも、ひととおり整ってるし・・・
落ち着き場所が決まるまで、当面、不便じゃないでしょ。」
「いい部屋だなぁ。これも、青山家の財産?」
「・・・w」
沙織は、ただ微笑んでいた。 続く
642 :
新人664:2006/12/01(金) 20:21:54 ID:weMhpy39
電車男DXエピソード7 番外編
WARNING:エロ系が嫌な方はスルー汁。
塩辛入りハンバーグをご馳走になることになった剛司は
沙織に続いて門扉を通り抜けた。
沙織が門扉にロックをして玄関に向かおうとした時
剛司が彼女の手を掴んだ。
「?」
「・・・僕、女の良さを知りたいでしゅ。」
「はいはい。後でお部屋でねw」
沙織がそう言って先に進もうとすると
剛司はなおも彼女の手を掴んで下を向いたまま「いやいや」をした。
「えっ、ここで・ですか?・・・剛司さんどうしたの・・・」
これには訳があった。 続く
643 :
新人6,64:2006/12/01(金) 21:42:10 ID:A1Oo54NH
巨根王子外伝
桜井「由紀さん、もう一度俺とやり直してくれ!!」
由紀「ごめんね、私、好きな人ができちゃったのw」
桜井「どんな男ですか?」
由紀「目を細めれば端正な顔立ちに見えなくもない人。」
桜井「俺よりもあっちが巧いんですか?」
由紀「巧いも何も、あなた候じゃないw」
桜井「俺、もっと頑張りますから!!」
由紀「さようなら、あなたは一生右手が恋人ねw」
桜井「うっせー、俺は左利きだ!!」
桜井は叫びながら左手でナニを握りしめた瞬間
爆発してしまった。異常な候だった。 終わり
644 :
新人664:2006/12/01(金) 22:11:46 ID:weMhpy39
>>642続き
剛司は「松竹梅課長」の鑑賞に先立って
沙織似の熱海美咲出演の映画をレンタルして観ていた。
その中の「山猫」という作品には彼女が演ずるヒロインが物置小屋の中で
立ったまま夫と背後から交わるシーンがあり強烈な印象を受けていたのだった。
そのシーンとイタ飯店での沙織の「女の良さを教える」発言が
玄関先でフラッシュバックして剛司を辛抱たまらなくしていた。
沙織は「山猫」は知らなかったがひたむきに自分を求めてくる剛司をいじらしく思い
美鈴への対抗心も手伝って「お姉さんが教えてあげる」気質に火がついた。
「でも・・・こんな所でどうやって?・・・」
剛司が沙織の耳元で何事かささやく。
一瞬驚きの表情を浮かべた後、沙織は小さくうなずいた。 続く
645 :
新人664:2006/12/02(土) 11:17:09 ID:5Q8vDK/d
>>644続き
「ただいま〜。剛司さんも一緒よ。塩辛入りハンバーグを食べてもらうの・・・」
「おじゃましましゅでしゅ・・・」
2人は何事もなかったかのように家に入り
リビングでファッション雑誌を読んでいる由紀に声をかけた。
由紀は彼らをチラッと見ると軽く手を振り、再び雑誌を読み始める。
「よかった。気が付いていないわ。」
剛司を自室に通した沙織が2階から降りて来て
「剛司さんにお紅茶出そうっと・・・」
と言いながら由紀の側を通り抜けようとした。
「沙織・・・パンストはどうしたの。出かけるときは履いていたわよね。」
「!」
沙織は素足だった。 続く
646 :
新人6,64:2006/12/02(土) 12:19:20 ID:KF9NeAfz
枯枝姫外伝
沙織は月に1度、父親の健吾のマンソンに行き
食事、掃除、洗濯等をしてあげた。そんな沙織を健吾は
眩しそうに目を細め、見つめていた。
「沙織、今まで父親らしい事をしてやれなくて、悪かったな。」
「ううん、もういいの。それよりお父さん、一人で大変でしょう?
だから、もっとお父さんの所に、来ても、いいですか?…」
「ありがとう沙織、そうして貰えると、お父さん助かるよ」
健吾は感動した。他所で愛人を作った父親をこんなにも
心配してくれる沙織に心から感激した。
その日の晩は健吾の経営する会社の若い社員を招き
外食で済ましている彼らに沙織は手料理を振舞った。
「うちの父、わがまま、言ってませんか?」
若手一同は萌え顔で「いえ」と答えた。あまりの美しさに
彼等はすっかり舞い上がり、萎縮してしまった。
すっかり夜も更け、若手たちがお暇した後、健吾が改まった顔で
「沙織、お父さん、お母さんとやり直す事に決めたんだ。」
「ええ?!本当なの?」 続く
647 :
新人6,64:2006/12/02(土) 12:47:46 ID:KF9NeAfz
>>646続き
「山田くんが言ってくれた『子供は親に笑って欲しい』あの言葉が
ずっと胸に残ってたんだ。それで決心したんだ。やり直そうと。」
沙織は感動のあまり、大粒の涙を流した。(剛司さん、ありがとう)
沙織は心の中で何度も呟いた。健吾が優しく沙織を抱きしめた。
剛司はモニター越しにその様子を眺めていた。前に沙織に
連れられ、健吾のマンソンを訪れた時、隠しカメラを
数ヶ所、取り付けたのだった。
(沙織はんの感動の涙顔、そそりまんな〜、うへへへ。あかん!!
もう辛抱たまりまへん。沙織はんを今すぐ呼び出しや!!)
モニターでの沙織の涙顔をダビングした剛司は、それを鑑賞しながら
沙織と7回結合した。やはり彼は変態3冠王だった。 続く
648 :
新人664:2006/12/02(土) 17:05:14 ID:B1ZFIGaa
>>645続き
「(しまった履き忘れた・・・)ああこれ?伝線しちゃったの・・・」
「ふーん。あなたいつもスペアを持っているわよね。」
「・・・うん。今日に限って忘れちゃった(苦しい言い訳)・・・」
「ああそう・・・」
沙織が用意をしたベノアティーを持って再び由紀の側を通ろうとした時
由紀が見慣れないリモコンを手に取り
これまではなかったモニターに向けて操作する。
「ピッ。」
そこに映ったのは玄関先の映像だった。
青山邸では剛司とのデート中に防犯カメラが設置され、
敷地内の様子がリビングで見れるようになっていたのだった。
沙織は悪戯をして見つかった子供のようにうなだれてしまった。 続く
649 :
新人6.64:2006/12/02(土) 21:19:30 ID:L/crCzlw
>>641続き
「だけど沙織、今、オレ、家賃とか・・・」
「いいの。和哉さんには、これまで、
何度助けて貰ったことか・・・
だから、恩返しってわけじゃないけど、
今回は、力にならせて欲しいの」
「そうか・・・ありがとう沙織。かっこ悪いけど、
今回は、ちょっと参ってた。まじ、ほんとに、助かるよ」
和哉は、沙織の身体をそっと引き寄せ、抱きしめた。
(このシチュエーションなら、大丈夫なはずだ・・・w)
実は、和哉は、あれほど沙織と親しい仲であるにもかかわらず、
ただの一度も、その身体に触れたことすら、なかった。
いや、正確に言えば、沙織の誕生日のあの夜、
雨の中待ち続けて倒れた剛司が担ぎこまれた病院で、
看病していた彼女を半ば強引に部屋から連れ出したとき、
どさくさに紛れてそっとその肩を抱いたことが、唯一、
和哉が沙織の身体の一部に触れた瞬間だった。
そして今。和哉は、初めて、沙織の、いや、エルメスの身体を、
抱きしめた。思惑通り、沙織は、抗ったりせず、じっとしている。
「和哉さん、かわいそう・・・」
彼は今、頭の中が痺れるような気持ちを味わっていた。 続く
650 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/12/03(日) 05:34:47 ID:+E0FAPEk
伊
藤
ミ
ソ
ジ
が
気
持
ち
悪
す
ぎ
て
吐
き
気
が
止
ま
ら
な
い
件
に
つ
い
て
651 :
新人664:2006/12/03(日) 11:34:27 ID:FcJucLMM
>>648続き
「ゴメンなさいあんな所で・・・」
「私が問題にしているのはそういう事じゃない。」
「えっ?」
「あなたが好きな人とどこで愛し合おうと構わない。」
「・・・」
「私が言いたいのは身だしなみのこと。
パンストがマッチングするファッションをしているなら
例え一時外しても、きちんと付け直しなさい。
それが女のたしなみってこと!分かった?
・・・フフッ。沙織、あなた案外大胆なのね。やっぱり私の娘w」
「お母さん・・・」
「それからね・・・」
「?」
「塩辛入りハンバーグは私だったら山田さんには出さないな・・・」
電車男DXエピソード7 番外編 おわり
652 :
新人6,64:2006/12/03(日) 12:30:30 ID:+vmna4d4
>>647続き
沙織は剛司を連れて、父のマンソンに向かった。
「うちの父、剛司さんに会うの、楽しみにしてるんですよw」
「そうなんですか?僕は久しぶりに緊張してましゅ…」
剛司はある時、健吾と由紀に二人でやり直す様にと
催眠術をかけたのだった。しかしここまでうまくいくとは
嬉しい誤算だった。もともと二人がやり直したいと
思っていた為、剛司の催眠術がいいきっかけになったのである。
二人は健吾のマンソンに着き、沙織が合鍵で鍵を開けた。
「うう、ききき緊張してきました!!沙織はん、胸と尻を
触らせてくらはい。そうすれば落ち着きましゅから。」
「剛司さん、大丈夫…ですよ。ちゃんと、(ナニを)掴んでますから」
「ちょちょちょ…ど、どこ触ってるんでしゅか?あああああw」
沙織と剛司が玄関で戯れてる時、中から怒号が聞こえてきた。
「資本主義の豚が!!オラオラ、あんたのケツにナニが
入ってるか大きな声でいってみな!!」
「お、お許し下さい… さま…」
二人は乳繰り合うのを止め、急いで声のする部屋へ向かった。
剛司がドアを開けると、そこには全裸姿で両手を縛られ
猿轡を噛まされ、四つん這いにされた健吾とその横には
黒いハードゲイのコスチュームを纏った陣釜美鈴が仁王勃ちしていた。
続く。
653 :
新人6,64:2006/12/03(日) 13:08:15 ID:+vmna4d4
>>652続き
「久しぶりぃ〜」強烈な笑みを浮かべ美鈴が場違いな挨拶をした。
「ど、どういう事ですか?陣釜さん!!」
「お父さんを離して!!美鈴さん!!」
美鈴は沙織達がマンソンに着く5時間前にセールスレディーに扮し
健吾に近付き、彼に強力な催眠術を掛け、M男に調教したのだった。
「おっと、山田!動くなよ。おかしな真似をしたら
この豚男の喉を踏み潰すわよ。」
ならば剛司は美鈴に催眠術を掛けようとしたが美鈴は
「無駄無駄、あたしは3ヶ月インドで修行してきたのよ。
もちろん、向こうの♂も沢山、御馳走になったわよw」
「山田、今日はおとなしくそこのごぼう女を連れて帰りな。」
「わかりますた。その代わり、お父さんには危害を
加えないと約束して下さい。」
「山田の分際であたしに指図なんて永遠に早いんだよ!!
まあ、調教するのに痛めつける程度で我慢してやるよw」
いつの間にか美鈴のメンズ達が剛司達を囲んでいた。
沙織は父の無残な姿にショックで気を失っていた。剛司は
この人数なら勝てるが、健吾を人質に取られている上
沙織に危害が及ぶ恐れもある為、沙織をお姫様だっこで
抱え上げ、一旦、退却する事にした。 続く
654 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/12/07(木) 20:52:12 ID:E63znEk7
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655 :
新人6,64:2006/12/08(金) 21:35:33 ID:OZQ13zYk
>>653続き
剛司は放心状態の沙織を家まで送った。
「あれ?アネキ、何かあったのか?!」
啓介が心配げに沙織の顔を見つめていた。
「ううん、少し気分が悪くなったから、剛司さんに送ってもらったの
啓介、ありがとう。心配してくれて…」
啓介はそれ以上は何も言わなかったが直感で
親父の身に何か異常事態が起こったと確信した。
剛司は沙織を部屋まで運び、催眠術を掛け、眠らせた。
それから啓介に先程の美鈴と健吾の事を話した。
「山田さん、親父を助けてやってくれ!!」
啓介が悲痛な面持ちで剛司にしがみ付きながら叫んだ。
剛司はぶっちゃけ、啓介が嫌いだった。短気でキレ易くて
そのせいで仕事も長続きせず、親が金持ちなのと池面顔だけが
取り柄の、能無し男と軽蔑していた。剛司はある考えが浮かんだ。
「啓介さん、陣釜さんをここに誘き寄せて下さい。」
「え、どうやればいいんだよ?!」
(敬語くらい使えんのか、このキャベツ頭のごぼう男が!!)
剛司は内心で啓介を毒づきながらひそひそと耳打ちした 続く
656 :
新人6,64:2006/12/08(金) 22:00:28 ID:OZQ13zYk
>>655続き
「陣釜さんに電話して、『美鈴は〜ん、辛抱タマりまへんから
ボクチンの体を慰めて〜ん』ていえばすぐに喰らい就くよ。」
「ええ〜、そんな事できっかよ!!ふざけんなよてめぇ!!」
剛司は胸倉を?んできた啓介に足払いを掛けた。
宙に浮いた啓介の顔を?み、思い切り床に後頭部を叩きつけた。
意識が朦朧としている啓介に剛司は催眠術を掛け、下僕にした。
「よし!!啓介。これからおまいは漏れの命令に絶対服従だぞ。」
「イエッサー!!剛司様。」
「今すぐ陣釜美鈴を誘き寄せて来い!!急げ、牛蒡男」
剛司は啓介のコードネームを牛蒡男と名付けた。 続く
657 :
新人664:2006/12/08(金) 23:00:29 ID:tT2zHIa8
電車男DXエピソード8
師走も第4週ともなると街は一層あわただしさを増してくる。
そんな中、剛司は得意先周りに追われていた。
それでも、その顔は幸せそのものといった表情だった。
それもそのはず、今度の日曜のクリスマスイブ
桜井の店で開かれるパーティーに沙織と一緒に参加することになっていたのだ。
この前の休みにはパーティーに着ていく服を沙織と一緒に買いに行き
今日は仕事の合間に沙織に渡すプレゼントも購入した。
準備OK!当日の事を考えてついついにやけてしまう。
しかし、そんな浮ついた状態で師走の町を歩くのは危険だった。
「ああ〜!」
ガシャーン・・・
自転車便と衝突した剛司は足に強烈な痛みを感じた。
「大丈夫ですか・・・」
「いや・・・ダメみたいです・・・」
担ぎ込まれた病院での宣告は厳しいものだった。
「骨折です。直ちに手術してギブスで固定する必要があります。」
「そ、そんな〜。」 続く
658 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/12/09(土) 03:02:13 ID:Vq1p5qRl
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659 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/12/09(土) 03:17:21 ID:0trpH2qY
>>657続きそして、山田は退職届けを出したのであった
660 :
新人6.64:2006/12/09(土) 09:07:57 ID:QF9E5KLD
>>649続き
(これが、エルメスか…)
電車男のパワーの前に、一度はあきらめた、エルメス。
全国1000万人?の毒男の憧れ、エルメス。
和哉は、初めて沙織の身体の感触に触れ、
今、改めて、電車男への羨望と、
そして、ちょっぴりの嫉妬を感じていた。
と、同時に、一旦心の奥底にしまいこんだ闘争心が、
再度、むらむらと湧き上がって来るのを感じていた。
「ありがとう沙織。今は、素直に助けてもらうよ。
だけど今回のことは、必ず、10倍にして返す。
そんときは、生まれ変った俺を、見てくれ」
「うん。和哉さんなら、きっと、大丈夫。私、信じてるから。」
「ああ。株でも何でもやって、今度は、俺が、バーンと
でっかいマンション買って、リムジンで沙織を迎えに来ちゃうからさw」
「うふっw 楽しみに…してるねw
あ、あとね、週末とか、ちょっとお部屋、使いたいときがあるの。
そのときは、ちょっと、使わせてもらって、いい?」
「もちろんだよw もともと、沙織の部屋なんだからw
そん時は、友達のとこへでも、行ってるよ」
和哉は、マンションの鍵といっしょに、
沙織への再度の想いを、しっかりと握りしめた。
続く
661 :
新人664:2006/12/09(土) 11:22:53 ID:7Pnp3ndd
>>657続き
知らせを聞いた沙織が会社の帰りに病院に駆けつけた。
「剛司さん。大丈夫・ですか?」
「すみません・・・こんな格好になってしまって・・・」
「でも・・・顔を見て少し安心しました・・・」
「せっかくのパーティーなのに・・・行けそうにありません・・・」
「そんなこと気にしなくても良い・ですよ。クリスマスは毎年ありますから。
でも剛司さんは1人です・・・」
それから週末まで、沙織は勤めが終ると病院にやって来て
見舞い時間終了まで過ごして帰って行くのだった。
「沙織さん。僕の為に毎日すみません・・・」
「剛司さん。前にも言ったでしょ。あなたと一緒にいる事が私の幸せなんですw」
「(ジ〜ン・・・)」
沙織の言葉に何度も萌えてきた剛司だが
病院のベッドの上で聞くこの言葉はことさら胸にしみた。 続く
662 :
新人6,64:2006/12/09(土) 13:22:09 ID:YOaRcn3E
>>656続き
「もしもし、美鈴たん?啓介だけど。わい…辛抱タマりまへん!!
せやから、ボクチャンの体を慰めてちょんまげw」
美鈴は興奮した。ずっと前に啓介とホテルに入り、ベッドイン寸前に
掲示板の事がばれて、啓介を喰えなかったのが心残りだった。
狙った男を喰えないのはマン・イーターのプライドが許せなかった。
美鈴は青山邸へと向かった。啓介の話では由紀さおり共泊まりで
帰って来ないそうだ。(ウヒヒ、待ってろよ啓介。)
もう美鈴の頭の中は啓介をどう調教するかしか考えて無かった。
啓介は池面スマイルで美鈴を家に迎え入れた。
(グヘヘ、父子共々あての下僕にしてくれるわw)
虎(美鈴)は獲物(啓介)を前にして警戒心を怠った。
辛抱タマラなくなった美鈴は啓介に抱きついてきた。
「な、ええやろ?啓介どん。ハァハァ・・・」
「美鈴さん。ちょっと目を閉じてて貰えますか?」
興奮状態の美鈴は言われるままに目を閉じ、唇を突き出した。
(グフフw見掛けによらず結構ウブなのね、お姉さん
そういうの結構好きよ。ん…ヲタ臭?)
危険を察知した美鈴は窓ガラスを蹴破り、外に飛び降りた。
美鈴は笛を取り出し、笛を吹くとパトカーが美鈴に近づいた。
たまたま近くをパトロールしていた警官は美鈴の下僕で
彼等は美鈴が笛を吹くと美鈴の許に駆けつける様に調教されていた。
パトカーは美鈴を乗せ、あっという間に逃げ去った。
剛司は地団駄を踏んだが後の祭りだった。
流石都内だけでも数万人の下僕を持つ女、陣釜美鈴であった。 続く
663 :
新人664:2006/12/10(日) 08:36:57 ID:sqJ0IKFt
>>661続き
土曜日。
沙織は午前中からやって来た。但しおまけ付で。
子供A「ナナフシ姫が寂しそうに出かけるからどうしたのって聞いたんだ。」
子供B「そしたら、お兄さんがけがで入院したからお見舞いに行くって。」
子供C「僕たちも頼んで連れてきてもらった。」
「すみません。どうしてもって聞かないものですから・・・」
「いいえ。みんなありがとう。」
子供A「ナナフシ姫さ、お兄さんのけがの話しをしながら泣いたよ。」
子供B「ナナフシ姫って、お兄さんにぞっこんだね。」
子供C「お兄さん世界一幸せ者だね。」
「大人をからかうんじゃないの!」
子供A「ワーイ。ナナフシ姫が怒った。」
子供B「怒った顔もなかなかかわいいね。」
子供C「お兄さんますます萌え〜だね。」
「もう負けそうw・・・」 続く
664 :
新人664:2006/12/10(日) 08:47:38 ID:sqJ0IKFt
>>663続き
イブ当日。沙織は今日も午前中から来ていた。
日曜日とあって見舞いに訪れる知人が多い。
川本・松永・裕子・果歩もやって来た。彼らもパーティーの参加予定者だ。
「山田氏悲惨ですな〜。」
「まさに好事魔多しですな。」
「楽しみにしていたのに残念なことになったわね。」
「先輩、沙織は今夜山田さんと病院で過ごすんですって。偉いなあ。」
「私はその方が楽しいからw」
「だよね、山田さんと一緒じゃなきゃパーティーも面白くないやね。」
「マジごちそうさま。」
4人は30分程で帰って行った。
それからしばらくすると「恋のマイアヒ」が聞こえて来た。
「ああ、和哉さんw」
「いよう!山田。沙織、この花花瓶に入れてきてくれないか?」
「あっ、気が付かなくてゴメン・・・」
沙織がその場を離れると、桜井の目がきらりと光った。 続く
665 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2006/12/10(日) 08:55:39 ID:VATrNr1v
だれかいます〜〜〜〜〜〜
666 :
新人6.64:2006/12/10(日) 13:54:30 ID:OpXPr6GK
>>660続き
「…私が、ウソがだめ、っていうのは、知ってましたっけ・・・」
「えっ?」
それから数日後、いつものように、助手席で小首を傾げ、
小さく自分の肩にもたれかかっている沙織の頭を抱き、
ときどき髪をなでつつ、彼女の温もりに浸っていた瀬野は、
唐突に沙織が切り出した、この直線的な言葉に、驚いた。
「どうしたの?いきなり。」
「ウソをつくのは、いやなんです。本当に好きな瀬野さんだから、
だからこそ、本当のことを言います。」
沙織は、真剣な眼差しで、瀬野を見つめた。
「私、結婚しようと、思っています。」
「 !! け、けっこん・・・」
「はい。でもそれは、事実婚にしようと、思っています。」
「事実婚・・・」
突然の沙織の告白に、瀬野は、しばらくの間、
返す言葉を失っていた。
「黙っていれば、わからないこと・・・なのかもしれません。
でも、そういうのは、いやなんです。もしかすると、
愛想尽かされてしまうかも知れないけど・・・
でも、瀬野さんが好きだから、隠さず、正直に、
伝えておきたいんです・・・」
さすがの瀬野も、これには、正直、驚いた。 続く
667 :
新人6.64:2006/12/11(月) 23:01:25 ID:pnubJVvX
>>666続き
「沙織・・・まさか、ほかに、好きな人が・・・」
「はい。好きっていうか、必要な人、と言った方が、
正確かもしれません。」
「それって、要は、好きってこと・・・」
「ち・・・違うんです。好きなのは、後にも先にも、瀬野さん、
貴方しかいません。」
「なら、どうして、別の男と・・・」
沙織は、事のいきさつを説明しようとして、
さすがにそこで、言葉に詰まった。
例の「果歩マニュアル」によれば、山田剛司のことは、
瀬野の剛司に対する嫉妬心を煽って、
3人の関係をグダグダにする意味からも、
1から10まで詳しく説明するように・・・と、あったのだが、
いくらなんでも、好奇心で童貞男を弄んでたら、
そのうち愛しくなってきて、手放せなくなっちゃった・・・とは、
いくら天然系の沙織でも、さすがに、言えたものではなかった。
瀬野は、口ごもって説明できない沙織をじっと見つめていたが、
その重苦しい雰囲気に耐え切れなくなったのか、
そのうち、おもむろにドアをあけ、車を降りた。
そして、反対側に周った彼は、
助手席側の扉を、そっと外からあけた。
「悪いけど、今日は、帰ってくれないか?」 続く
668 :
新人6.64:2006/12/12(火) 23:14:48 ID:pkdvGLMc
>>667続き
「瀬野さん・・・」
沙織は、言葉を返せない。
「好きかどうかは別にしても、現に沙織には、
他に、想っている男が、いる・・・
でも、それでも俺は、沙織のことが、好きだ。
好きだからこそ、俺には、そんなのは、耐えられない・・・」
沙織は、思いがけない瀬野の言葉を聞いて、狼狽した。
剛司の時と同様、瀬野も、
自分の持つ美貌の魔力には抗いきれず、
結局は、思い通りにあやつれる・・・と、
そこまであざとい計算まではしていなかったが、
それにしても、ある意味、多寡をくくっていたのだ。
「帰らないなら、俺が出て行くよ。」
瀬野は、そういい残すと、静かに車を後にした。
20m、30m、40m・・・
瀬野の姿が、だんだんと小さくなっていく。
「!」 沙織は、咄嗟に車から飛び出すと、
半ば衝動的に、叫んだ。
「時間は、永遠じゃないんです!」 続く
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新人6,64:2006/12/15(金) 20:52:40 ID:O60j+MNE
>>662続き
数日後、剛司の携帯にマン・イーターからのメールが入っていた。
『山田の癖にあたしを欺こうなんざ未来永劫早いんだよ!!
罰として、お前の大事な沙織ちゃんで償ってもらうとすっかw
覚悟しとけよ!!この+*@?野郎。貴様の真の主、美鈴様より』
「た・た・た、大変だ。沙織さんに電話しないと…」
沙織の携帯や家にかけても繋がらなかった。剛司はダッシュで
青山邸に向かった。ピンポンを鳴らしても誰も出なかった。
剛司は門を飛び越え、ドアノブを廻した。鍵はかかって無かった。
家中を捜し回ったが誰もおらず、室内が荒らされた気配も無かった。
剛司が家を出ようとした時携帯が鳴った。♀カマキリからだった。
「遅かったな、絶倫男。沙織とその家族一堂は貰った。悔しさまぎれに
愛しい沙織さんのパンティーでも被って自分を慰めてろw」
剛司はあまりの悔しさに美鈴の言う通り沙織のパンティーを
被り、自分を慰め始めた。 続く
671 :
新人664:2006/12/15(金) 21:33:56 ID:2eCuO0kL
>>664続き
沙織がいなくなると桜井は剛司にぐっと顔を近付けた。
「沙織はパーティーを欠席してお前に付き添うんだって?
なあ、彼女がパーティーを楽しみにしてたのは知ってるよな。
なのにお前1人のためにここで過ごさせるのは心苦しいだろう。」
「はい・・・」
「よ〜し。俺が手を貸してやる。」
沙織が戻って来た。
「今山田君から聞いた。
沙織には年に1度のクリスマスイブを楽しんできて欲しい、
それが彼の本心なんだよ。沙織に遠慮してなかなか言い出せなかったんだ。」
「えっ。でも・・・私は・・・」
「そうだよなっ!山田君。」
桜井は沙織を思う剛司の気持ちを巧みに突いた。彼は違うとは言えなかった。
「よっし、じゃあ行こう。」
「あっ・・・剛司さん・・・」
沙織は剛司を何度も振り返りながら桜井に肩をかかえられて去っていった。 続く
672 :
新人6,64:2006/12/15(金) 22:00:19 ID:O60j+MNE
>>670続き
剛司は沙織の下着を被ってる内に力が漲ってくるのを感じた。
五感までもが鋭利になってきた。テンションが上がり始めた剛司は
服を脱ぎ、沙織のブラやパンストも身に纏い、ドアを蹴破った
「待ってろよ、♂ハンター!!この怒りおまいにぶつけますよ!!」
沙織、啓介、由紀は猿轡を咬まされ、美鈴のアジトに運ばれた。
「私の不夜城へようこそw」SM嬢の出で立ちをした美鈴が
高らかに叫んだ。足元には亀甲縛りにされた健吾が転がっていた。
「美鈴さん、お願い!!父を放して下さい…」涙目で沙織が哀願した。
「黙れ!ストロー女!!」沙織の鼻にフックを掛け、引っ張り上げた。
「さあ今から山田の大切なお前さんを可愛がってから
啓介君をたっぷり堪能させて貰うとすっかw」
「美鈴さん…お願い、やめて、イヤ!!…」
美鈴は沙織の服の中に大量のうなぎを入れた。両手を
縛られた沙織はなす術なくあまりのおぞましさに
身悶えした。啓介たちはやめてくれと必死で叫んだ。
美鈴は苦悶する沙織を見ているとドS魂に火が点いた様だった。
身悶えする沙織は女の美鈴が見とれる程美しかった。
啓介も姉の苦悶する表情にナニを膨張させてしまった。
健吾、由紀も娘の喘ぎ顔にひどく興奮してしまった。
「女を喰うのは初めてだね、さっさと服脱ぎな!!」
美鈴の沙織嬲りが始まろうとしていた。 続く
673 :
新人6,64:2006/12/16(土) 12:43:19 ID:PGpocbHt
>>672続き
(これがエルメスか…)美鈴は心の中で感嘆の溜息を洩らした。
何故剛司が異常に沙織に執着するのかわかった気がした。
沙織を喰らう事で剛司との繋がりが欲しいのもあった。
屈折した剛司への愛情表現でもあった。
まず美鈴は一糸纏わぬ姿の沙織の全身に小さな粒を貼り付けた。
美鈴が手を叩くとメンズ達が大きな籠を出し、戸を開けた。
籠の中から数十羽の腹を空かせた鶏が餌を全身に貼り付けた
沙織目掛けて一斉に走り寄り、沙織をつつき始めた。
「ちょちょちょ〜wやめてぇー!!イヤ・・・剛司さん、助けて!!」
痛さと、くすぐったさのブレンドされた感覚に
沙織は涙を流し、歓喜と苦痛の混ざった表情を浮かべていた。
30分後、沙織への罰ゲームを止めた美鈴は沙織に圧し掛かって来た。
強引に沙織に大人のチッスをし、何万人もの♂を昇天させた
必殺の相武を沙織の全身にお見舞いした。
「ああ・剛司さん!!」沙織は思わず剛司の名を呼んでしまった。
美鈴の相武はあまりにも剛司にそっくりだからだった。
「ふふんw気づいたかい?山田に男女の秘め事をレクチャー
したのはこのあたしだよ。ついでに奴のチェリーも貰ったよんw」
沙織は何も聞こえなかった。美鈴の相武地獄に
どっぷりと浸かってしまったからだった。 続く
674 :
新人6,64:2006/12/16(土) 13:26:25 ID:PGpocbHt
>>673続き
沙織は悦楽の表情でうわ言の様に何度も剛司の名を叫んだ。
その様子を啓介、由紀、健吾、メンズ達は顔を紅潮させ
興奮した面持ちで眺めていた。全員が狂っていた。
不意にメンズの一人が声を荒げて叫んだ。
「ヨウコ…もとい、美鈴様、薫…いや、沙織さんを放して下さい!!」
「今岡…じゃなく、邦一・貴様、あたしに指図なんざ死ぬまで早いんだよ」
彼の名は青木邦一。佐東コウイチにそっくりで、北海道で
漁師をしていた浅黒い精悍な顔付きをした美鈴好みのいい男だ。
沙織と瓜二つの妻、田野薫が弟と心中し、失意の時に
美鈴軍団に拉致され、彼女のメンズへと成り下がった。
「美鈴様、御免!!」邦一は沙織に跨っている美鈴に体当たりし
沙織の手を引っ張り逃げ出そうとした。
「薫、おれに何でも任せとけば大丈夫だ!!」沙織を勝手に
亡き妻の薫と思い込んでいる邦一だった。
数メートル走った所で邦一の首に美鈴の愛用鞭が巻きついた。
「ゲェ?!」「今岡さん…ちがう!邦一さん!!」邦一は失神していた。
「邦一…てめえ、後でたっぷりお仕置きしてやるから覚悟しな!!」
美鈴は崩れ折れる沙織の髪を掴み元の位置まで引き摺った。
沙織は目を潤ませ、体を震わせながら怯えた表情で後退りした。
それが反って美鈴の加虐性を萌え上がらせた。
「手こずらせやがって、あたしから逃げようなんて生涯早いんだよ!!」
沙織に襲い掛かろうとした時、背後から殺気がぶつかって来た。
後ろを見ると、股間にテントを張った山田剛司が右足の、鋭い
前蹴りを、美鈴のボディ目掛けて、跳ね上げてイッた。 続く
675 :
新人664:2006/12/16(土) 13:46:47 ID:eZZpUes0
>>671続き
沙織が去った後剛司は後悔しきりだった。
「ああ、本当は『沙織さん、一緒にいて欲しい』って言いたかった・・・
でも、沙織さんが新しいドレスを買って
パーティーを楽しみにしていたのは確かだし
俺の付き添いでイブ終らせるのも可哀そう過ぎるからこれで良いんだ・・・」
同じ頃、沙織は桜井の車の中にいた。
「これで良かったのかな〜・・・」
「ん?」
「私、やっぱり病院に残るべきだったんじゃないかな。」
「違うだろ。山田は沙織がパーティーに参加するのを望んでいるんだ。
奴は付き添ってもらうのが返って心苦しいんだよ。」
「そう・・・(全然気が進まないけど剛司さんがそう思うなら・・・)」
「ほら、家に着いたぞ。着替えて来いよ。」
「うん・・・」 続く
676 :
新人6.64:2006/12/17(日) 11:00:48 ID:6hdbTmmu
>>668続き
50m先で、瀬野が立ち止まった。
沙織は、その背中に向かって、大声で、叫んだ。
「明日、何があるか、なんて、誰にもわからないんです。
明日大地震が来て、もう、これっきりに、なっちゃうことだって、
あるかも知れないんですよ!!」
瀬野は、動かない。
沙織は、続ける。
「想いを残して別れて、それで、後悔しませんか!?」
瀬野は、動けない。
沙織は、続ける。
「人生は、一度きりなんです。たてまえだとか、倫理だとか、
誰かが勝手に決めた常識だとかに縛られて、
本当の自分を押し殺して、後で後悔しても、いいんですか!?」
瀬野は、振り返った。
沙織は、微笑む。
−数分後。
瀬野の車内では、まるで何事も無かったかのように、
柔らかな表情で、彼の肩に寄り添う沙織がいた。
続く
677 :
新人6,64:2006/12/17(日) 16:18:35 ID:+gHcKEQm
>>674続き
美鈴は腹の上に腕をクロスさせ、前蹴りをガードした。
「やっと来たか、山田!!」美鈴は唇の端を吊り上げて笑った。
剛司は怒り心頭だった。実は何時間も前から美鈴の不夜城に
潜入していたのだが、沙織と美鈴の禁断の愛の営みに
見入ってしまい、ビデオカメラに撮っていたのだった。
だが途中で高1もどきが邪魔に入り、沙織に危害が
及びそうな為、仕方なく姿を現したのだった。
(くそ、偽砂糖が邪魔しなけりゃ…いいモノ撮れたのに!!)
「山田、ここで決着をつけてやるわ!!」美鈴が指を鳴らすと
メンズが美鈴に向け、何か投げた。美鈴が右手でそれを受け取った。
「そそそ…そりは!!」剛司は驚いた。何故メンズがそれを?
「そう、これはお前が青山邸で脱ぎっ放したブリーフだよw」
美鈴は剛司のブリーフを頭から被った。小刻みに痙攣しだした。
「ふふん、滾る、滾るわ!!脳内麻薬&アドレナリンが!!」
愛しい山田のブリーフを被り、美鈴は剛司と同じ技を手に入れた。
剛司と美鈴は睨み合ったまま動かなかった。
まだ動かなかった。
まだ動かなかった。
動いた、19秒後だ、二人同時だった。 続く
678 :
新人6,64:2006/12/17(日) 16:37:27 ID:+gHcKEQm
>>677続き
見えなかった。
美鈴の、パンチが、である。
美鈴の、キックが、である。
信じられない角度から、拳が飛んでくる。
信じられないタイミングで、蹴りが飛んでくる。
たまに見えると思った攻撃はフェイントで
次の瞬間に見えない拳が、蹴りが飛んでくる。
正面にいるはずの美鈴の踵が、後から後頭部に襲い掛かってくる。
真横に走り抜けたはずの美鈴のフックが裏拳となって戻ってくる。
剛司は殆ど勘で、美鈴の攻撃をかわし、あるいはガードし
あるいは急所を外して受けるのが精一杯だった。
「剛司さん!!」戦いが始まり、2分を過ぎた時、沙織の
悲鳴が聞こえた。剛司が一瞬、気を取られた瞬間
凄い衝撃を左のこめかみに受け、ダウンしてしまった。 続く
679 :
新人6,64:2006/12/17(日) 17:17:58 ID:+gHcKEQm
>>678続き
それは異様な光景だった。
頭にパンティーを被り、ブラとパンストを身に纏った男と
頭にブリーフを被り、SM嬢の格好をした女が素手で戦っている。
剛司はダウンした瞬間、無意識に頭部をガードした。
しかし美鈴の攻撃は来なかった。美鈴は唇を吊り上げ
剛司を見下ろしていた。屈辱的な行為だった。
剛司は自分自身を許せなかった。いくら沙織の悲鳴とはいえ
戦いの最中に毛先でも油断をした自分が腹立たしかった。
怒りが剛司に脳内麻薬&アドレナリンを大量に分泌させた。
「ブヒィィッ!!」剛司が猪八戒の様な雄叫びをあげた。
その途端、美鈴のミドルキックが吹っ飛んできた。
剛司は前に踏み込み、キックのヒットポイントをずらせた。
美鈴は休まず攻撃を仕掛けた。拳、膝、肘、足。
剛司は立て続けに肉を打たれた。しかし剛司は耐え凌いだ。
子供の頃から苛められていた為、忍耐力は超一流だった。
「かっかァ〜!!」剛司は叫んだ。その時、暗黒が割れた。
割れたそこに美鈴の、強烈な笑みを浮かべた顔が見えた。
見えた時には右拳が動いていた。蛇の様に右拳がうねった。
右拳を邪魔する物が上がってきた。構わなかった。邪魔をする
障害物ごと、美鈴の強面顔を、思い切り打ち抜いた。 続く
680 :
新人664:2006/12/18(月) 19:40:34 ID:9DE+WbOE
>>675続き
夕方から小雪がちらつき始めた。
1人いた同室の患者はイブの一時帰宅許可をもらって帰っていた。
やがて面会時間が終わり消灯時間も来て病院内は薄暗くなる。
「あ〜あ。結局1人ぼっちのイブか。沙織さん楽しめているかな?
去年は一緒に過ごせたから今日は寂しさが身にしみるなあ・・・」
剛司は寝付かれずに差し入れのコミック本を読んでいた。
「『管理人さん』の話し方って何か沙織さんに似ているなあw・・・おや?」
剛司はベッドを囲むカーテンの外に人の気配を感じる。
「あれ、時間外の検温かな?」
「検温じゃない・ですよ・・・」
「!」
カーテンの陰から声の主が現れた。
「メリークリスマス・・・電車男さんw」
「沙・・・エッ、エルメスたん・・・」 続く
681 :
新人664:2006/12/20(水) 22:55:52 ID:XSKks9rD
>>680続き
「やっぱり・・・来ちゃいましたw・・・」
「ごめんなさい。僕、このままいて下さいって言えなくて・・・」
「いいえ。私の方こそ残りたいって言えなくてごめんなさい・・・
あっ。なんか変ですね。お互い謝ってばかりで・・・
でもかえってこの方が良かったかな。面会時間にしばられなくてw」
2人は微笑み合った。
「それにしても、よく病院に入ってこれましたね。」
「私、こういうの意外と得意なんですw」
「?」
「秘密w・・・あっ、同室の方には私が来た事は内緒にしてもらって下さいね。」
「同室の人はイブの一時帰宅でいないんです。」
「えっ、じゃあ、私が来なければ本当に1人ぼっちの
イブになっちゃうところだったんですね・・・」
沙織の目が潤んだ。
この瞬間彼女のお姉さん気質がオンになったことに剛司は気付かなかった。 続く
682 :
新人6.64:2006/12/21(木) 20:00:06 ID:OCDzYRJU
>>676続き
「瀬野さんが、好きだから、事実婚にしたんです・・・」
沙織は、言葉を選んで、ゆっくり語りだした。
「正直、今の瀬野さんは、経済的にも、不安定です。
結婚できるかと聞かれてしまうと、ちょっと、不安です。
だから、ある人との、安定した暮らしを、選びました。
でも、それによって、瀬野さんとお別れするなんて、
そんなの、絶対に、イヤです。だから、事実婚にしました。
事実婚なら、法律上は、独身ですから。
だからずっと、瀬野さんと、おつきあいが続けられるんです。」
沙織は、理路整然と、説いた。
瀬野は、なんか、どこか、違うんじゃないか?と思いながら、
ついつい、相槌をうってしまう。
沙織に訥々と説かれると、どんな突拍子のない理屈でも、
それが、正論のように聞こえてしまうから不思議だ。
続く
683 :
新人6.64:2006/12/21(木) 20:02:14 ID:OCDzYRJU
>>682続き
「なるほど・・・で、相手の男は、俺のことを知ってるの?」
「いえ、そこまでは、話してません。
ただ、事実婚にして欲しいとだけ・・・」
「そしたら、その男は、それでOKしたのか・・・」
「はい。」
瀬野は、その男の心情が、何となく、わかるような気がした。
沙織の、人並みはずれた容姿への執着と、
疑心暗鬼とが交錯する、
恐らく、苦渋に満ちた選択だったのだろう。
今の瀬野自身が、そうであるように。
瀬野は、本来敵同士であるその男に対して、
嫉妬心を覚えると同時に、いくら事実婚していたとしても、
沙織の心はここにある、という優越感、
そしてさらに、何か、同じ苦悩をわかりあえる「同志」のような・・・
そんな複雑な感情を抱き、思わず、苦笑した。
続く
684 :
新人6,64:2006/12/22(金) 20:44:03 ID:5jDgSoCJ
>>679続き
勝った。美鈴はそう思った。剛司のテンプルに、体重の乗せた
右フックを、思い切り、ぶち込んでやった。剛司の眼は
焦点が定まっていなかった。もう30秒で勝てると思った。
ミドルキックを脇腹に叩き込み、左右のパンチで畳み掛ければ
あっけなく倒れるはずだった。しかし剛司は倒れなかった。
信じられぬ程打たれ強い肉体を持つヲタだった。
拳、膝、肘、蹴、何発ぶち込んでも倒れない。
奇妙な事に叩けば叩くほど、恐怖している自分を美鈴は感じた。
鎖で繋がれている危険な獣を、鎖の届かない距離から
棒で叩いて苛めるような感じだった。もし鎖が切れたら…
そういう恐怖と似ている。
恐怖している自分が許せなかった。美鈴は攻撃を強めた。
「きょーさ〜いいいいい!!」美鈴は叫んだ。強引に
左ストレートをぶち込もうとした。その為に左のガードが
僅かに空いてしまった。
その瞬間、剛司の喉から獣の咆哮が迸り出た。咆哮と共に
剛司の右ストレートが美鈴の恐持て面に襲い掛かってきた
美鈴はガードを上げたが弾き飛ばされてしまった。
凄いパワーだった。美鈴は見事に強面を打ち抜かれてしまった。 続く
685 :
新人6,64:2006/12/22(金) 21:05:46 ID:5jDgSoCJ
>>684続き
(あれ? わた し… ライト?)
美鈴は仰向けに倒れていた。コンマ数秒気を失い
眼を覚ますと天井のライトが見えた。
(やばっっっ!!)美鈴は反射的に頭をガードした。
しかし剛司からの攻撃は来なかった。剛司は美鈴を見下ろし
唇の片端を吊り上げ、皮肉な笑みを浮かべていた。
「山田の分際で人を見下ろすなんざ、地球が滅亡しても早いんだよ!!」
屈辱と怒りが美鈴の脳内麻薬&アドレナリンを全身に滾らせた。
凶暴な淫獣が美鈴の肉の中に跳ね上がったようだった。
剛司の淫獣が美鈴の淫獣に応え、禿しく打ち合った。
拳、蹴、肘、膝、踵、頭、掌、爪先、手刀
休みなく打ち合った。美鈴の眼が吊り上っていた。
鬼のような眼をしていた。 続く
686 :
新人664:2006/12/22(金) 21:19:55 ID:gPejyDRO
>>681続き
落ち着いたところで、剛司はベッド脇の小物入れから小箱を取り出した。
「もうイブには渡せないと諦めてましたけど・・・
プレゼントがあるんです。受け取って下さい。」
「はい。喜んで・・・」
それはタヒチ産ブラックポァールのイヤリングだった。
沙織はさっそく身につける。
「どう・ですか?」
沙織が少し顔を動かすとそれは薄暗い病室内でもキラキラと輝いた。
「とってもきれいです〜・・・」
「私からも剛司さんにプレゼントがあります。特別な・・・」
「何だろう。楽しみです。」
「それは・・・わ・た・しです・・・」
「drftgyふじこ!!」 続く
687 :
新人6,64:2006/12/22(金) 21:39:25 ID:5jDgSoCJ
>>685続き
ふいに美鈴は子供の頃を思い出していた。
美鈴の母親は父親の言いなりだった。いつも暴力をふる親父だった。
気に入らない事があると何発も殴られていた。ひどい親父だった。
学校では名前で苛められていた。男の子からはスカートを捲られ
石を投げられた。女の子からは無視され、靴や着替えを隠され
教師までも、美鈴を何発も殴りつけた。地獄の日々だった。
小学6年生になった美鈴はある時、偶然に性のハウツー本を拾った
美鈴は夢中でその本を読み耽った。まず父親にその本の
指示通り実践してみると親父は昇天した。惚けている
親父の股間を思い切り踏みつけてやった。親父は失神した。
美鈴はハウツー本の技を駆使して、男の教師、用務員、生徒
学校の男総てを、美鈴の性奴隷にし、彼等を使って学校の
女たちを蹂躙させ、学校を制圧した。中学、高校、短大、会社でも
狙った男は総て手中に収めた。しかしこの巨根だけは… 続く
688 :
新人6,64:2006/12/23(土) 12:47:40 ID:mnd4196j
>>687続き
(何故あたしは山田の事が…)美鈴はわからなかった。
背も低く、全体的にサルのようなイメージしかなく
目を細めて見れば、端正な顔立ちに見えそうな?
否、外見ではなく、このサルのひたむきさ、優しさ、暖かさに
最初は惹かれたのだ。しかし山田は変わった。あたしの教えで
女を知り、強くなる技や催眠術を身に付け、増長しだした。
いつの間にか立場が逆転し、この美鈴様が山田の、否
奴の巨根の虜になっていた。美鈴はそれが許せなかった。
沙織から山田を奪い、山田をあたしの虜にしてやる!!
いい蹴りをボディに入れられた。又スタミナを削られた。
底無しのスタミナを有したヲタクだった。このままだとヤラれる。
美鈴は恐怖を感じた瞬間、本能的に体が勝手に動いた。
剛司は股間を押さえ、泡を吹いて倒れた。美鈴の動き、気配が
読めなかった。美鈴は見事に剛司の巨根を蹴り上げた 続く
689 :
新人6,64:2006/12/23(土) 13:15:15 ID:mnd4196j
>>688続き
「ベールーナ〜!!」美鈴は勝利の雄たけびを上げた。
倒れている剛司から沙織のパンティーを剥ぎ取り
止めを刺そうとした時、背中を何者かに突き飛ばされた
「苦藤、しっかりしろ!!」美鈴メンズの一員の万崎ダイスケだった。
かつて、海上保安庁でレスキュー隊員を目指す訓練生だった。
訓練中、相棒だった苦藤が不慮の事故死を遂げ失意の中
街を彷徨っている時、美鈴軍団に拉致された美鈴好みのいい男だ。
「ダイスケ、てめェ…裏切る気か?!」万崎は美鈴を無視して
「苦藤、氏ぬな!!」万崎は剛司にマウス・トゥ・マウスを始めた。
美鈴はその光景に萌え上がった…池面が可愛い男に接吻…
沙織も由紀も興奮しだした。同時に万崎に嫉妬心も憶えた。
美鈴ビジョンは彼らのまわりに美しい薔薇が大輪の花を咲かせた。
啓介、健吾、メンズ達はおぞましさのあまり嘔吐しだした
大量の反吐を床一杯に撒き散らした。耐えられない光景だった。
その時、剛司の指先がピクンと動いた 続く
690 :
新人6,64:2006/12/23(土) 13:42:14 ID:mnd4196j
>>689続き
ダイスケは驚愕した。剛司があまりにも氏んだ苦藤にそっくりだからだ
体が勝手に動き、いつの間にか美鈴を跳ね飛ばし
剛司に人口呼吸をし始めていた。
剛司は誰かにチッスされている夢を見ていた。
ぼんやりと沙織の輪郭が浮かび上がったかと思った刹那
「山田氏ぃ〜w」松永のアップが迫って来ていた!!
剛司は松永に見えた万崎の顔を殴り飛ばした。「トレンドした〜」
しかし剛司は何故か逸物を膨張させ、精気を漲らせた。
脳内麻薬&アドレナリンにドーパミンまで大量に分泌させた。
「ウミザルゥ〜!!」叫びながら剛司は神速の迅さで美鈴に迫った。
美鈴は一方的に殴られ、蹴られた。防戦一方だった。
美鈴は小学生以来の恐怖感を蘇らせていた。 続く
691 :
新人664:2006/12/23(土) 16:23:58 ID:tiE5lokJ
>>686続き
雪が本降りになっていた。
「足、痛く・ないですか?」
「・・・大丈夫でしゅ・・・」
ブラックポァールのイヤリングが沙織の動きにシンクロして
剛司の体の上でキラキラと光る。
目を閉じて剛司を感じている沙織の表情は
綺麗というよりも神々しかった。
「w・・・w」
「・・・w・・・」
それからしばらくすると、剛司が1人で眠りについていた。
彼の傍らには沙織の当初のクリスマスプレゼント
エルメスのネクタイが置いてあった。 続く
692 :
新人6,64:2006/12/24(日) 12:51:38 ID:KaI4k4kK
>>690続き
(危なかった…)剛司は“こつかけ”と言う睾丸を腹筋の操作で
体内に隠す琉球空手の技で睾丸のダメージを半減させた。
美鈴は最早陥落寸前だ。剛司は猛ラッシュをかけた。
美鈴は怯えていた。ナニを蹴られ、平気でいる剛司にである。
恐持顔にいいパンチをもらった。足元が揺れる。もう駄目だった。
あたしは又、いじめられっこの時に戻るんだ。意識が消えかけた時
「美鈴ぅ〜しっかりしろ!!」野太い声が聞こえた。
「気合を入れろぉ〜負けたら俺はお前を殴る!!」
沙織の父健吾が凄まじい形相で吼えていた。まるで某学園ドラマの
熱血ラグビー教師が乗り移ったみたいだった。
「攻めろ!!攻め倒せ!!」美鈴は目覚めた。
剛司のストレートをダッキングでかわし、逆立ちの体勢になった
そのまま両足を旋風させ、剛司の猿顔にクリーンヒットさせた
カポエラの技だった。仰向けにぶっ倒れた剛司に跨った
“マウントポジション”両方とも美鈴軍団ブラジル支部のメンズから
くんずほぐれつ教わった技である。
仰向けになった剛司の上に馬乗りになった美鈴は剛司の猿顔に
思い切りパンチを打ち下ろし始めた。 続く
693 :
新人6,64:2006/12/24(日) 13:12:10 ID:KaI4k4kK
>>692続く
拳が剛司の猿顔に何十発とめり込んでゆく。
もう駄目だった。自分は又美鈴の奴隷に成り下がるのだ。
意識が消えかけたその時…
「がんばって…!!」女の声が剛司に届いてきた。(沙織さんの声だ…)
剛司は意識を取り戻した。(そうだ、この『がんばって』が漏れに
いつも勇気を与えてくれる!!)剛司はナニを膨張させ
それを美鈴の背中に当てた。美鈴は一瞬それに気を取られた
(今だ!!)剛司は上半身を起こし、右人差し指を美鈴の
鼻の穴に根元まで突っ込んでヤッた。美鈴が体から離れた
剛司はダメ押しのパンチをぶち込もうとした時
美鈴の左足が剛司の右腕を首に押し付ける様に挟み
美鈴の右足の膝裏を左足首をフックさせた。
美鈴は見事に三角締めを極めたのだった。 続く
694 :
新人6,64:2006/12/24(日) 13:40:48 ID:KaI4k4kK
>>693続き
勝った…美鈴は確信した。完全に三角締めが極まっていたからだ。
しかし剛司は唇の片端を吊り上げ、嗤っていた。その時
美鈴の体が高々と舞い上がった。剛司が三角締めを極められたまま
美鈴を持ち上げたのだ。恐るべき変態パワーだった。
美鈴は凄いスピードで後方に落とされる感覚に見舞われた。
後頭部に凄まじい衝撃が伝わってきた。美鈴ビジョンから
風景が消え、漆黒の闇に包まれてイッた。
「い〜ま〜の〜り〜」剛司は勝利の雄たけびを上げた。
いつの間にかいたギャラリーが歓声をあげ、剛司を取り囲んだ。
「電車男ぉ〜」「巨根王子ぃ〜」美鈴が掲示板に今日の事を
書き込んでいたのだ。半信半疑の住人達がここに集結したのだ。
剛司は沙織に近づいてきた。沙織はにっこりと微笑んだ。
「沙織さんの応援が漏れに勇気をくれました。」
二人は暑い抱擁を交わし、大人のチッスを何度も交わした。
啓介、健吾、由紀、毒男、メンズ達は強烈な爆撃に昇天した。 続く
695 :
新人664:2006/12/24(日) 13:58:39 ID:YDgKxmf7
>>691続き
雪が止んでいた。病院に1台のタクシーが着く。
降りてきたのは陣釜美鈴だった。
手には明らかにクリスマスプレゼントと思える赤い包みを持っている。
夜間通用口に向かうが人の気配がして物陰に隠れた。
現れたのは沙織だった。守衛室の前で背をかがめて通り抜けてくる。
美鈴は沙織の満足げな表情を見て全てを察した。
「しまった・・・遅かった。」
沙織は美鈴が降りたタクシーがUターンして来るのを
タイミング良くゲットして帰っていった。
それを呆然と見送った美鈴はどこかに電話をする。
「ちょっと!なんで沙織をちゃんと引きとめておかない!」
「えっ?さっきトイレに行くって席を外した?
バカ!沙織はこっちに来てもう帰ったよ。」
「じゃあこれから行けば良いって?二番煎じはプライドが許さないんだよ!
桜井〜!女に囲まれて鼻の下でも伸ばしてるんだろ。
も〜仕置きだ。そこで待ってろ!」
美鈴が去った後、置き去りにされた赤い包みの中身が
解け始めた雪の上で風にあおられて現れた。
サンタ姿のミーナのフィギュアだった。
電車男DXエピソード8 おわり(
>>636から着想いただきますた感謝)
696 :
新人6,64:2006/12/24(日) 14:06:58 ID:KaI4k4kK
>>694続き
「山田さん、ありがとう。」青山家の面々は剛司に
感謝の言葉を送り続けた。青山家に平和が訪れた。
健吾と由紀はよりを戻し、啓介は就職が決まった。
剛司と沙織の交際も順調で全てがうまくイッていた。
剛司は沙織の家のパテオで沙織と乳繰り合った後帰宅した。
玄関に入ると何やら声が聞こえてきた。
剛司が居間の戸を開けるとそこにはSM嬢の格好をした美鈴が
恒夫の上に跨り、卑猥な言葉を恒夫に浴びせながら
往復ビンタを見舞わせていた。
「よう、剛司。お帰りw今美鈴さんと取り込み中だから
晩飯もう少し待ってくれるか?」
「話なげえんだよオヤジ!!」恒夫の頭を引っ叩いた。
美鈴と剛司の目が合った。長い沈黙が二人の間に流れた。
先に口を開いたのは美鈴だった。
「お茶出しな!!」懲りない陣釜さんだった。 終わり
>>683続き
瀬野は、そろそろこの話を、自分のメンツが立つ形で、
おさめようと思った。
瀬野 「沙織の本当の気持ちも聞かず、自分本位な考えで、
沙織を傷つけてしまった。申し訳ない…」
沙織 「いえ、いいんです。いきなりあんなこと切り出されたら、
驚いて、当然です。わたしの方こそ、ごめんなさい。」
瀬野 「いいんだ。形式的には、その男と事実婚していても、
心がここにあってくれれば、俺は、それでいい。
どんな男かは知らないが、沙織が安心できると思った人だ。
決して、悪いヤツじゃ、ないんだろうし。」
沙織 「ありがとう。瀬野さん…」
瀬野は、精一杯の紳士を演じた。
沙織は、さらに、心から、瀬野を愛した。
瀬野 「ちなみに、相手の男とは、どこで知り合ったの?」
沙織 「電車の中で…酔っ払いにからまれたとき…助けてくれたんです」
瀬野 「ふーん…あるんだな。そんな話…まるで、電車男みたいだなw」
沙織 「!」
沙織は、凍りついた。 続く
698 :
新人6.64:2006/12/25(月) 21:31:12 ID:ZcolUbLP
>>697続き (
>>697は新人6.64でした。スマソ)
沙織 「瀬野さん、電車男って…」
瀬野 「あぁ、ごめんごめん。今、Achていうネットの掲示板で
ちょっとした話題になっててさ。」
沙織 「……」
瀬野 「電車の中で酔っ払いにからまれた、ネットの中では
エルメスと呼ばれている美しい女性と、秋葉系おたくちゃんとの
純愛物語さ。結構、おもしろいよ。掲示板、見てみるか?」
沙織 「い、いぇ、結構です。」
沙織は、辛うじて、答えた。だが、話の内容からして、
どうやら、瀬野には、別に変な他意はなさそうだ。
恐らく本当に、ひとり寂しい車内での、心の拠り所になっていたのだろう。
そう考えると、沙織は、少しずつ心の落ち着きを取り戻してきた。
と同時に、持ち前の悪戯心が、ムクムクと頭をもたげてきた。
瀬野 「そうかw沙織とは、無縁な話だもんなw」
沙織 「その掲示板て、瀬野さん、ずっと見てたんですか?」
瀬野 「ん? あぁ、ずっとというわけじゃないんだけど、
時々、書き込んでたことも、あったよw」
沙織 「えぇ?どんなこと…書いたんですか?」
瀬野 「エルメスタソ☆(;´Д`)ハァハァ とかw」
沙織 「えっ?」
瀬野 「あぁ、ごめんごめん。たしか、電車男が、
サーフィンができる・できないで、
エルメスにウソをつきかけたことがあって…」
沙織 「そのとき軽いノリで誤魔化そうとした電車男に、
“ウソをついてエルメスを裏切っちゃだめた”と、
諭したんですね?」
瀬野は、ひっくり返るほど、驚いた。 続く
699 :
新人6.64:2006/12/26(火) 22:43:27 ID:FkZQGn2/
>>698続き
瀬野 「さ、沙織、ど、どうしてそんなことを…」
沙織 「くすっw」
瀬野 「しかし、沙織に、ネットの掲示板やる趣味があるとは、
意外だったなぁw」
沙織 「…w エルメスさんて、どんな感じの人だと思います?」
瀬野 「そうだなぁ…可愛くて、純で、ちょっと天然で、
お姉さん気質らしいね。」
沙織 「ふーん…そうなんですかw 瀬野さんも、ネットの中の
エルメスさんに、あこがれたりとか、しますか?」
瀬野 「うーん…そうだね。夢があるし、会ってみたいね。」
沙織は、ちょっと肩をすくめて、悪戯っぽい目で微笑んだ。
沙織 「もし、エルメスさんに会えたら、どうします?」
瀬野 「えぇ? あり得ないでしょw」
沙織 「もしも…の、お話です。」
瀬野 「そうだなぁ…たずねて、みたいね。」
沙織 「何を…ですか?」
瀬野 「どうしてヲタクの電車男君を、好きになったのか…」
沙織 「…多分、ですけど、最初は興味本位だったのが、
電車男さんの純粋な気持ちに、ほだされちゃった、とか…」
瀬野 「なるほど。だとしたら、エルメスさんは、優しい人だね。」
沙織は、さすがにちょっと、ばつが悪い。 続く
700 :
6,64:2006/12/27(水) 17:45:23 ID:fuQsNA1J
そして美鈴と山田は息を引き取った キター(゚o゚)
701 :
新人6.64:2006/12/27(水) 21:28:04 ID:tW9ciWbD
>>699続き
沙織 「今でも、電車男さんのこと、応援してますか?」
瀬野 「ああ。掲示板の彼からは、大きな勇気を貰った…。
今、沙織とこうしていられるのも、ある意味、彼のおかげだ。
彼がいたから、あの晩、いろんな迷いを乗り越えて、
沙織に連絡できた…。
そして、自分の心に、素直になれた…」
瀬野は、しみじみ、語った。
沙織 「じゃあ、瀬野さんは、私との幸せと同じように、
電車男さんとエルメスさんの幸せも、
祈って下さってるんですね?」
瀬野 「もちろんだよ。ふたりには、本当に、
幸せになって欲しい…」
沙織 「よかったw」
瀬野は、沙織の術中にはまりかけていることに、
気づかない。 続く
702 :
自治スレで新ローカルルール議論中です:2006/12/28(木) 00:11:39 ID:TcUAVU3c
勝手に続編作って超ヲタやん。きも〜い
703 :
自治スレで新ローカルルール議論中です:2006/12/29(金) 21:05:13 ID:b/ggSOgu
704 :
新人6.64:2006/12/29(金) 21:08:49 ID:+phYpvSl
>>701続き
沙織は、さらに続ける。
沙織 「それで、電車男さんとエルメスさんは、
今は、どうなってるか、知ってますか?」
瀬野 「いや、なんでも、結婚するとかしないとか…
最近のことは、よく、知らないんだ。」
沙織 「そうですか…じゃあ、私が、教えてあげますね。
電車男さんは、エルメスさんと、結婚するそうですよ。」
瀬野 「そうだったんだ…よかったなぁ。ほんとに。
僕も、応援のしがいがあったよw それにしても沙織、
よく知ってるね。カップル板でも見たの?」
沙織 「(…くすっw) でもその結婚は、なんでも事実婚らしくて、
エルメスさんは、以前からおつきあいしている男性と、
今も、愛を育んでいるらしいですよ。」
瀬野 「えっ!」
沙織 「彼の、車の中で…」
瀬野は、もう一度、ひっくり返るほど、驚いた。 続く
705 :
自治スレで新ローカルルール議論中です:2006/12/29(金) 21:12:06 ID:b/ggSOgu
もういいよ・・。
707 :
新人664:2006/12/29(金) 23:07:07 ID:L/P+ImVc
電車男DXエピソード9
足の骨折で入院した剛司。今日は術後の検査結果が分かる日。
「いや〜経過順調だね〜。明日退院する?後は通院してリハビリすれば良いよ。」
「退院で良いんですか?」
「うん。手術うまくいったし、ギブスできちんと固定出来てるから
家に居ても同じだよ。正月も入院していたければ別だけど。」
「退院します!」
というわけで年内の退院が叶ったのだった。
「わ〜良かったですね!明日ですか!ちょっと目がうるうるしてます〜。」
沙織は手伝いに来ると言ったがさすがに退院は家族が来るからと断り、
翌日家に見舞いに来てもらうことにした。 続く
708 :
新人664:2006/12/30(土) 09:14:45 ID:KBq0opgA
>>707続き
退院当日。
剛司は恒生とともに午後に家に到着し
やれやれとベッドに腰掛けて一息ついていた。
「さって久しぶりにゲームでもしようかな・・・」
「剛司お客さんだぞ〜。」
「沙織さんだwもう来てくれた〜。」
「おい・・・来たのは陣釜さんだぞ・・・」
「えっ!」
「久しぶり〜!」
「お前も隅に置けないなあ。沙織さんという人がいながら・・・
まあ父さんも若いときは・・・」
「例によって話なげーんだよ親父〜!」 続く
709 :
新人664:2006/12/30(土) 21:29:48 ID:mS57Ei26
>>708続き
「陣釜さん南米に行ってたんじゃ・・・」
「『好ましからざる人物』とかで入れてもらえなくなったんだよ。
それより、お前骨折して今日まで入院してたんだってな〜。」
「どうしてそれを・・・」
「お前の事は世界中に配置したエージェントで何でもお見通しなんだよ。」
「外国にはほとんど行きませんが・・・」
「言葉のあやにいちいち反応すんな!」(パコーン)
「痛いですよ〜・・・」
「ところで、入院中は沙織と乳繰り合えなくて不自由してたんだろ〜。」
「とっ、突然何を・・・」
「無理すんなよ。溜まってるくせに・・・」
「いいえっ。イブの夜はちゃんとw・・・」
「うるさい。そんな事は分かってる。」
「ええっ?!」
「冗談だっ。いいから、さっさと脱ぎな!」
美鈴は剛司に馬乗りになってパジャマに手を掛けた。
「剛司〜沙織さんだぞ〜。」
「ちょっ・・・あの娘タイミングを図ったように来るな・・・」
「ほっ・・・」 続く
710 :
新人664:2006/12/31(日) 10:36:58 ID:qr6f1ZKv
>>709続き
「剛司さん退院おめでとうございますw
美鈴さんご無沙汰です・・・」
「剛司、こんな美人が同時に見舞いに来ちゃってお前いったいどうなっちま・・・」
「お父さんご案内ありがとうございました。」
「毎度毎度話なげーんだよ親父!」
ベッドに片足をギブスで固定した猿顔の男が座り、そのすぐ側の小さいちゃぶ台には
美人が向かい合って座っているという何とも不思議な光景が現れた。
「何か息苦しいな。おい山田、お茶出しなってその足じゃ無理か・・・」
「あっ私が行って来ます。」
沙織が立とうとするとちょうどそこに恒生がお茶を持って来た。
3人「・・・」
誰も話さないため、静かな部屋に3人がお茶をすする音だけが響いていた。 続く
711 :
新人6.64:2006/12/31(日) 11:05:35 ID:nRafa23/
>>704続き
瀬野 「さ、沙織、まさか、エルメスって…」
沙織 「…はい。」
沙織は、肩をすぼめた。
瀬野は、思わず、沙織の顔を見つめた。
瀬野 「また…沙織、冗談が上手いなw」
沙織 「瀬野さん、私が、ウソが嫌いなのは、ご存じですよね。」
沙織は、こう言うと、カバンの中から、おもむろに、
ヤフオクエルメスのチョーカーを、取り出した。
瀬野 「まさか、こっ、これがあの、『お揃い…ですよ』、の…」
沙織 「はい。」
さすがの瀬野も、言葉を失った。
まさか、エルメス = 青山沙織、だったとは…
そして、自分が大きな勇気をもらった「電車男」が、
沙織との復縁の機会を後押ししてくれた、
ある意味究極の恩人でもある、あの『電車男』が、
実は、彼にとって最大の恋敵であったとは…
「いや、だめだ。そんなの!」
瀬野は、思わず叫んだ。 続く
712 :
新人664:2006/12/31(日) 18:31:48 ID:qr6f1ZKv
>710続き
「ああ、あのう・・・」
「はい?」
「うん?」
「僕もどうにか退院できましたし、こうしてお2人に来ていただいたんで
ウチで何か作って食べましぇんか・・・買い物は親父に行ってもらって・・・」
「いえ、私が買い物を・・・」
「それじゃあ、私も行くよ・・・」
「でででは、何にしましょうか・・・」
「当然しゃぶしゃぶだろ。栄養になるからな。」
「美鈴さんそれ、良い・ですねw」
2人は一緒に買い物へ行った。
「はい、剛司さんw」
「ほら、山田食え!」
その夜、剛司は沙織・美鈴から交互に肉をすすめられ
しばらく肉を見るものいやというほど食べたのだった。
沙織・美鈴は最後には結構打ち解けて一緒に帰ることになった。
「じゃあな。来年はちゃんと喰わせろよ。」
「美鈴さん。それ、ダメです・・・じゃあ剛司さんw(小さく手を振る)」
「・・・笑顔(冷や汗)」
3人の奇妙な関係は2007年も続く?
電車男DXエピソード9 おわり
713 :
通行人:2006/12/31(日) 21:12:42 ID:ygW/7uag
大晦日、剛司の家に沙織が招かれて一緒に年越しを過ごしていた。そして宴が終わり剛司の部屋…
[剛司さんw…]
[はい?…]
[今年も1年終るんですねぇ、…なんかあっと言う間・でしたねw]
[そうですね…こうやって沙織さんと一緒にに居られて、うれしいでしゅ…]
[私も…剛司さんと一緒に居られる事が幸せ…だからw…あのぉ…]
[はい?]
[あのぉ…いいでしょw?]
[えっ?]
[ダメ…ですか?]
[ひ・ひゃいw…よっ…喜んでぃ!…]
[あぁ、本当に愛しいw] [しゃ、沙織さん…]
[……剛司さん…可愛いw…]
沙織の剛司を想う気持ち、そして沙織を想う剛司の気持ちは来年も続いて行く…かも…?
普段は見てるだけのオレだけど…664さんの終り方が2人で年越ししない様なので淋しく思い書いて見ました。
714 :
男の偏差値が0.01上がったと思え:2006/12/31(日) 21:43:45 ID:o3xQP+Wm
男の偏差値が0.01上がったと思え
2007年
あけましておめでとう
作家のみなさん
今年もゆっくりゆっくり書いていってください。
716 :
新人664:2007/01/02(火) 15:13:28 ID:twUWdFBY
電車男DXエピソード10
2日。恒生が新春恒例の駅伝中継を見ていると玄関のブザーが鳴った。
ドアを開けるとそこには沙織が立っていた。
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
お見舞いも兼ねてご挨拶に来ちゃいました。」
「こちらこそ本年もよろしく。ウチの女性陣はみんな出かけているんだw
剛司は退屈していると思うからゆっくりしていって。」
「はいw」
恒生は沙織がお茶をもらいにじきに降りてくると思っていたが
かなりの時間が経ってもその気配がないので、自ら持って行くことにする。
剛司の部屋に近付くと2人の声が聞こえてきた。
「どう、ですか・・・」
「気持ち良いでしゅ・・・」
「こうすると?」
「もっと良いでしゅ・・・」
恒生はあわてて引き返した。 続く
717 :
新人6.64:2007/01/03(水) 11:58:10 ID:3yJKrDgv
>>711続き
「だめだ、そんなの!沙織と電車男の事実婚なんて!
だいいち、彼はヲタクだぞ!沙織と釣り合うわけが…」
そう言いかけて、瀬野は、はっとした。
(たしかに、ヤツは、ヲタクだ。だが俺は…)
彼は、今の自分の姿を振り返った。
以前の地位はともかく、今の彼は、まぎれもない、
車上生活者なのだ。
ヲタクをどうこう言える身分じゃない。
むしろ、あの年齢で年収300〜400を稼ぎ出し、
さらに、親名義とはいえ、土地と家がある電車男の、
足もとにも及ばない立場なのである。
沙織 「どうしたんですか?」
瀬野 「いや…」
沙織 「やっぱり、反対、ですか?」
瀬野は、咄嗟に、計算した。
一度はエルメスと電車男のことを心から祝福して、
俺は別に、ヲタクに偏見など持っていないよ、と、
男として襟度のあるところを見せておいて、
後になって、『エルメス=沙織…』
つまり、ネットの中のおとぎ話だと思っていたことが、
自分と直接関係があることだとわかった途端、
いきなり、手のひらを返したように、2人の関係を
否定したら、彼の男がすたる。
沙織から、「女々しい人…」と、言われかねない。
瀬野は、瞬間的にここまで考えると、
精一杯の作り笑いでごまかした。 続く
718 :
新人664:2007/01/03(水) 15:20:51 ID:F4G5oNRL
>>716続き
恒生が茶の間に戻ってしばらくすると沙織が降りて来た。
「お父さんお茶いただけます?」
沙織はちゃぶ台の上にお茶が既に用意されているのに気付いた。
「あっ・・・」
「いやあ〜実はさっき持って行ったんだけど、取り込み中だったんで・・・
仲が良くていいなあ。」
沙織の顔が真っ赤になった。
「お父さんあれは・・・剛司さんにマッサージをしていたんです・・・」
「えっ・・・ご、ごめんごめん根が下品なもので。はははっ。」 続く
719 :
新人664:2007/01/03(水) 15:33:01 ID:F4G5oNRL
>>718続き
それからしばらく後、沙織は2人の家の近くにある神社にいた。
剛司がけがで一緒に初詣は出来ないので剛司の分もお願いすることになっている。
彼の希望は封筒の中に書いてあり、お参りの時に開けて見て欲しいとのことだった。
「何て書いてあるのかな。」
沙織はけがの早期回復、仕事のこと、2人の恋愛が順調にいくこと等を想像した
剛司の願いは、
「沙織さんが健康に今年1年を過ごせますように。」
だった。
恒生が寝転んでTVを見ていると玄関のブザーが鳴った。
ドアを開けるとそこには沙織が立っていた。
「おや。沙織さん。」
「たびたび失礼します・・・」
挨拶もそこそこに沙織は剛司の部屋に向かった。 続く
720 :
新人664:2007/01/03(水) 15:46:56 ID:F4G5oNRL
>>719続き
「ご苦労様でした。わざわざ来てくれなくても・・・あれ?・・・」
「私、剛司さんのお願いを見てキュンとしちゃいました・・・
私の事だけで自分の事は何もないんですもん・・・」
どうやら、剛司は沙織のお姉さん気質のスイッチを押したようだ。
沙織は目を閉じてゆっくりと剛司に顔を近付けていった・・・
恒生は沙織がお茶をもらいにじきに降りてくると思っていたが
かなりの時間が経ってもその気配がないので、自ら持って行くことにする。
剛司の部屋に近付くと2人の声が聞こえてきた。
「どう、ですか・・・」
「気持ち良いでしゅ・・・」
「こうすると?」
「もっと良いでしゅ・・・」
「沙織さん、最近マッサージにはまってるのかな?お茶は後でいいか・・・」
恒生はゆっくりと引き返した。
電車男DXエピソード10 おわり
721 :
新人6.64:2007/01/04(木) 22:39:31 ID:OSHorcQj
>>717続き
瀬野 「…w いや、すまない。ちょっと、ビックリしてね…
もちろん、キミがあのエルメスであったとしても、
キミと電車男君とのことは、変わらず応援しているよ。
俺たちと同じように、電車男君とも、幸せになって欲しい…」
>701で、沙織の誘導尋問にまんまと引っかかり、
「もちろん、電車男とエルメスの幸せも、祈っている」と、
見栄を切ってしまった以上、瀬野は、
こう言わなくてはならない自分が、もどかしかった。
沙織 「ありがとう、瀬野さん…」
瀬野 「ちなみに…電車男君、なんだけどね、
事実婚とはいえ、仮にも、キミが選んだ人だ。
よかったら、名前だけでも、教えてくれないか?」
沙織 「やまだ・つよし…さん、です。でも…」
瀬野 「大丈夫だよw 心配しなくても。ネットで晒したり、しない。
そんなことして傷つくのは、誰より沙織本人だし、
下手したら、俺にまで類が及ぶからね。」
沙織 「ありがとう…。」
瀬野 「で?新居は、決まったの?」
沙織 「いえ、まだ…」
瀬野 「そうか…。」
瀬野の心中は、複雑だった。 続く
722 :
新人6.64:2007/01/04(木) 22:44:06 ID:OSHorcQj
>>721続き
精一杯、紳士を演じた瀬野。
でも、その内心は、電車男 = 山田剛司に対するジェラシーが
吹き荒れていた。
(まったく…この俺が、ヲタクに嫉妬するなんて…)
だが、この感情は、どうしようもない。
沙織と山田剛司なるヲタクが、ひとつ屋根の下、
あんなこと、こんなこと…その妄想は、尽きることはない。
そして、そんなことを毎日悶々と考えながら、
とても生きていけるものではない。
瀬野 「そうか…。新居は、まだ決まってないんだね。
よし。じゃ、ここで、3人で一緒に生活しないか?」
沙織 「えぇっ!?」
瀬野は、咄嗟の機転で、
『3人同居車上生活』 という暴挙を提案した。 続く
723 :
新人6,64:2007/01/05(金) 13:52:28 ID:iuXFfIso
ナナフシ姫狂乱変
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」
振袖姿の沙織が剛司の家を訪れ、新年の挨拶をした。
(沙織はんの着物姿、美し杉…もう辛抱たまりまへん!!)
剛司の変態魂に早速火が点いた様だった。
剛司は沙織を自分の部屋に連れてくると早速ベットに沙織を押し倒した。
「沙織はん、2007年の姫始めや。盛大にイキまっせ。グヘヘ」
「剛司さん、お願いですから着物を脱がせて下さい。折角の振袖が…」
「乱暴にしないで…やさしく…ああ…剛司・さん…w」
剛司は2007年の姫始めを済ませた後、沙織の振袖の帯を解き
凄まじい勢いで帯を引き始めると沙織が高速で回転しだした。
「正月と言えば独楽遊びでっしゃろ?」
剛司は人間独楽になった沙織をビデオカメラで撮影し始めた。
10分後、回転が止まり、目を回して嘔吐している沙織を
無理やり起こして、着物を着直させ、近くの神社に初詣に出かけた。
ストロー女(今年は剛司さんと平穏無事に過ごせます様に…)
変態三冠王(今年も沙織さんと#$%&できます様に)
2007年も二人の淫らな関係は続きそうだった。 続く
724 :
新人6,64:2007/01/05(金) 14:34:23 ID:iuXFfIso
>>723続き
沙織は帰宅途中で、広場で凧上げをしていた子供達と出会った。
子供A、B、C「ナナフシ姫ェ〜」
子供達は沙織の着物姿の美しさに辛抱タマらなくなり
沙織に一斉にしがみ付いてきた。
「みんな、わかったから、後で・ねw」
必殺の沙織スマイルで子供達を宥め透かし何とかその場を乗り切った。
家に着くと今度は弟の啓介と父の健吾がしがみ付いて来た。
ごぼう男「アネキは俺のモノだ、今更ナニやってんだよ。」
熱血教師「お前は黙ってろ。沙織はどこにも渡さん!!」
繊維女「二人共、わかったから、後で・ねw
沙織スマイルでその場も凌いだが、沙織はナニか違和感を感じた
沙織の周辺の男達が剛司を除いておかしいのである。
沙織は今年の初出勤の通勤途中、何十人もの人に痴漢され、
会社では鬼上司に殴られる代わりにセクハラを受けた。
帰り道では何十人もの男達にストーカー行為を受けていた。
(剛司さんに相談しよう…)早速沙織はミスター巨根に電話した 続く
725 :
新人6,64:2007/01/06(土) 13:57:24 ID:GAuRk3Tk
>>724続き
「お父様、こんばんわ、夜分遅く失礼します。」
「よ〜沙織さん、いらっしゃい。相変わらず綺麗だねw」
「お父様ったら…からかわないで下さい。」
「剛司の奴、もう少しで帰ってくるから、待っててくれるかな?」
恒夫は沙織を応接間に座らせ、お茶菓子を用意した。
「ありがとうございます。お父様w」
背筋を伸ばし、正座姿でお茶を上品に啜る沙織は
筆舌では語り尽くせぬ程の美しさだった。
恒夫は優雅な沙織をみて辛抱タマらなくなり、沙織を押し倒した。
「なあ、沙織はん、ええやろ。なあ、なあ!!」
「お父様、落ち着いて…やめて下さい!!」
「わたしも剛司には負けない位凄いよ〜wわたしも若い頃はよく…」
「話なげえんだよオヤジ!!」
いつの間にか入ってきた陣釜美鈴が恒夫を蹴り飛ばした。
「沙織、今のうちに逃げな。オヤジ、てめえはお仕置きだ。」
美鈴はバッグから鞭を取り出し恒夫を禿しく殴打した。
恒夫は恍惚とした表情で美鈴の鞭を受けた。沙織は急いで
バッグを取り、剛司の家を出た。 続く
726 :
新人6,64:2007/01/06(土) 14:25:55 ID:GAuRk3Tk
>>725続き
沙織は無性に悲しかった。何だか自分は男の慰み者でしか
存在価値のない人間に感じてしまった為だからだ。
いつの間にか沙織は秋葉原にたどり着いていた。
そこで沙織は聞き覚えのある声を耳にした。
「川本氏、今日の武田花梨のイベントも萌えましたね。グフフw」
「松永氏は相変わらず足首ばかり撮影してましたな。」
沙織は二人を見つけると妖しげな笑みを浮かべた。
そして何やら思いついたような顔をしながら二人に近づいていった。
「こんばんわ」沙織スマイルで二人に挨拶した。
海亀・メガネ「あ、あ、青山さん?!どどどうしてここに?」
「お二人に剛司さんの事で相談したい事があるのです。
宜しければ、あちらで、話を聞いて・くれますか?」
足首フェチ・偽渋谷系「よろこんでぃ〜!!」
沙織の涙目おねだりに二人は舞い上がり、喜んで承諾した。
三人は沙織の行きつけの店まで移動した。
沙織の唇がV字型の形になっていた。魔性の笑みであった。 続く
727 :
新人6,64:2007/01/06(土) 14:58:06 ID:GAuRk3Tk
>>726続き
「少し・飲み過ぎちゃいました…」
沙織は伏し目がちに二人を見つめ、小さく囁いた。
松永達はどぎまぎした。桜色に頬を染め、憂いの表情を浮かべた
沙織は神秘的な美しさを持ち合わせていた。
川本がトイレに行っている間に沙織は松永に擦り寄り
自分の携帯番号とメアドを書いたメモを松永に渡し
「連絡、お待ちしています…」寂しげな笑みで松永に囁いた。
それだけで松永は昇天した。
松永がトイレに行っている間に今度は同じ様に
川本にも携帯番号とメアドを渡した。川本も昇天した。
2時間ほど話をして三人は店を出た。
沙織はタクシーを拾い、車内から顔を出し、沙織スマイルで会釈した。
二人は涎を垂らしながら恍惚とした表情でその場に崩れ落ちた。
タクシーが走り出し、暫くして沙織は微笑していた。
沙織をよく知る者が見れば目を覆いたくなる程
妖悪な笑みであった。 続く
728 :
新人664:2007/01/06(土) 15:52:04 ID:MhPPCccr
電車男DXエピソード11
正月気分も抜けた今年最初の土曜日、4日ぶりに沙織が剛司の家に見舞いに来た。
「昨日の会社の帰りに裕子さんから誘われて、果歩と3人で飲んだんです・・・」
以下はそのエピソードである。
「まあ、今年もよろしくってことで乾杯!」
2人「は〜い!」
「ところでさ、最近の沙織の腰の線てどうよ。」
「?」
「どうゆうことすか?先輩。」
「ウエストからヒップにかけてのS字曲線ね。
前はあんまり曲がってなかったんだな。」
「それってずん胴ってことですか!(やや怒)」
「よく言えばスレンダー、悪く言えばそう言う事w」
「くくくく・・・」
「果歩ったら受けすぎだよ・・・」
「でもさ、最近は曲線が出てきたんだよ。」
2人「それはどうして?」 続く
729 :
新人664:2007/01/07(日) 10:50:21 ID:D2ERvMBX
>>728続き
裕子はにやにやしながら言った。
「それはさ、愛しい剛司さんに抱かれて悦んでいるうちに
女性ホルモンがどんどん活性化して女性らしい体形になって来たということだよ。」
「裕子さん、からかわないでください・・・」
「ははは。真赤になった。図星だなw」
「先輩、私はどうすか?」
「あんたは初めて会った時から見るからに猥褻な曲線だったての。
最近はカーブが増してるみたいだけど、すんごい相手が出来たんじゃないの〜。」
「やっ、やめてくださいよ・・・」
「まんざらでもなさそうだなw」
「ところで、裕子さん、話があるって言ってませんでした?」
「そうだ、先輩、話があるから飲みに行くぞって・・・」
裕子は一呼吸置いて言った。
「実は・・・」 続く
730 :
新人6,64:2007/01/07(日) 14:27:31 ID:ouspo+Us
>>727続き
帰宅した沙織はすぐ自分の部屋に入り、灯りを消し
赤外線スコープで外を見回した。
今日はストーカーが合計12人いた。昨日よりも3人増えた。
(ふふw今夜もご苦労様wさて、誰がいいかな?)
沙織はストーカーの中から安全そうな男を物色し
松永達同様、手玉に取って弄ぶつもりだった。
ふと、沙織は一人の人物に目が留まった。
その男はハンチング帽を深く被っている為顔がよく見えないが
動作や仕種がよく知っている男にそっくりだった。
その時、ラジオから『宇宙のファンタジー』が流れた
「和哉さん?!」沙織は思わず大きな声で叫んだ。
しかし驚いたのはほんの僅かであった。
沙織の唇の両端が吊り上ってイッた。悪魔の笑みであった 続く
731 :
新人6,64:2007/01/07(日) 15:09:45 ID:ouspo+Us
>>730続き
トンボ娘「こんばんわ、和哉さんw」
恋人は左手「さささ、沙織!!どうして?」
桜井は驚いた。沙織は艶やかな笑みを浮かべ
「そんなところじゃ寒いでしょう?家にあがってw」
「いいのか?沙織。」
桜井は舞い上がった。実は数日前、街中で偶然沙織を見掛けたが
数段と美しくなった沙織に又も心を奪われてしまい
意を決して今夜からストーキングを始めたのである。
沙織の部屋に案内された和哉はうぶな少年の様に緊張していた。
(これがエルメスの部屋か…いい匂いがする。辛抱タマりまへん)
「なあ、沙織!!ええやろ?もう我慢の限界や!!」
抱きついてきた和哉の股間に沙織は太股を軽く押し付けた
「ああ、沙織。そんな事しちゃ…桜井・イキますw」
桜井が異常な候なのは母の由紀から聞いていた。
「あ・イっちゃいましたね?」
「ごめんなちゃい、沙織たん…僕チン・なんてこと…」
「いえいえ…嬉しいですw和哉さんが私の事、こんなに想ってくれて。」
和哉はすっかり沙織の虜にされていた。
沙織の目が妖しげに光っていた。妖魔の笑みであった 続く
732 :
新人664:2007/01/07(日) 15:42:11 ID:D2ERvMBX
>>729続き
「実は私さあ、出来ちゃったんだよ。」
2人「ええっ!」
「先輩、海亀の子ですか。」
「そうだよ。失礼な。で、近々入籍することになった。」
「あら〜。」
「裕子さん、良かったですね。おめでとうございます。」
「それからさ、もう7ヶ月でね、来月になったら産休を取ろうと思うんだ。」
2人「7ヶ月!全然気付かなかった〜。」
「まあ、そんな感じだ。よろしく頼むわ。」
2人「は〜い。」 続く
733 :
新人664:2007/01/07(日) 20:47:31 ID:D2ERvMBX
>>732続き
「・・・へ〜。松永氏にお祝いを言わないと。」
「そうですね・・・それと、さっきの話なんですけど・・・」
沙織はちょっと照れながら腰に手を当ててポーズをとった。
「どう、ですか・・・少しは色気を感じます?」
剛司はうつむきながら応える。
「僕、そういう所を見ていなかったから・・・」
沙織は剛司の言葉を聞くと、鼻同士が接する程顔を近付けた。
「じゃあ・・・どこを見ていたのかな・・・」
「沙織さんの女神様のような優しい心・・・」
はっとした後、体の力が抜けた様になった沙織はため息混じりに言った。
「剛司さんずるいですよ・・・」
「えっ?」
「私を先にその気にさせちゃうんですもん・・・」
店にいる恒生はちょっとした物音に気付いて天井を見上げた。
「おや、またマッサージか・・・俺も腰が痛いからやってもらおうかな。」
電車男DXエピソード11 おわり
734 :
新人6,64:2007/01/08(月) 13:49:50 ID:eI8rRHP1
>>731続き
沙織は今日も赤外線スコープで外を見回っていた。
昨日に比べ、ストーカーが5人増えていた
(ふふw今夜もご苦労様wさて、誰がいいかな♪)
ふと沙織は見覚えのある車に目が留まった。
(あれは瀬野さんの住居兼用カー…)
沙織は悪魔スマイルを浮かべた後、瀬野の車に向かった。
ずん胴娘「こんばんわ、瀬野さんw」
不能男「さささ、沙織!!どうして?!」
瀬野は驚いた。沙織は妖艶な笑みを浮かべて
「そんな所ばかり居てはつかれるでしょう?家にあがって。」
「いいのか?沙織。」
沙織は瀬野を家に入れた後、瀬野の見えない所で
ほくそ笑んだ。女狐の笑みであった。 続く
735 :
新人6,64:2007/01/08(月) 14:01:34 ID:eI8rRHP1
>>734続き
瀬野は舞い上がった。実は数日前、街中で偶然沙織を見掛けたが
数段と美しくなった沙織に又も心を奪われてしまい
意を決して今夜からストーキングを始めたのである。
沙織の部屋に案内された瀬野はうぶな少年の様に緊張していた。
(これがエルメスの部屋か…いい匂いがする。辛抱タマりまへん)
「なあ、沙織!!ええやろ?もう我慢の限界や!!」
しかし瀬野のアレは役勃立づであった。落ち込む瀬野に沙織は
「ソレで私を・抱けるの…ですか?ナニが・立派になるまで・
私の前に姿を見せないで!!」冷たく言い放ち、瀬野を追い出した
沙織の体が小刻みに震えていた。笑いを堪えている為であった 続く
736 :
新人6,64:2007/01/08(月) 14:26:48 ID:eI8rRHP1
>>735続き
沙織は、人工呼吸、のび太、偽チョイ悪達をメールで
同じ場所に呼び出した。3人を鉢合わせにして争わせ
最後に3人ともこっぴどくふるつもりだった。
剛司は隠しカメラで沙織の様子を一部始終見ていた。
まず剛司は電話をかけていた。
一生左手が恋人「もしもし、桜井だが」
鼻の穴が洞窟男「大変です!!沙織さんが倒れて病院に運ばれました
うわ言であなたの名前を呼んでます。場所は…」
桜井は盗んだランエボに乗り込み教えられた場所に向かった。
桜井は教えられた場所に着いたが、そこは病院とは思えない所だった
兎に角急いで中に入ると屈強な男に羽交い絞めにされた。
前を見ると見覚えのある人が立っていた。
「私の不夜城にようこそw」
「ちちち、陣釜美鈴!!」
桜井は剛司の罠に嵌ってしまったのだった。こうして桜井は
美鈴軍団の工作員に洗脳されてしまうのだった。 続く
737 :
新人6、64:2007/01/08(月) 16:14:32 ID:bX7Gi7n7
電車男SP
つきあいはじめて1年半。
いつまでたっても自分のからだに興味を示さない剛司の態度に業を煮やした沙織は、
ある晩、寝入ったばかりの剛司のパソツの中に、そっと手をしのばせてみた。続く
738 :
新人6,64:2007/01/12(金) 21:03:36 ID:B/ivOuFK
>>736続き
「川本氏、何故私の後をついてくるのです?」
「松永氏こそ、ついてこないで下さいよ。」
2人共苛立った。折角沙織と2人きりであんな事やこんな事を
堪能したいのに、邪魔者がいてはナニもできないからだ。
松永達は途中で分かれて、しばらくしてから
沙織との待ち合わせ場所に向かった。
その場所は秋葉原のあるビルの屋上だった。
「青山さん、お待たせw」松永が既に待っていた沙織に声を掛けた。
「ままま・松永氏?!」川本が素っ頓狂な声をあげた。
「かかか・川本氏?!」松永も驚いた。
「皆さん、私の秘密の花園へようこそw」
沙織が艶然と微笑んだ。ここは剛司との秘密の場所であった。
呆然と沙織を見つめる二人に沙織は優しい笑みを浮かべながら
「今から2人で、戦って、くれますか?」憂いの表情で語りかけながら
「勝った殿方と、イケない事、しちゃいますw」
2人は取っ組み合いをおっ始めた。 続く
739 :
新人6,64:2007/01/12(金) 21:37:39 ID:B/ivOuFK
>>738続き
2人は3分程取っ組み合いながら、ひそひそと話し合っていた。
(それではジャンケンでどちらが先か決めましょう)
(負けても恨みっこなしですよ。)
2人は同時に勃ち上がり、沙織の方に足を進めた。
(?・・・)訝しむ沙織に2人は同時に襲い掛かった。
「ナニをするんですか?いや〜、やめて!!」
松永達は戦いの途中で2人で協力して沙織を襲おうと
話し合っていたのだ。沙織の浮世離れした美しさに
2人とも辛抱タマらなくなったのだった。
暴れる沙織の頭を松永が押さえつけようとし過ぎた為
沙織は後頭部を強かに打ちつけてしまい、気絶した。
「ままま・松永氏!脈拍が止まってますぞ
「よし、こうなったら!!SINNZOUMASSAAZI?」
松永はスケベ顔剥き出しで沙織のムネを揉んでいた。
「心停止したままですね。こうなったら!!MOUSE・TO・MOUSE?]
沙織に口づけをしようとした時、何者かが松永達に
襲い掛かってきた。 続く
740 :
自治スレで新ローカルルール議論中です:2007/01/12(金) 22:08:43 ID:DpiGQVbd
fusianasan 2007/01/08(月) 14:52:30
読まないように。
細村香奈という中学2年生の女の子が夜道を歩いていると男3人にレイプされました。
彼女は必死で抵抗しましたが男3人の力に勝てるわけでもなく、まだ14歳という年齢で知らない男達に犯され、口封じとして殺されました。男達は別に罪の意識など少しも、欠片もありません。彼女は成仏出来ないまま、自分を犯した男達を探し続けています。
この話を全部読んでしまった人は必ず、他のスレ5個に同じ内容のレスを貼り付けてください。さっきも言いましたが、ここまで読んでしまったなら貼り付けるほか方法はないです。殺されてもいい人は関係ない話ですが…。
・有村奈津実
・清中みずき
・鈴鹿陽一
・村上梓
・畠山龍夜
・野口太一
上の人たちはこのチェーンレスを貼り付けなかった為に殺されました。
細村香奈に…。
741 :
新人664:2007/01/12(金) 23:29:07 ID:ypSLnyY+
電車男DXエピソード12「陣釜美鈴の6時間」
驚異的な回復力でギブスが取れた剛司。
沙織はリハビリを兼ねた散歩に付き添って剛司の家に来ていた。
「もうほとんど普通に歩けていますね。」
「これも沙織さんのおかげです。」
「いえいえ。でも私、本当に自分の事の様に嬉しいんです。」
2人は見つめ合い、なんだか良いムード。しかしお約束のように邪魔が。
「お茶だよ〜。マッサージをやってないみたいだから持って来たよ。」
2人はあわてて離れる。
恒生が去ると剛司は照れくさそうにテレビのスイッチを入れた。
「ニュースです。某独裁国家の王子が不法入国で身柄を拘束され強制送還されます。
これは未確認情報ですが、王子はある日本人女性を追って入国を試みた模様です。
また、王子を誘惑した女性に王様が激怒しているらしく
女性の身の安全が心配されます。」
「『日本人女性』が陣釜さんのことじゃなければ良いけど・・・」
「そうですね・・・」 続く
742 :
新人664:2007/01/12(金) 23:31:02 ID:ypSLnyY+
電車男DXエピソード12「陣釜美鈴の6時間」
驚異的な回復力でギブスが取れた剛司。
沙織はリハビリを兼ねた散歩に付き添って剛司の家に来ていた。
「もうほとんど普通に歩けていますね。」
「これも沙織さんのおかげです。」
「いえいえ。でも私、本当に自分の事の様に嬉しいんです。」
2人は見つめ合い、なんだか良いムード。しかしお約束のように邪魔が。
「お茶だよ〜。マッサージをやってないみたいだから持って来たよ。」
2人はあわてて離れる。
恒生が去ると剛司は照れくさそうにテレビのスイッチを入れた。
「ニュースです。某独裁国家の王子が不法入国で身柄を拘束され強制送還されます。
これは未確認情報ですが、王子はある日本人女性を追って入国を試みた模様です。
また、王子を誘惑した女性に王様が激怒しているらしく
女性の身の安全が心配されます。」
「『日本人女性』が陣釜さんのことじゃなければ良いけど・・・」
「そうですね・・・」 続く
743 :
新人664:2007/01/12(金) 23:36:50 ID:ypSLnyY+
>>742続き 741は投入ミスです。すまぬ。
美鈴は年末に南米某国に再入国を拒否されてから国内に留まっていたが、
最近どうも身辺の様子がおかしいと感じていた。
外出したこの日も、1人の男に尾行されているようなのだ。
美鈴は人気のないビルの間に男をおびき寄せ、襟首を掴んだ。
「お前は誰だ!」
「・・・」
「しゃべる気はないようだな。」
美鈴はみぞおちにパンチを喰らわせ、失神させると所持品を調べた。
出てきたのは警察手帳だった。
「おい、お巡りかよ。」 続く
745 :
新人664:2007/01/13(土) 09:47:21 ID:H0xh04fq
>>743続き
美鈴は活を入れて男を正気にさせると、「得意技」を駆使して全てをしゃべらせた。
「私が喰った王子の親の王様が私を狙ってるから身辺警護をしてるって?」
「そうです・・・」
「王子なんて厄介なモン喰ってねーぞ。」
「身分は隠していたんです。貴女、去年ドイツで小太りの眼鏡の男を喰ったでしょ。」
「・・・うう、あいつか・・・」
美鈴は精気を抜かれてふにゃふにゃになった男を残してその場を離れた。
さしもの美鈴も動揺した。国家を敵に回したかもしれないのだ。
不安に駆られた美鈴はタクシーを拾った。
「○○へ。」
「お客さん、そこには行かないよ。」
「なに!これはタクシーじゃないな!」
しかし、抵抗する間もなく、強烈な眠気が襲い意識を失ってしまった。 続く
746 :
新人664:2007/01/13(土) 10:16:25 ID:H0xh04fq
>>745続き
美鈴が気付くとそこは倉庫の中だった。汽笛が聞こえて港だと分かる。
彼女は黒覆面の男数人に囲まれていた。
「目覚めたか。王様はお怒りだ。」
「こっちは王子だなんて知らなかったんだ〜。」
「そんなことは知った事か。覚悟せよ。」
「ど、どんな覚悟だ。」
「胸の間を見よ。」
胸の谷間を見ると「呪」の字に見えるあざがあった。
「お前には我国半万年の伝統ある呪をかけた。それが呪がかかった証だ。
これでお前は今から6時間後に死ぬ。」
「6時間後・・・」
「しかし、王様は寛大でもおありだ。お前に助かるチャンスを下さった。」
「何だそれは!」
「お前が最も愛する人間に人生最大の苦しみを味あわせれば呪いは解ける。」
「悪趣味な!」
「繰言は聞かない。これがお前の残りの命を示す時計だ。」
男が美鈴に腕時計をはめた。 続く
747 :
新人6,64:2007/01/13(土) 13:33:29 ID:IP+IWDQc
>>739続き
「海亀!てめえ、ナニヤッてんだァ?!」
「ゆゆゆ、ゆうこりん!!どうしてここに?!」
観月裕子は二人を引きずり起こすと強烈な
後ろ廻し蹴りを二人の脛にぶち込んだ。
「沙織、てめえよくも…あたしの海亀にちょっかいだしてくれたな!!」
「ゆ・ゆ・裕子さん、違う・そうじゃないのです…」
「問答無用!!この手で転してやるぅ〜!!」
裕子は沙織を滅多打ちにした。前から沙織の事が気に食わなかった。
清楚で心優しいお嬢様のふりをし、実は男達や周りの人々を欺き
やりたい放題の沙織に次第に嫌悪感を抱いていたのだった。
そんな沙織に裕子と果歩は嫌気がさして絶交したのだった。
沙織は裕子達に絶交され、前の会社に居場所をなくし
今の会社に転職した。裕子達以外に友人がいなかった為でもあった。
裕子が沙織をぼこぼこにし始めて5分後、沙織が裕子に
尻を向けて、うつ伏せになって倒れていた。
「いいケツしてんなァ〜w」
美鈴同様、女の裕子までが沙織フェロモンに冒された。
「いいんじゃな〜い♪いただきマンモスw」
沙織に覆いかぶさろうとした時、何者かが裕子に
背後からチョークを極めてきた。裕子は失神した。 続く
748 :
新人6,64:2007/01/13(土) 13:54:12 ID:IP+IWDQc
>>747続き
裕子にチョークを極めたのはなんと陣釜美鈴の鞭だった。
棒の様に倒れた裕子を美鈴は足で蹴り転がした。
「沙織、アンタと山田はあたしのモノ、いますぐ服脱ぎな!!」
「美鈴さん、お願い・堪忍して・下さい!!」
「おい、桜井、瀬野。この女を押さえてな。」
候、不能「イエッサー!!美鈴様」
美鈴は桜井だけでなく、瀬野まで洗脳し、美鈴軍団の配下にしていた
沙織に襲い掛かろうとする二人の顔に何かがぶつかってきた。
二人はそれの悪臭に耐え切れず失神した。それは
男物のブリーフだった。剛司がビルの壁からよじ登って
屋上まで上がってきて、自分のブリーフをぶつけたのだった 続く
749 :
新人6,64:2007/01/13(土) 14:24:36 ID:IP+IWDQc
>>748続き
剛司は入り口がバリケートで封鎖されている為
ビルの壁から素手だけで屋上までよじ登ってきた。
一流のクライマーは壁の僅かな錆、突起物、凹みに指を
引っ掛け、指の力だけでよじ登れるのだった。
「ちっ、あんたが来るのは想定内なんだよ、出でよ、男餓羽!!」
「う〜す、美鈴様。マッスル・マッスル!!」
彼の名は男餓羽・ナオヤ。かつて借金まみれの阪神男に
制裁を加えたサラ金業者の用心棒兼プロ格闘家であったが
数ヶ月前、美鈴軍団に拉致され、洗脳されたのだった。
「ふふんw山田、この男にはある技を伝授させた。覚悟しな!!」
美鈴は男餓羽に美鈴の脱ぎたてパンティーを頭に被せた。
男餓羽は脳内麻薬&アドレナリンを大量に分泌させ
凄〜いスピードで剛司に襲い掛かってきた。
「同じ技を使う者同士なら、身体能力の勝ってる者の勝ちねw」
美鈴が勝ち誇った様に宣言した。剛司はぼこぼこにされた。
「これはどういう事なのかな?」
一同は声の主に目を向けた。 続く
750 :
新人664:2007/01/13(土) 18:13:19 ID:7EocKqWk
>>746続き
男が美鈴にはめた腕時計の表示には5時間59分○○秒と出ており、
残り時間が刻々と少なくなっていた。
「では幸運を。」
男たちは去り、呆然とした美鈴が残された。
「最も愛する人間に人生最大の苦しみを味あわせる?・・・」
美鈴はつぶやきながら倉庫内を歩き回った。
あっという間に1時間程が経過したが、ついに回答がひらめいた。
「そうか。結局、山田を無理矢理喰っちまえば良いんだ。」
美鈴は携帯を取り出し、どこかに電話をかけた。
剛司に正体不明の人物から電話が掛かったのはそれからまもなくだった。 続く
751 :
新人664:2007/01/13(土) 18:26:40 ID:7EocKqWk
>>750続き
正体不明の人物は電話に出た剛司に言った。
「山田か。沙織がさらわれた。横浜の○○倉庫に監禁されている。急げ。
沙織の携帯は犯人が押さえているから、掛けるのも掛かったのに出るのもだめだ。」
おかしな内容だが、剛司が沙織の事になると冷静さを失ってしまうのは
告白の時と同じだった。
彼はタクシーを捕まえると倉庫に急いだ。
それからしばらく後。みなくるサイクルに沙織から電話が掛かった。
「お父さんですか。青山です。剛司さんの携帯に電話をしても鳴りっ放しなんです。
心配になってお宅に電話を。」
「ええっ。剛司はあなたが誘拐されたと聞いて横浜の○○倉庫にすっとんで行ったよ。」
「大変!それ全くの出鱈目です。失礼します。」
今度は沙織が家を飛び出す番だった。 続く
752 :
新人6、64 :2007/01/13(土) 21:48:02 ID:iFZyCKPv
>>737続き
へそのあたりにあるパソツのゴムをそっと指でつまんで引張ると、沙織の手は、もそもそと剛司のその部分に・・・
「!? (゚д゚) ない!!」
沙織は、腰を抜かすほどビクーリした。 続く
753 :
新人664:2007/01/14(日) 09:44:50 ID:QNBj5skJ
>>751続き
倉庫への途中沙織は何度も剛司の携帯に掛けたが、既に電源が切られていた。
その頃、剛司はガリバーのようにテーブルに縛りつけられていた。
「陣釜さん、どうして突然こんな無茶なことを・・・」
「理由は言いたくない。これからお前を喰う。」
「いやです!」
「今の私には恥も外聞もないんだ!」
美鈴は剛司の○○を○○始めた。
しかし、剛司の意志は硬く、反応させることが出来ない。
かなりの時間、美鈴の虚しい努力が続いていた。
「剛司さん!」
「沙織さんだ!」
沙織が倉庫に駆け込んできたが、パンダの覆面の男が現れ沙織をはがい締めにした。
「離して!」
「さくら・・・いや、パンダ!沙織を動けないようにしておきな。」
「イエッサー!(沙織悪く思うな)」
沙織は柱に紐で縛り付けられてしまった。 続く
754 :
新人664:2007/01/14(日) 09:52:03 ID:QNBj5skJ
>>753続き
「とんだ邪魔が入った。急がないと。」
再び美鈴は○○始めた。
「美鈴さん!お願いやめて〜。」
沙織は気も狂わんばかりに叫び続ける。
ところが、一向に剛司の○○は変化しなかった。
この時、美鈴の体に異変が生じ始めた。顔が青ざめ呼吸が荒くなってくる。
腕時計を見ると残り時間が5分を切っていた。
「このままではもう間に合わない・・・」
美鈴は追い詰められた。
「山田。お前がやらしてくれないと私は死んじまうんだよ!」
美鈴は苦しそうな息使いで呪の経緯を説明した。
「そ・そんな・・・」
「美鈴さんが・・・」
「お、前が沙織への操を全うすると、私はあの世行きだ。
さあどうする・・・好きにしな。・・・でも恨みはしないよ。」
剛司は沙織を見た。涙で顔をくしゃくしゃにしながらこちらを見つめている。
彼は地獄の選択を迫られていた。 続く
755 :
新人6,64:2007/01/14(日) 13:53:12 ID:v1vviASK
>>749続き
「おおお…お爺ちゃん!!どうしてここに?」
「歌舞伎町の帰りにアキバに寄ったら、偶然お前を見かけてのぉ
それで後をつけたのじゃ。」
「山田、何者だ。このジジイ?」
「でへへw聞いて驚くな!!この方は漏れの祖父、山田清司!!
齢90歳で武術合計百段という山田流の道場主でしゅ!!」
「しゃらくせえ(死語)おい、男餓羽!!あの世に送ってやりな!!」
「うっす、マッスル・マッスル!!」
男餓羽が神速のスピードで清司にぶつかってきた。
清司は吹き飛ばされ、泡を拭き、白目を剥いて失神していた。
男餓羽は清司に馬乗りになり、タコ殴りにした。
(今だ…!!)剛司は無防備な男餓羽の背後へ延髄斬りをぶち込んだ。
男餓羽は勢いよく前のめりに倒れ、清司に口づけをしてしまった。
清司の強烈な口臭に男餓羽は痙攣を起こし、昇天した。
清司「山田流秘技、毒吻」
清司の口臭は肥溜めの約1000倍の臭さだった。 続く
756 :
新人6,64:2007/01/14(日) 14:21:12 ID:v1vviASK
>>755続き
「山田、自分の力で勝ったと思うな。ジジイのおかげだと思え!!」
「ま・負け惜しみを…」
美鈴は上空に迫ってきたヘリコプターからの梯子に
つかまってそのまま逃げた。
「所で爺ちゃんは何故父さんに道場を継がせないの?」
「わしの子じゃないから。」
「ええ?!それじゃ、漏れも爺ちゃんと血が繋がってないの?!」
「お前とは繋がっとるに決まっとるじゃろ、あ…やばっ。」
「え?!やばいってまさか爺ちゃん…」
剛司は思い出していた。あれは小学4年生の時…
「お母さん、銀の皿頂戴、理科の実験で使うんだ。」
その時剛司は見た。裸にエプロン姿の母香澄と
フリチン姿の祖父清司が大人の秘め事をしていた事を…
「漏れは爺ちゃんの子なのか!!30以上離れた母さんに手を出すなんて…」
などと思う剛司じゃなかった。むしろ尊敬の眼差しで清司を見つめた。
沙織を心配していた啓介、健吾、恒夫、近所の子供達が
駆けつけてきた。剛司が呼んだのであった。
彼等は沙織に謝罪した。沙織も心配してくれる皆に
優しく微笑みかけ、謝った。
沙織は子供達と手を繋ぎ、皆で仲良く寄り添い合って帰路についた。
屋上には剛司のブリーフを被せられ、全裸にされた
瀬野と桜井が互いの股間に顔をつけたまま横たわらせ
そのまま放置させられた。合掌 続く
757 :
新人6,64:2007/01/14(日) 14:39:45 ID:v1vviASK
>>756続き
沙織は平穏な日々を取り戻し、幸せな生活を過ごした。
あれから裕子や松永達に謝罪すると向こうも謝ってくれ
裕子とは仲直りもした。沙織は一段とキラキラした。
沙織はコンタクトを付け忘れたまま剛司の家に向かった。
「あ、剛司さんだ!!」沙織は大胆にも抱きついてきた。
しかしその男は剛司ではなく、祖父の清司だった。
「この娘、わしに気があるw」流石変態三冠王の父?であった。
(さて、どう口説こうか。“交換日記から始めましょう”…中学生か!!)
(“7万円でどうですか?”これは剛司の決めセリフじゃ)
(“一緒の墓に入って下さい”今のわしにはリアル杉る)
「あ、ごめんなさい。お爺様…失礼します!!」
沙織は慌てて小走りでその場を去った。清司は沙織の
後姿を淫猥な目で凝視し続けた。又一人、沙織の
魅力にとりつかれた人間が増えてしまった。 終わり
758 :
新人664:2007/01/14(日) 18:27:34 ID:QNBj5skJ
>>754続き
美鈴の息がさらに荒くなって来た。残りは1分だった。
沙織を見つめた後、振り切るように美鈴に視線を移すと剛司は泣きながら言った。
「陣釜さん、します!」
「山田・・・」
「剛司さん・・・」
美鈴がたくましく変化した剛司と最後の力を振り絞って合体しようといた時、
倉庫内に不気味な声が響き渡った。
「お前は奇しくも最も好きな人間に人生最大の苦しみを味あわせたようだな。
呪いは解けた。お祝いを言おう。もう二度と王子に手を出すな。」
美鈴の顔に赤みが戻り、呼吸も落ち着いてきた。
胸の谷間を見ると「呪」のあざは消え、腕時計の表示も消えていた。
「山田・・・どうやら助かったようだ・・・礼を言うぞ。」
「・・・でも、もう沙織さんに合わせる顔がありません・・・」
美鈴は剛司の縄を解き、うなだれて立っている彼を沙織の方に押出した。
「沙織と話し合え。彼女だって一部始終を見てたんだ。
それでも振るようなら・・・私が許さん・・・」 続く
759 :
新人664:2007/01/14(日) 18:34:33 ID:QNBj5skJ
>>758続き
剛司は泣きながら沙織の前に進み出て、彼女を縛っている紐を解いた。
沙織も泣きはらしており、美しい顔はぼろぼろだった。
「沙織さん僕、貴方を裏切ろうとしました・・・嫌われてもしかたありません。」
沙織はうつむいていたが、笑顔になって剛司の手を取った。
「剛司さん。私には分かっていました。貴方が美鈴さんを助けようとする事が。
でも、そんな剛司さんだから好きになったんです。
だから・・・ちっとも嫌いになんてなりませんよ。」
「・・・」
「むしろ、もっともっと好きになっちゃいました・・・」
「沙織さん!」
2人はひしと抱き合い、美鈴がいるのも構わず情熱的な大人のチッスを始めた。
「ああ〜!沙織があんなことを・・・舌がネロネロ・・・」
「見てんじゃねーよ。ほら行くぞ。」
美鈴はパンダの覆面男の襟首を掴みながら倉庫を後にした。
「さっき、あのままやっちゃえば良かったかな・・・」
陣釜美鈴はあくまでも陣釜美鈴だった。
電車男DXエピソード12「陣釜美鈴の6時間」 おわり
760 :
新人6.64:2007/01/15(月) 22:17:25 ID:rc1cmiYV
>>722続き
車の中で3人同居。
これなら、山田と沙織の生活を、常時監視できる。
もちろん、逆に、自分と沙織との生活も、
山田の目に晒されることになる。
まさに、諸刃の剣だ。だが、幸い、自分は車上生活者、
山田は日中会社のサラリーマン。
ということは、昼間は、完全に、ふたりきりw
自分たちのプライベートタイムは確保できた上で、
山田を監視できる。我ながら、素晴らしい考えだ。
もちろん、こんなのは、沙織から、一蹴されると思った。が、
ここまで来たら、もう、何でもありのダメもとだ。
瀬野は、言ってることムチャクチャw と思いつつ、
思い切って、沙織の説得に出た。
瀬野 「沙織は、山田君のことも、俺のことも、
同じように大切に思ってくれてるんだよね。
そして俺は、キミが好きだ。もちろん、キミと山田君にも、
幸せになって欲しい。つまり、3人は…」
沙織 「兄弟…いえ、家族みたいなもの、ですね。」
瀬野 「そう、思うだろ、キミも。」
沙織 「はい。そう、そうなんです。みんな、大好きなんです。
だからみんな一緒に生活すれば、いいんです。
誰かひとりに絞らなくちゃいけない、なんて、
おかしいと思います。」
瀬野は、沙織の気迫に、呑まれていた。 続く
761 :
新人6.64:2007/01/15(月) 22:25:41 ID:rc1cmiYV
>>760続き
沙織 「どこの誰だかわからない人が、ご都合主義で勝手に決めた
常識だとか倫理だとかに縛られて生きなくちゃいけないのって、
絶対、おかしいと思います。」
瀬野は、さすがに、そこまで極端には考えられなかったが、
ここは黙って、沙織の考えに賛意を示した。
瀬野 「よし。じゃあ、話は決まった。」
沙織 「はい。みんなで仲良く、暮らしましょ。正式に事実婚したら、
近いうちに、山田さんを、連れてきますね。」
瀬野 「ああ。楽しみに、しているよ。だけど山田君は、
3人での車上生活、OKしてくれるかな?」
沙織 「大丈夫…です。私が、ちゃんと、お話しします。」
剛司とジジツコンした沙織。
瀬野との愛を育む沙織。
3人同居車上生活を決意した沙織。
桜井に想われる沙織。
果歩に慕われる沙織。
啓介から禁断の妄想を受ける沙織。
そして、事の成り行きを静かに見つめる、陣釜美鈴…
青山沙織を取り巻くこのグダグダな人間関係の
行く手に待ち受けるものは…? 続く
【コピペ推奨】
blogや日記サイトで、URLをh抜きで書きこんでるヤシは気をつけた方がいい。
buzzfullboyが来るからだ。
このbuzzfullboyは、なぜかh抜きリンクを毛嫌いしており、コメント欄や掲示板に
「直リンにしろや、ゴラァ」と書き込んでいく。
シカトしていると、何度も書き込んだり、しつこくメールを送りつけてくる。
ときには、勝手にリンクを貼りなおすこともある。
そのサイトが
ttp://www.sokanet.jp/sg/sn/index.html ttp://www.chongryon.com/index.html でもお構いなしだ。
それでもシカトしていると、そのサイトの常連と思しき人に
「オマエからコイツに直リンにするよう、注意しろや」とメールを送る。
buzzfullboyに目をつけられたら最後、そのblogの雰囲気はぶち壊されてしまう。
763 :
男の偏差値が0.01上がったと思え:2007/01/20(土) 08:57:18 ID:YVL+rMau
随所にオタクっぷりが発揮される映画だった(笑)
『男の偏差値が0.01上がったと思え!!』という名ゼリフ(笑)
とどんなに格好つけてもTシャツは『百式』(笑)最高です!!
最後に、ドラマに繋がるように終わってます。
ドラマ同様、チャットシーンはウケますね。 ...
764 :
新人664:2007/01/21(日) 12:32:34 ID:GPsP64x7
電車男DXエピソード12「陣釜美鈴の6時間」番外編
沙織と剛司は美鈴達がいなくなってからもしばらく大人のチッスを続けていた。
リードしていたのはやはり沙織だった。
彼女は、極限の中で剛司が見せた深い愛情に心を打たれていたが
美鈴の強烈な行為に強い嫉妬心を抱き、心は乱れていた。
剛司と激しい大人のチッスをすることでしか心のバランスを保てなかったのだ。
「・・・今日は大変でした。帰りましょう・・・」
チッスを終えた後も沙織はこれだけ言うのがやっとだった。
2人はタクシーに乗った。
沙織は車内でも剛司にピッタリと体を密着させ、頭を肩に乗せていた。
彼女の口から出るのはため息ばかり。
沙織がかなりダメージを受けているのが明らかだった。 続く
765 :
新人664:2007/01/21(日) 12:39:31 ID:GPsP64x7
>>764続き
青山邸に着くと、剛司も沙織とともに一旦車を降りた。
「沙織さん大丈夫ですか?すごく疲れているみたい・・・」
「私は大丈夫、ですよ・・・剛司さんこそ早くお家に帰って休んでくださいね・・・」
「・・・はい。じゃあお母さんによろしく・・・」
「あっ・・・実は今夜1人なんです・・・」
こんなにまいっている沙織を1人にして帰れるものか。
でも、自分から沙織の家にあげてくれと言ったことはまだなかった。
「お前が守らないで誰がエルメスを守るんだ!」
住人の言葉が思い浮かんだ。
「今晩一緒にいましょうか?・・・」
うつむき加減だった沙織の表情がぱっと明るくなった。
「はい!」
沙織に手を引かれて家に入る途中で剛司は思った。
「男の偏差値が0.01くらい上がったかな?」
電車男DXエピソード12「陣釜美鈴の6時間」番外編 終わり
766 :
新人6.64:2007/01/22(月) 21:03:34 ID:3TfNVMgA
>>761続き
回想前シーンに戻る
〜回想前のあらすじ〜
沙織は、剛司とのジジツコン式を無事済ませると、
剛司を、彼女が望む「新居」へと案内することにした。
新居は、「ふたりの体温の温もりが感じられる住まいがいい」
という、沙織のたっての希望もあり、剛司も、ここは、
沙織の意思を尊重することにしたのである。
例によって何ごともなかったジジツコン初夜の翌日…。
沙織は、新居へは歩いて行きたいと言う。
沙織としては、これまでの多難な出来事を、
ひとつひとつ大切な思い出とすべく、新居への道のりを、
敢えて、一歩一歩踏みしめて歩いて行きたかったのだ。
「さあ、着きましたよ。」
そぼ降る雨の中、黙々と4時間歩いた末、
沙織が立ち止まったのは、
なんと、あの萌えビアマンションの前だった。
続く
767 :
新人6.64:2007/01/22(月) 21:13:36 ID:3TfNVMgA
>>766続き
萌えビアマンションは、陣釜さんが、
なかなかプロポーズできないでいる剛司の背中を押すために、
勤め先のM△STの上司をふぬけにして、
格安で借りられるよう、手配りしてやった物件だ。
剛司は、当初、ここを、沙織との新居に…と望んだが、
沙織は、瀬野との関係のこともあり、そこでの同居を謝絶した。
しかし剛司は、事実婚という不安定な状況に対する不安から、
沙織との繋がりを確保しておくための保険として、
この部屋を、彼女のセカンドハウス代わりに提供した。
だが、当の沙織は、この部屋を、親会社の倒産により、
店舗閉鎖の憂き目に遭った桜井和哉の当面の住居として、
そのまま提供してしまったのである。
もちろんそのことは、剛司は知らない。続く
768 :
新人6.64:2007/01/22(月) 21:17:31 ID:3TfNVMgA
>>767続き
剛司は、萌えビアマンションの前で立ち止まった沙織を見つめ、
自分が沙織のために提供したマンションを、結局は、
新居に選んでくれた (と思った) 沙織の優しさ・美しさに心打たれ、
一瞬でも疑心暗鬼になった自分を、悔いた。
だがしかし、沙織が案内してくれたのは、
剛司の純愛と陣釜さんの温かな思いやりに溢れる
あの萌えビアマンションではなく、
なんと、手前に止まっている一台の乗用車だった。
中には見知らぬ男がおり、あろうことか、これからここで
3人で同居するんだと言う。
剛司は、ジジツコン早々、いきなり見知らぬ男と3人で
車上生活をしなくてはならないことに、
言葉にできない衝撃を受けたが、
沙織の機嫌を損ねることを恐れ、反対はもちろん、
その真意を糾すこともできないでいた。
そんなとき、沙織と瀬野は、剛司ひとりを残し、
ふたり寄り添うように、マンションの中へと
消えていったのである。 続く
769 :
新人6.64:2007/01/27(土) 12:01:55 ID:BWUebxjZ
>>768続き
>>221の回想前に戻る
萌えビアマンション前の路上。
剛司は、ひとり、瀬野の車の中。
瀬野とふたり、寄り添うように建物の中に入っていく
沙織の姿を眺めながら、茫然としている。
自分が沙織のために差し出したしたマンソンに、
瀬野とふたり、寄り添うように入っていく沙織。
「う、嘘だろ…」
剛司は、すーっと血の気が引いていくのを感じた。
やはり、自分は、弄ばれていただけなのか…?
沙織は、ごく自然な所作でオートロックに暗証番号を入力すると、
そのままエレベーターに乗り込み、8階のフロアーに降り立った。
今日は、週末だから、和哉は不在のはず。
瀬野 「すごいな、沙織。こんなところに部屋を持ってたのか・・・」
沙織 「・・・w」
沙織は、何も答えず、かすかに微笑んだ。
そして、彼女の (厳密には剛司の) 部屋の前で立ち止まり、
keyを差込み、扉をあけた瞬間、
彼女の目に、パンツ一丁でワイン片手に踊っている
桜井和哉の姿が飛び込んできた。 続く
770 :
新人6.64:2007/01/27(土) 12:12:47 ID:BWUebxjZ
>>769続き
和哉 「おっ、沙織、ひさしぶり!」
沙織 「か、和哉さん、今日、どうしてここに…」
和哉 「え?昨日、もし週末予定がなければ、部屋使わせてくれって、
メール入れといたろw」
沙織は、凍りついた。
たしかに、和哉からメールが来ていたような気がした。が、
瀬野と剛司との車上同居生活のことで頭がいっぱいの沙織は、
あまりきちんと読んでいなかったのである。
(どうしよう…)
さすがの沙織も、この状況は、まずい、と思った。
「ん?どうしたの?」
瀬野は、なにやらただならぬ気配に、
外からぐいと身を乗り入れた。
瀬野 「沙織、だれ?この…」
沙織 「あの、瀬野さん、ちょっと待って」
和哉も、なんだかおかしな気配に気づき、玄関先まで出てくる。
和哉 「うわっ沙織、もしかして、彼氏とか?…えっ?まてよ、瀬野?」
瀬野 「なんだ、きみは。いきなり、無礼な人だな。」
和哉 「瀬野って、貴様、沙織を騙して弄んでた、あの瀬野か?」
和哉は、思わず激昂して、瀬野の胸倉を掴んだ。
「ふたりとも、ちょっと待って!ご近所に、迷惑だから…」
沙織は、とにかくふたりをなだめると、部屋の中に押し込んだ。
続く
771 :
新人664:2007/01/28(日) 17:05:33 ID:2lnXeddw
電車男DXエピソード12「陣釜美鈴の6時間」番外編その2
倉庫から戻った美鈴は桜井に全身オイルマッサージをさせて疲れを癒していた。
「今頃あの2人乳繰り合っているんだろうな〜」
「倉庫ですらあの勢いだったから今は・・・想像するだけでハアハア・・・」
「沙織ったら半狂乱だったなw」
「○○はあの娘には刺激が強すぎたんじゃないかな・・・
ところで俺達も乳繰り合って・・・」
「黙ってマッサージ続けてろ!入院したくなかったら。」
「ひゃい!」
その頃沙織と剛司はリビングにいた。
2人は密着し、剛司の興奮した息づかいが聞こえる。
「ああっ、剛司さんすごいです〜」
沙織が思わず叫び、照れくさそうにうつむく。
「今度は沙織さん!」
剛司がゲームのコントローラーを沙織に渡した。
この2人は「常識」を超越したカップルなのである。 おわり
772 :
新人6,64:2007/02/03(土) 12:57:55 ID:JZF7XAtX
巨根王子暴走変
「今日は剛司さんのご家族とお食事会、粗相のない様にしなくっちゃ♪」
沙織は張り切っていた。今日の食事会を性交させ、その後
剛司からのプロポーズの流れと思いを馳せていた。
「きょきょきょ…きょ、きょ、きょ…」
沙織は緊張していたが、剛司との交際で彼のどもり癖が
沙織にも感染してしまったようだった。
(今日は宜しくお願いしますっていうのよ、沙織)
心の中で沙織は自分自身に強く命じ、口を開いた。
「きょきょ巨根の剛司さんを食っちゃってよろしいでしょうか?」
剛司と恒夫は爆笑したが、香澄と葵は怒りを爆発させ、
沙織の顔に水をぶっ掛け、Wドロップキックを叩き込んだ。
沙織は後方に吹っ飛んでしまい、料理を運ぶ荷台に落ちて
沙織を乗せた荷台が暴走し始め、窓ガラスにダイブした。
血まみれになり、体中に料理を乗せた沙織が辿り着いた所は
VIPルームだった。呆然としている客に沙織は艶然と微笑み
「本日のメインディッシュ、女体盛りでございますw」
客は、全員、昇天した。 続く
773 :
新人6,64:2007/02/03(土) 13:28:06 ID:JZF7XAtX
>>772続き
(はあ〜昨日は散々だったわ…)
通勤電車の中、沙織は昨日の食事会を思い出し、
何度もため息をついていた。
会社に着くと沙織は、さっきより深いため息を洩らした。
それは、昨日の食事会とは別の意味でのため息であった。
「青山、アウト!!」某お笑い番組の罰ゲームの宣告の様な声で
鬼上司が高らかに叫んでいた。沙織の全身が恐怖に包まれた
沙織は壁に両手を突き、尻を突き出した刹那
鬼上司のタイキックが沙織の尻にジャストミートした。
沙織は激痛のあまり、尻を押さえながら床を転げ回った。
原因は些細な書類の記入ミスであった。
鬼上司は沙織の悶絶している顔を見たいが為
何かにつけて沙織に罰ゲームを科した。
政財界の有力者を父に持つ娘に取り入り、婿養子になり
権力を持ち出してから、増長しだして、部下に過酷な
パワーハラスメントを強いた為、数十人もの社員が辞職に追い込まれた。
沙織は帰り際、鬼上司に呼び止められた。
「今日の事も誰にもいうなよ!!イッたら×××してやるからなw」
鬼上司は小声で沙織の耳元に囁いた。沙織は震えながら頷いた。
よろめきながら歩く沙織の後姿を見て鬼上司は笑っていた
卑猥な笑みを浮かべていた。 続く
774 :
新人6,64:2007/02/03(土) 14:02:43 ID:JZF7XAtX
>>773続き
沙織はその後、剛司との待ち合わせ場所の
アダルトショップの前で彼とおち合った。
「沙織さん、顔色が悪いですよ。お疲れ、でしゅか?」
「いえいえ、大丈夫…ですよw」
「無理しないでくだしゃい。少し早いけど帰りましょう。
家まで送っていきましゅ。」
「まだ明るいですし、一人で帰れます。お気持ちだけ…」
「いいえ、送りましゅ!!沙織さんの身にナニかあれば僕…」
沙織は感激した。やはり彼は私を大事に思ってくれている。
そう感じた途端、胸がキュンと締め付けられ、辛抱タマらなくなった
沙織は公衆の面前にも関らず、剛司に抱きつき、
禿しい大人のチッスを見舞い、剛司の手を自分のムネに導き
剛司の股間に太股を優しく押し付けてきた。
(グフフ、これで沙織はんのハートは暫く鷲掴みやw
これからは飴と鞭を使い分けて沙織はん遊びを堪能やw)
剛司の猿顔に笑みが浮かんだ。笑った顔も猿顔だった 続く
775 :
名無し:2007/02/03(土) 14:19:51 ID:QKf6HES7
私の、マブダチ、電車男と中学時代、
付き合ってたらしいよ。これ聞いて、みんなに話さずに入られなくて・・・
私も、一度だけ電車男と会いました!
みんなの、レス、まってま〜す!!
ps,話し変わって、ごめんなさい・・・
いつからここは「妄想が暴走するスレ」になったんだか。^^;;
777 :
新人6,64:2007/02/04(日) 12:40:03 ID:/NJGyZgJ
>>774続き
辛抱タマらなくなった沙織は剛司の手を引き
近くのホテルにチェックインした。
部屋に入った二人は堰を切ったかの様に官能的な大人のチッスに耽った。
剛司の手がスケベ根性丸出しで沙織の尻を弄った。
「あれ?沙織しゃん。御尻が凄く腫れてるみたいでしゅよ。」
「い…いえいえ。階段で滑って尻餅をついただけ・ですよw」
沙織は笑っていたが、明らかに狼狽している様子だった。
(沙織さん、ナニか隠してるな…もしかして、浮気!?)
「沙織さん、嘘は嫌いでしたよね?本当の事をイッてくだしゃい。」
「剛司さんは、私の事が信じられないの、ですか?」
「嘘じゃないのなら、漏れの目を見て話してくれましぇんけ?」
「はい!!あ・・・zzz」
剛司は得意の催眠術で沙織を眠らせ、真実を話させた。
会社の鬼上司から毎日タイキックを尻にめり込まされてる事
その他色々なパワハラを受けている事、剛司に心配を
かけさせたくない為黙っていた事等を聞き取った。
(沙織はん。あなたの事を疑ってごめんちゃい。)
剛司は心の中で詫びた。同時に鬼上司に猛烈な嫉妬心を覚えた。
自分以外の者が沙織を苛めるのは許せなかった。先日の食事会で
沙織にドロップキックを見舞った香澄と葵を剛司は尻バット1000回と
ビリビリマシーン30分の刑に処した。
(漏れが沙織さんの仇を討つ)そう決意した途端、剛司の砲身が
機首を上げだした。そしてそのまま愛の結合式へと突入した。 続く
778 :
新人6,64:2007/02/04(日) 13:12:07 ID:/NJGyZgJ
>>777続き
鬼上司はにやにやと笑みを浮かべながら帰路についた。
(ふふんw明日も青山沙織を虐めまくってくれるわ!!しかしあの娘は
虐め甲斐がある。あの怯えた顔が俺のドS魂に火を点けおる。)
鬼上司の前に20人程の男達が立ちはだかった。
全員、顔にパンストを装着した者ばかりだった。
「かかれ!!」パンスト軍団がリーダー2人の号令で一斉に襲い掛かってきた。
鬼上司はムエタイの技で69秒で全員を倒してのけた。そして
リーダー2人に電気アンマで何故襲ってきたのかを吐かせようとした。
二人が口を割ろうとした時、2人の股間にラジコン飛行機が
猛スピードでクリーンヒットした。2人は泡を吹き悶絶した。
鬼上司が2人のパンストを剥ぎ取った。桜井と瀬野だった。
人が来る気配を感じ鬼上司はその場を離れた。
「よ〜し!!あの男なら山田に勝てる。」
陣釜美鈴は舌なめずりをしながら鬼上司を凝視していた。
美鈴はメンズ達に桜井や瀬野達を運ばせ速やかに退散した。
「山田、沙織…あんた達を必ずモノにしてやる!!」
美鈴の口の端が90度吊り上った。猥褻な笑みだった。 続く
779 :
新人6,64:2007/02/04(日) 13:50:28 ID:/NJGyZgJ
>>778続き
美鈴は不意に鬼上司の前に現れ、バナナを持って目をとろりとさせ
下を出したり、セクシーポーズで彼を誘惑し、ホテルに連れ込んだ
「資本主義の豚が!!、これが欲しけりゃケツだしなw」
隣の部屋で待機していた桜井と瀬野はその怒号を聞き
候「さすが美鈴様。02分14秒で調教性交だよ。」
不能「凄いな〜俺達の調教の時より早いんじゃないの?」
一生左手が恋人「美鈴様はキング・オフ・ドSだからなw」
毎回不倫男役「今日は気合が入ってるなぁ、まるで男みたいな野太い声だよw」
「オラオラ、もっとケツ出せ!!この(ライオンの咆哮)が!!」
「も…もっとくらはい、タイキックをw」
なんと調教しているのは鬼上司のほうだった。
美鈴は恍惚の笑みを浮かべ鬼上司のタイキックを尻に受けていた。
鬼上司が美鈴のドS魂を凌駕した。恐るべし鬼上司のドSパワーだった。
鬼上司のタイキックが一段と禿しくなり、衝撃音が隣の部屋まで響いた
候、不能「お、今日は本当、特別に凄い調教だなw」
美鈴は喜悦の笑みを浮かべていた。その貌は剛司が見れば
辛抱タマらなくなる程の美しさであった。 続く
780 :
新人664:
電車男DXエピソード12「陣釜美鈴の6時間」番外編その3
全身オイルマッサージの後、美鈴は桜井にネイルケァをさせていた。
「沙織、これのショックから立ち直れたかな?フォローした方が良いかな・・・」
美鈴はフルーツの皿からバナナを取り出して口に当てながら言った。
「まあ、大人だから大丈夫っしょ・・・それはさて置き、これが終ったら是非・・・」
「何か言ったか?よく聞こえなかった。」
「何でもないです・・・ショボン・・・」
その頃、ゲームを終えた沙織と剛司は仲良く入浴中だった。
「沙織さんのお家のお風呂って広くて温泉にいるみたいです。」
「いえいえw・・・あの〜剛司さん、お願いがあるんです・・・」
「はいっ?」
「・・・私も美鈴さんと同じ様にしたいんです・・・」
「へっ?」
「ダメ〜ですか?・・・」
「よよよ、喜んでぃぃぃぃぃ・・・」
(美鈴さん、私負けません!)
美鈴の心配は無用だった。 おわり