民放局テロップ徹底比較

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129昔日テレ関係にいた人
>>127 北本館じゃなくて西本館だったね。

報道のテロップ
1988年ごろ、「ライブオンネットワーク」が井田由美アナ1人から真山勇一キャスターが加わった
ときに電子化されたんだよね。

あの時入れてた機械、松下電子かどこかの文字発生器だったようだけど、搭載書体でもめたんだよね。

あの機械は写研の純正でなければ写研が許可したものでもないのに、搭載されている書体は、写研の
ナールD、石井横太ゴシック、石井横太明朝だったのよ。それこそ今のラムダのゴナEもどきの太角ゴシック
みたいなものだね。
写研はメーカーに抗議したけど、作ったものは仕方ないみたいな感じで結局写研が泣き寝入り状態だった
らしい。あれにちょっと手を加えたものが、今のビクターIWS導入前のスポーツコーダとして、日テレと
読売テレビにあったんだよね。

話それたけど、昔のその写研もどきの文字発生器、本当に写研書体を丸写しって感じだったけど、
ちょっとだけ違いはあったね。
石井横太ゴシック、あれの数字や欧文書体はちょっと小さくて変に不格好なんだけど、もどきの書体は、
数字は手動機(紙焼き)ではおなじみ、見出し数字書体の「角ゴシックタイプ」になってたし、欧文も
写研の書体番号で言うところの「102−24」を使っていたね。

TBSやNHKは写研純正書体を使っているから、そこでの角ゴシックの数字を見るとよくわかるけど
特に「半角数字」は変だよ。漢字とかより小さいくせして変に太いしね。

丸数字も、ナール以外はかなり丸が細いんだけど、変に太かったのを覚えてる。
明朝も同じように数字や欧文は見出し数字書体の「明朝タイプ」を使ってたね。
ナールだけが完全な丸写し。

最初のうちはナール(その機械的には「丸ゴシック」だったようだけど)が日テレ報道の
基本書体だったからわからなかったけど、途中からゴシックが基本書体に変更されてから、
違いがはっきりわかった。

その後、ゴナ系書体のニーズが高くなって、今度は本当に写研純正の「テロメイヤーC」を
入れたけど、文字発生器とテロメイヤーで混植していたような形跡もあって、作業していた
人はさぞ大変だったろうななんて他人事ながら同情しつつ日テレのニュースを見ていた記憶も
あるな。