>>449-450の続き。薄幸のエスメの不幸な話なんで、・・・まあ(笑)
すでに「ご主人様」はベッドで高イビキをかいて眠っていたが、
汗にまみれ、顔や胸も精液で汚されてしまっているエスメラルダは
服を着直さずに裸のまま家の横にある井戸の水を浴びる事にした。
桶に汲んだ冷たい水を、ためらう事なく頭から被る。
バシャァッ
粘液が絡み頬にへばりついていた髪はほどけて、しとやかに首元へと流れた。
エスメラルダはまた水を汲み直し、二度、三度と身体を洗い流した。その度に
きめ細かな白い肌は水を弾き、弾かれて散る水は光を反射してキラキラと輝く。
水の冷たさに緊張しているのか、少女の小ぶりな乳房の頂き、澄んだ乳首は
可愛らしくピンと立っている。
星灯りの下、物憂げにその身を清め続ける少女の姿は、幻想的なまでだった。
もしこの姿を今見ている者がいれば、その者はやはりエスメラルダを
人間とは思う事はないに違いない。それ程までに、彼女は美しかった。
儚く、限りなく繊細な月の光のように。