聖闘士星矢の女性キャラαその2

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>>449-450の続き。薄幸のエスメの不幸な話なんで、・・・まあ(笑)

すでに「ご主人様」はベッドで高イビキをかいて眠っていたが、
汗にまみれ、顔や胸も精液で汚されてしまっているエスメラルダは
服を着直さずに裸のまま家の横にある井戸の水を浴びる事にした。
桶に汲んだ冷たい水を、ためらう事なく頭から被る。
バシャァッ
粘液が絡み頬にへばりついていた髪はほどけて、しとやかに首元へと流れた。

エスメラルダはまた水を汲み直し、二度、三度と身体を洗い流した。その度に
きめ細かな白い肌は水を弾き、弾かれて散る水は光を反射してキラキラと輝く。
水の冷たさに緊張しているのか、少女の小ぶりな乳房の頂き、澄んだ乳首は
可愛らしくピンと立っている。

星灯りの下、物憂げにその身を清め続ける少女の姿は、幻想的なまでだった。
もしこの姿を今見ている者がいれば、その者はやはりエスメラルダを
人間とは思う事はないに違いない。それ程までに、彼女は美しかった。
儚く、限りなく繊細な月の光のように。
472471:2001/07/24(火) 19:23
身体にこびりついていた凌辱の証は大体洗い落としたものの、
エスメラルダの心はまだ曇り、陰がささっているままだった。

エスメラルダ(もう、あんな恥ずかしい事にも・・身体が慣れてきてる・・)
貫かれた末、はしたなく何度も絶頂に達した事への後悔。恥じらい。
なのに主からの責めをふと思い出した瞬間、顔も身体の芯もまた
熱くなって来る。それをまた恥じてしまうため、あげく頭の中は
堂々巡りを始めて混乱してしまいそうになった。
エスメラルダ(・・こんな・・)
それを抑えるため何度も何度も、冷水で自分の裸体を責める。

エスメラルダが今の「ご主人様」・・主に乙女の純潔を奪われたのは、
一年前の事になる。初潮を迎えた事を気付かれたのが始まりだった。

主「お前ももう女か・・。ヒヒ、やってもらう仕事がまた増えたのう」

すでに妻に去られていた主は、力任せにエスメラルダを床に押し倒すと、
そのまま獣のように抱いた。その時の愛なき喪失の痛みは、
深い傷として今もエスメラルダの胸に生々しく残っている。
冷やかな石畳の上に横たわったまま、静かに涙を流し続けた記憶とともに。
その次の晩も、また次の晩も力づくで犯された。その度に、泣いた。

・ ・自分が人として、女として汚されていく現実を儚んだ少女は、
一度は死ぬ事すらも考えた。だが、できなかった。
奴隷として売られてきた自分がその責任を放棄してしまえば、
家族に迷惑がかかる。それも「生」に未練を残す理由の一つではあった。
だが、何よりも・・生きて見つめ続けたい存在(ひと)がいたからだ。


・・・悪いけどまだ続けるつもり、です。描写過多の割にチープだから、
お笑いに近いかもしんないけど・・・自己満足なんで、周りは省みません(笑)
473472:2001/07/24(火) 19:37
エスメラルダの心理描写に整合ついてなかったらスマン。もう勘でやってます。

ふと、エスメラルダは夜空を見上げた。
エスメラルダ(・・・一輝)
約六年前、日本と言う国から聖闘士になるためやって来たという、
炎のように激しく、太陽のように輝くそのまなざしを持った少年・・・
一輝こそが、今エスメラルダの生を支える希望であり、全てである。

出会いは偶然、行き倒れていた一輝を見かけて介抱した事だった。
そして意識を取り戻した一輝の眼に見つめられた時、エスメラルダの胸に
淡く、だが消える事ない慕情の灯がともった。

それから後、一輝の側にいるだけで・・・いや一輝の事を想うだけで、
エスメラルダは「幸せ」の意味を知る事ができた。
それはデスクイーン島で初めて見つけた、そして今まで生きてきた中で
一番大きく大切なものだとエスメラルダは確信していた。

一輝は、傷だらけになっても弱音など絶対に口にせず、
正義を守る聖闘士となるため一所懸命生きている。
過酷な修行や運命にも屈する事なく、輝くために命を燃やしている。

そんな彼が雄々しく羽ばたく姿を、見たい。
羽ばたく瞬間を、できればその後までもずっとずっと見つめていたい。
無自覚のまま大きくなっていたその願いは、もう片方の秤に乗った
「死への逃避」に対する憧れを遥かに上回る重さだった。

・・・だからエスメラルダは、死ではなく生きる事を望んだ。
その後もずっと主から思い出すのも辛い辱めを与えられ続けているが、
それでももう天秤は揺れる事も傾く事もない。

一輝がいる限り、堪えてゆける。その事を知っているから。

エスメラルダ「・・・もう、寝なきゃ・・・」
身体のすみずみまで洗い流し、いつしか心の平穏も取り戻していた少女は、
一つ小さな息を吐いて空を見上げた。満面の星が宝石箱のようにちらばっている。
エスメラルダ(一輝が、フェニックスの聖闘士になれますように・・・)
エスメラルダは煌く星座達と女神アテナに、生まれたままの姿で
そっと真摯な祈りを捧げたのだった。