>>576さん(
>>582-584 kyupin
>>585 goblet)
【この質問に関してはkyupin先生のお答えは引用させて頂きます】
まとめとして、私の補足は最後にします。
近年の考え方は、「うつ病の人は脳内の神経伝達物質の枯渇状態があり、
そのため代償性に(脳内の伝達物質の)レセプターが増加している」と
いうもの。(ちょっと専門的ですいません)
抗うつ剤、特に3環系抗うつ剤やSSRIの投与後、すぐに効果が出ない理由
として、ダウン・レギュレーションという概念がある。
これは、SSRIなどの抗うつ剤は神経末端の神経伝達物質を増加させるが
それだけではすぐに変化が起こらず、この後、レセプターの数が減って
きて初めてうつに対する効果が出現する、というもの。
だから、似た効果をもつ抗うつ剤を合わせて服用した場合、相乗効果と
いうより、むしろ単に薬を増やした結果に等しい感じになると思う。
もともと分裂病に比べ、うつ病については多剤併用はあまり行われていない。
抗うつ剤は効果が基本的に似ているので、分裂病よりは意味が少ないから
だろう。 (kyupin)