VIRTUAL CLINIC OnlineV

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582goblet
>>575さん

私の見解としてですが、思考力の低下というのは鬱と薬剤の相互作用
の結果だと思います。鬱の方が原因としては大きいようにも思います。
副作用として言語障害はあるけれども、言葉が出ないという症状はまた
別だと思います。

ただし、抗鬱剤でも眠気や記憶障害もあります。ですから絶対にそうい
う薬剤の副作用の可能性がないとは言い切れないですね。
眠気だけで思考力は必然的に落ちますから。まして他に睡眠薬や抗不安
剤などを併用していれば、そういう副作用は増すことになります。

今、他にはどんな薬剤を併用されてますか?
結論しては薬剤投与を終了すれば元には戻るでしょう。

>>578さん

医者は上記に挙げた主症状から患者さんの訴えを聞いて、適合するものと
診断されれば、そういう病名がつくのではないでしょうか?
元々、自律神経失調症というのは曖昧な病気なんですよ。w
(でも事実として、医学的にも神経系が乱れれば身体は不調になるでしょう)

>>579さん

血液検査は定期的にした方がいいです。肝機能などの異常が認められることも
よくあって、そういう場合は薬剤投与は中止しないといけません。
抗鬱剤(3環系)やバルビツール酸系睡眠薬(べゲタミンやラボナ等)、
ベタナミン、抗精神病薬などはまめに血液検査する必要があります。
583goblet:2001/07/29(日) 23:13
>>576さん(>>582-584 kyupin >>585 goblet)

【この質問に関してはkyupin先生のお答えは引用させて頂きます】
 まとめとして、私の補足は最後にします。

近年の考え方は、「うつ病の人は脳内の神経伝達物質の枯渇状態があり、
そのため代償性に(脳内の伝達物質の)レセプターが増加している」と
いうもの。(ちょっと専門的ですいません)

抗うつ剤、特に3環系抗うつ剤やSSRIの投与後、すぐに効果が出ない理由
として、ダウン・レギュレーションという概念がある。

これは、SSRIなどの抗うつ剤は神経末端の神経伝達物質を増加させるが
それだけではすぐに変化が起こらず、この後、レセプターの数が減って
きて初めてうつに対する効果が出現する、というもの。

だから、似た効果をもつ抗うつ剤を合わせて服用した場合、相乗効果と
いうより、むしろ単に薬を増やした結果に等しい感じになると思う。

もともと分裂病に比べ、うつ病については多剤併用はあまり行われていない。
抗うつ剤は効果が基本的に似ているので、分裂病よりは意味が少ないから
だろう。 (kyupin)
584goblet:2001/07/29(日) 23:14
だからといって、2種類以上の抗うつ剤を使用するのがいけないという
わけではない。僕も2種類以上使うことがあります。

僕は少ない量をダラダラ使うのは嫌いなので、一種類の抗うつ剤をしっかり
した量使うことが多いですが。

現在発売されてないですすが、MAO阻害薬はSSRIなどと併用禁忌です。医師が
出したものならば、2種類以上処方されていたとしても大丈夫と思います。

抗うつ剤でも割に眠くなるタイプのものがあって、睡眠を改善するために夜
だけそういったタイプを併用することもある。(テトラミド、デジレルなど)

数種類併用している処方でも、明らかにおかしいような処方は案外少ないです。

脳内物質がぐちゃぐちゃに成ったなんてことはないと思います。w (kyupin)