英語の勉強の仕方・22

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1名無しさん@まとめ役
「英語の勉強の仕方」は英語にかんすることを話し合うスレッドです。
英語のことや受験勉強のことなど広く話し合うスペースです。

受験英語の勉強の仕方は、大まかに言うと
1. 文法→2.構文(文法の読解へ応用)→3.英文読解・問題演習
(平行して語彙力の強化)
というように流れていきます。
これまでは、その流れの中で勉強法を考えています。
なお、過去ログはレス2(>>2)、
このスレッドの主催者(東大生氏)の意見を読みたい人はレス3(>>3)
このスレッドでよく出される伊藤和夫先生の主要著書の情報はレス4・5(>>4-5)、
その他の著者の本はレス5・6(>>5-6)をごらんください。
2名無しさん@まとめ役:2001/07/31(火) 09:04
過去ログは以下の通りです。
英語の勉強の仕方
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=english&key=992909655
英語の勉強の仕方・21
http://saki.2ch.net/test/read.cgi?bbs=kouri&key=994294727
3名無しさん@まとめ役:2001/07/31(火) 09:05
レス3●東大生氏の意見●
このスレッドを立ち上げた「東大生」さんによるスレッド
初代・英語の勉強の仕方の1は以下のとおりです(一部加工しています)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
伊藤和夫を絶対に推します。『新・英頻』は一冊では役に立ちません。
『新・英頻』だけやってもつくのは忍耐力だけです。
なぜ文法をやるかはわかりません。

ちょっとマイナーですが研究社の『英文法のナビゲーター』(伊藤和夫著)を
『新・英頻』と一緒に使ってみてください。
『新・英頻』がどうしてあんな使い難い作りになってるかわかります。
そして文法をやるのは文法問題で点を稼ぐためではなく、文法をやるのは
英語の文章を「正確に」読むために必要不可欠だということがわかります。

『英文読解教室 改訂版』はかなり難しいと言われてますが、
この三冊(『〜ナビ』は二分冊)やっておけば結構すんなりと読めます。
単語さえわかればの話ですが・・・・・・

ちなみに『英文法のナビゲーター』は伊藤和夫の参考書の中でも群を抜いて
簡単でわかりやすい(本当です!!)ので一度やってみてください。

桐原をシコシコ解いていくよりずっと手軽に出来ます。そして効果もあがります。
そして、Z会から出てる文法書ですが・・・あれは基本的にやらない方がいいと思います。
文法問題には強くなるとは思いますが、それ以上の効果は望めません。
文法マニアになりたい人は別ですが・・・
それにあれって解いて文法事項を覚えるのに多大な時間と労力を必要とします。
そんな時間あったら他の勉強した方が良いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4名無しさん@まとめ役:2001/07/31(火) 09:05
レス4●伊藤和夫先生の特選著作(かっこ内はやるのに適した時期)●

○文法基本書(春〜夏休み=なるべく早い時期に)
☆『英文法のナビゲーター(上・下)』(研究社)
『新・英頻』の文法部分をくわしく講義した本。
分量はかなりあるが、受験英文法のスベテがつまっており、
ほかに本を必要としない完成度。ある程度文法をやっている人は
『新・英頻』で理解できないところのレファレンス用に使うのもかしこい。

○文法演習書(春〜秋=早い時期に短期間で・語法は秋以降でも)
☆ 『新・英文法頻出問題演習』(駿台文庫)
この1冊で受験文法と語法の大部分をカバーできる。
解説には英語理解のエッセンスが詰まっているものの、
解説が短く難解。かなりの学力水準が必要。直前の総整理としても向いている。
最近2分冊になったが、2つで1つの大きな体系を作っている本なので
バラバラに使うのはすすめられない。
ただし、どうしても索引が欲しい人は2分冊のほうにのみ付いている。

○読解基本書(春〜秋)
☆ 『ビジュアル英文解釈(I/II)』(駿台文庫)
高校入試レベルからはじめ、東大入試まで対応可能。
伊藤メソッドの読解の大部分をカバーしている。
量は半端ではないが、到達点が高い。

○読解演習書(夏〜冬=基本書が終わりしだい)
☆ 『テーマ別英文読解教室』(研究社)
かつて馬鹿売れした『英語長文読解教室』の実質的な改訂版。
伊藤メソッドを使って英文読解の演習をするのにもっとも適している。

○問題演習1(合ったレベルを模試に合わせてやるのがコツ)
☆ 『英語総合問題演習(入門・基礎・中級・上級篇)』(駿台文庫)
短大レベルから、難関国立レベルまで幅広くラインナップされた長文問題演習書。
現時点のレベルに合わせ問題解法から読解演習までひろく目を配った演習ができる。
○問題演習2(同上)
☆『英文和訳演習(同上)』(駿台文庫)
模擬試験の膨大な誤答例を通じ、受験で点数をとるための和訳の仕方を解説。
「採点基準」というものをはじめて明確にあわらした。和訳問題出題校受験者は必読。
※問題演習1・2のレベルは以下のとおりです。
「入門」は高校初期から短大レベル
「基礎」は中位私立レベルまで
「中級」は上位私立、中位国立まで
「上級」は最難関私立、難関国立(ようするに東大・京大)
5名無しさん@まとめ役:2001/07/31(火) 09:06
レス5
●その他のお奨め本・その1
○その他の伊藤先生お奨め著書
☆『英文解釈教室 改訂版』(研究社)
受験英語界に一大センセーションを巻き起こした代表的参考書の改訂版。
読み通すことができれば実力は受験生レベルを遥かに超えることができるほどつく。
だが、難易度も非常に高く、このスレッドでは基本的には奨めていないが
英語指導者にはぜひ読んでもらいたい。
☆『英文解釈教室 基礎編』(研究社)
短大レベルからはじめセンターレベルまで。
「改訂版」とちがい大変読みやすいが、偏差値60程度の学校なら対応可能。
☆『英文解釈教室 入門編』(研究社)
高校入試レベルからはじめられる大変やさしい伊藤メソッド入門書。
しかし、短大入試までなら対応が可能。早い時期の基礎固めにも向いている。
☆ 『「新・英頻」併用英文法問題集』(駿台文庫)
『新・英頻』の総仕上げ用に作られた。
自信のある人は、先にこちらをやって、わからない分野だけ
『ナビゲーター』『新・英頻』で固めると効率が上がる。
☆ 『ルールとパターンの英文解釈』(旺文社)
伊藤メソッドの核となる「予想とその修正」を中心にルール化した本。
伊藤先生の読解にしては大変わかりやすい。
英語指導者は指導の大きな武器にできるのでお奨め。
この本も手に入れにくくなっています。見つけたらそくゲットです。
○伊藤メソッドを知るための本
☆『伊藤和夫の英語学習法』(駿台文庫)受験生向き
☆『予備校の英語』(研究社)指導者向き

○英作文
☆『シンプル・クッキング英作文』(大田博司著・研究社)
日本語を英語にどう料理すればいいか、その方法論がわかりやすく展開されている。
☆ 『英作文実践講義 改訂版』(富岡龍明著・研究社)
添削形式で英作文の講義が展開されている。
解説は高度ながら、伊藤メソッド、および上記の本を先に読んでいると、
習得はさほど難しくはない。
※ 研究社にはこの他にも英作文の良書が多いので、探す価値あり。
Z会の『英作文のトレーニング』の2冊もすぐれている。

○総合英語(高1から副教材として)
☆ 『フォレスト総合英語』(桐原書店)
古くさい学校英語を使いがちな「総合英語」の分野に、はじめて
予備校的な方法論を導入した本。高1から使える。

○文法レファレンス(調べる用)
☆ 『ロイヤル英文法 改訂版』(旺文社)
レファレンス用の文法書としては☆『英文法解説』(金子書房)とともに
代表的な本。かゆいところに手が届く解説。
個人的には『英文法解説』のほうが好きだが、受験生には「ロイヤル」か。
6名無しさん@まとめ役:2001/07/31(火) 09:07
レス6 ●その他の著者によるお奨め本・その2
○やさしい伊藤メソッド
☆ 『福崎の英文読解頻出問題』☆『福崎の英文法・語法頻出問題』(福崎伍郎著・学研)
ともに、伊藤先生の『英語総合問題演習』や『新・英頻』が内容がつまりすぎている、
あるいはトレンディなつくりではない、と不満な向きへの緊急避難用。網羅性は落ちる。
☆ 『新・英文法で大切なこと』(里中哲彦著・研究社)
『ナビゲーター』に挫折した人の緊急避難用の1冊。網羅性も高い。
☆ 『山口英文法講義の実況中継 改訂版(上・下・問題集)』(山口俊治著・語学春秋社)
『ナビゲーター』に挫折した人で、問題を解くより解説を読むほうが好き人向き。
問題集までこなしてもたしょうアナがある。
☆ 『英文読解入門 基本はここだ!』(西きょうじ著・代ゼミライブラリー)
☆『ポレポレ英文読解 プロセス50』(同上)
伊藤メソッドの入門書として2冊ともすぐれている。
文法分野はひととおり終わり「何もしてこなかったが、何をしていいかわからない」
という人でも使える。中位程度の大学ならじゅうぶん対応できる。
☆『コンプリート英語構文』(山口俊治著・桐原書店)
『英文解釈教室』とほぼ同じ内容がも盛り込まれていて、偏差値70以上をねらえる。
大変わかりやすいが、相当厚いために、本の実力の割に使われていない。

○その他の本
☆『語法・構文完璧演習』『整序問題完璧演習(上・下)』(研究社)
早慶上智など難関私立の文法・語法問題の応用問題形式に対応できる数少ない本。

☆ 『会話長文のナビゲーター』『口語表現で大切なこと』(研究社)
前者は代ゼミ・安武内ひろし著、後者は河合塾・里中哲彦著。
会話問題の大部分がたんなる「会話形式になった長文問題」であり
基本的には長文問題が解ければ解けるので、これくらいやっておけば対応可能。
☆『基礎からよくわかる英文法』『同問題集』(綿貫陽著・旺文社)
基本的に綿貫先生の本はすべて推薦できる水準にある。
本書は文法がまだ固まっていない人にはたいへんお奨め。
☆ 『シリウス 精選英文法語法問題』(同上)
基本レベルの薄青と、入試レベルの黄色がある。受験生は黄色を。
『新・英頻』がしんどい私立志望の現役生にはとくにお奨め。難関校まで対応可。
(どうしても満点が狙いたい人はZ会の『英文法・語法のトレーニング』「戦略編」+「演習編」か)
☆ 『英語長文問題の解き方』(同上)
骨のある読解問題演習書。難関私大志望で予備校に行っていない現役生向き。
7名無しさん@まとめ役:2001/07/31(火) 09:08
251 名前:いいめえる 投稿日:2001/07/10(火) 09:21
● 受験生の夏休みの過ごし方●

夏休みの過ごし方をまとめると言っておきながら、忘れておりました。
以下にまとめさせていだたきます。

◎ 朝型学習に変えよう。
入試が始まるのは9時が中心です。
人間の頭が活動するには起きてから3時間が必要とされています。
入試をにらむと6時起きが理想と考えられます。
しかし、直前期に慌てて朝型に変えてもうまくいきません。
早い段階で朝型学習を身につけようにしてください。
夏休みでも、少なくとも8時には起床するようにしましょう。

◎ 最初に英語をやろう
なぜか、入試の最初は英語という学校が多いようです。
今のうちから「朝は英語」のスタイルになれておきましょう。

◎ 夏期講習はとりすぎないようにしよう
講習は必ずしもとる必要はありませんが、メリハリ作りには役に立ちます。
しかし、1科目に1つか2つが限度でしょう。
英語中心の人もせいぜい3つくらいが限界かもしれません。

◎ 講習や補習は予習を中心にしよう
講習や補習は予習を完璧にし、授業で復習を完了させてください。
授業中に分からない単語があるようでは×。

◎ 読解演習をやろう
文法で手間取っている人も、そろそろ読解の勉強にはいってください。
偏差値を上げるためには読解の勉強が一番効果的なのです。
もちろん構文→読解の順番にやるのが基本です。

◎ 過去問をやろう
まだ自信がない人も、いや自信がない人ほど、志望校の過去問研究をやりましょう。
時間はいくらかかってもかまわないので、解き終わるまでやり
終わったら、辞書と文法書を片手に復習をじっくりとやります。
それだけで、志望校の入試傾向が分かり、
今後の勉強の取り組み方が自ずと明確になります。5年分以上やってください。

◎ 文法・語法は後回し
文法・語法は時間がなければ後回しになっても構いません。
秋以降でもじゅうぶんに間に合います。
それより、今は偏差値を上げることが最も大切なので
読解力の養成を中心に組み立てるようにしてください。

※本当にこれでしばらく来られません。
いろいろとコメントをお寄せいただきありがとうございました。
暑い日が続きますが、受験生の方がんばってください。またお会いしましょう。